haa-hato
her/世界でひとつの彼女
HER (13・米)
 
(-.-) 
(監・脚・製作)スパイク・ジョーンズ (製作)ミーガン・エリソン ヴィンセント・ランディ
(主)ホアキン・フェニックス エイミー・アダムス ルーニー・マーラ オリヴィア・ワイルド クリス・プラット マット・レッシャー ポーシャ・ダブルデイ
(声)スカーレット・ヨハンソン
 
代筆ライターとして愛や希望あふれる手紙を綴るセオドア。しかし、実生活ではいつまでも別れた妻への未練を引きずっていた。
そんなある日、最新式AIを知った彼は、さっそく自分のPCにインストールする。

ホアキン目当てと、アカデミー賞の脚本賞受賞した、ってので観に行ったんだけど・・
う〜ん・・ごめん・・これ、私ダメだったわ。ホアキン、ごめん。
なんかもう、退屈で・・。正直、なんでこれが脚本賞受賞?って思った。
どうも私はAIってモノと相性がよろしくないのかもしれない?昔のオスメントのやつもイマイチ好きになれなかったし・・。
基本、AIはAIでしかない、単なるプログラミングでしかない、・・って思ってるからかな〜?
身の回りのモノの擬人化には抵抗ないし、すんなり受け入れられもするのに、
こう言う、自分からさも人間みたいなフリしたモノにはそれが出来ないのよ。
確かにたまごっちが死んだ時には悲しくて泣いたけど(え)でもそれだって、実際の命ある何かとは別次元。
極端な例えだと、映画世界と実世界を無意識に区別してるのと似てるかも。
映画では映画の、実世界では実世界の、それぞれの役割がある。
だから、ホラー観たって、別に人殺してみたいとか思わないし、実際の犯罪者はホラー映画の観すぎ、とかも全然思わない。
・・なんか早々に話がズレて来たかな・・(汗)
えっと・・まず気に入らないのは、なんでAIのくせに(くせに・・笑)本来のシゴト以上の事をしたがるのか、
それもプログラミングされてるのなら(されてるんでしょうが・笑)そこまでさせる作り手の意図は何なのか、
そこに、本来の用途とは違う、周到な陰謀が隠されてる可能性は?
・・あ、また話がズレて来た?そう言う物語じゃない?( ̄∇ ̄;
でも、AI以外の所でも、「?」な展開でさ〜。 代筆した手紙を勝手に出版社に送って本にして貰うって・・何なの?
自分(セオドア)が書いたものとは言え、(代筆の手紙を)貰った人は、
その手紙は自分(貰った人)の友達とか知り合いからの物だと思ってるんじゃないの?
だったら、それを「公開」して(ばらして)もいいの?
それとも、貰った人はみんな(言わないだけで)代筆だって知ってて受け取ってるの?
暗黙の了解が普通の世界なの?・・ワカラン・・。
そもそも、代筆業ってのからして、自分には受け入れがたい。
本人の下書きがあるとしても、それを、相手を知りもしない他人がいじくりまわすって・・
気持ちのニュアンス変わるでしょ?年賀状や電報の定型文とはワケが違うよ。
誰か知らんヤツの書いた上辺だけの手紙なんかいらねー・・(爆)
つたない手紙でも、短くても、本人が一生懸命書いてくれた物の方が嬉しいのは私だけ?
そんな(理想の文章として成り立ってるけど)ある意味ニセモノ・・
としてなら生き生きとしていられるセオドアがときめく相手が、
これも(理想の女性として成り立ってるけど実態のない)ある意味ニセモノ・・なのが
皮肉を通り越して、自分にはどうにも居心地の悪い世界でたまらんかった。
そんなのでも「好き」って気持ちは純粋なのよ!・・って言われるかもしれんし、
セクシーAI美女(想像)と何して楽しもうが、まあ、それはそれで人の自由だから別にお好きにどうぞ、な感じだけど。
要するに、自分は好き好んで入りたい世界ではなかった、って事かなあ。
2人(?)の展開にも特に共感する所もなく・・え?そんな終わり?ヒデェー・・
てな感じで・・退屈に耐えぬいたぞ(笑)って余韻しかなかった。(爆)
あ、でもホアキン、安心して!退屈しても、別に「殺意」はわかなかったから「るつボツ」には入れないんで・・(笑)
まあ、突き詰めると、こう言う世界が現実にも充分あり得る所に、
何か本能的な危機感を覚えたが為に自然と拒否してしまった・・のかも?って気もするわ。
そうだとしたら、延々理屈っぽい説明もいらなかったかな。(←散々吠えた後で、今更・・笑)
セクシーAI美女(想像)の声はスカヨハで、巷では(特に男性には)たいそう評判が良かったらしい。
でも、自分は、最初はともかく、押しが強くなってからは、すごく鬱陶しくて聴いてるのがちょっと苦痛だった。
スカヨハの声の演技が巧かったせいか?それとも、元々声に強さがあるので、一定量を越えて重くのしかかったか?
ただ言える事は、同じスカヨハの声でも、「アイランド」あたりのちょっと弱弱しいかすれ声のが好きだった。
あれは単に風邪ひいてただけなのかな〜?(笑)
なんだかんだ吠えたけど、俳優さん達は良かったし、主演のホアキンはやっぱり芸達者。
ダラダラした展開の中でも、ちゃんと心の機微は伝わって来たので。(ダラダラは余計か・・笑)
エイミーも普通っぽくて可愛いかった。と言うか、まさかの膝カックン・・あ〜た、その年でそれやるのね・・(笑)  【Tジョイ博多】
 

【パージ・シリーズ】 (公開順)
パージ
THE PURGE (13・米)
 
 
(監・脚)ジェームズ・デモナコ
(主)イーサン・ホーク レナ・ヘディ アデレイド・ケイン マックス・バークホルダー エドウィン・ホッジ 
   リース・ウェイクフィールド トニー・オーラー アリヤ・バレイキス トム・イー クリス・マルケイ
 
一年にひと晩だけ殺人を含む全ての犯罪を合法とするパージ法により普段の平和が維持されているアメリカ。
セキュリティ会社に勤めるジェームズとその家族は何の心配もなく今年もその日を迎えようとしていた。
外でのパニックものかと思ってたら家の中だったわ。でもイーサン一人いるとそれだけでテンション上がる。
極端で過激な発想だけど面白かった。まあ、同じ調子で世界平和を想うと気が滅入るけれど。
息子の最初のあの行動は・・う〜ん・・自分でも親と同じ気持ちになったと思う・・。
だって一番に守らないといけないのは家族だし。そこは心を鬼にしてしまうんじゃないかと。(いつもか?)
でもさ、やっぱり、 情けは人の為ならず  なんだろうね・・。 ああ〜人間失格かも自分〜・・今更だけど〜(爆)
家の中でのバイオレンスパニック作品だったけど、随所にやたら怨霊ホラー風味があったのも良かった。
メインの男の周りにフワフワいる女連中とかさ。あとQPさんカーも可愛いかったし。(笑)
ところでご近所さんに貰ったお菓子は皆様食べてましたかね?
ちょっとしたことでも考えてみたら日ごろの信頼関係から成り立ってるもんだよね。
娘のカレシだけは問題外かな。親と同じ気持ちよ。(爆)  【DVD】
 

パージ:アナーキー
THE PURGE: ANARCHY (14・米)
 
 
(監・脚)ジェームズ・デモナコ
(主)フランク・グリロ カーメン・イジョゴ ゾーイ・ソウル ザック・ギルフォード キーリー・サンチェズ マイケル・K・ウィリアムズ 
   ジャスティナ・マシャド ジョン・ビーズリー ジャック・コンレイ ノエル・G カストロ・グエラ エドウィン・ホッジ キース・スタンフィールド 
   ロバータ・バルデラマ ニコ・ニコテラ リリー・ナイト ブランドン・キーナー エイミー・ブライス=フランシス
 
パージ開始を目前に仕事を切り上げ家族が待つ家へと向かうシングルマザーのエヴァ。
一方、息子の仇をとる為この日を待ちわびていた男レオは街へと繰り出し・・
そうそう、こんな風に屋外での物語を1でも想像してたんだよね。
でも外でとなると意外と大味になったりもするし、2だと大抵1より劣化するし・・
な〜んて心配もあったんだけど、これも面白かったわ。 1より好み・・イーサンごめん〜(≧∇≦)
1の時に思ってたアレコレ、電車遅れたりしたらパージ時間に間に合わないんじゃ?とか、
パージの日に残業言いつけられたらどうするん?とか、パージ日に合わせて着々と復讐計画練ってる人いるかも?とか、
そう言う、パージあるある的クエスチョンの答えが散りばめられてて(特に復讐計画とか、まんまね・笑)
で、そもそもなぜこんな法律が?みんなちゃんと従ってるの?・・な所まで描かれてるのがとても興味深かった。
まあね・・そうなんやろね・・結局はね・・みたいな。(何) 一部ちょいホステル風味・・だけど国家ぐるみなのが何とも。
そして最後では思いがけず涙・・よ。( ̄∇ ̄; 今回はイーサンはいないけど、息子の仇をとろうとするレオがカッコ良くてさ。
小娘とかはウザかったけど、それも彼の心へのノックの様なものだったし、
小娘の家族(お爺ちゃん・・)等も含めて、其々の立場の人達の心情に触れている所も良かった。
まあ簡単に言うと・・ 情けは人の為ならず ・・の変化球って感じ?
で、今回の自分は前よりは鬼じゃなかった気がするのでそこも良かったかなぁと。(そこはどうでもいいか)
1では怨霊ホラーっぽさが閉所でいい味出してたけど、今回はしっかりバイオレンス・サバイバル・スリラー。(長い)
でも仮面はこっちのが白くてまんまるチークでホラーだったな。(笑)
この美白仮面隊が全面活躍するのかと思ってたらそうでもなかった;;ので、
3もあるらしいし、そのへんもまた期待してしまう。更に違うのが登場するかな?  【DVD】
 

パージ:大統領令
THE PURGE: ELECTION YEAR (16・米)
 
 
(監・脚)ジェームズ・デモナコ (製作)ジェイソン・ブラム マイケル・ベイ アンドリュー・フォーム セバスチャン・K・ルメルシエ
(主)フランク・グリロ エリザベス・ミッチェル ミケルティ・ウィリアムソン ジョセフ・ジュリアン・ソリア ベッティ・ガブリエル テリー・セルピコ 
   エドウィン・ホッジ カイル・セコー レイモンド・J・バリー ライザ・コロン・ザヤス デヴィッド・アーロン・ベイカー クリストファー・ジェームズ・ベイカー
 
大統領選を控えたアメリカ。パージ法撤廃を訴え立候補したローン上院議員は順調に支持を拡大していた。しかし・・
フアレスでは毎日がパージだと。 重い・・。
そんな風に、今回もトンデモな法律の中で、色々と世の中の事を考えてしまいましたが(マジ)
まず目に付いたのが彼の存在・・「2」でやたらとカッコ良かったあのお方=レオが今回も出て来てくれました〜!
わ〜い!知らなかったので早々にテンション上がった〜!(^O^)
んで、今回は大統領候補者の護衛と言う・・めっちゃ重大任務。(緊張)
もう最初から、生きて〜生きて〜生き延びて〜アナタだけは絶対に死んじゃダメ〜ホラ、誰か護衛の護衛せんかいっ!
・・と筋違いに応援。( ̄∇ ̄;
あの万引きギャルズは小憎らしさに気合い入りまくっとったね。 お祭り花電車じゃないけど、電飾戦闘車で一張羅着て登場して、
お仲間増えてランウェイ、イェイ〜♪お菓子をくれなきゃイタズラするぞ♪チョコバーくれなきゃ殺人するぞ♪
のノリだったからどんだけ頑張るかと思ったけど、案外すぐに・・だったなぁ。
もうちょい頑張っても良かった気がしたけど。ノコギリ部隊?も相当張り切ってたからさ。まあ、白目インパクトあったからヨシとするか。
自分が一番応援してたのはレオだったけど、大統領候補者も見回りバンのお姉さん(あの「ゲット・アウト」のお手伝いさんだった!)も、
惣菜屋・・もとい、コンビニ?のお兄さんも、メキシコ出身の彼も、反政府のリーダーも、なんかいい人たちが多かったから、
さすがにいつの間にか全員の無事を願っていたわ。
こんな日(パージ日)にはとにかく安全な所へ避難、自分の身を守る事に精一杯だろうと思ってたけど、
こんな風に命がけで守りたい誰かがいるって幸せな事なんだろうなあ・・とも感じたりして、やっぱりホラーでウルウル・・(T_T)ヾ( ̄∇ ̄;
そしてあの終わり方・・アメリカの性質そのまんま?(汗)いや、どこの国でもどこの民衆でも一緒かな。
それにしても、大統領にしろ教会にしろ移民にしろ、色々と皮肉交じりに描いてるよね。
そんな所や、音楽の使い方とかも好みで面白かった。このシリーズ、好きかも。( ̄∇ ̄;
と言うか、この前あんなん見た後だし(胸糞悪いやつ)全然レベル違って楽しめたと言うか。
ところで、他国から参戦した人達はどうなった?
普通なら直前に安全な国にでも逃げればと思うけどわざわざ行くのって何? ダーツの旅?Σ\( ̄ー ̄;   【Amazon】
 

パージ:エクスペリメント
THE FIRST PURGE (18・米)
 
 
(監)ジェラード・マクマリー (脚)ジェームズ・デモナコ
(主)イラン・ノエル レックス・スコット・デイヴィス ジョイヴァン・ウェイド スティーヴ・ハリス 
   マリサ・トメイ マッガ クリスチャン・ロビンソン ローレン・ベレス メロニー・ディアス
 
経済崩壊し混乱が広がるアメリカ。 新たな党NFFAは、犯罪率を下げる効果を期待するパージ法の実証実験をある島で行う事を決定する。
現実世界でも混乱真っ只中なアメリカですが・・
それはともかく!
最初の「パージ」の前の物語。なので、どうしてこんなのが出来たのか、続けてるのか、がわかる物語。
ちょっと考えただけでヤバい実験だけどね〜。それでも、何らかの目的の為に、多くはお金の為に人は集まっちゃうんだよね。
そもそもこの貧しい人々が暮らす島を選んだ所からして、政府の目論見、ていのいい口減らしなのがバレバレよね。
島のギャングが政府から住民を守ると言う、普通とは逆の立場になるのが見どころかな。
ただ、これまでの作品とは雰囲気が違って、正直、パージ独特の個性が激減した感があって、期待したほどにはノレなかった。
主人公とかカッコ良かったけどもね、見た目も立場もたくまし過ぎたかもね〜?
前のレオが好きだっただけかもしれんけど。 あと、ホラー風味がない。(笑)
煙の中の立ち回りとか、ドローン攻撃とか(めっちゃ卑怯)印象的な所はあったけど、
博士が〇〇される重要な所がサラッと地味過ぎて、二度見したわ。
って、 博士・・もしかしてトメ子・・トメ子なのかい?トメ子だね?トメ子だったんだね?
返事しておくれよ〜〜トメ子ぉぉぉぉぉ  サラッとトメ子を抹殺したヤツら許すまじ。(伏字意味無し)
最後はさ、まだ敵はいるかもしれないのに安心し過ぎやん?こう言うのも予定調和っぽくてノレなかった所。
で、まさかのスケルター。(ん?スケルトンじゃなくてスケルターよね?どっちだ?ヘルタースケルター?そりゃエリカ様)
コイツの存在、もう忘れとったわ。顔に色々細工してた割には忘れ去られやすいキャラだったわ・・名前も。
それから、あのオバチャンさ! あの時、よくアパートまで戻って来れたよね。すごいな〜・・。島の主になれそう。    【Amazon】
 

フォーエバー・パージ
THE FOREVER PURGE (21・米)
 
 
(監・製作総指揮)エベラルド・バレリオ・ゴウト (脚)ジェームズ・デモナコ (製作総指揮)ジャネット・ヴォルトゥルノ マルセイ・A・ブラウン
(主)アナ・デ・ラ・レゲラ テノッチ・ウエルタ キャシディ・フリーマン レヴェン・ランビン アレハンドロ・エッダ ジョシュ・ルーカス ウィル・パットン
 
メキシコからの移民とアメリカ人が逆転すると言う皮肉な内容。
もうパージ時間やら関係ないやん・・って思うけど、そうなる事も有り得るよね・・なんでもキマリを守らない人達ならね・・。
そもそも不法滞在者なんてハナからキマリなんて守る気ないやろ?・・って思うし、でもそれが逆転するのがちょっとモヤる。  【Amazon】
 

バージニア・ウルフなんかこわくない
WHO'S AFRAID OF VIRGINIA WOLF (66・米)
(監)マイク・ニコルズ (脚・製作)アーネスト・レーマン (原)エドワード・アルビー
(主)エリザベス・テイラー リチャード・バートン ジョージ・シーガル サンディ・デニス
登場人物が4人だけ、な舞台劇風作品。破綻寸前の夫婦の罵倒バトルが凄まじい。疲れた。ここ迄お互いをなじりあう様になったいきさつは察しがつくし、
解る様な気もする。が、これだけ言えるって、ある意味お互いの存在をまだ認めてるって事では?ホントに嫌になったら口もききたくないでしょ。(笑)
結婚ってただそれだけの物かい・・って覚めて見てた自分だけど、二人の間にある二人しか解らない物、きっとそれはただ純なだけの思いであっただろうな、
と寂しい気持ちがした。色んな欲望やシガラミの中で生きていく人間は変る・・けれど求める物が同じであれば理解も出来るのでは?と甘い思いも。【DVD】

バースデイ・ガール
BIRTHDAY GIRL (02・米)
_(T▽T)ノ彡☆
(監)ジェズ・バターワーズ (脚)トム・バターワーズ
(主)ニコール・キッドマン ベン・チャップリン ヴァンサン・カッセル マチュー・カソヴィッツ
たいしていい評判は聞かないけど、これ面白いジャン!なんか気に入った〜!_(T▽T)ノ彡☆
宣伝ではしっかりサスペンス調だったけど、これってラブコメじゃないのかなあ。言葉での交流が出来ない分、目と目を合わせたりちょっと触れ合ったり、
なんてシーンがイイのよね。サスペンス調の所は展開が読めるだけに物足りないトコもあるけど、ラブコメとしてはとっても素敵な雰囲気があったと思う。
それに、ユーモアもキイてたな〜。と言うか、突っ込み所がめちゃ多くて笑える〜!これ、マジに見ちゃダメだよ〜。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
あのキ真面目な主人公が「**マニア」だなんて〜!やっぱ人は見かけによらないっ。(笑)「信頼と委託」のシーンとか、相棒がヤラれてる時の
ゲーム画面に出てる文字とか、んで主人公自らがロープで・・とか( ̄∇ ̄;) ジョンとナディア(ニコール)がひっぱたき合うトコなんて必見でしょう〜。(笑)
ここでのニコールは黒髪なんですよね。これがまたすごくイイの。彼女は顔立ちがちょっとキツいから、金髪よりもこっちのが断然似合う!
一歩間違えたら、”パンク調メグ・ライアン”になりそうな出で立ちがとっても好み。別に嫌いじゃなかったけど初めて心から「イケてるジャン!」と思ったワ。
主人公の真面目男のキャラもなかなか楽しいし、二人に絡む怪しげなロシア人コンビが、な、なんとカッセルとマチュー!どう見てもフランス人だっつーの!
この二人の存在感は強過ぎて(特にカッセル)、この作品の後でも充分コンビとして巡業(?)して行けるんじゃないかと。(笑)
何はともあれ、私には拾い物だったかな。ロマと”突っ込み”にとっても浸れました。(笑)ロープは関係ないよ。ゞ( ̄∇ ̄;)【DVD】

バーチュオ・シティ
VIRTUOSITY (95・米)
(監)ブレット・レナード (脚)エリック・バーント
(主)デンゼル・ワシントン ケリー・リンチ ラッセル・クロウ スティーヴン・スピネラ ルーイズ・フレッチャー
(*。*) オヨ?なにやらちょっと「マトリックス」みたいな未来バーチャル犯罪の光景。こっちのが先かな?
ちょっと簡単な感じはしたが特撮も結構楽しめた。何よりラッソ様の*が・・( ̄▽ ̄;)!! 【TV】

バーディ
BIRDY (84・米)
(監)アラン・パーカー (原作)ウィリアム・ワルトン
(主)マシュー・モディン ニコラス・ケイジ ジョン・ハーキンス
ベトナム戦争で負傷し帰還したアルは、同じく戦争で精神錯乱に陥り病院に閉じ込められている親友バーディに会う。
バーディは昔から鳥を愛し同化する事を夢見ていた、普通とは少し違った青年だった。

世が世なら、場所が場所なら、”さかなくん”と張り合う事だって出来たハズなのに!・・な、鳥フェチ、バーディ君。
か弱いまでに愛らしく自由な鳥が、現実では猛威を振るう戦闘機(ヘリ)に姿を変える・・その光景だけでも彼の選択(そう見えた)を理解するに
充分だったが、そんな、精神に傷を負った彼を、肉体に傷を負った親友アルが捨て身で呼び戻そうとする姿にやはり一番共感し、圧倒された。
性格も興味も全く違う二人の友情・・に涙・・。こんな友達はエエなぁ・・。
一歩間違うと変態野郎物語でしょうが(オイオイ)マシュー・モディンの徹底的にピュアな爽やかさとニコラス・ケイジの自然体で的確な演技力、
パーカー監督の真面目で品の良い、それでいてオチャメな演出で、強烈なインパクトがある訳でもないのに、何か心に残る不思議な作品となりました。
クライマックスの飛翔・・ああ〜気持ちよかった〜夢でよく見るわ・・こんなカンジ!(^O^) 【ビデオ】

バーティカル・リミット
VERTICAL LIMIT (00・米)
(監・製作)マーティン・キャンベル (脚)テリー・ヘイズ (脚・製作)ロバート・キング
(主)クリス・オドネル ビル・パクストン ロビン・タニー スコット・グレン イザベラ・スポルブコ
公開直後、巨大スクリーン、更にかなり前列にて鑑賞したのですごい迫力がありました!
理屈はどうあれ(爆)レスキュー物好きな私にはとても楽しめました。
ヘタな観客サービスの無意味なロマンスもなく、兄弟愛と言うのも○。【ユナイテッド・シネマ:2回】【TV】

パーティ★モンスター
PARTY MONSTER (03・米)
(監・脚)フェントン・ベイリー ランディ・バルバート (原)ジェームズ・セント・ジェームズ
(主)マコーレー・カルキン セス・グリーン クロエ・セヴィニー マリリン・マンソン ウィルマー・ヴァルデマラ 
   ウィルソン・クルーズ ダイアナ・スカーウィッド マニー・ペレス
うひゃ〜!カルキン、めっちゃキモッっっ!( ̄∇ ̄;) 思い出したくないっ・・( ̄∇ ̄;)
すみません。元々苦手で・・それがこう言う役で・・;もうこの上ないキモち悪さ!ゞ( ̄∇ ̄;)顔のアップだけでもゾワゾワっなのに
(特にアオリがヤバいぞ)それがしょっちゅう、んふっ♪あははっ♪と、ネバついた漏れ笑い;うっひゃー!もうたまんないよー!
アンタは佐藤珠○かいっ!(あ、別に佐藤珠○は嫌いじゃないよ・笑)と言う訳でカルキン関係はヤバすぎなのでチト置いといて・・;
でもね、マイケル(カルキン)の友達のジェイムズ(セス)がとっても良くて気に入ってしまって。(笑)ちとヘドウィグからアクとババさを取った感じ。
(そう言えば「ヘドウィグ・・」に似たシーンがあった!)マイケルに*飲まされたり**垂らされたり、めっちゃ気の毒〜・・ってか、気付けよー!(笑)
【以下ネタバレ】
そもそも主人公マイケルには(キモさ抜きでも)私はたいして興味はわかなかったんだよね。
確かにバブリ〜時代にアイディアで勝負して(ある意味)伝説な人なんだろうけど、ハッキリ言って特にドラマチックな人生でもないし、
ただ薄っぺらい印象しかない。コレと言うヤツにネコなで声でなつき、取り入るワザはスゴイ才能〜って思うけど・・それだけやん・・(爆)
第一、性格悪過ぎだっつーの!_(T▽T)ノ彡☆ そんな彼よりも、振り回されながらも、彼のアホな顛末をちゃっかりドラマチックに小説にし、
正真正銘のセレブに成り上がってしまったジェイムズの方がドライであっぱれと思ったよ。
様々なコスプレはまあそれなりで・・(爆)んなモンより、それをあのネズミで締めくくるセンスに脱帽。(笑)
現実なのか、幻覚なのか・・そんな人生を変にウエットにしたくないジェイムズに共感したと言うか・・;
何にしても、予定外な所ででも成り上がれる可能性のあった不思議な時代だったって事か?
マイケルの母・・なんかすごく懐かしさを感じてずっと考えてたら、昔観た「サンフランシスコ物語」のヒロインのD・スカーウィッドだった!ビックリ!
でも年いってもチャーミングで安心しました♪なんかこう言う思いがけない所で思いがけない俳優が見られるのは嬉しいよね〜。
でも、何だかんだ言っても、このイイカゲンなマイケル役はカルキンにピッタリだったかもね。フォローにも何にもなっとらん?_(T▽T)ノ彡☆
しかも、クラブ・ミュージック映画な割には、それに全然触れない私って一体・・( ̄∇ ̄;)いや、音楽は楽しかったよ。(笑)【シネテリエ天神】

HEART
HEART (98・英)
(監)チャールズ・マクドガル (脚)ジミー・マクガヴァン
(主)クリストファー・エクルストン サスキア・リーヴス リス・エヴァンス ケイト・ハーディ
心臓移植をされた人は、提供者の心まで受け継いでしまうと言われる。実際に、そう言う例が数件あるらしく(記憶など/ウソかホントか知らないけど)
自分としても非常に興味がある所なのだが・・それはさておき、この作品を見て、ふとある事に気が付いた。
それは”必ずしも立派な人間に心臓が提供される訳ではない”と言う事。立派であろうがなかろうがとにかく人間にあげる、とそれだけな気がした。
問題発言?いや、半分は平等という意味もあるんだけど。でも貰った事に感謝して、生きる事に一生懸命になる人が殆どでしょうね。
やはりドナーを知るべきではないのかな。それが重荷になり本当の自分自身を失うと言う事もあるのかな。
この作品に出て来る男は、人一倍嫉妬深くて(と言うか妻があれでは仕方ないかも。でもこの妻、全然可愛くないんだよねー!ミスキャストだよー!)
それに「若さ」が加わったもんだから、持て余す持て余す・・;妻の愛人との三角関係は、どうしようもない展開。深夜ドラマでやってなよ〜って感じ。
しかし・・ラストには女の情念みたいな物を感じました・・これは面白い終わり方だったワ!あ、心臓を取り返したから・・じゃないよ。念のため。
発情夫とブサイク妻のエピソードがもうちっとどうかしてたら、もっとお気に入りな作品になっていたと思うな〜。ちょっと残念。【ビデオ】

ハート・オブ・ウーマン
WHAT WOMEN WANT (00・米)
(監・脚・製作)ナンシー・メイヤーズ (脚)ダイアン・ドレーク ジョシュ・ゴールドスミス キャシー・ユスパ
(主)メル・ギブソン ヘレン・ハント マリサ・トメイ ローレン・ホリー
一回目は、何だか出来すぎた展開で今ひとつだと思ったんだけど、二回目少し笑えた。メルにね。
思ってる事知られるのってヤダナ〜って思うのは同じだけど・・私も割合そのまんまを口にしてしまう方だとは思うけど・・でも嫌いな人には何も言わないしね。
心を見られるのはイヤだよねえ・・女性の内面が全てこんな感じとは思わないけど、見た目よりも色々悩みが多いのは解って貰えたのかな?【ビデオ】【TV】

ハード キャンディ
HARD CANDY (05・米)
(監)デヴィッド・スレイド (脚)ブライアン・ネルソン
(主)パトリック・ウィルソン エレン・ペイジ サンドラ・オー
ネットで少女ナンパしたロリコン男の恐怖の顛末。現代の赤ずきんちゃんは一筋縄ではいかないようで。(笑)
・・って話ですが、個人的にはちと期待が大き過ぎたのか、もうちょっとグッと来る駆け引きが欲しかったな。
いや、駆け引きと言うよりも
カケアイかしらん?漫才じゃないけど、登場人物がほぼこの二人のみだから、カケアイは命だもの。
とは言え、少女ヘイリーのロリ男分析にはいちいち笑った!
アマゾン丸写しとかさ!居そう居そうそんな男!
ヘイリーは見た目少年っぽいけど態度が堂々としててとても14歳には見えない・・いや、最近の14歳ってこんなの?
自分としては、ロリ男が自由な時には、もうちょっと少女らしいか弱い部分をいっぱい見せて欲しかった感じもしたな。
んでもってそのか弱い少女がロリ男をシバく!(≧▽≦)なーんてギャップがまた面白いところなんだからさ〜!
赤いフードはよく似合っててとっても可愛いらしかったけどね。(自分の中では、コワイ少女はフードがお好き。)
でもこの作品、展開からして、女性の私なんかよりも男性のが恐怖感じるのかもね?
特に、ロリ男やネット・ナンパ男(と、自覚ある面々)には、まさに○○が縮み上がってしまう内容かも?(笑)
【以下、ラストに触れています。未見の方はご注意下さい】
でもラストは、ちょっとアヤフヤ感あったんだよね・・。
結局、彼はアーロン(だっけ?)と共犯・・だったのかな?その辺が、クライマックスで慌てて付加えたみたいに駆け足で
イマイチよく把握出来なかったんだけど。(^^;でも、だとしたら、それまでちょっとでも「ヘイリーやり過ぎ&ロリ男気の毒」
とか思った自分なんてまだまだじゃわい!・・ってなんかスッキリしないしイヤな感じよ。(^^;
自分としてはやっぱり、悪男をイジメてイジメてイジメ上げて、ああスッキリ!感が欲しかったもんだから!_(T▽T)ノ彡☆
【追記】たまたま少女殺害の某裁判をニュースで聞き、その犯人の反省のなさにハラワタ煮えくり返ってた所です。
こんなヤツこそ、ハードキャンディ刑じゃ!もし犯人丸ごと良心欠落してるんなら、マネじゃなくて実行さ!・・と言うか、
彼みたいな奴に極刑を言い渡す事には何の異論もないですが、でも本当の目的は彼の命を絶つ事ではなく、彼によって
命を奪われたその過程に措ける少女の苦しみ・悲しさ〜絶望感を、彼女と同じに本人にも理解させるべきものだと思う。
なので、こんなんに比べると映画のロリ男にはまだ改心の余地があったと思うんだよね・・なのに、あそこまでやるとは・・
とっても痛いトコロをツいたウマいやり方だとは思ったけど、やっぱり何かくすぶるものが・・。もしかしてこれも「良心」? 【シネテリエ天神】

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) (14・米)
 
 
(監・脚・製)アレハンドロ・G・イニャリトゥ (脚)ニコラス・ヒアコボーネ アレクサンダー・ディネラリス・Jr アルマンド・ボー 
(製作)ジョン・レッシャー アーノン・ミルチャン ジェームズ・W・スコッチドープル
(主)マイケル・キートン ザック・ガリフィナーキス エドワード・ノートン ナオミ・ワッツ エマ・ストーン 
   アンドレア・ライズブロー エイミー・ライアン リンゼイ・ダンカン メリット・ウェヴァー ビル・キャンプ クラーク・ミドルトン
 
ヒーロー映画「バードマン」で人気を博した主演男優リーガンは長年そのイメージを払拭出来ず俳優として行き詰っていた。
どんな立場の人間にも一理あって、主張すればするほどある種の虚しさも。
過ぎゆく時の中で、一体人は何がしたいのか、何が欲しいのか、そして何が不安なのか。
監視カメラみたいに張り付く長回し風撮影で、あがいてもなんら変わらない
彼らの世界の幅や、そんな現実に迷う心が見える様。更に音楽で煽られて。
いかにも超能力持った特別な人登場〜そしてストレスたまる舞台へ・・みたいに始まったけれど、
ちょっとしたセリフ(キムチ臭い花・・爆笑・・とか)や。ちょっとした背景(仮面で時代を生きるファントムとか)や
ちょっとした戯れ(真実か挑戦かゲームとか)など、深刻時々下世話な舞台以外の所が、
どうぞ自由にメッセージを受け取ってくださいませね的に風通しが良かったので(後で思ったけど、リーガンの娘の存在は大きかった)
がっつりバードマン降臨!も、とても自然に受け入れられ、逆に安心感すら覚えたわ。
ある意味、負のパワーの彼が実態を現した事でまずは一歩前進なのよ!みたいに。(荒治療?)
あの、仮面どころか半裸で大衆に晒されるハメになった所もすごく皮肉で印象的。
タイトルの「無知がもたらす予期せぬ奇跡」の「無知」も何だかイケズね。
良心的に「無我」じゃダメ?とか見てる方が気を遣ってしまうわ。(笑)
何でも計算づくだったり賛否の極端評価しかしない世間だけど、人間ってもっと複雑だし自由だし、
誰にも決めつけられない大きさの世界に生きていいんじゃないのかな?(時をかけるおばさんの独り言)
主演のM・キートンは、こんなにきちんとスクリーンで見るのは初めて。
曲者に囲まれても全く食われる事もなく(あの最強の曲者ノートン君が居てさえ・笑)とても良かった。
勿論、ノートン君(このキャラ笑った〜)やワッツやライズブローとかも。
【以下ラストに触れています。未見の方はご注意ください】
発砲後・・・うん?あんた生きてたんかい!(どんだけ手ブレしたんよ・・爆)とか、
何かしらつい笑みを浮かべてしまう無礼なヤツにも思うことがあったり、
いかにもバードマンな包帯?が解り易過ぎたので(笑)一体どうシメてくれるのかと思ったけど、
ラストシーンにやられてしまった。そうきたか〜って思う暇もなく何故だか涙がこぼれてしまって自分でもびっくり。
何だろうね?言葉でうまく説明出来なくても心が応えた・・そんな感じなのかな。 それまでの展開も面白かったけど、
この秀逸なラストシーンで、おオイニャリさん高感度もキートンと共にまたまた上昇〜!( ̄m ̄〃  【ユナイテッドシネマ】

ハート・ロッカー
THE HURT LOCKER (08・米)
(監・製作)キャスリン・ビグロー (脚・製作)マーク・ボール (製作)ニコラス・シャルティエ グレッグ・シャピロ
(主)ジェレミー・レナー アンソニー・マッキー ブライアン・ジェラティ レイフ・ファインズ ガイ・ピアース デヴィッド・モース
      エヴァンジェリン・リリー クリスチャン・カマルゴ
09年度のアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞、女性監督としては初だそうで。
TV報道では、元夫のキャメロン監督との一騎打ちみたいな事ばっかり言ってたけど、
もっと違う色んな話題でアカデミー賞を盛り上げてよ〜・・と思ったし(そう言う話題がなくても、元から興味をそそられていたし)
そんな入れなくてもいい情報を入れちゃったせいなのか、それとも、展開がとことん想像の範囲内だったせいか・・
・・前半は思いがけず退屈してしまった。あんな背景にも関わらず、緊迫感があんまりなくて・・;;
それって、実際にそう言う状況にいる人達に対してとても失礼な話なのかもしれないけど、前半の展開は
私が頭の中で展開していたモノを全然越えてなかったし、と言う事は、同じく、頭の中だけで作り上げられた感触しかなく、
うーん・・うまく言えないけど、男臭さを狙った部分もわざとらしく感じたり、で、自分が知りたい部分、感じたい部分には
なかなか手が届かなくてね。ところが、後半・・ジェームズに急速に焦点が当てられてからは、カメラも固定し(笑)
非常に興味深い展開になってきて、出そうなアクビも飲み込めて、シリアルの前に呆然と佇む彼には共感すらしてしまう始末さ!(笑)
あのラストには、一足先に自分の気持ちは到達していたけど、逆に「おかえりなさい」と声をかけたくなったくらいさ!(爆)
もしかしたら、これは戦争中毒にかかった男・・を描きながらも、
一般的な幸せな人生や自分の生き方に疑問を持った人間の物語なのかも?とも。
だって、前半あれほど退屈した私でさえ、最後にはこの男に寄り添うかの如くこの物語を受け入れてしまったんだから・・。
まぁ、それこそが、先が見えない相当アブない話なのかもしれないけれど。
今は、半分を退屈に思ってしまった自分が居るせいで、この物語にハートマークはつけないけれど、
この先、2度、3度と鑑賞すれば、この物語はもっと自分にしみてくるんじゃないのかな、とも思う。
男臭さを強調されなくても、抗えない人間臭さを根底に感じてしまったから・・。
主演のジェレミー、大変良かったです。どこかで見たぞ?・・と思ったら、あの「ジェシー・ジェームズ・・」の1人だったわ!(^^)
ガイちゃまやファインズ、モース・・は友情出演ですか?(笑) 【天神東宝】

バーニー・トムソンの殺人日記
THE LEGEND OF BARNEY THOMSON (15・加=英=米)
 
 
(監)ロバート・カーライル (脚)リチャード・コーワン コリン・マクラレン (原作)ダグラス・リンジー
(主)ロバート・カーライル エマ・トンプソン レイ・ウィンストン アシュレー・ジェンセン マーティン・コムストン ケヴィン・ガスリー 
   スティーヴ・マッコール サミュエル・ロバートソン ブライアン・ペティファー ジェームズ・コスモ トム・コートネイ
 
中年の理髪師バーニーは長年勤めている床屋のオーナーを誤って殺してしまう。困り果てた彼は母親に相談するのだが・・
カーライルが殺人鬼?! ちょっとした事ですぐキレて?! わかる! カーライルってそうだよね!
と勝手に想像してたら、気の弱い・・冴えない中年男のカーライルでした。 わかる・・ カーライルってそうだよね・・(笑)
そんな気弱な男が、いつの間にか骨折・・違う、いつの間にか殺人?を犯してしまうブラコメ。
そんな気弱カーライルもファンにとっては面白いんだけど、母親のエマ・トンプソンがまさかの怪演。( ̄□ ̄;
自分はこんなトンプソン初めて見たと思うけど、これまでにこんな路線、あった?(笑)
グラスゴーの雰囲気がとてもいい。
そんな素敵な雰囲気の中での惨たらしい殺人事件・・と言うバランスが、本格推理小説でも読んでる様な気分にさせてくれ・・
るかと思いきや、内輪もめ必至な警察が予定通りにやらかしてくれて、それめちゃくちゃ想定内なんだけど、
わかっちゃいるけど笑ってしまうと言う・・ベタなコントをブラウン管で見てる様な気分にさせてくれたわ。(笑)
事件に関しては、老人たちの行動は盲点だったかな。あのボケてた婆ちゃんだって全てお見通しだったのかも?Σ\( ̄ー ̄;
解決?した後、あのボーッとした脅迫者?はどうでる?とかも思ったけど、既にヘタに騒ぐ事も出来ないのかな?何事もタイミング次第?
母親がバーニーの父親についてぶちまける所は見どころ。いやいや・・そんなん・・殺人よりショッキングだったりして・・(汗)
そんな、いつものトンプソンじゃない〜(笑)の他にも、似てるけどまさかね?と思ってた床屋の従業員が、
やはりまさかのスウィート16のカレだった・・のも、ちょっとばかりショッキング〜だった。
前回見た時(いつだ?)は、それでもそれなりに昔の面影あってすぐわかったのになぁ。年月経って普通のおじさんっぽくなるの残念;;
追記:これ、カーライル監督作だった!がんばっとる!(≧∇≦)     【DVD】
 

バーバー
THE MAN WHO WASN'T THERE (01・米)
(監・脚)ジョエル・コーエン (脚・製作)イーサン・コーエン
(主)ビリー・ボブ・ソーントン フランシス・マクドーマンド マイケル・バダルコ ジェームズ・ガンドルフィーニ スカーレット・ヨハンソン
きっと、ただちょっとだけ夢を見たかっただけだろう、なのにそんな小さな出来心が事態を悪夢に導いて行く・・恐さと言うよりも虚しさ、脱力感・・
自分の人生は、切ってしまった髪の毛?シャレたセリフ、映像にマッチしたベートーヴェン、そして唐突とも思えた例のモノの出現であったが、
この時代にはそれも大きな夢であり、逃避であり、現実だったのかも?
無口でポーカーフェイスな主人公だが、あまり喋らない人こそ心の中では沢山喋ってる・・と、某作品でも言ってたな。
そんな無気力であり情熱的である彼に最期までまとわりつくあの習慣・・人生って、クソっ素晴らしい?本当に皮肉なラスト。( ̄∇ ̄;)
この作品は、出来たらもう一回観たいですねー。まだまだ見落とした物が沢山あるような気がします。
それにしてもビリーって、意外とハンサムだったんですねー!こう言うことは見落としてないらしい・・【KBCシネマ】

バーバー吉野
 (03・日本)
(監・脚)荻上直子
(主)もたいまさこ 米田良 大川翔太 村松諒 宮尾真之助 石田法嗣
町の伝統だから・・と言って「吉野ガリ」にされてる男の子達・・当たり前と思っていた事に疑問を持って、少しずつ自我に目覚め
成長していく彼らはとてもカワイイ。・・が、オトナになるってどう言う事?と考える時に、エロ本ばかりの”ヒミツ”では単純過ぎ。
「恋は五・七・五!」でもそうだったけど、そう言う生々しいエピソードの入れ方・さじ加減が多すぎて、心温まるいい場面を食ってしまってる。
まあ、このあたりは身に覚えのある男性にはゲラゲラ笑える部分ではあるんだろうけど(実際、劇場でそう言う観客いたし・笑)
本作にしても、散髪屋の息子の母や姉に対する気持ちが少々野放しで、ラストに行くまでさほど伝わって来なくてね。
姉の話はかなり中途半端だし、浮浪者に関してもイマイチ受け狙いにしか見えず・・(^^;どうもストーリーに散漫な印象が残った。
散髪屋にたむろする少年達ともたいまさことの雰囲気は、とても温かさを感じられて(笑)好きだったけどね。
坂上君役の石田君、カッコいいね。(笑)散髪屋の少年の父親はペナルティーのワッキーかと思ったけど。( ̄∇ ̄;)  【DVD】

パーフェクト・ストーム
THE PERFECT STORM (00・米)
(監・製作)ウォルフガング・ペーターゼン (脚)ビル・ウィットリフ (原)セバスチャン・ユンガー
(主)ジョージ・クルーニー マーク・ウォルバーグ ダイアン・レイン ウィリアム・フィッチナー カレン・アレン ジョン・C・ライリー
見せ場は、そのパーフェクト・ストームだけ・・・の様な気もするが、これが実話を元にしていると言われれば、ちょっと見方も変わってしまう。
実際に何が起こったかは分からないけど、お互い信頼しあった漁師たちの、その家族らの無念の気持ちはずっと続くだろう・・・
100年に一回のパーフェクト・ストーム・・・無謀であったとは思いたくない・・・【ユナイテッド・シネマ】

パーフェクト・ストレンジャー
PERFECT STRANGER (07・米)
 
 
(監)ジェームズ・フォーリー (脚)トッド・コマーニキ (原案)ジョン・ボーケンキャンプ
(主)ハル・ベリー ブルース・ウィリス ジョヴァンニ・リビージ ゲイリー・ドゥーダン クレア・ルイス リチャード・ポートナウ 
女性記者ロウィーナは幼馴染グレースが殺された事件に
政財界の大物ハリソンが関わっていた事をつきとめ、相棒マイルズと調査に乗り出す。

主要人物がみんなビミョ〜だったなあ。
あ、以下、きっと叫びながらめいっぱいネタバレすると思うので、未見の方は読まないでね。
【ネタバレあり!】
これ地上波で見たんだけど、「最後まで犯人はわからない!意外な人物!」・・みたいに、最初から(宣伝で)煽ってたもんだから、
ふ〜ん・・じゃあ、小堺君は絶対違うね・・○○だったら話として弱いし・・じゃあ**しかいないじゃん〜
もしそうだったら又10年前のネタとか言われそうだけど(笑)・・って思ってたら、やっぱりそうでした・・(^^;
いや、ネタの鮮度は言うほどは気にしないけど(寿司なら気にする)
でも、犯人当てがメインな物語だとしても、いや、だったらなおさら宣伝のこの煽りはいかんでしょ。
「全米が泣いた!」で泣けないのと似た様なもん。(これは私が天邪鬼なだけか)
それに、そこに行き着くまで、どうしてそうなのか、その原因(動機)のほのめかしはあるにしても、
決め手となる様な足跡→伏線が乏しいので、真犯人が判っても満足感がないと言うか。
終わり方もあんなだったしね。あの顔は・・誰だった?新たな目撃者?幻影?
ちょっとしか映らなくて、誰だかも判らないうちにすぐ終了〜・・したので、余韻もなく3秒くらしか気に留めなかったけど。
主人公ロウィーナ役はハル・ベリーでしたが・・
彼女って・・どうして、ただイブニングドレス着て出てきただけでエロサっぽくなるんだろ?(笑)
キレイはキレイなんだろうけど、雰囲気がいつも同じで新鮮味がないんだよね。
そこに、権力にモノ言わせるエロ男ウィリスが絡んで来ちゃったりして、なんか・・それだけでお腹いっぱいな感じ。
なので、自分としてはやっぱジョヴァンニ♪っしょ、久々のジョヴァンニ・・期待してるわ! ・・って思ってたら・・
ロウィーナに散々こきつかわれるアッシー君・・いや、サイバー専門だったら何?サイバー君?(そのままやん)
ご飯の用意もしてたからメッシー君でもあるわね。(死語にこだわり過ぎ)
とにかく、彼女に惚れてる弱みで昼夜労働よ!
・・と言うか、彼女、「コイツ自分に惚れてるし!」・・って自覚が絶対あったと思うから・・「惚れてるし使えるし!」
・・な態度にちょっとイライラ。
そしたらさ、終盤に明かされる衝撃の事実・・なんと、マイルズは超絶変態野郎でしたぁ!( ̄□ ̄;ええーっ!
・・って、何もそこまで彼を変態にする事もないやろ・・(-_-;)
いくら誰にでも重大な秘密がある・・にしても、グレース絡みであそこまで彼を貶めなくても、
真犯人については、みんなもう薄々**だな?・・って思ってるよね〜。
驚いたのは「え、マイルズが真犯人!?」じゃなくて「え、ジョヴァンニのがあのウィリスよりヤバいシュミ?!」。(爆)
う〜ん・・ミスリードの為だけに、とことん変態設定にされたジョヴァンニ・・
そして、変態の証拠を残したままのあの結末・・不憫過ぎる・・!
変態チャットの罪だけなら、絶対クライヴ・オーウェンのが重いのに!(何)
あ、わかった・・結末知っても驚きも満足感もなかった1番の原因は、それよりマイルズの件のが衝撃的だったからよ。(^^;
これさ、物語自体は悪くないと思うんだけど、キャラや展開がどこを取ってもあんまり好きじゃなかった。
最初はハルとウィリスだけでお腹いっぱいと思ったけど、見かけ倒しで見応えなかったから、そこもジレンマ。(笑)
地上波夜9時放送、ってのもビミョ〜。深夜枠のが似合ってたんじゃ?
9時台って(局は知らんけど)ポニョとかよい子向けのもやる時間でしょう?
なんとかレンジャーと間違えて、よい子も見てたりして・・・・・(((-_-。)(。-_-)))ナイナイ    【TV】

パーフェクト・センス
PERFECT SENSE (11・英)
 
(監)デヴィッド・マッケンジー (脚)キム・フップス・オーカソン
(主)ユアン・マクレガー エヴァ・グリーン ユエン・ブレムナー スティーヴン・ディレイン デニス・ローソン コニー・ニールセン
嗅覚を失った患者。最初は極めて個人的な病だと思われていたその症状は、瞬く間に全世界へ蔓延し、
やがて人々は味覚や聴覚までをも失っていく・・。

これ、巷であまりいい評判は聞こえてこなかった・・けど、なんとなく気になってさ、調べてみたら丁度公開中、と言うので観に行きました。
でも、普段あんまり行かない中洲の映画館でのみの上映でさ、ちょっと前の「灼熱の魂」もココでしかなくって行ったばかりで・・
いやぁ、何年かぶりで又ココにも縁が出来たかな、って感じ。でも中洲って・・やっぱなんとなく恐いわ〜。(←子供か!)
・・とか、言ってたら、この作品、中洲なんかより、ずっと恐い!(比較対象がイイカゲンですかね)
いや、恐い・・けど、しっかりラブストーリーなんだよね、それなのに、(繰り返すけど)もう、めちゃくちゃ恐かった。
・・と言うか・・ラブストーリーなのに、めちゃ恐いって・・何よこれ。これって、ホラーに愛を感じるのと似てるじゃん〜。
こんなのもうツボでしょ!理屈ヌキにツボですわな!(笑)
・・と言う訳で、世間で酷評でも、私は大好き!な1本となりました。(←パーフェクト天邪鬼センス)
物語は至ってシンプル。
順に五感が失われていく世界に生きるカップルの愛の行方。
彼らだけを見ると、ただのラブストーリーなんだけど、普段、ラブ物がイマイチ苦手な私でさえ、
こりゃラブがなきゃ発狂するやろ、ラブがなきゃ人間絶滅やろ、・・と素直に(爆)思わされてしまってさ、
いや、この場合のラブってのが、一体何なのか?
果たして、今この健常な感覚で思う所のラブとどこまで一致するものなのかも定かではないけど、
ただ、それが最後の砦であるかの如く、もうそれしか頼る物がないと言うか、
そんな究極の感覚を突きつけられてしまう・・それは絶望なのか希望なのか、
もう、自分でも行きつく先なんて全然わからなくなっちゃって、(@д@;) 
とにかくその想像を絶する混沌世界に引きずり込まれてしまった・・って感じ。
1人でないと眠れないとか言ってた誰かさんも、男はみんなろくでなしだと言ってた誰かさんも、
もう絶対に・・一秒たりとも相手と離れられないよね。・・すっごいロマなんだけど、すんごい恐い!!!(TT▽TT)
ああ、でもさ、1つの困難が襲ってきても、それに順応しようとする人間の前向きな姿は素晴らしかったね。
花を貪り食うスーザン・・には最初面食らったけど(爆)お風呂でマイケルと2人で石鹸食べてる姿は、微笑ましかったし、
悲惨な状況の中での小さな幸せをじ〜んと感じたわ。
ただ、そんな風にずっと丁寧に主人公2人の感情を追っていたのに、怒りの感情に支配された別れの後からラストへの追い込みが、
ちょいと急ぎ過ぎて端折った感じだったのが、唯一残念だったかな。
でも、ゆあん♪とても良かったし(シェフ姿可愛い〜!)思いがけずユエン♪も出てて大満足。(笑)
後で、スーザンの姉がニールセンだと知って、うっそー!いつもと全然違う〜老けた?!・・ってちょっとショックではあったけど;;
冒頭の川のシーンで、「猟人日記」に雰囲気似てる〜とか思ったら、同じ監督さんだったわ。(笑)
この監督さん、これからもチェックしーよおっと!  【中洲大洋】

パーフェクト・トラップ
THE COLLECTION (12・米)
 
 
(監・脚)マーカス・ダンスタン (脚)パトリック・メルトン
(主)ジョシュ・スチュワート エマ・フィッツパトリック リー・ターゲセン クリストファー・マクドナルド ティム・グリフィン アンドレ・ロヨ
あっ・・ああ、ワナオトコだったのね。どうりでトラップが匠の技!( ̄∇ ̄;
最初のクラブの若者皆殺しトラップは凄かった;; もう人間なんだか何なんだか・・血みどろぐちゃぐちゃで;;
エレナの友達の弟があっと言う間にあれだったんで、エレナの友達くらいはもっと生き延びてて欲しかった。
エレナのカレシはひどいやつだったけど、一応、人様の役に立てて良かったね?
エレナの幼い頃の交通事故は何だったの?父親は相当な権力者みたいだったけど?
なんだかんだ言って、エレナもだけど、なんだか一皮むけた感じのアーキンが良かった。それとお付きの人?の忠誠心。
最後は、昆虫学者の12人目とか言ってたから、単独犯じゃなくて集団交代制の犯行だったって事?
もうアーキン、関わらないで奥さんと平凡に暮らして。(笑)  【DVD】 

パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会
THE PERFECT HOST (10・米)
 
(監・脚・編集)ニック・トムネイ (脚)クリシュナ・ジョーンズ
(主)デヴィッド・ハイド・ピアース クレイン・クロフォード ナサニエル・パーカー ミーガン・ペリー ヘレン・レディ ジョセフ・ウィル
警察から追われる銀行強盗のジョン。高級住宅地に逃げ込んだ彼は、たまたま目についた豪邸の主人を脅し中へと押し入る。
前半の、わけわからんご主人とのあれこれは面白かった。( ̄∇ ̄;
飛んで火にいるなんとやら。あっちいけ!こっち見んな!えっ?来たのはオレか?オレの方か?(←フッテージ?)
一体どっちがマトモなの?社会的には?人間的には?(←目ク○鼻○ソ?)
でも、このテイストでずっと行くのかと思ってたら違って、後半のあの展開には少々違和感。
あやつはどこまでオカシイんですかね?あの状態で後半の様な事が出来るのか?いや、ああ言うの、程度の差はあっても案外普通だったりして?
・・と思えなくもなかったけど(それも恐いが) それまでの暴走ぶりにキレがあったんで、後半がダレて感じた。
何より、掴み所のない不気味テイストがなくなって、雰囲気が普通のサスペンスっぽくなっちゃったのが残念。
これもPCが「洗礼」される前に長々と感想書いてたんだけど(内と外のギャップについてとか;;)
まあ、早い話が忘れちゃったので(爆)プチ簡略モードで。( ̄∇ ̄; 同じ状態のがまだ7〜8作品待機中・・・・・・。 【BS】

パーフェクト・リベンジ
MATAR EL TIEMPO / KILLING TIME (15・スペイン=米)
 
(-_-; 
(監・脚・製)アントニオ・エルナンデス (製作)ベアトリス・ボデガス
(主)ベン・テンプル ヨン・ゴンサレス アイトール・ルナ フランク・フェイス エステル・メンデス
 
何がリベンジなのか訳わからず。
ネットを通して犯罪を目撃し、それを阻止する為にあれこれ思いをめぐらすのはいいんだけど、たいした展開もなく、ひたすら退屈。
主人公はちょっとオジサマ風ゆあん♪って感じだったけど、ヒロイン?が全然自分の好みじゃなかったのも残念。   【gyao】 

Pearl パール
PEARL (23・米)
 
 
(監・脚・編・キャラ創造)タイ・ウェスト (脚・製作総指揮)ミア・ゴス 
(製作総指揮)ピーター・ポーク サム・レヴィンソン アシュリー・メスカディ デニス・カミングス カリーナ・マナシル
(主)ミア・ゴス デヴィッド・コレンスウェット タンディ・ライト マシュー・サンダーランド エマ・ジェンキンズ=プーロ
 
1918年。テキサスの貧しい農場で鬱屈した日々を送る娘パール。彼女はいつか踊り子になり華やかな生活を送る事を夢見ていた。
前の「X」が自分としてはビミョ〜だったので、これは映画館ではパスかな・・と思ってたんだけど、色々あってちょっと気が向いたので足を運んできました。
が!  観に行って良かった〜。めっちゃ”意外にも面白かった”〜。(どんだけ意外・・笑)
んでミア・ゴスちゃんのファンにもなっちゃったわ〜。もう「うなぎ美女」は卒業よ!?( ̄‥ ̄)
「X」は別ホラーのオマージュ的な雰囲気があったけど、こちらは古き良き時代の別ミュージカルのオマージュ的な所もあって
とにかくクラシカルで鮮やかな映像が早々に個人的にツボ。
その古き良き時代っぽい中で、あんなコトこんなコトやっちゃってくれますからね〜 ・・ツボ・・。( ̄∇ ̄;
物語の方でも、パールの夢が広がれば広がる程、現実世界は反比例していって・・
焦りや嫉妬や反発とか、あの若さだと当然な気もして理解出来るから、彼女にだいぶ感情移入出来たのも意外だったかな。(サイコです・・)
逆になんで母親があれほどまでに厳格なのかとかも、なんとなく解る気がしたし(これはトシのせい?汗)物語の流れがすんなり入って来た感じ。
んで改めて「X」を思い出してみると、そこに繋がるちょっとした要素も丁寧に描かれてたと思ったしね、
これはもう次の3も観なくては!って気持ちに当然なるでしょ〜〜!最初は「え〜3つもあるの〜」とか言ってた同じ口で言いますけども!(爆)
夫はあの後どうやって、どんな気持ちで彼女と暮らして行ったんだろ?とかさ、
あの後少しでも夢に近づいた時があったんだろうか?とかさ、本作と「X」との間の日々の妄想が止まらない。( ̄∇ ̄;
ところで パールちゃん、赤いドレスがお似合いでしたね〜。
赤いドレスじゃない時でも、あんなコトこんなコトやっちゃってくれる情熱家なので、赤がしっかりイメージカラーね。
ポスターもイイ感じでした!(≧▽≦)   【ユナイテッドシネマ福岡ももち】
 ※やっと感想UPですじゃ〜。単純に「忘れてた」と「忙しかった」で、
  映画館でリアルタイムで観たくせにネット配信後でのUPとなりました・・。ネット配信早過ぎやろ!(そこ・・笑)
  でもそのお陰で皆様とお話出来て楽しかった〜(^^  ホラーの面白さをこれからも伝えていきたいです。Σ( ̄ロ ̄lll
 

パール・ハーバー
PEARL HARBOR (01・米)
(監・製作)マイケル・ベイ (脚・製作総指揮)ランダル・ウォレス
(主)ベン・アフレック ジョシュ・ハートネット ケイト・ベッキンセール アレック・ボールドウィン ダン・エイクロイド
美しい物、大切なものを奪っていく戦争は、こう言う映像を見ただけで、もう沢山って思ってしまう。
二人の友情にはちょっと涙したけど(←涙腺ゆるい)ちょっと大味な作品でしたね。 【ユナイテッド・シネマ】

バーン・アフター・リーディング
BURN AFTER READING (08・米)
(監・脚本・製作)イーサン・コーエン ジョエル・コーエン (編集)イーサン・コーエン ジョエル・コーエン<共にロデリック・ジェインズ名義>
(主)フランシス・マクドーマンド ブラッド・ピット ジョージ・クルーニー ジョン・マルコヴィッチ ティルダ・スウィントン エリザベス・マーヴェル
   リチャード・ジェンキンス J・K・シモンズ デヴィッド・ラッシュ オレク・クルパ マイケル・カントリーマン
CIAの機密情報CD−ROM(?)を巡り、オバカな面々がオバカな計画を立てまくる・・?
色んな個性的な端切れがあったので、色々あわせて自由にピーシング。最初はイイ感じと思ったけど、
そのうち何かどこかが違ってきちゃって、仕方ないのでとにかく綿を挟んで自宅用の鍋敷きにしましたとさ
(決して、プレゼント用の鍋ツカミではなく)・・と言った印象を、パッチ人の私は受けました。
それはともかく(笑) ブラック・コメディとの触れ込みだけど、グッと来るブラックさは殆どなく、ほぼドタバタで終わってしまった。
しかも、全然笑えないエ○・ネタとかあるし。初デートでコレ見たカップルのその後が気になる。(苦笑)
つまりはCIAを皮肉ってるだけ?でもそう言うネタにもイマの時代もうたいして新鮮味はないし、
オールスター・キャストな割には、内容も薄っぺらいし、せっかくのキャラも生かしきれてなく残念。
エ○過ぎてキモい狂兄、体温低そ〜な爬虫類ティルダ、処置なしなテンションのマルコ。
こうやって文字で書いてみると、楽しそうなキャラに感じるんだけどねぇ・・
完全に、予告編負けだったなぁ〜・・だって、予告編すごく面白かったジャーン!(泣)
まあ、マクドーマンドとブラピのコンビは面白かったけどさ・・相性良くて。(負け惜しみでなく・笑)
・・特にブラピのオトボケ・マッチョのさじ加減は絶妙〜一番いいキャラだったわ〜♪
クローゼットのシーンはクール!で一番トホホ・・こんな演出は衝撃的でかなり好みだったけれど、
それにしても・・【以下ネタバレあり!にて】
【・・で、ここから先はネタバレあり!です。未見の方は読まないでね】
それにしても・・クローゼットのシーンで一番いいキャラが死んじゃって〜・・私の興味も萎んじゃったわ〜(爆死) 【ユナイテッド・シネマ】

【バイオハザード・シリーズ】
バイオハザード
RESIDENT EVIL (02・米=独=英)
(監・脚・製作)ポール・アンダーソン
(主)ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス エリック・メビウス ジェイムズ・ピュアフォイ マーティン・クルーズ コリン・サーモン
好きなミラちゃま♪だけでもカッコ良ければいいか、位で鑑賞。でもロドリゲスのが目立ってたかな?
いや、もちろんミラは素敵でしたよ!でもミラだけの見せ場があんまりなかった様な?
小さな驚かしの小細工が多すぎて、ここぞ!と言う時には、もう麻痺してた、ってのもあると思うけど・・。
精神面でも、もっともっとカッコ良くなれたハズ!  しつこいゾンビはヤだね〜!
好きな所はレーザースライドのシーン!こんなん目前でやられたらもう膝ガクガクでしょ!
でもこれって、もしかして『CUBE』♪のパクリ?(笑) しかし、ツッコミながらも、結構楽しめました。
とにかく何も考えずに(オイ)ただ生き残る為に、ミラと共に必死で戦いましょう!
赤いドレス可愛いかった。海苔巻ファッションも忘れられない・・(爆) 【ユナイテッド・シネマ】【ビデオ】

バイオハザードUアポカリプス
RESIDENT EVIL: APOCALYPSE (04・カナダ=英)
(監)アレクサンダー・ウィット (脚)ポール・W・S・アンダーソン
(主)ミラ・ジョヴォヴィッチ シエンナ・ギロリー オデット・フェール トーマス・クレッチマン ジャレッド・ハリス ソフィー・ヴァヴァサー
女の子救出作戦がメインだと思ってたんだけど、何だか展開があっちゃこっちゃ行っちゃって、気持ちもウロウロ。
気が付いたら******の中・・みたいな。( ̄∇ ̄;) ああ、私ってトロい女。
いや、私はトロくてもその分ミラちゃま♪が頑張ってくれればいいんだけどさ、なんかやけに強くおなりになって、最初からあんまり緊張感はなかったな。
だいたいアリスってば、殆ど闘うシーンしかなくってさ、新顔のジル(シエンナ)のがじっくり沢山登場してた様な?・・まあ、それは気のせいかも
しれないけど、このジルって、胸はデカいが全然華のない女でうっとおしかったなぁ。( ̄∇ ̄;)
「1」でのミシェル・ロドリゲスが(脇でも)とっても良かったからね・・なんか物足りなかったよ。でも後で聞いた所によると、
ジルはゲームに登場するキャラで、しかもとってもよく似てて好評なんだそう。
ど〜りで私は苦手な訳だ。(注:私はCGアニメの八頭身無表情キャラって気持ち悪くて苦手なの。ごめん)
・・で反対に、アリスは映画だけのキャラだそうで?なるほど、ミラちゃま♪は、胸はないが華がある。(笑)
普段はせからしいギャル系だが(オイオイ)一たんスクリーンに登場すると、他との存在感の差が歴然。
【以下ネタバレあり!】
それにしても、「1」でのカレがあんな風になっちゃってて、ちょっと辛かったですね〜。(T_T)
登場した時は、「鬼に金棒、ゾンビにバズーカ砲だ!」って笑っちゃったけど。(注:正確には改造人間)
2人が対決させられる所は最大の見せ場だと思うけど、その場でいっそ一番のワルモノを殺っちゃっちゃーマズかったのかしらん?( ̄∇ ̄;)
アンブレラ社って最悪だよね。恐いね・・権力のある団体は。わざとアリスを泳がせてるって終わり方は、絶対「3」があるんだろうけど、
今回の様な肉弾戦から頭脳戦を越えて、何だかとてつもない超能力戦になりそうな予感も。もうTウィルス関係なくなったりして;;
でも、実の所、私が今回一番恐かったのは、学校で1人にされた女性キャスターが子供達に襲われ、
それ迄ずっと撮影してた彼女自身のビデオでその有様が撮影されてしまった所。ホラーだ・・。
ジルってば、自分より可愛いからって銃も扱えない彼女を1人にするんじゃないよ〜可哀想じゃん〜
・・と言いつつ、あのシーンはなかなか皮肉で良かったです。(←ジルどころか、アンブレラ社よりも問題有?) 【ユナイテッド・シネマ】

バイオハザード III
RESIDENT EVIL: EXTINCTION (07・米)
 
(監)ラッセル・マルケイ (脚)ポール・W・S・アンダーソン
(主)ミラ・ジョヴォヴィッチ オデット・フェール アリ・ラーター イアン・グレン アシャンティ クリストファー・イーガン 
   スペンサー・ロック マデリン・キャロル ジェイソン・オマラ マック・エップス
これはもう劇場鑑賞しなかった。そのうちTVでやったら見よう・・と、それだけ思い入れもなくなってきた、って事かな?
1は、TV放映されたら、いつもつい見てしまうくらい結構好きだったりするんだけどね。
で「V」。アリス、益々パワーアップ!もう止まるところを知りませんね〜。
結局、パワーの行き着く所はアレなのね?もう、何でもアリな感じがしないでもないけれど。
それにしても、もし感染したら・・・・・潔く仲間とはお別れしないといけないね;; 【TV】 

バイオハザード IV アフターライフ
RESIDENT EVIL: AFTERLIFE (10・米)
 
(監・脚・製作)ポール・W・S・アンダーソン 
(製作)ジェレミー・ボルト ロバート・クルツァー ドン・カモーディ ベルント・アイヒンガー サミュエル・ハディダ
(主)ミラ・ジョヴォヴィッチ アリ・ラーター キム・コーツ ショーン・ロバーツ セルヒオ・ペリス=メンチェータ スペンサー・ロック 
なんだかキリないなあ。(笑)ミラちゃまは相変わらず可愛いくてカッコいいけど。
色々あっての今回の最終戦のお相手〜・・の武器?にはちょっと笑った。
・・で、ゲームの方はもう終わってるんですかね?ゲームとはもう関係ないの?はて? 【TV】

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!
ELECTION (99・米)
(監・脚)アレクサンダー・ペイン (脚)ジム・テイラー (原作)トム・ペロッタ
(主)マシュー・ブロデリック リース・ウィザースプーン クリス・クライン ジェシカ・キャンベル マーク・ハレリック
自分の事しか頭にない超上昇志向のトレイシーが生徒会長に立候補した。
が、倫理的な理想とかけ離れた手段で成功を手に入れようとする彼女にひっかかる人気教師ジムは、
対抗馬として、スポーツマンでお金持ちのボンボンのポールを立候補させるのだが・・。

「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督作。(日本・劇場未公開作品)
以前オススメされていたのをやっと見ましたが、いやぁ〜面白かったです〜。
ある意味「アバウト・シュミット」や「サイドウェイ」よりも辛らつで苦笑いするしかない展開??
リース・ウィザースプーンめっちゃ可笑しい!いい女優さんね〜。とんでもないブサイク顔でポーズ・・なのが印象的!と言うか、
こんな顔でフィルムを止める監督のセンスに脱帽。(笑)主役のマシュー・ブロデリックもなんとも言えずいい味出してます。
特にアタフタする後半に哀愁が・・( ̄∇ ̄;) しかもやっぱりあんな顔にしちゃう監督のセンスに脱帽。(笑)
一見、ドタバタ青春学園ドラマだけど、奥に秘めてる人生ドラマにうならされます。
一時期、負け犬とか言う言葉が流行ったりしたけど、人生の価値観なんて人によって違うよね。
自分にとってどうしようもなくムカつく人間っていても、客観的に見れば、
そんなヤツでもどこかで本人にとっての真実を求めてるだけなのかもしれないしね。
ブラックでも、そんな温かさも感じる面白い作品でした。
特に、リースなんて、嫌な女なハズなのにそんなに憎めなかったんだよね、私。それよりも先生のがイヤだったり・・ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ
先生、エ○ビデオをヘキサゴンのお花のキルトの下に隠していらっしゃいました・・(爆)
それにしてもこのイイカゲンな軽いタイトル、どうにかして欲しい〜。
原題は「選挙」なのに、このタイトルじゃ誰でもおバカなだけのセクシー学園モノとしか思わないよね〜?
絶対タイトルで借りない人多いと思うわ〜。勿体無いよ〜。DVDジャケットの写真(女性)も、アンタ誰?な写真。( ̄∇ ̄;) 【DVD】

ハイテンション
HAUTE TENSION / HIGH TENSION / SWITCHBLADE ROMANCE (03・仏)
(監・脚)アレクサンドル・アジャ (脚)グレゴリー・ルヴァスール
(主)セシル・ドゥ・フランス マイウェン フィリップ・ナオン フランク・カルフン アンドレイ・フィンティ ワーナ・ペリーア
友人の田舎町の実家に泊まり込んで勉強する予定だったマリー。が、そこに到着した夜、謎の中年男が乱入し、家の者を次々と惨殺していく・・!
壮絶な残酷描写が話題を集めた、おフランス産スプラッタ・ホラー!
・・ってぇ事で、いつかゴローちゃんの例のコーナーでも割と上位にあったので(と言っても、シンゴちゃんが観たいって言ってるのを
良かった順に並べてるだけだけど・笑)見ました。
★★★血の苦手な方は絶対に見ないで下さい!!!★★★
もう、血しぶきブシュー!のベトベトぐちゃぐちゃ!みんな血の気が多い様で〜・・殺られる前に献血しときゃ良かったのに・・
・・と、ちょっと勿体無いキブンでしたが楽しめました。ゞ( ̄∇ ̄;
★★★血の苦手な方は絶対に見ないで下さい!!!★★★
オチの辻褄が合わん!って怒る人も居る様ですが、こんなん、見たままに受け止めてどーする、こんなん、ドキドキしたらそれでイイじゃん〜!
ってカンジです。途中で簡単に察しがつく程度のよくあるオチだし、ドキドキオエオエ出来たんなら許してあげたら〜?(≧▽≦)
★★★血の苦手な方は絶対に見ないで下さい!!!★★★
とは言え、実はマリーのほにゃららシーンなんて、なんじゃそら〜意味不明だ・・とか最初思ってたけど、それすら伏線だったのにはちょっと驚きました。
おフランス製になるとスプラッタすらこう言う路線になるのね!って相槌打ったりなんかして。(笑)友人がさるぐつわされてたのにすら意味があったとは。
予告編にもあったクローゼットのシーンとか、ビニールシートのシーンとか好きだったわ・・ゞ( ̄∇ ̄;
最後なんてまるで「悪魔のいけにえ」だし(パロディか?)トイレって、やっぱりおフランスでも恐い・・。
主演は「スパニッシュ・アパートメント」のセシル・ドゥ・フランス。
・・と言う事に、DVDの特典映像見るまで気付いてなかった!\(◎o◎)/金髪のセシルカット(あっ、同じ名前)で別人みたいだったもんで・・と言うか、
こんなスプラッタに出る女優だとは思ってなかった。でもエエ感じでした。(笑)
★★★血の苦手な方は絶対に見ないで下さい!!!★★★
・・って、血が苦手ならホラーなんてモトから見ないよね?警告するまでもないか〜何はともあれ、気合い入ってて面白かったです。(笑)【DVD】
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ
HIDE AND SEEK (05・米)
(監)ジョン・ポルソン (脚)アリ・シュロスバーグ
(主)ロバート・デ・ニーロ ダコタ・ファニング ファムケ・ヤンセン エリザベス・シュー エイミー・アーヴィング ディラン・ベイカー
大物俳優に超若手演技派女優共演!・・と言うのに惹かれて観ましたが・・まあ、それがメイン・・かな。
内容は、残念ながら早いうちから簡単にオチが分かるので、役者の話をするしかない・・感じ。( ̄∇ ̄;)
ラストのワンカットも充分推理の範囲だったので、特別凄くもないし;;余韻あって好きなタイプの終わり方では
あったけど、
何にしてももうこのテのお話って、最近使い古されてる感があるのよね。悪い話ではないけど、作った時代が悪い。(笑)
勿論、オチが全てではないし、それまでが面白ければいいんだけど(ダコタちゃんはとても頑張ってたけど)
今ひとつ全体的なキーが弱いし、ホラーサスペンスな形取ってる割には全然恐くない・・と言うのもガッカリでした。
ちょっとハリウッドの有名俳優某が主演した(だけで人呼んだ様な・爆)「ホワット・ライズ・・」に似た印象を受けてしまった。
ダコタの母親役で、昔ファンだったA・アーヴィングが出てたのは嬉しかったけど・・やっぱりトシとったなぁ・・若い頃の
神秘的な雰囲気なくなって、なんだか普通になっちゃったみたいでちょっと複雑な心境。あっと言う間だったし・・( ̄∇ ̄;)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
エリザベス・シューも、あっと言う間・・( ̄∇ ̄;) ・・いや、この展開(ショット)もしっかり予測出来て、全然驚きがなかったし
だいたい怖い系映画では、あんな悩殺ファッションで出て来る女性の80%は殺られちゃう、ってのはお約束だもんね。
恐怖を(多分)盛り上げたであろうシーンで、ダコタが問題の時間を示すべく時計を差し出したのには笑った;;( ̄∇ ̄;)
だってあれ、なんか「めざましTV」の
めざまし君に見えちゃって。「2時6分!2時6分!」(だっけ?)って叫びそうで。(笑)
隣のおばさんが言いかけてやめた事は何だったのかな?ちょっと気になる。これが一番の謎だったりして;;( ̄∇ ̄;) 【ユナイテッド・シネマ】

バイバイ、ママ
LOVERBOY (04・米)
(監・製作)ケヴィン・ベーコン (脚)ハンナ・シェイクスピア (原作)ヴィクトリア・リデル 
(製作)ダニエル・ビゲル マイケル・メイラー キーラ・セジウィック
(主)キーラ・セジウィック ドミニク・スコット・ケイ ケヴィン・ベーコン ブレア・ブラウン マット・ディロン オリヴァー・プラット マリサ・トメイ
   キャンベル・スコット サンドラ・ブロック ソシー・ベーコン トラヴィス・ベーコン
自分の望み通りの子をもうける為だけにその父親を選び、すすんでシングルマザーになったエミリー。
子供と2人だけの世界を頑なに守ろうとする彼女だったが・・。

異常なまでの子供への執着をみせるエミリー・・なんか最初は滑稽だったけど、だんだん可哀相にもなってきたわ。
多かれ少なかれ、こう言うのって世の中の母親にはあると思うし。
彼女の生い立ち・・淋しいね。両親は、イケイケでゴージャス・ハッピー(マンモス・ハッピーのパクリ・・爆)だったろうけど、
いつも自分は部外者だったんだろうね。兄弟もいなかったし。
マット・ディロンと何かあるのかな?・・と思ったけど、特になくて、結局はそのまんまだったのが、
(物語の一般的な進展からすると)ちょっと不思議な気がしないでもなかったし、あれが、普通に進展してたら、
彼女の気持ちの持って行き場も変わって、人生がいい方に向かったかもしれない?・・と思っただけに、
なんか運を逃がした様な気もしたわ。サンドラ・ブロックとの出会いがあった子供時代同様・・。
・・いや、あの別れがあった時点で、彼女はもうそう言う道を進むしか気持ちの持っていきようがなかったから、
もう別の運なんて関係なかったのかな?過去の男と同じ事に・・それか、もっとヒドい事態になったかもしれないしね。
人生を変えるには、自分を客観視出来ないと無理なのかも。
主演の女優さん、どーも苦手;;口が・・なんか老けてるし・・でも胸大き過ぎ・・(爆)
・・とか思ってたら、やっぱりあの「フェノミナン」の人だった!( ̄∇ ̄;しかも、ケヴィンの奥様だったとは・・(今更な私・・) 【BS】

バイバイマン
THE BYE BYE MAN (17・米)
 
ワネル(^^
(監)ステイシー・タイトル (脚)ジョナサン・ペナー (原作)ロバート・デイモン・シュネック
(主)ダグラス・スミス ルシアン・ラヴィスカウント クレシダ・ボナス ダグ・ジョーンズ リー・ワネル 
   マイケル・トルッコ クレオ・キング キャリー=アン・モス フェイ・ダナウェイ エリカ・トレンブレイ
 
古い屋敷で共同生活を始めた大学生三人。そこで偶然「バイバイマン」と言う名前を知ってしまうが、それは恐ろしい呪いの言葉だった。
ラリー記者が調べてた、殺人を犯した少年のその理由・・・
「バイバイマンがやらせた」ってのが本当にそうでその少年もバイバイマンの連鎖の一つに過ぎなかったのか、
それとも、単なる言い訳=”悪魔のせいなら無罪”ごっこ?で(某ホラーのキャッチコピーをお借りしました笑)
なのにそれが都市伝説の様に一人歩きして本当になって悪魔の仕業として人々を狂わせていったのか・・?
まるでウィルスの様に、悪魔の心は人から人へとうつる事もあるよね?
ちゃちゃっと殺さないで、幻覚を見させて、じわじわと苦しめて、最後はその人達自身の手で殺させる・・
ウィルスと同じで人が早く死んじゃったらうつせないからダメ、とか?
人って色んなモノの影響を受けながら生きてるし、良いモノに思い入れが深くなればいいけど、悪いモノにこだわりだしたらアブナイんだろうな?
え?最近ホラーばかり見過ぎでアブナ過ぎる?もっと違うの見なさいと?
そこはホレ、だから意志の強さが試され鍛えられるんですよ、主人公みたいに!(ほんまかいな) ホラーのせいなら無罪!(≧▽≦)
最後、アリスちゃんが心配だった〜・・。文字はもう読める年齢だろうし・・
でも、ちゃっかりしっかりと「だって暗かったもん」って。ああ〜ほっとした〜・・良かった〜・・
と思ったのも束の間・・ 刑事さん・・1人だけ生き残った被害者、重体なんだから病院へはよ!
って思うのに・・ねぇ・・ これ、自業自得って言うのは違うかもだけど、なんかね〜・・やっちゃったなぁ〜・・みたいな脱力感。
最初の男性(ラリー記者)、もしかしてワネル?!って思って後で調べたらやっぱりそうだった!
最近、ドーフだのハーシュだの全然わかってなかったけど、今回はすぐわかった!良かった〜〜〜!安心した〜〜〜(T▽T)
それにしてもワネル、なんか見るからに人の良さそうなオジサンになったねぇ〜(≧▽≦)ジワる。  【Amazon】

ハイヒール
HIGHHEELS (91・スペイン)
(監・脚)ペドロ・アルモドヴァル (音楽)坂本龍一
(主)ヴィクトリア・アブリル マリサ・パレデス ミゲル・ボセ ペドロ・ディエス・デル・コラル
シャネルやシビラの衣裳だよ〜・・につられて見たんだけど(笑)よく考えたら、これはあの「オール・アバウト・マイ・マザー」の監督さんの作品でした。
似てるよね、やっぱり雰囲気が。母になりきれないけど娘を愛してるベッキーと、母の愛に飢えて憎みながらも愛するレベーカ、そして女装した彼氏とか
受刑者の世話をする女性とか、愛する気持ちがあるのに、どこか上手く出来ないもどかしさ・・でも、本当はお互いに解ってるんじゃないかな?
って安心して見れる部分も。母の足音を聞いて育ったのは私も同じなのでちょっと懐かしい気持ちも。スターの履くハイヒールでなくても
娘はみんな同じ思いがどこかにあるかもね? 病気マニア?のおばあちゃん、お手柄でしたねー!【ビデオ】

ハイ・フィデリティ
HIGH FIDELITY (00・米)
(監)スティーブン・フリアーズ (脚・製作)ジョン・キューザック (脚)D.V.デビンセンティス 他 (原)ニック・ホーンビィ
(主)ジョン ・キューザック ティム・ロビンス キャサリン・ゼタ・ジョーンズ ジャック・ブラック イーベン・ヤレイ トッド・ルイーゾ
彼女に別れを告げられた中古レコード店経営の超・音楽オタク男の話。
過去の想い出の?失恋トップ5にこだわり、自分のどこがいけなかったのかわざわざ女に会いに行って聞こうとするあたりが既にキモくて
他人の関係になりたくなる。(笑)ラブストーリーとしては、何だかなぁ〜、って感じだが、常に主人公が観客に向かって語る手法とセリフのうまさ、
主人公、ジョン・キューザックの嫌味のない個性のせいか、結構楽しめる。( ̄∇ ̄;)
音楽、全然わかんない私でコレだから、詳しい方にはもっとツウジる何かがあるのでは?
ジョン・キューザックの実姉ジョーンも出演。(名前似過ぎ・笑)思いがけずスプリングスティーンのお姿が拝見出来た!特別付録?(笑)【ビデオ】

ハイ・ライズ
HIGH-RISE (16・英)
 
 
(監)ベン・ウィートリー (脚)エイミー・ジャンプ (原作)J・G・バラード
(主)トム・ヒドルストン ジェレミー・アイアンズ シエナ・ミラー ルーク・エヴァンス エリザベス・モス ジェームズ・ピュアフォイ キーリー・ホーズ 
   ステイシー・マーティン ピーター・フェルディナンド リース・シェアスミス エンゾ・シレンティ オーガスタス・ブリュー トニー・ウェイ
 
郊外にそびえ立つ高級マンションに引っ越して来た医師ラング。
そこは何の不自由もない様にジムやスーパーマーケットなどのあらゆる設備が完備されていた。
近未来のハイテク駆使したマンションが舞台なのかと思ったら、そうじゃなくて、どうも舞台はだいぶ昔、その時代においての最先端だったみたい。
外見だけで言えば現代のちょっと個性的なマンションって感じで、設備(プールやエステ、スーパー等)があるのはいいんだけど、
管理(電気とか)がグダグダなので見掛け倒しも甚だしい。(笑)なので全然住みたいと思えない、なんだか不思議なマンションだったわ。
音楽や妄想とか、醸し出す雰囲気がどことなく懐かしい感じがしたのも、最先端を描いてた昔の色んな映画と重なるものがあったからかな?
場面が目まぐるしく変わったり暗かったりでイマイチよく解らない(把握出来ない)シーンが多かったりなのも。( ̄∇ ̄;
住人はみんな自己中ね。だからマンションの中心で助けを叫ぶ!ハメになるのかな?
マンション世界を身体構造の様に言ってたけど、地球上のあらゆる生物の弱肉強食の移り変わりみたいにも見えたわ。
階級なんだかプライドなんだか知らないけど、争いし過ぎ。何年も人間やってて、なのに皮一枚剥げば動物と同じレベルなんて残念過ぎる。
お腹の大きいハンナが一番庶民的でほっとさせてくれたけど、主人公とあんななって・・主人公にとっては救いの女神だったのかしら?
指を模ったマンション、作った人(アイアンズ〜♪)は全部揃ったらお釈迦様にでもなれると思ってるのかな?(笑)
物語は特にどうと言う事もなかったけど(え)配役は概ね良かったな。
最高の備品とか言われてたラング(笑)役の俳優さん、あんまり知らないけど神経質そうなくせにどこかヌケた感じでハマってたわ。 【KBCシネマ】 

【パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ】
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
PIRATES OF THE CARIBBEAN:THE CURSE OF THE BLACK PEARL (03・米)
(監)ゴア・ヴァービンスキー (脚)テッド・エリオット テリー・ロッシオ ジェイ・ウォルパート
(主)ジョニー・デップ ジェフリー・ラッシュ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ ジャック・ダヴェンポート
一言で言えば、これは完全に「キャラ勝ち」な作品では?もう、デップの魅力が溢れんばかり!
海賊と言う骨太なイメージを一新する、少々カマっぽくていい加減なデップがすごく魅力的。汚いしね〜( ̄∇ ̄;)
最初はちょっと作りすぎな印象もあったけど、こんなにどっちつかずなキャラが、物語をビシッとシメて引っ張る、それがとても新鮮で面白かった。
これはデップならではでしょう!イカボット以来の大好き(デップ)キャラかな。
そして、彼と好対照に頑張る正統派若者キャラのトオルちゃん&日菜子・・いや、オーリーとキーラ( ̄∇ ̄;) の清涼感、
ワンクッション置いたラッシュの哀愁にじみ出る玄人ぶり(なんじゃそりゃ)のバランスが危うくて・・いや、自分の好みとしては、
ラッシュももっともっと毒々しくても良かったけど、ディズニーだしね。サドじゃないし。( ̄∇ ̄;)
今回は服どころか皮膚まで脱いでたし(脱いでた訳じゃないか^_^;)まあ、それはそれで、オッケーかな。(笑)
ラストの、ロマンス関係が簡単過ぎて、気ぃ抜いたな?とチト不満があったり、(決闘しろよ〜ノリントン!・笑)ちょっとベタで漫画チックな所もあるけど、
そのノリにいったんノレれば、かなり楽しめる作品だと思う。ディズニーと言う枠の中でも、変に教科書臭くもなく甘すぎもしない所も○。
TDLのアトラクションを楽しんで、「面白かったぁ〜!んじゃもう一回行こか!?」ってノリ、かな♪【ユナイテッド・シネマ・2回】

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト
PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST (06・米)
(監)ゴア・ウァービンスキー (脚)テッド・エリオット テリー・ロッシオ
(主)ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ ビル・ナイ ステラン・スカルスゲールド ジャック・ダヴェンポート
   ケヴィン・R・マクナリー ジョナサン・プライス ナオミ・ハリス トム・ホランダー
面白かった前作が更にパワーアップ??タコだの何だの海の生物と人間との合体生物(シーゾンビ?)が見ものです。
ウワサに聞いてたフジツボ男って・・な、なんと・・あのお方の事だったのね!( ̄□ ̄;しかもヒトデまでついてるし!
・・と言うかこれってステランじゃん!!ってオオウケ!(笑)それから、予告編でも強烈な(うにゃうにゃ気持ち悪い)印象を与えてたタコ男・・
これも誰かって聞いてたなぁ・・あれっ、誰だっけ?・・って、暫く忘れてたけど、あの薄い唇で思い出した!ナイナイ♪(ルイルイ♪のノリで)。
このタコ男、すごく良い顔の動きしてたね〜(笑)なんかリアルでさあ・・後ろ頭なんて、ちゃんとまるくなってるんだもん・・あんななっても
ピアノ弾いてるし・・ねえ、トオルちゃん!(いきなり名指し)・・なんて、海キャラには一応注目したけど、でもさ・・これって・・パイレーツ世界って・・
こんな方面にいっちゃっていいの?前作では、スパロウ達がとてもいいチームワークしてたけど、今回はそう言うの全然なかったし・・かと言って、
個々の印象が強かった訳でもないし・・強いて言えば、エリザベスの色仕掛け(←アンジェリーナ・ジョリー仕込みですか?)に関する
トオルちゃんのショック表情くらいしか印象に残ってなくて。
( ̄∇ ̄;) アクションシーンにしても、ど〜もメリハリなくて・・延々似た様な事やってるから
目がウロウロするばかりで・・(@_@;)ああ〜・・
このタコで刺身何人前くらい取れるかしらん〜・・とか、ボーッと考えてたら・・眠くなったりして。(汗)
あの”転がれウィル子!”とか、”スパロウBBQ”とか、本筋とはテンデ関係なさそうな部分が一番面白かったな。ゞ( ̄∇ ̄;)
・・なんて、正直、今回はちょっと残念でした・・が、あのラストには驚いた!( ̄□ ̄;ええ〜っ?!って、いっぺんに目が覚めた!
これ、どう言うこと?・・って、思わず一緒に観ていた子供と顔を見合わせてしまったよ〜。
これだと、続き(「3」)は絶対観ないといけないじゃないの!・・と言うか、今回はこれきりな話じゃなかったんだね〜。
続きを観ないとワカラン内容・・一言で言うと「デスノート」状態な作り
だったのね・・しかも公開って来年よ!待ち長過ぎる!
【以下、ネタバレっぽい一言あり!未見の方は読まないでね!】
と、いちいち書く方がネタバレ強調してる様なもんかもしれませんが・・
やっぱね〜・・”あのお方”の存在って大きかったのね・・と改めてしみじみ思ったわ。サルや犬の存在もね!?
・・と言う訳で、今回はややウトウトしたけど、続きの「3」で、絶対に盛り返してくれるものと期待してます。
ついでに、フジツボ男様のご活躍も期待しております・・ねえ、トオルちゃん!(最後も名指し) 【ユナイテッド・シネマ】

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
PIRATES OF THE CRIBBEAN: AT WORLD'S END (07・米)
(ーー;)
(監)ゴア・ヴァービンスキー (脚)テッド・エリオット テリー・ロッシオ
(主)ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ ジェフリー・ラッシュ トム・ホランダー ビル・ナイ チョウ・ユンファ
   ナオミ・ハリス ステラン・スカルスゲールド
いつの間にやら巷でえらくブームになっちゃってビックリなパイレーツ。じゃあ劇場もきっと多いだろうからノンビリ行こう・・と思って
やっと今頃観て来ました。でも・・多かった・・;;1人だったから中央あたりに席取れたけど、グループは無理そうだったな。
今回は前の続き・・と言うので、まあそれなりな期待をしての鑑賞。ほにゃららが再登場したから、又、面白くなるかも〜?とか。
(一応伏字にしたけど、これってネタバレになる?「3」観る人はきっと「2」も観てるとは思うけど・・?)
でもさ、今回のほにゃららさん、何だかカドが取れちゃってあんまり印象に残らなかったなあ。お気に入りキャラなだけに残念。
それに、東洋からもスペシャぁ〜ルなお方がお見えになるって言うんでそれも期待してたんだけど・・うう〜む・・( ̄~ ̄;)
なんか、結局ただのス○ベな東洋人オヤヂで終わってしまった様な・・ゞ( ̄∇ ̄;)決してそうではないんですけど。
そしてタコさ!あのタコさぁ〜!めざましではイカとか言ってたけど(トクダネか?)あのタコ、あんだけ「2」で派手な登場して
スパロウまで巻き込んで暴れまくってたのに・・
あーた、一体、どうしたん?ゞ( ̄∇ ̄;)ちび・スパロウにアタったん?
そしてそして、色んな海賊達がどこぞを目指すキッカケともなったダルマさんコロンダさんのあの正体って・・?!むうう〜・・。
何だか、どれもこれもが行き当たりバッタリで、ムリヤリ作ったエピソードにしか見えないってのはどーしたもんやら。
整理されてないゴチャゴチャな演出に収拾のつかない物語は、完全にキャラの添え物に成り下がってましたなぁー・・(汗)
しかも、ラスト・・ありゃ〜・・そんな
”子供は見ちゃいけません!”なシーン、やっていいの〜?ディズニーなのに!(笑)
・・なんて、思わず色々吠えてしまいましたが(^^;実は「2」よりは楽しめたんですけどね。と言うか、眠くならなかった・・_(T▽T)ノ彡☆
クライマックスはすごい迫力で、ここには目を見張ったしね!まるで洗濯機の中みたいでさ!そこに辿り着くまでが込み入りすぎ
だったので、やっと全てを放り込んで液状アタックでガンガン回してスッキリさせたわ!って言う、主婦の充実感に似ていたかも!
【以下、ラストに触れています。未見の方は読まないでね】
めちゃくちゃ地味で理不尽な扱いされてた、海の「おしん」=ステラン♪のお顔のヒトデが取れたのは今回一番のハッピー!でしたが
それに関連するウィルのあのラスト・・あれはあれでハッピーハッピー(誰)なの?はぁ〜・・なんかちょっと悲しかったなぁ・・。
だって「1」の時には想像もしなかったでしょう?ああ〜こんなラスト見るくらいならマジで「1」で終わっときゃ良かったジャン!・・って思ったのが正直な所。
トオルちゃんがちょっぴりワイルドになったのは個人的にはヨッシャー♪だったけど、あんなエンディングでいいの〜?ディズニーなのに!(爆)
しかし、10年経っても育児疲れのシワ1つないエリザベス・・!こっ、これは海賊の呪い・・いや、祝福?・・海の神秘は永遠なり!【ユナイテッド・シネマ】

HOUSE ハウス
 (77・日本)
 
(監・製作)大林宣彦 (脚)桂千穂 (原案)大林ちぐみ(製作)山田順彦 (音楽)小林亜星 ミッキー吉野
(主)池上季実子 大場久美子 神保美喜 南田洋子 笹沢左保 宮古昌代 松原愛 佐藤美恵子 田中エリ子 
  尾崎紀世彦 小林亜星 三浦友和 壇ふみ 鰐淵晴子
夏休みに別荘へ行く予定だったオシャレは新しく母親になる女性への反感からそれをキャンセル、
幼い頃に会っただけのオバチャマのお屋敷へ、ファンタやクンフー達・仲良し6人と共に向かう。

大昔、ゴダイゴのファンだった頃(笑) 音楽担当してるらしいから見なきゃ〜・・と思いつつ、
・・今頃やっと見ました。(何年経ってんだ・・)
女の子達が駅に集まる所で、明るく♪君は恋のチェリー。 うはぁ〜懐かし過ぎる〜。
チェリーは食べられる為に・・君は愛される為に・・僕だけに・・みたいな歌詞が、
ラブソングだけど、しれっと映画の内容に合ってるのはいいね。
エンディングにはトミーの♪イエス・アイ・サンキューが。 あぁ〜これも大好きな曲〜。 トミーが地味過ぎてしみるわ・・。
この映画に全然合わねえ〜〜・・な ミスマッチがカッコイイみたいな雰囲気にも時代を感じる。(笑)
聴き覚えがあるゴダイゴの曲はコレだけで 「青春の殺人者」ほど盛りだくさんではなかったけど、
その他の音楽もきっと担当しているんでしょうね?
で、この作品・・ホラーなんだか、コメディなんだか、 うーん・・ドタバタ・ファンタジー?かなり珍妙。
殆ど、特撮のハシリ?ヒネリ?(書き割りも含めて)みたいな、
21世紀のイマドキ映画では多分絶対に見る事は出来ないであろう映像!
・・のみで展開されるのが最大の見所。 で、その珍妙さは最後までブレません!
また、アイドルの売り出しビデオ(プロモとも言う)みたいでもあり、悲鳴の数や殺され方ではもちろん、
ファッションや脱ぎ方によって 当時の彼女達の売り出し路線が解ると言うか・・ なんか、そんな印象でした。
あ、「真実の愛はずっと語り継がれるのよっ!」 ・・って誰かさんが言ってたので、 多分それがテーマだとは思いますが。(笑)
オシャレお嬢様とお父様の会話・・に、 浮世離れした超絶美人の鰐淵晴子登場!
・・の冒頭からして、 早くも、ここはどこ?この世界は何?( ゚д゚)ポカーン
仲良しグループの7人のニックネーム(オシャレとかメロディとか)が バッグにわざわざ書いてある親切さも相当すごい。(笑)
HOUSEで不気味な状況に陥っても、 てんで状況判断出来ずに意味不明な行動をとる女の子達は 既に脳みそを操られてたんだろうか?
ファンタだけはマトモだった気もするけど、 単に大場久美子だったから(正統派アイドル路線な為)?
女の子達の中でも、飛びぬけて大人っぽかった池上には驚いた。
(一部、ブルッキーのシルコットCMに酷似したシーンあり。←これ、もしかして大林監督作CMだったのかなぁ?不明。)
池上は当時まだ10代だとは思うけど、 同じ年頃であろう大場のあどけない可愛さとは対照的。
池上が絡むと、相手が誰でも、なんだか急にワケありイヤン〜な雰囲気。
一番か弱そうな神保がクンフー(カンフー)役には何故?って思ったけど ああ、終盤活躍するんだね・・あの恰好で・・と納得、裏ヒロインって感じ。
いや・・でもみんな若くて元気いっぱいで・・ こんなの見たら、時よ止まれ・・って多少は思うよね。
あと、何の役に立ってたんだかさっぱりわからない紀世彦と亜星。 いや、紀世彦は結構良かったけど・・バナナて・・。
亜星は、後で(彼も)音楽担当って知ったので、 その繋がりでの友情出演だったのかしら?
そう言えば、ゴダイゴも東京駅で大場らに無駄に絡んでたな。
で、最後に再び超絶美人の鰐淵晴子登場〜! ・・ここはどこ?この世界は何?馬渕晴子さんとはどう言うご関係で?
(馬渕さんは今月お亡くなりになったと知りました。ご冥福をお祈りします。 こんな所ですみません。ただ昔よくお二人を間違えてたので;;)
そして、そこから、美しくも恐ろしい女の闘い、 コラーゲン争奪戦が再び始まるのさぁ〜!??
オバチャマのHOUSEの一角にヨーヨーキルトがあったよ。
この空間だけはちょっと寂れたフランス風なディスプレイ。 キルトもミントグリーンが基調の淡い色合いで素敵でした。
これだけはイマ(2012年)でも全然古さもハッタリも感じない・・ 「真実のキルトもずっと作り継がれる」・・って事ね!!!(`Д´)がぅ  【DVD】
 

ハウルの動く城
HOWL'S MOVING CASTLE (04・日本)
(監・脚)宮崎駿 (原作)ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
(声)倍賞千恵子 木村拓哉 美輪明宏 我修院達也 神木隆之介 伊崎充則 大泉洋 大塚明夫 原田大二郎 加藤治子
賛否両論があったらしい本作。でも丁度TV放送されたので見てみました。レンタルDVDではありません。(笑)
前半は結構面白かったです。粗大ゴミの塊にしか見えない動く城の機能に興味津々。それにヒゲオヤジになるマルクルがちょ〜可愛い♪かった。
でも、途中から段々・・ど〜も勝手に走って行かれたカンジ〜・・あれぇ〜〜??・・(キムタク調で)おい、ちょと待てよーー!
ソフィーに関してはまあ目をつぶるとしても、ハウルのキャラが掴みドコロがなく今ひとつピンと来なくて・・
彼がどうしてあの魔女から逃げてきたのかとか、どうして美しさに依存する様になったのかとか、カルシファーとの関係って結局どう言う事なのかとか、
マルクルってなんで居るの?(≧▽≦)とか、色々と説明不足に感じられ、一番意味不明なのは戦争で、
そんなアッサリやめられるなら最初からするなよ〜それに魔法あったらナンでもありやろ、即滅亡やろ!とか、ついにツッコミを入れてしまうハメに。(笑)
ついでに、沼地の魔女弱っっっ!○○○王子の恋の諦め、早っっっ!(笑)
ただ、ソフィーにかけられた魔法がずっと効いていたのか、解けかけていたのか、その時々の状況でくるくる変わる容姿には
(ちょっと「・・あいまいな対象」とか「終わらない物語・・」を連想)見た目だけでない、内面的な強さ・美しさを考えさせられ、映画的な面白さがあったと思う。
年老いてきつそうにしてたソフィーが、掃除婦立候補して働き出してからはめきめき元気になったのも最初は不審に感じたけど(笑)
それもやはり気持ちの問題だったのかな?とかも思ったし。人って、周囲から受け入れられたり必要とされると嬉しいし、自信がついて
元気がわいてくるものよね。そして、恋なんてするとなお更よね、とか(土日はヌケガラの私は)思っちゃったわ。(^^ゞ
ちょっとディズニー・アニメを思い起こさせる流れ星シーン等の光り輝くイメージの動画にはあまり工夫が感じられず好みではなかったけど、
空中を散歩する所はとても良く、モブシーンもやはり楽しくて好きだったわ。これぞ宮崎アニメの専売特許?
ソフィーの声は、誰かと思ったら倍賞さん。老婆になってからはともかく(オイオイ)少女の声には相当無理があったので、
そこだけ他の人でもいいんじゃないかと最初は思ったけど、後半のくるくる変化するシーンを思えば仕方なかったのかもしれないね。
キムタクは、彼の特徴(先ほどの「おい、ちょと待てよ〜」みたいな)が変に表に出てなくて意外にも絵柄にピッタリ。全く違和感がなかったです。
本当の事を言うと、このアニメには全然興味がなく、公開当時に誘われても行かなかったんだけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
物語自体は予想以上に深さ〜広がりのある内容だったのでちょっと驚きました。で、これは原作は絶対面白いぞ!・・と勝手に確信。
天邪鬼な私にしては珍しく、こう言う系列なのに(ズバリ、宣伝しすぎるアニメの原作とか・笑)とても興味がわきました。
映画は、全てをちゃんと表現しきれなかった部分が残念だったけど、印象は悪くないし、↑こう言う感覚を自覚出来たのも久々の経験だったし
最後までマルクル可愛いかったし(笑)見て良かったです。こりゃ、ポニョもいずれは見ないといけない・・かな?(笑) 【TV】

ハウンター
HAUNTER (13・加=仏)
 
 
(監・製作総指揮)ヴィンチェンゾ・ナタリ (脚)ブライアン・キング (製作総指揮)ヴァンサン・マラヴァル ジョン・レイモンズ マーク・スミス
(主)アビゲイル・ブレスリン ピーター・アウターブリッジ ミシェル・ノルデン スティーヴン・マクハティ 
   デヴィッド・ヒューレット ピーター・ダクーニャ サラ・マンニネン サマンサ・ワインスタイン
 
ある朝目を覚ましたリサ。その日はリサの16歳の誕生日の前日だった。
彼女は、昨日も自分の誕生日の前日で今日もまた同じ事を繰り返している事に気づいていた・・。

未体験ゾーン2014で上映したらしいよ。
何故同じ日を繰り返しているのか?で最初は引っ張られるけど、前半は少々間延び感アリ。
でも、インテリアやお料理等が可愛かったり、アビゲイルちゃんの目の縁(アイライン)が気になったりと
物語関係ない所で持ちこたえられる。(笑)
ただ、リサ達がどういった状況なのか、きっとそうなんだろうな、とは思いつつも
まだ他にも色々と考える余地があるうちから、彼女自身からそれを断定する発言があるのはちょっと;;
言葉じゃなくて展開で、主人公からじゃなく見てる側に断定権を。(笑)
で、こう言う視点での物語はよくあるしさほど珍しくはないけど、展開に工夫があったし気持ちよく(?)見られたかな。
映像も良かったし、特にヤツの昔の家に行っちゃった(?)所は雰囲気たっぷり。
そして何より、リサ役のアビゲイルちゃんが最初から最後まで一生懸命奮闘するもんで目が離せなくて。(^^ゞ
ヤツが少年時代の姿で食卓に現れてからリサの家族があんな風になって・・のくだりは一番ショックだった・・。
私を一人にしないで!・・が悲痛・・。なので、その後に皆が普通に現れた時には自分も思わず泣きそうになったわ;;
もし自分だったら、もうそこでヌケガラになって現状に甘んじてたかもしれないなあ;; そう思うと、リサはすごいよ。
まあ、今更生死にこだわっても意味ないし(爆)ってのはあったかもしれないけど、家族をまた奪われる可能性もあったからね。
なので、彼女のお陰であの一家が救われて良かった。その勇敢さが誇らしかったわ。(←私は親か)
そして、最後も・・ほっとした。やっとヤツから、やっと悪夢の一日(永遠?)から魂が解き放たれたんだなぁと思うと嬉しかった。
ラストの呼び声「リサ〜」は蛇足では?と言うより、もう構うなよ・・;;
で・・ アビゲイルちゃんのアイラインの件ですが(笑) 他の作品でもそんなアイラインだったし、
もしかして、刺青みたいにするのやってる?(そう言うのあるよね。何て名前か知らないけど)      【Amazon】
 

バウンティフルへの旅
THE TRIP TO BOUNTIFUL (85・米)
 
 
(監)ピーター・マスターソン (脚・原作・製作)ホートン・フート (製作)スターリング・ヴァン・ワーゲネン
(主)ジェラルディン・ペイジ ジョン・ハード レベッカ・デモーネイ カーリン・グリン リチャード・ブラッドフォード ケヴィン・クーニー
 
どんどん周りの人達がいなくなるのは悲しいし寂しいね・・。
けど大地は変わっても死んだ訳じゃない、新しい毎日を受け入れ感謝して仲良く生きていこう。
・・なんて、ちょっと前向きになれた・・かな。あの口うるさいお嫁さんも、心底意地の悪い人でもなさそうだし?(^^;
清楚なレベッカ・デモーネイが見られます。(爆)ソファーの所にシンプルな単色使いのログキャビンが。ブランケット?【BS-NHK】

墓あらし
陰間響馬 (88・台湾)
(監)ホー・ピン
(主)ルー・シャオフェン サイモン・ヤム
社会のはみ出し者が墓あらしで生計をたてる・・生きてる人間よりも死んだ人間のが金持ちだ、と言う皮肉たっぷりの雰囲気は良いけど、
仲間のいちゃつきが原因で*されてしまうなんて、モロ理性のない社会の底辺の人間?・・を通り越し、マヌケ過ぎでシラけた。
狙いすぎのラストも好みではない。 【アジア・ファンタスティック・ムービー・フェス:図書館映像ホール】

 (05・日本)
(監・脚)小泉堯史 (原作)小川洋子  
(主)寺尾聰 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子
 
一番星を見なくなって何年だろう・・。
素数の様に素直な心があるから同じ様に繰り返せる?普通に生きていれば、忘れられない、消せない苦しみの日々。
最初、やけにいいとこの奥様然とした浅丘に違和感あったけど、ずっと苦しい思いをしていた彼女に、最後は寄り添えた様な気がしたわ。
寺尾聰・・穏やかだね〜落ち着く〜(笑)お父様も素晴らしい方だったけど、似て来たね。
ルビーの指輪の頃って、別になんとも思わなかったけれどさ。セリフまわしがたまに不自然に感じたけれど(笑)気持ちの良い作品でした。
√なんてチンプンカンプンだけど、可愛らしい記号に見えたわ。アイもねぇ。 【BS】

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
DR.STRANGELOVE;OR,HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB (63・英)
(監・脚)スタンリー・キューブリック (脚)テリー・サザーン (原作)ピーター・ジョージ
(主)ピーター・セラーズ ジョージ・C・スコット スターリング・ヘイドン キーナン・ウィン
すっごく笑い事でないテーマなのに、冷や汗流しながらかなり笑える( ̄∇ ̄; これは、ブラック・ユーモアの金字塔でしょう・・。
セラーズが主役とは聞いていたけど、まさか3役もしてるなんて知らなかった。大統領を見た時、あれ?似てるな?とは思ったけど・・
で、途中から耳の形でわかった。(笑)「マーズ・アタック」のニコルソンの二役は全然分からなかったけどね。あ、これパロッてるのかな?
ただでさえ一触即発な雰囲気の所にあんな事故(!?)、それに右往左往する様子が目も離せないほどの緊張感&可笑しさ。
怒涛のクライマックス、ストレンジラブ博士の火事場の馬鹿力みたいな叫び、「****!」には唖然としながらも笑った・・で、あのラスト・・!
いやぁ・・こんなになっちゃうなんて・・大笑いの口があんぐり開いたまま、更に冷や汗かいてひきつり笑い・・!
「いつかまた会いましょう〜・・」・・すごいな・・究極のブラックさ。いや、でもこんなん見られる状況だからこその笑いか?(大汗)   【DVD】

バグダッド・カフェ
BAGDAD CAFE (87・西独)
(監・脚・製作)パーシー・アドロン (脚・製作)エレオノール・アドロン
(主)マリアンネ・ゼーゲブレヒト ジャック・パランス CCH・パウンダー
ずるずるとバッグを引きずりながら砂漠を歩いていくジャスミン。けだるいような引き寄せられるような歌声、”コーリング・ユー”がほどよくマッチ。
色白・太め、言葉少なで黙々となにやら始めるジャスミンと対照的なブレンダとのツーショット、ピアノを練習する息子、大空を舞うブーメラン、など、
素敵な印象的なシーンが多かったけど、面白かったのは、絵のモデルになったジャスミンがどんどん大胆になって行く所。(笑)
カフェの皆と少しずつ心触れ合っていく過程も、とても心地よかった。
♪愛があれば、今日も生きてられる♪ ・・愛があれば、砂漠でも生きていられる?愛があれば、砂漠もオアシスに?
・・自分の本当の居場所は、地球の反対側にあるのかもしれない・・耳をすませば、何かが自分を呼んでいるのだろうか?・・
私が見たのは『完全版』の方です。こう言う作品って好きです。ジャスミン役の太め女優、マリアンネ・ゼーゲブレヒトが、いい感じです。
あの恋の告白も良かったですよね。ジャスミンがピアノを聴いてる時に近寄る姿は、やや怪しげでしたが。
『完全版』・・どうなんでしょうね?みんなとの触れ合いの場面が多いのかな?
自分の居場所とか考えるよね〜この映画見てると、「ここにいてもいいよ」って言われてるみたいで、癒されました。【DVD】

薄氷の殺人
白日焔火 / BLACK COAL, THIN ICE (14・中=香港)
 
(監・脚)ディアオ・イーナン
(主)リャオ・ファン グイ・ルンメイ ワン・シュエビン ワン・ジンチュン ユー・アイレイ
 
99年の中国。複数の石炭工場でバラバラ死体が発見された。
刑事ジャンは容疑者を追い詰めながらも事件の真相をつかめず、その後退職。
しかし新たに同様の事件が発生、そしてそのどちらにも、かつての被害者の未亡人ウー・ジージェンが関係している事を知る。

何とも言えない雰囲気・・清らかなのか禍々しいのか・・冷え冷えしてるのか温もりがあるのか・・
そして、ハッとする様なテンポや視点のシーン(工場や銃撃戦や殺人シーンなど)
あるいは、トリックの様な映像(バイクの所など)がとても印象に残る作品だった。
凶器がね・・スケート靴のブレードだったわ・・(^^; これも印象的。
(パンフの表紙もそれを連想させて鋭い痛みが走る様よ。好きだけどね、この表紙;;)
物語は割合予測がつく展開だったので、さほどな驚きはなかったけど、
見せ方の上手さで引っ張られたし、この監督さんの次回作も見てみたいな、って思えた。
ヒロイン役の女優さん、懐かしかった。どうしても「藍色夏恋」の女優さんって思ってしまうけど
なんだかしっとり系になられてたわ〜。と言うか、薄幸そうなのが似合う;;  【KBCシネマ】 

 (08・日本)
(監・脚)中島哲也 (脚)門間宣裕 (原作)後藤ひろひと (CGディレクター・プロデューサー)増尾隆幸
(主)役所広司 アヤカ・ウィルソン 妻夫木聡 阿部サダヲ 土屋アンナ 加瀬亮 小池栄子 劇団ひとり 山内圭哉 國村隼 上川隆也
悪くない話だけど、あんまり面白くなかった。お話のテンポが自分には合ってなかったし、
視覚的にも、ポップ&キッチュな映像は鮮やかで目を見張ったけど、
全体的にメリハリがなく、やたらゴチャゴチャとうるさいし好みじゃなかった。
そんなクドさが、物語が素直に心にしみこむのを阻んだ様な気もする。物語も映像も「・・松子・・」のが良かったな。
期待していたアヤカちゃんも、どうと言う事もない芝居で残念。アニメのカエルは元気があって良かったけれど。 【TV】

パサジェルカ
PASAZERKA (63・ポーランド)
(監・脚)アンジェイ・ムンク (脚)ゾフィア・ポスミシェ
(主)アレクサンドラ・シュロンスカ アンナ・チェピエレフスカ ヤン・クレチマール
夫と共に祖国ドイツに向かうリザは、船上でかつて自分がナチス親衛隊将校として働いていた収容所の女囚マルタに似た女を見かけるが・・。
ムンク監督の未完の遺作を、仲間達が編集して完成させた異色作。冒頭の船上シーンは全てスチールのみとなっている。
将校として囚人を監視するドイツ人女性が、1人のユダヤ人女囚に対して抱く愛憎・・と言う、いわば心理ドラマ。
単に好意を持っていただけなのかもしれないが、どうしても特別に目をかけてやってる・・と言う風になってしまう、高み姿勢なリザ、
生き延びさせて貰ってる・・のかもしれないが、常に自分も同じ人間なんだという尊厳を持ち続け、リザのふるまいにコビないマルタ・・
エリートだが一人ぽっちなリザと、死を目前にしながらも愛する人を想い毅然とふるまうマルタと・・一体どちらが幸せなのだろう。
そして、船上でリザが見かけた女性は本当にマルタだったのか?それとも・・?
今まで色んな収容所関連映画を見てきたが、こう言う切り口の物は初めてで驚いたし、その展開にもぐいぐい引っ張られた。
本当に完成していたらどんな物になっていたんだろう?と思う反面、未完だからここまで凝縮されてるのかな?とも。(原作は有名らしいですが。)
彼女達が過ごす収容所にもくもくとあがる黒い煙・・にも圧倒されて、思わず口を覆いそうになってしまった。
心理ドラマ好きには是非観て欲しい作品です。 【ビデオ】

ハサミ男
 (04・日本)
(監・脚)池田敏春 (脚)香川まさひと (原作)殊能将之
(主)豊川悦司 麻生久美子 阿部寛 斉藤歩 樋口浩二 石丸謙二郎 阪田瑞穂 二木てるみ 小野みゆき 寺田農
ちょっと昔っぽいタイトルや、トヨエツと麻生のジミジミ・コンビもいいね。(笑)麻生の横でぼそぼそ囁くトヨエツには、いつぞや流行った(で私もハマった)
武田真治とコンビ組んだ某シリーズ(ハマった割にはタイトル忘れてるやん!汗)を思い出して、何やらワケありなムードにすぐに入り込めたわ。
彼らの正体(?)については、イマドキでは特に目新しいモノでもなかったし、刑事が絡む所はちょっとTVドラマっぽい感じだったけど、
どうして主人公がそうなったのか、どうして可愛いくて頭のいい女子高生ばかりが狙われたのか等、その後のドラマが意外と深く、
考えさせられる物があった。そもそも凶器がなぜハサミなのか?・・にも納得!これには気付かなかったなぁ〜!オミゴト!
ただ、あの終わり方には少々疑問が。だってなんだかんだ言っても殺人犯なんですからね〜・・。こんな所に甘さはいらないんじゃ?
それに、これだと刑事がただのマヌケに見えるよ・・( ̄∇ ̄;) 【DVD】

ハサミを持って突っ走る
RUNNING WITH SCISSORS (06・米)
(監・脚・製作)ライアン・マーフィー (製作)デデ・ガードナー ブラッド・グレイ ブラッド・ピット (原作)オーガステン・バロウズ
(主)ジョセフ・クロス アネット・ベニング アレック・ボールドウィン ブライアン・コックス グウィネス・パルトロウ ジョセフ・ファインズ
      エヴァン・レイチェル・ウッド ジル・クレイバーグ ガブリエル・ユニオン パトリック・ウィルソン クリスティン・チェノウェス
問題のある両親の元で育ったオーガステンは、彼らが険悪になった為、
母親・ディアドラのかかりつけの精神科医・フィンチ一家の元で暮らすハメになる。

痛快なブラック・コメディかと思ったら〜・・多少ブラックではあったけど、淡々と進む青春変人モノと言った雰囲気。
嫌いではないけど、どこかで見たぞ?的な演出が多かったなあ。
特に叫びシーンはとっても良かった(私は叫びが好きなのだ)けど、他は、だからどーなのさぁ?って感じ。(笑)
でも後で知ったけど、これ、実話ベース?小説家の自伝?なのね?驚き。
・・と言っても、変なのは殆ど周囲の人達で、主人公は(ある点を除いて他は)いたってフツ〜なんだけどね。
まあ、あれだけ、派手な変人に囲まれたら、そりゃ小説のひとつでも書きたくなるわな。
しかし・・主人公の母・ディアドラ(アネット・ベニング)の変わりようには心がヒリヒリ・・痛かったなぁ・・。
現実離れしたフィンチ家の人達よりも、現実的過ぎるディアドラと一緒に居る方が、やはり精神的にはキツいよね。
アグネス(何て言う女優?な〜んか見た覚えがある様な・・?)の内に秘めた悲しみと優しさにちょっと感動したし、
ナタリーはえらく可愛いかったし・・ホープにも幸せになって欲しい気がしたよ。
あれっ?よく考えたら、みんなさほど変人でもない様な気もしてきたなあ〜(≧▽≦)
俳優はみんな其々に個性的でとても良かった。特にアネットはさすが・・の演技力。辛い役だけに、もう見たくない様な気もするけど;;
主人公の少年だけは初めて見たけど、オヤジになったらティム・ロビンスっぽい風貌になりそうな少年でした。(だからどーなのさぁ?・笑)
【追記】 ありゃ〜〜アグネスを演じた女優さん、ジル・クレイバーグだったのね!!(゜◇゜)~
どうりでなんか見た事ある気が・・でも全然思い出せなかった・・なんかすごいショック・・!
年月経って老けた・・とか思ってしまったせいなのか、はたまた思い出せなかったせいなのか・・。
でも、静かで地味だったのに心の奥に強い印象を残してくれたのはちょっと嬉しかったです。 【DVD】

橋の上の娘
LA FILLE SUR LE PONT (98・仏)
(監)パトリス・ルコント (脚)セルジュ・フリードマン
(主)ダニエル・オートゥイユ ヴァネッサ・パラディ クロード・オフォール ファルック・ベルムガ ベルティ・コルティス
これもルコント独特の”運命”を感じる作品でしたね。
若くして簡単に人生への絶望を口にする娘。対照的に、若い子みたいに簡単にはいかない・出来ない、中年男。
剣の突き刺さる音、その一瞬、そして、真ん中から破ったお札はお札としての意味をなくしてしまうと言うのが印象的だった。
2人で1人・・そんな実感の持てる出会いって・・地球のどこにいても求めてしまう相手・・お互いに同じ気持ちを持てる相手って・・いるのかな。
気恥ずかしさを感じながらも、でもそんな相手を求めて生きていない人は少ないんじゃ?とも思ってしまうルコントのロマは結構好きだ。【BS−NHK】

パシフィック・ハイツ
PACIFIC HEIGHTS (90・米)
 
(監)ジョン・シュレシンジャー (脚)ダニエル・バイン
(主)メラニー・グリフィス マシュー・モディーン マイケル・キートン マコ ノブ・マッカーシー ローリー・メトカーフ アミール・モクリ 
   カール・ランブリー ドリアン・ヘアウッド ティッピー・ヘドレン
婚約者パティと共に高級住宅地パシフィック・ハイツに一軒家を購入したドレイクは、余った部屋を人に貸す事に。
しかし、その中の1人カーターはとんでもない人物だった。

部屋を貸したはいいけど、普通に暮らして、普通に家賃払ってくれて、普通に隣近所ともお付き合いしてくれないと
家主としては、とーーーっても困るよね。
・・ん?なんか、似たようなトラブル、最近聞いたような?(汗)
そんな、普通じゃないサイコ野郎に部屋を貸してしまったばっかりに、主人公カップルは思ってもない事態に追い詰められてしまう・・
・・ってのが、とっても有り得そうで恐い〜。
出るとこに出て白黒つけてやろうじゃないか!・・と意気込んでも、
迷惑なサイコ野郎の知能のが高いと(爆)常識で太刀打ち出来ないのは勿論、出るとこでも、出る前に負け宣告されたりして。
でも、そこでキレちゃダメですよ〜! (あ、最近、長州小力、見ないなあ・・関係ないけど)
なんかね〜、頭脳戦になると、いかに冷静に対処するか・・にかかってるよね。
もう、先にキレて暴れた方が負け・・なのに、ドレイク、めいっぱいキレまくってるし。(試合放棄?)
偏見から部屋を貸さなかった黒人刑事の前では立場ナシのいいとこナシ。(退場〜?)
そこで活躍するのが、婚約者のパティ。ドレイクよりは冷静にコトを進め・・・・・
だけど、結局はあんな展開でしか終われないのね。めでたしの様な、他の解決策も欲しかった様な。
先に、大量に捕獲したゴ○ブリ責めに合わせる!・・とかね。(もっと何の解決にもなってませんかね)
サイコ野郎カーター役のマイケル・キートンはハマり役。
まあ、見た目、最初から、礼儀正しい普通の人って聞いてもちょっと怪しい気はせんでもないけど(笑)
小さな嫌がらせや迷惑行為だけじゃなくて、もっと大きな企みを持ってる知能犯って所が似合ってたと言うか。
パティ役のグリフィスはまるで新人OLみたいな雰囲気。若いな〜。
ここではお母さんのティッピー・ヘドレンと共演してましたよ。 【ビデオ】

はじまりへの旅
CAPTAIN FANTASTIC (16・米)
 
 
(監・脚)マット・ロス
(主)ヴィゴ・モーテンセン フランク・ランジュラ キャスリン・ハーン スティーヴ・ザーン ジョージ・マッケイ サマンサ・イズラー
   アナリース・バッソ ニコラス・ハミルトン シュリー・クルックス チャーリー・ショットウェル
 
森の奥にこもり自給自足の生活を送るベンと6人の子供達。そんなある日、入院していた妻の訃報が届き、彼らは街へと向かうのだが・・
ヴィゴが一癖ある変なオヤヂだと言う噂を聞きつけ鑑賞。
変なオヤヂと言っても志村みたいなんじゃなく(当たり前・・笑) 
独自の教育理念で子供達を普通の文明社会から離し森の奥で育ててる様なオヤヂで
それはそれですごく頼りになるオヤヂだとは思ったんだけど、
このオヤヂ一人で子供達(6人いる)を育て上げる事が出来るのか、万一オヤヂがどうかなったら子供達は大丈夫なのか、
一応子供がみんな(6人もおらんけど)成人した側(自分)の目線からだと、早々にそんな心配ばかりが頭をよぎってしまった。
それは知的レベルがどうこうの話じゃなくて、他者との関わり合いにおいて。
やっぱり大きくなるにしたがって家族以外の人達との関わりが重要になって来るだろうし、
なんと言うか、考え方の違いとかだって子供のうちに色々触れておいた方がいいんじゃないの?とか
そう言った、コミュニケーションや情緒の面・・思いやりとか・・での心配ね。
なので、義理の父親の気持ちもすごくよく解ったし、なにも文明社会が全部悪いわけではないし(あのおバカな兄弟には笑ったけど)
極端な所に走る必要もないんじゃ?とか、きっと彼にしたら自分の様なユルい考えなんて気に留める価値もないのかもだけど(爆)
でも色んな事を知ってそれをどう自分で選んだり処理していくかも大事な訳で、
そもそも彼もそうやって今の生活をチョイスして来たんだろうし、ならば子供達にも選択の余地を与えるのは当然とも思えたしね。
子供達は可愛いくて、最後のシーンなんかはとても気持ちが良かったけど、
奥さんの遺志を尊重すると言っても遺灰をあんな風にするのは自分にはかなり抵抗があった。
それってさ、言葉のあやではないの?;;せめて自分達が暮らした森の川に流すとかじゃダメなの?
う〜ん・・思想って素晴らしくもありやっかいでもあり・・実に”興味深い”ね。(汗)
チョムスキーに関しては殆ど知らなかったのでちょっと勉強にはなったけれど。
自分なんて言ってせいぜい「ユヅリスト言うな!それはミヤネの陰謀だ!」だからね〜。(←思想か?)   【Tジョイ博多】
 

ばしゃ馬さんとビッグマウス
 (13・日本)
 
 
(監・脚)吉田恵輔 (脚)仁志原了
(主)麻生久美子 安田章大 岡田義徳 山田真歩 清水優 秋野暢子 松金よね子 井上順
なんでそこまで自己評価高いの?ってイマドキの若者見て思う事もあるし、
好きな事に一生懸命なのにいい結果全然出せてない・・ってのは身にしみて解るし(汗)
なので主人公に共感と言うよりかなり一体化して見ていたかも。
天童よしみ君(なぜこの名前?笑)には好感持てたけど、変にそれ以上の関係にはならなくて良かった気がする。
でも彼よりも、同じ事目指した同じ女性同士だからか、いい仕事ゲットした友達についてのが色々と考える所があった。
今回は悪女久美子じゃなくてかなり天使な久美子だった。(笑)    【BS−NHK】 

バス174
ONIBUS174 (02・ブラジル)
(監・製作)ジョゼ・パジーリャ (製作)マルコス・プラード (撮影)セーザル・モラエス マルセロ・グル
2000年にリオ・デ・ジャネイロで実際に起きた、乗客を人質にしたバスジャック事件を追う事から、
犯人がそこに至るまで〜その生い立ちや社会背景など・・にも迫ったドキュメンタリー。
最近の事なだけに、事件背景の重大さが重くのしかかった。
犯人の「これは映画じゃないぞ」と叫ぶ姿が印象的・・。メディアに向かって、自分自身をわざと強い者として演出〜威嚇している犯人が
膨大な数の虐げられたストリートチルドレンの中の小さな1人であった事に胸が痛んだ。
実際に、こんなにもブラジル社会は混乱(腐敗)しているのか・・希望職につけない者が仕方なく警察官として働いていると言う事実に驚き、
この事件の顛末にも信じられない思い。それはないだろう!結局そんな風に収めてしまう法律〜国家ってどうなってるの?!
犯人自身も、ただバスで強盗をするだけで、まさかこんな、にっちもさっちもいかないバスジャックにまでコトが進展するとは
自分でも思ってなかったんじゃないのかな。人の命を殺めるつもりはきっとなかったと思うだけに、乗客の死が無念でならない。
しかし、暴力が暴力を生む社会を根絶し建て直す為に、子供達に一生懸命目をむけている人達も確実に存在している。そんな方々の努力や愛情を
もっと皆に伝える事が出来ないものか。生臭い血しぶきを見たくない人達は、では、そうならない為の声に先に耳を傾けなければ・・!【DVD】

バス男
NAPOLEON DYNAMITE (04・米)
 
 
(監・脚)ジャレッド・ヘス (脚)ジェルーシャ・ヘス
(主)ジョン・ヘダー エフレン・ラミレッツ ジョン・グライス アーロン・ルーエル ディードリック・ベーダー ティナ・マジョリーノ サンディ・マーティン 
   ヘイリー・ダフ トレヴァー・スナー ションドレラ・エイヴリー エミリー・ティンドール
 
アイダホに住む冴えない高校生ナポレオン・ダイナマイト。
毎日似たような日々の繰り返しかと思いきや、ある日ある事情から叔父が同居、
たまたま女の子とも知り合い、学校では転校生と仲良くもなり・・?

「だいぶ前に友達と見たけど、意味ワカランし超しょーもないから見てみて!」・・と面白がる娘のオススメ(?)で見ました。
うひゃ〜・・最初から、すっごいキモい男の子(主人公)が出てきたもんで、わ、これ、無理・・生理的に無理・・と、
ちょいとひるんでしまったけれど、彼、お口ポカンしてなければ、ちょっとはマシかも?・・と、口はなるべく見ない様にして頑張って鑑賞。
ははは〜〜・・確かに意味ワカラン事ばっかしてて、しょーもネェー;;しかも、特別笑える〜って訳でもない(爆)
けど、なーんか、そのどーでもいい様な気の抜けた所って・・別に嫌いでもない・・ちょっと興味・・ちょっと共感・・みたいな・・( ̄∇ ̄;え
そんなキモ系ゆる系コメディでした。
あ、映像は好きだったわ〜。それは明るく言える。(笑)アイダホののんびり感と時折ポップな所が可愛いくて良かった。
結論===キモくて特別面白い訳でもないけど、嫌いじゃない。_(T▽T)ノ彡☆
キモい・・と、初っ端からひるんだ割には、充分楽しめた様な。(笑)
しかし、特典映像にあった、本編の前身とも言える短編のが物語が凝縮されてて面白かったなあ。単に短かかったから?;;
それに、クライマックスの舞台でのアレ・・って、多分、ここで盛り返す!みたいなキブンにちょっとはなる所なんだろうけど、
自分としては、あーそうなんだーーー・・ふぅ〜〜ん・・くらいで・・なんか、主人公以上に、私のがテンション低っっ・・って感じでね、
そう言えば、私、高校生の時、友達から「いつもサメてるよね」って言われてたなぁ・・。
でも、サメてる訳じゃなくて、単にそれが私の心地いい感覚レベルだっただけの話で、
本人さんとしては、それなりな情熱なんかも絶えず持ってはいるんだけどね。
そんな所が、主人公やその友達とも共通〜共感はする部分だったのかもなぁ・・??
・・とか、ふと思ったら、そんな自分にちょっとヒイたわ・・。
あ、そう言えば、バイトの自給が1ドルだった!・・って所だけは笑った!ちょっとだけ、笑いの感情が盛り上がった!( ̄∇ ̄;
ところで、なんでこんなタイトル?・・と思ったら、公開当時流行っていた「電車男」にならって・・みたいです。
まあ、「バス男」でも「お口ポカン男」でも何でもいいけど、ただ、「電車男」の”ヲタク”と同系列にするには、ちょっと違う感じもするね。
ヲタクと言うより、単なる田舎の冴えない変人、て感じ?・・あ、また自分に言ってるみたいな・・(死)
エンドロール済んでからも、まだありますよ〜。なので、しっかり最後まで見てね。
・・って、律儀にお知らせする私って・・(-_-;)
娘に、「主人公はめちゃキモかったけど、シュールで思ってた以上には楽しめたよ〜(←期待値最低やったし・笑)
それに映像は明るくて良かったやん〜。」・・て言ったら、
「私が見た時(中学生か高校生くらい?)はまだそんな感覚がなかったからかも?今見たら、面白いのかもしれないね??」
・・なんて言ってましたが・・・・・
・・え?なんか慰められてるみたいで変なカンジ〜。なんなの?なんなのよ、この複雑な感覚は?!
何はともあれ・・昔でも今でも、主人公のキモさだけは変わらんとは思うけど、
100回見たら、「かわいい〜ナポちゃん、サイコー!」・・とかなったりしてね・・・・・(-_-;)うっ 【DVD】
 

バスを待ちながら
LISTA DE ESPERA (00・キューバ=スペイン=仏=メキシコ)
(監・脚)ファン・カルロス・タビオ (脚)セネル・パス (脚・原)アルトゥーロ・アランゴ
(主)ウラジミール・クルス タイミ・アルバリーニョ ホルヘ・ペルゴリア ノエル・ガルシア アリーナ・ロドリゲス
色んな人たちがただの点で結ばれてる停留所。でも、こんな所だったら、私も一緒に待っていたい!
個性的な人たちばかりで、特に”盲人さん”はおかしかった!皆でお料理する所は、料理嫌いの私でさえ、
思わず微笑むくらいすごく楽しかった!土砂降りの中、わざと濡れに行くシーンも!
(あぁ、またしても、私のラテンの血が・・・ヾ(ーー ))・・・なので、あのオチはちょっと淋しくて・・・(T_T) 
劇場にて:前に座ってたカップルの女、主人公がヒロインを見つめるシーンで、大声で
「うわ!この男の目つき、キモイ!」。そ、そんな・・( ̄∇ ̄;)  【シネサロン・パヴェリア】

バスキア
BASQUIAT (96・米)
(監)ジュリアン・シュナーベル
(出)ジェフリー・ライト マイケル・ウィンコット ベニチオ・デル・トロ クレア・フォーラニ デニス・ホッパー デヴィッド・ボウイ
   ゲイリー・オールドマン クリストファー・ウォーケン ウィレム・デフォー サム・ロックウェル ヴィンセント・ギャロ
80年代にNYを拠点に活躍した若きアーティスト、ジャン・ミシェル・バスキアの短い生涯を、A・ウォーホル達との親交を絡めて描いている。
この豪華俳優陣!ボウイ→ウォーホル。面白い!ほんとにこんなカマっぽい人だったの?まるで美川○一?!(笑)
オールドマン→シュナーベル。この人の存在は、優しいです。この作品の監督だからかもしれないけど。
いきなり成功を掴んだ人間の傲慢さや孤独と言う、言うなれば分かりきった事を描いていて、展開に大雑把な所もあるけど、何故か好きな作品。
バスキアの身近な人間が撮ってる作品なだけに、多分本人達でしか解らない微妙な何かがあるのかもしれないし、また、それだけの濃い愛情を
感じるからかなぁ?主役のジェフリー・ライトも良かったです!・・彼と彼女の関係も好きだった・・トロちゃんも良かった。(笑)
あ、ヴィンセント・ギャロも出てるはず?どこ?分からなかった;もしかして、喫茶店の客・・とか?\(?。?”)ハテ? 誰か教えて〜。【DVD】

パズラー
VERFLUCHTE BEUTE (04・独)
(監)ミヒャエル・カレン
(主)マリー・ツィルケ アントニオ・ヴァネック ニルス・ユリウス ベニー・リーンツ
レンタルのパッケージが、モロ「SAW」のパクリ!これ、「SAW」と間違って借りた人、絶対いると思うよ!
私は間違って借りた訳じゃないけど、鑑賞後は「間違って借りました」って事にしたくなったりも・・(爆)
始まりは・・無差別殺人??・・な、なかなかホラーないい感じ(?)なんだけど、
一夜明けると、雰囲気一転、もうそこは素晴らしき也ドイツの大自然!!♪口笛はなぜ〜遠くまで聞こえるの〜♪みたいな。(なぜ?!)
・・だいたいね〜・・悪党のオッサンが若者を追っかけてくるんだけど、巨体過ぎて進まないのよ。
こんなトロい悪党に捕まる若者なんていないって!走るより、ころがした方が早いよ、オッサン!
(・・と思ってたら、ラストで・・あ、ネタバレ?失礼)
このオッサンはもっとイジれば、結構コメディタッチで面白いキャラにも成り得たかもしれない分、どっちつかずな
ゆるい展開が惜しまれます。と言うか、この話の一体どこが「パズラー」?!(ーー;)
・・私はホネのある心理ホラーが見たい!(本物のホネじゃなく) 【DVD】

パズル
NADIE CONOCE A NADIE (99・スペイン)
(監・脚)マテオ・ヒル (原)ファン・ボニリャ
(主)エドゥアルド・ノリエガ ジョルディ・モリャ ナタリア・ベルベケ パス・ベガ
結構好みな雰囲気(映像&音楽)だったんだけど、お話がトントンと勝手に都合よく進んでいって・・「あいつが一番怪しいんじゃ?」と簡単に推測も出来、
簡単にそれが明らかにもされて、考える楽しさがない。犯人がどうしてこんな犯罪を犯すのか、それに賛同する仲間がどうして集まったのか、とか、
知りたい部分が稀薄だし、シモンの翻弄され方もイマイチよく解らない。いきなり恋人を殴ったりするなよ〜・・
銃撃戦(?)も、これは一体??と何がなんだか・・。これで真剣になれと言われても・・(; ̄ー ̄A
聖週間・・重要なお祭りだろうけど、事件&死者が出てるのに中止にしないし、あんまり気にしてもないような・・いいのか、それで?(笑)
クライマックス、(犯人がサシで勝負を挑もうとする所など)はまあ楽しめたけど、「パズル」ってタイトルがあまりしっくりこない内容でした。(邦題だけど)
TVゲームのお好きな方には、この作品の面白さが分るとか?関係ない?(笑) 【ビデオ】

パズル
 (14・日本)
 
(-_-;)
(監・脚)内藤瑛亮 (脚)佐々木誠 (原作)山田悠介
(主)夏帆 野村周平 高橋和也 大和田獏 八木さおり 佐々木心音 田中隆三
 
学校の屋上から飛び降りた女子高生・梓は一命をとりとめる。その一か月後、向日葵のマスクをつけた謎の集団が妊娠中の先生を監禁し・・
う〜ん・・ 胸糞悪い・・ と言う言葉がお似合い。(-_-;)
妊婦に乱暴したり、女子高生に集団レ〇〇、しかもあんな場所であんな人達が・・とか不快になる事ばっか。
カメラもやたらねっとりしつこくてウンザリ。 出て来る男、殆どク〇。 いや、刑事は普通だったし気の毒ではあったけど、
結局、親の因果が子に報い、子の因果が親に報いてしもーました・・な感じ?
色々と手の込んだ事して・・ただの高校生があそこまで出来るとか、みんななんだかんだ言って天才じゃん?(爆)
見た目が幼児玩具で、周囲を小馬鹿に煽る。煽られても天才には追い付けない周囲。
と言うか、なんでいちいちパズルしなきゃならないの?その必要性がワカラン。追い付けない自分。(爆)
ワケアリそうでも、妊婦先生は可哀想だったな。梓も可哀想だったけど、自殺よりそこは最初から復讐でしょ。
最後の狂乱舞?だけはなかなか良かった(え)けど、もう最初から心はこんな感じだったのかな。ご家族様・・退院の時はお迎えに来てください。
大和田さん・・こんなサイテー最悪な役、初めて見たわ。(獏)
高橋和也とか八木さおりとかすごく久々。懐かしい・・今も頑張ってるのね(14年だけど)とは思ったけど、
とにかく最初から最後まで胸糞悪いばっかりだったので、ごめんけど「るつボツ」行きとさせて頂きます〜。  【Amazon】
 

パズル
RUIN ME (17・米)
 
 
(監)プレストン・デフランシス
(主)マーシエン・ドワイヤー マット・デラピーナ
 
てんでパズルじゃないっつーね。
海で足をロープに繋がれたやつはまあまあ面白かったけど、そこでモトカレが出て来たから、愛憎のもつれやな?って思ったけどもね。
なのであのラストはもう想定内で驚きもなかった。ネイサンが一番嘘つきのサイテー野郎だったって事やね。
それにしても、ホラーキャンプと言ってもあれはやり過ぎやんね。    【Amazon】

パスワード:家(h0us3)
H0US3 (18・スペイン)
 
 
(監・脚)マノロ・ムンギア (脚)セルヒオ・マルティネス
(主)ビクトル・ゴメス アナ・ベルトラン ディアナ・ロッジ ロク・エスキウス ルーベン・セラーノ
 
アイディアは興味深かったんだけど、話の展開が退屈。
専門的に解る人には面白いのかもしれないけど、あれだけ人数いるのに、たいした展開もなかった様な。
生活の全てがネットで繋がり、既に支配されてるだろうと言う恐ろしさは伝わっては来るし、そう言うの、リアルにイヤな感じはするんだけどね。
最後、全部冗談とラファ達は言ってたけど、本当は本当なんだろうな。
モニちゃんが、私はdlしてるわよ、って言ってるので、その後何らかの展開があったかも?    【Amazon】 

破線のマリス
 (00・日本)
(監)井坂聡 (脚・原作)野沢尚
(主)黒木瞳 陣内孝則 山下徹大 筧利夫 白井晃 篠田三郎 中原丈雄 鳩山邦夫 中村敦夫 秋本奈緒美
   大場久美子 辰巳琢郎 中尾彬
独自の切り口が人気の編集者・ヨウコの元に、郵政省の贈収賄事件にからんだ殺人疑惑の内部告発ビデオテープが持ち込まれ、
彼女はそれを検証する番組を作ろうとするが・・。
絶対的と信じるモノに自分自身が翻弄されていくと言う切り口は面白く、
しばらくはヨウコと麻生の行動に目が離せない。
が、途中から絡んできたビデオの正体があれでは・・。ヨウコと言うキャラも、かなり自分本位であまり感情移入出来ない為、
あのラストでは、仕方ないね、くらいにしか思えないし、肩透かしな感じ。どうでもいいけど、鳩山さんが出てた。 【BS】

パターソン
PATERSON (16・米)
 
(監・脚)ジム・ジャームッシュ
(主)アダム・ドライヴァー ゴルシフテ・ファラハニ バリー・シャバカ・ヘンリー クリフ・スミス チェイセン・ハーモン 
   ウィリアム・ジャクソン・ハーパー 永瀬正敏 ネリー(犬)
 
愛する妻や愛犬と穏やかに暮らすバス運転手のパターソン。彼は仕事の合間に日々の詩をノートにしたためていた。
”何気なく繰り返す日常の中のかけがえのない何か。
生活に寄り添う創造性(自分の中ではイコール愛)に心癒される。ワンちゃんにも注目♪”
・・と、地味映画としてオススメさせて頂きました。
監督、ジャームッシュだけどね・・有名だけどね・・主人公の顔が地味だったからいっか!(≧∇≦)Σ\( ̄ー ̄;
と言う訳で、お気に入り作品となりました。
詩はねぇ・・現代詩とかてんで知らないんだけどね(汗)でも昔の詩には好きな物も多く懐かしかったわ。
最後の詩・・惹かれるものにしかなりたくないしなれない気がする。と言うか、眼中にないタイプ。
ローラは色んな事に興味津々だったね。ほぼ室内のシュミとは言えアクティヴ。解る。(笑)
チーズとキャベツ入りのパイ、美味しそうだったけどね。時には思いっきりチャレンジしたり、時には好き勝手に自由にやってみたい。何でも。
白黒世界も、特にカップケーキは面白かった。ローラ色弱疑惑がチラッとよぎったけど、単に白黒芸術家(?)なんだろう。
何にしてもこの素敵世界にはそんなのどうでもいい問題。
日常って、ただ目に入ったり頭で思う以上にワクワクが隠れてる場なのかも?
五感フル活動でそれを見つけられるといいなあ・・表現出来ると嬉しいなあ。
日本人詩人の登場は日本人からしたら何だか取ってつけた感じあったけど;;主人公の日常からしたら、ちょっとしたサプライズだろうし、
もし自分が彼なら、ちょっとした未知との遭遇っぽくて記念写真でも撮りたかったレベル。(笑)
コインランドリーのラッパー兄ちゃんもカッコ良かったな。私でも見入っちゃう。
犬のマーヴェリックは可愛い過ぎる♪(元々は彼女の犬?)別に愛犬家でもなんでもない自分ですら癒される程の可愛さ。
郵便受けがいつも傾いてる理由がわかった時には、場内「ああ〜っ!」と一斉にうなずきん〜(≧∇≦)笑った!
主人公のアダム・ドライヴァー、「スターウォーズ・・」では「弱そっ!!!」だったけど、ここではボサッとしてんな〜・・もとい、穏やかで(笑)
この作品の雰囲気に合ってたかな。少なくとも宇宙よりは地球のが彼の場所な気はする。ヾ(- -;)
ローラ役のセピデーことゴルシフテ・ファラハニ、相変わらずの美貌だしやたらと可愛い。
「カノハマ」からどんどん若返ってる気がする。( ̄∇ ̄; そして歌声がすっごくチャーミング♪
主人公がローラとどうやって知り合って結婚出来た(!)のか知りたい。(爆)
惹かれ合うのは、興味対象や方法とか詳細はあれこれ違っても、二人とも芸術を愛し生活に面白さを見いだす才能があるからかな? 【KBCシネマ】
 

裸のランチ
NAKED LUNCH (91・英=カナダ)
(監・脚)デヴィッド・クローネンバーグ (原)ウィリアム・S・バロウズ
(主)ピーター・ウェラー ジュディ・ディヴィス イアン・ホルム ジュリアン・サンズ ロイ・シャイダー
作家である事自体が、既に麻薬中毒みたいなモンなんでしょかねー?(笑)
自分の核が妄想世界を徘徊する悦び?は何とも・・クローネンバーグ独特の世界だと思うけど、
ドロドログチャグチャが気持ちいいのか悪いのか、自分でも分らなくなって来る。(笑)
肛門に乗っ取られる脳の話は面白かったなぁ・・ゞ( ̄∇ ̄;) 自分が何者かと言う証明・・出来る? 【DVD】

裸足の季節
MUSTANG (15・仏=トルコ=独)
 
 
(監・脚)デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン アリス・ウィンクール (撮影)エルシン・ギョク
(主)ギュネシ・シェンソイ ドア・ドゥウシル トゥーバ・スングルオウル エリット・イシジャン イライダ・アクドアン ニハール・G・コルダシュ
 
10年前に両親を亡くした5人姉妹は叔父に引き取られトルコの小さな村で暮らしていた。
ある日、学校帰りに男子生徒と海で遊んだ姉妹は祖母に激しく叱られ・・

長女・ソナイ、次女・セルマ、三女・エジェ、四女・ヌル、五女・ラーレ。
最初の海で遊ぶシーンがとってもいい。そこからあれよあれよと理不尽な展開になるだけに、あの時間のきらめきは一層心に残る。
それ以降も、まるで少女達が反射させてるかの様な光を感じる映像がとっても素敵。
でも、実は予告等見た時には「ヴァージン・スーサイズ」のパクリ?とか思っちゃって( ̄∇ ̄;
公式サイト見ると、「違います(キリッ)」(意訳)だそうで・・。物語は全然違うしね。失礼しました。
それにしても、祖母や叔父の考え方には多々呆れるしかないね。
彼ら自身がそうやって育ってきたから当たり前にそうしてるんだろうけど、
余りにも時代錯誤と言うか・・ある意味しきたりとして洗脳されてるんじゃ?(汗)
まず人あっての話、理解出来ないし喜び合えもしないしきたりならやめる勇気も大人に必要。
最後の「かわいいラーレ」が全てだよ。可愛い姪、可愛い孫と少しでも思うなら。
・・と言いつつ・・てんで姪(孫)への愛情は感じなかったので、彼らは見ていて不愉快になるばかりだったわ;;
あ、慌ててTVアンテナ壊す叔母さんにはささやかならず愛情感じたけど。(笑)
人のいい兄ちゃん、その場だけかと思ったら活躍してくれて良かったね。
とは言え、たまたま良い出会いがあったから、ラーレもあそこまで行けたけど、そこから更に進んで行く為にはどうすれば?
例えば、先生と言えど同じ村出身の女性だと、どの程度頼りになるんだろう?とも思った。
五人姉妹は、長女はうまくやったな〜・・って感じ。
それまで(いわゆる)ふしだら(笑)でも、収まる所に収ませればそれでいいんかい;;結婚させれば任務完了的な。(爆)
世間体ファーストな子育てへの見返りが姉妹其々に表れた様子は、
国や時代を越えて、思春期の一人の少女の心の中で起こる思いの葛藤の様でもあった。   【KBCシネマ】 

裸足の1500マイル
RABBIT-PROOF FENCE (02・豪)
(監・製作)フィリップ・ノイス (脚・製作)クリスティン・オルセン (原)ドリス・ピルキングトン
(主)エヴァーリン・サンピ ローラ・モナガン ティアナ・サンズベリー ケネス・ブラナー デヴィッド・ガルピリル
うーん・・映画的には平たんで、すごい感動とまでは行かなかったけど、この事実には驚かされた。
白人至上主義で、自分達のやってる事に微塵の迷いもない所が恐い・・(@_@)「・・コロンバイン」でも思ったけど、訳わからん正義をかざして
人権無視して・・頭に来ます。単純に考えても、母親から無理矢理子供を引き離す行為がいい事なんて思えないけどなぁ〜・・(>_<)
この作品の中だけでなく、その後もつらい事実が繰り返されていたのにもとても胸が痛んだ。【シネテリエ天神】

バタフライ・エフェクト・シリーズ
バタフライ・エフェクト
THE BUTTERFLY EFFECT (03・米)
(監・脚)エリック・ブレス J・マッキー・グラバー
(主)アシュトン・カッチャー エイミー・スマート エルデン・ヘンソン ウィリアム・リー・スコット ジョン・パトリック・アメドリン アイリーン・ゴロヴィア
   ローガン・ラーマン サラ・ウィドウズ メローラ・ウォルターズ カラム・キース・レニー エリック・ストルツ ロレーナ・ゲイル イーサン・サプリー
バタフライ・エフェクトとは・・『ある場所での蝶の羽ばたきが、地球の裏側で竜巻を起こす』→
『ほんの些細な事の違いが、後の結果に大きな差を生み出す』・・と言う意味なんだそう。
日々は一見些細な事の積み重ね・・だけど、「もしあの時ああしなければ・・」ってifは、誰でも一度は思った事あるよね?
幼い頃の辛い記憶〜過去を、大人になった今、思い通りに書き換える事が出来たとしたら・・きっと・・ノルよね?
でも、書き換えた人生が最初のそれより幸せである保障なんてどこにもない・・;;なぜかついそう信じてしまってるけれど。
そんな
if物語を、待ったナシ!に、アメリカのイケメン兄ちゃんが、独創的な(!)記憶喪失を駆使(?)して爆走する、
息つくヒマもないノン・ストップ・タイムトラベル・ラブ&バイオレンス・三つ子の魂100まで・サスペンス!
(長っ)
ただし、アメリカのイケメン兄ちゃん・・とは一般的な話で、私にすれば、「えっ?」・・って感じでしたが。(コラコラ)
一つ一つのエピソード描写がちょっと残酷過ぎたり、ラブシーンがイマイチいちゃつくだけでロマじゃない;;・・とか、
気になる部分はあったけど、まるで『SAW』を思い出させる、ツッコむヒマさえ与えない怒涛展開で面白かったです。
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね】
ラストはちょっと切なくて・・ああ、いくら愛してても、結局こうしなけりゃ運命は変えられないの?・・って、少年・少女時代は
決して悲惨な事だけじゃなかったのにね。エヴァンに、もう存在しない(事になってる)過去の記憶が残ってるからなお更ね。
彼の父親も同じ様に、周囲の大事な人の事を想ってるうちに、とうとうああ言う人生にたどり着いたんだろうねぇ・・。
誰もがみ〜んな幸せになれる人生なんて・・ないんだろうね。
誰かが笑えば誰かが泣く事になる・・。
でも同時に、なんだ、結局自分が知らなきゃ相手の未来がどうなろうと悲しまないで済むって事ね?・・とも。ゞ( ̄∇ ̄;)
だって、エヴァンがケイリー(エイミー)と無関係を保った所で、ケイリーの父親のロリ趣味はどうもなってないだろうし(?)
いや、100歩譲って・・ソレによって父親も(なぜか)マトモになり、家庭も穏やかになったから普通に幸せそうな彼女を見かけもしたんだろうけど、
でもソレだって絶対的な未来ではないし、その時幸せな彼女でも、エヴァンが見かけたその後に、もしかしたら悲惨な目に遭うかもしれない・・
そんな事は分からないじゃない〜?最終的には(たとえ手が届かなくても)元気で生きててくれさえすればそれでいい・・のはよく解るし、
幼児期経験が人格形成に与える影響は重大だなぁーとか実感もするけど、ただ、大事な人が1人じゃなければ、どこかで優先順位
つけなきゃいけないの〜?とか、何歳になっても、人間て本当に
心も体も痛みに弱い生物なのね・・と、悲しくなっちゃって・・。
ホンマモンの人生にifはない・・からこそ、くるくると替わる彼らの複数の人生を楽しみながらも、ダメならリセットすればいいみたいな
ゲーム感覚に、いつしか逆に、出口のない不安も覚えずにいられなかった。
辛いから忘れてる(であろう)記憶を思い出そうとする事はない・・と言ってたサンパーのキャラは強烈でしたね。(笑)
「セブン」でも太った罪を裁かれるシーンが映し出されてたけど、この2人同じ役者さんじゃないよね?レニーも太めだったし
ただ監督がデブ専ってだけ?( ̄∇ ̄;) 刑務所の宗教オタクのマッチョさん・・彼の未来も気になる。(笑)
バタフライ・・が、脳(の検査写真)と似た形なのには、今回初めて気が付いたよ・・この形、キレイね。(←蝶好き)
幼児の頃のエヴァンの描いた絵は残酷だけど上手かったねえ〜。イラストレーター目指せれば良かったかもねえ〜。
【追記】なんでも、DC版として、別エンディングがあるそうですね?これ気になりますねー!ロリおやぢの件も解決するのかしらん?
【ユナイテッド・シネマ−キャナル】
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【追記2:BBSより】カルロスさん・・あそこだけのキャラにしとくのがちょっと惜しいキャラでしたよね。もっと何か仕出かして欲しかったね。(笑)
太ったパンクの人・・そういえばいつも女性と一緒でしたね〜(笑)彼も過去操作して「モテ人生」に調整しなおしてた!だからエヴァンには
それ以上過去をいじってくれるな、と言っていた!・・なーんて、推理は大胆過ぎ?ププッ ( ̄m ̄*)
【さらに追記】DVD再見で別エンディングっての見たけど、何てことなかった。(爆)でもアメリカDVDにはもっと別のがあるとか?ホント? 【DVD】

バタフライ・エフェクト2
THE BUTTERFLY EFFECT 2 (06・米)
 
 
(監)ジョン・R・レオネッティ (脚)マイケル・ウェイス
(主)エリック・ライヴリー エリカ・デュランス ダスティン・ミリガン ジーナ・ホールデン デヴィッド・ルイス アンドリュー・エアリー
 
恋人や友達と一緒に楽しいひと時を過ごしていたニック。
が、その帰り道に交通事故を起こしてしまい、ニックは彼らをいっぺんに失ってしまう・・。

ひゃぁ〜・・面白くなかったです。(え) イマイチって噂を小耳にはさんではいたけど、まさかここまでとは。
観終った直後には思わず、「つまんねー・・」なんて言葉が出てきた程のクオリティの低さ。
物語の大筋が前と変わらないのは別に元々承知して見てるから全然いいんだけど、
今度はどんな理由で戻って、どんな風に変わっていくんだろう?人も背景も・・自分の心も・・?・・って、少しは期待するじゃない?
でも全然物語に独創性も膨らみもなくって、ずっと独りよがりな一本調子。
主人公や恋人とか、登場人物に共感するヒマもない。彼らはトイレではいっぱいヒマあったみたいですけど。(謎)
そして究極の選択がアレだとは・・うーん・・いいよいいよ、そこも目をつぶって肯定しても・・でもさ、その最後の最後もあんなんだとは・・
それまでしっかり○○ちゃんなんて無視してたくせに、最後になっていきなりそれを押しつけてくるなんてさ。
あざといドヤ顔エンディングなんていりません!
まぁ、この鑑賞で収穫があったとしたら、主演のエリック・ライブリーがブレイクのお兄ちゃんって知った事くらいかな。
ちょっと似てる様な気もしたよ。あ、それとヒロインはキレイだったわ。そのキレイさもこの物語じゃとっても気の毒だったけれどね。【DVD】

バタフライ・エフェクト3/最後の選択
THE BUTTERFLY EFFECT 3: REVELATIONS (09・米)
 
 
(監)セス・グロスマン (脚)ホリー・ブリックス
(主)クリス・カーマック レイチェル・マイナー ミア・セラフィノ サラ・ハーベル ケヴィン・ヨン リンチ・R・トラヴィス
タイム・スリップと言う特殊能力を活かして事件捜査に協力する私立探偵のサム。
ある日、彼の元に過去に殺された恋人レベッカの姉が訪れ、事件の真相を確かめて欲しいと願い出るが・・

「2」では散々吠えてしまいましたが・・(笑)
でも、これはそれより数段面白かった!ちゃんと物語がねってあった!あ〜良かった!_(T▽T)ノ彡☆
今回は、能力の目覚め云々はもう分かってるってのを前提として、しかも、既に過去に悲しい出来事があった・・と言う所から物語が始まります。
これはうまい始まりよね。何しろもう「3」だもの。そんな気の利き様からして前とは違う。
でもじゃあ、とっとと過去に戻って修正したら?・・って思いそうな所も、そう簡単には行動を起こせなかった主人公の苦しい気持ちに共感出来たし、
修正すべき過去がそこだけで終わってはなかった・・と言う、まぁ、途中からはそれがどこなのか、もっと前にすりゃいいんじゃ?とか
ラストはどうなるかが、割とすぐに想像はつくものの、なかなかうまい具合にねるねるねるね〜〜な展開にしてあって、楽しめました。
ザラついた映像も好みだったし、主人公も今度はちょっとワイルドでいい感じ。(ブレイクの兄ちゃん、ごめん)
兄妹が中心だったのも好感度大。(←なぜか兄弟モノに弱い私)
でさ、おっと・・ここから先は【ネタバレあり】で語るとして・・妹、ちょっとキキちゃんに似てて可愛いかったわ。
それとは対照的に、主人公と巨乳のオネエちゃんとの絡みは無駄にサービスし過ぎって印象。
こんなんあったら、良い子と一緒には鑑賞出来んやん。( ̄・・ ̄)
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね
妹にも同じ能力があった・・等の展開も、完全にはミスリード出来てないものの(笑)
最後の、「それ以来、兄ひとすじっっっ!」!!!・・には、変に説得力があって爆笑しちゃったよ!_(T▽T)ノ彡☆
なんか憎めない物語でした。( ̄∇ ̄; 【DVD】
 

バタフライ・キス
BUTTERFLY KISS (95・英)
(監)マイケル・ウィンターボトム (脚)フランク・コトレル・ボイス
(主)アマンダ・プラマー サスキア・リーブス デス・マッカリー カティ・ジェイミーソン リサ・ジェイン・ライリー
ウィンターボトム監督の長編劇場デビュー作。
かなりアブナイ内容で、視覚的にも決して気持ちのいい物ではないが、愛と言う物の表と裏を極端に対比させながら追究している所は、興味深く鑑賞出来た。
とり憑かれた様に「ジュディス」・・旧約聖書のユディト書に由来し、自分の罪をも全て愛し受け入れてくれる(殺してくれる)人を求めると言う意味らしい・・を
探し回る言わば悪のユーニスと、彼女を支え助けようと努力する言わば善のミリアム・・そして愛によってミリアムがユーニスの世界に溺れていく様が
とても強烈で考えさせられる。お互いをユー、ミーと呼び合う所にも、二人で一つと言う感じを受ける。(ミリアムのファッションはまるで優しい看護婦さん・笑)
愛されない人間はやがて人を殺すようになる・・殺す側はいつも優位なのだ、等々のユーニスの言葉や、体の鎖等が、一体彼女の過去に何が起こり
こうなってしまったのか?ととても気になったりする。ユーニスは牡羊座、ミリアムは魚座、それの解説をミリアム自身がしてたけど、そのものですね。(笑)
ジュディスとかミリアムの名前の意味とか、映画って、指してる意味にどれだけ気付くかって事でも、面白さへの近づき方が変わって来るよね〜。【ビデオ】

バタフライはフリー
BUTTERFLIES ARE FREE (72・米)
 
 
(監)ミルトン・カトセラス (脚)レオナード・ガーシュ
(主)ゴールディ・ホーン エドワード・アルバート アイリーン・ヘッカート マイケル・グレイザー
 
レオナード・ガーシュのブロードウェイ大ヒット舞台劇の映画化。
シスコのアパートに越してきた女優志願の少女ジル。隣室の青年が自分の部屋をのぞき見している!と思いきや・・・・。

その昔にタイトルだけは知ってて、ずっと気にかかってた作品を21世紀になってやっと鑑賞する事が出来ました。
なるほど舞台劇。ずっとほぼ2人のカケアイで進行。ゴールディ・ホーン・・見事な天然ブロンドの盛りヘアに大きな目!
・・ってイマドキの若い娘がやってるのに似てない?いや逆ね?ある意味時代の超最先端?(笑)でもやっぱりマネっこじゃなくて
これがゴールディの個性だから、イマドキのキンパ盛りツケマ娘とは可愛さキュートさが全然違う。( ̄・・ ̄)
超開けっぴろげで天真爛漫な少女ジルにもとってもハマってたわ。
青年ドンも、イマドキこんなタイプいるのかなぁ?・・ってくらい真面目でイイ感じ。
ドンには、見えなくても、ジルのその明るさ、眩しさが全身で感じ取れたんだろうなぁ。
最初はうざかった、息子を心配する母・・配管を気にする母(笑)・・にも段々共感してウルウルしちゃったり。
さすがに評判の舞台劇だけあって、ずっと彼らの成り行きには目が離せなかったけど、
ただ終盤が・・ジルのその感情の変化〜彼女の本心など・・がいまひとつ掴みきれなかったのが残念。
これは、見て理解しようせずに、それこそ、見ないで感じるままに、その瞬間だけを受け止めればいいのかな。
それはそうと、気になったのが、作家の母親が執筆してる物語「ドニー・ダーク」。
息子を励ます為に書いたと言う、盲目のスーパーヒーローのお話なんだけど、映画「ドニー・ダーコ」とは関係ないの?
あれでも「ドニー・ダーコなんて、スーパーヒーローみたいな名前ね」ってセリフがあったから。どうなんでしょう?誰か教えて〜。
あ、それと、どっかで見たぞ??・・な男が一人・・後で調べたら、「刑事スタ・ハチ」のスタさんでした!(≧∇≦) 【BS】 

バタフライ ルーム
THE BUTTERFLY ROOM (12・伊=米)
 
 
(監・脚・原作)ジョナサン・ザラントネロ (脚)パオロ・グエリエーリ ルイジ・サルディエロ
(主)バーバラ・スティール ジュリア・プトナム ヘザー・ランゲンカンプ レイ・ワイズ エリカ・リーセン 
   ジェームズ・カレン カミール・キートン エイドリアン・キング P・J・ソールズ
 
美しい蝶の標本作りを楽しむ一人暮らしの老婦人アン。
ある日、アパートの隣に住むシングルマザーから、自分が留守にする間、幼い娘を預かって欲しいと頼まれる。

いきなりハシゴ蹴とばして知らんふり?普通じゃないぞこのオバチャン?最初っから迫力あるぞこのオバチャン?!(見た目が)
・・と、早々にオバチャンにくぎ付け。(笑)
と思ってたら、物語の流れに違和感出てきて、自分の記憶力を疑いながら、
オバチャンオバチャン言ってるけどそう言えば自分もオバチャンや!・・と自覚した頃にやっと、
物語の時間軸がしょっちゅう交差してる事に気づき、そこからは安心して引き込まれました。(笑)
冒頭のはすぐ生理だとは思ったけど、あまりにも真っ赤に染まるので自殺かとも思ったわ。
生理じゃ普通あんなに染まる事はないけど、娘のココロはいつもあんな風に血を流してたのかもしれないね?
アリスにも生理が来ったっぽいって場面があるけど、少女から女性へ変わる事が罪みたいに扱う母親はまるで「キャリー」の母親みたい。
アン(オバチャンの名前)は子供(女の子)を自分だけの子供に、そして意のままに、だったけど、一応愛情はあったよね。
純真そうなアリスのが冷たく打算的だった気が。 まあ犯罪となれば、そんな心情なんて一蹴されるんだろうけどね。
アリスの母を含めて、心の拠り所がどれも歪んだ形になってるのが哀しいと言うか。
なので、隣の女の子の存在が唯一の救いでさ、母親はアレだったけど、娘はまだ無邪気でいい子で可愛いかったから、
彼女だけは、母親の勝手さで傷つけて欲しくない・・ってずっと思ってたわ。
「赤ん坊が眠ったなら泣くことはない」・・ってのも本当に母親の自分勝手な言い分よね?
一応愛情があるから、愛と言う名のもとに(どっかで聞いたな?ドラマ?)何でも許されると勘違いしない様にしないと。
どんな母親でもこう言う感覚に陥る危険はありそうだし。 最後の写真撮影の時にふとドロシーが気づいたみたいに。
映像〜雰囲気がとても好みだった。なんとなく心地よい懐かしさを感じるのは何故?不気味可愛いお人形とかも。
・・としばらく考えてたけど、ちょっとヤン先生風味を感じたからかなぁ?(*´з`)      【Amazon】
 

八月のクリスマス
CHRISTMAS IN AUGUST (98・韓国)
(監・脚)ホ・ジノ (脚)オ・スンウク シン・ドンファン
(主)ハン・ソッキュ シム・ウナ シン・グ イ・ハンウェイ オ・ジヘ
「春の日は過ぎゆく」の監督さん。この監督さんの作品に、ヘタなセリフはいらないですね? もう、”絵”だけで充分魅せてくれます・・!
「会いたい人いないの?」と聞かれ「いない」と答える彼・・その後からが、もうたまりませんー・・!!
窓越しに彼女を見つめ、そっと手でガラス越しに彼女に触れる・・それからずっと続く静かな描写・・(-_\)
お父さんにビデオ操作教えるあたり等、その心理描写の巧みさにうなってたけど、この静寂な何分かは本当にたまらないです。(T_T)
それにしても、「春の日・・」はインスタント・ラーメン、これではアイス・・なんて庶民的♪(笑)【ビデオ】

8月のクリスマス
 (05・日本)
(監・脚)長崎俊一 (音楽)山崎まさよし
(主)山崎まさよし 関めぐみ 井川比佐志 西田尚美 大倉孝二 戸田菜穂 大寶智子 草村礼子 野口雅弘 諏訪太朗
韓国映画「八月のクリスマス」の日本リメイク版。別にリメイクする事もないのに・・とか思いつつも、
主演が山崎まさよしと言うので、鑑賞。山崎まさよしの雰囲気て結構好きなのだ。(^^ゞ
心配してたけど、割といい感じでした。まぁ、もともとがいい話だしね。
父親にリモコン操作教えるシーンは、オリジナルでも一番印象的だったけど、今回もうるうるしちゃったよ。
人に対して、大好きであることを、時間の長さに左右されて告げないのはおかしい・・って気もするけど、
それでもし湿っぽく受け止められるとタマランなぁ〜・・とも思うし、
なんだかんだ言って、主人公に共感出来るから、この物語嫌いじゃないんだろうな>自分。
関めぐみ・・明るく頑張り屋な雰囲気は良かったけど、
子供捜す時のため息はついちゃダメだよ。窓ガラスも割っちゃダメ。・・と説教モード。(笑)
それに、顔が、ちょっと能面みたいでたまに恐い・・(^^;あの眉毛のせい? 【BS】

ハチ公物語
 (87・日本)
(監)神山征二郎 (脚本・原作)新藤兼人
(主)仲代達矢 八千草薫 田村高広 長門裕之 石野真子 三木のり平 柳葉敏郎
最近アメリカ版でリメイクされた作品の予告編でリチャード・ギアが「HACHIぃ〜!」と呼ぶ声がとっても印象的だったので、
これを見ました。(ギア版観ろよ、って感じですか)
犬か猫か、と言われれば猫派、でも、柴犬の子供は大好き!コロコロしててカワイイ〜!
ソフトバンクのお父さんも好き〜ガンコでカワイイ〜・・と言った程度の私ですが(注:犬父さんが好きなだけでSBは嫌い・・爆)
やはり、純粋にご主人様を慕う秋田犬のハチ公を見てると可愛らしく、微笑ましかったです。
が・・正直、犬以外の登場人物にはイマイチ共感出来ず・・つまりは身近な人間達・・;;
娘・・秋田犬を飼うって強引におねだりしたくせに、結婚を理由に、サッサとハチ公放棄。
しかもそれ(あの時代では一悶着あっても不思議ではなかったろう)できちゃった婚・・なのに、
両親、まーったく我関せず状態で、安直にめでたしムード。で、淋しいからと、ハチ公に入れ込む父親(ご主人様)・・。
そりゃさ、ペットに入れ込むのって、大なり小なり、心の隙間を埋めたいが為・・な所はあるのかもしれないけど、
(それが、ペットがペットと呼ばれる所以なんだろうけど)ペット命じゃない私にとっては、なんだかなぁー・・な感じ。
黙々とハチ公との日々を満喫するご主人様は、穏やかな雰囲気で見てて面白かったけど、
周りの人達との時間よりもペットとの時間の方が大事にされてるのって、どうなの?
あの、自己中娘や妻がのたまってた、”愛情を注ぐ相手”についても、最初は、何くだらない事言ってんだ?
・・とか思ってたけど、ペットを飼う・・って、そう言う事態に陥る、って事なのかな?
ペットって、いつでも人間様の都合でどうにでもされてる様にも感じるし、
でも、野性のままだときっと保健所送りしか運命がないんだろう(どうなの?)彼らの一生は、
結局は人間様と暮らすのが一番いいのかなあ・・と、どっちにころんでも納得いかずイライラ。
この作品は、もう居ないご主人様を駅で待つハチ公・・よりも、
そんなハチ公をとりまく人間様のイライラする実態(爆)が、私にはとても印象的でした。
ハチ公の事が気にはなるけど、どこまで手を差し伸べてやればいいのか、
ただ見守るしか出来ない焼き鳥屋のご夫婦の気持ち・・が、一番自分に近かかったかも。
もうちょっと犬、もしくはペットってモノを身近に感じていれば、違う感想が生まれたかなぁ〜?
でも、今思い出したけど、私、たまごっちが死んだ時すら悲しくて悲しくて・・(爆)
ペットを身近に感じる事が(イコール、いずれは必ず別れがあるのが)ちょっと恐いのかも・・(^^; 【TV】

8人の女たち
8 FEMMES (02・仏)
(監・脚)フランソワ・オゾン
(主)カトリーヌ・ドヌーヴ エマニュエル・ベアール イザベル・ユペール ファニー・アルダン ヴィルジニー・ルドワイヤン 
   ダニエル・ダリュー フィルミーヌ・リシャール リュデヴィーヌ・サニエ
楽しかった〜!舞台劇の様な感じでした。最初はいきなり歌が始まってオイオイって感じだったけど、
2〜3曲も聴くと、もうハマってしまって、次の歌まだかぃ〜!って催促したくなっちゃった!(* ̄∇ ̄*)
殺人事件はともかく(笑)彼女達の心の奥にある愛への希望、渇望、失望・・etc.カケアイと歌を通して語られる世界に共感しまくり。
女優達それぞれの個性も、共食いにならない様に(笑)それどころか最大限に生かしている様に思える。ドヌーヴは上手いし、
ユペールは可笑しいし、サニエはキュートでベアールは妖艶、ルドワイヤンの清潔感とリシャールの暖かさにダリューの風格が備わって、
そして一番自分的にツボだったのは、煙草をくゆらすファニー姉御!元々好きだけどさ。良かったなぁー!
ちょっと、同じオゾン作品の「ホームドラマ」を連想したが^_^;表面的にたとえエグくても(笑)可愛くても、
その根底にある愛(人)への想いが興味深く、さりげない品位をも感じる作風でとても面白かった♪【ユナイテッド・シネマ】

蜂の旅人
O MELISSOKOMOS (86・ギリシャ=仏=伊)
(監・脚)テオ・アンゲロプロス (脚)トニーノ・グエッラ
(主)マルチェロ・マストロヤンニ ナディア・ムルージ セルジュ・レジアニ ジェニー・ルセア ヴァシア・パナゴプルー
養蜂家スピロは、次女の結婚を機に家族と離れ、恒例の養蜂の旅に出ながら自らの人生を模索する・・。
将来は杉本○?って感じの(笑)若くてコケティッシュな女性との出会いが、スピロに与え、奪い取った物は・・。
この官能的な女王蜂の前で、衝動を抑えきれず、ガバアアア!でドバアアア!なスピロ(マルチェロ・マストロヤンニ)には
思わず、「マルチェッロ!そのへんでオヤメッロ!」・・と思わず大昔の某マルチェロ主演CMの様に叫んでしまったよ。
でもねえ・・もうこのやるせなさって何だろうね・・女をたくましくしたたかに生きていかせる事だけが男の仕事みたいで
一緒に歩みはしないとしても(えっ)哀れみだけは感じてしまうよ。人間、誰もが通りすがりでしかないのかもしれないけれど。
今まで観たアンゲロプロス作品の中では一番普通っぽい印象がした。長まわしもヌレバでやられると普通っぽい。(笑)
でも最初のテーブルのシーンから、その映像の美しさには安心感も。たとえ家庭崩壊を示唆してるんであったとしてもね;;
寒空に、1人だけすっぽんぽんになっていきなり泳ぎ出すオヤヂは印象的だった・・!生きてるのか?!( ̄∇ ̄;)
   -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今回は、アンゲロプロスと言えば眠気!と言う期待!(笑)を裏切られるくらい眠気とは無縁でした。
やっぱりアンゲロプロス映画観る前には、「眠気には負けないぞ!」って気合い入れて挑むだけに(笑)そうでなかったのは
ちょっと物足りない感じも・・(私はMか!)・・いや、でもみんなそうじゃない?正直にお言い!(-_-)/~~~ピシッ(やっぱりSか!)
【テオ・アンゲロプロス監督映画祭:図書館・映像ホールにて】

ハチミツとクローバー
 (06・日本)
 
 
(監・脚)高田雅博 (脚)河原雅彦 (原作)羽海野チカ
(主)櫻井翔 伊勢谷友介 蒼井優 加瀬亮 関めぐみ 堺雅人 西田尚美 中村獅童 堀部圭亮 宮崎吐夢 銀粉蝶
 
ちょっと幼稚っぽい子が天才・・とか、昔は漫画でよくあったけど、最近またそんなのが流行ってるの?
「のだめ・・」もその流れ?でも、あの話し方が気持ち悪くて嫌いなのだめとは違って(注:樹里ちゃんは嫌いじゃない)
はぐみは独特の空気感があって絵になってたわ。あんまり喋らないから良かったのか?
ふわりん&ポップなファッションもキャラに合っててすごく可愛いかった。
好きな事を好きにやってるだけでは食っていけず、やむおえず不本意な事やってしまうのは
生きていくには仕方ないし当たり前とも言える事だけど、純粋に美しいもの、素晴らしいものに目を耳を傾けられる瞬間があるなら、
それは絶対無視しちゃいけない、と思う。そんな感性だけは失いたくないなあ。
最後、初めて森田をカッコイイと思ったよ。それまでは、何様だよお前・・としか思ってなかったから。
青春君、悪くないよ!←青春から遠のいた今だから、ちょっとベタに言ってみた。(笑)
真山君のストーキングぶりはかなり気持ち悪かったけど・・と言うか、そのシュミ・・キケンやろ・・。(汗)
・・で、竹本君や真山君、芸術的な事は何かやってましたっけ?ハテ?? 【BS】

ハッカビーズ
I HEART HUCKABEES / I LOVE HUCKABEES (04・米)
(監・脚・製作)デヴィッド・O・ラッセル (脚)ジェフ・バエナ (製作)グレゴリー・グッドマン スコット・ルーディン
(主)ジェイソン・シュワルツマン ジュード・ロウ ダスティン・ホフマン リリー・トムリン ナオミ・ワッツ マーク・ウォールバーグ
   イザベル・ユペール シャナイア・トゥエイン タリア・シャイア アイラ・フィッシャー ティッピー・ヘドレン ジョナ・ヒル
悩み多き環境保護活動家・アルバートは、スーパーマーケット”ハッカビーズ”の新店舗建設計画から自然を守ろうと奮闘中。
が、悩みは日々大きくなるばかり。彼は一風変わった探偵夫婦に頼ってしまうのだが・・。

ハッカビーズってお店の名前だったのね・・ハッカの味のビーズの話かと思ってたよ・・(なんだよ、それ?)
”人生のスーパーマーケットへようこそ〜「幸せ」あります”・・このコピー、ちょっと違う様な・・?
いや、そこが”ハッカビーズだとは別に言ってない”所がミソ?
鼻が空間に融合してる〜?その謎を解け〜アナタがワタシでワタシがアナタ〜??
本当の自分、背伸びしたり偽ったりしてない自分のままで、果たしてこの世界を幸せに生きて行く事が出来るのか?
それより先に、ダスティンの鼻の謎を解け〜〜〜〜ヾ(ーー )
全体的に、まったりと行ったりきたりな思考で進んでいくので、最初はちょっと退屈感はあったけど
「結局のところ彼らはどこに落ち着くんだろう?」・・って言う興味が尽きない限りは見ていられたし、
後半の、みんなが意外な(本当の?)自分を見出して行く過程は面白く、それまでの退屈感が帳消しにされた感じ。
ジュード・ロウは面白かったし、ユペールはもうそのまんまな存在感。(大好き!)トムリン・・昔から変わらんなぁ・・(汗)
映画界のサラブレッドなジェイソンですが・・ワタシ、この人見ると、な〜んか気が抜けちゃうんだよね〜;;それってイイ事なんだろうか?
アメリカ映画って、たまにヒョッコリ、でも定例の様に、こう言う類いの作品出すよね。哲学群像劇・・みたいな。
音楽が映像の雰囲気に合っていて心地よかった。・・・・・ジュード・ロウの胸・・・・・・・( ̄∇ ̄;) 【BS−NHK】

発禁本・SADE
SADE (00・仏)
(監)ブノワ・ジャコ (脚)ジャック・フィエスキ
(主)ダニエル・オートゥイユ イジルド・ル・ベスコ マリアンヌ・ドニクール ジャンヌ・バリバール グレゴワール・コラン
マルキ・ド・サドの獄中の後半生を描いている。
以前「クイルズ」で超個性的なオチャメなサドを見たせいか(笑)今回のダニエルのサドは、想像していたよりも品があって紳士な雰囲気。
彼の実像は分からないけど、別れていても監獄を訪れる恋人や、性の手ほどきに身をゆだねる若い娘(でもサドは指導だけ・笑)など、
やはり女性に対しては優しくマメで、彼ならではのポリシーがあったのでしょうね。(笑)
今回は、彼の作品自体に翻弄される人達ではなく、そんな彼自身と関わった人達に焦点があわされていたので、
より、彼がさほどな変人(怪人?・笑)には見えず、ただ自分の人生を一生懸命生きている1人の男に見えた。
彼の恋人を援助する役人の役で、あのグレゴワール・コランが出てた。こんな固い役の彼を見たのは初めてかも。(笑) 【DVD】

【バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ】
バック・トゥ・ザ・フューチャー
BACK TO THE FUTURE (85・米)
(監・脚)ロバート・ゼメキス (脚・製作)ボブ・ゲイル (製作総指揮)スティーヴン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ
(主)マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン クリスピン・グローヴァー ビリー・ゼーン
公開時にしっかり劇場鑑賞。そして、TVでやってるとつい見てしまう映画の中の一本。(^^ゞ
小柄なマーティは親しみ易いし、ドクもどっかで会った事ある様な気がするキャラで(笑)大好き。
時代にそったギャグはもちろん、それ以外の小さなギャグも面白くて(叔父さんのオリ好きとか・笑)わかっていながら何度でも楽しめる。
今回はBSで見たけど、お父さん・・ちょっとウリ君に見えたわ・・(^^; 【劇場】【TV】【BS−NHK】

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
BACK TO THE FUTURE PARTU (89・米)
(監)ロバート・ゼメキス (脚・製作)ボブ・ゲイル (製作総指揮)スティーヴン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ
(主)マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン トーマス・F・ウィルソン エリザベス・シュー ビリー・ゼーン
3本の中では一番人気は低いらしいけど、私は特に不満なくしっかり楽しめたわ♪あの雨のラストも印象的で。
でもやっぱりジョーズが出て来るところが一番のツボだったりして・・Σ\( ̄ー ̄;)結局そんなことかいっ
しかし、ビフは天敵ですね〜・・腐れ縁と言うか・・。出演をシブったので「死んだ」設定になってしまったお父さん・・って一体・・( ̄∇ ̄;)
まだチビい頃のイライジャ・ウッドもチョイ役で出てるとか?何度も見てるのに気付いてなかったなぁ〜・・エリザベス・シューでさえ
言われるまでわかってなかったくらいだから・・(汗) 【TV】【BS−NHK】

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
BACK TO THE FUTURE PARTV (90・米)
(監)ロバート・ゼメキス (脚・製作)ボブ・ゲイル (製作総指揮)スティーヴン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ
(主)マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド メアリー・スティーンバーゲン マット・クラーク リー・トンプソン エリザベス・シュー
舞台が壮大でありながらも、何故かこじんまりした印象を受ける3だけど、今度はさりげなくドクが主役で嬉しい♪
もうドクの可愛さとロマさにちょっとうっとり〜(笑)こうやって改めて見ると結構ハンサムだったりするし。_(T▽T)ノ彡☆
やっぱり腐れ縁のビフ祖先との対決で、ちょっぴり大人になった(?)マーティも見れて一安心。
しかし、この時点で主演のマイケルはもう30歳だったなんてビックリ!まさしく時を越えている!?【TV】【BS−NHK】

バックドラフト
BACKDRAFT (91・米)
(監)ロン・ハワード (脚)グレゴリー・ワイデン
(主)カート・ラッセル ウィリアム・ボールドウィン スコット・グレン ジェニファー・ジェイソン・リー レベッカ・デモーネイ ロバート・デ・ニーロ
ロン・ハワードが監督だったとは、USJに行って初めて知りました。びっくりです。(オイオイ)
だって、私の中のロンって、青春映画の若いお兄ちゃん・・って感じだったので・・時が経ったんだなぁ〜・・
映画の感想はドーシタ・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 【ビデオ】

バック・ビート
BACKBEAT (93・英)
(監・脚)イアン・ソフトリー (脚)マイケル・トーマス スティーヴン・ワード
(主)スティーヴン・ドーフ イアン・ハート ゲイリー・ベイクウェル クリス・オニール シェリル・リー スコット・ウィリアムズ カイ・ヴィージンガー
      ジェニファー・エール
60年、リバプール。美術学校に通うスチュは同じ学校のジョン・レノンに誘われロックバンドに入る・・ 
・・と言う、ジョン・レノンの親友であり、ビートルズ結成時のメンバーだったスチュアート・サトクリフの生涯を描いた作品。 
あのビートルズ・・に関して、いや、メンバーの1人に関してこう言う物語があったとは。
音楽関係にウトい私なので、有名になってからのメンバーに関する話題なんかにも特に関心があると言う訳ではないんだけど、
このサトクリフにはちょっと興味持っちゃったわ。ドーフが自由に、そして切なく演じてた・・ってのもあるとは思うけど、
元々が美術を志していた所や、舞台でのイマイチさとか(笑)異国の女性への恋心とか、元のキャラ自体に魅力を感じたので。
彼の恋人アスリッド・・有名になれるチャンスを捨ててしまった彼に対する彼女の心中は複雑だったろうな・・未来への不安もすごく解る。
もし、って言うのは、現実においてはナンセンスなんだろうけど、それでも、もし彼女と付き合ったのがスチュでなくジョンだったら
その後のビートルズはどうなってたのかな?とも、やっぱりちょっと思ってしまう。
そして、何の迷いもなくその道を選んだスチュの未来が、
あたかもこうなるのが運命だったかの様な結末を迎えたのはショックだった。
ドーフ、まだシャープさに磨きがかかるちょっと手前って感じだけど、
それでもやはりピリピリして一部イッっちゃった様なあの個性(笑)
は全開で好演でした。鼻の下はやっぱり長いけどさ〜(爆)でもやっぱ好き〜。
いつからドーフLOVEになってたんだろう、私?・・とか、しばし過去にトリップして考えてみたりして。( - -) トオイメ
イアンは若い〜(笑)でも、「彼なの?レノン・・」ってちょっと違和感あったんだけど、それは私がレノンについてもあまり知らないからなのかな?
ポールとか他のメンバーは単純に似てる〜って思ったけど、外見の判断じゃなく、
何か内面から受ける印象がイアンはジョンにピッタリだったのかな? 【TV】

初恋
 (06・日本)
(監・脚)塙幸成 (脚)市川はるみ 鴨川哲郎 (原作)中原みすず
(主)宮崎あおい 小出恵介 藤村俊二 宮崎将 小嶺麗奈 柄本祐 青木崇高 松浦祐也
あの三億円事件を元に、犯人である女子高生の初恋を描く・・と言う発想が面白い。
迷宮入りした事件だけに巷では色々な説があるしね。水面下の真実を想像する自由。(笑)
孤独な女子高生みすず(あおいちゃん)が雨泥にまみれてコトを進めるシーンは印象的。
でも、兄や他の仲間に関しては、特別活躍してないので、最後にああ言う風に、その後を聞かされても、
あまり感慨がわかない。色んな小物等で時代を表そうとしてるのも、小手先だけな感じだし、
女性の言い方なのに無理が・・と感じられる部分もあった。
えらく久々に見た小嶺麗奈が思いがけず良かった。最近も活躍してるのかな? 【BS】

初恋のきた道
我的父親母親/THE ROAD HOME (00・米=中国)
(監)チャン・イーモウ (脚)パオ・シー
(主)チャン・ツィイー スン・ホンレイ チョン・ハオ チャオ・ユエリン
ひたむきで可愛い主人公。透明感があって綺麗な映像(色彩はまるでピンク・ハウス・カラー!)そのままに気持ち迄キレイになれそうな作品。
で、BSでやってたのでまた改めて見ると、ツィイーちゃんの可愛いこと〜。しかもアップがめちゃ多い。ああ、こんなだから
アイドル映画なんて陰口言われたのね・・^_^; でも好きだわ〜この作品。世界で一番好きな人・・なんだよねえ・・先生が。
先生の為の食事を入れた丼も印象的で。どうでもいいオッサンが食べてたらヤだな〜とか。(笑)
壊れた丼を修理に出して貰えた所も・・いいシーンだよね〜。先生と初めて道端で会うシーンもすごく可愛いかった。
思わず私もニヤッ・・ってしてしまった。嬉しくて。しかし、やっぱり先生は石橋貴明(似)だったわ〜。いやあ〜泣いたわ〜。_(T▽T)ノ彡☆
【シネサロン・パヴェリア】【BS−NHK】

hush!(ハッシュ!)
(監)橋口亮輔
(主)田辺誠一 高橋和也 片岡礼子 秋野暢子
世間体とか一般常識とか、そんな物に縛られてないでもっと気持ちを自由に出来たらいいなぁと思う。
”孤独”から逃げる事は出来ないにしても・・・ちょっとの救い、これが必要なのかな?いつでも。この3人はとってもイイです。思わず吹き出します!
でも、田辺に片思いの女はゴミ箱行きだね!礼子さんか田辺に成り代わって、高橋君と同居したいわ!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 【KBCシネマ】

ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜
BEASTS OF THE SOUTHERN WILD (12・米)
(監・脚・音楽)ベン・ザイトリン (脚・原作戯曲)ルーシー・アリバー
(主)クヮヴェンジャネ・ウォレス ドワイト・ヘンリー
堤防によって隔てられているバスタブ島で極貧ながら元気に暮らす少女ハッシュパピー。
そんな中、100年に一度と言う大嵐が島に近づいていた・・。

うわ!すごいねこれ・・何がって・・この部屋・・家?・・小屋?・・テリトリー?(爆)
・・の散らかりようと言ったら!いやぁ・・散らかると言うよりも、もう完全ゴミ屋敷と言うか
これ、都会でやったら絶対訴えられてワイドショーで見世物にさせるレベル。
さすがの私も「参りました」と敗北を認めざるを得ないレベル。(何の勝負だよ)
そんな超絶汚い(笑)所で、危なっかしくも元気に暮らすたくましい少女ハッシュパピーちゃん。
そう言えば・・「何、この小生意気なガキ女優・・受賞しなくて良かった〜」・・とか、アカデミー賞TV放映ちらっと見た時思った事あったけど・・
彼女、コレの主演だったのね・・いやいやいや・・(^^;
別に嫌ってる訳ではないんだけどね、ただ、子役と動物に甘すぎない賞であって欲しいと思っただけで。
で、そんなケチつけた本作主演のガキ女優ですが・・これがね〜・・思いがけず可愛いくてさあ!(笑)
物語は、地に足つけて考えるとツッコミドコロも多い設定だったり(温暖化で水面が上がる説からしてどうなの?)
パピーの家同様、エピソードにも断捨離が必要と感じた部分もあったけど、
例えば「崖の上のポニョ」を動く絵本と例えた時と似たような印象で、少女が精神的に自立する過程を描いたファンタジーとしては面白かったし、
自分が主役よ的な小生意気なガキ臭もしなかったので(笑)予想に反して(?)とても好感が持てました。
彼女が母への想いに整理をつけて、ずっと怯えてた猛獣と対峙するシーンは感動的だったわ・・。
それと、お父ちゃんが良かったな〜・・なんとも言えず「野性的」。(←なるべく聞こえのいい言葉を選んでみました)
こう言うのが本当にワイルドだぜ〜(もう古い?)だよね?むさぼれ!それが野性の証明だ!(何の映画だよ)
決して世間的には褒められる様なお父ちゃんじゃないんだろうけど;;
彼の素朴な感情〜不器用とも思える家族への愛情には、どこか懐かしい感覚にもさせられた。
不便で不自由で不潔で不器用で・・でも心は自由だよ強いよ明るいよ前向きだよ!
と、気が付くと、現実的常識的地理的しがらみ的境界線をふっ・・と越えてしまってた様な物語でした。
お嬢様ワンピよりもランニングに長靴のが似合う爆発頭のパピーちゃん・・。子供はこうでなくちゃ〜!(^^
おまけ=たぶんこのタイトルを聞いた人の大半は思い出したであろう靴屋を、私も当然の様に連想してました。(^^; 【ユナイテッド・シネマ】

パッション
THE PASSION OF THE CHRIST (04・米)
(監・脚・製作)メル・ギブソン (脚)ベネディクト・フィッツジェラルド
(主)ジム・カヴィーゼル マヤ・モルゲンステルン モニカ・ベルッチ マッティア・スブラージア
キリスト教伝道、布教映画そのまま、それ以上のドラマがある訳でも、ない訳でもないと言う印象。
これは褒めてる訳でも貶してる訳でもなくて、作品の殆ど全ての理解が鑑賞者次第だと思うから。
私はキリスト教徒ではないので、この作品が云われている一部の賛美と非難等に関しては、どこがどうしてそうなのか全然解らなかったし・・。
ただ、昔聖書で読んだなぁと思う文章を復唱してる感じ。つまりドラマとしての説明は皆無で、しかし、シーンごと&言葉の一句一句がとても重い・・。
自分の宗教観をだらだら語るつもりはないけど(『むやみに宗教と政治の話はするな』とか言うし・笑)キリスト教徒ではなくても
ミッションスクール育ちなので、一番身近なのはやはりキリスト教であり、自分を放棄したくなる時に心の支えとなってくれるのも、
ヨハネの某章某句だったりするのよね。^_^;まあ、日本人にありがちな自分教ってヤツでしょうが・・自分流に糧にするみたいなね。(笑)
そんな感じなので、この作品の取り様にハバがあっても当然だと思うし、映画化についてどこがどうとか言える立場でもありません;
ただ、集団ヒステリーの怖さや、イエスを執拗に痛めつける映像に心痛め、また、母マリアの辛さの中に気高さを見出したり・・
その力強い表現には目を見張るものがありました。人として自分の息子としてのイエスを想う母、そして彼は神の子としての使命に信念と希望を持つ・・
とても正視出来ない状況であっても、逃げる事なくしっかりと彼を見つめるマリアに感動してしまった。
(関係ないけど、このシーンは「あしたのジョー」のクライマックスに似てないか?・笑)
奇跡を見ないと信じられないと言う権力者にとって、神って何なんだろうね?無?自分?金?(オイオイ)
神の子も人の子、弱さに怯え葛藤する・・しかしもっと弱い者に自分の弱さを持って強さを与える、そんな1シーンもとても印象的だった。
いや、結局それは強さと言うことなんだろうけどさ。様々な人間が様々な宗教を信じ(あるいは信じない)けれど、求める物は同じでは?
今一度、広い気持ちで、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?って言われた様な作品でした。
ジム・カヴィーゼル、やっぱり瞳が優しいね〜。よく見るキリスト画にめちゃ似てたわ。
それと、モニカ・ベルッチのマグダラのマリアも自分のイメージにピッタシで・・意外でした。(^^; 【ユナイテッド・シネマ】

パッション
PASSION (12・仏=独)
 
(監・脚)ブライアン・デ・パルマ (オリジナル脚本)アラン・コルノー (オリジナル&追加脚本)ナタリー・カルテール
(主)ノオミ・ラパス レイチェル・マクアダムス カロリーネ・ヘルフルト ポール・アンダーソン ライナー・ボック 
   ベンヤミン・サドラー ミヒャエル・ロチョフ マックス・ウルラヒャー ドミニク・ラーケ
広告会社で真面目に働くイザベルは斬新なアイディアである企画を成功させる。
ところが信頼を寄せていた上司クリスティーンがその手柄を横取りしてしまい・・

「リダクテッド」を見損ねてるので、久々のデ・パルマ作品。
うんうん、デ・パルマ〜いつものお味!良くも悪くもブレないお味!官能美女に分割画面、仮面にナイフにエトセトラ!(←めんどくなって略した・笑)
殺人方法とかそんなんは割と普通な感じではあったけど、前半のプレゼンのあたりなんかも面白かったし、
何より、傲慢でずる賢い上司クリスティーン役のレイチェルと、地味で真面目なイザベル役のノオミがすごくハマってて良かった。
芸術と殺人を同時進行で見せる分割画面も久々に良く機能してた感じだったし、キャラも映像も物語も、対なモノを見せようとしながらも
どこかイビツに流れていくのが又興味深くて。イザベルの目覚めで事態が動き出すのは何を示しているのかな。
きっと、何か気付かなかった事が沢山隠されてるんだろうなあ。観終わってだいぶ経つので記憶も薄れつつあって・・DVDになったら再見したいわ。
そう言えば、これ、以前サニエちゃんとクリスティン・スコット・トーマス主演で「ラブ・クライム」ってタイトルで映画化された物のリメイクなんだそう。
それ全然知らなかった〜そっちも見てみたい! 【天神TOHOシネマズ】

パッション・フィッシュ
PASSION FISH (92・米)
(監・脚)ジョン・セイルズ
(主)メアリー・マクドネル アルフル・ウッダード デヴィッド・ストラザーン ヴォンディ・カーティス・ホール アンジェラ・バセット
事故で体が不自由になったら・・世界がこんなにも憎らしくなってくるのかな・・とか漠然と思った。
それまでが輝く世界、しかも自分ひとりで何でも出来る世界だったらなお更なのかも・・。
そんな主人公が1人の看護師(自称)と、ぎこちなくゆっくりとだけど心通わせる様子が嬉しかった。
強烈な印象はないけれど、なんとなく気持ちがときほぐされ、豊かになれる様な作品だった。
主人公のメイ・アリス役の女優さん、どこかで見たぞ??と思ったら、「ドニー・ダーコ」のお母さんでした〜。w(゜o゜)w 【BS−NHK】

パッセンジャー
PASSENGERS (16・米)
 
(^^
(監)モルテン・ティルドゥム (脚)ジョン・スペイツ
(主)ジェニファー・ローレンス クリス・プラット マイケル・シーン ローレンス・フィッシュバーン アンディ・ガルシア
 
宇宙船アヴァロン号には冬眠したまま新たな居住地を目指す5000人の客が乗っていた。
ところが途中のアクシデントでエンジニアのジムだけが目覚めてしまい・・
ふ〜たり〜のため〜せ〜かいはあるの〜♪?!(古過ぎ)
予告編を見た時には、二人とも宇宙船のアクシデントで目覚めたのかと思ったけど・・違ったね・・いやぁ・・これはキツいわ・・。
だいたいあんな所にたった一人きりって・・悲惨過ぎ。怖いとか寂しいとか色んな感情が抑えきれなくなってどうかなりそう。
よく彼は気がおかしくならなかったね・・。いや、おかしくなったからあんな事したのかもしれないけど;;
でも彼女にした事はもの凄い罪だけど、もし自分だったら・・って思ったら責める事も難しいよ。
あのバーテンダーが少しは気休めになってたよね。でも、どう頑張っても人間じゃないモノ・・に頼ってしまうのも逆に辛いか。
二人の関係は凝縮された夫婦みたいな印象も。(汗)
クリス・プラットは殆ど知らないんだけど、なかなかの好印象。ちょっと個性が足りない気はしたけど、それはこれからなのかな。
ローレンスちゃんは素晴らしく魅力的だった。演技上手いから?それとも素?って考えたくなるくらい。
こんな女性見たらそら起こしたくもなるわな。(え) 知的な所も良かったけど、パニックになった時に思いっきり叫んだりする姿がまた可愛くて。
あ、ローレンス・フィッシュバーンじゃなくてジェニファーの方ね、わかってるとは思うけど!フィッシュバーンも可愛いけどさ。(笑)
それにしてもこんなちょっとの事でトラブル起こす宇宙船って・・・・・ないわ〜。しかも万一に備えてのアレコレもてんで機能してないし。
宇宙船で一番力入れてたのはバーテンダーのお喋り機能でした疑惑。(爆)
と言うか、そもそも何十年、何百年もかかる場所の開拓っていつどの位の時間かけてしたの?
1つ1つの開拓結果の引継ぎも伝言ゲームレベル疑惑・・。(汗)
そこに移り住もうとする人達も、仕事絡みとか(オーロラの意思も)なら解るけど、
家族との別れも意味するし、ワケアリの人達の集合かも?とか思うとそれも又不安要素。
なんかね〜二人も結局はあんな最後だったし、人は与えられた場所やその時代にしっかり生きなさいって言われてるみたいだったよ。
そう言えば、そう言う本出してたお婆ちゃんいたよね?「まかれた土地で咲きなさい」だったっけ?(全くのうろ覚えすんません)
ところで、日本と中国を混同した様な場所があったけど、アメリカ人はいい加減アジアをいっしょくたにするのやめて欲しいんだけど〜。
それか、最近のチャイナマネー絡みでそこはかとなくチャイナ風味にしてみました、的な?
壁に書いてあった「幸せ遠征」とは?もしかして「素敵な旅」とでも言いたかったのか?(笑)
いっそ「バナナはおやつに入れません」くらい付け加えてくれれば文句もなかったものを。(((uдu*)  【ユナイテッドシネマ・キャナルシティ】
 

パッセンジャーズ
PASSENGERS (08・米)
 
(監)ロドリコ・ガルシア (脚)ロニー・クリステンセン
(主)アン・ハサウェイ パトリック・ウィルソン デヴィッド・モース アンドレ・ブラウアー クレア・デュヴァル ダイアン・ウィースト
 
飛行機事故で生き残った乗客のセラピーを担当するクレアは、その中の一人の男性に翻弄される。
そんな折、事故原因をめぐっての生存者と航空会社の証言に食い違いが出始めるが・・

そういうオチはもう古い・・とか、あまりいい評判は聞いていなかったので、特に期待もせずに鑑賞。
やっぱりオチ自体は想像通りだったけど、その心構えがあったせいかどうなのか、さほど落胆もせず、
割と素直にこの世界を受け入れられたわ。・・と言うか、オチが古いとか古くないとか関係なしに、ラスト、泣けた・・(^^;
だって・・うーん・・隠す必要もないラストかもしれないけど、一応は伏せた方がいいだろうから、以下はネタバレあり!の方で。
・・と、まぁ、そんな感じで、物語にはそんなに文句もなかったけど、
なんかクレアに好意持つ男、遊び人に見えたんで、この物語にはあんまり合ってなかったよーな。
D・モースはやっぱりイイ感じだったけどね〜・・あの怪しさ加減が。(笑)
あと、ガルシアの映画でオムニバスじゃないのって初めて見たわ。新作もそうらしいけどまだ見ていないので。
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
あの犬が実は・・とか、先生とか、隣のオバチャマが・・と明らかになる所にはホント泣けた。
だって、単に不気味だと思って避けてた人達が、本当は、今まで自分の生活に精一杯ですっかり忘れていた人達、
しかも過去に自分をとても愛してくれた人達だったなんて・・。(犬も)
忙しいって字は心を亡くすって書くって言うけど、まさしくそんな感じじゃないの。英語では知らんけど。
生きてるのに、心亡くして生活してるなんて、死んでるも同然だったのかもしれない。
そんな人たちが本当の死を迎える直前に、生きていた時の暖かい心を思い出せたのって・・尊いし美しいし、
素直に良かった・・って思えて。それに、死って・・単に忌まわしく恐ろしい物だけではない・・とも思えて。 【DVD】
 

パッチ・アダムス
PATCH ADAMS (98・米)
(ーー;)
(監)トム・シャドヤック (原)ハンター・ドハーティー・アダムス マーリーン・ミランダー
(主)ロビン・ウィリアムズ ダニエル・ロンドン モニカ・ポッター フィリップ・シーモア・ホフマン ボブ・ガントン ピーター・コヨーテ
これは実話が元なんですね。お金なくちゃ病院行けないし健康でいられない世の中に、こんな偉業を続けてる彼のバイタリティーはスゴイと思いました。
なかなか出来る事じゃない・・。医療制度や看護体制に根をおろしてる理不尽な常識を覆し、人間を尊重した医療を目指す彼の気持ちには
とても共感する物がありました。 ・・が、それはとても素晴らしいとは思うけれど、それがイコール映画の面白さとは単純に繋がらないのがツライ所;;
映画としては・・どうもそんな彼の凄さが鼻についてしまうんですよね〜。と言うか、もしかして彼、躁うつ病?って、最初本気で思ってたりして。(汗)
医師との関係に上下はないと言いながらも、周囲を全て自分中心にしてしか進めない彼には、ちょ、ちょっと待ってよ、って感じ。
勿論その強引さあってこそ、そこまでの事を成し得たのも事実でしょうが、もっと周囲の人の事情も考えたら?とも言いたくなった。
その結果、あんな修復不可能な不幸な事件が起こって・・人と触れ合うのは素晴らしいけれど、まだそれ以上に(精神医学とか心理学とか)
勉強すべき時でもあったのでは?と思わざるを得ない展開が痛い。実話ベースなのに、なぜかすごく「作り話」っぽく見えるんだよね。^_^;
もしこれが実際に信念を貫き通した人の話じゃなかったら、完全に自分の気持ちは脱線したと思います・・。
ロビンも決して嫌いじゃないし、明るい演技にはいつも心が温かくなるんだけど、今回ばかりはその余りなハイテンションぶりにかなりヒイてしまった。
なんか演技に限界が見えるのよね・・ってシロウト意見ですが、もしかしてこの後「インソムニア」とか路線変える事を意識したんじゃないの?
とか思っちゃった。あ〜それにしても、ほんと貧乏人は病院行けない世の中。体あちこちガタガタ。【BS−NHK】

パッチ・オブ・フォグ-偽りの友人-
A PATCH OF FOG (15・英)
 
 
(監)マイケル・レノックス (脚)ジョン・ケーンズ マイケル・マッカートニー
(主)スティーヴン・グレアム コンリース・ヒル ララ・パルヴァー アーシャ・アリ スチュアート・グレアム イアン・マッケルヒニー
 
若い頃に執筆した小説がベストセラーになり地位も名誉も手に入れた作家のサンディ。
しかし彼には万引きの癖があり、ある日それを警備員ロバートにみつかってしまう。

主人公がオッサン二人と言う、なんとも華のないエヅラだったけど(笑)面白かった。
二人の駆け引きと言うか、悪知恵比べと言うか、顔色伺いと言うか、マウント取り合いと言うか、形勢が逆転する瞬間が見もの。
そもそも万引きするサンディが悪いはずなんだけど、
そこに付け込んで、ねっとりとすり寄って来るロバートが最初はとにかく気持ち悪いし嫌。
でもサンディも万引きのみならず強盗するとか、やる事が単純で子供じみてて・・
ただ、なんで彼がそんな性格(ロバートの歪みとは真逆な歪み?)なのかも少しずつ解って来ると言う・・
心理モノ好きにはちょっとしたコトにも目が離せない展開。
講義での反撃(?)は意外だったな。それなりに夜な夜な作戦練ってたんやろね。( ̄∇ ̄;
それにしても、サンディも自分では気付かずにロバートの孤独に何か共感するものがあったのかもね?
普通に知り合ってたら普通に友達になれたかも?いや、普通につぶし合ってた?(爆)
二人共悪いんだけど、時折コミカルに感じたりもしてしんから憎めないと言う・・なんか不憫で・・時々可愛いし。(え)
最後は・・運命の・・赤い糸?!( ̄∇ ̄; それって海外でも言うのか知らんけど。(追記:中国発祥、主に東アジアで信じられてる、らしい)
そしてあの原稿は・・? もしあの原稿をロバートが(ここ言えないね・・以下ネタバレあり!で)
もしそうなら、本当の友情が始まった、かもしれない?!・・と思う事も可能なラストも余韻あって良かった。
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
講義での反撃(?)も意外だったけど、
ベストセラーの原稿が実は父親が書いたものだった・・と言うのも思いつきもしなかった。(ボーッと見てるんじゃねーよ自分!・・チコちゃん調で・・笑)
それでサンディはもううんざり&作家辞める〜・・ってゴネてたのね。そして父親の父親らしい愛情を貰えなかった寂しい気持ちをずっと引きずって・・
それが大人になっても癒える事はなく・・万引きにもつながってたのかな・・?構って欲しい気持ちがストーカーを呼んで?しまった??・・と言う皮肉・・?
あの原稿はロバートが暖炉で燃やしたんじゃないのかな?もしそうなら、これから本当の友情が始まったかもしれない?
・・なんて、出来たら2人ともハッピーになって欲しかったなぁ・・と言う願望・・。    【CSスターチャンネル】
 

ハッチング―孵化―
PAHANHAUTOJA / HATCHING (22・フィンランド)
 
 
(監・原案)ハンナ・ベルイホルム (脚・原案)イリヤ・ラウツィ 
(主)シーリ・ソラリンナ ソフィア・ヘイッキラ ヤニ・ヴォラネン レイノ・ノルディン
 
家族4人で広く綺麗な家に暮らす12歳の少女ティンヤ。
体操クラブに所属する彼女は、日々の幸せな家族の姿をSNSで公開する事に夢中な母親から大きな期待を寄せられていた。

フィンランドの、お花に囲まれた美しいお家と仲の良いご家族・・誰もが羨ましがりそうな絵に描いた様な幸せをSNSで世界に発信・・
・・な〜んて始まりからして、かなり胡散臭い。
てか、この母親が見るからに胡散臭い。笑顔が派手過ぎて胡散臭い。(笑)
けど、母親の期待に応えようと体操を頑張るティンヤは健気で可愛くて天使みたいだった。
なんでこの母親にしてこの娘?とか思ったけど、
【以下、いきなりラストに触れてますよ〜。思い出すままに書いたもんで。】
この今の母親ももしかしたら過去の自分から生まれ変わった(?)結果だったりしてね?
いや、結果がいわゆるインスタバエだとしたら(笑)鳥じゃなく蠅?だったら最初はウジじゃん・・。
ごめん自分で言っときながら気持ち悪くなってきた・・( ̄∇ ̄; 一応、美魔女系ユーチューバーって事で。(?!)
孵化した鳥は見た目は結構ファンシーなくせに意外と生々しくて(ヨダレ?とか体液?とか)
布団とかシーツとか毎回どうやって洗濯したり隠したりしてんのよ〜臭いはどうなのよ〜
・・なんて思ったりもしたけど、そこはまぁおいといて(笑)
ただ巨大で狂暴なだけの鳥(言い方)が段々ティンヤの姿に近づいて行く所は面白かったなあ。
アッリはきっとティンヤの事を親だと認識してたと思うけど(アッリ=娘、ティンヤ=親)
きっとティンヤの抑圧された思いの表れでもあったと思うし(アッリ=ティンヤ)
(負の感情などは本来あって当然だし自然でもあると思うんだけど)
同時に、ティンヤをコントロールしようとする母とも重なったし(ティンヤ=母)
たとえ外見(外ヅラ)はそれらしくても中身は・・な所なんて例のSNS発信とも似てて。
てか、この母親、不倫であの開き直り、なんなん?しっかりしろよオヤヂ。(爆)
おっと、この母親のインパクトが強過ぎてつい話がそっちに・・(笑)
おふとぅんの上の巨大な卵を慈しむティンヤの画はとても印象的。
卵の時から、彼女の思い全てでハグしてて、思い出すとちょっと泣ける。(安定の"ホラーで泣く女")
で、それと同じくらい印象的(見終わった後につい思い出してしまう)だったのは、夜道に現れるアッリ。
いかにも悪いモノの塊みたいな彼女だけど、↑で書いた様に、そう言うのもまぜこぜで母親は受けとめてくれたらいいのに・・って、
なんだか悲しい光景にも見えて・・。いや、人襲ったりしてましたけども。(オイ)
だってでもさ、母親なんて不倫でさえ正当化してんだよ?(←またそこかい)
誰でも卵の時(胎児の時)は純粋に愛情だけを受け取って育ってたと思うんだけど、
生まれてしまうと、あーだこーだアナタノタメナノヨだのなんだのかんだの攻撃が・・・・((+_+))
そう言えば「卵で生みたい」って言ってた女優も居たなぁ・・。(最後に昭和ネタ)     【KBCシネマ】
 

バッド・エデュケーション
LA MALA EDUCATION (04・スペイン)
(監・脚)ペドロ・アルモドヴァル
(主)ガエル・ガルシア・ベルナル フェレ・マルチネス ハビエル・カマラ ダニエル・ヒメネス・カチョ ルイス・オマール
   ナチョ・ペレス ラウル・ガルシア・フォルネイロ ペトラ・マルチネス レオノール・ワトリング
前作「トーク・トゥ・ハー」に震える程感動したので、今回もかなり楽しみにしていたんですが・・ちょっと今回はそこ迄の物はなかったな。
男同士の禁断の愛や復讐、野望etc.と、押さえるモノは押さえてて、観ている間はさすがに一時も目を離せず
この世界に
引き込まれていたんだけどね・・でも、どうも観終わった後に、何かこうスッキリ感(満足感)がなくってね・・結局何だったんだろう?って。( ̄∇ ̄;)
大抵どんな作品でも、自分なりに心に残った何か(マトはずれであったとしても・笑)をしみじみ想う・・物なんだけど、今回はなんだか
幻みたいな感覚しかないんだよね。めくるめく同性愛トリップが私に与えてくれた物は何だったんだろう?今、まるで夢から覚めた様に思い返して
みると、男でも同性愛者でもない自分がこの世界を理解するには、
フィジカルな面で表現されてる部分が目立ちすぎてた?・・などと。
【以下、内容に触れています。未見の方はご注意下さい】
例えばイグナシオが子供時代に神父に迫られた事にしても、神父のくせに権力使ってどうこう以前に、屈辱と同時に実感した物が
他にもあったのでは?と気になったり。でも、イグナシオがすぐに神父を訴えなかった事や後に性転換してる所に来て、やっと少しは
その時の彼が解った様な?・・と言った具合で、アンヘルがサハラ役に固執した理由も後に解るけれど、そう言うの殆どが物語の展開から解るだけで、
彼らから滲み出る感情と直結はしなかったし、同性愛者でもとことん男である人や、女装してても男を好きな訳ではない人とか色々なので
(フアンの気持ちも含め)その辺が自分の想像の域では曖昧でピンと来なくてね。ワカル人には、匂い(?)で解るのかもしれないけれど、
早い話が、誰もが持っている心=共感出来る心理面でもっと魅せて欲しかったし教えて(?)欲しかった。
本作は、監督の自伝的要素もあるらしいので、やや主観が過ぎて独りよがりに陥ってしまった感も無きにしも非ず、かも。
唯一、透明で純粋な心が欲望の対象にもなり得るんだ・・と解る「ムーン・リバー」のシーンはぞくっとしたけどね。( ̄∇ ̄;)
主演陣はとっても頑張ってて濃厚〜(≧▽≦)
ガエル君の女装も、斜めから観るとちょっとばかりゴツくて(鼻〜アゴがね)男じゃん〜!って
思うんだけど、そうじゃない時はなかなか妖艶で、見応えがありました。(笑)まあ、女装してない普通の青年の時が一番可愛くはあったけどね。
なんか映画に出る度に、どんどんオボコさが増してるよーな?「アモーレス・・」の時が一番オトナっぽかったんじゃ?( ̄∇ ̄;)
予告編では、線が細そうだな〜って思ってたフェレも、落ち着いた視線が素敵で(
目線か?プールの・・_(T▽T)ノ彡☆)良かったです。
クールなのに熱い・・「視線のエロス」ならぬ「目線のマルチネス」!(・・寒)
メイク係役、似てるな〜と思ったらやっぱりレオノール・ワトリングでした。こんなチョイ役で・・;;しかも、
周りの男達があまりにも薔薇♪しょってたので、なんか地味だったなぁ〜。ベニグノ(笑)にも華があったのに!(≧▽≦) 【ユナイテッド・シネマ】

バッド・ジーニアス 危険な天才たち
CHALARD GAMES GOENG / BAD GENIUS (17・タイ)
 
 
(監・脚)ナタウット・プーンピリヤ (脚)タニーダ・ハンタウィーワッタナー ワスドーン・ピヤロンナ
(主)チュティモン・ジョンジャルーンスックジン チャーノン・サンティナトークン イッサヤー・ホースワン 
   ティーラドン・スパパンピンヨー タネート・ワラークンヌクロ サハジャック・ブーンタナキット
 
あんな大がかりなカンニングやるヒマあったら勉強すれば?・・ってのは置いといて〜・・(笑)
カンニング本番!の所はハラハラして意外と見応えがあった。悪い事なのに、つい成功した所を見たい、とも思っちゃって。( ̄∇ ̄;
ただ、バンクがあんな風になって終わったのがどうにもやりきれなかったし、
リンが彼を引き込んだくせに、なんかリンだけいい人みたいな終わり方はズルい気がした。
リン役の子は全然可愛くないんだけど(笑顔も殆どないし)とてもスタイルがいいな、と思ったら元モデルだったみたい。
でも欧米ではこんなタイプがモテるんだろうな?と漠然と思った。(映画関係ナシ・・笑)   【Amazon】
 

バッド・ティーチャー
BAD TEACHER (11・米)
 
 
(監・製作総指揮)ジェイク・カスダン (脚・製作総指揮)ジーン・スタプニツキー リー・アイゼンバーグ (製作総指揮)ジョージア・カカンデス
(主)キャメロン・ディアス ルーシー・パンチ ジェイソン・シーゲル ジャスティン・ティンバーレイク ジョン・マイケル・ヒギンズ フィリス・スミス
中学教師エリザベスは金持ちの男探しに忙しく教育や生徒には全く無関心。そんなある日彼女の前に裕福な教師スコットが現れ・・
出た! 美女の洗車! アメリカ人好きだね〜セクシー洗車・・(笑)
・・以上! ・・な物語。
いやいや・・(笑) なんか、キャメロンがキュートだから成り立ってるだけで、正直、何がしたいのかはよくワカラン;;と言う・・(爆)
まだ少し純な年頃の生徒たちも、金持ちボンボン教師スコットも、たいした活躍なしで;;
当然の様にセクシー破天荒?美女エリザベス(キャメロン)の引き立て役。
ボンボン教師がティンバーレイクなのはすごく似合ってたけど。(笑)
体育教師は1人だけ妙に落ち着いてたな。しかも何故かカケアイが巧い・・体育教師のくせに身体は特に使っとらん。(謎)
みんな結構事なかれ主義だった中、あの女教師だけはシャカリキに(死語)頑張ってたね。
どこでも、女の敵は女?好きなタイプじゃないけど、顔がカブれた時は可哀想だったわ。
そうじゃなくても見た目エリザベスに負けてるのに。(え)
まあ、エリザベスの方に感情移入も出来ないけどさ。(笑)
そもそも、こんなんが先生って・・誰の願望よ・・(笑)父親参観日は賑わっていいかもしれんけど。
・・と言うか、エリザベスってさあ、こんなに裏工作の才能あって、セクシー系完全犯罪(?)出来るのなら
教師じゃなくて他に割りのいいシゴトいっぱいあるだろ〜。「峰不二子」とかさぁ。(←職種?)
あ、頭から何か取り出した時は「黒柳徹子」だったわ。(←職種です!)  【BS】

バッドデイズ
CITY OF INDUSTRY (97・米)
(監)ジョン・アーヴィン (脚・製作)ケン・ソラーツ
(主)ハーヴェイ・カイテル スティーヴン・ドーフ ティモシー・ハットン ファムケ・ヤンセン ルーシー・リュー ウェイド・ドミンゲス
ドーフ作品と言う事で。 プロの強盗と、裏切り者との死闘を描いたハードボイルド。
・・・内容はともかく(かなり前に見たのでほとんど忘れてるし。)ここでのドーフもめっちゃ良いです!
存在感では、主人公に負けてません!・・・完全、悪役です!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 【TV】

バッド・マイロ!
BAD MILO! (13・米)
 
 
(監・脚)ジェイコブ・ヴォーン (脚)ベンジャミン・ヘイズ
(主)ケン・マリーノ ジリアン・ジェイコブズ パトリック・ウォーバートン メアリー・ケイ・プレイス スティーヴン・ルート ピーター・ストーメア
 
真面目でお人よしな性格の為、日頃からついつい不満をため込んでしまうサラリーマンのダンカン。
しかし、会社で無理矢理リストラ係を任された事から、彼のストレスは頂点に達してしまう。
きゃ〜〜〜〜!!!( ̄□ ̄;!! ・・ってつい叫んでしまう〜ほどコワイ〜!
じゃなくて、カワイイ〜〜〜!マイロ、めっちゃ可愛い〜!!!(* ̄∇ ̄*)
宣伝コピーの「腸カワイイ」は本当やった!もうマイロの可愛さだけでオールOK。「つるツボ」。(←ハードル低っ・・)
可愛いって言っても、マイロは実は超(腸?)凶暴なんだけど、その凶暴な表情がまたツボで!(^^;
パパ(なのか?)のストレスの原因を察知すると、待ったナシで爆走一直線!!なのもステキ過ぎる!
俺はやるぜやるぜやるぜ殺るぜ殺るぜ・・で、前しか見えん!・・こいつ射手座やな?(何故・・笑)
物語も、開き直ったB級映画らしさに好感。
B級コメディには当然な下ネタセリフや映像ぶっこみも、なぜか中途半端でぬるい(笑)ので、
下ネタ苦手な方でも余裕でスルー出来るかも?まあ、お尻からどうこう・・が既に下ネタかもしれんけど。
母親の新しい夫との会食シーンは可笑しかった。あの義父の何とも言えない怪しさ・・じわじわくる・・(笑)
マイロは、おとなしくしてる時(でも我儘も可愛い)は、ちょっとE.Tみたいだったな。(でもE.Tより全然可愛い!)
いや、可愛さと凶暴さの両方と言う意味ではギズモ(グレムリン)かな。
そんなマイロと(なんとか)仲良しになって(手なずけて?)平和的に解決しようとする(他にどうしろと?)ダンカンが、
父親との確執(トラウマ)をも平和的に解決しようとして(他にどう・・以下略)と言うか、
マイロとも父親とも妻ともちゃんと向き合った彼が、一つオトナに(充分大人ですが)なって良かった〜?!な感じで、
意外とファミリー感動路線だったのにもホッとした。(ホントです・・笑)
まあ、とにかくマイロが気に入ったので、この一本だけなんて勿体ない気も。かと言って、続編は無理かな?
ダメモトで続編希望。ダンカンに次は何のストレス与えたらいいかとりあえず考えとくわ〜。ヾ( ̄∇ ̄; 【ユナイテッド・シネマ】 

バットマン ビギンズ
BATMAN BEGINS (05・米)
(監・脚)クリストファー・ノーラン (脚)デイヴィッド・S・ゴイヤー (原案)デイヴィッド・S・ゴイヤー (原作)ボブ・ケイン
(主)クリスチャン・ベール マイケル・ケイン リーアム・ニーソン ゲイリー・オールドマン ケイティ・ホルムズ キリアン・マーフィー
   トム・ウィルキンソン ルトガー・ハウアー 渡辺謙 モーガン・フリーマン
何度も鑑賞挫折した「バットマン」でしたが(知る人ぞ知る・笑)今回のは「メメント」のノーラン監督作、そして主演が「マシニスト」のベール
・・となると、もう仕方ないですよ〜行きますよ、劇場に!・・と、複雑な思いを抱きつつ、足運びました。(笑)
まず、ストーリーが解るだろうか・・と言う心配が一番あったんだけど、大丈夫でした。良かった・・ビギンズ(始まり)で。(^^;
しかし、アメコミから想像してたよりも、ずっと
オトナな雰囲気でちょっと驚き。シリアスな内容や映像タッチの中で、
サラリと流すジョークの「間」がとてもスマートで、コテコテのアメリカンジョークを勝手に想像してた私には新鮮だったし
とてもノーラン味を感じてしまった。(^^)出演者もオヤヂ・・もとい、オトナな方が多くてシブかったなぁ(笑)
善良な刑事に、キレ優(笑)のゲイリー・オールドマンを、愛情深く立派な父親に、優男(笑)のライナス・ローチを、
そして、ほにゃらら役に「SW」のリーアム・ニーソン・・と、この配役のセンスって
どうよ!めちゃくちゃイイじゃん!(≧▽≦)
「キャスティングで遊んでるぅ〜!」(≧▽≦)って、そのオチャメな余裕にもノーラン風味が感じられて大満足。
気味悪いが、みょ〜に青い目が美しい!(笑)精神科医がまたまた「28日後・・・」の兄ちゃんだったけど、
この気味悪さは今、旬&ヒッパリダコなんですかねー?いつ見ても不思議な風貌の兄ちゃんだ。( ̄∇ ̄;)
主人公が何故バットマンになったのか・・等が、とてもドラマチックに展開されていって、コスプレ・ヒーロー物(?)に
多少違和感持ってる私でもすんなり受け入れられたけれど、所々お話に抑揚がなくなったりゴチャついた印象があった
のが残念だったのと、(私が挫折した)「バットマン」のファンにしたら、もしかしたらもっと肩の力抜いたヒーロー物を
期待してた向きもあるかな?こんなにシリアスなオトナ・バットマンってどうなの?時に絵空事とは思えない内容って
アメコミに持ち込むにはちょっとハード過ぎでない?って気持ちもあったかも?・・と勝手に心配したりして。
それに
時折「スパイダーマン」とカブる所もあって、こちらが等身大の親しみやすい学生なもんで、バットマンは誠実だし
ベールもとても頑張ってて良かったと思うけれど、どうしても大金持ちのお坊ちゃまだと、少々ブが悪い。(笑)
せめて、数着しかコスチュームがなくて洗濯もままならないスパイダーマンに、2〜3着衣装作ってあげたら〜?( ̄∇ ̄;)
でも「中身よりも行動が大事」とか「転落は這い上がる為」・・って教訓も押し付けなくサラリとあったりして、この辺のさじ加減
もオトナだし、善悪のグレイさ加減も絶妙。(私が隠れファンやってる)ケイティは、この作品とトムとの結婚ですっかり
メジャーになりつつあるけど、今回は、昔よりもおかめ顔に拍車かかって;;しかも少々表情にクセがつきだしたみたいで
(ハシャギ過ぎない雰囲気はOKなんだけど)自分の中のケイティの魅力レベルと言う点では今ひとつだった。
謙さんもあまり出番なかった・・けど、この作品の
オヤヂーズの一員としての使命はちゃんと果たしていたと思うよ。(笑)
エンドロールにルーシー・ラッセルの名前を発見!英語だから見間違ってるかもしれないし、すぐに文字が上に行っちゃった
から確信は持てないけど、パーティ客の1人だった様に思う・・うーん、どうなんだろう?もしそうだったら見逃して悔しい〜。
【追記】作品内容が尼崎列車事故を連想させる事へのお詫びとお願いが、劇場に掲げてありました。
謹んで、事故に遭われた方々の一日も早いご回復と、お亡くなりになられた方々へのご冥福をお祈り致します。 【ユナイテッド・シネマ】

バッド・ルーテナント
THE BAD LIEUTENANT: PORT OF CALL NEW ORLEANS (09・米)
 
 
(監)ヴェルナー・ヘルツォーク (脚)ウィリアム・フィンケルスタイン 
(オリジナル脚本)アベル・フェラーラ ヴィクター・アルゴ ポール・カルデロン ゾー・ルンド
(主)ニコラス・ケイジ エヴァ・メンデス ヴァル・キルマー アルヴィン・イグジビット・ジョイナー フェアルーザ・バーグ
 
昔のカイテル主演の映画が見たかったけど機会なく・・そうこうしてるうちにニコちゃん主演のリメイク版が。
ちょっと期待が大き過ぎたか・・展開自体はそんなに面白くもなかったかな。ヤクとか八百長とか。
なんか、ほんのちょっぴりの良心だけで出世と愛を手に入れた男やったなあ。
イグアナが心に宿る?のにはどう言う意味があるんだろう?ニコラスとイグアナの図はシュールで一番印象的だったけど。
あと、コップの中の一匹の魚・・と水族館の沢山の魚・・・。 マイケル・シャノン出てたんだ・・気づかなかった〜。   【CS】

ハッピーエンド
HAPPY END (99・韓国)
(監)チョン・ジウ
(主)チョン・ドヨン チェ・ミンシク チュ・ジンモ
子供英語スクールを経営するキャリアウーマンのボラは、失業中の夫の代わりに家計を支える一方、
元カレとの不倫を重ねていた。フトした事からその事実に気付いた夫であったが・・

冒頭からの激しい濡場・・カメラがぎこちないのでまるで覗き見でもしてるみたいで、なんだか生々しかったなあ( ̄∇ ̄;)
それから先は、妻の不倫に翻弄される情けない夫が見所・・( ̄∇ ̄;)
いや、しかし妻の夫への苛立ちや元カレとの夢時間に甘えたい気持ちも解ったり・・困ったもんだ。
結局、子はかすがい映画・・?とか思ってたら、ああ言う展開になるとは・・!ちょっとワイドショー的・・;;
もしや、このチェ・ミンシクを見て、チャヌク監督は「オールド・ボーイ」の主演に決めたのかしらん?なんて。(笑)
こう言う展開だったので、元カレとはしゃぐ妻の楽しそうな写真や、ラストの幻想的なシーンがやけに印象的だった。
人は人生に一体何を求めて、捕まえようとしてるんでしょうね・・?まあ、この皮肉なタイトルだって、モノは考えよう・・って事かもしれませんが。
主夫のミンシクがボ〜ッと見ているTVのメロドラマに、若い4が出てて爆笑!_(T▽T)ノ彡☆
日本の韓流ブームに物申してたミンシクだったので、このシーンも印象的だったわ。 【DVD】

ハッピーエンド
HAPPY END (17・仏=独=オーストリア)
 
 
(監・脚)ミヒャエル・ハネケ
(主)イザベル・ユペール ジャン=ルイ・トランティニャン マチュー・カソヴィッツ ファンティーヌ・アルデュアン 
   フランツ・ロゴフスキ ローラ・ファーリンデン オレリア・プティ トビー・ジョーンズ
海沿いの大邸宅に三世帯で暮らすロラン一家。そこへ親戚である少女エヴが一緒に暮らすこととなり・・
一瞬、前作の続編?と思ったけど、どうやらそうでもないらしい?
そんな、前作と似た様な一家の物語だけれど、働き盛り組の生活の慌ただしさハードさの中、
年老いた家長とその孫の少女だけは心ここにあらず・・みたいな雰囲気。
働き盛り組も責任のない世界にストレス発散するかの如くのめり込んでたりもしてて、
見ている方もその現実の人間関係に神経をすり減らしそうになるばかりで、楽しさとか面白さがあんまり感じられないのはツライところ。
相変わらずの冷徹なハネケ目線だとは思ったけど、今回はなんだか本人すらも現実に混乱?している風にも感じられたのは自分だけかな?
もし人生の幕引きを自分自身で設定出来るとしたら、そこに行きつくまでのあれこれなんて大騒ぎする程でもないかも?とか
いくら自分が泣いたり笑ったりした所で、世界がその表情を変える事もないしね?とか
責任がないと思ってる世界の掌返しだってきっと重々理解してるんだろうし、
そんな世界からの審判?を真摯に受け止めようとしてるみたいにも見えるし、
さめた感覚は、底なしの感情の歯止めであり裏返しの様にも思える。
前作と同じトランティニャンやユペールに加えて、久々のカソヴィッツ。既に懐かしい・・微妙にホタレクさんに見えたりして。(笑)
そして、少女のTシャツのI ☆ Japanも妙にに気になった。( ̄∇ ̄;
【追記】本作、日本で起きた事件(娘による母親薬殺未遂事件)をヒントに作られたらしい。    【KBCシネマ】
 

Happyダーツ
 (08・日本)
(-_-;
(監・脚)松梨智子 (脚本協力)前田理恵
(主)辺見えみり 佐藤仁美 加藤和樹 新田恵利 村杉蝉之介 DAIZO 森次晃嗣 森泉
 
毎日を退屈に過ごしていた美奈子は、親友とたまたま行ったダーツバーで店員の篠塚に一目惚れ。
彼は世間に知られるダーツ選手だった為、早速自分もダーツを始めるが・・

日々をダラダラと過ごしていた女の子が、初めて何かに真剣に打ち込む・・と言うのはイイんだけど、
展開がなんとも・・都合の良い粗筋だけで進んでる感じ。
え?ダーツってそんなに簡単なの?・・とか、変に誤解してしまいそう。
シーンの挿入の仕方も曖昧なので、展開に感情がこもらない。
試合での太った選手の靴の件も出来過ぎだし、そこでの見学者の会話なんかも聞いていてとても不愉快。
大好きな彼との事も、それまでに全然これと言ったエピソードがないので、ラストがああでも、まーったく何も感じない。
それこそ、何がどーしてそーなった?(ーΩー )ウゥーン
これって、一時期ダーツが流行った時に作られたのかな?きっと、その魅力をもっと知ってほしいとか、
選手への応援もこめられてるんだろうな?・・とも思うけど、実際にダーツをやってる方々にはどう映ったんだろう?
私には、美奈子を心配して駆けずり回った親友のが、ダーツしてる美奈子よりも一生懸命に感じられたけれど。(^^;
でも、ダーツってあんな風にして点数競い合うんだね〜・・って、ただ投げるしか知らなかったから(笑)勉強にはなりました。 【BS】

ハッピー・デス・デイ
HAPPY DEATH DAY (17・米)
 
 
(監)クリストファー・ランドン (脚)スコット・ロブデル
(主)ジェシカ・ロース イズラエル・ブルサード ルビー・モディーン レイチェル・マシューズ チャールズ・エイトキン 
   フィー・ヴー ミッシー・ヤガー ジェイソン・ベイル ローラ・クリフトン ロブ・メロ
 
全方面への悪態と尻軽行為絶賛発動中〜のビッチ女子大生ツリー。
誕生日の朝にたいして知らない男の部屋で目覚めた彼女は、その後怪しげなマスクの何者かに狙われている事に気づく。

怪しげなんだけど、どこか可愛いマスクに惹かれて鑑賞〜。 ぱっと見た時、リスかと思った。
結構がっつりなマスクで、北野武がよく被ってた中華マスクも連想。
物語はいわゆる殺人ループもの。 
んで、何度も殺される羽目になるビッチなヒロインが、それを経て人間的に成長していくと言う、ちょっといい話。(だよね?!笑)
ライブリー似のヒロイン、ツリーはなかなか魅力的なんだけど、ビッチ度が高すぎて、最初はかなりヒイたわ。(^^;
あんなに家族に愛されてるのに、なんでこんなビッチに成り下がったのか、見た目が成熟した大人なだけに心とのギャップに驚かされて。
母ちゃん草葉の陰で泣いてるよ・・杏里ちゃん・・(関係なし)
なので、それが軌道修正されていって、気持ちよく終われたのが本作で一番良かった所かな。
殺人鬼は、母親の死に絡んでいる訳でもなかったし、あの人も、えっそんな程度で殺人て・・みたいだったので、
その辺の馴染み具合より、ツリーの心情の方についフォーカス。(^^ゞ
あと、ツリーが本当に恋してしまう相手も、欲を言えばもうちょっと活躍して欲しかったな。
ヒロインがあれだけ何度も身体張って頑張ったから、彼もヒーローとしてその半分くらいは活躍出来たら・・と、
見た目が地味目だったから、行動は派手にかましてくれよ!と。(笑)
そんな訳で、全体的に思ってたよりもサラッとした印象。
マスクにすごくインパクトがあったから、なんかドロドロしたやつ(?笑)かと勝手に想像してたのもあって。(^^;
パンチ・・と言うか、オルゴールの所みたいなホラー味がもうちょっと欲しかった気はした。
と言うか、オルゴールも可愛いかったな・・小道具にこだわってこそいっちょ前の殺人鬼?(笑)
あ〜・・これ2があるのね。サラッと感は2への序章だから?全く違う話かもしれんけどどうなんだろ?
(後で、同じ人達の話と教えて頂きました。そして「もっといい話」らしい・・!?笑)    【Amazon】
 

ハッピー・デス・デイ 2U
HAPPY DEATH DAY 2U (19・米)
 
 
(監・脚)クリストファー・ランドン
(主)ジェシカ・ロース イズラエル・ブルサード スラージ・シャルマ スティーヴ・ジシス フィー・ヴー 
   ルビー・モディーン サラ・ヤーキン レイチェル・マシューズ ミッシー・ヤガー ジェイソン・ベイル
 
やっと普通の世界に戻れたツリーだったが、今度はカーターのルームメイトがループに巻き込まれてしまい・・
突然ですが・・ご存じでしたか? フィギュアスケート、「ループを制した者が五輪を制す」の連覇ジンクス。
2回転ループ史上初・・カール・シェーファー(32、35年五輪金)
3回転ループ史上初・・ディック・バトン(48、52年五輪金)
そして
4回転ループ史上初・・羽生結弦(2014、2018年五輪金)!!!
やっぱループは特別なのよ・・ 高い技術力があるからこそ手懐けられる・・ ゆえに基礎点上げは当然なのよ・・
って、えっ、せっかく決まった4Lo基礎点上げ、今になってしばらく保留?!(怒)
・・な〜んてのがちょっと前にあったのを思い出したけど、Fスケ界隈は相変わらず、なんだかな〜な今日この頃ですよ。
簡単に言えばなんちゃらアワードの件ですけど!(爆)
と言う訳で! (前置きが殆どループにこじつけたぶっこみ)
あれから速攻見てたデスデイ2を今頃UPです。(^^; U2かと思ったら2U・・to youなのね?(さすがにゆづU2ネタは自粛・・笑)
冒頭、あのフェイクパツキンのノブナリ(確かに似てた〜笑)ばかりで、まさかの主役に大抜擢?と心配になったけど、ちゃんとツリーが主役でした。
カレシも今回は結構活躍してたね。でもあの彼女とは全然お似合いじゃなかったな〜めっちゃ無理ある。(笑)
んで、何やら時間を分裂させる?ゆがめる?マシンなんぞも登場して、その辺、正直ちんぷんかんぷんでしたが。
と言うかそれがメインだけど!つまりほとんどちんぷんかんぷん?!Σ( ̄ロ ̄lll
でも、ツリーはすごかったね〜パワーアップして。特に記憶力。(笑)アメリカ版ビリギャルって感じ?(知らんけど)
死なないでループするとわかってても、どんどん衰弱していくツリーはやっぱり心配だったし、お母さんとのシーンにはうるうる・・
辛い決断もしないといけなかったしね・・。でもやっぱり過去より未来に向かわないと仕方ないんだろうね・・。
それが人生なのね・・?!(ホラーで涙し、ホラーで人生を学ぶ女・・)  この辺はまたしてもいい話。(ホントだって〜笑)
あの仮面は今はもう愛着感じちゃったのか、なんだかめっちゃ可愛くなってきたんだけど・・。
チャッキーへの気持ちと似てるかも・・・?!   【Amazon】
 

ハッピーフライト
 (08・日本)
 
 
(監・脚)矢口史靖 (脚協力)矢口純子
(主)田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 田畑智子 寺島しのぶ 田中哲司 平岩紙 中村靖日 
   江口のりこ 笹野高史 田山涼成 竹中直人 木野花 ベンガル 柄本明 岸部一徳
 
航空業界の舞台裏のあれやこれや・・。
あれ?このタイトル・・アメリカ映画でもあった様な気がしたけど・・?
と思って調べたら、真ん中に「・」があるのとないのとの違いでした。でもアメリカのも未見。
で、本作・・とても評判が良かったので密かに期待していたんだけど、ふつ〜〜・・って印象。
別につまらなくもないけど、取り立てて面白いとも感じなかった。(汗)子供の見学に関する話も、以前何かの番組で見たことあったし、
航空業界の裏側コメディなら、TV番組でもやらない様な興味深い楽しい&スリリングなエピソードがもっとあって欲しかった。
綾瀬が主人公かと思ってたら大勢の中の一員。アイドルみたいなCA達のこのテンションはちょっと居心地悪いなぁ・・とか思ってたら、
寺島しのぶが出ててなんかホッとした。(どう言う意味?笑)
あと、紙ちゃんとか・・めちゃくちゃ頼りないけど、居るだけでコメディ!?田畑・・目立ってたなぁ。(笑)
久々の時任さんも、変にコメディタッチになり過ぎないで良い感じ。でも岸部さんのモノサシが一番印象的だったかな。Σ\( ̄ー ̄;) 【TV】

バッファロー’66
BUFFALO 66 (98・米)
(監・脚・音楽)ヴィンセント・ギャロ (脚)アリソン・バグナル
(主)ヴィンセント・ギャロ クリスティーナ・リッチ アンジェリカ・ヒューストン ベン・ギャザラ ロザンナ・アークエット 
実は、西部劇かアクション映画だと思っていた私。(爆)ああ!全然違うやん!(笑)なんて可愛い・・と言うか、繊細で壊れやすい人なんだろう・・。
「わがままな男」の映画だとは思いませんでした。純でした。彼を受け止めるリッチの大きさ(体ではないよ・笑)が良かったせいかも。【ビデオ】

バディ・ボーイ
BUDDY BOY (99・米)
(監・脚)マーク・D・ハンロン
(主)エイダン・ギレン エマニュエル・セニエ スーザン・ティレル ハリー・グローナー ヘクター・エリアス 
   リンダ・マンズ ジョン・ウエルタス ティム・ディケイ
信仰深く内気で友達のいない孤独な青年フランシス。ある日、アパートの壁の覗き穴を発見した彼は、
向かいに住む一人の美しい女性を覗くのが楽しみになる。その後、偶然にも彼女と知り合い、急速に親しくなるのだが・・

前に見た「ペイン」は、やっぱり、見たかった物とは違ってたわ。こっちが、本当に見たかった方だと思う。
でも、「ペイン」はDVDのタイトルで、公開時は「バディ・ボーイ」だったらしい。タイトル変えるのやめて〜!(`ロ´)何度叫んだことやら〜!
(紛らわしい「ペイン」よりも、「バディ・ボーイ」のがいいので、こっちのタイトルで載せます。)
早々から「見てはいけなさそうなシーン」から始まり;;その後は、途中まで、しっかりミスリードされてたわ。
だって、途中まで、彼女はホントにこっそり食べてるって思ってさ、
でも、誰でも隠しておきたい事くらいあるやん〜。それをわざわざ暴いて何になるの〜?
許してやってよ、そのくらい〜。あんたの「見てはいけなさそうなシーン」も見てない見てない!
・・って、本気で思ってたもん。(^^;
でも・・実は・・ 自分を受け入れられず他人も赦せない人・・が陥る世界・・?
奇妙に歪んだ心のレンズを通してえぐられる闇・・。
覗いてごらん・・自慢のレンズで・・ 覗いてごらん・・うごめいてるのは何かしら?
とは言え、彼の毎日は結構気の毒。 あの母親?なんだ?あのキョーレツな生き物・・( ̄∇ ̄;
あれの毒が彼の体にまわってあんななったに違いない!?神も、彼女らにとっては単に都合いい存在なだけだし。
あの母親?父親?(笑)に関しては、色々と不明な部分もあるんだけど、
次のステージをほのめかしているみたいなラストも、一筋縄ではいかない不明さ・・だったわ。
彼の闇はそんじょそこらの治療では治らなそう・・けど、彼女の愛はこの先も意外と頑強で
ずっとそれに耐えられそうな気もしたわ。・・と、前向きなのか自虐的なのかワカラン気持ちに;;
全体的にどんよりと暗い雰囲気だけど、キョーレツな母親?とか、コミカルで笑える所もチラホラ。
配管修理にかこつけて入りびたりのオッサン、「ザ・プラマー」よりくつろいどるし。( ̄∇ ̄; とか、
説教する神父さんがド・アップ過ぎて迫力。 とか、
カノジョの手作りTシャツ・・えっ、これを着ろ、と?・・着てるし・・( ̄∇ ̄;愛ってステキー とか、
大きな鍋を開けてみたら・・ズッキーニ?・・巨大すぎてもはや野菜とも思えん。 とか、
誘拐犯の似顔絵描いたったー!けど微妙に可愛い。 ・・とか、結構笑った。
母親のベッドカバーが、パッチっぽかった。エンジとグリーンにチェックの四角繋ぎ。
表面を所々留めてる?みたいなので、キルトは入ってないのかも?一応「映画の中のキルト」コーナーに入れとこう。
そうそう、ヒロインが何故かエマニュエル・セニエだった〜。すんごい得した気分。 【DVD】

バティニョールおじさん
MONSIEUR BATIGNOLE (02・仏)
(監・脚・製作)ジェラール・ジュニョ (脚)フィリップ・ロプ・キュルヴァル
(主)ジェラール・ジュニョ ジュール・シトリュック ミシェル・ガルシア ジャン・ポール・ルーヴ
見るからに笑いを誘いそうな由利徹似のバティニョールおじさん・・きっと根っからのいい人に違いない・・と思ってたら、なんだ、結構タダの人・・。(笑)
間接的とは言え、知人を収容所送りにしてしまったと言う事が心に引っかかっていたのだから、その子供をつい匿ってしまうのも当り前といえば当り前の感情。
きっと心の中では「なんでこんなハメに?」といつも思っていた事でしょう。(笑)でも、だからこそ、こまっしゃくれたシモン君と喧嘩しながら、
ただの償いでなく、少しずつまるで親子の様に打ち解け合って行く様子がとても良かったと思う。
シモン君、予告編で見たのよりも、数段可愛いかったです。子供ってやっぱり動くと可愛いんだよね。ただ、あの様な状況であそこ迄気丈に出来るのは
彼の年齢的な物でしょうか?上流教育の賜物か?それとも元からの性格か?などと思ったり( ̄∇ ̄;)おじさんが仕出かした事もかなりショックだったし、
農場の女性とほにゃらら関係になるのもなんだかなぁ〜・・だった。彼女の息子も印象的だったから。【シネサロン・パヴェリア】

鳩の撃退法
 (21・日本)
 
 
(監・脚)タカハタ秀太 (脚)藤井清美 (原作)佐藤正午
(主)藤原竜也 風間俊介 土屋太鳳 西野七瀬 豊川悦司 佐津川愛美 桜井ユキ 柿澤勇人 駿河太郎 
   浜野謙太 岩松了 村上淳 坂井真紀 濱田岳 ミッキー・カーチス リリー・フランキー
 
自分が関わって知ってる事も、そうじゃなくて気がかりな事も、断片的な事が少しずつ解明されていく様子は面白かった。
小説家として事実を小説として書くのはどうなのかケースバイケースだとは思うけど、悲惨な結末にしたくない気持ち、贖罪の気持ちもあったのかな?
自分は知らないはずの結末だけど、最後にああやってヒデヨシと会えて救われたよね?
鳩の意味・・鳳凰じゃない偽札だから鳩?それはいまいちピンと来なかったけど。(汗) それはともかく、ヒデヨシの奥さん最悪。  【Netflix】

鳩の翼
THE WINGS OF THE DOVE (97・英)
(監)イアン・ソフトリー (脚)ホセイン・アミニ (原)ヘンリー・ジェイムズ
(主)ヘレナ・ボナム・カーター ライナス・ローチ アリソン・エリオット エリザベス・マクガヴァン シャーロット・ランプリング
ヘンリー・ジェームズの小説の映画化。主人公(ヘレナ・ボナム・カーター)が、めちゃ嫌な女でね〜・・・
う〜ん、面白かった〜!(なんじゃ、そりゃ) 背景や衣装のアンニュイな美しさも必見です。【KBCシネマ】

パトリオット
THE PATRIOT (00・米)
(監・製作総指揮)ローランド・エメリッヒ (脚)ロバート・ローダット
(主)メル・ギブソン ヒース・レジャー ジョエリー・リチャードソン ジェイソン・アイザックス クリス・クーパー
平和主義に徹して子供達と暮らしていた主人公が、変わらざるを得なくなる状況に涙。
見ごたえのある作品でしたが、メルは「ブレイブハート」の印象が強すぎて・・。新人のヒース・レジャーはめっけもん♪【ユナイテッド・シネマ】

パトリス・ルコントのドゴラ
DPGORA-OUVRONS LES YEUX (04・仏)
(監)パトリス・ルコント (音楽)エティンヌ・ペルション
たまたま今月は誕生月で、劇場からタダ券を頂いたので、お正月映画は何が来るか不明だし(まるまる一ヶ月邦画だったらカナシ〜・・とか思って(^^;)
これまた、たまたま貼ってあったこの作品のポスターの色彩に惹かれ、鑑賞券1枚使用〜。
なんでもルコント監督、ずっと以前から、”役者もシナリオもない、音楽と映像だけの作品を
作りたかった”そうで、まさにこれはそういった彼の
(ややマニアックな)願いが実を結んだ作品でした・・・・・ホントに映像と音楽だけでした。(笑)
舞台はカンボジア・・それも殆どが色んな人々の労働の姿、手をくわえない自然の風景。取り立てて何があると言う訳でもないはずなのに、
そのカメラに収められた時間に息づく人々の力強さに引き寄せられる様だった。
特に心に残ったシーンは、水面と同じ高さの地面を闊歩する女性、縫製工場でのミシンのリズム、チェックのストールをまとった少女の強い目、
バイクや自転車に、これでもか!と、てんこ盛りなご家族・・(笑)
時折あった上流階級のダンスなんかよりも、よほど生き生きとした庶民の姿に、不思議な憧れみたいな物も抱いてしまった。
細胞が騒ぎ出す・・ってカンジかな。(笑) しかし、音楽に重きを置こうとした(らしい)ルコントのメアテには申し訳ないけど、
音楽にウトい私には、やはり音楽よりも映像に意識が集中してしまったのでした・・ごめんねルコント!(^^ゞ 【シネサロン・パヴェリア】


    

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