デイ・アフター・トゥモロー
THE DAY AFTER TOMORROW (04・米)
(監・脚・原作)ローランド・エメリッヒ (脚)ジェフリー・ナックマノフ
(主)デニス・クエイド ジェイク・ギレンホール エミー・ロッサム ダッシュ・ミホーク ジェイ・O・サンダース イアン・ホルム
こう言う作品って、あらかたの筋やCGは分かりきっていると思うので、それをどんな風に魅せてくれるのか、
ドニー君(ジェイクの事)はどんな風に活躍するのかと、最初それだけに注目して鑑賞したけど、ああ、そうか〜こんなんなのね〜
こう言う事態は初めてだわ〜こりゃスゴイ〜どうもならんよね〜・・と、結構、新鮮な驚きがありました。
いや、殆どはドニー君ばっかり見てたけどさ〜。ププッ ( ̄m ̄*)
実は、冒頭からちょっと楳図先生の「漂流教室」(映画でなく原作の方)とオーバーラップしちゃって。(一部「バーティカル・・」だったけど・笑)
人類の発展によってもたらされた災害を忘れてはならない・・って肝に銘じながらも、でも人間なんてその時その時で違うモンなぁ・・
同じ事繰り返しがちだよねぇ・・そう思うと「漂流教室」の”未来人類”ってホントによくデキた生き物だよね〜・・人間に彼らの半分でも
”学習伝達能力”さえあればねぇ・・な〜んて、気が付くと、全然関係ない世界の未来生物の能力を、
改めて羨ましく恨めしく思いながら楳図先生を讃えていたよ。エメリッヒ、ごめん。(←完全トリップ状態)
【以下ネタバレ!】
ドニー君の父が助けに来てから割合早いうちに、他の人達の救助も出来た所が印象的。(^^;
父が行かなくても、ちょっと待ってりゃみんな無事に助かったんじゃ?なーんて事は言いたくないけど(言ってるか?)
でも、あれで親子の信頼は強まったんだろうね。行かなきゃ親子関係が氷点下だよね。
サバイバル物には必ず残念な結果があるのが辛いけど、生き残った人達には信頼関係があって欲しいし、前見ていかないと仕方ないよね。
これはフィクションとは言え地球温暖化は深刻。こんなにならない様に、小さな事でも出来る事はしないとねぇ・・と、
日本人離れした日本語を喋る日本人や、ニヤけた顔のせいで真剣なのにそう見えないのがちょっと悲しい宇宙飛行士を思い出しながら
真面目に考えてしまったよ。所で、この作品をつい「デイ・アフター・田口トモロヲ」と言ってしまうのは私だけ?(思考既に氷河期) 
 【ユナイテッド・シネマ】

DEAR WENDY ディア・ウェンディ
DEAR WENDY (05・デンマーク=仏=独=英)
(監)トマス・ヴィンターベア (脚)ラース・フォン・トリアー
(主)ジェイミー・ベル ビル・プルマン マイケル・アンガラノ クリス・オーウェン アリソン・ピル マーク・ウェバー ダンソ・ゴードン
普通の少年が、普通の趣味の様に銃に魅せられていく様子が興味深い。
しかし、魅せられたものが銃だからねぇ・・ジュディ・オングじゃないし・・(古いし関係ないし)
ただ飾っておく、だけじゃすまないよね。そして、なんでこ〜なるの〜(;´д` ) な結末に。
いや、そうなる事は最初からわかってた気もするけど、それでもそうなのね・・としか言いようがない。
そうなる事はわかってても、あの状況は私にはあまりピンと来なかったし。
わざわざそう言う風にもっていった様にも見えて、イマイチ理解に苦しんだ。
あの結末(と言うか、クライマックス、かな)がなければ、心理ドラマとしてかなり面白かったのにな。
でもジェイミー君はこの作品に合っててとても良かったです。これからもこの調子で、自分の個性に合った作品に出てね!【DVD】

ディア・ドクター
 (09・日本)
 
 
(監・脚・原作)西川美和
(主)笑福亭鶴瓶 瑛太 余貴美子 八千草薫 香川照之 松重豊 岩松了 笹野高史 井川遥 水島涼太 冷泉公裕 キムラ緑子 安藤玉恵
   川原さぶ 高橋昌也 中村勘三郎
 
寄り添う事の優しさ、そして美しさ・・。
見栄や欲望から始まった事でも、受け止めてくれる人によって形を変える事も出来る・・そこに救いを見る様だった。
許されることではないにしても、白黒だけで判断出来ない世の中や心情がしみいった。
八千草薫と余貴美子、良かったな。父親のペンも印象的だった。   【BS−NHK】 

Dearフランキー
DEAR FRANKIE (04・英)
(監・撮影)ショーナ・オーバック (脚)アンドレア・ギブ
(主)エミリー・モーティマー ジェラルド・バトラー ジャック・マケルホーン メアリー・リガンズ シャロン・スモール ショーン・ブラウン
   ジェイド・ジョンソン アン・マリー・ティモニー カル・マカニンク
ここに出てくる母親、何バカな事やってるんだろ?・・って最初は呆れてたけど、彼女の事情が分かってくると、
その行為を、祖母と同じ様な気持ちで見守ってしまった。子供を想うあまり、ついついてしまった嘘・・それは子供以上に
自分自身を欺いている事くらい、聡明な彼女には充分承知だったろうに、それでもそうせざるを得ない程に追い詰められた
彼女を思うと苦しかった。けれど、とても丁寧な描写で、
そんな彼女の心情や、取り巻く人たちの温かさなどもしみじみと
感じられ、後味の良い、好感の持てる作品だった。こう言うのを珠玉作、って言うのかなぁ〜。
しかし、この作品で一番素晴らしい・・!と思ったのは、そんな母親に守られているフランキー少年の”時間(とき)”。
親にしっかり反抗する一歩手前、女の子にウツツを抜かす一歩手前、そして、自分と周囲を素直に見つめられる”時間”。
こんな、きっと
ほんの短い期間であろう少年期に焦点が絞られていたのが、何よりも貴重に思え、胸にしみ入った。
【以下、さりげなくネタバレしてるかも。未見の方はご注意下さい】
そして、そこにとてもリアルな空気を感じたのは、自分にも似た様な子供時代(代理父登場〜とかDVじゃないけど;;)
があり、同じ様に、子供(自分)を気遣ってくれる大人達の愛情を感じていた事実もあったからかも・・。
そして、あのラストを見ると、まさに子供とはそうなんだよね・・親が知らないうちに、親が感じる以上の空気を感じ取り、
自分なりに納得し、親にも負けないくらい周囲に気を遣ってるものなんだよね・・そうして、いつの間にか大人になっていくんだよね・・
自分の子供達も、何かなくてもそんな風に歩めているのかな、とか・・現実的に感慨深い物があった。
主演のエミリーは、ちょっとミュウミュウとシャーリー・ヘンダーソンを足して2で割った様な外見で、あまり個性的とは言えなかったけど、
代理父を意識し出してからは、なんだかとても可愛いく見えて、はにかんだ表情など、こちらまでテレたり・・と、
観客を巻き込む演技の出来る(?笑)素敵な女優さんだなぁ・・と思った。ちょっとお腹が出てる様に見えたので
妊娠でもしてるみたいなスタイルね〜・・って冗談で思ってたら、本当に撮影中妊娠5ヶ月だったそうで。(^^;ビンゴ!
代理父役は、あの「オペラ座・・」のファントムさんだったんだけど、彼、目がとてもキレイな人だったのね〜・・。
「オペラ座・・」では全然そんな所まで気付かなかったよ。ちょっと、初期のラッソ(R・クロウ)みたいな瞳・・だね。
でも、ラッソでこりた(笑)私は、もうこのテのキレイな瞳には簡単には騙されませんよ!?(≧▽≦) 【KBCシネマ】

D.O.A.
D.O.A. (88・米)
(監)ロッキー・モートン アナベル・ヤンケル (脚・原案)チャールズ・エドワード・ボーグ (原案)ラッセル・ルーズ
(主)デニス・クエイド メグ・ライアン シャーロット・ランプリング ダニエル・スターン ジェーン・カツマレク クリストファー・ニーム
発端は小説を巡る事件・・だけど、どら焼きみたいに、お話が皮とアンコにしっかり分かれていた印象。(どう言う印象よ)
アクションがメインになる部分は今ひとつ。最初のミステリーな雰囲気は好みだったので、そんな路線でずっと進んでくれたら良かったな。
メグちゃんはあんまり輝いてなかったけど、もしや私生活ではこれでクエイドとLoveLoveに?
でも接着剤で、って・・一昔前のナンセンス・コメディですかいっ・・(一昔前の作品だけど・笑) 【TV】

T2 トレインスポッティング
T2 TRAINSPOTTING (17・英)
 
(監・製)ダニー・ボイル (脚)ジョン・ホッジ (原作・製作総指揮)アーヴィン・ウェルシュ 
(製作)アンドリュー・マクドナルド クリスチャン・コルソン バーナード・ベリュー (製作総指揮)アロン・ライヒ
(主)ユアン・マクレガー ユエン・ブレムナー ジョニー・リー・ミラー ロバート・カーライル ケリー・マクドナルド シャーリー・ヘンダーソン
   ジェームズ・コスモ アンジェラ・ネディヤルコーヴァ アーヴィン・ウェルシュ アイリーン ニコラス ポーリーン・リンチ
 
20年ぶりに故郷エディンバラに戻って来たレントン。
その頃、妻に愛想を尽かされたスパッドは激しい後悔の念と孤独に苛まれていた。

「トレスポ」大好きなので久々に前売り買って鑑賞〜。
いやぁ・・年月経ったのね・・って改めて思ってしまった本作・・、なんと言うか・・現実はシビアね・・って当たり前だけど、
前はやっぱり♪若さゆえ〜若さゆあん〜若さゆえん〜(早々に意味不明)だったんだなぁ、と。
もうそう言うの言い訳にも何にもならないし、世間や年月はただただシビア以外の何物でもないな、と。
と言うか、早い話、みんなてんで変わってない・・!( ̄∇ ̄;
で、そんな彼らが鏡の様に自分を映したりもして・・複雑な心境に。( ̄∇ ̄;
物語はさほどぶっ飛んだり爽快感ある訳ではないんだけど(これは前もだね。あくまでもぶっ飛んでたのはヤク中の彼ら)
今回も似た様なテンポで、イマの時代をシニカルに描きつつ、前とチラホラとリンクしたりと、
ボイルらしい、いかにも〜な演出(わかるよね笑)が面白かった。
音楽も好きな系統(←ざっくりな分類)なのでサントラ欲しいわ。(ちなみに前のは2枚とも購入)
それにしても、4人ともホントどうしようもないロクデナシだよね〜・・なのになんでこうも憎めないんだろう。( ̄∇ ̄;
今こうして集まってくれただけで感涙モノと言うか・・
もう同窓会に出席してくれたかつての悪童を目を細めて見つめる担任みたいよ>自分。( ̄∇ ̄;
レントン・・相変わらずの若い娘好き(爆)だし、抜け目ないな〜・・サイモンの怒りも解る;;
サイモン・・前も今回も(自分にとっては)一番つかみどころのないキャラ。
と言うか、いつも人によっかかってる風にしか見えないのがちとツライ。
昔若かったダイアン、ちょっと出なのに破壊力が素晴らしい。女子はしっかりしてるな〜。
スパッド・・あ〜奥さんと別れたんだ〜その前に、結婚出来てたんだ〜(笑)
奥さんはシャーリーだったのでもっと絡みを観たかったな。一番地味に見えて超個性的なスパッド大好き。ゆえんも〜♪
同じくらい好きなのがベグビーなんだけど( ̄∇ ̄;(←あんたほんとにそれでいいの?)
触るな危険!が度を越したかと思ったら、息子が絡むと一気に反省とは。(爆)
やっぱトシいって立場や体調(←?)も変わると人も多少の変化はあるよね・・
と言いつつ、根本的にはさほど変わらん気はするけど。(え)
自分にしても、これまでの時代時代の環境や立場(と体調w)で、
本質からどの部分がどんな風に引き出されていたのかな?などとふと思ったりも。
トシの重みと世間のシビアさに左右されないモノがあるとすればそれは何?
果たしてその何かを自分は選んだり掴む事が出来てるんだろうか?
何かを待ちつつ何かを探しつつ・・続いていく人生の中で。
などと思いながら最後のレントンの部屋〜〜〜に吸い込まれそうになって目が回ったわ。(笑)
これ観た後、前のも見たくなったよ。でも胸がキュッとするかも〜・・(*´Д`)   【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】
 

ディーバ
DIVA (81・仏)
 
 
(監・脚)ジャン=ジャック・ベネックス (脚)ジャン・ヴァン=アム (音楽)ウラディミール・コスマ
(主)ウィルヘルメニア・フェルナンデス フレデリック・アンドレイ リシャール・ボーランジェ チュイ・アン・リュー アニー・ロマン
 
音楽を愛する郵便配達夫の青年ジュールは、憧れの歌姫(ディーバ)の舞台でその歌声を盗み録りしてしまう。
・・と言う所から始まる、彼のディーバへの想い・・の物語かと思ってたら、それだけじゃなく、
別の犯罪組織の内幕暴露テープと、ディーバの歌声のテープとを巡っての、殆どサスペンスな物語でした。
この作品はずっと前から見るつもりでいたのに、さあ見ようと思った時にはレンタル屋からビデオが消え、
そのまま数年が経ってしまい・・(そう言う理由で未見の映画は沢山あるんだけど)
・・で、今回「午前10時の映画祭」でやっと観る事が出来て、ちょっと嬉しかったです。
・・が! それとは裏腹に、正直、想像していた程には好みではなかったです。
二つのテープを巡ってのもつれ具合があんまり面白くなかった・・;; それと、あのベトナムの少女がなんか・・うーん・・
これは全く個人の根本的な好みの問題なだけなのかもしれないけど、ダメだった・・(汗)
きっと、彼女に関してはツボな人のが多いんでしょうが、と言うか、この作品好きな方は、ココがツボじゃなきゃナイんじゃ?とも思うし、
あの広々とした空間の異質さとか、この作品が公開された時にはかなり面白い感覚ではあったんだろうな、とは思ったけど、
(メトロにテイタム・オニールの「リトル・ダーリング」のポスター発見・・その時代なのね?)
今(2011年)こうやって初めて観た正直な気持ちとしては、
ちょっと構えすぎと言うか・・まるで、一昔前のトレンディ・ドラマでも見てる様な気持ちになっちゃって。(確かに一昔前だけど)
ボーランジェは好きなんだけどな〜良かったんだけどな〜・・このパートは肌に合わなかったです。
・・と言うか、ボーランジェ、あんた何?(爆)
ただ、ジュールとディーバのパートはかなり好みでした。特に、2人がパリをお散歩するシーンとか・・素敵でちょっとポ〜ッ♪
芸術に関しては・・思い入れ、考え方は色々あるから難しいね。
海賊版にしたって、売る側の単なる金儲けと、必要とする側の、
お金がなくても少しでも芸術に触れたいと願う純粋な気持ちとが絡み合ってるものね。
真の芸術って何なんだろう・・って言う答えも出ないまま、ただただ美しい(本当に素晴らしい)ディーバの歌声がこだまするばかり。
あ、そう言えば、殺し屋の1人、ドミニク・ピノンだよね?あのアゴはそうだよね??(笑) 【天神東宝:午前10時の映画祭】
 

ディープエンド・オブ・オーシャン
THE DEEP END OF THE OCEAN (99・米)
(監)ウール・グロスバード (脚)スティーヴン・シフ (原作)ジャクリーン・ミチャード
(主)ミシェル・ファイファー トリート・ウィリアムズ ウーピー・ゴールドバーグ ジョナサン・ジャクソン コリー・バック
ジャクリーン・ミチャードのベストセラー小説の映画化。なるほど、気軽に見始めたけど、ベストセラーと言うのが分かるくらい、
親子や夫婦について色々と考えさせられる内容だった。最後ちょっとハショってジックリ感がなかったのが残念だったけど、いい作品でした。
出先でちょっと目を離した隙に子供が行方不明に・・なんて、もうヒトゴトじゃないし(汗)そして、数年経ってから見つかった後の
母親の気持ちも痛いくらい解る・・何もわからない赤ちゃん時代ならまだしも、成長して自我もしっかりしてる子供には、
もう既に彼の人生もあるものね・・それを却下して縛りつけてしまう事も出来ないよね。”家庭”と言う物の存在がとたんに無意味になったり
かけがえのない大切な物となったり、やはり形ない物を素晴らしい物に作り上げるのは人の心次第なんでしょう・・。
我が子である事を理由に、或いは、育てた事を理由に、其々が傲慢に振舞っている限りは幸せな道も見えなかったかもしれないな。
母親の気持ちも辛かったけど、一番ぐっと来たのがお兄ちゃんと弟の関係。いつも何となく弟にヤキモチやいてるみたいな反抗的な兄が
弟とバスケをするシーンとか良かったな・・そして、弟が”かくれんぼで入ってたチェストの匂い”の話を兄にするシーンは泣けた〜。
なんだかんだ言っても兄弟よね・・兄弟ってエエなぁ・・!(T_T)   子供部屋に大きな四角繋ぎのキルトがあったわ。 【TV】

ディープ・ブルー
DEEP BLUE SEA (99・米)
(監)レニー・ハーリン
(主)サフロン・バローズ トーマス・ジェーン LL・クール・J サミュエル・L・ジャクソン
そうか「ロングキス・グッドナイト」の監督さんですね〜!道理で、突如!勢い!余って!いったるでー!って感じ。(どう言う説明?)
いやホント、意表をついてましたね〜! まさかあの人が?って所も。( ̄∇ ̄;)ひょえ〜!
オーブンで料理されそうになった方は可愛いキャラでしたが、他の人間がちょっと物足りなかったかな。あっけないですね・・
サメが主人公だし細かい事はナシ?(笑)水浸しの部屋で「俺を信じろ」ありゃ?なんかどっかで聞いたような?(「タイタニック」・笑)
でも、サバイバル物としては面白かったです。サメの動きに釘付けになってました。【DVD】

デイ・オブ・ザ・デッド
DAY OF THE DEAD (08・米)
 
(監)スティーヴ・マイナー (脚)ジェフリー・レディック (オリジナル脚本)ジョージ・A・ロメロ
(主)ミーナ・スヴァーリ ヴィング・レイムス ニック・キャノン マイケル・ウェルチ スターク・サンズ アナリン・マコード 
   クリスタ・キャンベル マット・リッピー パット・キルベイン
閉鎖されたコロラドの田舎町。巡回中に実家に立ち寄った兵士サラは高熱で苦しむ母親を連れて病院へ向かう・・
・・が、そこは同じ症状の患者であふれていた。

ゾンビと言っても、色々種類があるよね〜。
しっかり死んでなるやつとか、瀕死状態で変身するやつとか、
理由も様々だけど、とりあえず、いっしょくたにしてゾンビと呼ばせて頂きます。
本作はこの間見た「死霊のえじき」のリメイクらしいけど、これは全然別物でしょう〜。
話も違うし、ゾンビ自体も、あの80年代のとは随分違ってたわ。
とにかく、速い! 行動が素早い!
前の、わらわらわらわらコンブ踊りしてるみたいなやつの5倍速はあったかも。
(コンブ踊り・・どっかで聞いたな・・笑)
「あっ、いるっ!」・・って思うやいなや、全速力で跳びかかってくるのよ!
腰なんか抜かしてるヒマなんかないよ!みんなウサイン・ボルト並みよ!
・・あ、それは大げさ? ・・猫ひろしにしとくわ・・。
で、そんな中、軍の紅一点のヒロインが「きゃ〜〜」なんて一言も発する事なく頑張ります。
弟カップルのラブラブ現場に遭遇しても、無駄な動揺など全くせずに、任務?を黙々と果たす所からして筋金入り。
お母さんの件もねぇ・・色々と。
彼女の部下がちょっとジェシー似。なので応援してたけど、あんなになっちゃって〜。
おとなしく繋がれてる所がなんだかコメディ。そんなマヌケさもジェシー似。(笑)
そして、彼が教えてくれた事・・「愛は食欲に勝つ!」
ええ子や〜。ジェシーじゃないけど〜。単にベジタリアンなだけかもしれんけど〜。
でも、だったら、息子に会いに行ったお母さんももしかしたら・・?・・って思いもしたんだけどね。
可能性として。娘(ヒロイン)が(涙のんで)シビアだった分、何か温かい展開があったかも?とか。
ところで、最後、あの某はどうして無事だったの〜?
最後の最後のアレはこっち威嚇してないでとっとと車追っかければいいのにね〜。
使えないヤツ〜だよね〜。きっとゾンビになる前もそんなヤツだったんだろうな?(^Д^) 【BS・スターチャンネル】

テイキング・オブ・デボラ・ローガン
THE TAKING OF DEBORAH LOGAN (14・米)
 
(監・脚・製)アダム・ロビテル (脚)ギャビン・ヘファーナン
(製)ブライアン・シンガー ジェフ・ライス
(主)ジル・ラーソン アン・ラムゼイ ミシェル・アン ブレット・ジェンタイル ジェレミー・デカルロス ライアン・カトロナ
 
認知症から死霊つきへ・・ってどうよ・・。 自分としては、その流れにちょっと抵抗あったかな。
ただ、大昔はそう言う風にとらえられた事もあったかもしれないね?
お婆ちゃんが良かったし、状況をカメラが追っていく様子も不穏な感じがよく伝わって来た。  【Amazon】 

テイキング・ライブス
TAKING LIVES (04・米)
(監)D.J.カルーソー (脚)ジョン・ボーケンキャンプ (原作)マイケル・パイ
(主)アンジェリーナ・ジョリー イーサン・ホーク キーファー・サザーランド オリヴィエ・マルティネス ジャン=ユーグ・アングラード
   チェッキー・ケイリオ ジーナ・ローランズ
猟奇殺人事件と言う、今では割合よくある話を興味深くしてるのが、犯人が、殺した相手に成りすましてると言う所。そして、
犯人と捜査官、お互いがお互いの心理的コンプレックスをうまく突いてくる所は面白い。
が、「キミノカワリニイキテアゲル」のコピーから感じられる、成りすまされるターゲットとしての恐怖は全然描かれてなく、
結局は犯人と捜査官の追っかけっこばかりになってしまってるのが、かなり残念。
思ってたよりもドキッとする瞬間があったし(色んな意味で;)捜査の恐怖は感じたけどね。
強いイメージが定着してるアンジーの別の面が見れたり(爆)警察にしては一癖ありそうなマルティネスとか、どんな役してても
尋問したくなるキーファーとか、お年を召されたけど何か仕出かしそうなジーナとか、どれもこれも怪しげ・・もとい、
個性的な役者に目が離せない。(¬¬)・・イーサンに至っては、最近なんとなく鶴見○吾に似てきたよなぁ〜・・と思った時点で、
もう自分の中ではヤバい・モード。(笑)唯一、ジャン=ユーグだけはマトモそうだったんだけど、あまりにも優しげな顔立ちで刑事が似合わん;;
車に寄りかかって誰かを待つ姿なんて、CMのワンショットみたいに絵になってて素敵過ぎ〜!
こんな血なま臭い事件なんて怪しげ軍団に任せておいて、とっとと引退して欲しかった。(笑)
クライマックスの不穏な空気には、ちょっと「白い家の少女」のムードも。勿論、もっと生臭いですが。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

DAISY デイジー
DAISY (06・韓国)
(監)アンドリュー・ラウ (脚)クァク・ジェヨン
(主)チョン・ジヒョン チョン・ウソン イ・ソンジェ チョン・ホジン デヴィッド・チャン
韓国(監督・主演)と香港(脚本)と日本(音楽)の共作・・と言うのに惹かれて鑑賞。あ、それとジヒョンちゃんね。(^^ゞ
知らなかったんだけど、舞台はまるまる海外=美しいオランダ・・で、祖父の骨董屋のお手伝いしながら、運命の人を心に思い描く
美しいヒロイン・・ってトコから既に少々現実離れした印象。そこに関わってくる一流殺し屋も何故かイケメン・・で、しかし女性には
オクテで優しい・・と言うのも、何だかムズガユイ。そもそも、なんで○作ってくれた相手の事を、ジヒョンちゃんは素敵な”男性”って
思い込んでんだろね?ただの町内会の親切なオバハンやったかもしれんやん!?
あ〜いや、だから益々現実離れしたロマ路線行ってるって事なんだけど、で、その殺し屋はウソンでさ、彼ってワイルドなタイプかと思いきや
よく見るとなんか穏やかな顔立ちなんだよね。特にチマッ&クリッとした眼が可愛らし過ぎて殺し屋としての迫力が全然ないので、
が刑事に対して「お前は善人だが、俺は悪人だ!」なーんてセリフ吐いても実感なし。・・と言うか、アンタ、充分イイ人じゃん!(爆)
それこそ以前「ヒストリー・オブ・バイオレンス」なんてのでハードなヴィゴやエド様(いつの間に様付け?)にシビれまくったもんだからさぁ・・
レベル違うんだもん。悪の。ゞ( ̄∇ ̄;)でもまあ一応ラブ物みたいだし、それはそれでヨシとしたい所だけど・・刑事役のイ・ソンジェ登場に
また戸惑っちゃってさ!だって場所が場所なのに・・ロマな場所なのよ、キレイな広場でさ、絵描きや花屋がいっぱいでさ、
オランダだよ〜ロマだよ〜ああ、ビューテホー!・・で、そこになんで下條ア○ム?!_(T▽T)ノ彡☆

いや、二人ともイイんだけどさ〜・・でもオランダだよ〜ロマだよ〜・・なのになんで下條ア・・ (._+ )☆\(-.-メ)
これって、なんかウソンのイケメン・キャラ扱いとえらくギャップある様な気が・・( ̄∇ ̄;)ヒロインのジヒョンちゃんも
前半の自然体で生き生きしてる所がすごく可愛らしくて♪一面のデイジー畑がこんなに似合うのは彼女しかいないっしょ!
って勢いだったので、ソンジェのアップで、いきなり現実に引き戻された・・って感じ。(そこまで言うか)
まったく、物語もキャラもレストランの蝋燭も、ウソン第一!殺し合いするラブ・メルヒェン〜でも美味しい所はウソンにお任せ!映画です。
しかし、そのギャップがこの作品の持ち味なのかもね〜。どんなにカラリとした西洋にいても、ラブ展開は東洋人ならではな・・

みんながみんな隠し事にウジウジしてて、結局ああなっちゃうんだからさ・・。ムズガユさの上に見ていてツライ。
終盤、ミステリーサスペンスっぽく観客のミス・リード狙ってる演出あるけど、これもお粗末過ぎて見ていてツライ。
【以下、ラストにふれてます。未見の方はご注意下さい】
ラストシーンはそれなりに印象的で好きだったけど、終わってみれば、結局とてつもなく悲惨な話だったなぁ・・(T_T)と、
最初のジヒョンちゃん思い出すとやるせない気持ちで一杯になったよ。それに、サイト等でラストシーンを一部
トリミングしてる様な画像があるんだけど、これって載せちゃっててイイの?ネタバレならないの?(と余計な心配)
ジヒョンちゃんが描いてる(事になってる)絵は、ファンタスティックってとってもキレイだったけどね。デイジー畑も。
それはそうと、4とか15って、初めての出会い時間以外に何か意味があったの?展覧会も4月15日だったし・・(。。?)
と言うか、4月15日は、昔の憧れのキミの誕生日だったりするもんで・・( ̄∇ ̄;)関係なし 【ユナイテッド・シネマ】

ディス/コネクト
DISCONNECT (12・米)
(監)ヘンリー=アレックス・ルビン (脚)アンドリュー・スターン
(主)ジェイソン・ベイトマン フランク・グリロ アンドレア・ライズブロー マックス・シエリオット ミカエル・ニクヴィスト ジョナ・ボボ 
   ポーラ・ハットン アレキサンダー・スカルスゲルド ホープ・デイヴィス コリン・フォード ヘイリー・ラム
仕事が忙しく片時もスマホを手離せない弁護士のリッチは、それでも平穏な日々を送っているつもりだった。
しかしある日、息子ベンが自殺未遂を起こし意識不明に陥ってしまい・・

さほど話題にもなってないサスペンスみたいだし、ちょっと面白ければいいかな程度の期待で観に行ったけど、
意外な事にしっかりとした群像ドラマで(ちょっと「アモーレス・・」を思い出した)引き込まれたわ・・面白かったです。
ラストは少しモヤモヤが残ったけれど・・。悲しい出来事ばかりだったので、最後はそうじゃなく終わって欲しいなと思ってたので。
どれもがリアルな問題だし、そんなに簡単にはいかないのは解るけどね・・。
あの後、彼らみんながどんな風になったか、自分なりの解決策を色々考えてみたりも・・。
SNSやチャット等(クレジットもか)色々なネット利用に対しての大きすぎるリスク・・。
決して他人事ではないんだな・・と思うけど、目に見えない部分なだけに
どうしても、自分だけは大丈夫・・と、なかなか実感がわかないのは確か。
そんな、見えない恐ろしさもだけど、それ以前に、ネット依存も深刻な問題なんだろうな。
身近な人とのすれ違いの虚しさから、ネットの相手に助けや癒しを求めたり・・或いは気を紛らわせたり利用したり・・
でも、ネットの相手は当たり前だけど神でもなんでもなく・・
同じく、現実を生きている生身の人・・なのは、わかりきってはいるんだろうけど、顔が見えない&匿名ってのがね、
加えて、ネットってどこに存在してるのー?(爆)なんてのがね、どうしてもつい夢みたいなモノ見てしまうトコなのかな?
クレジットも、いかにもいつでもお金あるみたいな錯覚起こしたりするしね;;
自分はどうよ?・・って思った時、色々反省する部分もあるわ;;
実際に人と顔を突き合わせて話す、ってのは大事よね。人間関係の基本なんだろうけど。
奥様連中の井戸端会議ですら超大事だと思わされたりして。(^^;
とりあえず、  みだりにプライバシーを公開しない、とか(みだらに?)
暗証番号はちょくちょく変える、とか(結局、手帳に記入) お得過ぎる話に首突っ込まない、とか(TVで懸賞の罠やってたな)
「自称」には注意する、とか(誰やねん) その程度はいつも気にかけてないとね。
俳優さん達は、どちらかと言うと見た目は控えめな印象の方が多かったけど、其々にみんなとても良かった。
ベイトマンやホープやポーラとか、元々好感持ってる俳優さんの他に、
今回光って見えたのが、レポーター役のアンドレア・ライズブロー。
キャラの微妙な立ち位置と年齢不詳な雰囲気とが重なって説得力があったし魅力的だった。
実際にも若いのかそこそこなのかよくワカランで興味。(笑) 最近ちょこちょこ見るマックス・シエリオット君達、若手も好演。
おっと、ステラン息子(笑)も出てたわ〜とっくに注目してるよ〜(ほんまかいな・・笑)  【Tジョイ博多】

ディスタービア
DISTURBIA (07・米)
ブログ
(監)D.J・カルーソ (脚・原案)クリストファー・ランドン (脚)カール・エルスワース
(主)シャイア・ラブーフ サラ・ローマー アーロン・ヨー デヴィッド・モース キャリー=アン・モス マット・クレイヴン
T劇場のタダ券期限が迫ってた時に、なにやら『裏窓』の現代版?とか言う情報を聞きつけ、面白いかも?と思い観て来ました。
・・が、ま、まあ、想像以上のコトは特にない、フツ〜のサスペンス・・いや、クライマックスがちょいと「ザ・リング」っぽくホラってたり
それ以外はサスペンスと言うよりも、
学園青春love映画みたいでねー(笑)エエのぅ、若いもんはー・・って感じですよ。(爆)
私の前に座った女の子が、てっぺんに大きなボンボンのついたとんがりニット帽をかぶっていたので前が見え難く、
「すみませんが取って頂けます?」ってお願いしたら「あ、すみません!」って慌てて脱いでくれたので助かったわ。
文句言われたらヤだなー・・とか思ってたけど、こんなに素直に受けてもらえて気持ちよかったわ。エエ子やね〜可愛いかったし。
・・映画の感想忘れる所だった・・と言うか、ストーリーについてはあんまりコレといってない・・_(T▽T)ノ彡☆
でも、主人公の男の子が足につけられる器具・・これって現実にもある訳?学校でのあんな些細な騒ぎ起こしただけで本当に
着けられるとしたら、それ重過ぎない?銃とか野放しにしておきながら、あんな程度でコレだなんて、アメリカってど〜かしてない?
なんか犯罪に対して本末転倒な感じがするよ。
拘束する前に、まず教育だろ・・愛だろ・・(笑)って思うんだけどね。
それにしても、向こうの郊外の一戸建てって広いね〜。羨ましい。男の子の部屋の感じも相応に汚くて興味深かったわ。(笑)【劇場】

ディスタンス
(監)是枝裕和 
(主)ARATA 伊勢谷友介 寺島進 夏川結衣 浅野忠信 りょう
カルト教団による無差別殺人事件の”加害者遺族”の目線から、宗教とそれが存在した社会とを考える。
・・と言う話だとは思うけど(多分?)この視点としては少々物足りない。何故彼らがそう言う集団に入ってしまったのか、
そう言う事件を起してしまったのかと言う核心に触れる事無くただ、残された人たちのひきずる無念だけを追っているみたいで、
スッキリしない。行ってしまった人と残された人との距離・・そう言う物はよくわかるんだけどね・・うーん・・。
ドキュメンタリータッチのブレブレカメラにもちょっと困りました。「ダンサー・イン・・」「ブレアウイッチ・・」なんかでも、
全然気分悪くならなかったのに、これには酔っちゃって。最初からそうだったからノレなかったのかなぁ?^_^;
このARATA君、別人〜〜!( ̄∇ ̄;)「ピンポン」のがイイぞ。雰囲気あったけどね。【ビデオ】

ディセント
THE DISCENT (05・英)
(監・脚)ニール・マーシャル
(主)シャウナ・マクドナルド ナタリー・メンドーサ アレックス・リード サスキア・マルダー ノーラ・ジェーン・ヌーン
   マイアンナ・バリング オリバー・ミルバーン モリー・カイル
   
めっちゃ恐い映画・・なーんて噂がそよ風?に乗って私の耳元までやって来たもんだから、慌てて(子連れで)鑑賞。
でも
こう言う方向の映画だとは思ってなかったなぁ〜。確かに、洞窟探検に出かけた女性6人が体験する恐怖!
・・なんだけど、正直、女性ばかり出てくる映画ならでは!・・な、女性特有のドロドロ心理恐怖ドラマかと期待してたもんで。
なので、そう言う点ではちょっと期待ハズレではあったけど、そこで頭を切り替えて見ると、これはこれで結構この時期=
日本のクソ暑い夏・・にはピッタリのホラー映画であったかもしれない。
とにかくもうヤケクソな感じが良かった。(笑)
演じてる女優達は、最初に目についたのが、あの『マグダレンの祈り』の主人公として強烈な印象を残したノーラちゃん・・だったけど、
今回は・・あ〜・・いけない・・以下ネタバレの所で!(^^ゞ
・・それと、東洋系のナタリー・メンドーサなるお方がもうすごい迫力でね。もろ、アンジェリーナ・ジョリーのパクリ・・もとい、
意識してるオーラがムンムン。主人公がえらく地味な感じだったので、余計彼女がキョ〜レツでした。と言うか、
そのヤケクソ感が良かった。(またかい)
しかし、女性って、
自分の好き嫌いに関わらず、なぜかいつの間にかグループ化してる・・って事もたまにあるよね。
元凶であるあのアンジーもどき女とだって、主人公は別に特に付き合わなきゃいけなくもなかったろうにねぇ。お気の毒。
アンジー女も悪気はなかったんだろうけど・・でも、やっぱりそのデカい態度は主人公喰っちゃってますから!
【以下、しっかりネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
主人公の友達(と言うより趣味のグループの1人)であるノーラちゃん・・明るくボーイッシュなキャラだったので、これは絶対最後までOKね!
って思ってたのに、あんなにあっさりと死んじゃうなんて・・!エジキ1番乗りじゃなかった?( ̄∇ ̄;)
洞窟に住んでた怪物は、子供曰く「ロード・・のゴラムみたい」って・・あぁー・・指輪あげたらおとなしくなったかも!( ̄∇ ̄;)
彼らは肉眼で視界に入るよりも、ビデオカメラを通して・・のが恐かったな・・視界狭いし、なんか美白肌強調されてさ。
大勢の怪物VSたった1人のアンジーもどき女・・のクライマックスは壮絶な画でしたね。きっとアンジー女勝ってるよ。(えっ)
そしてそして、真実を知ってから豹変!した主人公(またしても子供曰く「キャリーみたい」)はもう悲しい程にドン詰まりで・・。
でもさ、この世界って、実の所、彼女の妄想・・深層世界って事はないの?だってやっぱり女ばかり6人もいるんだもの・・
その
精神世界の未踏の洞窟には何が住んでるかわかんないと思うよぉーーー!( ̄ー ̄)ニヤリ 【KBCシネマ】

ディック・ロングはなぜ死んだのか?
THE DEATH OF DICK LONG (19・米)
 
 
(監)ダニエル・シャイナート (脚)ビリー・チュー
(主)マイケル・アボットJr ヴァージニア・ニューコム アンドレ・ハイランド サラ・ベイカー ジェス・ワイクスラー 
   ロイ・ウッドJr スニータ・マニ ダニエル・シャイナート
 
田舎町のバンド仲間ジーク、アール、ディックは練習と称して夜中に集まりバカ騒ぎを繰り返していた。
しかしある事が原因でディックが突然死んでしまい・・
冒頭からの雰囲気とか、ジークが愛娘によって追い詰められる所が面白かったり、
なかなか自分好みな運びだったんだけど、ディックの死の真相には正直「は?」・・って感じで、
保安官や妻と似た様な感覚だったかもしれない。 いや、その感覚、いたってフツ〜だよね?(真顔)
新米女性保安官の恋人が女性だったりする事とは次元が違うと言うか・・。
いや、そう言うの、周囲に迷惑かけないんなら別に個人の自由なんだろうけど、それによって妻子の生活も変わっちゃった訳だし・・
しかも自分にとっては愛するおんまちゃん(あ、言っちゃったよ)であっても、馬にとってはどうなの?虐待の可能性は?(真面目・・汗)
でも、そんな変態・・もとい、生理的に無理(と言えばいいのか?)な事が中心でも、
最初に言った様に、いい雰囲気でテンポ良く進んで行くのですんなり流れにのっていけて面白かったし、
細かな部分にさり気ない気配りがあったの所も自分好みで良かったので、
「この監督さん他に何撮ってるんだろ?、生理的に無理なヤツがテーマじゃないのがあればいいなぁ(爆)」
・・なんて思いながら見ていたわ。( ̄∇ ̄;
隠し事をしなければコトの悪循環を防ぐ事は出来たかも?・・と一瞬思えど、ではどこで?どっちみち変態はバレるし?
・・もとい、極めて個人的な性癖はバレるし、どこでどうやれば軌道修正出来たんかなぁ?・・って、
ジークが結構行き当たりばったりだったので、その都度ちょくちょく考えてしまったわ。
友達のアールは行動も思考も逃避一辺倒だったけど。
子供らしくダイレクトに事実を口にするジークの愛娘は面白かったけど、ピー音言葉を幼女に喋らせるのには抵抗があった。(真面目)
新米女性保安官はぽっちゃり加減が妙に可愛く安心感があった。
最後のベテラン女性保安官の一言・・人間は計り知れない・・は、確かにね・・と言うか、他に言いようないよね?(汗)
ところで、愛称って英語圏の人達でも解かってない所あるのね。
公の場でさえ愛称使ってる人だっているしね? もう愛称自体が本名の人もいるんじゃないの?
で、その愛称の話題になる前に気づいてたんだけど、ディック・ロングって・・それこそピー音なタイトルだよね?( ̄∇ ̄;
気付いてしまった以上、タイトルすら口に出して言えないと言う・・(爆)
でもさ、いつからディックってそんな悲惨な(?)意味になっちゃったんだろ?
で、それわかってるのにイマもそんな愛称で呼ぶ人っているんかな?
今はもうリチャードなら(例えば)リックとか?リッチー?チャド?チャーリー?(わからんけど)
ディックって名前が既にメジャーになってしまってる人って今はどうなんだろ?
例えばFスケのバトンさんとかさぁ。・・と、急にバトン爺の事が心配に・・。( ̄∇ ̄;
【追記】  これ「スイス・アーミー・マン」の監督さんだったわ!
他のも見てみたい、て・・もう見てたし!(≧▽≦) しかもクセがあるのは同じだし!
でも「スイス・・」も展開や独特な雰囲気は結構好みだったんだよねぇ。( ̄∇ ̄;
いやそれにしてもクセあり過ぎでしょ! いっそ全面的に生理的に無理!なら諦めもつくのに。(笑)
いやもう、このまんま突っ走るしかない、突っ走ってください、おんまちゃんの様に!(T▽T)    【Amazon】
 

ディナー・ラッシュ
DINNER RUSH (01・米)
(監)ボブ・ジラルディ (脚)ブライアン・カラタ リック・ショーネシー
(主)ダニー・アイエロ エドアルド・バレリーニ カーク・アセヴェド ヴィヴィアン・ウー マイク・マッグローン サマー・フェニックス
めくるめくと言うかめまぐるしいと言うか、凄い熱気の漂う中、戦地から戦地へ・・いえ、決して戦争映画ではありませんが(笑)
なんだかそんな雰囲気にずっと呑まれっぱなしだった私・・( ̄∇ ̄;)トレンディなんだかよく解らない連中・・自分のワインや芸術等の
知識の無さが憂える所だが^_^;んなモン、美味しい物を目の前にしてるんだから、もっと気軽に話そうよ、って感じ。( ̄∇ ̄;)
それにしても、このレストランのたった一夜に起こる数々の出来事・・てんでバラバラな様に見えてラストで繋がる鮮やかさ。 
個性的でクセのある登場人物、そしてオーナーのアイエロの風格・・!積み重ねたもの、大切なもの、変わって欲しくない物、
そしてこれから欲しいと願うもの・・それぞれに色んな想いが交錯した夜・・新しい朝に新しい道・・戦場は相変わらずでしょうが・・(笑)
息子は父の為に、ソーセージ料理を作るかなぁ? 【KBCシネマ】

ディパーテッド
THE DEPARTED (06・米)
 
 
(監・製)マーティン・スコセッシ (脚)ウィリアム・モナハン (製)ブラッド・ピット ブラッド・グレイ グレアム・キング
(主)レオナルド・ディカプリオ マット・デイモン ジャック・ニコルソン マーク・ウォルバーグ マーティン・シーン 
   レイ・ウィンストン ヴェラ・ファーミガ アレック・ボールドウィン アンソニー・アンダーソン
 
嫌いじゃないけど、ちょっとばかり吠えてます。お好きだった方すんませんね。(←アカデミー会員に言ってる?)
オリジナルの「インファナル・アフェア」をとても面白く鑑賞したせいか、
個人的には、どうにもただのハリウッド映画に成り下がった感しかなくてガッカリ。
主人公2人に、内面の葛藤のかの字も見えない。
オリジナルが三部作だと言う事からも、そこが一番重要な部分だと個人的には思ったもので。
オリジナル関係ないとしたら、まあ、良くも悪くも普通のハリウッド映画って感じでそれなりに楽しめるとは思うけれど。
女性の役割を女医一人に任せたのも半径狭すぎ感しかなくてNG。
実は、オリジナルの後に、たまたま録画してた日本ドラマ版の「ダブルフェイス:偽装警察編」も見たんだけど
(「潜入捜査編」の方は録画していなかったので未見)そちらでの女性の出番のがまだすんなり見られたよ。
蒼井優にオジサン扱いされる香川照之・・(笑) 
香川さん(好きだけど可愛いけど)確かにトシ過ぎないか?と、そっちの方には違和感あったけどね。(実年齢は知らん・笑)
チラチラ出の西島さんカッコ良かったなあ。「潜入捜査編」ではきっと出ずっぱりだったんだろうなぁ(トオイメ)
この日本版は、ラストはピンと来なかったけど、全体的には面白く見られたかな。
ボスにしても、オリジナル(サムさん。苗字はハンでしたっけ?←くどい)も、日本版(演じたのは小日向さん♪)も
適度にいい人感漂わせる悪人だったけど、本作はもう全身気合い入りまくりなニコルソンでさ。
(ニコルソンも見ようによってはいい人感なくはないけど)ずっとシャイニってるニコルソンだったので完全キケンブツ。
そして、何かと吠えるウォルバーグ・・。マーティン一人じゃなくてこの人が居る意味あんの?
って思ってたけど、まあ、それは・・あったね。(爆)
主人公2人の内面にはてんで迫ってないくせに、やたらと下ネタ会話には力入れてたのもNG。
ちょっと思ったんだけど、近頃のハリウッド映画って、暴力か下ネタばっか前面に押し出し過ぎてない?
そう言うのがあちらではウケるのかは知らないけど、オリジナルの良い作品の題材を拝借しても
上辺だけなぞってドンパチと下ネタだけで終わられてもね。
リメイクが悪いとは言わないけど(リメイクでも素晴らしいハリウッド作品あるし)
オリジナル脚本の方にもっと力入れた方が良くない?
・・と、大きなお世話を焼いてみました。そう言えば、正月の餅もまだ残ってたな〜焼いて食べないと。
音楽にも気合い入ってて、あんまり息抜きする所ないなぁ〜とは思ったけど、
音楽にウトい自分の知ってる数少ない曲の中の大好きな1曲がさり気なく使われていた所もあって
そこだけはプリ男と一緒に”心地よい痛み”に浸れたわ。
それと、クライマックスのEVの所は、オリジナルよりも見せ方がスマートで良かった。
そしてラストは・・あっ・・ああ・・あ〜た・・居たのね・・。(笑)   【TV】
 

DEBUG/ディバグ
DEBUG (14・カナダ)
【未体験ゾーン】
(監・脚)デヴィッド・ヒューレット
(主)ジーナン・グーセン エイドリアン・ホームズ ジェイソン・モモア テニカ・デイヴィス カイル・マック 
   ジェイディン・ウォン アダム・ブッチャー
 
システム復旧の任務を受け巨大宇宙船へと送り込まれたハッカー達。しかし宇宙船の人工知能が暴走し船に閉じ込められてしまう。
前の「ロスト・フロア」に続き、またしても一人!貸し切りでした!空間が広い。(^^;
「CUBE」っぽいって言う宣伝につられて見たけど、密室脱出!って所以外は特に共通点はない様な。あ、どっちもカナダ映画か!
今、カナダ映画がオモシロイ!・・って感覚はあるし(多分ドゥニの活躍もあって)実際これも好きな雰囲気ではあったんだけど、
画としては「CUBE」じゃなく「バイオハザード」みたいな感じだったし、物語も興味ある設定なのに、ハッカーとしての凄さよりも、
格闘がメインな印象だったので(しかもお手軽東洋チック)そこはちょっと残念だった。
まあ、実際は体で格闘してるんじゃなくてサイバー頭脳戦なんだけど。
残酷な所をうまく見せずに見せてる(?笑)のは好きなやり方。けど、あの腐乱死体?は生々しかったなぁ〜それは見せるのね。
サイバー支配してる人はそこそこな貫録で相応だったけど、これがヒョロくてキモいくせに強かったらもっとストレスたまったろうな。(笑)
主人公カイダとオスカー(だっけ?)の過去の何かは説明不足では?
何だかすっぽり抜け落ちてる感じでよくわからんかった。編集のせい?
現実世界では犯罪者ハッカーでも、あちらの世界では世の中の為になった人たち・・ってある意味救われたのかな? 【ユナイテッドシネマ】

ティファニーで朝食を
BREAKFAST AT TEFFANY'S (61・米)
(監)ブレイク・エドワーズ (脚)ジョージ・アクセルロッド (原作)トルーマン・カポーティ
(主)オードリー・ヘプバーン ジョージ・ペパード ミッキー・ルーニー パトリシア・ニール
子供の頃に見たけど、ラストの雨の中のKISSシーンにドギマギして、中身がすっ飛んでしまったと言う思い出の映画を、
カポーティ祭りの一環で再び。有名なので粗筋省略・・ですが、【しっかりラストに触れています。未見の方は読まないでね!】
こんなお話だったんだ・・!・・と今更ながらちょっとオドロいた、おカポちゃんの「ティファニーで朝食を」・・の原作の方。
なんかイイじゃない・・。この展開、妖怪向き?感覚的にワカル・・”ミス・ホリデイ・ゴライトリー、トラヴェリング!”にハマった!(笑)
映画化された『ティファニーで朝食を』は、噂に聞いた通り、ラストが全然違いますね。
これでは、原作の真意を全くくみ取ってない!・・って言われても仕方ないね・・( ̄∇ ̄;)
けど、それヌキで見ると、これはこれでそれなりに面白く出来ていたとは思います。
原作は・・心の奥底にあるどうしようもないサガや、現実の中のどうしようもない泥にまみれながら気ままに生きるホリーを、
語り手は、ただ奇妙に思ったり、好奇心を持って見守るだけ。・・たまにそれを「愛」と錯覚しながらね。
雰囲気は軽快だけど、そんな、単純でない感情が見え隠れする所にカポーティ自身の暗さや偏屈さ、迷いもチラリ・・?(笑)
んで、ホリーは、永遠に”トラヴェリング!(旅行中!)”なのです。
映画では・・かなり楽観的、コメディタッチに夢や希望を散りばめて・・オシャレでキュートなホリーに、
語り手(いや、しっかり主人公だね・笑)は積極的にアプローチします。自分の過去を全て清算して、ホリーへの愛に突き進みます。
・・んな、金持ちマダムのヒモみたいな男が急にデキる男♪になんてなるもんかいっ!そんな男に諭されて、ハッピーエンドかいっ!
・・とか、妖怪的には思わなくもないけど(^^;それでも、正論、直球で、一途な愛投げられちゃ・・ねえ・・
そんなラブストーリーに全然憧れがないとも言えませんし・・(爆)まあ結局は、人生の同じ事の繰り返しに疲れ果て、
そんなラストになっちゃうのかもね。・・とか、解釈がやっぱ妖怪?( ̄∇ ̄;)
・・で、例の雨の中のKISSシーン!・・あれっ?こんなに短かったっけ?( ̄∇ ̄;)・・なんてことないやん・・ _(T▽T)ノ彡☆
まあ、自分としては、原作の展開のがずっとアトひいて好きだけどね。
やっぱり、”ミス・ホリデイ・ゴライトリー、トラヴェリング!”なのよ!・・まだまだ疲れてちゃいけないのよ!(爆) 【ビデオ】

ディボース・ショウ
INTOLERABLE CRUELTY (03・米)
(監)ジョエル・コーエン (脚)ロバート・ラムゼイ マシュー・ストーン イーサン・コーエン ジョエル・コーエン
(主)ジョージ・クルーニー キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ジェフリー・ラッシュ エドワード・ハーマン 
   セドリック・ジ・エンターテイナー ビリー・ボブ・ソーントン
オトナのラブコメ。あくまでもクールなキャサリンと、キザなクルー兄の愛と金の法律バトル・・
なんだけど、クルー兄、もう最初からキャサリンにメロメロで、なんだか純で可愛いかったわ。(笑)
キャサリンの方も、しっかり悪女なんだけど、ここまで徹底してると、ある意味爽快。と言うか、私にはさほど悪いことしてるみたいにも
見えなかったんだけどね〜・・(汗)いや、もちろん愛情があれば話は別だよ。だってやっぱり金より愛だもの〜・・!
などと言いつつ(ここでポイントとなってる婚前契約が日本においてはどうなのかは知らないけど)ちょっと自分も考えなくちゃな〜OR
今からでも出来る事はあるのかな?などとも思ってしまった。(笑)
たまに画の切り替わりと字幕にアンバランスな所があって、少々テンポが乱れる所があったのが気になったけど、
全体的に無駄なく駆け引きを楽しめ、二人の高感度が随分アップしたのも良かった。
ジェフリー・ラッシュとBBTが出るのは知らなかったので(予告編に出てた?気づいてなかった;)すごく得した気分。
特にラッシュ!キャサリンがツンツンするシーンなんて一番笑った!(≧▽≦)
出だしのヴィクトリアン天使なんてのもとってもツボで。ああ、やっぱり私には金よりも愛よ〜。(ほんまかいな)【ユナイテッド・シネマ】

ティム・バートンのコープスブライド
TIM BURTON'S CORPSE BRIDE (05・米)
(監)マイク・ジョンソン ティム・バートン
(声)ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム・カーター エミリー・ワトソン アルバート・フィニー ジョアナ・ラムリー 
   リチャード・E・グラント クリストファー・リー
特に「ナイトメア・ビフォア・・」に思い入れがある訳でもないんだけど(又してもすんません;)予告編見たら、何だか面白そう〜・・
死体の花嫁の目玉が取れて、そこからウジが覗いた時の彼女の一言、
「あら、ウジが」・・に惹かれて鑑賞。
しかしさほど思い入れがないとは言え、1コマ1コマを膨大な時間掛けて撮影したと言うこのストップモーション・アニメは
さすがに素晴らしかったですね。人形の表情も可愛いし、動きもとっても面白くて、オーソドックスなお話だけど、ちゃんとキャラクターに
命が吹き込めてるから
、もうとってもハ〜トに来たわ〜・・ウルウル・・ゞ( ̄∇ ̄;)泣いたんかいっ
だってね〜・・あの死体の花嫁のエミリー(だったっけ?名前あるのにコープスブライドって呼ぶのもなんだか可哀想〜・・と言いながら、
よく覚えてない私も私だが;)って、ホント素敵なんだもの。どこが・・と言われてもアレですが(笑)えーと・・腐れた足とか・・(笑)
いや、それに、夢に向かって一直線!な所も気持ちいいし、でもとっても女性らしい優しさやお色気も持ち合わせていて・・。
初めてビクターの前に現れる時はホラーそのものな迫力!だったのも良かったわ〜(≧▽≦)
それと、これはビクトリアにも言える事なんだけど、お互いライバルでありながら、変に昼ドラみたいな下劣なドロドロ関係に陥らない
思慮深さを
を持ってる所もすごく良かった。アニメでドロドロがある訳ないじゃんと言えばそれまでだが。(笑)
ビクトリアも本来なら、敵キャラ(いやコープスブライドが敵?)なのでイヤミな女でもおかしくない所だけど、
最初にあまり性格説明とかなくても、自然とネの優しい女性では?って思えるんだよね、なんでだろう?
別にキルト作り(繕い物?)してたからそう思った訳でもなく。(一応、キルトの出る映画に追加しちゃった〜・笑)
2人とも、ピアノでビクターとココロ通わせる場面が、こにくらしいくらい素敵だったな。
言葉につまっても音楽で解り合える・・なんて素敵。自分もピアノが出来たらなぁ・・とか、ほとんど西田敏行キブン!(古っ)
人間界が夢も希望もない色気のない世界なのに、死人界が夢のカタマリで活き活きブライトリ〜なのも面白かったな。
【以下、ネタバレあり!未見の方はご注意下さい。】
体は痛み感じなくてもココロは・・なセリフや、あの蝶々なんかにもやられたなぁ〜・・。
コープスブライドをよろしくね・・って・・あの美しいラストシーンを思い出したら又涙・・。(TωT)ブヒー
思い入れないとか言ってたくせに、すっかりこの世界にハマちゃいましたよ!面白かった・・と言うか、もう愛ですね、これは。
この可愛いらしいキャラ達の声は、ジョニー・デップをはじめ、有名ドコロの俳優さんがやっておられましたが、最初は
こんな声だったのね〜と意識してはいても、物語にどんどん引き込まれていくうちに、もうすっかりキャラに声が溶け込んでて
気にならないと言うか、自然でとても良かったです。キャラの風貌も、黒目を大きくしたらちょっとブライスっぽい
キモ可愛さ
モロに私の好み♪(* ̄∇ ̄*) お色気たっぷりなコープスブライドは、あの口元がアンナ・トムソンにそっくり!で、
かなりウケたついでに、清楚なビクトリアはグゥイネス・パルトロウに、ビクターは何故か和泉元○に見えたりして・・( ̄∇ ̄;)
(友達はE・ブロディに見えたんだって。確かに!・笑)ついでに、ウジはスティーヴ・ブシェミにそっくり!だったなぁ〜ゞ( ̄∇ ̄;)
あっ、そう言えば、お目当ての
「あら、ウジが」のセリフがなかった・・!全然違う字幕でした。( ̄∇ ̄;)なんてこったい 【ユナイテッド・シネマ】

デーヴ
DAVE (93・米)
(^^)
(監・製作)アイヴァン・ライトマン (製作)ローレン・シュラー=ドナー (脚)ゲイリー・ロス
(主)ケヴィン・クライン シガーニー・ウィーヴァー フランク・ランジェラ ケヴィン・ダン ベン・キングズレー チャールズ・グローディン
   ヴィング・レイムス ボニー・ハント ローラ・リニー
大統領に瓜二つのデーヴは、理由あって一度きりの代役を引き受ける。
が、本物の大統領が脳卒中で倒れ意識不明になってしまった・・!
 
大統領の替え玉として政治に関わる事になった善良な主人公の顛末はおおよそ見当はつくものの、
細部にわたって自然で気持ちのいい活躍ぶりを見せてくれて、素敵な作品でした。(^^)
主人公・デーヴに扮したケヴィン・クラインの魅力による所も大きいかな。
大統領の妻は、自分の夫と他人(デーヴ)との見分けつかんのかいっ?
・・とかもちょっと思ったけど、それだけ相手の事をちゃんと見なくなってた、って事なのかしらね?
デーヴを丸め込む側近とかもリアリティあって面白かったわ。政治に関わるヒトって、弁がたつよね・・。
でも、ベン・キングスレーは・・ずっと、これでいいの?って、逆に心配してたけど・・最後には安心出来て、これもメデタシ。【BS】

デート・ウィズ・ドリュー
MY DATE WITH DREW (04・米)
(監)ブライアン・ハーズリンガー ジョン・ガン ブレット・ウィン
(主)ブライアン・ハーズリンガー
6歳の頃からドリュー・バリモアの大ファン!・・と言う青年が、クイズ番組で賞金を手にした事から、彼女とのデートを
夢に終わらせない計画を立てる!
・・と言う、ちょっとオタクちっくな(たまにバカらしいと言われている・笑)ドキュメンタリー。
最初は、想像してたよりも、自分が動いてないジャン〜(注:協力者が何人か居る)とか、結構あっちの業界人が身近に
居るんジャン〜とか思ったけど( ̄∇ ̄;) でも主人公が、コンプレックス丸ごと自分を受け入れ、明るく進んで行く姿は
とっても可愛くて、それに意外とシャイで・・そう見えない所がナンだけど(爆)イイ奴に違いない・・って好感が持てたわ。
(本編でも言ってたけど)どんな有名人だって誰かに憧れ、そこに夢がある訳だよね。結果はどうあれ(?)夢と現実の壁
なんて行動いかんでどんどん薄くなっていくもんなんだろうね?って、
本当に行動しちゃった人からは学ぶものは多い。
彼の大好きなドリューの魅力にも改めて触れられたのも良かったです。彼女もいい人に違いないわ!【シネテリエ天神】

TAPE〈テープ〉
TAPE (01・米)
(ーー;)
(監)リチャード・リンクレイター (脚・原)ステファン・ベルバー
(主)イーサン・ホーク ロバート・ショーン・レナード ユマ・サーマン
アクション系サスペンスかと思いきや、登場人物3人のみの密室心理サスペンスでした。
3人の、”ああ言えばこう言うバトル”の中で、人間の”独りよがりさ”に浸る数十分。
人って、独りよがりに解釈して、納得して、反省して、それで日々の帳尻を合わせていって安心してるのかな。
何か重大なきっかけがないと良心と向き合う事もせず、ほんの一言で相手の心をひどく傷つけてしまう事にも気付かない・・。
たった一本のテープに翻弄されたりして・・ああ、情けなくもシャバ過ぎて・・(方言か?;)
同じ物を見ていても、同じ物を見ていたとは限らない。同じ事を感じていたとは限らない・・
面白い題材ではあったけど、セリフ回しに理屈っぽいくどさが目立ち、少々イライラさせられる展開だった。
とは言え、3人の演技合戦は見応えあり!イッちゃったイーサンには新たな魅力が。(笑) 【KBCシネマ】

手紙
(06・日本)
 
(監)生野慈朗 (脚)安倍照雄 (原作)東野圭吾
(主)山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之 田中要次 山下徹大 石井苗子 吹越満 風間杜夫 杉浦直樹
 
東野圭吾の同名小説の映画化。なんか、たまらん内容だったなぁ・・厳しいね・・3回くらいウルウルしたよ。
”罪を償う”と言う意味は・・周りの人達が差別を受ける事をも含むんだね。
いろんな事考えると、自分だけの人生じゃない、ってつくづく思う。玉山鉄二、これからも期待出来そう。 【BS】

手紙は憶えている
REMEMBER (15・加=独)
 
 
(監)アトム・エゴヤン (脚)ベンジャミン・オーガスト
(主)クリストファー・プラマー ブルーノ・ガンツ ユルゲン・プロフノウ ハインツ・リーフェン ヘンリー・ツェーニー ディーン・ノリス 
   マーティン・ランドー ピーター・ダクーニャ ジェームズ・ケイド ソフィア・ウェルズ
 
認知症を患う90歳のゼヴは妻にも先立たれ途方にくれていた。
そんなゼヴを心配した友人のマックスは、彼が以前から果たそうとしていたある事を忘れない様に記した手紙を渡すのだが・・
近頃エゴヤン作品を2〜3見逃してしまっていたので
これがエゴヤンと知るや否や今回は速攻観に行きました。予備知識はほぼエゴヤンのみ。(^^ゞ
なので、始まってすぐ思ったのが、「あ、これナチス関係だったんだ・・」。
正直、ナチス関係はもういいかな・・ってのもあったんだけど、見てるうちにどんどん引き込まれていって・・
終わってみれば、今迄見て来たナチスものとはまた違った切り口にすっかり考えさせられ
こう言う事はやはり語り継いでいかなくてはいけないんだと改めて感じたわ。
もういいかな、なんてあたかも知り尽くしてるみたいなフトドキ者(誰)には特に。
展開としては割とシンプルで、勘のいい人にはすぐ先が読めるかもしれないし、
そうじゃなかった自分にも最初ちょっとムリと言うか疑問を感じる部分もあったけれど(これはネタバレの所で)
それも自分で色々(勝手に)納得出来たりで、気にならなくなってたしね。
もしかしたら世界の一部の事しかも済んだ事と思われがちなナチス問題を真っすぐ追及するのと並行して
もしかしなくても誰でも可能性のある人の在り方なり人権なりを最大級に考えさせられる認知症と言うものを描き、
個人であれ社会であれの忘却あるいは認識の書き換えの問題をも突きつけられる非常に興味深い物語でした。
主演のプラマー良かったなぁ。ヨタヨタ出かけるからいつ倒れるかとヒヤヒヤしたけど。( ̄∇ ̄;
あと、カナダってやっぱり昔からアメリカなんかより全然間口広かったんだなぁ?とか、
ガンツに似た俳優さんがいると思ったらガンツだったわ、とか。(若返った?笑)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
ちょっとムリ(疑問)を感じたと言うのは認知症に関して。
認知症は最近の事はすぐ忘れたり混乱はしても、過去の事は割と覚えてるし、
大過去の基本的な事、特に家族関係なんかは逆にしっかり覚えてるもんだよね?
なので、さすがに自分の本当の名前は忘れてないんじゃないの?と。
なので、彼は本当はちゃんと全て解ってたんじゃないのかな?と思って。
旅する合間合間に、もし一瞬一瞬だったとしてもきっとちゃんと思い出してたんじゃないのかな?
でもユダヤ人のフリをして生きて来て、過去を知っている(と思ってる)人の手前、まず話を合わせた、
けど認知症がひどくなるに従い、自分の感覚もあやふやになって・・な感じ?
あの手紙を読んで、復讐を誓う度に真実を思い出し、何度も自分に絶望していたかも?
などと勝手に想像すると、最後の(見てる側に与えられた)衝撃よりももっとなんとも言えない気持ちになるけれど・・。
人は最期にはどうであれ自分自身で人生に落とし前つけなきゃいけないのね。
やるせないね・・。其々の立場の人達の感情がまだまだずっと自分の中でも渦巻いてる感じ・・。  【TOHOシネマズ】
 

デカローグ
DECALOGUE (88・ポーランド)
(監・脚)クシシュトフ・キェシロフスキ (脚)クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
(主)「1」ヘンリク・バラノフスキ マヤ・コモロフスカ  「2」クリスティナ・ヤンダ アレクサンデル・バルディーニ
   「3」ダニエル・オルブリフスキ マリア・バクルニス  「4」アドリアンナ・ビェドジェインスカ ヤヌーシュ・ガイヨス
   「5」ミロスワフ・バカ クシシュトフ・グロビシュ  「6」グラジナ・シャポォオフスカ オラフ・ルバシェンコ
   「7」アンナ・ポロヌ マヤ・バレゥコフスカ  「8」マリア・コシュチャウコフスカ テレサ・マルチェフスカ
   「9」エヴァ・ブウァシュチェク ピョートル・マハリツア  「10」ズビグニェフ・ザマホスキ イェジー・シュトゥル
 
第一話『ある運命に関する物語』
父親の影響でパソコンやチェスが得意な11歳の少年パヴェウは、犬の死を目撃した事から「死」について父や叔母に尋ねるようになる。
合理主義で神を信じない父親と、その逆の叔母の言葉を考えるパヴェウ・・
/ 理屈では予測出来ない人生・・人間て誰でも、何かを
信じてないと崩れてしまうんじゃないのかな。叔母の行為は、そのまま聖書の言葉だったね。こう言うシーンには弱い私・・「司祭」みたいだよ。
犬の死に純粋に涙する少年の瞳がとても美しく可愛いかっただけに・・(うるうる)
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第二話『ある選択に関する物語』
バイオリニストのドロタは、病気の夫に秘密で恋人との子を妊娠していた。夫の命が持ち直すかどうかによって、お腹の赤ん坊を
どうするか決めようとした彼女は医師に相談に行く。
/ 人間界ってモラルとエゴが渦巻いて・・絡み合って解けない鎖みたい。
人が人をどうこうしようとする傲慢さがある限り、天からの罰もなくならないんでしょうかね。
もちろん、自分でやってる事なんて、誰でも正しいと信じてるんでしょうが・・うーん・・自分もか・・(汗)
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「デカローグ」は元々TV映画らしいけど、これって内容濃いね。(まだ2話しか見てないけどさ。)
TV映画だけで終わらせるのはホント勿体無い!って事で、劇場公開されたらしいけど。
しかも、自分の近所の劇場でやった事もあったなんて、なんで行かなかったんだ>私!←やはり大馬鹿。
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第三話「あるクリスマス・イヴに関する物語」
イヴの夜、家族団欒のひと時を過ごしていたタクシー運転手のヤヌーシュの元に、突然昔の恋人が現れた。彼女は、同棲している恋人が
戻ってこないので一緒に探して欲しいと彼に頼む・・
/ あぁ〜・・そうなんだよね・・みんな大抵そうなんだよねぇ〜・・
クリスマス・イヴなんて嫌いだぁ〜!(TT▽TT)ダァー(゜_。)☆\(--;) 意味わからんて
それがどんなに馬鹿げた事であっても、自分のこれからを照らしてくれる小さな光になればいい・・イヴの奇蹟があってもいいよねと、
苦しく淋しい現実に夢みたいな事をつぶやいてしまう。それが自分にとってのイヴでもあるかも?
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第四話「ある父と娘に関する物語」
生まれて5日後に母を亡くしたアンカは、大好きな父との二人暮し。父が出張中のある日、彼女は彼の引き出しから、
”自分の死後に開封のこと”と書かれてある一通の古い封筒を持ち出す。
/ 少し近親相姦的な雰囲気で私の苦手とする世界ではあったが
お決まりの俗っぽい展開でなく、考えさせられる物があった。当り前と思ってた事が崩れた時って、自分のポジションと言うよりも
自分の存在が周りにどんな影響を与えてしまうのか、って考えてしまうかな・・
親の愛や恋人の愛・・一口に単純に括れない所が面白くもあり苦しくもあり・・解らない事のが多いけど。
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全体の舞台が一つの団地(?)なので、他の話の主人公などがたまに登場してくるのも面白い。
今のところ毎回出て来るとある男は、最初「何だろう?」と思ったけど、第四話で、迷えるアンカと目が合うシーンがあったので、
なんとなく彼の役割みたいな物が解る気がしてきた。この調子で行くと、この先も色んな登場人物が絡んで来るだろうし、もしこれを
レンタル屋で借りるなら、一巻をすぐに返してしまわないで、全部見た後もう一回確認して見るのも面白いかもしれないなぁ、と思った。
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第五話「ある殺人に関する物語」
動機のない計画殺人を犯し、死刑を宣告されたヤツェック。新米の弁護士のピョートルは、彼を救おうとするが・・
劇場公開版「殺人に関する短いフィルム」のオリジナル。
/ やはりTV版には、劇場版での残虐なシーンはないですね。
劇場版のそれらのシーンが妙に心に残っているのは確かだし(>_<)ヤツェックと弁護士の運命の糸(?)も、劇場版での方が細かなので
深みはあると思う。とは言え、短い分だけ要所が明確で理解はし易いかもしれない。
動機なき犯行と言われているけど、ヤツェックの話を聞いているとちょっとずつ犯行に至るまでの心の変化が解る気もする。
”自分勝手に生きている人間”の、命の重さとは何だろう?死刑の本当の意味とは何だろう?
弁護士の怒りと嘆きが胸に痛い。新しい命が慰めになるだろうか・・
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第六話「ある愛に関する物語」
19歳の郵便局員トメクは、向いに住む美貌のアーティスト、マグダの部屋を毎日望遠鏡で覗き見していた。彼女に会いたい一心で、
為替を偽造したり牛乳配達のバイトまで始めるトメクだったが・・劇場公開版「愛に関する短いフィルム」のオリジナル。

これは劇場公開版と、ラストが全く違います。(なので始まりも違う。)TV版は監督本人の好み、劇場版は主演のグラジナの好みだそうで、
なるほど、TV版は”男性ならこうするしかないかも”と肯いてしまう結末、劇場版は”女性の求める愛はこれかも”と、これまた肯いてしまう結末。
どちらも、とても鮮やか!・・でも、TV版は、ちょっとキツいかも。でも、やっぱりこの作品は好きですね〜・・思い出すと泣けてくる。
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第七話「ある告白に関する物語」
マイカは、16歳の時に女の子アンカを産んだ。しかし、彼女の母エヴァは、アンカを自分の子として登録し、マイカはアンカの姉として一緒に
暮らしていた。
/ ロクに育てもしないで・・ロクに愛しもしないで・・「母」って何だ?ただ産んだと言うだけで・・ただ己の満足の為だけに・・
「子」は「自分のモノ」なのか?眠る幼い子が掴む父親の指・・しかし子供は、それが誰であれ、差し伸べてくれた手に何の疑いもなくすがりつく
物ではないのか?母であるのにそうではない、自分の存在を受け入れてくれるモノがない淋しさ、悲しさ・・けれど、もし幼い子が、自分が
生まれた事は罪なのでは?と感じたとしたら・・母であるなら、そう言う思いを子に抱かせる事だけは避けなければならないのでは?と思う。
強く、又、エゴイストである母たちとは対照的な父たちの姿にもタメイキ・・
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第八話「ある過去に関する物語」
倫理学を教える教授は、自分の説く講義にて、一人の女性から、自分の過去の過ち
(ナチス占領下において一人のユダヤ人少女を見捨てた事)に対する質問を受ける。
/ 
女性を探しに暗いビルを彷徨う教授・・きっと何年も苦しんで来たのだろうね。それを償う意味でも、こう言う仕事を
しているんだろうか?これだけの時の経過が、二人に安らぎを与えられて良かったけれど、そうでない人も必ずいる訳で・・(>_<)
「第二話」のお話が講義に使われています。団地って、内部事情が筒抜けなのかしら。
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第九話「ある孤独に関する物語」
性的不能を宣告された心臓外科医ロメクは、妻を愛していながらも、彼女に愛人を作るよう薦める。妻には既に若い愛人がいたが、
ロメクの自分への愛に気付き、その情事を終わらせようとするが・・
/ 粗筋だけだと「奇跡の海」みたいだけど、この作品にはこれからの
キェシロフスキ映画(「・・ヴェロニカ」や「白の愛」「赤の愛」等)のモチーフとなる物がいっぱい詰まってると思いました。
カメラアングルなどもかなり映画的で、ストーリー展開は勿論、視覚的にも内容の濃い物でした。ふたりの会話もとても印象深いのですが、
とりわけラストの一言には感動・・至ってフツーの言葉だけどね。でも結局、愛してたらこれで充分だよね・・って。
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第十話「ある希望に関する物語」
サラリーマンの兄と人気ロックバンドの弟。彼らは、父の急死によって、残された莫大な切手コレクションをめぐる騒動に巻き込まれる。
この急死した父親は、第八話にちょっと出てます。その時は嬉しそうに切手を教授に見せてたのになぁ〜^_^;
二人の兄弟は、確か「白の愛」でも兄弟だった二人。(笑)知らなければ、自分にとって何の価値もなかったであろうコレクション物・・
いったん、ハマってしまうと、こんなになっちゃうんだろうね。いや、誰でも少しはコレクション癖ってあると思うけど、
それに興味のない人から見たら、ほんとに馬鹿げて見えるだろうね?でも、人間のしてる事なんてみんなこんなモンかもしれない・・
このラスト、好きでした。これでいいじゃん、って、なんかホッとしたわ。(笑)
第六話の郵便局のトメクが出てたのも、ちょっと嬉しかったりして。元気だったんかいっ?って。(笑)
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これら10話は「十戒」をテーマに作られている。
以下覚書:
1「ある運命に関する物語」〜あなたは私の他になにものをも神としてはならない
2「ある選択に関する物語」〜あなたはあなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
3「あるクリスマス・イヴに関する物語」〜安息日を覚えてこれを聖とせよ
4「ある父と娘に関する物語」〜あなたの父と母を敬え
5「ある殺人に関する物語」〜あなたはなにものをも殺してはならない
6「ある愛に関する物語」〜あなたは姦淫してはならない
7「ある告白に関する物語」〜あなたは盗みをしてはならない
8「ある過去に関する物語」〜あなたは隣人について、偽証してはならない
9「ある孤独に関する物語」〜あなたは他人の妻を取ってはならない
10「ある希望に関する物語」〜あなたは隣人の家をむさぼってはならない  【DVD】

テキサス・チェーンソー
THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE (03・米)
(監)マーカス・ニスペル
(主)ジェシカ・ビール ジョナサン・タッカー エリカ・リーアセン マイク・ヴォーゲル エリック・バルフォー 
   R・リー・アーメイ アンドリュー・ブリニアースキー
オリジナルの「悪魔のいけにえ」で予習しての鑑賞。( ̄∇ ̄;)これが思いがけずイイ感じだったので(笑)
こちらはどうかと不安もあったけど、かなりの『頑張り』を感じ、この世界に浸れたという意味で大満足〜。
まあ、ちょっと不満があるとすれば、保安官が強烈過ぎて、肝心のレザーフェイスの影が薄くなった事と、
例のジイちゃんのトンカチ・パフォーマンスがなかった事くらいかな。(* ̄m ̄)ノ彡☆ぷぷ
でも、オリジナルの渇いたムードを、こちらでは全く逆の湿った・・と言うかズブヌレの演出に変え、ひたすら走るのがメインと言うのを、
潜む・隠れるに変え、しかしそこでの緊迫感にはぬかりなく、いくらリメイクと言っても、オリジナルをなぞるだけでは意味がないし、
思い切ってこう言う演出で対抗したのは良かったと思う。もちろん、オリジナルよりもグロいシーンはあるけどね・・気持ち悪いと言うより
「痛い!」って感じ; これも健在→JJJJJJJJJJJJJJJJJJJ これでもか!と言うくらい出て来る。ああ、首筋が痛い〜!(笑)
最初と最後はオリジナルと似てるけど、ラストの車のところ・・ちょっと勘違いしてて「あっ」と思った;;
最近のホラーにありがちな、フラチな若者グループがいちゃついてる時に襲われる・・みたいな、アホっぽいコビがなく、
そう言うサービス(?)は、全て主人公の抜群のプロポーションのみを駆使し、あくまでも話の流れとしては、普通の若者が
襲われてしまうと言う理不尽さに徹底してる所がこの作品のレベルを上げている様にも見える。
そもそも主人公の優しい気持ちから巻き込まれた事件・・。『さわらぬヒッチハイカーに祟りなし』とは言え、他人を見捨てる人間しか
生き残れない・・としたら、何だか悲しい世の中でもある。カレシの顔をした(かぶった)レザーフェイスが印象的・・てか恐いっ;;
「悪魔のいけにえ」を見てなければ、先が分からず、もっと恐怖を感じたかもしれないし、
こう言う作品は、やはり大画面で、全身でしっかり恐怖を体感するのが正しい鑑賞方法なのでしょう。 【ユナイテッド・シネマ】

デザート・フラワー
DESERT FLOWER (09・独=オーストリア=仏)
 
(監・脚)シェリー・ホーマン (原作)ワリス・ディリー
(主)リヤ・ケベデ サリー・ホーキンス ティモシー・スポール ジュリエット・スティーヴンソン クレイグ・パーキンソン アンソニー・マッキー
 
ソマリアの遊牧民の娘として生まれたワリス。13歳にして無理やり結婚させられそうになった彼女は
故郷から逃げ、後にロンドンに渡りホームレスとなってしまう。が、偶然の出会いが彼女の運命を変える事になる。

このモデルさんについてはTVでも取り上げていてちょっと知っていたので、
映画はDVDスルーする予定だったんだけど、事情があって予定変更〜急きょ劇場での鑑賞〜。
ワリスが世界的に有名になったからやっと例のとんでもない風習が世の中に広く知られる様になった、
・・と言うのが一番この物語での重要な部分だったんだろうなと思うけど、
最初はずっと彼女がイギリスとはギャップあり過ぎる国から逃げてきて
苦労の末、たまたまモデルとして発掘された、と言う部分で引っ張って来られたから、
その一番重要な部分が、取ってつけた様な感じだったし、
また、殆どその事しか取り上げてない終わり方だったのにはちょっと違和感があった。
言いたい事はよく解る(驚きや怒りも・・)だけに、この物語展開はあまり良いとは思えなかった。
ワリスが信頼できるカメラマンのもと、ありのままの姿でポーズをとるにつれて、
段々と自分が抱えて来た苦しみや悩みから解放されていく様子はとても美しかったし感動的だったな。
演じてた女優さんもスーパーモデルだそうで・・なるほど、納得出来るキレイさだったわ。
で、話戻って・・ああ言う信じられない馬鹿げた風習って本当にすぐにでもやめないとね。
おこなってる人達ってどうしてそれが解らないのか、井の中の蛙的な考え方しかないからなのか、
こう言うのって、大なり小なり、閉鎖的な場所では色々とあるものね。
世界が世界と言える役割は、こう言う所でも果たされてこそなんじゃないのかな。
何にしても、ワリスの勇気ある行動で、女性としての尊厳を無理やり奪われる女性が絶対に減ってきたと思うし、
女性である事になんら引け目や恥など感じなくて良いどころか、改めて誇りを持てた様な気もしたわ。 【シネリーブル博多駅】 

テシス 次に私が殺される
TESIS (96・スペイン)
(監・脚・音楽)アレハンドロ・アメナバール (脚)マテオ・ヒル
(主)アナ・トレント フェレ・マルチネス エドアルド・ノリエガ
”映像における暴力”と言うテーマの論文に取り掛かったアンヘラ。
だが、担当教授は謎の死を遂げ、残されたビデオに本物の殺人シーンが・・!

暴力は嫌いと言いながらも、淡々と事を進めるアンヘラって・・肝っ玉据わり過ぎ。(笑)怪しげなオタク青年と二人きりになる所でも・・ねえ。
確かにオタク青年はネは悪い奴じゃないだろうけど、でも、どこでそこまで信頼出来るとフむ訳?わかんないなぁ〜。
殺人に絡んでそうな謎の青年に対してだって・・いくらイケメン(ノリエガ!若い!笑)ったって、あの行動は異常過ぎだし・・そこでも
うろたえはしてるだろうけど、どうも見た目が平然としてるんで、アンヘラ自体、何考えてんだか?とか思っちゃう。
これで終わりか?と思える様なシーンが中盤にあったりして、ちょっと盛り上がり方も自分のペースとは違ってたので、
話が間延びした様に感じた。でも・・こんな異常な奴らが身近にいるなんて、考えただけで恐いね。
暴力シーンを見たいと思う心理はワカランでもないが、それにも程度ってモンがあるよね。まあこれも個人でハバがあるんでしょうが、
あのラストのTVのニュース番組って・・( ̄∇ ̄;) こんなの日本じゃ考えられないよね?私にしてもここまでやる必要はないと思うし。
オタク青年のチェマ・・ぼさぼさ頭にメガネで、ちょっと「シークレット・ウィンドウ」のデップに似ててカワイいゞ( ̄∇ ̄;)けど、
なんかこの顔、ヒゲとか取ったら誰かに似てる様な??・・え〜っと・・ああ!そうだ、もしやフェレでは?!
・・って思ったら、やっぱりそうだった!(≧▽≦) なかなかいいお味でしたよ。どんどんファンになっちゃいそう。(笑)
で、エンドロールでまたまた気付いたのが、アンヘラ役は、あの「ミツバチのささやき」のアナちゃんだった!・・って事〜。
ああ〜・・そう言えば、何かのサスペンス映画に(成長してから)主演してる、って話は聞いてたけど・・これだったのね〜( ̄∇ ̄;)
全然気付かなかった!私の中では、アルモドヴァル映画で・・とか勝手に思いこんでたみたい。(^^ゞ
なんか痩せちゃってて・・美人かもしれないけど(かも、て)暗い感じがしたなあ・・。他にも何か出てるのかしら? 【DVD】

テス
TESS (79・英=仏)
(監)ロマン・ポランスキー (原)トーマス・ハーディ
(主)ナスターシャ・キンスキー ピーター・ファース レイ・ローソン
エンジェルのあの態度にムッと来ていました。昔、劇場で見た時も、同じ所で怒り狂ったような。(笑)エンジェルが自分の気持ちの整理だけで
精一杯な時でも、テスの心だって動いてるのに・・とか思って。でも、昔は彼らの変なプライドが全然理解出来なかったけど、改めて見ると、
その土台であろう階級とか宗教にどっぷり支配されていたんだろうなぁ、って逆に気の毒になったりして。いや、今でも世間体でしか
動かない人もいるけど。それから前は、ダーバビル家の男(名前忘れた)も彼なりにテスを愛していたんじゃ?とか思ったけどね。でも、
権力ふりかざしてばかりじゃ愛せませんワナ。( ̄∇ ̄;)ナスキンは可愛かったですね。けぶるような背景もきれいでした。
有名なイチゴのシーン以外にも、印象的なシーンが沢山ありました。ラストのエンジェルのセリフにだけは「愛」があった気がする;【劇場】【TV】

DEATH GATE〜11:11
11:11 (04・カナダ)
(-_-;)
(監)マイケル・バファロ
(主)ローラ・マンセル クリスティ・ウィル キャシー・ウェスラック ポール・ゼンキュー
2011年に世の中が変わる?!・・地デジかよ!
主人公が幼い頃・・の出だしはとっても良い感触だったのに、大きくなってからのメインの話はグダグダ。
やたら映像に凝ってる割りに、お話がカラ回ってるので、ホラー・ファンとしてはなんか虚しい・・。
某は一体何がしたいの?手下にしたいの?それとも、
あ〜たは私だけのお友達なのよーっ!そして一緒に新しいTVで地デジ放送見るのよーっ!
・・なのかしら?
よく登場するお母さんの霊も意味不明。彼女は一体何がしたかったの?何を伝えたかったの?
新しいTVで私も一緒に地デジ放送見たいのよーっ!
・・なのかしら?
そして、一番よくワカランのが、11時11分の意味する所。
えっ?新しいTVの前に11時11分に集合ーーっ!
・・ですって?  【DVD】

DESTINY 鎌倉ものがたり
 (17・日本)
 
 
(監・脚)山崎貴 (原作)西岸良平 (声)古田新太
(主)堺雅人 高畑充希 堤真一 安藤サクラ 田中泯 中村玉緒 市川実日子 ムロツヨシ 要潤 
   大倉孝二 國村隼人 木下ほうか 薬師丸ひろ子 吉行和子 橋爪功 三浦友和
 
たまたまTVでやってたので見たけど、ノスタルジックな場所での不思議感には興味津々。
後半アドベンチャーになるけど、それも楽しく見られた。配役も良かったし。普段こう言うのあまり見ないから逆に良かった?(笑) 【TV】
 

デストラップ・死の罠
DEATHTRAP (82・米)
(監)シドニー・ルメット (脚)ジェイ・プレッソン・アレン (原作)アイラ・レヴィン
(主)マイケル・ケイン クリストファー・リーヴ ダイアン・キャノン アイリーン・ワース
「ローズマリーの赤ちゃん」で知られるアイラ・レヴィンの同名戯曲による、ブロードウェイ大ヒット舞台劇の映画化。
仕事に行き詰った有名舞台作家が、若い才能を横取りしようと殺人を企む・・が、それを一生懸命止めようとする妻(キャノン)の
怒涛のスピーチや悲鳴なんかはいかにも元が舞台劇と言った感じで圧倒される。(笑)二転三転する展開にも目が離せず、
最後まで飽きる事はない。ケインとリーヴは、どちらも一癖ありそうで絶対おとなしくしてないぞ・・といった雰囲気でピッタシ。
が、あのラスト・・何となく想像はついてたけど、ちょっと軽かったな。最後にもっとうならせてくれたらポイント高かったけどな。
最初から、フライングギースのクッションとかパッチ小物が出てきて、それにも目が離せなかった。^m^) 【ビデオ】

DEATH NOTE デスノート(前編)
DEATH NOTE (06・日本)
(監)金子修介 (脚)大石哲也 (原)大場つぐみ 小畑健
(主)藤原竜也 松山ケンイチ 鹿賀丈史 瀬戸朝香 細川茂樹 藤村俊二 香椎由宇 戸田恵梨香 中村獅童
超人気漫画の映画化・・との事ですが、漫画の方は全く知らず・・ただ、発想が面白い〜って思って、藤原たっちゃん主演なのにも
興味がわいて観に行ったら、あっ・・これ、松山ケンちゃんも準主役みたいに出てるやん!L役で。( ̄∇ ̄;)
さすがに隠れファンなもんで全然知らなかったよ・・いや、隠れファンなら知ってるか・・怠慢ファンでした。<( ̄∇ ̄;)ゞ
しかしそうとなればたっちゃんは今回は措いといて(すんません)もうケンちゃんにクギヅケなゲンキンなワタシ!(* ̄∇ ̄*)
・・今回も可愛いかったわ〜♪青白い顔にクマどったつり目・・
一歩間違うとジュオン君だし、相当なキレ者なハズなのに
ただの変人にしか見えない所は少々イタかったが(笑)その独得の偏屈さ蓄えた存在感にはとっても満足♪
PCと甘いお菓子さえ与えておけば、たいして世話も難しくなさそうな所もワタシ向きかも・・。(ペットかいっ)
・・と、どうもケンちゃんが出てるとそっち方面の話が先走ってしまいますが(『NANA』参照・笑)お話もテンポ良かったし、ノート活用法に
興味津々だった
ので楽しめました。ショボ過ぎるFBIや刑事など、いい大人が若者に振り回されてる図は、一応その部類でもある自分には
情けなかったけど、既成のキマリゴトに立ち向かう若い信念の図だとすると皮肉で笑える。ただ残念だったのは、クライマックスに至るまでの
主人公・月の気持ちの変化が
あまり解らなかった事。多分意外性を持たせたかったんだろうけど、行動ばかりに焦点当てちゃ、
月の心を心配してた悪魔の立場もないんじゃ?それと、血よ!(いきなり・笑)あの人があんな所をあんな事したのに、血が1滴も
流れてないのはどう言うことよ〜?(相変わらず血の扱いにはウルサイ)それに、その事件の前にそれを推測出来るエピソードがあったから
実の所この事件の真相って私にはあんまり意外でも印象的でもなかったし・・。なので、余計、そんな所ばかりじゃなくて
月の内面の方に焦点あてて欲しかった。そしたら別の意味で、なんらかの涙も流せたかもしれないし・・?!
でも、最初は純粋な正義感から始めた事が、どんどん自分の護身とか都合のいい事に使う様になるのって・・そして、
本人はそれを殆ど自覚出来ないのって・・恐いし、それこそが人間の弱さであり限界なのね。で、悪魔の思う壺?!
そうそう・・悪魔と言えば(CGの分際なので軽く見てたら・笑)「
あんた、それブサイク過ぎやろ!」って、思わず心の中で叫んでしまったくらい
ヘンな顔で(笑)でも、見てるうちにどんどん愛着わいて可愛く思えて・・(笑)出番がない時は淋しかったです。
それから・・
月(と書いてライトと読む・・って読めんだろフツ〜!)の家のダイニング&妹の部屋にカントリー風キルト発見!
「後編」の見所は、又どんなキルトが出るか・・じゃなくて・・ポテチの月とドーナツオデンのLとの対決でしょうか。

あ、それと、見るからにB級なアイドル・ミサもどう絡んでくるのやら?足元にあったあの○○○は一体??
・・ところで、一度書いた名前って消しゴムで消せないの?あ、ボールペンしかダメ?斜線で消してもダメ?(←しつこい)  【ユナイテッド・シネマ】

DEATH NOTE デスノート the Last name (後編)
 (06・日本)
(監・脚)金子修介 (脚)大石哲也 (原作)大場つぐみ 小畑健
(主)藤原竜也 松山ケンイチ 鹿賀丈史 戸田恵梨香 藤村俊二 片瀬那奈 上原さくら マギー
(声)中村獅童 池畑慎之介
後編公開直前に、思いがけず前編をTV放送してくれたお陰で、前の話を忘れる事なく鑑賞出来ました。
(だったら前編はTVにしときゃ良かった・・って気もしないではなかったですがね〜・笑)
でもま、今回もケンちゃん楽しめたからいいわ♪・・な〜んてミーハーな事書くと、また原作を愛する見知らぬお方から
「黙れ!韓流ババア!」とか言われるんでしょうかね?・・ババアとは言ってませんか?まぁなんて心の広い!_(T▽T)ノ彡☆
しかし今回は、実際、主演のたっちゃんよりもケンちゃんのが絶対美味しい役だったと思いましたよ。
ラストは原作とは違うらしいけど、何にしても、あのまま2人が・・・・・・あ、この辺はネタバレ!にて・・。
好きだったのは、大学のシーン。Lが
被ってたお面が可笑しい〜(≧▽≦)けど、やっぱり抜け目なくて・・!さすがです。
イマイチだったのは、監禁シーン。ミサミサの最初のあの縛られ方はあんまりでしょ!ちゃんと○のお手入れしてたから良かった様なものの・・
って、心配する所が違いますかね?でも何にしても、監禁や監視カメラを捜査手段に入れるのって、抵抗があるんだよね。
清美の部屋のシーンだって、いつ、○のお手入れ中なのを覗かれるかと心配で心配で・・・・・もう、○のお手入れのコトばっかり!
それに清美って・・あっ、これもネタバレにて。(^^;こう言う話ってあんまり内容に触れられないから書き難いね。でも今回ので
本当の悪魔の存在する所・・以上に、
男はみぃ〜んなアイドルがだぁ〜い好き!・・って事だけはよーく分かりましたワ。
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
タイトルにもある、最後に書かれる名前・・は、あのお方でしたね〜。原作がどうあれ、このラストは私には面白かったです。
Lが命がけなのも、冷静に考えると何もそこまで・・とか思うけど(^^;この世界に浸ってる間は、私ももう必死でしたよ!(笑)
でもさ、2人がそのまんまずっと一緒にいたら、たっちゃん、もっとケンちゃんに食われてただろうなぁ〜・・とか、今回も
甘いモンたらふく食べまくってたLは、デスノートで殺されなくても、きっと糖尿病で早死にするよね〜・・って子供に言ったら、
「それみんな言ってるよ!」だって!_(T▽T)ノ彡☆ そ、そっか!だったら、やっぱデスノートで自分のお好みの安らかな死を
選んだ方が彼にとっても良かったんだ!( ̄∇ ̄;) なーんて、みょ〜に納得しちゃったよ。
そして、そんな2人の間で苦悩し、しかし彼らをしっかりと受け止めてやる父親の姿にはついホロリとしちゃったりして。
キラの正体を伏せておく事がいいのか悪いのかは分からないけど、少なくとも、何にでもある表裏の一方だけしか見ない様な視野・・
狭量さに陥るのだけは気をつけなくっちゃ。若さの暴走に対抗出来るのは柔軟性だとも思うしね。
たとえ自分がデスノートを手にしたとしても、Lみたいにカッコ良く破かないとね。妖怪が悪魔になったって何てことないし。(爆)
そうそう、あまりにも華がなくて忘れかけてたけど(汗)清美ってさあ、1度監視カメラに気付いたのに、どうしてあの後も堂々と
ノートに記入してたの?なんか無防備過ぎない?華がない上に頭も悪いとなると、殺された冴子もナンギやで!
冴子役の上原さくらはいつもとイメージ全然違ってびっくりしたけど、なかなか良かった♪私はアイドルよりも美形が好き。
ところで、悪魔にも色んなタイプがいるのね・・みんながみんな、あんなハードロック野郎じゃないんだね〜。
アイドル・オタクの悪魔見てたら、うちのまとめ買いしたジャガイモが腐りかけてないか心配になっちゃったよ。 【ユナイテッド・シネマ】

デス・プルーフ in グラインドハウス
QUENTIN TARANTINO'S DEATH PROOF (07・米)
 
 
(監・脚・製作・撮影)クエンティン・タランティーノ (製作)ロバート・ロドリゲス エリザベス・アヴェラン エリカ・スタインバーグ
(主)カート・ラッセル ゾーイ・ベル ロザリオ・ドーソン シドニー・タミーア・ポワチエ ローズ・マッゴーワン マイケル・パークス
   メアリー・エリザベス・ウィンステッド ヴァネッサ・フェルリト ジョーダン・ラッド マーリー・シェルトン 
   イーライ・ロス クエンティン・タランティーノ
 
テキサスのある街。人気DJジャングル・ジュリアは仲間と一緒にバーでガールズトークに花を咲かせていた。
しかし彼女達に目をつけ、秘かに車で忍び寄る者が・・。

グラインドハウス、ロドリゲス版を見たので、もちろんこちらも。
前も書いたけど、私の周囲ではこっちのが評判良かった様な気がしていたけど、個人的には、ロドリゲス版のが好みでした。
だってあっち、ハマったもん・・( ̄∇ ̄; ・・でも、こっちも、これはこれで面白かったです。
・・と言っても、いっぱい出てくるビッチなネエちゃん達のトークはかなり退屈。
でも、そこでダラダラちょいエロさせておいて・・で、いきなり!ですか!!そこまで!ですか!!・・みたいな、
しかも、抜群のこのキレ味!うめぇ〜〜やっぱ生は違うねえ〜(ビールですか)
・・みたいなタラ節には、やっぱり乗せられてしまうのよねぇ〜。
中盤のあのカークラッシュ・・凄かったね・・強烈;;
あれがまだ中盤って・・この先どうなるの?・・って否が応でも先が気になる。
そしてまた、今度は少しはマトモそうな女性達のトークが・・;;トークシーン好きやね〜タラ。
タラって、普段から、あんた自分もどんだけ喋ったら気が済むんよ、って感じだし・・根本的にお喋りが好きなんだね。
そう言うの、アゴから先に生まれて来た、って言うのよ、確か。(違う?)
そしてそして・・最初から怪しく非道なカート・ラッセル!・・との激しくもねちこいカーチェイス!面白い〜!
私も憎たらしくてしょうがなかったカート・・に負けてないゾーイ達にシビれたわ!(死語?)
このゾーイ・ベルって・・異常にモデルの富○愛に似ておりましたが(笑)
正真正銘のスタントウーマンさんだそうで、そんな彼女をCGナシで起用したのも素晴らしいね。
適度なさじ加減でセクシーさを漂わせながら爆走する彼女達・・が、いよいよ鬼畜オヤジ(←カートね)を追いつめ・・・・・・
そして、そして〜〜〜・・・・・・そして〜〜〜最後に、THE END!の文字が出た時には、思わず吹き出しちゃったよ!
なんかやけに可笑しくてさ〜何なの〜?この唐突さは〜?!(笑)
そう言えば、「プラネット・テラー」のローズとマーリーも出てたわ。ローズは全くの別人で、マーリーは(多分)同じ役で。
後で知ったけど、ゾーイ・ベルも「プラネット・・」に出てたんだね〜。ゾンビ役で!(笑) 【DVD】

デス・フロント
DEATH WATCH (02・英)
(監・脚)マイケル・J・バセット
(主)ジェイミー・ベル アンディ・サーキス ヒュー・オコナー ローレンス・フォックス ヒューゴ・スピアー 
   クリス・マーシャル マシュー・リス ハンス・マシソン
第一次大戦のヨーロッパ西部戦線・・16歳の少年兵シェイクスピアは、仲間と共に雨でぬかるんだドイツ軍の塹壕を占拠。
が、兵士が次々と殺される怪現象が彼らを襲う・・。

「リトル・ダンサー」のベル君主演・・なのに、世間では評判悪かったみたいなので、かえって興味がわいて鑑賞。
・・でも面白かったです〜(笑)私は好きだわ〜こう言う世界!ベル君版、「蜘蛛の糸」みたいな・・。(毎度意味不明)
戦争映画の形したホラーだけど、ホラー加減が出過ぎずなさ過ぎず丁度良くて肌に合ったわ。
ドロドロなぬかるみそのものな大人世界において、1人だけ(臆病でも)まだキレイな精神を持ったベル君は大変良かったです。
部分的に「あっ!」って思う残酷シーンはあったけど、ドンパチ又は感動戦争映画、或いはスプラッタホラーよりも、
精神に巣食う心理ホラーが好みの方にはオススメ。
ただし、画面が暗いし、登場人物が似た様な人、しかも「ロング・エンゲージメント」みたいに姿が汚れてるから誰が何て人だったか覚え難い・・
ので、私は2度見ました・・しかもPCで。こちらのがブラウン管よりも明るいのでよく判ったし解りました。(笑)
・・そう言えば、これ公開されたのはシネコンだったんだよね。
やっぱりこう言うタイプの映画は、ミニ系でひっそり・・|(−_−)|と公開した方がいいと思うんだけど。(「2046」の時を思い出す・・)【DVD】

デス・ルーム
TRAPPED ASHES (06・米=日)
 
 
(監)ケン・ラッセル ショーン・S・カニンガム モンテ・ヘルマン ジョン・ゲイター ジョー・ダンテ (脚)デニス・バルトーク
(主)レイチェル・ヴェルトリ ジェイス・バルトーク ララ・ハリス スコット・ローウェル 
   石橋凌 杉本彩 比留間由哲 ジョン・サクソン アメリア・クック ターモー・ベニケット
 
映画のスタジオツアーに参加した7人の男女。彼らは封印された伝説ホラーのセット「死の館」の見学も行う事になったのだが・・
ありゃ・・( ̄∇ ̄;
おっぱ〇が・・すごい事に・・( ̄∇ ̄;
でも、なんか親しみ持てて、思わず、おっぱ〇ちゃん、って、ちゃん付けしたくなる感じ。
一緒にシャボン玉遊びでもしたくなるわ。(≧∇≦)
その話を筆頭に、監禁された彼らがそれぞれに自らの恐怖体験を語って行くんだけど、
1つ1つの話はそれなりに個性的で面白かったのに、まとめると何故かこじんまりした印象に。
最後にシメとして何か絶叫出来るものがあれば良かったな。あの館があんまり意味を成してなかった様な。(魂回収場?)
日本が舞台の話はおドロおドロ加減がいい感じ。某〇〇愛好危険ホラー(何)をちょっと連想。
アニメも絵柄が好みで怪しい雰囲気が良かった。
〇〇〇ムシの話はそもそも体内の部屋が違うしちょっと無理を感じたかな。これも雰囲気は良かったけど。
あれ?話もう一個あったっけ?(忘れたんかい;;)
杉本彩が婦警で登場。でも普通に「きれいなふけいさん」だったので、彼女としては役不足だったのでは?
あの某〇〇愛好危険ホラーっぽいシーンに出たかったかも!?(笑)      【Amazon】
 

デス・レター 呪いの手紙
KONVERT / THE ENVELOPE (17・露)
 
 
(監)ウラジミール・マルコフ (脚)イリヤ・クーリコフ
(主)ユリア・ペレシルド イゴール・リゼンゲヴィッチ オルガ・メディニッヒ
 
珍しいロシアんホラー。
大昔からの伝説が現代にも続いてる・・みたいな、でも決してただ呪われるとか言うんじゃなくて、自分の罪に向き合う物語。
結局、配達人は罪の償いとしてさせられてるけど、そこでまた試されてるって事なのかな?
人の手紙なんて、まぁ普通は開けて見ないとは思うけど。
あの受取人=美貌を保ってる女は別物の話だったみたいだけど、展開がなんかごっちゃになっててあまりピンと来なかった。
けど、最後はいい感じで良かった。マリーナも少女も生きてたし。
マリーナ、最初は随分イイカゲンな警察だな〜と思ったけど(笑)その後は一生懸命だったし。
最初、大昔から突如現代になって、映像がガラッと変わったり、その後のどんより暗い雰囲気はなかなか良かった。   【Amazon】
 

テッド
TED (12・米)
 
(監・脚・原案・製作)セス・マクファーレン (脚)アレック・サルキン ウェルズリー・ワイルド 
(製作)スコット・ステューバー ジョン・ジェイコブス ジェイソン・クラーク
(主)マーク・ウォルバーグ ミラ・クニス ジョエル・マクヘイル ジョヴァンニ・リビシ パトリック・ウォーバートン マット・ウォルシュ 
   ジェシカ・バース サム・ジョーンズ ノラ・ジョーンズ トム・スケリット ブレットン・マンリー ライアン・レイノルズ
 
友達のいない孤独な少年ジョンはクリスマスの夜に神様にあるお願いをする。すると翌朝、奇跡が・・!
2013年、最初の映画はコレでした〜。
確かR15くらいついてたハズだけど、スマッシュヒットしてるみたいね?
私も観に行こうかどうか迷ったんだけど・・このクマさんの外見の愛らしさを見たら、もう観ずにはおられず・・
きゃ〜可愛い〜眉の表情可愛い〜このクマのぬいぐるみ欲しい〜〜!・・って位、その外見にはどっぷり♪
しかし!そんな外見とは裏腹に・・テッドの暴走?ぶりは(予想はしてたけど)
部分的には自分にはちょっとやり過ぎ感や笑いの温度差もあって、
見た目の愛らしさってある意味恐いわ〜・・なんて、複雑な心境に。
例のおやぢ宇宙人や、50%レヴィット君を励ますエ○友ともカブったりして、
クセがあってもネが良いと許してしまうだろ?・・なウィークポイントを突く展開にも、なめられたもんだ感漂いまくり。
・・なのに!それでも嫌いになれないテッド・・。複雑な心境過ぎる。(笑)
そこんとこは、ロリーの気持ちと1部共通するモノがあったかもしれない。
ただ、子供時代を象徴するクマのぬいぐるみから早く卒業してイッパシの大人になりなさい!
・・てな気持ちは解るけど(あ、今ここ、BGMはチューリップの「ぼくがつくった愛の歌」でヨロシク・・古)
友達よりも自分を一番に考えて!な気持ちの方はあまり共感出来なかったかな。
だって、彼等、幼馴染の親友でしょう?いや、まんまソウルメイトじゃん?しかも、お互いしか友達いないんでしょう?(オイ)
それを引き裂くのは、恋人と言えど立ち入り過ぎな気もするし・・それに、
自分を一番に!なんて考えてると、そのうちジョンに関する避けたい事柄が発覚した時も全て引き受けるハメになって大変だよ?
そうならない為にも、ジョンに関する引き受け手をもう1人(1匹)くらいは確保しておく方が、長い人生において得策だと思うよ?
・・な〜んて、悪知恵のついた天邪鬼のオバサンはロリーにアドバイス差し上げたいくらいで。(なんなんだ)
なので、つい、ジョンが彼女より趣味に走ってしまうのも、そのくらいいいじゃん〜とか思って。
・・そんな複雑なモヤモヤがあったせいか、あの2人(1人と1匹)の取っ組み合いシーンは面白かったなあ!
見た目愛らしいクマをボコボコにしてる図・・深いなあ・・Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
個人的にはココが一番面白かった。あと、冒頭の悪ガキがジョンに放った言葉とか、そんなブラックさは好み。
エ○が暴走するクマより、ブラックが暴走するクマだともっと良かったなあ、とかも思ったけど、
まあ、見た目愛らしかったんでいいや。(ついに投げやり・・笑)
それにしても、テッドって、観る前は勝手に、魂宿った事は世間には内緒なんだろうなと思ってたけど、
なんのことはない、全世界にフツ〜に知られてたわ。(笑)
で、セレブ気取りで堕落とは、ホント生臭いクマだなあ。(ここ、胸に刺さったハリウッドスターとかいるかも?)
「フラッシュ・ゴードン」に関しては、私はサワリしか知らないので何とも言えないんだけど、
これって今の時代になってよく耳にする気がする。それだけ根強い、長〜いファンがいるんだね・・昔少年だったファンが。
しかし・・緑の人(笑)の扱いって・・箱に閉じ込められてた方がまだ良い扱いな気が・・(爆)
それと、ジョヴァンニ♪もさあ・・あんまりぱっとしない悪人でガッカリ・・次はぱっとした悪人になってね!!?
主演のウォルバーグは肩の力抜けてて良かったけど(この人、コンスタントにいいシゴトしてるよね)
ロリー役のクニスも、自立した女性を嫌味にならずキュートに演じていてとても良かった。あと、スーパーの経営者とかね。(笑)
・・と言う訳で、テッドのぬいぐるみ欲しい〜・・でもヤクとかやりだしたら困る〜〜!  【天神TOHOシネマズ】

テッド2
TED 2 (15・米)
 
 
(監・脚・製)セス・マクファーレン (脚)アレック・サルキン ウェルズリー・ワイルド 
(製作)スコット・ステューバー ジェイソン・クラーク ジョン・ジェイコブス
(主)マーク・ウォルバーグ アマンダ・セイフライド ジョヴァンニ・リビシ ジョン・スラッテリー モーガン・フリーマン 
   ジェシカ・バース サム・J・ジョーンズ マイケル・ドーン
(声)セス・マクファーレン
 
愛する人間の女性と結婚したテディベアのテッド。
しかしすぐに夫婦の危機に直面、その解決策として子供を持つ事を思いつくのだが・・
冒頭から、 何でそうなった?( ̄∇ ̄;
前のあんまり覚えてなくて、そうだったっけ?・・な感じで鑑賞。(感想は結構書いてたわ・笑)
しかしお下品極まりない所は前と同じ。いやもっとパワーアップしてるかも?
とは言え、全体的にとてもテンポがよくて、お下品極まりないと思いつつも、つい笑ってしまうと言う・・( ̄∇ ̄;
けど、エ〇ネタに隠れて、何を持って人と定義するのか云々と、至って真面目なテーマを論じてたりもします。(ほんまかいな)
弁護士の件には世間の感覚に複雑な心境。
良い行動に人が心動かされる所も解るけれど、感情が扇動するのは良くも悪くも気になるところ。
あ、一瞬、真面目に語ってしもーた。テッドなのに。( ̄∇ ̄;
映画ネタの会話は面白かった。時々、有名人を実名でこき下ろしてるのには、それ言っていいの?ってつい心配に。
そしてアマンダに向かって「ゴ〇ム」って・・( ̄∇ ̄; はぁ?なんそれ?な雰囲気のアマンダが可愛過ぎる。
それにしてもアマンダ・・なぜこの役を引き受けた?(笑)
コミコンには殆ど興味ないけど、「宇宙家族ロビンソン」のフライデーを発見したらちょっとだけ興味がわいたかな。
日本のとアメリカのじゃ内容も違うのかもね? 山積みされたテッド(ぬいぐるみ)がとっても可愛い♪
テッドって見た目はおっさん可愛いくて大好き♪ んで、その可愛さに騙されて?ついまた(映画を)見てしまったと言う・・(笑)
ちょい出のリーアム・ニーソンも可笑しかった。最後の最後にもちゃんと出て来たし。(≧∇≦)
タミー・リンもいい人やったね。 こう言う配慮と重度のエ〇ネタとのバランスがなんとも。(笑)   【BS・スターチャンネル】
 

デッドクリフ
VERTIGE / HIGH LANE / DEAD CLIFF(09・仏)
 
(監)アベル・フェリー (脚)ジョアン・ベルナール ルイーポール・ドゥサンジェ
(主)ファニー・ヴァレット ジョアン・リベロー ラファエル・ラングレ ニコラ・ジロー モード・ウィラー
大自然を満喫しようと山登りにやって来た5人の男女。
立ち入り禁止の看板も気にせず崖を登った彼らは、古い吊り橋を渡り始めるが・・

毎度の事だけど、一緒に行動するメンバー選ぼうよ〜。(笑)
あ、今回は、勝手にモトカレが付いてきただけか・・。なんと言うズーズーしいお邪魔虫。(死語)
クロエを挟んだ、正反対のタイプのモトカレとイマカレ・・。
来るぞ来るぞ、男の嫉妬と掴み合いの喧嘩来るぞ、
ケンカをやめて〜ふたりをとめて〜ワタシの為に争わないで〜お願いだから〜♪来るぞ、
・・な不穏な空気が早々に大自然に漂う漂う・・。(笑)
山登り(ロッククライミング)に慣れてるもう一方のカップルのがいい感じだったので
↑の三角関係無視して、2人の物語でも良かったけどね。
しかし・・初心者にあんなコースを行かせるこの2人って・・・・・。
それはそうと、吊り橋! いやぁ〜・・これは恐かった〜〜〜;;
高いし、長いし、足元なんか板がのってるだけのシンプル仕様よ。
こんなんの上で、ぴょんぴょん飛び跳ねたり絶対しきらん;;ビビリのイマカレのへっぴり腰も笑えない・・(;´д`)
そんな感じで、この吊り橋が面白かったんで、期待感がぐっと高まったんだけど、
その後が・・ ん?誰か居るの?誰かの棲家? ・・と、テイストが一変。
以降、森に住む何者か・・との格闘が始まるけど、この辺、なんかイマイチ。どうせなら「ディセント」くらいやって。(笑)
カリーヌのカメラとか、クロエのトラウマとか、勿論、イマカレとモトカレの火花もだけど、
前半に、面白くなりそうなアレコレ見せてくれた割には、あんまり活用されてなかった気も。
特に、クロエのトラウマって・・何だったの? ついでに、クロエの男性のシュミもワカランわー。(笑)  【DVD】

デッド・コースター
FINAL DESTINATION 2 (03・米)
(監)デヴィッド・エリス (脚)エリック・ブレス J・マッキー・グラバー
(主)A・J・クック アリ・ラーター マイケル・ランデス トニー・トッド
「ファイナル・デスティネーション」の続編。”生き残るのは死んでも無理”と言うコピーがケッサク!
「1」は面白かったんですよ〜・・でも、こっちは予告編以上の物はなかったです。予告編が全て。
「1」の彼らのその後が判るのは興味深かったけど、生き延びた彼女が・・(T_T)以下略してもここまで書くとバレバレかな?;;
事故は、あくまでも「事故らしく」自然でなければ意味がないと思う。病院でのいきなり点滴止まって・・とか、そう言う不自然な動きはNG。
何かの小さなキッカケが雪だるま式にふくれて迫ってくる所が恐いんだもの・・。
でもこの作品見た後は、自分の周囲の物全てが「危険物」に見えてくる・・それが一番恐いかな。( ̄∇ ̄;) 【DVD】

デッド・サイレンス
DEAD SILENCE (07・米)
(監・原案)ジェームズ・ワン (脚・原案)リー・ワネル
(主)ライアン・クワンテン アンバー・ヴァレッタ ドニー・ウォルバーグ ボブ・ガントン マイケル・フェアマン ジョーン・ヘニー
   ローラ・レーガン ドミトリー・チェボヴェツキー ジュディス・ロバーツ
『SAW』のワン&ワネル・コンビの新作。今回は意外と正統派なオカルト・ホラーでした。
なので、例の刑事(?笑)が出てきても、物事は現実的には進みません。(笑)
畳み掛ける様なラストは、とっても『SAW』と似ているけど(あ、演出が似てるだけだよ〜・・汗)
こちらはちょっとドラマ性が薄い分、あれよあれよ・・えっ?・・みたいな、ちょっと肩透かしくらった感が無きにしも非ず。
なんとなく想像はついていても、主人公の里帰りの際にあの家でのドラマがもう少しあれば、
もっとしっかり納得して、ヤラレタ!クヤシ〜!・・って言う爽快感(笑)が生まれたかもしれないのに・・と思うと、ちょっと残念。
でも、こんな世界は嫌いじゃないし(入りたくはないですが・汗)冒頭の人形作りノートや抑えた色味の映像、
(懐かしの『サスペリア』を思い出させる)美しいメロディーなんかはムードがあったし、
何か起こる時にフト止まってしまう時間(音楽)も、まるで一緒に息が止まりそうで、とても良かったです。
主人公が泊まったホテルで、ビリー(ブートキャンプじゃないよ、お人形さんだよ、わかってると思うけど・笑)
が静かにほにゃららする所はドキドキしたわ〜・・!・・と言うか、こんなん置いて眠れないっしょ!恐いって!(爆)
でも、それよりも恐かった(?)のは、何と言っても、メアリー・ショウに少年が放った言葉を聞いた時!
あっ・・それマズいやろ!言っちゃイカンやろ!!・・の気まずい空気に一番凍りついたぁ〜〜!_(T▽T)ノ彡☆
いやぁ・・KYって、こんな時には命取りよねぇ・・恐いよねぇ〜〜メアリー・ショウの顔、元から恐いのに・・
・・って、そうなのよ、この物語では、人形も不気味だけど、メアリー・ショウの顔が怖い・・!
葬儀屋のおかみさんもたまに顔が怖かったけど・・ゞ( ̄∇ ̄;)失礼な
後で知ったんだけど、沢山いるお人形さんの中に、1つだけ『SAW』の人形の原型があったらしい。
あ〜ぁ、見逃しちゃったなあ〜・・どこに居たんだろう?こりゃ、DVDで再見しなきゃねぇ。(笑)
それから、パンフ買った時に、オマケにファイルを貰ったんだけど、写真がしっかりビリー人形のアップなんだよね〜。
・・これをいつ、どこで使えと?( ̄∇ ̄;) はっはっはっ 【天神東宝】

デッド寿司
DEAD SUSHI (12・日本)
 
 
(監)井口昇
(主)武田梨奈 松崎しげる 須賀貴匡 仁科貴 亜紗美 津田寛治 村田唯 ジジ・ぶぅ 島津健太郎 手塚とおる
伝説の寿司職人の娘として生まれ幼い頃から厳しい寿司修行を課されて来たケイコ。
ついに反発し家を飛び出した彼女は、ある温泉旅館の仲居として働く事になる。

井口監督の作品は「恋する幼虫」以来かな? 確か、荒川良々につられて見た様な?(笑)
相当昔ね・・レンタルビデオがまだあった時代で、それ見た後、他の井口作品も見てみよう〜とか思ったけど(勢いで・笑)
意外とレンタル屋にはなかったりでずっと見てなかったわ。てか、井口作品、めっちゃカルト?(笑)
解るけど。見る人、選びまくり。( ̄∇ ̄;
で、やはり、 何がなんやら意味ワカラン〜〜〜( ̄∇ ̄;(登場人物も思わずそんな風に言ってたよね笑)
なぜに寿司が襲ってくるぅ〜〜〜?!(≧▽≦) な、思いっきりナンセンスなホラー・コメディでした。
絶対に見る人を選ぶ。(復唱・・笑)
浴衣の帯を使ってのバトルで引きずられる男とか、入浴しに来た全裸女性のつぶやきにはちょっと笑ってしまったけど、
血のシャワーを浴びせられるのは結構なホラーだったな。
ヒロインの格闘シーンはとてもキレがあって良かったので、そう言う方面の女優さん?って思って調べてみたら
黒帯二段の空手家女優さんだったわ!
彼女があのイケメンっぽい奴と無駄にラブにならなかったのは良かったし、
彼があんな顔(腫れたほっぺからラーメンがぁ〜)で終了したのは結構キョ〜レツだったかも。( ̄∇ ̄;
あの気の弱いエ〇社員の変貌よりもギャップがあったし。
生卵の黄味のキスプレイは伊丹作品のオマージュだろうけど、
にしても、寛治さんもだけど、旅館のおかみ役の女優さんもよくやったなぁ・・吐きそう・・( ̄∇ ̄; 実際オエッとなってたけど。(笑)
そのおかみ役の女優さんの白目むいたりの熱演っぷりは渡辺直美もマッツ青になりそうな位で良かったけど。(笑)
彼女、普通にしてたら美人だから余計にギャップが・・。あのイケメンっぽかった奴と同じくギャップが・・。
それから、松崎しげるが出てたので、ちょい役かと思ったら、めっちゃ重要な役で、
しかもしまいにゃやたら生き生き楽しそうに演ってて可愛いかったわ。
殺人寿司の撃退法は「マーズ・アタック!」みたいだったけど、松崎ならでは、ね。
しかし・・ お寿司大好き〜食べたいなぁ〜♪ ・・と思って前にも寿司映画見て、寿司繋がりでの今回のチョイスだったけど、
これ見たら当分寿司は食べられんわ・・( ̄∇ ̄; 絶対、寿司の裏側をチェックしてしまう・・吐きそう・・(笑)   【Amazon】
 

デッド・ドント・ダイ
THE DEAD DON'T DIE (19・米)
 
 
(監・脚)ジム・ジャームッシュ
(主)ビル・マーレイ アダム・ドライヴァー ティルダ・スウィントン クロエ・セヴィニー スティーヴ・ブシェミ ダニー・グローヴァー 
   ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ ロージー・ペレス イギー・ポップ サラ・ドライヴァー セレーナ・ゴメス トム・ウェイツ RZA
 
警官が3人だけの平和な田舎町。しかしある日、ダイナーで2人のウェイトレスの惨殺死体が発見され・・
ティルダ様の存在感・・!!!  ← 一行感想。
それはともかく!
【PCメモ帳に書いては保存、書いては保存してますが、調べてみたら、
OneNoteってのを使えば自動でクラウド同期してくれるから、いちいち保存しなくてもOK、なんて情報も。ホント?
使った事ないから・・どんなもんだろな?と、アプリを開いてみたら・・ 
一回使っとるやないか〜〜い!!!Σ( ̄ロ ̄  全然忘れてたわ。(笑) と言うか、2015年、8mmって・・何だこりゃ( ̄∇ ̄;
それはともかく!
一行じゃ今回はやっぱちょい物足りないのでもうちょっと。 何気なくすごい面々だったしね。
何の予備知識もなく見たけど、ゆる〜いゾンビものでした。
こののんびりした雰囲気はすんごい好き♪なんだけど、物語にはあんまり面白味は感じなかったかな。(え)
こんなのんびりな村に蔓延するゾンビって・・元々都会に住んでるのが単に移住しただけだったりして?(゜o゜)\(-_-;  【CS】
 

デッド・フレンド・リクエスト
FRIEND REQUEST (15・独)
 
 
(監・脚)ジーモン・ファーフーフェン (脚)マシュー・バレン フィリップ・コッホ
(主)アリシア・デブナム=ケアリー ウィリアム・モーズリー コナー・パオロ ブリット・モーガン ブルック・マーカム ショーン・マークエット
リア充の女子大生がネットで友達いない子に恨まれる話なんだけど、最初からその子が恨むの前提に話が進んでる感じ。
誕生会の事でもめなくても、何か理由をつけて絶対呪う気満々な空気があってイマイチ。
もっと、本当に友達になりたかった子ならまだ気持ちもノレるのに。それに存在してない?って意味不明。
リア充女子大生もなんかあんまり好きになれなかったなぁ・・恨みはないけど。(笑)
最後は、友達ゼロの似たような境遇にさせられたけど、関係なく巻き込まれた友達が一番気の毒やんね。
音で驚かす手法は嫌いだけど、イラストやアニメの雰囲気がとても良かっただけに展開が雑なのが残念だった。 【Amazon】
 

デッドマン・コーリング
THE DEAD WILL TELL (04・米)
(監)スティーヴン・T・ケイ (製作)アン・ヘッシュ
(主)アン・ヘッシュ キャスリーン・クインラン クリス・サランドン ジョナサン・ラパリア エヴァ・ロンゴリア デヴィッド・アンドリュース
実際に起きた不思議な事件〜アンティークの指環に込められた怨念?〜を元にしたアメリカのTVムービー。
私には意外と不気味な印象の強いアン・ヘッシュ(笑)主演&製作と言うので見てみました。
が・・アンが、不気味どころか、とっても正統派な美人でビックリ!あれっ、おかしいなぁ?アンって一般的にはこんなキャラだったの?
そして、淡い光をふんだんに使った映像はとてもファンタジックでキレイだったりして・・はっきり言ってお話はまーーーったく恐くなかったです。
たいした伏線がなくて、誰もがどーでもいいキャラだったりするので、真相がわかっても、ああそうですか、って思う程度。
日本で言えば”本当にあった怖い話”ってトコなんだろうけど、考えてみればアレもフィクションのホラーに比べると怖くないし興味薄いわ。(^^;
それに邦題・・デッドマンって・・なんか腐りかけたオッサンが呼んでるみたいですが、本当はデッドガールです。若い女性です。
キレイなお姉ちゃんが呼ぶんですよ。・・ねぇ、怖くないでしょ?むしろ嬉しい・・ってか? 【DVD】

デッドリー・イリュージョン
DEADLY ILLUSIONS (21・米)
 
 
(監・脚)アンナ・エリザベス・ジェームズ
(主)クリスティン・デイヴィス グリア・グラマー ダーモット・マローニー シャノーラ・ハンプトン
 
プレゼントでいきなりブラジャー?(その後に洋服もあげてたけど)ってのはそっち方面への匂わせだったのね?
心理モノで面白くはあったけど、あまりにもそっち方面(同性愛)なのは個人的にちょっと・・。
主人公、小説を書いてる時は人が変わる・・と言ってたので、そのまんまの意味で彼女も二重人格的なものがあったのかな?
親友(精神科医?)殺害が彼女なのかグレースなのかが不明になったままで、最後に病院から出て来た女が
同じスカーフとコートって格好なので、さて、どちら?・・と思わされるラストは印象的で良かった。
タイトルは原題そのまんまだけど、カタカナにするとイマイチなのがちょっと勿体ない感じ。
邦題はもっとパッと目を引くのにすれば良かったのに。どうでもいいけど(よくないけど?)夫が切られたお腹めっちゃ痛そう〜。 【Netflix】
 

テナント 恐怖を借りた男
LE LOCATAIRE (76・仏)
(監・脚)ロマン・ポランスキー (原)ローランド・トプラー
(主)ロマン・ポランスキー メルヴィン・ダグラス イザベル・アジャーニ
面白かったです〜(笑)←何故笑う?^m^)
いやぁ、こう言うじわじわと内面が壊れていく様は、ヘタなホラーより面白い・・と言うか、怖いよね。
「ローズマリー・・」や「反撥」に通じる感覚でとても楽しめ(笑)たわ〜・・。
俳優のポランスキーもスゴイね。監督業のみならず・・才能溢れてるよね。益々ファンになりました。
あの女装は、ちょっとダスティン・ホフマンっぽかったけどね。ブキミだったけど何度も見ると可愛いく感じたり。(≧▽≦)
なんか70年代映画のちょっとよどんだフィルムの感じもいいね。あ〜・・ツボにもじわじわ来てるみたい〜(笑)【ビデオ】

デビル
DEVIL (11・米)
 
(監)ジョン・エリック・ドゥードル (脚)ブライアン・ネルソン (原案・製作)M・ナイト・シャマラン (製作)サム・マーサー
(主)クリス・メッシーナ ローガン・マーシャル=グリーン ジェフリー・エアンド ボヤナ・ノヴァコヴィッチ 
   ジェニー・オハラ ボキーム・ウッドバイン ジェイコブ・バルガス
 
高層ビルから何者かが転落。その同じ時に、5人を乗せた一台のエレベーターが突然停止する。
心理ドラマ好きなので、EVに閉じ込められた人達がどんな気持ちで
相手と協力したり争ったりして生き延びるのか、結構楽しみにして見ました。
ちらっと、ナタリ監督のショートフィルムや、邦画の「悪夢のエレベーター」なども思い出しながら。
しかし・・心理モノであっても、悪魔絡みでしたね。ああ、そうだった・・タイトル直球・・(^^;
で、もうラストの感想ですが(笑) 
あの人が悪魔・・と言っても、元からそうじゃなくて、ただ身体借りてるだけかと思ったので、
姿がなくなると言うのはおかしい気がしたんだけどな?
それに、某の懺悔が一番必要だったのなら、他の人達の罪は殺人まではない訳だし、
なんで彼等のが殺されてしまうのか納得出来ないなあ。
それか、たまたま某だけが事態を察して懺悔が出来たから、命だけは助けてやろう、って事になったのか?
何にしても、悪魔が狙う人達の罪レベルがワカラン。
いや、これは単に表現手段としてであって、実際には、全て自己の中で起こる事、
罪を認め悔い改める事が大切・・なんだろうなと言うのは解るんだけど。( ゜д゜)(。_。)ウンウン
ちょっと説教臭い感じもしたな。あ、シャマランが絡んでたのか・・だからか!(笑)
実は、こう言う、誰が生き残るでしょうか?的な展開では、毎回私は「この人に生き残って欲しい〜!」
・・って人を1人か2人心に留めて見てしまうんだけど、今回は、まさに、あの某だったの・・
なので、最後まで気を抜けずに見る事が出来て良かったわ。
ところで・・冒頭の自殺騒ぎは、単に、言い伝えと同じ前触れとして使っただけなの?
ロザリオ握ってたから自殺、との即断はアメリカならでは?日本だとそうもいかないよね。
ガラスが降ってくる場面が一番恐かった。(←EVじゃないし!)
【追記】 (俳優についての話ですが、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい
丁度同じ時期にコレをご覧になってたMさんのブログで知ったんだけど
私が一番応援していた某って、なんと、あの、「プロメテウス」で、眼から虫が出るカレ!
・・だったらしい! ああ、そうだったんだ〜!全然、気づいてませんでした〜。
一応イケメンだったよね〜・・と今更思いつつも、もうどんな顔だったか、てんで思い出せませんが。
イケメンでも、ど〜も印象の薄いカレ・・。 名前も、「覚えよう!」・・って気に迄はなかなか・・。
もう、「眼から虫が出るカレ」で良いかと。ヾ( ̄∇ ̄;  【CS・スターチャンネル】

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-
THE DEVIL'S DOUBLE (11・ベルギー)
 
 
(監)リー・タマホリ (脚)マイケル・トーマス (原作)ラティフ・ヤヒア
(主)ドミニク・クーパー リュディヴィーヌ・サニエ ラード・ラウィ フィリップ・クァスト
 
ある日突然、ある豪邸に連れて来られた青年ラティフ。
そこで彼は、サダム・フセインの長男にして狂気のプリンスと恐れられるウダイの影武者になる事を命じられる。

権力者の影武者になる話・・と言えば、
まず私が思い浮かべてしまうのが、子供の頃に読んだ楳図先生の漫画「鬼姫」なんだけど、
他にも色々とあるよね〜。あと「ふたりのロッテ」とか。(違うか)
で、大抵の場合、本人は酷い奴なんだけど、このウダイも・・もう酷すぎるね。
身内のトラブルで、「内臓見せたろか!」・・くらいはしょうがないとしても(え・・しかも周囲、たいして恐がってないし・・汗)
全く関係のない一般国民、しかも女子学生や花嫁を拉致して(酷い)性的暴行加えて(酷すぎる)
挙句、殺して(お前が死ね)捨てる(理解不能)・・にはもう呆気にとられ過ぎて混乱したよ。
こんなん、もう人間じゃないやん・・普通なら軽くても懲役1000年くらいやろ。
・・とか思ったもんだから、ラスト・・にはちょっと笑ってしまったよ。
女性が止めた時に、止めないで!って思ったけど、それが結果ああいう事になったので、
女性よ、ラティフよ、やったね!ナイスタイミング!・・って思わず小躍りしたくなったくらい。(^^;
それに、護衛の人がマトモな神経を持っていて良かった・・ってホッとしたわ。
そんな感じで、物語は、ひたすらウダイの蛮行の繰り返しで、彼の内面には殆ど触れてもいないし、
歴史的事実も、直接ウダイに関わる事は少なくニュース映像?でたまになぞる程度なので、
彼の悪事を並べただけの印象を受けるのがちょっと残念だったな。
・・と思っていたら、後で、影武者となったラティフも映画作りに加わっている実話と知って(ちゃんと、原作者で名前が出てるね)
だったら、この視点での描き方はいたしかたないのかもしれないなぁ・・って思ってしまった。
全くの事実ばかりなのか、多少の誇張はあるのか、それはさだかではないけれど、
暴走する権力によって彼の大事な人生がめちゃくちゃにされたのは事実だし、
独裁の恐ろしさ・・知られてない部分がもっと酷いのだと教えて貰ったのには大きな意味があったと思う。
あの護衛さんみたいに、気持ちとは裏腹に権力に従うしかなく唇かみしめながら生きてる人だって多かったのかもしれないよね。
しかし・・やりたい放題のウダイを叱責する父親サダム・フセイン・・が、そこではえらくマトモに見えた・・のはマズくない?(汗)
いや、それほどウダイは酷かった、歴史に残るバカ息子だった、って感じなんでしょうが。
あ、狂気のプリンス・・よりも、バカ息子のがまだ響きが平和でいいね。(笑)てか、そもそも公私混同すなよ、政治家は。(怒)
二役を演じたドミニク・クーパーはとても良かったです。あの品格のギャップはなんなんだ。
それと、やっぱり人って環境は大事だなぁとも思う。それは物だけでなく周りの人間とかもだよね、勿論。
環境が変わってからの「鬼姫」の志乃ちゃんの変わり様も辛かったもんなぁ・・泣いたよ・・(トオイメ)
ラティフはマトモなまま生き延びて良かったけど、でもただ1つ、あのサラブの事は今でもずっと心にひっかかってるんじゃないのかな?
あの時、サラブは最初から裏切るつもりでいた訳じゃなく、
ただ子供や家族を心配するあまりとった行動がウダイに追跡されて結果的にああなっただけだと私は思ったので。
それに、彼女から放たれた言葉、あれは絶対に彼に突き刺さってるよねぇ? だって志乃ちゃんも・・(以下略)
サラブが出て来た時、サニエちゃんに似てるなぁ、って思ったら、そうだった。
いや、彼女ってあんな歯並びしてたっけ?・・って思ったもんだから。
これからは、どんなに化けようとも、どんなに影武者が現れようと、あの前歯で見分けがつきそうだ。
ラティフみたいな入れ歯はナシで・・ヨロシク!(笑)  【天神東宝】
 

デビル・ストレンジャー
MEETING EVIL (12・米)
 
(監・脚)クリス・フィッシャー (原作)トーマス・バーガー
(主)サミュエル・L・ジャクソン ルーク・ウィルソン レスリー・ビブ ペイトン・リスト トレイシー・トムズ ライアン・リー ミューズ・ワトソン
上司の恋人と関係した為に会社を解雇されたジョン。家にも居づらく外出した彼の前に、突然不審な男が現れる。
サミュエル・・登場早々のアップ・・インパクトあるなぁ( ̄∇ ̄;
さて、一体何をやらかしてくれるのやら?・・な、期待高まる始まり。
けど、ジョン限定のサイコキラーかと思いきや・・おや、無差別殺人ですか?え?某が絡んでいたの?
・・な、意外性はあるけど、色々と行き当たりばったり的な、なんだか、ハッキリしないキャラ〜展開で勿体ない感じ。
せっかくサミュエルなんだから、ピシッと一本スジの通った男でいて欲しかった!・・何にしろ悪人ですが;;
このサミュエルに出会った事で、お決まりの人生歩んでいたジョンの人生も180度変わるかも?
・・とかもちょっと期待したけどね〜奥さんより愛人のがステキだったし。(笑)  【BS】

デビルズ・バースデイ
DEVIL'S DUE (14・米)
 
 
(監)マット・ベティネッリ=オルビン (脚)リンジー・デヴリン
(主)アリソン・ミラー ザック・ギルフォード サム・アンダーソン ヴァネッサ・レイ エイミー・カレロ ロバート・ベルーシ
 
いわゆるブレアウイッチやパラノーマル系。 海外であんな隔離されたわけわからん所恐いわ。
夫が思い出を残そうとカメラをまわし続けるんだけど、趣味とは言え、こう頻繁に撮影されたらたまらんねぇ。
隠しカメラは夫がつけたのかと。(笑) 妻がスーパーで肉むさぼった後どうなったのか知りたい。
これとバカ力(バカりょくじゃなくてバカぢから)が印象に残った。あんまりパワーが強力過ぎると途端に絵空事っぽくなる時もあるし、
この程度がマックスな地味な不気味さのが恐くていいと思う。しかし思いがけない妊娠だから、
精神不安定になった妊婦って感じなら世の中にたくさんありそうだ。(汗) 犬のマーヴェリックが可愛いかった。  【スターチャンネル】 

デビルズ・バックボーン
EL ESPINAZO DEL DIABLO / THE DEVIL'S BACKBONE (01・スペイン)
(監)ギレルモ・デル・トロ (脚)ギレルモ・デル・トロ アントニオ・トラショラス ダヴィッド・ムニョス
(主)エドゥアルド・ノリエガ マリサ・バレデス フェデリコ・ルッピ フェルナンド・ティエルヴ イレーネ・ビゼド
スペイン内戦で両親を亡くしたカルロス少年は、預けられた孤児院で見知らぬ少年の幽霊を見るのだが・・。
タイトルから、まあ普通のホラーかな?・・と思ってレンタルしてみたら、ホラーと言うより、ファンタジーっぽい内容で(ゴシック・ホラー?)
しかも、しっかり人間ドラマで驚きました。面白かったです。思わず、日本語吹き替え版まで見ました。
別タイトル、『僕は怖くない』・・かな。(^^;
【以下ネタに触れてます】
タイトルの物の・・本当に作られてたそうですね。それを口するのはどうかと思うけど(笑)迷信に惑わされたり、コンプレックスに縛られたり、
世間から見放されていても、懸命に生活している人々の姿に悲しさ以上の愛情を感じたわ〜。
主人公カルロス少年の素直さがすごく可愛いかったけど、同じ位、意地悪だったハイメ少年の心の成長ぶり(爆弾に象徴される心の中の恐怖)
が印象的だった。大人への入り口に立った少年・・まだデベソなのが可愛いくてさ。(笑)
それに、「元気のモト」をコンチータに食べさせてあげる所なんて純愛だよ〜(ノ┏Д┓`)ホロリ
ハシントをやっつけようとする所は(いつも出ますが・笑)楳図先生の「漂流教室」ですね。関谷に向かう生徒そのもの;;
しかし、ハシント役のノリエガ・・今まで3本くらい彼出演作見ましたが、今回の役が一番ピッタシ!でしたわ〜ププッ ( ̄m ̄*)【DVD】

デブラ・ウィンガーを探して
SEARCHING FOR DEBRA WINGER (02・米)
(監・製作)ロザンナ・アークエット (製作)ハッピー・ウォルターズ デヴィッド・コディコヴ マット・ウィーヴァー
(出)ロザンナ・アークエット パトリシア・アークエット エマニュエル・ベアール ウーピー・ゴールドバーグ ジェーン・フォンダ
   ホリー・ハンター ロビン・ライト・ペン ダリル・ハンナ テリー・ガー ローラ・ダーン  他
女優達の仕事や育児に関する思い・・其々に「なるほど〜」とか「ええっ?そうなの?」と、一人でリアクションしながら鑑賞。
数多いから、誰がどうって全部は覚えてないけど・・もう少しインタビューにメリハリついてたら思い出し易かったかも?とも思ったけど、
結構オフなシチュエーションで気さくに話してる場面には、その女優の人柄がにじみ出てて、とても良かった。
特に、ユーモアに溢れたマクドーマンド♪しかも映画より可愛い!(笑)
ウーピーのジョークにも大笑いだし、でも整形に関してのシビアな意見・・某D・Mなんてどう思っただろう?^_^;
個人的に好きじゃなかったシャロン・・でも、彼女って意外とイイ人かも?化粧はバッチシだったけどさ。(笑)
ハエックには、まだ考えが若いなぁ、とかちょっと思ったけど(←イヤミな年寄り化)でもある程度は夢や理想を持ってないと
輝く事も出来ないよね、きっと。男性に出来ない両立が女性には出来ると言うプラス思考はいいね。
やっと自分で考えながら歩みだしたグウィネスの気持ちは、凡人な私でもよく解るし、バッシングに耐えたメグの大きな明るい瞳が、
フトかげった一瞬も印象的だった。自分を大切にしてる姿がいじらしい。
大御所では、シャーロットの、物静かな中の『信念』のオーラに圧倒された。自信!だね・・すごいね。
そして、エマニュエルの発言には、私は一番共感したりして。強固な反面、乙女なのよね。( ̄∇ ̄;)
社会での間違った常識や屈辱に耐える女優達を見ていると、一般人と立場は違っても悩みはさほど変わらず、
アホな男が社会を作り上げていく状況だけはどうにかしないと、などと。(笑)男性にもいっそうの知性求む。(笑)
『デブラ・ウィンガー』を探す旅・・こんな社会において、自分の方向を探す旅・・自分自身を見つめなおす旅・・今居るそこは、
果たして目的地なのだろうか?それとももっと他の大切な所への中継点に過ぎないのだろうか?この作品を作るきっかけとなった「赤い靴」、
そしてロザンナの母・・母の死因についてロザンナが語る所では胸がつまった・・そして、昨年急逝したカトリンの笑顔が、
”生きていく事”を再び考えさせてくれる気がした。ラストクレジット用のあのアイディア、いいね!内容にも沿ってたし、とってもオシャレ。
予告編でミラちゃま♪がお薦めしてた本作、女性なら(男性でも?)一見の価値アリ。元気貰えると思うよ!【KBCシネマ】

デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜
DUPLICITY (09・米)
 
 
(監・脚)トニー・ギルロイ
(主)クライヴ・オーエン ジュリア・ロバーツ トム・ウィルキンソン ポール・ジアマッティ デニス・オヘア
 
人を疑うのは職業病だからもう仕方ないね。二人で勝手にやってください。みたいな。(笑)
良かった所・・オッサン同士の取っ組み合い。  結構過去に戻る所がちょっと鬱陶しかった。
クレア、嫌いなタイプ。ロバーツは、やっぱり苦手だなぁ。一体いつになったら好きになれるのか・・そろそろ自信がなくなってきた。(笑)
ところで、あの薬が本当に出来たらノーベル賞モノって話だよね。全世界のハ〇に朗報を!〇ゲに光を!(もう輝いてるか?)  【TV】 

テラビシアにかける橋
BRIDGE TO TERABITHIA (07・米)
 
(監)ガボア・クスポ (脚)ジェフ・ストックウェル デヴィッド・パターソン (原作)キャサリン・パターソン
(主)ジョシュ・ハッチャーソン アナソフィア・ロブ ゾーイ・デシャネル ロバート・パトリック ベイリー・マディソン ケイト・バトラー 
   デヴォン・ウッド エマ・フェントン グレイス・ブラニガン レイサム・ゲインズ ジュディ・マッキントッシュ
あまり裕福でない家庭で姉妹に囲まれて育った少年ジェスは家でも学校でも疎外感を抱いていた。
そんなある日、隣の家に風変りな少女レスリーが引っ越して来る。

想像力をはたらかせた世界が楽しい〜。
小学生が想像する世界なんで、特別立派な3D世界とかでもないんだけど、
現実とは違う伸び伸びした世界を作れる二人が、もう愛おしくてたまらんかった。
森やあちこちを駆け回る姿も可愛くて可愛くて、始終、眼を細めながら見ていたわ〜。
なので・・  あれには・・ ・・えっ・・・?! ・・って、すごいショック・・ 泣いた・・ 
ジェスを見てると更に辛くて。で、その後に、違う事でも泣かされた。タイトルの意味は最後にわかるのね・・。
お父さんの子供達への態度は極端だったなあ〜。エコヒイキ過ぎるやろ!
ジェス、グレていいのよ!グレなさい!(コラコラ)
・・なんて思ったりもしたけど、後の展開でホッと出来て良かった。
あのお父さんの態度って、卑屈になってたジェス自身の感覚なだけで、本当はそれほどでもなかったのかも?
・・とも後で思えたくらい、彼の心の大きな成長が嬉しかった。
ジェスの(おばさん顔の)妹も、なんだかんだ言ってお兄ちゃん大好きだったね〜(^^
修復するだけでなく、今のその先への架け橋となるテラビシアの橋の輝きが胸にしみたわ・・。
主演二人のキャスティングも良かった。アナソフィアのボーイッシュな美少女ぶりに目が離せん。
イジメに合うのは、きっとどの小僧も彼女が眩し過ぎるからに違いない?!
そして、ハッちゃん・・。これまで何度も見てきたハッちゃんだけど、
自分がもしジェスと同じ小学生だったら・・もし自分のクラスにジェスがいたら・・
きっと惚れてる・・( ̄∇ ̄; 小学生のくせにド真ん中なキャラ・・ヾ( ̄∇ ̄;
ま〜思いがけず、キャスティングも物語も好みな路線で。
ただ一つだけ残念だったのは、二人が、いじめっ娘に嘘の手紙出す所。
仕返しは当然としても(え)精神的なダメージを与えるやり方は個人的には好きじゃないもんで。
あれでも一応お年頃の女の子だし・・。それも、後の展開でホッとしたけどね。
原作はキャサリン・パターソンの児童文学なんだそう。映画化でこれなら、原作はもっと心掴まれるかもしれないな。
よいこへのクリスマスプレゼントにもイイかも?(笑)←「エスケイプ・フロム・・」じゃなくて。(^^;  【BS−NHK】

デリカテッセン
DELICATESSEN (91・仏)
(監・脚)ジャン・ピエール・ジュネ マルク・キャロ (音)カルロス・ダレッシオ
(主)ドミニク・ピノン マリー・ロール・ドゥニャ ジャン・クロード・ドレフュス カリン・ビヤール
ブラックだけど、なんとなくホノボノした作品。(笑)今後のジュネ作品を予感させる様な素敵な(?)シーンが沢山。
でも、やっぱり暗い画面では何やってるのか不明な所も;自殺願望の彼女の細工、まるでトムとジェリーだね。( ̄m ̄〃)ぷぷ【ビデオ】
☆.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆.:* 後にDVDにて再見。
あのリズム・・ピノンの壁塗りとか、もうたまらん可笑しさ。ド近眼娘には共感しちゃうし、*****の山とか出てきても、
少々暗くてワケワカラなくても、一回目よりも相当楽しめました!愛を感じる一作です。(笑) 【DVD】

テリファー
TERRIFIER (16・米)
 
 
(監・脚)デイミアン・レオーネ
(主)デヴィッド・ハワード・ソーントン ジェナ・カネル サマンサ・スカフィディ キャサリン・コーコラン
 
ハロウィン・パーティの帰り道に不気味なピエロと遭遇したタラとドーン。
その後ダイナーに立ち寄った二人だったが、店にそのピエロが入って来て・・

こんなピエロ知らんなぁ〜 こんなんおったんや〜 ・・と気軽に見始めたけど、最初から画に気合い入ってたわ。( ̄∇ ̄;
いやぁ〜・・ここまでの残虐ホラー見たの久しぶりの様な。(汗)
そう言えば20年前位には、このテのやつ割とあった気がするし、ハードゴアって呼んでたな。
今はスプラッターって言い方のがよく聞くけど、自分の感覚としては、これはゴアかな。 どう違う?血しぶきや肉片の割合?( ̄∇ ̄;
怪しいピエロに用心するタラちゃんはちょっとザギたんとネーブ・キャンベル風味。
ピエロは、ドーンをあんな目に合わせたのに(ゆづ真央ファン目線で言うとY字ハーフハーフ)タラちゃんには無駄にオドシが多かったので、
彼女の事気に入ったな?素直におなりよ〜 ・・と思ったけど、甘かったわ。
赤子人形抱っこする母親との事でも、母を思い出したろ?素直おなりよ〜 ・・と思ったけど、甘かったわ。
ピエロらしく無言でコトを進めるのが不気味だけど、時折おどけた感じなのでどうも油断しちゃってさ。
キコキコ三輪車こいだりもして。もしやジグソーりすぺくと?実は正義の為に?実は何かを知っている?
・・・・・いや、そこまでのストーリー性はなかったな。(笑)
やたらと顔(を襲うの)にこだわってるみたいだったので、そこにも何かあるかと思ったけれど。
タラちゃんの姉のヴィクトリア・・あの時、迎えに行かずに勉強を続けていれば・・チュッチュ♪してた友達さえいなければ・・(?)
あれで死なずに良かったとはとても言えない・・ で、それが冒頭に続いてるのね。
と言うか、ピエロは不死身なん?Σ( ̄ロ ̄lll  殺人鬼と言うより、ただの悪魔?(ただの・・笑)
ヴィクトリアにもそう言う悪魔が宿ってしまった・・・の?
いや、女性キャスターにあんな風に言われたら、誰だって何かしてやりたくはなるかも。(え) ちょっとやり過ぎちゃったけれど〜((+_+))
【追記】
このピエロ、アート・ザ・クラウンって言うらしい?? 
知らんかった〜。もう何年も健全な映画しか見てない証拠やね!(*´з`)     【Amazon】
 

テルマ
THELMA (17・ノルウェー=仏=デンマーク=スウェーデン)
 
 
(監・脚・製作総指揮)ヨアキム・トリアー (脚・製作総指揮)エスキル・フォクト (製作総指揮)シグヴェ・エンドレセン
(主)アイリ・ハーボー カヤ・ウィルキンズ ヘンリク・ラファエルソン エレン・ドリト・ピーターセン
 
厳格な家庭で育ったテルマは大学進学を機にオスロで一人暮らしを始めるが、授業中に突然激しい発作に襲われ倒れてしまう。
映画始まった〜と思うやいなや、「あれ?!」。なんと、始まったのは違う映画!?
・・だよね?と自分に確認しつつ;;劇場スタッフに言いに行こうとしたら、
出入口付近に座ってたオジサンが先に伝えてくれたらしく・・じきお詫びのアナウンスがあって、その後無事に上映されました。
こんな間違いは久々。間違えて上映されたのは多分、老婦人が歌って踊るやつ。(何?笑)
そんな感じで・・歌って踊るのとは真反対な雰囲気で始まった本作(笑)
湖の氷の下に見える魚、そして父親らしき人が娘らしき女の子に銃口を向ける導入部がタダモノじゃない雰囲気ですぐに引き込まれた。
けど、大学での大勢の人達をかなり上から映してる構図で、最初どの人を追って見るべきか迷ってしまって、
あ、このオッサンかな?と一人に注目したら全然違ってて・・他の女性にだんだんフォーカスされていって、
まあそれがテルマだったんだけど(当たり前っちゃー当たり前か・・笑)自分がトロ過ぎて乗り遅れた感・・( ̄∇ ̄;
それはともかく(笑) 恐るべき能力を持っている子供が思春期に入るとどうなるのか・・
己の都合第一、他人の存在なんて無くていいっしょ!?・・みたいに、ただでさえ自分中心になりがちな思春期・・だしね。
加えて、自分は信仰に反した悪い子では?と悩むテルマだったので、
その反動も心配でずっと見守る様な感覚で・・そこはもしかしたら彼女の両親と似てたかも?
最初は過保護に見えた両親だったけど、娘への愛憎混ざった気持ち(恐れや哀しみも・・)は複雑だったよね。
冒頭の銃口のシーンが後で蘇って来たわ。赤ちゃんの所もねぇ・・。
でも、車いすの母親の最後を見ると、テルマの能力は単に邪悪なだけでもなかったんじゃ?とも。
実際、能力なんてどんな方向へでも可能性があるもんだろうし。そんな切り口が独特で興味深い物語だったけど、
あの最初の、世界を見渡す様な上から視点に感覚が乗り遅れたのが最後まで災いしたのか(爆)
冒頭の期待ほどにはハマれなかったのは残念だった。あ、女性同士の・・てのも原因かなぁ?(わからんけど)
でも面白かったし好きな方の作品ではあるので、この監督さんの次回作にも期待!だし過去作も見てみたい。
と言うか、この監督さん、ラースちゃま♪の甥らしい。益々期待高まる。テイストはおじさんよりは素直かな。(笑)
逃げ場なく窒息しそうなプールや、窓ガラスに髪の毛が挟まってるシーンは印象的だったな〜。  【KBCシネマ】

テルマ&ルイーズ
THELMA&LOUISE (91・米)
(監)リドリー・スコット (脚)カリー・クオーリ
(主)スーザン・サランドン ジーナ・デイビス ハーヴェイ・カイテル ブラッド・ピット
平凡な主婦とウエイトレスの、ふたりの旅にふりかかる悪夢。でもどんどん事態が悪化して行く中、気持ちは解放されて行ってるんだよねー;
ちょっとしたショットが美しかったり、意味を持っていたり、ふたりの関係(会話とか)がすごく良かった。
『花のパリを見ていない事に・・』・・・『花のパリ』の象徴する物が私にはグサリときました。【ビデオ】

天空の草原のナンサ
DIE HOHLE DES GELBEN HUNDES / THE CAVE OF THE YELLOW DOG (05・独)
 
(監・脚)ビャンバスレン・ダヴァー
(主)ナンサル・バットチュルーン ウルジンドルジ・バットチュルーン バヤンドラム・ダラムダッディ・バットチュルーン 
   ツェレンプンツァグ・イシ ナンサルマー・バットチュルーン バトバヤー・バットチュルーン
 
広大なモンゴルの草原・・もうただそれだけでもいいくらいに圧倒的な背景・・にぽつんと建っている丸いお家。
この、独特な世界で繰り広げられる(多分)普通のご家庭の日常。必要最低限のモノに感謝し、素朴に暮らす一家はとても清々しい。
が、こんな広い世界は・・自由だけど、一歩間違うととても孤独。
子供達も、学校に行くまでは兄弟姉妹くらいしか同年代と接する事もなさそうだし、家族の絆の強さが試されそうな感じも。
ドキュメンタリーの様な物語だったけど、後で調べてみると、やはり実際の1家族にカメラを向けて撮ったらしい。
選挙カーが通るのが不思議なくらいの草原で、彼らの様な遊牧民はいつまで(世代的にも)その生活を守り続けるんだろう?
さも普通の様に慣れた調子で淡々とやるお家の解体は面白かった。この逞しさはずっと守り続けて欲しいな。
末の子・・最初、女の子かと思ったら・・ありゃ、男の子だった。(笑)みんなコロコロしてて可愛いかった。
この作品は、地味映画推進委員会のやまさんからお薦め頂きました。有難うございました。 【BS−NHK】

天国から来たチャンピオン
HEAVEN CAN WAIT (78・米)
(監)ウォーレン・ビーティ バック・ヘンリー (原)ハリー・シーガル
(主)ウォーレン・ビーティ ジェイムズ・メイスン ジュリー・クリスティ バック・ヘンリー
「幽霊紐育を歩く」のリメイク。と言っても’78年の作品。プロ・アメフト選手の主人公が、突然の事故死で天国へ。でもそれは
神様の手違いで、慌てて元の体に戻そうとするが、すでに肉体は灰に。仕方なく全く関係ない実業家の体に乗り移る事になったが・・
この作品を皮切りに、ウォーレンの監督業が花開きました。一応、ラブ・ストーリィになるのかなー?ファンタジーでもあり、コメディ要素も。
ラストシーンの、ジュリーがウォーレンに向かって聞く、たった一言にジーン・・(T∇T) 【劇場3回〜4回?】【ビデオ】

天国でまた会おう
AU REVOIR LA-HAUT / SEE YOU UP THERE (17・仏)
 
 
(監・脚)アルベール・デュポンテル (原作・脚)ピエール・ルメートル
(主)ナウエル・ペレス・ビスカヤール アルベール・デュポンテル ロラン・ラフィット ニエル・アレストリュプ 
   メラニー・ティエリー エロイーズ・バルステ
 
西部戦線で生き埋めにされたアルベールを助けたエドゥアールは顔に深い傷を負ってしまう。
休戦を迎え、二人は家には戻らず身分を偽って暮らし始めるが・・
現実的な背景なのにおとぎ話の様な物語。いや、現実的であればあるほどおとぎ話として輝きだすと言った感じか。
社会の視線の冷たさより何より、家族の、たった一人の父親のそれが悲しい。
ただ、物語としてのインパクトがさほど強くないので、どうしてもエドゥアールの仮面の方が印象に残ってしまう。
視覚的に面白くて楽しめたけど、見返すとそれぞれの持つ意味もより理解出来るのかな?
デュポンテルは、忘れた頃に出会えてホッとする俳優さんの一人。
昔はやたらうるさくてせからしいイメージしかなかったけど、いい感じになったね。
・・って見た目はあんまり変わらんね。(笑)        【KBCシネマ】

天国の口、終りの楽園。
Y TU MAMA TAMBEIN (01・メキシコ)
(監・脚)アルフォンソ・キュアロン (脚)カルロス・キュアロン
(主)ガエル・ガルシア・ベルナル マリベル・ベルドゥー ディエゴ・ルナ
おっとぉ!これ程ボカシがあるとは・・そうか、そう言うのがテーマだったのか?・・( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ などと言いつつ・・でも、
同じ行為をしていても、彼らと彼女じゃ、その「意味」が全く違うんだろうなぁ、と何だか切なくなって来たりして。
彼女が旅の決意をしたのは、旦那の浮気の告白自体ではなくて「お前を愛してる」って言う言葉があったからこそじゃないのかなぁ?
でないと悲しすぎるよ・・誰にも相談もしないで一人で行く・・・彼女のその辛さや淋しさ、そして強さが、何も考えてないアホの見本の様な
若者二人の脳天気さと、何とも言えない絶妙なバランスを保っていた。そこが又哀しい・・。
ところで、食堂でのシーンのワンカットが長かった〜これすごいなぁ。
女優の容姿にはあまり魅力を感じなかったけど演技は良かったし、アモーレスの兄ちゃん(笑)も相手役の子も良かったな。【KBCシネマ】

天国の日々
DAYS OF HEAVEN (78・米)
 
 
(監・脚)テレンス・マリック (撮影)ネストール・アルメンドロス ハスケル・ウェクスラー(音楽)エンリオ・モリコーネ
(主)リチャード・ギア ブルック・アダムス サム・シェパード リンダ・マンズ ロバート・ウィルク スチュアート・マーゴリン
 
今世紀初頭のテキサス。シカゴから仕事を求めて流れて来たビリーと妹リンダ、そしてビリーの恋人アビーは、
若い農場主のもと、麦刈りの職につくが・・。

何と言っても素晴らしかったのが、ある時は力強く雄々しくある時はひっそりと慎ましく、
まるで、登場人物の心情を写し撮ったかの様に語りかけてくる自然〜四季の移り変わりの映像。
いや、彼ら人間が何かを語る以上の、自然の持つ様々な表情に圧倒されました。
労働者達の塵や泥にまみれたその日暮らしの生活さえも、その表情がとても美しく切り取られている驚き。
実はマリック作品はこれが初めてでした。
前から、いいよ、特に映像が・・とは聞いていたけど、何となく恐れ多い様な気がして
(なぜ?NHK大河ロマンみたいなのをイメージしてたから?笑)今まですぐに飛びつく事も出来ずにいたんだけど、
今回、地味映画として会員の方から紹介して頂き、無事鑑賞となりました。
尻ごみしていた私をつついてくれて有難う!
素敵な作品を自分で確かめられて、またひとつ新しい映画世界への扉が開けた様です!
あ、ところで物語ですが・・(忘れるとこやった・笑)
ビリーの悪巧みが炸裂するかと思っていたら、その方面も想像したよりも全然静かにコトは運んでいきましたね。
全く、私の激しすぎる想像を何とかしてくれ、って感じもしますが、その顛末には少し物足りなさもあったかな。
とは言え、そこはもう自分の中では物語の中心と言う感覚もなくてね。
人間達の悪巧みも小さな愛の芽生えも嫉妬心も、自然の些細な一部でしかない様な感覚にも。
イナゴのが主役だったりして!元祖・バグズ・ライフだったりして!
ブルック・アダムス・・あぁ〜懐かしい!
と言っても、ブルック・シールズのファンをやってた頃に見た「スクリーン」か何かで目にとまり、
「あ、シールズと同じ名前の女優さんがいる」と思ったのが初めてで、
以来、彼女の映画に遭遇した事は多分全然なかったと思うんだけど、大昔のその記憶は不思議と脳裏に焼き付いていました。
そして○○年経ち・・こうして作品の中で出会い、その時の記憶を蘇らせる日が来るとは。
彼女ってこんな感じの女優さんだったのね・・口元がカーミットなのはかなり残念だったけど、
可愛らしさと逞しさが同居していて・・年齢不詳な感じが、自分の中で時を越えてる彼女ともオーバーラップして、なかなかでした。
ビリーの妹役の女の子(語り部)も、フランス人っぽくてムードがあったなぁ。
そして、リチャード・ギア・・うはぁ〜〜・・若い・・しかも、今より地味〜・・まだダシが出とらん〜。(爆笑)
と言う訳でまとめ・・人間模様としては少し物足りなさがあったし、しかもカーミットの口はなんとかならんもんかいな、とも思ったけど、
何より、それらを越えた映像〜音楽の訴える力の素晴らしさにとても感動しました。
こう言うアプローチの作品もいいね!って、天邪鬼でも素直に思わされたこの作品の力強さは、
見終わった後にも改めて感じたわ。だってまた見たいって思ったもん。今度は絶対スクリーンでね!
・・で、またギアで笑おう〜。(違うか) 【BS-NHK】
 

天国の門
HEAVEN'S GATE (81・米)
(監・脚)マイケル・チミノ
(主)クリス・クリストファーソン クリストファー・ウォーケン イザベル・ユペール ジョン・ハート ジェフ・ブリッジズ
眠くなるとの噂映画でしたが・・(笑)眠くはならなかったけど、最初から最後まで騒々しい印象が強かった。だから目が覚めてた?(笑)
お話も、なんかずっと視力にあわない眼鏡で見せられてたような、ぼやけた印象があった。うーん・・なんだろうね・・メリハリのズレ?
力入れてる場面がどっか違うんじゃないの?って感じ。ユペールは素敵だったけど、そんなトコにだけ時間費やし過ぎな感じもして、
(1シーンが変に長い所も^_^;)肝心の移民問題においては暴動しか印象に残らない。もっと全体を見渡せる視野が欲しかった。
長い作品だなぁ・・と思って調べてみたら、劇場公開時は149分、DVDはノーカットで219分らしい。BSは後者かな?
3時間以上あった気がするし・・間でインターミッション(休憩)もあったぞ・・「風と共に去りぬ」以来だ。(笑) 【BS】

天国は待ってくれる
HEAVEN CAN WAIT (43・米)
 
 
(監・製)エルンスト・ルビッチ (脚)サムソン・ラファエルソン (原作)ラズロ・ブッス=フェテケ
(主)ドン・アメチー ジーン・ティアニー チャールズ・コバーン マージョリー・メイン レアード・クリーガー スプリング・バイイントン アリン・ジョスリン ユージン・パレット ルイス・カルハーン シグニ・ハッソ
 
生前の行いのせいでサタンの前に引き出された男ヘンリー。
地獄行きが確定しそうな中、彼はそれを受け入れるべく自身の過去を語り始める。

昔大好きだった映画「天国から来たチャンピオン」の元ネタだとどこかで聞いた覚えがあったので見ました。
けど、思ってたのと違う話で、あ、リメイクじゃなくて単に元ネタか?と今更ながら気づいた次第。(^^ゞ
同じなのは、身勝手だった男が死んでから己の人生を振り返るって所。
どうしようもなく自分本位な生き方で(女好きで?)どれだけ愛する人を傷つけてきたか・・
それ自覚〜反省するには死ぬしかないんですかね?(極端)
だから人は死ぬんですかね?(え) あ、だったら生まれ変わりも絶対あるよね?(え) じゃないと意味ないよね?(ムリヤリ・・汗)
いや、馬〇は死ななきゃ治らない・・が、〇鹿は死んでも治らない・・みたいに、言い方だって変わるくらいだから(?)
死んでしまったらそれでおしまい、ハイそれまでよ、
だからこう言う物語が生まれるんだろうな? だからこう言う物語は心に響くんだろうな?
気持ちを伝える事が出来るのは生きてる間だけ。気持ちを受け取れるのも生きてる間だけ。
それをまた返せるのなんて生きてる時しか出来ないし。
でもこの主人公、自分の事は割と客観的に見てる所あったし(開き直り?)あの人生で地獄へ・・は結構キビしくない?( ̄∇ ̄;
え?女性の敵だから当たり前?(爆) (でもなんかいきなり地獄に落とされた女性もいたような?笑)
逆に、天国確定の人(男)の人生ってどんなのか見てみたくなったわ。(笑)
序盤がとても面白くてすぐに引き込まれたけど、ちょっと中だるみ〜・・でも終盤にまた盛り返して来て、楽しめました。
色んな場面のさり気ない画でその状況やこれからを解らせてくれる演出(例えば、終盤の鏡とか)は好みでとても良かった。
「夫を幸せにする方法」って本、タイトルからしてあの時代ならではな感じがあったけど、それが後であんな場で・・には涙。
時代が変わっても、シンプルな想いは変わらないよね?    【BS-NHK】 

点子ちゃんとアントン
PUNKTCHEN UND ANTON (99・独)
(監)カロリーヌ・リンク
(主)エレア・ガイスラー マックス・フェルダー ユリアーネ・ケーラー アウグスト・ツィルナー
アントンのお母さん・・病気なのにそんな事してていいんかいっ?( ̄∇ ̄;)とか、最初はツッコミも入れてたけど(笑)子供二人の仲良しさだけの
お話でなく、彼女達の母などの縦の関係、夫婦や家政婦などの横の人間関係も面白く、印象に残る所が沢山ある素敵な作品でした♪
仕事好きなお母さんの言い分には、一理あると肯ける所もあったけど、子供を持ったならやっぱりある程度は子供と一緒の時間を
作らないとね・・母親だけでなく・・このあたりの問題は結構シビア。でも、アントンの破れた靴に点子ちゃんが**を貼り付ける所とか、
笑える楽しいエピソードが多く、子供もとても面白かったと言ってました。アントンのお母さんは可愛いくて魅力的だったし・・
子供はアントンをとっても気に入って、彼が何かする度に「ああ〜アントンがぁ〜アントンがぁ〜」と心配そうに叫んでました。
点子ちゃんの歌って踊る所は楽しかった〜!それと、お母さんを***に***所!( ̄m ̄〃)ぷぷ点子ちゃんが家政婦のお婆ちゃんに
抱きしめられる所ではホロリとしたり、家庭教師とのお別れの所の点子「有名になっても友達でいてね」家庭教師「有名にならなくても
友達でいてね」にも何だかジーン・・涙こらえるのも大変。(笑)あ、それから警察の人、勤務中に飲んでてエエんかいっ!・・って子供が
大笑いで指摘。ププッ(* ̄m ̄)ノ彡☆「面白かった〜!『アン子ちゃんと点トン!』」だって!d( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・ 【DVD】

天才スピヴェット
THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET /
L'EXTRAVAGANT VOYAGE DU JEUNE ET PRODIGIEUX T.S. SPIVET (13・仏=カナダ)
 
(監・脚)ジャン=ピエール・ジュネ (脚)ギョーム・ローラン (原作)ライフ・ラーセン
(主)カイル・キャトレット ヘレナ・ボナム=カーター ジュディ・デイヴィス カラム・キース・レニー ニーアム・ウィルソン 
   ジェイコブ・デイヴィーズ ドミニク・ピノン
モンタナの牧場で家族と暮らす10歳のT.S.スピヴェットは頭脳明晰な天才少年。
しかし彼は、以前ある事故で失った双子の弟の事で自分を責め続けていた。
そんなある日、彼の発明がベアード賞を受賞したとスミソニアン博物館から連絡が入る。

スピヴェット君の名前のT.S.はテンサイの略ですか? Σ\( ̄ー ̄;
そんな頭のコンピュータが発達してる少年だから、どんだけクソ生意気で小憎らしいガキかと思ってたんだけど、
(クソとかガキとか・・すんませんね〜・・爆)なんてこと!全然生意気じゃないの〜もうめっちゃ可愛くていじらしくて〜。
そんな少年が傷心旅行(一応、授賞式に行くのが目的だけど)するだけでもう、ウルウルしながら、
心の中ではヨシヨシしながらべったり寄り添って同行するわ〜過保護でごめんね!・・って感じだったわ(^^;
本作はジュネ初の3D。きっと彼は絶対3Dで観て欲しいんだろうなと思ったので、何の迷いもなく3D鑑賞。
相変わらず元々の画が凝ってたりカラフルだったりして可愛いので、
3Dだと、まんまそんな画もあったけどまさに飛び出す絵本の様で楽しかった。
正直、物語の流れには期待した程の驚きはなかったんだけど;;
さりげない所にさりげない皮肉がこもってたり(特に銃に関してはねえ・・)
スピヴェット君の旅の様子(心の旅?)=画には、何度も目を奪われるシーンがあって
物語の大きな流れよりも、むしろそう言った何気ないヒトコマ(一瞬)にとても魅力を感じた。
特にお気に入りは、逆さブランコ少女と目が合う所・・秀逸。(笑)
おもちゃの汽車で遊んでるみたいな家出風景・・とか、ハタから見たハッピー家族?に同化して動けない所(笑)・・とか、
他にも色々、画で語る部分が多いと思うので、再見するとより浸れるんじゃないかと思う。
あと、ピノンの安心感・・(笑)絡みがもうちょい濃かったら良かったな〜。・・充分濃い?(笑) 【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】 

天才マックスの世界
RUSHMORE (98・米)
 
 
(監・脚・製作総指揮)ウェス・アンダーソン (脚・製作総指揮)オーウェン・ウィルソン
(主)ジェイソン・シュワルツマン ビル・マーレイ オリヴィア・ウィリアムズ シーモア・カッセル ブライアン・コックス メイソン・ギャンブル
   サラ・タナカ スティーヴン・マッコール ルーク・ウィルソン コニー・ニールセン アンドリュー・ウィルソン
 
私立の名門ラッシュモア校に通うマックスは様々なクラブ等でその才能を発揮
・・していたが、学業が疎かになり落第する羽目に。そんな時、たまたま出会った美人教師に心奪われ・・

日本では劇場未公開で、WOWOWで放送された時には
「天才マックスの世界/恋愛バトルで学園天国」ってタイトルだったらしい?
このタイトルのノリ、ちょっと「ハイスクール白書・優等生ギャルに気をつけろ!」を思い出すなぁ。軽い・・(笑)
物語は、「・・優等生ギャル・・」ほど辛辣な印象はなかったけど(いや、それでもかなり、だけど・笑)
この天才マックス君、天才も神童も二十歳過ぎればなんとやら、な方向に片足突っ込んじゃってそうで、
二十歳になる前にもう単なる多芸多才で終わるかも?・・な危うい雰囲気がぷんぷん。
オマケに、想定外の初めての恋(多分?)で自分自身を制御出来なくなっちゃったりして、
(ビル・マーレイとのバトル・・死ぬやろ!爆)そう言う部分ではかなり精神的にもアブなかったりもする。
・・が、そんな出会いを通じて、段々とその無謀だった多芸多才〜執着ぶりが、
あれっ?彼って確かに本当の天才かも?・・って思える所まで結集して行くのが面白い。
大人顔負けなその天才の、思いがけない純粋さにも驚かされる。 なんだかんだ言っても、少年・・なんだよね。
ポップな映像や、音楽、そして劇中劇への思い入れなど、細部にも見所アリ。
主演のジェイソンは、かなり好みじゃないタイプなんだけど(爆)
その何事にも動じない一途なマイペースさにはたまに共感もしたりして。(^^;
取り巻く面々もそれぞれに面白かったです。特に恋するビル・マーレイの可愛さ・・と、哀愁は良かったなぁ。
あと、父親の哀愁も・・。(←哀愁好き・笑)マックスが父親をおおっぴらに皆に紹介出来た所はなんだかホロリとしちゃった〜。【DVD】

天使/海辺にて
L'ANGE (82・仏)
(監)パトリック・ボカノウスキー (音)ミシェル・ボカノウスキー
(主)モーリス・バケ ジャン・マリー・ボン マリオ・ゴンザレス
音と映像だけの世界・・短編二本。
「天使」:タイトルからして癒し系かと思いきや、吊るされた人形に向ける剣、老婆の運ぶミルク壷の落下、キューブに閉じ込められた女、
などの映像が、角度を変えたりコマ送りなどで延々淡々と・・。癒し系と言うより不思議、不気味系。オヤヂの入浴もあったなぁ。( ̄∇ ̄;)
時間が止まる・・時間を忘れる・・気付いたらもう**歳に!?な〜んて感じな作品?(笑)一番感じた事:『繰り返し』の不気味さ。( ̄∇ ̄;)
「海辺にて」:海辺の様子を特殊レンズで撮影した様な波打つ映像。うねうねゆらゆらと、少し不安で寂しげな印象も。 【ビデオ】

天使が消えた街
THE FACE OF AN ANGEL (14・英=伊=スペイン)
 
 
(監)マイケル・ウィンターボトム
(主)ダニエル・ブリュール ケイト・ベッキンセイル ヴァレリオ・マスタンドレア カーラ・デルヴィーニュ 
    ルーシー・コウ ネイサン・スチュアート=ジャレット ジェネヴィーヴ・ゴーント
 
イタリアで起きた女子留学生殺人事件。まだ裁判中のその事件を映画化しようと目論む映画監督ラングは
ジャーナリストや地元の女子学生からの協力を得るのだが・・
冬尻監督とブリュールってのに惹かれて鑑賞。
地味に公開されてたから、イマイチかな〜?って心配しながら・・うん、まあそんな感じ。( ̄∇ ̄;
この殺人事件“アマンダ・ノックス事件”は本当に実際にあったの?ってのもよくわからないんだけど(有名?)
物語の中でも、聞き込みが進んでも真実は一向に見えて来ない。
まあ、もし本当の事件ならまだ決着もついてないんだろうし、と言う事は、そっち方面重視な物語ではないんだろうと、
その辺の曖昧さはすんなり受け入れられて、監督の苦悩?の方に気持ちはついていけたつもりだったけど、
終わってみて、今実はかなり時間経ってしまったんだけど、あれ?結局どんな物語だったっけ?( ̄∇ ̄;って戸惑う有様。
雰囲気はとても良かったんだけど、印象としては薄かったみたい;;
ただ、物語の中の監督と、まさにこの作品を作っている冬尻監督が重なってた風に見えたのと、
古都シエナは世の中の苦悩など関係ないかの如く美しかったなあ・・って印象は残ってた。
俳優陣・・ブリュール悪くなかったし、ベッキンセイルは年を重ねて昔より素敵になった感じ。
事件とは関係ない女子学生がキュートで目立ってたけど、有名モデルさんだったのね。カーラ・デルヴィーニュ。
マリエル・ヘミングウェイとエル・ファニングを足したみたいな・・。(時代超え過ぎ・・笑)   【ユナイテッドシネマ】 

天使が隣で眠る夜
REGARDE LES HOMMES TOMBER (94・仏)
(監・脚)ジャック・オーディアール (脚)アラン・ル・アンリ (原)テリー・ホワイト
(主)ジャン・ルイ・トランティニヤン マチュー・カソヴィッツ ジャン・ヤンヌ
人生の目的を失った主人公が、銃で撃たれ植物人間になってしまった友達の復讐を遂げようと犯人を探す。
時間のズレた並行進行(?)で犯人達の様子が描かれているのが面白い。賭博師マルクスを慕う青年役の
マチュー・カソヴィッツが、穏やかでとてもいい雰囲気を出している。 【ビデオ】

天使が見た夢
LA VIE REVEE DES ANGES (98・仏)
(監・脚)エリック・ゾンカ (脚)ロジェ・ボーボ
(主)エロディ・ブシェーズ ナターシャ・レニエ グレゴワール・コラン パトリック・メルカド ジョー・プレスティア
偶然に知り合った、未来に不安を抱いた若い女の子二人の青春映画。考え方や行動の違うふたりのつかむ未来とは?
現実の厳しさや、不安定な女の子の心理がヒシヒシと伝わってくる作品。
ラストは痛々しく、何故?という疑問が残るが、それだけ感情移入してしまったって事かな?【KBCシネマ】【TV】【DVD】≪おまけのページ≫

天使と悪魔
ANGELS & DEMONS (09・米)
 
 
(監・製作)ロン・ハワード (脚)デヴィッド・コープ アキヴァ・ゴールズマン (原作・製作総指揮)ダン・ブラウン 
(製作総指揮)トッド・ハロウェル (製作)ブライアン・グレイザー ジョン・キャリー
(主)トム・ハンクス ユアン・マクレガー アイェレット・ゾラー ステラン・スカルスゲールド ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
   ニコライ・リー・コス アーミン・ミューラー=スタール
 
前作よりも、伝わる事がはっきりしていて面白かったわ。
ゆあん♪怪しいなぁ・・とか思ってたら、英雄っぽくなって・・あれ?いい人だったの?疑ってゴメン
・・て思った矢先にあの結末。うーん・・やるせなかったな。
ニコライ君出ててビックリ。と言うか、ユアン始め、ゾラーとかステランとか、主人公以外、そそる配役。(オイオイ) 【TV】
 

天使とデート
DATE WITH AN ANGEL (87・米)
(監・脚)トム・マクローリン
(主)マイケル・E・ナイト エマニュエル・ベアール フィービー・ケイツ デヴィッド・デュークス フィル・ブロック
作曲家を諦め、結婚して堅い職業につこうとしている主人公の元にある日ケガをした天使が降って来る。
彼女の介抱をする主人公はいつしか彼女に惹かれていくが、周囲がそれに気付き騒動に・・。

フィービー・ケイツ主演・・かと思いきや、ヒロインは完全に天使のベアールですね。
フィービーは主人公の婚約者ですが、見た目は田舎の中学生だし、嫉妬してただギャアギャア騒ぐだけで全く魅力がなく白けてしまった。
ギャグのテンポがたまに天使のベアールとカブってしまうのも、単に引き立て役みたいでフォローのしようがない。(汗)
このドタバタぶりがもうちょっとスマートだともっと素敵なラブコメになったんじゃないのかな?
主人公も凡人っぽかったけど好感持てるタイプだったし、なにしろベアール映画なのでちょっと残念。
天使のベアールは若くてキレイで本当に天使・・いや女神様みたいでした。
アップの時には必ず光が差し、在りし日の鈴木そ○子を思い出させる。そしてクライマックスでは何故か「ザ・クラフト」。(悪魔やないかいっ)
【以下ネタにふれています】
ただこう言う役なのでコミカルさしかないし、自分がベアールに求める魅力と言う物はあまり感じられなかった。
若い時の記念に・・みたいな役ではあったのかもしれないけど。とは言え、ラストに***の格好で出てくるととたんにオーラが・・(笑)
ああ、やっぱりベアールってこんな路線がいいんじゃ〜?な〜んて。( ̄∇ ̄;) このまんま濃厚な**の世界に突っ込んで欲しいですね〜(笑)
**から貰った休暇が長いといいね、って素直にハッピーになれるラストでした。
ベアールがずっと羽織ってたキルトのブランケットも可愛いかったです。【DVD】

天使のくれた時間
THE FAMILY MAN (00・米)
(ーー;)
(監)ブレット・ラトナー
(主)ニコラス・ケイジ ティア・レオーニ
(~ ~;)ウーン・・これは何だか理解不能な作品でしたー!(汗)ストーリーは単純なんですが・・
【以下ネタバレかも?】
主人公に別世界体験を与えた宝くじの兄ちゃんは何なんでしょ?題名がこれだから、天使?ピストル持ってたけど・・(爆)
彼女(ティア・レオーニ)は何でこれから新しい人生を始めようとしてるのに、『木綿のハンカチーフ』の如く捨てられた男に付いていったの?
いや、すぐにフランスに経って行っちゃうのかもしれないけど。多分そうだよね?え?彼と結婚する筈?10年以上も前に別れたくせに
今までずっと彼の私物持ってたし、って?んじゃ、彼女はずーと彼に未練があったのかな?主人公は、あれだけ「自分の人生(仕事)を奪った」
と彼女を罵倒したくせに、何で今まさに出発しようとしてる彼女を引き止めるの?自分だけは『別世界でもチャンスはある』と言う手応えを
感じたから?身勝手じゃないですか?・・・わからん・・・【ビデオ】

天使の旅立ち
ENTERTAING ANGELS:THE DOROTHY DAY STORY (96・米)
(監)マイケル・レイ・ローデス
(主)モイラ・ケリー マーティン・シーン ヘザー・グラハム レニー・フォン・ドーレン
’20年代、貧しい人々の救済に人生を捧げた実在の人物、ドロシー・デイの物語。
行動すればする程、彼女に圧し掛かる終わりのない困難・・孤独な人にしか、世間に見捨てられた人達の事は見えない。小さな力でも、
そこに希望を与えられる事は素晴らしいよね・・。古村比呂似のモイラ熱演。救済活動の先を行くマーティンの描写がもう少し欲しかった。
いきなり挫折でしょぼくれてちゃ悲しいよ;でもドロシーの人間像はしっかり描かれていて、共感&好感が持てた。【INSIDE DVDの付録DVD】

天使の涙
堕落天使/FALLEN ANGELS (95・香港)
(ーー;)
(監・脚)ウォン・カーウァイ (撮影)クリストファー・ドイル
(主)レオン・ライ ミシェル・リー 金城武 チャーリー・ヤン カレン・モク
これは「恋する惑星」ともちょっと繋がってるのかな?この監督さんはそれぞれの作品に関連持たせるの好きみたいですね。
まあ、手塚治虫の色んな漫画にヒゲオヤジやヒョウタンツギが出る様なもんで、知ってればクスリと笑えるけど、
知らなくても差し障りないって感じ?(笑)
で、「恋する惑星」にイマイチ入り込めなかった私ですが、これはそれよりはまだ(慣れたせいか?)良かったけど、
でも正直、あんまり面白さを感じませんでした。^_^;
登場人物のモノローグと実際の行動の間に、細やかな感情の変化が感じ取れなかった。
主人公かと思ってた殺し屋&女よりも、金城武演じる口のきけない青年の方が印象的。
と言うか、殺し屋、全然素敵に見えなくて、全く引っ張られなかった・・なんでかな?^_^;単に好みの問題?
金城のキャラのしつこさにもちょっとヒイたけど(笑)父親とのシーンは印象的で良かったな。それとブタとのツーショットも。(≧▽≦)
ラストの数分で、やっとそれなりに言いたい事も伝わって来るし(ラストシーンはとても素敵だけど)
そこに持っていくのもセリフでやっと、と言う印象が否めず、感情に訴えられるまではいかなかった。
全体的にエピソードが表面的で散らかりすぎなせいかな。
「ブエノスアイレス」「花様年華」「2046」のファンなので、なんだかちょっと残念な気持ち。【ビデオ】

電車男
 (05・日本)
(監)村上正典 (脚)金子ありさ (原作)中野独人
(主)山田孝之 中谷美紀 佐々木蔵之介 木村多江 瑛太 国仲涼子 岡田義徳 三宅弘城 坂本真
お嬢様に恋してしまった秋葉系オタク(ヲタク?)が、ネットのチャット仲間から励まされ、勇気をふりしぼって
恋愛にぶつかっていく様子は、それこそベタな漫画チックに誇張されていながらも、演じる山田君の雰囲気で
なかなか
爽やかで好印象だった。いや、最初はやっぱちょっとキモかったけどね。( ̄∇ ̄;)
冒頭、「まだあんなのいるの〜?まじヤバくね〜??」って叫んでた電車の乗客の女と同じ気持ちでした・・( ̄∇ ̄;)ごめん
そりゃね、何か1つの事を掘り下げる「趣味」があるのはいい事だし、誰でも(私も)好きな物に突っ走る傾向ってあると
思うし、それ自体はいいんだけど、ただそれが秋葉系オタクになると・・う〜ん・・正直、私は戸惑ってしまう。
それは何故か?・・秋葉系オタク→大人向けアニメ→フィギュア→村○隆→何が芸術だよ!ざけんなよー!_(T▽T)ノ彡☆
OR秋葉系オタク→ネット命→仮想世界→理想主義→場が読めないウンチク男→1人で勝手にほざいてな!_(T▽T)ノ彡☆
な〜んて連想は偏見かもしれないけど、決して差別ではないですよ。だって、単に個人的イメージと好みの問題だからね。
と言う訳で、秋葉オタ男の行動を、かなり構えて見てたせいか、その辺は、多分本当のオタクよりもソフトに描かれて
いたんじゃないかと・・(笑)だって、山田君可愛いし(笑)「マトリックスが、押井守の影響でなんたらかんたら・・」って
怒涛のシャベリを展開してても、
ちゃんと我に返ってるもの。ちゃんと、そこに「相手」がいる・・って認識出来てるもの。
だからエルメスも、彼の好きな物、好きな世界を覗いてみようかな、って素直に入れたんだと思うよ。(恐いもの見たさ?笑)
”まじヤバいオタク”だったら、きっとそこでも延々1人舞台だと思うし、恋愛している自分にただ酔ってるだけで、
相手の事なんてなーんも考えてないと思うしね。( ̄∇ ̄;)
まあ、結局は、彼がエラソーなウンチク男じゃなくて純情なココロを持った優しい人だった・・てのが大きいよね。
好きになっちゃった男が、たまたま秋葉オタクだった・・って場合も無きにしも非ずだし、上の→の通りに進まなければ
自分なら全然OKだとも思うしさ。まあ要するにオタクオタクって言っても、自分にとって素敵な人だったら関係ないし。(笑)
ただ、映画見ていてずっと思っていたんだけど、エルメス自体も・・かなり変ってませんか〜?( ̄∇ ̄;)
誰にでもあんな態度や話し方なのかな?って・・友達いても対して変わらなかったし・・うーん・・上品だけどブキミ。( ̄∇ ̄;)
なんか、違う世界の人間でも、
変人は変人を呼ぶ・・変人に惹かれるもの・・なのね?・・結局、似たもの同士ジャン!
って思ったんですけどね〜( ̄∇ ̄;) ・・あ、そういえば私も似た様な事、某にゃちゃまにいわれた事あるかな・・(-_-)ふ
でも、そんな、何考えてるんだかよくワカラン、ブキミなエルメス(そこまで言うか)が、電車男に待ちぼうけくわされた後に
口にした言葉や、彼の態度なんかは、男女の心理のすれ違いがよく出てるな〜・・って思ったし、彼女が終盤に明かした、
電車男を見つめていた視点・・にはとても共感したし・・これで少しは彼女が解って良かったです。(笑)
みんなに貰った励ましが勇気を生んで、それがまた励ましてた側の勇気にもなって・・みんなが自分を見つめなおして
新しい一歩を踏み出していく過程も、分かっちゃいながら胸打たれて、ホロリとする物があったなぁ〜・・しみじみ。
べノアの紅茶のさり気ない活躍ぶりも素敵だったしね。べノア・・飲んだことないけどさ・・(-_-;)
しかし、最初の電車男のファッションは悪夢!;;チェックonチェックしたいなら、チェッカーズで勉強したら?(古い)
変身した後のが、やっぱり格段ステキだったよ。人は見た目じゃないとは言っても、限度があるし〜・・( ̄∇ ̄;)
それで中身はすぐ変わらなくても、周囲の反応が違えば、また新たな突破口見つかるし、ダサ現状維持よりずっといいよ。
電車男とエルメスのクライマックスシーンでは・・置きっぱなしにしていた***が気になって気になって・・( ̄∇ ̄;)
それに、やっぱ秋葉オタクって、
女性の好みが、ロリ少女か聖母タイプかどっちかジャン・・って思ったのもまた偏見?(汗)
じゃなきゃ、次回はずっと年上のオババ様方との三角関係なんてあってもいいかも?Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
「ふじこ」って何だろう?と思ってたら、キーボードのたたき具合で出るんだね・・で、やってみたらホントに出た!(笑) 【天神東宝】

デンジャラスビューティー
MISS CONGENIALITY (00・米)
(監)ドナルド・ピートリー
(主)サンドラ・ブロック マイケル・ケイン ベンジャミン・ブラッド ウィリアム・シャトナー キャンディス・バーゲン
捜査の為に美人コンテストに出場するハメになる、ガサツで男っぽい女性FBI捜査官・・
それほど好きでもなかったサンドラ・ブロックが、とても自然体?で良かった!好感度急上昇中!(笑)彼女を素敵なレディに磨き上げる
ケインも面白かった。キャンデス・バーゲン、*年ぶりに見た! ビールにピザ、美味しそう!( ̄¬ ̄) 【ユナイテッド・シネマ】

デンジャラス・ビューティー2
MISS CONGENIALITY 2:ARMED AND FABULOUS (05・米)
(監)ジョン・バスキン (脚)マーク・ローレンス
(主)サンドラ・ブロック レジーナ・キング ウィリアム・シャトナー ヘザー・バーンズ アーニー・ハドソン ドリー・パートン
思いがけず面白かった1の続編。続編の運命の例にもれず、少々失速してますが、それなりに楽しめました。
最初は、いきなりの「えっ?そうなの?1での仲は何だったの?」みたいなエピソードでガッカリしたり、
(ネタバレしない様に言ってるつもりでもバレバレか?)初登場の女性捜査官のあまりの失礼な態度にグレイシー同様ムカムカしたりで
あまりいいカンジはなかったんだけど、そこはまあ、ちゃんとシゴトはシゴトで割り切ってやろうとする態度で解消されたのでホッ。
今回は、一言で言えば、女の友情物語・・女の人生、助け合って仲良くやろうよ!・・って印象。
でもさ〜、人命救助の時はもっと身軽な格好になってよね〜いくら急いでるからって・・。全部脱げとは言いませんが。 【TV】

転々
 (07・日本)
(監・脚)三木聡 (原作)藤田宣永
(主)オダギリジョー 三浦友和 小泉今日子 岸部一徳 風見章子 吉高由里子 岩松了 ふせえり 広田レオナ
   松重豊 麻生久美子 笹野高志 鷲尾真知子 石原良純
社員のカケアイ・・あれ?どっかでこのカンジあったぞ?そうそう、「亀は意外と・・」だ!
・・て思ったら、同じ監督さんでした;;テンポとか雰囲気がやっぱり一緒だね。
正直、主人公の気持ちはよく解らないまま;;
男2人よりも、ゴーイングマイウェイな小泉今日子や、
多くを詮索しない吉高由里子(ふふみって名前面白い〜)が良かったな。あと、一徳さんは特別!^m^) 【BS】

 (07・日本)
(監)山下敦弘 (脚)渡辺あや (原作)くらもちふさこ
(主)夏帆 岡田将生 夏川結衣 佐藤浩市 柳英里沙 藤村聖子 森下翔梧 本間るい 宮澤砂耶 斉藤暁 廣末哲万
くらもちふさこ・原作とは知ってたけど、読んだ事はなかったので、
なんとなく、小さい子が主人公の話かと思ってたら、思春期に差し掛かる少年少女の物語だったのね。
夏帆と岡田君・・「オトメン」コンビ(笑)・・が、いい感じ。
全然異性と認識してない人との関わりとか、小さな村って、そう言う事もアリなのね〜、
って、さり気ない事にふと気付かされたりしたわ。 廣末哲万さんが出てた・・(◎o◎) 【BS】 

10ミニッツ・オールダー/イデアの森
TEN MINUTES OLDER:THE CELLO (02・独=英)
【水の寓話】(監)ベルナルド・ベルトルッチ (主)ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
【時代×4】(監)マイク・フィギス (主)マーク・ロング
【老優の一瞬】(監)イジー・メンツェル (主)ルドルフ・フルシンスキー
【10分後】(監)イシュトヴァン・サボー (主)イルディコ・バンサギイ
【ジャン=リュック・ナンシーとの対話】(監)クレール・ドゥニ (主)アナ・サマルジャ
【啓示されし者】(監)フォルカー・シュレンドルフ(主)ビビアナ・ベグロー
【星に魅せられて】(監)マイケル・ラドフォード(主)ダニエル・クレイグ
【時間の闇の中で】(監)ジャン=リュック・ゴダール
【水の寓話】
10分を最大限に利用したドラマティックな内容。私もひざまずきたくなったよ・・ああ、人生って・・。
【時代×4】
4分割の画期的画面は、あたかもトリップした自分の脳内みたいでタイヘーン。(@Д@; 
【老優の一瞬】
実在した男優の”俳優人生”を追うだけだが、画とテンポがとても良くて、笑える所もあったけど
なんだかジーンと感動しちゃったよ。やっぱり人生は重いよ・・。重い一瞬。(T_T)
【10分後】
えーっと・・出ずっぱりの奥さんはすごいなー・・と。え?感想それだけかいって?;; いえいえ、多分これって
一寸先は闇みたいな意図があるんだと思うんだけど、私には、妙に整った背景が最初からどこか不気味だったので、
こうなるのはとても自然な結果に見えてしまって。^_^;
【ジャン=リュック・ナンシーとの対話】
延々、侵入者等について対話してるだけけど(笑)その2人の立場とシチュエーションが面白い。
【啓示されし者】
こう言うの、小さい頃からずっと持ち続けてる事だったので、かなり身近な印象。蚊と同じ?( ̄∇ ̄;)
【星に魅せられて】
限られた時間を生きる人間が小さく哀れなモノであったとしても、それを超えてしまったからと言って
決して幸せだけを感じて生きていられはしないのよね。なんだか切ないなぁ・・。
【時間の闇の中で】
テーマに沿って映画の一場面をピックアップ。どれも鮮明だったけど・・元ネタが解ってないとダメ?
やはり相変わらずな(どこが?)ゴダールでゴザールでした。(笑)
----*----*----*----*----*----*----*----*
今回は、時間をストレートに意識した作品が多い様に感じたけど、前回の様なドキュメンタリー・タッチではなく、
あくまでも手作り風、コラージュ風と言った感じ。どれにしても印象的なショットは多い。
「水の寓話」「老優の一瞬」「啓示されし者」が良かったな。「水・・」「10分後」では、全然関係ないけど
楳図かずおの「イアラ」とか思い出しちゃったよ。(笑)こう言う世界、惹かれるワ。^_^;
気に入った監督さんの今までの作品もこれから鑑賞しなくっちゃ〜。興味深い短編集でした。 【シネ・リーブル博多駅】

10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス
TEN MINUTES OLDER:THE TRUMPET (02・独=英)
【結婚は10分で決める】(監)アキ・カウリスマキ (主)カティ・オウティネン
【ライフライン】(監)ビクトル・エリセ (出)アナ・ソフィア・リャーニョ
【失われた一万年】(監)ヴェルナー・ヘルツォーク (主)マウロ・レナート・オリヴェイラ
【女優のブレイクタイム】(監)ジム・ジャームッシュ (主)クロエ・セヴィニー
【トローナからの12マイル】(監)ヴィム・ヴェンダース (主)チャールズ・エステン
【ゴアVSブッシュ】(監)スパイク・リー (出)マイケル・フェルドマン
【夢幻百花】(監)チェン・カイコー (主)フェン・ユエンジョン
【結婚は10分で決める】
「過去のない男」の続きみたい。(笑)慎重な事でも、時も故郷も待ってはくれない・・?
【ライフライン】
モノクロ映像&音の圧倒的な調和が素晴らしい!規則正しいリズムの一斉の集結、解散後の乱れ、
何よりも大切で嬉しい誕生、迫りつつある不安・・切り取られながらも、決して途絶えない時間の美。
【失われた一万年】
ドキュメンタリー。目覚し時計をじっと見つめる・・そっと耳にあててみる・・そんな姿が目に焼きついた。
時に置いてけぼりにされたかに見える彼らだけど・・普通に生きてるつもりの自分なんて
目覚し時計に毎日イヤイヤ起こされてる自分なんて^_^;ただ流されてるだけに思えてくるよ・・
【女優のブレイクタイム】
休憩時間が本当の自分に戻れる時?たったこれだけの時間のその時に、一体何をしましょうか。
そして又、違う自分→彼女の人生が始まる。彼女の人生は自分の人生を食べながら続くのかな。
【トローナからの12マイル】
一緒にモウロウとした時間を過ごしました・・。たかが10分、されど10分、たのむよ〜10分・・!
同じ時間でも、楽しい時とそうじゃない時の長さって絶対違うよね?ププッ(* ̄m ̄)ノ彡☆
【ゴアVSブッシュ】
ドキュメンタリー。社会派じゃない私には、え?え?と思うばかりが正直な所。怒涛の運命の10分。
【夢幻百花】
最初はちょっとコメディタッチ。彼の思いが、いつしかみんなに伝わっていく所にジーンときた・・。
今はなきものを思う・・いや、本当に彼には見えていたのかもしれないね。
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10分程度の短編集と言えど、その時間でもきっちり起承転結のある話、長い時間を経てこそやっと描く事が出来る
ドキュメンタリー等、其々の時間・人生観の斬り方がさすがに個性的で大満足。
「ライフライン」が一番印象的だったが、「夢幻百花」「失われた一万年」も良かったし、お気に入りの
クロエ・セヴィニーが良い雰囲気を醸し出していた「女優のブレイクタイム」も忘れられない。 【シネ・リーブル博多駅】

電話で抱きしめて
HANGING UP (00・米)
(監)ダイアン・キートン (製・脚)ノーラ・エフロン (製総指揮・脚・原)デリア・エフロン (製総指揮)ビル・ロビンソン (製)ローレンス・マーク
(主)メグ・ライアン ウォルター・マッソー ダイアン・キートン リサ・クードロー アダム・アーキン クロリス・リーチマン
前半はガチャガチャうるさいし、エピソードも平坦でちっとも面白くなかったんだけど、中盤からやっとエンジンかかってホッ。
我儘な父親の面倒に振り回されるイヴ(メグ)がとっても良かったです。メグちゃん自身にもすごく落ち着いた美しさを感じた。
どこにでも、身内にこう言うの1人はいるよね〜・・ってなんか身につまされたよ;;
母(妻)が出て行ったのも「母親ってものに向いてない」と、家族を捨てた悪者みたいに描いてるけど、こんな父(夫)見てたら、
パートナーであるべき旦那がまるっきし”子供”なのがいけなかったんじゃないの?なーんて、ちょっと思ったんだけどね。( ̄∇ ̄;)
だって、子育ては大変なんだよ・・それを分かち合える同等なパートナーがこんなガキみたいな男じゃ、たまらんて。( ̄∇ ̄;)
ハタから見てると、子供に優しいし全然憎めない父(夫)だけどね・・だからこそ娘達も見限れない部分があるんだろうし。
でも誰だって、自分が素直に寄りかかれる相手がほしいに決まってるもの・・全てのお世話は母親の役目・・なんて考え方が、
時代を越えて、そのまんまイヴにも降りかかってしまった様に思えるよ。いくら愛ある人でも、これは可哀想だしブチキレて当然。(爆)
それにその反対に、誰だって自分が誰かの役に立てれば嬉しい・・って思うはず。そのバランスが難しいよね。
イヴがいつも着てるコートが、やたらズルズルと長くて、まるで(スヌーピーの)ライナスにとっての毛布みたいな感じがした。
ラスト、イヴの子供時代の女の子が、とってもメグちゃんに似てて可愛いかった♪し、いいシーンだった。(涙)
佳い話だっただけに、前半もっとこなれた演出がしてあったらと思うと、ちょっと勿体無い感じがした。【BS】

      

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