ベアーズ・キス
BEAR'S KISS (02・カナダ)
(ーー;)
(監・脚・製作)セルゲイ・ボドロフ (脚)テレンス・マリック
(主)レベッカ・リリエベリ セルゲイ・ボドロフ・Jr. ヨアヒム・クロール マウリツィオ・ドナドーニ
一見、華やかなサーカス。でも同じ年頃の友達も本当の親もいないローラの孤独が、全編ずっと漂いっぱなしで、想像してたよりも
シビアで重苦しい印象を受けた。お伽話とは元来そう言う物なのかもしれないけど、もっとローラとミーシャの心の繋がりを見たかった。
ただ人間の男になったから”寝る”・・(爆)とかじゃなく。これ、すごく違和感あったよ。どうしてこんな描き方するのかなー・・?
そもそも、ミーシャの魅力がよく分からなかった。ただの可愛い熊さんからイッキに気持ちをジャンプ出来なくて・・。
なので、せめてオーソドックスで先が分かるお話の方に、気持ちを込められるヒネリが欲しかったと思う。
でも、サーカスの舞台や、訪れた色々な国の様子は、そこの匂いや肌触りまで分かるくらいに良かったし、国ごとに挿入されるイラストも
とても可愛いらしくて素敵だった。「暗い日曜日」の渡嘉敷ちゃん(ヨアヒム・クロール)もGOOD。(笑)
孤独な心は、奇跡を呼べる?強く願えば、同じ気持ちの誰かに通じる?同じ気持ちの誰かが応えてくれる?
彼女も、もしかして元は熊だったのかな?いや、結局、愛ある場所にそんな境目などないと言いたいのかもしれないけれど。 【シネリーブル博多駅】

ヘアスプレー
HAIRSPRAY (07・米)
(^^)
(監)アダム・シャンクマン (脚)レスリー・ディクソン (オリジナル脚本)ジョン・ウォーターズ=88年映画版 マーク・オドネル=ミュージカル版
(主)ニッキー・ブロンスキー ジョン・トラヴォルタ クリストファー・ウォーケン ミシェル・ファイファー クイーン・ラティファ ザック・エフロン 
   ブリタニー・スノウ アマンダ・バインズ ジェームズ・マースデン イライジャ・ケリー アリソン・ジャネイ ジェリー・スティラー 
   ポール・ドゥーリィ ジョン・ウォーターズ
太めのお母さん、実はトラちゃんらしい・・と言う噂を聞いて、それが見たいが為だけに鑑賞・・。
けど、思いがけず楽しくて、見終わった後、自然と「楽しかった〜」って口に出て我ながらビックリ。
ストーリーはシンプルなんだけど、差別問題が変にジメジメした展開に陥る事もなく、
なにより、トレイシー役の女優さんがとっても良くてこれもビックリ。あのコロコロした体いっぱいの元気で
歌って踊って、しかも笑顔が最高に良かったので、見ている方もすごくハッピーな気分になれたわ。
ヘアスプレーコンテストの結果も、未来への希望を感じさせられて良かったです。
あ、トラちゃん・・(笑)気弱なお母さんだったけど、とっても可愛いかった〜。お父さんが惚れたのも解る気がする。
ミシェル・ファイファーが・・怪演?・・で、段々、研ナ○コに見えたりして・・(笑)
トレイシーのベッドのクッション(枕?)が、ポップな色合いのヨーヨーキルトだった!
【追記】これって元々はジョン・ウォーターズ映画だったのね!
知らなかった!(゜◇゜)~ ・・しかも出てるし〜〜道理で元気もらえたはずだ!??(≧▽≦) 【BS】

ヘイヴン 堕ちた楽園
HAVEN (04・米=英=独=スペイン)
(-_-;)
(監・脚)フランク・E・フラワーズ
(主)オーランド・ブルーム ゾーイ・サルダナ ビル・パクストン アグネス・ブルックナー
トオルちゃんのワイルドな姿が拝めそうな新作・・と思って観ていたけど、あれれ〜・・最初にちょろっと出てきただけで、
あと、いつまで経っても全然現れない。たまに、すぃーっと脇を通り過ぎる彼らしき人・・あの〜ヒッチコックですか〜?(笑)
どうもこの話は幾つかのパートから成り立ってるらしい・・とはさすがに途中で気付いたし、あと、ちゃんと彼のお話もあったから良かったけど(当たり前)
どーもこの
2つの話がうまくかみ合ってないんだよね。それは、あの時あの時間ここではこうでした、って言う事件のかみ合わせって意味じゃなくて、
雰囲気とか流れ・・がね、なんか交じり合ってない。カメラワークも、これでもか!と言うくらいの
フラッシュバック多用で、もう目も頭もチカチカ(☆_☆;)
・・終盤でのソレには、「そんなに説明してくれなくても見てれば解るから〜もうフラッシュバックやめてよ〜」・・って懇願状態。(汗)
物語は、最初のお話は導入部結構わくわくしたんだよね。ビル・パクストンが、あの平凡顔の裏側で何悪い事やってんだろ?・・なーんて(笑)。
娘役の子も、平穏な生活から一変・・新生活に何を見出すんだろう?とか期待しちゃって。でもそうこうしてると2つ目の話になって
(自分としては)トオルちゃんのこっちがメインだったので、
やっと出た!(便秘ではない)って、一所懸命観てましたが・・
ううーむ・・( ̄~ ̄;)なんかね、どーもしっくり来ないんですよ・・。
なんかねぇ・・
このカップル、全然お似合いに見えなくて!なんでだろう?・・醸し出す雰囲気が融合してないと言うか・・。
しかも、ある理由からロミオとジュリエット状態(?)になっちゃうんだけど、その先がね・・あんた達何やってんの?!って呆れてしまう展開でね。
逆境に居るのは分かるけど、どうしてそこまでヒドい状況なのか・・の説得力に欠けるので、
やってる事に必然性が全然感じられなくて、単に自暴自棄な姿を見せ付けられてるだけにしか思えない・・(汗)
ヒロインは悲しみの涙を流してはいるんだけど、なんか見てるとだんだん頭きちゃって!ゞ( ̄∇ ̄;)ドウドウ
結局、このヒロインを筆頭に、主役みんなに全然共感出来ないまま、気が付くと適当に終わっちゃった感じ。( ̄∇ ̄;)
あっれ〜・・つまりは何だったんだろう・・。新生活には金が要る!って事?(爆) いやいや、きっと、夢に描く世界も、
現実に足つけてないと、単なる夢物語に過ぎない・・って事なのかしらね?え?それも違う?(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
でもね〜この監督さん、
脚本を3日で書き上げた!らしいけど、この出来だとそんな事は全然自慢にならないですよ。
もっとじっくり練り上げればきっと面白い話になったはず・・せめて4日で書いて欲しかった!(爆)
【以下、ネタに触れています!未見の方はご注意下さい】
最初の話では、ピッパも男の子も結局イマイチよくわからん性格でしたわ。あと警官もねぇ・・あの暴力ヒドいね〜。
2番目の話では、薬品で顔がただれたトオルちゃんだったけど・・あの〜・・ただれてもキレイなまんまなんですケドーーーー!(^^;
どうしてこの程度で彼が自暴自棄になるのか解らん・・ただれてても、そんじょそこらの男よりまだまだステキなんだもん!
いや、自暴自棄の原因はコレだけじゃないって事なんだろうけど、それにしても、そんな事でどんどんマイナス思考にばかりなる姿には
ちょっと置いてけぼりくらっちゃったわ。ヒロインは、男あさりに暴走してましたがねー!(爆)
アンガー○ズ山根みたいな男の子が彼女に言ってたよね・・「どうして君みたいな女を彼が愛してるのか解らない」って。
うんうん、そーだそーだ!その通り!山根、よく言った!(≧▽≦)・・って、そこんとこだけが、この作品で唯一共感した部分だったわ。
ま、まあ、この山根君にももくろみ?があったのはミエてたけど・・でも、その話もないがしろにされてたよね?
監督さん、もしこの続きを作るなら、次回はこの山根君にも是非スポットを当ててね〜!・・呉々も脚本には4日かけてね!【ユナイテッド・シネマ・キャナル】

ペイチェック 消された記憶
PAYCHECK (03・米)
(監)ジョン・ウー (脚)ディーン・ジョーガリス (原作)フィリップ・K・ディック
(主)ベン・アフレック アーロン・エッカート ユマ・サーマン コルム・フィオール ジョー・モートン ポール・ジアマッティ 
   マイケル・C・ホール ピーター・フリードマン
あれ〜??メルギブソン主演のだとばかり‥( ̄∇ ̄; またまた一体何を勘違いしたのやら;;
気短かなユマが親近感持ててなかなかイイ感じだった。
しかし、主人公、思い切ったよね。記憶消されてしまえば、その先、なんの保障もないのにね。
でも、こんな大掛かりな話でなく、もう一まわり身近な題材だった方が、そう言う賭けは生かせた様な気も・・。 【TV】

ヘイトフル・エイト
THE HATEFUL EIGHT (15・米)
 
 
(監・脚)クエンティン・タランティーノ
(主)サミュエル・L・ジャクソン カート・ラッセル ジェニファー・ジェイソン・リー ウォルトン・ゴギンズ デミアン・ビチル ティム・ロス 
   マイケル・マドセン ブルース・ダーン チャニング・テイタム ジェームズ・パークス デイナ・グーリエ ゾーイ・ベル リー・ホースリー
   ジーン・ジョーンズ キース・ジェファーソン クレイグ・スターク
 
賞金稼ぎのウォーレンはお尋ね者の死体を運ぶ途中に大雪のトラブルで立往生。
そこへやってきた1台の駅馬車には、同じく賞金稼ぎのルースが女と共に乗っていた。
タラの密室劇!と聞いてワクワクしながら観て来ました。命がいくつあっても足りそうにない世界。
やっぱり登場人物の駆け引きが面白い〜何か起こるぞ的な語り口がたまらない〜・・と言うか、
今回はそれがメインで、他の要素はあんまりなかったかな。ヾ( ̄∇ ̄;オイオイ
結構なヘイトフル・エ○要素はあったけどね〜;;まあ、タラのそれはもう納豆についてるカラシみたいなもんだしテキトーにまぜまぜするとして。(謎)
そんな感じだったので、一応メインはウォーレンだとは思うんだけど、
ポジションに興味はわいてもキャラ自体には特に共感する所もなく、それは他の面々においてもそうだったので、
其々のキャラの数だけ、もっと個人にフォーカスしたアナザーストーリーも出来そう〜と勝手に想像。
南北戦争後のアメリカと言う事でばりばり差別的な事やってるけど、
お互いに差別しあってておあいこなのはもとより、地域・人種・男女等ぬかりもないね?な印象。
まあ、一か所に偏る訳にもいかないんだろうし;;そう思えば、ヘタにキャラに感情移入させる必要もなかったかもしれないし、
もしそう言う意味もあってワザと特定人物(主人公とか)への共感を排除したキャラ作りだったとしたら、
タラってやっぱり相当な策士だよね〜?うん、知ってたけども!(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)
俳優陣はみんなとても良かった!其々に自分の見せ場でしっかり個性が発揮出来てて、
今迄さほど興味なかった俳優さんでも、その良さ(と言うか味?)を感じる事が出来た。
ジェニファー・・好きだわ〜。怪演・・と言うか、元々彼女のイメージはこんなんよね?(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)Σ\( ̄ー ̄;ナンデヤネン
ティム・ロスがヴァルツに見えて仕方なかった;;今迄そんな風に思った事は全然なかったのに。
意識して似せてる訳でもないよね?単に同じ顔族だっただけ?( ̄∇ ̄;    【Tジョイ博多】
 

ベイビー・ドライバー
BABY DRIVER (17・米)
 
 
(監・脚・製作総指揮)エドガー・ライト 
(製作総指揮)レイチェル・プライアー ジェームズ・ビドル アダム・メリムズ ライザ・チェイシン ミシェル・ライト
(主)アンセル・エルゴート ケヴィン・スペイシー リリー・ジェイムズ ジョン・ハム ジェイミー・フォックス 
   エイザ・ゴンザレス ジョン・バーンサル CJ・ジョーンズ フリー スカイ・フェレイラ ラニー・ジューン
(声)ウォルター・ヒル
 
天才的なドライビング・テクニックでギャングの”逃がし屋”として働く青年ベイビー。
いつもお気に入りの音楽を聴きながら冷静にシゴトをこなす彼だったが、ある日ウェイトレスのデボラに出会い・・

音楽がアクションにハマってて気持ち良かった!車の操り方も自由自在で快感。
物語も、ギャングものにピュアなハ〜ト♪が溶け込んでて良かったし、最後まで全然飽きずに楽しめた。
と言うか、エドガー・ライト監督って本当は素直で真面目な人?ホントはいいとこのお坊ちゃま?
・・な〜んてつい思ってしまう様な展開だったなあ。(どう言う意味?笑)
ベイビーとデボラの出会い→歌に自分の名前がどうこう、ってのも、(いつか叫んだ)パチーノ&ファイファーのラブストーリーとは
比べものにならない位すんなり気持ちに入って来たし、ベイビーと里親との関係もしみじみと温かくて良かった。
ギャング団は最初J・フォックスが全編ブイブイ言わせるのかと思いきや・・
ジョン・ハムがどんどんカッコ良くなっていって惚れそうになったわ。(爆)
と言うか、彼の恋人のダーリンもカッコ良かったしねぇ〜二人揃ったら絵になりすぎて、彼らが普通だった頃の生活が想像出来ん。
ついでにJ・フォックスの背中のトランプが忘れられない。(こんなマジシャンを見た事があるもんで・笑)
スペイシーはいつの間にか「いい人そうなのに裏が恐そな俳優トップテン」の常連俳優になったよね。アメリカ版小日向文世な感じで。(違いますか)
ヒロイン・デボラはついこないだ見た「シンデレラ」のリリーちゃんだったよ。続くなあ。今回も可愛いかったよアモーレ!
しかし・・そんな個性的な面々の中において、何故か主人公ベイビーだけが一人フツ〜な平凡顔だった!( ̄□ ̄; ・・と言う・・。(笑)
正直、なんで主演に?って思った・・(言うな) けど、まあ変にとんがった今風イケメンじゃない方が世の中の好感を得るのかもね?
と、無理やり自分に言い聞かせる事にしたけれど。いや、別に悪くはなかったけどね・・まあ、可もなく不可もなく、みたいな。(爆)
サントラ欲しいな〜・・と、また「音楽ウトいくせにサントラ欲しがる病」をめでたく発症したのでオールOKってコトで。(≧∇≦)  【Tジョイ博多】
 

ペイ・フォワード/可能の王国
PAY IT FORWARD (00・米)
(監)ミミ・レダー (脚)レスリー・ディクソン (原)キャサリン・ライアン・ハイド
(主)ケヴィン・スペイシー ヘレン・ハント ハーレイ・ジョエル・オスメント ジェームズ・カヴィーゼル ジョン・ボン・ジョヴィ
ラストがちょっとな〜・・って思ったけど、とっても善良な作品で・・。あんな風に出来る人間になれたらいいよね。
見返りは期待しちゃいけないよね。ケヴィンとヘレン・ハントの関係が素敵だった。
そう言えばカヴィーゼル出てたね。ジェームズだって。【ユナイテッド・シネマ】

ヘイフラワーとキルトシュー
HEINAHATTU JA VILTTITOSSU (02・フィンランド)
(監・脚)カイサ・ラスティモ (脚)マルコ・ラウハラ (原作)シニッカ・ノポラ ティーナ・ノポラ (撮影)ツオモ・ヴィルタネン
(主)カトリーナ・タヴィ ティルダ・キアレント アンティ・ヴィルマヴィルタ ミンナ・スーロネン メルヤ・ラリヴァーラ パイヴィ・アコンペルト
   ロベルト・エンケル ヘイキ・サンカリ
ああ〜もうキルトシューうるさい〜!でも可愛いから憎めない〜でもめちゃうるさい〜黙れぇ〜!でも可愛い〜(なんやねん!)
そして、一生懸命イイコでいようとしてるヘイナハット・・(←こう聞こえる)・・ヘイフラワーもまた違った可愛さがあったなぁ。
北欧の日差しがとっても明るくて、どんよりした日のが多いんじゃ?って思うけど、よく晴れた日って本当に空気が澄んでてもうキラキラしてるのよね。
美しい風景よ〜。で、その日差しにぴったんこな
ヴィヴィッドカラー満開なグッズがところ狭しと画面いっぱいに広がってます。
今日は赤の日とか、今日のキッチンは黄色とか、シーンによって揃えてあったり、お洒落グッズも手作りポップ感覚ですっごく可愛い。
シーツも毎回お取替えあそばしてて、パンジーのが特に可愛いかった〜。ベッドカバーは優しい色合いの長四角パッチだったと思うけど、これもイイ感じ♪
このビジュアルだけでも、見てると楽しいし、元気になれそうな感じ。お話はまあそこそこありそうなホームドラマだけど、
専業主婦になりきれない母親や、仕事ばかりで家庭に構わない父親・・なんて、イマのフィンランドってこう言う事が問題になってるのかしら?って
思ってしまう位リアル。(笑)いや、こう言うのってもうどこの国でも問題なのかもしれないけれど、ヘイフラワーだけがしっかりしてて、
理不尽に周囲(特に妹)に振り回されるもんだから、見ていてマジで同情しちゃったよ。
日本でリメイクするなら、30年後の2人・・って事で、○姉妹主演でどうでっしゃろ?我儘なのは姉の方ですが。( ̄∇ ̄;)
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
・・なので、ついに彼女がキレた時には、変に嬉しかったりも・・(笑)だってキレて当たり前だよ〜。まだ子供だもん〜。
こう言う時期に、ちゃんと反抗するコトもやっとかなきゃ、成人してからがコワいよ。(笑)それに、うるさい妹達とも
一生付き合っていかなきゃいけないんだから、自分の思いを率直に言わないと・・ビョーキになるよ。ヨチヨチ( *´д)/(´д`、)アゥゥ
母親もね、なんかどうにかしろよ、って感じ。家事が苦手・・って所には共感していいはずなのに(えっ)言い訳ばっかじゃなんか見苦しいよね。
お隣さんに嫉妬するのも母であるが故・・なのはすっごくよく解るけど、あんなにいい人なら素直に任せていいんじゃないの?・・って、
これってヨメ・シュウトメ問題みたいね。( ̄∇ ̄;) 汗
【「もぐらの宝物」と言うのが(先に)同時上映されました。絵本の切り絵みたいな可愛いアニメでした。】  【シネリーブル博多駅】
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大変プライベートな事だけど、この作品を鑑賞した直後に、身近で取り返しのつかない出来事があった事を知り、ショックで
すごく滅入っていました。「自分は母親として失格」と言うヘイフラワーの母親の言葉が、楽しい映画とはかけ離れて
重く重くずっとのしかかってきてたまらなかったです。そう言う事があったものだから、この作品も、姉妹の話・・と言うよりも、
母親の事の方が今でも心に残ってしまいました。失格でもなんでも、子供にとっては母親はかけがえのないものなのでしょうが
親の心・子知らず・・でもあり、子の心・親知らず・・なのかも。誰もみんな一生懸命・・手探りで生きているのだろうけれど。

ペイン 魂の叫び
LEAVE (11・米)
 
 
(監)ロバート・セレスティーノ (脚)フランク・ジョン・ヒューズ
(主)リック・ゴメス フランク・ジョン・ヒューズ ヴァネッサ・ショウ ロン・リビングストン ブライアン・クランストン
 
警報器の音で起こされ階下に降りるとフードの男から襲われる・・そんな悪夢を半年も見続けているヘンリー。
医者に相談すると旅に出る事を勧められ・・

このタイトルに遭遇するのは三回目かな?(笑)
今度はどんなホラーかしらん〜? ・・と思ったら、ホラーと言うより真面目な心理ドラマだった件。
それほど目新しい設定ではないし、途中からなんとなく想像がつくので
それだけでずっと引っ張るには少々長い感じがしないでもないけど、
じょじょに事態が明らかになるにつれて、それに対して真摯に描かれていて考えさせられた。
信念を持って枝から離れ、堂々と地面に落ちる木の葉・・・・と言った言葉にも。
この世の欲を捨て、ただ愛する人を想い次の世界へ・・。
お兄さんとの思い出も、ずっと意識下に眠っていたんだろうね。
お兄さん、優しそうな物腰だけど怪しそうでもあった;;のは、ヘンリーの恐れや迷いが投影されてたから?
自分も人生〇〇年、煩悩だらけの日々からいかに解脱するかがこれからは重要ね・・(=_=)
   【Amazon】 

ペイン 〜PAIN〜
SCAR (07・米)
 
 
(監)ジェイド・ワイントローブ
(主)アンジェラ・ベティス ベン・コットン
 
顔の傷を気にしながら生活する女性ジョーン。彼女は、16年前にコロラドで起きた猟奇殺人事件の唯一の生き残りだった。
あっれ〜・・?イマイチだったわ・・おかしいな?
風の噂で、面白いって聞いた様な気がしてたんだけど・・もしかして、似たようなタイトルの別物と間違ったのかな?
それか、私が、監禁&拷問系は、ホラーの中でもイヤな方だと思ってるからかな?
それにしたって、物語にもあまり展開がなく・・展開しても、たいした事もなく・・。
それにアレだね、こう言う系列でもさ、笑えるとまではいかないまでも、
何かちょっとしたスキと言うか、マヌケさと言うか、そんなスパイスみたいなモノがあったり、
或いは、予想外のヒネリがあったりとかすれば、きっと楽しめたとも思うんだけどね。そう言うの全然なかったしなぁ。
ただ人を試すとか、ただ痛そ〜なだけ、なんで、物語は私の好みじゃなかったし、期待外れだったわ。
地下室の雰囲気はなかなか良かったけれど。(え)
あ!そう言えば、一番痛そう!・・なハズの衝撃シーンが、
何故だか一番痛そうじゃなかった!!・・のは、ちょっと違う意味でマヌケだったかも?(笑)
ただ、ずっと過去に捕らわれる主人公ジョーンは可哀想だったわ。
恐い体験だけでも充分に可哀想なのに、自分のせいで友達が・・とかなると・・毎日生きているのが辛いだろうね。
カウンセリングは受けてないのかな?・・なーんて、ホラーで真面目に心配しちゃったよ。
ジョーン役は、「虫おんな」の女優さんでした。ホラーに似合うお顔立ちな気もします。(笑)
・・と言う訳で、結論は・・ギークはいいけどヲタクはコワイ??(知らんけど・笑) 【DVD】
 

ヘヴン
HEAVEN (01・米=独=英=仏)
(監)トム・ティクヴァ (脚)クシシュトフ・キェシロフスキ クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
(主)ケイト・ブランシェット ジョヴァンニ・リビージ レモ・ジローネ ステファニア・ロッカ
久しぶりにラブ・ストーリー、いや、自分の手ごたえを感じる”愛の物語”を観た感じがした。
「愛してる」と囁く彼に対して彼女が答えた言葉が、とても重く、心に染み渡った。
自分の信じて来た物、心の高い所にいつも掲げていた物、それを失ってしまった主人公の言葉として、そして、そんな(罪人であり)
何もない自分へ愛を向けてくれる
彼に対して、これ以外の返答があっただろうかと思う。
復讐を終えれば捕まっても構わないと思う気持ちに、小さく芽生えた何かが二人を包み、何かを促す。
彼に対しての愛が、すぐに彼女にわいたとは思えない。けれど、そこにある何かを感ぜずにはいられない。
余計な物は全て削ぎ落とし、ただ愛と償いの為に手に手を取り合って走る姿は、生まれた時からいつも一緒、そしてこれからも、と・・
まるで双子の様にしっかりと心と心が繋がっているように思えた。
実は、ジョヴァンニ・リビージ・・予告編ではどうしても彼のアップに笑ってしまって・・( ̄∇ ̄;) でもそこに至るまでの展開が分かってるのと
そうじゃないので全然違うね。笑うどころかウルウル目・・(爆) 恋に落ちたリビージは、最初はただ子供っぽく見えたけど、その一途さが
とても純粋で美しかった。そしてこう言う、自己を鋭く見つめ内側から静かに変わって行く女性像に、ブランシェットはやっぱりハマる。 【KBCシネマ】

ペーパーボーイ 真夏の引力
THE PAPERBOY (12・米)
 
(監・製作・脚)リー・ダニエルズ (脚)ピート・デクスター
(主)ニコール・キッドマン ザック・エフロン マシュー・マコノヒー ジョン・キューザック メイシー・グレイ デヴィッド・オイェロウォ 
   スコット・グレン ネッド・ベラミー ニーラ・ゴードン
69年のフロリダのある町。地元新聞の配達を手伝うだけの日々を送る青年ジャックの元に、
大手新聞社に勤める兄が同僚と共にやって来た。彼らの目的は地元で起きた保安官殺害事件の再調査だった。

保安官殺害事件の真相に迫る物語・・と言うより、主人公青年のビッチ姐へのきゅんきゅん物語。(笑)
真夏に眩し過ぎる、エフロンの白いパ○ツ!そしてビッチ姐ニコールのまさかの一人ほにゃらら、そして砂浜での**!
それと、ああ・・お兄さんって・・そうだったんだ〜・・個人的にはこのマコノヘ〜がツボ。(←いいのか自分!)
それにしても伏字が多すぎるね( ̄∇ ̄;そんな雰囲気の物語なのよ〜。
殺人事件より、そんな描写のが絶対やりたかったんだと思う!(笑)
まあ、みんな其々に色んな趣味嗜好をお持ちですが、人を殺めなきゃとりあえずはアリなんでしょうかね?
・・て、何言ってんだか自分もわかんなくなってますが(汗)一筋縄ではいかない行動派な皆々様方でした。(主人公以外?)
それにしても、アメリカの田舎町って、そこアメリカじゃないだろー(←アメリカです!)

ってくらい辺鄙で異様な場所ってまだまだいっぱい残ってるのね。  【KBCシネマ】

ベガスの恋に勝つルール
WHAT HAPPENS IN VEGAS(08・米)
 
(監)トム・ヴォーン (脚)デイナ・フォックス
(主)キャメロン・ディアス アシュトン・カッチャー ロブ・コードリー トリート・ウィリアムズ デニス・ミラー 
   レイク・ベル クイーン・ラティファ ジェイソン・サダイキス ディードル・オコンネル
婚約者にフラれたジョイは憂さ晴らしに友達と一緒にラスベガスへと向かう。
時同じ頃、仕事を解雇されヤケになったジャックもラスベガスへと繰り出し・・
ラスベガスでのギャンブル合戦がメインかと思ったら違った・・。そこで縁のあった(笑)2人のその後の騒動ラブコメでした。
まあ、大筋、予定調和だけど;;そこに至るまでの、お互いのイヤガラセが見どころ。(^^;
・・と言っても、面白かったのは、ジョイの便座上げ下げ講座くらいかなあ。
この作品も(最近のラブコメに必ずある)下ネタを投入してたけど、あんまり効いてもなかった様な。
と言うか、台所の流しで○○するのにはドン引き。なんと言うか・・これで笑えと言われても・・
ちょっと「テッド」の、部屋で△△したのと似た感じで、そのエピソード重要なの?・・と、
深刻物語じゃないんだからマジにとるなと言われても、あえてわざとマジ質問したかったくらい。
ああ〜なんか、ちょっと最近のラブコメ見ると、そう言うの多すぎて虚しくなる。
例えば「ローマの休日」みたいな、清々しくて、キュンと切ないラブコメってもう絶滅したん?
・・なんて、ここで言っても仕方ないけど。ローマとベガスを比べてる訳ではないんで。たまたま、今ちょっと頭かすめただけよん〜。
憎いあんちくしょう的な(なんか昭和だな)そこから素直なラブ発生〜・・な流れは嫌いじゃないし、
「私がイヤイヤ$出して、ボクが投げやりに$運用しました!」・・と、2人で助け合い、チカラをかけ合わせれば、
たとえ、其々がトホホなマイナスオーラ全開でも、運気は必ずやプラスに・・上向きになる事でしょう!
・・てな感じも良かったので、なんかもうちょっと爽やかだったらもっとノレたのにな、と。
まあ、お金欲しさに偽装結婚続けるのはいいとしても(え)そこで親とか巻き込むとさすがに後ろめたくて共感もないけど;;
ジョイが作ってた、マーブルチョコくっつけた様なチョコケーキが可愛いかった。クイーン・ラティファには安心感・・(笑)
・・ところで、ジャックが付き合ってた女の子はど〜なったん? 【BS−NHK】

ペギー・スーの結婚
PEGGY SUE GOT MARRIED (86・米)
(監)フランシス・フォード・コッポラ (脚)ジェリー・レイクトリング アーレン・サーナー
(主)キャスリーン・ターナー ニコラス・ケイジ キャサリン・ヒックス バリー・ミラー ジョーン・アレン 
   ケヴィン・J・オコナー ジム・キャリー ヘレン・ハント
タイトルから文学的な物語かと思ったら、あれっ?ターナーなの?何か明るいアメリカのお話?
・・と、全然違う路線の話だったわ。(笑)物語は平凡だったけど、ちょっとした会話などは面白かったし、
気軽に楽しめました。60年代の高校生ってあんなファッションだったんだ〜?
ヘレン・ハントが若い〜かわいい!ニコラス・ケイジも若い〜びみょ〜ゞ( ̄∇ ̄;)コラコラ
キャスリン・ターナーは昔から変わらんなぁ・・(笑)
あれっ、ソフィア・コッポラ出てたの?え〜っ?どこ、どこ〜?ショーン・ビーン様どこ〜?(←久々出た!)【BS】

ヘキサゴン
SOMETHING EVIL (71・米)
(監)スティーヴン・スピルバーグ (脚)ロバート・クローズ
(主)サンディ・デニス ダーレン・マクギャバン ラルフ・ベラミー ジェフ・コーリィ ジョニー・ウィテカー
田舎の家を購入した家族にとりつく悪魔・・?!
タイトルに惹かれて手に取ったら、スピルバーグの初期TV映画らしい。
何か得体の知れないモノに振り回され、不安とイライラがつのる母親が、いかにも70年代風な顔立ちの息子のとある行為と共にプッツン!!(死語?)
する場面が良かった。(笑)悪魔と言う、自分にはイマイチ掴み所のない題材でも(悪霊・・と言った方がシックリ来るかな)巧みなカメラワークや
出ずっぱりなサンディに引っ張られて飽きる事なく鑑賞出来たが、ラストは少々あからさまに健全過ぎて(笑)残念。
家はあっても旦那は仕事、2人の子供はそろそろ反抗期&幼児で仕事もままならず・・で心の安定を欠いた主婦の心理サスペンスと言えるのかも?
悪魔から身を守る形・・と言うヘキサゴンだけど、サンディの描いた物はオクタゴンに見えたなぁ〜ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ 【ビデオ】

北京ヴァイオリン
TOGETHER (02・中国)
(監・脚)チェン・カイコー (脚)シュエ・シャオルー
(主)タン・ユン リウ・ペイチー チェン・ホン ワン・チーウェン チェン・カイコー
子供の才能を伸ばさんが為に必死に働き、駆けずり回る父。ともすれば、ただの親バカで終わる所だけど、この父ちゃんが、とってもイイんだよね〜!
子供の2倍は動き、喋り、編物だってしちゃうんだゾーみたいなね。こんな素敵な父ちゃんだったら、あのド派手なシュミの悪いネクタイでも
全然オッケーだわよ〜って。(笑)でも、父子関係にはある秘密が隠されてて・・って、このあたりはどうも一昔前のお涙頂戴モノでいただけないし、
そう言う秘密をコンクール前に喋ってしまうユイ先生もユイ先生だよな〜?と、不可解な部分はあるんだけどさ。
ラストは「グッド・ウィル・ハンティング」を連想。【以下ネタバレ注意:既にバレてるか?】
多くの観客の前でスポットライト浴びて演奏するリンよりも、大好きな父ちゃんの為に心のありったけを込めて弾くチュンの方が数倍素晴らしかった!
二人の強い愛情のオコボレでも貰った感じで涙しちゃったよ。(笑)権力やお金がモノを言う大都会、でも、そんな物では決して人の心は満たされない。
皮肉にもユイ先生の言葉「天国が明るい訳ではなく、そこにいる天使が明るいのだ」がオーバーラップする。
父ちゃん、チュン、リリ、そしてチアン先生・・一人ひとりがとてもすばらしい光を放っていたと思う。
あ、欲を言うなら、もうちょっとチアン先生の事を知りたかったけど・・(゜_。)☆\(--;)個人的にかいっ
それからユイ先生、どっかで見た顔だなぁ、と思ったら、カイコー監督でしたね。リリは夫人だし。 【シネテリエ天神】

BECKY ベッキー
BECKY (20・米)
 
 
(監)ジョナサン・マイロット キャリー・マーニオン (脚)ラッカス・スカイ レイン・スカイ ニック・モリス
(主)ルールー・ウィルソン ケヴィン・ジェームズ ジョエル・マクヘイル ロバート・メイレット 
   アマンダ・ブルジェル アイザイア・ロッククリフ ライアン・マクドナルド
 
父親が再婚相手を連れて来た事に反発し別荘を飛び出した少女ベッキー。
その直後、脱走した凶悪犯が別荘に押し入り、ベッキー以外は人質にされてしまう。

2021年の<シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021>にて上映されたとの事。
世の中には色んな映・・(以下略〜〜笑)。
それはともかく!
ほのぼのなニット帽被った女の子が主人公っぽかったのでそれなりの平和さも期待して見たけど、
ホーム・アローンな少女は ホーム・アローンな少年よりもガチだった! ・・みたいな。
冒頭から父親と再婚相手の態度があんなんだったから、すぐにベッキーに肩入れしてしまったけどさ、
あんな事になってしまって・・。でも、そうなりゃそりゃもうそうなるわな?(何)
怒りと悲しみと・・ついでに今日まで鬱積してたものを、学校でのあんなこととかこんなこととか、ミソもク〇も何でもかんでも、
この際、全部テメェらにくれてやんよ!・・みたいなブレーキのきかなさにすごく”思春期少女”を感じてしまった。(汗)
で、あの鍵って結局何やったん?
あのマークはたまに見るけど、そこそこで意味も微妙に違うらしいし?
今回の事で彼女の秘めたる狂暴性が一気に噴出した感じだったけど、あの鍵の魔力もあった? 
ネオナチ脱獄犯もあれに力を得てた?・・とか? あの鍵がカギ?!(シーン・・)
そんな目立ちすぎる謎を残したまま・・(?!) ベッキーは普通に被害者として・・(?!) ・・先の人生、君はどう生きるか?by駿(違)
【追記】
本作、2も作られるんじゃないか?とかなんとか?もしかしてシリーズ化の予定?
もしかしてパール婆ちゃん同様、ベッキーも令和のホラーアイコンを狙ってる?(←勝手な妄想です・・笑)  【Amazon】
 

ペット 檻の中の乙女
PET (16・米=スペイン)
 
 
(監・製作総指揮)カルレス・トレンス (脚)ジェレミー・スレイター
(製作総指揮)サルバドール・トレンス ヘスス・ウレド ショーン・M・ガウリー アーロン・カプラン ショーン・ペローネ
(主)ドミニク・モナハン クセニア・ソロ ジェネット・マッカーディ
 
動物保護センターで働く青年セスはバスの中で元同級生のホリーを見かけ声をかけるが軽くあしらわれてしまう。
しかしセスはずっと彼女の事が忘れられず・・

2017年に<未体験ゾーン>で上映されたらしい。
似たり寄ったりの監禁モノかと気軽に見たけど(気軽?)ありゃ〜・・そうやったんや〜・・な所があって、思ってたよりも面白かった。
ただ、ラストは・・あれは不可能では?気持ち的には解かる、すご〜く解るけど。いや、あれは現実の顛末と言うより、
彼女と彼だけの世界なんですよ、愛ってそう言うモンなんですよ、って事なのかもね?
【以下、ネタバレあるよ〜】
サイコものっぽかったから視覚的にはやんわりかと思ってたけど、
黒人の管理人が始末される所は結構グロかったなあ。犬って生肉食べるの?しかも人の・・。
んで、「ありゃ〜・・そうやったんや〜」・・な所とはもちろん、まさか彼女の方がサイコキラーだったとは・・!
・・って所ね。 絶対セスの方が怪しいと思うやん?だってあんな感じだし。(人は見た目が何割?は永遠の謎)
いや、私はセスの事、最初からそんなに嫌いではなかったけどね。(え)
彼女を救う為に自分の指をも切ってしまうセス・・健気過ぎ・・いやもう健気を越えてるね。
相手を救いたいが為にそこまでやるって、一切の迷いのない本心だからこそ出来るって事なんだろうな。
普通に見ればそれすら軌道を逸したある意味サイコかもしれないけど、誰かを救いたいと思うなら迷いがあっては無理・・なんだろうなあ。
最後、カレシの裏切りを知っても思いとどまれた彼女・・。
なんだかんだでセスのお陰だったし、だからあのラストはよく解かるし、嫌いじゃない。( ̄∇ ̄;
でも警察絡みにまでなったのに、その後セスをあの様な状態にするのは不可能だろう、と。
ここで話がこの感想の冒頭に戻るんだけど、だからあれは究極の恋愛駆け引きで手に入れた二人の精神愛の世界で、
セスにとってもHappyEndだったんじゃ?と思ったんだけどね。 健気なサイコ、と書いて愛と読んでもいい様な気も?!(*´Д`)    【Amazon】
 

ペット・セメタリー
PET SEMATARY (89・米)
(監)メアリー・ランバート (脚・原作)スティーヴン・キング
(主)デイル・ミッドキフ フレッド・グウィン デニース・クロスビー ブレイズ・バタール マイコ・ヒューズ ブラッド・グリーンクイスト
有名らしいので粗筋省略・・でもこんな話とは私は知らなかった!
一緒に観てた子供と、とあるシーンで声を揃えて「チャッキーだぁーーーー( ̄□ ̄;)!!!!!」・・って叫んでしまった。_(T▽T)ノ彡☆
いやあ、猫も子供(男の子)も可愛いこと!(* ̄∇ ̄*)しかし何故か女の子は母親よりも大人っぽかったのであった。(謎)
電話の所では、お父さん、せっかくゲイジが出てるのに無視・・。子供は「ゲイジ、シカトされてる〜可哀相〜」と爆笑〜ゞ( ̄∇ ̄;)
向かいのおじさんが、とある話でビックリする所も「おじさん、オドロキ過ぎ!」って爆笑の嵐!_(T▽T)ノ彡☆
クライマックスでのおめかしゲイジも可愛いかったなぁ〜ゞ( ̄∇ ̄;)お部屋のベッドにはクレイジーキルトあったし。
又、某シーンでは思わず「キャーー」って目をつぶってしまった・・(泣・・!)
子育て未経験の子供から「親はちゃんと子供見てないと!」とお叱りの言葉。(爆)
そして復唱・・「男の心は岩みたいにかたい」・・_(_△_)ノ彡☆あ〜・・面白かった〜。
1人で見ないで、子供と一緒におびえたり、ウルルンしたり、ツッコミながら見たのも良かったかも。(笑)
赤いパンツ男も印象的だったな〜( ̄∇ ̄;) この勢いなら2も見たい。今度はエドワード・ファーロングが主演だって!【ビデオ】

ヘッドハンター
HODEJEGERNE / HEADHUNTERS (11・ノルウェー=独)
 
 
(監)モルテン・ティルドゥム (脚)ウルフ・リューベリ ラーシュ・ギュドゥメスタッド (原作)ジョー・ネスボ
(主)アクセル・ヘニー ニコライ・コスター=ワルドー シヌーヴ・マコディ・ルンド ユーリー・ウルゴード
 
有能なヘッドハンターとして活躍するロジャーは画廊を営む美しい妻と幸せに暮らしていた。
が、実は彼には妻にも秘密にしている別のシゴトがあり、ある有名企業の元重役のクラスに目を付けていた。

以前ネスボの某作品を読んだ時に面白かったので、他のも読んでみたいと思い、たまたま図書館で借りたのが「ヘッドハンターズ」。
でもこれ、めくりながら、このタイトル、どっかで聞いた様な?
あ、そうだ、ニコライ(イケメンの方)がこんなタイトルの映画に出てたんじゃなかったっけ?
・・って思い出して慌てて調べたらやっぱりそうでした。せっかく借りて来たから読んだけど、面白かった〜(≧∇≦)
なので、映画の方にもすぐに興味がわいたけど、一部、
あのシーンはどうするつもり?! いくらなんでもあれの映像化はナイよね?
いくらあけっぴろげな北欧(注:勝手なイメージです)でもあれはキケン・・( ̄∇ ̄;
もしニコライ(イケメンの方)の役がクラスだったら、彼の≪ピー音≫を≪ピー音≫ってコトだし!
ダメだ!想像してはいけない;;
・・・・・。
ダメだ!つい想像してしまう!( ̄∇ ̄;
・・と言う訳で、余計な妄想をしない為に・・いや、原作が面白かったので、本作鑑賞。ヾ( ̄∇ ̄;
で、結論から言うと、
なんと〜うまく映像化したな〜! いやあ〜心配し過ぎて損したよ!(≧∇≦) でした。(笑)
全体的にはバッサバッサ端折ってるし、やたら軽い印象はあったけど、充分に楽しめました。
主人公ロジャーは本でイメージしてたのとはだいぶ違って、最初は少し違和感あったけど、
結構コミカルで笑える(苦笑かな)所も多い話なので、この困ったちゃん顔の俳優さんで良かったのかも。
対するクラスがイケメン中のイケメン設定だしね、ちょっと差をつけて貰わんと。(つけ過ぎか?笑)
クラスは自分のイメージではファスベンダーだったんだけど、
これがニコライ(イケメンの方)だったなんて、もう小躍り♪して見るしかないし!
で、最初に騒いだ問題のシーンだけど、某所に隠れる所はちゃんと映像化してた(笑)
けど、さすがにそれ以上の細かい映像化(何)はなくて、でも実はそれってクラスとダイアナの関係を想像させる
大事な伏線だったので、映像化はしないまでもセリフ等でカバーするかな?って思ってたら、そこ関連は丸ごと変更されてたわ。
結果、原作のどこか不可解な女であるはずのダイアナは、本作ではあの様な女として描かれ、
キレイなどんでん返し(?)に持って行く・・と。
でもこれもアリかな。これはこれでスッキリして良かったかも。
勿論、心理ドラマ好きとしては原作のダイアナは興味深かったけど、
イケズ過ぎて本作のロジャーが益々困ったちゃん顔になっても可哀想だしねえ?
何にしても、面白かった〜( ̄m ̄〃 うまく映画化したな〜が一番の感想ではあったけど。(笑)
先に読んだ某作品もじき映画化されるそうだけど、実はそっちもある部分が気にな・・(もうええて?)  【DVD】
 

別離
JODAEIYE NADER AZ SIMIN / NADER AND SIMIN, A SEPARATION (11・イラン)
 
 
(監・脚・製作)アスガー・ファルハディ (撮影)マームード・カラリ
(主)レイラ・ハタミ ペイマン・モアディ シャハブ・ホセイニ サレー・バヤト サリナ・ファルハディ ババク・カリミ メリッラ・ザレイ
テヘランに暮らすナデルとシミン一家。妻シミンは娘の将来を考え海外移住を望むが、
夫ナデルはアルツハイマーの父親を抱えていると言う理由で断固としてそれに同意しないでいた。
ミステリの形を取りながら、現代のイラン社会の実態を浮き彫りにする社会派ドラマ。
・・なのは、前作「彼女が消えた浜辺」と似てるけど、
テーマを絞って描かれた前作に比べて、本作は社会生活の色んな部分にまんべんなくメスを入れちゃってます。
イラン国民の宗教に対する意識〜目線を守りつつも、解決されない雇用や介護問題、差別、或いは子供の進学についてなどなど、
イランだけでなくどこの国の人でも避けて通れない問題が山積み。
なので、重さとしては前作をはるかに上回り・・なんとアカデミー賞外国語映画賞を受賞したらしい。
それは、これほどの膨大な量の問題提起が、とりあえずはおかしな方向に行かなかった脚本が評価されたのかな?
ただ、私個人としては、前作「彼女が・・」の方が断然面白かったし好きでした。
・・と言うのも、また起こしちゃったんだよねぇ〜今回。映画見てどっと疲れる病を。( ̄∇ ̄;
なので、テンション落ちまくり・・で、これの感想もずっとほったらかしで・・UPがめちゃくちゃ遅れてしまいました。
決して、ネタ待ちだった訳じゃなく。(笑)
多分ね、色んな問題点もだけど、人間関係なんかもウザい現実とえらくオーバーラップしちゃってさ(爆)
それで息が詰まったんだろうな。それでなくても酸欠しそうな位のストレス抱えてて
やっと息抜きに映画鑑賞〜イェイ〜♪とか思ったら・・え?奥様、私?お手伝いさん、私?・・みたいな。
あ、別に私が美人で妊婦、って訳じゃなく・・Σ\( ̄ー ̄;)わかっとる・・
しかし、にも関わらず、え?なんでそんな主張を?なんでそんな自分勝手が許されるの?
・・と、彼女達の行動にも殆ど共感も出来ず・・勿論、宗教に対する考え方にズレ感じるのもあったけど、
それでも何かしら女性達にはもっと共感出来るものがあったら、まだここまで疲れはしなかったかも?
(注:女性達がそう言う抵抗をしなければ物語の重要な部分が進んで行かないし、
様々な問題が浮き彫りにされるには不可欠・・なのは解るけど、身近かな問題として捉えると心情的にキビしいわ;;)
そして、そこに容赦なく襲ってくる雑音の数々(注:男ども色々のしつこい繰り返し・・とかね・笑)が頭痛のトドメ。
ごめん〜・・今私、ホントに何も考えたくない〜・・って感じ・・( ̄∇ ̄;感想放棄・・(笑)
あと数年先なら、何か良い考え(?)も浮かぶかもしれない。色んな事に対して。
ただ、今はたのむ・・そっとしておいて・・なんか休みたい・・そんな状態。  ま、まあ、人生、そんな時期もある、ってコトで。
ちょこちょこやって来る別離とは比べものにならない位の、
(誰にでもいつかは来るであろう)人生劇場の怒涛の別離シーズンに押し潰されない様に、
今は精神を整えておく時期なのかもしれません。
すみません。映画内容に関係ない一身上の都合感想で。 ・・静かに座禅でも組んでろ・・と?( ̄∇ ̄;  【KBCシネマ】

ベティ・サイズモア
NURSE BETTY (00・米)
(監)ニール・ラビュート (脚)ジェームズ・フランバーグ (脚・原)ジョン・C・リチャーズ
(主)レニー・ゼルウィガー モーガン・フリーマン クリス・ロック
レニー・ゼルウィガー、はまり役。(笑)出来すぎた話ではあるが、彼女の個性で、どことなくほのぼのしたサスペンス・ラブストーリーに!?
新聞記者の彼は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお父さんかなぁ?似てたけど?
バーの女性は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお母さんかなぁ?似てたけど?
ベティにほのかな恋心?を寄せるモーガン・フリーマン、かわいい。ゞ( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】

ベティ・ブルー/インテグラル 「完全版]
37°2C LE MATIN L'INTEGRALE (91・仏)
(監・脚・製作)ジャン・ジャック・ベネックス (原)フィリップ・ディジャン
(主)ジャン・ユーグ・アングラード ベアトリス・ダル コンスエロ・デ・アビラン ジェラール・ダルモン
「ベティ・ブルー・愛と激情の日々」の完全版としての作品。
これ↑は、見てないのですが、どうもファンによると、全く別の意識で捕らえた方が良い作品のようです。
「愛と激情・・」が女性の立場、「インテグラル」(約1時間追加)は男性の立場から描かれているらしい。
キュートでセクシーでめちゃくちゃエキセントリックなベティと、作家志望だけど夢を失いつつあるゾルグの激しい愛の物語。
冒頭から( ̄∇ ̄;)ありゃっ・・と思うようなシーン続出、こんなにボカシの多い作品も久々だなぁ〜と思いつつも、二人の愛の日々に引き込まれて行く。
しかし、こんなに愛し合ってるのに、なんでうまくいかないんだろう?ベティは自分の願う事は全部実現しない、って?こんなに深い愛の中にいて
どうして?(’’;)・・と、見終った後も、かなり引きずる作品でした。ベティが絶望の中にいて、めちゃくちゃな化粧をして呆然としている時、
ゾルグが来て何も言わずに自分もトマトペースト(?)を顔に塗りたくるシーン・・・とっても好きです。【ビデオ】

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
HEDWIG AND THE ANGRY INCH (01・米)
(監・脚)ジョン・キャメロン・ミッチェル (音楽)スティーヴン・トラスク
(主)ジョン・キャメロン・ミッチェル スティーヴン・トラスク ミリアム・ショア マイケル・ピット アンドレア・マーティン
オフ・ブロードウェイの大ヒットミュージカルの映画化。
見た目のエグさとはウラハラに、とっても純で繊細、そして辛さを笑い飛ばす強さを持った主人公!もう、たまらんくらい好き〜!
曲それぞれも、ぶっ飛びながら、とっても切ない・・(T_T)「愛の起源」他、とても心に残る曲ばかり。サントラ購入。アニメーションも良いです!
ラストはどうなんでしょう?自分の好き勝手に解釈していいのかしら?するわよ。
余談ですが、男性を演じてる女性もいらっしゃいます。言われる迄気付かなかった・・( ̄∇ ̄;)【シネテリエ天神】 ≪おまけのページ≫

ベニーズ・ビデオ
BENNY'S VIDEO (92・オーストリア)
 
(監・脚)ミヒャエル・ハネケ
(主)アルノ・フリッシュ アンゲラ・ヴィンクラー ウルリッヒ・ミューエ
ビデオに撮られた豚の屠殺映像を繰り返し見る少年。その後、彼はレンタルビデオ屋で1人の少女に声をかける・・。
あれっ?この少年・・見たことあるぞ?もしや「ファニーゲーム」のあの鬼畜男?
ああ、多分そうだ・・面影が・・まだほんの少年だけど・・。頭の寂しくなったお父ちゃんが・・あれっ・・彼も見た顔だぞ・・
・・とか、思いがけず懐かしい気持ちに。・・にも関わらず、物語はあくまでも冷徹に淡々と進んでいきました〜。
当たり前やね〜〜ハネケだし〜〜(≡д≡)
「どうかと思って・・」。 現実にやってみるとどうかと思って・・とは・・
もうこれ以上ないくらいどうしようもない、何とも説明のつかない言葉。
想像力の欠如なのか、想像と現実の境い目が認識出来ないのか、自分と他人との繋がりを感じる事が出来ないのか。
遠い昔に・・「眼の前に映る人達って何なんだろう?自分は自分を動かせるけど、他人を自分は動かせない、
ではどうやって動いてるんだろう?ロボットじゃないだろうし・・どうやって?」
・・なんて、みんな自分と同じ人間ってシクミ(^^;・・って事がよく解ってない幼児の頃に思った事があるけれど、
ふと、その時の感覚を思い出した。
ずっと静かで冷やかに繰り広げられる物語・・
旅行のシーンのわずかな温かみも、家に戻ってきた時の冷たさ、恐怖を際立たせるしかないのがリアル。
ずっとありがとうでもなくごめんなさいでもなく黙っていたベニーが、最後、**に対面し、口にした言葉、
それがどこまで本心なのか、今となってはいっそ思考を奪われた方がましだと思ってしまうくらいの混乱に陥ってしまう。
暗い闇に堕ちているのは誰なのか?
しかし、この物語だって、ハネケには、単なる映画〜映像〜自分から発した向こう側の世界〜でしかない、
・・なんて言われたりして?
とことんイケズなハネケに、毎回おちょくられてる気がしないでもないが(笑)
それでも与えられた情報を、受け止めた皆がそれぞれどんな糧にするのかは、
ハネケにも全ては想像がつかないだろう。人はそれぞれに自身で感じ動いているのだから。
どこにでもいる様な女の子・・がやけに可愛く見えたのは、彼女には体温が感じられたから・・なのかなぁ? 【DVD】

ベニスに死す
MORTE A VENEZIA (71・伊)
(監・脚・製作)ルキノ・ヴィスコンティ (脚)ニコラ・バダルッコ (原)トーマス・マン
(主)ダーク・ボガート ビョルン・アンドレセン シルヴァーナ・マンガーノ
動く芸術品、ビョルン・アンデレセン!(笑)
良かった〜、やっぱり好き〜(* ̄∇ ̄*)何かと影響を受けてるかも。【映画の会にて】【TV】【DVD】

紅薔薇夫人
 (06・日本)
(監・脚)藤原健一 (原作)団鬼六
(主)坂上香織 大沢樹生 津田寛治 永瀬光 黒田瑚蘭 宝井誠明 勝矢秀人
某氏がMゅうちゃん経由で貸してくれたホラー・コメディのオマケ?に一緒にくっついてきた本作。
タイトルからして怪しげ・・つるばらだって充分怪しいのに、べにばらですか!
で、これをいつ見ろと?( ̄∇ ̄;・・と一瞬考えたけど、せっかくのご好意を無にしてはべにばらに負ける!と思い、鑑賞しました。
・・と言うか、主演が大沢樹生と坂上香織ってんで、あれえ?二人共、元アイドルじゃん〜じゃあ意外と真面目かも?とかも思ってね。
でもさ、後で知ったんだけど、坂上香織って、この作品、杉本彩を意識してたみたいね?要するに、やっぱりそう言う方面の作品でした
・・って、杉本作品見た事ないけど、彼女ほどの美貌もお色気も坂上からは感じられなくて、色々やっててもなんか物足りない(^^;
あのクモの巣みたいに縛られて・・なんかも、ほどいた後にもヒモの跡がどんだけついてるんかなぁ〜とか、そんなんばっか気になって。
物語も、見えた展開・・借金のカタに母娘で売春宿に売られ・・にオチもなし。
そもそも、語り部の大沢がな〜んもしないし。坂上に頼まれても動かんし。ホントに語ってるだけだし。(爆)
タイトルが、Venibaraって書かれてた気がするんだけど・・前歯で下唇を噛んで発音しろと?
その後、べにばら様は、殺人サンタ様と一緒に無事お里に戻られました。でめたし、でめたし。 【DVD】

ペネロピ
PENELOPE (06・英=米)
 
 
(監)マーク・パランスキー (脚)レスリー・ケイヴニー (製作)リース・ウィザースプーン スコット・スタインドーフ ジェニファー・シンプソン
(主)クリスティーナ・リッチ キャサリン・オハラ ジェームズ・マカヴォイ ピーター・ディンクレイジ 
   リチャード・E・グラント サイモン・ウッズ リース・ウィザースプーン
 
先祖にかけられた呪いにより豚の鼻を持って生まれて来た女の子ペネロピ。
母親は、その呪いを解くには同じ名家の男性の真実の愛が必要だと信じるが・・。
豚鼻でもリッチには何の違和感もない・・(笑)
なのに、恐怖のあまり捨て身で逃げる男どもって一体・・
「カースド」の普通のリッチのが全然恐いって!ヾ(ーー )
そんな腰抜け男達に振り回されないで〜まずは、ありのままの自分を受け入れて、幸せは自分の手でつかみましょ。
・・ってメッセージはしっかり伝わって来て、ペネロピがんばれ!って応援したくなったし、明るく元気になれる作品でした。
ただ、興味深く面白かった母親との関係が、結果、一方的に全否定みたいになっちゃったのは、
彼女の気持ちも理解出来るだけに、スッキリしなかったし、
ジョニーとのアレコレも、出会いの時以外さっぱり・・と言う中途半端さだったので、ラストが盛り上がらず残念。
あ、アンタまだおったん・・みたいな。ヾ(ーー )
ペネロピ撮影に執念を燃やしてたカメラマンがいい味出してたな。リースも貫禄がついてきてたし。
インテリアやファッション、風景がポップな色合い、映像でとっても素敵で、見ていて楽しかった。
マフラー可愛い〜♪あの巻き方も、楳図先生漫画チックでキュート。(* ̄∇ ̄*) 【DVD】

ペパーミント・キャンディー
PEPPERMINT CANDY (99・韓国=日)
(監・脚)イ・チャンドン
(主)ソル・ギョング ムン・ソリ キム・ヨジン
河原に寝転がっていた1人の男・・昔なじみの人たちの前で、よろよろと鉄橋に登り、向かってくる列車の真正面に立ちはだかり
両手を挙げて大声で叫ぶ・・「帰りたい!」。・・そして、その男・ヨンホの過ぎ去った人生が順々に蘇る・・。
途中までは、「こんな自己中オヤジ、自業自得やん〜・・このまんまずっと遡って、幼少時代まで見せられたら怒るでシカシー!」
・・とか思ってたんだけど、中盤、ヨンホ(ソル・ギョング)の初恋の女性・スニム(ムン・ソリ)が登場したあたりから、
あれ?なんか面白い・・どうして?って、どんどん引き込まれていっちゃって。
【以下、ちょっとだけ内容に触れてます】
愛人から「おじ様臭を消すため」(笑)と貰ったペパーミント・キャンディー、その時は「オヤジ臭消したってエロ臭は変わんねーよ!」
とか笑って思ってたけど、その後の展開を知ると、もうそれすら悲しくて・・「そうだよ、あんたの今はそうなんだよ・・」って笑い怒り涙。
「ペパーミント・キャンディーを包むのが仕事だから、嫌いでも好きにならなきゃね」とヨンホに言ったスニムの何げないその一言が、
この作品の全て=人生についてを物語ってる感じもする。はあ・・もう、見終わった後の何ともいえないこの気持ち・・;;
初めのヨンホ(中年のヨンホ)の心がカラカラに渇いた器だったとしたら、時が遡るにつれて、少しずつ水が満たされていった様な・・
そして、スニムとの出会いの時なんて、もう、そこには、澄んだ水でたっぷりに満たされたヨンホがいるのよね・・
眩しい未来に目を細めながら、きっと人生を疑う事なくまんま信じているヨンホがそこに・・。
ああ〜・・何・・これは・・!もう、胸をかきむしられる様な苦しさにしばらく息が出来ない感じだった。
人生は自分で切り拓くもの、とは言うけれど、若い頃のヨンホが懐かしさを感じた河原が、結局は彼の最期の場所となる・・のを見て、
人生は既に決められていたのかな、どんなにあがいても、結局は見えない運命の筋書きに従うしかない物なのかな、とか
自分もある程度生きてると、彼の人生がどうしてもヒトゴトとは思えなくってね。

印象的だったのは、スニムとの再会&別れ。
「あなたの優しい手が好き」と言うスニムの目の前で、わざと食堂のおネエちゃんのお尻を触るヨンホ。
ワカランでもないよ、ヨンホの気持ち・・強烈な事件を経験してしまって・・。でもさ、それはスニムにはあまりに酷すぎる態度。
お互いに何も言わなくても、決定的な別れを告げるその場で、未来に「自分の人生を狂わせた人間を1人殺してやる」と言った
ヨンホの銃を取り上げて、その時の彼を抹殺してやりたかったよ。・・いや、その時もう彼は自殺(自滅)してしまったとも言えるんだろうけれど。
時を遡って語っていく手法は、他の映画でもたまにあるけれど、人生を懐かしむと言う、一種の甘さ(ノスタルジィィィ〜)を抑え、
好き放題やって勝手に悔やんで死を選ぶと言う、共感出来ない最期を迎える物語に、この手法は素晴らしく似合っていると思った。
ここで主人公に共感されて自殺賛歌になられちゃ困るしねぇ。その辺が絶妙。
そして、(これは同監督作の「オアシス」でも思ったんだけど)見終わって、どうしようもなく涙が溢れそうになるんだけど
(いや、「オアシス」では号泣したけど;;)どこかで「泣いちゃだめよん!安っぽい涙は流しちゃだめ!飾りじゃないのよ、涙は!」
って言われてる様な気持ちにもなるんだよね。(井上陽水に?・笑)それでもう、ガマンガマン・・。
でも、思い出すと又、苦しくなって涙が出てしまうんだけどね。なんだかねぇ・・ひどく後に残る作品でした・・。今も納豆みたいに糸ひいてる。
主演のソル・ギョングは素晴らしいね!
この時の顔立ちは、イマイチまだ個性に欠けてる感じするけど、今は大杉蓮みたいに(さんまみたいに?)味があるよね。
やっぱりいい仕事して来た結果かしらん。ムン・ソリも、そんなに出番はないんだけど、周囲が俗っぽい感じなので、その清楚さが輝いてました。
2人とも「オアシス」でも素晴らしかったもんね。監督共々、すっかりファンになっちゃったよ。【ビデオ】

蛇にピアス
 (08・日本)
 
 
(監・脚)蜷川幸雄 (脚)宮脇卓也 (原作)金原ひとみ
(主)吉高由里子 ARATA 高良健吾 あびる優 ソニン 今井祐子 綾部守人 市瀬秀和 妹尾正文 市川亀治郎 
   井手らっきょ 小栗旬 唐沢寿明 藤原竜也
 
思ってたよりも面白く見られた。
つかみどころのないヒロインだったけど、失くした事の痛み以上の痛みがあるのか?・・などと彼女を見ながら感じてた。
ARATAがあんな場で顔面いっぱいにピアスしたまま現れたのには吹いたけどね。(笑)    【BS】
 

蛇の卵
THE SERPENT'S EGG / DAS SCHLANGENEI (77・米=西ドイツ)
(監・脚)イングマール・ベルイマン
(主)ディヴィット・キャラダイン リヴ・ウルマン ゲルト・フレーベ ハインツ・ベネント ジェームズ・ホイットモア
脱税容疑に嫌気のさしたベルイマンが、脱スウェーデンでドイツに渡り、アメリカ資本で作った作品だとの事で、一般的に”ベルイマンらしくない!”と、
低い評価を受けてるみたいだけど、自分にはそこまでの知識はないので判りません・・(^^; でも言葉は抜きにしても(笑)今まで見た作品よりも
人物から背景(状況)へと力が入れられているなぁ・・と言う印象はあって、しかしそれがとても良い雰囲気を醸し出していて、私は嫌いじゃないし、
むしろまた変わった視点でのベルイマン作品を見れてよかったなぁ〜と、かなり興味深く鑑賞出来ました。(^^ゞ
とにかく、じわじわとヒトラー派が力を蓄えてきている世の中での人々・・ドイツ人もユダヤ人も・・のこの上ない不安な心情がとても伝わって来る。
自分の身近な人間の変死が続く・・と言うサスペンスタッチな展開のモト、理想世界を築く為の人間の愚かな行為が、あちらこちら見えない所で
着々と成長しているその社会的不気味さよ・・。(部分的にちょっとラースちゃま系ホラー?・・笑)舞台のリヴはとても可愛いらしかったし、
キャラダインは、名前を聞くのもえらく懐かしく、しかもこう言う役をするイメージはなかったのでビックリでした。(日本劇場未公開作品)【DVD】

ベルヴィル・ランデブー
LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE (02・仏=カナダ=ベルギー)
(監・脚・絵コンテ・Gデザイン)シルヴァン・ショメ (美術)エフゲニ・トモフ (音楽/作・編曲)ブノワ・シャレスト
(声)ジャン=クロード・ロンダ ミシェル・ロバン モニカ・ヴィエガス
こ、この絵は一体?!・・と、とことんデフォルメされた異様キャラに最初はギョッとしたんだけど、慣れてくるともう、みんな可愛くて可愛くて!
ずんぐりむっくりのお婆ちゃんも、3婆トリオも、箪笥体型な悪いさんも・・そして犬のブルーノ・・!わんわんわんわんしゃあしいけど、
ちゃ〜んと夢まで見てて、それがめちゃくちゃ私のツボ!
全編、リアルなんだかシュールなんだか、キレイなんだかグロテスクなんだか・・いやぁ、こんなアニメ好きだわ〜!
始まりは大好きな「ベティ・ブープ」みたいなレトロ・アメリカンなノリで、すぐヨーロピアンな雰囲気に変わるんだけど
どこを取ってもマイペースを貫いた潔い展開がすごく気に入った。オトボケのろのろカーチェイスってどうよ!(≧▽≦)
不気味可愛いキャラの背景は緻密な手描き線画風ですごくアートな美しさがあったり、一番漫画チックなキャラのお婆ちゃんと犬の
大海原航海シーンではモーツァルトが流れたり、その
ギャップ=ミスマッチさが素晴らしい!(笑)
日本のアニメに見られがちな、みんなイッショな貧困なイメージなキャラには情けなさすら感じる事もあるけど、
この外国アニメにはそんなのを全部蹴っ飛ばす位の強烈な個性があって、そう言う意味でも爽快でした。
オヤジ顔でも可愛い孫を見よ!一直線な孫を見よ!恐い?(汗)シワシワでもイキな3婆を見よ!まいったか!(笑)
一生懸命孫探しするお婆ちゃんのイヤリングが、時には汗に、時には涙に見えたのは私だけかしらん・・(ノ┏Д┓`)ホロリ
「僕のスウィング」以来、ちょっとハマってたジャンゴ(何げなく登場・笑)系マヌーシュ・スウィングも軽快で素敵でした。
おっと!エンディングは最後までちゃんと見てね〜!こう言うのもツボ。(≧▽≦) 【シネテリエ天神】

ペルセポリス
PERSE POLIS (07・仏)
(監・脚)マルジャン・サトラビ ヴァンサン・パロノー (原作)マルジャン・サトラビ
(声)キアラ・マストロヤンニ ダニエル・ダリュー カトリーヌ・ドヌーヴ サイモン・アブカリアン ガブリエル・ロペス フランソワ・ジェローム
まるでバーバパパみたにビヨ〜ンと伸びた人達・・チャドルを着た人達なんですけど(笑)・・に惹かれて鑑賞。
戦時下、オーストリア疎開したイランの少女がヨーロッパでの体験と祖国帰国にあたっての様々な出来事や思いを、等身大で綴った物語。
最初、画面の白地に白抜きの字幕だったので、非常に読み難く、半分読んだ程度ですぐに次の字幕に変わっちゃったりしたので
しまった・・これは物語についていけるだろうか?・・ってかなり心配したけど、少しするとそれも減り、読める様になったので内心ホッとした。(^^;
しかし、モノクロの素朴でほのぼのとした絵柄とは裏腹に、主人公マルジ達が置かれた状況(イラン国内)は非常に緊迫していて、
そのシンプルで無駄のない描線からかえって戦争が忍び寄る恐さが想像〜浮き彫りにされる様だった。
まだ子供のマルジが夜更かしして大人の話にちょっと首突っ込んだりする様子とか、そんな年の頃に周囲をどう感じていたか、など、
なんだか自分の子供時代をも思い起こさせられ、それから先も、遠く特殊なイメージのあったイランの1少女の感覚が、
自分のそれとあまり変わりない事に、アタリマエなのかもしれないけど驚かされる思いだった。あのビヨ〜ンと伸びた人達にもメゲずにね。(笑)
ヨーロッパでの彼女はもう本当にどこにでもいる様な女の子の1人・・傷つき易くて極端で(笑)自分の中でもがき続ける姿は、
とってもコミカルで爆笑した所もあったけど、共感する部分も多く、応援せずにはいられなかったし、彼女の家族がまたとても温かい人達で、
特にお婆ちゃんは、自分を守る為に他人を陥れたマルジの行為を厳しく叱る陰に溢れる程の愛情が感じられ、とても印象に残った。
ちびまる子ちゃん&がばい婆ちゃんinイラン・・ってトコか?(謎)・・マルジのおじさんの作った**も素敵だったな。
一緒に観た娘は、この物語が大昔でなく自分が生まれた頃にも関わっていた事に驚いていた模様。それまで勝手に想像していた
イランに対するイメージが少し変わり、そこに暮らす人達への理解や素晴らしい文化を知るキッカケにもなった様に思う。
声を担当しているドヌーヴ母娘等・・観る前は気になってたけど、本編観てる時は話に集中していてまったく忘れていた!(^^ゞ 【シネリーブル博多駅】

ヘルタースケルター
 (12・日本)
 
 
(監)蜷川実花 (脚)金子ありさ (原作)岡崎京子
(主)沢尻エリカ 寺島しのぶ 大森南朋 綾野剛 水原希子 新井浩文 鈴木杏 寺島進 哀川翔 窪塚洋介 原田美枝子 桃井かおり
沢尻逮捕でこれ見られなくなる?って心配してたらAmazonプライムでまだ見られたので慌てて見たわ。
なんだこれ、新井浩文も出とるし。(爆) ついでに炎上芸人(違う)水原某も出とる。
それはともかく!
りりこの度を越した我儘が大昔の芸能界風で苦笑・・いや、勝手な想像ですが。(爆)
内面無視、外観至上主義?の使い捨て世界、自然無視、人工至上主義?の張りぼて世界、
急速にそんな世界に堕ちていくのは芸能人だけでなく、そもそも世間一般がそうだからそうなってる気もする。
で何故世間一般がそうなのか、それは大半が無責任に(作為的に)煽るメディアのせいだとも思える。
りりこを崇拝してたマネージャー、あんなタイプ、現実でも事件起こしそう。(またも苦笑)
映像がポップでありながら、時折情感も感じられて素敵。
沢尻は、外見は整ってるけれど取り立てて目立つ個性がない、と言うのが最大の個性であり武器。
メイクによっていかようにも変われる(作りやすい)と個人的には見ていたので、この役はまさに適役、
さすが実花さん、作り甲斐があっただろうな、と思った。   【Amazon】
 

ベルニー
BERNIE (96・仏)
(ーー;)
(監・脚)アルベール・デュポンテル (脚)ジル・ロラン
(主)アルベール・デュポンテル クロード・ペロン ロラン・ブランシュ エレーヌ・ヴァンサン
超ブラック・コメディ家族映画?始まりはとっても好みだったんだけど、何しろブラックさがユーモアを越えた暴力的なモノばかりで、それでも
登場人物に可愛げがあればまだよかったんだけど、これがめちゃキレ易いアブナい人ばかりで、誰にも好意持てないし、笑うに笑えない状況。(;^_^A
これはもう、内容がどうと言うよりも、こう言うブラック・ユーモアが肌に合うか合わないかだけの世界みたいな気がする。私にはダメでした。【ビデオ】

ヘルボーイ
HELL BOY (04・米)
(監・脚・原案)ギレルモ・デル・トロ (原作)マイク・ミニョーラ (原案)ピーター・ブリッグス
(主)ロン・パールマン ジョン・ハート セルマ・ブレア ルパート・エヴァンス カレル・ローデン ジェフリー・タンバー ダグ・ジョーンズ
 
すっごく気に入った『デビルズ・バックボーン』、『パンズ・ラビリンス』つながり・・と言う事で、やっと見ました。
デル・トロ監督の、ハリウッドにひっぱられてのSFアクション・ヒーローもの作品。ちょっと『ダークシティ』を思い出したりして。
お話としては、さほどのめりこみはしなかったんだけど、やはり黄味がかった&青味がかった映像を駆使した独得の雰囲気が素敵♪で
ちょっとしたネタや絡みに(主人公は普通の人間ではないのだけど)とってもユーモアや人間味が溢れてて良かったです。
ガキんちょに恋愛アドバイス貰う、マッチョなヒーローって・・(笑)
「死んでた方が良かった〜!」と叫んで死んでいくゾンビにも爆笑_(T▽T)ノ彡☆
そして、エンドロールの間に現れたあのお方・・ゞ( ̄∇ ̄;
一時期注目していたセルマ・ブレアがヒロインだったので、『キル・ミー・レイター』見るのもすっかり忘れてたなぁ〜・・と思い出す。(汗)
それにしても、レッドって、なんかウィレム・デフォーに見えるんだよね。ロン・パールマンが演ってるはずなのに・・。
・・と言うか、ロン・パールマンなら、素のままでイイのに!ゞ( ̄∇ ̄;
・・半漁人の草g君!?もいい味出してました。 【DVD】

ベルリン、僕らの革命
DIE FETTEN JAHRE SIND VORBEI / THE EDUKATORS (04・独=オーストリア)
(監・脚・製作)ハンス・ワインガルトナー
(主)ダニエル・ブリュール ユリア・イェンチ スタイプ・エルツェッグ ブルクハルト・クラウスナー
ヤンと親友のピーターは、自らを”エデュケーターズ”と名乗り、金持ちの留守に不法侵入、贅沢への警告を残す!・・と言う
レジスタンス活動を2人だけの秘密の元に行っていた。が、ある日ヤンはピーターの恋人ユールにその秘密を打ち明けてしまい・・
好きなタイプの作品だったわ〜面白かった!ユリア・イェンチちゃんとブリュール君が出てるんだけど、
タイトルが固かったせいで、ずっと先送りにしてました。2人を信じて、もっと早く見れば良かったな〜。(^^ゞ
若く青臭い理想のままに行動する彼ら・・と、そこに関わる元似たよ〜な若者の大人。
どちらの信念にもとても思うところがあって、自分の中でも過去と現在が浮かび上がって来たわ〜。
(注:別にそういう活動はしてないんだけどね;;)
社会に対して色々なジレンマは消えなくても重苦しい気分だけが残る展開でなかったのも良かったし、
逆に爽やかな気持ちになれた。ラスト・・あぁ〜・・あれっ、あっ、そうだったんだ!・・と一瞬トロかった私です。
ユリアちゃん・・この作品でも光ってました。(^^)v 【DVD】

ヘレディタリー/継承
HEREDITARY (18・米)
 
 
(監・脚)アリ・アスター (製作総指揮)ライアン・クレストン ジョナサン・ガードナー トニ・コレット ガブリエル・バーン
(主)トニ・コレット アレックス・ウォルフ ミリー・シャピロ アン・ダウド ガブリエル・バーン
 
グラハム家を仕切っていた母エレンの葬儀を終え一息つく娘アニーとその家族。しかし娘チャーリーが次第に異常な行動を取り始め・・
もうさ〜今年(2018年)の劇場鑑賞はアクシデントあり過ぎじゃね?な感じで・・
本作、もしかしたら今年最後の鑑賞なのにさ、来たよ来たよ、最後に強烈なのがぁーーー
だって斜め後ろのオッサンがさ、いきなりBooooーーーって!( ̄∇ ̄??!
え?今のもしかしてオ〇ラ?!えっ?まさか?・・と思ってたら、数分後にまたBooBooooーーー!計3回( ̄∇ ̄;!!
いやあ・・これまで数々、色んなコトあったけどさ、さすがにオ〇ラなんて初めてだし!( ̄∇ ̄;
と言うか、上映中にそんなん想像すらした事なかったわ;;まいった・・さすがオヤヂ客最多な中〇の映画館!(←偏見・・笑)
でもま、音だけで、臭いの被害がなかったのは不幸中の幸いと言うべきか。( ̄∇ ̄;
そんなアクシデントがあったけれど、古めかしくて謎な雰囲気や状況がリアル過ぎるドールハウスなど、
そそるアイテム等で前半は引っ張られて良かった。
ただ、話が進むにつれて、あれ?これはもしやアッチ系だったのかな?な心配が現実になっちゃって。
当然の様にペイモンがなんたら〜・・とか言われても、「はい???」としか。(汗)
なんと言うか、恐怖よりも「それナンですか?」な疑問のが先に立ったと言うか、
正直、悪魔ネタって(興味はあっても)恐怖はあんまり感じないもんだからさ。
このテのホラーはやっぱり欧米の方々のが絶対恐いんだろうな・・とか、もはや他人事。Σ\( ̄ー ̄;
悪魔より貞子のが絶対恐いし!「ペイモン様」より「貞子様」!( ̄□ ̄;
そう言えば、冒頭、ドールハウスからまるで神の視点の様に現実の部屋に入っていったけど、
悪魔の視点でしたが何か?って耳元で囁かれた気もしたわ。
(偶然にも続けて観た)主演のコレットは文字通り全身全霊!全顔全霊!!!( ̄□ ̄;
普通にしてても何か乗り移ってて関わってはいけない雰囲気・・(汗)がとても良かった。(≧∇≦)
チャーリー、最初男の子かと思ってたら女の子だった。なんか独特な風貌だったな。
お兄ちゃんの方はどっかで見た様な感じだな〜・・と思ってたら、後でみみこさんからムロツヨシだと聞いて爆笑〜そうそう!(≧∇≦)それな!
それにしても、そこまでして「継承」せねばならないペイモンって一体・・?
結局何がどーしてどーしたい?のかよくワカランまま・・。抗えない男中心社会への警鐘?(シャレでなく!)
どっちかと言うと、おかしな宗教?にハマると家庭崩壊するよ、ってな話な気が。(爆)
まあ邪悪なモノはずっとあの手この手でこの世に、人々の中に、生き残ろうとするんだろね?
輝け美しい光よ!正しい技術と芸術を!未来へ伸びる若い芽へ!今こそ声高らかにContinues with Wings!!!(唐突なFスケネタで脱線)
追記・これ書いてる間、20回くらい舌を鳴らした事をご報告致します。アーメン。      【中洲大洋】 

返校 言葉が消えた日
返校 (19・台湾)
 
 
(監・脚)ジョン・スー (脚)フー・カーリン チエン・シーケン
(主)ワン・ジン ツォン・ジンファ フー・モンボー チョイ・シーワン リー・グァンイー パン・チンユー チャウ・ホンジャン
 
62年、監視や密告が義務付けられた戒厳令下の台湾。高校生のファンは生活指導のチャン先生に淡い恋心を抱く。
そんなある日、ふと目覚めた彼女は誰もいない教室に何故か自分だけが残されている事に気づく。

台湾の若者の間でヒットしたホラーゲームの映画化だそうで。
本すら自由に読めない世界と聞くとブラッドベリの物語を思い出すけど、これは台湾で実際にあった戒厳令の一環。
こう言う黒歴史を経てやっとイマの台湾になった、けれどまだあちらさんによる苦労は半端ない状況。
日本にとっても他人事じゃないし、もっとその辺を意識する必要があると日々痛感している。
なのでこう言った形(ゲームや映画)で若い世代にも少しでも興味をもって貰えたのは良かったんじゃないかと思う。
自分と言えばそんなゲームがあったなんて全く知らなかったけど、あのクリーチャーはそのキャラなのかな?
映画ではちょっと浮いてたけど(仮面の下で涙目?笑)嫌いじゃなかったし、ゲームにもちょっと興味が。
そんな時代で、誰もが求める自由の意味と国の在り方を考えさせられる一方、仲間や同士、家族ですらこの状況下でどこまで信じられるのか、
いや、自分自身こそ、どこまで信じられるのか・・と追い詰められるヒロインの心理ドラマでもあった。
政治的弾圧が生み出す恐怖に乗っかったが為に、自分自身が生み出してしまった恐怖に囚われたヒロインが悲しかった。
物語の展開はやや平坦ではあったけど、暗闇で行動する際の物音が静かにじわじわと迫って来るカンジとか
なかなかに心地よいホラー味(言い方が変?笑)で良かったし、途中、あぁ映画館だからこそ味わえる臨場感かも?!って実感する所も結構あった。
で、一応ホラーだけど、台湾(若者)映画によく感じる爽やかさが今回もあって、その正体は何なんだろ?登場人物の潔さ?演出の節操?上品さ?
なんてちょっと過去の台湾映画も思い出しながら考えてみたりも。 この感じはこれからの台湾映画にも無くして欲しくない所。
チャン先生は無駄に爽やかなとんねるず石〇に見えたりして。( ̄∇ ̄;   【KBCシネマ】
 

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON (08・米)
(監)デヴィッド・フィンチャー (脚・原案)エリック・ロス (原案)ロビン・スウィコード (原作)F・スコット・フィッツジェラルド
(主)ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット タラジ・P・ヘンソン ティルダ・スウィントン ジェイソン・フレミング イライアス・コティーズ
   ジュリア・オーモンド エル・ファニング フォーン・A・チェンバーズ ジョーアンナ・セイラー ジャレッド・ハリス
とあるアイススケートの試合をTVで見た時、リンクにコレの宣伝が掲げられていてね、
その時は「ベンジャミン・バトン?何じゃそりゃ?」って思ってたんだけど、どうもブラピの映画らしいとわかって、
その後予告編を見たら、ほんの数分なのに色々と思う事が溢れてきて・・予告編で感動して涙・・!
なので、これは絶対観なくちゃ!・・と期待を膨らませて本編を鑑賞〜・・
だけど・・何だか、ちょっと大味な印象だったなぁ〜・・あれぇ?予告編のが濃縮されてて良かったじゃん〜!・・とか。(^^;
最初の”時計”の話には、予告編同様、思う事が色々巡って、もう早速涙涙・・で、ハンカチ探したんだけど。
それと、ベンジャミン誕生から、新しいおうちの様子などはとても雰囲気があって浸れたんだけど、
中盤はちょっと退屈・・船が攻撃された迫力で目が覚めた感じで。(注:寝てません)
デイジーの**なんてのも、踊りながら外に出たら当然やろ!もしもあの時・・なんて関係ないやろ!とか思ったし。(笑)
でも、デイジー役のケイトはキレイでしたわ〜。バレエの立ち姿なんてホレボレしたわ。
なんかね、顔が若いとかキレイとか、まさかCG?とかそう言う事じゃなくて(むしろティルダはいつ見てもCG顔・爆)
品格と迫力がにじみ出てるのよね。年老いたブラピも可愛かったし(笑)若返ったブラピには
「おおっ!”7イヤーズ・・”の彼が、”リバーランズ・・”の彼が、そこに居るぅ〜!」・・って、本当に驚いた。
と同時に、それらの映画を見た頃の自分・・が走馬灯の様に駆け巡って行ったりもして。( - -) トオイメ
もし自分の時間(正確には肉体の成長)が逆に進んだとしても、時を分かち合える誰かが一緒でないと虚しいだけだろうね。
でも、自分の時間が逆でなく普通に進んでいても、誰かと解り合える時を持つ事なんて、それこそ人生のほんの一瞬に過ぎないのかも・・?
ベンジャミンは変わった成長をしていったけど、人生そのもの〜苦しみ楽しみ〜は普通の人とさほど変わりはなかった様に思えた。
それどころか、思いやりのある女性に育てられ、金銭的に苦労する事もなく、中盤はやりたい放題(えっ)
そして最期はあんな風で・・恵まれた一生だった様に思えた。別にボタンをノドに詰まらせて死ぬ訳でもなかったし。ヾ(ーー
むしろ、雷に7回もうたれた男のが数奇な人生だったんじゃ〜?と言うか、アンタよく生きとったね!(←1番のお気に入り・笑) 【ユナイテッド・シネマ】

変身
 (05・日本)
(監)佐野智樹 (脚)よしだあつこ (原作)東野圭吾
(主)玉木宏 蒼井優 佐田真由美 北村和夫 釈由美子(特別出演) 松田悟志
原作は面白いけど映画はイマイチ・・との噂があったので特に観る予定はなかったんだけど、招待券があったので鑑賞。
でも私としては「何が起こるの?」な前半は興味深く観れました。・・と言うか、主人公のジュンちゃんがさ、なんかイイのよ〜!
あの穏やかで優しくて、そして、カノジョ・・これは蒼井優なんだけど、彼女って遠目に見るとスレンダーで美少女系ではあるけど、
アップになるとそうでもないのよね。(すまん)でも、そのキレイ過ぎないけど自然体な所がとても良くてね、
ちょっと子豚ちゃん風な可愛さ♪ 
・・で、そのカノジョであるメグに向かってジュンが言うのよ・・
「君のそばかすも(他色々も)大切に思ってる」な〜んてさ!んで、ギュ〜って抱きしめてくれたりされた日にゃ〜、もう妖怪オババは感涙よ!
たとえ玉木宏の外見が特別好みのタイプでなくても、こんなカレなら私だって子豚になりたい!
「愛してる」なんて言葉が燃えないゴミの日に山積みされてる様なイマドキに、この言葉はシビれたわ〜!(死語)
・・と例によって勘違いの身の程知らずな大豚状態でしたが( ̄∇ ̄;) なので、後にこれと正反対なシチュエーションになってしまった時には、
もう悲しくて悲しくて・・メグの
賭けとも言えるあの一夜にはマジで泣いたよ。(爆)
大好きな人が変わっていく・・しかも自分を否定し、自分とは関係のない世界へ行ってしまう・・なんて・・
それでも信じてすがりつくメグの必死な気持ちも悲しかったけど、自分ではどうにも出来ないジュンの方が受身(被害者意識?)になれない分、
きっと数倍も苦しいんじゃないかとも思ったり・・。
これはアレだね、なんか5週間でいきなり片方だけ倦怠期になっちゃった夫婦みたいな
感じもするね。Σ\( ̄ー ̄;)
・・なんて、この二人の愛の日々には本当に胸に迫るモノがあって良かったんだけど、それが病院関係者:他・・が絡むシーンになると、
とたんに意味不明(?!笑)になるのが痛かった。( ̄∇ ̄;) ツッコミドコロは【ネタバレ!】にて。
音楽の挿入の仕方もわざとらしくて白けてしまった。まるで垂れ流しドラマ御用達効果音〜みたいな印象。
【以下ネタバレあり!未見の方はご注意下さい】
凶暴な性格ばかりが爆発してたけど、あれは死ぬ間際の犯人の世間へのウラミの凝縮なんでしょうかね?
それとも、ジュンの脳とのバランスを欠いた為の副作用?犯人だって優しい部分はいっぱいあったと思うだけに・・。
でもどんなに(元の自分よりも)優しくていい人に変わって行ったとしても、ホントはそんな事は問題ではなく、
自分自身を失う・・それだけが問題なんだろうな・・。どんな自分でも自分は自分・・この世に唯一だものね。
欠点ばかりでもそれすら愛おしい・・そしてそんな自分ですら愛してくれる誰かがいるとすれば・・暴れるよな〜(オイ)
でもそれならそれで、悪人がいい人に変わって行くって設定ならもっと面白かったかもしれないね。( ̄∇ ̄;)
橘先生、いくらお目付け役とはいえ、モデル・ファッションでジュンの部屋まで行くなよ・・。 でもって、
わざわざそこでナイショ電話しなくても・・家でしてくりゃ死んじゃう事もなかったのに。医師なのにマヌケ過ぎ。
犯人が銃持ってたのはまあ見逃すとしても、どうして男の先生も持ってたの〜?彼のをくすねてたの?
他・・何故家族が姿見せないの?どうして釈由○子ごときが特別出演扱いなの?!
←これが一番不可解!( ̄‥ ̄)【シネサロン・パヴェリア】

変態島
VINYAN (08・仏=ベルギー=英=豪)
 
 
(監・脚)ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
(主)エマニュエル・ベアール ルーファス・シーウェル ペッチ・オササヌグラ アンポン・パンクラトク ジュリー・ドレフュス ヨセ・デパウ
 
半年前に津波で幼い息子を失ったポールとジャンヌ夫妻。
ある日タイでミャンマーの慈善活動のビデオを見た二人だったが、ジャンヌがその中に息子に似た子供が映っていると言い出し・・

タイトル・・( ̄∇ ̄;
これ、「変態村」の監督さんだからと安直につけたタイトルなんだろうなぁ( ̄∇ ̄;
この監督さんの作品、ずっとこの調子で"変態"って付けられてたら気の毒だなぁ
と思って調べてみたら、そこはもう大丈夫だった模様。
・・て、前の「変態村」もどうかと思ったけどもさ・・・そもそもなんで"変態"を付けるに至ったのか・・( ̄∇ ̄;?
そう言えば、「バス男」はあまりのヒドさに後に変更されたよねぇ。
「電車男」が流行ってたからって、主人公がバスに乗ってただけでこのタイトルて・・・タイトル付ける人、仕事ナメとったやろ。( 一一)
話がつい「バス男」に・・( ̄∇ ̄;
で、変態の方ですが・・前の「村」の方はローラン・リュカ目当てで見て、今回はべアール目当てで見ました・・と一応言っておこう・・。
いや、べアールが出てなくても、このタイトルで見たかもしれんけど・・( ̄‥ ̄)
で、今回はべアールの旦那役でルーファス・シーウェルも出てて、
「知らなかった!なんてこったい、得したわい!(韻)良かった〜変態見て良かった〜」・・ってなったわ。
と言うか、さっきから変態変態言ってるけど、
これ、失くした子供を異国で探しまわる両親の、至って真面目な物語でしたわ。いやホント!
それがもう、見るからに怪しげな情報や取引で、どう見ても騙されてるとしか思えなかったり、
しかもどんどん未開の地へ入って行ってさ・・恐いよ・・。(実際の人身売買も想像しちゃったりしてさ・・ホント恐い・・)
それでも子供の無事を信じて進んで行く妻ジャンヌの姿が、旦那じゃなくてももう見てられなくなるくらいでさ・・。
妻と旦那の気持ちどっちも解るし辛すぎる・・。
しかも道中の変わりやすいお天気とかで、それでなくても離島とか森とか大変なのに、びしょびしょ、ドロドロ、埃まみれ・・
すぐ虫に刺されたり謎の生物に血を吸われたりしそうな、速攻ビョーキになりそうなシチュエーションでそれも恐い。
魂を天に導く提灯のお祭りはキレイだったし、飛び込んだ水面とか、映像はとても良かった。
それこそ、びしょびしょ、ドロドロ、埃まみれも、生身にしみ込んで来る様で・・。
最近こう言う感じの映像って減ってる気がするけどどうかな?
個人的には、もし物語が気に入らなかったとしてもこの映像だけでも見る価値がある気がする。
ジャンヌはとりつかれた様に進んで行くので、先がどうなるのか・・もう戻れないのかな・・と不安になったけど、
まさか旦那があんな風になるとは・・。 ラストに向かう所でしっかりホラーに・・Σ( ̄ロ ̄lll
シーウェル〜〜〜・・・と言うか旦那さん気の毒過ぎ。( ;∀;)
あの子供達は、同じく津波にさらわれた子供達で(或いは人身売買の犠牲?)あの島はあの世の楽園みたいな所だったのかな?
ジャンヌは全ての亡くなった子供達の魂の母に?息子の魂があそこに連れていったのかな?彼女の望む幸せはそれで良かったの?
旦那も迷いがなければそこに到達出来たのかなあ?
ただ、そのラストシーンだけは、心のキレイな人以外にとってはちょっぴり変態チックかも?(え)
いやいや、真面目な物語でしたけどもね、何しろべアールだからね、
なんかどうしても裸になると、母性よりお色気が勝っちゃう気もしてね、
いや、でもこの役はべアールに合ってたと思うし、旦那はシーウェルで正解でしたよ!どちらのラストも!( ̄∇ ̄;
べアールもシーウェルもすごく久々に見たし、そもそもこの作品が相当前ので(2008年)、
その時代って色んなジャンルの映画をガンガン見てた頃ね・・と懐かしい気持ちにもなったわ。
ジュリー・ドレフュスも懐かしい。昔日本に居たけど今どうしてるんだろ?    【Amazon】
 

変態村
CALVAIRE (04・ベルギー=仏=ルクセンブルグ)
(監・脚)ファブリス・ドゥ・ヴェルツ ロマン・プロタ
(主)ローラン・リュカ  ジャッキー・ベロワイエ フィリップ・ナオン ジャン=リュック・クシャール ブリジット・ラーエ ジジ・クールシニー
   フィリップ・グランダンリー ジョー・プレスティア
各地を巡るイベント・シンガーのマルクは移動中に車の故障で立ち往生・・。土砂降りの雨の中、仕方なく森の中の小さな宿に泊まる事に・・。
このタイトル・・( ̄∇ ̄;
いや、私は変態に惹かれた訳じゃなく、主演のローラン・リュカ目当てなの〜・・・・と言う事にしておこう・・( ̄∇ ̄;
それはともかく!(笑)主人公が泊まった所は村でなく森。変態村はそこからちょっと離れた所にありまして・・
確かに村の男共は変態行為に興じてましたが・・ 彼らはなんであんなんなんでしょうねぇ?
【以下、ちょっとネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
過去の某女性のせいなのかな?彼女は一体何者?ああ言う対象でしかない女なの?
いや、もしや宿屋の主人バルテルには一応普通の愛があったけど、あの村の奴らがそれをどうにかしたとか?あれは彼女の怨念のなせるワザ?
もしかしたら、モトは本当に単なる変態(と言うのも変だけど)だったけど、呪いかかって完全に狂ってしまったとか?
最後のヤツは・・あの一瞬、封じ込められてた(?)一応普通の愛(?)が蘇ったとか??・・マヌケでしたが。
村人が奇妙なダンスをする所は独特の雰囲気があって印象的だったけど、何しろああ言う事しかしないので(どう言う事だ)あんまり面白くなかった。
何より、主人公があまりにも頑張らないので、見ている方の気合いも空回りして疲れた。
だって最近「フロンティア」のカノジョの頑張りを見たばかりだったしねぇ・・あ〜なんとも情けない・・。
いや、それもこれも怨念のせい?マヌケなヤツの呪縛が解けた代わりに今度は彼が背負う事に?なーんて。
で、(いきなり)特典映像に「ワンダフル・ラヴ」と言う短編があったんですが、どっちかと言うと、こっちのが面白かったです。
ハイミスのララさんが、誕生日に男性の出前(?)を頼み・・そして彼を・・・・・・・・!!!!
・・な話ですが、エドは○み似なララさんがなかなか不気味ないい雰囲気を出しておられました。
で、彼女に密かに恋心を抱く男性が・・彼がまた、若いのにそう言うシュミなのね、って感じの見た目で(どう言う見た目やねん)
なかなか期待の持てるキャラでした。(意味不明か?)・・と言う訳で、もしこれレンタルされたら、こっちも見てね。こっちのがオススメ!(笑) 【DVD】

ペントハウス
TOWER HEIST (11・米)
 
(監)ブレット・ラトナー (脚・原案)テッド・グリフィン (脚)ジェフ・ナサンソン (原案)アダム・コラージュ ビル・コラージュ
(主)ベン・スティラー エディ・マーフィ ケイシー・アフレック アラン・アルダ マシュー・ブロデリック マイケル・ペーニャ 
  ティア・レオーニ ガボレイ・シディベ ジャド・ハーシュ ロバート・ダウニー
 
マンハッタンにそびえる超高級マンションで暮らす裕福な人々。
管理マネージャーのジョシュ率いるスタッフ達はそんな彼らを毎日サポートしていたのだが・・
このペントハウス凄いね。世界が違う。けど私生活をいつも見張られてるみたいな感じもして住みたくはないかな。住めんけど。(笑)
金持ちが貧乏人からお金吸い取るの許せんっ。なのであんな風にみんなが協力し合って一泡ふかせてやろうとするのは見ていてワクワク。
でもあのコソドロは最初から一人偉そうでイヤだな〜と思ったら・・やはり・・。
金庫の件はきっとそうだと思ったけど、あんな風に財産隠してたとはね。
それを盗み出そうと(運び出そうと)するのがもう大変〜。重過ぎるやろ・・しかも高所が恐過ぎる;;
最後にみんなに贈られたものには思わずニッコリ。一足早いサンタさんみたい。
ブロデリック出てたけど、いつもよりちょっと太ってた。いつもより金持ちだったから?まあ、早々に落ちぶれてたけど。( ̄∇ ̄;
生きろブロデリック!これからもその生きざまを見せてくれ!( ̄□ ̄;(≧∇≦)    【BS−NHK】
 

ヘンリー・フール
HENRY FOOL (97・米)
 
 
(監・脚・製)ハル・ハートリー
(主)トーマス・ジェイ・ライアン ジェームズ・アーバニアク パーカー・ポージー マリア・ポーター 
    ジェームズ・サイトウ ケヴィン・コリガン リーアム・エイケン 二階堂美穂
 
ゴミ処理場で働く青年サイモンはシャイで口下手。そんな彼の前に現れた自称物書きの浮浪者ヘンリー。
その影響でなんとなくノートに文字をしたため始めたサイモンだったが・・

宣伝画像に大きく載ってた生真面目そうな若者がヘンリーなのかと思ってた。 違った。( ̄∇ ̄;
自称物書き?自称作家?自称詩人?自称クリエイター?な前科一犯の中年男がヘンリー・フールで、
生真面目っぽい若者の方はサイモンだった。
それはともかく!
何か創作に関わったり興味がある人には、何かしら響いたり刺さるものがあるかもしれない。
表現の自由・・とは? な世界に、言うなれば二人一緒に飛び込んで、
でも運命は真逆に流れて行くのがとても皮肉だし切なかった・・。
実際には二人がどんなものを書いていたのかはわからないんだけど、想像で充分に楽しめた気がした。
小説で言えば、行間を読む、みたいに、知らない作品から何かが溢れて来る、みたいな感じで。
サイモンの詩だけで言えば、冒頭の光景(何)とか受けた理不尽な暴力とか、サイモンのゲ〇とか(笑)ヘンリーのゲ〇とか(笑)
ヘンリーの某へのエ〇なやらかしとか、なんか既に日々に散りばめられてた突飛な出来事がそこに凝縮されてたかも?とも思ったけど、
ヘンリーの作品はね・・掴み所がなさそうだから、何かと勝手に想像(が暴走?)したりね。
あの、最後らへんの少女の事件に関しては、自分は、ヘンリーは損得抜きで行ったんじゃないかと。
で、あれは単に事故だと思ったんだけどね。
確かに彼は過去も、この町に来てからもずっとロクなもんじゃなかったとは思うけど、なんでだろう・・そんな風に思ったんだよね。
それ(文筆)だけには真面目に向き合ってるつもりでいながら、単にすがりついて現実逃避してるだけみたいでもある彼が、
それでもサイモン(の作品)にはずっと真剣に向き合ってくれた・・とか思うとね。
単にサイモン目線(感覚)に陥ってただけかもしれないけど。
これ、2と3もある三部作なんだそう?知らなかった〜。(そもそもサイモンがヘンリーだと思ってた位だし・・笑)
サイモンの姉フェイが中心になった物語もあるそうで、ちょっと気になるなあ。   【ビデオ】
 
 


      

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