hana-han
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
 (06・日本)
 
 
(監)水田伸生 (脚)大森寿美男 (原作)一色まこと
(主)須賀健太 篠原涼子 西村雅彦 北村一輝 安藤希 杉本哲太 もたいまさこ 中島ひろ子 松田昴大 濱田マリ
 
いきなりだけど、ソータが可愛くて〜運動会の所では可哀相でたまらんかった〜;;
誰にでも両親がいると思うなよ・・そんな借り物競争するか〜普通〜?(−−〆)(←泣いたり怒ったり忙しい)
お父さんの若い頃・・カーン!・・でも弁護士のがもっと胡散臭い・・と言うか、悪そうでさ、
胡散臭さにもタイプがあるんだなぁ・・と(笑)
両親に悪態ばっかりついていたイチロがあんな風に色々経験して成長する姿には、
お母さんは嬉し涙でした。  ・・母親チガウダロ!(。-ω-)_θ☆(ノT儺)ノ 【BS】

花とアリス
 (04・日本)
(監・脚・音楽)岩井俊二
(主)鈴木杏 蒼井優 郭智博 平泉成 木村多江 相田翔子 坂本真 大沢たかお 広末涼子
キットカットのショート・フィルム時代から映画化を楽しみにしてはいた物の、甘いだけの少女趣味映画だったらイヤだな〜・・と
ちょっと不安が。でも、そんな不安をスルリと裏切ってくれました!勿論、主人公は女子校生なので、そこには繊細なロマな部分も
懐かしさを覚える部分もあるんだけど、それ以上に、まさに現代を生きるオンナノコのたくましさ!みたいな物を感じて、しごく爽快。
花の最初の陰謀(笑)には、段々宮本君が気の毒になって来て、「花、アンタずっとそれでイイんかい」と
注意したくもなったけど(笑)サラリと描かれる彼女の過去が解ると、なんか抱き締めたくなってきたり。
対するアリスも、奔放で自分勝手なんだけど、なぜか全然憎めないんだよね〜。
『思い込む』事によって『幸せ』は生まれるのかな・・?『幸せ』って『思い込み』から始まるのかな・・?
一番自己中で敏感な年頃なのに、分からずとも精一杯に進もうとする2人がとても愛しかった。
「宮本君」と言うのは、イマドキの若い男の子の象徴みたいにも。暗くてシレッ・・はいいんだけど(笑)
ネが優しい事だけが売りみたいな、優柔不断であまり迫力のない男・・もう少しハッキリしろよ!
【以下ネタバレあり!】
架空とは言え、宮本君の元カノと言う自分のポジションに、父との関係をオーバーラップさせてるアリスはとてもいじらしかった。
娘って父親に対してはこんなカンジなんだろうか?その逆もこうなの?
でも最初は絶対、宮本君に花を取られた!と思ってたんだろうね?いや、その気持ちも宮本君への気持ちも、明確に
分けられる物ではないと思うけど・・。このあたりがこの作品のイイ所なのかもしれないな。ヘンに男女の仲をメインにしてない所、
柱はあくまでも花とアリスなんだ!ってドーンと構えてる所が潔くてイイ。
杏ちゃんのド・アップの泣き顔は、富士山型にゆがむ唇がなんともまたいじらしく可愛いかったし、一見平凡に見える優ちゃんは、
動き出すとすごく輝く!彼女はまさに映画向きでは?と思っちゃったし、クライマックスのバレエには、あぁ、ふっきれたんだな〜・・って
すごく感動してしまった!( ̄∇ ̄;) ****のトゥ・シューズにも驚いたけど。すごいアイディア。弘法は筆を選ばず・・?(笑)
これ以上ないと言うくらいのブサイクな表情!で横断歩道を駆ける花の可愛いさ、それとアリスの家の散らかりようにも
違う意味での感動が!?うちといい勝負かも!_(T▽T)ノ彡☆
花の部屋のカーテンはパッチ!可愛いかった〜!アリスのベッドカバーもパッチだったけど、これは既製品かな?
アリスの母のバッグもヘキサゴンみたいに見えたけど、遠目だったので詳しくは不明。
駅や学校名など、昔の漫画のパロディなどもあって、次は何かな?と探す楽しみも。
強烈なインパクトのある作品ではないけど、とてもいい作品だったと思う。【ユナイテッド・シネマ】

花のようなエレ
HELLE (72・仏)
(監・脚・原)ロジェ・ヴァディム (脚)ジャン・マイヤン モニク・ランジュ
(主)グウェン・ウェルズ ディディエ・オードバン ブルーノ・プラダル
南アルプスの麓のオート・サボワに帰省した少年と、周囲の男達に蔑まれている聾唖の少女エレとの物語。
雰囲気だけだと好みな世界みたいだったけど、フタを開けてみたら、どうも大人の世界への嫌悪感ばかり煽られる様な・・
そんな印象で、好感の持てない作品だった。少年が無垢な世界から汚れきった大人の世界へと向かう様も、
何も疑わないエレも、ただ痛々しいばかり・・。二人にあんまり魅力も感じなかった。 【BS−NHK】

HANA-BI
 (97・日本)
 
 
(監・脚)北野武 (音楽)久石譲
(主)ビートたけし 岸本加世子 大杉漣 寺島進 白竜 薬師寺保栄 逸見太郎
 
「・・静かな海」・・を思い出す・・と言うか、テーマは違うんだろうけど、似たような描き方で、新鮮味はなかったな。
あの絵は印象的だったけど、全体的にあまり自分のハートには迫ってこない物語だった。 【BS】

花嫁と角砂糖
YE HABE GHAND / A CUBE OF SUGAR (11・イラン)
 
 
(監・脚・製)レザ・ミルキャリミ (脚)モハマド・レザ・ゴーハリ
(主)サイド・プールササミ ナガール・ジャワヘリアン レザ・キヤニアン ソヘイラ・ラザウィ ファラッド・アスラニ パリヴァシュ・ナザレフ
 
五人姉妹の末娘パサンドの婚約式を控えて集まった身内たち。
最初は結婚に反対だった父親代わりの伯父も、宴用の砂糖の塊を金槌で割りお祝いする。

黄味がかった柔らかい映像の中で淡々と描かれるイランの婚約式前夜(と翌日)の様子。
きっと昔ながらの伝統的なやり方なんだろうな?
伯父さんが割ったお砂糖で、日本の(引き出物によく使われる)鯛のお砂糖を思い出したけど、
”割る”のならウェディングケーキみたいな役割もあるのかな? あ、伯父さんが結婚するんじゃないか。(笑)
大勢の身内が集まって和気あいあいとして、儀式とかしきたりって大変な面もあるけど、
こうやって皆が一緒に集えて、皆で一緒にお祝い出来るって幸せな事だよね ・・などと思いながらも・・
場面場面で出てくる生活雑貨や衣装が、何かととってもカラフルで可愛いくてさ、
そっちに気を取られて、人間関係を理解するのに時間がかかった。(汗)
ただでさえ似たような風貌の人達が多かったのにね、姉妹だって3人?4人?で、後で、あ、5人やったん?みたいな。(爆)
親戚も子供もいっぱい出てくるし、まあ、みな姉妹(兄弟)でもうええやん、みたいな。
双子の父やPCオタクの男の子とか、ちょっと個性的な風貌の人は有難かった。薄毛な方も大歓迎。(笑)
おっさん連中がゴロ寝してる場面ですらカラフルで目が離せない。
迫る婚礼式に向けて準備する女性たち、それ関係無しに自分のシュミ?に目を向ける男性、突然の不幸に愕然とする某、
そして更に思いがけない不幸が・・。おめでたい場から180度変わってしまった場だったけど、
それによってパサンドの未来も変わってしまう ・・かも?
・・な運命の悪戯に、ただただ皆の幸せを祈るのみ・・と言う気もちにさせられた。
パサンドの母親に対して、悲しい時にちゃんと泣かないとおかしくなる、泣かせよう、
と奮闘する皆の優しい気持ちにはちょっと泣けた。(母親じゃなくて自分が泣いてどうする笑)
カエルをおもちゃにしたり、花嫁の恰好をして無邪気にはしゃぐ子供達にも、
伝統や家族を尊重しながらも、自分の幸せを掴める未来が来るといいな。求めるリンゴがちゃんと取れます様に。
それにしても、角砂糖にしろPナッツにしろ、あの食べ方はお年寄りには危険だよね〜。(いきなり現実に返る)
そして、ラジオに手作り?カバーかけてたり、やはり最後まで小物に目が離せないのであった・・。    【BS-NHK】
 

バニー・レークは行方不明
BUNNY LAKE IS MISSING (65・米)
 
(監・製作)オットー・プレミンジャー (脚)ジョン・モーティマー ペネロープ・モーティマー (原作)イヴリン・パイパー
(主)ローレンス・オリヴィエ キャロル・リンレー ケア・デュリア ノエル・カワード マーティタ・ハント フィンレイ・カリー エイドリアン・コリ
ロンドンに越してきたアンは保育所に娘バニーを預ける。
が、お迎えの時、そこに娘の姿はなく、誰に聞いてもバニーなど見ていないと言う・・

ずっと見たかった作品を、たまたまスカパー無料サービスで見ることが出来ました。
見たかった、と言っても、いつもの様になるべく前情報は入れない様にしていたので
バニー・レークが小さな女の子だとも知らなかった。
○年間、なぜだかずっとオッサンだと思ってた。 ウサギ頭のオッサン・・(ーー;).。oO(想像中)
で、舞台も辺鄙な湖のほとりとか想像していたんだけど(はいはい、レークです、すんませんっ・・爆)
保育所だの人形屋だのがある町の中だったので、昔の風景やインテリアなどに最初は目を引かれたわ。
物語は、前半は「ホントにバニーなんているの?」・・で、力強く引っ張られ・・
いや、本当に目いっぱい疑ったわ〜私。(笑)だって、その証拠としてアンが挙げるものは全然証拠になってないし・・(^^;
アンが要注意人物のレッテルを貼られてもおかしくない、そんな方向にどんどん進んでいく・・のが見どころ。
なので、後半は追いかけっこにちょっとハラハラはしたけど、途中、わざと歌いながら・・のシーンなんて
ハラハラよりも、異様な楽しさと言うか、子供の頃に読んだわたなべまさこの漫画の様な雰囲気があって
懐かしい安心感も。(^^;(「悪い種子」の事もあるし、もしかしたらわたなべさんはこれの影響も受けてたのかな?)
そう言えば、家の中をこっそり覗いてたアンだけど、(隠れてなくて)めいっぱい見えててさ、
でも、某は全然アンに気づかなくてさ〜 堂々と覗いてるアンもアンなら、気づかない某も某だよ!
どうなってるのこの二人!  ・・とか思った。(笑)  【BS】
 

パニック/脳壊
PANIC (00・米)
(監・脚)ヘンリー・ブロメル
(主)ウィリアム・H・メイシー ドナルド・サザーランド ネーヴ・キャンベル トレーシー・ウルマン
とても惹かれる雰囲気で始まったけど、あまり気持ちのいい作品ではなかった。
この主人公、トシ食ってるくせに精神的に幼な過ぎない?逆に、子供の年寄りくさいこと!まいったな〜。こんな可愛くないガキも珍しい。
まあ、それが狙いなのかもしれないけど、親の抑圧に気付くのが遅すぎた悲劇と言うか・・あそこ迄強烈でなくても、
誰にでもそう言うのはあると思うし・・でも、それを薄々感じながらも、結局は楽な道を選ぼうとする彼の態度にはイライラさせられた。
自分では気付かずに、結局相手を傷つけるだけの彼の鈍感さにも耐えられなかった。存在の耐えられない鈍感さ。(笑)
一方的に事を起す非情な世界に浸かってた彼の「職業病」なのかしらね?
なので、あのラストは当然、と言うかもうあれしか考えられない、彼にとっては最良のラストであり、
周囲の人たちにとっては迷惑なラストだったと思う。(笑)しかし、同じ様に生活に違和感を持ってるサラの方は素敵に見えたのは何故かな?
彼女には「素直な愛」を感じたからかな?ネーヴ(←好き)がこんなに(屈折はしてても)純に見えたのは初めてでした。【ビデオ】

パニック・フライト
RED EYE (05・米)
(監)ウェス・クレイブン (脚・原案)カール・エルスワース (原案)ダン・フース
(主)レイチェル・マクアダムス キリアン・マーフィ ブライアン・コックス ジェマ・メイズ ローラ・ジョンソン 
キリアン目当てで見ました。(^^ゞ いやぁ、こんな役も合ってますね〜。何考えてんだかワカラン雰囲気がとても良いです。
機内だけの話かと思ってたら降りてからも色々あって、自分としては機内の緊張感のが良かったけど、
大きな動きのないのが物足りないと感じた方には、降りてからのバトル?のが面白く感じられるのでは?・・と言う、
コンパクトでありながら、結構サスペンスのツボをおさえた配慮が感じられる。(笑)
ちょい役だけど、ホテルのスタッフの女の子がG・ホーンに似てたせいか、コメディちっくな安心感も。(笑)【DVD】

パニック・ルーム
PANIC ROOM (02・米)
(監)デヴィッド・フィンチャー (脚・製作)デヴィッド・コープ
(主)ジョディ・フォスター フォレスト・ウィテカー ジャレッド・レト ドワイト・ヨーカム クリステン・スチュワート
完全”正統派密室モノ”なので、限られた空間に限られた人間しか登場しません。そこで繰り広げられる駆け引き。
強盗はマヌケだし(笑)大掛かりなトリックなんて何もないけど、精神的・肉体的に追い詰められた母娘の緊張感がすごい。
観終わった後まで、ゾワゾワしましたよ。劇場を出たときは過換気症候群に陥ったかと思った位。(笑)
在り来たりな設定の話をここ迄魅せてくれたフィンチャーさん、これからも世間の酷評は気にせず
”わが道”を行って下さいねー。【ユナイテッド・シネマ】【TV】

バニラ・スカイ
VANILLA SKY (01・米)
(監・脚・製作)キャメロン・クロウ (原)アレハンドロ・アメナバール マテオ・ヒル
(主)トム・クルーズ ペネロペ・クルス キャメロン・ディアス カート・ラッセル ジェイソン・リー ノア・テイラー
悪夢の様な現実か?理想に見える妄想か?良くも悪くも、なんとなくフワフワして掴み所のない作品。
クライマックスで多くの説明をしないで、それ迄の展開で強力な伏線を張った方がいいんじゃ?
冒頭の街のシーンは面白くて、思わず目を見張った。
キャメロン好演。でもあの*はバレバレだったよ。大きくて。(^^;  【ユナイテッド・シネマ】

ハネムーン・キラーズ
THE HONEYMOON KILLERS (70・米)
(監・脚)レナード・カッスル
(主)シャーリー・ストーラー トニー・ロー・ビアンコ ドーサ・ダックワース ドリス・ロバーツ
実際に起きた事件を、モノクロ画面で淡々と綴っている。
とても行き当たりばったりで、どうしようもない犯罪を繰り返す彼らなんだけど、最初は自分もサギの標的であったと知りつつも
レイを愛し、彼なしでは生きていけないマーサが少し切なく、そしてそんな彼女が、どんどん犯罪のイニシアチブを
握って行く様子が恐い。これは言うなれば”女心”の映画かな。ちょっと前に、TV「ザ・仰天ニュース」の再現ドラマで見た物は、
マーサがレイと知り合い恋に落ちるまでの方が細かく描かれていた気がするけど、こちらはやっぱりサギの様子がメイン。
結婚相手(標的)とのやり取りが、淡々としてるのに何故か目が離せない面白さ。
(不謹慎だけど;;)それに、マーサって太めだけど、よく見るとかなりの美人なんですよー!【ビデオ】

ババドック 〜暗闇の魔物〜
THE BABADOOK (14・豪)
 
 
(監・脚)ジェニファー・ケント
(主)エシー・デイヴィス ノア・ワイズマン ヘイリー・マケルヒニー ダニエル・ヘンシュオール 
   バーバラ・ウェスト ベンジャミン・ウィンスピアー
 
ババドックなる怪物とは一体何だ?・・と最初は思ったけど、なるほど、これは母親の深層に巣くう魔物だったのね。
あの本は(内容まるごとではないかもしれないけど)彼女が昔手掛けた物なんだろうね。
傍から見てても時折ちょっとイラッと来る息子・・そう言うの母親なら誰でもあるよね。愛してる事は揺るぎなくても。
最後・・彼女はババドッグをうまく手懐けて・・こうやって一生共に暮らしていくんだろうね。すごくよく解かる気がする。
心理ドラマとしてキメの細かい内容だと思ったら女性監督さんだそうで、他の作品も見てみたいな。
主演女優さんの演技も素晴らしかった。    【Amazon】 

母なる証明
MOTHER (09・韓)
(監・脚・原案)ポン・ジュノ (脚)パク・ウンギョ
(主)キム・ヘジャ ウォンビン チン・グ ユン・ジェムン チョン・ミソン
もし、自分の息子が殺人事件の容疑者にされたとしたら・・母親として、一体どこまでの事をやれますか?
いやぁ、これぞ私の好きな方の韓国映画。見るべき方の韓国映画.。面白かった。
・・な〜んて、つい言ったのは、実はちょっと前にめっちゃつまらない韓流映画を見てしまったからなの〜。
でも、久々のジュノ監督〜・・今回も期待を裏切らない面白さで、ある種の余裕すら感じさせられたわ。
物語は、息子の無実を信じて真犯人を探そうとする母・・なんだけど、
そこはホレ、やはりジュノ映画ですからねぇ・・普通の感動作ではありません〜。
冒頭の母親の1人踊り(?)の異様さからもそれは早々にわかるけれど、イケズ方面です。そして、ある意味ホラー・・。
殺人事件の様子は、画そのものが結構恐くて(お前は貞子か、はたまたレスラーか)
しかし、母親の信念はそれを軽く上回る。(爆)
私の想像は、ちょっと別のホラーだったりもしたんだけどね。・・その辺は、【ネタバレ】にて。
しかし、彼女の息子に対する信念・・は、事情を変えれば、充分現代の、子供(特に1人っ子?)に入れ込む母親に
通じるモノがある様な気も。母だから当然であり、母だから戒めるべきであり、
それが母としての喜びであり悲しみであり罪である・・のかも?
と、同時に、水が流れるが如く、母としてのその感情、愛情の流れは、自然であるとも言える・・のかも?
主演のヘジャさんもウォンビンも私は初見でしたが、お2人ともとても良かった。
ウォンビンについては、韓流ファンにはお馴染みのイケメン俳優らしいけど、
こう言う役を引き受け、演じきった、と言うのが、私には好感。
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
あの純真そうな風貌から、私は、かえって息子は怪しいと思いつつも、
必死な母親・・特に、以前無理心中しかけた事が明るみに出てからは(この辺り、上手いね)
息子が犯人じゃない事をずっと願って見ていたけど、その願いは虚しくも砕け散ってしまいましたね。
そして、それがわかったからには、母親がその証拠となるモノなりヒトなりを隠滅させようとするのは目にみえてたよね。
だけどさ・・その代わりに、あの(息子と似た様な)障害を持った男の子を犯人にしてしまう事になった・・
のには、もう胸が痛んで痛んでしょうがなかったよ。
「あなた、お母さんはいるの?」って、彼女が聞いたシーンには心臓が圧縮された・・(泣)
・・どうせなら、あのキモい弁護士に罪をなすりつけてやりたかったわ!(←悪なる証明)
で、私の、ホラーな想像・・と言うのは、彼女は罪の意識から、もしかしたらあの薬草を裁断する道具で、
両手を切断でもしてしまうかと・・;;(^^;でもそんな事はしなかった・・どころか、記憶をなくす鍼を打ったりして・・
そんな所にも、母親と言うモノの強かさと恐ろしさがとことん見えて、
肉体的ホラーの一時的な痛さよりも、精神的ホラーのイヤ〜な感じが残って、身震いしてしまったんだけどね・・。【ソラリアシネマ】 

ハプニング
THE HAPPENING (08・米)
 
(監・脚・製作)M・ナイト・シャマラン (製作)バリー・メンデル サム・マーサー
(主)マーク・ウォルバーグ ゾーイ・デシャネル ジョン・レグイザモ アシュリン・サンチェス スペンサー・ブレスリン 
   ベティ・バックリー ヴィクトリア・クラーク フランク・コリソン ロバート・ベイリー・Jr ジェレミー・ストロング 
   アラン・ラック アリソン・フォランド クリステン・コノリー  (声)M・ナイト・シャマラン
都会の真ん中で人々が突然動きをやめ、やがて自らの命を絶つ・・と言う異常事態が発生。
教師のエリオットは妻アルマを連れ安全な場所へと避難しようとするが・・

期待値を「バス男」と同じにして鑑賞したせいか、いや、シャマランの前の「レディ・・」が最悪だったので、
いくらなんでもアレよりはマシだろうと思って見たので(「バス男」よりも期待値低いじゃん?笑)結構面白く見られました。
いや、「レディ・・」より全然良かったよ!面白かったよ!アレに比べたら、傑作。(基準メチャクチャ?笑)
いや、でもホントにこれは世間でも評判が悪かったみたいだけど、自分としては思いがけず楽しめました。
もしかしたら、世間が求めてるシャマラン映画と、私が求めるシャマラン映画とには、どこかギャップがあるのかも??
何故みんな急にオカシクなって自殺するのか?
とりあえずは、毎回、科学や理屈では判らないコトがシャマラン映画では扱われるけど、
そこに、心に迫る何か・・(は〜と?)があれば興味の度合いはぐっとアップ、で、私の鑑賞態度もぐっと素直に。(笑)
・・と言っても、不可解な現象の原因なんて・・自分なりに解釈して肯いてるだけだけどね〜。
大勢の人間どもが感情を負の方向にむき出しにしてしまったからあんな事になったのかな?とか、
その解釈もいつもの様にアバウトですが;;植物に話しかける・・って行為もとても神聖に感じられたし、
人って、そんな風にもっと人間社会以外のモノにも優しくしなくちゃいけないよね・・とか色々思わされたわ。
人だって、死んで朽ちて、やがては自然から作り出すモノの一部になるんだしね。
そこからまた人は生まれ、あるいは他の動物や植物も生まれ・・それで成り立ってるこの世のバランスを
崩してるのはやっぱり人なんだろうな、とも思うし。
・・とか感じつつも、ウォルバーグのあの語りかけには爆笑〜!(≧∇≦)
いやぁ・・シャマラン・・相変わらず、ギャグのセンスいいなぁ〜(え?マジ?)
人の感情を表す指環は面白いね〜。
私も、日々心穏やかに過ごしたいわ。・・と言うか、そう心がけてはいるんだけれど。
「怒らない、走らず、ゆっくり、穏やかに、200越えは真央ちゃんで!」(←私の血圧標語。真央ちゃん、見守ってるよ〜)
久々に佐藤浩市・・じゃなくてレグイザモを発見。フツーな役だったけど、ホントに久々だったのでちょっと感激。
自己中そうな妻役のズーイは似合ってたね〜。「・・サマー」のイメージとちょっとカブる。(笑)
そんな彼女の家のソファには、ログキャビンっぽいキルトらしきものがあったよ。
鮮明に映らなかったから、もしかしたらキルトじゃないかもしれないけど、形(パターン)は、まんまログに見えたな。
今回のシャマラン映画は全体的にさらっと薄味だったけど、シャマランの顔のクドさと中和させれば丁度いいよ、
・・って言おうとしたら・・あれ?今回、彼、出てましたっけ??
・・で、後で調べたら・・え?声だけ??顔出してない?
・・そっかー。それで「レディ・・」よりも良かったんだねー!?
そして、それこそが、私が求めるシャマラン映画!・・なのかも?Σ\( ̄ー ̄;)ナンヤネン 【DVD】
 

パフューム ある人殺しの物語
PERFUME: THE STORY OF A MURDERER (06・独=仏=スペイン)
(監・脚)トム・ティクヴァ (脚)ベルント・アイヒンガー アンドリュー・バーキン (原作)パトリック・ジュースキント
(主)ベン・ウィショー レイチェル・ハード=ウッド ダスティン・ホフマン アラン・リックマン カロリーネ・ヘルフルト
(ナレーション)ジョン・ハート
この物語には興味があって、映画化は知っていたけど行くかどうかわからないから、取り合えず原作読〜もお〜っと〜
・・と、読んでる途中に、なんと映画の監督はあのトム・ティクヴァだと知り、「えーっ!( ̄□ ̄ じゃあ映画も絶対観る!」
目に見えない”香り”と言う物をどんな風に映像化しているのか、それとあの驚愕のラスト!も気にかかるぅ〜!
(注:予告編にもチラリとあった裁判の群衆シーンじゃないよ。ラストのラストの事・・よ。誤解なきよう。笑)・・で、鑑賞。
大抵の場合、原作楽しめたら楽しめた分だけ映画には文句が出るらしいですが(笑)・・いやぁ・・面白かったわ〜・・!
とあるエピソードが丸々なかった(笑)にも関わらず、非常に満足度が高かったです。もう一回観たい!( ̄∇ ̄;)
自分の持つイメージと似通った部分が多かったからかもしれないけど、そうじゃない所でも全然違和感なかったし、
映画の方がより主人公に感情移入出来る風に演出されてあったので、いつの間にか私の中では彼は身近な
”グルちゃん”になってましたがな。彼が匂いの良し悪しを差別しない所もなんか好き。・・ま、まあ一歩間違えば変態野郎な話
(と言うか正真正銘殺人鬼だし!)ですが、自分にとっては、
究極の孤独を考えさせられる秀作(臭作?寒)でした。
香りの映像表現・・については、結構目まぐるしいショットに、つい無意識に息を止めてたりして・・気付くと苦しかった・・(爆)
けど、ローラの△△がハラリと××した一瞬には、思わず匂いにムセたよ!もうグルちゃんと同化・・鼻の穴全開!( ̄‥ ̄)
もしかしたら、色んな種類の匂いの中でこの匂いが自分には普段から一番身近で気になる匂いだったのかも?
香りって、単なる物の匂いや体臭から始まって、個性、フェロモン、直感・・と
色んな方向にイメージが膨らむ物なのね・・と
改めて思ったりも。人って元々見えない何かを日々感じ取りながら暮らしてるし、実体のない不可解な、そして儚い何かに
永遠に翻弄され続けているのかもね・・パリを越え匂いを越え、グラースを越えフェロモンを越え、もしかしたら消滅しない愛
・・とか言うシロモノにいつかは辿り着けるのかと・・(笑)そんなロマな心の旅に浸ったりも・・殺人見ながら?ゞ( ̄∇ ̄;)
ところで主人公グルヌイユですが・・原作読んだ限りでの私のイメージは、絶対にドニ・ラヴァン!!(若い頃のね)
だったんだけど、ベン・ウィショーはとても良かったです。あのふくらはぎの細さが決め手ですね、私としては。(なぜ)
バルディーニ役にダスティン・ホフマン・・と言うのは全然予想もしてなかったけど、調子のいいコメディタッチな人柄に
ぴったりで面白かったです。(≧▽≦)キャスティングの決め手は何だったのかしら?やっぱ、あの鼻? (._+ )☆\(-.-メ)
それから、プラム売りの少女。物語ではローラが特上の原料・・あ〜もとい・・ヒロインだったけど、私には彼女の方が
断然印象に残ったな。(ついでに、グラースでの女主人は、「ヒトラー・最期の・・」のゲッペルズ夫人・・;;)
映像の質感も面白く、特に魚市場のぬめぬめした汚らしさには釘付け・・と言うか、
だいたいあのアカンボ、スゴ過ぎ!(笑)
【以下、ネタバレ&個人的暴走解釈あり。未見の方はご注意下さい】
原作読んだ時には、どうして彼の雇い主は皆死んでしまうんだろう?って漠然と思ってたけど、映画を観終わった後には
自分が関わって来た人達の死は、結局、彼が元々無である事に他ならない証明だったのかも?・・なんて気がした。
そしてあの群衆シーンでは、繰り広げられる光景に失笑した方もいらっしゃるとか聞いていたけど、私には全然・・
それどころか群衆を見つめる彼の表情・・ふとした心の内に泣けてしまって・・!どう世界を動かせたとしても、
自分1人だけはいつもカヤの外・・絶対にそんな世間一般の感情の営みには入り込めない、いわんや肉体をや・・なんて、
その悲しさ、究極の孤独が苦しくて・・!ここの回想シーン(実際とは違うシーン)には特にヤラれた・・!(涙涙)
・・で、この↑問題シーン(?)で思いがけず心の中で号泣しながらも、密かに楽しみにしていたラストのラスト(笑)ですが・・
ありゃっ・・なんてソフトなの〜( ̄∇ ̄;) と言うか、私の想像が残酷過ぎたか?!ゞ( ̄∇ ̄;)・・って、ちょっとここは
あっさりし過ぎてたな〜とか思ったけど、そのあっさり感は、摘まれた花と同じ様に当然の如く別世界へと行ってしまう彼が
やはり最初から全くの無であった様にも思えて、またまた静かな悲しみを誘うには充分なのでした・・!(TωT)ブヒー
ここね〜、もし私の想像通りに映像化してたら、しっかりR指定になってたと思うわ・・( ̄∇ ̄;) 【ユナイテッド・シネマ】

バベットの晩餐会
BABETTE'S FEAST / BABETTES GASTEBUD (87・デンマーク)
(監・脚)ガブリエル・アクセル (原作)カレン・ブリクセン
(主)ステファーヌ・オードラン ビルギッテ・フェダースピール ボディル・キュア ビビ・アンデショーン
 
19世紀後半、デンマーク・ユトランド半島の漁村に暮らす敬虔なキリスト教徒の老姉妹の元には、
バベットと言うフランス人の召使いがいた。なぜ、倹しく謙虚に暮らす姉妹なのに召使いを?・・物語は遡る・・。

地味映画推進委員会の瞳さんにオススメ頂いていた作品ですが、
ビデオは廃盤、DVD化はされていないと言う事で、どうしたもんやら〜と思っていたら、
”午前10時の映画祭”で上映されるよ!・・と教えて頂き、無事鑑賞する事が出来ました!
いやぁ〜・・オススメ頂いていたので良い作品だろうとは思っていたけど、ホンットに素晴らしい作品でした・・!!!
ラストには涙が・・後で思い出しても涙涙で・・今も思い出すと涙と鼻水が〜。
それって、誰かが不幸で可哀想、とか言う類の涙じゃなくて、なんというか・・もっと心の奥底の何かに触れたと言うか・・
単純な喜怒哀楽とはちょっと違う・・。そんな感動がこみあげる作品は久しぶりで、
もしこの作品が新作なら、今年のつるデミー賞作品賞受賞は間違いなし!でしたよ。(笑)
・・と、思うままに書いて来ましたが、実は、最初は、ずっと姉妹の話だったので、「あれっ?バベットは?どこどこ〜?」
(さぁ、ご一緒に、「どこどこ〜?ショーン・ビーン様、どこ〜?」・・はい、お粗末様でした〜笑)
・・な感じだったんだけど、中盤からどんどん引き込まれていって、
途中、村の人たちの態度にクスクス笑ったり、お料理すごいな〜亀すごすぎ〜とか思ってたら、
亀よりも、彼女の覚悟のがすごかった!(亀と比較するのもどうかと思うが・笑)
芸術を愛する者として、その愛の意味を、人生においてどう理解し表現〜行動するべきか、
バベットに教えてもらった気がします。いやぁ・・もう一度観たいわ〜〜!
きっと、観る数ほどに発見がある物語だとも思うし〜。これがDVD化されてないなんて信じられないよ・・。
どうでもいいけど、自分がお料理中、つい水を出しっぱなしにした時には、
溜めた水を大事に何度も使っていたバベットを思い出し、反省してしまいます。
そんなエコでもある物語なので、ぜひDVD化を求めます!(笑) 【天神東宝”午前10時の映画祭”】

バベル
BABEL (06・米)
(監・製作・原案)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ (脚・原案)ギジェルモ・アリアガ
(主)ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット アドリアナ・バラッザ 菊池凛子 ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 二階堂智
      アブデルカデール・バラ ムスタファ・ラシディ サイード・タルカーニ ブブケ・アイト・エル・カイド
菊池リンコさんの件でとっても話題になってたましたが、私は単純にタンスにゴンちゃん(別名:おイニャリさん)監督の最新作・・
と言うので、早くから楽しみにしていました。・・が、むむむ〜・・なんか微妙だったなぁ〜。
1つ1つの話は決して悪くないとは思うんだけど、それが全部一緒になったらとたんにぼやけてしまった様な印象。
何かこう、ぎゅーっと
胸に迫る何かが足りない。それは、悲痛な話ばかりのせいだけではないと思うし、
物語のその後を細かく説明していないってコトでもないとは思うんだけど・・何故なんだろう?
もし私がアカデミー会員だったとしても、この作品は選ばないだろうなぁ・・とかもちょっと思ったりして。<( ̄∇ ̄)ゞゴメリンコ〜
それに、大好きな「アモーレス・・」に(脚本や音楽も同じスタッフなので)作りは似ていて仕方ないとしても、見せ場のテンポまでが
(←東京のディスコ・・もとい、クラブのシーン等)同じって言うのは、さすがに芸のなさを感じたし、
それでも「アモーレス・・」の足元にも及ばないんじゃ意味ないじゃん〜・・って言うのが正直な感想。( ̄∇ ̄;
えっ?・・とっとと、本年度初の”人間に戻る旅”に出かけろと?( ̄∇ ̄;
でも、俳優がゴージャスな事でも注目されていた本作・・さすがに彼らは見応えありました。リンコさんも渾身の演技!
目尻がキュッと上がった瞳は非常にアップが映えて良かったです。でも、あんなにも○○○を△△とは知らなかったのでビックリ!
確かに行動は言葉のジレンマを越える最終手段なのかもしれないけど、あんな行動ばかりなのってどーなの?
外国人にはさほど突飛には見えないのかもしれないけど、日本人の行動としては、
ちょっと何かがチガウ様な感じも・・。
自分としては、そんな違和感ある日本の女子高生よりもメキシコ人乳母の方に共感したし、演じたアドリアナも、出てると
気持ちの和らぐ存在感でとても良かったです。あぁ〜・・なのにあんな事に・・(涙) 
彼女の、「私は悪い人間じゃない、愚かだっただけ」と言う言葉が、作品中にこだましてる様だったわ。
彼女の甥役のガエルは、一応普通の兄ちゃん・・だけどあぁ〜やっぱりあんな事に〜だからガエルなのね〜(どう言う意味)
・・と言うか、どこどこ〜?ショーン・ビーン様ぁ〜・・じゃなくて、今度はガエル君〜、どこどこ〜?どこなのよぉ〜〜?!状態。
それから、モロッコの兄弟も良かったな。特に背伸びする弟・・そんなシーンいらんやん・・見たくないよ・・って思う所もあったけど、
最終的には一番泣かせられたりして。それとメキシコ訪問した二人の子供も可愛かった。
どの話でも人と人との間に何らかの隔たりがあるけど、この二人がよその子供達と遊ぶ様子などはとても微笑ましかったな。
しかし、一番中心であるハズのブラピ夫妻がね〜力演であったにも関わらず、何故か自分には一番印象が薄くって・・。
例えば「クラッシュ」のサンドラとか見た時も思ったけど、こう言う群像劇では、名の知れた俳優って、どーも馴染まない様な。
私を見てっ!アイム、ナンバ〜ワン!・・な、ハリウッドオーラが出すぎてるのかなぁ〜?
何はともあれ、次回作に期待してます、アリアガさん!(って、ゴンちゃんじゃないのかよっ!)
【以下、ラストに触れています。未見の方はご注意下さい】
な〜んか締まりがない印象を受けた理由の1つは、ラストが、一番違和感あった東京だったせいもあるのかなあ〜?
リンコさん、早く服着て下さい・・いや、それはいいとしても(笑)あのメモも何だかなぁ〜・・まるで『ウィスキー』なんだけど
何が書かれてあるのか、全然興味がわかなくって。(汗) だいたい、彼女の背景(家庭、特に母親)について説得力がないので、
そこに成り立ってる彼女自身にもリアリティがないと言うか、極端に言えば、耳が不自由な事も、さほど彼女の
孤独の根っこには関わってない様にすら思える。ここんとこは、そう言う方に対しての私の理解が足りないせいだったら
申し訳ないとは思うけど、彼女を見る限りではそう感じてしまったのだから仕方がない。
同じ様に、アメリカ人夫妻についても、幼い子を乳母に預けっぱなしにして遠方の外国に旅行するなど、全く共感しかねる。
親子や夫婦のあり方には考えさせられるけど、身勝手な振る舞いから起きる救いようのない事件には気が滅入るし、
そこからまた悲しい連鎖が起こる様は、愚かさの上塗りばかりしてしているみたいで、人間界(自分も)が嫌になるよ。
・・あ、ダラダラ書いてたら、この作品に入れなかった理由がちょっとわかって来たかも・・? た、旅の準備を!(爆)【ユナイテッド・シネマ】

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド
THE MUMMY RETURNS (01・米)
(監・脚)スティーブン・ソマーズ
(主)ブレンダン・フレイザー レイチェル・ワイズ ジョン・ハナー アーノルド・ヴォスルー オデット・フェール
これでもか、これでもかとパワーアップ!女性二人の対決が見所?(笑)前作のお好きな方は必見かもしれないけど
私は前作のが新鮮で面白かったかな。レイチェル・ワイズはキレイだねぇ〜。【ユナイテッド・シネマ】

ハモンハモン
JAMON JAMON / SALAMI, SALAMI / HAM HAM (92・スペイン)
 
 
(監・脚)ビガス・ルナ (脚)キュカ・カナルス
(主)ペネロペ・クルス アンナ・ガリエナ ジョルディ・モリャ ハビエル・バルデム ステファニア・サンドレッリ ファン・ディエゴ
 
スペインの小さな町。貧しい母子家庭で育ったシルヴィアは勤め先の社長の息子と付き合い妊娠。
彼は結婚しようと彼女に約束するが・・

あれもこれも、あっちもこっちも、どこでもかしこでも誰とでも〜〜・・
全員、万年発○期? ・・って感じで、そんなのがメイン。
妊娠とか、もはやどーでもいいような・・(爆) 最後も、なんだよあんたら・・特に社長・・いきなり・・(爆・爆)
でもそれが、全然湿っぽくなくアッケラカンとしてるのは、やはりお国柄なのかな?
日本じゃ考えられないよ。毎年必ずじめじめした梅雨が来て水とりぞうさんが必要な日本じゃね!
まだハクがつく前のペネロペは可愛らしさもあるけど、やっぱり大胆。
ハビエルが若くて笑った・・( ̄∇ ̄; だって、肉体は締まってても顔に締まりがなくって〜(笑)
彼は今の方がバランスがとれてイイ感じになったと思う。イイ感じにハクが付いた。(付き過ぎ?)
ま〜こんな感じでの恋愛ゲームは、一生死ぬまで続くって事?
豚なら死んでからでも人様の役にたつけど、人間は死んじゃったらオシマイだけどね。
どうしてそう手当たり次第に***するの?それは、そこに女(もしくは男)がいるからさ!・・とか?(笑) 【TV】

バラ色の選択
FOR LOVE OR MONEY (93・米)
(監)バリー・ソネンフェルド (脚)マーク・ローゼンタール ローレンス・コナー
(主)マイケル・J・フォックス ガブリエル・アンウォー アンソニー・ヒギンズ マイケル・タッカー
なんでこう言うタイトルなのか・・もしやマイケルの他の映画「摩天楼はバラ色に」(だっけ?)と揃えたかった?
特別新鮮味がある内容ではないけど、仕事に頑張る人には解る部分多いだろうね。
主人公の救いに、ホテルに愛あるのにトシで役立たずみたいになってる人が役に立ってた、って言うのがとても良かった。 【TV】

パラサイト 半地下の家族
PARASITE (19・韓)
 
 
(監・脚)ポン・ジュノ (脚)ハン・チンウォン
(主)ソン・ガンホ イ・ソンギュン チョ・ヨジョン チェ・ウシク パク・ソダム イ・ジョンウン チョン・ジソ
 
ポン・ジュノの映画すごく久々に見たけど、さすが、ずっと飽きさせずに引っ張る力はすごいね。
しかし韓国の貧富の差って未だにこんなんなん?半地下ってすごくない?トイレがあんな所にあるんよ?しかもむき出し。( ̄∇ ̄;出るもんも出んわ。
正直、あの部屋の様子には吐き気がしたわ・・ゴキもフツーに出るし。住んでる人達のふるまいからして汚いし。
まあ、そんな品性すら半地下の家族だからこそ、あんな罠を張り巡らせるなんて悪事が出来たんだろうけどね、
裕福な家族の方はお品がよろし過ぎて人を疑う事も知らない超お花畑だしね、まあそれもどうかとは思うけど、下種な奴らよりは天国行けそう。
計画がバレそうになったらドキドキはしたけどね、どっちかと言うと早くバレろ、の方で。(笑)
樹木葬って・・モノは言いようやな。結構アチラさんはモノは言いよう、で生きてない?(笑)
それにこれアカデミー賞とったらしいけど(確かに面白くはあったけど)ここで展開されてるコトって実際にもアチラさんがよくやる手口でもあったりで
正直、自白してどうする、世界的に注目されましたけど?的な感じもして、もし自国の映画だったら戸惑ったかもしれないなぁ、と。( ̄∇ ̄;
「必ず家を買って助けに行く」・・それがどれほど大変か・・多分叶わないのでは?と思わされるラストはとても良かった。
結局、普通に地道に働いて生活する方が勝ち、いや、勝ち負けではなく、それが人として真っ当な生き方だと思うよ。
あと、貧乏な方の女の子がいかにも韓国人の女の子って感じだったのに、お金持ちの奥さんはお目目ぱっちりのモデルさんみたいで、
速攻、「あ、やっとるな?」(何を?)と思ってしまった。(汗)   【TV】

HARAJUKU
HARAJUKU (18・ノルウェー)
 
 
(監)アイリク・スヴェンソン
(主)イネス・ヘイサーター・アッセルソン ニコライ・クレーヴェ・ブロック シャスティ・オッデン・シェルダール
 
母子家庭で育つ15歳の少女ヴィルデ。
クリスマスイブに母親とツリーの飾りつけをした彼女はいつもの仲間と遊びに出かける。しかしそこへ突然、児童福祉局員が現れ・・

<トーキョーノーザンライツフェスティバル2020>にて上映されたとの事。 都会は(以下いつもの・・)
北欧(ノルウェー)の少女から日本が憧れられてるのちょっと不思議。
ま、サブ(ポップ)カルチャーが、なんだけど、彼女の想像のアニメは見ていて興味深かった。
とは言え、どこの国でもこんな風に家庭の問題とかで孤独を抱えてる少年少女っているよね・・って改めて。
そこで単純に悪に走ってどうちゃらこうちゃら〜じゃなくて、普通に悩んだり傷ついたりしてるから、なんかすっごく可哀想になっちゃって・・。
自分の事ばかりでなかなか責任をとろうとしない大人にはうんざり。
父親がやっと向き合ってくれて、その先に進みそうなのは良かったけど・・。
母親が自殺した原因は何だったんだろ?まだ未成年の子供がいるのに・・ってすごく思ったから。
一緒に暮らしづらい性格だったって父親(元夫)は言ってたけど、病的なものだったのかな?
それが原因だったらもうどうしようもなかったのかもしれないけど、だったらなおさら、父親が早くから娘を見守ってあげてて欲しかった。
彼女の持つ原宿のイメージは若い子の元気が集まる場所、みたいな感じだったのかな?
実態はどうか知らんけど、でもこんな風に遠い異国の少女の励みや慰めや心の拠り所にもなっているのなら原宿グッジョブ!。 【Amazon】 

パラダイス・ナウ
PARADISE NOW (05・仏=独=オランダ=パレスチナ)
(監・脚)ハニ・アブ・アサド (脚)ベロ・ベイアー
(主)カイス・ネシフ アリ・スリマン ルブナ・アザバル アメル・ヘレル アシュラフ・バルフム ヒアム・アッバス
ボウズ頭の二人の青年がじっとこちらを見ている・・その瞳がなんとなく気になっていたら、この作品はどうやら自爆テロを
行う若者の話であるらしい・・と耳にする。それじゃなくても気の滅入る様な毎日なので、そんな暗そうな映画はパスだわ・・
と思っていたけど、どうした事か
この二人が私の頭から離れない。それどころか、今度の水曜レディスデーはチャンスだよ!
とでも囁いてるみたいでさ(笑)殆ど、その感覚に導かれるままに劇場へ・・。で、おや?若者の1人はタカ・トシのトシ?
な〜んて、オバカなツッコミ( ̄∇ ̄;) も自粛したくなるくらい、感動してしまった・・。あぁ〜・・観て良かった!
”面白かった”・・と言う言葉には語弊があるかもしれないけど、二人の囁き(笑)に素直に従って観に行って良かった!
物語は、サイードとハーレドと言うパレスチナの普通の青年〜親友同士が、やはり一般的に言われる自爆テロ犯として
イスラエルに乗り込むまでの一日を描いているんだけど、そう言う行動をとってしまう(とらざるを得ない?)人々について、
色んな面から考察されていて、この、自爆テロ犯と言う言葉のイメージ(自分が持ってた)も
あまりにも表面的で単純であると言う事も
改めて思い知らされたり、最初から最後まで興味がつきずに見入ってしまいました・・!
その道の方にしか解らない様な専門知識の塗りたくりばかりでなく、私の様な社会派でない人間(爆)でも、
すんなり物語に入れる様に配慮されていたのが感じられるなど、いかに作り手がこの作品に真摯に公平な気持ちで
取り組み、色々な国の人達に見てもらいたいと真剣に願っているかと言う事も伝わってきて、非常に好感が持てた。
言って解らない客との衝突シーンや”最後の晩餐”を思わせるシーン、はたまた、冒頭の厳戒態勢な検問所とは
まるで違うお気楽リゾート地の様なイスラエルのシーンなど印象的な映像が多く、同時に、重く、考えさせられるセリフ
も多く、そのたびに何度もあっ・・と思わず胸を刺され、目が覚める様な気持ちにもさせられた。
特に印象的だったのは、自爆攻撃に行く直前にビデオの前で宣誓するあのシーン・・!いわば大義に向かって突進して
行こうとする決意や気迫と、普通の家庭の普通の息子である日常・・のギャップが醸し出す何とも言いようのない空気。
彼らが決して口にしなくても、心のどこかから、
戸惑う声が聞こえるかの様だった。
中東情勢は未だに一触即発な緊張から解放されてはいないし、遠い国の(甘ったれた)一庶民が何をどうしたらいいのか
なども分からないけれど、少なくとも今までよりも随分と状況を身近に感じ、耳を傾ける事が出来る様に思う。
・・サイードの瞳・・美しかった・・のが悲痛・・。  【KBCシネマ】

パラドールにかかる月
MOON OVER PARADOR (88・米)
(監・脚・製作)ポール・マザースキー (脚)レオン・カペタノス
(主)リチャード・ドレイファス ラウル・ジュリア ソニア・ブラガ ダナ・デラニー ポリー・ホリデイ サミー・デイヴィス・Jr
カリブの楽園・パラドール国の独裁者が急死し、たまたまそこでロケをしていた売れない役者が代役に仕立てられる・・
粗筋だけだと、この間見た「デーヴ」みたいな感じだけど、
こちらは、政治方面はやんわり・・で、ちょっと脳天気でほのぼの、ファンタジック。
しかし、時折、さり気ない皮肉(冷凍吊り肉?爆)ギャグがあったりして、あちらとは違ったテイストで楽しめました。
主人公が俳優なので、会話に、実際の映画や舞台の題目や俳優の名前などが出て来るのもイキで、
映画ファンには楽しいと思うし、演じているのが、ドレイファスやラウルと言うのも、こなれた味と安心感があって、良かったです。
日本では劇場未公開、と言うのは不思議〜。どうして?素敵な作品なのに。
あの、とんでもなくしょーもないホラーすら劇場公開したのに・・・・って、あれは日本映画か・・;; 【BS−NHK】

【パラノーマル・アクティビティ・シリーズ】
パラノーマル・アクティビティ
PARANORMAL ACTIVITY (07・米)
(監・脚・製作・編集)オーレン・ペリ (製作)ジェイソン・ブラム
(主)ケイティー・フェザーストン ミカ・スロート マーク・フレドリックス アンバー・アームストロング アシュリー・パーマー
低予算で製作されたにも関わらず口コミによって全米で大ヒット!、しかもホラー!しかも劇場割引券が手元に!
・・と、三拍子揃ったので、観て来ました。(笑)
(私には全然ダメだった)「ブレアウイッチ・・」手法らしい・・と言うので、あんまり期待しないで観たせいか、
まあそれなりに楽しめたかな。でも、ジワリジワリ・・の恐がらせ方で、クライマックスまで
と〜〜〜〜っても、タメが長いので、たまに退屈。パラノーマル・あくびビティ・・(寒)
隣に座ってた高校生らしき男の子も、かなり退屈したのか、途中からソワソワ落ち着きがなかったわ。
でも、ちょっとした驚かせに、前に座ってた同じく高校生らしき女の子連中は、すぐさま反応して叫びまくり。(笑)
いやぁ〜・・いいねぇ〜女の子って〜。ビックリした時にすぐ反応出来るってさ〜!若いってスバラすぃー!
そんなこんなで、みのも○た推奨ばりのタメには、耐える、耐えられない、があるとは思ったし、展開〜オチも充分想定範囲内だったし
「こう言う設定なら、楳図先生の某漫画のが絶対に衝撃的だったよなぁ〜しかもそれ20年以上前だし!」
とかも思ったけど、最後は思わず身を反らしてしまった私・・ゞ( ̄∇ ̄;
・・と言うくらい、見せ方が上手かったし、原因不明の心霊現象解明に真正面から取り組むカップルの
あれやこれやな心理状態&関係もなかなか興味深かったです。
例えば、ウキウキ恋愛結婚したカップルの○十年後を早送りで観てるみたいな。(全然違いますか)
ただ、あの昔の写真はいらないなぁ・・あれは作りすぎ。それと、2人のその後・・なんてのもやりすぎ。
フェイク・ドキュメンタリーってのは分かってるんだからさ、あそこまですると返ってシラけると思う。 【ユナイテッド・シネマ】

パラノーマル・アクティビティ2
PARANORMAL ACTIVITY 2 (10・米)
 
(監)トッド・ウィリアムズ (脚・原案)マイケル・R・ペリー (脚)クリストファー・ランドン トム・バープスト
(主)ケイティー・フェザーストン スプレイグ・グレイデン ブライアン・ボーランド モリー・イフラム ミカ・スロート
アメリカの田舎町に暮らすレイ一家は、空き巣に入られたのをきっかけに家に防犯ビデオをとりつけるが・・
そのビデオに映っていたのは・・な、なんと・・!

赤ちゃんの面倒を全然みていない母親の姿だった!( ̄□ ̄
この母親、お産済んで家に帰って来た時から、赤ちゃんの面倒は殆ど乳母にまかせっきり・・。
ワンちゃんがおかしな事になった時も、階段にずーっと座ってるだけで
赤ちゃんの様子を見にいくのは相当後になってから。信じられん・・まず赤ちゃんが心配やろ、普通。
こらぁ〜〜!育児放棄するなら、赤ちゃんは私がもらう!!私が自分のものにしてやるぅーーーー!
・・って、まるで私が悪魔やん・・(-_-;)
だってね、赤ちゃんすごく可愛いの〜〜(^^)名前はハンター。
日本名は狩人。お姉ちゃんはあずさ。お母さんは2号。Σ\( ̄ー ̄;)チガウチガウ
・・で、その後も母親はふつ〜じゃなく・・お姉ちゃん(長女)にも心配かけて・・可哀想。
赤ちゃんも可愛いかったけど、この長女がまた賢そうな美人で好感度大。
で、最後・・お姉ちゃん(彼女の姉・紛らわしい)にも心配以上の事を・・。
なんだかヒドい事になって終わったわ。なんなんだ・・後味悪いな・・。
ああ、それで「1」になる、って事なのね?・・ああ〜〜ハンターちゃん・・(TωT)
それにしても、悪魔って・・昔の約束とかよく覚えてるのね。
突然ババーン!と来る力あるなら、なにもジワジワ小出しにしないで、最初からババーン!て来ればいいのに。
昔の契約から年月経ってるから、行動するには、ウォーミングアップが必要だったのかしら?
「1」は、出かける要素が3拍子揃ったので劇場で観たけど、今回はTV放送だったせいか、もっと気楽に鑑賞。
やっぱり全然恐くはなかったけどね。けど、赤ちゃんが可愛いかったので、
パラノーマル・あくびビティにはならなかったわ。(・・ああ〜・・冷えるね〜・・冬はすぐそこ・・。) 【CS・スターチャンネル】

パラノーマル・アクティビティ3
PARANORMAL ACTIVITY 3 (11・米)
 
(監)ヘンリー・ジュースト アリエル・シュルマン (脚)マイケル・R・ペリー オーレン・ペリ
(主)ケイティー・フェザーストン スプレイグ・グレイデン
スタチャン無料の時に見たホラー。ケイティたちの昔の話・・。
扇風機の動きの撮影カメラがゆっくり左右を写し出す所・・は、そのたびに「次何か写ってるかも?!」
・・な不安を煽って、ちょっと怖くて良かった。
けど、そこで発見〜!のシーツおばけは漫画チック&手品チックで怖くなかったなあ。印象には残ったけれど。
そもそも、いきなりの大きな音!とかで驚かすのが殆どなので、もう同じ手法でテキトーにやってる感もあって
そろそろいいんじゃ?(^^;・・とか・・。 「慣れ」が一番こわいのかも〜;; 【BS・スターチャンネル】

パラノーマル・アクティビティ4
PARANORMAL ACTIVITY 4 (12・米)
 
(監)ヘンリー・ジュースト アリエル・シュルマン (脚)クリストファー・B・ランドン
(主)ケイティー・フェザーストン キャスリン・ニュートン ブレイディ・アレン マット・シヴリー スティーヴン・ダンハム 
   アレクソンドラ・リー エイデン・ラヴカンプ
2011年。高校生アレックスの家の隣に幼い息子を連れたシングルマザーが越してくる。
が、突然母親が入院してしまい、アレックスの家で息子をあずかる事になる。

一応これは「2」の続きみたい。
で、しばらくよく解ってなかったんだけど・・あの男の子って・・あの子だったのね・・
ネタバレなるかなあ? ・・ん〜・・狩人・・・・・・。( ̄∇ ̄;
暗視カメラの映像はザラついててムードがあったわ。
とは言っても、「3」と同じ様に、何だかもうシリーズずっと似たりよったりなんでさほど恐くはなかったな。
かえって、あのザラついた画面の何でもない物(例えばソファー)に、
「なんかしてよ!」・・って、リクエストしたくなったり。 ラストも・・ん〜・・ハテ?(←鈍感過ぎ?)
良かったのは・・  ヒロインの女の子が可愛いかった!(笑)
あ、そう言えば「2」だかでも女の子は可愛いかったな? ・・それで釣ってるな?(¬з¬)
それにしても、お家が広いと色々と勝手に住み込んで困るね。
狭いお家のが、その点安心かも?いや、狭いと・・すぐに何者かと肩が触れ合う・・?
・・ひょ〜っ 現実的な狭い我が家で考えたら、ちょっと恐いかも〜。( ̄∇ ̄;  【BS・スターチャンネル】

薔薇の素顔
COLOR OF NIGHT (94・米)
(ーー;)
(監)リチャード・ラッシュ (脚・原案)ビリー・レイ (脚)マシュー・チャップマン
(主)ブルース・ウィリス ジェーン・マーチ ルーベン・ブラデス レスリー・アン・ウォーレン
面白そうな感じだったんだけど・・フタを開けてみれば、何が言いたかったのか・・ただ**いだけだったような。
ヒロインがねぇ・・なんか下品でちっともステキじゃなかったのも痛かった。タイトルはステキなのにね。【TV】

薔薇の名前
THE NAME OF THE ROSE (86・仏=西独=伊)
(監)ジャン・ジャック・アノー (脚)ジェラール・ブラッシュ ハワード・フランクリン アンドリュー・バーキン アラン・ゴダール 
(原)ウンベルト・エーコ
(主)ショーン・コネリー クリスチャン・スレーター F・マーリー・エイブラハム
しまった・・ちょっと期待を膨らませ過ぎたかな?主演も内容も映像も好み・・!なハズだったんだけど・・。
どうも、何かぐいぐい引っ張っていかれる物がなかったな。謎解きは甘いし、いや、それがメインではなく、宗教の問題が
メインなんだろうな?とは思うんだけど、そこにどうもいまひとつ魅力的な物がなかったな。私が高尚な人間ではないからそう感じるだけ
なのかもしれないけど。 でも、他、キャスト等は良かった。スレーター・・若いっ。ププッ ( ̄m ̄*)  【BS−NHK】

パラレル 多次元世界
PARALLEL (18・加)
 
 
(監)イサーク・エスバン (脚)スコット・ブラシャック
(主)アムル・アミーン マルティン・ヴァルストロム ジョージア・キング マーク・オブライエン 
   キャスリーン・クインラン アリッサ・ディアス ジョシュ・ブラッカー
 
導入部が良くて(女性が家宅侵入して来た何者かに殺されるが・・それは自分だった)すぐに引き込まれたし、割と面白かった。
別の流れの世界に通じる鏡・・がちょっと昔っぽかったりホラーっぽくて雰囲気も良かったし。
しかし、何か都合のいいものを発見すると、どうしても努力とかほっぽりだしてそっちに走っていっちゃうのが
人間の残念な所なのかもね・・。普通に努力してりゃパクリや殺人もしないだろうし、それで日々怯える事もないのにね。 【CS】

パラレルワールド・ラブストーリー
 (18・日本)
 
 
(監)森義隆 (脚)一雫ライオン (原作)東野圭吾
(主)玉森裕太 吉岡里帆 染谷将太 筒井道隆 美村里江 清水尋也 田口トモロヲ 
 
なんだかな〜。最後、後でまた過去を思い出したらどうするん?(←いきなり最後の話・・笑)
智彦よりオレのが先にカノジョを好きだったんだ!とか、話したこともないのに言い張ったりする
小学生みたいな主人公があんまり好きじゃなかったし、ヒロインもあんまり華もなかったし、
智彦役の染ちゃんだけが頼りの作品でした。(笑)
てか、ヒロイン、「智彦のことを忘れたフリしてごめん」みたいに言ってたけど、え?フリ?・・あんた完全に忘れてたでしょ?(白目)
主人公とヒロインが電車越し?に見つめ合う所、多分ロマンチックなシーンなはずなのに
「かけこみ乗車は危険です」って文字が目立っててロマに入り込めなかった。( ̄∇ ̄;
カメラさん、そう言うのもうちょっと配慮してよ〜。     【Amazon】

PARIS (08・仏)
(監・脚)セドリック・クラピッシュ
(主)ジュリエット・ビノシュ ロマン・デュリス ファブリス・ルキーニ アルベール・デュポンテル フランソワ・クリュゼ
   カレン・ヴィアール ジル・ルルーシュ オリヴィア・ボナミー メラニー・ロラン オドレ・マルネ 
「スパニッシュ・・」の続編を見損ねて(まだ未見)以来の久々のクラピッシュ、ロマンにビノシュ、そして舞台がパリ、
しかも私の誕生日に公開
されたので、ついつい記念鑑賞。(^^ゞ ♪12月〜は誕生日〜で酒が飲めるぞ〜♪のノリ。
病に侵された青年とその姉を中心に、周囲に住む色んな立場の人達の様子が描かれていて、
舞台はParisだけど、結局は其々の日常を確かに生きてる人々への賛歌(参画?)、
いい時も悪い時も生を楽しもうよ、それでも地球は回ってるんだから(←何者)と言った印象。
そして、人の温かさに触れながらも、しかし結局は、1人でしっかりと其々の”その時”に向かわねばね、
・・と言うシビアさもあって、そんな感覚がクラピッシュらしくて面白かったし共感。 
教え子に人生最大の一目惚れ(?)をしてしまう教授がとても可笑しかったけど、
「普通って何だ?」とマジに悩む弟が一番ツボだった。そうそう〜普通って何よ?私もワカラン。(笑)
市場の人達も良かったけど、経済的に何の悩みもないモデル達のエピソードだけはつまらなく、市場の野郎どもとの絡みも
不自然に感じた。
色んな人達の坩堝であるパリを描くには欠かせなかったんだろうけど、魅力を感じず・・。
それよりも、ホームレスの男の方がずっと気にかかってしまって・・ちょっと放置?
それに今回一番焦ったのは、私にとっての鬼門である(?笑)ホーム・ダンスパーティーシーンがあった事。
今回はスクリーンだしさすがに寝ませんでしたが(笑)やはりクラピッシュのパーティーとはあまり相性がよろしくない様で。
そしてラスト・・良かったけど、あの雰囲気は「家路」を連想してしまって・・となると、正直、オリヴェイラの描写の深さには
まだもうちょい及ばず。
それは仕方ないけれど・・何しろ人生経験豊かな大御所中の大御所、引き合いに出すのは酷だろうし
だいたい内容も全然違うんだしね。でも、言い換えれば、これからのクラピッシュにももっともっと期待出来るわ〜って事で。(^^)v 
それから、どーでもいい事なんだけどすっごく気になったのが、パン屋で働く事になった女の子の髪形。
食べ物を扱う店であの髪形はどうなの〜?店の女主人が素手でパンを扱うのも気になったけど、
まあそれは、フランスパンをそのまま小脇に抱えて街を歩くフランス人を想像したらそう気にはならないけど日本では絶対NGだよね?
それに、この女の子のその後も・・私はてっきり***と仲良くなると思っていたのに・・これも放置?
今回のロマン、舞台厚化粧をしたら何故かゆあん♪に見えた。そして、デュポンテルがえらくハンサムに見えた。
あの悪夢の「ベルニー」と同一人物だとは、今となっては信じがたい。(笑)【ソラリアシネマ】

ハリーとトント
HARRY AND TONTO (74・米)
(監・脚・製作)ポール・マザースキー (脚)ジョシュ・グリーンフェルド
(主)アート・カーニー エレン・バースティン ダン・ジョージ ジェラルディン・フィッツジェラルド ラリー・ハグマン
公開時に、老人と猫のポスターが目にとまり、密かに興味を抱いていた作品。今頃やっと・・(^^;
70年代の社会的問題・・高齢化、住宅事情、ヒッピー等・・今見ると、未来を信じて精一杯に生きている人たちにやるせなさを感じる。
あれから世の中って・・見せ掛けの一時的な豊かさはあったかもしれないけど、本当に豊かに幸せになったとは思えないし・・。
老いても気持ちのシャンとしてる、脱いでもすごい(笑)主人公は好きだったな。素敵でした。けどね、やっぱりああ言う状況では
淋しすぎる・・。いつの世も、誰もが自分の事しか考えてない現実、同じスピードじゃないと相手にされない現実は淋しいよ。
「そんなに生きてるあなたには見飽きてる風景でしょ」なんてセリフが印象的だったなぁ〜・・言うかな〜( ̄∇ ̄;)
変な小細工のない、素のまんまでなーんもしない(笑)猫のトントもとても可愛いかった。 【ビデオ】

★ハリー・ポッター シリーズ★
ハリー・ポッターと賢者の石
HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE (01・米)
(監・製作総指揮)クリス・コロンバス (脚)スティーヴ・クローブス (原)J・K・ローリング
(主)ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン リチャード・ハリス アラン・リックマン マギー・スミス イアン・ハート
色んな生き生きしたエピソードがいっぱい。(原作は知りません・爆)
ハリーの友達がとっても可愛い。もうちょっと短いとなお良い。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ 【ユナイテッド・シネマ】

ハリー・ポッターと秘密の部屋
HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS (02・米)
(監・製作総指揮)クリス・コロンバス (脚)スティーヴ・クローブス (原)J・K・ローリング
(主)ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ケネス・ブラナー リチャード・ハリス トム・フェルトン ボニー・ライト
前回よりも、サスペンスタッチな展開。ややダークな話が大人にも受けるかも?
でも私にはやっぱり、直接ストーリーとは関係ない魔法のが面白くて・・例えば「なめくじ」( ̄∇ ̄;)
相変わらず何考えてるんだかよくわからんハリーより(笑)ハーマイオニーちゃんをつい見てしまうので今回は出番が少なくてちょっと残念。
(あ、でもハリポタP・コーンセットのグッズは彼女でした。^_^;)と言う訳で、彼女が取ったあの行動も気になる・・
(私としてはロンに・・と勝手に思っているが。)胡散臭いケネスが子供の世界に結構調和していたみたい。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN (04・米)
(監)アルフォンソ・キュアロン (脚)スティーヴ・クローブス (原)J・K・ローリング (音楽)ジョン・ウィリアムズ
(主)ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン マイケル・ガンボン アラン・リックマン マギー・スミス
   デヴィッド・シューリス ゲイリー・オールドマン
ハリー達も思春期なのね〜。そんな雰囲気がびしばし感じられ、シリーズ中でも転機の様な印象。
怒りを抑えられず思わずオバサンを風船にしちゃうとこなんて、拍手〜。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
そんな内面的な葛藤が、恐いもの克服授業でもよく表れてて、前2作の友情とか遊園地的な楽しさから
ちょっとドラマちっくにもなってて、流れとしてはとても良かったと思う。
【以下ネタバレ!】
ただ、時間を操ってやり直す・・ってのはどーなの?こう言うのって、殆ど反則な感じするのは私だけ?
だって、それが出来れば何でもどうでもなるじゃん〜?今までの悩みだってどうにかなったかも?
極端に言えば死んだ人だって生き返らせられる・・とか。飛躍し過ぎかもしれないけどさ・・。
勿論、それで「父親」と自分が重なるってのが重要なんだろうし、それはそれでいいんだけど、他にやりようがなかったんかいな?
と思ってしまったよ。そこに導く為の他の方法が。なのでそれがどうもひっかかって仕方ない。
それから、ゲイリー・オールドマンもどーなの〜?って感じ。なんか気が抜けたぁ〜。この回だけ見ただけだと、何もゲイリーでなくても
良かったんじゃ?って思わざるを得ない・・けど、これからシリーズが続く中で、彼ならではの活躍がきっとあるのでしょうね?
意外と、デヴィッド・シューリスが良かったな。【ユナイテッド・シネマ】

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE (05・米)
(監)マイク・ニューウェル (脚色)スティーヴ・クローブス (原作)J.K.ローリング
(主)ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン マイケル・ガンボン ブレンダン・グリーソン
   ロバート・パティンソン スタニスラフ・アイエネフスキー クレマンス・ポエジー レイフ・ファインズ
  
2006年、初の映画はコレです!・・が、昨年封切り作品な為、字幕版は既に夜の部のみ・・(-_-;)
(大人1人なのに)日本語吹き替え版での鑑賞となりました。「ドラえモン」の予告編つきで・・(TT▽TT)
それはともかく!
実は、毎回なんだか子供と一緒にテキトーに観ていたのですが(えっ)今回は某俳優さんの凄いお姿が拝めると聞き、
冒頭からワクワクドキドキ(笑)でもどれだか分からなくて、登場人物1人1人をひたすら
( -_-)〜〜〜→ ジ〜〜・・
と見つめながら、今までにない集中力で鑑賞。(笑)・・今回の一番面白かったなあ〜( ̄∇ ̄;)
最初の試合シーンがずっぽり抜けてたり、結構ハショって駆け足な感じはしたけど、映画でこれだけ楽しめるって事は
きっと原作ゴブレットも面白いんだろうな、ダテに2冊ある訳じゃなく・・って思ったりしてね。
ハリー達が思春期に突入して、其々に自分って物を持ち始めたのもとっても興味深くてね。
ハリーに対して嫉妬したりハーマイオニーの気持ちにピンと来ないロンはケッサク!それと、お風呂でマートルに迫られて(?)
慌てて泡をたぐりよせるハリーとかさ、これからの
魔法と恋の両立?が楽しみです。
恋だけはねぇ・・人のココロだけは、魔法でもどうにもならんでしょうからねえ・・( - -) (しみじみ言うな)
恋と言えば、予告編ではハリーが東洋系の女の子にポ〜となってたので、その部分がメインかと思ってたけど
それはさほどでもなかったね。ゴルフの藍ちゃんを水で薄めたみたいな女の子、あんまり印象に残らなかったわ。
やっぱり今回はハーマイオニーが一番綺麗だったしね。と言うか、やっぱり知的美人ね〜って改めて思ったよ。
で、私にとってメインの例の某俳優さんは、クライマックスでやっとのご登場〜!( ̄□ ̄;)おおー!
噂には聞いていたけど、ここまで
変わり果てた(?)お姿でのご登場とは〜!驚きました。・・が、その圧倒的な存在感、そこはかとなく
漂う品と貫禄(笑)これはまさしくあのお方ですよ、いやホント! ・・って、聞いてなきゃわかんなかっただろうけど!_(T▽T)ノ彡☆
休暇中(?)のダースベイダーの次の帝王は彼ね?!
・・と言う訳で、すごい集中力で観たくせに例によってテンデ核心への感想はありませんが(^^;
自分の中での「ハリ・ポタ」の好きレベルがこの回で急上昇したのは良かったです。(笑)【ユナイテッド・シネマ】

ハリー、見知らぬ友人
HARRY UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (00・仏)
(監・脚)ドミニク・モル (脚)ジル・マルション
(主)ローラン・リュカ セルジ・ロペス ソフィー・ギルマン マティルド・セニエ
「小さな親切、大きなお世話」で済めば、世の中簡単。
ハリーの親切(?)を拒否しながらも、我に目覚めて行く主人公・・クライマックスでは思わず鳥肌・・。
私は言いたい。「小さな親切、大きな恐怖」。ここ迄でなくても、実際にこう言う人っているんだよね・・恐いよ・・ホント。【劇場】

バリー・リンドン
BARRY LYNDON (75・英)
 
 
(監・脚・製作)スタンリー・キューブリック (原作)ウィリアム・メイクピース・サッカレー (共同製作)バーナード・ウィリアムズ 
(撮影)ジョン・オルコット (音楽)レナード・ローゼンマン
(主)ライアン・オニール マリサ・ベレンソン パトリック・マギー スティーヴン・バーコフ マーレイ・メルヴィン ハーディ・クリューガー 
   レナード・ロシター アンドレ・モレル
 
18世紀のアイルランド。田舎の純朴な青年レドモンド・バリーは年上女性ノラへの一途な愛の為に将校と決闘するが
村を追われてしまう。一文無しになった彼は英軍への入隊を志願する。

このタイトルって何なんだろうと思ってたら、主人公の名前だった。でも、元々の名前レドモンドはナシで、が気になるね。
まだ純粋な若者だった彼・・には、多難の中に何かと新しい救いや希望を願ったけど、
世の垢にまみれ、誠実さを失ってからは、同情も出来ないくらいで・・;;義理の息子の気持ちの方に感情移入しちゃったよ。
とは言え・・自分の息子だけには並々ならぬ愛情を注いでいた所はやはり人の子、
そしてあの最後の決闘での態度で、彼が昔の彼に少しでも戻ったかも?とも感じられた。
それにしても、当時の決闘って・・10歩くらい離れた場所からしっかり撃つのね。
決闘と言えば、お互い背を向けて逆方向に歩き合図と共にバーン!ってのをよく見るけど、
そのスタイルはまた違う時代か違うお国の事なのかしら?
でも、何にしても、その決闘で相手が死んだ場合って、逮捕されるの?
それでレドモンドも逃げた訳だけど、そんな近くで撃ったら、死なない方が稀じゃ?(爆)
それに、そこまでの罪とみなされるんなら、みんなの前でルール守ってやるのも変な感じ〜。
一体、どう言うシステムなの?そもそも命がけなその行為って何?男のロマンの一種?
死ぬ確率高い争いなんて、私だったら絶対やらないよぉ〜。ドタキャンしたりして。(←最低)
・・と、女の私にはイマイチ理解し難い部分も含めて、このバリーの物語は、
年上女性への憧れ・・から始まって、決闘や入隊、逃亡や裏切り、一発逆転、一応父親目線(笑)その他もろもろと、
この時代に限らない、1人の男の、男としてきっと経験するであろう(したらレベル上がるかもよ?的な?笑)人生
・・を写し取った普遍的な物語にも思えた。
そして、しかしそんな波乱万丈な人生であっても決して必要以上に濃厚で特異だとは持ち上げず、
それですら結局はこの世での小さなあがきに過ぎない・・そしてそれは誰もがみな同じ・・
・・みたいな突き放した描き方に、私の天邪鬼心がくすぐられたわ。(笑)
人間、一生のうちに、監獄入るか命にかかわる重病をするか愛する人を亡くすかしないと人生は語れない、
・・なんて言う、どこかで聞いた言葉も思い出したり。(←人生ドラマに浸るとたまに思い出す)
農場であれ、お屋敷であれ、はたまた戦場であれ、いつも広々と映し出される絵画の様に美しい背景・・
翻弄され変わりゆく人々・・悲しみも絶望も虚栄も後悔も・・をただそのままに包み込む自然の光の美しさ・・も心に残った。
リンドン夫人初登場〜の時の御召し物の質感〜色合いもとても美しかったし、その時代のファッションや風俗なども興味深かった。
あの、顔の白塗りにつけボクロ・・だけは、何度見ても慣れないけどね〜。気味悪くない〜?渋谷ギャルのガングロ感覚〜?
冒頭から流れる、静かでいて何か予兆を感じさせる音楽もとても良かったし、エンドロールも余韻に浸れました。
あ、インターミッションがある映画って久々だったなぁ。なんか、とりあえず伸びとかしたりして。(笑)
バリーが負傷して担ぎ込まれた宿屋のベットの敷物が、朱色系の長方形繋ぎのキルト・・だったみたい? 【DVD】

ハリウッド★ホンコン
香港有個荷里活 (01・仏=香港=日本)
(監・脚)フルーツ・チャン (音楽)ラム・ワーチュン チュー・ヒンチョン
(主)ジョウ・シュン グレン・チン ウォン・ユーナン ホウ・サイマン レオン・ツィーピン ママ
そのタイトルやジャケット写真の可愛らしさから、爽やかラブストーリーかと思っていましたが・・;
エグいです!すごいブラック!そこまでやるか〜〜?!って感じ!んでもって、肉肉肉!豚豚豚!テテテ!
紅くて美しいブランコのシーン・・!朱くて妖しいほにゃららのシーン・・!はぁ〜タメイキ。
おもちゃ箱をひっくり返した様な・・とよく形容される香港だけど、それ通り越してまるまるブラック漬け。こんな世界に
ポンと自分が放り込まれたら、あっと言う間に人間改造・・精神的にも180度変わるかも?(笑)
憧れと現実が交錯するツギハギだらけの世界を這うように生きてる人間・・どこかで折り合いをつけたくても、もうその方法すら
おもちゃ箱の中から探すのは難しくて・・人間と豚の区別すらつかないよ・・??_(T▽T)ノ彡☆
これ「ドリアン・ドリアン」のフルーツ・チャン監督作品。
世間では好評だったけど私には肌に合わず退屈でたまらなかった「ドリアン・・」とは比べ物にならない位面白かったです。
なんて言うと、又人間疑われそうですが・・;;「ドリアン・・」で嫌悪を感じたのと似た様な部分が、こちらでは強烈なブラックユーモア
まみれになってたせいかもしれないな。まあ、このブラックさを、ユーモアと取れる人にしかこの作品はオススメも出来ない感じは
しますが・・。( ̄∇ ̄;) 「マーズ・アタック!」と似た感触があるかも?( ̄∇ ̄;) でもある意味、雰囲気は「デリカテッセン」や「アメリ」に
近い物もあるかもしれない。( ̄∇ ̄;)
主演女優のジョウ・シュンは”小さな中国のお針子”。お針子役の時はとても純な感じで可愛いかったけど、
今回はそれに妖艶さが加わり、声だけはちょっとオバっぽいという奇妙なバランスがすごくイイです。
と言う訳で、これかなり気に入りました・・また「妖怪」に逆戻りかな〜・・( ̄∇ ̄;)あ、決して『デブ専』ではありません。 【DVD】

ハリウッド・ミューズ
THE MUSE (99・米)
(監・脚)アルバート・ブルックス (脚)モニカ・ジョンソン
(主)アルバート・ブルックス シャロン・ストーン アンディ・マクダウェル ジェフ・ブリッジズ ジェニファー・ティリー 
   ジェームズ・キャメロン マーティン・スコセッシ ロブ・ライナー
映画の都ハリウッド。行き詰った映画人達にひらめきを与えると言うミューズ・・におすがりするハメになった落ち目脚本家。
だが彼女は贅沢三昧な無理難題を言い渡すばかり・・。

映画界の話なので、気軽に楽しく見れました。
オチはフツ〜だし、中盤は主人公の脚本家の将来よりも、その奥さんの活き活きぶりのが面白かったけれど。
それとジェフ・ブリッジズ・・ミューズのご利益の最後の一滴まで搾り取る!・・って言われてたのにちょっと中途半端で残念。
(最近、彼独得のコメディアンぶり?!はお気に入りだったりします・笑)
ミューズのご利益頂いた映画人として、ジェームズ・キャメロンやマーティン・スコセッシとか出てたんだけど、これってソックリさん?
・・でもスコセッシのあの早口はご本人みたいだったし・・ホンモノかしら?(≧▽≦)
ミューズへのプレゼントはいつもティファニー♪ってのもなんだか可笑しかった。
成功の鍵は、”やる気”よりも”その気”?!(≧▽≦)
・・あっ!キャスティング見たら、↑やっぱりホンモノだった!!_(T▽T)ノ彡☆ 【BS−NHK】

パリ空港の人々
TOMBES DU CIEL (93・仏)
(監・脚)フィリップ・リオレ (脚)ミシェル・ガンツ
(主)ジャン・ロシュフォール ティッキー・オルガド マリサ・バレデス ラウラ・デル・ソル
パスポートを盗まれたのにそのまま渡仏した主人公。空港では妻が待っていたが、勿論入国できる訳がない。
結局彼は、身元が明らかにされるまで、空港内のトランジット・ゾーン(外国人用処理区域)に寝泊りする事に・・。

実話を元にしてるって・・本当にこう言う事が?・・いや、でも「ターミナル」も実話が元に・・って・・あれ?これのリメイク?
主人公みたいに、待ってくれる人がいるならまだしも、彼の他には、もっと深刻な問題でそこに滞在せざるを得ない人達が;;
そして大人ならまだしも、子供まで・・;;夢や希望が行き来する空港にしがみつくしか出来ない彼らが、
一夜だけ見たパリの夜景がとても物悲しく美しかった。 今は亡きティッキーに合掌。m(__)m 【ビデオ】

パリ、恋人たちの2日間
2DAYS IN PARIS (07・仏=独)
(監・脚)ジュリー・デルピー
(主)ジュリー・デルピー アダム・ゴールドバーグ ダニエル・ブリュール アルベール・デルピー マリー・ピレ アレクシア・ランドー
   アダン・ホドロフスキー アレックス・ナオン
『恋人までの距離(ディスタンス)』で大好き♪になったジュリー・デルピー主演だと聞いて楽しみにしていました。
しかもなんと今回は監督・脚本まで彼女だったとは〜・・鑑賞直前に知りました・・。ゞ( ̄∇ ̄;)
最初のテンポが妙にウディ・アレンっぽかったのでちょっと違和感あったんだけど(後で思えば、眼鏡ジュリーはキートンに似てる・笑)
カレとカノジョが2人で歩くシーンなんて、しっかり『・・距離』ってたので、あぁ〜ジュリー、影響受けまくりや〜ん、いや、彼女にとっても
あの作品は血肉になってんだわ〜きっと〜だってホント素敵な作品だったもんね〜( ̄o ̄*(_ _*うんうん・・と、1人ウナズキン。
フランス人のカノジョとアメリカ人のカレとの感覚のギャップには、その時々でどちらにも共感出来たり出来なかったりで興味深く、
でも何にしても、文化に築き上げられ染み付いた感覚に個人的な感性がブレンドされてこその個性〜魅力なので、結局はどこででも
誰にでも置き換えられるデコボコ・カップル(謎)かもね〜・・って微笑ましく、身近に感じたわ。
ただ、思いがけない下ネタの嵐!にはちょっとヒイてしまったけどね〜・・だって、もうフツ〜にそう言う話題道端でしてんだもん。
日本人だったらコソコソ話す?・・いや、私だったら文字にも出来ない様な言葉を、まるで八百屋の兄ちゃんに「10円まけてよ〜」って
言う時が如くの気軽さでバンバン喋ってるんだから〜。いやはや、想像以上におフランスはそっち方面は年中無休開けっぴろげ!の様で。
そう言えばカノジョの両親の役はジュリーの実の両親でビックリ。これは後で知った・・( ̄∇ ̄;) 父親面白かったなぁ〜好きだわ。(笑)
全体的にちょっとゴチャゴチャと整理のつかない印象もあったけど、ジュリーの(多分)素の混じったキャラで引っ張っていく展開には、
非常にシニカルでゴーカイなパリジェンヌの顔が見えて(下ネタ全開でも)その率直さにとても好感がもてました。
やっぱりジュリー、どんどん素敵になってるよね〜。ファッションもハチの字眉毛も可愛いかった〜。
あ、忘れる所だったけど、カレの方もカノジョに押されまくられながらもケナゲで良かったです。
ファストフード店(なんかもろアメリカ人御用達って感じね・笑)での、某氏との触れ合いも印象的でした。(≧▽≦) 【シネ・リーブル博多駅】

張り込みプラス
ANOTHER STAKEOUT (93・米)
 
(監・製作総指揮)ジョン・バダム (脚・製作)ジム・カウフ (製作)キャスリーン・サマーズ リン・ビグロー
(主)リチャード・ドレイファス エミリオ・エステヴェス ロージー・オドネル デニス・ファリナ マーシャ・ストラスマン 
   キャシー・モリアーティ ミゲル・ファーラー マデリーン・ストー ジョン・ルビンスタイン ダン・ローリア
 
犯罪組織から逃れる為に雲隠れした裁判の証人を保護する任務を与えられた2人の刑事は、
女性検事補と共に偽家族を装い張り込むハメに・・。

しまった・・これは「張り込み」と言うのの続編らしい。そうとは知らずに、前作見てないのに見ちゃったよ!
あ〜・・きちんと1から見たいA型(?)としたことが・・不覚。でもまあ、見ちゃったんだからもう仕方ないね。
最初の爆破シーンは派手だったわ〜。でも同じのを時間差で何度も見せてるのがちとクドい。
で、それよりスゴっ・・って思ったのが、生ゴミにどっぷりの所〜。
うへぇ・・ぬめぬめぐちゃぐちゃ、たまらんねぇ〜・・臭いまで感じてしまいそう〜。
その後、生ゴミから脱出して帰宅した主人公クリス(ドレイファス)とカノジョらしき美女マリアの言い争いのシーンで、
一瞬、映像(カメラ)が変な方向にぶれたけど・・これは演出?;;私の錯覚??
そう言えば・・どうしてドレイファスがこんなラテンな美女と?・・とかも思ったけど、そんないきさつも前作ではあるのかな?
そうこうしてるうちに、なんだかキャシー・ベイツっぽいおば様(女性検事補)が出て来て
偽家族を作り上げてからは、しっかりコメディ。
刑事の2人、刑事よりもお笑いのが本職?な雰囲気だったし、ずっとこの路線かと勘違いしてしまうほど。
でも、このコミカルな部分は結構面白かった。(笑)
女性検事補が作るペンギン形のオードブルにアルマジロ形のミートローフ・・( ̄∇ ̄;
確かに、来客相手にマジでやられるとちょっと少女趣味的でヒくかも・・;;
でも、家庭料理だったらお茶目で可愛い感じもするけどな。(同類?・・汗) それに、彼女自体も、
自己チュ〜っぽく見えて、あれでなかなか仕事に忠実だったし誠実なお人柄にも見えたけどな。(同類フォロー?・・爆)
いちいち文句言ってる男2人のが、仕事もそれ以外の事もあんまり何もしてなかった様な??(笑)
その後、これはファミリー・どたばたコメディなんだと思いこんだあたりで
事態は急変・・またイッキに犯罪サスペンスに〜〜!
ええーっ・・さっきまで、のんびり暇人な会話してたくせに〜。
そんなこんなで、何だか冒頭〜中盤〜終盤と、えらく雰囲気が変わる物語でした。
主役であろうコンビよりも、それをかき乱した女性検事補のがインパクト大だったし。
ところで、これ、吹き替えだったんだけど、証人の女性の声が・・なんだか男性の声みたいですごく違和感があった。
実際の女優の声に似た声にしたらこうなった、ってだけの話なのかな?謎だ〜! 【BS】
 

パリ3区の遺産相続人
MY OLD LADY (14・米=英=仏)
 
 
(監・脚・原作戯曲)イスラエル・ホロヴィッツ
(主)ケヴィン・クライン クリスティン・スコット・トーマス マギー・スミス ステファーヌ・フレス ドミニク・ピノン ノエミ・ルボフスキー
 
NYで借金生活を続けていた中年のマティアスは疎遠だった父親の死によりパリの高級住宅を相続。
勇んで現地へやって来るが、何故かそこにはマティルドと言う老婦人が住んでいた。
最初に驚くのはやっぱり「ヴィアジェ」って言うフランス独特の不動産売買制度。
こんなのがあるのね。しかも随分昔から。知らなかった〜。
すぐそこに住まないなら買う側は割安で買えていいんだろうし、売る側も生活の保障がされて安心なのかも?と思う一方で、
毎日死ぬのを待たれてるみたいで落ち着かなくないのかなぁ;;殺人事件起きなきゃいいけど;;と変に心配になったりも。( ̄∇ ̄;
後で調べてみたら、買い手よりも売り手のが長生きした例もあるらしいよ。
ん〜まあ、ホント一種の賭けみたいな感じね;; 人命賭けてるみたいで印象悪いけど(爆)今の日本の高齢化社会にも
この制度は一考の価値あるかも?ともちょっと思った。
物語は、元々は人気の戯曲らしい。なるほど、主に登場人物の感情のぶつかり合いで進むのはそのせいなのね。
マティアスとクロエが其々にずっと抱えて来た親に関しての悲しみには同情・・。
幼い頃に受けたショックや行き場のない感情が、こんな大人になっても消えていないどころか
まだ何に関しても影響を及ぼしているとはね。開き直って生きているつもりでも、深層心理まで思うようにはいかないんだろう。
そう言う意味では、感覚として解りあえる相手に出会えた事は本当に良かったね。
諸悪の根源マティルド(←2人の代わりにわざと悪態ついてみた・笑)だったけど、
あのお歳であの風体、あの態度、うーん・・若い時はさぞ魅力的だったろうなぁ〜(え)
いや、そうじゃなくて(爆)あんなんだけど、根はそんな悪くないとも思うし;;(悪気ないやつが一番始末におえん?笑)
いや、どんな人でもダメダメな所あるしねぇ・・しょうがないねヤレヤレ・・って気が抜けもする女性だったわ。
今もう高齢なのもあるし、一応反省もしてるし、いや達観かな?(笑)
とにかく、過去の事で現在(いま)を縛るのはもうみんなやめようよ・・って気持ちになってしまったと言うか。
亡き父親の心情も慮って・・。そりゃあ母親は一番気の毒だったけれど・・。みんな人生は永遠じゃないんだしね・・。
ラスト、セーヌ川沿いで歌う女性につられて歌うマティアス見てたら、なんとなく「袖振り合うも多生の縁」って言葉が浮かんだ。
袖振り合うどころかがっつり絡み合った家族(と父のほにゃらら)の多生の縁の物語かな。(笑)
マティアス役のクラインは好きな俳優で、本作観ようと思ったキッカケの一つでもあったんだけど、
マギーとクリスティン・スコットと一緒だとちょっと空気が違ったと言うか・・よりアメリカ人っぽさを感じたと言うか・・
感情表現の方法が違う→演技メソッドが違う???って(こんなの初めて)感じてしまったので、
勿論どちらがいいとか悪いとかでもないんだけど、自分としては本作の彼はあまり好みな方ではなかったかな。
まあ、役柄にもよるんだろうけど。 クリスティンは華やかな役からこう言う冴えない役まで幅広くこなすね。
マギーはなんだか外見がマイケル・ケインに似て来たぞ?(オイオイ)
不動産屋のおじさんがピノンだった〜。彼が出てくると安心するなあ。
自分の住んでる所の説明からの〜川の上のお住まい!がイキ。(≧∇≦)  【KBCシネマ】
 

パリ、18区、夜。
J'AI PAS SOMMEIL (94・仏)
(監・脚)クレール・ドゥニ (脚)ジャン・ポール・ファルジョー (撮影)アニエス・ゴダール
(主)カテリーナ・ゴルベア リシャール・クルセ ヴァンサン・デュポン ベアトリス・ダル
リトアニアからパリ18区にやって来た女優の卵のダイガと、実際に起こった老女殺害事件を軸に、そこに住む人々の
人間模様を浮き彫りにしている。何が言いたいのか?と考える映画でもない感じ。私はこの雰囲気に、この雑然とした地域に
なぜか自然に馴染んでしまってただ心地良かった。なんとなくいつまでも印象にも残る作品。【ビデオ】

パリ、ジュテーム
PARIS,JE T'AIME (06・仏=独=リヒテンシュタイン=スイス)
1:【モンマルトル】(18区)・・・(監・脚)ブリュノ・ポダリデス 
                   (主)ブリュノ・ポダリデス フロランス・ミュレール
 ★思いがけない小さな出来事が、
心のササクレを治してくれる事もあるのね・・。ヒトゴトでない内容でした。(どこが)
2:【セーヌ河岸】(5区)・・・(監・脚)グリンダ・チャーダ (脚)ポール・マェダ・ベルジュ 
                 (主)シリル・デクール レイラ・ベクティ
 ★移民の方々の気持ちが少し解る様な・・自分を見つめなおす気持ちが清清しかったです。
3:【マレ地区】(4区)・・・(監・脚)ガス・ヴァン・サント
                (主)ギャスパー・ウリエル イライアス・マッコネル マリアンヌ・フェイスフル
 ★色っぽいウリ君が観られます・・が、ちょっとマヌケな感じも・・(笑)
その後が気になる。(笑)
4:【チュイルリー】(1区)・・・(監・脚)ジョエル&イーサン・コーエン
                  (主)スティーヴ・ブシェミ ジュリー・バタイユ アクセル・キエネール
 ★マヌケなブシェ君(?)が観られます・・いつもか?(≧▽≦)観光客と地元住民とのギャップに謎な微笑みを〜!
5:【16区から遠く離れて】(16区)・・・(監・脚)ウォルター・サレス&ダニエラ・トマス
                        (主)カタリーナ・サンディノ・モレノ
 ★なんだかとっても
シビアで切ない・・けど、彼女の歌声は何をも超えて、小さな命を育んで行くことでしょう・・。
  主演のカタリーナは、どうしても「そしてひと粒・・」とカブっちゃうけど、凛とした姿がとても良かった。
  こんなセレブ地区を舞台にして、こんな物語を作ってしまうサレス監督って・・やっぱりイイわ・・!
6:【ショワジー門】(13区)・・・(監・脚)クリストファー・ドイル
                   (主)バルベ・シュレデール リー・シェン
 ★この地区はチャイナタウンなの?でも、異国でも自分のアイデンティティーを尊重してくれる所が・・パリ?
  ・・なんて思ったりはしたけど、登場人物のやってる事がずっと意味不明・・( ̄∇ ̄;)
  ここで一句・・ドイルさん、監督したら、タダのヒト?(汗)女優も威勢がいいだけで全く魅力がなく男優が可哀相な気も。
7:【バスティーユ】(12区)・・・(監・脚)イザベル・コイシェ
                   (主)セルジオ・カステリット ミランダ・リチャードソン レオノール・ワトリング
 ★しっかり1つの物語。でもなんだか苦しいよ・・こう言う人生って・・解るけど・・
なにかシコリが残る・・何故?
  それにしても、レオノールって最近いつもチョイ役でしか見ないんですケドー・・(あっ、あれはベニグノ?)
8:【ヴィクトワール広場】(2区)・・・(監・脚)諏訪敦彦
                      (主)ジュリエット・ビノシュ ウィレム・デフォー イポリット・ジラルド
 ★こう言う設定カンベンしてよ〜・・とか、デフォーに少々違和感あったけど、気が付いたら涙していた私って・・(^^;
  それと、全部の話の最後にこの話のみんなのその後がちらっと見られた所がとても良かったです。
9:【エッフェル塔】(7区)・・・(監・脚)シルヴァン・ショメ
                  (主)ポール・パトナー ヨランダ・モロー
 ★
カワイイ!!(* ̄∇ ̄*)ショメ初の実写映画だったそうで、テンポやキャラにちょっとジュネっぽさも感じたけど、
   愛が満ちてて良かったわ〜!ヨランダ・モローって・・いくら厚塗りしてもバレバレだわね〜(≧▽≦)
10:【モンソー公園】(17区)・・・(監・脚)アルフォンソ・キュアロン
                    (主)ニック・ノルティ リュディヴィーヌ・サニエ
 ★や、やられた〜!てっきり二人はほにゃららだと・・だってウサン臭いニックと小悪魔サニエだし〜(笑)
   この
キャスティングにすっかり騙されました!ナイスです〜。毎回、長まわしキュアロンからは目が離せない!
11:【デ・ザンファン・ルージュ地区】(3区)・・・(監・脚)オリヴィエ・アサヤス
                             (主)マギー・ギレンホール リオネル・ドレイ
 ★特にどうと言う話でもないけどムードがありました。あの○は・・後、どうなるんでしょう?ちょっと恐いかも?
12:【お祭り広場】(19区)・・・(監・脚)オリヴァー・シュミッツ
                   (主)セイドゥ・ボロ アイサ・マイガ
 ★これも「16区から遠く・・」以上にシビア・・。パリに限らず・・なんでしょうが、世間の非情さが突き刺さる。
   人のぬくもり・温かさを与えるのも感じさせられるのも生きていればこそ・・。ところでカフェオレは朝だけの定番?
13:【ピガール】(9区)・・・(監・脚)リチャード・ラグラヴェネーズ
                 (主)ファニー・アルダン ボブ・ホスキンズ
 ★人生・・と言うか、夫婦の分かち合う時間の縮図の様な一幕。アンバランスな2人のキャスティングも皮肉っぽくて良い。
  丁度この時、どっかのバカタレがケイタイ鳴らして気が散った!(しかも「早く出て下さい」を繰り返す着信音!オタンコナス!)
14:【マドレーヌ界隈】(8区)・・・(監・脚)ヴィンチェンゾ・ナタリ
                     (主)イライジャ・ウッド オルガ・キュリレンコ
 ★なんで○○○?とは思ったけど、それはそれでそう言うイメージがわく地域だったの・・ですかぁ〜?(オイ)
   しかし、こんな所でこんな事なったら・・カレみたいになるのが当然の様な気もする・・
そんな官能さがパリ!??(笑)
15:【ペール・ラシェーズ墓地】(20区)・・・(監・脚)ウェス・クレイヴン
                           (主)エミリー・モーティマー ルーファス・シーウェル
 ★こんな所なら墓参りツアーしたい!ホラー監督が選んだこの舞台・・だけど、案外普通のラブ・コメ(?)だったわ。
   ルーファスの代わりに、そっくりさんの楳図先生が出演してたらどうなったかしら・・(←関係なし)
   「人生には笑いが必要」って言ってたけど、本当は「
ホラーが必要」って言いたかったんじゃ?ププッ ( ̄m ̄*)
16:【フォブール・サン・ドニ】(10区)・・・(監・脚)トム・ティクヴァ
                          (主)ナタリー・ポートマン メルキオール・ベスロン
 ★オチは普通でちょっと気が抜けたけど、ナタリーの恋人である事の素敵さをとっても想像出来る作品でした。(照)
   それに、あんなに目まぐるしさ連発なのに、それがぐいぐい心に迫ってくる・・ってぇ〜のは、さすがチクワ監督ですよ!
   んでもって、
彼の作品の”叫び”って、ホンっトに素敵!涙がちょちょぎれるくらい素敵!
17:【カルチェラタン】(6区)・・・(監)フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ドパルデュー (脚)ジーナ・ローランズ
                    (主)ジーナ・ローランズ ベン・ギャザラ ジェラール・ドパルデュー
 ★これも、なんっちゃーないお話ではあるけど(笑)年令を重ねないとにじみ出ない味わい深さが感じられたわ〜。
18:【14区】(14区)・・・(監・脚)アレクサンダー・ペイン (脚)ナディーヌ・エイド
                (主)マーゴ・マーティンディル
 ★あぁぁぁぁぁ・・・・・・・泣けたっ・・!
あのオバサンこそは私自身・・!(見た目も・・?!爆)
  わかるわ〜あの感覚・・。世間とのズレ・ギャップなんかも笑えるほどにしみるぅ〜。いいねぇいいねぇペインって!
  なんかこう・・ホントにワインみたいな感性に浸されるわぁ〜(←意味不明だが感動してます)
  この作品が最後を飾った事で全体がぐっと締まり、深い余韻が残りました。思わず私も"Paris,Je T'aime!"(≧▽≦)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
面白かったです〜♪とっても楽しませて頂きました!パリに明るければもっと楽しめるんだろうなぁ〜!
後で気付いたんだけど、区ごとにお話があるのも面白いね。きっと馴染みある方にはその場その場の匂いとか感触とか
実生活のリアルな感覚とシンクロしたりしてまた興味深い部分があるんだろうね?
でもパリをあんまり知らない私でも、輝かしい部分だけではないパリを知り、或いはそこから人生のイメージを
膨らませられたり、1本がたった5分程度なのに、其々が大切な宝物の様に感じられました。たまに、これは過去の
フランス映画へのオマージュ?って思われる所もあったので、そちらに強い方もニヤリと楽しめるかもしれないね〜?
お話になかった11区と15区がちょっと気の毒な感じ。(あっ、意味ワカラン話も1つあったけどさ〜・・爆)
欲を言えば、全ての話がどこかでもっと繋がっていたらもっとのめりこめたかも?でも愛があるからこれでもOK!(^^)
特に好みなのは【モンマルトル】【16区から遠く離れて】【エッフェル塔】【モンソー公園】【フォブール・サン・ドニ】【14区】。
・・ああ、パリ、行きたいな〜!今度こそ凱旋門とエッフェル塔にのぼるんだいっ!(結局完全おのぼりさんですが、何か?)【KBCシネマ】
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

DVD再見したら・・前にはそれほど気になってなかった作品も良かった!
特に楳図先生の墓地の話Σ\( ̄ー ̄;)チガウダロ・・見る度に面白くなる〜!なんかいいわ〜このカンジ♪
なんっちゃーないお話ではあるけど・・とか言ってた(笑)ローランズのも、もうシビれたし、セーヌ河岸のグリンダ監督には興味わいたし、
バスティーユは前より素直に見られたし、フォブール・・は、やっぱり音楽が流れ出すと同時に涙が出ちゃったりするけど、
前から好きだった14区は、なぜか涙よりも元気がわいてきたし、エッフェル塔の二人の出会いなんて動きがサイコー(≧▽≦)だし、
他の作品も(前には気付いてなかった)ちょっとした所に、なんてイキな!!・・って改めて感動したり、映画には収められてなかった
11区と15区のお話も見られて安心したり・・etc・・。今、BGMの様に流しながら、ちくちくしてます・・(^^ゞ 【DVD】

パリ・ストーリー
LES FRANCAIS VUS PAR... / PARIS STORY (88・仏)
(監)「フランス人、ゴール人」ヴェルナー・ヘルツォーク 「カウボーイ&フレンチマン」デヴィッド・リンチ
   「プルースト、我が救い」アンジェイ・ワイダ 「アジャンを訪ねて」ルイジ・コンチーニ 「最後の言葉」ジャン・リュック・ゴダール
(主)クロード・ジョス ジャン・クレマント ハリー・ディーン・スタントン フレデリック・ゴルチャン ジョゼフ・チャプスキー 
   クリスティー・コメンチーニ
 フランチェスカ・コメンチーニ アンドレ・マルコン ハンス・ツィッシュラー
フランスの雑誌・フィガロマガジン創刊10周年を記念して”フランス文化”をテーマに制作されたTV映画。
第1話「フランス人、ゴール人」・・・ワインとラグビー・・と、全然毛色の違うモノ(?)をちゃっかりこよなく愛するフランス人の面白さ。
第2話「カウボーイ&フレンチマン」・・・やはり*****って、おフランスを代表する物体(笑)なのね〜(汗)
    ハリー・ディーン・スタントンも、おフランス人も、いかにも・・って格好だ。(笑)
第3話「プルースト、我が救い」・・・これは、第二次大戦中、ソ連軍の捕虜となり生き残った画家(作家)のヨゼフ・チャプスキーによる、
    同じくポーランド人の数少ない生存者の一人であるプルーストへの愛や感謝のドキュメンタリー。その飾らない言葉に重みを感じる。
    人が生き残る為に必要なもの・・が胸にしみいる。
第4話「アジャンを訪ねて」・・・「ブーベの恋人」等の作品で知られるL・コメンチーニ。イタリア人の彼が少年時代を過ごした
    フランスのアジャン地方を彼の娘二人が訪ね歩くドキュメンタリー。
    ・・と言っても、大真面目でなくオチャメな演出などあって微笑ましい。
第5話「最後の言葉」・・・訪問者とバイオリン弾きが近くの川まで歩き続ける・・戦争を題材に描いているけれど、
    やはりゴダールには構えてしまって(汗)伝えたい意図を受け止められたかどうかはギモン。 【ビデオ】

パリ、テキサス
PARIS,TEXAS (84・仏=西独)
(監)ヴィム・ヴェンダース (脚)サム・シェパード (撮影)ロビー・ミューラー (音楽)ライ・クーダー
(主)ハリー・ディーン・スタントン ナスターシャ・キンスキー ハンター・カースン ディーン・ストックウェル オーロール・クレマン
初めて見た時は主人公の気持に入り込めた所があったんだけど、再見してみると何だかなぁー・・哀しい程に自業自得で(^^;
なんかもうこの話だけなら見たくないなぁ・・とか思うけど、やはり赤を際立たせた美しい映像や、物憂げな音楽、
ファーストシーンの乾き〜ラストの濡れた(満ちた?)シーン、すぐそこにいるのに間に何かないと、冷静で素直な会話が出来ない・・
など、印象的なシーンが多く、きっともし又見る気になるとしたら、そう言う物を見たくなった時だけだろうな、と言う気はする。
8ミリの中のナスキンのふわふわした金髪も何故か異常に印象的で(笑)・・しかしフィルムの中の母をを冷静に見つめるハンター(子供)
って、めちゃデキたお子ちゃまよね・・。と言うか、ちょっとデキ過ぎ。と言うか、あの親で何故この子?みたいな。 (._+ )☆\(-.-メ)
勝手に自分の中で理想形を作り上げる不幸を一番自然に理解させられてるであろうハンターは、この先どんな子になっていくんだろうね?
話自体があまり好きではないのは、身勝手さが招いた孤独に縛られてしまう主人公もだけど、彼らの子=ハンターをわが子の様に愛して
育ててくれてるアンが可哀想で・・なんか結局主人公の3人って、いつでも自分達家族しか見えてない気もしてね、そのせいかも。
まあ、そう言う理不尽さこそも人生なのでしょうが、何か少しでも気持ちのいい余韻が欲しかったのでね・・(苦笑) 【ビデオ】

パリの確率
PEUT-ETRE (99・仏)
睡魔一等賞(笑)
(監・脚)セドリック・クラピッシュ (脚)サンチアゴ・アミゴレナ アレクシ・ガルモ
(主)ロマン・デュリス ジェラルディン・ペラス ジャン・ポール・ベルモンド ジュリー・ドパルデュー エマニュエル・ドゥヴォ
この主人公可愛いなー!・・好みのタイプ・・!と言うだけの「純粋な動機」で借りて来た。_(T▽T)ノ彡☆
主人公とは、もちろんロマン・デュリスの事。この時はまだ知らなくて、ただパッと目についた一目惚れ状態。(笑)
が、なんと途中で眠気を催し、一回目リタイア。二回目も同じ理由でリタイアし、三回目やっと全部見たけどかったるかった・・;;
ああ言うパーティ場面とか好みでないからかな?しかもこれ、クラピッシュ作品だったのよね・・ごめんなさいm(__)m 【ビデオ】

パリの天使たち
UNE EPOQUE FORMIDABLE... (91・仏)
(監・脚)ジェラール・ジュニョ (脚)フィリップ・ロペス・キュルヴァル
(主)ジェラール・ジュニョ リシャール・ボーランジェ ヴィクトリア・アブリル
寝具会社をリストラされた主人公がホームレスに・・暖かいベッドから一転、冷たい地面で寝るなんて・・
ホームレス達、特に「先生」と呼ばれる元医者の彼(ボーランジェ)がとても良かった。
肝心の主人公は、なんだかプライドばっかり高くって・・あんまり好きになれなかったな・・
「バティニョールおじさん」でも、悪くない話なのにイマイチのめり込めなかったし、ジュニョとは相性悪いのかな? 【ビデオ】

パリの灯は遠く
MONSIEUR KLEIN (76・仏=伊)
(監)ジョゼフ・ロージー (脚)フランコ・ソリナス フェルナンド・モランディ
(主)アラン・ドロン ジャンヌ・モロー シュザンヌ・フロン ミシェル・オーモン ジュリエット・ベルト フランシーヌ・ベルジェ
42年、ドイツ占領下のパリ。美術商のロベールは、同姓同名のユダヤ人と間違えられた為、自力でその人を探すのだが・・。
冒頭の身体検査の不気味さが、以後暫く影をひそめていたかと思うと、見せられていたロベールの裕福な暮らしが終わる頃に、
再び相当な恐ろしさを呼び覚ます。それでなくてもあまりいい気のしない同姓同名・・だけど、事態が、社会がこんな時期とは、
単に不愉快では済まされない・・しかもその結末があんな風だと・・何とも言えない気分になってしまったわ。
途中、ユダヤ人のロベールについての色んな関連性があまりよく把握出来ない部分があったんだけど、(再見しなくちゃ!(^^ゞ)
国家権力や人権について、あるいは、人間の抑えられない感覚や衝動=偏見や攻撃性、集団心理、或いは好奇心・・?などなど・・
少し違った角度から考えさせられる問題作・・と言う印象でした。
昔、子供時代は、アラン・ドロンって単にイケメンの代名詞だと思ってたけど(笑)こんな内容の作品にも出ていたのね。
昔よりもすごく身近に感じる様になったわ〜(^^ゞ 【BS−NHK】

巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)
PAS SUR LA BOUCHE (03・仏)
(監)アラン・レネ (脚)アンドレ・バルド (音楽)モーリス・イヴァン
(主)サビーヌ・アゼマ イザベル・ナンティ ピエール・アルディティ ランベール・ウィルソン オドレィ・トトゥ 
   ジャリル・レスペール ダニエル・プレヴォー 
  
いかにもオドレィが主役・・と言う宣伝してたけど、主役はサビーヌ・アゼマ。オドレィは脇役。
そりゃオドレィの名前でお客呼びたい気持ちは分かるけど、「堕天使のパスポート」くらいならまだしも、この役で、宣伝に一番に
名前出すのもどうかと思うよ。関係ないけどフランス映画の宣伝に「アメリを越えてなんたらかんたら・・」・・ってつけるのも
もういい加減やめてくれ〜それ聞いただけでシラけてしまう。売れた映画は「アメリ」以外にもあるでしょ〜?!
・・と、横道にそれてしまったけど、
この作品はオペレッタ。(やや下ネタもある)ドタバタ喜劇を楽しい歌でつないでいて、
でも歌の上手さなんてもうどうでもいい様な(笑)とにかく勢いで「さあ、ご一緒に愛に突っ走りましょう〜」ってノリだし、
”時代ファッション”もキラキラとキレイな
ので、何も考えず、楽しんで愛を感じたモノ勝ち!と言った所でしょうか。
ただ、主演のサビーヌに(きっとお年の割には美しいとは思うんだけど、個人的な好みとして)あまり魅力を感じなかったのが残念。
それにオドレィが恋する若者・・これって一体?!( ̄∇ ̄;) 「芸術家の素敵な彼」・・って言うから、どんなに繊細でカッコいい若者が
出てくるのかと思ったら・・!カンベンしてよ〜!だってさ〜どう見ても猛獣タイプだよ、猛獣〜!芸術家と言うより猛獣だ
よ〜・・
アトリエよりも動物園のが似合うってー!彼が登場するや否や、私ゃ、めまいがしましたよ〜・・ああ、アバタもエクボ。
未婚の妹(イザベル・ナンティ)の気の遣いようが面白かったです。(髪どめキュート♪) 【シネサロン・パヴェリア】

(ハル)
 (96・日本)
 
(監・脚)森田芳光
(主)深津絵里 内野聖陽 戸田菜穂 山崎直子 竹下宏太郎 鶴久政治 宮沢和史
 
仕事も恋もイマイチな日々の昇の気晴らしはパソコン通信の映画フォーラム。
そんなある日、"ハル"と言うHNの彼に"ほし"と言う人物から励ましのメールが送られて来る。

昔、ちょっと話題になった映画だった気がして・・ 当時の何か先端技術が関係した話だと思ってて・・ロボットでも出て来る話かと思ってたら・・
ああ、パソコン通信の話だったわ・・。そう言うののハシリの頃だったんだな。なんかズレてる記憶・・。( ̄∇ ̄;
そして主演の男性も、誰なのかしばらくわからなくて、こんな俳優さん居たっけ〜?って思ってたけど、
顔がアップになってやっと、ああ!内野さんやん!・・て気づいた。(笑)
だってさ、今の内野さんとは全然雰囲気違うんだもん、いや、年月経ったっちゃー経ったけど、てんで変わらない人もいるやん?
内野さん変わったなあ・・今のが断然カッコいいよ!だってこの時はなんだかすんごい「フツ〜」だったし・・ちょっと松下っぽかったと言うか。(笑)
それはともかく!
まだメール(顔文字も)すら珍しい時代の、お互い素性も知らない相手とのやり取りは、今見てもちょっとドキドキする感じ。(思い出が蘇る?笑)
今はそれ自体がなんら珍しい事でもないどころか、現実と同じかもっとリアルなトラブルの場になる事もあって、
逆に本音を隠すのが普通になったりもしてるかも?
ほんの一瞬、ハルとほしがすれ違った現実(と言っても新幹線の中と外だけど)は、
なんだかロマンチックで・・ほしの赤いワンピースがとても印象的だった。
ローズ役は戸田菜穂だったけど、あんまりキャラに合ってなかった気がした。
ローズっていつも明け透けなエ〇オヤヂ感覚でさ、相手を試してるみたいでわざとらしかったし、
と言うか、ほしがとっても真面目だったから、対照的な世界担当って感じなんだろうけど、
この時代の映画とかにはこう言うタイプ結構出て来るし、当時のハヤリなステレオタイプって印象しかなかった。
そんなローズがほしの妹ってのはちょっと出来過ぎに思えたし、最初は彼女は二人の事を知っててわざと乱入したのかと思ったよ。
まあでも、一番身近な人から受けたショックがなければ、ほしも現実での一歩を踏み出せなかったかもしれないし、終わり良ければ全てヨシかな。
ほしが新幹線の自分の座席を伝えるのは「?」だったけど、ハルがちゃんと「新幹線の一番前のホームで」って
普通にわかりやすい場所を言ってくれて安心。(笑)
幸せのフロッピーディスク(←時代!)を確かめ合う二人・・素敵なラストシーン(^^ 良かったね、松下!(違)
ほし役の深津ちゃん可愛いかった〜。どんより沈んでても美人だから人目をひくわ。あの彼氏の友達?はストーカーっぽくてヒイたけど。(ダジャレ・・)
愛情抜きの結婚を申し込んだ人は、美津江(ほし)に少しずつ惹かれてる感じがしたけどな?
ほしがハルに、ハルがほしにそうだった様に、いつの間にか・・みたいな。あの人もまた違う素敵な人と出会えて、心の傷が癒えたり前に進めたらいいね。
と言うか、ハルはさあ、初めて会う、しかも自分に好意もってくれてる女性が、性格的にも優しいのに、
加えてあんな美人だったらちょっとビックリするよね?てか、めっちゃラッキーやん? 良かったな、松下!(違)   【CS】 

パルコ・フィクション
 (日本)
(監)矢口史靖 鈴木卓爾
(主)真野きりな 近藤公園 唯野美歩子 新川良々
オープニング、何故「パルコ」と言う名前になったのか・・は、面白かったので、これはイケるかも?と期待が高まっていたのに、
「入社試験」「はるこ」「バーゲン」はイマイチ・・なんだかなぁ・・。面白い要素はあるんだけど、どこかワザとらしい、と言うか・・これって、
東京に住んでるとかよっぽどパルコでお買い物するのが好きな人じゃないと、そこまで親身にはなれないし、ノレないんじゃ?
などと、困っていたら次の「見上げてごらん」は、なかなか良くてホッ。スカイクレーバー症候群と言う上を見れない女の子と、
彼女に恋する警備員のお話。展開も面白いし、オチもほのぼのしてて良かった。
んで、最後の音楽会(?)は・・これまた悪くはないんだけど、どうもソレの為にムリにやってる感じ・・
例えば「デリカテッセン」みたいに自然な流れだと、もっと楽しめたかもしれないなぁ・・と。【DVD】

バルニーのちょっとした心配事
BARNIE ET SES PETITES CONTRARIETES (00・仏)
(監・脚)ブリュノ・シッシュ (脚)アラン・ライラック ファブリス・ロジェ・ラカン
(主)ファブリス・ルキーニ ナタリー・バイ マリー・ジラン ヒューゴ・スピーア
フランスらしいラブ・コメ・・痴情コメ?( ̄∇ ̄;)
冷静な恋人♂と若い愛人♀が家に押しかけてきてからのドタバタなカケアイぶりは可笑しかった〜。
でも、第一ラウンド、第二ラウンド、って分かれてるみたいな構成は、どちらも終わり方がピンと来なくて残念だった。
だいたい、この主人公のバルニー、私には全然魅力なくって〜( ̄∇ ̄;)なんでこんなしょ〜もないオヤヂがモテるの?
45歳って絶対ウソだよ〜フケ過ぎ!外ではゴロニャンしてるくせに家で意味不明な威張り方すんなよなー!結局アンタ
たいして反省してないジャン!”所帯持ちの男の浮気の構造”講義はよく分かったけどさ、それってただの乳離れしてないガキじゃん!
都合の悪い人達ホタってとっとと自己中に列車だすな〜!マルゴ、もっとケリいれてやれぇ! ・・とか思った。(爆)
まあそれはともかくゞ( ̄∇ ̄;)面白かったのは、バルニーが誰との旅に行こうかと迷う三面鏡のシーン。
それと、彼を穏やかに愛す♂の恋人はステキだった。彼に似てる羊を抱えてる姿可愛いかったな。【DVD】

春にして君を想う
CHILDREN OF NATURE (91・アイスランド=独=ノルウェー)
(監)フリドリック・トール・フリドリクソン (脚)エイナル・マール・グッドムンドソン
(主)ギリス・ハルドルソン ジグリドゥル・ハーガリン ルーリック・ハラルドソン ブルーノ・ガンツ
アイスランドの老農夫ゲイリは、仕事をやめ、息子家族の元に身をよせるがうまくいかず、ホームに入れられてしまう。
そこで偶然、幼馴染のステラと出会い、2人でホームから脱走するのだが・・。

「J委員会」(地味映画推進委員会の略・笑)の瞳さんから紹介して頂いた作品です。
とても現実的でシンプルなストーリーだけど、詩的で幻想的な作品でした。
【以下ネタバレあるかも】
心配症の私には、孫娘の部屋のポスターをのけた所から、もうハラハラし通しだし、あんなに歩いて足腰大丈夫かいな、
むくんだだろうなぁ、突然具合悪くなったらどうしよう・・とか思ってたら、とうとうあんなになって、今度はゲイリが疑われるんじゃないか・・
とかずっと気にしっぱなしで、クライマックスのステラの*の前で歌う所ではもうウルウル・・風景がすごくキレイだったのが、
また拍車かけて・・。この世って美しいのね・・でもまるで世界でたった一人取り残されたみたいなゲイリはこれからどうなるの?
とか思うと、自然の美しさが残酷にも思えてきたり。ラストシーンは好きだったな・・不思議だけど、一番自然な形に思えた。
原題は「自然の子」でしたね。ほんとに邦題は全然違うけれど、そのタイトルにこめられた気持ちって何だったんだろう?
この世を去る時って、人生の一番素敵だった時=春?に包まれていたい、って思うのかもしれない・・?
誰か愛する人が傍にいてくれて・・とか、漠然とそんな事を思ったりしていたよ・・。この後、特典の予告編見たんだけど、涙ぽろぽろ。
こう言う、無口だけど言葉以外の物で語ってくれる作品には弱い。・・ジジババにも?( ̄∇ ̄;) 【DVD】

春の日のクマは好きですか?
SPRING BEARS LOVE (03・韓国)
(-_-;)
(監)ヨン・イ (脚)ファン・ジョユン
(主)ペ・ドゥナ キム・ナムジン ユン・ジヘ ユン・ジョンシン オ・グァンノク イ・オル オム・テウン
ありゃ〜・・これはもうひたすらペ・ドゥナを楽しむだけの作品では〜?なので、ドゥナ・ファンの私には、まあそれはそれでいいか・・って
ムリヤリ自分に言い聞かせればなんとか済むけど、そうでないと結構キツいもんがあるかも〜(;^_^A アセアセ・・・
それとも、ドゥナ・ファンじゃなくても、韓流ドラマ・フリークなら、こんなんでもOKなのかなぁ?う〜ん。
つまりは笑いと涙の、初恋や憧れ系ラブコメなんだけど・・なんか全体的にテキトーでイイカゲンなん
だよね〜。
物語の発端は、図書館の美術書に落書きしてあったラブレター・・なんだけど、まあそのアイディアは悪くはないけど、
私の様な真面目な人間からすると、「
図書館の本に落書きなんかすなー!そんな奴、もうその時点で却下だよ却下!」だし、
主人公にしても、あの劇場での無神経さやペチャペチャ音たててご飯食べる姿にはヒイてしまったし・・
ドゥナちゃんが演ってるからまだ愛嬌があって救われはしたけどさ・・。いや、ドゥナちゃんはホント表情豊かで良かったんだけどね。
彼女を想うカレもイマイチ。純朴なのはいいけど、なんか見た目が汚くてさ。( ̄∇ ̄;) 汚くてカッコいい!・・って言うのは
やっぱりモトからカッコ良くないとダメでしょ〜?じゃないと、ただの不潔っぽい男だし・・傍にいたいとか思えないし。(爆)
あ〜、もう、韓国映画界にカッコいい男優っていないのー?ゞ( ̄∇ ̄;)ドウドウ
そう言えば、取って付けた様に登場したとあるオッサンも、某4に似ててトホホだし、そのオッサンがほにゃららぺけぺけだったのも、
もうとてもじゃないけど常識ある1人の男性とは思えなくて・・だから全然ロマんちっくでもないし、このあたり、本筋とてんで絡み合ってない
ってのは大打撃・・!一体誰のロマンスに共感すればいいものやら・・と困ってしまう。
殆ど、恋に恋してる状態の主人公の気持ちも解らんではないが、あの思い込みの強さはちょっとコワい感じもするし、
あの絵も、個展開けるレベルの物?( ̄∇ ̄;) 先に何枚も名画を観せられた後だしなぁ・・(汗)
これなら、いつぞやの『デ○ジー』の主人公の思い込みのが、まだ自然かもしれないし、絵だって素敵だったなぁ・・って思ったり。
それから、タイトルにもある”春のクマ”・・って表現は、多分某小説で意味してる様な気持ちを指すんだと思うけど、
一般的にも馴染んでる表現なの?でもあの○フェチって一体・・何なの?・・(-_-;)
主人公の○のその後なんてどうなったのかしらね?なんか使い捨てみたいで可哀想・・。
【追記】英語のタイトル・・なんだよこれ・・ふざけてんなぁ〜・・ゞ( ̄∇ ̄;)ドウドウ 【シネ・リーブル博多駅】

春の日は過ぎゆく
ONE FINE SPRING DAY (01・韓国=日本=香港)
(監・脚)ホ・ジノ (脚)リュウ・チャンハ イ・スクヨン シン・ジュノ
(主)ユ・ジテ イ・ヨンエ ペク・ソンヒ ペク・チョンハク パク・イヌァン シン・シネ
恋愛映画って言うのは、主人公のどちらかにどれだけ感情移入出来たか(自分の経験と比較するとか・笑)で感動の度合いも違って
くるんだろうな、と思う。この二人を見てて、まず思ったのはどこにでもいる感じ。(笑)東洋人と言うのもあると思うけど、
例えば、ハリウッドのラブロマンスが恥ずかしくなる位、自然な雰囲気。^_^;自分だったら次こうするな、とか言う事をやってくれるし、
まあ、それはそれで恥ずかしくもあるんだけど。(笑)そんな雰囲気の中で物語が進むのでこれはかなりツライ・・・(ノ_-;)
もしかして、彼を振り回す彼女に、反感を抱く人もいるかもしれないけど、私には、彼女の気持ちがすごくよく分かる。
言葉では何も説明はないけど、彼女の方が彼よりも沢山涙を流してる気もする。鉢植えを彼女に返した彼には、
彼に似つかわしい明るい未来がある様に感じたけど、彼女には?
「愛する」ってどう言う事?と問われてもはっきりとは分らない。でも「会いたい」と言う気持ちだけは真実(ほんとう)だと思う。
ラーメン食べながらでも、そんな事考えてるんだよね・・・(笑)
おばあちゃんのエピソードが秀逸。素晴らしい過去だけが、自分の人生だったと思い込めたら・・
それは幸せなのだろうか・・?そうでなければ、悲しすぎるのかもしれないけど・・。 【シネテリエ天神】

春の惑い
小城之春 (02・中国)
(監)田壮壮(ティエン・チュアンチュアン) (脚・美術)アー・チョン
(主)フー・ジンファン ウー・ジュン シン・バイチン ルウ・スースー イエ・シャオカン
この状態、どうにもならないんでしょうかね〜?なんだかなぁ〜・・(>_<)
頑丈な門がまえの、古く伝統的なお屋敷の中で、密かにゆらめく3人の感情・・。
物理的にも精神的にも、固定された空間だけで生きていく・・カビくさい人生なんて送りたくないくせにね?
「来い」と言えば「行けない」と言う、「行く」と言えば「留まれ」と言う、「行け」と言えば「行かない」と言う。
3人の気持ちはよく分かる。でも、誰にしても「それでいいの?」と、辛い思いが残るだけ。
特に旦那・・きっと一番気の毒なのかも。けれど、あれはないんじゃぁ?あれだけはダメだったんじゃぁ?
ラストは、人によって見方が違うのかもしれないけど、素直でない私には、どうしてもひっかかる物があった。
心からの笑顔が、彼女達に戻ってくると思える?誰が一番、何が一番大切なのか、益々分らなくなっただけ・・。
丹念にお化粧した彼女の頬に残った涙のあとが悲しかった。16歳の頃にはきっと考えもしなかったと思うよ・・。
彼女のハンカチーフが、いつまでもどこまでも風にのって舞っている光景を想像してしまった。 【シネサロン・パヴェリア】

バレエ・カンパニー
THE COMPANY (03・米=独)
(監)ロバート・アルトマン (原案)ネーヴ・キャンベル
(主)ネーヴ・キャンベル マルコム・マクダウェル ジェームズ・フランコ バーバラ・ロバートソン
バレエ団、ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴを軸に、監督や振り付け師、ダンサー達の日常〜舞台まで、其々のバレエへの情熱の
日々を綴っている。冒頭から、リボンを使った個性的な踊りで楽しませてくれるし、思っていた以上に、バレエそのものを見せてくれる。
練習風景やプライベートな時間など、どれも淡々と進んで行くので、もし出演俳優を全く知らなければ、ドキュメンタリーだと
間違えてしまいそうな位のリアリティがある。ダンサー達の個人的な苦悩などに関してはかなりアッサリとしか触れず、とことん
自分達はバレエが好きなのよ〜楽しいのよ〜人生なのよ〜って気持ちを前に押し出してる所は、
主演のネーヴの実際の夢のやり直し〜実現・・のせいなのか(一度やめたバレエを諦めきれずに、特訓し直して挑んだそう)
それとも元々そう言う主義のせいなのか・・たとえ”映画”の観客と言えど、晴れ姿のみを見せる”舞台”の観客とほぼ同一に捉えてる様な、
ダンサー達のプライドも感じたし、このあたりの演出の好き嫌いが、本作に満足出来るか否かの分かれ目かもしれないな。
自分としては、そう言う姿勢は好きだし、面白い描き方だとは思うけど、ライ(ネーヴ)に関しては、
厳しい練習の表情(特にラストの舞台の為の)を、せっかくなのでもっと見たかった気はする。
実は私、ネーヴの隠れファンでね。(笑)でも「スクリーム」からなかなか抜け出せないし・・なので、こう言う作品に出演
(しかもネーヴが言い出しっぺ)と聞いて、見る前からもう嬉しい気分いっぱいで。
まあ、やはり本職のダンサーに比べると硬い感じはしたけど、でもよく踊ったなぁ・・って感心しちゃったよ。
お久しぶりのマクダウェルは、想像してた以上に存在感があり、彼が語る”ダンスは生き物”にはえらく共感してしまった。
男の出産いいじゃん〜・・んなことも解らんダンサーは帰ってよし!(お前が言うな)
それに、ライの恋人役のフランコの押し付けのない温かさもとっても良かった。彼はダンサーではないけど、
同じく”生き物”に関わるお仕事。そんな感覚で繋がってるカップルってイイなぁ〜♪素敵〜!(* ̄∇ ̄*)
とても好感の持てる作品だったけど、ダンサーの部屋など、一部かなり照明が暗くて見づらく、
これ、ビデオで見たら真っ暗なんじゃ?と心配してしまう所も。・・もしやドグマ95?(な訳ない) 【シネテリエ天神】

晴れ、ときどき殺人
 (84・日本)
 
(-_-;
(監)井筒和幸 (脚)丸山昇一 (原作)赤川次郎
(主)渡辺典子 太川陽介 松任谷正隆 神田隆 清水昭博 前田武彦 伊武雅刀 美池真理子
 
これ、渡辺か太川を売り出す為のアイドル映画?ごめん、ファンの方には申し訳ないけど、全然面白くなかった〜。
キャラはつまらないし、セリフの一つ一つとかもカッコつけすぎで逆にダサく感じたり、全く自分の好みとは合わなかった。
わざとらしくエ○く撮ってるカメラも嫌い。もっと素直に瑞々しく撮れんのかい。
渡辺って、清純派で売ってた訳でもなかったの?ハテ?太川も清潔感が感じられず・・惹かれる部分がなかった。
彼らの行動にもイマイチついていけず・・。ヒロイン、なんで自分も怪しんでる人と二人きりになるかな〜?
でも、物語自体がてんで面白くないのが一番NG。原作は赤川さん(未読)なので期待したんだけど・・
監督誰だよ?と思ったら井筒和幸だった・・。    【BS−NHK】

ハロウィン
HALLOWEEN (18・米)
 
 
(監・脚)デヴィッド・ゴードン・グリーン (脚)ジェフ・フラッドリー ダニー・マクブライド 
(キャラクター創造)ジョン・カーペンター デブラ・ヒル
(主)ジェイミー・リー・カーティス ジュディ・グリア アンディ・マティチャック ウィル・パットン
 
見たかどうか曖昧な昔の「ハロウィン」のリメイクかと思ったら、どうやら続編だったらしい。
どうりでよく知らない過去の話ばかり出て来るはずだ。つまり、過去作の鑑賞が曖昧=見てないのと同じ、って事ね!(自爆)
自分としてはホラー味よりアクション中心に感じてイマイチだったけど、
多分昔もカーティスが頑張った作品だったんだろうし、昔ののファンならそれなりに楽しめるのかもね?  【CS】
 

バロウズの妻
WILLIAM-S-BURROUGH'S WIFE (00・米)
(監・脚)ゲイリー・ウォルコウ
(主)コートニー・ラヴ ノーマン・リーダス キーファー・サザーランド ロン・リビングストン カイル・セコーム
「裸のランチ」の著者ウィリアム・バロウズの”妻・射殺事件”に至る迄の彼らの生活や愛情の様子について描いている。
報われない愛情を持て余しながらも、彼に忠実であった妻の意外な真面目さは悲しかった。
彼女を愛する男、そしてまたその男を愛する男等(複雑な関係!)どれも一方通行でとても切ない。(T_T)

届く事のない彼への愛に全てを委ねた彼女・・都合よく生きてる男(旦那)にこんなマネが出来る?(笑)
真実の話である、との前置きはいらないね。この真っ赤な唇だけで充分だよ。【ビデオ】

ハンガー・ゲーム
THE HUNGER GAMES (12・米)
 
(監・脚)ゲイリー・ロス (脚)スーザン・コリンズ ビリー・レイ (原作)スーザン・コリンズ
(主)ジェニファー・ローレンス ジョシュ・ハッチャーソン リアム・ヘムズワース ウディ・ハレルソン エリザベス・バンクス 
   レニー・クラヴィッツ スタンリー・トゥッチ ドナルド・サザーランド ウェス・ベントリー トビー・ジョーンズ アレクサンダー・ルドウィグ
   イザベル・ファーマン アマンドラ・ステンバーグ ウィロウ・シールズ ポーラ・マルコムソン
独裁国家パネム。そこでは反乱抑止を目的にした見せしめ的イベント”ハンガー・ゲーム”が行われていた。
これは・・ゲームで殺し合う部分がメイン・・ではないですね。
ゲームで盛り上がる話かと思っていたけど、そこでは色々と手が入るので、盛り上がりそうで盛り上がらない。(笑)
でも、この世界観には個人的にタイムリーな印象もあって、
世間的には不評ながらも;;出来たら色んな人に観て頂きたいな、と思った次第。
どうぞ、なぜ盛り上がらないのか、のベースにあるモノの実態を暴いて下さい・・
・・で、このゲーム、否応なく連れて行かれるのが若者であるのがまるで徴兵制度の様でもあり、
また、表向きはマトモでも、水面下では政治的に操られる事がなきもしも非ずなスポーツ大会の様でもある。
突然のルール変更とか、某スポーツでも似たような事やってるよね。
最初から(自分達に都合の良い)勝たせたい選手は決まっててさ。
ここに至っては、理不尽なゲームにむりやり参加させた人間を、とことんまでおちょくり自分達の権力を世に知らしめると言う・・
反乱の抑止と言う表向き(でもこれもあんまりだけどね)を借りた、私利私欲余興でしかない。
「民衆がTVを見なくなったらどうするんだ?」「見るに決まってるじゃないか!」・・大事な子供が人質状態だと見たくなくても見るよ・・
そんな、全ては、思い通りに仕向けられたものの押しつけ・・であり、脅迫、洗脳。
しかし、ソレを理解し、最後にハッチャンに「これからの事はわからない」とキッパリ告げるカットニスはカッコいいね!
でも、それすらも放送されてた様な?・・嫌な世界だ。反吐が出そう。
これ、続編もあるらしいね。3部作とか?
次は、子供を亡くして暴れたあのオヤヂさんに代表されるマトモな人間側が描かれるんだったら、
と言うか、この社会構造がどうなってるのかがもっと描かれるなら、大いに期待できるし、また観に行きたいと思う。
カットニス役のローレンスは期待通りに良かったです。
ちょっと「ウィンターズ・ボーン」とカブったけど、そんな芯の強い女の子はハマるね。
ヘタに今風にスカしてなくて素朴に頑張る所もツボ。弓の見せ場がもっとあればもっと良かったな。
相手役はハッチャンだったけど(また〜笑)彼も純朴さに好感が持てるし、マッチョ予備軍な雰囲気もあって良かったです。
競技者の1人で、エスターちゃんが出てたわ。遠目でもすぐにわかる個性。(笑)
最初はあまり活躍してなかったけど、終盤にやっと見せ場が!
今はまだ本名イザベルよりも「エスターちゃん」のが自然ですが(笑)彼女のこれからにも期待。
他にも、久々のウェス・ベントリーとかいたな。相変わらずの安心の濃さ。(笑)
第九地区からの選ばれし者がエビちゃんなら・・・ゲームは、即しゅーりょぉーーだったかもね?┐( ̄ヘ ̄)┌ 【ユナイテッド・シネマ】

ハンサム★スーツ
 (08・日本)
(監)英勉 (脚)鈴木おさむ
(主)塚地武雅 谷原章介 大島美幸 北川景子 佐田真由美 池内博之 本上まなみ ブラザー・トム 山本裕典 
   温水洋一 中条きよし 伊武雅刀 佐々木希
世の中がイケメンだとか何とか騒ぎすぎなのがそもそもオカシイ。
世の中がイケメンともてはやしてる面々に、あんまり惚れたためしがない私。(たぶん)
確かにブタローはイマイチ・・いや、イマニ・・イマサン?(オイオイ)だけど、
杏仁だって、たいしたことじゃないじゃん〜・・デイブ・スペクターのがいいじゃん〜大好き〜♪
・・て、そう言う、好みの問題じゃなく?(汗)
でも、ヒロコちゃんが、ああ言う事してるのもなんか気に入らないなぁー・・。
ネタバレなるから書けないけど、ここで書かなくても、モトエさんが現れた時点で、
もうネタがばれてるも同然じゃんかー!・・とネタバレしてますか?すみません。
ブタローとモトエさんが、他人の幸せ探ししながら歩いてる公園の場面が一番心に残った。
よその人の写真を勝手に撮るのは肖像権侵害な気はするが、人の幸せ探してる2人はとっても楽しそうで、
私まで幸せな気分になれたから♪モトエさんのビタミンカラーのファッションも、本来なら
クドいフリフリとかでダサいんだろうけど、そのダサさも含めてとっても愛らしくて、幸せな気分にさせてもらえたわ。
(後で知ったけど、脚本、彼女の旦那様だったのね)
ハンサムスーツ、本当に、皮一枚の問題だったねぇ。気持ち・・心は・・皮一枚じゃないからねぇ。
そんな皮一枚に、心まで持っていかれない様に、気をつけなくちゃね。
世間の価値観に縛られ過ぎたらオシマイよ!マイノリチィ〜バンザイ!(←結局コレ) 【TV】

バンジージャンプする
BUNGEE JUMPING OF THEIR OWN (01・韓国)
(監)キム・デスン (脚)コ・ウンニム
(主)イ・ビョンホン イ・ウンジュ ヨ・ヒョンス ホン・スヒョン キム・ガプス イ・ボムス
前半はいいけど後半がダメ・・なんて噂をちょっと耳にしたけど、なんで?これ、後半イイじゃん!
・・と言うか、こう言う展開、好きだなぁ〜・・なんでダメなの?( ̄∇ ̄;)
前半の二人のぎこちない恋愛を描いてる部分は良かったけど、ちょっとワザとらしい部分もあったし(笑)そんなのがダラダラと
続く物語じゃなくて良かった〜って思ったけどなあ。・・ああ、でもそうね、あの男子高校生はちょっとね・・( ̄∇ ̄;)
このシチュエーションはすっごく切なかったんだけど、あの配役がちょっと・・思いっきり童顔なのに体はムキムキモリモリなんだもん〜・・
それじゃなくても私はこう言うタイプがめっちゃ苦手なので・・いや、彼も頑張ってはいたと思うけど・・。(汗)
頑張っていた・・と言えば、ビョンホン、思っていたよりも良かったですね。ヒロインと↑は、最終的にはあまり魅力的に写らなかったけど、
ビョンホンがしっかり物語を引っ張る事が出来ていたと思う。ちょっと見直したわ。別に惚れはしませんが。ププッ ( ̄m ̄*)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
人の魂って・・どこにあるんだろうね?お互い何にそんなに惹かれあうんだろう・・?
初めて見かけた時、あるいは出会った時って、第六感がはたらくのか、それとも単に見かけから入るのか?
そんな微妙な感情を、こう言う形で描いているのはとても興味深かったです。魂の浮遊の様な冒頭〜ラストの映像も印象的でした。
しかし、生まれ変わりって・・次にどんな風になるかが分からないのは参るね〜・・モリモリ男子高校生でも、
まだマシだったのかしらん?( ̄∇ ̄;) でも、その前のカノジョだった時分には、更にその前の痕跡ってないの?
・・ああ、それがお互い惹かれあう原因なのかな?繰り返し・・。でも記憶は?・・と、つい真剣に考える・・ゞ( ̄∇ ̄;) 【DVD】

晩春
 (49・日本)
(監)小津安二郎 (脚)野田高梧 小津安二郎
(主)笠置衆 原節子 月丘夢路 杉村春子 桂木洋子
誰かの為・・の言い訳は、つまりは自分の為・・に他ならない?
この物語の中の結婚については、思う事(共感・反感)は色々あるけど、とりあえずそれは措いといて〜(笑)
何にしても、掛け値なしで娘を大事にしてくれる父親ってモンの存在が、非常に不思議&羨ましく思える作品でした。
ちょっとアブナイ感じがしないでもない場面もあったけど・・(笑)
父親のあの一本調子な喋りがなんとも・・(爆)笠置衆っていつもあんな感じ?
でも、今回はそこがかえって素朴でほのぼのとした安心感与えてくれた気はする。(笑)
娘役の原節子は生き生きとしていたけど、何故だかちょっと上の年代の登場人物と同じ位のトシに見えてしまった。
女性達はみんな見た目お上品だったけど、「不潔」「汚らしい」「ヒス」等、相手に対して結構キツい言葉使いを
平気で口にする所にはビックリ。でもそれで、主人公に関しては、かえって、はねっかえりでもまだ潔癖で清純な内面を持っている事を
印象付けられ、そこから精神的に成長していく生身の女性の姿を感じさせられた。
父親と”お見合いオバサン”(杉村春子)のカケアイが可笑しかった〜!(≧▽≦)くまたろうさん・・く〜ちゃん・・ですと?(爆)
あのオバサン、拾ったガマグチ、絶対クスねてると思う!_(T▽T)ノ彡☆ 【BS−NHK】

パンズ・ラビリンス
EL LABERINTO DEL FAUNO / PAN'S LABYRINTH (06・メキシコ=スペイン=米)
(監・脚)ギレルモ・デル・トロ
(主)イバナ・バケロ セルジ・ロペス マリベル・ベルドゥ ダグ・ジョーンズ アリアドナ・ヒル アレックス・アングロ
   ロジャー・カサメジャー フレデリコ・ルピ マヌエル・ソロ
予告編を見ただけではさほど興味は惹かれなかったんだけど、大好きな『デビルズ・バックボーン』の監督さんだと聞き、
それならもしかしたら面白いかも?と思い観て来ましたが・・うりゃぁ〜〜期待以上でした。とても良かったです・・!(TT▽TT)ダァー
『デビルズ・・』の時も思ったけど、コレ、宣伝ポイントがちょいズレてません?勿論、特撮やファンタジックな部分も面白いんだけど、
しっかり現実を描いた生身の人間ドラマなので、
健全ほんわかファンタジーを期待して観るとキケンかも。(^^;
でも一応ジャンルとしてファンタジーな仮面つけてるので(笑)そう言う枠として向き合うとしたなら、過去にこれだけ私の心を掴んだ
ファンタジーはなかったなぁ・・とも思う。大抵の場合は、その時面白くてもそれだけの存在で終わるけど、この作品は、きっと
自分の中にずっと生き続けるんじゃないかなぁ・・。あー・・なんかかなりハマっちゃったみたい〜〜もう一回観たい〜!
内容はと言えば『デビルズ・・』と同じくフランコ政権下での物語なので姉妹版って感じだけど、今回はオフェリアと言う少女1人。
彼女の、少女である事にコビない、賢さが見え隠れする抑えた表情=
”少女だけの一時期”の存在感は素晴らしかったわ〜。
以前、『Dearフランキー』と言う作品で”少年の一時期”の素晴らしさに目を見張った時の事をちょっと思い出してしまったわ。
・・とは言え、考えてみれば前作の『デビルズ・・』でも意地悪少年の心の奥のピュアさを見事に描き出してくれたトロ監督だしね、
今回も、そこにイバナ・バケロちゃんと言う逸材が現れたんだから、鬼に金棒、当然の結果だったかもしれないよね?
そして、キャスティングと言えば、冷酷非道なビダル大尉こと
セルジ・ロペス!!ですよ!_(T▽T)ノ彡☆
いやぁ・・ 彼を初めて知ったのは、丁度このサイトをオープンした頃の『ハリー、見知らぬ友人』でしたが、以来ほとんどが
極悪街道まっしぐら(笑)しょっ中、圧倒的な人非人ぶりを発揮しておられますが、今回はそれに更に磨きがかかり殆ど怪物、
ビダルと言うよりデビルです!いやぁ〜恐いですねー・・このヒト、一体どこまでイッちゃうんでしょうかぁー・・?!
それとメルセデス役のマリベルですが、この方、なんか記憶にあると思ったら『天国の口・・』のヒロインだった方なんですね。
随分イメージ違うけど、自分としては今回の役はとっても良かったし、これからも味の出る女優さんだろうなって思いました。
・・と、ついつい強烈な役者さんの話が長引いたけど(強烈なのはセルジだけか?笑)登場人物一人ひとりの心がしっかり
描かれているので、母親やメルセデスは勿論、ある意味、あのビダルでさえもその人物形成が成された背景に深く考えさせられたり
ヒトの幸せや、永遠の命の意味を自身に問いかけてしまったり・・ねぇ・・。しかし、そんな暗く厳しい問題をたった1人で背負わねば
ならなかったオフェリアって・・ああもう思い出すとまた涙がぁ〜・・ヨチヨチ( *´д)/(´д`、)アゥゥ
ラストもそうだけど、オフェリアが母のお腹の中のアカンボにお願いするシーンなんて、あーた、もう、どないするねん!ってくらい
涙止まらなくて困ったし!私があの鼻の穴だけの怪物(?)なら、両てのひらをギュッと握って涙を我慢出来たのにねっ。
甘いと言われてもいい、出来過ぎと言われてもいい、「ハッピーエンドになってくれぃ〜!」と激しく願わずにはいられませんでした。
最後になったけど、特撮ファンタジー部分・・もとても良かったです。
ラビリンス探検は思ってたよりも短かかったけど、
量より質!で、素晴らしかったです。←気持ち悪かったです!と言うべきか?
(≧▽≦)ブハハ
特にお気に入りは↑の鼻の穴がボタンみたいな怪物。座ってるだけで気持ち悪いっっ!&あの部屋のムード、凄く良かった!(笑)
内臓全部それかいっ・・みたいなネバネバ蛙やオテサーネク生姜ベビーも可愛いかった!パンはちょっと伊東四○に見えたけれど。
母親が車で気分悪くなったり、オフェリアが足ひっぱられる所とか、ちょっとした所に妙に自分の過去感覚をも呼び起こされて
作品と一体化した様な感じにも・・。こんな感覚は自分がトシいったからに他ならないでしょうがその感覚が案外嬉しかったりも。
そー言えば、私、肩に小さなハート形の痣があるんですが・・・・・・
ええ、ええ、どーでもイイ事ですがね〜・・・・・ババにも夢を!【ユナイテッド・シネマ】

パンチドランク・ラブ
PUNCH-DRUNK LOVE (02・米)
(監・脚・製作)ポール・トーマス・アンダーソン
(主)アダム・サンドラー エミリー・ワトソン ルイス・ガスマン メアリー・リン・ライスカブ フィリップ・シーモア・ホフマン
正直言って私はサンドラーが苦手・・でもマトモに彼の映画を見たことがない。要するに食わず嫌い。
でも「嫌い」が「大好き!」になる瞬間を何度か経験している・・なのでその期待を込めて鑑賞・・結果は・・??
サンドラー扮する、抑圧されてキレやすい主人公・・まるで「ネネちゃんのママ」。(笑)
サンドラーとエミリーの関係がとっても良いね。キレた前歴を正直に喋ってしまうトコ、可愛い。
無駄にキレるパワーを良い方に爆発させられて、愛は生きる方向を変えてくれる最も凄いチカラ?
あぁ、私も愛する人の目玉をほじくりたい・・脳みそだって取り出して・・って、普通じゃないか?(;^o^) \(ToT )それはともかく・・;;
これだけ率直でイイ感じ♪なのに、なんか今ひとつ何かが足りない気がして・・いい材料は揃ってる・・完璧なシェフもいる・・でもさ、
なんか足りないのよね。それは何?マイレージ点数か?(笑)
「パンチドランク・ラブ」とは一目ぼれの事だそう。でもまるでアルコールの少ないパンチ(飲み物)みたいで・・。
私には、もっともっと激しいパンチでないと衝撃受けないのかもしれないな。カウンターくらうくらいの・・??
サンドラーの魅力を知るには、まだもう少し時間がかかりそうです・・ とりあえずプリンくれ〜( ̄¬ ̄) 【KBCシネマ】

バンディッツ
BANDITS (97・独)
(監・脚)カーチャ・フォン・ガルニエ (脚)ウヴェ・ウィルヘルム
(主)カーチャ・リーマン ヤスミン・タバタバイ ニコレッテ・クレビッツ ユッタ・ホフマン ハンネス・イェニケ
ドイツ映画。この作品の一番の魅力は、やっぱりルナ役のヤスミン・タバタバイではないでしょうか?!
使われてる音楽も、彼女自身の物が多いとか?ハードで繊細、さりげなくガーリッシュ♪
この中では、とっても気が短くてキレやすく乱暴な女性なんだけど、魅力的でカワイイです!特に目!(笑)
いやぁー、女にしとくにはもったいない!←またかい!物語の展開は予想がつかなくもないけど、
彼女達一人一人が理解し合うまでがとてもワカルし、ラストは良かったな。人質になって喜んでる(?)男・・いかにも、って感じ。
こう言う作品に痛快さを感じるのは、やはり思いっきり人生を翔けていこうとする潔さのせいかな?【DVD】

ハンティング・パーティ
THE HUNTING PARTY (07・米=クロアチア=ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)
 
 
(監・脚)リチャード・シェパード (原案)スコット・K・アンダーソン
(主)リチャード・ギア テレンス・ハワード ジェシー・アイゼンバーグ ダイアン・クルーガー ジェームズ・ブローリン ジョイ・ブライアント     マーク・イヴァニール ゴラン・コスティッチ リュボミール・ケレケス
一流の戦場リポーターとして活躍していたサイモンはある生中継でブチキレてしまい局を解雇されてしまう。
その後消息不明となった彼だったが、ある時突然、元相棒のダックの前に姿を現す。

DVDには「CIAの陰謀」と言う副題がついてましたが・・確かにその通りなんだろうけど・・副題はいらんって・・。
もういい加減文句言うのも疲れた。(爆)
それはともかく・・あのボスニアが舞台?しかも、事実を元に作られてる?
・・と、かなりドキュメンタリータッチな物語を想像していたんだけど、
そして確かに冒頭はそんな雰囲気にあふれていたんだけど、
結構軽いタッチの皮肉が満載で、途中からはガクンと娯楽色のが濃くなって来た感じだったわ。
主人公の3人のキャラややり取りなどは、それでも一応雰囲気に合ってて良かったんだけど、
そう言う調子が周囲の人間にまで及んでしまうと、彼らが遭遇した事もいささかご都合主義に、
いかにも作った感じに進んでしまってる風に見えて、舞台が舞台なだけに違和感が残ってしまって、見終った後も妙な感じだった。
真剣な問題提起と、アドベンチャー要素がうまく溶け合っていなかった、って感じかな。
あんなにハードな目に遭っていながら、でもすぐ行動再開するって・・あり得ない!
・・とか思った所こそも、本当だったのかもしれないけれど。(汗)
でも、世界の大きな組織の裏って知りたいよね・・何がどう成されてるのか、世の中が知らずにどう動かされてるのか、
一般には判らない事柄を、もっともっと突き止めて欲しいと思う。
こう言う、普通一般人には目の届かない所を暴き、めいっぱい皮肉込めた作品って好きなので、
かなり興味深く見ていただけに・・ちょっと残念。
主演の3人は三人三様で面白かったです。
特に、ダック(ハワード)はキャラも雰囲気も良かったな。サイモンへの気持ちが、黙っていてもよく伝わって来て、
いいヤツだなぁ〜って思ったし、彼女との今後が心配?!(笑)
サイモン(ギア)は・・あんたどんだけ人の金使い込んでる?抜け目ないヤツ〜って思ったけど、
でも彼の執念も解る気がする。もはやジャーナリストとは呼べないのかもしれないけれど。
そしてベン(ジェシー)。あの2人の間ではやはり浮いてたし(役も見た目も・笑)
お坊ちゃまだったけど、一応根性は据わってたよね。(役も本人も?笑)
・・と言うか、あんな目に遭っていながら、もらしもしないし;;へこたれないなんて、コイツ本当はスゴイ奴かも?!
誰だよ〜彼の事を○女なんて言ったのは!?・・とか思ったよ。
電話の立ち聞きには笑った・・素直ないい子やん〜〜(またかい)
それにしても、ジェシー・・今回は天パ〜にも気合入ってたね。ムースで抑えようとか言う気が全然なかったやろ。
思わず押さえ込んでバリカンで刈ってやりたい衝動にかられたよ・・ハンティング・ジェシー・・(-_-;) 【DVD】

バンテージ・ポイント
VANTAGE POINT (08・米)
(監)ビート・トラヴィス (脚)バリー・L・レヴィ
(主)デニス・クエイド フォレスト・ウィテカー マシュー・フォックス エドガー・ラミレス アイェレット・ゾラー エドゥアルド・ノリエガ
   サイード・タグマウイ ウィリアム・ハート ゾーイ・サルダナ シガーニー・ウィーヴァー ブルース・マッギル
  
大統領暗殺の真相に迫る複数の視点!・・と言う所からして、予告編の段階から気になっていて、割と評判もいい様なので観てきました。
1つの出来事から遡っての、それぞれの出来事・・って所は物語好きにはワクワク。まさか8人全員分を巻き戻す?・・と言う心配もなく(笑)
とてもコンパクト仕様(?)で、最初から最後まで緊張が途切れる事なく突っ走って鑑賞出来ました。
内容は全然違うけど、「セルラー」「モーテル」「フォーン・ブース」をちょっと思い出してしまう位の、ノン・ストップ作品。
欲を言えば、シークレットサービスの彼や鶴瓶以外の人達、特に弟をほにゃららされた人のドラマがもっと知りたかったなぁ〜。
そう言えば、後半突然現れた1人に「あれっ?この人誰だったっけ?」って人が居て、 ずっと、色んな人が出る度に彼らが後で
どう関わって来るんだろう?って、伏線を見逃さない様に意識して観てただけに、それでも記憶曖昧になってちゃどうするのよ〜?
・・って、ちょっと自分にガッカリしてたもんだから、一緒に観た子供が、「あれは反対運動を映してたカメラマンじゃ?」って言ったので、
「あ、そうか!そんな人おったね!」って納得して、その夜は安眠出来たわ。(^^; 子供曰く「弟を**・・の人、イイ仕事してたね!」(笑)
そうそう・・それに鶴瓶も思いがけずフットワーク軽くて・・イイ動きしてたよね〜。デニスはまるでジェイソン・ボーン!?(≧▽≦)
でも過去の****に立ち向かって・・そのあたりはちょっと感動しちゃったよ・・。**の大統領はどうなったのか気になるけど・・( ̄∇ ̄;)
個人的には、↑のドラマや、ノリエガにももうちょっとイイ場面が欲しかったけど、シガニーよりは出てたし(爆)ま、いいか。
ベロニカ役の女優さんはキレイだったな〜!・・って、うっとり憧れてるヒマなんてなかったけどね〜(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

パンと恋と夢
PANE,AMORE E FANTASIA (53・伊)
(監・脚)ルイジ・コメンチーニ (脚)エットーレ・マリア・マルガドンナ ヴィットリオ・デ・シーカ
(主)ヴィットリオ・デ・シーカ ジーナ・ロロブリジーダ ロベルト・リッソ マリサ・メルリニ
粗野で気性の激しいベルサリエラ。村一番の美人な為、男から言い寄られてばかりの日々。だけど自分が想いを寄せる男は
内気すぎて知らんふり、その上司の警察署長からは恋心を抱かれ、女友達からは冷たい目で見られてしまう。

本当はとても純真な彼女なのに、うまくいかないもんだっちゃ・・(と、なぜかラムちゃん言葉)
このベルサリエラがとっても魅力的。男がほっておかず、女達が嫉妬するのもわかるわ〜。(笑)
彼女を取り巻く村の人たちの様子が、コミカルに描かれてて面白いんだけど、署長の態度だけは、なんかよくワカラン・・。
だって、助産婦さんにホの字かと思ったら、すぐベルサリエラに近寄って・・んでまた助産婦さんに・・だもんな〜。
いくらコメディとは言え、いくら親切で立派な人とは言え、こんなの男として信用できないよ・・あほんだらだっちゃ!【BS−NHK】

パンドラの箱
PANDORA‘S BOX (08・トルコ=仏=独=ベルギー)
(監・脚)イエスィム・ウスタオウル (脚)セルマ・カイグスズ
(主)ツィラ・シェルトン ダリヤ・アラボラ オヌル・ウンサル
トルコでも、年老いた親を施設に入れるのってヒドイ、って考えが一般的なのね?
まあ、どこの国でも誰だってそう言う気持ちはあると思うけど、
健康体ならともかく、アルツハイマーだとね・・実際、家庭で面倒みるのは相当大変だと思う。
親子・・それも、あまりいい関係ではなかった親子の場合は・・精神的にもかなりきついだろうな。
イマだけを、一番大事にしたい事だけを考えて、いっそ余計な記憶をも振り払って他人の様に向き合えれば、
少しは楽になれるのかもしれないけれど、割り切れないのが親子・・多分そうなんだろうな。
冒頭から、年老いた母親に対してイライラピリピリしてばかりいる3姉弟の姿は他人事じゃない。
いや、母親に対してだけじゃなく、自分の家族や自分自身にすらそうなのが見ていて痛い。
誰でも皆成長し、そして年をとり・・順番にたどっていく道で、自分の役割は何だろうとフト考える。
世話する側の心構え、される側の心のありかは?そして、イマこの時点での自分ってどうなの?
お婆ちゃんが、親(長女夫妻)には反抗的な孫のムラットと二人で出かけたシーン・・には唯一ホッと和んだけれど、
それだって、限界が・・ある・・?ラスト、故郷の山を見上げるシーン・・自分も吸い込まれていきそうだったわ。  【BS−NHK】
 

ハンナ
HANNA (11・米)
 
 
(監)ジョー・ライト (脚・原案)セス・ロクヘッド (原案)デヴィッド・ファー
(主)シアーシャ・ローナン ケイト・ブランシェット エリック・バナ トム・ホランダー オリヴィア・ウィリアムズ
   ジェイソン・フレミング ジェシカ・バーデン
 
フィンランドの山奥で暮らす16歳の少女ハンナ。彼女は幼い頃から、元CIA工作員の父親に戦闘術を叩き込まれていた・・。
シアーシャちゃん&ケイト・ブランシェットと監督につられて観に行きましたが・・アクション映画としては地味だったな。
・・かと言って、胸に迫る程の人間ドラマでもなく、ちょっと肩すかしで印象が薄い。
駅での長まわしなんて、どんどん鼓動が速くなるくらいとても面白いシーン♪だったのに・・なんでかな?残念。
・・とは言え、俳優陣の役どころは其々に面白かったし、
特に悪役のケイトなんて初めて見たかもしれない??ので、物語よりもインパクトはありました。
歯磨きのシーンとか・・ズリズリズリ〜って滑り落ちるシーンとか、なかなか他では見られなくない?(笑)
そんな頑張ったケイトには、思わず、歯槽膿漏予防の歯磨き粉とスポーツシューズ、
もしくは地下足袋でもプレゼントしてあげたくなった私・・。(いらぬお世話ですか)
ハンナ役のシアーシャちゃんもいい感じ。さほど気合い入ったアクションでなくても、なんと言うか、もう雰囲気からして成り立ってる。
観る度に、次回作も気になって観る気にさせてくれる・・と言う希少な少女俳優。(他はクロエちゃんとか?)
そんなシアーシャちゃんのハンナだったので、同年代の少年少女とのぎこちないやり取りなど、
普通の世界への戸惑いや驚きを見るにつけ、守ってやりたい感がむくむく。
あんだけ強いハンナなんですけどね、戦闘マシーンなハンナなんですけどね、
そこにあるハ〜トはきっとオトメよ!きっとか弱い小鹿ちゃん!・・とか言ってる隙もなく心臓撃ち抜かれそうですけど。
それにしても、ハンナの諸事情なんて、判る以前から、彼女はもう誰のモノでもない、って感じでしたね。
どんな世界でも、子供って・・成長するし・・大人の思惑通りにはいかない様で。
ハンナの父親役はエリック・バナだったんだけど、実はそれ知らなくて・・なのに、先に声がした時に
「あ、この声はバナだ」ってすぐに判った私って・・別に特にファンでもないのに・・(←いらぬ一言ですか)
そんなバナでしたが、いつの間にかいいお父ちゃんの役やってんなぁ〜・・と、ちょっとほのぼの・・戦闘マシーン仕掛け人でしたけど。
あ、それと、ジェイソン・フレミングが出てたよ!ラッキー!・・って思ったけど、誰でもいいようなフツ〜の役だったわ。
殺し屋役のトム・ホランダーより地味でフツ〜なのよ。ホランダーのが出番が多いのよ。どう言う事よ、これ?
バナならともかくも、よりによってホランダーに負けるとは・・あの地味なホランダーに・・・・・あぁ。
ジェイソンよ、思い出すんだ、「URAMI」仮面を被ってたあの頃を!
ホッケーマスクを被ってたあの頃を!!(←ジェイソン違い?)  【ソラリアシネマ】
 

ハンナとその姉妹
HANNAH AND HER SISTERS (86・米)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)ミア・ファロー マイケル・ケイン ウディ・アレン ダイアン・ウィースト マックス・フォン・シドー
いつもアレンのちょっとしたセリフには笑わされる〜。
今回は、子供の出来ないアレンの「君が出せば僕が親」とか(何を)自分の妻・ハンナの妹を口説こうとするケインの
「高度なテクニック」に爆笑〜;; 生きてると色々考えなくてもいい事まで考えてしまうし、この作品見てたら何だか
男性不信にもなりそうだけど(ケイン、あんまりだよ〜)アレンみたいにケセラセラで進んでいかなきゃどうしようもないのかな。
でも、別れた妻の妹とか、そう言う”過去”に関係する人物にまた恋なんてしてしまう物?身近かにいるとそうなるんかな?と言うか、
どうしてそんな身近かで手を打つの?(爆)私ならしないんじゃないかと思うけど・・。過ぎた事に関わりたくないし。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
でもまあ、それが恋ってものなんですかね。姉妹って言う物にも憧れはあるけど、実際いたらホントこんな感じかもね?
頼り頼られ、奪い奪われ?それでも姉妹は姉妹なのね?楽しそうなややこしそうな・・。【BS−NHK】

ハンニバル
HANNIBAL (00・米)
(監・製作)リドリー・スコット (脚)デヴィッド・マメット スティーヴン・ザイリアン (原)トマス・ハリス
(主)アンソニー・ホプキンス ジュリアン・ムーア レイ・リオッタ ジャンカルロ・ジャンニーニ
私はジョディのファンだけど、今回のクラリスも良かったです。お話も、前作とは又違った雰囲気で楽しめました。
レクターとクラリスの絆が益々強くなりましたねー・・( ̄∇ ̄;) 【ユナイテッド・シネマ】

ハンニバル・ライジング
HANNIBAL RISING (07・米・英・仏)
(監)ピーター・ウェーバー (脚・原作)トマス・ハリス
(主)ギャスパー・ウリエル コン・リー リス・エヴァンス ケビン・マクキッド ドミニク・ウェスト リチャード・ブレイク
   スティーヴン・ウォルターズ チャールズ・マックイグノン アーロン・トーマス ヘレナ・リア・タチョヴスカ
あのレクター博士の若かりし日を、あの「かげろう」で大悪魔ベアールの相手役を見事に務めた、うり坊・・こと
ギャスパー・ウリエル君が演るって?!( ̄□ ̄ええ〜?なんでまた?どっからどうころんでそんな事に?
・・なんて不思議に思いつつ、気になりつつ・・でも、行くかどうか迷ってたんだけど、ネッ友Pさんから
リス・エヴァンスも出てるよ、
って聞いて、あっ、やっぱり観に行こう!と。 決定打がリス!ってのも我ながらどーよ?!とは思いましたがね。(汗)
でもハンニバルVSリス=知的殺人VS野獣殺人・1本勝負??なんて、勝手な想像の恐いものみたさがピークでさ。
しかし、さて始まってみると、これがなんと映像とかしっとりといい雰囲気なんだわさ〜・・あれ〜殺人の話なのになんで
こんなに
落ち着けるのぉ〜?(汗)・・とか思ったら、この作品、「真珠の耳飾りの少女」の監督さんだったんですね。
それが分かってちょっと納得&安心したよ・・(^^;復讐殺人の物語でも、どこかこう憂いを秘めてると言うか・・まぁね、
ハンニバルがウリ君だからね、そこはもう
静かな瞳が狂気で豹変する過程すらピュアで美しかったりもしてさ。
そもそも、レクター博士がなんであんな風になったのか?って言う謎に迫るお話なんだけど、彼の生い立ちが・・もうこれは悲惨過ぎる・・。
幼少時代の彼と妹がめっちゃ可愛いくてなお更・・わぁ〜ん・・ミーシャちゃ〜ん(〒_〒)ウウウ
クライマックスで極悪人から、あ、言わずともリスですが・・いやぁ、リスってこう言う役似合ってますね〜・・善人でも悪人でも
こう、とことん際限がないとでも言うか、やはり本能でしか動いてないと言うか、平たく言うとやっぱ猿と言うか(←褒めてます。
それに今気付いたけど、↑”ハンニバルVSリス”だなんて・・役柄じゃなくて素のままでしっかり対抗させてるし。)
・・そんなリスにほにゃららでぺけぺけされたウリ君なんて・・もう可哀相過ぎる・・!くぅーーー!
って、完全ウリ君かばってますが・・。こんな私、殺人幇助で即逮捕?(汗)
かばうと言えば、レディ・ムラサキ。あのぶら下がってカラカラと音立ててる面?は何なんだ?鎧に手を合わせたりして
一体あ〜たの宗教何なんだ?いや、あれは単なる彼女のシュミだったんだろうか?モデルは藤間紫?(←関係なし)
どっちかと言うと、ハンニバルのオバであるこのムラサキさんのが充分怪しい・・って感じでしたが・・(爆)しかし、彼女の
話や、ハンニバルの生い立ちからしても、個人的な復讐物語と同時に、戦争の名の下には裁かれない殺人・・と言う物を
言及する
反戦物語にも感じられたよ。戦争体験の恐ろしさや悲しさって、やはり一生消えない物なのでしょうね・・。
展開はちょっと一本調子な感じもしたけど、キレイな(落ち着く・笑)映像や俳優の活躍で全く飽きずに観る事が出来ました。
なので、最後にこう叫びたい・・Mイコール・・「マネクはマチルドを愛してる〜!」!チガウダロ!(。-ω-)_θ☆(ノ・勍)ノ【ユナイテッド・シネマ】

犯人に告ぐ
 (07・日本)
 
 
(監)瀧本智行 (脚)福田靖 (原作)雫井脩介
(主)豊川悦司 石橋凌 小澤征悦 笹野高史 片岡礼子 井川遥 松井美由紀 崔洋一 石橋蓮司
 
刑事さんて大変だね。 家庭を犠牲にしてさえも正義感持って頑張る刑事と
私利私欲の為にシゴトを売る刑事と、まあ色々いるんだけど。後者はひどいね。
シゴトを利用するしか考えてない・・刑事なんかやめちまえ。TV局もTV局だったりするけど。
犯人には反吐が出そう。神にでもなったつもりなんだろうけど、弱い者にしか手を出さないと言う・・
えーっと、最低って表現のまだ下の表現教えて〜。
主人公と奥さんとの関係が、冒頭以外はあんまり描かれてなかった様に思えた。
豊悦と井川と崔の3ショットはなんだかなー・・だけど、豊悦は凄みオーラのあるいい俳優になったね。 【TV】

万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-
 (14・日本)
 
(-_-;) 
(監)佐藤信介 (脚)宇田学 (原作)松岡圭祐
(主)綾瀬はるか 松坂桃李 初音映莉子 ピエール・ドッゥラドンシャン 橋本じゅん 児嶋一哉 村杉蝉之介 
   角替和枝 村上弘明 榮倉奈々
 
最初はいい感じで始まったのに、どんどん退屈で面白くなくなってしまってガッカリ。
モナ・リザの瞳の呪い?にも期待したのに。(どんな期待を?笑)
なんか底が浅くて映画っぽくもなく・・二時間TVドラマでも充分では?
天才鑑定士に綾瀬はるかのキャスティングからして無理がある気が。   【TV】 

バンパイア・キッス
VAMPIRE'S KISS (88・米)
(監)ロバート・ビアマン (脚)ジョー・ミニオン
(主)ニコラス・ケイジ マリア・コンチータ・アロンゾ ジェニファー・ビールス エリザベス・アシュレイ
ビデオケースにある説明:
”大都会NYの夜を彩る、ヤッピー青年とセクシー・バンパイアの、オシャレでミステリアスなラブ・アフェア!”
ぴあシネマクラブの説明:
”ジェニファー・ビールス主演。夕闇の訪れと共に現れて、弁護士・医師・一流商社マンらを次々に悩殺していくバットガール。
超ハイレグ・コスチュームのまぶしいセクシー・コメディ。”
・・って、違うでしょ、↑これ!
私には、都会の孤独に壊れていく男の悲しい物語に見えたけどなあ・・!( ̄∇ ̄;)
ああ、もちろんコメディ・タッチではあるけど、そもそもニコラス・ケイジが主演だって。
このニコラスの壊れようがスゴイのなんのって・・笑える!・・けど悲しい!( ̄∇ ̄;)
あんな眼をむいた形相で追っかけられたらどうするよ!←真昼の会社でも、チェーンソー持ってなくても恐い!(笑)
しかも、○○○○まで食べちゃって・・!( ̄∇ ̄;)
靴下なしで革靴はいてる姿も、きっと長谷川○恵には恐怖でしょう!
<BBSにて・・N様へのお返事>
バンパイア・・面白かったですね〜・・って言っていいのかしら?( ̄∇ ̄;)
そうそう、孤独と言うよりまずはストレス、ですね。殆どニコラスの独り舞台=まさに怪演!で、彼のスゴさを改めて感じましたよ〜。
バンパイアの○を大真面目でつける所←でも安い方選ぶ・・のには笑った〜(≧▽≦)
それに、とばっちり受けまくりな女性部下はすっごくお気の毒で( ̄∇ ̄;) あそこまでじゃなくても、意味不明な上司持つと大変よね。
○○○○!ホント、彼(?)も不運でしたね〜(笑)
とは言え、クライマックスはねぇ・・凄まじかったけどなんか可哀想でしたよね。(しみじみ)
「バンパイア・・」もビールス人気にあやかろうと思ったんでしょうかね?この謳い文句だと、まるっきりデートムービーみたいだものね。
でも私には、普通のラブコメじゃなくて、自分のシュミな内容で(えっ)思いがけない拾い物って感じでしたよ。(笑) 【ビデオ】


    

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