リアリズムの宿
 (03・日本)
(監・脚)山下敦弘 (脚)向井康介 (原作)つげ義春 (音楽)くるり
(主)長塚圭史 山本浩司 尾野真千子 多賀勝一 サニー・フランシス 天野公深子 瀬川浩司
つげ義春の原作漫画『リアリズムの宿』と『会津の釣り宿』を基に映画化。
駆け出し映画監督の木下と脚本家の坪井は、共通の友人フナキに誘われて旅に出る事になったが、肝心のフナキは現れず・・。

このカンジ・・いい加減な出だしがとっても好み。(笑)それからの、とんちんかんだけどまったりした雰囲気も。
男二人の旅だからこんな展開になっちゃうのかもしれないけど、もう少し、自分の気持ちが入れるエピソードがあったら良かったな。
雰囲気が好きなだけに残念。長塚圭史、いい味出してるね。【TV】 

リアリティのダンス
LA DANZA DE LA REALIDAD / THE DANCE OF REALITY (13・チリ=仏)
 
 
(監・脚・原作)アレハンドロ・ホドロフスキー
(主)ブロンティス・ホドロフスキー パメラ・フローレス イェレミアス・ハースコヴィッツ アレハンドロ・ホドロフスキー 
    クリストバル・ホドロフスキー アダン・ホドロフスキー
軍事政権下のチリ。北部の炭坑町トコピージャで暮らす少年アレハンドロは、
横暴な父と風変りな母からのプレッシャーや学校での苛めに、いつも身を縮めていた。

なんと言うか、映画らしい映画を観たなあ・・と真っ先に思った。
何となく懐かしい気持ちで楽しめたと言うか。こんな確固たる個性はイイね。
けど、これ、ホドロフスキーの自伝みたいなものらしいので、
興味深かったけれど、どうしても「エル・トポ」くらいしか知らない自分は(しかも大昔過ぎて忘れてるし)
一歩ひいて観てしまう所もあって、思いっきりハマるとまではいかなかったかな。
別にそんなん気にする必要ないのかもしれないけど、キャスティングに息子使ってたり、なんだか家族映画みたいな雰囲気もあって、
隣町のよそ者は隅っこでおとなしく拝見致します・・みたいな。
それにしても・・この両親あっての鬼才ホドロフスキー、って感じなんですかね?
お父ちゃん、エキセントリック〜。お母ちゃまも別の意味でスゴイな・・と。あんなシーンも正面撮りでビックリしたよ(^^;
そして軍事政権下のチリと言うのがまた興味深かったんだけど、物凄くリアルなエピソードかと思えば、
サーカスかお芝居か・・な、夢の様な舞台っぽさだったり、ホントにこのタイトルそのもの・・って感じ。
恒例の一言、人生は移り変わる夢・・。どうせ夢なら、思いっきり自分を爆発させてなんぼ!芸術は爆発だ!(←どっかで聞いたな)
そんな流れの極彩色パワーが結構心地よかった。 音楽が好みだったのでサントラ欲しいな。 【KBCシネマ】
 

リアリティ・バイツ
REALITY BITES (94・米)
(監)ベン・スティラー (脚)ヘレン・チャイルドレス
(主)ウィノナ・ライダー イーサン・ホーク ジャニーン・ガラファロ スティーヴ・ザーン ベン・スティラー レネー・ゼルウィガー
想像してた感じとはかなり違ってたわ。もっとハードで無軌道で刹那的な若者の話かと思ってた。意外と繊細な内容に驚き。
出だしは、優等生ぶったリレイナ(ウィノナ)や、カッコばかりつけた男(名前忘れた;イーサンです)が鼻についてフフンとか思ってたけど(笑)
彼らが社会に出てからが、そんな私の気持ちをなぞるかの様に、彼らにとっては思い通りにならない展開で、見ていて肯いたり共感も生まれ、
ウィノナ(もう俳優名で(^^ゞ)とイーサンの二人の気持ちなんかにもドキドキしちゃったよ〜(笑)あの二人きりのシーンは最高に良かった!
最近いつもウサン臭いイーサンだけど、この役のカレには惹かれるわ・・って、この役も結構ウサン臭いけどさ。(←結局結構イーサン好きだったりする・・笑)
ウィノナに好意を抱きつつも、社会と言う物に先にもまれてるベン・スティラー♪(←ゴリラ系も好き・笑)の戸惑いにも切ないものがあったな・・。
それにしても、ええーっつ・・レネーちゃん出てたの?!今、出演者調べてて名前みてびっくり。全然気付かなかった・・トホホ。【BS】

リアル鬼ごっこ
 (07・日本)
 
(監・脚)柴田一成 (原作)山田悠介
(主)石田卓也 谷村美月 大東俊介 松本莉緒 吹越満 柄本明
これ見て、あぁ、自分は「佐藤さん」じゃなくて良かった〜・・って、思わずホッとした人、絶対いるよね〜?
えっ・・私・・?!・・(||| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)アウッ
それはともかく! 今まで、宣伝とかだけ見て、なんで佐藤さんだけが殺されるの?なんで鬼ごっこなの?
・・って思ってたのの答えがちゃんとわかったのは良かった。(笑)疾走する主人公は荒削りでもなかなかファイトあったし、
谷村美月も、雑誌などで見るよりも全然こちらのがイイ。(柄本明は、ただの職権乱用エ○ジジイかと思っていた・・爆)
でも、クライマックスのいきなりな説明は不自然だし白けたな〜。
せっかく独自の面白い世界が作り上げられていたのに、王様関連になると、とたんに昔の子供番組みたいにチープになるのはなぜ?
そう言えばオッカケ怪人(謎)も女性キャスターもチープだったなぁ。あ、結構最初からチープやん・・(笑)それに・・
【以下、ネタにふれています。未見の方はご注意下さい】
翻弄されてる二つの世界以外にもまた違う世界があって、結局世界はいくつもある・・のって、
じゃあ、そのどれか一個の世界で誰か死ねば別の世界の同じ人は死ぬやん・・
それって死ぬ率高くなりすぎやろ、無理があるやろ。どうしてこんなオマケ設定つけたの?ワカラン・・。 【BS】 

リーディングハウス
HAMOADON LESAFRUT YAFFA SHEL HAGVERET YANLEKOVA / MADAM YANKELOVA'S FINE LITERATURE CLUB (17・イスラエル)
 
 
(監・脚)ギラッド・エミリオ・シェンカー
(主)アニア・バクスタイン ケレン・モル イフタフ・クライン
 
年増呼ばわりされながらもなんとかお色気でヒッチハイクに成功したソフィーとハナ。
2人は運転手の男性に、若い娘もいるから自分達の入っている文学クラブへ来ないかと誘う。

またコレはどこの国の映画かしらん?・・って思ったら、イスラエルでした。
日本では2020年の<未体験ゾーン>にて上映されたとの事。(^O^)
冒頭、ヒッチハイクで車を止めようとする熟女二人からして、なんとなく可笑しくて、絶対ホラーコメディと思いきや・・
ホラーロマンス?ロマンススリラー?・・に、ファンタジーを添えて、って感じの独特の雰囲気。
殆どは、異質な世界で生きてる女性達の日々が淡々と・・で、ロマンスも大っぴらではないんだけどね。
と言うか、ロマンスは万死に値するのじゃ!!( `Д´)ノ!!Σ( ̄ロ ̄lll ・・な世界なので。( ̄∇ ̄;
若い頃にいい恋愛が出来ず男性に裏切られてばかりとか、何かとオトコに恨みある人なら共感出来る部分はあれど(え)
この団体(文学クラブ)は究極だね・・。
その世界でてっぺん取って一生楽に暮らしていくか、はたまた先の見えない恋愛を選んで逃亡するか・・も究極の選択。
もし自分ならどっちを選ぶ?・・って絶対考えてしまいそう。( ̄∇ ̄;
ヒッチハイクでお色気につられる男はともかくも(笑) 図書館員から教養豊かな文学クラブのお誘いを受けたら疑う人なんていないよね?
なんかそう言う所からして地味な恐ろしさがあったわ。
それにあの椅子も・・座ったら最期やん。非力な熟女や老女の知恵の結晶?( ̄∇ ̄;
捕まった男達のその後を見せずにしれっとソーセージも売るし。(汗)
最後、ソフィーがあの取締役(女性警察官)を・・ ってのには、一瞬「あっ」って驚いてしまったんだけど、
これって、その前の彼女の夢=自分を刺してしまう、ってのが自分にはすごく効いてたんだなぁ、と。( ̄∇ ̄;
だってあれで、ついもう二者択一しかないみたいに思い込んでしまってたから。
いや〜ん・・誘導され過ぎやん〜・・悔しい〜。こんなにイージーにイメージ誘導されるなんて・・
私も騙されやすいタイプなのかもしれん・・気を付けないと。( ̄∇ ̄;
冒頭のヒッチハイクから頑張ってくれてたハナは可哀想だったなあ。
ソフィーの唯一の友達として仲良く暮らすかと思ってたけど、一生下働きならそりゃ恋愛の方に走るよね。
と言うか、どうでもいい婆さん連中(←言い方)との暮らしより、愛ある男性との暮らしのがどんだけバラ色か比べる迄もないけど。
一瞬でもそんな経験が出来たのは不幸中の幸い?(泣)
あ〜・・やっぱ私もそっちを選ぶかなあ・・? でもてっぺん直前だったらそれ捨てるのも勿体ないし?
どうだろう・・その時のキブンで変わるかなあ? なんかさっきも、どっちを選ぶ?って言ってた気がするなぁ・・。
そんなんボーッと考えながら一生ソーセージ売ってそうな気も・・・(T▽T)   【Amazon】
 

リード・マイ・リップス
SUR MES LEVRES (01・仏)
(ーー;)
(監・脚)ジャック・オディアール (脚)トニーノ・ブナキスタ
(主)ヴァンサン・カッセル エマニュエル・ドゥヴォス オリヴィエ・グルメ オリヴィエ・ペリエ オリヴィエ・ボナミ
クライマックスのサスペンスは小道具使いが面白かったけど、それ迄の主役二人の流れがちょっと退屈でした。
ヒロインの耳が不自由と言う事で、周囲の音の様子が細やかに描かれてるのは良かったけど、結局ただ『読唇術が出来る』と言う事だけへの
コジツケにしか見えなかった。だって仕事もキチンと出来てるし〜;
実は、この女優さん、すっごく苦手;;(ファンの方ごめんなさい) 後で思い出したんだけど、「エスターカーン」にも出てて、その時も苦手とか
主人公のサマー・フェニックスのがイイとか書いてたわ。いや、女優が嫌いでも役に魅力があればそれなりの感情も生まれると思うんだけど、
今回のヒロイン自体ももう全然ダメでした。なんと言うか・・恋してる割には、ずっと、あき○城(似)から変わらないなぁ〜とか。( ̄∇ ̄;)
彼女を見てると、なんか身近でテキトーに、って感じで・・社内恋愛って誰でもいいの〜?なんて思ってしまうし( ̄∇ ̄;)
自分の都合のいい様に聞きたいものだけ聞いて・・その気持ちワカランでもないけど、そのコンプレックスから、
逆に周囲の人間をコ馬鹿にしてるみたいに見えてイヤだった。トゲトゲしい視線とへの字の口も・・う〜ん;;
カッセルも、最初は冴えないなって思ったけど、悪事に関わりだしてからは生き生きしてきたね。やっぱり、彼はこう言うのがお似合いね。(笑)
そこいらの女なんかよりは金、ってタイプ。(オイオイ)なので私には、彼が『性悪女』に捕まって未来をなくした気の毒な青年にしか見えなくて・・。
ご愁傷様としか言いようがない。( ̄∇ ̄;) そう・・彼女は私には『悪女』じゃなくて『性悪女』にしか見えなかったの。ここが問題よ。(爆)
ところで、保護司の話はどう言う意味があったのかな?ヒロインが読んだのは彼の唇でなく心だったの?
何にしても、取ってつけたみたいで違和感アリ。この作品が読めなかった私に、誰か教えて下さいませ。
雰囲気良かったし、音楽も素敵だったんだけどね・・でもこれも、よく聴いたらとっても「フォロウィング」ちっく?? 【劇場】

リービング・ラスベガス
LEAVING LAS VEGAS (95・米)
(監・脚・音楽)マイク・フィギス (原)ジョン・オブライエン
(主)ニコラス・ケイジ エリザベス・シュー ジュリアン・サンズ ヴァレリア・ゴリノ リチャード・ルイス
死ぬ事を決めたアル中男と娼婦の愛の物語・・多分、この作品で初めてニコラス・ケイジを知ったと思うが酒に溺れて悶える彼と、
「決して酒をやめろと言うな」と言う彼の求めに応じる彼女、エリザベス・シューにただただ圧倒された記憶が・・この激しさと切なさが印象的でした。
私の劇場鑑賞復帰?第一作。【劇場】

リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜
 (21・日本)
 
 
(監)松木創 (脚)三浦希紗 (原作)五十嵐貴久
(主)高岡早紀 市原隼人 内田理央 尾美としのり マギー 佐々木希 水橋研二 岡田龍太郎 山本直寛
 
スパイダーマン?!いつの間に人間やめた?・・って思ってしまうくらい何でもアリでやり過ぎだろ〜。
TVドラマの時はそれなりに心理ドラマっぽくて嫌いじゃなかったけどね、そう言う本筋をハズれまくって、もはやドタバタコメディ。
最後、刑事のカレシを亡くした女性が、リカの如くに・・だけは意外だったけどね。  【Hulu】 

LISA
LISA (96・ベルギー=スイス)
(監・脚)ヤン・ケイミューレン (脚)アントニオ・サウラ
(主)ヴェーレ・ドベラーレ アントニー・カーメリング マルク・ギャロ ジーン・ベルヴッツ
前半の個性的で爽やかな雰囲気はとっても好みでいい感じだったんだけど、後半からどんどん普通のラブストーリーになっちゃって残念。
とは言え・・山に憧れる気持ちはとっても解る・・自分なりに・だけど、俗世間の常識やシガラミなんてくだらなく思えちゃうもんね。(笑)
山に愛する人と2人・・全て受け入れてくれるなら、まさにそこは天国なのだろうな。純愛、キライではないのよ。本物ならば。(笑) 【BS】

理想の結婚
OSCAR WILDE'S AN IDEAL HUSBAND (99・英)
(監・脚)オリヴァー・パーカー (原作)オスカー・ワイルド
(主)ルパート・エヴェレット ケイト・ブランシェット ジュリアン・ムーア ジェレミー・ノーザム ミニー・ドライヴァー ジョン・ウッド
O・ワイルドの戯曲「理想の夫」の映画化。
上流階級の夫婦や独身貴族の恋の騒動が、戯曲ならではのシンプルでおしゃれ時々皮肉な会話で繰り広げられていく。
こう言う作品ってなんだか安心して見れますね。基本的にみんないい人で。
内容は置いておいて(笑)俳優の話だけすると、ジェレミー・ノーザムが主演かと思ってたら、実際はルパート・エヴェレットな感じ。
お気楽だけど、友達思いのとってもいい人でしたね。
で、C・ブランシェットとJ・ムーアが共演!・・自分にとってはこれが一番の見所でね。( ̄∇ ̄;)
なんたって、共演者をたまに食ってしまうケイトと、食えるものなら食ってみな!のジュリアンですから(私のイメージとしてね)一体どうなるんだろう?と
興味津々で。でもさすがですね〜。共食いせずにどちらもしっかり輝いてました。ケイトの役がややおとなしめだったのもあるかもしれないけど、
それにしても、お互いの個性が消える事なく、どちらも良かったです。2人の肌色まで計算に入れたかの様なドレスもとても素敵でした。
「デブラ・ウィンガーを探して」で、『私が嫉妬してしまう女優が2人いる、それはC・ブランシェットとJ・ムーア。』って言ってたシャロン・ストーンも、
きっとこの作品の2人を食い入る様に見た事でしょう。(笑)
それにしても、ジュリアン演じる、一応悪女のチーヴリー夫人、好きだったわ〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
M・ドライヴァーは表情は可愛いかったけど、やっぱり昔のドレスよりも現代のスーツのが似合うなぁ;;なんかミニーマウスに似てたなぁ。(笑)
【追記】会話のセンスがモノを言う作品でしたね〜。ちょっとした言葉でも、受け取り手の誤解によって事態が違う方向に行ってしまう所が
面白かったです。チーヴリー夫人、ああ見えても、ネは正直者で可愛いし、なんだか淋しさも抱えてる人だなぁ・・って感じました。 【BS】

理想の恋人.com
MUST LOVE DOGS (05・米)
(監・脚)ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ (原作)クレア・クック
(主)ダイアン・レイン ジョン・キューザック ダーモット・マルロニー エリザベス・パーキング クリストファー・プラマー ストッカード・チャニング
クレア・クックのベストセラー小説の映画化。
離婚して8ヶ月のサラに、兄弟、親戚がおせっかいに世話をやく姿が微笑ましいし、色々あってもハッピーに落ち着く内容は見ていて安心。
主演のダイアンは、前作に続いてのコミカルな役どころが等身大っぽくてとても魅力的。キューザックもやや変人ぽい所がほどよくイイ感じ。
オトナの恋愛って、なかなかキモチに一直線には進めないけど、サラみたいに、親あり・家あり・仕事あり・美貌あり・・じゃ、
たいして悩む必要もない気もしたが、ダイアンだから好感持てて許せるって感じ。(笑)どちらかと言うと、サラの父親(プラマー・面白い!)に
本気な想いを寄せる女性(ストッカード)の方が心配になってきちゃったよ。ネットは”出会い”には簡単かもしれないけど、それ以上の、
心も外見も全部を含めたお互いを解り合うには限界があるよね。結局真剣なお付き合いは自分の足(と犬と!笑)で掴む物なのかもね。
死んだふりした白いテリアがメッチャ可愛いかった。大きな黒い犬のマザー・テレサ(この名前;)もご活躍〜。(^O^)
サラのベッドにオーソドックスなダブルウェディング・リングのベッドカバー、他にも長四角繋ぎ?のキルトがありました♪ 【DVD】

理想の女(ひと)
A GOOD WOMAN (04・スペイン=伊=英=ルクセンブルク=米)
(監)マイク・バーカー (脚)ハワード・ハイメルスタイン (原作)オスカー・ワイルド
(主)ヘレン・ハント スカーレット・ヨハンソン トム・ウィルキンソン スティーヴン・キャンベル=モア マーク・アンバース 
   ミレーナ・ヴコティッチ ダイアナ・ハードキャッスル
オスカー・ワイルドの戯曲、「ウィンダミア卿夫人の扇」を、30年代のイタリアに舞台を変更して映画化した作品。
例によって、社交界の恋やゴシップと一緒に、軽やかで気のきいたセリフが
飛び交う。
「悲しさに沈んでいてはダメ、
イイ女はショッピングに出かけるものよ」とかね。(←自分に都合のいいセリフだけ覚えてる・・と友人からツッコミが!笑)
いやしかし、何でもかんでも筒抜けみたいなこんな世界じゃ、そうでもしてなきゃやってられない気もしない?(^^;
装飾品や調度品がゴージャスであればある程、心は空洞なのかもしれないよ?
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
男を金づるにするアーリン夫人の最後の行動には、不覚にも(笑)ちょっとばっかしウルウル・・。やはりこう言う場面は、同じ様に娘を持つ母親として
共感する所。が・・よく考えてみたら、元はと言えば全部アンタのせいじゃん!(T▽T)ノ彡☆
どう言う理由でメグを捨てたのかは知らないけど、それをネタにダンナから金ゆすろうなんて考え付くのが信じられない。(爆)
まあ、ああやって最後に母として娘に何かしてやれて良かったとは思うけどね・・それに気付くの20年遅すぎだろ〜・・
てか、ヘレン・ハント、年とった?( ̄∇ ̄;)最初に出てきた時は、マギー・スミスかと・・ゞ( ̄∇ ̄;)
しかしながら、彼女の振る舞いや結婚に対する考え方などを聞くと、シワはあっても魅力もあって、タP〜(タピィです)じゃなくても、
こんな女性と一緒にいると楽しいかも・・って気にさせられるのは、さすがにヘレンの演技力あってこそかな?
タP〜役のトム・ウィルキンソンとも息が合ってて、ずっと2人でイイ関係築いていって欲しいなって思っちゃった。
どうぞ、”
理想の、割れ鍋にとじ蓋カップル・オブ・ザ・イヤー”になって下さい!
メグ役のヨハンソンは、この純真で貞淑で夫一筋・・な娘と言う役には少々肉感的で妖艶過ぎる感じもしたけど、母が母なら娘も娘・・
みたいな未来が来ないとも限りませんから、案外適役だったのかも。(←イケズ全開)
まあ、何にせよ、ヘタなゴシップに流されずに、自分は自分・・と割り切る潔さが女性にも必要なのでしょう。
メグに横恋慕する男は、風見○吾(似)だったので、絶対捨てキャラにしか見えず推理のしようがなかったのは残念。(≧▽≦) 【劇場】

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
THE ASSASSINATION OF RICHARD NIXON (04・米)
(監・脚)ニルス・ミュラー (脚・製作総指揮)ケヴィン・ケネディ
(製作総指揮)レオナルド・ディカプリオ アレクサンダー・ペイン アルノー・デュテイユ アヴラム・ブッチ・カプラン フリーダ・トレスブランコ
(主)ショーン・ペン ナオミ・ワッツ ドン・チードル ジャック・トンプソン ブラッド・ヘンク マイケル・ウィンコット ニック・サーシー
光ある社会の陰・・いつしか人々の尊厳や誠意がないがしろにされ、そこから生まれた個人的規模な恐れは、少しずつ社会的規模の
暴力に成長し
てしまう。でなければ、小さな存在はいつ迄もそのままひっそりと埋もれてしまうしかないのか。
実際に企てられた事件を元に、その理由を考えるべく70年代のアメリカ社会の暗部を描き出しているフィクション・・だけど、
ニクソン暗殺が目的と言うよりも、それを言い訳にした淋しい男の話・・みたいだったな。もしかしたら(自分を含めて)殆どの人間(庶民)が、
少しは感じているであろう人生の痛さ、こんなはずじゃなかった感(笑)を見せてくれるので、肯きはすれど・・でもだからと言って
主人公に共感は出来ないなぁ・・と言う、少しばかり
反面教師的な印象があった。
勿論、あんな事務機具屋の社長みたいなヤツと人生(時間)を共にしてると、あんな風になっても仕方ないかもとは思うし、
同情もするけど、でもそれはそれ・・あくまでも自分は自分なんだ、ってどこかで開き直って折り合いをつける術を身につけねばやってられないよね。
彼を中心にして、やじろべえみたいに両方にぶら下がってたみたいな元妻と友人の生き方が、惨めなのか、それともこれこそが
プライドある賢い生き方なのか、彼以上に興味深かった。実直さがいったん方向を間違えると、全てが正当化の為の言い訳になり、
本来の前向きで純粋な自分すら見失ってしまって・・やるせないね・・。ペンが演じてると(適役な為)なおさら破壊的で未来が見えない!
ダイヤル式電話が妙に懐かしい70年代だけれど、彼が、自問自答を越えて一方的にテープに心情を吹き込む姿は、
現代人がネットに思いを吐露する姿=
したため・野放し・垂れ流し・・にも見えて苦笑してしまったよ。
【追記】製作陣面々に驚き。みんなの思いいれを感じちゃうな〜。 【劇場】

Ricky リッキー
RICKY (09・仏=伊)
 
 
(監・脚)フランソワ・オゾン (脚)エマニュエル・ベルンエイム (原作)ローズ・トレメイン (音楽)フィリップ・ロンビ
(主)アレクサンドラ・ラミー セルジ・ロペス メリュジーヌ・マヤンス アルチュール・ペイレ アンドレ・ウィルム
7歳の娘リザと暮らすシングルマザーのカティはスペイン人パコと恋に落ち一緒に暮らす様になる。
が、母親を取られた気分のリザには不満な毎日。しかも2人の間に赤ちゃんまで生まれてしまい・・

赤ちゃん、可愛い〜!翼使ってヨタヨタ飛ぶ姿、めっちゃ可愛い〜っ!(* ̄∇ ̄*)
でさ、ゴツン!って壁とかで頭打ったりして・・いや〜ん・・よちよち〜〜痛かったね〜(T▽T)
でもそれもチョー可愛い〜〜っ!ぶっちゅぶっちゅぶっちゅ〜っ(←キス音)
よし、今度はもっと広い所で・・コストコで飛ぼう!ヾ(ーー )
・・そんな感じで(やっと我に返る・・)赤ん坊になぜか翼が生え、それにオタオタする家族の物語。
それにぶっちゅぶっちゅする私の物語じゃあないよ。(当たり前)
で、これも当たり前かもしれないけど、赤ん坊に対して、ただ可愛いと言ってりゃ済む話でもない。
だいたい、赤ん坊なんて、ただ見てるのと育てるのとでは全く違うもんね。
それが問題。しかも翼付き。(笑)
そんな、とてもファンタジックな形を取りながらも、子育ての厳しさ〜家族の在り方、にはやけに現実味があると言う・・
そんな所に色々と感じる部分があってとても面白かったです。
プチ自棄気味の恋愛、大丈夫?リザがグレたら益々悲惨よ?・・って、最初からカティの行動にはハラハラさせられて、
おまけに、恋人がセルジだったので暴力沙汰〜犯罪行為も心配で。(なぜ・笑)
でもセルジ、そんなんじゃなくてにホッとしたよ。ごめんね〜・・過去作が過去作なだけに、いらん心配しちゃったわ〜(笑)
そして、娘のリザ・・も良かったな。色々と。
でもさ、リッキーを、足に紐付けただけで外に出すなんて・・私だったらあり得ないわ!(↑あんな心配性ですし)
お祭りの屋台で買った風船じゃないんだから、もっと慎重に厳重にしておかないと〜。
でも・・悲嘆にくれる母親が湖畔に・・の最後のシーンは良かったな・・。
なんだかとっても自然に・・何の無理もなく、全てを受け入れられた、と言うか、
静かに何かが胸にしみいってきた、と言うか・・言葉ではうまく説明出来ないけど・・涙が頬をつたっていたわ〜。
そして、何故だかふと、小学生の頃に読んだ「みどりのゆび」を思い出していたわ〜。
そうよ、翼のある赤ん坊のリッキーって・・いつもお騒がせ(文字通り、泣き声も騒がしかったり)だったけど、
その姿は、見るからに天使。まんまだよね!(笑)
・・けど、現実の子育てでは、そんな事を考える余裕もなく日々振り回され、
一時期のカティみたいに疲れ果て、心が荒んでしまう事もあるだろう。(実際、最近は子供を虐待する事件も多く、胸が痛む・・。)
そんな事を思うと、個人的に好きな内容なのでみんなにオススメ♪・・と同時に、
これから子供を産んで育てようと思ってる人達にも、是非、見てもらいたいな〜とも思った。
でも、その、まんまな姿を、まんまに受け入れるか、 もっと違う何かとして受け入れるか、 その辺は自由だけどね〜。( ̄ー ̄)ニヤリッ
【追記】
「最近、どんなの見た?」と娘に聞かれたので、 「赤ちゃんが空を飛ぶやつ」と答えたら、 「なん、それ!」と笑っていた。
とりあえず・・ ・・「あんたも赤ちゃんの時は飛んでたよ!」 ・・と言う事は秘密にしておいた・・ (なん、それ!・・小噺かよ!・・笑) 【DVD】
 

リトリート・アイランド
RETREAT (11・英)
 
 
(監・脚)カール・ティベッツ (脚)ジャニス・ハレット
(主)キリアン・マーフィ タンディ・ニュートン ジェイミー・ベル ジミー・ユール マリリン・マントル
 
夫婦の絆を取り戻そうとバカンスで無人島にやって来たマーティンとケイト。
ぎこちなくもそれなりに過ごしていた矢先、血だらけで倒れている青年を見つけ・・

ほぼ3人だけで展開する物語。
最初から妻のめちゃくちゃ冴えない顔が、どんよりしたお天気よりもテンション下げた。でも、夫はキリアンだし〜・・と思って何とか。
そしたらなんと!血だらけ青年ジャックはベル君だった!で、テンション急上昇。(^^ゞ
でも、途中、展開がスキップしてると言うか、なんで今ここでそれ?唐突だな〜・・って思った所がいくつか。
部屋に監禁されたマーティンがすぐに外に出てたのにも「?」だったり、まあそれは後で理由判ったけど、
その時は、そんなすぐ脱出出来るんならとっとと二人で逃げればいいやん〜と思ったもんで。(笑)
ジャックの話は余りにも荒唐無稽で、きっと嘘だろうな〜と思ってたけど、
マーティンがあんなになってしまうと、え?ホントだったの?って半信半疑;;
で、事の真相が判ると、何だかすごく理不尽で悲しい話・・(涙) とたんにジャックがカッコ良く見えたんだけど。( ̄∇ ̄;
着眼点が面白かっただけに、もうちょっと色々と、心理戦含めなんだかんだあったら良かったな。
マーティン夫妻の話よりジャックの家族の話のがもっと聞きたいな〜とか思ってしまった。
で、あのラスト・・・・・・(ドヨーン・・)。  ああ、ネットさえ繋がっていれば・・。
あのPCって、ただのワープロ(爆)に加え、ジャックに盗み読みされるだけ・・と言う、途方もなく無駄なシロモノだったわね・・。
夫マーティンはキリアンで、簡単に騙されてホイホイ銃を渡してしまったりと少々ドンくさい普通〜の夫で・・似合ってたわ。(笑)
妻はタンディだったけど、暗い雰囲気だったせいか、やたら所帯じみてて老けて見えてちょっと残念。
ベル君は大きくなったね〜・・と言うか、今回は、たくましくなったね〜って感じ。
彼の持つピュアさとアブナさの両方の雰囲気がジャックにハマっててとても良かった!これからも益々楽しみ。(^^ゞ  【CS・フォックスムービー】
 

リトル・イタリーの恋
LOVE'S BROTHER (03・オーストラリア=イギリス)
(監・脚)ジャン・サルディ
(主)アダム・ガルシア ジョヴァンニ・リビーシ アメリア・ワーナー シルヴィア・ドゥ・サンティス エレノア・ブロン パオラ・ディオニソッティー
   ジョン・ブルサル バリー・オットー
タイトルから、イタリアが舞台の純愛モノ・・かと思ってたら、舞台はオーストラリアのイタリア人移住区
ここの事をリトル・イタリーって言うんですね〜知らなかった。しかも、恋物語と言うより、
どちらかと言うと兄弟愛のが印象的。(あ、原題が・・)
年頃の男女が写真と手紙の交換だけで結婚を決める・・と言う、50年代のここのお見合い方法は、今では信じられない・・って思うけど、考えてみれば
日本でも、自分の祖父母でも、こう言うお見合いしてたんだよね・・いや、顔すら知らなくていきなりの挙式!とかさ。なので、実際にはこのテのお見合いって
とっても悲惨な印象があるだけに、この物語にベタなハッピー展開があった事に、かえって個人的にはとっても明るい気持ちになれて・・ほっとしてしまった。
ただ、手紙と写真を一緒に貰った場合、繊細で想いの溢れた文章よりも、一見して「イケメンじゃん!」とか思える写真のが、
やっぱり異性を惹きつけるモノなのかしらね?( ̄∇ ̄;)
 百聞(百読)は一見にしかず?と言うかヒロインが面食いなだけ?
私としては、ヒロインが手紙を受け取った時点では、実は内気な兄の方が好感持ててたんだよね・・(笑)だけど彼女が来てからは・・
もう弟の活躍?がとっても良くてさ、お仕舞いには、すっかり弟のが気に入ってしまったよ。( ̄∇ ̄;)
だって兄ちゃん、イジイジしてばかりであんまり努力しないんだもの・・。やっぱり男は、容姿よりも行動力(努力)だと思うよ。
そこで兄ちゃんが弟顔負けの何かを見せてくれたら、また展開も変わってたかも?いや、結末は変わらなくても、取り合えずは
兄ちゃんの頑張りの巻〜みたいな物は、レベル1、2程度じゃなくて、6くらいは見せて欲しかったな。
その分、ヒロインが”動じない行動力(?)”見せてくれてるので、ここですんなり主役バトンタッチしちゃったみたいよね。
それから、弟のカノジョもステキで印象的でした。最初は
めちゃくちゃ不自然な金髪が気になってしょうがなかったけど、最後にはその謎も解けるし(笑)
いつも冷静で思いやりを持っていた彼女の姿勢はとても気持ちが良かったです。
オヨメに来たヒロインは・・な、なんとあの『クイルズ』で、マイケル・ケインを手玉に取った美少女、鈴○保奈美ことアメリア・ワーナーでした。
どこかで見た事ある顔よ・・って、ポスターを散々眺めて記憶を搾り出したわ・・(笑)可憐なファッションがとても似合った相変わらずの美少女ぶり
(もう美女・・かな)だったので、「絶対結婚したい!」って兄ちゃんが一瞬意気込んだ気持ちにも説得力がありました。
ウェディングドレス姿、とても綺麗だし可愛いかった〜♪
他、リトル・イタリーならではの嗜好や憧れなどが背景に盛り込まれていたのも興味深かったです。 【劇場】

リトルショップ・オブ・ホラーズ
LITTLE SHOP OF HORRORS (86・米)
(監)フランク・オズ (脚)ハワード・アシュマン
(主)リック・モラリス エレン・グリーン スティーヴ・マーティン ヴィンセント・ガーディニア ビル・マーレイ
冴えない花屋の店員が中華街で仕入れた不思議な植物・・その珍しさでお店の危機が救われたものの、
実はソレは人間の血を吸って増殖していく宇宙植物だった!

恐い話かと思いきや・・何も考えずに楽しめるホラー・ミュージカル・コメディ。 ( ̄m ̄*)
結構有名らしいですが、私が見たのは、60年にロジャー・コーマン監督で映画化された物のリメイクの86年版で、
監督はヨーダ・・もとい、フランク・オズ。60年版は、タイトルにリトルとショップの間に「・」が入るらしいよ。(^^;
ミュージカルなので最初は入り込むのに時間かかるかなぁ?とか思ってたけど、すごくテンポが良くてすぐ入り込めました。
とってもチープな感覚が何ともいえずいい世界造ってて、吸血植物も可愛いかった〜(笑)
しかし、何と言っても一番面白かったのは、スティーヴ・マーティンのサドの歯科医!(≧▽≦)
これと言い「ノボケイン」と言い、マーティンには歯科医がお似合い?(笑)
それに絡む○○のビル・マーレイもこれまた絶品!_(T▽T)ノ彡☆
ミュージカルには好き嫌いがあると思うけど、このシーンだけは個人的に超オススメ!(≧▽≦)
60年版にはジャック・ニコルソンも出てるそうで・・こっちも楽しいかも?
主人公のシーモアのベッドカバーが、何故かヘキサゴン(おばあちゃんの花園かな)だった。
彼の生い立ち上、一体このカバーは誰が作ったんだろう?なんて思っちゃった。    ・・既製品?!(^^; 【BS】

リトル・シングス
THE LITTLE THINGS (21・米)
 
 
(監・脚・製)ジョン・リー・ハンコック (製作)マーク・ジョンソン
(主)デンゼル・ワシントン ジャレッド・レト ラミ・マレック ナタリー・モラレス クリス・バウアー マイケル・ハイアット 
   テリー・キニー イザベル・アライザ ジョリス・ジャースキー グレン・モーシャワー ソフィア・ヴァジリーヴァ
 
ある事件の証拠品を手に入れる為に古巣であるロス署に出向いた保安官代理のディーコン。
彼はそこで連続女性殺害事件の捜査にあたるバクスター刑事と出会う。

俳優さん達・・ 
主演・・ デンゼル・ワシントンに似てるな〜と思ったら デンゼル・ワシントンだった。
怪しいヤツ・・ ジャレッド・レトに似てるな〜と思ったら ジャレッド・レトだった。
で・・ ラミ・マレックは どっからどう見てもラミ・マレックだった。(笑)
それはともかく!
中盤までは割と淡々と・・ フツーに展開する刑事もの・・ と思ってたら・・ 終盤、まさか・・のあんな事に。
え・・どうするのこれ・・  と考えるヒマもなく、またしてもまさか・・で・・ 手際よく行動するディーコンに驚き。
強い正義感があったからこその 感情の暴走・・? 目的があったからこその しかたないリスク・・?
ディーコンが「”リトル・シングス”に気を付ける事が大事」・・みたいに言ってた時は、
捜査にあたっての小さな証拠集めが逮捕に繋がるとか、そう言う意味かと思ってたけど、
リトル・シングス=小さな事、些細な事、 とは・・
この隠蔽こそが些細な事、とでも言われてるみたいで、ものすごくどんよりした気持ちになってしまった。
てか、大問題じゃん・・!
自宅のプールサイドに佇むバクスターは何を思う・・ その姿が・・重すぎる・・。
あの赤い髪留めはディーコンから彼への慰めだったのか、それは思いやりなのか、それとも同じ穴の狢とでも?
もしもまた似た様な連続殺人が起こったら(可能性あるよね?)二人はどうするんだろう?
いや、起こる起こらないに限らず、そして現場と関わりなく暮らすとしても、
そのリトル・シングスはずっと彼らにまとわりついて一生離れる事はないんだろうな・・。
一見フツーな刑事モノに見えたけど、終わってからが良くも悪くもじわじわ来てさ、
なんかコレ地味映画でオススメしても良くない?・・って感じもしたけど、
なんかどんより気味なこの頃なのでそれはいったん保留。( ̄∇ ̄;
俳優陣、良かったな。ラミ・マレックなんて自分はちょい苦手なタイプなはずなんだけど
終盤には全然大丈夫になってたし(オイ)
ジャレッドなんてもう昔の爽やかさ皆無のイヤらしさ小汚さだし(褒めてます)
デンゼルは「え」と思いつつもやっぱりデンゼルだったし(何)それぞれに満足感があったわ。  【CS】
 

リトル・ダーリング
LITTLE DARLING (80・米)
(監)ロナルド・F・マックスウェル (脚・原)キミ・ペック (脚)ダーレン・ヤング
(主)テイタム・オニール クリスティ・マクニコル マット・ディロン
サマー・キャンプで、何故か反目しあう二人の少女、ついにはどちらが早くオトナに近づけるかで争うハメに。
思春期の女の子には興味津々な話?でも本当にオトナになるってどう言うこと?
・・と、完全にテイタムを食った演技のクリスティには、ちょっと解ったのかな?
今ではすっかりイイ男らしい?ディロンが、この時期も活躍してましたね〜。今のがイイね。クリスティは何してるんだろう?【劇場】

リトル・ダンサー
BILLY ELLIOT (00・英)
(監)スティーヴン・ダルトリー (脚)リー・ホール
(主)ジェイミー・ベル ジュリー・ウォルターズ ゲアリー・ルイス ジェイミー・ドラヴェン ジーン・ヘイウッド
とにかくダンスに打ち込む真っ直ぐな少年がイイっ!そして家族、先生、友達、みんななんて素敵なの!悪魔の目にも爽やかな涙・・(笑)
特に、少年が父親に見つかったにもかかわらず、一生懸命に目前で踊る姿が感動的!オカマの友達やボケたばあちゃんも忘れられません。
【KBCシネマ】【ビデオ】
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★2001年・つるデミー賞作品賞受賞!★

リトル・チルドレン
LITTLE CHILDREN (06・米)
(監・脚)トッド・フィールド (脚)トム・ペロッタ (原作)トム・ペロッタ
(主)ケイト・ウィンスレット パトリック・ウィルソン ジャッキー・アール・ヘイリー ノア・エメリッヒ ジェニファー・コネリー
   フィリス・サマーヴィル グレッグ・エデルマン ジェーン・アダムス
ケイトがこれでアカデミー賞にノミネートされた、ってので観に行ったけど、あんまり面白くなかったわ・・_(T▽T)ノ彡☆
だって、展開が全然想像の域を越えないんだもの・・。思いつきの突飛なアクション(表現)だけで、根本に新しい発見もなく・・退屈・・( ̄∇ ̄;)
まずは最初説明がうるさ過ぎなのに辟易。そのうち面白くなるんだろう・・と思いながら観ていたけど延々不倫や差別ばかり、それでも
人を信じたいし〜・・と期待もすれど、自分は人とは違うんだ!特別なんだ!なんて、「ボヴァリー夫人」まで持ち出して
物事正当化されちゃたまりません。「ボヴァリー夫人」は高校時代に読んだきり全然覚えてないので余計フマンだ〜!(笑)
そしてケイトの夫の行為にドンビキ!( ̄∇ ̄;) あの姿・・未だに目の前ちらつくんですケド〜どうにかしてぇ〜( ̄∇ ̄;)
”大人になれない大人達の話”と宣伝していたけど、じゃあ大人って何なのよ?と答えなんぞ出る訳もなく・・
ラストのあのそれぞれの結末だって、何だかなぁ〜・・としか言いようがなかったし・・衝撃的な結末にも全く心動かされなかったし。
大人が云々・・と言うより、”
自分で蒔いた種は自分で刈り取れ!”がテーマとしか思えなかったなぁ〜・・まんま?
でもまあ、一番大事な人を悲しませない様に生きていたいとは思うわ・・誰が自分にとって一番なのか・・もまた問題だけど。
俳優陣は、裸ん坊大将復活!のケイト始め皆さん熱演でしたが、なんせ誰にも感情移入出来ないもんだからただ呆れるばかり。
個人的には、相手役のP・ウィルソンの肌がやけにつるつるりん〜としてるのも気持ち悪くて仕方なかった。_(T▽T)ノ彡☆
役としてはそこがまた軽薄そうで適役だったけれど(笑)なんかね〜・・無駄につるりんとしてる美肌男ってさぁ・・ダメみたい私・・(^^;
そう言えば、以前好きだった某狂兄がどんどん嫌いになっていってるのも、あの年々つるピカってるお肌が原因な気もするし。
男はやっぱり荒くれたシワ肌でダシが出るもんでしょ!?・・って、改めて、自分の好み再確認。単なるオヤヂ専か? 【劇場】

リトル・マーメイド 人魚姫
THE LITTLE MERMAID (89・米)
(監)ジョン・マスカー ロン・クレメンツ (原)ハンス・クリスチャン・アンデルセン (美術)マイケル・A・タウンズ (音楽)アラン・メンケン
(声)ジョディ・ベンソン ケネス・マース サム・ライト
ディズニー・アニメ。 原作の悲しい結末をディズニーらしく明るいハッピーエンドに変えているので親子で楽しく見られる一本。
(個人的にはオリジナルの結末のが好みですが・・)音楽も楽しいし、主人公も現代的な明るいイメージでお付きのキャラも面白い。
何と言っても一番強烈で面白いのは魔法使いのタコおばさん! 【ビデオ】

リトルマン・テイト
LITTLE MAN TATE (91・米)
(監)ジョディ・フォスター (脚)スコット・フランク
(主)ジョディ・フォスター ダイアン・ウィースト ハリー・コニックJr. アダム・ハン・バード
大好きなジョディの初監督作品。まるで自らの生い立ちを投影しているかの様?意外にも一緒に見た子供の方が興味を持ち、面白かった様。【TV】【ビデオ】

リトル・ミス・サンシャイン
LITTLE MISS SUNSHINE (06・米)
(監)ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファレス (脚)マイケル・アーント
(主)アビゲイル・ブレスリン グレッグ・キニア トニ・コレット ポール・ダノ アラン・アーキン スティーヴ・カレル
世の”勝ち組”を目指す父親率いる家族・・母親、祖父、叔父、息子が、娘の美少女コンテストにGO!なファミリー・コメディ。
いや、勝ち組目指しながらも、なぜかルーザーな、トホホ・ファミリー・コメディ!?まあ、
一応はフツーな家族愛な話なんで
スペシァ〜ルな感動迄はなかったんだけど、でも何かしらつまずいてばかりなのに頑張るこの家族にはとっても好感が持て、
とにかくチャレンジしてるうちは負け犬じゃないんダワ!まだ頑張れるし!・・って、元気になれる
いい作品でした。
それに、何と言っても
娘のオリーヴちゃんがめっちゃ可愛いくて!(≧▽≦)
美少女コンテストに出場してる他の子達が気味悪い分(汗)余計に、純粋に子供らしい可愛さが光っててすごく良かったです。
この子『サイン』の子って後で聞いたんだけど全然わからなかったよ。『サイン』でも「子供がめちゃ可愛いかった」って書いた記憶があるけど、
やっぱりこの子可愛いわ〜・・メガネでもおなかぽっちゃりでも、モトからやっぱり私のツボなのかも・・(笑)
それと、叔父さん・・!うーん、この顔は最近どっかで見たよなぁ・・うーん・・誰だったっけ〜?ってずっと考えてたら、
ネッ友bさんと話題になった、あの『40歳の・・』のお方でした!_(T▽T)ノ彡☆思い出すともう可笑しくて可笑しくて!
今回は**の役だったけど、見てる間中、「この人、ステキ・・」とかマジで思ってたもんだからさ・・( ̄∇ ̄;) ああ40の彼・・!
兄役のダノ君は前『キング・・』にも出てたけど、な、なんと『卒業の朝』のブライス君だったし!( ̄∇ ̄;) いつの間にデカくなったのぉ〜!
それと美少女コンの主催者の意地悪オバサンもどっかで見たな・・と思ったら『ドニー・ダーコ』のエセ教祖?崇拝ママでした。
・・と、ネッ友さんのご協力で、メメ脳の私の謎(?)が解けたり盛り上がれたりして・・感謝です。( ̄∇ ̄;)
物語は、途中思いがけない事件なんぞもあって、なんだか『トゥモロー・ワールド』や『メルキアデス・・』のパロディか?とも思ったけど(ないない!)
何はともあれ、コケてもきっと次に進めるよね〜
心に黄色いおんぼろバスがある限り!(≧▽≦) 【劇場】

リトル・ランボーズ
SON OF RAMBOW (07・英=仏)
 
 
(監・脚)ガース・ジェニングス
(主)ビル・ミルナー ウィル・ポールター ジェシカ・スティーヴンソン ニール・ダッジェオン ジュール・シトリュク 
   エド・ウェストウィック アンナ・ウィング エリック・サイクス エドガー・ライト
 
82年のイギリス。戒律の厳しい宗派に属する家庭の少年ウィルは日常の娯楽も禁じられ退屈な日々を過ごしていた。
そんなある日、ひょんな事から自由奔放な悪ガキ・リーと知り合い・・

「銀河ヒッチハイク・ガイド」のガース・ジェニングス監督の少年時代の体験を元に作っているらしい。
中盤までは、さほど面白い感じでもなかったんだけど、それから少しずつ尻上がりに面白くなってって、ラストでは涙しておりましたわ〜。
厳しい戒律の宗教を信仰する家庭に生まれたばかりに普通の娯楽とは一切無縁な少年がきっちり主人公かと思ったら、
むしろ、見る側の気持ちを持っていったのはアイカタの悪ガキの方だったけど。;;
主人公の少年・・自分の漫画が褒められたからって、勝手にコトを進めていく調子よさにちょっとイラッ。(笑)
けど、彼がつい調子に乗ってしまうくらい、毎日は味気ない日々だったんだろうね。授業で見るTVですらダメだなんて;;
母親が彼のベッドサイドでいきなり自分の事を語り出したのは取ってつけたみたいだったけど、彼女も似たような思いを抱いていたのね。
イマの彼が毎日をどんな風に過ごしているのかを、彼女がもうちょっと知る機会があれば、
より、のちに彼を理解出来、すんなり受け入れられたかも?悪ガキ・リーの兄に関しても、前半のちょっとダラダラした時に、
ちょこっとでも彼のマシな部分も見ておきたかった。だって、ずっと、リーは彼が嫌いだと思ってたもん〜(私だけ?・・汗) 【DVD】

リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?
HOODWINKED (05・米)
(監・脚・原案)コリー・エドワーズ (共同監・脚・原案)トッド・エドワーズ (共同監・脚)トニー・リーチ
(日本語吹き替え版・声)上野樹里 加藤浩次 ケンドーコバヤシ 小宮和枝 岩崎ひろし 関智一 福田信昭 清水明彦 落合弘治
公開時の画像を見た時から、赤ずきんちゃん(レッド)の下膨れのオチャメな顔が妙に気になって・・
でも実際に見てみたら、膨れてるのはエラみたいで、意外と頬はシャープ・・しかも目つきが色っぽい。
まだ子供・・ってお婆ちゃんには言われてたけど、一体何歳だ?(笑)
で、走る姿など、まるで何かのイベントの時にやってくるキャラの被り物をした人間みたいなバランスの動きで、それが又妙にツボ。
斧を持った大男(どう言う説明)が串カツ売る時にゾロゾロついてきた子供達もツボだった〜♪
前半は、レシピ泥棒の疑いがかかった皆が、其々自分のアリバイを語るんだけど、
このテの見せ方は、最近やたら多くなって来たよね。いわゆる「羅生門」的な。
そして、一番の見せ場は、とある人物の意外な一面・・そして、その活躍。
その時の空や雲や雄大な自然描写もとてもキレイで、面白かったです。
物語自体は割と淡々としてるけど(ギャグも淡々・・好きなテンポではあったけど、もう少しオシとキレがあっても良かった)
ココだけはクライマックスよりもハラハラドキドキ、ワクワク♪
・・と、言うか、クライマックスはちょっと失速して残念。
コレ、日本語吹き替えで見たんだけど、レッドの声に勢いがなくてあんまり合ってないなぁ・・と思ったら樹里ちゃんだった;;
うーん・・いつぞやの綾瀬はるかと言い、若手女優さんが吹き替えするとなんか今ひとつね。
普通に演技してる分には(二人共好きだし)何も問題ないんだけど、やはりアテレコって難しいのね?
無理に若手女優使わないで、専門の声優さんを使った方が絶対いいと思うんだけど。
なので、字幕版で見たかったな。お婆ちゃん、グレン・クローズだって言うし。
それはそうと、串カツは、字幕版でも串カツなの?カツ丼は〜?英語では何なの〜? 【BS】

リバー・ランズ・スルー・イット
A RIVER RUNS THROUGH IT (92・米)
(監)ロバート・レッドフォード (脚)リチャード・フリーデンバーグ (原)ノーマン・マクリーン
(主)ブラッド・ピット クレイグ・シェーファー トム・スケリット ブレンダ・ブレッシン エミリー・ロイド
渓流とフライ・フィッシングの美しさ、そしてブラピのあの笑顔!たまりませんねー!【ビデオ】

リバティーン
THE LIBERTINE (04・英)
(-_-;)
(監)ローレンス・ダンモア (脚)スティーヴン・ジェフリーズ
(主)ジョニー・デップ サマンサ・モートン ジョン・マルコヴィッチ ロザムンド・パイク トム・ホランダー ケリー・ライリー 
   フランチェスカ・アニス ルパート・フレンド
まいったなぁ・・これ一体どう感想を述べたらいいものやら。と言うか、この物語、何かがズボッと抜け落ちてませんか?
思わず、口に入れたマックバーガーに肉が入ってなかった!・・って時の、何とも言えないトマドイを思い出してしまった。(笑)
王制復古の1660年代イギリス・・文化も大きな変化を迎えようとしている時代に、
酒と女と詩に奔放に人生を費やした?ロチェスター卿=ジョン・ウィルモットの人間像・・を、
デップは彼にしかない個性で存分に演じていました・・が、
どうもこのジョンの実像がピンと来ない。
やってる事も、単に下ネタ好きなだけでグイと惹きつける何かがない。国王チャールズUに常に一目置かれてもいるのに、
一体ジョンの何がそんなに魅力的なのか(どこが語るに値するのか)私には全然伝わって来なくて解らなかったよ。
ではリジーとの関係に感情移入出来たかと言うと、まさにそここそズッポリ何かが足りなくて・・うーん・・
二度のサマンサ独擅場シーンが素晴らしかっただけに、それの伏線となるべき
情景が描かれていないので
(ジョンについて熟知してる人は頭で納得出来るかもしれないけど)情感呼び起こす術もなく・・あーあ。
ジョンは冒頭、「私を好きにならないでくれ」とか(わざわざ)言ってるけどさ、
はいはい、じゃあご希望通り好きになんてならないからさっ(だってその魂胆ミエミエだし)・・でも別に大嫌いて訳でもないし〜
・・って、つまりは、何の共感も憎しみ?もなく、どーでもいい人物像にしかならなかった、ってコトで、(汗)

それが、時代の異端児としての彼、あるいは内面的アウトローならではの彼・・の魅力を知りたかった自分にはすごく残念だった。
それでも、そんな虚ろな物語を包み込むナイマンのメロディだけは美しく・・なんだか気まずい感じもしたわ。( ̄∇ ̄;)
「これ、肉入ってませんよ!」って文句言いに行ったら、マックの兄ちゃんが思いがけずイケメンだった・・みたいな。(意味不明)
脇のキャストには、なんとなんと『プライドと偏見』ご一行様〜・・と言った感じで、2回もスクリーンで見た皆様=
ジェーン、コリンズさん、ビングリーの妹、オーリィのそっくり・・もとい、ウィッカムさん・・が出ててこれにもちと戸惑った。同時契約?(笑)
【追記】ストリーキング初めてやった人もジョンだったとか・・それ聞いて、ますます「・・だから何?」感上昇・・。( ̄∇ ̄;)  【KBCシネマ】

リパルジョン/反撥
REPULSION (65・英)
(監・脚)ロマン・ポランスキー (脚)ジェラール・ブラッシュ
(主)カトリーヌ・ドヌーヴ イヴォンヌ・フルノー ジョン・フレーザー
嫌悪と憧れの狭間で、静かに、確実に壊れてゆくドヌーヴ、最高でした。某Sさんもおっしゃってましたが、今まで見てきたドヌーヴの中でも一番!
・・と言うか、それ程ファンと言う訳でもなかったんですが、この彼女はすごく良かったです。まだかなり若いと思うんですが・・ちょっとグウィネスみたいな
風貌。(笑)特に印象的だったのは・・顔にかかる髪の毛を払う様な仕草!・・ゾクゾク!あ〜・・こう言う人とはどうお付き合いしたらいいんでしょ?って
話しましたね、そう言えば。取り合えず、刃物は仕舞ってウサギ料理でも分け合いましょうか?ゞ( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】

リビング・イン・オブリビオン 悪夢の撮影日誌
LIVING IN OBLIVION (94・米)
(監・脚)トム・ディチロ
(主)スティーヴ・ブシェーミ キャスリン・キーナー ダーモット・マルロニー ダニエル・フォン・ゼルニック ジェームズ・ル・グロス
低予算映画の撮影中に巻き起こる騒動・・知ったかぶりの俳優の我儘や助監督の不倫、食中毒に機材破損、
挙句の果てには入院中の自分(監督)の母親までが現場に現れ大混乱〜!;
くどいくらいに繰り返されるテイク・・撮影は大変だ〜・・と、苦笑いしながらヒシヒシ・・。
みんなそれぞれにプライドあって、でも自分勝手で( ̄∇ ̄;) 監督って、そんな現場で360度気を遣ってるのね〜。
そんな日々が続いてよく体壊さないね〜・・既に、夢も現実も映画もごたまぜになってる?( ̄∇ ̄;)
エラそうな俳優役に、最初B・ピットが予定されていたらしいが、ここで演ってる俳優さんの雰囲気や仕草が
ブラピにすごく似ているのも演出なのかな?(笑)
この作品自体も低予算なのか、出演俳優への見返りは「役」のみ・・なんて笑い話も?!(≧▽≦)
監督役のブシェーミが何故かとてもカッコ良く見えるし(笑)キーナーもえらく美人に見えるのもなんだか笑える。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイ 【ビデオ】

リフト
LIFT (01・米)
(監・脚)デメイン・デイビス カーリ・ストリーター
(主)ケリー・ワシントン ロネット・マッキー ユージン・バード バーバラ・モンゴメリー スティッキー・フィンガーズ
主人公はチャーミングだし、そんな彼女や周囲の醸し出す雰囲気は結構好き・・だけど、どうもイマイチ『人間が描けてない』・・
な〜んて、某ア○ツジ氏がふざけて言う言葉を借りて言ってみたくなる位、特にラストは無理やりおさめた感じで、納得いかなかった。
そもそも主人公のサイドビジネス?の窃盗は母を喜ばせる為だと思ったんだけど・・色んな葛藤があっても、盗みを続けてればいつか捕まるなんて
事は簡単に想像出来るし、なのにああ言う終わり方なんて・・そこ迄ならないとわかんないもんか?てか、人間甘く見てないか?【BS】

リプリー
THE TALENTED MR.RIPLEY (99・米)
(監・脚)アンソニー・ミンゲラ (原)パトリシア・ハイスミス
(主)マット・デイモン ジュード・ロウ グウィネス・パルトロウ ケイト・ブランシェット フィリップ・シーモア・ホフマン
「太陽がいっぱい」のインパクトが強かったせいか(好きな映画だし)それを越える感動はなかったが、この作品では、より主人公の苦悩にスポットを
当てている様に思え、ラストでは胸がつまった。ジュードが、もの凄い色男ぶりを発揮していたせいで(好みのタイプではないが・笑)主人公のマット君が
かすんでしまったが、刺身のツマの様なグウィネス(好き)よりはマシか・・黄緑の海パンで目立ってたし。( ̄m ̄〃)ぷぷ 【ユナイテッド・シネマ】

リベリオン
EQUILIBRIUM / LIBRIUM (02・米)
 
 
(監・脚)カート・ウィマー (製作)ヤン・デ・ボン ルーカス・フォスター
(主)クリスチャン・ベール エミリー・ワトソン テイ・ディグス アンガス・マクファーデン ショーン・ビーン 
   マシュー・ハーバー ドミニク・パーセル ウィリアム・フィクトナー
 
近未来の国家は戦争の要因となる人間感情を薬によって抑制させた管理体制を保ち、
銃と武道の達人であるプレストンも冷徹にその任務を遂行していた。

ビデオタイトルは「リベリオン・反逆者」だそうです。
・・が! そんな事はどーでもいい〜 それより、どこどこ〜?ショーン・ビーン様、どこ〜?
噂には聞いてたけど、ホンットに最初だけでイッてしまわれるのね〜
ショーン・ビーン様〜〜どこどこ〜〜どこにイかれたのぉ〜?_(T▽T)ノ彡☆
感情を持つ事が、様々なトラブルの元凶・・と言う事で取り締まられる世の中。ちょっと、「華氏451」を思い出したりして。
しかし、あのボス、なんか怒りに震えて怒鳴ってなかった〜?あんたが一番感情を露わにしてるんじゃ?(爆)
それにこのボスってさ、え〜?!あんたがボスなの?なんか顔にシマリがなくてマヌケじゃない?
・・って風貌で、ピンと来なくてさ。とか思ってたら、**もこいつでさ!主人公が騙された時には、
キィーーッ!こんなシマリのないヤツにだまされちゃったよ!悔しい〜!シマリがないくせにエエ立場やん!
・・って、(きっと)ベール以上にイラッと来たわ〜!
しかし、この展開じゃ、ベールはそのうちきっとコイツと闘うよね?
でも、ヤッコさん、ずっと机に座ってばかりじゃ、きっと下半身メタボになってるはず!
さあ、あんた、どうするよ?そのシマリのなさで、どう闘うつもりよ?!・・って思ってたら、あの闘い・・!_(T▽T)ノ彡☆
いやぁ〜・・上半身だけで、と言うか腕だけで・・そうきたのね・・よく出来てるなぁ〜(笑)
主人公であるベールがやたらと強くて、前の「イーオン・・」のセロンみたいに、
ベールのシャープさ見らんかいっ!・・な雰囲気が無きにしも非ずだったけど、この世界観、結構楽しめました。
子供達の独特の雰囲気も良かったわ。地下のあの人・・が、今回はヒラメ顔に見えなかったのも良かった。
(いい加減、名前覚えたら?>自分・・ウィリアム・フィクトナーでした・・笑) 【TV】
 

[リミット]
BURIED (10・スペイン)
 
 
(監・製作総指揮・編集)ロドリゴ・コルテス (脚)クリス・スパーリング (製作総指揮)アレハンドロ・ミランダ
(主)ランアン・レイノルズ (声)ロバート・パターソン ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス スティーヴン・トボロウスキー サマンサ・マシス
イラクで運転手として働くポールは突然何者かの襲撃に遭い・・・・・目覚めた時、そこは地中に埋められた箱の中だった。
今年大ブレイクした戦場カメラマンの渡辺さんが宣伝をしていたけど、1秒たりとも和めない(当たり前か)切羽詰まった物語でした。
しかも、しっかり1シチュエーション→棺桶の様に狭く暗い箱の中・・なので、
もう、ソトの様子が気になる気になる・・ヒッキーじゃないから息苦しい事この上ない。(ヒッキーでも息苦しいですか)
そして、用意された数少ないアイテムを一体どのように駆使して脱出しようとするのか、
刻々と酸素が薄くなっていく中、どこまでロスなく的確にコトを進められるのかが見所。
ぼさぁ〜・・と救助を待ってたって誰も来やしませんよ、自分から行動しないと!
尊敬する宇野千代さんも言っておられました、生きる事は動く事!・・あぁ、なんてありがたきお言葉よ!(礼)
だけど・・えっ!?・・と、わが耳を疑ってしまったその結末に、箱の中に居るリアル恐怖以上に混乱・・。
何なの〜・・普通に真面目に生きてる人間の命って何なの〜。(茫然)
ところで最近、マンションの一人暮らしでトイレに閉じ込められる事故が多発してるそうな。
トイレと言えど充分に密室、コワイです。夜中には便器の中から紫色の手が出てくるかもしれません。(怪談かよ)
なのでこの際、トイレに行く時でもケイタイを離さない・・と言う習慣をつけておいたらどうでしょう?
少なくとも国内なら希望はあるはず・・ケイタイを紫色の手に奪われさえしなければ・・・・・。(-.-) 【シネリーブル博多駅】 

理由
JUST CAUSE (95・米)
(監・製作)アーネ・グリムシャー (製作総指揮)ショーン・コネリー (脚)ジェブ・スチュアート ピーター・ストーン (原)ジョン・カッツエンバック
(主)ショーン・コネリー ローレンス・フィッシュバーン ケイト・キャプショー エド・ハリス スカーレット・ヨハンソン
死刑反対論者で法学部教授のポールが黒人の老婦人から渡された手紙。それは、
少女強姦殺人の罪をきせられている孫を助けてやって欲しい、彼は無実だ、との訴えだった。

【さりげなくネタバレしてるかもしれません;】
彼は本当に無実なのか?では真犯人は?・・で引っ張られたけど、見るからに勇ましく立派なポールなのに、
結局は間抜けに見えて困ってしまった。(; ̄ー ̄A
某の怨みは分かるけど、なんで関係ない少女を?と、子供を巻き添えにするのもとっても気に入らない。
しかも**されてるのにわざわざそう言う手を使うとは何て奴だ!・・と言うか、そう言う手を使うのってどう言う手よ?!と
素朴な疑問で自問自答してる自分って一体・・( ̄∇ ̄;) (意味不明だが、見た方には解るはず。
でもきっと答えは誰も教えてくれないでしょう・・てか、そう言う話題、健全なHPに書くなよ!と我ながら思う^_^;)
監獄の死刑囚のエド・ハリスがイイ感じ。主役じゃないのが惜しいくらい。ポール(コネリー)の娘は、なんと小さな頃のスカーレット・ヨハンソン。
「のら猫の日記」の時よりも小さいんじゃないかな?子供の頃って、ホントに賢そうで可愛いワ。
それにしても、人種問題は難しいね。黒人のお婆ちゃんのその後が気になる・・。【BS】

理由
 (04・日本)
(監・脚)大林宣彦 (脚)石森史郎 (原作)宮部みゆき
(主)岸部一徳 久本雅美 赤座美代子 加瀬亮 古手川祐子 伊藤歩 南田洋子 立川談志 勝野洋 宮崎将 菅井きん 
   宮崎あおい 大和田伸也 風吹ジュン 渡辺裕之 柄本明 渡辺えり子 小林聡美 石橋蓮司 小林稔侍 他
有名なので粗筋省略。
聞き込みの様子・・目撃者がカメラ目線で淡々と語る・・ので、”一日刑事体験”が出来ます。(笑)
でもそう言う進め方なので、一応は複雑な人間関係や都会の孤立感などは感じるものの、深い心理的葛藤が描かれてる訳でもなく、
あっと驚く様なドンデンガエシもないので、込み入ってる割には表面的な三面記事を読んだみたいな印象も。(^^;
クライマックスのある人の行動や人物像が不明。・・と言うか、そこから別の物語になったみたいな違和感も。
岸部さんと小林聡美のいつもの調子は個人的に好みなので面白かった。マチャミも頑張ってました〜。みんな信じてやりなYO〜〜(笑)
どんな映画見ても、いっこうに顔がわからない(覚えない)加瀬亮・・今回も、全然どんな人か分からなかった。
きっとあと10回見ても覚えないでしょう・・(汗)赤座美代子が何故あんな格好をしてるのかも不明。( ̄∇ ̄;) 【DVD】

リュミエールの子供たち
LES ENFANTS DE LUMIERE (95・仏)
(監)アンドレ・アセオ クリストフ・バラティエ オリヴィエ・バロ ピエール・ビヤール アラン・コルノー クロード・ミレール
   クロード・ソーテ ジャン=クロード・ロメール ピエール・フィリップ
映画100年(リュミエール兄弟によるシネマトグラフ発表&公開から)を記念して、今まで作られた映画を
次から次に紹介されちゃいました〜・・って内容。自分が知った映画があったら、それを観た時を思い出したりしてちょっと嬉しい・・って感じ。
でも考えてみたら、まだ100年なのね・・もう100年? 【ビデオ】

猟奇的な彼女
MY SASSY GIRL (01・韓国)
(監・脚)クァク・ジョエン (原)キム・ホシク
(主)チョン・ジヒョン チャ・テヒョン キム・インムン ソン・オクスク ヤン・グムソク
単発ギャグが積み重なって出来てる青春ラブ・コメディ。
主人公の男が・・うーん・・彼をずっとスクリーンで見るのもツライなぁ、と冒頭から思った・・(゜_。)☆\(--;) コラ
あんな優柔不断な、しかしナンパにだけは一生懸命な男、猟奇的な彼女じゃなくても張り倒したくなるよ。^_^;
でも、彼の気持ち・・『彼女の傷が癒えたら、もう僕は必要じゃないのかも・・?』って思ってしまうのは解るなあ。どこまでお互いに異性として好きなのか
認め合ってるのか分からない、そんな不安定な関係ってあるよね〜・・でも、気の強い彼女の弱い部分を、この男はずっと受け止めてやれるんだろうか?
などと、コミックタッチな中でも、ちょっとマジに考えてしまったりして・・^_^;  頑張る人にだけ訪れる「偶然」・・そうだよね〜。
でもさ、彼女の暴力的な我儘ぶりって、外見が可愛いから許されてるだけなんじゃ?ゞ( ̄∇ ̄;)
えっ?あんな黒谷友香ばりの可愛い子ちゃんだったら、誰でも犬になる?「ぶっ殺してやる〜っ!」 【ユナイテッド・シネマ】

猟人日記
 (64・日本)
 
 
(監)中平康 (脚)浅野辰雄 (原作)戸川昌子
(主)仲谷昇 戸川昌子 北村和夫 十朱幸代 小園蓉子 茂手木かすみ 中尾彬 天坊準 三橋敏男 稲野和子 岸輝子 山本陽子 山田吾一 丸山明宏
 
出張中に一流ホテルと安アパート住いの二重生活をしながら次々とガール・ハントを続けその成果を日記に綴っていた本田。
しかしある日、彼と関係した女性の1人が殺害され・・
ガール・ハント!  ・・って言葉、久々聞いたわ〜・・昭和!(≧▽≦) (※冒頭の粗筋は映画情報サイトを参考にしています)
イマだったら何て言うの? ナンパ?それも古い?
犯罪によって残された血液をどう調べるか等のご丁寧な説明から始まったけど、
当時のまだイマほどには発達してない様子にも逆に興味津々。
物語は、前半と後半とで視点が少し変わり、前半は女たらしのそのたらし方や関わった女たちの様子など、
後半は殺人事件の真実を追う弁護士や女たらしと関わった女たちの真実など。
たらしの手口としてフランス男に化けるの、ギャグみたいで笑った。( ̄∇ ̄;
でも、まんま日本人なはずだけど、ああやって成りきられると、そう言うニオイ?もしてくる不思議。(笑)
昔の日本女性ってああ言った外国の殿方には弱かったりしたのかな?
でも最初は親切心からってのもあるとは思うし、なんかそう言うのを利用して騙すってのは嫌な感じよ。
とにかくやってる事は本当に下劣で、女性の敵なのは確か。
だけど、本当に彼が殺人犯なのか?・・って言われると、それとこれとは全然別の話。
何でも感情で決めつけるのは危険よね。特に法的には絶対あってはならない事。
彼が女性を訪ねたアパートの水道水が滴り落ちる音が印象的。
そう言えば、玄関で靴を脱いで廊下に上がり各々の部屋へ・・と言う形のアパートや下宿って昔は普通にあったなあ。今でもあるのかな?
最初の方で、自殺した女性は「出会った男と『流浪の民』を歌った」って言ってて、 え、なんでその曲?ベタだし昔っぽいな〜(昔だけど)
とか思ってちょっと笑ってしまったんだけど、ラストシーンでまたそれが流れた時にはグッと来て泣きそうになったわ。( ̄∇ ̄;
いや、この曲しかないっしょ!流浪の民が全てを語る!流浪の民一択で!( ̄‥ ̄)ゞ( ̄∇ ̄;
身勝手なこの男の最後には、ちょっと「ナイトメア・アリー」の主人公が思い出されたりも。
そう言えば、あるシーンで目撃したトオイメの麗しき歌手は若き日の美輪明宏だよね?(確認したら、丸山明宏名で載ってたわ)
まあ、みんな若き日の誰々・・だけどさ、今見るとそれも新鮮で面白かったわ。弁護士の卵役の十朱幸代も可愛いかった。
【以下ちょい気になった所。がっつりネタバレしてますよ〜】
顔のほくろに関しては、そんな目立つものをわざわざ隠さずにおくのは逆に怪しいって誰もが気づくと思うし実際そうだったけど、
寝込んでる妻が先に顔のほくろを見せてからそれをファンデで隠す(クリームで取る?)場面は、
先に素顔を見せてから改めてほくろを付けるより先にほくろがついてる顔を見せてからそれを取る方が
自分が工作しました、犯人は自分です→成りすましです、と言うのが一瞬で解るからその順番にしたのかな?
見た時はちょっと違和感あったんだけど、後で考えてみると確かにその方が説得力はある気もした。  【CS】
 

猟人日記
YOUNG ADAM (03・英=仏)
 
 
(監・脚)デヴィッド・マッケンジー (原作)アレグザンダー・トロッキ
(主)ユアン・マクレガー ティルダ・スウィントン ピーター・ミュラン エミリー・モーティマー ジャック・マケルホーン 
   テレーズ・ブラッドリー ユアン・スチュワート スチュワート・マッカリー
 
40年代のグラスゴー。荷船で働く作家志望の青年ジョーは、ある朝若い女性の水死体を引き上げる。
冒頭から、その死体は誰なの?・・で引っ張られ・・物語が進んで行くにつれて、主人公ジョー(ゆあん♪)の内側の姿が見えてくる。
真面目で働き者に見えた彼の余りにも自分勝手な・・愛欲世界。
船主の妻エラ(ティルダ)とそうなるのは目に見えてたけど、そこまでの彼の衝動って・・何だったんだろ?
現実から目をそむけるには、ソレが一番手っ取り早いから?
でもそのドロドロ世界・・たまにちょっと笑えたり。(^^;
・・と言うのも、ジョーってさ、誰もいないな?と思ったら即実行、屋内、屋外、関係なし、の、待ったなし。
路地とか、自分の感覚だとありえないけど;;あっちの方々はよく実行されてますよね〜?
(そんなんですぐ思い出すのが、なんでだか「ディナー・ラッシュ」。ジョーみたいな男の話じゃないけどね。懐かしい・・笑)
でもさ、今だけじゃなく、過去の暮らしでも、彼はいつも何かから逃げてたよね。
自由な雰囲気の男性は魅力的だけど、いつまでたっても子供のままじゃ、
肉体的変化もあって成長せざるを得ない女性にとっては、段々と理解出来なくなるのも当然な気も。
男性なら共感出来るのかな?あ、路地の件も込みで。(^^;
ジョーとは全然違うタイプの船主(ミュラン)は気の毒だったなあ。
自分は悪くないのに・・可哀想〜。あの蛇女(誰)が尻軽なだけだったのに〜。
しかし、彼と蛇女・・もとい、妻の力関係って、最初からなんとなく判ったよね。
彼がお茶を催促した時の彼女の答え・・「出る時には出るわよ!」・・(≧∇≦)確かに!
それから、ジョーの前で彼女が口に食べ物入れたまま喋って、そのカスがボロボロこぼれてるシーンも印象的だったなぁ。
あんなん、百年の恋もいっぺんに冷めるやろ。あ、もうあの時点で冷めてたのかな?
いや、最初から愛だの恋だの全然なかったのか;;
そんな彼女の妹も、別の意味ですごいと言うか・・。
妹のくせに老け過ぎやろ!ティルダのお母さんかと思ったよ!
・・いやいや、そこじゃなくて・・あっち方面にはぬかりなし、の所とかね。(何なんだこの姉妹)
そして、エミリー・モーティマー・・も、大胆だったね。
前の「・・シベリアン・・」でも、「こんな彼女初めて見た」感あったけど、調べてみたらこっちのが先、しかも「・・フランキー」の前なんだよね。
そんな時期には、もうここまでやってたんだ〜・・って驚き。私が知らなかっただけだったのね〜・・。
貞淑だと思ってた恋人が実は奔放なのを知った時の男・・みたいだわ〜私〜いやぁ〜ね〜;;
カスタードを・・そして・・の所、すごかったなぁ・・。
・・・・・それでも愛は残っていたのね?酷い仕打ちされても、ジョーが作家になる夢だけあれば、良かったのね?
でも、奔放だけならいいけど、Mな女性はあんまり見たくないよ。やっぱ女性はSでナンボかと。(何の話)
あの人の判決が出てから・・のジョーの表情は何とも言えない、すごく胸に迫ってくるものがあったわ。
しょうもない男の物語なんだけど・・あの表情が見れただけで、この作品がグッと引き締まった感じがしたわ。
・・と言うか、初めて、ゆあん♪凄い・・とか思った。
いつも、それなりに上手いけど、とりあえずは可愛い〜って思う程度だったから
彼の新しい魅力がまた1つ発見出来て良かったです。(「フィリップ・・」に引き続き・・笑) 【DVD】
 

霊 リョン
THE GHOST/ DEAD FRIEND (04・韓国)
(監・脚)キム・テギョン
(主)キム・ハヌル リュ・ジン ナム・サンミ チョン・ヘビン チョン・ヒジュ
記憶喪失の女子大生の周囲で起こる怪死事件。やがて、失った記憶と怪死事件との関係が明らかに・・?・・と言う、オカルト・ホラー。
韓国モノなので、ちょっと日本と似た様な陰湿な恐さで物語は進んでいくけど、最初から私には、ヒロインに関して疑問に思う事があって
(それはネタバレにて)でもそれが最後に納得〜あ〜スッキリ〜便秘が治った〜(謎)・・とか思ってたら、ああ言う事になってしまって。(なんなんだ)
ソレって、簡単なのね〜、ソレって、誰でも死ななくてもそう出来るのね〜なんてお手軽な。
はっきり言って、最後は狙いすぎ。それですっごくB級っぽくなった気が。
ネタバレしたらいけないと思って書くと、何が何やらワカランですね。(。-人-。) ゴメーン
なにはともあれ、「あの女の子、性格悪すぎやろ!」・・あ、これもNG?(。-人-。) ゴメーン
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
最初から、なんであんな性格悪すぎな女の子が、記憶失っただけでイイ子になってるの?それ、おかしいやろ?
・・ってずっと不審に思ってたら、やっぱりそう言う事だったのね、ってスッキリした、って訳です。母親も怪しい雰囲気あったよね〜。
肉体が単なる器でしかない、のは興味深かったけど、余りにも簡単に入れ替わってしまうと、それがフツ〜の事の様になってしまう。
そうなると陰湿ホラーじゃなくて・・明るいSF・・もしくは切ない青春モノだっつーの・・て、転校生かいっ。 【TV】

リリイ・シュシュのすべて ( ̄_ ̄|||)
(監)岩井俊二
(主)市原隼人 忍成修吾 伊藤歩 蒼井優 大沢たかお 稲森いずみ
厳しく冷たい現実世界と相反した思いやりに溢れるネット世界・・そこが交わる時、どんな音が響くのだろう?
不安定な環境の中で、心と体のバランスの取れない苛立ち、苦しみ・・多分誰の中にもある物だと思う。でもここでは、私には彼ら一人一人の心の叫びが
あまり聞えてこなかった・・と言うか、彼らには少し甘えを感じてしまったんだよね。(トシのせいか?^_^;) 辛い日々なのは解る・・でも、リリイと言う拠り所が
あるのに、どうして他人をあそこ迄苛め抜き、自分をあんな風に追い込まなくてはいけないのか・・?自分ばかりが傷ついてると、独りよがりな感傷に
浸ってないで他に方法考えろよー、とかさ。『傷つきやすい』のは決して良い事ではない。キレイな事でもない。むしろ私は、恥ずかしささえ感じる。
確かに食うか食われるかの世界かもしれない、でもそれに呑まれないで頑張れる”力”もあった筈だと思う。あの帽子の女の子だけが、この作品の救いでした。
自分を助けられるのは自分しかないんだよね。設定は面白かったが、独りよがりな感じを払拭すべくもっと短くすっきり作って欲しかった。【DVD】

リロ&スティッチ
LILO & STITCH (02・米)
(監・原案・脚)クリス・サンダース (監・脚)ディーン・デュボア
(声)・・吹き替えで見ました;;
リロってああ言うセイブツだったのね〜。てっきり突然変異のコアラくらいだろうと思ってましたが。
そんでもって、元は手の付けようのないワルってトコがいいね〜(!?)福祉局の人間が絡んでくる所が、いかにもイマの時代で興味深い。
でも、ケンカしたり持て余したりしてもやっぱり家族は大事・・って言う方向は良いけど、スティッチがあまりにも早く簡単にいいこちゃん路線になっちゃって、
ちょっと物足りない〜だって極悪なはずなのに・・え?人間の子供と比べると宇宙の極悪コアラは問題にならないですと?ヾ(ーー )コアラちゃう
それと、これでもかと家族愛を強調しすぎる所はシュミでない。結婚披露宴で最初からプログラムされてる花束贈呈じゃあるまいし、カンベンしてよ。
そんなのはもっとサラッと描いてこそ胸に染み入るものなのだ・・押し付けなどされなくても各々の方法で家族に感謝の気持ちを持てばそれでよろしい。
・・な〜んて言っても、まだ小さなお子ちゃま達には、まずはこうやってしっかり表現しなきゃダメなのかな?
舞台がハワイなのは明るくて開けっぴろげで大らかでとってもよかったです。これってかなりプラス!
特別ハワイLOVEって訳でもないけど、見ていて本当に伸び伸びした気分になれたもの。最初は、全然可愛くねー!・・って思ってたコアラ・・
もとい、スティッチや人間キャラ達もそんな明るく逞しいハワイの自然の中で動いてるととっても可愛く見えたしね!(^^) 【TV】

リング
(監)中田秀夫
(主)松嶋菜々子 真田広之 中谷美紀
「リング」と言うと、どうも高橋克典主演の(二時間枠?)TVドラマを思い出してしまって、映画化されたこの作品がピンと来なかったんだけど・・
なにしろコレ↑TVドラマにしては、すごくインパクト強くて面白くて・・でも勿論、これは原作が面白いからなんだろうね。
映画版の本作も、おどろおどろしい雰囲気がとても良かったです。ラストの登場シーン、めちゃ恐いし、キ、キィ〜って言うあの音も恐い・・!
1人の時は思い出したくない!( ̄∇ ̄;)貞子登場シーンが、もし立体映像(3D)だったら死んでます・・!( ̄∇ ̄;) 【TV】

リング0〜バースデイ
(監)鶴田法男
(主)仲間由紀恵 田辺誠一
貞子の青春時代・・なんだか気の毒なだけで、恐さなどは全くない。由紀恵ちゃんも可愛らし過ぎて・・それに私の理解力が足りないのか、結局何が
言いたかったのかよくワカラン。(゜O゜)\(--; 最後は可哀相だったけど(由紀恵ちゃ〜ん!(T_T))ホラーって気がしないね。ラブストーリーかな?【TV】

リング2
(監)中田秀夫
(主)中谷美紀 佐藤仁美 小日向文世
これは、前半は結構面白かったんだけど、段々説明的になっちゃうとダメだね。佐藤仁美が、ついたてと一緒にぼーっと歩く所が一番いいかな。( ̄∇ ̄;)
それにしても、あの女学生(深田)可哀相。あんな事言ったら、次の人、かえって見なくなるもんだよねー。
一番恐かったのは棺おけを海に落とす所かな。棺おけと言うグッズ(?)が恐いだけだけど・・。 【TV】

林檎とポラロイド
MILA / APPLES (20・ギリシャ=ポーランド=スロベニア)
 
(監・脚・製)クリストス・ニク (脚)スタヴロス・ラプティス
(製作)イラクリス・マヴロイディス アンゲロス・ヴェネティス アリス・ダヨス マリウシュ・ヴロダルスキ
(主)アリス・セルヴェタリス ソフィア・ゲオルゴヴァシリ アナ・カレジドゥ アルジョリス・バキルティス
 
突然記憶喪失になると言う謎の病が蔓延する世界。 治療の為のプログラムに参加する事にした男は毎日ある課題を出され・・
例えば大切な何かを失った時・・ どうしようもない虚無感に襲われたり・・ いっそ感情なんかなければ良かったのに・・
全て忘れてしまえば、元々なかった事なら苦しむ事もない・・ ・・なんて思ってしまう事ってあるよね・・。
主人公については多くは語られてなかったけど、最初から記憶は失くしてなかったんじゃないのかな?
もし本当に失くしてて、でも少しずつ蘇って来た可能性もあるけど、どちらにしても彼にとっては失うよりも共に生きていく方が本望だったんじゃ?
・・と、最初に書いた事とは真逆な気持ちにさせられた。
だってあんなプログラムで動かされたくないし、特に、自分が本能的にも(倫理的にも)嫌な事なんかもっての外だし、
何でも他人に動かされる人生って・・人生なんだろうか?とも思うし。
あのプログラムはそう言う意思の自覚が目的だったのかもしれないけどね。
林檎、とポラロイド、一見、全然結びつかなさそうなこの二つが、鑑賞後だととてもすんなり結びつき、じんわり心にしみてくる・・そんな作品でした。
"一日一個の林檎は医者知らず"・・って言葉を思い出したよ。林檎食べよ。(^^ゞ
クレジットにはないみたいだけど、ブランシェットも製作に関わってるとのこと。 これ「地味映画」にめっちゃふさわしいかも?紹介しよう。  【KBCシネマ】 

隣人
CONSENTING ADULTS (92・米)
 
(監・製作)アラン・J・パクラ (脚)マシュー・チャップマン
(主)ケヴィン・クライン ケヴィン・スペイシー メアリー・エリザベス・マストラントニオ レベッカ・ミラー フォレスト・ウィテカー 
   E・G・マーシャル キンバリー・マックロー ベンジャミン・ヘンドリクソン 
見るからに胡散臭いケヴィン・・(笑) 
でも主人公パーカーも・・なんだかなぁ・・な感じ。偽善者っぽくてあんまり好きになれないタイプだった。
奥さんも始めは良かったけど、ああ易々とエディと一緒に暮らすなんて・・。
あの時点で、自分なりに彼に負い目を感じてた所をうまく丸め込まれて離れない様にさせられたんだろうけど。
最後、隣が全然いない一戸建てに新居を構えたのにはちょい苦笑い。いい終わり方。( ̄∇ ̄;  【BS・スターチャンネル】

隣人13号
THE NEIGHBOR No.THIRTEEN (04・日本)
(監)井上靖雄 (脚)門肇 (原作)井上三太
(主)中村獅童 小栗旬 新井浩文 吉村由美 石井智也 松本実 劇団ひとり 三池崇史 村田充
いわゆる”自分の中のもう1人の自分”モノ・・だけど、それが、幼い日に受けたイジメの復讐の為だけに生まれたヤツ・・。
陰湿なイジメに対して(これが小学生のイジメ?!殆ど犯罪。見ていて吐き気がしたよ・・。親はどうした?!警察呼べよ!)
同じ様に、いやそれ以上に陰湿な復讐をする”13号”は、一応善良な青年であるはずの十三(ただ気が弱いだけ?爆)とは切り離した、
別物として描かれて居た様に感じたので、十三の本心もあまり伝わらず、なので同情もあんまりわかず、ただ疑問と嫌悪感が残るばかり。
何の罪もない○○を殺害する所なんて、自分が受けたイジメ以上に卑劣。だいたい、関係ない他人を巻き添えにするなよ!
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
・・と言う、いや〜な感じのドロドロ感で進んだ物語が、ラスト数分で案外あっさりと終わってしまったので、あれっ?・・(^^;って肩透かしな感じも。
まるで小学生時代に戻ったかの様な、教室での追いかけっこ・・ああ、そこにもう時間のねじれが?とかも思ったけど、あんなに重くて酷い過去が
そんなにあっさり修正出来れば世話ないよ・・って気持ちと、悪の芽を小さいうちから摘み取る自分なりの努力の必要をしみじみ感じたりもして、
またまた複雑。好きなジャンル(心理ホラー)ではあっても、もう一回見たいとかは思えない作品だった。イジメが題材な話ってキツいのよ、いやホント。
しかし、キャスティングはとても良かったと思う。主人公”13号”の中村獅童、恐過ぎっっ!!( ̄□ ̄;と言うか、ハマり過ぎっっ!!_(T▽T)ノ彡☆
十三の小栗旬君は(名前だけはよく聞いてたけどマトモに見るのは初めて)善良そうな雰囲気がとても良かったけど、そのいい部分と獅童のブキミな部分
との葛藤が見えれば、もっと物語に深みが出たんじゃないかと思ったので、その辺が役としては残念・・でも、又他の映画でのカレは見てみたいな、って
思わせる感じの良さでした。元イジメっ子からアブない会の総長を経て、ちゃっかり子煩悩な父親になっている男・・の新井浩文はマンマだとして(オイオイ)
その妻役の吉村由美がえらくハマっててビックリ。そうか・・パフィーって、元レディースだったのか・・ー(^^ー) ちがーう (ー^^)ー
そして、何故かTVの中だけ登場する劇団ひとり・・(笑)あのギャグはブラック過ぎるのできっと彼のオリジナルではないんでしょうが(そう願いたい)
そんなギャグをフツ〜に見てる夫婦って理解不能。まあ、たいして知らない十三に子供を預けたりする感覚からして既に理解の外だけど。
アニメ使用なのはメリハリがあって良かったけど、アニメであんなに残酷描写されるとマジでヒキます・・・・・(-_-;) 【DVD】

隣人 ネクストドア
NABOER / NEXT DOOR (05・ノルウェー=デンマーク=スウェーデン)
 
 
(監・脚)ポール・シュレットアウネ
(主)クリストッフェル・ヨーネル セシリ・A・モスリ ユリア・シャクト ミカエル・ニクヴィスト
 
別れた恋人に未練を残すヨーン。そんなある日、隣の部屋の女性から家具を動かすのを手伝って欲しいと頼まれ・・
物語は狭い範囲で進むけど、好みな系列で興味深く見られました。(と言うとなんか誤解されそうな気もするけど;;)
あのマンションの廊下の曲がり具合とか、やたら奥へ広く続く部屋からして怪しかったよね。
そりゃ一番怪しかったのは誘惑しまくり18禁美女だけど、
見た目アパートなのに何故か豪邸〜? しかも散らかし放題、ゴミ屋敷〜?って、部屋の方のが興味深くて。
でもそのズレた興味もあながち間違いではなかった様で。
ヨーンのモトカノの状況は早くに察しがつくものの、彼女のイマカレはどうしたんだ?と思ってたら、
美女の18禁攻撃劇場にちゃっかり登場してたとは。 出番が少ない割には印象には残ったかな。
ヨーンの覚醒(?)は、なんともコメントのしようがないと言うか(爆)
まあ、見てるだけで痛いしイライラするし、とりあえず自分はそう言う系ではないんだ、とは思った。ちょっと安心した。( ̄∇ ̄;
そんなヨーンだったけど、演じてる俳優さんがとっても良くて〜。
顔は特にハンサムでも何でもないんだけど(オイオイ)肩のラインがめちゃくちゃ好みで気に入った。
瞳フェチに隠れてしばらく眠ってた自分の肩フェチ魂が○年ぶりに再び覚醒!( ̄□ ̄
物語は痛い範囲で進んだけど、肩フェチが覚醒して興味深く見られました。
【以下、鳩部屋(?)関連〜ネタバレあり】
あの2人の美女は実際にはいなかったんだよね?んで、あの鳩部屋(?)で最初に死んでたのはキムだよね?
ヨーンがモトカノと別れた直後(再会の直後ではない)に、キムって娘と関係して現実に殺してしまい、
それが彼の最初の覚醒だったのかな?キムはもしかしたら実際にいたのかな?ともその時一瞬思って。
と言うのも、最初にあの鳩部屋の死体が誰だったのかよく見えなくて判らなかったので、
最後にヨーンの傍らに死体となって横たわるモトカノをしっかりと映したせいで、
(演出として)最後にそう言うインパクトを与えたいなら、あの鳩部屋で先にカノジョを見せるのもおかしいと思ったので、
きっとあれはカノジョじゃなくてキムだったんだろうな?と。
あれがもしキムでも、ただヨーンの中でだけの光景だったら解るし、キムはモトカノと同じセリフも言ってたし、
2人の美女は彼が作り上げた妄想(理想?)なだけで実在はしないんだろうね。  【DVD】
 

隣人は静かに笑う
ARLINGTON ROAD (98・米)
 
 
(監)マーク・ペリントン (脚)アーレン・クルーガー
(主)ジェフ・ブリッジズ ティム・ロビンス ジョーン・キューザック ホープ・ディヴィス ロバート・ゴセット
 
こんなに後味の悪い作品も珍しいでしょうねー!きっと嫌いって人多いと思うけど、私はかなり楽しめました。
こんな理不尽な事、探せばいくらでも出てきそうで、ある意味とっても身近かかな?と・・・?! 【ビデオ】【TV】
 

リンダ リンダ リンダ
 (05・日本)
 
(監・脚)山下淳弘 (脚)向井康介 宮下和雅子
(主)ペ・ドゥナ 前田亜季 香椎由宇 関根史織 三村恭代 湯川潮音 山崎優子 甲本雅裕 松山ケンイチ 小林且弥 小出恵介 
   藤井かほり 三浦哲郁 三浦誠己 りりィ 浜上竜也 山本浩司 山本剛史 近藤公園 ピエール瀧
文化祭での舞台を目前にバンドメンバーが2人も抜け途方にくれるケイ達3人組は
たまたま通りかかった韓国からの留学生ソンをボーカルに誘う。

いきなりですが・・私、ブルーハーツって殆ど知らないんだよね〜。( ̄∇ ̄;
いつブレイクしたん?私が冬眠してた時?(←カエル?熊?・・せめて「おろち」と言って・・)
まあ、「リンダリンダ」くらいはさすがに耳にしたことはあるけど・・その程度・・(汗)ごめんね〜・・そんなんで見て。
でも、そんな人でも、結構まったり(テキトーに?)楽しめました。
バンドだからって、やたら熱くなり過ぎないのが良かった。(え)
いや、一生懸命熱くはなってたんだけど、あくまでも晴れ舞台は文化祭、から変にはみ出る事もなかったのが
とっても等身大って印象で好感が持てた。彼女達のバンド練習と同時に時折挟まれる他の子の様子とか、
告白然り、マイペースな出店然り、実行委員の様子然り、なんだか色々と懐かしいなぁ・・みたいな雰囲気も心地よかった。
それとソンちゃん。ポツンと1人だったソンちゃん世界がバンドで広がる所・・
彼女にとって、その気はあるのになかなかタイミングがつかめず馴染めない学校や生徒たちとの空間が、
バンドによって、全く違った空間になって・・ちょっと感動しちゃったわ〜。
ドゥナちゃん好演。・・と言うか、邦画にドゥナ出てるんだ〜と驚き。香椎由宇・・出てるの知らなかったけど、やっぱ美人だね〜。
最初、色々女子高生が出て来た時は、みんな似たような雰囲気で、「やばい・・これは・・見分けがつかん・・」
とかちょっと思ったけど;;さすがに香椎由宇だけは最初からしっかり見分けがついたわ。
何もしなくても目立つのに、それであんなバンドしてたらさぞモテるやろね〜!
何もしなくても目立つのに、しかもあの手だったら益々目立つやろね〜!?(笑)
バンドから抜けた気の強そうな子も、個人的にはちょっと興味。こんな感じの子も、女子高だったら結構モテるよ。(笑) 【TV】

輪廻
 (05・日本)
(監)清水崇
(主)優香 椎名桔平 香里奈 杉本哲太 小栗旬 松本まりか 治田敦 三條美紀
恐い映画最近見てないな〜・・とか思ってたら、この作品結構イイらしいと言う噂を聞きつけたので行って来ました。
・・が!な、なんと
観客は私1人!本年度早くも貸切!しかもホラーだよ、ホラー!!なんで誰もいないの〜!?(T_T)
・・と、最初はかなり緊張して肩に力入れて見てたんだけど、幸か不幸か(笑)想像してたよりも怖くなかったです。
以前、知らないオッサンと2人だけで観た「the EYE」の時のが怖かった・・。免疫ついたのかな?( ̄∇ ̄;)
でももしこれが「リンネ」じゃなくて「リング」だったら、ワタクシ確実にあの世へ行ってしまった事でしょう!(-∧-;)ナム〜
で、「リンネ」ですが・・一言で言うと、清潔感ある正統ホラーって感じ。
主演の優香にイヤミがないし、香里奈はキレイ系だし。まりかは明らかに捨てキャラでしたが。ゞ( ̄∇ ̄;)言うな
いきなり大きな音でビビらせるコケオドシ演出もさほどなかったので、そう言う点では、好感の持てるホラーで
した。
ああ言う人形は在り来たり過ぎてどうかと思ったけど、子供共々とっても可愛いかった♪ので許す!(笑)
が、実はやっぱりオチは最初の10分くらいで分かってしまってね・・(;´д` )だってね、こう言うオチって楳図先生の作品でもあったりするし。
ダテに読んでないしね(^^;まあたまにヘボ推理もしますが・・(笑)
なので、特に驚きがなかったのは残念だったけど、こう言う心理的なお話は好みなので面白かったです。
外見は器でしかない・・と辺見えみりも認めてる様に(爆)人ってどこから来てどこに行くのかは永遠の謎だものね。
欲を言えば、まるで***みたいな人たちじゃなくって、普通の人たちで怖さ盛り上げて欲しかったなぁ・・と言う気がしないでもないけど、
こう言う味付けはきっとこの監督の個性なのでしょう。その点はもう受け入れないと仕方ないか。
最初は、ただおとなしいだけの演技だった優香(話の性質上、仕方ないのだけど)が、クライマックス〜ラストで見せてくれた表情は
なかなか凄くて良かったです。
椎名桔平なんて、なーんもせんでも顔コワイけどさ。ヾ(ーー )ォィ
それにしても、こんなに前世ひきずらされちゃ、死んでも死んでも死ねないよね・・あっ、だから***なのか!?(^^;
【以下、ネタバレ!未見の方は絶対に読まないでね!】
***ってね、ゾンビよ。・・いや、正確にはゾンビじゃないんだけど、ゾンビ様(よう)な人たちなの〜。
でも、これがまた全然ドロドロしてない死人たちで・・なんか小奇麗・・。ちゃんと風呂入ってるみたいな。
って、ここ読んでる方はもう映画ご覧になったはずだからこんな説明は不要なんでしょうが。(^^;
それはともかく!
最後の最後で・・渚(優香)、ちぃ〜〜さく笑ったよね??なんかそんな風に見えたんだけど・・?あれって、
大森の心が甦りつつある・・って事だよね?もしかして彼女(彼)の周囲への逆襲が始まる・・?!( ̄ー ̄)ニヤ   【確か天神東宝だったような?】

玲玲の電影日記
ELECTRIC SHADOWS / 夢影童年 (04・中国)
(監・脚)シャオ・チアン
(主)シア・ユイ ワン・チャンジア チアン・イーホン リー・ハイビン クアン・シャオトン チャン・イージン チー・チョンヤン
「リンリンの電影日記」。中国版『ニュー・シネマ・パラダイス』なんて声も聞くけど・・映画の、主人公への関わりは想像していたよりも薄かった。
多分、仕事として関わっているのが義父だけだったし、映画そのものが劇的に玲玲(リンリン)の人生を変えた・・みたいな所がなかったからかな。
とは言え、特別な人間だけが持つ物ではない普通の悩みや痛みを抱えながら、皆が
映画と言う物を心の支えにして、日々一生懸命に暮らしている姿には、
等身大に(?)解る部分が多々あって、始終ウルウルさせられっぱなしだった。特に玲玲の子供時代は良かったな。最初は意地悪して嫌だった転校生の
鼻タレ坊主との友情は楽しかったし一番涙も・・。と言うか、こんな子供らしい汚い小僧、久々見たよ!嬉しいなぁ〜(笑)
しかし、物語が現代になると少々ご都合主義な展開で残念。『再見』ほどじゃなかったからまだ良かったけれど。(^^;
でも、過去の物語の終盤があんな展開だったので、これからは絶対に皆に幸せになって欲しいなぁ・・なんて気持ちになれたのは良かった。
だって本当にいい人達ばかりなんだもの。そんな人達ですら、運命の悪戯に翻弄されて愛しているのにお互いを憎んだりする事もあるんだなぁ・・って、
なんか凄く恐くて悲しい気持ちで一杯だったから・・。劇中映画は殆ど政治的だったけど、中には興味をそそる物も。今でも見れる物ってあるのかしら?
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
結局は、過去を記した玲玲の日記を見つけて読んでいたのはその鼻タレ坊主だった・・と言う事が分かるんだけど、
この成長した鼻タレ坊主(もう鼻はタレてなかった・笑)、ひょうきんな雰囲気が少年時代と同じで微笑ましかった〜。
演じてるのはシア・ユイ。『太陽の少年』以来、”くだけた藤井フミヤ”として(何故)私には愛着がある俳優なので余計にね。
でも、現代の玲玲はどうも今ひとつ・・。悲しい過去がそうさせたであろう暗くて硬い表情は仕方ないとしても、いきなりレンガで殴るかなぁ・・( ̄∇ ̄;)
金魚が心配とは言え、頭来てる相手に自分の城とも言える家に行かせる???
それに髪型が・・なんか、昔の玲玲のイメージとえらくかけ離れてしまって・・まぁ『再見』よりは全然マシだったけれど。ゞ( ̄∇ ̄;)またかい
鼻タレ坊主がグレずに明るく育ってて良かったよ・・やはり環境は大切ね。映画、サマサマ!(特に健全映画はね!??笑) 【シネサロン・パヴェリア】


      

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