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オアシス OASIS (02・韓国) |
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(監・脚)イ・チャンドン (主)ソル・ギョング ムン・ソリ アン・ネサン リュ・スンワン チュ・グィジュン キム・ジング |
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なんだか色々と「考え」させられ、「感じ」させられた作品だった・・。 最初はアブない男にしか見えなかったジョンドゥ、普通の障害者にしか見えなかったコンジュ。 だけど少しずつ、思いがけない部分から、彼&彼女の姿を見れる様に、感じられる様になってくる。 それは、あたかもコンジュの鏡の光・・。気付いても何のタシにもならない事かもしれないし、気付かなくても何の支障もない事かもしれない。 でもそう言う事に気付ける事は幸せ・・なのかも。怒り、悲しみ、許し、そして愛し・・色々な感情が色々な形となって私の心を照らし続けていった。 コンジュがペットボトルでほにゃららする所には笑った〜。でも泣き笑い・・もうウルウルしぱなしで;;ラストもたまらなかったなぁ・・ 涙ガマンしてたけど、エンドロールになって「終わった・・」と思うと、また涙。何がこんなに押し寄せて来るんだろう・・。 妖怪な私に涙を流させる物の正体は一体何なんだ?! ムン・ソリの演技も凄かったけれど、それを支えるソル・ギョングのギリギリの演技が素晴らしかった。 衝動で女性に手を出したりもする子供っぽいダメ男・・こんなヤツ、普通なら迷惑なだけだろうけど(^^;あのラストの彼みたいに出来る人なんて そうそういないよね。誰でも自分の正当性を主張しながら生きてる世界だもの・・甘え、利用し、見える物しか見ようとしない・・。私だってたぶん・・。 多くの人達が特急電車に乗り、外の景色を気にもとめないで進んでいくのが当たり前の道を、この二人だけは手を繋いで線路脇を歩いている・・ 自分たちの時間を大切に少しずつ進んでいる・・たとえそこに吹く風が冷たくても、季節を肌で感じ、道端の草花に目を向けながら歩いている・・ 自分の中にそんなイメージが浮かんでいた。 【シネサロン・パヴェリア】 ----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----* ★2004年・つるデミー賞作品賞・監督賞・男優賞・女優賞受賞!(笑)★ 今年もとても良かった作品3本に「作品賞」を捧げます・・が、『オアシス』はその中でもダントツ!の素晴らしさでした。 ”韓流ブーム”とやらで、純愛がもてはやされて(?)いるこの頃ですが、でも純愛って何でしょうねえ・・それって、イケメンのプラトニックラブとか(笑) 昔の時代だけじゃなく、もっと別の所にもありませんか。人と違う所、見ようとしなければ見えない所にもあるかも?と思ったりはしませんか。 などと、恥ずかしながら今迄には考えた事もなかった様な事にも気付かされ、作品を鑑賞中も鑑賞後も、涙・・( ̄∇ ̄;) 思い出してまた涙・・! 涙してオシマイ、な作品では決してないと解っていながらも、どうにも止まらない・・自己嫌悪に陥り、しかし色々な事を教わり、考えさせられ、 素直に涙しました。昨年度・作品賞の「トーク・トゥ・ハー」と同じ様に、心の奥にある未知なる感情を引き出してくれる作品に出会えて嬉しかったです。 |
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おいしい生活 SMALL TIME CROOKS (00・米) |
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(監・脚)ウディ・アレン (主)ウディ・アレン トレイシー・ウルマン ヒュー・グラント エレイン・メイ トニー・ダロウ |
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全編カケアイの、まるで舞台を見ている様な作品。何年ぶりかのアレン&夕陽の美しさ&とっても可愛い悪妻にオススメマーク。(笑)【KBCシネマ】 | |
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黄金のアデーレ 名画の帰還 WOMAN IN GOLD (15・米=英) |
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(監・製作総指揮)サイモン・カーティス (脚)アレクシ・ケイ・キャンベル (原案)E・ランドル・シェーンベルク マリア・アルトマン (主)ヘレン・ミレン ライアン・レイノルズ ダニエル・ブリュール ケイティ・ホームズ タチアナ・マズラニー マックス・アイアンズ チャールズ・ダンス エリザベス・マクガヴァン ジョナサン・プライス |
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クリムトの名画“黄金のアデーレ”が辿った数奇な運命に秘められた驚きの実話を映画化・・だそうで。 実話だと言う事で・・全然知らない事だったのでとにかく色々知れて面白かった。 淡々と進んでいくけど、その時その時の登場人物の気持ちもちゃんと伝わって来たし、逃亡の所もドキドキした。 実話ベースだから映画化にあたっては何かと周囲に配慮(乱用したくはない言葉だけど、忖度、とかね)する部分もあったんじゃないかな?と推測。 あんな遺産は誰にでもあるものじゃないにしても、家族や先祖への想いは誰もが同じだろうし大切に守らないとなあ、 とか、遺産関係ない自分レベルで思っちゃった。 絵画の実物、見てみたいなあ。 【BS】 |
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王女メディア MEDIA (70・伊) |
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(監・脚)ピエル・パオロ・パゾリーニ (撮影)エンニオ・グァルニエリ (主)マリア・カラス ジュゼッペ・ジェンティーレ マルガレート・クレメンティ |
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二部に分かれているが、一部での社会観から二部への人間の内部描写への移行が興味深い。 〜ケンタウルスに育てられたイアソンにコルキス国の王女メディアが、国を裏切り金毛羊皮を与え、国外脱出して彼と暮らすが、 彼はコリント国の王女グラウケと結婚する事になり、メディアの復讐が始まる〜と言う古今東西&現代に通用する様な?シンプルな内容。 サイレントな部分が多く、少々解り辛い描写もある物の、圧倒的な力で描かれる画は強烈に印象に残る。 日本の雅楽の様な音楽も使われていたり、最初から最後まで、パソリーニの創造世界が途絶える事はない。 主演のマリア・カラスは美しく、さすがの存在感だが、対するイアソンがお笑い系な容姿なのは何故?ゞ( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】 |
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お家(うち)をさがそう AWAY WE GO (09・米) |
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(監)サム・メンデス (脚)デイヴ・エッガーズ ヴェンデラ・ヴィーダ (主)ジョン・クラシンスキー マーヤ・ルドルフ ジェフ・ダニエルズ マギー・ギレンホール アリソン・ジャネイ クリス・メッシーナ キャサリン・オハラ ポール・シュナイダー |
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安住出来るお家を探して移動する様子やそこの人々(ギレンホールとか)は面白かったけど、 この監督の感覚は時に生理的な拒絶を促す時もあり・・今回もちょっとそんな所があって残念。 雰囲気のあるキャスティングがとても良かっただけに。 【CS・スターチャンネル】 |
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王の男 THE KING AND THE CLOWN (06・韓国) |
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(監)イ・ジュニク (脚)チェ・ソクファン (原作)キム・テウン
(主)カム・ウソン イ・ジュンギ チョン・ジニョン カン・ソンヨン チャン・ハンソン ユ・ヘジン |
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16世紀初頭の韓国。国一番の芸人を目指し漢陽へやって来たチャンセンと女形コンギルは、
そこで耳にした王の悪評をネタに芝居をし、大人気となる。しかし、その噂は宮廷にまで届いてしまい・・
なにやら、日本の早乙女君にも張り合えそうなべっぴんさんな男子が主人公の韓国映画・・と言う事だけの前情報で鑑賞。(ど〜ゆ〜前情報)
でも、これ、あの悪名高き王・ヨンサングンの時代のお話だったのね?
この、ふざけまくった気色の悪い王って何よ・・とか思ったけど、それだけで随分説得力のある土台〜背景だったわ。(笑)
芸に命をかけてる主人公二人の旅芸人(うち1人が、噂のべっぴん君ね)の運命が、
宮廷によって、言葉通り、命がけの芸となり、彼らの人生の方向が少しずつズレていく・・と言うのが大筋だったけど、どちらかと言うと、
マジでイッっちゃってる・・もとい、”とり憑かれてる”ヨンサングンの方に興味が・・(汗) と言うのも、冒頭から、二人の芸って下ネタ満載で全然面白くなかったもんだから、そこで早くも興味が失せてしまってたのよね。(爆)
クライマックスの綱渡りは良かったけどね〜二人の人生も綱渡りそのものだったし。
それにしてもこのタイトル=「王の男」って・・あんまりピンと来ないね。べっぴん君の方が王に気に入られてたけど、
もう1人の方が頑張ってた様に見えたし・・でも、べっぴんじゃないからタイトルにならなかったのね?(違いますか)
とか言ってるけど、そのもう1人の方は江○洋介(似)で、私にはなかなかカッコよく見えたけれどね。(笑)
べっぴん君の方は、早乙女君と言うよりも、爆笑○田の奥様に見えてしかたなかったよ。ついでに、ヨンサングンは稲○淳二・・。(もういいか!)【BS】
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Orzボーイズ! ORZ BOYZ! (08・台湾) |
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(監・脚)ヤン・ヤーチェ (主)リー・グァンイー パン・チンユイ メイ・ファン |
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悪戯が元で、先生に「うそつき1号・2号」とあだ名をつけられた少年2人組。 元気でやんちゃな2人だったが、其々に家庭に問題を抱え、早く大人になりたいと願っていた。 08年にNHKアジア・フィルム・フェスティバルで上映されただけで、一般の劇場では未公開だったらしいけれど、いい作品でした。 タイトルがね、orzってネット文字をわざわざ使ってるのが実は気に入らなかったので内容もどうだろう?って思ったけど、 こう言う文字で遊んで逆に明るく出来たらいいよね、って思える程、実は悲惨な現実がそこにあったもんだから、 見終わった後には、もうこの文字は全然気にならなくなってたわ。(何て読むの?オルツ?でも一応オーアールゼットとして一覧に載せたよ) ・・早く大人になりたいの?そしたら悲惨な生活から抜け出せるから? いや、自分の事よりも、大人になれば大切な友達の手助けにもきっとなれると思うから? 悪戯ばっかりしていたけれど、優しさを忘れた自分勝手な大人にだけはきっとならないよね? ・・もし今の心がずっとあるなら。きっとならない。 最近よくアニメとか漫画を挿入するのって多いけど、それが突飛でなくすんなり馴染んでいたのも良かったと思う。 子供にもおなじみのクラシック音楽など、BGMの使い方も雰囲気に合っていたし、 「幸福の王子」の物語は、そういえば幼いころとても好きな物語だったなぁ・・と、今までずっとその事を忘れていたことを思い出し、 ついでに個人的な昔の事も思い出したりなんかして・・・・・しんみり・・。 ・・と言っても、物語は決して暗いばかりじゃなくて、悪態つきながらもどこかユーモラス〜てな情景も沢山。 先生に「うそつき1号・2号」とかあだ名つけられた少年を、学校の友達だけじゃなく、 お婆ちゃんや近所の人達までそう呼んでたりして笑った・・!( ̄∇ ̄; ロンドンブーツじゃないんだからさ〜。 【BS−NHK】 |
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大いなる休暇 LA GRANDE SEDUCTION (03・カナダ) |
(≧▽≦) |
(監)ジャン=フランソワ・プリオ (脚)ケン・スコット (主)レイモン・ブシャール デイヴィッド・ブータン ブノワ・ブリエール ピエール・コラン リュシー・ロリエ ブルーノ・ブランシェ |
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いや〜・・久々明るく笑いました〜!(≧▽≦)その半分は、なんじゃそら〜!なオバカなコテコテ・ギャグなんだけど(笑) それをマジに一生懸命やってしまう島の人たちの純粋な気持ちに心動かされ、♪幸せってなんだっけなんだっけ♪って 私も笑いながらも、ハタから見てお気楽に見える人達の1人1人の人間としての尊厳をおおいに考えさせられてしまった。 工場誘致の為に、なんとしても必要なドクター”獲得作戦”・・ワザと落としたお金や冷凍魚に、気付けよドクター!( ̄∇ ̄;) と思いつつも、のどかな島の外見と実情のギャップに目を向けてなかった私もドクターと似た様なもんかも。(汗) でも、盗聴はやりすぎだよ〜!人の心の弱い部分につけこむのは良くないよ・・とか、決して手放しで全部を笑えた訳ではないんだけど、 それでも、それ迄生活保護に頼り、ただぼーっと過ごすしかなかった島の人達が、段々と一丸となってコトに取り組む様を見るのは 悪い気持ちがしなかった。 主人公のおっさんも、いきなり暴走し過ぎだよ〜・・と思いつつも、街に働きに出ると言う妻にも 見放されそうになってショボくれた彼でいるよりも、負けずに奮い起したパワーだと思えばあんまりマズい事はしない様にね・・って、 怒るよりも、祈りながら見守ってしまう・・みたいな、そんな心境だった。 面白かったのは、クリケットのニセ試合の顛末&TV観賞(≧▽≦)ドキドキしながらも、その切り抜け方にカンシン! ついにXデー(笑)が訪れた時も、心配でドキドキ、笑いでクスクス、感動でウルウル・・。( ̄∇ ̄;) 【以下、ネタバレあり。未見の方は読まないでね】 全てが完璧に見えたドクターにしても、本当に(職業のみならず)自分を認めて求めてくれる人の存在を見つけられて 第二のスタートに立てて良かったと思うよ。あのまんま街に戻ってたら、また満たされない気持ちを薬で癒していたかも。 そして、特筆すべきは、島の紅一点・・もとい、既婚のオバサマ方はいっぱいいたけど( ̄∇ ̄;)若くてシングルの美女・・ と言う意味では唯一の女性の存在。彼女に惹かれたドクターが、もしかしたら今度は逆に彼女を島に引き止めるやもしれぬ と言う逆転の想像が出来たり(笑)1人だけ自由で客観的な彼女の存在は、観客の視点でもあったのかもしれない・・と、 其々のキャラのよく配慮されたポジションに改めてカンシンしちゃった。この邦題も、最初はなんなんだ・・?と思ったけど、 かなりな皮肉こめてるみたいに感じて、気持ちよく”やられた!感”を高められ(笑)なかなか良い邦題だと思った。 後は、マシーンの意味さえ解ればいいんですけどね〜・・(-.-)ヾ(ーー )言うな 【シネサロン・パヴェリア】 |
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狼男アメリカン AN AMERICAN WEREWOLF IN LONDON (81・米) |
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(監・脚)ジョン・ランディス (主)デヴィッド・ノートン ジェニー・アガター グリフィン・ダン ジョン・ウッドヴァイン ブライアン・グローヴァー |
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ヨーロッパ旅行を楽しむデヴィッドとジャックはイギリス郊外で立ち寄ったパブで奇妙な噂を耳にし・・ そこを出た直後に正体不明の何かに襲われてしまう。 「鹿おんな」の所で、コレちゃんと見ないと!中途半端なままじゃ人生終われない!・・って思ったので、見ました。 忘れないうちに見ないと、またすぐ10年とか経ってしまうもんね。 冒頭から、もう懐かしさ全開。・・「トントン、誰?」・・ああ〜・・そうだった!そう言うシーンあったね! 遊園地の風船も・・(≧∇≦)ココ、「デヴィッド、その恰好でどうするの〜;;」・・って、昔も変にハラハラした記憶が〜。 きっと今以上にオトメだったせいね〜(*^-^)ニコ 映画館のシーンは・・「ドニー・・」を連想。最近、「ドニー・・」思い出す映画、多いな。今回に限ってはこっちのが断然先だけど。 デヴィッドの容貌は、その濃さゆえ、ずっと記憶にあったけど、相手役がアガターだったのはすっかり忘れてた。 公開当時は結構人気あった女優さんだけど、あんまり好みじゃなかったから覚えてなかったのかな? でも今見ると、前よりも少し可愛いく見えたわ。 そんな彼女の部屋で1人お留守番のデヴィッドが、ウロウロ落ち着かないのもなんとも言えず、いいシーン。 これから?まだまだ?いやいや、むずむず・・う〜ん・・落ち着かん!・・な、変身シーンへのタメもナイス。 デヴィッドの友達のジャックもね〜いいね〜。文化祭の仮装みたいな、完成度そこそこなゾンビ姿でいきなり現れたかと思ったら 現れる度にどんどん腐っていっちゃってて・・ジャック可哀想〜不憫過ぎる〜〜・・笑ったけど〜。 クライマックスはピカデリー。こんな場所が舞台だと、もう何でも起きてくれって感じ。 ・・で、ラストは・・・・・・・うーん・・やはりそうでしたか。やはり即しゅ〜りょ〜でしたか。まあ、想像はしてましたが。(笑) でも、面白かったです。何とも言えない、この作品ならではな味。(笑)懐かしさもプラスして、とっても楽しめました〜♪ 狼への変身シーンは、顔よりも、あの手が・・昔から印象的だったわ。 それに、形が変わるのがすごく痛そうで・・(>_<) そんな痛みをも感じさせられた変身モノってこの作品が初めてだったかもしれない。 そう言えば、この特殊メイクはアカデミー賞を受賞してるらしいよ。(笑) アレックス(アガター)のベッドカバーがキルトでした。 濃いカラフルな正方形を、ホワイト&優しいピンク系でまとめてて可愛いかった♪ こう言うの見ると、ちくちくもガンバロ〜って思うわ。大量の生地を残したまま、人生終われない!( ̄∇ ̄; 【劇場で少しだけ】【TVで少しだけ】【DVD】 |
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おおかみこどもの雨と雪 (12・日本) |
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(監・脚)細田守 (脚)奥寺佐渡子 (声)宮崎あおい 大沢たかお 黒木華 西井幸人 大野百花 谷村美月 麻生久美子 菅原文太 |
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オオカミ男との子どもを育てるシングルマザー。前半は一抹の違和感を持つも、後半は少しずつ重みを増す。母親の苦労がハンパない。 普通でも普通じゃなくても子どもは成長し自立しなくては。ひ弱だった雨と勝気な雪の真逆の選択に胸がいっぱいになる。涙も笑顔も親のうち。 絵柄が平凡で頼りない。雰囲気が暗い中での少しの微笑み。ユーモア全開の中でのシリアスが描けないのかなとも思う。 【TV】 |
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狼たちの午後 DOG DAY AFTERNOON (75・米) |
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(監)シドニー・ルメット (脚)フランク・ピアスン (原作)P・F・クルージ トーマス・ムーア (主)アル・パチーノ ジョン・カザール チャールズ・ダーニング |
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銀行強盗に押し入って早々にイチヌケする仲間といい、その後のソニーとサルの行動といい、これはコメディか? ・・と思ってしまう様な不思議な(?)タッチ・・物語の中心となるソニーの私生活とか、時代を反映した部分がシリアスになったかと思うと サルのボケが炸裂すると言う(笑) 緊迫感の衰えないサスペンス。ずっとハイテンションなアル・パチーノの存在感が凄い。(若いな〜笑) 以前、公開時にサルのスチールだけ見た時は、えらく一癖ありそうなマジ恐いお兄さんかと思ってたけど・・こんなボケ役とは!(笑)【BS】 |
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オオカミは嘘をつく BIG BAD WOLVES (13・イスラエル) |
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(監・脚)アハロン・ケシャレス (脚)ナヴォット・パプシャド (主)リオル・アシュケナージ ツァヒ・グラッド ロテム・ケイナン ドヴ・グリックマン メナシェ・ノイ ドゥヴィール・ベネデック カイス・ナシェフ ナティ・クルーゲル |
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連続少女殺害事件を捜査する刑事ミッキは容疑者である教師ドロールに自白させようと勝手に暴力的な取り調べを行う。 が、それが問題となり担当からはずされてしまい・・ 始まりの子供達のかくれんぼが、ちょっとファンタジックでいいカンジ〜期待が高まる〜 だったので、ずっとその雰囲気で進むのかな? と思いきや・・ すぐに、タラ絶賛!が納得な雰囲気に。(笑) ミッキさん・・ 確証もないのにあれだけの暴力的な取り調べするって・・ 私的に勝手に詰め寄るだけでもアウトだろうに。 「プリズナー」のジャックマンさんのご意見は?Σ\( ̄ー ̄; ドロールさん・・ あ、結婚歴あったんだ・・(爆) しかし〜! 単純で血の気が多そうな刑事ミッキと、何考えてるか判らん容疑者ドロールとの攻防?に割って入り、 まさかの主人公ポジション奪略!な被害者パパ、恐るべし! 拷問器具は勿論、ケーキだって簡単に作っちゃうし。 色々と抜け目ない凄腕ね。自分の親父より老けてるのはダテじゃない!( ̄□ ̄; でもさ〜、色々と再現したい気持ちは解るけど、ケーキに睡眠薬?まで入れたのは何故? 誰に食べさせるつもりだったの? 他にも細かい所でツッコミと言うか不明な部分があったり、 雰囲気が唐突にコメディタッチになったりには気持ち的についていけない所がちょっとあったかな。 娘が誘拐された時、自分はどうしてたかとか。(爆) アラブ人警戒し過ぎなお国柄は可笑しかったけど。 あ、もしかしたら、子供絡みの事件だからコメディ味には違和感あったのかな? それはそうと・・ドロールは真犯人なのか?! どうだろ? あれだけの拷問受けてもさほど様子は変わらなかったし・・やっぱ犯人なのかな〜? って気はするけど、単に、感情表現があまり出来ないタイプ(或は病気とか)だったら違う事も有り得るし・・。 最後もね〜・・自分の娘なの?あの部屋では安心出来てるの?いや、刑事の娘なの?あの部屋は隠し部屋? 何かいいくるめられて大人しくしてるだけ? とか。(@_@) でも色々と想像させられる終わり方は好みだし面白かった。 後で思い返してみて、すぐに思い浮かんだのはパパのケーキ作り、一番恐かったのは不動産屋の地下室案内の所だったけど。ヾ( ̄∇ ̄; 【DVD】 |
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オーケストラ! LE CONCERT (09・仏) |
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(監・脚)ラデュ・ミヘイレアニュ (脚)アラン=ミシェル・ブラン マシュー・ロビンズ (主)アレクセイ・グシュコフ メラニー・ロラン フランソワ・ベルレアン ミュウ=ミュウ ドミトリー・ナザロフ ヴァレリー・バリノフ アンナ・カメンコヴァ |
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予定には入れてなかったんだけど、また平日に映画を観に行ける様になった喜びでつい・・。(*^^)v 評判いいみたいだし、ロランちゃんも出てるのでつい・・。(*^^)v しかし・・・・・元オーケストラの有名指揮者が昔の仲間を集め、突拍子もない再起に賭け・・ 半分以上ははちゃめちゃ(死語)コメディで、終盤に差し掛かる頃、ガラリとムードが変わり・・感動的なフィナーレを迎える! ・・ハズだったんだけど、ちょっとゴチャゴチャした画や展開に、思ったほどには笑えず(^^; 政治に翻弄された個人の無念をはらしたり・・のクライマックスも、音楽で盛り上がったものの、思ったほどには胸に迫ってこなかった。(汗) 良い物語だとは思うけど、あまり新鮮味がなかったと言うか。期待が大きすぎたかな。 でもロランちゃんは今回も良かったね〜。みんなの希望の星の如くキラリと光ってたわ。 あ、そうだ、今ひとつ作品に入り込めなかった理由の一つに、匂い・・があったかもしれない。匂い、と言うより、臭い・・。 始まってから入って来て私の隣に座った中年女性・・すっごい口臭がひどくて参った・・;; もしかしたら、口内の病気なのかもしれないし、自分だって無臭とは言えないかもしれないから ここで大きな声で文句を言うのも気の毒なんだけど、それが気になって仕方なかったもんだから。 それに、口臭となると、はっきり言ってあげるのも難しいような気もするし。親切のつもりでも嫌な風にとられそうな感じもするし。 それで気づいたんだけど、私は結構、匂いを気にするタイプなのかもしれない??・・これは大発見でしたよ。 ちょっとくらいお風呂入らなくても死にやせん、とか思う様なイイカゲンなタイプの私なのに!(一応毎日入ってるけど) だいたい、人間生きてるんだから、ニオイの一つや二つして当たり前だって!・・って思ってる私なのに・・。逆に自己嫌悪。 そう言う訳で・・感想よりも長い匂い話・・(爆)とりあえずは、自分も気を付けよう・・。良かれと思ってつける香水なんかにもね。 【追記】これ、大ヒット・ロングラン上映になってたよ!びっくり。クラシックが絡んでるから?? 私も勿論クラシック好きだけど、”音楽にはウトい”ので・・(以下略) 【KBCシネマ】 |
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オーシャン・オブ・ファイヤー HIDALGO (04・米) |
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(監)ジョー・ジョンストン (脚)ジョン・フスコ (主)ヴィゴ・モーテンセン オマー・シャリフ ズレイカ・ロビンソン ルイス・ロンバート サイード・タグマウイ |
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ヴィゴ目当てで行ったんだけど、一番心に残ったのはシャリフと馬たちだったりして。( ̄∇ ̄;)
勿論ヴィゴは素敵だし頑張ってはいたんだけど、今ひとつ魅力を発揮出来てなかった気がする。 これは「ロード・・」のアラゴルンがあまりにカッコ良かったからかなぁ?( ̄∇ ̄;) 敵と闘う場面でも、ヴィゴよりも他の味方のが目立っていた様な。ゞ( ̄∇ ̄;) でも、シャリフがしきたりにそって彼や娘と接する所や、其々の複雑な立場や心境が、レースを通して 解放されて行く所はとても良かったし、ラストの馬たちを見てるともう目頭が熱くなったりして。 ヴィゴの”弟”のヒダルゴも可愛いかった。全体的に展開が絞りきれず散漫だったのが惜しかった。 それと、サーカスの女性・・「アマデウス」のエリザベス・ベリッジでビックリ。変わるもんだねえ・・;; 【劇場】 |
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オーシャンズ11 OCEAN'S ELEVEN (01・米) |
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(監・撮)スティーヴン・ソダーバーグ (脚)テッド・グリフィン (撮)ピーター・アンドリューズ (主)ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット ジュリア・ロバーツ アンディ・ガルシア マット・デイモン |
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賛否ありましたねー、これ。(笑)映像とかカケアイとか動きとかイキでした。やっぱりソダーバーグ・・クールだよね。 展開も小細工好きにはたまらんでしょうねー(笑)「ルパン3世」を思い出す様な、ある種の子供心をソソる様な内容だし。でもこれって、 手に汗握る体感映画(?)じゃなくて過程や関係を楽しむ脳感映画(益々?)とでも言った感じでは?だから、ロードショー系で、 こんなに有名な俳優バーンと押し出した、さも体感風な扱いしちゃ、ガックリくる人も多かったかもね?私はたいして ハラハラもドキドキもしませんでしたが(アクション物としては先が見えすぎてて)でも、決める所は決めてる作りが、やっぱり上手いなぁ〜と。 そんな感じかな。ただジュリアに関しては・・いや、ジュリアと言うより、女性の扱いに関しては、男のロマンみたいなのに無理にハメてる気がして、 あんまりいい気持ちはしなかったな。(笑)あ、なんか褒めてるのか貶してるのかわからん感想ですねー( ̄∇ ̄;) ソダーバーグはセンスいいと思いますが、私は大好きと言うわけではないです・・すみません。 技術的にイイのと、ハートに来るのとは違うので・・。ソダーバーグって、女性より男の人の扱いのが上手くないですか? 【DVD】 |
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オータム・イン・ニューヨーク AUTUMN IN NEW YORK (00・米) |
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(監)ジョアン・チェン (脚)アリソン・バーネット (主)リチャード・ギア ウィノナ・ライダー エレイン・ストリッチ ヴェラ・ファーミガ アンソニー・ラパグリア |
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実は最初は、ギア演じる中年の女たらしが不愉快で・・これ、ギアじゃなければただの援交大好きエ*おやぢやん〜とか、 昔の恋人の娘シャーロット(ウィノナ)に手を出した後になって「やっぱりこんな関係はよくない」とか言い出す所なんざ、 まるで近***みたいでもう気持ち悪くてたまらなかったんだけどね。しかもその誘い方がもうミエミエでヤラし〜の。 まあ、そこまでマメに小細工する根性はすごいのかもしれないけどさ。(笑) でも、考えてみればこれって『心臓に問題のある若い娘』と『ハ〜トに問題のある中年男』の話なんだよね。 そのへん、なかなか皮肉っぽくてヨロシイじゃないですか〜。 それに、シャーロットが手術を拒む気持ちもなんだか切なくて・・。もし命の命が続いたとしても(←変な言い方^_^;)それによって 愛の命は切れる確率大?って思ってしまうしさ・・あんな彼だし・・って、疑う私が純でないだけの話かもしれないけど。 でも、2人の過ごした時間は、ただの時計の時間では計り知れない素敵な時間だったのね・・とか、もし人の一般寿命がもっと短い物だったら 世の中もっと愛に溢れるのかしらねぇ・・とか思ってしまったよ。だって、「死」を意識しないと我に返れないでしょ?こう言う男なんて特に。 あ〜、でもそれならそれでそれが普通と思っちゃうから意味ないのかな。(爆) 紅葉キレイでした。他、玉すだれ?やドレスとかちょっとした小物使いが素敵でした。最後のシーンは蛇足に思えましたが・・(汗) 【BS】 |
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オーディション AUDITION (00・日本) |
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(監)三池崇史 (脚)天願大介 (原作)村上龍 (主)石橋凌 椎名英姫 國村隼 石橋蓮司 根岸季衣 松田美由紀 大杉連 沢木哲 斉木しげる 光石研 広岡由里子 小日向文世 津田寛治 |
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ビデオ制作会社を経営する青山は7年前に妻を亡くし息子と二人で暮らしていた。 友人の吉川は彼に、映画制作と称したオーディションを開きその中から再婚相手を探せと提案する。 いきなり後半の話するけど、後半はがっつりホラー!(@_@) これ、村上龍の原作なのね。不思議。原作とは内容がだいぶ違うのかな? それはともかく! このオッサン二人、公私混同にもホドがある。(笑) しまいには「映画はどうでもいいや」て。( ̄∇ ̄; まあ、初めから映画作る気なんてさらさらなくて、再婚相手探しが目的ってのもあんまりだし、 オーディションの時の質問も、イマだとあり得ない、なんだそりゃ( ̄∇ ̄;?!なセクハラ質問のオンパレードで、イマだと炎上〜謝罪レベルw オッサン「昔はいい時代だったなぁ〜」(違) 最初は、そんなふざけたオーディション(あれでよく通過したなレベルもチラホラ・・笑)を通して知り合った2人の まるで遠い初恋の様なぎこちなくも微笑ましい様子から始まるんだけど・・・ あの、麻美が青山からの電話を待ってる所から様子が一変・・。黒電話・・うつむき加減な後ろ姿・・そして麻袋・・! いやぁ・・このワンシーンだけでも見た甲斐があったわ。( ̄∇ ̄; クライマックスのキリキリやるヤツも相当アレだったけど(何) 1人で舞い上がってる青山とのギャップも加えて、あのシーンはものすごくインパクトがあった。 オッサン「オッサンだって夢見たい♪」(ウキウキッ) 美女「見させてあげるわあの世でね♪」(キリキリッ) 昔の石橋凌はスギちゃんにソックリで、なるほど、だからスギちゃん初めて見た時も初めてな気がしなかったんだなぁ、って納得。(笑) ヒロインは、写真の時に芦名星?って一瞬思ったら、椎名英姫って人だった。元モデルさんかな? 背が高くて足がめっちゃ細かった。んで、雰囲気が素晴らしくホラーちっくで適役だった。 本作、アメリカやイギリスのホラー映画ランキング内に入ったり、「ディパーテッド」の中でチラ映りしてたり、 公開当時は海外でも結構話題になったらしい。 全然知らなかった!( ̄∇ ̄; 一番気になったのは、マリリン・マンソンが「リメイク時には出たいから教えて」って三池監督に連絡して来た、って話。ほんまでっか? なんか色々いまさらな新情報(?)があったなぁ。邦画にウトいんで〜とか悠長に言ってる場合じゃない。(^^ゞ 【gyao】 |
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オープニング・ナイト OPENING NIGHT (78・米) |
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(監・脚)ジョン・カサヴェテス (主)ジーナ・ローランズ ジョン・カサヴェテス ベン・ギャザラ ジョーン・ブロンデル ゾーラ・ランパート ピーター・フォーク |
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女優として生きる女性が自らの老いに追い詰められて行く・・(シャレでなく;;) その発端がまず凄いね・・こんなキッカケってあるある・・(汗)そして若い娘の幻影に惑わされるシーンにも息を呑んだわ;; 酔って舞台に立つクライマックスよりも、むしろこのあたりが自分にはツボだったかな。 でもやはりジーナの存在感は素晴らしいね。傍目には、こんな女優さんには若さだけでは太刀打ち出来ないと思うんだけどね・・。【ビデオ】 |
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オー・ブラザー! O BROTHER,WHERE ART THOU? (00・米) |
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(監・脚)ジョエル・コーエン (脚・製作)イーサン・コーエン (主)ジョージ・クルーニー ジョン・タトゥーロ ティム・ブレイク・ネルソン ホリー・ハンター ジョン・グッドマン |
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ファニーで脳天気なロードムービー。脱獄囚3人を始めとしたキャラが楽しく、お気楽でお馬鹿な展開の中にもノスタルジックな味わいを残す。 あぁ〜〜・・クルーニーの整髪料が目の前を飛んでいくぅ〜〜((○((○ 【シネテリエ天神】 |
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オープン・ウォーター OPEN WATER (04・米) |
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(監・脚・撮影)クリス・ケンティス (主)ブランチャード・ライアン ダニエル・トラヴィス ソウル・スタイン エステル・ラウ マイケル・E・ウィリアムソン クリスティーナ・ゼナーロ |
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予告編から、かなり楽しみにしていたサバイバル(?)映画。何の変哲もないカップルが、海上に置き去りにされてしまう。 これは・・恐いよね・・ただでさえ海って恐いのに・・足のつかない、海中に何がいるやも分からない所に・・うぅ・・(>_<) 案の定、海の生き物との身近かな触れ合いもあり、観ようによっては毎年定番になりつつある海洋感動ドキュメンタリーなんですけどね(嘘) でもそんな触れ合いも、もういいから・・ノド渇いたし〜トイレ行きたいし〜酔っちゃったし〜・・って、そうか、海に長いこと浸かってると、 波の揺れで酔ってしまうんだね・・太陽が出てると、それを水中メガネ(?)に反射させて助け呼ぶんだね・・とか勉強になったけど、 願わくばそんなもんに関係ない一生でいたい。(爆) 静かな波の様子と、2人が忘れ去られてる頃の地上での楽園ぶりがめちゃくちゃ皮肉で印象的だった。( ̄∇ ̄;) しかし、もしかしたら2人がこんな事になってしまった原因は、あの備品を忘れたオッサンが目立ちすぎだったからじゃ〜? あんなキョーレツなキャラの前では、他の誰の印象も薄れるって!・・と、人騒がせなオヤヂのせいにしてみた所でどうしようもないんだけど ああ言う所では、決して2人だけの甘い世界に引きこもらずに、必ず周囲の皆さんと交流し、しっかり自分を覚えて貰っておかなくてはなりません。 いやぁ、ここでも勉強しました。まるで「夏休みの心得」みたいだ。 【以下、内容に少し触れています。未見の方はご注意下さい】 私が一番恐かったのは、寝てしまった彼女がふと目覚めると、自分1人・・だった時!<(T◇T)>ぐわぁぁぁぁん〜・・ なによ〜なによ〜彼はどこなの〜?!(T△T) アウアウ〜・・いやはや、これはホントにゾッ・・としたぁ・・;; 水面下にゆらりと見えるサメよりもゾッとした。いや、サメ捕まえて、「あんた食ったでしょ!彼、食ったでしょ!オラオラオラ!白状しなさいっ!」 ・・って内臓取り出して、ついでにコラーゲンも抽出してやりたい位のショックだったわ・・!(注:この時点で彼は食われてません。単にやつあたりです) 勿論、ジワジワと海の生き物に襲われる様は恐かったけど、”大金払ってサメのエサかよ”って言ってた彼・・人間のお気楽さにはため息が出たわ。 サメはただ真面目に生活してるだけで、娯楽で潜んでる訳じゃないし〜。(爆) ・・とまあ、こう言う誰にでも起きそうな災難はそれだけで恐いし、撮影もCGなしで、ほんまもんのサメがうようよしてる所で(調教はしてたらしいが) 俳優もクサリカタビラみたいなのをつけて挑んだそうで、そんなのはスゴかった・・けれど、お話としては、何かもうひとひねり欲しかったな。 だって、ドキュメンタリーじゃないし、実話なのは遭難の事実だけで、そこからのドラマは完全フィクションな訳だからね。 心理変化の段階が当たり前過ぎて表面的だったので、この辺をもっと突っ込んで描いてくれたら、もっとラストの1ショット(2ショットかな)が、 精神的にも響いてきたと思う。それから、【以下、それは禁句でしょ!と言われるのを覚悟で、ずっと長い間思っていた事を初めて 書かせて貰います。未見の方と、気分を害するおそれのある方( ̄∇ ̄;)? は読まないでね。】 私がこの作品に、最後まで完全どっぷり浸れなかった理由に、カメラの水滴・・と言うのがありまして・・。 今まで見て来た水関係の映画でも、半分以上は、そこにレンズを意識せざるを得ないカメラの水滴が気になって気になって・・。 でも、ずっと気にしない様につとめてたの・・。でも本作は、”海で孤立した状態”が、恐怖の大きなポイントだと思うので、今回だけは、 これを見逃すのは少々キツかった。どうしても、水滴がスクリーン上に映ると第三者を意識してしまうもの。 「あ、まだあの大粒の水滴残ってる・・;;」とか・・( ̄∇ ̄;) いや、これはどうしようもない事なのかもしれないけれど・・。 重箱の隅つつく様な事言ってしまってすみませんね〜。うぅ〜ん・・サメのエサにだけはしないでね・・(TωT)ブヒー 【劇場】 |
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オープン・ユア・アイズ ABRE LOS OJOS (97・スペイン) |
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(監・脚・音楽)アレハンドロ・アメナバール (脚)マテオ・ヒール (主)エドゥアルド・ノリエガ ペネロペ・クルス チェテ・レーラ フェレ・マルティネス |
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ご存知「バニラスカイ」の元の作品。よく、どっちが好きとか比較してるみたいだけど・・同じかな;; これって、話の展開は割合面白いけど、結局主人公はどうしたかったの?って(多分言いたい事は分かるんだけど)その辺はあんまり伝わってこなくて・・ ただ、ペネロペはこっちのが断然可愛い。あんまり好きじゃないけど・・;;それと絵がきれい・・内容は、ややコンパクトでしっとりとしたムードがあるね。 雰囲気は「バニラ・・」のが明るいね。(ハリウッドの風格?)ピエロのシーンが印象的だった。【ビデオ】 |
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オーメン THE OMEN (06・米) |
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(監)ジョン・ムーア (脚)デヴィッド・セルツァー (テーマ曲)ジェリー・ゴールドスミス (主)リーヴ・シュレイバー ジュリア・スタイルズ ミア・ファロー デヴィッド・シューリス ピート・ポスルスウェイト マイケル・ガンボン シーマス・デイヴィ=フィッツパトリック |
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76年に大ヒットしたホラーのリメイク。たまたまTVでやっていたので鑑賞。 (ビデオタイトルは「オーメン666」って言うんだそうだけど、映画とビデオのタイトルを変えるのは紛らわしいのでもういい加減やめて欲しい。) 前の作品が流行っていた頃、私は何故か劇場鑑賞に乗り遅れてしまったみたいで、結局後にTVでしか見ていなくて、 でも自分が求める程の恐さって物を感じなかったので、「オーメン」と言えばせいぜい串刺し神父を思い出すくらい、 あるいは、新約聖書のヨハネ黙示録を読み返してみたり、友達の頭皮に666を探そうとしたり(←大迷惑)、その程度の思い出しかなくて。 なので、今回のリメイク版も、それほど思いいれもなく見てしまい・・でもそれがかえって良かったのか、想像していたよりも随分楽しめました。 確かに、やっぱりあんまり恐くはないんだけど、まずは普通のご家庭ドラマに真正面からホラー(ダミアン)をぶち込んだ潔さ(笑)& その小さな悪の芽の強かな成長ぶりに目が離せなくなり・・で、それが国〜世界を動かせる位置にまでまんまと上りつめていくと言う・・ これは、単にダミアンが悪魔の子ってのを越えて、この世界に存在する悪意について(特に政界の?爆)考えさせられるドラマじゃないですかぁ〜? 「エクソシスト」が私にとっては愛の物語であるのと同じ様に、この作品もそんな印象で以前よりもぐっと身近に感じられる様になりました。 特に父親がねぇ・・苦しいよねぇ・・(T_T)←出た!ホラーで泣く女。・・あれっ?お話自体の褒め言葉は、そのままオリジナルへの褒め言葉になるのかな? まあ、オリジナルは正直あんまり覚えてないので置いといて〜・・だって大過去の事ですもの〜ああ、もしかしたら当時私は「キャリー」「サスペリア」方面 (特にデ・パルマ崇拝してた時代なので)のホラーに入れ込んでいたのかも?多分同じ位の年代だよね?その並びのは全部スクリーンで観てるし。(^^; あの頃はホラーブームだったのね?でも今考えると、あの時代のホラーって、最近の、バカみたいにエログロドバアァァァなのばっかりじゃなくて、 とっても気品があっていいわ〜(笑)今回の「オーメン」も(前のも?)そう言うムードがあったので好みでした。 ただ、不幸は赤い色に暗示される・・と言うホラーのお約束(?)があまりにも多用されていたのがちょっとクドくて気になったわ。 まあ、それだけ悪意が身の回りに蔓延してるって事なんでしょうが、ミア・ファローなんて、赤いお花持たなくてもあ〜ただけで怪しさ完璧っ!(笑) そうそう、ミア・・出てるって知らなかったので得したキブン♪あ〜た、ベイロック夫人とか言ってたけどローズマリーって名前やろホントは! 他、シューリスやコバヤシ・・もとい、ポスルスウェイトが出てたのも個人的にポイントアップ。(^^ゞ 「ボーン・スプレマシー」以来、身近に感じるようになったスタイルズも頑張ってましたね。思うに、彼女とダミアンに焦点を絞った物語にすれば ちょっと「ローズマリーの赤ちゃん」っぽい、これまた母親にはコワ〜いお話が作れる様な気がしますがね〜。・・うるさい子供は充分悪魔?(爆) 【TV】 |
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オール・アバウト・マイ・マザー ALL ABOUT MY MOTHER (99・スペイン) |
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(監・脚)ペドロ・アルモドヴァル (主)セシリア・ロス マリサ・パレデス ペネロペ・クルス カンデラ・ペニャ アントニア・サン・ファン |
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全ての女性はこんなに大きなものなのでしょうか?自分も一応、女性だけどなぁ〜・・・;;と、ふと思ってしまった・・。 これは、もう少し時間が経ってから、もう一度見直してみたい作品。 【シネテリエ天神】 |
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ALWAYS 三丁目の夕日 (05・日本) |
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(監・脚)山崎貴 (脚)古沢良太 (原作)西岸良平 (主)吉岡秀隆 堤真一 小雪 堀北真希 三浦友和 薬師丸ひろ子 もたいまさこ 小日向文世 |
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昔の日本が舞台の作品に、相当な確率で出てくる出て来る売れない作家・・(爆) こいつ、小学生のアイディア盗むなんてサイテーやね。でも、ヒロミに、見えない指輪をつける所は好きだった。 おおっぴらに口には出さないけど、家族を想う気持ちって、日本人らしいと言えるのかな? スガケンタくん、可愛いな〜。東北弁の堀北真希、良かったね。(笑) しかし、今は昔でも、昔は今。なので、どこもみんなすすけた家なのはおかしい・・というhiroさんの言葉を思い出したし、 個人的にも昔を思い出すのはあまり好きなひと時でもないので、さほど共感もなかったな。 【TV】 |
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オール・オブ・ミー ALL OF ME (84・米) |
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(監・製作)カール・ライナー (主)スティーヴ・マーティン リリー・トムリン ヴィクトリア・テナント |
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お金はあっても病床人生で友達もいないエドウィン・・なんて悲惨〜。ビンボー人でも同情してしまう。 でもいくらコメディでも、やっぱり他人の魂うっちゃってまで体奪って人生やり直そうとするのはどうなの? まあ、のり移られる予定の娘もそれを望んだり、問題ありな人間ではあったけど・・なんだかなぁー。( ̄∇ ̄;) それに、主人公のマーティンがエドウィンに「僕は君と違って人生一度きりだから」なんて言ってたけど、 あんただって霊媒師(?)の力借りたら簡単に誰か他人にのり移れるんじゃないの〜?って思っちゃったよ。お金ないからダメ?(笑) エドウィン役のリリー・トムリンって、その昔トラボルタと恋愛関係になって、それから彼は落ち目になったよなぁ・・な女優さんだぁ・・ とか懐かしく思い出してたけど、この2人顔にてない?^_^;S・マーティンはいつでもお化粧してる風に見えるのはなぜ?(笑) 【BS】 |
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オール・ザット・ジャズ ALL THAT JAZZ (79・米) |
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(監・脚)ボブ・フォッシー (脚・製作)ロバート・アラン・アーサー (主)ロイ・シャイダー ジェシカ・ラング アン・ラインキング エリザベート・フォルディ ジョン・リスゴー |
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一番最初には、何年前に見たのだろう・・楽しくて、つらい映画。私には、クレームつく踊りが一番魅力的だった。 逆に、最後のいかにも懺悔的なオリコウ過ぎる歌詞は好きではなかった。踊りは良かったけどね。 ボブ・フォッシーの自伝的映画であるらしい。・・いつまで続く、ショータイム・・・【劇場】【TV】【ビデオ】 |
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オール・チアリーダーズ・ダイ ALL CHEERLEADERS DIE (13・米) |
【未体験ゾーン】 |
(監・脚)ラッキー・マッキー クリス・シヴァートソン (主)ケイトリン・ステイシー シャノア・スミット=マクフィー ブルック・バトラー トム・ウィリアムソン マイケル・ボーウェン |
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人気者チアリーダーのアレクシスを撮影する平凡な女子高生マディ。しかしその最中、突然の事故でアレクシスが亡くなってしまう。 いきなりだけど、アメフト部のテリー最低最悪〜〜!はよ殺っちまえっって速攻思ったし全然後悔なしよ! アレクシスの死は、普通に事故だと思ってたし、マディが何か企んでるとしたら、それ関係なく自分自身の他の恨みだろうとも思ってたので 彼女の行動は割とスムーズに見られたけど・・実際の所どうだったんだろね? でも、あのブレスレットの所だけはいまいちピンと来なくて。あれ、マディのだったの?なんでトレイシーが喜んだの? トレイシーがテリーの部屋に忘れてただけ?それで二人が早くから付き合ってたってマディは知ったの?(又何か見落としてる?汗) 蘇る所とかその後の展開がちょっとトロくて間延びしてたな〜。復讐のやり方もあんまり面白くなかった。 でも、いつの間にか、気が付きゃ平凡なマディのみならず、あの変わり者リーナも堂々とチアの仲間になってて笑った。 「私達二人ともイケてるチアガールですが何か?」みたいな。(笑)と言うか、リーナはほんまもんの魔女だったの? ただの魔女ヲタかと思ってた。それともマディへの真剣な愛が本当の魔力をもたらせたのかしら? アレクシスの事はずっと気になってたので、ラストは思いっきり想定内。けど、腹部ド真ん中!は気持ち良かった。 中身が入れ替わった姉妹は、だから何なのよ?と思ったけど、パート2があるらしいから次に何かあるのかな? そこ期待していい?それと、チアならではの団体壮絶技も期待。 【ユナイテッドシネマ】 |
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オールド OLD (21・米) |
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(監・脚・製)M・ナイト・シャマラン (製)アシュウィン・ラジャン マーク・ビエンストック (主)ガエル・ガルシア・ベルナル ヴィッキー・クリープス アレックス・ウルフ トーマシン・マッケンジー ルーファス・シーウェル ケン・レオン ニキ・アムカ=バード アビー・リー アーロン・ピエール キャスリーン・チャルファント アレクサ・スウィントン ノーラン・リヴァー エンベス・デイヴィッツ エリザ・スカンレン イーモン・エリオット M・ナイト・シャマラン(←気のせい) |
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バカンスでリゾート地へやって来た複数の家族。 ホテルでウェルカムドリンクのおもてなしを受けた彼らは、そのホテルのマネージャーに勧められ秘密のビーチへと向かう・・。 シャマラン作品って、あーだーこーだ言いながらも結構楽しみにしてるんだなぁ自分・・って毎回思う。(笑) 今回のもね、トシ(年齢)が関わるから特に・・ね。( ̄‥ ̄;) で、思ってたよりもホラーっぽい画は控えめだったけど(だってあのポスターさぁ・・笑) アイディアは面白かったし、ガエルだしトーマシンちゃんだしルーファスは令和も元気!だし、 時折「漂流教室」だしムロツヨシだし(違)・・で楽しめました。 そうそう、シャマランってアイディアがいつも興味深いんだよね。 今回は原作有りらしいので(仏の漫画?)映画化のチョイスが面白いと言った方がいいのかもしれないけど。 (それで結果があーだこーだな時もあるけど笑) 毎回シャマラン自身もチラ出せずにはおられないのも、観客を楽しませようと思ってるからに違いないし、 それただの目立ちたがり屋だろ、ってのは気のせいだと思うし、 今回はかなり出番が多かった気がするのも気のせいだと思うし、 おまけにセリフまで多かった気がするのも気のせいだと思うし、 なんならアップも増えた様な気がするのも気のせいだと思うし、 そもそもシャマランじゃね?ってのも実は気のせいだと思うし、 そんな風に毎回必ず同じ瞬間があるのも、この時代、シャマラン以外にはいませんしね!!! で、本作。 広くて自由で気持ちがいいはずのビーチなのに、全く逆の意味の場所・・。 そこから出られない・・のがまずは恐いし、どんどんあんな風になるとか、 もし実際にその場にいたら全く考えが追い付かないかも。 登場人物以上に混乱して意味不明な行動しかしない気がする!( ̄∇ ̄; でもあんな風な中で、すれ違っていた夫婦の気持ちが元に戻れたのだけは唯一良かった事かな。 すれ違い出すとさ、相手の話は聞きたくないし自分の事も話さなくなってどんどんすれ違っていくもんね。 加速度増すもんね。なのであの場では時間よりも理解の加速度が勝って良かったよ。 彼ら夫婦(家族)の絆が強くなったのを見てると、 例えば成長して赤ん坊まで作ってしまった子供達は成長に従った脳の変化ゆえな所もあったとは思うけど、 愛って・・成長したりいずれ無くなったりする肉体とは離れた次元にもあるのかも、 いや、あって欲しいな、と思ってる自分に気付いたり・・。 キレイなママさんはショックで籠ってしまったけど、美貌どうこうと言うよりも、 やはり時間が速すぎて心がついていけない、心だけ置いていかれる事が想像もつかない恐怖なのかも? 心のありようってどうしたって時間に多く頼っているし。 そう思うと、逆に、イマ現実に普通にいる場所を"時間がゆっくり過ぎる世界"って考えたら 何かしらうまくやっていけそうな事ってないかな?"もう〇〇歳"を、"まだ〇〇歳"って考える事で。 【以下ネタバレしてますよ〜】 成長と老化、軽傷と致命傷、とか、あの場での効力?の程度なんかをつい考えてしまったけど、 それはそんなに考えなくてもいいのかな。強く効く場所と、そうでもない場所もあったかもしれん? それにしても治験の為だったとは、オカルト的な何か(何)から一気に現実に連れていかれたわ。 大義名分につきものの犠牲、今回の事で言うと科学の倫理とは一体どこまで許されていいのか、 ちょっと考えてしまった。イマこんなご時世だし余計。 それはそうと、このビーチを一番最初に見つけた人達、いや、生きて帰れた人達はどうなったんだろ? きっと初めは行方不明の人達を探したりで何度も色んな人が同じ事を繰り返して、 偶然サンゴ下がOKなのを見つけて戻れた人が伝えたんだろうけど、それが判るまでにどんくらい、何年くらいかかったんだろ? 戻れた人から話を聞いて、それを証明しに行った人達は勇気あるなぁ。 いや、信じてないからこそ行けたのかな?信じてない人じゃないとそんな所恐くて行けなかっただろうし、 それで信じざるを得なかったから説得力があって研究〜実践へと動かせたのかな?(権力トップは絶対行かないだろうけど) ・・などと、本作"以前"にもやたら興味と想像が・・( ̄∇ ̄; 【Amazon】 |
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オールド・ボーイ OLD BOY (03・韓国) |
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(監)パク・チャヌク (原作)土屋ガロン 嶺岸信明 (主)チェ・ミンシク ユ・ジテ カン・ヘジョン |
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なぜ監禁した?なぜ解放した?・・で引っ張り、斬新な映像や意外としっとりした音楽で魅せる作品。 でも、お話がかなりエグい。( ̄∇ ̄;) これ、たらんちーのの好きそうな感覚よね・・ってすごく思った。(爆) 部分的にとても惹かれる所はあるけれど、(おっさんがトンカチ一個で敵と延々闘うシーンは大好き!・笑) でもこの非情なエグさは、私にはキツかった。肉体的エグさではなく、精神的なエグさなんだもん。なんか生理的にダメ。 【以下、しっかりネタバレ!未見の方は読まないでね】 お話としては、悲しいかな、一番のキーポイントがあっさり読めてしまったので、特に意外性がなかった・・残念。 ミドが現れた時、「あ、これは*だ」って自然と感じたんですよ・・。なので、そうじゃないみたいな展開が続いてる時もずっと、 それならその方が精神衛生上もいいんだけど・・な〜んて心配して見てたもんだから、悪者に捕まって胸はだけたミドなんて、 見るに耐えなかったし(ショットが変わると、更にわざとらしくさっきまで隠れてた側の乳房まで出しててさ、ひどいよ、このシーン。) おっさんとのほにゃららシーンも、ロマンチックどころか、もう気持ち悪くてさぁ〜・・いや、ほら、私はその時も「*」だと疑ってたからさ、 とにかく、この疑り深い性格のお陰で、おっさんとミドとの絡みがもうマジで見るのキツかった!;;(>_<) なので、あの箱のシーンでやはりそうだと暴露された時には、既に精神的に疲れきってましたワ。 犯人、はんぺん顔で不気味だったねぇ〜。しかし、どう見てもあの復讐は逆恨みだよね・・。 妊娠してようがしてまいが、あんな事学校でやっちゃって同じ事やん・・それに愛してる以前に、単に興味本位でやったとしか思えないよ。 だってそれまでに、2人の関係に納得いく描写が何もなかったし、そもそもそう言う、愛してたなら大切にしたハズの行為を復讐の武器に 使おうなんて感覚が信じられない。それで倫理を越えた真実の愛だったんだよ〜みたいに言われても、説得力も同情の余地も全くナシ! んな事で監禁されたおっさん・・たまったもんじゃないよね。それに、こんなの見たら、私も明日にでもどっかに監禁されそうでビクビクもんよ。 (思い当たるフシ、おっさんよりいっぱいあるかも・・( ̄∇ ̄;))もしおっさんの子供が「娘」じゃなくて「息子」だったら、復讐計画はもっと真っ当な (と言うのも変だが)やり方になってたかも、と思うとナンギだよね。それに、この執念深さ、ハリウッドリメイクで出せるの?あっちじゃ、 恨みはその場で銃ブッぱなして終わり・・なんじゃ?(笑)いやぁ、ほんとに陰湿過ぎ〜。 しかし、裸でウロウロするナルな犯人は、*の十字架がチャームポイント&窓辺の逆さエビ体操もなかなか意味不明と言う魅力的な(?) キャラではあったけどね。最後のEVでの陶酔ぶりはどうよ!(コメディ?) ・・実は、このあたりで作品が終わってれば、テンポよい楽しさ(?)の余韻がまだあったんだけどね。 あの最後の雪のシーンが、すごーく引っかかってしまって・・ここ、理解に苦しんだのは私だけ? だってね、私は絶対、おっさんはミドの記憶を消してやる、と思ったのよ・・。なのに、ミドほったらかしで自分の記憶消してやんの。・・だよね? しかも、後半の悲惨な記憶だけ。なんじゃそりゃ?あんた、娘可愛さに箱の件で犯人の犬になったりしたジャン〜・・その姿見て、私もつい ウルウルしたのに(つい、て・笑)なのにどうして自分の都合悪い記憶だけ消して、自分だけ楽になったの? ミドは変わらず、「おじさ〜ん」なんて甘い声であんたを抱こうとするよ?それ、どうすんのよ? どうもここいらで、自分が知らなければ何が起こっても関係ない、とか、公にならなければ何やっても許される、みたいな、 どこかに潜んでいた責任転嫁なニュアンスがヘンににじみ出てしまった気がする。 勿論、気付かずに罪ばかり犯してるのが人間・・とも思うし(悪気なかったり催眠かかってたりだし)それは誰にも責められないけれど、 「獣以下でも生きる権利が云々」とか、逆にあまりにも開き直られると・・ねえ。 おっさんも気の毒だとは思うし、記憶消そうが消すまいが獣であろうが何であろうが好きにすればいい・・ただ、ミドだけは人間に戻してやりなよ・・ 記憶消して人生やり直させてやりなよ・・自分が辛くても、それが出来るのは”父親”であるあんただけなんじゃ?じゃなきゃ、 被害者であるはずのあんたが、ある意味犯人と同じになっちゃう気がするよ・・。体はこの世界にいても、心は永遠に、 あの紫の箱の中に監禁されてしまうような気がするよ・・ なーんて思う私はどこかズレてるのかな・・? 近親相姦を使った復讐と言う極めて卑劣な、一歩間違えるとただのエロ俗にしかならないキワどい設定を、斬新な趣向を凝らして エンタメ調に撮った手腕はきっと評価に値するんだろうとは思うけれど、このシーンのお陰で、どうしても、姉や娘を”女性として愛してしまった”と言う、 とてもデリケートな心の問題よりも、”肉体関係を持ってしまった”と言う単純行為のが重要視される結果となってしまう点に どうにも私は戸惑いを隠せなくってね。倫理を超えた究極の愛の存在を物語の核にしながらも、その実、全くその存在が感じられなかった事に 追い討ちをかけたこのシーンは、やはり無神経な蛇足に思える。これがなければ、もっとクールなエンタメとして割り切って楽しめたんじゃないのかなぁ・・。 トンカチ乱闘の他にも、タコの活造りとか、どっちの餃子ショー(?)なんかにも感動(笑)しただけに残念。 ・・あのタコってさ、「ヒロシです・・」のイカじゃないけど、飲み込みドキが絶対ワカランよね・・!?_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】 |
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オールモスト・ブルー ALMOST BLUE (00・伊) |
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(監・脚)アレックス・インファセリ (脚)セルジオ・ドナティ ルカ・インファセリ (原作)カルロ・ルカレッリ (主)ロレンツァ・インドーヴィナ クラウディオ・サンタマリア ロランド・ラヴェロ アンドリオ・ディ・ステファノ ダリオ・ダンブロシ |
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イタリア発のサスペンス・スリラー。レンタル屋の目立つ所に置いてあったので、もしや掘り出し物では?・・と期待してレンタル。 盲目の青年が、人の声を”色”で判断する・・と言うのは謎めいていてそそられるし、 血糊ベタベタの感触はオールモスト・オッケー♪いや、かなりステキよ!(笑) 映像の色合いと言い、カメラワークと言い、ちょっとキャリー・アン・モスに似た主人公と言い、なかなか! ・・だったんだけどねぇ〜・・(またしても雲行きがぁ〜・・) 主人公の失速と共に、お話の方もぼんやり・・ーーー ( ̄Ω ̄) あんた、すぐほにゃららするなよ!・・ガッカリだよ!同情と愛情とを勘違いする様な娘に育てた覚えはありません! 声の色・・についても、めいっぱい中途半端だし、犯人の正体だっててんで意味不明。 ニコちゃん!・・アナタが一番インパクト大。 映像にチカラ入れるのはイイんだけど、もうちょっと、お話にもチカラ入れてよ。 結局、「オールモスト・ブルー」の音楽を流したかっただけなんじゃないのー?私はPVをレンタルしたつもりはないのよ〜。【DVD】 |
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オール・ユー・ニード・イズ・キル EDGE OF TOMORROW (14・米) |
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(監・製作総指揮)ダグ・ライマン (脚)クリストファー・マッカリー ジェズ・バターワース ジョン=ヘンリー・バターワース (原作)桜坂洋 (製作総指揮)デヴィッド・バーティス ジョビー・ハロルド 福原秀己 ブルース・バーマン (主)トム・クルーズ エミリー・ブラント ビル・パクストン ブレンダン・グリーソン ジョナス・アームストロング トニー・ウェイ キック・ガリー フランツ・ドラメー ドラゴミール・ムルジッチ シャーロット・ライリー ノア・テイラー 羽田昌義 テレンス・メイナード ララ・パルヴァー |
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謎の侵略者の攻撃によって窮地に陥る人類。そんな中、軍の広報担当ケイジは、ある事から兵卒として最前線へと送られてしまう。 たまにしか見ないアクション系。でも嫌いって訳じゃなくて、他に観たいのが多くてつい後回しになってしまうだけ。 と言いつつ、今回のは予告編で面白そう〜って思ったので、優先順位を上げて鑑賞。 ポイントは時間リセット。 まるでゲームみたい・・な安直そうな設定に、健全PTA的苦情ツッコミ行くわよ? ・・って準備してたけど、気が付くと、そんな陰険ツッコミやら全然忘れて楽しんでたわ。(笑) まずは「闘ってるカッコいい俺マジヒーロー?」的な主人公が、最初はとんでもなく姑息なチキン野郎だったのが良かった。(笑) んで、何度もリセットしながらスキルアップしていくんだけど、リセット地点が戦闘からどうにも逃れられない地点だったり、 その放り込まれた戦闘地帯がやたら迫力あって目を見張ったり、繰り返しの見せ方にはメリハリあって全然退屈にもならずに済んだし、 パワーの終りっていつどう感じるの?って疑問はあったけど、最後まで気持ちのこもった前向き精神が心地良くて面白かったです。 そして、トムも良かったけど、エミリー・ブラントが更に良かった。こんな系でも全然遜色ないね。 いつぞやのノラりくらりした役からの〜今回の雄姿!を誰が想像したであろう?(笑)これからのブラントの期待度花丸急上昇。 これ、TV放映されたら、また見てしまいそうだな〜「アナコンダ」みたいにさ〜。(≧∇≦) そう言えば、つい心の中で「All you need is love」って思ってしまう私だったので チケット買う時には「オールユーニード、一枚」ってわざと略して言ったら、売り場のお姉さんが「オールユーニードイズラ・・・キル」ですね、 って、間違えそうになったのを慌てて言い直してはにかんでた姿に愛を感じたわ。( ̄m ̄〃 【ユナイテッド・シネマ】 |
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お買いもの中毒な私! CONFESSIONS OF A SHOPAHOLIC (09・米) |
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(監)P・J・ホーガン (脚)トレイシー・ジャクソン ティム・ファース カイラ・アルバート (原作)ソフィーキンセラ (主)アイラ・フィッシャー ヒュー・ダンシー ジョーン・キューザック ジョン・グッドマン ジョン・リスゴー クリスティン・スコット・トーマス クリステン・リッター レスリー・ビブ |
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25歳のレベッカの夢は一流ファッション誌の記者になる事。 しかしなかなかそうもいかず、ストレスを抱えた彼女はついブランド品の衝動買いに走ってしまう。 ひたすら脳天気なラブコメかと思ってたら、軽くとも結構頻繁にシビアな問題点突っついてて、 楽しめた・・と言うより、興味深く見れました。 金融コラムと言うと小難しそうで構えるけど、ここではモノと自分の関係を見直すと言う基本レベルを レベッカが身近なファッションを使ってたとえてるので、特に若い女の子なんて興味をひくよね。 政治や経済に関してもこんな風なコラムがあったら、自分だって毎回目を通すと思うしね。(音楽関係も?;;) お買い物に費やす時間を他の事に使って・・な所や他、色々と共感。 お買い物でなくても、そう言う変に縛られたと言うか、強迫観念と言うか、中毒と言うか(あ、タイトルのままで言えば早かった) そう言うのって、少なからずあると思うし。(プチ反省) ただ、物語の半分以上は、借金膨らんでるのに、嘘で逃げるしかしないレベッカにかなりイライラもしてたわ。 まあ、そんなだからモンダイがあるんだろうけど・・どうも、姑息な彼女の心のうちがイマイチ解らないと言うか・・。 自分の事だけならまだしも、いつも気遣ってくれる親友まで傷つけてしまって・・ うーん・・きっと彼女自身、自分がそこまでやってしまうとは予想もしてなかったんだろうね? さすがに彼女のこの時の自分に対するショックは、見ていた私の何十倍もだった事でしょう、きっと。 本当の贅沢、自分が大事なら自分にしてやれる事って何だろう?とも思うね。 自分じゃない誰かが大事でも、まずそこからなのかもしれないし。 なので、最後のあの勧誘を断る所は良かった。家族の連携プレーもナイス。 あ、でもさ、借金取りへのあの瓶詰は・・逆恨みじゃないの〜?そもそも、あんたがお買い物しなけりゃ良かっただけの話で。 マネキンの誘惑とか面白かったけどね。改めて周りを見回してみると、どこもかしこも誘惑だらけね。(笑) ところで、「プラダを着た悪魔」でも思ったけど、一流ファッション誌の編集長とかアドバイザーとか なんであんなにいつもどこででもふんぞり返ってるの?高級なファッションがそうさせるのかしら? 別に高いもん着てるからエライって訳でもあるま〜に。(・・だいぶ寒くなって来たね、この頃・・) レベッカ役の女優さんは、庶民的で親しみやすい雰囲気で、なんだか誰かを思い出させるお顔立ち。え〜っと・・誰かな・・ エイミー・アダムス?いや、ちょっと違うかな・・・・あ、レイア姫?・・昭和的お顔立ち。(^^; 彼氏は・・いい人そうだったけど・・ちょいビミョ〜だったかな。この、イケ面まであと一歩的な薄い系俳優って最近多い気が・・(笑) あ、単に自分のモノサシ的には、ですね。シツレイシマシタ! 【BS-NHK】 |
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オキュラス/怨霊鏡 OCULUS (13・米) |
【未体験ゾーン】 |
(監・脚)マイク・フラナガン (脚)ジェフ・ハワード (主)カレン・ギラン ブレントン・スウェイツ ケイティー・サッコフ ロリー・コクレイン アナリース・バッソ ギャレット・ライアン |
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11年前に家庭内で不可解で凄惨な殺人事件に巻き込まれたティムはようやく精神病院を退院。 新しい人生を始めようとする彼だったが、出迎えた姉ケイリーは過去の事件に決着をつけようとしていた。 今日は土曜のせいか、観客が結構居たわ。 と言っても10〜15人くらいだけど、二回続けて貸し切り経験すると、その程度でも満席なキブン。 自分の近くには還暦みたいなファッションのおじさんが・・前の方には見た目は田島○子なライター風の女性とか・・ こう言うのわざわざ見に来る方々って・・なんか勝手に親近感〜(^^ゞ で、本作・・単に鏡の怨霊に酷い目に合うだけの話かと思ったら、その怨霊に真っ向勝負を挑もうとする話で、 怨霊と同じ土俵で(?)で熱く闘おうとする姉と、科学的に冷静に判断しようとする弟のやり取りが興味深く、 幻覚に惑わされる映像も面白かった。 鏡越しに・・何人居る?の所はゾワッとしたし;; リンゴをかじると歯茎から血が出ませんか?(笑)の所は、生々しくてヒリヒリ感が伝わって来る様だった。(*_*) 後半になるとどんどん加速する過去のフラッシュバックとのミックス構成は、多少もたついた部分はあったけど、 全体的には怪しく悲しい雰囲気がしっかり伝わって来て良かった。両親の変わりようは凄まじかったなあ・・。 ただ、少女時代のケイリーが大人のケイリーとは全然似てなかったのは残念。 大人のケイリー・・何故ふくよかになったし?(笑)と思ったけど、大人のケイリーの男勝りな前向きさがとても好ましかったので、 出来たら少女時代の方を大人ケイリーに似せてキャスティングして欲しかったな。 それと・・この終わり方はね・・いやもう、余りにも救いがないと言うか;; 弟、可哀想過ぎる〜(泣)し、大きな鏡がちょっと怖くなったわ・・( ̄∇ ̄; 【ユナイテッドシネマ】 |
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億男 (18・日本) |
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(監・脚)大友啓史 (脚)渡部辰城 (原作)川村元気 (主) 佐藤健 高橋一生 黒木華 北村一輝 藤原竜也 沢尻エリカ 池田エライザ |
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最初は主人公の行動がイマイチ理解出来ず、たっちゃん出た所までは異様につまんなくて途中でやめようかと思ったわ。(笑) でも、それ過ぎるとじわじわ面白くなってくる。 お金とは何か、本当に大切なものは何か、を多方面から考えさせられるのはもとより、 大切な誰かを何があっても信じる、と言う事の尊さも。 結局、高橋一生はいい役かい〜(色んな意味でつい笑・・) 【TV】 |
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奥さまは魔女 BEWITCHED (05・米) |
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(監・脚・製作)ノーラ・エフロン (脚)デリア・エフロン アダム・マッケイ (製作)ルーシー・フィッシャー ペニー・マーシャル ダグラス・ウィック (主)ニコール・キッドマン ウィル・フェレル シャーリー・マクレーン マイケル・ケイン ジェイソン・シュワルツマン ヘザー・バーンズ スティーヴ・カレル |
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TVの「奥様は魔女」みたいなコミカルさもテンポもなくて盛り上がりに欠けてたわ〜。
ただ、昔のこの番組を讃える作品と思えばそれでいいのかもしれないけど。
普段はきつい印象のニコールだけど、これ見ると案外おっとりした性格なのかも?
・・って思えるくらい可愛らしかった。こんなニコールもいいね。鮮やかなファッションも楽しかった。 【BS】
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奥様は魔女〜魔王の陰謀 UN AMOUR DE SORCIERE (97・仏) |
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(監・脚)ルネ・マンゾール (主)ヴァネッサ・パラディ ギル・ベロウズ ジャン・レノ ジャンヌ・モロー ダブニー・コールマン ファンタン・ラランヌ |
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アメリカの有名な「奥様は魔女」とは全く関係ないフランスのラブ・ファンタジー。 ですが、 肝心な所でコンピューター使ったり、現代医療に頼ったり・・と、魔法の威力ってぇモンがイマイチよくワカラン。 生死関係と泣く子は魔法ではどうにもならない様で・・と言うか、ヴァネッサはまず自分のすきっ歯を魔法でどうにか出来ないの〜? ・・いや、ソコに案外、デップをメロメロにした不思議な魔法が隠されてるのかもねー?(はて?) 【BS】 |
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おくりびと (08・日本) |
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(監)滝田洋二郎 (脚)小山薫堂 (主)本木雅弘 広末涼子 山崎努 余貴美子 吉行和子 笹野高史 杉本哲太 峰岸徹 山田辰夫 |
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おくりびと(納棺師)の無駄のないきりりとした所作は芸術とも言える素晴らしさ。 物語も、死が恐れや穢れと言うマイナスなものだけでなく、生の一部である事を語っていて良かった。 けれど、所々作りすぎの感があり、せっかくのおくりびとの潔よさや清々しさが、 的を得ない言葉やわざとらしさで削がれるシーン多々。特に、あの「汚らわしい」って・・すぐそんな言葉発しないでしょ? 若い妻と言う設定は良いとしても、ヒロスエのあのアイドル笑いはどうにかならないものか。 友達が、仕事がおくりびとだと知ってすぐ避けるのも理解に苦しむ。そんな極端さや軽さがなければ良かったのにな。 【TV】 |
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おさな妻 (70・日本) |
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(監)臼坂礼次郎 (脚)白坂依志夫 安本莞二 (原作)富島建夫 (主)関根恵子 新克利 坪内ミキ子 佐藤久里子 渡辺美佐子 真山知子 福田豊十 近江輝子 炎三四郎 藤道子 橘公子 三笠すみれ |
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最愛の母を亡くし叔母の家で暮らす事になった高校生のれい子。だが女グセの悪い従兄のせいで一人で暮らす決心をする。 大昔に話題になってたよね?でもまだ子供だったから見る機会なくて〜・・今更鑑賞。大人になってから鑑賞。(^^ゞ 想像していたよりもとっても真面目な物語で好感が持てた。(どんな想像してたのやら) 親を失った悲しみや不安の中、大人への階段登っていく(言い方が陳腐・・笑)主人公れい子。 ”おさな妻”って言うとなんとなく衝撃的な印象だけど(それで流行ったのか?爆)決して人の道からはずれる事なく進んで行くれい子が素敵だ。 今見ると関根時代の恵子さん、ちょっと吉高ちゃんに似てたわ。新さんとか坪内さんとか色々と懐かしい。 原作は冨島さんだったのね。そう言えば少女小説ってジャンルあって、その第一人者だった印象。 【Amazon】 |
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落穂拾い LES GLANEURS ET LA GLANEUSE (00・仏) |
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(監・脚)アニエス・ヴァルダ (撮)ディディエ・ルジェ ステファーヌ・クロズ パスカル・ソテレ ディディエ・ルサン (主)アニエス・ヴァルダ(語り等) |
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一種の社会批判映画かもしれないが、それはともかく70歳を越しての監督の感性に引き込まれる。 ハートのじゃがいもや針のない時計・・・見逃しがちな(あるいは見ようとしない)事を真摯に受け入れる大きさ、そしてたまに見せるオチャメな行動。 監督業と言うのもまた、自分だけの大切な落穂拾いなのかもしれないなぁ。ヴァルダ監督の感性・・やっぱり好き♪【シネリーブル博多駅】 |
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夫以外の選択肢 WE DON'T LIVE HERE ANYMORE (04・米=カナダ) |
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(監)ジョン・カラン (脚)ラリー・グロス (原作)アンドレ・デュバズ (主)ローラ・ダーン マーク・ラファロ ナオミ・ワッツ ピーター・クラウス サム・チャールズ |
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日常にかかるクラシック音楽は、何やら不穏な空気が流れてホラーっぽくて良かった(笑) けど、不倫(しかも友達のパートナーと!)に関するあまり気持ちの良くない話がだらだらと続くばかりで、面白くなかったです。 これだけいい俳優揃ってたのに、劇場未公開・・ってのがわかります。(爆) でも、さすがに俳優さん達はそれぞれに良かった。特にローラ・ダーン。 一口に不倫と言っても、人それぞれ悩み方は違う様で、一番誠実だったローラ・・が一番苦しんでたのは可哀想だったわ。 誠実な人ほど悲しい思いをしてしまう世界って何なの・・(涙より怒) らふぁろとかさ〜・・自分の浮気がばれない様にわざと妻を追い込む態度をいつもとって、キィーッ!ムカつく〜!ヾ( ̄∇ ̄;)どうどう ある意味、逆ギレ男・・タチが悪いね。で、ナオミんとこに飛んでって、するコトしてハイまたね、みたいなのって、なんよあんた〜!! そして、結局最後はその選択って・・あんた自身が子供以外の何者でもないやん。やれやれ・・疲れた。(感情移入し過ぎ) ナオミの旦那なんか、最初から最後までなーんも考えてないみたいだったけど、あの結末で彼も何か感じたかしらね? このタイトル、どちらかと言うと「妻以外の・・」じゃないのかなぁ? 【BS】 |
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オテサーネク〜妄想の子供 OTESANEK (00・チェコ) |
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(監・脚・美術)ヤン・シュヴァンクマイエル (美術)エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー (主)ヴェロニカ・ジルコヴァー ヤン・ハルトゥル ヤロスラヴァ・クレチュメロヴァー パヴェル・ノヴィー |
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チェコの民話をベースにしたドロドロ・ブラック教訓映画?私の、ヤン先生初体験作品。( ̄∇ ̄;)
子に愛情を注ぐあまり全てを正当化しようとする母の恐さ!お話はやや間延びしてる所もあったけど、この感覚、かなりイケテル・・!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 魚と同じように赤ちゃんを網ですくい、新聞にくるんで売ってしまうシーンには絶句!必見です。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 女の子の艶かしい個性もキョーレツ!好きな人はハマルかも・・・嫌いな人にはただの悪趣味?(笑) 【シネテリエ天神】 |
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オデット ODETE (05・ポルトガル) |
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(監・脚)ジョアン・ペドロ・ロドリゲス (脚)パウロ・ヘベロ (主)アナ・クリスチーナ・デ・オリヴェイラ ヌーノ・ジル ジョアン・カヘイラ テレサ・マドゥルガ |
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交通事故で愛するペドロを失ってしまった青年ルイ。一方、恋人に別れを告げられたばかりのオデット。2人は其々にペドロの通夜に赴くが・・ あれ?オデットのカレシってペドロじゃないよね?顔が違ってたと思うけど・・ハテ?? ・・と、しばらく疑問に思いながら見た・・ ・・と言うのも、本編の前の解説で、崔洋一監督が「わかりましたか?つまりペドロは男性とも女性とも付き合っていたんです」 なんて言ってたもんだから。だから、その前提で見てしまって。 なのに、見てみると・・あれ?違うじゃん?ペドロはオデットとは全然付き合ってないよ?? ただ同じアパートだっただけだよ?? ・・だよね?・・えっ?わかりましたか?って何が?(@_@)?? うーん・・鑑賞前には余計な解説は聞かん方がいいね。と言うか、この監督、ホントに本作鑑賞したの?(¬з¬) ・・と、そんな解説に翻弄されてしまったけど、お話もかなり変わった・・翻弄される物語でした。 人って何かに頼らないと生きていけない・・のだろうな・・とは思うけど・・それが依存っぽくなると恐いなあ。 男女の愛、いや、男男の愛もだけど、愛の形は色々とか(これも↑が解説で言ってた)そんな解りきった事は置いておいて(笑) そもそもが、色々な感情や行動の変化のどこをもって愛と決めて、そう呼んでしまうのか、もうそこからして考えてしまってさ。 ペドロと言う一人の男性の死を前にして、何の関係もない、何もない所から、 必死で何かを生み出そうと(文字通り?)自ら変化しながら突っ走るオデットには、女性の持つある種の強かさを越えた、 もうほとんど、いや丸っきり狂気・・発せられる空気もホラ〜一歩手前・・なんだけど、 男性であるルイはどうなの?ずっとその場で荒れてるだけの様な、いつまでその場に停滞してるつもり? ・・と、オデットの次へ次への行動を見てしまうと、そんな風に思わなくもなく・・ いや、オデットは、そのまま共感するにはキケン過ぎだけど(爆)どこかにそんな気質を否定出来ない自分もいたりして? ラストシーン・・ ルイとオデットの、と言うより、ルイとペドロ(なのか?)・・の性行為(なのか?)も独特な光景。 2人の想いはこれで満足なの?それを眺めるペドロは一体何を思う・・? と言うより、あのペドロは2人の想いが一つになった証拠なのか?何にしても、何とも言えない異様な雰囲気。 その直後に「家族にささげる」と献辞があったのにもちょっとびっくり。 いや、興味深い作品ではあったけど、ずっと違和感漂いまくりな本作だったし(ムーンリバーも) このラストシーンの異様さが目に焼き付いた直後だったから・・(汗) もしかして監督さんご本人もゲイなのかな? あ、でもなんか、それならなんとなく、もっと理解出来る様な気もするな。 見当違いかもしれないけど、オデットは、あくまでもルイが描くペドロとの理想の関係上での女性で、 妊娠なんて絶対あり得ない2人だから、思い描く中ではそれも有り・・指輪の件で少しずつ自分の気持ちを整理して・・ そしてあのラストシーン・・。 オデットと言うヒロインは本当はルイでしかなかった!? あの青いカーテンの揺れは、ペドロとルイのさまよう魂が揺らしたのかも? 棺に飛び込んで泣き叫ぶオデットを、容赦なく引き離すのもヒドイ!って思ってたけど、 実はルイ自身の事だったのかも?罵倒もルイ自身へのものだったのかも?・・とか思うと解る気もするし。 ・・などと、勝手に解釈・・うーん・・そうするとここでの前半の感想も一部微妙にズレるな。(笑) でも、考えてるうちに、最初よりこの作品が好きになった気がする。 あれほどの違和感も、なんだか少しずつ薄れてきたような・・・・・。 【BSスカパー】 |
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お父さんのバックドロップ (04・日本) |
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(監)李闘士男 (脚)鄭義信 (原作)中島らも (主)宇梶剛士 神木隆之介 南果歩 生瀬勝久 南方英二 田中優貴 |
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プロレスラーの父親が嫌いな息子&彼の信頼を得たいと願う父親・・と言うお話自体はいたってフツ〜。 はっきり言って、先は見えまくりです。(笑)でも、みんな一生懸命でイイ感じでね。好感の持てる作品でした。 父親(宇梶)が息子(神木)に、「人生には役割分担の順番があるんだよ」って教える所がすごく印象的。 半分は言い訳みたいなトコもあるので全然説教くさくなる事なく(オイオイ!)自然と素直にお話に引き込まれてしまったし、 父親の持つ優しさみたいな物がとても感じられ、息子の両親への想いもよく伝わってきて時折ウルウル・・。かと思うと、子供同士のカケアイ?や、 脇役のちょっとしたツッコミなんかもほどよく効いてて、このあたりはもう大阪人のセンス??みたいな(笑)そんなノリがまた作品全体を 優しく支えていて良かったです。南果歩が肝っ玉かあちゃんみたいな焼肉屋のおかみ・英恵を演じてたんだけど、な、なんと、 **までご披露してくれちゃって・・!マジ?( ̄∇ ̄;) 最近こう言う役多いよね〜?でもなかなかチャーミングで良かったです。(笑) 父親が「嫁と息子の為に闘う!」と言った時、お爺ちゃんが思わず発した一言には爆笑!(≧▽≦)そりゃそうやがな〜 と同時に、英恵の顔が一瞬悲しげに見えて・・ちょっと切なかったな・・。 所々に格闘技に関するパロディが仕掛けられてもいる様子。私はその方面てんで知らないんだけど、 「ロッキー」の生卵飲み(でも卵をビールに!;)と、「丹下ジム」の入部募集広告!だけは分かりました〜!(≧▽≦) エンディングのイラストもとてもイイ感じ♪原作者の故・中島らもさんもとある役で出演されてます。(合掌) 【シネサロン・パヴェリア】 |
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男が女を愛する時 WHEN A MAN LOVES A WOMAN (94・米) |
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(監)ルイス・マンドーキ (脚)ロナルド・バス アル・フランケン (音楽)ズビグニエフ・プレイスネル (主)アンディ・ガルシア メグ・ライアン エレン・バースティン ティナ・マジョリーノ メイ・ホイットマン ローレン・トム フィリップ・シーモア・ホフマン |
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幸せな家庭生活を送っているかの様だった夫マイケルと妻アリス。 しかしアリスはいつからか何故なのかアルコールに依存する様になっていた。 相思相愛だし経済的にも豊かだし、可愛いお子ちゃまもいて・・それでなんでアルコール依存症に?! ざけんなよ!てめぇが甘えてるだけなんだよ!・・って、最初は、えらくムカついてしまったけど(言葉が汚くてすみません) 見ていくうちに、だんだんと理解出来る事が色々と出てきてね・・。ラストには涙出ちゃったよ。 環境がどうであれ、最初からいつでも強くいられる人なんていないだろうし、色んな所でぶつかったり傷ついたり挫折を繰り返して なんかそんな不器用だったり無様だったりする姿が、他人事でもないし、愛おしくも思えてきてね。 その愛おしい・・と思う感情だって、相手に負担なくきちんと伝える事がいかに難しいか・・ いや、もうこれはタイミングや相性な部分もあるのかもしれないけれど、 そこをいかに努力していくか・・いやいや、努力なんて言葉は使いたくないな、そこをいかに、相手の気持ちに沿って理解していくか・・。 かなりシビアな内容だし、全然楽しい話ではないけど、良い時だけではない人生を生きていく上で、何かしら心に問いかけ、響く物語でした。 ただ、怒るとすぐ家財ひっくり返したりする男ってどーよ?私は、すごくイヤだけど、人に暴力ふるわないだけマシなの? 後で冷静になった時に、めちゃくちゃにした部屋はちゃんと片づけるのぉ?星一徹は絶対明子にさせてるよね? 「なんでそんな顔するの?」「生まれつきだよ!」・・にはウケた〜!オイオイ(≧▽≦)/ガルシア〜〜自分の事知ってるなぁ〜(爆笑) 【BS】 |
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男と女 UN HOMME ET UNE FEMME / A MAN AND A WOMAN (66・仏) |
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(監・脚・製作・撮影)クロード・ルルーシュ (脚)ピエール・ユイッテルヘーベン (音楽)フランシス・レイ (主)アヌーク・エーメ ジャン=ルイ・トランティニャン ピエール・バルー ヴァレリー・ラグランジェ |
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妻が自殺したレーサーと、スタントマンの夫を事故で失った女の出会い・・。 過去が楽し過ぎて・・思い出は美し過ぎて・・。 男はちょっとずるいなぁ・・とかも思ったけど、でも、あのラストは、良かった。こんな私でも、ちょっと胸キュン!(死語) やっぱ、そのくらいしないとね、男ならね。(笑) モノクロとカラーの使い分けは心理状態を表してるのかな? しかし、冒頭の、子供に運転させるシーンなんて、今じゃ絶対撮影出来ないだろうね? なんだか、色んな意味で、伸びやかな時代でもあったのかな。気持ち的に。桟橋とか・・老人と犬・・とか・・絵になりすぎ。素敵。 素敵と言えば、エーメ。髪をかきあげる姿・・キマり過ぎ。でも、固い感じはなく、物言いは優しく落ち着いていて・・んでもってセクシー。 どうやったらあんな風になれるんだろね?憧れてしまう。トランティニャンは若い!(それだけかいっ・笑) 【BS−NHK】 |
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男と女の取扱説明書 SERIOUS MOONLIGHT (09・米) |
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(監)シェリル・ハインズ (脚)エイドリアン・シェリー (主)メグ・ライアン ティモシー・ハットン ジャスティン・ロング クリステン・ベル |
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弁護士として多忙なルイーズは、楽しみにしていた休暇で突然夫から別れ話を切り出されてしまう。 DVDタイトルは「メグ・ライアンの男と女の取扱説明書」らしい。 メグ・ライアン主演にしては初めて聞く作品だなぁ、と思ったら、最新作でした。そっか〜・・だからねぇ・・ ・・って、何に納得したかって言うと、メグが従来の溌剌としたメグじゃなかった、って事さぁ〜。 かなりのお疲れ顔;;に、役作りにしても、てんで表情に輝きがないよね?とか思いながら見ていたんだけど・・ つまりは、最近のメグはもうこんな風になっちゃった、って事なんだね? メグと言えば、私にはあの丸くてキラキラした目(瞳フェチなもんで、やっぱ目が気になるの) が一番元気感じてメグらしいと思っていたんだけど、 今回のキャラのヒドい性格とかを抜きにしても、もうそんなメグが殆ど感じられなかったのは、結構ショックでした。 そんなメグが、そんなキャラで、延々しつこく(ほぼ暴力によって)復縁を迫る物語なので、特に前半は、全く面白くなかったです。 後半、雰囲気がちょっと変わって、あんな事件になって少しは面白みも出て来たけど、 その顛末も想像通り・・だったので、二人の関係も全然素敵に見えなかったな。 旦那も旦那だよね〜・・新しい彼女がちょっと気の毒・・かも? なんか私、基本、こう言う男と女の激しい言い争いって嫌いなんだと思う。 気持ち離れたなら、もうそれでいいじゃん・・気持ちなんて、無理に繋ぎとめておくものでもなかろーに、って どうしても思っちゃうもんだから。そう言う投げやりな態度のがもっと問題なのかもしれんけど。(爆) ティモシー・ハットンも久々見たけど、遠目だと、そのジタバタする様がケヴィン・クラインと重なって仕方なかった。 ケヴィンだともっと軽く楽しい雰囲気な作品になったかなあ?いや、あのクドさを和らげるのは、やはりヒロインの力が必要だよね〜。 難しいねぇ〜・・と言うか、だいたい、これってコメディなの?笑う所あったっけ?(汗) 最後に、エイドリアン・シェリーに捧ぐ・・ってあったと思ったら、彼女の脚本でした;; 【BS】 |
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男と女の不都合な真実 THE UGLY TRUTH (09・米) |
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(監)ロバート・ルケティック (脚・原案)ニコール・イーストマン (脚)カレン・マックラー・ラッツ キルステン・スミス (主)キャサリン・ハイグル ジェラルド・バトラー エリック・ウィンター ジョン・マイケル・ヒギンズ ニック・サーシー ケヴィン・コナリー シェリル・ハインズ ブリー・ターナー |
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まあありきたりなラブロマンス。男と女、どっちもどっち・・みたいな。気が付けば・・みたいな。実は純粋で・・みたいな。 下ネタいつもあるよね米コメは、とは思ってたけど、これはかなりキワどいんじゃ? とは言え、ネコ追いかけて真っ逆さまでつり下がっておまけに相手の(以下略)って・・そのシチュエーション、昭和のマンガかよ! てか、こんなん恥ずかしくて一生逢いたくないかも。(笑) バトラー太った?元々こんなもん? ハイグルは魅力的になったね。こんなの(どんなの?)やってもさほどオゲレツ(死語)に見えないのは彼女ならでは? 気球のおじさんの居場所は・・(笑) 【TV】 |
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おとなのけんか CARNAGE (11・仏=独=ポーランド) |
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(監・脚)ロマン・ポランスキー (脚・原作戯曲)ヤスミナ・レザ (主)ジョディ・フォスター ケイト・ウィンスレット クリストフ・ヴァルツ ジョン・C・ライリー |
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小学生の子供同士のケンカで一人が前歯を折る怪我をしてしまう。 怪我を負わせた子供の両親カウアン夫妻は、相手ロングストリート家に謝罪に出向き、 そこでは和解の話し合いが行われた・・はずだったが・・?! 出演するのは、ほぼ4人のみ・・の会話劇。元々はヤスミナ・レザと言う方の大ヒットした舞台劇・・なんだそう。 コトの発端は子供同士のケンカ。どこの国でもよくある事だよね〜・・だけど、怪我がからんじゃ、大人が出ない訳にもいかず・・。 で、コトの解決だけに集中すれば良かったものを・・いつの間にか、どーでもいい様な論争に発展して・・泥沼状態。 よく日本人って本音と建て前があり過ぎとか言われるけど、これ見た限りでは、アメリカ人だって、かなり、なモンだよね?(笑) それに、お互いに「理解があります・知識人・常識人です」的なプライド(自己顕示欲?)もすごくって、 でも、思いやりに欠ける上っ面だけの態度なもんで、「実はいつでも上から目線〜」・・なのがモロバレしちゃって。 そして、そこで吠えれば吠えるほど、どんどん人間の小ささが露呈してしまうと言う可笑しさ・・(^^; アラン(ヴァルツ)がケイタイをダメにした時のセリフには笑った!マジで、それだけの世界かよ!みたいな。 ・・いや、仕事人のその気持ちも解るけど、それにしたって、それだけ?・・みたいな。 見ていて、ナンシー(ケイト)が(こんな中でも少しは)マトモかと思ったけど、これって人によって感じ方は違うのかな? ・・と言うか、あの吐きっぷりにオオウケ!_(T▽T)ノ彡☆ ペネロペ(ジョディ)、吐き気もよおしてる人に普通炭酸なんか勧めないと思うんだけど?(謎) いつの間にか、子供の心配よりも、親の虚栄心大会になってるのが何とも痛すぎる。(笑) そして、ラストシーン・・・・・・・・(爆) なにはともあれ、めでたしめでたし!良かった良かった!( ̄m ̄〃)ぷぷ ポランスキーって、最近は壮大な舞台のドラマを撮るイメージがあったので、 こんなマンションの一室で繰り広げられる、たった4人の物語を?・・って最初は不思議に思ったけど、 そう言えば、昔は結構心理ドラマ撮ってたし、これもそんな流れと言えば流れ・・堂々の心理劇ね!?(笑) 4人の中では、ケイトとヴァルツの夫婦が面白かった〜。 アランは最初は一番地味だったんだけど、どんどん存在感が出て来て・・一番心に残ったわ〜(笑) いやいや、一番、他人任せの丸投げオヤヂでイラつく!!・・んだけど、 その、大人としてどーなの?!な、イヤな奴をヴァルツがこの上なく上手く演じてて、見てると、ついニヤニヤしちゃって。(笑) 「僕の事、ドクターと間違えてる」・・の時の表情と言ったら!か、可愛いっ!_(T▽T)ノ彡☆ ナンシーは、最初は一番穏やかで物分り良さそうだったけど、相手にかみつかれるにつれて、取り繕ってた所が段々ほつれて行って・・ ・・で、「モンティ・パイソン人生狂騒曲」?!(≧∇≦) いやぁ・・気持ちいいなぁ〜Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン そんな、これまた大人としてビミョ〜なご夫人を、ケイトも絶妙に演じててとても良かったです。 ライリーは、その見た目の純朴さを、ドンカンさに転換させてる所が面白かったけど、 見た目のインパクトほどのエピソードが(ハムスターだけで)少なかったのがちょっと残念。 で、ジョディですが・・彼女は一番エキセントリック・・と言うか、ヒステリックで、ちょっと私には、このドラマの雰囲気からはズレてた気がしたなぁ。 ペネロペと言う、頑固で窮屈なキャラを承知しても、もっと違う演じ方もあったんじゃないかと、 正直、ジョディが熱演すればするほど、この舞台には似つかわしくない異様な恐さを感じてかなりヒイてしまって。 「某女優と友達だろ!」・・とか言われたのもマジっぽくて・・これってピー音しなくても良かったの〜?( ̄∇ ̄; まあ、彼女の真剣さが可笑しかったって思った人もいたかもしれないし、この辺も、人によって感じ方は違うんだろうけどね。 ・・と言う訳で、物語自体はなんっちゃーないんだけど(オイオイ) 4人の絡み具合が何とも言えない、”おとなのいたさ”を醸し出してて面白かったです。 【TOHOシネマズ・ソラリア館】 |
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おとなの事情 PERFETTI SCONOSCIUTI / PERFECT STRANGERS (16・伊) |
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(監・脚・原案)パオロ・ジェノヴェーゼ (脚)フィリッポ・ボローニャ パオロ・コステッラ パオロ・マンミーニ ローランド・ラヴェッロ (主)ジュゼッペ・バッティストン アンナ・フォリエッタ マルコ・ジャリーニ エドアルド・レオ ヴァレリオ・マスタンドレア アルバ・ロルヴァケル カシア・スムートニアック ベネデッタ・ポルカローリ |
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月食の夜に開かれた、幼馴染とそのパートナーとの食事会。そこで、お互いの信頼度を確かめるべく、あるゲームをする事になり・・ ケイタイ絡みのゲームをしましょ! ・・ってのから、マズい事態へまっしぐら〜なニオイしかしない;; 携帯はブラックボックス・・・ですよね〜。(笑) それから先は予想通りに・・(T▽T) 面白かった。(笑) 食事会でマズい事態に・・ってので、大昔に見たクラピッシュの映画をちょっと思い出したけど、あれも面白かったな。気まずくて。( ̄∇ ̄; 大胆過ぎる女性もいて、あんなん日本人女性だとしないよねぇ〜とか思う所もあったけど(何) 自分達だけの甘い世界に浸っちゃうと、なんでもやっちゃえ脳になっちゃうのかもね? 色々とにっちもさっちもいかない事態になって、これどーすんのよ?と思ったけど(笑)終わり方が良かった。 ああ、月食・・。すべては月食のせい・・。(笑) ま、知らぬが仏?秘密を知り過たがるには覚悟が必要、ってコトで。 ビアンカ役の女優さん、どっかで見たと思ったら、「ボローニャの夕暮れ」の女の子だったわ。もうすっかり大人に。(^^ 【追記】 これ色んな国でリメイクされてて日本版もあったのね!知らなかった〜。それも見てみたい。日本人女性だと・・の所とか?(笑) 【Amazon】 |
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乙女の祈り HEAVENLY CREATURES (94・ニュージーランド=米) |
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(監・脚)ピーター・ジャクソン (脚)フランシス・ウォルシュ (主)メラニー・リンスキー ケイト・ウィンスレット サラ・パース ダイアナ・ケント |
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怖さとメルヘンがうまく混ざり合って、絶妙です。冒頭から、引きつけられる・・・( ̄∇ ̄;)
なんと、あのピーターさんの作品。(笑) 当『映画BBS』一番最初のカキコ。【TV】 |
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オドレイ・トトゥ in ハッピーエンド NOWHERE TO GO BUT UP / HAPPY END (03・米=仏=独) |
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(監・脚)アモス・コレック (主)オドレイ・トトゥ ジャスティン・セロー ジェニファー・ティリー ライラ・ロビンズ フランク・ペレグリノ フアン・カルロス・エルナンデス |
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日本劇場未公開作品。スターを目指すオドレィがヒロインだけど、印象としてはとても地味。 と言うか、彼女の魅力を出そうと努力してる割には、今ひとつ出し切れていなかった感じ。せいぜい水浴びが印象に残った程度。 これがもっとうまく行くと、主人公との淡い関係(?)にも味が出たのにな。 【DVD】 |
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鬼が来た! 鬼子来了 (00・中国) |
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(監)チアン・ウェン(姜文) (主)チアン・ウェン(姜文) 香川照之 澤田謙也 チアン・ホンポー ユエン・ティン チェン・シュ |
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コミカルさと現実的なエグさを合体させた狂気の戦争映画?戦争を知らない私には、爆撃シーン満載の戦争映画よりも何だかキツい作品だった。 戦争によって、体どころか心の芯まで操られている様な気がしたからかな? ラストのカラー映像、凄かったです。その後は絶句。独特な異様な力強さを感じる作品。【シネテリエ天神】 |
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鬼教師ミセス・ティングル TEACHING MRS.TINGLE (99・米) |
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(監・脚)ケヴィン・ウィリアムソン (主)ヘレン・ミレン ケイティ・ホルムズ バリー・ワトスン |
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気楽に見れる学園バトルだとは思ってたけど、主演がミレンだし、ちょっとは期待してしまって・・でも内容はイマイチでした。^_^; ティングル先生は冷たいし恐いけど、生徒だってアレじゃあなぁ〜・・展開が、どうも生徒にばかり甘い感じがして、少し先生が可哀相になってしまったよ。 特に「見せ場」もないし、生徒同士の友情&恋愛も、取ってつけた雰囲気で実感ナシ。 でもま、ティングル先生のキャラは結構イイかな。このミレンは室○滋に似てたわ。(笑)【DVD】 |
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鬼火 LE FEU FOLLET (63・仏) |
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(監・脚)ルイ・マル (原作)ピエール・ドリュ・ラ・ロシェル (音楽)エリック・サティ (主)モーリス・ロネ アレクサンドラ・スチュワルト ジャンヌ・モロー ベルナール・ノエル |
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かつては社交界の花形だったアラン。だが、今はアル中の療養所で暮らし、この世に別れを告げようとしていた・・。 これは若い頃に見てもきっとピンと来なかったんじゃないのかな〜?イマは身につまされ過ぎてしまいましたが・・(汗) ともすれば、勝手にやってな〜映画になる所かもしれないけど、もういちいち彼の気持ちが理解出来て・・。そんなもん解らない方が絶対幸せに この世を生きていけるに決まってるのにね・・私もまだまだ大人になりきれない、どこか地に足がついてない、そんな人間なのでしょう・・(汗・汗) 最初から最後まで、彼を気にかけてくれる人はいっぱいいるのに、でも何かが違うと感じてしまうと、世の中の全てが、開かれていればいる程 自分の中では納得いかなくなって疎外感味わってしまったり・・うまく言えないけど、そんな雰囲気にしっかり包まれてしまった。 特に、カフェでぐるりとお客さんを眺めるシーンなんてのは、身近なシチュエーションでもあり、共感する所。 自業自得と言えばそれまでだけど(爆)そんな世の中にいて、自分の存在を一生考え続けてしまうからこそ人間なのかもしれないし? 今でこそよく聴くサティだけど、そのけだるさや淋しい雰囲気がこの作品にとても合っていた。 【ビデオ】 |
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オネーギンの恋文 ONEGIN (99・英) |
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(監)マーサ・ファインズ (脚)マイケル・イグナティフ ピーター・エテギ (原)アレキサンダー・プーシキン (製作総指揮)レイフ・ファインズ (主)レイフ・ファインズ リヴ・タイラー トビー・スティーヴンス レナ・ヒーディ マーティン・ドノヴァン |
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ロシアの文豪プーシキンの自伝的小説を、レイフ・ファインズの製作総指揮&主演、実妹のマーサの監督で映画化。 タイトルからして最初は、オネーギンからタチヤーナへの恋文の話かと。逆でしたね。 タチヤーナが彼に恋して眠れなくなる所、恋文をしたためる所は一番ドキドキして良かったな。^_^;雰囲気とか景色が美しくて、読書する彼女を 彼が訪問するシーンなんて絵画みたいでした。決闘シーンですらキレイ。(笑)ただ、オネーギンの、一度は拒んだ彼女への気持ちの変わり様が、 今ひとつはっきりとは分らなかった。これは私が女だから?「詩人の立場なら(妹ではなく)姉のタチヤーナを選ぶ」と言った彼は、元々彼女に惹かれていた んだろうけど・・それに、決闘した友達の恋人に対する愛情を深く感じたのもあるんだろうけど・・今ひとつ、コレ!と心を引っ張って行ってくれるエピソードが なかったのは残念。タチヤーナの信じる愛も、どんな風にして世俗にまみれて崩れていったのかも知りたい所だった。 結婚に愛を求めるのは贅沢・・なの?神聖と言うなら、”運命の人”と思えない人とは出来ないはずでは? リヴたん、白いドレスがとても映えて・・ドレス以上に白くてすべらかな肌でないと着こなせないよね。あのモチ肌は羨ましい限り。【ビデオ】 |
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オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA (04・米) |
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(監・脚)ジョエル・シュマッカー 【製・脚・音楽)アンドリュー・ロイド・ウェバー (原作)カストン・ルルー (主)ジェラルド・バトラー エミー・ロッサム パトリック・ウィルソン ミランダ・リチャードソン ミニー・ドライヴァー シアラン・ハインズ |
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映像、音楽共に豪華したねー。ロマ溢れる色々なシーンは、なるほどずっと心に残る事でしょう・・。 が・・実は中盤まで「しまった;;」感があったのが正直な所。 出だしはいいですよ、鮮やかに過去が蘇っていくシーンに例の音楽が重なって、おお!始まるぞ!と、ぞくぞくしましたよ、 例えそれがよくある演出であっても(オイオイ)こう言うのって結構観客のツボだったりするよねー♪ とか思いながら期待感が高まりました。が、それから暫くが困ったちゃんで;;確かに豪華絢爛なんだけど、素材に頼りすぎているせいか、 雑多でメリハリに欠けついケバくなってしまったクレイジーキルトの様。 そしてガサツなプリマドンナ、ミニー・・いや、面白いさ、笑えるさ、確かに!・・けどけど「頼むからミニーをアップにしないでくれ〜!」 ・・って思わず心の中で叫んださぁーー!_(T▽T)ノ彡☆(注:ミニーは好きよ) なもんで、その分ヒロイン(エミー)にめちゃくちゃ期待が膨らんだんだけど、これがまた・・あああ〜・・ゞ( ̄∇ ̄;) 歌は一応上手だし、清楚な雰囲気も、例えそれが『隣のミヨちゃん』にしか見えなくてもまだなんとかヨシとしましたよ、だけどさ・・う〜ん・・ 彼女にはオーラがない・・( ̄∇ ̄;)てか、これは演技力のなさのせい?それとも演出のせい? いくら舞台で慣らしてはいても、これは映画なんだよね・・微妙な心の動きは、歌と一緒に表情でも訴えてくれなくちゃ・・ ミュージカルだから歌で感じろよ!と言われもしそうだけど、映画にする以上は、やはり映画ならではの表現方法も取り込まないと、 感情移入は難しいと思うんだよね。この程度じゃ、ただの舞台の焼き直しどころか、歌手エミー・ロッサムのPVでしかないじゃん〜・・(汗) 小手先だけでなく、もっと全身全霊の情熱を感じかった。これは、ある意味監督の手抜きなんじゃないのかなあ。 でも、中盤になると、それから少しドラマチックな描写が加わって、やっと映画らしくなってきてちょっぴりホッ・・;; 孤独を癒す音楽をお互いに求め合い、自然と惹かれあう2人は素敵でした。ラウルの前ではあくまでも清楚でオトメなクリスティーヌが、 ファントム(ジェラルド)の前では、求めている何かが少しずつ露わになってきて、心身ともに大人へ・・ 確実にお色気も出てきて(笑)このあたりが見所。・・メイクさんのご苦労がしのばれます。(どう言う意味) お色気と言えば、ファントムと一緒に舞台に立ってた時の彼女の衣装の肩(紐)がすぐズレ落ちて来ちゃってね、最初は演出だと思ったんだけど、 一生懸命元に戻してるのよね;; 私もすごいナデ肩で、しょっちゅうこう言う事があるもんだから、何だか気になって気になって仕方なかったよ。 そんな私も、クライマックスでは、打ちのめされるファントムの姿が切なくて思わず涙してしまいました・・(T_T) 私なら絶対ファントムのがタイプだけどなぁ〜と思ったけど・・でもあのフィギュアはよせよな〜・・オタクっぽいぞ! ・・あれ見てクリスティーヌはヒイたのかも?(* ̄m ̄)ノ彡☆ 基本的には魅力的なお話だと思うので、もうちょっと「力」があれば良かったな・・。もしかしたらヒロインに足りなかったのは「眼力」だったかもなあ? 「顔力」のあるミニーには、次回は是非ハリウッド版「サザエさん」にでも出て欲しいですね。Σ\( ̄ー ̄;)あるかい! それにしても音楽の天使って・・見方を変えれば音楽の悪魔なのよね。欲にかられて全てを捧げる・・悪魔との契約・・そっち方面に 大胆に斬新に脚色された怒涛作が「ファントム・オブ・パラダイス」なのだわ〜・・と改めてそっちの方の凄さを見直したりして。(爆)【ユナイテッド・シネマ】 |
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おまけつき新婚生活 DUPLEX (03・米) |
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(監・ナレーション)ダニー・デヴィート (脚)ラリー・ドイル (主・製作)ドリュー・バリモア (主)ベン・スティラー アイリーン・エッセル ハーヴェイ・ファイアスタイン ジャスティン・セロー ジェームズ・レマー |
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夢のマイホーム探しの末、理想物件を見つけた新婚カップルのアレックスとナンシー。しかしそこの二階には老婦人が間借りしていた。 原題のDUPLEXは「二世帯住宅」、との事。(原題で英語のお勉強。) 昨日UPした「小悪魔・・」は断然原題が良かったけど、今回のは、邦題のが含みがあって面白いね。 原題って、そっけない程シンプルな場合が多いので、良し悪しは別にして、邦題のが色々あれこれ考えてる感じはする。 物語の舞台の二世帯住宅は、さすがアメリカ!な、素晴らしい一戸建て。いや、年代物だし、お屋敷と言った方がふさわしいかな。 こんなに広ければ、間借りしてる老人の1人くらい気にならないだろう・・ ・・と思ったのが運のつき、それがいかに甘い考えだったかをとことん知らしめられると言う・・(汗) 子供とお年寄りは大切に〜って言う一般感覚や、優しく接しましょう〜って当たり前の感覚もあるけど、 ここまでやられると、さすがに夫妻に同情してしまう。特に、PCの件は酷過ぎる・・。 この間の「偽りなき者」では、子供=天使扱いで笑えない状況に陥ったけど(注:「偽りなき者」は重い人間ドラマですぅ〜(;^_^A) このやり過ぎババア・・もとい、不可解な老女は、あの世に行く前から既に悪魔と契約してるんじゃ? な〜んて程の意地悪さ・・なので、それなりなお返しをして差し上げても当然では?な感覚に。(^^; あとで、実はあの世じゃなく、この世で色々と契約かわしてました〜なのがわかるけど、な〜んか、最後まで夫妻が気の毒だったわ。 これによって2人の絆が一生ものになってれば、と祈るばかり?! 老女側からすると、人生安泰に過ごすには周囲との連携が不可欠!・・とか?孤独死する老人が増えるよりいいのかな・・(汗) この夫妻はスティラーとドリューだったけど、とっても可愛いくてお似合いなカップルでした。 なので、余計あのバ・・もとい、老婦人(笑)が憎たらしくて。 いや、一見、すごく優しそうな人なんだよね・・普通に穏やかで普通にか弱くて・・な、普通の老女に見える所もミソなんだろうな。 やり手老女(?)って、なんだかやけに恐怖を感じるわ。「スペル」の影響かしら。(笑) いや、実生活の影響・・?(笑えん) このブラックコメディ、ちょっと笑いに困る部分もあるなぁ ・・と思ったら、監督はデヴィートでした。納得。(^^; なにはともあれ、老女から学んだ事・・ 「たとえ死んでも生き残れ!」。 すごいなぁ〜・・。 「ファイナル・デスティネーション」見せてやりたいよ。 【BS】 |
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オリヴィエ オリヴィエ OLIVIER OLIVIER (92・仏) |
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(監・脚)アニエスカ・ホランド (主)フランソワ・クリューゼ ブリジット・ルアン グレゴワール・コラン エマニュエル・モロゾフ |
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自己中心的で仕事に逃げる父親、夫を見限り息子を溺愛する母親、母の愛に飢えている娘、そして甘えん坊な一人息子のオリヴィエ・・ 彼が謎の失踪を遂げる前から、既にこの一家のバランスの危うさが絶妙に描かれていて、ぐいぐい引っ張られる。姉が超能力を見せる場面は、 やや唐突な感じがしたけれど彼女の弟に対する嫉妬がその失踪を招いたと、彼女は思い込んだかも?などと思うと、物事って(見えずとも) 人の執念が絡み合って起きているのかも?なんて感じたり。(物を動かせる様になったのは弟が失踪してから、とは言ってたけど。) 【以下ネタバレ注意】 少年の言葉が重い。彼の今までの人生において、彼の存在を大事にしてくれた人間はいなかったのかも?と思える。・・溺愛されたオリヴィエとは真反対に。 彼と姉が惹かれあうのも、同じ匂いを感じたからかな。グレゴワール・コラン、ちょっと窪塚に似てない?( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】 |
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オリエント急行殺人事件 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS (74・英) |
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(監)シドニー・ルメット (脚)ポール・デーン (原)アガサ・クリスティ (主)アルバート・フィニー ローレン・バコール ショーン・コネリー マイケル・ヨーク イングリット・バーグマン リチャード・ウィドマーク |
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随分昔に見た事あったけど、「クリスタル・・」とか「そして誰も・・」とかと混同しちゃって・・;; でも、再見してみるとちょっとずつ思い出すもんですね。(当り前か) オーソドックスな推理劇だけど、豪華キャストで見応えありますね。 当時は気にもとめてなかったジャクリーン・ビセット、綺麗でした。V・レッドグレープ、A・パーキンス、R・ウィドマーク・・「ファール・プレイ」の黒幕女優も?! ポワロの決断や、乾杯するシーンではホッとしました。【TV】【BS】 |
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オリバー・ツイスト OLIVER TWIST (05・英=チェコ=仏=伊) |
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(監・製作)ロマン・ポランスキー (製作)アラン・サルド ロベール・ベンムッサ (脚)ロナルド・ハーウッド (原作)チャールズ・ディケンズ (主)バーニー・クラーク ベン・キングズレー ハリー・イーデン ジェイミー・フォアマン エドワード・ハードウィック リアン・ロウ |
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期待してたんだけど、割と普通の大作って感じ。オリバー君も可愛いかったけど、あまり印象が残らないと言うか・・。 でも映像は割りと好みだったし、こんなタイプの映画は、子供と一緒に見る分にはいいかも? フェイギン・・あの人も悲痛・・。 【BS】 |
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俺はまだ本気出してないだけ (13・日本) |
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(監・脚)福田雄一 (原作)青野春秋 (主)堤真一 橋本愛 生瀬勝久 山田孝之 濱田岳 指原莉乃 蛭子能収 村松利史 賀来賢人 ムロツヨシ 佐藤二朗 水野美紀 石橋蓮司 |
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どう見てもダメダメな主人公だけど、なんだかギリギリ憎めないと言うか。どこかこう言うのに共感や憧れもあるんだろうか?>自分・・( ̄∇ ̄; 娘は複雑だよね。よくグレなかったなぁと思ったらああ言うコトで・・でも、よくあの程度で済んだな、とは思った。(爆) 漫画は、ストーリーはともかく(笑)画の線はしっかりしていて上手かった。一般的にはヘタウマって感じだろうけど、個性的で自分は好きなタイプ。 ちょっと蛭子さん思い出したけど。と思ったら本人出てたけど。あれっ?もしかしてあれ蛭子さんが描いた?(疑問) 担当さんと会話する所がツボ。 それと、金髪若者の部屋に転がり込んだ時の「来ちゃった♪」には吹いたわ。(笑) 【TV】 |
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おわらない物語 アビバの場合 PALINDROMES (04・米) |
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(監・脚)トッド・ソロンズ (主)エレン・バーキン スティーヴン・アドリー=ギアギス リチャード・メイサー ジェニファー・ジェイソン・リー デブラ・モンク |
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へええ〜・・噂には聞いてたけど、ホントにドーンの葬式から始まっちゃうなんて・・なんとも・・( ̄∇ ̄;)
あんなにズ太いドーンが自殺なんて信じられない〜・・って思ったけど、その理由=妊娠〜自分に似た子は耐えられない! ・・を聞いてミョ〜に納得・・いや、ドーンがダメダメだからって訳じゃなくて、そう言う道を自分から選ぶドーンに不謹慎ながらアッパレとか思っちゃって(汗) いや、話はドーンについてなんじゃないけど、このドーンの話なくしては、やっぱりアビバの行動は語れないんじゃないのかな。 ドーンとは正反対とも言えるアビバだけど、そうであっても困難な道を歩む事になる・・色々な自分を確かめながら(持て余しながら?) 愛情の対象や形態が変化していく様は、同じ女性として何か胸に感じる物があったなあ・・。 真っ二つに決定付けられない善悪や愛憎を、ひねた照れ隠しみたいな(笑)手法で描いている所が、前作以上に面白かったです。 障害のある子供達もアビバも・・みんなサンシャインホームにいる間は親の子宮の中で出番待ってる胎児みたいなイメージだったな。 久々に見たエレン・バーキン・・イマドキの親の代表みたいな、なんかイヤな部分もあったけど、解る部分もあって、 見ていて複雑な心境に陥ってしまったよ・・エレンの相変わらずな安心感&不思議ムードは好きだわ。 【DVD】 |
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終わりで始まりの4日間 GARDEN STATE (04・米) |
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(監・脚)ザック・ブラフ (主)ザック・ブラフ ナタリー・ポートマン ピーター・サースガード イアン・ホルム ジーン・スマート メソッド・マン アン・ダウト ロン・リーブマン |
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カケダシ俳優アンドリューは、母親の死の報せを受け、数年ぶりに故郷のニュージャージーに帰郷する。
ずっと父親とは折り合いが悪く、再会した旧友ともどこか通じ合わないまま・・そんな時、天真爛漫な少女サムと出会う・・。 原題のGARDEN STATEとは、ニュージャージーの愛称だそうです。 NYの近くでありながら、NYみたいにカッコ良くなれない、中途半端なイメージのある街・・だとか? 主演のザック・ブラフって知らないなぁ〜・・妙な顔の兄ちゃんだなぁ〜(ラブーフ以上に?笑)とか思ってたら、なんと、監督も脚本も彼でした。 つまりは、そんなGARDEN STATEで育った彼の、もどかしいあれやこれやを綴った少しだけ自伝的青春物語なんでしょう。 ずっとオフビートなノリなので、ちょっと退屈な部分や何がしたいのかあんまりよくわからないシーン(オイオイ)とかもあったけど、 思う様に生きていけない、でも人生投げるつもりな訳じゃない主人公には、 見てると段々情がわいてきたりして(妙な顔も、困った時のチュート○アル徳井さんみたいに見えたり) 明るく前向きなサムととてもお似合いで微笑ましくて、二人共がんばれ〜負けるんじゃないよ〜!・・って応援したくなったりも。 雨の時、傍に居たサースガードはちょっと気まずかったですがねー・・(笑)でも彼の存在感も、後の活躍を予感する様だったわ。 このサム・・のナタリー・ポートマンは(いつも可愛いくはあるけど)本当にチャーミングで素敵な女の子でした。 とある重大な悩みを抱えているのに、自分を自分で笑って生きていける、その頑張りが素晴らしいしいじらしい・・。 こんなん、アンドリューじゃなくても、グッときちゃうよねぇ〜。ただ、公共の場での椅子には土足付けないでね〜・・日本人の御姉さんからのお願い。 それにしても・・生きてると、どこかで誰でも色々とあるよね・・。 でも、お互いに心を解放しあえる人との出会いって・・一生に1回くらいはあるんだろうか? 1度もなかったら・・・・・・・それこそ笑っちゃうよね。 ( ̄∇ ̄;) はっはっはっ (-.-)ふ 【DVD】 |
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終わりなし BEZ KONCA (84・ポーランド) |
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(監・脚)クシシュトフ・キェシロフスキ (脚)クシシュトフ・ピェシェヴィッチ (音楽)ズビグニェフ・プレイスネル (主)グラジナ・シャポウォフスカ イェジ・ラジヴィオヴィッチ アレクサンデル・バルディーニ |
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自分の意思のままに生き抜く事は、なんて難しい・・このような体制下では、死んだも同然の生かないの?亡くした夫を求め続ける主人公に、 お構いなしにやって来た出来事・・彼女も又、死んだも同然に生きている・・。なんともやりきれないラスト。現実的に考えるとどうしようもない思いだけ残るが、 あの彼女と夫との、言葉のない、指だけで解り合う至福感には、何ものもかなわないのかもしれない。 【劇場】 |
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ON THE EDGE (01・アイルランド)
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(監・脚・音楽)ジョン・カーニー (脚)ダニエル・ジェームズ (主)キリアン・マーフィー スティーヴン・レイ トリシア・ヴェッセイ ジョナサン・ジャクソン ポール・ヒッキー |
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とても19歳とは信じられないキリアン(笑)主演の青春お悩みドラマ。 一番いいやつが死を選んでしまうのって・・悲しいなあ。死にたい人って、身近な人、それも大切な人の死とか、どう感じるんだろう? その死と言う物のどの部分を、どう受け止めるんだろう?
色々な展開はあれど、人物の掘り下げもお話の展開も薄く物足りない。タイトルが似てる「17歳のカルテ」のが数段深くて面白かったぞ。 でも、キリアンが見られたのは良かった。いつの間にか結構ファンに・・(^^ゞ 【TV】 |
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女と男の観覧車 WONDER WHEEL (17・米) |
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(監・脚)ウディ・アレン (主)ケイト・ウィンスレット ジャスティン・ティンバーレイク ジム・ベルーシ ジュノー・テンプル ジャック・ゴア デヴィッド・クラムホルツ マックス・カセラ トニー・シリコ スティーヴ・ジリッパ |
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リゾート地コニーアイランドでウェイトレスとして働く元女優のジニーはその生活に満たされない思いを抱いていた。 そんな時、海岸で働く脚本家志望の青年ミッキーと出会い・・ 予告編ではウィンスレットよりもテンプルちゃんがよく出てたので、彼女に関する物語(&新ミューズ?)かと思ってたら、 どすこい! あ失礼・・ どっこい! やっぱりウィンスレットが中心の物語でした。(≧∇≦) ずっと自分の過去に囚われてると言うか、毎日がお祭りの観覧車の様に同じ所をぐるぐるしてると言うか、 50年代のコニーアイランドの煌びやかな、でも儚げな雰囲気からして全てがマボロシの様。 でもそんな時代に生きていた女達のあがき?や悲哀はひしひしと伝わって来た。 ウィンスレットだしね・・生身でぶつかって来る様な・・どすこい!・・あ、つい又・・(≧∇≦) 子どもの火遊びはダメ絶対!・・と言いつつ・・オトナの火遊びは・・(爆) ちんば〜れいく、絶対娘に目が行く!賭けてもいい!って最初から思ってたわ・・(`ロ´) 電話の所は、正直、アレンの「マッチポイント」が好きなので、あれっぽいどんでん返し?的な何かがあるかと期待したけど、 そこは直球だったかな。 それでも充分に見入ってしまったけれど。 【KBCシネマ】 |
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女と女と井戸の中 THE WELL (97・豪) |
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(監)サマンサ・ラング (脚)ローラ・ジョーンズ (原)エリザベス・ジョリー (主)パメラ・レイブ ミランダ・オットー ポール・チャブ |
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青みがかった映像が全編を覆うミステリー。女二人だけの空間、お金、遊び、そして井戸・・ かなり私好みな世界で、とても面白かったです。ただ、ラスト・・あれだけは、ちょっと物申したい気分。 私だったら、*は見せずに謎は謎のまま終わらせていたと思う・・どうかな?( ̄∇ ̄;) 【KBCシネマ】 |
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LE AMICHE (56・伊)
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(監)ミケランジェロ・アントニオーニ (脚)スーゾ・チェッキ・ダミーコ アルバ・デ・セスベデス (主)エレオノラ・ロッシ=ドラゴ イヴォンヌ・フルノー ヴァレンティナ・コルテーゼ マドレーヌ・フィッシャー ガブリエル・フェルゼッティ フランコ・ファブリッツィ |
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トリノに店を出した洋装店の支配人・クレリアは、同じホテルの隣室に泊まっていた女性・ロゼッタが自殺未遂を起こした事から、 彼女達の仲間と関わる様になるが・・ 最初は、普通どこででもある女性達模様だなぁ・・と、あまりノれないまま見ていたり・・ 海のシーン・・いいな・・でも、隠れてあんな事して見つかっても悪びれもしない仲間って何?・・とか思ったりもしてたけど(笑) ロレンツォへの愛に狂ってるロゼッタが沢山出してから面白くなってきました。(笑)ロゼッタ、仕事に対する責任感なさ過ぎ・・(爆) 一応視点はクレリアなんだろうけど、ロゼッタ&ロレンツォ、そして、ロゼッタVSネネの図を広げると 一番皆の状況が分かりやすい感じがしたもので。 女性達其々の個性は割と単純に感じられたし、物事の顛末には、例えばネネ・・どうしてそんな決断を?とか、 クレリア、本当に彼を愛していたの?とか、ロゼッタ、あんたが恋してたモノって結局は何だったの?とか、 色々と疑問に思ったり納得出来ない部分もあったけれど、 それは、彼女達1人1人に、女性が持つ色々な顔を映したから・・なのかな?とも思った。 ロレンツォのイイカゲンで不甲斐ない所は、あぁ、こんなタイプの男よく居るよなぁ・・とか、すんなり納得出来たけれど。(笑) しかし・・アントニオーニの作品はまだ3本くらいしか知らないけど、いつもどこか、あまりピンと来ない部分があるのは確か。 見終わった後に、妙な感覚が残るのよね。うまく説明は出来ないんだけど、もう少し沢山鑑賞すると、それもハッキリしてくるかな? 【BS−NHK】 |
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女の中にいる他人 (66・日本) |
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(監)成瀬巳喜男 (脚)井手俊郎 (原作)エドワード・アタイヤ (主)小林桂樹 新珠三千代 稲吉千晴 塩崎景子 長岡照子 |
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なんだか、入り込めない不思議な雰囲気だったなあ。昔の邦画には殆どの場合、そう感じるんだけど・・。 こう言う系列(昔の日本の有名どころ監督)の作品には、同じ日本人でありながら、殆どの場合感情移入出来ないのは何故だろうなぁ。 どうも、面白い展開だと思っても、一定な所までしか感情がついていかない。壁を感じる。単に慣れてない・・と言うよりも、 どこかでこう言う昔の日本や日本人を見るのが苦痛な部分があるのかもしれない?前世か、それとも無意識な時代に何かあったか?(^^; 罪を犯し謝りたくてしょうがない夫に、待ったをかける妻って・・優しいのか自己中なのか、天使なんだか悪魔なんだか。 ああ、そう言うリアルさを、まだ子供だった時分の時代に見たくないのかしらね?世界がまだ美しいばかりと信じていた時代に。(笑) 【BS】 |
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女はそれを待っている NARA LIVET (58・スウェーデン) |
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(監)イングマール・ベルイマン (脚・原作)ウッラ・イーサクソン (主)エーヴァ・ダールベック イングリット・チューリン マックス・フォン・シドー エルランド・ヨセフソン ビビ・アンデルソン |
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夫との愛を信じられないままに妊娠〜流産してしまった女性。同室には、出産を今か今かと待ち望んでいる朗らかな主婦と、 恋人にじゃけんにされながら、望まない妊娠をしてしまった若い娘がいた。 こんなに境遇の違う女性を同じ部屋にするなんて・・とか思ったけど、そこに憎しみでなく、お互いへの思いやりや愛情が生まれる所が美しい。 どんな事情があっても、どの命の重さも変わらない・・愛情が深ければ深いほど、悩みも深いけれど。 どんな困難にもめげずに頑張って・・って、女性と言う、誕生前の生命をも守れる存在に、ただただエールを送りたくなる。(涙) 【ビデオ】 |
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女は二度決断する AUS DEM NICHTS / IN THE FADE (17・独) |
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(監・脚・製)ファティ・アキン (共同脚本)ハーク・ボーム (製作)ヌアハン・シェケルチ=ポルスト ヘルマン・ヴァイゲル (主)ダイアン・クルーガー デニス・モシット ヨハネス・クリシュ サミア・シャンクラン ヌーマン・アチャル ウルリッヒ・トゥクール |
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ドイツ人のカティヤはトルコ系移民のヌーリと結婚し息子と三人で幸せに暮らしていた。ところがヌーリの事務所前で爆発事件が起こり なんだか辛い物語だったなぁ・・。人を呪わば穴二つに近そうで一番遠い、そんな諺はありますか? あの裁判には「はぁ?」。疑わしきは罰せずとは言うけど、結構証拠あった気がしたから尚更・・。 愛する家族を、普通の生活を、理不尽に奪われて・・たった一人残されてしまった・・その怒りと悲しみは一体どこへ持って行けばいいのか・・。 世間的に済んだ事にされてしまって、彼女の主張するネオナチに関してもうやむやにされて、個人的な小さな事件として扱われてる感もやるせない。 ネオナチってなんか久々聞いた気がしたし、一昔前の話な気がしてたけどイマでも活動しているのね。 昔とは形変えて生き延びてる?と言うか、色んな形に変化しながら人種差別テロを起こす危険団体の総称なのかな? ギリシャの「黄金の夜明け」については恥ずかしながら初めて知ったので勉強になった。 なんでいつまでもこんな思想がなくならないんだろうと思うけど、危険な差別意識があったとしても個人だけじゃなかなか行動しないだろうし、 1つの組織だけでなく、こう言うのの横の繋がりも思い切ったテロ行為に一役かってるんだろうな。 イマのドイツの人種〜移民問題に対しての姿勢は極端過ぎて正直全く賛同も出来ないけど、 其々の国の人が自国の誇りを持ちながら、かつ、互いの国を尊重し合える世界・・がお花畑の幻想とも思いたくないし難しいね。 ヌーリの両親はカティヤとあまりいい関係ではないのが見て取れたのも寂しかったな。やっぱり根本に昔から持ってる人種感情があるのかな。 クルーガー、とても良かった。初見(確か「ホワイト・ライズ」と思ったら「トロイ」だったみたいで更に確認したら「ミシェル・ヴァイヨン」だった・・笑) の時を思い起こしたけど、少しずつ少しずつ魅力的な女優さんになってる気がする。 もうイマのドイツを代表する女優さんと言ってもいいのかも?(^^ 【KBCシネマ】 |
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女はバス停で服を着替えた | |
(監)小沼勝 (主)戸田菜穂 遠藤憲一 中村麻美 北村和夫 モロ師岡 |
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故郷とは何なのでしょう?家族の様に、どんな時でも暖かく自分を迎えてくれる所? 自分にも故郷はあるけど・・。私には、どこでも”帰る所”ではなく、常に”行く所”と言う感覚しかない。 そんな風なので、主人公・瑞枝の”らんぶりん”ぶりが、しみじみと気持ちに染み入ってきた。 心から愛しているのに・・そんな気持ちですら、彼と肉親、”故郷”の前では、過ぎた夢。 今ここにこうして一緒にいても、受け入れて貰えない、受け入れられないジレンマ、心の置き場のない切なさ。 人は夢を叶える為に生きていたいと思うもの・・今一番求める物は何だろう?もしそれが消えてしまったとしたら・・。 帰る故郷なんてなくていい。逃げる故郷などなくてせいせい。いつか新しい夢が生まれると信じられれば、それだけで充分だよ。 地味系女優・戸田菜穂の意外なお色気、ちょっとお笑い系に見える遠藤憲一、&なんでサルサ?(笑)そして、 地方系映画にしては、妙に世界が広がってる不思議な作品。(笑) 中村麻美の笑顔が都会的だからかな?( ̄∇ ̄;) 【シネサロン・パヴェリア】 |
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女はみんな生きている CHAOS (01・仏) |
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(監・脚)コリーヌ・セロー (主)カトリーヌ・フロ ヴァンサン・ランドン ラシダ・ブラクニ リーヌ・ルノー オレリアン・ヴィイク |
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フランスと言えば、たとえ子供が出来ても結婚より同棲、とにかく個人主義なイメージがあるけど、そんな中でかなり日本と似通った、 (仕事はしてるけど)夫と子供に尽くす普通の主婦が主人公なのが変な感じ?・・なんて思ってたら、やっぱりやってくれますよね、フランス映画って! そう来なくっちゃ〜!と共感しまくり。(笑)ここでの男って、もうどうしようもない;女をモノ扱いしてる割には、男のが心では何も感じない「モノ」みたい。 ダンナがほにゃららに連れて行かれたシーンでは、爆笑!もう、マヌケ過ぎ〜〜息子もだけどさ!(T▽T)ノ彡☆ でも、人間としてのココロを少しでも引っ張り出してくれた女性に感謝しなくちゃーねー。男を大切に思ってる愛のムチ・・女も実は切ないのよ・・。 当り前と思われてる世界からジャンプして、厳しくても手応えのある世界を見つけられた幸せ、捨てたつもりでももう一度やり直せるチャンスがあると 信じられた幸せ・・アホな男には構ってるヒマなんてない。まさに、女はみんな生きている・女はみんな突っ走る!(笑) この作品を観て渋い思いをした男性の方々、せめて出されるお料理は感謝していだだきましょうね〜。(*^-^)ニコ 【KBCシネマ】 |
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オンリー・ゴッド ONLY GOD FORGIVES (13・デンマーク=仏) |
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(監・脚・製作)ニコラス・ウィンディング・レフン (製作)レネ・ボーグルム シドニー・デュマ ヴァンサン・マラヴァル (主)ライアン・ゴズリング クリスティン・スコット・トーマス ヴィタヤ・パンスリンガム ラータ・ポーガム ゴードン・ブラウン トム・バーク |
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タイでボクシングクラブを経営するギャングの兄弟ビリーとジュリアン。 ある日、兄ビリーが何者かに惨殺され、母親はジュリアンに復讐を命じるが・・ すんごい「雰囲気」に突っ走ったギャング映画。 序盤なんて、アヤツジ雰囲気シリーズ・ギャング版?って思ったくらいよ。(謎) なので、物語として楽しめるかどうか、かなり好き嫌い分かれそう。 私は、嫌いじゃなかったけど、だいぶ表面的と言うか、スタイルやイメージだけに頼り過ぎ〜って印象は強かった。 寡黙な主人公とか、悪をあんな武器で滅多斬りにする異国の刑事とかさ、な〜んか、漫画にでも出てきそうな わかりやす過ぎるキャラだし。(笑) ただ、母親役のスコット・トーマスはさすがに上手くて見応えあったわ。 あそこまで突き抜けた悪母って・・普段なかなか見る事もないし。家でゴロゴロしてるだけの悪母ならどこにでもいるんでしょうが。(ドキッ) そんな母に翻弄されながら育った息子達の内面は未知なる世界って感じだった。アクションとか一応見せ場はあったけど、 見終わった後に、一番何が印象に残ったか?って聞かれると、タイ人刑事のカラオケ一人舞台!・・なのって・・どうすれば・・( ̄∇ ̄; タイ人刑事より、母息子にもっと近づいて欲しかったな。タイ人刑事のカラオケ、何か意味あるんかもしれんけど、あんま興味ないし。 タイ人刑事、興味ないと言いつつ、何年か後に突然フッと思いだしたりして。いかん、タイ人刑事が忘れられなくなりつつある・・(笑) ゴズりん、完全食われとる・・クリスティンに食われるならまだしも、 あの地味なおっさん=タイ人刑事に食われるなんて・・・・・。(最後はおっさん呼ばわり・・) 【Tジョイ博多】 |
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オンリー・ユー ONLY YOU (94・米) |
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(監・製作)ノーマン・ジュイソン (脚)ダイアナ・ドレイク (製作)ケイリー・ウッズ ロバート・N・フリード チャールズ・マルヴェヒル (主)マリサ・トメイ ロバート・ダウニー・Jr ボニー・ハント ヨアキム・デ・アルメイダ フィッシャー・スティーヴンス ビリー・ゼイン |
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占いに出た”運命の人”の名前を子供の頃から信じてきたフェイス。 しかし、いつまでたってもその名前の人には巡り会えず、ついに彼女は身近な男性との結婚を決めるのだが・・ 「レスラー」とか「団塊」とか「くそガキ」とか、ちょこちょこ見て来て、 気が付きゃ結構お気に入りになってた、トメ子こと、マリサ・トメイ主演のラブコメ。 ショートヘアのトメ子もキュートで可愛いね。 占いを信じたい気持ち・・うんうん、わかるわ〜。 だって、女の子だもん!(*^-^)ニコ ・・とは思うけど、その”運命の人”の名前は「デイモン・ブラッドリー」。 がっつりフルネームってどうよ? 「鬼瓦権蔵」だったら信じたんかいな?(古・・) 彼女に絡むお相手はホリエモン。 え?違うの? そっくりだったよ? 特に、後ろから斜め45度。 顔と首の境目がない頃のホリエモン! ・・と思いながら、よく見りゃダウニーJrだったわ。(笑) 今のが全然カッコいいよ。年月を味方につけられて良かったじゃん〜ダウニ〜。 しかし・・ 中盤までは、そんなホリエモンでも楽しいヤツっぽくて好感持ってたんだけどね、 ・・あの裏工作は何なんだ?もう〜・・すんごいガッカリ〜・・。 えーっ・・それでも・・いいの?それが愛の証明なの?・・うう〜ん・・ そうね・・それを受け入れる気持ちも解らんでもない事もない事もない・・ だって、女の子だもん! ・・って、その時はそれで良くてもさ、そんな「裏工作気質」は未来において、どんな風に作用するか・・要注意よ? ・・などと、老婆心。 そもそも、あの婚約者どうするん?なんかビミョ〜だったけど。そう言えば、お兄さんもなんか、ちょこまかとビミョ〜。 「なんて素敵なの!」ってトメ子がトキメいた水着の男性も、近くで見たら、めっちゃビミョ〜・・。 このへんの男性陣、全員ビミョ〜過ぎる。ビミョ〜過ぎて、逆に心に残る!( ̄∇ ̄; トメ子的にイケメンなその水着男性は、どっかで見た顔と思ったら、 「タイタニック」でプリ男を敵にまわしたりして、全世界から卑怯者認定された?気の毒な俳優さんだったわ。 「タイタニック」のが後だけど、その時のがまだカッコいい様な?彼もまた、年月を味方につけてめでたしめでたし? ・・な感じだったけど、裸(水着姿)がこんなにマッチョだとは知らなかったわ。 あ、そこも自分にはビミョ〜だったけど、トメ子的には、そここそが良かったのかもね?(笑) 個人的には、イタリアの伊達男が一番好みだったけど。 ・・と、ビミョ〜な男性陣の品定めで終わってしまったけど;;お気軽に楽しめる作品でした。 そう言えば、冒頭に、雷で裂かれた片割れを探す云々・・な話があったのでヘドちゃまを思い出したわ〜(^^ 【BS−NHK】 |