toa-toho
ドア・イン・ザ・フロア
THE DOOR IN THE FLOOR (04・米)
(監・脚)トッド・ウィリアムズ (原作)ジョン・アーヴィング
(主)キム・ベイシンガー ジェフ・ブリッジズ ジョン・フォスター エル・ファニング ミミ・ロジャース ビジョウ・フィリップス ルイス・アルセーヤ
「ガープの世界」等でお馴染みのアーヴィングの「未亡人の一年」の映画化・・と言っても、原作の1/3位まで・・なんだそう。
とは言え、これはこれで面白くて、その先の展開も知りたい!・・と、私らしくなく原作にも手を伸ばそうかと考え中〜。(^^ゞ
壊れた夫婦関係のまま人生を歩み続けねばならない2人が何とかしなくてはとあがいてる姿に、たとえそれが
突拍子もなく道徳から遠い物であっても、どちらにも温かい気持ちを持たずにはいられなかった。でも、あがけばあがく程
お互いにどんどん違う道に行ってしまうのって・・愛情がなくなった訳ではないだけに、ずっと悲しさがつきまとうよ
ね・・。
人生には必ずある床のドア・・。
その中には一体何が?・・そこに潜むモノは、人によって全く違うのかもしれないけれど、
禁断の木の実の様に、女の子でもきっと開けたくなるよね・・ご丁寧に取っ手(ノブ)まであるしね?!
Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
そんな物に目もくれず、安全に人生過ごせる人っているんだろうか・・。案外、死ぬ間際には誰もが開けたがったりしてね。(笑)
絶望のまま日々を過ごしている妻マリアンを演じたキム(髪の毛多いな〜羨ましい)も良かったが、彼女を想いつつも
奔放に生きるしかやりようのない夫テッド役のジェフ・ブリッジズが、時に切なく時にコミカルでとても良かった。そして、
今回大抜擢されたと言う若手俳優のジョン・フォスター・・。新人のくせにキム相手の美味しい役なんて10年早いんだよぉー!
・・とドツイてやろうかと構えていたが、なんとなんともうとっても可愛いくて〜(〃∇〃) ヾ( ̄o ̄;)モシモシ〜  ちょっと、
お笑いのウエンツ・瑛二に似ているのよ。(←アイドルですか?)とっても純朴な感じに好感が持て、役にもピッタリでした。
テッド夫妻の子を演じていたのは、あのハリウッド子役界のカオ、ダコタ・ファニングの妹だそうで。道理で上手いけど
全然可愛くないと思ったわよ。せっかく最近やっとダコタに慣れたのに、今度は妹・・安達祐○の次は松浦亜○なのね。(-.-)ふ 【KBCシネマ】

ドアをノックするのは誰?
WHO'S THAT KNOCKING AT MY DOOR? / I CALL FIRST (68・米)
 
 
(監・脚)マーティン・スコセッシ
(主)ハーヴェイ・カイテル ジーナ・ビートゥン レナード・クラス マイケル・スカーラ
 
カイテルが若い!まだダイヤモ○ド☆ユカイにも今一歩な若さ。(笑)
彼と初めて出会った時の彼女が「なんだ?この映画オタクは?」みたいで可笑しかったけど、
次第に打ち解けていくのが微笑ましかっただけに、後の彼の態度にはガッカリ。なんて酷い言い方するんだろうね。
彼の「許す」を聞いた途端に、私も「はあ?何言いようと?!」と博多弁でムカついたよ。
自分の事は棚に上げ、女性を勝手に聖女化して、じゃあ一体自分は何なんだ?このうじ虫めが!・・とかさ。(汗)
ずっと母親の面影を追ってるだけの幼稚な男に、この優しい、本当の意味での聖女はもったいないよ。はい、さよならさよならさよなら。
冒頭の母親のパイ作りとか、仲間とつるんでる時や、淫らなベッドシーンもまでが、荒削りながらも、
その時々の音楽と一体化して、切り取られたフォトグラフの様にイキだった。それこそ、フランスの・・ね。 【DVD】

トゥー・ウィークス・ノーティス
TWO WEEKS NOTICE (02・米)
(監・脚)マーク・ローレンス
(主)サンドラ・ブロック ヒュー・グラント アリシア・ウィット デイナ・アイビー ロバート・クライン
予告編で勝手に想像していたよりも、ヒュー坊ちゃんはイヤミな男ではなかったですねー。
根本は、悪気のない子供っぽい純粋さで成り立ってる男だね。やっぱ「坊ちゃん」。(笑)
かなり大人しめなサンドラが、ちょっと元気不足な感じがしたんだけど、二人の関係はとっても良かったです。
ふたつ前に観た別のNYの恋愛物語とは、同じ舞台でありながら全く違うタイプの作品で・・( ̄∇ ̄;) でも、割と普通で夢見がちな展開とは言え、
やっぱりロマンティックな描写は、ココロを優しくしてくれるよね。サンドラの生活を表してる中華の宅配注文のシーンは印象的。と言うか、ああ言う
紙パック入りのヌードルって、よく映画に出て来るじゃないですか〜。あれ見る度に私も食べてみたくなるのよ・・( ̄p ̄)
特に、サンドラと「食べ物」ってなんか好相性でね。(笑)彼女が食べてると、美味しそうに見える・・。(笑)
アリシア・ウィットが出てるのは知らなかったので、得した気分になったけど、あの役は彼女にはあまりにもフツーな気がしました。もっとエキセントリックで
ヤバい役で頑張って欲しい気もするので・・(笑)一番最初に出てきたサンドラの赤ちゃん時代の写真・・出川○朗に似ていた・・あ、ごめん。
ついでだけど、パンフレットの「理想の男6か条」はかなりマト得てて、タメになりました。( ̄m ̄〃)ぷぷ 【ユナイテッド・シネマ】

トゥー・ブラザーズ
TWO BROTHERS (04・英=仏)
 
(監・脚・原作・製作)ジャン=ジャック・アノー (脚)アラン・ゴダール(製作)ジェイク・エバーツ
(主)ガイ・ピアース ジャン=クロード・ドレフュス フィリピーヌ・ルロワ・ボリュー フレディ・ハイモア 
   マイ・アン・レー ムーサ・マースクリ ヴァンサン・スカリート
20年代のカンボジア。そのジャングルの奥地で元気に生まれた二頭のトラ。
が、仏像盗掘にやってきた冒険家エイダンに母親を撃ち殺されてしまう。

何やらメジャーなニオイのする動物モノだったので、
それだけだと、そんなに動物好きでもない私なんて完全スルーなんだけど;;たまたまTV放映されていて・・
おや?トラに混じって日本猿も出演してましたっけ?
・・て、いや、あれは・・あのお方は・・ガ、ガイ様!( ̄□ ̄; ガイ様が出演されてるではないですか!
ジャングルの奥地で・・トラと仲良くする日本猿・・じゃなくて〜・・チガうから!ガイ様だから!(∴`┏ω┓´)/コラァー!!
・・と言う訳で、ガイ様につられて見ました。(笑)
しかし・・うーん・・思っていたよりは面白かったんだけど、この物語とどう接したらいいものやら、
どう接するのが一番ベストなのか、なんだか一口では決められない・・むず痒い感覚の残る作品でした。
トラ世界と言えど、親子感覚なんてきっと人間世界と似てるんだろうし、人間にとっての色んな理由があっての捕獲だとしても
自然生活から彼らを引き離すのは、やっぱり見ていて苦しい。
散々引っ掻き回した後でのあのラストは、厳しい自然と、変わらない状況に対してちょっと甘い感じもしたけど
心情としては、それでよかったのかも・・と(無理やりな?)安心感も・・。
・・と、環境問題や家族・兄弟愛、人間との友情など、そんな部分には結構感情移入してウルウルきたりもしたんだけど、
そうあればある程、ふと、・・これってトラにとってはどーなの?・・なーんて、天邪鬼な感覚も目を覚ましてね。(←本能?)
何だか、言葉を喋らないのをいい事に、人間様の都合のいい様に動かされてる感じもしてさ。
いや、物語、ってそう言うモンだし、言ってしまえば、映画ってそう言うモンかもしれないけど、
同じ世界で生きる人間同士ならともかくも、果たして、トラ達は、これに同意、満足、しているんだろうか?
・・なーんてさ。ギャラの問題じゃないよ、気持ちの問題だよ?(^^;
ここまで仕込んで、人間の感情に合わせて演技させていいものか、何だか、そう言う所に違和感が。
いや、ちょこっとだけとか、脇ならさほど気にならないと思うんだけどね、ドーンと主役だったからさ。
私は、こう言った動物映画はあまり見たことがないのでよく知らないけど、
他の動物映画・・ファミリー向け動物映画とかって、どんな感じ?動物達は生き生きしてるの?
とにかく、動物を通じて子供達に家族愛とか社会のしくみとかが伝わればそれでいいの?
アニメのが気が楽だな〜。「わんわん物語」とか「ダンボ」なんて大好きだし。
あ、アニメって、こう言う場合にはとってもいい方法かもしれないね??
で、そんな風に思ってしまったのには、出てきたトラ達が思いがけず可愛い過ぎて!・・て言うのもあったかも?
もうね〜、ホントに可愛いの!動物好きだとは絶対言えない私なのに・・しかも相手は猛獣のトラ・・なんだけど、
えーっ、トラってこんなに可愛いかったっけ?って改めて思った程、ホントに可愛いかった〜!
今まではライオン派だったけど、これ見て一気にトラ派に傾いたし!
(↑動物あんまり興味ないと言ってる割には、そう言う派を作っていたらしい・笑)
なので、そんな猛獣の可愛さを何だか人間感覚に当てはめ過ぎてる気もして・・。
いやぁ・・でも、この二頭が、ヘタに人間の言葉で会話(アテレコ)とかしなくて良かったよ。
それだけは救いだったかも。(笑)
ところで今回のガイ様は・・髪形、そんなに変じゃなかった気がするよ?
あんまり気にならなかったし・・あれ?帽子かぶってたっけ?
え?可愛いトラの前では日本猿は影が薄かっただけ?なるほど!・・って、(∴`┏ω┓´)/コラァー!!   【BS】

トゥームレイダー
LARA CROFT:TOMB RAIDER (01・米)
(監)サイモン・ウエスト
(主)アンジェリーナ・ジョリー ジョン・ヴォイト イアン・グレン ノア・テイラー
お話は単純明快。ジョリーが適役!なので、周りがかすんでしまう!と言うか、敵、弱すぎ〜!( ̄∇ ̄;)
バンジーバレエ、気持ち良さそう♪ゲームは知らないので「あ、これはゲームにあるシーンなのかな?」と思える所多々。【試写会】

トゥームレイダー2
LARA CROFT TOMB RAIDER:THE CRADLE OF LIFE (03・米)
(監)ヤン・デ・ボン (脚)ディーン・ジョーギャリス
(主)アンジェリーナ・ジョリー ジェラルド・バトラー ノア・テイラー シアラン・ハインズ
前回のバンジー・バレエの様に、酔う様な優雅なシーンはなかったけれど、棒や竿を自在に利用して、ひるむことなく闘うララが爽快!
常に、「失望させたくないの」と、前向きな姿勢なのも気持ちがいい。
しかも今回はテーマにとても共感を覚えるし、意外なモノの出現もあり、どことなくファンタジィ〜♪
前回の弱すぎる敵に対して、今回の敵は「誰」とも言えず・・強いて言えば傲慢な欲望そのもの?
「どうして都合よく七つ道具が出て来るのー?」とか、「どうして山奥の家庭にあんな立派な液晶TVが?」とか思う事は色々ありますが(笑)
まあ、モモンガになって飛んでしまえるヒロインはなかなかいませんしね。素敵です!
何故かタンクトップだけで闘ってしまえるララ・・あれだって「ナイス・バディ型防弾チョッキ」かもしれないしねー!ププッ ( ̄m ̄*)【ユナイテッド・シネマ】

12モンキーズ
12MONKEYS (95・米)
(監)テリー・ギリアム (脚)デヴィッド・ピープルズ ジャネット・ピープルズ (原案)クリス・マイケル
(主)ブルース・ウィリス マデリーン・ストウ ブラッド・ピット クリストファー・プラマー ジョン・セダ フランク・ゴーシン デヴィッド・モース
 
前半は結構面白かったんだけどな・・どんどん失速していった感じ。と言うか、ブラピの所が一番良くて印象に残った。(≧▽≦)
映像&雰囲気も、すごくイイ時もあるかと思えば、いきなりTVの刑事モノ程度な印象になったり・・と、ムラを感じたよ。
ラストもなんだか取って付けたみたいで・・全然感動とか驚きとかドッキリワクワク・・ってのがなくて残念。せっかくのD・モースだったのに。
マデリーン・ストウって(あの!笑)『不法侵入』の人だね。ふとヒロコ・グレース思い出したよ。(なぜ) 【ビデオ】

28DAYS
28DAYS (00・米)
 
 
(監)ベティ・トーマス (脚)スザンナ・グラント
(主)サンドラ・ブロック ヴィゴ・モーテンセン スティーヴ・ブシェミ エリザベス・パーキンス アズーラ・スカイ
 
主人公の暴走ぶりと、最後の最後まで全然謝らない自己中な態度に呆れっぱなし。
なんだかんだ言っても、結局は被害者意識で甘えてるだけ。お姉さんだって辛かったはずなのに。
人生の再生を描く物語でも、余りに主人公が幼稚だと共感し難い。
道を踏み外した人が改心して立派になるのは良いんだろうけど、
最初から道を踏み外さない様に地道に頑張ってる人のが立派だって。
前者のが派手でお話になるのかもしれないけど、そんなのをやたら煽って全て良しとする考え方には共感出来ない。
・・と、キ真面目すぎる私(えへへ)にはあまり合わなかったです。
でも、ヴィゴが出てたよ〜♪エ○な男だったけど・・きっと「ルイーズに訪れた・・」みたいな可哀想なビョーキなのよ・・
ヴィゴなら許せるのよ・・。ヴィゴには大甘なのよ・・( ̄皿 ̄) 【BS】

24HOUR PARTY PEOPLE
24 HOUR PARTY PEOPLE (02・英)
(監)マイケル・ウィンターボトム (脚)フランク・コットレル・ボイス (原作)トニー・ウィルソン
(主)スティーヴ・クーガン レニー・ジェームズ シャーリー・ヘンダーソン パディ・コンシダイン アンディ・サーキス
音楽にはウトい私、恐れ多いとは思いながらも、結構コレ系音楽は好きだし、ウィンターボトムだし、で鑑賞。^_^;
事実に基づいたドキュ・タッチなので、最初はワケワカメな名前のオンパレードでどうなる事やらと心配でしたが、主人公がご丁寧に注釈をつけてくれるし、
音楽との間のドラマ部分も気が利いていたので、自分なりな視点で楽しんで観る事が出来ました。常連のS・ヘンダーソンもいて安心。( ̄∇ ̄;)
浮き沈みの激しい、そして輝ける世界に浸かる主人公・・でも時代にはじける”何か”のイノチなんて短くて・・。栄光や、やり過ぎ乱痴気騒ぎも、
時と共に消え、そして又、どこかでひっそりと力強く生まれているのだろうか。潰されても、神が自分に似ていると言ってしまえる主人公から
元気を貰った気もしたが(笑)彼にしても、この得体の知れないエネルギーの元では、ただの脇役に過ぎないのかもしれない。
コレ系音楽(正しく言えよ〜・笑)に青春を捧げた事のある方々なら、更に感慨深いかも?サントラ購入。【KBCシネマ】

東京喰種 トーキョーグール
 (17・日本)
 
(-_-;
(監)萩原健太郎 (脚)楠野一郎 (原作)石田スイ
(主)窪田正孝 清水富美加 大泉洋 鈴木伸之 蒼井優 村井國夫 桜田ひより 小笠原海 白石隼也 
   相田翔子 柳俊太郎 坂東巳之助 佐々木希 浜野謙太
 
イイ感じで始まったのに、グールがあんな風に大袈裟に変身した所らへんからテンションだだ下がり。
あんな変身しない方が不気味さ増すと思うのに。
いや、してもいいんだけど、ヴィジュアルも切り貼りしたみたいで全然馴染んでないし、
そもそもこんな目に見える重大事件なのに周囲が平穏過ぎ。世間が平和過ぎ。(爆)
対抗する人達も2〜3人って・・なんだそれ。昔の日曜朝の戦隊モノ?
展開もありきたり。 例えば「寄生獣」の様なひねりや深みも感じられないし、ユーモアもない。あ、これは別にいらんか。(笑)
アクション重視と言われればそれまでだし、それで満足出来ればいいのかもだけど、
変な武器が悪目立ちしてそのアクションすらすんなりとは入って来ない。( ̄∇ ̄;
原作は面白いのかもしれないけど、これ見た限りではこけおどしの勢いだけしか感じない。割と期待してただけにガッカリ。疲れた。
窪田正孝も清水富美加も好きな方なだけに残念。んで、蒼井優ちゃんピッタリだったんだけどね、なんかね・・
それに、この子役は嫌いでさ(お口ぽかんが苦手)、役にもイラッとした。(子役にはいつも厳しくてごめんよ〜)
大泉も、色んな役出来る好きな俳優さん(あえて俳優さん、と笑)だけど、この役のこのヴィジュアルはちょっと・・。
このヴィジュアルが大泉ってだけで、もうギャグ漫画のノリでしかないし。( ̄∇ ̄;    【Amazon】 

東京ゴッドファーザーズ
TOKYO GODFATHERS (03・日本)
(監・脚・原作)今敏
(声)江守徹 梅垣義明 岡本綾 飯塚昭三 加藤精三 石丸博也 山寺宏一 こおろぎさとみ
赤ん坊を拾った3人・・それぞれ違ったタイプのワケアリなホームレス、しかも結構個性的な御容貌・・てのが面白い。
アブナイさんと関わってドンチャカあったので、そう言う方面の内容かと思ったら、すさんだ世の中にぽっと灯る明りの様な温かさのある
ヒューマン・アニメーションでした。赤ん坊、最初博多人形みたいだったわ。( ̄m ̄*)
ただ、自分のTVがどうも暗くって・・画の細部が鮮明に見えない所もあったのが残念。スクリーンだときっともっと良かっただろうな。
声の出演・・柴田理恵や犬山犬子もいたのね〜(≧▽≦) 【BS】

東京物語
 (53・日本)
 
(監・脚)小津安二郎 (脚)野田高梧
(主)笠智衆 東山千栄子 原節子 杉村春子 山村聡 三宅邦子 香川京子 東野英治郎 中村伸郎
 
尾道から20年ぶりに上京し成人した息子達の家庭を訪問した老夫婦。だが皆それぞれに自分達の生活に精一杯だった。
小津さん作品は何本かは見てるけど、邦画にはウトいので(感覚がズレてると言う意味も有り)いつもそれなりな感想だったし、
この作品の評判の良さを聞いてても、それは自分の感想とは別物だと思っていたので
今の今までなんとなくスルーしていた作品でしたが・・いやぁ・・これは・・とても良かった・・素晴らしかったです。
邦画にはウトいポジションなのでいつも一歩引いて見てる感あったけど、
この作品にはすんなり入り込めたし、心にずっしり響くものもあって、感動したわ〜。
天邪鬼が有名な邦画を素直に好きと言えた事実にも我ながら驚いた。
でもさ、最初はね、やっぱり違和感のある笑いからでさ。はは・・相変わらずの智衆さん〜〜棒読みな世界〜〜とかさ、
でもこの世界、いつの間にか結構クセになってたりして(笑)見始めると、やめられない。止まらない。
杉村春子のがさつな雰囲気と、原節子の淑女っぽい雰囲気がすごく対照的。
で、そのがさつさが逆に場をスムーズに運んで行ったり、その貞淑さが逆に場をわざとらしく盛り上げて行ったり・・の流れも面白い。
大人になると自分の世界で精一杯・・。誰もがそうだよね。でも、いかに都合をつけて相手と触れ合える時間を作るか・・
人の思いやりって、そう言う所に表れるのかも?恩のある人になら尚更。義務じゃなくて愛情で接したい。
私も、大切な人の為には、頑張って時間を作ろう。どーでもいい人には「忙しい」と言っとこう・・あーいや;;そうじゃなくて(汗)
でも、そうやって誰にでもいい顔が出来ないのも仕方がない事で、でもそこをどこまで誠実に生きて行くか・・
傍目にはわざとらしく映っても、自分なりに正直でいたい・・そんな筋の通った潔さも心に響いた。
ただ遠く・・それがどこなのか・・を眺める老夫婦・・そして彼らにちゃんと向き合う未亡人の嫁・・がとても印象に残ったけど、
いつかまた鑑賞すると、他の所にも色々と感じるものが出て来るんじゃないかなぁ・・と思う。 【BS-NHK】

ドゥ・ザ・ライト・シング
DO THE RIGHT THING (89・米)
 
(監・脚・製作)スパイク・リー (音楽)ビル・リー
(主)ダニー・アイエロ スパイク・リー ビル・ナン ジョン・タトゥーロ ルビー・ディー ロージー・ペレス オシー・デイヴィス リチャード・エドソン
   ジャンカルロ・エスポジート サム・ジャクソン ジョイ・リー スティーヴ・ホワイト ミゲル・サンドヴァル ジョン・サヴェージ
ブルックリンの黒人街を舞台に異人種間の差別等に切り込む。
明るい映像と登場人物のノリの良さで、面白ろ可笑しく進んでいくけど、最後のあの顛末って・・どう考えたらいいのかよく解らない。
勝手にいちゃもんつけられて勝手に騒動起こして・・ピザ屋を気の毒に思うのは違ってるの?そこは彼の場所なのに?
ろくに働きもせず文句ばかりは一人前・・いや、現状社会に文句があるのは当たり前だけど、それを雇い主にぶつけるのは違う気がするし、
そんな共感出来ない主人公を演じてるのが監督のリーだと言うのがこの作品で最重要な所なんだろうか?
でもやっぱり、もやもやした嫌な余韻しか残らないんだよね。よく出来てる物語だけど、こんな余韻付きならノーサンキュー。
でも根本からこの作品の見方が違うなら教えて欲しい。学ぶものはある気がする。  【BS−NHK】

透明人間
THE INVISIBLE MAN (20・米)
 
 
(監・脚・原案・製作総指揮)リー・ワネル 
(製作総指揮)クーパー・サミュエルソン ベアトリス・セケイラ ジャネット・ヴォルトゥルノ ローズマリー・ブライト ベン・グラント
(主)エリザベス・モス オルディス・ホッジ ストーム・リード ハリエット・ダイアー マイケル・ドーマン オリヴァー・ジャクソン=コーエン
 
天才科学者エイドリアンに束縛され苦悩するセシリアはやっとの思いで彼の豪邸を抜け出す事に成功する。
その後エイドリアンが自殺、平穏な生活を始められると安堵した彼女だったが、周りで不可解な事が起こり始める。

公開時に気になってた作品で、見られるのはまだずっと先かと思ってたけど、
ネットで早めに見られて良かったし、面白かったから二重の喜び!(^O^)
リー・ワネル、いいねぇ。 前のヒゲのおっさんのも面白かったけど(何・・笑)今回のもすごく見せ方とか良くて楽しめたわ。
特に、ラストのラストと言うか、最後にトドメさしたろ感(?!)がすごく好み。
それは前作もそうだったし、思い起こせば「SAW」だってそうだったし、「SAW」の時の吸引力もワネルのセンスだったのかも?
・・と今回すごく感じた。
透明人間として女性を追い詰めるDV男、それを誰にも信じて貰えず混乱する女性・・ってのも、透明人間題材でこれまで見た事ないかも?
透明人間になれると言う、世界規模なすんごい発明を、ただ女を追いかけ危害を加える為だけに使うと言う、
めちゃくちゃセコくて勿体ない使い方をする男だけど、もし透明人間になれたら何をする?って質問に、
女性の部屋とか更衣室に忍び込んでみたい、なんて答える男性陣を星の数ほど見て来ただけに、そこは目く〇鼻〇そ、
科学は発達しても人間はあんま変わらんな、と。(笑) 今回は殺人したりで、行動は悪い方に変わってるのかもしれんけど。
見えない何かに脅されまくるセシリアだったけど、それが、本当にそうなのか、はたまたただ精神的におかしくなってそう感じるだけなのか、
・・ってのが最初は見ている方さえ判らないと言う・・ でも、何を言っても信じて貰えないセシリアの憔悴ぶりはしんどくなる位伝わった来た。
レストランでのアレはビックリした〜・・ショック;;
で、信じて貰えない所か罪まできせられてたまったもんじゃない。
もう逃げてばかりじゃいられないわ! なんとしてでも復讐よ! やられたらやり返せ! 失う物はなにもない!
すっぴんだって晒してしも〜たし!!!(T▽T) (セシリアの心の声を代弁)
そう言えばこのヒロイン、顔立ちは整ってるんだけど体形が少しもっさりしてて髪振り乱したりしててさ、
でもそれが返って、過去の栄光(?!)を物語ってて(無難に美形な女優さんじゃなくて)個人的にはとても良かった。
最後は素敵だったし、基本は美人だと思うし。(基本て笑)
と言うか、この女優さんどっかで見た事あるなぁ?と思って調べたら、「ザ・スクエア」に出てたわ。確かにおったね〜。
(「ハイ・ライズ」にも出てたらしいけど、それは全然思い出せない。)
透明人間になれるスーツが、どんな風に変化するのかも見ていて面白かった。彼女はこのスーツ、今後どうするのかな?
そして別の所でも、もしかしたら同じような物が発明されているかもしれない?
いや、透明な、見えない何か、に監視され支配される世界は現実も既に似た様なものかも知れないな?気付いてないのは自分だけ?   【Amazon】
 

トゥモロー・ワールド
CHILDREN OF MEN (06・米=英)
(監・脚)アルフォンソ・キュアロン (脚)ティモシー・J・セクストン デビッド・アラタ マーク・ファーガス ホーク・オツビー (原作)P・D・ジェイムズ
(主)クライヴ・オーウェン ジュリアン・ムーア キウェテル・イジョフォー クレア=ホープ・アシティ マイケル・ケイン 
   チャーリー・ハナム ピーター・ミュラン 
 
私のルー様(笑)=クライヴ主演とは言え、このあまりにも平凡過ぎるタイトルの為にあんまり観る気しなかったんだけど、
たまたま『デスノート』が多くて、急遽こちらに変更〜( ̄∇ ̄;) だけどこの作品、良かった〜!ある意味拾い物でした。
宣伝ではSF大作・・のノリだけど、SFと言うよりも戦争映画みたいな感じ。
クライマックス数分間の長まわしには、うわ・・
いつカメラのレンズ拭くんだろ・・とか (._+ )☆\(-.-メ) いやいや、その緊張感溢れた場面にずっと目が離せなかったわ。
そして、その後に続く素晴らしいシーン・・!ああ・・このシーンには思い出す度にいつもジーンと来てしまう〜・・。(涙)
なんだかね、ヤのつく某映画サイトなんかでは、SF娯楽作を期待した向きの若者からの不評が多かったみたいで、
その多くは、”何故子供が生まれなくなったか説明不足”との事。原作でそこん所がハッキリしてるのかどうかは知らないけど、
でもさ、その答を導き出すのは、今ここに生きている自分達1人1人・・自分自身なんじゃないかと思うんだよね。
今現在の世界がどうであるのか、自分達がどう言う風に日々生活しているのか、その時、フト、これでいいの?って心に引っかかるモノ・・
それがその原因の一部分でもあるんじゃないか、では自分はこれから何をどうすればいいのか?自分に出来る事は何なのか?
・・少なくとも、私には、そんな事を考えさせられる、とても真摯でいい作品であったと思う。
・・が、銃撃シーンなどは、かなり激しいです。想像してた以上にいっぱい人が死んで・・いや、殺されちゃって、まいります。
しかもあのお方まであんなに早くにあんな事になるなんて・・!(泣)
あのお方・・はネタバレになるのでマルヒですが(^^;この作品、さり気なく脇役もバッチリで満足感がありました。
主人公セオが唯一信頼している友人にマイケル・ケイン。いやぁ、元気なお爺ちゃまです。
声でかっ!!_(T▽T)ノ彡☆
セオの元妻にはジュリアン・ムーア。なんかこの2人ってお似合いじゃない?悔しいけど・・彼女なら許すわ!(笑)
反政府組織”FISH”のメンバーの1人にキウェテル・イジョフォー。どこか何か秘めてる雰囲気が良いよ。そして、思いがけずピーター・ミュラン!
全く〜イイ人なんだか悪人なんだか、彼って本当に一筋縄ではいかないオヤヂだよねぇ!(≧▽≦)
そして、私がとても好感を持った所は、いいキャラでも明らかに長続きしないな?(^^;・・って思えるもっと脇の方々が案外しっかり
最後まで活躍してくれた事。あの方があんな事になった後だっただけに、こう言うのは何だか嬉しくて。
で、
主演のクライヴはと言えば、今回はルー度も低く、相変わらずのその地味さも、非常に今回の作品にマッチしていて
またまた惚れ直してしまいました!靴を脱いだ彼の足がこちら向きにド・アップで映し出されるシーンでは、普通なら
「コラ!臭い足こっちに向けるんじゃない!失礼な!(`□´) 」って絶対怒ると思うんだけど、それもクライヴなら全然オッケー!(≧▽≦)
彼なら足のニオイもきっとジャスミンの香り〜に決まってますから!(←まるで「クレヨンしんちゃん」のヒロシ)
しかし、この「
」は後々までキーポイントでした。・・人々の足跡は、どのくらい未来まで続ける事が出来るんだろうね・・。
それに秩序って・・未来があるから保ててるのかな?人々が生きる力は、きっと未来があるから奮い立たせられるものだとは思うけど。
・・なーんて、あのヘボい邦題すら素直に納得してしまう素晴らしいラスト・・を迎えながら感動に浸ってると・・
・・いきなりブッツリ!余韻に浸る間もなくエンドロールに・・ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイもうちょっと浸らせてよ〜。
・・浸ってるヒマあったら今一度現実を見つめよ!と?( ̄∇ ̄;)
【以下、ネタに触れてます。未見の方はご注意下さい】
人がバタバタ簡単に軽く殺される中、たった1人の赤ちゃんの命の重さに皆がひれ伏すのは感動的であり、すごい皮肉よね。
思いがけず助産婦(夫?)になってしまったクライヴ・・( ̄∇ ̄;) お疲れ様でした・・産後の処理もちゃんとやった?
でも、あのお産は(経験者から言わせて貰うと)チョ〜安産!だよね?辛い状況ながらも、その祝福に感謝・・!
あの”トゥモロー号”ってホントにマトモな場所への船なのかな?ってちょっと疑ってしまう部分もあったんだけど、
ああ言う状況では、もう先を信じるしかないよね。分からなくても先を信じないと人生やってらんないよね!ゞ( ̄∇ ̄;)
【追記】これを言うのを忘れてた!「田口トモロヲ・ワールド」!!・・・・・あーすっきり・・・・・・・・・・(( (( ̄_| 【ユナイテッド・シネマ】

トゥリーズ・ラウンジ
TREES LOUNGE (96・米)
(監・脚)スティーヴ・ブシェミ
(主)スティーヴ・ブシェミ クロエ・セヴィニー マーク・ブーンJr. アンソニー・ラパグリア
ブシェミにつられて鑑賞。でも実際には、若くてショートヘアが瑞々しいクロエしか印象に残らなかったりして。;;ごめん。  【ビデオ】

 トゥルー・クライム
TRUE CRIME (99・米)
 
 
(監・製作)クリント・イーストウッド (脚)ラリー・グロス ポール・ブリックマン スティーヴン・シフ (原作)アンドリュー・クラヴァン 
(製作)リチャード・D・ザナック リリ・フィニー・ザナック
(主)クリント・イーストウッド イザイア・ワシントン ジェームズ・ウッズ デニス・リアリー ダイアン・ヴェノーラ リサ・ゲイ・ハミルトン 
   ディナ・イーストウッド ルーシー・アレクシス・リュー バーナード・ヒル
 
なんだクリント・・またこのエ○おやぢ・・結局、冤罪の彼とは反対に家庭を失い・・懲りもせず・・
・・とか最初は思ったけど(笑)人種問題の根深さを考えさせられる作品でした。あのお婆ちゃんが善良な人で良かったね。
間に「・」が入らないだけの全然違う映画もあるんだね〜。ケヴィン・ベーコンの。
ルーシー・リュー、ルーシー・アレクシス・リューって名前で出ててたんだね。 【BS−NHK】

トゥルー・グリット
TRUE GRIT (10・米)
 
 
(監・脚・製作・編集)ジョエル・コーエン イーサン・コーエン (製作)スコット・ルーディン (原作)チャールズ・ポーティス
(主)ジェフ・ブリッジズ マット・デイモン ジョシュ・ブローリン バリー・ペッパー ヘイリー・スタインフェルド 
   ブルース・グリーン デイキン・マシューズ ジャーラス・コンロイ
 
コーエン兄弟の最新作だ〜!・・と思ったら、69年のジョン・ウェインの「勇気ある追跡」と言う作品原作の再映画化だそうで。
西部劇と言うとね、何だか特殊な感じがして、どうも自分なんかが語れる部類ではない気もするんだけど、
そして、そう言う部類の映画って、見るまではちょっと躊躇いなんかもあるんだけど、
今回は、コーエン兄弟の、ってのが私を映画館まで引っ張ってくれました。
でもね、西部劇って、そんな躊躇い持つ割には、たいてい見終わった後には結構楽しかったな〜とか思うのよね、不思議と。
最近では、いつぞやのラッソの映画もそうだったな。西部劇の世界って、恐い物見たさでチラッと覗く程度でも
あれよあれよと言う間にその独特の雰囲気に四方八方取り囲まれてしまって、それなりに同化しちゃうと言うか。
で、この作品、主人公が少女と言うのも、入りやすかったね。いや、コグバーン(ブリッジス)がメインではあるけど、
丁度、それこそ恐い物見たさな私と、大人の野郎どもとか犯罪に初めて関わる少女の目線に似た物がある様に感じて。
敵に対してお互い容赦がなかったり、信用できるのかそうでないのかも微妙な大人世界は、
それこそ、少女(私・笑)にとってはスリリング。いくら鼻っ柱が強くても、身の程知らないと生きていけない世界は逆に魅力的でもあったな。
そして、行動には必ずそれ相応の代償を払わねばならない・・のには非常に共感。
明日の事も予想出来ない毎日にこそロマンがある様な気もしたりして。
・・とは言え、大人になったマティの姿は・・うーん・・正直見たくなかったな。
これが現実・・と、すーっと血が冷めて行くような感覚にもなって、ちょっと悲しかった。
好き勝手にバカやって、あるいは、無謀に生きて行って・・そんな活きのいい西部のイメージだけを持っていたい、
なんて思う私は、いつまでも、ただ生意気で負けん気の強い少女以上に少女なのかも。(笑)
敵の一味に、どっかで見た様な人が・・?・・とずっと思ってて、そしたらその人がやっとアップになって、とたんに、誰だか判った!
「あ、バリー・ペッパーだ!」・・あの鼻で判ったよ。あの鼻だけでね!(笑) 【天神東宝】 

トゥルースorデア 密室デスゲーム
TRUTH OR DARE (11・英)
 
(監)ロバート・ヒース (脚)マシュー・マクグーチャン
(主)デヴィッド・オークス リーアム・ボイル ジャック・ゴードン フローレンス・ホール ジェニー¥ジャック ジェイソン・メイザ
内気なフェリックスは「トゥルースorデア」と言うゲームで同級生に苛めを受けてしまう。
その後・・何故かフェリックスの誕生パーティに招待された同級生達。しかしそこで待っていたのは彼の兄ジャスティンだった。
「トゥルースorデア(真実か挑戦か)」って、何か他の映画でも見た事ある〜。何の映画だったかな?
てっきりアメリカだと思ってたけど、これイギリスが舞台。日本での「王様ゲーム」と似た様なもんらしい。
王様ゲームなんてした事ある世代じゃないけど、もしその世代でも、やりたくないわ〜。させられそうな事が見えてるし〜?
・・でも、ここでの彼らって・・多分、日本の学生達よりも、もっと過激な事させてる気がする。
いや、知らんけど;;想像だけど。だって、ここの学生、乱れすぎとるもん〜。
赤い服の似合うブロンドの女の子は可愛いかったので、友達がアレなだけで、意外とマトモかと思ってたけど、
女性同士で〜〜・・の要求に平然と応じたりして、なーんか可愛いとかマトモの意味が混乱しちゃったよ。
一体、彼らの中でのボーダーラインはどこなんだ?
とは言え、後で振り返ってみると、この女の子の行動とか、
ジャスティンが過敏になってたある言葉とかが、物語の種明かしに繋がってたのね。
あんまり気持ちのいい種明かしじゃないけど、その分、説得力はあった気がする。
んで、この密室での殺人ゲームで、一番、エエーッって思ったのが、最後まで生き残った人。いやぁ・・これは予想外でした〜。
普通、あの可愛い女の子が生き残るよね〜?(ひいき目?) 可愛い順だと、ダノ君似の男の子が次点で。
あ〜、でも、実はジャスティンも微妙にマッツ似でさ〜、結構カッコ良かったんだよね〜。
なので、マッツが生き残るに一票!・・だったんだけどね。
思いがけず一番えげつなくてキライなヤツが生き残ったのと、マッツの、ビッグマウスなくせに準備不足&不手際、
そして、大いなるカンチガイに、若干イラッとした。・・って、マッツじゃね〜し・・しかも加害者・・( ̄∇ ̄;
・・と言う訳で・・生き残ったヤツが、「トゥルースisクルーエルティー」・・とタイトルを書き換えてしまいましたとさ。・・イラッ!(笑) 【DVD】

トゥルーナイト
FIRST KNIGHT (95・米)
(監)ジェリー・ザッカー (脚)ウィリアム・ニコルソン
(主)ショーン・コネリー リチャード・ギア ジュリア・オーモンド
アーサー王と円卓の騎士による理想郷、キャメロット。若い騎士ランスロットは円卓の騎士として迎えられ、”真実の騎士”となる。しかし
彼は、アーサー王の妃となるはずのグイネビアと恋に落ちて・・あれ?粗筋だけか。^_^;こう言う作品は見てるうちにハマってくる。【ビデオ】

トゥルーライズ
TRUE LIES (94・米)
 
(監・脚・製作)ジェームズ・キャメロン (原作)クロード・ジディ シモン・ミシェル ディディエ・カミンカ (製作)ステファニー・オースティン
(主)アーノルド・シュワルツェネッガー ジェイミー・リー・カーティス トム・アーノルド ビル・パクストン アート・マリック 
   ティア・カレル エリザ・ドゥシュク チャールトン・ヘストン
 
凄腕スパイのハリーはその任務を長年家族には秘密にしていた。そんなある日、妻ヘレンへの浮気疑惑が・・。
トイレでの銃撃戦は面白かった〜し、他のアクションも徹底的にやってて目を見張った〜。
けど、妻をだましてホテルに呼んでアレって・・彼女の願望を叶えてやろうとしたのかもしれないけど・・なんかおかしくない?
彼女の人生、全部オレが握ってるんだ、と言わんばかりの何様夫に吐き気がしたよ。
(ジェイミーはセクシー・・顔と体のギャップが・・爆・・&コミカルで、その後の活躍もとっても良かったけど)
テロに対するアメリカの正義も、浮気疑惑と同レベルで貫かれちゃたまったもんじゃない。
そんな、俺様夫=主人公=亜米○加??・・にイラッ・・ときてしまったので(アクションコメディ?でイラつく女。ちなみにホラーでは涙する)
もしまたTVで放映しても、多分トイレのシーンくらいしか見ないだろうな。
シュワちゃんが浮気を責めるシーンは今となっては貴重なのかもしれんけど。ヾ(ーー;
可愛いアメリカらしい色合いのダブル・ウェディングリングのキルトがベッドにかかってたわ。
でもベッドカバーと言うにはちょっと小さ目だったのでブランケットかも? 【TV】
 

トゥルー・ロマンス
TURUE ROMANCE (93・米)
(監)トニー・スコット (脚)クエンティン・タランティーノ
(主)クリスチャン・スレーター P・アークエット デニス・ホッパー G・オールドマン ブラッド・ピット C・ウォーケン  S・L・ジャクソン
コールガールと意気投合し即結婚した主人公、彼女のヒモ?を殺害し、コカインを手に。それまで平凡な生活してたのに、
出会うべくして出会ってしまった、って感じ?二人の関係は素敵でしたね〜。直感ですかね?恋はやっぱり。(笑)
クライマックスは面白かったけど、二人だけやすやすと行ってしまった印象も。かなり面白い部分と、そうでない部分とがあった様な・・
それにしても、豪華な顔ぶれ!(゜ロ゜)【DVD】

To Leslie トゥ・レスリー
TO LESLIE (22・米)
 
 
(監)マイケル・モリス (脚)ライアン・ビナコ
(主)アンドレア・ライズボロー アンドレ・ロヨ オーウェン・ティーグ スティーヴン・ルート ジェームズ・ランドリー・ヘバート マーク・マロン アリソン・ジャネイ
 
宝くじで高額当選したシングルマザーのレスリー。
人生の大逆転!とばかりに舞い上がった彼女だったが、数年後には酒で全てを使い果たし行き場を失っていた。

大筋は特に目新しくもないんだけど、人生の山からどん底に落ちたとしても視野を広げて素直に頑張れば救いの手もあるよ?
・・みたいに、希望が貰える様な物語だった。
主人公のレスリーがなかなかに自堕落でどうしようもないんだけど(爆)そう言うのがとってもリアル。
自分を変えるって事は言葉で言うほどそんなに簡単な事じゃないよね?
故郷に戻るしかないのってプライドもなんもズタズタだろうな、と思ったけど、考えてみれば、宝くじで大金手にしたのは彼女自身だし
それをどう使おうが勝手なんであって、それで更に金持ちになろうが夢を叶えようが、使い果たして落ちぶれようがそれは彼女の人生でしかない。
なので、後者になった彼女をバカにする理由など赤の他人には全く無くない?
アイツは大金をうまく生かせなかった、自分ならもっとうまくやれたのに・・って気持ちがあるからバカにするのかな?
でももしそれが自分だったとしてもうまくやれると言う保証はないし、そもそもその身の丈範囲内な使い方しか出来ないんじゃないかと・・。
勿論、それでアル中になって家族にも迷惑かけてる訳だから、家族(や親類)は怒ったり悲しんだりはあると思うけど(特に息子)
赤の他人は関係ないっしょ、それで彼女を非難するのどうなん?って思う。
と言うのが、本作でそこんとこが一番気になったもんだから。
彼女をバカにする事によって自分の平凡な人生を正当化したがってる風にしか見えなくて。
人の不幸を願っても自分が幸せになれる訳じゃないし、人を責めても、じゃあ自分は?自分の夢はどうよ?って思うし。
自分を重ねたうらぶれたアイス小屋を頑張ってダイナーに変えてもきっと経営は簡単ではないだろうと想像してしまう・・けど、
息子をもう悲しませたくない、自分が変わる事でそれが出来るならやるしかない、みたいな母親としての気持ちはすごく解ったし、
そこでもしまた失敗したとしても、彼女の努力はもうみんな知ってるし、決して二の舞にはならないと思う。
彼女が変わる事で、息子ももしかしたら、自分の夢に対して、努力よりもどこかあの大金にすがったり、そのせいにしてたかも?
・・とか冷静に省みる事が出来るかも?とも思った。 
大金を当てなくても、みんなそれぞれに頑張って生きてる限り、尊いGIFTを持ってるんじゃないかなあ?・・とも。(「GIFT」ぶっこみ?笑)
主演は結構好きなライズブローで、それで観に行った訳だけど、なにやらアカデミー賞関連で話題になったとか?
小品でも素晴らしい演技を見せた俳優には賞を!・・みたいにメジャー女優陣がデモった・・の?・・んで主演女優賞にノミネートされた・・の?
↑小耳にはさんだだけで詳細知らないので何とも言えないんだけど、ライズブローは頑張ってたのでそれでヨシって事で。
と言うか、ライズブロー演じる主人公のレスリーだけど・・さっきも言ったけど最初はホントにどうしようもなく自堕落で・・
シュウトメの気持ちが解らんでもないな〜・・って感じだったわ・・( ̄∇ ̄;
シュウトメのナンシーは最初からなぜか見た目悪そうには見えなかったので、
後でダイナーに息子を連れて来た時に「やっぱりね」・・って思ったわ。苦言呈しても心の中では人一倍心配してたんだろうな。
で、このシュウトメ、やたらオーラあってカッコ良かったんだけど、どっかで見たな〜?でもどこで?・・って例によって思ってたら、
後で、あの「アイ、トーニャ」のお母さん役の女優さんだった!と知ってビックリした所。た、確かに・・でも全然違うし・・さすがやね。
何かと舞い上がったり興奮しまくるレスリー見て、「アメリカ人、感情表現ムダにハデ過ぎw」・・って思うばかりだったけど、
あのシュウトメのテンション低っ(注・冷静)・・な感じで全体バランスがとれてたかもしれん。( ̄∇ ̄;    【KBCシネマ】
 

トエンティマン・ブラザーズ
THE HARD WORD (02・豪)
(監・脚)スコット・ロバーツ
(主)ガイ・ピアース レイチェル・グリフィス ロバート・テイラー ジョエル・エドガートン ダミアン・リチャードソン
ガイ様♪目当てに、4〜5年ぶりに行った某シネコン・・!チケット売り場が変わっていて焦った・・;
それはともかく・・この作品のガイ・ピアースはカッコいいっ!ファン必見!以上。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
あ、いえ、 盗みのプロの三兄弟は個性的で良かったけど、前半のエピソードが解り難いのと見難いのと、
本筋以外の伏線があまりないのが、かなり謎。( ̄∇ ̄;)メルボルンカップ関係の逃走は面白かったけど、
どうも、スキッとした単純明快な爽快さに欠けると言うか・・効果音もバリバリ気合い入り過ぎで効果ないぞ。(笑)
レイチェル・グリフィスも苦手だし・・いえ、決してガイ様♪の妻役だからと言う訳でなく・・(ファンの方すみません)
でもま、ガイ・ピアースがとても良かったのでいいか!いや、ホントに素敵だったのよ〜!・・汚くて。(* ̄∇ ̄*) 【シネリーブル博多駅】

遠い空の向こうに
OCTOBER SKY (99・米)
(監)ジョー・ジョンストン (脚)ルイス・コリック (原作)ホーマー・H・ヒッカム・Jr.
(主)ジェイク・ギレンホール クリス・クーパー ローラ・ダーン クリス・オーウェン ウィリアム・リー・スコット チャド・リンドバーグ
夢を持つのっていいね〜。
夢のあるうちは、朝、目覚めると嬉しいよね。寝てる時間が惜しいと言うか・・。今は昼寝が好きだ。(オイオイ)
ロケット・ボーイズは見ていて清清しかったです。周りの人達の気持ちもね。オヤジも良かったな。
一般的に賞賛される取り得(ここではフットボール)に縛られずに、自分の好きな事、信じる事に打ち込む姿は見ていて嬉しくなりました。
あのくらいの年代の男の子は、ほんと可愛いよね。イマドキのませただけのガキんちょでも、何かに取り組んでる姿を垣間見ると(部活とか)
ちょっと安心してしまう、これまた私もそんなおばさんです。(笑)
映画館で女の子に**る方法が、ラストの感動シーンに使われてたのには笑ってしまいました。いいセンス。(≧▽≦)
ドニー君・・もとい、ホーナー役のジェイク君、やっぱり独特の雰囲気・・可愛いさがあるよね。【BS】

10日間で男を上手にフル方法
HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS (03・米)
(監)ドナルド・ペトリ (脚)バー・スティアーズ クリステン・バックリー ブライアン・レーガン (原)ミシェル・アレクサンダー ジェニー・ロング
(主)ケイト・ハドソン マシュー・マコノヒー キャスリン・ハーン ベベ・ニューワース
( ̄∇ ̄;)こんなんマジでやられるとたまらんワナ〜・・人間疑われるんじゃ?ええ?可愛いからいいの?(笑)
だいたいここに挙げてる作戦、私なんか一個も実践した事ないかも?って思ってたら、いや、一個はあったか!
うーん・・この一個が命取りだったのか?(おいおい) いや、でも似たような事をされた記憶はあるなぁ・・;
二人の未来の子供の写真迄は行かなくても、予想図なんてのを貰った経験が・・うーん、作戦だったのか?^_^;
アンディが仕掛けるワナに耐えるベンがなんともオカシイ。^_^;たまに可哀相にもなるけど、そこは彼にも下心があると言う理由で、
それとケイトの笑顔の可愛さで、なんとか持ちこたえる展開。二人の駆け引きがスリリング?なので、お互いの本心がわかる場面が
少々物足りなくはあるけど、でもまあハッピーになれたらいいか・・。これだけイヤな所を見たら、後はいい所ばかりが見えるかもね?
そうか、苛めて苛めて苛めまくる!それがハッピーへの道なのね?!Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン 
普段のケイトは母(G・ホーン)に似てないけど、ふくれっつらだけは似てました。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

トーク・トゥ・ハー
TALK TO HER (02・スペイン)
(監・脚)ペドロ・アルモドバル
(主)ハビエル・カマラ ダリオ・グランディネッティ レオノール・ワトリング ロサリオ・フローレス ジェラルディン・チャップリン
はぁ〜・・何と言う感動・・一体何から書いたらいいものやら・・しばらく心が震えていました・・。
この一行で、もう充分な気もするが、せっかく松村邦洋君が頑張っていたので、何か書こう。(え?チガウ?)
この松村君似のベニグノが、もう、何とも言えない絶妙なキャラクターで!一途な愛を注ぐ姿は凄過ぎる・・!
でも、動かない彼女に語り掛け、尽くし続けた彼の、見返りを求めない(つもりな)行為が崩れた一瞬を、神は見逃さなかったよね。
隠されていた人間的な愛が露わにされる瞬間の、その驚き、恐ろしさ、悲しさ・・!
そして、そんな彼が、モラルと言う名の元に罰せられる事にとても胸を締め付けられたのは何故・・?
・・ここに存在する、人間の、世界の、愛情の、大いなる矛盾、理不尽さ。
その愛が有償であれ無償であれ、彼の一途な看護、いや、語りかけを見ていたなら、そして最終的に彼が選んだ行為にしても、
それがいけない事と分っていても、他にどうしろと言えるんだろう?
そしてもたらされる奇跡・・神はそこで笑っているのか?それとも、まだ何か仕掛けを用意しているのだろうか?
彼によって変わっていくマルコ・・せっかちで繊細な彼の弱さは、他人とは思えず(笑)けれど、彼の言う様に、
自分を必要としてくれる相手がいなくては、人生は虚しい・・ベニグノの愛の支えも、そこにあったのかも?と思う。
女性経験が豊富か?と俗っぽくマルコに聞かれた時の彼の返事のナイスな事!マジだし。(笑)
作品全体を包む、真摯な姿勢&滑稽なエグさ。そして常識や道徳を超越した問いかけにただただ感動。
ありゃ、何だかんだ言って結構書いてしまいましたね・・こんなメメ脳にも、どなたか話し掛けてやって下さい。(笑) 【シネリーブル博多駅】
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★2003年・つるデミー賞作品賞受賞!(笑)★
この感動が何なのか、ハッキリとは分からなくても、心の中でずっと何かを語ってくれる・・そんな作品でした。
アルモドバル作品は、何作か見ましたが、こんなに強くに自分にうったえかけた作品は初めてです。
脚本はもちろんのこと、ベニグノと言うキャラクターがまたキョ〜レツ。( ̄∇ ̄;)

トーチソング・トリロジー
TORCH SONG TRILOGY (88・米)
(監)ポール・ボガート (脚・原作)ハーヴェイ・ファイアスタイン
(主)ハーヴェイ・ファイアスタイン マシュー・ブロデリック アン・バンクロフト ブライアン・カーウィン カレン・ヤング チャールズ・ピアース
オフ・ブロードウェイからトニー賞受賞を果たした、ゲイの主人公の愛と日常の騒動物語・・の舞台を作者本人の主演で映画化。
ちょっと昔のゲイって、こんな感じの方が多かったよねぇ?・・って懐かしい雰囲気。
でも、その、容姿は完璧じゃないけど(失礼)ハートはとっても温かい所がとっても良かった。
恋人役のブロデリックには驚いたけど、その顛末にもまた驚いた。
母親の行動が、私にはあまり理解出来なかったのが残念。心情を察する事が出来ただけに。
ユダヤ人の未亡人はみんなフロリダへ行くの〜?(^^; 【ビデオ】

ドーベルマン
LE DOBERMANN (97・仏)
(監)ヤン・クーネン (脚・原作)ジョエル・ウーサン
(主)ヴァンサン・カッセル チェッキー・カリョ モニカ・ベルッチ アントワーヌ・バズレール ロマン・デュリス
ハードでスタイリッシュな映像は好みだったけど、下ネタ&暴力的な所がくどくてひいてしまう所も。
まあ、ロマン♪のエピソードくらいならオチャメだし笑って済ませられるけど(ホントか?)他はどうも・・ね。(もともとロマン♪目当て)
悪徳警官がマジにあまりにも悪徳で強烈に印象に残るけど、主人公(カッセル)の見せ場がてんでなかった感じ。魅力が出せてなかったぞ。
ビッチなモニカはまんまな印象だし(笑)もうちょっとクールなドラマ性があれば、もしシリーズだと面白くなるのかもね?【ビデオ】

Dolls ドールズ
 (02・日本)
(監・脚)北野武
(主)菅野美穂 西島秀俊 三橋達也 松原智恵子 深田恭子 武重勉
あまりいい評判は聞いてなかったので、さほど期待もせずに見たけど(それが良かったのか?)面白かったです。
でもこれ、意味ワカランとか嫌い〜って言う人の気持ちも解る気がする。(人形浄瑠璃に詳しければもっと理解出来るかな?)
「2046」みたいに、ハマれる人とそうでない人のギャップありそうな作品かもね・・でも世界観の表現がかなりダイレクトだから、
わざとらしさを感じたりする所もあるし、決して全部が素晴らしいとは思わないけど、それぞれのエピソードの狂気?!がせつなくて・・
嫌いにはなれない作品でした。
菅ちゃんと西島秀俊の、赤い紐でくくられた姿が印象的。菅ちゃんまるでファッションショーだね、なんてツッコミは置いといて、
ただ彼女の静かな狂気が悲しかった。最後の表情が胸を打った。・・でも本当に彼女は病んでいたのかなぁ・・?
松原智恵子の赤いスカートが眼に焼きついた。赤い帽子?が不気味だった。・・でも本当に彼女には彼だけだったのかなぁ・・?
深キョンのアイドルソングが奇妙だった。ちょっと楳図先生の世界だった。そしてオッカケ男が彼女に会った時の一言に涙が出た。
・・でもそれって・・重荷にはならない・・?
激しく愛し過ぎたが為に、ストン・・!と異世界に落ちてしまった主人公達・・。同じ時間を生きているはずなのに、手を伸ばしても触れられない相手・・。
間で、TV「世にも奇妙な物語」のタモリが出てきて、いつものセリフを言いそうな感じだった。「次はあなたの番かもしれませんよ」って。
んで、隣で「誰がこんなマジで辛気臭い映画作ったんだよ?こんな恥ずかしいモノ、日記にも書かねーぞ、全く天才だなそいつは」なーんて、
頭かきながら照れながら言ってる北野武を想像してしまった。 【ビデオ】

ドーン・オブ・ザ・デッド
DAWN OF THE DEAD (04・米)
(監)ザック・スナイダー (脚)ジェームズ・ガン (原案)ジョージ・A・ロメロ
(主)サラ・ポーリー ジェイク・ウェバー ヴィング・レイムス メキー・ファイファー ケヴィン・ゼガーズ
どっから切っても、正真正銘のゾンビ映画でした。(「ゾンビ」のリメイクだし当たり前か・笑)
実は、予告編のあの女の子が異常にイイ味出してたんで、彼女の活躍を期待してたんだけどね・・。
あれはほんの最初だけでしたね。しかも、結構いきなり始まる。待ったなし。(笑)
もっとオドロオドロしいかと思ったけど、殆ど暴力的な印象。ゾンビ、みんな走って追いかけてくるのよ〜、それがめっちゃ速いのっ。
なんか、大スターをすごい形相でオッカケてるファン軍団みたいな感じ。なので、物理的恐怖はあっても、心理的な物は全然ないので、
私にはちょっと物足りなかったかな。きっと昔からの筋金入りのゾンビ・ファンの方々にはたまらない面白さなんでしょうが、よく考えてみたら
私ってそれほどゾンビに愛はなかったんだった。(*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ) ォィォィ!!
一緒に観た娘の感想:「この人達、こんな状況なのに、いつもいきなり陽気になるね。」
確かに!_(T▽T)ノ彡☆ いやぁ、殆ど開き直りだろうけど、ゾンビ映画で、人生陽気に前向きに生きろと教わりました。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

都会のアリス
ALICE IN DEN STADTEN (73・西独)
(監・脚)ヴィム・ヴェンダース
(主)リューディガー・フォーグラー イエラ・ロットレンダー リザ・クロイツァー
アメリカからドイツに帰ろうとしてる作家の主人公が、とある事情で9歳の女の子の家を捜してやるハメに・・
何だか、色々考えてしまったなぁ、この作品見ながら。でも、これ、昔一回見てたみたい・・??記憶の片隅に引っかかってたみたい??
モノクロの画面だし、ロードムービーで、劇的な展開はないんだけど、何だかとっても心に響いてきた・・・
ふたりがが飛行機の中でやる”首吊りゲーム”、私も小さい頃やったワ!( ̄∇ ̄;)忘れてた。【ビデオ】

都会の怪異七時〇三分
 (35・日本)
 
 
(監)木村荘十二 (脚)小林勝 (原作)牧逸馬
(主)中野英治 細川ちか子 千葉早智子 小島洋
 
元祖、恐怖新聞?(違)
随分昔の作品だけど、落ち着いた映像で見せるこの雰囲気はとても好み。
正直、この時代にこんな邦画が作られてたのに驚いた。 昔の邦画と言えば時代劇だったり・・ちょっと違う印象があったもんで。
もしかして(系列としてはホラーとは言え)当時はハイカラなトレンディ映画だったりして?
【以下、ネタバレしてるよ〜ご注意ください】
物語の顛末はだいたい想像がついたものの、なんで車から降りん?とは思ったわ。ああ、心臓麻痺・・。
俳優さんも良かったけど、ちょっと棒読みなのは"時代"ね?(笑)   【CS】

時をかける少女
 (83・日本)
(監・脚)大林宣彦 (脚)剣持亘 (原作)筒井康隆
(主)原田知世 尾美としのり 高柳良一 上原謙 岸部一徳 根岸季衣 内藤誠 津田ゆかり 入江たか子 松任谷正隆
 
角川のアイドル映画が流行っていたその昔、私は全く興味なくてその類いの映画は多分全部見ていないと思います。
(角川のなんとかの証明・・って言うのだけは観た記憶アリ。ボクの麦藁帽子どこ行っちゃったんでしょうかね〜?とか言うやつ)
でもこの「時をかける少女」だけはちょっとだけ気になってまして。・・と言うのも、それ以前にNHKで放送していた「タイムトラベラー」の大ファンだったから!
(きっと又、古過ぎて誰も知らないネタだろうなぁー知ってたら手をあげてよ〜誰かぁ〜)
・・なので、私にとっては、芳山和子は絶対浅野真弓(島田淳子)で、ケン・ソゴルは木下清なんだけど、
昔はアイドルでも、ちゃんと今でも女優として頑張っててカフェオレ作りも続けてる原田知世ちゃんに今頃ちょっとだけ興味がわいて鑑賞。
へええ〜・・何だかすごい演技〜(笑)特に和子(知世ちゃん)と深町君のツーショット演技なんてもう何と感想を述べたらいいものやら。
それに和子ってこんなイイコちゃんタイプだったけな〜?と言うか、セリフがもう独特。当時でもこんな態度や言葉遣いの子なんて見た事ない。(笑)
白いブルマー姿や、最後のPV(?)なんて、もうファンにはヨダレモンの作品なんでしょうね〜きっと??
この作品は、時をかける部分よりも、和子と深町君とゴローちゃん(尾美としのり)との三角関係のが興味深かったなぁ〜・・ゴローちゃんって一体・・(汗)
なんか彼って一番切ないじゃん・・本当の時がかけめぐっても報われない愛って・・(笑)←笑うしかない・・尾美だし。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
しかし、俳優陣は尾美としのりが一番いい味出してて良かったな〜。こんなに上手だったっけ?周りが周りなだけ?(笑) 【BS】

時をかける少女 (アニメ)
 (06・日本)
(監)細田守 (脚)奥寺佐渡子 (原作)筒井康隆 (アニメ制作)マッドハウス
(声)仲里依紗 石田卓也 板倉光隆 原沙知絵 谷村美月 垣内彩未 関戸優希
オリジナルストーリーの現代版&アニメ版リメイクと思っていたら全然話違いましたね。
でも、主人公マコトは実は芳山和子の姪っ子だったりと、さり気なくオリジナルとも繋げてあったし、
新しいストーリーとしてもテーマがしっかりしてて面白かったです。
マコトが、関わりたくない事態を避ける為に時をかける度に、
ゴロゴロ転げて(?)痛い思いをするのもツボでした。(笑)
体に生傷作ってまで時をかけて・・でも心の生傷が消える事はなかったりして・・。
つっこみ所・・は確かにちょっとあったけど・・特に、最後の彼の言葉「未来で待ってる」みたいな・・には??って思ったんだけど(汗)
でもタイムスリップ物(ここではタイムリープって言ってましたっけ)って、実際にはわからない事だらけだし、そんなに気にはならなかったです。
と言うか、一緒に見た子供は、芳山和子がマコトの奇妙な体験(タイムリープ)について
「よくあるよね」みたいにシレッ・・と答えたのには、「よくはないだろー、よくは、」と、オオウケ。(笑) 
腕に数字・・はダーコさんちのドニー君思い出したりも。 【TV】

トキワ荘の青春
 (96・日本)
(監・脚)市川準 (脚)鈴木秀幸 森川孝治 (原案協力)梶井純 藤子不二雄A 丸山昭 手塚治虫 石ノ森章太郎
(主)本木雅弘 鈴木卓爾 阿部サダヲ さとうこうじ 大森嘉之 古田新太 生瀬勝久 きたろう 時任三郎 桃井かおり
昭和30年代。手塚治虫を初め、石森章太郎や藤子不二雄などがその青春時代を過ごしたと言われる
実在のアパート「トキワ荘」を舞台に、漫画に情熱を注いだ彼らの若き日々が綴られる・・。
こういう同じ系列(アニメやってる人もいたので)が一つ屋根の下で・・っていいなぁ。
それにしても、一応仕事、しかも好きな事でメシを食おうと言う、いわば命がけなシゴトなのに、
部活の合宿っぽい雰囲気なのはなぜ?好きが命がけを越えてるから?そこにもまた惹かれるものがあるのだけれど。 
中心となってる寺田さんについては全然知らなかったけれど、彼の絵柄、和む〜・・好きだわ〜!
彼の真摯な姿勢を見ていると、子供達にこれだけは伝えたい・・と言った、大人としての思い入れは、
イマの時代の漫画描きにはあるのかな?とフト思ってしまった。
子供達が、子供時代だからこそ素直に心に残せる様なあたたかい漫画は、イマの時代には描かれているのかな?
勿論、表現と言う物は時代や描き手、受け取り手によって変化や進化をとげていく自由なモノなんだろうけど、
その自由を、いつの間にかはき違え、高度な技術や思想にばかり偏ってしまい、
漫画表現はどこか精神的に不毛なモノになってはいない?
それはトシを食った受け取り手の方が増えてしまったせいだったりして?
いや、幼い子供達にはちゃんとそれなりに適した漫画も存在するのだろうけれど、
漫画が堕落とみなされていた時代には、物語は宝石の様に輝いていて、
漫画が日本の文化と認識される様になってからは、曇ったガラス玉の様にしか感じられなくなってしまったのは何故だろう?
それは単に、世界的に脚光を浴びてる漫画から受ける個人的なイメージなだけで、
本当は、いつの時代でも、物語はキラキラと輝いている、それを表現出来る漫画描きは確かにイマも存在している・・
私が気づいていないだけで・・なのかもしれない?
 
模造紙(ケント紙)に、まとめて目打ちで穴をあけて枠を引きコマ割りをする・・懐かしいなぁ・・この作業。
ちょっとだけそう言う方面をかじった自分としては、Gペン(寺田さん時代はカブラペンですかね)や丸ペンが
白い紙の上で、カリリ・・と音を立てるその瞬間が快感だったわ。(笑) 
ところで、なんで寺田さん時代は、漫画家と言えばベレー帽?水野英子さんって、本当にあんな感じの方だったの?(笑) 【BS】

読書する女
LA LECTRICE (88・仏)
(監・脚)ミシェル・ドヴィル (製作・脚)ロザリンド・ドヴィル (原作)レイモン・ジャン
(主)ミュウ・ミュウ マリア・カザレス パトリック・シェネ
読書好きな女性マリーがカレに読んであげる本・・の中の主人公と同化。本の中で、主人公はきれいな声を活かした”朗読”と言う仕事を始める。
黙読でなく、声を出して本を読んであげる・・と言う所からふくらんでいく、他者との関係・・は、半分以上エロティック展開なんだけど(笑)
本人は、最初は単に読むだけの行為と割り切ってはいても、それを受け止める方にはプラスアルファな物が感じとれるんだなぁ・・
ってつくづく思った。そう言えば、親が子に読んであげるのも、ただ本の内容だけじゃなくて、そこには愛情をいっぱい感じるものね。
なので、逆に「ソドム・・」を強要する男達には、私も嫌な気分に。なんだかすごい暴力を受けた様な感じ・・(-_-;)
パンツは偽善(どこぞの国では偽善者って意味らしい)などと言いつつマリーに迫る男には笑った〜。この人、なんか見覚えあるけど
他に何の映画に出てたっけ?( ̄∇ ̄;) いつもマイペースなマリーを演じたミュウ・ミュウのツカミどころのない個性もGOOD。
(ミュウ・ミュウってちょっと吉川ひ○のに似てるなぁ・・っていつも思う・笑)2人の絡み(?)のショットなんかもコミカルなオシャレさがあるし、
他の依頼人の少年の家がグリーンで統一されていたり、マリーの洋服はブルーを意識していたり・・と、明快な色彩もオシャレでした。【ビデオ】

ドクター・スリープ
DOCTOR SLEEP (19・米)
 
 
(監・脚)マイク・フラナガン (原作)スティーヴン・キング
(主)ユアン・マクレガー レベッカ・ファーガソン カイリー・カラン クリフ・カーティス カール・ランブリー 
   ザーン・マクラーノン ブルース・グリーンウッド エミリー・アリン・リンド
 
40年前のトラウマを抱えたまま大人になったダニー。
アルコール依存症に苦しみながらもホスピスとして働く彼は、ある日部屋の中の謎のメッセージに気付く。

長い・・。ドクター・スリープ観ながらミセス・スリープになりそうだった。(寝てません)
「シャイニング」みたいに精神世界(心理)を突き詰めたものかと思ってたら、これは精神は精神でも精神世界バトルな方向でガッカリしたのもあって。
それでもそれが面白ければまだいいんだけど(マトリックスみたいに)
現実世界の方で普通に銃でドンパチやっちゃったり・・シャイニング(特殊能力)あんま関係ないよ〜な?
「シャイニング」はリアルタイムで映画館で観たけど、当時はさほど好きな方でもなくて、
それでもその映像表現の斬新さや精神的ホラーな面ではとても印象に残ってる作品だったので、
その後心理モノが好物となり、本作を鑑賞した今、「シャイニング」が昔よりももっと存在感を示してしまった、と言わざるを得ない感じ。
奴らは長い時を生きてるし死ぬ時はチリになってしまうのがちょっとバンパネラみたいだったけど、
バンパネラみたいにヴィジュアルで勝負出来そうなのは姐御だけだし(笑)、まあ、ゾンビとバンパネラの中間あたり?
彼らの元気のモト(笑)があんなステンレス容器?に入ってるのも興ざめ。
なんだそれ、象印ですかタイガーですか、サーモスですかそうですか!
元気のモト(笑)は「恐怖」らしいんだけど、死にかけたバンビ(バンパネラとゾンビを足したらバンビになっちゃったよ、何だよそれ可愛い過ぎ!)
は自分の吐き出した恐怖は吸えないの〜?ってツッコんでたら、仲間全員がそれ吸い出して笑ってしまった。 「ちょ、それ俺の!」的な。(笑)
ハッ・・もしかしてこれはコメディだったのか・・?(ちょっと許しそう・・笑)
後半、舞台は例の悪のホテル?に移動するんだけど、観てる方にとっては、やっと・・と言う感じ。
やっと少しでも前作のテイストが味わえれば・・みたいな期待。
でも、悪をもって悪を征す(毒を以て毒を制す)なんだろうけど、自分に襲い掛かってくるのも覚悟の上だったんかな?
若干、無理やり昔の舞台を引っ張って来た感。
過去の映像の再現は懐かしかったけど、〇年ぶりに又お姿披露出来た皆々様の喜びのが大きかったかも。(笑)
あの、地味に存在アピールしてたバスルームのご婦人は、ポジション的には小豆洗いですか?    【ユナイテッドシネマ福岡ももち】 

Dr.Tと女たち
DR.T AND THE WOMEN (00・米)
(監・製作)ロバート・アルトマン (製作)ジェームズ・マックリンドン (脚)アン・ラップ
(主)リチャード・ギア ヘレン・ハント ケイト・ハドソン リヴ・タイラー ローラ・ダーン ファラ・フォーセット タラ・リード
家族は女ばかり・・職場も女ばかり・・のエリート産婦人科トラビス医師、通称ドクターT。
なーんかこれ見ると、女ってこんな風に男には映ってるのね?女ってワカラン生き物やねぇ・・って思うけど、これはあくまでも
黒一点のドクターTが”きちんと”した人だからだよね?( ̄∇ ̄;) じゃなきゃ、女って男よりも始末悪くはないもんだと思うけど。(笑)
全てに恵まれた主婦(ファラ)が自分の目標や居場所をなくして、子供に戻ってしまうヘスティア・コンプレックス(だっけ?)って興味深いわ〜。
なんか解る気がする・・(爆)そう思えば、とことん最後まで女に振り回されるドクターTは幸せなのかもしれないよ?(ほんまかいな)
彼女や同性愛疑惑の娘のあたりは良かったけど、どうせならアル中の義妹(ローラ)なんかについても、もっとエピソードが欲しかったな。
嵐の結婚式はサイコーの面白さ。(笑)で、充分盛り上がったドクターTへのあのラスト・・シニカルのちハッピーエンド・・かな?一応。(笑)【ビデオ】

Dr.パルナサスの鏡
THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS (09・英=カナダ)
(監・脚)テリー・ギリアム (脚)チャールズ・マッケオン
(主)ヒース・レジャー クリストファー・プラマー リリー・コール アンドリュー・ガーフィールド トム・ウェイツ ヴァーン・トロイヤー
   ジョニー・デップ ジュード・ロウ コリン・ファレル
ギリアムって、私にとってはいつも観に行くOR行かないギリギリ、で、ウダウダしてる間に終わっちゃって、
でもちょっと興味あるから結局DVDで、になってしまう。いわば、私にとってのボーダーライン監督。(笑)
なので、今回もそのパターンになりそうな所だったんだけど、
今回はヒースの遺作・・と言うので、こりゃあもう観ない訳にはいかないっしょ!・・と、劇場鑑賞。
でも、ヒースの事ばかり考えてて、作品自体楽しめなかったらダメだと思って、なるべく考えない様にして観ていたのよね〜・・
おやぁ〜ガーフィールド君だぁ〜金ピカでもすぐわかるやん〜もはや匿名の少年Aじゃないっし〜!
おやぁ〜彼女は・・あぁ〜一瞬デヴォン・青木かと思ったぁ〜違うのね〜?( ̄∇ ̄;
・・とか、どーでもいい事で気分紛らわされながら、
あの、既にそれ自体が異次元!な移動芝居小屋に魅せられ、その世界に揺られておりました・・。
なので、ヒース登場も微笑ましく感じられ・・あぁ、しかぁ〜し!
鏡の中の世界で、ついにデップが登場した途端、急にグッときちゃって・・
あぁ〜・・ヒースがデップに変わってしまった・・もう本当に居ないんだあ・・・・・・・(涙)
・・なんだかね、仮面つけてる時のが多かったから、最初からそこに居たのがヒースだったのかすら幻の様で。
でも、ヒースは確かに居たよね・・役者と言う善悪モロモロの魅力を輝かせたヒース・レジャーって役者はそこにさぁ!
なんか、もう今回はそれだけで満足って感じがしないでもなかったけど(作品完成に感謝)
この世界の、物語が人生を作っていく・・と言う概念はとっても好きだったし、最初心配してたよりも楽しめました。
Dr.パルナサス・・可哀相だったな・・人の弱み悲しみを1人で背負ったみたいで。人生を達観した相棒がいてくれたのが救いかな?
ウェイツの悪魔は魅力的だったな・・戯れと罠に余裕があって。(←どっちの味方だよ)
ただ、後半は、イマジネーションの世界がゴチャついて、盛り上がるべき所で失速してしまったのが残念。
ギリアムの原点みたいな”警察で働こうソング”も可笑しかったけど、ちょっと今更感も。
もう少し違うタイプの、進化した毒を全体的にまぶしてくれたら、もっと好みだったかも。
それにしても鏡の中の世界・・もし入ったら、きっと私も悪魔の手の内に堕ちるだろうなぁ・・
あ、その時の私の顔はベアールにしといてね。エヴァンちゃんでもイイよ。(既に堕ちてる・・・・・) 【ユナイテッド・シネマ】

閉ざされた森
BASIC (03・米)
(ーー;)
(監)ジョン・マクティアナン (脚・製作)ジェームズ・ヴァンダービルト
(主)ジョン・トラボルタ コニー・ニールセン サミュエル・L・ジャクソン ジョヴァンニ・リビージ
謎は絶対に暴いてやるぞ〜!なんて意気込んで鑑賞したんだけど・・あの結末・・あれって、あれでいいのー?
いや、某氏が怪しいなんてのは簡単に分かったけど、まさかあそこ迄ああだとは・・なんだかちょっとマズくない?これって、『夢オチ』の次に
使うのが危ないオチな気もするのよね。第一、心地悪いよ。スッキリしない。出て来る人たちも、生き残った(?)人以外が雨や暗闇でイマイチ分りづらく、
繰り返しにメリハリがないので、あまりそれぞれに思いが及ばず、唯一リビージに入れ込んでいたが(笑)あっさりいなくなってしまったし・・(爆)
男まさりで生真面目なコニーがとても良かっただけに、「正直者はバカを見る?」なんて思ってしまった。
こう言う謎解きを楽しむ作品には、やっぱり一本、スコーン!と抜けた、気持ち良さ(納得感)が欲しいな。【ユナイテッド・シネマ】

都市伝説:長身の怪人
ALWAYS WATCHING: A MARBLE HORNETS STORY (15・米)
 
 
(監)ジェームズ・モラン (脚)イアン・ショア (原作)ジョセフ・デラージ トロイ・ワグナー
(主)クリス・マークエット アレクサンドラ・ブレッケンリッジ ジェイク・マクドーマン ダグ・ジョーンズ 
   マイケル・ブーニン マーク・クリストファー・ローレンス アレクサンドラ・ホールデン デイモン・ガプトン
 
別タイトル、「スレンダー 長身の怪人」とのこと。
長身の怪人って、
アメリカでは有名な都市伝説なの?全然知らんかったわ。
途切れる映像と、特に途切れる音が不気味で、雰囲気はあって飽きることはないけど、
いきなりの大きな音で驚かせたりには新鮮味ない。そもそもこの手法はもうお腹いっぱいって感じも。
やってらんね〜とか言いつつ、夜中に屋敷に忍び込む主人公・・。カメラマン(自称フォトグラファー)魂のなせる業?
最後らへん、仲間の事を思っての行動を取るも失敗し、逆に長身の怪人を突っついてしまったのか、
畳みかける様に襲い掛かってしまって・・((+_+)) サラが反撃して勝って元の助かった奥さんみたいな立場になるかと思ったけど全滅とは。
で、そのカメラが次の人に・・のループは「リング」みたい。巻き込まれたワンちゃんも可哀想。ワンちゃんにもあの印ついたんかな?  【Amazon】
 

トスカーナの休日
UNDER THE TUSCAN SUN (03・米=伊)
(^^)
(監・脚)オードリー・ウェルズ (原作)フランシス・メイズ
(主)ダイアン・レイン サンドラ・オー リンゼイ・ダンカン ラウル・ボヴァ ヴィンセント・リオッタ マリオ・モニチェッリ
離婚による傷心を乗り越え元気に再起する女性の姿を、ダイアン・レインが等身大(?)で好演。
何しろ賢くてデキる女のイメージが強いダイアンなので、最初はその神経質そうな眉間のシワが気になって仕方なかったんだけど、
トスカーナへ移ってから四苦八苦する彼女は、もう可愛いくて可愛いくて。
精神的に不安定なんだけど、「子供の様に無邪気に」と唱えながら奮闘する姿がすごくいじらしかった。
彼女にそう言ったアドバイスをする女性も、フェリーニ精神を心の支えに明るく生きてて涙でちゃうよ。
そりゃあねぇ、こんなにうまく行くわけないよ、って所もあるかもしれない・・けど、前向きに生きてる人ってやっぱり素敵だよ〜。
人にどう思われても、自分の気持ちに素直に生き生き生活したい・・!って思うもの。
【以下ネタバレあり】
イケメンのイタリア男はやっぱり誠実な男ではなかったね。
と言うか、どう見ても、あのニヤけ具合は怪しい!よね。( ̄∇ ̄;) ←なぜそこまでニヤけ男を目の敵にする?
あの時、もしやダイアンがチャーリーズ・エンジェルに変身して男をブチのめす?なんて、ちょっと期待しちゃったよ。(笑)
実は、最初、不動産屋さんといい感じになるのかな?って予測してたんだけどね。^_^;フランシス(ダイアン)が思わず感情を出してしまう所には
泣けたわ〜。彼の態度がまた紳士でさぁ〜。どうして彼は妻子持ちなのよぉぉぉ?と、ダイアンになったつもりで心の中で叫んでいたわ〜。
しかし、フランシスくらいのトシになると、いい人と出会っても、既にパートナーや家庭がある場合のが多いだろうね。真剣になってもただの
不倫にしかならないシチュエーションは辛いわなぁ;;フランシスの親友のゲイの女性(サンドラ・オー)の存在もとても良かった。こう言う状況で
子供を持つ事も、今のアメリカではアリなの?と思ったけど、改めて個人の幸せと、家族と言う物について考えさせられた。
フランシスとポーランド青年の関係にも思うものがあって、温かい涙がちょちょ切れちゃったよ。
イタリアの風景はキレイだった。私も自分に合った土地を探しに旅に出たいなぁ〜。でも本当は、風景や土地と言うよりも、温かい人達と
触れ合える場所を見つけたいだけなのかもね。それが自分の為だけでなく、やがては自分も(フランシスの様に)誰かに温かい何かを伝えられたら
きっと幸せだろうな・・。この作品には、沢山の夢と元気を貰ったワ〜。食欲もね。【シネサロン・パヴェリア】

どつかれてアンダルシア(仮)
MUERTOS DE RISA (99・スペイン)
(監・脚)アレックス・デ・ラ・イグレシア (脚)ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
(主)エル・グラン・ワイオミング サンティアゴ・セグーラ アレックス・アングロ ユリ・ゲラー アントニオ・デ・ラ・トレ
どつき芸が十八番の漫才コンビ・ニノとブルーノ。人気者の2人だったが、舞台裏では激しい憎しみ合いが続いていた。 
・・と言うブラック・コメディ。宣伝コピーは、「みなさん、どつかれさまでした。」(笑) 
ニノとブルーノ、どっちも悪いヤツじゃないのに、どうしてこんなになっちゃったんだろう〜
・・って、途中、2人のいがみ合う姿にはちょっとイヤな気分に・・。
素直だったニノが思いがけず酷いヤツになってしまったのにもショック。
それほどの痛みだったんだね、あの恋は・・とは思ったけどやっぱり、あの丸顔のニノには意地悪になって欲しくなかったよ〜。
・・とは言え、後は、ブラックな笑いがほど良くて、結構面白かったです。( ̄∇ ̄;
コンビって、何するにも難しいモノがあるのかな?
もし、自分の納得出来ない役割を一生演じ続けないといけないとしたら辛いモンがあるのかもしれないけれど。
【以下、ラストシーンに触れています。未見の方は読まないでね】 
ラストのどつき(心停止になったニノをブルーノがどついて、再び心臓が動き出す)は可笑しかった!
これぞ、究極のどつき芸!シメがよければ全て良し。(笑)
それにしても、スペインでもコンビ漫才があるとは。しかもコテコテ。(笑) 【TV】

ドッグヴィル
DOGVILLE (03・デンマーク)
(監・脚)ラース・フォン・トリアー
(主)ニコール・キッドマン ポール・ベタニー ローレン・バコール ステラン・スカルスゲールド クロエ・セヴィニー ジェレミー・デイヴィス 
   ジェームズ・カーン ベン・ギャザラ パトリシア・クラークソン ウド・キアー ジョン・ハート
あの線だけの舞台・・最初は違和感あったんだけど、観ているうちにもう全然気にならなくなって、
グレースが男に乱暴されてる時、手前では何も知らない人達が普通の生活してた所が強烈で・・
ああ、これはもしかしたら”神の視点”なのかも?と思ったんだけど、どうでしょう?
自分は『悪い事して誰も見てないと思っても、おてんと様が見てるよ』な〜んて言われて育った人なので、この光景を見て
とっさにそう感じてしまったんだけどね。何にしても、これはかなりスゴイ試みだと思う。
自分なりの解釈だけど、その神の視点な自分は一部グレースと同化してる訳で、ドッグヴィルの人達のまるでからくり人形の様に
くるくると180度変わる顔(善・悪の猿芝居・笑)に翻弄され、そして行き着いた自問に共感し、ついにはあのラスト・・!
いやぁ、これはイイ!ここでこうならなきゃウソだよ。だって私もグレースも神じゃないもの。人間だもの・・。
なんと言う爽快感!・・えっ?何か間違ってます?^_^;グレースの行い(慈悲・一掃)がもし神の業に似ていたとしても、
『似てる』と言う事は『違う』と言う事。もしかしたら、時に彼女は、人間がつい手にしてしまう美しい赤いリンゴであったのかもしれない・・。
きっと賛否両論ある作品だとは思うけど、私はすごく好きですね。人間の紙一重な部分がたまらん。(笑)
前作の様な自己(美化)陶酔で終わらず、可哀相ぶらない冷徹ぶりに愛を感じたりして。^_^;
こんなに人の痛い部分を突くラース監督って、本当はとても人間を愛してて優しい人なんじゃないのかな?とさえ思ってしまう・・
だって、人間に興味がないとこんな作品は作れないと思うんだよね〜。そもそも愛なんて、蝶よ花よ太陽よ〜な世界だけではないと思うし・・
背景なんてなくても(笑)人間さえいればドラマは無限に広がる・・と言い切ってる感じも。そして、私がそう感じた一番の理由は、観終わった後
自分を含む人間達が、涙が出るほど愛しく思えてしまったから・・って、何か根本的に変?
とても怖くて悲しかったけれど・・しっかりとココロの存在を見せてもらった気がします。
最後に、大好きなカトリン・カートリッジの名前を見て、また何とも言えない気分になってしまったよ。【シネテリエ天神】【DVD】

ドッグヴィルの告白 (メイキング・オブ・ドッグヴィル)
DOGVILLE CONFESSIONS (03・デンマーク)
(監)サミ・マーティン・サイフ
(出)ラース・フォン・トリアー ニコール・キッドマン ポール・ベタニー ローレン・バコール 他
「ドッグヴィル」のメイキングフィルム。懺悔室?での告白がメインかと思ったけど、ほとんど撮影風景。
6週間も空の見えない同じセットだったり、関係ないシーンでも(写るので)気が抜けなかったり・・の、ピリピリした雰囲気がよく伝わってきた。
で、一番周囲に気を遣ってるのはやはりラース監督。薬のんでハイになってやっと明るくお仕事出来るのね〜(爆)
ヒトデナシだの鬼才だの(これはいい意味か・笑)言われてる監督だけど、何だかとっても繊細で、たまにいい人過ぎて周囲に押され気味に
見える時も。(これに限った事ではないかもしれないけど)あれだけの大物俳優使って、しかも映画はとんでもなく実験的な要素があって・・
不安も並々ならない物だったでしょうね〜。もう、見てるとこっちまで緊張してしまったよ。う〜ん、守ってあげたい。(笑)
告白部屋では、特に爆弾発言などはなかったけど(でもP・ベタニーなんかは面白かったけどね)ここはどっちかと言うと、
一休み部屋な意味もあったのかな?壁があるし。(笑) ステラン♪の*には大ウケ!ププッ ( ̄m ̄*) 【DVD】

DOGMAN ドッグマン
DOGMAN (23・仏)
 
 
(監・脚)リュック・ベッソン
(主)ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ ジョージョー・T・ギッブス クリストファー・デナム クレーメンス・シック マリサ・ベレンソン グレイス・パルマ
 
ある夜、警察に止められた一台のトラック。
運転席には負傷した女装の男、そして荷台には数十匹の犬が乗っていた。捕らえられたその男は自らの半生を語り始める。
なんか想像してた内容とだいぶ違った〜。予告編一応見たはずなんだけど。( ̄∇ ̄;
何と言うか、想像ではハードボイルドアクション系と言うか、
いや、勿論アクションは沢山あったし、主人公の人生なんてハード過ぎる位ハードなんだけど、
テイスト自体が想像とかなり違ったと言うか。なんかファンタジ〜な印象もあって。
確か、ベッソンの久々の新作ってので宣伝してたと思うけど、自分にはそれはあまり関係なくて(ごめん)
じゃあ何で観に行ったかと言うと、あ〜た、そりゃ決まってんじゃん〜洗濯屋〜・・もとい、ケイレブ主演だから!ですよ〜はい。(^_-)-☆
で、ケイレブ、今回もとても良かった〜!
なので自分が勝手に想像してた内容と違ってても、それはもうそれで、と言う感じ。(そもそも勝手に想像してただけ)
とにかく、今回また新たなケイレブを観られて良かった!もう洗濯屋は卒業よ!(例のうなぎ美女と同じ様な卒業制度w)
ところで、女装してなくて短髪の彼って、時折サッカーの本田に見えたんだけど・・私だけ?( ̄∇ ̄;
舞台は、ピアフの歌とか出て来るんでそのあたりの時代?郷愁を誘う様なムードもあって、
主人公からも内面から滲み出る様な思いや、声に出来ない叫びを感じられたのはとても良かった。
ただ、犬とだけ共に生きてる事と、普段は女装してしか生活の糧を得られないってのがイマイチ自分の中では繋がり難かったと言うか、
職選びが限られてたのは足が不自由な事が一番の原因で犬の世話もあって、だとは思うけど、女装で歌う事にどこか何かが引っかかる感じ。
主人公の半生は悲惨だけど(父と兄は鬼畜やね)何故かどこか物語感(?)もあって・・犬たちの連携プレーなんかもそんな感じで(ほのぼの込み)
それでファンタジ〜な印象を受けたのかなぁ?あと、ゴッドの逆がドッグなのは、その言葉自体が作られた時に何か意味を持たせたのかな?たまたま?
【追記】 物語感とか言ったけど、実際にあった幼児を犬小屋に4年位監禁した事件をヒントに作られたそう。
      酷すぎてそれこそリアルに想像出来んわ・・・逆にファンタジーであれ、って思ってしまう・・。   【ユナイテッドシネマ・福岡ももち】 

突然炎のごとく
JULES ET JIM (61・仏)
(監・脚)フランソワ・トリュフォー (原)アンリ・ピエール・ロシェ
(出)ジャンヌ・モロー オスカー・ウェルナー アンリ・セール
文学青年の二人、ジュールとジムの前に現れた魅力的な女性カトリーヌ。彼女に魅了された二人の複雑な心理と、彼女の奔放な
愛の行方を描いている。この微妙で繊細な三角関係。一人の女性にここまで振り回されて・・男の友情なんてのも壊れないのかな〜?
などと思いつつ・・しかし、これだけの魅力的な女性を前にしたら、やっぱりあんな風に成らざるを得ないのかなぁ?
ジャンヌ・モローは、本当に素敵です!私も(゜・゜* ホレボレ(笑)彼女の魅力を充分に味わえる、彼女の為の映画かもしれない。【DVD】

突然、みんなが恋しくて
ET SOUDAIN TOUT LE MONDE ME MANQUE / THE DAY I SAW YOUR HEART (11・仏)
 
 
(監・脚)ジェニファー・デヴォルデール
(主)メラニー・ロラン ミシェル・ブラン ジェラルディン・ナカシュ マニュ・パイェット フロランス・ロワレ=カイユ クロード・ペロン ギョーム・グイ
 
60歳の父親エリから新しい妻との間に子供が出来た事を告げられた長女ドムと次女ジュスティーヌ。
しかし何かと無神経な彼の言葉に妻やドムは傷つき、恋愛に口を出されたジュスティーヌも怒ってしまい・・
ただただロランちゃん目当て。今日は可愛いロランちゃん見るぞ〜!
ロランちゃんのロマンスものでロマロマよ!お相手は誰かな〜?(* ̄∇ ̄*)ワクワク〜♪
・・お相手は、ほぼオヤヂ(親父)だったわ。と言うか、タイトルで家族モノって判りそうだけどさ。
性格的に問題のある父親を持った娘の苦悩・・( ̄m ̄ こう言うの、どこでもありそう。(笑)
妊娠関係でデリカシーない発言する男性って時々いるよね。悪気はないんだろうけど。
でも他人ならまだしも、それが父親だったら、娘としては、
こんなんと自分が同じDNAとは〜〜!嫌だぁ〜情けない〜恥ずかしい〜〜〜!・・ってなるのもよく解るわ。
DNA貰っといて言うのもナンだけど。(笑) でも、割と似た者同士って事もあるよね。
子供が、自分の親イコール立派な人であるべきっ!って理想持ちたがるのも解らんではないけど、
あんまりそれが過ぎるのもね。子供もトシ行ってくるとその辺寛容になるんだろうけど。
親は先に逝くし、子供の方から歩み寄らないと、って言う助言は確かにそうかも。
最近も、某友達曰く「年とると柔和になんかならないよ、頑固になるだけ」だそうで。(爆)
なら、限られた人生、柔らか頭の方が歩み寄る方が早いね。早い方でGOよ。せっかちなんで。(謎)
このオヤヂさん、特異だったのはやっぱりあれよね、娘の歴代カレシと勝手に「絆」を作ってしまう所!
いやぁ〜・・これはびっくり〜すごいね〜マメだね〜。あんたもう24時間TVにでも出たら?(迷惑か!笑)
娘(女性)としては、別れた男の事なんかいつまでも自分の人生のページに残しておきたくはないよね?
父親はどう言う思いだったのか・・
別れたカレシに娘が悪者と思われてないか心配だったのか、せっかく知り合いになれたから、別れても仲良くしたかったのか、
単に自分の趣味仲間を増やしたかっただけなのか、もはや、「娘の元カレ」ってカテゴリ作りがシュミな気もしたけど
その辺の心情は、全国のオヤヂポジションの方々に是非ともお伺いしてみたい所です。
ついでに、元カレポジションの場合もヨロシク。
しかし、元カレ沢山いたなぁ〜。まあ、あんだけ可愛いならモテて当然だろうけど、
其々のカレシに父親の何か(?)を求めて、それ基準にあれこれさまよい続けてたのかしら?
個人的には、勤務先の病院の先生なんかどーよ? とか思ったけど、ひっかかりもしなかったわ。怒られただけやん。(笑)
靴屋のカレはちょっとキレ過ぎな気がしたな〜。オヤヂにドンビキしたのは解るけど、ロランちゃん(ジュスティーヌね)に対して酷過ぎる。
んで、言い過ぎたと反省した風だったけど、自分から仲直りに来るでもなく元サヤとは・・なんだかな〜。
エンディングに向かうまでの、義母の出産と父親の手紙が重なる所は良かった。
なんで手紙出さなかったのかは謎だけど、もうすぐ抱っこ出来るよ・・って逆ですか(笑)とか。
レントゲン写真は、最初は特に何とも思わなかったけど、あんな風にアレンジすると面白くなるね。
父親の(心身ともに)早期発見が出来てればもっと良かったね。(ちょっとしんみり)
ロランちゃんは(何度も言ってくどいけど)やっぱり可愛いかった〜!場がぱっと明るくなるわ。
イッリ(イリー)とかスタバとかリメイクのビニールバッグ(何て言うんだっけ?)とか舞台が割と近年なのが判るアイテムが沢山。
靴屋のカレは「ぼくを探しに」の人だったわ。顔(だけ)は覚えた。
夏休みで慌ただしいので簡略モードで、と思ったのに、結局、ダラダラと書いてしまった・・。(←ヒマじゃん)
まあ、一言で言えば、ロランちゃん、超可愛い!(トドメ)
そして、あんな父親でもいるだけで有り難いと思いまショ☆ってトコかしら?(≧∇≦)やっぱ一言じゃ無理〜。 【DVD】
 

dot the i(ドット・ジ・アイ)
DOT THE I (03・英=スペイン)
(監・脚)マシュー・パークヒル
(主)ガエル・ガルシア・ベルナル ナタリア・ヴェルベケ ジェームズ・ダーシー トム・ハーディ チャーリー・コックス
予告編すら見てない、サラ状態で鑑賞。前半のラブストーリーテイストが、後半一変、サスペンスフルに。
ここでやっと、前半に挿入されてた意味不明な部屋の内容とか明らかになって納得はすれど、前半に深みがないので、
後半のキレの良さが勿体無い感じ。と言うか、もう真っ二つに分かれてしまって(設定上)どこに共感したらいいものやら戸惑うし、
そもそもヒロインが中途半端な性格なので、前半は、情熱的なラブ話と言うよりも、単なる『ストーカー恐怖症女の尻軽・ラブ・ビデオ日記』
にしか見えん。だいたい、こんなに暴力的な女なら、ストーカーのがとっくに骨折とかして入院してんじゃないのー?
ただキレやすい女が魅力的なら、私なんかとっくにアンタ越えてるっつーの!オラオラオラ (▼O▼メ)
”カルメン”なんて、名前だけが素敵でもしょーがないのよ・・「Carmen.」のカルメン見て勉強しなさい!
ヒロインに魅力を感じなかったのは痛かったけど、ガエル君はまたまた好感度大な役柄で。(笑)
それと、最初は、のっぽなだけで地味な男だな、と思ってたダーシーがなかなか良かった・・。( ̄∇ ̄;)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね!】
バーナビー(ダーシー)の涙のビデオ告白シーンは、結局は演技だったけど、そう言われても、なんだか半分は、彼の本心が
あったんじゃないのかなぁ?な〜んて思う私は、ただのお人よしな観客?(汗)
だってね・・メイクラブ中のカルメン(ナタリア)の白けた表情を見つめる彼の姿、すごく切なかったもの・・。それに、玉葱の婚約指輪だって
私ゃ感激したんだよ〜。安上がりでエエわ〜・・じゃなくて〜;;ホントに!( ̄∇ ̄;) だからねぇ、それが全部映画の為の演出と言われても、
脳が簡単に納得しないんですよ・・。いや、彼にも良心はあった・・きっとフロイト式なのよ・・強がってはいても本当は愛を求めてるはず・・
なーんてさぁ。( ̄∇ ̄;) ←やっぱりただの単純観客?こう言うのがええカモになるですと?(-.-)ふ
お話の真偽に翻弄された分、自分としては、せめてキャラにはそれなりに共感出来る物が欲しかったよ。
でも、ダーシーの壊れ具合は、ちょっとイーサン・ホーク調でさぁ〜(笑)先が楽しみな感じも。( ̄∇ ̄;)
それと、トムとテオ・・はマヌケで可笑しかった。雰囲気がまるでチップとデールだし。(笑)
ヘン・パーティの様子は興味深かったし、愛って・・やっぱり情熱あってこそ、ともちょっと思ったり。(笑)その辺は、人其々でしょうが、
ただ、愛がなければ、kissもただの物体のぶつかり合いだものね・・てか、愛はトモグイだ!(* ̄3 ̄)チュウゥゥ♪( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!またかいっ!
まあ、現実と虚構世界は紙一重、ってか?人生も、ある意味、演出を頑張る夢の様なモンだからね。
でも、人の気持ちを持て遊ぶ小細工なんかはやっぱり最低。「世界で一番・・」でも叫んだしなぁ〜・・
それから、実は私もワインはカップで飲んでいます・・そこに一番共感したかな。庶民ね・・(-.-)ふ 【シネテリエ天神】

トップガン
TOP GUN (86・米)
(監)トニー・スコット (脚)ジム・キャッシュ ジャック・エップスJr.
(主)トム・クルーズ ケリー・マクギリス ヴァル・キルマー アンソニー・エドワーズ ティム・ロビンス メグ・ライアン
86年の全米No.1ヒット映画だそうで、よく耳にした音楽が懐かしいですが、内容は特になんっちゃーない・・よくある話で退屈。
主人公も特に魅力的でもなく、ヒロインもテキトーな役割だし・・せいぜいヴァル・キルマーがカッコ良かったからモッた様なカンジ。(^^;
主人公の親友の妻役のメグが、噂に聞いてた以上にバカっぽい役だったのが自分の目で確認出来たのと、
むちむちしたトムの○○○を包む真っ白い○○○だけが、みょ〜〜〜〜〜に印象に残った。
まあ、これは、スクリーンで見ると、あの大空とスピード感は楽しめるのだろうな〜と言う感じはしましたが。 【TV】

トト・ザ・ヒーロー
TOTO LE HEROS (91・ベルギー=仏=独)
(監)ジャコ・ヴァン・ドルマル (脚)ジャコ・ヴァン・ドルマル
(主)ミシェル・ブーケ トマ・ゴデ クラウス・シンドラー サンドリーヌ・ブランク ミレーユ・ペリエ ジョー・ドゥ・バケール
両親と姉弟と一緒に、平凡ながら幸せに暮らしている少年トマ。
しかし彼は、同じ日に生まれた隣の裕福なカント家の息子と、産院で取り違えられたと信じていた。
タイトルから、健全路線のファミリー物かと思ってたら、そんな感じでもなかった。
いや、かなりいけない悪戯とかあってさ、姉弟でもイケナイ雰囲気あったりしてさ、
そもそも殺人事件から始まったし・・掴みはOK。(え)
トマと姉アリス・・ 2人の行き過ぎた悪戯は強烈に記憶に残る結果に。
どちらかと言うと引き気味な男の子トマに対して、攻めるタイプなアリスは印象が強い。
黄色いドレスで巻き毛の女の子は絶対アリス!・・な思いにかられても解る気がする。
でも、トマがアルフレッドの立場になりたかったのって、どうしてだったのかな?
最初は、ただカント家がお金持ちだから、かと思ってたけど、もしかしてアリスを愛し過ぎてしまったから?
エブリーヌとすれ違う時は、オイもう少し待てよ、と。(^^;
で、アリスへの想いを彼女に重ねて、アルフレッドもまた同じ事をしていたのが、何とも・・。
・・彼もまた主人公だった、って感じ。
2人共、アリスを愛し続ける事が人生の中心になり過ぎてしまったのかな?
そして最後、トマはどうしてあんな事をしたんだろう?
ずっとアルフレッドに持ち続けた感情をあそこで終結させたかったのかもしれないけど、
その時の彼の本当の思いは・・どうだったのかな?ただ、自分には、ずっとアルフレッドを意識して来たんだから、
最後くらいは実際に彼になって全てを引き受けたらどうなん?・・って感じで、
これまで自分の人生をちゃんと受け入れてなかった不甲斐なさに、自身でオトシマエをつけた様に見えたわ。
全然そうじゃないのかもしれないけど;; ・・この辺は、色んな感じ方があるんだろうな?
そんな風に色々と自分なりな思いを巡らす事が出来る物語はとっても好き。いつものヘボ推理と大差なくても。(^^;
でも、↑彼もまた主人公だった、って感じた様に、どちらの人生だったとしても、生きるのは自分自身でしかないよね。
あ、今、真央ちゃんの言葉がふと頭をよぎった・・! 「(どんなに大変でも)浅田真央から逃げる事は出来ない」。
Fスケオフシーズン故、寂しくてついスケネタが出てきてしまうわ〜(^^ゞ
目の前を通り過ぎる電車の隙間から見える何か、目の前に当たり前の様に突然現れては消える何か、
その一瞬一瞬は、現実なのか幻なのか・・。
フランスって火葬なんだ〜とか、散骨してる〜とか、空から見下ろす緑って美しいな〜とか、
あんた、タバコ隠すのも同じじゃんか〜とか、陽気な音楽聞きながら、どーでもいい事を思いながら
・・涙が溢れていたわ・・。   ジャコ監督も・・時をかけるオヤヂやな?(¬з¬)
アリス役の子、勝気でいて神秘的・・な個性が光っててとても良かった。他には何に出てるのかな?
子供時代のトマも可愛いかった。大人になったトマとアルフレッドは、子供時代の体型が逆転してたわ。(笑)
余談だけど、自分が産まれた時も病院が火事になって、親子で逃げるそのままに退院したらしい。
ボヤ程度だったかも?だけど、トマとちょい似てる。「私も本当は財閥のお嬢様だったはず!!!」
・・と思った事はないけど・・大昔そんな内容の物語流行ったなぁ(笑) とは言え、いつだって事実は小説より奇なり。
誰でも、物語以上に色々とドラマのある人生送ってるよね。世の中、みんな主人公〜 ( ^^)人(^^ )
おまけ・・ あの母親の頭から血が・・にはビックリしたわ〜まさか・・ねぇ( ̄∇ ̄;  【DVD】

トナカイのブリザード
BLIZZARD (03・米=カナダ)
 
(監)レヴァー・バートン
(主)ブレンダ・ブレシン ジェニファー・ピサナ クリストファー・プラマー ゾーイ・ワーナー ケヴィン・ポラック ポール・ベイツ ウーピー・ゴールドバーグ
 
親友が引っ越してしまい落ち込む姪っ子ジェスを心配したミリー伯母さんは、彼女にあるクリスマスのお話をする。
それはスケートの大好きな少女ケイティとクリスマスの国のトナカイの友情の物語だった。

クリスマスにお子様と一緒に安心して見られるファンタジー。
これ、どっぷり深夜に放送してましたが、こう言うのこそ、親子で見られる時間帯に放送するべきなんじゃ?
相変わらず、TV局の放送の仕方はワカラン。
物語は、少女達の友情や家族愛が中心だけど、人生の楽しみ方や、規律の正しいとらえ方?など、
ファミリー映画ではヘタすると説教臭くなりがちなエピソードもとても良い加減で描かれていたので、
トウの立った天邪鬼な大人ながら、素直にこの世界に入れたし、ちょこっとウルウルもしちゃったわ。
”スケートも人生も、転ぶものさ!でもそこから立ち上がる事が大切。
立て!立つんだ、ジョー!立つんだ、ケイティー!”(最後一行は常套句・・笑)
ケイティの居る人間界も、トナカイのブリザードの居るサンタ界?も、なんだか男尊女卑を感じる時代だね。
ブリザードは、しかしながら、相当なアネゴ肌。まあ、その位じゃないとやってけなかっただろうな。
男勝りでありながらも、細やかな思いやりもあって トナカイにしとくのはモッタイナイ!なお方です。(笑)
ケイティに意地悪する女の子は、そのまんま”フィギュアクイーン”とでもお呼びしましょうか。
(おや?どっかで聞いた様な呼び方だな)
昭和のバレエ漫画みたいな嫌がらせもしていたけど、
(おや?平成でも嫌がらせならありますねー?)
ケイティの素敵な滑りを素直に認めた彼女はえらかったね。
もしかしたら、ケイティの「スケートが大好き!」って気持ちが伝わって
自分も本当はそうだった、って事を思い出したのかも?
(一生思い出せないと悲劇かもね・・何の為に滑ってんだか・・なんて)
物語のラストは・・まあ、想像のつく終わり方ではあるけど、こんな風に(父母だけでなく)親戚の誰かとかが、
ここまで(実子じゃない)子供の事を考えてくれる愛情深さにじーんとさせられたわ。
ジェスも、家族や伯母や、自分を誘ってくれるお友達がいる事にきっと感謝して、楽しいクリスマスを過ごせただろうね。
こうでなくっちゃ!さすが世界のサンタ様!・・な素晴らしいサンタクロースにも乾杯〜(^o^)ノ あ、妖精さんにも・・(笑)  【TV】

隣の家の少女
THE GIRL NEXT DOOR (07・米)
 
(監)グレゴリー・M・ウィルソン (原作)ジャック・ケッチャム
(主)ブライス・オーファース ダニエル・マンチ ブランチ・ベイカー グレアム・・パトリック・マーティン ウィリアム・アザートン 
   ベンジャミン・ロス・カプラン マデリン・テイラー オースティン・ウィリアムズ グラント・ショウ キャサリン・メアリー・スチュワート
ある夏の日に年上の少女メグと出会った少年デヴィッド。
事故で両親を失っていたメグは妹と共にデヴィッドの隣家のルースの元に引き取られていたのだが・・

60年代にアメリカで実際に起きた事件が元だとか。
はあ〜・・ヒドいね・・。てっきり、隣の男の子たちだけが・・かと思ってたら・・。あの叔母さん・・意味ワカランわ。
あんな風になったのは、旦那とうまくいかなかったのが原因?もしかして、旦那はメグに似た娘と出て行ったとか?
オバサン・・と言っても結構な美人で、威圧的な態度で少年達を操りまくり。
美貌と(少年達にとっての)物分りの良さで、まるでこの日の為に普段から彼らを手なずけていたかの様。
エサはビール程度でさ〜。
彼女は頭オカシイとしか言いようがないけど、少年達がそれを拒否出来ない雰囲気になっているのが恐いね。
少年達は、  調子に乗る→少しは躊躇→大人である叔母さんをうかがう→叔母さんはGOサイン、もっとけしかける
→大人がそう言うなら全て大丈夫→もっと調子に乗る  ・・てな感じ?
ストレスのはけ口とか好奇心とかが一線を越えてエスカレート・・するのが何ともキブン悪い。。
常連の少年達の他に、少女達が加わるのにも驚いたけど、やっぱり大人が与えるプレッシャーのせい?
子供の時って、大人は絶対なんだと思わされてる部分ってあると思うし・・。その微妙な年齢の扱いの上手さが何とも・・。
そんなだったので、結末には不満。そこは事実に近いのかもしれないけど、やりきれないよ。
メグが味わった苦痛を、あのババア・・もとい、あの叔母さんにも味わわせてやらんと気が済まん!
・・と思う私も地獄行き?メグの爪の垢を煎じて飲めと?(汗)
しかし、そんなとんでもない鬼畜女のお住まいは、まるで健全TVドラマみたいにとても明るい色調で可愛いの。
妹がお仕置きされるベッドにも、可愛いキルトのベッドカバーが掛かってたし(白地に、小花を基調としたサンプラー?)
赤(ピンク?)や青のログキャビンみたいなのも部屋の隅に畳んで置かれてたわ。
住人はそんなお家の可愛さとは真反対、ってのがねぇ・・。しらじらと・・恐いわ・・。
そして、地下室も・・。「地下室」は、自分にとっては「最恐アイテム」の一つなので。(^^;
いや、でも冗談抜きで、全米から地下室をなくしたら、犯罪も激減するんじゃないかと・・本気で思う;;  【DVD】

となりのトトロ
(監・脚・原)宮崎駿 (作画監督)佐藤好春 (音楽)久石譲
(声)坂本千夏 日高のり子 糸井重里 北林谷栄
宮崎アニメの中では好きな作品です。
音楽、ちょっと「戦場のメリークリスマス」を思い出す・・←いかにも音楽にウトい人の感想。^_^;
『だ〜れがいったんけ〜?』『しらね』(だっけ?)のシーンが子供に大ウケ。お婆ちゃん、いいなぁ。
他もみんな可愛いけど、『早くよくなって、オバケに会いたいわ』って言うお母さんもなかなか。(笑)【ビデオ】【TV】

隣のリッチマン
ENVY (04・米)
(監・製作)バリー・レヴィンソン (脚)スティーヴ・アダムス (製作)ポーラ・ワインスタイン
(主)ベン・スティラー ジャック・ブラック レイチェル・ワイズ エイミー・ポーラー クリストファー・ウォーケン アリエル・ゲイド
あれっ?隣のヒットマン?なんかそう言うタイトルのもあったよね?(既に混同)
見てたら、全然殺し屋の話ではなくて(当たり前)でも、発明品がヒットする話だから、あながち混同も間違いではないかも?(笑)
その、ヒットする発明品は、ペットのフンを消してしまう”ふんこらホイ”って商品なんだけど、
その名前が可笑しいって!翻訳者さんのセンス、カワイイ〜(笑)
でもさ、消えてしまったフンはどこに??・・の顛末は、もうちょっとぶっ飛んででも面白かったんじゃ?
例えば、出した本人(動物)にまとめて戻ってしまう・・とか・・星新一のパクリみたいな発想ですか?(汗)
他の発明品の一つの便利テントって、あれ、日本の蚊帳じゃないの〜?
大富豪のデザートのフランは・・ポッキーのリッチ版かと。(違う)
ホームレスが絡むすったもんだはイマイチ面白くなくて、ウォーケンなのに勿体ないな〜と思いつつもどーでも良かったけど、
軽く見てた隣人に嫉妬する主人公には、嫌なヤツって思いながらも、演じるベン・スティラーが好きなもんだから、
気持ちが好意的に見ようと努力してたわ。あれっ・・ウォーケンも好きなんだけど・・その差は何?(^^;
隣人もJBなんで、嫌いになれないし〜・・と言うか、いつものアクの強いヤツじゃなくて無邪気で穏やかだったのでちょっと和んだわ。
でもまぁ、そんな隣人だから余計プライドの高い主人公はイラッとしたのかもしれんけど・・。
人の気持ちって、ちょっとした事で揺れるけど、何かコトが起こると、その揺れ幅がいきなり広がってしまったりするよね?
私もどっちかと言うとそう言うタイプかもしれないので、努めて、「周囲の事は気にしない〜なんですか〜なんですか〜?」・・な態度をしてるわ。
♪バルでリー・バルでラー・バルデロー・バルデラハハハハハ♪・・・って、めっちゃ懐かしい響き。幼い頃、よく歌ったよ♪←マジで。 【BS】

ドニー・ダーコ
DONNIE DARKO (01・米)
(監・脚)リチャード・ケリー
(主)ジェイク・ギレンホール  ホームズ・オズボーン メアリ・マクドネル キャサリン・ロス ジェナ・マローン
【いきなりネタバレあり!】
元々、自分自身の概念としての『世界の終りイコール自己の消失』・・と言う考えは持っていたので、この作品がサバイバル大作物で
ない限りは、その線かもしれないな、とあらかじめ予想していたし、そんな考えを持っていなくても、始まって間もなくの両親の会話の中で
簡単に予想は出来たと思う。なので、現実的なフツーな世界の終りから離れた部分、つまりドニーの精神構造の方に興味が行き、
その世界に浸れるかどうかが、最大のポイントだと思ったのですが・・・いやぁ、浸れました〜!(^○^)
きっとコレがイマイチだったら、ボロクソ言ってると思うけど、すごく共感?して・・(危ない?)理路整然とした物をも超える因果関係とか
考えれば考えるほどワクワクしてしまうエッセンス山盛り!なので自然とラストでは感動して涙!コレ観て泣いた人なんているのかなぁ?
まいったなぁ〜。自分としては、たとえ設定がネタばれしてても、内容が充実してれば全くOKだと言えるいい例だったかも。
ちょっとしたユーモアも面白かったし、とあるシーンなんて、思わず拍手しそうになっちゃったよー(笑)とにかく私にはアタリな『青春映画』!
ツボを刺激されました。やっぱり思春期なのねー!・・・いや、でもまだよく解らない謎はあるんですがね・・例えば、赤いジャージの男とか・・何?
それに、こうして感想述べてても、これはきっと私だけの解釈なんだと思う。涙のワケも・・(苦笑)
----*----*後にDVDで、赤いジャージの男の正体なんぞも明かされてました。まあ、謎な方が面白かったかもしれないけど、ちょっとスッキリ。
それにしてもこの作品、やっぱり「愛」を感じるのよね〜。何度見てもウルウルしてしまう。ドニー君♪大好き!【KBCシネマ】【DVD】

殿、利息でござる!
 (16・日本)
 
 
(監・脚)中村義洋 (脚)鈴木謙一 (主題歌)RCサクセション
(主)瑛太 阿部サダヲ 妻夫木聡 竹内結子 寺脇康文 きたろう 千葉雄大 山崎努 草笛光子 橋本一郎 中本賢 西村雅彦 
   堀部圭亮 重岡大毅 松田龍平 斉藤歩 芦川誠 中村ゆうじ 上田耕一 山本舞香 岩田華怜 
(友情出演)羽生結弦
江戸時代の仙台藩。 重税によりさびれる一方の宿場町・吉岡宿を案じる酒屋の十三郎は
知恵者の篤平治から町を救うある突拍子もないアイディアを聞かされる。

今で言うと、斜め上なアイディア?(笑)
でも御上絡みとなると出した方も半分は冗談だったんだろうけどね、
変に生真面目な十三郎に打ち明けたのがいい具合に混じりあっての行動となったよね。
実話が元だそうで・・目の前の私利より町の存続〜発展に奮闘する姿には素直に応援。
そりゃひいては自分達の生活の為ではあるんだろうけど、先の見えない事に対してなかなかここまでは出来ないよね。
それに、その基盤となるのが、身近な人達への信頼、そして地元愛。
これは仙台の話だけど、イマこうして自分達が一応普通に生活出来るのも
その土地その土地での昔の色々な気骨ある方々のお陰でもあると思うし、
だからこそ、これからも自分達は地元や故郷を大切にしないとなぁ
・・って、貧乏人(自分)はお金関係ない所で何らかの貢献を暫し考えるのであった・・(^^ゞ
あの、現代の風景に切り替わった所にはジーンと来たしね。
物語としては、まあ予定調和だし、例えば浅野屋の人達の心情とか、
実はこうだったと説明するだけの薄味仕様なので、若干物足りない所はあったけど、
イマの日本人に、受け継ぐべき魂を思い出させてくれる良い作品だったと思う。
普段こう言うジャンルの作品は劇場では観ない自分だけど、今回は何故?・・ってのの答えは言わずもがなだけど( ̄∇ ̄;
実は、観ている間ずっとゆづの事は忘れてた・・ことにあの登場シーンになってから気付いた。
棒演技だったらどうしよう〜学芸会だったらどうしよう〜;;って、登場すると突然心配マックスになったけど(笑)
意外と堂々としてて、まあ及第点ではないでしょうか。(←えらそうに評価・・笑)
外見が若いのでどうかとも思ったんだけど、重村ご本人も24歳くらい?だったそうだし、
ゆづの前にジャニーズか何か知らんけど若手の男の子がちょんまげで登場してたので
それもゆづ(の普段とのギャップ)に対するワンクッションになって、違和感もさほどなかった。(笑)
と言うか、最後のあの去るシーン・・あれは良かったねえ。
若干イラッとした負けず嫌いオーラ出しながらも真っすぐに進んでいくあの姿、普段のゆづとピッタリじゃん!(≧∇≦)
ゆづは地元愛での友情出演だったけど、蒼い炎もチャリティー本だし・・色々貢献しててえらいなぁ・・。   【TOHOシネマズ】 

扉の影に誰かいる
QUELQU'UN DERRIERE LA PORTE / SOMEONE BEHIND THE DOOR / TWO MINDS FOR MURDER (70・仏)
 
 
(監・脚)ニコラス・ジェスネール (脚)マルク・ベーム (脚・原作)ジャック・ロベール
(主)アンソニー・パーキンス チャールズ・ブロンソン ジル・アイアランド アンリ・ガルサン アンドレ・ペンヴルン
 
妻の不倫を疑う精神科医のローレンス。たまたま診察した男が記憶障害だと知った彼は、その男を自宅に連れ帰りある計画を実行しようとする。
物語ほとんどがローレンスの邸宅で展開される、ちょっと舞台劇みたいな感じ。
医師と患者と言う、しかも自己に不安を持つ患者を、信頼させながら利用するの恐いな〜。
と言うか、卑劣すぎやろ、たとえその人が元々悪いやつだったとしても。
このタイトルは最初あまりピンと来なかったけど、直接には手を出したり汚したりせずに扉の向こうから操る
(実際、扉の陰〈文字違い〉に隠れてたねw)とか、精神科医って言う立派な職業が作る影〈文字通り〉・・の事なのかもね。
しかし、それより何より、本作で一番印象的だったのが、
いや、印象的と言うかピンと来なかったのが、 いや、ピンと来なかった事が印象的ってのもナンだけどw
こんな役をあのブロンソンが?! ・・ってのが、もうね、自分としては「え?!」って感じで。
だって、パーキンスに操られる役よ? あのパーキンスよ?アンソニーちゃんよ?
例の映画でサイコイメージ定着し過ぎちゃって、以降、何に出てても、あ、サイコ!って思われちゃって
きっとめっちゃ嫌だったろうな〜って想像に難くないパーキンスよ? んなもん、絶対ココでもサイコ野郎やろ!(笑)
そんなパーキンスにあのブロンソンが素直に従っててさあ〜・・
いや、覚醒したら秒でぶちのめすよね?・・って未来しかなかったんだけど、
うん、まあ、かなりの時間おとなしくしてたからさ、あれ?見間違い?ブロンソンじゃない?そっくりさん?もしかして常田富士男?
・・とか思っちゃったりもして。\( ̄∇ ̄;
まあそんな感じで、不思議なブロンソンでした。(総括)
後で知ったけど、パーキンスの妻役の女優(J・アイアランド)は当時ブロンソンの妻だったらしい。(´-ω-`)    【BS】
 

飛ぶ教室
DAS FLIEGENDE KLASSENZIMMER (03・独)
(^^)
(監)トミー・ヴィガント (製作・脚)ウッシー・ライヒ (脚)ヘンリエッテ・ピーパー フランツィスカ・ブッフ (原作)エーリヒ・ケストナー
(主)ハウケ・ディーカンフ テレザ・ウィルスマイヤー フィリップ・ペータース=アーノルズ フレデリック・ラウ ウルリヒ・ノエテン
はい、原作読んでません。( ̄∇ ̄;) なので、前半の展開には少し間延び感あって、入り込むまでに時間がかかった・・けど、
中盤からはどんどん面白くなってきたよ。何よりも、生徒と先生の間で色々あっても、結局お互いの信頼が深まる所には感動・・!
こんなにいい関係ってイマドキある?誤解や引っ掛かる部分が出ても、それをきちんと説明したりクリアして行く演出がしてあって、
とても良心的だと思った。このへんはやはりダテに読み継がれてる児童文学ではないなあと思ったし(笑)
うまく舞台を現代にアレンジしてある様にも思えた。女の子もとても可愛いかったしね。
すさんだ少年達の話が多いこの頃なので、こう言う物語には、楽しさと同時に救いを感じてしまうよ。 【KBCシネマ】


      

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