洋菓子店コアンドル
 (10・日本)
 
(-""-)
(監・脚)深川栄洋 (脚)いながききよたか 前田こうこ
(主)蒼井優 戸田恵子 江口洋介 江口のりこ 尾上寛之 粟田麗 山口朋華 ネイサン・バーグイアン・ムーア 
   加賀まりこ 嶋田久作 佐々木すみ江
 
ひたすらフツーな話だったな。昔から使い古された展開と言うか。
それでも主人公に魅力があればまだ楽しめたとは思うけど、ヒロインなつめのうるさくて自分本位な態度に何度も引いたし、
蒼井優ちゃんは好きなんだけど、このヒロインはもういいや・・って感じで。
(以前見た本屋を舞台にした某連続ドラマのヒロインを思い出したよ。本屋に興味あって見たけど、お話はまあ良かったとして、
ヒロインがやたら自己中でウザったくてたまらんかった・・AKBか何かの子が演ってたけど、これってファンとしてはOKだったの?汗)
加賀まりこ演じる常連さんが外見からしていかにも〜・・と思ってたら、元舞台女優さんだそうで、なるほどね〜・・とは思えど、
ウエメセ過ぎて、スイーツ評論家に転職したと言われた方がもっとなるほど〜と思ったかも。(爆)
出てくるケーキはおいしそうだったし、ケーキで人が幸せになってほしいと言う気持ちは伝わったけども。  【TV】

八日目
LE HUITIEME JOUR (96・ベルギー=仏)
 
 
(監・脚)ジャコ・ヴァン・ドルマル
(主)ダニエル・オートゥイユ パスカル・デュケンヌ ミュウ=ミュウ アンリ・ガルサン イザベル・サドヤン ミシェル・メエ
 
冒頭など、カラフルでファンタジックな場面は結構良かったけど、
クライマックスの、施設の皆が暴走する所では、ちょっと近視眼的になり過ぎた感があって、気持ち的に付いていけない部分も。
DVDが途中で何度も止まって(レンタル屋の不備)スキップしてしまった部分もあって、
なんだか知らぬ間にアリーはベンチに置いてけぼり・・
うーん・・その間にジョルジュは何をどう決心してあんな最期になってしまったんだろう?
でも、何にしても、あの最期は悲し過ぎるんじゃ?
八日目には”友達”を作ったのかと思った。けど、作られたのはジョルジュ・・と言っていた。
彼の存在に意味ありと語るのはアリーだから、そう限定したのかな?
もしジョルジュが語ったとしたら、それはアリーだったかもしれないよね? 【DVD】

容疑者
CITY BY THE SEA (02・米)
(監・脚)マイケル・ケイトン・ジョーンズ
(主)ロバート・デ・ニーロ フランシス・マクドーマンド ジェームズ・フランコ
前半、父親が誘拐殺人犯、そして子供には殺人の容疑がかかっている・・と言う主人公の置かれた状況、そして恋人(マクドーマンド)との
関係がしっかりと丁寧に描かれていてとても良かった。でも、クライマックスになると、あれよあれよなお決まりな展開で、しかも恋人や
別れた奥さん達に一切触れず、男三世代だけの話としてそそくさと終わらせてしまったのには、やや方手落ちな余韻が残った。
実話を元にしてるらしいので、触れられない部分もあるのかもしれないけど、あれだけ丁寧に描いていた前半を少しでもフォローする
エピソードが欲しかったな。でも全体的には良い印象の作品でした。【DVD】

ヨーロッパ
EUROPA (91・デンマーク=仏=独=スウェーデン)
(監・脚)ラース・フォン・トリアー (脚)ニールス・ベアセル
(主)ジャン・マルク・バール バーバラ・スコーバ ウド・キアー エルンスト・フーゴ・イエアゴー エーリク・メアク
戦争の傷跡を残すドイツに1人迷い込んだアメリカ青年・・いや、本当は父の祖国復興の為、すすんで来た訳だけど、
最初のナレーションで、もう既に迷い込んだとしか言いようのない不安にどっぷり浸かってしまった様に見えて。
まるでコラージュを楽しんでるかの様な映像と、催眠術の様なナレーションがいつまでも忘れられない作品。
お話は淡々としてるし、暗い所は見づらい所もあるんだけど、このダークな空間の心地よさ?は病み付きになりそう・・;
「ドッグヴィル」で惚れてしまったラース作品だけど、特にこう言う静かで重いトーンの作品に非常に魅力を感じる。【DVD】

夜風の匂い
LE VENT DE LA NUIT (99・仏)
(監・脚)フィリップ・ガレル
(主)カトリーヌ・ドヌーヴ ダニエル・デュヴァル グザヴィエ・ボヴォア
なんだかメランコリ〜な作品でした。何なんでしょう、愛する事って孤独を確認する事でしかないの?
愛も生も、どうせなくなる物でしかないの?いや、そんな事はない、と言いつつも肯いてしまう私・・・
視点がいつの間にかドヌーヴからデュヴァルに変わってるこの作品、監督はすごいお方らしいけど、
ちょっとばっかり独りよがりな感じがしないでもない。通には解るのか?(爆)赤いポルシェが印象的。【シネサロン・パヴェリエ】

善き人のためのソナタ
DAS LEBEN DER ANDEREN / THE LIVES OF OTHERS (06・独)
 
 
(監・脚)フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
(主)ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック セバスチャン・コッホ ウルリッヒ・トゥクール トマス・ティーマ ハンス=ウーヴェ・バウアー
 
いきなり最後の話になるけど、彼の事がばれるんじゃないかとヒヤヒヤ・・していたので、
あの終わり方は良かったです。救われた気がした。
それにしても、ベルリンの壁・・とか、自分にはつい先日の事の様。
当時は、それこそ子育てとかで社会がどんな風に動いているのか、いや、それ以前に、
世界の色んな国々はどんな風になっているのか考える余裕もなかった気がする。今、改めて、しみじみと考える。
とは言え、そんな社会的な流れの中のサスペンス部分よりも、この物語で一番心に刺さったのは、芸術と言うものについて。
なんて国!って思いつつも、そんな抑圧された世界だったからこそ生まれた、そして育まれていた芸術。
芸術とは、いつの世も、叫びから生まれるのだなぁ、と言う・・この舞台だけの事でもない皮肉。
あ、肉と言えば・・巨乳の娼婦とのシーンにはちょっとびっくり。
でも、あのシーンは、彼の孤独感がひしひし伝わって来て寂しいシーンだったわ。 【BS】
 

欲望のあいまいな対象
CET OBSCUR OBJET DU DESIR / THAT OBSCURE OBJECT OF DESIRE (77・仏=スペイン)
(監・脚)ルイス・ブニュエル ジャン=クロード・カリエール (原作)ピエール・ルイス
(主)フェルナンド・レイ キャロル・ブーケ アンヘラ・モリーナ
P・ルイスの小説『女とあやつり人形』の五度目の映画化・・との事。勿論、原作未読ですが。(^^;
散らかされた部屋〜爆発〜女への暴力的別れ??・・を経て、主人公の老(一応紳士?)が見知らぬ乗客にその恋の顛末を語る・・
と言う導入部がとてもスムーズで、自分も乗客の一員になったかの様にワクワク興味をそそられる。
それから先は、紳士を振り回してしまうヒロインに、同じ女として、ちと可哀想・・でも解るわ〜・・いいんじゃないの?な展開・・で始終苦笑い。
シリアスなのかコメディなのか、その絶妙な紙一重感はブニュエルならでは・・?!(笑)
ハエやネズミ捕り、ブタちゃんなどの動物や、ちょっとしたアイテム・・ガードルとか(爆)がまた妙に可笑しかったりも。
1人のヒロインをブーケとモリーナが二人で演じているが、清楚なブーケ(色で例えるなら青)と、情熱的なモリーナ(色なら赤)が
対照的であったとしても、実際、女性の中にはいつもこんな二人が存在するのだと思う。【ビデオ】

欲望の翼
DAYS OF BEING WIND (90・香港)
(監・脚)ウォン・カーウァイ (撮影)クリストファー・ドイル
(主)レスリー・チャン マギー・チャン カリーナ・ラウ アンディ・ラウ ジャッキー・チュン トニー・レオン
「2046」にハマったので、未見だった本作もずっと楽しみにしてて、約1ヵ月後やっと鑑賞。(だってビデオいつも貸し出し中でさぁ〜)
実は間で「天使の涙」も見たんだけど、これは「恋する惑星」同様、ちょっと私にはダメだったので;;一抹の不安はあったんだけど
本作は良かったです〜。と言うか、好き嫌いが真っ二つに分かれるカーウァイ作品の中では好きな側で嬉しかったです。
相変わらずのキザで酔ったセリフまわし全開なんだけど(笑)それも、うまくキャラと同化するとなかなか面白いムードを醸し出すのよね。
こう言うのって、キザ&ダメ男のオーラ加減も重要だと思うし、特に好みでもないレスリーだったけど(笑)適役で良かったです。
ちょっと秋吉久美子♪な雰囲気をしょってたマギーのどんよりした虚しさは、思い出すだけで鳥肌立つほどサビシー・・!し、(涙)
一見陽気なミミ(カリーナ)も、なんだか可哀想だったなぁ・・一生飛んでな!マザコンめ〜!と強がって
どさくさ紛れに何でも言いたくもなるが(笑)受け入れられない恋をしてしまう女はみんな同じだよね・・淋しいよ・・ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ
スー(マギー)と警官のツーショットも印象的。いえ、彼のズボンが半パンでびみょ〜だったなぁ・・ってコトだけでなく。(爆)
一分が一時間に、一時間が一日に・・同じ時を一緒に生きていけるカタワレ、片翼・・欲しいよね。(-.-)ふ 【ビデオ】

予言
 (04・日本)
(監)鶴田法男 (脚)鶴田法男 高木登 (原作)つのだじろう
(主)三上博史  酒井法子 小野真弓  山本圭 吉行和子  掘北真希
お馴染み、つのだじろうの「恐怖新聞」が元。と言っても、私は大昔にちょっと立ち読みした程度。なので、原作の詳細は
知らないので先入観もなく、結構楽しめました。と言うか、こっちは割合肉体的に残酷なシーンがあるんだけどね・・
1回だけ、とあるシーンでウワッ!っと声をあげてしまった!( ̄∇ ̄;)
娘なんて、「次のシーンは怖そう」って思ったらしく、そこは下向いて見てない・・だめじゃん見ないと〜(笑)
・・だけど、この作品は結局はホラーをベースにした愛の物語・・かな。ちょっと皮肉だけどね・・。
ラブシーンは長すぎたけど(オラオラ(▼O▼メ))自分との葛藤や、家族への思い・・はよく伝わってきたし、
クライマックスのこれでもか!な猛スピードにも釘付け。ここでしっかり目が覚めた、って寝てないけど。ゞ( ̄∇ ̄;)
それにしても三上博史!そういえば、その昔、結構ファンだった事を思い出した。(忘れとったんかいっ;)
ユルい笑顔を売りにするメジャーなイケメン俳優とは一味違う、あの”硬派”な雰囲気がかなり好み。
この作品では、殆ど情けなかったりするんだけど(目〜むくし・笑)久々彼をスクリーンで見れて嬉しかったなぁー。
(余談だけど、彼のヘドウィグも見てみたかった。「プリシラ」の女装ガイ様みたいな感じかな?^_^;)
娘の感想:残酷で恐かった。自分もいつ死ぬかワカラン・・って本気で思った。ヨチヨチ( *´д)/(´д`、)アゥゥ
≪同時上映「感染」は「か」へ≫ 【天神東宝】

預言者
UN PROPHETE (09・仏)
 
(監・脚)ジャック・オーディアール (脚)アブデル・ラウフ・ダブリ トーマス・ビデガン
(主)タハール・ラヒム ニエル・アレストリュプ アデル・バンシェリフ ヒシャーム・ヤクビ
 
傷害罪で刑務所に送られたアラブ系の青年マリク。
彼は、そこで勢力を持つコルシカ・マフィアのボスに目をつけられ、敵対する相手への殺しを強要される。

これ、予告編見てなんとなく惹かれたので観に行ったけど、「リード・マイ・リップス」の監督さんのだったのね。懐かしいなぁ。
あれはヒロインがどうしてもあ○竹城にしか見えなくてノレなかったけど(笑)雰囲気は良かったと言う記憶が。
で、本作・・これもとっても好きなトーンで面白かったです。ヘタに女が絡んでないのも良かった。(笑)
「おかま映画にハズれなし」とは、私よく言ってるけど、「ムショ映画にもハズれなし」かも。
あ、時間的にちょっと長くて途中ダレた感じも少しはあったけど、
悪初心者な若者の刑務所での生き残り術がなんともスリリングで・・あの口に含んだ****・・痛そうだったなあ・・リアル過ぎる。
そして時折、彼の純粋な気持ちがこぼれる所なんかが胸にぐっときたり。
初めての飛行機にわくわくするのとか、とっても普通の青年・・と言うより少年ぽくて可愛かったし可哀想な感じもしたわ。
乗る前のチェックで、思わず(いつもの監獄での様に)舌を出したのには笑ってしまったけど。
そんな、シビア過ぎる成長を余儀なくされた、この主演のカレ(タハール・ラヒム)とっても良かったです。
あの幽霊だか幻覚だか彼自身だかの挿入も面白かった。
そして、この彼と対照をなすコルシカの親分(ニエル・アレストリュプ)は、すごい存在感。
彼、仏映画ではたまに見かけて目を引く役者さんだけど、今回はいつにも増して怪しくてナイス。(笑)
なんかね〜・・いつブチキレるかワカラン空気感がなんとも・・そして、
そうは思いながらも、アンタいつか裏切られるぞ絶対・・な危うさもあって目が離せないキャラ。
そうそう、こんな因縁は刑務所の中だけでケリをつけられる話じゃないよね?
・・って漠然と思ってたら、やっぱり出所してからもずっと繋がってるみたいで・・
まあ、当たり前なんだろうけど、いったん関わったらクモの糸みたいに色んな所で絡んでくるんだなぁ
・・って恐ろしくなったよ。犯罪者だけでなく、看守や弁護士だって同じ穴のムジナだったりするし。
今、ふと昔見た邦画「刑務所の中」思い出した。アレが癒し映画に思える・・(笑)
そして、ストレートなバイオレンスぶりとアクションが強調された作品が多いアメリカの刑務所モノと比べると、
こちらはかなり内向きで不穏な心理状態がじわじわと伝わって来る、って感じ。
何にしても、ムショ物がお好きな方にはオススメ。
これ、パンフが欲しかったんだけど、発売されてないみたいだったよ??
ああ、そう言う扱いですか〜〜〜いつぞやの「旅するジーンズ・・」の時みたいに〜〜〜(-.-)
面白い作品の時にそれヤられるとガッカリするわ。それとも、一度映画祭で上映されたらしいし、その関係で?(-.-)(-.-)ふ
<でも、こちらでは初だし・・新作扱いでUPしますよ〜。(-.-)(-.-)(-.-)>
【追記】後で知ったけど(音楽ウトい人なんで;;)使用曲「マック・ザ・ナイフ〜三文オペラ」の内容は、
例の口に含んだ・・にアテてるらしいね。イキと言うか・・主人公の生き様そのままの素晴らしい演出。
映画って、そんな細かい事とか知ると更に面白くなるよね。再見したくなっちゃったよ。 【KBCシネマ】

予告された殺人の記録
CRONACA DI UNA MORTE ANNUNCIATA (87・伊=仏)
(監)フランチェスコ・ロージ
(主)ジャン・マリア・ヴォロンテ ルパート・エヴェレット オルネラ・ムーティ アンソニー・ドロン
ガブリエル・ガルシア・マルケスの同名小説の映画化。
正当性を掲げ、妹の復讐に燃える双子。(でも女遊びのお土産に苦しんでるし)”その時”が来るのを半信半疑、面白半分に受け止め、
ただ傍観する人々。(聞いているのにね)周囲のやり方に納得出来ず、富豪のバヤルドとの結婚を渋るアンヘラ。(好きといえなくて)
素直に身を任せたアンヘラへのバヤルドのひどい仕打ち。(今なら考えられない?愛しているのに)友達を心配し、探し回るベドヤ。
(サンティアゴとは同類ではないの?)サンティアゴが殺された理由は明らかでも、どうしてそうされなければならないのか納得がいかないのは
世間のしきたりや固定観念にはなから反発してるせいかしらん?単にそれが本当かウソか、ではなく。それによって離縁させられたアンヘラの
サンティアゴへの気持ちなどは全く明らかでないが、何年も苦しみ続けたのは、その代償でもあったのかな。しきたりでなく心の問題だよね?
ちょっとした事に大袈裟に反応する気質にはいささかビックリしたが、静かな水辺のシーンなどは美しく、その世界に浸れた。【ビデオ】

汚れた血
MAUVAIS SANG (86・仏)
(監)レオス・カラックス
(主)ドニ・ラヴァン ジュリエット・ビノシュ ミシェル・ピコリ ジュリー・デルピー
初めて見たカラックス作品「ボーイ・ミーツ・ガール」程の衝撃はなく、設定も、さほど私の好みではなかったが、やはり彼独特のセリフなどには
目が離せない。「君とすれ違う事は、世界とすれ違う事だ」(だよね?)ほえー!と思わずうなってしまうわよ。(笑)
そして今回はカラー!そのヴィヴィッドな美しさに釘付け!色彩センスも抜群じゃないですか!元々あまり好きじゃなかったけど、ビノシュの
瑞々しくて可愛らしい事にもびっくり!お人形さんみたい。(まるで水野真紀ちゃん・笑)ラヴァンの跳躍?も印象的。【ビデオ】

汚れた天使たち
FIVE CORNERS (88・米=英)
 
(監・製作)トニー・ビル (脚)ジョン・パトリック・シャンリー (製作)フォレスト・マーレイ
(主)ジョディ・フォスター ジョン・タトゥーロ ティム・ロビンス トッド・グラフ エリザベス・ベリッジ エリック・ラ・サール 
   カール・カポトート ピエール・エプスタイン 
 
64年のブロンクス。ペットショップで働くリンダは、かつて自分を襲ったハインツが刑務所から出て来た事を知り、
その時に自分を助けてくれたハリーの元へと急ぐ。

「汚れた天使たち」はDVDタイトルで、最初は「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」だったみたい。
でも日本未公開だから、最初のタイトルはVHS用だったと思われる。
さあ、皆さまご一緒に〜・・・・・ころころタイトル変えるんじゃないっっっ。(`ロ´) ・・・・・ありがとうございました。(≧∇≦)
そして、いかにもリンダ役のジョディ・フォスター主演!・・てな感じでレンタル屋で「借りてオーラ」出してたけど
実際は、「本日のキケンなヤツ」→タトゥーロ!( ̄□ ̄; ・・が面白い作品でした。
タトゥーロ、昔からこんな役やってたんだ〜。一途さとキケンさの混じり具合が絶妙。
長身ロビンスも、このタトゥーロの前では少し霞んだかな。(長身関係ない?)
と言うか、ロビンス若っ・・と思いつつ、でも昔からこんな顔やったんやね〜(どう言う意味)と少々ウケちゃって。(≧∇≦)
自分なりの正義や理想を貫こうとするハリーはなんだか極端に見えなくもなかったけど、
黒人差別絡みな暴力の多い時代で、そう言う若者は多かったのかな。
それ関係なく、白人同士の事件のが頻発してる気はするけど。
今の自分だとついおかん目線になってしまって、リンダを挟んでのハリーとハインツ其々の母親にも注目;;
この3人とは直接関係のない青年とビチ子らのEVシーン・・楽しそう〜・・とは思ったけど、長過ぎ。
と言うか、こいつらの出番自体が長過ぎ。しかもあんまり可愛くないし。(笑)
んで、幼稚な悪戯だけじゃない所がまたね・・。それがハインツの最期にも関わるとかなんか後味悪い。
「この辺にはインディアンが住んでいるのか?」・・ってのは差別意識が蔓延し過ぎたジョークなの?
ハリーを逆差別してた黒人が彼を訪ねて来たり、残されたペンギンの愛らしい様子で終わったのはまあ良かったけど、
ハインツだけ闇抱えたままで・・なんだかちゃんと解決してない様な・・一方で可哀想な気もしたし・・
もう一匹のペンギンちゃんもね〜(←ハインツのせいだけど;;)
そう言えば、リンダの元カレのその後は?
何だか色々と残念感漂う人だったけど、リンダを想っての一生懸命さは伝わって来たわ。
ハインツもリンダを想って一生懸命だったけど。( ̄∇ ̄;
(元カレ、存在薄くて忘れそうなのでブログに使う画像は彼が写ってるやつにしたよ・・笑)  【DVD】

酔っぱらった馬の時間
UN TEMPS POUR L'IVRESSE DES CHEVAX/A TIME FOR DRUNKEN HORSES (00・イラン)
(監・脚・製作)バフマン・ゴバディ
(主)アヨブ・アハマディ アーマネ・エクティアルディニ マディ・エクティアルディニ ロジーン・ユネシ
イラン・イラク国境の山岳地帯に住む、両親を亡くした5人兄弟の様子を描いてるんだけど・・たまらないです・・。
必死に職を得ようとする子供、荷台の上で歌う歌の内容・・広大な土地は、地雷で埋め尽くされているだけ・・。
貧しければ、親は命がけで働き、子供は子供らしい時期を過ごす事すら許されない・・そしてそれを、ただ真っ直ぐに受け止めている子供達・・。
自分の事以上に周りを気遣いながら一生懸命に。
雪の中、身障者の兄をおぶいながら、「好きだよ、マディ」と彼にキスをするアヨブの姿が忘れられない・・!
『この作品のクルド人達は、想像でなく現実の彼ら』と言う監督の言葉もとても重い。 【シネサロン・パヴェリア】

世にも怪奇な物語
HISTOIRES EXTRAORDINAIRES (67・仏)
(原)エドガー・アラン・ポー
第1話(監・脚)ロジェ・ヴァディム (脚)ダニエル・ブーランジェ  第2話(監)ルイ・マル
第3話(監・脚)フェデリコ・フェリーニ (脚)ベルナルディーノ・ザッポーニ
(主)第1話:ジェーン・フォンダ ピーター・フォンダ  第2話:アラン・ドロン ブリジッド・バルドー  第3話:テレンス・スタンプ 
これは何と言っても第3話「悪魔の首飾り」がイイ・・!是非真夜中に1人で見ましょう。堕ちて行くテレンスも良かったなぁ。( ̄∇ ̄;)
第1話はちょっと悲しかったな・・。第2話はバルドーの存在感が印象的。ちょっとゼタ・ジョーンズに似てない?(笑)【TV】

世にも奇妙な物語
(監)落合正幸/鈴木雅之/星譲/小椋久雄
(主)タモリ 矢田亜希子 奥菜恵 稲森いづみ 他
TVシリーズは大好きなんです。たいてい毎回見てます。でも、これ・・映画でなくてもOKでは?映像なんかは凝ってても、
やっぱりお話に突拍子もない恐さが欲しかったよ。第一話だけは、割合好きかな。あの雪の中・・ちょっと恐かったから。【天神東宝】

4人の食卓
THE UNINVITED (03・韓国)
(監・脚)イ・スヨン
(主)チョン・ジヒョン パク・シニャン ユ・ソン チョン・ウク キム・ヨジン
うわあ〜!この最初の地下鉄のエピソード、イイ〜!これは怖いワ。( ̄∇ ̄;)
普通とはちょっとズレた怖さ。特に子持ちの方なら、きっと何らかの恐怖を感じるはず!
そんな手応えを感じ過ぎたせいか、そこから少しずつ掘り起こされる恐怖はちょっと空回り。ジョンウォン(シニャン)の過去が
ヨン(ジヒョン)によって明らかにされる様も簡単に行き過ぎて、あまり重みがない。とても悲しい過去なんだけど、直接の彼の事よりも
周囲の子供の話のが印象的で。それに展開がまどろっこしい。ただでさえ、暗ぁ〜いヨンが立ってるだけでうっとおしいのに。(笑)
シロは白、クロは黒とハッキリせんかい!と、中盤、ちょっと短気な自分が出て反省。( ̄∇ ̄;)
【以下ネタバレ!・・あるいはマトハズレ!な単なる私の推理です】
思い出せない過去は、思い出したくない過去。生き続ける為に自分で消した過去。
世間一般の標準的な幸せを手に入れる為に、自分を肯定する為に、抹殺したもう1人の自分。
自分を信じられずに人を信じる事なんて出来ないのだろう。たとえそれが嘘の自分であったとしても。
信じる者は救われる?でも、信じる事はそれはそれは難しく、少しの疑惑は自分にヒビを入れていく。
耳を澄ましてみれば、普通の幸せの崩壊する音なんて簡単に聞く事が出来るのかもしれない。
・・そう。”知ってしまった過去の事実”で終わりではない。本当に隠れていたのは更にその奥。
それは、”良心の呵責や後悔”などではなく、無意識に”そう願っていた”と言う事実だったのでは?
だから彼は今の生活を選んだのでは?だからヨンは死を選んだのでは?降水を信じて傘を持つ様に。
心の奥に潜んでいた醜い自分・・それがあたかも”真実ではない”事の証明となる様に。
あの地下鉄の少女の事件に、言いようのない恐怖を与えられたのもそのせいかもしれない。
そして、食卓に現れる彼女達・・これは、ジョンウォンの家庭の未来を暗示してないとも言えないよね?
選ばずとも、一度は”ヨンと言う現実”を受け入れてしまったんだもの・・。そこから先は、やはりいつ崩れ落ちても不思議ではない未来・・。
これ、絶対一般ウケしない作品だろうね。ジヒョンが出てるから話題にはなってるけど。でも、こんな深層心理世界って、
自由勝手に推理出来る所なんかは結構私好み♪なので、もう少しテンポ良く、心を捕らえて離さない恐怖展開があれば、
間違いなく「お気に入り」に入ってたのにな〜!勿体無い!今後の期待を込めて、☆一個追加〜♪(笑)【KBCシネマ】

夜になるまえに
BEFORE NIGHT FALLS (00・米)
(監)ジュリアン・シュナーベル
(主)ハビエル・バルデム オリヴィエ・マルティネス アンドレア・ディ・ステファノ ジョニー・デップ
あまり実感出来ない「亡命」。のほほんと生きている自分が小さく見える。本の方はかなりハードで挫折。
女装デップ・・うーん・・ショーン・ペンも全く分からず・・うーん・・色んな意味で再見を要す。(@_@)【シネテリエ天神】

夜のピクニック
 (06・日本)
 
 
(監・脚)長澤雅彦 (脚)三澤慶子 (原作)恩田陸
(主)多部未華子 石田卓也 郭智博 西原亜希 貫地谷しほり 松田まどか 柄本佑 高部あい 加藤ローサ 南果歩 田山涼成
 
第二回本屋大賞を受賞した恩田陸の同名小説の映画化。
高校の伝統行事、夜を徹して歩き続ける”歩行祭”に参加したタカコは、ある思いを胸に抱いていた。
それは同じクラスの西脇君と言葉を交わす事・・。
BSでやってたので・・&、恩田作品にも興味があったし、で鑑賞。
学校の伝統行事での出来事・・と言うのも個人的に興味をひかれた。と言っても、伝統行事に興味があるんじゃなくて、
日ごろどーでもいいと思ってる様な事、そんな事でも人生の一部、そしてそんな日常を切り取る・・みたいな、そう言うのがいい。
でもね、この夜を徹して歩く・・って行事、いいじゃん!私は参加してみたいなぁ〜楽しそう〜。途中のトイレが心配だけど〜。
・・主人公に関する色々なわだかまりの顛末・・に関しては【ネタバレあり!】にて。
なんか、変なアニメとか、ウザいキャラ(音楽少年は割と好きだった←1番ウザいキャラ?笑)とか、
いらん描写等もあったけど、同じクラスでの仲良し、と、クラス違ってもホントに仲のいい友達、を描いてるのが、
あぁ、そうなんだよね〜、そういう付き合いあるよね〜普通あまり描かれない女の子のお友達事情解ってるね〜
・・とか思って面白かったし、単なる気軽な恋愛モノでなく、思春期の主人公のとある心の物語だったのも良かったし、
好感の持てる作品でした。ゴールはいつでも、新たなスタートだよね。
多部未華子は相変わらず特異な輝き(笑)を持ってて良かった。大勢女の子がいても、「あ!」って、つい目を引いてしまうもんね。
石田卓也も好青年だったね。若いのにこの妙に落ち着いてる雰囲気と安心感って何?(笑)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
多分、これ、タカコと西脇君の関係はミスリード狙って展開してるんじゃなかろーか?
・・と思ったんだけど、ほれ、最近私、変な才能(ババアの勘?・・爆)発揮してるじゃない?
なので、二人の関係は、あのお葬式の時にもうピンと来ちゃってね。
絶対そうだと思ってたので、そんな目でずっと2人を追っててね・・なので、その後には何の驚きもなかったです。
でもそれが逆に良かったかも。落ち着いた気持ちで、素直に2人に、良かったね・・って思えたから。
誰と誰がカップルになるか、って点では、タカコの一番仲のいい友達が一番宙ぶらりんみたいで気になったわ。 【BS】

夜をみつめて
NIGHT WATCH (73・英)
(監)ブライアン・G・ハットン
(主)エリザベス・テイラー ローレンス・ハーヴェイ ビリー・ホワイト
不眠症の主人公が目撃した男の死体・・・しかし警察に知らせると、それはどこにも見当たらない・・・
例の如く大昔に見て、結構恐かった一作。夜中に一人では無理かも・・・;;  【TV】

弱虫ペダル
 (20・日本)
 
 
(監・脚)三木康一郎 (脚)板谷里乃 (原作)渡辺航
(主)永瀬廉 伊藤健太郎 橋本環奈 坂東龍汰 柳俊太郎 菅原建 井上瑞稀 竜星涼 皆川猿時
 
長年オタ活で自宅のある千葉から秋葉原まで当然の様にママチャリで通い続けていた小野田坂道。
入学した総北高校でももちろんアニメ研究部に入るつもりでいたのだが・・

原作漫画とか全然知らないんだけど、以前、ゆづが(画だけで)主人公達と共演した事があって、
(正確に言うと、作者様がゆづを自転車の選手(仲間)に見立てて主人公達と一緒に走ってる絵を描いて下さった、かな。)
たまたまTVで放映してたので見ました。
物語の流れに何か奇抜な事があるとかではなかったけど、高校生達の一生懸命さがとても気持ち良かった。
人との出会いって、それが運命かそうでもないかは自分次第なのかも。
閉じた世界で自分の価値観だけでいると、自分の資質や思いがけない才能に気づかない事もあるし、
色んな視点の色んな見方がある事を知るだけでも世界が広がる。
誰でも、必要としてもらえる場所があれば嬉しいよね。
で、それが自分が思ってもいなかった所ってのは面白いし、そこに飛び込んだ主人公の勇気と頑張りは素晴らしいなと思う。
勇気と頑張り・・簡単に言っても然うそう出来ないもんなぁ・・ ・・な〜んて、もしかしたら主人公も思いがちだったかもだけど、
橋本環奈(マネージャー)のサラッとした難題越え要求(笑)なら、やってやろうじゃないか!越えてやろうじゃないか!
ってなるよね(環奈チャンから言われると)・・な説得力?!(笑)
ところで、この競技のルールをあんまりわかってない自分だけど(今更か〜い)
走ってる時にお喋りはしてもいいのね?でもさ、あんだけ走っててもお喋り出来る余裕はみんなあるって事?
青春も、その体力もまぶしいわ・・!( ̄∇ ̄;
終わってから軽部さん(アナウンサー)の解説があって、撮影は俳優にキッチリ乗らせたらしく俳優も大変だったらしい。
主演の子はジャニーズらしいけど、オタク趣味はないらしく、そう言う風にどうやったらそう見せられるか考えたとか。(そっち?笑)
ちなみに・・ゆづの画の隣は坂道くんだったのね?とってもいい画。で、ゆづ、その後自転車には乗れ・・(以下自粛)(≧▽≦) 【TV】
 

4ヶ月、3週と2日
4 LUNI, 3 SPATAMINI SI 2 ZILE / 4 MONTHS, 3WEEKS & 2 DAYS (07・ルーマニア)
(監・脚)クリスティアン・ムンジウ
(主)アナマリア・マリンカ ローラ・ヴァシリウ ヴラド・イヴァノフ アレクサンドル・ポトチェアン ルミニツァ・ゲオルジウ アディ・カラウレアヌ
87年、チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア・・と言われてピンと来なくても、
物語が始まってからすぐに、状況が今の日本とはかけ離れた政治下にある事は簡単に想像出来ます。
でもさ、大昔の話じゃないんだよね・・って、今更ながらちょっと驚く。
タイトル・・中絶に関する話とは知ってたけど、ソレに至る月日かと思ってたら、胎児が母体内にて命を持続させていた期間だったのね・・。
中絶が一概に悪いとは絶対に言えないだけに、加えて、赤ちゃん・・に対する感情を挟む余地を与えないシビアな展開だけに、
このタイトルは無言のまま非常に重く心にのしかかる。
【以下、例によって怒りながら(汗)ネタに触れてます。未見の方はご注意下さい】 
友達のガビツァ・・もう、イライラする!(爆)何だ、この女のなまくらぶりは?
自分の事やろ?助けてくれてるオティリアの事をもうちょっと考えろよ!
いくら友達の為とは言え、1人あんな目に遭わされて、オティリアが気の毒過ぎる。
もしかしたら、明日はわが身?・・って思いがあったから、
こみ上げる怒りを抑えて、コトを処理するのに集中していたのかもしれないけど
こんな体験をした後でも、オティリアの方が色々な事を感じ学び、
でもガビツァの方は、また甘ったれた行為を繰り返すんじゃないかなぁ?とか思ってしまう。
闇の堕胎屋ベベも、見ていて、もの凄く不快・・!(役者が巧いだけに余計;;)
最初は確かにアンタの言う通り、って思ったけど、なんだかんだ難癖エスカレートして、結局はオティリアにソレかいっ!
避妊も中絶も禁じられてるらしいのに、ソレで身ごもったらどうするの?シャワーなんて、あーた、役に立つわけないし。
ベベはソレならソレで又、人の弱み握ってやりたい放題?信じられない悪意の種。
こう言うシゴトしてても、一応は普通のご家庭のオヤヂさんみたいな所が益々気持ち悪いし腹立たしい。
ちょっと『ヴェラ・ドレイク』思い出したりもしたんだけど、やっぱり頼むなら女性だよなぁ・・なんて漠然と考えたりして。(汗)
オティリアの彼氏にしても、部屋での言い争いの果てに、ただ漠然と謝るだけで、
オティリアが「何で謝ってるのか解ってるの?」って、まさしくその通り。
一体、当時の男性って(政治家も一般国民も)こんな状態をどう言う風にとらえてたの?かなり疑問。
いや、時代が変わろうと変わるまいと、ソレから発生する数え切れない悩み苦しみをみんなどの程度考えてるの?
・・と言う訳で、そこまで吠える女性(誰)の為に、男性代表で監督がメガホン取ってくれたのかもしれませんが(汗)
本当に、緊迫感ある描写が生々しく苛立たしく、決して、面白かった♪・・とニコニコ言える内容ではないけど、
とても心にひっかかる興味深い作品でした。
取り出した胎児を結局ああ言う方法で・・ってのにはすごく胸が痛んだけれど、
精一杯コトをやり遂げたオティリアには、肩を抱いてやりたい気持ちにもなってしまった。
それにしても、想像してたよりも出血が少なかった?って事は、かなりラッキーだったのかしらね?
でもさ〜・・だからってガビツァ・・・・・・のほほんとレストラン行くなぁぁぁぁ〜! 【シネテリエ天神】

40歳からの家族ケーカク
THIS IS 40 (12・米)
 
 
(監・脚・製・キャラ創造)ジャド・アパトー (製作)クレイトン・タウンゼント バリー・メンデル
(主)ポール・ラッド レスリー・マン ジョン・リスゴー ミーガン・フォックス アルバート・ブルックス モード・アパトー アイリス・アパトー 
   クリス・オダウド ジェイソン・シーゲル メリッサ・マッカーシー レナ・ダナム アニー・マモロー ロバート・スミゲル 
   シャーリン・イー リサ・ダー マイケル・イアン・ブラック ライアン・リー テイタム・オニール
 
更年期とか。(←いきなり・・笑) まあ、どこでも誰もがうまく行ってるワケじゃないね。
東洋系の店員さん取り憑かれとる・・(笑)東洋系の妹が欲しい?
ミーガン・フォックスはジェニファーの身体の時よりキレイだったな。
え?テイタム・オニール?!どこ?誰だったの?( ̄∇ ̄;
妻役の女優さんの旦那が監督で、2人の子が本当の子だったのね。家族映画じゃん・・。旦那だけ仲間はずれ。(笑)
あ、「40歳の・・」の監督さんだったんだ・・( ̄∇ ̄; 某bさん、あのティッシュ使いきったかな?(爆) 【BS・スターチャンネル】

40歳の童貞男
THE 40 YEAR OLD VIRGIN (05・米)
(監・脚)ジャド・アパトー (脚)スティーヴ・カレル
(主)スティーヴ・カレル キャサリン・キーナー ポール・ラッド ロマニー・マルコ セス・ローゲン エリザベス・バンクス レスリー・マン
レンタル屋に並んでからずっと気にしてたんだけど、ふと目を離した隙に場所移動していて、
でも、このタイトル・・店員さんに尋ねるのもナンなので、自力で探し出してやっと鑑賞。( ̄∇ ̄;)
久しぶりに、コメディー見たなぁ〜〜(≧▽≦)って感じ!
ちょいとヒく様な○○話から始まったので、最初は、どうなることやら・・って思ったけど、
後は、下ネタ満載!!!なのに、さほどイヤらしくも感じず、面白く見られました。
・・と言うか、感覚がマヒした?(汗)
見る前は、この主人公アンディって、女嫌いなのかオクテなのか、とにかく相当な変わり者なのかな?・・って思ってたんだけど、
ただ、運が良くなかっただけ・・そして、そこから投げやりになって、なる様にしかならん生き方をしてきただけ・・
・・って所が、自分としては、なんだかとっても理解出来る感じがして、不憫と言うか、切ないと言うか、世話やいてやりたいと言うか、
彼の仲間ほどのおせっかいはしなくても、温かく見守りたくて、幸せになって欲しいなぁ〜・・って素直に思えたりなんかして。
でもさ、だからと言って、急激に彼の生活を変える様な世話は良くないよね〜
ただオロオロとシュミのフィギュアをラッピングする彼の姿見ると、さすがに、それちょっとチガウんじゃない?・・って思ったし、
案の定、周囲に敷かれたレールを走らされる事に疑問を抱き始めた彼に同調。
操り人形じゃないんだからさ!
ダテに40年も生きてないって!
オタクと***は死んでも治らんて!( ̄∇ ̄;)えっ
アンディがほぼ一目惚れしたトリッシュに関して、ちょいとよくワカラん所もあったけど
(↑この、ほぼ、って所も・・ね。ポーカーフェイスなアンディだし、彼女のどこにときめいたのかよくワカラん)
細かいことはあんまり考えずに、
心も体もお互いに慈しみ合える関係って素敵よね・・
自然にそうなれる姿が、大人のラブラブよね・・
とか、ほほ〜〜ん・・とあったかく感じられればそれでOK!(笑)
スティーヴ・カレル・・脚本も一緒に書いてたんだ・・知らなかった・・
アンディのあのヘアスタイルやファッションセンス・・・・・・嫌いじゃないわ・・・・_(T▽T)ノ彡☆ 【DVD】

42丁目のワーニャ
VANYA ON THE 42ND STREET (94・米)
( ̄~ ̄;)
(監)ルイ・マル
(主)ウォレス・ショーン ジュリアン・ムーア ラリー・パイン ジョージ・ゲインズ
95年11月に死去したルイ・マル監督の遺作。チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を演じる役者達の通し稽古の様子を描いている。
私なんかはジュリアンのファンだし、長いシーンでの迫力ある演技はスゴイなぁ〜・・と感心するばかりだったけど、でなければちと退屈かも?
しかも舞台稽古と言う設定なので、感情移入しそう・・ってトコで、現実に返され、ちょっとバツが悪くもなる;;
思い通りに行かない人生には嘆き悲しみ罵倒もしたくなるけど、それでも生をまっとうしましょう・・と淡々と独り言の様に言うソーニャ、
一番若いのに、いや一番若いからそんなセリフを客観的に言えるのかしら?と印象に残った。自分の信じてきたものが
壊れたのを知った時でも、それまでの幸せ顔を崩さないで生きて行く事は辛いし難しい・・。進むしかない人生だけど。【BS】

4分間のピアニスト
VIER MINUTEN / FOUR MINUTES (06・独)
ブログ
(監・脚)クリス・クラウス
(主)モニカ・ブライブトロイ ハンナー・ヘルツシュプルング スヴェン・ピッピッヒ ヤスミン・タバタバイ ヴァデム・グロウナ
粗めで力強い映像の予告編に惹かれて、年も押し迫った時期だったけどどうしても今年中に観ておきたいと思い、頑張って劇場へ。
ピアノの才能を持つ女囚ジェニーと、彼女の才能を伸ばそうとする老ピアノ教師の心の触れ合い・・みたいな内容かと思ったけど、
そんな甘い雰囲気はほとんどなく、そこには、
精神的に荒れ果てた二人の女がいるだけ。二人の交流(?)は荒々しく、時に我儘で、
時に至福のひと時を共有する。とても気が合うとは思えない二人だけど、そんなひと時のみの為にピアノを挟み向かい合う。
そしてクライマックス・・ラストの演奏・・!宣伝なんかで”心震えるほどの感動!”とか”涙が止まらない!”とか書いてあったけど、
私は実は全然それとは違ってしまって、ただ、
「そう来たか!」ププッ ( ̄m ̄*)・・な気分・・!
【以下、ラストに触れています。未見の方は読まないでね】
いやもうホントまさかこんな演奏とは思ってなかった。けど、「なるほどねぇ〜」くらいで・・先生、ヤケ酒飲んでるしぃ〜(爆笑!)
ごめんねぇ〜泣かなくて〜;;・・で、ピアノは大丈夫なん?・・とか。ゞ( ̄∇ ̄;)
しかし、一体ジェニーの行為はどこ向けられているのか・・その時は正直自分でもよくわからなかったんだけど、
後で冷静に考えてみると、なんかジェニー視点で観るよりも先生視点でとらえた方がシックリ来た様な・・。トシ関係なく。(爆)
本当にね、自分に与えられたギフトはリボンほどいて中身をしっかり使い切らなければなりません・・箪笥のコヤシにしていいのは
パッチの生地だけですよ・・ (._+ )☆\(-.-メ) それもダメ!形にしてナンボ、自分の手で形にしてこそ人生ナンボ!・・って、
ジェニーに関してはザッツオールな感じ。でも先生にとっては、自分が貫いてきた価値観を覆される様な行為でもあった訳で、
私は、結局は演奏云々よりも、そこんとこに心引き込まれてしまった気がする。
体が拘束されるよりも心が拘束される(する)事の辛さ、そして解放される(する)事の喜び・・先生のヤケ酒は祝い酒にも見えて。
思うに先生も、最後のジェニーの演奏で、今まで味わったことのない、自分が知り得なかった、知ろうともしなかった感覚を
経験!発見!したんじゃないのかな?初めてイッキ飲みするお酒と共に・・それは苦いけど美味しい自由の味?
あのラストは観る価値アリとは思うけど、ただ、それまでの二人の関係=過去の辛い出来事や秘密等が、
うまくまじり合ってなかった様に感じられたし、些細な事かもしれないけど、義父やミュッツェの扱いなんかにも疑問が残るし、
ラストに至るまでに、どこかにもっと二人に(もしくは先生に)共感出来る所があれば、ラストには又違った感覚が
呼び起こされたかもしれないなぁ?とも思ってしまったのが、かなり残念。
私はいつも未知なる感覚を求めているし、それを経験したいと望んでいるのでね〜。(映画を観る理由の1つもそれ)
久々のタバタバイの出番が少なかったのも残念〜・・もっと激しくインネンつけてくれると思っていたのに〜ゞ( ̄∇ ̄;) 【KBCシネマ】


      

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