huha-hun
不法侵入
UNLAWFUL ENTRY (92・米)
(監)ジョナサン・カプラン (脚)ルイス・コリック
(主)カート・ラッセル レイ・リオッタ マデリーン・ストウ ロジャー・E・モスリー ケン・レーナー
TVでやってると、つい見てしまうサスペンス。隣のいい人にはご用心・・タイプの映画は結構コワイ。
ここまでやるとはっきりと犯罪で訴えられるけど、有難迷惑スレスレな不気味な出来事なんて現実にはよくあるからね。
相手が周囲に評判のいい人だったり、何かしらの権力持ってると更に悲惨だよ・・(汗)
今回改めて見ると・・レイ・リオッタが若い!(笑)最初に見た時には普通の若い俳優だと思ってたけど・・。
まあ年月経ったので同様にラッセルも若いと思っていいはずなんだけど、レイの若さや男前度にはどことなく胡散臭さ漂って、
この役がすごくハマってるのに驚き!(≧▽≦) こう言う楽しみ方も出来るサスペンスです♪ 【TV】

不眠症
(監)エーリク・ショルビャルグ
(主)ステラン・スカルスゲールド スヴァーレ・アンケル・オースダール ビョルン・フローベリ ギスケン・アルマンド マリア・ボンネヴィー
クリストファー・ノーラン監督「インソムニア」のオリジナル。粗筋は殆ど同じだけど、私が感じた一番大きな違いは主人公そのものだった気がする。
「インソムニア」では、過ちを犯した主人公の良心への問いかけ〜苦悩があったけど、本作ではそんな物は殆ど感じられず、かなりダーク。
極端に言えば、過ちは発覚しなければ過ちではない、とでも言いたげな印象が主人公にあった。
アル・パチーノは善良そうだけど、ステランは見るからにヤバそうな風貌!って事だけじゃなく。(ステラン好きよ・笑)
そんなダークな面だけを浮き上がらせたシンプルな展開なので、見終わった後の印象はこちらのが強かったですね。
*フェチな私なので特にそんなシーン(霧の中とかラスト)は忘れられません。
同じ原作でも作り方によってこんなに魅せ方が変わる物なのかと、どちらにも其々の良さ(アピールする物)があって面白かったです。 【ビデオ】

譜めくりの女
LA TOURNEUSE DE PAGES (06・仏)
 
(監・脚)ドゥニ・デルクール (脚)ジャック・ソティ
(主)カトリーヌ・フロ デボラ・フランソワ パスカル・グレゴリー グザヴィエ・ドゥ・ギュポン クロティルド・モレ 
   クリスティーヌ・シティ ジャック・ボナフェ マルティーヌ・シュヴァリエ
ピアニスト志望の少女メラニーは、有名ピアニスト・アリアーヌの無神経な態度によって大事な試験で失敗、夢を諦める。そして数年後・・
一生懸命な少女のこの怒りって一体・・;;・・と、とても不穏な始まりに心をつかまれる。
シンプルで美しい色彩〜映像〜静かな雰囲気も好み。
・・が、弁護士事務所から目的のピアニストに近づく・・と言うのが、全くの偶然ぽくて、
それから彼女の信頼を得るのはともかく、ああいう気持ちにまでさせてしまう・・
って言うのも、あまり伏線がないせいか少々無理を感じてしまった。
例の交通事故も、もしかしたら?・・と思わせられるだけに、計画的なのかただの偶然なのかの曖昧さにずっとスッキリさせられない。
唯一スッキリしたのは、某の足が・・イデデデ〜!フフン!調子に乗り過ぎなんだよ!ザマーミソシル!(死語)・・の所くらい。
彼女にしてみれば、子供時代のあの一件以降、アリアーヌに対して憧れと恨みの狭間でずっと揺れ動いていたのかもしれないけど、
あれが人生最後のチャンスて訳でもなかっただろうから、単に自分はもうダメだと勝手に決め込んでピアノをやめた様にも思えるし、
ハタから見ると、ほとんど逆恨みの様な気がしないでもない。
違う視点で見ると、あの時に自分がやった行為(他の受験生のピアノを・・)だって、その子のピアノ人生ダメにしちゃったかもしれないし?
でも、そんな静かな、掴み所のない狂気がずっと漂う・・のがこの物語の興味深い所。
少々無理を感じる展開にしても、もし恨みのある人間に、こんな風に偶然が味方してくれたら、
そのじわじわと迫ってくる怨念は、予測出来ないだけに、実際一番恐ろしいパターンかもしれないな、とも思う。
その時どきで、形を変えながら、毎日傍にある怨念・・と言うか、どんなシチュエーションでも、スタンバイOK&いつでもGO!
みたいな・・柔軟性のある怨念・・とでも言うか。そこに信頼があると信じていたら尚更ねぇ・・。
もし自分にたまたま起きた不運が、本当は誰かの恨みによるモノだったとしたら?
誰でも、些細なきっかけから、アリアーヌみたいな立場にならないとも限らない・・よね?
あ、もしこれに2があるとしたら、今度はメラニーにあんな事された受験生がメラニーに迫ってくる、ってのはどう?ダメか。(笑) 【DVD】
 

フューリー
THE FURY (78・米)
(監)ブライアン・デ・パルマ (脚・原)ジョン・ファリス (音楽)ジョン・ウィリアムズ
(主)カーク・ダグラス エイミー・アーヴィング ジョン・カサベテス アンドリュー・スティーヴンス チャールズ・ダーニング ダリル・ハンナ
このハートマークこそは超独偏のハマりマーク!と言うのが、この作品は、デ・パルマ作品の中でも、確か一番の興行的失敗作・・
だったらしいし。でも、私の中では「ファントム・・」と同じ位好きな作品!物語の筋については、中途半端などと言われるかも知れませんが、
とにかく溢れる・流れる・ふっとぶ血!それでいて、どこかファンタジックで優しい匂いがする・・と言う感動的な作品です。ゞ( ̄∇ ̄;)ホンマカイナ
デ・パルマ独特のスローモーションも、この作品のが一番好きですね。パフェに果物やチョコを山盛りトッピングするシーンも楽しい♪
可愛さとグロさの同居、イイねえ!( ̄∇ ̄;) 【劇場】【TV】【DVD】

フューリーズ 復讐の女神
THE FURIES (19・豪)
 
 
(監・脚)トニー・ダキーノ
(主)エアリー・ドッズ リンダ・ンゴー テイラー・ファーガソン
 
親友ケイラと共に何者かに拉致されたマディ。森の棺桶の中で目を覚ました彼女は慌てて外へ飛び出すも、朽ち果てた死体を発見し・・
2020年の未体験ゾーンで上映された作品だらしい。
最近やたらと多い、金持ちが道楽で人の生き死にを操るデスゲーム。そろそろベースとしてはお腹いっぱいかな。
今回は、そうとは知らずに男女がペアにされてて、女性が殺されると男性の頭も爆発する仕組み(ルール)と言うアイディアは面白かったし、
登場人物の関係にもヒネリがあったり、結構ハデにスプラッてくれたりもしてたんだけど、
相応なインパクトには欠けてたのが何故か不思議でちょっと残念。
デスゲームのパートにアイディア全部を使ってしまって、終わり方が安直だったからかな?
ラストにどんでん返しとか、そうでなくても何かピシッとシメるモノがあれば印象もかなり違ったかも?
それにしても捕まってた人達、ルールを把握するの早くない? みんな頭冴えてるなぁ。( ̄∇ ̄;  【Amazon】

不愉快な話
(監)ジャン・ユスターシュ
(主)マイクル・ロンズデイル
うっ。。( ̄x ̄;) おもわずのけぞる、本当に眉をしかめそうな変態話の短編。でもこの発想の面白さには、次第に
姿勢を正して聞き入ってしまいそう・・?!でも、どう考えても劇場では半分しか上映されなかった気がするのだが・・??【劇場】

冬のアルパカ
 (12・日本)
(監・脚)原田裕司 
(主)仁後亜由美 伊藤公一 大迫一平 鈴木義君 ほりかわひろき 朝倉亮子
雪深い山里の牧場でアルパカの世話をする郁子。
しかし借金ばかりが増え、郁子は別の仕事を掛け持ちしようとするが・・
30分のショートストーリー。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映された作品らしい。
この前の「6月6日」もだけど、たまたまBSで特集をやっていたので。他にもいくつか録画してるので順次・・。
で、本作。
豪雪の中を歩いて行く女性とアルパカ・・
アルパカ可愛いなあ〜(^^)・・と、ほのぼのしてたら、すぐに物語は、借金取り登場で悲惨な状況に。
お金がない・・その深刻な現実に、見ている方もひたすら辛い感情に・・
・・と思いきや、この主人公・郁子さんの強烈な個性に・・( ゚д゚)ポカ〜ン
んで、それから先は、深刻になればなるほど、なんだか、可哀想なんだか、可笑しいんだか、
いやぁ〜・・なんとも言えない複雑なお味で。(笑)
郁子さん・・アップで見ると、別にフツ〜の女性で、なんっちゃーないんだけど
そんな彼女が身体全体で動き出すと、もう、得も言われぬ個性発動・・!( ̄∇ ̄;
誰か〜身体で稼がせてやってよ!(え)
何の取り得もない、ただ日々地味にアルパカを育てているだけの郁子さん。
その世界が彼女の全て、アルパカへの愛情だけが彼女の全てだったのかな。
世界を失って、絶望に叫ぶ姿が痛々しい。 けれど、そこで意外な希望が少しだけ・・。
重苦しい雪の中でも、そう言えば・・と、あの一杯の生姜湯の温かさも思い出す。
郁子さん〜叫んで叫んで叫びまくれ〜!
全部失った訳じゃない。叫べる自分がいるじゃないか。 そして・・また違う世界で生きるんだ。
その叫びで、もしかしたら道連れにしてしまった誰かさんと一緒に生きていけるかも?!
・・そのキャラならきっと大丈夫!( ̄∇ ̄;  【BSスカパー】

冬の小鳥
A BRAND NEW LIFE (09・韓=仏)
(監)ウニー・ルコント (製作)イ・チャンドン ロラン・ラヴォレ イ・ジュンドン
(主)キム・セロン パク・ドヨン コ・アソン パク・ミョンシン ソル・ギョング ムン・ソングン
 
70年代の韓国。大好きな父に新しい靴や洋服を買って貰った9歳のジニ。しかし連れて行かれた所は児童養護施設だった。
例によって観る予定ではなかったんだけど(何しろ最近時間が足りなくて〜)
製作に、あのイ・チャンドンが関わってる、って言うので急きょ他の鑑賞予定作品と入れ替え鑑賞。(^^ゞ
そしたら、ソル・ギョングも出てた(笑)し、そうじゃなくても、観に行って正解〜とても良かったです。
物語としては、特に目新しい展開でもないんだけど、例えば、
某夫妻の養子に思いがけずジニが選ばれて仲間うちで波風たってイジメが・・みたいな(どんなん〜)
よくある”わざとらしいどらまちっく展開”でなく、極力、父親を愛する子供目線からブレない様に描こうとする気持ちや
そんな子供を見つめる作者の温かい気持ちが素直に感じられて、思っていた以上に好きになれた作品でした。
巷ではジニ役の子役ばかり話題になってたみたいだけど(もちろん良かったけど^^)
施設の先生(寮母さん?施設長?なんて呼ぶの?)が、私にはぐっときたなぁ・・。最初は意地悪な人かと思ってたけど。(^^;
仕事だと割り切ってやりながらも、子供達への愛情が見え隠れする・・
孤児院と言う所そのものが、そんな狭間で常に揺れ動いているんだろうな。
足の不自由なお姉さんのエピソードにも、厳しい問題が見えて辛かった・・。まだ夢多き年頃なのに、青春をすり減らされそうで・・
いっそ、普通の家政婦として働いて自立は出来ないものだろうか・・とかずっと考えてたよ。
彼女、記憶にある顔立ち・・と思ったら、な、なんと「グエムル・・」の女の子だった・・らしい!
あぁ〜そうなんだ〜大きくなったね〜。子供の年月って大人のそれとは違うものね。1日は長く、変化は大きい。ジニの年月も・・。
最後、ジニの決断・・その時、私、心の中で、えっ?それでいいの?本当にそれでいいの?もう後には戻れないよ?
・・って思わず叫んでいたわ。でもそれは、ジニに対して、じゃなくて、結局は、冒頭の彼女の父親に対して、だったと思う。
前も何かの感想の時に書いたけど、一度手放した子供は戻ってこないよ・・と呟いた友達の言葉が
私の中ではずっと残っていて、それは人それぞれとは思うけど、
子供を手放すと言う事はそれほど重いものと肝に銘じるべき・・と個人的には実感していたので。
最後のシーン・・ジニが思い出すあの風景、思い出す父親のぬくもり・・・・・
もう胸が痛くなってたまらなかった〜・・必死で涙こらえてたさ〜〜
そしたら、体がブルブルブルブル震えちゃってさ〜〜隣に座ってる人に気づかれたらイヤだぁ〜とか思ったさ〜〜;;
・・もしこれ一人で観てたら、きっとあたり構わず号泣してたと思う・・(T_T)思い出してまた涙・・!(T_T) 【KBCシネマ】

FLIRT/フラート
FLIRT (95・米=独=日本)
 
(監・脚)ハル・ハートリー
(主)ビル・セイジ マーティン・ドノヴァン パーカー・ポージー ロバート・ジョン・バーク ポール・シュルツ カレン・サイラス 
   ドワイト・ユーウェル ジーノ・レクナー 二階堂美穂 ハル・ハートリー 永瀬正敏 藤原稔三 原千果子 柳愛里
恋人が遠方に行ってしまうと知り、自分の気持ちを整理しようとする主人公。だが、思いもよらない事故に巻き込まれ・・
NY、ベルリン、東京・・。其々の舞台で、同じ状況とセリフによって綴られる恋愛物語が迎える其々の結末とは・・?
・・と言う、ハートリーの実験的作品・・らしい。粗筋はほぼ↑のみ。(ちなみに、フラートとは浮気者の意。)
一話目を見てたら、その雰囲気と会話にどんどん引き込まれていっちゃって、
なので、それが突如終わってしまった(←引き込まれていただけにそう感じた)時には、えっ、なんで?・・って、
とっても残念な気持ちに。 で、二話目・・あれ?状況同じ?・・セリフ殆ど同じ・・人や舞台が違うだけ?
・・と、初めてそれに気づき、(微妙に結末は違いながらも)とりあえず、同じ所で物語は終わる。
そして三話目。かなり雰囲気違うぞ、と思ったら舞台は東京。で、状況やセリフは殆ど同じ。
だけど、最後に監督が・・?!ああ〜そうかぁ〜なんでヒロインが二階堂美穂?とかも思ったけど、だったら仕方ない、って?
実験作なのと同時に、監督の自伝みたいなものなのかな?(いつ2人がラブラブになったのかは知りませんが)
物語で迫られる、愛についての質問や選択は・・答えなんてわかんないよ〜。予知能力ないし〜。(最初から捨てている問題・・?笑)
でも、いつの時代でもどこの土地でも、みんな似たような悩みや痛みを抱えて生きているんだね〜。先が明るいといいね〜。
一話目のNYは、悩める主人公(男性)がどこかコミカルで面白かった。本人は大真面目に悩んでるんだろうけど・・(笑)
二話目のベルリンは、ゲイのカップル。主人公のいかにも〜なファッションがやけに目立つ。
似たような状況でも、事態は少々深刻で・・なのに医師の反応が可笑しかったりして。
三話目の東京は、(日本、街汚いねぇ・・汗)主人公は女性。でも、ただでさえ幼く見える日本人・・
彼女も(当時の流行りの形?の)リュックがランドセルみたいで、最初小学生に見えたりも;;
シュールなパフォーマンス場面から始まったせいか、或いは日本なので周囲のざわつきがつい耳に入るせいか、
決められたセリフも、欧米編よりも限定された感じ&欧米編ではすんなり聞けてたセリフなのに日本語では不思議感いっぱい。
警官にも日本人っぽくないユーモア感じたりと、日本なのにそうじゃないトリップ感も。
一話目が一番好きだったなぁ〜。これは、もし続きがあったら見たいくらい♪ 【ビデオ】
 

プライスレス 素敵な恋の見つけ方
HORS DE PRIX / PRICELESS (06・仏)
 
 
(監・脚)ピエール・サルヴァドーリ (脚)ブノワ・グラファン
(主)オドレィ・トトゥ ガド・エルマレ マリー=クリスティーヌ・アダム ヴァーノン・ドブチェフ ジャック・スピエセル アネリー・エスム
 
高級ホテルのウェイターのジャンは、ホテルで偶然知り合った女性イレーヌから
大金持ちだと間違われ、そのまま一夜を過ごす。しかし・・
勝手にお金持ちだと勘違いされたまま、それを秘密にしてずっとお話が展開していくのかと思っていたら、
意外とその勘違いはあっさりとバレ、物語はそこから始まる感じで、想像していたよりもオシャレ感があって面白かったです。
あ、オシャレ感と言っても、衣装等の色んな高級ブランド品の事じゃなくて、
2人の会話とか、色々とてんてこまいする様子とか、あんまりよろしくない事やってても、2人ともどこか無邪気で憎めず、
小粋な感じもして・・あぁ〜フランスのラブコメだなあ〜・・って感じのオシャレ感ね。
お金では買えないモノ・・それが何なのか、
分かってはいても、こんな世の中、きれいゴトだけや説教臭いだけの話だと白けてしまうけど、
そこんとこのさじ加減もなかなかバランスが取れていて良かったです。
・・と言うか、ジャンがイレーヌの同志みたいになった所がちょっと意外で、
呆れながらも、その違う世界に一生懸命になる所を思わず心配したり応援してしまったり。
高級ホテルのお客になっても、何かにつけ元の接客癖が出ちゃったり役に立ったりする所も楽しかったし、
あの、たった一枚のコイン・・も、最後とってもイキだった♪
時間を共有して・・あれっ、最後のシーンはちょっとアメリに似てたね?(笑)
イレーヌのダンナ達はともかく、ジャンが囲われるマダムにはちょっと哀愁が漂ってたね。
未亡人になっちゃったら・・女性としての花もそのまま枯れるだけ?
なんて寂しいよね・・とか思ったら、若い男と一緒でも別にいいやん〜・・とか。ヾ( ̄∇ ̄;)オイオイ
数々のブランドファッションは、きっとお高いモノばかりなんでしょうが、私の好きなタイプのドレスはあんまりなかったな。
でも、胸が見えすぎなセクシー系ドレスも、オドレィはサラリと着こなしていて良かったです。
今回のオドレィは、さほど貧相に見えずキュートだったのにも安心したよ。(笑)
相手役の男優は、全然見たことない〜って思ったら、フランスの人気コメディアンだそうで。
ひょうひょうと自分1人でおかしな事やる所は面白かったけど、マジなシーンでは一本調子だったし、
全体的に、(嫌いじゃないけど)あまり魅力を感じなかったのはちょっと残念。 【BS】 

ブライト・スター 〜いちばん美しい恋の詩(うた)〜
BRIGHT STAR (09・英=オーストラリア)
 
(監・脚)ジェーン・カンピオン
(主)アビー・コーニッシュ ベン・ウィショー ポール・シュナイダー ケリー・フォックス イーディ・マーティン 
   トーマス・サングスター クローディー・ブレイクリー
若くしてこの世を去った19世紀の英国詩人ジョン・キーツ・・と、隣家に住むファニーとの恋・・。
まずは、あのロマンチックな薄紫のポスターに惹かれ、予告編も、ウィショー君とカノジョがとってもいい感じだったので鑑賞。
キーツについては何も知らなかったけど、19世紀の若い2人の恋・・は、淡く慎ましやかで気持ちが澄んでいく様だった。
展開がメリハリに欠けたので、全体的に印象が弱かったのは残念だったけど、最近こんな恋物語見ないもんで(笑)逆に新鮮だったわ。
デートだって必ず小さな弟達が付いて行くのが当たり前みたいだし、でもだからこそ、気持ちを小出しにして積み重ねられるのかもね?
少し愛して、なが〜く愛して、とか。なのになのに・・その時間も長くは続かなかったのが悲しくて・・。
キーツが若くして亡くなる事は(観ている方には)前もってわかっていた事だけど、ずっと奇跡を願わずにはいられなかったわ。
「もう恋してる人を笑ったりしない」・・と言ったファニーの言葉は印象的だったし、
そんなファニーが日常で一人、恋の素晴らしさを噛みしめるシーンなど、
なんの変哲もない見飽きてるだろう景色が、瑞々しくも美しく感じられ、とても素敵でした。
ベッドの足の方の窓から風が吹き込むシーン、好き〜。
そんなピュアな(この言葉も既に死語になりつつある様な;;)恋の傍らで、いわゆるオトナな恋の駆け引きを楽しむブラウン。
彼はキーツとは一見真反対に見えたけど、彼はキーツの才能だけじゃなく、彼自身の人となりを尊敬し大事にしていただろうし、
突然現れたファニーに対しては、性格や趣味から、自分以上にキーツの世界を理解し得る女性だと直感したのかも?
・・と感じただけに、軽率な行動がとても残念に思えた。
主演のウィショー君、相変わらずのビンボ〜そうな風貌が今回も輝いていました♪(どう言う意味)
ファニー役のアビーはそれとは正反対で、いかにも健康優良児!生き生きとした生命力が感じられ、とても良かったです。
ウィショー君の生命力まで吸い取っとったんかもしれんけど〜〜ヾ(ーー )言うな
母親役のケリー・フォックスも素敵でした。彼女ももう母親役する様になったのね・・トオイメ・・。
妹もちょこちょこと(サンボンネット・スーだね)可愛いかった。弟はもうちょっと出番あっても良かったのにね。
ファッションも色々で、目の保養になったけど、あの赤と白のは大胆ね?
基本、大きめの衿にハイウエストで、しっかりグリーナウェイ!?・・これは、パッチ世界にも役立つ映画かも!( ̄∇+ ̄)v 【KBCシネマ】

プライドと偏見
PRIDE & PREJUDICE (05・英)
(監)ジョー・ライト (原作)ジェーン・オースティン
(主)キーラ・ナイトレイ マシュー・マクファディン ドナルド・サザーランド ブレンダ・ブレッシン ジュディ・デンチ ロザムンド・パイク
   サイモン・ウッズ トム・ホランダー クローディ・ブレイクリー ルパート・フレンド ジェナ・マローン タルラ・ライリー キャリー・マリガン
   
超有名な「高慢と偏見」の映画化。噂によると、一度TV映画だかでも原作に忠実に作られたそうです・・が、
例によって私は初めての出会いとなります・・(^^; なので感想はこれを見た限りの物、偏見もナシです。(笑)
と言う訳で、特に何に期待する訳でもなく、マッサラな状態で鑑賞しましたが・・面白かった!
粗筋はオーソドックスでも、気のきいた会話、湿り気と明るさ、狭さと広大さの混在した英国の雰囲気がとっても良くて、
何より、
一本芯の通ったヒロイン・エリザベスが魅力的で共感する所が多く、最後まで飽きる事がなかったです。
このエリザベス・・原作ではさほどな美人でもないらしい・・けど、今回はダントツの美しさでしたね。
なんか女の子5人もいて・・
美形は5分の1の確率かいっ・・とか思っちゃったよ。 (._+ )☆\(-.-メ) ォィォィ
そして、彼女の運命の相手となる男性、ダーシー・・いやもう、最初の登場シーンには笑った・・!( ̄∇ ̄;)
だってさ〜・・明るい男の陰でボーーーーーッと突っ立ってるだけなんだもん〜。私しゃ、
背後霊かと思ったよ。_(T▽T)ノ彡☆
でもさ、この眠そ〜な背後霊っぽさがさ、なんか実に自分好みでさ・・(*/∇\*)キャ(←意外な展開)
いつも無口であんまり笑わない所も実に良い。実につつきたくなる男性だわ。・・ちょっとクライヴにも似てた様な。(爆)
なのでもうこの二人、オーウェン・・もとい、応援しまくりで、気持ちはずっとハイ・・彼が彼女に雨の中、愛を告げるシーンではドキドキもピーク!
「全身全霊であなたを・・」って、なんてロマ〜♪てか、やっぱ背後霊ジャンあんた!!( ̄‥ ̄)
それから、彼女らを取り巻く人たちも面白かったね。ダンスパーティの長まわし・・ぐるりとみんなの個性が見れてとても良かったし、
姉妹の両親も・・父親はいつもセリフ決めてくれるし、母親は(本人とっても真剣なんでしょうが)
まんま「リアクション芸人」って感じで(ちょっと『アマデウス』のコンスタンツェの母を連想)愉快でした。
他、万年発情期の末妹(ジェナだった・汗)とか、兄より老けてる妹とか、オーリィのそっくりさん(?!)、そして、
ジュディ・デンチ様のご登場!には、そのお姿に緊張が走りました!まるでゴーゴンの一瞥!石になりそっっ!
そんな権力と偏見のカタマリのゴーゴン(他色々)に臆する事もなく、自分の愛の信念を貫くヒロインの姿には、
現代に生きる自分にも何か大きな力を貰った様な気がしました。こう言ういつの世にもはびこる偏見への疑問と対抗、
普遍的な人の愛をしっかり(どっぷり?)描いている所が、この作品がずっとファンに愛されている所なのでしょうね。
ただ、一箇所だけちょっと残念に思ったのは、後半、エリザベスがダーシーに惹かれる段階で、やや*が絡み過ぎな印象を受けたこと。
恋愛や結婚に置いて*は絶対に切っても切れない重要アイテム(笑)なのはよく分かるし、
何の見返りも求めない彼の態度が決定打になったのも分かるだけに、その件に至る前に
「でももう心はとっくにアナタに向いていたのよぉ〜キャー(/ω\) ハジュカシィー・・・(/ω・\) チロ・・」
・・ってのがもっとキッチリはっきり(どっぷり?)描かれていたらもっと良かったな。(〃∇〃) てれっ☆
(舞台は昔でも)イマドキの映画なのにキスシーンすらないラブストーリーってのにも感激よ。(笑)
やっぱりさぁ・・いきなりドバァアア!よりも・・静かに胸キュ〜ンだわよね。( ̄ー ̄(_ _ウンウン  ・・と言う訳で、
きっと続編では、ゴーゴン(他色々)のエリザベス虐めが最大の見所になるでしょう〜。Σ\( ̄ー ̄;)ありません!【劇場】(2回)

フライトプラン
FLIGHT PLAN (05・米)
(監)ロベルト・シュヴェンケ (脚)ピーター・A・ダウリング ビリー・レイ
(主)ジョディ・フォスター ピーター・サースガード ショーン・ビーン ケイト・ビーハン エリカ・クリステンセン マーリーン・ローストン
観て来ましたよ〜浅丘ルリ子!いやぁ〜・・いつまでもお若くて・・感動でした。・・ってΣ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
いやいや、大好きなジョディ主演(しかも今回は来日までして宣伝)映画だったんだけど、BBSで話題になってからは
自分の中では浅丘ルリ子の存在が膨らむばかりで・・_(T▽T)ノ彡☆
実は、今回のジョディは・・私はあんまりいただけなかったですよ。演技が真に迫ってるだけに、もうウザいったらない!
子を想う母の気持ちはすっごく解るんだけどね・・自分も子供探しの苦い経験あるし(なんなんだ;)そりゃもう
そんな時には頭で考えるよりも先に体が動く物だし、普段の自分では絶対しない様な大胆な行動もしてしまうモンだ;;
・・と言う事も充分解ってるつもり・・。だから逆に冷静に観てしまって。反省も込めて。(汗)
いや、強い愛と狂気は紙一重だから、ここでカイル(ジョディ)の精神自体に疑いを持たせる必要はあったにせよ、
やっぱりジョディが巧すぎる(と言うかハマり過ぎてる)為に、疑いMAX越えちゃってさ・・
過ぎたるはウザな如し!
主人公カイルにあんまり感情移入出来ない分、浅丘ルリ子が気になる気になる・・_(T▽T)ノ彡☆
【以下、ネタバレ!未見の方は、石坂コージの許可を得てお読み下さい。】
そんな、みんなの注意をカイルの子供に向けなかった”ルリ子戦術”は大成功してたと思うけど(笑)
ウザいカイルが訳わからん機内事情アクション展開をし、ルリ子がアイメイクを直している間に(←嘘)
サースガードがいきなりネタバラシ!しちゃうもんで、なんだか気が抜けちゃったなぁ。( ̄∇ ̄;)
それからちょっとはハラハラする所あったけど、機内案内してた割には、トドメ!に納得いく伏線なかった気がするし、
全体的に行き当たりばったりでスッキリ感がない。中盤、ハート形(主観的確証)が手形(客観的確証)であっては
展開上絶対ダメな理由もあるのかしら・・とか、つい自分なりに想定してモヤモヤ感が増してしまったり、
何よりムムム・・(ーー;)と来たのは、疑いをかけたアラブ人にカイルが最後まで謝罪しなかった事。
他の皆はそれなりに謝ってるのに(謝らせたくせに)、ただフッ・・と微笑むだけのカイルって・・一体、何様?!(爆)
911以降の偏見を描いているのは明らかなのに、それを傲慢さで上塗りしちゃっちゃ〜ミもフタもない。
誰からも信じて貰えずとも、信念を貫き行動する者は美しく、いつか真実を導く事が出来るのだぁー!パチパチパチ!
って、単純に喜べる様な、清清しい後味が欲しかったなぁ〜・・。
ジョディちゃま・・「ランド・オブ・プレンティ」とか「スーパーサイズ・ミー」とか見て、ちょっとキレ過ぎる頭冷して、
次回は全然違う役でもやって欲しいわ。ファンとして期待してます。・・またルリ子共演でね!_(T▽T)ノ彡☆

プライベート・ベンジャミン
PRIVATE BENJAMIN (80・米)
(監)ハワード・ジーフ (脚・製作)ナンシー・メイヤーズ チャールズ・シャイア ハービー・ミラー
(主)ゴールディ・ホーン アイリーン・ブレナン ハリー・ディーン・スタントン アーマンド・アサンテ
懐かしい映画をBSでやってた。二度の結婚に敗れたお嬢な主人公ジュディがひょんな事から軍隊に入り、精神的に自立していく。
まさに旬であろうゴールディが泥まみれになりながら悪戦苦闘する所は面白いし、お嬢様気質を少しずつ脱ぎ捨てていく様は
観ていて応援したくもなる。が、これと言って爆笑したり胸を打つ様な印象的な所がなく、軍隊をやめてからはかなりモタつく。
ゴールディのキュートさオンリーでなんとかひっぱってはいるので、好感は持てるんだけどね。ファンには楽しい一本かも。
ジュディを敵視する上官役のアイリーン・ブレナンは相変わらず個性的でいいね。(笑)でも2人の関係ももっとどうにかなっても
いいと思ったし・・コメディとは言え、もう少しドラマ性が欲しかった。「殺したいほど愛されて」にも出てたアーマンドも懐かしい。
ラストはスカッとするけど(笑)今となっては(自分の年齢のせいか)同時に悲観的な気分にも。(爆) 【劇場】【BS】

プライベート・ライアン
SAVING PRIVATE RYAN (98・米)
(監・製作)スティーヴン・スピルバーグ (脚)ロバート・ロダット (撮影)ヤヌス・カミンスキー
(主)トム・ハンクス トム・サイズモア エドワード・バーンズ バリー・ペッパー マット・デイモン ジョヴァンニ・リビージ ジェレミー・デイヴィス
あまり戦争映画は観ないんですが・・^_^; まあ、内容はともかく^_^;この作品は映像や音響などがとても面白かったです。
スピルバーグ作品に疑問を感じ始めた時期だったけど、これを観て、あ、まだまだいいんじゃ?と思ったものです・・「A.I」で裏切られたけど;;
でもこの作品で一番ワクワクしたのはキャストかな?だってデイモン君にバーンズにリビージ、ペッパー、ジェレミー・・( ̄¬ ̄) ゞ( ̄∇ ̄;)
これら、ハンクスを取り囲む兵士たちの顔ぶれは、みな個性派ぞろいですごく見応えあったわ〜。(笑)【劇場】【TV】

ブラインデッド
A CIEGAS / BLINDED (97・スペイン)
(監・脚)ダニエル・カルパルソロ
(主)ナイワ・ニムリ アルフレッド・ビラ ラモン・バレア
ナイワ・ニムリの、母性を秘めたカッコいいハードボイルドぶりが楽しめる。彼女、こう言うクールな感じは似合うね〜。素敵。
けど、物語は中心が何だか中途半端で薄い。それより、ど〜でもいい店の主人と家政婦のキャラのが印象的。
と言うか、そちらのが面白そうだったな〜(笑)でもそれにしたって、結局はほったらかしで勿体ない感じ。
プチプチシート・・て・・( ̄∇ ̄;) 正式名称知らないけど、きっと、訳者、いつもそう言う呼び方してるのね?(笑) 【TV】

ブラインドネス
BLINDNESS (08・カナダ=ブラジル=日本)
(監)フェルナンド・メイレレス (脚)ドン・マッケラー (原作)ジョゼ・サラマーゴ
(主)ジュリアン・ムーア マーク・ラファロ アリス・ブラガ ダニー・グローヴァー ガエル・ガルシア・ベルナル 伊勢谷友介 木村佳乃 
   ドン・マッケラー モーリー・チェイキン ミッチェル・ナイ
大好きなメイレレス監督の最新作と言うので期待大!・・けど、なにやら妙にグローバルな匂い漂わせて・・もしおイナリさんの二の舞みたいだと
ショックだよねぇ〜・・なんて心配もしながら鑑賞。ツカミはOK〜(笑)でもね、収容所に入ってからが、なんかフツ〜・・(^^;だったので、
う〜ん、このまま終わるとマズイよ、またしても日本人絡みの映画が南米の才能を1つダメにした?・・と憂鬱になりかけた時・・そこから
ラストに向けて・・おぉ〜・・なんと言う事でしょう〜とあるお方の一言で、南米の才能はダメではなかった!・・と盛り返しました〜!(涙)
これさ、なんか宣伝が広げ過ぎと言うか、ツボ押えてないと言うか、それで「期待ハズレ」って言う人も居るんじゃないのかな?って思う。
単に、盲目になった人類のパニック映画ではなく、その広い世界のほんの一部の人間の気持ちを追ったドラマだったので、
ああ言う大袈裟な宣伝なんてなければもっと先入観ナシで素直に鑑賞出来たかもしれないのに、とも思った。
鑑賞して、一番普通に考えさせられるのは、見えない物の大切さ・・人は一人では生きられないって事だったりもするけど、
私には、この、白い、見えない世界って、ネット世界の交流にも通じるものがあるんじゃないの?とも感じられたわ。
だって、お互いの顔も素性もわからずにやり取りして、とても特殊・・でいて、でも現代となっては、もはや気付かぬうちに
蔓延〜日常〜になってる世界じゃない?そしてそこでは現実と同じ様に危険〜差別や暴力的な事〜もあり、でも一方では、そこだけで
ありのままの自分を出す事が出来たり・・そこだからこそささやかな幸せを見出せる人も居るだろう・・し、そしてそんな世界には入らずに
ちゃんと(と言うのも変だけど)現実の世界に足をつけてる人も居て・・でもその冷静さに実は孤独を感じているかもしれなくて・・?
本作、見える部分に気をとられてると、肝心な部分が本当にまるっきし見えないぞ、見落とすぞ!・・と言う、内容的にも映像的にも
非常に凝った作りになってるわぁ・・と、見終わった後に実感。これは再見した方が良さそう・・コンタクトの度を上げてね!Σ\( ̄ー ̄;)チガウダロ
ジュリアンやラファロなどみんな好演だったけど、サングラスの女性が最初から気になってね、「あれっ?この鼻の下の長さはどっかで見たぞ?」
と思ってたら、なんと「シティ・・」でアンジェリカを演ったアリス・ブラガでした。私には久々だったのでちょっと嬉しかったりも。
伊勢谷君と佳乃ちゃん夫妻もとても良かったです。特に2人の篝火のシーンは何だか日本人カップル独特のぎこちなさや素敵さを
見せて貰った気がしてジ〜ンとしちゃった・・私らしくもなく。(笑)・・で、ガエルはまたまた罪な王におなりになって・・懲りないヤツだ!(≧▽≦)
【以下、ラストのネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね】
辿り着いたジュリアンの家・・最初みずみずしかった果実もとうにしなびてしまっていたけど、彼らが戻ってから、
新鮮な空気が流れる雰囲気が明るくとても暖かくて、心にしみたわ・・予想外にウルウル・・(T∇T) ハンカチどこどこ〜バッグのソコ〜
コーヒーに白いミルクが溶け込み、伊勢谷君の視力が戻り・・皆が期待に歓喜する端で1人違った意味で「次」を覚悟するジュリアン・・。
彼女の心のうちはどうだったんだろう・・見えなくなる不安?自分の役目が終わる安堵?それともやっと皆と同じになれるかもと言う期待?
そもそも(もし彼女もこれから見えなくなるとして)なぜ彼女だけ遅れて、だったのだろう?彼らを導く救世主の役割があったからだとしたら、
彼女は独裁者にもならずに充分に立派にその役目を果たしたんだし、その先は見えなくならなくてもいいじゃない・・とも思うけれど、
でももし、その彼女のうちに、彼女も気付かないほどの何かが芽生えていたとしたら・・?非情な独裁者にはならなかったけれど、
あのスーパーの出来事と言い、どんどん狭い視野での考え方(身内よけりゃどーでもいいみたいな)が彼女を支配し、
やがては小さな権力者意識が芽生えていたとしたら・・
その時には、まさに白い世界は彼女を救う為に訪れる・・のかもしれない・・ね?【ユナイテッド・シネマ】

ブラウン・バニー
THE BROWN BUNNY (03・米)
(▼O▼メ)
(監・脚・製作・撮影・美術)ヴィンセント・ギャロ
(主)ヴィンセント・ギャロ クロエ・セヴィニー シェリル・ティーグ
退屈だと噂されていた旅の部分でしたが、これはキレイだったなぁー。音楽も良くて、退屈どころか一緒に旅してる感じで面白かったです。
どこか心を閉ざしてる主人公だったけど、汚れたフロントガラスからの風景を眺めながら、しっかりギャロと一緒の時間を楽しみました。
この間、バイクに乗るシーンなどの美しさ以上に、ギャロ自身の存在感に酔いしれてたかも。(笑)
彼は「絵になる」俳優だよね。いや、ほんと、ここいらあたりまではとても良かった。 だけど・・
【以下、激しくネタバレあり!】
その後の、露骨な性描写には正直ウンザリでした。どうしてこんな表現(カメラワーク)をする必要が?
多分これが、あのカンヌでブーイングを受けた部分だと思うんだけど、主人公の心理を表す方法としても、もっと撮影の仕方があったんじゃ?
100歩譲って、必要な描写であったとしても、その後に、彼女の”事件”の描写して、はい、それでオシマイ。えっ?これって一体?(ーー;)
あんた、後悔してるんじゃないの?苦悩してるんじゃないの?私は最初はそう思ってたんだけどなぁ。
だって、彼女がもうこの世にいないって、誰でも早くに気付くでしょ、あの展開じゃ。( ̄∇ ̄;) バレバレだって。
だからずっと彼と一緒に彼女を悼んでた気持ちになってたし・・花の名前の女に結局手をつけずにいたのも、彼女の事を想うあまりなのかな?
とか、好意的に考えていたもの・・。彼の中の彼女が現れた時、彼が彼女に対してどんな愛情を示してくれるのかと、そこに彼の救いがあれば・・
なんて事も思ってた。それが実際には、彼女を拒み、甘え、自分の為だけの行為を強制し、挙句の果てには罵倒して・・えっ?(。□°)もしもーし?
先ほど譲った100歩の時には、これも一つの愛?なんてチラリとでも思った私って・・うーん(ーー;)
彼女を思い描いても、それは彼自身。彼の、彼による、彼の為だけの物に過ぎない。
彼の責める彼女も自分自身だったとしても、そこから這い上がろうとする気配すら感じられず、ただ自己中に、無力を全部人のせいに
してる風にしか見えなかった。それって、愛どころか彼女を死に追いやった奴等と似た様なモンじゃ?彼にとって彼女は、
自分の思い通りにしたいただのペット(ウサギ?)に過ぎなかったんじゃないの?オモチャが手に入らずダダこねてる子供みたいにも。
露骨な性描写=リアル=斬新で感動的、なんて大きな勘違いをしがちな風潮への反発もあるけど、むしろ私がウンザリしたのは、
この露骨過ぎる描写そのものと言うよりも、そこに凝縮された彼の卑怯で幼稚なナルシシズムにあるんじゃないかと思ったよ。
・・助手席にいてくれるべき人がいないと、きっと淋しいと思う。一人バイクで突っ走って全てを忘れたい時もあると思う・・
でもさ・・そこで自己陶酔したままでドースル?物事を、カッコつけてすり替えるんじゃないよ!悲劇のヒーロー気取るんじゃないよ!
とは言え、ここまで幼稚な男を描ききったと言う意味では、これは間違いなく傑作(傑出した作品)と言えるのかもしれません。
なので私からも彼に一言贈りたいと思います。 ・・「一生ヤってな!」。
【追記】Heaven helps those who help themselves.・・入院しましょう。( ̄∇ ̄;)   【シネテリエ天神】

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
BROTHERS OF THE HEAD (05・英)
(監督)キース・フルトン ルイス・ペペ (脚)トニー・グリゾーニ(原作)ブライアン・オールディス
(主)ハリー・トレッダウェイ ルーク・トレッダウェイ ブライアン・ディック ショーン・ハリス ジョナサン・プライス タニア・エメリー
      ニコラス・ミラード スティーヴン・イーグルス ケン・ラッセル ブライアン・オールディス ジョン・シム
75年にイギリスで鮮烈なデビューを飾った結合体双生児のロックバンド「ザ・バンバン」・・の人生を描くドキュメンタリー・・
・・と言う設定の物語。いやぁ、実際にこう言うロッカーが居たのかな?と、音楽に疎い私なんかは思ってしまった(^^;
くらいのリアルなタッチはとても良かったです。が、肝心の2人の人生については・・普通の生活を送れなかった事を除けば
他は全く普通の(アーティストって訳でもなく?)青春と言った感じで(いや、アーティストだから曝け出せてない?)
さして胸にせまる感動と言う物はなかった。自分にとっては、雰囲気がとても良かっただけに、逆に雰囲気だけな印象が
残ってしまったけど、このテの音楽、特に音楽と一体化する感触の好きな人はハマるかも?結合してしまうかも? 【BS】

ブラザーズ・グリム
THE BROTHERS GRIMM (05・米=チェコ)
 
(監)テリー・ギリアム (脚)アーレン・クルーガー
(主)マット・デイモン ヒース・レジャー モニカ・ベルッチ ジョナサン・プライス レナ・ヘディ ピーター・ストーメア リチャード・ライディングス
 
巷ではあまり評判良くなかったみたいだけど、私は結構楽しめました〜。
まずは、このコンビがいいじゃないの〜♪いくらイカサマしても許せちゃう〜(←馬鹿)
そして、おとぎ話の色々が、ちょいとダークに出てきたのも楽しかった♪
途中、子供向け過ぎな印象を受ける所や映像に違和感ある所もあったけど、
子供と一緒に見てると思えば全然許容範囲内だし(いや、一人で見てたけど・・大人ですが・・)
元がおとぎ話関連なんだから、余計な味付けもそれはそれで楽しかったよ。
しかし、あの拷問・・うぅ〜〜・・これはシバき上げられるよりもキツい・・
私なら、あの中身を見ただけで、とっとと降参してしまいます!あんなの頭につけられちゃーショック死必至だって。(泣) 【DVD】 

ブラザー・マクマレン
THE BROTHERS McMULLEN (95・米)
(監・脚・製作)エドワード・バーンズ
(主)エドワード・バーンズ ジャック・マルケイ マイク・マッグローン マキシン・バーンズ コニー・ブリットン ジェニファー・ジョスティン
      エリザベス・P・マッケイ キャサリン・ボルツ
厳しいカトリックの家庭で育った3兄弟其々の人生の岐路〜特に結婚?〜を描いたユーモア有り、アイロニー有り、な青春ドラマ。 
映画タイトルは「マクマレン兄弟」、ビデオタイトルが「ブラザー・マクマレン」。
だから〜・・もうビデオになったからってタイトルを変えるのはやめてよ〜!
私は「マクマレン兄弟」を見たいとずっと思っていて、でもビデオで見たから、「ブラザー・マクマレン」・・なのよ〜・・なんか違和感〜。
だって「だんご3兄弟」だって、「ブラザー・3ダンゴ」じゃチガウじゃん、ねぇ〜。 
で、なんでずっと見たいと思っていたかと言うと、サンダンゴ・・いやいや、サンダンスで話題になったから
と、バーンズ監督&主演だったから〜(^^ゞテヘヘ 
物語は割合ありそうな内容ではあったけど、カケアイの間が絶妙だったりで飽きる事なく興味深く鑑賞出来ました。
こう言うのはやはり、兄弟であれど三人三様、って所が面白いよね。
特に、一番真面目な弟が、戒律と本心との間で悩む姿はちょっと可哀相でありながら、
そんなデリケートな神経を持ったヒトもまだ世の中には居るのね・・って優しい気持ちになったりも。
バーンズは一番遊び人でしたが憎めなかったし〜いいのよ、似合ってるから〜(笑) 
「マクマレン兄弟」ならぬ、「憎まれん兄弟」だったわ。 【ビデオ】

ブラジルから来た少年
THE BOYS FROM BRAZIL (78・英)
 
 
(監)フランクリン・J・シャフナー (脚)ヘイウッド・グールド (原作)アイラ・レヴィン
(主)グレゴリー・ペック ローレンス・オリヴィエ ジェームズ・メイソン リリー・パルマー ユタ・ヘーゲン スティーヴ・グッテンバーグ 
   ジョン・ルビンスタイン マイケル・ガフ ジョン・デナー ジェレミー・ブラック ローズマリー・ハリス ブルネラ・スケイルズ 
   デンホルム・エリオット リンダ・ヘイドン ウォルター・ゴテル
 
パラグアイでナチスの残党を見張っていた青年は、邸宅に集まった彼らの動きを知ろうと盗聴器を仕掛ける。
そこでは、アウシュビッツ収容所で死の天使と呼ばれたメンゲレ博士が、ある殺人を発令していた。

タイトルだけは聞いた事あった作品を初めて見たけど、とても面白かったです。
見始めは、なんでこんなタイトル??・・って思ってたけど、そう言う事だったのね。
少年は・・病的な雰囲気と青い目がすごく印象的で忘れられない。
殺人計画も、同じく最初はなんで?・・って、実行してる人達すら理由を知らないんだからね、
もう、不気味な謎と怪しさに目が離せなかったよ。
過去にユダヤ人はナチスによって大量虐殺されただけじゃなく、人体実験の材料にさえされていたと改めて考えると身震いがする。
命を絶つだけじゃなく玩んだその神経がもはや人間とは思えない。そんな神経を学者が持ち続けていたらどうなるか?
・・そのあたりは、【ネタバレあり】・・にて。
今ではさほど珍しくもない題材なんだろうけど、この時代にこんな映画が作られていたとは、
そして、こんな面白い内容なのにどうして日本では劇場未公開になったのか、
後で調べてみると、(それが決定的だったのかは不明だけど)ラストシーンが問題だった模様で、
のちにビデオ化された物はそのラストは削除されているらしい。
私が見たのはビデオなのでそのシーンはなく、でも、聞いた問題のラスト(これも【ネタバレあり】にて)は
こんな天邪鬼な私でさえも、それはない方が良いんじゃないかと思った。
個人的には、それがなくてラストになってしまったシーン・・のリーバーマン(オリヴィエ)の決断に共感したのでね。
物語は、中盤までは謎の殺人計画でぐいぐい引っ張り(雪のダムのシーンはびっくりしたなぁ)
少しずつ真相が明らかになった所で、終盤はまた全然違う見せ場があって全く飽きる事がなかったです。
メンゲレを演じたグレゴリー・ペック・・彼の、いわゆる悪役と言うのは初めて見たかも?これも、ある意味衝撃的?
メンゲレは実在の人物で、でもこの作品が作られた時にはまだ存命だったらしく、それも驚き。
お年を召したローレンス・オリヴィエがすごくいい味を出していたわ。若い時よりも好きかも。
最初に登場した、いかにもユダヤ青年っぽい、まるで筋肉質になったジェシーみたいな人(猫背と天パーだけね!笑)は
見たことある懐かしい顔・・と思ったら、「ポリス・アカデミー」の彼でした。
そして、これは後で知ったんだけど、科学的な事を色々説明してくれる医師が、あのブルーノ・ガンツだった!
ええ〜〜っ・・全然気が付かなかった!顔とかてんで気にしないで、真面目に説明だけ一生懸命聞いてたわ〜。
不真面目に、説明聞かんと顔だけ眺めてれば良かった〜。うーん・・しかし、昔の作品って、こう言う発見もまた面白いんだよね。
ところで、コーラー(グッテンバーグ)の友人って、どこ行った?
・・って思ってたら、最後でやっと現れた!一応色々調査はしてたのね。その様子も全面カットだったね?!(笑)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
この時代にこの題材・・は、かなり衝撃的だったんじゃないかと思う。
ヒトラーのクローンを作る・・にあたって、人は環境に作られる部分もあるから・・と、
それって結構マメに見張ってなきゃ難しいじゃん〜・・大きな流れは一緒でも日々の細かい経験はどうなのよ?
・・とか、そんなに簡単に思い通りになるもんかいな、って、一種荒唐無稽に思える事も、
しかし、その可能性をとことん試してみたいと思う科学者の野心はすごく解るし
そのオリジナルへの狂信的崇拝が加わると、こんな暴走も絵空事じゃないかも?とも思える。
この作品が作られた時より確実に科学は進歩しているし、
自分達が知らない所で、何が行われてるか分かったもんじゃない・・そんな事を考えると、今の時代でも充分に空恐ろしさを感じる。
問題のラストシーンは、リーバーマンがリストを燃やした後、
メンゲレの死体を撮影していた少年が、現像されたその写真を見て不気味な笑みを浮かべる・・と言うものだったらしく、
そこに、遺伝子による人間性の決め付けが見て取れる事に多大な批判があった為・・らしい。
でも、父親が殺されて涙した少年・・を見てしまうと、リーバーマンの決断は私には正しい様に感じられた。
たとえ邪悪な人間のクローンであっても、持って生まれた資質だけに縛られる訳ではない、と思うし、
人間の可能性・・少年の一筋の涙・・を最後(ラスト)には信じていたかったから。 【ビデオ】

ブラス!
BRASSED OFF (96・英)
(監・脚)マーク・ハーマン
(主)ピート・ポスルスウェイト ユアン・マクレガー タラ・フィッツジェラルド スティーヴン・トンプキンソン ジム・カーター
ゆあん♪にツラれて借りてきましたが、ナントこれは、あのコバヤシ!もといピート・ポスルスウェイトが主役ではないですか!_(T▽T)ノ彡☆
いい味出してました・・コバヤシ・・ウニウニ(--)(__)
・・当たり前だけど現実は厳しい・・夢追いかけてて何になる?って、一番夢を追いかけてる彼が吐き出したセリフは辛かったです。けど、
夢なくして生きてて生きてるとも言えるのかな?ただ生活してるだけ?呼吸してるだけ?色々考えてしまった。【DVD】

プラスティック
PLASTIC (14・英)
 
 
(監・脚)ジュリアン・ギルビー (脚)クリス・ハワード サシャ・ベネット ウィリアム・ギルビー
(主)エド・スペリーアス アルフィー・アレン ウィル・ポールター セバスチャン・デ・ソウザ エマ・リグビー 
   メム・フェルダ グレアム・マクダヴィッシュ トーマス・クレッチマン
 
カード詐欺でお金を稼ぐサム、フォーディー、ラファ、イェイツの大学生4人組。
ある日、調子に乗ったラファとイェイツは中年男性が乗った車を襲いアタッシュケースを盗み出すが・・

2015年開催の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」にて上映されたとの事。
何それ?全然知らなかったよ。世の中(都会)には色んな映画の催しがあるのね〜いいな〜。
と思って調べたら、新宿の映画館の催しだった模様。知ってる作品もチラホラあった〜。
それはともかく!
主人公と思われる人が一番見た目薄いってどーなん?
あ、「ベイビー・ドライバー」の彼もいるから無問題?(笑)
一番目を引く金髪の窪田正孝(違)、「メイズ・ランナー」にも出てた柴田君(違)、
気の良さそうな移民風の青年(勝手な想像)、そして薄い主人公、の四人が引き起こす犯罪。
カード詐欺の手口なんかはほんの始めしかなくてさほど目新しい展開もないけど、どうやら富豪成りすましの所がメインっぽい。
セコい詐欺からいきなり話が大きくなる所なんて割と漫画ちっくなんだけど、
本作は実話ベースです!( ー`дー´)キリッ とか聞くと、そここそが実話なのかどうなのか?が気になる所。
カード詐欺の所だけが実話だったりして?\( ̄∇ ̄;
彼らが追われてる時はつい「逃げて〜」とか思っちゃうけど、よく考えてみればコイツらのが悪いのよね。(汗)
窪田正孝だからつい応援しちゃったわ。(違)そしたら裏切るし。(死)
しかしあの女の子はチョロかったなあ。感情に流され過ぎだし、その後家族はどうなったん?
窪田正孝はあの女の子の事本気で好きだった気もしたが?(余計なお世話&窪田違う)
自分達はちょっとした金儲けだと思って犯罪の自覚がなかったとしても、
どっから見ても犯罪だし、犯罪は更に大きな犯罪を呼ぶよね〜・・。   【CS・ムービープラス】

プラダを着た悪魔
THE DEVIL WEARS PRADA (06・米)
(監)デヴィッド・フランケル (脚)アライン・ブロッシュ・マッケンナ (原作)ローレン・ワイズバーガー
(主)アン・ハサウェイ メリル・ストリープ エミリー・ブラント スタンリー・トゥッチ エイドリアン・グレニアー トレイシー・トムズ
   サイモン・ベイカー リッチ・ソマー
タイトルから、もっと理不尽なイジメに合う新入社員の話かと思ってた・・だけに、ミランダが割とマトモな上司に見えた。(笑)
(だって、イマ、どうしようもない社内イジメのドラマしてるでしょう?1回見てウンザリしてもう見てないけど)
とは言え、プライベートな事が絡んでる用事とか、時間外まで仕事させようさせようにかかってるのは根本的にどうなの?
自分の服を無造作にバサッと放り投げるのもダメでしょ。曲りなりにも洋服扱ってるお仕事なんだから、もっと大切にしなきゃ!
・・とかも思ったけど、そこに、ミランダの仕事に対しての気持ちが
既に、初心の、好き、憧れ、だけではどうにもならない所まで来ている事が表れてる気もした。
ラストはとってもフツ〜な着地だったけど、それが一番素直なポジションなんだろね。
自分の中では、アンディはパリで迷っても、あのカメラのフラッシュには抗えなくてミランダの二の舞・・
・・とか想像してたけどね〜。(私が悪魔ですか)
終わってみれば、アンディよりもミランダの方が、やはり色々あったであろうと想像してしまう分、興味深い人物だったわ。
(あの崖っぷちをの切り抜け方はさすがにスゴイと思った・・そこまでやるのね・・
ナイジェル可哀相だったけどね・・でもそれがシゴト世界・・エミリーの件も仕方ないと思う;;)
第一線で活躍する彼女の私生活を、必要異常に湿っぽく見せなかったのも、
何があってもこの世界で生き抜くと言う姿勢が際立たせられ、良かったと思う。
ところで、アンディ、転職してから洋服代にいくらくらいかかったんだろ?(笑)着ていたブランド服、1つ1つしっかり見たかったけど、

場面場面でコロコロ変わったりして、あんまり堪能出来なかった気もするわ。 【TV】

プラチナデータ
 (12・日本)
 
 
(監)大友啓史 (脚)浜田秀哉 (原作)東野圭吾
(主)二宮和也 豊川悦司 鈴木保奈美 生瀬勝久 杏 水原希子 遠藤要 萩原聖人
一人に一つのデータに、二重人格者をはめた設定が面白い。
逃亡劇にはさほどな見せ場はなかったけど、DNAシステムへの疑問や、どんなに発達した素晴らしい(であろう)発明でも、
必ずと言っていいほど権力者がいい様に操って、そいつらだけがいい思いするよね〜・・てのがとても現実的で興味深かった。
あ、原作は東野さんだったのね。やっぱり東野さんのストーリーは面白いわ。
ニノ君、トヨエツに全然負けてなくてとても良かった。むしろ食う勢い?(^O^)v  【TV】

Black & White/ブラック & ホワイト
THIS MEANS WAR (12・米)
 
 
(監)マックG (脚・原案)ティモシー・ダウリング サイモン・キンバーグ (原案)マーカス・ガウテセン
(主)リース・ウィザースプーン クリス・パイン トム・ハーディ ティル・シュヴァイガー チェルシー・ハンドラー
アンジェラ・バセット ジョン・ポール・ルタン アビゲイル・スペンサー ジェニー・スレイト
 
CIAの凄腕コンビであり固い友情で結ばれているFDRとタック。そんな二人が事もあろうに同じ女性ローレンに恋してしまい・・
ちょこっとラブコメ風味のハードボイルド系アクションかと思いきや・・ がっつりラブコメでした。職権乱用ラブコメ。
パインとハーディが惚れたスプーンを取り合う話。 しかし・・全ての決定はスプーンが下す!文句は言わせん、コメディ女王ここにあり!
と、フラレ女から一転、溌剌美女に変身〜♪ そりゃ両手にイケメンとなりゃ生まれ変わるわ、生き生きもするわ。5歳は若返ったんじゃ?
それはそうと、パインの横にいるとハーディがやたらと可愛らしく見えたのは何故?
一時期は、ハーディの「顔」を見られるだけでお得感あって、可愛いとかカッコいいとか思うヒマもなかったから?(笑)
そんな感じで、どちらかと言うとハーディ派かな?な自分に気付いたけど、
チャラ男が見せる誠実さに女は弱いと言うか、そんな所をはずさないパインも、
あんま好きじゃないからステキに変わったりして。(←あんま好きじゃなかったんかい・・笑)
とは言っても所詮は職権乱用。
だいたいあんな盗聴〜盗撮・・何でも筒抜けなのね〜とオシゴト用機器に興味はあれど、普通に気持ち悪いよね・・(-_-;)
スプーンの自宅でのウキウキ♪ノリノリ♪をかいくぐってのアレコレも面白かったけど、ふと考えると普通にコワイよね・・( ;∀;)
そう言うの平気でやってられるって・・・・職業病?(@_@)
詳細はスプーンは結局知らないままだよね?知ったらどうする?彼女もCIAに就職出来そうな行動起こしそう。
あのオヤヂ女とコンビ組んだスピンオフが・・ないない・・興味もないわ〜(≧∇≦)ブハハ
で、パインとハーディ・・・あなたならどっち?
私なら・・・・・ごめん!色々言ったけど、私はやっぱシュヴァイガー!
ハーディが可愛くても、パインいいやん〜て思っても、めっちゃ役不足!(涙)のシュヴァイガーに一票!
何の予告も伏線もなく勝手にシュヴァイガー推しを叫んで任務完了〜!(≧∇≦)
【追記】あ、ポスターにちゃんと職権乱用って書いてあったわ。(笑)    【スターチャンネル】
 

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
 (09・日本)
 
(監)佐藤祐市 (脚)いずみ吉紘 (原作)黒井勇人
(主)小池徹平 マイコ 池田鉄洋 田中圭 品川祐 中村靖日 千葉雅子 須賀貴匡 朝加真由美 北見敏之 森本レオ 田辺誠一
バカバカ言ってるヒト、ウザい〜・・その腰ぎんちゃくもヒドいね〜・・2人とも、マトモにシゴトしてないし。
中西さんのあのファイト、良かったな〜(笑)「一緒に行きませんか、2人で!」の連発。ファイトあるな〜(^^;
藤田さん・・最初、ちょっと疑ってかかってたけど・・だって、あんな会社にあんなイイひと、居る訳ないじゃん〜とかさ(笑)
でもさ、彼の贖罪って気持ちも解る・・良かった、いい人で。(^^;
人って・・キャリアはともかくも、学歴だけじゃ絶対ワカランもんね。
それにキャリアだって・・誰でも最初はゼロなんだからさ、やっぱりやる気を評価して欲しいよね。
限界を感じた理由も解る〜・・コンプレックスを暴露されたのもキツいと思うけど・・仕事がどうこうより、やっぱり人間関係。
マ男くんが路上で倒れた時、殆どの人が見て見ぬふりとは・・なーんか悲しいね。
辞めると言ってるマ男君と某に「辞めるなよ」って言ってるあなた・・お前が辞めろ!??
マ男くんと藤田さんの最後のやりとり、清々しかったな。なーんかマ男くん、強くなったなぁ〜・・
それを解ってる藤田さんてやっぱすごい人なんだなぁ〜変わろうと頑張ろうとしてる人・・ちょっと泣けた。
エンドロールのアスキーアート(?)品川が似てた。(笑)
あれ?シナショーの庄司どこに出てきたっけ?・・って思ったら・・なるほど。やれやれ。 【BS】

ブラックサイト
UNTRACEABLE (08・米)
 
 
(監)グレゴリー・ホブリット (脚)アリソン・バーネット (脚・原案)ロバート・フィヴォレント マーク・R・ブリンカー
(主)ダイアン・レイン ビリー・バーク コリン・ハンクス ジョセフ・クロス メアリー・ベス・ハート ピーター・ルイス タイロン・ジョルダーノ 
パーラ・ヘイニー=ジャーディン ティム・デザーン クリス・カズンズ ジェシー・タイラー・ファーガソン
 
なぜ車に戻ったし? ・・と感想一言で終わらせようとかとは思ったけど、ダイアンが頑張ってたのでもうちょっと書く〜(^^ゞ
多分コレ、こう言う類のネット犯罪が増えた時代の作品だと思うので、展開としては今はそんなに目新しいものではなかったけど、
思ってたよりも緊迫感があってハラハラした。 こう言う犯罪は時代がいつであっても残酷で卑劣でたまらんね。
じわじわ殺すのも酷いけど、それを晒しものにするどころか、犯行を人任せにする様なやり方でヘ〇が出る。
しかも個人的な恨みを越えて関係ない人にまでだからね〜・・犯人、はよ地獄に堕ちて下さい、としか。
それにしてもこう言う系の犯人によく言える事だけど、あんな拷問の器具とかよく作れるよね?(それ言っていいのか?笑)  【CS】

ブラック・ジャック
 (96・日本)
 
 
(監・脚)出崎統 (脚)森絵都 (原作)手塚治虫
(声)大塚明夫 水谷優子 涼風真世 星野充昭 井上喜久子 若本規夫 折原愛 近藤玲子
 
オリンピックで驚異的な新記録を次々と叩き出す選手たち。それは他の分野にまで及び、世界は「超人類」として囃し立てる。
同じ頃、ある少女の死に立ち会ったブラック・ジャックは少女の内臓の信じられない老化に愕然とする。

主演は誰かな〜?誰がブラック・ジャックを演ってるのかな〜? ・・と思って見たら、フツーにアニメだった。( ̄∇ ̄;
あれ?以前実写版なかったっけ?
↑後で本作のデータを調べてたら、宍戸錠と加山雄三らしきBJの画像がチラッと目に入った。あ、そ、そっか〜・・・( ̄∇ ̄;
それはともかく!
オリンピックで活躍する選手たち・・と、謎のウィルス・・ってのがなんか最近とカブる様な・・で、思ってたよりも興味深く見られた。
と言うか「ブラック・ジャック」(原作)自体、面白いもんね。(コレが原作を基に作られてるのかは知らないけど)
何かと新しい研究等にまみれるあれやこれや(欲)。
完全な切り離しは困難でも、命に関する事にはやっぱり厳しい規制は必要だと思う。
自然なものに余計な手を加えて、それが滅亡への第一歩、積み立て預金にでもなった日にゃあ、何の為の研究なんだか本末転倒。
未来・・子供や孫(その先も・・)の世界を守る為の構えは意外とシンプルかも?とか考えてしまったわ。
しかし・・ まだ謎のウィルスだと言うのに、38度以上の熱があっても普通に出勤するブラックジャック先生・・・
令和には三密×って言葉があってな・・  集×近×閉×!ってのもあってな・・  アウトォーーーーーッ!!!(-ω-)/(T▽T)
ところで本作の絵柄だけど、やたらキラキラしてたり、大人っぽいデッサン調静止画とかがあったりで・・
なんでこうカッコつけた絵柄にするかな〜?・・と、やたら気になった。
確か「あしたのジョー」でもこんな絵柄で作られたのあったと思うけど、同じ所が作ったのかな?(虫プロ?手塚プロ?はて?)
それか、当時のハヤリだったとか? どちらも好きな漫画なんだけどな、多少の青年漫画風な大人っぽさならまだしも、
少女漫画風のキラキラ美化なんてのはいらないなあ・・。ピノコのギャグ的可愛さも逆に割食ってた様な?
そう言えば、オリンピック、新記録、で思い出したけど、
北京冬季五輪・Fスケ女子のロシアのワリエワのドーピング問題はどうなったん? 結果発表?の期限とっくに過ぎてる気がするんだけど?
え?彼女も実は謎ウィルス感染で・・?!・・・な戯れはいいから、結論はよ。(-ω-)/     【CS】
 

ブラック・スワン
BLACK SWAN (10・米)
 
 
(監)ダーレン・アロノフスキー (脚・原案)アンドレス・ハインツ (脚)マーク・ヘイマン ジョン・マクラフリン
(主)ナタリー・ポートマン ヴァンサン・カッセル バーバラ・ハーシー ミラ・クニス ウィノナ・ライダー バンジャマン・ミルピエ クセニア・ソロ
 
バレエに生活の全てを捧げ厳しいレッスンに励むニナは、所属するバレエ団の人気プリマの引退を受け新作のプリマに抜擢される。
今年のアカデミー賞候補の中でも異色??と噂されていた本作、なるほどスリラー・・そしてポートマンは力演でしたね。
バレエは吹き替えもあったらしいけど、この説得力は、彼女自身の演技力があってこそ。
実際の彼女の持つイメージとも重なって(その辺は「レスラー」の姉妹編とも言われてる所以だろうけど)
自身の今までの俳優人生の総決算、そしてまた新たにスタートするわよ、的な意味もありそうで
本人にとっても、重要な作品になったんだろうな。
とは言え、物語自体はかなり直球で、予告編から簡単に想像出来る範囲内に留まってしまっていたのが残念。
それを越えての驚き〜未知なる世界への誘い・・を、ずっと期待していただけに、え、これだけ?・・と少々肩すかし。
細かい事を言えば、そもそもが「白鳥の湖」なんてチョ〜有名な解りやすい題材が柱になってるんだから、
バレエに関する誰も知らん様なプチ情報(?)も、もっと周囲に散りばめて欲しかった〜とか。(トゥシューズの慣らしとか興味津々だっただけに)
母親との関係や自分の資質に悩んで涙するニナは、なんだかすっごく可哀想で
(「ピアニスト」を連想・・でもユペール♪にはそんな感情わかなかったなあ〜・・爆)
演じるポートマンのあの泣き顔・・幼い頃からの泣きの八の字眉・・だから余計に不憫でならなかったし、
自分としては、黒鳥になる為のセクシー・ハウツー(なんだそれ)を経ての変身過程にも
正直、驚きとか心動かされる物は殆どなくて、ただただ、壊れていく気の毒な(病気の)彼女を傍観するしかないのね、
と思うだけだったし、いわゆるホラー部分(笑)も、恐くないし、あまりゾクゾクさせられるモノでもなかった。 と言うか・・
足が・・の所なんて、楳図先生の作品の描写にドそっくりで、思わず笑っちゃったよ!(きっと笑う所じゃないんだろうけど・・汗)
掻き毟った痕とか、肌がワラワラする所(笑笑じゃないよ)なんかも楳図先生チックだったなぁ。
そう言う意味では、楽しくなかった訳でもないんだけど(楽しむ所じゃない?)新鮮味に欠けていた、と言うか。
そう言えば、ニナが某を控室の鏡の前でほにゃららするシーンは・・実はねぇ、ここ、カメラアングルのせいか、
ニナがとっても幼く見えて、まるで小学生のケンカみたいに映っちゃってね。
これはたまたまポートマンが小柄だったせいだからなのか、それとも撮影に何らかの意図あっての事なのか?
いや、多分ないんだろうけど(笑)「もう12歳の子供じゃないのよ」と言ってのけてたニナだったので、
この重要なシーンが、自分の目にはひょいと子供に映ったのが、個人的にかなり印象的だった。
ただ、そうやって(見るからに)ホラー要素で盛り上げていきながらも、そんなオドロオドロしい部分やコケオドシに頼り切る事なく、
最終的には、ニナの純粋な心理ドラマとしてきちんと昇華していったのは素晴らしかったと思うし、
そんな、ブレないドラマ構成・・がこの作品で一番賞賛される部分なんじゃ?とも思った。
キャスティングは皆とても良くて、カッセル登場にはついニヤニヤしちゃったよ。(わかるかな〜わかるよね〜笑)
母親は・・あの立派なケーキそのものだね。立派過ぎてモタれそう・・みたいな。でも有難いし勿体ないから捨てないで・・
でも明日には腐るかしら・・でも捨てるに忍びない・・でも食えない・・・・・そこにあるだけで・・考えるだけで重荷よ・・みたいな。(謎)
過度の期待を捨てて見る二回目の方が、楽しめるかもしれないな。 【ユナイテッド・シネマ】
 

ブラック・ダリア
THE BLACK DAHLIA (06・米)
(監)ブライアン・デ・パルマ (脚色)ジョシュ・フリードマン (原作)ジェイムズ・エルロイ
(主)ジョシュ・ハートネット アーロン・エッカート スカーレット・ヨハンソン ヒラリー・スワンク ミア・カーシュナー フィオナ・ショウ ジョン・カバナー
久々のデ・パルマ映画・・ってコトでちょっと期待が大き過ぎたかな。セピアな映像や、殺人事件の始まりを見渡すカメラワークなど
デ・パルマならではな誘導にはワクワクしたんだけどね〜・・どうもお話が今ひとつ乗り切れませんでしたワー。
まるで、素敵なアンティーク小物を買いまくったがうまく部屋にディスプレイ出来ずテキトーに放置してる・・みたいな・・
一体何がポイントなのか、何が言いたかったのか、よく
ワカラン作品でした。ワケアリ乗り越える男女の愛と友情?(笑)
少なくとも、黒ダリア殺人事件よりは、ジョシュの妖艶美女へのどばあああ!がばあああ!のが印象的。ププッ ( ̄m ̄*)

それにヒラリー・スワンク・・一番の美女だ!なんて言われても・・私にゃどう見ても女装したマット・デイモンにしか見えん!
真っ赤な唇強調しまくりなヨハンソンも、イケイケなんだか貞淑なんだか熟してんだか背伸びしてんだか、
クラシカルな装いはとても似合ってたけど、それだけで精一杯な感じ。お尻(腰)の文字がDB(デブ)じゃなかったのがせめてもの救い。(笑)
階段シーンとかとっても見せ場!で面白かったけど、それ以上にくねくねした女体のが印象に残る・・みたいな、
実際もう使い古して滅びてもいい様なムダシーン(笑)が未だ多すぎる。だから散らかりっぱなしな誰かの部屋みたいなんだよ!
昔は荒削りでもぶっ飛んだ何かがあったよなぁ・・な〜んてトオイメさせる(こんな雰囲気だけの)作品を見せられた日にゃあ
デ・パルマもトシとったなぁ・・って思わざるを得ない。思いたくないのにさ〜。だって青春一緒だからさ、自分自身もトシとった・・
って認めるみたいで抵抗あるのよ〜(←既に友達感覚)そうそう、青春一緒と言えば、ビル・フィンレー!
いやぁ・・デ・パルマ一族(?)の彼、しっかり出てましたね〜。ちょっと嬉しかった〜♪けど、やっぱりトシくってた〜!ゞ( ̄∇ ̄;)
【以下、ネタと寝た(?)に触れています。でも未見の方が読んでも差しさわりはないと思います】
登場人物が、みんながみんな、一体何考えてるんだか?・・って
思ったのは私だけ?
特に、ジョシュがエッカート責める所・・なんで?エッカートが勝手に黒ダリア殺人事件にばかり入れ込んでたのは分かるけど
その間ジョシュ自身はどばあああ!がばあああ!なんだから〜・・ぜぇんぜんエッカート責められる立場じゃないジャン!(^^;
ケイに対しても・・愛してるならワケアリでも受け止めないと・・ワケあったからあんたとめぐり合ってるんだからさ!
18才未満お断りなアブナい映画に出てたベティがアップになった時の泣きそうな顔にはちょっと切ないモノがあったけど、
こんなエ○映画にホイホイ出てるあんたにも責任あるんじゃないの?どうせならホラーに出なさい!ホラーに!
でもやっぱり、最初からなんだかずっと涙目のジョシュが一番何考えてるのか分からない不思議君でした。おすぎ、教えて!【ユナイテッド・シネマ】

ブラック・フォン
THE BLACK PHONE (21・米)
 
 
(監・脚・製)スコット・デリクソン (脚・製)C・ロバート・カーギル (原作)ジョー・ヒル (製作)ジェイソン・ブラム
(主)メイソン・テムズ マデリーン・マックグロウ イーサン・ホーク ジェレミー・デイヴィス ジェームズ・ランソン E・ロジャー・ミッチェル トロイ・ルードシール
 
内気な少年フィニーの住む街では子供の失踪事件が立て続けに起きていた。
フィニーの親しい友達も事件に巻き込まれてしまったある日、怪しげな車が彼に近づいて来て・・

気持ち悪い仮面で攻めてるポスター&イーサンも出てると聞くと自然と期待も高まったけど、
思ってた程には恐くなかったし、(いや、子供達がさらわれるのは恐いけど)
どちらかと言うと、気弱な男の子の成長と、その妹、あるいは友達との信頼の物語と言った感じ。
イーサンは・・ イーサンでなくても良かった様な・・・(コラーッ)
子供達がさらわれる所はとても不気味で恐かったけど、
主人公フィニーがさらわれて監禁されてからは、なんだかあんまり緊迫感はなくて・・なんでだろ?
あれこれ脱出を試みて失敗もするんだけど、あまり切羽詰まった感がなかったと言うか・・?
謎の黒電話(某カリアゲじゃないよ)からの謎のアドバイスにちょっとファンタジー味があったから??
あれ?そこ、もしかしてホラー味感じる部分?う〜ん??
と言うか、なんであの場所に電話が?昔の地下室(作業場?)では普通だったのかな?
そして誘拐犯の目的もよくわからんし、他の子がどうしてあんな風にされたのかもわからんし、
その割にフィニーには時間的猶予アリアリだった気もしたし、なんなら犯人、呑気に寝落ちしとるし、
てか、兄(弟だっけ?)の存在って一体・・?
何より、一定地域や学校で失踪事件が多発してるのに普通にみんな一人で登校してた気もするし?
ついでにフィニーのお父さんのアレはしつけなの?普通にDVかと思ったし。(汗)
とは言え(ツッコミ過ぎ?ごめん笑) フィニーとその妹のグウェンは可愛いかったな。
特にグウェン。自分の不思議な夢に対して無邪気だったグウェンが、
兄が誘拐された事によってその能力に対しての向き合い方が変わった所や、
何より必死に兄を探そうとする健気な姿には目が離せなかった。
そんな雰囲気は昔のアビゲイルちゃんを連想したんだけど、お顔はちょいと憂いがあって錦戸亮を連想。(何故)
フィニーはイマイチ覇気のない感じで、つかまってからもあんまり緊迫感はなかったけど、
その可愛いお顔の目元にはちょっとしたシブ味が見えたので、これからの成長のが楽しみなタイプかも?
最後、彼が地域や学校中の噂になる中、あのクラスメイトの女の子だけは以前と同じ様に普通に話しかけてくれて・・良かった。
さらわれた他の男の子達も無事に戻って来てほしかったなぁ・・。無事じゃなかったから電話が・・は解るけども・・。  【Amazon】
 

ブラックブック
ZWARTBOEK / BLACK BOOK (06・オランダ=独=英=ベルギー)
(監・脚)ポール・バーホーベン (脚・原案)ジェラルド・ソエトマン
(主)カリス・ファン・ハウテン セバスチャン・コッホ トム・ホフマン ワンデマー・コブス デレク・デ・リント ピーター・ブロック
   ドルフ・デ・フリース クリスチャン・ベンケル ハリナ・ライン
実在したと言われるブラックブック=独軍司令官とレジスタンスの仲介役を行うふり(!)をしていた弁護士の日記帳=
を元にした悲惨な物語でありながら、愛あり、エ○あり、殺し合いあり、裏切りあり、犯人当てあり・・なサスペンス的
娯楽色がとても強く、2時間24分もあったなんて思えない程のテンポの良さでいっきにみせてくれました。
この休みないテンポと、一体誰が黒幕なんだよぉー!・・とハラハラしながら推理していく所は、
ちょっとTV「24」を連想
そんなタイプのドラマがお好きな方には超オススメです。でも、あんまりこんなだと人間不信に陥っちゃうんだよねぇ〜・・。
そんなハイスピードな展開に加えて、主人公の
金髪の室井滋・・もとい、ラヘルがあまりにも精神的に頑丈で
感情移入するヒマを与えないもんだから、ただただ、もう誰も死なんではよ戦争終わってくれよ〜・・って思うばかりで。
1人の過酷な運命の女性が中心であったにも関わらず、彼女が主人公って感じも全然しなくてね。もしや、国単位の視点で
翻弄されてたのかな?各国代表の騙しあい合戦って感じで・・(汗)顔だけじゃどこの人かなんて判んないのにさ。
「生き延びる為には仲間を裏切る、それは当たり前」・・って言うのは決して責められないとは思うけど、悲しいね。
肉体だけでなく精神にも深いダメージをもたらす戦争・・。そこで露わになった人間の醜さ酷さは死臭以上な気がしたよ。
けれど、心に同じ悲しみを背負った者同士が惹かれあう自然な姿や、それ以上に、許しあう姿がそこにあった事には、
ほんの少し救われる気持ちも。某所にてムンツェと2人きりなラヘルがかいがいしく皿洗いしてる姿は印象的だったわ。
弟の病気、薬品、チョコ、ペンダント等、さり気ない小道具が、忘れた頃にいっきに伏線として蘇る所はとても良かった!
けど、音楽(効果音)が大袈裟過ぎて耳障りだった・・(^^;そんな音は宇宙生物が人類攻めて来る時くらいでイイから!
そ〜言えば、ラヘルの友達も相当に運の強い女よね・・いつもな〜んも考えてなかったのが良かったのか?φ(◎。◎‐)
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
途中まではねぇ〜・・真の裏切り者は、船の案内人?後見人?とか、またヘボ推理してたんだけど(笑)
途中から、ぬぬぬ・・?なんかおかしいぞ・・?なんでそんな初歩的なミスするかいな、あんた??
それに、1人だけ無傷で、まるで取ってつけたみたいなスーパーマン・キャラじゃないのぉ〜!・・とか思ってたら
やっぱりあの人だったわね〜・・うーん・・最初はいい人だと思ってたのに・・って、ビンゴ!!でもショックでした。(T_T)
だって、少しクライヴとラッソを足して2で割った様な、好みのタイプだったし〜〜〜・・・(←そんなしょーもない理由です) 【シネテリエ天神】

ブラック・ボックス
BLACK BOX (20・米)
 
 
(監)エマニュエル・オセイ=クフォー
(主)マムドゥ・アチー フィリシア・ラシャド アマンダ・クリスティーン トーシン・モロハンフォーラ
 
交通事故に巻き込まれて妻を亡くし、自身も記憶障害の後遺症に悩むノーラン。
幼い娘との生活にも不安を覚えた彼は、最新鋭の医療機器を使用した治療を受ける決心をする。

最初から、娘のエヴァちゃんがかいがいしくて。
そしてノーランがやたらと善人顔なもんで、二人にこれ以上の不幸が降りかからないといいけど、
髪と顔の境目がハッキリし過ぎなドクター、頼むよ! ・・てな感じで心配しながら鑑賞。
実験的な機器で見る過去の光景は、人の顔がおぼろげにしか見えないってだけで、もうかなり怪しげ。
更に、怪しげ通り越してキモい物体登場〜!で、沸いたわ。(え)
でもあれ、四つん這いなのかブリッジなのかマリオネットなのか、やたらと不気味な動きしてたけど、
後でノーランの意識だと知ると妙に悲しく同情しちゃって。
なんとか動こうとあんなに奇妙な程にもだえて、ものすごく一生懸命に抗ってたんだと思うとさ。
ノーランじゃない方の意識が自覚した時、ああ〜これどっちかの家族がまた不幸になったら嫌だ〜
って思ったんだけど、あっちがDV夫って事で、正直ほっとしたわ。(苦笑) だってどっちかを選ぶ事になるのは辛すぎだし。
本来なら、それこそ私の嫌いな予定調和だけど、なんかもう、どこのご家族も幸せに暮らして欲しいし。
・・疲れたまってるのかな自分?( ̄∇ ̄;
人って、意識と肉体は切り離せないよね。
当たり前かもしれないけど、例えば誰かを好きになったりするのって外見だけとか中身だけとかじゃないしね。
切り離して考えようとするところからして違うのかもしれない?・・ってちょっと思ったりも。
あと、研究に身内の情が絡むのはやっかいね。取り組みがダブスタになると、もはや研究でもなんでもなくなっちゃうし。  【Amazon】
 

ブラック・ボックス 〜記憶の罠〜
LA BOITE NOIRE (05・仏)
 
 
(監・脚)リシャール・ベリ
(主)ジョゼ・ガルシア マリオン・コティヤール ミシェル・デュショーソワ ベルナール・ル・コク エレーナ・ノゲラ ジェラール・ラロシュ
 
自動車事故でシェルブールの病院に救急搬送されたアルチュール。
昏睡状態から目覚めた彼は、看護師から自分のうわ言を書き留めたメモを受け取る。

ブラック・ボックスって、人の、封印された記憶の事だったのね。
確かに、思い出さない方がいい記憶もあるかもだけど、
思い出さないといけない気がするのに思い出せない、ってツライよね。
頭の片隅にずーっと何かが引っかかってるみたいな。 解るわ〜・・自分もよくあるし。(←単にトシのせいでは)
最初の方は、青みがかかった不思議なムードで(ちょっと「マシニスト」を連想するような)すごく引き込まれて見入っちゃって。
特に謎の言葉「スパゲッティを刈る」とか意味不明過ぎて興味津々。
それと看護師がコティヤールだし、これは絶対何かあるでしょ?ないはずがない!むしろ絶対あって欲しい!・・みたいな。
いかにも〜な幻覚見せてくれる所は”ヤク剤師”が何故か漫画っぽい怪しさで、ここだけコメディのノリだったり、
前半は割と楽しめたんだけど、後半になると急激に展開がモタつき出して、
終盤はもう「本日の悪いヤツ」もすぐわかっちゃうし、尻つぼみしちゃったかな。
謎の言葉のそれぞれの意味とかもちゃんと思い出して良かったんだけど、初恋のベティとの顛末も知りたかった。(そこ)
コティヤールとはやっぱり色々あったね。色々やったね、のが適切か?Σ\( ̄ー ̄;コラコラ
あと、主人公は記憶に翻弄されまくりだったけど、自覚してからは見た目がガラッと、キリッと変わって・・見事に気持ちが外見に表れてたわ。
【以下、ラストに触れています。ご注意ください】
最後、「本日の悪いヤツ」との勝負(?)は、なんだかアッサリしてたなぁ。
ヤツが後悔して懺悔の道(?)を選ぶにしても、そこまでの苦悩がさっぱりわからないから
怒りも同情も何もわかなかったし、だいたい自殺するつもりなら何故主人公を撃ったの?としか思えないラストだったわ。   【Amazon】
 

フラッシュダンス
FLASHDANCE (83・米)
(監)エイドリアン・ライン
(主)ジェニファー・ビールス マイケル・ヌーリー リリア・スカラ
さほど深い話ではなかったが(え)夢を持ってはいる物のなかなか一歩を踏み出せないでいる主人公に共感し、
応援したくなった。使われてる音楽がとっても良くて、すぐにサントラ購入。【劇場】【TV】

フラッシュバック
FLASHBACKS OF A FOOL (08・英)
 
 
(監・脚)ベイリー・ウォルシュ (製作総指揮)ダニエル・クレイグ他
(主)ダニエル・クレイグ ハリー・イーデン イヴ ヘレン・マックロリー クレア・フォーラニ マーク・ストロング オリヴィア・ウィリアムズ 
   エミリア・フォックス フェリシティ・ジョーンズ ミリアム・カーリン ジョディ・メイ 
 
クレイグに惹かれて鑑賞。現在と過去とかもうほ〜んとに別世界。
イブリンの誘惑とか・・若き日によくある年上の誘惑。(笑)でもスジの通った所がなくて女にだらしないのは現在もか・・甘えん坊だし。
交通事故で首がみつからんとか・・ブラック(*´Д`) ルースとか傷つけていたんだね〜・・。
乳がんの話は?命を実感したのか?「ゴースト達の恋愛指南」のマコノヘ〜に聞いてみよう〜(*´Д`)  【DVD】 

フラッド
HARD RAIN (98・米)
(監)ミカエル・ソロモン (脚)グラハム・ヨスト
(主)クリスチャン・スレーター モーガン・フリーマン ミニー・ドライヴァー ランディ・クエイド
「居間に死んだ牛でも置いとこうか?」なんてセリフなんかはいいんだけど(笑)強盗も洪水も、前半は恐怖があんまり伝わって来ない。
警察に捕まったスレーターだって、のんびりし過ぎだって。で、水かさ増して驚いて・・救出されるのも出来すぎな感じ。^_^;
ミニーに水が迫ってくる所はちょっとハラハラしたけどね。でもあの警察官も・・こんな事態に**事しか考えてないってどうよ・・。
家に強盗用のワナ(笑)をしかけた老夫婦なんかは良かったし、展開にもうちょっとヒネリがあればなぁ・・と残念。【TV】

ブラッドシンプル/ザ・スリラー
BLOOD SIMPLE (99・米)
(監・脚)ジョエル・コーエン (脚・製作)イーサン・コーエン
(主)ジョン・ゲッツ フランシス・マクドーマンド ダン・ヘダヤ M・エメット・ウォルシュ
これはもっと早い時期に、それも”ザ・スリラー”でない方を見るべきだったかもしれない・・同監督作品なら出来たら順番に見た方がいいのかな?
随所に個性的な見所がさりげなくあって( ̄o ̄)オオー!と思ったけど、大好きな「ファーゴ」に被ってしまって、あまりワクワクしなかった。
「これは傑作ですからデジタルで再編集云々・・」の最初の長い説明でヒイてしまったのかなぁ?【ビデオ】

ブラッド・ダイヤモンド
BLOOD DOAMOND (06・米)
(監)エドワード・ズウィック (脚)チャールズ・レビット (原案)チャールズ・レビット C.ゲイビー・ミッチェル
(主)レオナルド・ディカプリオ ジャイモン・フンスー ジェニファー・コネリー カギソ・クイパーズ アーノルド・ボスロー アンソニー・コールマン
鑑賞予定を後回しにしてたら、近所のシネコンではもう夕方〜夜しかなくなっちゃって、結局一番行き難いシネコン迄足を運ぶハメに・・(^^;
でも、終了間近だけど、お客さんは思ってたよりも多かったです。やはり評判がいいのね。
紛争ダイヤについては詳細を知らなかっただけに、一方的な銃撃は見るに耐えない酷さで、こんな私でも結構コタえたぁ;;
正直、前半は二度と観たくない様なシーンが多かったので気分が滅入ったんだけど、実際はこれでも生ぬるかったのかな?
皆殺しや洗脳・・こんな土地では生きてる方が奇跡みたい。子供まで巻き込んで・・こんなの人間のやる事じゃないよホント。
こんな図式は何もダイヤ絡みに限った事ではないんでしょうが(石油がなくて幸せとか言うジョークもあったけど)それでも
ダイヤに憧れを持つ自分にも何らかの責任が無きにしも非ず・・なんて気分にもさせられ、益々滅入ったよ。
(自分にとっては)自然の恵みであり、内面的強さと美の象徴でもあるダイヤをこんなまるで虚栄や愚かさの象徴みたいにさせられ、
それ以上に、かけがえのない、人の命の輝きまで容赦なく奪ってしまう蛮人どもにもう怒り爆発させながらも、
作品の
メッセージをしっかと受け取れた様に思えたけれど。わざわざ汗かきながら観に行った甲斐がありました。
ところで、これでアカデミー賞にノミネートされていたレオ君ですが(私は「ギャング・・」とか「キャッチ・・」以来観てないと思うけど)
主演とは言え(一途で真面目と言う得な役どころの)フンスーには食われても仕方ない様な微妙な所でも
しっかり踏ん張ってて敢闘賞モノの存在感。ただ、ラストあたりは少し違和感が・・。レオ、さり気なくナルってるし〜(笑)
【以下、ラストに触れています。未見の方はご注意下さい】
と言うのも、それまでがえらくリアルで過酷だったもんだからねぇ・・それに、レオとジェニファー間の感情も微妙だし・・
自分としては、こう言う甘いサッドエンドではなく、辛いハッピーエンドの方が、この展開には似合っていたんじゃないかと。
レオの所だけじゃなくて、フンスーの家族が救出されたシーンも、ああ”たまたま家族”でなんてラッキーな・・とか
えらくさめた気分で見てしまったし・・(汗)それが救出〜改善の第一歩なのはじゅうじゅう承知ですが、演出として、どうも
ラストあたりだけ妙にハリウッド勧善懲悪ラブ味の素がふりかけられちゃったみたいでね・・
まあ好みの問題なんだろうけど。【ユナイテッド・シネマ−キャナル】

プラットフォーム
EL HOYO / THE PLATFORM (19・スペイン)
 
 
(監)ガルデル・ガステル=ウルティア (脚・原案)ダビド・デソーラ (脚)ペドロ・リベロ 
(主)イバン・マサゲ アントニア・サン・フアン ソリオン・エギレオル エミリオ・ブアレ
 
最初の方、似た様な舞台構成の日本の小説を読んだ事がある様な気がしたので、
もしかしてそれが原作?って思ったけど全然違ったみたい。 だいたいその小説もうろ覚えだし多分展開も違うんだろうね。
この状況は階級社会か時代の流れの様に感じた。
最後の、いないはずの子供の登場は、子供探してた女の子供でもなかった風だし、未来へ託す希望にも思えた。
自分は永遠に生きていける訳ではないしね、子供を送り出すしか。同室だった男と、元管理局の女の亡霊も意味深く面白かった。
色々汚かったり腐敗臭も漂ってたけどエスカルゴが一番ノーサンキュー・・(汗)   【Amazon】 

フラットライナーズ
FLATLINERS (90・米)
(監)ジョエル・シュマッカー (脚)ピーター・フィラルディ (撮影)ヤン・デ・ボン
(主)キーファー・サザーランド ケヴィン・ベーコン ジュリア・ロバーツ ウィリアム・ボールドウィン
死後の世界を探るべく自らの体を実験台にする医学生達。脳死直前に蘇生した彼らが体験した世界とは?
テーマがとっても私好みでワクワクしたんだけど、フタを開けてみれば、なんだか説教くさい展開で・・^_^;
人の道を説きたい気持ちは解るが、もっとさりげない表現でこそ、肯き、感動もするのでは?←あまのじゃく約一名の意見。 【ビデオ】

ブラッド・ワーク
BLOOD WORK (02・米)
(監・製作)クリント・イーストウッド (脚)ブライアン・ヘルゲランド (原作)マイクル・コナリー
(主)クリント・イーストウッド ジェフ・ダニエルズ ワンダ・デ・ヘスース ティナ・リフォード ポール・ロドリゲス 
   ディラン・ウォルシュ アンジェリカ・ヒューストン メイソン・ルセロ
心臓移植をした元FBI心理分析官・テリー。今は引退し、クルーザーで静かな生活を送っていたが、
とある猟奇殺人事件が自分の移植に関係していると知り再び捜査現場へ向かう事となる。
最初のメッセージ殺人がどうからんで来るのかそれがずっと気になってたけど、そう言うことだったのね!
面白かったです。AB型のなんとか言う血液型が少ないとか言ってたけど、
自分の学生時代には、AB型のRHマイナスの人なら身近に2人いたな〜。
AB型って変わり者・・とか言われるけど、私はとっても好きな血液型!
いい意味でマイペースなので、余計な気を遣わずにほっときゃいいし(笑)
同じ様に、こちらもほっとかれるので(爆)マイペースでいられて、長く付き合える気がする。
それに、基本マジメだと思うので、安心出来ると言うか・・まあ、人によるんでしょうが。
それはともかく!心臓を巡って・・テリー(クリント)と彼女の間が、どうなったのか、
それについては、彼女側の気持ちに触れてなかったので、ちょっと気になったな。
心臓悪いのに、色んな事やりすぎて(捜査だけじゃなく・・爆)大丈夫?とか思ったけど、
この時70代だと言うのが信じられないくらい、頑張るイーストウッドはカッコよかったです。
別にファンと言う訳でもないんだけど、年齢の重み・・と言うより、トシによる肉体の重み(笑)
に負けないファイトが嬉しい。ウザい刑事がいたけど、テリーとのカケアイはなかなか面白かった。
こいつ、ウザいけどユーモアのセンスあるかも?正体はあべこうじだな?(謎)
暗号・・1がない・・ノー・ワン・・をアルファベットに・・ああ、そうか〜・・って、言われる迄全然気づいてなかった;;
アンジェリカ・ヒューストン・・ジャガー横田に似てたわ。 【BS−NHK】

PLANET OF THE APES/猿の惑星
PLANET OF THE APES (01・米)
(監)ティム・バートン (脚)ウィリアム・ブロイルスJr. ローレンス・コナー マーク・ローゼンタール
(主)マーク・ウォルバーグ ティム・ロス ヘレナ・ボナム・カーター マイケル・クラーク・ダンカン クリス・クリストファーソン
あちこちに監督のユーモアが散りばめられていて、改めて昔の作品のリメイクOR続編は気にしない方が良いと実感。
しかしモチーフがこれだと、このタイトルしかつけようがないし、比較ばかりされるのも仕方ない?
人間の魅力がイマイチとはいえ、生き生きした猿の魅力で充分カバーされてます。【ユナイテッド・シネマ】

プラネット・テラー in グラインドハウス
PLANET TERROR / ROBERT RODRIGUEZ'S PLANET TERROR (07・米)
 
 
(監・脚・製作・撮影・編集)ロバート・ロドリゲス (製作)エリザベス・アヴェラン クエンティン・タランティーノ
(主)ローズ・マッゴーワン フレディ・ロドリゲス ブルース・ウィリス ジョシュ・ブローリン マーリー・シェルトン 
   ジェフ・フェイヒー ナヴィーン・アンドリュース マイケル・ビーン レベル・ロドリゲス ステイシー・ファーガソン 
   ジュリオ・アスカー・メチョン ニッキー・カット クエンティン・タランティーノ
 
テキサスの田舎町。極秘の軍事兵器の流出により、そのガスを浴びた人々が次々とゾンビ化、ダンサーのチェリーも彼らに襲われてしまい・・
かつてアメリカで流行ったグラインドハウスを現代に復活させたタランティーノとロドリゲス。其々に作り上げた、その2本立て作品の1本目。
自分の周りでは、タラの「デス・プルーフ」のがいい評判を聞いていた気がしたので、さほど期待もせずに見ましたが、
なんよこれ〜〜!!めっちゃ面白かったぁ〜〜!(≧∇≦)
最初の方は、○○が、〜〜○〜〜○←こんな感じで飛び散ったりとかして、ウヘェ〜;;( ̄Д ̄;;とか思ったけど(何)
で、あの人、危機的状況なのに、散らばったソレかき集めてポッケに仕舞ってたりして・・まずはその筋金入りコレクター魂に感服!
あ・・話がいきなり○○から始まったけど・・(爆)
あっち世界→ゾンビ様(ゾンビさま、じゃなくて、ゾンビよう、ね)の話とも知らなかったので、
後はもう、血まみれドロドロ内臓ぶっとび世界を静かに見守るだけ・・みたいな。わくわくしながら。(笑)
相当イっちゃってるバイオレンスがあったかと思うと、思いがけずマトモなラブな場面も。
フィルムの傷や、冒頭の「マチェーテ」の予告編(断然興味が!)だけでなく、
このラブシーンの途中にしっかりグラインドハウスならではの手法が使ってあったのには、思わず笑ってしまった!
なんなのよ〜〜もう〜〜オカシ過ぎる〜〜(≧∇≦)
いや、グラインドハウスじゃなきゃ逆に絶対怒るやろ、こんなん!(笑)
こんな、作る方もホント楽しんでやってるなぁ〜♪・・な、お茶目感もしっかり伝わって来て、ホント面白かったです。
・・と言うか、ハマった!「イングロ・・」の時みたいにハマった!_(T▽T)ノ彡☆
片足チェリー、カッコ良かったわ〜!最初から何やら色々と人生に悩んでたみたいで気になるキャラだったけど、
まさかここまで活躍するヒロインになるとは思ってなかったので
(宣伝画像とか、ろくすっぽ見てなかったもんで;;ああ、そう言えば、メインの女性、片足だったなぁ・・くらいで;;)
どんどん強くなっていく彼女の姿に、女性と言えど惚れ惚れしたわ〜。
下のアイラインがドロドロになって漫画のベティさんみたいな目になったダコタも、その形相が超キュート!で可愛いかった〜。(* ̄∇ ̄*)
彼女も、色々と痛々しくて悲惨だったけど、商売道具をしっかり活用して頑張ってて良かったわ〜♪
最初は、ダンナ(ジョシュ・ブローリン)のがいい人かと思ってたんだけどね;;
女性2人の・・人生、無駄な才能がまとめて花開く時が来る・・みたいな人生哲学も素敵!
BBQ屋のオヤジも、最初はさも殺人鬼みたいないかがわしい感じで現れたくせに(笑)
全然悪い人じゃなくて〜弟の保安官との兄弟愛もしみたわ〜。
でさ、やっぱ、一番オオウケしたのが・・タラ!_(T▽T)ノ彡☆
あれは友情出演??(笑)もう、ウケまくって、お腹痛くなりそうだった〜!!
マスクした男が1人しゃしゃり出て来た時、「あ、こいつタラだ!」ってすぐ判ったのも、
アゴはマスクで隠せても、元々持ってるあの怪しいオーラは隠せない、って事かしら〜?
で、あの顛末・・!!!たまらんっっっ!(≧∇≦)
いやぁ・・こんな面白い作品だったとは・・
これ、地元で公開されたのは知ってたんだよね・・でも、ロドリゲスに別に思い入れもないし、ってスルーしちゃってたの。
ああ〜・・あの時、劇場に行っときゃ良かったよ!ああ、馬鹿な事したぁ!!
・・と言う訳で、速攻、BDを購入してしまった私・・ああ、馬鹿な事したぁ???( ̄∇ ̄;  【DVD】
 

フラバー
FLUBBER (97・米)
(監)レス・メイフィールド (脚・製作)ジョン・ヒューズ
(主)ロビン・ウィリアムズ マーシャ・ゲイ・ハーデン クリストファー・マクドナルド
ディズニーショップで前売り券を買うのを忘れたので、あの可愛いぷよぷよ人形が貰えず、悲しかった(T_T)
リメイク版だったのね?知らなかった!あのCG、昔はどうやったのかな?それともアニメ?【劇場】

FRANK -フランク-
FRANK (14・英=アイルランド)
 
(監)レニー・アブラハムソン (脚・原作)ジョン・ロンソン (脚)ピーター・ストローハン
(主)ドーナル・グリーソン マイケル・ファスベンダー マギー・ギレンホール スクート・マクネイリー フランソワ・シヴィル カーラ・アザール
ミュージシャンを夢見る青年ジョンがひょんな事から参加したインディ・バンド「ソロンフォルブス」。
そこで場を仕切っていたのは、大きなマスクを被った男フランクだった。

予告編からは、被り物した気弱な青年がロックを通じて自信を持って・・明るくめでたし!
みたいな王道ストーリーをつい思い描いてたけど、そんな展開ではなかったわ。そもそも、そんな単純なキャラではなかった。
勿論、被り物をした時の自信たっぷりさと、被り物を取った時の一抹の頼りなさは、
そう言うよくある図式に当てはまらなくはないけど、人の心って、そこだけじゃなく微妙に揺れ動いてるよねぇ・・とか感じさせられた。
それと、被り物のお陰で、音楽で有名になっても顔は世間に知られない、って所が、
結局、ジョンのやってる事とは最初から逆にも見えて、メンバーがちょっとずつギクシャクしていく様子にはとても淋しい気持ちに・・。
結局、ジョンって何だったんだろう?とかも思った。世間の代表?(^^;
良かれと思ってやった事が、結局は皆の神経逆なでして・・。
もしあの舞台で成功したとしても、あらぬ方向へコトが運んで行っただろうね。
好きに納得いく作品作りがしたいだけで、世間の評価が一番欲しい訳じゃない、そんな人間もいる、
そんな感じ・・うまく言えないけど、解る気もする。
世間で持ち上げられようがそうでなかろうが、音楽が生活そのものなら、生活に評価をつける世間って何なの?って感じかな。
ジョンにとってあの顛末は、自分の音楽の才能を否定されるよりも、もしかしたら、辛く寂しい経験になったかもしれないなぁ?とも。
フランクがなぜ被り物をする様になったか?は、それこそデリケート過ぎて全部を理解するのは難しかった。
けど、それすらも、何か特殊な事ではなく、生きている上でたまたまそうだっただけ、みたいな気にもさせられた。
フランクって、気軽に、とか、親しみを込めて、とか、そんな意味合いがあるよね?(綴りがどうかは知らないけど;;)
とか思ってたら、実際にフランクって言う被り物したコメディアンがいたそうで、
その方のバンドに参加した脚本家の体験談が元になってるらしい。被り物も確かに似てたわ。( ̄m ̄   【KBCシネマ】

プランケット&マクレーン
PLUNKETT & MACLEANE (99・英)
 
 
(監)ジェイク・スコット (脚)ロバート・ウェイド ニール・パーヴィス チャールズ・マッケオン (音楽)クレイグ・アームストロング
(主)ロバート・カーライル ジョニー・リー・ミラー リヴ・タイラー アラン・カミング マイケル・ガンボン ケン・ストット トミー・フラナガン
 
18世紀のイギリス。盗むのは貴族からだけ!をモットーにした”紳士強盗”コンビ、プランケット&マクレーンの活躍・・!
以前見たけど感想書いてないからもう一回見てみよう〜シリーズ(たまにやる・・前は「ラストコンサート」とか)
・・の今回は2本のうちの1本め。
前見た時は、キャストに期待が膨らみ過ぎてたからか、お話はあんまり面白くなかったな〜・・って感じでした。
今回は・・うん、まあ、まあ。( ̄∇ ̄; 前よりは楽しめたけど、やっぱり物足りなさは残ったな。一言で言うと、薄味。
18世紀のイギリスの風俗(上流だけでない所なんか)には興味深い物があったけど、
そこに其々に生きて来た登場人物同士の気持ちの絡みがあまりない・・
例えば、身分の違うレベッカとの恋とか、こいつ何者?的なオネエとの信頼関係とか、
根本的な気持ち展開が描写不足なんで、出来事の上辺だけで進んでしまった感じ。
アクションは割と好みだったし、小さなギャグは楽しかったんだけどね。
でも、主演のカーライルは良かった!さすが、十八番の破天荒キャラ。生き生き感が違う!(笑)
彼あっての強盗コンビ!って気もしたし(ミラーごめん・・笑)この個性なら、紳士強盗、シリーズ化もOKよ!
ただし、お話に工夫があれば(笑)な〜んて思ったりも。(物足りないなりにも少し愛着わいたのかな?)
実は、今回再見の一番の目的は、クレイグ・アームストロングの音楽の確認、だったんだけど
(何故?勘の良い方なら分かるかも?で、呆れられる・・爆)
終わってみれば、カーライルへの愛を一番確かめられた様な・・_(T▽T)ノ彡☆
あ、音楽は、割とバックに徹した使い方でしたね。でも変に大仰になり過ぎずに良かったかも。
このドラマチックな音楽さえも、前は特には記憶してなかったと言う・・(汗)
【追記】”紳士強盗”って、実在したらしい。そう聞くと、ワクワク感がちょっとアップ。
     監督はリドリー・スコットの息子さんだったのね。(◎o◎)        【ビデオ】【DVD】
※この場で申し訳ないですが・・ トニー・スコット監督の件はショックでしたね。。
私は、あの超有名作「トップガン」にはあまり馴染みはないんだけど
でも、その前の、 彼の監督デビュー作「ハンガー」はしっかりリアルタイムで観てたんですよね。
(と言う事は、このあたりが、子育て専念による?;;映画ブランク突入時期だったのでしょう。)
リアルタイムで劇場で観た作品では、「ザ・ファン」が一番心に残ってます。
トニー監督・・数々の面白い作品を有難うございました! ・・ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

フランス軍中尉の女
THE FRENCH LIEUTENANT'S WOMAN (81・英)
(監)カレル・ライス (脚)ハロルド・ピンター (原)ジョン・ファウルズ
(主)メリル・ストリープ ジェレミー・アイアンズ リンジー・バクスター
劇場で観た時は、お芝居と現実が平行して進んで行く構成がとても印象的でした。今回TVで再見してちょっと自分と似たような所に苦笑。
解るけどね、自分勝手だけど。アイアンズの叫ぶ”名前”でラストを迎える・・いいね・・皮肉だね・・ 女は時代に翻弄され、
時代によって強くなっているのかな?しかしアイアンズは今(オヤジになってから)のが素敵ですね。いつも怪しげですが。(笑)【劇場】【TV】

フランス式十戒
LE DIABLE ET LES DIX COMMANDMENTS (62・仏)
(監)ジュリアン・デュヴィヴィエ (脚)ルネ・ヴァルジャヴェル ジュリアン・デュヴィヴィエ
(主)フランソワーズ・アルヌール メル・ファーラー シャルル・アスナヴール ダニエル・ダリュー アラン・ドロン リノ・ヴァンチュラ
悪気ないのについクセで神を冒涜する言葉を口にしてしまう使用人を解雇しようとする修道院。それをとめようと、幼馴染の司祭は
彼に「十戒」を暗記する様に命じるのだが・・そこで、蛇の姿を借りた悪魔が、大好きな人間(笑)についてのいくつかの話を物語る・・。
が、どれも良き人の心のスキマや弱み、あるいは感動もチャカす勢いな理不尽さが、まさにおフランス式!で、笑える。
女性としては、最初の、宝石(ネックレス)に目が眩んだ人妻の話や、アラン・ドロンとダニエル・ダリュー等が出てた自分の親の秘密の話が
面白かったな。これはちょっとホロリとしたりも。(^^; しかしこれ、今回以外にもまだ話があるそうな??きちんと全部見たいな。【BS−NHK】

フランスの女
UNE FEMME FRANCAISE (95・仏)
ベアール!
(監・脚・原作)レジス・ヴァルニエ (脚)アラン・ル・アンリ
(主)エマニュエル・ベアール ダニエル・オートゥイユ ガブリエル・バリリ ジャン・クロード・ブリアリ
まさにベアールの為の映画・・みたいな(笑)印象。もう、待ってるだけの女なんてやってられません〜・・じゃないけど( ̄∇ ̄;)
待つ身の淋しさ、辛さ・・と同じ位、いやそれ以上に、誰かがそばにいないとすぐにでも崩れてしまう、そんな女性のモロいサガを
見せ付けられた様な気がした。劇中、危険承知で、男の手から手に次々と飛び移るサーカスの空中ブランコの女性そのものの
ベアール(役名はジャンヌ)でした。彼女の真っ赤なドレスと唇が、激しくも潔い彼女にとても似合っていて印象的。
手に入れられなかった愛にだけ生きるのも・・悲しいよね・・美しいって・・淋しいものなのね・!・??【ビデオ】

BULLY〈ブリー〉
BULLY (01・米)
(監)ラリー・クラーク (脚)サカリー・ロング ロジャー・プリス (原)ジム・シュッツ
(主)ブラッド・レンフロ マイケル・ピット ビジョウ・フィリップス レイチェル・マイナー ケリー・ガーナー
93年にアメリカで実際に起きた、ティーンエイジャー殺害事件(ボビー・ケント事件)を元に作られている。
いじめっ子への制裁として殺しが思いつくのはままある事だとしても、それを遊びの様に実行に移してしまった彼らのイージーさが信じられない。
犯行が発覚する過程に至っても、そんなアホな、と思うしかない軽さ。
とにかく前半は、それしかないんかい?って程の乱交描写にヘキエキしてしまったんだけど(エロだし、ぐるぐる回るカメラワーク・・イヤ。
気分悪くなった。)そんな中、いじめっ子=悪い奴 & いじめられっ子=いい人、なんて単純な公式が成り立ってない所に
気付かされる。いじめっ子の、いじめられっ子に対する羨望やコンプレックス・・もしかしたらそれに裏打ちされた愛情?などが
チラホラ見えたり、いじめられっ子を愛する女の子の純な思いこそが一番の狂気に見えたり、一筋縄ではいかない若者の衝動。
苛める側であっても、その逆であったとしても、たいして変わらなく見える彼ら。
まあそこが、加害者と被害者が逆転してもなお、同情の余地を生まない(生ませない)所でもあるんだろうけど。
闘いたいなら、同じ土俵の上で闘わないと仕方ないよね。生きてる中で解決しないと・・簡単ではないけどさ。
ブラッド・レンフロ・・見た目、昔のシャープさとはどんどん遠くなって来てる;;その分、本格的な演技力で勝負してる感じはあるが、
でもやっぱり今回は、マイケル・ピット♪がダントツでしょう〜!?←ひいき目? 【シネテリエ天神】

フリーキー・フライデー
FREAKY FRIDAY (77・米)
(監)ゲイリー・ネルソン (脚・原)メアリー・ロジャース
(主)ジョディ・フォスター バーバラ・ハリス ジョン・アスティン
米公開当時から見たいな〜と思ってた日本劇場未公開のこの作品を、某wさんのご好意によって見る事が出来ました〜。
有難う〜!嬉しい〜!もう、とっても懐かしいジョディ(太めの・笑)が見れて満足〜!
それに、意外と、母になったアナベル(ジョディ)よりも、そのガサツな娘アナベルになったハリスがかなり可笑しかった。
父親の会社のお色気秘書にも笑った〜。今じゃこの程度のお色気は何てことないよね、やっぱり昔だなぁ、いい時代かもね。
まあ、ディズニーだから安心は安心よね。(笑)とは言え、自分の用事をあたりかまわず言いつける夫に不満をもらす妻(アナベルだけどさ)
のシーンには、女性は家でおとなしく家事をこなせばいいだけの存在と言う常識?に、さり気なく問題提起してたりして。
几帳面でイヤなヤツだし、きっと自分の事を嫌ってる、と思ってた弟(アナベルは彼を類人猿と呼んでいる)が、本当はアナベルを
とても慕っている事が分かる所は良かったな。『だって好きな人は嫌いになれないよ』って、当り前な事をサラリと言う弟の純真さが可愛い。
後半のハチャメチャぶりには、「ありえんだろー」と馬鹿笑い!(笑)リメイク版も楽しみです。【TV】

フリークス (劇場公開時タイトル「怪物団」)
FREAKS (32・米)
(監)トッド・ブラウニング (脚)ウィリス・ゴールドベック レオン・ゴードン エドガー・アラン・ウルフ アル・ボアーズバーグ
(主)ウォーレス・フォード オルガ・バクラノヴァ レイラ・ハイアムズ
正直言って、始めは驚きました。実際の人達を登場させているのも分かってはいましたが、これ程はっきりと大勢出ているとは
思わなかったので・・ただ、見ていると、そんな残酷とも言える状況の中でも、ほのぼのとしたユーモアもあり、楽しい場面もありました。
シャム双生児の女性の片方が彼氏に抱き締められると、もう一人がウットリしてたり。いや、本当に残酷です。こんなシチュエーションも。
でも、それが優しく感じられるのは、彼らの内にある”大きさ”と言うか、何か目に見えないすごいものを感じるからかな?
何かを越えているよね。確実に。自分だけ置いてけぼりをくらった様な感じ・・
クレオパトラ・・彼女のあの笑い声は何でしょう!あれほど下品でいかがわしい笑い声は今までに聞いたことがありません。
もし見えない物が形になって表れたとしたら・・フリークスとは、そう言う物ではないのかと思います。
ハンスを想い、ヤキモチを焼きながら見守るフリーダ、とってもいじらしかった・・!
”たまたま五体満足”に生まれてきた”自分”って何だろうね?そしてそれにかなうだけの事やってるんだろうか?【ビデオ】

フリーダ
FRIDA (02・米)
(監)ジュリー・テイモア (脚)グレゴリー・ナヴァ クランシー・シーガル アンナ・トマス ダイアン・レイク (原)ヘイデン・エレーラ
(主)サルマ・ハエック アルフレッド・モリーナ ロジャー・リース パトリシア・レイエス・スピンドーラ ミア・マエストロ 
   ジェフリー・ラッシュ アシュレイ・ジャド エドワード・ノートン
メキシコが産んだ伝説の女性画家、フリーダ・カーロの愛と芸術の波乱の人生を描いている。
いきなりベッドごとどこかへ運ばれてる中年のフリーダ・・一転、軽やかに通路を走り抜ける10代の彼女が現れるが、どうも
おにゃん子再結成でセーラー服を着せられた国生○ゆりって感じ。うーん・・大丈夫か?しかも事故に遭い、モーローとしてる思考回路に
現れるアレは一体・・と、最初はやや違和感が。^_^;けれどそれは最初だけで、後はもう、彼女の魅力に圧倒されっぱなしでした。
どうして彼女はこんなに強いの?いや、簡単に強い女性とくくってしまうのは、彼女に対してとても失礼かもしれないけど・・
初めてディエゴと結ばれる所や、色々な所で、彼女の張り詰めた心の叫びが聞こえる様な気がした。死を意識出来るが為の姿勢なのだろうか?
あんなにもディエゴを愛せる彼女は凄い。体も心もボロボロになりながら・・でもその真っ直ぐさが胸を打つ。カラフルな衣装なども美しいが、
事故の時金粉だらけで倒れていた彼女の姿はキレイだった。(まるで観音様)これからの苦しみを、彼女なら必ず乗り越え生き抜ける、
そんな暗示、そしてその通りな生き様の美しさよ・・。
冒頭の、ベッドごと運ばれて行った先が実は・・。彼女にはもう拍手するしかないですね。素晴らしい女性だと思いました。【KBCシネマ】

フリーダム・ライターズ
FREEDOM WRITERS (07・米)
 
 
(監・脚)リチャード・ラグラヴェネーズ (原作)フリーダム・ライターズ エリン・グルーウェル 
(製作)ダニー・デヴィート マイケル・シャンバーグ ステイシー・シェア 
(製作総指揮)ヒラリー・スワンク トレイシー・ダーニング ナン・モラレス
(主)ヒラリー・スワンク パトリック・デンプシー スコット・グレン イメルダ・スタウントン マリオ エイプリル・リー・エルナンデス ジェイソン・フィン 
 
多種多様な民族で作られた国での差別問題は、日本とは少し違う部分があるとは思うけど、
何にしても、自尊心と相手への敬意は忘れてはいけない第一歩だと思う。まずそこがちゃんとしてないとお話にならない。
それにしても、こんなに「ほったらかしにされた」子供達がいるのかと思うと胸つまされる思い・・。
彼らの未来を、親達はどう考えているの?こんなんじゃ、気持ち荒んでも仕方ないよ・・でも、みんな本当は素直でいい子達だったな。
教室では意外と簡単にコトが運んで行った様に見えたけど、
実際にはきっともっと悩んだり苦しい思いとかあって、先生も大変な努力をしたんだろうな?
へこたれないで前へ前へと進んで行く先生は、見ていて気持ちが良かった。
色々とアイディアが浮かんだら、やらずにはおられない!もう、前しか見えん!(笑)
・・っての、すっごく解る。そんな時って輝いてるし。
旦那・・かなり情けない気が・・。けど、本人もちゃんと自分の事が解ってるみたいだったので、
別れた方が、彼も自分らしく生きて行けるのかも。何かに一生懸命だとどこかに犠牲が出るのは残念よね・・。 【BS−NHK】

ブリジット・ジョーンズの日記
BRIDGET JONES'S DIARY (01・英)
(監)シャロン・マグワイア (脚)アンドリュー・デイヴィス リチャード・カーティス (脚・原・製作総指揮)ヘレン・フィールディング
(主)レニー・ゼルウィガー ヒュー・グラント コリン・ファース ジェマ・ジョーンズ ジム・ブロードベント シャーリー・ヘンダーソン
たいして緊迫感はないものの(彼女は恵まれてると思うよ、友達とか)彼女の率直な叫びには共感。
自分の足で歩き出したラストから始まるのはどんな日記?前よりも今、レニーが好きになったので再見してみようかな。【ユナイテッド・シネマ】

プリシラ
THE ADVENTURES OF PRISCILLA,QUEEN OF THE DESERT (94・豪)
(監・脚)ステファン・エリオット
(主)テレンス・スタンプ ヒューゴ・ウィービング ガイ・ピアース ビル・ハンター
一番中心となってるゲイはヒューゴ・ウィービングなんだけど、恋するゲイのテレンス・スタンプがいい味だしてました〜(笑)
な〜んかゲイであっても、シンとした気品があるのよね。「イギリスから来た男」と同じ位。( ̄∇ ̄;)
「オール・アバウト・マイ・テレンス」って感じ。(意味不明)ほんとは、愛するガイ様♪の美しきお姿を一目見たくて借りて来たんだけどさ。
彼はトラブル・メーカーでしたね。良かったけど美しかったかどうかは・・(笑)ヒューゴの妻は・・キャ○ー中島かと・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
やっぱりどこの国でも、田舎に行けば行くほど偏見ってあるのかもね?ごった煮の都会は、そう言う意味では、優しい所なのかもしれない?
それにしても、誰でも自然に人を好きになっちゃうよね〜。たまたま異性か同性かって事でさぁ・・(; ̄ー ̄A
雄大な自然の中での、キラびやかな3人は超ミスマッチで(笑)とても素敵でした。
ABBAについてアレコレ言ってたけど、ABBAって、オーストラリアではカリスマだったの?「ミュリエルの結婚」でも、
ABBA崇拝してる子が主人公だったし。エンドロールの後に、怪しい人形凧がたどり着いた所は、もしかして・・ 【ビデオ】

プリズナーズ
PRISONERS (13・米)
 
(監)ドゥニ・ヴィルヌーヴ (脚)アーロン・グジコウスキ
(主)ヒュー・ジャックマン ジェイク・ギレンホール ヴィオラ・デイヴィス マリア・ベロ テレンス・ハワード メリッサ・レオ ポール・ダノ 
   ディラン・ミネット ゾーイ・ソウル エリン・ゲラシモヴィッチ ウェイン・デュヴァル レン・キャリオー デヴィッド・ダストマルチャン
感謝祭の日を隣人一家と楽しく過ごしていたケラーとその家族。
しかし、6歳になる愛娘が隣人の娘と一緒に忽然と姿を消してしまう・・

ジャックマンが出るサスペンス映画か〜・・と漠然と予告編見てたら、
な、なんと、「灼熱の魂」の監督さんとな?!・・って事で、即、鑑賞予定リストに追加。
ただ、注目監督さんに期待し過ぎると肩すかし〜なんて事も過去に何度かあったので、そこそこ期待(^^ゞ って感じだったんだけど・・
いやぁ・・面白かったわ〜・・!サスペンスな顔して、人間の魂に訴えかけるドラマ。
「灼熱の魂」の次は「サスペンスの魂」・・何か変?逆だ、「魂のサスペンス」!(←無理にこじつけなくても)
犯人の疑いのある男を監禁してしまう父親を中心に、友人夫妻や刑事など、其々の人物のとる行動がどれもとても生々しいと言うか、
其々の信念(或いは信仰)に圧されてしまうと言うか、まずは、そんな登場人物達がとても興味深く、其々から目が離せなかった。
「プリズナーズ」・・と、複数形になってるタイトルの意味も重いね。
誰でも、自分なりの信念(或いは信仰)を持って生きているとは思うけど、
物事の表だけを見て生きて行く事なんて不可能だろうし・・頭だけで生きて行く事だって出来ないだろうし・・
裏を突き付けられた時に、果たして人は平常を保つ事が出来るんだろうか、
人として、ちゃんと我を見失わずに真っ当でいる事が出来るんだろうか。
ある事に、肉体的に囚われるのは勿論恐いけれど、大きな事件と関わらない日常であっても、
精神的に囚われてしまう事なんかは結構あるんじゃないのかな。
例えば、自分で、その思考はおかしいぞ?と、なんとなく感じつつも、
一度思い込んだら、なかなかそこから脱する事が出来なかったり・・とか。
ジャックマン演じるケラーの行動は悲痛・・けど、傍から見ると恐ろしくも感じて、
対照的に、狼狽するしかない妻も、その気持ちを想像したくない程辛いけど、
でも、じっとしてないで何か出来る事があるんじゃないのか、とも思ったし、
ケラーの行動を納得しながらも、被害者でだけあろうとする友人夫妻や、
敏腕なはずのロキ刑事の思いがけない失態!・・などなど・・ふとした隙間?加減がリアルだったなぁ。
事件のカギを握るアレックスがこれまた・・なんとも・・人の気持ちを試すかの如くな存在で。
冒頭にあった聖書の祈りの言葉はシンプルだけど深いよね。
何だか、何もかも全ての出来事が包み込まれて行く様な感覚・・。
そう言えば、自分はミッション系の学校だったので、この「主の祈り」は毎朝暗唱したなあ〜って、
とても懐かしく、つい一緒に唱えてしまったけど、学生の頃はさほど意味を考えてなかった(汗)言葉の一つ一つでも、
案外、思ってる以上に「血肉」になってるのかも?とも思う。
俳優はみんな良かった!けど、特にロキ刑事を演じたジェイクは素晴らしかった!
普通サスペンス物の刑事って、主人公じゃない限り、それこそ「刑事さん」だけな印象なんだけど、
ジェイクの「刑事さん」は、仕事を通じてキャラの深さがじわじわ来たと言うか、
(そう言えば「ゾディアック」も少しそんなじわじわな印象あったけど)改めてジェイクの巧さ実感。
ドニー君・・いつの間にか大きく成長してたんだね〜。(←近所のおばさんキブン〜いつもの様に!)
そして、ダノ君・・たまんないよね〜・・色んな意味で〜(泣)
【以下、うっすらとネタバレあり!未見の方は読まないでね!】
神に張り合ってたあの夫妻の信仰って何だったんだろうね?
大き過ぎる悲しみは、時に恐怖を恐怖と感じさせなくするけれど、そこから更に、あんな風に生きて行くとはね・・。
人生における恐怖(畏敬など)の重要性についても暫し真面目に考察・・。(ホラー映画のススメって訳でなく・・笑)
でも実は、自分はケラー同様、アレックス怪しい(¬¬)なんて思ってたの〜。
こいつ絶対知らんふり装ってるぞ?とかさ〜。だってダノ君だし〜〜〜(オイオイ)
なので、彼の真実が判った時にはもうね・・たまらんかった〜・・ 謝っても謝りたりない・・(T▽T)
ダノ君=怪しい、にとらわれていた私も正真正銘のプリズナーよ!(土下座・・!)    【Tジョイ博多】

BRICK ブリック
BRICK (05・米)
(監・脚)ライアン・ジョンソン
(主)ジョセフ・ゴードン=レヴィット ノラ・ゼヘットナー ルーカス・ハース ノア・フレイス マット・オリアリー エミリー・デ・レイヴィン
   リチャード・ラウンドトゥリー ミーガン・グッド ブライアン・ホワイト ノア・セガン
別れた恋人・エミリーから助けを求める電話を受けたブレンダン。しかし電話は、彼女の謎の言葉を残したまま切れてしまう。
不審に思った彼は早速エミリーの捜索に乗り出すが・・。.
サンダンス映画祭で話題になったそうな・・と言うので鑑賞。
でも、期待し過ぎたか・・いや、事件の謎が、**取引に関する事だったからか・・
今ひとつノレなかったです。
ちょっと「ツイン・ピークス」に似た、まったり沈んだ雰囲気は好きだったし、
(と思ったら、後で見た予告編にも「ツイン・・」に似てるって書いてあった・笑)ハードボイルドなタッチも好みなハズなんだけど、
**を巡る争いにはゲーム世界みたいに現実味を感じず、ブレンダン&エミリーには感情移入する程の描写もないし、で
最後まで、やってる事が独りよがりにしか感じられなかった。なんか、1人でカッコつけてんなぁコイツ・・みたいな・・(汗) 
・・と言うのも、登場人物はほとんど高校生で、でも、とても高校生には見えなくってさ。(笑)
そりゃ、アッチの高校生はコッチよりは大人っぽいのは分かってるけど、女の子なんて皆○〜さんの○婦みたいやし。
特に主人公・ブレンダンは、見た目と言うより、その落ち着き払った何事にも動じない態度が出来上がり過ぎ。
しかも、オタクっぽい内気なヒトかと思いきや、意外にタフで男っぽいタイプ・・
なので、エミリーちゃん、こんなイケメンでヒーローみたいな男・ブレンダンと別れるなんて、(**が絡んでなくても)
もしやブレンダン、女性に対しては意外とウザい性格やな?(¬¬)・・?
・・と逆に思った。_(T▽T)ノ彡☆
見た目は、ヒースとクボヅカ○〜スケを足したみたいな風貌でなかなか良かっただけに残念なキブン。
ところで、ルーカス・ハース・・オトナになったら、えらく個性的なお顔立ちになられましたね〜。
【追記】レンタル屋で、またコレ探しきらんで店員さんに聞いたら、あっさりと「ありません」って言われてガッカリ。・・と思ったら、
その後、棚にちゃ〜んとあるのを発見。レンタルDVDは「消された暗号・ブリック」ってタイトルに変更されていた。
レンタル屋もレンタル屋だけど、タイトル変更したヤツも変更したヤツだ。もうそう言う事イイカゲンやめて〜困る〜。 【DVD】

フリック・ストーリー
FLIC STORY (75・仏=伊)
 
 
(監・脚)ジャック・ドレー (脚)アルフォンス・ブーダール (原作)ロジェ・ボルニッシュ (製作)アラン・ドロン レイモン・ダノン
(主)アラン・ドロン ジャン=ルイ・トランティニャン クローディーヌ・オージェ マリオ・ダヴィッド レナート・サルヴァトーリ 
   アンリ・ギーペ アンドレ・プース モーリス・ビロー
 
脱獄した重犯罪者のエミール・ビュイッソン。彼を逮捕しようと網を張る刑事ボルニッシュ。だがことごとく失敗してしまう。
必死に追跡してても、街は石畳だったりして・・古い時代のフランスのそのムードに早々に酔いしれる。
・・って、コレ、実話だったんですね!?へええーっ!そうだったのね!
そう言えば、背景で子供が車の前ですっころんで危なかった!リアルだった!(じゃなくて?)
でもさ、今のハードな犯罪モノとは違って、どこかゆっくりした感じでね、追われてる時の階段だって、一段づつ降りてるんだよ。
そこ、2〜3段は飛ばして走るやろ、今なら。んで、高い窓から下の屋根へジャンプした後には尻もちしっかりついてるし!
いいなぁ〜。和むなぁ〜。(←凶悪犯追っかけ中ですが)
それに、日本の張り込みとは全然違うよ、だって、アンパンと牛乳じゃないよ、フランスパンだよ、フランスパン。
フランスパンかじりながらの張り込みよ。イケメン刑事(デカ)が。それだけでも、絵になるのよ・・全く。
結構ドンチャカやってはくれてドキドキもするんだけど、そんな訳で、気分はあまり荒まない不思議。(笑)
そして、あのレストラン・・は面白かった〜!
ボルニッシュ(ドロン)は、なんでカノジョを連れて?こんな場合、婦人警官連れてくるもんだと思うけど、いなかったの?
シロウト女性なんてアブナイやろ!しかもカノジョだよ?彼は心配じゃないの?・・とかは思ったけど;;
ピアノのシーン・・いいね・・あの2人の会話・・。
そして、ボルニッシュが電話の後に厨房に入り・・包丁とか〜窓とか〜普通の視点の流れが、
一見関係ないような場所にさり気なく動いて行くのがすごくツボだった。
再び・・ピアノを弾いていた彼女を見つめるエミール(トランティニャン)の表情・・たまらん!(惚れたか?極悪人に!・爆)
その後は、ボルニッシュの説明はちょっとナル風味で過ぎる感じもしたけど(笑)
2人が居る空間が、これまた何とも言えない雰囲気で、しっかりと物語の余韻が残りました〜。
何気なく見た作品だったけど、すごく好みで、面白かったです。
武器商人?マリオの女は岡○夏生でした。Σ\( ̄ー ̄;)ナンヤネン  【BS−NHK】
 

プリティ・ベビー
PRETTY BABY (78・米)
(監・原・製作)ルイ・マル (脚)ポリー・プラット
(主)ブルック・シールズ キース・キャラダイン スーザン・サランドン
ニューオリンズの娼婦の子に生まれた少女の運命。ルイ・マルが、アメリカで初めて撮った作品で、けだるいムードの映像が
とても美しく、話題に。特に川辺で無邪気に遊ぶ娼婦達や、ラストシーンのシールズの表情は忘れられない。【劇場】【TV】

プリデスティネーション
PREDESTINATION (14・オーストラリア)
 
 
(監・脚・製)マイケル・スピエリッグ ピーター・スピエリッグ (原作)ロバート・A・ハインライン (製作)パデッィ・マクドナルド ティム・マクガハン
(主)イーサン・ホーク セーラ・スヌーク ノア・テイラー クリストファー・カービィ クリス・ソマーズ 
 
ニワトリが先か卵が先か・・とイーサンが語ってた通りの物語。
何かと矛盾の生じるタイムトラベル物の行きつく先・・と言った印象だけど、
やっぱりなんだかスッキリしないのは時をかけたがる人間の副作用かな。
どっちみち人類はそんな事の繰り返しでしか成り立ってないんだろうけど。
昔の物語の、少し切ない雰囲気がとても良かった。そして俳優は、イーサンも良かったけど、何と言ってもセーラ・スヌーク。
男の様な女の様な?男優さん?いや女優さん?・・と、知らなかった故に余計に不思議な感覚に陥らされたわ。  【Amazon】

プリンセス・アンド・ウォリアー
DER KRIEGER UND DIE KAISERIN / THE PRINCESS AND THE WARRIOR /
THE WARRIOR AND THE EMPRESS (00・独) 
(監・脚・音楽)トム・ティクヴァ
(主)フランカ・ポテンテ ベンノ・フユルマン ヨアヒム・クロール ラルス・ルドルフ メルキオール・ベスロン ルドガー・ピストール ジョニー・クリメック
貝を耳に・・ステキ。
1つの運命に取り込まれてしまった2人が、はねられ殴られどつきまくられ・・飛ぶ!??
ティクヴァの他の作品に通じる素敵なエッセンスが色々な所にあって、部分部分では共感する所もあったけど、
ちょっと間延びしてたり、唐突で性急であったり、と、まだ不安定な印象。
フランカは好演。「パリ・ジュテーム」の男の子も出てたし、お馴染みラズロもいて嬉しい気分。(ヨアヒムと言うよりラズロよね・笑)
・・奥さん、マスカラつけ過ぎやろ・・! 【DVD】

ブルー・クラッシュ
BLUE CRUSH (02・米)
(監・脚)ジョン・ストックウェル (脚)リジー・ウェイス
(主)ケイト・ボスワース ミシェル・ロドリゲス マシュー・デイヴィス サノー・レイク ミカ・ブーレム
男にしか許されなかった荒波に挑戦する女の子・・過去に縛られ、恋に悩み、自分を見失いそうにもなったけど、傷ついても
夢は諦めてはいけないのよね・・彼の本心がどうであれ、一番なりたい自分になれなくては、そこいらのただの女と同じだもんね。
それからだよね?「自分」がなくては何も始まらない・・!いくつかの波を見極め、コレだ!と直感したら、怖気づかずに行くしかない!
うーん、人生そのものやん!(笑)お話はよくあるスポ根なんだけど、イマの女性の生き方を感じる、好感の持てる作品でした。(^^)
勿論サーフ・シーンは素晴らしく、色んな角度から撮影されたビッグウェーブは、迫力満点な面白さ!
挑む相手が「大自然」なので、当然、手加減のない世界。生半可な気持ちだと命がない、緊張感。
この作品の為に猛特訓した役者達の熱意も伝わって来る。(見せ場はプロによるスタントでもね。)
容赦なく襲い、砕けて散る荒波はまるで雪崩!あんなんに呑まれたら、私ゃ浮き輪してても溺れるわよ〜;【ユナイテッド・シネマ】

ブルーシェイド/殺意の幻影
DEAD LINE / MURDER ON LINE ONE (89・英)
 
(監・脚)アンダース・パーム
(主)エマ・ジェイコブズ ピーター・ブレイク サイモン・シェパード アンドリュー・ワイルド ブレット・フォレスト
ビデオカメラで現場を撮影し、さらに次の殺人予告を行う異常犯に立ち向かう女性TVレポーターと刑事。
犯人の目的はすぐ予想がついた。けど、犯人の正体はスーザンの弟かと‥(^-^;
弟とは仲が悪いとか匂わせてたのは何だったの〜?(へぼ推理の叫び)
それに車の中の遺体は誰だったの〜戻らない妹?でも男女の区別くらいつくやろ?謎だ〜!
スーザンが救出されるの早っ!(笑)  【ビデオ】

ブルージャスミン
BLUE JASMINE (13・米)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)ケイト・ブランシェット サリー・ホーキンス アレック・ボールドウィン ピーター・サースガード ルイス・C・K ボビー・カナヴェイル
   アンドリュー・ダイス・クレイ マイケル・スタールバーグ マックス・カセラ オールデン・エアエンライク
富豪生活が破綻し、やむをえず妹のアパートに一時身を寄せる事になったジャスミン。
しかし彼女は再びのセレブ生活への返り咲きを心に誓っていた。

ブランシェット姐がこれでアカデミー賞を獲ったらしいんで観ました。
けど、観に行く迄のしばらくの間、アレン作品だとは知らなかったので、
新たなミューズにブランシェットが選ばれたのが何だかプチ新鮮で、期待が初期より高まってしまって。
なので、その分、物語には途中ちょっとダレて感じた部分もあったんだけど、
単にアレンの好みの外見ブロンド美人(笑)を選んだ訳でもないみたい?って思える程(いや、好みなのは好みなんだろうけど・笑)
説得力を持ったブランシェットのキャラにずっと引き寄せられていたわ〜。
富裕層から転げ落ちたヒロイン・ジャスミンのセレブ生活への素晴らしい?執着ぶり。(笑)
そして、その鼻息荒いジャスミンのペースにちょいちょい水差す感じの超マイペースな妹のド庶民ぶりがこれまた絶妙。
血の繋がらない姉妹って言う、つかず離れずな関係も、この人生立て直し物語??に常にドライな風を吹かせてて面白かった。
なんで自分が転落人生を?!・・の種明かし(?)は、皮肉だな〜と思えど、さほど驚きはなかったかな。
だって、人生、何かを得ようと思ったら絶対他の何かの犠牲は避けられないし、
こう言う女って、種まきにしろ何にしろ、自分中心なら本望でしょ?とかも思うし。(苦笑)
でも、鼻息荒いジャスミン(←二回目)については、あの嘘はいただけなかったけど、それ以外では特に嫌悪感もなくってさ、
と言うか、結構コミカルで可愛らしい女にも見えて(本人にはそのつもりは全くないんだろうけど・笑)
一言で言えば、「根が悪い」人じゃ全然ないし、解る部分も多々あった;;だけに、最後のあの姿は悲痛で・・うーん・・なんと言うか・・
とにかく、頭の中も何もかも全部リセットして、本当の第二の人生歩んで欲しい〜・・って思うばかりだったわ〜。
・・と、とりあえず、ユニク○から始めようか?
ブランシェットはさすがに巧いね〜・・受賞も納得。特に、コミカルに?ヨレヨレってても無くさない威厳の様なオーラは彼女ならでは。
だから余計に、あのラストシーンが心に痛くに刻まれて・・。
大仰な高飛車女でも、ファッションはいつも品のいい淡い色彩なのも好感が持てた。(単に自分のシュミなだけだけど(^^ゞ)
対照的なホーキンスも好演。と言うか、もはやホーキンスの庶民度は鉄板やね。(笑)
自分は、妹に共感する部分もあったけど(無欲な小さな幸せとか〜)、若干、ジャスミンへの共感のが勝った・・気がするので、
(貪欲な上昇志向とか〜・・妄想に走って名前変える所とか?いや、自分、さすがに本名は変えてないわ〜・・爆)
その深層心理を解析すると、『私はセレブに憧れるだけで実際にはたいした努力もしない万年庶民派のしがない自己中女です』
・・って事になるのかしら?( ̄∇ ̄; ピザの取り合いがやけに頭から離れないのがその証拠?(死)  【KBCシネマ】

ブルース・オールマイティ
BRUCE ALMIGHTY (03・米)
(監・製作)トム・シャドヤック (脚)スティーヴ・コレン マーク・オキーフ スティーヴ・オーデカーフ
(主)ジム・キャリー モーガン・フリーマン ジェニファー・アニストン フィリップ・ベイカー・ホール スティーヴ・キャレル
劇場公開された時、ちょっと観たかったコメディなんだけど、巷での評判は今ひとつだったのでさほど期待もせずに見たけど
そんなに悪くなかったし、充分楽しめました。何もかもうまくいかなくてこんなヤケな気持ち起こすのって解るしねぇ〜(^^;
神様登場〜!するので、キリスト教臭くなるのは仕方ないし、そうでなくても、自分が自分が・・って、自分のコトばっか考えてると、
自己中な悪い気を自分の周囲に溜め込んでしまって、それでバリアはってしまうのかもしれんよね〜?
誰かの事を思いやって、周囲にも気を配って生活出来ると、自然と気の流れも良くなって、人生の流れもクリーンになってくるんだと
このトシになって、改めて本気で思うよ・・!(笑)自分の為だけでなく、誰かの為であってこそ、祈りは奇跡を呼ぶのかもしれないな。
主演のジムは、こないだ見た「ケーブルガイ」がめちゃインパクト強かったので、あれに比べると普通の人でした(≧▽≦)
が、地味めなアニストンともお似合いで、二人の感じは良かったです。【BS−NHK】

プルートで朝食を
BREAKFAST ON PLUTO (05・アイルランド=英)
(監・脚・製作)ニール・ジョーダン (脚)パトリック・マッケーブ (原)パトリック・マッケーブ
(主)キリアン・マーフィー リーアム・ニーソン ルース・ネッガ ローレンス・キンラン スティーヴン・レイ ギャヴィン・フライデー
   ブレンダン・グリーソン イアン・ハート ブライアン・フェリー
こう言う作品を観ると、益々「おかま映画にハズレなし!」なーんて思っちゃう。(笑)
いやぁ・・
気持ちが晴れやかになるいい作品でした。・・思い出すとつい涙してしまうんだけど。(だって女のコなんだもん!)
生まれながらに人とは違うお荷物しょわされ、悲惨なアイルランド・テロ紛争を人生の背景にせざるを得ない状況で、
それでも自己を否定する事なく、明るく脳天気に(←ここ大事・笑)前向きに進んで行く主人公キトゥン・・の事を、
最初は結構何考えてんだかよくわからん時もあったけど(笑)少しずつ理解出来たことが何故かとても嬉しかった。
物語は、想像していたよりも
フワフワ淡々と進んでいくんだけど、固定観念に囚われた本末転倒な真剣社会を尻目に
自分の重荷を1つずつ捨てて軽やかになっていく・・まるで悩みをピンクのバラにでも変化させて世間に振りまいている様な
キトゥンの姿が素直に可愛く見えちゃって。自分らしく生きるには、悲しみもキズも自分のやり方で治していかなくっちゃ。
目的の物を見つけようとして他の物を見つける事が出来た・・そう言う思いがけない発見も人生においての素晴らしい贈物・・
そして、そう言う事にいつも気付ける人間でいられたら、日々も毎チャプターごとにハッピーでいられるなぁ・・なんて思う。
そうそう、物語が細かいチャプターに分けられていたのは、彼の人生観(作品のテーマ)がよく解ってとても良かったし、
自分の特異な人生を他の人に押し付ける事なく客観的に捉える余裕を見せてくれたラストはかなりツボでした・・(涙)
主演のキリアン・マーフィ、「めちゃくちゃキレイな目のくせに妙な顔だなぁ〜」なんていつも思っていたんだけど( ̄∇ ̄;)
今回は一番「妙な顔」だとは思わず(笑)その瞳の美しさに吸い込まれそうだった。特に厚化粧をしてない青年時代なんて
ホントいいわ〜そそるわ〜!(笑)・・と言う訳で、今回彼を正式に私の
瞳フェチコレクションの特待生と致しました。(笑)
脇を固めた俳優陣もみんな良くて・・彼の友人のチャーリーは個性的だけど自然体だったし、ホモークス・・もとい、
モホークスの彼も良かったし、悩めるリーアム神父(の過去・・って言ってもキトゥンの想像だけど・笑)も面白かったし、
マジシャンのスティーヴン・レイの何ともいえないダシの効き様も大変結構でした。マジックはかなりグロかったけど。(爆)
ちょっとひっかかったのは、例の事件の前、どうしてアーウィンは教えてくれなかったの〜?(自分なんか勘違いしてる?)
・・と、クライマックスがビミョ〜に『パリ・テキサス』とカブってしまったコト。(^^;まあ、たいした事じゃないですが。いいシーンだったしね。
音楽も印象的で、あの国のあの時代の楽曲がふんだんに使われているんだけど、曲の好き嫌いをヌキにしても、
それが全然ウルサくない・・って言うのが自分にはオドロキでした。普通、音楽中心映画でもないのにこれほどガンガン
流しっぱなしにしてたら耳障りなんだけどね〜(笑)もうそれが全然気にならなくて・・完全に物語と同化してたのに加えて、
監督の選曲や音による気持ちの盛り上がりが、自分の感覚と相性が良かったみたいです。( ̄(エ) ̄)v
『バラもチョコレートも口先だけだって知ってた・・』のセリフが忘れられないわ・・。 【シネテリエ天神】

フルートベール駅で
FRUITVALE STATION (13・米)
 
(監・脚)ライアン・クーグラー (製作)ニナ・ヤン・ボンジョヴィ フォレスト・ウィテカー
(主)マイケル・B・ジョーダン メロニー・ディアス オクタヴィア・スペンサー ケヴィン・デュランド チャド・マイケル・マーレイ
08年12月31日の朝を恋人と愛娘と共に迎えた22歳のオスカー。
前科のある彼だったが、新年を迎えるにあたり前向きに生きようと決心していた。

09年1月1日未明、オークランドの地下鉄フルートベール駅で、
黒人青年オスカー・グラントが白人警官によって射殺された、と言う実際の事件を元に綴られている。
過去に前科があるとは言え、凶悪犯でもないし、事件の時だって、
よくある乱闘騒ぎ程度で相応な対処はいくらでもあった・・なのに射殺?
撃たれたオスカーが一般人しかも黒人で、撃った方は警官しかも白人だった、と言うのも問題なんだろう、
ただでさえ、権力でのもみ消しってきっと(知らないだけで)よくあるんだろうな?とも思うし、
目撃者があれほどいて証拠を示す事が出来なければ、きっとウヤムヤにされてたんだろうな?
・・と思うと空恐ろしいモノがあるし、怒りがこみあげてくる。
それと、コトを収めるのに、すぐに銃って言うのも、そもそも日本人の自分なんかからしたら理解不能。
警官だから、とりあえず持ってて当たり前な所はあるんだろうけど、銃は身近かな物って意識はアメリカ人には絶対にあると思うし、
使っていい正当な理由の範囲を無意識に広げ過ぎてるんじゃないかと思う。
いつ使うか?イマじゃないでショ!(このノリで書くのは我ながら不本意だけど;;)
残された人達や、理不尽な死をとげたオスカーの魂はどうしたら少しでも癒されるのか、
権力や人種差別的な事もだけど、カッとなった一瞬→即、発砲
と言う思考回路を作り上げている社会に対しては、皆どんな風にとらえているのかな?とも思う。
映像のドキュメンタリー・タッチ(ドキュメンタリーではない)は良かったけれど、
音声がくぐもっていてとても聴き辛かった。これはわざと?不明・・。   【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】

ブルーバレンタイン
BLUE VALENTINE (10・米)
(監・脚)デレク・シアンフランス (脚)ジョーイ・カーティス カミ・デラヴィン (製作総指揮)ダグ・ダイ ジャック・レクナー スコット・オスマン
(主・製作総指揮)ライアン・ゴズリング ミシェル・ウィリアムズ (主)フェイス・ワディッカ マイク・ヴォーゲル ジョン・ドーマン
 
愛し合って結婚した夫婦、ディーンとシンディ。だが、可愛い娘を囲んで暮らしながらも、いつしか2人の間には深い溝が出来ていた。
えーっと、私は「キューピッドの入江」でお願いします・・Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
だって〜・・この物語、相当痛くてさ・・。
このヒリヒリした痛さ・・は、私の一向に治らない、もはや持病とも言える喉の痛みと似ているよ。
普段の外見からは解らないし(症状を説明したって)なかなか解ってもらえない所はソックリだ。
こんなんとずっと付き合って行かなきゃならないとはホントうんざり。
なので、キューピッドの入江ってどんなのぉ〜?見せてよぉ〜・・とかでも言ってなきゃ、やっておられん〜。(笑)
いやぁ・・でもそれこそが、人生の・・結婚の?・・厳しさなのよねぇ・・。
しみじみと解り過ぎるから、鑑賞直後は、これ、また観たいとか思わないなぁ〜・・ってキブンだったけど、
実は今、鑑賞から一か月以上経ってまして・・で、キツい物語だったのになんかずっと心に残ってて、
不思議にも、また観たくなったりしてて・・うーん・・なんだかんだ言いながらもお気に入りになってる気がする物語なのでした。(^^;
と言うのも・・ 破局カウントダウンのブルーな場面は、見ていてホントにキツいけど、
出会った頃の2人って・・もう、この上なくキラキラしていて素敵なんだよね〜。
それが、普通のラブコメみたいに、元からお互い好きで・・じゃなくて、ちょいとワケありな出会いで結婚・・
みたいなのもすごくリアルで・・最初からルンルンじゃない所が、また、キラキラを引き立たせていたとでも言うか、
そんな描写がとても好きだったから・・かも。
愛の始まりと終わりを交互に描くと言う、今では特に目新しくもない手法を使っていながらも、
こんなにまでそのキラメキ、瑞々しさを浮き彫りにさせられるなんて・・と、そんな所でも、天邪鬼はちょっと驚いたよ。
生き方の違う相手と解り合うには、一体どうしたらいいんだろうね?
単なる相手、じゃなくて、ツレアイだね。連れ合い。連れ合ってるからこそ、難しい。
まだ離婚が簡単には出来ない時代に、お互いに我慢に我慢を重ねて歳をとるまで夫婦でいる方々って、この作品をどう見るだろう?
子供の為にもう少し頑張れば、自分達も変わるかもしれないし・・時も解決してくれるだろうに、とか思うかな?
それとも、見切りつけたなら出来るうちにさっさと別れなさい、貴重な人生の時間の無駄だから、とか?
そんな、結婚と言う1つの形を全うさせつつある方々でさえも、100組いればそれぞれに事情も違うし感じ方も違うだろう。
それに、出した答えが、誰にとっても良い答えだとは限らない。あぁ、考えても答えは出ない・・考えない方がいいのかな?(爆)
主演のゴズリングとミシェルは、二人とも素晴らしかったです。
ゴズリングは新人時代から見ているせいか、あの(役で)禿げかかった頭なんか、えらく感慨深かったねー。(笑)
ねちこくシンディ(ミシェル)に迫る所なんて、めっちゃリアルで、ウザ過ぎてたまらんかった。
だからイヤになったんだよー、ホントにわからんヤツやねアンタは!ただでさえクドい顔なんだから、態度くらいアッサリしてなさい!
・・ってシンディに代わって蹴飛ばしたいくらいだったわ。(注:ゴズリング、嫌いじゃないです・笑)
で、胸に秘めてるだろうそんな気持ち(勝手に推測)をぐっとこらえて、でも飲み込みたくはないぞ、飲み込んだままではいられないぞ、
みたいな微妙な受けのミシェルのその時その時の瞬時の表情がまた素晴らしくてね・・!
彼女も今まで割と何度も見てるけど、こんなに演技に引き込まれたのは初めてだったわ。
彼女って、スリムだととっても爽やかでキレイで、クールな眼差しとかにもドキッとするんだけど、
ブトリになるととたんに二重アゴになってオバサン化してしまう・・そのギャップがスゴくてさ、
そんな若手女優、最近ではミシェルくらいしか見当たらないので、これからも益々期待度が高まります。
と、言う訳で・・ キツい物語のラスト、ディーンの事を「パパ」と慕い追いかけていくフランキーの姿が胸に焼き付いてしまったよ。
ただ愛し愛される事だけ、それだけで充分に幸せ・・
子供時代は誰でもがそうだったんじゃないのかな〜・・とかも思ってさ。 【ユナイテッド・シネマ キャナル】

プルーフ・オブ・マイ・ライフ
PROOF (05・米)
(監)ジョン・マッデン (脚)デヴィッド・オーバーン レベッカ・ミラー (原作)デヴィッド・オーバーン
(主)グウィネス・パルトロウ アンソニー・ホプキンス ジェイク・ギレンホール ホープ・デイヴィス ダニー・マッカーシー ロシャン・セス
似た様なタイトルでラッソの映画があったけど、それとは全然違う内容で(当たり前)まるで舞台劇の様な作品でした。
・・と思ったら、原作は、ピュリッツアァー賞受賞した舞台劇でした。全然知らなかった〜まぁ、知ってる時のが珍しいけど。
物語としては、さほど抑揚のない展開なので面白みには欠けるけど、
天才と呼ばれた亡き父親と同じ様にずば抜けた頭脳を持ちながらも、自らの精神の崩壊に苦しむ娘・・
父親を否定する、しない、が、イコール自分の人生、自分自身を否定する、しないと言う事を嫌と言う程解っているが為に苦悩する娘
・・しかも、既に崩壊にさしかかってるんじゃないか・・と言う・・を、パルトロウがとても繊細に演じていて見事でした。
それだけでも見る価値はあったし、奔放で脳天気なイメージのあるアメリカで(失礼)こんな作品が作られた、
と言うのも、自分にはちょっと嬉しかったり。 【BS】

プルーフ・オブ・ライフ
PROOF OF LIFE (00・米)
(監・製作)テイラー・ハックフォード (脚・製作総指揮)トニー・ギルロイ
(主)メグ・ライアン ラッセル・クロウ デヴィッド・モース パメラ・リード
いやぁ〜・・この映画では、一時期理性をなくしてしまいましたからねー・・ブハハ(≧∇≦)
なんたって、カッコ良かったのよ、ラッソ様がぁー!( ̄∇ ̄;)・・いや、内容も結構面白かったですよ・・( ̄∇ ̄;)
メグちゃん、緊急事態な割にはいつもオシャレな違う服着てるなぁー・・とか漠然と思ってたけどね〜(オイオイ) 【ユナイテッド・シネマ】

ブルー・マインド
BLUE MY MIND (17・スイス)
 
 
(監・脚)リーザ・ブリュールマン (脚)ドミニク・ロハー
(主)ルナ・ヴェドラー ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン レグラ・グラウヴィラー ゲオルク・シャーレック
 
親の仕事の都合で引っ越し転校した15歳のミア。
日々に不安や苛立ちを覚える中、学校でも目立つイケイケなグループ連中とつるむ様になり・・

イケイケって・・ 書いときながら死語だよなぁ・・と。(爆)
それはともかく!
思春期の微妙な心の揺れや葛藤・・少女から大人へと変化する体・・。
これまでの世界から自分が剥離していく様な・・反発しながらもすがっていたがったり・・。
そんな青いココロの感覚世界(?)が、とっくにオトナな自分にもひりひりと生臭く(!)迫って来る様だった。
ただ、そんな風にとっくにオトナなせいか、どこか醒めた感覚で見ていたのも確かで、
ミアにどっぷり感情移入する事は全くなく、とっとと検査入院しなさいよ〜などと、普通に思ったりもしたわ。
トップ of ビッチみたいな娘は予想外にいい娘だったよね。
でもあのグループの女子は、見た目ああでも意外とはじめの方からミアについて行ったり、
好奇心もあったろうけど心配もしてた感じはしたし、どの子もミアと似たような感覚はあったかも?
そして、たった一人でも、この娘の様に自分を受け入れてくれる人がいれば
新しい世界をも受け入れられて、勇気を持って飛び込む事も出来るのかなぁ・・とも。
ところで、あちらの人魚って、魚の部分があんな風に長いのが普通なの?
ゆれる人魚もそうだったし。結構グロテスクで生々しいよね。(笑)
今年はサンマが高いらしいよ。(突如関係ない事を思い出す)      【Amazon】  

ブルー・リベンジ
BLUE RUIN (13・英=仏)
 
 
(監・脚・撮影)ジェレミー・ソルニエ
(主)メイコン・ブレア デヴィン・ラトレイ エイミー・ハーグリーヴス ケヴィン・コラック イヴ・プラム デヴィッド・トンプソン
 
両親を殺害されたドワイトはホームレスとなり古ぼけた車で寝起きしていた。そんなある日、犯人が釈放されたと知らされ・・
復讐劇。 でも、派手にドンパチやる感じじゃなくて、ずっと淡々と進んでいって、
なんと言うか、普通の人だとこんな風になるのかも?な、等身大?とでも言った感じ。まあ、銃は身近にあるけども。
主人公ドワイトもさ、登場時はヒゲもあってワイルドだったんだけど、ヒゲ剃ったらまあるいお目目で気弱が服着て歩いてるみたいな風貌でさ、
これから!だけど大丈夫?・・ってキブンにもさせられたり。
それに基本フツーの人だから、フツーの感覚を捨てきれないのも安心だったり不安だったり。
テディの墓を作ってやったり、若造の心配もしてるみたいに見えたし。
テディの頭が吹っ飛んだ時はびびった。(^^;
友達の銃の腕、さすがやん。彼とは変に同情とか突き放したりもなく、ほどよい距離感なのが良かった。
復讐したかった相手の存在や、愛する母親の本当の気持ちとか、知ってなお胸が張り裂けそうになるなら、
知らない方が幸せだったのかな・・。どこかで復讐をやめる事は出来たのかな・・。でもどこで?
彼の傍に大切な人がいれば違った?      【Amazon】 

震える舌
 (80・日本)
 
 
(監・製)野村芳太郎 (脚)井手雅人 (原作)三木卓 (製作)織田明
(主)十朱幸代 渡瀬恒彦 若命真裕子 中野良子 北林谷栄 宇野重吉 越村公一 梅野泰靖 中原早苗 矢野宣 日色ともゑ 加藤健一
 
埋立地で泥遊びをしていた少女まさ子。その後まさ子は食事を嫌がり親は叱るが、しだいに様子が普通ではない事に気づく。
病気の少女と、看病する親と、治療する医師・・の物語。
大昔になんとなくタイトルだけは聞いた事あったけど、こう言う内容だとは全然知らなかった。
正直、ホラー的な話かと思ってたりして、いや、ある意味すごいホラーなんだけど、
と言うか、症状がリアルでさ・・破傷風と言う病気がこんなに恐ろしいものだとは・・ここまで考えた事はなかった気がする。
なぜ予防接種があるのか、そして、あって良かった・・ってつくづく有難く思ったわ。
とにかくまさ子ちゃんの症状に緊張の連続。
急激なひきつけが本当に恐いし可哀想で・・音に過敏だったからあの配膳台にもハラハラ・・
頼むからもうこれ以上苦しめないで・・!助けてやって・・!・・って神に祈る気持ちしかなかった。
と言うのが、やっぱり時代が時代だからか、なんかこんな医療体制で大丈夫なの?って感じでさ、
そもそも最初の医者からして「は?」だし、担当医師もなんかいつも薄ら笑いしてて違和感あったし、
両親は両親で、子供の事は絶対一番心配に決まってるんだけど、それでも不用意に叫んだりして(音・・!)
あげく、産まなきゃ良かった結婚しなきゃ良かった、て・・いや辛い気持ちわかるけども・・・・そう言うのは次元が違ってるし・・
って、今度は娘の心配より己の心配か〜〜い! いやそれもわからんではないけどもね、あんなにすごい症状を目の当たりにしたら。
けど、先生がちゃんと説明してたと思うし、もうちょっと冷静になってよ・・今一番辛いのは娘なんだから・・
と、困惑する場面が多々あったもんで。
困惑と言えば、さっき言った医者の薄ら笑いだけど、演じる中野良子は凛とした雰囲気ではあったけどもね、
なんか言い回しが医者っぽくなかったと言うか、いいとこの何かの顔合わせに出席したお嬢様の言い回しとでも言うか(全然伝わらん?笑)
それと、親戚の女性の電話の会話もさ、「(まさ子の親が)同じレコード何度もかけてこっちの頭もおかしくなる」
・・とかさ、心配してる割には、一言多くね?(爆)
両親役は十朱幸代と渡瀬恒彦。若い・・特に渡瀬は・・若干ちゃらい若さ。(笑)
考えてみれば、今こうして自分は〇〇歳の立場でこの光景を見ている訳だけど、
彼らは娘がまだ小さい第一子の若い夫婦だったし、色々と行動が未熟でも仕方なかったのかな、
自分だって昔ならそうだったかもしれないな・・とちょっとは思った。(^^;
娘まさ子(まぁちゃんと親は呼んでたね)役は全然知らない子役だったけど、もう本当に大丈夫か?って思うくらいの、
時にエクソシストのリーガンが頭かすめる位の(汗)熱演だったので、この方、今はどうしてるんだろう?ってすごく気になった。
最後、夫婦が笑顔でうなぎを食べたいという所は良かったな。
辛い両親から、普通の夫婦に久しぶりに戻れて、安心して食事が出来る・・そしてまぁちゃんを入れて、
新しい、強い両親〜家族にもなれた気がして・・その幸せにじんわり涙しちゃったよ・・。
どうでもいいけど、北林谷栄・・どうしてもトトロとカブるぅ〜。      【Amazon】
 

故郷(ふるさと)の香り
暖 (03・中国)
(監)フォ・ジェンチイ (脚)チウ・シー (原作)モォ・イエン
(主)グオ・シャオドン リー・ジア 香川照之 グァン・シャオトン グォ・ズーシン
この平凡なタイトルから簡単に想像出来る、たとえば初恋の甘い思い出をかみしめる・・そんな映画・・ではありません。
作品の5分の4くらいは、故郷に残してしまった元カノ?へのすまなさ・・なんてのが、思い出と一緒に淡々と綴られていて、
素晴らしい風景などを除くと、ただの男女のよくある話でしかないんだけど、そこはやはりジェンチイ監督、
もう、最後の最後でやってくれました・・!
ギューッっと心をワシヅカミにしてくれたこのラストにはまいった〜!(TT▽TT)
ここで、普通に見えてた1つ1つのエピソードが、いきなりどれもこれも愛おしくてたまらない物に変わってしまいました。
一番心に痛かった、
恋愛に見え隠れする立場の優劣。でもそんな物を越えた所に宿る美を見つけられた嬉しさ。
誰でも自分より優れている人に憧れを抱くのは当然だとは思うけど、そんな一方的な感情はシーソーなら傾いたまま
いつまでも届くはずもなく、けれど一緒にこいでいたブランコでさえ切れてしまう皮肉な現実。
どんな人にもある、誰かへの想いの美しさと残酷さを、過ぎた日だからと言って過剰に美化する事もなく、ひたすらイマの
感情を大事にしている展開に、かえって、
去った人でさえ「心」はあったのだ・・と穏やかな気持ちを与えられた気がした。
ラストに至るまでに淡々と脇役として(笑)ヒロイン・ヌアン(ジア)の背景に映っていたヤーバ(香川)の、最後の全身演技
には圧倒されました。・・と言うか、俳優:香川照之の作品じゃないのこれ?
いやぁ〜良かったです・・!
裕福でなくても、目を向ければいくらでも感じる事が出来る生活の中の美しさ・・例えば水をはったビンの中に入れた
キャンディの包み紙と子供の笑顔。地位やお金や言葉を越えた美しさを私ももっと見つけたい。
最後に・・主人公(語り部)のジンハー(シャオドン)に、もう「男に二言はない」事を期待しています。_(T▽T)ノ彡☆ 【KBCシネマ】

ブルジョワジーの秘かな愉しみ
LE CHARME DISCRET DE LA BOURGEOISIE (72・仏)
(監・脚)ルイス・ブニュエル (脚・原案)ジャン・クロード・カリエール
(主)フェルナンド・レイ デルフィーヌ・セイリグ ビュル・オジェ ステファーヌ・オードラン
ブルジョワの方々って、本当は色んなコトに永遠に飢え続けてるのかなぁ?なんて思ってしまう皮肉コメディ。
でもそれすら愉しみに、見栄でも愉しみに変えてしまえるのがほんまもんのブルジョワなんでしょうか?
たとえそれが単なる夢であっても、そしてそんな生活を送ることがいかに儚く意味のないコトであっても、
そうであり続けるコトが、結局は人間が生きて行くってコトなのでしょうか?たとえしがないビンボー人でもさ。(笑) 【ビデオ】

ブルックリン
BROOKLYN (15・アイルランド=英=加)
 
 
(監)ジョン・クローリー (脚)ニック・ホーンビィ (原作)コルム・トビーン
(主)シアーシャ・ローナン ドーナル・グリーソン エモリー・コーエン ジム・ブロードベンド ジュリー・ウォルターズ ブリッド・ブレナン 
   フィオナ・グラスコット ジェシカ・パレ アイリーン・オヒギンズ ジェン・マーリー エミリー・ベット・リッカーズ ノラ=ジェーン・ヌーン
 
50年代。アイルランドの小さな町から単身アメリカへと渡ったエイリシュ。
ブルックリンの高級デパートで働く彼女だったがなかなか新生活に馴染めず・・

お年頃でちょっとぽっちゃりしたシアーシャがとっても可愛い(^^
50年代のファッションも品良く着こなしていて素敵だった♪
あの時代、言葉は通じるとは言え海を渡って異国へ働きに行くのって・・とりあえずは交通手段からして覚悟が要ったのね。( ̄∇ ̄;
船酔い相当気持ち悪そうだったけど;;憧れと希望を持って行動する若い姿って、見てる方は気持ち良くて応援せずにはいられなかったわ。
アイルランド訛りを指摘されてた所なんかは、上京(移民)プチあるあるネタね。
イタリア人トニーはあか抜けない青年だったな〜(笑)しかもエイリシュのホームシック・シーズンに出会ったもんだから、
はじめは「なんだコイツ、可愛い彼女に言い寄るとは100年早いんだよっ」とか思ったけど、
段々その優しさに惹かれてしまう気持ちはよく解ったわ・・と言うか、いっつも迎えに来たりしてちょっと粘着質な気はしたけど(汗)
それなりに誠実だったし、何より家族が温かかったのが好印象だったな。
一言多い弟、可愛いかった〜。もう彼でお茶の間をトリコに〜。(≧∇≦)
今迄故郷の狭くてお堅い常識に縛られて来たエイリシュには自由で陽気なイタリア人てのも新世界だっただろうね。
ブルックリンでの生活は、下宿先の夕食の様子も興味深かった。
なんて事ない夕食だけど、ちゃんとみんな揃ってご飯を食べてて、
いちいち注意されたりイラッとする事もあったり、それでも皆一緒に食事を頂く光景がなんかちょっとイイなと思って。
お姉さんの事は意外でショック・・。そして、帰省したエイリシュをさり気なく引き留めておきたがる母親の気持ちも解って辛かった。
【以下、ネタに触れています。未見の方はご注意ください】
加えてお金持ちのイケメン登場〜だしね。エイリシュ、あんた結婚しとるやん〜どーするんよ〜文春砲食らうよ?
・・ってきっと誰もがここで異様にハラハラしたはず!( ̄∇ ̄;
それにしてもトニーの粘着質さで先手必勝だったね。ああ、紙切れ一枚の勝利・・!(爆)
そして、最初から最後まで陰険だった意地悪BBAを前に呟いたエイリシュの一言は効いてたね〜。
たった一声の最大限故郷disり・・ちょっと故郷が気の毒にもなって来たけど( ̄∇ ̄;
あんなBBAの権力や常識が野放しにされてる町なら仕方ないね。
いや、でもエイリシュは結婚しててもしてなくても、いずれは故郷を離れただろけど。
彼女の選択はそれで良かったとは思う・・けど、一人残された母親は寂しいだろうね・・。
そして、あのイケメンさんも気の毒過ぎて〜( ̄∇ ̄;親にまで紹介したのに!(爆)
もし前のカノジョにもフラレてたんだったら立ち直れんよ?誰かフォローを・・励ましのお便りを!船便で!(笑)
ラストシーンはポスターの画だったね〜。新しい人生の本当の始まりがキラキラ輝いててとても印象的だった。  【TOHOシネマズ】
 

フル・モンティ
THE FULL MONTY (97・英)
(監)ピーター・カッタネオ (脚)サイモン・ボーフォイ
(主)ロバート・カーライル トム・ウィルキンソン マーク・アディ レスリー・シャープ
あんな悲惨な状況なのに、なにしろ明るく前向きに進んで行ってる姿が痛快でした!カーライルやウィルキンソンなどの俳優陣も、
全然イヤらしくないので見ていてとっても楽しかった。自殺について話してるシーン・・こんな所を見ると、苦しい時こその
ユーモアの素敵さを実感してしまう。それにしても、女性と立場が逆になったとたんに悩みが増えた男達・・勉強になったかな?(笑)【DVD】

ブレア・ウイッチ・プロジェクト
THE BLAIR WITCH PROJECT (99・米)
(ーー;)
(監・脚)ダニエル・マイリック エドゥアルド・サンチェス
(主)ヘザー・ドナヒュー マイケル・C・ウィリアムズ ジョシュア・レナード ボブ・グリフィン
擬似ドキュメントをネット等で盛り上げるまではきっと面白かったんだろうな?でも、恐がらせる事を最大のポイントとしてるくせに、
全然恐くないというのは致命的。ブレブレのカメラと廃墟の印象だけ。ホント、恐くなくって・・・^_^;
でも、ニット帽被ったヘザーのド・アップは印象的だったな。鼻たれてなかった?( ̄ ̄ii ̄ ̄)【劇場】

プレイタイム
PLAYTIME (67・仏)
(監・脚)ジャック・タチ
(主)ジャック・タチ バルバラ・デネック ジャクリーヌ・ル・コンテ
就職の為にパリにやってきたおのぼりさんの、慣れない機械に戸惑いながら過ごす一日・・の風景。
セリフが殆どなく、ジェスチャーや音で展開するので、最初は結構タイクツだったんだけど(^^; 機械に翻弄される、というか
機械の扱いがよく解らずに、ぽ〜っとしてしまう主人公に感情移入出来てからは、かなり楽しめた。
レストランでのちょっとした失敗等・・でも、それすら仕事や遊びの一部にしてしまう様な、そんなセンスが面白い。
同じ時にすれ違う女性の、いかにも観光旅行でパリに来ました〜的な様子も楽しいし、クライマックス(?)で
やっと二人がほんのひと時、同じ時間を共有し、お互いに感謝の気持ちを持つ所などはとってもドラマチックで素敵♪
彼女へのプレゼントのスカーフ・・もうちょっと時間あったらよかったのにね。機械に時間作られ、でも機械に時間取られ・・
こう言うまったり作品を、ゆっくりじっくり見る・・って事も、自分にとっては必要だわ・・ってちょっと思った。(笑)【BS−NHK】

ブレイド
BLADE (98・米)
(監)スティーヴン・ノリントン (脚)デヴィッド・S・ゴイヤー
(主)ウェズリー・スナイプス スティーヴン・ドーフ クリス・クリストファーソン N’ブッシュ・ライト ドナル・ローグ ウド・キアー
人間とヴァンパイアのハーフの主人公が、悪のヴァンパイア組織に立ち向かう!
・・主人公は多分カッコいいのでしょうが、私の好みではないので(゜_。)ゴメン☆\(--;) ずっと悪の組織のリーダー?のドーフばっかり
見てましたワー・・。いやぁ、ドーフは良いねー!こんな突っ走る役(キレまくったと言うか)は、いつでも彼のハマリ役ですねー!
めっちゃカッコいいーー!ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ  【TV】

ブレイブ
THE BRAVE (97・米)
(監・脚)ジョニー・デップ (脚)ポール・マクカドン (原作)グレゴリー・マクドナルド
(主)ジョニー・デップ イギー・ポップ マーロン・ブランド エルピディア・カリロ マーシャル・ベル
ネイティヴ・アメリカン・・のデップはとても魅力的だったし、子供や牧師とのやり取りなども思う事が色々ありました。
が、深刻な話な割に、ちょっと全体的にファンタジックな印象が強すぎて、その深刻さがあまり伝わって来なかった。
かと思うと、暴力に走るシーンはいきなりキレたみたいで人間的にコワかったです・・(^^;だって、普段はいいパパみたいなのにぃ〜。
現実的な事と哲学的な事を色々と考えてしまいました。マーロン・ブランド、貫禄あるね〜(笑)
【以下ネタバレあり!未見の方はご注意下さい】
最後・・例のあの人は、彼の*をもしかしたら奪わなかったんじゃないかな?とも思ったんだけどどうでしょう?
彼があの人の所に****事で、あの人自身の*に対して持ってる恐怖が薄れたから・・とか思うのは甘いですかね?
でもね・・*を売って*貰って**なんて考えも甘い感じしたんですよね。家族には*よりパパでしょうし・・ってつい思ってしまうくらい、
やはり切羽詰まった状況には見えなくて。でもこうやって色々考えさせられて・・テーマとしてはとても興味深かったです。【BS−NHK】

フレイルティー・妄執
FRAILTY (01・米)
(監)ビル・パクストン (脚)ブレント・ハンリー
(主)ビル・パクストン マシュー・マコノヒー パワーズ・ブース マット・オリアリー ルーク・アスキュー ジェレミー・サンプター
何が怖いって、親が、生活の場があんなとは・・。地下のシーン・・たまらなかったなぁ〜。
本筋はだいたい先が読めても、回想部分が怖くて見応えあり。
”平凡フツー顔”のパクストンって、こう言う映画作る人だったのねー。それもまた怖し。( ̄∇ ̄;)  【ビデオ】

ブレインデッド
BRAINDEAD (92・ニュージーランド)
_(T▽T)ノ彡☆
(監・脚)ピーター・ジャクソン (脚)スティーヴン・シンクレア フランシス・ウォルシュ
(主)ティモシー・バルム ダイアナ・ペニャルバール エリザベス・ムーディ イアン・ワトキンス
当BBSで一瞬話題になった作品。(笑)
こっ、これはっ・・・スーパー・スプラッタ・ゾンビ・コメディ?!たやすくちぎれる腕、足、首、飛んでゆく頭っ!!!オー・マイ・ガーッ!!
しかし、マザコンの主人公がその呪縛から解き放たれるには、この位の衝撃が必要だったのねーー!?ジーザス・クラァアアイストッ!!
(なんとこの作品、映画史上最多の血しぶきが飛び散ってるそうな・・?!)
笑える所も沢山ありましたよー!ゾンビにテーブルマナー教える所とか。(笑)いやぁ、久々見ました。こう言うの・・・( ̄∇ ̄;)
これ、見る人いないだろうけど(笑)もし見るなら、食前&食後はやめて、食間をオススメします。しかし、コレほんとにあの
「ロード・オブ・ザ・リング」の監督さんの作品?!そ、そう言えば、どことなくファンタジーの香りが・・・( ̄ .  ̄)ノ" ナンデヤネン【ビデオ】

ブレードランナー 2049
BLADE RUNNER 2049 (17・米)
 
 
(監)ドゥニ・ヴィルヌーヴ (脚・原案)ハンプトン・ファンチャー (脚)マイケル・グリーン
(製作総指揮)リドリー・スコット ティム・ギャンブル フランク・ギストラ イェール・バディック ヴァル・ヒル ビル・カラッロ
(主)ライアン・ゴズリング ハリソン・フォード アナ・デ・アルマス ジャレッド・レト マッケンジー・デイヴィス シルヴィア・フークス 
   レニー・ジェームズ カルラ・ユーリ ロビン・ライト ショーン・ヤング デイヴ・バウティスタ ウッド・ハリス 
   デヴィッド・ダストマルチャン ヒアム・アッバス エドワード・ジェームズ・オルモス バーカッド・アブディ
 
荒廃した地球で人造人間”レプリカント”を取り締まる捜査官”ブレードランナー”として働くK。
ある時、彼はレプリカントについての重大な秘密を知ってしまい・・

前の「ブレードランナー」は、日本では沢山ファンがいるみたいね。
自分の場合は、丁度”映画観に行けない時代”に公開されたと思われ、
後にビデオだかで見た事はあったけど、特に思い入れがある訳でもなかったかな。
なので今回は、監督がヴィルヌーヴ&主演がゴズりん、ってのだけで鑑賞。
これ長かったんだね〜・・監督と主演の事しか頭になかったから、上映時間すら調べてなくて、
終わった時、時計見てちょっとびっくりした。(笑) けど、その割には全然退屈する事もなくて楽しめました。
まずは荒廃した街の雰囲気・・その映像も本作のポイントよね。
全景は前より広く奥行が感じられたけど、普通に歩いてる人目線になると、
暗いし雑だし汚いしで周囲が全然わからん閉塞感が物語のお先真っ暗感と重なったりして。
だいたいレプリカントがレプリカントを取り締まってる時点で暗黒だけどさ。
レプリカントって完全人造人間なんでしょ?半分とかじゃないよね?
とは言え、レプリカントが遺伝子レベルで作り上げられてるのだとしたら(らしいね・・この時初めて理解したよ・・遅)
そこに普通の人間と似た様な”感情の様なもの”が形成されるのもアリかも?
だし、今回の様な事が起こるのも、奇跡でなくなるのもアリかも??
なんて、少しでも思わさせてもらったのは個人的に一番の収穫だった。
完全人造人間とかAIには冷淡な私なので!(注:サイボーグや半魚人やゾンビには割と優しい)
それにしてもゴズりん・・キョトンとしたゴズりんが・・
「選ばれし者」に思いっっっきり振り回されたゴズりんが・・・・不憫。( ̄∇ ̄;
と言うか、もう笑って誤魔化すしかないレベルでしょ、これは。(爆)
なのになのに・・あの最後が・・前の雨をつい思い出してしまう様な雪の最期が・・
そこに横たわるゴズりんが・・シリアスで切なくて・・とても良かったしとても印象的で心に残った・・。
誤魔化しのテヘペロはまだレプリカントは習得していなかったらしい・・Σ\( ̄ー ̄;
思いがけずジャレッドが出てたけど、悪の親玉・・いや、神ポジションで驚いた。
いつの間にこんなに貫録ついたのか・・いやよく見るとそれほど貫録はない気もするけど(え)
その怪しげな・・いや、神秘的な個性をしっかりここで見せてくれたのは快感だった。(笑)
そう言えば、ホログラム?の彼女は可愛くて魅力的だったな。
ご主人様に至れり尽くせりだし、あの美貌で色んなコスプレ?までやってくれちゃっちゃあ、
もう普通の女なんか同期させるハコに成り下がっても仕方ないね! ・・って、いや、普通の女ガンバレ!もっとガンバレ!
・・で、普通の女は普通にイケメンのホログラム持ってるんですかね?( ̄∇ ̄;
そんな、ヲタクのレベルも相当超えてる未来は、ひきこもりなんかももはや普通なのかもね?;;
街の宣伝の巨大ホログラムは、昼間はバレエで夜中はヌードなの?
いつが昼間なのか夜なのかイマイチ明るさも不明なので多分R指定も崩壊してるんだろね?
色々と発達した世界だったけど、調理器具等は昔っぽくて・・
人間の興味の対象&進歩のレベルはウェルバランスではないのもよくわかった。(笑)
あ、今気付いたけど、大御所ハリソン様の事全然書いてなかった〜( ̄∇ ̄;
でもドライアイだしぃ〜・・今回はこの辺で・・・ごめんね〜テヘペロ!(←これが人間様だ・・レプリカント以下・・) 【ユナイテッドシネマ・キャナル】 

プレシャス
PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE (09・米)
(監・製作)リー・ダニエルズ (脚)ジェフリー・フレッチャー (原作)サファイア (製作)セイラ・シーゲル=マグネス
(主)ガボレイ・シディベ モニーク ポーラ・パットン マライア・キャリー シェリー・シェパード レニー・クラヴィッツ
まともな教育を受けず虐待に耐えながら生活する少女プレシャスの物語・・は、
実際のハーレムの貧困家庭の子供達の実態を元にしているとの事。
舞台は87年なんだよね。しかもNY。その時代にこんな現実があったなんて。
でもさ、正直、この作品、悲しいとか何とかより、腹が立ったのよ!(いきなり)
環境の問題?家庭の問題?不幸な親の連鎖?どれが発端とも言えないくらい何もかもが厳しい状態で、
でもね、どうもどれもがピンと来ないままで・・なんか嫌な気分。
母親の告白シーンにも・・モニーク、アカデミー賞受賞されたみたい(だよね?)・・あんまり心打たれなかった。
・・なぜ?私の中にある怒りは、ほぼ彼女へのモノだったから?
それが、ヘタな同情など拒絶したのかなあ?
この母親の母親は、プレシャスの子供の面倒みてるくらいだからそれほどヒドい人とも思えなかったし、
一体なんでこの人がここまでおかしくなってしまったのか・・背景がよく理解出来ない。
仮にも我が娘をプレシャスなんて命名したくせに・・それで満足?ペットじゃあるまいし。
現状を良くしたいなら、自分から何かしら行動起こさないと仕方ないだろうに、
そう言うの全然なくて弱い者にあたってばかりで、
でも本当は自分が一番淋しくて惨めなのよ・・って言われても・・・・・
自分の傷つきやすさを安売りするキャラは嫌いだ〜。
その点、もっと悲惨な境遇なのに楽しい妄想をするプレシャスには好感が持てた。
現実逃避と言えど、世の中の楽しみを”想像”し”感じる”事が出来る彼女には希望が見える。
けど、過酷な問題を(実際にそう言うケースがあったのかもしれないけど)
結局全部彼女1人に背負わせるなんて・・そりゃ、ないだろ〜・・(怒りの涙)
ついでに、チキンバケツを全部・・もないだろ〜。せめて1本くらい明日の為に取っておくとか。(爆)
キャラの見た目そのまま・・で演じたガボレィちゃん自身は、このキャラについてどう感じてるんだろう?と言う気持ちも。
そんな中、レイン先生役のポーラ・パットンが、爽やかでとてもいい感じだった。
なんかね〜ホントに光に見えたよ。こんな先生だと、信頼してみようか・・って気にもなるよね。
マライア・キャリー・・いつもの派手メイクでも今回のスッピンでも印象は全然変わらなかったな。(笑)
色々と考えさせられる内容ではあったけど、怒りで血圧上がりそうなんでまた観たいとかはあんまり思えない物語でした;;
後で知ったけど、監督、「チョコレート」の製作者だったよ。相性ってやっぱあるかも。ごめん。 【ソラリアシネマ】

プレステージ
THE PRESTIGE (06・米)
(監・脚)クリストファー・ノーラン (脚)ジョナサン・ノーラン (原作)クリストファー・プリースト
(主)ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベール マイケル・ケイン レベッカ・ホール デヴィッド・ボウイ
   スカーレット・ヨハンソン アンディ・サーキス パイパー・ペラーボ
マジック、好きなんです。舞台でやる大掛かりなモノよりも、身近かでやる(セロやピエールや前田さんのみたいなの)の方が好みではあるけど、
幼い頃に初めて見た舞台マジックで、消えたマジシャンが私達の真後ろに現れた時の驚きと言ったら・・!
まさしくそれが”瞬間移動”目撃初体験!でした。本当に、この時の「なんで?」と高揚感〜拍手の渦〜は忘れられない思い出です。
そんな私なので、この作品の雰囲気にはずっとドキドキ・・。専門器具職人の仕事場面白いなぁ〜!とか、中国人マジシャンの金魚スゴ過ぎ!とか
水槽はイヤだけど胴体切断する箱になら入ってみたいなぁ〜とか(←これはなかったけどね〜残念・笑)ずっとワクワクしぱなし。
小鳥が消えるマジックって・・昔はあんなんだったの?知らなかった!・・ってのはショックだったけど、その世界だけでもう充分楽しめました。
そう、だから、その世界だけで良かったのにぃ〜!_(T▽T)ノ彡☆どう言う意味!?
と言うのも、
途中から予想外の展開をしてね・・いい意味の予想外なら嬉しいんだけど、コレが余りにも現実離れしてると言うか
すごく違和感あってね・・ええ〜なんで〜?なんでそう言う方向に行くかなぁ〜?・・いや、でも、多分コレを受け入れないと
この物語に浸かれないんだよねきっと?じゃあ素直に受け入れないと・・楽しんだモン勝ちにならなくっちゃ〜・・(;´д` )
・・って、感覚を必死でソッチ・モードにコントロールしようとしている自分がそこにいましたよ・・( ̄∇ ̄;) (以下は、ネタバレ!にて)
それと、オチはすぐ見えたけど、オチのオチもあってね。これには、ちょっと気が抜けたぁぁぁ〜( ̄∇ ̄;)
いや、もう、こう言うネタはイマドキにはフツ〜過ぎて今更誰も使わない!ってのが当たり前だと思ってたから・・(汗)
まさかそんな、イマサラ・オチを最後に持ってくるとは・・私もうっかり油断して気付いてなかったですケド!・・マジ?!_(T▽T)ノ彡☆
でもまあ、そこだけ目をつぶったら(結局つぶったんかいっ?)後はやっぱり好みの世界〜キライになれない〜。
ある意味、トンデモ映画よねコレ・・とか思いながらもキライになれない〜(笑)
全く・・こう言う、妙な映画なのにハマる事態って、たま〜にあるのよね・・「バースデイ・ガール」とかさ〜・・_(T▽T)ノ彡☆
主演の二人がとても良くて、そのバトルにも目が離せなくてね。舞台下のアンジャーのシーンなんてすごく感情伝わってきて印象的だったし
物語が進むにつれて、今度は、最初は地味だったボーデンの息づかいがとても身近に感じられたり。
人は永遠に「謎」に惹かれ、追い求めていくものなんだなぁ・・本当は手が届く(見える)モノでも、生きてるうちは無意識に盲目になり、
ささやかなワクワクドキドキを日々求めてるのかもねぇ・・そういえばカレシの浮気知ってても、わざと謎のままにしておく人だって居るよねぇ・・
とか色々思い巡らされてしまったよ。何にしても、見えるモノが全てではないものね、人生は。
それに、二人の確執と平行して露わになるプロのマジシャンとしての彼らそれぞれの向き合い方にもとても興味が持てて面白かったです。
どうも私って、プロ意識のある人には弱いみたい・・?
人生賭けられる様なシゴト出来る人がある意味羨ましいのかもなぁ〜・・( - -)
立体パズルの様な進行と、全体に張り巡らされた伏線の巧妙さには唸らされたし、ラストに気になるカットもあったし、もう一度DVDで
確認したいな。ま、その時には、違和感あった所だけは、ビビビっっっ!て早送りしてさ!・・中盤、全部早送り?!_(T▽T)ノ彡☆
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね!】
違和感あったのは、テスラの機械! どうしていきなりSFっぽくなるの〜?突飛過ぎて頭がついていかないよ〜!
テスラんとこに、ライバルのエジソンまで出てきたのは、きっとアンジャー&ボーデンに重ねてるんだろうけど、
あまりにも有名な人が出て来ると、余計に、ビビビ!の顛末が荒唐無稽に思えて逆効果だったんじゃないのかな〜?
それに、そんなん、この人間ドラマには全然溶け込まないじゃない〜?!どうせなら、そっくりさん狩りでもしてああ言う展開になった方が
まだ納得いくのに〜・・でもそれじゃあんまり芸がない?それに、こう言う原作だから仕方ない?
・・えっ?人間ドラマと思い込ませてたのも、実はトリック?実は完全SFだった?・・ですと? 【ユナイテッド・シネマ】

Presents 合い鍵
 (06・日本)
(監・脚)日向朝子 (原作)角田光代 松尾たいこ
(主)広末涼子 玉山鉄二 有村実樹 安田顕 真山明大 川口覚 池田香織
直木賞作家・角田光代と、イラストレーター・松尾たいこ原作の短編集『Presents』の映画化第1弾の中編ラブストーリー。
クリスマス間近、8年間付き合った恋人から別れを切り出されたヒロインが最後に受け取るプレゼントとは・・?
ヒロスエが思いがけず良かった。そう思ったのは初めての事で、
思うに、彼女は大作よりもこう言う小品でも繊細な心理描写のある作品のが合ってるのでは?
所どころ、女性はそんな言葉はかないと思うけど?・・って所があったけど、そんな風に感じる女性は私くらいのもん?
エンドロールの映像は雪の結晶がレースみたいで素敵。 【BS】

Presents うに煎餅
 (07・日本)
(監)石井貴英 (脚)児玉頼子 (原作)角田光代 松尾たいこ・絵
(主)戸田恵梨香 平岡祐太 黄川田将也 秋田真琴 掟ポルシェ
↑の第二弾。先に就職したヒロインと大学残留中のカレのバレンタインデー〜ホワイトデーまでを描く中編ラブストーリー。
レトロポップな映像や、等身大な戸田恵理香が可愛い。カレシ・・落第してるくせにエラソ〜な態度〜(怒)騙されてるのかと;;
ピアス可愛いね。穴を開けてない・・て、いい小道具。うに煎餅、食べたことないよ。 【BS】

プレッジ
THE PLEDGE (01・米)
(監・製作)ショーン・ペン (脚)ジャージー・クロモロウスキ マリー・オルソン・クロモロスキ (原)フリードリッヒ・デュレンマット
(主)ジャック・ニコルソン ロビン・ライト・ペン サム・シェパード ベニチオ・デル・トロ アーロン・エッカート ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ニコルソンは相変わらずの怪優ですねー!(笑)他の豪華メンバーも気になる所ですが、最後まで飽きる事なく鑑賞出来たのは、
やはり彼の迫力に引っ張られたからかも?適役でした!お話の方は、いわゆる普通の犯人探しのサスペンスと思いきや・・
見てる時にはピンと来なかったけど、終わってから、ああそうかだからあんなシーンもこんなシーンもあったのね・・とか、後で妙にズッシリ。
もしかしたら、自分自身も主人公と同じ傾向があるのかも?ニコルソン化?ゞ( ̄∇ ̄;)”プレッジ”・・この言葉、怖いね。【KBCシネマ】

フレッシュ・デリ
THE GREEN BUTCHERS / DE GRONNE SLAGTERE (03・デンマーク)
 
(監・脚)アナス・トマス・イェンセン
(主)ニコライ・リー・コス マッツ・ミケルセン ボディル・ヨルゲンセン リーネ・クルーセ オーレ・テストラップ
 
勤め先の肉屋の主人に嫌気がさし、自分達の店を開業したスヴェンとビャン。
しかし全くお客が来ない。ある日、ちょっとした不注意から、人がいる冷凍庫のドアに鍵をかけてしまい・・
・・あとは、ご想像通り。
・・な、一応残酷な内容なのに、ホロリ・・とさせられるこの展開って何〜?
コチンコチンに凍った男にホロリと来た訳じゃないよ〜。もっと他の事にね〜。他の事・・が意外とドラマチックでさ〜。
これ、一口で言うならホラー・・だけど、ブラック・コメディの部類なのかな?いや、それに”ドラマ”をつけた方がしっくり来るかもしれない。
あれ?いや、ひょっとして、これ、ホラーじゃなくてファンタジーかも?そうだよ、きっとファンタジーだわ。
あの、「えっ!結局そうなの?それでいいの?」な、チカラづくなのかテキトーなのかわからんラストも、
そう考えたら納得がいくわ!(ほんまかいな)
・・と言う訳で、ここでは、ホラー改め、ブラック・ファンタジー・ドラマ、と言う事になりました。めでたしめでたし。
・・な感じの、とっても不思議な感じの作品でした。ツボ!(笑)
そもそも、あんなハメになる展開がとっても自然で(え)
2人のキャラ、スヴェン(マッツ)とビャン(ニコライ)は人間的にちょいと(かなり?)ダメダメなんだけど
何だかいつも一生懸命で、解る所もあってさ、素晴らしいマリネ液に浸かってこそナンボの美味しいお肉同様、
愛に満たされてこそナンボの人生なのね・・ってしみじみ感じたわ。
ホロリとさせられた所はいくつかあったんだけど、そんなこんなで、最後のマリネ液の所とかさ、
なーんか、急激に、「深いイイ話〜〜」に、転んじゃってさ、それと最後のビャンとアイギルの所・・うーん・・まさかな感動。
またホラーで泣かされた。(だから、ファンタジーだって!?)
あ、それから、「この味は妻と同じ!」って思わずもらした某にもホロリ・・Σ\( ̄ー ̄;)
いやぁ〜・・それにしてもマッツの頭・・( ̄∇ ̄;
この頭見ただけで、こいつ、フツ〜じゃない!・・て思うよね?
いや、最初の肉焼く所からして、フツ〜の焼肉奉行じゃなかったし。
そんなキケンな汗だくの彼と奥様との車での会話もオオウケ!
そして、彼に必殺弁慶の泣き所蹴りを入れるビャンも可笑しかった。そのタイミングかよ!(笑)
なんだかんだ言って、掘り出し物の作品、憎めない2人でした。
いやぁ・・マッツ・ファンにはたまんないだろうなぁ〜これ。(どう言う意味・笑)
全国のマッツ・ファンの皆様〜遅ればせながら、私も今日からマッツ・ファン。仲間に入れて下さいね。
ニコライ君ファンにもオススメだけど、それだと(物語の内容からして)更に倍楽しめるよね。
そして最後に・・道徳的な方、すみません。許してください。
↑見終わった後、「とりあえず謝っておこう」と言う気にもなる作品でした。(汗) 【DVD】
 

フレッシュ・ミート サイケな家族
FRESH MEAT (12・ニュージーランド)
 
 
(監)ダニー・マルヘロン
(主)テムエラ・モリソン ケイト・エリオット ハンナ・テヴィタ
 
同性愛に目覚めながらも品行方正に寮生活を終え久しぶりに実家に帰って来たリナ。
家族と一緒にくつろぐ彼女だったが、冷蔵庫の中に人間の手首を発見し・・
サイケ・・なの?もう最初からサイコっぽいけど?( ̄∇ ̄;
なんの予備知識もなかったので戸惑った。(笑)  どこの映画かと思ったらニュージーランドだったわ。
なんかとめどもなく自由にやりたい放題。いや、もう勝手にとことんやってくれ。(笑)
でも、マウリ族?だかの信仰も出てきて、(だからサイケだと?あくまでもサイコではないと?笑)
これ差別ダーとか騒がれないのか、ちょっと心配になるレベルではあったけど。
それ以前にこの内容がセーフだからセーフ?( ̄∇ ̄;
ま、そんな感じで、冒頭は匂わせ学園もの(何) それからギャングが登場し、
そのままギャング映画になるのかと思いきや、ヤバい家族との死闘に突入。 
簡単に言うと、カニバリズム一家のホラーコメディ、或いは、ちょっとカッコよく言うと、カニバリズム一家とギャングの抗争!
な、はちゃめちゃホラーコメディでした。あ、「はちゃめちゃ」の昭和感ぴったりかも!(笑)
希望通り、勝手にとことんやってくれて、ヒロインは間に挟まれて大変だったけど、新しい人生みつけてメデタシって感じかな。
最後はキャリーな終わり方でしたけども。(笑)      【gyao】

ブレット・トレイン
BULLET TRAIN (22・米)
 
(監・製)デヴィッド・リーチ (脚)ザック・オルケウィッツ (原作)伊坂幸太郎
(主)ブラッド・ピット ジョーイ・キング アーロン・テイラー=ジョンソン ブライアン・タイリー・ヘンリー アンドリュー・小路 真田広之 
   マイケル・シャノン ベニート・A・マルティネス・オカシオ サンドラ・ブロック ローガン・ラーマン ザジー・ビーツ マシ・オカ 福原かれん
何かと運の悪い殺し屋レディバグ。 "東京発〜京都行の新幹線ゆかり号に乗り込みブリーフケースを盗むだけの簡単なオシゴト”
を依頼された彼は、さっさと仕事を終わらせようとするが・・

日本って相変わらずこんなイメージ?・・って言う不思議の国NIPPONが舞台。(笑)
そして、乗務員も乗客もちゃんとおるん?東京〜京都ってどんだけ離れとるん?・・って言う一応新幹線・ゆかりw
早々に目についた、いかにも東京オリパラのマスコットのパクリみたいなゆるキャラ(しかも新幹線はそいつのラッピング仕様!)とか、
(あ、コレは主要キャラの1人でもあったね?あと、水も?笑)早々に全方位からのツッコミ上等!な意気込みがヒシヒシ感じられ、
んで、その意気込みのまま京都まで突っ込んで・・もとい、突っ走ってくれて面白かった!(≧▽≦)
勢いもそうだけど、映像とかキャラ運びなんかが、ちょっとリッチーかタラちゃん風味で親しみやすかったのもあったかも?
原作は勿論未読だけど(毎度)伊阪さんの原作ってのは不思議な感じ。
そだそだ、凶器に新幹線名物のめっちゃ固いアイスがあれば完璧だったかも?(笑)
あと、「新幹線のあとしまつ」って映画は出来ますかね?Σ\( ̄ー ̄;
俳優陣・・メガネに帽子のフツーな格好のブラピは可愛いし、真田さんはカッコいい。 マイケル・シャノンはいかにも〜なコスプレ風味。(笑)
プリンス役がホラーやサスペンスでちょこちょこ見かけるあのジョーイ・キングだったとは・・。彼女も微妙にコスプレっぽくてそれもNIPPON風?
ライアン・レイノルズのちょい出やチャニング・テイタムの一発(オイ)には笑ったけど、タンジェリンがまさかアーロンだったとは・・
全く気付いてなかった!( ̄∇ ̄; この人、もう「キックアス」の面影全然なくない?もはや別人に思えるわ。
【追記】ジェームズ・ボンド役にも推されてるとか?活躍してるね!
【以下ネタばれ。未見の方はご注意ください】
レモンはさぁ、防弾チョッキ着てるって言ってたから、絶対生きてると誰もが思ったよね?早まったタンジェリンがすごく気の毒。
でもま、みんな殺し屋だし余計なお涙は無し?殺し屋でもキャラが気に入るとしんみりしちゃってさあ・・( ̄∇ ̄; 【ユナイテッドシネマ福岡ももち】
 

ブレッド&ローズ
BREAD AND ROSE (00・英=独=スペイン)
(監)ケン・ローチ (脚)ポール・ラヴァティ
(主)ピラール・パティージャ エルピディア・カリージョ エイドリアン・ブロディ ジョージ・ロペス
「ケン・ローチにしては、ソフトな作品だったよ」と聞いていたけど、なるほどそうかも?もしかして彼のファンには物足りない部分もあった?
とも思ったけど、自分としては、社会問題を扱っててもとても解り易く、入りやすい、そして爽やかな素晴らしい作品だったと思う。 
夢を追い命がけでアメリカに来た人々の現実・・生きていく事の辛さや矛盾・・・自分自身を振り返って見ると、そこにも主人公マヤの姿を
映し出せるかも。彼女と姉ローサの関係・・二人が気持ちをぶつけ合うシーンは凄かった!ここ最近の映画のシーンの中でも必見かも。
(・・・でも後で、皆がローサを気遣ってあげられて良かった。ウゥ (-_\))
キャストには、実際にアメリカに不法入国していたり、清掃員として働き続けている人達も。その辺にもリアリティがあり、
何よりもマヤ演じるピラールの明るさがとても眩しく、可愛らしく、感動を誘った。
カメオ出演・・ティムしか分からなかった・・トロは?パールマンは? どこ〜〜??(TT▽TT)ダァー【シネ・リーブル博多駅】

フレディVSジェイソン
FREDDY VS. JASON (03・米)
(監)ロニー・ユー (脚)マーク・スウィフト ダミアン・シャノン
(主)ロバート・イングランド ケン・カージンガー モニカ・キーナ ジェイソン・リッター
又のタイトルを「陽気なショーン・ペンVSごつい小西○○美」!(゜_。)☆\(--;) 
ホラー色はかなり薄めで、どちらかと言うとアクション系みたいなノリ。「エルム街・・」のゾクゾクする様な恐ろしさや、
「13金」の追い詰められる緊迫感などはあんまりなかったけど、(多分自称)頭脳派フレディと、(良く言えば)行動派ジェイソン、
真反対なキャラの対決としては結構楽しめた。と言うか、もうこれは単なるホラーを越え、フレディあるいはジェイソンと言うジャンルに
到達してるのかも?既に人間達の魅力なんて皆無だし(オイオイ)恐いとか恐くないとかじゃなくて、もう、この二人だけいればいい、
世界は二人の為に・・!
 みたいな心境に。ゞ( ̄∇ ̄;)
もしかしたら、「私はフレディ派!」「ジェイソンのが素敵!」なんて女の子達のアイドルにもなったりして?
女の子大好きフレディにとっては、恐怖の象徴となるよりもその方が本望かもねしれないしねー?_(T▽T)ノ彡☆ 【ユナイテッド・シネマ】

フレンジー
FRENZY (72・英=米)
 
 
(監・製作)アルフレッド・ヒッチコック (脚)アンソニー・シェイファー (原作)アーサー・ラバーン
(主)ジョン・フィンチ バリー・フォスター ビリー・ホワイトロー バーナード・クリビンス ジーン・マーシュ アンナ・マッセイ 
   アレック・マッコーエン バーバラ・リー=ハント
 
ロンドンで発生した連続殺人事件。被害者は全て女性、手口はどれもネクタイでの絞殺だった。
そんな折、ある結婚相談所の女所長の元に、別れた夫であるリチャードが訪ねてくる。
昔、子供の頃にTV放映されたのを見て、「ヒッチコックの中では一番面白かった!」・・とか思った記憶があったんだけど、
今改めて見てみると、「お子ちゃまと一緒には見られないなぁ〜・・( ̄∇ ̄;」・・ってシーンもあったので、
「子供時代にこう言うシーンも平気で見てたのね・・全く、あんたって子は!」と、自分に対してフト思った。(笑)
それまでのヒッチコックとはちょっと違ったカラーだなぁ・・と言うのは、
多分当時も同じ事を感じたと思われるけど(モノクロがカラーになった、ってんじゃなくて、よ・爆)
物語展開にひねりとイケズさが加わって面白くなった分、描き方が少々露骨に(お下品に;;)なってしまってる感じも。
この映画だからこの美男、あるいは美女!・・て路線からもちょっと外れてるみたいだったしね。
・・え?外れてない?あれ?主人公、美男でしたかね?うーん・・性格悪かったから気づかなかったわ・・( ̄∇ ̄;
友人の、万年酒飲み赤ら顔のが超飲酒お的・・キー打ち間違い・・超印象的だったしねぇ。
女所長だって美人だったかもしれんけど、パブのオネエチャンのが(ユエンみたいで・笑)やっぱり印象的だったし。
そう言う、今見てみると、あまり自分の好みではない部分もいくつかあったんだけど、
当時なんで「これが好き!」って思ったのか、今でも充分納得のいく所はやっぱりそれ以上は発見出来ました。
まずは、殺人が起きた時の異様な雰囲気・・。ただ静かに他人事目線で現場を見つめるシーンとかね。
生き物の様に、ぐ〜っとカメラが引いていくシーンなんかは、誰も見ていないはずの犯人の行動を自分は見てしまった・・みたいな、
見てはいけないモノを見てしまった、知ってしまった・・みたいな、えっ?じゃあ犯人私?・・みたいな(笑)
そんな緊迫感が満ち溢れていて素晴らしい。
また、犯人があるモノを探しに行って危ない目に遭う所なんかは、犯人なんだから捕まった方がいいのに、
なぜか、「えーん・・見つかったらどうしよう〜」・・なんて、ハラハラしたりして・・・・・えっ?じゃあ犯人私?もう同化してるし!(汗)
そんな風に、犯人目線でドキドキさせられたのも、もしかしたら、この作品が初めてだったのかもしれないなぁ?・・とも思った。
で、同様に素晴らしかったのが、刑事とフランス料理に凝ってる妻とのカケアイ。
細くて固いパン(グリッシーニ?あ、これはイタリアか?美味しいよね)をポキポキッって折るシーンで、
またもや、私の脳みその中の記憶の引き出しが開きましてね!!!(何)
・・と言うのも、長年、「何かの映画で、殺人事件の話の時に何か食べ物を折る面白いシーンあったよね、でも何だったかな?」
・・て、ずーーーっと気になってて・・。似たようなシーンのある映画も見た事あったけど、その度に、
「いや、これは違う、これじゃない」・・って、変に確信してて、「でも何の映画だった?思い出せない・・」・・で、○十年。
だけど、今回これを見て、「わぁーっ!これだ!これこれ!この映画だったんだぁ〜!」・・って、数年のモヤモヤが一瞬で晴れました!
いやぁ・・良かった良かった。また一つ、ボケを撲滅(解決?)出来て良かった良かった。
・・と言う具合で、ここはすごく印象的だったし、二人のカケアイも気が利いていてとても面白かったです。
で、再見して新たに思ったのは、あの疑われた男も、真犯人同様全然共感出来ない嫌な奴だったから
事件が解決しても、あんまり爽快感はなかったな〜・・って事(笑)と、
でも、あの刑事の奥さんみたいに、その人のナリを知らなかったら
冤罪で気の毒な方だわ・・って素直に正当に思えるんだろうなぁ〜・・って事。
私ももっと客観性を身につけなければ・・。感情を公正にコントロールするにはまだまだ修行が必要だわ。
そんな所は、子供時代からあんまり変わってないのかもねぇ・・(汗) 【BS-NHK】

不連続殺人事件
 (77・日本)
 
 
(監・脚)曾根中生 (脚)大和屋竺 田中陽造 荒井晴彦 (原作)坂口安吾
(主)夏純子 嵯川哲朗 内田裕也 田村高廣 水原明泉 楠侑子 福原ひとみ 金田龍之介 泉じゅん 
   桜井浩子 内田良平 小坂一也 殿山泰司 初井言栄 伊佐山ひろ子 石浜朗 根岸とし江
 
昭和22年。 財閥・歌川多門の豪邸に集まっていた身内や著名人。
賑やかに宴会が行われた後、作家の望月が何者かに殺害され、彼のベッドの下から小さな鈴が発見される。

人が多すぎて・・( ̄∇ ̄;
え?全部で29人居たの? はあ、そうですか〜・・。
いや、殺人事件の現場はお屋敷内で、色んな人集めてる訳だから仕方ないんだけど、
それでも肩書付きの男の人が沢山なもんで、あれ?この人の仕事は何だったっけ?とかで
ちょっと巻き戻したりして(ビデオじゃないのについ使ってしまうこの言葉・・笑)
また見て、そしたら女の人でも、あれ?この人どこの人だっけ?誰の妻だったっけ?とかで
またちょっと巻き戻したりして・・ でも仕舞にゃ、爺さんどんだけ女好きなんだよ!いい迷惑だよ〜・・とか、
あ〜もういいや、どっちみち犯人は絶対〇〇〇!・・とか、ヘボ推理なくせに、爺さんにアタりながら(笑)
もう巻き戻しはやめて、普通に鑑賞しました〜。
夏純子と内田裕也はいつでもしっかり判ったけどね・・ あれ?私今なんか余計な事言いましたっけ?ハテ?(とぼける)
でも、田村高廣はメインかと思ったら全然そうでもなくて、じゃあ最初に出て来た嵯川哲朗?と思ったらそうでもなくて、
ひょっこり出て来た自称探偵の小坂一也か?と思ったら、その後ず〜っと居なくて、そのくせ
最後にまたひょっこり現れてささっと解決してさ、他所で証拠集めてた?とか何かだったと思うけど、
いや、なんなんこの人?・・って思ったし( ̄∇ ̄; 結構散漫な展開だったわ。
で、見終わった後すぐ「ナイル殺人事件」を連想したりも・・ あれ?また私なんか余計な事言ったかしらん?(*´з`)
しかし夏純子はキレイだね〜。大勢いても、すぐに目を引く美しさ。ファッションにも凝ってて1人目立ってたわ。
なんであんな内田裕也(が演ってたキャラ)なんかと同棲してたんやろ?・・って、そっちのが謎だったわ。(笑)
あ、そう言えば楠侑子の着物にアフロ(髪)も目立ってたな。   【CS】
 

フレンチアルプスで起きたこと
FORCE MAJEURE / TURIST (14・スウェーデン=デンマーク=仏=ノルウェー)
 
 
(監・脚)リューベン・オストルンド
(主)ヨハネス・バー・クンケ リーサ・ローヴェン・コングスリ クリストファー・ヒヴュ クララ・ヴェッテルグレン 
   ヴィンセント・ヴェッテルグレン ファンニ・メテーリウス
 
バカンスでフレンチアルプスにやって来た一家。しかし、レストランのテラスで食事中に思いがけない事態に襲われてしまい・・
別題:「ツーリスト 」(第27回東京国際映画祭)  だそうで・・(-_-)
それはともかく!(↑文句省略?)
タイトルを見かけた事があるだけでどんな内容か知らず、勝手に雪山サスペンスかと思って見たけど・・心理ドラマでしたね。
な〜んか気持ちが辛くなる様な・・ 雪山のてっぺんでどつかれて転げ落ちながら雪だるまになっちゃいそうな・・
んで、いっそそのまま雪だるまと化して沈黙していたい様な・・ ( ̄∇ ̄;
冒頭、家族で写真撮ってる所で、ここで雪崩来るんじゃ? ♪来る〜?きっと来る〜?(←今秋3回目) と、勝手に想像して、
勝手に不穏な空気を感じてたけど、そうじゃなくて安心した・・のもつかの間、それよりもっと不穏な空気が漂う事態になるとはね。
とっとと逃げた夫って・・(-_-)
・・と妻が愕然として不信感つのってしまうのは解る、家庭を大事にしてる妻だから余計に。
特に子供を置いて、ってのが許せないのは特に解る!(特に×2) ・・けど、わざわざあんな場で他人にまで話す事?
誰かに解って欲しいとか(他人のが楽とか)、吐き出さないとどうにかなりそうだったにしても、人前であんなに夫を追い詰めて妻は満足なの?
夫の行動は確かにショックだったけど、助かりたいって本能をそこまで責めまくるのもなんかどっか引っかかるというか。
夫を責めれば責めるほど、どんどん妻だけご立派になってるみたいな違和感。
けど夫も誤魔化そう誤魔化そうにかかってて、ちっとも誠実にみえなくてさ、だから妻が責めまくってしまう気持ちも
何度もしつこいようだけど、とても解るし、なんと言うか、どっちもどっちでさ。( ̄∇ ̄;
正直、そんな話聞かされた他人が一番お気の毒。しかも楽しいバカンスの場でよ?
勘弁してよ〜・・とんだとばっちりだよ〜。 てか、その二人にも「しつこい病」がうつってるし。(爆)
拗ねたり反抗してた子供二人が、泣いてるパパに寄り添う所はしんみり。 子はかすがい、って・・ほんとそうだよね。
子がいるから別れられない、んじゃなくて、子がいるからちょっと冷静になれる。子のお陰でちょっと優しくもなれる。
コトの問題点が子供の事であっても・・・って、夫が一番の子供?(汗)
で、妻はその時に最後のあれを企てたのかな? あれは絶対妻の計画としか思えないよね?
だって、あんな悪天候の時に子連れで滑りに行く? 遭難行為では? 雪崩いつでもどんと来い行為では?
旦那は何となく妻には頭上がらない状態だったろうし、思考力もかなり低下してたかもしれないし(爆)
だから計画しやすかった気もするし。
でも、まんまと成功したから良かった様なものの、妻だって子供を危険な目に遭わせてる訳で・・
プラスマイナスゼロ・・の割れ鍋に綴じ蓋夫婦としか。
帰りのバス・・  危険をいち早く指摘して行動する妻・・
ここでもしつこい病で言わせてもらえば、あんた自分だけ先にバス降りとるやん〜・・てな感じで。
まあみんなが後に続くことを想定してたんだろうけど、なんか強くなったのか、元々強い妻だったのか。(爆)
残ったのはあの自由人みたいな女性だよね? 考え方の違いで進む道も人生も変わるのかもしれんけど、
大自然の前ではどっちでもたいして変わらず、行きつく先は一緒だよ〜・・って気がせんでもない・・?
と、割れ鍋に綴じ蓋の後は身も蓋もない事言っちゃって、何が鍋で蓋がどうした?状態だけど、
とりあえず家庭円満の為には、事故と自己には要注意、ってコトで。(寒・・雪山だけに・・)     【Amazon】
 

ブロークバック マウンテン
BROKEBACK MOUNTAIN (05・米)
(監)アン・リー (脚)ラリー・マクマートリー ダイアナ・オサナ (原作)アニー・プルー
(主)ヒース・レジャー ジェイク・ギレンホール ランディ・クエイド ミシェル・ウィリアムズ アン・ハサウェイ ケイト・マーラ
切ないお話でした〜(T_T) 観てる時は結構淡々と冷静に観てたんだけどね・・。
「最初は普通の友情だった」・・みたいなコピーから、互いに想いを隠す二人の悲しい物語・・なんてのを想像してたのが
出会ってさほど間もなく
ガバァアアア〜でさぁ〜( ̄∇ ̄;)何なんだ・・んなモン、どっかの刑務所じゃあるまいし(オイオイ)
・・な〜んて、最初はいささか呆れながらの不安な鑑賞。( ̄∇ ̄;)
ジェイクのイカサマ師みたいなヘアスタイルや、ヒースの切って貼った様なモミアゲ、そして、「ランド・オブ・プレンティ」では
あれ程キュートだったミシェルの信じられない二重アゴに中年太り体型・・!いやいや、これは絶対に役作りに違いない・・
体重体型を自由自在に操れる第二のレネーちゃま♪に違いない・・んでもって
アン・ハサウェイもいきなりガバァアア〜
しかも頭は「マーズアタック!」・・ひゃ〜この世界って一体?!ジュリー・アンドリュース様・・何か助言を!
・・と言った、一時も目の離せない展開で彼らの数年間が綴られていて、淡々と観ていたのに、観終わって思い出すと
あれやこれや色んな気持ちが、この物語や自分自身の事やらまぜこぜになって溢れてきたのでした〜・・うおお〜〜。
私にとってのこの切ない感覚は、決してゲイとか不倫とかそこに限定される物でもない気がする。
こんなに雄大な大自然・・美しい世界に居てもなお、人間て
迷える子羊に過ぎないのよね・・。
他と同じに群れて生きていれば安心・・群れを離れると死ぬしかない・・ココロや感情があるからこそ(それこそが自然な事であるはずなのに)
それを抑えて見えない壁やレールを作って生きていこうとする・・何年経っても変わろうとせず
世界に終わりが来るまで愚かにもずっと目をふせ逃げ続けながら生きて行こうとする・・そんな人間がもうひたすら切なくて・・悲しくて・・。
悪気はないのについ周囲を傷つけ、益々孤独に陥ってしまう様子もいたたまれなかったよ・・。
【以下ネタに触れています。未見の方は読まないでね】
イニスとジャック・・性格の違う二人の奇跡的とも言える出会いは、結局祝福されなかった・・では、これが異性なら?
と思っても、やっぱり結果は同じだったかもしれないと感じる。愛をデイリーに薄めたくない種類の人間でなくても、
過ぎた愛しか愛と実感出来ない種類の人間でなくても。実際いつの世もハッピーエンドなんて幻な気もするし。(汗)
ジャックの両親には、思い出のシャツを抱くイニスの小さな変化と同じ位胸詰まらされてしまったけれど。(-_\)(/_-)
ブロークバックマウンテンって・・誰の心の中にもあるのかもね?大きく・・でもひっそりと。 イニスとジャック・・願わくば、
二人には2代目「刑事スタスキー&ハッチ」として脳天気に生まれ変わって欲しいです!ナンデヤネン!(。-ω-)_θ☆(ノT儺)ノ 【シネテリエ天神】

ブロークン
THE BROKEN (08・英=仏)
(監・脚・製作)ショーン・エリス
(主)レナ・ヘディ リチャード・ジェンキンス ミシェル・ダンカン メルヴィル・プポー アシエル・ニューマンエリオット・ホームズ
鏡の世界に関するホラー・・と言うのに惹かれて鑑賞しましたが、なんでも最近注目の新進監督の長編第2作だそうで。
1作目は見てないので、コレが面白ければソレも見てみようかな〜・・・・・で、結果・・うーん・・一応見てみよう、一応;;
と言う訳で、鏡の中からもう1人の自分が現れて・・周りのみんながみんな、なんかホンモノじゃないみたい・・?な不安感は
とってもよく出ていてドキドキさせられたんだけど、ちょっとボディ・スナッチャーっぽくてさほどな新鮮味はなかったのと、
何しろ、思わせぶりの似た様な繰り返しが多すぎたもんで、それ2度3度繰り返す時間あったらもっと違うエピソード見せてよ!
・・なーんてちょこっと思ったり。つまりは、内容に対して上映時間が長い。(決して映画一般として長いと言う意味でなく)
どうせこのままの内容でいくなら、もっと短くして、短編2本立てにでもしてくれたらいいのに〜・・とか、映画2本立て上映が当たり前な時代に
育った私なんかは思ってしまった次第。映像はスキッとシャープで、まるで新車のCMみたいにオシャレ感はあったけれど。(笑)
それと、この作品のオチがね、なんだか今ひとつスッキリしなくって・・。【それについてはネタバレにて】
でも、鏡って、考えてみたら不思議よね。鏡の前で主人公が落としてしまった薬を拾おうとした、その時!!・・にはドキッとした〜!( > < ;)//(笑)
7年の不幸を呼ばない為にも鏡は大切にしまショ!前売券のオマケの鏡はめいっぱいくもってましたがねー・・各自で磨け、と?
あ、それから、この作品で初めて「ドッペルゲンガー見たら死ぬ」って意味が理解出来た気がする。理解出来た途端に恐くなった。(笑)
と言うか、そう言う方向で考えると、双子も恐い〜・・ザ・たっちとか恐過ぎる〜_(T▽T)ノ彡☆
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
最初のポーの言葉がとっても印象的で、それを聞いた後にこんな質問をするのはとってもヤボな気もするんだけど、
でもどうしてもちょっとくらいはスッキリさせたくて〜・・と言うのが・・最後の格闘・・あれは鏡の方が勝ったんだよね?(質問しちゃった;;)
心臓が右にあるとか言ってたし・・。でも写真に関しての記憶がないって言うのは本人みたいだし・・?あれっ・・何か見落としてるのかな?
あの充血した赤い眼に騙されてる?でも、傷には注意してたつもりなんだけど・・。他に何かキーポイントがあったのかなあ?
それとも、勝ったのは本人で・・要するに、結局は、ポーの言葉通りの結果(変化〜顛末)だと解釈すべきなのかなあ?
本人であっても、鏡の中の自分であっても、日々刻々と身も心も変化していってるんでしょうからねぇ?? 【シネ・リーブル博多駅】

ブロークン・イングリッシュ
BROKEN ENGLISH (07・米=仏=日本)
 
 
(監・脚)ゾーイ・カサヴェテス
(主)パーカー・ポージー メルヴィル・プポー ドレア・ド・マッテオ ジャスティン・セロー ピーター・ボグダノヴィッチ 
   ティム・ギニー ジェームズ・マキャフリー ショシュ・ハミルトン ジーナ・ローランズ
 
NYで働く30代独身のノラはなかなか恋人が出来ず、恋に対しても臆病になっていた。
そんなある日、仕事仲間のパーティでフランス人のジュリアンと出会う。
この舞台、最初ヨーロッパかと思ってたら、NYだったわ。あんまりそれらしくない所がかえって新鮮。
主人公ノラは、結婚に焦る・・と言うより、心から愛し愛される相手が欲しいんだよね?
(母親も、結婚はベツモノみたいな事いってたし。そりゃ、それが結婚に繋がればもっといいのかもしれないけれど。)
そんな女性の素直な気持ち・・と言うか、なかなかそんな人と巡り合えない孤独感はよく伝わって来て、
ノラの気持ちには割とストレートに共感出来たけど、ジュリアンが、何だか掴み所のないフシギ君に見えて。(笑)
でも、だからそのワケわかんなそうな所へのノラの不安・・もリアルだったのかもしれないけれどね。
後半・・ちょっとこのタイトルの意味を考えてしまったけど、視野の狭い自分を脱出して、まずはそこから・・みたいにも思えた。
フランスに行ってからは、ノラの視点や気持ちの変化が描かれていたのは良かったけれど、
かなり強引に空気が変わり過ぎて、バランスが悪く別の作品みたいだったな。
監督は、カサヴェテス2世だったのね。2世さん達の感覚は、まだお父上の感覚ほどには私にはフィットしないみたい。
(いつか、しっかりフィット・・がっしり心つかまれる日を期待してるかも)
鑑賞の際、イケメンなプポー・・もお目当てだったんだけど、ここでは、遠目、ラブーフに見えてしまって困った。( ̄∇ ̄;
フシギ君のラブーフ・・( ̄∇ ̄;う・・ すみません。きっと今回も私の目が節穴なだけです。(汗) 【BS】

ブロークン・フラワーズ
BROKEN FLOWERS (05・米)
(監・脚)ジム・ジャームッシュ
(主)ビル・マーレイ ジェフリー・ライト シャロン・ストーン フランセス・コンロイ ジェシカ・ラング ティルダ・スウィントン
   ジュリー・デルピー マーク・ウェバー クロエ・セヴィニー
ピンクの封筒にピンクの花、ドレスにカードにバイクにタイプにリボンに・・電話はどうだったっけ?
ピンクは健康的で活き活きとした色。恋愛運を高めてくれる色。そんな色に翻弄されるビル・マーレイって・・(^^;
いわゆるエエ年になっても女性や周囲に対する考え方が成長してないドン・ファンのドン・・”遊び人”には大きく分けて
自信たっぷりタイプと優柔不断タイプとがあると思うんだけど、共通してるのは、女性にマメだけど責任転嫁の天才・・って
事じゃないッスか?
ドンは明らかに後者タイプで、「あなたの優しさは残酷よ」なーんて、いつも言われてたんじゃ?(笑)
子供の母親探しに出かけるドンが、誰を尋ねるにしても同じ経路の繰り返し(に見えた)を淡々と行うだけなのに、
つい若い子の脚に目が行ったり、かと思えばあけっぴろげな現代娘に狼狽する様に、なんだかオヤヂ独得の哀愁を
感じちゃったわ。
某所での、(相手も自分も)戸惑った様な「僕が撮った写真だ」には一番ウケたかな〜( ̄∇ ̄;)
破局に終わった過去でも、それが幸せに繋がってる場合もあるよね。まあ、”知らない”が故の幸せだけど。(イケズ)
しかし、場内お客さんは中年夫婦らしき方が多くて、約1名の男性が、ちょっとした場面でもえらく大きくウケまくってて
ゲラゲラ笑うもんだから、他はみんなそれにつられて笑っていた様なカンジだったわ・・( ̄∇ ̄;)
”身に覚えはある子供”がいる男って、この世にいっぱい居そうな気もするし、この方も何か思い当たるフシがあったのかしらね〜?(笑)
そう言う意味では(えっ)
中年の男性にはタマらなく何かを刺激される作品なのかもね?( ̄∇ ̄;)
でも女性にしても・・みんな(それなりに!)誰かと支えあって・・一生懸命生きてるんだよね。なんかホロリときちゃうな。
そう言えば、冒頭で”この作品はユスターシュに捧げる”って書いてあったのをずっと忘れて観てたんだけど、ラストシーンで、
あれっ・・肌が感じるこの感覚は・・なんだか懐かしいぞ?どこかで似た様な空間体験したぞ?って思ったら、それはまさしく
ユスターシュ作品の中での感覚だった事を思い出して、えらく驚いてしまい(私だけ?)
物語よりもそっちの感動のが最後には残ってしまった。あくまでもラスト数分のシーンだけの事だけど。 あ〜・・それと、
ジェフリー・ライトの変貌ぶり!のショックもアト引いたかな〜。いい役だったけど年月経ったなぁ・・と。( ̄∇ ̄;)
【以下、ネタバレ(?)あり!未見の方は読まないでね】
結局、全ての謎は謎のままですが、つる畑任子としては、やっぱりどうしても、誰があの手紙を送ったの?って考えてしまってね・・(^^ゞ
最後のティルダが怪しい・・とも思うけど、ズバリ、犯人はジュリー・デルピーでしょう!
全ては、彼女が未来を託してドンに差し向けた最後の賭け・・みたいな。・・あ、見事なヘボ推理?ゞ( ̄∇ ̄;)
これからドンはイヤでも自分の周囲に気を遣う事になる訳ね〜・・と思うと、また可笑しいやら可笑しいやら・・!って、
一抹の哀愁は感じても、全然まぁ〜ったくツユほども気の毒には感じない私って・・妖怪通り越して鬼?
花屋さんやライト(の素敵なおせっかいエチオピアCD!)にはとっても温もり感じたけど。○○オヤヂには厳しいのよ!(笑)【劇場】

ブロー・ザ・マン・ダウン〜女たちの協定〜
BLOW THE MAN DOWN (19・米)
 
 
(監)ダニエル・クルーディ ブリジット・サヴェージ・コール
(主)ジューン・スキップ マーゴ・マーティンデイル アネット・オトゥール モーガン・セイラー ソフィー・ロウ
 
作品情報調べたら、「ブロー・ザ・マン・ダウン〜女たちの協定〜」なんて副題ついてたわ。また余計な事を・・(-_-) 
副題くらい見逃したい所だけど、コレはちょっとNGだわ。見ようによってはネタバレっぽい。・・と言うのがネタバレか?( ̄∇ ̄;
イースター・コーヴと言う田舎町がとても美しい。 妹は嫌うけど、姉は愛着を持ってる、と言うのが、いかにも故郷あるあるね。
町全体が、いい意味でも悪い意味でも家族や親せきの様になってるからかな。
売春宿については、確かにそう言うものだろうと思った、と言うか、そこまでしないと抑えられない男たちって・・獣か・・とも思うけれど(爆)
誰もが善い人とは限らない中での必要悪として、女主人の言い分はとても解る気がしたし、更に姉妹の母親の立派さも伝わって来た。
つるんでる三人も絶対悪い人達ではないけど、息子の事や、過去の自分達の環境をなかった事にせずに今と向き合わないと
女主人だって可哀想な気がしたんだけど。彼女には他にも彼女の世界でのトラブルがあってあんな事になったのは残念だったけれど。
ブレナン巡査・・お母さんのお悔やみを伝えたくて・・上がりこんで食事w  あの丸顔お婆ちゃん可愛いかったな。
ブロー・ザ・マン・ダウン・・って、最初の歌によると、ぶっ飛ばせ!って意味なのね。
男の雄姿を讃える歌かと思いきや、女性の逞しさを・・(^m^    【Amazon】
 

フローズン
FROZEN (10・米)
 
(監・脚)アダム・グリーン
(主)ケヴィン・ゼガーズ ショーン・アシュモア エマ・ベル エド・アッカーマン ケイン・ホッダー ライリア・ヴァンダービルト
お色気作戦でスキー場のチケットを格安ゲットした3人の若者〜ダン、ジョー、ダンの恋人パーカー。
彼らは、夜のスキーも楽しもうと係員に無理を言いリフトに乗りこむが・・
楽しいはずの休暇が・・なんでこんな事に・・・・と、誰にでも起こり得そう、なのが恐いね。
場所が海外だからか、あんなのまで出てきて・・。
でも、脱出する早々からダンが怪我して、おまけにあんなのまで出て来たら、
後は、一体何が起こるの?!  ・・って感じで、ドキドキしたけど・・
ホラ、彼女のくっついた手とか、ほっぺたの凍傷とかさ、ジョーの出会った女性は関係するの?とかさ、
特にくっついた手は気になった〜あれ地味に恐いよね。
ちょっとしたくっつきなら、誰でも一度は冷凍庫で経験した事あるはず!?
何もしないで座ってるだけでも、私なら冷え性のむくんだ足が凍って腐れて落ちるかも!(>_<)
・・とか、色々な想像〜妄想がぐるぐるしたけど、そう言うの、みんな特別オオゴトになる事もなく
割と通常範囲内だったので;;展開が尻つぼみ的だったのが残念。
大袈裟じゃないから、かえって、有り得そう〜なんだけど、
リフトの繋ぎ目がはずれそうになるのは、不自然な気もしたな。それこそ「ファイナルデ・・」?
どちらかと言うと、フローズンより、フォールン?(落ちる)のがオオゴトだった様な。それと”あんなの”。イートゥン? 【BS】

フローズン・タイム
CASHBACK (06・英)
(監・脚・製作)ショーン・エリス (製作)レーヌ・バウセガー
(主)ショーン・ビガースタッフ エミリア・フォックス ショーン・エヴァンス ミシェル・ライアン スチュアート・グッドウィン
   マイケル・ディクソン マイケル・ラムボーン マーク・ピッカリング
美大生のベンは、失恋の痛手から不眠症に陥ってしまう。眠れない時間をスーパーマーケットのバイトにあてて時間をつぶしていた彼は、
ある日、周囲だけがフリーズした世界に居る自分に気付く。
話題になっていた時から気になりつつも、旧作になるのを待ってるうちに、もともと短編だったのを長編にしたと言うのを聞いて、
先に観ていた「ブロークン」みたいにタメが長くて退屈しちゃったらどうしよう〜って心配のが先に来ちゃって、
つい、見るのが遅くなってしまいました。
が、「ブロークン」よりもテンポよくってメリハリも効いてて、全然眠くならず、最後まで、スタントまで(笑)
ちゃんと鑑賞出来ました〜ホッ。音楽も良かったし、映像的には申し分ないくらい好みで良かったです。
特に良かったのは、床に散らばった豆・・・・・・・・・ヾ(ーー )そこかいっ
物語も、主人公の心の微妙な変化にも共感出来て、興味深かったです。
別れた彼女への未練を引きずるばかりの毎日・・の中で出会った新しい恋・・。
芸術への思いがエ○にばかり到達してしまう現実・・の末に掴んだ本当の美・・。
フローズンタイムは、彼の内面の精神修復&昇華タイムだったのかな?
ただ、映像や描き方は面白かったのに、しょーもない下ネタが多すぎたなあ。
(下ネタでも、イキなやつと、幼稚なだけなのって絶対あると思う・笑)
殆ど男性のスケ○心で撮りまくったとしか思えない無駄なエ○描写は、
映像感覚が好みなだけに、かえってロコツに感じてノーサンキュー。
回想部分など、性に目覚める時期の男の真実(なのか?)を描いていたのかもしれないけど
それと同時に(それ以上に?)女性の美に目覚めた大切な思い出のはずなのに、
そして、せっかく、芸術とエ○のボーダーラインをフリーズさせたのに、
しょーもない下ネタが多すぎて、女性への純粋な賛美・・もあんまり感じられなくて。
そうじゃなければ、もっと(女性である私の)ハートにも迫って来ただろうなぁ〜・・って思えただけに残念。
露出狂のナタリーの出世には笑ったけどさ!( ̄∇ ̄;
主人公ベンは幼い風貌で、あんまり魅力を感じなかったな。彼と女性二人は中坊と女子大生くらい年の差があるみたいな印象。
それも、幼い時からの下から目線(笑)=女性賛美とも受け取れはしたけれど。
シャロンはいい感じで、ラストシーンもとても幻想的で素敵でした。どーでもいいけど、スタッフ&出演者、”ショーン”が多いのね。【DVD】

フローズン・ライター
BELOW ZERO (11・加)
 
 
(監)ジャスティン・トーマス・オステンセン
(主)エドワード・ファーロング マイケル・ベリーマン クリスティン・ブース セイディ・マドゥー
 
スランプ中のホラー脚本家ジャックは、執筆に集中する為に精肉工場の冷凍室を借りると言うアイディアを思いつく。
しかし、エージェントの意向で、書き上げるまで完全に閉じ込められてしまい・・

人生ずっと氷点下、て・・( ̄∇ ̄;
ファーロング君目当てで見たけど・・ うん、まぁ、別に昔のカッコイイ姿を期待してた訳じゃないけどね、
うん、まぁ、 そうね・・  ファーロング君もあれから氷点下?(コラーッ)
それはともかく!
冒頭は、ペニーのブヒブヒ(鼻の音)が気になって気になって。わざわざこんな不快な事するなんて、絶対何か意味がある!
と思ってたけど、もしかして現実への目覚まし時計?知らんけど。いらんけど。
殺人鬼の恐い物語は入れ子式。 
そこは現実よね?と思ったのが物語だったり、まあ混乱するまではなかったけど、あの血で書きなぐるのは浮いてたな。
PCがタイプになってたりもいいんだけど、それでどうこうと言うのが特になく、ただのこけおどしな感じもあって、
だから三流脚本家だったのかな?なんて。( ̄∇ ̄;
物語の中でさえいつの間にか人に書かせとるし。・・と思ったら〜〜〜 いやいや、最後、こんな結末になるとは・・(>_<)
コイツ酷過ぎでしょ。三流だけじゃなくてただのク〇男やん!それで自分の人生やり直すつもりか?そして息子は反応無し。(謎)
内側からドアが開けられない構造の部屋って、それだけでホラーアイテムだけど、
レザーフェイスのお家みたいなドアでもなかったし、ガラス割れば?ってちょっと思ったけど、どうなん?
冷凍室のは簡単には割れないもんなん?あの(一応)殺人鬼もさほど強そうには見えなくてさ。見た目はいかにも〜だったけど。
このホラーアイテム以外で言えば、せっかく書き上げた文章が一瞬で消去される!・・てのが一番の恐怖だったわ。(笑)   【Amazon】
 

フローズン・リバー
FROZEN RIVER (08・米)
(監・脚)コートニー・ハント
(主)メリッサ・レオ ミスティ・アッパム チャーリー・、マクダーモット マーク・ブーン・ジュニア マイケル・オキーフ ジェイ・クレイツ
   ジョン・カヌー ディラン・カルソーナ マイケル・スカイ
ふとした事からモホーク族女性ライラと知り合った白人女性レイ。
シングルマザーとして苦しい生活を送っていたレイは、ライラと共に違法な仕事に手を染めていく・・。
 
08年のサンダンス映画祭でグランプリを獲得!・・と言うのに惹かれて観に行きました。
タラちゃんも絶賛していたので、きっとハードなアクション・サスペンスだろうと思ってたけど、ちょっと違った。
確かに、ハードな生活・・内容ですが・・
とても気持ちの感じられる、厳しさの中に希望も感じられる温かい物語でした。
密入国と言うと、今までは南から・・と言うのが多かったと思うけど、北から・・だと、こんな風になるのね・・
しかもNY州の最北にこんな保留地があったなんて、と、
初めて知る事に驚きながら、また、苦しい生活を余儀なくされ
明日をどう迎えればいいのか悩む2人に
感情移入してしまって、違法な仕事と知りつつ、密かに応援してしまったり。
最初は、えらくクタビレた元ヤンオバチャンやなぁ〜・・とか、若いくせになんだか冴えない風貌のオネエサンやなぁ〜
・・とか思ったけど(ごめん)
そんな、もう崖っぷちさえ通り過ぎてしまった様な2人だからこそな説得力。
物語は割りと淡々と進んでいったけれど、ある事が起きてから・・それまで(最初は敵の様に)ドライに接して来たレイとライラの、
凍りついた川が溶けたかの如く・・の気持ちの変化、決断には胸を打たれたし、何故かすごい安心感が芽生えたりも。
ちょっとした、気持ちのひっかかりを、ちゃんとフォローするきめ細かな演出、配慮にも清清しい気持ちにさせられたし、
この監督さん、
これが長編初監督と言うのが信じられない・・!次回作も気になります。 【シネ・リーブル博多駅】 

フロッグ
I SEE YOU (19・英)
 
 
(監)アダム・ランドール (脚)デヴォン・グレイ
(主)ヘレン・ハント ジョン・テニー ジュダ・ルイス オーウェン・ティーグ リブ・ベアラー グレゴリー・アラン・ウィリアムズ エリカ・アレクサンダー
 
妻ジャッキーの不倫でギクシャクするハーパー家。
刑事である夫グレッグは男児の誘拐事件の担当で留守がちになるが家の中では奇妙な現象が起こり始める。

2021年1月より開催の<未体験ゾーン>にて上映されたとの事。
カエルの話かとw  フロッグ→フロッギングとは、勝手に他人の家に入り込んで数日暮らす事、らしい。
そもそも"カエルの様にぴょこぴょこと"家を点々と間借りすると言う意味らしいのでやっぱカエルの話で正解!(*´з`)
そう言えばカエルのお面被ってる所もあったな。
それはともかく!・・と言うか、カエル話はまだ先の事で、まずは妻の不倫相手の男なんだけど(そこから攻める)
何故ノコノコと不倫相手の家にやって来た?わざわざ〇されるのに立候補しに来た様なもんでさ。(責めてませんよ・・苦笑)
で、この妻なんだけど、なんか他の家族に比べてトシを感じて気になったもんでまじまじ見ちゃってさ、そしたら
ちょっ!これヘレン・ハントやん!・・って気づいて、ちょっとショック。 いやもう月日の流れがね・・そりゃ仕方ないけど、
ショックだったのは雰囲気に全然オーラがなかった気がして。役のせいだけならいいんだけどさあ。
【以下ネタバレしてますよ〜。】
フロッギングに同行した青年は多分昔に拉致されて逃げた生き残りの2人のうちの1人だろうな、とはすぐに思ったけど
(だって先に1人しか出てなかったので)そこからあの父親が犯人だとは何故か結びつかなかった私・・
なぜ・・結局ヘボ推理・・不覚過ぎる( ;∀;)悔しい
と言うか、前半の妻の不倫話あんま関係なくない?・・って最初は思ってたけど、
旦那の違和感(ヤバさ)を無意識に感じとっての流れだったのかなあ?(時系列どうだっけ?)
しかし知らないうちに他人が家に住んでるってのは相当気持ち悪いよねぇ・・。何かの小説の「天井男」を思い出したよ。  【Amazon】 

プロデューサーズ
THE PRODUCERS (68・米)
(監・脚)メル・ブルックス
(主)ゼロ・モステル ジーン・ワイルダー エステル・ウィンウッド クリストファー・ヒューイット ケネス・マース
なんだかねー・・分かるんだけど、このお笑いのテンポ・・ババアの島(だっけ?)とか可笑しかったし、
「ヒトラーの春」もなかなかで、分からなくはないんだけど・・でもなんだかねー・・もう、うるさくてうるさくて・・( ̄∇ ̄;)
ギャグは可笑しくてもこのテンションに付いて行けない。……(o_ _)o パタッ
これって舞台劇が元なのかな?この気合いの入り方・・舞台で見ると楽しめるんじゃないかな?と思うばかり。(汗) 【TV】

プロフェシー
MOTHMAN PROPHECIES (02・米)
(監)マーク・ペリントン (脚)リチャード・ヘイテム
(主)リチャード・ギア ローラ・リネイ ウィル・パットン アラン・ベイツ ルシンダ・ジェニー
一体どこ迄が実話ベースなのか?モスマンの噂と橋の所だけかな?(?。?”)まあ、それはともかく何にしても、かなり掴み所のない作品。
観賞前に入り口で渡された「謎の場所の案内」、これ、半分以上分ってませんでした。しかし、分ったからと言ってどうなるの?
と言うのが率直な感想。なぜなら、それから先が「どっちみち分らない物」だと思うから。謎を散りばめてるくせに、37番のエピソードでは
説明がクド過ぎたり(いや、がぜん作り話っぽくなるってる^_^;)ちょっとヒイたかな・・ただ、多分この作品の軸であるだろう「見えない物の存在」が、
神や悪魔と断定しない所、そしてそれに取り付かれた人間とそうでない人間の対比、と言う点にはかなり興味が持てました。
自分としてはこのあたりを突っ込んで描いて欲しかったな。この辺はとても面白かったから・・ちょっと残念。【ユナイテッド・シネマ】

プロポーズ
THE BACHELOR (99・米)
(監)ゲイリー・シニョール (脚)スティーヴ・コーエン (製作総指揮)クリス・オドネル
(主)クリス・オドネル レニー・ゼルヴィガー マライア・キャリー ブルック・シールズ メアリー・シェルトン
なんだかなーって感じ。(いきなり)レニーちゃんがいて、かろうじて好感がチョコッとだけもてるって感じ。
バスター・キートンの傑作喜劇のリメイクだそうだけど、なんか設定自体に全然興味が湧かなくて・・。
幸か不幸か、B・シールズのごっついコメディエンヌぶりが見れた・・あ〜オドロキ。(≧▽≦) 【TV】

プロミシング・ヤング・ウーマン
PROMISING YOUNG WOMAN (20・英=米)
 
 
(監・脚・製)エメラルド・フェネル
(製作)マーゴット・ロビー ジョニー・マクナマラ トム・アカーリー ベン・ブラウニング アシュリー・フォックス
(製作総指揮)キャリー・マリガン グレン・バスナー アリソン・コーエン ミラン・ポペルカ
(主)キャリー・マリガン ボー・バーナム アリソン・ブリー クランシー・ブラウン ジェニファー・クーリッジ ラヴァーン・コックス コニー・ブリットン
 
ある事件をきっかけに医大を中退したキャシーは、カフェの店員として平凡に働く一方、
夜ごとバーに繰り出しては泥酔したフリをして男からの誘いを待っていた・・。

特に何の情報もなくネットの画像だけで選んで鑑賞。
主演がキャリー・マリガンってのも暫くして気付いて、昔との見た目の違いにちょっとびっくり。
大人っぽくなったと言うより急激に年月感じたと言うか。( ̄∇ ̄;
とは言え、微笑むとやっぱり昔と同じにキュートだったし、ふとした表情に大人ならではの美しさもあって、
昔より更に色んな面が見える様な不思議な魅力があったわ。
で、過去にとらわれたヒロイン・キャシーが、初めて信頼出来る男性ライアンと知り合い前向きになる・・
みたいな話かと思いながら見てたんだけどさ、 ・・違ったね。( ̄∇ ̄;
あのフワフワでユメカワなニットファッションとか、明るくポップな映像にすっかり惑わされたわ。
こんな日常は・・それこそユメ・・だったの?・・ってくらい。
ライアン・・・・キャシーとのミュージカルみたいなシーンも・・ユメ・・だったの・・? ・・ってくらい、後になると虚しさが・・。
と言うか、彼、過去の事を突然指摘されて、いくら動揺したからと言ってもあの態度は酷い。
あの時彼がもっと過去に誠実に向き合ってくれたら、キャシーは違う選択が出来たかもしれないよね?
そもそも、女性を酔わせて自分の好きにしようなんて事、どんな時でも許される訳ないのにね。
なんで女性も同意したって事になるのかな?
意識が朦朧としたら、誰かに体を守ってもらって安静にしていたいって事じゃん?
それがなんで体がちゃんと動かない事に付け込まれて、どっかに連れ込まれた上に「同意」になるんか意味不明。
それを面白おかしく煽るってのも理解出来ないし、被害受けたのにそれを信じて貰えないなんて二重の苦しみでは?
何かと開けっぴろげな人とか場所とかだと、本来普通にあるべき線引き(節度とか)が麻痺するん?(@_@)
ついに決着をつける為に某所に向かったキャシーが、ポップな看護師のコスプレなのはインパクトがあったな。
見た目のこんな軽さの中で行われようとしている事が、人生をかけた決心である事をヤツらが知る由もなく・・。
そして彼女がまさかあんな事になるとは、こちらにしても全くの予想外で・・(>_<)
あの弁護士が本当に心を入れ替えてくれてたのは唯一の救いだった。と言うか、そうじゃなかったらどうしようもない。
彼をちゃんと信じきった(だから後を託せた)キャシーは本当に純粋な人だったんだなぁ・・と。
まあ、それもそもそもそうじゃなきゃ親友の事とは言え(最初は姉妹、例えば双子、かと思ったよ)
過去の事件でここまで自分を責める事もなかったろうし、こんな風に生きる事もなかっただろうけど。
人生、ズルくうまく生きてる人間もいるよね・・・・と思うとやりきれない。
タイトルの"プロミシング"とは、"将来を嘱望された"と言う意味らしい・・。     【Amazon】
 

フロム・ダスク・ティル・ドーン
FROM DUSK TILL DAWN (96・米)
(監・製作総指揮)ロバート・ロドリゲス (脚・製作総指揮)クエンティン・タランティーノ (原案)ロバート・カーツマン
(主)ジョージ・クルーニー クエンティン・タランティーノ ジュリエット・ルイス ハーヴェイ・カイテル チーチ・マリン
   トム・サヴィーニ サルマ・ハエック フレッド・ウィリアムソン ダニー・トレホ
無駄のないスタイリッシュな導入部は面白い!・・けど、ギャング達、やり方汚ないなぁ・・卑怯過ぎ。タラの残虐嗜好がよく表れてるわ。
元・牧師一家を道連れに某所に入り、蛇とサルマが妖艶な舞いを見せた後から、いきなりガラリと映画のジャンル変わって(?)ビックリ。(^^;
ナンなんだこりゃ?「デモンズ」?(^^;後はずっと、パニクる人間とデモンズ・・じゃなくてゾンビ・・でもなくて、吸血鬼との闘いホラー・コメディ。
もしかして、これがロドリゲス嗜好?「スパイキッズ」位しか知らないからわかんないけど、こんな方向の監督さんだったのね??
まあ、このあたりもテンポ良くてそう言う映画のお好きな方は結構楽しめるんじゃないかとは思うけど、それにしても最初のクールな
ギャングモノとはえらくギャップが・・(笑)それに私はやっぱり吸血鬼には美しくあって欲しい人だから、こんな化け物はなんだかなぁー(笑)
【以下、さり気なくネタや狂兄嫌いについてふれてます。三重県・・もとい、未見の方と狂兄ファンの方はご注意下さい】
ゾンビならブサイクでも許せるけど、吸血鬼と言うからには、サルマくらいはそのまんま美しく妖艶に血吸って欲しかった感じも・・。(^^;
それに、最後・・ジュリエットにあんなセリフ言わせるなんて、まるでギャングが正義の味方みたいじゃん・・なんか都合良すぎでイラついたわ。
と言うか、この辺は冒頭と同じく、クールに見えて実は卑怯なテイスト。カッコばっかで中身のなさが見えるわよタラちゃん!(←タラにだけ厳しい?)
トドメに、主役二人・・もうなんかイヤ。( ̄∇ ̄;) タラはもうあれしかなりようがないから放し飼いでも仕方ないけど(本当は鎖でも付けたい気分だが)
狂兄(クルーニー)なんて、作品を見る毎にどんどん嫌いになっていくんだよね・・。昔は結構好きだったのに・・ナンデ?(^^;
今回も、1人でエエ格好しいな男でムカついたわ〜。タラなんて弟なのにあんなんだよ?(笑)同じ血分けてる設定なのに、なんで自分だけ
イケメン・ギャング?!似ても似つかない中○家兄弟でさえ、どちらもアイカタに気を遣ってイケメン路線なんて走らないわよ。(元々走れません)
あ〜わかった・・作品見る毎に、こう言うスカしたキャラがどんどん鼻についてたまっていってるんだわ!きっと・・( ̄∇ ̄;)
この辺は、潔くアホな役やってるタラのが、素直で可愛らしくも見える所ね?!Σ\( ̄ー ̄;)ほんまかいな
カイテルは、最期まで手作り神聖武器?でよく闘って・・牧師失格だとしても父親としては失格じゃなかった・・(←唯一の感動シーン)
けどなんかとっても地味で、主役二人の引き立て役みたいでしかなくて残念。一番印象的だったのはやっぱサルマと蛇かな。(笑)【ビデオ】

フロム・ヘル
FROM HELL (01・米)
(監・製作総指揮)アレン・ヒューズ アルバート・ヒューズ (脚)テリー・ヘイズ (原)アラン・ムーア エディ・キャンベル
(主)ジョニー・デップ ヘザー・グラハム イアン・ホルム ジェイソン・フレミング ロビー・コルトレー カトリン・カートリッジ
とてもムードに溢れた興味深い内容で始まったのですが、話が進んで行くうちに先が見える無難な結末に。
デップの人間像にも迫って欲しかった、なんて思うのは欲張りでしょうか?【ユナイテッド・シネマ】

プロメテウス
PROMETHEUS (12・米)
 
(監・製作)リドリー・スコット (脚)ジョン・スペイツ デイモン・リンデロフ (製作)デヴィッド・ガイラー ウォルター・ヒル
(主)ノオミ・ラパス マイケル・ファスベンダー シャーリズ・セロン イドリス・エルバ ガイ・ピアース ローガン・マーシャル=グリーン 
   ショーン・ハリス レイフ・スポール イーモン・エリオット ベネディクト・ウォン ケイト・ディッキー パトリック・ウィルソン
科学者エリザベスは、古代遺跡に残されたサインを元に、人類の起源を探るべく宇宙船プロメテウス号に乗り、ある惑星に到着する。
人類の起源を解明する?・・とか何とか、えらく壮大な宣伝してたと思うけど、
どうやら「エイリアン」と繋がってるみたいよ?・・との噂も聞いたので観ました。(^^ゞ
それ知らなければ、この宣伝ってどうよ!・・ってきっと真っ先に叫んでたと思うけど(笑)
エイリアン好きの弱みを握られたかの如く、とりあえず彼等が出てるから黙らされた、って感じで・・。
面白くなくはなかったけど、色んな面でデジャヴ感満載!
なので、新作を観たと言う感覚がわかない(笑)正直、一体何がしたかったのかよくワカラン作品でした。(爆)
「エイリアン」の前の話っぽいよね?でも今更なに?人類と絡める事にどんな重要性が?・・みたいな。
もしかしたら、色んな言い回しとか行動に隠されたヒントに気づけば、
その重要性〜面白さが解るのかもしれないけど、それが知的生物(博学者)にだけ解るモノだったら、
多分私には永遠に解らない・・?私の頭脳はエイリアン並み・・・・・( ̄∇ ̄;笑えん・・
冒頭の白いヤツが飲んだ物は何?
そこからDNAが変化して・・だから彼を源として人間とエイリアンに分かれた?
・・とも取れるけど、そもそも、その彼は何なんだ?彼以前だって存在するんじゃ?
私は、あの水筒が気になって・・象印?・・じゃなくて〜;;あの液体の黒い色が気になって・・あれが宇宙に見えたりも。
そうだと、人間とエイリアン以外にももーっとわんさか生命体が存在するよね?
人類について探究出来る範囲と、人が触れてはいけない世界の境い目に存在するのがエイリアン
・・みたいな気持ちにも。番人みたいに。(笑)
ただ、それでも進んでいこうとする人間って・・進んでいこうとするから人間なの?知恵の木の実の成せるサガ?
そんな風に勝手に想像する分には楽しいけどさ・・。うーん・・なんか、エイリアン並みな頭を
デイヴィッドに鼻で笑われてるみたいな気もして嫌な感じだなぁ〜(被害妄想・・笑)
しかし、人の欲の為にプログラミングされてたと言っても過言ではないだろうデイヴィッドが
宇宙3Dパノラマ劇場に見入る様子は美しかったな。
その宇宙映像がキレイだったと言うより、うっとりする彼がいたから美しかった。
人間でない彼があれに何を感じたんだろう?いや何かを分析してただけなのかもしれないけど
何やらとてつもなく不可解な世界を前にして、何をどうしようとしたのやら?
あ〜そう言えば、エリザベスの彼にアレを飲ませた理由もよくワカラン・・
・・ああ・・又デイヴィッドに鼻で笑われる・・(今日はなんだかウツですか?>自分)
そう言えば、デイヴィッドが存在感あるキャラだったのに対して、乗組員は、みんなあんまり緊張感なく存在感もなかったな。
特に、途中、別行動した二人組の変な顔の方(名前わからんのでこうとしか言いようがない・・あ、赤毛だったかな?)
は、こんな星に来てるのに危険意識なさすぎやろ。不気味なモノにそんな簡単に近づくなよ・・犬や猫じゃないんだから。
と言うか、この人、出てきた時から捨てキャラ顔だったから、まあ当然の成り行きだったんでしょうが。(さっきから散々な言われようだ・・)
エリザベスの彼も、終わってみれば、あの眼から一筋・・うぅ気持ち悪い・・の印象しかない。
と言うか、顔が思い出せん・・あの眼だけが余りにも印象強すぎて。
セロン演じるヴィッカーズの立場も何だかイマイチよくワカランと言うか。
ノオミだけじゃ華がないから、添えられたの?ヾ(ーー )
ヴィッカーズのお父上は、最初にガイ・ピアースって名前見つけてたから
あ!ってわかったけど、正直「ミスター・ノーバディ」の老人ニモと見分けがつかん。(爆)
で、主演は、そのノオミ・ラパスでしたが、
すっかり薄化粧におなりになって、ぱっと見、フツーの近所のきれいなお姉さん、って感じ。
ノオ美ちゃんもそろそろお年頃じゃのぉ、どや、ひとつ見合いでもしてみらんかぇ?・・みたいな。
嫁さんにしたい近所のお姉さんNo.1みたいな。
ポジション的には「エイリアン」のシガニーって感じなんだろうけど、
そんなご近所的雰囲気だったので、まあ好感は持てたけど、あの出産シーン以外は少々平凡な印象。
こんな時こそリスベットだったら、早々にエイリアン皆殺しにしてくれてたかもよ?(笑)
でも、あの帝王切開の素早い判断は良かったね。オペも速い・・!太いホチキス・・は荷造りみたいだったよ。
(よく梨とかリンゴ入ってる段ボールに留めてあるアレね。)
で、「不妊症で辛い思いしてきたのに、なんでよりによってこんなヤツ産まにゃならんわけー?
もぉーっサイアク!何だよこれ、何だよお前、神聖な子宮を何だと思ってんだよ!
なめんじゃないよ!キィーッ!テメエなんぞこうしてやるーーっ!」
・・とばかりに引きちぎったへその緒・・には、産む性の尊厳と神々しいまでの強さを見たわ・・( ̄□ ̄ 
宇宙とは・・母性に抱かれる子宮である・・生き残りの彼女らがめざすのは、誕生・・なんだろうか?つづく。
(↑強引な幕引き・・と言うか、どこにつづくんだよ・・象印の件はどうする・・・・・)   <3D字幕版>【天神TOHOシネマズ】

フロンティア
FRONTIER(S) / FRONTIERE(S) (07・仏)
(監・脚)ザヴィエ・ジャン
(主)カリーナ・テスタ サミュエル・ル・ビアン オルレアン・ウィイク エステル・ルフェビュール パトリック・リガルド ダヴィッド・サラチーノ
   ジョエル・ル・フランソワ ジャン=ピエール・ジョリス モード・フォルジュ シェムズ・ダマニ アデル・ベンチェリフ アメリ・ドール
以前DVDで見たおフランス・ホラー「ハイテンション」がなかなかオシャレなパリジェンヌ気分で楽しめたので(ほんまかいな)
これがまたおフランスのだと聞いて、じゃあどうせオシャレ味わうなら大きなスクリーンで・・と思い観て来ました。
最初は政治絡みの暴動シーンが長かったけど、それが済むとガラリと様子が変わり、血糊街道まっしぐら。いや、血糊民宿まっしぐら。
まあ、正直、なんやかんや(「ホステル」「モーテル」「悪魔のいけにえ」他色々)混ぜこぜにした様な所にはさほど新鮮味もなかったけど、
唯一、真っ二つになった某の返り血を浴びて頭から足の先まで真っ赤になったヒロインが、カタカタ・・と歩くシーンには惚れたね!
この動き、「マーズアタック」のチューインガム美女の動き以来の素晴らしさ!これだけでもスクリーンで観た甲斐あったわぁ〜(笑)
それにこのヒロイン、最初はうるさいけど結構美形だし、とにもかくにもずっと必死で頑張る姿が好感度大。ちょっと注目。
それから、驚いたのが筋肉オヤヂ!あれ?なーんかどっかで見た様な人だなぁ??って思ってて、途中、あっ!ル・ビアンだ!( ̄□ ̄;
・・って気付いた・・けど、まさかル・ビアンがこう言うホラーに出て来るとは!かなりビックリ。
ホント今までのイメージと全然違ってて・・最初はブルース・ウィリスかと思ったよ。(なおさら出らんて)
他、「女はみんな生きている」のボンクラ・イケメンだった兄ちゃんの所ではアキレス腱の大切さをしみじみと感じたり、
豚の世話するメタボ男の目がみょ〜に優しげだった所では「この人本当はいい人なんじゃ?」と思ったり・・と、印象的でした。
・・ところで、ちょいと意味不明な部分があったんだけど・・?
【以下、ネタにふれています。未見の方はご注意下さい】
ナチみたいなジジイが子孫が血筋がどうのこうのって言ってたけどさ、あれ、結局どう言う事だったの?
最初は、ジジイの血筋を後世に残したいのかと思ってたけど、拾い子のエヴァに使用人(だよね?)のメタボ男との子を産ませたり、
ヤスミンが既に妊娠してる事を喜んだり、一体どうして?もしやメタボ男は息子だったの?とか思っても、ヤスミンの妊娠との辻褄あわんし、
もしやヤスミンの子を息子の子とカンチガイ?とかも思ったけど、いくらなんでも1日で妊娠はワカランだろーとか思うし、( ̄~ ̄;) ウーン
一体、このジジイは何がしたかったの?キ○ガ○に理由はない、と?・・それともただのボケジジイ?
それと、エヴァの子供達・・なんか重要そうだったのにイマイチ出番が少なくて残念。きっと役名も「子その1」とか「子その2」とかね?
政治色を取り入れた試みもさほど機能してなかった様に感じたけど、死ぬ程頑張って(いや、死なない程頑張って)
ああ言う所抜け出したとしても、結局は権力に従うしか生きる道はないのよ、って事なのかしらね?
ナンギやなぁ〜・・でもきっとお腹の赤ちゃん根性あるよね。【シネ・リーブル博多駅】

ブロンドと柩の謎
THE CAT'S MEOW (01・米)
(監)ピーター・ボグダノヴィッチ (脚)スティーヴン・ペロス
(主)キルステン・ダンスト エドワード・ハーマン エディ・イザード ケアリー・エルウェス ジェニファー・ティリー クラウディア・ハリソン
ハリウッドの2大ミステリーと言うと、M・モンローの死と、このオネイダ号事件なんだそうで。
私はその事件の内容を知らなかったし、この作品は一応フィクションなんだけど、冒頭の柩と船が重なるショットから、すぐにハマってしまって、
まるで全てが真実かの様でした。でもこれは、犯人がどうとか言う作品でもないですね。その点では「ゴスフォード・パーク」に近い物があるかな。
でも、登場人物が船内の限られた数名だけだし、多々恋愛絡みであるので、混乱する事なく分かり易いです。
ハリウッドの妖しい毒にヤラれたセレブな人々の様子が、其々の立場を踏まえながら、ユーモアやウィットで非常にうまく表されていたと思う。
全てが実在の人物な訳だけど、タイムスリップでもしたかの様な臨場感。
それと特筆は、彼らのファッション。(私の記憶が間違っていなければ)登場人物の衣裳全てが、黒(あるいはグレー)とアイボリーの
モノ・トーンのみ。映画自体も、葬儀と回想とを、モノクロとカラーに分けて描いてるんだけど、そのカラーの部分でのモノ・トーンと言う
ファッション演出がなんともイキで気に入りました。白か黒かで大きく変わる世界・・右か左か、行くか行かないか、過去はもう何も喋らない・・かな?
主演のキルステン、大好きなんだけど、あのチラシの写真はあんまり・・どうしてこんな写真を使用したの?って思ってたら、なるほど、
ここは重要な場面でしたね。静止画像はやたらオバサンっぽくて可愛くない彼女だったけど、ひとたび動き、喋り出すと、とってもキュートで
魅力溢れててホッ。あの大きなチョウチョ・・私も頭に飾りたい・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 【劇場】

ブロンド・ライフ
LIFE OR SOMETHING LIKE IT (02・米)
(監)スティーヴン・ヘレク (脚)ジョン・スコット・シェパード ダナ・スティーブンス
(主)アンジェリーナ・ジョリー エドワード・バーンズ トニー・シャルホープ ストッカード・チャニング
あのアンジェリーナ&バーンズ共演と言うのが一番の見所?簡単に予想のつく展開は(ラブコメだし)別にいいんだけど、
バックグラウンドの練り不足なせいか、エピソードが上滑りしてる感じ。このバーンズに対するアンジェリーナの気持ちも最初から良く解らない;
と言うか、惹かれてるから彼のエ*ぶりが許せないのは解るけど(笑)ちょっと説明不足に思える。バーンズの脳天気エ*オヤヂのイメージも、
実は子供がいるバツイチです、休日には子供と過ごします・・だけじゃ払拭出来ないと思うんだけどなあ。(笑)などと、
だいぶギクシャクした感じはあるけど、婚約者がアンジェリーナにバッティングさせてやるシーンには、ちょっとウルウル。
彼の彼女への優しさ・・なんだけど、どこか違う・・それをアンジェリーナが察する表情がとても印象的だった。
見た目が派手で、どうしてもララ・クロフトのイメージが一番なアンジェリーナだけど、こんな微妙な表情も出来る女優さんなんだと、
改めて思った。考えてみれば「17歳のカルテ」なんて凄く良かったし、これからも繊細な役も色々やって欲しいな、なんて気もする。
そうそう、エリザベス・テイラー・・じゃなくて、ストッカード・チャニングが出てた。もう、どっちがどっちがワカランよ、最近。_(T▽T)ノ彡☆【DVD】

ブンミおじさんの森
UNCLE BOONMEE WHO CAN RECALL HIS PAST LIVES (10・英=タイ=仏=独=スペイン)
 
 
(監・脚)アピチャッポン・ウィーラセタクン
(主)タナパット・サイサイマー ジェンチラー・ボンパス サックダー・ケァウブアディー ナッタカーン・アパイウォン
 
タイ東北部の村で一人暮らしのブンミ。肝臓病で余命わずかの彼の元に、ある夜、亡き妻フエイが現れ、
更に行方不明だった息子も別の生き物の姿で現れる・・。
カンヌでパルムドールを受賞した・・と言うのと、月1ゴローちゃんで、吾郎ちゃんがさりげなくスルーした(笑)ので急に気になって、
ちょっと咽喉の具合がイマイチだったけど観に出かけた次第。
ですが・・これはね〜うーん・・ファンタジーなのか、シリアスなのか、ホラーなのか、社会派なのか、ひらけ、ポンキッキ!なのか
なんとも不思議な感触の作品でした。と言うか、よく理解出来てません。(爆)
いや、ラスト近くでね、自分が急に喘息発作の様に咳き込んでしまって、それが止まらなくて大変でね;;
もう終わるから最後まで見届けたい!・・てな気持ちで、ぎりぎりエンドロール始まる位まで粘って観たんだけど、
息が出来ない位咳き込みながらも、それを場内に響かせてはいけないと思って我慢するのももう苦しくて大変でね;;
にじむ鼻水と涙をハンドタオルで押さえながら霞むスクリーンをなんとか見つめておりましたが・・
なんか、最後らへんの、家族がホテルから外に出よう、とか言ってるシーンなんて、
え?幽体離脱??あれ?私、乱視がひどくなった?( ̄∇ ̄;・・とか、意識の半分は咽喉の方にあったので記憶が曖昧でもあります。
(そんなこんなで、周囲の方々にはご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。あれからしばらくは劇場鑑賞を自粛しておりました。)
でも、そんな状況の言い訳でもなく、正直理解の難しい内容でした。
人の前世の記憶の物語・・と言ってたけど、タイ人の魂、あるいは昨今・・経済発展や隣国との関係等に戸惑うタイを感じる事は出来るとは言え、
特に後半にしつこく挿入される軍事系ショットなど、タイの社会情勢にも詳しくないとちゃんと理解するのは相当困難かと思ったし(私だけ?;;)
でも、そんな取ってつけた様な描写が、逆にこの世界観を狭くしている様にも思えて、あまり入り込めなかったな。
死を目前にしたおじさんの周りで起こる常識を超えた出来事を、すんなり受け入れる態勢には面白いモノがあったし、
お姫様の悲哀なども心に静かに染み入って印象的だったし、そんな、人々と自然との関わり合いは良かったけれど、
なぜにそこまで?・・な、暗くて、ずっと眼をこらして見つめてるとドライアイがひどくなりそうな長まわしとか、
なぜにいきなり?・・な、ぎこちないショットの切り替えなど、自分には心地良くない退屈なシーンも多く、
もう一度最初から観るには決心が要りそうだ・・。最後らへんだけならいいけれど;;
ま、ブンミは、まさしく分身(ぶんみ)であった・・とでも言った所?
うー・・寒いし全く意味不明?・・吾郎ちゃんなら頷いてくれるかなぁ〜?( ̄∇ ̄;  【ソラリアシネマ】 

冬のソナタ(完全版)   
(監)ユン・ソクホ (脚)キム・ウニ ユン・ウンギョン (音楽)イ・イム
(主) チェ・ジウ ペ・ヨンジュン パク・ヨンハ パク・ソルミ チョン・ドンファン キム・ヘスク ソン・オクスク
 
「呪怨(TV版)」同様、特別掲載。(笑)  ちょっと体調崩してウダウダやりながら、BSの「冬のソナタ(完全版←笑)」を連夜鑑賞中。
前から、「一話見ただけじゃダメ」とお叱りを受けてたのもあって(爆)それなりに真面目に見てはいるんだけど、
でもさ〜、やっぱりコレ突っ込み所満載〜!(笑)たまに「笑い」のツボにはまって、涙出そうになったよ〜!_(T▽T)ノ彡☆
【以下ネタバレあり!と言うか、妄想込みの粗筋のおさらいなので、未見の方は要注意。”微笑みの貴公子”ファンは流してね( ̄∇ ̄;) 】
そもそも最初からして、こんなにトウのたった高校生なんて、須藤リカ&山内えみこの「高校教師」以来だよ〜!(笑)
ユジン(チェ・ジウ)可愛いけど、女子高生のくせに化粧厚すぎ!しかも、頭いいけどオキャン(死語?)で世話好きな女の子って、
もう、ホントに一昔前の少女マンガの典型的な主人公キャラだわ。
でもまあ、高校生の時のユジンは可愛いかった。大人になってからは・・髪型がマズい。まるで○宮様・・( ̄∇ ̄;)
サンヒョク(パク・ヨンハ)は、俳優の”きたろう”に似てないか?ずっと娘と一緒に見てるけど、娘がまた、私以上に突っ込み魔で
『サンヒョク可哀想〜!ヨンに人生メチャクチャにされて〜もう自殺しか道がないやん〜!親子で、片思いの遺伝子なのね〜』とか、
ヨンが街に茶髪でフラ〜ッと現れた所では、『うわ!完全イッてる〜!浮遊してる〜!シナプス切れとぅ〜!』と大爆笑!!
しかも、すぐそこにヨンがいるのにユジンが追いつけなくて見失ってしまうこのシーンはやたらめったら長くて、
『なんよ〜まだ追いついてない〜』と母娘でウケまくり!_(T▽T)ノ彡☆ああ〜・・もう笑いすぎてお腹いたい〜!

ヨンのマフラーにしても、そのヴァリエーションに笑ってしまう。(≧▽≦)
あんなに持ってるのに、チェリン、もうマフラーのプレゼントはいらんだろー!他の物にしろよ〜!
ヨンについてはヘラァ〜〜〜〜〜と出てくる度に、「キモぉぉ〜!」「どこがダメなんだろ」「顔、クドいよ〜」「なんか粘着性〜って感じ〜」
なんて、母娘で好みのタイプではないので、もうメチャクチャ。(あっ・・ファンの視線がコワイ;;)
しかし、このヨン(ミニョンさん)はチュンサンさんと同一人物なの?記憶喪失してるだけ?その辺も知らないんだけど;;
でも、もしそうだとしたら、国外に行くのにパスポートはどうしたん?_(T▽T)ノ彡☆
字幕も、「チュンサン」だったり「ジュンサン」だったり、姓名か名だけかで微妙に発音違うのかもしれんけど、統一しないの?;;
・・などと、毎回突っ込み所満載なので、案外ストレス解消にはいいかも?(笑)しかし、30日まであるらしいよ、これ・・。長っ。( ̄∇ ̄;)
(後に聞いたところによると、やはり姓名続けてと、姓と名別々の場合は、発音が変わるそうです。勉強になりましたわー。)
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某友Kさん言う所の”ヨンフルエンザ”(笑)の友達に意見を求められた時にちゃんと答えなければならないですからねー、
毎夜、私も真剣に見てますよー。Σ\( ̄ー ̄;)ホンマカイナ

幼馴染サンヒョクと、初恋の人チュンサンに似たミニョン(ヨン)の間で揺れる、○宮様だけどちょっとキャンディーズの蘭ちゃんにも似たユジン。
煮え切らない彼女に、どーしよーもなくなったサンヒョクは、事もあろうに、彼女をホテルに連れ込んでしまう。
「今夜は君を帰さない!」 ・・と、またしてもお決まりの昔の少女青春漫画風展開に、
娘『うわ!サンヒョクが壊れたー!もうダメやんサンヒョク、こんな事して・・彼は終わった!』ゞ( ̄∇ ̄;)

それから何だかんだウダウダして、とうとうユジンは「ミニョンさん、あなたが好きです」と告白。
一瞬、ミニョンの顔がニヤけ、「やりぃ〜」と心でつぶやくが、「でも、あなたとサンヒョク、どちらも選びません」の宣言に、
「えっ、おいおい、ちょっとまてよー・・ふっ」。(自己陶酔笑・に見えた)
しかしねー、ここまで宣言しておきながら、ユジンは結局「サンヒョクを愛してません」と言って、ミニョンの元に走るんだよねー。
全く、ユジンてば、自分がその場から逃れればいいっていっつも思ってるしー・・ユジンのお母さん、敵陣に置いてけぼりで可哀想じゃん〜。
それに、なんでいつもミニョンは都合良くユジンの所に来るの〜?しかも必ずと言っていいほど、”背後”から現れるんだよ〜!
お前はストーカーかいっ!_(T▽T)ノ彡☆

で、ミニョンの別荘(だったっけ?)にユジンは連れて行かれ、彼の母親とご対面。
母親が、ミニョンは韓国のなんとか川で溺れそうになったって話をついしてしまった時、「えっ、僕が溺れたのはテキサスじゃなかったの?」
に、娘が大爆笑〜! 『なんだ、ミニョンは”テキサス育ちきどり”なだけじゃん〜!』_(T▽T)ノ彡☆
前、フランスから現れた時も、娘が私の耳元でわざと『僕、ミニョンです。ぼんじゅぅ〜る・・そぅ〜すぃん!(送信)』
って言うので可笑しくて可笑しくて!( ̄∇ ̄;) 以来、ミニョンが変な仕草する度に、娘が『そぅ〜すぃん!』。たまらん〜( ̄∇ ̄;)
(注:「送信〜」は、ヨンのCMの一言ね;;)
それに、ミニョンてば、ホントにいっつもマフラーしてんだよね。しかも、いつも違うマフラーで、緊急事態でも凝った巻き方しててナル全開。
『部屋にいる時くらいはずせよー!』としょっ中叫びながら見てたけど、たまにはずしてると『あれっ、なんか物足りない』。(笑)
で、ミニョンはクローゼットを開け、「ユジン、これを君に見せたかったんだ!」なんとそこには、彼のマフラーコレクションが!
ブランド別に並べてあるそれを、ユジンが触ろうとしたら「ノンノン!触る時には手袋をはめてくれたまえ。それに順番も変えてはいけないよ」
・・なーんて、エピソードが(勿論)なかったのは手落ちかな。(ふっ)
しかし、ユジンてば、運命のカードとか写真とか、いつも都合よくミニョンの前で落としたりするんだよねー。(笑)
それはまだいいけど、サンヒョクやミニョンに、涙目で「私、どうしたらいい?」って聞くのはやめろよなー!(ー_ー#)
娘『なんか、しおらしく見えて、ホントは小悪魔だよね』( ̄∇ ̄;) た、確かに;;意外と、佐藤なにがしと同じ系列な女なのかもしれない。(笑)

で、昨日のクライマックスでは、ミニョンがユジンに、ユジンにフラれて病気になったサンヒョクの見舞いに行かせるのです。
病院の駐車場にて:
「サンヒョクを見て、戻れなくなったらどうしよう」と、まだウダウダ言ってるユジン。「君が戻るまでここで待つよ」と言うミニョン。
ユジンは、サンヒョクの病室へ・・。   ・・時間が経つ・・戻らないユジン・・。
そこで娘が一言。『ミニョンさん、もう白骨化してるかも』・・_(T▽T)ノ彡☆
いやぁー・・ユジンてば、ホントに戻らないんだもの・・あんた、なんよ・・( ̄∇ ̄;)
娘『マフラーだけ巻いた白骨死体発見!とかさ!』_(T▽T)ノ彡☆
いやいや、でもマフラーだけって事は、他すっぽんぽんじゃないと無理だし〜_(T▽T)ノ彡☆
いや、何でも都合良くアリな「冬ソナ」だし、それもいいかも〜_(T▽T)ノ彡☆

なーんて・・以上、今夜迄の「冬ソナ」のおさらいでした。
えっ?何かどこか見方がおかしいですか?ヽ(。_゜)ノ いや、でも毎回、ホントに笑わせて貰ってます・・そこがチガウですと?(汗)
あ、でも、実は、一回だけ、ちょっとウルッと来た所があったんですよー。それは、酔ったユジンがミニョンをチュンサンと思い込んで
泣きながら抱擁する所と、フラレそうなサンヒョクが、自分の気持ちをユジンへの電話に向かって涙ながらにぶつける所。あ、2回か!(≧▽≦)
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ポラリスのペンダントを、なかば白骨化したミニョンに返し、すっかり健康優良児になったサンヒョクからのペンダントを貰ったユジン。
しかし、このペンダントのデザイン、あのポラリスに比べたら、一瞬のカットでしか写されないくらいショボいデザインだ。
・・しっかりしろ!サンヒョク!こんなトコでも負けてるやないかいっ!
一応、表面的には仲良くしている2人だが、どんどん強引にコトを運ぶサンヒョクにたまにムカつくユジン。
そんな折、ついにミニョンの過去が明らかに!!
・・てか、もうこのあたりは抱腹絶倒の大爆笑!_(T▽T)ノ彡☆
こんなユルい秘密、10年も保持出来てたってのがオドロキだよ!しかも、秘密にする理由が全然ワカラン!(笑)
それにさ〜!ミニョン、あんたあれほどユジンに「過去は忘れて」とか「僕はチュンサンじゃない」とか言ってたのに、
やっぱあんたがチュンサンじゃないのよー!どうすんのよ、今までのカッコつけたセリフは!(笑)
「ありゃ〜ユジンさーん、実は僕、チュンサンでしたー。いやー、まいったまいった、じゃ、そーゆーことでー」( ̄∇ ̄*)ゞポリポリ
・・てか?!_(T▽T)ノ彡☆

ミニョンはついに混乱状態。「僕は一体・・僕は一体どうすればいいんだ?ユジン・・?いや、ユジンの事よりも、問題はテキサスだ!
僕はテキサス育ちじゃなかったとでも言うのか!?そんなバカな事があってたまるか!あぁ・・!」(ここで例の自己陶酔笑い)
テキサステキサステキサス・・ミニョンの頭の中はテキサスで一杯だ。
その姿を見てサンヒョクが一言。「消えてくれ!」・・!!_(T▽T)ノ彡☆

しかし、サンヒョクはいい人過ぎだよね〜;;きつい一言言った後で、土下座して「お願いだから」とか、そんなにシタ手に出る事もないのに。
まあ、マフラーの数では負けてるけど、体重では立派に勝ってそうだし。いや、顔のデカさだけか?(親近感・・ふっ) んでもって、
過去をもっと知りたがるミニョンは、サンヒョク達と飲むと言うチェリンにくっついて、呼ばれてもないのに強引に参加。結構厚かましい。
そこでサンヒョクがまた一言。「よく会いますね。」_(T▽T)ノ彡☆
ホントホント、サンヒョクじゃなくても、こうも都合良くいつも会う皆さんって、よっぽど縁がおありなのねー。
娘『実は、ミニョンとユジンがじゃなくて、ミニョンとサンヒョクが運命の2人なんじゃないの?』(≧▽≦)ブハハ!

そこで、ミニョンは「僕がチュンサンだと疑った事はないのですか?葬式もしてないのに、どうして死んだと?(←やっぱしてなかったんかい;;)
いや、僕は違います。そんな事はありません。僕はテキサス育ちですから!誰が何と言おうと、僕はテキサス育ちなんだよぉぉぉー!」
などと、混乱しながらその場を去り、そこでまた都合良く、ユジンにばったり!
「ユジンさん!」「ミニョンさん!」「違う!僕はチュンサンだ!」  おいおいっ!1分前と言う事違うやないかいっ!_(T▽T)ノ彡☆

と言う所でつづく、です。次回の見所予想としては、チュンサンに戻ったミニョンにサンヒョクがどう対抗するか、
ユジンが、どんな風に2人の間で揺れるか・・って、毎回根本は同じやないかいっ!(笑)
私としては、パスポートの謎を早く解明して欲しい・・それだけなんですが。_(T▽T)ノ彡☆
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劇場お休みしてるせいか、「冬ソナ」鑑賞にホントに真面目な日々だわ。ヨンフルエンザ友、この努力、解ってくださいねー。ププッ ( ̄m ̄*)

さて、自分がチュンサンだと名乗ったミニョンだったが、「バカにしないで下さい」とユジンに怪しがられ、
「記憶ないなら、あなたはミニョンだ」とサンヒョクにトドメさされ、浮遊からハッと我に返る。
「そうだ、僕はテキサス育ち、僕にはアメリカがある!」と、いきなりスーツに着替え、仕事も放り出し、「僕はアメリカに行きます」宣言・・!
いやぁ、しかし、この辺のミニョンさんはちょっと気の毒でしたねー。
娘ですら、ちょっとシンミリして『ミニョンさん、可哀想〜それにちょっとカッコいい・・』。(えっ!)
実は前からしょっ中、『お母さんなら、ミニョンとサンヒョクどっちを取る?』と聞いてくる。
私『ええー・・そんなん、どっちもヤだよ。』 娘『どちらか!よ。究極の選択よ!』
私『ええー・・ミニョンはカッコつけてエラソ〜だし、クドそうだし、背後から現れるからキモいし・・
でも、サンヒョクはいい人だけど、常識しか知らなくて堅苦しそ〜だし・・うーん・・うーん・・あ、マイケルにしようかな;;( ̄∇ ̄;) 』
(注:マイケルとは、サンヒョクの同僚の事。お笑いの「マイケル〜マイケル〜空気が読めないマイケル〜」に似てると娘が言うので、
勝手にマイケルと呼んでいる。) すると娘は『私も迷ってたけど、やっぱりミニョンにする!
だって、サンヒョクはジョークが通じなくて面白くないもん。でもミニョンは見てるだけで笑えるでしょ?』 ・・なるほど。( ̄∇ ̄;)

そして、ミニョンとサンヒョクとのツーショット。
娘『サンヒョクも結婚したら留学するて言ってたし、アメリカでバッタリ会ったりしてね。やっぱりこの2人は運命で結ばれてるんじゃないのー?
でもさ、なんでいつも都合悪くなるとみんな外国に行くん?』_(T▽T)ノ彡☆恐るべし、素朴な疑問!(笑)
ミニョンに別れを告げたユジンは、例によって都合良くチェリンの店で、更に都合良くウェディングドレス姿で彼と再会。
相変わらずウダウダしていたユジンだが、次の日、彼が自分とチュンサンしか知らない過去の話を知っていると知り、
想いが頂点に到達(爆)空港まで彼を追いかけていく。
傷心でもマフラーだけは何故かいつも新品な、例の格好のミニョン。あのスーツはどうした?もう飽きたのか?たった一日だけやないかいっ;;
「どこ?どこ?ミニョンさん!あなたはチュンサンだったのね!気が付かなくてごめんなさい!
あっ!あのムラ染めの茶髪と派手なマフラーで浮遊してる人は・・!ミニョ・・いや、チュンサン!」と、呼ばれて当然の様に振り向くミニョン。
感動的な再会、そして2人だけの世界に浸るユジンとミニョン。

「昔、あなたに手袋も貸したのよ」とユジン。「えっ・・手袋を?・・おかしいな・・僕はマフラーにしか興味がないハズなのに・・
ああ、僕はやはり何も思い出せない!僕はアメリカ育ちを捨てられない!」・・と、ユジンの元を去るミニョン、追うユジン。
と、そこにトラックが・・!
この回のタイトルは「二度目の事故」でしたが  娘『二回目は飛行機事故だったらオシマイやったね。』。(爆)
案の定、ユジンをかばって事故り、意識不明の重体に陥ったミニョン。
娘『あっ、ミニョンさん、首に何かしてる!』 見ると、病院に運ばれ寝てるミニョンさんの首にはコルセット(ギプス)が。
娘『ミニョンさん良かったね。首になにかしてると寝てても安心出来るね』ゞ( ̄∇ ̄;)

で、その後予定通り彼はユジンの前で目覚めますが、やはり又しても都合良く「過去」を思い出したご様子。
娘『うわぁ〜・・あんな至近距離でヨン見たくない〜キモい〜』
私『あんた、カッコいいってさっき言ったやん。サンヒョクよりミニョンがいいとかさ。』 娘『そうだっけ〜?イヤだぁ〜』
あのねー・・言う事違ってるやん!あんたはユジンか!(笑)

チュンサンの過去を変えた理由は、チュンサンが父親のいない可哀想な子だったからとかなんとか、正直、全く説得力のない
シラける理由でした。しかも、母親再婚したら戸籍がイイカゲンになる事はよくある事なのだそうです。どーゆー国だよ?!_(T▽T)ノ彡☆
そして、サンヒョクを飲み屋に呼ぶチェリン。「フラれた者同士、仲良くしましょう。私と付き合わない?」とチェリン。
無言のサンヒョク・・( ̄∇ ̄;) いやぁ、ついに彼も諦めるのかな;次回は、彼に注目。そして、彼の親の世代もウダウダ絡んで来そうな予感。
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忙しい年末な割には、毎夜しっかり見ている「冬ソナ」だが、そろそろ終わって貰わないと、ちと疲れてきた。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
今回はまだ詰めて放送してるからいい様な物の、毎週ちょっとずつ見るのって、きっと私の様なせっかちには大変。
みんな気が長いなぁ〜根性あるなぁ〜( ̄∇ ̄;) しかし、おさらいは続けます。真面目なので。

自分がチュンサンだと言う記憶の戻ったミニョン・・。
「他に覚えてる事は?」と聞くユジンに、「サンヒョクの事を少し覚えてる。それにあの頃の僕は髪が長かったでしょう?」
何故サンヒョク?何故髪型?記憶が戻っても、相変わらずトンチンカンなミニョンだ。
オノレの今のムラムラな汚ね〜茶髪を見て、何か思うことでもあったんだろうか。(爆)
なにはともあれ、チュンサンに戻ったミニョンにはもう勝てないと、サンヒョクはついにユジンを諦める。
ユジンとの思い出を胸に、街をさまようサンヒョク・・。2人の楽しかった日々が、スローモーションで蘇る。
ああ・・今度はサンヒョクがミニョン化浮遊〜・・生きろ、サンヒョク〜!このひと時だけは君が主役だ・・!

そんなサンヒョクの事はもう気にもかけず(オイ!)小悪魔ユジンはチュンサンとの時間を楽しむ。
「ねえ、ジムにでも行ったら?」「そうだね。アメリカに行って肉体改造でもしようかな」(微笑み)
そんな折、明日が誕生日だと思い出したチュンサンの為に、みんなとの和解も兼ねたパーティをする事に。
一番に現れたサンヒョク・・。そして、ユジンを頼むと、とことんいい人ぶりを発揮し、去るサンヒョク。
生きろ!サンヒョク!明日の主役を勝ち取る為に・・!

パーティに来なかったチェリンの元に、ユジンの指令で(爆)現れたチュンサン。
「君には悪かったと思っている」「そう思ってるなら帰ってきて!私を好きだったミニョンさんに戻って!」
「(和解に)来るのが早すぎた様だね」「キィーッ!あなたを絶対渡さない!」
・・なーんて、チェリンでなくても腹立つワー、このチュンサンの態度。だって、女心全然解ってないトウヘンボクなんだもの。
なんだかチェリンも可哀想だよね〜・・タカビーな女でも、彼への愛はユジンと変わらないだろうし。(フラれ女に共感・・ふっ)

そして、そんなチェリンの事はもう気にもかけず(オイオイ!)ユジンとの過去を思い出し、彼女に愛を告げるチュンサン。
「結婚してください!」  娘『うわ!また至近距離だ!キモっ!』_(T▽T)ノ彡☆
いやはや、多分今迄で一番のロマなシーンなんだろうけど、どうもヨンのアップには、親子で笑ってしまって・・!( ̄∇ ̄;)
チュンサンの家でクッション渡すユジンの手を握ったシーンでも、もう大爆笑〜!なんか、マジおかしいよ、ヨンって;;_(T▽T)ノ彡☆
しかし、その頃、チュンサンの母カン・ミヒは、何か思い当たる事があって、ユジンの母を訪ねていた・・。
もしやもしや、ここに何か重大な秘密が?! ・・と言う所でつづく。次回の見所は、親の三角関係でしょうかね。
親の因果が子に報い・・って展開ですか?それともそれもヒッカケ?何しろ「運命の2人」ですから・・どんな運命なのか見届けなければねー。

それにしても、この番組って、なんでこう初恋初恋って、初恋に執着してんでしょうね?
「初恋の人」=「運命の人」=「絶対的」みたいな。 しかし、初恋なんて、そんなにエエもんか?!
オマセな子だと、幼稚園時代に初恋した人もいるだろうし、そんな鼻タレ時代の異性にも執着せねばいけないの?初恋以外は不純なの?
・・とか思うんだけどね。(笑)まあ、そこいらが、私がかなり一般とはズレてる大きな問題点なんだろうけどさ。(自覚はしてます・汗)
初恋=ラブ・イズ・ピュア&フォエバーと、一番分かりやすいモノなんでしょうし、それが一般的な代名詞になってるんだろうけど、
それよりも、愛はマフラーを越えるか?のが問題だと思う。(笑)
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年末の買い物にバタバタと行ってたら、昨夜の「冬ソナ」の内容半分は忘れてしまった様な;;でも思い出しながら書こう。真面目なので。

雪の中で、昔の様に無邪気に戯れるチュンサンとユジン。
雪だまを作ってお互いに投げあったりすごく楽しそう♪・・思わず、ついでにヨンを雪の中に埋めてやりたい衝動にかられる私。
そして、2人はユジンの母に結婚の承諾を求めに行くのだが、あっさり反対される。それは、カン・ミヒがユジンの父の別れた元婚約者であり、
彼を奪ってしまったユジンの母が、彼女を自殺未遂に追い込む程苦しめてしまったから・・だとか。
しかし、自分はメゲないぞと、微笑む(キモっ)チュンサン。そこに、音もなく”背後”からじんわり忍び寄って来たサンヒョク。
どうも、ユジンと別れてから、サンヒョクは行動が”ミニョン化”してしまった様だ。
確かに、サンヒョクが以前はこの「背後技」を取得していなかったと言うのが、彼がミニョンに敗北した原因の1つであったのは明らかだ。
そして彼は言う。「いっそ駆け落ちしたら?僕ならそうする。」 おお・・サンヒョク・・一皮むけたなぁ〜。(笑)
しかし、彼のとある言葉と彼の父の写真をきっかけに、チュンサンは、自分の母の過去、すなわち、自分の本当の父親について、
衝撃的な事実?を知ることになる・・! ジャジャーーーン!バァーーーン!ドワーーーーン!
と、このシーンのカメラワークの大袈裟な事!( ̄∇ ̄;) 真面目な衝撃シーンなのに、これじゃ私じゃなくても笑ってしまうんじゃ?;;

あまりのショックで、またも放心状態になるチュンサン。
「あなたと一緒にいたいわ」と言うユジンに、つい「君にも仕事があるでしょ」なーんて言ってしまった。
・・既に自分はしっかり仕事を放棄しているにもかかわらず!!!!である。
「あんたからは言われたくないよ!」と言う思いがフト頭をかすめるユジン。(-.-)ふ
しかし、チュンサンの脳内は、又してもシナプス切れそうな位に揺れていた。
「ユジンへの愛は変わらない・・。この愛はホンモノなはず!なぜなら、チュンサンに戻ってからは、気が付くとマフラーなしでも平気だった!
そうなんだ!ユジン!やはり、ホンモノの愛はマフラーをも越えるんだよぉぉぉ!ユジな〜!ユジな〜!愛してるよー!」
ユジンとの愛の決心をしたチュンサンは、彼女と2人きりの結婚式を挙げようとする。
白い衣装に身を包んだユジン。・・ユジンは白が似合うねえ。肌色が白くて華奢だからかな。とっても可愛い。
しかし、チュンサン・・てか、ヨン・・;;あーた、なんか顔色悪いなぁ〜・・( ̄∇ ̄;)
前から薄々思ってたけど、なんか黄色いよ・・唇も紫っぽいし・・脳内浮遊どころか、心労たたって内臓悪くなってない?大丈夫か?

そうこうしてる間に、その衝撃事実?はサンヒョクの耳にも届いてしまう。
そんなバナナ!!┗┃ ̄□ ̄;┃┓ ・・と、ショックのあまりムーミンになるサンヒョク。(てか、似てるし。)
その足で、何故か都合良いタイミングで2人の結婚式を阻止!すごいぞサンヒョク!「背後技」のみならず、行動もすばやくなったじゃないか!
無理やりユジンを連れ帰り、1人だけが悪者になるサンヒョク。カッコいいぞ、サンヒョク!見た目はムーミンでも男を感じるぞ!
落ち込むチュンサンは、ついに彼女と別れる決心をし、ケイタイで「ユジンを頼む」と、サンヒョクにお願いする。
あれ〜・・この辺物語の順番よく覚えてないんだけど(オイオイ)何にしろ、どうしてチュンサンとサンヒョクはお互いケイタイ番号知ってるの?とか
不思議に怪しんでたんだよね;;後に、チュンサンとユジンが市場で離れ離れになった時も、ケイタイはどうした?!・・ってさ。( ̄∇ ̄;)

別れの決心を胸に秘め、ユジンを誘い、2人で初めて訪れた海。   ・・背景には吊るされた干しイカ。
海辺に落ちてたコインを拾うのに一生懸命なユジン。
「ユジな〜・・君は金が好きなんだね・・」「二枚を張り合わせて、(結婚出来ると言う映画ジンクスの)表しか出ない様にしたわ。」
「ユジな〜・・これは両方裏だよ・・」(←嘘←何をいまさら←このあたり、いいシーンだね、カモメと犬もいい感じ・笑)
「そういえば、あなたに貰ったポラリスのペンダント、落としたはずみで壊れたの。丈夫そうに見えるのにね・・ふふん」
「えっ・・しまった・・奮発して100円ショップの200円コーナーで買ったんだが・・
あ〜いや何でもないよ、そうか、そうなのか。じゃあ僕に返して。直してあげるから。」
楽しい思い出を沢山海辺で作った2人  ・・背景には干しイカ。
その夜、例の如く、いつなんどきでも爆睡OKな図太い神経のユジンを置いて、2人の思い出の品を海に投げ捨て、姿を消すチュンサン。
爆睡から目覚め、そこにチュンサンではなくサンヒョクの姿を認めたユジンは激しいショックを受ける。
「チュンサン!どこに行ったの?!」   ・・背景には干しイカ。

えー、で、その衝撃の事実とは、要するにチュンサンとユジンが兄妹かも?って事なんだけど、どうもこれってカン・ミヒの妄想なんじゃないの?
って気がする。だって、サンヒョクの父が「チュンサンは俺の子か?」とか言ってたし、ホントは彼の子なのに、思い出を美しくしたいが為に、
愛したユジンの父との子だと思い込みたいだけで。違うのかな?でもさ、もしそうだとすると、チュンサン、サンヒョクと兄弟ってコトじゃん!
サンヒョク〜!_(T▽T)ノ彡☆
そして、その兄妹話を、サンヒョクの母から聞いてしまったユジンはまたまた激しいショックを受けるのだが・・。
で、今夜に続きます。もう今夜でオシマイですよ。ほっとする様な淋しい様な。_(T▽T)ノ彡☆
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朝起きたら、なんと雪が積もっててビックリ!昨日は寒かったけどそんな気配はなかったし、大晦日に積雪なんて珍しい。
もしやこれも「冬ソナ」の呪い・・もとい、影響なのか?!今年(2004年)”韓流ブーム”を作った「冬ソナ」バワー、恐るべし!
そんな「冬ソナ」もついに終わってしまいました。怒涛の展開を見せてくれた最後の二話のおさらいです。

チュンサンが行方不明に・・!と、皆が心配してた頃、何故か職場にいるチュンサン。
今迄いつも職場放棄してた彼だったので、まさかそこにいるとは、誰一人気が付かなかったらしい。_(T▽T)ノ彡☆
しかし、真実?を知ったユジンは、またしてもタイミング良く彼に会いに行き、現実に納得しようとする。
そして後に、いきなり倒れてしまうチュンサン・・!どうも、脳内浮遊どころか、事故の後遺症で、脳に異状が見つかったらしい。
しかも、眼球が圧迫されている為、一刻も早く手術が必要だと言う。そしてその成功率(完治)は低く、失明等の恐れは免れないとの事。
(話がいつも前後するが;と言うか、いつも似たような展開の繰り返しなのでワカランくなるのだが;)
真っ先に見舞いに来たチェリン。久々の登場だ。化粧は落ち着いてきたが、相変わらず顔に迫力がある。
しかし、サンヒョクから「2人は兄妹」と聞いてしまった為、
「そんな事では2人の別れを喜べないわ!」と、初めて人間らしい涙を流す。(妖怪やったんかい・・共感・ふっ・・)
しかしサンヒョク、たとえチェリンにでも、そんな重大な秘密をあっさり喋るんじゃないよ・・。
チェリンもサンヒョクも一皮むけたが、サンヒョクは、むけた後の自分にやや戸惑ってるって感じかな。
ケイタイ着信音はいつまで経ってもただのピロピロ音、ラジオ局で音楽番組作ってる割には、着メロには興味のないサンヒョクであった。

そんな折、ユジンは会社をやめ、フランスに留学する事を決意。
娘『出た!またしても国外に逃避!でも、留学って何の勉強しに行くの?なんでフランス?』_(T▽T)ノ彡☆
以前、会社で自分が企画したがコストかかり過ぎとかでボツっていた家(豪邸)の模型を手に、ふらふらと公園をさまようユジン・・
当然の様に(予定通りに・笑)現れるチュンサン。そしてユジンはその「家」を彼に渡し、二人は別れる。
どうにもミヒに未練たらたら(に見える)サンヒョクの父は、チュンサンの検査と一緒に親子鑑定を依頼し、やはり自分が彼の父親だと知り、
激しく腰を抜かす。いやぁー・・いくらビックリしたからって、あーた、そこまでコンニャクにならなくても。( ̄∇ ̄;)
そして、その事実をチュンサンに告げるが、彼は自分が普通の体でない事を思い、もうユジンに改めてアタック(死語)するどころではなかった。
また、父から真実を知らされたサンヒョクも動揺し、「ユジンはフランスに留学する。僕も彼女と一緒に行くぞ。君も応援しろ!」
みたいに彼に強要!てか、当り散らす!( ̄∇ ̄;)
とうとうジタバタ見苦しい格好を見せたサンヒョクと、哀しみを胸に秘めながらも動じないチュンサン・・ここで、主役と脇役の差を歴然と見せられ、
女性観客の殆どはチュンサン派になってしまったであろう事に気付かない鈍感なサンヒョク・・。( ̄∇ ̄;)

だが、又しても都合良く、チュンサンがアメリカで手術をしようとしている事を知ったサンヒョクは、我に返り、ユジンと一緒に空港まで彼を追う。
しかし、彼はもういない・・!落ち込んでいるんだろうけど全然そうは見えないユジンに、NY行きのチケットを渡すサンヒョク。
うーん・・やっぱり彼はとことん「いい人」だよね〜・・やっぱ、「いい人」ってのも命取りだねえ・・。
けれど、迷った末(いや、さほど迷ってもない風に見えたが)ユジンはNYへは行かず、フランスへ旅立つ。
ええー・・!?ユジン・・あんたって人は・・;;

3年後。  どーでもいい脇役ほどとっとと結婚してしまう年になった頃、ユジンは会社の先輩に、
あのユジンの企画した「家」そっくりの家がアメリカに建てられた事を知らされる。
「こ、この家は・・!」 そう、それは紛れもなく、チュンサンが手術前に、あの「家」の模型から設計し建てた物であった。
そしてそこに住む盲目のチュンサン・・そして、彼の元にやっと・・。
「ああ、海の匂い・・懐かしい干しイカの匂い・・いや、これは違うぞ・・むむ?もしや、そこにいるのはユジン?!」
「チュンサン!」「ユジな〜!」「私、あなたのマフラーになるわ!」 抱擁する2人・・前のめり過ぎて何だか不自然なKISS・・
そうして、この愛の物語は終わった・・いや、これからが本当の2人の愛の始まりなのでしょう・・

・・と、感動のラストシーンの途中で、”「冬のソナタ」全20話をご覧になり有難うございました”の文字が;;
なんだよーこれ・・シラけるなぁ〜( ̄∇ ̄;)せっかく、感動に浸ってたのにぃ〜ゞ( ̄∇ ̄;)浸っとったんかいっ(笑)
娘『お母さん、私はお風呂入ってたりで見れなかった所あったけど、お母さんは全部しっかり見たね。もう殿堂入りやね。』・・( ̄∇ ̄;) えっ!
私『それにしても、結局はミヒが全ての問題を起こしてた訳よね。お騒がせな女やね』
娘『チュンサン可哀想やったね。』 私『サンヒョクも、最後は駆けずり回ってたよね。』
娘『うん、でもその割にはサンヒョク全然痩せなかったね。_(T▽T)ノ彡☆
しかも、サンヒョクの家、もう誰もいなかったよ?家庭崩壊したんじゃ?』( ̄∇ ̄;)
生きろ、サンヒョク〜!サンヒョク〜〜生きろ〜〜!_(T▽T)ノ彡☆  (長くなったので、続きは明日。二年越しかいっ!)
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(昨年のつづき) 何はともあれ、無事?鑑賞できて良かったし、思ってたよりも楽しめました。ウルウルもしたし・・(T_T)←結局3回。
でも、そのどれもが、主演2人のラブ・ショットではなかった!・・と言う所が、一般とはかなりズレてる所なのかもしれませんが。
2人のシーンにはてんで涙も出なくて困った(汗)し、正直、1回見たらもう充分って感じ。2度は見ないだろうなぁ・・(^^;
しかし、せっかく真面目に妄想しながら書いたので、特別に「映画感想リスト」に入れました。(苦情メル来たりして;;)

実はこの作品、大昔に大好きだった漫画「ゆがんだ太陽」(と、その続編)に、ラストが似てるんだよねー。
ま、今となっては在り来たりな展開ではあるけど、当時(70年代)には新鮮だったし涙もしたよ。(笑)
一回目のラストは、約束の場所で待つ女の子の元に行こうとする、元不良だが心優しき少年、しかし、犯罪に巻き込まれ、
その場所直前!で逮捕される。そうとは知らず、彼との未来を信じ、ずっと待ち続ける少女・・(涙)
二回目(続編)は、その少女と少年が再会し、誤解の中でなんやらかんやらあるが、またしても犯罪に巻き込まれ(爆)少年は失明。
少女は、彼の本当の愛を知り、彼のそばからもう離れないと誓う・・(涙)と言うラスト。
なんだかなぁー。やっぱり昔の少女漫画の匂いプンプンのドラマって事だわねー。( ̄∇ ̄;)

それにしても、ユジンにはかなり疲れた;;( ̄∇ ̄;) あの、いつもツマンナソ〜にしてるか、誰かをジッと見つめ涙し「どうしたらいい?」と
聞く姿にはウンザリ。顔は可愛いけど、いつもあんな表情じゃ気が滅入るだけだよ。
チェリンは見た目がキツいし、チンスクはいつもブーたれた表情してるので、これも疲れた。
娘は、ユジンの母が某ピン子に似てるからイヤだったらしい。^_^;
でも、ユジンの先輩のチョンアさんと、ミニョンの部下のキム次長がいいクッションになってたな。この2人が出ると、気分的にC=(^◇^ ; ホッ!
サンヒョクも、よく見ると童顔で可愛らしい顔立ちなので、基本的には癒し系なんだろうけど、執着心の強い性格と、「技」のなさが災いしたね。
でも、君のムダな努力もいつかきっと実を結ぶ時が来る事を信じているよ、サンヒョク!(抱擁)
・・てか、他に登場人物はおらんのかいっ!世界狭過ぎ!(抱擁離す)

んで、ミニョン!彼にはとっても笑わせて貰いました。(≧▽≦)
笑顔はキモかったけど、あのウンチクたれなナルシストぶりは、結構笑え・・あーいえ、何だか愛すべき人間でしたね。
だって、周りからプレイボーイ(これも死語?)と言われてる程の男なのに、チェリン以外、ぜ〜んぜん他の女の影見えないし〜・・
その噂、自分でまいたろ?! (▼O▼メ)
小指のリングも、なんだか怪しげと言うかウサン臭くってさ、都合悪くなると浮遊するし〜アメリカ行こうとするし〜_(T▽T)ノ彡☆
チュンサンになると、やたらと深刻になって面白くなかったけど(爆)ミニョンのうすら笑いがない分、画面を見易くはなりました。
と言うか、いやもう、ヨン自体にかなり慣れたかも・・_(T▽T)ノ彡☆
これ見る前までは、鳥肌立つんで絶対アップなんて見る気しなかったんだけど慣れとは恐ろしい・・いや、有難い事ですね。ゞ( ̄∇ ̄;)
これでどうにか、あの「スキャンダル」も鑑賞する事が出来そうです。これが一番の収穫だったかも。( ̄∇ ̄;) めでたしめでたし。

・・と言う訳で、無事「冬ソナ」感想も終わったので、安心して新年を迎える事が出来ます。(映画感想より長っ!妄想込みだし・・爆)
あけまして おめでとう ございます!今年もどうぞ宜しくお願いします。
今年もカミソリだけは送らないでねー。やっと手治った所だから。Σ\( ̄ー ̄;)  【BS−NHK】


    

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