あ aha-an
アパートメント
L'APPARTMENT (95・仏)
(監・脚)ジル・ミモーニ
(主)ロマーヌ・ボーランジェ ヴァン・サン・カッセル モニカ・ベルッチ マチュー・カソヴィッツ ジャン・フィリップ・エコフェ
男と女って、タイミングでしかないって、実感・・!
アリスって、ひどい女だけど、憎めなかったよ。もちろんリザが元のサヤに収まってくれたら・・とも思ったけど。
ラスト、余計にアリスが哀れな気が・・いや、彼女はもうあの時点で新しい所に飛び立ったのかな?
・・何事もなかったように過ごせるんでしょうかねぇー?>カッセルさん!(笑)たまに過去を挿入したストーリーにはどんどん引き込まれた。
雰囲気もとっても良かった♪ロマーヌ・・一途な所がすごく魅力的。超ミニすごい。(胸肉3分の1でいいから下さい;)
モニカは「マレーナ」等よりも可愛い!ちょっと昔のアジャーニに似。女性は宝石?・・自分はジャンクか?[岩陰]T-T)ダー 
( ̄◇ ̄;)あれあれ??マチュー・カソヴィッツも出てた?!どこ?どこ?誰か教えてー!(「バスキア」のヴィンセント・ギャロの二の舞。) 【ビデオ】

アパートメント・ゼロ
APARTMENT ZERO (86・米)
(監・脚・製作)マーティン・ドノヴァン (脚・製作)デヴィッド・コープ
(主)コリン・ファース ハート・ボックナー ベリル・レイド
こう言う空間(古いアパート)でのミステリー・サスペンス・・って惹かれるんですよね〜・・主人公変だし。(笑)
でもって、殺人鬼の疑いかかる間借り人の変さ加減も笑えて○。あのネコちゃんを下ろす所のアップなんてたまんないよ。(≧▽≦)
それに、主人公(コリン)の仕事がミニシアターってのも良かったわ〜・・人と接するのがおっくうな潔癖症で理想家、夢想家な映画オタクで
間借り人が「アル・パシーノ」って言うと「違う、アル・パチーノだ」って細かい事まで訂正するとうへんぼくさがまた笑えるし、
ふたりで映画クイズする様も、映画好きにはかなり面白い。そして、このふたりの絆・・のあたりは、ちょっとばかりフランス映画みたいな
雰囲気さえして興味をそそる。(笑)ただ、全体的にブツ・ブツと切れた様な展開の間が、話を継ぎはぎした印象を与え、残念だった。
殺人事件と、ふたりの関係を、もう少し自然な流れで繋いでくれてたら、きっともっと好きになれたと思うんだけどね。
【以下、内容に触れてます。未見の方は読まないでね】
それと、神経質な主人公が、どうしてドアの10をちゃんとやり直さずに0にしたままだったのか・・疑問。(誰かおしえて)
でもラスト、間借り人みたいに変身した主人公って・・面白いよね。心理サスペンス好きにはこう言う終わり方もたまらないのよ。(笑)
コリン・ファースが若い〜。(笑)でも、若いと、重い声質に違和感も。この声が好きってファンもきっといらっしゃるとは思うけれど。【ビデオ】

アバウト・アダム〜アダムにも秘密がある
ABOUT ADAM (00・アイルランド=英=米)
(監・脚)ジェラルド・ステンブリッジ
(主)スチュアート・タウンゼント フランシス・オコナー ケイト・ハドソン シャーロット・ブラッドリー
あの、イ・ビョンホンとチェ・ジウが共演したらしい韓流映画とタイトルが似てると思ったら、こちらがオリジナルだったのね。
イケメンで優しく、人付き合いが良く、ほにゃららを決して強要もせず、どうやらお金もありそう?そして何やら辛い過去があるらしい・・
・・な〜んて言う、女ゴコロくすぐり男と出逢ったら要注意ね〜。まあ、そうそうは居ないでしょうが。
それに、そう言うタイプだから惹かれるもんなんだろうしねぇ・・恋って・・トキメキって・・やっかいよね〜。
まあ、割れ鍋に綴じ蓋・・いや、ジャガー鍋に姦し蓋って事で。鍋の数と蓋の数は明らかに違ってますが。
そう言う男を巡っての、同じ時間、自分の気付かない所で実は何が起きていたのかが1つ1つわかっていく部分は、ミステリー好きには結構楽しめる。
しかし、こんな”手当たりしだい男”が、手の届かない女性に本気の恋をしたらどうなるのかがちょっと見てみたい。
正確に言うと、女を肋骨の一本だとしか思ってない男が、思いがけず折れたその1本にハ〜トをぶち抜かれて
悶えながらボロボロに朽ち果て、それでも想いが断ち切れずゾンビ化していく姿が見てみたい!・・ロマンチック・・!(* ̄∇ ̄*)
3女のケイト・ハドソンが主演かと思ってたら(中心はタウンゼントなんだけど)姉妹では次女が一番出番が多かったみたい。
レナ・オリンを若くしたみたいな次女、誰かと思ったら、「悪いことしましョ!」のアリソン役の女優だった。
赤い帽子がとても似合ってて、笑顔がチャーミングで可愛いかったです。今回はマラ○ヤ・キャリーには見えなかったわ。(笑) 【TV】

アバウト・ア・ボーイ
ABOUT A BOY (02・米)
(監・脚)ポール・ウェイツ クリス・ウェイツ (脚)ピーター・ヘッジズ
(主)ヒュー・グラント ニコラス・ホルト トニ・コレット レイチェル・ワイズ
ヒュー・グラント、カッコいいねー!軽薄な自己中男には、このくらい見た目だけのカッコ良さがないと話にならんもんね。_(T▽T)ノ彡☆
でも、この人の生き方には特に私は何の文句もない・・かなぁ^_^;
独身を通して、女をその場だけの物と思っていようが、結婚してそう言う振る舞いをしてる訳でもないし、それで虚しくなる日が来ようが来るまいが、
自分がそれを選んでるんだったら他がどうこう言うモンでもないし知ったこっちゃない、と言うか。←ミもフタもない感想。
でも、少年との関わりによって自分が変わり、自然と心を開いて行くところは良かったね。今までがあまりに「ホンネと建前」だけの人間だったしね。
しかも考え方がサイテーだったしね。(笑)つまりは、幸せな人は幸せに、そうでない人にはそれなりに・・じゃなくて、そうでない人はずっとそうでない、
と言う現実がよく表れてる。ウィル(ヒュー)が心を開くと、色んな世界が開けてくる・・マーカスに「君のママは自分の力で立ち直らないと」と
言い聞かすウィル自身が、自殺ママとオーバーラップしてるしね。
人がどう言う「島」であるのかは人其々だと思うけど、建前や嘘で固めた島ではありたくないし、そう言う島なら自分も尋ねたいとも思わない。
そうでない列島ならいいけどさ。マーカス少年、ぶさいくなんだか可愛いんだか。(笑)でも、いい少年だね〜。どうして、最初から「サイテー男」って思った
ウィルとママとをくっつけようとしたのかは不明だけど・・藁をも掴む気持ち?それとも彼の中に何かを感じたのかな?男同士、ずっと仲良しだといいね。
それから例のカモ事件・・あの時、マーカスはあんまり責められなかったでしょ、でも、カモは可哀相だしなあなあにしてていいの?・・って
ずっと気になってたの。別に私は、動物愛護協会の者でも何でもないけど、ああ言うちょっとした事に引っ掛かる事ってあるんだよね。
(「ザ・ロイヤルテネンバウムス」でもね〜^_^;)そしたら、だいぶ後でその話が出てきて・・あれは良かった。良心的で上手い展開だと思ったよ。
ウィルの良さは勿論、皆の信頼関係もよく表れてて、一番好きなシーンかも。【DVD】

アバウト・シュミット
ABOUT SCHMIDT (02・米)
(監・脚)アレクサンダー・ペイン (脚)ジム・テイラー (原作)ルイス・ビグレー
(主)ジャック・ニコルソン ホープ・デイヴィス ダーモット・マルロニー キャシー・ベイツ
佳い作品でした〜・・定年&他の色んな事に、怒ったり呆然となってるオヤヂの奮闘ぶり&悲哀が、最初はテンポ良く、後には程よいさじ加減で、
ジャック・ニコルソンの名演によって、ひりひりしみじみうるうる胸に迫ってきました。
これだけの長い時間生きていても、世の中には知らなかった事だらけ・・感じていなかった世界のなんと多い事よ!
周囲を否定する事でしか自己表現出来ない人間のなんと悲しい事よ!
ニコルソン、素晴らしいですね。「恋愛適齢期」に続いて、また彼の***拝見!可愛い〜( ̄∇ ̄;)
キャシー・ベイツも存在感あって面白いね〜。例のシーンにはビックリ!サービス・ショット?( ̄∇ ̄;)
「サイドウェイ」観たのでこれも・・と思って見たんだけど、どちらもラストが良かったわ〜。(涙)
アレクサンダー・ペイン、これからも目が離せないですね。【DVD】

about love アバウト・ラブ/関於愛〈クワァンユーアイ〉
ABOUT LOVE (04・日本=中国)
(監・脚)イー・ツーイェン (監)下山天 チャン・イーバイ (脚)長津晴子 山村裕二 シェン・ウェイ
(主)伊東美咲 チェン・ボーリン 加瀬亮 メイビス・ファン 塚本高史 リー・シャオルー 市川由衣 大杉蓮 ヤン・ルイ
東京〜台北〜上海で繰り広げられる若い男女の恋物語。どこかで誰かがさり気なく繋がっている所がポイント。
【以下、ネタにふれまくりです。未見の方は読まないでね】
<東京編>・・・・・海外からも夢を抱えた若者が大勢来ているんだね〜・・そうか、日本は漫画なのか・・(^^;
最初は、異国の言葉の壁は当たり前!簡単に弱音はくなよ・・とか思ってたけど(笑)飾り気のない主人公の想いに次第に微笑ましさを感じたわ〜。
まぁ、こう言うのは「する人」を選ぶんだろうけど〜人によってはストーカーになりかねん・・?!( ̄∇ ̄;)
ミチコ役の伊東美咲も、相変わらずの演技だなぁ・・そのスカしたセリフはなんとかならんのかい〜・・(爆)とか感じてたのに、これがまぁ、
最後の笑顔の可愛いらしかったコト!(^^)v ここ、すごく良かったです。これで全て帳消し・・さすがにダテにモデルやってないと言うか・・(爆爆)
彼女の描く絵画や、彼の描く似顔絵が、違った形で明るく希望に満ちていく過程もとても良かったです。
クライマックスでミチコが着ていた白い服も、絵を描いてる時はこんな白いの着れないだろうし・・まるで新しいスタート地点に立ったみたいで
彼女の笑顔+挨拶とともに、とても気持ちの良い印象を残してくれた。巷では一番見過ごされてる東京編みたいだけど、私はこのカンジ好きだわ〜(^^ゞ
<台北編>・・・・・なんで夜中に迷惑行為(トンカチ〜)してんの〜?本棚、そんな重そうに見えないけどなぁ・・とか、鉄っちゃんて日本人アッシー?
情けなっ・・で、あ〜た、そんなナアナアな関係から、あわよくば彼女をモノにしようとしてない?イヤだなぁ・・これが日本人男性だと思われると・・
・・な〜んて、何だか最初イマイチこの雰囲気に入れなかったんだけどねぇ・・ と言うのも、私は大きな誤解をしてしまっててね・・。
鉄っちゃんが最後に電話でミチコにお礼言ってたでしょ?あれをね、ミチコふった男の別れの言葉なのかと・・あれ〜?おかしいな?確かミチコのカレは
スペインなはず・・あれれ?嘘ついて台北に?なんだこの野郎、アッシーしながら恋人裏切ってるんかいっ??とか・・(^^;いや、でもなんか変だ・・
と思って、もう一回東京編を見たら、ありゃ〜・・鉄っちゃんはカレじゃないジャンかぁー!_(T▽T)ノ彡☆ああ、ひどいカンチガイ〜!ごめんなさーい!
しかも、鉄っちゃんは、ただ”人のいいアッシー君”と言うよりも、やっぱりいい人みたい・・(今更ですが・笑)とか思うと、急にこの台北編に
情がわいてきたりして〜(笑)まぁ、他の編がみんなチャリなのに、1人だけエエカッコなバイクってのがちょっと気に入らなかったくらいで。_(T▽T)ノ彡☆
まあ、私の勘違いな展開でも、多面的な人間を描く分にはそれも又非常に興味深いとは思うけど、今回の作品では余りにドロドロし過ぎてるよね。(汗)
それに、今までずっと、何度顔見ても絶対に覚えられなかった加瀬亮の顔を、今回や〜〜〜〜っと覚えられたのも収穫でした。
まあ、鼻の下長い顔は取り合えずはタイプではないですが(探偵物語の優作の真似してるモンキッキかと思ったよ!)あのクド・・もとい、長い、言葉の
通じないシーンでは、彼の力量をしっかり感じたわ。(笑)これからもきっと面白い活躍してくれるでしょうね・・もうとっくにしてます!とな?_(T▽T)ノ彡☆
<上海編>・・・・・えっ?ここが上海?って思う様な、ヨーロピアン&可愛い雰囲気の下宿。そしてまた留学生(東京編での日本語教師)を想う少女の
可愛いくていじらしいこと〜。この女優さん、私は何も他の作品は見てないはずなんだけど、なんか身近な感じするのよね・・千秋に似てるから?(笑)
何げなく彼の事を気にする仕草・・コップごしに彼を観察したり・・特に、ヤキモチから干してそのままほったらかしにしてた彼のシャツを、急な雨で
慌てて取りに行くシーンは良かったわ。所々、やや作りすぎな所もあったけど(それにハガキの文章の翻訳に関して、彼は鈍感過ぎないか?爆)
彼にとってはさほど困難でない留学・・海を渡る事・・も、彼女にとってはとても難しい事なんだろうなぁ・・同じ地、身近かに居る事だけが最後の支え
だったかも・・とか思うと切なかったし、彼女の可愛くて素直な印象で、とても好感の持てる一編でした。
東京、台北、上海・・みんな其々にに違ったムードがあって、自分はどれが好き〜とか言うのも出て来るんだろうね。
私は、アイテム使いと爽やかさでは東京、♪人はみな〜1人ではいぃきぃてゆ〜けないもぉ〜のだから〜♪では台北、胸キュンでは上海・・かな。(^^ゞ
ところで、留学生役の塚本高史は、うちでは「唇の赤い人」で通ってるんだけど、やっぱり今回も赤かったです・・_(T▽T)ノ彡☆ 【DVD】

アバター
AVATAR (09・米)
 
"(-""-)" 
(監・脚・製)ジェームズ・キャメロン (製作)ジョン・ランドー
(主)サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガーニー・ウィーヴァー スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョヴァンニ・リビシ
 
ごめん、すごく退屈だった。期待が大き過ぎた?
主人公にもヒロインにも、なにより物語自体にてんで魅力感じなくて、途中から見るのがしんどくなった。( ̄∇ ̄;
キャラ造形も好みじゃなかったし。 映画館だと3Dとか4Dとかでまだ楽しめたかな?
確かに映像は緻密で躍動感あったり色々と技がすごいな〜とは思ったけど、それだけだったかな〜。
ロドリゲスとジョヴァンニを久々に見られたのは良かった。  【BS】 

アビエイター
THE AVIATOR (04・米)
 
(監)マーティン・スコセッシ (脚)ジョン・ローガン 
(製作総指揮)レオナルド・ディカプリオ クリス・ブリガム リック・ヨーン リック・シュウォーツ コリン・コッター 
         ハーヴェイ・ワインスタイン ボブ・ワインスタイン
(主)レオナルド・ディカプリオ ケイト・ブランシェット アレック・ボールドウィン アラン・アルダ ジョン・C・ライリー 
   ケイト・ベッキンセール イアン・ホルム ジュード・ロウ ダニー・ヒューストン グウェン・ステファニー 
   アダム・スコット マット・ロス ケリ・ガーナー ウィレム・デフォー
18歳で亡き父の事業を継ぎ大富豪となったハワード・ヒューズ。21歳になった彼は莫大な財産を航空アクション映画製作につぎ込む。
スコセッシ&プリ男の作品って、「ギャング・・」「シャッター・・」くらいしか観てないとは思うんだけど、
どーもこのコンビってあんまりそそられない・・・・とか、内心思いながらもNHKでやってたので見てみたら・・
あれっ・・なんで?面白いじゃん?こんなんだったら、思い込みに縛られずに早く見れば良かった〜。
・・な結果で(笑)想像していたよりも随分楽しめました。
何と言っても、主人公のヒューズが興味深い。
破天荒かと思えば、か細過ぎる神経してたり、「お前は、おっ○い星人か!」・・なのは、隔離されて母と過ごした影響か?
主人公について知りたい・・と思えるのは、伝記としては一番重要だと思うし、演じるプリ男も、↑の作品などより断然良かった。
上手いんだけど、どうもいつも力が入り過ぎてしまう感のあるプリ男が、
今回は、そこもうまくセーブしてて主人公の繊細な内面をよく表していたと思うし、
あの、共演者食いまくり!(笑)な芸達者のブランシェット♪ともとてもうまく渡り合っていたわ〜。
そうそう、そそられなかった理由の一つには、プリ男とブランシェットのカップルって・・相性悪そ〜・・て思ったのもあったんだった。
これまた勝手な思い込みで・・。共食いしなくて良かった・・(笑)じゃなくて、意外といい感じでほっとしました〜。
で、そんなブランシェットが演じるのがキャサリン・ヘプバーンってのもねぇ、
既に大女優としての彼女しか知らないから、昔のプライベートな部分にはちょっと興味。あ、だけど、あの故郷での会食はヒドかったね;;
そして、飛行機LOVE。なんかね〜・・私、好きなのかも?飛行機。
東京行くのでさえ飛行機恐いから新幹線で行くくせに(死)こう言うの見ると、なぜかちょっと血が騒ぐ・・。
あれっ?動物も興味ないとか言うくせに、見るとつい「可愛い〜」とか目を細めるのと似ている?
あれ〜っ・・おかしいな?・・私は誰?(爆)
冒頭の飛行シーンは、ちょっと画面がキレイ過ぎる(CGで)と思いながらも、大画面で観たかったな〜・・って思ったし、
ヒューズがキャサリンと一緒に飛ぶ(+ミルク)所なんて、とってもロマでちょっと憧れたりも。(笑)
後半はどんどん現実的な辛さを帯びてきたけど、パンナムに関してとか、知らない事情を聞くのも面白く、
似てない(笑)ガードナーも悪くなかったし、最後まで興味は尽きず・・面白かったです。
【追記】スコセッシ作品のファンの方々には、らしくない、と不評なんですね。
私は、スコセッシらしさ・・と言うのが何なのかよくわからないので逆に良かったかも〜。・・単に感覚がズレてるだけ?(^^; 【BS−NHK】
 

アヒルと鴨のコインロッカー
 (06・日本)
(監・脚)中村義洋 (脚)鈴木謙一 (原作)伊坂幸太郎
(主)瑛太 濱田岳 関めぐみ 松田龍平 大塚寧々 田村圭生 関暁夫 なぎら健壱

大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名は、ボブ・ディランの『風に吹かれて』を口ずさみながら片付けしていると、
隣人の河崎に声をかけられる。“ディランの声は、神さまの声だ”と語る河崎は、同じアパートに住むブータン人留学生ドルジに
広辞苑をプレゼントする為に・・と、椎名に本屋襲撃を持ちかける。

・・な・・泣けた・・しかも、ひきずる・・(爆)
いやいや、最初は、なーんかぎこちない展開だなぁ〜・・瑛太どうしたん?(汗)
それに、なんでそんな全然現実的じゃない本屋襲撃なんかするん?とか、広辞苑と広辞林って、ちょっと狙い過ぎ〜・・とかも思ったんだけど、
事情が分かり出してからは、もうしっかりその世界に入れ、二度目の椎名&河崎の出会い・・「ディラン?」のシーンでは、涙・・涙・・
多少気になる所はあったけど、例えば、椎名の友達なんていちいちギャグってるのにその場限りだし〜とか、
アパートの例の住人の扱いも、えっ、それだけでいいの?(意味深)だし、一番は、やはりラストの意味がねぇ・・。
どう解釈したら一番自分自身スッキリするのかしら・・とか今も考えてしまう。
でも、世の中の弱者に対してや、それこそ自分自身、人として生きるとはどう言う事なのか、
押し付ける事なく、純粋な気持ちで見つめなおさせて貰ったりして、とても余韻の残る、いい作品でした。
瑛太どうしたん?・・も撤回するハメになって良かった〜・・(笑)段々個性出てきてイイ俳優になってきてるね〜。
松田龍平も、ちょっと見ない間に、こんなに存在感ある俳優になってたなんて。心配してた関めぐみも、溌剌としててイイ感じだったし、
(私は初めて見た)濱田岳も、のんびりした味が、この作品に優しさや安心感を与えてくれてて良かったです。
ただ、大塚寧々・・せっかく雰囲気があるのに、しかもキーパーソンである筈なのに、
キャラの位置付けが今ひとつキッチリ描かれてなくてピンとこなかったのは残念。
それと、”ペット殺し役の関さん(爆)”の顔が暗くてイマイチよく見えなかった〜せっかくの映画初出演なのに〜張り切ってたのに〜(?笑)
「何でアヒルと鴨?似てるのは、どっちかと言うとアヒルとガチョウじゃ?」とかも思ったけど、
漢字で書くと、家鴨と鴨・・って、家がつくよね・・そう言う所は小説のがすぐにピンと来るんだろうね?
と言う訳で、是非小説も読みたいと思います。ペットショップのレイコさん(大塚寧々)に関しても、ラストにしても、よりよく分かるかもしれないので期待。 
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
河崎のジャケットがとても印象的・・ドルジのパンツにインしたシャツも。(^^;
でもさ・・ああやって河崎に成りきってコトミ(と河崎)の思い出に生きるドルジは悲し過ぎる・・
思い出を大切にしても、あの呪縛からは解放してやりたいと思う。
椎名との出会いがそのキッカケになれたのかな?ドルジはドルジとして、胸はって生きていけるのかな?
・・コインロッカーで鳴り続けるディラン・・周りに迷惑にならないのかな?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 【DVD】

アフガン零年
OSAMA (03・アフガニスタン=日本=アイルランド)
(監・脚)セディク・バルマク
(主)マリナ・ゴルバハーリ モハマド・アリフ・ヘラーティ ゾベイダ・サハール ハミダ・レファー
とことん”少女”を追っているだけに、そのあまりな状況に涙するしか出来ない悔しさ・・悲しさ。
一応フィクションとは言え、同じ様な出来事が起き、全てが終わった訳ではないと思うと本当にどうしようもなく悲しい。
それでも、男性も女性も同じだ・・と言い、虹の話をするおばあさんの胸の内もはかりしれない。少女の大人びた顔つきと、
その子供らしい声のギャップに驚いた自分にも驚く。
踏みにじられた”少女の心”・・ただひたすら、普通の子供として縄跳びをしている姿が胸に痛い。
少女の頭上で弧を描いた縄が、少しだけ虹に見え、涙があふれてしまった・・。
実際のこの少女・・女優になるのが今の夢だと言う。頑張って叶えばいいなと思う。 【シネテリエ天神】

アフター・ウェディング
EFTER BRYLLUPPET / AFTER THE WEDDING (06・デンマーク=スウェーデン)
ブログ
(監・原案)スザンネ・ビア (脚・原案)アナス・トーマス・イェンセン
(主)マッツ・ミケルセン ロルフ・ラッセゴード シセ・バベット・クヌッセン スティーネ・フィッシャー・クリステンセン クリスチャン・タフドルップ
とても良かった『しあわせな孤独』の監督さんの新作&ポスターに惹かれて鑑賞。07年のアカデミー賞にもノミネートされたとか?
しかし・・
なんだか観ていて疲れちゃったわ・・。シビアな題材であろう事は予測していたし、感動する部分もあったんだけど、
どこか何かのポイントが、自分の感覚とはほんのちょっとズレてる感じがして、
終わった後には微妙に首をひねってしまったり。
これの公開の後に、同じくビア監督の『ある愛の風景』も観るチャンスがあって、興味はあったものの、何だかこの作品での疲れを
引きずっちゃって、パスしてしまった。もっと気分が良い時に、DVDでゆっくり鑑賞しようと思う。
【以下、ネタバレあり。未見の方はご注意下さい】
死を目前にした時にしたい事・・あるいは出来る事・・死ぬまでにしたい10のこと、おっさん版!
・・ってな感じがねえ・・解りたいですよ、そりゃあ、誰にでも”その時”は来る訳ですから。突然死しない限りは。
アナの父親の、結婚に対する向き合い方なんてそりゃあもう立派でさ、そんなに妻と娘を愛せるなんて素晴らしいわ!
とか思ったけど、自分がいなくなった後の事まで・・どうして、自分で決めたがるのぉ〜?
家族間での、最後で唯一の我儘で仕組んだ事だからさ、解りたいよ、けどさ、人の心が自分の思い通りにならない事を一番よく
知ってるはずの男が、そんなセコ技使うなんて・・今までの献身愛にも疑問がわいちゃうよ。
そりゃそれで一応丸く収まったから良かった様なものの、そんな、人の過去をわざわざ自分の目の黒いうちに引っ張り出して
くるなんて、一歩間違うと、相手のこれからをも縛り付けてしまう悪趣味なおせっかいでしかないとも思ったよ。
もしヤコブにも家庭があったら、もしアナがヤコブを憎んだら、もし妻には他に好きな人がいたら・・どーしたん?(トび過ぎ?笑)
ただ、解り合ってるつもりでもすれ違ってしまう男女の危うさ切なさ・・は胸に迫るものがあったけれど。(笑←笑うトコじゃないか?)
夫に裏切られて動揺するアナが、母に頼まれたジュースを持ってくるのを忘れた所はすごく印象的で一番共感したわ・・(^^;
そんな些細な失敗がね、自分ってそんな簡単な事すらも出来ない、どーしようもないダメ人間なんだあ〜(泣)
・・って、そこから何もかもがマイナス思考になったりしてね・・よくあるからね〜そう言うの。(笑←でももう笑うしかないって;)
そんな、日常のヒリリとした感覚描写・・インドで孤児の世話をするヤコブの回想なんかも・・は、さすがに『しあわせ・・』の監督さん
だなぁ〜・・と思ったけれど、最後に何か気持ちがほっとする様なエピソードが欲しかったな・・何しろ疲れた。
裸の浮気現場を押さえられたアナのダンナが、お詫びに小島よしおダンスでもしてくれれば気が晴れたかも〜(脳内崩壊) 【シネ・リーブル博多駅】

アフターグロウ
AFTERGLOW (97・米)
(ーー;)
(監・脚)アラン・ルドロフ
(主)ジュリー・クリスティ ニック・ノルティ ジョニー・リー・ミラー ララ・フリン・ボイル
はははは・・ほんとに「勝手にしてろ!」でしたわ〜。こう言う映画は、どっかに1人でも誠実な人が出てこないとキツいです。
どうしようもない人間は(自分も含め)現実だけで充分ですからねえーゞ( ̄∇ ̄;)
はっきり言って、コメディとしても面白くなかったです。全然笑えん。後半なんて苦痛ですらあったわ〜。怒っていい?_(T▽T)ノ彡☆
ジュリーは元B級尻軽女優と言う設定には、ちょっと品格あり過ぎ、素敵過ぎでした。
J・リー・ミラーの役が一番頭来ました。次にその妻。( ̄∇ ̄;) ラストは皮肉たっぷり・・と言うより、おばか過ぎませんかね?(笑)【BS−NHK】

アフタースクール
 (07年・日本)
(監・脚)内田けんじ
(主)大泉洋 佐々木蔵之介 堺雅人 常盤貴子 田畑智子 山本圭 伊武雅刀 北見敏之 大石吾朗 ムロツヨシ
突然失踪した同級生を探す主人公の前に現れた”自称ボクも同級生”の探偵。気のいい主人公がついつい彼に関わってしまうと、
何やら背後にはアブナイさん組まで関わっているご様子?さてはて?!
・・と言う、思わず相関図を頭の中で作ってしまう混戦ドラマ。
そしてラストには意外な真実が・・!?・・なんだけど、ちょっと期待が大きすぎたか・・前作程にはノレないまま突っ走ってしまいました〜(^^;
どうも今回のお話は、混戦ドラマが上っ面だけで、観客を騙す事の方に力が入り過ぎてしまった様に思える。
同級生達の甘酸っぱいイイ話で全体を包んだから良かったけど、包まれた謎はたいして面白くなくって、自分にとっては幼い頃のオハギみたいでさ。
周りのアンコは好きだけど、中のゴハン(もち米)はイマイチ〜なんでアンコの中にゴハン入れるの〜?って疑問に思ってた幼少時代・・。(恒例意味不明)
なので、鑑賞して数週間経ってしまった今、ゴハンの部分はほとんど忘れてしまいました〜(*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ) ォィォィ!!
でも、ラストの主人公と**の校庭シーンは温かくてとても良かった!それと、冒頭に出てきた某アイテムがね、お、コレは絶対重要な伏線になるぞ、
いつ出るいつ出る?って楽しみにしてたのが、最後の最後で出た!(しかも軽く!笑)のも良かった〜あぁ〜やっと出た〜・・って感じで。(←便秘かいっ)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
今回は騙されたのは半分くらいかなぁ〜?自分としては、もっとしっかり爽快に騙されたかった気もするのでそれも残念。
だってさ、あゆみちゃんて・・あの写真の女性を演ってるのがあの女優さんってだけで、ウッソー!あれがあゆみちゃん〜?ありえなーい!
もしあれがあゆみちゃんだったら怒るでシカシー・・絶対別人!だとしたら最初の美形のカノジョしかいないじゃーん!
・・って簡単に思うしさ〜。これ、重大なミスキャストだったと思うよ。(なんて、さり気なくめちゃくちゃ失礼な事言ってますね。すんません。)
今回は、主人公と一体になって騙されたんじゃなくて、結局は主人公から一方的に煙にまかれてしまった感じだったのも、チョット・・ね。
あ、でもオハギ、別に今は嫌いじゃないですから。中だけ食べろと言われると困るけど。そんな感じです。
胡散臭そうに日焼けしてちょっとホッペにお肉がついていた佐々木蔵之介が、時折、東十条さん(東幹久)に見えたわ。(笑) 【シネテリエ天神】

AFFLICTED アフリクテッド
AFFLICTED (14・カナダ=米)
 
【未体験ゾーン】
(監)クリフ・プロウズ デレク・リー
(主)デレク・リー クリフ・プロウズ バイヤ・レハズ バンジャマン・ゼトゥン ザック・グレイ エド・ヴァン・ブリーメン 
 
深刻な病を抱えながらも親友クリフと一緒に世界旅行へと出かけたデレク。
ほどなくパリのバーで出会った美女をホテルに連れ帰った彼だったが数時間後に何故か一人で血を流した姿で発見される。

昨日の還暦ファッションと田島○子似のライターっぽい方が今日も居たわ。
しかもお二人とも昨日と同じ席。自分ももちろん昨日と同じ席。(^^ゞ あと何回、ご一緒(?)するかしらね?
で、本作。最初は観る予定じゃなかったんだけど、たまたま時間があって鑑賞したら、意外と勢いあって面白かった。
最近よくある、手持ちカメラで登場人物等が撮影するスタイルで、ちょっと「クロニクル」みたいな雰囲気・・
コレも似たような特殊能力授かりまくりで暴走しまくりな話だし・・加えてホラー・・。
最初は、ちょっとシンミリしてたんだけどね・・デレクの病気の事で。
それを心配しながらも、彼と一緒に旅行を楽しんで思い出作りしようとするクリフもイイ感じで、青春路線。
そう、固い絆で結ばれた親友同士が世界一周旅行=世界の果てに出かける物語!
なのよ〜・・。そして、ある意味本当に世界の果てまで行ってしもーたぁ〜〜〜(汗)
特殊能力に最初は面白がって舞い上がる気持ちは解る気がするわ。
時速何キロかで車よりも速く走る所とかね。(そんな婆さんの恐い話あるよね?笑)
でも段々と都合の悪い事の方が増えてきて・・追いかけられる時に、日光に反応してじりじり焼ける所は印象的だった。
でもって、完全に不死身、ってコトなんですかね?頭打ち抜くのはダメでも心臓に杭を打つのはOKかと思ったんだけど?
微妙に急所をハズしたのかな?こんなに、これでもか!な自殺を試みて(グチャってなっても)てんでOKにならないなんて・・
そう思うと、一瞬でチリとなって消えるバンパネラとかやっぱりロマンチックよね・・( ̄∇ ̄;
不治の病との闘いはツラいだろうけど・・余命永遠・・てのもツラそう・・。究極の選択やん・・(選ぶ余地ないけど・・汗)
所で、最近地味にカナダ映画おもしろーい祭りを自分の中でやってるんだけど、
これもカナダ(とアメリカ)映画だったわ。これからもカナダ産に期待。  【ユナイテッドシネマ】 

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APP (13・オランダ)
 
 
(監)ボビー・ブールマンス (脚)ロバート・アーサー・ヤンセン
(主)ハンナ・フークストラ ロベルト・デ・ホーフ イジス・カボレット マタイス・ファン・デ・サンデ・バッカイゼン マーク・ファン・エーウェン 
   ライザ・シップス ユルン・スピッツエンベルハー アレックス・ヘンドリクス
 
知らないうちにスマホに入っていたアプリ「Iris(イーリス)」によって引き起こされる惨事・・。
APP? APPA? PPAP? アプリです。
コレ見た後に感想メモって一年以上放置してたのを今更UP。
読み返してもあんまり思い出せないけど。で、他にもまだ数本そう言うのあるけど殆どリスト直行となる見通し。(^^;
アプリIris・・イーリスか、アイリスじゃなかった。
以前「アイリス」って韓流ドラマあったね。ク〇つまらな過ぎてつい思い出したよ。(汚い言葉すみません・・笑)
アイリスなら映画ファン的にはデンチの思い出すかな?もしくはサスペリアとか。(笑)話ズレた。だからイーリスだって。
アプリの暴走は元カレの仕業?それとも勝手に?人間関係はイマイチでツッコミ所多々。
でも邪悪アプリが勝手に感染〜暴走する恐さはよく伝わって来たかな。
自分が知らんうちに、便利過ぎる機能で何されてるかわかったもんじゃない!と。
クッキーはオヤヂギャグですか?(←覚えてない所。せっかくのオヤヂギャグなのに・・)
ソフィー役の女優さん、L・スメット(懐かしい)みたいで美瞳。(造語)
【以下ネタバレあり】
(って、ネタバレ読んでもあんま思い出せんけど;;元カレやっつけたったー!の爽快感が欲しかったらしい・・笑)
トドメが最後の元カレと医者の唐突なお仲間発覚。だいたい、まだ医者がグルって知らない過程でなんで医者を敵に回して逃げ回るのか?
あの時点では弟の命は医者になんとかさせるしかないんじゃ?人工知能が勝手に元カレの元カノの情報収集した結果、
元カレをやっつけたったー!な結末のアイディアは良かったのに、なんか見せ方良くなくて爽快感がなかった。 【DVD】

アフロ田中
 (12・日本)
 
 
(監)松居大悟 (脚)西田征史 (原作)のりつけ雅春
(主)松田翔太 佐々木希 田中圭 堤下敦 遠藤要 駒木根隆介 原幹恵 美波 吹越満 辺見えみり リリー・フランキー 
   皆川猿時 波瑠 山田真歩 井村空美 伊藤修子 キタキマユ 安藤聖 佐藤二郎 武田修宏 長塚圭史
 
田中のテンポが面白い。お隣さんを好きになりそうなのを我慢して、でもどうしようもなくて商店街でビヨ〜ンってなる所は笑った。
しかし夏場に見るには頭が暑苦し過ぎてツライわ。(笑)
ついでに、悪友たちもちょっとアレな人達が多くて暑苦し〜・・特に堤下・・特に高校生の堤下・・( ̄∇ ̄;
悪友たちが田中の部屋で見つかった所は、どう見ても悪友たちが悪いのに、なんで田中が責められるの?
お隣のカノジョとはああなっても仕方なかったかもね。
だってあの誤解をとかないうちはいくらなんでもキモ過ぎて付き合えんって。(そう言う理由でもない?笑)
辺見えみりが母親役でプチ怪演。 結論=学生時代の友達っていいよね。(←暑苦しいくらいにフツー・・笑)  【TV】

アベンジャーズ
THE AVENGERS (98・米)
 
 
(監)ジェレマイア・チェチック (脚)ドン・マクファーソン
(主)レイフ・ファインズ ユマ・サーマン ショーン・コネリー パトリック・マクニー ジム・ブロードベント フィオナ・ショウ
60年代に人気だったイギリスのTVシリーズ「おしゃれ(秘)探偵」の映画化。
・・らしいけど、例によって全く知りませんでした。日本でも有名でしたか?
冒頭、頭のてっぺんから足の先までイキな紳士ファインズ登場〜・・とか、どんな時でも優雅なティ〜タイム♪は忘れません・・とか、
ついに里山から熊が会議に?(嘘)・・な所とか、ふざけた・・もとい、おちゃめな所は結構ツボだったりしたのよ〜♪
色んなお天気のスノーボールとかとってもキレイだったし、全体的にカラフルな映像、色彩も好き。
・・が!物語がぁ〜〜〜・・驚異的につまらなかった!_(T▽T)ノ彡☆バンバン
な、なんでぇ〜〜??こんなにいい俳優出てるし、映像も素敵なのに〜?!
みんな、コレ面白かったぁ??・・単に私の感性と合わなかっただけなのかなぁ・・。(^^;
・・と言う訳で、物語に全然ノレなかった分、↑映像だけが異常に印象に残った不思議な作品でした。(笑) 【TV】

甘い嘘
EN FACE (99・仏)
(監)マティアス・ルドゥー (脚)ヴァレリー・ギニャボデ
(主)ジャン=ユーグ・アングラード クロチルド・クロー クリスティーヌ・ボワッソン ジョセ・ガルシア ダニエル・ルブラン
【いきなりネタばれ注意!】
ラスト、彼らは死を選んだのだろうか?「あなたの負けよ」と呟いた愛人は、老人にそう言ったのか、それとも彼らに言ったのか?・・と考えていたが、
彼らはお互い手に手を取って去って行った・・と言う事は、彼らがもし死を選んだとしても、『勝った』と言う事ではないのか?・・つまり『愛は存在する』!
と、自分なりに結論付けた矢先、購入したパンフにシナリオが載ってる事に気付き、読んでみると、なんとラストのセリフが字幕と違う!
「愛は勝ったわ」と一言。おいおいっ!( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!
それにしても、やや行き過ぎなサスペンス調であった事を除けば、面白いラブストーリーだったと思う。
老人も本当はどこかで愛の存在を信じたいと願っていたのかもね。でないと、命を捨ててまでこんなゲームをしないでしょうし、どうでもいいなら、
愛のない欲望だけの世界を満喫してれば済むもんね。しかしこのゲームで『簡単に勝てる』カップルはいるだろうか?『愛は信頼の中にだけ存在する』?
ところで、ヒロインのミシェル・・たまに松金よね子に見えたのは私だけか?( ̄∇ ̄;)どひゃ 【シネ・リーブル博多駅】

甘い人生
A BITTERSWEET LIFE (05・韓国)
 
(監・脚)キム・ジウン
(主)イ・ビョンホン シン・ミナ キム・ヨンチョル キム・レハ ファン・ジョンミン エリック チン・グ オ・ダルス キム・ヘゴン
これといって特別面白い内容でもなかったけど、ハードな世界にいながら、好きになった女と安易にほにゃらら・・
じゃない展開で、あくまでもハードさを貫いた所には好感が持てた。
「美しい夜・・」や「バンジー・・」とか、これにしても、そう言う安っぽい在り来たりな展開にならない、
どこかちょっとだけ何かに抵抗する様な展開の作品を選ぶビョンホンには、おぬしなかなかやるな!とか思ってた所だったのに、
最近の某アクション韓流ドラマは他に類を見ないヒドさだったね・・。ファンはあれで納得してるの? 【BS】
 

甘い生活
LA DOLCE VITA (60・伊=仏)
(監・脚・原案)フェデリコ・フェリーニ (脚)エンニオ・フライアーノ トゥリオ・ピネリ ブルネロ・ロンディ
(主)マルチェロ・マストロヤンニ アニタ・エクバーグ アヌーク・エーメ
これは夢見ていた生活とはもしかしたらかけ離れた物・・?でもそんな生活に流されて・・主人公が騒げば騒ぐほど、どこかで
悲しんでる人がいる様な感じがした。それは自分自身?捕らえられた得体の知れない魚も自分自身?純粋だった過去を棄てなければ
こんな世界では生き残れない?噴水に入る女優や、彼に求婚しながらも他の男と戯れる女性が印象的だった。【ビデオ】

アマチュア
AMATOR (79・ポーランド)
(監・脚・原作)クシシュトフ・キェシロフスキ (脚)イェジ・シュトゥール
(主)イェジ・シュトゥール マウゴジャータ・ソンブコフスカ エバ・ポカス ステファン・チェジェフスキ
ささやかな幸せから、思いもよらぬ方向に向かっていく人生。そうだよ、これだよ、これ!(何がぁ〜)いやぁ、面白かった〜!
ウエの命令にただ従って行きながらも、自分の隠れた才能に目覚めていく主人公、彼の顔つきが、どんどん締まって行く様を見るだけでも面白い。
そして得たもの、失ったもの・・全く飽きない展開。この作品の結末は、もしかしたら監督自身の「思い」と重なる部分があるのでは?などと、勝手に
想像もしたが、冒頭の展開については、「ほんの軽い趣味に振り回されて生活が変るからこそアマチュアであって、自分は決してそうではない」と、
監督は語っているらしいです。審査員の女性の放った「アマチュア」の意味も興味深かったりして?(オイ) 【シネテリエ天神】
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今回、キェシロフスキ監督の9作品をスクリーンで鑑賞出来たことは、とても幸運でした。
実は、最初の「青の愛」でのクラシカルな音楽の演出には、高尚過ぎて(?)少々の戸惑いがあったのですが、
続く「白の愛」でのコミカルさに少しホッとし、「赤の愛」では、その素直さ、優しさに気持ちが安らぎました。
そして、そのテーマの表現の面白さ、自分が今まで気付かなかった事に気付かされた事に多々驚きもありました。
初期の作品では社会的な背景をしっかりベースにしていますが、そこには丁寧で真面目な姿勢が感じられましたし、人間に対しては、愛を摸索しながらも
常に一歩離れた客観的な視線で見つめていて、あたかも運命をその手に握り締めてる神の様な感触さえありました。(笑)もちろん、その眼差しはとても
真摯な物だと思いましたが。そして、殆ど全編に共通している(と思われる)光と影を巧みに利用した映像の美しさ、口よりも多くを語る手、しぐさ。
特に印象的だったのは「愛に関する短いフィルム」の、思わず牛乳ビンを倒してしまうシーン。いや、他にも沢山〜!(笑)
公式サイトの予告編にはこれらのシーンがふんだんに収録されているので、今でも繰り返し見ています。(*^^*)
「こちらでコレクションが公開されなかったら、東京まで観に行くつもりだった。」と言ってたキェシロフスキ・大ファンの友人の言葉が解る気がしました。
浸りました。( ̄∇ ̄;) 本当にスクリーンで観れて良かったです! 

アマデウス
AMADEUS (84・米)
(監)ミロス・フォアマン (脚・原)ピーター・シェーファー
(主)F・マーリー・エイブラハム トム・ハルス エリザベス・ベリッジ
初めて見た時はサリエリの苦悩、今回はウルフィーの苦悩をヒシヒシと感じました。
DC版観た後だと、あ、ここでポンと話が飛んでる( ̄m ̄〃)なんて思うけど、それでも余計な所は削ぎ落とした編集で充分素晴らしい。
どちらも見る度に、新しい発見、感情が芽生えてくるし、既に主演二人が大好きになってしまった。
クライマックス後の、ウルフィーがサリエリに××××所なんて、涙なしでは見れません!(TT▽TT)
天才って・・既成の物とは関係なく、むしろ同じ程度の物である事に意味を見出さず、絶対の自信を持って湧き上がる感性を爆発させる。
しかし生み出した物に執着せず、常に前を突っ走る。故に数多い凡人からは理解され難く、よって凡人が大多数を占める世間では孤独に陥りやすい。
余りにも先を見る感覚が優れている場合は、生きてるうちに世間から認められない事も多いが、一度認められればそれは永遠に生き続ける。
そうじゃない人って・・既成の物、流行の物にしか価値を見出せず、人と同じ事をやって安心してしまう。自分の判断よりも世間の評価を気にし、
一定の水準で満足感を得てしまう為、執着心が強く過去にこだわる。世間を常に意識しているので適度な味方がつき、生きているうちに賞賛を
得られる事が多いが、時が経てば、似た様な物としてやがて色あせ忘れ去られてしまう。・・のかなあ?とか思いながら見てた。( ̄∇ ̄;)
自分も凡庸なる人々の代表として、何度見てもサリエリに痛い程共感してしまうし、演じるF・マーリー・エイブラハムには圧倒される。
彼が愛したウルフィーとその音楽、そしてそれを突き詰めた所の神の存在が鮮やかに(残酷に?)目の前に見えるようだった。
【TV】【ビデオ・ライブラリー】【DVD】

アマデウス
AMADEUS (DC)
 
(監)ミロス・フォアマン (脚・原)ピーター・シェーファー
(主)F・マーリー・エイブラハム トム・ハルス エリザベス・ベリッジ
激しく嫉妬し、憎みながらも、誰よりも深く愛さずにはいられない・・・ 私の中での傑作が、シーン追加でリバイバル!
・・堪能しました!初めての鑑賞ならオリジナル、そしてもしオリジナルに感動したなら、是非ディレクターズ・カット版を見る事を
オススメします。ハマれるよー!映画終わっても、すぐに席を立つ人は殆どいませんでした。みんな感動したのね〜・・いや、
上映時間が長くて腰が立たなかっただけか?ププッ ( ̄m ̄*)【KBCシネマ】【DVD】

アマロ神父の罪
EL CRIMEN DEL PARDE AMARO (02・メキシコ)
(監)カルロス・カレラ (脚)ビセンテ・レニェロ (原作)エッサ・デ・ケイロス
(主)ガエル・ガルシア・ベルナル アナ・クラウディア・タランコン サンチョ・グラシア アンヘリカ・アラゴン
   ルイサ・ウェルタス ダミアン・アルカサル エルネスト・ゴメス・クルス ホルヘ・サラテ
なるほど〜・・修道女になるためには、ああ言うレッスンが必要だったのですね〜ほぉほぉ((φ┫ ̄Д ̄ ┣ Σ\( ̄ー ̄;)
しかし、肉欲に走る言い訳を若さのせいにするのも幼稚だけど、
障害のある人をダシに使うなどは言い訳の余地もなく卑劣極まりないね〜・・。
彼らの信念って一体どこにあるんでしょうかね?単に虚栄心の塊軍団にしか見えませんが・・。
本当に救いを求めてる人達の姿がわかっているのかな?
何かの組織に入ると、必ずしも理想通りにはいかず、にっちもさっちも行かなくなる事もあるでしょうが、
自分にだけ都合のいい”奇跡”を祈るあつかましさに呆然・・。
全ては自己と言う小宇宙の中にあるのですから!
・・と仰ってたのは森鴎外でしたかね?(←好きな言葉の割には誰の言葉だったか忘れている)
ガエル君、罪を重ね赦しを請うと言う意味では「キング・・」でも少し似た役を演ってましたが、罪の重大さ云々・・と言っても単純に
数とか種類で比べられる物でもないのでしょうが・・に関係なく、こっちのアマロ神父のが救いがたい感じがしたよ。
いや、こんな人こそ本当の救いが要るんだろうけど。異端者よりも偽善者のが問題だよね?
・・アメリアのモトカレはどうなったんでしょう?「僕は彼女とは○○だけだ!」なーんて、訴えに来るのを待ってたんだけどねえ・・(爆)
では、「恋する神父」の言い分を待ちましょうか・・!Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン 【DVD】

ami?amie?つきあってねーよ!
 (日本)
 
(監)岩崎友彦
(主)高味光一郎 吉野有佳 松井理子 早川知子 堀井裕子 竹下かおり 島野千尋
幼馴染のテツとグミ。思春期に目覚めて以来、女と関係する事しか頭にない色男テツ。
そんな彼を横目で見ながらもマイペースを崩さない男勝りなグミ。
喫茶店を営むグミの母は2人を心配するが、ある日そこへ1人の女性が現れ・・

ははは・・そうなんだ〜・・いやぁ、てっきり、フツーに、グミはテツに恋してて・・最後ハッピーエンド?的な?(笑)
・・な〜んて、想像してたもんだから、こんな展開になるとは・・(笑)ああ、それでグミがあんだけ・・そっか〜。
・・と、最初はやたらエ○な描写に少しヒキながらも、想像を裏切られる展開に、引き戻され、
ギャグも、抑え気味ながらもどんどん加速するし、途中からはかなり笑った;;( ̄∇ ̄;
特に、隠れてたテツ・・とか、修行でのあれやこれや・・トドメは・・赤ちゃんへの一言・・(爆)
もう、何なん、この男〜切ないじゃん〜笑ったけど〜(≧∇≦)
そんなこんなで、相当なエ○男のテツなのに、最後には、何ともマヌケな可愛さを感じてしまったと言う・・
私の眼もハート形に?いやいや;;
演じてた俳優さんも、ちょっと某俳優(伏字でなく名前忘れた〜「悪夢のEV」に出てた方)
に、似ているイケメンで、でも、どこか頼りなさそうな雰囲気がなかなか良かった。
ケイコさんも、見ようによっては少々ギャグっぽい風貌で、
それもきっと狙いなんだろうけど(狙いじゃなかったら失礼過ぎ?笑)
淡々とした雰囲気がとても良くて、愛すより愛されキャラ、な説得力。
あ、縁起のいいおたふく顔のせい?(笑)
グミは2人に比べると地味だったな。男言葉もちょっとぎこちなく感じた。
けど、話が進むにつれて、ぎこちなさよりサバサバ感が表に出てきたのは良かった。
映像が凝ってて、と言うか、実験していて、テツ達の学生時代のベタアニメ(?)調や
バイクシーンの書き割り調など、その時期の2人の世界(関係)を感じさせる工夫が色々。
コーヒー代のドングリ、いいね。そんな、いかにも〜・・なファンタすてックに誇張されたロマと
使い捨てアタリマエな現代エ○の融合も見所だったかも?!Σ\( ̄ー ̄; ・・面白かったです。(笑)  【BSスカパー】

アミスタッド
AMISTAD (97・米)
(監)スティーヴン・スピルバーグ (脚)デヴィッド・フランゾーニ (撮影)ヤヌス・カミンスキー
(主)アンソニー・ホプキンス モーガン・フリーマン マシュー・マコノヒー ナイジェル・ホーソーン デヴィッド・ペイマー
   ステラン・スカルスゲールド ピート・ポスルスウェイト ジャイモン・ハンスゥ アンナ・パキン キウェテル・イジョホー
奴隷解放宣言の24年前(1839年)に起きた「アミスタッド号事件」の映画化。
アメリカとスペインの人権無視な政略や裁判が時に腹立たしく、心に痛い。
クライマックスは殆どホプキンスの1人舞台だが、全体的に真面目できちんとした作りに好感が持てる。【BS−NHK】

アム・アイ・ビューティフル?
BIN ICH SCHON? (98・独)
(監・脚・原作)ドーリス・デリエ (脚)ロルフ・バーセドゥ ルート・シュタットラー
(主)フランカ・ポテンテ シュテフェン・ヴィンク アニカ・ドブラ ゼンタ・ベルガ ゴットフリート・ジョン
ビューティフルとは、単に顔かたちの事ではなくて、生き方の問題なんだろうね?
と言うのが、愛人の自殺未遂にアタフタしてる男をぼ〜っと見てる時、不思議に自然に「あんたは美しい人生歩んでるの?」って
自分に問いかけてしまっていたから。まいったな〜。そりゃあそうそう美しい生き方なんて出来はしないとは思う・・けど、そこでなあなあに
生きて行くのって悔しい気もするし、そんな人間にはなりたくないとも思う。元々美しい物を追求したいタチだしね〜(なんのこっちゃ)
本音半分な花嫁を筆頭にした結婚式に、招待した(捨てられた)お婆さんがポツンといる場面は辛らつだった。ああ・・人生って・・!(>_<)
でも、どこかで繋がった色んな人達の心のうちをかなり辛口にさまよい続け、どうなる事やら・・と思っていたけど、最後には
本当に放浪していた娘リンダが、正直に自分の気持ちを打ち明ける事で全てが氷解していった様に思え、清清しい余韻が残った。
リンダ役のフランカ・ポテンテは、今までで一番魅力的だった。あれ?最近はちょっとやつれたんかなぁ?【BS−NHK】

雨に唄えば
SINGIN' IN THE RAIN (52・米)
 
(監)ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン (脚)アドルフ・グリーン ベティ・コムデン
(主)ジーン・ケリー デビー・レイノルズ ドナルド・オコナー シド・チャリシー ジーン・ヘイゲン 
   ミラード・ミッチェル ダグラス・フォーリー リタ・モレノ
 
ちゃんと見たことなかったので、あの有名な雨のシーンくらいしか知らなくて、まあ普通に真面目なミュージカルなんだろう
とばかり思ってたら・・こんなポップな内容だったとは。ちょっと驚いた。しかも映画界の話・・面白かったです。
ジーン・ケリー・・サースガードみたいで可愛いかった。(逆だろ) 相方の踊りも、めちゃ気合い入ってて凄かったな。
頭のてっぺんから出てるみたいな声の女優さん・・悪役だったけど、あの声・・好きであんな声でもないだろうに、
そして時代の変化にはじかれてしまうのもちょっと気の毒だった。雨のシーンはやはりいいね。結構、豪雨。(爆) 【BS-NHK】

雨の味
SMELL OF RAIN (06・シンガポール)
(監・脚)グロリア・チー (脚)アイリーン・チェン
(主)ナサニエル・ホー トレイ・ホー リア・ロウ
皆と同じである必要はない、一日なんて24時間もいらない・・と、
身近な自然の声にだけしか耳を傾けず、独りで過ごす事を肯定する主人公。

例外は、幼ない頃からの男友達だけ。・・と、そこまでは、詩的な雰囲気も加わって、何かしら共感するものはあったんだけど、
その後、彼がある女の子に出会ってからは、自分の中の小さな変化を頑なに受け入れようとしない姿に、
(それが解きほぐされるまでの物語と想像はついても)彼の感情が殆どこちらに伝わってこないもんだから、あまり共感出来るものがなかった。
幼い頃受けた心の傷から愛情に臆病になっている彼・・を理解したいな、と思う気持ちも生まれるけれど、
そんな主人公に絡む女の子&エピソードにも魅力を感じなかったので、自分の気持ちも行き止まり状態。
・・でも、そう言いつつも、彼が前向きになれた瞬間には嬉しかったけれどね。ちょっとウルッ・・ってしたけれどね。( ̄∇ ̄;
でもホントは、昔からいつも主人公に優しくしてくれた幼馴染が、ずっと変わらずに彼を見守ってくれてる、ってのに一番感動。
物語の本当の主人公は、その幼馴染みたいにも感じたよ。・・にしても、彼、ダラダラしてるだけで全然パッとしないキャラだったけどね〜。
・・と言うか、その、主人公と似た様なパッとしなさ具合から(笑)彼は主人公を心の奥底から支えてた分身みたいな感じも。
最初から、主人公の語りだけで進んでいって、あまりにそればかりなもんで、途中、早く誰かセリフ喋ってくれ〜・・って思っちゃったのも、
そう言う意味合いがあったのかも?”身近な自然な声”には耳を傾けていた主人公だし・・ね?
まあ、・・にしても、あまり語りばかりだと、やはり映画ではツラいもんがあったけれどね。(爆)
使われてる音楽も、時々画にあまり合っていなかったり、挿入歌に至っては、○流ドラマの主題歌みたいでもう全然私のシュミじゃなく;;
なんでそんなの使うかなぁー・・とも思ったけど、幼馴染は○流ドラマのファン、とか言ってた様な・・?(苦笑)
風景のカメラアングル等はとても凝っていて美しく、例えば自分の身近な見慣れた(見飽きた?)風景でも
ちょっと視点を変えたらこんなに詩的に見えるかも〜・・とか思わされた。
これ、シンガポール映画だけど・・中国っぽい??タイトルは「雨の味」って日本語で書いてあったよ??
で、実際には、雨の味ではなく、匂い・・に関する物語だった・・。(←重箱の隅をつついてすみません・笑) 【BS−NHK】

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
DEMOLITION (15・米)
 
 
(監)ジャン=マルク・ヴァレ (脚)ブライアン・サイプ
(主)ジェイク・ギレンホール ナオミ・ワッツ クリス・クーパー ジュダ・ルイス C・J・ウィルソン 
    ポリー・ドレイパー マラキー・クリーリー デブラ・モンク ヘザー・リンド
 
車の事故で妻を失ったエリート銀行員のディヴィス。しかし彼は悲しみを感じていない自分に気付いてしまい・・
ああ〜・・随分前に見たのに感想UPしてなかった。 記憶もすぐ曖昧になっちゃうし困ったもんだ。( ̄∇ ̄;
感想は少し書いてたので思い出しながら付け足した所も。
何かと反論?が多かったけど、何故だか最後にはすっごくしみた・・のはよく覚えてる。
最後に書いてる様に、再見すればまた違った感想もわいてくるかも?と思ったのも。
ありとあらゆるモノを壊しまくるのはストレス発散で確かに気持ちいいのかもしれない?
先に進むには思い切った破壊が必要なんだろうな?けど、ちょいやりすぎでは?と思ってしまった自分には何か「迷い」があるのかな?
自販機の苦情係の女性にクレームついでについ心情を吐露してしまうのは、なんだかクレームの正当性(言い訳)みたいで、
そんな風になんでもくどくど正当化して、これまで立ち回って来たんだろうなぁとも感じてしまった。
彼女との事も、ところどころで、普通の神経だと考えられない様な展開もあり、
図々しくないとここまでの縁は生まれてないよね?これは無理やりなのか、努力なのか?と苦笑する所も。
子供をのびのびさせるのもいいんだけど、いくら防弾チョッキ?着てても銃は恐すぎ。
どこにとぶかもわからんのに、頭ぶち抜かれて死んでもいいと思ってたのかな?あの時点で、まだその様な精神状態だったのかな?
でも子供に銃は絶対だめザマス!教育委員会が放っておかないザマス! 子供は生意気そうに見えたけど、いい子だったね。
確かに愛はあった、けど、それを感じられる以上に色んなしがらみに縛られ、いつの間にか自分自身もそれを受け入れ、
都合のいい事だけに目を向け、見たくないものには目をつぶり、確かにそこにあった愛すらも見えなくなってしまってたのかな?
主人公が妻の(タイトルの)メモみつけた所には不覚にも涙してしまった。そして妻の遺志を父親に伝えて・・メリーゴーラウンドがここに・・でまた涙。
あのお父さんも、変なしがらみ抜きだともっとワカル人で、もっと親しくなれてたかもしれないよね?全てはちょっとした心の在り方だったのかも?
ちょこちょこ「?」な感情にはなったものの、終わってみれば、素敵な物語だったと思えた。とことん心の物語だったしね・・。
これ、再見したら、もっと色々と見えるものがある気がする。     【Gyao?】 

アメリ
LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN (01・仏)
(監・脚)ジャン=ピエール・ジュネ (脚)ギョーム・ローラン (音楽)ヤン・ティルセン
(主)オドレィ・トトゥ マチュー・カゾウィッツ セルジュ・メルラン リュフュス ロレーラ・クラヴォッタ (ナレーター)アンドレ・デュソリエ
一見可愛いだけの世界だけど、よく見るとかなりエグくて(笑)現実的なバランスが絶妙。
アメリとおじいさんとの関係はとても心温まり、ホロリ・・もちろん、ニノへの想いも胸キュンで。( ̄∇ ̄;)
彼を想いながらお料理する所では涙・・ラスト、良かったなぁー!もうたまらなく嬉しくなったよ〜!(笑)
全編、映像がレトロちっくでポップでキュート、パロディの使い方もすごくセンス良くて、どこを取ってもそのままポストカードになってしまいそうな
コダワリには参りました!と言う訳でジュネ監督にハマりまくり。(笑)【シネ・リーブル博多駅】【DVD】
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★2001年・つるデミー賞作品賞受賞!(笑)★

アメリカの影
SHADOWS (60・米)
(監)ジョン・カサヴェテス (撮影)エリック・コルマー (音楽)チャールズ・ミンガス
(主)レリア・ゴルドーニ ヒュー・ハード ベン・カールザース アンソニー・レイ ルパート・クロセー
マンハッタンに住む混血の兄妹、ヒュー、ベニー、レリア。人種差別の壁にはばまれながらも淡々と流れていく日常・・。
なんだろう・・この感動って・・。
初めはぎこちなく感じた其々のエピソードが、何げない言葉や行動を見ている内に自然に心に伝わって来る・・なんて言う
表現しか出来ないのがもどかしいけれど、そんな気持ちも、逆にそのままこのフィルムに焼き付けられている感じもする。
ベニーのド・アップのナンパの様子、曲げた口が超チャーミングで印象的な登場をしたレリア、彼女の公園デート、ヒューとマネージャー、
そして兄妹愛、他他、どこを切ってもすごく印象的で好きなシーンばかり・・で何故だか泣けるんだよね、これが〜・・(TωT)ブヒー
全編、台本なしの即興演出で撮影された作品・・だそうです。
こう言うのは肌に合う人とそうでない人に分かれるのかもしれないけど、私にはとっても合ったみたいです。(しみじみ感涙)【ビデオ】【DVD】

アメリカの友人
DER AMERIKANISCHE FREUND (77・西独=仏)
(監・脚)ヴィム・ヴェンダース (原)パトリシア・ハイスミス
(主)デニス・ホッパー ブルーノ・ガンツ ジェラール・ブラン ダニエル・シュミット
面白いなと思ったのは、全然知らない人を殺人者にしてしまう動機とふたりの関係。それと、また「パリ、テキサス」同様、「赤」が印象的でした。
錆びたような独特の色合いに、この「朱赤」は強烈ですね〜!ここに出て来るリプリーは「太陽がいっぱい」のリプリーだった!【ビデオ】

アメリカの夜 (映画に愛をこめて アメリカの夜)
LA NUIT AMERICAINE (73・仏=伊)
(監・脚)フランソワ・トリュフォー (脚)シュザンヌ・シフマン ジャン・ルイ・リシャール
(主)ジャン・ピエール・レオー ジャクリーン・ビセット ヴァレンチナ・コルテーゼ ナタリー・バイ ニケ・アリギ
フランスのとある撮影現場では、ハリウッド女優ジュリーを招いて「パメラを紹介します」と言う映画の撮影が始まった。
しかし、停電、言う事を聞かない猫、セリフを忘れる俳優、スタントマンと駆け落ちするスクリプター等、次々とトラブルが起きてしまう・・。

映画作りをする人たちの現場とプライベートな部分が交じり合った人間模様・・映画作りは大変だなぁ〜・・特に監督さんは
体がいくつあっても足りないみたい・・でもみんな映画が大好きなんだなぁ〜・・ってしみじみ思える、なんかいいな、って気持ちになってしまう、
そんな作品でした。て事は私もやっぱり映画好きなんだなぁ〜・・。
作品中の監督役はこの作品と同じトリュフォーなんだけど、彼の荷物から、他の監督に関する本がゴロゴロ出てきたり、
彼の見る夢・・幼い日の夢・・が、とても印象的だった。最初はホラーな夢かと思ったけど(笑)ホラーなのは、ある意味、撮影がうまく進まなくて
悩まされる事で、でもそんな怖さを知りつつも、やっぱり映画が大好き・・って言うのがすごく心に伝わって来る夢でした。
映画について色んな事を知ってれば知ってる程、楽しめる作品なんだろうな。
≪余談だけど≫例えば、ストーリーなってない!と思った「LOVERS」なども、こんな困難の中、仕方なく、
でも一生懸命つじつま合わせながら(?・笑)撮り上げた作品だったのかな?・・なーんて思うと、あんまり辛口に言うのもちょっと気の毒な感じも。
でも、出来上がりしか評価されないのが世の中。キビシイなぁー。( ̄∇ ̄;)
>タイトルの「アメリカの夜」というのは、夜のシーンを撮るのに、昼に露出を落として撮影し夜のような感じにする手法だとか。
・・・・・そうらしいですね。映画の中で説明されるまで、どうしてアメリカ?とか思ってました。(笑)
雪のシーンは、*でしたね。遠目に見ると分からないもんですね。足につくとNGだけど。( ̄m ̄*)
>アメリカの夜からLOVERSにつながるなんて
・・・・・おっと、ちょっと言葉足らずでごめんなさいね。あんまり詳しく書くとネタバレになるかと思ってこんな書き方になってしまいましたが、
「アメリカの夜」の中で作ってる映画は途中で主役格が亡くなってしまい、あわや撮影断念か?って事態になってしまうんだけど、
なんとか脚本を変えて、顔を見せない代役でやり通すんですよ。なので、そのエピソードから「LOVERS」でもそう言う事態があったと言う話を
思い出したんです。勿論「LOVERS」は映像とか素晴らしい所もありましたが、あくまでも、ストーリー展開〜キャラ関係等に於いて
そう思ったと言う事です。で、そう言う事態で未だ宙ぶらりん〜なのが「キングダム」って事かな?(爆)【ビデオ】

アメリカン・アニマルズ
AMERICAN ANIMALS (18・米=英)
 
(監・脚)バート・レイトン
(主)エヴァン・ピーターズ バリー・キオガン ブレイク・ジェナー ジャレッド・アブラハムソン ウド・キア アン・ダウト
大学生のウォーレンとスペンサーは何不自由なく暮らしながらも日々に不満を感じていた。
そんな時、大学の図書館に非常に高価で貴重な本が所蔵されていると知り・・

実話だそうで。 ・・えっ?! ・・みたいな。( ̄∇ ̄;
いや、あんな大きな本・・普通に運ぶのだって大変そうだし・・盗ろうとする?普通?
日々を持て余した大学生は、体力はもっと持て余してた?( ̄∇ ̄; にしても、計画自体がずさん過ぎたね。
なんか想像してたのとちょっと違う犯行で・・いや・・もっと切羽詰まった環境のハードな犯罪の話かと思ってたもんだからさ、
え?そのノリで?部活勧誘・・じゃないよね?とか、その都度その都度、大丈夫か?って逆に心配になったりして・・。変装も。( ̄∇ ̄;
「聖なる鹿・・」のバリー君目当てで見たけど、もう1人の方のがメインだったかな。
それにしても自分の黒歴史の映画化って・・よくOKしたね・・
反省の気持ちや事実を知らせたい気持ちがあったにしても、ある種の勇気がいるような。( ̄∇ ̄;
でも、その時の自分を今の自分が振り返って語ってたり、時折、今の自分がそこに居て、時間も距離も離れた所で直視する、
と言う映像が印象的だったし、捕まる直前の心理は盗み自体よりも緊張感があったので、やはりそう言う所こそを伝えられたらと思ったのかな?
自分の意思の行方を想像〜推測するチカラは生きていく上でとても重要ね・・。めっちゃお久なウド・キアー・・雰囲気変わらん・・(≧▽≦)  【Amazon】

アメリカン・グラフィティ
AMERICAN GRAFFITI (73・米)
(監・脚)ジョージ・ルーカス (製作)フランシス・フォード・コッポラ (共同製作)ゲイリー・カーツ (脚)グロリア・カッツ ウィラード・ハイク
(主)リチャード・ドレイファス ロン・ハワード  ポール・ル・マット チャーリー・マーティン・スミス
      キャンディ・クラーク シンディ・ウィリアムズ ウルフマン・ジャック ボー・ホプキンス ハリソン・フォード
超有名な作品だけど、このタイトルから、明るく歌って踊る話かと思ってずっと見ずにいましたが、
たまたまマがさして見た所、一応音楽は色々ありましたが、そう言う話ではなかったです。(←昭和の時代から情報入れなさ過ぎやろ!)
明るく歌って踊るドコロか、車利用の一晩の話だなんて・・余程車がステータスだったのね?
・・と言う話でもないんでしょうが;;巷で騒がれてる程の感動はなかったもので。
この辺は、実際にこう言う経験(夜中の車じゃなくて、卒業して故郷離れる、とかね)した人のが感情移入出来るのかな?
そもそも、おんぼろTV、いわゆるブラウン管で見たので、夜の画面は暗すぎて、誰が誰やらよくわからん。
ただ、ロン・ハワード懐かしい〜若い〜でも今でもイメージはこのままよ〜頭以外〜(笑)
・・とか、懐かしい面々が出ていたのは楽しかった。・・ヤギ殺人事件・・(ぼそっ・・) 【BS−NHK】

アメリカン・サイコ
AMERICAN PSYCHO (00・米)
(監・脚)メアリー・ハロン (脚)グィネヴィア・ターナー
(主)クリスチャン・ベール クロエ・セヴィニー グィネヴィア・ターナー ウィレム・デフォー サマンサ・マシス ジャレッド・レト
80年代の超エリートの生活と内面をえぐり出す・・!部屋でお気に入りの音楽と共に、クールに黙々と**を行う様はかなりショッキング!
何かに取り憑かれたエリートの恐さ・・そして、可笑しさ・・(えっ?)ラストさえ、ああでなければ★4個だったのになぁ(;^o^) \(ToT )【KBCシネマ】

アメリカン・スウィートハート
AMERICA'S SWEETHEARTS (01・米)
(監)ジョー・ロス (脚・製作)ビリー・クリスタル
(主)ビリー・クリスタル キャサリン・ゼタ・ジョーンズ ジュリア・ロバーツ ジョン・キューザック クリストファー・ウォーケン
既に別居中の離婚寸前の人気俳優カップル・エディとグウェンが、完成間近かの新作プレスの為顔を合わせる事になった。
映画のヒットの為に二人の関係を操作しようとする製作者達の傍ら、グウェンの妹兼付き人のキキは密かにエディに想いを寄せていた。

これは、なんと言ってもタカビーな女優・グウェンを演じるキャサリン・ゼタ・ジョーンズが見所でしょうね〜!
でも、殆ど「ディボース・ショウ」の奥さんとカブるけど;;
気弱でお人よしのキューザックとのカップルは結構可笑しい。自分にないモノを求めたんでしょうかね?(笑)
でも、妹のロバーツ・・彼といい感じになった途端に、態度がデカくキツく変わりすぎてビックリ・・なんだかなぁ〜・・
これじゃタカビーな姉とあんまり変わらんやん。姉は「デブな頃は素直だった」って言ってたけど。(笑)
と言うか、天下のロバーツにこんな事言うのもナンだけど、もしかして・・演技イマイチ?( ̄∇ ̄;)
いつも作品の雰囲気を乱す感じがするのよね〜・・ただ私の感性と相性が悪いって事なだけかもしれないけど。<( ̄∇ ̄)ゞゴメリンコ〜♪
姉妹の様子は、ちょっと叶姉妹を連想。でも妹をコキ使う姉キャサリン・ゼタの容姿は美香に似てるけどね。(笑)
ギャグは下ネタ満載で、この辺もなんだかなぁな感じだったけど、ビリー・クリスタル(脚本もなんだね)の嫌味のない明るさとテンポの良さで
ちょっと救われてるかな。ビリーの相棒(?)のヌボ〜とした金髪ボウズの男・・このヌケた顔はどっかで見たぞ?!・・と思ったら
「パーティ★モンスター」のセス・グリーンだった。(≧▽≦)いい味出してました。【ビデオ】

アメリカン・スプレンダー
AMERICAN SPLENDOR (03・米)
(監・脚)シャリ・スプリンガー・バーマン ロバート・プルチーニ (原作)ハーヴィー・ピーカー ジョイス・ブラブナー
(主)ポール・ジアマッティ ホープ・デイヴィス ハービー・ピーカー ジョイス・ブラブナー ジュダ・フリードランダー
殆どの人って、この主人公に似たり寄ったりの冴えない人生送って・・ます? いや、そもそも冴えないオッサンの話なんて
いちいち聞くヒマなんてないんだけどさ〜(笑)だって、なにも彼じゃなくても事実は小説よりも奇なり、普通の人の数ほどドラマはある・・からね。
と言いつつ、わざわざ劇場に足を運び、オッサン・ライフを覗いてしまった私って・・_(T▽T)ノ彡☆(注:オッサン専ではありません。)
しかし、オッサンをまんま冴えなく描いてるコミックは緻密で上手い!し、現れた本当のハーピーに、俳優がソックリな雰囲気で、
よくもまあこんな適役見つけて来たもんだと、ど〜でもいい感動までしちゃって。(笑)それにしてもこのオッサン、(ネタ提供してるとは言え)
自分じゃマルかいてチョンしか描けないのに、こんないい作家に出会えてなんてラッキーな、と思わざるを得ないよ。
だってネタなんて(しつこいけど)誰だってタップリあるもの。それをうまく調理出来るか否かで、それが作品になるかただのネタで終わるか
だと思うんだよね。国民的ご近所漫画、「ちび○る子」だって、本人が汗水たらしてGペンだか丸ペンだか走らせてこそだし、
ちょっと違うけど「あしたの○ョー」だって、ち○てつやの画力・表現力あってこそよ。ん〜〜でもって、カノジョもゲットだなんて、
オッサン、ほんとにラッキーだよ。充分成功してるジャン!
・・でも、いつまで経っても何故か”冴えなさ”漂ってる彼って(笑)これは彼の個性であり武器なんだろね。
この冴えないオッサンに何か輝きがあるとしたら、日々、それを最大限に活用しきってるって事なのかも。
困難にぶち当たっても、その武器で戦うしかない・・自分を尊重してくれる人達の愛情に応えながら・・。
(自分も含め)冴えない人生を地道に(?)歩いて来た人には、その辺の根性だけはついてるかもね?
考え様によっちゃあ、それもラッキーと言えるのかも。文句ばかりタレてても仕方ないもんなぁ。^_^;
同僚の堂々たる「正真正銘のオタク」宣言に、みょ〜な楽しさ清清しさがあったのもそのせいかもね?(笑) 【KBCシネマ】
(追記)TV「アンビリバボー」で、彼を取り上げてました。映画まで出来ちゃって・・!って。ププッ ( ̄m ̄*)

アメリカンヒストリーX
AMERICAN HISTORY X (98・米)
(監・撮影)トニー・ケイ (脚・製作)デヴィッド・マッケンナ
(主)エドワード・ノートン エドワード・ファーロング ヒヴァリー・ダンジェロ ジェニファー・リーン エリオット・グールド
ああ言う結末を迎えるとは・・・痛い作品でした。ノートン君の凄さにも改めて注目。【KBCシネマ】

アメリカン・ビューティー
AMERICAN BEAUTY (99・米)
(監)サム・メンデス (脚)アラン・ボール
(主)ケヴィン・スペイシー アネット・ベニング ソーラ・バーチ ウェス・ベントレー ミーナ・スヴァーリ クリス・クーパー ピーター・ギャラガー
みせかけだけの平和な家庭・・・その一、アメリカ中流家庭の場合。って感じ?これ見ると、私たち日本人にはもっと別の問題が存在するかも?
なんて思ったな。ケヴィンが惚れる女の子よりも、娘役のソーラ・バーチが光っていた。いつかもう一度見直してみたい。【ユナイテッド・シネマ】

アモーレス・ペロス
AMORES PERROS (99・メキシコ)
(監・製作)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ (脚)ギジェルモ・アリアガ・ホルダン (音楽)グスターボ・サンタオラヤ
(主)エミリオ・エチュバリア ガエル・ガルシア・ベルナル ゴヤ・トレド アルバロ・ゲレロ ヴァネッサ・バウチェ ホルヘ・サリナス
非常にギラギラしたインパクトの強い第一話のせいで、多少他の話がおとなしく感じはするものの、それぞれに違う視点からの(年代・生活環境)
そして、全てを犬に投影した物語が、すごく面白かった!それは多分、これだけ血なまぐさい光景でも、それぞれの人間の”想い”が、とてもストレート、
かつ丁寧に描かれていたせいではないかと思う。未知なるメキシコ・シティは貧富の差が激しいらしい。普通なら決して交わる事のない人間達が、
知らずに一瞬だけの運命を共にし、ただ本能でがむしゃらに這いずりまわってる。このリアリティは、私のハートをモロ直撃!(笑)
随所の”電話”も、とても印象的で胸に迫る物があったし、あのカーチェイスも凄かったし、事故は恐かったなぁー・・。
一話一話の内容が濃く、登場人物の顔も濃く ヾ(ーー )ォィ 約2時間半の長めな作品なので、いささか満腹気味になる方もいるかもしれないけど、
私には期待通りの素晴らしい作品でした! ・・・すごく肌に合ったらしい。(笑) 【シネ・リーブル博多駅】【DVD】
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★2002年・つるデミー賞作品賞受賞!★

アラジン2
アラジン3

TV放映? (95・米=日本)
 
不明
2・・鳥がうるさい・・あのだみ声での歌はツライもんが・・。
ジャファーの最期は結構派手でよかったけど、絵のクオリティがイマイチ。かなり映画より落ちるね。
3は・・今更の父親登場で、先が見える展開かと思いきや、意外と楽しめた。
あの手・・すっごい危険なのに、すぐ保護布とって持ったまま抱き合う親子って・・(汗)
もうここまで来ると、ジャスミンは完全に脇役ね。私は、コロコロした王様のファンだけどね〜(≧∇≦) 【BS−NHK】

アラバマ物語
TO KILL A MOCKINGBIRD (62・米)
(監)ロバート・マリガン (脚)ホートン・フート (原作)ハーパー・リー
(主)グレゴリー・ペック メリー・バーダム フィリップ・アルフォード ロバート・デュヴァル
ハーパー・リーのピュリッツアー賞受賞作「ものまね鳥を殺すには」の映画化。
30年代のアラバマ州・・弁護士の父と暮らす兄妹の目から見た大人の世界・・。
理不尽な差別や偏見〜矛盾のはびこる大人社会に、成長し少しずつ足を踏み入れていかねばならない子供・・素直さや実直さが時に毒になり
やっかいな事を招いてしまうとは言え、大人として人間としてどうあるべきか、どう教えるべきか、深く考えさせられる。
丁度、映画「カポーティ」鑑賞後に、(自分の中の)カポーティ祭りの一環としてこれを鑑賞したので、この作品の中の正義を貫き黒人を助けようとする
弁護士の姿と、「カポーティ」のカポーティとが重なって、すごく皮肉に感じられた。(この作品の中の隣の子はカポーティがモデルになっているそうな。)
魔人ブー・・もとい、怪人ブー(どっちでも似た様なモンか?爆)の描写がもう少しあったらもっと良かった。
妹・スカウトのハムの仮装がとっても可愛いらしかった。^m^) 【ビデオ】

アララトの聖母
ARARAT (02・カナダ)
(監・脚・製作)アトム・エゴヤン
(主)デヴィッド・アルペイ シャルル・アズナブール アルシネ・カンジャン クリストファー・プラマー イライアス・コティーズ
第一次大戦中の、トルコによるアルメニア人虐殺の歴史・・この封印されつつある事実に目を向けた問題作。
アトム監督作と言うだけで他に何の予備知識もなく鑑賞。やや掴み所のない展開と、蜘蛛の糸の様にぺったりと脳裏に張り付く印象深さは、
他の作品とも共通しますね。私は結構お気に入りだけど、ダメな人はダメかな?^_^;
でも、この作品はテーマが明確で比較的解りやすいし、色んな方に見て欲しい気持ち。
知らなかった歴史、消されつつある事実に対し、大いなる憤りを持ちながらも、それを強制的に人々に叩き込むのでなく、
色んな角度から公平に見ようと努力している姿勢に、素直に胸を打たれてしまった。
絡み合う人々のエピソードも、見ようによって様々な解し方が出来るのも面白い。ヒトゴトでなく自分(自国)ゴト。
一粒のザクロがもたらす「幸運」と「想像力」、取れたボタンを繕う母の両手・・。
彼ら(私達)の心に平安を。憎しみを慈しみに変える力を!【シネテリエ天神】

ありがとう、トニ・エルドマン
TONI ERDMANN (16・独=オーストリア)
 
 
(監・脚・製)マーレン・アデ (製作)ヤニーネ・ヤツコフスキ ヨナス・ドルンバッハ ミヒェル・メルクト
(主)ザンドラ・ヒュラー ペーター・ジモニシェック ミヒャエル・ヴィッテンボルン トーマス・ロイブル イングリット・ビス トリスタン・ピュッター 
   ハーデヴィッフ・ミニス ルーシー・ラッセル ヴラド・イヴァノフ ヴィクトリア・コチアシュ
 
悪ふざけが大好きな父ヴィンフリートのサプライズ訪問を受け戸惑う娘イネス。
仕事が忙しいのを理由に帰って貰ったのも束の間、父は変装し別人として再び彼女の前に現れる。

父親の気持ちも解るし・・娘の気持ちも解るわ・・と、感情的な所では
切なさとか寂しさとか、可愛くて仕方ない気持ちとか、将来への不安とか、ウザくてたまらんとか(笑)
二人のその時その時に抱いてしまう気持ちにとても共感出来たんだけど、
ある所ではイマイチついていけなくもあって、個人的には少々残念な感じ。
最初に引っかかったのが、クローゼットに隠れたオヤヂ。
ありゃビックリするわ!キモい!変態と思われても仕方ないわ!(なのであえてのオヤヂ呼び)
で、娘がカレシに求めたあのおふざけ行為もさ、か〜な〜り〜変わってるよね?(汗)
んで、集大成(?)のあのパーティ。出世云々より素の自分を見せろ、
窮屈な色んなモノなど脱ぎ捨てて、イマこそ自分を解放するんだ!的な?
いや、気持ちは解る・・少なくとも、カレシに求めたあの行為よりは解る気はする(爆)
けど・・それはそれで、ゲスト巻き込んで自己中なプレッシャー与えてるだけなような・・。
(部下の女の子、可愛い上に素直に従うとか・・こりゃ出世は早いかも?笑)
まあ、そんなイマイチついていけなかった部分では、 結局娘も悪ふざけ好きな父とそっくり!\(^o^)/バンザ〜イ!
って事がよく解ったので(笑)どちらかと言うと共感出来た其々の感情面よりも、
そここそががキモ!(キモい、じゃないよ、肝ね)だったのかも?とは思ったけれど。( ̄∇ ̄;
父親のあの毛むくじゃらの着ぐるみって・・ルーマニアのゆるキャラ?何か縁起のいいお守り的存在?昔から居るの?ビリケン的な?
あれをよく知ってる人なら、あの流れに何らかの意味をくみ取れるのかもしれないけど、
正直、何あれ?で終わってしまった感が無きにしも非ず。( ̄∇ ̄;
あそこで二人がいい感じになったりとか、最後の実家での様子もなんだか少々こじつけ感が。ヾ( ̄∇ ̄;
でもま、親子関係、家族関係って、なんだかんだあっても
そんな風にいつの間にか普通に自然に(なあなあに?)過ぎていってしまうものなのかもね?
と油断させておいて、あの父ならまだもっと何かやらかしそうな気も。(笑)
嫌々ながらも開き直って歌う娘の姿はとても印象的だった。
父の出っ歯をつけてもあまり顔が変わらない所も地味に印象に残った。Σ\( ̄ー ̄;
女優さんの、型にはまった美人じゃない個性が光ってたわ。(褒めてます)
久々にルーシー・ラッセルが。少し太った位であんまり変わらないね〜。
【追記】あのキャラは、どうやらブルガリアのクケリ祭りってののキャラで、魔除けしてくれるナマハゲみたいな存在らしい。
ゆるキャラと言うより恐キャラか? って、え?ブルガリア?ルーマニアじゃなくて?( ゚Д゚)??   【KBCシネマ】
 

アリス
ALICE (88・スイス)
(監・脚)ヤン・シュヴァンクマイエル (撮影)スバトプルク・マリー
(主)クリスティーナ・コハトバー
ヤン先生版『不思議の国のアリス』。別名『不気味の国のアリス』!!(* ̄∇ ̄*)
可愛い人間のアリスが体験する、支離滅裂でステキな世界。実写と人形アニメの合体が、なんとも言えない私好みの世界を展開♪
間違ってもディズニーの生き生きしたラブリーさではなく(いえ、あちらも好きですが)壊れたオモチャ、ちぎれた縫いぐるみ、腐れたフルーツ・・と、
私にとっては、ちゃんとした物以上に『生命』を感じる物ばかりの出演(?)に歓喜!
ただ、アニメにしてはちょっとばっかし長いので、こう言うの苦手な人には疲れるだけかも?
お話の展開が分かってるだけに、どこでどうシメる(?)のかな?って思ってたら・・やっぱり、ラスト、ヤン先生らしくヤッテくれました!
・・まあ、ややソフトですけどね。何しろ「アリス」ですから・・思わずほおずりしたくはなりましたが。【DVD】

アリス
ALICE (90・米)
(監・脚)ウディ・アレン
(主)ミア・ファロー ウィリアム・ハート ジョー・マンテーニャ ブライス・ダナー アレック・ボールドウィン シビル・シェパード ジュディ・デイヴィス
内容&ミア・ファローのおっとり主婦・・が、ちょっと「カイロの紫のバラ」を思い出させる。
オマジナイとかもアレン作品にはよく出てくるね。
ファンタジーぽいけど、現実の厳しさから逃げないで進むのがアレン的ですごく切ない・・。
自分も不思議の国でぐるぐる迷ってばかりだもんなぁ;;見せ掛けの幸せほど不幸な事はない・・。
ジョーの家・・雨が窓を激しく濡らす時のラブ・シーンが印象的。どしゃぶりってロマね〜(笑) 【ビデオ】

アリス
(監)アレックス・ピラリ
(主)ナオミ・ワッツ ジャック・ダベンポート イアン・グレン
N・ワッツ主演のホラーだと言うので、なんとなく借りて見たけど・・現代劇だと思ってたら、原作がJ.S.レファニュと言う有名な19世紀ホラー作家。
なので当然舞台もそう。出だしなんぞは雰囲気がとっても穏やかで、癒し系地味映画と間違える程。(笑)
ナオミ、好演。最初はこの舞台が、あまり似合わない雰囲気だったけど、どんどん生き生きして来て、彼女の一人舞台になってきます。
ただ、お話の方は、黒い部屋の女の正体や、何故彼女があんなになったのか、何故色々な秘密を知っているのか等の説明不足が甚だしく、
その他の謎に関しても、行き当たりばったりな展開で説得力に欠け、テキト〜に終わってしまった感じ。
無理にホラーっぽくしなくても良かったんじゃ?それが売りなんでしょうけど。 【DVD】

アリス・イン・ワンダーランド
ALICE IN WONDERLAND (10・米)
 
 (-_-;
(監)ティム・バートン (脚)リンダ・ウールヴァートン (原作)ルイス・キャロル
(主)ミア・ワシコウスカ ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター アン・ハサウェイ クリスピン・グローヴァー マット・ルーカス
(声)アラン・リックマン マイケル・シーン スティーヴン・フライ ティモシー・スポール クリストファー・リー
 
前売り券のオマケ、お目当てだった人形ストラップを貰い損ね、一応カレンダーは貰ったものの、
どうもそこからズッコケ始めたか(死語)意気込んで朝早くから並んだ3Dでは、私のちょっと前で座席がなくなり、
急きょ、時間の合う別の劇場に変更、しかし、そこでは3Dはやってなくて、2Dで観る事に・・。あぁーあ。
これで作品が面白ければ気力わいて3D鑑賞再チャレンジしたかもしれないけど・・うぅーーん・・何なんだろう、このイマイチさは。
確かに映像はすごい!色彩と言い、細部にまでこだわったヴィジュアルは素晴らしい・・なのに、ノレないって・・何なの〜〜(涙)
疲れた体と頭を冷やして振り返ってみたけど・・まず思いつくのが、赤の女王の扱い。
なんか、可哀想じゃない?;;彼女には彼女の正当な言い分があるはずなのに、それ無視でメデタシメデタシって・・なんかイヤだ〜。
そして、赤の女王よりもっと胡散臭い白の女王がるんるん(死語)しててさぁ・・気持ち悪い〜〜・・こう言う奴って一番キケンじゃない?
でもこれってその後に続くのかな?「2」を作るつもりとか?でもそれも嫌だ〜。お城もね、白よりも赤のが楽しそうだったじゃん・・(汗)
次に思ったのが、いかれ帽子屋があんまりいかれてなかった事。
変な人は優れてるのよ、とか言っても、アンタ結構マトモだったよ・・(-_-;)
マトモに戦う帽子屋なんて・・既にいかれ帽子屋じゃない・・。(-_-;)
ディーとダムは見た目も可愛いしトンマ加減も可愛いのでもっと活躍して欲しかったな。
グウィネス・パルトロウ似の主役の子は、最初は華がない様に思えたけど、変にキャピキャピした(死語)ウザい娘じゃなかったのだけは救い。
でも、別にあんなアリスの将来見せてくれなくてもいいなぁ・・。どうしてマトモマトモに軌道修正したがるんだろ?
それでなくても、あらかじめ決まってるも同然な結末に向かう物語なのに・・退屈になるだけなのに。
これ観た後、無性にディズニーアニメの「不思議の国のアリス」が見たくなった・・。もしくはヤン先生版。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

アリス・クリードの失踪
THE DISAPPEARANCE OF ALICE CREED (09・英)
 
 
(監・脚)J・ブレイクソン
(主)ジェマ・アータートン マーティン・コムストン エディ・マーサン
 
黙々と何やら色々と準備する男2人・・。やがて彼らは1人の女性を誘拐し、用意していたアパートに監禁する。
登場人物がわずか3人だけ・・のクライム・心理・サスペンス!・・って宣伝と、
この、古畑任三郎みたいな、まるまるフルネーム使用のタイトルに惹かれて鑑賞。
冒頭から、そのスキのない誘拐へのカウントダウンに目が離せなかった。
・・けど、アリスを誘拐して拘束〜監禁・・は、やはりそうとはわかっていても
(当たり前だけど)気持ちのいいものではなくって;;私にしては珍しく(?)目をそらしたくなったよ。
一緒に観た娘も、後で、「『イングロリアス・・』みたいな残酷シーンは平気だけど、こんな監禁するのって・・現実的で恐過ぎる・・」
って辟易してたけど、実際私もそうだった。なんか、この前半の描写でかなりテンション下がってしまった気がする。
ただ、誘拐した彼らが・・あ、何か話そうとしたらすぐネタバレしてしまいそうなので、ココについては【ネタバレあり!】コーナーでね。
で、その後、物語はちょっとしたスキをついて二転三転・・
それまでの彼らに全然スキがなかった分、そのギャップが面白かったりはしたけど、
「ええっ?まさか!?騙された!やられたっ!!」・・って思う程の展開でもなかった・・のが残念でした。
最初から、気持ちよく騙される気満々だったので、ちょっと物足りなかったです。
でも、惹かれたこのタイトル・・古畑任三郎がどうこうはおいておいても(笑)
見てる間ずっと、これって「失踪」と言うより「誘拐」だよねぇ?・・って思ってたら、最後・・うぅ〜ん・・そうだったのかぁ!なるほど!!
・・って、結局、この作品で一番気持ちよく「やられた!」って思ったのはソコでした。(笑)
とは言え、たった3人だけでもしっかり最後まで引っ張られたし、心理戦ってやっぱり飽きないので、
これからもこんなタイプの映画は追っかけたいなぁ、って思ったよ。
俳優さん達もみんなとても良かったです。アリスの女優さん・・女優魂ハンパないね。
だって、”女優”がシ○ンあてられるなんて・・(^^;例えば、沢○エ○カなんて絶対出来ないよね、こんな役。(何故ピンポイント指名?笑)
・・で!ダニー役の俳優さんだけど、ずっと「なんか見た様な顔??」って例によって思ってたら、
あの「SWEET SIXTEEN」のリアム少年演った子ってわかって、これもビックリ&感激!
あああ〜〜〜あの少年が・・そう言えば面影あるじゃん〜〜ああ〜立派におなりになって・・
(立派に犯罪者をおやりになって?!)・・いやはや、あれから色々と映画には出てたらしいけど、
私にはすんごい久しぶりで・・自分の年月は感じたくないけど、俳優の年月って面白いなぁ〜・・と。(笑)
【以下、ネタに触れています!未見の方は読まないでね】
拘束〜監禁・・のシーンだけど、彼女を全裸にするのがもう見るに耐えなくて。
ただ、彼らがゲイだったので、その後彼女に性的暴行を加えなかったのは不幸中の幸いだったな、と
もう、そこはホントにヤレヤレ・・って胸をなでおろしたよ。手錠はずっと不快だったけどさ。
で、ゲイの彼らのシーン・・銃弾・・とかは結構コミカルで面白かったんだけど、
結局ダニーがどっちつかずで、いや最初から、計画に狂いが生じたら甘い汁の方に傾こう、夏だけにカブトムシキブンでね!
・・とか思ってたんだろうなぁ?・・ってキャラだったので、顔が可愛いくて好みだった分、とっても残念な気がしたよ。(どう言う考え方)
終わってみれば、あのオッサンが案外一番純粋だったかも〜?なんて。(笑) 【ソラリアシネマ】

アリス・スイート・アリス
ALICE SWEET ALICE / COMMUNION / HOLY TERROR (77・米)
(監・脚)アルフレッド・ソウル
(主)ポーラ・シェパード トム・シニョレッリ ルイーザ・ホートン リリアン・ロス ミルドレッド・クリントン リンダ・ミラー ブルック・シールズ
 
情緒不安定な12歳の少女アリスと9歳の妹カレン。
美しく愛らしい妹に嫉妬するアリスの気持ちをよそに、母や周囲はカレンの聖餐式の準備に忙しい。
が、式当日、カレンが死体となって発見され、疑いの目はアリスに向けられる。

昔、その美少女ぶりで一世を風靡したブルッキー(ブルック・シールズ)
のデビュー作として知られている作品(ん〜一応ホラーかな?サスペンスホラー?)
ですが、すぐ殺されちゃって出番は少し・・と言う情報は、昔ファンだった頃から知っていたので、
適度な彼女目当て・・と言う気持ちで鑑賞〜。・・けど、面白かったです。
カトリック教会の重厚な雰囲気の中で、無邪気な美少女ぶりを発揮するカレン(ブルッキー)。
かと思えば、黒魔術でも出来そうなシュミ小物(顔の沢山あるお人形可愛い〜欲しい〜♪)を集めた地下室、
眉なしおデブ(まるでジュネ映画に出てきそうな?)の家主、そして、めちゃくちゃインパクトのある仮面に黄色いレインコート。
・・と、出てくるモノがみんな怪しくてツボ。(笑)
そして、何より、一番怪しいのが少女アリス。何を仕出かすか判らない不安定さが最後まで途切れる事がない。
太った家主を、堂々とデブ呼ばわりする彼女のふてぶてしさと言ったら・・。
でもね、そんなアリスだけど、本当は、ただ普通に親に甘えたがってるだけ、なんだろうなあ、とも思えて、
親目線で見ると、ちょっと不憫に感じたりも。
アリスに色々されて挙句・・の家主も不憫っちゃー不憫でしたが。( ̄∇ ̄;
・・果たして、アリスはカレン殺害の犯人なのか?
割と早い段階で、とりあえずはそれは判るんだけど、後で、本当にそうだったのかな?別の見方もあるかも?
・・とかも思ったし、ラスト・・アリスの表情や仕草に、これからの色んな事を想像させられたわ〜。
(顔の沢山あるお人形も・・ふと・・)
ブルッキーは、やっぱり当時はすごい美少女。
でも、わざとなのか、たまたまカメラとタイミングが合わなかったのか、
後ろ振り返ってばかりで、その美しいお顔があまり見えないシーンもあったりして、
おまけにすぐいなくなっちゃうので、彼女目当て度を下げてはいても、
お顔がじっくり見れるシーンがもう少しあったら良かったな、とは思った。
主人公アリス役のポーラ・シェパードもとても良かった。
当時の実年齢は19歳だったそうで、あのふてぶてしさはそこから?
・・とかも思ったけど、それにしてもアブない少女らしさが漂っていてナイスでした。
【追記】
作品タイトルは、私が見たのは「・・スウィート」って書いてあったけど、
今、世間では「・・スイート」に統一してるみたいなので、そちらのタイトルでUPします。
この作品は以前数社からビデオが出たらしく、中には字幕がヒドくて(海賊版?)意味が解らない物もあったとか。
私が見たのは、字幕でちゃんと意味解ったし、特に問題はなかった様に思う。
ラストも、音楽あり・なしバージョンがあるらしく(これは米のDVDなのかな?不明)
私のは、音楽なしの方で、それもなんとも言えない余韻が残って好きな終わり方だったので、自分としては満足しました。
(ちなみに、ビデオ・ビレッジから出てるビデオ。中古なので雑音はかなり・・だけど、それも味かな・笑)  【ビデオ】

アリスの恋
ALICE DOESN'T LIVE HERE ANYMORE (74・米)
(監)マーティン・スコセッシ (脚)ロバート・ゲッチェル
(主)エレン・バースティン クリス・クリストファーソン ジョディ・フォスター ハーヴェイ・カイテル ダイアン・ラッド
懐かしい・・・見てるとどんどん思い出して来て・・。
ああ、あんな髪型だったよね、ジョディ・フォスターとか。あのウェイトレス、まるでシャイニングの奥さんだよねとか。
しかし、ハーヴェイ・カイテル・・(; ̄ー ̄川 アセアセ 今のがずっとイイじゃん!いつ、カッコ良くなった?
それはともかく(笑)
未亡人アリスの夢と、子供や職場の仲間との絡みがとっても生き生きしてて面白かった!
この子、可愛いよね〜・・何かとジョディのが話題になったけど、ああ言えばこう言う所が、ほんと可愛い。
ちなみに、初めて日本に紹介されたマーティン・スコセッシ監督作だそう。【TV】【BS−NHK】

アリスの出発<たびだち>
EN AVOIR(OU PAS) (95・仏)
(監・脚)レティシア・マッソン
(主)サンドリーヌ・キベルラン アルノー・ジョバニネッティ ロシュディ・ゼム クレール・ドゥニ ジャン・ミシェル・フェット ダニエル・キベルラン
職をなくしたアリスは住み慣れた港町を離れ、リヨンで新生活を始めようとするが・・。
こう言うフランスの庶民のリアルな描写はかなり好みなんだけど、お話自体はいまひとつピンと来るものがなかった。
アリスもブリュノも・・結局少しは進歩したのかなぁ?いや、劇的な進歩を望む事は逆にリアルじゃない、って?(^^;
アリス演じた女優さんは、ちょっとナターシャ・レニエに似ていたので(どうしてもあっち・・「天使・・」のがインパクト強くて・・ココロの映画だし)
そんな所も、今ひとつ感情移入出来なかった原因かも?母親役でクレール監督が出ていたのが興味深かった。【ビデオ】

アリスのままで
STILL ALICE (14・米)
 
 
(監・脚)リチャード・グラツァー (脚)ワッシュ・ウェストモアランド (原作)リサ・ジェノヴァ
(主)ジュリアン・ムーア アレック・ボールドウィン クリステン・スチュワート ケイト・ボスワース ハンター・パリッシュ シェーン・マクレー
   セス・ギリアム スティーヴン・クンケン ダニエル・ジェロル ロサ・アレドンド
 
家庭にも仕事にも恵まれ順風満帆な日々を送って来た50歳の大学教授アリス。しかしある時、講演中になんでもない単語が出てこなくなり・・
トシいってくるとこう言う題材ってよりリアルに感じる部分もあってあんまり積極的に観たいとは思えなくもなるんだけど(汗)
主演のジュリアンが気になったので行って来ました。
ここでの若年性アルツハイマーは遺伝性と言う事で、本人だけの問題ではなく子供をも巻き込んだ展開になるのかと思ったら、
(あるいは、自分の事より子供優先な何かが描かれるとか)特にそうでもなくて、全体的にかなりアッサリしていたので少し物足りなくはあった。
けど、子供も陽性であろうがなかろうが、我が子が欲しい気持ちに変わりないだろうし、 もし発症して知的な事を忘れ去っても、
そう言う当たり前の気持ち=愛情だけは消え去る事はないのかも?とも思えたし、変に起伏の激しいお決まりの感動モノでなかった分、
こんな病気をただ大変で悲しくて恐いものとだけでなく、もっと自然に受け入れた方が、本人も周りも誰もが少しでも気持ちが楽になるんじゃないか
・・みたいに言われてる気もした。アリスが、癌だったら良かったのにって言った所なんかドキっとしたし。色んな意味で。
病状は人によって様々だろうし、お世話する周りの人達は心身共に疲労がたまるだろうし、
周りももっと自然に受け入れて助け合いながら介護出来る場が増えるといいなと思う。
それとは別次元でちょっと思ったのは、自殺を計画してたにも関わらずそれすらどうやったらいいか忘れてしまう所で、
なんと言うか・・もう究極に辛いんだけど・・もうただ生かされてる、って感じで、でも、そんな状態って、
本来人間が一番感謝しないといけない状態なのかな・・と。いや、辛いし悲しいんだけど・・周囲も本人も・・。(うまく言えないんだけど。)
ジュリアンはさすがに良かった。変に感情的に大袈裟でない所がかえって本人の意思や不安が伝わる様だった。
物語がアッサリ目だったので、なんだか出来の全てがジュリアンにかかってる雰囲気だったかな。(^^;
他の皆も良かったけど、クリステンとボスワーズが余りにも似てない姉妹だったのがちょっと気になった。  【天神TOHOシネマズ】
 

アリゾナ・ドリーム
ARIZONA DREAM (92・仏)
 
 
(監・脚)エミール・クリストリッツア (脚)デヴィッド・アトキンス
(主)ジョニー・デップ ジェリー・ルイス フェイ・ダナウェイ リリ・テイラー ヴィンセント・ギャロ ポーリーナ・ポリスコワ ジャクソン・ダグラス 
(主題歌)イギー・ポップ
 
ある理由から気が乗らないまま叔父の結婚式の為にアリゾナへやってきたアクセルは、そこで知り合った年上の未亡人と恋におちる。
この上なく子供っぽい主人公が、ほんの少しだけオトナになれた・・と言った感じの物語。
いや、人間そうそうオトナになんてなれないのかもしれないけど・・この主人公の余りのガキっぽさには少々ウンザリする場面も。
亀になりたいグレースの苦悩・・が一番伝わって来たかな。あの最期は印象的。気づけよ、アクセル。
継母とか他のシガラミとかほっといて自由になれば良かったのに、とも思ったけど、
それが出来ずにあそこまで追い詰められたのは、逆に、彼女が一番オトナだったからかも?とも感じた。
出演者見た時、クリストリッツア映画には思えなかったけど、見てみると、ああ、リッツアだ(長いので略した・笑)となんとなく納得。【ビデオ】

アリックスの写真
(監)ジャン・ユスターシュ
(主)アリックス・クレオ=ルボー ボリス・ユスターシュ
ただ延々と写真の説明が続く(笑)『アリックスの写真』。でもなんか変な感じ?写ってない物の説明?
ちょっと待って!もう一回見せて!もう一回見たい!お願い!(ノДT)アゥゥ 
人と人の対話のズレをツイた、斬新な表現が面白い短編。【シネサロン・パヴェリア】

ありふれた事件
C'EST ARRIVE PRES DE CHES VOUS (92・ベルギー)
(監・脚・製作)レミー・ベルボー ブノワ・ポールブールド (監・脚・撮影・製作)アンドレ・ボンゼル
(主)ブノワ・ポールブールド レミー・ベルボー アンドレ・ボンゼル ジャン・マルク・シェニュ アラン・オペッツィ ヴァンサン・タビエ ネリー・パパエール
何の罪悪感もなく、弱い者まで平気で殺し金をまきあげる冷酷非情な男のカリスマ性に迫るべくカメラをまわし続けるドキュメンタリー作家。
しかしいつしか彼もまた暴力に酔いしれる事に・・。 

タラとかデ・パルマ絶賛・・カンヌでも批評家連盟賞なるものを受賞してるらしい・・
けど、と言うか、だから、と言うか、発想〜展開には興味深いものがあるものの、暴力シーン、かなりキツいです;;
ケースには”ブラックユーモア”なんて書いてあったけど・・ブラック過ぎない?確かに大胆不敵で何でも語っちゃう様な主人公のオチャラケた殺人美学?
の中にそんな所はあるけど、私の中ではもうブラックの境界線ギリギリ崖っぷちユーモアって感じ・・いや、あんまりユーモアと迄は感じられなかったな。
普段は普通に(ある時は普通以上に)良い暮らしや楽しい家庭、友達(恋人?)と付き合い笑いあってる主人公・・は、ただひたすら不気味で恐かった。
一見、ニヤけたヤサ男・・なギャップもコワイ。
前半は、暴力と言うより、死体をゴミの様に簡単に捨てる光景に何度もショック・・。おばあさんにもショック・・(泣)
後半では、***シーンまであって、もうここまで来ると不快極まりない・・!もし私が現場にいたら、即・射殺してやるわこんな奴!(ドウドウ)
てな具合に(?)暴力が暴力を誘発する作品です。(爆)内臓飛び散るホラーのがまだ精神的には楽よ。
ハガネの神経を持ってると思われる方だけドーゾ。 【ビデオ】

ある愛の詩
LOVE STORY (70・米)
(監)アーサー・ヒラー (脚・原)エリック・シーガル
(主)ライアン・オニール アリ・マッグロー
大昔に大ヒットした作品ですが、タイトルといい例の言葉といい、どうもヒイてしまう物があったんだけど、改めて見てみると好感の持てる作品でした。
ジェニー・・大人〜。オリバーがやけに子供っぽく見えたけど、自分にはない彼の正直さとかに惹かれたんだろうね。雪の中のシーンがとっても良かった。
これは二箇所あるんだけど、最初のじゃれ合うシーンは、本当に楽しそうで・・で、後のシーンは、二人で支えあいながら静かに歩いていくんだよね。
同じ雪のシーンだけど、ほんの少しの時間の流れで、こんな風に変わって行って・・。
それにしても、アリ・マッグローの髪、黒いねー。真っクロ〜・・って***ギャグじゃないけど、日本人以上にカラスの濡れ羽色?で、インパクト大。
昔は、この彼女がどうも作品のイメージじゃなかったんだけど、今見ると清潔感と気丈さが表れていて良かったです。
当時売ってたオルゴールは、必ずと言っていい程この作品の音楽が使われていましたっけ・・( = =)トオイメ 【TV】【BS−NHK】

ある朝スウプは
 (03・日本)
(監・脚・撮影・編集)高橋泉 (音楽)並木愛枝
(主)並木愛枝 広末哲万 高橋泉 木村利恵 垣原和成
ある日突然電車の中で発作が起きた北川は、後日パニック症候群と診断される。社会生活を送る事が困難になった彼は、そのまま
引きこもりになってしまう。彼と同棲中のシズは、彼を気遣いながらも仕事で家をあけるが、戻って来た時に何か様子が違うことに気付く・・。

若いカップルの可愛いラブストーリーかと思ったら、とんでもなく違ってました。(いつもこんな調子で;;)
大好きな人と一緒に暮らしながらも、不安定な心をお互いにうまく癒せない・・そんな、結構クラくてイタい作品でした。
色々と思う事はあるし、こんな展開なので人を選ぶ作品かもしれないけど、このドヨーンとした鬼気迫るリアリティは一見の価値アリ・・!
・・と言う訳で久々の地味映画としてオススメしましたが、見てくれた会員の皆様、明るい夏なのに梅雨戻したみたいにドンヨリさせてごめんね〜( ̄∇ ̄;
それにしても、インディーズ映画って事は知ってたけど、制作費3万円?!なんてウワサも・・?ほんまかいな。
お金かかってなくても、こんなすごいの作れるんだね〜・・。シズ役の女優さん、イイね。主人公もブキミでイイ・・(笑)俳優って大事ね。
どっちかと言うと、「ある朝スウプは」じゃなくて、「ある朝みそ汁は」か「ある朝漬物(タクワン?)は」だとは思ったケドね〜。
【以下ネタバレあり!】
新興宗教じゃなくても、男女じゃなくても、お互いの前にある物が何かチガウ・・って事あるよね。
あのラストには、ある意味ちょっと甘さ感じたけど(別にもっと修羅場期待してた訳じゃないけど)最後の2人の会話はすごく印象的で、
それってもう、好きとか努力とかそんなモノではどうしようも出来ない次元の事なのかも・・とも思っちゃって。
だったら、とっとと新しい生活始めた方が共倒れしなくていいよね・・?・・・・・・いいのか?(汗)
なんて、やっぱり色々と考えて・・引きずってしまう作品なのでした。 【DVD】

歩いても 歩いても
STILL WALKING (07・日本)
(監・脚・原作・編集)是枝裕和
(主)阿部寛 夏川結衣 樹木希林 原田芳雄 YOU 高橋和也 田中祥平 寺島進 加藤治子
 
子連れの女性と結婚したリョウタは、ある夏の終わりに実家へと赴くが・・。
ああ〜っ・・しまった;; 最近見たばっかりの是枝TVドラマ「ゴーイング・マイ・ホーム」とカブってしまった!
アベちゃんとか、YOUとか、いや、配役だけじゃなくて、なんとなくキャラや設定も。それと、料理。
先にこっちを見ればよかった。そしたらもっと新鮮でもっと入り込めたかも。
「ゴーイング・・」も良かったけどね、でも連続ドラマとしてはちょっと間延びした印象。
あれ?終わり?なラストだったし?? ディレクターズカットで映画にした方がいいんじゃ?
あ、ディレクターズカットだと逆に全部ぶっこみで余計長くなるのかな?;;
吉行さんは面白かった。と言うか、もともと好きなのもあって。(^^ゞ
他も良かったけど、山口智子は1人だけ浮いてたな。
キャラ自体が、仕事優先の都会派キャリアママって役だったせいか、
はたまた、夫の実家とは馴染まないヨメと言う役だったせいか
それとも山口の個性が単に他と馴染まなかったせいかはわからないけど。
それでも、未確認徘徊物体くーな(笑)に象徴されるモノ、
それを探し求めて生きて行く普通の人達の姿にはとても共感したし、
所々の等身大ギャグも楽しかったし、いい物語でした。
「ゴーイング・・」に関してはそのくらいで。(^^ゞ
「歩いても・・」の方は・・
勿論、物語は全然違うんだけど、少し似た設定に、もしかしたら監督の実生活への想い
なんてのも織り込まれてるのかなあ?・・とも。
冒頭の台所〜料理のシーンが眩しい〜。その瑞々しい美しさにまず目を奪われたわ〜。
某映画のおフランスの別荘のキッチンのが絶対に好きだけど
んで、こんな日本の田舎の暗〜い台所なんて絶対嫌なんだけど
それなのに、差し込む光にキラキラと輝く野菜の美しさや
てきぱきと作業(料理)をする動き〜リズムの心地よさにとても魅了された。
後の、トウモロコシの天ぷら(笑)も、危ないけどすごく美味しそうで、やってみたくなったりも。
実家での皆さんのやり取りは、なんっちゃーない様でいて、要所、要所の間の繋ぎが色々濃いなぁ〜・・と。(笑)
父「おばあちゃんじゃなくて、おじいちゃんの家、だろが」
YOU「小さっ!」・・には笑った!
そう言えば、「ゴーイング・・」でも、
母「夫は(車いすになったので)ずっと家に居てくれる(ウキウキ)」
YOU「ミザリーか!」・・にも吹き出したなあ。( ̄∇ ̄;
しかし・・あの蝶の一件には胸がつまる想いだったわ。
狂気?いや、普通でしょ。普段そんな気持ちは仕舞ってるだけで。
実家、或いは故郷って・・今そこにいない人達も、本当はみんな居る場所なのかもしれないな。
普段そんな思いを忘れてるだけで。
母が吐き捨てる様に言った言葉は痛烈だったわ。
助けて貰って生きてる青年だけじゃなく、実家を離れて生活してる子供達へも痛い言葉だったかも。
両親あっての自分、故郷あっての生活、そして、日々を繰り返しながら、
いつの間にか自分が親になり・・故郷になっていくんだね。
お風呂のタイル割れとか、やっぱり薄暗い台所周辺とかの生活感には、
なんだか心がざわざわと不安になったりもするけど (暗い台所嫌いは何かトラウマあるのかな〜自分)
それでも、そんな実家があるのは幸せなのかもよー?
配役は「ゴーイング・・」と一部カブってたけど、みんな良かったです。
妻役の夏川さんもいい感じ。(アベちゃんの独身男ドラマを思い出したけど)
母役の樹木希林には、思わず、この母の若い頃はどんなだったんだろ?とか想像してしまったけど
その個性的な味も、特に違和感なく、じわじわした迫力があって恐・・良かったです。
あ、お父さんはちょっと中途半端な印象かな。まあ、どこでも妻のがキョーレツって、事で。(笑)
人間は色々あるけど、自然の風景はいつもどっしりおおらかよね。
物語には、こうだと言った明確なラストなどないのですっきりした感じはしないけど、
人生も大抵はそんなもやもや付き、時にビター。
「ゴーイング・・」を先に見ていなければもっと・・と思うけど(しつこい)是枝テイストはやっぱり好きだわ。
あ、それから「ブルーライト・ヨコハマ」!
タイトルはコレからだったのかな?改めて、思い出しながら口ずさんだりして・・(^^ゞ  【BSスカパー】

あるいは裏切りという名の犬
36 QUAI DES ORFEVRES (04・仏)
(監・脚))オリヴィエ・マルシャル (脚)フランク・マンクーゾ ジュリアン・ラプノー
(主)ダニエル・オートゥイユ ジェラール・ドパルデュー アンドレ・デュソリエ ロシュディ・ゼム ダニエル・デュヴァル フランシス・ルノー
   カトリーヌ・マルシャル ヴァレリア・ゴリノ アンヌ・コンシニ ミレーヌ・ドモンジョ
パリ警視庁。元仲間でありながら考え方の違う二人の警視が、ある事件をきっかけに後戻り出来ない敵となる・・。
舞台はお仏蘭西。お仏蘭西男・・と言うと、いつもはお気楽極楽に見えるんだけど(笑)今回はちょいと違いましたね〜。
防犯に関わるシゴト人の物語なので、そこに繰り広げられるのは骨太な男の世界。色んな駆け引きや裏工作は
どんな世界でも当たり前っちゃーそうなんだろうけど、目的の為には手段を選ばない一事の判断の誤りが
とんでもない事態にまで発展してしまう様は見ていてとてもやるせなかった。この時ふと、最近見た「アマロ神父の罪」の
聖職者の世界をなぜか思い出してしまったけれど、今回の方が人々の良心を感じられて、まだ精神的救いがあったかも。
色々な怒りや悲しみをぐっと飲み込みながら寡黙に行動する主人公の姿には胸が苦しくなったわ・・(涙)
・・
ヲイ!そこの、イマドキの、すぐに人前でメエメエ泣く男!直ちにこの作品を鑑賞してレポート10枚提出しなされ!(笑)
それはそうと、主人公の娘の成長した姿がオートゥイユにそっくり!!でビックリ!!( ̄□ ̄
こりゃ本当の娘に違いない!と思ったら、どうやらやはりそうらしいですね〜。いやぁ〜こんなにドそっくり!!な父娘って・・
父親にしたら嬉しいのでしょうねえ?しっかりモトとったぞ、DNA遺したぞ、って感じ?(笑) でも、その実父娘共演で、
サプライズと共に、時間の経過の重さ・・と言う物も作中にしっかり感じられて、とても良かったです。
好きなタイプの作品だったけど、ただ1つしっくりこなかったのは、「過去に同じ女性を愛した二人云々・・」って宣伝。
あれぇ?そーだったんですかぁ?特別そんな風には見えなかったけどなぁ?と言うか、女いらんよこの世界。ゞ( ̄∇ ̄;)
女性警官は素敵だったけどね・・あ、そー言えば、あのアンヌ・コンシニが出てた!
BBSで話題になった直後だったので、すごく変わった(!)とは言え、表情ですぐ判った!なんだ、これに出てるんジャン〜
・・って、こちらもかなりの時間の経過・・重さ感じて、ちょっと感激。(^^ゞ 【シネ・リーブル博多駅】

ある過去の行方
LE PASSE / THE PAST (13・仏=伊)
 
(監・脚)アスガー・ファルハディ
(主)ベレニス・ベジョ タハール・ラヒム アリ・モサファ ポリーヌ・ビュルレ サブリナ・ウアザニ ババク・カリミ
フランス人の妻マリー=アンヌと正式な離婚手続きを取る為にテヘランからパリにやってきたアーマドは、
彼女が既に新しい恋人サミールと暮らしている事を知る。

前の「別離」がやたら疲れる内容だったので、正直今回はパスしようかと思ったんだけど、
もし今回も疲れる内容だとしても、どうせ後でDVDで見るだろうし、
同じ疲れるならスクリーンでどっぷりとことん疲れた方が映画ファンとしては本望かも?!
・・と思い鑑賞。・・で、疲れた・・( ̄∇ ̄;(笑)
あ〜、でも、前ほどではなかったかな。前よりは軽かった。(免疫ついた?笑)
多分、厳しい問題が、前ほど主人公(マリー=アンヌ)にダイレクトに山積み、って訳じゃなかったからかも?
と言っても、主人公が抱える問題に変わりないし、もしかしたら、
前より多角的に、より人間性が試される問題だったのかもしれないけれど。
物語が進むにつれて、この主人公の我儘な態度が気になり出して;;
本人、自覚なく周囲を巻き込むタイプの女性なのかな〜?どうも、イマイチ感情移入出来なくて困った。
タイトル「過去の行方」って言うより「未来の行方」なんじゃ?未来が非常に不透明だし。
・・な印象だったけど、考えてみれば、どうしたって過去の日々の小さな積み重ねや兼ね合いが
未来を形作って行くって事か〜。「過去の行方」が「イマ」、瞬時に過去になるイマなのね?
・・と、なんだか、平凡に見える日々の中の小さな恐怖(惧れ)を見せつけられた気がしたわ。
と言っても、何でもモノは取りようなんだろうし?そこから気持ちをどんな風に「先」に持って行けるか、
疲れてばかりいないで、そんなトレーニングもまだまだ自分には必要だわ〜・・などと。
主人公のキャラはイマイチ好きにはなれなかったけど、主演のベレニスは好演。
未だに「アーティスト」はミスキャストだったと勝手に思ってるけど、
前回の「タイピスト!」同様、今回も彼女の魅力がとても感じられて良かった。
アーマド役のモサファは落ち着いた感じでベレニスとも見た目、お似合いだったし、
サミール役のラヒム君がちょっと地味で、あまりベレニスと相性良さそうにも見えなかったので
物語と言えど、離婚しないでもうちょい頑張ってみたら?とか、つい思ってしまったけど
アーマドが案外口うるさいシツコイ系で、サミールがアッサリ系なら仕方ないかな〜。(なんのこっちゃ) 【KBCシネマ】

ある貴婦人の肖像
THE PORTRAIT OF A LADY (96・英)
(監)ジェーン・カンピオン (脚)ローラ・ジョーンズ (原)ヘンリー・ジェームズ
(主)ニコール・キッドマン ジョン・マルコヴィッチ バーバラ・ハーシー マーティン・ドノヴァン ヴィゴ・モーテンセン クリスチャン・ベール
主人公のイザベル、最初は、未来に何か仕出かしてくれる活発な女性なのかと思ったけど、見る目のなかった結婚に苦しむ可哀相な女性に映った。
自分で選んだ道が間違いだったと分っても、誰にも相談出来ない(しない)彼女の姿が心に痛かった。きっと自分の中で解決出来ればと、
もがき苦しんでいたんだろう・・。従兄以外の人たちの心情に掴み所がなく、くすぶって、あまりいい気持ちの残らない作品だった。【ビデオ】

アルゴ
ARGO (12・米)
 
 
(監・製作)ベン・アフレック (脚)クリス・テリオ (製作)グラント・ヘスロヴ ジョージ・クルーニー
(主)ベン・アフレック ブライアン・クランストン アラン・アーキン ジョン・グッドマン ヴィクター・ガーバー テイト・ドノヴァン クレア・デュヴァル 
   スクート・マクネイリー ケリー・ビシェ クリストファー・デナム カイル・チャンドラー テイラー・シリング
79年のイラン。革命により米大使館の職員52人が人質にとられた中、秘かにカナダ大使の私邸に逃げる事に成功した6人。
しかし見つかるのは時間の問題だった。

そこで急きょ立ち上げられた架空のSF映画「アルゴ」!
「その製作スタッフなんですよ、彼らは。
『米大使?なんですかそれ?ごめん〜今は映画撮るので忙しいんでまたにしてくれるぅ〜?
イラン楽しかったよ、いい画が撮れたよ、でもそろそろアルコールが恋しくなったんでね、
んじゃあ〜失礼〜またいつか〜お疲れ様でした〜!』・・てな感じでイランを脱出しますんでヨロシク!」
・・と言う、なんとも無茶苦茶大胆な、目いっぱいフィクションっぽい、
ちょっとばかしふざけた漫画的な計画が、実話だと言うんですから驚きでした。
長い間極秘にされてたとか、計画を手助けしていたのがカナダだったとか
いやぁ、そう言う事全然知らなかっただけに・・政治の裏側って面白い様な恐い様な、
正直、脱出劇のハラハラ感よりも、そう言う国家間の事実の封印、または公開は、
どの程度の利益を目論んで成されるんだろう、とか、そんな事のが頭を駆け巡って困った。
脱出劇の方では、何しろ平和ボケした日本人なもので、捕まったらどうなるのかが的確に想像は出来ず、
(いや、最悪を想像したくないと言う気持ちが浸みこんでるのかも?)ハラハラするまでに少々時間がかかった次第。
平和には感謝はしてもボケちゃっちゃーいけないね;; そんな余計な心配症とボケの葛藤(?)故、
登場人物が緊張マックスを迎えた空港で、やっと自分の心拍数も追いついた感じ。
協力する映画人達は興味深かった。その辺の相関図にもっと馴染みがあるとココはハマりそう。
シュレッダーにかけられた職員の写真を復元させると言う気の遠くなる作業を黙々と子供達がやっていたのも印象的。
エンドロールで、実際の様子や職員が紹介されていたけど、かなり忠実に再現されてたよね。
役者もことごとく似ていて・・そこはちょっと笑った・・( ̄∇ ̄;
【あ】フレック、やるときゃ、やるじゃん、名監督。 ・・はい! 【る】ックスが、似てて合格、オーディション。 ・・はい!
【ご】リ押しで、また主演かよ!迷監督。 ん〜〜〜〜?あれ〜?この絵札みつかりませんけど〜?(笑)  【ユナイテッド・シネマ・キャナル】
 

ある子供
L'ENFAN / THE CHILD (05・ベルギー=仏)
(監・脚)ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
(主)ジェレミー・レニエ デボラ・フランソワ ジェレミー・スガール ファブリツィオ・ロンジョーネ オリヴィエ・グルメ
いやぁ、今回も唐突に終わりましたね〜。(笑) 過去2回、この監督さんの作品のカメラワークには目まわしてて、
今回も痛いようなリアル感はあったけど、前が前だっただけに結構普通に感じてしまって、「唐突」はまだか〜!
なんて思ってた矢先のあのラストだったもんだから、んだんだ!それでこそダルデンヌ兄弟〜って安心したよ。(笑)
しかもそのラストがなんと言っていいものやら・・皮肉・・?・・いや、これは、ある意味イケズの域か
もよ。( ̄∇ ̄;)
前情報では、アカンボを売ってしまう若い父親・・って事くらいしか知らなかったので、モノ扱いされた”その子供”が「
ある子供」なのかと
思ってたけど、これは親の事だったのね・・。このタイトルからしてもはやとんでもないイケズ・・と同時に、非常に考えさせられるモノでした。
・・鑑賞してから気付いたよ。(遅い)ブリュノ役は、あの(!)「クリミナル・ラヴァーズ」のジェレミーでした。これにも後で気付いたよ。(遅い)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね。】
その問題のラスト(笑)・・これって、涙してる二人が解り合うとか、命の大切さや父性に目覚めるとか、そんな簡単に更正した(?)感動を
描いてるモンではないのでは?・・って私は感じたんですが。(またまた妖怪発言)
確かに二人は涙涙・・二人だけの空間で泣いている・・けどさ、きっと頭の中はまだまだ↓こんな程度では?
「僕ちゃん怖いよ〜。いい事したのにずっとブタバコ?でもシャバに出ると食べ物ないしコワイさんやってくるし〜・・
 ソニア、金だよ・・金でなんとかしてくれよ〜・・愛してるからさ〜君しかいないんだ〜・・えーんえーん」
「ブリュノ・・そんなに涙するなんて・・全てを悔やみ懺悔してるのね?やっぱり私なしではダメでしょう?
 いいわ許すわ。許してあげますとも。あなたを理解出来るのはこの私だけ・・ジュテーム、ブリュノ・・よよよよよ」
まるで
不良少年が面会に来た母親に甘えてるだけみたいな・・でもその母親だって自己陶酔の域出てない様な。(爆)
ここで泣きあっても、お互いまだ知らない事(借金とか子育てとか)いっぱいある訳で・・それ知ってキレるソニアが安易に想像出来るしさ。(汗)
つまりは、ここから二人が大人になるにはまだまだ先は長いよ・・覚悟はいいかい?・・って、そんな問いをかけられてる風に感じたんだよね。
でも、誰だって大人になるには少しずつ段階ってもんを踏んでいかなきゃなんない・・このラストはそのほんの一段階の様に思えたし、
何を今更!と呆れる気持ちを抑え、子供の未来を潰す事なく見守り導いて行く、大人としての視野の広さや親としての忍耐力・包容力を、
(自分も大人であるなら)今一度見つめ直さないといけないよなぁ・・なんて思ったりしたのでした・・。
それにしても、親になるって・・難しい事だよね。まずは子供との触れ合いなくしては絶対に無理だろうし。
母親は子供が誕生する前から一緒だけど、父親って・・ナンギですな〜。世の父親の皆さ〜ん・・ふあいとぉ〜〜(笑) 【シネサロン・パヴェリア】

或る終焉
CHRONIC (15・メキシコ=仏)
 
 
(監・脚・製・編集)ミシェル・フランコ (製作)ガブリエル・リプスタイン モイセス・ソナーナ ジーナ・ウォン
(製作総指揮)ティム・ロス エミリオ・アスカラガ・ジャン ベルナルド・ゴメス フェルナンド・ペレス・ガビラン (編集)フリオ・ペレス四世
(主)ティム・ロス サラ・サザーランド ロビン・バートレット マイケル・クリストファー ナイレア・ノルビンド レイチェル・ピックアップ 
   デヴィッド・ダストマルチャン ビッツイー・トゥロック クレア・ヴァン・ダー・ブーム
 
看護師として献身的に末期患者のお世話をするデヴィッド。しかし、ある事で患者家族の誤解を受けてしまい・・
最初、お世話してる女性は奥さん?と思ったら違ってたね。
でも男性にここまで世話してもらうとか、日本だと有り得ない気もするんだけど、患者の状態とか要望では有り得る事なのかしら?
で、そんなだから(予告編であった様に)訴えられたのかと思ったら、訴えられたのは全然違う事だったし・・何なんだ;;
あんなんで訴えられるとかやっておられん(爆)と言うか、日本ではあんまり考えられない気も。
そもそも(しょーもない誤解で)訴えるあの家族は毎日どのくらい患者と向き合ってるんだ?って話。
オヤヂ本人は生き生きしとったやん〜(爆)と言うか、ああ言う事も生きてる実感〜なんだと思うよ。(マジで)
まあ、その後には重大な(もしかしたら必ず誰もが考えてしまう)安楽死問題へも直面するのだけれど・・。
最初の女性や後の女性など、異性にあそこまで身体の世話を任せるって・・どんだけの信頼関係?と思う反面、
相手の心情を想い過ぎても務まらない仕事なのかもしれないな?とも思った。
言い方は悪くて申し訳ないけど、例えば相手を単なる物と思わないと、ヘタに感情移入すると務まらないと言うか。
それは介護される側もそうだと思うし。もし自分なら・・と考えるとつい、そんな風に開き直る方がお互いにとってやりやすいんじゃないか、と。
それはお互いの人間性を無視してるんじゃなくて、その反対。
ただでさえ大変な毎日・・自分の心も相手の心も必要以上に傷つけたくないから・・。そのバランスは難しいけれど。
安楽死についてはケースバイケース。簡単にいいとか悪いとか決められないよ・・。
主人公デヴィッド・ウィルソンは、Fスケの有名振付師と同じ名前・・いやそれはどうでもいいんだけど(爆)
患者へのあれだけの献身ぶりは、自分の家族への贖罪のもとに動いている様にも見えて、
仕事の時は患者よりも先に魂をなくしてる風にも感じられたので、(また前の話に戻るけど)
意識して開き直ってる訳でなく自然とそうなってるみたいな姿を見せられると、逆にとても寂しさも感じてしまって・・
なんだか、頭と心の求めるモノが反対にもなってしまったり(爆)本当に人間って複雑だし危ういバランスで生きてるなぁ・・としみじみ。
物語はずっと淡々と・・まるで思う様に動けない身体に寄り添う様に進んでいって・・
【以下、ネタバレあり!ラストに触れています。未見の方は絶対に読まないでね】
しかし!・・最後は驚いた〜;;こんなにビクッ!となったの久しぶりやん。(泣)
色んな患者の最期をじっくりと見届けて来た側の最期が一瞬だなんて。なんと言ったらいいのか・・。
ファイナル・デスティネーションっ!( ̄□ ̄; ・・とかふざけて言っちゃったりもしたけど(爆)
これほど、一日一日をもっと大切に過ごそうと思わされた終わり方もないかも・・。
【追記】 観終わった直後は、これは思いがけない事故だと思ってたんだけど、
後で色々思い返してみたら、自発的にって事も無きにしも非ず?とも思えて複雑な心境に陥った。
うーん・・やっぱり事故の方がまだ受け入れられると言うか。どちらにしてもショックだけれど。  【KBCシネマ】
 

ある少年の告白
BOY ERASED (18・米)
 
 
(監・脚・製)ジョエル・エドガートン (原作)ガラルド・コンリー (製)ケリー・コハンスキー=ロバーツ スティーヴ・ゴリン
(主)ルーカス・ヘッジズ ニコール・キッドマン ジョエル・エドガートン ラッセル・クロウ ジョー・アルウィン グザヴィエ・ドラン トロイ・シヴァン
 
牧師の家庭に育った大学生ジャレッド。ふとした事から自分がゲイである事に気づいた彼はそれを両親に告白するが・・
実話が元だとか。
ああ言う場所がどんな風なのか、そもそも矯正プログラムなんて言い方が怪しいし、
なんとなく想像はつくし実際そんな感じだったので特に目新しい感じではなかったけど、
家族の戸惑いや苦しみ(本人が一番そうなんだろうけど)を少しでも理解出来ればそれで良かったのかな、と。
・・なんて思いながらエンドロール見てたら、な、な、なんと(ジャパネット違う)
そう言う事だったのね〜・・普通にさらっと、ある意味どんでん返し的な事が最後に記されてて驚いたわ。
いや、エンドロールだしもう席立った人もいたかもしれないのに、ここに来てあ〜た、そんな・・
先に言え!早く言え!(爆)
いや、彼もそこから抜け出そうとか自分はそんな種類の人間じゃないとか必死でもがいてたんだろうね、
周囲に酷くあたればあたるほど自分を苦しめていたのかもしれないね。 まあ周囲にとってはとんだ仕打ちだけどもさ。
人の気持ちを丁寧に描きつつもイケズ返しは忘れないエドガートン監督作にはこれからも期待〜!  【KBCシネマ】
 

あるスキャンダルの覚え書き
NOTES ON A SCANDAL (06・英)
(監)リチャード・エアー (脚)パトリック・マーパー (原作)ゾーイ・ヘラー
(主)ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット ビル・ナイ アンドリュー・シンプソン
なんだかイタイ内容でしたね〜。年令を重ねてる女性には特に、多分、友情(?)に関しては、似た様な思いあたる経験とかあって、
ムカついたり恐怖感じたり・・があるのでは?そして、単純にバーバラやシーバを批判出来なかったりも・・?(苦笑)
愛に渇いているバーバラって・・なんだか少女の様でもあったな〜と言うか、やってるコトがずっと”女学生”引きずってる様な・・
(注:女子高生じゃなくて、女学生よ)お勉強は出来て模範生だけど、そこから脱皮する事なく、ずっと表面だけで生きてきた様な感じ。
その反動が日記に・・誰か本当の私を解って!・・ってきっと見た目よりも繊細な心は叫んでいたんだろうな?・・とか思うと、
ちょっと可哀相でもあったし、シーバは、大雑把で開けっぴろげだけど、それも(多分)うまくいってなかった母娘関係の反動であって、
本当の所は、見た目よりも脆くて弱い女性だったんじゃないのかな?お互いをひきつけたのはそんな所が共通してたからかな?
とか思っちゃった。どっちもやりすぎだろ〜・・とは思うけど、実際は両者の気持ちがヒリヒリと解ってしまう自分が一番イタイ。(爆)
バーバラ演じるデンチはさすがの存在感!私ゃまたまた、その目を見ただけで石にされてしまうかと思いましたよ!
特に
お風呂のシーンは印象的。もう、デンチのイタさがビリビリと伝わって来てたまらなかったです。(って、まんま電池ですか)
対するブランシェットも、光の様でありながらも、決して明るく強くはない儚げなイメージのシーバをしっかり演じていて良かったです。
と言うか、ブランシェットくらいにならないと、電池には対抗出来ないよねぇ・・あっと言う間に感電させられてしまいますから〜。
ビル・ナイも何だか押され気味でした・・キレる時は思いっきりキレてましたが、ちょっと空回りな竹山状態でした。(汗)
とっても興味深い内容だったけど、全体的に少々ツッコミが足りなかったのと、よくある終わり方をしたのが残念。
もっと両者の、
精神的行き着く先・・を描いて欲しかったので。イタイなら、とことんイタイ方がスッキリするし!(笑) 【劇場】

アルタード・ステーツ/未知への挑戦
ALTERD STATES (79・米)
(監)ケン・ラッセル (脚)シドニー・アーロン (原作)パディ・チャイエフスキー
(主)ウィリアム・ハート ブレア・ブラウン ボブ・バラバン ドリュー・バリモア
これ、公開時に劇場で観てるんだよね〜・・でも何故か「ブレインストーム」と混同しちゃって・・;;と言う訳で、ビデオ再見。
ああ〜女性がサラサラと・・あの砂のシーン・・あったね〜・・ここしか覚えてないケドー・・(^^;
「ブレイン・・」よりも、快楽でなく科学的欲望にかられて突進した印象・・それも違いますかね?「ブレイン・・」も再見しないと。(汗)
進化や退化が興味深い肉体だけど、愛情ってえもんはいつから芽生え、自覚(と言うのも変だけど)し始めたのでしょうね?
精神が肉体に与える影響って大きいけど、だとしたら、これから人間はどんな風に変わっていくんだろ?
頭でっかちで、どんどん視野が狭くなって、聴く耳も持たない、大地踏みしめる足は勿論、ハグの両手も退化して・・そんな体になったりして・・?!
ところで、ドリューが出てたって?えーっ?どこどこ〜?全然気付かなかったよ!既に私の眼はフシ穴ですか?(T_T) 【下関文化劇場】【ビデオ】

ある日どこかで
SOMEWHERE IN TIME (80・米)
(監)ヤノット・シュワルツ (脚・原)リチャード・ワシスン
(主)クリストファー・リーヴ ジェーン・シーモア テレサ・ライト ウィリアム・H・メイシー
運命の糸を辿るかのように、彼女を求め、過去へと旅する主人公・・。
こう言うタイムトラベル物って、そのパラドックスをどの程度良しとしてしまえるかでも、印象が違うよね?
これは割合違和感なくすんなりと・・もしかしてラブストーリーだから?時間を越えた愛なんて・・赤面しそうな位ロマンチックな感じも。( ̄∇ ̄;)
愛も時間も目にみえない不思議な物・・そして至福の世界から抜け殻へ・・?ゞ( ̄∇ ̄;) オイオイ
ファンタジーってやっぱりどこか残酷な物を含んでるって思うのは私だけかな?
二人で歩く風景が、まったりと麗しく・・こんな所に行くと誰でも戻りたくないかもね?【ビデオ】

或る人々
SHY PEOPLE (87・米)
 
(監・脚・原作)アンドレイ・コンチャロフスキー
(主)ジル・クレイバーグ バーバラ・ハーシー マーサ・プリンプトン メア・ウィニンガム メリット・パトリック ジョン・フィルビン 
   ドン・スウェイジ プルイット・テイラー・ヴィンス
 
1人娘を持つジャーナリストのダイアナは、取材を兼ねてルイジアナの片田舎の親戚を訪ねる。
そこには彼女と正反対の価値観を持つ女性ルースが居た。

便利な都会で、仕事を言い訳に娘を放任している母親と、
文明から離れた田舎で、しきたりだけを重視して息子を縛り付けている母親との一騎打ち!?
・・とか書くと、ちょっとコメディっぽい響きや、感動的ファミリー映画みたいな感じあるけど、
結構地味で(日本劇場未公開でした・・この邦題も地味!)シビアな問題の多い物語でした。
お互いの価値観や主義、方針には、どちらも頑なな部分があるし、振り回される子供達が
(息子の方はほとんど大人だったりもしますが)一番何を求めてるのか、ってのを2人とも無視してる様な気も。
逆に、2人とも、母親であると言う責任だけに縛られてる感じもして、
いつもピリピリと神経質な日常の繰り返しには辛いモンがあるよ。
娘のグレースなんて、母親の愛情に飢えてるのがありありと解るのにね。
そして2人も、正反対であっても、過去には妻であった事や、女性と言う立場では解りあえる部分もきっとあるはずなのにね。
田舎・・と言うよりどこの僻地?って感じの場所の川・・と言うより沼と言った感じの景色はとても神秘的で恐ろしい雰囲気。
なんかね〜・・何かが静かに渦巻いてる感じ。・・信念とか?呪縛とか?
主演のハーシーはこの作品で色んな女優賞を獲得してるらしい。関係ないけど歯並びがみょ〜に気になった私。(何故)
グレース役のプリンプトンは、細くてボーイッシュな雰囲気が思いがけずとても可愛いかった。こんなに若い頃ってもしかしたら初めて見たかも?
そして、ルースの息子の一人に見た事ある顔の俳優さんが居て・・・・・アップになったらわかった!
目がね、ゆらゆらといつも揺れてて・・そう、あの、プルイット・テイラー・ヴィンス!
・・で、やっぱり若いの!まだ青年って感じで、さほど太ってないし髪の毛もあるっ!(笑)
でさ、知的障害のある役だけど、結構ハンサムなんだよね・・好きなタイプの顔・・。(笑)
いやぁ・・年月経つと変わるモンなんですね〜。今は今で、かなり個性的ないい俳優さんになってるけど、
あの目は昔からそうなのね。・・と言うか、病気なのかな?生活に苦労はないのかしら?って今更ながらちょっと心配に・・。【ビデオ】

アルビノ・アリゲーター
ALBINO ALLIGATOR ((96・米)
(監)ケヴィン・スペイシー (脚)クリスチャン・フォルテ
(主)マット・ディロン フェイ・ダナウェイ ゲイリー・シニーズ ウィリアム・フィッチナー ヴィゴ・モーテンセン ジョン・スペンサー
強盗犯3人が立てこもったバーを舞台にした殆ど密室劇。
いかにして脱出するのか、逆にワケアリそうなお客は一体どうするのか、生け贄にするしか役に立たない白いワニ(アルビノ・アリゲーター)
の意味する結末は・・と目の離せない展開で引っ張ってくれる。ラストのマット・ディロンの表情がとても印象的だった。
ちょっとだけ、いかにも映画を意識し過ぎた描写があるのだけはちょっとテンポに水差してて、好みじゃなかったけど、面白かったです。
ヴィゴがあんな役で出てたなんて知らなかった・・スーツの似合わないヴィゴ・・(≧▽≦) 【BS−NHK】

アルファヴィル
ALPHAVILLE / OU UNE ETRANGE AVENTURE DE LEMMY CAUTION (65・仏=伊)
 
 
(監・脚)ジャン=リュック・ゴダール
(主)エディ・コンスタンティーヌ アンナ・カリーナ ラズロ・サボ エイキム・タミロフ
 
アルファビル」(94年リバイバル時) これ、活劇”左利きの探偵レミー・コーション”シリーズと言うのの一編らしい?
取り立てて未来風な建物があると言う訳でもないのに、冷めた映像が不思議と現在から離れた未来都市らしさを作り上げている。
相変わらずの、理屈っぽさはあるけど(笑)主人公はクールでカッコいいし、挿入された詩や、ミューズ・カリーナの美しさに時が止まる瞬間も。
感情のない世界はある意味時が止まってるんだろうけど、どうせなら美しさで止まる方がいいね。;;
(カリーナ・・これ見て初めて気づいたけど、同じマンションの某さんに似ててちょっと気が散った;;汗) 【DVD】
 

アルフレード・アルフレード
ALFREDO,ALFREDO (72・米=伊)
(監・脚・原作・製作)ピエトロ・ジェルミ (脚)ピエロ・デ・ベルナルディ トゥリオ・ピネリ (原案)レオ・ベンヴェヌーチ
(主)ダスティン・ホフマン ステファニア・サンドレッリ カルラ・グラビナ
いやぁ〜なんだか凄い結婚悲喜劇・・いや、結婚悲悲劇?!こんなの、結婚に夢見るオトメが見たら卒倒しちゃうかも?(笑)
でも、実際結婚してる男の半分以上はこんなんじゃ?って思うし(爆)もうリアル過ぎて・・笑いがひきつりながらも面白かったわ〜ゞ( ̄∇ ̄;)
ダスティンの気弱で投げやりなキャラと、いったん火がつくと格闘みたいに愛を爆発させるサンドレッリも忘れられないなぁ・・こわ〜。
ダスティンが1人こっそりとバーでお酒を飲むシーンで、「ヒロシです・・」のバックで流れるイタリアの曲(題名忘れた;)が
かかってたのも、偶然とは言え可笑しいやらアワレやら・・。アホな男・・と思いながらも、しっかり彼に共感してしまうのは何故?!( ̄∇ ̄;)
でもやっぱり自分と言うキャラが変わらない限り、人生、特に恋愛ゴトは同じ事をずっと繰り返してしまうものなのかしらね?
バカは死ななきゃ治らない・・みたいな・・いや、死んでも治らないか?( ̄∇ ̄;)  
こんなにストレートにシニカルな内容の作品を作った監督さん・・他の作品も見てみたいわ。妖怪の感性には合うみたい。(笑) 【BS−NHK】

アレクサンダー大王
O MEGALEXANDROS (80・ギリシャ=伊=西独)
(監・脚)テオ・アンゲロプロス
(主)オメロ・アントヌッティ エヴァ・コタマニドゥ グリゴリス・エヴァンゲラトス
古代の英雄アレクサンダー大王を20世紀に復活させて描くギリシャ近代史。
もうこれ以上ない・・って程の長まわし〜。皆様、
この真正面から捉えた画を、風景を、生活を、人生を、どうぞまっすぐに
しっかり見つめて下さい!・・と言わんばかりで、その映像の美しさや音楽の異様さ・・もとい(笑)素晴らしさと共に、圧倒される
事しばしば・・。正直言って、中盤までは、お話にさほどな面白みは感じなかったんだけどゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ やはり終盤には
がっしり心掴んでくれる展開となりました。いつの世も繰り返してしまう人間の作った主義、体制への様々な問題を、
1人の英雄?を通して広く見つめさせて貰いました。寂れていながらも絵画の様な村の
臨場感も素晴らしかったです。
20世紀万歳!から始まるこの作品・・既に21世紀に入った今ですが、変わらず大王の気配を感じる瞬間はきっと数知れず・・。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今回のアンゲロプロス特集では、例の「ユリシーズの瞳」は長いからどうしよう・・とか相変わらず迷ってて、
丁度この作品の時に行けたのでこっちにしたんだけど、な、なんとこれって
上映時間208分だった・・!(o ̄∇ ̄)o!!ええーっ
後で調べてみたら、「ユリシーズの瞳」は177分・・_(T▽T)ノ彡☆
いやぁ、せいぜい長くても3時間程度だとフンでいたのに・・14時半に始まったのに外に出たらもう真っ暗だったわよ・・。
これ、ビデオで見てたら、挫折したかもなぁ〜(爆)思うに、アンゲロプロス映画って、黙って見続ける事にとても意義がある(笑)
なので、睡魔に負けたらそこでオシマイ・・( ̄∇ ̄;) ・・んでオシマイ共々すっごく損した!と思っていい作品かもね?ププッ ( ̄m ̄*)
なので、私ももういい加減「ユリシーズの瞳」にも挑戦しなくては・・と思ってしまいました。(ほんとです。とりあえず今は・笑)
・・でも、やっぱり、もう少し短くてもいいかもなぁ・・。(笑)今回の、タイトルロールだけで3分あったもんなぁ・・。ゞ( ̄∇ ̄;)
【テオ・アンゲロプロス監督映画祭:図書館・映像ホールにて】

アレックス
IRREVERSIBLE (02・仏)
(監・脚・撮影)ギャスパー・ノエ
(主)モニカ・ベルッチ ヴァンサン・カッセル アルベール・デュポンテル ジョー・プレスティア フィリップ・ナオン
「カルネ」のオヤヂが出てたりして・・って冗談で思ってたら、ほんとに出てた〜〜!_(T▽T)ノ彡☆バンバン
それはともかく・・又してもやってくれましたね〜!ノエ監督・・今回も「負」のパワーバリバリ全開、引っ張ります!( ̄∇ ̄;)
ともすれば、ただの暴力映画を、何とかそれなりにすくい上げてます・・あのシーンもこのシーンも、カンヌで大ブーイング起こったのは肯ける・・
だってほんと酷いもん・・そこ迄見せなくてもいいのに・・って思う。だけど、それがノエ・・あれだけの酷さを見せておきながら、
でも最悪であったのか?時間は、未来は、破壊するばかりではないはず?だって・・と、逆の思考を観客に(少なくとも私には)与える
「カノン」同様のすり替え技法?再び。もちろん、結末が分かってるだけに、あの芝生のシーンは悲しかったけどね・・嫌だね、こう言うの・・。
なめ回す様なカメラワークで、生々しさも尋常じゃない・・”What’s love”と言うより”What’s live”?
ハガネ神経&あまのじゃく人生を考えたい方と、あのオヤヂに会いたい方にのみお薦め。ゞ( ̄∇ ̄;)
・・この作品がビデオになったら、『TVを見る時は部屋を明るくして・・云々』の注意書きが入るかも。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

アレックスはなぜ死んだか
PAU I EL SEU GERMA / PAU AND HIS BROTHER / PAU Y SU HERMANO (01・スペイン=仏)
(監・脚)マルク・レチャ (脚)ホアキン・ホルダ
(主)ダビード・セルバス
なぜ死んだの?と言う知りたい気持ちをずっと引っ張られたまま、残された人達の様子を見せられるだけで、イマイチよく解らない。
生きてる実感をかみしめただけで・・そう言う作品だったのかなあ?
自然と戯れる自然な姿も、ぼかしあったけどまんまな映像で・・外国映画だなぁ。(爆)でも、風景はキレイだった。
【以下ちょっとネタバレかも】
それにしても、彼らの心情も掴み所なくて・・。兄の灰をこぼしてしまって、慌ててストーブの灰を入れて誤魔化してしまうマルタも何だかなぁ。
妊娠してるのにすぐ他の男と仲良くしてハシャギまわったりタバコすったり・・理解不能だ。
日本未公開作品かな?多分スペイン映画だけど、監督・主演は不明。でも男優は見たことある顔だった。(後にスタッフ等調べました)【ビデオ】

哀れなるものたち
POOR THINGS (23・英)
 
 
(監・製)ヨルゴス・ランティモス (脚)トニー・マクナマラ (原作)アラスター・グレイ (製作)エド・ギニー アンドリュー・ロウ エマ・ストーン
(主)エマ・ストーン マーク・ラファロ ウィレム・デフォー ラミー・ユセフ ジェロッド・カーマイケル クリストファー・アボット キャスリン・ハンター 
   ハンナ・シグラ マーガレット・クアリー ヴィッキー・パッパーダイン スージー・ベンバ トム・スタートン イェルスキン・フェンドリックス
 
屋敷の中をぎこちなく動き回る女性ベラ。
実は彼女は元々は投身自殺した女性であり、屋敷の主である天才外科医の手術により蘇らせられていたのだった。

蘇らせられていた、で言い方合ってる?(早口言葉?)
それはともかく!
モノクロで始まり、途中からカラーとの両方になったので、描き分けポイントを気にしてたはずなのに
物語に引き込まれてたせいか忘れてしまってた。
しっかりカラーになったのは、ベラが己を意識し始めた時からなのかな?(ちょっと「カラー・オブ・ハート」を連想したもんで)
ベラ自身もそうだけど、何かと何かを切り離してムリヤリ合体させたり、
ファッションでも昔風と現代風だったり、舞台自体も最初は昔かと思ってたらとっても未来風だったり、
全てにおいて相反、或いは共存・・のごちゃ混ぜ世界が個性的で興味深かった。
何モノかに支配されながら、出来上がった観念や常識としての世の中に、
子供の様な無垢な感性でモノ申すベラが危なっかしくもあり、時折爽快でもあり・・。
勿論女性としての尊厳でもあるとは思うけど、自分が共感したそれはどちらかと言うと
性的視点からダイレクトに主張している部分よりもむしろ、シンプルに一人一人の人間(生命)としての尊厳に対して、だったと思う。
なので、ベラの思考や行動はあくまでも彼女の生まれて間もない感受性(スピード!)によるものであり、
他者(時間をかけて多くの経験を積んだ者)の全てを改めさせるものでも決してない、とも感じた。
それは最初に書いた、映像から受けた印象にも通じてるかな。
新しい価値観〜未来的なものを信じ希望を抱きつつも、
しかしそれすら絶対ではない、それすら既存の観念や常識、或いは過去の忌まわしき物となってしまうのかもしれない、
だからこそ人はイマの自分を失わない様に物事の本質を見極めようともがき続けてる気もするので。
ラストの光景ではそう言う印象がよりはっきりしたかも。
あんな風にされた元夫なんて確かに畜生以下よ!ってな雰囲気ではあるけど、(実は博士の脳を彼に移植するかと思ってた;;)
あそこまでする必要あったん?とも思っちゃって。
人間を創り世界に放った神の如くベラを作り旅に出した博士・・の求めるモノと、
そのベラが作り出そうとする理想世界に生まれるモノはどう違っていくのか、
あの元夫の姿がそれを暗示してる風にも見えて、何モノかに支配される恐ろしい世界が単に姿を変えて待機しているだけにも思えた。
もしかしたらこれまでもずっとそんな風にして歴史は続けられ・・だから”哀れ”・・なのかなぁ・・とも。
自分には、ベラの子供の様な天使な部分よりも、子供の様な悪魔な部分のが刺さってしまったって事なのかなぁ・・(汗)
展開上必要とは言え、露骨なジャンプシーン(何・・笑)が多かった〜。R-18だった?知らなかったけどヨルゴスだし仕方ないか。(笑)
それと、そう言う事三昧の彼女だったけど、女性の月イチのはいつ来るんだろ?なんて漠然と考えてた・・。
そう言う機能は母親の開腹手術で失われてたのか(摘出したとか?)でもベラ自身の脳機能によってのその辺の体への影響はどうなんだ?とか。
要するに、女性として本来あるはずの物の存在は(本作の作り手にもヒロインにも)ちゃんと意識されていたのか?って話。
性的視点が重要ならコレは無視出来ないと思ったので。
ヒロインのエマ石はハマリ役ね。 
今でも例のミュージカルのヒロインには違和感ありまくりだけど(苦笑)本作は彼女あってこそ、って感じ。
あと、らふぁろがぁ〜〜とってもらふぁろらしくてよろしかったです〜(≧▽≦)
デフォーも良かったけど、とりあえず怪しいのがデフォーなので、それはそれでたっぷりの安心感!
げっぷシャボン玉はキレイで可愛いかった〜もっといっぱい出して欲しい〜でも臭いが気になるかも〜〜(≧▽≦)
あ、気になると言えば、ベラを手放した後に博士が再び作り上げた改造2号ちゃんの今後の成長も地味に気になる・・。 【ユナイテッドシネマ福岡ももち】
※ブログでせっかくらふぁろへのエールをしたためたからコピペしとこ。
生きろ、らふぁろ! 死ぬまでにしたい10のことは そんな卑怯なことじゃななかったはず、ベラ以外の選択肢だってきっとあった、 
恋人はセックス依存症、 恋人はゴーストだったと思って、 帰らない日々にこだわるのはやめるんだ、
聞こえてくるよ、はじまりのうたが、 照らしてくれるよ、スポットライトが、 ほら、それはエターナル・サンシャイン、
言っていいんだよ、楽園をくださいと、 私も声を出して言おう、 ユー・キャン・カウント・オン・ミー! それでも、やっぱりらふぁろが好き!と。
地道に生きて、 老後の資金を貯めるんだ!!!
 

暗黒女子
 (16・日本)
 
( ̄m ̄〃
(監)耶雲哉治 (脚)岡田麿里 (原作)秋吉理香子
(主)清水富美加 飯豊まりえ 平祐奈 清野菜名 玉城ティナ 小島梨里杏 升毅 千葉雄大 
 
名門お嬢様高校でカリスマ的人望を集める女生徒いつみが謎の死を遂げた。
いつみが会長だった文学サークルの部員達に疑いの目が向けられる中、
いつみの親友・小百合は真相を探るべく部員達に彼女の死を題材に小説を書かせるが・・
お嬢様学校のオシャレなサロンで闇鍋はないだろ〜!(≧∇≦)
・・と、早々から気持ちよくツッコまさせてくれて(笑)そんな独特のギャップと比例するかの様に、
自己顕示欲の塊みたいな時期のJKの暗黒っぷりがよく描かれてた。解る気もするわ・・あ、部分的にね!(汗)
大きなツッコミドコロやちょっとした笑えるツッコミドコロがあったり、謎解き(いわゆる羅生門式?)を
各々の創作小説の中でしてる所に引き込まれたり、伏線も丁寧に回収してて好感が持てた。
ネタバレしそうなんで物語よりも主演の女の子達の話を・・
★学校イチのカリスマJKのいつみ役の子は、ガッキーを大人っぽく少し地味にした感じ。
堂々とした所は悪くはなかったけど、若干、見た目が平凡で(髪形かなぁ)華と言うか
人を惹きつける何か特別感がもう少し欲しかったかな。「竜崎麗香」みたいな・・(行き過ぎた願望・・笑)
★学校イチ貧乏(汗)な奨学生の美礼役は平祐奈。小説を発表する女の子達の中では、彼女だけ名前を知ってた;;
美形だけど素朴さがあるしこの役は合ってたと思う。
★学校イチ有名人の志夜役の子は、若手小説家として注目浴びてると言う割には全然そんな雰囲気じゃないな〜と即思ったけど
うん、まあ・・そうね、だよね。(何・・笑) とりあえず、お嬢様学校にだってこう言うタイプは必ず一人はいると思うよ!
★学校イチ・・と言うか、学校唯一の留学生、ディアナ役の子はちょっとマネキンっぽくて見るからにモデルっぽいんだけどどうなの?
現実と異世界とのつなぎ役、みたいな? で、何故にルーマニア?が潔い位にベタベタ。(笑)
★学校イチ何か・・と言うのは特にない(爆) けど、お料理が得意なあかね役の子は、相武〇季を華奢にした様な感じで、
一番地味かと思いきや、意外と一番可愛いかった。闇鍋でなく肉ジャガでヨロシク♪(←オヤヂか)
★学校イチ・・と言うか、若手の黒一点で出てくる教師役は千葉雄大。
この俳優さん、結構他でも見るけど、童顔で特にイケメン枠ではないと思うのに(ごめん笑)
遊び人風イケメンだけど実はいい人orその逆、みたいなチャラいイケメン役が多い印象。
そう言えば「殿利息・・」にも出てたな・・・・・チャラくはなかったな・・(なんやねん)
★そして、いつみの親友の小百合役は清水富美加。 富美加ちゃん!なんで女優辞めたし!勿体ない!
って思ってしまったくらい、醸し出す雰囲気がすごく個性的でいい感じだった。
ホントこう言う女優さんは貴重だと思ったんだけど、アチラの世界限定で続けてるのかしらね?(汗)
謎解き部分では、いつみが父親に引っ張られてた所や火災の所とか、案外ありがちですぐに予想がつく部分はあるけど、
いやそれ予想つかんわ・・と言うか、今更それはないだろー・・と言うのもあって、それはいつみの(以下自粛)。最大のツッコミドコロがそこ。(笑)
だって何階から落ちたんよ?そんなん操作出来るんかい?父親はどーした?(笑)
あ、ネタバレした?ごめんね☆(ё_ё)キャハ  言いたい放題をキャハで誤魔化す暗黒BB・・熟女。   【Amazon】

アンジェラ
(監)レベッカ・ミラー
(主)ミランダ・スチュアート・ライン アンナ・トムソ ヴィンセント・ギャロ
マリリン・モンローを二度目の妻に迎えたアーサー・ミラーの娘レベッカ・ミラーが、彼女と過ごした日々を描いたと言われている作品。
思春期に差し掛かる少女の感情が夢と現実との間で微妙に揺れ動く様を、メイ(マリリン)の躁鬱と並行して、エグ・ファンタジック(?)な味付けで
描いていて興味深かった。メイ役のアンナ・トムソン・・若いのか老けてるのかいつもワカラン。 でも今回は適役だったかな。【ビデオ】

アンジェリカの微笑み
O ESTRANHO CASO DE ANGELICA / THE STRANGE CASE OF ANGELICA (10・ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル)
 
 
(監・脚)マヌエル・ド・オリヴェイラ
(主)リカルド・トレパ ピラール・ロペス・デ・アジャラ レオノール・シルヴェイラ ルイス・ミゲル・シントラ イザベル・ルト 
   アナ・マリア・マガリャンエス サラ・カリーニャス リカルド・アイベオ アデライデ・テイシェイラ
 
カメラが趣味の青年イザクは、ひょんな事から亡くなった富豪の娘アンジェリカの写真を撮る事になるのだが・・
畑耕す人達のリーダー?って・・ 「・・怒りのデスロード」のメタルの人のポジションでいいんですかね?Σ\( ̄ー ̄;
それはともかく!  本作はオリヴェイラ監督101歳の時の作品とのこと。
そして15年に106歳でお亡くなりになったそう・・。謹んでご冥福をお祈り致します。
地味映画推進委員会発足のキッカケとなった「家路」・・。いい作品でした。大好きです。有難うございました。
そして本作・・。  街、山、建物、空、そして人々・・老人、中年、人妻、そして・・死人・・。
始終、人の生活と変わらない位、うつりゆく時の流れ(実際にはほんの数日の物語だけど)の中で、
そこにずっと魂がさまよっている様な感覚にさせられた。長生きしたオリヴェイラ監督の死生観に包まれたかの様な?
死は身体が滅びる訳ではなく、ただ次の世界へ踏み出すだけ、この世とあの世には境目などなく、常にいつも共存している・・みたいな。
そして、時にそれは、誰かに魅入られて、誰かに連れていかれる事も・・?それって、最大に運命的でロマンチックな感じもするなあ。
アンジェリカの死因は何だったんだろう?もしかしたら、イザクと同じ様なものだったのかも?
人妻だったって所にも、何か物語がある様な気がしてならないんだけど。
もしイザクにも連れて行かれる人がいるとしたら・・
下宿屋のおかみさんか、意外とあの高慢にみえるメイドさんだったりして?大穴は物乞いのおじさんで。(爆)
昔の方法で畑を耕す人達が一人ずつカメラ目線になる所は、微笑ましい様な、不思議な様な・・で印象的だった。
まるでこの世界に人として生きて来た証を残してるかの様でもあり、また、異世界で待ってるよとでも言われてるみたいでもあり・・。
イザクとアンジェリカが抱き合って浮遊する所が昔風な合成感溢れる感じだったのも、同じく微笑ましく不思議な印象。
どーでもいい話だけど、以前、「自分がもっと若かったら****したかったなぁ」と思って、で、すぐに、
「そうだ次生まれ変わったら絶対にしよう!楽しみだあ!」・・なんて自然と思ってウキウキした事があって、我ながら笑ってしまった。
普段はあの世とか生まれ変わりとか全然信じてないはずなのに、
心のどこかでそこに安心感を求めてるのかもしれないなぁ〜と思って。(^^ゞ    
【追記】イザク役の俳優さんは、オリヴェイラ監督のお孫さんとの事。    【KBCシネマ】  

アンストッパブル
UNSTOPPABLE (10・米)
 
(監・製作)トニー・スコット (脚)マーク・ボンバック (製作)ジュリー・ヨーン ミミ・ロジャース エリック・マクレオド アレックス・ヤング
(主)デンゼル・ワシントン クリス・パイン ロザリオ・ドーソン イーサン・サプリー ケヴィン・ダン ケフォン・コリガン ケヴィン・チャップマン
不可抗力でもなんでもない、いい加減な人為ミスから起きた大参事だったわ。
列車の迫力はあるけど、TVだったしなぁ〜。それだけな印象も。・・元のさやにおさまるとは・・  【TV】

アンセイン 〜狂気の真実〜
UNSANE (18・米)
 
 
(監)スティーヴン・ソダーバーグ (脚)ジョナサン・バーンスタイン ジェームズ・グリア
(主) クレア・フォイ ジョシュア・レナード ジェイ・フェイロー ジュノー・テンプル エイミー・アーヴィング エイミー・マリンズ マット・デイモン
 
ストーカーから逃れる為に引っ越し新生活を始めたばかりのソーヤー。
しかし日々の不安はなかなかおさまらずカウンセリングを受けに行くことに・・

後で知ったけど、全編iPhoneで撮影されてるらしい。
しかも監督がソダーバーグだった。 ど〜りでいきなりマット・デイモンが出て来たはずだ!
個人的にはエイミー・アーヴィングが出て来たのがとっても懐かしくて良かったけど。
それとテンプルちゃんも。シャーリーじゃないよ、ジュノーだよ。
どうやってシャーリー出るんだよって話だけど。(これって昭和ネタ?大正ネタだったりして?)
それはともかく!
全部、主人公ソーヤーの妄想でちたぁ〜 ・・って言われたらどうしようかと思ったけど(爆)そうじゃなくて意外とリアル。
カウンセリングを受けただけで強制入院・・自分の意志無視でコトが運ぶ・・
しかも精神に問題アリとみなされると、後々までそう見られてしまう・・ ・・のって恐いよね・・。
元気なのにずっと施設から出られない・・緊急事態宣言で外出自粛してる方が全然精神的にはマシ。
まあ、最初からおとなしくしとけば、早めに退院出来た気がせんでもないけど。(汗)
それと、ストーカー被害の恐さも、その時だけじゃなくずっと心を苦しめ、
普通の人との関係にも支障をきたしてしまう物なんだと、改めてひしひしと感じさせられた。
このストーカー、一見優しそうなおっさんなのよね。そうなのよ、だからなおさら、周囲は解ってくれない、ってのあったと思う。
で、あの親切だった黒人さんが実は・・で、現実にもありそうな?社会的問題を知ったり、
いじわるだったヴァイオレットが実は・・で、ストーカーに似た心理とリンクしてたり、
何かあっての水面下だったり深層心理には興味が尽きなかった。
ところで、ヒロインのソーヤー、その時々で別人の様に見えたけど単にメイクのせい?
年齢さえも違って見えたり・・。演出?気のせい?目のせい?年齢のせい?(^^;      【Amazon】
 

アンダーウェア・アフェア
 (10・日本)
 
(監)岨手由貴子
(主)東加奈子 小野ゆり子 広瀬麻百合 綾野剛 山中崇
 
若手映画作家発掘みたいなフェアでの作品?なのかな?30分のショートムービー。
自意識出て来た少女から大人の女性になって実家離れて結婚して経験重ねて・・そしてまた故郷を想う・・みたいな物語。
場面場面の雰囲気は悪くないけど、それだけな感じがしないでもない。映像が暗くて、よくわからなかった所も。
まだブレイクする前の綾野剛が出てた。あんな怪しげな人、家に入れたら殺される気しかせんわ。(汗)その後、何があったかは知らんけど。
旦那の言葉「そんなに小さかった?」って胸の事かと思ったわ。(^^; で、二人がどうなるかもわからんけど。    【CS】 

UNDERCOVER アンダーカバー
SECRETS OF UNDERCOVER WIFE (07・カナダ)
(監・脚)ジョージ・メンデラック (脚)キース・シュア
(主)ショウニー・スミス マイケル・ウッズ ロバート・モロニー ジェーン・ソワビー ブレンダ・キャンベル ロリ・アン・トリオロ
殺人の濡れ衣をきせられた夫の為に、独自で調査を始めた妻だったが・・。 
ホンボシ捕まえる為に、一体どこまでエサをまけばいいの?もし自分だったらココまでは無理だろうな〜
この3分の1くらいでもう諦めてるかも?
・・って絶対思える程、どんどん危ない事やっていくヒロイン。
友達に裏工作のプロ(?)が居たからそこまでやれたっちゃーそうだけど、その行動力はスゴイなぁ〜
たかだか1年くらいの付き合いの夫の為に・・
いや、1年程度だからそこまで愛と信念を貫き通せるのか?
・・と、そっち方面にカンシンしきり。簡単に就職出来たのも、きっと愛のチカラね!(爆)
裏工作におけるグミベアーの使い方にも注目。 
ヒロインの裏友(笑)役の女優さん、デブラ・ウィンガーとシャロン・ストーンを足した様な感じで、
最初は、そのどっちかかも?って思って、しばらくは顔ばかり見つめてて眼が疲れたわ。
それに、ヒロイン役の女優さんも、な〜んかどっかで見た事あるよ??でも、どこで?誰だっけ?
・・って、またメメント状態でずっと気になってたんだけど、調べてみたら、あらあらまあまあ、アナタだったのね!!
誰かと言うと、「SAW」のアマンダ役の女優さんでした!(≧▽≦)確かに! 【BS】

アンダーグラウンド
UNDERGROUND (95・仏=独=ハンガリー)
(監・脚)エミール・クストリッツア (脚・原案)デュシャン・コバチェビチ
(主)ミキ・マノイロヴィッチ ラザル・リストフスキー ミリャナ・ヤコビチ スラブコ・スティマチ
シリアス路線かと思っていたが、かなり笑いと皮肉を交えた作品だった。
例によって、旧ユーゴに詳しくないので(いつ迄経っても?;;)そのあたりに明るい方なら、文句なくのめり込む内容だろう。
冒頭の動物園爆撃シーンからして生活に忍び寄る戦火のリアリティが凄い。それを笑いで包んでいる(前半は特に)のが又悲惨だとも言える。
炎に包まれぐるぐる回る車椅子のシーンは恐くて悲しくて印象的。続く海中のシーンも良かったな。ラストシーンを見ると、今生きている世界が
アンダーグラウンドにも思えてきた。「自国は自分だ」「忘れないけど許す」の言葉が印象的。ちょっと長い気もするが見所は沢山。【ビデオ】

アンダー・ザ・シルバーレイク
UNDER THE SILVER LAKE (18・米)
 
 
(監・脚・製)デヴィッド・ロバート・ミッチェル (製)マイケル・デ・ルカ クリス・ベンダー ジェイク・ワイナー アデル・ロマンスキー
(主)アンドリュー・ガーフィールド ライリー・キーオ トファー・グレイス ゾーシャ・マメット キャリー・ヘルナンデス 
   パトリック・フィスクラー グレイス・ヴァン・パタン ジミ・シンプソン 
 
夢を抱いてシルバーレイクにやって来たものの仕事はなく家賃まで滞納中のサム。
そんな時、向かいに越して来た美女サラに一目惚れしてしまい・・

なんか、謎解きのある作品と聞いて観に行ったんだけど、これはもう、ハマれるかハマれないかで好みも分かれそう。
音楽に詳しい人やポップカルチャー好きの人はハマれるかも?自分は・・えーっと・・ソコソコだったかな。(汗)
だって〜・・音楽詳しくないし・・わかったネタは限られた映画ネタとマリオくらいよ。(爆)
だから、きっと作り手が意図してる所には自分は全く反応出来てないんだろうな?と思う。(;´д`)
なので、以下の感想は完全に音楽やポップカルチャー抜きのモノです!(爆)
いや、ここで使われてる音楽と映像は実は結構好みだったんだけどね、
でも、なにしろ思わせぶりなモノが多過ぎて・・それも殆どアブナイ妄想系が多いもんだから、
途中、あ、これ上映時間長いのね?って、ふと我に返ったりもして。
そう言う所でも、自分にはそんなに面白くは感じられなかったって事なんだろうな、と。
本当に面白くて引き込まれてたら上映時間なんて気にならなかったと思うし。
謎解き(?)に関しても、フクロウ女が不気味でちょっと恐かったので興味わいたけど
色んな誘導の果てがああ言う新興宗教じみた隔離世界だったのは案外フツーっぽかったし、
主人公の中では曖昧な、特別なアチラ世界と当たり前の現実世界の境界線上に
何か魅力的なモノが潜んでいた実感もなかったし・・。ラストもそんな感じだったかなあ。
そもそもこの主人公の求める夢がよくわからん。きっと一応ミュージシャン志望だったんだろうな?とは思ったけど、
本当はただ有名人になってお金持ちになってモテたいだけやろ?とも思えて特に共感もしなかったし。
それもまた現代のカルチャーそのものなのかもしれないけど、だったら別にウトくてもいいや、とも思ってしまうし。(身も蓋もないな・・笑)
ただ、世の中の意味深なモノ(暗号とか)には結構興味があって(だから鑑賞)そこに執着して解いていこうとする気持ちだけには共感したわ。
現実でも、例えばTVCMや番組ひとつ取っても意味深なモノを発信してたり・・ってあるよね。
何も疑わずに呑気に見てていいの?って時々気持ち悪くなることもあるし。
まあ、世の中全てそうだとは思わないし思いたくはないけど・・結構あるよね・・って、あれ?意外と自分もアブナイ妄想系?
ポップカルチャーにウトすぎるアブナイ妄想系とか化石かい自分・・( ̄∇ ̄;    【Tジョイ博多】 

アンダー・ザ・スキン 種の捕食
UNDER THE SKIN (13・英=米=仏)
 
 
(監・脚)ジョナサン・グレイザー (脚)ウォルター・キャンベル (原作)ミッシェル・フェイバー
(主)スカーレット・ヨハンソン ポール・ブラニガン
スコットランドのある場所。雑踏の中、車を運転しながら男に声をかける美女。
誘われた男は喜んで美女の車に乗り込み、二人は彼女の家へと向かう・・

冒頭から、心臓の鼓動の様な、空間の蠢きの様な音楽(サウンド)と、人体宇宙の様なシンプルな映像に引き込まれた。
止まってるかの様なシーンが多く、あれよあれよな展開がある訳でもない、至ってシンプルな物語。
セリフでなく、映像で語るのが大部分で、いわゆる実験的な作品だと思う。
なので、これはかなり「好き・嫌い」が分かれそう。
・・で、私はと言えば・・かなり好き!でした( ̄∇ ̄; 皮膚の下の心理ドラマ。面白かった!
「記憶の刺」のラストシーンを思い出させる荒ぶる海が、
静かで抑揚ない映像が多い中、まるで人間の感情その物の様で印象的。
スカヨハ、特別垢抜けてもない普通の美人風なのがとても良かった。
スタイルは思ってたよりもピチピチじゃなかった(爆)けど、年齢的にそんなもんなのかな?
でも、ほどほどな質感の肌が役にぴったりで充分に魅力的。
とは言え、脱いでる姿よりも、車の中や海辺での表情の方に目を奪われた。
美人に誘われてホイホイついて行くとああなる・・って展開が良いね。(え)
そう言えば、パンフすごく欲しかったのに、作られてなかった。そう言う扱いの作品なのね・・ (。-ω-。) シーン
【なんか何書いてもネタバレなりそうなんで一応区切っとこ。以下、ネタバレあるかも?・・笑】
ラストは切ないなあ・・強い者と弱い者が簡単に逆転する、
それでも彼女は何かを知り、感じる事が出来て・・良かったのかな・・。
エデンの園のイヴの現代版変格活用って感じ?相当変格だけど。
途中、鏡を見つめたり手を気にしたりしてたので、男と中身が入れ替わった可能性も考えてたけど、
特に彼の意識の様な物は感じられなかったので、違ったんだ、と。(ヘボ推理・・いつもの様に!)
でも、彼との交流が彼女の意識に変化を与えた事は確かだったね。
そう言えば、彼だけ助かってたな?でもすぐに謎の「仮面ライダー」(笑)に殺されてた様にも見えたけど?
ライダー達は仲間なのかな?仲間の為に地道に皮膚を集めてたのかなあ?なら、その地味なご苦労加減に涙が出るよ。(爆)
でも、そんな表面の展開(まさしく見える部分・・スキンですな〜笑)などどうでもよくなるくらい、
皮膚の下の「心」の存在に色々と思いを馳せて・・。異星人じゃなくても混乱するよね。驚愕するよね。
シンプルかと思えば難解だし、個であっても果てしない空間だもの、心とか意識って・・。
皮膚を脱いだ時のビジュアルは、あんなんじゃなくてもっと特定出来ない光の様な感じでも良かったんじゃ?
・・と思ったのだけがちょっとひっかかったくらいで、後は、やたらと想像力を掻き立てられる興味深い作品でした。 【Tジョイ博多】

アンダーワールド
UNDERWORLD (03・米)
(監)レン・ワイズマン (脚)ダニー・マクブライド
(主)ケイト・ベッキンセール スコット・スピードマン マイケル・シーン シェーン・ブローリー
   
いつもとチト違うキリリとスレンダーなケイト。モノトーンに近い青みがかった世界にとってもマッチ。可愛いっ。
こんな映像世界(吸血鬼なんてのも)かなり好みで、見ていてとても心地よかった・・んだけど、お話の進み方がイマイチ曖昧で、
あんまり引き込まれなかった・・ちょっと残念。ハイテク弾丸でも、銃撃戦長すぎな感じ。
【以下ネタバレアリ!】
ケイト演じるセリーンは、ビクターに恩を感じてると言葉で説明されただけじゃ、私なんて全然納得しないのよね。
だって、吸血鬼と狼男の争いに巻き込まれたんだったら、そのどちらをも憎むのが自然だと思うし、少しずつ謎が明らかにされてきてからは、
「張本人のビクター、知らん顔してノンキに寝てんじゃねーよ!」と思うし(笑)それ迄(どちらかと言うと)ワルモノ扱いされてた狼男の悲しい過去も
フラッシュバックだけじゃ軽すぎる。キメの一撃もイイんだけど、今となっては、どうも見飽きた手法だったのが、ちょっとクヤシイ。
でもラストは良かったな。「2」も出来そうな感じだけど、作って欲しい様な、欲しくない様な・・( ̄∇ ̄;)
それにしても、銀に弱いのは吸血鬼だと信じてた私って・・;あれ〜?おかしいな。弱いのは狼男だったのね〜?
ちなみに、私は銀よりも、金やプラチナに弱いです・・よろしく。( ̄m ̄* ) 【ユナイテッド・シネマ】

アンダルシアの犬
UN CHIEN ANDALOU (28・仏)
(監・脚・製作)ルイス・ブニュエル (脚)サルバドール・ダリ
(主)ピエール・バチェフ シモーヌ・マルイユ ハイメ・ミラビス サルバドール・ダリ ルイス・ブニュエル
短いのですぐですねー。(笑) あの目玉のシーン、と言うか月のシーンなどは、以前見た事がありました!
映画自体は見てないのに、やっぱり有名なシーンだからTVで断片的に見たんだと思います。
それに、掌のアリや、なくなった口とか、まさしくダリの世界じゃないですかー(笑)
意味不明な所が、興味の先端かき集めた夢って感じ。(この言い方も意味不明だが)【ビデオ】

アンチヴァイラル
ANTIVIRAL (12・米)
 
(監・脚)ブランドン・クローネンバーグ
(主)ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ サラ・ガドン マルコム・マクダウェル ダグラス・スミス ジョー・ピングー 
   ニコラス・キャンベル シーラ・マッカーシー ウェンディー・クルーソン
セレブから採取したウィルスを熱狂的なファンの体内へ提供するクリニック。
そこで働くシドは希少性の高いウィルスを自らの体内に取り込み外部へと横流ししていた。

めいっぱいビョーキ。(笑)
マニア向けと言うかオタク向けと言うかヘン○イ向けと言うか、そう言うシュミの方には震えてヨダレたらす程の至福サービスなんでしょうが
普通に考えると、なんでまたわざわざバイキン(ウィルス)取り込んで、わざわざビョーキ予備軍にならんといけんの?・・ってな感じ。
けど、そこを「これが普通なんだよ!」と思わされてしまう説得力はさすがです。
21世紀が成熟した頃には、現在では思いもよらなかった方向へ、人々の嗜好の指向は試行されて施行に至るのでしょう。(なんなんだよ!)
今あるドラッグなんかダッせ!とか言われてたりして?なんたって、このウィルスプレイ(?)には愛がありますから!(なのか??)
そんな舞台は興味深くて面白かったけど(←ヘ○タイ?)会社の看板絶世美女の看板の顔が
ず〜っとヘレン・ミレンに見えてそこは気分上がらず。(笑)・・と言うか、サラ・ガドンだったのね。苦労年親子共々お気に入りな様で。
で、その美女に気分が上がらなかったのもあったせいか、絡む裏取引のあれこれもさほどハラハラしなくてちょっと退屈だった。
外部であれこれより、シドの内部〜細胞〜愛?・・の変化のが気になってたもんだから。
予告編で、お父様もびっくりするかも?なオモシロ映像があったけど、あれ、ほんのちょっとだったわ。(笑)
でも、そんなのを出しゃばらせない控えめな手法には好感が持てたし、クリーニング屋みたいな名前の主演俳優もハマってて良かった。
最初から最後まで「あんた病院行ったら?いいのよ?てかとっとと早退して!」・・な迷惑な(?)雰囲気がツボだった。(笑)  【KBCシネマ】

アンチクライスト
ANTICHRIST (09・デンマーク=独=仏=スウェーデン=伊=ポーランド)
 
 
(監・脚)ラース・フォン・トリアー
(主)シャルロット・ゲンズブール ウィレム・デフォー ストルム・アヘシェ・サルストロ
 
夫婦の愛の行為の最中に転落死した幼い息子。妻は絶望のあまり精神を病んでいく・・。
一応ラースちゃま映画なんで楽しみにしていたんだけど・・
で、冒頭のモノクロの夫婦〜赤ん坊のシーンは、悲劇なんだけどそれはそれは幻想的で・・素晴らしかった!
・・けど、それが終わって次に進むにつれ・・なんだか退屈に〜・・。
罪の意識から崩壊していく妻〜夫婦・・をキリスト教的視点から斬ってるらしいけど
今一つ面白くなかったのは、自分がそう言う土壌で育ってもなく信者でもなく知識も浅いせい?
そうじゃなければ面白いの?これ?・・ホンマでっか?TV?(笑)
実は、観ながら、「ラースちゃま・・もしかしてスランプ?」って漠然と思ったんだよね。
そしたら、なんでもウツ病患った中での撮影だった・・とか?!
なんかね〜・・解る様な気がしたよ・・どこがどうって判然とは説明出来ないけど、
なんかそんないつもとは違う感じ・・が伝わって来たんだよね。で、眠気が・・(爆)
うーん・・いつもなら、映画見ながら、不敵な笑みを浮かべたラースちゃまを感じて全然退屈しないのに、今回はそうじゃなかった・・。
なんか、どこか、らしくない迷いみたいなモノばかり感じて。なので、この作品はあんまり好みじゃなかったです。
「ダンサー・イン・・」みたいに大嫌い!とかは全然思わないけど、また見たいとも思えない作品でした。どんぐり襲来は面白かったけどねー(何)
まぁ、あのハリツケもどきなお仕置き?とか、強引な拷問性行為?とか、挙句の果ての究極の自傷行為・・
とか、気分のイイものなんてなかったから、当たり前っちゃー当たり前なんだろうけど。
せいぜいが、妻の子供に対しての本音・・がちょっと興味の対象になったくらいかな。
そう言えば、ついこないだ、同じ様な部分の痛みを伴う作品観たばかりなんだよね。
いや、結果的にそうってだけで、意味する物はむしろ真逆なんでしょうが、続けざまに見せられると、さすがに、なんだかなぁ・・と気分降下。
抗えない性から罪を背負ったエデンの森の男と女・・は、でもそれがなきゃ新しい命もない訳で。
どんなに苦しんで自分を傷つけようが、無駄だって。意味ないって。やめやめ〜終了〜!・・あれっ、なんか私こそが悪魔の手先みたいじゃん?!(汗)
・・いやいや、天使の様な赤ちゃんだって油断ならないかもしれないよ〜結局は人間なんだからさ!(やはり悪魔発言)
作品には魅力感じなかったけど、主演の2人の熱演は大変良かったです。
そこまでやるか?(させるか?)な演技を要求され、しかし見事にやりきった2人の潔さには敬意を表したいです。【シネリーブル博多駅】
 

アンテベラム
ANTEBELLUM (20・米)
 
 
(監・脚)ジェラルド・ブッシュ クリストファー・レンツ
(主)ジャネール・モネイ エリック・ラング ジェナ・マローン ジャック・ヒューストン カーシー・クレモンズ 
   ガボレイ・シディベ トンガイ・キリサ ロバート・アラマヨ マルク・リチャードソン
 
ああ〜そうか、そう言う事だったのね。 最初の言葉からしてすっかり騙されてたわ。
途中、南軍が勝利とか言ってたから、「あれ?途中経過って事?」と思ったり、
ヒロインと思われる女性に他の女性がやたら頼ろうとしてたり、疑問に思う所はあったんだけど、まさかこう言う事だったとは。
普通に過去と現在の話かと思ったり、空で音が響いた時なんて、もしかしてタイムスリップもの?とも思ったけど、あれも実は現在の飛行音だった訳ね。
昔(と思ってた)パートでケイタイが出て来るまで全然気づいてなかったわ。( ̄∇ ̄;
過去の差別意識が、現在でも根強く残ってるのは、もしかしたらそうなのかもしれないし、巧い描き方(構成)だなぁとは思ったけど、
アメリカ人でない側からすると、そこまでひどいとはなかなか想像がつかないせいか、非道さが誇張と感じてしまう部分もあったり、
近年の、逆にそれにかこつけた行き過ぎた要求や暴動などには嫌悪感があるのも正直な所。
過去に彼らが犯した罪を今度は現代で逆に行っているのと変わらなくなっては本末転倒だし。  【Amazon】 

アントマン
ANT-MAN (15・米)
 
 
(監)ペイトン・リード (脚・原案)エドガー・ライト ジョー・コーニッシュ (脚)アダム・マッケイ ポール・ラッド 
(主)ポール・ラッド マイケル・ダグラス エヴァンジェリン・リリー コリー・ストール マイケル・ペーニャ ボビー・カナヴェイル クリス・エヴァンス
 
ただ小さくなって攻撃かと思いきや、アリを操ってと言うのは面白かった。
けど、想像してたほどには物語に入りこめなかったなぁ。
なんでかな〜?自分でもよくわからない。主人公の魅力不足?単に期待が大きかっただけか?  【TV】 

アンナ・オズ
ANNA OZ (96・仏=スイス=伊)
(監・脚)エリック・ロシャン(脚)ジェラール・ブラッシュ
(主)シャルロット・ゲンズブール ジェラール・ランヴァン サミ・ボージラ エマニュエル・ドゥヴォス グレゴリ・ドランシェール
ベニスに居る自分・・の夢を見続けるアンナ。やがて、夢か現実かわからない世界に迷い込み、夢の中のアンナの策略におちていく・・
と言うような、結構好みの展開なはずでしたが、全体的に画面が暗いの暗くないのって・・もう、何やってんだかよく見えなくてあまりハマれなかった。
スクリーンで見たらこんなではなかったろうなぁ〜・・ちょっと悔しい。でも、現実であるはずのパリでの様子がまるで夢の中みたいに頼りないのに、
夢の中のはずなベニスの様子がとてもリアルで、夢の中では誰もそこが夢だとは思ってないよね・・って感覚はとてもよく伝わって来た。
アンナの赤い服も印象的・・日本人ももっとこんなキレイな色着ればいいのに、とか、夢ついでにどうでもいい事を考えたりも。(^^;
展開は特に意外ではなかったけど、切り取られた本物の名画・・のふりをして、偽物の名画(アンナ)が現実世界に堂々と居座り続けそうな
始まり〜終わり方は、とってもおフランスっぽくて(皮肉っぽくて?笑)良かったです。スクリーンで観たかったな。【DVD】

アンナと過ごした4日間
CZTERY NOCE Z ANNA (08・ポーランド=仏)
(監・脚・製作)イエジー・スコリモフスキ (脚)エヴァ・ビャスコフスカ
(主)アルトゥール・ステランコ ギンガ・プレイス イエジー・フェドロヴィチ バルバラ・コウォジェイスカ
 
ポーランドの巨匠、17年ぶりの監督作・・と言う事ですが、私は初の様な気がします。
(さっき調べてみたら、俳優としての作品には馴染みがあったけど、監督作はやはり初だったわ)
独身中年男の片思いを、さり気ないユーモアを交えて描いていて、そんな部分にはちょっと笑わせられたりもしたけど
彼の行動が・・女性の立場からするとかなり気持ち悪かったりもして・・いや、彼の愛情はわかるにはわかるけど、
ごめん、あの顔をじわ〜っと近づけてきたりするのって、正直ぞっとしたりして・・いや、顔が嫌いとかそう言うレベルの話ではなく、
彼自体はいい人だし嫌いじゃないんだけど(顔も・笑)ああ言うやり方はちょっと・・(汗)あの粘着性はどうも・・(汗・汗)
あれがピュアだとか無償の愛だとか言われても困る・・勝手に塗るなよペディキュア・・頼んでないし・・(爆)
ある意味プラトニックな愛・・って言うのは、私にはロマに感じてもいいハズなのに、どうしてか、この作品には
それがあまり感じられなかったのは自分でも不思議な気がする。好きな部類の作品であってもいいはずなのに意外だった。
物語に潜む厳しい現実(ラスト、決定的)にも、その中に希望が欲しかったし、そもそも、現実は現実でも、
自分の中で嫌でも肯ける真実でなく、生々しい不快感を孕む現実と結びついちゃって、後味もあまりよくなかった。 【KBCシネマ】

アンナとロッテ
DE TWEELING TWIN SISTERS (02・オランダ=ルクセンブルグ)
(監)ベン・ソムボハールト (脚)マリーク・ファン・デル・ポル (原作)テッサ・デ・ロー
(主)ナディア・ウール テクラ・ルーニン フドゥルン・オクラス エレン・フォーヘル ユルン・スピッツエンベルハー ローマン・クニッツカ
タイトルで「ふたりのロッテ」を連想してしまうせいか、生き別れの仲良し双子が感動の再会を果たす迄、そして2人での新しい温かな生活・・
なんて話かな、と思ってたら、幸せな結末は簡単には訪れず・・子供時代よりも大きくなって再会してからがメイン。
其々の置かれた環境に育まれた気性に、激動の社会的背景が絡まり、シンプルな設定でありながらも、

割り切れない細やかな心の葛藤
が描かれていて、見応えのある作品でした。
冒頭2人が引き離される所にはビックリしたけどね・・( ̄∇ ̄;) まるで拉致監禁;;
いくら幼い子だからと言っても、全く言い聞かせもしないでアレ・・はちょっとヒイたな〜。( ̄∇ ̄;)
子供時代のロッテがすごく可愛い。アンナは意思の強そうな目が印象的。でも娘時代になると、アンナはともかくロッテがなんだか
おばさんっぽくてさ〜( ̄∇ ̄;) 二卵生双子でも環境によってこんなにギャップが・・アンナは貧しくて苦労してるので痩せてるけど、
ロッテは体型丸くていかにも裕福に育ちました、って感じで分かりやすい。(笑)
年配の2人になると、世界が(昔よりも)平和になったせいか、深刻さよりもちょっとコミカルな印象があって
最初は違和感があったんだけど、やはり2人が寄り添う姿を見ると、自然と涙が出てしまったよ。
【以下ネタバレ!】
実は、終盤に差し掛かるまで、ずっとロッテが身勝手に見えて、アンナが可哀想でたまらなかった。
アンナはいつでも彼女を求めていたのに、ロッテは自分が寂しくなった時だけアンナの方を向いてる様に見えて。
2人の間を二度も引き裂くきっかけになった”写真”・・言葉がなくても一瞬で状況を解らせるこれは強烈だった。
ここでもし2人がもっと話し合ってれば・・と思ったけど、二人の置かれた状況がそれで変わる事はなかったかも
しれないし、アンナをずっと許せなかったロッテも、”バッグを忘れた自分”、どう頑張っても”ドイツ人である自分”に
耐えられない日々を送っていたんだろうね。人を許せないのは自分を縛り付ける事でもあるものね・・。
特に双子には、なんかそう言う、普通の兄弟姉妹以上の一体化した繋がりみたいな物を感じてしまうしね。
アンナが国民の1人としてヒトラー政権に興味を示して行く状況も印象的だった。
彼女の様な暮らしをしていた人にとっては、藁をも掴む心境だったんだね・・。今と違う未来は必ず素晴らしい物だと、
まさかそれがどんな事を引き起こすか、その時点では全く分かっていなかった事に、自分はどうしようもなかったと
言いつつも赦しを求めるアンナと、そんな事は言い訳だと頑なに拒むロッテに、戦争が招いた社会的結果についても
2人が代弁してるみたいで、改めて社会の中の個人の役割や時間の重さを感じさせられ胸がつまった。
どちらの人生が良かったんだろう・・なんて考える事に意味はないかもしれないけれど、ただ、より過酷な人生を
生きたアンナの最期をロッテが見届けてやれて良かったな・・一枚のクッキーを分け合う姿が心に残った。【KBCシネマ】

アンノウン
UNKNOWN (11・米)
 
 
(監)ジャウマ・コレット=セラ (脚)オリヴァー・ブッチャー スティーヴン・コーンウェル (原作)ディディエ・ヴァン・コーヴラール
(主)リーアム・ニーソン ダイアン・クルーガー ジャニュアリー・ジョーンズ エイダン・クイン ブルーノ・ガンツ フランク・ランジェラ 
   セバスチャン・コッホ オリヴィエ・シュニーデル スタイプ・エルツェッグ ライナー・ボック ミド・ハマダ クリント・ディアー
 
学会出席の為に妻と共にベルリンに到着したマーティン。が、ホテルにチェックインする直前に空港に忘れ物をした事に気付き・・
始まってすぐに、 なんでリーアムの妻がジャニュアリー?(ジャニュアリー祭り?たまたまです)全然似合わんし〜。
ジャニュアリーやたら薄情そう(な雰囲気)やん。てかトシが離れ過ぎなんじゃ?夫の財産を狙う話でもなさそうだけど?
一体どんなキャスティングなんよ〜?ひっかかるわ〜・・とかすごく思ってしまったら、
はい、そんなキャスティングでした。ね。 納得。(笑)
そんなキャスティングへの疑問や、マーティン(リーアム)シカト作戦の謎でしっかりと引っ張られたわ。
クルーガー運ちゃんも良かったし、他のドイツ人俳優陣にもニヤニヤ。出番は少なかったけどね。(爆)
運命のボタンのおじさん(←ランジェラ)は結構インパクトあるね。ドイツ人俳優にも負けてない?
とかも思いつつ、ここはどこ?ワシは誰?・・なマーティンに同化して物語も楽しめました。
ただ・・どうしても解せない事が一つ。一つだけど、マーティンに同化した身としてはどうも譲れなくって〜。
【以下プチバレあり!未見の方はご注意ください】
それは、マーティンが自分の事を思い出してからの行動。なんで?なんでああなるの〜?
だって、あんな使命あったのなら、普通はそれを果たそうとするんじゃないの?なのにどうして反対の行動を?
色んな情報を今更知って・・とか、運命の女性に出会えてホクホク・・以外でヨロシク。
シゴト人・記憶なくせば・ただの人。シゴト人・記憶戻れば・即ヒーロー?
もう最初から不適任だったとしか・・(汗)
監督さん、エスターちゃんの監督さんだったわ。引っ張り方が上手いので、他の作品も見てみたくなった〜。
「蝋人形の館」見ようかな。このタイミングなのに「ラン・オールナイト」と言わなくてすんません。(笑)  【TV】
 

unknown
UNKNOWN (06・米)
(監)サイモン・ブランド (脚)マシュー・ウェイニー
(主)ジム・カヴィーゼル グレッグ・キニア ジョー・パントリアーノ バリー・ペッパー ジェレミー・シスト ピーター・ストーメア
   ブリジット・モイナハン クレイン・クローフォード
目覚めると密室の中に居た・・他にも男が数人・・どうやらみんな何かが原因で記憶をなくしてしまったらしい。
限られた情報によると、自分は誰かに拉致監禁されたらしい?いや、もしかしたら自分が他の男を監禁してる犯人なのかも?

・・な、まるで『SAW』と『メメント』を足したみたいな宣伝。主演が、我が”瞳フェチ指定俳優:地味クラス”(笑)のジム・カヴィーゼル
・・に、あの個性的なバリー・ペッパーや、『メメント』のジョー・パントリアーノ・・と言うのにもソソられて劇場へ。
まずは、
一体誰が悪者で誰がいい人なのか??・・な謎を抱えるんだけど・・さて、ここで皆様なら誰が犯人だと思うでしょう?
ぱっと見はどうしたって悪人顔のヤツだよね〜・・バリーとかさぁ〜(≧▽≦)でも、ジムが主演って事で、案外彼こそが怪しい!
なんて推理も普通に出来るし・・グレッグ・キニアはこの頃よく見るけど、あの平凡顔は悪者って器じゃないしー・・
パントリアーノは極悪人タイプじゃないけど、もし一般市民であっても絶対裏工作とかやってそうな感じだしなぁ(笑)・・とすると、
彼は一番悪者軍団に近いトコロに居る事は確か・・けど、子分ひっぱって悪事働くタイプには見えないしなぁー・・うーむ・・
・・などと、ほとんど「見た目」で犯人決めてますが_(T▽T)ノ彡☆
さて、どうでしょう?考えてみて下さい・・・・・つる畑
任子でした!
・・と、ソレを推理しながら見てる分には、最初はいいんだけど、明かされるテンポが少々モタついてたもんで、
「もう思わせぶりはいいから〜いい加減自分が誰か思い出せよぉ!」_(T▽T)ノ彡☆ ・・って、せっかちな私はちょっとイライラしたりも。(笑)
しかし、記憶を失った登場人物はみんな「自分が犯人だったらどうしよう」ってまず考えるのって不思議だし面白い〜。
それは、犯人=安全・・ではなくて、犯人=危険・・って言う本能から?それとも「自分が悪い奴である筈はない」って、誰でも
基本的に
自分=いい子・・って信じてるって事なのかしらん?記憶喪失の不安は、悪人でさえ、雨に濡れた子犬ちゃん〜
の様なキブンにさせてしまうものなのかな?な〜んて、メメ脳の妖怪には、そのあたりはとても興味深かったです。
人間、「
見た目」で決めてはいけません。内面は表情ににじみ出ますが、それも本人の意識あっての事なのでしょうね?!
さて話戻って・・犯人が判明して安心した頃に、またちょっとだけ驚かせてくれる所が良かったです。
・・と言うか、その前で終わっちゃってたらタダのオキマリ映画・・で、きっと私は吠えていた事でしょう。(笑) 【シネ・リーブル博多駅】

アン・ハサウェイ/裸の天使
HAVOC (05・米)
 
(監)バーバラ・コップル (脚・原案)スティーヴン・ギャガン (原案)ジェシカ・カプラン
(主)アン・ハサウェイ ビジュー・フィリップス シリ・アップルビー マイケル・ビーン ジョセフ・ゴードン=レヴィット マット・オリアリー 
   フレディ・ロドリゲス ローラ・サン・ジャコモ マイク・ヴォーゲル レイモンド・クルツ アシクス・ジーナ チャニング・テイタム 
   サム・ヘニングス セシリア・ペック ジョシュ・ペック ルイス・ロブレド
裕福だが家庭に不満を抱え毎日バカ騒ぎに明け暮れる高校生アリソン。
ある日たまたま知ったヤクの密売人ヘクトルに惹かれた彼女は彼らのグループに近づくが・・

アン・ハサウェイを差し置いて最初から話題にするのもナンですが、
レヴィット君が出てたよ〜〜!ワーイ \(^o^)/ 知らなかったから、得した気分〜!
まあ、脇役なんでさほど出番ないし、ほとんど帽子を目深にかぶってたからあの可愛いタレ目は見えにくいんだけど、
最近見たレヴット君はレヴィット君であってレヴィット君じゃなかったから(時空が輪になってるアレ)
本当のレヴィット君を見れてウレシ〜!脇役だけど、しかもだいぶ昔だけど、濃い眉も青髭もなくてウレシ〜!(笑)
冒頭の乱闘シーン・・
アン・ハサウェイ、めっちゃ強そう・・ レヴィット君、めっちゃ弱そう・・(笑)
で、物語はそんなアン・ハサウェイ(どんなハサウェイ)が興味本位でヤバい人たちと付き合っちゃう青春物語。
かな。ちょいエロ青春。あ、ちょいエロ青春ドキュメンタリー?
一応そう言う撮影してた子がいたので。役割ほどには印象に残らなかったけど。
で、ハサウェイ演じるアリソン達は・・遊びの延長感覚でいたら痛い目に・・な展開だけど、
愉快なだけの友達関係も見直す時期だったのかもよ。
アリソンは相当気が強そうだったので、その後が心配〜とか言う余韻は全然なかったな。
それより気になったのはレヴィット君!もとい、レヴィット君演じる男の子。(名前わからん)
・・と、ついでにアリソンのカレシ。カレシはアリソンを見限ってたと思ってたけど・・
本当は愛してたの?だからあんな行動を?まあ、カレシはついでなんでいいんだけど(オイオイ)
一緒にいたレヴィット君演じる男の子だけは最後気になったわ。
だって、最後は帽子かぶってなくてさ、3秒くらいだけど、単独アップもあってさ、・・よっしゃあ!
・・と思った後・・だったので・・・・・。
ところで、ヤバいさん達はヒスパニック系ギャングですかね。
アリソン達をやたら白人呼ばわりしてたけど、金持ち階級ってニュアンスかな。
言葉だけだと、自分なんかからしたら「アンタも白人やん〜」とか思うけど(笑)違うのね。 【CS】
 

アンブレイカブル
UNBREAKABLE (00・米)
(監・脚・製作)M・ナイト・シャマラン
(主)ブルース・ウィリス サミュエル・L・ジャクソン ロビン・ライト・ペン シャーレーン・ウッダード
なんかダラダラしてたかな。もっとコンパクトだと良かった。
人間関係がイマイチ・・自分に確信が出来て夫婦仲急激復活?なんだそりゃ・・でも「シックス・・」より好みだったのは・・
1)あざとらしさの軽減・・ 2)オスメントよりも可愛い子役。ゞ( ̄∇ ̄;
3)サミュエルの役が好き。主人公が全然魅力的じゃなかったから・・私にとってはこっちのがホントの主人公。
4)テーマとしては色々考えさせられる部分があった。世の中のバランス、運命のバランス・・。 【DVD】 

アンフレンデッド
UNFRIENDED / CYBERNATURAL (15・米)
 
 
(監)レヴァン・ガブリアーゼ (脚)ネルソン・グリーヴス
(主)シェリー・ヘニッグ モーゼス・ストーム レニー・オルステッド ウィル・ペルツ ジェイコブ・ワイソッキ 
   コートニー・ハルヴァーソン ヘザー・ソッサマン
 
いじめを苦にして自殺した女子高生ローラ。その1年後、同級生たちのスカイプ通話中に見知らぬアカウントが出現し・・
最初から最後までずっとPC画面!( ̄□ ̄
そしてJKは操作が素早い! 色んな機能をよく知っとる。
なので画面がしょっ中分割されたり、グループ通話なもんで字幕が左・右・下、とあって目がウロウロ。(@_@)
そう言うのに一生懸命だったせいか、恐さは殆ど感じられなかったかな。これから見る人は吹き替えのがいいかも。
それはともかく!  イジメはイヤだね〜・・。 こうやってすぐネットに上げたりもして酷いね。
一見仲良しそうでも、フタ開けてみたらコレってのも。こんなん友達でもなんでもないやん。
つい調子に乗って友達と何かあったとしても、リアルな場だけだと、一呼吸出来て、
自然と謝れたり、時が解決してくれたり、そう言う事もあるよね。当事者だけの話として。
それを逐一記録したり、ネットで世界に晒し上げたり、関係ない人まで巻き込んで、責めたり追い詰めたり・・ イヤだなあ・・。
リアル世界の事はリアルな場でやってよ。誰かが自殺したらもうどちらが先に虐めたとか関係なくなるよ。
色んな事の一線に対しての自覚がないみたい。なんでこんな付き合い方するのかも不思議。ウーン (Θ_Θ;)
・・と言う訳で、ホラーで涙する女・・の次は、ホラーでマジ語りする女・・でした。
いやぁ〜・・ホラーって人生を教えてくれますね!Σ\( ̄ー ̄;     【Amazon】

アンフレンデッド:ダークウェブ
UNFRIENDED: DARK WEB (18・米)
 
 
(監・脚)スティーヴン・サスコ
(主)コリン・ウッデル ベッティ・ガブリエル レベッカ・リッテンハウス アンドリュー・リーズ コナー・デル・リオ 
   ステファニー・ノゲーラス サヴィラ・ウィンディアーニ チェルシー・オールデン
 
中古PCを手に入れたマタイアスはいつもの様に仲間とスカイプを楽しんでいた。するとふいに知らないアカウントからコンタクトがあり・・
前の様にPC画面をあちこち行ったり来たり。 でも前とは違って心霊関係なく、ネットを使ってのヤバい犯罪の話。
なので、現実に置き換えるとすごく恐い・・
一つ一つの犯罪が恐いと言うより、見えないネットを通じて悪意が組織として世界中で待機してるって所。
けど、物語としての面白さはあまり感じなかった。 選択迫るやり方イヤだわ〜最低・・しかも可愛い子ちゃんに!
盗んだ(拾った)パソコンはちゃんとまっさらにして使用しましょう・・と言うか、そもそも盗む(拾う)なよ、な話でもある。  【Amazon】 
 


    

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