ボイス
PHONE (02・韓)
(監・脚・製作)アン・ビョンギ (脚)イ・ユジン (製作)キム・ヨンデ
(主)ハ・ジウォン キム・ユミ チェ・ウジェ チェ・ジヨン ウン・ソウ
満足するホラーって仲々ないので、あまり期待せずに観に行ったのが良かったのか、それなりに楽しめました。
キーパーソンは早い段階から分かるけど、それより何より、犯人捜しには、どうぞ自分の直感を信じてね・・「ああ、やっぱり」って思うはず・・。
だって、最初から異様な雰囲気あったもん・・(あ、ネタバレ?ごめん)子供の母・・戸田菜緒(この字?)ばりの、平凡そうで実はイマドキは
仲々いそうにない、物静かな美形奥様が、ただ行動的なだけでな〜んも感じてなさそうな主人公とは反対に、いい存在感を持ってました。
それから子供!全然可愛くないんだけど(オイオイ)白目むいての体当たり演技には驚き。←1番恐いかも。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

ボイス・オブ・ムーン
LA VOCE DELLA LUNA (90・伊)
(監・脚)フェデリコ・フェリーニ (原作・脚)エルマンノ・カヴァツォーニ (脚)トゥリオ・ピネリ
(主)ロベルト・ベニーニ パオロ・ビラッジオ ナディア・オッタヴィアーニ マリーザ・トマージ アンジェロ・オルランド
E・カヴァツォーニの「狂人たちの詩」の映画化。・・と言うのは後で知りました。(^^ゞ
月に対する色々な思いやエピソードを、ベニーニ演じる主人公サルヴィーニと共に色んな場所で体感出来たわ〜。(笑)
最初は(ベニーニ以外・笑)ガラリと変わる話に多少の戸惑いがあったんだけど、其々が、ある時は生き生きと、ある時はファンタジックに
描かれていて、その場その場で楽しめました。自分の世界しかなかった男が、女性の手をとりダンスする姿はとても微笑ましかったな。
月って・・人間の何なんでしょう?シレンシオ・・もっと静かに、耳を傾けてみたいね。【BS−NHK】

暴走特急 シベリアン・エクスプレス
TRANSSIBERIAN (08・英=独=スペイン=リトアニア)
 
 
(監・脚)ブラッド・アンダーソン (脚)ウィル・コンロイ
(主)エミリー・モーティマー ウディ・ハレルソン エドゥアルド・ノリエガ ケイト・マーラ トーマス・クレッチマン 
   ベン・キングズレー エチエンヌ・シコ マック・マクドナルド コリン・スティントン
 
中国でのボランティア活動を終えたアメリカ人夫婦ロイとジェシー。
せっかくだからロシアへも行ってみようとシベリア鉄道に乗り込んだ2人は、そこで同じ旅行者の若いカップルと知り合いになる。

世間的にはイマイチ評価だけど私は結構お気に入りなB・アンダーソン監督・・のサスペンス。
ずっと見たいと思ってたけど、近所のレンタル屋には似たようなタイトルのセガール作品しかなく(笑)
最近出来た別のレンタル屋で見つけ、やっと見る事が出来ました。
中国〜ロシアの道筋って・・想像しただけでもちょっと恐い感じがするのは私だけ?
ここでも、乗った早々から、ヤクについてのあれこれ話とか、それシャレにならんよ・・って感じの不穏さ全開。
だいたい、客だけならまだしも、乗務員からしてワケわからん・・に加えて、ガラ悪すぎ。
着いたら着いたで、言葉もワカランし(これは自分の責任か?)こんな所でもし何かあっても、何もかもがテキトーに揉み消されてしまいそう・・
・・とか思ってしまう〜。例えば、「ホステル」みたいにさぁ〜・・ひょ〜っ恐いぃ〜〜っっ・・ガタガタガタ;;
いや、実際に地元の方?ってな感じの方も大勢いらっしゃって、そんな方々からすると、
「旅行者が何を勝手な被害妄想ぬかしおって、失礼な」・・とか思われるのかもしれないけれど。(汗)
物語は、とりあえず今はマトモに善良なアメリカ国民として生きてます、的な夫婦がある事に巻き込まれる・・んだけど、
随所に、思わず肯く気の利いた格言があったり、(「悪魔を殺せば天使も死ぬ byテネシー・ウィリアムズ」・・確かに!)
ちょいとお茶目なユーモアもあったり(ロシアと言えばマトリョーシカよねぇ・・わかりやすっ!笑)・・で、なかなか面白かったです。
ラスト、事件の顛末にも、なるほど・・と思ったし、ラストのラストにも、アンダーソン監督らしい優しさが感じられて良かった。
(そうなの〜この監督さんって弱者にさり気なく優しいんだよね、いつも。そこが好き。)
・・んだけど、主人公ジェシー(モーティマー)の件に関して、ちょっと曖昧さが残ってスッキリしなかったのだけは残念。
もしかして、天使を愛してるから悪魔は赦す・・とか?
でもまあ、何にしても、これからもマトモな善良なアメリカ国民として生きていくんでしょう、きっと。
自分のいつものイメージとはちょっと違うモーティマーとハレルソンが見られたのも良かった。
特にハレルソンなんて、すっごい健全そうな明るいアメリカ人なんだもの〜。
こんなに武器が似合わないハレルソン見たのって初めて!(≧∇≦)
ノリエガ♪は出てるの知らなかったので、得した!って感じ。でも、やっぱり彼はいつも通り怪しい・・怪しすぎるぞ、ランビエール!(違う)
それとキングズレーもさぁ〜・・なんか、さぁ〜のくせに(サーね。称号ね)いつも怪しいよね。(笑)
ケイト・マーラはこないだ「ザ・シューター」で見ましたが、彼女ってルーニー・マーラのお姉さんだったのね。
あまり似てないし、妹のが可愛い系みたいだけど、お姉ちゃんもここでは影のあるキャラがとても似合ってて良かったです。
・・で、トーマス・クレッチマン!え?居たっけ?え?どこに?・・うーん・・頭の体操だけじゃなく、眼の体操もした方が良さそうな私;;
ところで、ドーナツの穴は・・穴があるからドーナツなんだよね、きっと!うんうん!(←D−ポップ無視?) 【DVD】

抱擁
POSSESSION (02・米)
(監・脚)ニール・ラビュート (脚)デヴィッド・ヘンリー・ホワン ローラ・ジョーンズ (原)A・S・バイアット
(主)グウィネス・パルトロウ アーロン・エックハート ジェレミー・ノーザム ジェニファー・エール
過去の2人がお互いに詩人なので、ラブレターの言葉がすごく素敵。もう、酔いに酔っちゃうよ、こんなの貰ったら。(笑)
だけど・・どこか潔くない中途半端な感じ・・それはあの時代だから仕方ない事なのかな?
言葉に酔う以上の愛がそこにあったはず・・なのに、それがあんまり感じられなかったのは、やっぱり愛の言葉が素敵過ぎたからかなぁ?
現代の2人の様子と、うまい具合に映像がリンクされてるのは面白かった。【DVD】

抱擁のかけら
LOS ABRAZOS ROTOS / BROKEN EMBRACES (09・スペイン)
(監・脚)ペロド・アルモドヴァル
(主)ペネロペ・クルス ルイス・オマール ブランカ・ポルティージョ ホセ・ルイス・ゴメス ルーベン・オチャンディアーノ タマル・ノバス
   アンヘラ・モリーナ チュス・ランプレアベ キティ・マンベール ロラ・ドゥエニャス マリオラ・フエンテス
かつては映画監督として活躍していたマテオは、今は別名で脚本家として暮らしていた。
が、突然現れた一人の男により、封印されていた過去が蘇る・・。

割と普通っぽい展開で、ヘタしたら昼ドラになりかねん愛憎シーンなんかもあったけど、
そこはアルモドヴァル、アプローチが興味深く、引き込まれました。
あ、冒頭の、なんだこのエ○オヤヂが!それが目的かい!・・とか思った、そのアプローチじゃないよ(^^;
過去の物語に交錯する男女のみならず、親子、そして映画の愛・・と憎。
そして、物語の端々に、失った過去の素敵な思い出だけをつなぎ合わせて・・
過去を見つめなおし未来に希望を見出そうとする展開がとても良かったです。
(別タイトル、抱擁のパッチワーク!パッチと映画好きにはオススメです!??)
マテオの愛によって鮮やかに蘇ったレナ・・そして、ずっとマテオを見守り続けるジュディット。
この物語のヒロインは、意外とジュディットだったかも?とも思ったり・・人生を作り出せるのは、語れるのは、
イマを生きてる生身の人間だけだから。
ペネロペ、色々な表情を見せてくれて魅力的でした。昔嫌いだったのが嘘の様に、素晴らしい女優さんだなぁ・・と。(笑)
やはりスペイン映画の方が彼女の魅力が伝わる様な気がする・・スペインと言うよりアルモドヴァル?
彼女の母親役だったアンヘラ・モリーナは出番が少なくてちょっと勿体無い感じも。
映画の手法を取り入れた心理シーンや、マテオやレナにリンクした実際の映画には興味津々。
エルネストJr.だけは、何故か「ライアーゲーム」の福永君にリンクしておりましたが・・?(謎) 【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】

暴力脱獄
COOL HAND LUKE (67・米)
(監)スチュアート・ローゼンバーグ (脚・原作)ドン・ピアース (脚)フランク・ピアソン
(主)ポール・ニューマン ジョージ・ケネディ ルー・アントニオ J・D・キャノン ジョー・ヴァン・フリート ラルフ・ウェイト ルーク・アスキュー 
   ディーン・スタントン デニス・ホッパー
街のパーキングメーターを壊して収監されたルーク。恐い者知らずな彼に囚人達は一目置くが、彼は繰り返し脱獄を図る様になる・・。
P・ニューマンの代表作らしいですが、それにしてもなんて邦題・・!邦題で損してる映画ベスト10の中に入るでしょう、これは。
今の所の1位は、やっぱり「ハイスクール白書・優等生ギャルに気をつけろ!」ですが。(笑) 
・・と言うか、監獄でタマゴ大食い大会なんてのがありましてね、いや、勝手にルークが「タマゴ50個食う」って言い出しただけなんだけど
監獄なのに、賭けしてるのに、なんか和気アイアイ。オマエ、殻むくの手伝うな〜・・とか、マッチョ囚人達がセコい事言ってるし。
全部ユデタマゴ?ロッキーみたいにナマで飲めよ、ナマで!・・とか密かに思いながらも応援しちゃってね、
だから何・・と言われれば、だから、この邦題はせめて「暴食脱獄」であるべきと・・(・・退場〜)
ま、まぁ、同じ牢にジャイアント・白田が居なくて助かった・・ってコトで。(^^;
・・こんな大食い大会したり、
囚人の仕事はさほどハードでもなさそうだし、
巨胸で洗車するフェロモン女拝みながら作業出来たり、
前半は、監獄とは思えないのどかさ。(笑)
けど、道路舗装をみんなで息をあわせてイッキに(注:シャレではない)仕上げるあたりから
物語は監獄&団結モノとして尻上がりに加速していきます。
繰り返し脱獄を試みるルーク・・ラストのケネディは印象的だったわ。
・・って、もう役名忘れてますが(汗)
彼はその昔、角川映画の「人間の証明」?「野性の証明」?か何だかに出てた位しか知らなかったので
こう言う素晴らしい役が見られて良かったです。
ルークを応援するケネディは、ちょいと矢吹ジョーを崇拝するマンモス西を彷彿。(笑)
それにしても、少し待てば普通に釈放されるのに、何度も繰り返されるルークの脱獄。
シャバに憧れや未練を持っていたとは到底思えない彼を
そんな風に駆り立てるものは一体何だったのか。
普通の社会に飼いならされた人間が久しく忘れてしまっていた本能なのか? 【ビデオ】

ボウリング・フォー・コロンバイン
BOWLING FOR COLUMBINE (02・カナダ)
(監・脚)マイケル・ムーア
(出)マイケル・ムーア チャールトン・ヘストン マリリン・マンソン マット・ストーン ジョージ・W・ブッシュ
思ってた以上に色んな角度からアメリカの銃社会(暴力社会)をぶった切った作品で、考えさせられました。
ただそこに銃があるから・・ではなく、何故そこに銃があるのか、何故それを手に取る必要があるのか・・?
そして、そこに銃がありそれが火を噴いたのは決して犬(!・笑)のせいではない・・!それは明確。
隣国カナダとの比較にはびっくり、と言うか、ドアの鍵をかけないと言うのを聞いて、ムーアが一軒一軒実験訪問していく様はとても可笑しくて・・
重くカラいテーマを、あの体格とバイタリティ、ユーモアでぐんぐん引っ張る。又、おどろおどろしいハズの(?)M・マンソンの、冷静でマトを得た一言が
とても印象的だった。ヘストン代表(笑)の後姿・・自分の発言に何の迷いもないのかな?もしかして後に引けなくなっただけ?^_^;
正義の名を借りて暴力を行う様は一番タチが悪いと思うよ・・もし自分の大事な人が銃で殺されたとしたら・・とっさに思うのは「なんで撃たれたの!?」と、
相手が銃を持ってる事(相手の暴力)を嘆くのでは?「なんで先に撃たなかったの?」とは思わないよね?【KBCシネマ】

ポエトリー アグネスの詩(うた)
POETRY (10・韓)
 
(監・脚)イ・チャンドン
(主)ユン・ジョンヒ イ・デヴィッド キム・ヒラ アン・ネサン パク・ミョンシン
釜山に働きに出た娘から中学生の孫を預かり2人暮らしをするミジャ。
最近物忘れがひどくなったと思いつつも、ふと目にとまった詩作教室の広告にひかれ思い切って通う事に。
そんな折、身近である事件が発覚する。

60をとっくに越えた年齢のミジャだけど、その雰囲気は昔のお嬢様、いつまでもまるで白馬の王子様を待ってる様な佇まい。
オシャレね、と御世辞を言われて、マジに「そうなの、私ってオシャレなの」。(笑)
そんな会話にも無邪気さが見て取れるミジャに突然襲い掛かる、ある事件・・。
それは、少女を自殺に追い込んだ孫達の事件だけれど、それと平行して明らかになる自分自身の事・・認知症発症・・が
思いのほかソフトに語られる所に、この物語の独特さを感じさせられた。
詩作教室で、美しい詩の世界を冒涜していると他人を非難する彼女が、孫の為に犯すある事・・にも驚かされたけれど、
この世界の現実を彼女なりに受け止め、堂々と決着をつけた様にも思われ、何故か清々しささえ感じられた。
美しいものと醜いものをひっくるめたこの世界を、全身全霊で受け入れた彼女の、建て前だけでない腹をくくった潔さ・・が素晴らしい。
詩作って難しい・・私もそう思う・・だって言葉は溢れても、そのどれもが自分の感覚とは違う物に思えて。
でもそうやって形にしようと、上辺だけの体裁を繕おうと思うから余計ダメなんだろうね。
最後にミジャがよむ詩は果たしてどれだけ彼女の心のままに綴れたんだろう?
いや、もしそれがまだ彼女にとってつたないもどかしい物であっても、その魂はきっとアグネスに伝わる(全てを忘れ行く自分にも)
詩はそんな物かもしれない、と思う。言葉であっても言葉を越えるその瞬間、そこに詩があるのかな、とも思う。
本作は敬愛するチャンドン監督の新作で、その世界にはやはりうなるものがあったわ。
けど、ミジャの心の旅・・が少々長すぎた感はあったな。歳を重ねると、早く過ぎる時間など関係なしに本人動作はゆっくりで(笑)
そんな雰囲気はすごく表れていたし、そんな時間が、逆にせからしい私なんかには必要なのかもしれないけど、
やっぱりせっかちな私にはちょっと退屈な時間にも感じてしまって。まだまだ修行が足りませんな。
ミジャは市原悦子にそっくりで(笑)お嬢様っぽさが抜けなくてもどこか好奇心旺盛そうで目が離せなかったけれど。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ところで、今回は、な、なーんと、イ・チャンドン監督が、映画の後に舞台挨拶に来られたんですよ〜!
いやぁ・・もう、感激!あのチャンドン監督が・・イマ、こうして、私の(私たちの)目の前に、いらっしゃるんですから!
・・てな感じで、質疑応答をされると聞いても、私はただボーッと拝見するのみだったけど、
私の席の三つ隣くらいに座ってた大学生とも思われる青年が、しっかり手をあげて質問。
まず監督の過去作の大ファンとの事、で、その後、監督は宗教や祈りについてどうとらえているか、の真面目な質問。
うわあ〜すごいなぁ、その質問、用意してきたんだね、エライなぁ。横顔はシンデレラ畠山に似てたし可愛いかったわ〜。(←関係なし)
・・とか思ってると、監督も「いきなり難しい質問ですね(笑)」(同時通訳アリ)と。
で、「私は教会やお寺には行きません。が、アメリカなどでは逆境の時に、その状況が何かの意味を持つかどうか考えるそうです。
もしそれが信仰と言えるのなら、私には信仰があると言えます。」等、気持ちよく答えてくれました。
いやぁ〜・・全くそうだよね・・私も同じ!・・だから監督の作品には共感出来るのかなぁ・・。
次に、少し年配の女性が映画の主人公の女優さんについて質問〜お答え、もありましたが、時間がすぐになくなってオシマイに。
この後、近くの大学で講演会もあったんだけど、なんせ突然知った事だったので行けなくて残念。
チャンドン監督、劇場の皆様、シンデレラ君(笑)も、貴重な時間を有難うございました。 【KBCシネマ】

ポエトリー,セックス
THE MONKEY'S MASK (00・豪)
(ーー;)
(監)サマンサ・ラング (脚)アン・ケネディ (原)ドロシー・ポーター
(主)スージー・ポーター ケリー・マクギリス アビー・コーニッシュ マートン・チョカス
サマンサ・ラングの待望の二作目でしたが・・( ̄へ ̄|||) ウーム 面白くなかったです。
ごついオバサンやなぁ・・と思った人がケリー・マクギリスだったのもショック・・(T_T) 【KBCシネマ】

ほえる犬は噛まない
BARKING DOGS NEVER BITE/フランダースの犬 (00・韓国)
(監・脚)ポン・ジュノ (脚)ソン・テウン ソン・ジホ
(主)イ・ソンジェ ペ・ドゥナ ピョン・ヒボン キム・ルェハ キム・ジング コ・スヒ
これは面白いっ!でも、かなりヤバい面白さ。愛犬家にはとんでもナっちゃんな非道映画?!
『犬達はきちんと保護されています』って、「アモーレス・・」でもあった様な前置きをわざわざしてるくらい残酷な場面があって、
そんなトコにはさすがの私も不快感はあるんだけど・・でもなんでそれでも面白い?
【以下ちょっとだけネタバレ】
そう言えば、韓国では犬食べる習慣が、あまり昔でない時期にまであったらしいね〜・・なんて事を漠然と考えていた。そんな事が、
高層マンションひしめく、変わりゆく韓国社会に突然再現されて・・平凡でぱっとしない日々からの脱却を図ろうとしても、賄賂だのリストラだの、
駆け足の世間の泥ハネをまともにくらってしまう理不尽さが、それでもキリキリと神経質になる事なく脱力系で描かれていて、ホワホワーンと、
いつの間にか引き込まれてしまった。いや、この感覚はある意味相当ブラックなんだけど。
そもそも、色んな事を真剣に見つめて得た結果が・・其々ににどこか「これでイーのか?!」なんだよね。
ケーキの箱の底に賄賂を敷いたが為に、つっかえてしまったイチゴが全て物語ってる感じ。
役者もすごくイイ!特に、ヒロイン(と言うには余りにもオトボケで、まるで女装したインパルスの板倉さん・笑)演じるドゥナの
気負わないダラダラさ&懸命さが光る。(良く見ればエンクミか満里奈の如く可愛い・笑))大きなギャグは殆ど漫画風でツッコミ所もあるんだけど、
さりげない小さなギャグの効果が抜群。後で知ったんだけど、これ、あの「殺人の追憶」の監督作だった。言われてみれば、異様に不快な部分と
トボけた味わいの混ぜ加減が絶妙なトコなんてどちらもおんなじだ。^_^; これからも目が離せない!
この作品は、しっかり『つるツボ映画』のブラック・コメディ枠に入れたいと思います。【アジア・ファンタスティック・ムービー・フェス:図書館映像ホール】

BOY A
BOY A (07・英)
(監)ジョン・クローリー (脚)マーク・オロウ (原作)ジョナサン・トリゲル
(主)アンドリュー・ガーフィールド ピーター・ミュラン ケイティ・ライオンズ ショーン・エヴァンス アルフィー・オーウェン シヴォーン・フィネラン
うう〜・・厳しい内容でした。もう涙が溢れて仕方ありません・・けど、それは何に対する涙なのか・・。
世間の人達、エリックの事をもう少し理解して許す事は出来ないの?って、まず頭をかすめる・・けど、それは私が部外者だから思える事。
当事者だったら、いくら未成年の犯罪と言えど許す訳にはいかないでしょう・・もし私が被害者の親だったら、たとえば子供がどうしようもない我儘娘で
それまで何の落ち度もないエリック達を罵倒して精神的に苦しめた後に殺された(あくまで仮定よ)としても、殺されてしまえば立場は逆転してしまう訳で。
殺された者は二度と生き返る事はなく、加害者に対する恨みも消える事はないだろう・・。それを部外者が、許してやれば?なんて・・言える?
でもエリックはねぇ・・やり直そうと必死なんだよね・・本当は優しさを持った人間だってわかるから、余計に手を差し伸べてあげたくなってさ、
エリックもだけど、主犯(と言うのも変だけど)のもう1人の少年もさ、もう可哀相で・・そもそもが子供を虐待して心をめちゃくちゃにしてしまう
大人の責任はどうなのよ!・・とかも思っちゃう訳で・・(涙)そして、あんな結果に・・なんて、もうやりきれなくてしょうがないよ・・。
あの後、周囲の人達はどうしただろうね?どう思っただろうね?もし涙したとしたなら、それは何に対してだろうね?
私も自問が続きます・・。重い内容だけど、考えさせられる機会を与えられて良かった。そう言えば、裁判員制度もいよいよだよね。
それはそうと!(元気出して文句に突入・笑)物語の流れは、最初はとても良かったんだけど、大事な所が、結局ほにゃららの息子が原因で
・・てのが、とても安直に思えて、内容が少し安っぽくなった気がして残念。ここんとこ、もっとどうにかならんかったんかいな。
とは言え、この作品、最初から地味〜なイギリスの匂いがたまらなくエエ感じで(?)なんかね、懐かしいと言うか、私には心地よくってね。
ヒロインも、クジラなんてアダナ(失礼ね〜でもトドよりいいのかな?爆)でさ、とっても普通っぽい所がまたエエ感じでさ、
でも、もしかしたら、エエ感じの半分はピーター・ミュラン効果かも〜?・・とかも・・。ププッ ( ̄m ̄*) 【劇場】

ボーイズ・ドント・クライ
BOYS DON'T CRY (99・米)
(監・脚)キンバリー・ピアース (脚)アンディ・ビーネン
(主)ヒラリー・スワンク クロエ・セヴィニー ピーター・サースガード ブレンダン・セクストンV アリソン・フォーランド
性同一性障害に悩む女性が選んだ道・・・そこで起きる悲劇を描く。思い出すと怒りの込み上げてくる作品です。作品の中の邪悪な男達に・・。
そんな”男性”を見せ付けられても尚”女性”ではいられない主人公に涙。こんなにツライ描写をしてもいいものだろうか、と思ったりも・・。【KBCシネマ】

ボーイ・ミーツ・ガール
BOY MEETS GIRL (83・仏)
(監・脚)レオス・カラックス
(主)ドニ・ラヴァン ミレーユ・ペリエ キャロル・ブルックス
ねっとりと暗くてクドクて何言ってんだか・・と思ってるうちにトリコに。ゞ( ̄∇ ̄;)
何だろ、こんな作品をたかだか22〜3歳の時に撮っちゃうなんて、これは驚異!  【ビデオ】

ボーダー 二つの世界
GRANS / BORDER (18・スウェーデン=デンマーク)
 
 
(監・脚)アリ・アッバシ (脚)イサベラ・エクルーフ (脚・原作)ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
(主)エヴァ・メランデル エーロ・ミロノフ ステーン・リュングレン ヨルゲン・トゥーソン アン・ペトレン シェル・ウィレルムセン
 
スウェーデンの税関で働くティーナ。
違法物所持の旅行者を嗅ぎ分ける不思議な能力を持つ彼女は審査官として活躍していたが、その容姿の独特さから孤独を感じない日々はなく・・

「ぼくのエリ・・」の原作者さんだったのね。 北欧と言う舞台をしっかり活かしたダークファンタジーって感じ。
人間の様で人間じゃない?みたいな人達だってこの世界に生きている、人間様ばかりがはびこってそうじゃない人達の居場所は?
そもそも人間ってもんの定義は?その価値観は?など、そこまで究極じゃなくても、
普段の生活の中でも生まれがちな感覚について考えさせられる物があった。
なんとなくだけど、自分はその辺の意識、いわゆるボーダーラインについては
良くも悪くも世間一般よりも少しユルい感覚を持ってるんじゃないかと思う・・ので、
この物語の見た目のファンタジーなインパクトとは裏腹に、なぜ違いがある事がどちらかを必ず脅かす事になってしまうのか、
どうやったらお互い気持ちよく暮らしていけるのか、とか(そのユルさを確認するかの様に?)割と現実に沿ってばかり考えていたかも。
お互いに尊重するイコール、お互いのボーダーラインを尊重する、なのかな。
それこそいわゆるボーダーラインをどう理解するかなのかもね。 自分の、良くも悪くも、のユルい意識もうまく整理出来たらいいんだけど。
この独特な世界観の作品に対して、こんなク〇現実的(?笑)な感想ってどうよ?と我ながら思うけど、
実はティーナもヴォーレもそんなに特殊には見えなかったのが正直なところで。(だからユルいんだって・・)
ちょっと変人でごめんよ〜みたいなノリだったもんで。(汗)
虫だって食べていいじゃないか、私は食べないけど(笑)色んな虫の味ブログ書いて〜インスタUPして〜・・みたいに興味津々。
(ヴォーレの外見、楳図先生漫画の某キャラ思い出したわ・・てか、ただのミーハーじゃんか自分↑)
ヴォーレよりティーナと暮らしてた男のがよくわからんかったなぁ〜あやつ、彼女の何だったの?
まあ何にしろ、ティーナが自分を知って自信を持てた風に見えたのは良かった。
どんなにマイノリちぃ〜な立場でも、自信や誇りを失わない事は一番大事なんじゃとも思う。
税関などのとっても現実的な世界と、森や湖などのファンタジックな世界のギャップが面白かったけど、
実際、現実にどうかされそうになった時には、脳内ファンタジーな自分世界を楽しむのが、
癒しになるし自分を見失わずに済む一つの方法かもしれないとも思う。(あ、また現実的感想・・笑)    【KBCシネマ】 

ボーダーライン
SICARIO (15・米)
 
 
(監)ドゥニ・ヴィルヌーヴ (脚)テイラー・シェリダン
(主)エミリー・ブラント ベニチオ・デル・トロ ジョシュ・ブローリン ヴィクター・ガーバー ジョン・バーンサル ダニエル・カルーヤ
   ジェフリー・ドノヴァン ラオール・トゥルヒージョ フリオ・セサール・セディージョ マキシミリアーノ・ヘルナンデス 
   ケヴィン・ウィギンズ エドガー・アレオラ ベルナルド・サラシーノ ハンク・ロジャーソン ディラン・ケニン
 
メキシコの麻薬組織壊滅の為の極秘チームの一員に抜擢された女性捜査官ケイト。
早速、リーダーの特別捜査官マットや謎めいたコンサルタントのアレハンドロと一緒にフアレスへ向かう彼女だったが・・

楽しみにしていたので(色々と新鮮な驚きを体験したいと思い)殆ど予備知識は入れずに鑑賞。
国境沿いでのメキシコ人不法侵入者との麻薬絡みの軋轢話かと勝手に思ってたら
メキシコはメキシコでもどっぷり現地の&がっつり麻薬抗争の話。極力エンタメ性を排除した展開で映像がリアル。
ズンズンと身体の芯にまで響き渡る様な音楽(音響)も印象的な社会派サスペンスでした。
メキシコはねぇ〜・・なんとなくヤバいのは知ってても、あの道路沿いにつるされた死体(しかも頭とか無い)を見ると、
ヤバいどころの騒ぎじゃないね・・本当にこんな所があるのか逆に疑いたくなる程。
まあ、視覚的な物はどこまで実際にある事なのかはわからないけど、
それにしても白昼の銃撃戦とかも恐過ぎ。日々誰かを巻き添えにしてるんじゃ?
実はこれ観たの熊本の地震の数日後で、映画観る気分ではあんまりなかったんだけど、
前売り券を買ってたのもあって、気分を上げようと努力しながらの鑑賞だったんだけど、
こんなに人が死んでしまうシーンには、ついハッと現実に戻ってしまう時があって、
なんで麻薬なんぞにたった一つしかない命懸けるんかな〜とか思っちゃったりも。
まあそれだけ生活に(国に)問題があるんだろうけど、何だか同じ次元の世界とは思えないと言うか・・。
あの刑事の家族とか見ると更にそんな風に思ってしまったし。表立ってわからなくてもこんな状況の家庭は少なくないのかも。
最後の彼の息子のサッカーのシーンは良かったな。悲惨な環境から這い上がる手段としてスポーツをやる子供も多いんだろうな・・。
この世界、トップに君臨してる組織を倒してもまた次が・・なタケノコ状態?だろうし、
正攻法では無理な事を知り尽くしてる連中は駆け引きと裏切りで毎日気を抜く暇もなさそう。
上辺でわかる対立以外にも私怨絡みとなるとなお一筋縄ではいかないんだろうし、
トロの目だってそりゃトオイメ・・になるよね。うなされても当然やね;;
でもそんなトロの存在感はすごかった!容赦ない鬼だったけど何このカッコ良さ。(汗)
とは言え、最初は主役かと思ってたケイト≪一般的正義?≫が単なるコマであり、
結局はトロ≪必要悪?俺的正義?≫の掌の中だったのが、世の中そんなもんと思いつつも意外とショックではあったかな・・。
ヴィルヌーヴ監督作としては以前のとはまた違ったタイプのものだったけど、
やっぱりこの監督さん面白いわ。次はどんなタイプ(ジャンル)の作品を撮るのかにも注目。 【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】
 

ボーはおそれている
BEAU IS AFRAID (23・米)
 
 
(監・脚・製)アリ・アスター (製)ラース・クヌードセン
(主)ホアキン・フェニックス ネイサン・レイン スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン パティ・ルポーン エイミー・ライアン 
   パーカー・ポージー ドゥニ・メノーシェ ゾーイ・リスター=ジョーンズ アーメン・ナハペティアン ジュリア・アントネッリ
 
日頃から何かと不安を抱え精神科へも通うボーは、母親が突然奇妙な死に方をした事を知り動揺しながらも彼女の元へ駆けつけようとするが・・
たまたま予告編見て、 あ、ホアキンだ〜♪ あ?スーパートランプ!?♪ あ、アスターなのね・・
(テンションの微妙な違いをお判り頂けただろうか笑) ・・で鑑賞したけど・・
ん? 終盤めっちゃPFの「ザ・ウォール」じゃなかった?( ̄∇ ̄;
と言うか、ちょっと似てただけかもしれんけど、なにしろそっちがココロの映画なもんで(笑)
もうそれで脳内はいっぱいいっぱい、それが居座ってる限り、もうなんも入る余地がなかった感じがしてちょい残念。(狭過ぎる脳内が残念っ!)
かと言って、自分は音楽にはウトいので、この話はここまでで。(自分で言っておきながら・・笑)
それはともかく! 前半は面白かったな〜。あんなん夢でよくみるよね〜?何かやろうとすればするほどうまくいかなかったり阻止されたり。
でも全裸の殺人鬼はまだ夢には出てこないな〜。なんか負けた気がした〜。(≧▽≦)
と言うか、彼は一体何を恐れている?と思いながら見てたけど、何かに疑いを持つ事とか何かとつながる事とか色々あっても、
元は全て母親の圧からなんかな?母親の支配欲とでも言うか。歪んだ愛情と言った方が聞こえはいい?(いいのか?)
いや、もはや母親と言うよりは女、そして男なんてただの道具、みたいな・・逆フェミと言うか?
監督によると、ユダヤ的要素が含まれてるとかなんとか?そう言えばそんな表現もあったと思うけど、
前半の、どうしようもない夢の中の様なカオスな状況と、後半の、ただただ自分自身をえぐられる様な状況を重ね合わすと、
その過激な理不尽さはどの界隈にも通じるイマの時代の実況中継みたいにも感じたわ。   【ユナイテッドシネマ福岡ももち】 

ホーム・スイートホーム
 (00・日本)
(監)栗山富夫 (脚・原作)松山善三
(主)神山繁 酒井美紀 小林稔侍 風吹ジュン 横山通乃 喜多嶋舞 戸田昌宏
人間、長い間生きてると、もう欲しい物はダイヤなんかじゃなくなる、ただ人のあたたかさ・・温もりだけ。
整形して美人になんかならなくてもいい、健康のが大事・・って、それは別の話ですが(^^;
しかも、どんだけ長い間生きてるんだ?・・って話ですが(^^;
差し伸べて貰った片手への感謝の気持ちは忘れたくないね。
それにしても、あの母娘・・いつもあんな一方的な態度(手紙)でコトを進めて来たのかな?
そう言う生き方、よくずっと出来てきたもんだ。・・辞退?棄権じゃなくて?? 【BS】

ホームドラマ
SITCOM (98・仏)
(監・脚)フランソワ・オゾン
(主)エヴリーヌ・ダンドリイ フランソワ・マルトゥレ マリナ・ド・ヴァン アドリアン・ド・ヴァン
平凡で幸せな一家。ある日、父親が一匹のネズミを持ち帰った事から?皆の様子がおかしくなってくる。
ゲイ告白をする息子、自殺未遂を起す娘、仕事しない家政婦、そして・・。

平和な家庭を徹底的に茶化したブラックユーモアが意外と肌に合った・・;; いや、予想通りと言うべきか。
嫌いな人には理解不能な世界かもしれませんが、ブラックにしては上品?で粋でした。
家族の異変に神経質になる母親とは対照的な父親が一番不気味だったりする。娘の存在感強。【ビデオ】

ホーリー・スモーク
HOLY SMOKE! (99・豪=米)
(監・脚)ジェーン・カンピオン (脚)アンナ・カンピオン
(主)ケイト・ウィンスレット ハーヴェイ・カイテル ジュリー・ハミルトン ティム・ロバートソン ソフィー・リー パム・グリア
カンピオンと言うと「ピアノ・レッスン」のあの静かな激しさが印象的で・・でもこの作品はがちゃがちゃと騒々しい。
しかも最初、カルト集団から娘を脱会させようとしてるハズなのに、さほどな緊迫感もやる気もない家族、そして、プロ中のプロの請負人のくせに、
簡単に誘惑に乗ってしまうP.Jのエ*オヤヂぶりに引いてしまった。けれど、それがいわゆる俗世間でもある訳で・・こんな世界に
染まってしまいたくないと強く願う気持ち、それ故に『心の刃(やいば)を他人に向けてしまう傲慢さ』に気付く主人公の心の葛藤が、とても興味深く、
確固たる俗人精神(?)のP.Jが、そんな子供の様な素直さを秘めた主人公に惹かれ、自らに潜んでいた(いや、封印していたのかも?)聖なる物へ
向かう気持ちが噴出してくるあたりも、とても面白かった。
女装のまま荒野を駆けずり回るP.Jは、とても滑稽でぶざまで・・そのどうしようもなさに目が離せなくて。
純で一途な思いって、時に非常に滑稽でバカバカしく見える物だと思う。
けれど、人の心を動かしたり、救い、解放する物があるとしたなら、結局はそう言う物しかないのでは?とも思う。
大真面目なのか、ふざけ過ぎてるのか分からない本作・・まるで自分の心の中のよう・・ゞ( ̄∇ ̄;)
突っ込み所が多く、決して完成度が高いとは思えないけど、嫌いになれないなぁ〜、この作品。( ̄∇ ̄;)
デコの落書きのシーンが好き・・と言うか、自分にもこんな人が必要かもしれないなぁ・・とか・・( ̄∇ ̄;)
ベテランのカイテルに負けない、ウィンスレットの迫真の演技、とても良かったです。今回もまた「裸んぼう大将」でした。(笑)【シネ・リーブル博多駅】

ホーリー・モーターズ
HOLY MOTORS (12・仏=独)
 
(監・脚)レオス・カラックス
(主)ドニ・ラヴァン エディット・スコブ エヴァ・メンデス カイリー・ミノーグ エリーズ・ロモー ミシェル・ピコリ ナースチャ・ゴルベワ・カラックス 
   レダ・ウムズンヌ ジェフリー・キャリー アナベル・デクスター=ジョーンズ ジャンヌ・ディソン レオス・カラックス
白いリムジンに乗り自宅を後にした銀行家オスカー。やがて彼はリムジンの中で着替え、物乞いする老婆として橋の上に姿を現す。
へえ〜、カラックス、「ポーラX」以来13年ぶりの長編なんだ〜!
・・って、「ポーラX」見てなかったけど!すっかり忘れとったけど!(笑)
でもやっぱり久々よね〜。東京関連?のオムニバスの1編ならあったけど。
で、本作は・・長編人生物語だけど、オムニバスの様でもあり、彼のお気に入り映画へのオマージュ集?とも取れる物語。
それと、全編、ドニ・ラヴァン出ずっぱり!完全ドニ祭り。どこをぶった切ってもドニ祭り。
カラックス、長年の相棒?愛棒?ドニと一緒に、好きなだけやっちゃいました!な感じ。
ギュッと眼をつぶっても、瞼をこじ開けてドニが侵入して来そうな感じ。
こじ開ける・・と言えば、あの東京関連作品の小男が、同じくマンホールから出て来たわ。
あれ未見だけど、画像だけは印象に残っていたので(何しろドニだし・・笑)
彼が出てきた時は(前の未見なくせに)懐かしい知り合いに再会した様な気持ちに。
・・でも、ワケワカラン小男でしたが。多分ベジタリアンなんだろうな・・しかワカラン。
色んな人物や境遇の物語が、サスペンスやSFやミュージカルなど様々な手法で作られていく。
まるで万華鏡の様にくるくるとそれらの世界を巡る、始まりも終わりもなく続く物語。
オスカー(ドニ)を色んな人物にすべく走り続けたリムジンの休息〜会話は
走り続ける映画人生の心のうち?かなり某アニメみたいだったけどこれもオマージュ?(笑)
オマージュらしき物では、一番「顔のない眼」が印象的だった。
BGMでは「ゴジラ」らしき音楽もかかってたな。ドニに似合って。(笑)
リムジンが重要・・なのは、先日観た「コズモポリス」も思い出したりして。
其々の、人生の一端の様な物語では、電飾毒クラゲ人間(意味不明・・モーションキャプチャーね)
あれの動き(エロティック)とか、先ほどの小男(メルドと言うらしい)とか、
娘と会話する父とか(自分しか生きられない罰を受け中です)、
歌うモトカノと百貨店の中で(散らばるマネキン・・は「非情の罠」?)とかが印象的だった。
あ、それと、アコーディオンを弾くオスカーの後から沢山の演奏者がついて来るのも。
ああ、眼をつぶっても、耳をふさいでも、口を覆ってもドニが侵入してくるぅ〜。(ウィルスかい!)
♪『ドニドニ』
ある晴れた昼下がり 墓地へと 続く道
マンホール ゴトゴト 男が 目の前に
美しい モデル 抱かれて行くよ
金縛りのポーズで 魅せながら
ドニ ドニ ドニ ドニ〜 モデルの膝枕
ドニ ドニ ドニ ドニ〜 全裸で眠る     (ドニと「ドナ・ドナ」へのオマージュ・・)   【KBCシネマ】

【ボーン・シリーズ】
ボーン・アイデンティティー
THE BOURNE IDENTITY (02・米)
(監・製作)ダグ・リーマン (脚)トニー・ギルロイ ウィリアム・ブレイク・ハーロン (製作)パトリック・クロウリー リチャード・N・グラッドスタイン
(主)マット・デイモン フランカ・ポテンテ クリス・クーパー クライヴ・オーエン
こういうタイプの映画は久々かもしれない?それに、昔ファンだったデイモン君をスクリーンで観るもの久々・・!
お話は割と良くあるタイプだけど、とにかくデイモン君がデズッパリで頑張ってるのが一番の見所。今までの繊細なだけの雰囲気をなくし
(いや、私はそのままでも全然良いのだけど)鍛えた体で、堂々とアクションをやってのけ、新たな一面発掘と言う意味では大成功であったと思う。
ハリウッドで生き残るにはこの方が良いのかもね??
ヒロインのローラ・・もとい、ポテンテのお色気のない(失礼)爽やかさも、彼の相手役としてほど良いバランスを保っていて好感が持てた。
ジミー大西と藤真利子の初共演!と言った所か?(゜_。)☆\(--;) 
舞台がヨーロッパと言うのも良かったねぇ〜!見るからにアメリカ人バリバリのデイモン君だし、どこかでしっとり感が欲しいもんねぇ(意味不明)
チョロQ化した可愛い車のカーチェイスも面白かったし、刺客達も仲々だったけど、一匹狼の彼が意外とあっさりヤラれちゃったのにはちょっとがっかり・・。
(好みのタイプだったらしい;)デイモン君とポテンテちゃん・・これから二人で何を見つけに行くのかな・・?俳優の話ばっか・・(汗)  【試写会】

ボーン・スプレマシー
THE BOURNE SUPREMACY (04・米)
(監)ポール・グリーングラス (脚)トニー・ギルロイ (原作)ロバート・ラドラム
(主)マット・デイモン ブライアン・コックス ジョアン・アレン カール・アーバン ジュリア・スタイルズ フランカ・ポテンテ 
   ガブリエル・マン クリス・クーパー
ボーンの彼女・マリー(フランカ)が見た目女っぽくなってたので最初は誰かと思いましたが、そもそも前作をあんまり覚えてない様な私でも、
お話のテンポの良さと、ボーンの頭脳ワザとキレの良いアクションでとても楽しめる一作でした。
と言うか、
前作よりもかなり面白い! 前のデイモン君は、体鍛えたのと引き換えに、ちょっぴりジミーちゃん化してたので、その点がちょっと
アレだったんだけど(笑)今回はもう鍛えた分がしっかりイタについててね、どんな事態に陥っても冷静沈着に先の先を読み、寡黙にコトを実行する姿が
カッコいいのなんのって!肉体アクションも良かったけど、頭脳使った作戦と、
自分を誤魔化したりしない潔さ!・・がまた私のハートを
くすぐったりなんかして〜。眼差しにもシャープさが戻ってきて、もうジミーちゃんだなんて言わせない!画伯と呼べ!Σ\( ̄ー ̄;)チガウダロ
前回は確かミニミニ大作戦なカーチェイスが目玉だったと記憶してるんだけど、今回もカーチェイスは見応えアリです。
どっちかと言うと私はカーアクションよりも頭脳戦シーンのが好きだけど、それでもやっぱり凄かった!
道が狭い上に、車が多いもんだから、走るたんびに必ずどっかにぶちあたる!(笑)でも、ぶつかってもぶつかってもグチャグチャになっても回転しても、
ケガ我慢してひたすら走るボーンのタクシーがセクシー!(韻をふんでみた)
そんなアクションも全開だけど、ラストでは何だかホロッ・・ときちゃってさ。(T_T) 『何かを知れば、人生が変わる』・・
そして、彼を追っていたパメラへの一言でまた完全ボーンに惚れてしまいましたよ。
はぁ〜カッコいいっ・・!
ボーンについてばっか書いてますが(汗)パメラ役のジョアンも毅然とした諜報員役が似合っていて、
この作品の空気にもピッタシでとても良かったです。最初はとんだカンチガイ女だったんだけどね。(笑)
なんか、本作でこのシリーズすごく気に入っちゃったなぁ・・。前作見直してみようかな。どっちにしてもほぼ俳優の話・・。(汗)  【ユナイテッド・シネマ】

ボーン・アルティメイタム
THE BOURNE ULTIMATUM (07・米)
 ブログ
(監)ポール・グリーングラス (脚)トニー・ギルロイ ジョージ・ノルフィ (原作)ロバート・ラドラム
(主)マット・デイモン ジュリア・スタイルズ ジョアン・アレン デヴィッド・ストラザーン スコット・グレン アルバート・フィニー コリン・スティントン
   エドガー・ラミレス ジョーイ・アンサー パディ・コンシダイン
 
思いがけず、前作「・・スプレマシー」が気に入っちゃったもんだから、やっぱり今回も出来たらスクリーンで観たくてね〜(^^ゞ
ちょっと出遅れたけど、やっと観て来ました。期待度MAX!だったもんで、逆にちょっと冷静に観すぎたのか、前作ほどの興奮は
なかったけど、最初から最後まで気の抜けない展開で緊張しました〜と言うか、展開速いんで、目をそらしたらワカランくなる!
目をそらさなくても、一生懸命見てたのに、「えっ?今のは何?何持ってどーしたのっ?!どこをどーして、そーなった?!」
・・って、まるで私1人老体みたいに(爆)コトの展開に目がウロウロ〜(@_@;)
まったくもう、イマドキの若いモンの・・いやいや、ボーンの判断力&行動の素早さといったら!はぁはぁぜぃぜぃ・・み、みずっ・・・・
ストーリーとしては、追われる部分は前と同じ様な感じなんだけど、今度はいつからか追う立場にもなって、そこに↑コレだし、
そもそもが、グリーングラス監督のあのカメラワークですからね、
なんかドキュメンタリーかニュースみたいでさ、今、まさに
中継してます!てな感じで、もうビンビンっ!にテンション上がりっぱなし!
血圧も上がりっぱなし・・?!(←やはり老体か?)
お約束の?カーアクションも、前回のタクシーに替わって今度はバイクやパトカー!しかも、より一層激しくなって、
今度は悠長に韻を踏んでるヒマなんてありません!そもそもパトカーじゃ韻は踏めん・・・・一応試した・・( ̄∇ ̄;)
それに、今回はヒットマンとの対決も、「・・アイデンティティー」のクライヴ♪が可哀相になるくらい(どう言う意味)濃厚になってて
うう〜ん・・最後に彼らが交わした言葉がすごく印象的だったわ・・。濃厚な上に、キメてくれるのよねぇ〜!
実は今回は、そんな激しい動きが目立ってたせいか途中まではボーンの心のうちがあまり覗けなくてちょっと物足りなく
思ってたんだけど、最後には↑こんなシーンもあったし、そのもっと前には、と〜っても切ないシーンもあったりで、
なんかね〜そんなシーンの
細やかさが、乙女のハートをぐっと掴んじゃうのよねぇ〜(ノ┏Д┓`)ホロリ・・・
・・だってあの、前回まではまるでお茶くみOLかパシリ専門みたいだったニッキーがさぁ〜〜・・あ、ネタバレはNGね・・口チャック!
と、とにかく、この子供ファッション誌みたいな名前&つい節分を思い出してしまう様な顔立ちの女優演じるニッキーにも
今回は鈴木そ○子並みのスポットライト(古)が当たった事も良かったし(なんとか言いながら好きなタイプの女優・笑)前回同様
やっぱりジョアンのパメラはカッコいいし、なんだか女性キャラをないがしろにせずに大切に扱ってくれる所もまた好感度大。(笑)
組織の陰謀や堕落に、完全な正義ポジションでない所?から立ち向かっていくボーンの気持ちを、翻弄されつつもちゃんと見抜いて
理解出来る人間だっている事にほっとし、そして最後の誰かさんの表情にこっちまで同じ表情に!(≧▽≦)
うふふ・・・・気持ちのいい終わり方だったわ〜♪・・って、あれ?ここからまた始まる?Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
それはそうと、数年間、普通人として暮らしていたボーンって毎日何してたんだろうねぇ?・・ビリーくらいはやってたぁ〜?
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
どうしても書きたかった、↑の切ない、好きなシーン・・それはそう、あのニッキーが髪を染めて、その姿がマリーそっくりになる所!
うは〜・・何も語らずとも、二人の揺れる気持ちがすごく伝わってきてじ〜んとしちゃったよ・・(ノ┏Д┓`)・・よろしく、哀愁!(謎)【ユナイテッド・シネマ】

ホーンズ 容疑者と告白の角
HORNS (13・米=加)
 
 
(監)アレクサンドル・アジャ (脚)キース・ブーニン (原作)ジョー・ヒル
(主)ダニエル・ラドクリフ ジュノー・テンプル マックス・ミンゲラ ジョー・アンダーソン ケリ・ガーナー ジェームズ・レマー キャスリーン・クインラン 
   ヘザー・グラハム デヴィッド・モース マイケル・アダムスウェイト
 
恋人を殺害した容疑をかけられ疲弊した主人公・・ってな現実的な始まりから、突然彼に角が生えて来てファンタジック?な展開に。
角によって周囲がホンネを話さずにはおれなくなる様子は面白かったけど、そのホンネが不倫とかそっち方面ばかりなのはイマイチ。
やっとそうじゃないホンネは親からは聞けたけど、それも極端過ぎて・・と言うか酷すぎて主人公が気の毒だったし家族って何なの?とも思ったわ。
途中までは自分もメリンの言葉をそのまま信じてたので、真実を知って悲しかったなあ。なんて純粋な女の子なの・・。
冒頭の二人のシーン(会話)が最後にまた描かれてたのには涙・・。
なんだか不思議な感触の物語だったけど、意外と好み・・と思ったらアジャ監督だったのね。(笑)
ラドクリフはハリポタ以降はうらぶれた感強い役多くない?気のせいか?(笑) テンプルちゃん、メリン役にぴったりだった。(^^  
見た事あるなんか懐かしい顔が?!と思ったのはヘザー。昔とあんまり変わってない?お直ししてるのか?( ̄□ ̄;   【スターチャンネル】 
 

ホーンテッド・プリズン
HOLD YOUR BREATH (12・米)
 
 
(監)ジャレッド・コーン (脚)ジェフ・ミード
(主)カトリーナ・ボウデン ランディ・ウェイン エリン・マリー・ホーガン スティーヴ・ハンクス ジョシュ・アレン セス・カッセル ダリン・クーパー
 
事件がバカップルのせいで始まるのはお決まり。
同窓生集まってキャンプに行くし、って言って最初にケイタイ集める所から不穏な空気は漂ってたけどね。
墓場では息を止めて!に、思わず自分も息止めてた。(笑)
本日の名所。よいこ刑務所。(グッド・チャイルド刑務所)
そこを一通り観光?してからの〜 過去の凶悪犯罪者の霊が憑依したヤツの暴走。
プラス〜彼に殺された刑務所長の霊も加わってのバトル〜!
最後は、墓守がうまく取り込んでメデタシかと思いきや〜バカップルの男の方に憑依してた・・とか・・なんで?いつ?
話の進み方なのか、個々のエピソードなのか、イマイチ面白くなかった。 【CS・フォックスムービー】

ホーンテッド・マンション
THE HAUNTED MANSION (03・米)
(ーー;)
(監)ロブ・ミンコフ (脚)デヴィッド・バレンバウム
(主)エディ・マーフィ テレンス・スタンプ グレイシー・ナサニエル・パーカー マーシャ・トマソン
ディズニーランドのアトラクション映画だけど、映画と言うよりアトラクションそのものってカンジかな。
いろんな面白い仕掛けがあるのはいいんだけど、突っ込むヒマもなくどれも一瞬で通り過ぎる。・・えっ?
予告編でほのめかした999人のゴーストとか、何だったの?そんなのいたっけ?
あー・・そう言えばなんか色んな浮遊霊がいたなぁ・・あれの事か?でも何もしとらんやん?(^^;
映画としての余韻がなかったのは、「ここぞ!」と言う『見所(活躍所)』がなかったからかな。それとも期待が大きすぎた?;;
ゾンビの場面はちょっとワクワクしたんだけど、弱すぎるしさぁ〜(笑)伏線やギャグもオーソドックス過ぎて先が読めすぎ。
もっと工夫してくれよ〜。せっかくの味のあるテレンス執事♪もなんだか勿体無い〜。ここだけ格調高くってさぁ。(^^;
もし完全子供向け映画だとしても、男女愛が御伽噺でなく現実的な感じもしてどっちつかず。最初のカードの映像等は良かったんだけどね。
子連れで観た映画で皆揃ってこんなにガッカリ盛り上がらなかった作品も珍しい;;手軽にTDL行ったと思えばいいのかな;;【ユナイテッド・シネマ】

ボクシング・ヘレナ
BOXING HERENA (93・米)
(監・脚)ジェニファー・リンチ
(主)ジュリアン・サンズ シェリリン・フェン カートウッド・スミス ビル・パクストン アート・ガーファンクル
なんだ、ヘレナさんがボクシングする話じゃなかったんだ〜。_(T▽T)ノ彡☆ ボックスingね、なるほど。ゞ( ̄∇ ̄;)
最初は気弱なニックの視点で見てたけど、段々へレナの視点に。こう言う場合、どうしても弱者(?)の視点になるもんなのかしらん?
ヘレナが、監禁されてからもずっとニックを拒絶し続けた態度には毅然とした物すら感じたんだけど、結局はああなるしかないんでしょうかね?
愛が芽生えた・・じゃなくて、「世話してくれるなら楽でいいわ。どうしようもないし。」と、プライドを捨てて開きなおった感じもして、ちょっとイヤだったな。
でも、いかにも普通の体じゃないと女じゃないと思いそうな肉体派な恋人を見ると、どんな体でも奉ってくれるニックの愛情のが深いと言えるのかなぁ?
・・いや、でも人形じゃないんだからさぁ・・。だいたい、そんな体に誰がした?!などと、悶々としてたら・・あのラスト。おいおいっ・・!(笑)
ラストにはズッコケたけど、それ迄はそこだけの独特なムードを作っていて結構ひき込まれてしまってたワ。( ̄∇ ̄;)
しかし、ジュリアン・三途のオタク・マザコン青年ぶりや、蓮っ葉なお色気むんむんのシェリリンの悲惨な顛末以上に、な、なんと、あの肉体派な恋人が、
今では平凡で良い人顔代表のビル・パクストンであった!と言う事が、この作品の一番のオドロキだったかも。
そういえば、お茶の水博士もいたなぁ〜?!ププッ ( ̄m ̄*) 【ビデオ】

僕だけがいない街
 (16・日本)
 
 
(監)平川雄一朗 (脚)後藤法子 (原作)三部けい
(主)藤原竜也 有村架純 鈴木梨央 中川翼 林遣都 福士誠治 安藤玉恵 淵上泰史 森カンナ 高橋努 及川光博 杉本哲太 石田ゆり子
 
藤原たっちゃん主演って事になってるけど、その子供時代のが多かった気がする。問題がそこだったので。
悟くん可愛いな〜・・と言ってるヒマなんかない時間との闘い;; 母が愛人作ってそこから子供に虐待・・ってパターンは撲滅したいわ。
加代ちゃんが朝ごはん食べる所切なかったな・・。 犯人は早い段階からわかったけどね。
【以下、ラストに触れています。未見の方はご注意ください】
それにしても、運命変えてある人を救っても、全てを救える訳じゃないし、いい感じだったアイリちゃんと別の人生歩む事になるのは寂しいね。
違う場所で会ってはいても、漫画通じて人生共有?しても、やっぱり同じ人生歩んでいきたいと思うだろうし。
と言うか、悟は加代ちゃんと結婚したの?お腹の子供は二人の子?運命変えたとたんに、いきなり子持ち?(爆)  【TV】 

僕たちのアナ・バナナ
KEEPING THE FAITH (00・米)
(監・製作)エドワード・ノートン (脚・製作)スチュアート・ブルムバーグ (製作)ホーク・コッチ
(主)エドワード・ノートン ベン・スティラー スチュアート・ブルムバーグ ジェナ・エルフマン アン・バンクロフト
ノートン君の初監督作は、一人の女性をめぐる二人の親友(カソリック神父&ユダヤ教ラビ)のお話。
かかえてる問題は大きかったけど、清々しさの残る、ちょっとイイ感じな作品でした。 【天神東宝】

僕と一緒に幾日か
QUELQUES JOURS AVEC MOI (88・仏)
(監・脚)クロード・ソーテ (脚)ジェローム・トネール ジェック・フィエスキ (原)ジャン・フランソワ・ジョスティン
(主)ダニエル・オートゥイユ サンドリーヌ・ボネール ダニエル・ダリュー
何に対しても人並みな関心と感動を持てない、大手スーパーマーケットの御曹司の主人公。
療養所からの復帰第一歩の仕事中、部下の家のメイドに出会い、話してみたいと言う気持ちになるのだが・・

何を考えてるのか分からないと言う設定の主人公の場合、ともすればとっても地味で共感しにくい展開になるんだけど、
D・オートゥイユはそんな風でなく、程よい加減が良かったです。最後まで主人公の事を心配してしまったわ〜。
雨の日に、色んな人達が集まり、また雨の日に散っていく・・。人に疲れていても、人の温かさが欲しくなる、そんな作品でした。
サンドリーヌ・ボネールも素敵でした。若いときはちょっと野性的。【ビデオ】

ボクと空と麦畑
RATCATCHER (99・英)
(監・脚)リン・ラムジー
(主)トミー・フラナガン マンディー・マシューズ ウィリアム・イーディー リン・ラムジー・ジュニア
最初、****をぐるぐる巻きつける所からもう惹きつけられて・・私も子供の頃にやったなあ・・( ̄∇ ̄;)
初めに出てきた少年が主人公かと思いきや、急に変わったからちょっと戸惑った。
死んでしまった友達に関する、皆と少年の心情がとても細やかで、見ている方も苦しくなってしまった。これは、後半ではもうおおっぴらには
描かれてないんだけど、それに続くラストが・・;;日常の出来事が結構キツくて、特に集団で女の子に悪戯をする青年達等は、見てると
不快過ぎてダメ。でも、それ以外は(ゴミのところも・笑)結構好きな雰囲気の溢れる作品だった。
思い出したくない事が、いつまでも心の奥底に沈殿してる。何もかも一掃・・なんて出来る訳ないのかな。
突如ひらける麦畑!わぁ〜!『金髪の草原』だ〜!って思わず心の中で叫んでしまった!(笑)窓枠(フレーム)の少年、鏡(フレーム)の中の
妹と青空がとても心に残った。でも、同じくらい、破れたストッキングも心に残っていたのが悲しいと言うか・・なんとも言えない感触。
あ、監督の息子さんも出てたの?(?。?") 【ビデオ】

ぼくのエリ 200歳の少女
LAT DEN RATTE KOMMA IN / LET THE RIGHT ONE IN (08・スウェーデン)
(監・編集)トーマス・アルフレッドソン (脚・原作)ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
(主)カーレ・ヘーデブラント リーナ・レアンデション ペール・ラグナー
 
ストックホルム郊外に住む少年オスカーは学校でいじめに合いながらも誰にも相談できない日々を送っていた。
そんなある日、隣にエリと言う少女が引っ越してくる。

公開のだいぶ前から楽しみにしていました。最初はアップの多い画に、全体を広く見渡したいのに〜見えない・・とか、
淡々と進む展開に気持ちがどうにも先走るばかりで、想像していたのとちょっと違ったかな?・・とかもフト思ったけど、
終わってみると・・うう〜ん・・残る・・!何なの、このずっと残る、ひきずりまくる感動は?!(≡д≡)
いやぁ、面白かったです・・。この何とも言えない余韻・・この世界観・・やっぱりツボだった!
オスカー少年もエリも良かったなあ。金髪と黒髪の、見た目も住む世界も正反対の2人が心通わせる時間。
ヴァンパイヤって、人間より決して強い訳じゃない、むしろ弱い生き物である事にも今更ながら気づかされ、
しかも彼らのお約束(らしい)とかもあって、な、なんて礼儀正しい世界なの!・・て、目から鱗。
2人に関わる近所のオッサン連中見てると、気楽に飲んでるだけなら地味映画に推薦したくなる様な雰囲気だし
かと思うと、いきなり・・な思い切った描写で笑わされ・・いやいや、驚かされた所もあったし、
オスカーのお父ちゃんがやけにイケメン(ちょっとショーン・ビーン様似)で何やら意味深だったり、
それと重なるかの様に、エリが”女の子”である事を曖昧にする場面(ビリビリぼかしは雰囲気ぶち壊しでしたが)があったり、
色んな面で想像力をかきたてられ、今でも興味は尽きません。
そして、クライマックスの衝撃シーン!・・は、ホラーとしては近年稀に見る素晴らしさ。( ̄∇ ̄;
今まで数々のホラーを堪能して来たけれど、このクライマックスの見せ方は秀逸。
ラストも良かったね〜。そこだけ時間が止まったかの様な独特の雰囲気が、2人だけでなく私をも包み込むぅ〜。(爆)
それはそうと、これ、ハリウッドリメイクされたってホント?いやぁ・・な〜んかそっちあんまり観たくない気もするね〜・・
いや、でも、どんな出来だか見るだけは見てみようかぁ〜?ははぁ〜〜ん?(←見るだけのくせに上から目線)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
あのラストって・・ハッピーエンドだったのか、はたまたその逆だったのか・・。
普通に考えると、オスカーも、エリと一緒に居た男と同じ運命をたどってしまう・・よね?
あの男、私、最初はエリと同じヴァンパイヤかと思ってたんだけど、
リンゴを食べるシーンがあったので、あ、この人は普通の人間なんだ・・ってわかって、
それからはもう、この余りに不器用な男も切なくてねぇ〜・・最初は、あんたドジ過ぎ!一体何年このシゴトやってんのよ!?
・・とか思ってたけどね〜。彼も、きっと何十年も前はオスカーみたいな可愛い男の子だったんだろうね?
男の最期・・は、愛するエリを自分自身の血で守れて幸せだったのかな?
オスカーもいずれはそうなるのかな・・とか思うと、また切なくて切なくて・・。 【シネリーブル博多駅】
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原作を読みました。
こちらでは、オスカル(オスカー)と同じアパートのトンミの家族や、ラッケの恋人が変化する過程、
ヨンニ(コンニ)の兄のオスカル苛めの理由などありましたが、一番違うのは某がめちゃくちゃしぶとく;;かなりホラーっぽい描写がある事。
それと、オスカルの父親ってもしや・・は全然違ってて(^^;あと、ホーカンってもしや・・も違ったりして(^^;;;
エリの過去もちょこっと出て来るけど、ハッキリではないね。色々詳しい展開はそれはそれで面白かったけど、
自分としては、オスカーとエリに焦点を絞って、色んな所に想像の余地のある、詩的な雰囲気の映画のが好みでした。
リメイクの方はどうかな?ちょっと興味。

ぼくの伯父さん
MON ONCLE (58・仏=伊)
(監・脚)ジャック・タチ (脚)ジャック・ラグランジェ ジャン・ロッテ
(主)ジャック・タチ ジャン・ピエール・ゾラ アラン・ベクール ドミニク・マリ
近代化された家を維持していくのに日々一生懸命な夫妻がユーモラス。そこまでして時代の先端に居たいのか?
でも、どう見ても、そんなのない方が気持ちが安らぐし便利だろうなぁ・・と思える機械・器具ばかり。(笑)ケチるなら噴水つけるな〜(≧▽≦)
それとは対照的に、昔ながらの普通のアパートに住み、毎日をひょうひょうと暮らしてる伯父さんがとってもいい感じ。
彼のアパートの造りとか様子は、めっちゃ私の好みです。ここでは映像の色合いもとっても優しくて、時間がゆったりと進んで和んだわ〜。
でも、なぜか、そんな伯父さんの方が変わってる人に見えてしまうのも、近代化された世の中の副作用?なのかなあ?確かにドジではあるけど;;
夫妻の子供が、この伯父さんにとても懐いているのも、失われがちな何かを留めておける様で微笑ましかった。【BS−NHK】

ぼくの伯父さんの休暇
LES VACANCES DE MONSIEUR HULOT (52・仏)
(監・脚・原作)ジャック・タチ
(主)ジャック・タチ ネタリ・パスコー
「ぼくの伯父さん」の続編かと思ってたら、それよりも先に作られ、ここからユロ氏キャラが出来たみたい。
他のと同じく、コミカルな様子を綴ったほのぼのコメディだけど、他のと比べるとコンパクトに感じるので
最初に見るにはコレが一番いいかも?(笑) 【ビデオ】

僕の彼女を紹介します
WINDSTRUCK (04・韓)
(監・脚)クァク・ジョエン
(主)チョン・ジヒョン チャン・ヒョク キム・テウ チャン・ホビン
「4人の食卓」を観て以来、なんとなく隠れファンになってしまった(爆)チョン・ジヒョンちゃん主演作。
【一口アドバイス:これ観る前に一応、彼女の出世作の「猟奇的な彼女」を見ておく事をオススメします。
別に隠れファンになったから言ってる訳でもないんだけど、見てた方がイイよ。】
カレとカノジョの力関係(笑)など、ほとんど「猟奇的な彼女」の番外編と言った感じだし、
小道具は「ラブストーリー」とカブってたり(白枠窓・鳩・風など)
印象としては、今迄で一番弱い感じ・・なんだけど、何故か個人的にはこれが一番好みでした。
【以下、ちょっとだけ内容に触れています】
多分、エピソードのお笑い度が自分には丁度いいさじ加減だったから・・特にあの*のアドバルーン、あれ、画面の右隅に移った瞬間に
「あ、可愛い!」って目に飛び込んで来たもんだから、とっても重要な役があって(笑)嬉しかったわ〜Σ\( ̄ー ̄;)なんのこっちゃ
他にも、小さな番傘?さして雨の中はしゃいだり、手錠したまま洗顔してるのに実は・・ってのも、オイオイ!って笑ってしまったし。
それに、この作品は、男女のラブストーリーと言うよりも、私には彼女の心の成長物語に見えたのも良かった。
後半、かなりウェットな展開だったので、涙こらえながらも、こんなテで泣く私じゃないぞーオラオラオラ (▼O▼メ) とか半分思ってたら(笑)
な、なんと締めくくりがアレ!だとは・・!もう、これには大爆笑〜〜!_(T▽T)ノ彡☆
一緒に観た娘は「これじゃ今まで悲しかったのは何だったの?って思うよ〜」って言ってたけど、散々湿っぽかった後のオトボケ?!が
私にはすごいツボで良かったです。ププッ ( ̄m ̄*)だいたいが、メロドラマメロドラマしたのってあんまり好みじゃないので(たとえ泣いたとしても・爆)
こんな風に明るくシメてくれると嬉しい。主演の2人も清潔感あって良かったしね。
ベタな話ではあっても、主演が良いと半分以上は許せるモンだ・・とも思う。( ̄∇ ̄;)
「ターンレフト・ターンライト」で免疫もついたんかな・・?_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

 (08・日本)
(監・脚)クァク・ジェヨン
(主)綾瀬はるか 小出恵介 桐谷健太 鈴之助 吉高由里子 阿井莉沙 佐藤めぐみ 斉藤歩 田口浩正
   遠藤憲一 小日向文世 竹中直人 吉行和子
クァク・ジェヨンは、前半後半の雰囲気がガラッと変わる物語が好きなんですかね?
時間を乗り越える話って結構好きなんだけど・・タイム・パラドックスに混乱させられて
あんまりスッキリしないまま終わっちゃったよ。後半のサイボーグならではの献身には愛を感じたけれど、
時間をあんなにいじくらなくても良かったんじゃないの?って・・やっぱり全体的な流れがイマイチ。
でも、綾瀬はるかがとってもチャーミングで魅力的だったから、まあいいか、って感じ。
あの見た目って、エヴァンなんとかの、なんとかレイをモデルにしてるんでしょ?ジロー(小出君)が持ってたもんね?
でもそのなんとかレイのまるでポ○ノまがいのコスチュームよりも
はるかちゃんのが断然上品で可愛いかったよ。 【TV】

ぼくの国、パパの国
EAST IS EAST (99・英)
(監)ダミアン・オドネル (原)アユーブ・カーン・ディン
(主)オーム・プリー リンダ・バセット ジョーダン・ルートリッジ
イギリスに住む7人兄弟の父はパキスタン人。母はイギリス人。父は、自分の国の【イスラム文化】を尊重せずイギリスにばかり
染まって行く子供達に我慢が出来ず、勝手に、パキスタン娘との結婚を決めようとする。

ふたつの文化の中で反発したり孤立したりする家族・・みんな幸せを願ってるくせに、縛られるものが多すぎるのかななどと書くと、
なんだかクラ〜イ映画みたいだけど、ユーモアはいっぱい。夫と子供の間に立つお母さん、エライなぁ〜。青あざ作って頑張ります。
DVDに未公開シーンってのがあったけど、人種にまつわるシリアスなシーン。あえてこう言うシーンをカットしてるのねー・・・【DVD】

僕のスウィング
SWING (02・仏)
(監・脚・音楽)トニー・ガトリフ (音楽)チャボロ・シュミット マンディーノ・ラインハルト アブデラティフ・チャラーニ
(主)オスカー・コップ ルー・レッシュ チャボロ・シュミット マンディーノ・ラインハルト ベン・ズィメット
はぁ〜・・心つかまれました〜!なに?なんなの?この胸の高鳴りは・・!?
あのジャンゴ・ラインハルトの後継者であるチャボロ・シュミットと言うギタリストの素晴らしい演奏・・そこに染み込んでる、彼らジプシーの生き方に
心が共鳴しまくりで・・!(今度はジプシーの血が騒ぐのか?^_^;)
時代に流されるジプシーの歴史、環境、そして未来・・主人公の幼いふたりの淡い恋を描きつつ、又、みんなで演奏する楽しい時間を描きつつ、
チラリと見える彼らの重い背景・・ジプシーにはいつも「今」しかないと言う。喜びも悲しみも「今」に包まれる・・その強さ、潔さにすごく惹かれる。
「音楽は譜面じゃない、心と耳だ」と語ったミラルド(シュミット)の最期・・めくるめく空間に感動して涙・・(T_T)
タイトルではゴルフ映画かと思ってた私・・ヾ(ーー )実はこれ観に行くつもりテンデなかったんですが、何故かポスターを見てから妙に気になりだして
・・なんでだろう?見えない力に引っ張られて?・・少年少女が通り抜ける森や川、いいね〜。
私もおまじないして誰かと夢で会いたいな。(笑)【ユナイテッド・シネマ】
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★2003年・つるデミー賞作品賞受賞!★
ロマ(ジプシー)の少女との淡い恋をベースにした、一見いわゆる音楽映画の小品・・と言う感じですが、
さりげなく彼らの歴史や生き方を描いている所が非常に興味深く、面白かったです。
特に、民俗音楽が好きと言う訳ではないんだけど、ロマの世界には何故か異常に共感しまくり。( ̄∇ ̄;)
今年はロマの血が騒いだ年だった・・かな?・・去年はラテンの血だったけど・・( = =)ゞ( ̄∇ ̄;)

ぼくの好きな先生
ETRE ET AVOIR (02・仏)
(監)ニコラ・フィリベール
(先生)ジョルジュ・ロペス (子供達)ジュリアン オリヴィエ ジョジョ アクセル 他
何と言っても、まずは子供達が可愛くて可愛くて〜!大きい子も小さい子も〜。(* ̄∇ ̄*)
私は特に、「子供は天使ざます〜」なんて手放しで美化するタイプじゃないんだけど、ここにいる子供たちはほんっと可愛いかった!
全校・一クラスしかない田舎の学校・・勿論成長に伴って学力や人間関係などの問題は少しずつ出ては来るけど、
ロペス先生がある時は優しく、ある時は厳しくしっかり教育してあって素晴らしいなぁ・・と思ったし(自分も一緒に注意されてるみたいに感じた時も^_^;)
親や兄弟の様子も微笑ましい物があった。先生も生徒も、カメラをどの程度意識していたのか、どこ迄素の状態なのかは分からないけど、何にしても
自然の中で毎日少しずつ成長してる子供達がみんな愛しい。この子たちが大人になった姿もすごく見てみたい。
それにしてもロペス先生は素敵過ぎて、俳優さんが先生の役してるみたいに錯覚する所も。失礼しました。【シネテリエ天神】

僕の大事なコレクション
EVERYTHING IS ILLUMINATED (05・米)
(監・脚)リーブ・シュライバー (原作)ジョナサン・サフラン・フォア
(主)イライジャ・ウッド ユージーン・ハッツ ボリス・レスキン ラリッサ・ローレット
イライジャが又キモい!・・と言う噂に惹かれて観に行きました・・って、嘘うそ〜(≧▽≦)
家族の持ち物をジプロックに入れて大切に(壁に貼りまくって)コレクションする不思議青年のジョナサン・・がイライジャ。
きっちり分けて固めたヘアスタイルに、ケント・デ○カットを思い起こさせるウルトラ級の遠視メガネ。うーん・・確かにキモ・・いや、超個性的。(笑)
その彼が、とある目的の為単身ウクライナに出向く・・そしてそこで出迎えてくれた二人、アメリカかぶれの軽〜い男アレックスと、
その祖父であるガンコ一徹のうるさいジーさん。(と、妙な名前のワンコ1匹)
彼ら3人(+1匹)の道中は、ずっーと大音量音楽鳴りっぱなし、ジーさんはうるさいし、アレックスの通訳はたまに意味不明。
あ〜う〜え〜っと・・で、私どうしたらいい?・・って、その
ハイテンションぶりにジョナサン同様ちと困惑〜(^^;
ところが、そんなコミカルなやり取りが、途中から一変・・!

「指輪があなたを呼んだのよ、このトラキムブロドに」。えっ?指輪にフロド?もしや、第二の『ロード・オブ・ザ・リング』?
なーんてツッコむ間もなく、過去が残した悲惨な戦争の足跡に胸が苦しくなってしまった・・。
祖父のペンダントに込められていた過去は、孫であるジョナサン以外の所にも繋がっていて・・過去は決して消え去ったモノではないんだね・・
今生きている皆は誰もが過去に支えられているんだよね・・なんて思う一方、ずっと見ないで来た現実と向き合う勇気が出来たが為に
選ばざるを得なかった○○の行動には胸が痛んだ。不思議な癖だと思っていたジョナサンのコレクションも、そう言えば自分にも似た様な理由で
コレクションしてた物があったわ!・・(o ̄∇ ̄)o!!・・って事を思い出し、しみじみと・・すごく身近に感じてしまったり。(キモ仲間?)
イライジャが主役かと思っていたけど、半分はアレックス。いや、ジーさんでもあり・・誰もが主役とも言えるのかも。
言葉などなくても(意味不明でも時代錯誤でも?笑)この旅や彼らみんなのルーツや想いを、全部受け入れ抱きしめてくれる様な、
ラストの○○シーンは凄く良かったです。(涙)序盤はあれだけハイテンションだったのに、心の奥にはジ〜ンと
静かな感動が閉じ込められた感じも。
過去の琥珀の中・・そして現代の眩しい一面のひまわり畑の中のバッタみ
たいにね。(←生きてるのか?爆) 【劇場】

僕の大切な人と、そのクソガキ
CYRUS (10・米)
 
(監・脚)ジェイ・デュプラス マーク・デュプラス (製作)マイケル・コスティガン (製作総指揮)リドリー・スコット トニー・スコット
(主)ジョン・C・ライリー ジョナ・ヒル マリサ・トメイ キャサリン・キーナー マット・ウォルシュ ダイアン・ミゾッタ 
   キャシー・ウィッツ ケイティ・アセルトン ジェイミー・ドネリー ティム・ギニー
 
離婚して以来、覇気のない生活を送っていたジョン。だが元妻の再婚パーティで素敵な女性に一目惚れ・・
奇跡的に意気投合したものの、彼女もバツイチ、おまけに大きな息子までいた。

ゲラゲラ笑えるコメディかなと思ってたけど、そんな感じじゃなくて、
結構真面目な空気の漂う・・でもどこか変・・な、シニカルなファミリードラマと言った雰囲気。
物語も、何か特別変わった事が起こる訳でもない。(笑)
もっと突っ込んで描いてもいいのに、と思いつつも、 その、
日々それなりに生きてたら今こんな状況ですぅ〜
・・な、ゆるさが、修羅場は勘弁してくれと言う 自分のホンネもあぶりだされてる感じで、
逆にリアルで興味深かったです。・・と言うか、好み。
ジョンに絡んでくる、大切な女性モリーの息子サイラスのキャラが何とも言えず良いね。(笑)
一見、とても大人で物分りいいみたいだけど、表情や言葉の端々に何か引っかかる。
その小さなトゲの様なものにイラッとさせられる。けど、彼の風貌が、太ってると言うより膨らんでるって感じで
どことなくユーモラスで、見ようによっては可愛らしくもあって、なんか、イラッとしても憎めない・・と言うか、
頼られたら、つい、いいよ、とか言ってしまいそうな感じで・・。・・て、それ、モリーと同じ、甘々ダメおかん感覚?(汗)
でも、彼と精神的バトルを繰り広げるジョンにしても、一見、立派な大人みたいだけど、実際は元妻に依存しまくりだったよね。
みんな大きな子供(身体だったり年齢だったり)みたい。なんだ、似たもの同士か・・じゃあ、ほっとけほっとけ!
・・以上!・・でイイのかな?ダメですか;;オトナな方のご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します。(汗)
モリー(トメイ)は、おっとりした雰囲気で可愛いらしかったな。母親がこんなだから、余計息子は離れられないのかもね〜?
ブサイクでウザい母親なら、とっとと自立してたかも!( ̄∇ ̄;    【CS・スターチャンネル】

ぼくの小さな恋人たち
MES PETITES AMOUREUSES (74・仏)
(監・脚)ジャン・ユスターシュ
(主)マルタン・ローブ イングリット・カーヴェン ジャクリーヌ・ドュフランヌ
これは監督の自伝的な作品らしい。少年の日の衝動的な行動や、流されるままに成長していく様が描かれている。
誰もが皆、気がつくと子供には戻れなくなっている。その「時」には、なんにも気づいていなかったのにね・・ 【シネサロン・パヴェリア】

ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール
MA FEMME EST UNE ACTRICE (01・仏)
(監・脚)イヴァン・アタル
(主)イヴァン・アタル シャルロット・ゲンズブール テレンス・スタンプ ノエミ・ルヴォウスキー リュディヴィーヌ・サニエ
本当のシャルロットの旦那が自ら監督して作った、女優を妻に持つ男の苦悩映画(笑)なので、確かにそれなりに、「そうだろうな〜」
・・と思う所はあるけど、それ止まり。ホントにあった事かは知らないけど、スタッフがヌードになる等、びっくりしたエピソードもあるけど
とにかく最初から最後まで、あまりにも旦那のヤキモチがひどすぎて、こちら迄ウンザリしてしまう。
素敵なテレンスが、旦那の妄想の中でパイを顔にぶつけられた所が印象的だった。^_^;何げなくサニエも出てたりして。【DVD】

僕のニューヨークライフ
ANYTHING ELSE (03・米=仏=オランダ=英)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)ジェイソン・ビッグス クリスティナ・リッチ ウディ・アレン ストッカード・チャニング ダニー・デヴィート ジミー・ファロン
相変わらずのカケアイが面白い。分析オタクとか・・大抵、セラピーにかかってるよね〜。(^^;
でも、アレン、やたらユダヤ人と結びつけるのって・・どうなの?リッチは小悪魔的でとっても魅力的。カワイイ♪
けど結局そうなるのね・・って。他のアレン作品と似た様な感じ。【BS】

ぼくのバラ色の人生
MA VIE EN ROSE (97・ベルギー=仏=英)
(監・脚)アラン・ベルリネール (脚)クリス・ヴァンデル・スタッペン
(主)ジョルジュ・デュ・フレネ ジャン・フィリップ・エコフェ ミシェール・ラロック エレーヌ・ヴァンサン ダニエル・ハンセン
主人公の子、離れ気味の目が平和そうで可愛かった〜!( ̄m ̄* )でも、あんなことで、あんな風に家族が巻き込まれて行くのは辛いですね。
父親と母親の受け止め方も興味深かったです。髪を切られる所は悲しかったけど、引っ越してからのお隣さんの様子を見ると、ちょっと希望が
持てる感じでしたね?!でも実際に、性同一性障害の方って本当に気の毒だと思います。戯れで異性ぶってる人はドーデモいいけど、
真剣に考えてる人には幸せな道が開けて欲しいなぁと思う・・ 【BS−NHK】

僕の村は戦場だった
IVANOVO DETSTVO / MY NAME IS IVAN / IVAN'S CHILDHOOD (62・ソ連)
 
 
(監)アンドレイ・タルコフスキー (脚・原作)ウラジミール・ボゴモーロフ ミハイル・パパワ
(主)コーリャ・ブルフャーエフ ワレンティン・ズブコフ E・ジャリコフ ニコライ・ブルリャーエフ
 
モノクロ映像なのだけど、しかも戦争の話なんだけど・・動くような光や影・・そして水・・の映像がとても印象に残った。
戦地へ向かう人達とはかけ離れて・・或いは彼らの気持ちを代弁しているかの様に・・?
そして、主人公のイワン少年の、戦う事だけを見つめる眼差しに圧倒された。
原題は「イワンの少年時代」と言うのだそう。自分から戦地へと向かったその時、彼はまだ少年だったんだろうか・・それとも・・
奪われたあの幸せだった日々・・こそが、少年が少年でいられた少ない時間だったのかな?ああ・・光が眩しすぎる・・。まるで天国みたいに。
ずっと、イワンや中尉達が進む方向で見ていったけれど、最後に戦争の顛末を広い視野で目撃する事になるのが
ちょっと意外だったし、それもとても印象的だった。 【DVD】 

ぼくは怖くない
IO NON HO PAURA (03・伊)
(監)ガブリエーレ・サルヴァトーレス (脚・原作)ニコロ・アンマニーティ
(主)ジュゼッペ・クリスティアーノ マッティーア・ディ・ピエッロ アイタナ・サンチェス=ギヨン ディーノ・アップレーシャ ジュリア・マットゥッロ
へえ、イタリアでも『蚊取り線香』使うんだ〜、『だるまさんがころんだ』で遊ぶんだ〜。ププッ ( ̄m ̄*)
それはともかく(笑)これは、子供の目線でお話が進んでいくので、自分も小さな頃を微笑ましく・・いや、とっても苦痛だった幼い日を
イヤでも思い出させて貰ったよ。(爆)子供特有の残酷さってあるもんね。たまたま近所ってだけで妙なグループみたいな物が出来上がって、
そこに所属するか否かを強いられる。今思うと、そんな小さな世界で何をそんなに悩んでいたんだろう、とか思うけど、当時はそこだけが世界の
全てだったしねえ。全く、小さな”半径数メートル世界”だけど、そこにいると気付かないんだろうね、きっと。
子供の頃、大人の世界は別世界に思えた。大人同士の会話、夜に聴く音楽、コーヒーの香り、今では何て事もない生活の一部が、子供の頃には
甘く危険な夢の様に広い不思議別世界に見えていた。だけどそれはただの子供世界の延長線上。そして、子供は大人を巻き込まないけど、
大人は子供を巻き込んでしまう。「NOと言えない日本人」とか何とか言う本が昔流行ったけど、精神的に成長すると言う事は、
どこか大切なNOと言うべき所でそう言える勇気を持つ事、行動する事、なのかもしれない。
母が少年に言った一言がすごく印象的だった。・・「大人になったらこの村を出て行くと約束して」。
こんなに広く美しい土地に住みながら、精神的に”半径数メートル世界”にしか浸れない大人って・・哀れ。【シネテリエ天神】

北北西に進路を取れ
NORTH RY NORTHWEST (59・米)
(監・製作)アルフレッド・ヒッチコック (脚)アーネスト・レーマン
(主)ケーリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ジェームズ・メイスン
テンポがあって、ヒッチコックらしい見せ場の多い作品でした。ちょっとしたユーモアが面白くて、エレベーターの所では、私も思わず貰い笑い!
でもスパイの話ってさ、敵か味方かコロコロ変わるからめまぐるしいね。それが面白い所なんだろうけど。
いきなり終わる所は、昔の映画らしいよね。(゜O゜)\(--; ォィォィ 【BS−NHK】

ぼくを葬(おく)る
LE TEMPS QUI RESTE / TIME TO LEAVE (05・仏)
(監・脚)フランソワ・オゾン
(主)メルヴィル・プポー ジャンヌ・モロー ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ ダニエル・デュヴァル マリー・リヴィエール
   クリスチャン・センゲワルト ルイーズ=アン・ヒッポー ウゴ・スーザン・トラベルシ
何故かわからないんだけど、この映画の主人公が画面に現れてから暫くの間、「あ〜・・キレイな顔してるなあ」って
そんな事ばっかり考えながら観ていました。別にファンになったとかそう言うのじゃ全然ないんだけど、単に被写体としての興味と言うか・・。
で、そんな彼が写真家と言う職業だったので、冒頭からニヤリ。しかも日常写真には全く興味を持たず、人工的に作られた世界=モデル等を
撮りまくる種類の写真家と言うのが、とっても効いていたな〜って思っちゃった。
何しろ、そんな興味のないはずの日常からじきオサラバする運命を告げられるんだものね・・キレイな彼は。
こう言う作品を観ると、やはり最期に1人でも心安らかにいられるのは、それ迄の大事な人との思い出あってなのかな・・とか思うんだけど、
主人公ロマンは、あえて普通とはちょっと違う思い出(証?)を作って・・。そのあたりは、もしやオゾン監督自身の願望?とかも思っちゃったよ。
いつぞやのアルモドヴァル自伝映画じゃないけどさ。そして、生きてる実感を表す海・・。オゾン映画にはが欠かせないんだなぁ・・って
今更ながら気付いた次第。もっと早くに気付いてたら、同監督の某推理映画?のプールってモンが完全なるマヤカシ世界だって事にも
すぐ気付いていたはずよね・・( ̄∇ ̄;) ・・な〜んて、やっぱりオゾンの魅力にはまだ当分離れられない事も実感。
話し戻って・・主人公と祖母が2人きりで話をするシーンがあるんだけど、その祖母役のジャンヌ・モローが、出番少ないのにとても存在感があって

印象的だったし、エピソードとしてもすごく意味深で(笑)心に残ったわ・・。
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
お互いを「似てるから」って言う2人・・。死を目前に意識してると言う共通の事の他に、祖母は年をとってもずっと女・・”女”から逃れられない、
そして、主人公は若くても女にはなれない、”男”から逃れられない・・って言う皮肉もあるみたいで、人生をうまく生きていけない2人に
何とも言えない気持ちがわいて来ちゃってね。バラの花にもジ〜ンとしちゃった・・。
でも、自分の遺伝子をこの世に残す事って、そんなに重要な事なのかな?ゲイの方には最初から不可能だと言う気持ちがあるからこそ?
単純に子供が欲しいって気持ちはあっても、自分がいなくなった後に生まれる子の事を、一体どんな風に考えればいいんだろう?って思ってしまう。
しかも行きずりの人の子になっちゃうんだからねえ・・。それと、いくら女がダメだからと言って・・関係を持つ女性のダンナはゲイじゃない訳だし、
それをあんな風に巻き込んで(手伝わせて?)3人で・・ってのはちょっとヒイたわ。不毛な行為にも思えたし・・それで得た子供って・・どうなの?
まあ、最初から手っ取り早い精子(ハッキリ言うな)探してる位の人達だから、そんな程度の感覚なのでしょうが(汗)
後に主人公の病気の事を聞いて気にするあたり、なんだかとても身勝手な感じがして嫌だったな。
でももしかしたら、主人公にとっては、新しい命の始まりこそ人生と言う印画紙に焼き付ける価値ある最大の被写体だったのかも・・とも。
だって身近な人達をフィルムに収める主人公の姿は輝いていたし、嫌だけど、でも嫌になれないものね・・この世って・・。 【シネテリエ天神】

ぼくを探しに
ATTILA MARCEL (13・仏)
 
 
(監・脚・音楽)シルヴァン・ショメ (音楽)フランク・モンベレ
(主)ギョーム・グイ アンヌ・ル・ニ ベルナデット・ラフォン エレーヌ・ヴァンサン ルイス・レゴ ファニー・トゥーロン ケア・カン シリル・クトン 
   ギレム・ペレグラン ジャン=ポール・ソラル ジャン=クロード・ドレフュス
 
幼い頃に両親を亡くしたショックで言葉が出なくなったポール。
伯母姉妹に育てられ大人になった彼は、一流ピアニストになるべく練習に明け暮れていた。
ショメの初「アニメじゃない長編映画」。 だけど、キャラ設定と言い、動かし方と言い、人によっては顔と言い(笑)
やっぱりしっかり、アニメ作家ショメ!・・って感じの実写作品でした。
深く考えると重い内容;;だけど、そんなショメのセンスで軽やかな感動を味わえたわ〜。
無意識に封印していた過去が、本来の彼をも封印していたのは切なかったな。
伯母達も辛かったんだろうし、彼をとにかく一人前にしたかったんだろうけど、
愛情のかけ方がどこか捻じれてたよねえ?自分達のレールにただ乗せただけと言うか。
マダム・プルーストは最初あんまり好きじゃなかった・・だって空き巣狙いだし(笑)
と言うか、勝手に人んちに入り込むのって「アメリ」でもあったな。フランス人、セコムしないと。
で、そんなマダムだったけど、その後の身体を張った変人ぶりには同調しちゃったよ。
この女優さん、出てるの見る度に室井滋(似)って思ってしまう。って事は、室井滋はおフランス人みたい、って事か?(爆)
主人公ポールと、その父親は同じ俳優(二役)だった事には全然気が付かなかった;;
伯母姉妹のお揃いファッションとかまんまアニメだったし(この辺もジュネっぽいね)
中国人の女の子なんて、「こんな顔の子が出る子供向けアニメ見た事ある様な?」
って、思わず思ってしまう、もろアニメ顔(と言うか漫画顔?)で笑ってしまった。(ごめん・・笑)
お互いアイデンティティーの不安を解り合うかの如く仲良しになった二人(女の子の押しが強かっただけな気もするが・笑)は
微笑ましかったけど、世界にはびこる中国人への皮肉を、めでたしな方向に持ってった平和主義には
アニメ畑出身ならではな匂いを感じたのは自分だけかな?(良いとか悪いとかの次元ではなく)
映像も、アニメ作家らしく簡潔なアングルが多く、色使いもポップで可愛いらしかった。
最後のあの雨の・・も、すぐ予想はついたけど(笑)アニメっぽくて可愛くて印象に残った。
アラレ糖が可愛いシューケット、食べてみたいな〜。あやしいお茶と一緒に。(可愛い可愛いにスパイスの如く、あやしさが・・笑)
結論・・ケセラセラでなんぼのおフランス人!(と仲間たち。)辛い事なんて、楽しい音楽と美味しいお菓子(あやしいお茶?)で乗り越えましょ!
それから、「あれ?このテーマ曲(原題の「アッテラ・マルセル」)知ってるぞ?・・もしや・・」と思ったら
やっぱり「ベルヴィル・・」で使ってた曲だった。本作、既にここから構想が始まってたのね?\(◎o◎)/  【KBCシネマ】

星降る夜のリストランテ
LA CENA (98・伊=仏)
(監・脚)エットーレ・スコラ (脚)フリオ・スカルペッリ シルヴィア・スコラ ジャーコモ・スカルペッリ
(主)ファニー・アルダン アントーニオ・カターニア フランチェスカ・ダローヤ ジャンカルロ・ジャンニーニ マリー・ジラン
色んなお客のエピソードが入り混じってるので、ちょっと散漫な印象だったけど、尼僧志望の娘にショックを受ける奔放な母や、
不倫愛に溺れる学生に辟易する教授、色男にナンパされたふりしてボコボコにする女性、などなど個性的な客ばかり。(笑)
(あのゲームボーイ?してる東洋人はちょっとなぁ〜。これ日本人なんだろうか?ゲームだし・・;^_^;)
お客がいなくなってからのカードで遊ぶ場面は良かったです。女主人(アルダン)がとっても素敵!
こんないきつけがあるといいよね。入り浸るかも。邦題もイイね!【シネサロン・パヴェリア】

ホステル
HOSTEL (05・米)
(監・脚)イーライ・ロス (製作総指揮)ボァズ・イェーキン スコット・スピーゲル クェンティン・タランティーノ
(主)ジェイ・ヘルナンデス デレク・リチャードソン エイゾール・グジョンソン バルバラ・ネデルヤコーヴァ ヤナ・カデラブコヴァ
   ヤン・ヴラサーク リック・ホフマン ジェニファー・リン
タラんちーのが関係してる、久々のR−18指定ホラー!・・って言うのに惹かれて、丁度劇場のポイントもたまっていたのでタダで鑑賞。
しかし・・最初はひたすらアホンダラなエ○男トリオが女を漁り、裸の女とのほにゃらら描写ばかり・・(ーー;)
下ネタにも、笑える可愛らしいヤツと、そうでなくひたすらお下劣なだけなのとがあるじゃない?なんかねー、これは後者なの。
全然楽しくない・・つーか、ひたすら不快。(ーー;) さすがタラが絡んでるだけあるわよ・・タラってさ〜、なんかこーよね・・
お下劣な下ネタしか言えない人よね・・あんた、ここんとこだけがR−18だったら怒るよ〜ったく〜。
って、怒りの矛先を監督ではなく何故かタラにばかり向けてしまった私。でもよく考えたらタダで観てるんだった・・(笑)
・・と、最初は騒いでたら、暫くしてやっとこさ、ちゃんとホラーっぽくなってくれて、安心〜。
よくは知らなかったんだけど、この作品、”拷問ホラー”って呼ばれてるらしい。なるほど・・
そんな類いの映画です・・が、
ちゃんとした拷問博物館てな所が先にヘタに出て来たせいなのか、メインの拷問にあんまり重み(?)感じなくて、
痛い目にあってる時よりも、そいつらに見つからないようにジッと息をひそめる・・みたいな所のが恐かったし、
何故か日本語がカタコトな日本人も出て来るんだけど、助けを呼ぶ言葉が不自然で笑ったり;;・・と、そんなトコのが印象的。(笑)
最初のエ○描写はイマイチだったけど、それから先は素直に結構面白かった!(笑)
肉体的暴力に走る残酷シュミが気に入ったのではなくて、そう言うコトやってる人達の心理と言うか・・
「命と繋がっていたい」って、のたまうオッサンが出て来るんだけど、そいつのウンチクとか興味深かったりしてね。
なんかエエこと言ってても、そーゆー方向に進んだか!・・みたいな。
(笑)
そんなコトが有り得る社会構造にも色々思う事はあるよね〜・・って、思わず、ホラーで社会勉強ですよ。
それと・・(オランダはともかく)もしやスロバキアでまで日本人とアメリカ人って嫌われ者なの〜?単にタラのシュミ?
(拷問関係のせいか)大好きな『セッション9』を思い出させるシーンがいくつかあったわ。しかし、製作総指揮に(タラにばかり目がいってたけど)
イェーキンまで関わってたなんてねぇ・・と、なんか作品の舞台裏のがコワイ世界だったりして・・。(^^;
不思議と言えば、私の後ろに座ってた男性の二人連れ、男優が出て来る度に、「あ、こいつはカッコイイ」とか品定め。
女優には何の反応もなかったので、もしやゲイのカップルだったのかしら?・・って後で気になってしょうがなかったよ。
【以下、ネタバレあり!暴走あり!未見の方はご注意ください】
主人公のアホ・トリオは、私は最初から腹立たしかったので、はよヤられろよ・・まだかい!とか内心思ってましたが、
一番真面目そうなのがあっさりヤられてしまって、気に入らない方が残ってしまったのが計算外・・!(-.-)ふ
と言うか、そいつ(パクストンとか言ったな?)を拷問する男がドジ過ぎるんだもの〜!自分のチェーンソーで自分切ってどうすんのよ〜!
ヤレヤレ・・あんたもうダメじゃん〜私に代わんなさいよ!ゞ( ̄∇ ̄;) 全く、こんなドジなチェーンソーさばきを見てると、
『テキサス・チェーンソー・ビギニング』を見逃した事が益々悔やまれてならなかったわ!
それに、時々テンポが遅くってね・・ホラーはリズムが大事でしょ!じゎ〜〜んじゎ〜〜ん・・で、いきなりっ!!!じゃなきゃダメじゃん。
それが、ちょっと自分のテンポとは合わなかった部分もあってね・・カナが列車に飛び込む所だって、彼女が自分の姿を見た瞬間に、
あ、この子飛び込むな!って誰もがピンと来るのに、それからダラダラ延ばし過ぎ・・。(汗)
でも、どーでもいいアホ・トリオだったけど、それでも生き延びようと必死になればやっぱり応援してしまう・・ってのが、悲しくも
悪魔になりきれないワタクシめでありまして・・あんなアホ・パクストンでも、最後には助かってホッとしたりして。悔しいけど!
あのオッサンは一番のお気に入りだったんだけどね〜。惜しいお方を亡くしてしまいました・・。生物の命と繋がっていたいオッサンは、
最後はトイレと一心同体でした。ナムナム。(二番目は黒髪の娼婦ね。雰囲気あったわ・笑)
んで、アホ・パクストンのアップで終わってしまったけど、自分としては、そこでもう一ひねりあっても良かったんじゃ?とも。
その後の男の内面が理解出来るくらいのフォローとでも言うか・・まあ、そんな精神的なモノをタラに求めても仕方ないのかもしれないけどさ。
・・って、とことん、最後まで監督無視・・な感想でした。ごめんね〜『キャビン・フィーバー』見るからね〜。 【ユナイテッド・シネマ・キャナル】

ホステル2
HOSTEL: PART II (07・米)
 
 
(監・脚・製作)イーライ・ロス (製作)マイク・フレイス クリストファー・ブリッグス 
(製作総指揮)スコット・スピーゲル ボアズ・イェーキン クエンティン・タランティーノ
(主)ローレン・ジャーマン ビジュー・フィリップス ロジャー・バート リチャード・バージ ヴェラ・ヨルダノーヴァ 
   ヘザー・マタラッツォ スターニスラフ・イワネフスキー
 
ローマに留学中のアメリカ人女子大生の3人はプラハ旅行に出かけるが、途中で天然スパの情報を聞き急きょ行先を変更、
スロバキアへと向かう。やがて到着したホステル・・で、また恐ろしい計画が進行する。

イーライ、久しぶり〜。前回は無視してごめん〜。でも今回は愛を持って接するからね〜・・劇場行かずにDVDだけど。(^^;
かなり気合いの入ったホラーだった前作は、エ○な男どもが餌食になったので、それはそれで爽快・・もとい、見応えがありましたが(笑)
今回は女性達なので、とりあえずは”肉体的にか弱い”女性をどうこうするのを見る、ってのに少々抵抗はあったんだけどね。
その辺を、イーライ君はどう捉えてるのかなぁ?・・って、心配半分で鑑賞。
・・しましたが、なかなか気遣いも感じられて、サラリと面白く見られました。
今回は、いわゆるオークション業(汗)に携わってる面々からの描写もあって、そっち方面からの不気味さ、恐さは結構リアルだったわ。
お金持て余して仕方ない金満オヤヂのみならず、割合普通のご家庭のお父さんみたいなのもいたし
出てきた2人なんて、その代表みたいなシロウトだし(あ、常連割引とかあるのかな)
うち1人は、実行するまでに、それなりに迷いや葛藤があったりして、
ちょっとだけ、買う方と買われる方の間で(勿論、買われる方はそうとは知らずに)穏やかな空気が流れる瞬間、なんてのもあってさ。
ただ、彼ら・・の最後の心境の変化が唐突過ぎたのにはひっかかったけどね。
気弱だった男の方なんて、「女男〜」とか言われたら、その途端に奮起して超人的に強くなるトミーの如く、え、いきなりですか、みたいな。
(注:トミーとは大昔のTVドラマ「噂の刑事・トミーとマツ」の主人公の事。ホラーではない)
で、女性の方は・・たまたまオマケの様に誘われて参加したローナは一番悲惨だったなあ・・カワイソ〜。
イッキにバッサリ!よりも、ジワジワやられる方が、痛いよね〜?
鎌が逆さ吊りの背中を這う時のあの肉の盛り上がり線・・が印象的だったわ。
でもこんな血まみれな残酷な仕打ちをしてるのも女性・・お前はエリザベートかよ・・だったのが、
ちょっとだけ受け入れられる部分ではあったかも?(イーライの配慮?)
ベスを助けようと声をかけた男もいましたが・・いやぁ・・あんた・・その雰囲気で「助けてあげる」とか言われても・・無理やろ。
人を見た目で判断したくはないけど、それにしてもこれは無理やろ。
そして、ラスト・・べスについてチラリと語られていたので、結末は想像通りだったけど、
まさか、**を人質(ですか?爆)にするとは思わなかったよ。(これもイーライの配慮?笑)
それも、ボカシなしでいっちゃうからねえ〜。ちょっと「トランスアメリカ」を思い出す・・(注:ホラーではない)・・と言うか、犬っ・・!(爆笑)
・・と言う訳で、最後のキリフダはやっぱり金・・キン?(爆)いやいや、金(カネ)がモノを言う世界なのね、の恐ろしさ。
でもさ〜・・マジで、スロバキア恐いよ〜〜・・ぶるぶるぶる・・とか変なイメージついちゃって。
スロバキア観光局からクレームついたりしなかったんですかね?
クレームまでいかなくても、厳重注意とか・・イーライ、出入り禁止とか。(^^; 【DVD】
 

ホステル3
HOSTEL: PART III (11・米)
 
 
(監・製)スコット・スピーゲル (脚)マイケル・ワイス (原案)イーライ・ロス (製作)クリス・ブリッグス マイク・フライス
(主)キップ・パルデュー ブライアン・ハリセイ ジョン・ヘンズリー サラ・ハーベル クリス・コイ 
   スカイラー・ストーン ズライ・エナオ ケリー・ティーボー トーマス・クレッチマン
 
仲間の一人の結婚式を控えたパーティを楽しむ4人。
ついハメをはずしそうになる彼らだったが、既にそこには恐ろしい企みがひそんでいた。

ス・・スロバキアはどーした?!( ̄□ ̄;
あの「ホステル」の第三弾。なんだけど、イマイチ・・いや、イマサンくらいかな〜。
始まりは良かったんだけどね。まんまと騙されたし!( ̄□ ̄
と言うか、我ながら騙されるの早すぎ・・早々に捕まって餌食になるタイプ?( ;∀;)
しかし〜  その後はもう平凡でお安いアメリカンホラー路線。
おバカなヤツの順番待ち、みたいな。(早々に騙された人に言われたくないか・・笑)
そもそも舞台がラスベガス。スロバキアはどーした?!離脱か?!(謎)
ヤツらの正体は同じとしても、ど〜も明るく華やか(?)過ぎてなんだかな〜。
前の様な、何かこう得体の知れない陰湿さ・・、身体にへばりつく様なイヤ〜な恐さが全然ない。
斬新な海苔ドレスのおネエちゃんの**にクレッチマンはへばりついてたけど。( ̄∇ ̄;
そうなのよ、クレッチマンがそんな役で出てたのよ。しかも最後はあんなんで・・オーマイガー!
ついでに、キップも「そんな役」で〜。 キップと言えば「タイタンズを忘れない」?だっけ?(忘れた?)
絶対的にあれのイメージ=爽やか〜♪じゃない?なのになのに〜「そんな役」で〜〜オーマイガー!
もうね、俳優さんのこんな意外な姿が見れるとはね・・・・・そこは良かった・・。(良かったんかい)
話戻って・・  舞台は明るく華やか(?)と言っても、攻め方(?)はなんともショボくってさあ。
顔の皮はまあまあだったけど、虫と矢って・・なんよ。
特に虫・・・シケ過ぎだろ〜。( ̄□ ̄ 梅雨時のシケた煎餅のがまだマシな感じ!
あと、足の悪い人の杖の活躍にも期待してたんだけど、一回ちょろっと役に立っただけ。(-_-;)
いっそ杖にマシンガンでも仕掛けてあれば・・(←ヤケクソ)
そう言えば、最初に捕まった男は最後まで残ってたよね。 なんで?
あそこまで残されたら、逆に「なんで選ばれない?ボクちゃんのどこがいけないんだ?!」
ってイジけてしまいそうで可哀想だったので、「もう助かってもいいと思うよ、頑張れ〜!」って応援したんだけどね・・。
結局色んな面でなかなかイイ感じの展開にもならなくて。
そんな残念作だったせいか、主人公の名前すらトンじゃって、ここの粗筋の所、誰の名前も書けなかったと言う・・;;
なんだかんだ言いつつ、イーライの時は面白かったんだなぁ・・って改めて思ってしまった。( ̄∇ ̄;    【DVD】
 

ホステル ネクスト・レベル
AN AFFAIR TO DIE FOR (19・スペイン=伊)
 
 
(監)ヴィクター・ガルシア
(主)クレア・フォーラニ ジェイク・アベル タイタス・ウェリヴァー ネイサン・クーパー メリーナ・マシューズ
 
不倫相手エベレットの予約したホテルに先にチェックインしたホリーは、彼のメモでの指示通りにして待つことにするが・・
てっきりあの「ホステル」の最新作かと思って見たら、全然雰囲気違って・・確かにホテルでの話だけど・・・・関係なかったみたい・・。
・・釣られた?( ̄∇ ̄;
とっても個人情報的な話。 お互いに自分だけが知る情報を基に駆け引きしたり騙し合うのは面白いと思ったけど、
あまりじっくり描かれてもなかったし、意外な展開もあるにはあるんだけど、どこか上滑りしてたせいか、普通の脅迫モノって印象。
最大の見せ場は最初の〇〇プレイだったりして?(爆)
で、不倫の顛末としてはコレは妥当かも?(え)
でも、巻き添え食ったあの若いホテルマンだけは気の毒だったなあ。だって1mmも関係ないのにさあ。
不倫で一番傷つくのは結局周りの人間かも・・ ・・て、傷つくどころか〇されてるからね・・(>_<)    【Amazon】 

POSTMAN BLUES ポストマン・ブルース
 ( 97・日本)
 
 
(監・脚・原案)サブ
(主)堤真一 遠山景織子 大杉漣 堀部圭亮 清水宏 滝沢淳子 サブ 寺島進 田口トモロヲ 
   麿赤兒 伊藤洋三郎 山本亨 武発史郎 四方堂亘 近藤敦 DIAMOND☆YUKAI
 
毎日同じ事の繰り返しの業務に疲弊していた郵便配達人の沢木。
しかし、偶然旧友の野口に再会したその日から、彼の人生はとんでもない方向へと転がりだす。

あっ・・これ見た事あったわ・・!
サブ監督懐かしい〜・・けどこれは未見だとばかり思ってた。最後らへんで思い出したわ。(遅っ)
走れメロスならぬ、走れ真一。(表現月並みw)
しかし堤真一も堀部圭亮も若い〜。(97年作なんでね) そして大杉漣〜〜(涙・・←色んな意味で)
あれよあれよと言う間に、言い訳など全然出来ないまま、と言うか主人公なんも解ってないまま、とにかくあれよあれよ。(何)
走り続ける彼らと同じ様に、物語自体もノンストップで強引に走り続ける。
最後は理不尽過ぎて〜〜(T▽T) でも彼女と一緒に旅立てて、幸せになれて良かった・・のかな?ほんの少し安堵したのは確か。
出演者、若いみんなが何だかとっても愛おしい。シブ味皆無の寺島進には笑ったけど。 大杉漣〜〜(また叫ぶ)カッコ良かったよ〜。
しかしこれ、面白かったし好みだったのに見た事あったのを忘れてたと言う事は、もしかしたら前より今回のが楽しめたのかも?
最近ではあまり無い様なコメディ感やったしw
他のサブ監督作も録画してるので楽しみ。(昔はSABU表記だった様な?)
何を見て何を見てなかったのかよくわかってないけど。( ̄∇ ̄;    【CS】
 

ボス・ベイビー
THE BOSS BABY (17・米)
 
 
(監)トム・マクグラス (脚)マイケル・マッカラーズ (原作)マーラ・フレイジー
(声)アレック・ボールドウィン マイルズ・バクシ ジミー・キンメル リサ・クドロー スティーヴ・ブシェミ コンラッド・ヴァーノン トビー・マグワイア
(日本語吹き替え版声)ムロツヨシ 芳根京子 宮野真守 乙葉 石田明 山寺宏一
 
両親の愛情を独占してきた7歳のティム。しかしある日弟が生まれ、両親の関心はそちらへ・・。
しかし実は、その赤ちゃんはある重要な任務があってこの家へとやって来たのだった。

思ってたのとは赤ちゃんの雰囲気がちょっと違ってた。 思ってたよりガッツリ戦略家のおっさんだった。( ̄∇ ̄;
と言うか、中身が"ある任務を任せられた中間管理職のおっさん"と言う設定なのを全然知らなかったからちょっと戸惑ったし、
なので色々と全然赤ちゃんじゃなくておっさんなので、どうしたって最初はおっさんよりも
ないがしろにされてる(と思ってる)長男ティムの肩を持ってたけど、
そのうち、おっさんの使命は個人レベルじゃないね、結構コレ現実的にも重要案件じゃない?(危機感)と解ると、
おっさんだって一生懸命なんだよなぁ、健気だなぁ(いや個人的野望はあるにせよ)と思って、だんだん可愛らしく見えてまずはめでたし、
その後は一気に二人ともがんばれモード。
本作、てっきりオリジナルかと思ってたら、絵本作家マーラ・フレイジーと言う方のベストセラー『あかちゃん社長がやってきた』の映画化なんだそう。
それも全然知らなかったし、まずはボス・ベイビーに愛着がわかないと物語に入れ込めないなぁ、と最初感じてたので。
でも絵柄はとっても可愛いかったし、ちょっとした赤ちゃんの仕草なんて、する、する、赤ちゃんってそんな動きする〜きゃわたん〜♪
って、その再現度?にいちいち感激もしたりして。そう言う所、ホントこう言う系アニメはクオリティ高いわ。(←ドリームワークスね)
そんな感じで、最初はボス・ベイビーの重度なおっさん度に戸惑いながらも、立場の違う世界を子供視点とおっさん視点で面白く見られたかな。
スーパーミルクのパワーが切れそうになって、とぎれとぎれで普通の赤ちゃんになっちゃうボス・ベイビーには笑った。
ボス・ベイビーの部下の面々も可愛いかったし、実は赤ちゃんって親の見てない所では宇宙人レベルなのかも?
なんてちょっと思ってしまえる仕草(態度)も可笑しかった。
実際の赤ちゃんだって少し大きくなると、親の見てない所では多少態度が変わるんだろうけど。(笑)
そう言えば、ティムのお父さんの顔に既視感・・。そだ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお父さんだ!・・でスッキリ。似てない?(笑)   【TV】

ポセイドン
POSEIDON (06・米)
(監・製作)ウォルフガング・ペーターゼン (脚)マークプロトセヴィッチ (原作)ポール・ギャリコ
(主)カート・ラッセル ジョシュ・ルーカス ジャシンダ・バレット リチャード・ドレイファス ジミー・ベネット エミー・ロッサム
エミー・ロッサム、どんだけピッタリした服なんよ!  ・・以上・・ 
あれっ・・これじゃ「ガンモ」より短い感想になってしまう〜(≧▽≦)
いやいや、父親に「胸元を開けすぎだ」と注意されたエミーのストラップレスのドレスがさ、あの惨事でどうかなるかと父親以上に心配してたんだけどさ、
別にど〜もならんかったよ。良かったねお父ちゃん。めでたしめでたし。・・以上・・  じゃなくて〜(≧▽≦)
言わずと知れた「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクで、巷では散々な評判だったみたいだけど、迫力の点では申し分なかったし
人間ドラマにあまり興味を抱かなければ(笑)パニック映画としては楽しめました。ドレイファスが居たからちょっと贔屓目。(笑) 【TV】

ポゼスト・狂血
BESAT (99・デンマーク)
(監)アナス・ロノウ・クラーロン
(主)ウド・キアー オーレ・レメケ キアスティ・エリーネ・トアハウグ オーレ・エアンストゥ
ルーマニア人の旅行者がデンマークで不審死をとげた。その死因に興味を持った医師は、
病原菌の正体を突き止める為、ルーマニアに渡り、謎の占星術師に遭遇する。

ドグマ95のラース監督の会社製作云々・・の説明が最初にあったせいか、どうも「キングダム」思い出してしまって。( ̄∇ ̄;)
なので(お話も特に目新しい物でもなかったし)あれ程の強烈さを無意識に求めてしまったせいか、割合おとなしめなオカルトホラーと言う印象。
ルーマニアでの調査&良心と野心の対立と言う一番面白い部分がウィルスの正体の伏線になってるけど、
**と言う物にあまりピンと来ない私には、ちょっと展開がゆるく感じてしまった。でも、こう言う雰囲気は好きですね。くらくて。( ̄∇ ̄;)
ウド・キアー、もうしっかり覚えた。よく見ると、かなり個性的でクドさのある顔立ち・・クド・キアー。ヾ(ーー ) 【ビデオ】

ポゼッション
POSSESSION (80・仏=西独)
(監・脚)アンジェイ・ズラウスキー 
(主)イザベル・アジャーニ サム・ニール H・ベネント
I・アジャーニ主演なので、「アデル・・」にちょっとサスペンス加わった感じの内容かと思いきや・・なんか凄まじかったですね〜(笑)
あの地下道?の彼女見てると、「アレックス」の地下道の長い長い問題シーンを思い出してしまった。
もしかして、「ポゼッション」へのオマージュだったのかしらん?Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
それと、以前、血まみれ&首に包帯巻いたアジャーニの画像を見た事あったので、吸血鬼モノかとも思ってたんだけど、これも違ったわ。(笑)
真っ赤な血と、真っ白な牛乳??が印象的で。
振り回してビチャビチャにしたのも、地下道でドロドロとあふれ出てたのも白かったと思うけど・・これは善の象徴ですかね?で、赤は悪?
だとしたら、両方混ぜて、ピンク・・がノーマルな人間の意識・・なんですかね?靴下ですけど。(笑)
アンナ(アジャーニ)に冷たかったくせに、彼女が去ると、がぜん取り戻そうとする旦那・・きっと、アンナにそっくりな先生も
ただそう見えてただけなんじゃないのかな?これも結局エンドレスな展開だよね?
やたらとヒステリーなシーンが多いし(まさにこれがポゼッション、なんですね)意味不明なモノも多々あるけど(アレは一体何?!妄想?現実?)
何だかミョ〜〜に忘れられない印象の作品ですね。( ̄∇ ̄;)
アジャーニの、見た目も雰囲気もマネキンみたいな美貌が、かなり効いてるよね。ホント・・キレイだけど、いきなりバラバラに壊れそうな・・
でもそうなっても、いっこうに平気そうな(笑)やっぱり人間離れしてるわ、アジャーニ!(≧▽≦)
・・とは言え、登場人物は全員変人だった感じも。ゞ( ̄∇ ̄;)
【BBSにて、R様から「アジャ様学会」の話を伺って】
アジャ様学会!!すごい〜!_(T▽T)ノ彡☆どんな研究をしてるの〜?!見てはならない世界の研究?(笑)
でも本当に、アジャ様を充分堪能出来る作品でしたよね。でも嫌いじゃないですよ、これ。もうレンタル屋に返却したけど、また見たくなってきたし?!
最後の子供のとった行動も衝撃的?でしたよね。あんまり書くとネタバレになりそうだけど・・でも殆どが謎。_(T▽T)ノ彡☆
とはいえ、アンナのテープでの告白には私も少なからず共感する部分があったんですよ・・。てんでカンチガイの共感かもしれませんが・・(^^;
ズラウスキーさんの映画って他、全然見た事ないんですよ。「私の夜はあなたの昼より美しい」でしたっけ?このタイトルだけは
好きで覚えてるんだけど未だに見てないし(^^;他のも「ポゼッション」みたいなノリなんですか?
ズラウスキー・・どうします?シメます?(オイオイ) 【DVD】

ポゼッション
THE POSSESSION (12・米=カナダ)
 
(監)オーレ・ボールネダル (脚)ジュリエット・スノードン スタイルズ・ホワイト (製作)サム・ライミ ロバート・タパート J.R.ヤング
(主)ジェフリー・ディーン・モーガン キーラ・セジウィック ナターシャ・カリス マディソン・ダヴェンポート グラント・ショウ ロブ・ラベル 
   ナナ・グベウォニョ ジェイ・ブラゾー アイリス・クイン マティスヤフ
ガレージセールで見つけたアンティークの木箱が気に入った少女エミリーはすぐにそれを購入。
だが、すっかり木箱に夢中になってしまった彼女に次第に異変が・・

実話が元です・・て、えっ・・(^^;
「所有者に災いをもたらす木箱としてアメリカのオークション・サイトで大きな話題となった“ディビュークの箱”がモチーフ」・・なんだそう。
うーん・・どこまで実話を膨らませてるのかはわからないけど、そう聞くと、とりあえず「じゃあ、今その箱はどこに?」。
物語は、割とよくある感じで取り立てて新鮮味はないものの、
憑りつかれた少女がなかなか良かったり、雰囲気あるシーンもあったりでまあ楽しめました。
一番インパクトあったのは、やっぱり「ノドから手が」だけど(楳図先生がパンフにイラスト寄せてた・・笑)
実際にはエミリーちゃんからじゃなくて他の人からだった〜のは意外で・・なんか裏切られた感が・・。(^^;
あと、某の歯がグダグダに!・・は、あり得なさそうなインパクトシーンよりもリアルで痛みを感じたわ。
しかし・・邪悪な何かって・・何なんだろう・・なんかこう言うタイプの悪魔(?)って、何度見てもイマイチつかみどころがないと言うか・・
現象にはインパクトあるけど、実態が意味不明・・と言う、よくワカラン存在ではあります。
欧米の方々にしたら、皿数えながら不足分の恨み事を言う日本のお化けなんかのがイミワカランのかもしれんけど。
そう言う訳で、色々とめんどくさい恐さはてんこ盛りだけど、後に引くほどではなかった。
ラビの方・・ミュージシャンみたい〜と思ったら、実際ユダヤ教のレゲエ・アーティストなんだって。見たままやん。(笑)
ところであの木箱、結局またエミリーちゃんとこに戻ってくるのかしら?
車がお父さんのだったし、色々辿って、わざわざ警察が届けに来たりして?
もしくは、教会の方が、彼の形見としてお納めください是非!是非!・・とかさ。
うわ〜・・もうわざわざ持って来ないでぇ〜!小さな親切大きな恐怖〜を予感させるラスト。ホラーってめんどくささも重要かも。(爆)
ところで、今さらですがアジャーニの「ポゼッション」とは全く関係ありませんでした。(「THE」がついとる・・)  【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】

ホット・サマー・ナイツ
HOT SUMMER NIGHTS (17・米)
 
 
(監・脚)イライジャ・バイナム
(主)ティモシー・シャラメ マイカ・モンロー アレックス・ロー マイア・ミッチェル ウィリアム・フィクトナー トーマス・ジェーン エモリー・コーエン
 
父親を亡くした喪失感から抜け出せずにいるダニエル。
心配した母親は、彼が高校を卒業したタイミングでリゾート地に住む叔母の元に預けるが・・

実話が元?・・多分?・・と言う設定?
実際にあったらしいハリケーンも出て来たけど、この語り部は・・?あのリゾート地の地元の若造代表・・と言う感じ?
しかし、この顛末見てたら、主人公の、父親の死を乗り越えて大人に・・的なモノは殆ど感じなくて、
いや、ハンターの上辺の強さに最初はそう言うのあったかもだけど、どんどん彼よりも暴走しちゃってさ、
どんな夏を過ごすのかゆるく見てた最初とは全然違って、気付けば、あんまり好きになれない主人公だったなあ・・としか。(爆)
彼の身に起きたひと夏の(ハリケーンの様に)忘れられない経験(事件)ではなくて、
彼自身が起こしたひと夏の(ハリケーン並みの)忘れてはいけない事件(経験)みたいな印象。
あのハンターのがネは素直だった気がするし、そもそもハンター・ストロベリーって名前からしてさ、
え?イチゴ狩りちゃん?って思ったし(笑) ネっからの悪人ではない伏線だったよね?(違うか?笑)
妹だってね・・ガムの始末は最悪だったけど(そこ) で、それ剥がして噛み噛みしちゃうストーカー・・もとい、
語り部もキモかったけど、彼女自体はそんなにヒドくはなかったしね、それこそむしろ主人公と関わったのが不幸の始まりだった様な?
主人公、彼女の事を好き好き言ってる割には保身の為にウソばっかついてさ、こいつ、何かいい所あったっけ?(ついにこいつ呼ばわり・・定例・・笑)
え?顔がいい?そう言えば最近人気あるらしいね?(俳優と役がごっちゃに笑)
所で、大麻等の扱いって場所によって違うんだろうけど、若者が平気で仲間とやっちゃったり、
売買に手を出せる(出そうと安易に思える)状況って何なんやろ?その感覚や線引きがいつになってもピンと来なくて。
ウィリアム・フィクトナーが出てたけど、見た瞬間、すごい懐かしくてちょっと嬉しかった。ヤバいさんの役だったけど適役だったなあ。(笑)  【CS】

ボディ・スナッチャーズ
BODY SNATCHERS (93・米)
(監)アベル・フェラーラ
(主)ガブリエル・アンウォー メグ・ティリー テリー・キンニー フォレスト・ウィテカー
と言う訳で(どう言う訳だ?・笑)2度目のリメイク版を見ました。(最初のが見たかったけどなかったので・・)
何やら不穏な空気が街に漂っている・・と言う、映画全体のムードは、1度目のリメイク版の方が断然良い。
主人公が我儘な女の子だったので感情移入があまり出来ず;;継母と弟を毛嫌いしてたけど、その継母役のメグ・ティリーが一番ブキミで良かった♪
あの叫びは楳図先生の叫びだ!(出た!)ちょっと小池栄子に似てたなぁ。( ̄∇ ̄;) 弟も可愛いかった〜。
体が乗っ取られる様子は、こっちのが分かりやすかったけど、ミミズの嫌いな人にはたまらんでしょう〜(笑)
それに、ミミズの歌・・なんてのもあるんだから〜( ̄∇ ̄;) ミミズ自体を見るよりも、想像してしまって吐きそうになりそうな歌詞だったよ。(笑)
それにしても、感情のない人間の住む街・・って、現代人とあんまりカワラン感じもするよ;;もしかして既に地球は支配されている?!
(日本劇場未公開) 【ビデオ】

ボディ・ハント
HOUSE AT THE END OF THE STREET (12・米)
 
(監)マーク・トンデライ (脚)デヴィッド・ルーカ (原案)ジョナサン・モストウ
(主)ジェニファー・ローレンス マックス・シエリオット ギル・ベローズ エリザベス・シュー ノーラン・ジェラード・ファンク 
   エヴァ・リンク ジョーダン・ヘイズ クリスタ・ブリッジス ジェームズ・トーマス ジョイ・タナー
母と2人で郊外の家に引っ越して来た17歳のエリッサ。その隣の家では過去に殺人事件があったが、
現在は難を逃れた息子ライアンが1人で暮らしていた。
彼は周囲から疎まれていたが、意外にも親切で優しい事を知ったエリッサは次第に彼に惹かれていく。

なんだかタイトルがエロサっぽいんだけど〜一時期のデ・パルマっぽい感じで・・(笑)
・・とか思ってたら、なんとジェニファー・ローレンス主演のスリラーって言うじゃないですか、
だったら!・・と、それだけで観て来ました。(^^ゞ
内容は・・サイコ・スリラーかな、ちょっと青春っぽい感じの。
全然エロサではないよ。勘違いしたのか、観客はオッサンが多かった様な?(笑)
・・で、ローレンスちゃん目当てなだけで、物語には特別期待はしてなかったんだけど、
なかなか気合いが入っていて、面白かったです。特に冒頭とラストは凄くイイ!
冒頭・・派手な血とかなくても、少女の迫力だけでこんなに恐くなるのね・・と、掴み充分。
そしてラスト・・事件の真相は明らかになった・・はずなのに、
どこかに引っかかる何か・・それが、あのラスト1シーンで全て理解出来る・・と言う、
いやぁ・・爽快。ドンヨリした内容だけど、見せ方が上手くて気持ち良かったわ。( ̄∇ ̄;オイオイ
だって、こう言うラストは、スリラーや謎解きモノなんかには、最も欲しいラストかも〜とか思って。
冒頭とラストの恐い話が先になってしまったけど、物語の半分は青春LOVE。
過去の事件によって避けられている男の子に惹かれていく、気丈で純粋な少女エリッサ・・がローレンスちゃん。
・・てだけで適役(笑)だし、そんな彼女の真っ直ぐさにもやたら共感してしまって。
まあ、そんなタイプの子だから恐い目にも遭っちゃう訳なんだけど・・;;
でもさ、あんな森沿いの道って・・女性の一人歩きなんて絶対ダメでしょ?
暗くなりかけても全然灯りもないし、これで犯罪をなくそうなんて思っても寝言でしかないね。
自治会は真剣に対策考えないと。・・と、思わずマジ指摘してしまう程のスリラー向けな環境に苦笑い。
クライマックス(窮地)が予定通りな普通っぽさだったのが残念。他が全体的にミスリード感あって面白かっただけにね。
私は、最初、絶対あの警官が怪しい!見た目が!(←そこで判断?)とか思っていたけど。(注:これについては追記もあります)
ライアン役の俳優さん、見た様な?・・と思ったら、あの「・・ザ・リッパー」の主演だったわ。
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
ラスト直前まで引っかかってたコトは、何故ライアンはそこまでして妹をつくる必要があったのか?・・だったんだけど、
彼は妹がいないと、彼自身のアイデンティティを保てなかったのね。・・なんて悲しい・・。(しんみり)
それから、事件は解決しても、「世間の態度のが正解でした、私が間違ってました、自分はまだ人を見る目がない半人前です」
・・ってのが、なんだか多々悔しくもあるんだけど(←思春期反抗期のエリッサに同化する思秋期天邪鬼)
実際、その位、他人を警戒しないと恐い世の中であるのは確かだし・・;;
そして、今一つだと感じた、窮地でも最終的には母娘タッグで勝利〜&
結局「一番アナタを心配してるのは家族なのよ!他人の誰でもなく!」なのも、同意せざるを得ないと言うか・・;;
そんな、わかっちゃいるけど、なんだかモヤモヤ・・ライアン〜キミとは真反対に親の愛を受け放題でごめん!
・・みたいな、変な遠慮とか、何もかもが若い娘1人ではどうしようもなかった・・感がとってもリアルでもあったわ。
ただ、願わくは、これからの彼女がむやみに人を色眼鏡で見る人間にだけはなりません様に・・
・・なんて思うのは、まだまだ私も甘い・・おめでた過ぎが治ってないからなのかしら?(と、「思秋期」でもつぶやいた気が・・汗)
【追記】 
US版DVDには2バージョンあるらしく、(一部カットされた劇場一般公開版と、ノーカットの年齢制限版・・らしい?)
それによると、ライアンが警官を殺害した場面において、
一般版では、無差別っぽくあっさりと殺害した風に描かれている、けれど
制限版では「お前は真相を知っていたのに何故知らんふりをしていたんだ?」
・・と、ライアンが警官をなじるセリフがあるらしい。
なので、ただあっさり無差別っぽく殺害した訳じゃない、ちゃんと理由があった、って事が判る。
そして、最後のあのシーンでは、その証拠となる、警官がライアンの両親と共にヤクをやっている姿が写し出されている、んだそう。
そう知ると、それがあるのとないのとでは全然内容の重みも変わってくるなあ、って私も思ったわ。
無駄に長くする必要はないけど、これはカットしない方が良かったんじゃ?
・・と言いつつも、自分が観たのはどっちだったっけ?・・と記憶がアヤフヤなのが痛い・・( ̄∇ ̄;
日本版DVDが出たら再見してみようかな。青春恐い系だし、又むりやり娘と一緒に見よう・・(笑)  【KBCシネマ】

ホテル・ニューハンプシャー
THE HOTEL NEW HAMPSHIRE (84・米)
(監・脚)トニー・リチャードソン (原作)ジョン・アーヴィング
(主)ジョディ・フォスター ロブ・ロウ ボー・ブリッジズ ナスターシャ・キンスキー マシュー・モディン アマンダ・プラマー
鑑賞直後、ふと「ガープの世界」を思い出したんだけど・・なんと、やはり同じ原作者=ジョン・アーヴィングだったんですね。
人生に度々降りかかる苦難がたっぷり描かれてるにも関わらず、全編、とてもカラリとした軽妙なテンポで描かれていて
観終わった時には、なんだかほっこりした気持ちになれる・・そんな作品でした。
近親相姦;;でさえも、何だか取り立てて特別でもないような(爆)そんなオチャメさがある作品は初めてでしたよ。(^^;
無理矢理された事はなかった事になるんだよ・・と、レイプされたフラニーを励ましていたその言葉、開いた窓は見過ごせ・・の意味、
とにかく明るく笑って前に進もうよ・・って気持ちを持った家族がちょっと眩しく見えたりも。
と言うか、こんなにいつもイッショな家族ってのからして、既にとっても珍しく、不思議な気持ちもする。
ボー・ブリッジズって、ジェフの兄弟?似てるけど?ちょっとタ○リにも似てたなぁ。サエない感じしたけど(オイオイ)秘めたるパワーがあるよね。
溌剌としたフラニー役のジョディがとっても良かったけど、この年でこんな役を演じるにあたって、どんな感想を持っていたんだろう?
・・って、ちょっとタイムスリップしてインタビューしてみたい心境。スージー役のナスターシャもさすがに存在感あって素敵だったけど、
役としてはフラニーのが断然複雑だと思ったから。それとも、原作では、スージーについても色々と書かれてあるのかもね。なんせ、
暑くても蒸れても(?笑)あのクマの格好だしね。クマって・・身近かなのね?(笑)癒しの対象でもあったのかしらん?
そして実は一番のお気に入りだったリリー・・彼女の顛末は悲しかった・・(T_T)彼女は、現実から離れた自分だけの世界を
現実として(小説として)しまわない方が、まだ幸せに生きていけたのかなあ・・いや、でもそこで行き詰ったからこそ執筆していた訳だし・・
なんか、危ういよね・・人生の本質を知ってしまったら、ただ自殺するしかない・・とは言うけれど。アーヴィングはどうだったんだろう?
過激派の1人として、アマンダ・プラマーが出ていた。やはりいい個性を発揮してました。【ビデオ】

ホテル・ハイビスカス
 (03・日本)
(監)中江裕司 (原作)仲宗根みいこ
(主)蔵下穂波 余貴美子 照屋政雄 ネスミス 亀島奈津樹 平良とみ 登川誠仁 大城美佐子 和田聡宏
明るい太陽の下、伸び伸び暮らす一家が素敵でした♪
本当の所は(父親が違う事とか戦争の傷跡とか)色々あるけど、とにかく元気一杯な姿が楽しくて清清しくて心が温かくなりました。
お盆の出来事は、自分も子供に戻ったみたいな目線で見てしまって不思議な感じでした。
たった一人の宿泊人も、当然の様に彼らの輪に馴染んでいて面白かったです。
あ、でもみえこちゃんは元気が良過ぎて・・見ていて楽しかったんだけど、時折ちょっと疲れる所も;;
まるで、可愛い孫とめいっぱい一緒に遊んで、翌朝、足腰立たなくなったお婆ちゃんになったみたいな心境〜・・( ̄∇ ̄;) 【DVD】

ホテル・ムンバイ
HOTEL MUMBAI (18・豪=米=インド)
 
 
(監・脚・編集)アンソニー・マラス (脚)ジョン・コリー (編集)ピーター・マクナルティ
(主)デヴ・パテル アーミー・ハマー ナザニン・ボニアディ ティルダ・コバン=ハーヴィー アヌパム・カー ジェイソン・アイザックス
 
2008年、大都市ムンバイは無差別テロの襲撃を受け5つ星ホテルがテロリスト集団によって占拠されてしまう。
警察特殊部隊の到着が遅れる中、従業員達は必死で宿泊客を守ろうとするが・・
実際に起こった事件がベースだけど、全然覚えてなかった。2008年よね?あ〜あの頃か・・と記憶をたどるのみ;;
テロと聞くと真っ先にその目的が知りたくなるけど、もし普通の人たちによるテロならやはり貧困が理由なのか、
或いはそれで操る組織の目的は明らかなのか、その実態も恥ずかしながらなかなか掴み切れないのが正直な所。
ただ、映画と言えどこんな光景を目の当たりにすると、頭で想像しているよりもはるかに恐く・・
(想像する時は無意識にリミッターかけてるのかもね?)
ホテル内だとどっかに隠れられるんじゃ?とか言う甘い思いがどんどん壊されていくのが一番恐かった。
カフェでくつろいでる時にいきなり撃たれるとか言うのも自分にとっては定番?の恐ろしさだけど、
今回のホテルでの一部屋一部屋順番に襲ってくる恐怖、ロビーの広い空間に飛び交う銃弾の恐怖は強烈だった。
お客を守ろうと努力するホテルマン達が中心だけど、正義の感情を過剰に演出する事なく
命ある事や日々の幸せをしみじみと見せて貰えた事で、かえってテロへの怒り、
こんな事は絶対にあってはならないと言う気持ち、を刻み込まれた気がする。
主演はあの「スラムドッグ・・」の俳優だったけど、あの時は素人の抜擢って印象しかなかったけど、
いつの間にかすっかり一人の俳優として活躍してて、でもいつまでもどこか素人っぽくて微笑ましい感じ。
イケメン・ハマー(笑)・・アーミーはねぇ・・イケメンだって容赦ないですからね、殺戮者には。(むしろ逆か?)
そしてあのベビーシッターの女の子がとても心に残った。誰でも、どんな立場でも、守りたい命は絶対にあるはず・・。 【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】 

ホテル・ルワンダ
HOTEL RWANDA (04・英=伊=南アフリカ)
(監)テリー・ジョージ (脚)ケア・ピアソン テリー・ジョージ
(主)ドン・チードル ソフィー・オコネドー ホアキン・フェニックス デズモンド・デュペ デイヴィッド・オハラ カーラ・シーモア ニック・ノルティ
4000名の署名を集めて日本公開が実現したという話題作。映画自体はきわめてオーソドックスな作りだったけど、とても力強く、
後までしっかり見せて貰いました。そもそも、これが実際に起きた事、しかも大昔じゃないし・・って、事を、恥ずかしながら私は
殆ど知らなかったので、彼ら部族の殺し合いや国連等の態度に愕然としてしまった。
最初は家族と仕事の事しか頭になかった主人公ポール(チードル)が、良くも悪くも仕事に忠実に動いている内に、
自然と家族以外の仲間へも目を向けられる様になり、行動を起こした・・最終的に多くの人々を救う事になるんだけど、実際のその時には
自分の命でさえままならない緊迫状態・・何か出来そうな立場なのに何もやろうとしない人の中で、武器など持たずとも出来る限りの力を
発揮したポール・・もう、ただただその勇気に
拍手を贈りたかったよ。
自分なんて、ここのホアキンと殆ど同じ・・いやもっと傍観者でしかないんだろうけど、こうしてこんな作品にめぐり合えた事は自分にとって
とても良かったと思うし、色々な方々に是非観て欲しいと思った。(署名して下さった皆様にも感謝)
そう言えば、とある役でジャン・レノのそっくりさんが出ておられましたが・・本人か!
これ、カメオ出演なの?でもその割には、いい角度なアップばかりで出てたような・・?(爆) 【シネテリエ天神】

炎の人ゴッホ
LUST FOR LIFE (56・米)
(監)ヴィンセント・ミネリ (脚)ノーマン・コーウィン (原作)ジョン・ハウスマン
(主)カーク・ダグラス ジェームズ・ドナルド アンソニー・クイン パメラ・ブラウン ジル・ベネット エヴェレット・スローン 
   ニオール・マッギニス ノエル・パーセル ヘンリー・ダニエル
タイトルの通り、画家・ゴッホの生涯を描いた作品です。
ダグラスがゴッホと言うのはイメージ違うかも・・と最初思ったんだけど、
見ているうちに、彼が有名俳優のダグラスだと言う事を忘れてしまった位(笑)ハマっていて良かったです。
物語も、一応一般的に知られてる伝記の流れではあるけれど、ヴィンセント(ゴッホ)の家族関係や、当時彼と親交があった画家達や流行、
そして、彼自身についても、ガーッと絵に集中したかと思うと、突然精神的に参ってしまう・・と言った
芸術家には付き物な熱情や精神的な不安定さにヒく事なく(笑)むしろ、画家を目指す前からずっと引きずって来た健康面でのジレンマや
マイノリティ〜感等にシンパシィ感じたりして(汗)思っていたよりも面白かったです。 
自分の心に素直すぎるくらいのヴィンセントは、それでしょっ中、周囲と摩擦起こしてしまうんだけど、
弟テオがずっと彼を大事に思い、色々あっても最後まで見捨てず理解を示そうと努力してくれる姿に、兄弟愛っていいなぁ〜
・・と思いながら見たり・・って、
ヴィンセントはあくまでもとことんマイペースだったけれど・・!_(T▽T)ノ彡☆
そして、(鑑賞前から興味があった)ゴーギャンとの共同生活は、やはり一番印象的でした。
ヴィンセントが若かりし頃に一目惚れしたカノジョにどばぁぁがばぁぁ!って、あんた、そりゃ嫌われるやろ!・・も印象的だったけど(笑)
芸術家2人の共同生活・・って、なんかめっちゃそそられるのよねぇ。
だって、芸術家にはウソや妥協が少ないと思うので、たとえ普通に暮らしてるだけだとしても、其々の空気(個性)がどう混ざり合いどう反発するか、
想像しただけでドキドキ!・・二人共蛇縄背負いながら美しいバラの話でもするんでしょうかね?
いや、お互いバラの棘で刺しあいながらしたたり落ちる血で愛を描くのかも?・・とか、想像が尽きない。(笑) 
で、ヴィンセントとゴーギャン・・
同じ画家とは言え、人が違えば性格も違うし作風も勿論違うし・・つまりは人生観さえ全く違う・・
・・で発生してしまう摩擦は、
想像通りであり、想像を越えた物でもあり・・
と言うのも、ちょっとばかしヴィンセントが可哀相に感じたりもしたもんで。
だって、ゴーギャン(だけ)が彼の家に来てくれた時の彼のあの喜び様ったら!本当に子供みたいに真っ直ぐで、かわいい人(と言うのもナンですが)
だなぁ〜・・って思ったものだから、
ゴーギャンの方がよほど一筋縄でいかないオトナ型エゴイストにも感じたり。(^^;
ま〜どっちもどっちなんでしょうが、でも、2人のそう言う姿勢はキライではないし、むしろ、自分の感性にも大いに重なる部分もあって、
ピリピリしながらも居心地がいい・・
って言う矛盾にも簡単に浸れたりもしてね。(^^; 
色んな美術館の協力があっての映画らしいので、見た事もない絵の数々も、アップで映っている物はホンモノなんでしょうかね? 【BS−NHK】

炎のメモリアル
LADDER 49 (04・米)
(監)ジェイ・ラッセル (脚)ルイス・コリック
(主)ホアキン・フェニックス ジョン・トラボルタ ジャシンダ・バレット モリス・チェスナット ロバート・パトリック バルサザール・ゲティ
例えば「バックドラフト」みたいなレスキュー・サスペンス!・・と言うより、真正面から消防士とその家族&仲間を描いているヒューマン・ドラマ。
ホントに直球ド真ん中!なストーリーなので、意外な展開など全然ないんだけど( ̄∇ ̄;)
彼らの仕事への熱意、勇気、誇り、
そして周囲との愛・・など、素直に受け止め、理解を深められた気
はします。
主演の2人・・部下のホアキンと、彼を大事にサポートする上司のトラちゃんがとってもいい感じだった。ホアキン、新米の時はボッテリしてて、
ありゃ〜太った?とか思ってたら(笑)仕事を重ねるうちに、どんどん顔つきがシャープになってくるんだよね。腹はともかく(笑)顔つきだけでも、
成長がわかってちょっと感動してしまった。なにかと衝突してしまう先輩との関係も、仕事は仕事と、公私混同しないプロ根性は
良かったな。
命かかってんだから当たり前かもしれないけど、そうじゃない仕事でもこんな姿勢は大事だと思うからね。
(ただ、最初ふざけてトイレにあんな物を投げ込むのはどうかと・・。これ、まだプロ意識が薄かった・・って意味?)
最初は心配のあまりマイナス思考だった妻が、少しずつ彼を理解し強くなっていく所も、不憫ながらも嬉しかった。
なーんか、ホアキンがとても優しい人だったので、私も彼の身内になりたかったなぁ。親戚のオバちゃんでもいいから(^^;
でも本当にコワイよね、火事って。こんなに命がけの仕事に携ってる消防士の方々には改めて頭が下がります。
それでなくても、すばやい行動力や鋭敏な判断力&機転が重要な仕事・・体も頭もスマートでなくては務まらないのに、今は高層ビルも多いから
ハンパじゃない高さの所でも平気でなきゃいけない;ってシーン、ドキドキしたわ〜。あんな命綱、たった1本でいいの?心配だから4、5本つけてよ〜;
もう見てる方がクラクラしちゃってさ。なんか息苦しい〜っ・・って思ったら、観ながら無意識に息を止めていた私。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
観終わってすぐ友達の家に直行・・の予定だったけど、こんなの観たらさすがに心配になっちゃって、
いったん家に帰って火の元確認してから行きました。(爆) 【ユナイテッド・シネマ】

仄暗い水の底から
(監)中田秀夫
(主)黒木瞳 菅野莉央 水川あさみ 小日向文世
雨雨雨・・どんよりした暗さとこの湿気が、恐怖感をあおり仲々良い感じ。これは一人暮らしで夜中に見るにはもってこいな作品かもしれない?
でも、恐い恐いと言っても、相手はほんの子供・・しかも、この子めっちゃかわいそうやん・・(T_T)
子供を自分からムリヤリ引き離されると言う恐怖感に取り憑かれた主人公と、母の元に戻りたくてたまらない子供・・
最後はなんか蛇足な感じがするし、大袈裟に水が溢れるよりも静かな所にふと手がある・・とか、そんな方が絶対恐いと思うし、
管理人がいい加減過ぎ〜!とか、色々突っ込みたくもなったり・・でもなんか悲しいお話で・・
エレベーターの中で、主人公が取った行動も解らなくもない・・(T_T)オール・アバウト・ユア・マザー・・なんだよね〜。(意味不明)
あの天井のシミでは、「REM」を思いだしたわ。 黒木瞳、年とらないね〜。キレイでおっとりしてて癒し系だけどやり手だよね?(笑) 【TV】

ボヘミアン・ラプソディ
BOHEMIAN RHAPSODY (18・英=米)
 
 
(監)ブライアン・シンガー デクスター・フレッチャー
(脚・原案)アンソニー・マクカーテン (原案)ピーター・モーガン (音楽監修)ベッキー・ベンサム 
(エグゼクティヴ音楽プロデューサー)ブライアン・メイ ロジャー・テイラー
(主)ラミ・マレック ルーシー・ボーイントン グウィリム・リー ベン・ハーディ ジョー・マッゼロ エイダン・ギレン トム・ホランダー 
   アレン・リーチ マイク・マイヤーズ アーロン・マカスカー ダーモット・マーフィ
 
70年のロンドン。生い立ちや容姿を気にしつつも積極的に行動し仲間と共にバンドQueenを結成したフレディ。
そんな時、メアリーと出会い一目で恋に落ちてしまい・・

BBSで言ってた様に、昔友達がQueenの大ファン(特にロジャー)だったので
なんとなく親しみはあれど、基本音楽にはウトいので、そんな人が観ていいのか?と気後れしてたんだけど、
たまたま近くのシネコンが復活して、しかもScreenXでやってるって聞いたので家族で観て来ました。
色んな所に散りばめられているであろう小ネタはてんでわからなかったけど( ̄∇ ̄;
一人の人間の物語として興味深く観る事が出来たし、Queenに関して初めて知るエトセトラも新鮮で良かった。
あ、でも解った小ネタは一個だけあったわ(多分)・・PFの「狂気」のズーム。(爆)
後で思ったんだけど、本作、結構長かったらしいけど全く長さは感じなくてさ、
なんか、長いからとスルーされまくった曲「ボヘミアン・・」の逆襲みたいにも思えたわ。映画タイトル決めた人GJ。(≧∇≦)
でも他は、ロジャーの車好きに対抗してバ〜イシクゥ♪は作られたの?とか、
フレディはガルボのファンだったの?とか、とにかく初歩的な「?」ばかりで。( ̄∇ ̄;
フレディとメアリーの関係にはすんなりいいなぁ・・と。いや、お互い辛かったとは思うけど・・なんか性別とか超えた絆も感じたし・・。
そんな彼だったので、Queenメンバーとの関係の中でも、彼には懐の深い部分があったんじゃないかと勝手に想像。
フレディ役の俳優さんは多分初見だけど・・・・・歯、やり過ぎじゃね?(爆)
個人的には、自分のイメージしていたフレディのいい意味でのねっとりギラギラだだ洩れ感(だからいい意味だからね!笑)
があまり感じられなかったのは残念だったけど、とても難しい役だったとは思うし、
そもそもそんなにQueenもフレディの事も知らない勝手なイメージだったので・・・雰囲気は似ていたのかな?
ブライアンとディーコンはよく似ててビックリしたわ。いや、見た目がさ。性格は知らんけど。
と言うかこれ観る前にディーコンの名前思い出すのにしばらくかかった。
ほら、あの一番地味な人!なんだっけ名前・・あ、そうそう、大根って言ってたわ昔・・とか。(ひどい思い出し方・・すんません)
ロジャーは見た目は今一つ似てなかったけど可愛いかったし、彼も雰囲気は似ていたのかな?(それこそ昔の友達に聞いてみたい)
最後のライブシーンはアッカンっ・・! 比較的知ってる曲でアンシンカンっ!(笑)
ScreenXでは勿論ここは三画面になったので、(それほど広い部屋ではなかったものの)
まるで自分も熱狂する人々の中で聴いているみたいな迫力!臨場感!があってとても良かった。
三画面は他にも普通のシーンでも時折あって、こんな所で三画面か〜い!と思う所もあったけど、
三つ全部が違う映像の時もあったりと、それはそれで毎回面白かった。ちょっとアトラクション映像みたいな感じね。
そんな訳で・・今自分の周りにはQueenにドハマりな人が3人・・。私も時々・・(^^ゞ  【ユナイテッドシネマ・福岡ももち】
 

ホラーマニア VS 5人のシリアルキラー
 (20・加)
 
 
(監)コーディ・キャラハン (脚)ジェームズ・ヴィルヌーヴ
(主)エヴァン・マーシュ アンバー・ゴールドファーブ アリ・ミレン デヴィッド・ケックナー ジュリアン・リッチングス ロバート・メイレット ショーン・バエク
 
ホラー雑誌の編集者ジョエルはルームメイトのサラに片思い。
ある日サラを家まで送って来た見知らぬ男に嫉妬した彼は、その男の後をつけレストラン・バーで接触を試みるが・・

感想を書く前、本作のタイトルを「ホラーオタクと5人の殺人鬼」って覚えてた。全然違ってたわ。( ̄∇ ̄;
そんなテキトーな態度でサラッと見られる楽しい(?)ホラーコメディでした。
と言っても、割とグロ場面はあったかも。
一応、殺人鬼・・いや、シリアルキラーが複数出て来るからね。
そこをオタク・・いや、マニアがどう切り抜けるか、な話。
でもこのホラーマニアのジョエルってさぁ、「今回は吐かなかったよ〜」とか、ニコニコ笑顔で言ったりしてさ、
それまでグロい場面でいちいちゲ〇ってたのよ? あんた曲がりなりにもホラー雑誌編集者なんやろ?
やっと吐かなくなった〜嬉しい〜笑顔キラキラキラ〜〜・・て、初心者か!・・てなったわ。 誰かハリセン持ってきて〜(←昭和)
でもま、机上と現場とでは訳が違うのでしょう。当たり前か。傍観者と当事者だもんね。
ぐるりシリアルキラーに囲まれてる緊張感はしっかり伝わって来たし、絶体絶命かとも思ったけど、思いがけない助けがあって良かったよ。
もう一生彼女に付いて行く!って気持ちも解るよ。ちょっとウザいけどな!続編かシリーズ物にでもなりそうよね。(笑)
その彼女=キャリーはあの面々の中での紅一点、カッコ良かったな。まあ冒頭から魅せて(?)くれてたけどね。( ̄∇ ̄;
何の組織に所属してるのかとジョエルに聞かれて、テキトーに流してたのにも好感。(笑)
だってそんなん、あのジョエルにいちいち答えてるヒマも義理もないし。
と言うか、そこの設定は本作には重要ではないのよっ・・みたいな開き直りに笑った。(≧▽≦)
警察官二人がよく似ていたので、一瞬、双子?って思ったけど、どうやらあのヒゲでそう見えたのかも。
そして、ヒゲにはかなりなこだわりがあった模様。(笑)
シゴトはイマイチだったけど、なんとなく愉快な雰囲気の警察官達だったので、どうかご無事でと思ったけど・・残念。
そうそう、キャリーが警察官に名前聞かれた時、しれっと「ジェーン・ドウ」って言ってたw
ここまでの感想で、未だシリアルキラーについて何も書いてない・・一切触れてない・・って言うね。いつものパターンね。( ̄∇ ̄;
いや、あの頭脳派の女たらしはやっぱり一番キケンな香りしたし、ピエロ爺さんも血圧安定してなさそうで要注意だったけど、
他の面々はそれほど魅力(?)なかったかなあ。ジョエルの片恋カノジョもそれほど?だったし。(←シリアルキラーではない・・)
ところで、集会が行われてたレストラン・バーは日本食レストランなんだか中華レストランなんだか、そのへん欧米人って結構テキトーよね。
なんか一緒にして欲しくないなぁ。(きっとアチラも・・笑)
テキトーにタイトルを覚えて、テキトーな設定にウケてたくせに、そこんとこは厳しい。(笑)    【Amazon】
 

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
BORAT: CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN (06・米)
( ̄∇ ̄;
(監)ラリー・チャールズ (脚・製作・原案・キャラ原案)サシャ・バロン・コーエン (脚・原案)ピーター・ベイナム アンソニー・ハインズ
(脚・製作総指揮)ダン・メイザー (原案)トッド・フィリップス (製作)ジェイ・ローチ (製作総指揮)モニカ・レヴィンソン
(主)サシャ・バロン・コーエン ケン・ダヴィティアン ルネル
カザフスタンの国営TVレポーターであるボラットは、祖国発展の為にアメリカ文化を学ぶべく渡米。
様々な団体や一般人に取材を敢行するが・・

・・・・・!!!( ̄∇ ̄;
いやいやいや・・  一瞬、言葉をなくしてしまった〜( ̄∇ ̄;
なんなの〜これ〜〜〜;; いいの? いいのこれ?・・大丈夫なの〜〜?
ドキュメンタリー風コメディって事しか知らずに見て、私もとんだドッキリを食らわされてしまったわ;;(笑)
全編、溢れんばかりのお下劣ネタ! 天然を装った黒皮肉! そして、謎のセクシータイム!??
あと、女性蔑視や過激なユダヤ人差別とか・・(汗)
ディス・イズ・アメリカン!を炙り出してるのは全然いいんだけど
カザフの国家とか国歌とかもさ、だ、大丈夫なん?( ̄∇ ̄; 見てる方が、あたふた心配しちゃって〜;;
ウズベキスタン、ファッ(ピー音)!!!
・・とか叫ばれた日にゃ〜、思わず、この先絶対テン君とミーシャのコラボはないな、とすら思ったわ。
そして、テン君もアブさんも偉大な鷹を崇拝してるのね〜?・・とも本気で思った・・
・・って、思うかいっ;;さすがにこれは。さすがに福岡の野球ファン差し置いて。(謎)
主演は、サシャ(中略)コーエン。 と言っても、サーシャ・コーエンじゃないよ。誰もがわかってるとは思うけど!
・・今回は早々に目立つスケネタ入れたけど!・・この先も地味にゴーインに入れてく方向だけど!
と言うか、今、カザフが気になり過ぎの自分がヤバい。
そして、このタイミングで、路線を知らなかったとは言え、カザフと名の付くこんな作品をUPした自分も微妙にヤバい気が。
えーっと・・ま、まぁそう言う訳で;; 主演はサシャ・バロン・コーエン。
そう言えば、ヒューゴが発明するやつ(せんけど)にも出てたね。これを思えば、あの役ってクソがつくくらい真面目・・
おっと・・お下品失礼;;そう思える程のキャラでした〜。ク○はお上品にトイレに流しまショ☆
全裸でのあれ(セクシータイム?笑)は凄かったなぁ;;
何もそこまで・・てか、見たくねぇーーー( ̄∇ ̄;エレベーターの所・・気まず過ぎる(笑)
いや、最初から最後まで、どこでもかなり気まずい。(笑)
んで、強烈なの、下ネタだけならまだしも、あの何の迷いもない堂々とした差別発言がぁ〜;;
いや、だからそもそも、カザフがそんな国と・・・・て、思うかいっ、さすがにそれは。の堂々巡り。(汗)
逆に、アメリカってそうよね〜ワカルワカル・・(←アメリカへの配慮は?)
 もう、ここまで突き抜けてくれたら、逆に明るく笑いとばすしか・・
・・なんて言うまでもなく、結構笑ってしまった私はどうすれば・・( ̄∇ ̄;
で、後で知ったんだけど、これ、色々出てくる人達って、みんな映画の撮影だと知らずに、
サシャを本当にカザフからのレポーターだと信じてたらしい!(≧∇≦)
あの、「フェミニストの会」とか「伝統的な祭」とか「マナー教室」とか、
TV局の人ですら、ちゃんとした真面目なゲストだと思ってたらしい。
で、責任問題で解雇されたとかなんとか・・ヒデェ〜(汗) ロデオ会場でのあれも、よくまぁ生きて帰れたなぁ;;と。
他でも、色々と訴訟問題が起きた(現在進行形?)らしい。
骨董屋と娼婦とパメラは、ちゃんとしたセットや女優さんだったとの事。
で、サシャ本人はユダヤ系イギリス人、製作は一応アメリカ、そして、
なんと本作、結構アメリカ人にはウケたらしい?え?マジ?・・なーんてね??
でもホントに、なんでカザフスタンなんだろ?
どこでも良かった感じはするけど、よりによって、こんなんの白羽の矢が立ってしまったカザフって・・
それこそ麻袋に入れられて拉致されたみたいな心境じゃ?( ̄∇ ̄;
作り手の愛のユーモア(なのか?)がカザフに伝わってるかどうか、やっぱりちょっと気になってしまうわ。
菓子折りくらい持って挨拶行ったのかしら?パイとドーナツの詰め合わせとか・・(←アメリカへの配慮は?笑)
それにしても、この先、もしテン君優勝でカザフ国歌が流れたりなんかしたら、
私はきっと落ち着かないんじゃないかと・・思わず、口パクパクしてしまいそう〜ヾ( ̄∇ ̄;
ちなみに、本作はちゃんと製作者からのR指定がついてます。意外と配慮してるのね・・
・・って、R−3かよ!!! Σ\( ̄ー ̄;   (注:本当はR−15) 誰にもオススメ出来ないけど、面白かった;;ヾ( ̄∇ ̄;  【DVD】

ポラロイド
POLAROID (17・米)
 
 
(監)ラース・クレヴバーグ (脚)ブレア・バトラー
(主)キャスリン・プレスコット グレイス・ザブリスキー タイラー・ヤング サマンサ・ローガン
 
暗くて何やってるのかよくわからん所多々。特に最初からそれだと気持ちが萎える。ヒロインは感じ良かったけれど。
謎の原因は・・結局犯人の妻と保安官と、どちらの言い分が真実だったんだろ?
保安官がああなっても怨霊は生きてたからやっぱり保安官の方が正しかったのかな?   【Amazon】 

ホリデイ
THE HOLIDAY (06・米)
 
 
(監・脚・製作)ナンシー・マイヤーズ (製作)ブルース・A・ブロック
(主)ケイト・ウィンスレット キャメロン・ディアス ジュード・ロウ ジャック・ブラック イーライ・ウォラック 
   ルーファス・シーウェル エドワード・バーンズ シャニン・ソサモン
 
ロンドンの新聞社に勤務するアイリス、ロスの映画関係会社を経営するアマンダ。
恋に傷ついた2人は、ネットで知り合い、クリスマス休暇の間だけお互いの家を交換して住む事にする。

思っていたよりも面白かったです♪
そりゃねぇ、恋に傷ついてボロボロになってても、あんな立派な暮らし出来てるなら、それで人生プラスマイナスOKでしょ、とか、
現実味薄いなぁ〜・・交換した家までガタが来て極限まで追い詰められたら共感するかも・・・・とかも思わなくもなかったけど(特にアマンダ)
アイリス(ケイト)のパートがとても心温まって良かったので、全然飽きずに最後まで楽しめました。
アマンダ(キャメロン)のパートは平凡で特になんと言う事もなかった(爆)けど、彼女が映画関係の仕事をしているのが、
職業病の如くナレーションで入ったり(あ、フランコ君&リンジーちゃんの映画何〜?気になる・笑)
アイリスが出会うご近所さんとかにも自然に繋がっていて(レンタル屋に超有名なお方が一瞬だけ!ナイス〜)
単なるセレブな職業の代名詞だけにとどまっていなかったのは良かった。
アイリスのパートは、映画関係が楽しかったのもあったけど、
何より、自分は傷ついてるはずなのに他者を思いやれる姿などにキャラの深さを感じたし、
演じるケイトがまた素晴らしくてね〜。自分の辛かった思いを語り・・でもそれから解放された時には涙出たよ・・。
あの楳図先生・・もとい、ルーファスが演った男・・そんな彼女に甘えてつけこんで・・とんでもないね。
彼女みたいな優しいタイプには、こう言う男は一番キケンだったのかもね。と言うか、ヤツはきっとマザコンだ!
アマンダが彼に出会ってたら、早々にベッドに・・いやいや、一発ぶん殴ってくれてたかもしれないよね〜?
で、アイリスと仲良くなったJB・・ははは・・(それだけかいっ)
JBが付き合ってた女性がシャニン・ソサモンで、アマンダの元彼がエドワード・バーンズで・・
脇も、嬉しいやら、あんた久々と思ったら何やってんの?て思うやら・・で・・楽しかったです。(笑) 【BS−NHK】 

ボルベール<帰郷>
VOLVER (06・スペイン)
(監・脚)ペドロ・アルモドヴァル
(主)ペネロペ・クルス カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス ブランカ・ポルティージョ ヨアンナ・コバ チュス・ランプレアヴェ
なんてお話なんでしょう〜・・。もう思う事が次から次に溢れ散乱、拾うのに時間かかって感想が滞ってしまったと言う・・(笑)
「トーク・トゥ・ハー」の時は、それが一直線に体切り開かれ内臓つままれる感触でもあったけど(笑)今度はまたちょっと違う・・
痛いけど温かい・・とでも言うか、切り傷はシャープだけど、その血も確かに温かく、そして誰かに優しく手当てしてもらってます〜
・・みたいな・・なんかね、人を愛おしむ心がまだこの世に、自分の心に、残っているのかも?とか思える・・そんな大きな何かに
包まれる様な・・
痛くても平気って思える様な・・何言ってんだか支離滅裂ですが(笑)そんな作品でした。見終わった直後、パーッと
何かが開けた様な気さえして。「まてよ、今の私は間違ってるんじゃない?私だって好きな時に好きなだけ笑い、生き生きと暮らしても
いいはず・・」とか、益々意味不明ですが(笑)ともすれば、閉じたままな心で一生を終えてしまうハメに陥り易い”女性”の
やり場のない気持ちをこの作品は少し解放してくれた様に思えたのでね。母から娘へ・・歴史は繰り返され・・そして生きている限り
死は隣り合わせ。・・でも、誰か守るべき人、同じ痛みを理解出来る人がそこに居るのと居ないのとでは痛みの度合いも絶対に違う。
単に母娘の間だけでなく他の誰かとも抱擁しあえる、そんな場所があるのとないのとでは人生の意味も絶対に変わる。
生きている限りは生き生きしてなくちゃ・・。泣く時も怒る時も懺悔する時だって、いつだって生きてなくっちゃ・・!(支離滅ピーク)
殺人事件他・・(この「他」の部分が一番問題。)と言う物を扱っていながら、何故かとっても温かくて美しい物語でした。
主演のペネロペはいい女優になりましたね〜。「赤いアモーレ」で、つるデミー賞を差し上げたのも絶対間違いではない(笑)程の
貫禄がつき、やたら胸を強調されたキャラであっても、それがただの♂呼び込みサービスだけにとどまらず、同時に、いや
それ以上に、
大地の様な豊かな母性を表すとても良い小道具(・・って・・大きい胸だから大道具か?)になっていて良かったです。
母親役のカルメンは久々に見ましたが、昔以上にとってもチャーミングで可愛いかった〜!(中尾○エ度はちょっと減ったかな?)
母親が娘の胸について聞くシーンは、二人の呪縛がとけたみたいで、とても微笑ましかったし、地味だけど姉としてしっかりと
二人の間を取り持つソーレも、彼女達と微妙な立場でのお付き合いをしてきたアグスティナもとても良かったです。
そしてラストシーン・・・・・(ノ┏Д┓`)ホロリ・・・うんうん・・そうよね・・解るわ〜・・本当に・・ねぇ・・(なにが!)
1つ1つ感想書いたらキリないのでこの辺にしとこう・・滞ってた割には、またダラダラと書いてますが。(笑)
それにしても・・いつもそこに居て欲しいよね、おかーたまには。特に、娘も母となった時には。たとえ幽霊でもオバケでも。
落語家の楽○郎さんによると、
美人は幽霊に、そうでないのはオバケになるらしいですけどね。ゞ( ̄∇ ̄;) 【天神東宝】

ボローニャの夕暮れ
IL PAPA DI GIOVANNA (08・伊)
 
 
(監・脚・原案)プピ・アヴァティ (脚・製作)アントニオ・アヴァティ
(主)シルヴィオ・オルランド フランチェスカ・ネリ アルバ・ロルアヴァケル セレナ・グランディ エッジオ・グレッジオ
 
38年、イタリアのボローニャ。消極的な一人娘ジョヴァンナを心配しついお節介を焼いてしまう父親のミケーレ。
しかしそれが重大な事件を招いてしまう・・。

ポスターからは、とても穏やかな家族の物語を想像してしまったけど、とても厳しく重い内容・・。
映像もセピアがかった暗さで、これがイタリア映画?とちょっと驚く。(←いい加減、イタリア=陽気のイメージ捨てたら〜?)
でも、逆に私にはそれが丁度いい塩梅で(と言うのも変な言い方だけど)かなり好きな作品となりました。良かったです。
地味映画で紹介しちゃおうかな・・内容が内容なだけにちょっと戸惑う部分もあったし賛否両論な部分もありそうだけど・・どうしよう。(ひとりごと)
それはともかく!
一体、この苦しい事件・・はどこまで償えば心が休まる事が出来るんだろう?
いや、償いなんて一生終わる事なんてないんだろうけれど、それでもこの苦しみから
少しでもこの親子を救ってあげたい・・と最後まで思うばかり。
単に娘が仕出かした罪に対してだけならそこまでは思わなかったかもしれないけど、
それが父親と母親の心からも連鎖しているのが解ると、本当に苦しかったし悲しかった。
愛情って・・なんて、意のままにならない、掴み所のないモノなんだろう・・!
それを傲慢に操ろうとした者への罰の、本当に苦しい事といったら・・!
娘の母への感情とか・・あの手袋の事とか・・たまらないね。
そんな重苦しさの中、父親のあの見た目からしてひょうきんな雰囲気って・・
ちょっと軽すぎない?と思える部分もあったけど、それがなくちゃ息がつまってどうしようもなかったのかもね?
そう言えば、お隣の刑事さんが最初に現れた時に、私、すぐ、あっ、○○はこの人に恋してる・・ってピンと来ちゃって。
でもこれって私の勘が冴えてたんじゃなくて、俳優さんの微妙な演技からきっと感じ取れたんだと思うと、ちょっとスゴいな、って思った。
鑑賞直後よりも、今こうして振り返ってみて、もう一度見てみたい、と思える作品でした。やっぱり地味映画で紹介しよう・・(笑) 【KBCシネマ】 

ポロック/2人だけのアトリエ
POLLOCK (00・米)
(監・製作)エド・ハリス (脚)バーバラ・ターナー スーザン・J・エムシュウィラー (原)スティーヴン・ネイファー グレゴリー・ホワイト・スミス
(主)エド・ハリス マーシャ・ゲイ・ハーデン ペギー・グッゲンハイム ジェニファー・コネリー
好きな事には、体ごと、魂ごと、のめり込まなくては・・!そうでないと芸術は生まれない・・!
なんて確信してしまう位、ポロックの創作する姿は素晴らしかった。このエネルギーが最大の見所。
彼のこの姿を見て(恐れ多くも)何か描かずにはいられない衝動にかられたのは私だけではないはず。
しかし、その力強さとは反対に、普段の生活ではただ時間が過ぎて行っただけの印象を受けた。
酒びたりで受身な私生活はどうでもいいんだろう、きっと。だって芸術家なんだもん、とは思う・・けれど、その程度の描写では、
なにも彼でなくても、どんな芸術家でも大差ないのでは?とも思ってしまう。酔った勢いでゲ*で絵を描くとかさぁ〜〜・・ヾ(ーー )ォィ
いや、自分を見失っても、無意識に芸術に向かう何か、芸術とは切れない何かが湧いていた筈では?なんて思ってしまったし・・。
エド演じるポロックの仕事ぶりに目を見張っただけに、更なる魅力を求めてしまったのは、素人の酷な願いなだけだったかな。
安っぽいセンチさ漂うこの副題はいらないね。リーの彼への想いは本編だけで充分伝わるもの。【KBCシネマ】

WHY HIM?
(16・米)
 
(≧∇≦)途中まで! 
(監・脚)ジョン・ハンバーグ
(主)ジェームズ・フランコ ブライアン・クランストン ゾーイ・ドウィッチ タンジー・アンブローズ セドリック・ジ・エンターテイナー 
   ボブ・スティーヴンソン メーガン・ムラーリー ザック・パールマン
 
長年生真面目に働いて来たネッドには大学に通う愛娘ステファニーがいた。が、ある日ステファニーのカレシの存在を知ってしまい・・
途中までしか見てないのにUP( TДT)ゴメンヨー。
で、なんでUPしたかと言うと、そこまでがとっても面白くってさ!(≧∇≦)
半分しか見られなかったから、絶対いつか全部見たいし、忘れない様にメモ代わり・・ってコトで。( ̄∇ ̄;
まずは、フランコ君が可愛い過ぎて〜〜〜!(≧∇≦)
早いうちから、もう、下ネタ、エ○ネタ、お下品ネタ満載なんだけど( ̄∇ ̄;
けど、けど、そんなネタを巻き散らかす張本人のフランコ君が、何故かめっちゃキュートで可愛いくて全然憎めないの〜。
ステファニーのお父さんとのバトル?も楽しくて、予想外の時間切れで半分くらいまでしか見られなかったのが超残念。
はやく日本でも公開して欲しいけど、下品ネタ満載過ぎてDVDスルーになったりして?( ̄∇ ̄;
・・と、ブログと同じ文章だけど;;めでたく全部見られたあかつきには感想追加します。
どうぞ尻つぼみになりませんように!(≧∇≦)
最後に一言・・・・・〇〇〇にはやっぱり紙があった方がいいと思う・・。( ;∀;)
★本作は新作として劇場で全部観られた場合は「つるデミー」対象ですが
その間に観られなかったり、DVDスルーとなってしまった場合は対象外です。    【カンタス航空機内】 

ホワイト・オランダー
WHITE OLEANDER (02・米)
(監)ピーター・コズミンスキー (脚)メリー・アグネス・ドナヒュー (原)ジャネット・フィッチ
(主)ミシェル・ファイファー アリソン・ローマン レニー・ゼルウィガー ロビン・ライト・ペン ビリー・コノリー パトリック・フュジット
特に話題になってもなかったので、あまり期待もせずに観たのが良かったのか、かなり感動してしまった。^_^;
主人公の娘が里子に出される先の状況が、そのまま彼女と母の心の道程を表している様だった。
過去を悔やむが故に、必要以上に(自分を正当化すべく)正義へと追い込んでしまう事のやるせなさ、(弱さの上に成り立ってる)人への優しさの抹殺、
そして(ただがむしゃらに生きていく為だけに)生まれたプライド。ラストでの母の行為には、これ以上ないと言う娘への愛情を感じると共に、
母が母でなくやっとピュアな一人の女性に戻れた気がした。画面には映らない所での母の心の葛藤が見える様だった。
やっと解放されたと安堵する娘の心に、母への愛情の根が残っていた事もとても嬉しかった。 完璧でない人間・・愛すべき母娘。
おかれた状況によって七変化する娘の容貌や、燃やす覚悟で作っている彼女のコラージュもとても興味深かった。【ユナイテッド・シネマ】

ホワイト・ライズ
WICKER PARK (04・米)
(監)ポール・マクギガン (脚)ブランドン・ボイス ジル・ミモーニ
(主)ジョシュ・ハートネット ローズ・バーン ダイアン・クルーガー マシュー・リラード ジェシカ・パレ クリストファー・カズンズ
面白かった「アパートメント」のリメイクだと言う事で、期待半分、不安半分で鑑賞。
大体の筋や舞台設定はやはり同じだけど、「アパートメント」が、ややドロドロな不条理サスペンス系だったのに対し、
こちらはやっぱりハリウッド風と言うか(謎はあっても)結局は
ストレートなラブ・ストーリー系になっていて、それはそれで良かったです。
「アパートメント」みたいなタイプが苦手な方には、特に楽しめるかもしれないな。
それにこう言う話は、役者によっても随分作品のイメージ(と言うか好感度とか)が変わるんじゃないかなぁ・・とも思っていたので、
今回の3人も、彼らならではの雰囲気を作っていてとても良かったと思います。
特に、アレックス(オリジナルではアリス)のキャラと言うのは微妙なので、演じる女優によっても、共感を得るかコテンパンにやられるかで
すごく難しいと思っていたけど、今回演じたローズは身近な雰囲気があって適役♪ノーメイクから**メイクまで、色んな顔を見せてくれて、
特にあの涙でグチャグチャの顔には私も貰い泣き〜(T_T)もうあの言い訳も仕方ないよ・・って。結末もああだし、もういいよ・・って。
やっぱ同類な立場には甘いかも(笑)いや、あんなコトはした事ないけどね。(どんな事だ)で、そんなアレックスも、
カレの前だととってもキラキラ輝いて・・恋する女性ってホントに美しいのね・・って思わずにはいられない可愛いさ。
「自分の周りにはブスしかおらん」と思ってる男性諸君、それはチミが素敵な男性香を発していないからですぞ、
素敵な男性の前では女性はみんな美しくなれるのだから!・・と思わず責任転嫁。(-.-)ふ
リサ演じたダイアンも、「トロイ」より綺麗だったなぁ。特に素敵と思う女優さんではないけど(オイオイ)いかにも
モデル系美形VS庶民派可愛い子ちゃん、って感じ。(でも自分としてはローズのが美形だと思う;)
それからジェシカ!いやぁ、この人、めちゃめちゃハデ顔だね〜・・( ̄∇ ̄;) その存在をすっかり忘れてた時にいきなり登場して、
私ゃビックリして飛び上がりそうになったわよ!これはホラー映画か!って!(爆)
そして、主人公のジョシュも、オリジナルのカッセルの様な遊び人?ではなく(見た目はタイボクだが・笑)シャイでちょっと母性本能
くすぐられそうな実直な青年で、とても好感が持てました。 ・・が、しっかり
ストーカーはするわ仕事放棄はするわ、ちょっと「冬ソナ」の
ミニョンさんに重なってしまった!_(T▽T)ノ彡☆しかもラストは・・背後だよ、背後!(あっ、言っちゃった・ごめん)
うう〜ん・・世界を駆けるミニョン技、おそるべし。そう言えば、映画鑑賞プレゼントで「雪の結晶」のモチーフ(ペンダント・トップ)を貰ったんだけど、
これも何だか「冬ソナ」のポラリスみたいでさぁ〜この宣伝ってどうよ;;いや、これ可愛いから嬉しかったけど。( ̄∇ ̄;)
本編で、主人公が雪の結晶のペンダントをプレゼントする・・なんてクサいシーンがなくてセーフだったわ!ゞ( ̄∇ ̄;)
それはともかく;やはり雪の公園シーンは素敵でした♪吐く息の白さも印象的で、自分まで待つのが辛かったよ。
今は脇役の誰かも、いつか主役になれる時が来たらいいよね・・って、次はバーガー屋が絡んでくるかも?(えっ) 【KBCシネマ】

ポワゾン
ORIGINAL SIN (01・米)
 
(監・脚)マイケル・クリストファー (原作)ウィリアム・アイリッシュ
(主)アンジェリーナ・ジョリー アントニオ・バンデラス ジョーン・プリングル アリソン・マッキー トーマス・ジェーン ジャック・トンプソン
 
19世紀のキューバ。富豪のルイスは愛に興味がなく形だけの結婚をする為にアメリカ人女性を広告で募集する。
しかし、やがて花嫁としてやってきたジュリアを見た瞬間、彼は恋におちてしまう。

なんだかな〜。(←いきなり) 最初から自信満々のヒロイン・・なんだかな〜。(笑)
私が映画に期待する事の1つには”驚き”があるんだけど、この物語からは、その驚きがちゃんと伝わって来なかったな。
最初の自信満々のヒロインからして、演じるのがアンジーだなんて、あの容貌であんなセリフで・・もう、何か仕出かすしかないキャラだし。(笑)
ルイスが一目惚れしてのめりこむ分には説得力があるのかもしれないけど、アンジーの見た目、上っ面しかなぞってない様なキャラでガッカリ。
アンジーの演技がどうこうと言う意味ではなくて、この役にアンジーをあてたのって、とても安直な感じがして。
(彼女って、派手な外見とは少し離れた役柄のが個人的には興味深い。)
01年の作品なので、今見ると、彼女であってもさすがに少し幼さが感じられるのは面白かったけれど。
あ、それから、これTV放送のを見たので吹き替えだったんだけど、アンジーの声、もう〜最悪。全然雰囲気にあってないしヘタ。
誰これ?プロの声優さんとは思えない感じだったけど・・いつもアンジーってこの声優さんじゃないよね?
でもどっかで聞いた事ある様な気もするんだよなぁ・・うーん・・わからない。
少し控えめなバンデラスの方はまあ良かったです。ちょっと杉本哲太みたいだった・・穏やかそうだけど危なさそうな所も?(笑)
物語は、途中までは結構くるくる展開していって飽きる事はなかったけど、特に目新しい物もなく・・で、あのラスト。
・・なんだかな〜・・結局、男は○欲、女は金、ですか?(爆)
彼女達、愛がどーとか色々言ったり、愛の為にとか散々泣いたりもしてた気がしたけど・・うーん・・きっと私の幻覚だったのね?
キューバが舞台だったのだけは個人的に好みで良かった。
あの乾いた空気や明るい陽射しのせいか、ラブシーンも別に嫌な感じじゃなかったし(R指定ついてたらしい)
ヒロインのファッションも色々あって目の保養になったわ。
同じ原作の、トリュフォー監督の「暗くなるまでこの恋を」の方も見てみたいな。 【TV】

ホワット・ライズ・ビニース
WHAT LIES BENEATH (00・米)
(ーー;)
(監・製作)ロバート・ゼメキス (脚)クラーク・グレッグ
(主)ハリソン・フォード ミシェル・ファイファー ダイアナ・スカーウィッド ジョー・モートン ミランダ・オットー
あの〜・・・全然恐くないんですけど〜・・・正直言って、かなり期待を裏切られました。(>_<)ホラーには厳しい私。
奥さんがパソコンでやってるトランプゲーム、私も一時期やってたわ。みんなそうかな?(笑)【ユナイテッド・シネマ】

ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
HILARY AND JACKIE (98・英)
(監)アナンド・タッカー (脚)フランク・コトレル・ボイス (原)ヒラリー・デュ・プレ ピエール・デュ・プレ
(主)エミリー・ワトソン レイチェル・グリフィス ジェームズ・フレイン デヴィッド・モリシー
有名チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの物語。その努力によって多大な栄光を掴んでいった彼女・・
でも、内面は乾ききり不治の病におかされていた。 姉への羨望、嫉妬、愛情、淡々と綴られているがラストでは、もう涙・涙・・
彼女にとっては名声などどうでもよく、ただ家族や姉のシンプルな愛が欲しかっただけなのかもしれない。
「奇跡の海」のエミリー・ワトソン主演、(え?エミリー嫌いなんだけどな〜・・・)と知らずに借りたけど、素晴らしかったです。
「嫌いな女優」が、「気になる女優」に変るのは嬉しいことですね。←あれから数年・・今ではすっかりファン。(^^ゞ【ビデオ】

本当の目的
THREE DAYS IN SEPTEMBER (15・マケドニア=アルバニア)
 
 
(監)ダリヤン・ペヨフスキ
(主)イレーナ・リスティッチ カムカ・トチノフスキ
 
ドイツ?とどこの国?と思ったら。珍しいね。
原題の「9月の3日間」・・の女性二人。運命の様な二人の出会い。
お互いの事全然知らないのに、同じ様な傷を負ってる事で次第に理解し協力する二人に何とも言えない気持ちに。
深く追及するまでもなく、ヤナ(クリスティーナ)の背中を抱きしめるマリカにもぐっと来た。
酷い犯罪者が英雄気取りでずっと村を警備してるって恐いよね。
おばば以外、男しかいない村っての聞いた時から何だかそっち方面の予感してたわ。
おばばは元気だったね〜。いくつになっても女性の味方で長生きして。(笑)
でもそんな村でも、景色はキレイだったな〜。物語も淡々としながらも全くダレる事なく引き付けられたし、主演の二人も良かった。 【Amazon】 

ポンヌフの恋人
LES AMANTS DU PONT-NEUF (91・仏)
(監・脚)レオス・カラックス (音楽)デヴィッド・ボウイ
(主)ドニ・ラヴァン ジュリエット・ビノシュ クラウス・ミヒャエル・グリューバー ダニエル・ビュアン
セーヌ川にかかるポンヌフ橋を棲家にしたホームレスのアレックス。そこに無断で寝転んでいた画学生ミシェルは眼の病に侵されていた・・。
走りますね〜跳びますね〜弾けますね〜カラックス!・・花火、ポスター、炎、そして真っ白な雪・・と、とても印象的なシーンが多く、
映画的な美しさや楽しさをすごく感じる作品だった。・・と言っても、アレックスの恋心はとても切ないんだけどね。
それと、ホームレスのオヤヂ・・あのミシェルへのすばやいドツキにはビックリ!あの敏捷さ・・ホームレスにしとくにゃ勿体無い・・きっと
そう言う方面のお仕事もしてたに違いないわあ〜!(≧▽≦)・・と言っても、彼の人生・・これがまた涙ものでねぇ・・(T.T )( T.T)
愛を探す為に家を出る、或いは、愛を全うする為に家を捨てる・・そして、家のない所で見つけた愛の行方は・・。(T.T )( T.T)
これ、スクリーンで観たかったなぁ〜・・!ブラウン管じゃ勿体なさ過ぎ!
坊主頭のドニ・ラヴァンがえらくハンサムに見えた!でもビノシュはオバサンに見えた!ごめん!(笑)
二人でイッキ飲みするお酒が醤油に見えた!(←どうでもいい) 【ビデオ】

ボン・ボヤージュ 〜家族旅行は大暴走〜
A FOND / FULL SPEED (16・仏)
 
(監・脚)ニコラ・ブナム (脚)フレデリック・ジャルダン ファブリス・ロジェ・ラカン 
(主)ジョゼ・ガルシア アンドレ・デュソリエ カロリーヌ・ヴィニョ シャルロット・ガブリ ヴァンサン・ドゥサニャ 
    ジェローム・コマンドゥール ジョゼフィーヌ・カリエ スティラン・ルカイユ フロランス・フォレスチ
 
最新AIを搭載した新車を用意し、乗り気でない家族と一緒にいざバカンスへと繰り出したトム。しかし車のシステムに不具合が発生し・・
主演俳優さん、ロバート・ダウニー・J.r.によく似てたわ〜。思わず二度見する感じ。
後で調べたらこの俳優さんの出演映画ちょこちょこ見てたわ・・その都度「似てる〜」って言ってたかも。(笑)
それはともかく!  
暴走する車の如く、爆走するフレンチ・コメディ〜! ・・と言った所だけど、笑いのツボって人それぞれだよね〜・・。 
ツボにハマれば楽しめるんだろうけど、そうでなければ結構ツラい・・( ̄∇ ̄;
そんなツラさを早々から抱えまくったもんで、頼むからとっとと解決してくれ〜と思いながら見たわ。(爆)
とにかく、セリフ=カケアイがイマイチ。家族のカケアイ、警官たちのカケアイ、みんな(コメディなんで)根本的に意味不明とは言っても、
世の中にはいい意味不明と悪い意味不明があってだな(ほんまかいな) なんかことごとく自分には空回りだったと言うか。
家族の秘密がバレるあたりで少しは挽回したけども。
そして爺さんにイラつくw  一番意味不明、やる事なす事意味不明。
最初は可愛らしくて憎めない爺さんかと思ってたんだけどねぇ。(メロディにケイタイのアドバイスする所だけは何故かピンポイントでやけにマトモw)
この爺さんがある意味ギャグのメインだったから、そこに笑えさえすればオールOKだったかもね?・・残念。
ただ良かった所も少しはあって、 それは、最後を一番の見せ場としてきっちり盛り上げた所 (まさかあんな風に・・車ごととは・・笑)と、
あの黄色いBMWの気の毒なお兄ちゃんの頑張り、ね。( ̄∇ ̄; 彼が執念で追いかける所は思わず応援しちゃったよ。(笑)
と言う訳で、最先端AIへの頼り過ぎには気を付けましょう〜・・と言う全世帯へ向けての有難い教訓物語!?だったけど、
病院で奥さんが赤ちゃん抱っこしてる時の洋服の模様が血しぶきに見えて一瞬ドキッとした私には
やっぱホラーのがお似合いのようで・・?( ̄∇ ̄;   【CS】


      

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