ゲアトルーズ
GERTRUD (64・デンマーク)
 
 
(監・脚)カール・T・ドライエル
(主)ニーナ・ペンス・ローデ ベント・ローテ エッベ・ローデ ボード・オーヴェ
 
ゲアトルーズって何?って思ったんだけど、普通に人名だった。(^^;
昔のTV放映時のタイトルは「ガートルード」 だったそうで。その方が覚えやすいけど、人名だから仕方ないか。
夫との会話で、決して視線を合わせない所に、夫への愛のなさが見てとれた・・と思ったけど、
他の人との会話でも結構目線合わせてなかったから、それただ舞台風だから、ってだけだったのかなあ?
愛がすべて・・なのも解らんでもないけど、究極のかまってちゃんにしか見えない時も・・。(汗)
恋仲にならなかった人だけが最後まで良い関係でいて皮肉ね。人生とは愛と死・・には妙に肯いてしまったけども。 【CS】

敬愛なるベートーヴェン
COPYING BEETHOVEN (06・英=ハンガリー)
 
 
(監)アニエスカ・ホランド (脚)スティーヴン・J・リヴェル クリストファー・ウィルキンソン
(主)エド・ハリス ダイアン・クルーガー マシュー・グード ジョー・アンダーソン ビル・スチュワート
 
あれっ、もう終わり?カットしてる?いや、NHKだからそれはないよね?・・って一瞬、キツネにつままれた感じがした。
なんかね、この世界が結構すんなり入ってきてね、なので、二人三脚での演奏が始まって終わっても・・
まだまだ2人の絆の物語は深くなるよね?当然。・・とか思っちゃって。ああ、なんだか物足りなかったな。
赤とグレーのドレスのダイアンがとてもキレイ。今まで見た中で一番素敵かも? 【BS-NHK】
 

ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
(00・日本)
(-_-
(監)堤幸彦 (脚)西荻弓絵
(主)中谷美紀 渡部篤郎 鈴木紗理奈 徳井優 生瀬勝久 泉谷しげる 竜雷太 小雪 高木将太 大河内奈々子 
   泉ピン子 田口トモロヲ 片桐はいり 天本英世
TVドラマとしてやってる時はとっても好きだったんだけどな。
謎解きが全然面白くないし、後半のオールスター復活劇なんて、あぁ、そんな人いたなぁ〜・・と懐かしく楽しめ・・もしなくて退屈だった。
てな感じで、期待していたのに、さっぱり面白くなかったわ。がっかり。映画としてやってる意味もあんまり感じないなあ。
小さなギャグは、「トリック」と同じ様な感じ。  【TV】

ケイティ
ABANDON (02・米)
(監・脚)スティーヴン・ギャガン
(主)ケイティ・ホルムズ ベンジャミン・ブラッド チャーリー・ハナム ズーイー・デシャネル ガブリエル・マン メラニー・リンスキー
「愛してるよ。」と誰もが簡単に口にする。そして続く「でも・・」の言葉。それを続けるくらいなら、愛しているなど告げない方がいい。
簡単に愛してるなんて言わない方がいい。投げたボールを受け止め、返してくれる人がいなくては、ボールはずっと行方不明のままなのです。
推理モノと思って観ると、先が簡単に読める展開なのできっと肩透かし?・・でも主人公の心理=現在のストレス、未来への不安、
そしてその土台となる過去のトラウマの感覚が、私にはゆっくりしっかり伝わって来て・・どうしようもない”おいてけぼり感”に陥ってしまったよ・・。
こう言う感覚を再び呼び起こされるとは・・;完全・個人的な懐かしさに浸り、満足。(笑)
この監督さん、「トラフィック」でアカデミー脚色賞取ってたんだね〜。で、これが初監督作だそうです。これからも期待してます。【劇場】

刑務所の中
(監)雀洋一
(主)山崎努 香川照之 田口トモロヲ 松重豊 村松利史 椎名桔平 窪塚洋介
一刑務所にブチ込まれた一オヤヂの物語・・それだけで何故か笑えるっ・・!(え)
きっと本当は、もっと色々過酷な事もあったんじゃないかなぁ?もっと寂しい事もあったんじゃないかなぁ?などと勝手に想像する事をもラクラクと
越えてしまってるこのユーモアに素直にハマってしまった私。これは体験者(原作者)のナイスな性格ゆえの物に他ならないでしょうね〜。(笑)
彼を取り巻く人々も、普通の生活ではつい見過ごしてしまう様な個性をしっかり持っていて面白い。
規律の厳しい、皆が同じである中だからこそ見える其々の違い。些細な事がやけに可笑しい。心の中で文句をたれてた山崎努が、
消しゴムを落としてしまった所には爆笑〜!しみるなぁ〜・・山崎・・(笑)きちんと出る三度の食事につられて「入ってみてもいいかも?」と
一瞬思ってしまう刑務所だけど、あんなに規則正しい生活は私には無理だろうなぁ。えらいなぁ、彼ら。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ 
入るのはともかく(笑)もうちょっと覗いていたい、そんな風景・・シューッ、トントン・・←例の音がまだ響いてる・・ 【劇場】【DVD】

ケース39
CASE 39 (09・米=カナダ)
 
 
(監)クリスティアン・アルヴァルト (脚)レイ・ライト
(主)レネー・ゼルウィガー ジョデル・フェルランド ブラッドリー・クーパー イアン・マクシェーン ケリー・オマリー 
   カラム・キース・レニー エイドリアン・レスター
 
児童福祉専門のソーシャルワーカー・エミリーは、両親に殺されそうになった子供リリーを引き取る事になる。
・・が、その後彼女の周囲で不審死が続出する。

てっきりサスペンスかと思ったら・・どっこい、オカルトホラーでした。 いやぁ、リリーちゃん・・不気味でしたね〜。
普段はとても清楚で感じが良いのに・・そのギャップをじわじわ小出しにするのがとても上手くて恐かったわ〜。
いや、恐いと言うよりも、なんかこう・・イヤ〜〜な感じ。
最近の子供って、それじゃなくても妙に大人びてて気色悪いの居るけど・・「リトル・ミス・・」の美少女コンテストに出る様な面々とかさ〜・・
「ガキのくせにどこまで根性入れて化粧してんだよ!」
・・とか思うのも居るけど、このリリーちゃんはレベルが違うね。
・・って、別に化粧はしてないけど。と言うか、普通の子供じゃないし。人間じゃないし!
あの、椅子に座ってくるりくるり・・回る感じも良いね・・じゃなくて、ヤだね〜。
大人のやる事なんて全てお見通し・・ってのも
「ガキのくせにどこまでオトナの世界のぞき見してんだよ!コドモは見ちゃいけません!」
・・あ〜いやいや、そう言う意味じゃなくて。・・そんな風に、大人(私)もつい、見苦しく理性を無くしてしまう・・
・・と言う、恐るべき子供でしたわ・・。って、やっぱ人間じゃないし!
でもさ、彼女は言ってたよね・・愛してほしい、みたいな事を。
それってさ、単に大人を取り込むだけに用意された台詞だったのか、それとも、本当に愛を欲していたのか・・気になったよ。
もしかして、過去に虐待されて命を落とした子供の魂が宿ってるのかなぁ?
・・とか、あるいは、放っておかれたエミリーの中でずっとくすぶってた何か・・が、形となって彼女の前に表れたのかなぁ?・・とか。
だったら、なんだか悲しい物語だよね・・。(←ホラーでまた泣く?爆)
あ、そう言えば、虫がウジャウジャ・・も印象的だったわ。
ダグ・・完全に先手取られてるし。しかも、まさか捨てキャラだったとは!(言うな)
そう言えば、こうやって感想書いてる間に、ちょっとそのままにしていた飲み物のグラスの中で、1ミリくらいの虫が2匹溺死してたよ。
きゃーっ・・くやしいっ!よくもよくも・・私の大好きなカルピスちゃんの中で仲良く溺れるんじゃない〜っ!(心中?)
たった虫2匹で狂った様に騒ぐ・・そんな私がもしダグの立場だったら・・と思うと恐怖が増したわ。(何の恐怖だよ)
久々のレネー・・益々お顔にお肉がついてましたが、
相変わらずのほんわかした優しい雰囲気が、児童福祉のソーシャルワーカー役にピッタリ。
その後、リリーに翻弄され切羽詰まっていく様子もしっかり伝わって来て、とても良かったです。
ジョデルちゃんも久々だったけど・・美少女ってイメージからはちょっとハズれてきたかな;;
でもその分、もっとタダモノじゃない雰囲気が漂ってきてて、彼女もピッタリ。適役でしたね。 【DVD】
 

ゲート・トゥ・ヘヴン
TOR ZUM HIMMEL (03・独)
(監・脚)ファイト・ヘルマー (脚)ゴルダン・ミヒッチ
(主)ヴァーレラ・ニコラエフ マースミー・マーヒジャー ミキ・マノイロヴィッチ ウド・キアー ソティギ・クヤテ
フランクフルト空港にて・・不法入国者のロシア人青年と、清掃係をしながら客室乗務員に憧れるインド人女性・・。
北と南からの二人が出会い恋に落ち、困難に遭いながらも一生懸命乗り越えようとする姿は、場所が場所でなければ
さほど目新しい物でもない感じだが、二人に嫌味がないので素直に応援出来るし、こんな世の中でも悪い事(人)ばかりではないかも?
と、希望を持たせてくれるややファンタジック(で、キュート)な描き方に好感が持てた。カレシがお笑いのヒロシに表情が似ていたので
なお更「がんばれよ〜」と声をかけたくなったりして。(笑)ウド・キアー・・こう言う役すると、なんかちょっとマイケル・ケインっぽい。(笑)
こう言うタイプの胡散臭さを発する目元口元の表情は、マーティン・シーンにも通じる物が・・ププッ ( ̄m ̄*) 【DVD】

ケーブルガイ
THE CABLE GUY (96・米)
(監)ベン・スティラー (脚)ジュディー・アパトウ
(主)ジム・キャリー マシュー・ブロデリック レスリー・アン ジョージ・シーガル ダイアン・ベイカー ジャック・ブラック
お人よしな男がケーブル設置工に付きまとわれるコメディ・・じゃないよ〜コレ・・恐いっ・・_(T▽T)ノ彡☆
付きまとわれるトホホ男がマシュー・ブロデリック・・てのは似合い過ぎ!で笑えるけど、ケーブル設置工があのハイテンションな
ジム・キャリーなんだからやっぱホラーだ!!?TV相手な孤独は可哀相だけど・・でも恐い〜(TT▽TT)ダァ〜
(ちなみに「ケーブルガイ」と言うのは「迷惑なヤツ」って意味らしい。)
劇中のTVで放送されてる双子殺人事件が、本筋にどう絡んでくるのかと思ったら・・そこんとこで風刺になるのね〜。
この役↑でさり気なく出演してたり、映画のパロディ出したり(エリック・ロバーツ主演の双子殺人事件映画予告には笑った!)等、
ベン・スティラーの映画愛もいっぱい感じられました。
でもやっぱりキャリーは恐い〜。「エターナル・サンシャイン」の素敵な彼はマボロシだったのか〜?ゞ( ̄∇ ̄;)
その分、ジャック・ブラックがフツ〜の人だった〜。フツ〜のタダの太めな人〜 (≧∇≦)  【TV】

ゲーム
THE GAME (97・米)
(監)デヴィッド・フィンチャー (脚)ジョン・ブランケート マイケル・フェリス (音楽)ハワード・ショア
(主)マイケル・ダグラス ショーン・ペン デボラ・カーラ・アンガー ジェームズ・レブホーン
( ̄へ ̄|||) ウーム 好きなんですがね〜、フィンチャー。始まりはすごく面白かったんですがね〜・・どうしてもね、あのラストじゃ、
気持ちがスッキリしないです。どんでん返しに次ぐどんでん返し、いや、何回あったっていいですよ。でもね、やっぱりこれはだめでしょう〜・・
だってそんなんじゃこの話、どうだって出来るじゃん。夢みたいに・・・何でもアリでハイおしまい、ってね。【劇場】

ゲーム・オブ・デス
GAME OF DEATH (17・仏=加=米)
 
 
(監・脚)セバスチャン・ランドリー (脚)ローレンス・バズ・モライス エドゥアルド・H・ボンド フィリップ・カラン=アジュー
(主)サム・アール ヴィクトリア・ダイアモンド エメリア・ヘルマン キャサリン・セインドン アルニエル・バエス
 
仲間同士で集まり好き放題に夏を満喫していた若者7人。そんな時、1人が古めかしいゲーム機を見つけ皆でやってみる事になる。
男女7人夏物語?!(初っ端から昭和ネタ)
・・と言うか、このタイトルの映画見た事あるような? と思ったら、見た事あったのは「JIGSAWゲーム・オブ・デス」だった。(^^ゞ
ホラー映画に乱痴気騒ぎ大好きなア〇な若者が多いのは、
〇されてもさほど感情移入しないで済むと言う配慮から? 素敵な人達だったら悲しいし?!
何の説明もなく登場する殺人ゲーム機。
ド派手な血しぶきでゲームが始まったけど、話はお気楽そうな女性警官のあたりからやっと動き出した感。
アシュリーってなんだかんだ言いつつ結局は自分が可愛かったのね?まあ誰でもそうなるんかな?
とは言え、無差別殺人の理由なんて世の中に解って貰える訳でもなし、(ここは荒唐無稽な陰謀論信者のあの男と重なりそう)
生き残っても後の人生は監獄の地獄だよね。
なんだかアシュリーよりも、妹ベスを想って守り抜こうとした変態冷血漢トムのがまだマシに見えた一瞬もあったりで気を抜けない。(汗)
ベスは一番好みだったから生き残って欲しかったなあ。(感情移入?そこまではない笑) と言うか二人のラブラブシーン?なんなん、あれ?
頭が爆発する前にどんどん膨らんで行く所が一番恐かったかな。そしてマナティは最後の最後まで・・謎。   【Amazon】
 

汚れなき祈り
DUPA DEALURI / BEYOND THE HILLS (12・ルーマニア=仏=ベルギー)
 
(監・脚・製作)クリスティアン・ムンジウ (原案)タティアナ・ニクレスク・ブラン
(主)コスミナ・ストラタン クリスティナ・フルトゥル ヴァレリア・アンドリウツァ ダナ・タパラガ 
修道女として生活するヴォイキツァを訪ねてきたアリーナは彼女に一緒にドイツで暮らす事を提案する。
が、なかなか思う様に事が進まず、アリーナはしばらく修道院に身を寄せる事に・・。

ルーマニアで、若い女性が悪魔払いの儀式によって亡くなった
・・と言う事件を元にした物語だけど、その事件が起きたのは2005年。
一昔前でなく、21世紀になってから・・と言うのが驚きです。
・・もう、ただその流れを見つめるだけで精一杯な感じ。
悪魔祓いと言うのが、そもそも根本的に不思議だったり不可解だったり
何というか、イマイチ自分の中では胡散臭い部類なのもあって;;なんでそんな方向に考えるのかが理解出来なくて。
と言っても、全てが科学的に解明(治療)出来る物だとも思ってない訳で、
なにしろ人間は心を持っているから、理屈では説明出来ない事ナシでは無理な部分もあるし・・。
うーん・・その兼ね合いと言うかバランスが難しいのは解る。
でもさ、結局は、その人にどう向き合えてたか、じゃないかな、とも思う。
病的な発作の原因が何なのか、心身を蝕みつつある何かを悪魔だと位置づけたとしても、
お祓いの方法が一昔前どころか十昔前みたいなのには、やっぱり驚きしかないと言うか、
21世紀の修道院なのに、どこまで閉鎖的(心もね)なの?と思わざるを得ないと言うか。
もう少し、アリーナ(世間一般?それとも自由?)に対して理解があったり、少しでもその境界線に寛容であったりすれば、
もしかして彼女も変に荒れず、発作なども引き起こさなかったかも?とかも思ったり。
修道院にも問題があったけど、彼女達がお世話になっていた孤児院なども含めて、
子供が安心して過ごせ、健全に育つ事が出来る環境なのかどうかも気になった。
アリーナのヴォイキツァに対する気持ちも、どこか特別な物があった風にも見えたし、
2人の感情の持って行き場が、果たしてどちらも健全と言えたのか、とも感じたので。
ラスト・・ひっそりとした丘の上に建つ修道院を後に町へ降りてきた車からの景色に、
まるで夢から覚める直前の様な気持ちにさせられた。
それにしてもルーマニアって・・殆ど知らない国だなぁ・・と改めて思ったわ。コマネチくらいしか知らん・・(古)  【KBCシネマ】

毛皮のエロス〜ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト
FUR: AN IMGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS (06・米)
(監)スティーヴン・シャインバーグ (脚)エリン・クレシダ・ウィルソン (原作)パトリシア・ボズワース
(主)ニコール・キッドマン ロバート・ダウニーJr. タイ・バーレル ハリス・ユーリン ジェーン・アレクサンダー
一風変わった被写体を好んで撮影したD・アーバスの伝記・・ではなく、彼女を自由にイメージした物語・・との事。
普通とはちょっと変わった嗜好の目覚めには共感する所もあり(笑)ブルーを多用した映像は、主演のニコールの美貌を
いっそう際立たせ、そこに異形の人達が絡む画には
シュールな美しさや心落ち着く雰囲気もたっぷり・・。
が、冒頭からビックリするくらい”隠さない”人達が出て来るのに、肝心のニコールだけは最後まで”隠して”いたりするもんだから(笑)
物語の進行とは逆行した一種の嘘くささが残ってしまった。なんだ、そう言う主張をしておきながら、表現者が同じ目線になれなきゃ
仕方ないじゃん・・せっかく、運命的な出会いをしたチューバッカ・・いやいや、ライオネル(どっちにしても猛獣みたいな名前だ)
の全身をほにゃららした努力(愛?)が水の泡じゃないの・・って、そう言う意味では、世界に愛されるハリウッドスターと言う
自分のポジションをキープし続けているキレイなニコールは残念ながら最後の最後にはミスキャストに思えた。
それとも、それこそがアーバスを崇拝してる人の目線なんだろうか?それならなお更私の共感は薄れてしまう事になるんだけれど。
このテの話は、ハマる人にはたまらないんだろうし、自分も途中まではカスったんだけどね・・いやぁ、残念。
だいたい、ライオネルの○のぺけぺけがねぇ・・だから、ど〜見てもチューバッカだって!( ̄∇ ̄;)
「スターウォーズ」終わったから、パートで出演してんの?とか思っちゃったよ。
もっと違う外見なら、新鮮なキャラで真剣に向き合えたのに・・。ワッキーだったら真剣になれたかも・・Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン 【劇場】

劇場版 おいしい給食 Final Battle
 (20・日本)
 
 
(監・脚)綾部真弥 (脚)永森裕二
(主)市原隼人 武田玲奈 佐藤大志 いとうまい子 豊嶋花 辻本達規 水野勝 直江喜一 ドロンズ石本
 
いつもの一対一の構図から少し広げて、学校全体から教育委員会(あのオッサン、クセあるなぁ笑)まで見られたのは良かったけど、
自分としては普通のドラマのが面白い様な気がした。毎回のあのテンションがもうリズムとしてしみ込んでるせいかも?(笑)
でも給食は偉大・・いやホント。そこは毎回主人公に共感〜!? ドラマのシーズン2も楽しみ。  【BS】
 

劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜
 (19・日本)
 
 
(監)瑠東東一郎 (脚)徳尾浩司
(主)田中圭 林遣都 吉田鋼太郎 沢村一樹 志尊淳 伊藤修子 児嶋一哉 金子大地 内田理央 大塚寧々 水橋研二 ゆいP 生田智子
 
海外転勤中に恋人・牧との間に誤解が生じギクシャクしたまま元の営業所に戻って来た春田。
そんな時、黒澤が転倒事故で記憶喪失となってしまい・・

はるたんのテンションを二時間ぶっ続けで見させられるのはちとキツいw
内容は二時間枠のTVドラマでも充分な感じだし。どっちにしても時間的にはたいして変わらんかw
早々に田中圭・・いや、はるたんのだらしなさ全開で、同時に親切だったり義理堅かったりもするから
悪い人じゃないのは充分解るんだけど、何度見てもコレにLOVE・・は自分にはピンとこなくてさ(コレw)
でも、武蔵が好きになる人だから、きっとこう言うのがいわゆる”愛されキャラ”なのでしょう ・・・と、毎回自分に言い聞かせてる。( ̄∇ ̄;
と言うか、武蔵が好きで見てるんだわ自分・・。武蔵がはるたんLOVEな所が一番可愛くて好きだから。
で、ドラマの方は一応一件落着してるし?どうするの?ドラマの2では空飛んでたけど?今度は海でももぐる?
・・とか思ってたら武蔵たん、普通に地上で、すってんころりん〜・・ここはどこ〜あなたは誰〜?
ああ・・運命は・・はるたん♪から、はるぽん♪へ〜?!
武蔵がなりきりローマの休日で思いをはせる所は可愛いかった。そしてセーターまで・・w 純愛のチカラ・・!!!
しかし、はるぽんのキモチはやっぱり牧で・・。 私は武蔵派なので武蔵関係ない所はどーでもいいんだけど(オイ)
と言うか、武蔵の幸せを見たいだけなので、リアル炎上しまくりの中で愛を語るはる&牧に言える事は、いや、はよ逃げろよw ・・くらいしか。
そんな感じで、脳天気に楽しめはしたけど、唯一、ゆいPのお嬢様キャラの性格がヒド過ぎて、そこだけマジに不愉快になった。
あれで最後は某とラブラブとか、テキトー過ぎるめでたしはいらんやろ、って自分もテキトーに見てたくせに思ったわ。
志尊淳のキャラが感じ良かっただけに。あ、某のネタバレしちゃったわごめんw
なんか、w多いな。 (笑)←よりも、w←のが似合う系映画?www   【TV】

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル
 (10・日本)
 
 
(監)堤幸彦 (脚)蒔田光治
(主)仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久 野際陽子 松平健 佐藤健 夏帆 藤木直人 片瀬那奈 戸田恵子
   平泉成 池田鉄洋 三浦理恵子 大島蓉子 瀬戸陽一朗
 
いつものパターンだけど、毎回つい見てしまう。(笑)毎回どんな大物(大味?)俳優が、どんなインチキ臭い役で出てくるのか楽しみで。
今回は、佐藤君と夏帆ちゃんのフレッシュな顔もあったしね。トリックは・・なるほどね〜・・でもなんだかなぁ・・と言う感じも。
藤木直人って、結構いじられ役?(笑)それから、この作品でハズせないのが奈緒子のお母さん!あのお習字大好き。
最後の、仲間と阿部の好きとか嫌いだののやり取りはもういらんでしょ。(爆) 【TV】
 

ゲゲゲの鬼太郎
 (07・日本)
(監・脚)本木克英 (脚)羽原大介 (原作)水木しげる
(主)ウェンツ瑛士 井上真央 田中麗奈 大泉洋 間寛平 室井滋 西田敏行 利重剛 内田流果 橋本さとし YOU
   小雪 中村獅童 谷啓    (声)田の中勇 柳沢慎吾 きたろう 伊集院光 デーブ・スペクター 石原良純 他
ウェンツ君が主演って事からして、もうあの漫画の世界とは全然雰囲気違うだろうな、
とは思っていたけど、やっぱり、その通りでしたね。
妖怪図鑑みたいに色んな妖怪が出て来るのは面白かったけれど、
(俳優図鑑みたいに色んな俳優が出てる、って言うべき?笑)
ゲゲゲ世界に、悩み多き恋愛沙汰はいらないなぁー。
えっ?もう21世紀だし、鬼太郎もいい加減お年頃だし、仕方ないですと?
・・となると、自分はオリジナルの漫画や初回放映の白黒アニメ世代なもんで;;
ゲゲゲに求めてるモノが、どっか違うんだろうね・・と思うしかない。
猫娘とかゆめこちゃんとか出て来るアニメ世代だと、そんな気持ちはわかないのかもしれないけれど。
とにかく全てがキレイすぎて・・妖怪達もみんな除菌済みみたい。絶対、毎夜ファブリーズしてるよ、彼ら。
ねずみ男、キモかった・・。あの顔は生理的に受け付けん;;(注:大泉君は嫌いじゃないよ〜・笑)
狐軍団はエグザイルでしたか?(謎) 【TV】

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
 (08・日本)
(監)本木克英 (脚)沢村光彦 (原作)水木しげる
(主)ウエンツ瑛士 北乃きい 田中麗奈 大泉洋 間寛平 室井滋 緒形拳 寺島しのぶ ソ・ジソブ 佐野史郎 萩原聖人 中川翔子
(声)田の中勇 伊集院光 柳沢慎吾
前のよりも少しドラマチックな感じ。どちらも脇をベテランで固めてるから見る気にもなる。(笑)
北乃きい、見た目がそのまんまアニメの女の子みたいで同化してたわ。
「人を助けるのに理由はいらない」・・だね〜。
恋してるから関わるんじゃなくて。・・主人公に全く触れない感想・・(爆) 【TV】

夏至
A LA VERTICALE DE L'ETE (00・仏=ベトナム)
(-_-;)
(監・脚)トラン・アン・ユン (撮影)リー・ピンビン
(主)トラン・ヌー・イエン・ケー グエン・ニュー・クイン レ・カイン ゴー・クアン・ハイ
うーん・・予告編だけでよかったかも・・(゜_。)☆\(--;) すみません。私には今ひとつでした。
確かに映像は綺麗でした。光と影、湿気を帯びた黄緑がかった画像、アジアンテイストいっぱいの調度品等素敵だったけど、自分にとっては
そこ迄に過ぎなくて、特にそれに憧れたりそこに住みたいなどと言う気持ちも湧かなかったです。・・温泉つきモデルルームとでも言う雰囲気かな?
それと同じで人間達もどーも作りすぎな印象で、誰に感情移入もしなかったし(いや、それはしなくてもいいんだけど)だからどうした?って感じしかなくて;
特に、旦那を責める長女・・あんたもいっしょやん、とか、妊娠で騒ぐ三女・・あれ?何だったの?^_^;
女性みんな同じ様なファッションで同じ様な髪型、男の人には色っぽいとか言われるんじゃないかと思われる一筋の黒髪が顔にまとわりつくのが
うっとおしかったし(笑)それ以上に男達がみんなウザくてたまらんかった!ハンサム一人もいないし・・←これが一番の問題点か?(゜_。)☆\(--;)
でもこう言う、血縁では固まってばかりで、それ以外では表面ばっかり取り繕った人間関係って嫌だしね。
いや、この3姉妹ってお互いの状況話すだけで、それ以上の突っ込み(お互いを思いやったりの図)がほとんどなかった様な?と言う事は
血縁で固まってるってのもウワベだけ?いくらキレイで恵まれた生活でも、私の心の湿度は上がりっぱなし・・いっそ土砂降りで全部流して・・!
>女性というか恋人というか、奥さんへの幻想?女が描く「愛される女とは」という幻想にも見えるし・・
(某Pさんの投稿より↑)・・( ̄o ̄*(_ _*( ̄o ̄*(_ _* ) ウンウン そんな感じもありましたね。な〜んかキレイに終わらせようみたいな。
でもそれがナアナアにも見える・・だからシックリこなかったのかな?私には。温泉つきモデルルームでは私は安らげないと思うので・・(笑)【ビデオ】

消しゴム屋3D
 ( 日本)
 
(監)落合賢
(主)でんでん 大東駿介 亀石征一郎 瀧内公美 香純恭
人の記憶を消す仕事「消しゴム屋」。ジンとテツは富豪の妻から夫の愛人の記憶を消す依頼を受け実行するが・・
ショートストーリー。
以前、「消しゴム屋」と言う、普通の映画があったらしく、今回のコレは、短いバージョン&3Dだとか???
よくワカラン・・そもそもTVで3Dやら関係ないし・・。
結構、最初からバトル!記憶の電燈をバンバン消して行く、消しゴム屋の商売道具がちょっとカッコイイ。
でんでんもちょっとカッコイイ。(え)  【BSスカパー】

ケス
KES (69・英)
(監・脚)ケン・ローチ (脚・原)バリー・ハインズ
(主)デヴィッド・ブラッドレー コリン・ウェランド リン・ペリー フレディ・フレッチャー
60年代の貧しい一家庭で育っているビリー。家庭での母や兄とのトラブル、学校での先生の仕打ち、どれをとってもただ驚くばかり・・。
唯一の友達であるケス(鷹)を、不安の中、大空に舞い上がらせる所だけが息つける・・ビリーも兄も皆飛べる日を夢見て生きなきゃ辛すぎる。【ビデオ】

ゲスト
THE UNINVITED (09・米)
 
(監)トーマス・ガード チャールズ・ガード (脚)クレイグ・ローゼンバーグ ダグ・ミロ カルロ・バーナード (オリジナル脚本)キム・ジウン
(主)エミリー・ブラウニング アリエル・ケベル エリザベス・バンクス デヴィッド・ストラザーン マヤ・マッサー 
   ケヴィン・マクナルティ ジェシー・モス
病床の母を火事でなくしたショックから精神病院に入院していたアナ。
ようやく退院し父と姉の待つ自宅へ戻るが、そこには父の恋人レイチェルも居た。

韓国ホラー「箪笥」のハリウッド・リメイクらしい。
けど、実際見てみたら、原案だけ一緒でエピソードとかかなり違ってる感じがする。
オリジナルはもうだいぶ前に観たので記憶も曖昧だし、感想も自分の妄想炸裂だけど(^^;
それにしても、何となく臭わせるモノとか・・やっぱりあちらとこれとでは全然違う気がする。
でもまあ、それはそれで・・これは又違った作品だと思って見ると、まあ面白かったです。
父の恋人に疑惑を抱きながら進んで行く展開は、ストレートなので見ていて解りやすい。
オリジナルほど思わせぶりもしつこくなかった。
コケオドシ的な部分も全部、某少女担当(?)だったので、それの登場も最初は違和感はあったけど、
ラストで、ああ、だから頭にこびりついてたのね、って納得したのでサッパリ終わったし。
オリジナルの陰湿怨念チックな雰囲気がお好きな方だと物足りないかもしれんけど。
もしくは、オリジナルのガーリー禁断チックが・・以下同文。でなければ、こっちのが断然とっつき易いかな。
あ、違った作品として、と言いつつ、つい比べてしまってるね。すみません〜(^^ゞ
でも、ふと「あの日欲望の大地で」も思い出したりしたから、まあ、そんな程度の気軽な印象として。
オリジナルより良かったとか良くなかったとかは言えない位、漂ってるモノが違うしね。
ヒロインのアナ・・このミルキー顔はどっかで見たぞ?・・と思ったら、エミリー・ブラウニングでした。
ちょっと見方によっては東洋っぽい雰囲気もあって可愛いね。
他はみんな結構アメリカンな風貌だったので、なんだか1人だけ浮いた感あったけど、役からして浮いてる役なので(爆)いいのかな。
あ、オリジナル見た時と同じ感想も1つだけあったわ。それは・・・・・
オヤヂよ・・あんたって人は・・!(▼□▼メ)ゴルァ  今回は、オヤヂじゃなくてダディかな。(笑)  【CS・ザ・シネマ】

月光の囁き
(監)塩田明彦
(主)水橋研二 つぐみ 草野庚太
な、なんとも!・・いやぁ、面白かったです。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 健全?な恋愛に憧れる高校生サツキ、変な性癖?を持つ日高君を責めるうちに、
どんどん自分のヤバさが出て来る所なんてスゴイね;; 恋愛の形なんて何でもアリっちゃーアリなんでしょうが、思春期の微妙な
感性の目覚めを切り取った繊細な作品に思えました。お互い違う目に怪我してたけど、サツキは何で?(*。*) ??【ビデオ】

結婚しない女
AN UNMARRIED WOMAN (78・米)
(監・脚・製作)ポール・マザースキー (製作)トニー・レイ
(主)ジル・クレイバーグ アラン・ベイツ マイケル・マーフィ
結婚とは何ぞや?と、まだ何も知らない時期に観たので^_^;、彼女の心の深い所までは、きっと理解は出来てないかもしれない・・けど、
あのラスト・シーンだけはものすごく印象的で、ずっと忘れられないでいます。この時期流行った女性映画の中でも一番印象に残った作品かも。【劇場】

ゲット・アウト
GET OUT (17・米)
 
 
(監・脚・製)ジョーダン・ピール (製作)ショーン・マッキトリック ジェイソン・ブラム エドワード・H・ハム・Jr
(主)ダニエル・カルーヤ アリソン・ウィリアムズ キャサリン・キーナー ブラッドリー・ウィットフォード ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
   スティーヴン・ルート リルレル・ハウリー ベッティ・ガブリエル マーカス・ヘンダーソン レイキース・スタンフィールド
 
黒人カメラマンのクリスは白人の恋人ローズの実家に招待されるが自分が黒人である事の不安が隠せずにいた。
都会では「IT」と同時上映の祭りがあったらしい。いいね。地方じゃそう言うの全然ないから。
どちらも見たい!けど、とりあえずこっちに先に行けました。(「IT」は行けないかも;;)
絶対あの人のアレ・・カチャカチャ・・が怪しいと思ってたけど、まさか・・
そこまでやっとったんかいっ!凄腕過ぎるやないかいっ!・・保険証利きますか?Σ\( ̄ー ̄;ナンデヤネン
そんな爆走したやり方(笑)にはちょっと戸惑ったし、爆走した割にはもうちょっと何かしら強烈なインパクトが欲しかった気はするけど
「何かがおかしい?」な雰囲気は充分に出ていて、結構楽しめた。
まあ、一番恐かった(と言うか好みの恐怖と言うか笑)のは意外と冒頭シーンだったかも・・音楽も不気味だったしね。
メイドさんの涙は印象的だったけど、彼らは所謂「器」はそれで全く「良し」だったの?
差別なんだか憧れなんだか、支配なんだか達成なんだか、感情って微妙で複雑・・そっちのが興味深いわ。( ̄∇ ̄;
紅茶のシーンがあったので思わず瞳さんにお知らせしたけど、紅茶と言う中身より、器をスプーンでかき混ぜる行為がメインだったし
そんなのに紅茶使わないで〜白湯でいいだろ、とか言われそうだけど(笑)
いい「器」を見つけたのでお気に入りを淹れてみました♪だったりして?
後で知ったけど、監督はアメリカで人気のコメディアンらしい。
主演の黒人俳優はなかなかいい感じ。カノジョ役の女優さんはそこはかとなくJ・コネリー。(笑)
捨てキャラ疑惑(笑)な人が頑張る所も好感が持てた。恋愛に夢中な方々・・友情もお忘れなくね・・( ̄∇ ̄;   【Tジョイ博多】
 

ゲット スマート
GET SMART (08・米)
 
(監)ピーター・シーガル (脚)トム・J・アッスル マット・エンバー
(主)スティーヴ・カレル アン・ハサウェイ アラン・アーキン ドウェイン・ジョンソン テレンス・スタンプ マシ・オカ ケン・ダヴィティアン 
   ネイト・トレンス テリー・クルーズ ジェームズ・カーン ビル・マーレイ 
真面目な顔で頑張るカレル・・それだけで笑える〜。他も、ちょっとした小ネタが面白くて、楽しかった!(≧∇≦)
ハサウェイは、普通の女の子より、意外とこんな役のが似合う様な。アンドロイドっぽいから? (^^; 【TV】

月曜日に乾杯!
LUNDI MATIN (02・仏=伊)
(監・脚)オタール・イオセリアーニ
(主)ジェック・ビドウ アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ ナルダ・ブランシェ ダト・タリエラシュヴィリ アドリアン・パショー
とっても淡々とした、しかも主人公でない人達の描写のが(もしかしたら)多いかもしれない展開。(笑)
色んな所にクスリと笑えるユーモアがあるんだけど、何しろ本当に淡々としてるので、しっかり目をあけてないと、寝てしまう可能性も;;
思ってたよりも長かったしね〜。( ̄∇ ̄;)
色んな人達がどこかでちょっとずつ繋がってる様子はとても面白く、最大の見所かな。
みんな一応当り前な生活してるけど、たまにチョロっと何かを仕出かしたくてたまらないご様子。(笑)
でも、そこに主人公がいない生活でも”日常”は成り立ち、彼が逃避した先でも、なんら変わらないそこでの”日常”が繰り広げられてる・・
そんな当り前な現実を突きつけられる、決してほんわかするだけな作品ではなかった。特に、女装した友人が、主人公に絵の話をする所は
キツかったよ・・。確かにね、これは”旅”ではなく”旅行”なのよね。あくまでも”リフレッシュ休暇”なのよね。(溜息)
いつまでも子供の頃の様な感性をなくしたくないし、惰性で過ごしたくない・・そんな気持ちを諦めずにずっと持ち続ければ、
少しずつ周囲に繋がっていき、日常は、人は、変わるのだろうか。
ふわふわとハングライダーで大空を舞えば、世界のアウトラインの端っこでも見えるかなぁ? 【劇場】

ゲティ家の身代金
ALL THE MONEY IN THE WORLD (17・米)
 
 
(監・製)リドリー・スコット
(脚)デヴィッド・スカルパ (原作)ジョン・ピアソン
(製作)クリス・クラーク クエンティン・カーティス ダン・フリードキン マーク・ハッファム ブラッドリー・トーマス ケヴィン・J・ウォルシュ
(主)ミシェル・ウィリアムズ クリストファー・プラマー マーク・ウォルバーグ チャーリー・プラマー ロマン・デュリス 
   ティモシー・ハットン チャーリー・ショットウェル アンドレア・ピーディモンテ キット・クロンストン マヤ・ケリー
 
石油王ジャン・ポール・ゲティの孫ポールが誘拐され犯人は身代金1700万ドルを要求。しかしゲティはそれを拒否し・・
1973年に本当にあった話だったそうで、世界中で大きな関心を集めた事件だったらしい。全然知らなかった。(汗)
そんな訳で、一歩ひいて、ただ事の顛末を見守ってた、って感じだったかな。
自分だけの実力でのし上がった大富豪のポリシーや孤独にはそれなりの感情はわくし彼の言い分にも一理はあれど、
普通に人を人として接して来た事がこれまでなかったのかと思うくらいの冷ややかな対応には驚くしかない。
母ゲイルは大富豪のゲティ家ととっくに離縁してるのに、お金が引き起こした事件をお金で解決しなくてはならない、
これほどお金を頼りにしなくてはならない事になるとは本当に気の毒だった。
ロマン演じる男がなんとなく一抹の希望キャラに自分には感じられてたけど、彼の存在はフィクションなのかな?
それにしてもゲイルの元夫、なんじゃありゃ?夫と言い、シュウトと言い、息子と言い・・ゲイルの男運って・・(爆)   【ユナイテッドシネマ・キャナル】

獣は月夜に夢を見る
NAR DYRENE DROMMER / WHEN ANIMALS DREAM (14・デンマーク=仏)
 
 
(監)ヨナス・アレクサンダー・アーンビー (脚)ラスムス・ビルヒ
(主)ソニア・スール ラース・ミケルセン ソニア・リクター ヤーコブ・オフテブロ ティナ・ギリング・モーテンセン
 
海沿いの小さな村。ある日身体に発疹をみつけたマリーは医者に診てもらう事に。
マリーは重病の母と彼女を手厚く介護する父との三人で静かに暮らしていたのだが・・

北欧の海沿いの漁村のシン・・とした雰囲気にまずは惹かれ、そこで働く人達の様子も興味深かった。
けど、早々から何だか陰湿でイヤ〜なカンジだったのは予想外。
廃棄物溜めてる所にわざと落とすのが歓迎の挨拶って、まるで一昔前の体育会系のノリだけど、
その後のロッカーでの事なんかもはや犯罪だし、どこか誰も信用出来ないヒドい職場だったなあ。
マリーの母親の事は多くは語られないけど、母親が起こした事件が(真相は皆ちゃんとわかってないにしても)
何らかの影響を与えてるんだろうね?じゃないと、あんなに執拗にマリーを痛めつけようとする意図が解らないし。
集団でやる所とか、一種の悪魔祓いみたいな感じなのかな?
バイクでマリーを襲った人達、マスクしてたけど、一人だけその肥満体でバレバレなんですけど。(笑)
そんな中、マリーが好意を抱く青年には一抹の希望が。
でも、マリーが追いかけられた時、彼がいきなり彼女の元に来たので一瞬疑ったけどね( ̄∇ ̄;
その後は、まるで父親と母親の若い頃を繰り返してる?って想像してしまう感じだったけど、何かもう少し心に響くものがあれば良かったな。
大人になりかけの少女マリーは静かな北欧の風景に溶け込んでいてとても良かったけど、自分の異変を知ってもあまり動揺はなかったね。
もう頭(心)も変化しつつあったから?それとも、教えて貰わずも本能で何かを感じ取り、受け入れる準備は出来ていたのかな?
変化(変身)を抑える為に強い薬を服用して廃人同様になった(と思われる)母は切なかった。
一瞬の凶暴な目覚めは、獣のサガと言うより娘への強い愛情からと思いたい。
そんな母(妻)を介護する父は日々何を想ってたんだろうな・・。途中から、マリーよりも父親の方に感情移入しちゃったかな。
でも、変化する娘って・・ある意味、大人になって外の世界へ飛び出すみたいな・・
父親目線で見るとそんな印象も少し受けたわ。    【Tジョイ博多】
 

幻影師アイゼンハイム
THE ILLUSIONIST (06年・米=チェコ)
(監・脚)ニール・バーガー (原作)スティーヴン・ミルハウザー
(主)エドワード・ノートン ポール・ジアマッティ ジェシカ・ビール ルーファス・シーウェル エディ・マーサン ジェイク・ウッド カール・ジョンソン
19世紀末のウィーン。その類い稀なる奇術技で、身分違いながらも心通わせた令嬢との愛を貫こうとする1人のイリュージョニスト・アイゼンハイム・・。
ネタバレしたらいけないのであんまり書けないけど、ちょっと出来過ぎスレスレなトリックが多かったかな。映画だと映像自体に加工が出来るから、
ヘタに本物っぽい高度なモノよりも、それこそオーソドックスな見せ方の手品の方がかえってワクワクするものね・・って改めて感じたわ。
令嬢との顛末は、途中までは予測だにしてなかったけど、ある所にピンと来て、あ、ああ来るのかも?とか思うと、ラストはそのものズバリだったりして、
しかも駆け足フラッシュバックであまり余韻が残らなかったのも残念。どこが始まりだったのかハッキリさせたいジレンマは残ったけど。
自分としては、少年時代のアイゼンハイムがカノジョにあげたペンダントがツボだったわ。あんな可愛いトリックのあるアクセ作れる彼って素敵〜。
と言うか、マジシャン(ここではイリュージョニストと言うらしい。違いがあるらしい。)って、考えてみれば、舞台で披露するだけでなく、
こんな仕掛けのあるグッズも自分で考えて作り出す訳だから、手先の器用さだけでなく相当な頭脳の持ち主だと言えるよね・・すごいわ。尊敬するわ。
ノートン君、久しぶり〜。私のPCのノートン君も消えちゃったから(爆)ほんと懐かしささえ感じたわ。ヒゲがちょっと胡散臭い感じしたけど、
相変わらずの芸達者ぶり。そして、横暴な皇太子の側についていながらも、その実、彼の奇術技に一番魅せられてしまっていた警部を演じた
ジアマッティが、ノートン君に全く引けをとらない程のいい味を出していて、絶対見た目はどーでもいい顔なのに(オイ)とっても素敵でした。(笑)
ところで私は歴史に(も)ウトいので何とも言えないんだけど、実際のハプスブルク家の皇太子ってどうだったの?って、ちょっと心配になったりして。
まあ、楳図先生が演じてるからヨシとして欲しいけどさ・・楳図先生って、もちろんルーファスなんだけどさ・・あーた、又こーゆー役に戻ったのかよっ・・。
令嬢はジェシカ・・うーん・・頑張ってたけど、ノートン君とカップルで見ると、ど〜も草食動物と肉食獣みたいな違和感が・・ゞ( ̄∇ ̄;)  【劇場】

原色パリ図鑑
LA VERITE SI JE MENS (97・仏)
(監)トマ・ジル (脚)ミッシェル・ミュンズ ジェラール・ビトン
(主)リシャール・アンコニナ アミラ・カサール リシャール・ボーランジェ ヴァンサン・エルバズ
まんまパリっ子の生活かと思ったら、移民達の話だった。
派手地味顔(笑)のエディが結構真面目で、思わず応援してあげたくなる展開だった。常識に無頓着なのが、ちょっと自分と同類の匂い。
仕事に対してはシビアだけど情は捨てきれない所も?^_^;でも、仲間達のお気楽ぶりには(いい人達だけど)ちょっとヒイてしまう所もあった。
『愛は宗教をも越える、愛は何にもまさるもの』ってのは解るけど、あの裏切られた彼が、自分の子でない赤ちゃんを抱っこする所はちょっと可哀相だった・・
ヒドいのは相手の二人なのに、どうして彼がおどおどしないといけないの?な〜んて、真剣に頭に来てる私までバカみたいよ。(~_~メ)
リシャール・ボーランジェ、いいよね。なんか品とハクがあって。(笑)生地をプリントする工程って、あんなんなのね。もっと見たかったな。【BS】


      

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