マーゴット・ウェディング
MARGOT AT THE WEDDING (07・米)
 
(-_-; 
(監・脚)ノア・バームバック
(主)ニコール・キッドマン ジェニファー・ジェイソン・リー ゼイン・バイス ジャック・ブラック ジョン・タトゥーロ フローラ・クロス キアラン・ハインズ
作家のマーゴットは妹の結婚式の為に疎遠だった実家を訪れる。久しぶりの再会を喜ぶ姉妹だったが、時間が経つにつれ様々な問題が起こってしまう。
あの「イカとクジラ」がとても良かった♪ので、これも楽しみにして見たんだけど・・あぁ・・面白くなかったです・・(≡д≡)
一体何が言いたいのか、よく解らない。いや、解りたい気持ちにもならなかったなぁ。(爆)
家族模様・・にしたって、「一番身近かだから、あなたの為思ってキツい事も言うのよ」みたいな精神で家族関係を運営(?)してる主人公が、
言ってる事には一理はあっても、それ以上に陰で悪口たたいてばかりとか、とにかく不愉快。
でも、この社会的には一応エラくても人間的にはどうよ?・・な主人公マーゴットはニコール・キッドマンが演じてるんだけど、
いつもの彼女とは違って、ニコールってもしかしてホントに性悪〜〜!?・・って勘違いしてしまうくらいハマってて、
たまにマジなドジを踏んでしまう所なんかも失笑気味にリアルで、そこんとこは面白かったけどね。(^^;
この失笑キブンをもうちょっと頑張って(?)微笑ましい・・に変えられたら、作品へもそれなりな愛が生まれたかもしれないなあ??
とりあえずは、ジェイソン・リーの、姉に押され気味な、でも自分を持ってる妹・・と言う役の雰囲気が、
かろうじて作品に奥行きをもたらしてる感じがした。彼女の醸し出す雰囲気っていいね。
ジャック・ブラックは・・彼の醸し出す雰囲気・・ではなく、○○○丸出しした後姿が、作品に奥行きを・・・・・・・・・・(フェイドアウト・・) 【DVD】

マーサ、あるいはマーシー・メイ
MARTHA MARCY MAY MARLENE (11・米)
 
(監・脚)ショーン・ダーキン
(主)エリザベス・オルセン サラ・ポールソン ジョン・ホークス ヒュー・ダンシー ブラディ・コーベット 
   ルイーザ・クラウゼ ジュリア・ガーナー マリア・ディッツィア クリストファー・アボット
ある集団から抜け出し、姉夫婦の元へ身を寄せたマーサ。
そこで普通の生活を始めた彼女だったが、集団生活での記憶や習慣がことあるごとによみがえってしまう。

ある集団=カルト(宗教)集団。恐いね〜・・なんでこんなんに近寄るのかワカラン〜
って普通なら思うけど、居場所なくて孤独な時って、受け入れてくれるだけで有難いし仲間意識芽生えるし、
真面目な性格だったら余計に忠誠誓ったり、恩返しとかご奉仕とか、身を捧げるモードになっちゃうんだろうね?
早々に文字通り身を捧げる儀式が〜;;以前、日本中を騒がせた某新興宗教テロ団体も、教祖がそーゆー事やらせてたんでしょう?
うっへ〜・・気持ち悪っ。こう言う集団って、社会に対してテロ的でなくても、精神テロみたいなもんじゃ〜?んで、肉体エ○は必須ってか?
こう言うのって、一旦入り込んだら、本当に救い出すのが難しいんだろうな。
某新興宗教テロ団体と同じ様に世間を騒がせた、某新興宗教エロ団体・・もとい(笑)エセ基督教団体、
あの、本部が某国で集団配給婚やってたキモ・ウリスト教団体ね、あの時、娘を命がけで救い出した某氏の事もふと思い出したわ・・。
お姉さん、妹を愛してるのに、どう接したらいいのか悩んでて気の毒だった。
妹がおかしな行動とっても、我慢して、一つ一つ根気強くなだめたり、教えたり・・大変。
過去の負い目があるみたいだったけど、でも、若い頃ってまだ自分の事で精一杯だろうし、それはお互い様な気はする。
でも、よくマーサは最初自分から戻って来たよね。
↑みたいな巨大カルトとは比べ物にならない位小規模で、体制のゆるい団体だったからまだ良かったんだろうし、
あの○○がきっかけになったのかも?だけど、そうじゃなければ自分から戻るなんてあり得ない気もする。
でも、それでも身体はなんとか戻れても、精神的には引きずる物や葛藤があるとは・・。
もし、もっと幼い時からこんな所にいたら?って思ったら恐いモンがあるわ。それが当たり前だと思ってしまうもんね。
逆に極端に言えば、普通の生活だって、洗脳の繰り返しで成り立ってると言えなくもないけど、
それとは訳が違うしね〜・・それは又別の話かな。
こう言う所の人達って、それを信じる者同士で他に迷惑かけずにやってるんならまだ自己責任なんでどーでもいいけど、
そうじゃなくて、さもいい人のふりして人の弱みに付け込んで仲間(手下)に引きずり込む所が、まずは一番許せない所。
それが土台にあるので、そこで神がどうの〜とか愛がどうの〜とか言われてもねぇ・・ちゃんちゃらおかしいわ!(←今日は荒れてますか?)
スカヨハとギレン姉を足して二で割った様な、親しみやすい印象の主演女優さんは、なんと、あの双子オルセン姉妹の妹なんだって。
双子オルセン姉妹って言ったら、未だに「フルハウス」のミシェルしか思い浮かばない(笑)けど、更に、妹がいたのね。
姉役の女優さんは、ニコールとロザムンドを足して二で・・(以下略)
それと、しもぶくれのニイちゃん、なんかどっかで見た事あるな〜?・・と思ったら、ブラッディ・コルベットだったわ!
なんとなんと〜〜アメリカ版「ファニーゲーム」以来かも?(平成のブラピ・・笑)
・・と思ったら、「鬱」(←メランコリア)にも出てたらしい。
そうだったっけ〜?( ̄∇ ̄; その時からしもぶくれだったぁ〜?ヾ( ̄∇ ̄;  【DVD】

マーサの幸せレシピ
MOSTLY MARTHA (01・独)
(監・脚)サンドラ・ネットルベック
(主)マルティナ・ゲデック セルジョ・カステリット ウルリク・トムセン マクシメ・フェルステ
はは・・ちょっと思う物があって最初から最後まで結構ウルウルきてましたよー( ̄∇ ̄;) あ、私はシェフではありません・・料理、嫌いです。(._+ )☆\(-.-メ)
マーサと姪の関係はもちろん、頑なで仕事に対して完璧主義の彼女と、陽気で人生を楽しみながら働いてるイタリア人シェフ・・この正反対なふたりの関係が
とても良かった。目かくししてテイスティングするシーンなんてドキドキ(笑)ただ、主要人物が良かっただけに、脇役がだいぶ疎かになってたかな?って感じ。
でも、こんなに優しい雰囲気の映画もなかなかないのよね、最近。そんな所が好き。【KBCシネマ】

マーサ・ミーツ・ボーイズ
MARTHA MEET FRANK,DANIEL&LAURENCE (98・英)
(監)ニック・ハム (脚)ピーター・モーガン
(主)モニカ・ポッター ジョゼフ・ファインズ ルーファス・シーウェル トム・ホランダー
ラブ・コメ。まさに映画の様な恋。(映画だけど・笑)一目ぼれ、した事ありますか?( ̄∇ ̄;)
濃いファインズ、よく見てたら、いつも体が前のめりになってるのよね。目線も強いし・・もしかして、近視なのかな?(と、どうでもいい様な事ばかり目につく)
シーウェルはイイねえ。ダメな男だけど、どこか知的な雰囲気を感じるのはヒイキ目?「ダスト」観て以来、すっかりファインズが平気になりました。( ̄∇ ̄;)

ヒロインが好みでなかったから★3個だけど、お話は結構面白かった。【ビデオ】

マーズ・アタック!
MARS ATTACKS! (96・米)
(監)ティム・バートン
(出)ジャック・ニコルソン グレン・クローズ アネット・ベニング ピアース・ブロスナン ダニー・デヴィート パム・グリアー 
   マイケル・J・フォックス ナタリー・ポートマン マーティン・ショート トム・ジョーンズ サラ・ジェシカ・パーカー
一回ビデオ借りた事があるんだけど、何故かイマイチなツカミで・・面白くなくて・・あの火星人好みなのになぁ・・なんで?これはおかしいぞ?と
ずっとモヤモヤ、気になってた作品がBSで。で、もう一回見てみたんだけど、なんとコレ、めっちゃ面白いじゃないですかー!(* ̄∇ ̄*)
自分のギャグの好みが180度変わったとも思えないし、以前はどうしてたんだろう?ちゃんと見てたのかな?;;
火星人、やっぱりすごく可愛いし〜!容赦なくイキナリな展開も面白い〜!( ̄∇ ̄;)
そして一番ツボだったのが、あのガムを噛み噛みしてる妖艶美女!_(T▽T)ノ彡☆ あの歩き方!と言うか、身のこなし・・!あれ、すごいね( ̄∇ ̄;)
その昔、大抵の女の子がシンデレラや白雪姫などに憧れてた頃、私は楳図先生のへび少女に真剣憧れてた位なので、ああ言う身のこなしには
もう釘付け・・( ̄∇ ̄;) これって、ファンタジーな要素はほとんどなくて、かなりなブラックユーモアの世界。
なので、それがピンと来ない人や、やり過ぎ(残酷)って顔をしかめる人のが多いかもしれません。でも私としては、一般的な宇宙人やヒーローの概念を
ぶった切った痛快問題作として(?)楽しめました。ティム・バートン・・やっぱりイイんじゃ?(笑)あ、又このカキコで友達2〜3人なくしたかも・・ゞ( ̄∇ ̄;)
よく見たら豪華な出演者だよね〜。ニコルソンに似てる俳優もいたなぁと思ったら二役だった。( ̄∇ ̄;)

ポートマンの一言・・「鳩は無実ね。」も爆笑だったけどなぁー!( ̄∇ ̄;)もうエエて?【ビデオ】【TV】

マーダー・イン・レッド
JAGD AUF DEN FLAMMENMANN / INSTINCT FOR CRIME (03・独)
 
(監・脚)ウヴェ・ヤンソン (原案)ベネディクト・レースカウ
(主)リザ・マルティネク アーニャ・クリング ハンザ・シピオンカ パスクァーレ・アレアルディ クリストフ・ヴァルツ
 
新しい勤務先に配属されたばかりの警察官スザンナは、担当した火災が連続殺人事件ではないかと疑う。
・・が誰にも相手にされず、独自に調査を始めようとするが・・。

画面の切り替わりが、いかにもそこでCMが入りそうなTVドラマっぽくて嫌だなぁ〜・・って思ったら、元々TVMなんだそうで。(^^;
それでも、辞めた検死官が協力するあたりまでは引き込まれて面白く見ていたんだけど、警察内部でのゴチャゴチャは見苦しかったわ。
皆さん、仕事より差別に全力注いでるみたい。中盤ではもう犯人の目星はつくし、その後のスザンナへの取り調べも長すぎて失速。
口紅に残った組織からDNAを・・とか、やっぱり検死官のシゴトが一番興味深かったけど、
結局は、他の資料や写真から犯人を見つけていた様な・・??あのDJの存在もイマイチよくわからない。最後のシーンも・・ハテ??
主人公を取り調べる役で、クリストフ・ヴァルツが出てたわ。
こう言う、穏やかに相手を言葉でジワジワ追い詰める・・のって、十八番なのね。やっぱり巧いわ〜。イヤ〜な感じが。(笑)
・・で、そこで失速?!( ̄□ ̄;え 「イングロ・・」で挽回したからいっか!(*≧┏∇┓≦*) ブヒャ! 【DVD】
 

マーターズ
MARTYRS (07・仏=カナダ)
(監・脚)パスカル・ロジェ
(主)モルジャーナ・アラウィ ミレーヌ・ジャンパノイ カトリーヌ・ベジャン イザベル・シャス エミリー・ミスクジャン
少女時代に監禁〜拷問を受けた女性の壮絶な復讐劇。・・が、その後、拷問の真の意味が明らかになる!??
なんとも気合いの入ったバイオレンス・ホラーでした。
しかも、全編、少女時代に拷問を受けたリュシーのサイコ風味スプラッタ復讐劇なのかと思っていたら、
リュシーの出番は前半でおしまい、そして、親友アンナにバトンタッチ。
で、そこからまた壮絶な展開が待ち受けてる・・いや、本題はココからよ、サイコも最高潮よ、
とでも言いそうな、前半戦、後半戦、一本で2度美味しい・・いやいや、2度も3度も想像を絶してしまう程の残酷描写満載で、
正直、後半戦の前半(言い方が紛らわしいね)の拷問シーンには少々うんざり。
しかし、そこに、ある意味を持たせてしまうのは(殆ど取って付けた様なこじつけだとしても)ちょっと新しい感覚ではあったと思う。
キー・ポイントは作品タイトル。私は知らずに観たので、物語の先が全く想像出来ず、ずっとワクワク・・いや、ハラハラドキドキしぱなしでした。
個人的には、鋼鉄マワシみたいなのを取り付けられた人が気になって気になって仕方なかった。
あっ・・そんなに気にしてしまうなんて・・私がもしリュシーだったら似た様なトラウマかかえてしまう可能性大?
いや、鋼鉄マワシの人は後で出てきたから、関わってしまったアンナのその後と同じ目に遭う可能性大?
げげ〜っ・・それ、めちゃ恐っ!!<(T◇T)>だいたい、アンナが某所に行く所が一番恐かった・・!心拍数上がったし!
そうよ、私だったら、あんな恐い所絶対行かない!ホラー映画好きでも、あんな恐い所絶対行かない!
いいのよ、何て言われても。「腰抜け」て言われても。「ホラー映画好きが聞いて呆れる」とか言われても、あんな所絶対行かない!
もしそう言うシチュエーションに遭遇する事があった時に「あんたが行きよ、恐いの好きやろ」
とか言われると困るから、あらかじめ言っとくからね〜それだけは覚えといて!(あるのか?そう言うシチュエーション・・)
でもさ、だいたいが、あんなコト起こした現場でノンビリしてちゃダメだよね〜。
とっとと退散してりゃあ、アンナ、あんな目に遭わなかったのにぃ〜!
そして・・愛する人の事は・・やはり信じないといけないんだろうね。
いや、誰でも信じたいとは思うけれど・・アンナの場合は、
リュシーの話(メボシ?)って本当に信じ難かったし
半信半疑だったのは仕方ないよね・・って、他人(私)は思ってしまうけど、
アンナにとっては、それは最大の裏切り行為・・リュシーにとっても自分自身にとっても・・だったのかもね。
そんな大きすぎる後悔や悲しみの中では、恐怖は恐怖でなくなってしまう・・
ああ、今ちょっとだけ、つい某所に行ってしまった、アンナの精神状態が解った様な気がする・・。(またホラーで涙・・!)
・・でもあんな所、私は絶対行かないけどね・・・・・(←しつこい・・しかも、とことん腰抜け)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
なんかね〜・・さっきも書いたけど、大きすぎる悲しみの中では、恐怖は恐怖でなくなるじゃない?
きっとアンナの中では、リュシーを信用しなかった悲しみもあってあのような境地に達したと思うんだけど・・?
だって、単なる拷問で、殉教出来るんじゃないか、なんて、そんなんは、カバばばあの妄想でしょう。(誰)
だいたい、激しい痛みや苦しみを超えた所に何かあると信じるんなら、自分が被験者になりゃ〜いいものを。
若くてピチピチじゃないとダメなの?自称マドモワゼルなんだから、あんたでいいじゃん!
それにしても、このカバばばあ、最後まで頭来たわ〜。ヒトを何年間も苦しませ続けたくせに、
自分は一瞬で死ねる方法で自殺なんかするんじゃないっ!!
それとも、あれは、どうしたってそんな境地を経験出来ないバカばばあの全面敗北を意味したのかしら?
・・きっとそうね?そうだと思いたい。そうでないと、アンナ達が可哀相過ぎるもの・・。
(カバばばあが、いつの間にかバカばばあになっとった・・爆) 【シネテリエ天神】(←暫く休館で残念。最後の鑑賞となりました。〆めがホラーとは;;)
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生か死か、とんでもないシチュエーションに遭遇した時
さて、あなたは無事生き延びる事が出来るでしょうか?
万が一の時の為に、下の質問に答え、明日を行きぬく為の指針にして下さい。 
質問は全部で3問です。A,B,Cのうち、一番多かった所の結果を見てね。
Q1:クラスメイトが突如泣き叫び出した!あなたならどうする?
 A:抱き寄せてなだめ、話を聞いてやる
 B:保健係を呼んで保健室に連れて行かせる
 C:一緒に泣き叫び、場のムードを盛り上げながらその場を退場する
Q2:友達と忍び込んだ豪邸の空き家にて、隠し部屋を発見!あなたならどうする?
 A:ここでお宝を手に入れれば貧しい人々が救えるかも・・と考え、1人でも思い切って入ってみる
 B:ここでお宝を手に入れれば一躍トキのヒトになれるかも・・と考え、自分は見張りをして友達に行かせる
 C:ここでお宝を手に入れれば一生遊んで暮らせるかも・・と考え、友達を丸め込んで行かせる
Q3:目の前に拷問器具を装着させられた女が現れた!あなたならどうする?
 A:ただちに器具をはずしてやり、手当てをしてやる
 B:女には触らずに、119と110とTV局に電話する
 C:ジグソウが監視してるかもしれん!調べてくる!とか言いながら、とっとと逃げる
・・・・・結果発表!
Aが一番多かったあなたは・・・・・
 おめでとうございます!
 とんでもないシチュエーションに遭遇した時、
あなたが生き延びる確率は100%ないでしょう。
 簡単に捕まり、邪悪なモノのエジキとなるでしょう。
 しかし、その心優しい態度は、21世紀の聖女として後世まで語り継がれるに違いありません!
Bが一番多かったあなたは・・・・・
 おめでとうございます!
 とんでもないシチュエーションに遭遇した時、
あなたが生き延びる確率は50%でしょう。
 助かった時には、冷静な判断が讃えられ、
 助からなかった時には、意外とマヌケだったのね、と、どっちつかずな評価を下されるに違いありません!
Cが一番多かったあなたは・・・・・
 おめでとうございます!
 とんでもないシチュエーションに遭遇した時、
あなたが生き延びる確率は100%です!
 どんな時でもわが身だけを大切にするその根性に、人類の生命力の源が見える様です。
 しかし、その自己中な態度ゆえ、そのうちジグソウのターゲットになってしまうのは間違いありません!
 
A,B,Cが一個ずつだったあなたは・・・・・
 おめでとうございます!
とんでもないシチュエーションに遭遇した時、あなたが生き延びる確率は未知数です!
その場その場でコロコロと態度を変える気分屋な性格がキチと出るかキョウと出るか、それはその時にしかわかりません。
今から、色々なホラー作品を鑑賞し、傾向と対策を練っておきましょう!
・・・・・いかがでしたか?これを参考に、どうぞ逞しく生きていって下さいね!(なお、本作は、ジグソウとは何の関係もありません。) 

マーダー・オブ・キャット
MURDER OF A CAT (14・米)
 
 
(監)ジリアン・グリーン (脚)クリスチャン・マガラエス ロバート・スノウ
(主)フラン・クランツ ニッキー・リード J・K・シモンズ レオナルド・ラム ブライス・ダナー 
   グレッグ・キニア ブライアン・ターク テッド・ライミ ディリープ・ラオ トム・イー
 
恐い系かと思ったら全然違った。 自分だけの愛猫かと思ったら見知らぬ女性もそう思ってた・・な猫好き男女のコメディ。
でもあんまりノレなかったかな。 一番おかしかったのは、主人公が「無害の変人」って言われて、母「褒め言葉かもしれないわ」って所くらいかな。
スーパーの従業員が陣内ブライアンだった。キモかった。後でまたしっかり出て来たし。(笑)
ところでアメリカ人って・・背広着てカッコつけてる時にまで何故楊枝をくわえる?
そして髪形ってやっぱ大事ねと実感。(笑)最後は爽やかなふたり+猫でめでたしかな。  【スターチャンネル】
 

マーニー
MARNIE (64・米)
 
 
(監・製作)アルフレッド・ヒッチコック (脚)ジェイ・ブレッソン・アレン (原作)ウィンストン・グレアム
(主)ショーン・コネリー ティッピー・ヘドレン マーティン・ガベル ダイアン・ベイカー マリエット・ハートレイ ブルース・ダーン
 
美人で仕事も出来る秘書マーニー。しかし彼女は職場の金庫から金を盗み、姿や名前を変え、また新たな職場へと就職する。
現在の犯行から過去のトラウマへ・・と、きちんと出来てる物語。でも全体的に、あまり好みではなかったです。
似たような内容なら、「めまい」のが・・あれっ?「白い恐怖」だっけ?
うーん・・見たのが大過去で忘れたけど;;そう言うのの方が面白かったし、雰囲気も良かった気がする。
ヒロインに魅力がない・・と思ったらヘドレンだった。こんな感じの女優さんだったっけ?魅力がないと思ったのはこんな役だったから??
大過去の記憶を蘇らせようとしても、グリフィスの顔しか思い浮かばない。(汗)
お相手は、いつも全てを知ってます的上から目線男・・しかも無駄にダンディ(笑)。
この人のマーニーに対する愛情もなんか強引で謎。つまりは、そーゆーシュミの男だった、って事?(爆)
物語に出ずっぱりの2人だから、この2人のどこにも共感出来る部分がなかったから、物語にも入れなかったのかな?
事務所に忍び込むシーンはスリリングで面白かったけど、くどくど2人が言い合うシーンなどは早送りしたいくらい苦痛だった。 【BS-NHK】

マイケル・コリンズ
MICHAEL COLLINS (96・米)
(監・脚)ニール・ジョーダン
(主)リーアム・ニーソン アイダン・クイン ジュリア・ロバーツ アラン・リックマン スティーヴン・レイ イアン・ハート ジョン・ケニー
「ナッシング・パーソナル」を見た勢いで鑑賞。あの時代を遡り、アイルランドが英国と休戦協定を結び、そこから北と南に分裂し内戦となる迄を、
革命のリーダーのマイケルにスポットを当てて描いている。社会派でない私にも、丁寧な作りで解りやすく見せてくれる。
過激なテロ行為への正当性から後悔、苦悩・・と、彼の人物像を通して描かれる、国民の逃げ場のない状況が悲しい。
過激な描写もあるが、どこか品のいい描き方は、やはりニールって印象。いつも浮いて見えるジュリアもぎりぎり馴染んでたかな。【ビデオ】

マイ・ネーム・イズ・ジョー
MY NAME IS JOE (98・英)
(監)ケン・ローチ (脚)ポール・ラヴァティ
(主)ピーター・ミュラン ルイーズ・グッドール ゲイリー・ルイス デヴィッド・マッケイ
イギリスの労働者階級からの出口を切望する人々・・今迄何度か見てきたけど、いつもやるせない・・物質的な希望はなくても、
ささやかな幸せがあれば生きていられる・・でもそれもそんな社会に成り立っている訳で・・いつもの事ながら、周囲にやっかいかける
クソ家族が腹立たしい。人の為に一生懸命に駆けずり回るジョーにも幸せが来るのだろうか・・?彼女の子供によって・・?
『自分にあるのはジョーと言う名前だけ・・』 でも何も持たない強さに惹かれる。 【ビデオ】

マイノリティ・リポート
MINORITY REPORT (02・米)
(監)スティーヴン・スピルバーグ (脚)スコット・フランク ジョン・コーエン
(主)トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン マックス・フォン・シドー ロイス・スミス
近未来は発展してる物とそうでない物がごった煮になってる世界なのねー?まるで体操みたいに操る機械、未来犯罪を予知するのは人間で、
木の玉?とか、公園遊具を背景に空から降りて来る警官って?・・とか;; 独創的ではあるけど部分的にちょっと入れない物もあった。
一番ドキドキして楽しかったのは目玉関係の所。(笑)警官の七つ道具であろう?物体の優秀さ。人間はドジってばかりだからアレを改良して
任せたら〜?(笑)結果第一主義をも警告してる風に感じたけど、こう言うタイプのお話はもっとハードに描いてもらった方がグッと来るのになぁ。
いや、”陰謀”のラストはまあいいけど、トム夫妻のラストがなんかベタで、あれ?もしかしてテーマは家族愛だったとか?
あれれ?「誰でも逃げる」ってトム妻?とか。ヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)
後で思い出したんだけど、あの可愛らしかったジェシカ・ハーパーがぁ〜〜!オー・マイ・ガッ!【ユナイテッド・シネマ】

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
MY BIG FAT GREEK WEDDING (02・米)
(監)ジョエル・ズウィック (脚)ニア・ヴァルダロス (製作)ゲイリー・ゴーツマン トム・ハンクス リタ・ウィルソン
(主)ニア・ヴァルダロス ジョン・コーベット マイケル・コンスタンティン レイニー・カザン アンドレア・マーティン
ギリシャ系アメリカ人の冴えない独身女性トゥーラはもう30歳。
ギリシャのしきたりではとうに結婚し子供を育てるべき年齢だったが・・

公開された時に評判になってたし、出だしもいい感じだったので期待して見たけど、あんまり面白くなかったです。
ギリシャの結婚のしきたりを一方的に紹介してるに過ぎない印象。
と言うのも、トゥーラ、何年もずっと冴えなかった割には変身や恋愛がいとも簡単に・・で結婚まっしぐら、
結婚なんてタイミングだしそれからが本題なんだろうから、それはそれでも良いとしても、
トゥーラ一家、自分たちのギリシャ式婚を強引に通し過ぎでは?
ギリシャ好きで風習なんかにも興味持ってても、こんなに相手を尊重しない態度ばかり見せられると嫌になるよ。
そのギャップで笑わせたいのかもしれないけど、全然笑えなかったよ。 洗剤は面白かったけどね。ヒロインは表情が光浦に似てたわ・・。 【BS】

マイ・フェア・レディ
MY FAIR LADY (64・米)
(監)ジョージ・キューカー (脚)アラン・J・ラーナー (原作)バーナード・ショー
(主)レックス・ハリスン オードリー・ヘプバーン スタンリー・ハロウェイ
自分の場合、これは映画よりも曲を最初に知って聴きまくって、映画はそのずっと後にTVで見ただけだったので、
この作品への思い入れは全部曲なんです。オードリーの変身ぶりやファッションも面白いけど、やっぱりどうしても一番は曲。
映画を見る度に、懐かしさのあまり、最初のイライザ以上のヘンな発音でつい歌ってしまいます。
今回はBSで後半をちょっと見た程度なんだけど(前はそんなに気にならなかったけど)教授ってかなりマザコン&偏屈だったのね。
ちょっと彼のわがままさが鼻についたわ。でも、なんだかんだ言っても、結局は女のが器が大きいのかもね〜?
でも、これは愛あってこそだよね〜?女性の扱いには注意しましょう・・?!教授のお母さんは最高。(笑) 【TV】【BS−NHK】

マイ・ブラザー
BROTHERS (09・米)
 
 
(監)ジム・シェリダン (脚)デヴィッド・ベニオフ (オリジナル脚本)スサンネ・ビア アナス・トマス・イェンセン
(主)トビー・マグワイア ジェイク・ギレンホール ナタリー・ポートマン サム・シェパード クリフトン・コリンズ・Jr メア・ウィニンガム 
   テイラー・ギア ベイリー・マディソン キャリー・マリガン パトリック・フリューガー ジェニー・ウェイド オミッド・アブタヒ 
   ナヴィド・ネガーバン イーサン・サプリー
 
随分前に録画してたのを鑑賞。 ビア監督のかと思ってたけど(オリジナル)、それは「ある愛の風景」の方だったね。
一時期この監督さんの映画すごく流行った(?)よね。
本作では戦地から帰還した夫と家族とのすれ違いが描かれてるけど、とにかく夫が気の毒で可哀想で、なんとか救ってあげたいと思うばかりだった。
戦争のダメージは肉体的なモノだけでなく精神的なモノの方が外側からは見えにくいから大変なのかもしれない。
この妻たちの様に、普通の暮らしだけしてたら理解は難しいんだろうとも感じた。
最後は妻がしっかりハグしてあげて、ちょっと泣けた・・けど、地上波放送だったせいか、
そこでプッツンと切れてエンドロールも無しでCM始まったので「は?」って感じで終わった・・( ̄∇ ̄;う〜ん・・地上波・・・・。
マグワイア良かったな。見る前はジェイクが主人公かと思ってたわ。(^^ゞ キャリー・マリガンがちょい役で出てた。     【TV】
 

マイ・ブルーベリー・ナイツ
MY BLUEBERRY NIGHTS (07・仏=香港)
(監・脚)ウォン・カーウァイ (脚)ローレンス・ブロック
(主)ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ デイヴィッド・ストラザーン レイチェル・ワイズ ナタリー・ポートマン
カーウァイ映画だと言うのにさほど話題にもなってないねえ?まあ、まったり感に浸れればそれでいいんだけど・・とか漠然と思いながら鑑賞しましたが・・
観てる間、殆どが「あの店でパイ食べたいなぁ〜」・・ってばかりで・・(^^;いやいや、別に悪くはないけど、物語には何故か特に感想がわかないんだよねぇ。
今更だけど、ノラ・ジョーンズって名前しか知らなかったので、ポスター見た時はケイト・ウィンスレットを思い出し、登場したらネーヴ・キャンベルを思い出し、
働き出したらヒラリー・スワンクを思い出し、戻ってきてニッコリしたら加藤ローサを思い出した・・と言う・・何だか素人にはよくワカラんノラ様でして。(なぜ様?笑)
と言うか、女性の心の成長物語としても、彼女自身は殆ど傍観者であったりするので、あんまり感情移入する場所もなくってね、このテーマは若い女性には
勉強になるかもしれないけど、おばさんには今更なぁ〜・・もとい、ノラ様とか知らないおばさ・・ご婦人には物語よりも、やっぱパイ・・(あるいはジュード?・笑)
それにね、映像や音楽はムードあったんだけど、まったり感に浸れた?・・って言われると、それが又ビミョ〜でね。
カメラワークは、いつもの覗き見視点(笑)は覚悟してたけど、今回は、物でさえぎったりピンボケさせたりが多過ぎたし、
ついには登場人物の髪の毛でまで表現しなすって、あーた、もうそれクド過ぎやろ、ウザったいやろ・・って、まったり所かちょっとイライラ。
いつぞや、確か「夏至」でもそうだったんだけど、髪の毛がうっとおしい登場人物って、どーも気になって気になって・・美容師でも何でもないんだけれど。
音楽では、多分ノラ様のもご使用だったと思われるけど、夢二のテーマもあったので「音楽もリユース時代なのね」ってそっちのが印象的で。(笑)
自分にとって、今までのカーウァイ作品って、若い子が活躍する部類のはイマイチ、でも熟女が活躍する方はまったりまったり〜でとっても心に染み入る・・
って過去があるけど、この作品はそれらの丁度中間にあるみたいでした。なんか一言で言うと、夢の中でアレコレしてました〜みたいな感じ。
なので、その時は一生懸命でも、終わってみたら特に語る物もない・・みたいな感じ。決して楽しくなかったとかキライって訳でもなく・・ね。
ちょっと興味深かったのは・・忙しいカフェの様子がどこか中華な雰囲気で(注:忙しい時だけ)そこを切り盛りするのががイケメンなジュード、かと思えば、
やつれて暴力的なレイチェルがやけに女っぽかったり、(エリザベス・テイラーが若返ったみたいな)大人なのか少女なのかハスッパなのか純なのか
ワカラんナタリー・・など、キャラや設定のミスマッチさが醸し出す雰囲気の不思議さ。・・やっぱり夢・・だったのかな?(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

マイ・ボディガード
MAN ON FIRE (04・米=メキシコ)
(監)トニー・スコット (脚)ブライアン・ヘルゲランド (原作)A.J.クィネル
(主)デンゼル・ワシントン ダコタ・ファニング ラダ・ミッチェル マーク・アンソニー ジャンカルロ・ジャンニーニ クリストファー・ウォーケン ミッキー・ローク
過去の何かを背負った男と、少女の心の絆の物語・・と言うよりも、男の復讐の物語な印象。
キーワードは銃・・必要悪を追究してはいるけど、そこに気持ち持っていく過程=2人の背景がいまいちよく分からないし、
やみくもに意識したカメラワークがうるさいし、音楽も沢山使ってる割にはどれもしっくり来てなくて、何だか居心地悪く、
「恐い街だねぇ・・なんでこんな所に住んでるの?」( ̄∇ ̄;) って思うばかりで(後半は勢いあったけど)全体的にどこかピントがズレてて
感動に迄は至らなかった。・・有名人でもないのに、
日常生活の為のボディ・ガードが必要なんて、信じられない所だよね・・。(>_<)
メキシコの街の空気が色々と感じられた点は自分としては良かったけど、あ〜やっぱり恐いイメージのが強い;;
【以下ネタバレ!】
そもそもあの父親からして、何だか父親らしくない男だなぁ、って最初から不審に思ってたし、
(お屋敷からして胡散臭いぞ!母親も、聖母の前でいきなり脱ぎ始めるんじゃないっ・爆)
少女がダコタ・ファニングじゃ全然ダメなんだよなぁ〜・・だって「コール」でも書いたけど、しっかりし過ぎだもん。
絶対死なないって・・( ̄∇ ̄;) 絶対生き残ってて1人でも何とかするタイプだって・・ゞ( ̄∇ ̄;)
なので、デンゼルの凄い復讐も、なんだか彼女に会うまでに燃え尽きそうで、そう意味で不憫だったわ〜( ̄∇ ̄;)
「トクダネ」の小○さんも言ってたじゃん、「ダコタって30代ですか?」って。_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

マイ・マザー
J'AI TUE MA MERE / I KILLED MY MOTHER (09・加)
 
 
(監・脚・製)グザヴィエ・ドラン
(主)グザヴィエ・ドラン アンヌ・ドルヴァル フランソワ・アルノー スザンヌ・クレマン ニールス・シュネデール
 
ケベックに暮らす17歳のユベール。普通に学生生活を送っている彼だったが、最近は母親の言動に苛立っていた。
別題:「マイ・マザー/青春の傷口」(シネフィル・イマジカ)・・だそうで。(-_-) 副題くらいは許したる。(笑)
何かと縁がなかったドラン作品。過去にカッセルが出たのは観たけどね、(ウザいカッセルとデキた嫁のやつ笑)ドランドランしたのは初かな。
と言うか、これがデビュー作なのね。そして、自伝的な作品らしい。
一瞬一瞬を切り取った、いかにも儚い思春期の視点。
近寄りたいけど、そっぽ向いたり、気にしてるのに、突き放してみたり、狙いすぎたり、わざとはずしたり。端々に色んな意味で若さを感じる映像。
物語は、母と息子の確執・・だけど、自分としては母より息子の気持ちに共感。
と言うか、母の気持ちはイマイチ理解出来なくて。自分は女手一つで息子を育てた事がないから?
いや、それ以前に、あの母親が好きになれなかったのかも?
何故好きになれなかった?言う事違うから?人の話聞かないから?怒鳴るから?・・ありゃ、息子と同じ?(笑)
息子はとっても素直な子だったなあ。なんだかんだ文句言っても、母のやり方に従っててさ、もっと反発してやれよ、って逆に思ったわ。
素直なだけがいい子じゃないからねえ。変に素直な事が、かえって関係をダメにする事もあるんじゃ?
それ多分本心じゃないウソ素直だから。(何) 嘘の心は嘘の愛のエサにしか過ぎないから。(更に何)
と言うか、普通思春期の子って親とか無視じゃん?(ぶっちゃけ)
なのにあれだけ自分の時間(気持ち)を親との関係に費やすのってすごくない?
いや、逆に、無視出来る子ってのは、それだけ親子関係に疑いがないって事なのかな?
或いは、ゲイである事で、母親への感覚も、そうじゃない息子とは違ったものがあるのかな?
例えばそれが「ぶっちゃけ無視」なんかじゃなく「殺す感覚」だったり?
だとしたら、心の深い所では簡単に共感なんて言えはしないし、言って欲しくもないだろうな、と言う気はするけども。
ただ、普通に思えば、息子はゲイの告白をはやく母親にしたかったんじゃないのかな?で、まっすぐに受け入れて欲しかった?
その機会を毎日探っていたんじゃないのかな?毎日毎日、なかなかそれが実現出来なくて、日々が辛かったんじゃないのかな?
いつも一緒に暮らしてる一番身近かな家族なのに。愛してる家族だからこそ。いや、自分を産んだ、イマの自分を産んだ母親だからこそ。
そんな気持ちにもなってたから、母親の方にあまり好感が持てなかったのかも。
自分の子育てに関してちょっと指摘された時も、あんなにブチギレなくても。( ̄∇ ̄;
そりゃ、片親だと父親と母親の役目が要って、心身共に想像以上に大変に決まってるし、周りの理解がもっとあればとは思うし、
はっきり言って大きなお世話だし、お前に何が解る!?だったけど!(キレとるやん)
息子を気にかけてくれる先生は有難かった。辛い時、こう言う存在が一人でも居てくれたら生きていられるよね、大げさでなく。
恋人とはまた違った大切な存在、そんな人が傍にいてくれたら。それが母親であれば・・とチラッと頭かすめたりもして。  【Amazon】
 

マイライフ・アズ・ア・ドッグ
MITT LIV SOM HUND (85・スウェーデン)
(監)ラッセ・ハルストレム (原作)レイダル・イェンソン
(主)アントン・グランセリウス マンフレド・セルネル アンキ・リデン レイフ・エリクソン メリンダ・キンナマン
主人公のイングマル、おっさん顔がカワイイ〜(笑)
この主人公の成長物語のキーワードは「胸」?ママに甘えるだけのおっぱい小僧が牛乳わざと揺らすシーンが印象的。
サッカー少女の悩みや、大人の美女への憧れ・・等、甘酸っぱい少年の日々をユーモア一杯で綴ってて面白かったです。
あの、下着の通販広告にドキドキするジ〜ちゃんもサイコー(≧▽≦)ブハハ
なんて、笑いながら見てて、クライマックスではホロリ・・(ノ┏Д┓`)シッカン〜 いいね・・こう言うキラキラした作品好きです。【BS−NHK】

マイレージ、マイライフ
UP IN THE AIR (09・米)
(監・脚・製作)ジェイソン・ライトマン (脚)シェルドン・ターナー (原作)ウォルター・カーン (製作)アイヴァン・ライトマン ダニエル・ダビッキ
(主)ジョージ・クルーニー ヴェラ・ファーミガ アナ・ケンドリック ジェイソン・ベイトマン ダニー・マクブライド メラニー・リンスキー 
   エイミー・モートン サム・エリオット J・K・シモンズ
アカデミー賞絡みだったけど、別に狂兄だしイイか〜・・とか(笑)全く観る予定に入れてなかったんだけど、
巷で余りにも評判が良いようなので改めて作品をチェックしてみると、
あっ・・ライトマン監督作品だったのね・・と思い、予定変更して観に行きました。
物語は割と素直な印象。でも、直球な物語の中にキャラでソフトな変化球投げてたりして、面白く鑑賞出来ました。
リアルに厳しい現実をテーマにしていながら、思いがけず心温まったりして・・。ライトマンなのに・・。(笑)
面白かったのは、身軽でドライな人生が信条のライアンが、仕事ではわざわざ人に直接対面し、
人との繋がりは大切だと思ってるナタリーが、仕事では機械的、合理的な考えを持っている事。
なので、単純にライアンを否定出来ないし、彼の気持ちの方向もすんなり理解出来たわ。
狂兄は、仕事出来そう〜けど遊びも好きそ〜けど悪い人じゃなさそ〜・・なライアンを好演。
狂兄どーでもいい・・とか思ってたけど(コラコラ)
久々に、割と好きだった昔の狂兄を思い出したりしてホッコリ。(笑)
対する女性二人もとっても良くて、特にファーミガには、線の細い静かで控えめな女性ってイメージを抱いていたので
今回のバリバリなキャリアウーマン・・しかも男の扱いもキャリアあります〜的なキャラには驚いたし、
それがすごくハマってたのにもまた驚き。底力のある女優さんだったのね。そう言えば「エスター」も・・。(笑) 【ソラリアシネマ】

マイ・レフトフット
MY LEFT FOOT (89・米)
(監・脚)ジム・シェリダン (脚)シェーン・コノートン (原)クリスティ・ブラウン
(主)ダニエル・デイ・ルイス ブレンダ・フリッカー レイ・マカナリー
アイルランドの実在の画家、作家、詩人であるクリスティ・ブラウンの自伝の映画化。
いわゆる難病物と言われる作品だけど・・はは・・あまのじゃくのくせに泣いてしまった〜( ̄∇ ̄;)身障者を必要以上にキレイキレイに描いてない所が、
とても厳しくて・・初めて文字を書いた所では嬉し泣き、とある所では、その荒れ様にビックリ・・とても辛くなったりして涙・・
「心だけの愛なら、僕はみんなに貰ってる。でも心と体の両方の愛が欲しいんだ」痛切なこんな叫びが、とても心に残っている。
この主人公って、結構自分を抑えられずにズバズバ物言ったり暴れたりするんだけど、そんな所がやけに人間らしくて、更に男らしく見えたりもして・・;;
それから、この作品では、彼のお母さんが素晴らしいんですよー!
彼が生まれた時、父親は「うちで育てる」と言いながらも、どこかに迷いとか疑いとかが見えたけど、母親はいつも静かでいながら、ずっと彼を認めて
愛情を注いでいて・・いや、父親にも彼なりの愛情表現はあるんだけどね。いつも傍にいない分、分が悪い?^_^;でもどこか、「これが愛なんだゾー」って
ハッキリさせないと気がすまない様なトコが無きにしも非ず?(笑)
とても良かったけど、運命の女性とのビビビ感が今ひとつだったかな。彼女が登場した時には「あ、この女性とかな?」って私のがビビビと来たりして。(笑)
色々と考えさせられました・・弱い自分に叱咤。そして何故か癒されたりも・・【DVD】

マウス・ハント
MOUSE HUNT (97・米)
(ーー;)
(監)ゴア・ヴァービンスキー (脚)アダム・リフキン
(主)ネイサン・レイン リー・エヴァンス ヴィッキー・ルイス クリストファー・ウォーケン
うーん・・面白そうだったんですがねー・・どこがどうダメだったんでしょうか?
なんかイマイチ芯から笑えない・・面白かったですか?これ。感覚の違いなだけ? 【ビデオ】

魔王
THE OGRE (96・仏=独=英)
(監・脚)フォルカー・シュレンドルフ (脚)ジャン・クロード・カリエール (原)ミッシェル・トゥルニエ
(主)ジョン・マルコヴィッチ アーミン・ミューラー・スタール ゴッドフリード・ジョン マリアンネ・ゼーゲブレヒト
第二次大戦下パリの寄宿学校。苛められっ子のアベルは、ふとした悪戯から学校を火事にしてしまい、唯一仲良しだった友達を失う。
手元には彼らの好きだった一冊の本が残された。自動車修理工として働く従順なアベルだったが、とある事件で投獄〜前線に送られ
ドイツ軍捕虜となり、やがてドイツ軍隊幼年学校で村の少年達を勧誘する係として働く事となる。
自分の使命を微塵も疑わない素直な彼だったが、村人からは子供をさらう「鬼」として恐れられるようになる。

言うなれば運命だけを信じて受身であった主人公が、最後に取る行動がとても印象的だった。
キリスト教の伝説をベースにしているので、色々な所に深い意味が散りばめられているんだろう。
彼が守ろうとした子供達が、軍に洗脳され変わっていくあたりはとても残酷で恐かった・・!
マルコヴィッチ、派手過ぎず地味過ぎず、とても良い。(フランス人(の役)なのに英語って言うのが気になったけどね)
普段映画を見た後は「面白かったなぁ」と思うはずが、今回は何故か「いやぁ〜映画と言う物は面白い物だなぁ」と思ってしまった。【ビデオ】

 (09・日本)
(監)本広克行 (脚・原作)上田誠
(主)長澤まさみ 三宅弘城 諏訪雅 中川晴樹 辻修 川島潤哉 岩井秀人 志賀廣太郎 寺島進 松重豊 甲本雅裕
   三代目魚武濱田成夫 平田満 木場勝巳
(ちょっとだけ友情出演)ユースケ・サンタマリア 佐々木蔵之介 升毅 「STMB」の一部(笑)
ヨーロッパ企画の上田さん脚本だと聞いて、「STMB」ファンの私が見逃す訳にはいきません〜・・と言う理由で鑑賞。
でも、直前まで「貸切か?」。
結局10人くらいは入ったと思うけど、男の人多かったし、多分殆どはまさみちゃん目当てなんだろうな?
物語は、超能力集団のカケアイは面白かったです〜・・が、かなり地味。(爆)
舞台もほぼ1喫茶店内なので、「STMB」よりも舞台劇っぽくて、しかしソレを離れたシーンになると、とたんに平凡になってしまったり・・と、
そのさじ加減が今ひとつ乗れない所だったかな。そのさじ加減こそ曲がってくれればOKだったのに?!(謎)
それから、根本的に気になったのが、超能力と超常現象とビックリ人間とがゴッチャになってる所。
それらって、私の中では、全然一緒じゃないんだけどなぁ・・。(不満)
クモ噛まれ男や細男って言うのも、それ迄のあの番組の趣向からしても、
どう考えても全然違うし、取り上げられるモノじゃないと思うんだけど。
それと、あの○○○・・暗くてなんかショボかった・・。見えんし。もうちょっと夢のある場面でも良かったと思うんだけど、
米の本来の夢とか色々、長すぎるくらい長く大袈裟に出てきたから、そっちを見せ場にしたかったのかな?
でもさ、世の中何かとキビシくて現実的にならざるを得ないけれど、

こう言う映画を観に来てる、例えば今日の10人くらいの人達は(たとえ殆どがまさみちゃんファンだとしても)
きっと、フシギなコトを自分達なりに信じてる人達なんじゃないかなあ?・・とか思ったわ。なんか、そう言うのって、ちょっとカワイイ・・。(^^)
透視の人、一番好き〜(笑)・・前から知ってる様な・・?あ、「STMB」にチラ出してたか!
読心術の人もいい味出てた〜。最初はキモいとか思ったけど、好き〜(笑)
・・で、一番どの能力がほしいかと聞かれたら・・私は、モノを動かしたいです!
結構ストレス発散出来ると思うから。「ラン・ローラ・ラン」ごっこ出来るから。自分が動かん分、きっと太ると思うけど!
最後に・・・・・さりげなく、「白とか黒とかどうでもいいよ!」が出た!やっぱ「STMB」の面々はイイなぁ〜(≧▽≦) 【ユナイテッド・シネマ】

マグダレンの祈り
THE MAGDALENE SISTERS (02・英=アイルランド)
(監・脚)ピーター・ミュラン
(主)ノーラ=ジェーン・ヌーン アンヌ=マリー・ダフ ドロシー・ダフィ アイリーン・ウォルシュ ジェラルディン・マクイーワン  
もう最初から怒りモード炸裂でしたよー!ゞ( ̄∇ ̄;)ドウドウ こんなヒドイ施設がほんの40年くらい前まで野放し(?)にされてたとは信じがたい事実。
不愉快なイジメが延々と・・嫌だなぁ、こう言う映画・・って観てる時は思ったんだけど、時間が経つにつれて浮かび上がるのは、醜悪な苛めではなく、
き然とした少女達の姿。特にずっと心に残ったのが、マーガレットの三つのエピソード。逃げようと思えば逃げられたのにそうしなかった、
迎えにきた弟に言い放った言葉、「成長が遅すぎる」「(誰かが迎えに来れば出るのは)簡単なのね」、そして、シスターの前に立ちはだかりながら、
必死に祈る姿・・これらが頭から離れない。この三つのエピソードだけでも、こんな間違った社会・宗教への批判、そして「親」の在り方を強烈に問い詰められ
また、世間からハジかれても慈しみを持って祈る事の出来る、本当の信仰を見た気がした。
ストレートな描き方はあまり好みではないんだけど、押し付けがましくないので素直に色々と考えさせられたし、何よりも、彼女達一人一人の
心からの思い・祈りをしっかりと受け止めないといけないと感じた。
一番地味で目立たなかったローズが、私にはいつもマリア様みたいに見えてたよ。【KBCシネマ】

マグノリア
MAGNOLIA (99・米)
(監・脚)ポール・トーマス・アンダーソン
(主)ジェレミー・ブラックマン トム・クルーズ メリンダ・ディロン フィリップ・ベイカー・ホール ウィリアム・H・メイシー ジュリアン・ムーア ジョン・C・ライリ
ー 
色んな人の孤独や苦悩を描いていたが、天才クイズ少年のエピソードが一番面白かった。愛に迷うと、全てがどうでも良くなってくる・・
みんな、過去を悔いて新しい世界に進みたいよね。けれど、ラストに近づくにつれ、それを一つにまとめたい気持ちが出すぎた感じがあって、
ちょっと説教臭く、違和感があった。***が降ってくるのには全然違和感なかったんだけどな。何でかな?←これは体験したい!(笑)
長い、と聞いていたので覚悟はしていたが、やっぱり少々長すぎる感じも。同監督の「ブギーナイツ」の無駄のないテンポの良さに目を見張った自分としては、
それも残念。それと、いい人でも(若妻や看護人とか)どうも何か企んだ悪い人に見えてしまうのも悲しい・・私だけだろうけど。(あまのじゃくのサガ)
やっぱりこの作品は、***が降ってくるってのが秀逸ね。(笑)
>めったにないことが起きるって意味じゃにゃ〜か?
最初から偶然の不思議を説明してたし、きっとそうでしょうね。それと、誰の上にも平等に起きる、って意味もあったのかな?とも思いました。【ビデオ】

マグノリアの花たち
STEEL MAGNOLIAS (89・米)
(監)ハーバート・ロス (脚・原作)ロバート・ハーリング
(主)サリー・フィールド ジュリア・ロバーツ シャーリー・マクレーン ドリー・パートン ダリル・ハンナ オリンピア・デュカキス
主軸となってる母娘よりも、周囲の人間たちのが面白かったかな。^_^;
何があっても、愛情は繋がっていく・・そう言う事は解るんだけど、病をおして出産に挑む娘(J・ロバーツ)の態度に、
結局は母や周囲に頼るんだろうなと言うのがミエミエなのも、何だか手放しで楽しめない理由の一つだったかも。
それに、そう言う困難な場面をわざとハショって、世代の繋がりや周囲の繋がりを重視してる所にも、「人生の楽しさを忘れないで」と
言われてる様な優しさは感じはすれど、でもハショった部分を考えずして楽しむなら、ただの脳天気でしかないんじゃ?とも思え、
やっぱり手放しでルンルン(死語)する様な気分にはなれなかった。まあこんなのは鑑賞時の精神状態にかなり左右されるんだろうけどね。
「KILL BILL」で素晴らしい魅力を発揮してくれたダリル・ハンナが出てたけど、やっぱり昔はこう言う役やってたんだね〜・・( ̄∇ ̄;)
これじゃ私の”問題外女優”にランクされてても仕方ないよ。頑張ってはいるけど、どう見ても、彼女でなくてはと言う役でもないと思った。
そう言う意味では、彼女の素晴らしさをメいっぱい引き出してくれたたらんちーのに感謝しなくてはねー。(笑) 【BS−NHK】

マザー
 (14・日本)
 
(監・脚・原案)楳図かずお
(主)片岡愛之助 舞羽美海 真行寺君枝 中川翔子
漫画家・楳図かずおの大ファンである新人編集者・若草さくらは、彼の生い立ちにまつわる本を出したいと取材に赴き・・
やがてその創作に、彼の母イチエの存在が深く関わっている事を知る。

楳図先生、初めての監督作、そしてほぼ自伝?!・・って事で、勝手に彼を師匠呼ばわりしてる身なんで鑑賞。
物語の中の楳図先生のキャラは、まぁ本人元々現実離れしてるんで、全然いいんだけど、
いかにも〜な少女漫画風ロング白髪な母親が出てきた時点で、ああ、やっぱり漫画のがいいな〜って思っちゃって。( ̄∇ ̄;早々やん〜。
物語自体は、得に何かひねりがある訳でもなかったので、正直、まあこんなもんかな〜な感じ。
亡くなったはずの母親が順にやって来る所は、オーソドックスだけどじわじわした恐怖がまとわり迫って来て良かっただけに、
そこからクライマックスへの盛り上げが、なぜか盛り下げになっちゃったのがとっても残念。
楳図先生にとっての「母親」って・・この世の不思議(神秘や恐怖も)の原点なのね。
それって、普通の男性が母性に抱く感情(憧れ?)と同じ様なもんなのかな?
主演の愛之助って・・なんでこの方が楳図先生?(^^; 似てないし・・でもま、それなりに許容範囲ではあったけど。
・・と言うか、日本の宝・楳図先生(なのか?)を演じてくれて有難う〜な気持ちはわいたかな。(笑)
さくら役の舞羽さんは元宝塚歌劇団の方らしい。見た目が地味だったので、まさか宝ジェンヌとは思いもよらなかった。
印象はあまり強くないけど、嫌味のない雰囲気で好感は持てた。そして、母親役の真行寺君枝・・!いやぁ・・本作の一番の収穫だったかも?(え)
昔、あの瞳に惚れこんでいたので〜・・この頃から瞳フェチで〜(^^ゞ で、彼女も少々現実離れした雰囲気があるので、本作にはよく合ってたわ。
彼女の雰囲気を持ってしたらあの少女漫画風ロング白髪じゃなくても全然OKだと思ったし、
むしろ、地毛で現れた方が妖しい色っぽさあって良・・あ、過剰な色っぽさはいらんのか;;
色っぽ過ぎたらキケンな方向に行くからあえて少女漫画風(以下略)にしたんだったりして?(笑)
でも、どっちにしても、こんなお母さんいたら・・嬉しい様な恐い様な。 ゆれるまなざしで石にされそう・・ Σ\( ̄ー ̄;)  【Tジョイ博多】

マザー!
MOTHER!(17・米)
 
 
(監・脚)ダーレン・アロノフスキー
(主)ジェニファー・ローレンス ハビエル・バルデム エド・ハリス ミシェル・ファイファー ドーナル・グリーソン ブライアン・グリーソン 
   クリステン・ウィグ スティーヴン・マクハティ ジョヴァン・アデポ
 
郊外の一軒家に住む夫婦。夫は詩人だがスランプに陥っていた。妻はそんな夫を励ましながら家事をこなす日々。
そこへ訪ねて来た見知らぬ男・・彼は夫の大ファンだと言うのだが・・

カ・・カオス・・・( ̄∇ ̄;
ダーレン監督でローレンスちゃん主演、なのに日本では公開中止になったとかで、なんで?と興味がわいて鑑賞。
たまたまツ〇ヤの更新で新作1WレンタルOKだったのもあって。
いやぁ〜・・こんなんだったのね。きっとあの場面がNGくらったんじゃ?とは思ったけど、
正直、自分はとても面白く見られたので、それだけで公開中止とかなんで〜勿体ない〜
もっと見るに堪えないやつバンバン公開されとるやないか〜い?
とも思ったので、問題は他の部分だったのかな?単に配給等のオトナ事情?
物語はいたって真面目・・と言うか、自分には美しくも感じられたし・・。
まあ、めちゃくちゃカオスだったけど( ̄∇ ̄; すごかったね・・(@_@)
いや、でも実際こう言う世界にみんな生きてるんだよね?
みんな気付いてないと言うか、気に留めてないと言うか、それが当たり前と思ってると言うか、
なんか夫婦って、いや男と女って、或いは人類と神って、いや想像力と創造力って、
こうなんだろうな・・これの繰り返しなんだろうな、とか、勝手な妄想〜思い込みの蔓延り半端ない。
怒涛の歴史を必死でかいくぐりながら、ひたすら聖句を唱えてる自分をも見た様な。
まさしく「そして最後に〇が残った」だったけど、同じ事の繰り返しならもう勘弁;; 次が最後と思えバルデム!(笑)
冒頭があんなんだったから、妻の結末は予想出来たとは言え、ここまで事態がヒドくなるとはね。
もうさ、来る人来る人ヒドかったよね。( ̄∇ ̄;
んで、夫なんてヌカにクギだし。もしもーし!聞いてますかー?
これはキクラゲですか耳ですかー?日本語ちゃんとわかってますかー?(←公私混同)
どいつもこいつも図々しいヤツばっかりで、妻はよく我慢してたよね。
イラッと来ても声は極力穏やかにしててさ。 もし自分だったら初っ端からキレとるわ。
あんた誰?はぁ?泊まる?はぁぁぁ?
もし芸能人の「突然泊まらせて番組」でもキレるかもしれん!
でもファイファーの威圧感にはちょっぴりビビるかもしれん!(弱・・)
でさ、突然の訪問者がエド様で、次がファイファーなら、またその次も期待しちゃうよね?
その期待値高まった中での登場があのグリーソン。しかも実弟連れ。(←これは後で知った笑)
重要な所に現れたやないかーい・・からの、思いがけない兄弟の・・・・
そしてどーなった?グリーソン!? ドーナッタ・グリーソンだけに!(過去形違う)
なにはともあれ、続きはネットで!「聖書」で検索!・・みたいな。
そしてローレンスちゃんは安定の素晴らしさ。
久々のバルデムもイラッとして良かったけど(笑)やっぱりケナゲな妻の方に共感してしまうしね。
あの「ウチはおかんや!」(意訳)が凄く印象的だったなあ。マザー・・最強・・最愛。尊い。  【DVD】
 

MOTHERS マザーズ
THE CLINIC (10・オーストラリア)
 
 
(監・脚)ジェームズ・ラビッツ
(主)タブレット・ベセル アンディ・ホイットフィールド フレイヤ・スタッフォード クレア・ボーウェン
 
車で実家へと向かっていた夫キャメロンと妊娠中の妻ベスは途中やむなくモーテルに泊まる事に。
その後、夜中に買い物に出たキャメロンが戻ると、ベスの姿はどこにもなく・・

いきなり知らない所に連れてこられて、まるでゲームの様に理不尽な目に遭わされる・・ってタイプの物語だけど、
知らないうちにお腹の子供まで勝手に取り出されてる、ってんだから、もう半狂乱になっても仕方ないレベル。お腹も痛いし!
でも我が子の命もかかってると思うと、泣いてるヒマなんかないよね。訳わかんなくても何か行動するしかない;;
で、同じ立場の女性を見つけた時にはちょっと安心したんだけど・・そこからがゲーム?の始まりだったとは;;
其々違う色のタグを付けられた赤ちゃん達・・・。自分の子がどの子なのか・・・。
赤ちゃんにつけられたのと同じ色のタグが、その母親のお腹の中にありますよ!・・と理解した途端に始まる殺し合い。(>_<)
二度とお腹は開けさせないわ!ひとんちのお腹を何だと思ってんの!居候だって勝手に開けたりしないわよ!(←冷蔵庫?)
どの赤ちゃんでもいいから助けるとか、みんなで協力出来なかったのか?とも思ったけど、策を練る暇も精神的余裕もないか・・;;
我が子可愛さにこうなってしまうのも仕方ないのかも・・ヒドイハナシダ・・と、母性を操るやり方にちょっとイラッ。
でもなんでこんな事を?って言う一番の疑問はその後判ったけど、なんかこれ、最近の、巨大迷路で間引きされる若者達;;を連想。
こんなんだけで決めていいの〜?納得いかないな〜。あの夢が予知夢でもなんでもなかったのには納得したけど。
・・神にでもなったつもりの人間多すぎ・・。  【DVD】
 

マザーズデイ
MOTHER'S DAY (10・米)
 
 
(監)ダーレン・リン・バウズマン (脚・原案)スコット・ミラム
(主)レベッカ・デモーネイ ジェイミー・キング ブリアナ・エヴィガン パトリック・フリューガー デボラ・アン・ウォール マット・オリアリー 
   ジェシー・ルス ショーン・アシュモア リサ・マルコス フランク・グリロ アレクサ・ヴェガ
友人達を新居に招きパーティを開いていた若い夫婦。
そこへ突然見知らぬ男達が侵入し皆を監禁してしまう。彼らはこの家の元の持ち主の息子達だった。

突然侵入監禁モノ。最近このテの話よくあるな〜。昔よくTVでやってた、突撃!隣の夕ご飯(?)を連想。
でも、どうやらこれは80年代作品のリメイクらしい。バウズマンの名が目にとまっての鑑賞だったけど、
気が付きゃ、母親三部作の様に、ママとかマザーとか続いてたわ。・・お母さん、ありがとう!(いきなり・・)
赤ちゃん誘拐事件と、新居のお祝いの様子と、ケガした男達が侵入する迄の雰囲気が違ったので、それらがどんな風に混ざるのか興味をひかれた。
それと、家に押し入られるパターンでも、実はそこは元々彼ら(侵入者)の家だった!・・てのはちょっと新しい気がして。リメイクだけど;;
いや、一番新鮮だったのは、全てを仕切ってるのが彼らの母親だった!事かな。リメイクだけど!
デモーネイ演じる母親は、一見、穏やかで上品そうなマダムなんだけど、言葉巧みに息子達を操って・・
言わば、人の精神にじわじわと押し入って来る感じかな。
息子達を幼い頃から洗脳して来たみたいだけど、その過程にはちょっと興味が。( ̄∇ ̄;
飴とムチの使い分けハウツーとか?基礎編〜夫、応用編〜息子、とか?( ̄∇ ̄;
それはともかく! この侵入者兄弟には結構隙があって、何度も抜け出せそうな感じにはなるんだけどね・・。
でもなかなかそうはいかないのが、見ていてすっごくじれったいけど、無謀な事しなくても生き残れたかは不明よね。
彼らが立ち去る時に全員殺されたかもしれないし。兄弟の中の(後から来た)女の子だけはどうにかなりそうだったけどね。惜しかったな〜・・。
それで最後にああなるのも後味悪い。と言うか、まだ捕まってなかったんだ?それとも彼女の悪夢だったのかな?
ところで、竜巻はどうなったん?事件に必死で忘れとったよ。ウチの地下室は頑丈なの自慢は了解しました。(笑)  【DVD】

マジェスティック
THE MAJESTIC (01・米)
(監・製作)フランク・ダラボン (脚)マイケル・スローン
(主)ジム・キャリー マーティン・ランドー ローリー・ホールデン ボブ・バラバン
赤狩りと言う歴史的背景を元に、主人公だけでなく、アメリカ国民全体の自由であるべき夢と希望を描いた作品なのでしょう。
マジェスティックと言う映画館再建のあたりはとってもいい雰囲気。お父ちゃんも良かったし、苦手な筈のジムも、まあ良い感じ。
でもヒロインはイマイチ。彼の正体を知ったあたりからの行動は教科書通り?って感じ。集団の皆様も通り一遍で。
そもそも、冒頭とラストのあのシーンは必要?あれがあったから、なんだかヒイちゃったのかな?
まとまり過ぎな、おりこうさん作品と言う感じ。( ̄∇ ̄;) 悪くはないけど感動に迄は至りませんでした。  【ユナイテッド・シネマ】

マジカル・ガール
MAGICAL GIRL (14・スペイン) 
 
(監・脚)カルロス・ベルムト (劇中歌)長山洋子
(主)バルバラ・レニー ルイス・ベルメホ ホセ・サクリスタン ルシア・ポリャン イスラエル・エレハルデ 
   エルザベット・ジェラベルト マリソル・メンブリロ
 
白血病で余命わずかな少女アリシアの夢の一つは大好きな日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の衣裳を着て踊る事。
そんな娘の夢を叶えようと父ルイスは早速ネットで衣裳を注文しようとするが・・

いかにも父と娘の感動物語?な出だしだけど、全く一筋縄ではいかない展開・・?
と最初は思ったけど、でもよく考えてみると、出だしはアリシアじゃなくて、女生徒と先生だったよね。
そしてその女生徒が大人になった姿で後にルイスと関わる事になり・・
「どんな方法で語られたとしても2+2は4なのが真実」の下では、一筋縄ではいかない様でいて実はとても忠実に展開されていた様にも思えた。
物語の進み具合は時折唐突でこなれ不足な印象もあったりはしたけど、
観る側の解釈の仕方ひとつで色んな意外な面が見えそうな、最後まで引きつけられる興味深い作品でした。
以下は勝手な解釈ですが〜〜;;
アリシアの願いの一つ・・他の人になること、父ルイスの願いの一つ・・消えること、
ってのがあったので、バルバラと先生の関係が2人の別の生き方の様にも見えた。もしくは、アリシア達はバルバラ達の前世とか。
「魔法少女ユキコ」で解る変身願望とか別世界への憧れとか、
あと、ハートのステッキが先生の所ではハートの棒キャンディだったり(笑)・・と、何かとシンクロ。
後で知ったけど、セーラームーンと書かれたお酒があったらしい。見逃した!不覚!
そう言えば、セーラームーンでも「思考回路はショート寸前♪」・・じゃなくて(爆)「月の光に導かれ何度も巡り合う♪」って歌詞があったよね?
ま、ここではセーラームーンの歌は関係ないんだろうけど。;; (長山洋子の歌はアニメに合ってたな〜笑)
アリシアの一番の願いは父親と一緒に居る事だと思ったんだけど、あのラジオでの手紙は見事な程のすれ違いで切なかった・・。
そんな娘の気持ちに全然気が付かないで高額なモノを与える事にだけ突っ走るルイス見てると、
いつでも誰かへ強烈に突っ走る愛の影は必ず巡り巡って自分に降りかかってしまうのかも・・なんて漠然と思ったりも。
アリシアのラストの悟った様なキリッとした表情すごく良かったな。この子可愛い。
バルバラのおでこザックリは楳図先生風+ゴケミドロ風で印象的。(←忘れない昭和ネタ・・てか古いしマイナー・・笑)
ところで、あの怪しいトカゲ部屋が気になる( ̄∇ ̄; 覚えとかないといけない言葉は何だったっけ?ひどい、もう忘れとるし。
思い出そうとしても、なぜか油揚げって言葉しか思い浮かばない。(謎・・)
【追記】 ポルカさんからphotoBBSにて教えて頂きました!ポルカさん、どうもありがとう!これでゆっくり眠れそうです(≧∇≦)  【KBCシネマ】

マジック・イン・ムーンライト
MAGIC IN THE MOONLIGHT (14・米=英)
 
 
(監・脚)ウディ・アレン
(主)コリン・ファース エマ・ストーン ハミッシュ・リンクレイター アイリーン・アトキンス サイモン・マクバーニー 
   ジャッキー・ウィヴァー マーシャ・ゲイ・ハーデン キャサリン・マコーマック エリカ・リーセン リオネル・アベランスキ
 
友人から噂の美人霊能者ソフィの能力を見極めて欲しいと頼まれた天才マジシャン・スタンリー。
全てはトリックだと信じる彼は意気揚々と彼女に近づくのだが・・

あれっ?今回のミューズはブロンドじゃない?やっと爺さん落ち着いたか?(誰が爺さんやねん〜失礼しました〜笑)
今回のミューズは今ノッテるエマちゃん、そして、必ず主人公にのり移るアレン節(毒舌)も何の障害もなくファースに・・と言うか毒舌似合う。(笑)
物語はシンプルで、先もわかる様なライトなラブストーリーだけど、やっぱり会話が面白かったり、ファッションや風景が綺麗だったり、
安心して観ていられて、終わってちょっとほっこりする様な、そんな素敵な作品でした。
エマがアレン作に出るとは意外だったけど意外と馴染んでたし、淡くて柔らかいシフォンのドレスもとても似合ってて良かった。
母役のマーシャはもっと出るかと思ったけど全然でちょっと残念だったけどね。
歌を作ってソフィの愛をゲットしようとするカレは可笑しかった。なんかこう言う人久しぶりに見た〜昭和には結構生息してたよね〜?(笑)
そんな、昔あったあった〜な珍百景?を織り込むあたりも安心する要素なのかな?(笑)
いや、でもアレンのパワーはすごいね。結構コンスタントに作品発表してるんじゃ?まだこれからもずっと楽しみ♪  【ユナイテッドシネマ】

マジック・キッチン
MAGIC KITCHEN / 魔幻厨房 (04・香港)
 
(監・脚)リー・チーガイ (原作)ラム・ウィンサム
(主)サミー・チェン ジェリー・イェン(F4) アンディ・ラウ マギー・Q ニコラ・チャン 
   アンソニー・ウォン ダニエル・ウー スティーヴン・フォン マイケル・ウォン
 
母の跡をつぎレストランを経営する女性シェフのヨウは、料理対決番組の出演依頼を受けた日本で偶然にも元カレに再会する。
最初は節操のない女連中の下ネタばかりでどうなる事やらと思ったけど、
半分過ぎたあたり・・あの主人公を見つめてた青年のワケがわかって笑ってしまったあたりから
前半がウソの様に面白くなって、最後もきちんと散らばったエピソードを拾い集めて、気持ちのいいエンドでした。
サソリがカエルの背中に乗せて貰う話・・すごく久しぶりに聞いて懐かしかった〜。
子供時代に聞いたのを今思い返してみると、こう言う例えって重みを感じるものね〜(^^; 【BS】

マシニスト
THE MACHINIST (04・スペイン=米)
(監)ブラッド・アンダーソン (脚)スコット・コーサー
(主)クリスチャン・ベイル ジェニファー・ジェイソン・リー アイタナ・サンチェス=ギヨン ジョン・シャリアン マイケル・アイアンサンド ラリー・ギリアード
30kgの減量を果たしたクリスチャン・ベイル主演&大好きな「ワンダーランド駅で」「セッション9」のアンダーソン監督作♪
実はベイルよりも、アンダーソン監督作を”劇場で”初めて観れる!と言う方が私には嬉しくて、最初からワクワク♪(* ̄∇ ̄*)
でもやはりベイルは凄かったね。もう骨川筋右衛門(死語?;;)で、ただ立ってるだけの姿なのに、背景ドヨ〜ン・・;;ひゅるり〜〜〜ん;;
って、火の玉とんでそう・・な存在感。「あんたそのまんまじゃ死ぬよ」って私も思ったよ;;で、そんな彼が右往左往する様子は・・
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
(ホラ、彼の状況は原因以外は最初からスンナリ想像がつくから)精神を病んだ人の頭の中ってホントにこんな風になってるのかもね?
いや、病んでると言うより、不眠による”自覚のない睡眠とってる人”・・とでも言うか・・(^^;
本人はいたって普通に真面目に真剣に悩んでるつもりなんだろうけど・・。そんな壊れた心の内側に自分もすっぽり入り込め、
普通の共感とはちと違う疑似体験にどっぷり浸ってしまいました。
一番最初はね、−−−−ERの所は、彼の名前のトレバーかと思ったの。でもトレバーはERじゃなくてOR?って
思ったら、やっぱりORで・・とんだヘボ推理。( ̄∇ ̄;) でもあの「首吊りゲーム」、向こうでは今でもポピュラーなのかな?
『都会のアリス』でも「懐かしい〜」って思ったので、私の中では懐かしさ=過去・・を象徴するゲームでもあるのでね。
結局彼がそうなった原因と言うのが割合よくありそうな事件だったので、まずは、「そうか」・・程度にしか思わなかったけど
そう感じた自分自身を振り返って嫌気が差したよ・・!だって人ひとりの命を奪った事件なのに、よくありそうな事件だなんてね・・!
そんな風に一瞬でも思った自分のがトレバーよりも病んでるんじゃないの?!<(T◇T)>わぁああ!
気付かないうちに、自分の感覚もどんどんオカシクになって行ってるのかも・・!?<(T◇T)>!!
なんだかね・・いい内容だったね、今回のアンダーソン作品も。怖くて悲しいけど・・
心のありかをいつも示してくれるもの。【シネ・リーブル博多駅】

 【マスカレード・ホテル シリーズ】(シリーズ続くか知らんけど笑)
マスカレード・ホテル
 (18・日本)
 
 
(監)鈴木雅之 (脚)岡田道尚 (原作)東野圭吾
(主)長澤まさみ 木村拓哉 松たか子 小日向文世 生瀬勝久 渡部篤郎 石橋凌 篠井英介 鶴見慎吾 梶原善 泉澤祐希 東根作寿英 石川恋 
   濱田岳 前田敦子 笹野高史 高嶋政宏 菜々緒 宇梶剛士 橋本マナミ 田口浩正 勝地涼 明石家さんま 
 
以前見たホテル系邦画のイマイチさの印象のせいでか、ホテル系と言うだけで勝手に期待してなかったけど(笑)思ってたよりも楽しめた。
後で知ったけど、原作が東野さんだったのでベースの面白さがあってこそなのかな?
ホテルマンと言う仕事の大変さと、それに真摯に向き合う姿がとてもよく伝わって来た。(そこ?)
何でもお金払ってるんだから当たり前精神な客にはなりたくないね。
キムタクは相変わらずのキャラで、こう言うキャラだからキムタクをキャスティングしたのか、
はたまた、キムタクはこう言うキャラしか演じる力量がないのか知らんけど(そこまで言う)
またキムタクこんなキャラか〜・・と思う気もちを乗り越えれば、楽しめた方だと思う。(笑)
不思議ファッションの謎の老婦人(盲目装った婆さんとはあえて言わない笑)の松たか子は、
誰が出てるかも知らなかったにも関わらず、あ、松たか子やん〜とバレバレ過ぎて、
イコール老婦人ではない、と誰の目にも明らかにさせてたのはわざとですかね?
ところで、さんまちゃん出てたの?どこに居たっけ?(寝てません)   【TV】
 

マスカレード・ナイト
 (21・日本)
 
 
(監)鈴木雅之 (脚)岡田道尚 (原作)東野圭吾
(主)長澤まさみ 木村拓哉 小日向文世 渡部篤郎 勝村正信 梶原善 麻生久美子 石黒賢 沢村一樹 
   木村佳乃 高岡早紀 博多華丸 鶴見慎吾 篠井英介 石橋凌 中村アン 田中みな実 石川恋
 
前作もそうだったけど、思ってたよりは楽しめたものの、コレ!と言う何かがある訳でもないので犯人捜しの印象はそんなに強くなく、
やっぱりホテルマンの仕事っぷり、大変だな〜そんなんまでホテルマンの仕事なの?とか、そんなんのが印象的。
と言うか、犯人がミスった理由にすごく引っかかっちゃって。
あれ、普通自分の時計に合わせない?正確な時刻合わせあってのあの仕掛け、最重要事項じゃないの?
それかそう出来ない理由があったっけ?見落としてたらすんません。
何かとお願いする面倒な客が実は・・な件、石黒賢の方も何か試されてた〜?   【BS】 

マスター・アンド・コマンダー
MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD (03・米)
(監・脚)ピーター・ウィアー (脚)ジョン・コリー (原作)パトリック・オブライアン
(主)ラッセル・クロウ ポール・ベタニー ビリー・ボイド ジェームズ・ダーシー リー・イングルビー マックス・パーキス
師弟愛&アクションな作品かと思ってたけど、ちょっと違った。”海の男達”の、意外とナイーヴな話でした。
いきなりラストの感想だけど(笑)真剣な戦いになりそうなのにどこかノンビリしてませんでした?( ̄∇ ̄;)
船上が人生なら、闘う以外の所では楽しむべきもの?全編、殆ど男ばかり出て来て、(女性絡み皆無・笑)攻撃場面は派手だけど、
激しさはさほど感じず、嵐のシーンなどは(戦ってる人たちには申し訳ないけど)「美しいなぁ・・」なんて見とれてしまったし、
どこか戦う男の優雅さみたいな物を感じてしまった。( ̄∇ ̄;) いや、勿論、子供まで一緒に戦って過酷なんだけどさ・・なんと言うか、
悠々・・って感じかな。とっさの「決断力」と「余裕」のバランス=「男らしさ」なのかな〜?とか。子供にすら、そんな感じが・・。
そのせいなのか、変に安心感があって、逆に強烈なインパクトには欠けたのがちょっと残念。
でも、ガラパゴス諸島!ここ、すんごくイイね!今のガラパゴスがどんなのかは知らないけど、丸顔のカメとハグしたり、
トカゲとカケッコしたりは出来るよね?(笑)うわ〜!いいな〜!行きたい!ゞ( ̄∇ ̄;) 
船長(ラッソ)率いる熱血な乗組員達とは一歩離れた立場の医者(ベタニー)が、船長の先走る行動を客観的に指摘するシーンには、
これまた何となくどこぞの現状を垣間見てる感じも・・^_^;
ラッソはともかく(笑)ベタニーがとても良かった。いつの間にこんなに立派になって・・と勝手に迷惑な母心全開。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

マスターズ・オブ・ホラー シリーズ】(あいうえお順)
愛しのジェニファー <マスターズ・オブ・ホラー>
JENIFER / MASTERS OF HORROR: JENIFER (05・米)
 
 
(監)ダリオ・アルジェント (脚)スティーヴン・ウェバー (原作)ブルース・ジョーンズ
(主)スティーヴン・ウェバー キャリー・アン・フレミング
 
男に虐待されていた女性を助けた刑事は、彼女ジェニファーを見てその容貌の特異さに唖然とする。
が、以来彼女の事が気になって仕方がなくなり・・

マスターズ・オブ・ホラーの中の物語ですが、以前、志麻子さんがウキウキしていた「インプリント・・」もブログにUPしたので、
これからも、印象的だった作品はUP致しまーす。(感想リスト直行も多分アリ・・その時の気分で。)
展開〜オチまで、至って普通・・なんだけど、とにかく、ヒロイン(?)ジェニファーが強烈。
「あの顔であのボディかよ」って陰口叩かれるくらい強烈。
しかし、ナイスバディで自分に懐いていつでも***してくれるなら、たとえ、顔や知能がどうであれ・・男はOKなのね?
たとえ、猫食っても人食っても・・いっぱい食べる君が好き♪・・なのね?
1人の女に魅了され人生を狂わされてしまうって所は、ホラー版「ジュエルに気をつけろ」、って感じ?
いや、雰囲気全然違うけど。ジュエルは猫とか人、食ってなかったし。
それと、後に「九月が永遠に続けば」ってホラーサスペンス小説を読んだ時、その中に出てきた亜沙実って女性が、ちょっとジェニファーと重なったわ。
いや、白い肌以外は全然違うんだけどね。彼女も普通の食生活してると思うし。
ただ、異様に男を魅了し狂わせてしまう・・生まれながらに何か得体のしれないモノを持った女・・って所がね。
そんな女に関わった男達って・・大抵は身を滅ぼすよね。(笑)←笑う所?
きっとそれ、彼らも解ってるんだろうけど、それでも抗う事が出来ないのって・・人の本質って・・精神より身体・・肉体なのかしら?
そう言えば、体って、人の本って書くよね・・あぁ、明日と言う日は明るい日と書くのね・・って最近歌ったなあ〜BBSで。
・・って、そんな、関係ない事までふとよぎるくらい、ジェニファー見てたら、男性へのごく普通の期待やトキメキなんかも全消しにされて、
明日の事とかどーでもよくなりそうだったわ。それもジェニファー・魔ジックなのかしら〜?!・・恐いわ〜〜;;
これ見てて思ったんだけど、日本のホラーの恐さの定番は長い黒髪垂らした女だけど、
欧米での、顔隠した金髪ロングヘアで肌の色が異常に白い女・・ってのも案外恐いモノだなぁ、と。
子供の頃に見た、フェリーニの「悪魔の首飾り」のトラウマかもしれないけどね。 【DVD】
 

インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜 <マスターズ・オブ・ホラー>
IMPRINT / MASTERS OF HORROR: IMPRINT (05・米)
(監)三池崇史 (脚)天願大介 (原作)岩井志麻子
(主)工藤夕貴 ビリー・ドラゴ 美知枝 根岸季衣 岩井志麻子
マスターズ・オブ・ホラー/インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜
・・「マスターズ・オブ・ホラー」って言う、世界のホラーものばかり集めた企画らしく、日本からは三池崇史の作品が出品されたとか。
この島に住んでいるのは鬼と女郎だけ・・の世界観が面白い。風にゆれる沢山の風車・・無造作に捨てられる**・・の図も強烈。
祝福されない生をうけて、この世の地獄を見る主人公。
自分に優しくしてくれた女郎・小桃に対して、「優しい人は死ねば天国に行ける。でも、卑しい自分にしてくれた優しさが神様に知れたら
あなたまで地獄におちてしまう」・・なんて思うのは(もし嘘でも)悲し過ぎるし、それであんな事をしてしまうとは・・あぁ恐ろしや恐ろしや・・。
小桃への拷問の様子も壮絶・・半分は漫画チックで苦笑モンだけど。(爆)
で、それを実行する女郎が、原作者の岩井志麻子でさ、もう嬉々として・・めちゃくちゃ楽しそうに、生き生きと演ってるのよね〜( ̄∇ ̄;
志麻子さん、この役やる為にこの作品を映画化してもらったと言っても過言ではないわね?(笑)
しかし、おどろおどろしい精神世界のみで進むお話だとばかり思っていたら、な、なんと、ああ言う展開になっちゃって〜・・
オイオイ〜そっち方面に行くんかいっ〜・・ちょっと「恋する幼虫」の時に受けた印象と似通ったものが・・(汗)
アメリカでの企画の為か、セリフは全編英語でした。工藤夕貴、「エル・チェンジ・・なんとか」で日本語喋ってるよりも良かったよ。(笑)
こう言う世界だけど、着物の前掛け?がパッチワークになってるのもあって可愛いかったわ♪
これも、「キルトの出る映画」で紹介すべきかしら・・。 ( ̄m ̄*)  【DVD】

ゾンビの帰郷 <マスターズ・オブ・ホラー>
HOMECOMING / MASTERS OF HORROR: HOMECOMING (05・米)
 
(監)ジョー・ダンテ (脚)サム・ハム (原作)デイル・ベイリー
(主)ジョン・テニー ロバート・ピカード ショーン・ケアリー テリー・デヴィッド・マリガン テア・ギル ナサニエル・デヴォー
 
大統領選を控えたアメリカ。TV番組に出演したタカ派現職大統領の顧問であるディヴィッド。
そこで彼が戦死者の遺族にした尤もらしい発言・・が大統領に気に入られ・・それが全ての始まりだった!

おお・・思いがけず社会派なホラーで面白かったです。
ゾンビはいっぱい出てくるけど、みんなとても穏やかで、ちゃんと言葉も喋れるし、どうも人喰う為だけに徘徊してる訳じゃないらしい?
そう、目的はただひとつ・・!ある事を果たす、それだけの為に生きかえって来たのだぁ!
・・って、それ何?・・え?そういう事??人喰わないで、それ、とは・・な、なんて真面目でマトモなゾンビなの!
私はてっきり、悪の親玉(誰)を血祭り、内臓祭りにあげるモンだとばかり思ってたわ〜。
ああ・・そんな想像ばかりしてた私のその腐りきった根性のが逆にゾンビね・・「負うたゾンビに教えられ・・」・・。
しかし・・目的果たして倒れたゾンビにシールを・・の所はちょっと笑った・・。
なのに・・寂しげに歩くゾンビをレストランに招いてやったり・・の所では涙・・。
ディヴィッドの幼少の頃のエピソードはぎこちない感じがしたけど、それでもラストもちゃんとキメてくれて(?)
笑って、泣いて・・そして、しっかり反戦してる、異色なゾンビ物語でした。政治家にもオススメ。 【DVD】
 

チョコレート <マスターズ・オブ・ホラー>
CHOCOLATE / MASTERS OF HORROR: CHOCOLATE (05・米)
 
 
(監・脚・原作)ミック・ギャリス
(主)ヘンリー・トーマス マット・フルーワー キャサリン・ホースマン リュシー・ロリエ
 
匂いの研究をする主人公。ある日、どこからともなく漂うチョコレートの匂いに惹かれ・・
チョコレートは、その匂いがある事のキッカケとなったくらい。
最初、前世の記憶が蘇ったのかと思ったら、違ってたわ。
主人公はその自分の奇妙な体験を信じて貰えないのはツラいだろうけど、女性の側からしたら、やっぱり怪しいと思うよね。
気になるカノジョ・・あんまり魅力的じゃなかったけど;;あそこまで一体化したら、たとえさほど好みじゃなくても愛着わくのかな?
殺される経験して殺してしまう・・のはちょっとすごい経験かも?(汗)
芸術家が、いかにも〜〜な外見の男だったので、ちょっと笑った。エ○くなければ、ディズニー映画のヒーローっぽい外見。(笑)
それはともかく!主人公、なーんか見覚えのある面影・・あ、「E.T」の子に似てるけど・・まさかねぇ?
・・って思ってたら、本当にその子だった!ほえ〜〜・・大きくなったなぁ〜(◎o◎)
・・と言うか、もう完全立派な大人やん・・ベッドシーンもあったし。(爆)でもそうだよね・・ドリューだってとっくに立派な大人なんだから。(^^; 【DVD】 

ディア・ウーマン <マスターズ・オブ・ホラー>
DEER WOMAN / MASTERS OF HORROR: DEER WOMAN (05・米)
 
 
(監・脚)ジョン・ランディス (脚)マックス・ランディス
(主)ブライアン・ベンベン シンシア・モウラ アンディ・トンプソン スティーヴ・アーチャー ソニヤ・ベネット アンソニー・グリフィス
 
トラックの中から何かに押し潰された異様な死体が発見される。
しかし被害者の最後の目撃情報は、彼が黒髪の美女と一緒だったと言う事くらいだった。

鹿おんな?なんだそれ?(笑) 信愛なる女性・・じゃなかったんだ〜綴り違ったよ。(^^;
もう、最初から、なんだそれ、とか思いながら見たけど、結構、面白かったです。_(T▽T)ノ彡☆
まあ、鹿おんなに襲われる・・ってだけの話だけどさ。(笑)
主人公の漫画チックな妄想は、まるで自分の妄想みたい。ちょ〜おバカ!3回もしてるし!(笑)
でもさ、黒髪・・とか、聞き込みである程度の人物像出来てるはずなのに、どうして妄想の時にはそう言う女性じゃなかったんだろ?
もしかして、別れた奥さんとか、若い解剖医の影響?この男、単にパツキン好きなだけか?
彼の相棒(?)の黒人刑事のテンションが何故か心地良かった。電話でのあの焦った喋り!・・とかね;;
・・と言う訳で、なんか脱力系な部分もあったりな、おバカ全開(笑)殆どコメディなホラーでした。
ラストだけはなんか唐突な感じしてちょっと残念。最後までおバカ炸裂してほしかったな〜。
それにしても、色んな土地に色んな伝説があるもんだ。都市伝説?・・いや、田舎伝説?
あ、田舎の場合は、ただの伝説、でいいの?(どうでもいいか)
後で、これ、「狼男アメリカン」の監督さんだと知りました。そうだったんだ〜!(≧∇≦)
・・って、私、そう言えば、大昔に「狼男アメリカン」劇場に観に行ったくせに、何か用があって途中退席したんだった・・。
(正確には、同時上映の何かが目当てで行ったんだと思うけど、これも観たかった。)
で、途中で出た割には、なんか冒頭、面白くなりそうな予感がしてたもんだから・・。
あれから、まだきちっと見てない気がするなあ〜確か。ああ〜・・何年前の話よ・・。見ないと!(笑) 【DVD】

閉ざされた場所 <マスターズ・オブ・ホラー>
THE FAIR-HAIRED CHILD / MASTERS OF HORROR: THE FAIR-HAIRED CHILD (05・米)
 
 
(監)ウィリアム・マローン (脚)マット・グリーンバーグ
(主)ロリ・ペティ ウィリアム・サンプルズ リンゼイ・パルシファー ジェシー・ハドック
 
内向的な女子高生タラは、下校中、森の中で突然ワゴン車にはねられ、そのままワゴンの主から拉致されてしまう。
冒頭からはサスペンスっぽい感じかと思ったけど、その後は、オカルト路線でした・・が、面白かったです。
このシリーズはテキトーな順番で見てるけど、初めて無駄な?エ○シーンがなかった様な・・(笑)純粋なホラーだったのも好み。
あの看護師に化けた奥さん・・化けても不気味だって。いや、化けたから余計不気味。
親の仕出かした事・・を息子がどう受け止めたか・・親の愛を感じたか、それとも罪と感じたか、理解出来ていなかったね。
ハタから見るとエゴが暴走した連続殺人鬼でしかないけど、この息子、もしもうちょっと年齢が若く子供であったなら、
親の願い通りにいってたかもしれないなぁ・・とも思ったよ。いつの世も、思春期の子供のココロの内は難しい・・。 【DVD】
 

虫おんな <マスターズ・オブ・ホラー>
SICK GIRL / MASTERS OF HORROR: SICK GIRL (05・米)
 
 
(監・脚)ラッキー・マッキー (原案)ショーン・フッド
(主)アンジェラ・ベティス エリン・ブラウン ジェシー・フルビク マイク・マッキー
レズビアンの昆虫学者は、ペットにしている昆虫のせいでフラれてしまう。が、彼女に新たな出会いが・・。
卵のカラが割れてるテキスタイルの枕カバーが可愛い〜。
・・なんて言う、とりあえずはどーでもいい様な所がツボだったりすると、その後の展開への期待もプラスアルファで膨らむね。
最初、主人公の女性、なぜにレズビアン?とかも思ったけど・・そうか〜効率いいし・・?あのテントウ虫ちゃんもやがて・・?
・・な〜んて、意外と想像力も刺激される、計算された展開で、面白かったです。主人公と仲良くなるミスティがベッキーに似てて、親近感。
ちなみに、私は昆虫ではカマキリが好きです。
子供の頃、部屋に置いてた虫かごの中の卵からカマキリの赤ちゃんがウジャウジャ生まれて
部屋中、あちこちに散らばった時は楽しかった〜。あのまんまの形でちっちゃくて可愛いくて。母親は悲鳴をあげていましたが・・。
後に、リアルな共食い目撃!でドンビいた事もあったけど、そんな生まれたてに遭遇した経験があったから、
それすらも命の神々しさを見た様で・・ずっとカマキリ愛は消えずにいるのかも・・? (また友達が減りそうだ) 【DVD】

マダムと奇人と殺人と
MADAME EDOUARD (04・仏=ベルギー=ルクセンブルク)
(監・脚・原作)ナディーヌ・モンフィス
(主)ミシェル・ブラン ディディエ・ブルドン ジョジアーヌ・バラスコ アニー・コルディ オリヴィエ・ブロッシュ リュフュ
最初のしゃぼん玉とか、編み物する刑事とか、愉快なイヤリングした受付嬢とか、懸賞オタクの刑事の母とか、シュミの様に解剖する監察医とか
メインのキャラはとっても濃くて楽しいんだけど、”突然死”なんて言うわざとらしい名前の下宿屋兼飲み屋のキャラ達はみんなイマイチで、
肝心のストーリーもそちらに切り替わる度に失速し、結局どうでもいい様な犯人をつかまえておしまい・・みたいな(^^;詰まらないお話で終わってしまった。
だいたい、この下宿屋の奇人達って、奇人である必要が全然ないやん!単なる人寄せキャラなだけでてんで面白くないんだもん・・怒るでしかしー。
うーん・・最初の方のキャラたちが勿体無い!こっちは可愛いかったのになぁ〜。金魚鉢のイヤリングはキュート?!だったし、変な形のイヤリングだな〜と
思った物は、なんと牛のお乳形。コーヒーにミルク入れられて・・こりゃ便利!(笑)懸賞オタクのオバサマの胸には、娘の大好きなてんとう虫のぬいぐるみ
(なんていうのかな?とっても可愛いお顔の〜)がブローチみたいにくっついていたわ。(≧▽≦)子供がこの映画をチラ見して「アメリ」?って聞いたので
そう言えばちょっとそう言う雰囲気あるね・・て思ったら、ジュネがスタッフの一員にいたらしい。そっか!可愛い所はジュネ仕様だったのかもね?(^^;【DVD】

マダムのおかしな晩餐会
MADAME (16・仏)
 
 
(監・脚・原案)アマンダ・ステール
(主)トニ・コレット ロッシ・デ・パルマ ハーヴェイ・カイテル マイケル・スマイリー トム・ヒューズ 
   スタニスラス・メラール ジョゼフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム 
 
セレブな友人を招いてパーティを開く事にしたアンとボブ夫妻。
しかし手違いから招待客の人数が13と言う不吉な数字となり、慌てたアンはメイドのマリアを席に座らせる事にする。
裕福でも夫の愛情に不安があってつい不倫しちゃうみたいな、”マダムあるある”をコレットが好演。
ともすれば強烈な個性のマリア(役の女優さん)に食われても仕方ないかも(一応もう一人のヒロインだし?)
・・な所だって絶対に譲らない!な気合いが良かった。(笑)
で、その強烈な個性のメイド、マリア・・は、とっても等身大(?)に夢見る女性なだけに、メイドに加えて
”移民””子持ち”(アンの言う所の)”おブス”、そもそもが”嘘”・・と、何拍子も揃ってる現実を突きつけられる度に、恋の行方をハラハラと見守るばかり。
誰でも本当はハッピーエンドが好きなハズ!と信じる彼女はとてもいじらしかった。
外見が超個性的なので、絶対これまでだって色んな誤解を受けてきたんじゃないかとも感じた。
誤解って言うのは、悪く思われるだけじゃなくてその逆もあって、でもそれが自分の思う自分とはズレてて居心地悪くなると言うか・・そう言う事。
(自分も見た目と中身のギャップを指摘される事がよくあるもんで・・って、どーでもいい個人情報・・笑)
でもだから”自分は自分”と、どんな境遇でも”その時を楽しむ”姿が、
たとえあの場違いな席であっても微笑ましくて素敵に感じられた。たとえ下ネタでも!(笑)
あの画商?は最後きっと彼女を・・と、ハッピーな方に思わずにはいられない。
そう言えばコレットにもおブス時代があったな(笑)→「ミュリエルの結婚」。あんた人の事言えんし!(≧∇≦)でもそんなコレット大好き。(笑)
オブジェとかファッションとか、さりげなくモノトーンを意識してたね。
世の中は何でもはっきり分かれたトーンじゃないけどね、グレーゾーン、グレーワールドで自分だけのバラ色見つけたいわ。( ̄∇ ̄;
そう言えば、マリアの娘がフィギュアスケートやってた。
スペインじゃめっちゃマイナーだと思うんだけど、こうやってちょこっとでも触れてもらえるのってもしかしてハビちゃんの功績?!(^^  【KBCシネマ】 

マチェーテ
MACHETE (10・米)
 
(監)イーサン・マニキス (監・脚・製作)ロバート・ロドリゲス (脚)アルヴァロ・ロドリゲス 
(製作)エリザベス・アヴェラン アーロン・カウフマン イリアナ・ニコリック リック・シュウォーツ クエンティン・タランティーノ
(主)ダニー・トレホ ジェシカ・アルバ ロバート・デ・ニーロ スティーヴン・セガール ミシェル・ロドリゲス ジェフ・フェイヒー ドン・ジョンソン リンジー・ローハン
トレホと言えばもうコレって感じ。無骨な紳士(?)ぶりが好感度大。ミシェル・ロドリゲス、略してミドリがやたらカッコ可愛い!
日差しをたっぷり浴びながらもどこかけだるい感じの黄みがかかった映像も好み。
しかし、ロドリゲス(監督の方)って、昔々からこんな雰囲気の作品撮ってたっけ?
タラと仲良し度が増すにつれて、すごく影響受けてる気もするけど、それはタラもそうなのかな?
母と娘(ローハン)の裸の扱いの違いに、思わず、どんな風に契約してるのか知りたくなった。(笑)  【BS】

街のあかり
LAITAKAUPUNGIN VALOT / LIGHTS IN THE DUSK /
LICHTER DER VORSTADT / LES LUMIERES DU FAUBOURG (06・フィンランド=独=仏)
(監・脚・製作・編集)アキ・カウリスマキ
(主)ヤンネ・フーティアイネン マリア・ヤンヴェンヘルミ マリア・ヘイスカネン イルッカ・コイヴラ カティ・オウティネン
「浮き雲」「過去のない男」に続く“敗者三部作”の最終章・・だそうです。
やはり不器用な人間・・が主人公で、相変わらずのカウリスマキ節。
女性と付き合う事になった主人公が、さり気なくウキウキ頑張り出す所はカウリスマキ、
そしてその顛末は・・もカウリスマキ、どこを切ってもカウリスマキ。でもちょっとワサビの効きがおとなしかったかな。(笑) 【BS】

マチルダ
MATILDA / ROALD DAHL'S MATILDA (96・米)
 
 
(監・製作)ダニー・デヴィート (脚)ニコラス・カザン ロビン・スウィコード (原作)ロアルド・ダール
(製作)マイケル・シャンバーグ ステイシー・シェア リッシー・ダール
(主)マーラ・ウィルソン エンベス・デイヴィッツ ダニー・デヴィート リー・パールマン パム・フェリス ポール・ルーベンス トレイシー・ウォルター
 
インチキ商売を営み子供に無関心な夫婦の間に生まれた天才少女マチルダ。
長い放任の末、やっと学校に行かせて貰えたと思ったら、そこには恐ろしい校長先生がいた!

ひぇ〜・・そんなに子供ぶんぶん振り回して〜虐待で訴えられないの〜?
・・な世界だけど、漫画チックな描写なコメディなので、そこはさほどマジにならずに見ていられる。(^^;
・・と言うか、校長先生、ケモノやろ!凶暴過ぎるやろ!生徒の親は何しとるんかいな?みんな無関心?(汗)
どうしようもない人は、大人だってお仕置きは必要だよね。
大人の価値観に子供をはめて、子供それぞれの未来〜希望・・を見せないのってやっぱり罪。
マチルダの天才頭脳・・なだけで話が進んでいくのかと思ったら、超自然的パワーまで加わって、ちょっとビックリした。
けど、あの凶暴なケモノ相手では、その位のパワーないと太刀打ち出来ないかもしれんね。
ハニー先生だけ、別世界ムード。(笑)
柔らかい素材や色のお洋服とか、昔の家のインテリアとか素敵だったわ。
最後の、お茶のシーンにはとりあえずホッとしちゃった。彼女には、お紅茶がとってもお似合いね。
冒頭やラストの見せ方やテンポ、主人公マチルダの見た目など、部分的に「アメリ」を連想。
でも、こっちのが先に作られてるんだね。ダニー・デヴィート、いいね〜(笑) 【TV】 

M★A★S★H
MASH / M*A*S*H (70・米)
(監)ロバート・アルトマン (脚)リング・ラードナー・Jr (原作)リチャード・フッカー
(主)ドナルド・サザーランド エリオット・グールド トム・スケリット ロバート・デュヴァル サリー・ケラーマン ジョー・アン・フラッグ
   ゲイリー・バーコフ ロジャー・ボーウェン ルネ・オーベルジョノワ ジョン・シャック カール・ゴットリーブ バッド・コート
冒頭の自殺のススメの歌からして、ブラックコメディで好みそうだったけど、正直、微妙・・。(^^;
せっかくの反戦ブラック色が、姑息な悪ふざけの部分で薄れてしまった感じがする。
そんな所と、リアルな手術シーンが交互に描かれる所は面白かったけど、あまりに恐い者知らずでカッコいいみたいなキャラクターには
親しみ感じないし見ていて置いてけぼりにされてしまう。そこにブラックさがないから、付いて行けない。(私って何)
アルトマン映画は見たモノは殆ど好きだけど、この作品は自分の笑いとは少し遠く、あまり面白いと感じなかった。
この映画を説明する時には、つい、「間に★があるやつ」と言ってしまう。(笑) 【BS−NHK】

マッチ工場の少女
TULTTIKKUTEHTAAN TYTTO (90・フィンランド)
(監・脚)アキ・カウリスマキ
(主)カティ・オウティネン エリナ・サロ エスコ・ニッカリ ベサ・ビエリッコ シル・セッパラ
マッチ工場で働くイリスは恋人もいない地味で孤独な少女。
ある日、少ない給料で思い切って買ったドレスをまとった彼女は、ディスコで男に声をかけられ一夜を共にしてしまうのだが・・。

ずっと前から見なくちゃ〜と思ってたカウリスマキ作品をやっと・・。ああ〜・・これ、またまた救いようのない話だぁ〜!( ̄∇ ̄;)
でもなんか可笑しかったり〜恐い話だ〜でも爽快だったりも〜。・・いやはや、めちゃ地味なのにこの面白さは何?こう言うのツボだわ。( ̄∇ ̄;)
一度きりの人生・・理想や自由を求めて革命を起こしたい・・女としての革命をささやかでも起こす主人公にアブナイ共感がわいてしまった。
イリスがカレに一生懸命(でも淡々と)書いた手紙は素晴らしいね。しかも返事がアレで・・この感覚ヒビクわ。(汗)
短い開花で知られる月下美人もとても印象的だった。しかもこの花は実を結ぶのも難しいそうで。(泣)
とにかく悲惨な展開なのに、絶妙な音楽(歌)使いや間の取り方で、真剣落ち込む・・と言うよりも、
たかがトホホ人生されどトホホ人生、アナタもワタシも似たもの同士・・と変に安心感もわいたりとフシギな余韻が残る。
全然笑わない、お馴染みカティ・オウティネンが若い!・・けど老け顔なのも良い。 (._+ )☆\(-.-メ)
やはり「ウィスキー」がカウリスマキの影響受けてるって言うのわかります。・・が、これも地味映画でオススメしたい位よ。(^^ゞ 【ビデオ】

マッチスティック・メン
MATCHSTICK MEN (03・米)
(監・製作)リドリー・スコット (脚・製作)テッド・グリフィン (脚)ニック・グリフィン (原)エリック・ガルシア
(主)ニコラス・ケイジ アリソン・ローマン サム・ロックウェル ブルース・アルトマン ブルース・マッギル
何が嬉しくてニコラス・ケイジを続けて見ないといけない〜?既に「アダプテーション」で2人見たからもうお腹いっぱいだよ〜!?_(≧▽≦)ブハハ!
でも、こうやって続けて見ると、全然違うニコラスはかなり面白い。(笑)しかも『薄情』が枕詞になってるロックウェルもまた出てるし。( ̄∇ ̄;)濃いわ〜(笑)
それからこれ、以前見た「ホワイト・オランダー」のアリソンちゃんも出てるんだよね。あの作品での彼女が、もう不憫で不憫で・・(T_T)
・・彼女が呼ぶのよ・・「マッチスティック・・」見てね・・じゃないとまたグレるわよ・・な〜んてさ。(笑)
でもこれ、キレイに騙され・・は、しませんでしたね。もう最初からオチが見えてる。_(T▽T)ノ彡☆
とは言え、だからと言って面白くない訳ではありません。結構好きです、この作品。
なんだかね〜、いいじゃないですか、騙しのプロの顛末としては。(ネタばれ? と書く所がネタバレ?ごめん^_^;)テンポ良く進んで行くお話も、
其々のキャラもとってもナイスで、どこか憎めないの。そう言う人達って好きなの。
連続ニコラスにしても、潔癖症のくせにタバコのぽい捨てなんてしちゃって(するなよー)どこかふっと何かが立ち入る隙がある。そんな所がね、なんかいいの。
なんか、救われる新しい道が見える気がするの。整然とした完璧な暮らし・・でも人間なんて弱くて不完全・・息をつける場所がなくてどうするよ・・。
アリソンちゃんはやっぱりとっても可愛いくて。彼女ホントは24歳と聞いてビックリ。どう見ても中学生。;;身長も160程度とか。でも今時の米・若手女優としては
個性的な位置にいる彼女はやはり上手い、ですね。これからが益々楽しみな女優さんです。がんばれよ〜アリソン!グレるなよ〜!ゞ( ̄∇ ̄;)グレとらんて
薄情ロックウェルも勿論適役でよかったし(←慣れた;)ニコラスの「いち・にぃ・さ〜ん」も忘れられない。(笑)【ユナイテッド・シネマ】【DVD】

マッチポイント
MATCH POINT (05・英=米=ルクセンブルク)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)ジョナサン・リース・メイヤーズ スカーレット・ヨハンソン エミリー・モーティマー マシュー・グード ブライアン・コックス ペネロピー・ウィルトン
おや、これがウディの新作?と不思議な感じがあったシリアスな本作・・だけど、着地はしっかりウディでした。
ヘタするとたちまち昼ドラ路線にでもなっちゃいそうなオーソドックスな(?)男女のドロドロ展開・・なんだけど、最後まで飽きさせず・・
しかもあのラスト!・・にはやられてしまった!濃縮ウディが現れた瞬間ね。(笑)
人生の運って
どうやって決まるんだろうね?私は幸運・不運は皆に平等に与えられる(勿論その人の考え方・感じ方によってと言う意味で)と
思う事のが多いんだけどね。不運の後にはいい事が待ってるし、幸運の後は気をつけた方がいい・・って、つい思ってしまうのは貧乏性ゆえ?(^^;
でも・・見方変えると、運ほど不平等なモノもないのかもね?(どっちだ!)そんな、考えような人生を、今一度噛みしめさせられて・・興味深く鑑賞出来ました。
実はこの作品、宣伝がどうもヨハンソンばかり押し出してるみたいで、なんかイヤミったらしく見えたのでパスしようかと思ってたんだけど
(大昔の賢そうなヨハンソンが好きだったので、今のフェロモンむんむんがどうも気に入らなくて。)でも実際見てみると、いいのよヨハンソン。(≧▽≦)
男の前では自信満々なのに自分ではどうしようもない
劣等感なんかが、むんむんの陰に見え隠れしていて・・その加減が痛くって・・とても良かった。
アレンの金髪美女好きはジジイになっても止まる所を知らんなぁー!とか思ってたけど(失礼)やはり的確にキャスティングしてるよね。ハマリ役でした。
主演のメイヤーズはまともに見るのは初めてだったけど、彼も良かったです。予告編ではホアキン似とか思ったけど
実際には、エキセントリック俳優として名をはせたあの若き日のマルコム・マクダウェルにも見えたりして。
一見穏やかな好青年だけど・・いyぁ、とんでもなく一癖あるヤツでしたね。
サイテーなヤツだったけど面白かったです・・と言うか、もし私が男でも
やっぱモーティマーよりはヨハンソンだよな〜・・とか思うし。 (._+ )☆\(-.-メ) ォィォィ 刑事役で、ユエン(注:ゆあん♪ではない)が出てたのも楽しい発見♪
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね。】
あのラスト・・もうすっかりミスリードされちゃって・・。美しいオペラに浸ってる場合じゃない。(←殺人事件に似合うよね)
あの指環がきっかけで主人公が捕まるんじゃ?なーんて、どうしようもない平凡な推理してた自分が情けない。( ̄∇ ̄;)
まさにヘボ推理。それで主人公が捕まっちゃっちゃ〜それこそフツーのメロドラマ落ちだよ!_(T▽T)ノ彡☆
だからね〜アレンはジジイになっても侮れないのよ〜(重ね重ね失礼)
過去作からしても、自分が出なくてウンチクたれない時は、絶対どこかで変化球やってくれるものね!
心にググググッって刺さる何かを、必ず下さいますものね!(←最後は敬語) 【KBCシネマ】

マッド・シティ
MAD CITY (97・米)
(監)コスタ・ガヴラス (脚)トム・マシューズ
(主)ダスティン・ホフマン ジョン・トラヴォルタ アラン・アルダ ミア・カーシュナー テッド・レヴィン ロバート・ブロスキー ブライス・ダナー
博物館のガードマン職を突然クビになったサムは、雇い主に再度雇用のお願いに行くが、先方の冷たい態度に思わず威嚇発砲、
事態はあれよあれよと悪い方向に転げ出す。そこに偶然居合わせたワケアリ記者のマックスは、チャンスとばかりにサムの単独取材を敢行するが・・。

仕事に抜け目ない記者(ダスティン)は胡散臭かったなぁ〜。いかにも正義感を売りにしてるのが、逆に(人として?)どーも苦手。(^^;
そんな彼やメディアもなんだかなー・・とか思うけど、ただのアシスタントだった新人女性ののし上がりぶりにも驚き。
誰もカレもが世の中のネタなんでも食って出世の栄養にするのねー・・。そして世の中の人は物事の本質が見えてない事のがきっと多いのね・・?
とか思うだけに、一番弱者でお人よしなサム(トラボルタ)が気の毒だったわ。ホームレスが云々・・にも思わず共感してしんみり。 【TV】

マッド・ハウス
1BR (19・米)
 
 
(監・脚)デヴィッド・マーモー
(主)ニコール・ブライドン・ブルーム ナオミ・グロスマン ジャイルズ・マッシー テイラー・ニコルズ
 
仲の悪い親元を離れ一人暮らしを始めたサラは入居したマンションの住民達にとても親切に迎えられる。
しかしペット禁止のマンションに内緒で猫を連れて来ていた為、警告の手紙が届けられ・・

コレ、2020年の未体験ゾーンの「延長戦」にて上映されたらしい。未体験に延長戦ってのがあったんだ!?みんな好きね〜!(笑)
私は相変わらず例の1年だけの経験で、それ以外の年は文字通り"未体験"ばかりなのでそろそろまた体験したい所です。・・今もまだやってるのかな?
で、本作。 簡単に言うと、マンション内ミッドサマー?!(ヒィ〜)
あれと違って全然地味っぽいしあまり知られてもないだろうけど、なかなか面白かったよ・・と言うか恐ろしかった・・(T▽T)
マンション見学会にまで行って、住民がみんなとっても仲良しでいい所だな〜・・って思って入居したら・・トンデもない場所だった・・って言う・・
逃げようにも逃げられない(洗脳込みで)・・「ミッド・・」もそうだったけど、こう言うのって本当に恐い・・;;
まだ、毎夜幽霊が不気味な音を鳴らしとりますぅ〜・・みたいな方がマシにすら思えて来る。
しかもこれは最後に判るんだけど、そのマンションだけでなく不動産会社絡み(教祖賛同組織)でさ・・
彼らの主義、主張にはそりゃ表面上(言葉上)は解かる所はあれど、個人の自由を完全に奪わないと成り立たない所からして
既に正しいとは言えないし全く理解出来ない。 暴力や虐待してまで従わせるとかおかしいでしょ。
全体主義とでも言うか、そんなのがマンション内と言う生活の場で繰り広げられるので、身近に感じられて一層恐い。
最初にキモがられてた男の人が一番マトモでいい人やったね・・。彼が犠牲になったのは可哀想だったな。
逃げ出せないなら死ぬしか解放はない?・・なんて思わされる時点でもう異常だし。仲が良すぎる集団〜コミュニティには要注意・・;;  【Amazon】
 

マッドマックス 怒りのデス・ロード
MAD MAX: FURY ROAD (15・オーストラリア)
 
 
(監・脚)ジョージ・ミラー (脚)ブレンダン・マッカーシー ニコ・ラソウリス
(主)トム・ハーディ シャーリズ・セロン ニコラス・ホルト ヒュー・キース=バーン ロージー・ハンティントン=ホワイトリー ライリー・キーオ 
   ゾーイ・クラヴィッツ アビー・リー コートニー・イートン ネイサン・ジョーンズ ジョシュ・ヘルマン ジョン・ハワード リチャード・カーター
 
独裁者イモータン・ジョー率いる軍団に捕まった元警官マックス。
その上、軍団に反旗を翻した女戦士フュリオサを追跡する戦闘に巻き込まれてしまい・・

気になってたけど前の忘れてるし・・と躊躇してたら、前の観てなくても忘れてても全然OK!って事で、
ならば!と張り切って観に行って、想像してた以上に楽しんで来ました〜!(2D字幕版で。3Dは吹き替えしかなかったので。)
チラッと少女の事とか気になっても、全編「細けぇコトはいいんだよ!」みたいな潔さでかっ飛ばしてくれて、
今のこの時だけを楽しめてすっかり満足!面白かった!(≧∇≦)
セロン、めっちゃカッコ良かったな〜!女性でも惚れ惚れ〜。(失った腕にはどんな過去があるんだろ?)
他も、思いがけず女性がめいっぱい頑張る話で、いかにもモデルな花嫁達も単なるお飾りじゃなかったし、
婆さん・・もとい、おねえさま軍団も単なる昔話の語り手で終わらなかったのが良かった。
ニュークスの存在も最後まで光ってたな〜。見た目単純な捨てキャラ候補(笑)でさえ、
定められた運命にもがく繊細な心があるんだよ・・な所とか。彼と赤毛の花嫁との距離感も何だか切ない青春っぽくて好み。
ホルト君、可愛いくてたまらんわ。実は、出てるの忘れてたんだけど、あんな風貌でもすぐわかるね。
彼は普通の人間状態じゃない方が光るよねぇ?(≧∇≦)
そしてそして、タイトル・ネームのマックスですよ! 最初から捕まっちゃって、すぐ脱出するかと思ったら輸血袋にされてしまうし、
と言うか、「オイまた顔半分隠されてるし〜何だよこの呪縛(笑)」とか思ったんだけど、
ずっとそのままじゃなくて、まずは一安心。顔面半隠しはジョーだけでいいよ。(笑)
その後、主人公はどう見てもフュリオサで、「マックス冠映画なのにいいんですか?」・・って又ちょっと心配になったけど、
途中から全然気にならなくなってた。お手伝い的な、陰で支える的なマックスだったけど(←主夫?)
そのポジションが地味過ぎず、出しゃばり過ぎず、ジャストな感じで、ヘタにフュリオサに手を出したりしなかったのも含めて、
とても心地良くて素敵だった。肩を貸す所とか名前の所とか・・最後もねぇ〜。
キャラがみんな良かったのでそっちの感想が先になったけど、メインの戦闘車チェイスのテンションもマッドにマックス!で興奮!
(あ、今回のタイトルはこっちの意味だったの?ハテ?まあいいや、細けぇコトはいいや)
行って帰るだけの間のこの濃さって一体・・充実した時間やった〜。(笑)
戦闘アクションもだけど、変な脇キャラや独創的な戦闘スタイルてんこもりなのもツボ。
足がむくんだ予算委員長?が○首をフニフニつまむのや(つるデミーファッション賞候補・・笑)
竹ひごの様にびよ〜んとたわみながらの上から目線攻撃隊、戦闘をバックに火を噴くヘビメタ兄ちゃんなどがやたら気になった。
で、これ、実は観た直後よりも、時間が経つにつれて更にじわじわ来ちゃって、もう一回観たかった(出来たら3D字幕で)と思ったり、
「#マッドマックスヤバい」で更に盛り上がったり(ぐりとぐらの可愛い〜笑)何だか一大イベント!マックス祭り〜!って感じだったわ。
ところで、エンドロールの楽曲の所に、Massive Attack のtear dropって見えた気がしたんだけど、
一体どこで使われていたのか全然わからなかったよ?この世で知ってる数少ない音楽の一つだと言うのに・・気のせいだったか?
どうやら眼も耳もフシアナらしい?・・それでも楽しめた#マッドマックスヤバい!(≧∇≦)  【ユナイテッドシネマ】
 

マッド・ラブ
MAD LOVE (95・米)
(監)アントニア・バード (脚)ポール・ミルン
(主)クリス・オドネル ドリュー・バリモア マシュー・リラード
転校生のケイシーの自由な感じに惹かれるマットだったが、彼女の行動が少しずつ非常識になっていく事に戸惑いを感じる。
交際を禁じられたケイシーは睡眠薬を手にし・・・
  
ケイシーの不安定な心の動きが痛い程よく解る。見つめている物も同じかもしれない。 【ビデオ】

マップ・オブ・ザ・ワールド
A MAP OF THE WORLD (99・米)
(ーー;)
(監)スコット・エリオット (脚)ピーター・エッジ ポーリー・プラット (原)ジェーン・ハミルトン
(主)シガニー・ウィーバー ジュリアン・ムーア クロエ・セヴィニー ルイーズ・フレッチャー デヴィッド・ストラザーン
誰にでも起こり得る話である。平凡にしていれば、一生を安泰に過ごせると言う保証は、この世にはないとも言える。
事態が変わってからアリスは自分自身と家族、親友について想いをめぐらすが、自分の良心の深みを見つめれば見つめるほど、
生きていけない世であると言う皮肉。とても面白いテーマであり、俳優陣も素晴らしい演技であった。が、展開がどこか散漫で、一点に集中しない。
原作はベストセラーらしいが、詰め込みすぎたのかな?映画としては、多少ツメが甘い感じもした。
退屈な人生でも、それ以下になるくらいなら現状維持でいいじゃないかと、決してそんな風には言ってないのに、
何故かそう言われてる様な錯覚にも陥ってしまい、もやもやとした後味が残った。【シネサロン・パヴェリア】

マディソン郡の橋
THE BRIDGES OF MADISON COUNTY (95・米)
(監・製作)クリント・イーストウッド (製作)キャスリーン・ケネディ (脚)リチャード・ラグラヴェネーズ (原作)ロバート・ジェームズ・ウォーラー
(主)メリル・ストリープ クリント・イーストウッド アニー・コーレイ ヴィクター・スレザック ジム・ヘイニー サラ・キャスリン・シュミット 
   クリストファー・クルーン ミシェル・ベネス カイル・イーストウッド
メリル、最初から不倫願望満々!?(爆)
でも、遠い所から夢みて見知らぬ土地に来たフランチェスカの気持ちはよく解る気がするし、
妻や母と言う立場だけでない、本当の自分を素直に表せる相手にめぐり合えれば、夢中になってしまうのも当然だと思う。
なので、あの雨の中の車のシーンはすごく切なかった・・。(涙)
ロバート(カリントちゃま)・・雨にうたれた情けない頭が情感たっぷり。(爆)彼女の選んだ道もまたよく解る気が・・。
ただね、何も知らなかった(いや、薄々は何か感じていただろうな)夫が不憫でねぇ。
絶対、白髪になるまでの期間、2人の間には見えない壁があったと思うし、
どうやって2人は知らんふり・・いやいや、誤魔化して・・いやいや、なんか適切な言葉が見つからないなぁ(爆)
要するに、どうやって、そう言った気持ちをナイことにして普通に生活していったんだろう?って思って。
どうやって、ロバートとは違う愛情を育んでいけたんだろう?そこが知りたいよ。
フラニーとロバートの物語には共感するものはあったけど、
それを知った子供2人が、思ったよりもすんなりその事実を受け入れたのには、ちょっと疑問が残った。
やっぱり父親が生きてれば、そうもいかなかっただろうし、
でも、もう居ないからと言って、父親の気持ちを踏みにじられた様な気分にはならなかったのかな?
もう2人ともオトナだし?でも、それにしては、最初はやけにコドモじみてたけどね〜特に兄。
そもそも、フラニー・・ずっと胸にしまっておいた想いなら、地獄まで、もとい、天国まで持っていこうとは思わなかったのかな?
好きな人の傍で永遠に眠りたい気持ちはワカランでもないけど、
死んでしまえば、自分の亡骸がどう埋葬されようと、どこででも同じ様に土に還るだけじゃん。
生きてる時間は家庭に捧げたから、亡骸は彼と・・なんて遺書はちょっと恩着せがましいよ。
自分が選んだ道なら、最後まで自分で背負いな。
埋葬云々でなく、単に、子供達に、1人の女性としての自分を解って欲しい・・と言うシンプルな気持ちだけなら、
私にはスンナリ理解出来るんだけどね。
マディソン郡の橋が、想像していたよりもはるかに小さく素朴であったのも
ある意味、ささやかな幸せを求めただけの2人の物語として、とても良かったと思う。 【BS−NHK】

窓・ベッドルームの女
THE BEDROOM WINDOW (86・米)
 
 
(監・脚)カーティス・ハンソン (原作)アン・ホールデン
(主)スティーヴ・グッテンバーグ エリザベス・マクガヴァン イザベル・ユペール ポール・シェナー カール・ランブリー ウォーレス・ショーン
 
夜中に犯罪現場を目撃したイザベル。しかしそれは不倫相手の寝室の窓からだった為、警察に届ける事が出来ないでいた。
後で知ったところによると、ビデオだかDVDだかのタイトルは「ベッドルームの女」だそうで。
「窓・・」がついたタイトルで某レンタル屋で探して貰ってたけど、「ありません」の一言で片付けられてたわ。
でも、自力で見つけたDVDには「窓」がついていた様な・・?謎ね〜。相変わらず、改題に翻弄されて目が回るわ・・(@.@)
ユペール目当てで見たけど、彼女、イザベルは最初に犯人を目撃する程度。
後は、グッテンバーグ中心だし、ヒロインも結局マクガヴァンに交代しちゃったし、この役はユペールじゃなくても誰でも良かったような。
いや、まだユペールの個性がバリバリ発揮される前の作品だからかな。
何にしても、グッテンバーグが主役・・まるで、グッテンバーグ祭りやってるみたいやん〜たまたまなのに〜。
(わざわざ言い訳されるグッテンバーグって・・笑)
ヒーローになりたいからなんて軽い気持ちで通報するからこんな事になるのよ、みたいな事を、テリー(グッテンバーグ)は
イザベルに言われてたけど、それは表向きで、純粋に、通報しなきゃ、って思ってした風に私には見えたけどな。
でも、こんな根ほり葉ほり警察から威圧的に聞かれると、通報も考えちゃうね。
・・なーんて気持ちにならない様にしないといけないんだろうけど;;ちょっとした事でも重要な場合もあるんだろうし。
裁判での、テリーが○が悪い事が発覚して・・は意外でビックリ。でも、みんな知らなかったらしいから、私が知らなくても当然か!
ほんのツメの甘さからどんどん自分に疑いが向けられる展開は面白かったけど、
デニース(マクガヴァン)と罠を仕掛けるあたりはちょっと平凡な感じ。もう一度、アッと言わせてもらえたら嬉しかったけどな〜。
エリザベス・マクガヴァンって・・懐かしい顔!・・て思ったけど、調べてみたら、私、彼女の作品って殆ど知らないんだよね。
なんで?なんでそれなのに懐かしさを感じるの??変なの〜??
彼女、美人だけどちょっとぽっちゃり。でも可愛いかったし気の強さもキュートで良かったです。
・・で、あれっ?最近では「キック・アス」にも出てるよ??えっ?居たっけ??謎・・。 【DVD】

マドモアゼル
MADEMOISELLE (66・英=仏)
 
(監)トニー・リチャードソン (脚)ジャン・ジュネ
(主)ジャンヌ・モロー エットレ・マンニ ウンベルト・オルシーニ ジェラール・ダリュー
見てからずいぶん間が空いたので;;当時メモってた物だけでも・・。
ああ〜豚ちゃんがぁ〜(T_T) と思う間もなく、ああ〜卵ちゃんがぁ〜(T◇T) と思ってたら、ああ〜家畜の皆さんがぁ〜;;;
(+)(+)←これは一体・・( ̄∇ ̄;  ヒドイね。イケズやったな〜。子供の淡い気持ちすら踏みにじる;;
蛇が誘う禁断のなんとか、って感じ。ハイミス女教師の歪んだなんとか、って感じ。
みんな結構セクハラまがいの会話してるし。田舎コミュの恐ろしさ・・。片田舎の風景やマドモアゼルのお部屋だけは素敵。
ジャンヌ・モローの風格はすごい。セリフなくても、眼力、口角力でぐいぐい引っ張ってくれる。 【DVD】

マドモワゼル
MADEMOISELLE (01・仏)
(監・脚)フィリップ・リオレ (脚)クリスチャン・シニジェ
(主)サンドリーヌ・ボネール ジャック・ガンブラン イザベル・カンドリエ ジヌディーヌ・スアレム クリスチャン・シニジェ
これがいわゆる大人の恋愛?スマートでサラリと爽やか?でも切なさは並みじゃないよね・・?
「マドモワゼル」なんて平凡なタイトルだなぁと思ってたけど、その意味も今の私にはかなり切なかったりする。ほんの少しの二人の時間を照らす灯台・・
それはただの戯れ?夢?それともなくしてはいけない大切な物?毎日は即興の繰り返し・・生きるも死ぬもその時になってみないと分からない?
流れに従いながらも、ふと自己を主張したくなる・・そこだけの話なのか、そこから続く話なのか?人生の微妙な演出に気付く他人はいるのか?
あの「嘘の心」のコンビ復活。 ボネールの自然な振る舞いが輝いていて素敵だった!こう言う美しく堂々とした女性には憧れてしまう。
だから余計に、置き去りにされた灯台に淋しさを感じるウェットな自分が少し嫌だった。 【シネテリエ天神】

マトリックス・リローデッド
THE MATRIX RELOADED (03・米)
(ーー;)
(監・脚)ラリー・ウォシャウスキー アンディ・ウォシャウスキー
(主)キアヌ・リーヴス ローレンス・フィッシュバーン キャリー=アン・モス ヒューゴ・ウィーヴィング グロリア・フォスター モニカ・ベルッチ
う〜ん・・はっきり言って「1」のが断然面白かったなぁ〜( ̄∇ ̄;) あの斬新さとワクワク感はどこに?
今回は、なんだか個性失いつつあるみたいで・・「SW」か、はたまた「SM」か・・←あ、スーパーマンね。(笑)
ザイオンの内部が明らかになるのはいいんだけど、脇の人間関係とかベタで中途半端。いや、多分「3」に続くからなんだろうとは思うけど、
この作品に、ヘンに湿った空気は欲しくないのよね、私は・・。CGもよく出来てはいるんだろうけど、やり過ぎな感じで、はあ?って思う後は、
もう吹き出すしかない。^_^; モニカ・ベルッチも、こんなんでいいの?って感じ。いや、適役ではあったけど、なんだかなぁ〜( ̄∇ ̄;)
まあ、今回の一番の見所は、何と言っても美女(ベルッチじゃなくてモスの方)とオヤヂのバイク二人乗りだね!
トリニティ(モス)は今回もカッコ良かったです!あのバイクのカーチェイスは面白かった!
全体的に間延びしてて、しかもエンドロールも長いので、「3」の予告が始まった時はちょっとホッとしました。
「3」は「セッション9」&「ダークネス」っぽいショットが目についたわ〜。懲りずにきっと又見るでしょうが。【ユナイテッド・シネマ】

マドンナのスーザンを探して
DESPERATERY SEEKING SUSAN (85・米)
(監)スーザン・シーデルマン (脚)リオラ・バリッシュ
(主)ロザンナ・アークエット マドンナ アイダン・クイン
ええ、頑張ってはいたと思うんです、ロザンナさん・・でも、マドンナの個性があまりにも強すぎて、なんだかイマイチに感じたんですよね・・
嫌いじゃないんですが・・今見たら可愛く感じられるかな・・・【劇場】

マニアック
MANIAC (12・仏=米)
 
(監)フランク・カルフン (脚・製作)アレクサンドル・アジャ (脚)グレゴリー・ルヴァスール C・A・ローゼンバーグ 
(オリジナル脚本)ジョー・スピネル (製作)トマ・ラングマン ウィリアム・ラスティグ
(主)イライジャ・ウッド ノラ・アルネゼデール ジュヌヴィエーヴ・アレクサンドラ リアーヌ・バラバン アメリカ・オリーヴォ 
   サミ・ロティビ モルガンヌ・スランプ サル・ランディ ジャン・ブロバーグ
マネキン修復師のフランクは幼い頃のトラウマから生身の女性を愛せず、夜の街を彷徨っては女性を襲い殺人を重ねていた。
そんなある日、彼のマネキンに興味を抱く女性カメラマンのアンナと知り合い・・

イライジャ、怪しさ全開・・彼を見るのは多分「指輪」いらいじゃ?(秋風が〜)
いや、他にも何か観てたっけ?・・てくらい、指輪のイメージが強いので、この役は強烈だなぁ・・と思いつつ・・
ふと、いやまてよ、ちょっと似たような(いや似てないけど)クセのある役の彼を見た事あったような?
思い出せ・・あ、思い出した!「コレクション」と「犯罪都市」だ!
そうだそうだ、元々「指輪」観た時から、彼って一種独特な怪しげな雰囲気があるなあ・・
あの陶器の様な異様なつるすべお肌にガラス眼、意外なでこっぱち具合と言い、彼自体がえらく作り物っぽい!(笑)・・とか思ってただけに、
今回のこの役は、自分の感覚ではフロドよりもハマり役!に感じてしまったわ。(笑)
大筋では、「僕の大事なコレクション2」でも良さそうな。(ダメですか)
彼のトラウマ・・は、男にだらしない母親のせい、ってのはよくある話だとは思ったけど
これ、80年代の同名作品のリメイクだったらしい。オリジナル知らなかった・・見たい・・。
で、なんと「フラッシュダンス」に使われた音楽の「マニアック」は元々その作品に使われる予定だったらしい。
おお〜・・フラッシュ音楽の中でも、私「マニアック」が一番好きなので、なんだか縁を感じたわ。(何の縁だよ)
で、本作。観終わって一番に感じた事は・・・・・「やっぱアブナいヤツはアブナいんだよ!」(爆)
いや、ホントにね、もうそれはどうしようもない事なのよ・・って痛感したわ。救いようないかもしれんけど、事実を受け入れるのも大事。
女性が陥りやすい、「愛のチカラでぇ〜私がなんとか〜私だけが彼をぉ〜」な甘い世界じゃないのが良かった。
・・と言うか、アンナは最初からそんな気持ちはなかったみたいだったけど。(笑)
なんかね・・あんな母親のせいで・・とか思うと、フランクが可哀想な気はしないでもないけど
特に、偏頭痛(?)起こして悶える所とか本当に気の毒ではあったけど
ああ言う、やめられないご趣味には、仲間に入れてとも言えないし・・正直関わりたくないと言うか。
だいたい、部屋が生臭くなってたまらんやろ。ファブリーズは?それと、ハエトリ紙くらい吊るしときな!(そう言う理由じゃなく?)
あ〜でもさ、アンナが仲間に入れて♪感覚だったら、あんな最期にはならなかったかな?
いや、きっとなったね・・ああならないと彼は成仏しないんだろうし。・・と、生きてるうちからとっくに「オマエは既に死んでいる」扱いでゴメンネ!
そう言えば、ラストシーン、「パフューム・・」をちょっと連想。
グロさはこっちが勝るけど、どちらにも悲哀感じるわ。でも孤独な男の最期としてはある意味幸せなのかもね??
・・いや、イライジャ、君は孤独じゃない!そうだ、思い出すんだあの日の事を!
女でなく、指輪を共に追い求めた、あの日のかけがえのない仲間たちを!!!  【ユナイテッドシネマ・キャナル】

マネートレイン
MONEY TRAIN (95・米)
 
(監)ジョセフ・ルーベン (脚)ダグ・リチャードソン デヴィッド・ローヘリー
(主)ウェズリー・スナイプス ウディ・ハレルソン ジェニファー・ロペス ロバート・ブレイク クリス・クーパー ジョー・グリファシ スコット・ソワーズ
アクションだけど、それより兄弟愛。マが差して悪事をはたらく刑事だけど、この2人なんでなんか憎めない。(ダメ?汗)
ジェニロペが素敵だった。スナイプスとの会話シーンにちょっとドキドキ。ハレルソン切ないなあ。(^^;クーパー、似合ってる。(笑) 【TV】

魔法にかけられて
ENCHANTED (07・米)
 
 
(監)ケヴィン・リマ (脚)ビル・ケリー (音楽)アラン・メンケン (ナレーション)ジュリー・アンドリュース
(主)エイミー・アダムス パトリック・デンプシー スーザン・サランドン ティモシー・スポール ジェームズ・マースデン レイチェル・カヴィ
 
最初の数分でおとぎ話は終わり・・物語しゅうりょ〜〜退場〜・・ではなく・・(当たり前)そこから物語が始まる。
楽しく見る事が出来たけど、もうちょっと子供との交流や彼との間にエピソードあった方が、気持ちの変化に共感出来たと思う。
だって、お互い割とすぐ惹かれあったのはわかったけど(ここ、おとぎ話を肯定する意味でね・笑)
4年(だったかな)も付き合った彼女への気持ちをそんなにすぐナシにも出来ないのでは?とも思ったし。(ここ、現実っぽくね・笑)
アニメの時に、これスポールに似てるな〜・・とかサランドンそっくりやん・・とか思ってたら
まんまその俳優だったので笑った!( ̄∇ ̄; 最初に俳優ありきなんでしょうが、それにしてもよく似てたね。
王子様の俳優さんも「運命のボタン」とは雰囲気違ってて、極端でイカニモ〜な所がウケたわ〜。
エイミー・アダムスはとても上手い女優さんだと思うけど、お姫様と言うにはちょっとトウがたって見えた・・ごめん。
リスが食堂で必死で説明してる姿も可愛いくて面白かった〜・・けど、ゴキの大群にはビックリ。「クリープショー」ですかい!? 【TV】

まぼろし
SOUS LE SABLE (01・仏)
(監・脚)フランソワ・オゾン
(主)シャーロット・ランプリング ブリュノ・クレメール ジャック・ノロ アレクサンドラ・スチュワルト
とてもシンプルな作品なのに、深さをたたえた作品だと思った。 愛する人を失った時、あなたならどうする?と簡単に質問されたくないし、したくもない。
(意味不明?)例えばそれが20歳そこそこの人間であれば、さあ、過去は忘れて未来に羽ばたこう、などと単純に言えるかもしれません。しかし彼女は50代。
今までの人生の重みを忘れる事など出来はしない。夫を信じている彼女のプライド(=愛)が、じわじわと”現実”に引き戻される様子がとても苦しい。
砂浜で号泣する彼女・・そして子供の様に駆けて行く後姿に涙が溢れてしまいました。
・・・・・あと10年して見たら、また色々と感じる物があるでしょうね。何でもそうかもしれないけど、出会う時期で感動の度合いが違ったりするもんね。
ランプリング、ほんとすごい。「デブラ・ウィンガーを探して」でも、ほんのちょっと顔見せてただけだったけど、周囲を圧倒してましたよ。(笑)
あの言葉、なんか悲しい響きがないですか?ただ、夫と比較してしまうだけでなく、自分の意思だけではどうにもならない感覚に縛られて生きてるみたいで・・
彼女が何の疑いもなく過ごしてた今までの人生そのものですら、ただのまぼろしだったのかなぁ・・なんて。【ユナイテッド・シネマ】

まぼろしの市街戦
LE ROI DU COEUR (67・仏)
(監・製作)フィリップ・ド・ブロカ (脚)ダニエル・ブーランジェ
(主)アラン・ベイツ ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド ジャン・クロード・ブリアリ フランソワーズ・クリストフ
第一次大戦中のフランスの村。ドイツ軍が仕掛けた時限爆弾を撤去する任務をおわされた伝令兵プランピックだったが・・
精神病院から逃げ出した人たちは皆本当はマトモだったのね?プランピックが村から出ようとした時に止めたり
潮時だとわかると自分からまた病院に戻ったり・・そんな計算された行動にちょっと違和感あったんだけど、
普通の世界こそが精神を病んだ者の世界・・と言う皮肉からしたら確かに彼らはあれで良かったのね。
こんなに若いビジョルド初めて見たけど、なんか松○亜○に似た口元が薄情そうであんまり好きになれなかったな。
少し年令いってからのが優しさがにじみ出ていい顔になったと思う。(^^; 【ビデオ】

幻の光
 (95・日本)
 
 
(監)是枝裕和 (脚色)荻田芳久 (原作)宮本輝
(主)江角マキコ 内藤剛志 浅野忠信 木内みどり 柄本明 赤井英和 市田ひろみ 吉野紗香 寺田農 大杉漣
 
子供の頃、祖母が家を出たまま失踪してしまい、引きとめられなかった事を悔いていたゆみ子。
やがて大人になった彼女は結婚し子供も生まれ、ささやかながら幸せな日々を送っていたのだが・・

なんだかねぇ・・ずっと心に何かがつっかえてる感じだった。
でも、つっかえてるのに、何かがあるのに、がら〜んと寂しい・・閑散とした・・そんな感じ。
それって、主人公の気持ちそのまんまかもしれないね。
子供時代も、狭いアパート時代も、田舎暮らし時代も、そんな空気にずっと包まれてる。
それまでの日々が本当に存在していたのかすら、過ぎてみるとあやしい・・みたいな。
自転車も、電車も、トンネルも、どこに続いているのか・・どこを目指しているのかわからない。
迷いに迷った末に・・ふと聞かされた光の話。人がどう頑張ってもどうしようもない、人が魂が、
すうっと吸い込まれる様に自然に行き着くどこかが、平穏な場所であればいいな、とただ思う。
・・でもそれって、生まれる前と同じ場所なのかな?日常は、そんな世界をただ待ってる駅みたいなもの?
海の音も風の音も、周りの何もかもがさりげなく手招きしてるみたいにも見えて。
子供がやたら可愛い・・!こんな子がいるってだけで、生きててもいいかなって思える。
いや、生きてなきゃいけないんだなって思う。水面に映ったり、トンネルを通して見えた子供の姿が光の様に輝く。
ずっとつっかえてる何かを吐き出せたら、もう何も考えずにどこかへ行けるのかもしれない
・・なんて思う反面、つっかえてるうちは生かされてる・・のかな?と言う思いもゆらゆらと・・。
主演の江角マキコの凛とした佇まいが、余計なモノのない世界に溶け込んでいてとても美しかった。
ただ、関西弁はちょっと・・ぎこちなかったね。そこ、市田ひろみはさすがに平常。こなれとる。(笑) 
【追記】 好きな作品・・だったけど、思い出すだけで、気持ちが行ってはならない方向に行ってしまいそうで(爆) 呼吸困難に陥りそう・・だった。(^^; 【TV】
 

MAMA
MAMA (13・カナダ=スペイン)
 
 
(監・脚・原案)アンディ・ムスキエティ (脚)ニール・クロス (脚・原案)バルバラ・ムスキエティ (製作総指揮)ギレルモ・デル・トロ
(主)ジェシカ・チャスティン ニコライ・コスター=ワルドー メーガン・シャルパンティエ イザベル・ネリッセ ダニエル・カッシュ 
   ハビエル・ボテット ジェーン・モファット デヴィッド・フォックス ドミニク・クゾクリア
 
2人の幼い子ヴィクトリアとリリーを道連れに、森で無理心中をはかろうとした父親ジェフリー。
その5年後、ジェフリーの弟ルーカスは奇跡的に生き延びていたその姉妹を発見する。

最初からメガネのおちびちゃんが可愛くて可愛くて。それをそれを・・親の都合であんな目に・・ひどい・・(>_<)
膨大な量のサクランボの種に涙・・。でも、ちゃんと成長してて良かっ・・
・・え?ちゃんと成長して・・ないね?なんてこと〜・・(>_<)
幼い時の時間が心身においてどれだけ大切かって、こう言うの見せられると改めて実感するね。
アナベルは思い切ったなあ。普通に子育てするだけでも大変なのに。
ある意味これもロックな生き方?意外とロッカー魂と母親業には共通点があったりして?(謎)
廊下と部屋を一緒に見せるシーンは印象的だった。それとヴィクトリアのガウンのヒモをぐっと掴む彼女も。
一方、あちらさん(MAMA)は・・最後がっつり登場したけど、チラ見せの時のが恐かったな。
いい人なのか、何か魂胆があるのか、掴みどころなくて。それでも、子供(我が子)への愛情だけは強くて・・
そんな母性には切なくなったり頷ける所はあったけど、それも過ぎると無理心中と変わりないね;;
姉妹には現実の生身の温かさを感じて欲しかった。なので、アナベルが暴れるリリーを必死で羽交い絞め・・
もとい、抱きしめて、手にふーっとあったかい息をかけてやる所はとても身近に感じていい場面だった。
実の母じゃない2人を前にしての其々の真逆の決断は苦しかったな・・。妹にとってはそれが自然だし幸せなんだろうと思うと尚更。
恐ろしい程に子を想うあちらさんはすごかったけど、それ以上に、幼い子にとっての「母親」の存在の大きさに震えたわ。
チャスティンが出てるのは知ってたけど、こんなロックなオネエチャンだったとは意外だった。たまにブライス・ダラス・ハワードに見えた。(笑)
そしてそして、この間「・・ゆりかご」で知ったニコライが!(注:イケメンの方)
すぐ死んでしまった〜〜;;と思ったら、二役でまた出て来たのでヨッシャ!とガッツポーズ。(≧∇≦)  【DVD】
 

ママが泣いた日
THE UPSIDE OF ANGER (05・米)
 
(監・脚)マイク・バインダー
(主)ジョアン・アレン ケヴィン・コスナー エリカ・クリステンセン エヴァン・レイチェル・ウッド ケリー・ラッセル アリシア・ウィット
   マイク・バインダー デーン・クリステンセン トム・ハーパー
 
普通の家庭で平穏に暮らしていた四姉妹。が、ある日突然、父親が他の女と駆け落ちしたらしい・・と母親に告げられる。
あれっ?エヴァンが出てるやん!ラッキー!・・って、冒頭から俄然見る気満々になって・・
おやっ?アリシアも出てるし!わーい!・・って、かなりワクワク気分で見たけど・・うーん・・イマイチ・・でした;;
夫が他の女と駆け落ちした!・・ってんで、怒ったり荒れたり八つ当たりする母親の物語。
娘が4人いるので、母親と娘の物語・・って言いたい所だけど、娘に関してはなんだか薄くて・・
とにかく、母親が濃い!(笑)ので、そっちのインパクトしかない。
しかも、娘達が「以前の母は優しかった」「いい母親だった」とか言ってる割には、全然そんな過去の描写もなく、
(あ、一度だけ、母親が、以前の様にお弁当を作る、なんてシーンがあったけど、たったそれだけで、前はいい母親だと言われてもねぇ・・
それで母親業が認められるなら、日本のお母さん方なんて、みんな国民栄誉賞もらってるわ!??笑)
で、娘達が誰ひとりとして母親に慰めの言葉をかけたり寄り添う事もなく、
むしろ、騒ぎ立てる彼女にただウンザリして持て余してるだけみたいに見えて、なんだかなぁーーー・・って感じ。
みんな、自分の事が一番カワイイ年頃なのかもしれないけど、
腫物に触るくらいの感覚でしか母親に接してなくって、消えた父親に対しても、せいぜい1人が手紙を綴る程度の思い入れの薄さ。
加えて、母親が他の男性と仲良くしてても、みんなさほど反応しないし・・??
一応、何かあれば全員一緒に行動はしてるけど、全然、気持ちが通ってなく見えて、あんまり・・な気がしたよ。
いや、一緒に行動してる時は、それなりにお互いに理解してるんだ、みたいな気持ちにはなってるんだろうけど、
なんかそう言う細やかな感情の変化とかが全然伝わって来ないんだよね。
ガナりたてるだけの母親・・が前面に出過ぎちゃってたからかなあ?
彼女の事を想う男・・も、馴れ馴れしくてあんまり好きになれなかったな。
勝手に人の家に入って来てお酒飲んだり、テーブルに足のっけて寛いだり、ついには、バスルームにまで入って来るなんて・・。
過去の栄光にすがってないで新しい人生歩みたい気持ちは解ったけど、
普通、あんな事してたら、新しい人生歩むどころか、不法侵入で銃で撃たれてオシマイよねぇ?アメリカなら。(誤解ですかね)
主人公である母親テリー・・うーん・・キツかったなあ。
あんな場合、私だって、悲しむよりも怒るタイプかもしれないけど(喜ぶタイプ?)あそこまで怒りを暴走させなくても・・。
「考えなければいい」って、彼女の嫌いなラジオ局のオヤヂに言われてたけど、ある意味それも当たってるかもしれないよ?
いや、娘の事は考えるべきだろうけど、怒りを生むだけの夫の事については、
ちょっと考えない様にして自分の心を鎮める時間を持つのも必要では?
そして・・【以下、ラストに触れてまーす。まあ、冒頭からの流れ・・だけどね】
えーっ・・そんな結末に?冒頭のアレが多分その人の、だろうとは思ってたけど、
えーっ?何?それで何事もなく終わらせちゃっていいの?事件じゃないのー?(そう言う話じゃない?)
そう言えば、テリー・・なんで駆け落ちだと?捜索願も出さずに?
そう言えば、電話したら夫が出たとか言ってなかった?ただ逆上&混乱して、そう思っただけ・・って?
それ、やっぱ怪しくない〜?じゃなきゃ、マヌケ過ぎやろ。
あの男はどーなのぉ?都合よく現れ過ぎてない?え?土地に関わってるから無関係?(どうしてもソッチ方面に持っていきたい私・・笑)
ついでに、なんでエヴァンの名前が・・ポパイ?ホウレンソウが好物なん?だいたいポパイって女の子の名前なん?誰か教えて〜〜。
そして、怒りと言うものはマイナスなばかりじゃなくて、その後には心の安らぎが・・
・・みたいな事も言ってたけど・・そう言う顛末なら、そりゃもう怒れんわな。
別に怒りが安らぎに通じた訳じゃなくて、安らかにするしかない、って言う、この場合の単なる結果でしかない気がする。
だって、気まず過ぎるやろ!いまさら笑ってごまかせんし!(爆) 逆に、夫は怒ってるかもよ・・(苦笑)
後でわかったんだけど、あのラジオ局のオヤヂ、監督さんなのね?
確かに、自分が言ってたみたいに、悪いヤツではない気はする。・・が、相当理屈っぽいヤツに違いない!と見た。(笑)
物語はイマイチだったけど、エヴァン、すっごく可愛いかった〜(^^) 【BS】

ママと娼婦
LA MAMAN ET LA PUTAIN (73・仏)
(監・脚)ジャン・ユスターシュ
(主)ジャン=ピエール・レオー ベルナデッド・ラフォン フランソワーズ・ルブラン イザベル・ヴェンガルテン
いい様に女の間を泳いでいく子供の様な男・・母性と娼婦性の両方を持ち合わせたどこまでも深い女達・・
冒頭から饒舌であった男が、次第に女二人に飲み込まれる様に小さくなって行くのが、なんだか可笑しくて。
でも心のヒダは複雑。上映時間220分!頑張りました。(笑)【シネサロン・パヴェリア】

ママの遺したラヴソング
A LOVE SONG FOR BOBBY LONG (04・米)
(監・脚)シェイニー・ゲイベル (原作)ロナルド・イヴァレット・キャップス
(主)ジョン・トラヴォルタ スカーレット・ヨハンソン ガブリエル・マクト デボラ・カーラ・アンガー デイン・ローデス デヴィッド・ジェンセン
平凡な内容で、いわゆるオチなんかもすぐに予測がつくけれど、伸び伸びとした美しい映像に気持ちがほぐれる様な気がしたわ。
ヨハンソンも、いつものお色気路線でなく、等身大でいい感じ。【BS】

間宮兄弟
 (06・日本)
(監・脚)森田芳光 (原作)江國香織
(主)佐々木蔵之介 塚地武雅 常盤貴子 沢尻エリカ 北川景子 戸田菜穂 岩崎ひろみ 佐藤隆太 横田鉄平 佐藤恒治
   桂憲一 広田レオナ 加藤治子 鈴木拓 高嶋政宏 中島みゆき
きちんと生活してるな〜男2人なのに〜女1人の誰かよりもきちんとしてる〜(誰)
その生活、もう完全体みたいやね。(^^;それぞれに彼女出来たら・・兄弟別れて暮らしたらどんな風になるんだろ?
まあ、とりあえずは、仲良きことは美しきなり・・てコトで。・・とか言いつつ、つい、首をかしげてしまうけれど。 マミヤ兄弟って、マニア兄弟のヒッカケ?(笑) 【BS】

迷い婚・すべての迷える女性たちへ
RUMOR HAS IT... (05・米)
(監)ロブ・ライナー (脚)T・M・グリフィン
(主)ジェニファー・アニストン シャーリー・マクレーン ケヴィン・コスナー マーク・ラファロ リチャード・ジェンキンス ミーナ・スヴァーリ
「えっ?私の家族って、『卒業』のモデルだったの?!」・・と言うモチーフがちょっと映画ファンには気になるラブコメ。 
だけど、結婚を目前にしていくら気持ちが不安定とは言え、主人公のサラ、お尻軽過ぎ。
祖母、母、娘・・が関わった恋愛は、サラリと流してしまえば楽しめるけど、真面目に色々想像してしまうと気持ち悪くなったりも。
そもそもの原因のあの男って・・どう言う神経?・・神経あるの? 
同じ男なのに、全てを知っていながら、ただそこにある愛だけを信じて生きてきたお父ちゃんの方は素敵だったわ。
ジーンときちゃった・・こんなお父ちゃんの娘だなんて、サラは幸せじゃん〜・・トンネルで息止めるゲームも楽しい!(笑)
サラ役のアニストン、ずっと平凡だったのに、最後の方ではえらく美人にみえてビックリ。サラ本人が一皮むけたと言った雰囲気はとても良かったです。
 
ところで、女性のファッション・・赤いドレスに赤い帽子の赤ずくめ、ピンクの洋服にピンクのバッグのピンクずくめ、
・・てのが、とても気になったんだけど、そう言う合わせ方ってアメリカではよくあるの?
白い肌に明るい色彩は似合うけれど、そう言う色での単色攻めって勇気いるよね〜。 【BS−NHK】

真夜中のカーボーイ
MIDNIGHT COWBOY (69・米)
 
(監)ジョン・シュレシンジャー (脚)ウォルド・ソルト (原作)ジェームズ・レオ・ハーリヒー
(主)ジョン・ヴォイト ダスティン・ホフマン シルヴィア・マイルズ ジョン・マッギーヴァー ブレンダ・ヴァッカロ 
   ギル・ランキン バーナード・ヒューズ ルース・ホワイト ジェニファー・ソルト
なんだ、カウボーイの話じゃなかったんだ。・・て思ったの私だけじゃないよね?(^^;
でもまさか、金持ち女のヒモで生計立てようとする男が主人公の話だなんて、このタイトルからは想像つかないよ。
それとも「カウボーイ」に意味があるのかな?男らしさの象徴とか?あ、カーボーイ表記に時代を感じる・・(笑)
しかし、その時代ででもやっぱりこんな男って世間のはみだし者だったのは間違いないようで?
似たような、世間に違和感持った病弱な男・・のホフマンとのやり取りは面白かった。けど、ホフマン・・何だか余裕あり過ぎな感も。
まだ若いヴォイト相手だからそう感じたのかな?え?ホフマンもまだ若い?(笑)
ヴォイトってまじまじ見た事なかったけど、近くで見ると、若い頃ってちょっと目元や骨格がキリアン風で笑っちゃったよ。 【BS−NHK】

真夜中のゆりかご
EN CHANCE TIL / A SECOND CHANCE (14・デンマーク)
 
 
(監・原案)スザンネ・ビア (脚・原案)アナス・トマス・イェンセン 
(主)ニコライ・コスター=ワルドー ウルリク・トムセン マリア・ボネヴィー ニコライ・リー・コス リッケ・マイ・アナスン 
    トマス・ボー・ラーセン ペーター・ハーバー オーレ・デュポン モリー・ブリキスト・エゲリンド
 
愛妻アナとの間に赤ん坊を授かり幸せに暮らす刑事アンドレアス。
そんなある日、通報で駆け付けたアパートで薬物依存の男女に放置された乳児を見つける。

えっ?そんな事する?普通?・・って思ってしまう事から始まるし、
単純に起承転結だけで言えば、先の予想も割と出来る物語・・ではあるんだけど、
男女其々の陥りやすい「親」ってモノに真正面から向き合っていて、心にぐっと迫る物があった。これまで見たビア監督作の中で一番好きかも。
子供を授かったからと言って、男性はすぐに父親の実感がわくもんでもない、とか
妊娠期間があるだけ女性のが先に親としてスタート出来る、みたいなのはよく聞くけど、
まさに、そこに潜む危険とでも言うか、男親、女親其々の、子供との微妙な精神的距離感に色々と思いを巡らされた。
アンドレアスのあの行動・・我が子もよその子も、生死に関しても単にモノみたいに;;
・・は普通に考えたら「それはないだろ」だったけど、あれで、子供が生まれた現実にただ表面的に親として動かされていただけ、
みたいな、彼と子供との距離の遠さをすごく感じさせられたし、
アナがつい隠れてあんな酷い事をしてしまったのも、子供に対して、一番愛してて世話出来るのは自分だけみたいな思い込みとか
母親と言う名のもとに自分の理想通りになるモノみたいな感覚が無意識にあった風にも見えて、
男親とは逆に子供との距離が必要以上に近くなり過ぎてた様に感じられた。
でもそう言うのって、傍からだと客観的に見られてすぐ反省も出来るかもしれないけど、
実際に子育て真っ最中だと考えてるヒマもないしものすごく難しいよね。自分だって失敗の繰り返しだもん。
そう思うと、やっぱり周囲の手助けとか交流とかってとても大事なんだろうな、って今更ながら思う。
気持ちに余裕が持てれば、育児真っ只中でも一歩引いて考える事も出来るだろうし、
子供との近すぎたり遠すぎたりする距離〜感覚も変に凝り固まらないかもしれない。
薬物依存のカップルの方も、あの世界にどっぷりでなきゃ育児だって出来たはずだし。
男の方は問題外かもしれないけど(ここではもうコイツはいらん・・笑)
女性の方は本当は全然悪い人でもないだろうし・・優しすぎてろくでもない男に丸め込まれてしまったのか・・
いや、そう言うのはただ弱いだけで優しいなんて言っちゃいけないんだろうけどね。
特に子供を持つ母親であればなおさら・・だからあのラストには救われた・・。
子供の言葉には苦笑いしたけど・・でも元気に成長してて良かった・・ホントに・・(涙・・)
ベイビー・ブロックみたいなキルトがあったわ。確かベッドカバー。色合いは茶系だったかな〜あ〜泣き過ぎて忘れてしまった〜〜( ̄∇ ̄;
それはそうと、ビア作品とだけで、他は全く下調べなしで観に行ったもんで、誰が出るとか知らなくて、
そしたらいきなり主演男優がカッコ良すぎ!だったもんで(笑)暫くは顔しか見てなかったわ。(≧∇≦)
このニコライさん、どっかで見た事はあると思うけど、ちゃんと観たのは初めてだと思う。
ビア作品常連の方のニコライちゃま(笑)も出て来て、あぁビア作品だ〜と改めて思ったり・・安心感あるなぁ〜。
あ、さっき「コイツはいらん」って言ったけどな!あれは役に対してだからね。(笑)     【天神TOHOシネマズ】

マラソン
MARATHON (05・韓国)
(監)チョン・ユンチョル (脚)ユン・ジノ ソン・イェジン チョン・ユンチョル
(主)チョ・スンウ キム・ミスク イ・ギヨン ペク・ソンヒョン アン・ネサン
なんだか・・疲れました。最後までずっと整理つかないモヤモヤ感が残ってしまって・・。
これが実話を元に作られてるってのも、重く感じたなぁ・・。こう言う作品を観て、同じ状況の親(家族)が少しでも希望を見出せればいいけど・・
と思いながらも、実際、自閉症とはかなりの程度の差があるので(幼児期だけでなくハイティーンになってから見つかる場合もあるらしいし)
そう思うと、なんだか単に特例を見せられただけな感じもするし、かえって悲しい思いがつのる場合もあるのかもしれないなぁ・・とかも思っちゃって。
この時点では自分はただの傍観者でしかないし・・でも、そんな立場の自分も”母親”であり、そこから子に接するのに、
作品の中の母親と同じ様な過ちをしてしまう恐れが常にある事を突きつけられもして、何だか、ひどく考え込んでしまって・・沈んでしまったよ・・。
ほのぼのした所もいくつかあったにも関わらず。ずっと主人公の面倒を見てきた母親の”目”をこじ開ける(?)のが一番の目的みたいな
印象が残ったのがまずかったな。コーチが言った言葉はマトを得てるし、シャカリキな妻に置いてけぼりにされて家出した父にしても、
”かまって音頭”を発信してた次男にしても、其々の苦しみや淋しさはよく解る・・けど、主人公が自ら選んだ(と、周囲は認めている)マラソンの
スタート地点に彼が立っている・・のは、あのお母さんの存在(苦労)があったからこそ。
頑張ってる(←現在進行形)母親のした事なんて、結果が良く出てアタリマエ、そうじゃなきゃバッシング・・の、両極端!
・・しかないみたいに見える一方で、周囲の男達の情けない部分だけは全てラストで帳消し〜みたいな所にも、なんで男達だけにはこんなに甘いの?
・・って、片手落ちな感じがした。そもそも、コーチの言葉なんて、本来は父親が言うべき事でしょがぁー!(怒)もちろん、誰が正しくて誰が悪い・・
なんて事では全然なく、主人公が1人の人間として成長している事を認め、見守っていく事が大切だと言いたいのは解るんだけど、
それにしても、主人公の本当の気持ちがどこにあるのかが非常にあやふやなので、結局は、母親がそうしてきた様に
たとえそれが自己満足で空回りであったとしても、自分なりに信じて行動する・・しかやりようがない感じもしてね。
主人公を子供扱いしないのは当然なんだけど、でもどこかでずっと誰かのフォローが要るのもまた現実だし・・(悩)
”母親”って・・なんなんだろう。こう言う事、全部受け止めて、それでも明るく生きていけるとなると、偉大だ!とは思うけど
そうである事がアタリマエの様にとらえられてるとしたら、やっぱり私だけでも声を大にして、それはちがうと言いたくもなる。
自分の栄養分けて死ぬ思いで産んでますからそれなりの覚悟と度胸はあれど、日々、試行錯誤や自己嫌悪で心細くあったりも・・と言いつつも、
自分の場合は(現時点では)同じ障害を持つ子の母親ではないと言う(最初に書いた)事実に、どっちつかずな宙ぶらりんな立場に追いやられてしまって。
例えば、「お産は病気じゃないからたいした事ないですよ〜」って、初産に不安かかえた女性を一生懸命励ましている”男性”産婦人科医・・みたいな
妙な感覚。( ̄∇ ̄;) 物語がすんなり素直に伝わってこなかったのは、結局、自分とこの母親の性質がどこか似てたからかもしれないなぁ・・(爆)
でも、反省したわ・・もし私も、子供可愛いさに目がくらんでたら、どうぞ皆さん、遠慮なくドツいてやって下さいね。( ̄∇ ̄;)
ついでにどーでもいい話だけど、シマウマの毛って、全部刈ったら真っ黒になるらしいよ。黒地に白線なんだって〜。 【ユナイテッド・シネマ】

マリアの受難
DIE TODLICHE MARIA / DEADLY MARIA (93・独)
(監・脚・原案・音楽)トム・ティクヴァ (脚)クリスティアーヌ・ヴォス (音楽)クラウス・ガーターニヒ
(主)ニナ・ペトリ カーチャ・シュトゥット ヨーゼフ・ビアビヒラー ペーター・フランケ ヨアヒム・クロール
トム・ティクヴァ監督の劇場デビュー作。チクワ・ファンが見逃がす訳にはいきません!
・・と言っても劇場でなくDVD鑑賞ですが・・(^^ゞ
横暴な夫と、寝たきりの父親と暮らすマリアの抑圧された日々・・。
一日、いや、一時間、一分、一秒に、息苦しいほどの緊張感。
そして、彼女の奥底に潜む罪の意識が解放されようとする時、その無垢な自我が強烈な再生を果たす・・。
うう〜ん・・なんか解るわ〜〜!
マリアが**するシーン、私も似た様な感覚の時が、過去に一度だけあったもの・・。
・・って、別にああ言う**はしてませんが(笑)
誰でも生きてる間には、小さな変化を積み重ねていくものだけど、それとは少し違う、ある日突然!そして完全に自覚出来る!
言い換えれば、事件!みたいな経験・・かな。
そりゃあ、人によってそのキッカケや形も様々なのでしょうが、私もその時の感覚は一生忘れない。
オドロキと興奮のあまり、浮かぶ笑みを抑えられなかった一瞬を絶対忘れない。
・・林檎をかじって目覚めたイヴが、次にドリアン食べて目から目玉おやじ!・・みたいな。(全然チガウ)
何も知らない少女でもなく、かと言って、全てを包み込む女性でもない、
生まれた時から、自我の行き場を持て余すマリアには、同情とは少し違う不思議な感情を呼び起こされたりも・・。
彼女に常に大きなプレッシャーを与え続けたのは、周囲の男連中よりも、案外あの人形だったのかもしれない?
結局、ずっとそれを捨てられずにいた彼女自身であったのかもしれない?
この作品、後に続くティクヴァ映画に繋がるエッセンスが沢山ありました。奇妙だけど、目が離せない・・興味深い世界でした。 【DVD】

マリア・ブラウンの結婚
DIE EHE DER MARIA BRAUN (78・西独)
(監・原案)ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー (脚)ペーター・メルテスハイマー ピア・フレーリッヒ
(主)ハンナ・シグラ クラウス・レーヴィッチ イヴァン・デニー
第二次大戦で夫の死を知らされたブラウン夫人=マリアがたどる西ドイツ社会の荒波・・。なんだけど、マリアのその逞しくも強かな行動力には
共感を得る云々よりもただ驚かされるばかり。確かにここまでやらなきゃ未亡人(と言ってもそれは最初だけなんだけど)としては
ただ社会にに流され潰されるがオチなのかもしれないけど、夫と言い愛人といい(彼はいいキャラだったな・・)少々人が良すぎやしない?(^^;
しかしこんなマリアがブラウン夫人であると言う事だけは最後まで頑なに守り続けた不思議こそがある意味ドイツ魂?
主演のシグラは存在感あったけど、個人的にはあまり好きなタイプではないので・・そうじゃなかったらもっと引き込まれただろうし、
もしかしたら共感する部分もあったかもしれないな。”人生はからっぽ・・で、重い・・”。 【ビデオ】

マリー・アントワネット
MARIE ANTOINETTE (06・米)
(監・脚)ソフィア・コッポラ (原作)アントニア・フレイザー
(主)キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント ジュディ・ディヴィス リップ・トーン マリアンヌ・フェイスフル
   ローズ・バーン オーロール・クレマン シャーリー・ヘンダーソン ダニー・ヒューストン
やっと観て来ました〜(^^ゞ その間、巷では賛否両論やってましたが・・私は・・面白かったでーす。
これは堅苦しい歴史映画ではないですね・・って、ソフィア監督作品って知った時点で、そりゃそーだろ〜なんだけど、
すぐに聞き覚えのある声のS・ヘンダーソンが出て来たかと思えば、さくら(似)のA・アルジェントとかJ・ディビス、R・バーンまで出てきて・・
ありゃ・・フランス王室映画なのに
フランス人おらんやん!_(T▽T)ノ彡☆って、そのキャスティングにもオオウケ!そもそも、マリー役のキルスティンだって
アメリカ人・・響きからして多分ドイツ系だとは思うけど(なので以前の”キルステン”表記のがいいなぁ)何にしても、この超有名な王妃の物語を
ここまでお祭りみたいに自分の好みで作り上げたソフィア監督のこだわりと方向性にまず注目〜・・今回はガーリー越えてちとお嬢目線だなぁ・・とか
でも、最後までその方向性を見失わない潔い展開だったので、1人の女の子としてのマリーの視点で、
ポップでカラフルそしてクレイジーな王室体験ツアー!??を、私も気軽に楽しめました。
まあ一言で言えば「
マリ子のセレブ婚ブログ」ね!普通の日記じゃなくて「ブログ」よ!あんとわネット・・だけにね!(自滅)
いやいや、自分中心な出来事を全世界に発信〜公開し、しかしあくまでもホンネの部分はテキトーに伏せてる・・
って、そのやり方(映画の切り口)は、本当に、
良くも悪くもある種新しい”ブログ映画”だと私は思ったのでね。
下らない伝統やゴシップにまみれるばかりで、マリーからは国民がどんな状態なのかさっぱり見えてない・・なので私達にもそこは全く見えません。
それに、デュ・バリー夫人との確執とか、フェルゼンとの恋の果てとか、彼女が語らねば(書かねば)その真実は(ブログ訪問者の)私達には
知りようがありません。しかし、それは彼女にとっては
特別公に記す必要はないコト!・・って感じがしてね。
そこに監督の、マリーと言う1人の女性への愛情(理解)を感じたし、たった14歳で全くの見知らぬ、頼れる人もない所に嫁いでしまった彼女が、
それでも自分なりに務めを果たそうとする姿や、色々な別れを経験しながらも、やはり
前向きに進んで行くその潔さに、私も1人の女性として
とても共感してしまったよ。(涙)世界初のスタンディング・オベーションや船の髪型、「ケーキを食べれば?」なんて言ってない!等、
有名なエピソードもさり気なくあって、きっともっと沢山、そう言うエピソードはあるんだろうなあ・・と、狭い世界でも何か楽しみを見つけて
アクティヴに行動した彼女の魅力もとても良く伝わってきた。彼女に「たらこ」の髪型もして欲しかったなあ。(謎)
ヴェルサイユ宮殿・・スゴイですね〜。こんなに、あれもこれもどこもかしこもデコラティヴだったかしらね・・と改めて。
で、私がまたまた嬉しかったのが、プチトリアノンが見られた事!いわばマリーの城・・素敵でした。その佇まいと言い、そこでゆったりと過ごすマリー
(まったりと逢引?)の自然な姿がとても印象に残って良かったです。印象に残ったと言えば、別の場でマリーが「こんな美しい景色は初めて」と言うシーン。
でもその先の景色は見えなくて・・幸せなひと時なのになんだか妙に物悲しくて、未来への不安を感じてしまった1シーンでした。
主演のキルスティンはすごく魅力的で良かったです。いや、彼女はいつでも期待を裏切らない女優さんなんだけど、
今彼女を一番美しく撮れるのはもしかしたらソフィア監督かもしれない・・って思ってしまう位、素晴らしくキュートでした♪
『スパイダーマン』でのブサイクなヒロイン(笑)しかイメージにない方には是非、今回の彼女を見て頂きたい!(≧▽≦)
彼女によって、私には一定の作り物めいたイメージしかなかったマリーに命〜優しさ・・が吹き込まれて良かったです。
それから、もうこれは言うまでもないだろうけど、ペールトーンの色彩の映像はとても美しくてめちゃ好みでした〜♪
これはマカロン・カラーって言うらしいね。その言い方も可愛くてぴったり!(* ̄∇ ̄*)
眺めてるだけで幸せな気分になれるよ・・DVD買って、今一度ファッションやインテリア、他色々チェックしたいです。
最後に・・・・・  ダニー・ヒューストン・・最近よく出るなぁ〜( ̄∇ ̄;) ファンになったらどうするよ〜・・_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

マリー・アントワネットの首飾り
THE AFFAIR OF THE NECKLACE (01・米)
(監・製作)チャールズ・シャイア (脚)ジョン・スウィート
(主)ヒラリー・スワンク ジョナサン・プライス サイモン・ベイカー エイドリアン・ブロディ ブライアン・コックス クリストファー・ウォーケン
あれ?これは歴史の授業の”教材フィルム”ではなかったのですかー?\(?。?”)ハテ?
こう言う歴史の裏側に隠された事件は、とても興味があるし、それなりにきちんと追ってはいるんだろうけど
映画的な盛り上がりに全く欠けていて、魅力がない。ヒラリーにこう言う衣裳は似合わないな〜。【ユナイテッド・シネマ】
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BSでやってたので再見しました。だって、興味深い題材なのに、どうして全然ノレなかったのかなぁ・・って我ながらフシギに思っていたもんで。
で、今回は、最初から全然期待もせずに見たので、まあそれなりに面白かったです。やっぱり物語の抑揚に欠けてて、主人公に感情移入したり
二人のロマンスが素敵〜とかは全然思わなかったけど、彼女の居場所のない悲しさや、尊厳のありか・・などには共感するものがあったので。
前から年月経ってるせいで、ヒラリーが若く、前よりも華を感じたし(爆)何事にも無関心なマリー・アントワネットも結構印象的だったし、
何は置いても、お尻がほにゃららしても、すたこらサッチャンなエイドリアン・ブロディが笑えた。ゞ( ̄∇ ̄;)
前よりも楽しめたので、見直してみて良かったです。過度な期待を捨てて淡々と見る分には良いのかも。しつこいけど興味深い題材だし。【BS−NHK】

【マリーゴールド・ホテルシリーズ】
マリーゴールド・ホテルで会いましょう
THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL (11・英=米=アラブ首長国連邦)
 
 
(監)ジョン・マッデン (脚)オル・パーカー (原作)デボラ・モガー
(主)ジュディ・デンチ トム・ウィルキンソン マギー・スミス デヴ・パテル ビル・ナイ ペネロープ・ウィルトン 
   セリア・イムリー ロナルド・ピックアップ ティナ・デサイ
 
インドの高級ホテルでの高齢者向け長期滞在プランに申し込んだイギリス人の男女7人。
しかし彼らが案内されたのは今にも壊れそうなボロボロのホテルだった。

誰もかれも、み〜んな色んな事情抱えてるよねぇ・・ と、このトシになると他人事じゃなく真面目に考えてもしまうけど、
まず最初に言いたいのは・・・
どっからどう見ても詐欺だろ、これ!(笑) その辺どうなのよ?!いや、笑いごとじゃなくて!いや、つい笑っちゃうけども!
と言うのも、経営者ソニーの言い訳を越したポジティブシンキングがすごくてさ。(笑)
それに、あのゲイの人みたいに前向きでもいたいしね。
それじゃなくてもあとどのくらい生きてられるか、あとどのくらい人間界に居られるか(←妖怪?)そう思うと暗くなってるヒマもないかな〜とか。
インドでの生活は興味深かった。何かと危ういホテルだし、誰かさんの言う通りの雑多さだし、理想とはほど遠かったかもしれないけど、
なんだか生命力に溢れていた様な。変なこだわりとか息苦しさから解放される様な、赦される様な、おおらかな世界であるような気もした。
いや、しかしそれはそれ、これはこれ、詐欺は詐欺、金返せコラー!(笑)
それにしてもこの作品、年配の俳優さんが大勢出てるけど、みんな長年俳優として走り続けて来て、今もなお現役としてこうやって頑張ってるんだなぁ・・
とか思うと、自分は彼らよりもまだ少しは若いくせに、何かとすぐへこたれたりバテたり文句たれてしまうのが、情けないやら恥ずかしいやら(時折悔しいやら)。
世界的有名俳優さんと凡人(自分)を比べるのもナンだけど。(笑)でもそんな所でも、ちょっぴりパワーを貰えた作品でした。
「男女〇人〇〇物語」って、時代はいつでも青春感じるしね!?    【BS-NHK】
 

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章
THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL (15・英=米)
 
 
(監・原案)ジョン・マッデン (脚・原案)オル・パーカー 
(主)ジュディ・デンチ マギー・スミス ビル・ナイ デヴ・パテル リチャード・ギア ペネロープ・ウィルトン セリア・イムリー 
   ロナルド・ピックアップ ティナ・デサイ リレット・デュベイ ダイアナ・ハードキャッスル デヴィッド・ストラザーン
 
インドのマリーゴールド・ホテル。長期滞在している5人はそれぞれの生活スタイルを見つけ、
オーナーのソニーは結婚を前に新館オープンに向けて張り切るが・・
あれからまだ滞在している彼ら。(≧▽≦) みんなそれぞれに生き生きと暮らしていたわ〜。
それも健康とやる気があってこそね。高齢でも実力があれば認めて貰える場にも注目。
あのミュリエル(マギー・スミス)がすっかり共同マネージャーとしてホテル経営に関わってるし、他の人もそうだけど、人生ってわからんね〜。
ミュリエルさん、出張先のアメリカで紅茶の淹れ方を注意したり、「ビスケットをクッキーと呼ぶやら意味ワカランし」〜(←意訳)
・・とか相変わらずの正統派ヘンカワ(造語・偏屈可愛い)で好き。(笑)
ホテルが安定して更にその先を目指すソニーはお調子だけは相変わらずの絶好調。
綾小路きみまろ並みのセリフは可笑しいし、毎朝の点呼はお客様とのアウンの呼吸が楽しい。
しかし〜・・ 事業拡大に嫉妬が絡んで、普通の男の子の顔が今回は多かったかな?
でもなんだかんだあっても頑張り屋さん。結婚式のダンス、本番めちゃ上手くなっとるし。(笑)仕事の面では、鼻が率先して活躍してたし!?
いつもの面々に加え、今回はリチャード・ギアが出てたわ。すごく久々に見た・・。
ハリウッドの某国寄りを批判したら干された・・な〜んて噂を耳にしてたけど本当なんかな?(某国寄りは事実だろとは思うが)
で、久々のギアはとってもギアらしいギアでした。(ああ言うイメージ・・笑) ソニーのお母ちゃんも魅力的だったな。
ラストは正統派ヘンカワ様がシメてくれました。 1はデンチ、今回はマギーがまとめ役って感じ。(^O^)     【BS】
 

マリーナ
MALINA (90・独=オーストリア)
(監)ヴェルナー・シュレーター (脚)エルフリード・ジェリネク (原作)インゲボルグ・バッハマン
(主)イザベル・ユペール マチュー・カリエール キャン・トゲイ
作家である主人公が次第に狂気に落ちていく様・・一体何をもってこんな風にならざるを得なかったのかは、少女(彼女自身?)や
同棲する男(彼女自身?)などを見ても今ひとつぴんとは来ないんだけど(再見要す?;汗)なんにしても主人公演じるユペールの
とことん演技が絶品で、訳ワカラン行動でも(笑)一瞬たりとも目が離せない。後の「ピアニスト」をも連想させる。
それに美しいんだよね・・ユペール・・私が画面を食い入る様に見てしまう数少ない女優さんの1人です。ますますファンになったわ。
そうそう、タイトルは「マリーナ」なのに、作中ではずっと「マリナ」って表記されてたのは何故?呼び方変える事に意味があるの?【ビデオ】

マリグナント 狂暴な悪夢
MALIGNANT (21・米)
 
 
(監・原案・製)ジェームズ・ワン (脚・原案)アケラ・クーパー (原案)イングリット・ビス (製作)マイケル・クリアー
(主)アナベル・ウォーリス マディー・ハッソン ジョージ・ヤング ミコール・ブリアナ・ホワイト ジャクリーン・マッケンジー ジェイク・アベル イングリット・ビス
 
何度かの妊娠を経てやっと安定し出産を待つマディ。
しかし夫デレクは気持ちがついていかず反発、彼女の頭を壁に叩きつけてしまい・・

だ〜か〜ら〜  だから・・おふとぅんは安心出来る場であって欲しいと何度も・・!
大昔の楳図先生作品にちょっと似た様なのがあってさ、その時の衝撃を思い出したよ。(^^ゞ
でも、似た様な材料でも、それを広げてアクション込みにするとこうなるんだ〜?・・とか思ったりして。面白かった。
【以下、ネタバレしてるよ〜。要注意〜。】
男の博士をベッドで襲う時、あれ?身体が逆向きになってる?って思ったんだよね、でも視力に自信無いし見間違いかとも思ってて。
でもやはり・・だったね。 昔ながらの妖怪で二口女っているけど、あれもこんな成り立ち(双子)なの?
一番予想外の驚き〜衝撃は、地下ツアー案内の女性が監禁されてた場所。 あれてっきり地下だとばかり思い込んでて・・( ̄∇ ̄;
地下ツアー案内だから監禁場所も地下だと無意識に思わされてた、いや、思い込んでた自分の脳の固さにガッカリだよ、衝撃だよ!(そっち)
留置所では見るからに悪そ〜なスケばかり居てさあ(スケ連?) 新入りマディを絶対可愛がろうとするだろうけどさてはて・・
・・って思ってたらやはり逆にボコボコに。ちょっと爽快。( ̄∇ ̄; 
あと、普通の部屋が少しずつ殺人現場に変化していく映像も面白かった。
コレ、何かと話題になってたホラーだったけど、終わってみればとても真面目で共感出来る話だった気もする。
愛と絆の話でもあり、意思(意志)の話でもあったなぁ、と。
操られたマディが動きたいのに動けないって所なんてちょっと他人事じゃなくってさあ、
私も昼寝から起きようとする時とかいつもだよ、動きたいのに動けない・・ウトウト・・ハッ、まだ寝てた?まさか?!
今動いて家事してたはずなのに?え?なんで?動くよ、起きるよ・・ウトウト・・スヤァ・・・
ハッ!え?マジ?まだ寝てた?え?動いて・・起きて・・動くのよ・・起きるのよ・・スヤァ・・・・ 
・・なんてのを軽く30分は繰り返してるからさ!
ではここで、どこぞの結弦先生の有難いお言葉を。 
「人間には意思(意志)ってもんがあるっちゃけん使わなな!」 (地元方言での意訳)
ケイ刑事は見た目がおっとり平和そうだったなぁ。なので一人きりで犯人追いかけたりに心配したわ。(心配性)
一人きりと言えば、マディの妹のシドニーも一人であんな所に・・。てか、彼とシドニーとはな〜んもなかったね?(何の期待を笑)
主演は「アナベル・・」のアナベルだったのね〜。(^^  【Netflix】
 

マルコヴィッチの穴
BEING JOHN MALKOVICH (99・米)
(監)スパイク・ジョーンズ (脚・製作総指揮)チャーリー・カウフマン
(主)ジョン・キューザック キャメロン・ディアス キャサリン・キーナー オースン・ビーン メアリー・ケイ・プレイス ジョン・マルコヴィッチ
こう言う発想は、トリップな毎日を送る自分としては、さほど新鮮でもないので特に驚きもなかったけど、
今までに、まんま映像化してくれた物はなかった様に思う。ちょっと思いつきだけな所が無きにしも非ずだが、
中心となる物が興味深かったので、結構楽しめた。ゲストは見つけられず。(T_T)【ユナイテッド・シネマ】

マルティナは海
SON DE MAR (01・スペイン)
(ーー;)
(監)ビガス・ルナ
(主)レオノール・ワトリング ジョルディ・モリャ エドゥアルド・フェルナンデス 
彼は言った「僕にはやはり君が必要だ」!彼女は答える、「ほざくなアホー!どのツラ下げて戻って来たんじゃあ?!」(嘘)
全く恋って盲目・・・こんなにもアホな男を愛してる彼女ってやっぱり海の様な女なのでしょうね。
そして、男が女に求める愛?は、彼女に凝縮されているのかも? こんなに愛(?)に溺れた二人の結末は語る迄もないが、ラストの彼女、
自分だけ助かろうとしなかったぁ〜?気のせい〜?二人が「”キリング・ミー・・・”の二人」に見えたのも気のせい〜? 【シネ・リーブル博多駅】

マルタのやさしい刺繍
DIE HERBSTZEITLOSEN (06・スイス=独)
(監・脚)ベティナ・オベルリ (脚)ザビーネ・ポッホハンマー
(主)シュテファニー・グラーザー アンネマリー・デューリンガー ハイジ=マリア・グレスナー モニカ・グプサー ハンスペーター・ミュラー=ドロサート
   リリアン・ネーフ モニカ・ニッゲラー ペーター・ヴィスブロート マンフレート・リヒティ  
賞味期限はありません!」・・とは、食料品店をやめてランジェリーショップを開いたマルタがお客に品物について言った言葉。
まさにそれはそのまま、ランジェリーショップ=夢・・夢みる事に賞味期限はないよね♪・・って思え、こちらまで気持ちがうきうき晴れやかに。
・・と、先に内容に触れてしまったけど、このタイトルの刺繍って、下着の刺繍なんだよね。後に彼女の住む街の印を刺繍したり
それによって輪が広がったり・・もあるけど、刺繍と言うよりむしろ下着の縫製をやってしまうマルタお婆ちゃんってのがスゴイな〜とカンシン。
でもね、お婆ちゃんって言ったけど(勿論ご高齢なんだけど)冒頭、彼女が映った時から、あぁなんてキレイな人なんだろう・・って実は思ってしまった私。
きっと若かりし頃はもっとキレイだった?いや、逆に年を重ねての美しさなんだろうか、この人は?・・とか、物語が始まる以前からすっかり彼女が
気に入ってしまったので、もうこんな人が憂鬱に人生をおくる話なんて許されないよ、さあ、はじけるだけはじけてご覧なさい!・・な気分で、
ちょっと、彼女の友人のリージに近い感覚でいました。(なので、彼女があんな事になったのにはすっごいショックを受けちゃった〜〜なんてこったい〜)
彼女達が住むスイスのド田舎での村人の態度は、日本でも見られる光景よね。建前や偽善の匂いがプンプンしちゃって、嫌悪感と同時に可哀相な感じも。
年をとると若い頃とは違ったあれやこれやな義務とか色々のしかかってくるけど、何かこれぞ!と言えるものを持って、軽やかに生きていたいよね。
チーム・マルタ(?)のチャレンジ精神はとっても面白かったけど、彼女の息子やハンニの息子など、男連中の心の内があまりよくわからなかったのが残念。
それにしても、村の景色の素晴らしい事と言ったら!ド田舎でも、あんな所ならちょっと住んでみたいわ。一応ネットは通じるみたいだし。【ソラリア・シネマ】

マルホランド・ドライブ
MULHOLLAND DRIVE (01・米=仏)
(監・脚)デヴィッド・リンチ (音楽)アンジェロ・バダラメンティ
(主)ナオミ・ワッツ ローラ・エレナ・ハリング ジャスティン・セロー アン・ミラー アンジェロ・バダラメンティ ロバート・フォスター
久々体験したリンチ・ワールド。T・ピークス以来。(笑)めくるめく不思議な世界、でもすんなり入り込める。
色んな解釈が出来るんだろうな。一番簡単な理屈だと、素敵な夢←悲惨な現実・・・?あのクラブでのパフォーマンスを見た時感じたのは人生→アテレコ。(笑)
自分は本当に自分なの?絶対的なものが果たしてあるの?などなど。( ̄∇ ̄;) さまざまな断片の謎は残ってるけど、あれで終わりとは思えない。
これ、やっぱり初めはT・ピークスみたいに長〜くする予定だったんじゃないの?当分遊べます。トリップしようね。(笑)【KBCシネマ】

マレーナ
MALENA (00・伊=米)
(監・脚)ジュゼッペ・トルナトーレ (原)ルチアーノ・ヴィンセンツゥオーニ
(主)モニカ・ベルッチ ジュゼッペ・スルファーロ ルチアーノ・フェデリコ
賛否両論あったみたい?私は好きですよ。子供でしかない主人公のせつなさ、もどかしさ・・・
ああ、イタリアの太陽は眩し過ぎる〜。美しすぎるって罪なのねー?(* ̄Oノ ̄*)ホーッホッホ!!ゞ( ̄∇ ̄;)オマエジャナイ
なぜか不思議に涙が出た映画。エンドタイトルが良かったな・・ 【ユナイテッド・シネマ】

マン・オン・ザ・ムーン
MAN ON THE MOON (99・米)
(監)ミロス・フォアマン (製作)ダニー・デヴィート ステイシー・シェア マイケル・シャンバーグ (脚)スコット・アレクサンダー ラリー・カラゼウスキー
(主)ジム・キャリー ダニー・デヴィート コートニー・ラヴ ポール・ジアマッティ ヴィンセント・スキャヴェリ  ピーター・ボナーズ
   ジェリー・ベッカー レスリー・ライルズ マリル・ヘナー レイコ・エイルスワース マイケル・ケリー リチャード・ベルザー           
35歳で他界した伝説のコメディアン、アンディ・カウフマンの可笑しくも哀しい生涯・・
あぁ〜そうなんだ〜・・あんな事、ホントにしてたんだ〜?そりゃ〜そりゃ〜ご苦労様でした。
うーん・・でも、ごめん!面白くなかったわ・・・疲れた・・( ̄∇ ̄; 
こう言う個性的な人物の物語って、相性があるよね。あと、その人にどれだけ興味があるか、とか。
そう言うの全然なくて(ただフォアマンとキャリーってだけで)見たもんだから、結構キビしかったです。(汗)
主人公が、常識を覆す様なエンタメに挑戦したいのは解るけど、なんか悪趣味な事ばっかやってて全くついていけず・・。
だいたい、この人が本当に目指していたエンタメってどう言うものだったのかしらん?
ただ単に思いつきで進んでるだけな気もしたんだけど・・凡人には理解の及ばない世界?
パフォーマンスは、エルビスやプロレスの所はまあそこそこエンジョイはしたけど(したのか?笑)他は退屈だったなぁ〜。
全体的には、フィリピンの奇跡シーンがちょっと良かったけれど、
あの時彼は何を思ったんだろうね?あの笑いは勝利の微笑み?それとも自虐?
デヴィートやコートニー、ジアマッティ等の脇は良かったし、キャリーはさすがに芸達者・・の熱演でした。
でもやっぱりクドイ笑いにはついていけないけどね〜(≧▽≦)ブハハ 【BS−NHK】

マンダレイ
MANDERLAY (
05・デンマーク=スウェーデン=オランダ=仏=独=米)
(監・脚)ラース・フォン・トリアー
(主)ブライス・ダラス・ハワード ダニー・グローヴァー イザーク・ド・バンコレ ウィレム・デフォー ローレン・バコール モナ・ハモンド 
   クロエ・セヴィニー ジェレミー・デイヴィス
あの実験的傑作「ドッグヴィル」に続く、ラース・イケズ・フォン・トリアー監督のアメリカ三部作の第二部。
前作と同じような雰囲気の展開だけど(ラース・ファン♪の私なのに)最初の数十分はちと退屈でした。_(T▽T)ノ彡☆
第二部と言う事で新鮮味がなかった事と、舞台狭いのに建物が目立ってた事(笑)もあったと思うけど、一番の原因は、前に比べてテーマが
分かり切ってた・・と言うかハッキリし過ぎていて、視点が始終グレースに固定されてしまい、他の感情介入を許さなかった事・・で
前作の様な圧倒的な世界観の広がり・・には及ばなかったせい
じゃないかと思う。
とは言え、そんな退屈時間(二度言うな)を過ぎると、やはりそこはラースちゃま・・今回もそのイケズぶりにぬかりはなく、
押さえる部分はしっかり押さえ、押さえなくていい所もしっかり押さえ(?)やがてはその世界に浸る事が出来ました。
自由と束縛、奴隷制度や民主主義、はたまたSとMまで、精神的&社会的矛盾が、彼ならではな斬り口で語られ
やっぱり今回も
”ラース式予定調和(!?)”にニヤリとさせられてしまったよ。
グレース役には、前のニコールに代わって、あの「ヴィレッジ」で絶賛された(私も絶賛した)ブライス・ダラス・ハワードが抜擢されていましたが、
これは「ヴィレッジ」以前に決まっていたらしく、ラースのチョイスにもいたく共感。(笑)ニコールは相手の話を、飲み込む前にいったんちゃんと
咀嚼していたけれど、ブライスにはそう言う「間」がなく、とても性急にコトを運んでいた様に見えたのが最初は気になったけど、それも彼女の若さと

アメリカが突っ走ってきた歴史とを重ね合わせた計算なのかな?とも思えた。あの目立ってた高い二階部屋も権力の象徴かな?・・赤いキルトは・・?(笑)
最初は退屈だったとか言ったけど(三度言うな)やはりこの世界には見逃せないモノがありますね。
果たして第三部はどんな展開を見せてくれるんでしょう?出演陣も、クロエやジェレミー、そしてウド・キアーはまたこっそりお付き合いするのかしらん?(笑)
で、最後となるグレースは一体誰が演じるのでしょう?引き続きブライスでもいいんだけど、いっそラースちゃまご本人がグレースを演るってのはどーよ?!
そ〜ゆ〜時代(どんな時代じゃ)に斬り込むのもイイかもよ〜?!あのファー付きコート着てさぁ! ( ̄m ̄*) 【シネテリエ天神】

マンチェスター・バイ・ザ・シー
MANCHESTER BY THE SEA (16・米)
 
 
(監・脚)ケネス・ロナーガン (製作)キンバリー・スチュワード マット・デイモン クリス・ムーア ローレン・ベック ケヴィン・J・ウォルシュ
(主)ケイシー・アフレック ミシェル・ウィリアムズ カイル・チャンドラー グレッチェン・モル ルーカス・ヘッジズ ベン・オブライエン 
  テイト・ドノヴァン スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン マシュー・ブロデリック
 
ボストン郊外で便利屋として働くリーは兄の突然の死を受け故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへ向かうのだが・・
どこのマンチェスター?と思いきやアメリカ、しかもシーまでがちゃんと土地名になってるのね。とりあえずイギリスではない。(笑)
なんと言うか・・しみじみのちずっしりと来る作品でした。冒頭の、船上で兄と甥と戯れるシーン、と、最後の甥とのやり取りがとても良かった。
ちょっと思ったんだけど、いい作品への予感って、冒頭の数分で感じる時ってあるよね?
だから映画は冒頭の数分がとっても大事・・ってそんなのもしみじみ実感。
ただ、主人公リーの過去はねぇ・・う〜ん・・これは辛すぎて・・正直、いい作品だと思うけど(まだ)再見したいとは思えないかな。
まあそれだけ色々とリアルに描けてたって事かもしれないけれど。
リーの事は悲惨過ぎて絶句するしかなかったせいか、途中から、どちらかと言うとパトリックの状況のが感情移入出来る部分があったんだけど、
彼のリーに対しての反発(の様なもの)にもモヤモヤしてしまって。(なんかうまく説明出来ない自分にもモヤモヤするけど)
ただパトリックだって自分の身の振り方の整理がすぐつくハズもないし・・
色々衝突はしても、彼なりにリーには思い煩う事なく幸せな人生送って欲しい、って気持ちなのかな?とは思ったけれど。
リーにしても、いくら後見人と言っても自分の生活があるしね・・と言うか、彼だって自分の人生について気持ちの整理がついてる訳じゃないし・・。
事故の後、自殺しようとした所は胸がつまったよ。 あの気の強い元妻との再会も、元妻にも整理のつかない事があり過ぎるんだろうな・・
って悲しくなったし、人の気持ちってそう簡単にいくもんじゃないって事も痛感したわ。
なので、最後の甥との「お前が遊びに来るから」等のやり取りには、お互いにその人生を大事に想ってる、ってのが伝わって来てジーンとした。
支え合うとはただ一緒に暮らすとか金銭的にどうとか、そう言う事だけじゃないよね。
あ〜そう言えば終盤にブロデリックが出て来たわ!この辛い展開の中でちょっと(自分としては)息が抜けたかな。(笑)
最後に一言・・パトリック・・心の整理もだけど二股整理もな!( ̄∇ ̄;    【KBCシネマ】 

MONDAY
(監)SABU
(主)堤真一 西田尚美 野田秀樹
堤真一っ〜!_(T▽T)ノ彡☆柳沢慎吾の親戚じゃないよね?(笑)お葬式でいっせいに後ずさりする所にも笑っちゃったよー!
遺書、長すぎ〜!( ̄m ̄〃)ぷぷ しかしこれは、例えばアメリカなどの銃社会?の人間はどう見るだろう?
公開は国内だけ?酔って記憶をなくした経験のある方は是非。【ビデオ】

マンハッタン
MANHATTAN (79・米)
(監・脚)ウディ・アレン (脚)マーシャル・ブリックマン
(主)ウディ・アレン ダイアン・キートン マリエル・ヘミングウェイ メリル・ストリープ マイケル・マーフィ アン・バーン
劇場公開時に一度観てたんだけど、なぜか全然覚えてなくて;;
せいぜいアレンとキートンの雨のシーンくらいで・・あれ、メリルなんて出てたっけ?とか;;;
それにさほど面白かったって記憶もなかったんだけど、今回見直してみたら、あれれ、やけに面白くて時間があっと言う間に過ぎてしまったよ〜♪
アレンの愛するNYの情景バッチリ、わざわざそこを選んで住んでいる(?)人たちの正直(悪く言えば身勝手・笑)な恋愛模様が、
恒例のアレン独得のユーモア&ペーソスで休みなく語られて行く。
その会話も、一時期の機関銃よりもややソフトで、ちゃんと息つける「間」があるのも良かった。
同じ映画でも、時間を経て(トシとって;;)見ると全然感じる物が違うと言うのはよくある事だけど、これも又、イマ見直してみて良かった!
と思える一本でした。昔は「インテリア」で衝撃受けて、これがアレンでは一番好きだったんだけど、後で見直すとその感覚をもう自分は越えて
(あるいは横道それて)いっちゃった感じがして物足りなかった・・ので、今回の「マンハッタン」が一番の座に着きました。(笑)
ところで、マリエル・ヘミングウェイ・・懐かしかった〜。ませてるけど純粋な少女らしさを持っててとてもいいですね。
大病を患って療養中だったのは彼女でしたっけ?お姉さんのマーゴでしたか?その後元気になったのかしら? 【劇場】【BS−NHK】


    

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