ソイレント・グリーン
SOYLENT GREEN (73・米)
 
 
(監)リチャード・フライシャー (脚)スタンリー・R・グリーンバーグ (原作)ハリー・ハリソン
(主)チャールトン・ヘストン エドワード・G・ロビンソン リー・テイラー=ヤング チャック・コナーズ ジョセフ・コットン 
   ブロック・ピータース ポーラ・ケリー スティーヴン・ヤング
 
2022年。環境汚染に見舞われ食料危機に陥ったニューヨークで合成食品会社の社長が殺害された。
捜査にあたった警官は事件の裏側のある陰謀に気付き・・

えっ、あと4年後?( ̄□ ̄;  それはともかく!
えっ、あれ、未来のTVゲーム?( ̄□ ̄;  それもともかく!(笑)
大昔に気になったまま未見だった作品を今頃。
当時はなんだかセンセーショナルな雰囲気で、実際そうだったんだろうし、
今見ても未来への警鐘作品ねとは思ったけど、面白さと言う意味では期待をだいぶ下回ったかな。
だいたい、未見のままのうん十年の間にオチはバレとるし(どうしてもね〜;;)
なので他に期待してたんだけどね、なんかこう・・題材とオチに頼り過ぎだった印象。そこで終わるんか〜・・。
リアルタイムだと全然違ったかもしれないけど、描写も狭く漠然とした所が多くて物語としては薄く、物足りなかった。
ソル爺は道標っぽくもあったので、自分からあんな所に出向いたのは悲しかったな。
んで、主人公が彼を救いに!と思いきや・・ いつまでもスクリーンに見入っとるし・・。
いや、わかる、きっと見た事のない光景だったんだろう、あんな美しい自然、圧倒されるよね・・わかる、
うん、わかるよ・・わかるけどさ・・ もうええやろ、はよ動け!ソル爺をはよ助けたってぇー!・・とか思ってしまって。(汗)
でももうあの時点で、お話するだけで留めるつもりだったのね?あんな世の中、生きてて幸せか?と聞かれるのも辛い・・。
でもさ、なんでソル爺は一番重大な事をあの場で言ったの?もし彼が来なかったら言えなかった事じゃ?
でも言いたかったんだよね?謎・・。(なんか見落としてたら失礼)
富豪の家には女性が”家具”として備え付けられていて (イマだと大問題かも?上映中止かも?・笑)
そしてシャワーで彼女と、うふふキャッキャ♪な主人公。 自分のこれまでのチャールトン・ヘストンのイメージに、
うふふキャッキャ♪が上書きされてしまったと言う、得体の知れない残念感・・。(笑)     【BS−NHK】
 

【SAWシリーズ】
SAW ソウ
SAW (04・米)
(監・原案)ジェームズ・ワン (脚・原案)リー・ワネル
(主)ケアリー・エルウェズ リー・ワネル ダニー・グローヴァー モニカ・ポッター マイケル・エマーソン ケン・リョン
予告編見てからとっても楽しみにしてたスリラー。でもこれ、バスルームだけで話が展開する訳じゃなかったのねー。
そう言えば「CUBE」ミーツ「セブン」とか言ってたね。どっちかと言うと「セブン」のノリ?
バスタブでの目覚めは、ちょっと「ダークシティ」も思い出させるけど、この出だしは不安あおっていいよね。
でも途中迄は、脱出へのヒントは考える間もなく出てくるし、どんどん”刑事モノ”は進行していくし、あれ・・期待してたのとは
ちとズレてた〜?まあいいや、子供部屋のキルト可愛いし〜♪なーんて思ってたり(笑)そしたら・・・・・・・・・・・・・・
しょえー!しまったぁー!なんてこったい!・・いやぁ〜・・ラストでは、ゾワゾワ〜ッって足元まで全身震えてしまいましたわー!( ̄∇ ̄;)
荒削りな印象もバリバリだけど、このノン・ストップ・パワーに結局すっかり飲み込まれて・・(笑) 欲を言うと、ゴードン&アダムの心情などを
もっと掘り下げてくれたら・・とかも思ったけど、これだけトドメ刺されれば、もう文句言いっこなしですね。面白かったです( ̄∇ ̄;)
それにどうも、こんなに”向こう見ずな(!?)勢い”のある作品って好きみたいです、私。( ̄∇ ̄;)
【以下、完全ネタバレ。未見の方は絶対に読まないで!】
だよねー、だよねー・・そう言われれば、それらしい事くらい分かってたハズなのに・・もう、すーっかりそんな事忘れてしまってたよ!
だからなのね、あの目まぐるしい展開は・・それですっかり記憶を掃除させられて・・うーん・・目先の怒涛の展開にばかり気を取られて・・
結局それすら罠だったのね・・!?ふと、「最前列で見るのが好き」の一言を思い出して、またゾゾゾ〜!( ̄∇ ̄;)
しかもね、最後のフラッシュバックで、彼、チラリと目開けてない?いやーん・・恥ずかしい!Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
そう言えば思ったんだよね、クライマックスのゼップの走り・・なんか最初と比べると全然走りにキレがないなぁ・・って。
そこまで気付いていながら、どうして真犯人に気付かない?!( ̄∇ ̄;)
ああ・・それに思い出すと、謎を解く大きな鍵はかなりあちこちにハデに散りばめられてたよね・・そもそも、宣伝ポスターだってさぁ・・
なんであの「X」に一番に気付かなかったんだろう・・うぅーん・・不覚じゃあ!
物事は、たて、よこ、ななめ、そして上から!(笑)色んな角度から見ないとね・・はぁ〜・・思わず素直に学習してしまったよ。
ラストでショック受けて、しばらくボーゼンとした後に、どんどん気になって来る彼らのその後;;
一緒に観た娘も、鑑賞直後はドヨーーンと無口だったけど、いったん言葉が出てくると次から次に・・。(笑)
アダムは餓死、ゴードンはきっと失血死・・それをジーッと見ている彼・・とか、想像したら又コワイ!;;
もしアダムが最初の失敗をしなければ・・とか色々考えてもみたけど、どうころんでもアダムには道は用意されてないよね?
ゴードンだってもしアダムを殺してても、ゼップや彼がどう動いたか分からないし。
生きる事を大切にしない人達、何かに感謝しない人達にオシオキしてるつもりの彼だけど、そんな屁理屈こいた極悪非道さに、
生き残ったアマンダが感謝する・・ってのも又、別の意味でコワイし、余命少ない彼が、ここ迄の緻密な犯罪を練り出し、しかもまんまと
腕利きの刑事をマイてしまうと言う行動のキレの良さを持ち得てる・・ってのも、「生」のパワーを感じ、ツッコミを越えてかなりコワイ。(爆笑)
ツッコミと言えば他にも、登場人物の行動等、もっと冷静に考えればうまくいくんじゃ?などなど、わざとツッコませてるみたいな所も面白い。
だってそこでツッコんで行くと”恐怖”にぶちあたるんだもの・・!アマンダのゲームにしても、簡単そうに見えて、もしあれが恋人だったら・・とか、
想像を怖さに導く巧さ。・・てか、極限状態で人間がどれだけ冷静でいられるっつーの?!って、そこからして疑問だし。
ふくよか顔のゴードンが、どんどん蒼白になっていくのも怖かった・・。そして、やっぱりアダム・・!
ああ、最後の彼の表情が忘れられない〜。脳裏に焼きついてしまったよ〜。<(T◇T)>
しかも夢にも出て来るし〜。ゞ( ̄∇ ̄;) あの”ヘボ芝居”の彼も可愛くて忘れられない〜!_(T▽T)ノ彡☆ 【天神東宝】

ソウ2
SAW2 (05・米)
(監)ダーレン・リン・バウズマン (脚)ダーレン・リン・バウズマン リー・ワネル
(主)ドニー・ウォルバーグ ショウニー・スミス トビン・ベル エリック・ナドセン フランキーG グレン・プラマー ダイナ・メイヤー
   エマニュエル・ヴォジエ ビヴァリー・ミッチェル
「1」に比べると、かなりゲーム色が濃くなって、まんま「CUBE」な出だしなのにそう言う掘り下げのないチープな人間像や仕掛けには、
少々置いてけぼりをくらう結果に・・。そして、「1」のファンである私が「1」で一番気にかけていた某の登場とその行動によって
先が見えてしまった為、ドキドキ感や盛り上がりを感じず、全く衝撃がなかった事が残念・・!(>_<)
でも、「1」あっての「2」と言う意味では、これは非常に
自然な作りの続編と言う印象もあって、何より、自分が注目していた某の心理を
今回引っ張ってきた所に、作者への共感と興味を再び持たせてもらう結果となったのは良かったと思う。
クライマックスで、見覚えのある場所が出てきたり・・なども「1」のファンとしてはたまらなかったですね〜。
「1」を見てると読める展開、でも「1」を見てないと面白さ半減・・って言う、ちょっと複雑な印象・・かな。
何しろ、「1」では完全にヤられてしまって鳥肌たったくらいですからね〜。( ̄∇ ̄;) 今回も
衝撃が欲しかったわ!
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね】
先が見えた・・のは、あくまでも閉じ込められた部屋でのオチ・・なので、あの数字の謎の答えなどは解りません。ゞ( ̄∇ ̄;)
(どうも虹の色の順番に並べるみたいではあるけど??)でもあれにしても、結局答えもなく中途半端で(後は見ている側に考えて貰おうと
言うつもりなのかもしれないけど)でも、今更考えても、もう****は脱出してる・・って結末からも、あの部屋の*人はどうしたって
前回の***同様な”捨てコマ”に過ぎなかったとしか思えないし、それを今更謎解いても意味ないしなぁ〜・・なんて・・。( ̄∇ ̄;)
観てる時は、透明ケースに両手入れた女なんて、めちゃアホに見えたけどね・・せっかくジグソウが一生懸命作ったテープも
無視されてた様な??(ちがった?笑)でもきっと、毒まわってて思考力なかったんだろね?これがもし自分だったら、きっともっとアホな事して
ボツってたんじゃないかとは思うけど(泣)全てをあの野獣男にアタってからボツりたい気も・・。(-.-)ふ
でもまあ、8人で目くらませしておいて、メインは刑事・・だったと言う、前回と同じ様な捜査撹乱技法は面白かったし、
ジグソウの内面にも触れられて、興味深かったですね。ジグソウって、ちょっとテレンス・スタンプに似てない?( ̄∇ ̄;)
それと、今回も、”言葉”に注目!でしたね。今回のもなかなかやるな!ってカンシンしました。(笑)
人の話をきちんと聞く事ってとても大事で難しい事だものね。・・刑事はエンデの「モモ」を読んでおくべきでした。(謎)【ソラリアシネマ】

SAW3
SAW V (06・米)
(監)ダーレン・リン・バウズマン (脚)リー・ワネル (原案)リー・ワネル ジェームズ・ワン
(主)トビン・ベル ショウニー・スミス バハール・スーメキ アンガス・マクファデン ダイナ・メイヤー
大好き『SAW』でも、シリーズも3作目となると、どうなんだろう?・・ってちょっと心配しながらの鑑賞。
今回は、やたらとムダにグロ度が増して、なのに、トラップは変にアッサリしてて・・
正直、物語の半分位までは
「なんだかなぁ〜・・やっぱりもう『SAW』もオシマイなのかなぁ・・」( ̄∇ ̄;) ・・って、少々ナゲヤリに。
・・が、それがクライマックスで急展開!おお〜・・そうだったのね・・うんうん、ジグソウ、なんか怪しいと思ってたんだよね・・
でも元から怪しいジイ様だから、そんなモンだろ・・って真剣に考えてなかったワ〜!こりゃ、又しても偏屈ジイ様に一本取られちゃったワ!
・・って、納得しちゃって、結果的には楽しめました。_(T▽T)ノ彡☆

確かにゲームは単純で明らかにパワーダウンしてるけど、それがそのまま大きな伏線になってるし、「1」から通してみると、
ホラーなのに(と言うのも変だけど)
流れがよく出来てます。続編の作られた意味がハッキリと伝わって来るのがイイ。
自分としては、アホな若者が暴れる「2」よりも、誰かさんの心の中(の闇)が覗けたみたいな「3」のが好みかなぁ・・。
今回は、「1」と「2」のネタバラシなシーンが結構沢山あるので、
「3」を見たい方は、絶対に「1」と「2」を見てから!にしてね!
しかし、そのメイキングシーン(?)には、「へえ・・あの時こんな風にしてたんだ・・」って言う面白さもあったけど、
「そこまで延々見せてくれなくてもいいのにぃ〜」・・って言う、大きなお世話!感のが強かったよ。ゞ( ̄∇ ̄;)
これは「4」もあるんでしょうかね?いや、きっとあるよね?じゃないと○の行方が・・おっと・・後は、ネタバレ!にて。
何はともあれ、こんなんだから、まだまだ『SAW』はやめられない!(あっ・・またまた友達が減っていくぅ〜・・・・・・)
今回もまた、ホラーとはギャップある可愛いキルト(ベッドカバー)が出ましたよ。そんな所も好きなんだけど。。。。。ね( ̄∇ ̄;)
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
最初私がビックリしたのは、あのアマンダがめっちゃキレイ!になってたコト!( ̄□ ̄おお〜
それも納得・・やっぱり愛は女を磨くのね〜(笑)・・と言うか、彼女にとってジグソウは神と一緒なのかもしれないけどさ、
そんな激しい想い(崇拝)を、あの偏屈ジイ様は全部お見通し・・でバッサリ!!だものね。スゴイよね。
ジグソウの正体、ホントはミヒャエル・ハネケなんじゃないのー?(なぜ)
アマンダがリンや世間に向ける嫉妬〜行動も凄かったな・・けど、そんな感情はジグソウにすれば不本意であり
最も嫌う行為だったんだろうね?生に感謝し、罪を赦す・・と言う謙虚な姿勢を彼は好んでいる(らしい)ものね。
そのあたりの彼なりな哲学や感情にもう一歩迫ってればもっと面白くなっていたとは思うけど、所詮は殺人鬼ですからねー
愛する者を想いながら葛藤しまくった(させられた)「1」でのゴードン達に共感出来るのとはちとワケが違うかもね。で、そんな
自分の事は棚に上げっぱなし(爆)な彼にも、甘い時代があった様で?・・あの金髪美女はどなたなんでしょうね〜?
彼がこんなに氷のハート、ハガネの神経になったのには、彼女にも何か原因があるのかな?それが「4」で判るのかな?
この偏屈ジイ様のカリスマ性のスタート地点と、リンの娘の居所・・プラスアルファの衝撃を「4」に大きく期待しています。
ところで、私、最初の方ちょっと勘違いしてた部分があったみたい・・(^^;ゲームに参加させられたのがリンの旦那だって事は
すぐピンと来たんだけど、あれっ?旦那、こんなクマゴローみたいな顔だった?もっと細くなかった?そう言えばリンは浮気
してるって言ってたね・・じゃ最初のベッドに居たのは旦那ではなくて愛人の方だったの?って途中で思った次第。
(注:けど、最初のあれはやっぱ旦那だった?DVDで再見した時も暗くてよくワカラんかった;;名前言ったっけなぁ?)
仕掛けられるトラップは、今回は(グロい割には)あんまり強烈に印象に残ってなくて。・・凍るの、はやっ!・・くらいで。(笑)
豚の所も、息子の遺品や写真が焼かれた悲しさでずっとウルウルしてたもんだからさ・・(T_T)(←相変わらずホラーで泣く女)
案外、今回は、トラップよりもあの手術シーンのが印象的だったかも。 【ソラリアシネマ】
【追記】どーも、このシリーズでは、観客は大学生くらいの男の子が多い。「3」では、3人連れ以上のグループが目立った。
     次に多いのが単独オヤヂで、次が女の子の2人連れ。オバサン1人なんて・・・・・いたかしら・・?( ̄∇ ̄;) はっはっはっ

SAW4
SAW W (07・米)
ブログ
(監)ダーレン・リン・バウズマン (脚)パトリック・メルトン マーカス・ダンスタン
(主)トビン・ベル リリク・ベント コスタス・マンディラー ベッツイ・ラッセル ジャスティン・ルイス スコット・パターソン
   アスィナ・カーカニス ビリー・オーティス
え〜やっぱまだあるの〜?とか思いながらも、つい前売り券まで買っちゃって・・仕方ないよ〜もう条件反射だもん〜( ̄∇ ̄;)
そもそも、もうジグソーはほにゃららだし、ぺけぺけもほにゃららだし(前の話だけど、ネタバレになるので書けない)
今更一体そこからどうなるってのぉ〜?・・って、期待半分・不安半分で観て来ましたが・・ははは・・そう言う事だったのね!
またしっかり騙されてしまったぁ〜_(T▽T)ノ彡☆ なんで学習しないの私!バカバカ〜私のバカぁ〜おたんこなすぅ〜!
とことん叫びたいけど、ここはネタバレなしでは叫べないので、以下【ネタバレ】にて〜〜(TT▽TT)ダァー
今回は、とにかくそのあたりが一番のトリック。そして、また今回なりのテーマもあって、その言わんとする所が、実際、
私なんかも時折自身に問いかける様なテーマでもあったもんで(なんなんだ)「悔しいけど解るわ〜」・・って、
その大いなるイケズ哲学に「またしてもジイさんに一本取られてしまったわ〜」(えっ?ジイさん??)って感じで面白かったです。
とは言え、フラッシュバックは相変わらず必要以上にウルさいし、その他の展開がちょっと上っ面だけの駆け足なので、
「その人誰?悪いヒトなの〜?何したん〜?」みたいに他のキャラが薄く、せっかくのテーマもイマイチ深みに欠け、
結果、皆が期待してるであろうラストのオドロキ(笑)にもさほど効果が出なかったのが残念。
↑の
大掛かりなトリックに、作り手自身が酔い過ぎて逆効果になっちゃったのかもねー?
トラップ(これも恒例の・笑)については、更にグロ度・・と言うか、身近な痛みを感じるトラップが増して、思わず唸りそうに・・。
よくこんなん考えつくよね〜・・って、半分カンシンもしちゃったわよ。( ̄(エ) ̄)vゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
とは言っても、
冒頭のベロンチョ!!・・( ̄□||||!!・・がやっぱり一番衝撃的!ウッ・・・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)
ここ、別にトラップシーンじゃないのに、かえってこんなんのが「あの〜モザイクないんですか〜?;;」って思ってしまったり。(汗)
なにはともあれ、ジグソウの過去なども色々わかって、彼のファン(いるのか?)には必見の「4」。
これ、「5」もありますよ、絶対!
・・と言うのが、全然解明されてない謎がしっかり残ってるんだもの!私が一番気がかりだった謎がそのまんま!
続きは来年の、やっぱり秋公開かな?春でもいいのよ・・新たなトリック持って、いつでもかかってらっしゃい!
と言うか、来るなら、はよ来て!・・じゃないと、また学習忘れてしまうからさ!!(TωT)ブヒー
【以下、激しくネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
だからね〜・・確かにまた騙されましたがね〜・・でも、なんかおかしいとは思ってたんだよねぇ〜・・(←言い訳がましい)
だってね、エリックと刑事が二人並んで拷問受け中にさ、漠然と思ってたんですよ・・
「もしこれが時給同じのバイトだったら、吊るされてるよりも、絶対じっと座ってる刑事のがラクだよね〜!」って!_(T▽T)ノ彡☆
・・うーん・・そこから何故彼が第3のジグソウだって気付かなかったんだろう・・く、くやしー・・!
いや、でも彼ってさあ、前から居たっけ?居ないよねぇー?(←居ました。後で「3」で確認しました!笑)
だからさ、そんな居たか居ないかすらもう記憶にないヤツに主役の座が渡るなんてねぇ〜・・なんかスッキリしないわー!
だいたい、どうして彼が共犯者になったのかも全然解らないし、私が一番気になってた「3」で拉致された娘は一体どこなの?!
・・でも今回が「3」と同時進行してたから、その辺りはきっと「5」で解明されるのでしょうね?全く、商売、うま過ぎだよ!(笑)
それはそうと、今回のトラップ・・矢のアイディアもスゴイな〜と思ったけど、一番痛かったのはやっぱりあの髪の毛引っ張り機!
私なんて、しょっちゅうボサボサ髪がもつれて、ブラッシングの時にイデデデデ!・・なんて騒いでますが、
そんなん比較にもならないよね〜・・被験者はパリス・ヒ○トンに見えて、ちょっと笑ってしまったけれど。(オイ)
そして今回のキーワードの”ドア”・・には、トラップだけでなく、ジルのお腹に当たったドアとか、ジルのアカンボが開ける事が
出来なかったこの世へのドアとか、色んなモノを連想させられたわ・・なんて思うと、また観たくなったりして〜(爆) 【ソラリアシネマ】

SAW5
SAW X (08・米)
(監)デイヴィッド・ハックル (脚)パトリック・メルトン マーカス・ダンスタン
(主)トビン・ベル コスタス・マンディラー スコット・パターソン ベッツイ・ラッセル マーク・ロルストン カルロ・ロータ
   ジュリー・ベンス グレッグ・ブリク ローラ・ゴードン ミーガン・グッド
今年もやってきました、この季節。もう今回はパスしようかなぁ〜・・とも思ったんだけど、気が付くとスケジュールを調整し、
劇場の椅子に座っておりました。もはや、条件反射なのかヤケクソなのか自分でもわかりません!
でも、その投げやりな態度が良かったのか(笑)「4」よりは楽しめました。と言うのも、「4」よりも正統派(笑)で、話が整理整頓されてて、
「4」での疑問のいくつかが解明されたから。まぁその分、今回、シリーズで初めて”騙された感”がなかったのがちょっと残念だったし、
そう言う過去の種明かしみたいな(言い訳みたいな、こじつけみたいな)話が多い、かと思うと(箱とか)新たな謎が生まれたり、
ジグソー曰く、「まだ全貌は明らかになっていない」・・ので、「いつ明らかになるんじゃあ〜?!過ぎた事と先の話はいいから、
イマを見せてよ〜イマ明らかにすりゃいいじゃん〜イマを生きろよ〜byロビン・ウィリアムス!」・・みたいなキブンにもなってしまいました。
・・と言った具合なので、当然、「6」に続きます。もう、当然、ですよ、多分、じゃなくて。
今回のトラップの”5人で**して脱出せよ”と言うのは、展開はちょっとアッサリし過ぎた感じはあったけど、
”課題”としてはとても興味深く面白かったです。大抵、一番良さそうな人が一番先に死んじゃったりするんだけどねえ;;
最後の課題なんて、漠然と「○○○○して入れたらダメなん?」とか思ったりもしたけど、容器の仕組みからして無理なのね?(←何なんだ)
ラストは後味悪かった〜!多分「1」を意識してるんだろうけど、よりダイレクトに悲惨な光景を想像しちゃう〜(>_<) 【天神東宝】

ソウ6
SAW VI (09・米)
(監)ケヴィン・グルタート (脚)マーカス・ダンスタン パトリック・メルトン
(主)トビン・ベル コスタス・マンディロア ベッツィ・ラッセル マーク・ロルストン ピーター・アウターブリッジ ショウニー・スミス
またまたやってきました、SAWの秋!・・って、今年はもうすっかり忘れてたけど、全米では毎年ハロウィンに公開してるそうな?
で、さすがに今回は、忙しいしもうパスしようかなぁ・・って思ってたんだけど、
公開日が近づくにつれ、なんだか体がウズウズしちゃって・・自分の体が自分の体でない様な・・
で、ハッ!・・と気づくと、またしても前売券を買い、初日にスクリーンの前に座っておりました・・。
うぅ・・こうなると、パブロフのつるドコロではない・・もはや、ビョーキ・・?
でもね、そんなカンジで、自分のビョーキを自覚したのが良かったのか(爆)今回は「4」「5」よりもかなり楽しめました。
・・と言っても、ジグソウの後継者がどうとかや箱の中身なんてたいした事なくてねぇ〜・・( ̄∇ ̄;)
終わり方なんて、シリーズで一番シマリのない終わり方だったよ。・・と言うか、まだ続くな?こりゃ・・(;¬_¬)[SAW7]
面白かったのは、今回オシオキのターゲットとなるのが、保険会社の面々だったこと。
会社の利益の為にヒトを利用する様な・・そんなやり方に対しての怒り。
そう言う解り易い社会問題を扱って、もっともらしくゲームを仕掛ける展開が「SAW」らしいっちゃーソウらしい。(笑)
オシオキに関しては、冒頭の”でぶいメタボなオヤジVS若いヘルシー女性”のが一番痛そうでインパクトあったせいで、
その後のがあまり印象に残らなかったけれど。せいぜいが、ぐるりと回ったカルーセル死刑台と(このぐるりは「6」にカケてるの?)
最後のジョワ〜ジョワ〜ヤクルト・ジョワ〜(なんなんだ)くらいかな。
ジル宛の封筒の「6」なんて、しきりと「の」に見えて仕方なかったけれど。なんかマヌケに見えて仕方なかったけれど。
でさ、今回もしっかり最後に騙されたのよね・・( ̄∇ ̄;私はてっきり、あの母息子が・・・・・(以下、ネタバレになるので省略)
ああ〜・・今回もオシオキにばかり気をとられて、しっかり騙されてしまいました〜!
なんで私って、毎回こうなの〜〜バカバカ〜私のバカぁ〜おたんこなすぅ〜〜!
一体、何回騙されたら気が済むのよぉ〜〜毎年同じ事言ってるし〜おたんこなすぅ〜って言ってるし〜(TT▽TT)ダァー
・・と思ったら、「5」では騙されてなかったらしい??そうだっけ?なんだ〜連続じゃなかったんだ〜良かった様な残念だった様な。(笑)
・・と言う訳で、やっぱり「7」に続きます。(多分)
でも、もうホントに「7」で終わりにして欲しいです。ファンからの切実なお願いっ!!(←やっぱりファンなのね・・私?)【天神東宝】

ソウ ザ・ファイナル 3D
SAW 3D (10・米)
 
(監)ケヴィン・グルタート (脚)パトリック・メルトン マーカス・ダンスタン
(主)トビン・ベル ケイリー・エルウィズ コスタス・マンディロア ベッツィ・ラッセル ショーン・パトリック・フラナリー
   ジーナ・ホールデン チャド・ドネッラ ローレンス・アンソニー
 
いやぁ〜とうとうファイナルですか!しかも時代がついに「SAW」をも3Dにしてしまった!
・・と言う事で、これまで尻つぼみだったシリーズでも(あ、「6」は結構好きだったけどね)
それなりな期待が膨らむと言うもんだ!ワクワクソワソワして、今回も早々に前売り券まで買っちゃったよ!
そしたら、あ〜た、またまた可愛いオマケがついててねぇ〜、ビリー君のボールペン!
もう可愛い過ぎて使えやしない!昨年のメモ帳と合わせると、もうこの上ないキュートさ!
そんなグッズを眺めながら公開を待っていたら、急に東京に行く事になりまして。ちょっと娘の所にね。
だったらいっそ娘と一緒に観ようじゃないか!思い起こせばあの懐かしの「1」だって娘と二人で堪能したものね!
・・で、早速娘の分も前売り券を購入し、勿論ボールペンもゲットして、
東京到着翌日の朝一で行きましたわよ、まだ朝日がまばゆい六本木ヒルズTOHOシネマズへね!
いやぁ〜・・六本木ヒルズ・・これが噂に聞いてた六本木ヒルズ・・まさかここのTOHOで「SAW7」を観る事になろうとは・・。
館内、ちょいと宇宙ステーションぽくて、さすが東京〜福岡の東宝とは違うねぇ・・だいたい東宝じゃなくてTOHOだし!
とか思いながら、写真でも撮ろうかと思ったけど、窓口のお姉さんと目があったりして、
そもそも何でも撮影したがるのは日本人の悪いクセよね、とかも思って、撮影はやめたわ・・
けど、今になって思えば、一枚くらい撮っておけば良かったなぁ〜・・ってちょっと後悔。(←まるきし日本人!しかもオノボリ!)
前置きはこのくらいにして・・(超長い前置き)
いやぁ〜最後の「SAW」・・色々言いたい事はあるけど、それは【ネタバレあり】で叫ぶとして(笑)
あ、初の3Dに関してはね・・え〜っと・・別にいらんかったです。(笑)
効果を感じたのは冒頭の電動ノコと終盤の爆発の所くらいかな〜・・内臓とか飛び出てこなかったし〜(何の期待を・・)
それとね、火・・。個人的には、もう火だけはやめて欲しかったなぁ〜(^^;
あらゆる拷問には結構免疫ついてるけど、火だけはやっぱり苦手。「2」でも火の所だけは見たくなかったもん。
他のトラップについても最初の以外は今一つ・・あの猿ぐつわだけは、あぁ、あんな風になるんだ・・って実感したけれど。
でもさ、ついに終わったんだよね・・なんだかんだ言いつつ言われつつもずっと劇場鑑賞し続けてきたこの「SAW」シリーズが・・
お疲れ様です・・7年分の疲れを・・ぁ、いや、感動をありがとう!
そうなのよ・・なんだかんだ言われつつ、ハッキリ「物好きね」と言われつつ、条件反射とかビョーキとか言い訳しつつ、
その実、やっぱりこのシリーズには思い入れがあったんだよね。
今ここでハッキリ言おう、私は本当は「SAW」が好きだぁ〜〜!
好きな順だと、1→3→2→6→7→・・え〜っと・・4と5は既に忘却の彼方ですが。(←好きと叫んだ割にはイイカゲン)
まぁいいよね、最後だし、好きの大安売りでも。・・とか言って、「ジグソウ再び」とか「エターナル・ジグソウ」とかないよね〜?
もしあったらどうすりゃいいの?え?いつもの様に、心の赴くままに前売り券買って静かに公開を待てばいい、ですと?
(||| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)アウッ
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
生き残った男=ボビーが出てきた時、「あれっ?こんなヤツいたっけ?マズイ・・覚えがない・・」
って、マジで焦った;;けど、それが嘘だったと知ってすんごいホッとしたよ〜もう自分の記憶力が不安で不安で。(汗)
で、この役者さん、後で知ったけど「処刑人」の一人だったのね!エ〜うっそ〜!って感じ。
それはま〜〜ったく覚えがなかったので、今聞いても同一人物に思えない・・と言うか、リーダスしか顔覚えてなかったし。(爆)
それから、今回の最大の関心であったラストの「ゲームオーバー」・・は、想像通りでした。
・・と言うか、ゴードン先生が出てきた時点できっと誰もが予想したでしょうね。
でも、今までのトラップの知識とかに関してはそれで辻褄が合うのかもしれないけど、
自分としては、この終わり方だけは避けて欲しかった・・のもちょっとあった。
と言うのも、あれだけ「1」で悲惨な目にあっておきながら、いとも簡単に(年月経ってるとは言え)
マトモな人間があんな風になってしまうとは思いたくなかったから。
一緒に観た娘は、「ゴードンの妻子は死んでないよねぇ?だったら何であんな風になるの?」って言ってたけど、
ホントそう思う。・・生きてるよね?・・あれっ?ボビーも最後どうなったっけ?(爆)
それからホフマン・・何だかずっとイマイチなキャラとして活躍してくれて、
さすがに最後には、そのイマイチさがちょっと気の毒になってきたと言うか(笑)
まぁ、ジグソウの遺志を無視して暴走したから仕方はないけれど、ちょっと残念な立場だったね。(爆)
・・と言う訳で、前述したスピンオフ企画など決してありませんように!
ファンからのお願い・ざ・ファイナル!_(T▽T)ノ彡☆ 【六本木ヒルズTOHOシネマズ】 

宋家の三姉妹
宋家皇朝 / THE SOONG SISTER (97・香港=日本)
(監)メイベル・チャン (脚)アレックス・ロウ (音楽)喜多郎 ランディ・ミラー
(主)マギー・チャン ミシェル・ヨー ヴィヴィアン・ウー ウー・シンクオ チアン・ウェン エイレン・チン ニウ・チェンホワ
公開当時話題になり、再映もあったんだけど、何となく見逃してた作品を今頃・・。
事実に基づいたフィクションとは思うけど、私の知らない歴史も解り易くドラマちっくに描かれていたので楽しめました。
靄齢・慶齢・美齢の三姉妹は、やはりマギー演じる次女が一番印象的でした。それにしても、蒋介石ってあれでOKなんですか?(汗)
”革命とは愛、愛もまた革命である・・” 。生まれた時代や環境で、小さな出会いが世界を動かす事もあるのね・・。 【BS−NHK】

草原の輝き
SPLENDOR IN THE GRASS (61・米)
(監)エリア・カザン (原・脚)ウィリアム・インジ
(主)ウォーレン・ビーティ ナタリー・ウッド パット・ヒングル ゾーラ・ランパート
今、こう言うの見たらたまんないですねー・・悲しいと言うか、切ないと言うか、苦しいというか・・あぁ〜・・・〜〜〜(;_ _)O パタ...
(思う物が多すぎて感想書けない・笑)【TV】

草原の実験
ISPYTANIE / TEST (14・ロシア)
 
 
(監・脚)アレクサンドル・コット
(主)エレーナ・アン ダニーラ・ラッソマーヒン カリーム・パカチャコフ
父親と二人だけで広大な草原にひっそりと暮らす少女。どこからともなく現れ、少女の送り迎えの為に馬をとばす少年。
それは繰り返される日常・・のはずだった・・

台詞が一切なく、ファンタジックな映像で綴るシンプルな日々がとても美しい。
時々、これ好き嫌い分かれるだろうな〜;;と思う作品あるけど、
それとは逆に、いかにも多くの方々に絶賛されそう〜・・な雰囲気に満ちた作品。
ただ、このタイトルから簡単に想像出来、冒頭の風景で確信出来る様に、物語の結末がわかっているのでずっと心が重くてさ。
そこに行きつくまでのあれこれが微笑ましかったり輝いていたりしていたから余計にね。
同時に、わかりきってるが故に何か違う見せ方を期待してしまった所もあったせいか、
あの結末には特に衝撃もなく、ただただ気分が滅入るの一言だった。
実際にカザフであった事件(事故とは言えないんだろうね)にヒントを得て作られたらしいけど、
そこで問題にすべきは何なのか、問題のすり替えのワナにはまってはいないだろうか、とか、
デリケートな問題なだけに感情の落とし穴も用意されてる気もして、
また、ただ素直に受け止めて素直な怒りや哀しみを表せばいいだけなのかもしれないけれど、
どうしてそう出来なかったのか、心に小骨の様に引っかかるモノは何なのか、などと、
作品のシンプルな作りとは裏腹に、現実的なジレンマに複雑に襲われて気分が悪くなった。
そう言う意味では、ラストは衝撃と言うより嫌悪のが近かったかもしれない。
とは言え、物語を映像だけでシンプルに見せる方法は好みだし、やや少女趣味的な所も嫌いではない。
ケンカをやめて〜ふたりを止めて〜♪状況には笑ったけど、でもそれも納得(笑)の少女の存在感は素晴らしかった。
この”おさげ髪の美少女”は物語の全てと言っても過言ではないんじゃ?
でも髪切ったら割とどこでもいる子みたいになったので(爆)髪形って重要なのね〜とは思ったけれど。(笑)
この子ロシアとモンゴルあたりのハーフかな?って思ったら、ロシアとコリアのハーフなんだって。
コリアと言っても北じゃなくて南の方ね。それセーフなんだかアウトなんだか。
あれ?ここだとネタバレOKなのに、気が付いたら、なるべくネタバレしないように気をつかって書いてたわ。
しかも殆ど独り言で意味ワカランね。いつもの事か?( ̄∇ ̄;
【せっかくなんで、以下しっかりネタバレ】
昔観た「ザ・デイ・アフター」のラストの衝撃が自分にはずっと残ってたみたい・・と今更思った。
まだ今より世界が狭くて素直で心が柔らかい時期の初めての核爆発(爆弾)作品はやはり衝撃だった。
なので、本作のラストの核爆発(もはや人巻き込めば同じ)に衝撃を受ける方々の気持ち・・お察しします;;後々まで残るかも;;
それまでの映像世界がとてもファンタジックで美しかったから余計トラウマになったりして?
・・今の自分にはストレンジラブ先生のがお似合いかも;;( ̄‥ ̄)シーン   【KBCシネマ】
 

双生児-GEMINI-
GEMINI
 (99・日本)
(監・脚)塚本晋也 (原作)江戸川乱歩
(主)本木雅弘 りょう 藤村志保 筒井康隆 もたいまさこ 石橋蓮司 磨赤児 竹中直人 浅野忠信 
   田口トモロヲ 村上淳 内田春菊
未だに塚本監督が他の似た様な名前の監督とごっちゃになってよく判ってませんが・・「六月の蛇」の監督さんって以外は・・。
この作品見て、また少しだけインプット。映画自体がとても個性的・・百花繚乱ならぬ百花狂乱?だったので、もう忘れないと思う・・?!
まずは、登場人物の眉のない顔が強烈で・・時代が時代でもあれはやっぱり個性的・・。
りょうなんてまんまホラーですから!(有名な)首持った画像なんて、もいだ生首だとばかり思ってましたから!・・違った・・(笑)
・・と言った、視覚的なホラーっぽさの中に、生まれつき与えられた環境の残酷さ、人の運命の皮肉さ・・が渦まき、
一種独得な異様さを醸し出していました。特に、貧民窟(この字?)の生活感と言ったら、まるで絢爛たる貧しさ?
・・とでも言った感じで脳裏に焼きついてしまいました。さり気なく有名どころな俳優さんが出てるのも興味深い。 【TV】

ソウル・キッチン
SOUL KITCHEN (09・独=仏=伊)
 
 
(監・脚・製)ファティ・アキン (脚)アダム・ボウスドウコス (製作)クラウス・メック
(主)アダム・ボウスドウコス モーリッツ・ブライブトロイ ビロル・ユーネル ウド・キアー アンナ・ ベデルケ フェリーネ・ロッガン
 
映像とても好み。店の様子とか雑然としてながらも広々として気持ちいいし(改装前のが良かったけど・笑)エンドロールとかも凝ってる。
なのに話がイマイチ。途中からコメディ色が濃くなって、結局のところコメディなんだろうけどあんまり笑える所がない。
と言うか、いつも怒鳴ってばかりの人達にイライラする。時折一瞬気の利いたシーンがあると、逆に益々物語のイマイチさが勿体無い感じ。
多分見せ場(笑)のあの集団ラブシーン(?)もノレずに残念。
女性は恋人のナディーンも従業員のルチアも魅力的だったのに、主人公にはあまり魅力感じず。他の男性陣も同じく。
マニ(←違う・・笑)はろくでもないくせに恋人持つとか10年早くね? 船乗りのおじさんが一番穏やかでいい感じだった。  【BS−NHK】 

ソーシャル・ネットワーク
THE SOCIAL NETWORK (10・米)
 
(監)デヴィッド・フィンチャー (脚)アーロン・ソーキン (原作)ベン・メズリック (製作総指揮)ケヴィン・スペイシー
(主)ジェシー・アイゼンバーグ アンドリュー・ガーフィールド ジャスティン・ティンバーレイク アーミー・ハマー
   マックス・ミンゲラ ブレンダ・ソング ルーニー・マーラ
世界最大のSNS”Facebook”の創設者マーク・ザッカーバーグの成功の陰に秘められた物語とは・・。
2011年の初劇場での新作鑑賞はコレ。
タイトルと画像だけを見た時には、大昔の「ウォーゲーム」みたいな、コンピューターに強い小僧が何やら悪さする話かと思ったけど、
SNSを立ち上げ億万長者となった実在の青年の物語でした。(勿論、全てが事実ではないらしいけれど。)
で、別にウォーゲームなんてしないし(フィンチャーならウォーを取って単に「ゲーム」と言うべきか)
派手なアクションがある訳でもない、思いがけないどんでん返しでビックリする訳でもない
・・んだけど、最後まで全然飽きずに興味深く鑑賞出来ました。
いやぁ、すごい小僧がいたもんだ。 ←さっきから、青年と言ったり小僧と言ったりしてるのは、
すごい頭脳を持っている青年だけど、精神的には小僧のまま、って印象だったので、つい、ね。(笑)
そんな天才小僧青年の主人公マーク・・彼が求めるモノ、魅力に感じていたモノって本当の所何だったんだろう?
世界中の人達の輪を繋ぐその真ん中で、彼がひとり向かい合ってるモノって何だったんだろう?
でも、カノジョにサイテーな仕打ちをしたり、仲間に小賢しいマネをして前へ進んでいった彼の事を、
それでもどこか憎めず見守っていたいと思ってしまうのは(演じてるのがジェシー君だからって事を差し引いても・笑)
自分もどこか彼の信じるモノ、目指してるモノに共感してるんだろうなぁ・・って思うし、
だいたい、彼なんて、相当なコンプレックスの持ち主だと思うけど、
それを得意技で乗り越え・・と言うのもチト違うとは思うけど適切な言葉が思いつかない・・
とにかく、そこで終わらない、周囲への怒りや叫びを自分なりな形で世の中にぶつけたったぁー!
・・ってのには正直に共感してしまうし、そんな道のりに、夢をより理想に近づける出会いとやむを得ない別れがあっても当然、
成功と引き換えに何かを犠牲にしてしまうのは世の常だしねぇ〜・・ともスンナリ思ってしまってさあ。
なので、あんな彼でも(本人に言われなくても)さほど悪い奴とは思えなくて、それよりも興味のがわいちゃって。(^^;
まあ、彼らもFacebookも今なおバリバリ現役中〜!だし、
そうじゃなくても、実際の彼らの胸の内なんて本人しか解らない物もあるだろうし、
そうそう単純な勧善懲悪物語には出来ないしならないのも当然なんだろうけどね。
ラストシーンなんて、本人がどうと言うより、観てる側(ユーザー)への問いかけにも見えたし。
それにこの作品、アメリカでは高い評価を受けてるらしい・・のも、そんな生き馬の目を抜くビジネス戦争において
誰しもが、どこかに共感せざるを得ない、褒められるモノではないけど少しは理解もして欲しい・・みたいな
微妙な本音をツツかれてるからかもしれないなぁ・・とかも勝手に思ったりして。(笑)
・・とは言っても、実は私はSNSってちょっとニガテ。なんか息苦しくてね。
普通にネットのHPを行き来して自由にネッ友さんとお話しするのは楽しいけど、
SNSってそこにぐるりと囲いされてるみたいで、私の様な性格にはどうも居心地が悪い。
いちいちログインしなきゃいけない、ってのもちょっとねー・・そんなの通販だけで充分だよ。(単なる面倒臭がりか)
友達役のガーフィールド君の熱さ(笑)は印象的でしたね〜。
と言うか、彼の様なつぶらな瞳の俳優さんが演るから、より感情移入しちゃうよね?(^^;
それとウィリアム王子みたいなイケメンの双子〜。1人でも充分濃いのに、あれが2人だからね〜。学長も暑苦しがるって。(違うか)
そして主演のジェシー君。相変わらずの風貌で、地味色のパーカーやダラけたパジャマがこの上なくお似合い。
あんた、もうそれで今年の【つるデミー・ファッション賞】受賞間違いなしだよ!(笑)
でも、↑の濃い面々を見た後にふと彼を見ると、妙に安心感あるんだよね。意外と“癒し系オタク”なのかもねー?【ユナイテッド・シネマ】
 

ソードフィッシュ
SWORDFISH (01・米)
(ーー;)
(監)ドミニク・セナ (脚)スキップ・ウッズ
(主)ジョン・トラボルタ ヒュー・ジャックマン ドン・チードル ハル・ベリー サム・シェパード
冒頭から派手。トラボルタ良いです。しかし・・・わ、わからん所が・・・(えっ)
と言うか、時間たってみると内容よりも、コビた映像ばかり思い出してしまって・・(>_<) 【ユナイテッド・シネマ】

そこにいた男
 (20・日本)
 
 
(監)片山慎三 (脚)岨手由貴子
(主)清瀬やえこ 安井秀和 中村映里子 水口早香 松浦祐也
 
映像撮影の現場で知り合ったチャラ男に貢ぐ女の顛末を描いた短編。
冒頭の(殺害後)シーンが残酷でありながらシュールでもあってとても印象的。彼女にとってももうとっくにリアルではないのかも?とも思わされる。
後は事情聴取と加害者の過去振り返りで、物語的には普通?なんだけど、
お金にだらしないチャラ男にのめりこんだ女と彼の妻が刑務所で面会する所はちょっと気になった。
本心とは思えない言葉を吐く妻だけど、あれは精一杯のプライドだったのかな?(それとも病院でのあっちが芝居?・・とは思えなかったもんで)
それに応える様に、彼が最後に呼んだのは妻の名だったと加害者の女は言うけど、それは吹っ切れたって事なのかな?リアルに戻った?
これ、東京で実際にあった事件が元らしい。実際の事件では被害者は助かって、懲りずにホストをやってるらしい?
部屋の飾りのハングルが目立ってたけど、コリアン系の人達の話だったん?あちら系は猟奇的なの多いし、ついそう思ってしまったわ。  【Amazon】
 

そして、ひと粒のひかり
MARIA FULL OF GRACE (04・米=コロンビア)
(監・脚)ジョシュア・マーストン
(主)カタリーナ・サンディノ・モレノ イェニー・パオラ・ヴェガ ジョン・アレックス・トロ ギリード・ロペス パトリシア・ラエ オーランド・トーボン
主演のカタリーナの存在感は素晴らしいね。彼女の瑞々しい輝きが、この厳しい物語においても、本当にひと粒のひかりと言う感じ。
もちろん、お腹の赤ん坊の命もなんだけど。彼女がその命をないがしろにしないで大切に扱ってる姿にはとても嬉しい思いがあったわ。
最初はどこにでもいる様な、自分の世界しか知らない普通のティーン・・の向こう見ずなその若さゆえの一歩に緊張感バリバリ。
飛行機の中なんて特にね・・一度出ちゃったあれって・・( ̄∇ ̄;) でもなんだかんだ言ってられないね、あの状態では・・。
それはとんでもない事であり、案の定取り返しのつかない事態にもなるけれど、彼女の真っ直ぐな純粋さが、きっといい未来をもたらすと
信じたい。それにしても、故国で生活するのが苦しい実態は本当に深刻な問題だと思う。若者から夢を取ったら、何が残る?
彼女が見上げていた空や屋根の上・・いつも若い人にはその気持ちが大切よね・・。ハードでソフトなこのバランス・・いい作品でした。【DVD】

そして、私たちは愛に帰る
AUF DER ANDEREN SEITE / THE EDGE OF HEAVEN (07・独=トルコ)
(監・脚)ファティ・アキン
(主)バーキ・ダヴラク  トゥンジェル・クルティズ ヌルギュル・イェシルチャイ ハンナ・シグラ ヌルセル・キョセパトリシア・ジオクロースカ
まずは、ドイツとトルコの関係(EU絡みの)について殆ど知らなかったので、この作品で少しは知る事が出来てとても良かったです。
物語も、3つの家族の”行方”を温かく見守る視点に好感が持てました。
最初は、アリとイェテルの物語だったので、アリ・・何だ、このエ○ジジイ〜とか、イェテル・・何でそんな齢までそう言う商売を?とか
不信感があったけど、年老いてきたアリの淋しさや虚しさは解る気がしたし、イェテルはとっても素敵な女性だったので、
それが(最初からイェテルの運命は分かっていたけど)あんな風になると、もうそれだけでやりきれない気持ちに・・。
そんな彼女の娘・アイテンの物語も、親切にしてくれたロッテを巻き込んで、取り返しのつかない事態に・・(涙)
実は私、ここではアイテンとロッテ両方の気持ちが行ったり来たりで、ロッテの母・スザンヌの視線が妙に恐くてね。(^^;
しかも、この女優さん、どっかで見たなぁ・・でもどこで?・・ってずっと思ってたもんだから、
それを思い出せない自分を、なんだか見透かされてるみたいで(笑)彼女が腹に何か隠してるんじゃないかと疑心暗鬼になっちゃって。
でも、あんな展開でさ・・すんませんね・・変に疑ったりして・・同じ、娘を持つ立場なのに。
(結局、彼女はハンナ・シグラだと後でわかったんだけどね・・ありゃ〜この間まで悩殺女優だったんじゃ?いつ年月経った?
・・と狐につままれた様な気持ちに・・笑)
アイテンがスザンヌに一生懸命謝罪するシーンは、この物語の中でも一番印象的でした。
スザンヌがあんなに、さほど時間も経ってないのに、彼女を許す事が出来るなんて、ちょっと現実離れしてるんじゃ?
・・とも思ったけど、彼女の(信念を断念してまでの)一生懸命さの中に娘・ロッテの想いを少しでも感じたのかもしれないな・・とも。
無念な事には変わりないけど、悲しみや憎しみよりも、人の中の優しさや人生に希望を見出そうと努力する姿にも胸があつくなった。
で、一呼吸置いて、アリの息子・ネジャットが・・・・・・うんうん、お父ちゃんと又平穏な生活が出来たらそれが一番よね。
後は、親子でエ○病が発症しませんように〜〜って願うだけですな・・Σ\( ̄ー ̄;) 【ソラリアシネマ】 

卒業の朝
THE EMPEROR'S CLUB (02・米)
(監)マイケル・ホフマン (脚)ニール・トルキン (原作)イーサン・ケイニン
(主)ケヴィン・クライン エミール・ハーシュ エンベス・デイビッツ ロブ・モロー エドワード・ハーマン 
   ハリス・ユーリン ポール・ダノ ジェシー・アイゼンバーグ
胸が震えた・・涙が止まらなかった・・。あぁ〜・・こんな世の中・・なんだけど・・。
大々的な宣伝もなく、なんとなく上映されてた映画だったし、予告の雰囲気からして当たりさわりのない教師と生徒の
学園感動モノだろう・・でもまあケヴィンが出てるから観ようかな、程度で行った私。
そのノホホン感は、いい意味で裏切られました。予定からハズれた感動・・とでも言うか。それでも半分くらい迄はそんな感じだったんです。
熱血先生と、グレかけてる生徒との心のふれあい、それが続く、と単純な私は思ってました。けど、世の中は、人間は、
そんな単純な物ではない事くらい本当は誰でも解ってる事なんですよね・・。そして、それをマザマザと見せ付けられたショック!
当たり前と言えば当たり前?人も世の中もこんなもん・・これが理不尽だと今さら喚いても・・そんな事はとっくの昔に充分承知。・・だけど、
どうしてこんなにショックを受けた自分がここにいる?!
信頼・・その言葉を誰かに向けるその前に、自分自身を振り返ってみる。果たして自分自身をまっすぐ見つめる事が出来るだろうか?
そこに自信はあるだろうか?素晴らしい教師との出会い・・いや、教師でなくても人との出会いによって、その誠実な思いを信じ、
育む事が出来ているだろうか。たとえそれが世の中とはなんの関わりもない些細な物だったとしても。
そして又、後から続く人達(例えば子供)に、自分の顔を恥ずかしくなく向けられているだろうか?
”幼い者は成長し、無知な者は学び、酔った者は醒める、けれど愚かな者は一生愚かなままだ”・・自分の事かと;;色んな言葉が
飛びかってたけど、これはこれからも忘れない様にしよう・・。鑑賞後、”人が全世界を手にいれても、自分自身を失い、または損したら
何の得になろうか”と言う聖書の言葉も思い出したりして。(”得”は”徳”?)
やりきれない現実に生きているとしても、そこに少しでも光が灯っている事を忘れないでいたい、光を灯そうとする気持ちを捨てないでいたい、
そんな気持ちにさせられた。自分って、大人になった今ですらこんな信じあえる出会いを求め、何かに期待しているんだなぁ・・なんて
事にも気付かされた;; でも、教師とか親とか関係なしに、色々な方々に観て欲しい作品だと思う。  【天神東宝】
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
えっ?ジェシーが出てたの?・・とか思って、再見。あぁ〜〜出てたもなんも、セジウィックとツルむ3人組の中の1人やん!( ̄▽ ̄;
そう言えば、この子、いたいた!3人の中で一番平凡で目立たないフツ〜っぽい子でさ〜確かに居たよ〜〜(爆)
しかも、冒頭、誰よりも早くハンダート先生から声かけられてるし!「軽くイナしてやった」とかイキがる所がまた可愛い!(笑)
そんなこんなで再見した本作ですが、またしても涙涙で見終わりました。ジェシーの出番は毎回笑ったけどさ〜(なんなんだ) 【DVD】

ゾディアック
ZODIAC (06・米)
(監)デヴィッド・フィンチャー (脚)ジェイムズ・バンダービルト (原作)ロバート・グレイスミス
(主)ジェイク・ギレンホール マーク・ラファロ ロバート・ダウニーJr. アンソニー・エドワーズ ブライアン・コックス
   ジョン・キャロル・リンチ クロエ・セヴィニー ダーモット・マーローニー イライアス・コーティーズ ドナル・ローグ 
  
68年12月から実際にアメリカで起き、いわゆる劇場型連続殺人事件として人々を震撼させた”ゾディアック事件”の犯人探しに
のめり込む男達の姿を描いている・・とは聞いていたけど、本当にそれ一筋な、実録モノみたいな物語でしたね〜。
フィンチャーだから・・と、娯楽味求めてたらガッカリするかもしれないけど、(実際、ジェイクが中心になるちょっと手前頃は
少々タイクツな所も無きにしも非ず・・だったけど・笑)自分としては、興味深く、なかなか見応えあって良かったです。
知れた事実だからネタバレにはならないと思うから書くけど、この犯人は未だ捕まってません!・・ってぇのも
最初から分かってるので、ラストに「捕まって良かった!」って言う爽快感みたいなのも全くないんだけど(^^;
それでも何故か
妙な充実感が残る作品でした。まあ、その辺はこのテの物語の好き嫌いにもよるんだろうけれど。
ファックスもまだあまり普及してない時代と言うのも、「私も初めて職場でファックス操作した時は緊張したなぁ・・よくワカラんで
結局慣れた人にしてもらったけど・・」って言う自分のしょーもない思い出とリンクしてドキドキ感煽られたりもして。(何)
彼らが事件に、一等賞狙うレースみたいにのめり込んでしまうのは良く解るし、それで人生の安全レールからソレてしまったとしても
文字通り生きてる実感を日々味わっている(現在進行形)なら、本人達にとっては本望なんじゃないのかな、とすら思う。
俳優達も物語にとても馴染んでいて良くて、作品のクオリティを上げていた様に思う。
(二番目に被害にあった女性は「キング・罪の王」の女の子だよね〜?地味さで目をひかせると言う技あり女優ね)
で、なかなか中心にならなかったジェイクですが(笑)いや、ホント最初から主人公と思ってたもんだから、ジェイク何してんの?
マーク・ラファロばっかりやん〜( ̄∇ ̄;) とか思ってたよ。あ、それとダウニーさん、ね。(笑)
でもジェイクが動き出してからは、やはり警察の人間じゃないって事もあってドキドキして目が覚めたり・・あ、寝てないけど(笑)
某を尋ねて入った家の不気味さは一番印象に残ったわ〜。似合うわ〜ジェイク・・この暗さ不気味さにあーたピッタリよ〜・・!
私ゃずっと、
「♪やめろと言われても♪(ジェイク〜!)♪今では遅すぎる♪(ジェイク〜!)」って心の中で歌ってましたがな。
ところで、この事件って、実は私てんで知らなかったんですよ。(何をいまさら!)ええ?皆さんご存知で?知らないの私だけ?
予告編でのイメージだと「殺人の追憶」を連想したけど、本編観た後は、それよりも「サマー・オブ・サム」を思い出したりもして・・
で、なんでも超有名な「ダーティーハリー」でもこの事件が扱われてる、って聞いたもんだから、レンタルしようとしてるんだけど
未だ見れずにいます。(それこそ何を今さら!ですかね〜いやはや・・ハリーって西部劇だと思ってたもんでさぁ〜・・私って何!)
最後に、自分ネタのトドメ・・「キミが私の○回目の誕生日に殺人犯したから、
毎年マイ・バースデーはゾディアック記念日。」(-.-)ふ
【以下ネタに触れています。と言うか、ちょっとよくわからなかった所。未見の方はご注意下さい】
グレイスミスの妻ってさ、どうしてああ言う調査出来たの?それと、被害者で生き残りの人の証言があるのに、
どうしてそこから何も進まなかったの?それが法律の壁?
犯人は、色んなシーンに「ウォーリーを探せ」みたいに出てるってホント?( ̄∇ ̄; 【ユナイテッド・シネマ】

SONNY/ソニー
SONNY (02・米)
(監)ニコラス・ケイジ
(主)ジェームズ・フランコ ブレンダ・ブレッシン ハリー・ディーン・スタントン ミーナ・スヴァーリ シーモア・カッセル ブレンダ・バッカロ
ニコラス・ケイジの初監督作品・・と言うのも興味深いし、主演がフランコ君!って言うので見ました。(^^ゞ
予告編では、男娼から普通の人生を歩む事にずっとチャレンジし続ける印象を受けていたんだけど、案外あっさりあきらめて
モトの職業に戻ったソニーに、ちとガッカリ・・( ̄∇ ̄;) だってさ、たった一度の失敗だけで諦めるなんて
なんか納得行かないんだよなぁ〜・・あっちの世界の人間が全てカノジョみたいな人だけとは限らないし、言い分も聞かないし・・
それにあんだけ広いアメリカ、行こうと思えばどこにでも行けるジャン〜・・とか思ってさ。
でも、よく考えてみたら、自分だって身近な人に失望した時は、世の中全ての男が卑怯者みたいに思えるしなぁ・・って、男の話かよ!
いや男女に限らず、なーんか世の中にまだ希望は持っていたいじゃないの・・こんだけ人間不信になっても、そんな風に自分を(ある意味
騙し騙し)持ってかないと自滅しちゃうからさ。なので、すぐキレるソニーよりも、それを心配する父親に共感しちゃったりして。
演じるスタントン、なんか地のまま?って感じもしたけど、エキセントリックなソニーの母親(「アマデウス」のコンスタンツェの母?)と
とても相性がイイ感じ(笑)で印象に残ったわ。とは言え、ソニーの気持ちもワカランではないので、警官ゴッコ(爆)の後の彼なんて
なんだか虚しさ全開で妙に可哀相だったりも。だいたいフランコ君だからさ〜・・もう哀愁漂ってるし・・可愛いんだもの・・( ̄∇ ̄;)
ラストは色んな解釈があるんだろうけど、私はもうソニーは迷わないはず・・って信じたい・・。白いスーツもとっくに使い物にならんし!?(笑)
エンドロールの出演者にニコラス・ケイジって書いてあったので、あれ?監督だけじゃなくて出てたの?どこ?どこ〜?・・って思ったら、
あの、あっちの道の方々の為の商売をやってる派手な格好したオジサンだったのね!そりゃ気付かんわ・・( ̄∇ ̄;)
懐かしのブレンダ・バッカロも出てたけど、まあ大きく(爆)おなりになって・・元からの存在感にますます磨きがかかってたわ〜。【DVD】

その男は、静かな隣人
HE WAS A QUIET MAN (07・米)
 
 
(監・脚)フランク・A・カペロ
(主)クリスチャン・スレイター エリシャ・カスバート ウィリアム・H・メイシー ジョン・ギャラガー マイケル・デルイーズ サッシャ・ノッブ
この一連の出来事は、抑圧された精神が見せた幻覚だったのか、それとも?
とにかく、すっかりオヤヂと化した(きっと役作りのせい・笑)スレイターの気弱なキレ具合が見所。
ずらりと並べられたアップルジュース!これ、上京した時に渋谷の露店で見つけて、ビンが可愛いから思わず買ったヤツね。
近くのサコダにも置いてたけど(笑)このビンとか、金魚とか、ビジュアルのファンタジックな可愛さも良かった。 【DVD】 

その土曜日、7時58分
BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD (07・米)
(監)シドニー・ルメット (脚)ケリー・マスターソン
(主)フィリップ・シーモア・ホフマン イーサン・ホーク アルバート・フィニー マリサ・トメイ ローズマリー・ハリス アレクサ・バラディノ
   マイケル・シャノン エイミー・ライアン ブライアン・F・オバーン
出だしからいきなり激しい***シーン;;あれっ・・こんな内容だったの?そう言えばR指定ついてたかな?(^^;
・・とちょっとビックリ・・こんなシーンばかりで面白くなかったら吠えるつもりだったけど(笑)それからは目の離せない展開に〜。
そして、冒頭のRに引っかかりそうなシーンとはまた全然違った意味で、R指定映画かも?・・なラストに何とも言えない気持ちに・・。
ミニシアター系で、しかも地味に公開されてたけど、面白かったです。拾いモノ!・・と思ったら、監督は超有名なお方でした。
見終わるまで知らなかった〜最近、あんまり前情報入れないで観る事のが多いもので・・今回も、俳優とカンタンな粗筋と
ポスター・デザインに惹かれてチョイスしたもので。(←考えてみれば、ポスター・デザインで決める事って割合ある・・大事ね〜デザインて)
それと、これも後で気付いたけど、この原題、面白い!邦題の気持ちもワカランではないけど、○時○分は未だに覚えない。ヾ(ーー )ォィ
物語は、ほんの軽い気持ち(と言ってもハタから見れば随分大胆だけど)の犯罪が、思いがけず取り返しのつかない事態になってしまい、
そこからどんどんドツボにはまっていくと言う・・もうどうしようもない展開なんだけど、更にその犯罪についてだけじゃなく、
プライベートな所まで色々と暴露されていって・・人生って一歩間違うと本当に恐い・・!ってつくづく感じさせられてしまったり、
三つ子の魂百まで・・な、親子の問題、それにくっついた兄弟の問題についてもハタと考えさせられる部分がありました。
誰でも先の事はわからないし、家族であっても人は其々違うし、最良を願っても最悪を引き起こしてしまう事もあるんだろう・・
この息子の場合は、私利私欲に走った自業自得・・でも、どこかで彼を止める何かがなかったのかなぁ・・とも思う。
悪に溺れてしまった者を救える一本のクモの糸があったとしても、そのか細い一本を信じて助かる道はやはり本人次第なんだろうか。
物語は、度々巻き戻ってその都度真相が明らかにされるけど、初めの3分の1は弟、真ん中は兄、そして最後は父親・・の気持ちになって
鑑賞していた様に思う。どれにしても、人の見た目と実情とは色々と違うよね〜・・誰もが弱みを隠してさあ〜たとえ肉親でも・・。
最後の父親の心情は身につまされたわ・・息子に対する愛情と憎しみはそのまま父親自身の人生の後悔と悲しみだよね・・。
巻き戻しのきかない人生・・その日、その時間が、その現実が、素晴らしいと出るか、恐ろしいと出るか・・。 【ソラリアシネマ】

ソフィーの復讐
SOPHIE'S REVENGE / 非常完美 (09・韓=中)
 
(監・脚・製作)エヴァ・ジン (製作)チャン・ツィイー ミン・ビーヴァー・クェイ リン・ルーカス
(主)チャン・ツィイー ファン・ビンビン ピーター・ホー ソ・ジソブ ヤオ・チェン ルビー・リン
結婚直前に婚約者ジェフから別れを告げられてしまったソフィーは、色々な思いから、もう一度彼を振り向かせようと奮闘するが・・。
とってもポップでガーリッシュな映像〜色彩が、チャン・ツィイーのアイドル級の可愛さと超マッチ♪
彼女=主人公ソフィーが漫画家なせいもあって、章ごとに挟まれるイラストなども凝っていて可愛い。
・・が! ・・それだけ。
マジでそれだけ、な内容。全然、共感しないし、笑えないし、楽しくもない恋愛復讐計画はまるで小学生並み。
せっかくの、ツィイーの意外なコメディエンヌぶりが見られると言うのに、なんてこったい・・な内容。
ソフィーのモトカレへの復讐を見かねた某が、もうやめようって言ってるにも関わらず、
全然耳を貸さない彼女の性格もなんだかなぁーー。いくら顔が可愛くても、この性格では・・。
ツィイーと映像が可愛いかっただけに残念・・と言うか、
逆に、視覚的にこれだけ凝るパワーがあるなら、もっと物語に気合い入れろよ!・・とでも言いたくなる。
編集のザツさのせいか、スムーズでないラストを迎え、なのに、お決まり通りにハッピーエンドとは・・あぁ、眠い。(オイオイ)
男達も全然ステキじゃないし・・。外科医ジェフなんか、お笑いの「○なわ」ソックリじゃん!
・・とか思ったら、待てよ、この顔どっかで見たぞ?・・って調べたら、あの「映画は映画だ」のヤ印さんでした。
(しかも、そこでも私、は○わソックリとか同じ事言ってるし・爆)
でも彼、「映画は・・」のヤ印さんのが全然良かったよ!キメてたよ!今回のこの役は全く魅力なし。
まぁ、物語の顛末から言えば、中心人物でもないから仕方ないにしても、「誰にでも・・」の時のビョンホンと同じく、
彼もこんな幼稚なロマコメで甘い微笑みタレ流してるよりも、殴ったり切ったりして、血ぃ流してる方が絶対いいと思うよ!
私はその方が絶対ステキだと思う!  ・・あれっ・・そう思うの、私だけ?(汗)
世の中の○流ラブおば様の冷たい視線が刺さる様な・・気のせいか?(大汗)  【BS】

ソフィー・マルソーの 過去から来た女
LA DISPARUE DE DEAUVILLE / TRIVIAL (07・仏)
(監・脚)ソフィー・マルソー (脚)ジャンギード・スピネッリ ジャック・デシャン  
(主)ソフィー・マルソー クリストフ・ランベール ニコラ・ブリアンソン シモン・アブカリアン マリー=クリスティーヌ・バロー
出だしはミステリアスで期待が膨らんだ・・雰囲気も悪くない・・けど、何故か全く面白くならない作品だった。
監督・主演がソフィーなのに、日本未公開・・と言うのも肯ける。
な〜んか、忘れた頃に、またTVでやってるの見て、つい録画してしまいそうな気がするな〜(爆) 【BS】

ソラリス
SOLARIS (02・米)
(監・脚・撮影)スティーヴン・ソダーバーグ (原作)スタニスワフ・レム
(主)ジョージ・クルーニー ナターシャ・マケルホーン ジェレミー・デイヴィス ヴィオラ・デイヴィス ウルリッヒ・トゥクール
あの超有名な「惑星ソラリス」のリメイク。・・ではありません・・と、ソダーバーグ監督自身は言ってるそうな。
確かに、あれを元に又別の解釈で映像化した作品、と言った方がしっくり来るわ・・と思わせるリメイク作品。(←だからリメイク言うな?)
と言うのも、前作が凄く広い視野で描かれ、思考も浮遊しまくり(眠気で?)だったのに対し、こっちは随分絞り込んだ・・と言うか
夫の妻への思いが中心。で、そこから世界が広がる事なくずっと狭い視野で描かれていた様に感じ、途中からちと食傷しちゃってさ。
確かに個人的な贖罪におそわれる体験ではあったんだろうけど、例えば、妻のダイレクト過ぎる反応などが、せっかくの世界観をいっぺんに
破綻させているように思えて、そこから先に世界が広がらないんだよね。つまりは主人公の1人舞台(独りよがり)で終わってる印象。
最初の方がいい雰囲気だったので期待してたんだけど・・残念。
前のよりも本作のが眠気は全然起こらなかったけど、眠気誘う映画=つまらない映画・・ではない!と言う事が今回よ〜く解ったよ。
だって、前作のが断然好きだもん〜脳裏に張り付くシーンとかあったもん〜眠気で朦朧としててもね!(笑)
久々、ジェレミーが見られたのは嬉しかったけど、彼(の役)って・・結局ただのナルちゃんだったの?(^^;
最後に・・この超有名な物語をリメイクしようと思い立ったスタッフの皆さんって・・すごいかも・・色んな意味でね!(爆)【DVD】

ソルト
SALT (10・米)
 
(監)フィリップ・ノイス (脚)カート・ウィマー
(主)アンジェリーナ・ジョリー リーヴ・シュレイバー キウェテル・イジョフォー ダニエル・オルブリフスキー アンドレ・ブラウアー
 
アクションは意外と面白かった。アンジー頑張ってんなぁ〜・・とか思って。
スパイってさあ・・二重だったり三重だったり、なんかキリないよね〜?(^^;
その辺、もうちょっとひねった伏線があったら、もっと納得も共感も出来て面白かったんじゃないかな。
在り来たりの湿っぽさの共感だけじゃあちょっとね・・。シュレイバーはロボットっぽくてあなどれん。(笑) 【TV】

それでも恋するバルセロナ
VICKY CRISTINA BARCELONA (08・米=スペイン)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)スカーレット・ヨハンソン ペネロペ・クルス ハビエル・バルデム レベッカ・ホール パトリシア・クラークソン
   ケヴィン・ダン クリス・メッシーナ
肩の力を抜いて観られるアレンのラブコメ。
けど、この、△関係・・と言うか、クリスティーナがいないと完成しない関係・・は、
彼らだけでなく、世の中の色んな人達の関わりやバランスや感情の行き所・・を感じさせられて、なかなか奥深いモノがあったわ。
情熱的なペネロペは本領発揮?な演技でインパクト大。
一時期はお色気ばかり走りすぎて先行き不安だったスカーレットは、奔放でもそこそこの普通のお嬢様と言う役柄でちょっぴり受身。
でもそのさじ加減もほど良くて、最近では一番キレイに見えたわ。プライベートの幸せ(結婚した頃かもしれない?)は別にしても、
アレンのスカーレットの扱いに愛を感じる(変な意味でなく・・あれっ?変な意味アリアリですか?笑)キャラでもありました。
スペインの景色や音楽の使い方も(でしゃばり過ぎて物語が食われる様な観光映画にならないで)素敵だったし、
ギターの音色に思わずうっとり・・。サントラ、イイかも?
宣伝で、質問にYES・NOで答えていって自分が物語のどのキャラと一致するのかを見る、って言うのがあったんだけど、
私は、すれすれクリスティーナでした。好奇心旺盛でも、そこそこフツ〜のお嬢様なのね・・。 【シネ・リーブル博多駅】
それでもボクはやってない
 (07・日本)
(監・脚)周防正行
(主)加瀬亮 瀬戸朝香 山本耕史 もたいまさこ 役所広司 小日向文世 光石研 尾美としのり 
   田中哲司 高橋長英 唯野未歩子 鈴木蘭々
痴漢はイヤよね〜女性には絶対に許せないっ。・・と訴えた女子中学生の気持ちに共感しながらも、
けど、その許せない行為をやった人間が誰なのか、その矛先を間違ったら、被害者の皮を被った加害者にも成り得る、
訴える勇気だけが尊重されて、誰かを裁く事にだけに一直線になって、本来の、罪そのものが見えなくなってる様でもあって・・
・・と、真相はわからない(主人公以外の人と同じ目線)を前提として見始めたのに
やっぱりついつい逮捕された徹平を心配してしまう事に。須藤弁護士が乗り移ったか?
途中で裁判官が替わる事もあるなんてさ、知らなくてビックリ。
それまでを見ているのと、書面だけなのとは全然違うと思うけどね。
そして、無罪を主張するに有力な証拠をことごとく却下する姿に唖然。
イヤな裁判官だな〜あんた〜ただ、仕事をはよ終わらせたいだけなんじゃないの?!(怒)
誰にでも起こり(巻き込まれ)得る事件の顛末に恐ろしさと憤りを感じ、
でも、彼の無実を信じて尽力してくれる人達の有難さもひしひしと感じ、
最後の徹平の心の叫びに気持ちが震えた。
警察〜検事〜裁判官のシステムや携っている人間自体の体質改善はちゃんと成されてるの?
裁判員制度を取り入れれば、裁判のあり方は少しはマトモになるの?
でももしそこに自分が呼ばれたとしても、冷静に判断出来るかな・・?
・・呼ばれるんじゃなくて、もし身に覚えのない事で強制連行されたら・・?
ところで、そのイヤな裁判官を演じてるのは、温和な顔つきが可愛い小日向さんでしたが、
ニコヤカな表情でバッサリ斬る!世の中の裏側みせたるわい!
・・な、いい人そうな人が最も恐い・・と言う私のトラウマ(?笑)そのまんま見せ付けられる様で
とってもハマってて、とっても良かったんだけどとってもムカついて・・絶妙な配役でした。(笑)
この裁判官を、”明日の喜多善男”さんに見せてやりたかったよ。Σ\( ̄ー ̄;)
又、ずっと顔を覚えられなかった加瀬亮の顔をやっと覚えた!・・記念すべき作品でもあります。(笑) 【TV】
≪追記≫ついでに・・この場を借りて○○にちょいと文句を。
交通事故(当て逃げ被害)報告に行った私に対して某警察官が放った一言、「それで、あなたはどうしたいワケ?」
・・確かにたいしたケガはしませんでした。けど・・・・・・そう言う姿勢?!
その後に続いたのは、「ナンバーだけ分かっても、実際はなかなか見つけられないんだよねぇ〜」
・・辞めろよ、警官!  【TV】

それでも夜は明ける
12 YEARS A SLAVE (13・米)
 
(監・製作)スティーヴ・マックイーン (脚・製作総指揮)ジョン・リドリー (製作総指揮)テッサ・ロス
(製作)ブラッド・ピット デデ・ガードナー ジェレミー・クライナー ビル・ポーラッド アーノン・ミルチャン アンソニー・カタガス 
(主)キウェテル・イジョフォー マイケル・ファスベンダー ベネディクト・カンバーバッチ ポール・ダノ ポール・ジアマッティ ルピタ・ニョンゴ
   サラ・ポールソン ブラッド・ピット アルフレ・ウッダード ケルシー・スコット クヮヴェンジャネ・ウォレス タラン・キラム 
   スクート・マクネイリー ギャレット・ディラハント ロブ・スタインバーグ ドワイト・ヘンリー ブライアン・バット
NYで普通の市民として妻子と共に幸せに暮らしていた黒人の音楽家ソロモン。が、ある日、興行主に騙され奴隷市場へと送られてしまう。
南北戦争前の19世紀前半に実在した黒人男性ソロモン・ノーサップの自伝を映画化・・との事。
予告編をチラッと見た時には、大昔、子供の頃に見たTV連続ドラマの「ルーツ」を連想したんだけど、
アフリカから無理やり連れてこられた所から始まるそれとは違って(記憶うっすら)
こちらはその後で、自由な生活を保障されてる黒人が突然・・と言う所からだった。
・・と言っても、自由黒人のなりたちと言うのが今一つよくは解ってないんだけど(汗)
何かに秀でてて、白人のエライさんに認められたりでそう言う立場になれるのかな?
でも、表面的にはそうであっても、一般認識はそうとも限らない、と言う事なのかな?
勿論、物語の発端は陰の極端な組織によって、なんだけど、そこから元に戻る手段があまりにもなさ過ぎて・・。
言葉の通じない別の国の様な感じ。生活保障の頼りなさとか人身売買の卑劣さに疑問やら怒りやら。
元々、黒人達は無理やり連れて来られたんであって、決して彼らが勝手に移住し始めた訳でもないよね?
むしろ、白人のが勝手に移住して先住民を追い出して来たんじゃ?この時代は逆差別もないだろうし?
愛国心が絡んでる様な問題でもないと思うし。(間違った認識あったら指摘&教えて下さい)
拉致監禁や数々の拷問など、人権無視極致な描写は一度見たらもう勘弁〜。
でも本当にアメリカにとっては重大かつ繊細で、避けては通れない問題なのね。
そんな、自分達がやってきた事の反省を忘れない様に・・いつも心に留めておかねば、
って事で、今回のアカデミー賞受賞にも繋がったのかな、とは思ったけど。
主演のキウェテルは、知的で誠実そうな雰囲気がとても良かった。彼のフルネームって珍しい響きなので、
彼が出る作品を観る度に、何度もその名前をつぶやいてしまう私。(笑)お気に入りの俳優さんです。
ファスベンダーや缶バッジ(笑)も合ってたね〜。ダノ君も・・(爆)
しかし、ブラピ・・何だか一人だけ美味しい役で・・製作者の特権?まさかのアフレック化?(笑)
とは言え、ああ言う人との巡り合わせがあったからこそ、ソロモンは元に生活に戻る事が出来たんだね。
あんな人がもっと沢山いれば・・もっと多くの人が救われたのに、と思うとやるせない。
いや、それより何より、人を奴隷として扱おうって根性持ってる奴らが理解不能だし許せないけどね。
そんな奴らでも、黒人達に個人的に接していく内にお互いに好意(或いは愛情)を持つ事もあっただろうとも思うと、
人の自然な気持ちを最初から抑圧してる差別ってモンのふりだしは一体何なんだろう?って益々考え込んでしまうんだけど。
皆、自分や家族や友達を大切にして自由に幸せに生きて行きたい、望みはそれだけだと思うんだけどね。 【天神TOHOシネマズ】

そんな彼なら捨てちゃえば?
HE'S JUST NOT THAT INTO YOU (09・米)
 
(監)ケン・クワピス (脚)アビー・コーン マーク・シルヴァースタイン (原作)グレッグ・ベーレント
(主)ベン・アフレック ジェニファー・アニストン ドリュー・バリモア ジェニファー・コネリー ケヴィン・コナリー ブラッドリー・クーパー 
   ジニファー・グッドウィン スカーレット・ヨハンソン クリス・クリストファーソン ジャスティン・ロング ビジー・フィリップス
 
親友ジャニーンから紹介して貰った相手コナーとイイ感じのデートをしたジジ。しかしその後、彼からは何の連絡もなく・・
スカヨハの愛人クオリティの高さを堪能出来る1本。
あ〜・・いやいや・・( ̄∇ ̄;
お年頃の色んな女性の、恋愛ターニングポイント群像劇・・ですかね。
相手が誰であれすぐにその気になるジジ・・ もとい、恋愛に常に真剣で前向きなジジ(笑)が
バーのアレックスと共に物語をうまくまわしてくれて(彼の言う事はやたら的を射てたね)
でもって、最初はかなりウザかった彼女も、最後にはいつの間にかチャーミングになってたりして・・ハッピー気分に。
結婚否定派のカレに悩まされるベスのエピソードも、予定調和ではあったけどそんな感じだったし、
ネットでお相手を探そうとする女性も、ほんわかした雰囲気で楽しかった。これドリューだったし。(^^
でも、ほんわかしてられない人も居て・・一番の波乱はジャニーンだったね。友達に男性を紹介してる場合じゃない。
キレた彼女が鏡に八つ当たりして破壊!・・で、自分でお掃除してた所はリアル。(^^;
元はと言えば、あたかも、早く結婚したのは自分の本意ではない・・みたいな事をウダウダ言いながら浮気する旦那がね〜
何だか小者感丸出しで私もイヤでさ、おまけに(違う事だけど)嘘までついて、ジャニーンにとってはダブルパンチよ。
確かに少々キツい彼女だったけど、あの旦那の様な甘えた小者には
この位の厳しい女性がついてないとダメな気もするんだけど。
ジャニーン役はジェニファー・コネリー。なんか痩せたな〜・・役作りと言うならぴったりで良かったけど、
普段はもうちょっとふっくらしてた方がいいな。・・・あの大過去のラビリンスの超絶美少女ぶりは色褪せないわ。
その超絶美少女ぶりをもってしてウ○だまりに突っ込んだやつも伝説よね。(笑)
そしてスカヨハ。もうね、旦那が浮気するのも解る!すっごく解る! あれっ・・なんか私矛盾してますかね?( ̄∇ ̄;
いやいやいや・・そのくらい魅力的でさ〜スカヨハが〜。
こりゃ未婚既婚に関わらず惹かれるでしょ。何なの、この全世界を虜にしてます感は。
その点で言えば、浮気男でも見た目カッコいいブラッドリー(←俳優名のがしっくり来る・・笑)
はともかく、コナーはエエ根性しとったね。あれであそこまで持って行けるとはね〜(褒めてます多分)
そうそう、最初、浮気男を浮気男と知らない時には、ブラッドリーが(いい人タイプの)主人公?って思ってたんだけどね。
見事に期待を裏切られたわ。面白い方向に。(≧∇≦)
結婚に否定的な男の役はアフレックだったわ。
お相手にあれこれ持論を展開してたけど、アゴを隠して言わないとダメだよね。
何はともあれ、最終的なカップルがみんなお似合いだったのは良かった。そうでない人も、じきそうなるといいね。
まあ、人生はそこからも更にまだまだ続くけどさ。アフレックのアゴ・ネタもまだまだ続くわ!
ところで・・ドリューの後ろに居た人は陣内ブライアンですかね?( ̄m ̄  【BS−NHK】 

ゾンビーバー
ZOMBEAVERS  (14・米)
 
 
(監)ジョーダン・ルービン (脚)ジョン・カプラン アル・カプラン
(主)レイチェル・メルヴィン コートニー・パーム レクシー・アトキンズ ハッチ・ダーノ ジェイク・ウィアリー
 
湖畔にキャンプにやって来た女子大生の三人組。
やがてカレシらも合流しての乱痴気パーティ真っ只中、バスタブで狂暴なビーバーが発見される。

タイトル通りの内容。 ゾンビがビーバーに! 違った・・ ビーバーがゾンビに! それ以上でも以下でもない!(笑)
しかし、ぬいぐるみビーバー(オイ)はちょっと可愛い・・かも? ヒロインっぽい子がまさか最初に・・?! 下ネタ、結構多し。予想の3倍くらい。
イイカゲンなドライバーのせいで全てが始まり全てが終わり更に・・?! 以上、真面目に鑑賞して真面目にメモってたのを今頃コピペ。殆ど粗筋。(爆)
で、バービーがゾンビになる映画、ゾンバービーはいつですか?
 (↑いつですか願望シリーズ。 ちなみにゴズりんのバービー映画はある意味楽しみにしています・・ある意味?!)   【CS】

ゾンビランド
ZOMBIELAND(09・米)
(監)ルーベン・フライシャー (脚)レット・リース ポール・ワーニック
(主)ジェシー・アイゼンバーグ ウディ・ハレルソン アビゲイル・ブレスリン エマ・ストーン アンバー・ハード ビル・マーレイ
 
謎のウィルスにより人間がゾンビ化してしまった世界で、
引きこもり青年コロンバスは自ら編み出したルールに従いなんとか生き延びていた。

ホラー映画かと思いきや・・ほとんどコメディ、いや、まるきしコメディ、
そして、ひきこもりオタク青年=コロンバスの成長物語でもあって、意外と爽やかで微笑ましい作品でした。(ほんまかいな)
こんな世界になったら・・自分なら(前も言ったと思うけど)とっととゾンビ化して楽になった方がいいとも思うけど(なんて根性なし;;)
ヒッキーなのに自分の聖地(マイルーム)をちゃんと出て、ソトで戦うなんて、コロンバスはえらいね!
・・と言うか、そうせざるを得なくなっただけの話だけどさ〜(汗)
でもさ、ソトに出ないと、良くも悪くも美人姉妹なんかにも会えなかったものね。その100倍くらいゾンビにも会うけどさ。
自分とは180度違うタラハシーとも、普通の世界なら多分絶対関われなかっただろうし、
むしろ無視したり避けて来たかもしれないし、でもそんな出会いが、コロンバスの世界を大きく変えていったよね。
・・って、すでにゾンビ蔓延で世界は大きく変わっていましたが。(爆)
そしてそして、俳優○○・○ー○○!にはびっくり!なんで〜??あの豪邸ホンマモンなの〜?
クライマックスの遊園地、あの、遊具に乗ってのゾンビ撃ちまくりは、ある意味爽快?!
これがディズニー映画だったら、絶対TDRにアトラクションが出来るハズ!(ないか)
そんな、楽しいエッセンスたっぷりな青春モノ(すでにそう定義)だったけれど、
ちょっと展開がダラけてたりもして、抱腹絶倒・・まではいかなかったのが個人的にはちょっと残念。
爆笑と言うよりクスッ・・てな内容かな? コロンバスのルールも、もうちょっと沢山出しても良かった様な。
姉妹の妹の方・・アビゲイルちゃん、だいぶ大きくなったね。丸顔はちょっとキキちゃんぽくて、
おや?目元が誰かに似てる・・と思ったら、そうそう、ハリセンボンのはるかちゃんでした!(笑)
ハレルソン、良かったね〜。最初はトランスポーターの人かと思ったけれど。(どこまで眼が悪い)
ココナツの食感が苦手なの、同じ同じ!タラハシー、気が合うなぁ〜。・・で、トゥィンキーってどんなお菓子?
そして、主演のオタク青年=アイゼンバーグ君、いやぁ、適役でしたね〜。
やっぱり彼、いいね〜と言うか、オタクが素のまんまな感じがしないでもなかったけど。
では、私も、とっととゾンビ化して・・とか情けない事言わないで、今からでもダイエットに励むことにします・・
デブると動きが鈍くなってすぐ襲われるらしいからね。 ・・あれっ?ゾンビ映画って健康的じゃん!(^^)v 【シネリーブル博多駅】
ゾンビランド:ダブルタップ
ZOMBIELAND: DOUBLE TAP (19・米)
 
 
(監・製作総指揮)ルーベン・フライシャー (脚・製作総指揮)レット・リース (脚・製作総指揮)ポール・ワーニック (脚)デヴィッド・キャラハム
(製作総指揮)レベッカ・リヴォ デヴィッド・バーナド ジャック・ヘラー ダグ・ベルグラッド
(主)ジェシー・アイゼンバーグ ウディ・ハレルソン アビゲイル・ブレスリン エマ・ストーン ロザリオ・ドーソン ゾーイ・ドゥイッチ ルーク・ウィルソン トーマス・ミドルディッチ
ゾンビが増殖しまくってから10年。
コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人は家族の様に暮らしながら進化したゾンビとの死闘に明け暮れていた。

前作のファンだったので鑑賞。(以下、ブログと同じ所が多々)
前作からはや10年、本作もそのまんま、あれから10年の世界でしたが・・
いやぁ・・アビゲイルちゃん・・どうした・・(爆) アビゲイルちゃんが気になり過ぎて、内容が頭に入ってこなかったです!
そもそもそんなたいそうな内容はないよう〜(昭和ギャグ)ってのは措いといても!(笑)
あん?ああ・・・あはははは・・・・・な苦笑い・・・ああ、10年前と同じだなぁ〜懐かしいなぁ〜・・他ではなかなかないこの気まずい感じ!
いや、それなりに楽しかったけどもね(笑) なんかこんな世界であの4人がちゃんと生き延びてるのがもうね、
んで、この10年でそれぞれに知名度も立場も変わっただろうに、またこうやってちゃんと4人揃ってこの世界に戻って来てくれた、
・・ってのがもう感慨深くてさあ・・(笑)←
そんな訳で、もうキャラと俳優がごっちゃになっとるけど、相変わらずでんな〜・・変わんないな〜・・な、ジェシー、ハレルソン、エマ石、
そして、変わんな・・えっ、おい、ちょと待てよ・・な、アビゲイルちゃん(爆)の、今後のご生存と更なるご活躍をお祈りして、感謝の言葉と代えさせて頂きます。
で、(まだ感想続くんかい)他の新キャラも、ミルキーちゃんタイプの女のしぶとい生存能力?とか、そのままゾンビでもハマってたであろうロザリオ姐さんとか、
何気なくドッペルゲンガー的なコンビとか、みんながそこそこでらしかった。(褒めてます)
相変わらず存在が薄めなジェシー(笑)と言うかコロンバス、とうとうウィチタに求婚するけど・・まぁ、そうだよね、そうなるわな、でもバカヤローめ、な感じで。(何)
なんか人間少ないから、普通世界とは違う悩みとかドロドロとか、その逆に優しさとか許しとかあるんだろうな、
でもそれも年月経つにつれて変わってくるのかもね、とも思った。
リトルロックとタラハシーの事はちょっと微笑ましかったけどね、だって、ウザくても、そんな「人」がいるだけ有難い気もしてさ。
心配する方も、そんな「人」がいるだけで生きる励みにもなってるのかもよ〜?
タラハシーのオタクぶりも微笑ましかった。全体的にタラハシーはいつも微笑ましい。(←好きなだけかい!)
さてまた10年後に「3」あったらどーする?と、「恋人までの距離」並みの期待(と不安)が。(笑)
いやアビゲイルちゃんの10年後と言った方がいいかも・・・(コラコラ)
忘れかけてたけど、例の人が最後に待ってましたとばかりに頑張ってたわ、〇〇・〇ー〇〇!(笑)   【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】
 


      

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