ラースと、その彼女
LARS AND THE REAL GIRL (07・米)
 
 
(監)クレイグ・ギレスピー (脚)ナンシー・オリヴァー
(主)ライアン・ゴズリング エミリー・モーティマー ポール・シュナイダー ケリ・ガーナー パトリシア・クラークソン R・D・レイド 
   ナンシー・ビーティ ダグ・レノックス ジョー・ボスティック リズ・ゴードン 
 
シャイで女の子とまともに話す事も出来ない青年ラースを心配する兄夫婦。
そんなある日、初めてラースがカノジョを紹介しにやって来た、が・・

そのカノジョが、ああ言うお人形だとは・・
そりゃギョッとするよね。人一倍ラースを心配していた義姉のうろたえようと言ったら〜
すごく解る気がする・・脳内で理解が右往左往・・(笑)
でも一息ついたら、どんなモンなのかしっかりチェックするのも解る〜(爆)
しかし、物語はそう言う方面には進まず(どう言う方面)
町の人達を巻き込みながらも、穏やかにほのぼのと進み・・
そんな、みんながみんな、物分りのいい人ばかりなんて有り得ないんじゃ?
・・とか、普段なら天邪鬼は率先して叫びそうだけど、なんと言うか・・みんなの雰囲気がとっても良くてね、
なので、天邪鬼にしては珍しく、このまま乱暴な事が起きずにいて欲しい〜 ・・とか思いながら見ていたわ。
あのボーリング場は特に最初ヒヤヒヤしたけど、それが思い過ごしだとわかって、すっごくホッとした。
みんな、ラースの事を大事に思ってるんだなぁ、ってしみじみ。
雪に覆われた田舎町の雰囲気もゆったりしていて気持ちが良かった。
でも一応、オフィスや病院はあるのね・・当たり前か;;ボーリング場こそ意外・・いや、これこそアメリカの田舎では当たり前?
何にしても;;そんな普通の施設があるのが不思議に思えるくらい、ファンタジックな空気が漂っていたもんで。
森や湖は定番ね〜いいな、こんな所。
そんな物語だったけど、1つ、ずっと気になった事が・・。
ラースは普通に仕事もしてるみたいなんだけど、その現実感覚と、ビアンカへの感覚って、
本人の中ではどんな風に成り立ってたのかなあ?それは重要じゃないって解ってはいてもつい・・;;
いや、自分だってヌイグルミに話しかける事はあるけど(あるんかい)
それを、私の親友なの♪とか、おおっぴらに公開?はしないし・・ そこが境い目?
いや、まてよ、「あんた友達いるの?ちゃんと友達作らなきゃダメよ。」
・・とかいつもいつも、それが当たり前の様にうるさく言われたら、開き直って、ヌイグルミ公開するかもしれないなぁ;;
あ、自覚のある開き直りと、そうじゃない開き直りの違い?うーん・・見える様な見えない様な。(何が?!)
義姉役のモーティマーがとても良かった!あの懐の深さは有難いよね〜。しかも可愛い。
色々悩み抱える兄弟も、彼女の存在に救われてるんじゃ?
ゴズりんは、こう言う何か秘めた感じの役は似合うね。それが、今回の様なシャイ青年でも、どこぞのサソリ野郎でも。
女医のパトリシアも絶妙。彼女は、いい感じの作品にさり気なく出て来るなあ。んで、いつも微量の毒放出・・?  【BS】
 

ライアー
LIAR (97・米)
(監・脚)ジョナス・ペイト ジョシュ・ペイト
(主)ティム・ロス クリス・ペン マイケル・ルーカー レニー・ゼルウィガー エレン・バースティン ロザンナ・アークエット
秘密、嘘、病気・・結構興味深い内容だったんだけど、あまりスムーズでない展開でちょっと残念。
もっとオドロオドロした精神世界から斬っていってくれれば好みだったんだけどなぁ(笑)  【DVD】

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
 (09・日本)
 
 
(監)松山博昭 (脚)黒岩勉 岡田道尚 (原作)甲斐谷忍
(主)戸田恵梨香 松田翔太 田辺誠一 鈴木浩介 荒川良々 濱田マリ 和田聰宏 関めぐみ 
   秋本祐希 永山絢斗 鈴木一真 松村雄基 吉瀬美智子 渡辺いっけい
 
人気TVドラマの最終章。しっかりTVのつづき・・で、今回は金のリンゴゲーム。
それはいいんだけど、この感想、しっかり書いてたのに、UPしようと思ったらファイルがなかった・・。(≡д≡) 
どこどこ〜?ショーン・ビーン様じゃなくてファイルどこ〜?
ゴミ箱探したけど、とっくにカラにしてたし、ああ〜多分、間違えて捨てちゃったんだろうな?なので、もう簡単に。
ゲーム自体は、相変わらず頭がついていけなくて面白いけど(笑)
全くのTVの延長線上って感じなので、映画としてはどーなの?別にTVの二時間枠でいいんじゃ?
それと最大の失敗は、今回の最重要人物のキャスティング。もうバレバレやん・・。それともバレバレも作戦のうち?・・何の?
で、毎度の事だけど、簡単感想のがしつこくなくて良いねー?
毎年、初期の1行感想を再度目指してるけどなかなか。邪念が多すぎるから?(^^; 【TV】 

ライアー・ハウス
BREATHLESS (12・米)
 
(≧▽≦) 
(監・脚・編)ジェシー・バゲット (脚)ステファニア・モスカート
(主)ジーナ・ガーション ケリー・キディッシュ レイ・リオッタ ウェイン・デュヴァル ヴァル・キルマー
 
テキサスの片田舎。 夫が銀行強盗で大金をゲットしたと察した妻ローナは親友タイニーを電話で呼び出し、二人でお金を横取りしようと持ち掛ける。
2016年の<未体験ゾーンの映画たち2016>にて上映されたとの事。
ほぼ1シチュエーションのホラー・・ いや、スリラーかなぁ?サスペンス?いや、コメディか!?(≧▽≦)
殆ど、登場人物の会話〜駆け引きだけで展開するけど、その時々での言い回しの変化が絶妙だったり
とてもテンポ良く進んでいくので、最後まで全く失速せずに見られて面白かった。
舞台があんな場所と言うのも良かったし、何かと細かい所まで世界観が行き届いていて好感。
冒頭の調理シーンのアップからして印象的だったな。 普通にどこのご家庭にもありそうな調理器具と食材で、
黙々とただただコト(料理)をやり通す=その後の展開を暗示させられてすぐに引き込まれたし、
人間って、肉切ったり血ぃ見たりするの、実は慣れてない?・・とか普通に思わされたりもして・・(汗)
そして登場する見た目から強そうなヒロイン。(笑) そして登場してしまったちょっぴりオトボケな親友。
なんでこの二人が仲良しなのか、なんだか不思議な雰囲気の中、
あら、あんた死んでなかったんかい〜?!(笑)な夫デイルが、また見るからにこの空間では余計者なのも可笑しい。
そしてあんな展開に・・( ̄∇ ̄; 色々やればやるほど、「コレどーすんのよ!?」なホラーな状況・・( ̄∇ ̄; いや、雑過ぎんだろ!(爆笑)
ラストは予想通りだったとは言え、そこに行きつくまでのあの「コレどーすんのよ!?」感のハンパ無さも
あのラストあってこそだったんだなぁ〜とスッキリ。
ローナの指の件だってさ、なんでそこまで?ってその時は思ったし・・・でもスッキリ。( ̄∇ ̄;
ただ一つ、デイジーの花壇の件だけは、ちょっと伏線不足とは思ったけどね。
【以下ネタバレしてますよ〜】
ローナが解体の前に急に弱気になったのは絶対演技やん、それでタイニーにやらせて全部彼女に罪を押し付けるつもりやな?
・・とすぐ思ったけど、デイルを撃ったのは普通に事故だと思ってた私。(@_@) そこもとっくに計画的だったとは・・。
オトボケなだけだと思ってたタイニーだって、実はデイルと不倫関係だったとは・・・「親友」・・ってなんなん?!(爆)
ただ、ローナがお金を独り占めしたとして、どうやってこの辺鄙な所から逃げる?ってずっと思ってたので、
こりゃ絶対保安官がグルだな!・・とは早めに察しはついた。そもそもレイ・リオッタだし!(そこ)
そう言えば、札束をくるくるとカーラーにして髪に巻いてスカーフで頭を隠すローナってオシャレだったし、
コトを進める時でも離さない煙草なんかもキマってたなあ。コレ、意外とオシャレ映画だったかも?(^O^)\(-▽-;)
【追記】
レイ・リオッタさん・・今年5月にお亡くなりになりましたね。とても個性的で好きな俳優さんでした。
いつも楽しくツッコませて頂いたりして(今回も)自分の映画ライフにも欠かせない俳優さんでした。
今頃ですがご冥福をお祈りいたします。未見作品はまだ沢山あると思うのでこれからも作品の中でお会い出来るといいな。  【Amazon】

ライアーライアー
LIAR LIAR (97・米)
(監)トム・シャドヤック (脚)ポール・グアイ スティーヴン・メイザー
(主)ジム・キャリー モーラ・ティアニー ジャスティン・クーパー ジェニファー・ティリー ケイリー・エルウィズ アマンダ・ドノホー
ウソを駆使して勝利を勝ち取る方法を当たり前としてる口八丁弁護士フレッチャー。
しかし、純粋な息子マックスの願い・・の奇跡により、全くウソがつけなくなってしまった!
うーん・・面白くなかったです〜。発想や設定は面白いのに、なんでこんなに退屈だったんだろ?
1つ1つのエピソードにしても、下半身にだらしない奴ら(主人公も含めて)の話ばかりでウンザリだし、
無駄にテンション高いだけのキャリーには、やはりついていけない。「マスク」のがまだ楽しめたなぁ〜人間じゃないから割り切れるし。ゞ( ̄∇ ̄;
多分、彼のリアクション芸が好きなら見応えあって面白いんだろうな〜このテンション持続はある意味彼の真骨頂だろうし〜?・・とかは思うけど、
そっち方面あんまり興味がない私にはイタかった。  ・・と言うか、コイツうるさ過ぎ!電源抜いたろか!
「エターナル・・」の無口キャリーが好きだったので、うるさいキャリーでも、もう平気かもしれない、楽しめるかも?
・・って思って見たんだけど、やっぱりうるさいモノはうるさかった・・。
ウソがつけなくなる奇跡と同時に、無口になる奇跡も与えて欲しかった・・。(←彼に死ね、と?笑)
子供はソコソコだし優柔不断なカノジョにも魅力なくて残念。新しい彼はカノジョの子供にも気を遣って新生活を始めようと頑張ってるのに〜何だか可哀相。
結局、あんな大騒動して、自分の家族だけハッピーならそれでいいみたいな
私の大嫌いとする所の近視眼的ファミリー映画にころがっていったのにもガッカリ。
お話がやっと終わって、やっと静かにエンドロールが流れるわ・・って思ったら、NG集までやってくれて、延々うるさい。
やっとそれも終わって普通の字だけのエンドロールになった時にはホッとしたわ。(笑)
何だかダメ出しオンリーな感想になってしまいましたね〜。ごめんね〜。ウソがつけない性格なもんで・・・・・・・・・・・・(≧▽≦)ブハハ 【BS−NHK】

ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男
A KIND OF MURDER (16・米)
 
 
(監)アンディ・ゴダード (脚)スーザン・ボイド (原作)パトリシア・ハイスミス
(主)パトリック・ウィルソン エディ・マーサン ヴィンセント・カーシーザー ジェシカ・ビール ヘイリー・ベネット
 
妻クララとの生活に息苦しさを感じているウォルターは、
妻殺しの疑いをかけられながらも刑を逃れている男キンメルの記事を思い出し彼に会いに出かけるのだが・・
ツ〇ヤの更新に行ったら、1本無料、新作でも1WレンタルOKのがあるからそれ借りた方が絶対お得よ、ホレホレ!新作の所行ってきな!
みたいに新作を強力オススメされたので、そのコーナーに行ったらコレが目に付いたので借りてみました。
聞いた事ない作品だな〜と思ったら、今年の未体験ゾーンで上映されたものらしい。
未体験ゾーンはあれからこっちではないのよね。 と言うか上映した映画館も今はもうない・・(爆)
舞台が60年代って事もあり、しっとりとダークな雰囲気。女性のファッションが鮮やかに目立つ。
妻が本当はどう言う人でどう言う行動をとってたのか?あの事件の真相は?と、謎で引っ張られたのは良かったけど、
主人公がすぐばれるような嘘をつきまくる所は・・よくわからん・・子供っぽ過ぎると言うか・・。
それかそう言うのは作家(?)の遊びに過ぎなかったのか?と言うのも最後のendがね・・思わせぶりだしね。
まさか小説だったとか言わないでよ?いや、小説だったらこうじゃないのに〜;;だったりして?
あ、実はウォルターは、キンメルんとこで売ってる小説の一部に過ぎなかったりして?(どんどん思考がぶっ飛ぶ・・笑)
キンメルも、彼と直接関係ないのにどうして脅したり、尾行してわざわざ殺そうとしたりするのかもイマイチわからん。
何か勘違いして先走っただけなのかな?と言うか、自分が何か勘違いしているのか?(ダメじゃん)
あの終わり方も物足りなかったし・・。願う事と実際に手を下す事とは全然違うと言いつつも、
根っこは同じだから同じ様に罰を受けるべき!とか?(厳)
こう言う役ってP・ウィルソンの十八番よね。(笑) 
同じく怪しいけど見た目他は真反対(作中でも言ってたね)な役のマーサンもピッタリかも。( ̄m ̄〃)
こないだ「ガール・オン・ザ・トレイン」で見たヘイリー・ベネットが出てた。
舞台が昔なのでメイクも濃くて、きれいだけど個性はこれから〜みたいな印象。
「ガール・・」の彼女が良かったからそう感じたのかもしれないけど。 乱暴な刑事はいけ好かなかったな。・・で、妻の死因は?ヾ(- -;   【DVD】
 

ライト/オフ
LIGHTS OUT (16・米)
 
 
(監)デヴィッド・F・サンドバーグ (脚・製)エリック・ハイセラー (製作)ジェームズ・ワン ローレンス・グレイ
(主)テリーサ・パーマー ガブリエル・ベイトマン ビリー・バーグ マリア・ベロ アリシア・ヴェラ=ベイリー アレクサンダー・ディペルシア
   アミア・ミラー エヴァ・カントレル エミリー・アリン・リンド ロッタ・ロステン
 
夜遅くまで仕事をする父親に早く帰って来てと怯えながら連絡して来た息子。
そして先に退社しようとした職員が灯りを消すとそこに・・
電気を消して暗くなると恐いよ〜〜・・って言う人間の本能みたいな所をツイてるアイディアが素直でイイね!
暗闇に「何か」が出て来る範囲は、想像してたより狭かったけど(家族の前限定)
一度は家族を見放したお姉ちゃん(レベッカ)が再び家族と向き合って、オバケ(?笑)に立ち向かって行くってのも良かったし、
家族じゃない人(誰・・恋人ね)も思いがけず的確な活躍してくれたので、終わり方はすっきり。(最初の父親の件以外・・)
と言うか、絶対こんな家庭内暴力(?)「警察呼べよ」ってなるよね〜(笑)
早くにそれやっちゃお終いなのかもしれんけど、最後なら安心するよね・・予定調和でも。(爆)
レベッカが恋人に対して最初はベタベタせずに結構ドライで、でも色々あったが為にしっかり信頼の絆が出来た所も良かったな。
でもさ、いくらカレシのでも脱いだ靴下はちょっとねぇ・・(-_-) 定規にひっかけてゴミ箱行きにしなかっただけでもレベッカ優しいわ。(笑)
オバケ出現(?)の鍵を握る母親は何だか気の毒だったな・・。きっと優しいがゆえにあんなストーカー(?)されてしまったんだろうね?
(オバケ呼ばわりの次はストーカー呼ばわり。笑)
と言うか、危険とわかっていながらどこか受け入れてしまう優しさと言う名の弱さ・・
みたいなモノがああ言う悪魔(?)につけ入る隙を与えてしまうんだろうね。 (次は悪魔呼ばわり。笑)
悪魔な彼女も気の毒な女の子だったんだろうけど、なんと言うか、歪んだ愛情はやっぱりモンスターでしかないんだろうな・・。
(あ、悪魔の次はモンスター・・悪魔が最上級のつもりだったのにまだ上が!?と言うか見た目が・・笑)
でも、電気消す度にどんどん近づいて来るってのは恐いよね・・。
それと、あの床にガリガリ文字彫ってるのも恐かった・・そこに彫ってどうする?!敷金払えよ!な感じで。Σ\( ̄ー ̄;
マイナーネタだからもう書いちゃうけど、母親の決着の付け方は「漂流教室」の怪虫と同じだったね。
物語の雰囲気はどことなく「MAMA」や「オキュラス」っぽくて好みだったけど、もう少し独特な強い印象が欲しかった。
主演のテリーサはやっぱり好感持てるタイプ。でもこれまでの役柄を見ると、あと一歩、コレ!って個性には欠ける気がして勿体ない感じ。
例えるなら、初期のナオミ・ワッツみたいな感じかな。テリーサもナオミみたいに何かすごいインパクトある役掴んでイッキにジャンプアップして欲しいわ。
カレシ役の俳優さん、どっかで見た様な見ない様な?だったけど好み。(←平凡顔ってこと?笑)
母親はマリア・ベロで、精神的に不安定な役柄が板についてたわ。
父親も弟くんも良かったけど、何故か最初のふくよかな女性職員のお顔が頭から離れない。ちょい役なのに結構なインパクト。(笑)
それにしても、こんなにも灯りを意識したり有り難く思える作品って・・「マッチ売りの少女」以来かも〜( ̄∇ ̄;    【Tジョイ・博多】
 

ライトスタッフ
THE LIGHTSHIP (85・米)
(監・脚)フィリップ・カウフマン (原)トム・ウルフ
(主)エド・ハリス サム・シェパード デニス・クエイド スコット・グレン ジェフ・ゴールドブラム
’50年代末に、マーキュリー計画の宇宙飛行士として選ばれた7人の仕事や家庭、友情などを描いている。危険な宇宙飛行計画の実態など、
たっぷり3時間13分!( ̄∇ ̄;)ちょっといい加減に見た所も(コラ)皆顔が似てるので、覚えるのに苦労も・・^_^;
それにしても、DVDも、長いのになると裏表(両面)あるんですねー!知らなかった!長いのは2枚組みかと思ってました。ゞ( ̄∇ ̄;)【DVD】

ライトニング
LIGHTNING: FIRE FROM THE SKY (01・米)
 
 
(監)デヴィッド・ジャンコラ (脚)デヴィッド・ハンター (原作・製作)ピーター・ベックウィズ
(主)ジェシー・アイゼンバーグ ジョン・シュナイダー ステイシー・キーチ ミシェル・グリーン ジョン・ジェームズ
ミズーリ州の片田舎、かつては鉄の山と言われたほど鉄鋼が豊富だったその地域に嵐が近づいていた。
気象観測好きの少年エリックは二つの激しい暴風雨が雷を伴ってぶつかり合う惨事を予測し専門家に警告するが全く無視されてしまう・・。

ジェシー、またオタクだよぉ!・・と言っても、気象オタク。こんなオタクなら全然いいよね?(ふと良純さんを連想しかき消す・笑)
しかもまだあどけなさが残ってて、ホントにどこにでもいる平凡な男の子。
「卒業の朝」でも、めいっぱい出てるのに忘れてたくらい、ココでも超フツ〜!(←半分言い訳・笑)
そして、フィービー・ケイツ似の女の子が隣に越してくるけど、ラブまっしぐらは全くなし!
気持ちいいくらい、そっち方面には話は進んでいきません。(笑)
でも、彼女に「会いたかった」と言われて、思わず嬉しさがこみあげ、それが顔にちょっと出てしまうジェシー・・。(あ、役はエリックね)
彼女は雷が怖かったからだよ、で、お隣さんのあんたくらいしか知り合いがいなかったからだよ、とか、クギをさしたくもなったけど、
きっとそんな事言われたの初めてなのね?って感じの表情を見てると嬉しくなって口にチャック・・もうなんて可愛いの!(笑)
え〜それはさておき(いかん、どうしてもジェシーから話が始まってしまう)
雷の原理などさほど知らないけど、それに事態が専門家にわかってない、っての置いといても
アメリカってケタはずれな天災起こったりするから、こう言うのもアリかもしれないよね〜。嵐だけならよくあるけど、雷ってのが興味深い。
ただ、日本に住んでると、そこまでの危機感がないせいか、外での暴れ狂う空や雨よりも、
家の電化製品に次々と感電して爆発起こす様のが一番リアルで恐かったよ。外に出なくても充分キケン、ってのがね。
だからうちはオール電化に踏み切れない・・決して¥の問題だけでなく。(←これも言い訳か・笑)
市長と妊婦はオーバーアクションで雷よりやっかいそうだったね〜触れると感電しそうだったね〜。
(まぁ、妊婦の旦那・・クマ先生似・・はウザかったからイライラするのはちょっと解ったけどね〜・笑)
お父さんのお兄さんがマイペースでいい味出してた。
あ、そんな、マイペースでいい味出してる所が「兄に似てる」と父親に言われた所かもよ?エリック君!(←前向き) 【DVD】
 

ライトハウス
THE LIGHTHOUSE (19・米)
 
 
(監・脚)ロバート・エガース (脚)マックス・エガース
(主)ウィレム・デフォー ロバート・パティンソン ワレリヤ・カラマン ローガン・ホークス
 
モノクロ&狭い画面が一層閉塞感を感じさせ物語にぴったり。
色んな場面で比喩等があるけど意味を理解するのは知識ないとなかなか難しい。
そんな自分はただこの世界に黙って浸ってみるだけ。男二人だけのせっまい空間に浸ってみると言うのもなかなかだったけどね。
切迫感が押し寄せて来ると恐怖さえファンタジーに脳内転換されてしまう不思議。
主演二人はとても良かった。パティンソンがめちゃ老けて見えてすごいな、と。(そこ)
とは言え、すぐに思い出すのは人間よりも鳥や人魚だったりするのは何故?    【Amazon】
 

LIFE!
THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY (13・米)
(^^
(監・製作)ベン・スティラー (脚・原案)スティーヴ・コンラッド (原作)ジェームズ・サーバー 
(製作)サミュエル・ゴールドウィン・Jr ジョン・ゴールドウィン スチュアート・コーンフェルド 
(製作総指揮)ゴア・ヴァービンスキー マイヤー・ゴットリーブ G・マック・ブラウン
(主)ベン・スティラー ショーン・ペン クリステン・ウィグ アダム・スコット キャスリーン・ハーン シャーリー・マクレーン 
   パットン・オズワルド アドリアン・マルティネス ポール・フィッツジェラルド グレイス・レックス
雑誌「LIFE」の写真管理部で地味に働くウォルターは、平凡な日常の中、ついつい空想の世界に浸ってしまう。
そんな時、最終号の表紙を飾るはずの写真のネガが行方不明になってしまい・・
ダニー・ケイ主演の名作コメディ「虹を掴む男」のリメイクだそう。でも、未見なので、これはこれで予告編から楽しみにしていました。
予告編から受けた感じよりも、意外とおとなしいと言うか、地に足ついた物語で、
部分的にはちょっとひっかかる所もあったけど、同じ位、心にぐっと来る所もあって、全体的には好感の持てるいい作品でした。
空想癖のあるウォルターだけど、あの程度の空想なら誰でもする気がするんだけど?
・・しませんかね?しますよね?(誰に聞いてるんだか)
平凡な毎日に埋もれて、切羽詰まった何かがないと、ああやって行動も起こせなくなるのは判るな〜。子供時代に比べて、
大人になると世界は広がっていいはずなのに、逆にどんどん小さく縮こまってしまうのって寂しいよね。肉体的にも精神的にも。
なので、ウォルターが行動して世界が広がるのが楽しかったし、ヘリに飛び乗ったり、スケボー少年再び!は、爽快だった。
【以下、ネタに触れてます。未見の方はご注意ください】
でも、そんな風に気持ちは上向きだったのに、彼が財布を捨てて、ビックリ。
え?捨てる〜?普通?いくらイライラしたからって、プレゼントされた物すぐ捨てる?
そりゃ、例えば親しくもない人からキモい掛け時計とかいきなりプレゼントされたら、ドモ〜とか言いながら、
その場で叩き割るかもしれんけど(何の話・・笑)そんな意味不明な不燃ゴミでなく、ちゃんとした記念の品なのに。
きっと、捨てた財布に・・ってすぐ思ったけど(誰でも思うよね〜;;つまり行動が浮きすぎてバレバレ・・・笑)
それにしたって、そんな心無い行動する(させられた?笑)ウォルターの信頼度がそこでダダ下がり。
あ、その部分が、ちょっとひっかかった所ね。 ショーンじゃなくても傷つくわぁ〜。
で、ぐっと来た所が、そのショーンの撮影(しない)風景。「美しいものは注目を嫌う」。・・何、この凛とした真実の響き!( ̄□ ̄
裏方でも真面目に一生懸命働くウォルター・・その姿の美しさ尊さを、
ちゃんと理解していた写真家ショーンはホンマモンのファインダーを持った男だったね。
と言うか、カッコ良過ぎだよショーン!いつもは鬼畜のくせに!(←人聞きの悪い・・笑)
最後の写真は想像ついたし、きっと誰もがついてるだろうと思った分、もうわざわざ見せる必要もないし、見せない方がいい気もした。
しかしガッツリ見せたったぁ!!!・・なのは、やっぱりアメリカ映画だな〜とか思ったわ。(笑)   【ユナイテッド・シネマ】

ライフ・アフター・ベス
LIFE AFTER BETH (14・米)
 
 
(監・脚)ジェフ・ベイナ 
(主)オーブリー・プラザ デイン・デハーン ジョン・C・ライリー モリー・シャノン アナ・ケンドリック 
   シェリル・ハインズ ポール・ライザー マシュー・グレイ・ギュブラー
 
恋人ベスを事故で失い悲しみにくれるザック。しかしたまたまベスの家を覗くと、そこには死んだはずの彼女の姿が?!
なんの情報もなくテキトーに録画してたのを鑑賞。
デハーン君とライリーが出てて(ラッキー)何やらしんみりと始まって、ちょっといい会話なんかもするもんだから、
てっきり、愛する人を失った所から立ち直る、真面目なドラマかと思ってたら・・
ホラーコメディやないか〜〜い!Σ( ̄ロ ̄
そっか、デハーン君×ライリーは・・しんみりしてても決してシリアス路線ではない、と。勉強になったわ。(笑)
ま、それは全然いいんだけど、自分の頭切り替えるのにちょい時間かかったかも。( ̄∇ ̄;
で、ベスがザックの作った曲をコキ下ろす所からノレが気がする。(笑)
と言うか、なんだそのしょーもない曲は?!・・とか私も思っちゃったもんだから、ベスがめっちゃ正直にコキ下ろして吹いたわ。(≧▽≦)
こんなのってなかなかなくない?恋人の曲ってだけで誰もが盲目になりそうなのに。( ̄∇ ̄;
あと良かったのは、オーブン台?背負ってハイキングするベスとザックのツーショ。
シュールですごく印象的だった。こんなハイキングも見たことない。(当たり前か・・笑)
最初はデハーン君とライリーでラッキーと思ったけど、ベス役の女優さんが結構はっちゃけてて良かった。可愛いかったし。
なので、どんどん肉体が腐っていくとか、可笑しいんだけどちょっと切なかったなあ。
ザックの新カノ?出現は傷つくし、肉体より先に精神的に腐ってしまいそう。
デハーンやライリー側にしても、愛する人を失いたくない、って気持ちと、そんな(ゾンビ)ならもういっそ死んで( ̄∇ ̄;
(てか、エサにしないで)・・な気持ちでさあ。
生きてる人にしか希望はないもんねぇ。(ホラーコメディでしみじみする女・・)    【CS】
 

ライフ・イズ・ミラクル
LIFE IS MIRACLE (04・仏=セルビア=モンテネグロ)
(監・脚・製作・音楽)エミール・クリストリッツァ (脚)ランコ・ボジック
(主)スラブコ・スティマチ ナターシャ・ソラック ヴェスナ・トリヴァリッチ ブク・コスティッチ アレクサンダル・ベルチェク ストリボール・クリストリッツァ
92年のボスニア内戦時、息子を捕虜にされたルカだったが、人質交換用?のムスリム人看護師サバーハと恋に落ちてしまう・・
と言う、一応ロマな筋書きだけど、そこに至るまでが結構長い・・(^^;セルビアとの国境付近の鉄道構想や村の人達の様子が
温かくも滑稽に描かれているのは面白いんだけど、例によってのドタバタが結構しつこい・・(^^;
メインな話になっても、お互いの気持ちは察せられど、コミカルに突っ走られると感情移入する間もなく、シーンが2つくらい進んでしまったりで困った。
出てくる人々は面白いはずなのに、どうも空回りな動きばかりが印象に残ってしまって・・残念。
ただ、人々の生活や村の伸び伸びとした様子は面白く、特に、人間と共にこの時代を生きている”動物達”は素晴らしい!
人間の話よりも、彼らの様子見てる方が楽しかったりして・・ゞ( ̄∇ ̄;) 特に、ブタ猫がめちゃ可愛い!犬もいいし、鳥もプリチ〜。
そして、この物語で大きな鍵を握ってるのであろう、ロバ・・!もう最高にイイね!涙してるドンキー(愚か者)って・・私には逆にそれが神の様に思えて・・
そんな皮肉で優しい視点に涙溢れちゃったよ。なんか、クリストリッツァ映画って(そんなに見てはないけど;)ナンだカンだ寒いギャグで
ドタバタしていながらも、ラストでガシッとキモチつかんでくれるんだよね・・。だからつい注目してしまう・・自分にはそんなタイプの映画です。【シネテリエ天神】

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
THE LIFE OF DAVID GALE (03・米)
(監・製作)アラン・パーカー (脚)チャールズ・ランドルフ
(主)ケヴィン・スペイシー ケイト・ウィンスレット ローラ・リニー ガブリエル・マン ローナ・ミトラ マット・クレイヴン
エリート大学教授であり死刑反対派グループに所属するゲイルは、同僚へのレイプ殺人犯として死刑を宣告される・・。
後味悪いと言う噂のあった作品だけど、自分にはそう言うのは殆どなかったのが不思議;ラストのどんでん返しなどは、ある程度行くと予想がつくので
驚きはないけど、例えばカマキリが共食いをすると知ってはいても、実際にソレを目撃すると新たにゾッとする様な、そんな感触はあった。^_^;
【以下ネタバレあり!】
監獄でのゲイルは淡々と喋るだけだけど、例えば大学での講義、TV番組、他・での発言が、すべて彼の決心に通じてたね。特に
「良いユダを呼ぼうとすると悪いユダも来てしまう」や、夢〜実現する迄が重要・・が印象的だった。
ああ言う行動って何だか狂信的な恐ろしさがあるよねー。残された人生にずっと屈辱やジレンマ感じてるよりも本望なんだろうけど、
では、人が裁きとして人の命を奪うのはだめでも、与えられた命を自分から絶つのは許されるの?なんて、大義の奥の思い上がりを突付いてみたり。
大切な人達からの信頼を失う事は悲痛よね・・。でも、ゲイルがビッツィーに語った”感動秘話”も、決して全て真実であるとも限らない・・。
この辺が私の想像力を刺激しまくり。(笑)後で某Fさんに言われて気付いたんだけど、学生の一件も全てが仕組まれてた事だったのかな?
ラストの1カットも、欺かれた、と思うと同時に、ビッツィーへの労わり(彼女に落ち度はない)事を知らせてる様でもあり、複雑な気分にさせられた。
ゲイルの同僚を演じるローラ・リニーがすごくイイ!主演の2人よりも印象に残ったくらい。(特にベッドでのシーン・・泣けた;)
「ミスティック・リバー」では、「えらく恐い米○涼子(似)だな〜」くらいにしか思わなかったし「ラブ・アクチュアリー」でも、ちょっと若く可愛く見えた程度
だったのでこれには驚きでした。これからも要注目な女優さんですね。
ケイトの相棒(?)のガブリエル・マンも良かったな。「ケイティ」にも出てたワ。胡散臭い弁護士もカウボーイも。あ、脇ばっかり?(゜O゜)\(--; ォィォィ
何はともあれ、色々と考えさせられるドラマであり、サスペンスとしても正統派な印象で、とても面白かったです。【DVD】

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
LIFE OF PI (12・米)
 
 
(監・製作)アン・リー (脚)デヴィッド・マギー (原作)ヤン・マーテル (製作)ギル・ネッター デヴィッド・ウォマーク
(主)スラージ・シャルマ イルファン・カーン アディル・フセイン タブー レイフ・スポール ジェラール・ドパルデュー
 
インドで動物園を営む家で育ったパイ少年。その後一家はカナダへ移住する事になり動物たちも一緒に船に乗り込むが・・
わああ〜・・大航海! 違う・・・・大後悔・・!
まいった〜やられた〜・・思ってたのと全然違った〜。
これ大きなスクリーンで観たかったなぁ〜。観に行けばよかったぁ〜!!!(T◇T)
公開時に大々的に宣伝してたのは勿論知ってたけど、どうも天邪鬼なもんで、ただ遭難した少年がトラと一緒に奇跡的に助かるだけの話かと。
品行方正ファミリー路線のお涙頂戴に加えて、最先端CG自慢で釣ってるだけかと。・・て、ヒドい言い草。( ̄∇ ̄;ごめん。
でもさ、所謂「全米が泣いた」に代表される様な安っぽい感動煽り宣伝にはいい加減疲労を感じるお年頃でさ、
要するに天邪鬼も末期なもんで、少年・動物・メジャー系公開、と3拍子も揃った日にゃ、
そら、別に映画館で観なくてもいっか・・ってなるじゃん?!(私だけ?汗)
もう、なんであんな健全路線で宣伝したのよ〜?!え?他にどう宣伝しろ、と? 天邪鬼を釣るつもりはハナからない?( ̄∇ ̄;
・・と言う訳で・・泣いたわ・・。(←お涙頂戴しまくりやないかい) いやいや・・単純に可哀想〜って言う涙とは少し違うとは思うけど。
なんだろ・・「・・ザイル」観た時みたいな感じかな・・。どちらもサバイバルだけど・・極限の深層心理に震えたと言うか。
あの幻想的で美し(過ぎるにもホドがある)映像にも、ちゃんと「意味」があったんだ・・と思うと又グッと来たし。
遭難するまでの話がたっぷりあったのは意外だったけど、
そこもとても面白くて早々に目が離せなくなったし、プールの所では、ヤバい、映像も好きかも状態に。( ̄∇ ̄;
遭難してからは、当たり前だけどパーカー(トラ)からも目が離せないしね。
パーカーを真正面から捉えた所は印象的だったなあ。 その時は、意外と丸くて可愛いな、くらいだったけど、
物語の最後にはまた違った感情を伴って蘇って来たし、あの別れもだけど、トラとの「距離感」も素晴らしかった。
パイが元々強い意志や柔らかい感性の持ち主だと言うのは幼い頃の名前や宗教の場面でわかるけど、
トラにはきっとずっと割り切れない思いを抱いていたんだろうね。それを乗り越える・・と言うより、めいっぱい駆使したその生きる能力に驚嘆。
ふいに現れたあの神秘的で不思議な島もとても興味深く心に残った。
幻想と現実の中で・・もしかしたら大人になった今も彼は彷徨い続けているのかも?
生きる為に精一杯自己を舵取りするその強さが哀しくもあった。
ところで、動物ってみんなCGだったの?! 
ええ〜っ・・しーじーられない〜っ。(←まだまだお寒い様で) パーカーなんてどう見ても普通に生きとるし。(爆)
凄いなCG・・風景にも力入っとったけど動物がすごい。こりゃ、CGに釣られて観たとしても満足だったかも。
そう言えば、ミーアキャットが集団で立って・・じゃなくて、生えとったよ!(≧∇≦)   【BS・スターチャンネル】
 

ライリー・ノース 復讐の女神
PEPPERMINT (18・米=香港)
 
 
(監)ピエール・モレル (脚)チャド・セント・ジョン
(主)ジェニファー・ガーナー ジョン・オーティス ジョン・ギャラガー・Jr フアン・パブロ・ラバ アニー・イロンゼ
 
麻薬組織の襲撃に遭い最愛の夫と娘を殺されてしまったライリー・ノース。しかし事件は握り潰され、彼女は自らの手による復讐を誓う。
年月かけての特訓をやり遂げる精神力・・。 いや、やり遂げるのは復讐であって、特訓はその為の準備に過ぎないんだけど、
その精神力で説得力が増すと言うか、同時に哀しさも増したと言うか。
財産だって全部特訓に費やしたんだろうし。いや、ヘタしたら特訓でとっくに財産も体力もギブアップだよね。復讐も若いうちにだよ〜(?!)
闇を世間に暴く所には爽快感があるけど、殺人はたとえ復讐であっても罪には変わりないってのがね〜・・。
そんなジレンマな中、
【ラストにふれてるよ〜】
最後に警官がライリーに渡した手錠の鍵は、絶対許されない中でのささやかなる抵抗の様だった。・・て、重大ですが!(爆)   【Amazon】 

ラヴァーズ
LOVERS (99・仏)
(監・脚)ジャン・マルク・バール (脚)パスカル・アルノイド
(主)エロディ・ブシェーズ セルゲイ・トリフュノヴィチ ジュヌヴィエーヴ・バージュ
展開にあまり抑揚がないので、ちょっと退屈かな。恋に国境はないんだけど現実にはねえ・・と言う辛い雰囲気が、ドグマ95で撮られてるせいか、
よく伝わっては来たんだけど。でも、たとえ引き離されても、「表裏一体な私たちは磁石の様にくっつくの」って言う二人の気持ちがある限り
いつか最良な道が開かれると信じたいね。お互いに大好きなんだからねえ・・(涙)【ビデオ】

LOVERS
十面埋伏 (04・中国)
( ̄-  ̄ )
(監・脚)チャン・イーモウ (脚)リー・フェン ワン・ビン (音楽)梅林茂
(主)チャン・ツィイー 金城武 アンディ・ラウ ソン・タンタン
意識してないつもりでも、やっぱり「HERO」と同じ位の見応えを期待してしまってたのか・・(ーー;)
CG使い過ぎ!豆飛び過ぎ!股開き過ぎ!金城**過ぎ!(笑)と、過ぎたるは及ばざるが如しな印象。
でも、こう言うのはまだいいんだけど(豆も実は面白かった♪からいいんだけど←意外と気に入ってる・笑)
一番問題なのは、お話に手をかけてない事だよ〜。ろくな伏線もなく一本調子で安易にドンデン返るし、敵の当たらん攻撃も、
ツィイーちゃんの露出も(そりゃあキレ〜でしたよ、あのデコルテ・ラインは!)なんか毎回似た様な形だし・・はっきり言ってクドイ。( ̄∇ ̄;)
どうも、3人がどんなに一生懸命闘ってても愛の為に涙流してても、それが操り人形みたいにただの”動作”としてしか伝わって来なくて・・。
こんな戦乱の時代、風の様に生きれたらどんなにいいだろう・・って気持ちにはしんみりもしたし、あのラストの有様にも
グッと来ていいはずなんだけどね・・な〜んか”ココロ”が宿ってないんだよね。この「恋人達」、な〜んか幼稚に見えたのは私だけ?(汗)
「やっと2人きりになれたね」って言うラウに、「でも上から絶対誰か見てるよ」ってツッコミたくなったり、
ツィイーちゃんと金城のLOVEシーンでも、「だから、誰か覗いてるって・・えっ?覗いてるのは私?」とか、幽体離脱したみたいに
冷めて見てる自分に気付いた時には、マジで「やばっ・・!」って思ってしまった。
「HERO」とは全く別物とは言え、あっちは大仰なワイヤーアクションを精神世界に取り込んだ事と、明確な大義への強い思いが、
ありえね〜と言いそうな私の口をしっかりふさいでくれたんだよね・・。イーモウ監督って、あれ以来CG&ワイヤーアクションにハマってる?(笑)
とか思うし、別にそれはそれでいいんだけど、でもそればかりに集中すると、どうしてもその世界には「グリーン・デスティニー」と言う巨大な壁が
立ちはだかるしね・・あちらはストーリー性もあるし勿論別物だけど(殆ど忘れてるが;)でも、最初にやった方がどうしても強烈だし分がいいもんね。
そう言う意味でも「やばっ」な感じ。とは言え、鮮やかな色彩をまとい、しなやかな肢体で舞うツィイーちゃんは素晴らしく美しかったです。
まあ、これも数箇所CG使ってるんだろうけど、あの舞はホンモノだよね?(笑)見とれちゃったよ。
もう「ちゃん」付けなんてしちゃダメって怒られそうなくらい・・特に遊郭での(豆の・笑)舞・・うっとり・・!
これはもしかしたら、監督が「初恋のきた道」でデビューさせた愛[まな]女優ツィイーちゃんの成長ぶりを、とにかくスクリーンに収めて置きたくて
作った作品だったのかなぁ?なんて思ってしまったよ。お話には不満だけど、彼女と豆を堪能出来たと思えば・・まあ、いいか。(;´д` )【ユナイテッド・シネマ】
BBS分追記-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
>ロドリゲスやタランティーノと通じるものを感じた
・・・・・くまぞさんとは「バカ」の意味が微妙に違う感じもしますが、私も(ロドリゲスは知らないけど)タランティーノはふと思い出していましたよ。
でも例えば「KILLBILL」はマジな話とオバカさのミスマッチさをアメリカ&日本のちぐはぐさやキャラのオチャメさ(?)を利用して
うまく渡っていた様に思えたけれど、「LOVERS」はそのあたりのブレンドが巧く行ってなかった感じがしました。
>とにかくチャン・ツィイーの為の映画
・・・・・同感です。でもね、CGをもっと減らしたら、もっと彼女の素晴らしさも表現できたんじゃないかと思いました。
あのしなやかな踊り・・でももしかしてこれもCG?な〜んて(そうじゃないだろうけど)つい。ゞ( ̄∇ ̄;)
>ちゃんと主役の良い映画にめぐり合って欲しいな
・・・・・こんなに思ってくれるファンがいて幸せね〜金城武っ(笑)どうせなら「milmilの両手にハンサム・・」に書き換えるとか・・(笑)
あ〜そだそだ、「愛と誠」!_(T▽T)ノ彡☆ あのどこからともなく飛んでくる矢とかナイフとかそう言うのも似てましたね。( ̄∇ ̄;)
でもこれ、当時かなりハマりましたよ。ププッ ( ̄m ̄*)
『正しいラブレターの書き方・目からウロコの収納術・調味料を生活に活かそう』・・等々、色んな事をこの漫画から教わりました。(笑)
それに、これは登場人物が面白かったと思いますよ。個人的には高原由紀が好きでした。「初恋」も彼女のキャラをすごく表していましたよね。

ラヴソング
甜蜜蜜 / COMRADES,ALMOST A LOVE STORY (96・香港)
(監)ピーター・チャン (脚)アイヴイ・ホー
(主)マギー・チャン レオン・ライ エリック・ツァン クリスティ・ヤン クリストファー・ドイル

恋人を残し、大陸から香港に渡って来たシウクワンは、マックでバイトしていたレイキウと出会う。
お互いを大切な人と感じながらも、夢の実現の為に別離を繰り返す2人だったが・・。

夢の為に、一番大事な何かを失ってしまう事もあるのね・・。(涙)
こう言うシチュエーションはよくあるなあと思いつつも、マギー・チャン演じるレイキウの繊細な心の揺れに吸い込まれる様に見てしまった。
最初はあまりにも庶民的なマックの制服がピンと来なかったけど(笑)当時はオシャレな店の代表だったのね。
他にもテレサ・テンの歌を物語の流れに使っていたりと、日本人であっても時代の移り変わりにすんなりと入り込む事が出来た。
優柔不断男が嫌いな方は、途中で怒り狂うかもしれませんが(≧▽≦)純愛映画好きな方にはオススメです。
音楽も良かったんだけど、使いすぎは安っぽく感じるね。もうちょっと、ここぞ!って所で使って欲しかったな。
カーウァイ映画でお馴染みのカメラマン、クリストファー・ドイルが、娼婦と恋仲になる英語教師役で出ていたが、
やっぱりいつ見ても志茂田景樹に見える・・!( ̄∇ ̄;)
【以下ネタにふれてます】
2人の女性に同じ物をプレゼントする男ってどーよ!そして、貰ったそれを(知らないとはいえ)もう1人の女にお礼としてあげようとする女ってどーよ・・
戸惑うレイキウ・・彼女しかマトモな神経の奴おらんやん〜。( ̄∇ ̄;)危ないオシゴトのカレも、ステレオタイプな美味しい役ではあったけど、
ミッキーはオチャメで・・レイキウと一緒に泣き笑い、ボールドウィン・ファンのおばちゃんの話も良かったです。
【BBSより】
>韓流ドラマのような”在り得ない”設定はなく、割と自然なストーリー展開で好感の持てる良い作品でした
・・・・・そうそう〜特にクライマックス〜ラストは、そんな感じでしたよね。で、ラストのラストのファーストシーン(紛らわしいね)がまた好きでした。
見終わった後、もう一回ファーストシーンを見直してみたんですよ〜。レオン・ライ・・しっかりほんまもんの田舎っぺに見えました!(笑)
プレゼント・・そうですね〜・・本当に不器用よね。でも、遠距離恋愛ってやっぱり難しいよね・・特に、男性には無理なんじゃないかと思うわ〜。
どうしても身近に居る女性に甘えてしまうでしょう?(^^;女性はその点、結構意思が強いと思うけど、母性本能くすぐられるとダメかもね?(^^;
特に自分より強いと思ってる男性の弱い部分とか見せられたら、ついフラフラとなっちゃったりして・・(私だけ?爆)
マギーは良かったですねえ〜。その時の感情表現だけでなく、年月いって変わって行く(あるいは変わらない)キモチをとても細やかに演じてましたよね。
いい女優さんだわ〜・・って改めて思いました。
危ないオシゴトの彼(笑)「インファナル・アフェア」にも出てるんですね。これ未見なんですよ〜。早く見ないといけないですね。
そもそも「THREE/臨死」って言うのに、P・チャン監督の作品もあって、それで気になって今回「ラヴソング」を借りたんですが、実は、この危ないオシゴトの彼、
その作品にも出てたんですよ。なので、顔はもうしっかり覚えました・・って名前を覚えろよ、って感じですが。(^^ゞ 【DVD】

ラヴレース
LOVELACE (12・米)
 
 
(監)ロブ・エプスタイン (脚)アンディ・ベリン
(主)アマンダ・セイフライド ピーター・サースガード シャロン・ストーン ハンク・アザリア アダム・ブロディ ボビー・カナヴェイル 
   ジェームズ・フランコ クロエ・セヴィニー ジュノー・テンプル ウェス・ベントリー エリック・ロバーツ デビ・メイザー クリス・ノース
 
70年代のアメリカ。
厳格なカトリック教徒の家庭に息苦しさを感じていたリンダは、その反発心のせいか知り合って間もない男チャックとすぐに恋に落ち結婚してしまう。

ラブレースと言うから、恋敵がどっちが勝つか競争でもするラブストーリー?とか思ったら(発想が単純)
昔、大ヒットした、(当時で言う所のいわゆる18禁映画)「ディープ・スロート」の主演女優の物語でした。
そのタイトルは聞いた事ある・・(雑誌「スクリーン」か「ロードショー」あたりで?) 見たことはない。( ̄∇ ̄;
んで、そう言う類の映画の話だから、当然、そう言う類のシーンもあるんだけど、そこに関しては結構コミカルだったので割とさらっと見られたわ。(笑)
でも問題は、と言うか、本当は、その主演女優の当時の状況が、世間に知られていた軽くきらびやかな物ではなく、
夫に暴力で支配されていた悲惨な日々だった ・・と言う事。 更に、親には守られるどころか、
その厳しいカトリックの信仰のせいで、逆に夫への忠誠を強いられ、保護もして貰えず・・一体、何の為の結婚か、何の為の信仰か。
世間の波、流行の波に飲み込まれた(それこそ世間のディープ・スロート・・的な?)
小さくか弱い1人の女性・・の幸せを真面目に考えさせられる物語でした。
本人視点の話だと思うから、これが(感情面等)全部本当とも限らないけれど、ただ、あの映画に出ただけで自分の全てを決めつけないで欲しい
と言う彼女の気持ちは解る様な気はした。一時的な間違いだけで人を判断して、一方的にレッテルを貼り付けるのは違うと思うし。
本作の本質をちゃんと理解して臨んだ主演のアマンダちゃんがひたすらキュート。
アフロ?ヘアは全然似合わないけどダサ可愛いし(笑) それ以外もとにかく可愛い。
アマンダちゃんの笑顔、プライスレス、略して、アマプラ。はい、これアマプラで見ました。(宣伝かい)
妻をモノ扱いする酷い旦那役はサースガードだったわ。
暴力の奥に嫉妬とコンプレックスが見え隠れしてて、ほんっとにサイテーな役を好演。(言い方が変?)
フランコ君がチラ出。贅沢な使い方。クロエ・セヴィニーなんかもっとチラッと。3秒くらい。(笑)
母親役はシャロン・ストーンだったのね。わからなかった、と言うより、こう言う雰囲気の女優さん昔よく居た〜な印象だったかな。 【Amazon】

ラウンド・ミッドナイト
'ROUND MIDNIGHT (86・米)
(監・脚)ベルトラン・タヴェルニエ (脚)デヴィッド・レイフィール (音楽)ハービー・ハンコック
(主)デクスター・ゴードン フランソワ・クリュゼ マーティン・スコセッシ ハービー・ハンコック ロネット・マッキー
ジャズピアニスト、バド・パウエルをモデルに、50年代の伝説のジャズマンの生き様や、彼の音楽を愛する者との友情を描いている。
音楽に疎い私には、その真髄は計り知れず、穏やかなメロディと美しい映像に、たまに睡魔が・・(笑)
とは言え、主人公のデイルの存在感は圧倒的、しかも不思議な親近感を与えられた。
これから、ジャズ・・と言えばこの作品をきっと最初に思い出すんじゃないかな。 【BS】

落語娘
 (08・日本)
 
 
(監)中原俊 (脚)江良至
(主)ミムラ 津川雅彦 益岡徹 伊藤かずえ 森本亮治 利重剛 なぎら健壱 絵沢萌子 春風亭昇太 ベンガル 峰岸徹
 
「人を楽しませるのに高尚もへったくれもあるもんかい」・・が、いいね。それが全てかも。
ミムラもとても爽やかで良かったし、色んな表情見せてくれて、あれ?こんなにいい女優さんだったっけ?って思った程。
恐い落語が中心なのも面白かったけど、後半から、なんだか、師匠(津川)のが主人公みたいになったのにはちょっと違和感が。
どこかでレールが間違った方向にいっちゃったみたいな感じ。伊藤かずえ、久々〜。ちょっと黒田福美っぽかった。(笑) 【TV】

らくだの涙
THE STORY OF THE WEEPING CAMEL (03・独)
(監)ビャンバスレン・ダバー ルイジ・ファロルニ
(主)母らくだ 子らくだ オドゲレル・アユーシ オーガンバータル・イフバヤル ジャンチフ・アユールザナ
   
ファンタジックなドキュメンタリー。いや、ドキュメンタリータッチのファンタジーと言うべきか?
一体、どこまでが本当の出来事なのか、どこまで台本があるのか、ってちょっと考えてしまうほど、大自然に包まれた生活が、素直に素朴に
描かれていて、ほのぼのと癒されました〜。らくだが子供を拒絶する理由はよく分からないんだけど、こう言う事ってよくある事なのかな?
あの涙が本当に悲しくて流してる物かどうかも分からないけれど、母らくだに最初つけられた馬頭琴が、風で自然と奏でられる所には、
自分も何かすごく崇高な物を感じて胸がジーン・・となってしまった・・。母らくだもきっと何か感じてるに違いない・・よね?
”お母さん”の歌も素晴らしくて感動しちゃったし。らくだの世話をする彼女、自然の中で生活するたくましさと優しさを兼ね備えてて素敵だったなぁ〜!
それにしても、らくだが人々の役に立つ動物だとは知ってても、こんなに何役も(牛・馬・羊・他と同じに)こなせる動物だとは知らなかった。
モンゴルの奥地の人達の生活には欠かせない・・家族なんだね。兄と共に、いっちょ前にらくだに乗っておつかいに出かける弟が、
小さいのにすごく雄雄しく見えたよ。(^^)近代化は徐々にやって来るけど、人々や動物の命を支える物=自然は決して崩してはいけないよね。
これ、「地味映画推進委員会」として推薦出来そうです。(笑) 【シネテリエ天神】

羅生門
 (50・日本)
(監・脚)黒澤明 (脚)橋本忍 (原作)芥川龍之介
(主)三船敏郎 京マチ子 志村喬 森雅之 千秋実 本間文子 上田吉二郎 加東大介
あのジャンジャン降り(普通はジャージャー降りって言う?)の雨がとても印象的。
脳内迷宮への入り口として、この大雨閉鎖した空間演出はお見事!だし、50年作品で、こう言う多視点で交錯する内容は相当新鮮だったろうなあと思う。
京マチ子の雰囲気にも惹かれる。(楳図作品にもこう言う風貌の方出ますね〜そっくり〜何かと楳図先生だけど〜しかもこっちのが古いし〜笑)
でも、一部、もっと自分に都合よい嘘がつける気もするが??って思う所もあったんだけど・・私の理解が間違っているのかな?
「わかんねぇ・・」ってつぶやくのは、事件の真相ではなく、人間ってえモンがわかんねぇ・・なんだろうね?イタコ、恐いよ・・。(笑) 【ビデオ】

ラスト、コーション
LUST,CAUTION / 色・戒 (07・中国=米)
( ̄□ヾ)
(監)アン・リー (脚)ワン・フイリン ジェームズ・フェイマス (原作)チャン・アイリン
(主)トニー・レオン タン・ウェイ ワン・リーホン ジョアン・チェン トゥオ・ツォンフォア チュウ・チーイン チン・ガーロウ クー・ユールン
予告編を見た時、ヒロインいまいち〜とか思って、いくらアン・リー作品と言えどテンデそそられなかったんだけど、巷での評判がえらくイイので
もしかしたら自分の想像を越えてる作品なのかも?と、思いなおして鑑賞。
しかし・・最初のうちは物語もすいすい展開していくし面白かったんだけど、前半終りあたりから急激にサメてしまって、
その後全くノレず。ひたすら「はよ殺れよ!まだかぃ!」・・で、眠くもないのに自然とアクビが・・_(T▽T)ノ彡☆
ヒロインも素顔の時はスケートの真央ちゃんみたいで素朴でなかなかイイ感じだったんだけど、化粧してアップになると、
ど〜もキツいガチャ目と白目の充血が気になって気になってしょうがない。
ただでさえ背伸びした厚化粧が、妖艶なんかでなく痛々しさを醸し出していてあんまり見たいとは思えない姿なのに
キラキラ真央ちゃんが成長したら、お安いグラビアのほ**あ*みたいになっちゃいました〜どーしてくれんの!・・みたいな・・。
そう言う役としては、とても合っていたとは思うけど、予告編での印象を覆してくれる様な、新しい魅力は感じられず、ガッカリ。
話題になった性愛シーンってのも、ボカシだらけで興ザメ。いや決してボカすなと言う意味でなく(笑)わざわざああ言う角度で撮る必要性を感じないし、
二人の心情を表す重要なシーンだからこそ、見た目、激しい肉のぶつかり合いの中にも、もっと内面からにじみ出る何かが欲しかった。
この作品を支持する方々は、皆さん、ココに何かそ〜ゆ〜モノを感じたらしいんだけど、私は全然でした。
ま、大抵の場合自分なんてマイノリティーですから、今更、だからどーだってコトもないですけど。(いじける)
まあせいぜい、中国雑技団オン・ザ・ベッド!驚異の肉体知恵の輪イン・ザ・ベッド!ってトコで。
そんな二人より、私ゃ、あの男と奥様の関係のがちょいと気になったりして・・やっぱり普段に知恵の輪はないわなぁ〜?とか・・(そこかい)
いやいや、それより、更に、あぁあの時代って女性の*はあのままだったんだ〜?とか思って、その後のヒロインの袖なしチャイナドレスが気になる気になる。
二人に関しては、結局ストックホルム症候群にも似た感情展開になんら目新しいモノもなく・・もしや女子高生とオヤヂの援交とたいして変わらん?とか
もっと言えば近***にも見えて、一時の孤独やジレンマをそんな事で癒そうとしたって続かないよ・・って、ホントに異常にサメて見るしかなかったわ〜。
特にヒロインには全然感情移入出来なかったので、切ないとか悲しいとかは問題外。単に、戦争中のマヌケな女の顛末としか感じられず・・(^^;
逆に、その気になって男を誘惑していてもカップにベッタリついた口紅をぬぐう事すらしない彼女(この演出は面白いね)の稚拙さには、
同じ女性として、痛々しさと同時に怒りすら感じてしまう始末。終いにゃ、これってもしやコメディだったの〜?・・って、もう見方を変えるしかなかったりして、
そう思えば、それなりに納得出来たりなんかして・・それを気付かせてくれたトニー・レオン・・(笑)は、あんなヤツだったけど、唯一、興味深かったなぁ〜
見所あったなぁ〜って思える存在でした。ベッドでの一生懸命なトレーニングが後で役に立った彼のNSPぶりにも爆笑!_(T▽T)ノ彡☆
【以下、ちょこちょこネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
それにしても、なんでヒロインに感情移入出来なかったのか?遡ってみると、あの学芸会の延長みたいな作戦の時の、
ターゲット誘惑個人レッスン(謎)から・・が、原因だったかも?ちょいと惹かれてるカレの影響や演劇の好感触で
気軽にこんな事に足を突っ込んでしまったのは解るけど、アレはないでしょ・・と言うか、
ヒロイン全然悩んでる様子ないし(てか、やる気満々)周りもそれが当然みたいに真剣でも、最後にゃ大学のシャツ着てるしさぁ〜・・カンベンしてよ〜。
それに、その時あんな目にあったにも関わらず、またノコノコと職場復帰(笑)するのだって疑問。元々それ程の愛国心があるとも思えないし、
いくら父親の事とかあって不本意な生活してるって言っても、彼女を又そこに導いてしまう程の状況描写があまりなく説得力に欠ける。
ただなんとなく流されてる様にしか見えない一生懸命さのない(注:○○○以外)ヒロインなんて理解し難いし、共感出来る訳がない。
カレとの事にしても、生きた伏線がないので、終盤交わしたセリフがアホみたいやん・・この作戦において、結局彼女は何をしたかったん?(注:○○○以外)
書き忘れる所でしたが、NSPとは「ねちこい・ス*ベな・パーソン」ですが、
今回はSとPが「サドな・スタコラッサッサの」「ピヨヨ〜〜ン!」にも置き換えられます。【シネ・リーブル博多駅】

ラストコンサート
STELLA / DEDICATO A UNA STELLA / THE LAST CONCERT (76・伊=日本)
(監・脚)ルイジ・コッツィ (脚)ミケーレ・デレ・アイエ ダニエレ・デル・ジュディチェ ソニア・モルテーニ
(主)リチャード・ジョンソン パメラ・ヴィロレッジ リカルド・クッチョーラ マリア・アントニエッタ
大昔にスクリーンで観た映画を再見しようコーナーその○!(いつそんなコーナーが?)
懐かしいね〜!こんなんだったね〜!・・ってそんな思いだけで再見したけど、フィルムの中の彼らや風景を見てると、
本当の70年代にタイムスリップしたくなっちゃった・・。物語は、当時やけにヒットした割には、私は特別に思い入れはなかったんだけど(オイオイ)
今見ると、主人公二人・・お互い時間がない二人が、昔よりも身近に感じられたわ。若くてまだ未来がたっぷりあると勝手に信じていた頃とは違う感慨。(^^;
彼らの経歴とか家族とか、そう言うモノはさらっと措いておいて(ただステラがリチャードに惹かれる理由はさらっ〜の中からでもよく伝わってきた)
二人に焦点絞ってる所がかえって良かったし、まるまる健康優良児じゃーん!( ̄∇ ̄;) ・・って当時は思ってたパメラ・ビロレッジも、
リチャードと一緒だと、オキャン(死語)であってもちょっと女っぽかったりケナゲだったり、彼女のくるくる変わる表情〜若い命の表情〜が、
残された時間に全部しっかり刻み込まれる様で良かったです。あのウェディング・ドレス姿も当時よりもずっと可愛く感じたし、
何より、シモーヌのデカい胸に気を取られる事ももうなく(爆)ちゃんと真面目にラストを見られて、前よりもウルウル・・ゞ( ̄∇ ̄;)
でも全く覚えてないシーンも沢山あったなぁ〜!(殆どか?)リチャードがステラを叩くシーンにはビックリしたよ。何もあんなに張り倒さなくても!(汗)
ステラのファッションが、シャツをインにした着方なのには時代を感じたし(しかも結構キツキツ・・笑)
一番覚えてなかったのは星のアクセサリー!・・そうだった、名前、ステラ(星)だったしねぇ・・でもこんなアクセのシーン、あったっけ?え?最重要シーン?
・・でも、もしや「冬ソナ」のポラリスって、これパクった?・・と、疑惑の眼差し。(笑)
それにしても、こう言う正統派(?)ラブロマンスものは、基本的に私は観に行かないハズなのに、何故観ていたのか??
オヤヂ専の友達の付き合いで観たのかな?いやいや、その友達はコレを観てオヤヂ専になったハズ(笑)・・と言う、曖昧な記憶を辿っていたら、
どうもコレ、「カサンドラ・クロス」の同時上映だったらしい・・なるほど、それでね〜!
でもね、これの音楽は大好きで、後にサントラCDまで買ったのだぁ!
・・なんだかんだ言って、結局は青春の思い出からはハズせない映画になっちゃってるみたい・・(笑) 【劇場】【BS】

ラストサマー
I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER (97・米)
(ーー;)
(監)ジム・キルスビー (脚)ケヴィン・ウィリアムソン
(主)ジェニファー・ラヴ・ヒューイット サラ・ミシェル・ゲラー フレディ・プリンツJr. ライアン・フィリップ ミューズ・ワトソン アン・ヘッシュ
去年の夏、車ではねた人を海に棄ててしまった高校生達・・そして事件を知る何者かに襲われる様になった今年の夏・・。
主人公の女の子は叫ぶ・・「今こそ、正しい道を選ぶのよ!」・・おお、ついに自首を?!・・と思ったら、「そいつと対決するのよ!」
・・って、あの〜もしもーし!ヾ(ーー ;) なんか、肉体的にだけムダに成長したアホ学生ばかりでシラけたなぁ。( ̄∇ ̄;)
この時のサラって、ぽちゃっとして可愛いけど、まだまだ若さだけしかなくて個性に欠けてるし、J・ラヴ・ヒューイットってなんか笑い顔とか
イヤミなんだよなぁ〜役も偽善者ぽくて嫌いだった。ライアンは可愛いかったけど(笑)なんとかプリンツって全然ぱっとしないし
アン・ヘッシュがかなりブキミさをかもし出してて○だったけど、使い捨てみたいでガッカリ。で、あの終わり方ってどうよ・・。【TV】

ラストサマー2
I STILL KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER (98・米)
(ーー;)・・_(T▽T)ノ彡☆
(監)ダニー・キャノン
(主)ジェニファー・ラヴ・ヒューイット ブランディー フレディ・プリンツJr. メキー・ファイファー マシュー・セトル ミューズ・ワトソン 
ジェニファー・ラヴの眉が細くなって一見垢抜けた印象を与えるが、同時に個性もなくし、益々、意味不明ぶりっこ女全開。
マジでこの女ヤバいっしょ。恋人いながら、他の男とカップルになる様な形で南の島へ遊びにいくし・・こいつとずっと友達やってるなんて、
ブランディーよ、他に友達おらんのかいっ・・。ラストのジェニファーもかなりヤバい・・てか、この調子で一生やってるつもりなんかな。
見てる側としては、もはやどーでもいい境地に達してしまったが、ノドモト過ぎたら(内容忘れるだろうし)きっとまた見ちゃうんだろうなぁ・・トホホ。【TV】

ラスト・サムライ
THE LAST SAMURAI (03・米)
(監・脚・製作)エドワード・ズウィック (脚・製作)マーシャル・ハースコビッツ
(主)トム・クルーズ 渡辺謙 真田広之 小雪 福本清三 中村七之助 ティモシー・スポール ビリー・コノリー
急激な近代化(欧米化)で、日本人としての誇りや生き方を失いつつある日本人にカツを、エセ南おフランス人にも痛い作品でございました。(笑)
ただ、「侍」に関しての知識や憧れのない私には、少々「?」な所が無きにしも非ず。「自国の誇りを捨てるな」精神はとても大切だとは思うけれど、
新しい風の良くない面とばかり対峙させるのは見方によってはその頑なさが非常に危険だとも思えるし、あまのじゃくにはかえってテーマが単純に映り、
精神的力強さが萎えてしまった感じ。でも、全体的にはとても慎ましい優しさを感じる作りで、これが米映画とは驚き。
謙さんは勿論、その他の配役もとても良くて、ただ着付けしてるだけの小雪&トムに妙にドキドキ。(笑)
トムも、あんなに馴染んでるとは思わなかった。ちょっとした笑えるシーンもあって、好感度アップ。
こりゃ、来期のNHK大河ドラマの主演はトムで決まりですかね?・・対抗馬はボブか?Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン 【ユナイテッド・シネマ】

ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜
POUR ELLE / ANYTHING FOR HER (08・仏)
 
 
(監・脚)フレッド・カヴァイエ (脚)ギョーム・ルマン (原案)ギョーム・ルマン
(主)ヴァンサン・ランドン ダイアン・クルーガー ランスロ・ロッシュ オリヴィエ・マルシャル アンムー・ガライア 
   リリアーヌ・ロヴェール オリヴィエ・ペリエ ムーサ・マースクリ レミ・マルタン
 
国語教師のジュリアンは妻と一人息子と共に平凡ながら幸せに暮らしていた。
が、ある日突然警察が押し入り、殺人の容疑で妻を逮捕してしまう・・。

毎度の事ですが・・すみません、また言わせて。公開時のタイトルをDVDで変えるなぁ!!(∴`┏ω┓´)/コラァ
結構これでもしばらくは黙ってたつもりだけど、今回はまたヒドいよ・・。だって、リストに載せる時、「す」なのか「ら」なのか・・困るって!
うーん・・一応ここではDVDで見たので「ら」にしますが。でも、なんか負けた気がする・・(-_-;)
で、本作ですが・・ 先に「この愛のために撃て」を観ていたせいか、基本、同じ感じが・・。(笑)
しかも、こっち↑のが激しい展開だったので、これはかなり地味に感じてしまった。
主人公も、「この愛」のが、より平凡、しかもふっくら善人顔だったので、妻の為に全力疾走する姿にすごいギャップと頑張りを感じて、
より心打たれたりしたんだけど、こちらは、主人公、一応平凡な教師ってなってるけど、見た目、眼光鋭くて・・
あっち方面のお方でもおかしくなくない?・・って風貌だったし;;ちょっと意外性に欠けてた分、ハラハラ感はマックスまでには至らなかった。
いや、事態はとっても厳しい・・んだけど・・。確かに・・今、殺される!・・ってのと、冤罪で一生刑務所・・ってのと、
どちらが酷か・・とか、比べられないけどさ。どちらも酷過ぎて。
・・と言う訳で、作品も比べても仕方ないんだろうけど、それに、この作品が決して嫌いと言う訳でもないんだけど
(むしろ、タイプとしては好きな方)「この愛」のが、更にパワーアップして面白かったなぁ・・と改めて思ってしまったもんだから。(^^ゞ
なので、本作は、また別の所で楽しんだ感じです。
地味だけど、静かにわきあがる皆の感情がヒリヒリと痛かったり、ハラハラ感とはまた違う部分で心にしみる所があったり・・。
妻は冤罪だって見てる方にはしっかり判る様になってたけど、夫以外の家族は、半信半疑・・だったよね?
それって、仕方ないのかもしれないけど・・普通に暮らしてる家族には、その生活を守らねば・・って気持ちが優先するのかもしれないけど・・辛いね。
特に子供の事がねぇ・・育ちざかりなのに傍に居てもやれない、しかも避けられて・・とか、やりきれない。
なんか、一番これがキツかったなあ・・。一番感情移入しちゃったよ。(涙)
皆がそんな風な中、こんなに、全てを捨てて妻の為に頑張れる男・・が夫で、それだけが不幸な中での救いだったよね。
ラストは・・これからどうなるのか分からないけど、こんな夫だったら・・苦労あっても一生信じてついて行けるんだろうね?
いや、もう離れられないよね〜色んな意味で。ゴミ出しとかしてくれんでも文句も言えないよね〜。(そのレベル?) 【DVD】

ラストダンス/離婚式
(監)向井寛
(主)大河内奈々子 松岡俊介 山咲千里
どのエピソードも半分しか突っ込まない軽さ。ほのぼの路線で行きたい趣旨は分かるが、ラストもあれではちょっとな〜・・って感じ。
でもまあ、好きな山咲千里が見れたので良かったけどね。ところで、結婚記念日にこの映画を観に行った自分ってどうよ?! 【シネサロン・パヴェリア】

ラストナイト・イン・ソーホー
LAST NIGHT IN SOHO (21・英)
 
(監・脚・原案)エドガー・ライト (脚)クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
(主)トーマシン・マッケンジー アニャ・テイラー=ジョイ マット・スミス テレンス・スタンプ マイケル・アジャオ 
   ダイアナ・リグ シノーヴ・カールセン リタ・トゥシンハム ジェシー・メイ・リー カシウス・ネルソン
 
夢いっぱいでロンドンのデザイン学校に入学したものの寮での生活になじめずソーホーの古い屋敷に下宿する事にしたエロイーズ。
しかしその夜から不思議な何かにとりつかれてしまう。

なんとなく気になってた作品が一番近い映画館で上映される・・って知ってホイホイと行って来ました。
この映画館で観るのは2年ぶりくらいかも?ここ、普段は若者向け恋愛邦画が多かったりで近い割には使えない事多くて。でも今回はよくやった!(笑)
冒頭の新聞のドレスがとっても可愛くて、しかも何やら怪しげな人が出てきたりで期待が膨らむ。(怪しげて・・お母さんだったね、すんません笑)
マウント取るルームメイトとか取り巻きとか酷かったから、引っ越した先はレトロな雰囲気だし良い所かと思ったんだけどね・・
エリーが見る幻影のサンディは最初は母親かと思ったんだよね・・全然違ったわ。またヘボ推理やったわ。
サンディの正体はバラされる5分くらい前にわかったんだけどさ・・ぎりセーフ?・・アウトか。(笑)
まあそんな謎解きも面白かったけど、とにかく一番は、その世界観〜映像がなんだかすごく落ち着く感じでさ(怨霊に落ち着く?)
気が付くとすっかり引き込まれてたわ。
サンディを追うエリーの姿がトゥルリララ〜と鏡に段々に映し出されていく所とか(解るかな?説明がヘタクソ過ぎる笑)
まだやり直せるハズだった彼女に「こっちを見て!」と鏡の向こうこから叫ぶ所とか、めくるめく映像世界にずっと目が離せなかった。
都会の魑魅魍魎に、それは自分が望んだ世界だろ?と言われれば、確かに自分の責任でもある、と言うのがね・・
時代は変わっても人間は・・とりまく世界は・・そんなに変わらないね・・自分を見失えば簡単に飲み込まれてしまう。
エリーとサンディが重なる鏡・・現在のピュアなヒロインと重なる事によって、過去のヒロインもそうであると思い込ませる技はなかなか。
よく考えてみると見るからに対照的な二人だったんだけどね、そこに時代背景も加わって見事にやられてしまったわ。懐かしい音楽も印象的。
スリリングな展開だったけど、終盤のおっさんの怨霊軍団にはちょっと笑っちゃった。
(「レアエクスポーツ」の大量のジジイ軍団をなんとなく思い出したりして。あ、おっさん達はすっぽんぽんではなかったかな(≧▽≦))
と言うか、ジャックはサンディが最初知り合った時から悪人顔だったよね?あの顔で”ヒロインの素敵なお相手”は絶対ナイよね?(めっちゃ偏見・・笑)
エリーとサンディ役の女優さんは二人共役柄に合っててとても良かった。
本編観る迄、以前他の映画で見た事ある女優さんだとは気づいてなくて、やっぱり画像でのチラ見と本編で見るのとでは全然魅力が違うね。
二人とも前の映画でも個性があって可愛いな、と思ってたしこれからも期待大ね。
バイト先に出没する謎の男役がテレンス・スタンプだったのも全然気づいてなかった。( ̄∇ ̄;
あと、エリーに好意を寄せる黒人の子、笑顔の口元がめっちゃディズニー映画のキャラっぽかったから、
そこんとこもみんなに知って欲しい。(どーでもいい発見・・笑)
とても魅力的で面白い作品だったけど、一つだけイマイチだったのは、最後のエリーの作ったドレスがサンディが着てたドレス程には素敵に見えなかった事。
なぜ襟元がシルバー?とか、単に自分の好みの問題か?
いや、あれはサンディが夢と時代とを一緒に纏ってたからこその魅力だったのかもしれないし、
エリーはまだ踏み出したばかり・・彼女の夢はこれからこのドレスを越えて行きまっせ!・・って事かもね?(^^  【ユナイテッドシネマ福岡ももち】

ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-
THE LAST HOUSE ON THE LEFT (09・米)
 
(監)デニス・イリアディス (脚)アダム・アレッカ カール・エルスワース (オリジナル脚本・製作)ウェス・クレイヴン 
(製作)ショーン・カニンガム マリアンヌ・マッダレーナ
(主)トニー・ゴールドウィン モニカ・ポッター サラ・パクストン スペンサー・トリート・クラーク マーサ・マックアイサック 
   ギャレット・ディラハント アーロン・ポール リキ・リンドホーム マイケル・ボーエン ジョシュ・コックス
両親と別荘にバカンスに来た17歳のメアリーは、ちょっとした好奇心から親友ペイジと一緒に知りあったばかりの青年ジャスティンのモーテルへ。
が、突然そこへ現れた彼の仲間に誘拐されてしまう。

ウェス・クレイヴン監督のデビュー作「鮮血の美学」のリメイク。彼は今回、プロデュースにまわってるそうで。
私はオリジナルは見ていません〜・・ので、どう展開するのかドキドキ。
でも、少女が2人誘拐されて・・非情な男がする事と言ったら・・見るに堪えないよ〜ここらへんは。
女の子たち、早く逆襲してくれ〜〜!・・とか思ってたら・・オーマイガー!なんてこったい!(泣)
しかし・・  物語のメインはここからだったのね。
メアリーの両親の別荘に彼らが訪ねてきた時から、どちらがどう先に気づくのかとハラハラ・・(「ファニーゲーム」みたいに)
その緊張感・・!と、両親の怒り・・!・・で、後は怒涛の復讐バトル。
いやぁ・・やっぱり、ただ銃でズドーンよりも、身近かな物使っての工夫こらした逆襲のが面白いね!
普通の家電でもGOODだけど(家電バトル大好き)こんな、あまり気づいてないグッズ使いもなかなか!
・・って、かなり残酷・・でしたが・・でもさ、こいつらにはこのくらいして当然だよ!爽快だよ!(←大丈夫か?)
それにしてもジャスティン・・あーた、なんでそんな腰抜けなの?「アニマル・キングダム」のカレのが見所あったぞ!?
仲間の紅一点は、おっ○い担当ですか?出てくるたびに無駄に脱ぎ、最期もカメラ目線ならぬ、カメラおっ○い。
で、彼らはどうしてこんな無法者(この言い方ちょっとカッコいいからやめよ)どうしてこんな卑劣な犯罪行為を繰り返してるんだろね?
ジャスティンいなかったら、もっとどうなってた事か。あ、彼、腰抜けなりにいいシゴトしたのかな?
(・・て、モトはと言えば彼が誘ったのがダメなんじゃ?爆) メアリー側は、父親より母親のがいいシゴトしてた様な?
・・んな感じで、面白かった。けど、暴行シーンだけはヒド過ぎてもう見たくないけどね。
そうそう、終盤のバトルシーンに、しれっ・・とキルトが!しかもそれ、クレイジーだったよ!
美術さん(小道具さん?)もいいシゴトしてるなあ。(笑)  【DVD】
 

ラスト・プレゼント
LAST PRESENT (01・韓国)
(ーー;)
(監)オ・ギファン (脚)パク・チョンウ
(主)イ・ヨンエ イ・ジョンジェ クォン・ヘヒョ イ・ムヒョン
泣けなかった・・( ̄▽ ̄;)!涙腺、かなりゆるい筈なのに自分でもびっくり。ついにハートも凍ったか!?(@_@)
・・あの夫とその両親にヒイたからかな〜?だって妻が一番オトナに見えて。なんだか気の毒でね・・。
それに、”本当は仲良くしたい相手”と、「死」を挟まないと仲良くするキッカケを掴めないなんてどこかヘン。「死」なんて誰にでも突然やって来る物なのに。
勿論、身近な人が余命いくばくもないって事が分かれば余計に相手を気遣うのは当り前だろうし、気に入らない相手でもそれなりの接し方は
するとは思うけど・・。お話の設定自体が、自分の感覚とは離れた所にある気がしたので、あまり入り込めなかったのかな?
前半とてもイイ感じ♪だった鶴(ハク)企画のサギ師も後半失速・・残念・・ 何故か一番心に残ったのは、幼友達との再会の所。(決して幼友達のインパクトが
強かったせいでなく・笑)月並みな言葉しかかけられなくても、ただ会うだけでいいよね、とか、ただ抱き合うだけで、「お互い一緒に生きてきたよね・・」って
思えたからかな?・・人生の最期の時に、愛する人と同じ空間にいられると幸せだろうね〜・・?
夫の輝く姿を観ながら人生の幕を閉じた妻・・その幸せは天から彼女へのラスト・プレゼントだったのかも。
もちろんお互いの存在も・・それは二人の愛の賜物でもあったのでしょうが・・。【シネテリエ天神】

ラスト・ホラー・ムービー
THE LAST HORROR MOVIE (03・英)
 
 
(監・原案)ジュリアン・リチャーズ (脚)ジェイムス・ハンデル
(主)ケヴィン・ハワース マーク・スティーヴンソン アントニア・ビーミッシュ ジョナサン・クート リタ・デイヴィス クリスタベル・ムーア クリス・アダムソン
 
レンタルして来た「ラスト・ホラー・ムービー」と言うタイトルのビデオ。
再生すると途中から画面が変わり・・1人の男が語り始める。これから本当の殺人をお見せします、と。

殺人の正当性をエラそーに語られても・・とは思うけど、冒頭の、きっかけ・・自殺し損なった男がまとわりついて延々愚痴るから・・とか、
は、なんだかすんごく説得力あったなぁ。(爆)
★★★絞殺や撲殺・・他、色々な殺人シーンが出てくるので、そう言うの苦手な方は要注意。見ない方がいいです。
私も、ホラー好きとは言え、そう言うシーンは好みではないので、なるべくなら見せずにやって欲しい。  『やったら同じですが』
主人公の殺人鬼が、「ホントはお前らも見たいんだろ?」なんて言うけど、直接見たいなんて思わないよ。それに続く物語が見たいだけで。
  『結局見たいんですか』
お前とは違うんだよ、バカ野郎。  『逆ギレですか』
・・とは言え、そう言うシーンでさえも、なかなか素晴らしいショットもあって  『ほほほほ〜ん』
いや、だから、直接の殺人シーンと言うより、それに続く流れのショットなんかがね、なかなかの良いムードを醸し出していて・・
・・って、はいはいはい!はい、そうですよ!見たいから借りてきました、このDVDをね!
そしてワクワクドキドキしながら見てますよ、しっかりね、え?なんか文句があるぅーー?!
はい、では皆さんご一緒に〜〜〜・・   『開き直りですか!』
お婆ちゃんのシーンもドキドキしたなぁ・・。あんな風に、ちゃんとお茶をいれるシーンなんて・・
いつ殺されるかと思ったけど、本当のお婆ちゃんだったみたいだし、(そう言えば、他でもこんな身近な人間とのシーンはハラハラしたなぁ・・)
「家族や友達は、(ムカついてもとりあえずは)殺しはしない・・と言うモットーがちょっと不思議な気もしたけど、幼い日のビデオとか見ると・・
心のどこか違う部分を開きさえすれば普通の人間と変わりない感情〜感覚のスイッチが入りそうな気もしただけに、なんとなくそれも解る。
でも逆に、そんな家族思いの人でもこうなの?・・って怖さが増幅したのも確か。
撮影する助手がある提案をし、それが終わってからは、ちょっと失速して退屈。
やはり、エラそーなキ○ガイを(見る側から)サシで相手にするのは結構辛抱が要る。(爆)
これが、ちょいイケメンだったからまだやってられるけど、そうじゃなかったら、こっちのがしてはいけない事をしてしまいそうだ。(汗)
でも、最後にこの作品のタイトルの真の意味が判った時には、「なるほど!」・・って思わずヒザをポンとたたいてしまったわ。(←リアクション古っ)
でもね、私がイギリス(だったかな)に住んでるならともかく、ここ、日本じゃあね・・「その効果はさほどあるとも思えないけどね!!!」 
・・この一言が、私の最後の反撃である。殺人鬼にトドメさせたかなぁ〜? 『同類ですか』  (-.-)ふ
★★★絞殺や撲殺・・他、色々な殺人シーンが出てきますが、ホラーファンには一見の価値あり。 『マジっすか!!!?』    【DVD】
 

ラスベガスをぶっつぶせ
21 (08・米)
 
(監)ロバート・ルケティック (脚)ピーター・スタインフェルド アラン・ローブ (原作)ベン・メズリック
(主)ジム・スタージェス ケイト・ボスワーズ ローレンス・フィッシュバーン ケヴィン・スペイシー アーロン・ヨー ライザ・ラピラ 
   ジェイコブ・ピッツ ジョシュ・ギャッド サム・ゴルザーリ ジャック・マクギー ヘレン・ケアリー
マサチューセッツ工科大学に通い優秀な成績を収めるベン。しかし進学の為の巨額な学費に頭を悩ませる事に・・
彼らの必勝テクニックのしくみがイマイチよく解らん(死)
そもそも、ブラックジャックなんて殆どした事ないし(せいぜいポーカーかカブ・・大貧民←関係なし・・笑)
どうすればとか、どこからどこまでがとか、違法範囲すらよくわかってない自分が残念・・(-_-;)
そりゃ、偽カード持ち込んでとか、他の人が覗き見してサイン送るとか、そんなのがダメなのはわかるけど、その程度;;
なので、一生懸命ズルやってる・・もとい、一生懸命、新手法で勝ちに行ってる彼らにはゴメンけど
その辺にワクワクハラハラがなくてちょっと退屈だった〜。仲間も、素敵俳優もいたけどキャラがあんまり魅力なくて。
ただ、スペイシーには、主人公と同じく、自分も引っ張られる物はあったかな。
あの「善人顔」がクセモノよね。何かやらかすまで、いい人?悪い人?どっち〜?・・って、暫く要注意、要観察だもの。
そんなスペイシー扮するミッキーに引きずり込まれ、真面目だった主人公は全く違う世界にハマってしまい・・
スリル味わって金持ちになる事もだろうけど、頭脳での優越感を満たされる(気がする)のも、ハマるのに拍車かけたんだろうね?
そんな彼にはちょっとガッカリもしてさ・・ だってジムだよ?あの、小汚い平民服が誰よりも似合うジムだよ?(注:「アップサイドダウン・・」参照)
なのに、一体誰が、高級スーツ着こなしたジムなんか見たいって言うのよ!
・・いや、そうじゃなくて、そこじゃなくて〜(歪んだ愛情過ぎる・・笑)
だから、問題はお金より、才能や情熱の行方。で、それを思い出させてくれたのが昔からの友達・・でさ、
前半では殆ど背景と変わらん程度だったのに(笑)最後にはグッとさせてくれた友達・・。良かったよね・・いい友達がいて。
その友達や母親を見てると、ガッカリ君に成り下がってた主人公だったけど、またきっと頑張れるはず!って応援もしたくなったわ。
ところで、これ、後で、実話ベースって知ったんだけど、どの程度が実話なんだろう?
優秀な学生が学費に困ってベガスでインチキして反省・・くらい? 善人顔教授は〜?いたの〜? 【BS−NHK】

ラスベガスをやっつけろ
FEAR AND LOATHING IN LAS VEGAS (98・米)
ヽ(。_゜)ノ
(監・脚)テリー・ギリアム (脚)トニー・グリソーニ トッド・デイヴィーズ アレックス・コックス (原作)ハンター・S・トンプソン
(主)ジョニー・デップ ベニチオ・デル・トロ トビー・マグワイア クリスティーナ・リッチ エレン・バーキン
映像化不可能と言われてたらしい原作をこんな風に映画にしてしまったのはすごい・・のかもしれないけど、どうもあまり入り込めなかったな。
そうか、あの時代ってヤクで次世代築こうと、アメリカンドリームしてたのね・とか今のこの時代に於いては共感もないし。
そう言う無軌道な虚しさも語りたかったのかもしれないけど、ラリった主人公は傍観するしかないし。
正直言って、あのひっちゃかめっちゃかな有様見てると、やけに眠くなってしまって(笑)私って、よっぽどじゃないと、お祭り騒ぎには
眠気を誘われてしまうタイプなのね?・・そういえば「パリの確率」でもパーティ・シーンがやけに眠かったなぁ・・って気付かされたよ。
噂に聞いてたデップの頭って、ああ言うヘアスタイルだったのね。究極の似合わなさよね。(笑)トビーの金髪の薄毛も衝撃的だった。( ̄∇ ̄;)
あの年代や音楽に詳しい方は、きっともっと楽しめるんでしょうね。【DVD】

らせん階段
THE SPIRAL STAIRCASE (45・米)
 
 
(監)ロバート・シオドマク (脚)メル・ディネリ (原作)エセル・リナ・ホワイト
(主)エセル・バリモア ジョージ・ブレント ロンダ・フレミング エルザ・ランチェスター ゴードン・オリヴァー ドロシー・マクガイア ケント・スミス
 
地下とか土砂降りとか久々戻って来た人とか、怪しい雰囲気のツボを押さえながらコンパクトに進んで行った印象。
ずっと弟が犯人だと誘導してて、じゃあ違うでしょ、いや待てよ?昔の映画だし普通に直球で来るかも?
・・な〜んて変に気をまわしてたらやっぱり違う人でした〜。(笑)
病床の奥様の迫力・・!(演じてる女優さんはドリー・バリモアの親の伯母様?みたいね?)  【Amazon】

ラヂオの時間
 (97・日本)
(監)三谷幸喜 (原作)三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
(主)唐沢寿明 鈴木京香 西村雅彦 戸田恵子 井上順 藤村俊二 モロ師岡 
あれよあれよと言う間に変更させられてしまう原作・・それってあんまりだよね〜・・と思いつつも、そこに新たなモノを作り上げなければならない
プロの厳しさもすごく感じた。これはどんな世界でもプロならある事だよね。特に関わる人が多ければ多い程・・難しいよね。
けど、1人でも自分の仕事を認めてくれる人がいると知るだけで、明日への気力もわくってもんだ。
音作り職人(?)のおヒョイさん、良かったな〜(≧▽≦)それと、「古畑・・」でのDJのおタカさん(桃井かおり)が出てたのも楽しいかった♪
それにしてもこの原作・・完璧にどーでもいいような内容!なのが可笑しいね。ついでにどーでもいい事かもしれないけど、
原作者夫妻は一皮むけて良かったかもね。いい奥様ぶりっこな妻や、妻を過小評価する夫なんて続かないからさ。
妻の立場からすれば、自分の作品を堂々と見せられる様な、器の大きなツレアイの方が絶対長続きすると思うもの・・(笑) 【TV】

落下する夕方
(監)合津直枝
(主)原田知世 渡部篤郎 菅野美穂
タイトルに惹かれて借りたけど、自分に残ったのは、見切りをつけるかつけないか、そんな事ばかりで・・。留学に疲れた友達、終わるはずのシリトリを
無理矢理続けようとする主人公、旦那のお墓を守る母・・色んな思いがちりばめられてはいるが、どうも表面的・散漫で心の奥まで届かないもどかしさ。
小説はきっと面白いんだろうな?江国さんなので、文章に味とか匂いとか感じられるんじゃないかな?とか。一箇所だけ好きだった所・・酔った健吾が
華子に電話し、リカが取って”何か”を感じる所。そうそう、チョイ役で出てた浅野君、ほんとにちょっとした場面だけだったけどその存在感、すごいね。
私は、ここから何かが始まるのかと思っちゃったよ〜〜!(爆) 【ビデオ】

落下の王国
THE FALL (06・米)
(監・脚)ターセム (脚)ニコ・ソウルタナキス ダン・ギルロイ (衣裳)石岡瑛子
(主)カティンカ・アンタルー リー・ペイス ジャスティン・ワデル ダニエル・カルタジローン ロビン・スミス ジートゥー・ヴァーマー
   レオ・ビル ジュリアン・ブリーチ マーカス・ヴェズリー エミール・ホスティナ
最初からいきなりこんな事言うのもナンですが、オリジナル・ストーリーだとばかり思っていた本作、
本当は、ルーマニアのとある作品からヒントを得た、と言うか、ほとんどリメイクに近い内容・・との事で、ちょっとガッカリしてしまいました。
それに、自殺したい男ロイが少女アレクサンドリアちゃんに話す物語は、
すっきりした映像がとても美しく、登場人物のファッションも楽しかったけど、
時折間延びしたり、ジョークのさじ加減がイマイチだったり、ちょっと謎な部分もあったりして、
例えば、どうして物語の中の姫はロイの恋人じゃなくて、看護師なの?・・とか、なんか引っかかる部分があったりして・・・・・・でもこれって、
全てはアレクサンドリアちゃんの想像映像だからなのかなぁ〜?・・って事なら、全部許せたりして(笑)
そのくらい、曙似のブスカワなアレクサンドリアちゃんが自然で愛らしく♪あの物語よりも、彼女の病院生活の方にとても惹きつけられてしまいました。
・・と言う事で、最初に↑なんて言ったのも、決して面白くなかったとか嫌いだからではなくて、
いつの間にか、この、素直で心優しい物語が好きになってしまっていたからなの〜。
【以下、小ネタにいっぱい触れています。未見の方はご注意下さい】
特に、Eを3と思う所とか(これは実際に曙サンドリアちゃん役の子が間違えたらしい)レントゲン技師の格好が怒った人達の鎧に見えたり、
入れ歯をオレンジの中に入れるのとか、そう言う、曙サンドリアちゃんが絡んだシーンにはツボを刺激される所が多く、
彼女が、医師と母親との間で、わざとちゃんとした通訳をしなかった所では、彼女にも辛い思い出があるのよね・・でも自分の立場をあの体型・・
いやいや、あの幼さでしっかり受け止めていて・・とか、ラストだって、ちょっと「ニューシネマ・パ・・」に似てるなあ〜とか思いながらも、
でも、曙サンドリアちゃんにとっては、本当に彼はヒーロー、誰かよくわからんスタントマンでも、全部が、素敵なお話をしてくれた自分だけのヒーロー・・!
に見えるのね・・って、そのケナゲさ、純粋さに涙腺まで刺激されちゃったり。(ノ┏Д┓`)ホロリ・・・ 
そう言えば、入れ歯のシーン見てヤン先生を思い出したんだけど、最後の方に出てきた人形アニメからも、もしやこの監督、ヤン先生にも影響されてる?
とか思っちゃった。(映像では、このアニメ部分が一番好み・笑)でも、肉体的だけでなく、精神的にも”落ちちゃった”人(誰)には、本当にこの物語の優しさには
癒されるものがありました。前作「ザ・セル」も、ショッキングなシーンとかばかりが話題になったけど、私にはとても優しさを感じる物語だったし。
次回作は・・やっぱ「THE **LL」なの?(笑)それからどーでもいいけど、パンフの2つの役名の上下が途中から逆になってて混乱しました・・印刷ミス!
ところで、某映画では馬が泳いでましたが、これでは象が泳ぎます。すばらすぃ〜!そして、サルの名演技にも要注目!
ついでに、これを機に、九州銘菓二○加煎餅も食べてみてね、美味しいよ!ププッ ( ̄┏m┓ ̄*) 【劇場】

落下の解剖学
ANATOMIE D'UNE CHUTE / ANATOMY OF A FALL (23・仏)
 
 
(監・脚)ジュスティーヌ・トリエ (脚)アルチュール・アラリ
(主)ザンドラ・ヒュラー スワン・アルロー ミロ・マシャド・グラネール アントワーヌ・レナルツ サミュエル・タイス ジェニー・ベス 
   サーディア・ベンタイブ カミーユ・ラザフォード アン・ロトジェ ソフィ・フィリエール アルチュール・アラリ
 
人里離れた雪の山荘で視覚障害のある少年が発見した父親の転落死体。
最初は事故死かと思われたが、やがて妻であるベストセラー作家のサンドラに疑いの目が向けられる。

世の中には二通りの人間がおってだな、それは、憎しみが殺しに直結する人間 と そうではない人間 なんじゃよ
・・と自分が申しておりました。(自分かい)
殆どが法廷でのやり取り。
悲惨な出来事の真相を明らかにする為とは言え、人には見せたくもないプライベートを次々と探られ、
心の中にまで容赦なく踏み込まれて行く・・。ここまでの事が必要なのかと、その仕方なさを解っていながらも気持ちが重くなる。
この夫婦の関係がどうであったのか、夫のアイディアを妻が形にして・・の所が一番自分には気になった所だったけど、
そもそも夫婦間に愛情があればこう言った仕事に関してだって些細な問題なのか、
いや、たとえ愛情があっても、夫婦であっても、人生のプライドを注ぎ込む仕事への他者の勝手な介入は許されるのか、
・・なんて、愛が先か仕事が先か、みたいな堂々巡りでもあって。
まあ、仕事関連だけで言えば、殺意感じる割合ははむしろ夫の方が大きそうではあるしあの判決への大きなポイントでもあっただろうけど、
例えば不倫に関しても普通の不倫じゃなくて同性愛でもあったとか言う、普通の感覚とは少し違う方向のものを目の当たりにした時に
その感覚やポリシーを正当に判断(と言うのも変かもしれないけど)出来る人がどれほど居るんだろうか?とも。
平凡に日常生活を送っていたとしても、何かから受ける感情とか、それによってとってしまう態度なんかは様々だろうし、
それに相手に対してだけじゃなく、自分の周りの全てが疎ましく感じたり、何らかの想定外の負の感情に陥ったりって事もあるかもしれないし?
もしかしたら一緒にいるだけで一触即発な雰囲気に常に陥ってたかもしれないし・・
・・などと、仮定や想像だけはどんどん膨らんでいく。と同時に、勝手な妄想がさも本当の事の様に膨らみ過ぎてない?とも思ったり。
誰にとっても心は単純ではないし、家族であってもいつも関係が安定しているとは限らない=いわんや夫婦をや・・!
公にどんな結論が出たとしても、真実がどうかはわからないまま幕を閉じる法廷。
本当は妻が犯人?妻は夫を愛してた?疎ましく思ってた?殺意は?
本当は夫の自殺?夫は妻を愛してた?憎んでた?何が大事だった?
子供は両親を愛してた?ママは優しかった?パパはどうだった?
犬は従順だった?誰にでも?賢かった?危険を察知した?(犬にも聴取)
一つ一つ思い出しながらつい考えてしまったりもするけど、じゃあ、結局、妻も夫も二種類の人間のどちらだった?・・と思うと、
もう考えるだけ無駄な気さえしてしまった・・。「これは単なる事故だった」と言う可能性が頭をよぎり出すと。
それでも・・・裁判の結果に関わらず、家族と言う形は続いていく・・これから「先」もずっと。
「ママが帰って来るのが恐い」の子供の一言が、あれほど気持ちの重くなったいっときの裁判よりも、
もっと重くのしかかってきて、それが今回の肝(解剖学だけに?)にも思えた。あの子は誰よりも一番に最も重要な「先」が見えていたのかな?
主演のヒュラーはどっかで見た様な?と思ったら、「ありがとう、トニ・エルドマン」のヒロインだったのね!
あれはあれで思い切り過ぎた格好でビックリしたけど(パーティーのシーンね)今回は全編じっくりしっかり見せてくれてとても良かった。
(追記:エルドマンの感想を読み返してみたら、そこでも”キモ”なんて言ってた( ̄∇ ̄;
 ただし、そこでは”キモい”の流れから。今回は”解剖学”の流れなんで!・・流れは違ってもたどり着く所は同じと言う・・爆)
あと、あの犬がね、主演に張り合えそうなくらいに良かったわ。
あ、夫婦喧嘩は犬も食わないって言うから、日常での夫婦の諍いには何の役にも立ってなかったかもしれんけども!(謎)  【Tジョイ・博多】
 

ラッキーナンバー7
LUCKY NUMBER SLEVIN (06・米)
(監)ポール・マクギガン (脚)ジェイソン・スマイロヴィック
(主)ジョシュ・ハートネット ブルース・ウィリス モーガン・フリーマン ベン・キングズレー ルーシー・リュー スタンリー・トゥッチ
   ミカエル・ルーベンフェルド ダニー・アイエロ 
  
今年最初は前売り券のある『マリー・アントワネット』だわ・・とか言いながら、時間が出来たのでコレを観る事に。
で、行く前にネットでバタバタと時間調べたら、タイトルの原題が”LUCKY NUMBER SLEVIN”になってる事に気付き、
「あれっ?綴り間違えてるんじゃ?」と、なんとなく疑問に思いながら・・劇場へ。
物語は、事件に巻き込まれるトホホな青年の顛末・・ですかね・・一応・・一応・・あくまでも一応。(笑)
そのトホホ青年にジョシュ・ハートネットが扮してるんだけど、情けなさをいつも体で表現してるみたいな所(笑)が
とっても良くて、
ジョシュ魅力全開!そこに、コスプレみたいな若作りアイビールックのルーシーが絡み、
トホホな中にもコミカルで楽しいラブストーリーもあり、かと思えば、小堺君・・いやいや、ウィリスのハードボイルド的キャラと
映画話も加わって、ちょっと『クライム&ダイヤモンド』を思い出させる様な、オシャレな展開を見せてくれます。
・・あ、
ジョシュはルーシーの前でもなにやらが全開!だったなぁ・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
でも、お話の顛末が見えたり、ちょっとネチ・グロなシーンがあったので、気持ちのいい「やられた!」感が得られず残念。
(小堺・・いやいや、誰かさん・・の昔話のショットの切り替わりが大きなヒント・・になってたよねぇ・・?)
なので、今回、一番「騙された!」って思ったのは、実は、作品よりもタイトルなのでした〜!
・・一体、いつになったらラッキナンバー関係の話が出て来るんだろう・・って、ずっと待ってた私って・・・・・・・(-_-;)
【以下、ネタバレあり!個人的シュミあり!←いつもか・・。未見の方は読まないでね】
だから〜・・なんでこんな邦題〜?!スレヴンとセヴンて・・おやぢギャグかいっ!_(T▽T)ノ彡☆
・・いや、それとも私何か見逃してたのかな〜?謎解きに集中してたから・・(←マジで・・悲しいサガよ・・)
それと、髪の毛ボサボサのジョシュ(可愛い!)には何も言う事はないんだけど、モーガンとキングズレーの2人って・・
特にキングズレーなんてSIRまで付いてる俳優さんなのに、あの役ってどーなのぉ〜?!何だかやけにお気の毒・・。
それに、やたら1人だけカッコいい役に徹してたウィリス・・自分としては、小堺君度がダウンしてるのは残念なので(笑)
次回は是非ええカッコに始終した役じゃなくて、もちっと情けない所もある役やって是非小堺君度をUPさせて欲しいです。
いや、でも、どうしてウィリスが幼きジョシュを見逃したか・・そして彼の復讐の手伝いをする心境になったのか・・その辺は
不明よね?もしかしたら、あっちのシュミが?( ̄∇ ̄;) ・・とか想像すると、なかなか面白いキャラであったかもしれん。
あと一個気になったのは、ラストのルーシー登場〜!いや、ハッピーエンドはいいですよ・・いいんだけどさぁ〜
ルーシー・・あんた、血ノリまで用意して・・・・・あんなに派手に死んで・・・・・  モノ好きやね!!_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

ラッキー・ブレイク
LUCKY BREAK (01・英)
(監)ピーター・カッタネオ (脚)ローナン・ベネット (原)スティーヴン・フライ
(主)ジェームズ・ネズビット オリヴィア・ウィリアムス ティモシー・スポール クリストファー・プラマー ビル・ナイ
ヒトクセある連中は面白く、カケアイの様なセリフや何気ない伏線も気がきいてて面白い。けど、ちとおとなしかったかなぁ?もっとそれぞれの愉快な
個性を発揮出来る場面があっても良かったと思うし、もっともっとハチャメチャであって欲しかった。(笑)
これはキャラの消化不足って事なのかな〜?なんか勿体無い感じ〜〜。【シネ・リーブル博多駅】

ラッシュ/プライドと友情
RUSH (13・米=独=英)
 
(監・製作)ロン・ハワード (脚・製作)ピーター・モーガン
(製作)アンドリュー・イートン エリック・フェルナー ブライアン・オリヴァー ブライアン・グレイザー
(主)ダニエル・ブリュール クリス・ヘムズワース オリヴィア・ワイルド アレクサンドラ・マリア・ララ ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ 
   クリスチャン・マッケイ デヴィッド・コールダー ナタリー・ドーマー スティーヴ・マンガン
性格も戦い方も対照的な2人のレーサー、ハントとラウダ。76年、彼らはF1の年間チャンピオンの座をかけ熾烈な戦いを繰り広げる。
まるで絵に描いた様な対照的なライバル図。
実在の人物の実話を元に描かれているので、事実は小説より奇なり、いつだってそうだよね、と思いつつも、
実際の彼らの、その時その時のお互いに対しての胸のうちはわかりはしない、ってのもあって
二人のライバル図と言うよりも、どちらかと言うと、生きている(そして語る場の多い)ラウダのド根性とその心情、
彼の現在までの過程〜特に、どうやってレーサーってものになっていくのか、
職種(?)としての準備段階、マシン整備、スキルの上げ方、等がとても興味深かった。
レースも、単に爆走する迫力と言うよりも、天候によってそれがどう変わるかとか、
普通知り得ないマメ知識(笑)込みでの臨場感を味わえたのが良かった。
ラウダに関しては、特に事故からの復帰のあたりは壮絶で、観ていて色々と胸に迫ってくるものがあったわ・・。
感覚的に攻める天才型のハントと、論理的に攻める努力型のラウダ、って感じ?
それぞれに魅力があるんだろうけど、自分としては、派手で女性にモテモテでビッグマウスなハントよりも、
地味で寡黙なラウダのが好きだったな。(ブレない地味好み)ビッグマウスな人って、往々にして気が小さい印象もあってさ。
まあ、そんな所も人間的で憎めないし(誰かさんを連想するなぁ笑)レースって、常に死を意識せざるを得ないだろうから
その緊張感がどれ程の物なのかは絶対に普通の人には解らないんだろうけど。良い風に開き直れると、人間強くなれるのかしら。
何にしても、乗ってる人も乗ってない人も、生きてるなら前に進んでいくしか道はないのよ、的な事も意識させられる物語だったわ。
主演は二人とも良かった。ラウダ役のブリュール君・・思わず笑っちゃうくらい似てたわ。(≧∇≦)   【ユナイテッド・シネマ】

ラット・ゲーム
RAT (00・米=英)
(監・製作)スティーヴ・バロン (製作)アリソン・オーウェン (脚)ウェズリー・バロウズ
(主)イメルダ・スタウントン ピート・ポスルスウェイト ケリー・コンドン アンドリュー・ラヴァーン フランク・ケリー デヴィッド・ウィルモット
父親が突然ネズミになってしまった事から起こる騒動。
イメルダ夫人、怪演!( ̄∇ ̄;
・・と言っても、靴収集の第一人者じゃなくて(誰)女優のイメルダ・スタウントン。
あの「ヴェラ・ドレイク」、あるいは「ハリポタ」の先生の。これは「ハリポタ」先生に近い感じ?
突然、ネズミになってしまった気の毒なお父さん・・。なのに、この家族、ヒドイな〜;;そこまで冷たくなれるものなの?
・・と思いつつも、突然始まる歌とか、さりげない会話が妙に可笑しかったり。
「洗濯機で(お父さんを)洗って平気?」「大丈夫よ!ちゃんとウールコースにしたから」とか、
「お父さんを冷蔵庫に入れなさい」「ラップはしなくていいの?」などなど、つい笑いが・・(^^;
お父さん、心配されてるというより、いつもテキトーにあしらわれてるよね?
実際、ネズミじゃなくても、普段でも父親ってこんな風にあしらわれてる?;;
白戸(ホワイト)家のお父さんも、もしや同じ理由で犬におなりになったのかしらん〜??(謎) 【BS】

ラビット・ホール
RABBIT HOLE (10・米)
 
 
(監)ジョン・キャメロン・ミッチェル (脚・原作戯曲)デヴィッド・リンゼイ=アベアー
(主)ニコール・キッドマン アーロン・エッカート ダイアン・ウィースト タミー・ブランチャード マイルズ・テラー サンドラ・オー 
   ジャンカルロ・エスポジート ジョン・テニー パトリシア・カレンバー ジュリー・ローレン アリ・マーシュ
 
一人息子を交通事故で失ってしまったハウイーとベッカ。同じ悲しみの中で生きて行く2人だったが、次第に彼らの間には溝が出来てしまう。
愛する人を亡くした喪失感・・特に子供となるとたまらないね。つい最近見た「23年の沈黙」でもそうだったけど。
ただ、あちらは殺人で、こちらは事故。どちらがどうとも言えないけど、加害者に悪意があれば憎しみも加わるし、
なければないで、その悲しさ・・怒りをどこにぶつけていいか分からなくなるのもきっと辛いんだろうな・・。
事故を起こした少年につい逢いに行ってしまったベッカの心情も、最初は疑問だったけど、彼女の振る舞いを見ていると、理解出来る様な気もしたわ。
・・と言っても、それも決して一言では表せない複雑な感情が入り乱れてるとは思うけど・・。
少年に逢い、彼の人生に触れる事によってわきあがった彼女の気持ちの変化には最初はハラハラしたけど、
おかしな方向にいかなくて良かった〜。だってそれ、夫とのやり取りも関係していたし・・この辺の感情のすれ違いが、
逆にいい風に作用したのには本当にホッとしたよ。それまでのベッカは、いつもつい、夫や自分の母親にあたってしまったりしてたものね。
勿論、夫は夫なりに苦しみ、でも彼なりに前向きになろうとしているのに。
そして、母親が亡くした息子(ベッカの兄)は自身のせいで死んでしまったのだから私の息子と同等に扱わないで
・・って思う気持ちも解らなくはないけど、母親の思う通り、愛する人を亡くしてしまった・・と言う意味においては同じ様に辛いよね・・。
どうして自分が力になってやれなかったのか・・とか、母親だって相当に心を痛め悲しさに沈んだに違いないと思うもの。
そんな彼女の言葉・・は胸にしみたわ。 ”悲しみと言う大きな石はやがて小さくなる・・けれどそれはいつもポケットに入っている・・
 普段は忘れていても、ふとした時にそれが手に触れ、又思い出す・・けれど、それも大切な人が残してくれた物・・”
正直、辛い物語なので、すぐには再見とかしたくない気もするけど、
その母親の気持ちにも表れている様に、悲しみにくれる者に対しての眼差しがとても優しく温かく、
変に、「さあ元気をだして!頑張って前向きに生きなきゃだめだよ!」みたいな、私の嫌いな応援ソング調な押しつけもなかったし(爆)
人生をまだ生きて行かなきゃならない上で、コレはそっと自分の心のポケットの中に仕舞っておこう・・とも思える作品だった。
自ら製作をかって出たらしいニコールと、体育会系は休んでます(?)的なアアロンは2人とも好演。
それに、出過ぎず埋もれず・・の、母親役のダイアン・ウィーストもとても良かった。あの言葉の重みも、人生経験を積んでこそなんだろうな。
お久しぶりのサンドラ・オーも相変わらずのマイペースぶりで良かったです。他の点も相変わらずで。(はっきり、見た目と言え!笑)
ジョン・キャメロン・ミッチェルの作品は「ヘドウィグ・・」以来。そう言えば、あの色んな意味で話題だった(?)「ショートバス」は見てなかったわ。
今回は、ゲイでもなくギラギラとロックもせずに;;静かに、けれど強く、そして温かく、真摯に人の心の奥を見つめる物語でした。
あ、ギラギラロックとか関係なく、どちらもハートのある物語だね。「ショートバス」は知らんけど。(^^; 【KBCシネマ】
 

ラビナス
RAVENOUS (99・米)
(監)アントニア・バード (脚)テッド・グリフィン
(主)ガイ・ピアース ロバート・カーライル デヴィッド・アークエット ジェレミー・ディビス ジェフリー・ジョーンズ
やっと見れたバード監督の残りの一本!(TT▽TT)ダァー
雪山で遭難した人が仲間の肉を食べ生き残ったと言う、実際の事件を元にした衝撃作?!・・また人肉かぃ・・って?ゞ( ̄∇ ̄;)
おおお〜〜!愛するガイ様♪に迫り来るカーライル!( ̄□||||!!後ろは断崖絶壁!!ガイ様ピーンチ!絶体絶命っ!寄るなぁ〜!カーライルぅぅぅ!
・・しかし、カーライルも相変わらずイイねぇー!妙なカッコ良さ!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
↑このあたりまでは、すごく面白いです。手に汗握る展開です。
いや、全体的にも面白かったんだけど、ちょっと自分が想像してたよりもヴァンパイヤ伝説っぽかったかな?そう言うのを全面に出さずに、人としての
葛藤面をもっと押し出した方が自分としては好みでした。でも、終わり方は良かったです。なにしろ二人が・・(*/∇\*)キャ・・言えない・・とても・・(ニヤ)
大好きな二人が主演と言うだけで、私には涙モンの一本でした!それにJ・デイヴィスまで出てた。まるでグリコのおまけみたいにチト嬉しい。【ビデオ】

ラブ・アクチュアリー
LOVE ACTUALLY  (03・英=米)
(監・脚)リチャード・カーティス
(主)ヒュー・グラント リーアム・ニーソン エマ・トンプソン コリン・ファース アラン・リックマン ローラ・リニー キーラ・ナイトレイ ビル・ナイ 他
とにかくかなり沢山の人が出て来る。某推理映画なんかもいっぱい人出てきたけど、ラブコメでこんなに人多いの観るの初めてかも。
なので、一瞬、「あれ?これ誰だったっけ?」って思う人も。←コリン・ファース。最初、カノジョを兄弟に取られた、ってのが一瞬だったので。^_^;
一番良かったのは、ジュリエットに想いを告げるマーク。フリップ(って言うの?紙芝居みたいなの)を使っての、
彼女の重荷にならない様に気遣ったユーモア全開での告白には泣けたわ〜。(T∇T)
それとジェイミーとオーレリアの、言葉が通じなくてもフィーリングが一応通じてる(?)所や、体でベタベタしてても心はとてもシャイで
お互いを思いやってるジュディとジョンも意外と良かった。
アメリカに対する姿勢にはちょっとビックリしたけど、このシビアさも愛あってこそ、ってか?(笑)それから、この作品を大いなる愛(?)で
ラッピングしてたのは、やっぱり老いぼれロックスターのビル・ナイとマネージャーだったんじゃないでしょうかね?いいキャラだよね〜。
ただ、色んな愛の形てんこ盛りな内容なので、見終わった後の印象がバラけてしまうのよね。
具沢山の味噌汁を食べて、「あれ?今の何の味噌汁だった?豆腐は入ってたっけ?」って感じ。(笑)
それに、色んなハッピーな愛を見れば見るほど、私はサラが気になっちゃってねぇ・・。自分が支えてきた弟の胸で泣く彼女・・こんな姿見せられちゃ
手放しでXmas祝えないよぉ〜。(T_T) でも、「きっと来年は笑顔で迎えられるよ」って、泣くよりも励ましてあげたくなる、そんな作品ではあったかな。
あ!今思い出したけど、どうしてトンプソンがヒューの妹?!ここだけ妙にミステリー。( ̄∇ ̄;) 【ユナイテッド・シネマ】

ラブ・アゲイン
CRAZY, STUPID, LOVE (11・米)
 
(監)グレン・フィカーラ ジョン・レクア (脚)ダン・フォーゲルマン (製作)スティーヴ・カレル デニース・ディ・ノヴィ
(主)スティーヴ・カレル ライアン・ゴズリング ジュリアン・ムーア エマ・ストーン ジョン・キャロル・リンチ マリサ・トメイ ケヴィン・ベーコン 
   ジョナ・ボボ アナリー・ティプトン ジョシュ・グローバン ライザ・ラピラ ジョーイ・キング ベス・リトルフォード メキア・コックス
25年連れ添った妻から突然浮気を告白され離婚を求められた夫、キャル。
それまで真面目一筋だった彼は、失意の中バーで1人飲んだくれていた。
が、たまたま知り合ったプレイボーイからイケてる男への変身手ほどきを受け・・

面白かった〜。カレルのダサさが愛らしい・・。(笑)
けど、アメリカ人夫妻ってさあ、たいしてすれ違ってもなさそうなうちから、よく浮気とかするよなぁ。・・ってイメージ。
そんなんするから、ほんまもんの亀裂入るんじゃん。なんか、好き好んで、結婚生活にヒビいれてる風にしか見えない。
退屈しのぎに、離婚騒動やってるみたいな。一種のイベントなのかしらん?
日本人夫妻だったら、どちらかが我慢に我慢を重ねて・・ついに亀裂が・・もう元には戻せない・・でも子供が・・
浮気とか全然関係なしに真剣離婚よ・・でも家のローンが・・・・だったりして〜?
うっわー・・シビア過ぎて、笑いどころがないっ。それどこの夫婦よ?!・・とか聞かれても知りませんが。(爆)
カレルが出るのは知ってたけど、ゴズりんが出るのは忘れてたので、いきなり、いかにも〜なタイプで登場した時にはふいた。(笑)
彼によるキャル(カレル)の改造計画や、マリサ・トメイが絡んで来るあたりも面白かったけど、
終盤の、男4人(気持ち的にはもう1人プラスね)の取っ組み合いは可笑しかった〜!(≧∇≦)
まあ、それなりにハッピーエンドではあったけど、ケビン・ベーコンはどうするんだろう?とちょっと気になったわ。
これ、「フィリップ、君を愛してる!」の監督さんだったのね。あんまりラブコメは見ない方だけど、
これも「フィリップ・・」も面白かったので、この監督さんのラブコメならこれからも見てみたい。(^^ゞ
カレル・・製作にも関わってたのね。その気合いも愛しい。(笑)  【CS・スターチャンネル】

ラブ&デス
LOVE AND DEATH ON LONG ISLAND (97・英)
(監・脚)リチャード・クウィートニオースキー (原作)ギルバート・アデア
(主)ジョン・ハート ジェイソン・ブリーストリー フィオナ・ローウィ シーラ・ハンコック モーリー・チェイキン
初老の作家・デアスは、間違って入った映画館で、アイドル俳優ロニーに心奪われてしまう・・。 
面白かった〜!全然知らなくて見たから、拾い物でした。
作家が美青年に心奪われる・・と言う所で、ちょっと「ベニスに死す」を思い浮かべたけど、こちらはコメディ・タッチ。
堅物作家が恋に目覚めて(しかも相手は同性)それまで自分とは無関係だった日々のアレコレに四苦八苦(?)
する様子が微笑ましいやら可笑しいやら。特にビデオ店とか・・ホットパンツとか・・(笑)
けれど、そんな愉快なデアス(本人は大真面目だろうけど)が、ロニーに近づけば近づくにつれ、
彼のどうしようもない孤独が浮かび上がって来るのがとても切ない・・。
芸術家・・何かを追い求める人間って・・そうだよね・・。デアスが彼に言った言葉は、自身の人生への問いかけでもあったのかな。 
そんなデアス(デス=死・・と綴ってデアスと読むそうな)を演じたジョン・ハートはとっても良かったです。
アイドル俳優役のカレは、自分としてはビミョ〜だったなぁ〜(≧▽≦)ブハハ  【BS−NHK】

ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて
CRIME D'AMOUR / LOVE CRIME (10・仏)
 
 
(監・脚)アラン・コルノー (脚)ナタリー・カルテール
(主)リュディヴィーヌ・サニエ クリスティン・スコット・トーマス パトリック・ミル ギョーム・マルケ 
   ジェラール・ラロシュ ジュリアン・ロシュフォール オリヴィエ・ラブルダン マリー・ギラール

一流企業の若き幹部イザベルは上司クリスティーヌからもその実力を認められていた。
ある日イザベルはクリスティーヌから大事なカイロ出張へ自分の代わりに行く様に命じられ・・
前に観たデ・パルマの「パッション」のオリジナルで、
マクアダムス→クリスティン・スコット・トーマス、ノオミ→リュディヴィーヌ・サニエ・・・でした。
上司の嫌がらせ〜複雑な胸の内〜殺意・・と、土台は同じだけど、こちらは誰が殺したか最初からしっかり見せてて、
しっかり逮捕もされるけど、しかしそこには犯人の計画もしっかりあるんだよっ☆・・って感じ。
割と淡々と事件の経緯を追ってるので解り易いけど、警察が甘いと言うか単純と言うか、犯人の翻弄手段の古臭さおかまいなしに調査が進むので、
こんなんじゃパリ中に完全犯罪はびこっててもおかしくないな・・とか思ってしまった( ̄∇ ̄;
でも、主演2人は其々に良かった。
頭きれるけど何かにつけて上から目線の嫌味な上司・・。上辺は忠実でも虎視眈々と上を狙ってる掴み所ない部下・・。
特にクリスティンの上司は、見た目もふるまいも、いるよね〜こんな上司;;って思わさせる要素があちこちに。
(あの防犯ビデオ暴露は全然笑えないし、さすがにそこまでする上司は現実にはあまりいないだろうけど)
で、普通なら部下の方に肩入れしそうだけど、このイザベルに関しては、上司への尊敬や信頼も(ポジションへの憧れは別として)
あまり感じられなかったし、カイロでのあれも略奪に見えたり・・と、最初から全然好感持てなくて。寂しいと何してもいいんかい。(爆)
なので、最後の「愛のために」云々も全然ピンと来なくて「?」状態。
犯人が着々とコトを成し遂げる時のBGMが琴の音だった(シャレでなく;;)のは意外な面白い組み合わせで一番印象に残った。
個人的には、妄想全開デ・パルマ節♪の方が好みだったかな。(≧∇≦)  【DVD】
 

ラブストーリー
THE CLASSIC (03・韓国)
(ーー;)
(監・脚)クァク・ジェヨン
(主)ソン・イェジン チョ・スンウ チョ・インソン イ・ギウ イ・サンイン イム・イェジン
しっかりハンカチを用意して行ったのに、テンデ泣き所がなくて困った。( ̄∇ ̄;)まいったなー・・。
古典的な純愛と現代の恋を絡めて描いてはいても、どうもチグハグで散漫だし、対比させるならさせるだけの、もっと魅力的なキャラ作り・・
例えば「テコンドーで一発ゲットだぜー!」みたいな、ここまでベタで先の見えるお話で引っ張るのなら、主人公もその位
徹底した個性が欲しかった。どうでもいい様な小さなギャグにこだわり過ぎなのも、話のコシを折ってて好みではなかった。
恋愛が2人だけのモノではなかった時代の切ない想いは解るけれど、見ていて感動するどころか、どうにも気分が滅入るばかりで・・。 
私は、一番好きな人の「思い出」にはなりたくないよ・・( ̄∇ ̄;)
だいたいあのペンダント、あれって(私の間違いでなければ)テスのオヤジから彼女へのプレゼントなんでしょ?なのに何故彼女は
舟を下りる時、彼にそんな物を渡したのかな〜?既にその時彼に好意を持ってたとしたらなお更そんな事しないと思うんだけど・・?
私だったら、2人の間をそんな他人の手垢のついた物で繋ぎたくないけどなぁ・・。( ̄∇ ̄;)
何もあげる物がなかったから?だったら靴下でも脱いでやりなよ〜!(そこで恋は終わったりして;汗)
・・それでは、今年2回目の「人間に戻る旅」に出かけてきまーす。。。。。(( T_T)トボトボ  【ユナイテッド・シネマ】

ラブソングができるまで
MUSIC AND LYRICS (07・米)
 
 
(監・脚)マーク・ローレンス
(主)ヒュー・グラント ドリュー・バリモア ブラッド・ギャレット クリステン・ジョンストン キャンベル・スコット ヘイリー・ベネット
 
すっかり今は昔・・になってしまった元人気ポップスターのアレックス。再起を賭けた曲作りもうまくいかず悪戦苦闘。
そんな時、たまたま出会った女の子ソフィーの作詞のセンスに驚かされ、彼女に協力を依頼するが・・。

まあ、王道のラブストーリーだったけど、冒頭のヒュー坊ちゃまからしていきなり可笑し過ぎ!(≧∇≦)思っていたよりも楽しめました。
あの人は今・・になってしまった芸能人の生活ってこんな感じなのね?いや、もっと地味?
メロディは見た目やフィーリングで、歌詞は内面や心・・とは、なるほどね。
でもさ、あの大舞台で某がいなかったら、あの歌、なんか空振りじゃなーい?
そしたら、あの歌ずっと引きずってこれからも生きていくつもりだったの?
いや、別の時に某の所に歌いに行ったのかな?それもちょっとマヌケな感じもするけれど。(謎)
売れっ子の童顔の歌姫、なんかすごくイマドキ感あったね〜。歌の実力はあったけど、ダライ・ラマが・・・・・・って・・(^^;
そんな、全てがファッションで、歌以外では、あれっ??・・な所も、イマドキの若い芸能人っぽかったりして??(笑) 【BS-NHK】

La Buche:ブッシュ・ド・ノエル
LA BUCHE (99・仏)
(監・脚)ダニエル・トンプソン (脚)クリストファー・トンプソン (音)ミッシェル・ルグラン
(主)クリストファー・トンプソン サビーヌ・アゼマ エマニュエル・ベアール シャルロット・ゲンズブール クロード・リッシュ 
   ジャン・クロード・ダルッサン フランソワーズ・ファビアン イザベル・カレ
人生色々、見かけだけで人の事情は分からないよね〜。ベアールにシャルロットにイザベル・・他・・いいキャスト。(笑)
愛人=父親=[離婚]=母親=[再婚]音楽家の男[死亡]
   |        |      |
離れの男   長女   次女  三女(和む)⇔離れの男[異母兄妹]
↑(子)[離婚] ↓(妊娠) ↓(子)[離婚決意]
妻       恋人←妻  夫→愛人     思わずこんなん作ってしまった。(笑)ムカついても小さな幸せは欲しいワなあ;
娘が大きくなったら離婚するからと言いつつ、”長女”を12年も待たせてた男の奥さんが妊娠してるのには、
開いた口がふさがらなかったよ。最低。そんな”長女”のロシア舞踏が明るくてとても良かった。【BS−NHK】

ラブファイト
 (08・日本)
 
 
(監)成島出 (脚)安倍照雄 (原作)まきの・えり
(主)林遣都 北乃きい 大沢たかお 桜井幸子 波岡一喜 藤村聖子 鳥羽潤
幼い頃からいじめられっ子だった男の子ミノルはいつも男勝りな女の子アキに助けられていた。
高校生になった2人の状況は相変わらず。しかしミノルは偶然出会ったボクシングを前に自分を変えようと決心する。

アキの北乃きい・・最初はフツ〜過ぎて、憧れの女子と言うには無理がある・・と思ったけど、
キョウコちゃんがもっとフツ〜だったので、のちには生き生きと素敵に見えた。きいちゃん自体がそんなタイプなのかもね?
主人公二人に関しては想像通りの予定調和。でもパ○ツ・・最初から見えまくりやねと思ったけど、それって必要だったの?
それが理由て・・見たかったから?よくわからん。一番わからんかった所。(笑)相手を守る為に闘う・・のは素敵な事なんだろうけど、
それがひとりよがりになると、愛も人生も思いがけない方向に進んでいっちゃうのね。
キョウコちゃんがミノルの事を好きだった理由って・・ちょっとこじつけな感じがしないでもなかったけど
ハッピーエンドになるには充分な理由だったかも。ただし、思春期少女限定でね。じゃなければ、ふざけるな、って感じだよね〜。(笑) 【BS】 

ラフマニノフ ある愛の調べ
LILACS (07・ロシア)
 
(監)パーヴェル・ルンギン (脚)マイケル・ドゥナエフ ルシンダ・コクソン パーヴェル・フィン
(主)エフゲニー・ツィガノフ ヴィクトリア・トルストガノヴァ ヴィクトリア・イサコヴァ ミリアム・セホン アレクセイ・ペトレンコ
1918年、アメリカに亡命したロシアの音楽家ラフマニノフ。
全米での演奏ツアーは評判を呼ぶが、満足した作曲活動が出来ない彼は次第に精神的に追い詰められていく。

最初から、あ、ラフマニノフってこの時代だっけ?もっと前かと・・なんて思って・・早々に詳しい方にドツかれそうね;;
そんな、音楽関係にとってもウトい立場で見ましたが、それほど、音楽ばんばん、これでもか!どや!・・な印象はなかったな。
まあ、私がウトいからさほど気に留めなかったのもあるんだろうけど、
例えば、作曲や演奏シーンよりも、緑溢れるお屋敷の庭や、雪降りしきるロシア、四方八方の白壁、あ、花泥棒なんかも(笑)・・他・・
そんな、言葉少ない彼の気持ちが垣間見れる映像がどれも素晴らしく美しくて、耳で聴くよりも、眼で見たモノのが印象的だった・・と言う。
うーん、自分が人並みに音楽と仲良しなら、映像と一体化してもっと浸れるんだろうなぁ〜・・って思うと、情けないんだけど。
彼が女子校で弾いたメロディも一瞬、あれ?スクリャービン?・・って思ったけど・・でも、他の曲の話がすぐ出たし違ったのかな?
いや、あれは彼の焦りの象徴だったのかも?!・・な〜んて勝手に思い込んだけど、何しろ曲に自信がありません。(汗)
そんな調子なので、自信があったのは最後のパガニーニくらい・・ははは(気弱な笑い・・)
まあ、音楽の話はそのくらいで(←大胆な切り替え・・と言うか、ラフマニノフさんすみません・・)
それにしても、芸術家って一筋縄でいかない難しい性格してる人多いけど、彼もそれにもれず・・って感じでしたね。
いや、決して突然暴れ出すとか(笑)そんなんじゃないけど、何か悶々と自分の中で抱え込んでしまう様な・・
あのテンションだだ下がり・・の中、ナターシャはよく頑張ってたよね。
彼女は昔からずっと彼の事が気にかかってたんだろうね。仲良く遊んでた頃の朗らかな彼をずっと信じていたのかも。
ラフマニノフに関わった美女・・として、彼女の他にも2人出てきたけど、
最初の年上美女アンナは、出番多かったし美化シーンも沢山あった割には全然魅力がなかったな。
私には、マニノフ(←今つけた愛称・・勝手に・・)が師匠と別れるいきさつ・・の為にだけ登場、って印象。
もう一人の、生徒のマリアンナのが興味深かった。
けど、マニノフさん・・女子校勤務一日目でソレですか!な、何と言うハレンチ教師!(爆)
あの時ってさあ、マニノフはナターシャの気持ちにはまだ気づいてなかったのかなあ?
でも、結局ナターシャの元に戻るでしょう〜?・・マニノフ・・あんたって・・ハレンチの上にマザコン?(言い過ぎですか)
「天才はのんびりしてちゃだめ」って言うマリアンナの言葉は深いね。
そこからマリアンナに・・いや、シゴトにだけとことんのめり込んでいく彼を見たい気もちょっとしたけれど・・
だって、普通に暮らしてても彼の頭の中は作曲の事でいっぱいだったと思うし・・
でもナターシャの事を考えると、良い決断だったって思う方がいいのかな・・。
・・と言う訳で・・この作品で私が受けた率直な印象は、マニノフさんの音楽家としてのシゴト人生!・・と言うより、
彼をずっと気遣い支えた女性ナターシャの愛・・を知る物語、でした。
(原題、「ライラック」だったのね。しかも、いつも邦題の副題はキライだけど、これに関してはちゃんと内容を表している様な。)
そう言えば、スタインウェイのえらいさんの愛の告白も印象的だったな。
「私ならお金儲けて島を買って・・その島に君の名前をつけるよ、ナターシャ!」。
・・( ̄∇ ̄; えっ・・(←ナターシャ、一瞬固まる)
彼女はうまく切りかえしていましたが(笑)・・島に名前ねぇ・・と、なんともタイムリーっぽい話題でした。(謎)
その後、彼はどうしたんだろうね〜?あんな告白してしまったんだから(笑)最後まで絡んで来るかと思ったのに。
【追記】
さっき、公式サイト覗いて来たら、スクリャービン、ビンゴでした。
おお〜っ、たまにはちゃんと聴いてるじゃん、自分!・・と自分で自分を褒めました。滅多にない事なので。(笑)
しかし他は・・やっぱりパガニーニしかわかってない・・ははは。
でもさ、あそこでスクリャービンを弾くとは・・やっぱ自虐ネタ?いや、単に学生時代を思い出しただけなのか?
うーん・・他も音楽がちゃんと解ってたら、雰囲気に浸れるだけでなく、
そこに込められた登場人物の気持ちももっと理解出来ただろうになあ。
・・・・ちなみに、公式サイトによる、使用曲の一部。
【ラフマニノフ】 ピアノ協奏曲 No.2 / 前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2 / 前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12 / 交響曲 No.1
          幻想小品集 Op.3 No.1 / ヴォカリーズ Op.34 No.14 / パガニーニの主題による狂詩曲
【スクリャービン】 練習曲 Op.8 No.12
【ショパン】 練習曲 Op.25 No.9 ・・・他。
あ、よく見たら、前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2・・って「鐘」の事なんじゃ?(◎o◎)フィギュア女子の真央ちゃんのプロの・・ええ〜っ
あれ好きなのに・・でも覚えがない・・(@Д@; ・・私の耳はやっぱりキクラゲ〜?!(泣)   【BS-NHK】

ラブリー・オールドメン 釣り大将LOVELOVE日記
GRUMPIER OLD MEN (95・米)
(監)ハワード・ドイッチ (脚)マーク・スティーヴン・ジョンソン
(主)ウォルター・マッソー ジャック・レモン ソフィア・ローレン アン・マーグレット ダリル・ハンナ
このシリーズ、見るのは初めてだけどこれ第5作目なんだって。1から順に見なくても意味は分かるね。^_^;主人公のおっちゃん二人、悪態つくけど
いい友達だよね。もう家族か兄弟みたいなもんかな?美女(なんとソフィア・ローレン。コメディで見るのも初めてかな)に惚れられるなんて都合いいぞ〜
なんて思うけど、(あ、もう一人もお相手がマーグレットって美女じゃん・・ふっ)いいよね、ロマンスは。(笑)でも、あの悪戯はちょっとやりすぎでは?
あんまり小気味いい感じはなかったな。それにしても、この邦題はどうよ?(笑)一瞬「釣りバカ日誌」かと・・_(T▽T)ノ彡☆ 【TV】

ラブリーボーン
THE LOVELY BONES (09・米=英=ニュージーランド)
(監・脚・製作)ピーター・ジャクソン (脚・製作)フラン・ウォルシュ (脚)フィリッパ・ボウエン (原作)アリス・シーボルト 
(製作)キャロリン・カニンガム エイメ・ペロンネ
(製作総指揮)スティーヴン・スピルバーグ テッサ・ロス ケン・カミンズ ジェームズ・ウィルソン
(主)マーク・ウォルバーグ スタンリー・トゥッチ シャーシャ・ローナン レイチェル・ワイズ スーザン・サランドン
   マイケル・インペリオリ ローズ・マクアイヴァー クリスチャン・トーマス・アシュデイル 
わずか14歳で殺されてしまった少女。悲しみで崩壊寸前の家族を見守るその魂の出来る事とは・・
・・と言った宣伝だったので、てっきり、少女の魂が犯人を追い詰めるサスペンスかと思ってしまったけど、
サスペンス色よりも、残された家族の心、そして、何より、少女の少女らしいココロ・・が感じられる物語でした。
正直、あの霊界世界(?)はスケール大きかったけど自分としてはあまり気に入らんかったなぁ・・。(←今年も健在!マイノリチ〜妖怪発言!・爆)
だってさあ、なんか胡散臭いんだよね。少女の生前の思い出や、殺人に関わる事実が作り上げた世界なのかもしれないけど、
しかも、アレが一番の見所なのかもしれないけど、個人的には、ちょっとステレオタイプ過ぎて、一歩間違うと
何かの新興宗教勧誘映画になりそうな臭いもあってさあ〜・・そんなのをしっかりCGで展開してくれて、
天国では、丹波なにがしは喜んでるかもしれないけどさあ〜・・地上では美輪なにがしも喜んでた様な気もするけどさあ〜
・・なんかちょっとチガウ・・って、私は、あまり入り込めなかったです。瓶の中の船は印象に残ったけれど。
そしてあの結末について思った事は・・【に関しては、ネタバレあり!・・にて】
殺されてしまう少女役のシアーシャ、「つぐない」では飛び切り良かったけど、
今回も、危うい年齢に差し掛かった少女を繊細に、かつ瑞々しく演じていて大変良かったです。
お父さんや変態男も良かったけど(良かった、て・笑)お母さんやお婆ちゃんの描き方はイマイチで、別にワイズや皿ウドンでなくてもいいキャラ。;;
霊感少女もさほど活躍してなかったなあ。
それと、ずーっとギモンだったのが、あの***!あれ、めちゃ重いでしょ?
確か、地下にあったと思うんだけど、どうやって移動させたの?
モノがモノなだけに、これって重要よ〜細かい事つつくオバサンじゃなく!
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね・・けど、ココが一番私が感じた事でもあります】
自分の遺体を発見してもらうよりも、好きなカレとのひと時を成就させようとした少女・・。
ラストでは、絶対彼女の遺体を発見させ、犯人を逮捕して欲しかったなぁ・・と言う気持ちにならなかったといえば嘘になるけど、
実際、この様な事件・・愛する人が行方不明で、絶望の淵に居る人達は沢山居るんだろうな・・とか思うと、
そんな方々には、この作品で、少しでも、こんな風に、我が子、あるいは居なくなった大切な人は、ただ苦しいだけであの世へ行ったのではない、
きっと、天国に行く前には何か素敵な事があって、そして今は安らかであるに違いない・・って思えたらいいな・・
そうしたら、残された人達の心にも少しは平安が訪れるかもしれない・・と思ったし、そう願わずにいられない気持ちにもなっちゃって。
私にとっては、天国の映像よりも、そんなメッセージ、と言うか、印象を受けたあの結末の方が心に残ったわ・・。【ユナイテッド・シネマ】

Love Letter
(監)岩井俊二
(主)中山 美穂 豊川 悦司 酒井 美紀 柏原崇 笵文雀 篠原 勝之
最初は博子と秋葉の物語かと思ったけど、終わってみると、しっかり樹と樹の物語だったな。
二役の美穂には理由があるからいいとして、どうして酒井美紀?似てないんじゃ?とかも思ったけど、この中学時代の情景がとっても良かった。
凍った坂をつつつー・・と滑り降りる樹(酒井)とか、図書館でフト、樹(柏原)の姿がカーテンに消える所とか、とても情緒豊かで素敵だった。でも、
そう言うのや、ソフトフォーカスなんて映像は、ともすればかなりの少女趣味に陥っちゃうんだけど、そのあたりは秋葉(トヨエツ)の温かいツッコミなんかで
カバーされてたし、バランスが良かったと思う。あの頃気付かなかった、うまく伝えられなかった想いがキリリと胸にしみて来る・・今はもうない遠い過去、
遠い人が、一瞬にして今となる・・そんなラストの絵にはウルウルしてしまったよ。
それにしても、こんな切ない樹と樹の「時」を、敏感に感じ取り彼女に返す博子の切なさもかなり・・だよね。新しい一歩を踏み出すには、辛くても
切り捨てないといけない過去もあるんだよね。甘いノスタルジーに浸るだけの作品ではなかった所も、私には感動的だったなぁ。【ビデオ】【TV】

ラブ・レター
THE LOVE LETTER (99・米)
(^^)
(監)ピーター・チャン
(主)ケイト・キャプショー トム・セレック グロリア・スチュアート
差出人、受取人不明の1通のラブレター・・もしや自分宛?とか、出したのはあの人ね?とか、勝手に思い込んで騒動になるのがオカシイ(≧▽≦)
(特に”その気”になって、オレンジの皮をむくカレ・笑)オチは途中で、あ、あの人のね?と察しはつくけど、その愛の形が、***と言うのも
どんな形でも、どんな時代でも、愛は愛よね〜・・って、なかなかシャレていて(??)良かった。(笑)
それにしても、恋愛って・・その気になったら、自然とラブラブ光線が出て、うまくコトが運ぶモンなのかしらね〜?(笑)
と言うか、やっぱりそれなりに意識して、相手に優しく接してあげる様になるから・・ラブにコトが運ぶのかもしれないね?
主演のキャプショーって、ちょっとジュリー・クリスティーに似てる、知的な雰囲気の女優さんだよね・・って思いながらも、毎回、
あれ?他には何に出てたっけ?( ̄∇ ̄;) って思い出せなかったので、調べてみたら「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」のヒロインだったのね!
それに、最近再見した「キルトに綴る愛」にも出てた・・!結構、何げなく見てたんだ・・道理で親しみがあるはず・・( ̄∇ ̄;) 【BS−NHK】

ラマになった王様
THE EMPEROR'S NEW GROOVE (00・米)
(監)マーク・ディンダル (脚)デヴィッド・レイノルズ (歌)スティング デヴィッド・ハートレー
(声)デヴィッド・スペイド ジョン・グッドマン アーサー・キット
ワガママな王様が、魔女によってラマにされ、お城から追い出されてしまう。
善良な農夫に助けられるが、それでもすぐにはワガママが治らない彼が、色んな出来事を通して農夫と信頼し合って行く。

これは意外と面白かったよ!西城秀樹のイメージソング付きで上映された?(笑)
ちょっとしたユーモアも効いてて、親子で楽しめる一本だと思います。(^○^) 【機内ビデオ】

ラ・ヨローナ 〜泣く女〜
THE CURSE OF LA LLORONA (19・米)
 
 
(監)マイケル・チャベス (脚)ミッキ・ドートリー トビアス・イアコニス
(主)リンダ・カーデリーニ レイモンド・クルツ パトリシア・ヴェラスケス マリソル・ラミレス ショーン・パトリック・トーマス ジェイニー=リン・キンチェン 
   ローマン・クリストウ マデリーン・マックグロウ トニー・アメンドーラ アイリーン・ケン
 
70年代のロス。ソーシャルワーカーのアンナはある家庭で室内に閉じ込められた子供達を発見する。
しかしその母親は子供達を部屋から出すと危険にさらされると言い張り・・

メキシコの恐い昔話?都市伝説?が最初に。
美しい中にも不穏な空気が漂った始まりに、これは好きな感じかもしれん?って思ったんだけどね、
ラ・ヨローナがなんで悪霊になったかの話がコレでさ、
↓↓↓
国一の美女が熱愛の末に結婚、
子供二人を授かるも旦那が浮気、
キーッ許せん!
せや、旦那の宝は子供やけん子供〇したろ!
実行
ハッ!子供が〇んでしまった、なんてこと!
せや、よその子も〇んでしまえばええんや!
どこの子でもええ、そんなんかまへんかまへん!
絶賛実行中
・・・・・・
・・ってさあ、ちょと意味わかんないんですけど。
普通、実行するなら旦那か愛人へじゃないの? 子供を巻き添え(と言うか一番のターゲット)にするなんて母親でもなんでもないやん。
アンナの娘がヤツ(ラ・ヨローナ)が操るビニール傘でプールに引き寄せられる所はヒヤヒヤ度もビジュアル的にも一番印象的だったかな。
子供と水の場所ってどうしても心配してしまうので。じゃなくても、とにかく子供をどうこうしようとするヤツは許せん。
そんな、何の同情もわかない悪霊(?!)だったので、一刻も早く退治して欲しいばかり。
あ、これも悪霊と言うより悪魔が支配してたって事?どうもまだ悪霊と悪魔を同列に語ってしまいがち?まだまだ修行が足りません〜。
今回も「アナベル」の時の神父様が出て来て、ウォーレン夫妻を呼ぼうかって話になったけど、アンナさんのお財布事情で断念。
え〜〜また呼ばんのか〜い・・・ (アンナさん事情じゃなくて別の懐(契約)事情疑惑w)
で、お財布(と契約?)にやさしいお手頃霊媒師に依頼するも、アンナさん、効きそうもないとかマヌケとか微妙に失礼w
どうせ失礼連発なら、ヤツの涙の入手先・方法でも聞いてほしかった。
で、終盤、なぜかヤツの顔がはっきりわかるんだけどさ、
・・えっ?! ・・どなた? ・・えっ? 国一番の美女・・って聞いてたんですが・・ ・・えっ?・・人違い? ・・・・・・・詐欺?
って、なんだか別の意味で震えてしまいましたけども〜・・( ̄∇ ̄;     【Amazon】

ラ・ラ・ランド
LA LA LAND (16・米)
 
 
(監・脚)デイミアン・チャゼル (音楽)ジャスティン・ハーウィッツ (振付)マンディ・ムーア
(主)ライアン・ゴズリング エマ・ストーン ジョン・レジェンド ローズマリー・デウィット ソノヤ・ミズノ J・K・シモンズ フィン・ウィットロック 
   ジェシカ・ロース キャリー・ヘルナンデス トム・エヴェレット・スコット ミーガン・フェイ デイモン・ガプトン
 
ロスの映画スタジオのカフェで働きながら女優を目指すミア。
なかなか思う様にはいかないある日、場末のバーから流れて来たピアノの音色に心惹かれ・・
初めの方は割といい感じでノレてたんだけどね、全体的にはちょっと期待値が高すぎたかな、と言うのが率直な感想。
まあ音楽ウトくて、しかも勝手に煽られた人(自分)の感想としては妥当かもだけど。( ̄∇ ̄;
何に煽られたかと言うと、アカデミー賞最多ノミネート・・( ̄∇ ̄;
アカデミー賞って、つい全世界の映画の最高峰みたいに感じてしまうけど、
アメリカ国内映画祭だし案外狭い範囲の祭りに過ぎないのは解ってるつもりだったけどね、でもとりあえず技術的には最高峰じゃない?
まあ毎回さりげなく世間にコビ・・もとい、妥協か融合かしてる印象もあって、
特に今回はもうそれ正々堂々とやっちゃってるもんだからその正義ぶりっ子にはちょっとヒイちゃって・・あ、元々アメリカってそんな国か?(笑)
でもとりあえず世間的認知度だって最高峰じゃない? なので、音楽ウトいくせに期待値ばかりが異様に高まってしまってさ、自己責任だけど!(笑)
で、ラストを見て自然とこう思ってしまったのよね・・
「ああ、エマ石がアカデミー賞主演女優賞をとった事によってこの物語は完成した!アカデミー賞の舞台こそが本当のラストだったんだ!」。
思うに、映画の神様・・いや神様はちょっと違うかな、映画の精霊・・これも違和感(笑)
映画の象徴(とでも言っておくね)がミアで、音楽の象徴がセブで、いや、芝居の象徴がミアでジャズの象徴がセブで(言い直しばっかりごめん)
「2人が一緒になって”ジャズ”ミュージカルが出来ましたとさ、いやちょと待てよ?
ミュージカルはミュージカルでもこれは純粋な”ジャズ”ミュージカルではないな?おかしいな?こんなはずでは・・」
・・な物語に見えてたので、最後にあんな風になったのは必然かと。
結局どちらも「それぞれその世界の他の新しい可能性」を見つける必要がある風にも感じられたし。
なので、物語はシンプルに見えて意外と興味深かったんだけど、だから余計にそこに至るまでの肝心な所(後半)がとても大雑把に見えてしまって・・
それが結局ノリを保てなかった原因かもしれない。音楽だけ聴いてる分には良かったかもしれないけど、どうしてもまず物語ありきな傾向なもんで。
最後の「たられば」みたいな振り返りも、ウルウルはしちゃったけど、たとえもし最初にセブがミアに優しくしてたってそこで世界が変わった訳ではないので
あれは単にセブの後悔〜ミアへの未練なだけかもね?ミアはドライでしょ?とっとと結婚したし。(爆)
まあ、ミアはスクリーンの前に立たなくても(←大迷惑・笑)
もうスクリーンの中の女優になってしまったからね・・ずっとドライな仮面が必要なだけかも?だけど。
それと、後で振り返ってみると、どうやらヒロインがエマ石だった事にもひっかかってたみたい。
エマ石は嫌いじゃないのよ・・人気女優なのも知ってる・・んだけど・・ どうも庶民の香りが漂い過ぎてロマなヒロインってイメージじゃなくて。
うん、イマドキはこんな等身大アイドルみたいな方が人気あるのも解ってる、他の映画でゴズりんと共演してて好評だったのも知ってる・・んだけど・・
ヒロイン・エマ石がクローズアップされる毎になんだか現実庶民世界に呼び戻されてた気がするし、
前半は頑張る庶民だったからそのままでいいとしても、終盤には無理を感じてしまってさぁ〜・・そこへトドメのアカデミー賞主演女優賞受賞。( ̄∇ ̄;
歌とか踊りはとても頑張ってたし好感も持てたんだけど、ぐっと心を掴まれるレベルまではいかなかったし・・。
だからと言ってエマ・ワトソンだと良かったって意味じゃないよ(笑)わからんしね。
ゴズりんは、以前ジョークでミュージカルやったら?みたいな事言ってたらまさかホントに(笑)。
と言っても殆ど楽器担当で・・ピアノは大部分本人が弾いてるらしいし彼も頑張ったよね。
セブが否定してたあのロック調音楽は自分としては全然悪くないじゃん!って思ったけど、
そこはまあ、音楽ウトい人には解りかねる其々のジャンルへのこだわりや愛があるんだろうね。
それにゴズりんにはしっとりしたジャズのムードのが合ってたと思うし、なんだかんだでいつの間にか「ムード俳優」よ。(笑)
冒頭のハイウェイのフラッシュモブなダンスシーンは素晴らしかった!
だからさ〜・・こう言うのサラッとやっちゃう技術があるから煽られちゃうのよ。( ̄∇ ̄;
でも実は、これと同じ位良かったのが、セブがミアにジャズの良さを語るシーンの後ろの演奏。
冒頭のド派手なダンスとは真反対みたいなこのしみじみ地味なジャズシーンがなんでかわかんないけどとても心に残ってた。
そして、その余韻は高田社長によって破壊され・・・Σ\( ̄ー ̄;ナンデヤネン(≧∇≦)
ちなみに・・過去ミュージカルのオマージュらしきモノは数えるほどしかわかりませんでした・・想定内?(汗)   【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】
 

ラルジャン
L' ARGENT (83・仏=スイス)
(監・脚)ロベール・ブレッソン (原作)L・N・トルストイ
(主)クリスチャン・パティ カロリーヌ・ラング バンサン・リステルッチ マリアンヌ・キュオー
真面目に働く普通の男イヴォンが、贋札事件の犯人に仕立て上げられた事から人生を踏み外していく・・
最初は単に被害者だったのに・・なんでそうなるの?・・の不条理世界。運命の歯車がちょっと狂っただけで、こんなにも人生が変わってしまうとは。
ハメられても、怒っても、絶望しても、感情がないかの様な淡々とした、いや、冷徹とも言える描写が強烈。
面倒を見てくれた老婦人とのひと時だけには、ちょっと血が通ってた様にも見えただけに、
自分なりにケリをつけたんであろうラストも切ない。 
この作品の監督さん「スリ」の方だったのね!・・と後で知って納得。他の作品もみんなこんな感じ(超客観的)なのかしら?見てみたい! 【BS−NHK】

RUN/ラン
RUN (20・米)
 
 
(監・脚)アニーシュ・チャガンティ (脚)セヴ・オハニアン
(主)サラ・ポールソン キーラ・アレン パット・ヒーリー セーラ・ソーン
(声)トニー・レヴォロリ
 
ネットで画像をチラ見した事があった程度で全く予備知識なく見始めたので、最初は普通にイイ話かと思ってたら・・( ̄∇ ̄;
クロエが母親からすすめられた薬が何なのかをつきとめようとする所からハラハラ・・。不自由な身体でよく頑張ったよ〜。
母親(もどき)は・・代理ミュンヒハウゼン・・ですかね。
クロエちゃんの7年後は本当の親の元に戻って結婚して子供もいるカンジだったよね?そして昔も7年後も口に何か含むが得意!(?笑)
ムショ?の母親はミイラみたいだったな〜・・一番大事なモノ(あえてモノ)を取り上げられてまさに心もミイラに・・みたいな・・。 【CS・ムービープラス】

ランダム 存在の確率
COHERENCE (13・米)
【未体験ゾーン】
(監・脚)ジェームズ・ウォード・バーキット
(主)エミリー・フォクスラー モーリー・スターリング ニコラス・ブレンドン エリザベス・グレイセン
 
恋人ケヴィンと仲間うちのパーティに参加したエム。
おりしも地球にはミラー彗星が接近、仲間ともその話題で楽しんでいたが、急にあたり一帯が停電になってしまい・・

本編でも触れてるけど”シュレーディンガーの猫”からヒントを得たのか、平行世界とその可能性がテーマな感じ。
「ミッション:8ミニッツ」とか「ミスターノーバディ」をふと思い出したけど、本作はもっとシンプルにそれだけを突き詰めた感じで、
登場人物は限られてるし、舞台も一軒家とその周辺だけなので、脚本がモノを言うタイプの作品だったと思う。
そんな世界って興味あるし割と面白くは観られたんだけど、もうちょっと何かしらのインパクトが欲しかったかな。
それと、ラストがちょっと判らなくて・・;;いや、どうしたってああ言う展開にはなるんだろうけど
(その前に、夫じゃない・なぜなら自分が殺したから云々って話もあったし)
エムはなんであっちに行こうとしたの?彼氏が入れ替わってた?それかあっちのがいいと思って?
その辺、何か見落としてしまったのかもしれないけど;;エムの気持ちがイマイチ判らなかった;;のと、
別の世界に留まった場合の不具合はどんなもんなのかもなかなか想像出来ず・・ちょっとモヤモヤが残ってしまった。
それと、皆のごちゃごちゃ雑談する所は面白かったんだけど、痴話ゲンカに発展してしまう所は少々わざとらしく感じてしまった。
目印になる物を入れた箱が、玉手箱みたいに、開けて現実知るより、知らずに今の世界に溶け込んだ方がいいよ
みたいな印象だった。色々と考えだすと時をかけてしまいそう・・(笑)  【ユナイテッドシネマ】

ランダム・ハーツ
RANDOM HEARTS (99・米)
(監・製作)シドニー・ポラック (脚)カート・ルーデック
(主)ハリソン・フォード クリスティン・スコット・トーマス チャールズ・S・ダットン ボニー・ハント デニス・ヘイスバード リチャード・ジェンキンス
警察官のダッチは、妻ペイトンを出張中の飛行機事故で失ってしまった。悲しみにくれるダッチだったが、実は妻は仕事ではなく
愛人と一緒に旅に出ていたのだった。ダッチは真相を突き止めようと、その男の妻である下院議員のケイを訪ねる・・。

某4映画はこれの真似じゃないの?と言う友達の声につられ、鑑賞してしまった。(笑)
しかしこっちはかなりサスペンス要素があって、最初はあまりラブストーリーの雰囲気はない。
まあ、心配しなくても、イヤでもそこからどんどん不倫になっちゃうんですけど・・いや、この場合はもう不倫とは言わないかな。(^^;
そのサスペンス要素の所はたいして面白くもないんだけど(オイオイ)そんな風に、彼らの職業(立場)や周囲との人間関係も力入れて描かれているので、
2人の感情には入りやすかった。ケイがダッチに言った言葉・・あなたと2人でいる事がたとえ4人でいる事と同じでも、それでもいいの。一緒にいたい。・・にはホロリ。
2人の感情のすれ違いがクライマックスの某所ではっきりとわかり、そこで2人がどう行動するのか・・と言うのも、某4映画を観た後では興味ある所だったけど、
ここも共感出来て良かったです。やはり自分自身でしっかりカタをつけるのが大人なのでしょうね・・。なのでラストもすんなりと受け入れられて、清清しかったな。
「イングリッシュ・ペイシェント」ではイマイチ感強かったクリスティン・スコット・トーマスがとても素敵だった。こう言う強さとモロさを秘めた役は似合うね。
ハリソンさんは恋愛感情を表すのは・・ちょっと苦手?(爆)でも妻への愛が最初から消えてなかったのは、演技からよく解ったよ。
白黒つけなきゃ気がすまない職業病の悲しさ?・・もね。(笑)
あ、某4映画とは似ていても、細かな設定は違いますから、当然主人公達の心理状態も全然違うと思います。念の為。
でも、(某4と違って)ハリソンさんは何だかんだ言っても仕事はしてたな〜。_(T▽T)ノ彡☆ 【DVD】

ランド・オブ・プレンティ
LAND OF PLENTY (04・米=独)
(監)ヴィム・ヴェンダース (脚)マイケル・メレディス ヴィム・ヴェンダース
(主)ジョン・ディール ミシェル・ウィリアムズ ショーン・トーブ ウェンデル・ピアース リチャード・エドソン バート・ヤング
伯父とラナ・・血縁と言うだけで後は何も共通する物がないとも言える2人・・過去のトラウマや憎しみに苦しむ伯父、
いつも感謝を忘れず未来を見つめるラナ・・彼らにはそのままイマのアメリカ社会や関連する他の国家が投影されている様だ。
年令や経験の違う2人がお互いを受け入れた時、初めてイマの現実が見える。初めて一緒に小さな一歩が踏み出せる。
最初、伯父の行動がひどく滑稽に見えちゃってね、考え方が極端過ぎて、被害妄想に陥ってる様にしか見えなくて。(^^;
大真面目にやればやるほど、もっと冷静になったら・・とか、かなり冷めた目でずっと見ていたよ。けれど彼の様な人達の心の傷は、
自分などには思いもよらない程深いのだろう・・。でも、大真面目にやればやる程、傷口を開いてしまう様で痛々しかったけど
そこから抜け出せないでもがく彼には、頼むから落ち着いて・・くらいしか言いようがなかったのが正直な所。それに、
同じパターンで誤解の延長を見せられるだけの中盤に少々苛立ちを覚えたのと、グラウンドゼロを目の当たりにした時の
彼の表情を一体どう受け止めればいいのか、そして彼へあてた妹(ラナの母親)の手紙の内容の一部が、それまでラナと言う
とても謙虚で中庸を
極めていたポジションをも壊してしまった様に思え、煮え切らない疑問が残ってしまった。
その疑問はそのまま今のアメリカへの危惧や戸惑いに重なっているかもしれないけれど。とは言え、現在のそう言う状況を
ストレートに素直に描いていた所は感慨深く、特にラナが初めて触れるアメリカの負の部分には、自分も同じ位
胸締め付けられる思いがしたり、伯父と車をとばすクライマックスの様子はとても好きだった。傲慢さばかりが
フライングしてる気持ちをなだめる様に、光の見えない方向にも希望を託せる様に・・と祈りの様に歌われた曲もとても
印象的だった。
それにしても、ラナ役のミシェル・ウィリアムズって岡本綾にドそっくりでビックリしたよ。特に笑った時の口元。いやはや、
国籍を越えたソックリさんを見ると、やっぱり世界は1つ人類みな兄弟・・なーんて思ったりしてね?(笑)バート・ヤングも懐かし過ぎて・・。
【追記】村上龍『半島を出よ』読書後には、自分が伯父化していました。(汗)  【KBCシネマ】

Laundry(ランドリー)
(監)森淳一
(主)窪塚洋介 小雪 内藤剛志
暗い!現実は暗いぞ!なのにこんなに優しくふんわりと包み込んでくれる「心」も存在してるのね・・!
一口で言えばラブ・ファンタジーだろうけど、奥は深い・・・で、3回以上は泣いたわ〜!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 
雨のシーンなんて、絶対泣くもんかと思ったのにダメだったわ〜(TT▽TT)ダァー 突っ込み所はかなり多いけど(笑)何故か許せる。^_^;
泳ぐようなカメラワーク等、映像も素敵で心地よい。久し振りに観る邦画でしたが、良かった〜!【KBCシネマ・2回】

ランブリング・ローズ
RAMBLING ROSE (91・米)
(監)マーサ・クーリッジ (脚・原)カルダー・ウィリンガム
(主)ローラ・ダーン ロバート・デュヴァル ダイアン・ラッド ルーカス・ハース ジョン・ハード ケヴィン・コンウェイ
どっかで聞いたことのあるタイトル・・( ̄∇ ̄;) しかも”性欲過多”な女の話と言う解説・・( ̄∇ ̄;) どうなる事やら・・と思ってたけど( ̄∇ ̄;)
とっても心温まるお話で、良かったです。ゞ( ̄∇ ̄;) と言うか、自分の持ってるrambling roseのイメージに似通ってる所があったので、ちょっと
驚きと嬉しさも。ローズを演じてるローラ・ダーンは大きくてごつい感じなんだけど(何しろ「ジュラシック・パーク」の彼女)ふとした表情がとっても無垢な
雰囲気をかもし出していて可愛いかったし、本当に心に愛を持ってる感じで良かったです。あの主人・・彼女に心惹かれるのが恐かったのかな?
・・モラルって何だろうね・・。 製作・・レニー・ハーリンだって・・?\(?。?”)えっ? 【ビデオ】

ランブルフィシュ
RUMBLE FISH (83・米)
(監)フランシス・F・コッポラ (脚)スーザン・E・ヒントン
(主)マット・ディロン ミッキー・ローク ダイアン・レイン デニス・ホッパー ニコラス・ケイジ ローレンス・フィッシュバーン
不良同士の縄張り争いと言う所にはあまり興味はないが、新しい生き方を求めようとする兄と、兄の昔の姿しか見ようとしない弟との関係は良かった。
ベタ(闘魚)の使い方も面白かった。ダイアンが出てたので「アウトサイダー」を思い出す。ディロンが好みだったらもっと良かったかもね。【ビデオ】

ラン・ローラ・ラン
LOLA RENNT (98・独)
(監・脚・音楽)トム・ティクヴァ (音楽)ジョニー・クリメック ラインホルト・ハイル
(主)フランカ・ポテンテ モーリッツ・ブライプトロイ ヘルベルト・クナウプ ニナ・ペトリ アーミン・ローデ ヨアヒム・クロール
出だしから飛ばす、飛ばす・・! (≧∇≦) 赤毛を振り乱して走りまくるローラが爽快!すっかりツボにはまってしまいましたー!
パパと愛人の結末とか、すれ違う人の人生とか、単純でいて、かなり哲学的!(笑)
まるでゲームのようにリセットしての3パターンは、ちとクドイ感じもしたけど、それをも吹き飛ばす面白さ!
奇声を発して運命を変えるローラ、最高!「キャリー」もまっ青!!_(T▽T)ノ彡☆
贅沢言えば、あの超かわいいアニメーション、終りあたりでもやって欲しかったな〜。 【ビデオ】


    

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