クィーン
THE QUEEN (06・英=仏=伊)
(監)スティーヴン・フリアーズ (脚)ピーター・モーガン
(主)ヘレン・ミレン マイケル・シーン ジェイムズ・クロムウェル ヘレン・マックロリー アレックス・ジェニングス シルヴィア・シムズ ロジャー・アラム
その芸達者ぶりがいつも何らかの印象を残しながらも、何故かずっと地味な扱い?しか受けてなかった女優:ヘレン・ミレン
・・が、ついにアカデミー賞をゲットした!苦節○年・・いやぁ、めでたい!と言う事で、お祝い鑑賞。( ̄m ̄*)
宣伝からしてエリザベス女王とダイアナ元妃との確執物語?なんてちょっと思ったりもしたけど、その模様がメインではなく
女王たるべき女王の人となり、そして、国民たるべき人々はどうあるべきか・・なんて考えさせられたり、どこが真実で
どこが想像でしかないのかは不明だけど、それでも女王については以前よりも理解出来、親しみが持てる様になったりも。
こんな物語、よくイギリスで作れたね〜とかも聞いたけど、女王に関しては全くOKでしたね。まぁ、他の人達は
とってもブが悪かったりもするけどねー(^^;・・特に某殿下&某皇太子なんてただの性悪ヘタレだし!(←伏字の意味なし)
冒頭の1シーンからして女王の心中が非常によく解るし、彼女が1人、森で○と対面する所なんて神々しくさえあったわ。
嫁姑って言うちっぽけな対立から、女王と妃〜女王と国民・・と、1人の女性でありながら様々な立場で生きていかねば
ならない女王の厳しさ、自戒、その陰にある羨望や悲しみが自然の中にとけていく様なこのシーンは秀逸でした。
それにしても、ブレアとの絡み〜彼の変化も興味深かったけど、メディアに踊らされた国民の
群集心理はすごかったね。
ダイアナ元妃も別世界で、あの妙な加熱ぶりに苦笑してたかも?(^^;彼女も女王も、1人の女性としてならきっと素敵な人
だと思うだけにね。 ・・ところでブレア側の事務所(だったかな?)のドアに貼ってあった子供の絵は・・ポケモン?(笑) 【KBCシネマ】

クイズ・ショウ
QUIZ SHOW (94・米)
(監・製作)ロバート・レッドフォード (脚)ポール・アタナシオ (製作)マイケル・ジェイコブス ジュリアン・クレイニン マイケル・ノジック
(主)ジョン・タートゥーロ レイフ・ファインズ ロブ・モロー ポール・スコフィールド デヴィッド・ペイマー ハンク・アザリア クリストファー・マクドナルド
   マーティン・スコセッシ バリー・レヴィンソン エリザベス・ウィルソン ウィリアム・フィクトナー キャリスタ・フロックハート ミラ・ソルヴィーノ
56年、アメリカ中が熱狂したクイズ番組「21」。
大学講師で上流階級の若くハンサムなドーレンは、無敵だったステンペルを破り、クイズ王として一躍人気者となるが、その裏にはある疑惑が・・。
実話だったのね〜・・知らなかった。
不正と演出の紙一重感、裁判での矛先操作、そして、間違いを犯した時にこそわかる人間性・・など、色々と思う事がある作品だった。
目の前に映るものは本当の事だと当たり前の様に信じている大衆・・。それがもし単純であっても、誠実さをTVに求めるのは間違っているのかな?
今でこそ視聴者も放送を見る事に慣れて上手く(?)なったけど当時は誰もが相当ショック受けたり混乱しただろうね。
監督はレッドフォード。もしかしたら彼の作品は初かも?いや何か1本くらいは見た様な気もするけど(この作品も1度途中まで見た記憶はあるんだけど)
業界や1人の人間の微妙な表と裏をしっかり描いていて見応えのある内容だったし、彼の真面目さも見える様な気がしたよ。
タトゥーロもファインズもハマってた〜。タトゥーロの芸達者ぶりには今更ながらすごく面白さを感じるし、
ファインズの方はホントに上流階級っぽさが似合うと言うか・・実際にそう言う家系なんじゃないの?
・・って思った・・ところに、ふと弟の濃い顔が頭をよぎったり・・。(どう言う意味・笑)
マーティン・スコセッシに似た俳優さんが居るもんだ〜と思ったら本人だった。ヾ(ーー )ォィ
どうでもいいけど、私もクイズ番組大好きです。「ネプリーグ」「Q様」「雑学」とかよく見ます。
昔なら「アップダウンクイズ」「タイムショック」「クイズダービー」とか(大過去ですね)
昼間に、なんか丸っこいブースに入って1対1でやるのもあったなぁ・・なんて番組だったっけ?
桂三枝が司会の日本地図使った国盗りゲームみたいなのも・・お姫様と坊主が出る・・なんだったかなぁ?
「アタック25」・・あ、これは今も毎週やってるか・・そのとーり! 【BS−NHK】

クイック&デッド
THE QUICK AND THE DEAD (95・米)
(監)サム・ライミ
(主)シャロン・ストーン ジーン・ハックマン ラッセル・クロウ レオナルド・ディカプリオ
早撃ちガンマン&復讐のお話。イマイチ(おいおい)・・・でも、ラッソが出てます。(爆)シャロンとラッソのラブシーンはいらん・・・( ̄∇ ̄;)
ラッソには「LAコン・・」や「プルーフ・・」の様な、静かでせつないラブシーンのが似合ってる!^_^;
ライミ監督作品&ラッソ様のカッコ良さに触れたい方だけ見てね。ラブシーンは、早送りしてね。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ【ビデオ】

クイルズ
QUILLS (00・米)
(監)フィリップ・カウフマン (脚)ダグ・ライト
(主)ジェフリー・ラッシュ ケイト・ウィンスレット ホアキン・フェニックス マイケル・ケイン アメリア・ウォーナー
幽閉され自由を奪われたマルキ・ド・サドの晩年を描いた戯曲の映画化。あの状況でも執筆への執念を持ち続ける彼の凄さ!そして、彼の書物の
キワどさと共存する純粋な想い・・主役3人の心の葛藤が凄まじく、何事も紙一重であるこの世の深さを考えさせられる。又、彼らと精神的に常に
対照的な立場である精神科医とその妻の存在も面白い。皆がハマリ役!特にホアキンは素晴らしかった!【天神東宝】
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★2001年・つるデミー賞作品賞受賞!(笑)★

空気人形
 (09・日本)
 
 
(監・脚)是枝裕和 (原作)業田良家 (撮影)リー・ピンビン
(主)ペ・ドゥナ ARATA 板尾創路 岩松了 富司純子 オダギリ・ジョー 余貴美子 高橋昌也 丸山智己 
   星野真里 寺島進 山中崇 奈良木未羽 柄本佑 
冴えない中年男ヒデオが部屋で優しく語りかける相手、それは空気人形(ラブドール)のノゾミだった。
が、ある日不思議な事にノゾミは心を持ってしまい、ヒデオが仕事で出かけた隙に外の世界に飛び出すのだが・・
心満たされて生きてる人間なんて一体どのくらいいるんだろ?
雑多な街に大勢の人間・・みんなふわふわ漂ってるだけみたいね。
人形が心を持って人間の姿に・・と、シュールな展開ではあるけど、主演のペ・ドゥナの良さでさほど違和感はない世界。
全く、人形との境い目どこ?・・ってくらい人形っぽくて。足のシームの件は面白かったな。
ただ、人形がああ言う人形なだけに、本来の姿の時の生々しさにはちょっと引いた。
でも、それあってのこの世界、そうじゃなきゃただのメルヘン?だろうし、表現するって難しいね。
個人的には、人形工場シーンは直球過ぎて・・もうちょっとさり気なくでもよかった様な。
生々しさの一端でもあるオタクやリンゴの人など、周囲の人達の様子は逆にもっと色んな側面から見たかった気もする。
お爺さんとのふれあいや、ああ勘違い(笑)は温かくて微笑ましかった。
終盤・・なんと言う官能シーン・・。
いや、一番はレンタルDVD屋でのアレだけど・・レンタル屋のオヤヂがしっかりビデオチェックしたであろうあの現場だけど(爆)
ああ言う行為がここまで・・とは恐れ入りました。
純一さん・・最初からどこか人間離れしたトオイメをしていらっしゃいましたが、ノゾミとの出会いで何かがふっきれた・・んでしょうか?
・・と、つい敬語を使ってしまいそうになる雰囲気のARATAは素敵だったわ。(単なるファンか)
しかし・・そこからまたしても生々しく・・いやはや・・ホラー映画好きが言うのもナンですが、
ああ言う図ももうちょっとさり気なく・・のが良かったな。ここは現実と現実離れしてる世界が混じりあわなかった感じ。
実は、「ああ言う人形ってどこで買うの?通販?頭は折りたためないだろうから、袋じゃなくて箱詰めで配達されて来るんだよね?」
とか、冒頭から、漠然とパッケージを想像し・・それが人間の箱詰め図に重なって・・
・・な〜んてホラー好きらしい想像を、ついしてたんだけど、まさか似たような図が最後に来るとは・・
いや、それ、私の頭の中だけでいいから;;とか思って、それでちょっと脱力してしまった。
でも、虚しいばかりでも、生まれた事は、心を持てた事はやっぱり素晴らしい事だったんじゃないかな。
素晴らしい、って何?とも思うけど、何かを感じあい何かを与えあえる・・それが出来るって事?キラキラに気づけるって事?
そこから世界が広がる・・って事?いや、人其々・・その人達にしかわからない事かもしれないけど。
それに、あまりに辛いと、そんな感情さえなければ・・と願う事もあるけれど、とりあえずは生まれなきゃ何もないしね。
ふわふわ漂って・・なんで漂ってるのかも行き着く先などもわからないけど・・別に無理に考える必要もないよ、
ただ流れに乗ってふわふわ・・それでいいんじゃ?それでもいいんじゃ?・・なんて印象も(私には)あって、それも是枝映画の魅力かな、とも。  【DVD】 

グーグーだって猫である
 (08・日本)
 
 
(監・脚)犬童一心 (原作)大島弓子
(主)小泉今日子 上野樹里 加瀬亮 大島美幸 村上知子 黒沢かずこ 林直次郎 伊阪達也 高部あい 柳英里紗 田中哲司 
   村上大樹 でんでん 山本浩司 楳図かずお マーティ・フリードマン 大後鈴々花 小林亜星 松原智恵子
 
吉祥寺に暮らす独身漫画家・小島麻子。原稿の締切に追われる忙しい日々を送っていた彼女だったが、
ある日何年も連れ添ってきた愛猫サバが死に、急に寂しさに襲われてしまう・・。
(昔の)大島弓子作品の大ファンなので興味はあったものの、世の中の絶大なる猫ファンに圧倒されそうな気もして
しかも主演がキョンキョンだったので今一つ見るのを躊躇していた作品。
・・だったけど、全面的に猫ばっか、って感じでもなかったし、
いやいや・・グーグー可愛いかった〜(猫好きです私も。でも世の中の絶大な・・以下略)それに、特にファンでもないキョンキョンも好演。
いやいや・・キョンキョンと言うより、とりあえず世の中のアイドルは敵なもんで(笑)
まあ、でもその辺は、いつまでも変にアイドルアイドルしてない彼女はホントに素敵に年齢を重ねていってるなぁ、
・・って素直に毎回思わされはするんだけど、ホレ、やっぱり大島作品関連ともなるとね、腐ってもファンって自覚が予防線を張るのよ。(笑)
最初、ずっと吉祥寺の様子ばかり描写していたので、そんな(御洒落な?)土地とは無縁の自分にはちょっとこそばゆい感じはあったけど
そこで生活する人達・・そしてそこに放されて伸び伸びと公園を闊歩する猫を見ると
色んな人達がみんなそれぞれ自分の生活営んでて・・でも同じ地を踏んでいて・・
色んな思いがあったり孤独だったりしても、袖振り合う人はきっと居るんじゃないのかな、とか
どんどんとその地の優しさが感じられる様になって、自分も吉祥寺に住んだ事があるみたいな、ズーズーしい錯覚にも陥ってしまったわ。
大事な人(猫であっても)と一緒にいても、ずっと同じ時間は生きられない・・
・・のは、当たり前の事なんだけど、麻子を見ていると、よりそれを思い知らされた様な・・。
ずっと夢の為に、あるいは人の為に頑張って・・
始まりはワクワク・・だったはずなのに・・いつの間にか、気づいたらこんなにも”独りぼっち”だったなんて。
どこかで何かを置いてきたまんま、今まで生きてきてしまった様な・・そんな感覚にも。
だから、あの(人間化した)サバとの抱擁シーンはじ〜んとしちゃったし
(ココ、いかにも大島作品〜って感じよね。鈴々花ちゃんがまた雰囲気合ってるし。)
あの、とってもクサい感じのナオミの主張;;も、不仲な女子高生達(とオッサン?)にちゃんと届いて良かったなぁと素直に思えた。
もし自分が麻子の立場だったら、何やってんだ?(笑)と思いつつもやっぱり嬉しいだろうな。
だって・・自分を本気で心配してくれる人なんて・・振り返ってみてん〜?何人いる〜?(汗)
とっても感情を抑えめのキョンキョン・・いや、小泉今日子は、漫画家としての独特な掴み所のないキャラが思いがけず似合っていました。
本当の大島さんがこんな風なのかは知らないけど(物語も真実ベースなのかも知らないけど)
大人の可愛さと、ある種浮世離れした雰囲気がとても良かったです。
ラフでいて御洒落なファッションもとても好きなタイプで、見ていて心地良かった。
本物の大島作品が数点紹介されたのも、ファンにはたまらなくて♪
アシスタントのナオミ(樹里ちゃん)が感動したあの「四月怪談」・・もめちゃ好き。私も泣いた・・!
あと、フクちゃんとか美人の母親のとか・・「ダイエット」「ダリアの帯」ですかね?
あ〜・・大島作品、また読みたくなってきた〜。100均の収納袋から出さんといけんけど〜。
「F式蘭丸」「すべて緑になる日まで」「草冠の姫」「ロストハウス」他多々・・キリないくらい名作揃い。
でもさ、こんな名作・傑作を生み出してても、もし実際に大島さんがあんなに孤独感抱えてたとしたら
なんだか1ファンとしてやっぱりどうしようもないくらい悲しい気もする。
それに身体の方は大丈夫なのかしら・・と、今の健康状態も心配。
どうぞ、無理はなさらないで・・超マイペースで、幸せ感じる人生を過ごしていって欲しいです。
そう言えば、楳図先生が無駄に目立ってたなぁ。( ̄∇ ̄;
同じ吉祥寺仲間としてはハズせない存在なんでしょうが・・もしや、自主的に出演?(;¬_¬)(≧∇≦)
さりげなく槇村さとるさんもいらっしゃったけど、他にも有名な漫画家が色々出演されていたのかも?
私はお二人しかわかりませんでしたが、派手な楳図先生に翻弄されながらも(笑)槇村さんだけでも見つけられたので・・ヨシとしよう。
アシスタント達のエピソードも長々と無駄な感じはしたけど、樹里ちゃんも森三中も、ほのぼのとしていい感じでした。
樹里ちゃんは森三中としっかり同化してるし。 森四中でも違和感なし。(笑)  【BS−NHK】

グース
FLY AWAY HOME (96・米)
(監)キャロル・バラード (脚)ロバート・ロダット ヴィンス・マケウィン (原)ビル・リッシュマン
(主)ジェフ・ダニエルズ アンナ・パキン ダナ・デラニー テリー・キニー
母を失った少女が、長い間会った事がなかった父に引き取られる。新生活に馴染めない彼女は、ある日、森でグースの卵をみつける。
そして、卵がかえり・・・なにしろ、少女とグースのふれあいに気持ちが和みます。一緒に飛びたい・・・【ビデオ】【TV】

偶然
PRZYPADAK (87・ポーランド)
(監・脚)クシシュトフ・キェシロフスキ
(主)ボグスワフ・リンダ タデウシュ・ウォムニツキ ズビグニェフ・サパシェヴィッチ
ポーランドの社会情勢をベースに、一人の男の人生を、正反対&中立な立場(共産党員、反体制活動家、研修医)の3通りで描いている。
「スライディング・ドア」、「ラン・ローラ・ラン」の原型とも言える構成らしいが、内容はかなりシビア。
こう言う場合、結局どの道が一番幸せであったのか?と考えてしまうが、そもそも人生の幸せとは何なのか?
結果がどうであれ、そこに自分が選んだ、と言う満足感があるかどうか、と言う事なのかな?と考えてしまった。
ラストシーンを見て、夢で自分もそう言う瞬間にいて、でもその時は大好きな人達と一緒だったから恐怖を通り越して
今まで感じた事のない安堵感があったなぁ、そのとたんに目が覚めたけど( ̄∇ ̄;) なんてのを思い出していた。 【シネテリエ天神】

偶然の恋人
BOUNCE (00・米)
(ーー;)
(監・脚)ドン・ルース
(主)グウィネス・パルトロウ ベン・アフレック ジョー・モートン ナターシャ・ヘンストリッジ
とても興味深いシチュエーションだったんだけど、どうも展開が地味過ぎて・・現実味溢れる雰囲気に持っていってるのだろうけど、
主演のグウィネスが元々地味タイプだし、ちょっとツライもんがあったぞ。
押さえた愛・・偶然を呪い、偶然に感謝する・・人生てそうだしね。人間て勝手かもね・・ 【ビデオ】

偶然の旅行者
THE ACCIDENTAL TOURIST (88・米)
(監・脚・製作)ローレンス・カスダン (原)アン・タイラー
(主)ウィリアム・ハート ジーナ・デイヴィス キャスリーン・ターナー エイミー・ライト
人生を旅に例えた展開はとても解り易く&興味深く、前半は引き込まれて見ていたけど、後半、妻がメーコンに絡んできたあたりから、
こ、この2人って一体・・?!と、呆れて見てしまって・・(@_@)簡単にはいかない人生なのは解るけど、
とにかくメーコンの優柔不断さは筋金入りで、見ていてイライラするしミュリエルがちょっと気の毒になってきた。
メーコンの気持ちの移ろいも(私が女性だからかもしれないけど)あまりピンと来なくて、
彼の決心も、今までの経緯を見てれば今更わざわざ言葉で説明する必要もないのに、と思った。
ミュリエルが、濃い化粧と派手な服装で犬を調教してる様は、男を犬に変えた魔女みたいで笑えた。
シガラミ好き(世話好き)な妹のエピソードのが、主人公達よりも面白かったかな。
旅は(命落とさなければ・笑)何かあった方が面白いよね。家にいる様な安心感ばかり求めてちゃ旅の意味ないジャンと思う。
楽しい事ばかりじゃないだろうけど。メーコンは「並んでばかり」って言ってたな。(笑)
「しびん」「皮下注射」とか言ってたゲームが気になった。(笑)【BS−NHK】

ALEXANDRE LE BIENHEUREUX (69・仏)
(監・脚)イヴ・ロベール (脚)ピエール・レヴィ=コルティ
(主)フィリップ・ノワレ マルレーヌ・ジョベール アントニエッタ・モヤ フランソワーズ・ブリオン ポール・ル・ベルソン ピエール・リシャール
あくせく働くばかりでなく、人間には休息や遊びも必要よ〜・・って、忙しい今はジーンと実感。
忙しくない時は大抵ぐうたらしてるけどね〜(^^;
でも、彼の場合は、お金あるもんねぇ。なんかちょっとズルイ〜。(笑)
だって、1人(と一匹!)で、何不自由なく気ままに暮らせるなんて、
それまで、なんだかんだ言っても、妻がうまく自分を操縦してくれたお陰で財産築けたからかもしれんしぃ〜?
確かに、それをまた繰り返しそうな結婚なんてしない方がいいとは思うけど;;やっぱりちょっとズルい〜・・(←ほとんど羨ましい)
でも、ぐうたらしてた彼も、ベッドサイドの色んな仕掛けって自分で作ったんだよね?結構、マメにやってるじゃん〜。
正真正銘のぐうたらじゃなくて、農業や妻とのリズムに合ってなかっただけの話かもしれんね?
オレンジ色の大きなカボチャ畑、ステキ!あんな所行ってみたい!他、アヒルの群れなど、ほんわかした情景は楽しかったし、
フィリップ・ノワレの、スキあらばサボろう精神ぶり・・突然の居眠り!とか・・器用過ぎ!(笑)
・・もイヤミがなく、周囲の騒動もフランスらしいユーモアに溢れてて面白かったです。   【BS−NHK】

グエムル 漢江の怪物
THE HOST / 怪物 (06・韓国)
(監・脚・原案)ポン・ジュノ (脚)ハ・ジョンウォン パク・チョルヒョン
(主)ソン・ガンホ ピョン・ヒボン パク・ヘイル ペ・ドゥナ コ・アソン ヨン・ジェムン イム・ピルソン
愛するギドク監督が、この作品に物申して何やらすったもんだしてる・・との噂を聞きつけ、慌てて鑑賞。
だってジュノ監督も好きなんだも〜ん・・と最初は複雑な心境だったけど・・面白かったです。( ̄∇ ̄;)
ただの娯楽作だったら私も文句言ってたかもしれないけど、怪物映画の形を取りながらも、正真正銘ジュノ監督味
社会風刺映画
ホロリと来たりニヤリと来たり、
あれっソコ笑っていいの?( ̄∇ ̄;) なヘン感覚も健在。(爆)
最初の川べりでの怪物出現!が、もうド迫力! ( > < ;)// 
巨大な”うなぎ犬”に、心鷲掴みされましたわ!
途中展開がちょっとダレた部分もあったけど、娘が閉じ込められた所(うなぎ犬のひきこもり部屋)の雰囲気もすっごく良くて
(関係ないけど例の乙一の絶賛小説「seven rooms」も、私はこんなイメージを思い浮かべていたんだよね〜)
その静寂と緊迫と・・骨・・(汗)なシチュエーションにはクギヅケ!(! ──__──)
そして、そんな緊張感が最高潮になるクライマックス(あれ?叫びがMAXになるからクライマックスなん?爆)での娘・アソンちゃんが凄く良かった。
最初登場した時は「あんまり可愛くな〜い」とか思ったんだけど(^^;物語が進むにつれてどんどん良くなるの。顔立ちなんて整形天国では
どーにでもなるんだろうけど、存在感となるとそう簡単にはいかないものね。動き(演技)でどんどん良くなる若い子は素晴らしいよ。これからも期待大!
他の俳優陣はもうガンホにドゥナちゃんですからね〜。居るだけでも嬉しい顔ぶれ。それに加えて、「ほえる犬・・」のあのボイラーのオジ様が
ガンホの父親役で出てましたから〜(笑)彼は今回も絶品です。
どこにでも居る様なフツ〜の(やや頼りない)家族が、其々に得意技を活かして(?)頑張る姿も気持ち良かったな。
インテリの兄ちゃんの火炎瓶には笑った・・( ̄∇ ̄;) あんた、ホント大学でもそんな運動ばっかやってたのね・・と言うか
そう言う時代背景がまた興味深く心に残った。あ、「ほえる・・」のブタったカノジョもさり気なく出てたわ・・(≧▽≦)
そんなこんなで又話戻って・・思うに、ギドク監督の言いたかった事って、この作品がどうこうじゃなくて、
単なる韓国映画界へのジレンマだったんじゃ?だったら私もやっぱり彼の気持ちはすごく理解出来るもの・・。
お願いだからこれからも映画撮り続けていって下さいねー!・・と、最後はギドク監督へのLOVEで感想終り??!
【以下、ネタバレあり!しっかりラストに触れています。未見の方は絶対に読まないでね!】
と、楽しめた私だけど、ラスト・・娘の死には意表つかれちゃったなぁ。・・いや、これで助かるとまんま王道かもしれないけど
でもこんなに頑張ったんだもの、やっぱり助けてやりたいって思うじゃないの・・人情として。(妖怪ですが・・なにか?)
あの一人ぼっちになった男の子をガンホが引き取ったのは、彼等が身内の事しか頭にない”半径5メートル家族”じゃなくて良かった〜
って嬉しかったけど、やっぱり出来たらみんな揃ってちゃぶ台囲んでラーメン食べて欲しかった!
・・と、涙してると、TVの”米国さんの今更会見”をガンホが足で消したりなんかして!_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

草ぶきの学校
草房子 (99・中国)
(監)シュイ・コン (脚・原)ツァオ・ウェンシュアン
(主)ツァオ・タン トゥ・ユアン ウー・チンチン チン・シーロン シュイ・イェンチン
予告編が学芸会っぽくてイヤだったけど、なんだか評判がいいみたい?と言う事で、気軽に観に行ったら、
なんと、すんごく面白かった。( ̄∇ ̄;)主人公の少年の目を通して同級生や先生達の出来事が語られて行くんだけど、
その少年が校長の息子であるにも関わらず、ただのガキなのがとてもイイ。
お父さん(校長)もイイんだけどさ。で、どのエピソードも浮いたりせず、とても丁寧でしっかりしていて・・
ハゲ鶴のエピソードでは泣いてしまったよ。( ̄∇ ̄;学校をやめた同級生のエピソードでも泣いたし、先生のエピソードは切なかったし・・
可笑しくて思わず吹き出した所もあって楽しかったけど、今考えると結構泣いてるなぁ・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 
個々のエピソードの伏線(飴とかお○○ことか・笑)もよかったよねー。これでも泣いたなぁ・・(爆)
自分の小学生時代は、この上なくサイテーだったので(笑)この作品はちょっと眩しい物があったな。
桑桑(サンサン)と言う、少年の名前もいいね。まるで太陽みたいで。(←日本語じゃないけどさ) 【シネサロン・パヴェリア】

クジラの島の少女
WHALE RIDER (03・ニュージーランド)
(監・脚)ニキ・カーロ (原)ウィティ・イヒマエラ
(主)ケイシャ・キャッスル=ヒューズ ラウィリ・パラテーン ヴィッキー・ホートン クリフ・カーティス グラント・ロア
何だかね、自分の幼い日が蘇ってくるみたいな匂いを運んで来るのよ、この作品・・いや、別に私はマオリ族でもクジラに乗る訳でもないんだけどね。
漂う空気がね・・( ̄∇ ̄;)それはともかく・・(笑) この作品、なんと言っても主人公の少女パイケアが素晴らしい!見た目や演技がどうこうじゃなくて、
その存在自体が素晴らしいよ。彼女の誕生は祝福されなかった・・でも彼女の純粋な心が、やがては多くの人達に祝福を与える事になる・・。
何があっても大好きな人、大事な物を見極め大切に出来る聡明さが眩しい。
・・大事な人の大切にしている世界に受け入れて貰えないのって悲しいよね。どんなに誠意があっても、それが虚しく跳ね返るばかりなら、
私だったらとっくの昔にへこたれてるんじゃないかと思う。クソ爺ぃー!な〜んて悪態ついて、とっととドイツにでも行ってるんじゃないかなぁ( ̄∇ ̄;)
でも、パイケアはそうじゃない。一生懸命で、真っ直ぐで・・だからあんな事も起きたのかも?でも、たとえあの事が起きなかったとしても、
彼女ならいつか必ず祖父の心を解きほぐし、伝統を引き継ぐ真のパイケアになれたんじゃないかと確信する。
人が世代を越えて伝えて行ける物って、結局は、その時の一人一人の心の上に成り立ってる物だと思うしね。
しょっ中、ウルウルしてた私だけど、ラストシーンでは嬉しさがこみ上げて来てたまりませんでした。
今でもずっと、そのシーンのみんなの顔が焼きついていて・・心洗われる、気持ちが柔らかくなる作品でした。【KBCシネマ】

鯨の中のジョナ
JONA CHE VISSE NELLA BELANA / JONAH WHO LIVED IN THE WHALE (93・伊)
 
(監・脚)ロベルト・ファエンツァ (脚)フィリップ・オットーニ ヒュー・フリートウッド (原作)ヨナ・オバースキー (音楽)エンニオ・モリコーネ
(主)ルーク・ペターソン ジャン=ユーグ・アングラード ジュリエット・オーブリー ジェネー・デル・ヴェッチオ
 
42年、アムステルダム。4歳のジョナはホロコースト政策により、両親と共に収容所生活を余儀なくされる。
ヨナ・オバースキーと言う方の自伝的小説の映画化、らしいです。が、最初、幼児の視点で語られるので、
多分この子3歳くらいだと思うけど、そんな年でどの程度の記憶があるのかな?・・て漠然と思った。(後で、4歳と判明)
ホロコーストの悲劇はもう何度となく語られているけど、幼い子供の視点・・と言うのは初めてかも?
収容所でも、子供同士のグループや上下関係ってあるんだね。その中で子供達は階級などをどう理解してるんだろう?
けど、こんな悲惨な経験は、心が純粋な時ほど多大なトラウマになるだろうし、
思い出の品(タイプライター・・とかね)を見た時、懐かしさと悲しさが同時に襲ってくるとしたらどんなだろう
・・とか想像するとたまらない。想像だけでも胸がざわざわするもの。
それはそうとお母さん・・「誰も憎んじゃダメよ」と子供に言っておりましたが・・
今さっき、他人にイモ投げつけておきながらそれはナイだろー・・とかも思いましたが(汗)
苦しさや悲しさから、精神コントロール出来なくなる人達もきっと沢山いたんだろうな。
命を奪われた人達や、大切な人を亡くした辛さ悲しさを背負って生きていく人達・・だけでなく
その辛さに自身の精神を奪われ苦しみ続けた人達もきっと沢山・・。
それでも、そんな時にこそ、この母親の言葉を思い出さないと、って事なのかな。
タイトルは、聖書のヨナ書による物らしいので、物語もそれにそった見方がきっと正しいんだろう・・
でも、それって生き残った者にとっては、更に苦しい試練である様にも思う。どうしてそこまでこちら側ばかりが試されるのか、と。
ただ、自分が家族を愛した様に、その家族が自分に、憎しみだけの人生を歩んでほしくない・・って願うのなら、
素直に従おうとは思うかもしれないな。過去を思い出す時、懐かしさと悲しさだけでなく、そんな愛情も一緒に思い出せれば・・・・・。 【ビデオ】

薬指の標本
L'ANNULAIRE (04・仏)
(監・脚)ディアーヌ・ベルトラン (原作)小川洋子
(主)オルガ・キュレリンコ マルク・バルベ スタイプ・エルツェッグ エディット・スコブ ハンス・ジシュラー ソティギ・クヤテ 
だいぶ前に原作を読んでいたので、あれをフランス映画にしたらどうなるんだろう?と興味がありましたが、こんなに美しく映像化されたとはオドロキ。
日本が舞台なら、きっともっとじめっ・・としたくらーい感じになってただろうけど、映画は赤と緑と白の色彩が瑞々しくて、かと言って
乾きと湿り気の独得の質感もあって、映像的には申し分なく、ホテルの部屋の窓辺にかけた洋服が風にはためく様子とかとても良かったです。
ただ、あのヌードは自分としては見せすぎでNG。あんまりああだと、ちょっと変態っぽくなるし・・(角度のせい?笑)
二人だけのシーンでは、もうちょっと手前で止める演出してくれてたらもっと良かったな。でもそこがおフランスとの感覚の違い?? 【DVD】

くたばれ!ハリウッド
THE KID STAYS IN THE PICTURE (02・米)
(監)ブレッド・モーゲン ナネット・バースタイン (原・ナレーター)ロバート・エヴァンズ
(主)ロバート・エヴァンズ ジャック・ニコルソン ダスティン・ホフマン アリ・マッグロー ミア・ファロー ロマン・ポランスキー 他
『ハリウッド映画界の伝説のカリスマ・プロデューサー、ロバート・エヴァンズが、自分の映画人生を振り返り、表舞台・裏舞台のエトセトラを、
最初から最後まで自らが語り倒す(!?)』と言う映画らしいし、あのポスターのニヤけた表情からも、きっとイヤミな成功者のタワゴトに違いない
と予想していたが(←偏見あり過ぎ!)冒頭の一言から、意外と客観的なのかな?と感じ、二枚目俳優からの脱落をスンナリ認めたり、
マッグローへのくどき文句を満足げに語ったりする所では、何だかおかしく不思議な魅力を持った人だなぁと感じ、
最初のいいがかり的な敵対心はふっとんでしまった。それに、ハリウッドをケナしてもないじゃん、この内容。(笑)
それに、「この仕事が大好き」と言い切る所は気持ちいいね。敵は沢山いたけどさ。(笑) 悪友ホフマンが、下ネタばりばりで本人を真似てるけど;
全編、美化してないよ、とでも言いたいのかな?^_^; それにしても、こんなに沢山の過去ショット、よくかき集めたよね。(笑) 【シネテリエ天神】

口笛高らかに
LA VIDA ES SILBAR (98・キューバ)

(監・脚)フェルナンド・ペレス (脚)ウンベルト・ジメネス エドワルド・デルリャーノ
(主)ルイス・アルベルト・ガルシア コラーリャ・ベロス クラウディア・ロハス

気にしないつもりでも心の奥底に引っかかっている言葉に翻弄される女性、止められない安易な性衝動と引き換えに、
自身として生きる為に必要なポジションを得ようとする女性、自分を捨てた母を愛し信じ、しかし恨みを募らせる男性・・達が、
運命の(出会いの)日を迎えるまでの日々を不思議なニュアンスで紡いでいる。言葉のないバレエのシーンがとても良かった。
掴み取る術もない感情が画面いっぱいに溢れ、気持ちもせつなさでいっぱいに。何かを犠牲にして得るのが人生・・完璧な人生などない?
色んな言葉を聞いては倒れる人々は可笑しかった。潜在意識が何であれ、希望の形は皆似たり寄ったりなのかもね?
「*****は完璧だ、ホームシックにならないから・・」と言うセリフがあったけど、私にしてみれば、生まれながらにマイホーム持ってて
生意気だし(笑)そこから離れられず飛べもしないのってシャバ過ぎるよ。雌雄同体な所は、ある意味完璧と言えるのかもしれないけどね。【BS−NHK】

靴をなくした天使
HERO / ACCIDENTAL HERO (92・米)
 
 
(監)スティーヴン・フリアーズ (脚)デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
(主)ダスティン・ホフマン ジーナ・デイヴィス アンディ・ガルシア ジョーン・キューザック チェヴィー・チェイス
 
飛行機事故に遭い機内で身動きの取れなくなったTVリポーター・ゲイルは何者かに助けられる。
泥だらけの顔のまま名乗らずに立ち去ったその男は一体誰?と世間は謎のヒーロー探しにやっきになるが・・
アメリカらしい内容だなぁ〜とか思ってたら、フリアーズでした。イギリスの監督やん・・(汗)
でも、そんな、ヒーロー大好き勧善懲悪当たり前アメリカ人(注:単なる個人的イメージです・笑)社会での、
絶対そんな単純じゃない人間の騒動に、皮肉を込めながらも、悪者探し的な方向に向かわず、
最後にはあったかい気持ちになれる物語だったので良かったです。イギリスの監督だから?(コラコラ)
現実的な父親の言う事、ごもっとも・・だけど母親が怒る気持ちもよく解る。(笑)
何にしても、行動あるのみ・・机上のヒーローなんてただのフィギュアだもんね。
最後でようやく面目が果たされたって感じのダスティン、弱弱しそうだったけどイケメンだった(爆)ガルシア、
ちゃんとオトナ女性として顛末を受け入れたジーナ・・のバランスも良かった。
ちぇび〜・チェイス・・懐かしいなあ。スラムドッグの子も出てた?
・・と言いつつ・・ダスティンとガルシアが危ない所でお話するシーン、なんか昔見たことある様な気もする・・記憶の片隅にちらっ・・と。
TV地上波放送で見たのかな?今回もTVだけど、BSなのでちょっと進化!(別に変らんか)
ちなみに、ソフトでのタイトルは「ヒーロー/靴をなくした天使」だそう。はぁーあ・・ 【BS】

クッキー・フォーチュン
COOKIE'S FORTUNE (99・米)
(監・製作)ロバート・アルトマン (脚)アン・ラップ
(主)グレン・クローズ ジュリアン・ムーア リブ・タイラー クリス・オドネル
クッキーお婆さんの自殺を、見栄っ張りな姪姉妹が、殺人だと言いふらした為に起こる騒動。
ひとくちに言ったら、ほのぼの系ブラック・コメディ、かな?軽さがツボにハマってウケまくり。面白かったです。( ̄m ̄〃)ぷぷ
特に、欲深な姉とオオボケな妹が、可笑しくて爆笑!しかし、このオオボケは、果たして本当にオオボケだったのか?(ニヤリ)
どこの一族にも必ずいると言う手のつけようのない人間、そして隠し事。きっと皆さんの周りにもあるんじゃないですか?ありますよ。絶対・・・【DVD】

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち
GOOD WILL HUNTING (97・米)
(監)ガス・ヴァン・サント (脚)マット・デイモン ベン・アフレック
(主)マット・デイモン ベン・アフレック ロビン・ウィリアムズ ステラン・スカルスゲールド ミニー・ドライヴァー ケイシー・アフレック
主人公がいいよねぇー!そして親友が、またいいのよねー!どうしてこんなにイイ奴なの?(TT▽TT)
ロビンとのバトルを通して、少しずつ信頼関係が生まれていく所も泣けたけど、
彼女を愛しているくせに、それを認めるのを恐れる主人公の気持ちにはグッとくるものがあったわ・・。(個人的に思う物あって)
賛否両論なラストだけど、言いたい事は解るし、一本で三度も泣けたので充分よ・・(爆)【キャナルシティ】

グッド・ガール
THE GOOD GIRL (02・米=独=オランダ)
(ーー;)
(監)ミゲール・アテタ (脚)マイク・ホワイト
(主)ジェニファー・アニストン ジェイク・ギレンホール ジョン・C・ライリー ティム・ブレイク・ネルソン ゾーイ・ダシャネル
ジェ、ジェイクが暗い!もうドニー君どころじゃない病みっぷり!眼差し、完全イッちゃってるよ、これ!
んでもって、やっぱりめっちゃ可愛いくてさ〜。(笑) 別にハンサムでも特別目立ってる訳でもないのに、しかも大抵サイコなヤツなのに、
どうしてこんなに可愛いの〜?!やっぱ目・・なのかなぁ?ああ、私があと**才若ければきっと彼と・・(以下、妄想爆走につきレッドカード)
・・と言うわけで、ジェイクLOVEなひと時でした♪ ・・てか、この作品、他はどうでもいいよ。(オイオイ)
人生、誰でもこんな気持ち抱いてるんだろうな、とは思うけど、ありきたりなエピソード、先が読める展開、そして何より、
「みんなを傷つけたくないの・・」と言いながら、陰で傷つけまくり!なジャスティン(アニストン)には全く共感しないし、それどころか嫌悪感さえ
つのったよ。亭主もバカいい人過ぎ。起きてるの?(笑)アニストンはこの作品で良い評価を得たらしいけど、私には、彼女はやっぱりTV向きに見える。
ブラピの妻と言う肩書き(?)も、こんな役の時にチラついては、説得力ないよなぁー。(←別れる前ね^_^;)
終盤でジャスティンがタイトル通りに”Good girl”と呼ばれる所だけは印象的だったけど、結局、都合良く「いい子ちゃん」でそれなりな人生を送るのが
人の幸せなのだとしたら、こんな中途半端なドラマにせずに、完全コメディ仕立てにした方がそんな皮肉は効いたのでは?と思う。
【ユナイテッド・シネマ−キャナル】

グッド・ドクター 禁断のカルテ
THE GOOD DOCTOR (10・米)
 
(監)ランス・デイリー (脚)ジョン・エンボム (製作)ジョナサン・キング ダン・エセリッジ オーランド・ブルーム
(主)オーランド・ブルーム ライリー・キーオ J・K・シモンズ タラジ・P・ヘンソン マイケル・ペーニャ
真面目で志の高い研修医マーティン。しかし実際の現場ではなかなか思う様にはいかずジレンマを感じていた。
そんな時、18歳のダイアンの担当医となり・・

ああ〜・・タイトルから、勝手に、トオルちゃんが白い巨塔を成敗する話かと思っとった〜。
・・違うやん・・。
過去何度となく、タイトルから内容を勝手に思い込んで、軽く100回は「ちがったぁー」って叫んで来たけど、
「さすがに今回はトオルちゃんだしなぁ〜間違ってもトオルちゃんはトオルちゃんらしい、せいぜいが気弱な(可愛い)トオルちゃんだろな〜」
・・とか想像してたもんだからさ。 なのに・・うーん・・トオルちゃん・・あんたって人は・・(呆)
ダイアンってとっても可愛い子だったし、そんな娘に尊敬されて慕われたら、ポ〜ッとなるのはワカランでもないけど、それはそれ。
せっかくそれまでにものすごく頑張って、自分の道を切り開いて来たって言うのに・・
残念過ぎる・・ 残念過ぎるって〜・・その髪型!
・・いや、そうじゃなくて・・
片手にワインでピンポーン!・・をこなせたなら、その次でもきっと頑張れたはず!
なんもなさそうな部屋もステキよ!無印良品で揃えるのも意外とタイヘンなのよ!
なのに一体何を焦って、なんで自分をそんな所へ?
そして、今後も何事もなく過ごしていくつもり?それが自分の求めていた場所なの?
・・そんな主人公トオルでしたが、 ちがったぁー・・主人公マーティンでしたが、
勉強一筋であまり要領の良くなさそうな生真面目君がつい陥りやすそうな闇はなんとなく解る気がしたわ・・。
「自分が・・自分だけは・・自分こそ・・」。
一生懸命に1つの道を進む事は素晴らしいのに、時折周りをぐるりと見渡せる余裕なしでは、
頭でっかちで変なプライドだけの、世界の狭い人間になってしまいそうな恐さも。
最初は応援していたんだけどな〜マーティン・・。
何あの看護師ちょ〜感じ悪りぃ〜ガツンと言ってやりな!・・とかさぁ(笑)
最後はどうよ・・・どうすれば?・・あんたほんとにそれでいいの?(←懐かし語録)
・・そんな主人公マーティンでしたが、演じたトオルちゃんは、 ちがったぁー・・演じたオーリーさんは(今さら・・笑)
今迄に見た事ない役柄が意外と良かったわ。散々呆れた人はオーリーさんじゃないからね、
トオルちゃんでもないからね、あくまでも、主人公マーティンだからね。混同しないでね。(今さら!)
色んな役柄に挑戦する俳優さんは好きです。挑戦した役柄ごとに、名前も増えるわ! Σ\( ̄ー ̄;トオル違うだろ
そう言えば、ジェイクとアニストンのラブストーリー(?)で、似た様な皮肉なタイトルのあったな。今思い出したよ・・。  【BS】

グッド・ネイバー
THE GOOD NEIGHBOR (16・米)
 
 
(監)カスラ・ファラハニ (脚)マーク・ビアンクリ ジェフ・リチャード
(主)ジェームズ・カーン ローガン・ミラー キーア・ギルクリスト ローラ・イネス エドウィン・ホッジ アン・デュデック 
   ベイリー・ノーブル ミンディ・スターリング タムリン・トミタ リリ・ラインハート
 
一人暮らしの老人宅に隠しカメラを設置しドッキリを仕掛ける若者二人。 しかし老人は驚く様子を見せるどころか不可解な行動を取り始める。
「このジジイ、かなりヤバい」 ・・なんて言うコピーだったので、てっきり「ドント・ブリーズ」的な二番煎じ作品(!?)かと思ったら・・
いや、全然違うやん・・ そんなコピー・ ・やめて・・ ひどいよ・・(涙)  ・・・な内容でした。
正直、半分くらいまでは結構不快。
ドッキリと称して住居侵入〜盗聴器など色々仕掛けて観察するとか、酷い犯罪、ある意味泥棒よりタチが悪い。
軽薄な若者は勿論、そう言う器具なんかも簡単に手に入れられる現代社会の気持ち悪さもあったし。
爺さんもそりゃ怪しかったけどもさ、ご老人だし、キレやすくてもそら仕方ないし(今日は寛容)
と言うか、とにかく悪質なドッキリが不快だったので、気持ちは最初から爺さんサイドだったかも?
地下室に死体が?もしや犯人は?!・・と、安直に思ってしまった二人だし、
自分も最初はちょっとそう思ってしまったけど(今日も正直!)妻らしき人が出てきてたし、もしかして何か思い出に浸ってる?って気はしてた。
何度もバンバン音をたてるドア、いきなり鳴り出す音楽、そしてベルの音・・・。
愛する妻からの合図?呼ばれてる?行かなくては・・! ・・って思ってしまったのかな。
この世の方がもう未練のない世界だと感じてたとしたら、その孤独が切な過ぎるよ・・。
「老人ってどんな夢みてる?世界大戦とか?」・・なんて先人を小馬鹿にする世間知らずの浅はかな若者達。
この判決は妥当なのか、軽いのか、罪を犯した彼らはこれからどう生きる・・?
【追記】 主演、ジェームズ・カーンだったのね!好きな俳優さんだったのに全く気付かなかった・・( ̄∇ ̄;  【Amazon】

グッドボタン 暴走する若者たち
INSTAFAME / INSTAPSYCHO (20・米)
 
 
(監・脚)ニック・エヴァハート (脚)トミー・ヒューストン
(主)マッケンジー・ヴェガ ローラ・スレイド・ウィギンス ウィル・ペルツ
 
原題の「インスタ・サイコ」がいいね!(笑)
物語は、いいねボタンが欲しい女の子達、と言うより、気に入らない女を懲らしめようとしてエスカレートしていく話、って感じ。
でも早々からやり過ぎ、と言うか、すぐに軌道を逸して、引いてしまう。
ヒロインも戻れない所まできてやっとそれに気づくし、なんだかな〜・・あの時期って友達が一番な時期でもあるんだろうけど、友達選びって大事。
あの友達は家庭環境が悪かったのは解るけど、仲良しを裏切るのは違うだろ。自分から悪くしてる様な所もあったんじゃない?
サーシャは高飛車で嫌な女だったけど、ほっときゃいいのに。 ヒロインの彼氏が一番冷静でマトモだった様な。
ヒロインもエヴァの死に関係してるのに最後は彼氏とるんるんなのもなんだかな〜。結局あの友達の父親殺しだけがとがめられたって事?
ヒロインの洋服のセンスがNGだったのもなんだかな〜。彼女、やけに腰周りだけ太っていたのでこの先肥満には注意よ。(余計なお世話) 【Amazon】
 

グッドモーニングショー
 (16・日本)
 
(ーー; 
(監・脚)君塚良一
(主)中井貴一 濱田岳 時任三郎 長澤まさみ 志田未来 池内博之 林遣都 松重豊 吉田羊  
 
都内のカフェで立てこもり事件が発生。犯人の要求は朝のワイドショーのキャスター澄田を連れて来いと言うものだったが・・
ひどいなこれ。  メディアは何様?! ワイドショーはク〇! ・・な事実を再認識したわ。
と言うか、普通なら、映画自体は問題提起してくれただけ、って思える事が多いんだけど、本作にはそうとも思えない違和感、不快感が充満してた。
予防線張ってるみたいな所も姑息でNG。ま、逆効果だけども。
始めは、メディアをシニカルに描いたコメディ?・・なんて思いながら見てたけど、
最後まで上から目線をやめないどころか、謙虚なフリだけはしてる所も卑怯過ぎて、ヘ〇が出そうやったわ。(また伏字すんませんねえ)
コメディとしてもシリアスとしてもどっちつかずで中途半端だし、
まさかあのアンケート使う流れにはならないよね?まさかそこまで腐ってはないよね?物語としてもそこまで稚拙ではないよね?
と思ってたら当然の様に使うし(ドン引き) その後の展開も悪い意味で想像通りで(だって情報操作なんて普段から・・ねえ?)
で、なんやかんやあっても(やらかしても)俺達すごい!な自画自賛ムード。 自己肯定凄すぎ。(ドン引き)
あの立てこもり犯にしても、震災時の泥の話にしても、上っ面に飾っただけで何の深堀りも説得力もない。
恋愛体質の女子アナとか何なん?息子のできちゃった婚とか(つまらな過ぎて以下略)
俳優さん達としてはどうだったんだろう?見た側としてはちょっと気の毒な気もしたけどね。
それに中井、時任と来てるんだから、せめて立てこもり犯が柳沢慎吾ちゃんだったらまだねぇ。(違・・と言うか濱田岳は好きw)
まあ、そう言う訳で、 はいコレ久々のるつボツですぅ。いってらっしゃいさようなら〜〜〜(-_-)ノ)))    【CS】

靴に恋して
PIEDRAS / STONES (02・スペイン)
(監・脚)ラモン・サラサール
(主)アンヘラ・モリーナ アントニア・サン・ファン ナイワ・ニムリ ヴィッキー・ペニャ モニカ・セルベラ 
   エンリケ・アルキデス ルドルフォ・デ・ソーザ ダニエリ・リオッティ
靴を人生のパートナーに例える話はよく聞くけど、靴は自分の分身・・人生でもあるのね・・寝る時以外ずっと履いている物だから、
家では脱いでしまう日本人よりも格別の感情がある様にも思える。
カッコいいけど、ひと目で「足に合ってないな」って分かる真っ赤なブーツを履いたイザベル、靴デザインの夢を生活ですり減らすレイレ、
靴にかまうお金も時間もないマリカルメン、しっかりした靴を履いているのに1人では一歩も踏み出せないアニータ、そして、
靴を楽しむ事など無縁だと思うアデラ・・其々の悩みが、色々な靴を通して、とても身近に感じられ、共感する部分も多かった。
【以下、少し内容にふれています】
レイレ(ナイワ)と、マリカルメン(ヴィッキー)が、父親の遺骨の前で乾杯するシーンに、何故だかすごく安堵感を覚えた。不幸真っ只中のレイレでも、
彼女の存在が、新しい幸せをマリカルメン達に運んできたみたいに見えたからかな。それに、傷ついても、行く所、乾杯出来る相手がいるうちは、
きっと立ち直れる・・そんな気もする。みんなにとって、明日がいい日であったらいいな・・と自然と思える作品だった。
が、イザベル(アンヘラ)の夫だけは、なんかマヌケだったなぁ〜( ̄∇ ̄;) こんな男もうどうでもいいけど(笑)彼に恋したアデラ(アントニア)が
すっごく可愛いくてね・・ひと時でも、彼女に幸せを与えてくれた事には感謝せねばならないのだろうか;;
・・ま、どっちつかずなオヤヂなんて残して、女達はみんな美しい蝶になるのよ〜!まいったか!(笑)
それはそうと、このアントニア・サン・ファンの独特の風貌は、すぐに「あ、『オール・アバウト・マイ・マザー』のゲイの人だ!」って気付いたんだけど、
実の所、本当の女性?( ̄∇ ̄;) ずっとゲイだと思ってたもんで。( ̄∇ ̄;)
色んな人が微妙にからむ群像劇は、相関図説明だけで終わってしまう様な物も多い中、これはに絡み具合と落としドコロが絶妙で良かったです。
最後のレイレの手紙がもう少し簡潔で短かければもっと良かったけどね。(シメの言葉が説明調になり過ぎると、それまでに受けた感覚が鈍るので。)
アニータが口ずさむ曲が大好きな「いそしぎ」でした。いいシーンだったし、もっと聴きたかったな。
そうそう、DVにあってたイザベルの友達の末路があれだとは・・;さっさと見切りつけなかったから?^_^;
普通の話だと、こんな問題は未来には解決してそうだけど、そうなってないのが何とも・・新鮮。(オイ!)
私自身は”足が小さい・巻き爪・踵が細い・土踏まずが発達している”等で、合う靴を探すのは至難の業。
この間、大枚投げ打って買った、初めて足に合ったブーツにコーヒーこぼして落ち込みました。(T_T) 【KBCシネマ】

グッバイガール
THE GOODBYE GIRL (77・米)
(監)ハーバート・ロス (脚)ニール・サイモン
(主)リチャード・ドレイファス マーシャ・メイスン クイン・カミングス
ついテキトーな英語で口に出る親しみやすい音楽も有名だけど、実はちゃんと見たのは初めて。
コミカルなカケアイにクスリと笑ったり、大人よりも冷静な子供が出てきたりなラブコメってこの時代にとっても流行ってた気もしますが?
どう見ても美女じゃない生活感溢れるヒロイン・・。カレに逃げられてもなんとか凹まず笑顔でやっていたのに、全財産奪われて・・で、
パスタばらまいて路上にへたり込むシーンのドツボさといったら!解るなぁ〜;;
こんな、オバサンのトホホ感、解りたくないのに、めいっぱい共感してしまう自分ってどうよ!(爆)
この作品で、R・ドレイファスはアカデミー主演男優賞獲ってたんですね。怒涛のカケアイは迫力ありました・・けど
(ドレイファス割合好きなんだけど)この役の彼にはあんまり魅力感じなかったです。オバサンに片足突っ込んでるヒロインにやけに共感出来る、
両足どっぷりなオバサン(←私)には、イニシアチブを取りたがるけたたましい男は疲れた。(汗)
ラストもちょっと狙ったみたいだったし、それまでの面白いカケアイが少々こじ付けみたいになってしまったのが残念でした。
多分ココはもっと昔に見てれば感動したかもしれないけど・・疲れすぎたオバサン(←だから私)には手遅れでした。
でも、あんまり若すぎても、こんな若くもイケメンでもない2人に共感出来たかどうか?そのあたりは微妙。・・恋を信じるチカラよ、再び!(炎)【BS−NHK】

グッバイ・ゴダール!
LE REDOUTABLE / GODARD MON AMOUR (17・仏)
 
 
(監・脚・製作・編集)ミシェル・アザナヴィシウス (原作)アンヌ・ヴィアゼムスキー (製作)リア・サトゥーフ フロランス・ガストー 
(編集)アン=ソフィー・ビオン
(主)ルイ・ガレル ステイシー・マーティン ベレニス・ベジョ ミシャ・レスコー グレゴリー・ガドゥボワ フェリックス・キシル 
   アルトゥール・アルシエ ロマン・グピル ジャン=ピエール・モッキー
(声)ミシェル・シュボール
 
68年のパリ。映画監督ゴダールの作品に出演したアンヌはやがて彼と結婚し世間の注目を浴びながらも幸せな新婚生活を送っていた。
しかし彼は映画よりも社会運動に熱中してしまい・・

以下、観た直後にiphoneに打ち込んだ、気持ちがあちこちに飛ぶ細切れ感想。(簡略モードの一環)
(ゴダール)に関してはよく知らないので逆に興味深く観られた
彼ってこんなにあっちに傾いてたの?映画人は理想を求めるから 半分は仕方ないとは言え
目指す所、描きたい物がブレなくて頼もしい反面 相当な偏屈で 暴言のち謝罪... 
うん、ファントム・スレッドのカレよりマシだけど(爆) いい加減にしなはれや、と。 メガネ一体何個買えば(笑)
ベジョに助けを求めてる表情は辛かったなあ 自殺未遂とか...最悪 そんなん別れるに決まっとるわ
あんなに若い娘に甘えすぎやろ 天才はほっとけ(笑)
色々あっても結局は器の大きさが試される  本人もわかってるみたいだけど 革命だったんだね
俳優が役の為に脱ぐ件、裸で話し合いながら...って それもだけど隅々にそんなユーモア 皮肉 (ボカシなしはナイスか・笑)
ヒロイン、エマ・ワトソン似 余計な物を削ぎ落としたシンプルな美しさが素敵 フランス人の愛もそうなのかも
ベレニス・ベジョ、おおらかで脇をよく支えてた あのカンヌの件、車の中で...気まず過ぎる 汗    iPhoneから送信   以上。
でもこれゴダール本人は観たのかな?( ̄∇ ̄;  妻のアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝が元らしいので、
あくまでも彼女目線でしかないんだろうけど、私みたいに彼について知らない人は丸っきり信じちゃうよ?;;
でも逆に言えば、彼女自身の物語をがっつり食ってしまうキャラ=ゴダールってやっぱすごいな。(笑)
ヒロインのステイシー・マーティンって、あの「シークレット・オブ・モンスター」の家庭教師だったのね!
ぜんっぜん気が付いてなかった!( ̄∇ ̄; てか、ぜんっぜん違うやん・・若返ってるし。フランス味のエマ・ワトソンやし。( ̄∇ ̄;
こりゃラースちゃまの「インフォマニアック」も見なくては。(←そこに使命感持たなくても・・笑)     【KBCシネマ】
 

グッバイ、レーニン!
GOOD BYE,LENIN! (03・独)
(監)ヴォルフガング・ベッカー (脚)ベルント・リヒテンベルク (音楽)ヤン・ティルセン
(主)ダニエル・ブリュール カトリーン・ザース チュルパン・ハマートヴァ マリア・シモン フロリアン・ルーカス
もっとコミカルなのかと思ったけど、意外とシリアスな部分のが多くて、色々と考えさせられてしまった。
人はよく、過去にこだわらずに生きていけと言うけれど、過去にしがみつかないと、どうしようもなく不安になる時だってあるよね。
国の分裂などと言う大きな事に直面した事のない、ノホホンとした日本国民であってもそんな具合なんだから(私だけか?失礼)
彼らには、やはりとても重く、繊細な出来事であっただろうな・・と思う。母の為に・・が、半分は自分(アレックス)の為に・・な所も
無きにしも非ず、と言うトコが、見ていて、ケナゲを通り越して、痛々しくてたまらなかった。
貯金がパアになった所はマジ、ショックだったよ。ゞ( ̄∇ ̄;) それに「母の40年は何だったのか・・」の一言が、もう悲しくて悲しくて・・。
【以下、ネタバレ!】
アレックスの嘘も、母の嘘も、生きて行くための精一杯の事だと思うと全然悪いとも思えないんだけど、でもいつかは嘘は正さないと
いけないトキが来るものだよね・・母は、ララからもう聞いていたけど・・(これは夢とかじゃないよね?なんか描き方がハショってた感じしたので、
あれ?って思ったんだけど。)きっと母は、もう全てを理解して、でも息子の一生懸命な嘘に、以前の自分を重ねて見ていたのかもしれないな、
と思った・・まじまじと息子の顔を見るショットが印象的だったから。
主演のダニエル・ブリュールは、ダサ・・もとい、純朴なイメージですごく可愛くて良かったです!( ̄m ̄*)
ララ役のチュルパンちゃんは、成長してフツーになった様な。^_^;髪が、あっちゃこっちゃうるさかったね。
それと母親のザース・・美形でした。「昔」の様子よりも、「目覚めてから」のが若かった。(笑) 【KBCシネマ】

クヒオ大佐
 (09・日本)
 
 
(監・脚)吉田大八 (脚)香川まさひと
(主)堺雅人 松雪泰子 満島ひかり 中村優子 新井浩文 児嶋一哉 安藤サクラ 内野聖陽 品川徹
 
普通に女性が騙されてばかりの話かと思ったら、結構怪しいと思われたり(だよね・・笑)逆に手玉にとられそうになったりと、
そんな所は面白かったけど、全体的に淡々とし過ぎててさほどな盛り上がりもなかったので想像より全然おとなしい作品だったわ。
やったー!(?)とか、やられたー!(?)みたいな単純なコメディ要素低め。(笑)
ありのままを信じてついて行こうとしたしのぶ(松雪)には切なさ感じたし、虐げられた過去を真逆に語るクヒオ大佐は悲しい人だなと思った。
そうしないと生きていけないほどの精神状態とはね・・逮捕されても病院送りですか?
アンジャッシュ児島が(笑)。リカさん(安藤サクラ)なぜこいつがずっと好きだったのかそれも疑問だけど(笑)
それが他人を好きになるって事か。満島ひかりの投げやりっぽいけど何かにすがりたい雰囲気いいな。第9条は色々とやっかいだね。 【TV】 

蜘蛛女のキス
KISS OF THE SPIDER WOMAN (85・米=ブラジル)
(監)ヘクトール・バベンコ (脚)レナード・シュレーダー (原)マヌエル・プイグ
(主)ウィリアム・ハート ラウル・ジュリア ソニア・ブラガ ホセ・リュウゴイ
こう言う種類の映画、好きみたい・・って、刑務所ORホモ映画と言う意味ではないよ。( ̄∇ ̄;)
なんだかねえ〜・・たまらなかったです。ラストではポロポロ涙が出ちゃったよ〜( ̄∇ ̄;)もう一回見ようかな。
・・感想、それだけかいっ( ̄∇ ̄;) ラウル・ジュリアってすごく懐かしかった。もうお亡くなりになってるらしい・・m(__)m 【ビデオ】

暗い日曜日
GLOOMY SUNDAY (99・独=ハンガリー)
(監・脚)ロルフ・シューベル (脚)ルース・トーマ (原)ニック・バルコウ
(主)エリカ・マロジャーン ヨアヒム・クロール ステファノ・ディオジニ ベン・ベッカー
聴いた人々を自殺に導くと言われ、放送禁止にまでなった国もあると言うシャンソンの名曲「暗い日曜日」をベースに、
激動の時代、運命に翻弄された3人の男女の愛の行方を描く。
ドラマチックな恋愛劇から、次第に政治的色合いが濃くなり、少々物語の軸のズレを感じる所はあったんだけど・・
【以下ネタバレ注意】
あのラストは私にはフェイントでした!自殺曲が他殺曲としてエンディングを迎えるとは、してやられた!と言う感じでした。それはそれで爽快ではあったけど、
ただ、やはり彼には自責の念を抱いて自ら命を絶って欲しかった気もする。どこか信じたい、と言う気持ちがあってさ・・そのあたりでは、やや自分の気持ちの
方向と作品の方向に隙間が出来てしまった所はあったけどそれはそれとして、サスペンスとして引っ張って行ってくれるあたりはとても面白く
出来ていると思った。何より事実を取り入れて作っている点で、既に興味深い。
タイプの違う男性に愛される、魅力的で意思の強い女性、美しい音楽、ファッションや街並み、そして過酷な運命・・これは、女性に支持される要素を沢山
持ち合わせた作品ではないかと思う。(なぜか私は「タイタニック」に共通するエッセンスも感じたんですがね・笑) 
エンディングテーマは最後まで聴いてね・・味があって、素敵です・・!【シネ・リーブル博多駅】
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この作品はココロに残りますね〜。劇場で見た直後よりも、時間が経って、タイトルを思い出すにつれもう一回見たくなる。
二度目は一度めよりも、彼らの心情に共感して泣けました。尊厳、そして死・・自由である事の意味も考えさせられました。【DVD】
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作業しながら、なんと日本語吹き替え版で再々々?見したりして。いやあ、何度見ても飽きない!(* ̄∇ ̄*)
吹き替え版だと、イロナの歌(歌詞)が取ってつけたみたいだけど、アンドラーシュの素っ頓狂な声が落ち着いているのは良いぞ。(笑)
それにしてもお風呂好きのイロナはまるで静香ちゃん・・ラズロはのび太?いや見た目はドラエモンだけど。
(注:2人とも静香ちゃんと一緒にお風呂には入りません;;)ラスト(どんでん返しと言っていいんだろうか)はいいよね〜。
(フィクションだけど)あれと同じ事がそれ迄の事件の中でもどっかであったかも?と思うとまたサスペンス好きの血が騒ぐ。
特典映像:
アンドラーシュ役の男優さんのインタビューの答え、あまりにもフツ〜と言うか、聞いても聞かなくても変わらない様な解説みたいな答えで、
超ハンサム(と言うか自分の好み;;)なだけに少々がっかり。( ̄∇ ̄;)
逆に、ラズロ役の男優さん(ヨアヒム・クロール)の答えは、しっかり自分の役を洞察していて、なるほど〜と、聞いていて面白かった。
顔はトカちゃんでも魅力的な男優さんですねー。(≧▽≦)同じく、憎まれ役の彼のナチ制服の感想も興味深いものがあった。

 (08・日本)
(監・脚)原田眞人 (脚)加藤正人 成島出 (原作)横山秀夫
(主)堤真一 堺雅人 尾野真千子 高嶋政宏 山崎努 遠藤憲一 田口トモロヲ 堀部圭亮 マギー 西田尚美 小澤征悦
当時、御巣鷹山日航墜落事故を取材した作家・横山秀夫の実体験を元に映画化。
期待してたんだけど・・だいぶ想像してた路線とは違ってたな・・。
もっと、ドキュメンタリーみたいに臨場感あるかと思ってたけど、やたらとハイテンションなばかりで、
しかも、その緊迫感あるはずの間が、どこか芝居じみてて不自然で(役者のせいだけとも言えない印象)入り込めなかった。
ラストもなんだか在り来たりで・・ああいうのいらないなぁ・・ちょっとがっかり。 【TV】

クライム&ダイヤモンド
WHO IS CLETIS TOUT? (00・米)
(監・脚)クリス・バー・ヴェル
(主)クリスチャン・スレーター ティム・アレン リチャード・ドレイファス ポーシャ・デ・ロッシ
ブハハ !この殺し屋(毒舌ジム)可愛い〜!サイコー!ラストの彼なんてもう涙もん!_(T▽T)ノ彡☆
キャラが面白くて(一人『伊賀のカバ丸』に出てた様なのもいたなぁ)目が離せない。いや、それ程抑揚のある派手な作品ではないけどね・・惹かれました。
主人公が話す命がけの話は、まるで古き良き時代のお話の様でした。・・何だかニヤリ・・あれ聞いてニヤリ・・これ聞いてニヤリ・・知らない映画でも
条件反射でニヤリ・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 実はコレ、タイトルからして、渋いハードボイルドだと思ってたんですよ〜!( ̄∇ ̄;)
なんて可愛い作品・・言うなれば、ほのぼの犯罪映画?!癒されました!(* ̄∇ ̄*) 【ユナイテッド・シネマ】

クライング・ゲーム
THE CRYING GAME (92・英)
(監・脚)ニール・ジョーダン
(主)スティーヴン・レイ ジェイ・デヴィッドソン ミランダ・リチャードソン フォレスト・ウィテカー エイドリアン・ダンバー
こう言う展開になるとは・・( ̄∇ ̄;) ハラハラしてぷぷっと笑ってホロリ・・・
どうしてこう言う愛の形って、美しく見えるんだろうな?世間に、一般に、受け入れられない哀しさが愛を完全に近い物にしているのかな?
逆境?の中に存在する美の力はすごい。【ビデオ】

グラス・ハープ
THE GRASS HARP (95・米)
(監・製作)チャールズ・マッソー (脚)スターリング・シリファント (原)トルーマン・カポーティ
(主)パイパー・ローリー エドワード・ファーロング シシー・スペイセク ウォルター・マッソー ジャック・レモン
パイパー・ローリー(ドリー)良かったですね。”母”の様な優しさと大きさを持ってましたよね。そして普段の生活ではさほど重要でないと軽んじられる所も、
まさしく”母”で・・^_^;「グラスハープ」の意味する物については、最初の方でしか語られなかったので途中「?」と思ったけど、ああ言う展開になってしまって・・
納得はすれど、悲しかったです。けれど、耳をすませば、今そこにいない大好きな人たちの声は聞えるはずだよね・・
最近、あんな森にちょっと憧れもありまして・・私も「樹の家の愚か者」の一員になる自信はありますが、雨の日はどうしたんだろう?などと
ちょっと気になったりして。晴れた日ばかりじゃないからね〜(笑)
森の食事のシーンに、さりげなく可愛いキルトが置かれてました。ドリーの大好きな柔らかい桃色のキルトでした。【DVD】

グラスハウス
THE GLASS HOUSE (01・米)
(監)ダニエル・サックハイム (脚)ウェズリー・ストリック
(主)リーリー・ソビエスキー ステラン・スカルスゲールド ダイアン・レイン ブルース・ダーン キャシー・ベイカー トレバー・モーガン
近所にシネコンが出来てちょっと経った頃、これと他に3本くらい、ホラーサスペンス特集とか何とか言って順に期間限定で公開してたんだよね。
すごく興味あったんだけど、殆どレイト時間だったので行けなくって・・。そしたら、後のこれの評判の悪い事悪い事・・(笑)なのでそれから
特にビデオ借りる事もなく今までいたら、TVでやるって言うから、じゃあ・・って期待もせずに見たけど、おお・・!なんと、これって
ステランも出てたんですね〜!びっくり〜。( ̄∇ ̄;) しかも、ダイアン・レインだのキャシー・ベイカーだの、なんかキャスト豪華じゃん!(笑)
もうこれだけでも自分としては楽しめる要素充分だったけど、内容の方も言う程悪くなかったけどな。最初は主人公の女の子にムカついてたけど。(笑)
向こうでの未成年に対する生活面での法的キマリって、日本よりも厳しいのかな、って思うけどどうなんだろう?
でも法律が絡むと、たとえ胡散臭くてもオトナには従わないと仕方ないのは、結構コワイよ。
利己主義で意地悪だった主人公の女の子(リーリー)は、最初は、何よこの子、とか思ってたけど(笑)こう言う理不尽なオトナ世界に
放り込まれた時って案外精神的強さを発揮するものなのかもね;;なんかそう言うたくましさには安心する物があったけどね。(^^;
でも、どんな子供にとっても、親ってやっぱり大切なもんだよね。亡くしてから、他人にはないその温かさに気付いても遅いけどね・・。
それにしてもリーリー・・太ったね(^^;「シャンヌ・・」の時のスレンダーな美しさがなくなったのはかなり残念;;
ステランは、やっぱりあんな感じ(どんな感じ?)だったけどね。・・でも、たとえゾンビ・ステランでもファンです。( ̄∇ ̄;) 【TV】

クラッシュ
CRASH (04・米)
(監・脚・原)ポール・ハギス (脚)ボビー・モレスコ
(主)ドン・チードル マット・ディロン クリス・”リュダクリス”・ブリッジス ライアン・フィリップ テレンス・ハワード タンディ・ニュートン
   ジェニファー・エスポジト マイケル・ペニャ サンドラ・ブロック ブレンダン・フレイザー ショーン・トーブ
色んな人種がひしめき合ってるアメリカ。そこですれ違う人達・・そこでぶつかり合う人達・・。
冒頭から黒人だのアジア人だのはっきり判る人達が、これまたはっきり判らせるセリフでご登場。なので、この作品が人種問題を扱ってるって事は
イヤでも解るんだけど、観終わってみると、人種問題を越えたココロの問題映画って印象が強かった。
人の心に棲んでいる天使と悪魔、それが
自分の意思とは違う所でフト顔を覗かせてしまう・・それが必然なのか偶然なのかは分からない。全てを見据えてる何者かにも意思があるのかさえも
分からない。分かるのは、そんな世界に生きてる事実だけ。そして、自分の中にいる色々な自分を見つめる度胸と、他人の中にもいる
そんな彼らを認める優しさを人はもっと持つべきでは?喜びも悲しみも自分1人の物じゃなし・・な〜んて。
色々な人達のエピソードが絡み合っていたので、全てが濃厚で印象に残ると言う訳ではないけど、観終わった後には何か不思議な感触が残り、
もう一度観たいな・・と思わせてくれる、好感の持てる作品でした。
一番心に残ったのは、ガンコなペルシャ人のおとっつあんとその娘。このおとっつあんが一番現代(イマ)を象徴してる様に見えたもんで、
娘の強さが導いた結末に涙しちゃったよ・・その直前にも透明マントで泣いたくせにさ〜ゞ( ̄∇ ̄;)
一番切なかったのはグラハム警部とその家族。一番苦しかったのはライアン巡査とその父親・・だけど、ハンセン巡査はどうなるの〜?シビア過ぎて
ずっと気になってしょうがない。いつか報われる時が来る・・と信じられる事ならまだいいけど、取り返しつかない事はどうすりゃいいのよ〜(愕然)
彼ら其々のその後が知りたいよ・・1つ1つ、皆の中にあるドラマを知ると、もっと人間が好きになれる気がする。

この作品、いかにもサンドラ&ブレンダンが主演みたいな宣伝してたけど、一番今ひとつだった様な?(オイ!)
とは言え、実際目にするのはこんな人達が一番多いかも・・。私も怒ってばかりの日々にサヨナラしなくっちゃ。(汗)
TVディレクターの妻役の女優さん、どこかで観たと思ったら、「シャンドライの恋」のヒロインだったのね・・あっれ〜なんかえらく変わってませんか?;;
そう言われてもイマイチ、ピンとこなくて・・いや、良かったですけど。ゞ( ̄∇ ̄;)
可愛らしい動物のタペや淡い色合いのキルトがあった女の子の部屋も、家族の優しさが感じられて良かったです。
良かったと言えば、この作品・・アカデミー賞作品賞受賞、
おめでとうございま〜す♪・・いやホント良かったよね、
だってもし逃がしてたら、あの冒頭で吠えてた中国人女性が会場に乗り込んで来たかもしれないもの!_(T▽T)ノ彡☆ 【KBCシネマ】

グラディエーター
GLADIATOR (00・米)
(監)リドリー・スコット (脚)ジョン・ローガン ウィリアム・ニコルソン
(主)ラッセル・クロウ ホアキン・フェニックス コニー・ニールセン オリヴァー・リード リチャード・ハリス
大ローマ帝国での陰謀と復讐。巨大コロシアムでの戦闘シーンは圧巻。ラッソ様、アカデミー主演男優賞受賞おめでとう! 【ユナイテッド・シネマ】

暗闇から手をのばせ
(13・日本)
 
(監・脚・プロデューサー)戸田幸宏 (プロデューサー)太田隆文
(主)小泉麻耶 津田寛治 森山晶之 管勇毅 松浦佐知子 ホーキング青山 モロ師岡
身障者を対象にしたデリヘルってのがあるんだね。それを母親が予約するってのは普通の感覚だとちょっと面食らうけれど、
ただ、障害があろうがなかろうが関係ない部分は多々あるよね。見た目障害がなくても、完全な人なんていないしね。
視点が興味深かったけれど、描きたい事をセリフにする必要はない気がした。 【BS】

グランド・イリュージョン
NOW YOU SEE ME (13・仏=米)
(監)ルイ・ルテリエ (脚)エド・ソロモン (脚・原案・製作総指揮)ボアズ・イェーキン (脚・原案)エドワード・リコート 
(製作総指揮)マイケル・シェイファー スタン・ヴォドコウスキー
(主)ジェシー・アイゼンバーグ マーク・ラファロ ウディ・ハレルソン メラニー・ロラン アイラ・フィッシャー デイヴ・フランコ コモン 
   マイケル・ケイン モーガン・フリーマン マイケル・ケリー デヴィッド・ウォーショフスキー ジョゼ・ガルシア ジェシカ・リンジー
4人組のイリュージョニスト「フォー・ホースメン」はラスベガスのショーで前代未聞のイリュージョンを披露すると言う。
それはパリの銀行から大金を奪うと言うものだったが・・

えっ?ジェシーがカッコイイ?マジで?!どうして?! ・・の真相を探るべく観て来ました。(笑)
うんうん、見た目なんだかイケてたわよ〜天パーじゃなかったのが良かったのか?
いや、キビキビした行動も素敵でさあ〜。そうよジェシー!今こそが君の本当のカッコ良さを世間に知らしめる時なのよ!多分!
・・とか思ってたら、喋る所はいつものあの調子で・・ ああ、やっぱいつものジェシーやった〜〜いつもの〜〜〜・・( ̄∇ ̄;
あの落ち着きのない早口はどうしたって治りそうにないな〜(笑)いや、でもこれから毎回、それがどう変化していくのかを、
「映画と共に成長していくジェシー」として見守るべきなんだわ、きっと!そうね?そうなのね?!
・・でもきっと何年経ってもこのままなんだろうな〜〜落ち着きあるジェシーなんか想像出来ん。(←既にサジ投げとるやないかい)
まあでも、久々の主役(と言っていいのかな?)をスクリーンで観られて良かったわ。
物語も、大好きなトリックものだったので興味津々。小さなネタから、大掛かりなものまで(個人的には小トリックが好き)楽しめました。
ただ、本当のトリックを、映画と言う映像トリックで誤魔化して欲しくはないなぁ、とは思ったけどね。
それと、ラストは・・え〜っ・・そうなの〜全然わかってなかった・・。
だって〜あれほどメタメタのヨレヨレでフラフラな・・(以下ネタバレしそうなので自粛・笑)
でも、正直、この種明かしは、何でもアリ的であんまり爽快じゃなかったな。騙される時も、スカッと爽快に騙されたいので、ちょっと不満。
とは言え、全体的には、いわゆる仲間モノとしてのハーモニーがとても良かったし、
トリックには興味が尽きないので、是非続編も希望したいわ!(山田奈緒子の「トリック」観てろと?)
俳優陣、さり気なく豪華だったね。ロランちゃんも出ててラッキー♪ハレルソンも良かったな〜。しっかり「ゾンビランド」のコンビだし。(笑)
デイヴ・フランコって・・フランコ君の弟なの?この間観た「ウォーム・ボディーズ」にも出てた気がするけど、あんまり顔覚えてなくて;;
まださほどな魅力は感じてないかな・・お兄様ほどになるにはもうちょいかな。
その前にジェシーも立ちはだかる!・・コトにしといて。(笑)  【天神TOHOシネマズ】

グランド・イリュージョン 見破られたトリック
NOW YOU SEE ME 2 (16・米)
 
 
(監)ジョン・M・チュウ (脚・原案)エド・ソロモン (原案)ピーター・チアレッリ
(キャラクター創造)ボアズ・イェーキン エドワード・リコート
(主)ジェシー・アイゼンバーグ マーク・ラファロ ウディ・ハレルソン デイヴ・フランコ ダニエル・ラドクリフ リジー・キャプラン 
   ジェイ・チョウ サナ・レイサン マイケル・ケイン モーガン・フリーマン デヴィッド・ウォーショフスキー ツァイ・チン ヘンリー・ロイド=ヒューズ
 
巨大IT企業オクタ社の不正を暴露すべく再集結した”フォー・ホースメン”。しかし成功を目前にして何者かの邪魔が入り・・
単独の話っぽく見せかけながら、前作のしがらみ受け継ぎまくりな物語。 はやい話が、前の続き。
でも女性メンバーが変わっちゃって・・新人は前よりも魅力に欠けててガッカリ。ちゃんと厳しい面接して欲しかったな〜(爆)
彼女の登場時のマジックも仕掛けが昔懐かしくて面白そうだったのにカメラワーク悪すぎててんで見えないし、残酷系でヒイた。(マジで)
始めからこんな調子だったので不安よぎって・・やっぱり最後まであんまり盛り上がらなかったかな。
ジェシーとラファロが良かったので嫌いにはなれないし、とりあえずはマジックが好きなので最後まで飽きることはなかったけれど。
と言うか、ラファロのアクションのがマジックより印象に残ったりして!(≧∇≦)ラファロ素敵♪
それとジェシーの髪形。(笑)今回は前作より控えめな役回りだったけど、髪形で印象を強めたかな。潔くて似合っとる。この二つは花丸。(笑)
・・・ブログのクイズの答えは、1)と2)です。(笑)
カードをテク全開で隠しまくる所は面白かったけど、ちとクドかったな。
4人がマカオに飛ばされたのとか、誰でも仕掛けが想像つく様なトリックにはご丁寧に説明があって、
なのに全然わからないマジックには説明なくて・・逆なら良かったのに。
どこどこ〜?地面にバッシャァーーーンしたジェシーどこ〜〜〜?(笑)
でも、こう言うのはネタバレ厳禁!範囲の御触れが業界内であるのかもね?(知らんけど)
まあマジックはタネ(ネタ?タネ?)は知らない方が夢があって楽しいのも真実なのでそこはまぁいいか。
とは言え、前の時も言ったと思うけど、「映画化」って時点で、どんなマジックもトリックもやりたい放題何でもアリになっちゃうしね・・
(前作の感想でも書いてたわ↑)だからこそ、あの最後の大がかりなトリックはねぇ・・残念感漂いまくっちゃったよ・・。
だってそんなん、普通に映画撮影する時にいつも使ってるテだろ〜。
ホントに大空向かって飛び立てよ、んで誰もが予想つかない壮大なマジック見せてくれよ〜;;な感じで。
頭脳明晰ぶるお坊ちゃんの親子も簡単に騙されてさ・・ガッカリだよ・・ただのボケナスじゃん・・。(ひどい言い草・・笑)
でも最後らへんで一番イラッとさせられたのは、何より、あのとっても可愛らしいラファロ・・もとい、(つい本音・・愛が・・笑)
とっても可愛らしい子供(ラファロの子供時代)の気持ちを何年もずっとそのまんまにしておいたあいつかも。
役名忘れた・・モーガン・フリーマンね。彼に言いたい。「先に言え!早く言え!」(この言葉久々〜笑)
それからハレルソンが双子だった意味って何かあったんですかねー?
なんだか全てがハッタリだけって感じで、まあそれがイリュージョンっちゃーイリュージョンなのかもしれんけど、
それで空回りしてちゃしょうがない気がするんだけど。
ジェシーとラファロの素敵さで引っ張られたけど、物語としては正直もっともっと面白いものが出来たんじゃ?って気持ちが大きくて。
まだ前作のが楽しめた気がする。・・あ、前と監督変わってたのね?
なんだか超辛口になっちゃったけど;;それだけマジックとかトリックに対して興味津々ってコトなのよ〜解って〜( ̄∇ ̄; 【ユナイテッドシネマ・キャナル】
 

グランドピアノ 狙われた黒鍵
GRAND PIANO (13・スペイン=米)
 
(監)エウヘニオ・ミラ
(主)イライジャ・ウッド ジョン・キューザック ケリー・ビシェ タムシン・エガートン アレン・リーチ ドン・マクマナス アレックス・ウィンター
恩師パトリックの追悼コンサートにて5年ぶりにステージに立った天才ピアニストのトム。
恩師の遺したグランドピアノで演奏を始めた彼は、譜面に書かれた脅迫メッセージに気付く。

いわゆる1シチュエーション作品。製作は[リミット]の監督らしい。
1つの事態から展開する物語が、限られたスペースでどんな風に予想を裏切ってくれるのか?
・・ってのを期待していたけど、思ってたよりも普通でちょっと残念だったかな。
展開や画が、昔どこかで見た様な?とも思ってしまうくらいオーソドックスだったので、観終わった後には妙な安心感はあったけど。(笑)
主人公が脅される間に、恩師や周囲との意外な関係が明らかにされるとか、どこかに、気付いてなかった何かによる急展開があったら良かったのに。
友人カップルなんて、しっかり関わって来るかと思ったんだけど、見せ場があれだけとは・・ムダに意地悪アピールしただけのアシュリーさん。(爆)
キューザックも、別にキューザックじゃなくても良かった様な。・・でさ、犯人、目的果たす為には・・ピアノ盗んで壊す!・・じゃダメなの?
え?重すぎて盗めない?懐の事情により大勢は雇えないって?(笑)と言うか、何か自分、認識間違ってますかね?ハテ?
イライジャはピアノ、本当に自分で弾いてるらしいよ。頑張ったね〜。
あの曲がどれだけ難しいかは全然わからないけど、(自分にはバイエルですら難しい・・汗)
機械仕掛けで動いてるから何でもこなせるんだね?!(←まだオートマタ疑惑を捨てきれん)  【ユナイテッド・シネマ キャナルシティ】

グランド・ブダペスト・ホテル
THE GRAND BUDAPEST HOTEL (13・英=独)
 
(監・脚・原案・製作)ウェス・アンダーソン (原案)ヒューゴ・ギネス (製作)スコット・ルーディン スティーヴン・レイルズ ジェレミー・ドーソン
(主)レイフ・ファインズ F・マーレイ・エイブラハム トニー・レヴォロリ シアーシャ・ローナン ジュード・ロウ ティルダ・スウィントン 
   エドワード・ノートン マチュー・アマルリック エイドリアン・ブロディ ウィレム・デフォー レア・セドゥ ジェフ・ゴールドブラム 
   ジェイソン・シュワルツマン ハーヴェイ・カイテル トム・ウィルキンソン ビル・マーレイ オーウェン・ウィルソン
  
伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・Hの元で見習いベルボーイとして働く事になった移民の少年ゼロ。
そんなある日、グスタヴに入れ込んでいた富豪の常連客マダムDが何者かに殺害され・・

予想通りのペースでんな〜(笑)なウェス・アンダーソン監督のオールスターキャスト作品。
(注:ウェスだとクレイヴンだし、アンダーソンだとブラッドやPTAもだし、フルネームにするしかない名前です・・笑)
自分は構えて観たせいか納得のウェス・アンダーソン味だったけど、
一緒に観た子供(成人)は居眠りを・・(^^;で、その言い訳・・「隣のおじさんも寝てたよ」(^^;
でもそれ、解る気も・・(笑)
全体的にあまり抑揚がなくて少々退屈になってしまう所もあったし、そもそも、最初のナレーションが長すぎた気がしてさ。
ナレーションは嫌いじゃないけど、あれは半分にして、とっととレイフに行ってればだいぶ違った様に思う。
で、そのレイフなんだけど・・伝説のコンシェルジュそのもの、ハマリ役。背筋が伸びとる。(笑)
彼流のお・も・て・な・し(何)→完璧過ぎるオシゴトにも全然イヤミがなく、どこか天然でひょうひょうとした所がとても魅力的だった。
ベルボーイとのコンビもいい感じ♪だったし、一人前を目指す彼の夢が過去を振り返る形で綴られているのが切なかったり、
グスタヴの伝説化を更に強固に次に伝えていく感じがして(まさにモノガタリ)じんわり来た。
他の俳優も、ちょっとしか出てなくても其々に楽しかったし(ティ、ティルダ・・笑)
シアーシャの、しっかり者でいて薄幸そうなキャラは特に印象的だった。あ、デフォーは久々野獣系に戻ってたねぇ・・(笑)
映像もいつも通りとっても凝ってて、特に色彩の調和は素晴らしかったわ。
あれ?物語の詳しい感想があんまりない?・・寝てないくせにやや記憶曖昧?( ̄∇ ̄;
ちなみに、眠くなったり記憶曖昧になったり・・は、みみこさんとの話し合いで(?)
「レイフの魅力でみんながふわぁ〜ん♪となりました」 ・・と言う結論に至り、解決となりました〜 Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン  【天神TOHOシネマズ】

グラン・トリノ
GRAN TORINO (08・米)
(監・製作)クリント・イーストウッド  (脚・原案)ニック・シェンク (原案)デヴィッド・ジョハンソン (製作)ロバート・ロレンツ ビル・ガーバー
(主)クリント・イーストウッド ビー・ヴァン アーニー・ハー クリストファー・カーリー コリー・ハードリクト ブライアン・ヘイリー 
   ブライアン・ホウ ジェラルディン・ヒューズ ドリーマ・ウォーカー
 
イーストウッドが人種差別主義の頑固ジジイ?うんうん、よく知らんけど、見た目からしてチョ〜頑固そうやん、ピッタリかも?
・・なんて思いながらの鑑賞。実は私、イーストウッドって、世間が騒いでるほどにはよく知らないんです。
彼が活躍してた時代が、自分が映画にハマッた時代とちょっとズレてたのか、
彼の出演作品にはあまり興味を惹かれなかったせいなのか、ホント、なんでかよく分からないけど・・
なので、さほどな親近感もないし、ましてや、さすがイーストウッド!なんて褒めまくれる立場でもない。
ただ、私の持ってたイメージは、銃をぶっ放す頑固な荒くれ者、と言う事だけ。(笑)
しかし、そんな私でさえ、この作品は彼による彼の為の、
他の俳優じゃ絶対にメッセージを伝えられない唯一の作品なのでは?・・と言う気持ちにさせられた。
老い先短い頑固ジジイの心の隙間が、拒絶していた人種のやつらによって癒されて・・と言う話の流れは、正直、在り来たりでベタ。(笑)
だけど、その1つ1つが(私のイメージする)イーストウッドそのもので、
その積み重ねが、あの思いがけないラストに繋がっていく様はお見事としか言いようがなかった。
頑固ジジイが、唯一大切な他人にしてやれる決断・・と言う意味でも心動かされたけれど、
あたかもイーストウッド自身が辿ってきた役・・好む好まざるに関わらず、演じた役によって観客に与え続けたイメージに、
俳優としての彼なりの答えを出してくれた様に思え、
あぁイーストウッドはやっぱりタダモノじゃなかったんだ・・と言う気持ちにさせられた。
さらに付加えるなら、【以下ネタバレあり!にて】
これのコピー・・「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を。」も良いね。
まさに、信頼する少年に、彼は生き方を見せてやって・・と言うか、しっかり、これでもか!と焼き付けたよね〜。
その後もベタど真ん中だったけれど(笑)そんなベタさも人への優しさとか信頼感とかが失われつつある時代には逆に必要なのかもね?
あのガレージの工具にもコダワリがあって面白かった。元祖・工具男子?(笑)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
不良たちの所に乗り込んで行った彼がまさか丸腰だったとは予測だにしなかった〜。
てっきり、従来のイメージ通り、銃をぶっぱなすものとばかり・・(^^;でも暴力を暴力で報復しても、一時的な解決にしかならないよね。
彼の決断には本当に涙が止まらなかったけれど、その後の語りで、彼らには予想より重い罰が与えられるだろう・・
・・みたいな事を言っていたのには
もしかして、”丸腰を撃った”だけでなく、丸腰の”白人を”複数の”有色人種が”撃てばどうなるか、
もしやそこまで計算してた?!・・と、ちょっとひっかかってしまってドンヨリ。
同時に、あぁやっぱりイーストウッド作品って、(少なくとも私が見た限りの物は全部)後味にざらついた苦味が残るよねぇ・・
つぶカカオがそのまんま混ぜ込んであるチョコレートみたいにさ、
やっぱり、私にはある意味不思議で近寄りがたい俳優兼監督かも・・って妙に納得してしまった。 【ユナイテッド・シネマ】

グリース
GREASE (78・米)
(監)ランダル・クレイザー (脚)ブロンテ・ウッダード
(主)ジョン・トラボルタ オリビア・ニュートン・ジョン バリー・パール ストッカード・チャニング
どう見ても高校生に見えないゞ( ̄∇ ̄;)主人公達の青春ミュージカル。
歌と踊りがとっても楽しい!!まぁ、それだけなんだけど(オイオイ)サントラ買っちゃったよ〜。(笑)  【劇場】【TV】

クリーピー 偽りの隣人
CREEPY (16・日本)
 
 
(監・脚)黒沢清 (脚)池田千尋 (原作)前川裕
(主)香川照之 西島秀俊 竹内結子 東出昌大 川口春奈 藤野涼子 笹野高史 戸田昌宏 馬場徹 最所美咲
 
郊外の一軒家に引っ越して来た犯罪心理学者の高倉。妻の康子は早速ご近所に挨拶に出かけるのだったが・・
宣伝コピー、 『あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。』 に思わず笑ってしまって〜。
ほら、出張から久々帰って来たお父さんに幼い娘が言い放つ一言、みたいな。(笑)
しかし・・ そんな呑気に笑っていられる物語ではなくて(当たり前か)なんかイヤ〜なご近所臭が漂ってましたよ〜。
お題:こんなご近所さんはイヤだ、どんなご近所さん?
答え:私を下の名前で呼ぶ香川照之が住んでいる。
みたいな。( ̄∇ ̄;
なんで康子さんがあんな風になってしまったのか、隣人の何を受け入れたのが良くなかったのか、
傍からでは決め手がよくわからないのも不気味。薬物+催眠で心身の不安箇所を狙い撃ち?みたいな?
ご近所さんの話を旦那にする康子さんのテンションと、旦那のそれとがイマイチかみ合ってなかったのも
彼女がああなる予兆だったりして?ついでに私ともかみ合ってなかったかな。(←関係なし)
それにしても、あんな古い普通の一軒家なのに、なんだあのコンクリ部屋は。
なんだあの広さ・・隠れ豪邸か。そしてまるで地下室・・あの重いドアと言ったら・・そこはかとはく、アメリカンホラー・・
いつドアをバァァーーンって閉められるか気が気じゃない。ああソウだ、別タイトル「香川のいけにえ」。(謎)
そして、東大出くんが気の毒過ぎた・・。(←笹野さんは?)    【Amazon】
 

クリープショー
CREEPSHOW (82・米)
(監・脚)ジョージ・A・ロメロ (脚)スティーヴン・キング
(主)エド・ハリス スティーヴン・キング レスリー・ニールセン ハル・ホルブルック
これ、なぜか劇場で観てるんだよね・・・_(T▽T)ノ彡☆ (゜0゜;エッ エド・ハリスやスティーヴン・キングが出てたっけ?( ̄∇ ̄;)
印象的だったのは、真っ白い部屋の潔癖症の男に襲い掛かるゴキブリ軍団・・・!【劇場】

クリーン、シェーブン
CLEAN, SHAVEN (93・米)
 
 
(監・脚・製)ロッジ・ケリガン
(主)ピーター・グリーン ロバート・アルバート ミーガン・オーウェン ジェニファー・マクドナルド
 
引き離された幼い娘ニコールの居場所を探そうとするピーターは度重なる幻聴に悩まされていた。
その頃、町では警察が幼女殺害事件の捜査に乗り出していた。

否が応でも、幻覚を疑似体験してしまう作品。
映像と言い音響と言い、始終張り詰めた不穏な感覚で引っ張られる。
電セんとか・・ラぢオの音が・・新聞ん紙とか・・カミ剃リが・・そして・・つ、爪っっっ;;
ないモノに怯えたり、あるモノに嫌悪を抱いたり・・なにかと追い詰められるけど消える事はない父性。
そして叫ぼう、パニックの中心で娘の名を!( ̄□ ̄
たまに警官が画面独占する所以外は、主演のピーター・グリーンがほぼ出ずっぱり。
今日も明日もピーターさん観察日記。その分裂ぶりは思わず入院させたくなる程に良かった。( ̄∇ ̄;
幼女殺人事件に関しては、ちょっと物足りないと言うか何と言うか、
ピーター悲愴追い込み作戦と言うか(何)そんな感じだったかな。
何かと異色で興味深い作品でした。これで子供が可愛ければなぁ〜( ;∀;)   【ビデオ】 

グリーン・デスティニー
CROUCHING TIGER,HIDDEN DRAGON (00・米=中国)
(監・製作)アン・リー (脚)ワン・ホエリン ツァイ・クォジュン (原)ワン・ドウルー (製作)ビル・コン ヒュー・リーコン
(主)チョウ・ユンファ ミシェル・ヨー チャン・ツィイー チャン・チェン ラン・シャン
なんだか、ツィイーちゃんがビュンビュン飛んでく所ばっかり記憶に残ってしまって・・^_^;【ビデオ】

グリーンフィッシュ
THE GREEN FISH (97・韓国)
(監・脚)イ・チャンドン
(主)ハン・ソッキュ シム・ヘジン ムン・ソングン
90年代の韓国。除隊した1人の男が直面する変わり行くシビアな社会・・。
どうしてそんな世界に?って思う間もなく、自然に犯罪世界に入っていく主人公を島田紳・・もとい、ハン・ソッキュが好演。
しかし、もう1人の主人公とも言える組織のボスがまたいい味を出している。どん底からのし上がった彼が払った代償、そして
彼を信奉するマクトン(ソッキュ)への彼の涙をのむ行いが痛烈。ずっと追い求めていた緑の魚・・家族が共に暮らせる様になったその時
何げなく現れたボスとその妻の心には、ずっとマクトンが生き続けるのかもしれない。お腹の子はもしや・・と思うのは考え過ぎ?;;【ビデオ】

グリーンフィンガーズ
GREENFINGERS (00・英)
(監・脚)ジョエル・ハーシュマン
(主)クライヴ・オーウェン ヘレン・ミレン デヴィッド・ケリー ナターシャ・リトル
強面の囚人達が美しい花々を育て上げると言う、ミスマッチさがとても良かった。(^^)
主人公と同室の彼も、主人公の心を解きほぐし、ガーデニングの専門家も、お花同様生き生きしていていいキャラだった。でも、主人公とカノジョの関係、
あるいは彼に惹かれるカノジョの背景、等々、主人公にまつわる所ではあまり突っ込んだ描写がなく、ちょっと物足りなかったかな。
別の所で別のモノを育てるハメになり^_^;脱走した囚人も最後に一瞬登場するけど、もうちょっとフォローしても良かった様な?それと一つ疑問に思ったのは、
カノジョが主人公に言った言葉、「(ガーデニングに生きるよりも)人生を生きて」・・これはどう解釈したらいいのかなぁー?
少なくとも、彼にとってはガーデニングが新しい人生でもあるず・・?カノジョは、「自分と一緒に生きて」と言いたかっただけ?
ガーデニングに夢中で自分や父をほったらかしてた母みたいにはなって欲しくない、とか?(あれ?私、何かどこか見落としてる?ピントずれてる?^_^;)
ストーリー展開は割りと普通で先が読めるんだけど、実話をベースにしているとの事なので、こんなに自己再生出来た囚人達がいた事がなんだか嬉しく、
清々しい気持ちにさせられた。見失ったり捨てたりした何かが見つけられる・・そんな出会いを信じてもいいのかな・・?
主人公のクライヴ・オーエンは「ボーン・アイデンティティー」のあの一匹狼の刺客を演った俳優。
パッとした明るさはないが(いや、かなり暗め・笑)好みだったで( ̄∇ ̄;)それでレンタル。【ビデオ】

グリーンブック
GREEN BOOK (18・米)
 
 
(監・脚)ピーター・ファレリー (脚)ニック・ヴァレロンガ ブライアン・カリー 
(主)ヴィゴ・モーテンセン マハーシャラ・アリ リンダ・カーデリーニ ディミテル・D・マリノフ マイク・ハットン
 
黒人差別の残る62年のアメリカ南部。
用心棒のリップはひょんな事から黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーに雇われる事になるのだが・・
持っとったんかーーーーい!!!  ・・と全力でツッコんだ箇所ふたつ。(笑)
時代と場所が場所でテーマがテーマなだけに、アメリカさんが陥りやすい大袈裟で偽善っぽい内容でシラけちゃったらどうしよう・・
なんて心配もしてたけど、素直で気持ちのいい物語でした。
最近は実話ベースって映画多いけど、本作はそこもかなり大きい気がした。
ま、グラスどうこうしちゃう位の差別主義のリップが一人の黒人によってガラッと変わってしまうのは
単純過ぎな気がしないでもなかったけど、元々そんなに頑なな人でもない気もして、
むしろ、彼の差別意識を表すのにああ言う描写はやりすぎだったし必要なかった気も。
中年太り・・もとい、ガタイがいいヴィゴのキャラはチャーミング。(笑)
世間の賞レースでは何かとドクター役の俳優さんばっかり注目されてたけど、
中年太りの・・違う・・ビール腹の・・いや・・チャーミングなヴィゴにももっと注目して欲しかったなあ。  【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】
 

グリーンマイル
THE GREEN MILE (99・米)
(監・脚・製作)フランク・ダラボン (原)スティーヴン・キング (製作)デヴィッド・ヴァルデス
(主)トム・ハンクス デヴィッド・モース マイケル・クラーク・ダンカン ボニー・ハント バリー・ペッパー ジェームズ・クロムウェル 
   サム・ロックウェル グラハム・グリーン マイケル・ジェダー ゲイリー・シニーズ 
不思議な力を持つ死刑囚が起こした奇跡をメインストーリーに、そして彼を救う事が出来なかった自分自身を見つめる主人公の思いを描く。
ファンタジーの要素を取り入れながら過酷な現実を真摯に生きようとする主人公をきちんと描いていて感動・・。【ユナイテッド・シネマ】【ビデオ】【TV】

クリシーの静かな日々
QUIET DAYS IN CLICHY (90・仏=伊=独)
 
 
(監・脚)クロード・シャブロル (脚)ウーゴ・レオンツィオ (原作)ヘンリー・ミラー
(主)アンドリュー・マッカーシー ナイジェル・ヘイヴァース ステファニー・コッタ バルバラ・デ・ロッシ 
   マリオ・アドルフ ステファーヌ・オードラン アンナ・ガリエナ
 
若き日のヘンリー・ミラーのクリシーでの(性)生活・・て、えっ・・そうだったんだ。
想像してたのとはちょっと違ってたかな。めくるめく・・とくらいしか言えない、あんなことこんなことばかりなこの世界は
正直、ハタで見てる分には別に面白くもなかったな。シャブロル作品だけど、こう言う羅列展開にはあまり魅力感じなかったし、
濃い映像も好みではなかったので、視覚的にも疲れてしまった。シャブロルには、もっとひねりのあるドラマを期待してしまう。
1人の女性に焦点があった話かと思ってたら、女性は山ほど、掃いて捨てる程出て来たし。(爆)
年老いたジョーイの傍らに居た若い美女は、次の世界へ誘う女神だったのかな?ジョーイ・・眼鏡はずしたら目が恐かった;; 【DVD】

クリスタル殺人事件
THE MIRROR CRACK'D (80・英)
 
(監)ガイ・ハミルトン (脚)ジョナサン・ホールズ バリー・サンドラー
(主)アンジェラ・ランズベリー ジェラルディン・チャップリン トニー・カーティス エドワード・フォックス ロック・ハドソン キム・ノヴァク 
   エリザベス・テイラー ヒルデガード・ニール ピアース・ブロスナン
 
昔見た作品を21世紀になって再見。昔もそうだったけど、テイラーの水色ドレスが妙に印象的。
***が殺されてから、ちらっと向こう側に居た人って?マリーナとローラのいがみ合いに焦点が行き過ぎな気も・・。
殺人の原因となったモノに関しては、自分にも少し関係ある事だったりしたので、
ちょっと他人事とは思えない様な気持ちがこの作品に出来てしまったわ。
(信じられないね、これを初めて見た時にはそんな事が自分の未来に起こるとか想像すらしなかったよ。勿論、殺人は関係ないけどね・・爆)
ミス・マープルのイングリッシュ・ガーデンとか素敵だったね。こんなところ、住んでみたい。 【TV】【BS-NHK】
 

クリスチーネ・F
CHRISTIANE F. (81・西独)
(監)ウーリッヒ・エーデル (脚)ヘルマン・バイゲル (音楽)デヴィッド・ボウイ
(主)ナーチャ・ブルンクホルスト トーマス・ハルシュタイン
麻薬に溺れ、娼婦にまでなってしまった実在の少女を中心に、病める若者の姿を、ドキュメンタリー・タッチで捉えた問題作。
激しい禁断症状のシーンなど、忘れられない衝撃が。 【劇場】

KRISTY クリスティ
KRISTY (14・米)
 
 
(監)オリヴァー・ブラックバーン (脚)アンソニー・ジャスウィンスキー
(主)ヘイリー・ベネット アシュリー・グリーン ルーカス・ティル クリス・コイ エリカ・アッシュ
 
好きな感じの女の子・・と思ったら、ヘイリー・ベネットだったわ。
追っかけられてそのうち反撃・・な普通のパターンで、しかも暗くて何やってるのかよく見えない・・。
あっ?今のは?!・・とか思ってよく見ると画面に映りこんだ自分の顔だったり。(爆)
最後ジャスティンがクリスティとして裁きを下すのね? じゃなきゃ腹の虫がおさまらないよね?    【Amazon】 

クリスティーン
CHRISTINE / JOHN CARPENTER'S CHRISTINE (83・米)
 
 
(監)ジョン・カーペンター (脚)ビル・フィリップス (原作)スティーヴン・キング
(主)キース・ゴードン ジョン・ストックウェル アレクサンドラ・ポール ロバート・プロスキー ハリー・ディーン・スタントン クリスティーン・ベルフォード
ロバーツ・ブロッサム ケリー・プレストン デヴィッド・スピルバーグ ウィリアム・オストランダー マルコム・ダネア
 
57年、自動車工場で完成したばかりの赤い車の中で工員が死体で発見された。
時を経て72年、屋外に放置されボロボロになっていたその車を内気な高校生アーニーが見つけ・・

これまで何度となく見る機会はあったと思うけど、クルマが人を襲うなんてイマイチ面白くなさそうと思って長年パス。
で、またまたたまたま出会っちゃったので気が向いて(根負けして?)鑑賞。
見てみると想像してたよりも面白かったわ。なんかごめん。( ̄∇ ̄;
きっとイマより(一般的に)車に思い入れのある時代・・。
公開時もそうだったんだろうとは思うけど、今見ると更にしっかりがっつりクラシックカーってのがいいし、
公開時はきっと”ナウくてイカした”若者達が、今見るとしっかりがっつりレトロ(←?)なのもいいし、
映画って時代を越えて、その時にはその時の見方があるねぇ〜楽しめる時期に楽しく見られたから良かったかな、って思ったりもしてね。
出会うべき時に出会った、みたいな。(大袈裟・・しかも散々避けておいてソレ・・笑)
車のクリスティーンがいっぱしの女性の様に感情を持つ・・んだけど、面白かったのは、
ボロボロになってて人の手を借りないと復帰?出来ない程だったのに、いつの間にか、ご主人様のお気持ち次第で
別人の様に生き生きと自力復活出来ちゃったりする所がまさに恋するオトメのレンアイ活力!だった所。
その後の嫉妬〜暴走、そして思いっきり炎上〜〜までもがオトメのレンアイ実写版?!
クリスティーンのそんなオトメ心?も見所だったけど、それと同時に、持ち主となるアーニーの変化も興味深かった。
最初は地味で弱弱しかったのにね、クリスティーンと関わり出してから自己主張もしたりと、何かと良くも悪くも(殆ど悪くも)強さを増して来てさ。
アーニーはワシが育てた! byクリスティーン。
でも、アーニーとカノジョの交際の発端が不明だったので(デニスの狼狽は一番共感出来た所・・笑)
そこが描かれてれば、カノジョとクリスティーンとのオトメ心対決?がもっと実感出来たかも?ちょっと残念。
デニスはふつ〜にいいヤツだったよねぇ。イマドキは下心や裏があるキャラって多いから、こう言うふつ〜にいいヤツって貴重かも。
そして、あのイジメ軍団のボスが老け過ぎ・・もとい、とても高校生には見えない件・・( ̄∇ ̄; 荒ぶり過ぎだし猿山のボスかと・・(コラーッ)   【CS】
 

クリフハンガー
CLIFFHANGER (93・米=仏)
 
(監・製作)レニー・ハーリン (脚)マイケル・フランス シルヴェスター・スタローン (原案)ジョン・ロング
(主)シルヴェスター・スタローン ジョン・リスゴー マイケル・ルーカー ジャニン・ターナー レックス・リン
今までTV放映されてても横目で見てるだけだったのを、今回初めてちゃんと見ましたが、面白かったです。
個人的に、雪山って好き・・と言うか、素晴らしいし恐いし・・で、興味があるし・・スクリーンで見たらもっと迫力あっただろうね。
で、友達と和解出来たのかな‥聞くまでもない?(それまでのアクションの感想はどーした?・爆)
残念だったのは、女性の吹き替えの声が無駄にわざとらしく女っぽい発声の仕方で耳障りだった事くらいかな。 【TV】

グリマーマン
THE GLIMMER MAN (96・米)
 
 
(監)ジョン・グレイ (脚)ケヴィン・ブロドビン
(主)スティーヴン・セガール キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ ボブ・ガントン ブライアン・コックス ジョン・M・ジャクソン ミシェル・ジョンソン
 
ホラーかと思ったらセガールの刑事アクションだった。(なぜ・・笑)
セガール怖いものなし。相方がコミカルでクロちゃんみたい。相方良かったので少しは彼にも花を持たせて欲しかった。 【TV】 

クリミナル・ラヴァーズ
LES AMANTS CRIMINELS (99・仏=日)
(監・脚)フランソワ・オゾン
(主)ナターシャ・レニエ ジェレミー・レニエ ミキ・マノイロヴィッチ サリム・ケシュシュ ヤスミン・ベルマディ
愛や性、誰にとっても一言で説明つかない物・・高校生の彼らにとっても当り前の様に掴み所のない物。
夢と現実の狭間で芽生える不思議な感情・・それは何なのか?ただの未成年犯罪映画でも、エ*グ*映画でも倒*映画でもない重みを感じた。
クライマックスのディズニー映画のごとき背景に囲まれたラブシーンには、ちょっと笑ってしまったが、終わった後に、とても切なくなってしまった私は
どこか変なのか?(T_T) 今、ブーム?なオゾン監督の長編第二作。一番世間からヒンシュク買いそうな内容だが私としてはとても面白く、気に入った。
しかも、大好きな作品「天使が見た夢」のナターシャ・レニエが出てたなんて!上手いよねぇ〜・・彼女。いつも壊れてるけど・・ゞ( ̄∇ ̄;) 【ビデオ】

クリムゾン・ピーク
CRIMSON PEAK (15・米)
 
 
(監・脚・製作)ギレルモ・デル・トロ (脚)マシュー・ロビンス (製作)トーマス・タル ジョン・ジャシュニ カラム・グリーン
(主)ミア・ワシコウスカ ジェシカ・チャスティン トム・ヒドルストン チャーリー・ハナム ジム・ビーヴァー バーン・ゴーマン 
   レスリー・ホープ ダグ・ジョーンズ ジョナサン・ハイド ブルース・グレイ
 
幼くして母を亡くしたイーディス。しかしその後、幽霊となって彼女の前に現れた母は「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」と警告する。
映像がところどころ「MAMA」っぽかった。 「MAMA」ではギレルモは製作総指揮だけなので、
あれ横目で見ながら、「自分もこんなの作りた〜い!悪のアイテム?散りばめた〜い!」・・ってなったのかな?(笑)
そんな感じで、悪のアイテム?には既視感あったし物語にもあまり新鮮味はなかったけど、
このクリムゾン・ピークのお屋敷は面白かった。ずっと震えたし・・!??(笑)
「お屋敷」と書いて、「お屋敷」と読む。「お屋敷」と書いて、決して「あばら家」と読んではいけない。
大広間に降り注ぐ雪は(寒ささえこらえれば)ちょっとロマンチック。
けど、幽霊に気合い入りまくりなのはともかく(「MAMA」でも経験済みなので)イーディスの父親が殺されるシーンなどは残酷でびっくり。
あ〜・・ギレルモって結構容赦なかったっけ?と思わず過去作を脳内検索。
父親からイーディスに別れを告げる様にと命令されてからのトーマスの行動って、
いかにも相手の心を更にしっかり自分に向けさせる為のハウツーそのもので苦笑い。
父親の心配が手に取る様に解っただけに、2人のラブラブにはイライラ。あぁ〜父親が一番可哀想だったな〜。(次点は医者かな)
で、最後までどうしても気になったし、引っかかった事が一つ。
それは、”なぜ最初の母親の幽霊があんな形だったのか?”って事。
なぜ母親なのにあんな恐い幽霊なの?それおかしくない?いくら酷い亡くなり方したとしても、愛する娘の前に現れるのにあの姿はないだろう・・。
で、自分で勝手に思ったのは、あれは母親じゃなくて本当はトーマスの元妻の幽霊で、それをイーディスが母親だと勝手に思い込んでいただけ。
で、なんでわざわざイーディスに伝えに来たかと言うと、イーディス(の未来)にトーマス達への制裁と自分達の成仏を願ったのかな、と。
「どこそこに行ってはいけない」と言われると行きたくなるような心理をついて。(笑)
そうじゃないとしたら・・・えーっと・・あれはイーディスの予知夢ね。(←簡単にバッサリ・・笑)
ミアはこう言うミステリアスな雰囲気の物語に溶け込むね。
でも今回は、キャラクターとしてその上を行ったチャスティンが面白かった。
この姉さん、もしいきなり変身して男どもを食い散らかしても全然驚かないわ。( ̄∇ ̄;
と言うか、強烈な姉さんのお陰で、特に屋敷に戻ってからのトーマスの印象が薄い薄い。
幽霊になってもならんでも同じやん。と言うか、あんたこそ気合い入った恐い幽霊になってみなよ〜(≧∇≦)
衣裳は、ゴージャスで女性陣に似合ってたけど、色味の組み合わせや装飾の仕方がどことなく不思議で個性的。
ナイトウェアでさえ無駄に巨大なパフスリーブなのはあの時代では普通なの?
そして今、タイトルにもなってる緋色の丘についての感想が皆無なのに気付く・・( ̄∇ ̄;    【TOHOシネマズ・ソラリア館】

クリムゾン・リバー
LES RIVIERES POURPRES (00・仏)
(監・脚)マチュー・カソヴィッツ (脚・原)ジャン・クリストフ・グランジェ
(主)ジャン・レノ ヴァンサン・カッセル ナディア・ファレス ドミニク・サンダ ジャン・ピエール・カッセル
普通のハリウッド映画みたいなイメージを持ってたけど、カッセルが出てるとなると、やっぱり一味違う、なんて勝手に喜んで見ました。
大味かな?って心配してたレノとのコンビが意外と良くて○。クライマックスはフツーだったけど、それ迄の盛り上げ方が良かったな。
マチュー(ノ ̄〓 ̄)ノ ちゅ〜  【ビデオ】【TV】

グリンゴ/最強の悪運男
GRINGO (18・米=メキシコ=豪)
 
 
(監)ナッシュ・エドガートン (脚)アンソニー・タンバキス マシュー・ストーン
(主)デヴィッド・オイェロウォ シャーリーズ・セロン ジョエル・エドガートン アマンダ・サイフリッド タンディ・ニュートン シャールト・コブリー ユル・ヴァスケス 
 
あ、そうか、ファイザーってあの薬の会社だったね。(いきなり何)
軽く見たけど、予想よりも面白かった。監督のナッシュはジョエルの弟なんだね〜。兄弟揃って面白い映画作るなあ。
グリンゴって何かと思ったら、よそ者って意味だって。ここではアメリカ人の事かな。   【BS】 

来る
 (18・日本)
 
 
(監・脚)中島哲也 (脚)岩井秀人 門間宣裕 (原作)澤村伊智
(主)妻夫木聡 松たか子 黒木華 岡田准一 小松菜奈 青木崇高 柴田理恵 太賀 石田えり 伊集院光 蜷川みほ ヨネヤマママコ 高橋ユウ
 
子煩悩だが身勝手な田原の身の回りで起きた怪奇現象。不安になった彼は友人の津田の紹介でオカルトライターの野崎のもとを訪ねるが・・
来るぅ〜きっと来るぅ〜♪ ・・な激恐展開かと身構えて鑑賞。
監督はあの中島哲也。んで、やはり彼らしいスッキリした映像!
・・だったので全然恐くなかった(笑) けど、役者が良かったのもあって楽しめたかな。
邪悪な何か・・は人の弱い面にとりつくモノ? めっちゃ強くてびっくりよ・・コレどうしようもなくない?(汗)
前半は思ったよりもスプラッタで、後半は大々的なお祓いメイン。
元々、原作ではこの祈祷師(?)が主人公らしいね。だったらこれでOKなのね?
原作知らないから、え、ガッツリそっち方面行っちゃう?・・ってちょっと不思議な感じがしたけど。
その後半の指導者(?)役が松たか子。最初、声だけ聞いて、この心地よい声は誰だったかな?(出演者をろくろく見てなかった)
ってずっと考えてて、後で松たか子だとわかり納得。彼女は本当に声が(も)いいね。
岡田君は、似てる別人だとずっと思ってた。似たような新人俳優かと。(爆)
妻夫木君の卑怯キャラはもはや鉄板ね。(笑)ふと、ジョゼ虎を懐かしく思い出してたわ。
黒木華も良かったな。なんかこう、楳図漫画に似合いそうなキャラ。そして、柴田理恵が完璧!(笑)
最後、まるでパコ絵本みたいに唐突に出て来たオムライス。あの子にとっては血の惨劇もただのたっぷりのケチャップ〜♪
・・と記憶されてればこの先トラウマもなく安心よね〜とか思っちゃったわ。   【Amazon】
 

クルーレス
CLUELESS (95・米)
 
 
(監・脚)エイミー・ヘッカリング
(主)アリシア・シルヴァーストーン ステイシー・ダッシュ ブリタニー・マーフィ ポール・ラッド ダン・ヘダヤ ジェレミー・シスト ウォーレス・ショーン
 
ビバリーヒルズに暮らす16歳のシェールはオシャレに夢中な女子高生。
何においてもダサいと言う事に我慢ならない彼女は、垢抜けない転校生タイをオシャレにしようと頑張るが・・

90年代の女子高生がヒロインだけど、いわゆる「意識高い系」JKって事かな?(笑)
転校生(女友達)のオシャレのお世話をやきたがるの、どっか既視感・・と思ってたら、なんとオースティンの「エマ」が元ネタ、
と言うか、それを現代風にアレンジした作品だったそうで。だからか。
タイ役のちょっとダサめだけど可愛らしい子はもしや・・と思ったら、やはりブリタニー・マーフィだった。
役作りもあっただろうけど、後にかなり都会的に垢抜けた気がしたよ・・。
ヒロインが一目ぼれする相手・・えっ、カッコいいの?あれが?!( ̄∇ ̄; ・・って、いつぞやのトメ子(マリサ・トメイ)みたいで吹いたわ。(≧▽≦)
てか、マトモなのジョシュしかおらんやったやん。(笑) いや、あの最初にタイと気が合ってたジャンキーは嫌いじゃなかったけどね、
てか、ちゃんとヒロインに汚した靴の事を謝ってたし、真面目にスケボーやってたし、最後で急激に好感度UPよ。(笑)
ヒロインが男の子と出かける時に着た白いドレス見て父親が「下着みたいだ、上着を着ろ」とか言ってたけど、
未だにアメリカ人のそういった所の境界線がよくワカランのよね。キスとかハグにしてもそうだけど。
でもま、いいお父さんだったし、そんな家族がいるからこそ、多少ハメはずしそうなヒロインでも本当は純粋で優しい娘よね、ってすんなり思えたりも。
ファッションが可愛いってのもウリだったみたいだけど、これは好みがあるかもね?
友達の帽子なんかは個性的で面白かったし、カラフルで若さはじけてるのは良かったけど、着てみたい♪って思える程ではなかったかな。
勿論、自分が十代だったとして、だけど・・( ̄∇ ̄;   【TV】
 

狂った一頁
 (1926・日本)
 
 
(監・脚色・製)衣笠貞之助 (原作・脚色)川端康成 (脚色)犬塚稔 沢田暁紅 (撮影)杉山公平 (撮影補助)円谷英一
(主)井上正夫 中川芳江 飯島綾子 根本弘 関操 高勢実 高松恭助 坪井哲 南栄子
 
なんと1926年の無声邦画。もちろん白黒。原作と脚色が川端康成だそうで。撮影補助に円谷さんも。ディスク化されてなくて貴重なフィルムらしい。
相当古い作品だけど映像は逆に新鮮で、色んな工夫がされてて、その時代としては最先端だったんじゃないかと言う印象。
精神病院の小間使いとして働く夫と入院している妻との物語だけど、最初は刑務所かと思った。昔って、その境目ないみたいな所あるよね?
で、主人公の心情と患者の様子が綴られてて、細かい所は想像するしかないんだけど、
ただ映像を見ているだけでもハッとする様な場面もあって、興味深く見られた。
ダンスしてる女の人なんて芸術的だったし、終盤のお面の所とか特に。健常者との境目も今よりも曖昧だったりして?   【Amazon】 

くるみ割り人形と秘密の王国
THE NUTCRACKER AND THE FOUR REALMS (18・米)
 
 
(監)ラッセ・ハルストレム ジョー・ジョンストン (脚・原案)アシュリー・パウエル (脚)トム・マッカーシー
(主)マッケンジー・フォイ キーラ・ナイトレイ ヘレン・ミレン エウヘニオ・デルベス マシュー・マクファディン リチャード・E・グラント 
   ジェイデン・フォウォラ=ナイト ミスティ・コープランド セルゲイ・ポルーニン モーガン・フリーマン
 
愛する母を亡くした少女クララは母の遺した箱を受け取るが開ける事が出来なかった。
そんな中、出かけたクリスマス・パーティで彼女は不思議な世界へと迷い込んでしまう。

子供の頃にくるみ割り人形の絵本を持ってて、と言ってもそれ海外のじゃなくて、きはち?さんか誰か?の日本のイラストレーターさんの絵で
とっても可愛くてお気に入りだったのを〇〇年ぶりかに思い出して懐かしくなったので観て来ました。
しかし〜〜!なんと実は途中ちょっと居眠りをしてしまって〜!( ̄∇ ̄;
うん、多分、ちょっとだけ・・うん、気づいたら優しかったキーラが悪態ブイブイついてたけど!
なんで?何があった?( ̄∇ ̄; いや、居眠りはほんの一瞬だったはず・・ほんの一瞬・・。
そんな訳で、開けられない箱の謎を残しつつ・・可愛らしいドレスで繰り出す華やかで楽しげなクリスマス・・
家族と悪い奴以外は結構コミカルなキャラ・・最後にきっと愛は勝つ・・てな感じの、家族で安心して観られる”ファミリー・ファンタジー”だったかな。
と、一応その程度の感想しか書けないのがツライ・・。(爆)
キーラの羽の質感が素敵で欲しくなった。兵隊たちの無機質さに一抹のホラー感。(←無理やりしぼり出したどーでもいい感想)
まあこれはこれで・・昔の絵本の世界はそれはそれで・・いつまでも心の中に・・。
うちにある二体のくるみ割り人形にそっと何かを語りかけてみたくなったりも・・。(←ファンタ婆〜) 【ユナイテッドシネマ・福岡ももち】 

クレイジー/ビューティフル
(監)ジョン・ストックウェル
(主)キルステン・ダンスト ジェイ・ヘルナンデス ルシンダ・ジェニー ブルース・ディヴィソン
破壊的なニコール・・と言っても、見ている限りではそれ程な悪さはしてない感じだけど、それを現実に置き換えて見ると、なるほどリアリティがあるかな?
変に誇張してない、ほどほどの悪行ぶりと、真面目なカルロスにどうしようもなく惹かれてしまう所が、元々彼女はとってもピュアで
気持ちのきれいな女の子なんだろうな、と思わせてくれる。自分の夢と、今そこにいる大切な人との板ばさみを描いた作品はいくつか思い起こされるけど、
この作品では、”その次”の主人公の描き方がとても気持ちが良く、好感が持てた。
沢山の人と出会っても、閉ざしてる心を開いてくれるのはこの世に一人きり。愛される幸せを知って初めて、人は人に優しくなれるのかな。
キルステン、瑞々しさと危うさを兼ね備えてて、とても良かったです。”カルロス特集”などと言ってスクラップしてる写真集も楽しかった。【ビデオ】

グレイテスト・ショーマン
THE GREATEST SHOWMAN (17・米)
 
 
(監)マイケル・グレイシー (脚・原案)ジェニー・ビックス (脚)ビル・コンドン
(主)ヒュー・ジャックマン ザック・エフロン ミシェル・ウィリアムズ レベッカ・ファーガソン ゼンデイヤ キアラ・セトル 
   ヤーヤ・アブドゥル=マーティン二世 エリス・ルービン サム・ハンフリー ポール・スパークス
 
19世紀のアメリカ。貧しい身の上ながらも富豪の娘との恋を実らせたバーナム。
ショービジネスでの成功を追い求める彼は誰も見た事のない型破りなショーを計画する。

巷では評判が良かったけど・・ごめん、自分はそこまではなかったかな。( ̄∇ ̄;
もんぴーと一緒に鑑賞。だいたいの感想の流れ。
も「『グレイテスト・ショーマン』評判いいから観たい〜!他はもっと遅い時間なら『リメンバー・ミー』とか『ボス・ベイビー』があるみたい。」
つ「ショーマン・・まだやりよったんや〜。」
も「なん〜?その嫌そうな返事は?(笑)」
つ「いやいや、嫌じゃないよ?(笑)全然。いいよ、観よう。ジャックマン好きなんやろ?」
も「買い物を早く済ませれば間に合う時間よ。」
つ「そう言えば『リメンバー・ミー』は、〇〇ちゃんが観て、良かったって言ってた。買い物ダラダラしたら『リメンバー・・』の方になるかな・・(小声)」
も「なんで〜。やっぱ避けとるやん〜(笑)わかった、観る前からもうネットでこき下ろしとるんやろ〜?(笑)どうせラズベリー賞に決めとるんやろ〜?!」
つ「そんな、とんでもない!観てもないのにそんな事はせん!(笑)」
も「ほんとぉ〜?」
つ「ほんとほんと。そもそもラズベリー賞ではなくZ賞・・(小声)いや、でも確かに評判いいしね、観る観る、リメンバー・・じゃなくてショーマンの方。(笑)」
そして、鑑賞〜・・映画終わって・・
もんぴー、首をかしげ、まさかのビミョ〜〜〜な表情・・。( ̄∇ ̄;
それ見てもう、くすくす笑いの私・・二人、目を合わせて笑いが止まらなくなる・・(≧∇≦)
も「なんで?なんで?なんで〜〜〜?期待が大き過ぎたから??!(笑いながらめちゃ困惑)」
つ「( ̄∇ ̄;」
も「いや、なんかもう・・なんで?なんで?・・浅かった・・(ガックリ・・)」
つ「( ̄∇ ̄;・・まあでも、それなりに楽しめたよ。ヒゲの人の歌は良かったし。まあそやね、お話としては薄かったね・・(汗)」
も「やろ?なんかもう・・がっかり・・。ついレミゼと比べてしまうけど・・・浅すぎる・・!」
つ「いや、レミゼは原作がしっかりしてるからね、そこに後で音楽入れた感じやし、そりゃレミゼと比べるのは酷なんじゃ?
  テントの件見て、あ、これサーカス始めた実在の人の話なんやろね?って思ったから(←前情報ナシ)
  どうやってサーカスが生まれたかを描きたかっただけかもしれんし。」
も「それ思った。きっとそうやろうね。わかる。わかるけどさ〜・・ああ〜・・モヤる〜(笑)」
つ「サーカス始めた元祖の人の話だとしたら、あんまり資料がなかったんかもしれんし?
  その時のドラマ(皆の心理など)なんて描きようがなかったんかもよ?(←何故かフォロー)」
も「うん、それは解る、でもさ、それにしても話が上辺だけ過ぎた。いきなり飛ぶし。なんで?なんでいきなり大人になるん?何年経ったんよ!」
つ「そうそう(爆笑)もうワンクッション世代あっても良かったよね。少年時代をあれだけ描くならなおさら。
  いきなり大人(過ぎる)年齢になったから、あの少年時代が逆に長過ぎに感じた。」
も「と言うか、主演ジャックマンは絶対ミスキャスト!きっと歌が上手くて選ばれたんだろうけど、だったらレミゼのあの人の方が・・」
つ「レッドメイン?」
も「そう。その人でも良かった。完全にジャックマンの無駄遣い。」
つ「ジャックマンが彼女迎えに行く時、いきなりあんな年齢になったから
  じゃあ彼女も同じくらいの年齢だろうし、だったら女優さんは誰?って思ったらミシェルだった。」
も「それもね〜・・あの見た目も金髪でセレブすぎて、家出た後も全然苦労した感じなかったし、これもミスキャストじゃ?」
つ「子供は可愛いかったけどね。」
も「いや、子供も貧乏っぽさが足りん。(笑)で、やっぱり主人公には共感出来ないし。最後らへん、火事の後、あの相棒の人・・」
つ「あの、昔よくアイドル映画に出てた人?」
も「そうそう、あの人アイドル顔よね〜〇〇に似てるし。(←〇〇の部分アイドルグループの誰か・忘れた)
  で、その人が、お金あるよ、ってなったやん?その時だって、主人公は全然うしろめたくとか感謝したりとかなくて、
  あ、そう?じゃあお願い!って当然みたいにアッサリしててさ、はぁ?なんこの人?って呆れたわ。」
つ「なるほど。(笑)仲間を女性歌手のパーティに入れなかったりとか、この人何考えとるん?差別しとるやん?・・って思う所もあったしね。
  女性歌手との関係についても、もっと泥沼あるかと期待・・いや、思ってたけど、サラッと済んだよね。(笑)」
も「そうそう。あの女性は女豹みたいやった。(笑)
  あの時、仲間の気持ちを無視してパーティ入れんかったりしたのに、それについても、皆あんまりどうこうなかったし、
  出て行った奥さんとの海の所も、なんかテキトーにされた感じ。とにかく話が上辺だけで勝手にどんどん進むばかりで・・残るモノがない。」
つ「あのヒゲの人の歌以外は。(笑)
  話を歌の力で進行させて盛り上げるのがミュージカルなんだろうけど、話の薄さが気になってあのヒゲの人の歌も逆に勿体なかったかな。」  
も「歌もね、その歌は良かったけど、最初の少年時代の歌からしてアテてたから、あ、これはもしかしてダメかな?って嫌な予感はしてた。」
つ「そうなんだ。確かにアテてるの多かったけど、そんなもんかな、って見てたけど。」
も「うん、レミゼと比べたらいけないと思いつつも、やっぱりヒットしてたから、あのくらいのクオリティを期待しとったんよ〜・・。(嘆)」
つ「期待値かなり高かったからね。(笑)もしかして、あんたのがラズベリー賞にするんやない?(爆)
  後で『リメンバー・・』と『ボス・ベイビー』見たらめちゃ面白かったりして(笑)」
も「あぁ〜そうやね〜・・はぁぁぁ〜〜〜(泣き笑い)」
そしてもんぴーは、この、まさかの展開(笑)、やり場のないモヤモヤの整理のために、初めて映画感想のアプリを自主的にDLし、
そこに感想(叫び?)をしたためたのであった。そしてその感想に即いいね!がついてやっと少し気持ちが収まった模様?!(笑)
・・と言う訳で、まあ私は期待値ソコソコだったからそれほどダメージはなかったけど(爆)
やっぱり話が勝手に粗筋だけで進んでる感じだったので、ドラマとしては随分物足りなかった。
普通と違う人達を、陽の当たる場所に連れて出た事についても、本人達と主人公との思いの葛藤などは殆どなかったので、
途中までは、そこを描かないと言う事はそれが普通だと言う主人公の認識って事でOKなのかな?と思って見ていたけど、
その後の主人公の自己中な行動からして、彼は経験上(たっぷり描いていたし)
階級差別の方に敏感過ぎたせいで、障害や人種については特にそこまで意識が働いてなかっただけなんじゃないかと推測。
なので彼ら其々の人間的素晴らしさ云々よりショービジネス上での良さしか興味なかった風にも見えて、
まあそれはそれで割り切って結果オーライとも思うけど、それが物語としての厚みがなかった所かな、とも思った。
音楽は、ヒゲの人の歌がとても好みで良かった♪し、一番に思い出す曲だった。
女性歌手の歌も響くものはあったけど、歌詞がネバネバとちょっとしつこかった。(笑)
シーンとしては、若いカップルのロープ遊び(違う)の所は好きだったし、そのブランコ乗りの娘は魅力的だった。
最初この娘も差別を?なんで?て全然ピンとこなかったけど有色人種だったからなのね?
でも白子の人も居たしねぇ、んですごく美しかったし、なんか普通?な方が没個性で面白くない感じも。
他の色んな人の事ももっと見たかったな。もっと彼らの絆を感じたかった。
ところで、あのヒゲ・・最初、剃りゃいいじゃんって思ったのは私だけ?(笑)
でも毛深い悩みはお察しするわ・・一緒に解き放たれたキブンよ・・(*^-^)ニコ     【TOHOシネマズ・コレド室町】
 

クレイマー、クレイマー
KRAMER VS. KRAMER (79・米)
 
 
(監・脚)ロバート・ベントン (原作)アヴェリー・コーマン
(主)ダスティン・ホフマン メリル・ストリープ ジャスティン・ヘンリー ジョージ・コー ジェーン・アレクサンダー ハワード・ダフ ジョベス・ウィリアムズ
有名な作品なので、TV放映されていたのを横目でテキトーに見たことはあったけど、
ちゃんと見た(と言っても又TVだけど;;)のは、今回が初めてでした。
一見、妻がとっても身勝手に見えるけど、夫の妻に対する態度とか見てると、
女性が素直な自分を表現しながら生きていく(仕事にせよ家庭にせよ)事って、この時代には本当に大変だったよねぇ・・って、
実際の時代の流れを振り返りながら、しみじみ感じたわ。
妻のあの行動は極端だけど、あのくらいしなけりゃ、ホントに一生誰にも本気に受け止めて貰えなかっただろうし、
くすぶって生きていってウツになったかもしれんよ。。。
一時は泥沼化してしまったけど、最後には、双方に愛情が見える所がいいね。
カサついた気持ちに潤いが戻る、そんな実感を味わえる良い作品でした。
ベッドに、WWのキルトと、ログキャビンのクッションを発見!
特にWWは、清楚な白地に明るく可愛い黄色・・しかも決して必要以上に自己主張しない小花柄で、
家を捨てた妻だけど本当はただ自分なりの小さな幸せを望んでいるだけ・・
みたいな気持ちがパッチ人には感じとれて(笑)作品にとても合っていたと思う。 【BS−NHK】

グレースと公爵
L'ANGLAISE & LE DUC (01・仏)
(監)エリック・ロメール (原作)グレース・エリオット (美術)アントワーヌ・フォンテーヌ
(主)ルーシー・ラッセル ジャン=クロード・ドレフュス フランソワ・マルトゥレ アラン・リボル
フランス革命期に、パリ社交界の華と謳われた英国女性、グレース・エリオットの回想録を原作としている。
王室派の彼女の緊迫した経験は勿論だが、反対の立場(革命派)でありながらも、しかも恋愛関係が終わっていたにも関わらず、
お互いを大切に想い合うオルレアン公爵との関係にとても興味をひかれた。
こんな不思議な関係が本当にあったのか?男と女って、こんな風に深く優しい関係が築ける物なのか?
グレースを演じたルーシー・ラッセル、大好きな「フォロウィング」でも綺麗だったけど、ここでもめちゃ素敵!!
柔らかな光でくっきりと現れるドレスの皺、衣擦れの音、女性の弱さを持ちつつも気丈にふるまうグレースの気品、そして前述の公爵との関係等が、
油絵にCGを合成した背景に溶け込み、視覚的にも感情的にも絶妙
あ、彼女のベッドの敷き物は、トラプント・・いや、フランスだからブティ?でした。そんな所にも釘付け。(笑) 【シネサロン・パヴェリア】

グレート・ビギン
GENESIS (04・仏)
(監・脚・撮影)クロード・ニュリザニー マリー・プレンヌー (撮影)ウィリアム・ルプシャンスキー パトリス・オベルテル シリル・トリコット
生き物の、普段は滅多に見られない行動や生態を、しっかりカメラに収めていて、それはそれで面白かったけれど、
人類の始まりはどこから?・・とか言う壮大なテーマとは、あまり関わってなかった様な。
部分的にだけだったら、TV「世界まるみえ」とかでもやってるし、映画的な要素がもっとあったら良かったな。 【BS−NHK】

クレールの刺繍
BRODEUSES (04・仏)
(監・脚)エレオノール・フォーシェ (共同脚色)ガエル・マセ
(主)ローラ・ネマルク アリアンヌ・アスカリッド トマ・ラロップ マリー・フェリックス アルチュール・クーエン ジャッキー・ベロワイエ
   アンヌ・カノヴァ エリザベット・コムラン
色彩がとってもキレイ!このビミョ〜な色味はまさにおフランスならでは・・ちょっとシビラをふんわかパステルにした感じ。
・・って、シビラはスペインのデザイナーですが・・。( ̄(エ) ̄)vゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ
特に、緑のヴァリエーションが豊かで素晴らしい。彼女の服の色から始まって、キャベツに至るまで、その様々な緑の力に目を奪われ、癒され、
そして活力を与えられる。これはもしや”生命力の緑”・・だったんじゃないかとも思える。
そしてその緑に、主役のクレールのくるくるとカールした赤毛が絶妙に溶け込んでるんだよね。いやもう可愛いのなんのって。
この燃えるような赤毛はもしや”生命力の赤”・・だったんじゃないかとも・・ヾ(ーー )さっきと同じやないかいっ
それに、キレイな中にも生臭い映像なんかもあってね、そこがまたリアルでイイ!それが美よね、それが〜(興奮)
で、こんなにツボな映像に酔いしれてて、お話の方はどうかと言うと・・クレールが、とある決断を下すまで、あるいは、生きる力の源〜自立
についてを、孤独な女性同士の交流(刺繍)を通してかなりストレートに分かり易く描いて
いて、もうそのあたりについては、特に異議もなく(素直・笑)
ひたすら、じんわりとハートにしみ入るのを受け入れるのみ。刺繍の失敗のあたりや、弟の衣装を気にかけてやる所・・等は、特に好きだったな。
自分の事で精一杯だったクレールが段々自分から周囲に関わり溶け込んでいくと、世界がひとまわり大きく広がったみたいで・・嬉しい気分になれたわ。
彼女達の作り出す刺繍は、これまたとても煌びやかで美しく、オートクチュールが軸な映画ではないと分かっていながらも、
もっと見たい〜もっと見せて〜その裏だって縦からも横からも見たいのよ〜な欲求マックスで困った。(^^ゞ
特に気に入ったのは、クレールが自由に作る斬新な刺繍。兎の毛や大きな輪ッカ(何?ベアリングじゃないし?笑)使用の・・もうこんな世界、大好き♪
私も一緒に制作に励みたい!誰の毛でもいいから持って来い!な衝動マックスで困った。(^^ゞ
と、まあこんな風にクライマックス直前まではかなり気に入ってたんですが・・(ありゃ・・雲行き怪しい?笑)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
実は、あのクライマックスが・・ああ〜・・なんと言うか・・申し訳ないけどズッコケてしまいました。ヽ(。_゜)ノ えっ
なんだかね〜ココは青春ギャグ漫画にしか見えなかったなぁ〜( ̄∇ ̄;)しりあ○り寿あたりの絵でさぁ〜・・(←注:好きですが)
だってせっかくまったりといい感じだったのに・・あそこで駆け出しちゃ〜・・んで追いかけちゃ〜・・んでガバァァ〜!ぢゃあ〜・・
もしあれで彼が追いかけて来なかったらどうしたよ、クレールぅ〜。さすがに、「じゃ、そーゆーことで・・(- .-)ヾ ポリポリ」・・は出来んだろ〜( ̄∇ ̄;)
だいたい、それまであんまり2人の間にさほどなLOVEも匂わなかったし、そりゃお互い気にはなりつつあっただろうけど(2人とも魅力的だし)
お腹だって気付いてない訳なかっただろうけど(でも母親は?見て見ぬ振り?)・・でも追いかけて即アレじゃあなぁ〜・・
ハッピーなんだろうけどなんかヒクよなぁ〜・・( ̄∇ ̄;)えっ?これが若さ?そしてこれこそが、”生命力のほにゃらら”ですとな?
・・うーむ・・こりゃ二人目も近いぞ!(爆)そして、それに続くエンディングの曲がまた・・うううーむ・・どうも私には非常に不快な音楽で・・
これ、全然作品の雰囲気に合ってないと思うんだけど。単に好みの問題なのかなぁ?クライマックスはまあツッコミながら楽しめるとしても(オイオイ)
この音楽だけはもう一度聴く気にはなれなくて・・殆どのシーンはDVDで再見したいだけにクヤシさもマックス〜(;´д` ) 【シネサロン・パヴェリア】

グレタ GRETA
GRETA (18・アイルランド=米)
 
 
(監・脚・製作総指揮)ニール・ジョーダン (脚)レイ・ライト (製作総指揮)キム・ドス ファン・スニル レイ・ルー メイ・ハン ブルース・トール
(主)イザベル・ユペール クロエ・グレース・モレッツ マイカ・モンロー コルム・フィオール スティーヴン・レイ
 
NYで親友と暮らすフランシスは亡くしたばかりの母の事が忘れられずふさぎがちだった。
そんな時、地下鉄で置き忘れたバッグを見つけ、持ち主の元へ届けに行く事になり・・

ユペールとクロレッツちゃんの共演と言うのに惹かれて鑑賞。
後でジョーダン監督だと知ってちょっとびっくり。何と言うか、ジョーダン監督にしてはフツーっぽかった印象で。
で、ユペールも良かったんだけど、最近もうユペールはこんなん当たり前な感じもあって(笑)
クロレッツちゃんの急成長でのガタイの良さ・・もとい、必死の表情のがちょっと新鮮で一番印象に残った。
ユペール演じるグレタ、ブランドCMみたいな登場から、バッグまるごと置き忘れ、って(笑)
んで、戸棚の中には・・同じ物ばっかそんなにどこで買い占めたんよ・・実はメル〇リ?
母や娘の代わりを求めてる風に見える二人の出会いのほのぼのした友情から一転、
最悪な関係に陥る事もあるんだなぁ、と・・って、一方が最初から異常なだけやし!罠に引っかかっただけやし!
なので、自分としては、例えば二人共一応普通でありながらもじょじょに最悪関係になってしまう方が
まだ物語として(ドラマとして)見所があったもしれないなぁ?と少々残念感が。
でも、こんな風に一見教養ありそないいトコのオバサマが異常、って方が、人によっては思いがけなかったり恐怖を感じるのかもね?
人は見た目が何割・・とか、学歴とか、家族構成とか、あたりが柔らかいとか、どこをどう見て判断するのかは難しい所だし、
そのどれもがその人の本心(核心?)を表すものではないのかもしれないし。
(ちなみに自分はグレタのお家の様子〜インテリアや雰囲気等がとても好みだったので危なかったかも・・(^^;)
グレタがフランシス(クロレッツ)の職場を外からずっと監視する所は気持ち悪いんだけど、つい「かもめ食堂」思い出してちょっと笑ってしまった。(汗)
フランシスが監禁される所はかなり恐かったけどね、なんか地下室とか箱とか、
自分の中での最強ホラーアイテムだもんでさ、まあそれも人それぞれなんだろうけど、なので、その辺りでの残念感はなかったかな。(え)
あ、残念感と言えばスティーヴン・レイ・・いやぁ・・久々なのに・・結構あっさりで・・残念としか。( ;∀;)
終盤の展開はもうバレバレだったね。
グレタさん、あんたが先に某を付け回してたくらいなんだから、ちょい変装してたくらい見破れよ・・
え?もう忘れてた?トシだと昔の事はよく覚えてても最近の事はすぐ忘れる、って?(≧▽≦)      【KBCシネマ】
 

グレムリン2/新・種・誕・生
GREMLINS 2: THE NEW BATCH (90・米)
(監)ジョー・ダンテ (脚)チャーリー・ハース (音楽)ジェリー・ゴールドスミス
(主)ザック・ギャリガン フィービー・ケイツ ジョン・グローヴァー ロバート・ピカード ディック・ミラー クリストファー・リー
相変わらずグレムリンは縦より横のが長い顔でかわいい(^^)
新種って・・何が新種なんかよくワカランかったけど、多分あれ?
新種になったって言ってた割には、かえって、フツーのコウモリっぽくなってたあれ?
クライマックスってやっぱりグチャグチャで汚いな〜。
でも、襲ってきてもたいして恐怖を感じないのは、やはりグレムリンがグレムリンである所以か?(笑)
会長さんが、ずっと悪いヒトでなくて良かった。 【TV】

黒い雨
 (89・日本)
(監)今村昌平 (脚)石堂淑朗
(主)北村和夫 市原悦子 田中好子 沢たまき 三木のり平 小沢昭一 小林昭二 河原さぶ 石丸謙二郎 大滝秀治 白川和子 常田富士男
井伏鱒二の同名小説の映画化。原爆による“黒い雨”を浴びてしまった娘ヤスコは、縁談が持ち込まれるもことごとく破談になってしまう・・。
有名な反戦映画だと思うけど、ちゃんと見た事がなかったのを今頃鑑賞。丁度、ちょっと前に「夕凪の街、桜の国」を読んだ事もあって、
しかも今年の8月はオリンピックで世間が(私も)浮かれてたのもあって、でも原爆や終戦記念日を忘れたらいけないなぁ・・と思っていたのもあって。
公開当時、スーちゃんの髪が抜けるシーンが話題になってた様な?・・とか思ったら、もしかしてヌードが話題になってたの?
なんて、いきなりそんな事から書いてるけど、知らなかったものだから。でもここはつらい場面でした・・。
叔母のシゲコ(市原)の動転した様子は映し出されてるけど、姪のヤスコ(スーちゃん)本人のショックはどれほどの物だったろう。
でもきっと、ヤスコもシゲコもお互いを気遣って、気丈にその場をしのいだんだろうね。
原爆の後の街や村、近所の人々の様子には、正直あまり気持ちを持っていけなくて、
特に、被爆して指の先までドロドロになってる男の子に向かって、男が問いただすシーンは、あんな状態でああ言う受け答えはないんじゃ?
男の子は、もしや痛みを感じる機能すら失われた状態?(だとしたら想像がつかない悲惨さ・・)
だったとしても、男がそんな彼を見てのあのセリフには何の感情もこもってない様に思えて、
ヘタな学芸会のセリフみたいに、とってもわざとらしく奇妙に感じてしまった。
・・なんて、色々言った後でこう言う事言うのもナンだけど・・でも実は、こう言う内容の作品には、演出がどうのとか、
カメラワークがどうのとか、もうそう言う事あんまり言いたくないなぁ・・とかも思う。
このあたりの被爆シーンには、単に直視し難いモノがあったと言うのも正直な所だし、
実際にああ言う生き地獄を徘徊中にああ言う場面に出くわしたら、感情の整理もつかず、
私も取ってつけた様なトンチンカンな棒読み会話しか出来なくなるのかもしれないし??
だいたい、実際に何も経験していない、何も実体を知らない私ごときが何をぬかす!って思うもの。
自分に出来るのはそれを真摯に受け止めて語り継ぐ事だけしかないんだろうな、と思うしね。
物語は、ヤスコの縁談が中心になっているけど、このヤスコの家族・・正確には叔父夫婦と本人だけど・・の、
お互いを支えあう思いやりや優しさにはとても胸にしみいるものがあった。
特に叔父(北村)。普通なら、反感でも抱いてしまいそうな、いかにも昔風の考え方な男だけど、不安にさらされる、か弱い女性二人を
(自分も不安は一杯だろうに)
一生懸命守ろうとする気持ちがとても頼もしく素晴らしい夫(叔父)だな〜・・って素直に思ったわ。
戦争の傷を体に負ったヤスコと、心に負ったユウイチとの淡い恋を見守る彼の心情にも胸がつまされた。
最後は・・叔父と一緒に私も祈る様な気持ち・・ただただ奇跡を信じたい気持ちだけでいっぱいでした・・。 【BS−NHK】

黒い十人の女
 (61・日本)
 
 
(監)市川崑 (脚)和田夏十
(主)船越英二 岸恵子 山本富士子 宮城まりこ 中村珠緒 岸田今日子 宇野良子 村井千恵子 有明マスミ 
   紺野ユカ 倉田マユミ 森山加代子 伊丹十三 ハナ肇とクレージーキャッツ
暗闇に密かに集まった女達。彼女らは共に愛するある男について話し合おうとしていた。
昔の有名な作品だけど初めて見た。バカリズムのTVドラマは見た事あるけど。(^^ゞ
そっちは、面白かったけど結構乱暴なギャグが多くて、でもこちらは修羅場はあってもその乱暴さと比べると
全然雰囲気違って・・割とのんびり?見られたかな。
男女の泥沼を極力サラリと、でも立場逆転させたり精神的に刺し違えたり?
男女本来の感情とその時代の価値観の危うさにマスコミ感覚も絡めて描いていて面白かった。
可愛さ余って憎さ百倍な男への気持ち、ちょっとは解る。(笑)
けど、他にこんなに沢山愛人いちゃあねぇ;;愛人リスト作成して個人情報整理に精を出すのが関の山か?(弱気)
愛人たち(妾て・・笑)と堂々と話す奥様は貫録あるね。でも最後は・・やっぱり人生から抹殺は出来ない感じ?
でもあんな風になった男は・・なんだかな〜・・ヨロシク哀愁な感じで。(古ネタの上塗り)
イケメン浮気男の役は船越英二。見た目もあたりの柔らかさも良くて適役。
で、ああ、だからこの役、TVでは船越英一郎だったんだ〜なんでモテモテ男に船越英一郎?って思ってたけど(ごめん)
そう言う事だったんだ〜・・って納得。(笑)
女性達も個性的な面々で、其々に面白かった。一番若い娘が中村珠緒・・ピッチピチの玉緒ちゃん!(ё_ё)キャハ
セリフの言葉選びとか言いまわしが独特で時代を感じた。年月経つとこうも変わるのね。   【BS−NHK】

黒い樹海
 (60・日本)
 
 
(監)厚田治夫 (脚)長谷川公之 石松愛弘 (原作)松本清張
(主)叶順子 藤巻潤 根上淳 北原義郎 片山明彦
 
姉が旅先とは違う場所でのバス事故で亡くなったと知らされた祥子。
状況に不審な点が多い為、彼女は真相を確かめようと姉の勤めていた雑誌社に入社するが・・

見るからに怪しげな人は犯人じゃないから除外・・ ってのを逆手に取られてしまった・・!悔しい!
それが昭和のやり方ですかそうですか、 悔しい〜〜。(どんだけ〜〜笑)
何故こんなタイトルなのかいまいちピンと来ないけど(原作は松本清張だけど同じタイトル?)
テンポは良かったし、クライマックスではハラハラする(ズリズリする?)アクションもあったりと、
意外とエンタメ要素もある推理モノでした。
見覚えある俳優さん→藤巻潤が爽やかでさぁ。(その昔「ザ・ガードマン」に出てたよね?)
悲しみの現場にズカズカ土足で入って来た割には、「大目に見てね(笑顔キラ〜ン☆)」てな態度だしさ、
「殺されたのは自分の姉です」って言ってた割には、その後もめっちゃハツラツとお仕事してたから、
なんか怪しい・・とふんでたんだけどね・・ やっぱり爽やかさで売ってたのか最後まで爽やかでした。(爆)
ちなみに、「殺されたのは自分の姉です」って言うのは嘘でした。
多分マスコミ関係と言うお仕事上(雑誌記者)こう言う嘘はたまにつくのでしょう。
ただ彼にとってこれは最後の嘘になるのかもしれません。なぜなら・・・・ 
愛を知ったから!!! ・・な訳あるか〜い・・ 嘘つきはマスコミの始まりですから!?(マスコミ不信な令和のこの頃)
ヒロイン役は叶順子と言う女優さんだったけど、初めて見たわ。口元がちょい浅丘ルリ子(似)でキュートな方でした。
しかし昭和の邦画って、(「誘拐報道」もそうだったけど)
令和のイマじゃ絶滅してる様な事柄やタブーな事案も結構あって逆に新鮮・・!ちょっとハマりそう。(笑)   【BS】
 

黒い箱のアリス
BLACK HOLLOW CAGE (17・スペイン)
 
 
(監・脚)サドラック・ゴンザレス=ペレヨン
(主)ロウェナ・マクドネル ジュリアン・ニコルソン アイデ・リサンデル マルク・プッジェネル ウィル・ハドソン ダニエル・M・ジェイコブズ
(声)ルーシー・ティレット
 
事故で母親と自らも右腕を失ってしまった少女アリス。義手を付けリハビリを始めたある日、森の中で巨大な黒い立方体を発見する。
最初は、いきなり!!?  ・・だったけど、それ以降は、全体的に静かにゆっくりと進んでいく物語。
アリスと父親は森の中の一軒家に暮らしてるけど、一軒家と言う言い方が全然似合わない様な、
なんと言うか近未来的な?前衛的な?雰囲気が漂う立派なお家でさ、近くにある森とそのお家との雰囲気バランスが絶妙。
あるシーンでは遠目の定点長まわしで、ちょっとハネケを連想したりと、映像〜雰囲気はとても好みだった。
物語は、まさかのタイムトラベル系・・いわば「不思議の黒い箱のアリス」。
で、時間行ったり来たり物語に絶対ある、それはOKなの?って所が色々。判りやすい所では、自分が自分と逢う、とかね。
あと、ソフトバンクの犬・・じゃなくて、お母さん犬に関しても、それを介した二人のアリスがどこまで状況を把握してるのかよく解らなかった。
あの姉弟の件・・カレシの暴力ひどすぎるね。何故あそこまで姉弟が縛られてるのかも謎だけど(それがアメムチの恐い所?)
たとえ過去を変えたとしても、ああ言う男のああ言う性質は変えられないんじゃ?とも思ったわ。
強い想いが何かを動かしたり変えたり出来たとしても、そこから何を生み出すか、生み出そうとするか、
それってやっぱその人次第なんだろうし?
見るからに怪しいあの黒い箱に自ら入っていくアリスちゃん・・恐いもの知らずの若さに溢れてたなあ。ファッションも。
そしてクライマックスで・・まさかのトム・ハンクス押し!あんな緊迫シーンで・・・謎過ぎる・・・(笑)    【Amazon】
 

クロエ
(監)利重剛
(主)永瀬正敏 ともさかりえ 塚本晋也 松田美由紀 青山真治
肺に睡蓮の花が宿る奇病にかかる女性と、彼女を見守る彼・・の話と聞いていたので、ファンタジックなラブ・ストーリーかと思っていたけど
かなりやるせない現実をベースにした内容で、でもそんな厳しい現実とそこに浮かび上がるクロエの純粋な「生」が、
なんの違和感もなく溶け合っていて良い作品でした。
愛する人が隣にいるなんて、そんな人と出会えたなんて・・他になんの幸せが?それだって奇跡的なラッキ。
ただ、個人的に、ともさかのあの小さな子に向かった様な喋り方はどうも苦手。  【DVD】

クロエ・グレース・モレッツ ジャックと天空の巨人
JACK AND THE BEANSTALK (10・米)
 
(監)ゲイリー・J・タニクリフ (脚)フリップ・コブラー シンディ・マーカス
(主)ギルバート・ゴットフリード チェヴィー・チェイス クロエ・グレース・モレッツ クリストファー・ロイド ケイティ・セイガル ウォーレス・ショーン
 
怪しい雑貨屋で豆粒を手に入れた男の子ジャック。それを庭に投げると豆は一晩で大きくなり・・
今日は豆の木見るぞ〜。確かホルト君が出てたはず!お〜っクロレッツちゃんも出てる〜。
ホルト君いつ出るのかな〜?このガチョウかな?違った。ガチョウはオッサンやった。
ホルト君まだかな〜?まだ〜?待ち遠しいなあ〜。ワクワクするな〜。ワクワクワク・・・ワク・・ワク・・
・・・・・  ・・・・・  おらんかった・・・・・(-_-;
あれ〜?なんで〜?また自分何か勘違いしてた?( ̄∇ ̄;まいったな〜
いや、でも、ホルト君どうこうでなくイマイチだったけど。(爆)
しっかり子供向けだった・・と言うか、最初に色々おとぎ話の主人公が出て来た時には大人でも大丈夫そうだったんだけどな?
(ラプンツェルとグレーテルにはウケた・・笑) それでも、子供向けなら子供向けで、もっと壮大に冒険して欲しかったし・・
本筋からどんどん尻つぼみになってしまって残念。(誰か寿さん呼んで来て〜)
竪琴にされた少女はクロレッツちゃんじゃなかったのね?結構な間、そう思ってた。(死)
ジャックの父親とクロレッツの父親の関係とか、テキトーに話してるだけなのでイマイチ実感なくて。
んで、それより何より、あのアヒルがうるさくてうるさくて;;あ、アヒルじゃなくてガチョウか。
ガチョウ自体は可愛いのに・・あのオッサンはなぁー・・。あのオッサンガチョウがイヤだったので、楽しむ気持ちも尻つぼみになったのかな〜?
そして、ついでにホルト君のも調べてみたら、それは「ジャックと天空の巨人」でした。
そっか〜・・やっぱり私の間違いだったのね・・・ って、同じタイトルやないかいっ!(`ロ´)ヾ( ̄∇ ̄;
(放送時にはタイトルにクロレッツちゃんの名前はついてなかったと思う) 【TV】

クローサー
CLOSER (04・米)
(監・製作)マイク・ニコルズ (脚・原作)パトリック・マーバー
(主)ナタリー・ポートマン ジュード・ロウ クライヴ・オーウェン ジュリア・ロバーツ
4人の男女の愛のもつれ・・。ホントに4人しかいないのに、出会いからラストまでの関係が上手い具合に絡まってて、
さすがに
ヒット舞台劇の映画化だけはありますね。場の切り替えにムダがなくて、ちょっとした伏線がピリリと生きてる。
今一緒にいる人を一番愛してます!って言える人って、世の中に何人いるだろうね?もちろん、
ウソ言いっこナシで。(笑)
なんだか淋しいよねぇー・・ウソなしじゃ、誰をも受け入れる事なんて出来ないのかな。それが男女の愛なんだろうか。
知らないから愛していられる?知ってしまえば興味がなくなる?そりゃ誰もが誰にとっても
一生strangerではあるけれど。
なんて、思う事色々。・・でも、この4人・・なんか見ていて全然楽しくない〜・・(-▽-; まあこのカルテットに楽しさ求めてもショーガないけど
こういつもいつも、「寝た」だの「寝てない」だのが続くとウンザリ・・。あんたらソレしかないんかいっ!
「寝た」が重過ぎて、「愛してる」がめちゃ軽い。こんなにイイカゲンに聞こえる「愛してる」もなかなかないよ?
いや、本人さん達は、いたって真剣なんでしょうが・・これじゃネットも現実も同じじゃん。
( ̄∇ ̄;)ああ、酸素が欲しい〜。
・・てな具合で、お話としては、これが大人の愛のもつれなのね?って、素直な共感〜納得〜感動はたいしてなく;;
ただの下ネタ好きな男女の痴話喧嘩に見える方が多かった。だって、会話は下劣&露骨でみんなネチコ過ぎなんだもの〜。
・・特に男!(笑)・・相手がどうこうの前に、鏡に向かって言えば〜?Hello! Stranger! I love you!(me)・・ってさ!
これ、例えて言えば煙草みたいな作品かも。
若い人のが、泥沼知らない分滅入らずに興味持ってハマれる内容かも。
自分が唯一、あ、ワカル!って思ったのは、アリス(ナタリー)がクライマックスで放った言葉くらいかな。・・な〜んて感じで
(ツクリは嫌いじゃないけど)お話自体にはあんまりソソられもしなくてね。・・でも
俳優達は面白くてそれはかなり満足。
特にクライヴ・オーウェン!今回は、もう、もう、どこからどう見ても、ルー大柴まっしぐら!( ̄□ ̄;)!!
いやぁ、上手かったです!(
ルーだけど。)やはり演技派ですね!(ルーだけど。)GG賞受賞も肯けます!(ルーだけど。)
相手も知らずに、エ○なサイバー***してる時の彼の表情ったら!(≧▽≦)このシーン自体は長過ぎでクドいけど、クライヴだから許す!(笑)
しかし、いつもの”シャイな英国紳士”は影をひそめ、エ○丸出しな大人の男・・それ独得の脂ぎったイヤミさイヤラしさがムンムン!
抜け目ない姑息な手段に、純な(つーか青臭い!)ジュードもトンガリコーンなジュリアも太刀打ち出来ませんでしたね・・。
ダン(ジュード)ホントにガキ過ぎ・・恋敵の前で泣くなぁ〜〜〜(笑)・・と、面白がりながらも複雑な心境。( ̄∇ ̄;)
そして、そんな、”オヤヂ””お子ちゃま””オババ”に唯一クールな振る舞いで対抗していたのがナタリーでした。
彼女は苺大福みたいに可愛くて品がいいので、最初は全然ストリッパーてのがピンとこなかったけど、話が展開していくと、
やはりホントのスレッカラシ女優では、”アリス”を表す事は出来なかったかも?真の主役は彼女に見えたし・・とか思ったよ。
私はやっぱりトンガリコーンよりも苺大福が好きだもの!中の苺が顔のぞかせる瞬間香がたまらんし!(意味不明)
ところで水の中で泳ぐ魚達って・・その場所がたとえ海でも水槽でも、どうしてみんなぶつからないの〜?Σ\( ̄ー ̄;)
【追記】後で我に返ってみると、オーウェンてば、今回は、エ○会話が激しいだけで、結局ロマなLOVEシーンなんて皆無。
なんでこう最近それなりなロマ・シーンに恵まれないのやら・・。ルーでもいい!次回は素敵なロマロマを見せてくれ〜。(≧▽≦)【ユナイテッド・シネマ】

クローズ・アップ
NEMA-YE NAZDIK (90・イラン)
(監・脚)アッバス・キアロスタミ
(主)ホセイン・サブジアン モフセン・マフマルバフ
自分が映画監督マフマルバフと嘘をつき逮捕されたサブジアン。彼の供述によって、貧しい社会や人々の心情が浮き彫りにされる。
実話を実在の人物を起用して製作されてるらしく、ドキュ・タッチがどこか奇妙にも感じるが、裁判の様子は、不思議にのんびりしていて、
皆がいい人に見えたりも。ラストも温かさを感じる。【ビデオ】

クローバーフィールド/HAKAISHA
CLOVERFIELD (08・米)
(監)マット・リーヴス (脚)ドリュー・ゴダード
(主)マイケル・スタール=デヴィッド オデット・ユーストマン ジェシカ・ルーカス T・J・ミラー リジー・キャプラン マイク・ヴォーゲル
ちょっと『宇宙戦争』を思い出させるパニックもの・・だけど、その全てが1庶民の極めて個人的なビデオでの映像・・揺れるわブレるわ、
しかも私達に与えられる情報はそこからだけ・・と言うのも、登場人物と同じに、大きな不安や先はどうなる?と言った興味や期待を煽られ、
このテの作品には必要不可欠な圧倒的臨場感を生み出していて面白かったです。
揺れる画面でも全然酔わなかったし・・私はスクリーンでは平気みたい・・ビデオ鑑賞だとダメかもしれないので、
そう言う意味でもスクリーンで観て良かったです。
国家資料とされたビデオ内容だけど、最初のプライベート映像なんかも一緒に再生されるとさぁ、
「ありゃ〜こんなん公にさらされた日にゃぁ、日頃から真面目な映像撮っとかなきゃヤバいよねぇ〜」・・とか思ったけど(笑)
そこでさり気なく登場人物紹介もやってくれちゃってて、しかも既に撮っていた映像に上書きする形で撮影する・・
と言う、日常よくある手法を使い、その何げなさだけでラストを皮肉っぽく締めくくる!!・・って趣向が大変良かったです。
事件について全然わかんないだけに、このラストは効いてましたね〜。ココでお気に入り度急上昇!
決して、”胸毛ドット・コム”で急上昇した訳では・・・・・・。( ̄∇ ̄;)
と言うのも、このテのパニックものに必ずある、誰かを助けに行くエピソードに関してはどうしても平凡さを感じてしまってね。
まあ、こう言うシチュエーションだとそれは仕方ないのかもしれないけれど。
でもさ、こんな場合にいきなり決断迫られたらどうする?そのチョイスだけで人間性判断されてもねぇ、カーライル。(何故彼にふる?)
なので、あらかじめこんなリストを作っておいたらどうよ?
A)絶対助ける人、B)場合によっては助けたい人、C)どーでもいい人。・・ダメですか?(汗)
それにしても、ずっとビデオを撮り続けたハッドってスゴイね〜。
全くの素人なのに、自分の家族の事とか他の心配をおくびにも出さずにシゴトし続ける根性はプロ並み!
・・と言うか、単なる脳天気野郎だったのか?(爆)
でも、もし私だったら、逃げるのに一生懸命で、多分ビデオには全部地面が映っていた事でしょう。
奈良の大仏みたいだった自由の女神の顔くらいまででしょうかね〜もしまともに撮影出来たとしても。
それにしても、ナンだカンだあっても結局は『28週後・・・』の政府みたいな処置になるのは仕方ないのか
・・と言うか、どう頑張ったって所詮人間のやる事は一緒なのね
・・と言うか、いっそ、こんな危機があれば、普段の色んな悩みなんて吹っ飛んで、また1からやり直せるのかもよー
・・とか、全面的には悲壮感を感じなかった・・と言う自分もいたりして、複雑な心境。
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
いきなり現れた”ヤツ”・・最初どんな形してるのか気になって気になって・・。字幕も読まなきゃいけないのに、ヤツの造形も確かめたい・・で、目がウロウロ。
色んな所に、日本と言うキーワードが散りばめられていたけど、ヤツのチラリズム主義も日本の美徳を継承していたのでしょうか?Σ\( ̄ー ̄;)
最初は、ちょっとケムール人を思い出したりしてたけど、アップで見ると全然違ったねぇ〜ハッド。(語りかける)
地下鉄での”ちび・ヤツ”はまるで『漂流教室』だ・・って、このテのに必ず結びつく『漂流教室』;;。
あ、そうそう、すんごい美女・リリーの乗ったヘリは結局どうなりましたっけー?
好きなキャラだったので助かって欲しかったのだけれど・・。【ユナイテッド・シネマ】

クローンは故郷をめざす
 (08・日本)
 
 
(監・脚)中嶋莞爾 (エグゼクティブプロデューサー)ヴィム・ヴェンダース
(主)及川光博 石田えり 永作博美 嶋田久作 品川徹 塚本僚 塚本将
クローンって何なんだろ?改めて、その精神的なトコロに多大な疑問が。
幼い時の描写がとってもいい。主人公じゃなくても記憶に残る。
それだけに痛ましくてツライ事故・・。懐かしさに浸ると同時に、痛みに胸を締め付けられる。
過去とは殆どがこんな感触の様な気もするけど、時空を超えた雰囲気が、現実の痛みを少し癒してくれる気もした。 【TV】

グロヅカ
 (05・日本)
(監)西山洋市 (脚)村田青 (原作)河野聡
(主)森下千里 三津谷葉子 黒澤友子 福井裕佳梨 齋藤慶子 安藤希 伊藤裕子
女子大・映研のアイとマキは、7年前のとある事件に関する映画を撮影する為、演劇部の連中と共に山奥での合宿を敢行するが・・
なんか、女ばっか出るホラーでした。でもキャラがピンと来ない人ばっかりだったので誰にも感情移入出来ず、
殺される恐怖=早く逃げて!とか、彼女だけは助かって欲しい!とかそう言う切迫感が生まれず残念。 
でも、事件の発端となるビデオ映像はちょっと怖かったです。・・と言うか、日本の伝統文化、伝統美術が怖い!?(謎)
犯人の動機も、普通に考えるとナンだかなぁー・・とは思うけど、そう言う心理に陥ってしまう事って、意外とあるのかもしれない・・
って、ちょっと思ってしまった自分も怖い??(涙)
それにしても、こんな気の合わないメンバーでこんなワケアリな所に行くなんて〜わざわざ仲たがいする為に出かけたみたいな感じ〜。
そんな険悪ムードで一たび事件が起きりゃあ、そりゃあ血ぃ〜見るわなぁ〜。(あ、主人公は無傷だっけ?・・汗)
クライマックスは暗すぎて、一体誰が誰やら・・気が付いたら、お面の顔しか思い出せない。
ま、別にみんなあんまり可愛くなかったから誰が誰でもいいんだけどさ。(._+ )☆\(-.-メ) ォィォィ
 
・・とか言ってたら、なんでもコレ、グラビアタレントによる”アイドル映画”なんだとか?
えっ・・でもみんな別に可愛くなかったし〜??(二度も言うな)
いやいや、そうじゃなくて・・でもそれって、一体何が目的で?
ホラー映画にアイドル使うのに何かイイ事でもあるの〜?別に歌うたう訳でもないし裸になる訳でもなかったよ〜?
キャーって怖がるオンナノコ達を見るのが面白いのかなぁ?そう言うシュミの人達の為の映画なのかなぁ?(それを見た私って・・) 【TV】

クロッシング
CROSSING (08・韓国)
 
(監)キム・テギュン (脚)イ・ユジン
(主)チャ・インピョ シン・ミョンチョル チョン・インギ ソ・ヨンファ チュ・ダヨン
 
北朝鮮の村に暮らすヨンスは妻と息子との3人家族。ある日、妻が結核で倒れてしまうが国内では薬を手に入れる事が出来ず、
ヨンスは2人を残し中国に渡る事を決意する。

予告編を見た時には、父親が家族の為に脱北して、その為に酷い目に合うのかと思ってたら、
どちらかと言うと酷い目にあうのは子供の方だった・・。それだけでも相当ショック、親からすると自分がどうこうよりも辛い。
最後も・・ねえ・・大好きな雨すら関係のない所で・・だなんて酷すぎる。父親も完全脱北したかった訳じゃないし。
多少狙いすぎな演出は好みとは言えなかったけど、
普通に淡い恋心を抱いたり、他者に対して優しく接する事が出来る子供はとてもいじらしく可愛いかったし
あの北朝鮮にも、TVで見るような理解不能な人達ばかりでなく、
普通の感覚や感情を持ち合わせた善良な人達が暮らしているんだと、当たり前なんだけど、改めて考える事が出来たし、
だからいっそう、こうしている間にもリアルタイムで似たような事が起こっているんじゃないかと気になって仕方ない。
この作品は、脱北者からの証言や様々な調査を元に作られたそうだけど(実際にあの少年と同じ目にあった子供も居たそうです)
無事に作られ、公開出来、私達が鑑賞出来た事だけでも大きな意味があるのだろう。 【KBCシネマ】 

クロニクル
CHRONICLE (12・米)
 
(監・原案)ジョシュ・トランク (脚・原案)マックス・ランディス
(主)デイン・デハーン アレックス・ラッセル マイケル・B・ジョーダン マイケル・ケリー アシュリー・ヒンショウ
引っ込み思案の高校生アンドリューは中古のビデオカメラだけが友達だった。
そんな彼を心配するいとこのマットは、パーティで親友スティーヴと偶然見つけた洞窟探検に彼を誘い、
3人はそこで不思議な物体に触れるのだが・・

超能力(サイコキネシスって言うのかな)って、今までは単純に、いいな〜面白そう〜と思って見る事多かったけど、
ここでは、そのキケンさをすっごく感じてしまったわ。
物の方が動いてくれたら、自分は動かなくなってデブるだろうし・・
空飛べても、突然のパワー切れ落下が心配で心配で・・
あと、鼻血とか高血圧とか・・ パワー使う度に入院しそう・・ いつも保険証携帯しとかんと・・
・・あ〜いや、そう言う事じゃなくて〜
そんな個人的な心配性の話ではなく、超能力のキケンさって大金のそれみたいだな〜と。
持ってしまったのが大人じゃなくて思春期の少年達で、繊細なココロがどんどん支配されるから余計にね。
アンドリュー、せっかく友達が出来たのに・・。2人共、いい子だったし(カノジョに対しては知らんけど)
なのに、どうして・・ って、やるせないばかりだった・・。
アンドリューの父親にはビックリよ。なんだあれ・・サイテーサイアクなオヤヂやね。
そりゃ「なんで受け止めた?!」ってなるのも当然な感情だけど、あんなんでも落ちて来たら受け止めてしまうよね。
反射的にか人道的にかは措いといても、話はその後から・・だよね?
なのに「受け止めたからもう敵だ!」(←言ってませんが)・・へ、まっしぐら、って・・・・・。
思考力崩壊の怒涛の爆破の間に、3人の楽しかった過去の日が浮かんでは消えてったわ。
・・スカートめくりがこれほどまでに切ない思い出になるなんて!;;
アンドリュー役の子は、ちょっと昔のプリ男似。プリ男よりも線は細く・・でも声は太かった。(笑)
スティーヴ役の子は、最近観た「フルートベール・・」の主演の子だったわ。
覚えやすい風貌なので、これからも、もし脇役でも見つける自信はあるわ!(←アンドリュー役の子にはないらしい・・汗)
そう言えば、ところどころ、思い出せん映画のワンシーンをふと思い出したりしたんで(何)
もしかしたら、好きな作品へのオマージュ散りばめてたのかも?
主人公が撮影好きだったり(これ系作品には結構あるよね)、色んなカメラ視点だったりするのも、
作り手の映画製作への思い入れが投影されてる感じで好感。  【DVD】

黒猫・白猫
CHAT NOIR, CHATBLANC (98・仏=独=ユーゴスラビア)
(監)エミール・クリストリッツァ (脚)ゴルダン・ミヒッチ
(主)”ドクトル・コーリヤ”バイラム・セヴェルジャン スルジャン・トドロヴィッチ ブランカ・カティチ ブレドラグ・”ペピ”ラコヴィッチ
うーん・・前半1時間は少々ツラいもんがありました。
ドナウ川沿いの村のほのぼのした伸びやかさとは対照的な棲んでる人の荒っぽさ・・等、画やキャラは面白いし(多分;)
なんかギャグってるのは解るんだけど、それが何故かことごとくツボにはまらず戸惑ってしまった。(^^;
遮断機やひまわりのシーンなんかも、面白い・・はずなんだけどね。キモチが入り込もうとすると何かでそれこそ遮断されてしまって。
せっかく素敵なひまわりシーンで息子が***かぶる感覚もノーサンキュー。(^^;
ギャグも一昔前の***のギャグみたいで・・いやそれはそれでほのぼのしてていいんだけど、特に笑う事もなく、ふつ〜に見るしかないと言うか・・。
ああ、そうだ、これ、「クリストリッツァの爆笑コメディ!」なーんて大きく宣伝されてたのをマに受けたのがまずかったか・・
正直、爆笑する所など1つもなかった・・。(汗)
・・と言う前半だったけど、とあるシーンを過ぎると、やっと面白くなってきました。(笑)
前半ずっと出てたカップルよりも、後で出てくるカップルのが断然ロマンチックで・・そのせいかなぁ面白くなったのは。
そのカノジョは、ずっと前半のカップル達に肉体的な事をバカにされてたんだけど(あ〜こう言うあたりも、いくらコメディとは言え生理的にイヤ。
あの井戸のシーンもあんまりだよ)森の妖精みたいに素敵なシーンがあって嬉しかったわ。
一応、主となる男と友人(?)、その上のジジ様世代、そして男の息子世代・・と三世代が金や恋に絡む内容なんだけど、
ジジ様2人が一番魅力的で素敵だったわ!*****時には万々歳!
そして、ラスト・・いやぁ、上手いですね〜!
クリストリッツアってラストいいよね〜・・!(って数本しか見てないけど)今までツラかった分(笑)も帳消しになるくらい素晴らしい終わり方でした。
これは2〜3回見た方がいいのかもね。笑えないギャグにも愛着湧くかも知れません。_(T▽T)ノ彡☆ 【DVD】

グロリア
GLORIA (80・米)
(監・脚)ジョン・カサヴェテス (音楽)ビル・コンティ
(主)ジーナ・ローランズ ジョン・アダムス バック・ヘンリー ジュリー・カーメン
公開当時スクリーンで観たんだけど、80年の作品だったのね。もう少し昔、70年代のかと思ってました・・が、撮影時はもしや79年?
うん、なんとなくそんな印象があったもので。観た当時は、ローランズの銃をぶっ放す姿くらいしか心に残らなかったんだけど、
再見してみたら、彼女の内面にも触れられた気がして、前よりも楽しめました。自分も子持ちになり、ローランズの年令にも近づいたから?
(越してたりして・汗) もしかしたらあったかもしれない別の人生の1つとして子供と一緒に過ごす・・あるいは、
今の人生に新たに加わった他人と関わってみるのも悪くない?・・1人、煙草をくゆらせるグロリアの心にはどんな気持ちがわきあがっていたんだろう?
最後のシーンはハッピーエンドなのか、それとも?人の魂はみな同じ所にある・・と言う彼女の言葉にも、彼女の確固たる人生観が伺えて共感。
昔いい女だった片鱗(って、今も充分いい女だけど)が大暴れする例の銃ぶっ放しシーンはやっぱりカッコいいし、その流れとなるシーンもとても印象的。
後に、そこまでいきなりぶっ放さなくてもいいんじゃ?って思う所もあったけど、昔の本能で危険を察知したのかな?(^^;
これは、「レオン」のモトになった作品だと後で知ったけど、やはり自分はこちらのがピンと来るし好き。・・年代柄?(^^; 【劇場】【ビデオ】

クワイエット・ファミリー
THE QUIET FAMILY (98・韓国)
(監・脚)キム・ジウン
(主)パク・インファン ナ・ムンヒ チェ・ミンシク ソン・ガンホ イ・ユンスン コ・ホギョン
客足さっぱりな郊外のペンションにて、やっと来てくれたお客が死体で発見された!・・しかしこれが表ざたになると益々客足が遠のくと思い
あわてて死体処理にかかる経営者一家・・!・・と言う、マズい事が雪だるま式に大きくなっていくブラック・コメディ。
いかにもありえそう〜(汗)な設定や配役など、淡々とオトボケ調子で進んでいくのはいいんだけど、ここぞ!と言うツボを刺激する程の
カットビな面白さにまでは至らなかった。もう、こう言う笑いのツボってのは個人差があるからどうしようもないんだろうけど。
夜シーンが多いから仕方ないけど、画面が暗すぎるのも良くなかった。まだブレイクする前のガンホとかミンシクが見れたのはラッキー! 【ビデオ】

クワイエット・プレイス
A QUIET PLACE (18・米)
 
 
(監・脚・製作総指揮)ジョン・クラシンスキー (脚・原案)ブライアン・ウッズ スコット・ベック
(主)エミリー・ブラント ジョン・クラシンスキー ミリセント・シモンズ ノア・ジュープ ケイド・ウッドワード レオン・ラッサム
 
音に反応し人間を襲うモンスターにより世界は壊滅状態に。
そんな中、辛うじて生き延びていたリー一家だったが、妻エヴリンは出産をひかえていた。

最初からたまらんね。 だいたいなんで一番小さい子を最後に歩かせる?お姉ちゃんに任せっきりみたいな?
・・とか思ってたらお母さん妊娠しとるし。なんで今頃?とっくにこんな世界じゃないん?だからこそ子孫残したるわ!
・・なのかしら?
でも音がダメだし、もしかして滝の所に引っ越して出産?それがクライマックスか?!
・・と思ってたら、そうでもなかった。
出産時には誰でもが大声出す訳じゃないし、(どうでもいい情報だけど私は声が出なくなる方だった笑)それ乗り越えるのはなんとかなると思ったけど、
赤子の泣き声だけはねぇ・・どうするんだろう・・いつぞやの某ホテルの物語でも赤子の泣き声にひやひやしたし・・
と、そこはとても緊張感があった・・ いや、だから前もって滝の傍に(以下略)
ただ、最初からずっと思ってたけど、こんな危険な世界なのに、親は子供をほったらかしにし過ぎじゃ?
あと、素足で歩いてたりもして・・ 普段から靴ぬがない生活してるはずなのになんで?
お父ちゃんの決心のシーンはなんだかムズムズする様なシーンだったなぁ。
いや、解るんだけど・・お父ちゃんの気持ちは痛いほど・・けど、う〜ん・・なんだろ、このムズムズ感。
天邪鬼の反応かしら?(←問題解決)
そしてモンスター・・ 個人の銃でやっつけられる程度なら、とっくに政府(地球防衛軍!)がカタつけられた気も。(爆)
どんだけ無能なんだよ地球防衛軍!あえて言い訳を聞きたいわ!一生ネタにしたるわ!(笑)
そんな感じで・・ 最初の子供の件で親に対してとても腹立たしく感じたのが尾を引いてしまったからか、
その後も何かとツッコんでしまったけれど(汗) 最後のブラントの銃の構えがカッコ良かったので、まぁいっか!
テキが・・来る〜・・きっと来る〜もっと来る〜♪(今季はよく”来る”なぁ〜笑) だけど、まぁいっか!・・と最後は大甘で。   【Amazon】
 

クワイエット・ルーム
THE QUIET ROOM (96・豪=伊)
(監・脚)ロルフ・デ・ヘール
(主)クロエ・ファーガソン セリーヌ・オラーリ ポール・ブラックウェル フィービー・ファーガソン
両親の不仲に心を痛め、話すことをやめてしまった少女の心の声・・・少女にしてはやや大人過ぎる感覚が気になったが、絵や詩などをブラックに変えて
引用する等、彼女の不安や苛立ちが充分に伝わって来た。子供は可愛い・・痛い程解る。でも、それと夫婦間の愛情は別物。
お話が、シビアな点から離れる事なく展開していったので、ただのお涙頂戴ファミリー映画にならずに、考えさせられる物になったと思う。
想いを込めたカラー映像が印象的。くらもちふさこの「赤いガラス窓」でもこう言うのあったなぁ。 【ビデオ】

クワイエットルームにようこそ
 (07・日本)
 
 
(監・脚・原作)松尾スズキ
(主)内田有紀 宮藤官九郎 蒼井優 大竹しのぶ りょう 妻夫木聡 平岩紙 塚本晋也 平田満 中村優子 高橋真唯 
   宍戸美和公 筒井真理子 ハリセンボン しりあがり寿 俵万智
 
仕事に行き詰ったフリーライターの明日香は、ある日目覚めると見知らぬ部屋のベッドに拘束されていた。
どうやら薬とアルコールの過剰摂取で意識不明となり病院に運ばれたらしいのだが・・。
特に何の情報もなく見たけど、思っていたよりも面白かったです。
・・と言うか、このカンジ・・ああ・・ああそうか・・ 松尾スズキだったのね・・しみじみ・・(←好き・笑)
西野さん(大竹しのぶ)はキョ〜レツだったね〜・・いるいる、こう言うの。普通、一番関わりたくない類のヤツだよね〜。
クドカン・・お尻が・・( ̄∇ ̄; 相変わらず個性的な風貌・・(笑)
ハリセンボンのはるかちゃんの鼻水が〜気になる〜〜;;ハリセンボンのはるなちゃん・・出てたっけ?はて?
西野さんだけじゃなく、言っても答えても何しても意味わからん人達には関わりたくないよ〜;;・・と言うのが本音ではあるが(爆)
だって病院じゃなくても居るじゃん〜こう言うヤツら〜;;でも、ミキちゃん(蒼井優ちゃん)の症状が、ある意味一番コタえたかな。
あの一番マトモそうだった、先に退院した人が飾ってた写真・・どうして半分だけ何度も見せるのかな?
・・ってずっと気になってたんだけど、それが最後で判るあのシーンは、予想外で、やられた・・って感じ。
人生はハッピー!・・なメアドがたまらんね。誰だってハッピーに人生過ごしたいもんねえ・・。
それなりに、身の丈ほどのハッピーで、周りに迷惑かけないで生きていきましょうよ、ねえ、皆さん。(いきなりしゃしゃり出るまとめ役)
しかし・・こんなんに関わりたくない〜〜・・とか言ってるけど、誰でも結構簡単にあんな状況に陥っちゃうもんかもしれないよね?
自分だって・・・・・既に??・・で、関わりたくないとか言われてるのかもしれん・・(-.-)ふ
あ、主人公に関する感想が又ないね。まあいいか。(←いいかげんなまとめ役) 【BS】


      

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