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エノーラ・ホームズの事件簿
ENOLA HOLMES (20・英)
 
 
(監)ハリー・ブラッドビア (脚)ジャック・ソーン (原作)ナンシー・スプリンガー
(主)ミリー・ボビー・ブラウン サム・クラフリン ヘンリー・カヴィル ヘレナ・ボナム・カーター アディール・アクタル フィオナ・ショウ
 
クラシカルな内容で面白いかも?主演が「ストレンジャー・シングス」のあの子だし、って事で鑑賞。
あの子→ミリー・ボビー・ブラウンはやはり安心感ある見た目だし、概ねファミリーで見られるタイプの作品かなあ。
ただ、女性の権利云々がなんかテロになってるみたいなのはどうなん?
ヒロイン、友達なんかいらないとかいいつつ、画面(観客)に向かって喋るのがなんとも。
独り言なのよ、って本人は言うかもしれないけど、実際の孤独(アローン)を表してるみたいにも思えた。
所で、ホームズにこんな妹設定って普通にあったの? ミリーは製作にも関わってる模様。   【Netflix】 

エバン・オールマイティ
EVAN ALMIGHTY (07・米)
 
(監・製作)トム・シャドヤック (脚・原案)スティーヴ・オーデカーク (原案)ジョエル・コーエン アレック・ソコロウ 
(製作)ゲイリー・バーバー ロジャー・バーンバウム ニール・H・モリッツ マイケル・ボスティック
(主)スティーヴ・カレル モーガン・フリーマン ローレン・グレアム ジョン・グッドマン ワンダ・サイクス モリー・シャノン
 
神に祈るくせに、おおっぴらに神の事を口にだすと頭がおかしいとか思われるのって・・考えてみればちょっと変。
先が見える筋書きであまり面白くなかったけど、カレルのコミカルな感じはジム・キャリーよりはうるさくなくて良いわ。(笑)
動物たちがペアで沢山現れたり、方舟造りを手伝うのは微笑ましかった。モーガンの説得力ってすごいなぁ。
で、似たようなタイトルのあったよね?って思ったら、そのスピンオフ・ストーリーだったのね。ブルースの方も見たはずだけど(^^;
ポスターにあった「40歳の処女マリア」って・・カレルへのジョーク?(笑) 【BS−NHK】

エピデミック〜伝染病
EPIDEMIC (87・デンマーク)
(監・脚)ラース・フォン・トリアー
(主)ラース・フォン・トリアー ニルス・ヴェアセル ウド・キアー
映画監督と脚本家。二人の書きためた脚本が、コンピュータから消失してしまう。
仕方なく新たに書き始める作品タイトルは『エピデミック』・・その伝染病に侵されるストーリー同様に、彼らの身近にも忍び寄る病が・・。

なんとラース監督自ら主演。似てるな〜とか思ってたわよ。本人じゃん!( ̄m ̄〃)
モノクロームの中での実験的とも言える表現方法(映像のみならず内容も)には、「ドッグヴィル」と共通したテイストを感じた。
いや〜ぁ、これも面白かったです。ラスト、なんかスゴー・・;思わず唸ってしまった・・でもそれまでは淡々としてるので、
もし見る時は寝ない様に。(笑)でもその淡々映像も時に不気味で美しく、とても自分好みで面白かったです。
DVDにならないかな〜。いつか「ラース・コレクション」とか言って数枚組みDVDが出たらいいのに。
あ、でも「ダンサー・イン・・」が入ってたら困るけどねー;;←もう一度見直すと違った見方が出来るかな?(爆)   【ビデオ】
・・・・・後に、DVD購入しました。( ̄∇ ̄;) やっぱりあのクライマックスは異様だね;;【DVD】

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE (22・米)
 
 
(監・脚)ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート
(主)ミシェル・ヨー ステファニー・スー キー・ホイ・クアン ジェームズ・ホン ジェイミー・リー・カーティス 
   タリー・メデル ジェニー・スレイト ハリー・シャム・Jr 
アメリカで夫とコインランドリーを営む中国移民のエヴリン。だが経営は厳しく、納税の不備で国税庁に呼び出される事に。
しかしその途中、突然夫に異変が・・?!

コレ、アカデミー賞作品賞を獲ったみたいで。 観たのはそれ以前だったし、ノミネートされてるのすら知らなかったからビックリしたわ。
じゃあなんで観たの?だけど、たまたまネットで画像見て面白そう?って思った所に、
監督があのダニエルズ、&近場で公開してたんで、単なるネタで行った・・みたいな。( ̄∇ ̄;
だってダニエルズよ? ネタ以外に何がある?(暴言・・笑)
で、どうだったかと言うと、まあ面白くなかった事もないけど、
自分としてはダニエルが死体になるやつのが好みだったし、あ、このダニエルはラドクリフね。(紛らわしい)
吸引力としてはディック・ロングのがあったと思うし、なんか自分がネタにしたいダニエルズとはだいぶ違ったかな。
それはまた後で語るとして・・
可能性の数だけ世界がある。・っんもんだからカオス・・!
しかし回りまわって、巡りめぐって、自分が今居る世界に着地。そこで自分や周りとどう向き合ってどう生きるか、それしかない訳で。
エブリンが夫に、「(ジェイミー・リー・カーティスに)何を話したの?」って聞いた、たった一言はちょっと胸に刺さった。
まずは相手に真剣に話す事から・・なのかもね。どの世界でだって同じだろうし。
どの世界でも思い通りに振る舞える娘(にとりついてたヤツ)が、実はどの世界にも馴染めず孤独だったのかもしれない。
魂をさまよわせては可哀想・・。イマこの世界を一生懸命生きていかないとね。
カンフー等での対決はキレがあって面白く見れたけど、それ味わえたと思う間もなく慌ただしく場面が替わるので、
とにかくハチャメチャさだけが残って爽快感はあんまり無かったかな。
突然石になったりの所もね、哲学的なのか、それだって結局は戯言に過ぎないのか、我慢なのか、攻めなのか。
何にしても、全体的にも長く感じたので、途中はそこそこ退屈だったんだなぁ・・と後で思ったし。(汗)
笑う所もそんなになかったんだけど、ジェイミーが別の世界で優し気な雰囲気で居る場面だけはつい笑ってしまった。
(何故・・微笑ましかったんだろうなあ)
娘は普通の時は素朴なのに、カラフルに着飾ってるとかなり痛い感じ(汗)まあビジュアル的に自分の好みとは真反対で。(ごめん)
主演のミシェル・ヨーは色々とお疲れさん!って感じでとっても良かったんだけど、
ジャッキー・チェンとココリコ田中を足して二で割った感じの夫がせわしない空間での唯一のほんわりパート?で一番のお気に入りだった。
・・と思ってたら、この人、あのレイダースの2でインディと一緒にトロッコ・ジェットコースターに乗った男の子だったのね!
いやぁ〜・・後でそれ知ったんだけど、アカデミー賞助演男優賞も受賞してレイダース関係者らとも再会したそうで、感慨深かったわ。
なんだかドラマみたいね〜。(それ言うなら映画だろ) そんな感じで、主演俳優は良かったんだけどね。
話を最初に戻して・・
自分が言う”ネタ”には斬新な独自視点への期待も含まれていたので、そこを、イマを、こう言う設定で語られたら
ちょっとネタにするにもそれこそ全世界を気にしちゃうと言うか、滅多なコトは言えんぞ?的な見えない何かを感じたりもしてさ、
一見斬新なハチャメチャでも賞レースに絡みたいなら同調圧力対策必須よ?的な?(ちょと何言ってるかわからない?)
ま、下ネタだけは今回も(おとなしめだったけど一応)健在でした!・・ってコトで。(そのネタは求めてないけどね・・汗)  【ユナイテッドシネマ福岡ももち】
 

エベレスト 3D
EVEREST (15・米)
 
 
(監)バルタザール・コルマウクル (脚)ウィリアム・ニコルソン サイモン・ボーフォイ
(主)ジェイソン・クラーク ジョシュ・ブローリン ジョン・ホークス ジェイク・ギレンホール ロビン・ライト マイケル・ケリー 
   サム・ワーシントン キーラ・ナイトレイ エミリー・ワトソン マーティン・ヘンダーソン トーマス・M・ライト 
   アン・フーラ・シェルパ エリザベス・デベッキ 森尚子
 
96年の春。ニュージーランドで企画された登山ツアーに世界各国から8人のアマチュア登山家が集まった。
彼らはガイドのロブ・ホールに率いられ最高峰エベレストの頂を目指すが・・

実話を元にして作られたドラマ・・と言うより、しっかり実話再現ドラマだと思われる。
なので、結構登場人物は多いし、物語も淡々と進んでいくし、事故は現実として雪の固まりの様にずっしりと重くのしかかるしで、
単純に面白かった〜とは言えず、助かった方々にはとりあえず良かったと思い、
お亡くなりになった方々を悼みご冥福をお祈りするばかり・・と、つい最近のニュースを見ている様な感覚だった。
難波康子さん・・無念だった。勿論それは皆に言える事だけど、
紅一点であり日本人でもあったので、彼女を通じてエベレスト登山が特に身近に(恐ろしさも含めて)感じられたので。
登山ツアーのしくみやその実態には興味深いものがあった。
ツアーと言っても絶対にお気楽に登れる様な山じゃないし、なのにすごい人(参加者)でごった返してるし、ベースキャンプは不安定だし、
傍から見てても何か起こらない方がおかしい雰囲気なんだけど、これって普通の事だったのかしら?心配性にはチェックし所が多すぎて。
でもアマチュア登山家からしたら、大々的なツアーと言うだけでも安心感がある方だったのかな?
そして、ツアーガイドの存在も独特で不思議な気がする。この命がけの登山の一体どこまでガイドすべきで、どこまで責任があるんだろう?
タイトル(邦題)に3Dってついてるのは余計だなあ。上映は全面的に3D!って言いたいんだろうけど、
まるでアトラクションみたいな軽い印象を受けてしまう。(自分だけ?)
映像は荘厳な冬山の臨場感はあったけど、何しろ物語が物語なので人目線での情景のが印象に残ったかな。
特に3Dでなくても良かったかも。2Dでも伝わる物は伝わるんじゃないかと言う意味で。   【ユナイテッドシネマ】 

エボリューション
EVOLUTION (01・米)
(監)アイバン・ライトマン (脚)デヴィッド・ダイアモンド デヴィッド・ウェイスマン ドン・ジャコビー
(主)デビッド・ドゥカブニー ジュリアン・ムーア オーランド・ジョーンズ ダン・エイクロイド
進化するエイリアンのスピードについていけない人間達・・三つ目ニコちゃんの意味は?進化って事?
ちょっと散漫な印象だったが、深く考えないで見れば楽しいし、特撮も面白かった。
一匹やけに可愛いエイリアンがいたわ〜。G・バスターズの人の出演はご愛嬌? 【ユナイテッド・シネマ】

エミリー 悪夢のベビーシッター
EMELIE (15・米)
 
 
(監・原案)マイケル・セリン (脚・原案)リチャード・レイモンド・ハリー・ハーベック 
(主)サラ・ボルジャー ジョシュア・ラッシュ カーリー・アダムズ トーマス・ベア スーザン・プルファー クリス・ビーテム エリザベス・ジェイン
 
結婚記念日を二人きりで祝う為に3人の子供達をベビーシッターに預ける事にした夫妻。
アンナと名乗るそのシッターはネットでも評判が良いらしく二人は安心して彼女に任せ食事に出かけるが・・

冒頭、ケイタイ見ながら歩いてたら危ないんじゃないの?アメリカだし、誰かにぶつかる以上の意味で!
・・と思ってたら、やはり・・!(>_<)
で、このベビーシッター、トイレやビデオでの性的な行動とか、何がしたいかよくワカラン、単にキモいサイコ女だと思ってたけど、
末っ子ちゃんを自分の物にしたいんだと判ってからはますますそれまで子供達にして来た事がイミフに。
だいたい自分の過失のせいで・・あ〜・・それ言っても仕方ないか、やっぱキモいサイコ女でしかないか。
でもさ、アメリカでは普通の事らしいけど、殆ど知らない人に幼い子供を任せるのって危険過ぎない?
たとえそれが本当のベビーシッターの紹介だったとしても、個人的な感覚で言うと、頼もうなんて1ミリも思わないけどなあ。
自分はウー〇ーイー〇だって頼みたくないもん。(レベル違)
いや、でも、食事配達してもらうにしたって、ちゃんと責任持ったその店の人のが安心だしさ、
子供ならそれこそレベル違いで信頼出来る人じゃないと・・。(-ω-;
で、前半イミフだったけど、後半は・・ベビーシッターのマギーとやり合う所は暗すぎでよく見えん問題(ホラーあるある)だし、
エミリーの旦那らしき人なんて、夫婦の帰りを阻止しようとして自爆してどうする( ̄∇ ̄; ・・なツッコミ所満載。
だいたい子供さらうのが目的なら、いつまでもシッターしてる意味もない様な?
子供達とのその場の雰囲気を味わいたかったとか?じゃあトイレとかビデオは・・?単なる支配欲?
お兄ちゃんは妹と弟がウザかったみたいだけど、必死で守ろうとしてえらかったね。それだけが良かったことやん〜。
最後、エミリーが逃げてる所で終わったけど、いや、もういいから、あんたのイミフな悪事もう見たくないし、はよ捕まって。
子供を傷つけるヤツは許せんよ。心も体も。そしてハムスターちゃんも・・!  【Amazon】

エミリー・ローズ
THE EXORCISM OF EMILY ROSE (05・米)
(監・脚)スコット・デリクソン (脚・製)ポール・ハリス・ボードマン
(主)ローラ・リニー トム・ウィルキンソン キャンベル・スコット ジェニファー・カーペンター コルム・フィオール 
   メアリー・ベス・ハート ショーレ・アグダシュルー ダンカン・フレイザー
悪魔のイナバウアーが見れる!・・な〜んて噂を聞きつけ、殆ど興味本位で観に行きましたが(オイオイ)
とても真面目で感動的な愛の物語でした。そう言う意味で、”21世紀の「エクソシスト」”の評価も過言ではないですね。
「エクソシスト」も涙なしでは観れない心震える愛の物語でしたからね〜。(ほんとです)
で、本作・・前情報はイナバウアーだけだったけど(汗)よく見たら、このキャスティングだけで作品の質も見える様じゃないですか〜!
・・との期待通り、ローラとトムがとても良かったし新人のジェニファーも大迫力で◎でした。
ホラー部分は(ホラーではない、これは事実です!とのコピーですが)全く恐い所はありませんでした。
一箇所だけ、ちょっとドキッとした場面はあったけど、そんな程度のモノ。だけど、お話がとても興味深くてね・・
何しろ、
少女の死因が悪魔か病気か(信仰か科学か?OR愛か理屈か?)で争うんですからね・・難しい裁判よね・・
と言うか、日本じゃ考えられないよ。根底には、誰が一番
欲得抜きで少女を想ってやれたか・・って事があるけれど、
神とか悪魔に関して言えば、自分では心の中に存在する物だと言う意識があるので、こんな風に肉体的にどうこうするってのは
非常に考え難くてね。どうしたって精神疾患でカタつけてしまう方がすんなり納得いくんだよね。事実は小説より奇なり・・な、
似た様な自分の体験もあるけど(その時の自分はこの映画で言えばジェイソンの立場かな)こう言う出来事がどれだけ衝撃的か
(物語で想像するはるか数倍もそのショックは強いです!!!)と言う精神的動揺を思い出してみても、映画と似た様に、
豹変後に「神が見える」と言う言葉を聞いても、その原因は精神的な病・・二重(多重?)人格とかそう言う類いの物なんじゃないかと・・
私は絶対にそう思ってしまう(思ってしまった)人なんだよね。けれど、だからと言って神がかり的(悪魔がかりか!)な事は
全て信じられないとも思わない人で・・(^^;だって↑こんな体験よりももっと多く、偶然と言うには出来過ぎな、それこそ神がかり的な
体験もしている事実がある以上、そこに神や悪魔が存在しない!とは断じて言えない立場でもあるのだよ・・!
【以下、ラストに触れています。未見の方は読まないでね】
全てのサインをどう読み取るかは個々に任されているのだろうけど、生きる事は
常に何かから試されている・・と言う気がしないでもないしね。
なので、あの霧の中のシーン・・過酷な運命を使命として受け入れた神の子としての彼女の決意には感動して涙出てしまったよ・・(T_T)
ホラーで泣くなんて・・って、これはホラーではありません!(笑)
裁判の判決にも胸なでおろしたけど、そのあたりでは、もう
悪魔とか病気とかどーでもよくて(爆)ただエミリーと神父の気持ちをくんであげたい・・
それだけな気持ちだった。・・でも、あの手紙がなければどうなっていただろうねぇ・・?
面白い事に、この作品鑑賞後、腕時計が止まってたのに気付いた。3時10分で。( ̄∇ ̄;) ありゃ
ぴったり3時じゃなかったのがちょっと惜しかったけどねー・・これをどう取るか?!まっ昼間だったけどさ〜(笑) 【ユナイテッド・シネマ】


M (31・独)
(監・脚)フリッツ・ラング (脚)テア・フォン・ハルボウ
(主)ピーター・ローレ オットー・ベルニッケ グスタフ・グリュントゲンス
連続少女殺人事件の犯人を追う刑事。しかし犯人は一向に特定出来ず、厳しくなった警備に暗黒街の面々も大迷惑。
とうとう彼らも独自に捜査に乗り出す事に・・。

出だしがすごくイイ!少女の歌、近づく殺人鬼の影・・白黒映画ならではの恐怖感溢れるコントラスト。
暗黒街の面々の会議&警察の会議シーンも工夫とテンポがあって面白かった。
・・んだけど、それから先、犯人を見つけ追い詰めて行く過程はちょっと退屈だったなぁ〜( ̄∇ ̄;) なんでかな;;
登場人物が遠目にはみんな似ててゴチャついた印象があったのも原因かな。
でもそれを過ぎたら又別の面で面白くなってホッ。
犯罪にも種類あるよね・・誰が裁くか?裁ける様な人間なんているのか?って話は難しいですが・・。【ビデオ】

獲物の分け前
LA CUREE / THE GAME IS OVER (66・仏)
 
(監・脚)ロジェ・ヴァディム (原作)エミール・ゾラ
(主)ジェーン・フォンダ ミシェル・ピコリ ピーター・マッケナリー ティナ・マルカン
莫大な遺産を相続したルネは年の離れたアレクサンドルと結婚する。
が、その退屈な生活から次第に彼の息子マキシムへと情熱を傾けてしまう・・。

タイトルからてっきり犯罪アクションかと思って(「・・ポイントブランク」とか?笑)
「今日はそう言うの見たいキブンだ〜さぁ見るぞ!」・・と思って見始めたら・・
あれっ、全然違う・・( ̄∇ ̄; 有閑マダムの恋愛劇だったわ・・(爆)
ゾラの中篇小説「はらわた」の映画化。・・だそうですが、勿論未読、と言うか全然知らなかった。
いやぁ・・でもホントにヒマそうなマダムだったわ。
大福食べながらゴロゴロTV見てるオバサン・・って感じではないけどね。(ノドに詰まらせますから)
でも、そんなオバサンのがまだ健全かもしれない!?だって、彼女(ルネ)、義理の息子に手を出してますから。(汗)
相手もその気・・とは言え、そこはホレ、若者には若者の未来がありますからねぇ・・
結局、悲しいかな、オバサンには大福しかない訳で・・(煎餅もある?)
などと、冷静に考えると↑なんだけど、実際に恋に落ちてると、そんな事考えもしないんだろうね。
いや、私だって、愛があれば歳の差なんて・・年下でも全然オッケーとは思うけど(え)
義理の息子、てのはねぇ・・うーん、これはナイなあ。
たとえ、旦那は江頭2:5○似なのに息子は何故かイケメン!・・でもねぇ・・これはナイなあ。感覚として。
でもね、ついオバサンとか言ったけど、ルネは義理の母であってもまだ全然若いんだよね。
なので、実際、他で素敵な出会いもありそうだし、別にこんな状況に陥る必要もない感じも。
義息子マキシムのベッドのキルトにくるまれて抱えられるルネはとっても少女っぽくて可愛いかったしね。
そんな、きっちりオバ・・大人の女性でもない、かと言って少女でもない、な中途半端さがアダとなったのか、
単に子供っぽく楽しんでるだけで終わってしまったと言う感じ。
旦那の江頭2:5○(これ、ピコリなんだよね〜今のが全然素敵・・笑)の心情〜本心・・も今一つ掴めなかったし。
それにしても、ジェーン・フォンダが、こう言うフランス恋愛映画に出てたとは知らなかった。
アメリカ人の彼女だけど、メイクやファッションのせいか遠目に見ると意外とパリ風味。
行動も、何仕出かすかわからない少々アブナい不思議系・・なのもちゃんとパリ風味。
ただ、あの、フランス映画なのにやけにアメリカン〜なキルト(正統派ログキャビン!)
と同化出来てしまうあたりは、やっぱり中身はアメリカン〜なのね〜・・と感じざるを得なかったけれど?!(笑)
最後は・・唐突に終わった感じがしたけど・・フランス映画って、昔からこうなのね?伝統技? 【BS】
 

エリザベス∞エクスペリメント
ELIZABETH HARVEST (18・米)
 
 
(監・脚)セバスチャン・グティエレス
(主)アビー・リー キアラン・ハインズ カーラ・グギーノ マシュー・ビアード ディラン・ベイカー
 
生物学者ヘンリーの妻となった若く美しいエリザベス。
すぐに夫から新婚生活を送る屋敷に案内された彼女だったが、ある部屋にだけは絶対に入ってはならないと言われ・・

決して覗いてはいけない部屋だと言いつつ、すぐ開けられる様にして、覗かせる気満々な旦那。
で、彼が留守の時に速攻約束を破って部屋に入る妻。なんだこの二人、めっちゃ相性いいじゃん〜(笑)
・・と思ってたら、確かにある意味これ以上ないお二人だったわ!?
昔の頃の情熱を取り戻したい・・でも今自分が愛する妻を実感出来るのは彼女を〇〇する時だけ・・?
と、天才博士の苦しさと哀しさが伝わって来た。
研究を完璧につきつめたい欲求や妥協出来ない気持ちが、愛の領域にまで浸食していったのか。
盲目の青年がヘンリーの若い時だと言うのは早くから予想がついたので驚きはなかったけど、
完璧な若い頃の自分にまで嫉妬があったのかな?それで見えない様に?
邦題の「∞」はいいね。 後で知ったけど、ヒロインはスーパーモデルなんだそう。
外見も生活も普通の人間(平凡な一般女性)っぽくなさそう?・・なのも丁度良い感じ。
最近よくある「AI」よりは「クローン」の方が人間味は感じるね。(←人間です)
でもさ、クローンって自分がクローンである事をどの程度理解出来てるのかな?
普通の人間でさえクローンがどの様な人間(思考)なのか表面的にしか解ってないんじゃないかとも思うし。
なのにヒロインが自分の事を簡単に理解してるみたいなのはちょっと違和感あったなあ。   【Amazon】
 

エリザベス ゴールデン・エイジ
ELIZABETH:THE GOLDEN AGE (07・英)
(監)シェカール・カプール (脚)ウィリアム・ニコルソン マイケル・ハースト
(主)ケイト・ブランシェット ジェフリー・ラッシュ クライヴ・オーウェン リス・エヴァンス サマンサ・モートン アビー・コーニッシュ
   ジョルディ・モリャ エディ・レッドメイン トム・ホランダー アダム・ゴドリー
98年の同監督映画「エリザベス」のその後・・を、前と同じくケイト・ブランシェット主演で・・となると、よほどエリザベスに興味があるか、
あの作品が気に入ったか、あるいはケイトのファンじゃないと見ない様な気もするが、ウォルシンガム役はまたラッシュなので気になるし、
今回はクライヴ・オーウェンも出てるし、予告編のケイトの迫力凄かったし・・で、ふと、リス・エヴァンスも出てる事に気付き、鑑賞。
・・って、またリスが決定打かいっ!ゞ( ̄∇ ̄;) いやいや・・前の「エリザベス」も面白かったしね・・って言ってる割に”感想”書いてませんが。(汗)
物語は殆ど史実に忠実だそうだけど、世の中の政治的な動きを描写してる部分は断片的で、殆どはその時のエリザベス御殿(王室)内での展開。
なので、水面下でのメアリー&スペインの陰謀の様子があまりよく分からず、クライマックスでの戦いも人間よりも馬のが目立ってて(笑)
全体的に物語としての印象はちょっと薄かった。・・某映画は”牛が飛ぶやつ”、この作品は”馬が泳ぐやつ”でイケそうだ。Σ\( ̄ー ̄;)
けれど、彼女の色々な面・・時に少女、時に母親、また時にイングランドの和田アキ子(何)、慈悲深く、物事の本質をきちんと把握し、
そして、国の為、自らが敵に向かって突進して行くあの勇姿!・・を見て、改めて彼女の人間としての魅力や、女王としての気高さにひれ伏して
しまいそうに・・!ははーっ!m(__)mケイトはやっぱりすごい迫力&説得力のある演技で素晴らしかったです。もう彼女なくしてエリザベスは語れない!?
アイカタのウォルシンガム(ラッシュ)ともいいコンビで、彼がエリザベスにいきなり頭ハタかれた時には、つい吹き出してしまったよ。ププッ ( ̄m ̄*)
侍女役のアビーもチャーミングなただの女(爆)がよく似合っていて良かったし、これからどんな個性を出してくれるのかが楽しみ。
・・だったんだケド〜・・ローリーがねぇ・・クライヴがねぇ・・なんかちょっとイメージ違ったと言うか、迫力に欠けて、これはミスキャストだったんじゃ?
・・って、ファンのくせにそんな事言ってますが(クライヴごめん!)どうもこのローリーとエリザベスのツーショットって違和感が〜。
やっぱりクライヴにはケイトよりもジュリアンのがお似合いだわ・・って、そんなコトじゃなくてー・・(^^;
彼に恋した時のあの”お願い”は切なかったわぁ・・(涙)あぁ、それなのにローリーったら・・別の所でガバァァァァと・・!(何)
あぁ、アンタって人は・・男って一体・・!・・って言う役がどうこうでなく(笑)・・なーんか風格がねぇ・・この役はミスキャストだよなあ・・(しつこくつぶやく)
それはともかく!エリザベスの様々なコスチュームは豪華絢爛、とてもキレイで面白く、特にヘアスタイルには毎回釘付け。
マリー・アントワネットが白菜頭なら、エリザベスはチキンラーメン頭?たまに出前一丁な時もありましたが(謎)しかし戦闘時にあの長いヘアって
どーなの?あれが慣わしなんですかね?相変わらず残酷男なリスが、でも今回はやけにハンサムに見えたのも謎。【ユナイテッド・シネマ】

エリザベスタウン
ELIZABETHTOWN (05・米)
(監・脚・製作)キャメロン・クロウ (製作総指揮)ドナルド・J・リーJr. (製作)トム・クルーズ ポーラ・ワグナー
(主)オーランド・ブルーム キルスティン・ダンスト スーザン・サランドン アレック・ボールドウィン ブルース・マッギル
   ジュディ・グリア ジェシカ・ビール
冒頭が面白い・・と言うか、”I'm fine.”が身につまされたわ〜。トオルちゃん(オーリィ)だから余計同情しちゃったり。( ̄∇ ̄;)
死にたいけど、本当はそんな事したい訳がない・・みたいな感じもひしひしと感じちゃったわ。トオルちゃんだから余計・・(笑)
・・でもさ、何でデザイナー1人が責任おわなくちゃいけないの?他のスタッフって何の仕事してたん?ゞ( ̄∇ ̄;)
なーんて最初からツッコミはすれど(笑)最近落ち込み気味だった私には、この作品はちょっとしたプレゼントみたいでしたよ。
甘い話かもしれないけど、その優しさに癒されました。
(^^ゞあの車の中のオーリィの色んな表情なんかにもね。
監督のモロ趣味みたいな音楽メドレーには少々苦笑してしまったけど、主人公が周囲と自分を見つめなおして行く過程に
なんだか涙腺刺激されちゃって〜。10億ドルじゃなくても、何かしら失望や挫折を経験した人なら、このカンジ、解るんじゃ?
ラストが答え・・じゃなくて、ラストから再出発・・なんだよね。やっぱり生きててナンボ・・償いも、まず生きてなきゃ出来ないし。
生まれた時には何も持たずとも、溢れるほどの愛情を身近に感じたはず。そんな素な気持ちをもう一回思い出したい。
”I'm fine.”・・色々な事ある人生だけど・・だったら奇跡だって起きるかもし
れんし(笑)ねえ、自分にも言い聞かせなくっちゃ。
【以下ネタに触れています。未見の方はご注意下さい】
そうそう・・キキちゃん登場〜なんてのも、モロ奇跡的な気もするけど(≧▽≦)でも人間、ドツボの時って宝くじも当たるって言うし
人生の吉凶はそうやってバランス保たれてる・・って思うから、こんな出会いもアリじゃないの?
それに、2人の電話deデート(?)も可愛いし〜楽しかった〜。オーリィ、途中で充電しながら喋ってなかった?(笑)
キキちゃんはかなりゴーインな女だったし、彼女の背景ってもんが謎で今ひとつピンとこなかったのもあって、
インタビュー・ウィズ・バンパイヤ仕様な八重歯でオーリィがいつ噛み切られるかとヒヤヒヤしてたけど(*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ)
気が付けば、なんてキュートな女の子・・って、すっかりキキちゃんペース。「スパイダーマン」でもそんな感じだったなぁ〜
ブスっぽいのに何故か素敵・・うーむ、恐るべしキルスティン!キキちゃんて宅急便運ぶだけじゃなかったのね!(意味不明)
しかし、彼女のルートにまんま従ってるオーリィってどうよ・・素直と言うかナンと言うか・・そこで灰までまいちゃっていいの?
って、見てる方が少々困惑。つい、やっぱいつかはキキちゃんの餌食に?なんて思ってしまうよ。( ̄∇ ̄;)
このへん、ルートくらいは自分で決めた方が良かったんじゃないのかなぁ?赤い帽子探しは別にしても。
母親(スーザン)の1人舞台なシーン・・あんなスピーチ、日本では考えられない;;と言うか、ちょっと下ネタ過ぎてヒイたけど、
色々な想いの込められたタップは感動的でした。何かやってないとたまらない気持ちもすごくよく解るし・・ね。
火葬が一般的でない場所での、それに対する捉え方なども、ちょっと興味深かったです。
ところで、オーリィの元カノ役のジェシカ・ビール・・「テキサス・・」の時よりえらくブサイクな老け顔に見えたのは何故?
これもキキちゃんの魔法なのか?!( ̄∇ ̄;)何はともあれ、生きろオーリィ!たとえキキちゃんに食われても!ゞ( ̄∇ ̄;)【ユナイテッド・シネマ】

エリックを探して
LOOKING FOR ERIC (09・英=仏=伊=ベルギー=スペイン)
 
 
(監)ケン・ローチ (脚)ポール・ラヴァーティ (原案)エリック・カントナ
(主)スティーヴ・エヴェッツ エリック・カントナ ステファニー・ビショップ ジェラルド・カーンズ ジョン・ヘンショウ 
2度の結婚に失敗し、連れ子を育てながら冴えない日々を送る郵便配達員のエリック。
敬愛するサッカー選手エリック・カントナのポスターに向かってつい愚痴をこぼしていると、な、なんとそこにカントナ本人が現れた!?

サッカーよく知らないので、エリック何とかと言う選手についても全く知りませんでしたが・・
え?エリック・ナントカじゃなくて、エリック・カントナ?はーい、そりゃ覚えとカントナ。
・・てな調子で鑑賞したけど、くたびれたオヤヂが元気出すのは見ていて嬉しくなったよ。
その前から、オヤヂ・・もとい、主人公エリック、ね、あ、サッカー選手じゃない方ね、・・の
郵便局のオヤヂ友達がまたいい奴揃いでね〜・・。みんなくたびれた生活でも、心がくたびれてる訳では決してないんだよね。
仲間の為にひと肌脱ごうとしてくれる友情にはジ〜ンとしたよ。たまにおバカでもね!(笑)
そこでカントナのあのセリフを思い出す・・一番はゴールじゃなくてパス、相手を信じろ。
うんちくだらけのカントナだったけど(笑)現役時代はさすがにすごい試合いっぱいしてたのね。
シロウトの私からしても、色んな試合の名シーンは楽しめました。なんか踊るようにキメたりしてたよ〜。(◎o◎)
ケン・ローチ作品久々だったけど、監督さん、本当にサッカーが大好きなのね。
今まで観た彼の作品に比べるとすごくソフトと言うか軽くてお茶目な雰囲気あったけど、
地道に生きる労働者やシングルマザーとかの姿をきっちり描いてるのがやっぱりローチ、って感じ?
物語は、ツウの方によると、似たような展開の映画って沢山あるらしい・・けど、
私は特にそれらを知らないので、これはこれで楽しめました。
そうそう、主人公の風貌とか見てたら、ちょっと「パリ・テキサス」、最後は「V・フォー・ヴェンデッタ」思い出したりしてね。(笑)
何はともあれ、あの、ブルースエードシューズ、いいね!いつだって、人生、これからよ!(^o^)v 【KBCシネマ】 

エリン・ブロコビッチ
ERIN BROCKOVICH (00・米)
(監)スティーヴン・ソダーバーグ (脚)スザンナ・クラント
(主)ジュリア・ロバーツ アルバート・フィニー アーロン・エッカート マーグ・ヘルゲンバーガー
公開時は、主人公の胸元を強調した悩殺ファッションが話題になってましたね。(笑)
確かに、お金ないくせにイケイケな服だけは山の様に持ってるなぁ、と。(笑)
しかも、乳房と子宮の摘出手術をしなければならない女性に、そんな胸元強調して涙しても、慰めにもなんにもならん。
でも、この作品は意外と面白かったです。主人公の、仲間はずれにされてもヤケクソになりながらぐいぐい進んで行く所が共感するし好き。
その結果、恋人との仲や子供との関係がぎくしゃくしていく所は身につまされましたが、そのあたりも、あまり大仰過ぎない
自然な表現がされてあって良かったです。そして、何と言っても彼女とボス(ケチおやじ・笑)の関係がとっても良かった!
お互い文句をつけながらも、ちょっとずつ理解して行って、最後のおやじの行動とセリフに、
彼女以上に笑みがこぼれそうになった私でした。 【DVD】
【DVDの特典映像について】
余りにも監督の思い入れが強く、こっち迄ボツになった映像のが印象に残ってたりする。これはちょっと問題かも・・。
===実際のエリンは、この公害問題の調査の為に自らの体も汚染され、現在も治療中だとの事です。m(__)m

elles/エル
ELLES (97・ポルトガル=仏=ルクセンブルク=ベルギー=スイス)
(監・脚・製作)ルイス・ガルバン・テレシュ (脚)ドン・ボリンジェ
(主)カルメン・マウラ ミュウ・ミュウ マリサ・ベレンソン ゲッシュ・パティ マルト・ケラー ホアキン・デ・アルメイダ ディディエ・フラモン
彼女たち、友達同士それぞれが、自分の悩みを持ちながらも、相手の気持ちも理解しようとする・・。
お互いに明るく過ごしていこうと努力する・・。こんなオトナな女性になれたら素敵だなぁと思う。
まず、自分自身を好きになることなのかなぁ・・。もう少し年齢いってから、もう一度見たいな。【シネサロン・パヴェリア】

エル ELLE
ELLE (16・仏)
 
(≧∇≦)ユペール♪
(監)ポール・ヴァーホーヴェン (脚)デヴィッド・バーク (原作)フィリップ・ディジャン
(主)イザベル・ユペール ロラン・ラフィット アンヌ・コンシニ シャルル・ベルリング ヴィルジニー・エフィラ ジュディット・マーレ 
  クリスチャン・ベルケル ジョナ・ブロケ アリス・イザーズ ヴィマーラ・ポンス リュカ・プリゾ アルチュール・マゼ ラファエル・ラングレ
 
独り暮らしの自宅で覆面男に襲われたミシェル。
その後、何事もなかったかの様に振る舞う彼女の元に犯人からと思われる不気味なメールが届き・・

かなりキワどくてアブナい人達ばかり出て来る割には、物語展開は想像してたよりフツーだったかな。
犯人をその場でボコボコにする方が現実だったら?とか、最初は自分の妄想のが突っ走ってしまって。(笑)
でも、結果的には似た様な事になってしまって、と言うか、させてしまった?計画的?昔の事件ももしや?
いやそれは考えすぎ、彼女の過去はツライ過去、でもそのケはあるでしょ?父の血が騒がない?いや、いくらなんでもそれは・・
いやいやいや・・・・・って勝手に自問自答(?)して頭ぐるぐるした〜・・ってのが一番面白かった所かな。( ̄∇ ̄;Σ\( ̄ー ̄;
ミシェルのアブナさって、一見ああ言った性癖の事を指してるみたいだけど、やっぱりもっと根の深い所に闇(病み?)を抱えてる所だよね?
さっきの頭ぐるぐるを詳しく書いてみると以下みたいな感じ。
父親の事件のせいで世間的には加害者側だけど、その一方で被害者としても生きて来たと言う危ういバランス。
もしかして、父親みたいな危険な衝動が彼女にもあって、でも世間の注目のもとに封印されてた?
はたまた、公になってないだけでそれが実は過去の事件を起こした原因だったりして?
正直、男女間のアレコレは何でもアリな感じもするし;;(あの妻の「彼に応えてくれてありがとう」に全て凝縮?)
世間常識も、他人に迷惑かけない所までなら許される事もあると思うし;;(若い恋人騒動なんてねぇ・・赤ちゃんの父親の件は戸惑うけど)
だったら何が(宣伝でも言う)”衝撃的”なのか?って思うと、やっぱり目で見えるものと言うより誰にも見えない(本人にも?)潜在的な何か・・
女はワガママだから〜気まぐれだから〜で済まされない攻撃性や支配願望?とか?(セコ過ぎる爪楊枝攻撃だって決して侮れないかも・・笑)
あの過去に比べたら、他のアレコレやらどーって事ないわ!byミシェル
はたまた、あの過去で世間の色眼鏡の中にいる私にはとっくに私だけの世界がありますが何か?byミシェル
などなどがぐるぐる・・( ̄∇ ̄; いやぁ〜色んな可能性あり過ぎて想像が爆走する。(笑)
まあ(勝手な解釈だけど)そう言うのが興味深かったので、
犯人誰?で引っ張る形が強調されたせいで返って全体がフツーっぽく映ってしまったのかも。
でも(数える位しか見てないけど)これがヴァーホーヴェン節なのかな?って気もするし、別に嫌いって訳ではないけどね。(^^ゞ
そう言えば、あの嫌がらせの数々の真犯人部分は最初のメールだけ?ベージュの服がなんたらとゲームの嫌がらせは部下だったんだよね?
それか全部が部下?嫌がらせがたまたま事件とかぶっただけ?(←犯人誰?で引っ張り過ぎと言ってる割には気になっている・・笑)
ユペールの存在感はさすが。そろそろ「様」付け?( ̄m ̄〃 まあ、こう言う役は本領発揮♪って感じがしないでもないけどね。
でもとっくに還暦越えてるなんて信じられないわ・・色んな意味で。(笑)
ファッションも素敵だったな〜着こなすよね。こんな還暦迎えたい!(←アブナい還暦?)
「恥を気にしてたら何も出来ない」のお言葉も素敵!(ヤケクソ)     【KBCシネマ】
 

L.A. ギャング ストーリー
GANGSTER SQUAD (12・米)
 
(監・製作総指揮)ルーベン・フライシャー (脚)ウィル・ビール (原作・製作総指揮)ポール・リーバーマン(製作総指揮)ブルース・バーマン
(主)ジョシュ・ブローリン ショーン・ペン ライアン・ゴズリング ニック・ノルティ エマ・ストーン ミレイユ・イーノス アンソニー・マッキー 
   ジョヴァンニ・リビシ マイケル・ペーニャ ロバート・パトリック サリヴァン・ステイプルトン ホルト・マッキャラニー
 
ギャングのボス、ミッキー・コーエンに牛耳られ悪がはびこってしまったロサンゼルス。
表立っての取り締まりが不可能になる中、ついに警察は、組織を壊滅すべく極秘部隊が結成する。

実話が元の物語だったのね。この頃のロスって色々あるよね〜。
しかし、このコーエンの影響力が、政治家や警察内部にも浸透して表立っての取り締まりが出来ない
・・ってのは、今の時代でも、加えてマスコミにまで浸透した悪として実感するものがあるわ。
今この日本においても、そんな悪を叩き潰す精鋭軍団必要でしょ。
時代が時代で場所が日本では、こんなスカッとしたやり方は無理でもさあ。
○○ホイホイ仕掛けて、まとめて処分出来ればどんなに安心か・・。
・・と言う訳で、悪を追いつめ根絶すべく頑張る精鋭たちに感情移入〜。
彼等、キャラもそれぞれにデキる奴だけどたまにマヌケだったりととっても良かったので、ひたすらガンバレ〜でも死なないで〜と応援。
中でも銃の達人と弟子は印象的だった・・んだけど・・それと、久々良さそうな役のリビーーシぃ〜〜;;
ヘタにキャラが良かったせいか、(彼らだけじゃなく)全体的に活躍が少し薄かった気もしたわ。
物語がオーソドックスなのでエピソードに強さが欲しかったし、もっと色々見られたら良かったなあ。
頑張る男達の陰で、さり気なく女性も頑張っていたのが印象的。
強い男を望むなら、女性もさらに強くあらねば・・!(ほどほどに?笑)
前情報殆どナシで観たので、てっきりペンとゴズりんの相棒主演で彼等の合わせ技が見られるのかと思ってたら、
とりあえず主演はジョシュで、ペンはバリバリ悪役でした。
でも彼の悪役には何の違和感もないね。微笑みながら突然キレるのも当たり前。
なんで?って?・・理由などない!それが「ショーン・ペン」なのだから!(勝手なイメージ)
ジョシュと妻も良かったな。ジョシュって、アメリカではもうかなり有名らしいね?
日本じゃそこまで知名度ないと思ってたので・・と言うか、私の中はまだ父上のが占めてたけど、
もしかしたら、もう父上を越えたキャリアを積んでるのかもね?素敵な事だね。
それにしても似てない親子だ・・ジョシュ、ニック・ノルティのが似てるし。(笑)  【ユナイテッド・シネマ】

L.S.D Love,Sex and Drug
(監)ヨランド・ゾーベルマン
(主)エロディ・ブシェーズ ロシュディ・ゼム ベアトリス・ダル
ゆきずりのクラブで知り合ったローラとエミール。互いに惹かれあう2人だったが、エミールには恋人がいた・・。
その恋人が、ベアトリス・ダルだからコワイんだよね〜な〜んて・・うそうそ、恐くないよ。ガーゴイルじゃないから。(笑)
彼への愛し方が全く異なる2人・・彼にとっての選択の時・・でもさ、こう言うシチュエーションで簡単にくっついたり離れたり、
どこからどこまで真剣なのか、イマイチ私には解らない部分も。数打った鉄砲で、たまたまアタリが出ただけの話か?(爆)
長い髪のエロディちゃんは、遠目だとちょっと南沙織。(古い;)でも、悪戯っぽい笑顔が少年っぽくて可愛い。
んでもって、やっぱりどこか健全さを持ち合わせてる所に安心感が。
ダルに負けじと、派手顔の意地を見せ、彼女に食われず、ホッ。(←だからガーゴイルじゃないって;)
多分、日本未公開作品。雰囲気だけな感じがしないでもないが、エロディ見れたからいいか。 【ビデオ】

L change the WorLd
 (08・日本)
(監)中田秀夫 (脚)小林弘利 (共同脚本)藤井清美 (原作)大場つぐみ 小畑健
(主)松山ケンイチ 工藤夕貴 鶴見辰吾 高嶋政伸 藤村俊二 福田麻由子 平泉成 南原清隆 福田響蔵 石橋蓮司
TVでやってたので・・ケンちゃんなんで見ました。
あの世のL様・・じきこの世を去るって時に、なんとも・・こんな大事件に関わっちゃって、最後まで(最期まで)休む暇もなかったですね〜。
屋外に出てあれやこれや奮闘する姿は、いつ立ちくらみするか、もしや日光で溶けるか?!(謎)・・とか思ってヒヤヒヤしたけど、
人生で1回くらいはそう言う事・・経験出来て良かったのかも〜?背筋も一時的にだけど伸びてLがIになったし、
それってきっと、I change the world・・愛が世界を変える・・ってメッセージだったのでしょうね?
違う?僕が世界を変える?(ただのナルか)
今回はあなたの活躍だけで充分です。もはや物語などどうでもいい・・と言うか、もう忘れました・・_(T▽T)ノ彡☆
ところで・・工藤夕貴の喋り方は役作りの為でしょうか?日本語がアメリカ人でした。(と言う日本語も変)
それではあの世のL様、ワタリに宜しく・・月と仲良く・・!? 【TV】

エル・トポ
EL TOPO (67・米=メキシコ)
(監・脚・音楽)アレハンドロ・ホドロフスキー
(主)アレハンドロ・ホドロフスキー ロバート・ジョン マーラ・ロレンツォ
砂漠で敵に闘いを挑み、次々と倒していきながらも何か殺伐とした生への行き詰まりを感じる前半、
そして、180度変わったかの様に、弱者から神とあがめられながら、彼らの為に尽くす後半。 
生々しい肉体の達し得ない世界へ、精神世界は到達出来るのか・・? そこ迄必要か?と最初は思った程の
ショッキングなショットの重なりも、この迷宮では芳醇なワインの如く・・その世界観に溺れてしまうかも。【ビデオ】

エレニの帰郷
TRILOGIA II: I SKONI TOU HRONOU / THE DUST OF TIME (08・ギリシャ=独=カナダ=ロシア)
 
(監・脚)テオ・アンゲロプロス (撮影)アンドレアス・シナノス (音楽)エレニ・カラインドロウ
(主)ウィレム・デフォー ブルーノ・ガンツ イレーヌ・ジャコブ ミシェル・ピコリ クリスティアーネ・パウル レニ・ピタキ 
   コスタス・アポストリーディス アレクサンドロス・ミロナス ヴァレンティーナ・カルネルッティ ティツィアーナ・フィフネル
映画監督のAは自身の母エレニにまつわる物語の撮影に取り掛かっていた。
・・旧ソ連の動乱の中、収監所から脱走したエレニは恋人スピロと離ればなれになってしまう。

前の「エレニの旅」と本作、そしてもう1作、の三部作・・の予定だったらしいけど、
三つ目の撮影中に思いがけない事故で他界してしまったテオ・アンゲロプロス監督。ものすごく無念だったろうな・・と残念でならない。
自分の居場所を探し求めた物語の主人公達に安住の地は見つかったんだろうか。
主人公達に自身を込めて語り続けた監督はどのくらい魂を満たす事が出来たんだろう。
語っても語りつくせない物語・・それを受け継ぐ者は、新たに自身の物語を書き加えながらも、
物語の真理を見失わず探究しなければならないんだろう。
偉大な監督さんが又一人いなくなってしまって本当に残念・・とは言っても、未だに自分にはピンとは来てはいないんだけれど。
ただ、完成出来た最後の作品をこうやってスクリーンで観られたのは良かったし有難い気持ちでいっぱい。
今頃だけど・・ピンとは来ていないけれど・・テオ監督、どうぞ安らかにお眠りください。
・・と、少し湿っぽくなったので、いつも通りの調子を取り戻して・・
えーっと・・デフォーがなんか違和感あり過ぎだったんですケドー;;イレーヌとの母息子の抱擁シーン・・ううーん・・
感動よりも違和感が〜(汗)なんだろこれ・・単に年齢的なモノではなく・・それぞれの持つ雰囲気かな。
ピコリがエレニの恋い焦がれた相手って言うのにもちょっぴり違和感。
いや、それは勝手な自分のイメージとハズれてたってだけかもしれないけど、どちらかと言うと、ガンツがガツンと(シャレじゃないよ?)
キメた時のイメージのが、憧れのカレって感じがする・・様な気がした。(全く自分の好みの問題ですか?笑)
まあ、イレーヌがエレニなのも少々オトメちっくな感じもあったので(これこそ自分の勝手なイメージ・・なのは自覚してます)
全体的に、自分には今回のキャスティングには少し距離を置かれた感じ。
物語については、時代に翻弄される人達の幸せを願うばかりで・・。
そうやって人間を描いてはいるんだけど、そこを支配している時代と言う空間の圧倒的存在感と言うか、
うまく言えないけど、それぞれの時代がそこで生きる人間の自由を支配する恐さと言うか
毎回そうなんだけど、その時その時の背景には言葉を越えた説得力があった。
とは言え、社会は変わっても人って自分をそう簡単にはコントロール出来ないのね・・とか、そんな実態不明なうねりの様な物や、
だからこそ、離してはいけない人との繋がり・・の様な物を、時をかけるおばさんになりつつ感じていたわ。
川は流れ、線路は続き・・それが高速道路になろうが何になろうが、時はただ無言でそこに居るだけ・・なんだろうけどさ。 【Tジョイ博多】

エレニの旅
TRILOGIA:TO LIVADHI POU DHAKRISI (04・ギリシャ=仏=伊=独)
(監・脚)テオ・アンゲロプロス (音楽)エレニ・カラインドルー
(主)アレクサンドラ・アイディニ ニコス・プルサニディス ヨルゴス・アルメニス ヴァシリス・コロヴォス エヴァ・コタマニドゥ
   ダナエ・タリア・アルギリウー ミハリス・ヤナトス
アンゲロプロス作品・・なので、前日は睡眠をしっかり取り、体調を整え、眠気覚ましガム持参で鑑賞。(笑)
・・したにも関わらず、ちょっとばっかしウトウト・・ ( ̄∇ ̄;)しまった;;
・・と言うのも、前半、いや、クライマックスまで、主人公であろうヒロイン・エレニが全然活躍しないもんで。
( ̄∇ ̄;)
それに重なって、やや舞台劇風な言い回しと、情景がやたらと美しいもんだから、なんかボ〜ッとしちゃって。( ̄∇ ̄;)
そうそう、とにかく、絵画の様な情緒を漂わせた映像がとても美しくて、お話よりもそちらの印象が大。

特に、洪水に浸かってしまった村は圧巻・・!これ、CG処理など一切なしの全くの手造りだそうで、一体どうやって?って思う程の臨場感。
素晴らしいですね。そして、冒頭、テサロニキ湾岸にロシアから引き上げてきたご一行様〜が水面に映る姿や、葬儀の時の様子、
居酒屋にたむろしてる時真正面に据えられた鏡・・や双子の兄弟などなど、いつも何かしら対になった物を捉えてる視点が印象的だった。
ヒロインが常に受身で殆ど自発的な活躍がなかった・・と言うのも、もしかしたらそこに、ただ時代や社会に流されるだけしか出来ない
非力で孤独な人間を強く映し出したかったからなのかな?エレニ自体が、観客の鏡となる存在だったのかな?・・などと、
ラストシーンの叫びに胸打たれながら考えていた。孤児は孤児に還る・・一滴の露がしたたった河の始まりを、忌まわしい歴史が
繰り返されるその前に、手に手をとって確かめに行ければ・・心に安住の地を
持てる事、それが人生での一番の幸なのかも・・とも思う。
もしかしたら、エレニの本当の旅はこれから・・なのかもしれないなぁ。と言うか、これで終わりとは思いたくないな・・。
エレニ役の女優さん・・遠目に観ると、オドレィに似てたわ
。友達はレイチェル・ワイズかと思ったらしい。(笑) 【ソラリアシネマ】

エレファント
ELEPHANT (03・米)
(監・脚)ガス・ヴァン・サント
(主)アレックス・フロスト ジョン・ロビンソン イライアス・マッコネル クリスティン・ヒックス エリック・デューレン ティモシー・ボトムズ
青い空・・流れ行く雲・・。ちょっとした悩みはあっても、多分今日もいつもと変わりない一日・・。
ちょっとした悩み・・それは家族のこと、恋人のこと、友達のこと、自分のこと・・未来のこと・・。
朝起きて夜眠りにつくまで、いつも自分と一緒に生きている。学校と言う小さな社会の中でも。
日々を切り取る。ネガを切り離す。いい所だけ現像する。いい所とはどこだ?いい所とは何だ?
その日は強烈に焼きついた。そこにいた人達、友達の中に。その日とはどんな日だった?
美しい青空の日?犬とじゃれあった日?ちょっとだけ泣いた日?いや、涙をこらえた日?
時が止まる。時が逆行する。時がばらばらに入り乱れる。空を見上げる。あの日と似ている青い空。
でも誰もが知っていたはずの時はもうない。知っていたはずの友達ももういない。
時が経っても、見えなかった物が見える訳ではない。ただその断片を、ばらばらな時間を、人間を、心を、
思い出し、たどっていく事しか出来ない。鮮やかで壊れやすい断片を。
なんとも瑞々しく、しかし胸つまる作品でした。画で語る、まさに映画的な素晴らしさがありました。
図書室で振り向いたミシェル・・のシーンにはドキッとしたなぁ・・;アレックスのKISSにも・・。
・・ティモシー・ボトムズがぁ〜。前のベリッジ同様、ちょっとショック。ゞ( ̄∇ ̄;) 【KBCシネマ】

エレファント・ソング
ELEPHANT SONG (14・加)
 
(監)シャルル・ビナメ (脚・原作・戯曲)ニコラ・ビヨン
(主)ブルース・グリーンウッド グザヴィエ・ドラン キャサリン・キーナー キャリー=アン・モス ギィ・ナドン コルム・フィオール
 
精神病院で一人の医師の行方がわからなくなる。院長のグリーンは事情を知っていそうな患者マイケルから真相を聞き出そうとするが・・
これまでことごとく逃げられてた(行けない時間に上映されてた)ドランをやっと初めて捕まえた!オメデトーオメデトー!
・・と言っても、監督作じゃなくて主演作だけど。本当は監督作の方に興味があるんだけど、まあ最初なんでヨシとして。(^^ゞ
(ちなみに、過去の監督作はレンタルでもい〜っつも貸し出し中よ・・なんなのこの人気・・トオイメ・・)
そんな訳でワクワクしながら観たけど、内容はワクワクする様な話じゃなかったね。
ほぼ3人で進む(キャリー=アンの出番があれだけとは・・)舞台劇の様・・と思ったら、元々そうだったみたいで。
イコール、脚本と演技が命。と言う点では、次から次へと飽きる間もなく畳みかけてはくれたけど、
正直、終盤まではドラン演じるマイケルにはあんまり感情移入も出来なくて・・
どこか、傍観してる感じだったかな。半分は、向こうからぐいぐい来過ぎるから引いてしまった所もあったかも。
何と言うか、母親の愛情を求める幼児がそのまんま大人になったみたいだったので、
大人な見た目とは裏腹の、純粋で壊れやすい心にどう接したらいいのか、
ヘタすると逆に、子供の無邪気な残酷さでこっちが壊されちゃうんじゃないか;;
みたいな、ある種の恐さも伝わって来て、構えてしまったと言うか。(あ、一応入院患者だったね・・)
失踪疑惑の医師の真相には脱力・・。でも、マイケルのチョコでの決行には、しまった!感が押し寄せたわ。
彼の子供じみた戯れに翻弄され続けだった事にちょっとイラッとしながらも、
そう言う感覚も彼を予想以上に傷つけてしまうのかも?・・とか思った矢先の事だったので。
ただ、可哀想と言う気持ちになるまでには少し時間がかかったのが正直なところ。
根本的に何をどうすれば良かったのか、なんでかそう言う事のが頭をぐるぐる回ってしまって、
専門医の二人がそこに居ながらなんでそうなった?!と、その時は悔しい気持ちが一番だった。
子供の頃に求めたごく普通の愛も、大人になってから求めた普通とは少し違う愛も、
受け入れて貰えない孤独は、後になってヒリヒリと心に迫って来る様だった・・。
マイケルの過去はあの記憶(映像)だけで占められてたのかな・・幸せな未来を上書きしてくれる人を性急に求めすぎてしまったのかな・・
あ〜自分が彼の母親だったらタコみたいに全方位から抱きしめてチュ〜の嵐を浴びせたのに・・(逆にトラウマ?)
彼の存在は、本人が求める求めないの世界に関係なく光っていたよね。
少なくとも、これからも生きて行くあの二人の中には絶対的な何かを残したんじゃないのかな。
ドランは適役だった。・・と初めて見たくせに言うのもど〜かと思うけど(笑)
子供っぽくて生意気で傷つきやすそうで躁鬱気味で構ッテチャンで妙な色気があって・・なキャラがとても合ってた。
ま、見た目は想像してたよりは多少ぽっちゃりだったけどね。(笑)他の作品ではどうなのかな?他のも益々楽しみになってきた。
医師のグリーンウッドも良かったけど、看護師のキーナーがやたら良くて、今迄に観たどのキーナーよりも印象に残った。 
【追記】あーっ・・これカナダ映画じゃん!ドランてカナダの人だったの?!ずっとフランスだと思ってた!( ̄∇ ̄;  【KBCシネマ】

エレファント・マン
THE ELEPHANT MAN (80・米=英)
【!】
(監・脚)デヴィッド・リンチ (脚)クリストファー・デボア エリック・バーグレン (原)フレデリック・トリーブス アシュリー・モンタギュー
(主)ジョン・ハート アンソニー・ホプキンス アン・バンクロフト ジョン・ギールグッド
実話を元にした作品であると言う。公開時・・とても多感で、脳みその柔らかい時に観たので・・すごくショックだった。
友達はみんな「可哀想〜」と涙してたけど、私は泣けなかった。そう言う気持ちもあったけど、ただの好奇心もあった事に気付き、
自己嫌悪に陥った。運命の残酷さについて、あるいは善意と言う事についても考えた。初めてのリンチ体験だった。【劇場】【ビデオ】

エレベーター
ELEVATOR (11・米)
 
 
(監)スティーグ・スヴェンセン (脚)アレイン・ベトランコート
(主)クリストファー・バッカス アニタ・ブリエム ジョン・ゲッツ シャーリー・ナイト アマンダ・ペイス レイチェル・ペイス 
   デヴィン・ラトレイ ジョーイ・スロトニック ターミナ・サニー ワリード・F・ズエイター マイケル・マーキュリオ
 
ウォール街の高層ビル。上階で行われるパーティの為にエレベーターに乗り込んだ投資会社のCEOやお客達。
しかしある事からエレベーターは緊急停止してしまい・・

あの〜・・ ちょっとそのク○ガキ、どうにかしてくれませんかね?( ̄∇ ̄;
以前見たタイトル悪魔なエレベーター作品よりも想像に近い展開。(ク○ガキ以外)
閉じ込められて、意外な事が発覚して、さて、どうなる?誰がどうやって生きのびる?! ・・って感じ。
色んな立場の人が出てたけど、あのコメディアンはウザかったなあ。
しかしそんなウザ芸も虚しく、印象としてはあのク○ガキの次点くらいかな。
そう言えば、自称・閉所恐怖症だったけど、途中からもう全然平気そうだったのは気のせい?
人間、気にしてる事よりももっと重大な事が起きると、前の事なんかすぐ気にならなくなっちゃうのかもね。
トイレ問題に切り込んでいた!のは良かった。(笑)いや、やっぱそれ気になるよね?(私だけ?)
でも切り込み方は若干ヌルい。一度我慢したら次が早いと言うのも考慮すべし。(誰の話だよ)
何にしても、大は小を兼ねる・・と。φ(..)メモメモ
あとさ、こんな非常事態にはスリムな体型のがやっぱり安心ね。
そう言うの、幼い頃に「くまのプーさん」で学んでいたはずなのに、
つい忘れて、気が付くとたっぷりさんになってたりするもんね。
半開きのドアから半分だけ身体出して・・みたいなのはエレベーター関係ではお約束だけど、
そこじゃない所で身体を真っ二つに云々・・の所はさすがにちょっと顔をそむけたくなったわ;;
そんなこんなで、個人的に助かって欲しかった人はアチャ〜;;で、
最後はやっぱりあのク○ガキがしれっと持ってっちゃった感じ〜。・・誰かお尻くらい叩けよ!ヾ( ̄∇ ̄;   【DVD】 

エレベーターを降りて左
A GAUCHE EN SORTANT DE L'ASCENSEUR (88・仏)
(ーー;)
(監)エドアール・モリナロ (脚)ジェラール・ロジェール
(主)リシャール・ボーランジェ エマニュエル・ベアール ピエール・リシャール ファニー・コタンソン
フレンチ・ドタバタ・ラブコメ。以上・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ いや、それしか言いようがない;お願いだからよそで勝手にやってて・・って感じ。
主人公に魅力がない上に、どうしてそうなるかなぁー?( ̄∇ ̄;)みたいな展開続出。
警官が登場するシーンなんてクド過ぎ。いらないじゃん!カットカット!眠くなったぞ!ゞ( ̄∇ ̄;)ドウドウ
でもま、ベアール目当てで借りてきたからそれだけはOKかな。もうすごくスタイルいいし、キュートで可愛いよねー。
(大島弓子の描く少女に似てる。)ボーランジェのキレ具合も、魅力と言えば魅力なんでしょうね。激しいバトルは、
それだけ愛が燃えてるからとも思えば、ちょっと羨ましい気がしないでもない。(笑)でも、男性が女性に「母」や「看護婦」を求め過ぎるのは
やめてほしいね。女性は、ただ「女性である自分」を見て欲しいだけだと思うけど。でも、甘えたり支配するだけの男はゴメン・・と思いつつ
好きになったら離れられない・・そして、今日もバトルは続く・・なのね;
時折、容赦なく相手を皮肉ったりするのがフランスっぽい味付け?【ビデオ】

エレメント・オブ・クライム
FORBRYDELESENS ELEMENT (84・デンマーク)
(監・脚・原作)ラース・フォン・トリアー (脚・原作)ニールス・ボーセル (撮影)トム・エリング
(主)マイケル・エルフィック ミー・ミー・レイ エズモンド・レアドーフ・ライ
精神科の医師は結構な確率で精神的病を患いやすい、なんてのを聞いた事があるなぁ・・とふと思った。
物語の展開は先が予測出来はする物の、全編黄色っぽいセピア調でどんよりと重いとても良い雰囲気があったり、
色々と私のツボを刺激する映像等に目が離せない。特にクライマックスの少女のトコとか、負の中にも芸術が存在するの?と
チラリとでも思わされてしまう異様な感触こそがラース監督の凄さだよなぁー・・と改めて実感してしまう一作。【DVD】

エンジェル
ANGEL (07・英=ベルギー=仏)
 ブログ
(監・脚色)フランソワ・オゾン (原作)エリザベス・テイラー
(主)ロモーラ・ガライ サム・ニール ルーシー・ラッセル マイケル・ファスベンダー シャーロット・ランプリング ジャクリーン・トン ジャマ・パウエル
未熟な人生経験をものともせず、その想像力だけで見事に文壇にのし上がり、理想の生活を手に入れた、超ゴーマン勘違い女=
エンジェルの生涯。彼女を見ていて、すぐに『風と共に去りぬ』のスカーレットを思い出したんだけど、エンジェル様(!)は
スカーレットよりもイケ好かなくって(いや、私はスカーレットは全然嫌いじゃなくむしろ大好き・笑)なので、彼女の度重なる我儘や
下品な振る舞いにマジでムカムカ!でも、そこでシャーロット様(笑)の眼がピシッと光り、ナイスなタイミングで自分の気持ちを
代弁してくれ、なんとかムカつきが治まる・・(笑)まさに「そのと〜り!」。彼女の(つるの?)一声が、自分の感想の全てであったかも。
物語は、1人の女の一生モノなので、割合オーソドックスな展開ではあるんだけど、見終わって何日も経ったイマ、まだ心に残って
いるし、何だかもう1度見たくなったりして・・
あのゴーマン女に、フシギな位、シンパシィ〜を感じている自分を発見して驚く
冷静になって考えてみれば、彼女と自分にはよく似た所もあり(汗)彼女から華やかな部分・女性的魅力とか社会的成功とか・を
除けば、益々ソレ、自分の人生とたいしてカワランじゃーん!_(T▽T)ノ彡☆・・と、身につまされたり。(←笑ってますが)
実際、
現実の厳しさ淋しさ虚しさ・・を知れば、エンジェルの生き様に誰もケチをつけられない、むしろ天晴!と言いたくもなる
もし彼女の人生をリセット出来たとしても・・きっとこれ以外の生き方は考えられないでしょうから・・ねえ??
ガラーンと無駄にだだっ広いパラダイス屋敷もいつまでも心に残ってしまって、寒い時期にますます冷え冷えとしています・・(爆)
エンジェル役のロモーラは、『タロットカード殺人事件』にも出ていたそうだけど、全然覚えてないんだよね〜。でも、この役では
ヤな女度とチャーミング度がうまく共存していてとても良かったし、これからは他の作品でもきっと彼女を見つけられると思うわ〜(^^ゞ
ちょっとビックリしたのはルーシー・ラッセル。ええ〜・・太ったぁ〜オバサンになったぁ〜岸本加○子みたいだぁ〜;;とか思ったけど
エンジェルを支える重要な裏方をしっかり演じていて、昔以上に存在感があって良かったです。太ったのはきっと役作り・・(笑)
夢と理想と勘違いの中で生きるエンジェルのその時々のファッションも、古きよき時代のハリウッド映画を意識した映像も
(一部、ホントに『風と・・』のワンシーンみたいな所もあったし〜)彼女の内面をよく表していてとても興味深く面白かったです。
始まってすぐに「あれっ?英語??オゾンなのに?」ってちょっと違和感あったけど、原作は英作家の物だったし、
ある種の大きな夢(アメリカンドリーム?)を連想させる英語自体、この物語には似合っていたと思う。
実を言うと、『スイミング・プール』以降の作品では、私がオゾン映画に一番望むモノ(何?)をあまり感じていなかったんだけど
今回、それが少し蘇った気がしたのも嬉しかったです。 ・・人生最高の日のエンジェルのお○りバンザイ!(TT▽TT)ダァー 【劇場】

エンジェル・アイズ
ANGEL EYES (01・米)
(監)ルイス・マンドーキ (脚)ジェラルド・ディペゴ
(主)ジェニファー・ロペス ジム・カヴィーゼル ソニア・ブラガ テレンス・ハワード
自分の信じる道を気丈に進む主人公・・でもそれを解ってくれる人が身近にいるだろうか?この作品の魅力は、
この主人公に尽きると思う。お話は後半とってもベタで、ちょっとなぁって演出。でも、この彼女がとってもイイ。
イコール、ジェニファー・ロペスの魅力最大限!って感じかな。彼女がこんなに自然体な女優さんだとは知りませんでした。
又、作品中、オンの時とオフの時のあの変わりようにはビックリです。付き合えば付き合うほど味が出そうな、そんな魅力に溢れています。
不器用な彼女の食事シーン・・窓ガラスに写る自分と話してるみたいに見えるショットから、カメラがスッとずれて彼が現れる・・印象的。
彼のこの上ないクラさも印象的。ゞ( ̄∇ ̄;) 全く知らない人でも『匂い』が同じ人・・そんな人に巡り合う事を信じてもいいのだろうか?
「自分は愛にせっかち過ぎた・・だから大切な人を失った」・・ああ、なんと・・シャレにならん・・
めちゃ暗くてロングコートの素敵な彼(カヴィーゼル)、「モンテ・クリスト伯」の主役だって〜(笑)【ユナイテッド・シネマ】

エンジェル・アット・マイ・テーブル
AN ANGEL AT MY TABLE (90・ニュージーランド)
(監)ジェーン・カンピオン (脚)ラウラ・ジョーンズ (原)ジャネット・フレイム
(主)ケリー・フォックス アレクシア・キオーグ カレン・ファーガソン アイリス・チューン
N.Zをを代表する女流作家、ジャネット(ジーン)・フレイムの自伝。
当り前の仕事をするには持て余してしまう彼女の感性・・特にあの時代、女性では風当りも強い。
でも、一体どこがおかしいのか私には全然解らなかったくらい、普通の愛すべき女の子に見えたのだけど?
人と付き合う事が苦手でついおどおどしてしまう彼女の背景には、自分の身代わりの様に亡くなってしまった双子の片割れ、
そして二人の姉の影が潜んでいたのかな。「人と付き合いたくなければ付き合わなければいい」・・極端だけど、そんな何気ない言葉が
人の心を自由にしてくれる・・。美しい風景に、彼女の赤毛の鳥の巣頭が輝いてた。【ビデオ】

エンゼル・ハート
ANGEL HEART (87・米)
(監・脚)アラン・パーカー (原)ウィリアム・ヒョーツバーグ
(主)ミッキー・ローク ロバートデ・ニーロ リサ・ボネット シャーロット・ランプリング
『悪魔のバイブル』と評された同小説の映画化。とある歌手捜しを依頼された私立探偵が連続殺人事件に巻き込まれる。
なかなかいいムードの作品でした。ただ、お話が、・・ん?結局何だったの?あれれ?と言う感じ。そもそも、これには
自分にも問題がありまして・・;; 実は、まとまった時間が取れず、細切れ(役6〜7回)に分けて見てしまった。なので、
多分テーマもきちんと把握出来てないような・・;; 映画は途中から見るなんてもってのほか、そんなの見ないほうがマシ!・・と同じ。
かなり反省。スタッフやファンの皆様ごめんなさい。いつかまた見ます。m(__)m 【DVD】

エンド・オブ・ウォッチ
END OF WATCH (12・米)
 
(監・脚)デヴィッド・エアー
(主)ジェイク・ギレンホール マイケル・ペーニャ アナ・ケンドリック ナタリー・マルティネス アメリカ・フェレーラ フランク・グリロ 
   デヴィッド・ハーバー ハイメ・フィッツシモンズ モーリス・コンプト クリー・スローン コディ・ホーン ションドレラ・エイヴリー
ジェイクとペーニャ、このコンビ好きだわ〜。なのになのに・・あんな事になるなんて〜。
じゃなければ、平成のスタ&ハチにだってなれる所だったのに〜(涙)
手持ちカメラ撮影が、現場で働く彼らをより身近かに感じさせてくれる。黒人とメキシコ人との抗争もあるんだね・・アメリカ大変だ。
あ、アメリカちゃんも出てたわ。ギャングのララが印象的だった。ジェイクは製作総指揮もしてる模様。   【BS・スターチャンネル】

エンド・オブ・ザ・ワールド
ON THE BEACH (00・米=豪)
(監)ラッセル・マルケイ (脚)デヴィッド・ウィリアムソン ビル・カービイ (原作)ネヴィル・シュート
(主)アーマンド・アサンテ レイチェル・ウォード ブライアン・ブラウン グラント・バウラー ジャクリーン・マッケンジー
核戦争により失った北半球の人々。南半球(オーストラリア)に残された人々のその後を綴る。
映画「渚にて」のリメイクのTV映画らしく、人々の細かな生活まで描写しているが、長尺でだれる部分も。
映画だと、きっとポイントを押えててもっと見やすくてイイんじゃないかと思ってしまった。
家族を失いながらも、新しく信頼出来る相手にめぐり合え、一緒にこの世の最期を迎える人や、
愛する家族3人で抱き合う様に最期を迎える人達を見ると、何とも言えない気持ち・・悲しいけど、ちょっと羨ましい様な;;
いくぶんフクザツな気分になってしまった。人類が出した結果はこの(安楽死の)薬さ、みたいなセリフが印象的だった。【TV?】

エンド・オブ・ザ・ワールド
SEEKING A FRIEND FOR THE END OF THE WORLD (12・米)
 
 
(監・脚)ローリーン・スカファリア
(主)スティーヴ・カレル キーラ・ナイトレイ メラニー・リンスキー アダム・ブロディ ジリアン・ジェイコブス
 
なんでこれ録画してたんだろ? ・・と思いながら再生したら、すぐカレルが出てきたんで納得。
世界の終わりを迎えようとする時って、色んなコトの見方が変わるんだろね。
だいたいは想像の範囲内とは言え、一番落ち着ける相手と一緒にその時を迎えたい、ってのはもう本能なのかもね。
相手の顔とかスタイルとかトシとか、あれこれもうどうでもいいって。(笑) 争い事だってきっと些細な事に思えるんだろうな。
それにしてもみんな落ち着きすぎ・・な気はしたけど、案外そうやって静かに迎えたいってのも本能だったりして?
主人公2人には特になんの感情もわかなかったけど(え)いつもの様に仕事しに来たメイドさんにちょっとウルウル来たかな。 【TV】

エンドレス・ラブ
ENDLESS LOVE (81・米)
(監)フランコ・ゼフィレッリ (脚)ジュディス・ラスコー (原)スコット・スペンサー
(主)ブルック・シールズ マーティン・ヒューイット シャーリー・ナイト トム・クルーズ
( ̄~ ̄;)うーん・・観た当時は、なんじゃこりゃ?としか感想が・・シールズも成長してフツーになってきたし・・。
今観たら何か書けるかな?(汗)・・と言いつつ、しっかりサントラは持っていたりする・・音楽は好きだった模様。(爆)
相手役の男優、今どうしてるんだろ?&トム・クルーズが出てたなんて・・全然記憶になかった・・( ̄∇ ̄;) 【劇場】


    

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