チアーズ!
BRING IT ON (00・米)
(監)ペイトン・リード
(主)キルステン・ダンスト エリーザ・ヂュシュク ジェシーブラッドフォード
やる気満々なのに何かとコケちゃうチア・リーダーのキルステンの奮闘ぶりが、とても好感持てて○!
それにしてもチアって、男性も一緒にするのねー!サーカスみたいな技にはびっくり!【ビデオ】

小さいおうち
 (13・日本)
 
 
(監・脚)山田洋次 (脚)平松恵美子 (原作)中島京子
(主)松たか子 黒木華 橋爪功 吉行和子 室井滋 中嶋朋子 あき竹城 笹野高史 吉岡秀隆 片岡幸太郎 
   螢雪次朗 妻夫木聡 木村文乃 夏川結衣 米倉斉加年 小林稔侍 倍賞千恵子
 
昭和初期の裕福なご家庭に女中奉公に来た女の子から見たそこの様子・・「女中は見た!」的な?
女中のタキの、その家の何もかもが素敵で憧れで・・な気持ちとか、憧れの時子の不倫っぽい行動に大人の世界を垣間見たりとか、
不安定な時代と共に、女の子の心情の揺れなどもよく伝わって来た。ちいさいおうち、だけど、彼女にとっては世界・・その時代の全て。
松たか子はキレイだったな。ごめんけど吉岡秀隆はやっぱり苦手・・。   【TV】
 

小さな中国のお針子
BALZAC ET LA PETITE TAILLEUSE CHINOISE (02・仏)
(監・脚・原)ダイ・シージエ
(主)ジョウ・シュン リィウ・イエ チュン・コン ワン・シュアンバオ ツォン・チーチュン
この世界・・70年代だなんて驚き・・でもあの「山の郵便配達」も確か80年代のお話・・改めて中国の広さ実感?
しかも、同じ俳優さんが出てた=リィウ・イエ。どことなく純であどけない笑顔が印象的。今回も又良かったなぁ。
相棒の彼も、無口で独特な雰囲気があって・・ちょっとばっかりドッキリしたりして。(笑)
そして”小さなお針子”・・屈託のない、明るく好奇心に満ちた笑顔がとても可愛いかった。
映画を語る二人、耳を傾ける人々・・禁じられた文学、「愛してる」と言う言葉・・そして三人の絶妙なハーモニー。
小さなお針子の心配症の祖父・・物語に影響され、作る服のデザインまで変わってしまう所はとても面白かった。
終盤、唐突に現代になる所はイマイチだったけど、テーマ的にはとても好きな世界だった。
開拓の象徴みたいなパラボラアンテナがとても悲しく、出来たらいつ迄も三人一緒で・・って思ったけど
何かを知り、何かを失った少女=小さなお針子は立ち止まる訳にはいかなかったんだよね・・。
新しい世界を知ったなら、たとえ遠くても歩き出すしかない。それは誰にも引き止められるハズもない。
彼女にとても共感してしまった私は、まだ未開人間なのかなぁ?(笑)歩き出したくてたまらない・・ 【シネサロン・パヴェリア】

ちいさな独裁者
DER HAUPTMANN / THE CAPTAIN (17・独=仏=ポーランド)
 
 
(監・脚)ロベルト・シュヴェンケ
(主)マックス・フーバッヒャー ミラン・ペシェル フレデリック・ラウ アレクサンダー・フェーリング ベルント・ヘルシャー 
   サッシャ・アレクサンダー・ゲアサク ザムエル・フィンツィ ヴォルフラム・コッホ
 
第二次世界大戦末期のドイツ。
若い脱走兵ヘロルトは偶然ナチス将校の軍服を見つけ身に着けた事から、他の兵士から大尉だと勘違いされ・・

実話ベースだったのね。(ちょっと昔観た「エス」を思い出したりも。)
あの時代のドイツだけど、よくある対ナチではない所が自分には新鮮でとても興味深かった。
いちいち「もし自分だったら?」と考えてたんだけど、その度に「まぁ、そうなっちゃうよねぇ(汗)」と、つい納得してしまう様な自然な流れで
そこがまた、抗えない何かも感じて面白くもあり恐くもあり・・。 映像も思ってたよりも臨場感〜パワーがあって良かった。
ラストが現代になって、でもまだそこで取り調べとかしてるのがユニーク。
たとえ争いの場でなくとも、こう言う形態や体質は決して済んだ話ではない。
単純な様でいていつの時代でもどんな世の中でも現在進行形なのだと改めて実感させられた。 【KBCシネマ】
 

 (08・日本)
(監)中村義洋 (脚)斉藤ひろし 蒔田光治 (原作)海堂尊
(主)竹内結子 阿部寛 吉川晃司 池内博之 玉山鉄二 井川遥 田口浩正 田中直樹  佐野史郎 上田耕一 
   ベンガル  山口良一 平泉成 野際陽子 國村隼
難易度の高い心臓手術=バチスタ手術の専門医師団・チーム・バチスタに起こった術中死の真相を、
心療内科医と厚生労働省役人の2人が解き明かす!?
期待が大き過ぎたのか、あんまり面白くなかったな。
もしかしたら、シリーズだから(だよね?)まだこれはほんの一部で、これからそれらが面白くなるのかもしれないけど、
映画として作ってるからには、1回に満足感が欲しかった。
手術シーンなど、最初は緊張感があったんで期待が高まったけど、アペちゃん登場・・から、フツ〜のTVドラマみたいな雰囲気に・・。
でもTVドラマではそれほど映さないであろう心臓のアップ・シーンはやたら多くてさ。(笑)
手術の失敗の原因の真相が二段構えで明かされていくのもいいんだけど、なんかお手軽な印象。
アベちゃんのキャラ・・他のTV番組のキャラとカブって新鮮味が全くなく、最近こんなんばっかりやん・・って、ちょっとガッカリ。
(ノンノ時代から割とファンなんだけどね)竹内結子の、いつも「?マーク」が頭をかけめぐってるおっとりしたキャラはいい感じだった。
前半で、其々の医者の個性もしっかり説明してたのに、その後の展開にあんまり関係がなかったのも勿体無い。
やはりシリーズだから?
吉川晃司、すんごい久々見た!(笑)
ただ、世の中の医療に対する人の期待や望みの大きさ、挑戦していく医師の意志(シャレじゃないよ)や
その現状にはちょっと感じるものがあったわ・・神じゃない、人の業(わざ)だしねぇ・・。 【TV】

チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
 (14・日本)
 
 
(監)星野和成 (脚)後藤法子 (原作)海堂尊
(主)伊藤淳史 仲村トオル 桐谷美玲 生瀬勝久 西島秀俊 松坂桃李 戸次重幸 栗山千明 木下隆行 
   利重剛 加藤あい バカリズム 名取裕子
 
このシリーズは何かを一つ見た事ある程度だけど、思ってたよりも面白かった。(↑感想書いてたわ・・辛口のやつを;;今回は辛くないよ・笑)
被験関係はねぇ・・難しいよね・・。様々な意見のどれも解る気がして。お金絡みな所はともかく、ハイテク機器自体にも興味津々。
仲村トオルのキャラ好きだな。何かと一理ある白鳥さん。言いたい放題で失礼な奴だけど。
滝沢(松坂桃李)が医師のプライドをちゃんと持ってた所にはちょっとジンワリ。
犯人が殺し損ねた医師の病気を知った時は、なんかもう取返しつかないし苦しかったな。時間戻してあげたい・・。
どうでもいいけど、お笑いの木下なんとかってレギュラーなの?
あのもっさり感がどっからどう見ても医師には見えないし目障り。(←ありゃ、やっぱり辛口出たよ・・笑)
以前見た三谷幸喜の映画でも一人雰囲気が違ってて浮いてたし・・お笑いだけにしといて欲しいなあ。    【TV】 

チェイサー
THE CHASER (08・韓国)
(監・脚)ナ・ホンジン
(主)キム・ユンソク ハ・ジョンウ ソ・ヨンヒ チョン・インギ パク・ヒョジュ キム・ユジョン
風俗店の女の子達の相次ぐ失踪。
経営者の元刑事・ジュンホは、彼女達が最後に会ったと思われる客の1人の電話番号が同じである事に気付く。
 
タイトルだけでは、カーチェイス・アクション映画かと思ったけど、ちょっと「殺人の追憶」を連想する様な、猟奇殺人犯と元刑事の物語。
犯人は早いうちに明かされるし捕まるんだけど、警察の態度やジュンホの行動に始終イライラ。
結果、あんな風になって・・。いくら、ジュンホが一生懸命でも、どこかちょっと理解し難い部分が残るのは何故?
事件の全体像だって、あの十字架の車をたどっていけばすぐ判りそうなもんだけどなぁ??ダメなの?
ゴミとかクズとか言っても、誰でも1人の人間。ああ言う商売がいかに危険か、そりゃ好きでやってる人なんてあまりいないだろうけど
それにしたって自ら危険を呼び寄せてる様なもの。
お金が必要な女の子達はおいておいても、
元刑事であるジュンホがどうしてよりによってそう言う商売を始めるに至ったのか、それもよく解らない。
なのであのラストも・・一体、残された○○をこれからどうしろと?・・と気分が重くなるばかり。
ただひとつ言える事は・・・・・ジュンホよ・・おっさんのドアップ連続はかなりキツいぞ!(←関係ないですか)
それから犯人のヨンミン。真面目そうな青年・・とかちらっと耳にした様な気もするけど
私には一目で相当怪しく見えて・・と言うか、もし犯人でなくてもビジュアル的に完全無理!なタイプだったので
もう気色悪くてたまんなかったよ。ヨンミンよ・・・・・無理!なタイプはアップじゃなくてもかなりキツいぞ。(爆)
・・と、文句が先に来ちゃったけど、実は文句と同じくらい非常に良かった部分もありまして。(笑)
まずは冒頭からかなり引き込まれて、ある程度までは、もしや心の映画になるかも?(どんな心や)
とか期待値上がりっぱなしでね。ヨンミンのシュミのお部屋(?)なんてもう、めちゃくちゃイイ雰囲気・・・・・つまりめちゃくちゃ恐い!!
そこに漂うホラー臭が素晴らしいのなんのって。いつか見た乙一の「ZOO」の”seven rooms”も
こんな雰囲気で撮って欲しかったなぁ〜・・って、絶賛しながら悔しいのなんのって。
ラストの、店の女性の1人がジュンホのケイタイに残したメッセージにも恐怖が溢れていたわ・・。
でもこう言う流れって、ちょっとデ・パルマの「ミッドナイト・クロス」を連想しちゃったけれどね。 【シネリーブル博多駅】

チェブラーシカ
ЧEбYPAЩKA (69〜74・ロシア)
(監)ロマン・カチャーノフ (原)エドワード・ウスペンスキー
69年から74年までにロシアで作られたパペット・アニメ。
オレンジの木箱の中から発見されたチェブラーシカは、学問上正体不明と言う事で動物園にも引き取ってもらえない。
そんな時、友達を募集していたワニのゲーナと知り合う。
「こんにちはチェブラーシカ」「ピオネールに入りたい」「チェブラーシカと怪盗おばあさん」の3本。
チェブラーシカの表情がめちゃ可愛い!(* ̄∇ ̄*)声も仲々グッドで、聞いてると笑ってしまう〜!特に、チェブラーシカが「万歳〜!」と
叫ぶところは何度見ても可愛くておかしくて笑ってしまう〜!ワニのゲーナも、チェブラーシカのいい兄貴(オジサン?)って感じで、
見ていてほのぼのと優しい気持ちになれる。まさに癒し系・・子供と一緒に安心して見れる可愛いアニメです。
・・ところで、あのおばあさんって一体・・?めちゃ運動神経いいっ!( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】

チェンジリング
CHANGELING (08・米)
(監・製作・音楽)クリント・イーストウッド (製作)ブライアン・グレイザー ロン・ハワード ロバート・ロレンツ (脚)J・マイケル・ストラジンスキー
(主)アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ ジェフリー・ドノヴァン コルム・フィオール ジェイソン・バトラー・ハーナー
       エイミー・ライアン マイケル・ケリー ピーター・ゲレッティ デニス・オヘア コルビー・フレンチ ジェフ・ピアソン リリー・ナイト
最近はレディス・デーに観に行けないのもあって、これはと思う作品の前売券を2〜3まとめて買ってます。
これもその中のひとつで、でも最近観た作品が(いい作品ではあったけど)自分には期待を上回るものではなかったので
コレもどうかな〜?劇場で観る程かなぁ〜・・でも前売券買ってるし・・みたいな、あまりノレない気持ちで劇場に足を運んだんだけど・・
おお〜っ!いやぁ・・面白かった!思いがけず好みの作品でした!前売券買ってなければ見送ったかもしれなかったなぁと思うと、
ヘタな前売券も数打ちゃアタル!・・じゃなくて〜・・アタった事がとっても嬉しかったです。(^^)v
・・それにしても、ヒドい話だよね〜。
いやいや、だって、不安のどん底に居る時に、我が子でもない子を「アンタの子や!」と押し付けられ、
違うと言っても、「アンタがおかしい、それでも母親か」などと罵られ・・
そんなロス市警にはずっとムカムカ!酷すぎるやろ!いっそ警察、建物ごと刑務所にしちゃえば!?(強引)
もしこれが完全なるフィクションであったなら、そんな展開アリエネーーー!誰だよ、こんなウソ臭いオハナシ書いたヤツはーー?!
・・って吠えていただろうけど、これが実話だと言うんだから、本当に驚き・・吠えるドコロか、固唾を呑んで見守るしかないと言うか・・
そして、そんな母と息子の物語が、腐れロス市警と共に思いがけない方向に展開して行き、
なのに(何かの映画の様に)内容が皮とアンコに分かれてしまう事もなく(何なんだ)
物語の中心が全くブレず、ラストには深い余韻を残してくれて・・素晴らしかったです。
しかしクリスティン・・あなたを我に返させたのが、風呂中の息子の****だったとは!これも事実なんだろうか・・(爆)
演じたアンジー、豪快なイメージからして最初はこの役はどうかと思ったんだけど、
この時代の淑女(あえてこう言う)の精神的変化をとてもわかり易く演じていて悪くなかったです。
と言うか、精神病院と縁のある物語の彼女はハマってますなぁ〜「17歳のカルテ」の時も良かったし。
この時代の街の様子やファッション〜風俗もとても自然に映り、まるでタイムトラベルしたかの様にずっと見入ってしまいました。
息子の父親が居ない理由の説明や、終盤の映画についての会話も気が利いてて面白かったです。
【以下、ラストに触れています。未見の方は読まないでね】
全く恐ろしい事件があったものよね・・全然知らなかったから本当に驚いた・・。
逃げて隠れていた男の子が「ママに会いたかったから」って言う所には、
本来ならもう母親に甘えるのを恥じる位の年齢なのに、そうなのね・・って、すごく印象的だった。
それに猟奇殺人に手を貸した男の子が謝罪する所も何故だかすごく印象的で・・悲しかった。
そして結局戻ってこなかったウォルター・・の帰りを待ち続けるクリスティン・・
これは希望なの?それともついには自身をも騙し続ける・・皮肉なの・・? 【ユナイテッド・シネマ】

誓いの休暇
BALLADA O SOLDATE / BALLAD OF A SOLDIER (59・ソ連)
(監)グリゴーリ・チュフライ (脚)ワレンチン・エジョフ グリゴーリ・チュフライ
(主)ウラジミール・イワショフ ジャンナ・プロホレンコ アントニーナ・マクシーモア
戦場で思わぬ手柄をたてた青年兵アリョーシャは、褒美に6日間の休暇を貰う。
・・が、帰省の道すがら色々と困っている人達と遭遇。家路を急ぎながらもつい彼らの手助けをしてしまう彼に残された時間は・・?
アリョーシャは何の変哲もないどこにでもいる様な青年だけど、とても気持ちが優しくて、見ていて、
ああ、こんな青年を子供に持った母親は幸せよね〜・・なんて思ってしまうから余計に、
そんな(実際母親でなくてもこんなに素晴らしいと思える青年の)清く尊い命がいとも簡単に奪われる戦争にうんざり・・
残された母親にしたら、英雄になどならなくてもとにかく無事に戻って来て欲しい・・って、それだけだよね。
そんな青年だけでなく、和気藹々としてる兵士や軍曹など見てても、悪い奴ではない、むしろ立派に生きているのに
どうして戦争なんて起こるの?(もちろん命の重さはどんな人でも同じかもしれないけれど、やはり優しい”人の行い”を見せられると
理屈抜きにそう思ってしまう)なんて、単純だけど誰も答えられないであろう疑問ばかりわいてくる。いや、あの賄賂を要求した奴みたいに、
自分の利益しか考えないのも人間だから・・なのかもしれないけれど。
アリョーシャと出会う少女シェーラがまたとっても可愛くて〜!なんと言うか、まだ若くてキャピキャピ(死語)してていい年令なのに
(イマドキにはあまり見かけない様な)上品な優しさを持ち合わせてて、しかも自分を大切にして頑張るタイプでとても好感が持てたわ。
もしリメイクするなら、ナタリー・ポートマンと言った所かな。
主人公アリョーシャが手柄を立てる戦車シーンは、すごいアングルで見てる方も思わず体がぐるりと回ってしまいそうでしたが(笑)
戦うシーンはその程度。後は彼が遭遇した人々とのシンプルなエピソードのみで、静かに反戦を訴えている所がまた心に響く。
そう言えば、これはまだロシアがソ連だった頃の作品なのね・・私はまだ生まれてない年度だけどその頃の情勢にも興味がわく所。
石鹸の一件・・では一番涙腺刺激されたなぁ・・。(おや、思わず韻を踏んでしまいました。「ボーン・スプレマシー」じゃないのに・笑)
最後は、昔の作品なので割とすぐエンドマークが出るけれど、彼や彼女の清清しさと、彼と母親の強い愛情が深い余韻を残してくれました。
<この作品は、”地味映画推進委員会”会員のポルカさんの推薦地味映画として鑑賞しました。どうも有り難うございました!> 【ビデオ】

地下室のメロディー
LA MELODIE EN SOUS-SOL / ANY NUMBER CAN WIN (63・仏)
 
 
(監・脚)アンリ・ヴェルヌイユ (脚)アルベール・シモナン (音楽)ミシェル・マーニュ
(主)ジャン・ギャバン アラン・ドロン ヴィヴィアーヌ・ロマンス モーリス・ビロー ジャン・カルメ
 
こういう終わり方のサスペンスって多かったのかな?流行り?
正直、最後そうきたか〜とは思ったけど、他にやりようがあったみたいに見えたので、マヌケに感じた・・( ̄∇ ̄;
ギャバンとドロンの正反対の個性が際立っていたそれまでの展開は結構面白かったです。音楽も懐かしい〜。【BS-NHK】

地下鉄のザジ
ZAZIE DANS LE METRO (60・仏)
(監・脚)ルイ・マル (脚)ジャン・ポール・ラプノー (原作)レイモン・クノー
(主)カトリーヌ・ドモンジョ フィリップ・ノワレ カルラ・マルリエ
有名なので粗筋省略。と言うか、粗筋なんてあってない様なもん??(笑)
そもそも、ずっと見たいと思ってて、しかも真面目な内容だと信じていたもんだから、
こんなハチャメチャな内容だったとは・・それだけでもビックリ!(笑)
生意気で口の悪いザジが変態オヤヂとムール貝食べる所〜ジーンズかっぱらって逃げる所は、
テンポといいギャグといいザジの笑顔といい、サイコーに楽しい♪巴里観光も出来るこの前半はかなりお気に入り♪
なんだけど、後半はハチャメチャが過ぎて、少々タイクツ。^_^;ザジの出番も少ないし・・おばさん(←私)はもう気力が尽きたぞ;;
と思っていたら、ラスト、母親の質問に答えたザジの一言がまたまたサイコーにオカシくて。フランスっぽいなぁ〜(笑)
色んな騒動起こしっぱなしだった一筋縄でいかないガキんちょでも、肝心な時は寝てたのも可愛いかった。_(_△_)ノ彡☆
もしかしたら、再見したら、★の数が増えるかも・・って思える様な魅力のある作品でした。結構ツボかも?(笑) 【BS】

地球が静止する日
THE DAY THE EARTH STOOD STILL (08・米)
 
 
(監)スコット・デリクソン (脚)デヴィッド・スカルパ
(主)ジェニファー・コネリー キアヌ・リーヴス ジェイデン・スミス キャシー・ベイツ ジョン・ハム
 
51年の「地球の静止する日」のリメイク。
勿論、前のは未見だし原作も読んでないけど、作品のテーマはまさにイマみんながきちんと考えないといけない事でしたね。
なので、私にしては、結構真剣に、真面目に鑑賞してしまいましたよ。
あの某のビジュアルに口あんぐり〜!
あまりにも安っぽく昔っぽ過ぎるのは、前作へのオマージュなのか?
でも、あまりにも斬新でイマっぽ過ぎて(?)「ウォッチメン」みたいにパ○ツはいてなくても困るけどねーーー
・・とかも、真面目に思いました。
人間ってさ、地球からすれば、放り出そうと思えばいつだって放り出せる生き物かもしれない。
けど、そうじゃなくて一緒に生きて行こうとしてくれてる、だから人間こそがもっと謙虚に地球と向き合わなければ・・。
・・ってのが、我儘な連れ子に振り回され手を焼きながらも、
彼に愛情をそそがずにはいられない継母のジェニファー(とその息子の関係)に重なって見えたよ。
あ!また、主人公キアヌに関しての感想皆無。_(T▽T)ノ彡☆ 【TV】

地球へ2千万マイル (57・米)
(監)ネイザン・ジュラン
(主)ウィリアム・ホッパー ジョーン・テイラー
57年の日本未公開作品であり、モデル・アニメの第一人者、レイ・ハリーハウゼンの幻の怪獣SF・・らしい。
今となっては、どうと言う事もない展開&怪獣特撮ではあるが(未来への一歩は、多くの犠牲を伴う・・と言うテーマそのまんまを
決めセリフにしてたりして^_^;)当時にしたら、やっぱり新鮮で凄かったんじゃないかな?と思う。クライマックスのコロッセオでの、
人間との戦いシーンよりも、むしろ象との戦いのが、特撮としては面白かったかな。でも、大きくなった怪獣が暴れ出したからって、
「象を出せ!」といきなり!^_^;象もイイ迷惑だよね〜。心の準備できてなかったと思うよ、きっと。(笑)
いや、しかしこの怪獣は肉食ではなかったみたいだし、それ程、凶暴でもなかった・・子供が一言、「怪獣、かわいそう・・」・・た、たしかに;
勝手に地球人が金星に行って捕まえてきて、散々な目に合わせてるだけかも?(爆)
こう言う作品でも、それとなくラ〜ブなシーンを入れてる所には笑った。金星から帰った大佐が、捕まえた怪獣を前に、医師の卵の女性に
向かって囁く・・「照明のせいかな?今日の君は昨日よりもキレイに見えるよ。」「それはきっと、今日は怪獣の傍にいるからよ。」
・・女性は冷静だった?!_(T▽T)ノ彡☆しかも、怪獣やっつけた後、彼女と一緒にどっか行ったみたい?
おいおい!あんたが地球に持って帰った怪獣だろ〜!ほっとくなぁ〜(笑) 【BS】

チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜
POULET AUX PRUNES / CHICKEN WITH PLUMS (11・仏=独=ベルギー)
(監・原作)マルジャン・サトラピ (監)ヴァンサン・パロノー
(主)マチュー・アマルリック エドゥアール・ベール マリア・デ・メディロス ゴルシフテ・ファラハニ キアラ・マストロヤンニ 
   イザベラ・ロッセリーニ エリック・カラヴァカ ジャメル・ドゥブーズ
 
大切にしてきたバイオリンを妻に壊された天才音楽家のナセル・アリ。代わりも見つからず絶望した彼は死ぬことを決意する。
”失ったモノは全部、あなたが奏でる音色の中に・・”
天才芸術家の辞書の中に最初から結婚なんて文字は入れちゃいけません。
入れたければキャンバスや楽譜に勝手に自分なりに入れるでしょうから、ほっときましょう。(笑)
超がつく程の自己中男である彼が死を決意した理由の真意が、
物語と共に少しずつわかってくる展開には、思う事が次々に浮かんでしまって、全く目が離せなかった。
特に、彼のココロが育っていく様子や、音楽と共にある人生観には共感する部分が多く、
なので、怒涛の思い出〜パノラマ・クライマックスは・・たまらんかったなぁ〜・・。
いや、ダメでしょコレ・・こんなん、泣くに決まってるって!
まるであの涙腺決壊映画「火垂るの墓」みたいな、(内容全然違うけど)
殆ど反則ワザに近いこんな描写になんか泣かされたくないって・・!
・・と思いつつ・・それでも何故か許せてしまうと言う・・わかった・・ここは素直に泣いてやろうじゃないの・・今回だけはさ!
・・って、上から目線で叫びながら号泣。ヾ( ̄∇ ̄;
そうよ・・私はこの自己中な彼の事がいつの間にか好きになっていたみたい。(笑)
途中、奥さんの気持ちにはほだされたし、彼女を愛さない彼の事にムカついたりもしたけど、
それすらも、許せる・・と言うか、彼は愛さなかったんじゃなくて、愛したくても愛せなかったんだろうな・・
頭では愛したいって思ってても、感覚が受け付けない、その事は自覚していたんじゃないかとも思う。
愛されない奥さんは可哀想だったけど、彼女の愛を知りながらどうしても受け入れられない方がもっと苦しいとも思ったり。
彼の為に祈る誰か・・の事を、彼はまるっきり無視していた訳じゃなかったとも思うし
もしかしたら、どこかで、そんな与えられる愛のある生活に恐れを感じていたんじゃないのかとさえ思えたりも。
だって、小さい時から悪いタネとか言われてさぁ・・これ、ヒドいよね。
彼が彼のままで居ても誰にも文句を言われない、時代が変わっても、彼が何者であっても、
決して裏切らない世界・・それが彼の音楽の世界だった様にも思えて。
自分の中で作り上げてきた絶対的な世界、(それは周囲を受け入れるか否かとは別問題であって
天才であろうがなかろうが関係ない世界だとも思うけれど)その象徴でもある大切なバイオリンを壊してしまうなんて、
その思い付きからしてもう、奥さんは彼とは別次元で生活していたんだなぁとしか思えなかった。
唯一ふたりを繋いでいたと思われる鶏のプラム煮も、彼自身が全否定されたんじゃどうしようもないよね;;
と言っても、奥さんを責めてるんじゃなくて、単に彼女は彼女の生き方感じ方〜普通の生活がそこにあっただけ、
なんだろうし、なので、もし彼がイラーヌと結婚出来ていれば、イラーヌがそう言う立場になったかも?だし、
奥さんにしても子供にしても、良いとか悪いとか、愛するとか愛さないとか、関係なしに、
もう全部をひっくるめて、皆が彼の人生のメロディの一部の様にも思えちゃって。
懐かしい、けれど手の届かないイラーヌは、そんな彼の全ての音符を1つの音楽に昇華させる女神の様にも感じられたわ。
勿論、たまたま今回は彼が主人公だと悪魔さんが仰ってるだけなので(笑)その視点なんだけど、
イラーヌであっても奥さんであっても、天才でも凡人でも、美人でもおブスでも(これは余計か)
自分を生きる限りは同じなんじゃないか?
自分の価値観を最大限に高めてくれる何かへの希望なくして生きる意味があるのか?
だからあのラストには、反則すれすれプレイ(笑)と思いながらも涙が溢れて来たんじゃないか・・なんて感じた。
ポップに作り込まれた可愛らしい映像(時にアニメ)などがふんだんに使われているけど
前作と同じように、政治的な要素も色んな所に散りばめられていたなあ。
イラーヌはイランを表しているんだとか。(ではアズラエルとファランギースも似たあの国?)
イラーヌとの瑞々しい日々のこの上ない美しさに、監督の祖国への変わらない愛情を感じたり、
かと思えば、息子の滑稽なアメリカかぶれとか、皮肉なユーモアに笑ったりも。
主演の稲川さん〜淳二さん〜良かったなぁ〜・・って、アマルリックだけど!(≧∇≦)ブハハ
自己中男なのに憎めないのは、彼の好演あってこそだとも思えた。
・・と言っても、この自己中ぶりはかなりなので、大嫌いって思う人(女性は特に)もいるだろうな。
まあ、それが普通かもしれない・・なんか自己中に共感する自分もどうなんだ、って気もするし。(←自覚はあるらしい・汗)
娘役のキーラはやたら謎めいていたり、母役のロッセリーニはいつの間にこんなに貫禄ついたの?で印象的だったし、
イラーヌ役の彼女は・・あの「彼女が消えた浜辺」の時に、散々「美人〜」って言ってた女優さんでした。
あの時よりもふっくらしてて若返った感じで、やはり正統派美女・・と言うか、見た目よりも結構若いの・・ね?(^^;
しかも、イランを代表する女優さんなんだそうで。「彼女が・・」の時は頭(ず)が高くてすみませんでした。(爆)
・・と言うより何より、彼女もまた、古き時代の、愛する祖国から一時見限られていた女優さんである事を知り、
この物語の意図する隠された部分がうっすらと見える様な気もした。
原作の邦題「鶏のプラム煮」は、日本で言えば「肉じゃが」みたいなもん?
映画でわざわざ「チキンとプラム」って分けると、個別のモノみたいな印象も受けるけど
(「肉じゃが」だって「肉とじゃがいも」じゃあ全然違うしね)
元々、「〜と」でつなぐ固有名詞なのかな?「カフェ・オ・レ」みたいな。どうなんだろ?
ただでさえ、本当に沢山の意味深エピソードが散りばめられている物語なので、
ちょっとした、どうでも良さそうな事でもとても気になる。(笑) ・・歴史ある国は奥が深いわ。 【KBCシネマ】
 

 (02・日本)
(監・脚)清水浩
(主)池内博之 松尾スズキ 忌野清志郎 荒木経  岸部一徳 馬淵英里何 春木みさよ 尾美としのり
ボクサー崩れの岩野を初め、日々を何の目標もなくただ過ごしているだけの男達に訪れる転機・・。
清志郎ちゃんが出てた・・。だけで感無量。みんな、自分なりに頑張ろ!↓チキンリトルのが感想長い・・_(T▽T)ノ彡☆ 【TV】

チキン・リトル
CHICKEN LITTLE (05・米)
(監)マーク・ディンダル (脚)スティーヴ・ベンチック ロン・J・フリードマン ロン・アンダーソン
(声:日本語吹き替え版)中村雅俊 山本圭子 小島幸子 朝倉栄介
ワケあって、またしても大人1人で吹き替え版を鑑賞・・(ーー;)また「ドラえモン」の予告編だよ・・(ーー;)
これ、宣伝の割には結構地味目な作品でした。と言うか、内容にふくらみがないの
で、大きな感動はなかったなぁ〜。
小さなギャグは結構笑えるし楽しいんだけど、全体的にそれ止まり・・な、小手先な印象。
他のハリウッド映画のパロディなんかも面白かったけど、でもこう言うのって小さなお子ちゃまにはきっと解らないんじゃないかと思うし( ̄∇ ̄;)
子供向けと言うよりも、
子持ちの親を対象にして作られた作品みたいな印象も残った。
「一度の失敗にメゲるな!」って言う、チキンリトルへのエールよりも、「もうちょっと子供の声に耳を傾けて・・」って言う、親への思いのが
よりよく感じられたのでね。父息子だけじゃなくて、宇宙人の赤ちゃんとの触れ合いなんかがもっとあれば、またストーリーにふくらみとメリハリが
出来て良かったんじゃないかなぁ。・・と、お話にはどうも”ピクサーに負けじと焦って作っちゃいました〜(∩。∩;)ゞポリポリ・・感”があって
残念だったけど、やはり子を持つ親としては、思う事もいっぱいあって、マジメに反省も・・(^^;
写真のような質感のCG映像はとても興味深く楽しめました。特に
空が割れるシーンは面白かったな♪【ユナイテッド・シネマ】

地上5センチの恋心
ODETTE TOULEMONDE (06・仏=ベルギー)
 
 
(監・脚)エリック・エマニュエル・シュミット (音楽)ニコラ・ピオヴァーニ
(主)カトリーヌ・フロ アルベール・デュポンテル ジャック・ウェベール ファブリス・ミュルジア アラン・ドゥテー カミーユ・ジャピ
 
夫に先立たれ女手一つで子供達を育てて来たオデットの楽しみはロマンス小説を読む事。
ある日憧れの作家バルザンのサイン会に出かけた彼女は、しかし緊張のあまり自分の名前さえ告げられず大ショック・・!
わかるわ〜・・何の変哲もない日常で・・地味に働くばかりじゃぁ・・ねぇ・・
オバサンにだって愛が必要なのよ〜!(笑)と言うか、元気のモトが要るよね〜!
とは言っても、主人公のオデットはとっても素敵なオバサン・・と言うより、女性なの。
あの前向き精神、素晴らしいよ。ちょっとミーハーでも、全然下品じゃなくて、すっごく可愛いミーハー♪
いつも難しい事ばっか言ったり世間体ばかり気にして人を見下す様なエライひとなんかとは比べものにならないくらい、
いや、比べたらその人達が憐れになるくらい楽しくて前向きなミーハー。なんて素敵!(笑)
そんな魅力的なオデットだったから、あの、自分の意見をみんなにちゃんと伝える所ではぐっと来たわ・・
そして、そんな人こそ幸せになるべきだよぉ〜〜(涙)
・・とか思ったもんだから、ちょっと出来過ぎなその後にも、微笑んで納得しちゃったり。
それにしても、職場の人達ヒド過ぎない?なんでみんなあんななの?仲良しじゃなかったの?意味わからん!
みんな其々に色々苦労してるから、一人だけ浮足立ってるのが許せないのかな?
でも、そんな気持ち〜感性じゃ、一生かかったってオデットみたいな幸せなんて掴めないよね。
笑う門には福来たる精神(歌う門には、かな?)のオデット、私も見習って生きていきたいわ。(^^ゞ
彼女、舞い上がった時は、それこそフワフワ浮遊しちゃうんだけど(笑)
ファッションも、そんなフワフワした淡い色調でとっても素敵でした。好み♪
そう言えば、どーでもいいけど、足臭い男がどっか行ってくれたのは私もホッとしたよ。(爆)
更にどーでもいいけど、レンタル屋でコレ探す時なかなか見つけられなくて・・よく考えたら「わずか5センチの・・」って
思いながら探してた・・そりゃ見つからんよ・・そりゃ、くらもちふさこさんの漫画だって。「わずか5センチのロック」・・(古・・)【DVD】 

TITANE/チタン
TITANE (21・仏=ベルギー)
 
 
(監・脚)ジュリア・デュクルノー
(主)アガト・ルセル ヴァンサン・ランドン ギャランス・マリリエ ライ・サラメ ミリエム・アケディウ ベルトラン・ボネロ ドミニク・フロ
 
幼い頃に交通事故で負傷した頭部にチタンプレートを埋め込まれたアレクシア。
成長した彼女は車に異常な執着を抱く様になっていた。

これは・・好き嫌いが分かれそうな作品だなぁ・・( ̄∇ ̄;
自分はそこまではなかったけど・・カンヌでパルムドール貰ってるらしいよ。
審査員、みんな大好きだったのね?魅了されたのね?カンヌの変態さは不滅なのね・・?!(笑)
それにしても発想が突飛なので、逆に色々と考えてしまったなあ。
前半と後半で雰囲気がかなり違うのも印象的で、後半は消防士のヴァンサン中心な感じもしたし、
アレクシアとヴァンサン・・前半と後半・・女と男・・破壊と再生・・と、真反対にも感じて、
其々の空間・・望む世界が穏やかに交わる時は来るのか?新しい命を得てさえ・・先は見えない様な気もしたわ。
埋め込まれたチタンとは一体・・?(チタンって聞くとピアスポストやメガネフレームくらいしか思い出さないけど・・あとメイプル超合金・・違)
異物であっても生命を維持させるには必要だったモノ、例えば自分の中にだって、
受け入れようがそうでなかろうが、埋め込まれてる何か、衝動に駆り立てる何か、反発したい何か、
そこから生まれて来るかもしれない何か、があるのかな?いや、元々あったモノを増長させる何か?
何にしても、そんな自分を受け止めてくれる誰かを無意識に必要としてしまうのが人間なのかな?
求めていたモノとは違っていても? それも可能と思わされた一瞬先には不可能とも思わされたり・・。
終いにゃ、まるでカエルにされた王子が、元の姿になる為に求めてる誰か・・みたいな
御伽噺の中にいる様な不思議な気持ちにもさせられた。
アレクシアが本来の自分としてお立ち台?で踊り出した時、周りのみんなの反応、あれどうだったの?( ̄∇ ̄;
意外とウケた?ドン引きしてた人もいたように見えたけど?(笑)
前半の展示車?での踊りはなかなか良かったけどね。(そこはウケてた自分・・笑)
それから、ヴァンサンの奥さんはすごいね・・。夫を理解し・・過ぎ??普通自分の感情のが勝つよね?
ジュスティーヌは「RAW」の子だったわ。(可愛い女優さんはすぐ覚える)
アレクシアの理解者になるのかと思ってたから、まさかあんな風にされるなんて想像もつかなかったわ。(@_@)
しかし、あんな思い切った、後先も周囲も考えないドタバタ殺人も珍しいね。恐るべしチタンのパワー・・。( ̄∇ ̄;   【KBCシネマ】

父、帰る
VOZVRASHCHENIYE / THE RETURN (03・ロシア)
(監)アンドレイ・ズビャギンツェフ (脚)ウラジミール・モイセエンコ アレクサンドル・ノヴォトツキー
(主)イワン・ドブロヌラヴォフ ウラジミール・ガーリン コンスタンチン・ラヴロネンコ ナタリヤ・ヴドヴィナ ガリーナ・ポポーワ
どんよりした風景から、急に眩しい位に明るくなるコントラスト、同じ地の空気でありながら、その密度湿度のギャップに戸惑い、
しかしそれに肌が馴染んでいく感触がとても心地よかった。^_^;
最初はまるっきしイワンと同じ感覚で父親を見ていたんだよね・・12年も妻子ほったらかしでノコノコ戻って来たかと思えばオレ様態度、
道行く女に目を奪われるしょーもない男が父だなんて・・勘弁してよ!なんてね。(笑)
ところが、物語が進むにつれて、どんどん感覚が父親よりになって来て・・( ̄∇ ̄;)
感受性の強いイワンが、ただの我儘な甘えっ子に見えてきたりして。間のお兄ちゃん、大変〜。( ̄∇ ̄;)
【以下ネタバレあり】
イワンが思いのたけをぶちまけ、挙句の果てあんな結果になったのはたまらなかったなぁ・・。(/_;。)
への字に曲げた口から、流れていく父に向かって思わず出てしまった「パパ!」の叫びが忘れられない。
離れていても家族は変わらない物だと思う父親の甘え、父親とはこうあるべきだと思う子供の甘え、
そんな、身内だからこそのありがちな思いがお互いの愛情をちぐはぐにしてしまったのかなぁ・・。
これが他人なら、割り切ってお互いもっと相手の立場になって気持ちを表せたのかもしれないな・・?
イワンの前に立ちはだかる塔は父親と同じ?既にジャンプ台から飛び降りる事が出来る兄には、父親とは、不可解であっても
決して不愉快ではなく、憧れの存在であったのかもしれないし。ママっ子イワンにはまだ持ち得ていなかった何かが、
あの旅行には沢山つまっていたよね・・。けれどこの先、塔からジャンプ出来るか否か・・衝撃的な経験をしてしまった彼には、
更に困難な試練となったかもしれない。父親はずっと彼の中で、彼が飛ぶ事、越える事を見守っているかもしれないけれど。
ラストにあのカメラに収められていた旅行写真が出てくるなんて・・まいった〜・・(T_T) しかも、
彼らの幼い日の家族写真もあるんだもの・・これはずっとカメラに入れっぱなしにしてあったのかな・・?
何だかね、もう父親の事情はいいじゃない・・元気で戻って来たんだからさ・・って、イワン以上に頑固者の自分が思ってしまう所にも
驚いたりしてね。(実際には、もしかしたら彼は服役してたのかも?箱の中身は大金だったのかも?なんて好奇心があってもね;;)
イマドキの日本では、いてもいなくてもどーでもいいよーな、既に幽霊みたいな父親も多いのかもしれませんがねー?(笑)【KBCシネマ】
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2004年つるデミー賞作品賞受賞!おめでとう!(≧▽≦)

父の秘密
DESPUES DE LUCIA / AFTER LUCIA (12・メキシコ)
 
 
(監・脚・製)ミシェル・フランコ (製)マルコ・ポロ・コンスタンドセ エリアス・メナッセ フェルナンド・ロフサール アレクシス・フリドマン
(主)テッサ・イア エルナン・メンドーサ
 
愛する母を事故で失った悲しみから立ち直ろうと父と共に新天地に移り住んだアレハンドラ。
しかし転校先である事をきっかけにイジメの対象になってしまい・・

なんだか酷い話。
母親を交通事故で亡くした娘が、新しい土地で再出発出来るものだとばかり思っていたけど、
壮絶なイジメばかりで途中から気分悪くなったわ。
アレハンドラの彼氏、例の録画からしてアブないヤツって思ったけど、彼女は友達が出来た嬉しさから心許してしまったのかな。
心の隙間を埋める何かを求めていただろうし・・。父親に心配かけたくない気持ちは特によく解ったし・・。
トイレで盗撮とか他色々、普通に性犯罪やろ。そんなんでも未成年なら訴えられないの?とにかくやりたい放題で信じられない。
そんな状況下、そう言えば父の秘密とはなんぞや?これまでは殆どアレハンドラの秘密な感じだったけど?
と思い出すけど、途中からソレが何なのかはなんとなく想像・・。
やり場のない悲しみや怒りをどこにむけたらいいのか。 あの結末も酷いとは思いつつ、そうなって当然とも思ってしまう自分もいる。
命あっても心壊されてしまったら生きてないも同然な気もするから。    【DVD】
 

地中海殺人事件
EVIL UNDER THE SUN (82・英)
 
 
(監)ガイ・ハミルトン (脚)アンソニー・シェイファー (原作)アガサ・クリスティ
(主)ピーター・ユスティノフ ジェーン・バーキン ダイアナ・リグ ロディ・マクドウォール マギー・スミス ニコラス・クレイ シルヴィア・マイルズ
 
ご存じアガサ・クリスティ・・の「白昼の悪魔」の映画化。地中海のリゾート地で起こった殺人事件・・。
なんとか殺人事件、ってタイトルだと、もう殺人事件が起こるのわかってるし、きっとそれを解決してくれる人も居るんだろうって思うから、
さてポップコーンでも片手に見ようかな、みたいに安心して見られます。よくあるタイトルの中では、好きな部類。(笑)
加えてそれがポワロのシリーズものだったら尚更ピリピリしないでゆったりした気持ちで見られるわ〜(^^ゞ
・・で、これはクリスティのシリーズ物だから昔見た事あるかも?と思ったけど、ずっと思い出せなかった・・のが、
あの海水帽で・・あ、これ見たことあった!・・って、記憶がよみがえったよ!
それまではずっと初めてキブンでちょっと遠慮がちに見てたのに、思い出したとたんに、もう親友みたいなキブンよ!
しかし、どんだけ大事に脳みその引き出しにしまい込んでたんだ、自分・・海水帽だけをさ!
伸び伸びしたリゾート地にも関わらず、物語は小さくまとまった感じだったけど、推理の基本が学べる様な展開で、楽しめました。
そう言えば、シャルロットお嬢様のお母様であるジェーン・バーキンが出ていましたね。
いいよね〜。この時期ってだいぶ地味になってるけど、どうであっても不思議に興味のわくお方で・・( ̄ー ̄)ニヤリッ
しっかり太陽と海を感じる地中海の雰囲気もとても好き・・あの明るさが落ち着く〜。
・・ポワロはこんないい場所に来てさえも全然落着けないみたいだけどね。(笑) 【BS-NHK】 

父よ
MON PERE IL M'A SAUVE LA VIE (01・仏)
(監・脚)ジョゼ・ジョヴァンニ
(主)ブリュノ・クレメール ヴァンサン・ルクール リュフュス ミシェル・ゴデ
ポーカーフェイスは職業病か、はたまた世の中の父親と言う物は殆どがそう言った物なのか、自分の生き方を責められても、
子に対する愛情だけは失わない・・無骨と言うか不器用と言うか・・? 私にはそのあたりは推測としてしか語れないけど、ただ、親の
子に対する愛情だけは、無償の物なのだろうとは思う。そしてそんな想いをやっと察する事が出来た主人公の気持ちは痛い程よく解る。 
”気がつくと、いつもそこには父がいた”・・溢れる想いこそは、伝えるのが難しい物なのかも。【シネサロン・パヴェリア】

血の祝祭日
BLOOD FEAST (63・米)
 
 
(監・撮・音楽)ハーシェル・ゴードン・ルイス
(主)コニー・メイソン トーマス・ウッド マット・アーノルド リン・ボルトン トニ・カルヴァート ジーン・コーティエ
 
相当昔のホラーで、まあ都合よく展開するんだけど、当時こんなんあったんや〜と思いながらそれなりに面白く見られたかな。
作品情報サイトで解説を読んだら、自分が思った事よりももっと私的感情にダイレクトで笑った。
コレ↓↓↓(≧▽≦)
>だがこんなありふれたストーリーはどうでもよく、主眼はもっぱら延々と展開される血の饗宴
>下手糞な演出やカメラワークが、これほどまでにリアリティを生み出すものなのだろうか
・・・・・下げて上げる、絶妙な解説(感想?!)(≧▽≦) もう自分の感想もコレに吸収されてしまった感。(笑)     【Amazon】 

チャーリーとチョコレート工場
CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY (05・米)
(監)ティム・バートン (脚)ジョン・オーガスト (原作)ロアルド・ダール
(主)ジョニー・デップ フレディー・ハイモア デヴィッド・ケリー ヘレナ・ボナム=カーター ノア・テイラー ディープ・ロイ 
 
例によって原作読んでません・・って毎回毎回説明しなくても、たまに読んでる時だけ「読んでます」って書けばいいか。(^^;
と言う訳で、まるっきし映画としてどーだったか・・ですが、多分、原作はもうちょっと真面目なんじゃないかと思う分(違う?笑)
その奇天烈さ・・歯だけ異様に売れっ子芸能人みたいなウォンカと、(他はエセ・マジシャン風・・ちょっと
チェシャ猫みたいにも)
北○○の舞踊団に負けじとも劣らなそうな一糸乱れ
ウンパの舞い・・にとっても魅せられてしまったよ。ププッ ( ̄m ̄*)
なので、恥ずかしげもなくド真ん中に投げてきた”**愛”っつーテーマも、柄にもなく素直に受け止めてしまったり。(笑)
なにしろ、それまでにとっても個性的な(ムカつく)お子様方(クソガキども)ばかり見せられてましたから、
最後にあんなキレイな円らな瞳のチャーリーのドアップで、「**が大事」なんて言われちゃあねぇ・・妖怪も聖母になるわな。
それにしても、そこに行き着くまでの数々のブラックな仕打ち・・!
( ̄∇ ̄;) これって充分オトナのジョークだよね。
イッツ・ア・スモール・ワールドっぽいお人形さんがあんなコトになった日にゃ〜、思わず、どうしたもんかと焦ってしまったよ。
いや、私は別に全然OKなんですけどねあの程度のノリは。チャッキーみたいで可愛いかったし。チョコはBLACK党だし。
どうしたもんかと思いつつ、ホントはバートンのブラックさ復活か?!って、内心ほくそ笑んでいたかもしれない。( ̄∇ ̄;)
いやいや・・テーマは**愛でした;;( ̄∇ ̄;) ウォンカの父親が、*で彼をみとめるシーンには涙こぼれたし(ホントです)
ウォンカもなんだかんだ言って、ずっと*は大切にしてたんだろうしね。見えなくてもしっかり繋がってる絆に感動したよ。
ついでに、あんな事になっちゃってもメゲずに前向きにギネスを狙うガキにも感動したよ・・Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
ナッツを選別してたリスもすごく可愛いかったなぁ〜・・一匹欲しいわ・・(←クソガキの陰にバカオヤ有り)

・・と言う訳で、色々なチョコレートから受けるメッセージを、親である自分もしっかと受け止めさせて頂きましたよ・・。
その証拠?にと言ってはナンですが、お金ネコババの言い訳(フォローとも言う)がチョコっと欲しかったです。(笑)
余談:ウォンカのステッキボールペンが何故だかモーレツに欲しくなって、売店覗いたけど売り切れでした。(-.-) 【ユナイテッド・シネマ】

チャーリング・クロス街84番地
84 CHARING CROSS ROAD (86・米)
(監)デヴィッド・ジョーンズ (原)ヘレーヌ・ハンフ
(主)アン・バンクロフト アンソニー・ホプキンス ジュディ・デンチ
殆どが、お互いに顔も知らない、NYの彼女とロンドンの彼の手紙のやり取りの「会話」なんだけど、それぞれの土地の時代背景や
気取らない言葉の交流が心温まり、見所、かな。ロンドン行きの説明する所(歯の治療の所)のセリフとか、ユーモアがあって笑ってしまった。
主演のアン・バンクロフトは、昔から憧れてたとっても好きな女優さん。今回もとても知的で。ジュディ・デンチが、なんとなく若い奥様なのは
ヘンだったけど。(失礼な〜)いやぁ、どうもデンチと言うと「アイリス」とか、年老いたイメージが強くてね。
『イギリスに行けば、きっと探していた物がみつかる・・』・・余韻が残りました。
あ、これ原作がヘレーヌ・ハンフだって。と言う事は、彼女の自伝なのね?(今頃気付いた;;)【DVD】

チャイナタウン
CHINATOWN (74・米)
(監)ロマン・ポランスキー (脚)ロバート・タウン (撮影)ジョン・A・アロンゾ (音楽)ジェリー・ゴールドスミス
(主)ジャック・ニコルソン フェイ・ダナウェイ ジョン・ヒューストン ロマン・ポランスキー
事件に巻き込まれる探偵をジャック・ニコルソンが鼻にガーゼつけて好(怪?)演。しかもそれ、アブナいポランスキーにやられた傷。(笑)
謎めいた富豪の奥様のフェイ・ダナウェイの存在感もさすが・・だけど、肝心のお話には、期待程引き込まれなかったのが残念。
事件の謎を解く鍵が、なんと寄り合いのオバチャマ方のキルティング・ビーの中にも。(笑)
まさかハードボイルド映画の中でキルト見れるなんて思ってもいなかった。ゴルゴ13を思い出しちゃったよ。(笑) 【BS】

チャイニーズ・ボックス
CHINESE BOX (97・英=香港)
(監)ウェイン・ワン (脚)ジャン・クロード・カリエール ラリー・グロス
(主)ジェレミー・アイアンズ コン・リー マギー・チャン マイケル・ホイ ルーベン・ブラデス
香港の中国返還に対し複雑な思いを抱く人々・・それは何年も香港に住んでいながらもイギリス人である事に変わりなく、しかも
不治の病を背負ってしまったジャーナリストのジョンと、過去を消してしまいたい中国人女性ヴィヴィアンとの関係に重ねられ綴られていく。
そして、それは「みんな恋の始まりと終りにだけしか興味がないんだ」・・と言う言葉となって作品を覆っていく。
とても躍動感のあるカメラによって、自分がこの時代に生きていながらも全く知らなかった世界に少しでも触れられて少々感慨深い
モノがあった。それにしてもコン・リーがっしりしてるな〜・・中華料理は栄養がよろしい様で・・(≧▽≦)【ビデオ】

チャイルド44 森に消えた子供たち
CHILD 44 (14・米)
 
 
(監)ダニエル・エスピノーサ (脚)リチャード・プライス (原作)トム・ロブ・スミス
(主)トム・ハーディ ノオミ・ラパス ゲイリー・オールドマン ジョエル・キナマン パディ・コンシダイン ジェイソン・クラーク 
   ヴァンサン・カッセル グザヴィエ・アトキンズ マーク・ルイス・ジョーンズ ファレス・ファレス
 
53年、スターリン政権下のソ連。 国家保安省のエリート捜査官として一目おかれるレオは、
ある日戦友の息子の変死体が事故死として処理される事に疑念を抱く。

原作は、2009年版『このミステリーがすごい!』で1位に輝いたそうで。
全然知らなかったけど、確かにこれは小説のが深みがあって面白いんじゃないかと思う。
と言うのも、とにかく信じられないお達しがまかり通ってるソ連の物語なので、
つついてる所がどこもやたらと興味深く(政治や社会情勢、そして民衆心理)
でもそれが余りにも多過ぎて、逆に物語の中心がボケてしまったかな〜・・と言うのが、映画を観ての感想だったので。
(ソ連の話なのに何故かみんな英語だったのも残念。ま、アメリカ映画ではあるけれど。)
でも当時のソ連の様子を、フィクションとしてでも少しでも知る事が出来たのは良かった。
それと(同じ女性として)ライーサの生き方(生き残り方)は興味深かった。
最初、好きで結婚した割には笑顔がぎこちない奥さんだな〜と思ってたけど、そう言う理由だったのね・・。
確かにレオには威圧感あった・・けど、レオ本人にはそんなつもりなくて本当にライーサを愛してたんだろうけどね。
裏工作や疑惑だらけの政治に翻弄されて目が回ると、確かな事でさえブレて見える様になるのかな。
そんな時代が人間を形作っても、普遍的なものはきっとあるよね?な希望は捨てたくない。(爆)
それにしてもソ連・・ですよ。今は無きソ連。子供時代には当たり前の様に地図に載ってたソ連がもうこんなにも過去。
(音楽にもウトく)歴史にもウトい自分だけど、このあたりの様子はもっと色々と知りたい欲求がむくむく。
主演はトム・ハーディ。そっか〜こんな顔をしてたのねハーディさん。
やっとマトモにお顔を拝めて良かったわ。(注:「ダークナイト・ライジング」参照・・笑)
その隠してたお顔は、意外と唇ぷるるんで可愛い系だったので笑ってしまったけど。(コラコラ)
とは言え、妻が恐れ、私も疑う(笑)程の腹の底が見えにくいキャラをしっかり演じていたのには好印象。
ライーサはノオミ・ラパス。正直あんまり華はないんだけど、この時代の雰囲気にはとても合ってた。
気がつきゃ、何気なくゲリ男さん、地味にカッセルも出てて贅沢なキャスティング。
あと、レオの部下で無慈悲な捜査官がいたんだけど、フィギュア男子のヴォロにどことなく似てて目をひいたわ。
(ジョエル・キナマンと言うらしい) 正確にはちょっと昔のヴォロ。まだ髪の毛が(以下略)
脇役でさえイケメン配置しててやっぱ贅沢キャスティング〜油断ならんわ〜(笑)    【天神TOHOシネマズ】

着信アリ
 (03・日本)
(ーー;)
(監)三池崇史 (原作)秋元康
(主)柴咲コウ 堤真一 吹石一恵 石橋蓮司 岸谷五朗
 
ラストは好きだったわ〜。でも、それまでが・・( ̄∇ ̄;) オーマイガー
なぜ柴咲コウは、死が迫ってワラをも掴もうとしてる友達をただ引き止めるだけで・・何がしたかったの?
なぜ柴咲コウは、すぐ悲鳴あげて腰抜かす程の恐がりなのに、自分1人でヤバい場所に乗り込む?!
・・と言うか、柴咲コウと幽霊の見分けがつかん!幽霊の姿よりも、柴咲コウの目のが恐いって!
なぜ幽霊はバカぢからで、しかも逆さで現れる?!・・バットマンでさえ、逆さでなんか現れないぞ〜(?)
ホルマリン漬けの何やら・・これ何?( ̄∇ ̄;) デビルズ・バックボーンですかー?(←これ面白かったなあ〜)
ラストは良かったんだけどなぁ〜。ファンタジックで・・! 【TV】

着信アリ Final
 (06・日本)
(-.-)
(監)麻生学 (脚)大良美波子 真二郎 (原作)秋元康
(主)堀北真希 黒木メイサ 板尾創路 ジャン・グンソク
あ〜・・そっか、これ、イジメから始まるのね・・と、苦手なシーンを我慢しながら鑑賞。
イジメのシーンってホント嫌。前も言ったと思うけど、陰湿なイジメのシーンより、
首がポーーーンと飛んでっちゃったり、血シブキがドバアアア!なシーンのが数倍マシ。
で、今回は(これ3だよね?2じゃなくて??・・と言っても前のがどうだったか全然覚えてませんが。柴咲コウの目玉しか覚えてませんが。)
・・舞台が韓国です。なんで又わざわざ韓国まで?流行にノッただけ?いや、ビートルに乗っただけですと?(違うか)
で、前のを覚えてないくせに言うのもナンですが、多分、やってる事は前と変わらんと思います。(笑)
ガラの悪い生徒に、頭ワルソ〜な先生率いるこの学校、大丈夫か?
主人公のアスカとえみりが2人嬉しそうに「この学校に一緒に入れた記念に・・♪」とか言うシーンがあるんだけど
二人共、なんでこんな学校選んだんだろうなぁ〜・・んで、酷いイジメに合うんだから・・何だかお気の毒。
それ以上に、2人の関係って・・何かありそう・・(そんな所が気になる私って)
屋上のシーンとか、ちょっと「問題のない私たち」とカブるな〜黒木メイサと黒川芽以って名前もカブってるし。(関係なし)
クライマックスでは、何故だか***は時をかける少女状態だったりして、んな、もうパスポートも要らんやん、とかツッコミまくり。(笑)
PCに関しては、もとい、”PCと呪いの関係”に関しては私はシロウトなので全く分からないし(爆)
何が何やら、知らないうちに、某が(カッコよく)死んでしまい・・多分ここ、感動的な所なんでしょうが、
しっかり死を覚悟してた***にしてみりゃ、ドタンバで某にちゃっかり油揚げさらわれたみたいでしたなぁ〜
「私の見せ場はどこよ〜!?いいーのよ、いいーのよ!日韓友好バンザイ!!」・・みたいな。(汗)
・・で、本当にファイナル?(¬¬)・・?? 【TV】

チャタレイ夫人の恋人
LADY CHATTERLEY'S LOVER (82・英=仏)
 
 
(監・脚)ジュスト・ジャカン (脚)クリストファー・ウィッキング マルク・ベーム (原作)D・H・ロレンス
(主)シルヴィア・クリステル シェーン・ブライアント ニコラス・クレイ ベッシー・ラブ アンソニー・ヘッド エリザベス・スプリッグス
その昔・・子供の頃に・・・・・何やら妖しげなオトナな内容・・と言われていた物語を
エ○○○○○夫人のエはエ○のエ・・と言われていたお色気女優主演で映画化。 ・・されていたんですね。
いつの間にか、とっくの昔に、オトナになっちゃってますたー!・・な今頃に見ました。
けどさ、特に騒ぐ程の物語でもない様な。あ、エ○的な意味ではね。
それどころか、印象としてはとってもピュア。で、思っていたよりも全然真面目・・で、面白く鑑賞出来ました。
お人形でしかなかった女性が、自我に目覚めていき、後悔せずに生きる姿は清々しくもある。
D・H・ロレンス、読んでみたくなったよ。野の花散らすシーン、キレイだったわ。 【BS】 

チャッピー
CHAPPIE (15・米=メキシコ=南アフリカ)
 
 
(監・脚・製)ニール・ブロムカンプ (脚)テリー・タッチェル (製作)サイモン・キンバーグ
(主)シャールト・コプリー デヴ・パテル ヒュー・ジャックマン ニンジャ ヨ=ランディ・ヴィッサー 
   ホセ・パヴロ・カンティージョ シガーニー・ウィーヴァー
 
悪党の子育て日記? しかし、ヒュー・ジャックマンのがまさかのもっと悪い人。(笑)
「第9地区」の監督だったけど、物語展開は普通っぽかったかな。映像や雰囲気は好み。
チャッピーが名前の通り(?)可愛いんだけど、人の動き過ぎて機械な感じがしないのは個人的にはちょと気になる。
一応自分は、知能持ってようが人工は人工でしかないし機械でしかない、と言うスタンスだけど
どんどん学習していって生活が出来るようになると、それはそれで彼らの世界が出来てるともいえるのかな、とも。
他の動物と同じみたいな感じで・・?!
意識こそが人である、みたいな(簡単に移植はどうかと思うけど)そこが制覇?されたらオシマイなんかもしれんね
結局、肉体は人間でなくても自己と言う意識の不滅を願うものなのかな。
チャッピーのお人形遊が可愛いと思ってたら、ニンジャが最後、カノジョ(ママ)の意識と一緒にお人形持ってたのでちょっとウルッと来た。
しかし!あんたのズボン・・日本語で「テンション」って・・なんじゃそらー(笑)
【追記】後で知ったけど、ニンジャ役の俳優さんの名前、ニンジャやん!なんじゃそらー気に入った!(≧∇≦)  【スターチャンネル】

チャドルと生きる
THE CIRCLE (00・イラン)
(監・製作)ジャファル・バナヒ (脚)カンブアジ・パルトヴィ
(主)フレシテ・ザドル・オラファイ マルヤム・バルウィン ナルゲス・マミザディー エルハム・サボクタニ
出だしから怒り爆発っ!・・生まれてきた女の子はこれからどう言う一生をおくるのだろうか?
故郷を夢見る娘は?身ごもった女性や、捨てられた女の子・・他の女性達も一体どうなるの?
決められた人間社会(イスラム圏ORイランだけでなく)の”円”は、永久に変わる事はないの?
一体誰が人(女性)をこんなに縛り付けるのか?チャドルと生きる事を心から望んでる女性などいるの?
捨てられた女の子・捨てた母・新婚さん・堕胎を望む女性が一空間に存在するショット・・たまらん(>_<)
疑問やジレンマだらけの中で、ほんのひとときのショッピングを楽しむ娘の、大きな瞳が印象的だった。【KBCシネマ】

茶の味
 (03・日本)
(監・脚・原作)石井克人
(主)坂野真弥 佐藤貴広 浅野忠信 三浦友和 手塚理美 我修院達也 土屋アンナ 中嶋朋子
浅野君の***話には笑った〜!で、寺島進〜!真面目な顔してるし〜_(T▽T)ノ彡☆
あんなのいつも出てきたらビビるよね・・って最初は思ったけど、なんか見ているうちに、どんどんそれもアリかもね?
巨大な自分出てきてもそれもアリだしね?なんて何でも受け入れちゃう状態に。(笑)
これがこの作品のマジックなのかしらん?もう寺島でも何でも来てよ〜!一緒に茶飲もうよ〜、みたいな。
せせこましい都会の空気ばっかり吸ってちゃいけないね。なんか人間小さくなりそ〜でさ・・。いや、人間て小さいんだけどさ・・
でも心は広く大きくいたいもんね。無限ジャン、それって。考えようによっちゃ。
田舎シーンはやけに面白いのに、都会シーンになると、とたんに味ケがなくなっちゃって。
漫画家アシ♀が、漫画家♂をボコボコにするシーンはいただけなかったね〜。ちょっとやり過ぎでヒイたよ。
他、ギャグが今ひとつ自分の好みでない部分もあったけど、でもまあこの際だし、一緒に茶飲もうよ、って。
そんな余裕を忘れないでいたいと思った。・・たかがお茶、されどお茶・・コレ無作為の作為なり・・? 【シネテリエ天神】

チャンス
BEING THERE (79・米)
(監)ハル・アシュビー (脚・原作)イェールジ・コジンスキー
(主)ピーター・セラーズ シャーリー・マクレーン メルヴィン・ダグラス
何も知らない純粋な一人の庭師と知り合った世俗まみれなエライさん達が、勝手に色々カンチガイして感心したり感動したり・・と、
社会に向けての風刺がコミカルで可笑しい。あれよあれよと好き勝手に作り上げられたチャンシーはいい迷惑ね、全てがばれ(?)たら
一体彼らは彼をどうしちゃうんだろ?なんて考えるとかなりコワイけど^_^;それでもきっと彼は彼で、何者をも責めたりはしないのだろう。
そんな彼はまるで鏡の様な存在に見える。現代に降りてきた神の子みたいな感じも。(笑)
見ている間は、トントン拍子にコトが進んでいくので、何だか出来すぎた話ってちょっと思ったけど、見終わってから彼の事を思い出すと
何故かとても気持ちが落ち着く感じがして、また彼に会いたいなぁ〜とか思ってしまう。不思議に優しい作品でした。【DVD】

チャンピオン 明日へのタイトルマッチ
THE CALCIUM KID (04・英)
_(T▽T)ノ彡☆
(監)アレックス・デ・ラコフ (脚)デレク・ボイル レイモンド・フリール アレックス・デ・ラコフ
(主)オーランド・ブルーム オミッド・ジャリリ レイフ・スポール マイケル・ベーニャ デヴィッド・ケリー
『チャンピオン 明日へのタイトルマッチ』・・ってタイトルの映画を見ました・・見たらしい・・(えっ)
今、出演者とか検索したら、本当はこう言うタイトルだったと言う事を初めて知った次第・・( ̄∇ ̄;)
今の今までずっと『カルシウム・キッド』だと思っていた・・!_(T▽T)ノ彡☆
・・と言う訳で、「カルシウム・キッド」・・じゃなくて、『チャンピオン 明日へのタイトルマッチ』見ました。 
でもこのタイトル、しっくりこないわ〜・・やっぱり『カルシウム・キッド』でしょ!( ̄△ ̄#)
世界チャンピオン挑戦者のスパーリング相手をしていて、たまたまカルシウムたっぷりの石頭で(笑)彼をケガさせてしまったが為に、
代わりに試合に出るハメになってしまった牛乳配達の主人公〜!・・を、トオルちゃん(オーランド)がほのぼのと演じてるコメディ。
もう何と言うか・・あんた大丈夫?( ̄∇ ̄;) 石頭の中身も使ってる?( ̄∇ ̄;) とか思っちゃうんだけど、
これがもう筋金入りのお気楽ほのぼので( ̄∇ ̄;) いつの間にか母性本能もくすぐられてしまうのだ〜(笑)
ボクシングと言えば「ロッキー」・・てなパロディで頑張る姿なんて、もう可愛いくて仕方ない。なんて汗臭さの似合わないボクサー・・!(笑)
この試合に関するボクサーのドキュメンタリーを撮っています・・と言う手法で話が進むのは楽しいが、
彼がポ〜ッとなる女性が、見るからにイケイケなのがちょっと不満・・騙されてそうでヤダ〜(笑)
いつまでもそんな女の*触ってるんじゃありません〜(既に母親目線)・・と言う訳で、オーリィの可愛さが自分には一番感じられた一作でした。
試合中に♪ちゃらら〜ん・鼻から牛乳〜♪にならなくて良かったわ(笑) 【DVD】

厨房で逢いましょう
EDEN (06・独=スイス)
(監・脚)ミヒャエル・ホーフマン
(主)ヨーゼフ・オステンドルフ シャルロット・ロシュ デーヴィト・シュトリーゾフ マックス・リュートリンガー
主人公のそのふくよかでちょっぴりユーモラスな風貌(早い話が超メタボ体型)とは裏腹に、なんとも切ないお味の物語でした・・。
こんなに想っているのに、絶対に手が届かない相手・・いや、その相手自体、あんなにも一緒の時を過ごしながら、
自分の価値観とはどこかズレた生き方をしている・・そんな事が解り過ぎるくらい解ってるが故に、その切なさは身を切る様で、
自分も鋭い包丁で活き作りのサシミにでもされてるみたいだったわ・・ああ、苦しい・・てか、死ぬだろ!
今年観た作品の中では、そんな切なさはダントツだったんだけど、お相手のエデンが個人的にどうにも好きになれなくてぇ〜・・(^^;
そりゃカノジョの気持ちも解るんだけどね、でもさ、なんだかなぁ〜・・って感じじゃない〜?名前からして、人を試す代表みたいな・・
普通は楽園とでも言うんでしょうが、そこであんなに苦しい思いするんだから・・人間って・・ナンギやなぁ〜。
決まったレールを走り続けてるうちはいいけど、フト何かに疑問を持ったら、
楽園って、ガラリとヂゴクに変わっちゃうからねぇ・・
あのラストだって、なんだか微妙よ。エデンのココロのうち=本心が見てみたい・・追放される?!(汗)
人生においてイマが楽園な方は要注意ですぞ!既にヂゴクを徘徊する妖怪からの親切な(大きなお世話な)忠告です! 【KBCシネマ】

チョコレート
MONSTER'S BALL (01・米)
(ーー;)
(監)マーク・フォスター
(主)ビリー・ボブ・ソーントン ハル・ベリー ヒース・レジャー ピーター・ボイル ショーン・コムズ
この主人公、今まで何やってきたのかな?今までの人生、何を大切にして生きてきたのかな?この年になる迄、よっぽど人生に何も
起こらなかったとか?でも妻の事件は・・?何も感じていなかった?それはラッキーと言う名の不幸?いや、このあたり、どうも
不自然さを感ぜずにはいられないけど。^_^;でも、今から歩めればいいんだろうね。何かに許しを請いたいとか、償いをしたいとか、
必要以上に考えなくても、今、そこにある「気持ち」を大切に出来たらいいじゃないか、などととも思ってしまった。
どんな人でも完璧ではないし、愛の形も一定ではない・・あのラストシーンは良かったね。思いをぐっと飲み込む”愛されたい”彼女&
ピントはずれな”愛したい”彼・・?こんな情景って、なんだかとっても現実的で、思わずププッと笑ってしまった私なのでした。
常に一歩引いた視点で淡々と描く手法は好みだけど、今の自分には、この作品の現実味が当たり前の事を当たり前にだけ描いてる様に思えて、
毒にも薬にもならなかった・・と言う感じかな。良い所もあるけど、どのキャラにも魅力感じないし(BBTだったのがせめてもの救い^_^;)
勝手にやって下さい、って感じ。(爆)巷で評価が高くても、特にもう一度観たいとも思わない。【シネリーブル博多駅】

チルソクの夏
(監)佐々部清
(主)水谷妃里 上野樹里 桂 亜沙美 三村恭代 淳評 高樹澪 山本譲二 夏木マリ
同郷、ほぼ同世代(計算しない様に)設定と言う事で、やや身内的意識で鑑賞。監督さんが下関出身だそうで。
自分にとってとても身近な街や、利用した場所が出てきたのはとっても懐かしかったけど、最初はぎこちない下関弁が気になって・・。
特に「ちゃ」の使い方は難しいよね。決してラムちゃんと同じニュアンスで使用出来るシロモノではありません。それと今回初めて気付いたけど、
「ええ」(良い)の使い方も難しいみたい?そもそもあの世代では、「良い」は殆ど「ええ」とは言わないし、イントネーションも関西風ではありません。
韓国人に対しての差別が強烈な土地を舞台にして、こんな内容の映画が作れた事に、私は「GO」以上の嬉しさを感じたんだけど、
全体的に、期待していた程ののびやかな展開がなく、粗筋しか追ってない印象なのが少し残念でした。
主演の妃里ちゃんも、せっかく可愛いのに・・もうちょっと笑顔が見たかったな。走ったり跳んだりのシーンは清清しくて良かったけどね。
そうそう、『下関』と言えば必ず登場する山本譲二・・他におらんのかいっ?( ̄∇ ̄;) って、いつも思うけど、とても頑張っておられました。
何しろ、下関弁はパーフェクトですからね〜!当り前だけどさ。(笑) 【シネテリエ天神】

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇
LA CEREMONIE / A JUDGMENT IN STONE (95・仏)
(監・脚)クロード・シャブロル (脚)カロリーヌ・エリアシェフ (原作)ルース・レンデル
(主)サンドリーヌ・ボネール イザベル・ユペール ジャクリーン・ビセット ヴィルジニー・ルドワイヤン ジャン=ピエール・カッセル
うわぁ〜・・なに、これ!めっちゃ面白かったぁ〜!!
なんか、最初からドキドキ・・あのメイド職面接シーンからして既にドキドキ!(笑)
なんでこんな何の変哲もない会話シーンなのにドキドキするの〜?
で、そのドキドキ感が全く衰える事なく、ラストまでいっちゃうんだから、もう、サスペンス・スリラー好きにはたまりません。素晴らしい!!
物語は(運命は)一見普通のメイドが、お金持ちのお家に住み込みで雇われてから始まるんだけど、
タイトルでもう顛末はバレバレとは言え(オイオイ)そこに至るまでの展開・・
メイドの秘密等の個人的な視点と雇い主一家の虚栄や友達の過去等の社会的視点の融合、
又、其々のキャラクターの個性のぶつかり合い・・がお見事!としか言いようがない。
主演のサンドリーヌも良かったし、友達役のユペールも素晴らしい怪演。(笑)
そして、昔ブレイクしてた頃はさほど興味がなかったビセットも、今改めて見ると、なんとなくおフランスちっくで(フランス人じゃないよね?)
素敵だったし、娘役のヴィルジニーも相変わらずの清潔感ある小粋な可愛さでつい目を奪われたり。(毎度オヤヂ目線・汗)
今まで、隠れシャブロル・ファンだったけど、これは本気でオッカケしないといけないかもね?
勿論、原作も絶対読むぞ〜!・・キノコ料理食べながら!?? 【ビデオ】


      

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