ダーク・ウォーター
DARK WATER (05・米)
(監)ウォルター・サレス (脚)ラファエル・イグレシアス (原作)鈴木光司
(主)ジェニファー・コネリー アリエル・ゲイド ジョン・C・ライリー ティム・ロス ピート・ポスルスウェイト ダグレイ・スコット 
   カムリン・マンハイム パーラ・ヘイニー=ジャーディン
黒木瞳主演の「仄暗い水の底から」のハリウッド・リメイク作品。ですが、監督が、あのウォルター・サレスだと聞いて、
これはリメイクでもなんでも一応は観ておかなくては・・!・・と(内容知ってるけど)期待して鑑賞。
お話に意外な物はなかったけど(メメ脳でも粗筋くらいは覚えていたので・笑)どんよりとしたムードが徹底されていて、
日本版に負けない湿気を帯びた、そこだけの1つの世界を作り上げていて、やや展開は地味でしたが好感が持てました。
また、主人公のジェニファー・コネリーの疲れた風貌が(でも美人!スレンダー!)この世界にすごく似合ってて好演、
それに子供も可愛いんだよね・・2人とも。1人はキル・ビル2の”お人形さんみたいな女の子”で、見た目が可愛いんだけど、
もう1人(ジェニファーの娘の方)は、本当に子供の可愛さがあって、ラストなんて
この子見てるだけでほろほろ涙こぼれてきちゃったよ。( ̄∇ ̄;)
あ〜・・やっぱ子供には弱い私・・。うるさいのとマセたガキはチョコレート工場送りにしますがね!
娘のベッドカバーがシンプルなベージュ系スクラップの四角繋ぎでキルティングが円で・・とても可愛くて気に入った!
そうそう、あの地下ランドリーはヒドいね〜。いつ犯罪が起きてもおかしくなさそうな・・ナメクジとかあちこちいそうだし・・
あんな所で洗濯しなきゃいけないなら、一週間同じ下着でも我慢するかも・・ゞ( ̄∇ ̄;)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
ラストは、自分には日本版よりも納得いく部分があったな。(本当はやっぱメメ脳で日本版の詳細は覚えてないのだけれど・笑)
彼女は、あの少女の母親になった・・と言うよりも、少女と同化した・・感じがしたんだよね。自分が幼い頃に求めていた母を
少女を受け入れる事で自分自身も満たされた・・みたいな、トラウマが昇華されたというか・・。でもまあ、だったら本当の子供はどうなのよ、ですが(汗)
彼女には少なくとも大事にしてくれる父親がいるしねぇ・・。100%の愛情はあっても、現実世界ではそれだけの事を子供にしてやれるか・・と言うのは、
彼女の精神的&経済的立場では非常に困難な物であったろうし。それにしても、そこはかとなくファミリー至上主義が匂ってると感じたのは私だけ?
(出てると知らなかった)ティム・ロス演じる弁護士のあの不自然な態度が何だかすっごく気になったんだけれど・・。( ̄∇ ̄;)【ユナイテッド・シネマ】

ダークシティ
DARK CITY (97・米)
(監)アレックス・プロヤス
(主)ルーファス・シーウェル キーファー・サザーランド ウィリアム・ハート ジェニファー・コネリー リチャード・オブライエン
あくまでも暗く暗く、よどんだ空気と忍び寄る影たち・・・そしてウワッと思わず声をあげてしまう、まるで生き物の様な建物・世界・・
ここは?私は?漆黒のパノラマワールドに”自分”は存在するのか?○洲の劇場で、観客は知らないオッサンと二人だけだった思い出が;【中洲大洋】

ダーク・シャドウ
DARK SHADOWS (12・米)
 
(-_-; 
(監)ティム・バートン (脚・原案)セス・グレアム=スミス (原案)ジョン・オーガスト
(主)ジョニー・デップ エヴァ・グリーン ミシェル・ファイファー ヘレナ・ボナム=カーター ジャッキー・アール・ヘイリー 
   ジョニー・リー・ミラー クロエ・グレース・モレッツ ベラ・ヒースコート クリストファー・リー
 
この世界、雰囲気はとってもいいのに、主人公のキャラが面白くないし好感持てない・・致命傷。
デップって言う元からの存在感に頼り過ぎたのかな?手を出すだけ出しといて、相手を批判するばかりの性格にはヒイた。
なので、どっちかと言うと、魔女に肩入れしちゃったりして。(笑)最後・・中身が空洞とは・・切ないね・・。
エヴァは適役だったけど、ファイファーは絶対もっと怪しいはず。絶対何か隠しとる!(←何を根拠に・・笑)
最後になって突然暴れ出すオオカミ少女って一体・・?  【TV】 

ダーク・スクール
DOWN A DARK HALL (18・スペイン=米)
 
 
(監・編)ロドリゴ・コルテス (脚)マイク・ゴールドバック クリス・スパーリング (原作)ロイス・ダンカン
(主)アナソフィア・ロブ ユマ・サーマン イザベル・ファーマン ヴィクトリア・モロレス ノア・シルヴァー テイラー・ラッセル
 
ん〜・・雰囲気は良かったけど、あんまりノレない物語だった。退屈。
ひたすらアナソフィアちゃんが可愛いかっただけのような。
    【Amazon】

ダークナイト
THE DARK KNIGHT (08・米)
(監・脚)クリストファー・ノーラン (脚)ジョナサン・ノーラン (原作)ボブ・ケイン
(主)クリスチャン・ベール ヒース・レジャー マイケル・ケイン アーロン・エッカート ゲイリー・オールドマン モーガン・フリーマン マギー・ギレンホール
 
実は劇場鑑賞はスルーの予定だったんだけど、予告編のヒースに圧倒され、これはやはり劇場で見なくては・・!(涙)・・とその足で前売券購入。
実際鑑賞するまでに長く厳しい道のりもあり(笑)・・でもなんとか無事観られて良かったです・・以上・・!・・・・ってヘ(__ヘ)☆\(^^;ナンデヤネン
なんかもう今回は鑑賞する事だけに精一杯で・・(^^; アアロンあんなになっちゃったのね〜とか、ケイン、執事みたいな役多いな〜とか、
レイチェル、なんでケイティじゃないの〜?もしや妊娠中だった?とか、おやキトゥン(キリアン)そこで何してんのー?とか、
ゲイリー、世が世ならア〜タがジョーカーだったかもねー?とか、(娘曰く)アアロン、バットマン・マスクもし被ってもアゴが割れてるからすぐバレるよ〜とか、
ジョーカー、ちょっとスパロウ船長みたい・・白粉や口紅はちゃんとお気に入りのポーチに入れてるの〜?とか、
本筋とあんまり関係ないコトばかり浮かんでくるもんで。(汗)そもそも、ダークナイトを暗い夜だと思ってた私って一体何・・!?_(T▽T)ノ彡☆
まあ、ちゃんとその意味が解ったのは良かったけど(笑)どちらにしても、夜の様な闇に陥ってしまったヒーローなんてのには
身につまされるモノがあったし、アメコミ・ヒーロー物にしてはシビアで新鮮で良かったな、って思ったり、かと思えば、
これからの彼の行く末を考えるとちょっと気が滅入ってしまわなくもないけど・・って、ああ、そうなのよ、なんか滅入ったのよ、この作品。
面白かったのは面白かったけど、後味悪いとかそんな意味でなく、なーんか滅入るモノがあったのよ。だからあんまり感想文がノラないと言うか(笑)
もしかしたら、親が子の将来を必要以上に心配するみたいな気分・・かな?善は偽善に、悪は必要悪になり得る世の中に、なんかちょっと疲れが・・。(^^;
又、精神的に元気取り戻した頃、多分DVD出たり、TV放映あったりする時には絶対再見するだろうなー・・とは思うけどね。
それでは・・それまでは、鬼気迫る素晴らしい演技をココロに焼き付けてくれたヒースを偲んで・・。彼の他の作品も見なくっちゃ〜(^^ゞ
【追記】娘曰く・・ヒースが本当はどんな顔した俳優か知りたくてパンフ見たけど、全部ジョーカーの顔だった・・!(゜◇゜)~ ガーン 【ユナイテッド・シネマ】

ダークナイト ライジング
THE DARK KNIGHT RISES (12・米)
 
(監・脚・原案・製作)クリストファー・ノーラン (脚)ジョナサン・ノーラン (原案)デヴィッド・S・ゴイヤー (製作)エマ・トーマス チャールズ・ローヴェン
(主)クリスチャン・ベイル マイケル・ケイン ゲイリー・オールドマン アン・ハサウェイ トム・ハーディ マリオン・コティヤール ジョセフ・ゴードン=レヴィット 
   モーガン・フリーマン マシュー・モディーン アロン・モニ・アブトゥブール キリアン・マーフィ リーアム・ニーソン
地方検事デントの事件から8年。
平和を取り戻したかに見えたゴッサム・シティだったが、正体不明のテロリストにより次々と街は破壊されてしまう。

あれ〜?今回の、「ダークナイト・ライジズ」じゃなかったっけ?「ライジング」?
私、また他の映画とタイトルごっちゃになったのかなぁ?まいったなー・・トシはとりたくねぇーー!
・・とか思ってたら、原題、しっかり「ライジズ」だった・・(-.-)ふ
どうも、最初は邦題も「ライジズ」だったけど、ゴロが悪いので途中から変えたらしい?(¬д¬。)ふふ〜ん
・・トシはくっても、まだまだ現役よぉーー!(▼□▼メ)
・・と、ワラをも掴む状態の記憶力・・の今日この頃ですが・・どっちでもどーでもいいし?
いやいや、前回は「暗い夜」だと信じて恥ずかしい思いをしましたからね;;今回は過敏になってましたよ・・(笑)
それはともかく!
今回も、前と同じくシリアス展開ですが・・で、ブルースの引きこもりから始まった時にはどうなる事やらと思ったけど、
脳天気そう(注:あくまでも私の印象)な女盗賊(←言葉が昭和初期?)とか、
脳みそ以前に、あんた結局誰だったの?最後まで顔判らず・・なマッチョなテロリストとかが華を添えてくれたので(笑)
前よりは、キブン的には楽しく鑑賞出来ました。
あ、最も華であるべきマリオンは・・ちょっと驚かされたけど、終わってみるとさほどな印象は残らなかったな。
ラストも、バットマンの勇姿より、幼きブルースとゴードンさん(ゲイリー)のワンショットのが心に残ったと言う・・;;
こんなさり気ない優しさが、人を作り、街を作っていくんだね・・とか感じてホロリ・・。
で、今更ながら思ったんだけど、なんだか、どうもこのバットマンシリーズ・・好きなんだけど、はがゆさが残るね。
好きだからこそ、すかっとさせて〜!バットマンをそんなにいじめないで〜!
・・って気持ちが自分の中にあった事に今回初めて気づいたよ。
ブログでは主人公を全然話題にしないくせにナンですが。しかも、前より気楽に楽しめたくせに、前のが好き・・と言う・・この理不尽さ!(笑)
・・と言う訳で、このシリーズも終わりですか?いや、最近のシリーズものは油断出来ないからねぇ〜。
レヴィット君がもっと絡んで来るなら、スピンオフ1回くらいはOKかな。(笑)   【ユナイテッド・シネマ】
 

ダークネス
DARKNESS (02・スペイン)
(監・脚)ジャウマ・バラゲロ
(主)アンナ・パキン レナ・オリン イアン・グレン ジャンカルロ・ジャンニーニ
誰もが恐がるであろう暗闇が、じわじわと迫ってくる中盤あたりは面白かったが、
引っ張りすぎな前半と説明調なクライマックスには、チトあくびが。
(何しろ悪魔関係には鈍感な私・・恐くないとダメよ)あのラストは結構好みだけど、なんかスッキリはしないよね・・。
「君たち暗闇じゃなくてもヘーキなのかい?」「だったら、おじいちゃんもまやかしだったの?」「絵の中の人って?」と色々素朴な疑問が湧いてしまう。
意外と、豹変する父&ダミ声で叫ぶ母が一番恐かったかもしれないなぁ・・( ̄∇ ̄;)
悪とは人間が仕掛け、はびこって行く物か?それとも、人間はただ操られてるだけだ、と言い切るか・・?! 【ユナイテッド・シネマ】

ダークハウス
DEMONIC (15・米=英)
 
 
(監・脚)ウィル・キャノン (脚)マックス・ラ・ベラ ダグ・サイモン
(主)フランク・グリロ マリア・ベロ ダスティン・ミリガン コディ・ホーン ミーガン・パーク スコット・ミシュロウィック アーロン・ヨー アシュトン・リー
 
20年前の惨殺事件があった家と母親の夢に悩まされるジョン。友人達にそれを打ち明けると、現場で降霊儀式をやることになってしまい・・
よくある心霊(降霊)モノで特に目新しくなくインパクトが薄いのは残念だけど、ジェームズ・ワンが関わってる(製作)だけあって(?)雰囲気は悪くない。
刑事(パージのレオ♪)や心理学者(マリア・ベロ)も良い感じで素直に作られてて好感が持てる。2人がカップルと言うのは似合わなかったけども。(笑)
ベロがちょっぴりマーシャ・ゲイ・ハーデンにも見えて来たりして・・だんだん貫録ついて来たなぁ〜。それが最大のインパクト?(違)
母親が家に呼んでるぞ、とかブライアンは言ってたけど、昔の惨事はジョンが彼女のお腹の中にいる時の話なん?
にしても、家から抜け出して助かったはずの母親がなんでまた家に呼んでるなんて思う訳?
なんでそんな言葉(挑発)に乗るん?そしてその母親はゆきぽよ似で可愛い。
終わり方も、まぁそうやって継承して行くんだろうな、と言う感じ。やっぱりもうちょいこの作品ならではなモノがあれば良かったな。  【Amazon】 

ダーク・ブルー
DARK BLUE WORLD (01・チェコ=英)
(ーー;)
(監)ヤン・スヴィエラーク
(主)オンドジェイ・ヴェトヒー タラ・フィッツジェラルド
 
静けさの中に忍び寄る戦火、そして空で戦う男達・・ざらついた印象の空中戦は見応えがあった。
が、他の場面(展開)は、あまりノレなかった。そもそも、主人公のロマンス?が、私の様な血の気の多い(いえ、貧血ですが)
人間から見ると、どうも我慢ならない。あんなのも戦争に翻弄された、で済む訳?それがメインでないにしろ、
それなりに納得する物であって欲しかった。犬のが誠実に見えたわ。 【シネ・リーブル博多駅】

ダーク・プレイス
DARK PLACES (15・英=仏=米)
 
 
(監・脚)ジル・パケ=ブランネール (原作)ギリアン・フリン
(主)シャーリズ・セロン クロエ・グレース・モレッツ ニコラス・ホルト タイ・シェリダン スターリング・ジェリンズ 
   コリー・ストール クリスティナ・ヘンドリックス アンドレア・ロス ショーン・ブリジャーズ
 
田舎町で母親と2人の姉妹が殺害され、生き残った末娘リビーの証言によって兄のベンが逮捕された。
時は経ち・・すっかり大人になったリビーだったが、その生活は虚しいものだった・・。

「ゴーン・ガール」の原作者、セロンにホルト君、しかもホラー風味?・・で鑑賞。
始まりは雰囲気あったけど、進むにつれてどんどん普通のミステリー・サスペンスになっちゃって〜
と言うか、基本は人間ドラマのが近いかもしれない。(全然ホラーじゃない!笑) 何にしても、期待大だっただけに残念。
セロンとホルト君は、セロンはまあいいとしても、ホルト君なんて特に彼でなきゃって感じでもなかったし。
どうしようもない我儘バカ娘のビチ子ちゃん(名前何だっけ?ディオンドラ?)を愛し抜くベンと、
そのバカ娘のクロレッツちゃんは役に合ってたけど、でも、全体的な雰囲気とはちょっとかけ離れた感もあって、
なんだか、一方を取れば一方に違和感を覚える、って印象。
描き方が一番自然ですんなりと良かったのは母親がいるシーンかな。
大人になったベンには時の残酷さが見えたなぁ・・。 ・・なんでハゲたし!?( ̄□ ̄;
いや、そこじゃなくて・・いや、そこもだけど。( ̄∇ ̄;
そんな、残酷な事件と残酷な時間の物語。( ̄∇ ̄;
最後は謎も解け、ほんの少しだけ安らぐ時間が戻ったのは良かったけど、
フラッシュバックの繋ぎ?が雑過ぎ〜〜で、それがリビーにもベンにもてんで感情移入出来なかった原因の一つだったと思う。
バカ娘とリビーの姉ミシェルとの諍いも唐突で・・クリシーの件は、ベンの本当の姿を探る手掛かりだったり母親が死を選ぶ引き金だったとしても、
この仲悪過ぎる2人の件って(リビーが後で知った)ミシェルの悪口メモくらいしかなかったと思うし。
そもそも、リビーは本当にベンが犯人だと信じてたの?
嘘をついたんじゃなければ単に混乱して、周囲の勝手な判断で(ベンも否定しないし)ベン犯人説になったとか?
でもさ、もし自分がベンだったら・・どうせウソつくなら、真犯人がミシェルも殺した事にした方がバンバンザイじゃないの?
・・そこは良心の問題ですかね?(汗)
悪魔崇拝の件も、それ程関わりなかった気もしたし;;  そう言えば、一つよく解らなかった所が・・。
ベンの腕のタトゥーのポリーだかサリーだかでバカ娘の居場所がわかったけど、あれって何だったの?土地の名前?
一番興味深かったのは、遺児として生きて来たリビーのこれまで。 働かなくても生活出来てたんだ!( ̄□ ̄; とか。
ずっと虚しく寂しく生きて来たんだろうな?と思うととても可哀想だったけど、
反面、スッカラカンになってやっと動くとか、あの年齢を考慮すると呆れもして、
事件以降の周囲のサポートや世間の配慮には多々疑問を感じてしまった。
まあ一番すっきりしないのは、リビーが過去の自分の証言を大人になった今、どう思ってるのかがイマイチ解らない所。
ここさえちゃんと解ればもっと彼女と寄り添えたと思うだけにね・・。  くすぶるわ〜・・。  【TOHOシネマズ】

ダージリン急行
THE DARJEELING LIMITED (07・米)
 
 
(監・脚・製作)ウェス・アンダーソン (脚・製作)ロマン・コッポラ ジェイソン・シュワルツマン (製作)スコット・ルーディン リディア・ディーン・ピルチャー
(主)オーウェン・ウィルソン エイドリアン・ブロディ ジェイソン・シュワルツマン アンジェリカ・ヒューストン アマラ・カラン 
   カミーラ・ラザフォード ウォレス・ウォロダースキー イルファン・カーン ビル・マーレイ ナタリー・ポートマン
 
疎遠となっていた3兄弟。が、父親の死をきっかけに、長男フランシスの提案で一緒にインドを旅する事に・・。
3兄弟、いいね〜。 しかし長男(ウィルソン)ウザいね〜。憎めないヤツだけどウザい〜。(笑)
他人でなくても、人が集まると必ずどっかに譲り合いとか妥協がいるけど
そう言うの考えもしないで俺様的なのっているいる〜。本人、どの程度自覚してんのかな?
そんな強い個性の人ばかりが目立って、他があまり尊重されないのは困るね。
この物語でも、次男、三男の個性・・個人的と言うより、相互作用的なモノ・・をもっと知って楽しみたかったわ。
あのベルトの件・・の次男(エイドリアン)の反応は可笑しかったけどね〜。
非日常的な雰囲気たっぷりのインド・・ののんびりした列車旅行もいいね〜。
キリキリした気持ちもゆっくり解きほぐしてくれそう・・。異国の地で、人の温かさが沁みる事もあるよね。
三男(シュワルツマン)の傷心は、ナンパがロマンチックじゃなかったので全然共感も同情もなかったけどね〜。
・・とは言っても、やはり兄弟。いざと言う時には迷いなし!の”同じ気持ち”、だし、何かあると、そうやって”集まれる”のが羨ましかったりもする。
母親は・・・・・おーい!(笑) また今度、3人が集まる口実にでもしたら?;;
これ、TVで見たので、劇場公開時に本編前に上映されたと言うナタリー・ポートマンの短編はなくて残念。
それ、ビル・マーレイも出てたのかな?二人とも本編にもちょっとだけは出てたけどね。 【TV】
 

ターネーション
TARNATION (04・米)
(監・製作)ジョナサン・カウエット (製作総指揮)ガス・ヴァン・サント ジョン・キャメロン・ミッチェル
(主)ジョナサン・カウエット レニー・ルブラン デヴィッド・サニン・パス ローズマリー・デイヴィス アドルフ・デイヴィス
新人監督ジョナサン・カウエットが11歳から31歳までの”自分史”を斬新な映像で綴っている。
事実は小説より奇なり・・だけど、事実を語るにも方法がある。
過去の出来事を多くのフィルムや写真で奇抜に見せる前半は、映像に凝ればどんなモノでも映画として通用するのか?と思わざるを得ない退屈さ。
それに加えて、カメラに向かって進行開始となると、それが事実であるコトがかえってウソくさい芝居の様に感じられてしまう皮肉。
主人公に何の義理も愛着もない自分には、ここまでは何も伝わらなかった・・と言うか、そんな手法では人の心は掴めないよ・・映像技術の限界ね、
壁に「クリスチーネ・F」のポスターまで貼って・・( ̄∇ ̄;) シャレにならんやろそれ!いい加減にしなはれや〜!はよ終わらんかな・・( ̄∇ ̄;)
・・とか思い始めた頃、彼の母親が前面に出てきてからは、状況が変化。
彼の、幼い頃に受けた虐待や”静かなゲイ”の事実よりも、彼女の過去の方がはるかに根深い事が判り、ここから先は少し興味が出て真剣に見てしまった。
これは多分、前半のカレの一人称なナル的1人芝居と、カッコいいでしょ?と言わんばかりの凝った(うるさい)映像羅列・・から離れ、
自分から他者へ視点が移り、そこにやっと、カレがカレである所以のココロ(気持ち)がこめられ始めたから・・じゃないのかな〜と思った。
何故彼女はあんな風になってしまったのか、子供としての自分はどうしたらいいのか、もう過去をやり直せない祖父母の心情も悲痛で・・
過ぎた日の傷を一生懸命癒そうとする主人公の姿に、静かなゲイ・・いや、静かなエールを送りたい気持ちにもなれた。
この作品、ゴローちゃんはオススメだったけど、加賀まりこさんは「大嫌い」って言ってたのを思い出した。どちらの気持ちも解る様な気がしたわ。(笑)
製作総指揮はガスとミッチェルだったのね〜・・雰囲気はガス、ゲイはミッチェルの共感する所?^m^) 【DVD】

ターミナル
THE TERMINAL (04・米)
(監)スティーヴン・スピルバーグ (脚)サーシャ・ガヴァシ ジェフ・ナサンソン (原案)アンドリュー・ニコル サーシャ・ガヴァシ
(主)トム・ハンクス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ スタンリー・トゥッチ チー・マクブライド ディエゴ・ルナ クマール・パラーナ
心温まるお話でした。特にどんでん返しがある訳でなく、先が見えてても(笑)素直な優しさのあるお話は好きです。
限られた舞台なので、ちょっとしたエピソードが命で、そりゃうまく行き過ぎだろ〜!と思えるエピソードも多少はあったけど、
なにはともあれ、待ち続けた結果がハッピーならいいじゃない・・ってね。
空港ってさ、「ラブ・アクチュアリー」で言ってたよりも、この作品で言ってる意味のが、私には肯けるんだよね・・
色んな人がひしめきあってる、みんなどこかを目指していたり、誰かを待ってる・・それは決して愛してる人にだけ向いてるって訳じゃない。
その先に待ってる物、待ってる人、まだ何とも分からず、不安だけを抱えている・・そんなイメージが、私も空港にはあるんだよね。
だからねぇ・・夢をみさせてよ、夢でも頑張らせてよ、その先がきっとハッピーだと信じさせてよ・・なんて(笑)
まあ誰の心の中も異邦人行きかう空港と同じ
・・なのかもしれませんが。
いつもタカビー女がよく似合うキャサリンですが(笑)今回は上品さと可愛さがあって素敵でした。 
「客室乗務員」を、字幕でわざと「スッチー」って言ってたくずし方なんかにも笑えたけど、一番可笑しかったのは、
主人公2人が食事してる横で、当然の様に真面目に
「芸」をするおじさん・・!(≧▽≦)
色んな人がいる空港って、面白いよね・・でも今回のこの舞台が全部セットだったとは・・すごいね、オドロキ。【ユナイテッド・シネマ】

ターン
(監)平山秀幸
(主)牧瀬里穂 中村勘太郎 倍賞美津子 北村一輝 柄本明
 
最初は、あまり音のない単調な世界で、大丈夫かな?とか思ったけど(笑)・・良かったです。突然、世の中に自分ひとり、になったら?
こう言う感じ、幼い頃、ふとうたた寝から目覚めるとあたりが暗くて静かで・・って言うのに似てるかな?心通う唯一の人の存在・・大きいよね。
それなくしては生きていけないかも?心通わない沢山の人の存在・・それでもひとりぼっちよりもマシ、って思ってしまう?
一箇所、ん?と思った所はあるけど、それ以外はまるまる浸れました。原作が好きなので見たけど、映画も映画として充分楽しめました。
牧瀬の相手役(中村勘太郎)写真では原作のイメージと全然違ってて不安だったけど一番良かった!北村一輝は、イッコクドウかと・・(笑)【ビデオ】

ターンレフト ターンライト
向左走 向右走 / TURN LEFT,TURN RIGHT (03・香港)
_(T▽T)ノ彡☆
(監)ジョニー・トー ワイ・カーファイ (脚)ワイ・カーファイ・他 (原案)ジミー・リャオ
(主)金城武 ジジ・リョン エドマンド・チェン テリー・クワン ラム・シュー ホイ・シウホン
台湾の絵本作家ジミー・リャオの、大人の為の絵本を映画化・・なので、ほのぼのなラブストーリーかと思ってたけど、かなりコメディタッチ。
まだ「運命」になっていない「偶然」の2人の再会(正確には再々会)が、なかなか思う様にならない所は切なくもあったけど、
あまりにも同じコトやってる2人・・ってのはちょっとね・・( ̄∇ ̄;) 最初は面白くても、最後までそれじゃ工夫がなさ過ぎで飽きてくる。かと思えば、
あの突拍子もないラスト!これはねー・・賛否両論でしょう。(笑)私は最初「なんだよこれ〜;」って思ったけど、終わってみれば
「あんなのもアリかも・・だって運命なんだもんウフ♪」と思えてくる不思議。(T▽T)ノ彡☆
でも、ちょっとくらいは伏線あった方が良かったかもね。駅の看板の使い方も良かったのに、結局尻切れトンボな小道具止まりで勿体無かったしね。
借金取りの大家の恋なんてのも同様に惜しい。2人に横恋慕する弁当屋の娘と医者は面白かったけど、声はデカいしテンション高いしで、ちとうるさい。
「チッ!」と鼻で嗤う娘の態度もめっちゃ可愛くねー!顔は美人なので、そのギャップに驚いた。( ̄∇ ̄;)
でも、主人公を差し置いて(主人公にもなかった)KISSシーンを、その2人が堂々とやっちゃう所や、主人公に嫌われてると分かってて、
わざと自分の電話番号と称したヒロインの電話番号を渡す所なんて「なかなかやるな」って思ってしまった。
主人公2人がお互いを探す時、いつもは泣かない赤ちゃんがむずがるトコなんて、ウルウルしちゃったし〜。( ̄∇ ̄;)
(ジジババにも弱いがアカンボにも弱い・笑)まあ、なんだかんだ言っても、「運命」の2人が出会うなんてのはロマでいいよね〜。(トオイメ)
実は、金城武って、どうもあの青ヒゲが苦手だったんだけど(すまん;)今回は純真な役だったせいか、ヒゲのあたりよりも、
つぶらな瞳のクローズアップが印象に残って、今迄で一番良かったな。ヒロインのドジなジジ(笑)は、どっかで見たぞ・・と思ったら・・
ああ、この髪型・・「再見」やん〜( ̄∇ ̄;) とっても清楚で品のいい顔立ちなのに、この髪型がねぇ・・前髪がイカンのだろうね、きっと。
次回作では、ヘアメイクさん、もうちょっと考えてあげてください。・・えっ?これが魅力なんですと?( ̄∇ ̄;)
でも、音楽を花に向かって聴かせたりする、世の中におされ気味なこの2人は好きでした♪素朴でね。
この作品のテーマとも言える「恋」と言う詩も素敵だったので書いて置こう。
” 2人は信じる  求め合う気持ちが出会わせたのだと 信じあう心は美しい  でも揺れ動く心はもっと美しい ” 【ユナイテッド・シネマ】

ダイアナの選択
THE LIFE BEFORE HER EYES (08・米)
(監・製作)ヴァディム・パールマン (脚)エミール・スターン (製作)エイメ・ペロンネ アンソニー・カタガス (原作)ローラ・カジシュキー
(主)ユマ・サーマン エヴァン・レイチェル・ウッド エヴァ・アムリ オスカー・アイザック ガブリエル・ブレナン ブレット・カレン
   ジャック・ギルピン モリー・プライス
実は私、主演が”花に囲まれてるユマ”(笑)って事以外何の前情報もなしに鑑賞したんだけど、
最近注目してるエヴァンが出てたので、冒頭からもうテンション上がりっぱなし。まあ、エヴァンについては後でしつこく語るとして・・(笑)
なので、とってもサラな状態で鑑賞した訳なんだけど、物語としては、とてもシンプルな印象。
でも、至るところに込められた真摯な”想い”が素直に伝わって来て、大変良かったです。好み!
途中迄は「今回はハンカチ要らんかったかな」とか思ってたのに、ラストでは予想以上に様々な想いが交錯して、涙腺決壊!(TT▽TT)ダァー
原作は、ローラ・カジシュキーの「春に葬られた光」。初めて聞いた・・(笑)でもこれは是非原作を読んでみたいわ。
・・で、エヴァンですが(笑)出てきた時、「あ、『ハサミを持って突っ走る』の可愛いかったナタリー役の子だ〜わーい!」
・・とか思ってたら、鑑賞済みの『ミッシング』や『ウィズ・ユー』にも出てたらしい・・えっ、そうだったの?
しかも、感想読み返してみたら、『ウィズ・ユー』では、エヴァンの役がとても好き♪みたいな事書いてるし・・(^^;
なので、「こりゃ他のも見ないと!」・・と思って、例のGE○で『ダウン・イン・・』を探した(見つけて貰った・爆)と言う訳。
今回も、やっぱり私の好みなイメージそのままで、もう、すごく良かったです♪
あの、シャララ〜〜ンってした腕輪がとっても似合ってるわ〜とか思ってたら、結構キーグッズだったよね。
乱射が起きた時の緊迫感はリアルだったぁ〜まるで自分がエヴァンになったみたいで恐かった・・!ヾ(ーー )ォィ
それから、モーリーン役の女優さん見た時は「えらくスーザン・サランドンに似てる女の子が居たもんだ」って思ってたら、
正真正銘スーザンの娘だった!( ̄∇ ̄;知らなかった〜でもそうだよね〜いくらなんでも似すぎやもん!(笑)
【以下、完全ネタバレ!未見の方は絶対に読まないでね!】
10代がエヴァンで、30代がユマ・・なキャスティングはどうよ?似てるの金髪だけやん〜・・とか最初はちょっと思ったけど、
とある理由から、すぐに全然OK,!な気持ちで鑑賞出来ました。
と言うのも、実は、ユマのパートになってからすぐに、「あ、この世界は現実じゃない!」・・って感じてしまって。
しかも、いつもはヘボ推理のくせに、何だか知らないけど、今回のこの予想には不思議に確信が。
なので、ずっとそう言う気持ちで鑑賞したので、エヴァン=ユマも大丈夫だし、最後のオチに対する驚きも全くなかったんだよね。
でも実は、そこはやはりヘボ推理(笑)、私の予想では、こん睡状態のダイアナが見ている未来の理想の夢・・かと。
なので、自分としては、ダイアナは最後にきっと目覚める!!・・つもりだったので、そうじゃなかったのが、又悲しくて悲しくて・・(涙)
ずっと自責の念を抱いて生きている・・死を選んだ時、やっとその呪縛から逃れられた・・のも悲しくて悲しくて。
選択を余儀なくされたのが、あの、若く、多感で反抗的な時期・・であった事にも大きな意味があるよね。
あの時、彼女の、人としての本当の姿が見えた様で、苦しいやら愛おしいやら・・たまらなかったわ。
平凡でも、悩みが発生しても、それが生きている、って事・・よね。
それに、この世の幸せや美しさは、自身の心や行動の問題である事を、この作品から、改めて考えさせられたわ。。。【シネ・リーブル博多駅】

ダイアリー・オブ・ザ・デッド
DIARY OF THE DEAD (07・米)
 
(監・脚)ジョージ・A・ロメロ
(主)ミシェル・モーガン ジョシュ・クローズ ショーン・ロバーツ エイミー・ラロンド ジョー・ディニコル スコット・ウェントワース 
   フィリップ・リッチョ クリス・ヴァイオレット タチアナ・マズラニー アラン・ヴァン・スプラング ジョージ・A・ロメロ
(声)ウェス・クレイヴン スティーヴン・キング サイモン・ペッグ ギレルモ・デル・トロ クエンティン・タランティーノ
 
映画学科の卒業制作の為にホラー映画を撮影していたジェイソンと仲間達。
しかしその最中、世界中で死人が生きかえり人々を襲っていると言うニュースを聞く。

蔓延ゾンビの様子を世界に発信する使命感に燃えるジェイソン! ・・が、最初からかなりうざったい。
カノジョとか、撮られる側がイライラするの解るわ〜。うざいジェイソンの背後に早くゾンビ現れて!・・とかチラッと思った・・( ̄∇ ̄;
でも皆さん、結構気丈ね。ごく一部除いて、激しく驚いたり混乱したりしないもんね。冷静な方々・・。
もし自分がそこに居たら、恐怖で腰ぬけたままだったり、激しくウツってるかもしれないなあ。
それか、見苦しく泣き叫んでるかも?そんな泣き叫ぶ「出演者」は、撮影者側からしたらオイシイのかな?
・・だったら、ぐっと我慢するかもしれん。(笑)
いや、そんな撮影者にキレて、跳びかかって噛みつくかも!(とっくにゾンビ?)
そんな感じで、映像は殆どジェイソンの手持ちカメラでの物。
彼の持論・・記録が残らなければ、ないと同じ・・とか、
ベースとなるネット社会への皮肉・・目の前の現実は無視?・・等には共感と反感が入り交じった思いにさせられた。
しかし、そんなジレンマよりなんかこう、気持ち良く潔く終わりたくてさ〜。
それでなくても毎日腹立たしいニュース垂れ流されてイライラしてますから(爆)
なので、あのミイラ男の単純さが微笑ましかった。あ、ミイラ男って中身はゾンビか?!(←今気づいた!笑)
トレイラー奪って逃げた女の子はどうなったんだろう?
彼女の気持ちもワカランではない・・。だって、自分がダメ出しした演出通りに現実が進んで
面目まるっとつぶされちゃって・・そりゃ女優魂、暴走するよね!
そうよ、ジェイソンの所なんかとっとと退散して、自分の演出を解ってくれる監督に出会うのよ!健闘を祈る!
【追記】
ニュースの声として、すごいメンバーが参加していたのね!\(◎o◎)/
いやぁ・・全然気づきませんでした。タラの声すらも。
・・と言うか、元々監督さん達の声なんて知らんかった!(笑)  【BS】

第9地区
DISTRICT 9 (09・米=ニュージーランド)
(監・脚)ニール・ブロンカンプ (脚)テリー・タッチェル (製作)ピーター・ジャクソン キャロリン・カニンガム
(主)シャールト・コプリー デヴィッド・ジェームズ ジェイソン・コープ ヴァネッサ・ハイウッド ナタリー・ボルト シルヴァン・ストライク
全く予定に入れてなかったんだけど、その前に観た「シャッター・・」の満足度が低かったので
大きくポスター貼られてた本作をほとんどヤケクソで鑑賞〜・・したら、面白かったです〜〜(≧▽≦)
エイリアン、てっきりアメリカ本土に上陸して、正義と星条旗背負ったイケメン・マッチョ軍団とでも戦うのかと思ったら、
なんとよりによって南アフリカ・ヨハネスブルグに、しかも瀕死で助けられ地球で難民に・・!?
そして、係員に「ハンコ(サイン)くださ〜い」とか言われちゃったりして・・出だしから意表をついた展開。
そもそも、この係員(現場責任者、一言で言うと立ち退き宣告人)からして、
真面目なんだろうけど、どこか姑息な庶民臭が漂う頼りなさそ〜な男でさぁ、
とりえと言えば、「40歳の○○男」に似てる、くらいで(とりえなのか?)そんなのが主人公だって〜え〜っ、ホントなの〜?
・・って、もう、そのシケさ加減にワクワクは高まる一方よ!(←どーゆー趣味)
そしてその後も、これはどーよ!こんなんなってしまいましたケド〜・・とばかりに、SF、社会派、アクション、
ちょっぴりオタク趣味?そしてロマンス・・と、色んな意味でメタモルフォーゼテンコ盛り。
その時の私のキブン同様ヤケクソ気味に、しかししっかりツボを刺激しながら駆け抜けて行かれましたよ〜!お疲れ様!
子供に、「『第9地区』面白かったよ」って言ったら、「あの、エイリアンの顔に無駄にモザイクかけてるヤツやろ?」だって!
そう言えば、予告編のその無駄さすら結構ツボだったりしたわ・・本編観た後、改めて分かった・・。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

第三の男
THE THIRD MAN (49・英)
(監・製作)キャロル・リード (脚・原作)グレアム・グリーン (脚)マビー・プール (撮影)ロバート・クラスカー (音楽)アントン・カラス
(主)ジョゼフ・コットン オーソン・ウェルズ アリダ・ヴァリ
ストーリー自体よりも、陰影の効いた映像や、スリリングで気のきいた会話、馴染みある音楽に気持ちがいってしまった。
特に、小説の新作と言いつつ、事件について刑事と交わす会話、ハリーにしかなつかないと言う猫が擦り寄る足元・・の男・・のシーンは印象的。
観覧車と言う空間密室を使った緊迫感も良かった。ただ、肝心のハリーが(存在感はあれ)どう見ても胡散臭そうな容貌なので( ̄∇ ̄;)
誠実で信頼していた・・と言うカノジョや、主人公ホリーの気持ちがよくワカラン。そう言う第四の男がいたんじゃないの?Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
・・と言うか、ウェルズ自体の風貌がどうも私苦手みたい・・と言うのが今回のでわかった。( ̄∇ ̄;) 【BS−NHK】

タイタス
TITUS (99・米)
(監・脚)ジュリー・テイモア (原作)ウィリアム・シェイクスピア
(主)アンソニー・ホプキンス ジェシカ・ラング ジョナサン・リス=マイヤース アラン・カミング コルム・フィオール アンガス・マクファーデン
   ハリー・レニックス ジェームズ・フレイン ローラ・フレイザー マシュー・リス
こんなにコミックチックな作品だとは知らなかった。
アラン・カミングのバカ殿ぶりから、おやっ・・こんな路線だったのね?・・と気付いたりして( ̄∇ ̄;)
一見シリアス・タッチなホプキンスにしても、よく見りゃどっかトンチンカンだよねぇ〜?ジェシカ・ラングは最初から怪しいけど。(笑)
全体的に、とってもバカバカしいお話に見えたけど、あのバカ息子コンビとか、徹底的にやる根性は見上げたもんだし(えっ)
この独特の世界に完全に入り込むまではいかなかったけど、まあそれなりには楽しめました。
こんなに愚かな行いの繰り返しはもうやめましょうね〜とか言われてるみたいな気もしたりして。
ムーア人の愛人はえらく存在感があったわ〜・・もしや彼が真の主人公?とか思っちゃったり?!
・・連れて行かれた赤子は、希望の象徴か、はたまた、選ばれし悪の芽か? 【TV】

大脱走
THE GREAT ESCAPE (63・米)
(監・製作)ジョン・スタージェス (脚)ジェームズ・クラベル W・R・バーネット (原作)ポール・ブリックヒル
(主)スティーヴ・マックィーン ジェームズ・ガーナー リチャード・アッテンボロー ジェームズ・コバーン チャールズ・ブロンソン
第二次大戦中のドイツで実際に起きた捕虜収容所からの集団脱走事件、それに関わったブリックヒルのベストセラーの映画化。
タイトルそのままな大掛かりな脱走計画・・数百人を出す予定が、実際は百人も出ないうちに見つかってしまい、更に出てからも次々に捕まって行く
様子はハラハラのし通し。収容所地下を行き来する所がメインかと思っていた時は(ここは同じ事の繰り返しなので)ちと退屈だったけどね。
見た目と違って情けないブロンソン(意外な役〜;;)がやけに印象に残っているけど。(笑)
一番にクレジットされてるマックイーンは、収容所での出番は他と同じ位なのに、ちょっとしたシーンに「見せ場」があって(ボールとかね)
いつの間にかリーダーになっちゃって、出てからなんて、数分間の1人舞台〜(笑)やっぱりココが一番の見せ場なのかしらん?【BS−NHK】

タイタニック
TITANIC (97・米) 
(監・脚)ジェームズ・キャメロン
(主)レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット ビリー・ゼーン キャシー・ベイツ ビル・パクストン
今更、説明不要な超ヒット作。劇場で2回観賞。 元々、タイタニック号に興味があったので悲惨な事実に黙とうしながらも、うまく絡めた
エピソードに映画ならではの面白さを味わわせて貰った。身分違いのロマンス、そしてサスペンス・・女性には特にウケる要素かも?(笑)
しかし、今回のタイタニック号・・・ケイトの体重で沈んだと言う噂は本当か?(゜_。)☆\(--;)オイオイ【キャナルシティ・2回】【ビデオ】

タイタンズを忘れない
REMEMBER THE TITANS (00・米)
(監)ボアズ・イエーキン
(主)デンゼル・ワシントン ウィル・パットン ウッド・ハリス キップ・パルデュー
これは実話なんですね。71年にはまだこんな状態(人種差別)であったのかと思うと胸が痛みました。
小さな力でも、集まると大きな力になっていく・・友情をいつまでも・・ 【ユナイテッド・シネマ】

大地と自由
LAND AND FREEDOM (95・英=スペイン=独)
(監)ケン・ローチ (脚)ジム・アレン
(主)イアン・ハート ロサナ・パストール
スペイン内戦での、反ファシズム派の中のスターリン主義者と反スターリン主義者との対立を描く。
歴史の勉強不足は否めない私。 戦争に翻弄される友情は痛い。  【シネサロン・パヴェリア】

大停電の夜に
UNTIL THE LIGHTS COME BACK (05・日本)
 
 
(監・脚)源孝志 (脚)相沢友子 (撮影)永田鉄男
(主)田口トモロヲ 原田知世 豊川悦司 田畑智子 宇津井健 淡島千景 吉川晃司 寺島しのぶ 井川遥 阿部力 香椎由宇 本郷奏多
 
クリスマス・イヴの夜、停電となってしまった首都圏全域・・で繰り広げられる群像劇。
昔は停電ってよくあったよね〜そう思うと懐かしいなぁ・・異空間でロマンチックだったかも。
・・と思う気持ちが映画化された様な作品で、楽しめました。
でも、井川遥がバーに現れた時には、あれっ??・・って思った。なんで??
他、「ご家族の方どうぞ・・」には笑ったり・・何だかんだあっても結構ほのぼの。
赤ん坊をガラス越しに見てる田口トモロヲの手つき可愛い。ブレンディはパロディですか?(笑) 【BS】
 

大統領の理髪師
THE PRESIDENT'S BARBER (04・韓国)
(監・脚)イム・チャンサン (脚色)チャン・ミンソク
(主)ソン・ガンホ ムン・ソリ イ・ジェウン リュ・スンス チョ・ヨンジン ソン・ビョンホ パク・ヨンス
ひょんな事から大統領のお抱え理髪師に任命され、国家忠誠と家族愛との板ばさみになってしまう純朴な一国民=父親・・の姿を、
60〜70年代の韓国の過酷な時代を背景にしながらも、あくまでも突き抜けた笑いを
駆使して描いている。
エピソードは、一体どこからどこ迄が実際にあった事なのか、あるいは時代以外は全てオリジナルORフィクションなのかと思うけれど、
それにしても1つ1つがとても面白い。恐ろしいエピソードもあるけれど、怒って泣いて、泣いて笑って、シビアなのにファンタジー・・
そして観終わった後にはとっても温かな何かが残る、そんな素敵な作品でした。
主演のソン・ガンホ、
やっぱりイイね!(≧▽≦)愚鈍な小心者だけど純朴で・・ヘタすればシラけてしまいそうなキャラを
これがすご〜く魅力的に演じていて、ぐいぐい引っ張られました。と言うか、面白くて彼から目が離せない
!(笑)
仕方なく結婚したとは言え、愛情豊かな暴力母(えっ)のムン・ソリも、多分当時ハヤリだったのであろうクルクルパーマ
が可笑しくも似合ってて、いい味出してました。そして2人の子、ナガンもこれまたすっごく良くて・・!(涙)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
それにしてもあの拷問・死刑は酷すぎるね・・。しかも子供にまで・・いや、子供への拷問は事実じゃないかもしれないけど
でも某国は子供ですら拉致監禁しているし・・って考えると本当に恐ろしい!拷問されても、くすぐったい〜と笑うナガンに
苦痛がなくてよかった・・と思った矢先に、あんな事になるとは!・・もうこれにはまいった!酷すぎる・・!(泣)
ハンモが半狂乱で自分の髪を切るシーンはたまらなかったよ・・。私だったらとっくに抑える理性なくしてたかもしれないし
まさに全てを背負ってる板ばさみな父親と言うモノの辛さがね、身にしみてたまらなかった。
初めはふがいない父親でも、ナガンを背負って山奥へ行く姿には胸打たれたし(T_T)ハゲ大統領にホンネを言って(爆)
袋叩きにされた彼には、可哀想な反面、一抹の安堵や希望が見えた気がした・・なのでラストはすごく嬉しかったなぁ〜。 【シネテリエ天神】
<余談>ル・シネマ・マネージャーの中村由紀子さん曰く
「自分の韓国四天王は、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、ソル・ギョング、そしてアン・ソンギ」。_(T▽T)ノ彡☆

ダイナソー
DINOSAUR (00・米)
(監)ラルフ・ゾンダック E・レイトン
(声)D・B・スウィーニー (吹き替え版・声)袴田吉彦
CGは見事でしたが、似たり寄ったりの場面や登場人物(?)の為目が慣れてきて、どんどんフツーに見えて来た・・・ちょっと残念。【ユナイテッド・シネマ】

ダイ・ハード
DIE HARD (88・米)
(監)ジョン・マクティアナン
(主)ブルース・ウィリス ボニー・ベデリア レジナルド・ベルジョンソン アラン・リックマン
テロリストに一人(現場)で立ち向かう主人公がカッコいい!・・って、ウィリスだったね・・この時はカッコ良かったんだけどな〜あ、
今でもカッコいい?失礼。水野○郎似の警官にも注目。 【ビデオ】【TV】

タイピスト!
POPULAIRE (12・仏)
 
(監・脚)レジス・ロワンサル (脚)ダニエル・プレスリー ロマン・コンパン
(主)ロマン・デュリス デボラ・フランソワ ベレニス・ベジョ ショーン・ベンソン ミュウ=ミュウ メラニー・ベルニエ ニコラ・ブドス
   エディ・ミッチェル フレデリック・ピエロ フェオドール・アトキン マリウス・コルッチ
50年代フランス。田舎から出てきたローズはエシャールの保険会社に雇われるが早々に解雇の危機に。
しかしローズのタイピングの速さに目を付けたエシャールは彼女に早打ち大会への出場を持ちかけ・・

タイプ早打ちの特訓は、まるで昔のスポ根漫画みたいで単純に燃えた!(笑)
目的にむかってまっしぐら!でも追い立てられると涙が出ちゃう・・田舎娘だもん〜。
時には優しくして欲しいのマイダーリン!・・ごく普通の会社のごく普通の上司であるダーリン・・ただ一つ違っていたのは・・・・・
ダーリンはSだったのです!・・なーんて、大昔のアニメや歌謡曲や海外ドラマの台詞がつい出てしまう様な感じ。
展開も結末もがっつり想像の範囲内だけど、ドジなりに一生懸命頑張るローズは微笑ましいし(もうちょっと落ち着けとは思うけど・笑)
時代が時代なだけに、ローズ=女性・・の社会進出の奮闘ぶりには共感。ファッションやインテリアも可愛いくて目の保養になったわ。
しかし、ロマン・・何だかおっさんに・・あっ、いやいや、年月経ったな、と。(汗)
誰かに似てきた・・と思ったら、どうやら志茂田景樹の様だ。(個人的印象です・笑)
特訓の鬼と志茂田似、と言う、2通りの意味でのSに単純に燃えた!(え)
これ、娘と一緒に見た後に、ロマンの出る「猫が行方不明」を貸してあげたら、ロマンがどこに出ていたか全然わからんかった、だって!
あの髪の長いイケメンの子よ、って教えても全然ピンと来なかったらしい。そこまで・・( ̄∇ ̄;
「アーティスト」ではミスキャストっぽく思えてたベレニスがここではとてもイイ感じで、ミュウ×2も自然体で見ていて安心出来たわ。
ちなみに、自分も、初めてのマイ・タイプライターにはワクワクしたなあ・・懐かしい思い出。
ブラザーだったので、以来ブラザー製品には兄弟の様に親近感が。(まんまじゃん・・)  【KBCシネマ】

TIME/タイム
IN TIME (11・米)
 
(監)アンドリュー・ニコル
(主)ジャスティン・ティンバーレイク アマンダ・セイフライド アレックス・ベティファー キリアン・マーフィー 
   ヴィンセント・カーシーザー マット・ボマー オリヴィア・ワイルド ジョニー・ガレッキ
老化をコントロール出来る様になった近未来。人々は25歳で成長を止められ、以降の余命は体内時計によって設定されていた。
予告編でキリアンめ〜っけ!・・たので、観ました。けど、この設定はちょっと面白いね、と
そこで期待値が上がり過ぎたせいか?かなり物足りなかったなぁ〜。
最初は良かったんだけど、途中から、単に今のお金が時間に替わっただけの話みたいにも感じて。
ウィルが、時間を支配する権力者に立ち向かうのはいいけど、
それからの展開でも、もっと人と人との間での時間の繋がりや不思議さみたいな物があれば良かったな。
特に、ウィルの父親に関しては、ほのめかすだけほのめかしておきながら、結局さほど機能していなかったのは痛い。
あのバトルも、普通の腕相撲のがよっぽどハラハラすると思うけど。
そもそも、時間の受け渡しって、どこでどうスイッチ(?)いれてんのかな?やっぱ気合い?!
だったら、か弱い婦女子なんて全滅してそうな気もするんだけどね。もしくは奴隷に・・(私の時間世界のが悲惨?)
でも、25歳になるといきなり残された時間=死へのカウントダウンが始まるのは恐いよね〜!
残り時間がわからないから、人って毎日とりあえずは穏やかに過ごせてるんだろうし・・
こんな風に、あと何時間とか何分何秒とか教えられたら、絶対パニックになりそう。
逆に、見た目が25歳のままなのは嬉しいにしても(笑)一体、人って、どこまで長い間生き続ける事に耐えられるのか、って気もするね。
あの、イケメンのお兄ちゃんみたいさぁー!ダメよ、イケメンは死んじゃあ!ウィル、なんで居眠りなんかするのよーっ!
・・とか、あの時思いましたが(私のイケメン優先の時間世界のが酷?)やはり、自然に逆らって生き続けるとロクな事はないのかもね?
与えられた日々を、富豪の様に浪費するか、貧民の様に大事に使うか、
考えようによっては、今の世界では自分なりにチョイス出来る幸せがあるのかもよ〜?
この世界でも、富豪のパーティよりも、貧しいながらもお互いに時間を分け合う人達の姿のが心に残ったわ。
ウィル役のティンバーレイクは、「ソーシャル・・」でしか知らないけど、今回のがアクションがあるせいか若くみえて(25歳?笑)
なかなか良かったです。シルビア役のアマンダは、多分私は初めてだと思うけど、想像していたよりも少女っぽかったわ。(25歳!笑)
で、キリアン・・(25歳・・ですが何か?!爆)あの最期・・うーん・・あれは覚悟の上で?それとも、単にマヌケなだけだったのか・・?(汗)
何だか、あんな終わり方をした彼だけには、「お疲れ様」と言ってあげたかったわ。( ̄∇ ̄;   【ユナイテッド・シネマ】 

タイム・オブ・ザ・ウルフ
LE TEMPS DU LOUP / THE TIME OF THE WOLF / WOLFZEIT (03・仏=オーストリア=独)
 
 
(監・脚)ミヒャエル・ハネケ
(主)イザベル・ユペール ベアトリス・ダル パトリス・シェロー ローナ・ハートナー モーリス・ベニシュー 
   オリヴィエ・グルメ ブリジット・ルアン アナイス・ドゥムースティエ セルジュ・リアブキン
 
最初、いきなりな行為に唖然・・そしてそれに取り合わない警官にも何故?・・だったけど、ああ、そう言う事だったのね、と、じき理解。
最後の、炎・・やはり一番印象的だった。パニックになりどうしようもない所に追い詰められた大人達を、いつも、少し離れた所で感じながら
少年が望んだもの・・を想像すると胸が震える。混乱した人達の目を覚まさせるのも、子供なのかな。
息子(少年)も良かったんだけど、それまでずっと大人の中で頑張って来た娘の存在もとても良かった。 【DVD】
 

タイムクラッシュ・超時空カタストロフ
THE TIME SHIFTERS / THRILL SEEKERS (99・米)
(監)マリオ・アゾパルディ (脚)カート・インダービジン ゲイ・ウォルク
(主)キャスパー・ヴァン・ディーン マーティン・シーン キャサリン・ベル テレサ・サルダナ ピーター・アウターブリッジ マーク・ドネイト
レポーターのメリックは過去の歴史的惨事写真の中にある人物を発見する。その男は、それぞれ違う時代にも関わらず
全く同じ姿でことごとく惨事の現場に姿を現しているのだった。彼は一体何者なのか・・それは・・

そう、それは ウォッチメン!!  ナンデヤネン!(。-ω-)_θ☆(ノ・凵E)ノ
日本劇場未公開のTVムービーらしく、自分がTVで見た時には「タイムクラッシュ・超時空カタストロフ」と言うタイトルだったけど、
「タイム・シーカー」って言う方が一般的なタイトルらしい。こっちのが簡単じゃない〜。なにもあんな長くて覚え難いタイトルつけなくてもいいのに。
いや、再三申し上げておりますが、タイトル変えるの、いい加減にやめて欲しい〜。
で、作品の方ですが、TVムービーとは言え、なかなか楽しめる内容でした。
事故が心の傷になっている現代の主人公と、過去の事故をレジャーとして楽しむ未来人。
一応、非合法の闇レジャーとは言え、自分に関係ないとなると、こうも悲惨な出来事を
野次馬根性で楽しもうとする人間も現れる様になるとは・・その未来、そんなに安全な世の中なの?
クライマックスのスタジアムよりも、地下鉄事故の方が逃げ場がない感じがして恐かった。
未来からの何かをヒントにタイムマシンを作り出すと言うのはよくある話だし、
タイムトラベル物ってどこかに矛盾感じる事多いけど、
そこはあんまり深く考えたくない・・面倒だし楽しめればいいかな〜・・と思う今日この頃。トシか?(汗)
主演はあの「スターシップ・トゥルーパーズ」のカレでした。前に見た作品(散々・・笑)よりコッチのが面白かったよ。
マーティン・シーン、映像だけなのに二番目にクレジットされてるし。(笑) 【TV】

タイムマシン
THE TIME MACHINE (02・米)
 
 
(監)サイモン・ウェルズ ゴア・ヴァービンスキー (脚)ジョン・ローガン (原作)H・G・ウェルズ
(主)ガイ・ピアース ジェレミー・アイアンズ オーランド・ジョーンズ シエンナ・ギロリー サマンサ・ムンバ マーク・アディ 
1890年代のNY。恋人エマを暴漢に殺されてしまった大学教授アレクサンダーは、
以来、過去を変え彼女を救いたい一心でタイムマシンの開発に没頭する。

H・G・ウェルズの同名原作を59年に続き再映画化。
彼の曾孫サイモン・ウェルズが監督を務めた(終盤、彼の体調不良の為ゴア監督が加勢した)らしい。
世の中には色んなタイプ・形のタイムマシンがあるそうで・・
今回のはどんなのかな〜?と思ったら、「STMB」のに形がちょっと似てたわ。(ё_ё)キャハ
でも、あれが軽く30回分くらいは改良された感じで、そこはかとない、レトロ・ゴージャス感も。
(と、また「STMB」を引っ張り出す自分・・と言うか、続けてタイムトリップ映画・・好きやね〜)
で!・・そのマシンを操る主人公・・のガイ様・・楽しく時間旅行をするならいいんだけど、やつれきって頬がコケまくり。
とりつかれた様に研究に没頭する姿は見ていて可哀想でならなかったわ。
これじゃガイ様じゃなくてガイコツ様やん〜
・・とか、またどーでもいい事を思いながら、研究によって彼が救われることを願っていたわ〜。
偉大な研究って、こう言った哀しさや悔しさ、怒りのパワーから生み出される事多いかも?
・・とかも思いながら・・ガイ様がんばれ〜!でも今回もなんだか変な風貌だなぁ〜前髪のせいかなぁ〜?なんか変だよなぁ〜
・・とかも思いながら・・ひたすら、彼の幸せを祈っていたわ〜。
舞台が1800年代だったので、現代か或いは割と近未来に行く程度かと思ったら、めいっぱい未来に行っちゃってビックリ〜。
でも、色々あったせいか、未来の地上は過去みたいで、不思議な気分。
彼女の事がキッカケでタイムマシンが出来たのなら、その彼女の事は変えられない・・と某が言ったのには、
あぁ、確かに、ホントやね、なんでそれに気づいてなかったんだろ、って素直に納得。
でもさ、もしそれがキッカケでなくタイムマシンが作られたのなら、彼女の事は変えられたかも・・とか思うと哀しいね。
その時点(時間)だけが変えられたら、他はどうでも良かったろうに、それだけが無理って・・時間って残酷・・。
でも、彼・・あんな事態になってしまったからとは言え、すんなりあの世界にとどまる気になったのは、なんでかな?
いや、あそこまで命かけて・・な気持ちになったのもなんで?
単純に、彼女達に愛を感じた・・からかもしれないけど、自分の元の世界の人達やモノには愛や執着(未練?)はなかったのかな?
でも、ここまで違う世界だと、まさに、人生やり直す、って感じだよね。
そんな潔さも、自分を生きる上では大切なのかもしれないね。
それはそうと、あれだけ未来だったら、地上人の見た目ももっと変わってるとリアルだったんだけどな。
だって、平成の子だって、昭和の子に比べると背は高いわ、顔は小さいわ、バランスが全然違うじゃん〜?
それから計算したら・・あんな未来だとどんな体型よ、顔なんか、オムスビみたいになってんじゃないのー?・・とか思うよ、やっぱり。 【TV】

タイムライン
TIMELINE (03・米)
 
 
(監・製作)リチャード・ドナー (脚)ジェフ・マグワイア ジョージ・ノルフィ (原作)マイケル・クライトン 
(製作)ローレン・シュラー・ドナー ジム・ヴァン・ウィック
(主)ポール・ウォーカー フランシス・オコナー ジェラルド・バトラー ビリー・コノリー イーサン・エンブリー アンナ・フリエル 
   マートン・ソーカス マイケル・シーン ランベール・ウィルソン マット・クレイヴン デヴィッド・シューリス ニール・マクドノー
 
フランスのある場所から発掘された現代の製品と助けを求めるメモ。
それは発掘プロジェクトのリーダーで行方不明中の教授からのものだった。

「ジュラシック・パーク」「ツイスター」の原作者マイケル・クライトンのベストセラー小説の映画化。
タイムトラベル物ってスッキリしない事多いけど、これは特別そんな事もなく、割とスムーズに面白く見られました。
過去への転送装置など(特に戻る時のアレとか・・100均?)はやたらお手軽な感じで、
気持ち的には「STMB」とあまり変わらん感じもしたけど、
そこはやはり、SF研じゃなくて考古学専攻の真面目学生達だしね、行く所もやる事もスケールが違ったわ〜。
(なんで「STMB」と比べてるのか我ながら分かりませんが・爆)
投石機の破壊力・・凄い迫力ね。体力消耗も凄いだろうけど。これが一番印象的だった。
しかし、何か新しい発明をした時って、裏でどれだけの都合の悪い事が揉み消されてるんだろ、とかも思っちゃった。
地味にいい俳優が揃ってたけど、主演のウォーカーは特に地味だったな。(笑)
ジェラルド・バトラーは、初め、似た別の人かと思った。
と言うのも、今まで、瞳キレイだし好き系だけどどこか今一歩感があってさ、
でも、今回はとても素敵に見えて・・今一歩感も物語と共に時空を超えてどっか行っちゃった感じでした。
単に髪の毛やヒゲで輪郭が隠れて瞳が印象的だっただけ?(とことん瞳フェチ・・)
キャラ的には、ど〜も、1秒で惚れるジプロック体質・・見てる方は、相手がすぐレディ・クレアだと気付くのもあって、
やたらアプローチがしつこく感じたりもしたけどね。でも最後はロマだったよね。しつこさが実を結んだ、永遠の愛・・・・・。 【TV】

題名のない子守唄
LA SCONOSCIUTA / THE UNKNOWN WOMAN (06・伊)
(-_-;)
(監・脚)ジュゼッペ・トルナトーレ (音楽)エンニオ・モリコーネ
(主)クセニア・ラパポルト ミケーレ・プラチド クラウディア・ジェリーニ ピエラ・デッリ・エスポスティ アレッサンドロ・ヘイベル
   クララ・ドッセーナ アンヘラ・モリーナ マルゲリータ・ブイ ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
あーあ・・やってしまったぁ〜(>_<)予告編では感動的な作品に見えたのに・・感動の涙なんて一滴も流れなかった・・。(爆)
・・と言うか、
作品全体に全く共感出来ず。怒るでシカシー!オラオラオラ (▼O▼メ) な、叫びモード全開!_(T▽T)ノ彡☆
以前『NOVO』って言う映画があった時、それを観た某T氏が、「始まって一時間経っても主人公が何やってんだか解らず、
後でたまたま見た予告編でやっと彼は記憶障害だと解った・・ほど、本編の説明不足がはなはだしかった」みたいな事を
仰ってたのをフッ・・と思い出したよ。と言うのも、今回私は予告編を見てから本編観たので、主人公の女性のターゲットが一体
誰なのかそれは最初から分かってたからその先に期待して最初は結構ワクワクしてたんだけど、この主人公、やってる事が
いちいち理解に苦しむ事ばかりでさ、「何でソレの為にソコまでやらないとダメなん?あんた一体最終的に何したい訳?」・・って、
予告編見てる自分でさえ思ったから、これは見てない人にはかなり謎、と言うか、つかみドコロがなかったんじゃ?って
老婆心・・いやいや、乙女心(配)になったくらい。作品ちゃんと見終わった後でさえ、
「あんた一体何したかったん?」・・_(T▽T)ノ彡☆
まあ、このつかみドコロのなさ、ってえのがトルナトーレの持ち味かもしれないなぁ〜とは思うけど、なんかこの監督、
女性をイタブるのシュミ〜?(精神的にも肉体的にも)でもそれ、『マレーナ』でオシマイでエエやん〜ゞ( ̄∇ ̄;)
結局の所、母性愛を軸に女性を描いてるのかな?とは思うけど、そこに至るまでの彼女の心理がテンデ解らないので、
全然ついて行けなくて。何かことごとく私の感性とはかけ離れてると言うか、「あのぉ〜女性をバカにしてますぅ〜?」・・が、
開口一番の感想だったりして。_(T▽T)ノ彡☆ もしこれがその逆のつもりなのだとしたら、例えばアルモドヴァルのそれとは
えらい違い!・・って、その感覚にまた驚きだし、今後この監督の映画はDVD直行になるかもしれないわぁ〜・・って思ったりも。
←それでも一応見るんかいっ!(笑)いやいや、『海の上の・・』とか『記憶の・・』とかは決して嫌いじゃないのよね・・だから
もしかしたら、女性を描かない方が、女性ヌキで作った内容のが、この監督の映画は面白いんじゃないかと。(^^;
今回も、いっそ彼女の背景の酷い実体をメインにした方が、案外骨太で共感〜感動出来る内容になったかもしれないな。
それじゃトルナトーレの味がなくなると言われればそれまでですがね〜何にしても好きになれない作品でした。
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
予告編見た時から(&このタイトルからして)テアは主人公の実の子じゃないな、とは予想してたんだけど、あんな組織で、いや
あんなに何度も産んでいた事にはちょっと驚いた。テアが、愛した人の子である確証がなくても(黒カビの子かも?)自分の子として
気になる・・のは解るとしても、養子先の名前を聞くキッカケがなければあの子だって彼女の過去に葬られてたんだろうし、
そんな思いになるまでが長すぎだろー・・とか思ってさ。そもそも、そんな過去にケジメつけたい彼女(だよね?)なのに、なんで
あの赤い靴をずっと大事に持ってるのかも理解不能。私だったら、あのヒールは、とっとと黒カビの両目つぶし!の凶器にするね!
赤いヒールを、ヤツのメンタマくりぬいた血で、もっと赤く染めてやるのよ!!!(←ビョーキですか?)
それに一番アッタマきたのは、あの働き者で明るく優しい元の家政婦をあんな目にあわせた事!
テアをあんなに可愛がってくれてたのに・・(T_T)あの長い螺旋階段であんな事したら、軽傷では済まない事くらい想像つくのに。
母としての想い(嫉妬?)以前に、単純な、その手段を選ばないやり方にウンザリ。
しかも、後で謝ってはいたけど、すぐに自分の過去話ばっか延々語りやんの!悪いと思うなら自己中話なんかするなぁ〜(爆)
それにね〜・・あの子供縛ってのスパルタなライオンの親教育(?)も、母としての愛情よりも、”やられたらやり返せ”的な
怨念のがたちのぼってて、素直にガンバレ!とか思えなかったよ。だいたい、いくら出産したからと言って、全然子育てなんて
してない人が、いきなり子供の為だけに心を鬼に出来る訳がないし、それを本当の母の愛みたいにすり替えようとするこの演出&
発想のシュミ、悪過ぎ。私には、悲惨な体験は同等な情緒しか育まない・・としか感じられなかったよ・・(タメイキ)
そして出来すぎのラストシーンに、 『パンズ・ラビリンス』とは逆な気持ちになってしまったりして・・( ̄◇ ̄)ポケー
このラスト(ちょっと可哀相じゃ?と思ってた)テアの母親が完全な”捨てキャラ”だった事だけはよーく解りましたけれど。ゞ( ̄∇ ̄; 【KBCシネマ】

ダイヤルM
A PERFECT MURDER (98・米)
(監)アンドリュー・ディヴィス (脚)パトリック・スミス・ケリー
(主)マイケル・ダグラス グウィネス・パルトロウ ヴィゴ・モーテンセン デヴィッド・スーシェ
とりあえず見てね。パルトロウのファッションだけでも。さりげなくくどいつる・・。。。(( T_T)トボトボ と言いつつ、楽しめたけどね。【劇場】

ダイヤルMを廻せ!
DIAL M FOR MURDER (54・米)
(監)アルフレッド・ヒッチコック (原・脚)フレデリック・ノット
(主)レイ・ミランド グレース・ケリー ロバート・カミングス
言わずと知れた有名作品ですが、例の「ダイヤルM」とは展開がかなり違いますね?あっちは、旦那も奥さんも愛人も、み〜んな悪い奴に
見えたけど(笑)こっちは、旦那だけが悪い奴に見えるのよね〜ゞ( ̄∇ ̄;)グレース・ケリーなんて「上品」のかたまりだから、どんな事したって
美しく見えるしね。( ̄∇ ̄;) ああ言えばこう言う(笑)アリバイ作りや裏工作の言葉の応酬で、息つまる展開でした。【TV】

太陽がいっぱい
PLEIN SOLEIL (60・仏=伊)
(監・脚)ルネ・クレマン (原)パトリシア・ハイスミス (脚)ポール・ジュゴフ
(主)アラン・ドロン モーリス・ロネ マリー・ラフォレ
パトリシア・ハイスミス原作。「リプリー」以前。(笑) 魅惑なムードの中に渦巻く嫉妬と野心・・・
やはりこれはラストシーン!ですね。秀逸です。【TV】【ビデオ】

太陽が知っている
LA PISCINE (68・仏=伊)
(監・脚)ジャック・ドレー (脚)ジャン・クロード・カリエール
(主)アラン・ドロン ロミー・シュナイダー モーリス・ロネ ジェーン・バーキン
アラン・ドロンとモーリス・ロネ再び。確か↑と「太陽はひとりぼっち」(未見)とで太陽三部作とか?
前半はロマンス、後半はサスペンス。と言っても、派手な展開ではなく、ひたすら心理を追う感じ。1人の女と2人の男の恋愛の駆け引き・・
表面と内面の微妙な心のうつろいなどが、ちょっとした表情などで見て取れ、初々しい頃のバーキンなども加わった面々でこなれた演技を堪能出来る。
情熱的でも品のあるラブシーンは、最近の開けっぴろげなモノにはない美しさで、むしろ官能的。【TV】

太陽と月に背いて
TOTAL ECLIPSE (95・英)
(監)アニエスカ・ホランド (脚)クリストファー・ハンプトン
(主)レオナルド・ディカプリオ デヴィッド・シューリス ロマーヌ・ボーランジェ ドミニク・ブラン ニタ・クレイン
19世紀のフランスの天才詩人、アルチュール・ランボーと、流行詩人ポール・ヴェルレーヌの交流〜愛を描いている。
キレイだよ〜と聞いていたレオ君はほんとに可愛いを通り越して美しかった。これは、人生の中でのほんの少しの時間にのみ存在する美・・
いや、今のレオ君がどうだとかじゃなくて(笑)彼扮するランボーも然り、せつな的で、ちょっとでも何か間違うとすぐに壊れてしまいそうな、
まさに「その時」をよくぞ切り取ってくれました、と、まずはそこに感動してしまった。図太そうに見えて非常に繊細なランボーにレオ君はピッタリだった。
そんな彼に惚れ込むポールの気持ちは痛い程解るし(ポールの手のキレイな事!手だけ写った時は一瞬女性の手かと思ったよ)
ポールに対するランボーの心情にも何かしら感じるものがあったけれど、ポールを愛する妻の気持ちが今ひとつ曖昧で違和感があり、
物語にのめりこむのを阻止された感じ;;内容といいタイトルといい、結構好みな世界だったのでどっぷり浸りたかった。【ビデオ】

太陽に灼かれて
UTOMLYONNYE SOLNTSEM / BURNT BY THE SUN (94・ロシア=仏)
 
(監・脚)ニキータ・ミハルコフ (脚)ルスタム・イブラギムベコフ
(主)オレグ・メンシコフ インゲボルガ・ダクネイト ナージャ・ミハルコフ ニキータ・ミハルコフ アンドレ・オウマンスキー
 
ロシア革命に翻弄された・・いい時も悪い時も・・男と、その妻と娘。・・ともう一人の男。
英雄であった時には、それでも楽しげだった田舎や家族の情景。
太った女性が担架で担げなかったり・・とか所々にユーモアもあり、娘の愛らしさもささやかな平和の象徴となっている。
が、一変・・車でのお迎えに緊迫・・。太陽の輝きは・・行き場のない魂の叫び?
面白い作品だったけど、妻の心のうちと動作があやふやで掴み所がなく、あまり共感出来なかったのが残念。
コトフ大佐は監督が演じていたのね。娘も本当の娘だとか。こまっしゃくれてたね。(笑) 【BS】

太陽の雫
SUNSHINE (99・カナダ=ハンガリー)
(監)イシュトヴァーン・サボー
(主)レイフ・ファインズ ジェニファー・エール ローズマリー・ハリス ウィリアム・ハート レイチェル・ワイズ モリー・パーカー
ユダヤ人一族の3代に渡る大河ドラマ。第一次大戦前から第二次大戦後までのハンガリー、ナチ政権、そしてそれを前後する共産主義や
後のスターリン恐怖政治から、再び反ユダヤ主義へと翻弄される様が描かれている。
自分の夢を叶える為に、あるいは安心して暮らす為には、名前も宗派も変えなければならない激動の時代・・。
主人公達は其々に精一杯生きていたよねぇ〜・・色んな後悔があったとしても、それだけは確かだよね・・。
頼っていた「薬草酒」レシピが必要でなくなって、やっと自分自身で作れる人生がスタートしたんだなぁ、と感じた。
『人生って何?』『生きていくことが人生』って意味のセリフから、『人は何のために生きるのか?ではなくて、生きるためには何をするか?だよ』と、
大昔に誰かに教えてもらった言葉をふと思い出したりして・・(’’;)
レイフが主人公、その息子、孫、と3役をこなしているので、レイフ・ファンには一粒で3度美味しい映画でしょうが
一番基盤となってるのは、自由な心を持ち続け、最後まで生き延びたヴァレリーではなかったかと思う。
彼女の趣味であった「写真」・・カメラが時代と共に変化していっても、その写真だけはいつまでも変わらない。【シネサロン・パヴェリア】

太陽の少年
IN THE HEAT OF THE SUN (95・中国)
(監・脚)チアン・ウェン (原)ワン・シュオ
(主)シア・ユイ ニン・チン コン・ラー チアン・ウェン スーチン・ガオワー ワン・シュエチー
政治闘争に明け暮れる北京に住む若者たちの青春ストーリー。
暗いイメージがあったアジア映画だけど、これを観て、その明るさ、瑞々しさにハッとしました。
映画にはその国独特の空気感がありますねー。【シネサロン・パヴェリア】

ダ・ヴィンチ・コード
THE DA VINCI CODE (06・米)
(監)ロン・ハワード (脚色)アキヴァ・ゴールズマン (原作)ダン・ブラウン
(主)トム・ハンクス オドレィ・トトゥ イアン・マッケラン アルフレッド・モリーナ ポール・ベタニー ジャン・レノ ユルゲン・プロホノフ
原作を読んでから観た方がいいよ・・とのアドバイスに従い、私にしては珍しく読書後鑑賞となりました。
なるほど、噂通り展開速かったね〜。ラングドン&ソフィーの即席コンビが、う〜んと考えながら暗号を解いていく辺りも原作では
面白さの1つだったけど、本作ではてんで悩む事なくスイスイ解きまくる・・特にラングドンのトム、頭良すぎ!_(T▽T)ノ彡☆

あの髪型といい、全く
悩み無用〜の「リー○21」とはこの事ですかー?(デコ部も襟足ももっと悩んだ方がいいとは思うが。)
原作読んでると、細かい所についこだわってしまうと言う危険性=映画を映画として楽しめなくなる・・と言うのがあると思うんだけど、
既に読んでから観てしまった自分としては、この展開が原作未読の方にはどう感じられるのかは不明。
で、読んでから観た感想としては・・むむむ・・一長一短かしら?そもそも宗教関係については、きっと読んでないときちんと理解出来ない部分が
多かったろうと思うし、でもサスペンスとしては先が分かってるのでヒヤヒヤしないし・・(^^;
読んでから観るか、観てから読むか、オチのある作品だとかなりビミョ〜・・だけど自分としては、映画は映画、原作とは違う所で
映画としての魅力を見せるべきものと言う思いがあるので、読んでから・・でもイイんじゃないかと思ったけどね。
ただ、そうするとやはり本作の表面的な印象は否めず・・(^^;いっそ、どこか中盤のプロットを大きく変更しても良かったんじゃないの?
暗号解きが軽いなら、シラスやアリンガローサにもう少し寄って、人間ドラマを濃く見せても良かったんじゃ?とか(実際、映画だと彼らが
全くの悪人みたいで少々気の毒)主人公コンビを追うのに精一杯な展開じゃなくても良かったんじゃ?とも。
ラストシーンなんて、ワンクッション置いたせいかとっても映画的で良かったし、決して嫌いな作品じゃないだけに、ちょっと残念。
色々言われてた配役については、コレ警部補が想像してたよりトシくってた(笑)気はしたけど、みんな面白かった〜。
原作の最初の描写からはミスキャストと思われたソフィー役のオドレィも、その後の展開からのお色気抜きな強靭精神がハマってたし、
シラスやサー・リーもピッタリで、
アリンガローサに至っては似合いすぎて爆笑もん!コメディですかいっ!(≧▽≦)
ジャン・レノはまあいつもあんな感じだし、トムはトムで「リー○21」だからもう顔パスね。(意味不明)
ところで、この作品が色んな所で散々言われてるのは、やはりキリストの扱いとその○や○○の存在が問題だから・・?
こんな風に宗教を真正面から、いわゆる娯楽にしてしまった事に、信者は嫌悪を感じているのかしら?
でもこの作品の言わんとする事だけは、本編でしっかり描かれていたとは思うんですよね〜・・。
いいんじゃないんですか?そ
れをきっちり理解出来さえすれば。元々宗教とはそんなモンじゃないんですかね?
ラングドンの井戸話はとっても良かったし、歴史上超有名なナニガシの末裔だって銀盤で舞ってる時代なんですからね〜/( .― .)\ ん?
・・ついでにこれ、跡取り問題抱えてる某国の○室での上映プログラムに入れたらどうよ・・。(爆)
映画の最後の、原作に対抗した様なオコトワリにも笑った!もう開き直っててもいいのに・・「ノロイ」みたいに。(オイオイ)
ルーブルでソニエールが残したメモ、あれ、予告編ではモロにモナ・リザの上に描かれてたみたいに見えたけど、そんな事
館長たるもの絶対しないよね?おかしいな・・見間違えに決まってるけどそう見えて。どうでもいい事かもしれないけど、どうも気になって・・。
ところで、映画関連グッズで、マジックライト・ペンってのがあったよ。付属ライトあてないと書いた文字が見えないらしい。
あと、紙入れると文字が見えるファイルとか、水に溶ける手紙とか、探偵グッズ大好き(元)少女!にはたまりません!(誰)
あのクリプテックスにもソソられるわ〜。中にパピルス&ビネガーないとタダの自転車のカギなんでしょうが・・_(T▽T)ノ彡☆
それから、ほんの一瞬、ソフィーの子供時代の部屋に長四角繋ぎの可愛いキルトが!マバタキで見逃さない様に・・! 【ユナイテッド・シネマ】

ダウト 〜あるカトリック学校で〜
DOUBT (08・米)
(監・脚・原作戯曲)ジョン・パトリック・シャンリー
(主)メリル・ストリープ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス ヴィオラ・デイヴィス アリス・ドラモンド オードリー・ニーナン
      スーザン・ブロンマート キャリー・プレストン ジョン・コステロー ロイド・クレイ・ブラウン ジョセフ・フォスター二世 ブリジット・ミーガン・クラーク
05年のトニー賞、ピュリッツァー賞をW受賞した戯曲「ダウト 疑いをめぐる寓話」を、原作者・ジョン・パトリック・シャンリィ自らが映画化。
・・と言う事で、しっかり会話中心の心理ドラマ。
主演のメリルとシーモアが、同じ神を信仰していながらも両極端な人物として、とある問題をツッコミまくります。
いや、ツッコむのはメリルだけか〜・・シーモアは案外図太く構えてて、そこがまたメリルにはキィーッ!・・と来る所で。(笑)
二人の演技合戦は観物だったけど、その間に挟まれたエイミー・アダムスが予想以上に上手く、良かったです。
それと、生徒の母親役のヴィオラ・デイヴィスも、出番は少ないのに、メリル相手に全く負けていませんでした。
むしろ彼女のが、メリルの演技よりも自分にはすんなり受け入れられるテンションで良かったです。(爆)
・・と、いきなり俳優の話からになっちゃったけど、物語はとてもシンプル・・と言うか、ちょっと1本調子。
問題の”疑惑”も、「よくあるよね〜」(ほんまかいな)な内容だったので、正直、さほどな面白さはなかったです。(爆・爆)
ただ、この作品で一番重要な部分は、多分、疑惑の内容云々ではなく、それにとらわれてしまったシスター(メリル)のココロの中なんだろうな。
いったん抱いた疑惑は、結局は他人のみならず自分をも侵食してしまい・・冒頭の印象的な羽根の例え話にしても、
それは周囲(外部)に対してだけでなく、自分の中で
拾えなくなった羽根は、口を開く度に、思いがけない所で吐き出されてしまうのかも・・とか。
プライドと正義を叫べば傲慢と欺瞞が同時に顔を覗かせ、気付いていなかった自身の影さえ露わにしてしまう・・のかも。
そんな紙一重な所で、一体何が一番大切なのか冷静になって考えてみなされや〜・・と、自分への戒めの様なラストでもあったわ。
その辺りは、私のとっても好きな分野(心理ドラマ)でもあったので、ちょっと残念な作品でした。【ソラリアシネマ】

ダウン
DOWN (01・米=オランダ)
(監・脚)ディック・マース
(主)ナオミ・ワッツ ロン・パールマン ジェームズ・マーシャル マイケル・アイアンサイド エリック・サール
始めは興味深かったけど、どんどんコトが大きくなりすぎると新鮮味のない内容になってしまった。セリフまわしなどかなり一本調子で
物語の抑揚に欠け、途中でちょっと飽きてしまった。 たまに夢で、100階以上のビルだけどEVが急速落下するとか、不備が分かっていながら、
時間がないからと乗らざるを得ない状況に置かれたりとか・・そう言うのを見る。今や欠かせない物だから恐い。 【ビデオ】

ダウン・イン・ザ・バレー
DOWN IN THE VALLEY (05・米)
(監・脚・製作)デヴィッド・ジェイコブソン
(主)エドワード・ノートン エヴァン・レイチェル・ウッド デヴィッド・モース ブルース・ダーン ロリー・カルキン アーテル・カヤルー エレン・バースティン
ロス郊外の町、サンフェルナンド・バレー。日々の暮らしにうんざりしていた17歳の少女トーブは、
ガソリンスタンドでカウボーイ気取りの風変わりな男ハーレンと知り合い、恋におちる・・。

ノートン君が製作にも加わってるらしい意欲作・・との事だけど、見る前までは、彼の監督作かと思ってました。
相変わらず、前情報を極力入れない様にして鑑賞してる訳だけど、それにしたってウソな思い込みはダメでしょ〜自分。
それに、相手役の女の子についてもずっと「あの色白のキレイな子は誰?」って気になっていながら、
それがエヴァンと判明するまでに時間かかりすぎ・・( ̄∇ ̄;
いや、あえてそれは、見るまでは知らないでおきたい、楽しみは後にとっておこう的な姿勢だったんだけれど。
でもソレを知ってしまったからには、もうズルズルと先送りにしてる理由もないね、と思って今回やっと鑑賞。
まぁ、早い話が結局エヴァン目当てで鑑賞、って事になったけど、そしてやはりエヴァンはカワイイ!と言うかイイ!
・・って結論には達したけど(笑)物語についても、その視点の面白さに引き込まれ、興味深く鑑賞出来ました。
ノートン君・・いやぁ・・久々にイッっちゃってる男でしたね〜。彼ならではな役でしたね〜。
でもあんな風に優しく礼儀正しく、しかも他にない個性で情熱的に愛を囁かれたら、あの年頃の女の子が虜になるのって解る。
いや、あの年頃じゃなくったって、まだ男を疑う事を知らず理想の愛や自由を求める女なら同じかもしれない。
実際、途中までは、彼が少々ヘンテコなヤツでも、私もむしろそこが長所とばかりに信用していたもの。
でもそれがねぇ・・何だよコイツ!って思ったのは、クライマックスでてっきり○○したのかと思ったらそうじゃなくて、何のことはない、
あんな卑怯なホラまで吹いて・・もうココで完全見限ったわよ!
「タクシードライバー」みたいにカッコつけてても所詮は小心者のホラ吹きだよっ!(爆)
それから、威圧感のある父親は、なんだかとてもリアルだったわ。子供達を愛しているはずなのに、どうしてこう子供の心が解らないんだろう・・って
最初は私も子供になったみたいに腹立たしくてたまらなかったし。でも後半あんな事になると、大事に育てた子供達をあんなヤツにいいようにされて・・
とか思って、
今度は父親に感情移入〜私だったら一生許さないかもよ。ぷんぷんっ(←ぶりっこ仕草で極端な寝返り)
でも、そんなハーレンにすがって泣くロニー・・彼はずっと彼を信じていたのね。
気骨な姉と比較されてコンプレックスだらけの彼を
ハーレンは否定せず、しかも向き合ってくれて・・
もしかしたら、ハーレンも昔はロニーの様な気弱な少年だったのかな?
自分の殻を破って一歩踏み出し、恐る恐る二歩踏み出し、そして気が付いたら自分でも止められないくらいになってしまっていたのかな?
良かったと思いながらも苦さの残ったラストシーン・・彼ら其々の心の中のハーレンはどんな形で残っているんだろうね?
ところで、トーブ=オクトーバーって名前、可愛いね。
エイプリルやジャニュアリーって名前は最近映画関係でも聞くけど、月の名前って一般的なのかな? 【DVD】

DOWNTOWN81
DOWNTOWN81 (00・米)
(監・美術)エド・ベルトグリオ (脚・製作)グレン・オブライエン (撮影)ジャン・マックノルティ
(主)ジャン・ミシェル・バスキア プラスティックス デボラ・ハリー ウォルター・ステディング&ザ・ドラゴンピープル D.N.A タキシードムーン
NYアート界の伝説、J.M.バスキアの唯一の出演映画。’81年に撮影され資金難で製作中止となった物を’00年に当時のスタッフが完成させた。
内容は、バスキアによるNYアートシーン(音楽等)紹介みたいな感じ。ちょっとドキュメンタリーにファンタジーと大島弓子的会話を
ちりばめた様な雰囲気。(意味不明か?)バスキアについては特に知ってる訳でもないんだけど、以前見た「バスキア」が好きだったので鑑賞。
将来に夢を抱く彼は、思っていたよりもとてもフツーっぽいし、意外にほのぼのした雰囲気で親しみを感じてしまった。しかし、この数年後に
帰らぬ人になってしまうなんて・・。多分当時旬だったバンドなんか出てると思うんだけど、何しろ音楽ウトいので;日本のプラスティックスくらいしか、
しかも名前程度しか知らないと言うのが情けない。(爆)バスキア本人を拝めたのでヨシとしよう・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 【ビデオ】

ダウンタウン物語
BUGSY MALONE (76・英)
(監・脚)アラン・パーカー
(主)ジョディ・フォスター ジョン・キャシシ マーティン・レヴ スコット・バイオ
アラン・パーカー監督のデビュー作。そして多分、私がジョディに初めて出会った作品?いや、「タクシー・ドライバー」が先だったかな?
出演者全てが子供・・しかしジョディだけは妖艶。  【劇場】

ダウンレンジ
DOWNRANGE (18・米)
 
 
(監・脚・製)北村龍平 (脚)ジョーイ・オブライアン (製作)コウ・モリ
(主)ケリー・コンネア ステファニー・ピアソン ロッド・ヘルナンデス=ファレラ アンソニー・カーリュー アレクサ・イエームズ ジェイソン・トバイアス
 
大学生6人が乗る車が辺鄙な山道で突然パンクしてしまう。仕方なく修理を始める彼らだったが、直後に仲間の一人が銃弾に倒れ・・
1シチュエーションのサバイバルもの。 お気楽に見始めたけど、気づいたら見入ってた。
最初から最後までほぼ、理不尽に攻撃されまくりっぱなしだけど、そこに徹した展開に目が離せない。
ほんのちょっとでも動けないと言う緊迫感が最後まで途切れる事がなかった。
一番落ち着いてた女性が、最後にカッコ良く敵をやっつけてくれそう!
・・とフツーに予測してたけど、やっぱフツーないつものヘボ推理だったわ。
犯人が一体何の為にやってるのか、そう言う事はどうでもえーわ(寄生獣的な?)
とにかくこの場を切り抜けないと!・・な、一点フォーカスな展開も良かった。
でもさ、もし自分だったら・・もし自分があの場に居たとしたら・・ どの位置がいい?・・とか思ったり。
どの位置がマシ?・・って程度なんだろうけど。(泣)
そう言えば、最初の方でサラがSNS投稿した時、自分の位置情報を正確にONにしとけば、まだ何か救いがあったのかなぁ?
う〜ん、色々書くとネタバレしそうだなあ。(一応「未見の方はネタバレ注意」とは書いてるけど)
さっき触れた、一番落ち着いてた女性が、終盤、案外あっさりと・・は残念だったけど、
ジョディが最後まで頑張ったのが、「そうよ、生き残って妹の誕生祝いをやるのよ!サプラ〜イズ〜♪ってやるのよ!」
って気持ちで盛り上がって応援出来て良かった・・んだけどね・・・・・
あれさ、弾切れ?になった時、「怯むな、そのままヤツにぶっ刺すんだ!」と心の中で叫んでただけに、
彼女があんな風にしたからちょっと戸惑ったんだよね。あれじゃ威力が少ない気がして。
「怯むな、油断するな、力いっぱいやるんだ!」と、威力ばっかりに気がいっちゃって。そしたら〜・・・!
最後まで理不尽やったわ・・。(泣) 妹の誕生会に行って欲しかったなぁ。 サプラ〜イズ〜♪で、
お姉ちゃんなにやってんのよ〜♪びっくりさせないでよ〜♪お誕生日おめでとう〜♪ありがとう〜♪愛してるわ♪私もよ♪
・・みたいにさあ。(脳内誕生会) 小さな幸せの尊さよ・・。
これ、日本人監督さんで、あの「ミッドナイト・ミート・トレイン」の方だったわ。
日本での作品の覚えは特にないけど(すんません)「ミッドナイト・・」も勢いあって好きだったな。相性いいのかな?( ̄∇ ̄;   【Amazon】
 

たかが世界の終わり
JUSTE LA FIN DU MONDE / IT'S ONLY THE END OF THE WORLD (16・カナダ=仏)
 
 
(監・脚・製・編)グザヴィエ・ドラン (原作戯曲)ジャン=リュック・ラガルス (撮影)アンドレ・トュルパン
(製作)ナンシー・グラント シルヴァン・コルベイユ ナタナエル・カルミッツ エリーシャ・カルミッツ ミヒェル・メルクト
(主)ギャスパー・ウリエル マリオン・コティヤール ヴァンサン・カッセル レア・セドゥ ナタリー・バイ
12年ぶりに帰郷し疎遠だった家族と顔を合わせたルイ。
彼の目的は自分の余命があとわずかだと皆に伝える事だったのだが・・
やっとドラン監督作を捕まえた!
これまで、人気になってもこちらではなかなかいい時間に上映してくれないし、DVDはいつも貸し出し中・・で縁遠く・・
出演作は前に1本は劇場で観る事が出来たけど、監督作は初! なので、かなり期待しての鑑賞となりました。
ある一家の家庭内いざこざを実況中継〜な、まるで舞台劇の様な物語。(後で、若くして亡くなった劇作家の戯曲が原作だと知りました)
か、家族とは?!( ̄□ ̄ ・・と、素直にその集合体?に注目したけれど、
まるで足かせにも似たモノをどう使って生きていけばいいのかな?とか、所詮は一人の自己中な人間の集まりでしかないのかな?とか
それでも最後(最期)に何か理解して欲しいと願うのはやっぱり家族なのかな?とか、でも結局家族だっていつかはまた別の家族になるし?とか、
大切だけど重すぎる家族・・けど、どこか不確定な集まり・・ってモノを「考える」と言うよりしみじみと「感じて」いました。
なんかね〜・・ルイの告白を家族はそれとなく避けていた様にも見えてね・・(単にお迎えムードに酔ってただけなのか?)
ルイも、自分から言わば捨てた様な家族に今更・・って気持ちがある様にも見えてさ・・(改まって正座して・・な雰囲気でもないしねぇ・・正座はともかく;;)
もの凄く不安定な感情の吐き出しが、室内に射す光やその影と同じ様に揺らめいて、
現実的な家庭と言う場なのに、もうルイの中ではあの世と同じみたいな・・・・・。
ルイの帰郷を喜ぶ母は、息子でなくお客様を待ってるみたいだったな。幼い頃に居たルイしか知らない妹のあのはしゃぎっぷりは一体?
そしてあの兄・・あ〜もう初っ端から攻撃的でうるさ過ぎる〜!ここぞとばかりに過去の事をウダウダウダウダ・・執念深いったらありゃしない(笑)
彼こそ家族が重い足かせになった(らしい)けど、なんかほとんど言い訳にしか聞こえないのは何故?カッセルだから?(オイオイ)
そんな、ルイ歓迎ムードを一人でぶち壊してくれる兄とルイとの間で客観的に場の雰囲気を繕おうとする兄嫁さん・・お疲れ様です。(汗)
兄はつまりはどうしたかったんだろ?もし嫁の態度が兄のもう一つの想いを代弁してたとしても、
家族に途中参加(?)した義理の人間にその役を委ねるのもなんだかな〜だし。まあそれは自分が勝手にそう思っただけだけど。
今回の一番の驚きと言うか気に入った所は、映像の空気感〜。光や影、あるいは物の質感とかダイレクトに見える所もだけど
セリフで進行する物語にも関わらず、それに負けないくらい画が語りかけて来たところ。
この感覚にはとても惹かれたし、すごく自分の肌に合う。
物語自体も、正直観終わった直後は特別面白いとは思わなかったんだけど;;後から思い出すにつけ何故か不思議と再見したくなったり・・
これがドラン・マジックですか?!・・と思ってしまった。(^^ゞ
これはどうしても過去監督作見ないとねぇ〜・・ハマるかもしれんし、これからの作品にも更に期待!  【KBCシネマ】 

TAXI NY
TAXI (04・米=仏)
(監)ティム・ストーリー (脚)トーマス・レノン ロバート・ベン・ガラント ジム・カウフ
(主)クイーン・ラティファ ジミー・ファロン ジゼル・ブンチェン ジェニファー・エスポジート アン=マーグレット ヘンリー・シモンズ
リュック・ベッソン製作・脚本で知られる「TAXi」のハリウッド・リメイク版。・・だったのね〜!?
てっきりベッソンの方のシリーズかと思ったわ〜。(普通タイトルで気づきますか)
クイーン・ラティファは威勢良くて良かったけど、アホで役立たずなくせに自信過剰な刑事がむかついた!(笑)
外国美女の窃盗団は作りが単純でまるで一昔前のマンガ。
単純に楽しむ娯楽作とわかってはいても、なんだか薄っぺらで楽しくなかった・・。
クイーン・ラティファがいなけりゃ挫折したかも〜ラティファさすが!女王様っ! 【TV】

TAKESHIS’
 (05・日本)
(監・脚)北野武
(主)ビートたけし 京野ことみ 寺島進 岸本加世子 大杉漣 渡辺哲 石橋保 美輪明宏 小森未来 松村邦洋 内山信二
 
月一ゴローちゃん・・じゃなくて、シンゴちゃんがタケちゃんと対談してるのを見て、ちょっと興味がわいて鑑賞。
考えてみれば、私って北野映画を劇場で観るのは初めてなのよね。ビデオでも数本しか見てはいないけどさ。(^^;
で、この作品、訳ワカラン〜意味不明・・等々耳にしてましたが、なるほど・・これ、訳わかんなくて当たり前な、いわば夢映画じゃ
ないスか?
夢ってさ、本人は必死じゃないの・・でも、夢から覚めると忘れちゃったり、なんじゃソラー?な世界な訳で、
そんな夢の話を他人にした所でその本質は本人にも語れないし、ましてや他人には解るどころか・・それ以前に別に面白くもなんともないし、
どーだっていい話なんだよね。だって夢だし。支離滅裂だし。関係ないし。_(T▽T)ノ彡☆
と、まずはそんな印象を受けましたが(オイオイ)それはそれで・・(笑)まあ、夢世界でのはちゃめちゃな相関図・・と言うか、
ひょっこり色んな人や物が色んな形で現れるのは面白かったね。そうそう〜私の夢もこんなのよくある〜とかさ、
本人が無意識に取り入れてる情報がこれまた無意識に現れてしまう・・無意識の中でいかに意識保って生きていけるか・・
あるいは、意識し過ぎてガチガチになった脳みそを、いかにコネコネ柔らかく出来るか・・そんなエキソサイズみたいな感じも。
└( ̄- ̄└)) ((┘ ̄- ̄)┘♪←久々登場・・!脳みそ活性化運動。さあ、皆さんもご一緒に。
でも夢でも現実でもこんなに何もかも破壊出来たら気持ちはいいかもね〜・・(←あぶね〜・笑)
まあ、人生は移り変わる夢・・ですしね、大勢が影響し合って発せられる見えない力によって人生が左右される・・小さな1人・・
大スターにのしあがるか、そうでなく一生を終えるか、その大きな差も、結局は微妙な何かで決定付けられる危うさ。
特に発想に目新しさを感じる事もなかったし、やたら長い銃撃戦では、もう連射はいいから・・そ
んなんでチカラ表したって、
誰もスゴイなんて思わないよ・・なんて、その辺飽きちゃったりもしたんだけど・・でも実は私、タケちゃんって好きなのよ・・。
そこはかとなく前のローマ法王に似てるでしょう?(≧▽≦)・・と言う理由でもないけど(笑)昔からなんか憎めなくって。
なので、この特に新鮮味もない世界においても、もしかしたらここで
北野武とビートたけしのハザマでいつも葛藤してる彼の
精神世界が覗けたのかな?なーんて思うと、あの銃撃戦もタップダンスも、なんだか彼の心臓の鼓動の様に聞こえてきてね、
そう言う意味では喜ばしい体験だったかもしれないな。一部の黄緑×ピンクのハワイアン!も
楽しげだったし。(≧▽≦)
ところで、京野ことみって・・脱げる人だったのね。(爆)でも、別に無理に胸だして喘がなくても、あの口元だけで充分エロ・・
もとい、色っぽいからさ、かえって半裸でおちゃめに会話してるシーンのが良かったと思うよ。( ̄∇ ̄;)
個人的にツボ!だったのは、寺島進・・!あんなになってまで「俺の*返せ〜!」には笑った!_(T▽T)ノ彡☆
松村と内山君のおデブ・コンビは、闇夜のピンクが一番ムードあって良かったなぁ。松村の隣だと内山君は細かったわ。(笑)
しかし、こんな数々のコテコテ・ギャグが外国の方々に理解出来るかどうかは怪しいなぁ・・。特にゾマホンとかさ・・( ̄∇ ̄;)
私にしたって、↑以外のコテコテは結構ウケなかったもの・・と言うか、殆どはヒイたわ・・_(T▽T)ノ彡☆
・・タケちゃんファンなくせにウケない私って・・タケちゃんと北野監督のハザマで揺れ動く支離滅裂なファンの1人・・?(汗)
【追記】そだそだ、作業しててふと思ったけど、これってポップ系スクラップ・キルトみたいな作品よ。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

ダゲレオタイプの女
LA FEMME DE LA PLAQUE ARGENTIQUE /
THE WOMAN IN THE SILVER PLATE (16・仏=ベルギー=日本)
 
 
(監・脚)黒沢清
(主)タハール・ラヒム コンスタンス・ルソー オリヴィエ・グルメ マチュー・アマルリック マリック・ジディ ヴァレリ・シビラ ジャック・コラール
 
写真家ステファンのアシスタントとして採用された青年ジャン。
ステファンの撮影方法は被写体を動かない様に長時間拘束するダゲレオタイプ、そしてそのモデルを娘のマリーが務めていた。
予告編がなんだか好み・・固定される青いドレスの美女とかさ;;・・だったので急きょ鑑賞。
前半のゴシック風味な怪しい雰囲気はとても良かった。・・んだけど、
後半マリーがあんな事になってからの怪しさはなんだか自分にはとんちんかんに感じられて・・全くノレず。
後で、昔見た「叫」を思い出し(あれは赤いドレスが印象的だったね)
こう言うのが黒沢清のテイストなのかな?と思ったし、単に好みの問題なのかもしれないけど
なんか見せ方がぎこちないと言うか、やってる事もマヌケにしか見えなくってさ〜(爆)
ホラーとコメディは紙一重とも言うけど、それまでしっかり美しい怪しさを見せてくれたくせに
なんで同じその舞台でそんなにアタフタやってんのかなぁ〜・・とか思ってさ。
怪しさの含みがどっちつかずで身体がムズムズしたよ。(笑)
長時間拘束して撮影する被写体の女性に逆に魂を拘束される男の悲劇・・
・・と言う切り口はとても興味深くて期待も大きかったので、余計に残念に感じたのかも。
そもそもダゲレオタイプ撮影法ってのに何だか色んな想像力がはたらいてしまう程興味津々でさ・・。(なぜ)
あんなに長時間・・一人きりで・・いや2人か・・大変過ぎる・・そりゃ失神するわ・・と言うかト〇レ問題は・・いやそうじゃなくて(爆)
完成写真は被写体のお手柄にしてあげてもいい様な気も。( ̄∇ ̄;
主演のラヒム君は売れっ子になったね。今回も役に合ってて好感が持てた。
けど、マリーにどんな類の感情を持ってたのかが事件までにあまり伝わってこなかったので
それも後半にうまく作用しなかったと言うか・・演出のせいかもしれないけど。
ラストの表情がとても印象的で良かったのは不幸中の幸い。
マリーは、青いドレスで拘束されてる時はやたら神秘的で美しくて素晴らしかったけど、
普段はほんっとにフツーで(笑)女性ってメイク等で変わるもんだなぁ〜としみじみ。
そう言えば、女性と逢引する度に死相が濃くなってゆく男の昔話(日本の怪談)ってあるよね;;  【KBCシネマ】
 

ダスト
DUST (01・英=独=伊=マケドニア)
(監・脚)ミルチョ・マンチェフスキー
(主)デヴィッド・ウェンハム ジョセフ・ファインズ エイドリアン・レスター ローズマリー・マーフィー ニコリーナ・クジャカ
この世で最も悲しいのは”死”ではなく”忘却”である、と、何かで読んだ事がある。
限りある命とは反対に、生き続ける”物語”の壮大さ・・しかしそれも又小さな命から生まれる物なのだ。何かを自分以外の誰かに伝えたいと言う
気持ちは人の本能か?仕事でも遊びでも子供でも、他愛ない事でも、どんな行為にでも”自分(存在)を忘れないで”と言う想いがあるのかもしれない。
語っている時だけは、人は孤独から解放されているのかも?また、そう言うのが自分が映画が好きな理由でもあるのかな?などと・・
この作品は、そんな感覚を引き出してくれる面白い作品だったが、残念だったのは、全体的になんとなくムラを感じた所。例えば吸い寄せられる様な
素晴らしいシーンがあるかと思えば、いつも同じ様な展開の銃撃戦とエグいシーン。この落差には戸惑いが。
とは言え、その素晴らしいシーンの一つであるラストはものすごく良かった。このワンシーンだけでも沢山の事を語っていると思う。【KBCシネマ】

TATARI
HOUSE ON HAUNTED HILL (99・米)
(監)ウィリアム・マローン
(主)ジェフリー・ラッシュ ファムケ・ヤンセン テイ・ディグス アリ・ラーター
怖い物見たさで見てしまった・・でも恐くなかった・・やっぱりイマイチで・・すんません。( ̄∇ ̄;)
欧米人の感じる恐怖とズレがあるのか、単に演出のせいなのか?キャラ設定も簡単で。「X−MEN」のファムケが出てたのも、
昔の映画のリメイクって事も全然知りませんでした。昔の方の主人公と、今回のラッシュ、偶然らしいけど容姿が似てましたねー。(笑)
エンドロールの後・・( ̄∇ ̄;)あ〜・・なんてこったい!(笑)音楽はかなり好み。 【DVD】

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
TUCKER AND DALE VS EVIL (10・加)
 
 
(監・脚)イーライ・クレイグ (脚)モーガン・ユルゲンソン
(主)タイラー・ラビーン アラン・テュディック カトリーナ・ボウデン ジェシー・モス フィリップ・グレンジャー 
   ブランドン・ジェイ・マクラレン シャーラン・シモンズ クリスティ・ラング
 
仲良しこよしの二人組タッカーとデイル。
タッカーはモテないデイルを元気づける為、オンボロ別荘を修理し楽しく過ごそうと計画するのだが・・

チップとデール?w
勘違いが勘違いを呼んで・・ 妄想が妄想を呼んで・・ 惨事が惨事を呼んで・・ 大大大大大惨事〜〜〜! ・・みたいな。
いやぁ〜・・人をつい見た目で判断したが為に、ここまでヒサンな事になるとは・・( ̄∇ ̄;
まあ最初の誤解は仕方ない感じもするけどね、場所も場所だし、アイテムもアイテムで。
いや、あんたらホラー映画見過ぎやろ! (人の事は言えんけど)
ただ、いつも上から目線の自称イケメン勘違いナル男(ほら出たこのテ。ほんと迷惑・笑)は、
最初からやけにアレもコレもヤる気満々で異様に問題アリだったから、その正体は早めに予想は出来るよね。
でなきゃ捨てキャラだろ〜こんなん。(笑)
他の若者達が一応フツーの人達だったのと同様、見た目で誤解されまくってたチップとデール
・・じゃなくてタッカーとデイルだって、普通に堅実な一般人だったよねぇ。ただモテないおっさんだっただけで。(余計な一言)
でもよく見ると、特にデイルなんて可愛いんだよね。つぶらな瞳で・・森のくまさんみたいで。優しいし。
森のくまさんだって、 ♪お嬢さん、お待ちなさい♪ で、イヤリング拾って渡そうとして、そこでいきなりボコボコにされたら理不尽やんね。
色々と笑えたけど、若者達が勝手に自滅する所はかなりのスプラッタ。ファーゴみたいなのもあったな〜。
そう言うのダメな人は要注意だけど・・ 面白かった・・( ̄∇ ̄;     【Amazon】
 

ダック・シーズン
TEMPORADA DE PATOS / DUCK SEASON (04・メキシコ)
(監・脚)フェルナンド・エインビッケ (製作総指揮)クリスティアン・バルデリエーブレ アルフォンソ・キュアロン
(主)エンリケ・アレオーラ ディエゴ・カターニョ・エリソンド ダニエル・ミランダ ダニー・ペレア
親友モコとTVゲームで暇をつぶしながら留守番をしていたフラマの家に、
オーブンを貸して欲しいと同じアパートの女の子・リタが現れ・・やがて、注文していたピザも届くが・・

ひょんな事から同じ部屋で過ごす事になった4人・・本当ならいつもと変わらない日曜を過ごして終わるはずだった?
ただ”そこ”に居ただけなのに、其々にとって特別=人生の転機?=になってしまった一日。
(何故か)モノクロ映像〜で淡々と綴られていて、
(何故か)やたら無邪気で楽しげな音楽〜が映像とマッチして、
(何故か)ちょっとだけキブンを上向きに〜させてくれた不思議な空間。
ピザの代金を払わないガキンチョにはムカついたけどね〜。(笑)
で、なんでモノクロなのか・・?・・チョコのアタリ色とか、赤毛とか、色関係に気を遣わなくてもいいから?
(な、なんてことを!爆)す、すいましぇ〜ん・・
だって、なんでモノクロなのかが最初から最後までず〜っと気になって気になって仕方なかったもんだから〜(^^;
ちなみにこの作品、メキシコの映画賞を多々受賞してるらしいです。 【DVD】

堕天使のパスポート
DIRTY PRETTY THINGS (02・英)
(監)スティーヴン・フリアーズ (脚)スティーヴン・ナイト
(主)キウェテル・イジョフォー オドレィ・トトゥ セルジ・ロペス ソフィー・オコネドー ベネディクト・ウォン ズラッコ・ブリッチ
大好きなオドレィ・トトゥが主演かと思ったけど、本当はキウェテル・イジョフォーの方でした。
簡単に解決出来ない悩みを持ちながらも人に優しい主人公オクウェを、キウェテルは好演。
ぶつ切り英語(トルコ訛り)を話すオドレィも、どんよりムードだけど、いじらしくて可愛いかった。
それに、もしかしたらロンドンと言う場所での不法滞在者のドラマなんて初めて観たかも?それに、この作品がこんなにサスペンス・タッチとも
思ってなかったので、何だか最後まで驚きの連発で。移民問題や臓器移植など、一筋縄ではいかない複雑なルールをくぐって生きてる人達の
緊張感が凄く伝わってきたし、人並みな世間から見捨てられていても、地道に誠実に生きている姿には胸を打たれた。
誰かに心を許したい・・けど、現実には、そんな弱みにつけこみ、食い漁る人間がウヨウヨ。
ほんの少しの希望・・それを分かち合える誰かが欲しい・・けれど・・と、そんな堂々巡りが胸に痛い。
感情を・・笑顔を、怒りを、思いっきりさらけ出し・・そしてめいっぱい爆睡出来る人生を・・2人に!
【以下ちょっとネタバレあるかも】
最初の心臓は、ジュリエット(オコネドー)がわざとしたのかなと思ったんだけど、どうなんでしょう?
誰かを天使だと言える彼女もまた素敵な人だと思ったよ。彼女の様な人も幸せを掴めたらいいけどな。
で、セルジ・ロペスが、またしても、アブない役柄で登場!_(T▽T)ノ彡☆
もうしっかり悪人が板についてしまったけど、今回ばかりは「まな板の上の悪人」?_(T▽T)ノ彡☆
あの後どうなったか気になるぅ〜。( ̄∇ ̄;) ま、死ぬまでに一度はいい事したと思えば・・。(爆)【シネテリエ天神】

ダニエラという女
COMBIEN TU M'AIMES? / HOW MUCH DO YOU LOVE ME? (05・仏)
(監・脚)ベルトラン・ブリエ
(主)モニカ・ベルッチ ベルナール・カンパン ジェラール・ドパルデュー ジャン=ピエール・ダルッサン ファリダ・ラウアジ サラ・フォレスティエ
今年最初は『マリー・アントワネット』・・とか言いながら、また違う映画を・・(^^;と言っても、別にモニカ・ベルッチの
ファンでもなんでもなくって・・ただ、タダ券があったから(爆)。でも、これは彼女のファンなら必見かもしれないですね。
物語はあってない様なモンだけどゞ( ̄∇ ̄;)とにかく
しっかりモニカが拝めるので信者の殿方には嬉しい1本でしょう
しかし、この豊満なイタリアの娼婦・・には、どこかノスタルジックな雰囲気が漂ってて・・もしかしたら、いつの世も殿方が
求める続ける理想がここにあるのかも?勿論、理想は理想・・現実にするには多々困難がつきまとうんだけど。(笑)
「娼婦でも妻でも女は女だ!」・・な男の言葉は皮肉っぽくて興味深かったですね〜色んな意味で。
でも、金で契約妻にした娼婦との関係って、普通の結婚よりもなあなあにならなくてドキドキとイイ関係続けられるかも?
だって女って、男の理想の型にはめられたくはないモノだしね・・なんて思ったのは私だけ?・・早死にするか!?
前半はオシャレ感もあって意外と面白かったんだけど、後半、どんどん投げやりなイイカゲン展開で、騒ぎもどんどん空回りに。
だいたい、ダルッサンが早くにあんな事になるなんて〜!( ̄∇ ̄;)彼絡みの意外な展開を期待してただけに・・あぁーあ。
終盤、波田陽区(似)が駆け込みでイイ思いをしていたのは何なんだ? 【シネサロン・パヴェリア】

他人のそら似
GROSSE FATIGUE (94・仏)
(監)ミシェル・ブラン
(主)ミシェル・ブラン キャロル・ブーケ フィリップ・ノワレ シャルロット・ゲンズブール ロマン・ポランスキー
もし自分の身に覚えのない事で、周囲からあれやこれや言われたら・・んで、自分とおんなじ顔が目の前に現れたら・・うーん、不気味だ〜。
そんな不思議感を持たせた序盤のジェットコースター的展開からサスペンスで盛り上げ、ほのぼのアイロニー(なんじゃそれ)をまぶした、
とてもおフランス的なコメディ。主人公とコンビを組む(?)のが、スラリとした美女ブーケと言うのが凄くキイてるし、実在のスターの名がぽんぽん
出て来るのも楽しい。(このあたりは、知識があるともっと楽しめるんじゃないだろうか?)
自分と言う、確立してきた存在・位置を、でもそれに何の価値が?それだけの自分じゃないかも?などと思わせる、例えばブーケの奇跡(笑)や
宝石店で主人公に取った態度などには考えてしまう所もあるんだけどそれを大袈裟にマジにせずに、ドライに流してる所も良かったのかも。
マジなら笑えないよねー;恐いよ。どうなる事やらと思っていたけど、某Fとの出会い、アメリカから逃げて来た(?)某P監督の登場・・と、いや
このあたりはもう、お見事と言うしかないね。(あ、キャストに書いてるか・笑) 【ビデオ】

「トラベリング・パンツ」シリーズ
旅するジーンズと16歳の夏
SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS (05・米)
(監ケン・クワピス (脚)ティーリア・エフロン エリザベス・チャンドラー (原作)アン・ブラッシェアーズ
(主)アンバー・タンブリン アメリカ・フェレーラ ブレイク・ライブリー アレクシス・ブレーデル ジェナ・ボイド ブラッドリー・ホイットフォード
   ナンシー・トラヴィス マイク・ヴォゲル レイチェル・ティコティン マイケル・ラディ カイル・シュミット
ずっと仲良しな4人組ギャル・・性格も体型も違う彼女らに、何故かピッタリな1本のジーンズ・・?!・・と言う、ファンタジックなキーポイントが
とても活きている青春ドラマでした。実は最初はもっとフシギ映画かと思ってたんだけどね(^^ゞ 実際は、大人の女性へと脱皮していく少女達の心のドラマ。
原作「トラベリング・パンツ」も、
母娘で読んでみたくなっちゃったわ〜。(^^ゞ
登場する4人の少女・・と言っても、見た目かなり大人っぽくて、スポーツ万能のアネゴ肌のブリジット・・わざと「17歳よ」と大人ぶらなくても充分です。(^^;
カルメンもヒスパニック系でグラマーだし、ティビーのスラリとした体型も女子大生風。せいぜい、オクテのリーナが華奢で少女っぽい雰囲気を残してるけど・・
あんた、「シン・シティ」のアマゾネス軍団にいたろ!と、突っ込んでみたりして。_(T▽T)ノ彡☆まあ、体の成長はともかく(笑)心の方となると、
やはり周囲に対する疑問や反発、悩みがいっぱい出てくる思春期だものね・・彼女達がそれぞれにそれにぶち当たり、乗り越えていく様子は、
ややはしょったりなあなあだったり・・と思う所も無きにしも非ずだったけど、(例えば、リーナの先祖のいざこざなど)
全体的に説教臭くなく爽やかに描かれていて、
どの子(エピソード)にも共感する部分があって良かったです。
女の友情は続かない、ってよく言われるだけに、仲良しでお互いに影響しあって前に進んでいく姿は、見ていて嬉しいよ。
ぴったりなジーンズって、どの子だって悩みはいっしょよ・・!って
エール送ってくれてるアイテムだったのかもしれないね?
ボトムズ限定な悩みだけじゃなく。(笑) これ、予想してた他力本願なフシギ映画じゃなくて、かえって良かったな!(^^)
それぞれが過ごす場所も、みんな違ってて楽しかったです。背景はギリシャが一番美しかったけど、ドラマとしては、
ティビーが過ごす地元のシケたスーパーやウザい自宅が一番味があって心に残った・・てのも面白いトコロ。(笑)
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
私は一番、ティビーのエピソードに共感する部分があって(外見も性格も一番好き・笑)このエピソードのクライマックスでは、もう涙涙・・
でしょうがなかったんだけど( ̄∇ ̄;) でもね・・なにもベイリーが死んじゃうこたぁないんじゃないの?って、ちょっとひっかかったの・・。
彼女によって人生をより深く見つめる事が出来たティビーだけど、生きて行く事自体がもしかしたら死よりももっと辛い事だってある訳で・・。いや、
そうなるともっと2人には過酷な話になっちゃうのかもしれないけどさ・・うーん・・でもなんかね、死をそれに使って欲しくなかったのよね・・。
誰か死なないと先に進めない事もあるけど、そう言うのナシでも出来ないものなの?って、正直、どこかにすがりたい気持ちだったり・・。いや、
儚い命を実感しなくては生の意味は理解出来ないとも言えるんだろうけれど。(この辺、脱皮繰り返しまくり妖怪オババとしては少々複雑・・悶々;;)
一番心に残ったこのティビーのエピソードは、もしかしたら自分自身のターニングポイントの1つに似ていたのかもしれないな・・。【シネ・リーブル博多駅】
  -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
その後、原作読破。&DVDで再見。
◎「トラベリング・パンツ」
 ★自分のカラを破りたいと思っている美人で内気なレーナ、
 ★両親の離婚で父親との距離に不安を覚える一人っ子のカルメン、
 ★明るく運動神経抜群だが心の隅に深い闇を抱えたブリジット、
 ★自分の居場所に迷い人生の意味を手探りするティビー・・
そして、なぜか4人の女の子にピッタリの1本のジーンズ・・を囲む友情〜青春物語。
映画も良かったけど、原作も面白かったです。
映画では、ダントツでティビーのエピソードにグッと来たけど、原作では意外にも(映画では共感と言う意味では今ひとつだった)カルメンやブリジットの
エピソードが印象に残った。と言うか、ココではカルメンに一番ハマれたかも?(^^;
同じエピソードでも(レーナのはだいぶ違っていたとは言え)描き方でこんなに受ける印象も変わる物なのね。
◎「トラベリング・パンツ☆セカンド・サマー」(続編。)4人のその後・・翌年の夏の出来事。
面白かった〜!今度は、母親達の話も絡んできて、前作よりも奥深さがあったな。
4人の中では、ティビーのエピソードがまたまた良かった〜。解るなあ〜・・オバサンでも妖怪でも共感しちゃうよ〜。
でも、ブリジットのエピソードも心温まって好きだったわ♪・・レーナのエピソードには驚いた!まさかそんな展開になるとは〜〜。<(T◇T)>泣!
◎「トラベリング・パンツ☆ラスト・サマー」(更に「・・セカンドサマー」の翌年の夏。笑)
今回はまたまたカルメン(母娘)がティビー巻き込んで大奮闘!脇役中の脇役!だったポールとクリスタも、「セカンド・・」ではクリスタ、
「ラスト・・」ではポールがさり気なく良い風運んで来るのも楽しいし、いつの間にか、ジーンズの存在を忘れてしまうくらいに
たくましく成長して行ってる彼女達の姿が嬉しい。
  -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
・・と言う訳で、最後にDVDで『旅するジーンズ・・』を再見。いやぁ〜いいね〜。もう、みんな可愛いくて可愛くて・・!
一度目に見た時は「この、クソガキが!」と思ったベイリーも最初から可愛いくて可愛くて。(笑)
ブリジットの魅力もよ〜く解ったし(と言うかキレイ♪)カーメン(映画ではカーメン。レーナはリーナ)に怒鳴られてるティビーの心境なんてのも、
一度目よりもよく解った気がする。で、やっぱり4人の繋ぎになってるのがカーメン・・って気もした。
それはそうと、DVD見てる時にフト目についたポール役の俳優・・。
「あれれ?この顔はどっかでみたぞ??」・・と、しばらく考えて・・「あっ、そうだ!『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のイジメっ子なんじゃ?!」
・・と、思わず検索してしまったよ。
名前:カイル・シュミッド。やはり『ヒストリー・・』のイジメっ子だったわ。(笑)
でも『旅する・・』では、無口で知的でカーメンにテニスでボコボコにされる(?)役だった・・_(T▽T)ノ彡☆
これから、色んな映画で色んな役でお目にかかれるかもしれないな。
しばらく入れ込んでた(笑)ジェイク♪もピット君も今ではすっかり有名になっちゃったしなぁ〜・・( - -)トオイメ
今度はカイル君にしとくか!ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ 【DVD】

旅するジーンズと19歳の旅立ち
THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS 2 (08・米)
(監)サナー・ハムリ (脚)エリザベス・チャンドラー (原作)アン・ブラッシェアーズ
(主)アメリカ・フェレーラ アレクシス・ブレーデル アンバー・タンブリン ブレイク・ライブリー レイチェル・ニコルズ レイチェル・ティコティン
  
 ショーレ・アグダシュルー ブライス・ダナー
原作「トラベリング・パンツ」の2と3を混ぜたお話。
でも・・えーっ?!某の顛末があんな風になるとは!違うやん!?・・って思ったので、もしかしたらまだ読んでない4のお話も加えてあるのかも?
個人的には、原作2のティビーとブライアンの話が好きだったので、今回
の2人の関係にはちょっと違和感があったなぁ〜。
だってブライアンって、もっとシャイでピュアな印象があったから(だから好感持ってたんだけど)
今回のティビーとのエピソードがアッチ系列ばかり・・ってのがどーも・・ねえ・・ジュノじゃあるまいし。(ソッチかい)
んで、いつもティビーをリードする様なニュアンスを漂わせてたせいか、肝心のティビーのティビーらしさがあまり出てなくて残念だったわ。
一緒に観た娘なんて、「ブライアン、嫌だった〜」ってモロに・・(笑)やっぱり似た様な印象受けたのかな?
・・で、「ブライアン、陣内に似てる〜」だって〜確かに!いつの間に似た?!(注:陣内は嫌いではない・笑)
それともう1つ好きな話が、ビーとお婆ちゃんの話だったのに、これもメインじゃなかったので残念。
ビーの話は、個人的には、一番深刻で一番考えなければならない話なんじゃ?・・とか思うけど、
どうしても何となくいつもメインじゃないんだよね〜・・なので今回は一番彼女に肩入れしちゃったわ〜。
それにしてもお婆ちゃん、若っ!しかもブライス・ダナーだし!素敵過ぎやん。
原作とは全然違うイメージだったけど、こんなお婆ちゃんだったら信頼出来そうよね・・良かったね、ビー。
・・と言う訳で、メインは又してもカルメンとリーナの話だった感じするけど、
リーナの話はともかく(笑・・←意味深な笑い)原作のカルメンの話って、あんな舞台の話だったっけ??・・記憶ナシ・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
初登場のカレも、とってもイイ人だったけど、ヒースを水で薄めた様な顔で明日には記憶から消えてしまいそうだ・・(笑)
それにポールとクリスタはどうなったんだろう・・カイル君にも会いたかったなぁ〜(^^;
とか色々言ってますが、初の方々も結構興味深かったし、やはり彼女達に再び逢えたのはとっても嬉しかったし楽しかったです。
余談ですが、コレ、なんでか知らないけどてんで宣伝なくて、上映スケジュールで見つけた時はもう夕方1回きりだったし危うく見逃す所でした。
それに劇場にパンフレットも置いてなかったんだよね〜・・入荷してないんじゃなくて、最初から作られてないみたい??
なんでそんな扱い〜?信じられない〜。パンフ欲しかったのに〜・・ポニョなんてグッズとかも溢れる程置いてあるのに〜(関係ないですが)
もし娘が一緒に居なかったら「責任者出せ〜」って騒いでたかも・・?しかも、その後”全米ヒット映画ベスト5”の第4位にコレが入ってたのを発見!
ううーん・・やっぱ責任者呼べ〜!パンフくらい作れよ〜!夏休みの映画はポニョだけじゃないのよ〜。(←どうしても八つ当たりしたいらしい・笑)
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
それにしても!色々なエピソードの中で、やはり続編で絶対にハズせない!のが、コスタスの浮気でしょう!
これは原作ではだいぶ経ってから発覚するのでかなりショッキングぅ〜(既に古いですか)だったけど、
映画ではいきなり!だったので逆にビックリ・・と言うか、「コスタス最悪!」って叫ぶヒマもなくサラリと描かれていたので、ちょっとブーイングぅ〜!
しかも彼、もう話から消えたかと思ったら、中盤また突然リーナの前に現れるし!相変わらず濃いし!
「うわっ!コスタス出たっ!」って、ココ、もう、娘と一緒に爆笑!!_(T▽T)ノ彡☆
しばらく笑いが止まらんで困った〜・・しかし、彼、ロンドン行くらしいし、又浮気するよ、きっと。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
以下、娘の感想: 本とだいぶ違ってたけど面白かった!リーナのデッサンやティビーのファッションも楽しかった。
もうみんな身近な感じがして大好き!また本も読みかえしたいし続きの4も読みたい♪
でも、最後に出てきたのがコスタスだったので、後味がコスタス味やった・・(-_-;)・・・・_(T▽T)ノ彡☆ 【シネ・リーブル博多駅】

タブー
I'M LOSING YOU (98・米)
(監・脚・原作)ブルース・ワグナー 
(製作総指揮)デヴィッド・クローネンバーグ ジョン・ダニング アンドレ・リンク マイケル・パセオネック ジェフ・サックマン
(主)ロザンナ・アークエット アンドリュー・マッカーシー フランク・ランジェラ ダニエル・フォン・バーゲン ノーマン・リーダス
始めに出てきた親父さんが主人公かと思いきや、そうでもなくて良かったです。この親父さん見てると、正直、ハラたって来ましたもん。
演出OR脚本に問題があったのかも?親父の息子&その恋人の場面は良かった・・・自分としては、この息子が一番ダメージ受けてるんじゃないかと
思ったんですよ。それなのに、妹に言うじゃないですか、「正気でいろよ」って。(TT▽TT)ダァー 不覚にも涙。自分にも言い聞かせてるのかもしれないけど
彼は良かったです。この作品の救い。>“I'm Losing You”・・・ほんとに、この原題のままのがいいみたい。(笑)
でも誰が先に死ぬかなんて分からないんだよね・・・(T_T)(日本未公開作品) 【DVD】

Wの悲劇
 (84・日本)
(監・脚)澤井信一郎 (脚)荒井晴彦 (原作)夏樹静子 (音楽)久石譲
(主)薬師丸ひろ子 三田佳子 世良公則 三田村邦彦 高木美保 蜷川幸雄 志方亜紀子 清水紘治 南美江
「顔、ぶたないで!私、女優なんだから!」・・って、昔流行ったけど、この映画のセリフだったのね。今頃わかったよ・・_(T▽T)ノ彡☆
夏樹静子の原作を元に、ある事件に巻き込まれながらも女優を目指し続けるヒロイン・静香の成長を描いていて、
現実世界と舞台の世界とがオーバーラップする設定は、たまに同じセリフがクドかったけど、興味深く見れました。
過去に色んなテを使ってのし上がってきた翔さん(三田佳子)は、中盤は主演みたいでしたね〜。
この作品が作られた当時、ばく大な人気を誇っていた薬師丸ひろ子・・。だけど、正直、どうしてそんなに人気があるのか全然わからなくて
それも、また色々と仕掛け人が居たんだろうなぁ・・と思うだけに(注:色んなテを使ったって意味じゃないよ)
世の中で脚光を浴びたり人気があるモノとはいつもどっか興味のズレを感じる自分のシュミ、嗜好を、
引け目になんて感じなくてもいいのかな、とかちょっとだけ思っちゃったり。
でも、女優を目指して精一杯頑張る静香の気持ちもワカランでもなく、あの終わり方は充分納得のいくものでした。
でもさ、世良さんの役って・・どうよ・・。
行動の1つ1つが、見てる方が赤面してしまいそうなくらい少女漫画チックだし、
だいたい、ワイルドな世良さんがあの様な・・お相手がひろ子ちゃんってトコからして、何かチガウ感じするんだけど・・。
まあ、薬師丸ひろ子ありき、の企画なんだろうけど、なんかバランスが悪いと言うか・・。
それに、自分が俳優を諦めたからと言って、惹かれた女性にまで同じ道を選ぶ事をやんわりと強いる様な愛の告白ってなんよ・・寝言・・?
(ちなみに、世良さんは好きです・・←世の中の嗜好と合いまくりですか?・笑)
高木美保演じる、元舞台ヒロインのあの騒ぎもねぇ・・普通せんやろ、あんなん。
もし高木さんがこのシーン再見したら、絶対自分でツッコミ入れると思うわ〜(笑)
そうそう、エンドロールに「高木美保(新人)」って出てて可笑しかった。昔はやっぱり”愛の嵐”っぽい美形。(出世ドラマそのままの形容)
今はかなり庶民的になったけど(笑)知的さが加わって、素敵にトシを重ねていらっしゃるよね。 【BS】

ダブリン上等!
INTERMISSION (03・アイルランド=英)
 
 
(監)ジョン・クローリー (脚)マーク・オロウ (製作)ニール・ジョーダン アラン・モロニー スティーヴン・ウーリー
(主)コリン・ファレル キリアン・マーフィ ケリー・マクドナルド シャーリー・ヘンダーソン コルム・ミーニイ デヴィッド・ウィルモット 
   ブライアン・F・オバーン ディードル・オケイン マイケル・マケルハットン トマス・オスーレーワウン オーウェン・ロー
チンピラのレイフは金の為なら手段を選ばず・・、恋人を試したジョンは逆に本当にフラれてしまい・・、
そして・・冴えない若者達は日々を暴走し始める。

出だし、レイフ(コリン)が中華鍋がどーこーでマットウな生活がなんたら、って言ってた時、
あれ?「トレスポ」♪のパクリっぽかったらイヤだな〜・・とかなんとなく思ったんだけど、そんな事もなく、とても面白かったです。( ̄∇ ̄;
中華鍋がどーこー・・の後のレイフの行動はあまりにもヒドかったけど(こんなヤツ嫌いだ)
でもそれも、あのラストにすんなり繋がったかも?いや、なんとなく。;;どうしようもない展開でもその空気感がやけに肌に合ったりして。
あのガキんちょ・・と、ただ呼ぶにはヌル過ぎる相当悪質なガキには最後までしてやられたね。
大人の誰もが、誰かを踏みつけにしたり出し抜いてでも勝ち組でいたいと願い四苦八苦してるのを
いとも簡単に奈落の底につき落としてしまう・・。(実際落とされてたけど・汗)
純粋な(と言うのも変だけど)悪ガキには、手も足も出ない様で・・。
レイフは勿論、あの刑事とか、小細工男のジョン(これキリアンだよ〜笑)とか、もう、あんたら静かに座禅でも組んでな。(爆)
禿げ頭のカレ、雰囲気が西村さん(「古畑・・」の今泉)に似てて可笑しかったわ。
一緒に暮らせば、きっとあんな風になるんじゃないかと思ってただけに、あのやり取りはリアルだった。
その禿げ頭のカレの奥様・・お化粧したら、すごく美人になってビックリ。
後に、人が変わったみたいに強くなって、銀行の前で・・は爽快だった。(笑)
登場人物はみんな、どちらかと言うとあんまり好ましくないタイプが多かったけど;;ヒゲ・・のサリーは、好きだったな。
・・と言うか、男性不信になった理由が悲惨過ぎ・・( ̄∇ ̄; 笑ったけど・・(オイオイ)
でも、あのインタビュー後の母娘の所では、ちょっとウルウルしちゃったよ。
サリー役のシャーリーって、デイドラ役のケリーよりもかなり年上だと思うんだけど、
ケリーの妹役を、何の違和感もなくやってたのもスゴイなあ。(笑)
ところで・・紅茶にブラウンソース・・って・・どんな味?ダブリンの味?・・それとも・・? 【DVD】

ダブル・ビジョン
雙瞳 (02・香港=台湾=米)
(監・脚)チェン・クォフー (脚)スー・チャオピン
(主)レオン・カーファイ デヴィッド・モース レネ・リュウ レオン・ダイ
メジャー公開されてたと言うだけで、これはきっと「ドリーム・キャッチャー」系アクション・ホラー(?)に違いないと思っていたんだけど、
そんな陽気な(笑)作品ではありませんでした。不可解な謎には、一応それなりの説明はあるんだけど、かなり曖昧で、それが解決するスカッと感は
殆どない。今もなんだかくすぶってる。 しかも、途中いきなりキル・ビるしさ〜。ビックリしたよ。(笑)
でも、全体のどんよりした雰囲気は期待以上に良くて、主人公(カーファイ)とFBI捜査官(モース)のやり取りも、時にユーモアが混じってて
とても良かった。事件の背景には、人の善悪についての宗教的な考えがあったり(エセ宗教も)また自己に悩む主人公と家族との心の物語でもあった。
それにしてもダブル・ビジョン(雙瞳)なんて・・瞳フェチにはたまらんですな〜(;^o^) \(ToT )コラコラ 【DVD】

ダブルフェイス 秘めた女
NE TE RETOURNE PAS / DON'T LOOK BACK (09・仏)
 
(監・脚)マリナ・ドゥ・ヴァン (脚)ジャック・アコティ
(主)ソフィー・マルソー モニカ・ベルッチ ブリジット・カティヨン アンドレア・ディ・ステファノ ティエリー・ヌーヴィック
幼少時の記憶のないジャンヌは過去と向き合おうと自叙伝を執筆する。が、やがて自分の生活に異変を感じ・・
ジャンヌと言う一人の女性の心の中〜謎〜を追う物語・・を、ソフィーとベルッチのダブル主演で。
周囲の異変に気付き不安になるソフィーのパート、そこから謎を解くため行動するベルッチのパート、
そして、プラスアルファで登場する1人の少女。
謎を解明するまでが、ちょっと長かったね。
そろそろいいんじゃ?え〜まだ〜?まだ引っ張るの〜?まだ脱ぐの〜?(爆)
・・って、後半のベルッチのパートは退屈になったけど、前半のソフィーのパートはとても好みだった。
家具の配置がどこかおかしい? この子、私の子?
きゃーっ!あんた私の旦那じゃない!私の旦那はもっと顔色がいいハンサムよ!
自分の服なのに・・なぜか胸が大きすぎてボタンが留まらない!
ラッキー!この胸、ラッキー!ベルッチに変身なら自分勝ち組っっっ!
・・な〜んて、ちょっと思わなくもなかったけど( ̄∇ ̄; 勿論、そう言う見た目の話じゃないので(爆)
そんな風に混乱する精神を普通とは違う方向から見られたこのソフィーのパートは(彼女のやつれた熱演もあって)
心理ドラマ好きの私にはとても興味深かったし、(混乱のイメージにきまりはないとは言え)
少しでも、そう言う方面への理解にも繋がるかも?とも感じた。
物語の切り口が面白かったので、ベルッチのパートがもたついていなければ、
重要な少女のパートも端折る事なくもっとじっくり描けてたんじゃないかって気もして、その辺がかなり勿体なかったな。
一応ハッピーエンドに見えるラストは、癒えた様に見えても、傷跡は一生消し去れない・・みたいな印象で、ちょっと切なかった。
【追記】この監督さん、ずっとオゾン作品に関わってきた方だったのね。どうりで・・雰囲気イイはず。(笑) 【BS】
 

食べて、祈って、恋をして
EAT PRAY LOVE (10・米)
(-_-;)
(監・脚)ライアン・マーフィー (脚)ジェニファー・ソルト 
(製作総指揮)ブラッド・ピット スタン・ヴロドコウスキー ジェレミー・クライナー (原作)エリザベス・ギルバート
(主)ジュリア・ロバーツ ハビエル・バルデム ジェームズ・フランコ リチャード・ジェンキンス ヴィオラ・デイヴィス ビリー・クラダップ
NYでジャーナリストとして活躍するリズは結婚生活に不安を覚え離婚を決意する。
その後、年下男性と付き合うもうまくいかず、自分を見つめなおそうと一人旅に出かけるが・・

えーっと・・ 吠えま〜す。(-。-)ノ 無害ですが要注意。(これ見たの去年ですが・・)
「あなた(リズ)に人生を教えてもらった」byイタリア女性
えっ?そうだったの〜?全然気づかなかったよ!
「好き放題に遊んで、何もせんで食べてりゃいいのよ」byリズ
・・みたいな事は言ってた(やってた)気がするけど〜? ・・それ?
そんな時間も大切だけど、それって、言う人によって重みが全然違うと思うけどな。
あの女性、体重増えたのを人生の重みと勘違いしてないか?
リズの「アタシどん底なの!」アピールからして早々にうんざりしちゃって〜。
仕事もあるし、一応それなりな容姿でもあるし、とりあえずお金もあるし、(と言うか、旅行長っ!隠し財産あるじゃん!笑)
その気になれば、全然何とでもなる様な人に、軽々しくどん底アピールなんかしてほしくないわ。
主人公役のロバーツ・・うう〜ん・・これってさ、10年くらい前に一度やってりゃそれでいい様な役では?
年齢的に丁度良かったにしても、それならそれで、もっとキャラに味わい深さが欲しかった。
フランコ君とは全然似合ってないね。醸し出す雰囲気のギャップ有り過ぎ。
ハビエルとも何だかな〜・・顔の大きさのギャップとかじゃなくて(コラコラ)役と同じく、歩み寄るのは彼の方からだけ・・に見えて、
そもそも女優として、なんかいつまでも他を寄せ付けない固い印象。演技の引き出しが少ないのかな?
例えばニコールみたいに・・とは言わないけど(そこまでの無謀な要求はしないけど・・ハイレベル要求か?笑)
何かこう、挑戦したハッとさせられる様な役が見たいのに、と思う。
たまたま自分が見た役がそうなんであって、他では色々やってるのかもしれないけどね?
イタリアやバリの様子が見られるのは楽しいし、旅行で人生リセット出来たのはめでたしだし、
これを手本にすれば辛い人生も笑顔で乗り越えられる事うけあいよ!・・って事なのかしら?
自分の心にはな〜んも響いてこなかったけど、それが全然悔しくない(笑)・・ってどーよ・・。
映画データの作品紹介の所に、「大人のヒューマンドラマ」って書いてあったよ。
はあ?どこが?出てる人が大人な年齢なだけじゃん〜。
・・と言う訳で「るつボツ」さんへ行テラッシャ〜イ!(-_-)/~~~チャオ〜  【TV】

卵の番人
EGGS (95・ノルウェー)
(監・脚)ベント・ハーメル
(主)スヴェレ・ハンセン ヒェル・ストルモーン レイフ・アンドレ
ノルウェー映画。森の奥に住むファーとモーの老兄弟。彼らはいつも同じペースでのんびり暮らしていたが、
ある日、ファーの隠し子を引き取る事になり彼らの生活が少しずつ変わってゆく・・

兄弟の日々の生活がとても良い。スローペースでユーモアがあってホンワカ癒される感じ。でもラストがイマイチ不明。
モーが独りで旅立って行ったって事?スッキリしない〜誰か教えて〜(@_@) 【ビデオ】

たまゆらの女(ひと)
ZHOU YU'S TRAIN / 周漁的火車 (02・中国)
(監・脚)スン・チョウ (脚・原作)ベイ・チュン (脚)チャン・メイ (音楽)梅林茂
(主)コン・リー レオン・カーフェイ スン・ホンレイ
この監督さんの作品は初めて見る様な気がしたので、ちょっと構えて見たんだけど・・
何しろ、中国系映画、ヘタに手を出して意味不明〜どうしたもんやら・・なんて経験が過去に少々あったもんで。(^^;
でも、冒頭、線路が分かれていく所、茶碗が割れたところからもう引き込まれてしまって、
後は、この世界にしっかり浸ることが出来ました。面白かったです。(梅林さんの音楽も「浸っていいんだよ〜」って言ってくれてるみたいで・笑)
夢に酔う恋だけで生きていけないのは解るけれど、彼女の気持ちもまたとてもよく解る・・
手っ取り早く近場で間に合わせるタイプの女には元からあんな魅力はないと思うし、想いを寄せる獣医も、それは感じ取っていたんじゃない?
物語の中で、時折、髪の短いコン・リーが出てきたので、最初は未来のチョウユウかと思ったんだけど、ああ言う事だったのね。
(主要3人の名前がちょっと似てるので一応書いておこう・・ チェンチン:詩人、チョウユウ、チャン:獣医・・あっ・・カタカナにした方が紛らわしい。(^^;)
ベトナム国境近くの古都・建水の佇まい、重慶のロープウェイ(ケーブルカー?)など、広がりある情景とコン・リーの一途さのバランスが絶妙。
また、彼女の、たおやかなのに逞しい・・あの茶碗(型?)を軽々運ぶ二の腕はどうよ!(笑)・・な美しさも絶妙。
でもさ・・チョウユウがチェンチンへの想いを毎回運んだあの列車・・な〜んか本当に念がこもってそうだよね〜・・魂がゆらゆらめらめらと・・
(注:たまゆら=一瞬、儚い・・の意、だそう。魂ゆらゆら怨念めらめらじゃなくて・・)
それに、国内遠距離恋愛と言っても、中国って日本とはワケが違うスケールの大きさよね〜・・ 【BS−NHK】

ダミー
DUMMY (01・米)
(監)グレッグ・プリティキン
(主)エイドリアン・ブロディ ミラ・ジョヴォヴィッチ ヴェラ・ファーミガ イレーナ・ダグラス
あのエイドリアン・ブロディの顔にやっと慣れた記念で借りて来た。(笑)
「戦場のピアニスト」の直前の主演&日本未公開作らしい。このタイトル、キャスティング、しかも置いてあった所がホラー&サスペンスの棚!
これはきっと、ドロドロした心理サスペンスに違いない!と勝手に想像してましたがなんとなんと、明るく爽やかな?ラブ・コメディでした・・_(T▽T)ノ彡☆
自分の心をうまく表現できず、ダミー人形に気持ちを託す内気な男スティーブンは、見るからに暗くオ*クっぽい風貌だけど、ほっておけない雰囲気。
ブロディ好演!・・****姿がなんとも・・;;仲良しの豪快な女友達(ミラちゃま♪)にいつもコヅかれてる感じが笑える。
こんな内気で不器用な男の人っているのね?でも考えてみれば殆どの人が不器用に生きてる?自分のしたいこと100%やりきってる人なんて少ないかな?
自分も少々バツが悪くなってしまう・・ミラちゃまは、宣伝によるといかにも主演って感じだけど、どう見ても脇役。しかし彼女のハスキーな歌声は聴けるし
(声大好き!)怪しげな目出し帽を被って突撃する姿なんぞはファン必見の可笑しさ!(笑)地味だけど一応ヒロインなのは「15ミニッツ」のヴェラ・ファーミガ。
相変わらずの瞳の美しさに、今回は清楚な雰囲気で感じが良かったです。それと、目立ってたのがスティーブンの姉・・後半は主役みたいな活躍ぶりでした。
前半もうちょっと彼女の描写してたらもっと共感出来たかも? 【ビデオ】

たみおのしあわせ
 (07・日本)
 
(監・脚)岩松了
(主)オダギリジョー 原田芳雄 麻生久美子 小林薫 大竹しのぶ 石田えり 冨士眞奈美 原田貴和子 忌野清志郎 川辺久造 
   横山通乃 藤井びん 本間しげる 光石研 田中哲司 伊勢志摩 江口のりこ 今宿麻美 三木聡
 
お見合いを繰り返すオクテのたみおは、ついに奇跡的に理想の女性・瞳と巡り合う。
2人の縁談がまとまり、たみおの父・伸男は一安心・・のはずだったが・・

へええ〜〜〜 ・・いきなり最後の話になるけど、まさか、あんな風に終わるとは〜・・( ̄∇ ̄;
私は、思わず爆笑〜(≧∇≦)してしまったんだけど、これ、怒る人もいるかも〜?!(笑)
物語の最初はとっても爽やか。やっと理想の結婚相手を見つけたたみおが、はにかみながらもその想いを伝えようとし、
それを承知して明るく答える瞳さんなんて、なんだか昭和の良き時代の青春物語みたいでさ。
で、ずっと息子と2人で生きて来た父親・伸男は一抹の寂しさを感じながらも、2人の未来を祝福し、
自分もこれから新しいしあわせをつかもうとする・・
そうだ、これはそんな父、伸男のしあわせの物語でもあるのね?!
・・なーんて、勝手に親子感動モノだと思いながら見てただけに、あの顛末には、やられた感が〜_(T▽T)ノ彡☆
いやいや、部分的には、それも当たってるんだろうけど、
絶対、あんなん・・あの、まんまなシーンは誰も予測は出来ないっしょ?!(汗)
結局、たみおのしあわせ、って、父親のしあわせも込みで・・過去のしあわせも込みで・・しあわせ求めてる自分の姿も込みで・・
・・なのかな?世間体を気にする、世間体の為の生き方・・から卒業(?笑)出来た・・って事なのかな?
たみおの叔父の存在って何だったんだろう?そう言う生き方の代表?(折原一の小説の天井男かと思ったわ・笑)
瞳の過去って・・多分上司との**なんだろうね。たみおとの結婚も最初から・・ううーん。
麻生久美子・・最近、益々不思議ちゃんとか愛人気質がイタについてきてキケンね〜?(笑)
でも、その清楚な雰囲気とのギャップが可笑しいし魅力的だったりも。浴衣姿なんてホントにねぇ〜・・。
それって、今回共演の大竹しのぶのイメージの歩みにもちょっと似てる気がするけど、
大竹しのぶは最近図太かったり品のない女の役が多すぎて、別の意味でキケンでは?(笑)
逆に彼女には、また昔みたいな清潔感ある女性の役もして欲しいな。(私が知らないだけならごめんね。)
今は亡きキヨシローちゃんも訳ワカランけど面白く出演。(いいのよ、出てるだけで・・なごむわ・・)
それと、原田さん・・やっぱり味があるなぁ・・素敵〜。(楽しいひと時=映画・・をありがとう!また他の作品でお会いしたいです。) 【TV】
 

ダメ男に復讐する方法
THE OTHER WOMAN (14・米)
 
 
(監)ニック・カサヴェテス (脚)メリッサ・K・スタック
(主)キャメロン・ディアス レスリー・マン ケイト・アプトン ニコライ・コスター=ワルドー ニッキー・ミナージュ テイラー・キニー ドン・ジョンソン
美人でやり手の弁護士カーリーは男運のなさだけが悩みだった。しかしついにイケメンをゲット、早速父親に紹介しようとするのだが・・
「黒い3人の女」。(笑)
それはそうと!
ダメ男が・・ 復讐されるダメ男が・・ ニコライだった!( ̄□ ̄;
出てるとも知らなかったのでびっくり!でもなんでダメ男がニコライ?なんで?( ̄□ ̄;
・・あ、イケメンの方のニコライよ勿論。(笑)
それはまたあとで語るとして( ̄∇ ̄; 思っていたより見応え(?)あって面白かった。
変わり者の奥さんケイトが、カーリー(キャメロン)たち「愛人」(と呼んではいけないらしい)と仲良くなるのが可笑しい。
意外とどこか共通点があるのかもね?空気感と言うか。(←ダメ男を誘うフェロモン?)
ケイトが第三の女アンバーをマッケンローに例えた時に、カーリーが「私がマッケンローよ!」って逆上したのには笑った。
そう言うプライドあったんだ。( ̄∇ ̄;
最初はキャメロンが奥さんの勢いに食われそうだったけど、どんどん持ち直してくれてほっとした。
いつの間にか、場を落ち着かせる役に回って、ちゃんと「らしい」存在感を見せてくれて良かった。
で、ニコライ! びっくりよ。 見応えありの殆どはニコライ部分!(笑)
ハリウッド映画、しかもラブコメ、しかもダメダメでボコボコにされる役とは!( ̄□ ̄;
いや、ボコボコと言うより、ドバァ〜のガッシャーン・・かな。そして、**が異常にあんなになって・・( ̄∇ ̄;
いやぁニコライ・・ ハリウッドラブコメご出演、ご愁傷様でした。(≧∇≦)       【CS・スターチャンネル】
 

ダラス・バイヤーズクラブ
DALLAS BUYERS CLUB (13・米)
 
(監)ジャン=マルク・ヴァレ (脚)クレイグ・ボーテン メリッサ・ウォーラック
(主)マシュー・マコノヒー ジャレッド・レト ジェニファー・ガーナー デニス・オヘア スティーヴ・ザーン グリフィン・ダン マイケル・オニール
85年のテキサス州ダラス。酒や女やドラッグ三昧の生活を送るカウボーイのロン。
しかしある日、体調を崩した彼は、医師からHIV陽性で余命30日と宣告される。

激やせのマコノヘ〜にびっくり・・と言うより、マコノヘ〜ってどんな顔だったっけ?
今観てるこの人はこう言う人でしょ?マコノヘ〜じゃないよね?・・くらいな感覚でずっと観てしまったわ。
そんなマコ演じる主人公のロンですが・・なんか、病は気から、人生やったもん勝ち、
・・を体現してる感じで、そのパワーには激やせと同じ位びっくり。
ただ、代替治療薬のヤミ商売は、それまでだってドラッグをそんな風に仕入れてサバいたりしてたかもしれんし、
その延長戦上の様にも思えた所もあったので、普通の生活してる日本人とは決心の付き方もだいぶ違っただろうな、とは思った。
医療(投薬)に関しては、誰が何を必要としてるのか、が二の次な所もあるよね。
薬の正しい作用だけを患者に届けたい意志や責任感ある側からしたら、
一時的に効くからと言ってそう簡単に認められない部分もあるんだろうし、
加えて、どうしても間にお金が絡むだろうし、一筋縄ではいかないんだろうね。
けど、自己責任なら、ある程度は自由に出来る部分もあっていい様な気もするけどね・・。
医師本人は信頼出来ても、病院組織はそうじゃないとか、逆に、のまなくてもいい薬や、しなくていい手術とか、
実際、不健康をわざわざ病院で買ってる場合もある、とも思うしね。
話ズレた;;けど、自分の身体は自分で守るしかないのね・・って、これ観た後にちょっと思ったもんだから。
カウボーイって、ゲイとは真反対に位置してるもんなの?
確かに、恐れを知らない荒くれ男イコール男の中の男な雰囲気はあるけど、
男ばっかりな世界はゲイへの近道だったりして〜?あ、だから余計に予防線張ってるのかな?(笑)
でも、それまでの自己中ロンの偏見に溢れた世界が、病気やクラブやレイヨンを通じて、少しずつ変化したのは、
彼の残り少ない人生にとって素晴らしい時間だった様にも思えた。まあ、寿命が延びて儲かれば一石二鳥イェイ!が主だったかもしれんけど。
部屋に貼ってた写真がレイヨンの好みに変えられてた所は可笑しかった。
俳優は・・マコノヘ〜もジャレッドも好演でした。・・が、正直言うと、2人とも、そのキャラが思っていた程には心に響かなかったんだよね。
なんでだろう?って考えてみたけど・・自分の気持ちの変化と歩調があんまり合わなかった・・のかも?
2人共良かったんだけど、なんか、マコが突進し、レトがスキップしてる様な印象で(何?笑)
その間に挟まれて、どちらにも歩調合せられず、おっとっと、ってなってた自分、て感じ。(恒例、意味不明)
そんなだったせいか、実は一番心に残ったのは看護師役のガーナーだったりして。
女性だったし、一般的な視点を持つ役柄だったからかもしれないけど、
出過ぎず、埋もれず、それでいて独特の雰囲気で場を切り替える上手さがあって、
今迄、さほど注目した事もなかったんだけど、また一人、好きな俳優さんが増えて嬉しかったです。(^^ゞ  【KBCシネマ】

タリーと私の秘密の時間
TULLY (18・米)
 
 
(監・製)ジェイソン・ライトマン (脚・製)ディアブロ・コディ 
(製作)メイソン・ノヴィック ベス・コノ A・J・ディックス ヘレン・エスタブルック アーロン・L・ギルバート  
(主・製)シャーリズ・セロン (主)マッケンジー・デイヴィス マーク・デュプラス ロン・リヴィングストン アッシャー・マイルズ・フォーリカ リア・フランクランド
 
二人の幼い子の育児に追われながらも三人目を出産したマーロ。しかし夫は家事も育児も妻任せ。
見かねたマーロの兄はベビーシッターを雇ってはどうかと提案する。

ヒィ〜・・目つぶしされて話が全部吹っ飛んだ!( ̄□ ̄;
・・そのアクシデントは映画に浸ってたまさにその時突然に・・そろそろもう終わりがけなのに、なぜかノコノコ入って来たオッサンが・・
私の列の向こう側に行こうとして・・そ、その時!その人の親指がいきなり私の目の中にぃーーーっ!グサッ!ギャー\(>◇<)/!
一瞬、何が起こったかわからなかった・・( ̄∇ ̄; で、目頭の方だったのでまだ良かったけど・・ビックリしたわ!
その人「あ、見えんかった・・」
て、えっ・・座ってますけど?普通にお客は座ってますけど?
てか、暗い中入って来て、普通そこに用心しながら席探しませんか?
てか、なんでもう終わりかけてるのに今更入って来るのよ?
てか、謝った?あんた謝った?(←余りにビックリして記憶無し)
そんなアクシデントがあって、映画の内容が吹っ飛んでしまったと言う訳〜( ̄∇ ̄;
まずい・・セロンのたっぷん腹しか思い出せん。ヾ( ̄∇ ̄;
・・以下、後で冷静になって思い出しながら書いてます。(笑)
で・・なんか近頃はこんな感じのオチ(?)の物語が多い気がするなぁ・・(ーΩー )ウゥーン 
とは思ったけど、それを育児関係に使用(?)したのは、”よくある中での初めて”(笑)な気はしたし、
育児に頑張るお母さん達へのエールもしっかり感じられ、温かい気持ちにもなれて好感の持てる物語だった。
育児の大変さもよく伝わって来たし、傷をコンシーラーで隠してる等々、母としても女性としても共感する部分があった。
育児って、一人だけで抱え込むとか、他人に頼り切るとか、どちらに偏っても問題出て来るし、そこを器用にうまくやれる人ってなかなかいないよね。
やっぱり親が、父親が仕事なら母親が、責任持ってやる事が基本だと思うので、
自分としてはこんな風に頑張ったマーロだからこそ共感も出来て好きになれたんだろうなと思う。
色んな葛藤がその人をより深みのある人間にしていくんだろうとも思う。そう言う点からしても、育児は育自、とはよく言ったもんだよね。
セロンはこの役の為にまた体重増やしたのかな?自然体重ではないよね?(笑)
でも、若くてスレンダーなタリー役の女優さんにはあんまり魅力感じなくて・・やっぱセロンのが素敵だったわ。
たっぷん腹で魅力倍増!?(ё_ё)キャハ  【KBCシネマ】
 

誰にでも秘密がある
EVERYBODY HAS SECRETS (04・韓国)
(-_-
(監)チャン・ヒョンス (脚)キム・ヨンチャン
(主)イ・ビョンホン チェ・ジウ チュ・サンミ キム・ヒョジン チョン・ジェヒョン キム・ヘゴン チョン・ボソク タク・ジェフン ソヌ・ヨンニョ
恋愛に奔放な女子大生ミヨンは彼女が歌うジャズバーの客スヒョンに一目惚れし恋人に。
彼を母と2人の姉に紹介するが、奥手の次女ソニョン、そして家庭を持つ長女ジニョンまでもが彼に心を奪われてしまう。

う〜・・面白くなかったぁ〜。「アバウト・アダム」のが面白かったな。
先に見たから、とかじゃなくて、あっちのが物語のキワドサにもついていけたしキャラも可愛いかったし楽しめたわ。
こっちは最初から自分の感覚に合う所がなくて、ずっとノレなかった。
3姉妹にも全然魅力が感じられず・・可愛くねぇー・・って感じ。
せめて、全国区で人気(?)のチェ・ジウくらいには、キュートなセクシーさを披露して欲しかった。
それでも、欲情して男に襲い掛かるジウを見て、清純派の新たな魅力発見〜たまらんなあーーー
・・とか、ファンにとっては嬉しいんですかね?知らんけど。
全体的に・・なんと言うか・・無理してない?・・って感じ。
無理に下ネタぶちこんで、無理にトレンディ〜さつくろって、無理にキャピキャピ(死語)騒いでるだけみたいな・・。
なので、3姉妹に魅力がないのも勿論、複数の女性を愛する男(ビョンホン)にも何も素敵さ感じなくて。
いや、コイツはヒドいね。別に複数の女性に愛を囁いても全然構わないけど(構いますかね?・笑)
それを全部、女性のせい(女性のため?)みたいにすり替えて、自分はいつもイイ格好しい、な所が何だか小せぇなぁ〜・・と。
行動範囲も。(笑)もっとどっかが堂々としつつヌケてたりなんかすれば、
例えば「イーストウィック・・」のニコルソンみたいに魅力も感じられたかもしれないものを。(ニコルソンと比較するのは酷ですかね?笑)
でも、ビョンホン自体にしたって、なんだかとってもくすぶってる感じ。
彼は、鬼畜なオッサンを追いかけてクールにコトを成し遂げる姿のがよっぽど素敵だったわ!
彼には、美人姉妹よりも鬼畜オッサンのが絶対お似合い!(←乱暴な結論)
最後も・・下ネタでも最悪な部類。だからさ〜・・下ネタはもっと可愛くチャーミングに使ってよ。
こんなのただの下品としか言えないよ。センスのカケラもない。
3姉妹のドレスを赤にして印象付けていたけど、オリジナルは確か帽子だった様な。ちょい魅せのセンスもあっちのが上手いね。
どうせ見るなら、オリジナルをどうぞ。あ、それより「ジュエルに気をつけろ!」のがいいかな。(関係ないか・笑) 【BS】

誰のせいでもない
EVERY THING WILL BE FINE (15・独=加=仏=スウェ=ノルウェー)
 
 
(監)ヴィム・ヴェンダース (脚)ビョルン・オラフ・ヨハンセン
(主)ジェームズ・フランコ シャルロット・ゲンズブール レイチェル・マクアダムス マリ=ジョゼ・クローズ ロバート・ネイラー 
   パトリック・ボーショー ピーター・ストーメア ジュリア・セーラ・ストーン ジャック・フルトン
 
雪深いモントリオール郊外に車を走らせる作家トマス。すると突然丘からソリが滑り降りトマスは慌ててブレーキを踏むのだが・・
冒頭のまるで絵画の様な映像に早くも心奪われた。
それとは逆に現実のハードさを突きつけられる物語だったけど、人物其々が変な悪意を持った人たちでなくて救われた。
主人公が作家のサガで(?)いつもどこかコトを客観視してしまう所はとても理解出来たりして;;(きっと監督もそうだろうね)
でもそこが妻には許せない所であったりも解るし(あんた何も感じてないんじゃないの?!とかさ・・汗)
被害者の気持ちも察する事が出来たし・・(子供の事だと特にね・・自分を責めてしまうのも可哀想過ぎる・・)。
こんな辛い事件の中でみんなが”其々のやり方”で精一杯前を向こうとしている所にじんわり来た。
あの少年はトマスに父親の姿を重ねてるのかな・・。物語の切り口の良さがラストで一層素晴らしく感じられた。
なんだかハードカバー本を読んだみたいな感触も残った。
久々のフランコ君はやや掴み処のないマイペースなこんな役も悪くなかったし、個人的にはマリ=ジョゼが出てたのでテンション上がった(^^ゞ
ところで、原題直訳と邦題ではだいぶニュアンスが違うね。
原題だと現在より先に目を向けたポジティヴな感じ、邦題だと逃げられない現在への慈悲の様なものを感じる。
同時に、こういった事はその場限りでなくその人の人生となるのだなぁとも。
なんだかどんより暗くて重い物語だけどいい作品だったし、監督は有名なのに上映館少なく期間も短い様だったので
地味映画としてオススメさせて頂きました〜。    【KBCシネマ】 

だれのものでもないチェレ
ARVACSKA (76・ハンガリー)
(監・脚)ラースロー・ラノーディ
(主)ジュージャ・チヌコツイ ヨーゼフ・ビハリ アンナ・ナジ
見つけました・・ビデオ。76年のハンガリー映画。タイトルが色あせてほとんど見えてない状態だったので今まで気付かなかったのか?
これ・・たまらないですよ〜・・服一枚も与えられずにこき使われるチェレ・・すごい虐待・・友達などいず、世話してる牛と話すだけの日々・・
それでも母にいつか会えると信じて気丈に過ごす姿を見てると、涙と憤りが・・ほんのひと時の、孤独な老人との触れ合い・・歌を口ずさむ可愛いチェレ・・
「お前の物は何ひとつない、お前の体以外はね」・・人間の尊厳を問う厳しい物語でした。【ビデオ】

誰もがそれを知っている
TODOS LO SABEN / EVERYBODY KNOWS (18・スペイン=仏=伊)
 
 
(監・脚)アスガー・ファルハディ
(主)ハビエル・バルデム ペネロペ・クルス リカルド・ダリン エドゥアルド・フェルナンデス バルバラ・レニー インマ・クエスタ 
   エルビラ・ミンゲス ラモン・バレア カルラ・カンプラ サラ・サラモ
 
妹の結婚式で帰省したラウラは家族や幼馴染パコとの再会に喜ぶ。が、式の夜に娘イレーネが姿を消してしまい・・
誘拐事件をきっかけに伏せていた過去が明らかにされる・・と言うか、隠しようがなくなるというか、
狭く閉鎖された世界だから余計に入り組んでしまってる様でもあり、時折息苦しさを感じた。
のどかな風景とか時計台(青春ね・・)がなけりゃ自分だってずっと居たいとは思えなかったり・・あ、それが故郷ってもん?(爆)
事件に関する部分にはそんなに興味をひかれなかったかな・・と言うよりもう忘れかけとるし(汗)
やっぱりひたすら主人公二人の濃さ・・じゃなくて(笑)気持ちの揺れが気になる内容だったかな。
でも、ファルハディ監督作としては、なんだかどんどん印象が薄くなってる様な気がしないでもない。
やはりあのエリちゃんは衝撃的だったんだなぁ、と改めて思う。
ところで・・・  えっ?バルデムとペネロペって夫婦だったんですか〜?知らんかった〜・・・いや誰でもそれは知っとるやろ! 
・・・と言う盛大なボケ&ツッコミをしたい様なしたくない様な。(しとるがな)     【KBCシネマ】 

誰も知らない
 (04・日本)
(監・脚)是枝裕和
(主)柳楽優弥 北浦愛 木村飛影 清水萌々子 韓英恵 YOU
カンヌで受賞と言う事で主演の柳楽君ばかりがやたら注目されてるけど、他の子供達もとても良かった。
でもこれは、彼らの演技力云々ではなくて、自然の姿をうまく映画に取り込んだ監督の腕と、優しい視点の賜物でしょうね。とは言え、
そこでリアルな存在感を醸し出してる子供達は本当に可愛いらしくて・・。実話の映画化と言うだけで、もう色んな事を考えさせられ、
始終涙が出てきて仕方なかったよ・・。たまたま前回鑑賞した作品も子供と親の話で、なんだか二乗三乗な重さを感じてしまった。
子供は大人のただの欲望(色んな)の結果であってはいけないよね。母親が、明(柳楽)になじられた時に「あんたの父親が一番悪い」と
言い放つ所は辛かったなぁ・・。子供には関係ないよ・・それは別れた男に自分で言えよ、なんて親だ・・とか思ったけど、でもそうやって
ただ親を非難するだけでは終わらないよね。彼女自身や父親の生きて来た社会背景もまた、大いに考えさせられる物だと思うから・・。
そんな中、生きる意味など知らなくても、小さな種に明日を夢見る子供達の生活ぶりはどうよ・・。(また涙)
すぐに戻るから・・の言葉を信じていた子供達・・子供の一日は、大人のそれよりも数倍長く濃いと思う。そして、一日一日が彼らの心に与えるモノは、
大人の想像をはるかに越えるものだとも思う。今、実際の彼らはどうしてるんだろう?元気で幸せになって欲しいな・・。
なんだかねぇ〜思う事が在り過ぎて、でも作品思い出すと涙出るばかりで・・。自分が情けないよー・・。【ユナイテッド・シネマ】

ダロウェイ夫人
MRS.DALLOWAY (97・英=オランダ)
(監)マルレーン・ゴリス (原)ヴァージニア・ウルフ
(主)ヴァネッサ・レッドグレーヴ ナターシャ・マケルホーン ルパート・グレイヴス マイケル・キッチン
誰でも年齢を重ねると、こんな風にふと自分が選んできた道が正しかったんだろうかと考えてしまう?
ただ、この主人公のシチュエーションがちょっと他人事でない所もあり;;この展開では、私にはイマイチ掴み所がなく、くすぶった思いが残った。
これはもっと年齢を重ねると解る物なのかな?それともどこかで割り切らないと無理な物?罪に震えるある男性の姿も、主人公とは直接結びつかないので
なんだかそこだけ浮いた感じがしたり、クライマックスでの主人公の心の中が殆ど独白な所を見ると・・小説の方が解りやすいのかな?
「花は自分で買いにいくわ」・・とても印象的な言葉。誰かが買って来てくれる花も、それはそれで幸せ、大切な物なのでしょうが・・ 【ビデオ】

タロットカード殺人事件
SCOOP (06・英=米)
ブログ
(監・脚)ウディ・アレン
(主)ウディ・アレン スカーレット・ヨハンソン ヒュー・ジャックマン イアン・マクシェーン ジュリアン・グローヴァー ケヴィン・R・マクナリー
ウディ本人が久々にスクリーンに登場!しかも新たなミューズ、スカーレット様(エ○カ様のノリで)を引き連れて!
二人のカケアイが楽しい、ライトなコメディでした。スカーレット本人は自分が彼の新ミューズである事を否定してるけど、
彼女にボケを入れるウディの生き生き加減といったら!だいぶ前の某映画では「ウディ、トシとったなぁ〜」って思ったけど、
今回は全然そんな事を感じさせず、恒例のトークもウルさ過ぎる程!に、お元気でいらっしゃいました・・
それもこれも、スカーレット様のフェロモンの効用かと・・(笑)
この
二人のカケアイぶりが、想像以上にピッタンコで相性の良さを感じさせられる
(あ、ココの深い意味をスカーレットは否定したのか?_(T▽T)ノ彡☆)
それを観るだけでも、いや、それこそが、この作品のイノチ!であったかも。
と言うのが、殺人事件に関してはオーソドックスで特に目新しいモノはなくってね、
だって、現場に残されるタロットカードにだって色々種類はあるだろー・・とかツッコミ入れたくなる位の捜査だし(笑)
前の『マッチポイント』みたいなシビアなヒネリとかなくってね、でもそこがまた逆に、
昔風の楽しくてイキな映画の雰囲気を醸し出していて、ラク〜なキブンで楽しめました(^^)
・・と言うか、ピーター(ジャックマン)、肉体だけじゃなくてアタマ使えよ!_(T▽T)ノ彡☆
色んな所に笑ったけど、サンドラ(スカーレット)に「誕生日?だったら盛大にお祝いしなきゃね、キミ、*******は好きかい?」
って言ったシド(ウディ)に爆笑!(≧▽≦)そんなシドをいつもテキトーに流すスカーレット・・
この二人、今年のM1グランプリには出ないの?(笑) 
ラストのシドにも笑った〜( ̄∇ ̄;) あ、あんな顛末だったからM1には出られないか?!ゞ( ̄∇ ̄;) 【劇場】

TOWER タワー
COMEDOWN (12・英)
 
(監)ミンハジ・フーダ (脚)スティーヴン・ケンドール
(主)ジェイコブ・アンダーソン ジェシカ・バーデン ドウェイン・ヘンリー ソフィー・スタッキー アダム・ディーコン ジェフ・ベル
 
廃ビルがいい感じ。本当に自分達を狙ってるのは544グループじゃないってのが判ってから
真犯人に追われるのは面白かったけど(544って結局何?)終わり方が好きじゃない。なんでそこまでする・・?
ロイドが気の毒。と言うか、ロイドが罪きせられる意味がわからん。犯人は別にそこまでジェマに執着してもないと思うけど?
途中、編集ミスっとりましたよ〜。女の子が今パーカー着たのに次のシーンでまた着とりましたよ〜(笑)  【CS・フォックスムービー】

断崖
SUSPICION (41・米)
(監)アルフレッド・ヒッチコック (脚)サムソン・ラファエルソン ジョーン・ハリソン アルマ・レヴィル (原)フランシス・アイリス
(主)ジョーン・フォンテーン ケーリー・グラント ナイジェル・ブルース
よくない噂のある美男子に惚れて結婚してしまったばっかりに、彼に対する疑惑を、誰にも相談出来ず苦悩する妻・・
少しずつ精神的に追い詰められて行く様が見応えあった。
こっそり何かしてて、ドアの陰の彼に気付く所なんて、私もビクッ!としたりして・・惚れると弱いよね。胡散臭くても。【TV】

団塊ボーイズ
WILD HOGS (07・米)
 
 
(監)ウォルト・ベッカー (脚)ブラッド・コープランド
(主)ジョン・トラヴォルタ ティム・アレン マーティン・ローレンス ウィリアム・H・メイシー マリサ・トメイ ジル・ヘネシー レイ・リオッタ
   ケヴィン・デュランド M・C・ゲイニー ドミニク・ジェーンズ スティーヴン・トボロウスキー ジョン・C・マッギンレー 
   ジェイソン・スクラー ランディ・スクラー ピーター・フォンダ
  
何かと冴えない中年4人組。彼らの気晴らしは愛車ハーレーをちょいと転がす、その程度。
そんなある日、仲間の1人ウディが突然自由きままなツーリングを提案する。

いやぁ・・この冴えない感・・気持ちはしょぼくれ、メタボる身体にたまるストレス、夢みられるのは文字通り眠ってる時だけ・・?!
・・解るわ〜・・団塊世代じゃないけれど。(なんかキミマロ風やね;;)
何をするにしても、何か気になったり、シガラミがあったり、身体が動かんかったり(オイオイ)
それでも、イマしなくてイツする?!  ・・と一念発起。素晴らしいね!(笑)
そんなオヤヂ連中がハーレーにまたがってかっ飛ばす姿には愛を感じたわ!
誰かさんは耳元に愛を感じていたみたいだけど。
いつ見てもガラが悪そうなレイ・リオッタ・・。あの、不法侵入する不気味な男を演じた何とか言う映画・・あ、「不法侵入」?
あれの印象が、もうずーっとあってさ、それも本人、いい迷惑だとは思うけど、見る度に、そんな役ばっかりしてる様な気がしてさ、
そんな彼が出て来たら・・俄然テンションがあがったよ!(←隠れファン)
そんなレイ達と火花散らす??あたりはもうツボで面白かった〜♪
けど、某所に留まってからは、ちょっと気持ち的にも停滞。面白くはあったけど、やっぱり止まってるより飛ばしてて欲しくって。
なので、最後に奥様連中まで駆け付けて来たのが一番余計だったわ。
誤解も解けて家庭円満・・はイイけど、そんなシーンで、一気に現実に戻されちゃった感あって
それまでに蓄積されてた疲労もどっと出ちゃった感じがしたわ。(←2日後に出るよりマシ?)
何にしても、こう言う物語に、女性の出番はあんまりいらないなぁ〜。
マリサ・トメイだけはキュートで、夢みさせてくれるキャラだったからヨシとしても。(私はオヤヂか!)
そしてそして・・ 意外だった、”あのお方”のご登場〜!ひょ〜っ・・カッコいい〜〜〜っ!\(◎o◎)/
昔は格別ファンって訳じゃなかったけど、今見たら、昔より全然カッコ良くってさ!いやぁ、イイねえ〜!渋い!!
レイの登場でテンションあがったけど、そのお方の登場では、更に3倍くらいテンションあがったわ!(レイの立場って一体・・)
今気づいたけど、主人公4人について殆ど触れてなかった・・。
毎度の事やね。主役よりも脇に気を遣う・・それこそが、熟年の嗜みよ!(開き直り)  【BS−NHK】
 

ダンサー・イン・ザ・ダーク
DANCER IN THE DARK (00・デンマーク)
(監・脚)ラース・フォン・トリアー
(主)ビョーク カトリーヌ・ドヌーヴ デヴィッド・モース ピーター・ストーメア
どうもセルマは自分で自分の首を締めてる様にしか見えない。あの結果に至る迄、どれだけの人々が彼女を心配し手を差し伸べてくれたことか?
もしそれが、彼女と子供を救うには小さ過ぎた物であったとしても、彼女にはそれを全く受け入れない頑なさがあった。もし子供を思うなら、
自分の意思を曲げてでもまずこの世界で一緒に生きていく方法を考えるのが先ではないか?そんな事(描写)が一切なく、いきなり現実逃避で歌われても
(たとえその歌が上手だったとしても)感動はしないよなぁ・・;ああ言う結果に終わったからと言って、彼女の行動を”究極の犠牲愛”と取るのもおかしいと思う。
私には、殆ど彼女の”自己満足”にしか見えない。”自己満足”に他人の感情の入り込む余地はない。ただ、この作品によって、色んな議論が生まれた事は
面白かったかも。でもやっぱり、主演のビョークも苦手・・。某賞会場での白鳥ファッションも悪夢だったなぁ〜・・(汗) 【ユナイテッド・シネマ】
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後に「ドッグヴィル」を観て、ラース監督に惚れ(爆)他の作品も鑑賞。どうも彼の作品は2つOR3つで1つになる様な、
(アメリカ三部作とかそう言う意味を抜きにしても)1つの作品で描ききれなかった面のフォロー?を必ず次の作品でしている様な感じがする。
なので、「ドッグヴィル」と「ダンサー・イン・・」にも、ある種の繋がりを感じたので、いつかもう一度見直してみようかなとも思う。

箪笥
薔花、紅蓮/A TALE OF TWO SISTERS (03・韓国)
(監・脚)キム・ジウン
(主)イム・スジョン ムン・グニョン ヨム・ジョンア キム・ガプス
「箪笥」と聞くと、私は引き出しのある家具を想像してしまうけど、ここでの箪笥は敷布も仕舞ってて「押入れ」みたいな感じ。
作り付けでない、大きな「クローゼット」。素敵な家具でした♪全体的に、少女達の服の質感や色彩・アンティークな佇まいの調度品など、
小道具に凝ってた印象。こう言う、美しい物を恐怖感と結びつけるのは好みなので、そう言う点は楽しめた。
でもお話はと言うと(韓国の古典がモトらしいが)表面的でちょっと物足りない・・。展開、謎解明(?)までが長すぎ。
コケオドシばかりで繋いでいるせいかな?少女達は良かったんだけど(継母のヒステリー具合は笑えた)ヒントも謎なせいか(?)
徐々に湧くのを期待してた恐怖感も全然湧いてこないし、音で脅かされるばっかりで困った。( ̄∇ ̄;
【以下ネタバレ?あるいは例によってマトハズレな?推理】
姉は、母と妹の件で継母を怨みつつも、結局は自分も継母と同罪だと思ってあんなになったのかと思ったけど、でもそれにしては、
母の出現(だよね?あの貞子みたいなの;)がオドロオドロしかったのはなぜ?・・と疑問に思った。継母の姿の姉が父とベッドにいたりした所を見ると、
そこに怪しげな関係があったとも言えるし、だとしたら、妹がもう死んでるとアッサリとバラした事よりもそのあたりが問題なのかな?なんて
考えを整理していったら、もしかしたら”継母の存在”自体も姉の勝手な妄想であったのかも?とも。
つまり最初から最後まで、”あの家”に居たのは父と姉だけ。病院の看護婦?である女性が”継母”になったというのも姉の妄想で、母と妹の死の際も、
本当は継母はいなくて、でも、自分が父に大人の愛を受ける器として継母の姿を拝借し、罪を彼女になすりつけてたのでは?とも。
勿論、どこかに良心の呵責もあったから精神に異常をきたしたんだろうけど、それは妹の件で美化される物でもないのでは?と。
他にも謎な部分はあるけど、トリックの見せ方に工夫がないせいか、あるいはお互いの昔の人間関係をきちんと見せてくれるシーンがないせいか、
感情も波立たない。せっかくのラストシーンも、悲しくもないし怖くもないし・・気持ちのやり場に困った。
なんか、感情ヌキで淡々と事件捜査してる刑事にでもなっちゃったカンジ。精神科医ならまだイイ?(笑)
こうなったら、あの父親にアタるしかないよ。そうだよ!オマエのせいだよ!オマエが一番悪い! (▼O▼メ)
少女は気の毒なくらい繊細なのに、どうしてオヤヂはここまで鈍感?! 箪笥の中で反省しな〜(笑)  【ユナイテッド・シネマ】

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
THE ADVENTURES OF TINTIN: THE SECRET OF THE UNICORN (11・米)
 
 
(監・製作)スティーヴン・スピルバーグ (脚)スティーヴン・モファット エドガー・ライト ジョー・コーニッシュ (原作)エルジェ 
(製作)ピーター・ジャクソン キャスリーン・ケネディ
(主・声)ジェイミー・ベル アンディ・サーキス ダニエル・クレイグ サイモン・ペッグ ニック・フロスト
 
蚤の市で軍艦の模型を手に入れたタンタン。中から不思議な暗号が記された羊皮紙を発見した彼は謎の男に襲われてしまう。
字幕3D上映が夜1回しかなかったので、吹き替え3Dで鑑賞。
字幕だと、声はベル君だったんだよね?あ〜残念。どうして吹き替え版のが多いの?そんなに子供向け?
始まりの、素朴でいて粋なアニメから、ゴージャスな最先端3Dアニメ(3Dパフォーマンス・キャプチャーて言うんだって〜長い・・)に変わり・・
でも描かれた似顔絵が原画タンタンなのにニヤリとさせられ、
鏡いっぱいの素晴らしい市場シーンで、おっ、これはすごい事になりそう・・ってかなり期待も高まり、
実際、映像においては本当すごくて目を見張らされたわ。
ただでさえド近眼で日常がボーッとしてる私だったんで、どのシーンもその緻密さ鮮やかさに驚き。
タンタンとサッカリン一味が羊皮紙を奪い合う所なんて、目が回る程だったわ。
スノーウィがタンタンを助けに走る所も犬目線・犬速度で楽しめたし、オペラ歌手の美声でガラスケースを・・には思わず笑ってしまった。
けれど、それほど映像がすごかった・・割には(いや、そのせいで?)物語はさほど心には残らなかったなぁ。(^^;
あれよあれよと展開が速すぎ、これ、こんなに速いと小さい子はついていくの難しいんじゃ?吹き替え上映のが多いくせに!(←しつこい・笑)
・・とかフト思わされたり。いや、この程度のスピードはイマドキの子供には当たり前?かえって私くらいの年の方が・・(以下略・・)
・・ま、まあ、あんまり深く考えないで、その時その時の冒険アクションを楽しめればそれでいいのかな?
そんな感じで、一言で言えば、物語は二の次、とにかく技術はスゴイよ!な映像映画と言う印象でした。
でも、そんな素晴らしい映像の中でも1つだけ自分にとっては重大な不満があって、
しかもそれは、物語よりも何よりも、この作品の中での私の一番残念だった事・・・・・それは、タンタンの顔!
原作が・・と言うより原画が大好きな私にとっては、このタンタンの顔にはすごく違和感があった。
だって目が鋭過ぎるし・・これはこれで昔のリヴァー・フェニックスやプリ男みたいで
好きな人は好きなタイプなのかもしれないけど(私も普通の人間の男なら好きな方だけど・笑)
タンタンなので・・もうちょっとホンワカした、いい意味でヌケた雰囲気が欲しかったわ。
キャラと言うのは、最初違和感あっても、案外見ているうちに馴染んで来る事も多いんだけど、
冒険に出かけるまでの彼の日常や性格を描写した部分が殆どなかったので、
その顔(容姿)としての魅力が見つけられず、結果、最後まで馴染めなかった・・って感じ。
むしろ、ご主人様を必死で助けようとする犬のスノーウィーのが、
(カレも顔にホンワカさが足りないにしても)その全身の動きなどがとっても可愛くて馴染めたし、活躍した感も。
コレ、確か3部作だったよね?多分次も(条件反射で)観るんじゃないかと思われる(笑)ので、
果たして・・全部終わる頃に、このタンタンが好きになれてるかどうか・・?それもこれからの見所の一つ。 【ユナイテッド・シネマ】
 

団地
(15・日本)
 
 
(監・脚)阪本順治 
(主)藤山直美 岸部一徳 大楠道代 石橋蓮司 斎藤工 冨浦智嗣 濱田マリ 竹内都子 原田麻由 麿赤兒
 
長年営んでいた漢方薬局をたたみ関西のとある団地に引っ越して来た山下夫妻。
そこへ風変りなかつての常連客・真城がやって来て大量の注文をし、夫妻は再び漢方薬を作る事に・・

シンジョーさん、誰かと思ったら斎藤工。
風変りと言うか、明らかにヘン。なんかロボットみたい〜・・いや、まるで宇宙人やん〜 とか思ってたら・・
まるでのまるで、で。 で、あんな展開になるとは〜( ̄∇ ̄;
狭い団地内でのお付き合いって、ちょっと気をつかってしまいそう。派閥とかすぐ出来ちゃったりして?
つかず離れずマイペースな山下の奥さんくらいが一番良さそうな気もするわ。でもそのせいであんな噂が立ってしまったけれど。( ̄∇ ̄;
まあ、ホントじゃないなら、どうぞ好き勝手に噂でも何でもしてくださいよ、とは思うけども。
でもそんなひょうひょうとした風に見える山下夫妻でも、心の内は切なかったな。
たとえマイペースでも、見た目逞しそうでも、大阪のオバチャンでも(コラコラ)誰の中にもそういうのってあるかもね。
それでもみんな毎日を一生懸命生きている、みみずだって、おけらだって、あめんぼだって、斎藤工だって・・!(←シンジョーさんです)
それにしても、マジであんな展開になるとはね。 床下収納に隠れる岸部一徳がシュールで面白かったから、
てっきりその路線で終わるかと思ってたんだけど。(@_@)
団地にあんな広そうな床下収納があるの自体、なんか「?」だったから、自分としてはソレをもっと活用して欲しかった気もした。
どこでもドアみたいになってて〜・・とか。(←発想がフツー・・後の某所は位置的に床下収納みたいではあったけど)
あと、斎藤工が養子に来るとかさ。(←シンジョーさんです)
まあシュールと言えば、最後らへんで某所に居る山下夫妻と、叫ぶ様に会話するご夫婦も面白かったかな。
超現実な世界で、やけにフツーの感覚が浮いちゃう・・みたいな。
最後は、あれは・・可能だったの?何かがおかしくなってたまたまああなった?
それか斎藤工のプレゼント? いや、そこまでチカラ無いし気が利くカンジでもないかな斎藤工。(←シンジョーさんですから〜くれぐれもそこんとこヨロシク)
そんなこんなで、噂が蔓延するせっまい団地での壮大な物語でありました。
何でもアリ、それが団地・・って? なるへそ。(古)    【TV】
 


    

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