M3GAN/ミーガン
M3GAN (22・米)
 
 
(監)ジェラード・ジョンストーン (脚・原案)アケラ・クーパー (原案)ジェームズ・ワン
(主)アリソン・ウィリアムズ ヴァイオレット・マッグロウ ロニー・チャン ブライアン・ジョーダン・アルバレス 
   ジェン・ヴァン・エップス ロリ・ダンジー ステファヌ・ガルヌ=モンテン
 
おもちゃ会社で精巧なAI人形を開発中の研究者ジェマ。そんな時、事故で両親を亡くした姪のケイディを引き取る事になり・・
最初、普通にCMが始まったかと思った。地上波じゃなかった(^^ゞ
しかし初めは不気味なだけと思ってたミーガンだったけど、だんだんそうでもなくなってたし、嫌いじゃなかったなあ。(注:殺人人形です)
自分もケイディと同じ様な気持ちになりかけたからかな?
だってあんなにいきなり独りぼっちになってしまって、ミーガンに頼りたくなる気持ちも解かるし・・。
他の邪悪人形見過ぎてたからかなぁ?( ̄∇ ̄;
大人は子供に向き合って、子供の目をしっかり見て話さないと、ってのもしみじみ解かると言うか・・。
なんか(自分には)今更な感じもするけどホントそうだよね。
たとえ完璧じゃなくても人間の心や温かみは、AIと言えど人形には絶対にないものだと思うし、
そもそも人形って自分を投影する様なものだと思ってるので、人形まで自分じゃない誰かである必要性を感じないしね。
自分が自分を違う視点から見つめるものとでも言うか。(伝わる?)
なのでミーガンは、大人の自己満足&子供に対しての言い訳の塊にしか見えなくてさ、
それが暴走しちゃった訳だから、ケイディが一番傷ついただろうし、どうにかしろよ!って一番怒っていいと思ったわ。(汗)
でもミーガンじゃなくても、こう言う子供のお世話係みたいなAI人形って、学習すればするほど悪知恵?もつきそうだし?
結局は人間の大人の様になって、子供の相手なんかやってらんね〜〜〜 ・・とかなったりしないの?( ̄∇ ̄;
人形に限らず、AI技術の発達はすごいと思うし、それが色んな所で役立つならとは思うけど、
正直、そこまで必要なもんなん?・・な気持ちも無くはない自分は昭和の人間です。(*´Д`)ヒィ〜
終盤、例のアレをうまく操って反撃するとは思わなかったわ。と言うか、アレの存在やらとっくに忘れとったわw
しかし最初のAI人形作りからして相当難航してたのに、ミーガン完成させるの早くない?(爆)
悪だくみしてた社員は何も成し遂げられずにあっと言う間に終了〜・・これも早っ。(笑) 仲間はみんなご無事で何より。   【Amazon】
 

見えない恐怖
BLIND TERROR / SEE NO EVIL (71・英)
 
 
(監)リチャード・フライシャー (脚)ブライアン・クレメンス
(主)ミア・ファロー ドロシー・アリソン ロビン・ベイリー ダイアン・グレイソン ノーマン・アシュレイ
 
盲目ゆえに家庭内の殺人事件が見えてない所がじわじわ来る。触りそうで触らない、踏んづけそうで踏まない死体とか。
でも、慣れてない家なのにあまりにも動きがスムーズなので、ヒロイン、ホントに見えてないの?とか思ってしまう;;
使用人?の動線もイマイチわかりにくい。後半は、犯人に追いかけられるのがとことんツイてない感じで・・
恐いと言うより、お気の毒、って感じ。 それにしても、ミアってこう言う役似合うね。  【CS】

ミクロの決死圏
FANTASTIC VOYAGE (66・米)
(監)リチャード・フライシャー (脚)ハリー・クライナー
(主)スティーヴン・ボイド ラクウェル・ウェルチ エドモンド・オブライエン
誰もが一度は興味を抱くであろう人体の中!面白いです。
テレビ放送されるたびに見てました。(笑)ハサミ落とすなよ〜!プププッ(* ̄m ̄)ノ彡☆【TV】

ミケランジェロの暗号
MEIN BESTER FEIND / MY BEST ENEMY (10・オーストリア)
 
 
(監・脚色)ヴォルフガング・ムルンベルガー (脚)ポール・ヘンゲ
(主)モーリッツ・ブライブトロイ ゲオルク・フリードリヒ ウーズラ・シュトラウス マルト・ケラー ウーヴェ・ボーム ウド・ザメル ライナー・ボック
 
38年のウィーン。画廊を営むユダヤ人・カウフマン一家は、公にせずに国宝級のミケランジェロの素描を所有していた。
だが、使用人の息子ルディによってそれがナチに知られてしまう。

「ヒトラーの贋札」が良かったので、そのスタッフの新作と言うので鑑賞。贋札の次は贋作?とか思いながら観てたら、あれ?何だかテイストが違う?
・・それもそのはず、監督は別の方で、物語も深刻なんだけど結構コミカルな描写が多くて意外でした。
でも、そこ笑っていいの?なんてモロに躊躇する様な運びではなく、
主人公ヴィクトルが常に前向きなので、観ている方も明るくウケてられると言うか、そんなギリギリの笑いの部分は絶妙。
裏切り者のルディにしたって、登場した時からなんか笑えるキャラだったし、
実は最初、こいつ絶対捨てキャラだ!・・なーんて思ってたもんで。失礼しました。(^^;
そう言えば、ルディが軍服を脱いだ時、「脱いでもそれとわかる様に額にマークをつけとかんとね!」なーんて思ってたら、
この監督さん、従来とは違うアプローチでこの情勢を描きたかったらしく、「イングロ・・」をとても参考にしたらしい・・。
そう言う訳で、暗い時代の重い物語でありながらも、主人公がきかせる機転の面白さで楽しく(←あえて)鑑賞出来ました。
・・が!  皆が翻弄される絵の隠し場所に関しては、拍子抜けだったな。これって誰でもすぐ想像つくよね?;;
そもそも、この作品のタイトルの意味がよく解らない。暗号なんてあった?
お父さんが何やら伝言残してたけど、何だったっけ?それが暗号だったとしたら、どう解くの?わからん!誰か教えて!(汗)
それと、もう一つ、どうしてヴィクトルの彼女は、すぐにルディと婚約したの?
別にユダヤ人じゃないし、彼とそうしなきゃいけない理由もよく解らない。それも教えて〜。(注:寝てません)
そんな、スッキリしない疑問があったせいか、もっと「やった!」感があっていいはずのラストにもさほど感動出来なかったのは残念。
・・いつの世も、芸術にはその解釈の違いや価値観の違いが必ずあって、
でも作品そのものはそんな人達の心の奥を、ただただ静かに鏡の様に映しているだけ・・なのかもしれないねぇ〜? 【KBCシネマ】

岬の兄妹
 (18・日本)
 
 
(監・脚・製・編集)片山慎三
(主)松浦祐也 和田光沙 北山雅康 中村祐太郎 岩谷健司 時任亜弓 ナガセケイ 風祭ゆき
 
感覚(感情)がヒリヒリし過ぎて・・終いにはそれが痛いのかどうか、当たり前なのかどうか、そう思う事すらおかしいのかどうか、
人生の表裏をえぐって見せつけられる様な物語だった。
社会の厳しさや冷たさの問題からそうせざるを得なかったのか、いや、そうとばかりは言い切れない、そうしたいからするのか、
人間の抗えない本能や衝動が、プライドや理性の中で蠢く。
ラストの二人の表情が、いつまでもを感情引きずる。
妹はどのくらいコトを理解出来ているのか、いや、兄や自分だってどのくらい生きる事を理解出来ているのか。
ところで、兄と若者とのケンカ、まさかウ〇〇で反撃するとは・・!( ̄∇ ̄; 何かと斜め上で衝撃的・・。   【Amazon】
 

ミザリー
MISERY (90・米)
 
 
(監・製作)ロブ・ライナー (脚)ウィリアム・ゴールドマン (製作)アンドリュー・シェインマン
(主)キャシー・ベイツ ジェームズ・カーン ローレン・バコール リチャード・ファーンズワース フランシス・スターン・ハーゲン
 
雪山で遭難した作家シェルダンは、彼の大ファンだと言う中年女性に助けられ彼女の家で手厚い看護を受けるが・・
キング原作の有名スリラーで、今まで何度となくTV放映されてたけど、真面目にちゃんと見たのは今回が初めてかも?
毎回、部分的につまみ食いしてただけで、見た様な気になってました。すみません。
じわじわと迫る心理的な恐さと、ブチ切れる暴力的恐さが
いかにも平凡なおばさんアニー(キャシー・ベイツ)の一軒家・・の中だけで繰り広げられる・・
なんもかんもが、アニーのお気に入り(あれ?こんな雑貨屋、昔近所にあったなぁ)空間で行われる・・
この一軒家においてはアニーが支配者・・神ですから! ・・な所はやっぱり面白いね。
餌食になるのが、作家・・自分の本においては作者・・支配者・・神・・ってのも、皮肉。
しかし、こんな、自称一番のファン(他称ストーカー?)を相手に(身体動かないから)喋りだけで勝負!
・・てのも厳しいよね。いつプッツン(死語?)するかわかんないし。
こないだTVでやってたけど、ストーカー人間には、自己中心型、崇拝型、妄想型、って、3種類あるそうな。
アニーって・・全部?(汗)
・・で、あの、足を・・も、結構ショッキングだったけど、保安官・・も、かなり、だったわ。
でも、何と言っても、一番の恐怖は・・・・・アニーの投げキッス!!!・・恐かった!( ̄□ ̄; 【TV】
 

見ざる聞かざる目撃者
SEE NO EVIL,HEAR NO EVIL (89・米)
(監)アーサー・ヒラー (脚)アルネ・スルタン エリオット・ウォルド アンドリュー・カーツマン ジーン・ワイルダー
(主)ジーン・ワイルダー リチャード・プライヤー ジョーン・セベランス ケヴィン・スペイシー アラン・ノース
目の見えない白人男性と耳の聞こえない黒人男性が、ひょんな事から殺人事件の目撃者に・・おまけに濡れ衣まで着せられて・・
アイディアは面白いんだけど、なんかダラダラとしてるしギャグもあんまりピンと来ず・・ちょっと残念。まあ気楽に見る普通のコメディなんでしょうが。
でもこの作品が撮られた時代を考えると、障害ある白人黒人が主人公で、こんなに明るく仲良しに(脳天気に・笑)描いているのには
とっても好感が持てたし、アーサー・ヒラーの作品は「ある愛の詩」と「ラ・マンチャの男」しか見た事なかったので、
こんなドタバタコメディも撮る方だったのね〜とちょっとビックリ。(もしや、こう言うのの方がメイン?)
悪役でケヴィン・スペイシーが・・!こんなに若い時の姿は初めて〜。胡散臭い所は面白かったけど好みとしてはイマのがいいかな。(笑)【ビデオ】

ミシェル (ーー;)
(監)パスカル・ベイリー
(主)オドレィ・トトゥ ジュリー・ドパルデュー
どうも、フランソワってキャラがイマイチ好きになれない・・。(←いきなり)
ミシェルも一途で一生懸命だけど、なんだか子供じみててウルサイ時も。
宗教にのめり込む様も、見ててあんまり面白くない。「わざと(やってる)?」って言う言葉を
キーワードにしてる節もあるけど、これもなんだか小賢しい感じ。
でも、オドレィ・トトゥは可愛かったよ!ファッションもとっても良かった〜!カラフルな毛糸帽、チャーミング♪【DVD】

ミシェル・ヴァイヨン
MICHEL VAILLANT (03・仏)
(監)ルイ・パスカル・クヴレア (脚)リュック・ベッソン ジル・マランソン (原作)ジャン・グラトン フィリップ・グラトン
(主)サガモール・ステヴナン ディアーヌ・クルージェ ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ フランソワ・ルヴァンタル
血の沸きあがる様な激しいサーキットを期待していたが、意外とおとなしかったなぁ。
主人公もおとなしい印象だし、ライバル女の復讐の仕方はセコいし、大事なレース前夜にあっさり彼女に誘惑されてしまう男とか、
主要な所が情けなくなるくらいアホで困った。( ̄∇ ̄;) 所どころヒネった面白い展開があるのに、大筋が単純過ぎて勿体ない・・
それか、元々原作はコミックらしいので、どうせなら開き直ったくらいのハチャメチャ・ギャグ路線にした方が良かったんじゃ?
「チキチキマシン猛レース」実写版〜!みたいな感じでさ〜。←無責任。
でも思いがけず、空の表情や何気ない風景がヴィヴィッドで美しく、話よりもそっちのが心に残った。 【ユナイテッド・シネマ】

湖のほとりで
LA RAGAZZA DEL LAGO / THE GIRL BY THE LAKE (07・伊)
 
 
(監)アンドレア・モライヨーリ (脚・原案)サンドロ・ペトラリア (原作)カリン・フォッスム
(主)トニ・セルヴィッロ ヴァレリア・ゴリノ オメロ・アントヌッティ ファブリツィオ・ジフーニ ネッロ・マーシャ
 
北イタリアのある村の湖のほとりで女性の死体が発見され、村に来たばかりの刑事が事情聴取にあたる事になるが・・。
てっきり、犯人を見つけ出すサスペンスかと思っていたら、それはきっかけの様なもので、
実際には、刑事や村の人達が抱える家族の問題を描いた重い人間ドラマでした。
誰でも、表面上は家庭に何やらあるとか見せないものね。普通とは違っていても、皆と同じ様に装っていたりして。
・・でも、普通って?そうやって、みんなが何かしら家族や家庭に対して悩みや不安や閉塞感を持っているんなら、
それのが普通だって気がしないでもない。あるがままを受け入れるのが辛すぎるなら、そんな考え方でも十分では?
・・と、深刻に考えるのが嫌になるくらい結構身にこたえた。人の心の中は一筋縄でいかないミステリーだらけ・・。
静かな湖のほとりで蛇に見入られ・・それでも一生懸命真っ直ぐ生きてきた女性の亡骸は絵の様だった。
村の雰囲気と言い、湖の景観といい、そして苦悩する人々と言い、自分が抱く陽気なイタリアのイメージとは少し離れていたのも印象的。
刑事役のセルヴィッロさんは(多分)初めて見ましたがすごい存在感。いるんだね〜こう言う俳優さん。
多少ぼんやりと掴み所のなかった物語も、彼の存在感で引っ張られたし、厚みを増してた様に思えたわ。 【図書館・映像ホール】

みすず
(監)五十嵐匠
(主)田中美里 寺島進
TVドラマのみすずは明るく活発だったけど、こちらは・・完全トリップ状態・・;;永島瑛子が潤滑油。
自分を理解してくれる人・・身近にいて欲しいよね。関係ないけど小嶺麗奈ってキルステンに似てない?
「私と小鳥と鈴と」「日の光」「こだまでしょうか」「星とたんぽぽ」「げんげ葉の唄」好き♪【シネサロン・パヴェリア】

ミスター・アーサー
ARTHER (81・米)
(監・脚)スティーヴ・ゴードン
(主)ダドリー・ムーア ライザ・ミネリ ジョン・ギールグッド
テーマ曲が大好き♪>ニューヨーク・セレナーデ・・でしたっけ?
でも冒頭からずっとアーサーのけたたましい馬鹿笑いが鼻に付く;;ダドリーは大好きなんだけどね。( ̄∇ ̄;)
リンダ(ライザ)の強い個性が、ダドリーとぴったんこだし、ホブソン執事も割と良かったが、彼・・アーサーに甘いんだか厳しいんだか
イマイチよくワカらんキャラでもあったな。クライマックスのリンダはキレイでした。スージーのファッションは最悪だったけどね。(笑)【ビデオ】

ミスター・アーサー2
ARTHER 2 ON THE ROCKS (88・米)
(監)バッド・ヨーキン
(主)ダドリー・ムーア ライザ・ミネリ ジョン・ギールグッド
ひと悶着あってからのアーサーとリンダの3年後・・復讐に燃えるスージーの父親との対決(同時にビンボーとの対決?)やいかに?!
こちらは日本劇場未公開だそうで・・。でも、アーサーとリンダが共に悩み、相手をお金には替えられないかけがえのない人だと
信じるくだり、ちょっとホロリとさせられて・・前作よりもずっと良かった・・!バカ笑いはあるけど、前作で少し慣れたし(笑)
今回は、ビンボー生活の中での笑いなので、かえって元気がわいてくる。同じ笑いでも、環境で大きく受け止め方も変わるものね。
あれほどワカラン女で、リンダに対して最低な発言をしてたスージーが何故ラストあたりでコロリと態度変えたのかは不明だが(爆)
なにはともあれ、アーサーとリンダは雨降って地かたまる・・で嬉しかったな。やっと好きなダドリーになったし。(笑)
ライザ・ミネリもとってもいいカンジだったし、ホブソンも以前よりも甘くなく(笑)本当の父親みたいで・・このあたりで又ホロリとしたりして;;
新しい執事のチャイルドなんとか(忘れた;)の生真面目さが、ラストにも効いていてとても良かったです。
しかしホント、どうしてこっちは未公開なんだろう?1がイマイチだったから、どうせ2もつまらないと思われたのかな?( ̄∇ ̄;)
そういえば、あのキャシー・ベイツがとても真面目な役で出ていた。上品で素敵な女性でした。_(T▽T)ノ彡☆【ビデオ】

Mr.&Mrs. スミス
MR. AND MRS. SMITH (05・米)
 
(監)ダグ・リーマン (脚)サイモン・キンバーグ (音楽)ジョン・パウエル
(主)ブラッド・ピット アンジェリーナ・ジョリー ヴィンス・ヴォーン アダム・ブロディ ケリー・ワシントン キース・デヴィッド ミシェル・モナハン
運命的な出会いにより恋に落ちたジョンとジェーン。
周囲の反対を押し切りめでたくスミス夫妻となった2人だったが、お互いに相手に知られたくない重大な秘密を持っていた。

倦怠期、いつも心にバズーカ砲。
目指してるのは1行感想なので
今回はこれでヨシって事にしとこう。
♪アサシンズ・タンゴも聴けたしね。
でも、エンディングの音楽も楽しみにしてたのになあ。
地上波放送って、いつも最後すぐ終わるのね。
どうしたって、何があっても、
エンドタイトルは流さないつもりね?(;¬ ¬)[TV]
・・あ、8行・・。    【TV】

Mr.インクレディブル
THE INCREDIBLES (04・米)
(監・脚)ブラッド・バード
(声:日本語吹き替え版)三浦友和 黒木瞳 綾瀬はるか 宮迫博之
勧善懲悪ヒーロー物の裏側?を、こんな顔のアメリカ人っているよね〜(笑)って思わせるキャラで休む間もなく展開。
事件の捏造など、やや大人向けの味を持ちながら、”強さ”の本当の意味を楽しく解りやすく教えてくれたりして、

子連れで観るにもとってもオススメ
な作品。特に面白かったのは、ダッシュのダッシュ!(あのCDみたいな円盤から追われてるからとは言え)
今までくすぶってた分をぜ〜んぶ発散させられて良かったぁ〜。(笑)
それと、ほとんどラストのジャック・ジャック!あんなになっちゃうって・・(笑) もしかして一番オールマイティなパワーの持ち主?
それとも単に、泣く子には誰もかなわない・・って?(≧▽≦)
それからヒーローのマントって・・私、これがあるから飛べる物だとばかり思ってたんだけど・・別になくてもいいのね?(爆)
いや、あの発明王?のてん末にも笑ってしまったよ。
公開されてすぐ行けなかったので、字幕上映が夕方〜しかなくて吹き替え版で観るハメに。;´д` )
誰がアテてるのか知らなかったけど、ヴァイオレット以外はみんな違和感なくて良かった。綾瀬はるかは、きっと今人気あるんだろうけど、
ああ言うモッサリした喋り方はどうも苦手。機会があったら(DVDになってからでも)字幕でもう一回観たいな、と思う。
本編前の羊のアニメは、可愛い羊って設定なのに、どう見てもオッサンな羊で困った。_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

MR.デスティニー
MR. DESTINY (90・米)
 
(監・脚・製作)ジェームズ・オア (脚・製作)ジム・クルークシャンク
(主)ジェームズ・ベルーシ リンダ・ハミルトン マイケル・ケイン ジョン・ロヴィッツ ハート・ボックナー
   レネ・ルッソ コートニー・コックス キャシー・アイアランド
過去のあの時、あの瞬間さえ別のモノだったら・・自分の人生は変わっていたはず・・!?
・・なんて、思った事、あるある〜。さすがに、今はもう考えない様にはしてるけど(笑)
と言うか、今のいい事と、イフの世界を天秤にかけて、自分なりに、これで良かったんだって納得してると言うか、
これで良いと思える風にこれからを作っていこうと努力・・いや、あがいてると言うか。(笑)
そんな、もし違う人生が選べたら・・な、イフ物語は、決してなんら目新しいモノがある訳ではないけど、
それでも、ちゃんと血の通ったキャラや気の利いたエピソードなど、色んな所に共感出来、思っていた以上に楽しめました。
とてもほっこりさせられたと言うか・・自分にとって、久々のハートウォーミング映画♪でした。
目玉が飛び出る眼鏡の親友(爆)の存在は大きいね。(≧∇≦)
くだらない事ばっかやってても(笑)いつも自分を理解してくれて味方でいてくれる友って宝だものね。
奥さんも、それと同じだろうし・・切なかったね。ジュエルの存在は、途中までいらんだろ〜・・と思ってたけど、
最後にああ言う風になるとは・・これだけは想定外でした。良かったね♪
主演のベルーシ・・よく知らなかったけど、ジョン・ベルーシの弟だったのね。でも、見た目や仕草はビル・マーレイに似てるなぁ〜って思った。
リンダ・ハミルトンって、見覚えあると思ったら「ターミネーター」のサラ・コナー!?感じ違うね〜。今回色んな面が見れたし、良かった〜。
レネ・ルッソはいつも同じだなぁ。(笑) 【BS-NHK】

ミスター・ノーバディ
MR. NOBODY (09・仏=独=ベルギー=カナダ)
 
(監・脚)ジャコ・ヴァン・ドルマル
(主)ジャレッド・レト ダイアン・クルーガー サラ・ポーリー リン・ダン・ファン リス・エヴァンス ナターシャ・リトル トビー・レグボ ジュノー・テンプル
   クレア・ストーン トマ・バーン オードリー・ジャコミエ ローラ・ブリュマーニュ アラン・コーデュナー ダニエル・メイズ ノア・デ・コスタンツォ
 
2092年、もはや人は死とは無縁の時代。が、それを迎える最後の一人となってしまった老人に全世界の注目が集まっていた。
誰でもない、でも誰にでも当てはまる主人公。どれでもない、でもどれにでも当てはまる人生。そして、どの人生にも意味がある。
どちらのお菓子を買うかの選択を迫られた時、買う前であればその可能性は無限・・なんて言っていたけど、本当にそうだね。
そして、イマこうして生きてるこの瞬間でさえ、次の選択をする直前であり、その繰り返しである人生の可能性はまさに無限大なのだ!
・・なんて思ってしまう。そんな人生のとらえ方、世界観はとても魅力的、で刺激的。
たとえ、多々語られる物理学講義がちんぷんかんぷんでも(汗)これは頭でとらえると言うより、まず感覚で入れる世界ではないかと思う。
だってモノゴト計算して生まれて来た訳でもないからね。まずは生あって、そこからだもん。
ニモが語る人生が、そのどれもが時には全然違い、時には微妙に交差しているのも、
最初は年老いた脳みその混乱〜モノゴトを自分の幸せな様に組み替えて、さも本当の事だった様に思い込んでるのかな?
・・とも思ったけれど(そう言う所もあったのかもしれないけれど)それだけではない
それこそ、思考でさえも、自由に行き来出来れば肉体を超えた人生と成り得るのかも?
・・とも思ったし、逆に、これは老人の過去ではなく、あの選択を迫られた少年が思い描く未来だとも思えるし、
もしそうなら、また更に可能性は広がるばかり。その視野の広さ、懐の深さに、人生への愛情をひしひしと感じてしまった。
主演はジャレッド・レト。
このサイトの10周年記念のページで、「ジャレッド・レト、どーなった?」とかつぶやいてたら、
ほーんと久々に彼の作品を観る事が出来て嬉しかった〜♪
きっと最近でも色々出てたんだろうけど、私の目の届くところ(?)には居なかったので、
もしかしたら「パニック・ルーム」以来かもしれない??
彼ってさ、ホントは顔はさほど好みって訳でもないんだけどさ(え)
なんか惹かれるモノがあるんだよね・・雰囲気かなぁ?目元の暗さとか小汚い所とかさ〜。(←褒めてます)
そんな彼の老人姿は、誰だよ、とか思ったけど(笑)他、アンナを追う彼とか・・いや、エリースをなだめる彼とか・・いや、
ジーンに言い訳をする彼ですらも、見てるといちいちトキメイたわ。(爆)
でも、もしかしてジャレッドやダイアンよりも出番多かった?って思える、少年・少女時代の2人・・も、
瑞々しくて・・彼らのが印象的だったかもしれない。ジュノーの方はちょっとほし○あきに似てる所はイヤなんだけど、
そんな個人的なアイドル嫌いの一方的感情を差し引いても、二人の場面はキラキラと輝いていてとても良かった。
エリースの方はかなり暗くて気の毒な感じもしたけど・・それとジーンも・・
それぞれ、両想い、愛すだけの方、愛されるだけの方、って分かれていたので、
そりゃ両想いの人生のが、双方にとって一番いいに決まってるじゃん〜とかも思ったけど、
それでも、他の人生だって決してダメな訳でも否定されるモノでもない・・って思えたのは救いだった。
だいたい、そうそううまく両想いだけで人生おくれる人なんているもんじゃないし。
ニモの父親がリス・エヴァンスだったのは嬉しかったな〜。出てるの知らなかったので。けど、あんな風になってしまって・・悲しかった・・。
でも、あの選択でさえも、ニモにとってはダメな方だったのかもしれないけど、父親にとっては幸せだったかもしれないし
・・って、リスのお陰で、主人公でない人たちにも気持ちが行きわたった気もする。
でもそう思えば、やっぱりエリースやジーンの救いももうちょっと見たかった気もするし、
恋愛部分だけでない何かも、もうちょっとあっても良かったなぁ〜・・なんて、贅沢な我儘を言ってみたくもなったりして。
でもこれいつかまた再見したいわ。映像だけでもまだ色んな発見がありそうだし、
自分の頭の中でちょっとうまく繋がってない部分もあるので(忘れたから?爆)パズルのピースの様にそれもちゃんと繋ぎたいしね。
でもまたジャレッドにポーッとなって、見た端から記憶が、ピースが、飛んでしまうかもしれんけどね。無限の彼方にね。;; 【KBCシネマ】

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
MR. BROOKS (07・米)
 
 
(監・脚)ブルース・A・エヴァンス (脚)レイノルド・ギデオン
(主)ケヴィン・コスナー ウィリアム・ハート デミ・ムーア デイン・クック マージ・ヘルゲンバーガー ダニエル・パナベイカー 
   レイコ・エイルスワース ルーベン・サンチャゴ=ハドソン
 
ある日発見されたカップルの全裸死体。女性刑事アトウッドはかつて世間を騒がせた殺人鬼が再び動き出した事を知る。
巷でそれほどいい評判を聞いてなかった気がしたけど、想像してたよりも面白かった。
期待値が低かったのが良かったのか・・その巷って半径数メートルだったのかも?(笑)
まあ、スッキリする話じゃなくて、最後までもやもやは残ったけれど。
そうじゃなくても、殺人やめる〜やめるな〜やめれば〜やめろ〜なんたらかんたら〜延々と〜・・
な感じで、自分の殺人癖に悩む癖があるくせに(ん?)娘の心配まで加わってしまったブルックスさん、
なのに見た目いつもクールに振る舞ってて、なんかすごいな〜とか思っちゃって。
普通ならとっくにパニクってるよ。ハートの内助の功あってこそ?Σ\( ̄ー ̄;ナンデヤネン
ブルックスさん役のコスナーと、ブルックスさん役のハート(笑)のコンビは良かったな。
それと、あの女性刑事の生き方が娘と正反対な所が、行動では交わらず客観視点でだけで描かれている所も
普通とは違って天邪鬼には興味深かった。あくまでも心理劇なのね。
引っ越し業者が書類残してるのなんで?で、スミスの行方調査してるんかな?スミスはなんでブルックスさんを殺そうとしたの?
なんかよくわからんスミスやったな。今、これ鑑賞してから相当日にち経ってるけど;;このスミスの事やらもう殆ど忘れかけてたわ。
・・ダブル・ブルックスさんの存在感っ!
最後のあれにはビックリ。 でも実は、1度目の時に、いくら父親でもあれは年頃の娘にとってはキモいだろ;;
と思ってたので、ビックリはしたけど半分は納得。( ̄∇ ̄;
んで、そこで終わった方がスッキリはしたんじゃないのかな。ブルックスさんも、ずっと不安抱えるよりその方がマシだったかも??
しかし重い代償を背負ったまま彼の人生は続く・・。完璧なる蛇の生殺し。
今気付いたけど、犯罪者にずっと敬称つけてたわ。タイトルに乗せられてた。スミスは呼び捨てなのに。(笑)  【DVD】 

ミスティック・ピザ
MYSTIC PIZZA (88・米)
(監)ドナルド・ペトリー (脚・原)エミー・ジョーンズ (脚)ペリー・ホーズ アルフレッド・ユーリー
(主)アナベス・ギッシュ ジュリア・ロバーツ リリ・テイラー ヴィンセント・ドノフリオ マット・デイモン
秘伝ソースが自慢のピザ屋「ミスティック・ピザ」で働く姉妹とその友達の恋愛物語。
・・と書くと、ただの青春ラブストみたいだけど、私には”family”って言う言葉のが先に来た作品でした。
デイジーのプッツンぶりには爆笑〜!彼氏のポルシェにペケペケをホニャララしちゃって・・_(T▽T)ノ彡☆ジョジョの迷う恋にも一人肯き・・そして一番
印象的だったのは、妻子持ちの男に恋するキャット・・切なかった・・感情移入しまくり。^_^;・・あいつにもペケペケをホニャララしてやれば良かったんだよ〜!
ラストは温かい気持ちになりました。 これから家族を作る彼女、上流階級家族体験した?彼女、家族と言う物に突き放された彼女・・それを見守る
子供のいない彼女・・それぞれに(姉妹以外)血の繋がりなんてないけど、お互いに分かり合えてる・・こういうのがほんとのfamilyなんじゃないのかな?
チョイ役で、マット・デイモン君も出てます。【ビデオ】

ミスティック・リバー
MISTIC RIVER (03・米)
悶々
(監・製作・音楽)クリント・イーストウッド (脚)ブライアン・ヘルゲランド
(主)ショーン・ペン ティム・ロビンス ケヴィン・ベーコン マーシャ・ゲイ・ハーデン ローレンス・フィッシュバーン ローラ・リニー
張り巡らされた一つ一つの出来事が、思いがけない所で顔を覗かせる。運命とはそう言う物だと言わんばかりに。
決して消せない、戻れない・・背負っていく物ばかりが増えて行く、それが人生?
そして運良く生きてるとしても、誰かに差し伸べる手の加減すら分からない人間って・・なんか悲しい。
主演の3人は皆良かったですね。サスペンスと言うよりも人間ドラマな展開もとても興味深かった。
でも何故か、観終わった後一番心に残ってるのは、ペンでもロビンスでもベーコンでもなく、デイヴ(ロビンス)の妻なんだよね。
それとジミー(ペン)の妻・・これは一体どう言う事だろうね?^_^;
偶然や感情に翻弄された3人の事件を、其々に全く違う意味で、まるで別世界の出来事の様に受け止めようとしてる(ふうに見える)2人。
特に、ジミーの妻の態度には、人を愛する姿よりも、家族可愛さに目が眩んだ、或いは、もう彼には(ある意味)私しかいないのよ的傲慢さが見え、
強い者が正義なのか?アメリカ的正義はこうなのか?などと、そら恐ろしさを感じてしまった。
(恐ろしいと言えば、穏やかだったケイティの彼氏の怒り具合もペンと同じくらい凄かったなぁ。^_^;)
でも(謎解きは端折りながらの説明的展開が多かったが)人間心理はかなり説明ナシなので、色んな見方・感じ方が出来るのでしょうね。
時が流れても、ずっと心の底にひっかかってる事・・ある? 【ユナイテッド・シネマ】

ミステリー・オブ・ザ・キューブ
A MYSTERY OF THE CUBE/建築無限六面角体の秘密 (99・韓国)
(監)ジョナサン・ユー
(主)イ・ミヌ シン・ウンギョン キム・テウ コグマ パク・ジョンファン
韓国のシナリオ・コンテストで最優秀賞を受賞した作品の映画化。 始まりはダークなミステリータッチでちょっと好みだったけど、
ど〜ゆ〜訳かどんどん荒唐無稽な冒険活劇風に。でも、聖地の様なソウルを侵略する日本帝国軍・・;根底の反日感情を見ると、
あんまりマジに作るより、かえってこんなアクション娯楽色を強めて正解だったのかな?いい気もちはしないけれど。
謎解きよりも、古館○○郎似の男のどん臭さと、中村○○子似の女の積極性のが印象的。(笑)
イ・サンって実在する詩人だったんですね。結構色々エピソードを作り上げてるけど全然OKなの?
四角の中の四角の中の四角の中の四角の中の・・パッチではローズガーデンのパターンかな?(なんのこっちゃ)
【アジア・ファンタスティック・ムービー・フェス:図書館映像ホール】

ミスト
THE MIST (07・米)
(監・脚)フランク・ダラボン (原作)スティーヴン・キング
(主)トーマス・ジェーン マーシャ・ゲイ・ハーデン ローリー・ホールデン アンドレ・ブラウアー トビー・ジョーンズ ウィリアム・サドラー
   アレクサ・ダヴァロス サム・ウィットワー ネイサン・ギャンブル ジェフリー・デマン フランシス・スターンハーゲン
30分前に劇場行ったのにもう長い列が・・えっ・・なんで?初日の土曜日のせい?・・でもホラーだよねぇ?
普通このテの映画ってガラガラなのに・・あぁ、もしやキング×ダラボンだから?『ショーシャンク・・』や『グリーンマイル』のノリで駆けつけたとか?
・・でもホラーだよねぇ??おかしいなぁ〜・・ホラーじゃないのかなぁこれ?年配のご夫婦とかめっちゃ多いし・・ホラーなのに??
・・とか漠然と思ってるうちに、ついに「満席が予測されますので詰めて座ってください」の放送が。
結局、時間になってドヤドヤと入り、ラッキーにもいい席に座れた物の、たちまち空いてるのは最前列だけになってしまった!ドヒャ〜〜!\(◎o◎)/
シネコンでこんな状態なのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』以来かもしれない〜!?なんで〜?ホラーなのに〜!??(←こだわる)
前置きが長くなってしまった。( ̄∇ ̄;)
結局ホラーだったのか?・・なんてジャンル分けは其々の解釈に任せるとして(笑)思っていたよりも結構色んなほにゃららが出てきてさ〜(って何が?)
某所のほにゃららなんて、まるで楳図先生・作の愛する「紅**少女」にアングルとか出具合とか(何なんだ)ソックリでさ〜興奮したわ〜わーい!(笑)
でも、そんなほにゃららも面白かったけど、一寸先は闇ならぬ霧・・な、お先全く見えない状態がいかに人をパニくらせ、
何かにすがりつかさずにはおられないか・・って言う人の弱さが怖いくらい、いや、悲しいくらい伝わってきて、
ああ、明日は見えない霧なのよ〜黄砂なのよ〜光化学スモッグなのよ〜(←地域色丸出し)
そうして人と人は、その小さな狭い世界で、傷つけあい罪を積み重ねて生きていくのね〜・・と、某シーンではまた思わず涙が出ちゃったよ。
(注:驚愕の15分・・と言われてるラストではない)・・ああ、また今回もホラーで泣く女!
・・やっぱり私は一応ホラーとして受け止めてます・・いや、私にとって、人間ドラマもホラーも、別にほにゃららが居ても居なくても、
心理戦であればもはや同じジャンルと言っても過言ではない。(笑)
それにしても本当に、この世界の理性と感情、或いは政治と宗教(←これ印象的)のバランスなんて危ういもんだよね。
狂信女にはいちいち苛立たされたけど(でもどこでも居るよね〜こんなお方)思いあがりや神の領域を冒す行為は反省しなければいけないよね・・。
隣人を愛せよ精神から始まったみたいな、讃えるも貶すも、非常に宗教色の濃い物語・・ああ〜・・考えてみれば重いホラーだ。
(↑全国の映画好きの方にホラー映画をオススメしたく、しつこくホラーを強調)
主人公とか、俳優さんはあまり知った人はいなかったけど、みんな個性的で良かったです。
久々のマーシャ・ゲイは熱演!やっぱり巧いね〜・・と言うか、狂信女、ハマってたなぁ〜( ̄∇ ̄;)
スーパー副店長のオーリーは小柄ながらすっごく頑張ってて頼もしかったし、小学校の教師の老婦人はキリリとしてカッコ良かったし、
若くてキレイなサリーと新兵ウェインの再会ラブ?も爽やかで印象的な眉でした。あれっ、日本語おかしい?_(T▽T)ノ彡☆
【以下ネタバレ!未見の方は絶対に読まないでね】
涙したシーンは、ウェインが生贄にされる所・・!ダメよ〜生贄なんて〜!あんなに珍しい形した眉毛を絶滅させちゃダメよぉ〜!(謎)
・・・・・ラストの15分について。
子供のセリフや危険冒してまで銃を取った父親からして、あのラストは全く予測ど真ん中!だったけど、それにしたって悲しくてさぁ〜。
私は、ラストでしっかり気持ちが霧の彼方に飛んじゃったので(?)ラストのラストはあまり好きじゃなかったです。
その昔、大好きだった某漫画家の戦争漫画で似た様な展開のラストのラストを読んだ事があって子供心にとても衝撃を受けたので、
ああ言うラストのラスト(めんどくさいなぁ・笑)にはもうその時以上の衝撃はないし、自分にとっては、今更似た様なのは要らなくて〜。
ましてや、あの鬼の首を取った的宣伝も何だかねぇ・・(笑)まあ、そんな個人的思い出や、可哀相とか理不尽とか言うのを措いといても、
単純にあのラストのラストは好みじゃなかったです。この作品自体は面白かったし好きだけどね。
だってさ、主人公の究極の絶望の後に、最初に子供を心配してスーパー出た女性がしっかり母子で無事に居てさ、
それはそれで良かったね、って思うけどさ、でもあの時の彼女の捨てゼリフがね、なんかとてもイヤだったのよ・・。
なのに結局は彼女が正しかった、彼女を助けて車出してやれば自分も助かったのに・・って所がさ、既に彼女だけが一段高い所に居るみたいで、
なんか納得いかないしやりきれない。他の試された者達がたとえ愚かな選択をしたんであっても、
彼らなりな一生懸命さにほんの少しでも応えてやる何かが(いや、応えなくてもそっとしてやるとかでもいいから)
もしそれが神の業だとしたなら、そんな懐の深さがどこかにあっても良かったんじゃないの?・・って気もしてさ。
だってアレは見るからにノアの方舟だったし・・えっ?オリーブの葉をくわえた鳩を待たないヤツが悪い!ですと?
人類が一応生き残っただけで有難いと思え!ですと?(汗)   【ユナイテッド・シネマ】

水の中のナイフ
NOZ W WODZIE (62・ポーランド)
(監・脚)ロマン・ポランスキー (脚)イエジー・スコリモフスキー ヤクブ・ゴールドバーグ
(主)レオン・ニエンチク ヨランタ・ウメッカ ジグムント・マラノウッツ
裕福な夫婦の倦怠感と(色んな意味で)まだ彼らの様にはなっていない若者の感受性のぶつかり合いがとてもスマートに表現されていて興味深く見れた。
空が空虚に、海が少し恐ろしく感じた。自分の足で地面を歩こうとするのはいつ迄だろ・・;指を立てて、片目ずつでヨットの帆先を眺める所等、
ちょっとした所に誰でもした事やしたい事があったりして懐かしさも感じた。ポランスキー監督、これが長編デヴュー作とは凄い。【ビデオ】

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN (16・米)
 
 
(監)ティム・バートン (脚)ジェーン・ゴールドマン (原作)ランサム・リグズ
(主)エイサ・バターフィールド エヴァ・グリーン サミュエル・L・ジャクソン テレンス・スタンプ クリス・オダウド アリソン・ジャネイ 
ルパート・エヴェレット エラ・パーネル フィンレー・マクミラン ローレン・マクロスティ ラフィエラ・チャップマン ヘイデン・キーラ=ストーン 
ジョージア・ペンバートン マイロ・パーカー ピクシー・デイヴィーズ キャメロン・キング ジョセフ・オドウェル 
トーマス・オドウェル ルイス・デイヴィソン キム・ディケンズ ジュディ・デンチ
 
高校生ジェイクは幼い頃から祖父の語る不思議な冒険の話が大好きだった。
が、ある日その祖父が謎めいた死を遂げ、ジェイクは彼のメッセージを頼りにある島へと渡ることに・・

最近のバートン映画ってちょっと自分の好みからズレちゃった感あってずっと映画館では観てなかったんだけど、
たまたまポイントが貯まってたのと、子供達が可愛いかも?と思って観て来ました。
まず思った事→ペレグリンってハヤブサの事だったのね!知らんかった〜。ただの苗字かと。( ̄∇ ̄;
ハヤブサと言えば、仙台行く時に乗ったわ。新幹線ペレグリン号。縁があるわ〜(≧∇≦)
・・な感じで、すんなりと”勝手に一人うなずきんモード”に入れたけど、正直、奇妙な子供達が出揃っても中盤まではちょっと退屈で、
どうするよこれ〜大丈夫か〜このまま尻つぼみだとヤバいよバートン〜命つなげてよ〜・・と、勝手に”一人崖っぷちモード”になってました。(笑)
けど、中盤からはちゃんと盛り返してくれて一安心・・もう〜バートンさんタノムヨ〜(笑)・・な感じで、とりあえず面白く見られてめでたしめでたし。(^^ゞ
と言うか、サミュエルLが子供達よりも生き生き楽しそうでさ(笑)サミュエルLの奇妙なオトナぶりが素敵過ぎてオールOK!みたいな。(≧∇≦)
奇妙な子供達は、それぞれ個性的な特殊能力を持ってて、例えるなら、「Xメン」の方々のご幼少時代みたいな?
誰が一番強いとかじゃなくて、みんな一人きりだとそれなりだけど、みんなで力合わせると何とか敵に立ち向かえるよ!みたいなのが良かった。
例えるなら、「さるかに合戦」みたいな?って、さるかにのカニは特殊能力ないけどさ。(爆)
でも要するに、普通でも特殊でも同じ事なんだろうな、と思って。単に個性なだけで。
そもそも透明の子は一番役に立ちそうだったのに別にそうでもなかったし(笑)
双子も何だったのかよくワカランかったし・・いや、顔見せたらマズイぞ、ってのはわかったけど・・
「顔見せたらマズいぞ」系パワーなら自分も持ってる気がせんでもなかったし。(爆)
目に見えない敵との闘いは面白かった〜。敵の造形には何か懐かしいモノを感じたよ・・。
時間を操り毎日が同じ日ってのにもどこか懐かしさと不思議な恐怖を感じたし・・なんでだろ?よく解らないけれど。
で、目玉の山!(≧∇≦)今年は目玉がトレンディー?1つくらい親父になって反撃してよ。(笑)  【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】

ミス・ポター
MISS POTTER (06・英=米)
 
 
(監)クリス・ヌーナン (脚)リチャード・マルトビー・Jr
(主)レネー・ゼルウィガー ユアン・マクレガー エミリー・ワトソン ビル・パターソン バーバラ・フリン
 
こう言う人生の中であのピーターラビットが生まれたんだ、と言うのがわかったのは良かったし、つい絵に気持ちがとんじゃう所とか共感したし、
作業部屋(二十世紀初頭の!)は特に興味深かったけど(キレイ過ぎ・・笑)それ以上の感動があまり生まれなかったのは残念。
身分の違いを乗り越えてやっとノーマンと・・。でもあの顛末に絶句。結局幼い頃に最初に彼女の絵の世界に共感してくれた人と一緒になったんだよね?
それはそれで良かったね、とは思うけど、なんだかノーマンが一番可哀想だったなぁ・・あ、ベアトリクスよりノーマンの方に感情移入してたのかも!(^^;
広々とした美しい土地・・こう言うのは絶対に残さないとね。二十一世紀の人間も切実に思うわ。
久々にワトソンが〜!イマドキはワトソンと言えばエマなのかもしれないけど、自分としてはワトソンと言えばエミリーなので嬉しかった。
ちょっと大きく(?)なってたけど。(成長でなく・・笑)  レネーは制作総指揮も務めてたのね。  【BS】 

ミス・メドウズ 〜悪魔なのか?天使なのか?〜
MISS MEADOWS (14・米)
 
(^皿^ 
(監・脚)カレン・リー・ホプキンス
(主)ケイティ・ホルムズ ジェームズ・バッジ・デール カラン・マルヴェイ エヴァ・コルカー グレアム・ベッケル ケイト・リンダー 
   ジェームズ・ランドリー・ヘバート ジェームズ・キーン メアリー・ケイ・プレス ジーン・スマート
 
可憐な女性のミス・メドウズ。小学校の教師をしている彼女は保安官と恋に落ちるが、誰にも言えない秘密を隠し持っていた。
キラキラのオトメちっくな雰囲気から・・ ありゃりゃ〜・・ 初っ端から容赦ないな。( ̄∇ ̄;
普段からアレ持参てヤバいんじゃ?もしやサイコ?
・・と始めは暫く疑ってて、子供たちが心配〜  だったけど、実は子供たちに深い愛情を持てる先生で安心〜 するも、 
個人的にあんなトラウマ抱えて辛そう〜 と思う反面、 だからと言って「月に代わっておしおきよ!」スッキリ〜 では済まされないし〜・・
・・ってのが辛い所だった。
と言うか、教会での事以外は正当防衛じゃないの?とも思うんだけど? (あ、最初のオヤヂのはやり過ぎか・・汗)
夢だけの子供時代と現実知った大人の今をミックスさせた様なファッションや行動、
世の中にまだ何も不信感がない頃みたいな花園にバラのトゲ・・などの雰囲気が、オトメ狂気で良い感じ。
自分がこの世の闇や理不尽さに気付いたのはいつ頃だったかな、いつ頃から天邪鬼になったかな、とか、ふと思ったり。
でも、規則違反する保安官も闇に片足踏み込んでるし、自警団として活躍する人達だって、先生の家に侵入する子供だって、
みんなそこそこアブナイい気もするね。
で、そこにすぐ銃がある・・ってのはやっぱり恐いと思うんだけど。米国の皆様はよく日々普通に暮らせてるなあ。( ̄∇ ̄;
どうでもいいけど、ケイティがFスケ女子のメドちゃんに見えたわ。
メドちゃん、よくレイチェル・ワイズに似てると言われてるけど、このケイティのが似てる気がする。
表情とか。月に代わっておしおきよ!とか。        【Amazon】 
 

Miss ライアー
THE EYES (17・米)
 
 
(監・製)ロビー・ブライアン (脚)ロバート・J・バーグ (製作)ダニエル・ウルカン スペロ・スタンブーリス
(主)メーガン・ウェスト アナ・イザベル グレッグ・デイヴィス・Jr ダニー・フラハティ スティーヴン・ホーク 
   カーリー・スティール ヴィンセント・パストーレ ニコラス・タートゥーロ
 
拘束され見知らぬ部屋で目覚めた6人。何の共通点もない彼らは誰に何の為に拉致されたのかお互いを探り合うが・・
最初から女弁護士だけが冷静に見えたので、彼女がなんか仕組んだのかと思ったわ。(今日も溌剌ヘボ推理!)
でも、あの牧場のおっさんの犯罪現場、カメラ近すぎw で、ヤラセ感漂ってたよね。それにボーイなんてステレオタイプな極悪さ。 
けど、ヴィクトリアにはちょっと感情移入してしまったので、実は全部が・・・と知るとガク〜・・って来たわ。
それに、計画成功した時のみんなのノリの軽さよ!文化祭か! 三食おやつ付きで良かったね。    【gyao】 

魅せられて
STEALING BEAUTY (96・米=英=伊=仏)
 
 
(監)ベルナルド・ベルトルッチ (脚)スーザン・マイノット
(主)リヴ・タイラー シニード・キューザック ジェレミー・アイアンズ ジャン・マレー ドナル・マッキャン D・W・モフェット カルロ・チェッキ 
   ステファニア・サンドレッリ レイチェル・ワイズ ロベルト・ジベッティ ジョセフ・ファインズ イグナチオ・オリヴァ
 
ある目的を持ってイタリア・トスカーナを訪れた19歳のルーシー。そこには、彼女の母の若い頃を知る芸術家達が集まっていた。
主人公ルーシー(リヴ)が訪れたトスカーナの広々と光り輝く風景がとても美しい。
ある目的を持って訪れたルーシーだけど、何の目的がなくても訪れたい〜のんびりと〜。
しかし、こんなある種楽園の様な場所に、ある種脳内楽園の様な芸術家達が集まると、
もう、いつでもOK、誰でもOK、どこでも24時間使用可、みたいになっちゃうんでしょうかね?(何の話?)
ある人の言い訳が、「いや、これはアクターズ・スタジオ式演技指導なんだ」だと!苦し過ぎる・・。(笑)
そんな(良く言えば)おおらかな環境で、しかし、愛について考えるルーシー。
そんな(悪く言えば)だらしない環境で、しかし、愛について考えるルーシー。
・・は、大人直前の、清々しい瑞々しさに溢れていて、とても美しかったです。
愛について触れようとしない周りの芸術家達・・だったけど、そんな美しさを前にしたら、芸術家って本当は何も出来ないのかもねえ?
手を出すとかそう言うの以前に、眩しすぎてただ崇めるしかなく・・その生命力に満ち溢れた美しさを、愛さずにはいられない・・?
自分なりに気持ちに決着をつけたルーシーの愛の行方は・・とても微笑ましかったんだけど、結構大胆だったなあ。(←カメラがしつこいと言うか・爆)
でも、リヴ・タイラー、セクシーな所でも清潔感があって、とっても良かった♪
知らなかったんだけど、レイチェル・ワイズも出てて、しかも、ずっと大胆な役でちょっとビックリ。
でも彼女、外見は今とあんまり変わらないね。それにもビックリ。ついでに、ダニエル・クレイグとの事にもビックリ。
何気なくジョセフ・ファインズが出てたので、まだ若いしきっとルーシーと仲良くなるぞ!・・と思ってたら、全然そうでもなくて(ヘボ推理)
そうこうしてると、な、なんと、ちょっとだけ仲良くなった彼が、ジェイソン・フレミングだったあ!
最近ジェイソン続いてるけど、別に祭りしてる訳じゃないよ・・前のグッテンバーグと似たような・・偶然。
・・って思ったら・・あれっ?キャストに載ってないよ?あれれ?違うの?・・いや、絶対ジェイソンだったよ?
「インシディアス」でビリー人形を見逃した節穴目の私だけど、あれは絶対にジェイソンだったと思う。
「URAMI」仮面もホッケーマスクも被ってなかったけれど・・!(←私もしつこくてすみません) 【ビデオ】

魅せられて四月
ENCHANTED APRIL (92・英)
(監)マイク・ニューウェル (脚)ピーター・バーネス (原)エリザベス・ヴァン・アーニム
(主)ミランダ・リチャードソン ジョーン・プローライト ポリー・ウォーカー ジョシー・ローレンス
実は、私もこう言うことをやりたい人。( ̄∇ ̄;)なのでかなり興味深く、あぁ、こう言う所はエエなぁ〜!とぽ〜っと見ておりました。
あの頑固なオバチャンの心ですらやんわりと溶かし、その手に絵筆を持たせてしまう・・自然の力の素晴らしさ。地味でおどおどしてた
主婦ロティの変化にも驚いてしまった。(笑)そしてラストシーンには、自然と口元がほころんで・・オバチャン可愛い。(笑)
美貌の主のキャロラインと、目の悪い貸し主との関係もとても良かった。全てに恵まれてる彼女の乾きの原点はここにあったんだろうな。
そして自然にそこに来てしまった彼♪でも、”失望の聖母”ローズの抱える悩みに関しては、意外とあっけなくまとめられていたのにはチト疑問。
夫の自分への愛が復活したと勘違いして幸せに浸る彼女・・いや、実際こんなエエ所に行ったら、何もかもを受け入れ、大らかな気持ちになれるのかも
しれない・・なのであの夫の愛の復活も本当なのだ、と信じれば済む事なんでしょうが・・どーもバカ正直な”子供”な私には素直に受け入れられない・・
ここに幸せと不幸せの分かれ目があるのかもしれないけど。
とは言え、其々の彼女達と、それを取り巻く男たちの図もなかなか目の離せない面白い展開でした。やっぱり実際にこう言う所に行ってみないとねー!
”オトナ”になる為にも。(笑)女性其々にその都度感情移入してしまって、怒ったり涙したり忙しかったです。(笑)
男女が見えない何かに惹かれる様に、自然の力と言うのも見える物(美しい花々とか)の向うにある見えない力なんだろうなぁ・・そう言う意味では、
あの勘違いも、とけない魔法・・であればなぁとは思う。やっぱり信じる事が大切なんだろうね・・くすん ゞ( ̄∇ ̄;)
お城・・行きたい!でも、あんなに綺麗な所だったら、ほったて小屋でも自分にはお城かも〜【ビデオ】

溝の中の月
LA LUNE DANS LE CANIVEAU (82・仏)
(監・脚)ジャン・ジャック・ベネックス (脚)オリヴィエ・メルゴー (原)デヴィッド・グーディス
(主)ジェラール・ドパルデュー ナスターシャ・キンスキー ヴィクトリア・アブリル
なんだか行き止まりだね〜。主人公は、あの事件以来、自分で自分を暗い世界に縛り付けてるみたい。
ブルジョワの彼女が妹とダブってるんだろうけど、どうしたって彼女を守るべく同じ世界にいる事なんて出来ないみたいで・・彼女を愛する姿が辛かった。
赤が印象的。ナスキン綺麗。ジェラールが若い。(笑)でもブラウン管は暗くてよく見えない所もあってだめね。スクリーンだともっと感動したかも。【ビデオ】


LA STRADA (54・伊)
(監・脚)フェデリコ・フェリーニ (脚)エンニオ・フライアーノ トゥリオ・ピネッリ
(主)アンソニー・クイン ジュリエッタ・マシーナ リチャード・ベースハート アルド・シルヴァーニ マルセーラ・ロヴェーレ
望む望まざる関係なしに共に旅巡業していく二人・・まるで結婚生活みたい・・いや人生の道そのものなのかな。
粗野な男ザンパノ・・決して悪い人間ではなく、ただ、ある事を知らなかっただけの人間・・だよね?
彼はジェルソミーナとの生活で、初めて人の心の機微を、つきつめれば愛情?・・を知る事が出来たはずなのに・・なんてこったい。
あれは後悔の涙なのか、淋しさの涙なのか、いや、何とも知れない・・初めての感情・・一言では言えない、人生を知った涙だったのかも?
この作品見ててふと思ったけど、イタリア語の言葉の最後の響きって可愛いね〜。音を伸ばす所。なんだか癒されるわ。
女性や若い男の笑い声のけたたましさは凄かったけどね〜。それにしてもジェルソミーナって年齢不詳・・そこもまたとっても良かった。【BS−NHK】

ミックマック
MICMACS A TIRE-LARIGOT / MICMACS (09・仏)
 
 
(監・脚・製作)ジャン=ピエール・ジュネ (脚)ギョーム・ローラン (製作)フレデリック・・ブリヨン ジル・ルグラン (撮影)テツオ・ナガタ
(主)ダニー・ブーン アンドレ・デュソリエ オマール・シー ドミニク・ピノン ジュリー・フェリエ ニコラ・マリエ ヨランド・モロー 
   ジャン=ピエール・マリエール ミシェル・クレマデ マリー=ジュリー・ボー
 
発砲事件に巻き込まれ、頭に銃弾を残したまま生きていく羽目になった男、バジル。幼い日に父親を地雷で亡くしていた彼は、
偶然にも、その地雷製造会社と、自分の頭の中の銃弾の製造会社を同時に見つけ、二つの企業に復讐を誓う。

この作品、チラッとポスターを見たことはあったけど、劇場でちゃんと予告編を見るまでは、これがジュネの作品だとは気付いてませんでした。
えっ?ジュネなの?じゃあ見なくちゃ!・・と慌てて前売り券を購入し、でもなんでジュネなのにこんなに宣伝が地味なの?
あの「アメリ」のジュネなのに?「ロング・・」でもそれなりに宣伝は派手にやってたのに、なんで今回はこんなに地味?
・・と不可解な気分で鑑賞したけど、鑑賞後、それもちょっと解る気がしたわ。
と言うのも、今回はクレームブリュレの好きなオシャレな女の子じゃなくて小汚いオッサンが主人公(私はこっちのがOKなんだけど・笑)
とりまく人々も、似たような華のない一癖ある連中ばかり・・が全編出ずっぱりだからね。しかも、根底にあるものはかなり社会派。深刻。
そんな物語をとことんシュールな笑いでハイテンポに描き切った本作は、とってもジュネらしいとも言えるし、
地味な愛と強烈な皮肉がまじりあった世界・・社会的には見向きもされない才能の開花(?)なんて、すっごく快感!
・・などは、私としてはとっても好み♪だったんだけど・・。
なのに、どうした事か、その展開には思った程にはノレなかったもので〜・・(^^;
いや、ジュネ作品だからそんな事すら考えないで鑑賞したけど、途中ちょっと退屈してしまい、我ながら戸惑った;;と言うのが正直な所。
本作が、殆ど今までのジュネ作品のオマージュかの如く・・だったので新鮮味を感じなかったのが原因なのかなぁ??
でも、それを先に了解していれば、逆に、そこが一番楽しめる部分でもあったかも??とも思わなくもない。
例えば「デリカテッセン」シーンなんて・・私は「デリカ・・」をスクリーンで観ていなかったので涙モノだったし、
ピノンが出てくる度に、安心感がめちゃくちゃUP!テンションもUP!したしねぇ〜(笑)
それに映像も相変わらずものすごく凝っていて、看板シーンとか他色々遊び心満載なのは面白かったし、
ジュネの衰えない気合い!手を抜かない思い入れ!!もヒシヒシと感じて、やっぱ職人やなぁ〜・・と、とても嬉しかったしね。
この作品、私には、二回目の鑑賞のが面白く見られそうな気もする・・。それでもしハマったら本望だわ。(笑) 【ソラリアシネマ】
 

ミッション:8ミニッツ
SOURCE CODE (11・米)
 
(監)ダンカン・ジョーンズ (脚)ベン・リプリー
(主)ジェイク・ギレンホール ミシェル・モナハン ヴェラ・ファーミガ ジェフリー・ライト マイケル・アーデン キャス・アンヴァー 
   ラッセル・ピーターズ スーザン・ベイン
 
列車の中で目覚めたコルター・・は、見知らぬ女性から親しげに話しかけられ戸惑う。
そして何も解らずにいるまま、やがて列車の大爆発に巻き込まれ・・?!

予告編を見た時、ジェイクの新作だし面白そう〜♪・・って思ったけど、最後の宣伝コピーで興ざめしちゃって
別に劇場で観なくてもいっか、って思ってホッタラカシにしてました。
・・が!えっ?!これ、あのダンカン・ジョーンズ監督の新作だったの?!うっそー?
実は、彼が新作を作った事は小耳に挟んでいたんだけど、原題は「ソースコード」だったもんで、
コレとまーったく繋がってなかったんですよね〜・・そう言えば、確かにジェイクが主演とも聞いた様な・・(汗)
それでもう、慌てて劇場に観に行きましたよ!全くもう〜!ミッションなんたら、とか、いかにもメジャーなタイトルつけるんじゃないよ!
・・と、例の如く、己のオオボケを棚に上げて、そっち方面の方々に文句を言いながらね!(笑)
でもさ、シネコンだったけど、お客の入りはまあまあだったよ。そろそろ上映期間も終わりに近づいてるって言うのに・・。
・・と言うか、思ってたよりも長期上映していた様な?前の、ちょ〜地味に短期間上映していた「月に・・」とはえらい違いだ。
もしかして、あのあざといコピー効果?いやいや、あれほど素晴らしい前作を作ったダンカン監督に限って、そんな、
ラスト一発の印象しかない物語を作るハズはない、もしかして、これはあれだな、あの「ダイアナの選択」みたいなタイプなのかもしれないな?
あれもラスト一発効果な物語じゃないのに、いかにもそんな宣伝されていい迷惑被った作品だし、もしそうなら、アクションや謎解きよりソッチだな・・
な〜んて・・椅子に座ってからも、別にしなくていい勝手な想像で頭がぐるぐるまわっていたわ〜(笑)
・・で、結果から言うと、その無駄な想像も、そう言う意味では少し当たってた気がします。(注:内容は全く違うヨ)
あの宣伝コピー、ズレまくり。だいたい、観客を騙す騙さないの世界じゃないし。
それに、やっぱり前作と似たテーマをも感じさせられて、面白かったし、とても好感の持てる作品でした。
でもさ、8分って・・どう?たった8分だけで何が出来る?って思うけど、切羽詰まった時の8分って・・チガうのね。
私のダラダラ過ごす日常の8分なんてホントにあっと言う間だけど・・あ、でもカップ麺待つ3分は長いわ・・そんなモンか!??(謎)
・・で、物語は深刻・・とりあえず身の安全を約束されてるとは言え、あの爆発の衝撃を何度も・・なんて、たまんないよね。
(普通自分達がみる夢だって、あまりにも衝撃的な内容だとそのまま心臓発作で死んじゃう事だってあるって言うもんね。)
・・とは言え、どんどん身のこなしがスムーズになるコルターには、たまに笑いを誘われる部分もあったり、
お相手のクリスティーナの優しい佇まいなど、確かに、彼に、任務以外のやる気を起こさせるに充分だったし、
そしてあの最期の皆の様子がね・・素敵だったね・・ここは思い出すとウルウルしてしまって・・。
それにしても、国家にいい様に利用され、あんな状態でもとことん、まさに骨の髄まで利用される姿は衝撃的で、
悲しさ以上に怒りがふつふつとわきあがってきたわ。一体何の為の誰の為の人生なのか?
誰でも一分一秒ごとに死に向かって走り続けてる人生なのに。
でも実は、最後の最後・・には、私はちょっと違和感があったんだよね。
あれはあくまでも・・コルターの・・だよね?(なんなんだ・笑)と、自分なりに頭の中を整理してみたけど
メールの件だけはあまりしっくりこなくて・・。このあたりはもう一回見た方がいいのかも?
とは言え、それを差し引いても、あのラストに込められた気持ちは充分に伝わって来た気がするし、
何より・・あ〜・・どうしてもネタバレなしで書くのは難しいなぁ〜・・て事で、以下は【ネタバレあり】にて。
主演のジェイク、とても良かったです!こんなにアップでジェイクを見るのも久しぶり。一段と濃くなったなぁ〜(笑)
でもやっぱり巧いね!改めてそう思ったし、美しい瞳のままで・・その成長ぶりがもう安心して見ていられると言うか。(またご近所オバサン気分)
お相手のモナハンも、イマドキのイケイケモリモリなギャルじゃない普通の女性が見事にハマってて良かったです。
彼女はこう言うキャラで光るね。どこにでもいそうな等身大な女性・・
でも賢そうで上品でチャーミング・・なので意外と出会うのは難しそう(笑)・・なーんて女性がピッタリ。
微妙な立場・・のファーミガも、ほぼ会話だけなのにその魅力を最大限にはなってて良かったし、
ライトも・・私は未だに「バスキア」引きずってますが(もうそろそろいいんじゃ?汗)見ていて面白かったです。
【以下、ネタバレあり!と言うか、ラストの勝手な妄想・笑】
正直、あの車内の皆が幸せな瞬間を迎えた所で終わるかと思った・・ので、続きがあってちょっと戸惑った。
自分では、コルターが8分を越えて列車を降りる世界も、メール受け取った大尉の世界も
全てはコルター自身、コルターだけの世界での事・・なんだろうな、と(一応)解釈はしたんだけど、
もう一度見ると違うかもしれないよね?何か見落としてるかもしれないし・・。
ただ、生命維持装置をはずされてもなお生き続ける・・と言うのが、彼が自ら勝ち取った世界、
受け身で生かされていたのとは全く別物の、自分から生きる世界・・である事には感動しちゃったよ。
再見する時には、日本語吹き替え版もチェックしたら面白いかも?字幕とはまた違った言い回しがあるかもしれないので、
それでまた、自分の想像(妄想)の範囲も広がるかもしれないから・・。(どんだけ妄想したいんじゃあ〜?笑)  【ユナイテッド・シネマ】
 

ミッション・トゥ・マーズ
MISSION TO MARS (00・米)
(監)ブライアン・デ・パルマ (脚)ジム・トーマス ジョン・トーマス グラハム・ヨスト (音楽)エンリコ・モリコーネ
(主)ゲイリー・シニーズ ティム・ロビンス ドン・チードル コニー・ニールセン ジェリー・オコネル
テーマにはかなり面白い物を感じたけど、それを形で表したラスト、ああ言う方法しかなかったのかなぁ?ちょっと興ざめ。
前半の調子で掘り下げてくれたら、かなり自分好みだったんだけどなぁ。【ユナイテッド・シネマ】

ミッシング
THE MISSING (03・米)
(監)ロン・ハワード (脚)ケン・カウフマン (原作)トーマス・イードソン
(主)ケイト・ブランシェット トミー・リー・ジョーンズ エヴァン・レイチェル・ウッド ジェンナ・ボイド アーロン・エッカード
お互いの事をずっと否定してばかりでは前進もないのでしょう・・消せない過去でも、やっかいな奴でもそれなりに精一杯生きているんだよね。
認めるのは難しくても、その存在を否定するのも悲しいよね。インディアンにさらわれた(孫)娘を探す為、絶縁状態だった父娘が協力して・・
と言う、非常に個人的なヒューマンな方向で始まったのに、いつのまにか白人&インディアンの確執等に焦点が合ってしまい、結局は、
救出アクション劇みたいな印象が残ってしまった。それはそれで興味深い部分もあったけれど(インディアンの常識とか。でも、あの呪いって・・?^_^;)
ケイト・ブランシェットですしねー・・いや、今回の役も、とても繊細な神経を持つ難役だったと思うし、ケイトはやっぱり上手かった・・!なので、
彼女以外の所でも、もっと感情的に揺さぶられたかったな、と思ってしまった。
で、後で気付いたんだけど、ブレイクってどうなったっけ?あれ?吊るされてたのは誰だった?(^^; 【劇場】

ミッシング ID
ABDUCTION (11・米)
 
 
(監)ジョン・シングルトン (脚)ショーン・クリステンセン
(主) テイラー・ロートナー リリー・コリンズ アルフレッド・モリナ ジェイソン・アイザックス マリア・ベロ ミカエル・ニクヴィスト シガーニー・ウィーヴァー
 
身近に恐怖感じる・・。ひたすらカレンが邪魔・・(爆)。対して、マリア・ベロがかっこよかったなあ。   【TV】 

ミッドサマー
MIDSOMMAR (19・米=スウェーデン)
 
 
(監・脚)アリ・アスター
(主)フローレンス・ピュー ジャック・レイナー ウィル・ポールター ウィリアム・ジャクソン・ハーパー 
    ヴィルヘルム・ブロムグレン アーチー・マデクウィ ヴョルン・アンドレセン
 
家族を失い精神的に不安定なダニーは恋人クリスチャンの友達の誘いで皆一緒にスウェーデンの村の夏至祭に行く事になるが・・
「ミッドサマーの前売り券もう出てますか?」 「ミッドサマー?え〜っと・・どんなんでしたっけ?調べますので・・あ〜・・これ・・まだちょっと後みたいですね〜」
・・と、観る気満々だったけど前売り券発売には少し早くて、そうこうしてるうちに新コロが蔓延しちゃって、結局映画館では観られなかった本作をやっと鑑賞。
ちなみに何故前売り券を買おうとしたか・・確かなんかオマケがあったんだよね・・ファイルだったかな?なんかイイカンジの図案だったような?
で、なぜか本作、一般でも結構話題になってたよね。え?アリ・アスターなのに?恐い系なのに?
キレイなお花いっぱいのファンタジーと思って見た人もいるんじゃ?とか。(笑)
「ミスト」の時に何故か年配のカップルが目についたのを思い出したわw
それはともかく!  世間の噂でだいたいの世界は予想してたけど、案の定で。
感覚的な気持ち悪さが常にまとわりついて来てさ、パッと見の視覚的な美しさがそれを益々際立たせてたよね。
明るくてカラフルで・・・でも実際は、白々しくてカオス・・みたいな。
アンドレセンが出てるとも聞いていたので、どの人かはすぐわかったけど、アレは(儀式は全部)視覚的にもキツいね。
散々歳をとって自分を無くして死ぬよりマシでしょ?な感じ?例えばそんな理念?があったにしてもどうよ?てか、若者も犠牲になっとるし?
立ち〇〇〇だって死刑だし?まぁアレは場所が悪かったんだろうけど・・いや、この場所全てがもうそんな感じよね?
タペストリーのラブストーリーの画からして、なんじゃそら?の世界。 何切ってんだよ・・どんなおまじないだよ( ̄∇ ̄;
ついでに食卓にずらっと並んだ飲み物、自分のだけ色が違うの気付けよクリスチャン!食事の時にはカルピス派!とかコダワリあるだろ普通?(ないですか)
何かにつけて一緒に泣いたり叫んだりするのも異様ね。それ、共感じゃないから。狂感だから。多分。
と言うか、朝から晩まで根がトランス状態?カルトってそうなんだろうけど。
可愛らしい衣装にキレイな花冠をつけてもらって・・それだけならいいけどね、すっごく可愛いかったし( ̄∇ ̄;
でもそれに騙されて・・心もカラダもぐるぐるぐるぐる・・思考酩酊・・・・後は予想出来る方向へまっしぐら!
でもさ、ココ自体が気持ち悪くて怖い世界だけど、ココに(そうとは知らず)連れて来られる経緯も、後で思えば自分には恐ろしかったな。
だって(一応)友達だよ? しかも自分の心が弱ってる時に、よ?
ただ、見ようによっては、家族や恋人関係で不幸を感じてたヒロインにとっては、
なんだかんだ言って、新しい家族、自分を一番大切にしてくれる世界を手に入れられてハッピーエンドなんじゃ?
・・と、ちょっと思ってもしまえる所が、もしかしたら一番怖い所なのかもしれないね?
まぁ、全て彼女の頭の中の願望世界だったら、オールOK・・お大事に・・だけどさ。( ̄∇ ̄;    【Amazon】
 

ミッドナイト・イン・パリ
MIDNIGHT IN PARIS (11・スペイン=米)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)オーウェン・ウィルソン レイチェル・マクアダムス キャシー・ベイツ エイドリアン・ブロディ カーラ・ブルーニ マリオン・コティヤール 
   マイケル・シーン ニナ・アリアンダ カート・フラー トム・ヒドルストン ミミ・ケネディ アリソン・ビル レア・セドゥー コリー・ストール
小説家への転身を志す脚本家のギルは、婚約者イネズ一家と共に訪れたパリで益々その思いを強くする。
そんな折、イネズの家族や友達とソリが合わない彼は1人真夜中のパリを彷徨うハメになり・・

普段はあまり映像としては見る事のないだろう土砂降りのパリ(笑)・・から始まる素敵な恋物語でした。
恋・・と言っても、普通の男女の、に加えて、憧れの何かへ、の恋心をひしひしと感じる・・そんな恋物語。
あれほどの有名人、著名人、アーティスト!・・が目の前に現れたら・・彼の様な職業でなくとも心が躍ってしまうよね。
過去の時代への憧れに対しての皮肉はしっかり。イマだからその時代を黄金期と呼べるけど、
実際、時代によって芸術に向き合う姿勢や価値観も変化する訳だしね。
イマだって、もしかしたら埋もれた芸術にまみれて生活してるのかもしれないよ〜?(笑)
けど、皮肉と一緒に、その時代の芸術に対して誰もが持つ素直な気持ち〜敬意や愛情〜を決して打ち消すことなく描いているのも良かった。
ダリ、目立ってたなぁ〜・・ブニュエルは地味でただの変なオッサンに感じたけど( ̄∇ ̄; あんな人だったのかな?
ギルがイネズのピアス持って焦る姿は可笑しかった〜。絶対そうなるよね100%〜・・ってわかってても笑える、安心のアレン節。(笑)
ギルの現実の恋・・自分の素直な感性が最後にほんわかとパリに包まれる・・みたいな終わり方もとても良かった。
こんな、素敵な余韻を残されると、また次回もアレン映画楽しみ・・って思っちゃうしね〜さすがね。
・・で、次の舞台はロンドン〜ローマ・・になるみたいだけど、まだまだ当分はユーロ巡りですか?   【天神TOHOシネマズ】

ミッドナイトクロス
BLOW OUT (81・米)
(監・脚)ブライアン・デ・パルマ
(主)ジョン・トラボルタ ナンシー・アレン ジョン・リスゴー
ちょっと本筋が曖昧な感じはするけど、音集めのシーンや、クライマックスからラストに繋がるシーン等が、とても印象的だった。
あのトラボルタの表情は何とも言えないね・・この作品の彼を気に入ったタランティーノが、後に「パルプ・フィクション」に起用したとか。【劇場】【TV】【DVD】

ミッドナイト・ミート・トレイン
THE MIDNIGHT MEAT TRAIN (08・米)
 
 
(監)北村龍平 (脚)ジェフ・ブーラー (原作)クライヴ・パーカー
(主)ブラッドリー・クーパー ヴィニー・ジョーンズ レスリー・ビブ トニー・カラン ブルック・シールズ ロジャー・バート 
   バーバラ・イヴ・ハリス ピーター・ジェイコブソン テッド・ライミ クイントン・”ランペイジ”・ジャクソン
 
売れない写真家のレオンは、夜の街を撮影しながら地下鉄に向かう途中に暴漢に襲われそうになった女性を助ける。
が、その直後に地下鉄に乗った彼女が行方不明になった事を知り驚く。

夜中に地下鉄で逢いましょう〜♪・・じゃなくて・・肉、です。夜中の肉列車。
なんじゃそりゃ?(笑) あ、でも、地下鉄で逢いましょう〜♪・・な物語でもあるね。「♪」はつかんかもしれんけど。
そんな訳で、地下鉄で殺人鬼がやりたい放題。
あんた何?何でそんな事やってんの?・・とか思ったけど、それはラストでちゃんと明らかにぃ〜・・なるほど!
そのラストは、それまでのテイストとはちょっと異なってたけど、違和感持つ程でもなく、すんなり納得〜。
それまでのテイストってのは・・結構普通にドラマしてたので。
売れない写真家の主人公を気遣う恋人とか、業界を仕切る熟女画商とか、
殺人鬼に関しても、そのプライベートタイムをちょいと覗いてみました〜的な所もあって。
あ、でも、殺人シーンはいきなり漫画チックになって、ちょっと戸惑ったかな。目玉が飛び出る所とか・・。(3Dに最適?)
でも、そんな映像がクッションになったお陰で、あのラストには、さほどの違和感もなく素直に応じられたのかも??
後に殺人鬼が他の人の目玉をえぐり出す所は、漫画チックでなく結構リアルだったけどね。
他には・・飛んだ頭からの視点が面白かった〜普通は絶対見られない視点だろうし。
でも、そんな残虐で恐い場面ばかりでもなく、所々にちょっとしたユーモアもあって・・
殺人鬼を見ての、黒人のお兄ちゃんの一言、「フォレスト・ガンプか?」には笑った!( ̄∇ ̄;
この殺人鬼、イイよ〜(笑) それに、さっきもちょっと触れた、彼のプライベート映像・・(笑)
あんた何?何でそんな事やってんの、ふたたび。ちょっと「プラネット・テラー」のコレクターを連想しましたが・・
それにしても・・それって何?・・梅干し?( ̄∇ ̄;
主演は、今、巷で人気急上昇中〜(らしい)ブラッドリー・クーパー。
イケメンなのか、ちょっと残念なのか、私には非常に判断のつきかねる風貌で(笑)全米(全日?)の女性をトリコにしつつある様です。
確かに、あの、思いがけず捨てキャラだった時代からすればえらい出世ですね。
・・え?コレのが先?コレのが1年も前に作られた?しかも、あっちのがメジャーなホラーですと?
・・失礼しました。ま、まあ・・一応、生き残っててナンボ、って事で。(笑)
それから、熟女画商の役でブルック・シールズが出ててビックリ。いやぁ・・ブルッキー・・大人におなりになって。(とっくの昔か)
まだ美少女時代には相当ファンだったんですけどね、どんどん、ごつく逞しく男っぽくなってしまって、
ああ、人間の成長って面白いなぁ・・と痛感させられた女優さんで、でも、こうしてたまにお目にかかると、ちょっと嬉しい。
なので、出番が最初だけだったのはちょっと残念。
・・全ての黒幕は彼女だったのよ!・・みたいに、最後に大暴れしても良かったかと。(内容破綻?)
日本劇場未公開ホラーでしたが、そんな感じで面白かったです。
あ、血肉ドロドロが苦手だと全然ダメだとは思うけど。
それと梅干し苦手な方にもオススメは出来ないかなぁ〜?(謎) 【DVD】
 

ミツバチのささやき
EL ESPIRITU DE LA COLMENA (73・スペイン)
(監・脚・原案)ヴィクトル・エリセ
(主)アナ・トレント イザベル・テリェリア フェルナンド・フェルナン・ゴメス
とても映画的〜とでも言うか、これはスクリーンで観たかったですね。
巡回映画が来て、子供達が大声ではしゃいだり、スクリーンを食入る様に観てる様子がとてもいい♪アナと姉が探検(?)する村のはずれ、
井戸や廃屋の光景も油絵みたいで不思議な雰囲気。幼くて純真な子供の気持ちに、ふと触れられそうな感じ。いや、今だって幼い部分に関してはたいして
変らない思考なトコもあるかな?^_^;とも思ったけど・・心で唱えればお友達になれるんだよとか、踏み潰された毒キノコ、食べなきゃ毒でもないのにな・・とか;
「カラスの飼育」のアナちゃん繋がりで鑑賞したけど、「ミツバチ・・」のが一般的に評判がいい理由が分かる気がする。(映像的に素晴らしいのは別として。)
同じ繊細で危うい子供の心を描いてても「ミツバチ・・」のが”健全に壊れてる”から、誰にでも理解され易いと思う。^_^;
他にも、ハニカム(パッチでもあるね、このパターン)格子の窓とか、父親の独り言とかでアウトラインが見えやすく、まとまった一つの世界が出来上がってる。
「カラス・・」は・・私は好きだけど、人を選ぶかも・・^_^;まあ「ミツバチ・・」とは全く別物な心を描いているしね。ただアナちゃん、ってだけで。
・・なにはともあれ、この作品、暫くしたらまた見たくなるかも〜?ぼーっ・・とね。【ビデオ】

見つめる女
LA SPETTATRICE / THE SPECTATOR (04・伊)
 
 
(監・脚)パオロ・フランキ (脚)ハイドラン・シュリーフ ディエゴ・リボン
(主)バルボラ・ボブローヴァ アンドレア・レンツィ ブリジット・カティヨン キアラ・ピッキ マッテオ・ムッソーニ ジョルジュ・マルケージ
 
トリノで同時通訳として働くヴァレリアには特定の恋人がいない。
が、実はマンションの向かいの窓に見える年上の男性に秘かに想いを寄せていた・・。

この主人公の女の子・・ヴァレリアがなんともおとなしい女の子でさ、いや、おとなしいと言っても、
ちゃんと資格持って働いてるし、それなりに友達とバーに行ったり、BFと夜を共にしたり、顔だってヴィクトリア・ベ○カムみたいなんだけどさ、
何と言うか・・文字にするとイケイケだけど、見ると、ホントにイタリアの女の子?って雰囲気で、おとなしいの。控えめ・・と言うか。
なので、同じ意味で、え?これイタリア映画?・・ってちょっと驚き。
そんなヴァレリアが、男性に一途に想いを寄せるとどうなるか・・な、物語。
・・なんだけど、いやぁ・・ヴァレリア・・とっても控えめ。一度だけ思い切って、やる時ゃやるぞ!やったるでー!
・・なノリになったかと思い、しかも、え、いきなりそこまでやりますか?
・・と、ちょっとビックリしたのもつかの間、結局、やっぱり控えめに落ち着く。(笑)
そして・・色々あった後の・・あの抱擁・・には胸がぐっとなってすっごく切なかったし・・なので、普通にいい感じで終わるかと思ったけれど・・。
最後だけでも陽気なイタリア人っぽく、ついにラブラブになりまちたヨ〜♪とか言って貰えると思ったけれど・・。(←陽気な在日イタリア人?)
あの、距離感・・結局、あれが彼女にとって最適だったのかなあ?
ずっとそうだったから、もう今更それを変えるなんて、それこそ無理だったのかなあ?
ヴァレリアが友達に「あなたは1人でいても平気で羨ましい」とか言われた時、
「なんだこの女、人の気持ちの解らん鈍感女やね、絶対中年になったらブタるよ!」(←そこまで)
・・とか思ったけど、人によって、そう言う距離感とか心地よい感覚とか違うからねぇ・・。
そんなの、な〜んもない、と言うか、気づいてない時のが恋に簡単に飛び込めるのかもね?
ヴァレリアが好きになる彼は・・40歳とか言ってたけど、年上のカノジョの前では、その表情がいつも、ちょっと気弱な子犬みたいだったのが印象的。
ヴァレリアにとって手の届かない高嶺の花的な相手でも、彼も彼なりに、弱い部分がきっといっぱいあって
不安な日もあるんだろうな〜とか思えて。 あのパワーストーン・・も印象的だったね。
あと印象に残ったのがヴァレリアの長いマフラー。マフラー自体も、黒地に少し細いカラフルなラインが入ってて素敵だったけど、
ああ言う長いマフラーって、よくカップルが2人で一緒に巻いてるじゃない?(それもどーかと思うが・笑)
でもそれを1人で巻いてるヴァレリア・・がとてもサマになっててカッコ良かったもんだから。
・・な〜んて、文字で書くと、やっぱイケイケに感じるよね〜。なんでだろ〜?控えめなのに。(笑) 【DVD】

みなさん、さようなら。
LES INVASIONS BARBARES (03・カナダ=仏)
(ーー;)
(監・脚)ドゥニ・アルカン
(主)レミ・ジラール ステファン・ルソー マリー=ジョゼ・クローズ マリナ・ハンズ ドロテ・ベリマン ピエール・キュルジ
頭脳は知的、体は痴的、心は稚的な、3チ〜を貫いたオヤジの死に際。
・・・この状況、なんて理想的な!?・・つーか、これ、オヤジの最後の妄想としか思えないよ。(笑)
オヤジよ、あんた「オースティン・パワーズ」に出てたろ!白状しな!ヾ(--;)似てるだけ;;
どんな奴でも、其々に生き抜いて来た時代の終わりがある。もしもっと生き延びたとしても、その時代に身をまかせて生き続ける事が
出来るだろうか?なーんて思うと、なんだかやるせないねえ、人間って。自分は兼ねてから、葬式の段階でやっとみんなが集まる・・なんてのには
疑問を感じてるので、こんな風に、生きてるうちに集まるのには大賛成。[この後、延々と語ったが長すぎるので削除した;]
なので、このオヤジの理想的な最期の図は、彼の妄想でなければ、”生前葬”にも見えた。
基本的には、こんな”迷惑たれ流しオヤジ”は嫌いなんだけど、そう思えば腹も立たない訳で。(笑)
でも、登場人物の殆ども、それが資本主義だの社会主義だのの代名詞であり、それはかなり高度なテクだなぁ・・と感心はすれど、
あまりにも「人」を表面的にしか捉えていないしで、全然好感が持てなかったし、そもそもそんな組み立て方をしてるこの作品の命であろう
全編に散りばめられたブラック・ユーモアが、人の気持ちを逆撫でするインテリ&金持ち集団の技術に酔っただけの皮肉=
爽快さを伴わない自己中心的なモノにしかなっていない・・ってのが、不快で気に入らなかった。(>_<)
ただその中心であるそんなオヤジでも、人生(周囲)に感謝してるって事だけは素直に受け止めたいし、
自分の最期の時も、こんなオヤジに負けないくらい感謝出来る気持ちがあればいいなと思ったよ。
オヤジの痴を・・いや、血を確実に引いている息子の未来もちょっと気になったりして。(笑) 【KBCシネマ】

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT / THEY CALL ME JEEG ROBOT / LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT 皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」(イタリア版正式題)
(15・伊)
 
 
(監・製・音楽)ガブリエーレ・マイネッティ (脚)ニコラ・グアリャノーネ メノッティ (音楽)ミケーレ・ブラガ (撮影)ミケーレ・ダッタナージオ
(主)クラウディア・サンタマリア ルカ・マリネッリ イレニア・パストレッリ ステファノ・アンブロジ マウリツィオ・テゼイ フランチェスコ・フォルミケッティ 
   ダニエーレ・トロンベッティ アントニア・トゥルッポサルヴァトーレ・エスポジト ジャンルカ・ディ・ジェンナーロ 
 
窃盗で日々を食いつなぐエンツォ。ある日、警察に追われ飛び込んだ川で超人的なパワーを手に入れてしまい・・
本作は、昔イタリアで放送された、永井豪の「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしてるとの事。
「鋼鉄ジーグ」って全然知らなかったけどイタリアではとても人気だったらしい。
永井豪と聞いて思い出すのはせいぜい「ハレンチ学園」か「キューティーハニー」くらいかな。ちゃんとは知らないけど。
特に「ハレンチ学園」なんて真面目な小学生にはちゃんと読める機会なんてなかったしね。(ほんまかいな)
物語の大筋は割とよくある話なんだけど、ハリウッドのヒーローものにはないやさぐれ感が
かえって超人的パワーをカッコ良く見せてくれたし、荒れた心にもじんわり来た。( ̄∇ ̄;
映像がとても好み!そんな映像の良さも相まって、あの観覧車の所はとても素敵で心に残ったし、子供を助ける所も感動的だった。
普通にギャングどもが繰り出す空気感も好みだったな〜。そして、落書きのクオリティが高すぎる。(笑)
主人公エンツォと悪役の兄ちゃんの俳優さんも、2人共良かった。
エンツォには、チンピラだけどどこか安心感が。(なぜ) なので、ヒロインのアレッシアがつい懐いてしまうのも解る気がしたし、
悪役の兄ちゃん=「イケメン崩れのわるい人」は絶対途中退場の捨てキャラだと思ってたのに
結局「あくのおやだま」として生き残り最後まできっちり活躍したのにはちょっと感動。(笑)
まあ、力もち同士の力対決(面倒なのでもう「力士」でヨロシク)は、
互角なのはわかるんだけど、周囲の建物はもっと損害受けてもいいとは思ったけどね。(笑)
アレッシアが、子供の心・・と言うか、ちょっと頭が足りないのは、なんとなく昔からよくあるパターンで、実はそれだけ気に入らないんだけど、
そうじゃなきゃ子供向けのアニメなんてずっと見てる事もなかっただろうし、仕方ないのかな。
そうそう、子供向けアニメ好きな割にはエンツォと何の抵抗もなくしっかりオトナな関係しちゃうのが
なんか男の願望主義みたいで引っかかったのかもしれない。 (と言うか「愛しのジェニファー」思い出したりしてね、すんません)
地味に編み物してる姿には共感したけどね。 まあ、ヒロインのお色気は永井豪リスペクトって事で。(笑)
タイトルが日本語でも出たので一瞬「あれ?」って思ったけど、これは日本側で付けたんじゃなくて初めから日本語で付けられてたらしい。
そんな所にも永井豪及び日本リスペクトが伝わって来たしね。
ラストは、すっかりその気の主人公が微笑ましかった。一人の願いはみんなの願い、愛する人の願いは世界の願い、みたいな。  【KBCシネマ】
 

ミニー&モスコウィッツ
MINNIE AND MOSKOWITZ (71・米)
 
 
(監・脚)ジョン・カサヴェテス
(主)ジーナ・ローランズ シーモア・カッセル ジョン・カサヴェテス ヴァル・アヴェリー ティモシー・ケリー キャサリン・カサヴェテス
 
若かりし頃のローランズを知らなかったのでそっちに興味。と言っても別に10代とか20代でもないけど・・女優としての初期、ね。
風貌は後の彼女が想像出来るけど、雰囲気がそれなりにシャイな感じで可愛らしさもちらほら。( ̄m ̄〃
モスコウィッツからローレン・バコールに似てるって言われてたけどアバタエクボとかお世辞じゃなく確かに・・目元なんかは似た系列。
ハタからよく見りゃイイ女なのに、不倫なんかして、自分から運を逃してる感じが無きにしも非ず。
でも実際自分の事となると先が見えなくて不安なのは誰しも同じかな。サングラス依存症?になる気持ちも解る;;
モスコウィッツの方は日々感性赴くままに飄々と生きてる感じ。
運命の女に出逢ったとやっきになってるけど、結構うるさいしストーカーちっく。イマだと通報されとるかも。(笑)
なんだかデコボコカップルって感じがしないでもないけど、それでもそれこそ誰しもが一抹の共感に頼りながら生きてるものなのかも。
義理で食事に付き合ったあの男はサイテーだったわ。あんなに高い自己評価&愚痴ばかりの男なんかモテなくて当然ざしょ〜。
それになんであんなに怒鳴った喋り方するんだろ?それはモスコウィッツも似た様なもんだったけどね、怒鳴る人は疲れる。
怒鳴らなければもっとこの世界に入り込めたかも。叫びは好きだけど。(謎)
後で知ったけど、カサヴェテス以外に、彼やローランズの母親も出演してた。   【BS-NHK】 

ミニミニ大作戦
THE ITALIAN JOB (03・米)
 
(監)F・ゲイリー・グレイ (脚)ドナ・パワーズ ウェイン・パワーズ
(主)マーク・ウォルバーグ エドワード・ノートン シャーリズ・セロン セス・グリーン ジェイソン・ステイサム 
   ドナルド・サザーランド モス・デフ フランキー・G
面白かった! 一つの目的に向かって協力しあう仲間のバランスがとてもよく、ほとんどマヌケそうな奴・・が揃ってたのが、
どこぞのスカしたチームなんかより断然好感持てて良かった。(謎)紅一点のセロンも同じく。(ノートン君・・最近見ないなぁ。)
アクションだらけのベニス・・なんてのも初めて見たし、新鮮だった。タイトルは、ミニクーパーから来てるの?ちょっとイマイチだけど、
そのカーチェイスも見た目にも可愛くて良かったです♪ また見たい〜って思えるし、オリジナルも見てみたい。 【TV】

ミミ
MIMI (96・仏)
_(T▽T)ノ彡☆
(監・脚・製作)ルシール・アザリロヴィック (製作・撮影)ギャスパー・ノエ
(主)サンドラ・サマルティーノ デニス・スクロプファー ミッシェル・トリロ
「カルネ」のG.ノエの撮影パートナーのデビュー作との事だが、その似たような表現方法には、もういいんじゃない?と、やや飽きが・・^_^;
しかも、1時間足らずの作品なので、え?もう終り?って感じ。^_^;が、黄色を主にしたポップな色彩には、デザイン的にとても惹かれた。
内容は、やっぱり出て来る**おやぢ。いたいけな少女が選んだのは、母と同じ行動・・無垢なだけに悲しい。そして一番の恐怖が
【以下ネタバレ注意!・・あ、既に上もネタバレか?】
彼女の世話に疲れ、よそに預けようとしてる(一応)真剣な叔母に向かって「いつでも会えるよな」とつぶやく**おやぢ!しかも、コイツ、白々しくも、
叔母の手をしっかり握り締めてるんだよ〜!いい加減にしろーー!このケダモノーー!私がミミなら、絶対2〜3発ケリ入れてやるんだけど!・・って、
行動に出てかえって危険を招くタイプか?!ゞ( ̄∇ ̄;)この良い人の仮面を被った”狼”から逃れられるんだろうか・・”黄色ずきん”のミミちゃん・・【ビデオ】

ミミック
MIMIC (96・米)
(監・脚)ギジェルモ・デル・トーロ (脚)マシュー・ロビンス
(主)ミラ・ソルヴィーノ ジェレミー・ノーザム アレクサンダー・グッドウィン ジャンカルロ・ジャンニーニ
出だしはすごく好みの世界〜!・・と思ってたけど、なんとなく展開が「エイリアン」ぽくて・・(*_*)?自分は、昆虫は全然恐くないタイプなので、
昆虫の前の卵のう(?)の不気味さのが印象的だった。ミミックとは擬態って意味だそうだけど、そのあたりの状況ももっと見せて欲しかったかな。
DVDで見たんだけど、途中、一回見たシーンが始まったので、回想シーンかと思って見てたらずっと同じで「おかしいなぁ?」←いくら鈍感でも一応気付く。
と思ったら、何の事はない、ディスクの不具合で、勝手に前に戻ってただけだった!( ̄▽ ̄;)!!ガーン
それに、他の所でも、急にスロー再生になるし・・こんなのでちょっとコシ折られた気もした〜。【DVD】

耳に残るは君の歌声
THE MAN WHO CRIED (00・英=仏)
(ーー;)
(監・脚)サリー・ポッター
(主)クリスティーナ・リッチ ケイト・ブランシェット ジョニー・デップ ジョン・タトゥーロ ハリー・ディーン・スタントン
物語の柱となるものは何だったのかな?全体的に散漫で言いたい事が伝わってこなくて、感動しなかった。
又、主人公の生き方が、どうも受動的に見えてしまい、リッチ自体の魅力も充分ではなかった。デップもしかり・・。
でもブランシェットの迫力には参りました。改めて彼女の凄さを再確認。
共演者は食われないようにね。歌は良かった。雑貨も可愛かった。【KBCシネマ】

ミュージック・オブ・チャンス
THE MUSIC OF CHANCE (93・米)
(監・脚)フィリップ・ハース (脚)ベリンダ・ハース (原作)ポール・オースター
(主)ジェームズ・スペイダー マンディ・パティンキン ジョエル・グレイ サマンサ・マシス チャールズ・ダーニング 
   M・エメット・ウォルシュ クリス・ペン パール・ジョーンズ ポール・オースター
元消防士のナッシュは、旅の途中で血まみれになっていた男を助けた事から彼と一緒にとある富豪とカード・ギャンブルをする事になるが・・。
ジェームズ・スペイダーとは・・ピンと来なかったなぁ(^^;ある出会い〜ギャンブル〜によって、思いがけない方向に
人生のコマが進み出していく様は面白いけど、後半淡々としてて終わり方も今ひとつピンと来なかった。
タイトルからして、あまりピンと来ない;;題材が面白かっただけに、ちょっと残念。 【BS】

mute ミュート
SOFT FOR DIGGING (01・米)
(監・脚・製作)J・T・ペティ
(主)エドモンド・メルシエ サラ・インガーソン アンドリュー・ヒューイット ケイト・ペティ ウェイン・ニッケル
猫と一緒に森の近くに住む老人。ある日、逃げた猫を探しに入った森で、少女が何者かに殺される所を目撃してしまう・・。
殆どセリフのないホラー。展開もあんまりない。(笑)
中盤は少々ダレるし、いい感じの心理ホラーな空気が急にオカルト濃くなる場面はちーとばかししつこいコケオドシって感じ。
でも、そのコケオドシ映像はかなり印象的だし(決してキライではない・笑)枯れた木々の連なる森の中で目立つ老人の真っ赤なガウンとか、
知らんふりする新聞配達の子供とか、静かにオシャカになるゆで卵(笑)などなど・・視覚・感覚的にはえらく私好みでした♪(^^ゞ
ラストも「あっ・・」と小さな声をあげてしまう様な衝撃があって・・なんで??とギモンも残るけど、心のどこかで解る様な気もして・・
イヤな感じと同時に何かにふっきれる様な不思議(不気味?)な感じが残った。・・取り憑かれたか?
それに、物語をチャプターに分けてる所は「ドッグヴィル」(でも「ミュート」のが作られたのは先かな?)
クライマックスの叫びは「エピデミック」を連想・・と、ちょっぴりラースちゃま♪テイストなんだよね〜。(笑)
あと10年くらいしたら、カルトって呼ばれるホラーになるかも?・・既にそうだったりして?(≧▽≦)
≪追記≫これ見る人ってあんまりいないだろうけど、もしご覧になる時は、【予告編】は先に見ない方がいいですよ!
私は後で予告編を見たんですが、殆ど本編のまんま!でしたから・・ただラストがないだけで。( ̄∇ ̄;)
ここまでやると、予告編と言うより粗筋編・・! 時間経つと、またあのジーちゃんに会いたくなってきました。(≧▽≦) 【DVD】

ミュリエルの結婚
MURIEL'S WEDDING (94・豪)
(≧▽≦)
(監・脚)P・J・ホーガン
(主)トニ・コレット ビル・ハンター レイチェル・グリフィス ジニー・ドリナン
ダサイ女の子が名前を変えて再出発しようとするが、なぜか彼女は「幸せ=結婚」と思い込んでいる。
そんな彼女に本当の幸せは掴めるのだろうか?って言う映画。(笑)
これの主演は、トニ・コレット。あの「シックスセンス」のお母さんやった方ですが、
こっちでは、体重20k増の熱演が光っています。【シネサロン・パヴェリア】

ミュンヘン
MUNICH (05・米)
(監・製)スティーヴン・スピルバーグ (脚)トニー・クシュナー エリック・ロス (原作)ジョージ・ジョナス (撮影)ヤヌス・カミンスキー
(主)エリック・バナ キアラン・ハインズ マチュー・カソヴィッツ ダニエル・クレイグ ハンス・ジシュラー ジェフリー・ラッシュ 
   マチュー・アマルリック アイェレット・ゾラー ギラ・アルマゴール ミシェル・ロンズデール モーリッツ・ブライブトロイ 
   イヴァン・アタル リン・コーエン バレリア・ブルーニ・テデスキ
72年のミュンヘン・オリンピック。パレスチナの武装テロ集団”黒い九月”に選手団を殺害されたイスラエル政府は、報復措置として彼らの暗殺を企てる。
あのオリンピックのその後にそんな事があったのね〜・・って今更ですが(汗)
それにしても、事実に基づく物語・・らしいのに、ちゃくちゃくと報復をすすめる部分はとってもスパイ映画っぽかったので、それを単純に楽しむ自分と、
やたら、報復こそ正義だと言い切る押しの強いイスラエル側の姿勢にドッチラケたりする自分とがいて、前半は複雑な気持ちで鑑賞していました。
何もミュンヘンから始まった事ではないし・・でもああ言うテロ行為は許されはしないよね・・でも、だからと言ってどちらがどうとはとても簡単には言えないし・・
しかし、ここの争いだけでなく、いつまで経っても、どこででも同じ様な事の繰り返しやってるよね・・

何だか権力者にいいように操られてるだけみたい・・とか、寒々とした気分に・・。
地球の危機が取り上げられざるを得ない時代に突入してしまった現代なのに、なかなか地球人単位で物事を考える頭には切り替わらない様で。
・・な〜んて、正直、この調子で最後まで行くとスピルバーグ、ヤバくない?・・とか、前半はいらぬ心配もしたりして。
でも、その正義の確信が色んな所(国にしろ人にしろ)で段々と揺らぎ出してからは、やっと平静に見る事が出来た様に思う・・し、
ユダヤ人である監督の自問や多分描きたかった事も
偏りなく伝わって来たし、自分なりに受け止められた様に思う。(別の意味で監督への心配も生まれたけど;;)
段々と自信が薄れ、歪み、混乱し、精神的に追い詰められて行くアヴナーの変わり様は痛々壮絶でした・・。
ラストシーンのあの双子(世界貿易センタービル)の情景に、またちょっとショック受けたりしてね。 
それにしても、俳優陣、豪華でした〜!・・で、みんな良かった。
主演のバナはどちらかと言うと地味系だけど演技派で、思っていたよりも数段良かったです。
しかも妻がゾラーだなんて!あーた、そりゃ危険な任務より家庭でラブラブのがいいに決まってんじゃん〜(爆)
・・と思うだけに、痛々しいほにゃららシーンも・・。
カソヴィッツとアマルリックの”W・マチュー♪”やラッシュも良かったし(個人的に好きなので・笑)
ちょこっとだけどマニ(ブライブトロイの事)とかテデスキとか「潜水服は・・」に出てた女優さん(名前忘れた)とかも居て・・
でも、アタルだけは、あれっ?どこだったっけ?どこどこ〜?ショーン・ビーン様どこ〜?(←久々出た!)
・・じゃなくて、アタルどこ〜?・・って、気付かなかったですが(笑)俳優陣にも見応えありました。
ところで、アヴナーのあの高速包丁さばきってどうよ!イライラしたら、うちで料理しておくれ〜。
おっと、でもマチュー・カソヴィッツは、うちでオモチャ作ったりはしないでね〜決して!(≧▽≦) 【DVD】

ミラーを拭く男
THE MAN WHO WIPES MIRRORS (03・日本)
(監・脚)梶田征則
(主)緒形拳 栗原小巻 辺土名一茶 国仲涼子 津川雅彦 岸部一徳 大滝秀治 水野久美
  
熟年になってから初めて起こした自動車事故・・その後、彼は全国のカーブミラーを拭いて周る旅に出る・・。
一体何をどう感じてるんだろう?って、「メルキアデス・・」以来の不思議オヤヂをここでも発見!( ̄∇ ̄;)
その答えはよく解らなかったけど、同じ様に旅するオヤヂ=津川とは全然違う何かが彼にはあった様にも思える。
青空を背景にして磨くミラーが眩しかった・・けど、毎日がそんな日である訳もないね。緒形拳のシブさはとても良かったけど
(大昔のTVドラマ・・タイトル忘れたけどひまわり亭ってレストラン経営するドラマの時から結構好きな俳優さんです)
考えてみるとかなりお騒がせな迷惑オヤヂじゃ〜?自分の尻拭いを家族にばかりさせるのはどうかと・・!
そっと見守る家族は素敵かもしれないけど、これはちょっとなあなあに甘えすぎなんじゃ?そう言う病気だと割り切ればいいの?
ついでに、一茶の眉の角度も何度くらいあるのか気になる・・!(爆) 【BS−NHK】

ミラーズ
MIRRORS (08・米)
(監・脚)アレクサンドル・アジャ (脚)グレゴリー・ルヴァスール (オリジナル脚本)キム・ソンホ
(主)キーファー・サザーランド ポーラ・バットン エイミー・スマート メアリー・ベス・ペイス ジョン・シュラプネル ジェイソン・フレミング
 
監督がアジャって事ばかりに気を取られていたけど、これって韓国映画のリメイクだったんですね。知らなかった。
焼け跡に鏡だけ美しく存在している様子はなかなか不気味なムードがあって良かったけど、数ヵ月前に似た様な鏡ホラーを見た事もあったせいか、
全体的に印象は薄く、才色兼備な奥様の胸元をやたら強調したファッションなど(私には)別に嬉しくもないサービスもウザったく平凡な出来。
特に、家族の危機に直面して原因解明に頑張る主人公の気持ちは解るが、その原因とも言える某に関してはまるで人間扱いしてないみたいにも思え、
そんな展開から、心底主人公を応援する気持ちになれなかった。某がちょっと可哀想‥(>_<)
それに、どこの鏡にでも移動(?)出来る怨念なら、とっくに某の所に行けそうな気もしたし、ラストは好きなタイプだったけど、あの伏線から、
あれっ?じゃあ彼みたいな行動起こした人が他にも居たの?‥って何だか納得出来ない気分に。
・・と、あんまり自分のツボには響かなかったけれど、唯一良かった!のは、本筋から少し離れた妹の風呂場のシーン。
ココは凄かった〜!ココだけは観る価値アリ!オススメ!(笑) ココだけは、アジャの根性見た様な!(≧▽≦) 【天神東宝】

未来世紀ブラジル
BRAZIL (85・英=米)
(監・脚)テリー・ギリアム (脚)トム・ストッパード チャールズ・マッケオン
(主)ジョナサン・プライス キム・グライスト ロバート・デ・ニーロ イアン・ホルム キャサリン・ヘルモンド ボブ・ホスキンス
期待が大き過ぎたのか、序盤と終盤を除いた部分にはあまり面白さを感じなかった。
が、その序盤と終盤〜ラストは良かったね〜。エピソードがもっとスッキリしてたらもっと入り込めたかもしれないし、
何回も見た方が愛着わいて好きになるタイプの作品かもしれない。デ・ニーロ・・最初全然気付かなかったよ。面白いキャラでした。【ビデオ】

未来は今
THE HUDSUCKER PROXY (94・米)
 
 
(監・脚)ジョエル・コーエン (脚・製作)イーサン・コーエン サム・ライミ
(主)ティム・ロビンス ジェニファー・ジェイソン・リー ポール・ニューマン チャールズ・ダーニング ジム・トゥルー 
   ジョン・マホーニー ブルース・キャンベル スティーヴ・ブシェミ ピーター・ギャラガー
 
58年の大晦日の夜。ハードサッカー産業ビルの44階の外壁には身投げ直前の男バーンズがいた。
この会社の社長にまでなった彼がどうしてそんな事に?

コーエン兄弟の作品(サム・ライミも!)にしては王道な感じで、主人公もなんだかよくワカラン性格だったせいか、
とことんのめり込むまでにはいかなかったけど、細部まで行き届いた物語(脚本)と映像で、軽〜く見ようと思ってたら、割と見応えがありました。
本筋とはちょっと離れたど〜でも良さそうな所のが、本筋よりも自分には面白かったけど。社長の奥さん連中とか・・(笑)
時計の某・・の最後・・で、あれ、これ、ファンタジックなハートウォーミング物語だったんだなあ〜コーエン兄弟だけど〜・・と改めて思ったりも。
騙し騙され、追いつ追われつで人も変わっていくのかもしれないけど、見つけた温かいハートは大事にしたいね。
ロビンスって、この頃はなんだかトム・ハンクスの臭いがちょっとするなぁ。今のが断然いいね〜。
ジェニファー・ジェイソン・リーも同じく。(トムの臭いはしませんが)上手いし、あんな役だから仕方ないのかもしれないけど、
雰囲気だけでなく表情がキツくて見てると疲れてしまう。今の方が柔らかくなって、すごく余裕を感じるし絶対イイ。
女性も、トシを重ねてからの方がキレイな人っているよね〜それってとても素敵。
ニューマンのこの役は、私は今まで見た中で一番面白かったし良かったです。・・と言っても、そんなに見てないけど;;この悪役良かったよ。
悪役のがハマっててカッコいいじゃん!(笑) ブシェミもちょっと出てきたよ。安心するなぁ〜。
フラフープ発明に関してのエピソードって・・他の何かの映画でもあった様な?なんだっけな?
実際はどうなんだろう?発明って、シンプルならシンプルな程、目からウロコで感動するわ。 【DVD】

未来を生きる君たちへ
HAEVNEN / IN A BETTER WORLD (10・デンマーク=スウェーデン)
 
 
(監・原案)スザンネ・ビア (脚・原案)アナス・トマス・イェンセン
(主)ミカエル・パーシュブラント トリーヌ・ディルホム ウルリク・トムセン ウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセン マルクス・リゴード
   トーケ・ラース・ビャーケ ビアテ・ノイマン キム・ボドゥニア
 
アフリカの難民キャンプでボランティア活動に奮闘している医師アントン。
彼の家族はデンマークで暮らしていたが、息子エリアスは学校でイジメにあっていた。

「しあわせな孤独」は大好き、でも次に観た「アフター・ウェディング」には馴染めず疲れだけが残ってしまったので
その後の公開作品は意識してパスして来たけれど、そろそろ疲れも癒えたかな〜・・と思い、今回は劇場に出向く事に。
でさ、これ、アカデミー賞の外国語映画賞を受賞してたんだね〜・・いつの間に!?
で、今回・・やはりちょっとだけ違和感ある部分はあったんだけど、思うにそれってキャラに対する気持ちみたいでさ、
物語としてはとっても正統派で真面目な印象を受け、好感は持てました。
違和感あったキャラと言うのは・・主人公であるアントンだったんだけどね。(爆)
とってもいい父親であり、医師としても素晴らしいアントンだけど、妻に対しては何やら仕出かした様で・・ま、浮気なんだろうけど(-.-)
そんな、上半身は理知的なのに下半身は節操なし・・ってのがねぇ・・そんな男って実生活にも居るよね・・とか変にリアルでさ、
それじゃなくても彼が子供に対して、正義(と本人は確信している)を見せる所なんて、一方的で何だか鼻白んじゃったりもしてさ。
いや、完全無欠な人間なんていないし、そんなアントンだからこそ人間臭くて、誰にでも当てはまるキャラとも言えるのかもしれないけれど、
彼に対しては、いつもどうも彼の妻にでもなったキブンで見てしまったもんだから。
彼の正義は決して全面否定されるモノでもないだろうし一生懸命な気持ちには嘘はないんだ、とは思ったけれど。
だって・・そんな彼をエリアス(可愛い〜)はとっても慕っていたから・・。
学校では、人種差別(スウェーデン人への差別ってまだあるのね・・ラースちゃまの某ドラマ思い出すなあ;;)と歯の矯正のせいで
イジメを受けてるエリアスだけど、父親を尊敬し受け入れているものね。
彼と一緒に居る時のエリアスの嬉しそうな顔見るとこっちまで嬉しくなっちゃってさ〜・・父親、もう許してやろうか、みたいな。(←完全上から妻目線)
不当なイジメを受けてもグレもせず引きこもりもしない素直なエリアス・・である様に導いているのは
他ならない両親、特に男親でもある訳で、その影響は、エリアスを通じて他の子供達にも伝わるんだろうなとも思えるだけに。
エリアスにイジメの反撃をけしかけるクリスチャン・・も可愛いかったなあ。見た目がと言うより、キャラが可愛い・・。
いや、最初は掴み所のないイイ子ちゃん仮面だったけど、あんな事があってからの彼がねぇ・・もう不憫過ぎて、
ずっとため込んでいた想いを吐き出せた時には、世界が変わった様な気がしたよ。(涙・・)
暴力で物事の解決は出来ない・・それを知って日々の小さな世界を変えたとしてもすぐに地球上の大きな世界、
膨大な矛盾を抱える世の中が変わるとは思えない・・けれど、それなしでは明日の自分でさえ自滅してしまいそうな気も。
・・さてと、ビア作品、そろそろ未見なのをレンタルして来ても良い頃かも〜・・。(^^ゞ 【KBCシネマ】

未来を乗り換えた男
TRANSIT (18・独=仏)
 
 
(監・脚)クリスティアン・ベッツォルト (原作)アンナ・ゼーガース
(主)フランツ・ロゴフスキ パウラ・ベーア ゴーデハート・ギーズ リリエン・バットマン マリアム・ザリー 
   バルバラ・アウア マティアス・ブラント ゼバスティアン・フールク
ファシズムによりドイツ軍から追われ南仏マルセイユに辿り着いたゲオルク。
彼はパリで自殺した亡命作家に成りすましメキシコへ渡る計画を立てるのだが・・。

いつの時代?あれ?どう言う状況下?ってちょっと混乱した。後で調べてみると、架空の現代(と言っても20世紀)だったらしい。
作家に成りすました男と作家の妻が相思相愛になって苦しむ話?・・なんて普通に想像してたけど、
そこは微妙に違ってて、男の方の彼女への視線は熱いものの、女の方は全てが手段と言う雰囲気で、
主人公のハートをガッチリつかんでるから尚更、傍目には最後までツカミドコロがなくて、
一言で言うと「時代を生きる悪女」って印象だった。(悪女の定義も色々だけど美形必須。そこは譲れない。笑)
靴音だけで何かこうぞわぞわしたモノを感じると言うか、見えないモノ・・人にしても未来にしても・・への不安と期待が
意志とは離れた所から迫って来ると言うか、そんな雰囲気はとても良かった。
地獄を待ち続けるのが地獄、あるいは、書く方を目的とせずイマを生きるのが真実、(だいたいの意味)
など、シビアな状況と人生との捉え方も印象的だった。 遠い昔の母の子守歌はしみじみと心にしみ入ったなあ。。
主演俳優さんはどこかでチラ見した事がある様な気がするせいか、なんだか親しみの持てる風貌で本作にとても合っていた。
そして期待していたパウラ・ベーアは益々円熟味が・・って、まだ二十代前半だけど。(≧∇≦)
役柄のせいかアップになるとやつれた風貌でもあって、もうこれ、知らんとキャリア20年くらいて思われそう。(笑)
パウラちゃん(あえてちゃん付け)ちょっとFスケ女子のポゴちゃんに雰囲気似てる気がするんだけど(前作の役名アンナだったね)
んでポゴちゃんも大概(笑)だけど、その上行くし、なんならリーザの熟しっぷりと対抗出来るかも?なんて。(≧∇≦)
黒と赤の衣裳もとても素敵でインパクトもあったし、どうやったらあの年齢でこんな雰囲気醸し出せるのか(ーΩー )ウゥーン
と、実際に熟女、いや熟熟女・・乾女?(死)な自分は再考せざるを得ないのであった・・。
ラストシーンは決めシーン。もはや彼は私だ・・!(爆)
最初に時代の件で翻弄されたせいか、これ本当の歴史ベースだともっと入り込めたかも?
って思ってしまったけど、こう言う歴史ともファンタジーともとれる設定だからこそ
過去にも未来へも届けられるものがあったかも?だし、この独特の雰囲気も作る事が出来たのかな? 【KBCシネマ】
 

未来よ こんにちは
L'AVENIR / THINGS TO COME (16・仏=独)
 
 
(監・脚)ミア・ハンセン=ラヴ (脚)サラ・ル・ピカール ソラル・フォルト
(主)イザベル・ユペール アンドレ・マルコン ロマン・コリンカ エディット・スコブ サラ・ル・ピカール ソラル・フォルト エリーズ・モロー
 
哲学教師としてバリバリ働くヒロインだけど、夫の浮気や母親の介護で気が休む暇もなくて、見ている側としてもちょっと疲れちゃったかな。
フランスの働く既婚女性のリアルなのかな? 哲学的教養が試されるシーンでは早々に撃沈よ。(汗)
それにしても、これまで大事にしてきたものが奪われたりなくなったり・・悲しい事なのか、解き放たれ自由になったのか、
いや、色々な事に縛られてる時のが意外と心の拠り所はあったのかも?それが人生なんだろうなあ・・受け入れて進むしかない・・ね。    【CS】

ミラクル7号
長江七號 / CJ7 (08・香港)
(^^) 
(監・脚本・製作)チャウ・シンチー (脚・製作)ヴィンセント・コク ツァン・カンチョン サンディ・ショウ フォン・チーチャン 
(製作)チュイ・ポーチュウ ハン・サンピン
(主)チャウ・シンチー シュー・チャオ キティ・チャン リー・ションチン フォン・ミンハン ホアン・レイ 
   ヤオ・ウェンシュエ ハン・ヨンホア ラム・ジーチョン
 
母親を亡くした少年ディッキーは父親と二人暮らし。
貧しいながらも、息子にはちゃんと教育をと願う父は彼を私立の学校に通わせているが、
その極度なビンボ〜さでイジメの対象になるばかりだった。

貧乏をビンボ〜と書けるくらいに、それがちょっと楽しい雰囲気なので、あんまり深刻にならずに見ていられて良かった。
・・と言うか、全然前情報ナシで見たもんだから、コメディにしてもこんなにポップとは・・って新鮮な気持ちにも。
加えて、どこかで見た顔の父親が出てきた時には・・何故か安心感がじわじわと・・?
・・で、やっと気づいた。 あ、コレ、チャウ・シンチーだ・・( ̄∇ ̄;て事に。
そうやん〜・・久々のシンチー・・。彼を見て、安心感が芽生えるなんて・・
私って・・彼の事、やっぱりちょっと好きなタイプだったのね・・( ̄∇ ̄;どひゃ〜
それはともかく(笑) そんな親子の所に、正体不明の生き物(ミラクル7号)が現れた時も、
ああ〜そうか〜そう言う方面の物語だったね〜(マジで情報皆無)・・て、ちょっと驚きながらも、
最初から、主人公ディッキーの奮闘ぶりが可愛いかったし、
謎の生き物の見た目もまずまずだったので、すんなり世界に入って楽しめました。
ビンボ〜息子の頑張りぶりがフッと途切れて・・
あわよくば楽して生きていきたい・・と思った時に現れた、いかにもスーパーパワー持ってそうなミラクル7号・・
だったので、想像通りの展開に?!・・と思いきや、現実がドラえもん的にならなくてホッとしたよ。
イジメる側の子供は、中年のイヤミな課長なんかをそのまま小さくしたみたい。(笑)
部下(仲間)を引き連れ、絶対集団でヤルよね、そう言う奴らって。
でも、そんな奴らでも変われない事はない・・しかも、ななちゃん(ミラクル7号)のパワーが直接どうこうじゃなくて、
カレ(カノジョ?)はそんな事のキッカケにすぎない・・のも良かった。
その後も、物語の展開はすっごく(笑)みえるものの(キッカケが本物のミラクルになる所・・ね)
父親のあのシーン・・と言うか、それを信じるディッキー・・には、涙・・。絶対大丈夫、って、わかってるくせに・・ねえ・・。
たとえ特別な力がなくても、ただそこに一緒に居るだけで幸せ・・なのが家族なのかもしれないね。
最後のみんなの情景もほのぼのしてて好きだったわ。
美人のユエン先生・・”モデル寝そべり”してるし。絶対シンチーの個人的シュミだね、彼女は。(笑)
ミラクル7号は、キャラ商品として普段からおもちゃ屋さんに並んでても全然おかしくない感じ。
(実際マスコットになってたけど・・爆)・・とか思いながら、キャスト等を調べてたら、
なんと、ディッキー少年って本当は女の子らしい!へえ〜びっくり。すごく少年ぽくて良かったけどね。
ゴキをやっつける所なんて、何の迷いもなかったし。(ゴキ、大量にわき過ぎやろ!笑)
他にも何か出てるのかな?今度は女の子の姿も見てみたいな。(^^)
・・と言う訳で、楽しくてホロリ・・ないい物語でした。
親子(小さいお子様の居るファミリーなど)の鑑賞にオススメ。お正月とかいいかも。 【BS】

ミリオンダラー・ベイビー
MILLION DOLLAR BABY (04・米)
(監)クリント・イーストウッド (脚)ポール・ハギス (原作)F・X・トゥール
(主)クリント・イーストウッド ヒラリー・スワンク モーガン・フリーマン アンソニー・マッキー ジェイ・バルチェル マイク・コルター ブライアン・F・オバーン
なんて輝いた瞳をしてるんだろう!まるで子供の様にキラキラとした瞳のヒラリー・・演技力や肉体トレーニングの成果も讃えるべきだとは
思うけど、それ以前にこんな瞳を見せてくれる彼女の資質、存在感を改めて素晴らしいと思った。
「ボーイズ・ドント・クライ」でも、女にしとくにゃ勿体無い、男なら絶対(クロエ・セヴィニーじゃなくても)惚れてるわ・・とか思ったけど、
今回は男顔に可愛いさがにじみ出てて、(ジョークで)惚れるとか何とかふざけてる次元ではない輝き!(笑)
そして、彼女を一人前のボクサーに育てるトレーナーのフランキー(クリント)と、友人の元ボクサー・スクラップ(モーガン)が、
これまたいいバランスでそれぞれの個性を決して邪魔しない深みのあるしっかりした演技で魅せてくれます。
マギーがタイトルマッチが決まって、喜びのあまりフランキーに体ごと飛びついてぶら下がる(?)シーンが大好き!
試合前に、MY LOVE(
でしたっけ?愛しい人の意味)と言われてはしゃぐ所も大好き!もう、なんて可愛いの〜。
ワンコと一緒に車にのってる少女に手を振る姿も大好き!ほんと可愛い・・
可愛い過ぎて涙出てしまう位好きなシーン。
ボクシングは尊厳の
スポーツである・・と、「あしたのジョー」命!の私(笑)には、ボクシング関連作であると言うだけで、
人生を考えさせられるに充分なんだけど、この作品も同様に深く考えさせられ、素直な感動を貰いました。
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
それは、ラストの決断云々・・と言うより、なんと言うか・・人生の縮図を見せて貰い(他の某映画じゃないけど;)
「それでも人生は美しい」・・って思える瞬間が、(絶頂期のみならず)2人の間に(最期にも)あった様に思えたから。
信頼出来る人にしか自分の命は委ねられない・・そんな人がたった1人でもそばにいてくれた幸せ・・。
死を選べば大事な人が悲しんでしまう・・でも生きていても彼の望みには応えられない不幸せ・・。
「ごめんなさい」・・って謝るマギーの姿に涙が出てしょうがなかった。血まみれの姿も目にやきついてたまらない。
きっと↑の様に単純に言う幸せ不幸せよりももっともっと色んな感情が、彼女や彼の中には湧いていただろうね。
もし自分がマギーでも同じ事したかもしれないなぁ・・。もし自分がフランキーならどうだったろう・・?
しょっ中神父にからんでた彼・・しかもああ言う決断をしてしまったけれど、私にはそれが神への失望や冒涜には見えなかった。
このあたりは個人的な宗教観が大きく影響すると思うので、色んな意見があって当然だと思うけど、自分にとっての神とは、
何かをしてくれる・助けてくれる存在ではない・・と言うのが大きかったからかもしれない。まあ、自分も人一倍弱い人間なので、
しいて(甘えて)言わせて貰えば、見守る・見届ける存在・・ではあるけれど、(苦しい時には神頼みします!ヾ(ーー )ォィ)何にしても、
そこに身を任せたままでなく、自分の意思で行動に至った彼はとても真面目で純粋な人間に見えてしまって・・。
ただただそう言う姿が悲しく、愛おしかったんだよね・・。
命を預け、それを受け入れて貰い、生から永遠の眠りへと送ってくれたフランキーって・・マギーにとってはある意味神だったのかも。
勿論、実際には人間は単に人間でしかあり得ず、そこで彼は益々重い十字架を背負わねばならなくなるのだけれど。
作品タイトルも、過酷な生に挑戦する人間の姿であり、同時にそれを愛おしく見守る誰か(神?)の視線にも見えた。
生きる意味とか価値って・・やはりかけがえのない誰かとの関係で初めて輝く物じゃないのかなぁ・・なんて思ったり。
それにしても、マギーの家族・・あれはあんまりよね・・無神経にもホドがある・・貧困のせいだけじゃないよ、これは!
(まあ、この辺はややステレオ描写な感じもしたけど;;)気を取り直して・・ジムにいた”危ない”兄ちゃん、大丈夫かしらね?
この際、思い切ってアンガールズの新メンバーに加えてみては・・?!(笑)
【追記】この作品で、(同時期公開でもあったし)『海を飛ぶ夢』を連想された方多いみたいですが、私はどちらかと言うと
『ジョニーは戦場へ行った』や、何故だか『21グラム』『ジェーン・エア』(小説。映画は未見)を思い浮かべていました。 【ユナイテッド・シネマ】

ミリオンダラー・ホテル
THE MILLION DOLLAR HOTEL (00・独=米)
(監・製作)ヴィム・ヴェンダーズ (脚・製作)ニコラス・クライン (音楽・製作)ボノ (製作)ディーパック・ネイヤー ブルース・デイヴィ
(主)ジェレミー・ディヴィス ミラ・ジョヴォヴィッチ メル・ギブソン ジミー・スミッツ アマンダ・プラマー ピーター・ストーメア
(TT▽TT)ダァー この、出だしとラストシーン・・!これだけだけでも見る価値あるかも。ちょっと浮世離れしたり、世間から見放されてる人たちが
住みついてるミリオンダラー・ホテル、そこに「友達」をなくした一人の知的障害の青年がいて・・(このトムトムという主人公の立ったヘアスタイルが可愛い)
で、その亡くなった「友達」の死因を探りにFBI捜査官が来るのですが・・(これはなんとメル・ギブソンなの。ちょっとウイてたなー・笑)
細かいことを言えば、なんだか文句をたれそうなトコもあるんですが好きですねー、この作品。イノセントだよ・・(T∇T) ウウウ
原作&音楽:U2・ボノ・・・?皆嫌いなの?良かったよぉ!サントラ欲しいな。(笑)【ビデオ】

ミルクのお値段
THE PRICE OF MILK (00・ニュージーランド)
(ーー;)
(監・脚)ハリー・シンクレア
(主)ダニエル・コーマック カール・アーバン ウィラ・オニール マイケル・ローレンス
大自然の中で繰り広げられる、ラブ・ファンタジー。キルトに縫い付けられた文字、結婚衣裳の赤いサリー等、視覚的に綺麗で面白い場面が印象的。
また、お風呂で食事して、その食器を同じ湯船で洗ったり(きれいになるのか、汚くなるのかワカランて)暖房ホース(?)にもぐりこんで目的地にたどり着いたり
(わざわざもぐらなくても辿って行けばイイのに)とか、思わず笑ってしまう場面も印象的だったが、お話はいたって単純なので、
どこまでファンタジーを極められるかって感じだけど、人間くさく稚拙な展開になった為にヒイてしまう所も有り、ちょっと惜しい感じ。
あのオババは、二人の愛を試す森の神様みたいなもんだったのかな?キルト泥棒だけど・・;関係ないけど、このキルトはロマ系ではありません。【ビデオ】

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
MAN SOM HATAR KVINNOR / THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO /
MILLENNIUM: PART 1 - MEN WHO HATE WOMEN (09・スウェーデン=デンマーク=ドイツ)
 
 
(監)ニールス・アルデン・オプレヴ (脚)ニコライ・アーセル ラスマス・ヘイスターバング (原作)スティーグ・ラーソン
(主)ミカエル・ニクヴィスト ノオミ・ラパス スヴェン=ベルティル・タウベ イングヴァル・ヒルドヴァル レナ・エンドレ ステファン・サウク 
  ビヨルン・グラナート ペーター・ハーバー マーリカ・ラーゲルクランツ グンネル・リンドブロム エヴァ・フレーリング ゲスタ・ブレデフォルト
  ミカリス・コウトソグイアナキス トマス・ケラー ヤコブ・エリクソン ペーター・アンデション アニカ・ハリン
 
社会派雑誌『ミレニアム』のジャーナリスト・ミカエルの元に大財閥の前会長・ヘンリックからある調査依頼が舞い込む。
それは40年前に謎の失踪をした姪・ハリエットに関わる事件の再調査だった。

時間が経ち過ぎた迷宮入り事件の洗い直しなんて、今更新しい手掛かりなんて出てくるの?・・とかも思ってしまうけど、
ずっと姪を心配しながら年老いてしまった人の藁をも掴む気持ち・・にはほだされるね。
あの数字を電話番号だと思い込んでた・・なんて初歩的ミスには思わずツッコミも入れたくなったけど、
調査グッズの技術の進歩と、冷静に対処出来る技能とが一緒になった再調査にはわくわくするものがあったわ。
でもさ、ミカエル・・一族の誰もが容疑者なのに、あんた情報ペラペラ喋り過ぎなんじゃ?恐いモノ知らずだね〜。(笑)
そんな調子で、どんどん引き込まれる物語だったけど、何しろ、思いがけない性犯罪絡みの物語だったので、
見るにも聞くにも堪えない部分はあったな。仕方ないけど。あの後見人にしてやった一生モンのプレゼントはなかなかだったけれどね。
で、話題になってたリスベットですが・・想像通り、何考えてるんだか、感情を出さないタイプの女性でしたね。
そのくせ、ちゃっかりミカエルと・・には、ちょっとビックリ。感情を出さない、と言うより、出せない、人なのかな?
画像でよく見るあのゴスっぽいメイクは最初だけで、後は口紅もひいてなくて地味。
もしや、あんた、家では干物女?!・・とかも思ったけど、よく考えてみれば、生きるか死ぬかな日々に、悠長に厚化粧なんかしてらんないわよね。
・・ふと、ツケマばりばりの「エンジェル・ウォーズ」を思い出す・・未見ですが。(笑)
北欧のフツ〜の生活(クリスマスの様子など)は、もうちょっと見たかったな。
こう言う内容の物語だったから、そう言うほんわかした場面が、後でやけに恋しくなったりして。 【DVD】

ミレニアム2 火と戯れる女
FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN / THE GIRL WHO PLAYED WITH FIRE (09・スウェーデン=デンマーク=独)
 
(監)ダニエル・アルフレッドソン (脚)ヨナス・フリュクベリ (原作)スティーグ・ラーソン
(主)ミカエル・ニクヴィスト ノオミ・ラパス アニカ・ハリン ペール・アスカルソン レナ・エンドレ ペーター・アンデション 
  ヤコブ・エリクソン ソフィア・レダルプ ヤスミン・ガルビ ヨハン・キレン ターニャ・ロレンツォン パオロ・ロベルト 
  ミカエル・スプレイツ ゲオルギー・ステイコフ
 
「1」の後・・リスベットと連絡が途絶えてしまったミカエル。
そんな時、少女買春組織の実態調査に乗り出していた記者が殺害され、何故かリスベットに疑いがかかっている事を知る。

「1」では、事件は解決したものの、リスベットに関する事など宙ぶらりんの描写が多かったので、当然続いてしまった「2」?
・・と言う訳でもなく、今回のが物語自体完結していないので、最初から三部作の予定で作ったんでしょうね?原作はベストセラーらしいし。
今回は、雰囲気がちょっと変わって・・前の推理サスペンスから、サスペンスアクションになった感じ。
悪のスケールも広がって、それがしっかりリスベット自身に関わる事だったので、物語のヒロイン(?)も完全にリスベット。
「1」では美人のハリエットに持っていかれちゃいましたからね〜。
「2」では、ミカエルの恋人とか居るっちゃー居ますが・・まぁ、あのくらいなら敵でもないし。(何の!)
しかし、リスベットが窮地に陥ってる時に、ミカエルは彼女とラブラブ中〜〜こらあ!
・・でもそれもつかの間、その後はとことん振り回されていましたね。
まあ、ジャーナリストの血が騒ぐと、一時もじっとしてられないみたいなので、それを楽しんでいる様にも見えるのが、なんとも・・。
そして、今回から新たな強敵が加わりました。雰囲気としては「ファール・プレイ」のシラコ男なんだけど・・( ̄∇ ̄;
そこでコメディにならない所が、いや、リスベットが登場すると、絶対笑ってはいけない雰囲気になっちゃう所が、この作品のスゴイところで(爆)
物語は、どんどんシリアスにヤバい方向へ進んで行っちゃいますぅ〜。
そう言えば! な、なんと、あの一生もんのプレゼントを貰った後見人が・・!
うーん・・悪い奴ほど長生きするって言うから、こいつきっと「2」も「3」もしつこく出るぞと思ってたのに、意外とショボかったわ。
・・と言うか、悪のレベルが個人レベルから国家レベルに変わって来たので、セコくてキモい順に切り捨て・・メンバー交代、って感じですかね。
さて、今回のリスベットの化粧ですが・・かなり薄化粧・・と言うか、もうノーメイク?
髪もしょっちゅうブロンドのカツラつけてたりするから、地毛は伸び放題でぼさぼさ。
一時は、鼻のピアスさえつけていなかった風にも見えたし、ついでに、○○のお手入れもしていなかった・・様な??ヾ(ーー ) 【DVD】
 

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
LUFTSLOTTET SOM SPRANGDES / THE GIRL WHO KICKED THE HORNET'S NEST (09・スウェーデン=デンマーク=独)
 
 
(監)ダニエル・アルフレッドソン (脚)ウルフ・リューベリ (原作)スティーグ・ラーソン
(主)ミカエル・ニクヴィスト ノオミ・ラパス アニカ・ハリン レナ・エンドレ アンデシュ・アルボム・ローゼンダール ハンス・アルフレッドソン 
  ヤコブ・エリクソン ソフィア・レダルプ ミカエル・スプレイツ ニクラス・ユールストレム テイラ・ブラッド ゲオルギー・ステイコフ
 
重傷を負い厳重監視の病室で身動きの取れないリスベット。その間にも、秘密組織は関係者の口封じに動いていた・・。
単独の物語でなく、しっかり「2」の続きですが、アクションサスペンスから、今度は法廷モノになりましたよ〜。
史劇ファンタジーではありませんよ〜。(謎)
今回は、瀕死の重傷の為、まずは入院、健康第一、ネットは第二、メイクなんぞは三の次、なリスベット。
なので、一見どこにでもいるフツ〜の(地味な)女の子。だけど、ちょいとご無沙汰だったあの背中を、今回はしっかり見せてくれましたよ。
見た目はフツ〜の(地味な)女の子・・だけど私、脱いだらスゴいんです!(毎度昭和)
でね〜・・彼女の主治医が、なんだかやたらいい人でさ、惚れてまうやろ〜〜そんなに優しかったら、リスベット、惚れてまうやろ〜〜
ピザ一枚でも、女心は揺れ動くのよ〜〜!≪12月にはジェシーのピザ屋映画もヨロシク!(←番宣?)≫
・・なんてエピソードもあって期待しましたが、ま、とりあえずは、リスベットにはもっと重要な目的がありますからね、
そんな想いも二の次で(私が期待してただけか!)血をわけた某との感動の再会と心からの御礼を果たすべく、前へ進みます!
・・そして綴るのよ!愛を封印しドラゴン・タトゥーを纏った1人の女の人生を!!
いきなり叫んですみません。 リスベットが相変わらず感情を表に出さないので、代わりに叫んでみました。
まあ、今回は、傷ついた彼女に代わって、周囲の人達が頑張ってくれてましたけどね。
ミカエルはもちろん、彼の妹も得意技でしぶしぶ・・いや、笑顔で協力。
リスベットの相棒も忘れた頃にさり気なく出てきましたね。名前なんだったけ?ブトリの・・。(←ホントに忘れてるし)
・・そして・・辛さとか痛みとかな〜んも感じとらん、きっと考えてるのは今夜の晩御飯の事だけさ!それ以上栄養とってどーする!?
・・みたいな、血をわけた某と、あれやこれやあった後、(←ざっくり過ぎ)
法廷に現れた彼女は・・・・・久々にパンクなメイクをこれまで以上にバッチリ決めておられましたよ!おおーっ!
厚化粧過ぎて素顔全然ワカランし、普段(の地味さ)とのギャップにちょっと笑ってしまったけど(コラコラ)
このメイクって、彼女の戦闘スタイル=鎧みたいなモンなんだろうね?世間に対する。
やっぱね、闘いを挑む時にはこの方がいいね!素顔がワカラン方がカッコいい!(微妙に失礼発言か?)
・・そして・・色んな人にお世話になりながらも、なかなか素直になれないリスベット。
・・だったので、最後の一言は印象的だったね。あまりにもアッサリし過ぎなのが、また彼女らしいと言うか。
でも今年の暮れには、きっと皆さんの所に、彼女からの感謝の気持ちが届くと思うよ!たとえば、塩漬けニシンの缶詰とかさ!(開けドキが問題)
そう言えば、終わった後に、ハタ!と気づいたけど、あのドラゴン・タトゥーについては何か言ってましたっけ?
バーン!と見せられて、おおっ!・・っと思ったけど、その後、それについて触れてましたっけ?
あれ〜っ?私、また見逃したのかなぁ?・・寝てないはずなのに・・・・・しょぼーん。
以上、三部作、一応鑑賞しました。
一番良かったキャラ=ブトリの人。
一番ムカついたキャラ=精神科医。
一番キモかったキャラ=後見人。
一番ミステリアスで美しかったキャラ=ハリエット(写真のみ)。
一番どーでも良かったキャラ=ミカエルのカノジョ。
一番地味だったキャラ=ミカエルとリスベット。(*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ) ォィォィ!!
物語は期待より独創的と言う訳でもなかったので、巷で騒がれてる程にはのめり込みはしなかったけど、
(リスベットがもっとぶっ飛んでたら良かったのになぁ〜笑)自分なりに楽しめました。
・・って、↑の、全然、物語自体に触れない妄想感想で・・言うまでもないね。ハリウッド版も、是非観たいと思います。(笑) 【DVD】

みんな誰かの愛しい人
COMME UNE IMAGE (04・仏)
(監・脚)アニエス・ジャウイ (脚)ジャン=ピエール・バクリ (音楽)フィリップ・ロンビ
(主)マリルー・ベリ アニエス・ジャウイ ジャン=ピエール・バクリ ローラン・グレヴィル ヴァージニー・デサルナ カイン・ボーヒーザ
大好きな「ムッシュ・カステラの恋」のアニエス・ジャウイ監督の2作目
今回は↑ほどのすごい感動はなかったけれど、それでもこの脚本の上手さにはやっぱり唸ってしまったよ。
何が上手いって・・このワケワカラン人間達の本音や嘘音?や本心や嘘心?や、もう、一筋縄では説明出来ない心のアヤを、
ユーモア交えて時に辛らつに、でもいつも愛情いっぱいに描いてる・・って事よぉー。
それに彼女自身も出演してて、それがまたすっごくイイの♪なんかイイの。素敵なのよ〜。憧れてしまう〜。
いやぁ、「ムッシュ・・」でもすっごく素敵だったけどね・・もうこれは本人の魅力そのものなのかもしれないな。
アニエス賛歌はひとまず置いといて(あ、バクリさんもいいんだけどね・笑)太めのロリータ(←名前です;;)と父親との関係が
物語の中心になってるけど、そのエッセンスが全体のどの人物にも振りかけられていて、色んな所に共感する事が多かったです。
彼女の歌の途中でどうして父親は席を立ったんだろう?って思ったけど、その理由にもまた唸ってしまったし、若い後妻の言う所の”椅子”にもね。
愛してても、相手を尊重してないなら愛してないも同然だし、反対に、後回しにしてても決して愛がない訳じゃないんだよね・・
利用したかもしれない・・けど、悪意がある訳でもないし・・難しいけど、そんな風に
いつも人の心は動いてる
その一瞬に、どれだけ誰かの心が入り込めるか、どれだけ誰かと心1つに出来るか、人間が複数いるだけで、
なんとミステリアスな空間が出来る事よ。(笑)一歩引いたセバスチアンがいいポジションでした。ロリータも父親との関係を
一歩引いて見れる様になるかな。彼女のベッドに花柄のダーラムっぽいカバーがあったけど既製品かな?清楚で可愛いかったです。【シネテリエ天神】

みんなのしあわせ (ビデオタイトル;「13・みんなのしあわせ」)
LA COMUNIDAD (00・スペイン)
( ̄∇ ̄;)
(監・脚)アレックス・デ・ラ・イグレシア (脚)ホルヘ・ゲリカエチェヴァリア
(主)カルメン・マウラ エドゥアルド・アトゥニャ マリア・アスケリ
ブラック・コメディと言うフレコミだったけど、特に笑える内容ではなかった。ゞ( ̄∇ ̄;)いや、面白くない訳ではなく。金にとりつかれた人間達の表情が、
どんどん険しくなって行くのは恐いねー。みんなのしあわせ、なんて言って、結局は自分の事しか考えてないのが人間かもねー。あ〜コワ(笑)
知らなかったけど、主演はあの「神経衰弱ぎりぎりの女たち」の中尾ミエ似のカルメンさんでした。
今回も、重そうな大金入りのバッグを抱えて、大死闘〜!・・パワーアップしてるかな。( ̄∇ ̄;)
建物の上で、華麗なジャンプで彼女を追い詰めたオバチャンは凄かった・・人間、せっぱ詰まると、すごいワザが発揮出来るものなのねー・・?
お金なくても、そう言うワザでしあわせ掴めればいいのに・・とか。ヤマカシで・・とか。ゞ( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】


      

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