ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密
DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD (02・米)
(監・脚)カーリー・クーリー (原作)レベッカ・ウェルズ
(主)サンドラ・ブロック エレン・バースティン フィオヌーラ・フラナガン ジェイムズ・ガーナー アシュレー・ジャド マギー・スミス
娘にとって、こう言う時期って必ずあるだろうね。ここ過ぎて、やっと母と同じフィールドに立てる、みたいなね。
頑固で自分勝手な母を持て余してる娘が、自分の未来ももしやコレでは?と悩む様はとっても印象的。
サンドラの明るさとオチャメさを持ってしてるので、深刻になり過ぎず、大丈夫だよ〜と声を掛けたくなる感じ。
それよりやや深刻だったのは、母の現在。”聖なる秘密”は、何て事もないが(本人には重大かもしれないが)そんな過去より、
過去から出来上がった現在の母が、私にはとっても心配でならなかった。S・オハラに例えられる気性の母が、娘と和解する様はとっても
微笑ましいんだけど・・でも彼女の未来って・・?いいよね、ヤァヤァズの年齢を越えた絆・・心強いよ・・でも、このくすぶり感は何・・?【劇場】

ヤギと男と男と壁と
THE MEN WHO STARE AT GOATS (09・米)
 
 
(監・製作)グラント・ヘスロヴ (脚)ピーター・ストローハン (原作)ジョン・ロンスン (製作)ポール・リスター ジョージ・クルーニー
(主)ジョージ・クルーニ ユアン・マクレガー ジェフ・ブリッジス ケヴィン・スペイシー スティーヴン・ラング ニック・オファーマン
俳優もいい、キャラも悪くない、なのに、どうしてここまで退屈になっちゃったんだろ?てんでノレなかった・・。トホホ。
ずっと、ゆあん♪の語りで進む展開だったからかな?抑揚がないと言うか・・だから何?みたいな。
狂兄も、いつもよりも好きなカンジだったのに・・あ、相手が大御所だったしね、先輩の前では所詮TVあがり・・(言うなコラー!)
いやいや、それは冗談だけど、一見ぶっとびながらも実は結構控えめなカンジ・・が逆に良かったな、狂兄は、と。(笑)
もしかしたら、原作は面白いのかも?なんかそんな気もするだけに残念。ノリたかった! 【BS】

約三十の嘘
 (04・日本)
(監)大谷健太郎 (脚)土田英生 大谷健太郎 渡辺あや (原作)土田英生
(主)椎名桔平 中谷美紀 妻夫木聡 田辺誠一 八嶋智人 伴杏里
詐欺グループの、道中列車内会話劇。だけど、詐欺と言ってもルパン三世並みな大掛かりな物ではなく、いわゆる悪徳商法の
意外とセコいグループだし(笑)舞台はホントに電車内だけ。しかも車内、他の客少ない。(笑)
なので、なんだか部活(詐欺同好会)でもしてる様な雰囲気。始まりなんて、トレンディードラマかと思ったし。( ̄∇ ̄;)
でも、部活とかのノリって、気の置けない仲間同士、一番気持ち安らぐ空間だよね・・そんな、言葉にしなくても心が繋がってる
&居場所を分けてくれる仲間・・
っていいよね。いくつになってもそう言う所ってあって欲しいな。
でも、いっぱしの詐欺師になったつもりでも、自分の心だけは誤魔化せないし騙せないよね・・。
いくらのど飴かっくらっても、大金手にしても、物だけじゃ心は満たされはしないよ・・ね。
椎名と中谷のラストシーン?も良かったけど、それ以上に、パインちゃんのひとすじの涙が悲しくて心に残った。
日本語の連続カケアイ(会話劇)って、音が切れ切れで、その「間」がすごく難しいと思うんだけど、
たまにあぶない空気になりそうな(笑)その「間」を、中谷美紀が一番うまく繋げていってる印象があった。
彼女は、次回作では、な・なんとあのソル・ギョング(様)と共演するらしい・・うん、彼女なら大丈夫かな。期待してますぞ。
・・って、それはともかく!・・ゴンゾーはどうした?ゴンゾーは?
なーんかテンデ出番なかったぞ〜どーゆーことやねん!(何故か関西弁)
あんなに可愛いのに、ただ置いてるだけかぁ〜;車内とはいえ、せめて田辺誠一にでも着せて、くるっと一回ターンさせるとかさぁ〜(笑)
現ナマをこそこそ運ばせるゴンゾーの後姿発見!とかさぁ〜(謎)何でもいいから、そんな楽しい使い方して欲しかったなあ〜せっかく可愛いのに。
【追記】パインちゃんの大きな胸には、前売り券のオマケのゴンゾーが2つ入ってたに違いない!(ーー;) 【劇場】

約束の旅路
VA, VIS ET DEVIENS / GO, SEE, AND BECOME / LIVE AND BECOME (05・仏)
(監・脚・原案・製作)ラデュ・ミヘイレアニュ (脚)アラン=ミシェル・ブラン (製作)デニ・カロ マリー・マスモンテイユ 他
(主)ヤエル・アベカシス ロシュディ・ゼム モシェ・アガザイ モシェ・アベベ シラク・M・サバハ
84年、イスラエルでモーゼ作戦(エチオピアのユダヤ人を救出〜移送する)が行われ、
貧しく厳しい環境にいた母親は、息子をユダヤ人と偽り、ひとりイスラエルへと逃がすが・・。 
モーゼ作戦についてなんて全然知らなかったので、興味深く鑑賞出来ました。
が、国によってのこの環境のギャップって何なんでしょうね。
最初は単に怯える少年が可哀相でならないばかりだったけど、
豊かな生活になっても、精神的にはいつも不安がつきまっとってて・・養母と同じ様な目線で色々と考えさせられたわ。
関係が悪くなってしまった養父が、実は彼を引き取る事を最初に提案していた、
のと、初めは反対していた養母が、実際には、誰よりも彼を実の子の様に心配してくれた・・
と言うのが一番感動的だった。勿論、ラストも良かったけれど。
ただ、作品の作り方が、所々大袈裟で自分の好みでない部分もあったので、個人的にはちょっと残念。【BS−NHK】

約束のネバーランド
 (20・日本)
 
 
(監)平川雄一朗 (脚)後藤法子 (原作)白井カイウ 出水ぽすか
(主)浜辺美波 北川景子 城桧吏 板垣李光人 渡辺直美 山時聡真 安藤美優 森優理斗 松坂桃李 三田佳子 
(声)関俊彦
 
アニメの実写化ってさあ・・ しなくていいと思うんだけど・・。(アニメの方を見ていたのでコレもついでに見たけれど)
特にこんな設定(人物が外国人っぽいとか)のは無理があり過ぎて、めっちゃコスプレっぽくてどうかと思う。
でもま、見てるうちに少しは慣れたけどもさ。(笑)
美波チャンは可愛いくて赤毛も似合ってたし、ノーマンを演ってた子も悪くはなかった。
ただ、レイを演ってた子はNGだったなぁ。見た目が一番子供っぽくて演技も未熟なのに、一番ワルぶってるのが見ていてイタイ。
ママの北川景子も合ってたとは思うけど、誰よりも印象的だったのはシスター・クローネの渡辺直美。
アニメには全然似てないのにものすごい迫力で存在感あったなあ。(笑)
これもう「勝手にキャスティング〜」みたいなノリだけで楽しむ作品だったりして?( ̄∇ ̄;
いや、ラストのママとか良かったけどもね、ちょっとウルッとはしたけどもね。
物語自体の感想はアニメ見た時のでもういいような気もする。    【TV】
 

焼け石に水
GOUTTES D'EAU SUR PIERRES BRULANTES (00・仏)
(監・脚)フランソワ・オゾン
(主)ベルナール・ジロドー マリック・ジディ リュディヴィーヌ・サニエ アンナ・トムソン
ジャケットの楽しげな雰囲気とはウラハラに、かなりシビアでハードで悲惨なお話・・。。。( ̄x ̄;)
4幕構成のこなれた演出はさすがオゾン・・例によって唐突な不可解さも、彼ならではの味付け♪
とは思ったけど、今回はちょっとばっかし毒が多すぎた感じも・・オ*マなアンナなんてのは笑えたけど、笑いの後に容赦なく降りかかる愛の孤独!
あのあまりにも冷たい、出口のない愛にすがる姿は辛すぎる。ラストシーンなんてもう窒息寸前・・!!( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】

ヤコブへの手紙
POSTIA PAPPI JAAKOBILLE / LETTERS TO FATHER JAAKOB (09・フィンランド)
 
 
(監・脚)クラウス・ハロ (原案)ヤーナ・マッコネン
(主)カリーナ・ハザード ヘイッキ・ノウシアイネン ユッカ・ケイノネン エスコ・ロイネ
恩赦によって12年ぶりに出所したレイラは盲目の牧師ヤコブのもとで働く事になるが、
その仕事は毎日彼に届く手紙を読み上げる事だった。
上映時間1時間10分程度・・と、普通の映画に比べてとても短くどんどん物語が進んでいくので、
その時に登場人物の心情をしっかり噛みしめる余裕があまりない・・;;
ので、普通にもう少し時間を増やして余裕持たせても良かったんじゃないか、とは思ったんだけど、
噛みしめる暇がなくても、もう何と言うか、心のど真ん中にダイレクトに迫ってくる物語だったので、
むしろ見終わってからのがどんどん心に沁みてきて・・改めて深く感動してしまいました。
(シンプル&コンパクトで心に響く物語・・と言う所では、全然内容も種類も違うけどちょっと「岸辺のふたり」を思い出したりも。)
実はね、最初は私、あのごつくて態度の荒いレイラにも警戒してたけど、それ以上に牧師に対してすごく警戒していたの。
だって立派な牧師だしね、毎日神の教えとか唱えるんだろうし、普通の(信者でない)人間からしたらたまらないよね。
自分にとって良い教えがもしかしたらあるのは解ってても、そんな真正面からの説教なんか胡散臭いし勘弁してよ、とかね。
なので、途中までレイラに共感。(笑)でもそんなどうしようもない人間(あれっ?レイラと言うより私か?)に対して
この物語はきちんと向き合ってくれたと思う。聖書の引用でとても多いあの箇所(「愛のむきだし」でもあったね・笑)が、
ここでは立派な牧師の言葉としてではなく、1人の孤独で弱い人間の口からとても謙虚に語られる。
・・決して上から目線の押しつけではない、誰にとっても平等な愛。皆誰かの愛で生かされてるよね・・。
もしそれが自己満足から始まったとしても、何も芽生えていない所からよりははるかに真実に近いかもしれない。
タイトルからしてもしっかりキリスト教〜聖句いっぱい〜だけど、この物語は決して信者の為だけの物ではなく、
むしろ私の様な天邪鬼の為にある様な気さえした。レイラに自分が映る。でも牧師の姿にも。そしてあの郵便配達人にも?
そうそう、あの郵便配達人に関して、あの夜の事〜その後の事がすごく気になったんだけど・・。
【それに関してはネタバレあり!・・にて。】
こんなに短い作品なのに、思い返すとちょっとしたシーンについてそれぞれに色んな思いが溢れて来る。
例えば、お茶のシーン。最初のアレはインスタントコーヒーだと思ったけど、ちがったのかな?
最後の牧師の言い回しからもそうかな?と思ったけど、もしかして最初から粉末紅茶だったのかな?
(そう言うの昔あったよね?粉末レモンティー。今もあるのかな?)
終盤のテーブルを挟まない何気ない紅茶のシーン〜最後の所も・・に、二人の変化が見てとれてとても気持ちが和んだんだけどね。
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
最近のヤコブへの手紙は・・あの郵便配達人が作り上げた物だったのかな?
全部がそうではないだろうけど、そう思うとまた胸にこみ上げるものがある。
最後、ええ〜っ・・牧師様〜どうして死んでしまうの・・それ、ないやろ!それ反則やろ!
とかも思ったけど、あの絶望の淵から希望へ・・とレイラ、そして自らを導けた彼には
もう思い残す事もなかったかもしれないね。天職を全うして・・幸せに旅立ったのだと思う。 【KBCシネマ】
 

優しく愛して
L' AMOUR EN DOUCE / LOVE ON THE QUIET (85・仏)
(監)エドゥアール・モリナロ (脚)アニー・モウレル
(主)ダニエル・オートゥイユ エマニュエル・ベアール マリ=アンヌ・シャゼル ジャン=ピエール・マリエール ソフィー・バルジャック
浮気がバレて妻ジャンヌにアイソをつかされた弁護士マルク。
とっとと新恋人・アントワーヌと暮らし始めたジャンヌに未練を残していたマルクだが、
コールガールのサマンタに出会い、2人は意気投合。やがて4人は何故か共同生活をする事に・・。 
あ〜・・オートゥイユが若い・・シブさが足りない・・(笑)
ベアールも若い・・でもこの頃のベアールもお人形さんぽいだけでたいして魅力がない・・。
当時のヘアメイクも(今となっては)彼女の本来の個性には似合ってない感じがする。
デビューしてまだ少ししか経ってないからまだ仕方ないんだろうけどさ。
(ちなみに、イマの大悪魔ベアールは私の大好きなタイプ・・憧れです・笑) 
下半身が奔放過ぎる男に関しては、好きにすれば〜?って感じだけど、
そんな奴が人並みに1人の女性を愛してしまい、人並みに苦しんでしまう・・
・・ってえのが、笑っちゃう・・あ〜いやいや、人類の進化過程にやっと一歩近づいたか?・・って感じで、赤飯でも炊いてやりたいね。
ま、そんなのも3ヶ月がピークだとは思うけど。(←超醒め視線) 
この元夫婦って結構いい加減で本心が見えなかったんだけど、アントワーヌだけは心から優しく穏やかな生活を大切にしようと
努力してる様に見えて・・
なので、彼が2人に傷つけられた時には、すごく頭に来たし悲しかった・・。
サマンタも、商売とは関係なく、他人に優しく接する事が出来る女性だったので(彼女を支えてたオジサマのお陰ね〜?きっと)
マルクとジャンヌはこの2人あってこその存在だった気もする。少なくとも私の中では。 
シャワーを浴びてたサマンタをアントワーヌが目撃してしまい、それでも全く動じないサマンタ、落ち着いているアントワーヌ、
そして、普通に仲良くお喋り出来るジャンヌ・・ってシーンがとっても自然な感じがして、日本人じゃこうはなかなか出来ないかも?
・・ってちょっとイイな〜とか思ってしまった。 
このタイトル、とっても平凡でインパクトに欠けるけど、その実、一番難しくて大切な、永遠の課題である様にも思える。 【TV】

屋敷女
l'intrieur (07・仏)
(監)ジュリアン・モーリー アレクサンドル・バスティロ (脚)アレクサンドロ・バスティロ
(主)ベアトリス・ダル アリソン・パラディ ナタリー・ルーセル フランソワーズ=レジス・マルシャソン ニコラ・デュヴォシェル
交通事故で夫を亡くした妊婦のサラ。やがて臨月を迎えたクリスマス・イヴの夜、サラが1人で家に居ると・・ノックの音が・・
・・と言っても、別に星新一さん原作ではないですよ〜。(誰も思っとらんか)
でもさ、なんで屋敷女?屋敷女と言うより、ハサミ女!

屋敷女なら、座敷わらしみたいに、現れたら幸せになれればいいのに〜。
でも、屋敷でもハサミでもわらしでも、
顔見て、ベアトリスだ!と判った時点でもう恐いって。
ベアトリスに刃物、ですよ・・・・・・・・・・・・・。
で、物語。とりあえずは、ほとんど追っかけられる世界だけど、
主人公、妊婦さんだもんで、彼女と言うよりお腹の赤ちゃんが心配で心配で・・
助けが来た・・と思った途端に・・◎×△★!・・とか、ビックリしたなぁ・・。
血しぶきは、「ハイテンション」並み。やはりフレンチ・ホラーってそうなのね〜?
頭から足先まで‥白い服も血で真っ赤に染まり、あかずきんちゃん状態。
あっ、そう言えば、大きなお腹、ハサミ、赤(ちゃん)・・て、あかずきんちゃんみたい!(関係なし)
そして最後・・ああ〜・・ボカシが・・!
エ○シーンでなく、ホラーでボカシがあるなんて、ある意味かなりキツいね・・( ̄∇ ̄;)
ずっとお腹の中で耐えてた赤ちゃ〜んや〜い・・おぉ〜い・・(;´д` ) 【DVD】

やじきた道中 てれすこ
 (07・日本)
 
(監)平山秀幸 (脚)安倍照雄
(主)中村勘三郎 柄本明 小泉今日子 ラサール石井 笑福亭松之助 淡路恵子 間寛平 藤山直美 
   國村隼 笹野高史 重松豊 山本浩司 吉川晃司 鈴木蘭々 星野亜希
てれすこの正体って・・?!
昔懐かしいやじきた道中てんで、コミカル要素に期待したけど、男女のちょっといい話、にころぶのには不満。
やじきただけで、もっとぶっ飛んで欲しかった。でもこんな時代劇コメディは懐かしさがあって嫌いじゃないけどね。 【TV】

野性の夜に
LES NUITS FAUVES (92・仏)
(監・原・脚)シリル・コラール
(主)シリル・コラール ロマーヌ・ボーランジェ カルロス・ロペス
映画監督・小説家、歌手として活躍し、93年にエイズで亡くなったシリル・コラールの自伝的作品。
バイセクシャルと言うのは、ある意味博愛でもあるんじゃないかと・・^_^;って全然違う?ゞ( ̄∇ ̄;)
彼女の行動・・嫌われてるかも?と思いながらも、あんなしつこい電話するかなー?私ならしないなー。でもしたいなー。でもしないよな。
とか(どっちなんじゃあ〜)してくれて有り難うボーランジェ!とかさ。(笑)いや彼女の、狂おしいまでに彼を愛する姿には感動・・実は。
見た時期がマズかったせいか、泣けて泣けて・・^_^; かと言って、彼の事も全く憎めませんでですねー・・同じ星座です。^_^;
映画の作りとしては、なんだか雑だったけど、一時も目が離せませんでした。彼は、この作品の撮影中一体どんな事を考えていたんだろう・・
死の恐怖を和らげる事が出来たんだろうか?彼は生きていたと言う実感を持てたんだろうか? 作品内では割合淡々とした表情の彼だったので、
余計に辛い物があった。彼女の子供を見ての思い・・「僕との子供だったら・・でも金髪は生まれない」。(T_T)
・・でも、自分が生きてきた証を、自分の手でしっかりと残せてるよね・・。【ビデオ】

痩せゆく男
STEPHEN KING'S THINNER (96・米)
(ーー;)
(監)トム・ホランド
(主)ロバート・ジョン・バーク ジョー・マンテーニャ カリ・ワーラー
(’’;)ウーン こんなモンですか?呪いねぇ・・・なんか自分にはピンと来なかったけど・・・^_^;
それよりも主人公の性格の曲がり具合が・・^_^; これから面白くなりそうな気も・・ヾ(-д-;)ぉぃ【TV】

柳と風
WILLOW AND WIND (99・イラン=日)
(監)モハマド・アリ・タレビ (脚)アッバス・キアロスタミ
(主)ハディ・アルプール アミール・ジャンファダ マジッド・アリプール
小学校のガラスを割ってしまい、「今日中になんとかしろ!」と怒られ、必死に努力する少年・・けなげです・・・強風の中、ガラスを運ぶ姿は、
すごくハラハラ。ヘタなサスペンス見るよりもドキドキ。(おいおい)独特の空気感やテンポも印象に残る。【DVD】

山の焚火
HOHENFEUER (85・スイス)
(監・脚)フレディ・M・ムーラー
(主)トーマス・ノック ヨハンナ・リーア ロルフ・イリック
アルプスの大自然の中・・と言えば、どんなにかおおらかで美しく、健全な世界を想像する事でしょう。しかし、それと相反したこの閉鎖された世界!
普通である事が普通でなかった弟と、彼の一番身近な姉・・そこから始まってしまった新しい人生・・大自然の中では人間もただの動物に過ぎない?
悶々と悩み苦しみ、しかし行き着く所は決まっているのか?自然は温かく人を包み込み、容赦なく突き放す。【ビデオ】

山の郵便配達
那山 那人 那狗 (99・中国)
(監)フォ・ジェンチイ
(主)トン・ルゥジュン リィウ・イェ ジャオ・シィウリ
お話は簡単だけど、とっても気持ちが洗われる、清々しい作品。ほんとにこれ80年代?って思ってしまう中国の田舎の郵便事情。
そこにある親子の心の繋がりが、とても暖かくホロリとしてしまう。”道は足で歩け”の父親の言葉は身にしみました。はは〜っ!m(__)m 【劇場】

YUMMY ヤミー
YUMMY (19・ベルギー)
 
 
(監・脚)ラース・ダモワゾー (脚)エヴェリン・ハーゲンビーク
(主)マイケ・ネーヴィレ バルト・ホランダース ベンジャミン・ラモン クララ・クリーマンズ アニック・クリスティアンス
 
胸が大きい事がコンプレックスのアリソンは、手術を受ける為に母親と元医学生の恋人ミカエルと一緒に郊外の美容整形病院へと向かうが・・
あの〜  胸が大きい事がコンプレックスって時点で、全然ヒロインに共感出来ないんですけど〜(*´Д`)笑

【ちょ、ちょっと! たいがい感想書きまくり終わった・・その直後、
何かがPCのどこかに触れて・・・ また一瞬で全部消えてしまった!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
なぜ・・・・・・・・もう・・Windows11・・いい加減にして欲しい・・ また書き直しよ・・・一行ずつの保存、忘れずに!泣】

・・・それはともかく!(T_T)
スッキリと見やすいホラーで面白かった。 コトが起こってからは、割とミカエルがんば〜な感じで見てたかな。
アリソンとその母親のアッシー(死語)にされてケナゲに見えたのと、後で出て来たダニエルがヒドかったのもあって。
・・って、そもそもコトの発端は彼か?!(爆)
いや、自然に逆らった願望にとりつかれた女性と、それを利用した悪徳医師らが生み出したモノで、
実際世の中にもそれに噛まれた(とりつかれた)人ってうようよ居るのかもね〜?
美容整形手術に直結したホラー描写はそんなになかったけど、脂肪吸引が逆になったのには、ヒィ〜((+_+))だったわ。
厨房にこもった男女二人がほにゃららする場面で「トリック」みたいなボカシの男性のぺけぺけが
焼けて・・ボタッと・・・もヒィ〜・・笑笑(そこは笑うんかい)
そう言えば、パニックになって逃げる時、着てた手術服をすぐ脱いで大きな胸を強調した格好になるヒロインに対して、
しっかり全身美容整形してそうな美形看護師は、服がはだけたら恥ずかしそうに白衣を羽織るのを私は見逃しませんでしたよ!(だから何)
いや、女性心理が見えそうでさ・・( ̄∇ ̄;
でも、胸が大きい事って物語になんか関係してましたっけ?単に「ホラーあるある」のお色気要素だっただけ?(こだわる笑)
ラストは・・ ああ・・・ 指環が虚しい・・・。

【結局、この感想、書き直して、もともとの3分の2くらいになったわ。(´-ω-`) これは、1行感想へのお導き?!
20年くらい前から同じ事しょっちゅう言ってますけどね、開き直って1行感想がんばりますか・・・・】   【Amazon】
 

闇の列車、光の旅
SIN NOMBRE / WITHOUT NAME (09・メキシコ=米)
 
(監・脚)ケイリー・ジョージ・フクナガ (製作)エイミー・カウフマン 
(製作総指揮)ヘラルド・バレラ パブロ・クルス ディエゴ・ルナ ガエル・ガルシア・ベルナル
(主)エドガル・フローレス パウリナ・ガイタン クリスティアン・フェレール テノッチ・ウエルタ・メヒア ディアナ・ガルシア
ホンジュラスに暮らす少女サイラは、希望の見えない祖国を出て父親と叔父と共にアメリカを目指す。
が、メキシコで彼女達の乗った貨物列車がギャング団に襲われてしまい・・。
シンプルなロードムービーだしアメリカを目指す人たちの物語は他にも色々と見たことがあるけど、
ホンジュラスからと言うのは初めてだったので、中南米の社会の深刻さが更に広がっていってる様で
(いや、私が知らなかっただけの話なんだけど)一体、どのくらいの人達が辛い目にあってるんだろうって、
ちょっと重い気持ちに・・。国を出る人達は勿論だけど、出なくても、例えば地元ではずれた道を進むしか生きる手段がないのって、
一概に自業自得だとも言えない状況なのがキビシイ。その連鎖が次世代まで続いていくのも恐ろしい。
けれど、主人公のサイラがとっても真っ直ぐな瞳をしていたり、少しずつ元ギャング団のカスペルの繊細な人柄が伝わって来たりと、
若い2人の純粋さがとてもよく表れていて、本当にそれだけは暗闇の中の光に感じたわ。列車の上と言うのもリアルで、
乗っていると、蔑んだり攻撃するだけじゃなく、応援してくれる人たちもいたのも興味深かった。
後で知ったけど、サイラ役の女優さんはメキシコ生まれ、カスペル役の男優さんはホンジュラス生まれだって。
お互い、実際とは逆の離れた視点で、どう感じただろうね?
最初、観に行く予定はなかったんだけど、地元紙に毎週一回映画評を書かれてる某Hさん(隠れファン。子供と同じ大学卒だった・笑)
が丁度この作品のを書かれてて、ちら見したら(注:未見の映画の評はちら見しかしません。見た後に読む)
「シティ・オブ・ゴッド」や「セントラル・ステーション」が好きな方にはお薦め、とあったので、
どちらも大好きな私は、それなら・・!と、急きょ観に行った次第。
冒頭からして、その音楽やリズム、雰囲気にもうノリノリで・・(最初は陽気なのよね)ああ、私、こちら系やっぱり大好き〜・・
共感しやすいと言うか・・って実感したよ。あの顔面タトゥ〜の兄ちゃんに共感はしなかったけどさ〜。どういう顔よ!(←興味はあるらしい)
全然、脳天気ではいられない内容だったけど、観に行って良かった!と思えるいい作品でした。 【シネリーブル博多駅】

柔らかい殻
THE REFLECTING SKIN (90・英)
(監・脚)フィリップ・リドリー 
(主)リンジー・ダンカン ヴィゴ・モーテンセン ジェレミー・クーパー シーラ・ムーア
アイダホの田舎町。少年セスは、ふとした事で、越してきた未亡人を吸血鬼だと思い込む。そんな中、セスの友達が死体で発見され、
彼の父親に疑いがかかる・・美しい田舎の風景とはウラハラに、おぞましい世界が展開・・?出て来る人や物がかなり怪しげ・・
ヒステリー母・少年愛父・老婆の様な未亡人・屍蝋化?した赤ん坊・セス兄の写真、他色々。まあ、冒頭の巨大カエルの爆破?からして、
思わずうっ。。。( ̄x ̄;) となってしまって・・子供の世界とは残酷・・子供だけでなく、表面的に美しさを装ってる人間達の内面を垣間見る様な?
とにかくとても不思議なムードの作品でしたが、ラストだけはちょっと雰囲気違ったかな?人は生きるも死ぬも妄想(精神世界)次第?(笑)【ビデオ】

ヤング≒アダルト
YOUNG ADULT (11・米)
 
 
(監)ジェイソン・ライトマン (脚・製)ディアブロ・コディ
(主)シャーリズ・セロン パットン・オズワルト パトリック・ウィルソン エリザベス・リーサー コレット・ウォルフ ジル・アイケンベリー
(声)J・K・シモンズ
 
セロンがキティのTシャツ着てる画像が印象的だったので、精神的にお子ちゃまな甘えん坊の女の子の話かと思ってたら微妙に違った。
とりあえず自立はしてる・・つもり・・過去をよりどころにして・・な美女の話。
あれだけキレイだったら過去の男にしがみつかなくても良さそうだけどな。思い込み激しいのも多々問題なのでまずはそこから?
時折ワカル所もあったけど、どこか上辺滑りして特に感情移入も出来なかったかな。  【DVD】

ヤング・シャーロック ピラミッドの謎
YOUNG SHERLOCK HOLMES:PYRAMID OF FEAR (85・米)
(監)バリー・レヴィンソン (脚)クリス・コロンバス
(主)ニコラス・ロウ アラン・コックス ソフィー・ワード アンソニー・ヒギンズ
名探偵ホームズの若き日の冒険(?)物語。好奇心旺盛な仲良しトリオや街がイイ感じ。
この作品、なぜか「ハリポタ」思い出すのよね・・って思ったら、脚本がクリス・コロンバスだった!【劇場】

ヤン・シュヴァンクマイエル/短編アニメ集(Aプログラム)
(監)ヤン・シュヴァンクマイエル
(主)イジー・ハーレク ルヂェク・コプシヴァ・・・『庭園』・・・他
『J.Sバッハ;G線上の幻想』『家での静かな一週間』『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』『庭園』『オトラントの城』
『ジャバウォッキー』の6作品。人形アニメはもちろん、切り絵風、モノクロ実写ドラマなど、どれも個性に溢れていて面白い。
特に、『ジャバウォッキー』や『家での・・』等の可愛らしさとグロさの共存が私好み。( ̄∇ ̄;) 【劇場】

ヤン・シュヴァンクマイエル/短編アニメ集(Bプログラム)
(監)ヤン・シュヴァンクマイエル
(主)ナジャ・ムンザロヴァー イジー・プロハースカ・・・『棺の家』(人形使い)
『棺の家』『コストニツェ』『エトセトラ』『アッシャー家の崩壊』『レオナルドの日記』『ドン・ファン』の6作品。
人形アニメのユーモアは今回も印象的!他は、それぞれに面白さはあるものの、前の印象が強かったせいか、今回はやや地味。
『アッシャー家・・』のモノクロ画面に映し出されるモチーフは監督の好みを凝縮させてる感じ。【劇場】

ヤン・シュワンクマイエル短篇集
(監)ヤン・シュヴァンクマイエル
初回のビデオらしく「シュワンクマイエル」となってます。(今はシュヴァンクマイエル)
『フード』・・確か某M氏のオススメだったと思いますが、子供にオオウケ!もう一回見たい!って・・^_^;
先が見える展開でも、彼独特の間の取り方やカメラワークが、ブラックさを引き立ててます。面白かった!
『ワイズマンとのピクニック』・・私が一番好きだったのがこれかな。クラシカルな音楽と映像、そしてラストが・・( ̄∇ ̄;)
やっぱりヤンは病んでる・・?なんてね。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『肉片の恋』・・わずか約1分の作品。しかしコレは究極のラブストーリーかも!_(T▽T)ノ彡☆ばんばん!
他、『石のゲーム』『フローラ』『アナザー・カインド・オブ・ラブ』『スターリン主義の死』など。そして、特典映像みたいに、ヤン先生と周囲の
人達の話や撮影風景などが写されている『プラハからのものがたり』。ここでは、他の作品もチラリと見れますが、『スターリン主義の死』の中の
手術シーンで本物の豚の内臓が使われていたのがなんとも。・・う〜ん・・ヤン先生・・弟子にして・・ゞ( ̄∇ ̄;)ナンノジャ? 【ビデオ】


    

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