あ aa-ano
あぁ、結婚生活
MARRIED LIFE (07・米)
(監・脚)アイラ・サックス (脚)オーレン・ムーヴァーマン (原作)ジョン・ビンガム
(主)クリス・クーパー パトリシア・クラークソン ピアース・ブロスナン レイチェル・マクアダム デヴィッド・リッチモンド=ペック
   ティモシー・ウェッバー デヴィッド・ウェンハム アンナ・ウィリアムス 
予定外に時間が出来たので、何か観よう!と思いたち、”一見円満な夫婦の殺人計画ブラックコメディ”と言うのに惹かれてこれをチョイス。
大好きな「殺したいほど愛されて」みたいな感じだったら掘り出し物かも?・・とかも思って、ちょっぴり期待。
冒頭の、40年代の雰囲気溢れる平和的で可愛らしいイラスト・・に、所どころ人物の顔が描かれていない所が意味深でナイス♪
真面目な夫の”妻殺害計画”もずっとドキドキ持続出来て面白かった・・けど、オーソドックスな展開なので個人的にはもう一ひねり欲しかったところ。
オチも、結局そうとしかいえないよね〜そうしかなりようがないよね〜たいがいはそうなっちゃうんだよね〜現実って〜いいのよ〜もうわかってるから〜〜
・・って一番予想のつく、かつ、一番着地し易い範囲だったので、この作品ならではなインパクトがなく、ちょっと残念。
主人公のクリス・クーパーも、少々生真面目すぎて感情移入がしずらかったし、妻のクラークソンも、最初の****こそ全て!主義が、
その後の彼らの関係にあまりリンクしていない為、思ったほど共感も生まれず、意外とピアース・ブロスナンのキャラが一番印象に残ってしまった。
「人の不幸の上に自分の幸せは築けない」・・と言う善い心構えが、結局は単なるタワゴトでしかないのは笑えた。(^^;
そうだよね〜結局そうしかなりようがないよね〜たいがいはそうなんっちゃうんだよね〜誰にでも秘密はあるよね〜・・(あれっ?別映画か?)
何はともあれ、いつも同じではない心や状況を、上手い具合に操縦しながら生きて行くのがオトナなのでしょう・・取り合えずは心が目に見えないモノで
ある事にほっとしましょう〜そしてその数秒後には、その恐ろしさを噛みしめましょう〜いいのよ〜もうわかってるから〜〜ライフ・イズ・ホラー!(謎)
若い愛人ケイ役の女優さんは、あの「きみに読む物語」のゲハハ笑いのヒロインだったのを後で知ったけど、今回はそんな事もなく可愛くて良かったです。
ファッションも素敵で、特に衿に模様のある服が気になったわ〜。クラークソンは下着姿しか印象ないけど。(笑)
彼女はなんだか年令不詳でYOUっぽいね。そこそこかと思えばやけにバ○アだったりかと思えばすっごくチャーミングだったり。
夫(クリス・クーパー)に至っては(前述したけど)生真面目過ぎて、本当に愛人との愛の日々があったのかも疑わしいところだ・・(笑)
・・と言うか、2人きりの時どんな事してたの?(オイオイ)
この映画のコピー・・「のぞいてみたい夫婦の事情」改め「のぞいてみたいクリスの情事」?(笑) 【シネ・リーブル博多駅】

アーティスト
THE ARTIST (11・仏)
 
(監・脚)ミシェル・アザナヴィシウス
(主)ジャン・デュジャルダン ベレニス・ベジョ ジョン・グッドマン ジェームズ・クロムウェル ペネロープ・アン・ミラー ミッシー・パイル 
   ベス・グラント ジョエル・マーレイ エド・ローター ビッツィー・トゥロック ケン・ダヴィティアン マルコム・マクダウェル ベイジル・ホフマン 
   ビル・ファガーパッケ ニーナ・シマーシュコ スティーヴン・メンディロ
27年のハリウッド。サイレント映画の大スター・ヴァレンティンは、彼に憧れる女優の卵のペピーと出会い彼女に俳優としてアドバイスをおくる。
だがその後すぐに時代はトーキー映画へと変わってしまい・・

イマドキ珍しい無声映画・・との事だったけど、単にただセリフがない、のではなく、
”サイレント”をとっても現代風にアレンジしていて、演出面のアイディアとしてはとてもレベルの高い映画だなぁ〜と言う印象。
物語はとてもシンプルだし、正直、よくある類なので、さほど心には残らなかったけど;;
この手法〜アイディア・・のイキさには気持ちの良い驚きがあって、観終った後、もしもう一回見るのであっても、
私は物語よりも、この練り込まれた演出の面白さを堪能したいな、と思わされた位。
まあね、これで物語が新鮮なら言う事なかったんだけど(笑)
サイレントでは、どうしても、セリフのない画の動きだけで観客の想像力をどの程度広げられるかと、
作り手も予測して進めていかないといけない部分もあるんだろうし、
物語がある程度単純・・シンプル(笑)・・になってしまうのは仕方がないのかもしれないね?
ただ、主人公&ヒロインの魅力も、私にはあまり伝わって来なかったのも残念な所。
これは単に好みの問題なのかもしれないけど・・後で知った所によると、ヒロイン役は監督の奥さんだったとか・・(汗)
益々、手近な所じゃなく他の女優さん使って欲しかった・・とか思ったり。(大汗)
でも、調子に乗り過ぎて、一番大事な人を傷つけてしまったペピーの気持ちは痛い程伝わって来たわ。
そこはオトメとして(?)共感。その後のフォローにもハラハラしたりね。
一方、主人公の方は・・彼もね・・いかにも〜・・って感じだったね。
それこそ、子供の頃にTVでやってた映画で見たことがある様な、ニヤけたおじさん・・(汗)
いや、ダンディーなんでしょうね、きっと・・わかります、きっと・・多分・・恐らく・・一般的には・・(大汗)
・・でも、私にはどうしてもニヤけたおじさんにしか見えなくて・・幼少時のトラウマでしょうか?(何があった?!笑)
そんな調子だったので、彼のあれやこれやには、気の毒でウルウルする所もなくはなかったけど、
己の自尊心とポリシーから陥った状況だし、
「自分はアーティストだ!」とナルに言い切るなら、「必要以上に卑屈になるな!」・・と、私は言いたかった。
そして、世間での「彼とワンちゃんの絆は素晴らしい〜」の絶賛の中、
「あんた、ペット依存症やろ!危ないよ!とっとと病院行ってまずはそこから治しなさい!」
・・とも言いたかった私・・って・・(なーんか居心地悪いなぁ・・脂汗・・)
ところで、 おや?どこかで見た様な?・・な、昔の映画へのオマージュが沢山ありましたね。
どれが何なのかを調べてみるのも楽しそうだけど、もしかして物語自体も何かの映画の・・・・・(以下略・・笑)
でも、「ヒューゴの不思議な発明」とは逆に、ハリウッド映画界を舞台にしたフランス映画・・
だと言うのは、お互いにリスペクトし合ってるみたいで微笑ましいね。
こう言うの観ると、たとえ時代は変わっても、映画のカタチが変わっても、変わらず映画好きでいたい・・し、
荒波に翻弄されながらも映画愛を貫く作り手の皆様にも感謝したいわ〜・・って・・何だか素直に思っちゃったわ。(^^)  【天神TOHO】

アート・オブ・エロス/監督たちの晩餐(Bプログラム)
EROTIC TALES (93〜00・米=英=フィンランド=ブラジル=ポーランド=アイスランド)
(監)スーザン・シーデルマン (主)ミラ・ソルヴィーノ
(監)ケン・ラッセル (主)ヘティ・ベインズ
(監)ヤヌシュ・マイェフスキ (主)レナタ・ダンツェヴィッチ
『マリッジブルーの愉しみ』
理想に取り憑かれてトリップしちゃう人間に結婚は向かないよね?・・しかし、理想世界では自分が認知される事はないのかも?
・・かと言って、現実はつまらな過ぎるし・・美術館行こうかな・・( ̄∇ ̄;)←万年トリップ女。
『カーシュ夫人の欲望』
ちゃんと最後まで観ないと、ただのエ*映画。ちゃんと最後まで観ると、エ*・コメディ?^_^;
男の妄想世界と女の現実にギャップあり過ぎ〜!あの音で連想するのはムダ毛処理器でしょーが!(笑)
だいたい”神秘的なカーシュ夫人”も、ただのオバサンにしか見えん。と思ったらラッセル夫人だった。失礼。^_^;
『悪魔のレッスン』
こう言うエ*おやぢって、一番ヤだよなぁ〜・・と思いきや、ちゃんと最後まで観ると、とても面白かった。(爆)
美しい自然で生まれ溶け合って行くエロス・・3本の中で一番官能的で面白かった。エ*とエロスは違うのよ〜!(笑)【KBCシネマ】

アート・オブ・エロス/監督たちの晩餐(Aプログラム)
EROTIC TALES (93〜00・米=英=フィンランド=ブラジル=ポーランド=アイスランド)
(監)ミカ・カウリスマキ (主)カリ・バーナネン
(監)ニコラス・ローグ (主)テレサ・ラッセル
(監)フリドリック・トール・フリドリクソン (主)ニーナ・グンナルスドッティル
『狂熱の白日夢』
フィンランドの監督だからこそ、こう言う灼熱のエロスに憧れるのかな?などと思いながら観ていたら、あのオチ。
オイオイ、それはないだろー?って怒りそうになったけど、オチのオチがあれでは、もう笑うしかない・・(≧▽≦)
『ホテル・パラダイス』
男女のカケアイは少々理屈っぽかったけど、壁に掛かってる絵(特に「眠れるボヘミヤ娘」)の解釈は面白かった。
しかし、こう言う男って、この場を離れても一生こう言う男なのだろうか? ロマなのか?エ*なのか?(笑)
それにこの女、ただのオバサンにしか見えん。と思ったら、ローグ夫人だった。失礼。^_^;←またかいっ!
『氷の愛撫』
セリフが一切なく、北の国の女と南の国の男の行動の対比が、不思議なムードを作り上げてはいた・・でも女のああ言う映像って・・何だかなぁ。
男にとってはエロスなのか?こう言うズレが男女間にはあるのかな?(私だけか?^_^;
それに素朴な疑問もあるが、とてもこんな健全なサイトでは言えない・・( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ) 【KBCシネマ】
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6本の中で一番良かったのは『悪魔のレッスン』だった。エロスと言う名の美しい悪魔・・( ̄┏∞┓ ̄)/ ・・・

the EYE[アイ]
THE EYE (01・香港=タイ)
(監・脚)オキサイド・パン ダニー・パン
(主)アンジェリカ・リー ローレンス・チョウ チャッチャー・ルチナーレン キャンディ・ロー
お客は私、そしてずっと前の方に男性がひとりだけ・・そして○分後、観に来た事を少々後悔してしまった・・;と言う、私にしては珍しく
恐怖を感じた作品でした。( ̄∇ ̄;) いや、前半だけね。”エレベーター”まで。(汗)だって・・意味不明なうめき声あげるバアちゃんはいきなり現れるし〜!
誰もいないハズの私の席の横っちょから「私の席に座らないで・・」なんて声が聞えるし〜!突進して来るし〜!おまけにジイちゃん、浮いてるし〜〜!
いやぁ、特にこのエレベーターのジイちゃんは不気味で・・この緊迫感はなかなかでしたわ〜!(TT▽TT)ダァー
でも、恐いのはこの位で、他は笑えるトコなんぞもある。特に親子幽霊や、カウンセラーの兄ちゃんの間抜け顔。びみょ〜・笑(^^;
後半は、空間的にも広くなり、恨みや悲しみのターゲットが絞られるので、恐さ激減。 やはり自分の恐怖心と言う物は、閉鎖された空間で、
しかも「なんで私?(T_T)」って言う位の不条理さ(?)が必要だ、と実感しました。
それにしてもこの世の中って、見えてない物が沢山あるんだろうな・・逆に、たとえ視力が良くても見えない物もあるだろうし・・。
物を認識する方法は決して視力のみではないと言うのに大いに興味をそそられました。
この作品は前半がイノチ。ここだけはかなりお薦め。ビデオでご覧になる時には劇場での親近感(!?)はあまり期待出来ないと思うので、
それを補う意味でも、是非真夜中にお一人でご覧下さいね。(*^-^) 【シネテリエ天神】

愛・アマチュア
AMATEUR (94・米=英=仏)
 
 
(監・脚・製作)ハル・ハートリー (製作)テッド・ホープ
(主)イザベル・ユペール マーティン・ドノヴァン エリナ・レーヴェンソン ダミアン・ヤング チャック・モンゴメリー デヴィッド・シモンズ パメラ・スチュワート
自分すら思いだせず・・会ったばかりの人だけれど・・で、それがラストの一言につながって・・ちょっと胸がぐっとなる瞬間。
ハートリー作品は初めて見ました。実は、ハートリーも見たいし、ユペールも見たいし、で、
思い切って中古ビデオを購入しての鑑賞でした。(DVD化されていない為)
ユペール主演なはずだけど、途中、ちょっとAV女優のが出ずっぱりで出番がなく寂しかったので(彼女も良かったけれど)
クライマックスで復活した時には嬉しかったわ。(笑)
一応シリアスなサスペンスだけど、あの痩せた男がキモ・ユーモラス!(造語)
で、ホッと気を抜ける部分もあったりで面白かったです。この監督さんの他の作品も見てみたいな。
特に、ビデオの予告編に入ってた「トラスト・ミー」は見てみたい〜!これもDVD化されてない模様?? 【ビデオ】

愛、アムール
AMOUR / LOVE (12・仏=独=オーストリア)
 
(監・脚)ミヒャエル・ハネケ
(主)ジャン=ルイ・トランティニャン エマニュエル・リヴァ イザベル・ユペール アレクサンドル・タロー 
   ウィリアム・シメル ラモン・アジーレ リタ・ブランコ
パリで悠々自適に暮らす音楽家の老夫婦ジョルジュとアンヌ。しかしある朝突然アンヌの様子がおかしくなり・・
鑑賞して、もうだいぶ日が経ちます。
鑑賞直後は・・これまでのハネケ作と比べるとシンプルだったなと思いつつ、
なのに、思う事がいっぱい溢れてきて、断片的に文字にするのがやっと、
・・と言うか、思い出すとどうしても涙が溢れてきて・・作業にならなかった、と言う・・。
なので、ちょっと日にちを置けば自分も落ち着いて冷静になれるかな、と思って。
冷静にはなったけど、思い出すとやっぱり泣けてくるのは変わらなかったよ。
でも、悲しかった、とか、辛い話だ、とか、そう言う感情だけじゃないんだよね・・。
日にちが経っても、一向にその湧き上がる感情の正体はうまく説明出来ないけど、
何にしても、とても心にしみいった(突き刺さった?)物語でした。
以下、もう感じたままの言葉をただ並べてみた。(笑)それが一番その正体に近いかと思って。
両親の愛の行為を盗み聞きしてると落ち着いた・・と娘エヴァの言葉。夫が介護でアンヌを抱きかかえてる姿が、それと同じ行為に見えた。
相手を、心を、身体を、求めると言う事は、それがどう変わっていっても、受け入れ、支える・・と言う事に思えた。
終盤は泣けてしかたなかった。まだ、妻が暴言吐いたり、暴力をふるったりしないだけイイよ・・とかも思ったけど、
自分1人で介護する決意は凄いな・・と。いや、介護でなく、それが長年連れ添った者との日常として当たり前と言う感覚?
妻の辛さも・・それまでは自分から音楽を奏でる人生だったのに・・全て受け身でしか生きられない事へのジレンマ、失望はいかほどか。
いや、人生って・・何もかも受け入れて初めて成就するものなのか。
愛する人と2人、お互い向き合えば向き合う程、そこに他者(子供であっても)が入り込む余地などなく、
どちらかがいなくなれば、残された者の孤独感はとてつもなく深く・・闇になるのかな。
花・・暗闇を包み込む香り。音楽、香り、愛、・・形ないものにこそ染められる心。初めて明かす過去の出来事も然り。
まずい・・アヴィニヨンの橋の歌が、もう涙なしでは歌えなくなった・・。
部屋に入って来た鳩が印象的。物語風に見えながら、自分には(思う事もあり)現実描写。
ハネケ作品が一層身近かに感じられた、自分的記念作。師匠のイケズぶりは加速する一方だ。(笑)
夫役のトランティニャン、妻役のリヴァ、お二人とも素晴らしかったです。
特に、リヴァには驚かされたわ・・。音楽家としてのアンヌの凛とした美しさ、身体に異常が出てからも失わないそのプライドには
同じ女性としても思う物があり・・と言うか、こんなに背筋をピンと伸ばした生き方をする女性だからこそ、
その後どんどん病状が悪化してしまう姿に胸がつまって・・共感が妻と夫の間を行ったり来たり。
リヴァさん・・これぞ一生女優って感じですかね。上辺だけでない、内側からにじみ出る演技が本当に素晴らしかった。
今期のオスカーは彼女の方がふさわしかったのでは?(ローレンスちゃんゴメンネ)
トランティニャンも、私はそれほど知ってる感じではなかったんだけど、それでも昔の活躍を思い出すと、何だか感慨深いものがあったわ。
娘エヴァはユペールだったけど、彼女の飄々とした、ともすればちょっとコミカルな?
そんな雰囲気もこの作品に何故か(←強調・・人生の半分はコミカルかも?)とても似合っていて良かった。
ユペールにしろリヴァにしろ、今回、ものすごく好みなフランス的要素〜雰囲気があるなぁと発見。
いや、それって勝手に自分がフランス的と思っただけで、実はハネケ的オーストリア要素なのかしら?
作品振り返ると、また泣くので(爆)どーでもいい感想(要素の件)で閉めるわ。(笑)  【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】

アイ・アム・サム
I AM SAM (01・米)
(監・脚・製作)ジェシー・ネルソン (脚)クリスティン・ジョンソン
(主)ショーン・ペン ミシェル・ファイファー ダコタ・ファニング ダイアン・ウィースト リチャード・シフ ローラ・ダーン ダグ・ハッチソン
あまりにもしっかりし過ぎた娘には、ちょっとヒイたけど、友達やキレた弁護士との絡みが良くて、泣き笑いしてしまいました。
んまあ、はっ!と気づくと、肝心の法的解決はどうなった?とかも思いましたが(爆)そんなヤボな事言うんじゃないよ!とドツカれそうな気も。
人の存在の美しさ、素晴らしさを感じる事の出来る作品でしたね。ペンは色んな役をこなしますね〜。【ユナイテッド・シネマ】

アイ・アム・デビッド
I AM DAVID (04・米)
(監・脚)ポール・フェイグ (原作)アン・ホルム
(主)ベン・ティバー ジム・カヴィーゼル ジョーン・プロウライト フリスト・ショポフ シルヴィア・ドゥ・サンティス マリア・ボネヴィー
63年にデンマークで出版されベストセラーとなったアン・ホルムの同名小説の映画化。
第二次世界大戦直後のブルガリア、母と引き離され強制収容所で育った12才のデビッドは、

ある男から手紙を持たされ、祖国デンマークを目指し脱走するが・・。
少年が1人、苦労して母の祖国を目指す姿にはずっと目が離せなかった。
笑顔すら作れない彼・・
初めて見る広い世界はまぶしすぎて・・でも、大人全てがどこでも大きく恐ろしく見えただろうね。
そして時折挿入される過去の出来事・・がまた辛くてねぇ・・石鹸とか。
そして、ラストに明かされる、手紙を持たせた人の正体・・には驚いた!・・し、感動しちゃったよ。
(だって、てっきり○○○だと思ってたもんだから(^^;)やっと名乗れる様になった少年の姿にも涙・・。
ただ、それまでものすごく苦労してた彼が、某に出会ってからが、あれよあれよ・・って展開が急激に早くなってしまって気が抜けたし、
あの本の見せ方のせいか、作品全体のバランスが今ひとつだったのは、物語がとっても良かっただけにすっごく残念。
これ、きっと原作面白いんだろうなぁ。読んでみたいな。
それはそうと、浅○光代、いい人やったねぇ〜(誰) 【BS−NHK】

アイ・アム・レジェンド
I AM LEGEND (07・米)
(-.-)
(監)フランシス・ローレンス (脚)マーク・プロトセヴィッチ アキヴァ・ゴールズマン (原作)リチャード・マシスン
(主)ウィル・スミス アリシー・ブラガ ダッシュ・ミホク チャーリー・ターハン サリー・リチャードソン エマ・トンプソン
リチャード・マシスンの古典的傑作『地球最後の男』の映画化。
と言うのだから、原作はきっと内容がギュッと詰まってるんだろうな?
なのに・・見終わっての第一声が、「うっそ・・内容薄っ・・」。
科学VS宗教の観念には興味深いものはあるけど、結局は、大量(大猟?)ゾンビと爆発しか印象に残らない・・。
「伝説になった」、って誰が言った?自分で言うなよ!?(爆)
眼鏡かけたウィル・スミスは、アップで見るとまるで竹中直人。思いがけずアリスが見れたのは良かった。←それだけ? 【TV】

藍色夏恋
藍色大門 (02・台湾=仏)
(監・脚)イー・ツーイェン
(主)チェン・ボーリン グイ・ルンメイ リャン・シューホイ ジョアンナ・チョウ
夢見がちで不器用で・・真っ直ぐで一生懸命で・・あぁ〜、こう言う年頃、自分にもあったなぁ・・なんて
彼女達がやってる事にいちいち「わかるわ〜」と肯いてしまう私・・似た様な事やってたかも?( ̄∇ ̄;)
まあ、不器用なのは今も変わらんけど、時が経つと、あんな時があったなんて異次元の事みたい。(笑)
自信満々のチャン、最初は「やだなー、こんな明るいジャニーズ系」なんて思ってたけど(゜_。)☆\(--;)『魚Tシャツ』(笑)着て、ペットボトルをちゃんと
捨てに行ったあたりから、「あ、コイツいいヤツかも?」。( ̄∇ ̄;)何か、モンの感情そのまんまに私も進んで行った気がする。
リンの失恋では現実の昔を思い出したけど。(笑)
モンの秘密が本当だったのかはわからない、いや、私はどちらかと言うと、ただのひと時の憧れでは?とは思ったんだけど、
何にしろ多分本人も解っていない揺れ動くつかみ所のないキモチがすごく伝わって来た。
男の子ってどうなんだろう?みんなあの時期から、あんなにストレート(ある意味『単純』)なのかなあ?(笑)
たまに、問い詰めるチャンに、「お前クド過ぎ!」と思ったけど^_^;あのラストは優しくて・・涙出ちゃったよ・・!
『単純でもいい、心優しく育って欲しい!』なんて、餃子売ってる母親にでもなったつもりで思ってしまった。
本が風でパラパラとめくれる画って、どこか”のすたるじぃ〜”を感じるね。「記憶のはばたき」でも思ったけど。
そんな、さり気ない、その時期だけの空気感が、この作品にはたくさん詰まっててとても良かった。
チャリを、ムキになって全速力でこぐ、そんな姿にも共感・・!・・するな〜 【シネテリエ天神】

I WANT YOU
I WANT YOU (98・英)
(監)マイケル・ウィンターボトム (脚)ユアン・マクナミー (撮影)スラヴォミール・イジャック
(主)レイチェル・ワイズ アレッサンドロ・ニヴォラ ルカ・ペトルシック ラビナ・ミテフスカ
ウィンターボトム作品4つめ。(笑)これは一番、ムードに溢れたスリリングな内容でした。
盗聴少年ホンダの視点から捉えられるシーンは、ブルートーンであくまでももやもやと曖昧に、彼らの生活シーンは、いつであっても黄昏てる様な
イエロートーンであった様に思う。マーティンとヘレンが一緒に歩くシーン(「俺の前を歩けよ」と言われるのにそうしない)が気に止まった。
そして、その後は、彼女の気持ちに入り込めた気がした。
紙一重の世界の中で、一番微妙な愛情と言う物を”I want you”の一言でくくってしまう恐ろしさ。ゆえに、ラストは私にはさほどグロとは感じない、
なにかしら当り前の様な図でもあった。レイチェル・ワイズ、こんなにキレイだった?「ハムナプトラ」と全然違うなぁ。(笑)ファンになっちゃったよ。
ホンダ少年の姉役のミテフスカは、私の愛する「ビフォア・ザ・レイン」に出てましたが、ここではかなり大胆な役でしたね〜;; 【ビデオ】

愛を読むひと
THE READER (08・米=独)
(監)スティーヴン・ダルドリー (脚)デヴィッド・ヘア (原作)ベルンハルト・シュリンク
(製作)アンソニー・ミンゲラ シドニー・ポラック ドナ・ジグリオッティ レッドモンド・モリス
(主)ケイト・ウィンスレット レイフ・ファインズ デヴィッド・クロス ブルーノ・ガンツ レナ・オリン アレクサンドラ・マリア・ララ
シュリンクのベストセラー「朗読者」の映画化。58年ドイツ、偶然出会った年上の女性ハンナの虜になった15歳のマイケル。
二人は毎日の様に情事を重ね、いつしかマイケルは彼女の為にベッドの上で本を朗読するのが日課になっていた。

原作は勿論未読;;なので、勝手にロマンチックな内容かと思ってましたが、よく考えてみたら、主演はウィンスレットでしたね。(どう言う意味)
前半の二人の逢引・・いやはや、あんな少年とあんなコトこんなコトして・・これ、15R指定あったっけ?と言うか、
15歳を誘惑しといて15Rもへったくれもないもんだ、とかも思いましたが、やっぱウィンスレットだもんね〜
前回のツレアイの監督作ではソフト路線だったし(あれでも・笑)その分、やりたい放題、脱ぎ放題、裸ん坊女将復活やね〜・・とか、
まぁ、前半はそんな感想ばっか。(爆)
彼女の秘密の1つについてはかなりのヒントがあったのですぐに察しがついてしまって全く驚きはなかったんだけど
マイケルが大人になってからの展開・・彼女のもう1つの秘密にはちょっと驚いた。
だから舞台がドイツだったのね・・最初、英語圏俳優がどうしてドイツを舞台に?って、
単純に疑問に思いながら観ていたので、ここでやっと判ったわ。
あの、あんなコトこんなコト・ざ・ワールドから、ガラリと雰囲気の変わった後半はとても見応えがあって面白かったです。
(この、正反対なバランスって、ちょっと「ライフ・イズ・ビューティフル」思い出したりしたんだけど。)
録音シーン・・一心に朗読するマイケルの姿には胸が震えたわ・・。
だって、それまでの、あんなコトこんなコトの日々には「愛」を読んでいたとは全く思えなかったものでね!
そんな風に(と言っても、殆どはネタバレ感想にて・・だけど)色々な面から思いを巡らされる興味深い作品でした・・が、
ダルドリー監督には、「リトル・ダンサー」の様な爽快な後味の作品を作って欲しいなぁ・・って思ってしまうのも正直な所。
問題が山積みな作品は、堂々巡り地獄に陥るから疲れるのよ。
観終わった後数日はぐったりしちゃってねぇ〜・・決してトシのせいではなく!( ̄‥ ̄)=3
初めてのほにゃららの後のマイケルの家族との食事シーンなんかは軽く笑えたけど。
あのフワフワ感、監督、自分の経験を思い出しながら演出したのかしら?・・とか、勝手に想像しちゃったよ。
主演のウィンスレットはこれでアカデミー賞受賞したし、勿論好演だったけれど、だいたいが上手い女優さんなので、
これしきは朝飯前かな?と言う印象。(これって、「ゼア・ウィル・・」のダニエル・デイの時と同じ。)
思いがけず良かったのが、若い頃のマイケル役のデヴィッド・クロス。
全然期待してなかったけれど(だって初めて見たし・・別にカッコ良くないし←言うな)
ケイトやファインズと言う大物相手にも引けをとらず好演でした。他、脇にドイツ等の俳優さんが出ていたのも嬉しかったです。
マイケルの娘役の女優さん、どっかで見たなぁ・・誰だっけ?あぁ〜思い出せん!(゜◇゜)~
・・って、パニくってたら、お友達のブログで「4分間のピアニスト」の人って書いてあって、
ああ、そうやったぁーー!!スッポーーン!!(←モヤモヤが晴れる音)・・ってなって良かったです。某lさん有難う!(笑)
でも、マイケルの妻役の女優さんも思い出せんのよ・・・・・・・誰だっけ?誰か教えて〜!ギブ・ミー・スッポーン!
実を言うと、これ見終わった後に、コレだけは書かなくては!・・って思ってた大事な感想もあったんだけど、
超忙しい日々の中で、それが何だったか、スッポーーン!(←コッチは突如空白になる音)と忘れてしまった。(゜◇゜)~
あぁ〜〜思い出せないのってホントに気持ち悪い〜。もう一度見たら、フッ・・と蘇ってくるかな?スッポーン・カムバーック!!
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね。】
ハンナの1つ目の秘密ってさ、ハタから見るとそれ程たいした事ない様な気もするけど、
実際、彼女の様な気性だとやっぱり辛かったり悔しかったり色々思う事があったんだろうね。
大好きな某傑作スリラーの主人公もソレで殺人犯したりしてるし。
だったら独学ででも勉強すりゃいいじゃん・・とかも思わなくもないけど(爆)変なプライドが心を狭くして、
良き理解者に成りえそうな人をも遠ざけてしまう悪循環に陥ってしまったのかもね?何かちょっとしたキッカケがあれば、変われた・・だろうにね。
まぁ、まさにそれがハンナにとっては最終的には牢獄で、だっただけに、マイケルの一生懸命な朗読には感情移入しちゃって涙が溢れちゃったわ。
でもね、勘違いされると困るのは、そんな二人のロマンスに感動したと言う訳でもなくて(^^;
そんな甘ったるい愛など実は元々なかっただろうに(出た、久々悪魔発言)
あの少年時代の一途な感情を噛みしめながら・・きっとそこには疑いや怒りや悲しみが渦巻いていただろうに・・にも関わらず、
あの日と同じ様に、いや、それ以上にただひたすら読み続ける彼の姿が無条件に美しかったから。
マイケルが、恋焦がれていたハンナと言う女性の本質をやっと冷静に見られる程に成長し、
いつも己しか見ていなかったハンナの目線が、マイケルによって他に向けられる程に変わる事が出来、
そして、お互いの目が開けたからこそ見えた現実世界・・。
あの朗読で、マイケルは彼自身を振り返り、見つめなおし、それでも清算しきれない気持ちを抱えて彼女に会いに行ったんだろうな・・とか、
ハンナも、最後までプライド高いなぁと言う印象は受けたけれど、
彼女とマイケルの問題だけでなく、字を覚えた彼女が
そうでなかった時に犯した過ちの償い・・加えて、他者の罪をもかぶった欺瞞に対する羞恥と懺悔・・としても
あの道を選択したのは理解出来る様な気がしたわ。
私は、文盲故にああ言う職しかなく、おまけに重罪をくらった・・と言うのは、ただの言い訳でしかないと思うけれど、
裁判官への実直な必殺質問返し(爆)には共感したし、
生き残りのユダヤ人女性のその後の態度からも、
決してマイケルとハンナだけの事ではない問題を、今一度考えてみる機会を与えられたのは良かったと思う。
人間ってさ〜ホントに愚かで弱くて、世代を経ながら少しは学習してるんだろか?とかも思うけど(汗)
そんな弱さが、ある意味滑稽であり・・・・・逆に愛おしくもあったりするよね・・。 【ユナイテッド・シネマ】

アイガー北壁
NORDWAND (08・独=オーストリア=スイス)
 
(監・脚)フィリップ・シュテルツェル (脚)クリストフ・ジルバー ルーベルト・ヘニング ヨハネス・ナーバー (撮影)コーリャ・ブラント
(主)ベンノ・フユルマン ヨハンナ・ヴォカレク フロリアン・ルーカス ウルリッヒ・トゥクール ジーモン・シュバルツ ケオルク・フリードリヒ 
   エルウィン・スタインハウアー ブランコ・サマロフスキー ベトラ・モルゼ ハンスペーター・ミュラー=ドロサート
36年夏。最大の難所と言われたアイガー北壁に挑んだ若き登山家達の実話が基。
登山家達のプライドや想いとは裏腹に、ぬくぬくした場所から煽るだけ煽る世間・・。
と同じ様に、登山の様子に真剣になればなるほど、ドラマチックを煽る様な演出には違和感。
余計な演出がない方が感動も生まれるんじゃ?ヒロイン、素朴な風情は現実的で良かったけど、ちょっと室井滋だったな。  【BS】

愛されるために、ここにいる
JE NE SUIS PAS LA POUR ETRE AIME (05・仏)
 
(監・脚)ステファヌ・ブリゼ (脚)ジュリエット・サレ
(主)パトリック・シェネ アンヌ・コンシニ ジョルジュ・ウィルソン リオネル・アベランスキ シリル・クトン ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ
仕事にもプライベートにも疲れきっていた執行官・ジャン・クロードは、
医師に運動を勧められ、以前から気になっていた近所のタンゴ教室に通う事にする。

シャル・ウィ・ダンス?
・・的な出会いを、きっと誰もが想像してしまう冒頭。で、期待を裏切らずに(笑)出会うジャン・クロードとフランソワーズ。
けど、フランソワーズがあまりにも積極的に至近距離に来るもんで、早々にジャン・クロードの気持ちを心配してしまった私・・。
で、それを又裏切らない彼のトキメき。(^^;
彼女に婚約者がいると知っての冷静さを欠いた態度にはビックリ・・お前は中学生か・・!
・・とかも思ったけど(笑)、香水買う所は、一生懸命でやたら可愛いかった。
燃えあがる恋・・でいいじゃないか!オヤヂでも、ココロは中学生!でいいじゃないか!( ̄□ ̄
だってさ・・彼は仕事やプライベートではいつもドンヨリ・・なんだよね・・。
施設に居る父親にキレる彼・・「クソジジイ!」に共感〜ヾ( ̄∇ ̄;コラコラ
あんな生活してたら、どうしたって本来の自分を見失ってしまいそうですごく同情しちゃったし・・なんとかならないもんかと心配に。
あれ?あっちでもここでも心配してる私って・・。
でも、優勝カップについては、最後なんだかわざとらしい美談っぽくてあまりいい気持ちはしなかった。
お父さん・・どうしてそこまで・・そんなに不必要に人を傷つける事もないだろう、と思って。たとえ家族でも・・息子でも・・。
愛し愛される事に不器用な人間なんだろうけど・・いや、そんなのに器用な人間なんてそもそもあまりいないとも思うし;;
こう言うのって、不器用を越えて、ただ、過ぎた甘えにしか見えなくて。どうしてもジャン・クロードに同情してしまって。
でも、人間って・・肉体的にも精神的にも弱くなると、あんな風になっちゃうのかな。今更・・って気持ちもあって?・・それも辛いね。
本心とは裏腹な行動をしてしまう父親と、ジャン・クロード&フランソワーズの場合・・は次元が違う気はしたけど、
明日は我が身、人生は短い・・とか思うと、24時間、ドンヨリばかりはしてられない、って気にもなったわ。
フランソワーズが積極的にジャン・クロードに接近して来る所はラブストーリーの王道な感じだったけど、
何もかもがぎこちなくしか進まない展開はやけに現実的で、終わり方も然り・・な、その雰囲気は好みだった。
フランソワーズ(アンヌ・コンシニ)も、チャーミングなのに、 髪がバラけ過ぎてたり結構生活感があったし
彼女の婚約者も、ええ〜っ、うっそー・・(以下自粛)な感じだったし;;
だいたい、ジャン・クロードが50過ぎな割にはえらくトシに見える! ・・のがいい。・・苦労がしみとる!(^^;
そんな現実的な薄暗さの中にたまに見える明るさも眩しすぎず程良いので、見終わった後のキブンも悪くなかった。
タンゴ、素敵ね♪タンゴって、ストレス発散!から始まったとかも聞くけど(もしホントなら彼にはすごい薬だね・笑)
自分のイメージとしては、(あくまでも個人的イメージ)公に男女の情熱を披露出来る場。楽しい想いも秘めた想いも込みで。
日本でも何かありますか?向き合って踊る・・とか。あ、フォークダンス・・!?・・中学生か!(小学生?・笑)
相手がくるくる変わるフォークダンスは嫌いじゃなかったけど;;
そもそも、誰かと向き合って踊るなんて図が庶民の日常にはないな。
フランソワーズみたいに、結婚式で披露するなんて感覚も。やっぱり根付き具合が違うんだろうな?
立ち聞きオバサン(秘書か)が下世話なだけじゃなかったのも良かった。今度は彼女の番かも・・?(^^)  【BS】

愛してる、愛してない・・・
A LA FOLIE...PAS DU TOUT (02・仏)
(監・脚)レティシア・コロンバニ
(主)オドレイ・トトゥ サミュエル・ル・ビアン イザベル・カレ クレマン・シボニー ソフィー・ギルマン
なんて可愛くキュートな出だし!やっぱりオドレイ、う〜ん、ラブリ〜♪・・なんて思ってたら・・ありゃりゃりゃ・・( ̄Д ̄;) な、なんで?
こんなに可愛い女の子を、恋のどん底に追いやってしまうひどい男??ありゃりゃ?・・( ̄Д ̄;)ええ?なんで?
違うやん、これ・・ええっ?そ、そんなぁ〜・・!(意味不明)
一途な恋の思い込みの恐ろしさ・・彼女のつぶらな黒い瞳が、これ程無垢&不気味に感じられるとは!
とても若く明るい、見るからに健康そうな彼女だけの世界・・そして反対に、彼の現実的で堅実なオトナな世界・・。
この二つの世界が混じり合う事など決してない、とでも言いたげな演出が、バラのトゲの如く心を刺し続ける。
決してデート向きラブ・ストーリーではなく、かなりアブナイ世界。アメリが人生踏み外した様な作品。(オイオイ)
やや荒削りな感はあるけど、乗ってしまったら降りられないジェットコースターみたいな面白さは有り。ハマります。(笑) 【天神東宝】

アイズ
EYES OF LAURA MARS (78・米)
(監)アーヴィン・カーシュナー (脚)ジョン・カーペンター デヴィッド・セラグ・グッドマン
(主)フェイ・ダナウェイ トミー・リー・ジョーンズ ブラッド・ダーリフ
NYの売れっ子カメラマン、ローラ・マースの写真集出版を境に、身近で次々と殺人事件が起こる。
ファインダー越しに殺人を予知してしまうローラに、警察は不審を抱くが・・。

わざとセクシーな脚線美を見せるが如くの、フェイの不自然な撮影ポーズが懐かしい78年のサスペンス。(笑)
(多分本当の写真家の作品であろう)暴力をテーマにした写真が興味深いし、(当時にしては)そう言う物についての目の付け所に
考えさせられるけど、展開が普通っぽかったのは残念。フェイやお話などよりも、共演のトミー・リー・ジョーンズこそが一番の見所かも?!(笑)
めちゃくちゃ若い!のに加え、「あんたは我修院達也ですかいっ!」・・てな感じの風貌が、
一応頼れるいい男な警官・・なハズなのに怪し過ぎる。(≧▽≦) 【ビデオ】

アイス・エイジ
ICE AGE (02・米)
(監)クリス・ウェッジ (脚)マイケル・バーグ マイケル・J・ウィルソン ピーター・アッカーマン
(声)レイ・ロマーノジョン・レグイザモ デニス・リアリー ゴラン・ヴィシュニック (日本語吹き替え版) 太田光 山寺宏一 竹中直人
「夏休み目前、お子ちゃまと一緒にホノボノ映画を見よう〜会」第一弾。
又の名を「夏休みの個人的劇場通いを、お子ちゃまからヒンシュクかわない様に、今から工作しておこう〜会」第一弾。
お話はオーソドックス過ぎるので、大人には物足りないが、分かりやすいので子供にはウケが良かった。(大抵、何にでもウケるよーな気がするが;)
赤ちゃんが、みょ〜な可愛さ。(笑)お笑いの虻○美穂子か、大昔ブームになったキャベツ人形に似ている!( ̄∇ ̄;)
人間の父親が出て来るたびに、「平○堅!」と叫ぶ子・・ゞ( ̄∇ ̄;)ファンからドつかれるぞ〜;あ、私もか?( ̄∇ ̄;)
時折出て来る(直接ストーリーとは関係ない)古代リスのあのラストが良いね!【DVD】

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ アナザー
JULIA (14・米)
【未体験ゾーン】
(監・脚・製作)マシュー・A・ブラウン (製作)タイ・ウォーカー
(主)アシュリー・C・ウィリアムズ タヒーナ・トッツイ ジャック・ノーズワージー ジョエル・デ・ラ・フエンテ 
   ケイリー・ウッドワース ダーレン・リーバリ ライアン・クーパー
好意を寄せる相手の家を訪れたジュリアはそこで彼と他の男達に乱暴されてしまう。
身も心もズタズタになった彼女だったが、あるバーでセラピーを行っている秘密組織の存在を知る。

これ、こう言うタイトルの作品が以前にいくつかあったのね。 で、それのシリーズかと思いきや、どうもそうでもないらしく??
番外編、とでも思ってればいいのかな? 多分、ヒドい男達への復讐モノと言うのが共通してるんだろうね?
とは言え・・本題(復讐)に行くまでが長い・・(^^;
あの謎のセラピーでは、そう言う事を越えろ!的な事言ってたから、その通りにしようと自分なりに一生懸命に努力した・・
けど結局は無理だったわ!復讐よ!やっぱ許せん!復讐してやる!・・みたいな雰囲気ではあるんだけど・・
一方では「その時」の為に予行演習してるみたいでもあったし? と言うか、他の男達はたまったもんじゃない気もする。
なんかイマイチ痒い所に手が届かない、どこかブレてる印象だった。ヒロインよりセラピーのオネエチャンのが無駄に美形だし。
それから、冒頭、謎の日本語のユルい曲が〜。なんだこれ?気になるやん!(笑)
【以下ネタにふれています。未見の方はご注意ください】
傷ついて暫くボンヤリはしてたけど、少し美人になった自分(注:本人比)に見惚れたり一応気分転換もして、
ようやく殺意ゲージが満タンになったので復讐しに行ってはみたものの、主犯格は既に他の人が・・!なんてこったい!アタシの見せ場は?!
・・なので、許してやらんでもなかったヤツを代わりにズタズタにしてやりました。 ・・みたいな?
ジョディの「告発の行方」と同じ様な事→傍観者も同罪!まして共犯は言わずもがな、反省?何それ?猿ですか?
・・ってのが隠されたテーマだったのかも?とも(真面目に)思ったけど、単に目玉をブスっとやりたかっただけ・・なのが正解?( ̄∇ ̄; 【ユナイテッドシネマ】

アイズ ワイド シャット
EYES WIDE SHUT (99・米)
(監・脚・製作)スタンリー・キューブリック (脚)フレデリック・ラファエル
(主)トム・クルーズ ニコール・キッドマン シドニー・ポラック マリー・リチャードソン リーリー・ソビエスキー アラン・カミング
キューブリックの遺作であり、某h氏お薦めの一本。(笑)
想像していたよりもオーソドックスな雰囲気で、意外と品行方正でおりこうさんな感じが・・( ̄∇ ̄;)
立派な社会的ポジションやモラルを身にまとったビルの、まるで岩の様な面白みのなさ・・これじゃあねえ・・などと。(何が?)
結局、お互いの偽らざる妄想&願望を告白し合えた時点でヨシなのかな?とも思うけど。お互いを理解するって事なんでしょうし。
でも彼は、翻弄されはした物の最後までワクの外にいたし、これから変るとも思い難い部分も。いや、あの涙がポイントなのか?
ビルとアリス以外の所で何かが進んでる感じで、二人の心や行動のぶつかり合いみたいなのはあんまりなくて、そこがちょっと物足りない。
これは愛ある夫婦のより良い明日への一歩をサポートする為の作品なのでしょうかね?(笑)
やっぱりどこか一歩引いた醒めた視点なキューブリック。エンドタイトルは好み。キッドマンの裸の後姿なんぞは、まるで彫刻の美術品。
エ*いと言うよりキレイだったな。それと、リーリーが出ててラッキ!だったけど、彼女って何だったんだろう?赤い***の男は?【DVD】

”アイデンティティー”
IDENTITY (03・米)
(監)ジェームズ・マンゴールド (脚)マイケル・クーニー
(主)ジョン・キューザック レイ・リオッタ アマンダ・ピート ジョン・ホークス アルフレッド・モリーナ クレア・デュバル レベッカ・デモーネイ
特に予備知識もなく観に行ったので、最初その謎が全然わからなかった。これは、普通に推理していいのか、いきなりホラーな展開にはならないよね?
・・とか思って。でも、あ、これはもしかしたら・・って思い出したあたりから、謎は比較的すんなりと明かされ、ああ、やっぱりそうか〜、と納得。
【以下ネタバレ注意!】
でも考えてみたら、このタイトルからして、他にも、字幕で最初ポピュラーな『多重人格』と言う言葉を使わず、わざわざ『解離性同一性障害』なんて
使ってるあたりからして、謎は明かされてるも同然ジャン!それと、あの6が9になる所からして、「もしかして『シックスティナイン』のパクリ映画?」
などと、変に勘ぐったのが又いけなかった。早く気付けよ〜自分!素直に観ろよ〜自分!( ̄∇ ̄;)
こう言う映画は、もっと早い時期にあってもおかしくない題材よね。でも、他に何かあったかな?
ラストのラストは、ショッキングと言うよりも、この病の根深さをとことん見せ付けられた気がして苦しかった・・。
限られた舞台のみで展開するけど、大胆な画と謎解きで引っ張り、手堅くまとめた興味深い作品だった。
キューザックとリオッタに加えて、北村総一朗似のお父ちゃんも良い味出してて印象的だった。【ユナイテッド・シネマ】

愛という名の疑惑
FINAL ANALYSIS (92・米)
 
(監)フィル・ジョアノー (脚・原案)ウェズリー・ストリック (原案)ロバート・バーガー (製作総指揮)リチャード・ギア マギー・ワイルド
(主)リチャード・ギア キム・ベイシンガー ユマ・サーマン エリック・ロバーツ ポール・ギルフォイル キース・デヴィッド ロバート・ハーパー
精神分析医アイザックは患者ダイアナを通じて彼女の姉ヘザーと知り合う。
ヘザーが人妻だと知りながらもその妖艶な美しさにたちまち恋に落ちてしまうアイザックだったが・・。

まずはヘザー(キム)の妹であるダイアナ(ユマ)登場〜。おお〜っ・・ユマが・・まだ少女っぽい可愛さがあって新鮮〜。
・・とか思ってたら、真っ赤なドレスをまとってキム登場〜。うわぁ・・びっくり〜すごくキレイ〜!
妖艶なのはいつもそうだからわかってたけど、マジで美しい〜。今まで見たキムの中では「LAコン」と同じくらい魅力的かも。
分析医(ギア)がメロメロになっちゃうの解る気がする〜。だって私も・・キムだし妖しいから怪しいぞ、ってわかってるつもりなのに
あの耐える妻の涙につい可哀想〜・・とか思っちゃって、コロッと騙されそうになりましたからねぇ〜。
もう・・ギアと同じやん〜。いや、ギアと言うより、その辺の、美人に弱いオヤヂと同じ・・(-_-;)
けどさギア・・あ〜た、一応名の知れた分析医なんだからさ、フロイトの事くらい、すぐピンと来て欲しいわ;;分かり易過ぎ。(笑)
その後・・の裁判の駆け引きが私には一番面白かったな。ラストは、ちょっとヒッチコックみたいな雰囲気。
灯台のアレが伏線になってるのも分かり易過ぎだけど(笑)
オマージュなのね?・・とか勝手に思いながら見たから、あんまり気にはならなかった。
でもホント言うと、アイザックがヘザーに一泡吹かせた所で終わるかと思ってたもんだから、それからのアレコレはツケタシにも感じちゃって。
自分としては、泡吹かせるまでにもっといっぱいエピソード重ねて、そこで終わった方がスッキリしたかも。
ヘザーは、最初がすごく妖艶でキレイだったから、終盤のあの姿には凄みが・・。
それも美しさの裏打ちがあってこそ、の迫力ね。まさに、妖しいと怪しいは紙一重。
キムの迫力には、まだ少女の面影が残るユマには太刀打ち出来ない、って感じだったし、
ダイアナにとって憧れである姉・・と言う説得力も充分だったわ。
最後にダイアナが名乗った自分の名前は意味深だったね。それで道踏み外して、また彼(ギア)に逢えたりしてね。・・それが狙い??
そうそう、全然関係ない話だけど、ユマの役名がダイアナだったので、つい「ダイアナの選択」を思い出してしまって、
この時のまだ少女風なユマを「・・選択」のダイアナにちょっと重ねて想像してみたりも。
「さなぎが蝶になった」・・は、まさに今のユマなんだろうけど、今のユマなら、この時のキムには負けてないよね。
・・て、そんな2人が並んだ姿を想像したら、ちょっと恐い・・。(笑)
本作のさなぎのユマは、個人的には今よりも好きなタイプだったけどね。
ヘザーの夫がエリック・ロバーツだったわ。大昔に好きだった♪・・まだジュリアの影がハリウッドにない頃に・・
・・と、毎回彼を見る度にしみじみと思い、毎回それを書いている様な気がする・・(^^; 【BS】

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
I, TONYA (17・米)
 
 
(監・製作総指揮)クレイグ・ギレスピー (脚・製)スティーヴン・ロジャース
(製作)ブライアン・アンケレス マーゴット・ロビー トム・アカーリー
(製作総指揮)レン・ブラヴァトニック アヴィヴ・ギラディ ヴィンス・ホールデン トビー・ヒル ザンヌ・ディヴァイン ローザンヌ・コーレンバーグ
(主)マーゴット・ロビー セバスチャン・スタン ジュリアンヌ・ニコルソン ボビー・カナヴェイル アリソン・ジャネイ ポール・ウォルター・ハウザー
   ボヤナ・ノヴァコヴィッチ ケイトリン・カーヴァー マッケナ・グレイス 
 
アメリカの貧しい家庭に育ったトーニャ。
母ラヴォナは娘のスケートの才能に気付き一流の選手にしようとする。が、一方で彼女に温かい愛情を注ぐことはなく・・

ハーディングの事件は、昔報道された程度の事は知ってたのと、数年前にTVのドキュメンタリーで見た事もあって、
本作も楽しみにしていました。スケートシーンをどう撮ってるのかにも興味があって。
全体的に、本人達が語ってる感じの”ドキュメンタリー風”の構成。
早々に氷よりも冷たそうな母親がなんとも・・。子供時代のトーニャが可愛いので、よけいに母親の冷淡さがしみる。
と言うか、あの鳥なんよ?(←後で知ったけど、そう言う事やってたらしい。完コピ・笑)
で、子供時代からいきなり大人に・・おい、ちょと、グレイテストショーマンじゃないんだから。(笑)
若奥様風でも一応中学生らしい・・その後の方が若く見える不思議。( ̄∇ ̄;
しかし、そんな多感な時代に、容赦なく襲い掛かる家庭内暴言&暴力・・。
彼女がこんな風になってしまった一番の原因は家庭環境=母親だったのかもね?幼い頃に母の温もりに包まれたり色んな事を学べていれば・・。
なのに暴力が”日常”とは・・どう考えても普通じゃない。そんな生活から逃げる様にカレシと暮らし始めたのも仕方ない気もする。
けど、暴力は暴力を呼ぶとでも言うか、それが”当たり前”として人生に組み込まれたかの様に、新生活でもそんな事の繰り返しとは・・。
似た物同士でくっついたんだろうとは思えど、2人の関係はそれからもずっと腐れ縁の様に切れず、
腐れがまた腐れを呼ぶとでも言うか(爆)負の連鎖が止まらない。何をどこで間違えた?どこで何をどう修正する努力が必要だった?と自問。
あらかじめ、”トーニャの言い分で構成されている”と断りがあるとは言え、もし本当に事件との関わりがこの通りだとしたら、
あの判決は少しばかり厳しい気がした。スケートは彼女の人生だったろうし、何より本当にスケートが好きだったんだろうし。
(注:後にケリガンとは和解して、罰も少し軽くなったらしい) 勿論、あくまでもこれが真実なら、だけど。
ただ、彼女が言う所の米スケ連等の偏見なんかは、個人的には多少はあったんじゃないかと。(汗)
昔読んだジョニ子の自伝でも、米スケ連の偏見&差別の酷さが語られてたし、
いや、勿論これもあくまでもジョニ子目線でしかない、彼がそう感じたと言うだけの話かもしれない、
けど、元々フィギュアスケートがどう言った階級の人達、どう言った人種の人達の物であったか、
と振り返ってみると、なかなかどうして、偏見と差別の壁を避けて通れなかったりして?
実際、手足長かったり金髪碧眼だったりの見た目美しい選手(特に女子)のが絶対的に良い意味で注目されるし、
みどりさんが3Aで脚光を浴びるまでは(絵美さん頑張ってはいたけど)
自分も、五輪でやろうがこれは西洋人の為だけの物なのだ、となんとなくフツ〜に感じていたし。(マジで)
みどりさんもそこに打ち勝つには技術で勝負=3A!って気持ちがあったのかもしれないし、何にしても、あの時代はそんな風だった気がする。
だからこそ、日本男子66年ぶり連覇!は、もの凄い事なのよ・・って、話それ過ぎだろ。(笑)
話戻って・・そう言う訳で、あの時代に一応白人アメリカ人であっても、育ちの良し悪しとか、何かそう言う印象が点数に影響与えてても不思議じゃないな、と。
ただ、フィギュアはその人の性格や品位が演技に表れるとは言うからね、普段からの粗野さが演技に表れてたのなら
そこは仕方ないのかなとは思う。何にしても、彼女は努力の方向を間違えたんだろうし、少しでも感謝の気持ちだってあれば状況は変わったかもしれない。
トーニャとそのアホンダラな仲間達が仕出かした、ほんっとうにバカな事件には呆れるしかないけど、
トーニャが自分の成れの果てを(こちらを見据えて)「あんたらの様な人が笑ってる」みたいに言い放つ所にはちょっとドキッとした。
「あんたらの様な自分を知りもしない人達が無責任に面白おかしく罵ってる時に、それでも自分は自分なりに一生懸命生きていたんだ」
・・とでも言われてるみたいに。(汗)
ラストの彼女の言葉と共にあったその足元が、氷の上でなくボクシングマットの上、しかも血反吐付き・・だったのがなんともやるせなかった。
試合やスケートシーンは期待よりもサラッとだったけど、
あの有名な靴紐シーンは勿論あったし、エンディングに(これは期待通りに)流れた本人の3A成功シーンにはちょっと感動。
こう言う、努力で掴みとった成功の素晴らしさを知っていながら、なんであんなバカな真似を・・と改めて悲しくもなった。
主演のマーゴットはスケートを相当特訓したらしいね。頑張ってたし役としても良かったと思う。
さすがにアクセル部分は吹き替え&合成だけどね。と言うか、今もアメリカ女子で3A跳べる選手なんて殆どいないしね。
そう思うと、本当にあれほど才能がありながら勿体ない・・なんてバカな真似を・・と何度でも思ってしまう。
他の本人達も最後にチラッと出たけど、結構似てておかしかった。(ケリガン以外) あのショーンって・・いかれてたね・・ちょっと笑ったけど。( ̄∇ ̄;
悲惨なんだけど、どこかコミカルで自虐的な演出はとても良かったと思う。
ハーディング、今は真面目に母親としても頑張ってるらしいよ。逞しさだけは見習うべき所かな。( ̄∇ ̄;   【中州大洋】
 

愛に関する短いフィルム
A SHORT FILM ABOUT LOVE (88・ポーランド)
(監・脚)クシシュトフ・キェシロフスキ (脚)クシシュトフ・ピエシェヴィッチ (音楽)ズビグニェフ・プレイスネル
(主)グラジナ・シャポウォフスカ オラフ・ルバシェンコ ステファニア・イヴィンスカ
向いの部屋を、毎日望遠鏡で覗き見する青年。悪戯電話や盗みまで・・変態〜!と思わざるを得ない行為。
けれど、この眼差しは何だろう・・年上の女性を見つめ、涙の意味を知りたいと願う青年の心って・・何だろう?
普通に大人になりきれてない青年の孤独、すっかり大人の垢だらけになってしまった女性の孤独・・。
二人が普通の恋人同士になるとは思えないけど、この出会いは二人の人生にとって運命的な物だと確信出来る。
セリフのない、映像と音楽だけのラストシーン・・感動してしまいました・・(T_T) 本当に、「人はどうして泣くのだろう?」 【シネテリエ天神】【DVD】

愛についてのキンゼイ・レポート
KINSEY (04・米=独)
(監・脚)ビル・コンドン
(主)リーアム・ニーソン ローラ・リニー ピーター・サースガード ジョン・リスゴー クリス・オドネル ティモシー・ハットン ティム・カリー
   オリヴァー・プラット ディラン・ベイカー リン・レッドグレープ
40年代に、一般人の性行動調査をまとめた本を出版し物議をかもしたキンゼイ博士の物語。一応、15禁制(キンゼイ?寒っ)だが、
内容は(このトシでは)キャ〜イヤ〜ンドッキリ〜な衝撃は特になく(笑)ただ普段積極的には口にしない性的な言葉と
某部分の写真がボカシなしにある程度で、意外と真面目、いたって、オーソドックスな作りと
言う印象。
当時はセンセーショナルであったろうレポートを進めるにつれ、学術からハズれた、愛や欲の落とし穴にはまる・・のも予想通りだし、
常にこの世の美・醜は紙一重だと知っていれば、その薄く繊細な境界が、それこそ人ひとりひとり違う物であり型にはめることなど出来はしない・・
と言う、しごくアタリマエの結論しか出ない事に、ある種のジレンマを感じこそはすれ、新鮮な感動が生まれる事はない。
自分に関して言えば、関係ない他人の”私事”に興味を持つエネルギーがあるなら、それ全部大事な相手に注ぎたいタイプなので(笑)
ハッキリ言えば、その本人以外の性癖などどうでもいいのだ。(相変わらずミもフタもない感想)
そして、私が本当に知りたかったのは、そんな結果よりもその先・・博士が落ちてしまった穴の正体だったんだけどね。
でもまあそれは個人的な要求として置いておくとして(笑)それでも博士のオシゴトは、現代(イマ)聞くと「んな、アホな」としか思えない
迷信や戒律・・禁性(キンゼイ?寒っ)に縛られ翻弄されていた人たちにとっては大きな救いだったんでしょうね。
実際、彼らが博士によって精神的に解放される様子は、観ていて清清しささえ感じたし、人として、人生を謳歌するにはどうしたらいいの?・・って
みんな自分1人で生きているんじゃないからこその迷いや悩みを持っているのはいつの世も同じなんだなぁ・・って改めて思ったし・・。
ラストのあの木々や博士夫婦には、気持ちが安らかに
なる思いでした。なんだかんだ色々あっても(プレイが?実験が?)
博士の姿勢=学術的な真摯さ・・がなおざりにされる事がなかった所に好感が持てたし
、キャスティングの良さも作品をしっかり支えてて、
それぞれに見応えがありました。主演のリーアムの柔らかな品の良さや、助手のサースガード(待ってましたヨン・笑)の少年っぽさ、
そして、妻クララ役のローラ・リニーがまたまたいい演技を見せてくれて・・。きちんと自分の思いを伝い合える、そんな夫婦って理想だね。
それから、リーアムの父親がなんでリスゴー?!同年代じゃ?( ̄∇ ̄;) なーんてツッコミながらも(リスゴーも好き・笑)
彼ら、父息子のシーンにはしっかり涙をさそわれたり・・。(ノ┏Д┓`)・・でも、キンゼイ博士の息子はどーなったん?(爆)
博士のレポートは、『愛について・・』じゃなくて『性について・・』かもしれないけど(笑)その様子を描いたこの作品で、
性とは切っても切り離せない愛について・・の入り口ドアを、誰もが自然にノック出来そうになったかもしれないね。
それにしても、約一名、スゴいのがいたな〜;;千人の不安より、あやつ1人の謎な自信のが問題だったりして?_(T▽T)ノ彡☆
【おまけ】めちゃイケ(ズ)つるレポートによると、ブサイクなカップルほど人前でイチャつくらしい。(ほんまかいな)【ユナイテッド・シネマ−キャナル】

愛に迷った時
SOMETHING TO TALK ABOUT (95・米)
(監)ラッセ・ハルストレム (脚) カーリー・クーリ
(主)ジュリア・ロバーツ デニス・クエイド ロバート・デュヴァル ジーナ・ローランズ キーラ・セジウィック ブレット・カレン ヘーリー・オール
夫の浮気を知ったグレイスは、しらばくれる彼にうんざり・・。とっとと子供を連れて姉の元に転がり込むが・・
出演者には、ローランズくらいにしか興味なかったんだけど、ハルストレム監督作品だと言うので、ちょっと興味わいて鑑賞。
でも、途中、ホントにハルストレム監督作なの?って思ってしまったくらい、雰囲気に馴染めなかったです。
夫の浮気をきっかけに、自分の人生〜結婚や夢〜について改めて向き合おうとする主人公の姿には思う事もあったし、
とってもリアルな話なので、それなりに語りがいもあるんだろうとは思うけど、どうも物語の展開やキャラに魅力なくて。
いや、例えば、ヒロインのロバーツにしても、たとえ嫌いでも、素晴らしいキャラだったり演技だったりすれば、
私の事だから、見直したり好きになったりするとは思うんだけど(過去のペネロペみたいにね〜今は大好きよ。大過去ならM・シーンかな・爆)
残念ながら、今回も全然そんな風にはなりませんでした。顔だけだと、まだ若い頃だからそれなりに美人だとは思ったけど、それだけ。
なんか、この人には、感じるものがないんだよねぇ・・。
グレイス(ロバーツ)・・婦人会のみんなに対して、なんてぶしつけな・・!
だいたい、そのくらいの迷いですぐに身内の所に帰るなぁ〜(`□´)  ちょっとは自分の中で考えたらどうなの?
夢を捨てたのを結婚のせいにするんじゃない〜!(`□´)  しかもできちゃった結婚て・・自分の選んだ道やろ。
夫も夫。自分の浮気は棚に上げ、「君はどうしたい?」って、責任逃れな質問するんじゃない〜!(`□´)
まぁ、これらは、その後、反省や修復がありますが、見ていて全然スカッとしないのは何故?
スカッとするシーンになりそうな期待もあった乗馬関係も、あんまり本筋と関係なかった様な・・。
ラスト・・グレイス・・あ〜た、もしやコレにも毒が?って思ったんじゃないのぉ〜?
ど〜も最後まで、「やっぱりいつでも自分中心!自分が一番カワイイの〜♪」臭が漂ってて、見ていてヒイたわ。
姉役の女優さんは、役は良かったけど、どことなくロバーツに似てて、もしや実際の姉妹?とか思ったけど違ってた。(笑)
しかも、調べてみたら、以前見た、物語は良かったけどヒロインの口が気に入らなくてガッカリした「フェノミナン」の
ヒロイン役の女優さんだった。( ̄∇ ̄;) 姉のベッドカバー、幾何学ピースとアップリケを取り入れたキルトだった・・様な気がする。 【BS】

愛のあとに
APRES L'AMOUR (92・仏)
(監・脚)ディアーヌ・キュリス (脚)アントワーヌ・ラコンブレーズ
(主)イザベル・ユペール ベルナール・ジロドー イポリット・ジラルド リオ イヴァン・アタル ロール・キリング
一見強そうに見える主人公の淋しさ・・身につまされてしまったわ。
とてもステキな女性なのに・・ステキだからこう言う運命を選んでしまうのか、選んでしまうからステキに見えるのか?
演じるユペールもとてもステキで・・こう言う演技が出来るからステキなのか、ユペールだからステキに見えるのか?(笑)
つまりは、どっちだからって事でなく、全部ひっくるめてのお味なのよね・・ステキだなぁ〜でも淋しいなぁ〜・・ 【ビデオ】

愛の神、エロス
EROS (04・仏=伊=ルクセンブルグ=米=中国)
【若き仕立屋の恋】(監・脚・製作)ウォン・カーウァイ   (主)コン・リー チャン・チェン
【ペンローズの悩み】(監・脚)スティーヴン・ソダーバーグ   (主)ロバート・ダウニーJr. アラン・アーキン
【危険な道筋】(監・脚)ミケランジェロ・アントニオーニ (脚)トニーノ・グエッラ   (主)レジーナ・ネムニ クリストファー・ブッフホルツ
   (タイトル絵画)ロレンツォ・マットッティ (タイトル音楽)カエターノ・ヴェローゾ
【若き仕立屋の恋】
匂いたつ濃厚なカーウァイ香・・いつもの事ながら素敵だけど、前作と似た感じもあるし、設定も目新しい訳じゃない・・と、
ちょっと心配になりつつ鑑賞していたけれど・・最後では心がギュ〜っとなっちゃって、思わず涙が溢れてしまいました・・。
男女が
ヌードでどうこう・・なシーンは全然ないのに、こんなに深く心と体の震えを感じるなんて・・。
これは本当にエロスの世界ですわ・・もう
切ないほどなエロス感じましたわよ。(笑)
それに、原題(THE HAND)は、最初から意味を持っていたけれど、ラストに凝縮されてた意味こそが素晴らしい・・!
高級娼婦ホア演じるコン・リーって、いつもはプリンセス・テンコー(似)なのに、作品ごとにガラリと違う顔を見せてくれる
女優さんなんですね。今回はちょっと天海ゆうき風で、気丈な(サドな?・笑)中に艶やかな女っぽさが漂ってて素敵でした。
純情で一途な若者のチャン演じるチャン(えっ)も良かったですねぇ〜・・もうどうなる事やら・・とハラハラしたわ。(笑)
愛する女の注文とは言え、殆ど他の男の為に着る様な(脱ぐ様な)服を縫う彼の想いは複雑でしたね・・。
ああ、この服が自分だったら・・なーんて思ってたかも?出来上がった服に手をすべらす彼、悲しすぎなんだもん〜(T_T)
いっそ、暗証番号でもないと脱げない服開発するとかさぁ〜(イミフ)
【ペンローズの悩み】
実は、前から薄々感じてたんだけど、ソダーバーグって女性の描き方が・・ヘタ?(爆)
と言うか、女性に関して、表面上の憧れとか理想とか、なんかいつまでもそう言う所を突破しない感じがするのよね。
男性描写は、スタイリッシュだったり突き抜けてたりでセンスを感じるしウマいと思うんだけど、どうもいつも女性がねぇ・・;;
ここでの夢の女性描写にも・・エロスどころか全然なーんも感じないんだもの。
ただの女の裸やん・・( ̄∇ ̄;)
とは言え、そこから切り離して見れば、この作品は結構面白くて好きでした。(笑)
男2人の会話&行動がね・・(≧▽≦)場内からもクスクス笑いが〜。やっぱり男性の描き方は心得てて面白いの。(笑)
まるで、「愛のエプロン」で
課題とは違う料理にしか見えないけど味はいいので中エプ♪って感じね。(≧▽≦)
まあ、これは私の感じ方なので、男の方はどこかにエロス感じたのかもしれませんが・・感じた方おしえてね。(笑)
【危険な道筋】
きっとキャラや背景に壮大なテーマ(ってエロスか;;)が隠されてるのでしょうね?きっと・・。解りませんでしたが。(爆)
最初から、耳には夫婦の罵声、目には妻のシースルールックの胸、ばかりで、たまに何やら哲学的なセリフがポンと
飛び出ても、どうも耳と目が既に下世話な世界に入っちゃってるが為に、
取ってつけた様なバランスの悪さ
ピチピチ巨乳ギャルの誘惑も、1人で何やってんだか・・とか(爆)海辺での踊りも、どうもまんま写してる感あって
全然キレイに見えず、それに中年の妻が同じ様に加わって踊り出した日にゃあ、もうなんか身体の衰えばかりが
目についちゃってダンスどころじゃない。・・これはエロスの
衰退?エロスの再生?エロスの循環?
中年妻はピチピチギャルだったのか?渓谷で水浴びしてた妖精の様な2人は彼女達だったのか?うーむ・・(ーΩー;)
それに、あの男(旦那)こそは何だったの?男と女の立場は逆でも良かったんじゃ?男に舞って欲しかった。
(T▽T)ノ彡☆
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と言う訳で、3本の中では「若き仕立屋の恋」が一番テーマにしっくりきてたし、見応え&満足感がありました。
「ペンローズの悩み」も、一本の作品としては面白かったです。
この企画の言いだしっぺであるアントニオーニの「危険な道筋」は、きっと解る人には感じる物があるのでしょうが、
私とは感性が合いませんでした。ただの女の裸やん・・ゞ( ̄∇ ̄;)もうええて?
開けっぴろげに女の裸を見せられたり、自然の一部の様な裸でダイレクトにアレコレされるのを見せられるよりも、
隠してる物や見えない物に何かを感じる・・と言うのは、やはり私が東洋人であるから・・なんでしょうかねえ?
タイトル絵画がすごく素敵♪ 音楽もいいけど、何度も聴くとちょっとけだるくなるけど。 【KBCシネマ】

愛のコリーダ
L'EMPIRE DES SENS (76・日本=仏)
 
 
(監・脚)大島渚
(主)松田英子 藤竜也 中島葵 芹明香 阿部マリ子 三星東美 殿山泰司 小山明子
 
その昔、まだ自分が未成年だった頃になにやらブームになったとか?実際にあった事件(アベサダ事件)が元だとか?くらいは聞いてて・・
で、その後ビデオ時代にレンタル屋で見かけたものの、他に借りたいものがあり過ぎたせいか、特に手に取る事もなく今に至り・・
たまたまネットで見かけたので、そ〜言えば♪愛のコリーダ、なんとか〜♪って音楽もあったなあ?とか懐かしくなって見てみました。
けど・・あぁ〜・・これってガッツリあっちジャンルだったのね〜・・と今更。( ̄∇ ̄; これまでそれなりにヤバめなのも見て来たけど(え) 直球って感じで、
ボカシだらけではあったけどそう言う描写が殆どで、しかも物語(あの事件)も”嫉妬ゆえの犯罪”かと思ってたのでその辺の感情描写に期待があったのに
全然そんな風でもなくて・・単に好きな男の〇〇崇拝・・みたいでさ、(爆) 感情移入する様なタイプの物語ではなかったわ。(笑) 
女給とかもしょっ中関わっちゃって、さもそれも普通みたな雰囲気で、なんか壁の向こうの奇妙な世界・・って感じ。(障子か襖の向こうか・・笑)
とは言え、昔の日本の旅館等の佇まいなどは今見るととても雰囲気があったし、
当時でもその辺は多分ジャポンの不思議な魅力として受け入れられたんだろうな?とは思った。
後で知ったけど、当時はあっちジャンルとは言えこんな直球(言い方)のなんてなかったらしく、
それを日本人が作ってフランスで上映したってんで話題になって、日本じゃボカシ入るんでそれ無しのをフランスに観に行くツアーまであったらしい。
なんだ、そのツアー・・( ̄∇ ̄;その情熱は嫌いじゃないが。(オイ)  
ところで、あの♪愛のコリーダ、なんとか〜♪ってのは本作とは関係なかったの?宣伝音楽?ハテ?(いつまでも音楽ウトい・・)  【Netflix】

愛の地獄
L' ENFER / HELL / JEALOUSY / TORMENT (94・仏)
(監)クロード・シャブロル (脚)アンリ=ジョルジュ・クルーゾー  
(主)フランソワ・クリュゼ エマニュエル・ベアール アンドレ・ウィルム マルク・ラヴォワーヌ  ナタリー・カルドーネ マリオ・ダヴィッド
自由奔放なベアールが大悪魔ぶりを発揮して起こる愛憎劇かと思ったら、ベアールは全然悪く(?)ないのね。
いや、美しいって事が既に悪魔と同じ事・・なのかしらん?(笑)
勝手な嫉妬と妄想にとりつかれる旦那は哀れ・・だけど、巻き込まれる妻はたまらんよね〜。
あのビデオ(8ミリ?)のシーンは、本当に頭おかしくなったらこんな感じかも?・・って臨場感たっぷりで面白かったぁ〜。
それにしても本当にこの頃のベアールは素敵!旦那がおかしくなっても仕方ない説得力ある美しさ。
その美しさに夫婦2人協力して代償はらったと思えばいいのかもね〜惰性マイホームの35年ローン地獄よりもさ! 【DVD】

愛の世紀
ELOGE DE L'AMOUR (01・仏=スイス)
(監・脚)ジャン=リュック・ゴダール
(主)ブリュノ・ピュツリュ セシル・カンプ ジャン・ダヴィー フランソワーズ・ヴェルニー
過去と未来で、自己と世界で、グルグルと思考が交錯してばかりのジレンマ・・
美しいが荒んでいるとも言えるモノクロ映像(必見!物凄くキレイ)の現在より、カラー・インクばりの鮮やかさを持つ(こっちはあまり好みではない^_^;)
過去の方が、現在(いま)を生きる自己と言う物を支えているのだろうか?他には他の自には自の小宇宙が存在し、それぞれの物語を作るに過ぎない。
他を語るふりをして自己を語る傲慢さや勘違いな安心感・・そこに愛はあるのか?
”劇場ゴダール”初体験の私には、セリフの意味などかなり難解。^_^;
更に、彼の崇拝者でもない(笑)こんな感想は、多分全くのピントはずれで稚拙な物に違いない。ただ、こんな風に自己を考える度に、
生きている世界の輪郭が濃くなっている様な気はする。観る度に違った感想が出て来るかもしれない。・・・寝てません。(笑) 【シネ・リーブル博多駅】

愛の7日間
MAN,WOMAN AND CHILD (83・米)
(監)ディック・リチャーズ (脚)デヴィッド・ゼラグ・グッドマン (脚・原)エリック・シーガル
(主)マーティン・シーン ブライス・ダナー ジャック・フランソワ ナタリー・ネル
平和な家庭に、突然、夫の愛人の子供が現れた事によって広がる波紋・・。
誰が良く、誰が悪いのでもない。人間は一方方向からでなく、色々な面から捉えなければ、と言う事を教えてもらった気がする。
とても温かな心、考え方に涙しました。奥さんも、愛人も、そして旦那も、すごくいい人なんだよぉ〜・・子供はめちゃ可愛いし〜。(T_T)
奥さん役のブライス・ダナーは、グウィネス・パルトロウのお母さん。当時のグウィネスは多分9歳くらいかな。(笑)【ピカデリー1】

愛のむきだし
LOVE EXPOSURE (08・日本)
 
(監・脚・原案)園子温
(主)西島隆弘 満島ひかり 安藤サクラ 渡部篤郎 尾上寛之 清水優 永岡佑 広澤草 中村麻美 
   渡辺眞起子 板尾創路 岩松了 大口広司 吹越満
 
幼くして最愛の母を亡くしたユウは、いつの日か理想の女性”マリア”に出会う事を夢見ながら素直に育っていた。
が、神父である父はある事をきっかけに彼に懺悔を強要し始める。

公開時からちょっと気になってはいたけど、なにしろ上映時間が長い・・と言うので仕方なくDVD鑑賞にまわした作品。
確かにDVDも上・下と二枚あってレンタルも別々料金。(笑)でも、そんな長さ、だるさを感じさせないパワーのある作品でした。
・・とは言っても、盗撮の所なんかはもっとカットしてもいいのに、とは思ったけどね。女性のパンチラなんて延々見たいとか思わんし。
それとカオリ(だっけ?)がユウの父に迫る所とかもさ。それにあれ、むきだしの愛とか言ってたけど、そりゃ違うだろ。ただの暴走やん。
でも強いて言えば、カオリの愛がむきだしなんかじゃなくて、カオリはユウの父の愛をむきだしてやった、って感じ?
強いて言えば、なので、あれが愛・・とは本当は思ってないけど、自分が思う愛だって絶対正しいとも限らないので・・ね。
全体的にとっても漫画チック・・しかも下ネタ満載なんだけど、あれだけやられると見てる方も下ネタに麻痺しちゃって;;
そんな状態になってる気持ちの隙をフッと優しさがツいて来るので油断ならない。この作品自体、愛なのか?洗脳なのか?(笑)
ユウの父は最悪だったね。自分の弱さから逃れようとして、全部をまだ純粋だったユウに転嫁して。そんなユウが可哀想だった。
そして悲しかった。確かに盗撮は変態中の変態だし、やめる事なく完全に変態中の変態と化してしまったけど(変態変態しつこいね・爆)
その根源〜原因を誰も知る術がなかった・・と言うか、誰もが自分を守る事だけに一生懸命で知ろうともしなかったし、
だから、終盤にヨーコがソレに気づいた時って・・泣けたよ。変態変態ってしつこい私も変態かもしれん。(今日はなんだか素直な私)
全身全霊でそれまで頑張ったユウにも感動したけど、その想いをやっと受け止められたヨーコ・・嬉しかったなあ。
あ〜、でもさ、やっぱり一番ムカつくのは父親だよなぁ〜・・ユウの父もだけど、ヨーコやコイケのもさぁ・・。
コイケ・・あの半生は壮絶だよね。実は、ユウとヨーコの関係も気になったけど、コイケの行く末がずっと気にかかって仕方なかった。
あの白いテニスウェアみたいなのに白い帽子ってのもねぇ・・何かやけに不気味でさ。
・・あれ?あの帽子ってちょっと○○教会に入信した元アイドルの桜○○子みたいじゃない?インコがクッククック〜♪・・って?・・青い鳥じゃないか。(汗)
演じた安藤サクラ、スゴイ面白いね!( ̄∇ ̄;今までも他の映画のチラシとかで見た事はあったけど、みょ〜な人だなと思う程度で(失礼)
映画でちゃんと見たのは初めてかも?な〜んかファンになっちゃったなぁ(笑)他のも見てみたい!
満島ひかりも、画像だけだとただの今風のちょっと可愛い子、でも別に何とも思わないなぁ・・とか思ってたけど、
実際に見てみるととっても良かったです。ただ、よく、あのコリント人への手紙暗唱の所ばかりがスゴイとか言われてるみたいだけど、
聖句って物語があるし一定のリズムがあるから(まだ若い脳細胞をもってしたら)暗記はさほど難しくはないと思うんだよね。一定シーンだし。
確かに盛り上がる所だし見所なんだろうけど、そんなリキの入った所をはずしてさえも、彼女は様々な所でとても光ってて良かったと思う。
まぁ、早い話が、私はソコは別に好きでもなく特に感動もなく、別のシーンのが心に響いた、って事なんだけどね。(^^;
そして主人公のユウ演じた西島君・・って、アイドルグループの方だったのね。全然知らなかったです。
そう言えば、新聞だか何かでAAAって書いてあるのを「エーエーエーって何?」って子供に聞いたら「トリプルエーよ」って返って来た事があったよ〜な。(爆)
彼もとても自然な感じがして良かったね。しかしあれだけ変態行為や○○して・・燃え尽きませんでしたか?(笑)
クライマックス・・白い服着せられてた彼が○○した時・・それが、あの白いマリア像に見えたのは私だけかしらん? 【DVD】 

愛のメモリー
OBSESSION (76・米)
(監・原作)ブライアン・デ・パルマ (脚・原作)ポール・シュレーダー
(主)クリフ・ロバートソン ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド ジョン・リスゴー
ヒッチコックの「めまい」をヒントにした作品との事。中盤までは結構楽しめるけど、オチが分かりきっている為に、それ以上の面白さには至らない。
独特のソフト・フォーカス映像もキレイだが、クライマックス(ラスト)シーンのスローモーション演出などは、後の「キャリー」「フューリー」の
練習みたいな感じ??デ・パルマ監督、どこかトオイメをした女優さん、好きよね。 【ビデオ】

アイム・ソー・エキサイテッド!
LOS AMANTES PASAJEROS / I'M SO EXCITED! (13・スペイン)
 
(監・脚)ペドロ・アルモドヴァル
(主)アントニオ・デ・ラ・トレ ウーゴ・シルバ ハビエル・カマラ カルロス・アレセス ラウール・アレバロ ギイェルモ・トレド ホセ・ルイス・トリホ 
   ロラ・ドゥエニャス セシリア・ロス ブランカ・スアレス ホセ・マリア・ヤスピク ミゲル・アンヘル・シルベストレ ラヤ・マルティ 
   パス・ヴェガ アントニオ・バンデラス ペネロペ・クルス
マドリッドからメキシコ・シティへと向かう旅客機は機体のトラブルにより空を旋回し続ける事態に。
騒ぎ出す乗客・・彼らはそれぞれにのっぴきならない事情を抱えていた。
予告編そのまんまのハチャメチャ(死語?)・セクシー・コメディ。
軽い笑い、ほほえみ、爆笑、失笑、そして、笑うに笑えん(汗)な、笑いバリエ色々コメディ。
でもお子ちゃま向けじゃないよ〜そこだけは要注意。
例えば、「避難の仕方知ってるか?」が「避妊の仕方知ってるか?」に、つい聞こえてしまう様な物語(^^;
最初にバンデラス&ペネロペが出てきたけど、ほんの掴み役だった。
でも後で見たパンフによると、2人はバンデラスの出身地のなまりで喋ってるらしく、
それってすごい珍しいらしい・・そう言うのわかってるとニンマリ笑いも増えたかも。
そう言えば、やたらシリアスな女性が・・ああ〜やっぱりパス・ヴェガだった、って後で確認。
かなり〜痩せていたので別人かと・・単なる役作りならいいけど。
まあ、私としては他にベニグノとか(いつまでベニグノ・・笑)
スペインのお馴染み俳優さんが沢山出てるってだけでウキウキだけど、
一言で言えば、スペイン人、相変わらずでんな〜(≧∇≦)かな。
3ゲイズのパフォーマンスなんかは多分見せどころ?なんだろうし、翻弄される機長&副機長なんかは可愛いかったけど、
自分としては、機内じゃないパートのロマ&シリアスな所のが、どっちかと言うとすぐ入り込めたかな。
ゆるぎない真面目日本人はこれだから困るよね〜(笑)
でも、これ観てゲイに目覚める人いるかもしれんよ?そんな楽しさは有り。(ほんまかいな) 【KBCシネマ】

愛より強い旅
EXILS (04・仏)
(監・脚)トニー・ガトリフ
(主)ロマン・デュリス ルブナ・アザバル レイラ・マクルフ アビブ・シェック ズイール・ガセム
急に思い立って自分の故郷・・ルーツを確かめに行く、俺の宗教は音楽だ!と言い切る主人公・・。あきれながらも成り行きで付いていくカノジョ。
行き当たりバッタリなビンボー旅でも、その場所で異人であっても、音楽だけはいつでもどこでもミチヅレなのね。いや、血肉となって
自分自身を形成しているのかな。あのクライマックスは圧巻。彼らはトランス状態になる事でナマ身ナマ精神をさらけ出す事が出来たのかな?
その後の清清しさといったらなかったものね。でも正直、こう言う儀式?はどこぞのエセ新興宗教みたいで気味悪い。
まあ、そんなのは人其々だと割り切れれば、後、自分も一緒に(精神的に)旅立てる気もしたけど・・。
旅の途中で結構フラチであったり官能的なシーンなんかもあったんだけど、オイオイいい加減にしなよ〜とか思いながらも、特にイヤな感じも
しなかった・・どころか、そこに漂う空気に、常に
解放されたがってる魂みたいな物が見える様で、願わくば自分もそこに同化してしまいたい感覚にも
陥った。(あっ、頭痛が・・)うまく言えないんだけどね・・もしかしたら自分でさえどんな状態でも受け入れて貰える?みたいな・・。
主演は大好きなデュリスだったんだけど、ナイマと言う名前のカノジョの過去や行動の方が自分には興味深かった。
デュリスは、冒頭のスタイルが興味深かった・・ゞ( ̄∇ ̄;) 【劇場】

アイランド
THE ISLAND (05・米)
(監)マイケル・ベイ (脚)カスピアン・トレッドウェル=オーウェン アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー (原)カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
(主)ユアン・マクレガー スカーレット・ヨハンソン ジャイモン・フンスー ショーン・ビーン スティーヴ・ブシェミ マイケル・クラーク・ダンカン
ゆあん♪可愛い〜(* ̄∇ ̄*)あんなゆあん♪&こんなゆあん♪が楽しめます♪・・以上。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
いや、クローンに関しては、近未来でもしや・・って思えるし、興味津々だったんだけどね・・それにカーチェイス等はバンバンやってくれて迫力満点・・!
飛んでくる物体(何だ?)に、思わず体をよけたり目つぶってしまったり(笑)こんな大々的なモンはやっぱりハリウッドだよね〜。物がぶっ壊れる度に、
札束が灰になる気配もビシバシ感じたわ・・!!しかし、お話はと言うと・・誰かさんならきっとこう言うでしょう〜・・「
すべて想定の範囲内です」。(既に古っ)
と言うか、全然新鮮なオドロキってもんがない○学生レベルな展開で;;故に、観終わった後にてんで余韻が残らない・・(汗)
こんな、あってない様な脚本を3人がかりで書いていた!・・と言うのにもビックラホイだが(どこの言葉)
クローンと言うとても繊細な題材を扱っていながら結局こうなるとは・・ ある意味スゴイよ、マイケル・ベイ!(爆)
クローンの是非に関しては、基本的には好ましく思ってない私ですがそれもケース・バイ・ケース。でも、金にモノ言わせられる人のコピーしか
作れないとなると、益々偏った社会になる事は安易に想像出来るし・・これからも慎重に考えていかねばならない問題よね。
まあ、悪人がはびこるくらいなら、クローンでも善人が生き残った方がいい様な気もしますが・・しかしどっちにしても人命には変わりないもんねぇ・・
ほんと、目がまわりそうな世界だよ。マナカナだけで充分だよ!(←クローンではない)
しかし本作のクローンのジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)って・・あんな所から落ちても気を失いもせず、お顔もお体もキレイなまんまで、

クローンと言うよりもアンドロイドに見えた
のは私だけか?!・・だからね〜・・クローンはまんま人でしょ?そこが問題なのに・・こんなんじゃねえ・・
なので、いつから(ゆあん♪演じる)リンカーンと仲良しになったのかは知らないが、ほんまもんのジョーダンとリンカーンがもし出会ってたら
2人は恋に落ちたのかしらん〜?とか、もしほんまもんのジョーダンが全身整形なんてしてたら、クローン作っても、あんた誰?状態だよね〜・・とか
本筋とは関係ない事ばかりがやけに気になって。もし知恵の木の実を食べたとしたら、気になるのはその後でもあるしね。
まあ、何はともあれ、ゆあん♪お疲れ様でした〜。シボネ〜♪の音楽で癒されてね。 ( ^-^)o旦~~~~ 【ユナイテッド・シネマ】

アイリス
IRIS (01・英)
(監・脚)リチャード・エア (脚)チャールズ・ウッド (原)ジョン・ベイリー
(主)ジュディ・デンチ ジム・ブロードベント ケイト・ウィンスレット ヒュー・ボナヴィル ペネロープ・ウィルトン
アルツハイマーとは恐いだけでなく悲しい病気ですね・・体を置き去りに、心がどんどんどこかへ行ってしまう・・?
でもこの作品を観ると、いや、心はどこへも行ってはいない!・・と思える・・思いたい、信じたい気持ちに。
自分の一番大切にしている言葉をなくす恐怖におびえるアイリス、戸惑うジョン。言葉はアイリスその物であった事が二人を苦しめる。それをなくしたら
もう生きてる価値がないのでは?愛する価値がないのでは?と。価値って何だろう?そこにいてくれるだけでいい?しかし、そこにいるだけで大切な人を
苦しめるとしたら・・そして、愛されなくなったらどうしよう?いや、愛されなくなくなるよりも、愛せなくなったら?その方がもっと辛い。
本作は、現在に過去を頻繁に挿入した構成で、こう言う展開が嫌だと思う方もいるかもしれないが、(私も最初はちょっと気になった)ある程度行くと
全く気にならなくなって来た。あたかも、アイリスが失いつつある言葉の断片を、ジョンが一つずつ拾い集めてる様に感じたから。
言葉の偉大さを知り尽くしてたアイリスは、同時に言葉の無力さをも知っていた。クライマックスで彼女が発した言葉・・少しでも口にすると違う意味と
なる恐れのある言葉の意味を、きちんとジョンは受け止める事が出来た。二人を見ていると、単に夫婦と言うだけでない大きな物も感じた。
・・これがあの「カタワレ」と言う物か?^_^;ジョンの存在は勿論、アイリスの親友の存在も忘れがたい。先に死ぬと分かってる彼女のアイリスへの愛情、
そしてそれがちゃんと通じていると分かるシーンでは涙・・海のシーンでも大抵涙してましたが・・;
主演の二人の素晴らしさは言う迄もなく、若き日を演じた(そっくり!)二人もとても好感が持てた。
チャリ暴走したり(笑)階段でコケて滑り落ち、笑うケイト・ウィンスレットはとても大らかで可愛いかった。【KBCシネマ】

アイ,ロボット
I,ROBOT (04・米)
(監)アレックス・プロヤス (脚・原案)ジェフ・ヴィンター アキヴァ・ゴールズマン (原作)アイザック・アシモフ
(主)ウィル・スミス ブリジット・モイナハン アラン・テュディック ジェームズ・クロムウェル ブルース・グリーンウッド
監督が「ダークシティ」のアレックス・プロヤスだと知り、慌ててチャリとばして観に行きました。(笑)
ウィル・スミスのジョークが面白かった〜!クシャミの所や、カルヴィン博士とオーディオの所とかね。
それと、スプーナ刑事が猫に「俺は黒人、お前は猫・・」って言う所も、違う意味で印象的。わざと人種差別とロボット差別を引っ掛けてるのかな?
人間様の作った三原則、ロボットがいなくても今までもずっとどっかで使用してきたんじゃないの?^_^;普通のお気楽アクションとはちょっと違って、
結構マジメでハ〜ト♪を感じるお話でした。クライマックスではウルウルしちゃって・・ゞ( ̄∇ ̄;)映画としての印象が少々薄いのが
ちょっと勿体無かったけど、好感の持てる作品でした。それに、ロボット達、可愛いかった〜!あのブルーの瞳がとっても好き。(ロボットも眼が命)
「A・I」のオスメント型ロボットよりもこっちのが断然可愛い。(*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ) オイオイ

沢山ロボットが並んだ所に潜んでるサニーの動作や表情も何げなく可笑しかった。
でも、きっちり整列してるのにどうやって割り込んだの〜?って思ったんだけどね・・(T▽T)ノ彡☆言うな〜 【ユナイテッド・シネマ】 

アウェイク
AWAKE (07・米)
 
(監・脚)ジョビー・ハロルド
(主)ヘイデン・クリステンセン ジェシカ・アルバ テレンス・ハワード レナ・オリン クリストファー・マクドナルド サム・ロバーズ
重い心臓病を抱えるクレイトンは、愛するサムとの結婚を母に反対されていた。
そんな中、彼にドナーが見つかったと親友の外科医から連絡が入る。

やめときゃ良かった、全身麻酔!
・・ってだけの1ネタ・医療サスペンスかと思ったら、ファンタジーなお味も加わって
ちょっぴり心臓(ハ〜ト)にしみる感動物語でもありました。
しかし、麻酔してるはずなのに意識があるって・・
それだけなら、手術の経過が自分でもわかって面白そう〜
とか思うけど、痛みを感じるとなると話は別よね。麻酔の意味全然ないし;;
実際に、そう言う事もある、らしいけど、手術に成功しても、先に痛みで死んでそうな気も?
いや、人って痛みだけでは死なないか・・だよね?(^^;
実際に、そう言う事もある、んだったら、実際に、そう言う事のあった、人達に聞いてみてほしい!
・・って、その時点で生きてるか。(^^; 死んでたら、麻酔が効いてなかったって事も発覚しないか;;
・・と言う、普通の、生きてる人間界(?)では判り得ない世界がポイント。そこからの視点に興味。
三途の川って言葉を久々に思い出したよ。ついでに、丹波哲郎も思い出したよ。(←関係なし)
俳優さん、みんな役がピッタリで良かったです。
特にジェシカ・アルバ・・やっぱアルバやなぁ〜(何が?!笑) レナ・オリンの母の包容力にちょっとウルルン・・。
ヘイデンは、前に見た役(瞬間移動するやつ)の悪印象の反動でか、
今回はただのお坊ちゃま君だったけどずいぶん好感が持てた・・と言うか、可哀想過ぎ・・!(>_<)
全身麻酔?それとも局部麻酔?・・は、病状によるので選ぶモンではないんでしょうが、
カノジョの愛?それとも母の愛?・・は、悩めよ、若者、間違えるなよ、って感じです。
イマの個人的立場(母親目線)から言うと、間違えようないだろ!とは思いますが。
病院(主治医)選びも慎重に・・。そんなの当たり前、と思ってても、意外と情やシガラミや手軽さで選んでる気もするので;;  【CS】

アウェイクニング
THE AWAKENING (11・英)
 
 
(監・脚)ニック・マーフィ (脚)スティーヴン・ヴォーク
(主)レベッカ・ホール ドミニク・ウェスト イメルダ・スタウントン ルーシー・コウ ダイアナ・ケント リチャード・ダーデン 
   ジョン・シュラプネル アイザック・ヘンプステッド・ライト イアン・ハンモア
 
あ〜・・すっかり騙された。そう言う事か〜。私はあの先生を疑ってたわ。最初はイメルダ夫人(笑)疑ってたけど。
でも、戦争で亡くなった恋人の話は本当だったの?幼い時を一緒に過ごした腹違いの子のエピソードがもうちょっとあれば良かったな。
でもあんまりあると先がバレる?出し方、見せ方って難しいね。
亡くなった人は見えなくてもいつも心の中にいるよ。亡くなると心の中に住むのよ、きっと。
映像がモノクロで雰囲気あって良かった。今回のレベッカ・ホールはスカヨハにちょっと似てて魅力的だった。あまり痩せない方が可愛いよ。
ところで、あの使用人?戦争行かなかった人は、怨霊になって現れたりしないの?(汗)  【DVD】
 

アウト・オブ・コントロール 崩壊する男
 (10・米)
 
 
(監・脚)ヴィンセント・ヴィーラフ
(主)リス・コイロ マイロ・ヴィンティミリア サマンサ・マシス スーザン・ウォード マギー・カイリー チップ・ジョスリン アンナ・キャンベル ミミ・ロジャース
 
タイトルの通りの物語。それ以上でも以下でもないと言うか。
会社に新しく入って来た男は見るからに一癖ありそうだったけど、簡単に影響受けてしまう主人公もどうなん?
もとからの憧れがあんなんだったのか?家庭に関わらせるのも危険だと思ったけど。 自尊心は大切・・いい意味での。   【Amazon】
 

アヴリルの恋
AVRIL (06・仏)
 
 
(監・脚)ジェラール・ユスターシュ=マチュー
(主)ソフィー・カントン ミュウ=ミュウ ニコラ・デュヴォシェル クレマン・シボニー リショー・ヴァル ジュヌヴィエーヴ・カジル モニク・メリナン
 
赤ん坊の時に捨てられ修道院の中だけで成長したアヴリル。21歳になり正式な修道女になる為の儀式が行われるが、
先輩修道女から、彼女の生い立ちについての意外な事実を告げられる。

余計な色彩など一切ない修道院と修道女達の佇まいはまるで時間が止まった絵画の様・・。
そして、主人公アヴリルの慎ましく飾り気のない姿から醸し出される清楚な美しさ・・。まずはそれらの映像に心惹かれる。
それとは対照的に、外の世界はとても明るく眩しくて・・アヴリルの白い肌の日焼けを心配しつつも、
この太陽の恵みを彼女も全身で受けられる事になんだか感謝。
殆どが初めての経験ばかりな彼女を見守る紳士たち(笑)も爽やかで気持ちが良かった。
ああ、そうなのよ〜。 修道院からちょっとお出かけ(?)のアヴリルが出会う人達が、みんないい人でホント良かったよ!
・・と言うのも、物語が始まる前に、「本作品は官能的なシーンがありますが、作者の意図を尊重しそのままにしてあります」
みたいな告知があったので、見知らぬ人に出会うはしから、男ども、悪さするなよ〜・・とか、いや、もしや、アヴリルがいきなり恋に目覚て暴走を?
・・とか、心配したけど・・そうじゃなくてね・・もう、ほっとしたわ。(笑)
だいたい、そんな官能的シーンなんてあったっけなあ?もしかして、あの絵具のシーンの事だったのかしら?
もしそうだとしても、別に、全然おことわりを入れる様なシーンでもなかったけどな?あんな恰好であんな事してる4人だったけど、
私には、彼女達の固い信頼関係が見える様で、とても清々しく胸にジーンと来たシーンだったので。
あと、アヴリルをいきなりデイヴィッドが抱きしめる所も、ジーンとしたけどね〜。
「神への愛もいいけど、人への愛もね」・・と言うセリフには、大昔に読んだ「ジェーン・エア」を思い出しちゃったわ。
・・と、安心していると・・いきなり・・ええっ・・あ、あーた!何て事を!
そしてあのラスト・・は、もう、誰もがただ神のご意志(ご加護)を信じるしかない・・って事なの〜?;;
自分としては、一種、おとぎ話の様なこの物語は、最後も爽やかに終わって欲しかった気もして。
ところで、アヴリルって、4月・・英語名だとエイプリルって事なのね?言われて、今頃ああ、そうか〜・・って。
じゃあ、アヴリル・ラヴィーンも4月生まれ〜?(ё_ё)キャハ  (←あとで調べてみたら違った・・爆)  【BS】
 

青い珊瑚礁
THE BLUE LAGOON (80・米)
(監・製作)ランダル・クレイザー (脚)ダグラス・デイ・スチュアート (原)ヘンリー・ドゥビア・スタグプール
(主)ブルック・シールズ クリストファー・アトキンズ ウィリアムズ・ダニエルズ
日本ではヒットし、B・シールズの名前を広めた作品だが、南国の美しさだけしか心に残らないシールズのファンとしては、がっかりした作品。
コレ以後も、全くパッとした作品がなく「プリティ・ベビー」一作で終わってしまったのが非常に残念。(>_<)【劇場】

青いパパイヤの香り
L'ODEUR DE LA PAPAYE VERTE (93・仏=ベトナム)
(監・脚)トラン・アン・ユン (撮影)ブノワ・ドゥローム
(主)トラン・ヌー・イェン・ケー ルー・マン・サン グエン・アン・ホア トルオン・チー・ロック
少女時代のムイちゃんが良かったですね〜。お話は(地味映画でオススメ頂いただけあって・笑)淡々としてたけど、何の変哲もない奉公の日々の中にも、
何かしら小さな発見をしてしまうムイちゃんがとっても可愛いかったです。長男の友達にほのかな恋心を抱く様子も微笑ましかったわ・・。
こんな子供時代の基本的な?心の素敵さが、大人になってからの彼女に大きな幸せ(実り?)をくれたのかなあ?
瑞々しい映像・・(通りの様子はたまにちょっとセットっぽく見えたのがアレ?とか思ったけど・笑)その他の草木や生物、果ては食べ物やタライの水とか、
生きてない物まですごく生き生きして見えて(笑)キレイでした〜。
ところで、パパイヤって、あんな風にして食べるんでしたっけ?青いうちは中身はダメなのかな?
・・と言うか、あんなに長い形でしたっけ?←どうも、他の南国果物(マンゴーとか)と混同。(^^;
後で半分に割る所は凄く美しかったし、何とも言えないいいムード漂ってましたね〜。
ムイが顔や腕を洗ったりするシーンなんかも、初々しさと官能さとの同居と言うか・・印象的でした。【ビデオ】

青い夢の女
MORTEL TRANSFERT (00・仏=独)
(監・脚・製作)ジャン=ジャック・ベネックス (原)ジャン・ピエール・ガノニョー
(主)ジャン=ユーグ・アングラード エレーヌ・ド・フジュロール ミキ・マノイロヴィッチ
主人公のトラウマについては説得力に欠けるし、ダイレクトな性表現などは私の好みではないが、さりげない物音や音楽、ベネックス・カラーが必見。
シリアス路線でなくブラックな笑いを誘う点もグッド!中でも一番の魅力は、主役のジャン=ユーグ!年イッてる?のにオヤジっぽくなくて、すごく素敵。
彼がいると、お下品ギャグもそう見えないんですよねー。(^^ゞ 【KBCシネマ】

青の炎
(監)蜷川幸雄 (原)貴志祐介
(主)二宮和也 松浦亜耶 秋吉久美子 鈴木杏 山本寛斎
サスペンス色よりも青春色が強い印象を受けた。
映像がキレイ・・特に、一生懸命、自転車・・もといロードレーサー!をこぐ主人公の姿は良かったな。
空の青、海の青・・深い深い心の青・・ザ・セル!(゜_。)☆\(--;)関係ナイ
主演の二宮和也が、想像してたよりも好演。群れて歌ってるよりもよっぽどカッコいいぞ。(笑)松浦亜耶はやっぱり苦手・・^_^;原作を
読んでる子供曰く「松浦と杏ちゃんの配役を替えたらどう?元・夫(なんと寛斎)は、もっとイヤなヤツのイメージがあったから、かなり普通に見えた。
原作のが、もっと主人公の気持ちとか細かく描かれてるからハマった。」。
私は原作を読んでないけど、それでもやはり、コピーで使われてる『せつない殺人者』と言うまでの物は感じられなかった。あの程度の事でも、
ある種潔癖な10代にしてみれば、殺意を抱いて当然な部分は充分あるとは思うけれど、もう少し、この辺に切迫した何かが欲しかった気がするし
同級生を殺害する所にしても、感情も設定も安直な感じがしてならなかった。高校生の考える完全犯罪計画には、とても興味深い所があったけど
死にゆく者の姿よりも、それに改めて恐れおののく主人公の表情にゾッとした。
2人の女の子・・松浦の役どころは掴み所ないね・・;これは苦手さが先にたって拒絶反応しか起こらなかった;あんな一匹狼的な女の子には、
普通、魅力を感じていいハズなんだけどね〜・・どこか、みんなを見下した雰囲気のが強過ぎて・・。何でも解ってるんだったら、もっとマリア様的な
優しさがあっても良かった気も。杏ちゃんは良かったな。一人だけのんびりムードでね。一番、行き場のない立場でもあるハズなのに・・ねえ・・(T_T)
お母さん役の秋吉久美子、苦労してる割にはキレイ過ぎたぞ。(笑) 【DVD】

アオラレ
UNHINGED (20・米=英)
 
 
(監)デリック・ボルテ (脚)カール・エルスワース
(主)ラッセル・クロウ カレン・ピストリアス ガブリエル・ベイトマン ジミ・シンプソン オースティン・P・マッケンジー
 
車が渋滞し、苛立って前の車にクラクションを強めに鳴らしたレイチェル。
するとその車の男は彼女に謝罪を要求。しかし彼女は反発しそのまま車を走らせる・・。

ラッソ、割と早いうちから頭オカシイ系ドライバー。
とは言っても、最初の最初にレイチェルの方も「お互い様」だと思って一言すんませんくらい言ってれば良かった気もしたし、
後で自分との関係を切った客の事を持ち出したりとか、なんかイマイチ好感持てないキャラだったので、
ラッソの暴走っぷりも思ってたよりも冷静に見てた感じ。ヒロインに感情が行くともっとハラハラしたかも?
ラッソは(あ、犯人ね。名前忘れたからもうラッソでええわ笑)元々煽り運転の常習犯だったらしいけど、
一体どこまで追いかければ気が済むのか、その尋常じゃない粘着ぶりが殆どキチ〇〇でコワ〜い。
人生に絶望したワシ・・  誰かの優しさが欲しいワシ・・
え?クラクション鳴らす?ここで? お、ちょっぴり美人さん(優しさが欲しいワシ・・)
え?謝罪無し?優しさ皆無? で、その態度?(美人にも絶望したワシ・・)
解った・・もうええ、世間がそうならワシにだって考えがある、得意技を極めて散ったるわ!それがワシの復讐や!!!
・・みたいな心境やったんかな?(知らんけど)
でも彼女がそんなにいい人じゃなかったとしても、これはやり過ぎだし軌道逸してるよね。(←文字通り)
と言うか、この人、相手が女性じゃなかったらここまでやったんかな?って気もする。
あ、車から降りてもアレコレやったから、そこはもう誰でも同じ事だったのかな?
しかし関係ない人まで殺すのはもう、頭オカシイ〜に煽りを添えて〜系ドライバー越えてただの殺人犯やんね。
デカくても一見なんとなく温厚そうに見えるので(役作りでのこの体形?)一瞬でキレるとか、初対面の人は気づけないよね。
弟のカノジョもホント気の毒だったし、レイチェルはこの難を逃れてもこれからの生活(仕事、人間関係)が大変そう・・
と、全て終わってからやっと彼女の心配を・・。(汗)
忙し過ぎても=レイチェル  暇過ぎても?=ラッソ  なんでもいいからまずは落ち着け。
慌てない慌てない、一休み一休み。一休様のありがたい教え・・。     【Amazon】
 

赤いアモーレ
NON TI MUOVELE / DON'T MOVE (04・伊)
(監・脚)セルジオ・カステリット (脚)マルガレート・マッツアンティーニ (原)マルガレート・マッツアンティーニ
(主)ペネロペ・クルス セルジオ・カステリット クラウディア・ジェリーニ アンジェラ・フィノキアーロ マルコ・ジャリーニ ピエトロ・デ・シルヴァ エレナ・ペリーノ
なーんだ、また*欲にとりつかれた”衝動エ○おやぢ”の物語かぁ〜カンベンしてよ〜(▼O▼メ) とか思ってた序盤・・
だったんだけど、うわ〜ん・・もう
なんて悲しいのぉ〜切な過ぎるぅ〜・・と涙しまくり〜(TT▽TT)ダァー
愛は情熱だ!愛はともぐいだ!(* ̄3 ̄)チュウゥゥ♪( ̄ロ ̄lll)出た!今年初!
そうなのよ、エ○おやぢはエ○おやぢなのよ・・とことん。(爆) だけどねえ・・ヒロインがね、すごく良かった・・!
ヒロインと言ってもお人形みたいな綺麗な女じゃなくってね、あんたそのコテコテのブルーのアイシャドウ何とかしろよ!って言いたくなる位の、
生活にダレた雰囲気の女なの・・で、それを演じてるのがペネロペだったんだけど、しかも今迄あんまり好きじゃなかったから、どうかな?と思ってたけど、
今回は凄く良かったです・・!見直しちゃった。元々演技力があっても、ハリウッドで認められたらギャラに乗っかるだけでテンデ進歩のない女優もいる中、
(誰とは言いませんが・笑)今回のペネロペにはそれを越えようとするガッツを見た感じがしましたね。
はっ・・!もしや、トムと別れたのが良かったとか?そういえばニコールもトムと別れてからメキメキと・・(以下略)
それはともかく、一歩間違えればベタな昼メロにでもなりそうな内容だし(昼メロにしてはハード?・笑)でもそうはならなかった理由の1つがヒロインの魅力、
特に彼女が口にする言葉=視点にもあったかな、と思う。雑草(自分)が強い事は分かっているけど、しかもそれは死なないのよ・・
って言い切る彼女は清清しくも神々しい。
【以下、ちょっとネタバレあるかも】
彼女を裏切ってしまったエ○おやぢの弱弱しくも無責任な言葉・・「きっと君は僕を許さないだろうね」に対して、一体彼女はどんな風に答えるんだろう・・
って思ってたら、なんと、「神が私達二人を許さないわ」。そしてエ○おやぢが「神なんて存在しないよ」と言うと、「そう願うわ、心から」。
もう・・もう・・なんて愛情深く広い女なの〜・・(涙!)そして、なんて人間臭漂う狭い男なの〜・・(爆笑!)
そしてあのラストシーン・・神からの罰を恐れた彼女こそが、まるで神の様に彼を守ってあげてるのよね・・
勿論これは彼の心の中の物なのかもしれないけど、そう言う気持ちも、彼のそれ迄の建前人生だけでは絶対に生まれはしない感情だったろうな、って思う。
血肉で出来ている人間の体の、今迄は肉しか知らなかったエ○男が、その血を、生死の実感を、初めて受け入れ、精神的に脱皮出来た様にも思えた。
・・血しか知らなかったらドラキュラなんでしょうが・・って、Σ\( ̄ー ̄;)話ズレとるがな
彼の、離婚した友達の奥さんの言葉、「今度は精一杯人を愛してね」にもやんわりと重ったりしてね。ど〜しようもない”衝動エ○おやぢ”役のセルジオですが・・
彼も良かったな。(フォローでなく・笑)♪我儘は男の罪〜それを許さないのは女の罪♪なんて・・スニーカーが赤いハイヒールに替わったみたいだ。
憎めないから憎たらしい・・それが男なのでしょう。 【シネ・リーブル博多駅】

赤い影
DON'T LOOK NOW
A VENEZIA UN DICEMBRE ROSSO SHOCKING (73・英=伊)
 
 
(監)ニコラス・ローグ (脚)アラン・スコット クリス・ブライアント (原作)ダフネ・デュ・モーリア
(主)ドナルド・サザーランド ジュリー・クリスティ ヒラリー・メイソン クレリア・マタニア マッシモ・セラート アンドレア・バリジ
娘を水の事故で失い悲しみにくれるジョンとローラ夫妻。その後、ジョンの仕事でヴェニスを訪れた2人は盲目の霊媒師と出会う。
原作は、デュ・モーリア。
「アリス・スイート・・」はこの作品(と「悪い種子」)からヒント貰って作られたらしいけど、ホントにそんな感じだね〜。
赤いレインコート(「アリス・・」では黄色)とか荘厳な教会、ナイフ、そして、深く暗く見えない・・心の闇。
最初、どうして父親はすぐに娘の事を察したの?って、速攻で不審に思ったけど(笑)結局は、ソレを察しただけじゃなかったのね。
これって、今、生きているその時間に、次の時間へのヒントが隠されている・・そんな感覚ね。
言葉では説明のつかない・・後でこじつけと言えばそれまでだけど(爆)
でも、こんなのって、実際に現実でも多々あると思うし、私にはとても興味深かったわ。
ま、まあ、気付かない方が、のめり込まない方が幸せな場合もあるんでしょうが?
夫婦が散策するヴェニスの様子、雰囲気がとても良かった!
すぐそこに何かが見えても、すぐには手が(足が)届かない、運河を挟んだ入り組んだ街。(救急車でなく、救急船なのね。)
美しい街なのに昼間はいつもどんより・・で、夜になるとなったで、かなり不穏な空気が漂っていて、
絶対一人歩きはキケンだと、誰に教えて貰わなくても感じとれてしまう雰囲気。安心したのは、昼間に離れた海から街を眺めてる時だけ・・。
それはそうと、あのベッドシーンは長かったなあ・・。
間に2人の次の様子を挟んでいたのは好きだったけど、この長さのせいで、もしや赤ん坊が生まれて・・それをあの姉妹が・・
とか、頭の中を色んな想像(妄想)が逞しく飛びかってしまったよ。だって、「また産めばいいのよ」とかも姉妹は言うし。
でも、また産んだって、亡くしたその子とは違うものね。そう言う”きっと慰めてくれてるんだろうけど、それ、違うだろ”
・・的な言い回しがある所に、時代を感じたわ。(汗)
(追記:あのベッドシーンは公開当時かなり話題になったらしい;;それと、親達は、子供に赤いレインコートを買わなくなったらしい;;)【DVD】

赤い靴
THE RED SHOES (48・英)
(監・脚)エメリック・プレスバーガー マイケル・パウエル
(主)モイラ・シアラー アントン・ウォルブルック マリウス・ゴーリング
なんとなく知ってたメルヘンチックな内容よりも、随分現実的で骨のある(と言うのも変かな)物語でした。面白かったです。 
レルモントフの気性は興味深かったですね。ヴィッキーを愛してるのか、芸術だけを愛しているのか・・。 
「赤い靴」の舞台も、あれほどしっかり描かれてるとは思ってなかったので、感激!バレエ自体も素敵だったけど、色んな面で
(舞台だけでは出来ない)映画としての工夫がこらしてあって素晴らしかったです。
この作品が、ロザンナ・アークエットのココロの中にずっとあったのね・・。しみじみ・・。【DVD】

赤い薔薇ソースの伝説
COMO AQUA PARA CHOCOLATE (92・メキシコ)
(監・製作)アルフォンソ・アラウ (脚・原)ラウラ・エスキベル
(主)ルミ・カバソス マルコ・レオナルディ レヒーナ・トルネ ヤレリ・アリスメンディ
えーっと、主演は松野明美・・(゜_。)☆\(--;) オイオイ いや、すんごい似てるの。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
末娘に生まれたばっかりに、母の面倒を見なければならず結婚も出来ないと言うしきたり・・まいるね。でも、彼女を愛してて傍にいたいが為に
その姉と結婚する男も何だかなぁ・・でも、こんなどうしようもないしきたりに従って、愛する人をさらってもいけないダメ男でも、好きになったら仕方ない
それが恋愛なんでしょうしねぇ・・うーん・・私の心のマッチもシケてない筈・・火、つくのかな?;【ビデオ】

赤い部屋の恋人
THE CENTER OF THE WORLD (01・米)
(監・製作)ウェイン・ワン (脚)エレン・ベンジャミン・ウォン ポール・オースター
(主)モリー・パーカー ピーター・サースガード カーラ・グギーノ
不毛な世の中にあって、カケラでも愛を見つけたいと思わざるを得ない生身の人間の心が痛い。
キワドイ路線でありながらも、凛とした潔さ漂うモリーと、どこか可愛らしい品の良さを感じさせるサースガードの個性、
ワン監督の余所見せずテーマをしっかりと捉えた演出で、汚ならしいイヤらしさなく展開(笑)し、
大人の為の愛の物語として清清しい余韻を残す。【DVD】

アガサ/愛の失踪事件
AGATHA (79・米)
 
 
(監)マイケル・アプテッド (脚・原作)キャサリン・タイナン
(主)ヴァネッサ・レッドグレーヴ ダスティン・ホフマン ティモシー・ダルトン ヘレン・モース トニー・ブリットン 
   ティモシー・ウェスト セリア・グレゴリー ティム・シーリー
 
アガサ・クリスティが実際に起こした失踪事件を元にした物語・・
だそうですが、私は全然知らなかったです。こう言う作品が(多分80年に)日本で公開されていたのも知らなかったです。
その頃はもう映画ファンだったはずなのに・・うーん・・何見てたんだろ?「青い珊瑚礁」とか??(爆)
・・なので、夫の浮気の後に失踪し11日経って見つかった(現れた?)事くらいは事実でも、
あとはどうなんだろう?彼女はこの物語にある様な事を匂わせたのかなあ?・・とか、想像するばかり。
アガサに詳しい方々はどう見ているんでしょう?彼女の仕出かした(?)事について、共感したり納得したりしてるのかな?
背景は30年代で、その落ち着いた空気の流れは自分にはとても心地良かったです。
某所の某機械も、なんだか別世界のモノの様で、謎めいた雰囲気を盛り上げてたわ。
と言っても、当時はこれが普通だったんだろうけど・・今見ると逆に未来っぽかったりして、
私の最近のお気に入りである”大人になってからの気持ちでの子供視点の70年代作品トリップ”・・を満喫するのにも充分でした。
アガサ役のレッドグレーヴは、あれ〜っ?今とあんまり変わらないんじゃ?今もずっと若さを保ち続けているのか、それとも・・(以下略;;)
自分の持ってたアガサって、漫画家の陸奥○子みたいなイメージだったので(なぜ)背が高くて面長のレッドグレーヴは
それとはかなり違ってはいたけど、見ているうちに全然違和感がなくなってたのは、やはり、さすが、って感じ。
いや、アガサって元々こう言う感じの・・大柄な方だったのかな? ダスティン・・こちらは今と全然違って若い〜(笑)
それに、彼女に少しずつ惹かれていってるのは解るけど、なんだか、最後まで胡散臭い雰囲気がぬぐえないキャラだったわ・・(^^;
その辺も、実際はどうだったのかな?と言うか、このヒトも実在したの???(←最後まで素人質問ですみません) 【BS】

アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ
LE GRAND ALIBI (07・仏)
 
(監・脚)パスカル・ボニゼール (脚)ジェローム・ボジュール (原作)アガサ・クリスティ
(主)ミュウ=ミュウ ランベール・ウィルソン ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ アンヌ・コンシニ ピエール・アルディティ マチュー・ドゥミ 
   カテリーナ・ムリーノ モーリス・ベニシュー エマニュエル・リヴァ セリーヌ・サレット アガト・ボニゼール ダニー・ブリヤン
上院議員アンリの妻エリアーヌが開いたパーティに夫婦で出席した医師ピエール。だが招待客の中にかつて愛した女性がいる事を知り・・
アガサ・クリスティってタイトルについてたから、てっきりイギリスのお話だと思ってたらフランスだった。
公開時のタイトルにはアガサ・クリスティはついてなかったみたい。
ついでに、途中から、知ってる物語だった・・気もした。原作は「ホロー荘の殺人」。・・ってタイトル聞いてもピンとは来ないんだけど;;
ミュウ=ミュウとかランベールとかコンシニとか、気になる俳優さんがいると集中力も増すね。(^^ゞ
でも、その前に見入ってしまったのが、舞台となる田舎のお屋敷・・の台所。すっごく好きなタイプ〜いいなぁ、こんな台所。
シンプル・・と言うかそっけない程だけど、この雰囲気すごく落ち着く。陽の光の入り具合もいいのかな?
社会的に地位のある人の大邸宅なのに、場所がちょいと田舎ってだけで、台所はこうなるの?
何もなさすぎない?(笑)・・って不思議にも思えた。お屋敷の外観や他の部屋は相応な一般的な印象なんだけど。
物語は、ピエールの情熱が生んだ悲劇、ですね。言い方変えれば、女癖の悪さが生んだ喜劇。(え)
昔の女とちょっと再会しただけでアレだからねぇ。で、その後でモトサヤを拒否るとは・・「先に言え!」
・・って、彼女じゃなくても思うわ。いい悪いは別にして。
この昔の女はイタリア美女なんだけど、この上ない濃いお色気で、自信満々が服着て歩いてるみたいな感じ。
彼女が傍に居ると、愛の国おフランス美人女優軍団でさえも、なんだか薄味に・・(笑)
フィリップ役の俳優さんは、見た様な顔?懐かしい様な?・・と思ったら、ヴァルダとドゥミの息子さんだったのね。
前に見た事あったかな?不明だけど。フランス映画では、たまにこんな風に俳優にデジャブを感じる不思議。
マルトちゃんがちょっとイイ感じだったな。シンプルなワンピ姿が、あの素敵な台所に似合ってたから。
話が台所から離れないなぁ・・(笑)きっと、見せ場は台所でなく、屋根の上だったんだろうけど。
所で、クロエちゃんって・・何か活躍したっけ?;; 【BS】

アガサ・クリスティー ねじれた家
CROOKED HOUSE (17・英)
 
 
(監)ジル・パケ=ブランネール (脚)ジュリアン・フェロウズ ティム・ローズ・プライス (原作)アガサ・クリスティー
(主)クリスティナ・ヘンドリックス ジリアン・アンダーソン グレン・クローズ テレンス・スタンプ マックス・アイアンズ ジュリアン・サンズ ステファニー・マーティーニ 
 
オーソドックスな推理ものって落ち着くなあ。 さり気なくテレンスとかサンズとか大御所もいらっしゃって。
でもいつの時代かたまにわからなくなるくらい、登場人物やそれぞれのお部屋が個性的だったりも。
真犯人は想像はついたものの、それ禁じ手かな?って思いもしてたもんだから、やっぱりそうで、ちょっと戸惑いの結末。
感情的に全然肩入れもしてなかったから良かったけども。 エンディング、即終わって、あれ?って感じ。戸惑いの余韻。(笑)  【Hulu】 

アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵
MON PETIT DOIGT MA DIT... (05・仏)
 
 
(監・脚・製作)パスカル・トマ (脚)フランソワ・カヴィリオーリ ナアリー・ラフォリ (原作)アガサ・クリスティ (製作)アラン・カディエ
(主)カトリーヌ・フロ アンドレ・デュソリエ ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド ヴァレリー・カプリスキー ローラン・テルジェフ アレクサンドラ・スチュワルト
 
フランスの片田舎に住むプリュダンスは好奇心旺盛な奥様。
ある日、夫と共に老人ホームにいる叔母を訪ねた彼女は、そこで入居者の不審な死の噂を耳にする。

A・クリスティ原作の映画化・・だけど、例によって未読。
”おしどり探偵トミー&タペンス”?探偵おしどりでやってたん?奥様だけじゃなかったのね?
物語は、サスペンス〜謎解きの部分はさほど魅力的でもなかったけど;;なりきり探偵奥様・プリュダンスは面白かった〜!
思い立ったら即行動!・・な所がなんとも爽快&羨ましくてちょっとツボ♪
残りの人生、孫の相手ばっかしてらんないわよ!・・みたいな所は、”日本の正しいお母様方”が聞いたら怒るかもしれないけど;;
子供も大人になってるんだし、彼女くらい割り切って、自分の興味深い事に一直線なのってイイと思う。
少なくとも、我が子の面倒を自分の親にばかりヘーキでみさせる若い母親をこの世に蔓延らせるよりはずっと。(笑)
孫に向かって、”おばあちゃん”なんて絶対呼ばせません〜とか言うより前に、
本人いつも近くに居ないし。どっか飛び回ってるし。地に足ついてないし。みたいな。縁側でシブ茶すすってるよりイイよ!(笑)
でもそれも、あの理解のある旦那様がいてこそだよね〜。たまに少々振り回されてもいたけど、ここぞの時には2人の息はぴったり!
そんなステキな夫婦関係が保たれてるのも、きっと孫疲れしてないからなんじゃ?(爆)
何にしても、彼女のお茶目な魅力と、旦那様の包容力が一番印象に残る作品でした。
色んな所でそれとなく交わされるジョークやボケも、背景の空気や登場人物のペースとよく合っていて楽しかったです。
サスペンスは二の次でも(笑)この雰囲気はとっても好きだったので、もしこれがTVシリーズだったら、私きっと毎回録画して見ると思う。(笑)
最近、たまたまフロ主演の作品を続けて見てて、まるでプチ・フロ祭りしてるみたいだったわ。
どのフロもみんな素敵だったけど、やっぱりこのプリュダンスが一番可笑しくて好きかな。
そう言えば・・どうして今回も娘役はフロに似ても似つかないの?フロがチャーミングだから娘がいつもブ○に見えていかん・・(汗)
それから、後で出演者の名前調べててわかったんだけど、ローズって、ビジョルドだったのね!
あぁ〜・・そう言えば・・この面影はどこかで・・って漠然と思ってた〜。でも全然思い出せなかった〜・・;;
あの「1000日のアン」や「愛のメモリー」の童顔で子犬みたいな可愛い子ちゃんだった彼女が・・。
時の流れをしみじみ感じるわ・・けど、それも映画を見続ける面白さでもあるね。これからもまだまだずっと活躍して欲しいな。【BS】

赤すいか黄すいか
(監)犬童一心
(主)山本裕子
初めて見た”漫画家:大島弓子作品の映画”。確かモノクロ・・16ミリ?
ひたすら物憂げに電車がガタンガタン動いてる印象が強くて・・・女性はそれだけで神秘なのです。(笑) 【劇場】

赤ちゃん泥棒
RAISING ARIZONA (87・米)
(監・脚)ジョエル・コーエン (脚・製作)イーサン・コーエン
(主)ニコラス・ケイジ ホリー・ハンター ジョン・グッドマン トレイ・ウィルソン
後でコーエン作品と知りました。あんまりノレなかったけど。
子宝に恵まれない女性が、ホリー。で、これが「オー・ブラザー」の子沢山の彼女に繋がる・・・パロディになってるらしい???(笑)【TV】

赤ちゃんの逆襲
MAUVAIS ESPRIT / MEAN SPIRIT / MALA LECHE (03・仏=スペイン)
(監)パトリック・アレサンドラン
(主)ティエリー・レルミット オフェリエ・ウィンテル レオノール・ワトリング ミシェル・ミューラー
思い切り笑えるコメディが観たかったんだけど・・ちょっと微妙〜(笑)
赤ん坊がぐずったりオイタをするのはすべて復讐の為!・・
って言うアイディアは面白いんだけど、事故とかケガとか、そう言うシーンが
リアル過ぎたせいか、一体どこまで脳天気に笑っていいものやら・・(^^;
 それに加えて、自分も(ヘタに)育児経験者だもんだから、
”母親放棄”する妻には(コメディと分かっていながらも)全然笑えないんだよなぁ〜・・!母乳はやらない?えっ!なんだそりゃ?
ミルクだってダッコもせずに寝かせたままくわえさせてるだけ?信じられん!で、その子がいなくなっても又産めばいいから大丈夫だって?
エエ加減にせい!なーんて(ドウドウ〜・笑)だから赤ん坊を一生懸命お世話するダンナがケナゲで可愛くみえて来るのはいいんだけど、
だったらその復讐あんまりじゃないの〜?・・って風に自分の中では逆回転(?)しちゃってさ。
おフランスのコメディって、痛快!を越えて、やり過ぎに見える所が多々ある様な気がしないでもないなあ。
まあ、目的は復讐!だからねえ〜・・シモンも気の毒だし・・今回は無理もないのかな。(^^;
脇で色々やってた(やらせてた?汗)カルメン(レオノール)はキュートで良いポイントになっていたけど、よく考えてみたら結構な悪女だよね?!
しかし○○主義社会で生きて行くにはこれくらいタフじゃなきゃダメな
のかも?(笑)
【以下、ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
笑いに戸惑う部分が多かったけど、あのワンコが食われる所は可笑しかったなあ・・あ〜ワンコ愛の方ごめん〜( ̄∇ ̄;)
それと、一件落着してからの皆のその後はGOOD!何らかの報いを受けながらもそれなりにハッピー??!・・みたいな雰囲気は
おフランスならではな素敵な?結末ですわ〜(≧▽≦)・・でも、シモンがカルメンの子に生まれ変わって・・
じゃあモトのあの赤ちゃんの意識(記憶)ってどうなったの?なーんて、真剣に考えるモンでもないか!( ̄∇ ̄;) 【シネサロン・パヴェリア】

赤目四十八瀧心中未遂
 (03・日本)
(監)荒戸源次郎 (原作)車谷長吉
(主)大西滝次郎 寺島しのぶ 大楠道代 内田裕也 新井浩文 大森南朋
暗〜くねっとりした雰囲気の舞台・・なんだ〜?あの裕也は?ここって妖怪屋敷かいっ!?(笑)
不思議の国に迷い込んだみたいな世界だったけど、これは主人公の心の世界だったのかな。
心が「いれこ」式に(マトリョーシカみたいに?・笑)中へ中へって入っていってるみたいだった。
人って一生に一度は誰でも「傑作」を書くことが出来る・それは自分の人生があるから・・なんて言葉を思い出した。
抜け出したいけど抜け出せない、生まれた時から定められた道、器・・誰かがいつか助けてくれる、一緒に別の世界に連れて行ってくれる・・
そんな幻想が、行き詰った(生き詰まった)彼の心の中で生まれては死に、そして私はそんな彼の迷宮に放り込まれていた感じがした。
どの妖怪・・もとい、人物も、彼自身であった様に思えた。
泣き言言わないキップのいい大楠姐御は良かったね。たどたどしい主人公をうまく引っ張っていて、ああ、助演ってある意味主演よりも重要なのねー・・
とすご〜く実感。ゞ( ̄∇ ̄;)オイ 寺島も、今回初めてキレイだな、と思う場面があった。確かにハスの花みたいなイメージで。 【シネテリエ天神】

アカルイミライ
BRIGHT FUTURE (02・日本)
 
(監・脚)黒沢清
(主)オダギリジョー 浅野忠信 藤竜也 笹野高史 白石マル美 りょう 加瀬亮
 
ポスターや予告編では見ていたけど、こんなにクラゲが占めてる内容だったとは。
明るい未来・・って・・クラゲ程度の明るさなの?それに、浅野さんに対しての気持ちって?
終わり方はなんかどこか他で見た懐かしさを感じる終わり方だったなあ。
昔の、まだブレイクする前の加瀬君やケンちゃんが見られたのは嬉しい。 【TV】

秋立ちぬ
 (60・日本)
(監)成瀬巳喜男 (脚)笠原良三
(主)大沢健三郎 音羽信子 一木双葉 藤間紫 藤原釜足 賀原夏子 夏木陽介 加東大介
父を亡くし、母と共に親戚を頼って上京した少年。母は旅館に住み込みで働く事になり、少年は1人、周囲に馴染めない日々を送る。
何げなく見ていたが、思いの外面白くて見入ってしまった。
少年が見つめる大人の世界の勝手さ・・淋しさをもてあます少年がいじらしくて胸しめつけられ・・かと思うと、
旅館の少女(お嬢様)のオマセを通り越したバカ丁寧な気色の悪い女言葉遣いにオオウケ!?したり。(≧▽≦)
いや、昔のお嬢様はこれがフツ〜だったのかもしれないけど・・自分にはえらく不思議・・と言うか不気味でした。_(T▽T)ノ彡☆
でもその、なんの不自由もないお嬢にも”氷点”はあったんだよね・・ヾ(--;)三○綾子かいっ
自分の子供時代の感覚を呼び戻される様なラストはたまんなかったわ・・。(T_T) 【BS−NHK】

A CURE FOR WELLNESS
  (16・独=米)
 
(監)ゴア・ヴァーヴィンスキー (脚)ジャスティン・ヘイス
(主)デイン・デハーン ジャスティン・アイザック ミア・ゴス
 
ある療養施設に行ったきり戻ってこない会社のCEOを連れ戻す為、野心家のロックハートは自ら現地へと向かうのだが・・
ファン必見! あのデハーン君が・・あんなこと! や、 こんなこと!を、 やられて、やられて、やられまくっちゃいます!( ̄□ ̄;
とにかくやられ放題のデハーン君が気の毒過ぎて〜〜〜(≧∇≦)←笑っとるやないかい
冒頭のしっかり現実的なお仕事描写と、療養施設のホラーなファンタジー世界とのギャップがすごい。(笑)
で、とにかくメインとなる施設内でのホラーな雰囲気がとってもいい。
特に、骨折したロックハートが徘徊するシーン・・映像もだけど松葉杖の音にゾクゾクしたわ。
他は、よその映画で見た様な既視感あるシーンもちょこちょこあったけど。(笑)
不思議な少女ハンナは最初あんまり可愛くない〜って思ったけど、施設を抜け出してから他の普通の少女達と並ぶと、意外と良かった。
可愛い可愛くないじゃなくて、独特な雰囲気があると言うか。何より、籠の鳥だった少女が青年と一緒に俗世間に舞い降りるなんてロマ〜。(ё_ё)
それにしても、施設がやりたがってる事は最後まであまりピンと来なかったな。(え)
俗世間のシャカリキ人間(死語?)への生き方批判は表向きだけだったって事?
きれいな水でないとダメな?大量発生するウナギ?が生殖能力の象徴の様にも見えて、
羊水から新たに操作出来る人づくりをしてるみたいで、結局はそれが目的みたいに見えたけど・・??
伝説が現代に繰り返されるとこうなっちゃうの?とんでもない下劣オヤヂだな。(爆)
最後は・・あんな方法で終わったのはフツ〜っぽくて物足りなかったなあ。せっかくいい味で頑張ってたのに最後がフツ〜じゃあ・・。
全てを破壊するにはあの方法しかなかったのかもしれないけど、解決・・と言うか解明にはなってないからスッキリ感もなくて。
いや、スッキリはしなくてもいいから、ちょっとしたヒネリが欲しかったかな。クネリでもいいけど。ドジョウかウナギか知らんけどそんな感じで。(どんな感じや)
ところでデハーン君、「まだ20代前半なのに今回は仕事に疲れた30代って感じがよく出てたな〜」
とか思ってたら、彼とっくに30代で、しかももう子持ちのお父さんだったわ。・・年齢不詳ね。(笑)   
★本作も映画館では観ていないので(機内鑑賞) 「2017劇場鑑賞」には入れませんが
新作なので「つるデミー」対象作です。 劇場でもチャンスがあれば再見したいと思います。   【カンタス航空機内】
 

アクアスラッシュ
AQUASLASH (19・加)
 
 
(監・脚)ルノー・ゴーチェ
(主)ニコラス・フォンテーヌ ブリタニー・ドリスデル マデリーヌ・ハーヴェイ ニック・ウォーカー ポール・ジノ
 
ポスターにあった、プールの滑り台(なんて言うっけ?)でサイコロステーキにされる、ってのがメインで、それだけの内容。
それが全て。そこ見たからもういいや、って感じ。 それに至るまでの話がてんで面白くなかったからね。
それに至るまでの話がもうちょい面白ければ、多少グロでも(多少?)色々書きたくなっただろうけどね。  【Amazon】
 

アクエリアス
AQUARIUS / STAGE FLIGHT / BLOODY BIRD (86・伊)
(監)ミケーレ・ソアヴィ (脚)ルー・クーパー (音楽)サイモン・ボスウェル
(主)デヴィッド・ブランドン バーバラ・クピスティ ロバート・グリゴロフ マーティン・フィリップ リチャード・バークレイ ドン・フィオレ メアリー・セラーズ
ホラー・ミュージカル公演を控え、緊張のなか練習に励む劇団員。が、その練習の舞台で団員の1人が殺害されてしまう。
フ・・フクロウ・・! インパクトあるなぁ!( ̄∇ ̄;
舞台での被り物だけど・・例えるなら・・彦にゃん?セント君?ベガッタさん?いや、バランス的にはドアラかしら?(笑)
ジャケット画像のこのフクロウに釣られて・・の鑑賞だったけど、こんなに活躍していたとは。まんまフクロウが殺人鬼だったとは。
ちょっと話はそれるけど、以前、家事の最中に、テレビから、「今までの勇者を越える!彼こそが真の勇者だ!」
・・ってセリフが聞こえてきたので、「え?何?誰が真の勇者って?」・・って、つい、その真の勇者のお姿を拝見したくて、
家事の手を止めてテレビの前に駆け付けてみたら・・画面には「ガフール」が映っていた・・・・・
「フ・・フクロウ・・ 真の勇者って・・フクロウですか・・」 わざわざ家事の手を止めて来たのにフクロウ・・(-_-;)
・・と言うビミョ〜な思い出があったので、今回のフクロウのインパクトはなかなか嬉しかったです。
なんか、フクロウ=真の勇者、を越えたみたいで。・・フクロウ=殺人鬼ですけど・・いや、だから、インパクトって意味でさぁ〜。( ̄∇ ̄;
(注:映画「ガフールの伝説」は未見。見たら本当に真の勇者だ!・・って思うのかもしれませんが・笑)
・・で、本作。
次々惨殺系ホラーでは、メンバーの中で誰か応援したい人をつい決めてしまうんだけど、(主人公以外でね)
その人って、大抵、速攻、殺られるんだよね〜。なんでだろうね〜?
今回は、まあだいぶいい所まで行ったんだけど・・惜しかった・・。
殺戮の舞台は殆どが舞台裏。舞台周り。
いかにも・・と言った、煽りゴコロいっぱいな音楽や、緊迫感溢れるアップの多用と言い、
正統派イタリアン・ホラー・ノスタルジィ〜って感じで、自然とわくわく感が盛り上がったわ。
汚さとか叫びも適度、殺人の動機も全くワカランまますっきりスムーズに進んで行く展開も良いね。(笑)
そして・・殺人鬼が死体を舞台に並べ・・ふうわりと羽毛が舞い・・黒ネコがにゃあと鳴く・・
そのシュールさ・・が、なんとも素敵。 (あっ・・また友達が減る・・;;)
アリシアの行動や健康状態(視力)趣味嗜好(時計)なんかには
色々思う事(ツッコミとも言う)もありましたが、期待通りに面白かったです。
フクロウに釣られて見て良かった。(笑) ところで、なんで「アクエリアス」?(?_?)  【DVD】

アクトレス〜女たちの舞台〜
SILS MARIA / CLOUDS OF SILS MARIA (14・仏=独=スイス)
 
 
(監・脚)オリヴィエ・アサイヤス
(主)ジュリエット・ビノシュ クリステン・スチュワート クロエ・グレース・モレッツ ラース・アイディンガー ジョニー・フリン ブラディ・コーベット
恩人である劇作家メルヒオールの代わりに賞を受け取りに列車でチューリッヒへと向かう大女優マリア。
ところが彼が亡くなったと言う知らせが入り・・

今や大女優と言うこの役がぴったりのビノシュだけど、思い起こせば昔は水野真紀ちゃん似のキュートさが目を引く女の子女優(?)だったね。
と言っても、昔から結構大物監督との作品が多い気もするし、キャリアを積んで貫録のついた今の彼女とこの物語がピッタリ重なる気がした。
山荘で本読み(台本〜稽古)する所なんてやたらリアル。
若い娘の役から、いつしか中年女性の役へ・・否が応でも現実を突きつけられるその姿に、こちらまで胸中がざわつき、
それでも堂々とふるまおうとする彼女にシンパシー・・。女優って本当に人生全てを捧げる覚悟じゃないと出来ない仕事ね?
これ、女優やってるつもりのアイドルにでも見せてあげたいわ。(余計なお世話・・笑)
そんなマリア役のビノシュも良かったんだけど、マネージャー役のクリスティンも予想以上の好演。
彼女は派手なハリウッド系よりこう言う作品のが意外と合ってる気もした。クロエちゃんも悪くなかったけど、可愛さが独特でちょっとズレた感じも。
でもまあ、それが彼女の魅力であり、ここでは時代の流れを表してると捉える事も出来るかな。可愛い子には好意的。(笑)
アサイヤス作品って他に1つくらいしか観た事ないと思うけど、んで、嫌いじゃない雰囲気だし退屈でもないんだけど、
見るぞ!と気合いいれてから見た方がいい類かも?となんとなく思ってしまう。なんでだろ?    【KBCシネマ】  

悪なき殺人
SEULES LES BETES / ONLY THE ANIMALS (19・仏=独)
 
 
(監・脚)ドミニク・モル (脚)ジル・マルシャン (原作)コラン・ニエル
(主)ドゥニ・メノーシェ ロール・カラミー ダミアン・ボナール ナディア・テレスキウィッツ バスティアン・ブイヨン 
   ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ ギイ・ロジェ・ビビーゼ・ンドゥリン
 
フランスの山奥で暮らす農夫ジョゼフと不倫関係のアリス。家へ帰れば彼女には無関心な夫ミシェルが今日もPCに向かっていた。
そんな時、吹雪の中ある女性の行方がわからなくなり・・
むか〜し観た「ハリー、見知らぬ友人」が好きだったので、その監督さんだと知って観に行きました。
東京国際映画祭でも上映されたとの事で、その時は「動物だけが知っている」ってタイトルだったらしい。
う・・う〜ん・・ 新年なので文句は飲み込んでおくわ。(笑)
で本作・・。
極寒地帯と猛暑地帯、デジタル世界とアナログ世界(おまじない世界?)で同時進行&クロサワ的に繰り広げられる人間模様。
バタフライエフェクト、因果応報、あんた誰?!、警察さんどこ〜?暖房さん冷房さんのありがたみ ・・などなど。
登場人物が意外な所で繋がってる所がパズルのピースをはめるみたいな面白さではあるけど、ちょっとばかし出来過ぎ感はあって、
それが前に出過ぎた風ではあったかな。
たとえばアリスなんかでも、誘惑して先にすぐほにゃららするので心の本気度が伝わらないと言うか・・
ジョゼフに至っては、普通に過去を悔いてるだけかと思いきや、あんな最期で。
彼にはああ言う究極の性癖があったのか?なんてのも最後まで謎だったけど、これは登場人物全員の愛に対するメタファーだったのかな?
警察官は最初は頑張って捜査してたのにいつの間にか居なくなっちゃって?
彼が「繋がり」の中に加わってたらどうなってたかな?なんて逆に想像したりして。
そして、ネットの向こうの美女にLOVE(はぁと♪)のおっさんのパートは長すぎ!
てか、そいつネカマだから!・・いや、まだそんなんに騙されるおっさんおったんかい!( ;∀;)
ってツッコミながら、その純粋さが愛おしくもなったけども。( ̄∇ ̄;
多くの人が相手の尊重よりも自分の一方的な想いを優先してる様に見える中、彼が一番相手の事に耳を傾けようとしてる気もしてさ。
たとえ相手がPCの向こうのネカマでも・・てか、一番耳を傾けるべきなのは奥さんに対してだろー?!って速攻ツッコミは入るんだろうけども。(爆)
お金の為にそう言う詐欺をはたらく男も、愛してる女性がいるのに、悪事の認識は殆どなかったよね?
操作がPC上だから、現実と「見えない世界」がいっしょくたな感覚もあるのかもしれないけど(そう言う意味でも世界は狭くなったなぁ)
社会的な問題も絡んじゃってるから、そう言う民度と思われてしまう危うさもあってさ、
でも何にしてもこう言うのって個人的に痛い目にあわないと反省しないもんだろうしね、人を陥れればその報いを受けるのは当然の結果だし。
直接人を殺さなくてもこれ程までに罪深い事もあるんだ、ってのは充分に伝わって来たわ。
行きずりのオトナの女性(久々のテデスキ・・好きな女優ではないけど懐かしいな)に恋して一直線に追いかけていく若い女性マリオンは、
そのピュアで全く揺らぎのない情熱が素晴らしい程だったけど、相手にとっては家にまで来られて辟易か。( ̄∇ ̄;
演じた女優さん、ナディア・テレスキウィッツは初めて見たけど、他の作品も見てみたいな。   【KBCシネマ】

アグネス
AGNES OF GOD (85・米)
(監)ノーマン・ジュイソン (脚・原作)ジョン・パイエルマイヤー
(主)ジェーン・フォンダ アン・バンクロフト メグ・ティリー アン・ピトニアク
修道院で発見された嬰児の絞殺死体。しかし、容疑者のアグネスには妊娠〜出産の記憶が全くなかった。果たして真犯人は?!
・・と言うスキャンダラスな事件を主としながら、決して犯人当てが目的ではなく、彼女や修道院の尼僧、精神科医を通して
宗教や信仰、人としての愛情について考えさせられる作品でした。どうしてこうも人間の心って不安定なんでしょうね・・。
尼僧(バンクロフト)の「心をメスで裂かないで」が印象的だった。白黒をつけるよりも大事な事が、人の心の中にはいっぱいあるんだねぇ・・。
実はかなり昔にこれは原作を読んでいたので、今回映画(ビデオ)を見るにあたってはもう内容は知ってたので、
好奇心旺盛でせっかちな私でも、ヘンに「誰が犯人?誰が父親?」とかやっきになる事もなく、落ち着いて見れました。(笑)
アグネスに関しても、それまで自分が抱いていた原作のイメージとは違っていたけど、自分が抱いてた白百合の様なタイプ(ステレオタイプ;;)より
この映画の、本当は天真爛漫で明るい少女なのだな〜・・と見るからに解るタイプの方が、この内容にはピッタリですごく良かったです。
演じてるメグ・ティリー、とても可愛いかった・・!意外とサラリとした映像も神秘的で、彼女の歌声がとても美しく哀しく心に残りました。【ビデオ】

悪の教典
 (12・日本)
 
 
(監・脚)三池崇史 (原作)貴志祐介
(主)伊藤英明 二階堂ふみ 染谷将太 林遣都 浅香航大 水野絵梨奈 KENTA 山田孝之 平岳大 吹越満
 
ただ「惨殺」に興奮させたいだけの物語?!・・ってちょっと思ってしまった。
外見や肩書だけで人は判断出来ないよ〜とか、そう言うのはもうわかりきった事でもあるしなぁ。
頭ガチガチそうな教師と、それこそまだ表面的にしか人を判断出来ない年代の子達の世界である学校が舞台になったことで、
そう言うのがとてもわかりやすく描かれてはいたけど、だからこそ、一番強烈に心に残ったのはただ「惨殺」だったのかも?
はすみんって元々何らかの精神障害があったんだろうけど、アメリカで似たもの同士知り合ったのが決定打になった?
頭の中完全イッちゃってるし。もはや別世界だし。
某教師、はすみんを怪しむ推測をあんな明るくだだっ広い教室で、大きな黒板めいっぱい使ってやる?
誰か入って来たらどうするん?そう言うのは狭い部屋でこっそりとやるもんだろ〜。(笑)
教師と生徒のゲイ関係はイマドキ狙い?(林遣都、コレが後のおっさんズなんちゃらに繋がったのか?笑)
はすみんは普通に女生徒と関係持つし、同じ例だと意味ないから無理やりゲイにした様な印象。
何か他の例にした方がもっとドラマとして描けたかも。生徒同士の恋愛だって先に殆ど描いてないから、見せ場も感情的に盛り上がらない。
「海猿」でのヒーローが本作で真逆を演じた!・・と言うのも売り(と言うか俳優の挑戦)だったらしいけど、自分は海猿観てないし。
そもそも伊藤英明は表情にあまり変化のない俳優なのでイマイチその個性と魅力もわからなくってさ。
自分にとってはそこはどうでもいい話かな。(注:伊藤英明、嫌いではないよ。見た目は好き。笑)
生徒では、二階堂ふみ演じる子だけ肝が据わったタイプで個性発揮してたけど、他の生徒は似たりよったりだった。  【Amazon】
 

悪魔を見た
I SAW THE DEVIL (10・韓国)
 
 
(監)キム・ジウン
(主)イ・ビョンホン チェ・ミンシク オ・サナ チョン・グクァン チョン・ホジン キム・ユンソ チェ・ムソン キム・インソ
 
婚約者を惨殺されてしまったスヒョンは復讐の鬼となり犯人を追いつめる・・が・・・・・。
この作品全然知らなかったんだけど、たまたまTVでチラッと予告編が目に留まり、「あ〜っ!ミンシクだ!おっさん、久しぶりぃ!」
・・ってすごく懐かしくなっちゃってさ、なんかホラーっぽいし、面白いかも〜?って思って、時間があったので観に行きました。
が、「冷たい熱帯魚」に続いて、また包丁ですか、また切りますか、また血みどろですか( ̄∇ ̄;
・・と言った具合に、悪魔の様な殺人鬼の餌食になるんだよね〜新垣○衣ちゃんみたいな可愛い子ちゃんが!
イ・ヨ○エみたいな清楚なナースもいたぶられるし、土屋ア○ナみたいなセクシー愛人も・・。(←あ、これは違うか)
しかし、そんな殺人鬼を追いつめ、容赦なく復讐する主人公スヒョン・・!
あのお腹の中に仕組んだモノは、性能良すぎやろ、声より腹の虫のが響くやろ・・とかも思ったけど、
なんか、ルパン三世のノリみたいな感じで、面白かったわ。でも私も、あれが○○○と一緒に出たらオワリやん〜・・ってずっと心配してたけどね。
それにスヒョンのやり方は、とばっちり受けるナースとかいい迷惑。
捕まえたんなら鎖でつないどけ!」ってきっと清楚なナースも後でむかついたと思うよ。
そう言えば、この主人公スヒョン役はイ・ビョンホンなのよね。
ミンシクにつられてノコノコと映画館にまでやってきた私にとっては、ビョンホンは「そう言えば出てたなぁ〜」程度の認識だったんだけど(爆)
なかなかどうして、今回のこの彼ってとっても動きがシャープで、思いのほか良かったよ!
ビョンホン、カッコいいじゃん!!(←ビョンホン・ファンと仲間仲間〜)
顔がアップにならなければもっと良かったけどね!顔アップはんた〜い!(←しかし1秒で、ビョンホン・ファンを敵にまわす・・?!)
いや、でもホントに今回の彼は、あの、超ろくでもなかったTVドラマ「アイ○ス」なんかとは比べものにならない位良かったよ。
あれでも彼は頑張ってはいたんだろうけど、超ろくでもない演出のせいか全てが痛いくらい空回りしてたもんね。
やっぱ、今回はさ、相手はミンシクだし、ああ言う超ろくでもないドラマとは現場の気合いも違ってたんじゃ?
(毎度しつこくてすみません。あのドラマのつまらなさがトラウマになってるみたいで・・?笑)
そしてミンシクに喰われる事もなく、堂々とナルぶりも発揮出来・・もとい、堂々と渡り合ってて、良かったと思う。
で、久々のミンシクですが・・笑っっっ(≧∇≦)・・・( ̄∇ ̄;オイオイ
いやぁ〜・・恐いね〜面白いね〜おっさん、相変わらず普通のいい人っぽい風貌なんだけど、
一歩間違うととんでもない・・その一歩ってどのくらい?って位、先が読めない表情が今回もハマってたわ。
ちょっと太ったせいか、お笑いの渡辺某か”我が家”の杉なんとかに似てきてたけど。
彼の過去作品へのオマージュかの如く・・な映像も時々あって、ファンにはその辺も楽しめるかも。
それにしても、犯人を追いつめながら、どんどん残忍になっていくスヒョン・・。
タイトルの意味は言わずもがな、だけど、復讐がもたらすもの・・について考えると虚しさが溢れて来たわ。
しかし・・あの最後の罠は・・もしやスヒョンはジグソウの弟子?Σ\( ̄ー ̄;)   【ユナイテッド・シネマ・キャナル】

悪魔のいけにえ
THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE (74・米)
(監・脚・製作・音楽)トビー・フーパー (脚)キム・ヘンケル (音楽)ウェイン・ベル
(主)マリリン・バーンズ アレン・ダンジガー ポール・A・パーテーン 
とにかく殺人鬼から逃げる・・!それだけに全神経を集中するシンプルなホラー作品。
いやぁ・・追われるのは恐いね!逃げても逃げても追っかけてくる・・!
なんでー?太ってるくせに足早いやっちゃなー!振り向けば君がいる!なーんて。(笑)
でも、実際には恐怖が笑いに変わる・・訳はなくて。( ̄∇ ̄;)いや、もうドキドキバクバク。
真っ昼間の渇いた空気や、殺人鬼に出会う前のブランコのショットなど不穏な感じが漂っていてとてもいい。
それから・・実は、殺人鬼が、逃げる女性を無理矢理抱えて家に連れ戻すシーンは以前TVで部分的に見たことあったんだけど、すごく印象的で、
このホラーって何なんだろう?ってずっと思ってたんだよね。(ホラーって似た様なタイトルが多くて・・。)なので、ああ!これだったんだ!と感激。^_^;
追いかけられシーンでは笑うヒマなかったけど、とある所ではやっぱり(ホラーにつきものの?)コメディタッチな所もありました。
アンタ、厚化粧しすぎ〜!オイ!ジィちゃん生きてるんかいっ!?とか。(爆)
これは「テキサス・チェーンソー」前のおさらい。←行くのか!?(笑)
「2」「3」も見なくては・・と言うか「4」にレニー・ゼルヴィガーとマシュー・マコノヒーが出てるらしい。これが一番見たくって。もし繋がりのない話でも、
一応順番に見たいので。そうそう!実話だそうです・・あんなに厚化粧だったのか・・恐いね〜!( ̄ .  ̄)ノ" ナンデヤネン
「1」のラストは言えませんが・・「4」に出るレニーちゃんはテキサスのご出身だそうで。(笑)
>スチール製のドアをおっさんが閉めるところ
・・・・・うんうん!なんであの家、そこだけスチール?特別設計なんだー!って感じ。_(T▽T)ノ彡☆
あ!くま・の・いけにえ、あ!くま・のはらわた・・とか。_(_△_)ノ彡☆
この映画は、多分スプラッタ系列になるんだろうけど、意外にも実際には、体ぶった切って血が飛び散る様なダイレクトな描写は殆どなくて、
どっちかと言うと(音はあるけど)見せずに恐がらせるタイプのホラーでした。こう言う方が、私は好きですね。(笑)ブランコのシーンや、**のモビール・・
それに、夕陽を浴びる殺人鬼(レザーフェイス)なんて、とっても絵になってたわ〜!(;^o^) \(ToT )あんたほんとにそれでいいの【DVD】

悪魔のいけにえ2
THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE 2 (86・米)
(監・音楽)トビー・フーパー (脚)L・M・キットカーソン
(主)デニス・ホッパー キャロライン・ウィリアムズ ルー・ペリー ビル・ジョンソン
前作と同じ監督さんなのに、なんでこんなになるかなー・・。12年も経つとモロ最近のおバカな若者が襲われる&露骨コビ描写のハシリ?と
思わざるを得ない様な内容。私の好きなタイプではなかったです。ヒロインもあんまり可愛いくないし・・特に「叫び声」がよくない。
「ミッドナイト・クロス」じゃないけど、叫び声って大事だぁ〜・・って実感したよ。暗闇ではJ・ロバーツに見えたなぁ。
”舞台”も出来上がりすぎてて恐怖感が湧かない。やはり、フツーな所が実は・・みたいな、先が見えない予想外な所から攻めてくれないと!
ホッパー、いつも登場遅すぎ〜。しかもたいした見せ場もないよーな;あのラストシーンもなんだかなぁー。でもヤケに脳裏に焼きついてしまって。(笑)
でもジィちゃんだけは面白かったかな。「お、まだ生きとったんかいっ!」と嬉しくなったわ。(笑)【ビデオ】

悪魔のくちづけ
THE SERPENT'S KISS (97・英=仏=独)
 
 
(監)フィリップ・ルースロ (脚)ティム・ローズ・ブライス
(主)ユアン・マクレガー ピート・ポスルスウェイト グレタ・スカッキ カルメン・チャップリン リチャード・E・グラント ドナル・マッキャン
 
人間の虚栄から自然を捻じ曲げていけば、必ずどこかで行き詰ってしまう。
自然と共に生きて行く・・事を改めて思い知らされ、胸にしみる気がした。
物語の展開がなんとなくぎこちないと言うか、ぶつ切りで、スムーズに進んで行かず
途中、気持ちが時々物語からはずれてしまう所があった。美しい物語だったのに残念。このタイトルもあまり的確ではない様な?
この時代に流行ったんであろう白塗り&つけボクロはいつ見てもどうも気持ちが悪くてノーサンキュー。
顔と首の色が違うのって、なんか怖い。(笑) 【BS】 

悪魔のような女
LES DIABOLIQUES (55・仏)
(監・脚)アンリ・ジョルジュ・クルーゾー (原作)ピエール・ボワロー トマ・ナルスジャック
(主)ヴェラ・クルーゾー シモーヌ・シニョレ ポール・ムーリス
妻クリスティナの財産で私立校の校長になりながらも公然と女教師ニコルとの愛人関係を続ける夫ミシェル。
しかし彼のあまりの暴君ぶりに、妻と愛人は彼の殺害を共謀する・・。

結末は早いうちに読める物の(笑)それまでの展開がとても緊迫感に溢れていて全く飽きさせない。予想以上に面白かったです!
謎解きよりも、ハラハラするサスペンスを楽しみたい方にはオススメ。
殺人関連アイテムも印象的で、特に大きな衣裳箱・・巨大柳ごおりとでも言うべきか?
には、中に何が入ってるの〜?・・って、分かってるけど(笑)ワクワクドキドキ〜( ̄∇ ̄;)
まるで高田純次なミシェルと、対照的な女性二人は個性的でとても良かったけど、
後で現れる某には、ドラマティック・サスペンスからいきなり探偵モノになったみたいな違和感は少々。
でもこれは仕方ないのかな〜?この「大きなお世話」な某が結局は物語をシメる(あるいは救いの)役割になるんだろうしねぇ?
・・で予想通りの結末を迎えはしたけど(笑)その後・・ラストシーンがまたイイね!
このラストがあるだけで、とっても余韻に浸れました。個人的に好きな終わり方です。
リメイク版もあるらしいけど、オリジナルがこんなに良く出来ていたら、リメイクするの難しかったんじゃないのかな?
でも主演はアジャーニ&シャロンらしいし・・ちょっと興味わいてきました。【BS−NHK】

悪夢のエレベーター
 (09・日本)
 
 
(監・脚)堀部圭亮 (脚)鈴木謙一 (原作)木下半太
(主)内野聖陽 佐津川愛美 モト冬樹 斎藤工 大堀こういち 芦名星 本上まなみ 小西遼生 池田鉄洋
 
産気づいた妻からの連絡を受けエレベーターに乗った小川。だが何かのアクシデントにより一時的に気を失ってしまう。
目覚めた時、そこはまだエレベーターの中・・どうやら見知らぬ3人と共に閉じ込められてしまったらしい?

4人がEVに乗ってる理由・・を聞いた時、「あれ?上りなら、なんで小川はマンション出るつもりなのにそれに乗ってるの?」
・・って、ずっと不思議だったので、後でその理由がわかった時にはスッキリ〜〜・・したのに、結局は、かなりスッキリしない物語だった。(あれっ)
うーん・・何か大掛かり過ぎで、オオゴトになっちゃって、それで、あの結末とは・・どうリアクションしたらいいのか;;
最初に安井が野球場で人生についてアレコレ言ってたけど、で、あのシーン結構長かった割には、さほど本編とリンクしてなかったんで、
そう言うのが言いたい物語でもなかったみたいだし、ただラストのどんでん返し(?)を狙う為だけの展開だった様な。
内野さん、最初は、見るからに怪しいキャラでわざとらしくぶっ飛んでるなぁ〜・・って思ったけど、
ああ言う訳だとわかってからは(また・・笑)やっぱり達者な役者さんだなぁ〜って、改めて思ったよ。
と言うか、ああ言うわざとらしい姿見たの初めてな気がするので。(笑)
それはそうと、マンションの管理人! あれ、不気味過ぎやろ!(あれ、て)
あの人が管理人って知った時点で、普通の感覚の女性だったら、そんなマンションで一人暮らしなんて出来ないよねぇ?!
芦名星・・ずぶとい神経してるなぁ〜??(笑) 【DVD】
 

アグリ
UGLY (97・ニュージーランド)
(監・脚)スコット・レイノルズ
(主)パオロ・ロトンド レベッカ・ホッブス ジェニファー・ワード・リーランド ロイ・ワード
すごくソソる世界だったんですがねー冒頭なんて特に。なのに、なんかテキトーに終わってしまって・・;
主人公の男はとても良かったんだけど、女性精神分析医はギャアギャア言ってばかりで、どこが分析になってんだかさっぱりワカラン。
フラッシュバックくどいし、もっと静かに精神的な恐さを追究して欲しかった。
でもジュリーが忘れた財布を取りに帰るあたりはちょっとドキドキ感あったかな。(日本劇場未公開)【ビデオ】

悪霊喰
THE ORDER (03・米=独)
(監・脚)ブライアン・ヘルゲランド
(主)ヒース・レジャー シャニン・ソサモン ベンノ・フユルマン マーク・アディ ピーター・ウェラー
ブライアン・・ってのに、ちと期待が大きすぎたかなぁ(^^;
それか、扱ってる内容、悪魔関係・・がやっぱり私には少々タイクツと言うか、ノレないだけなのか。
しかも、このタイトルは何なんだ・・悪霊なんて喰ってないよ・・罪なら喰ってたけど、意味全然違うんじゃないの?!
宗教についてや魂の救済をきちんと考えている、結構真面目な内容なのに、このタイトルじゃドログロのオカルトホラーみたいだよ・・(-_-;)
でもまあ、ヒースが素敵だったからいいか。(笑)シャニンも可愛いくて・・相変わらず富田靖子に似てたわ。(笑)【DVD】

アクロス・ザ・ユニバース
ACROSS THE UNIVERSE (07・米)
 
(監・原案)ジュリー・テイモア (脚・原案)ディック・クレメント イアン・ラ・フレネ
(主)エヴァン・レイチェル・ウッド ジム・スタージェス ジョー・アンダーソン デイナ・ヒュークス 
   マーティン・ルーサー・マッコイ T・V・カーピオ ジョー・コッカー ボノ エディ・イザード サルマ・ハエック
全編ビートルズ・ナンバーで綴る青春ミュージカル、そして主演がエヴァン・・と言うので期待が大きく膨らみすぎたか・・。
物語は個性に欠け、あまり面白くなかったし、ビートルズ・ナンバーもどうしてこんな使い方するんだろう・・って、
自分の思うようなノリとはズレててあまり入り込めなかった。単に好みの問題かもしれないけど・・嫌いじゃないけどちょっと退屈した、って感じ。
良かったらDVD買おう・・と思ってたくらい期待してたもんで・・。しかしスタージェスやエヴァンの歌声は好きで後にCDは購入・・。(^^ゞ  【DVD】
 

アザーズ
THE OTHERS (01・米)
(監・脚・音楽)アレハンドロ・アメナーバル
(主)ニコール・キッドマン フィオヌラ・フラナガン クリストファー・エクルストン アラキナ・マン ジェームズ・ベントレー
早いうちに全体に敷かれた謎を確信出来るので、お話としてはさほどな面白さはなかった。
視点を逆にした扱いは興味深いし「死んだらどこへ行く?」等の伏線にはニヤリとしたものの、静かな恐怖よりも一発恐怖(何じゃそりゃ)
が目立ってたし、もし謎解きやホラーを狙ってないのであれば、人間関係にそれなりの説得力が欲しかった。どっちつかずな印象なので、
ただ雰囲気だけな感じ。しかし、ニコールは適役でしたね。あのヒステリックな表情や行動、かなり「母」入ってましたねー。
他人とは思えん程のキツさなので(笑)ちょっと疲れてしまった。キレイだったけどね。【ユナイテッド・シネマ】

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
STONEHEARST ASYLUM / ELIZA GRAVES (14・米)
 
 
(監)ブラッド・アンダーソン (脚)ジョー・ガンジェミ (原作)エドガー・アラン・ポー
(主)ケイト・ベッキンセール ジム・スタージェス ベン・キングズレー デヴィッド・シューリス マイケル・ケイン ブレンダン・グリーソン
 
ブラッド・アンダーソンって聞いて鑑賞。なんか久々。派手さはなくも丁寧で好感の持てる作品だった。
舞台が1989年と言う事で漠然と1900年目前ねと思ってたら、そのカウントダウンもあったり、雰囲気がとても良かった。
原作がポーと言うのは後で知ったわ。
横暴で狂気に満ちたラムだったけど、実は過去に戦争で苦しむ兵士達を楽にしてやろうとした医師だった・・ってのには胸がつまされた。
ずっと心の矛盾に苦悩してたのね。 シューリス演じるフィンもそんな何かがあったのかな?(ただの犯罪者?爆)
ベッキンセールが昔より素敵になってて(年齢重ねて素敵になる女性って素晴らしい)主人公が一目ぼれしてしまうと言う説得力もあったし、
あの時生徒の中にいたっけ?とは思ってたけど、ああ、そう言う事だったのね、とすんなり納得。
愛の力が人を強く、前向きに、させるのね・・一方で、精神的に危うい人のが一つの事にまっしぐらになりがちかも?
でも、あの時代は健常者と患者の境目が曖昧だし、下手するとなんてことないのにすぐ患者にされて本当にどうかなってしまう人も多かったかも。
精神医療の面では色々と恐ろしい時代ではあったんだろな。    【Amazon】
 

あしたのパスタはアルデンテ
MINE VAGANTI (10・伊)
 
(監・脚)フェルザン・オズペテク (脚)イヴァン・コトロネーオ
(主)リッカルド・スカマルチョ ニコール・グリマウド アレッサンドロ・プレツィオージ エンニオ・ファンタスティキーニ ルネッタ・サヴィーノ 
   イラリア・オッキーニ ビアンカ・ナッピ エレナ・ソフィア・リッチ ジョルジュ・マルケージ マッテオ・タラント マッシミリアーノ・ガッロ
パスタ会社を営む実家に帰省した青年トンマーゾ。会社を息子達に継がせると張り切る父をよそに彼は兄にある重大な秘密を打ち明ける。
「あたしのパスタはアルデンテ」 
・・って、しばらくの間思い込んでいた作品を見ました。あたし!はある意味当たってたかも?(謎)
逆に、パスタは思ってた程の存在感はなかったな。美味しそうなスパゲッティが並ぶ話じゃなかったよ。
まだゆでてない固いやつばっかだったし(笑)でもま、後はそれぞれ自分自身で選んで買って、
ほどよくゆでてお好きなソースを、多少シンがあって硬い方が美味しいとは思うよ〜味わって召し上がれ〜・・な感じかな。
トンマーゾの身の振り方、人生の選択を、密かに受け入れ応援してくれる祖母。
最初と最後の彼女の思い出に挟まれる形でトンマーゾの物語は進んでいくけれど、
何もトンマーゾに限った事じゃないよ、みんなそうだよ、だから誰もがガンバッテ!・・って、言われてるみたいだった。
思うままに生きるのは難しい・・けどね、誰かにいつも見守られてると思うと素直になれるかな。早々に、祖母を背後霊化・・。(^^;
そんな、じんわり来る所もあったんだけど、実は一番面白かったのは、息子の秘密を知って狼狽する父親。(≧∇≦)
可笑しすぎて、父親が一番純情で可愛らしくも見えたりして。女遊びしてたけど;;一人だけ置いてけぼりにされてる感じもして。
彼の中には、イタリア男は女性とナニしてナンボ(何ナンダ?)みたいな、イタリア伊達男道(?)があるんだろうね。
確かに、「イタリアでは女性には声かけるのが普通、かけないとかえって失礼」・・みたいな事も聞くし、
(ちょい悪のあのイタリア人タレントも言ってたっけな)彼にとっては耐え難い苦痛(裏切り)なのはなんとなく解るけれど。
いや、それに×2だもんね。おすピーのお父さんに相談に乗って貰えれば良かったね。
あ、こっちの秘密のが重大で、職業の件は霞んだわ。職業の件を含むと、さらに悩みが倍に?・・お父さん、お身体お大事に・・。(爆)
お兄さんはさぁ・・うわ、ひでぇ〜〜!だったよね〜。いや、あれは作戦勝ちか・・?
トンマーゾが先に彼に打ち明けた時に、もしや?とは思ってたけど、あのタイミングで・・まさか・・ねえ・・ひでぇ〜〜。
けど、彼もずっと悶々としたもの抱えて過ごしていたんだね。ひでぇ〜ヤツと思いつつもちょっと可哀想。
アルバとの色々は、なんだか安心感あって良かったな。
なんかね〜人生ある程度生きてると、もう駆け引きとか損得とか、な〜んもなくてただ安心出来る人
なんてのが傍にいたらいいなぁ・・とか思っちゃって。おや?ちょっとおセンチ?・・きっと秋がやってきたのね・・・・・
そうそう、挿入歌で、やたら「チンクワンタ、チンクワンタ」て言ってたんですけど??
そう聞こえた。どうやら、数字の5万の意味みたいだけど、シーズンがシーズンなもんで、耳障りこの上なかったわ!(笑)  【イマジカBS】

阿修羅のごとく
(監)森田芳光
(主)大竹しのぶ 黒木瞳 深津絵里 深田恭子 小林薫 八千草薫 仲代達矢 中村獅童 桃井かおり
真面目路線なお話を、かなりなコメディ・タッチで綴り、昭和50年代の情感もよく表れていて興味深かった。
”知らない方が幸せ”と言う考え方で奔走する姉妹からして”時代”と言う物をとっても感じてしまったし、
今はもうあまり見られなくなった『昔アイテム』と共に、女性達の考え方も昔と比べて少しずつ変化していってる様にも見えた。
彼女らの様な”繋がり”をそこそこキープ出来てる人には、とても心地よく、そうでない人には少しヒリリと痛い懐かしさのある作品ではないかと思う。
年末の白菜漬け、コティの口紅、ほか色々・・忘れてたなぁ・・。( - -) トオイメ
笑顔の奥に「阿修羅」を持つ女性達・・その気になれば、アッと言う間に男どもなんて絶滅させられるかも?(笑)
でもね、その怒りの奥にもまた顔があるのよ・・悲しくて切なくて、やりきれない涙をしまってる・・だって心の底にはやっぱり愛情が溢れてると思うから。
好きな人にだけだけどさぁー( ̄∇ ̄;)  いやぁ、広いね〜深いね〜女って。(笑)
男達が、そのあまりの広さに迷うアリンコ、深さに溺れるチリメンジャコみたいに見えてきたよ。(ナンノコッチャ)
姉妹それぞれが個性的で楽しめたけど、やっぱり大竹しのぶが自分にはツボだったかな。( ̄∇ ̄;)
桃井かおりとのバトルには爆笑!・・でもやっぱり一人きりでは淋しくて・・女やってるのもツラいわよな〜。(笑) 【ソラリアシネマ】

明日、君がいない
2:37 (06・オーストラリア)
(監・脚)ムラーリ・K・タルリ
(主)テリーサ・パーマー ジョエル・マッケンジー クレメンティーヌ・メラー チャールズ・ベアード サム・ハリス フランク・スウィート
   マルニ・スパイレイン
ある日の午後2時37分、1人の高校生が自らの命を絶った。それは誰?一体何故?
そこに至るまでの、ごく普通の高校生達の1日を追っていく。(ちなみに、読みは「あす」でなく、「あした」らしい;;(@_@))
なんよ〜あの兄〜・・サイテー!
・・と、まずは叫んでおいて・・(笑)
誰が自殺するのか、その理由は何なのか、表面だけでは判らない部分が少しずつ明らかになって行く過程に
誰でも悩みはあるであろう10代だけど、人によっては人権に関わる位の切実さだよね・・って、淋しさや悲しさ、時には怒りも。
若々しく瑞々しい時期のココロはとても柔らかく敏感で、それ故に簡単に傷つき壊れやすいものよね。
そして、まだ世間知らずで伸び盛り故に、自分の事で精一杯・・自分発信しか出来ない未熟さ、残酷さ。
そんな10代の危うい感覚がリアルに描かれていて、とても興味深かったです。
噂に聞く通り「エレファント」に似た描写〜空気感もあったけど、しかも私「エレファント」大好きなんだけど、
これはこれ、全く別物だから〜・・って言いたい位大変良かったです。
登場人物:
1)優等生のマーカス・・最初から、変な顔〜とか思ってたけど(オイオイ)・・顔関係なくても嫌いなタイプだったわ。(爆)
2)そのマーカスの妹のメロディ・・イケてる女子。全然マーカスと似てない!でも、どこかオドオドしてて変だなぁ?って思ってたら・・
3)スポーツマンのルーク・・見た目はイイけど、ただの筋肉バカじゃん〜・・こいつにも悩みなんてあるの〜?とか思っていたら・・
4)ルークの恋人のサラ・・イケイケ女子。だけど、素顔は意外と幼顔で親しみ易そうな雰囲気。本当は夢見るオトメ・・?
5)ゲイのショーン・・見た目は好み。(←関係なし)どこにも自分の居場所を見つけられず、ちょっと気の毒に思っていたけど・・
6)排泄器官に障害があるスティーヴン・・もっと気の毒な彼。転校生ってだけでもクラスに居辛いだろうに?
7)親切なケリー・・平凡な女子。彼女のちょっとした優しさにほっとさせられていたんだけど・・
8)先生・・と言うか、スティーヴンに辛くあたるヒドい教師なので、こんなん先生なんて思いたくない。(オマケでした・笑)
【以下、ネタバレあり!未見の方は絶対に読まないでね】
自殺したのは誰なのか?その度ごとに「もしやこの人?」って思うばかりで・・
結局は相変わらずの見当違いで終わり、監督の思う壺、だったんだけど、
それがケリーだって知った時にこそ、まさしく自分もこの中の一員じゃないの!(トシはくってるけど)
と、この作品のメッセージをしっかり受け止められた気がしたわ。
何故なら、自分も最初からずっと彼女の事は気になってたくせに、ちゃんとしたインタビューもなかったので、
ある意味、部外者だと彼女の事を認識していた様に思うし、
結局、自殺の原因に関しても、曖昧な想像しか出来なかったから。
でも彼女は確かにあの場に居たんだよね。他の友達と一緒に同じ時間を生きていたんだよね。
誰かに苦しい思いを吐露出来るうちはまだ傷は治る見込みがある、けど、それすら出来ない事もあるんだよね。
他人(ひと)に優しい人ほど、沢山の悲しみをじっとこらえて生きているのかもしれない。
そんな思いを感じ、察してあげる事がちゃんと出来ていたなら
・・と自分を省みて、現実でも生きて行かなくては・・。
・・そう言えば、大昔、色々と超ドツボで暗い時期に、「いつもニコニコしてて幸せそうやね〜」と友達に言われた事があるのをフト思い出した。
まさに高校生、彼らと同じ年頃であった!しかし、人のどん底にどんだけハズれたお言葉だよ!(笑)
でも今思うに、もしかしたら彼女もその時何か悩みを抱えてたのかもしれないよね〜?う〜ん、もしそうだったのならごめんね〜。
で、何も気が付かないまま、もう○十年もお付き合いがあるわ〜〜〜ま、お互い生きてるからいいか!(≧▽≦)ブハハ 【DVD】

明日、陽はふたたび
DOMANI / TOMORROW (00・伊)
(監・脚)フランチェスカ・アルキブージ
(主)マルコ・バリアーニ オルネラ・ムーティ ヴァレリオ・マスタンドレア イラリア・オッキーニ パトリツィア・ピッチニーニ ジェームズ・ピュアフォイ
 
97年に実際に起こったイタリア中部のアッシジの大地震を元に、実際に被災した人々(子供も)の体験などを元にして作られた群像劇。
被災後の生活と一口に言っても、そこには様々な人間模様があるよね・・それぞれの仕事とか立場とか、年齢だって
・・と、とても興味深く鑑賞出来ました。特に、絵画修復士のエピソードと、ちょっとイキがってた青年が印象的だった。
ただ辛く大変だった出来事に終わらない、その時に一生懸命生活していくみんなの姿は生き生きとして見え、
またいつか再見したいな、と思ってしまう物語だった。(ちなみにコレも、読み方は「あす」でなく「あした」らしい;;(@_@)) 【BS】

アス
US (19・米)
 
 
(監・脚)ジョーダン・ピール
(主)ルピタ・ニョンゴ ウィンストン・デューク エリザベス・モス ティム・ハイデッカー
 
まるで思想の赤い人達が世界を支配しそうな・・そんな風にも見えて、
手と手を繋いで世界を統一〜みたいな一見平和そうなのが実は・・な恐怖を描いてる部分はとても良かった。
けど、だから展開にあまりキレがなくて平凡な印象だったのは残念。 ヒロインが本当は向こうの女の子と入れ替わってた、ってのは想定内。 【Amazon】

アスファルト
ASPHALTE / MACADAM STORIES (15・仏)
 
 
(監・脚)サミュエル・ベンシェトリ
(主)ギュスタヴ・ケルヴェン ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ イザベル・ユペール ジュール・ベンシェトリ タサディット・マンディ マイケル・ピット
 
フランス郊外のある古い団地。
故障したエレベーターの修理費を住民が負担する事になるが、2階に住むスタンコヴィッチだけは断固拒否する。

出だしがとてもユニークだったので期待が高まったんだけど・・
スタンコヴィッチがああなったシーンはちょっと恐かったなあ。
一人暮らしであんななって放置って・・これ笑えんよ。(健康器具でお亡くなりなった知人がいるのもあって)
彼がこっそりエレベーターを使用せざるを得なくなるのは悲惨ながら可笑しかったけど、
な〜んかこのオッサンにはあんまり魅力感じなくてさ・・看護師は楽しかったのかな?( ̄∇ ̄;
彼にしてみれば、自業自得?だったけど〜新たな世界めっけ!で良かったのかもしれないけど、
団地の他の人との関わりは?何か進展あったっけ?この団地、2階は彼だけじゃないよね?
1階は誰も住んでなかったっけ?(感想書くのが遅すぎて詳細思い出せず・・汗) うん、わかった、・・引っ越せば?(オイオイ)
突然宇宙飛行士が降って来るエピソードは最初はバリバリ違和感あったんだけど(宇宙飛行士うるさいし)
あのオバちゃまの温かさでそう言うのはどんどん溶けていって、一番ほっこり温まるエピソードだった。
息子はなんであんな事に?他にない母親の温かさを実感してるかな?
クスクス美味しそう。家でも調理してみたいけど全部ザルから流してしまいそう・・(笑)
イケメン鍵っ子と元人気女優との出会いは、男と女か弟と姉か、はたまた息子と母か、危うそうで安心そうでなんだか不思議な感じだった。
こんな、〇と〇って決めつけた関係じゃないものには一種の憧れがあるかも・・>自分。
皆にゴ〜ンと聞こえる不気味な音の正体は果たして・・って、煽っててそれかい(笑)な感じだったけど、
でも、神様は見てますよ〜的なあの宇宙の穴(星)から覗いてる話も、おてんと様が見てるからね、に通じてる気がしたし、
きっとあの音も本当は神様だったに違いない・・神様のいびきとか。Σ\( ̄ー ̄;寝とるんかい
皆、普通なら知り合えない様な人とひょんな事から知り合いになって、其々にこれまでとは違った日々を過ごすのも、
たとえ色んな所に離れて生きてても、同じ世界でどっかで繋がってるんだよみたいな感じは良かったけど、
出だしや宇宙飛行士の他は割合ありそうな物語だったのがちょっと残念。
元女優役のユペール、久々見たけどチャーミングだったな。テデスキも昔は苦手だったんだけど今はそうでもない。(^^ゞ
イケメン鍵っ子は監督の息子らしい。(ジャン=ルイ・トランティニャンの孫)要注目。
そして宇宙飛行士がピット君とは。売れっ子になって上りに上ってついに宇宙に?!マコノへ〜か!(≧∇≦)   【KBCシネマ】 

アズミ・ハルコは行方不明
 (16・日本)
 
 
(監)松居大悟 (脚)瀬戸山美咲 (原作)山内マリコ
(主)蒼井優 高畑充希 太賀 葉山奨之 石崎ひゅーい 菊池亜希子 山田真歩 落合モトキ 芹那 国広富之 加瀬亮
 
実家では祖母を介護する母のストレスに、職場では社長のセクハラに晒される27歳の春子。そんなある日、幼馴染の曽我と再会し・・
この間、安藤サクラのリアルなダラけぶりを見たばかりで、今度は蒼井優ちゃんのダラけぶりを。
可愛いから許せる?いや、サクラも可愛いっしょ!(≧▽≦)
それはともかく!
コメディかと思ったら違ったわ。蒼井優ちゃんともう一人は桐谷美玲かと思ったら高畑充希やったわ。
介護を目の当たりにしたり、あからさま過ぎるセクハラにあう日々、
いわゆる”いい歳”の春子が先が見えない状況に陥ってしまった感はよく伝わって来て、
ふと、自分もそう言う状況(その時の歳は違えど)あったなぁ・・と振り返ったりも。
特に、JKギャング団から誘われて、でも自分はJKじゃないし・・ってつぶやく所は印象的だった。
JKだったらまだ良くも悪くもイマを生きて、まだ先を見る事が出来たかも?と。希望、とまでは言わないまでも。
一方、あいなの方は、成人式の振袖からしてビッチ感もりもりでイマイチよく解らんかったかな。
カレシがウザがる方が理解出来たし。(爆) 尻軽なのにかまってちゃんとか最悪。女でも関わりたくないわ。(そこまで言う)
と言うか、女性蔑視な会社とか、都合よく女性を利用する男とか、イライラしたりウンザリするのはよく解る、
けどさ、見た目で人を判断したり、相手お構いなしで自分を押し付けたり、女性だって色々とやってるとも思うけどね。
何でも男とか周りのせいにするのってどうよ?それで失踪とか放火て・・。
春子のステンシルは、不謹慎ながらもいい感じ。元がいいから?
でもあれ、公の場であんな風に使っていいの?
普通に考えたら、行方不明の人だし、心配してるご家族だっているのに・・って思ってしまうんだけど。 倫理的に無理。
春子とあいなの物語の時間軸が違うのはいいんだけど、あまりに頻繁に変わりすぎでちょっと見づらかった。効果的な感じもしなかったし。
あ、それから、社長令嬢と思われる可愛くないガキ(失礼)が、春子の耳元でなんか囁いたけど、全く聞き取れず。
音量上げても聞き取れず。なんだこれ。やりなおし!
それと、春子が好きになる男、どこがいいのか全くワカランかったわ。溺れる者は藁をもつかむ?(汗)
【追記】 ああ、この監督さん・・ローカルTVで見かける某のお子さんね・・なるほどそれでそこはかとなく・・(何)  【Amazon】
 

ア・ダーティ・シェイム
A DIRTY SHAME (04・米)
 
(監・脚)ジョン・ウォーターズ
(主)トレイシー・ウルマン ジョニー・ノックスヴィル セルマ・ブレア クリス・アイザック スザンヌ・シェパード ミンク・ストール 
   パトリシア・ハースト ジャッキー・ホフマン ジェームズ・ランソン デヴィッド・ハッセルホフ
 
朝っぱらから迫ってくる夫や犯罪的超巨乳の娘、そして淫らな街の人達にうんざりなシルヴィア。
今朝もそんな怒りを胸に、化粧っけナシでご出勤。だがその途中、あるトラブルで頭を打ってしまい・・

全身全霊エ○女と化してしまったシルヴィアであった!どひゃ〜。
全編、S△Xと下半身ネタ、炸裂。他、なんもない。(笑) あ、上半身ネタもあったか・・胸とか舌とかその辺なら。(爆)
もう、このチョビヒゲ(一文字ヒゲ?)おっさん大丈夫か〜?!(誰)
・・とか思うけど、そんな内容な割には、一度として、現場シーン(なんだそりゃ)がないのが又チョビヒゲおっさんらしいところ?(だから誰)
12使徒のアジトでの性癖公開は、ヤン先生の「悦楽・・」を思い出す様な楽しさ。(オイオイ)
まぁその辺は、他に迷惑かけない程度なら良いかと。
幽体絶頂には笑った・・( ̄∇ ̄; 思わず、昔、世間を騒がせた某極悪教団・教祖の空中浮遊を思い浮かべてしまったけど;;
ああまでなったら本望なんやろね? ・・と言うか、もうあんたら死んでもいいんじゃ?
真面目主婦から一転、止められないエ○おばさんになるトレイシー・ウルマン、怪演。いや、みんな怪演かもしれないなぁ;;
犯罪的超巨乳女だってセルマだったし・・あ〜びっくり。でも、顔つきは相変わらずのクールさ・・なのがまた可笑しい。
彼女、結構ヘンテコ映画出るの好きなのね?他、マトモ派(?)のお婆ちゃんもいい味出してて印象的だったわ。 【DVD】

アタック・オブ・ザ・キラートマト
ATTACK OF THE KILLER TOMATOES! (78・米)
 
 
(監・脚・製)ジョン・デ・ベロ (脚・製)J・スティーヴン・ピース (脚)コンスタンチン・ディロン
(主)デヴィッド・ミラー シャロン・テイラー ジョージ・ウィルソン ジャック・ライリー ロイヤル・シェイクスピア・シアターのトマトたち
 
ある日突然トマトが人を襲い始めた! アンドロイドでの撃退が試運転から失敗した米軍は謎のスペシャリスト達を呼び寄せ戦わせようとするが・・
新年なのに何かと気持ちが沈みがちなので、ここは一発、明るそうなのでも見てアゲてこ〜!
・・ってな事で、コレを見ました。(今年の初映画がコレかい!)
トマトが叫びながら襲って来る〜みたいな宣伝画像(イラスト)で、威勢のいいハッチャケたコメディホラーかと思ってたんだけど、
意外とおとなしい昭和おとぼけドタバタコメディと言ったナツカシ〜い感じだったかな。
どっこいしょ、とか、シーン。。。ってのが聞こえてきそうな・・。あと、コテコテなギャグとかね。(伝わるかな〜?)
そもそも、トマトが襲って来る!とか騒いでるけど、襲ってる場面はほぼ無し・・( ̄∇ ̄;
映ってる時はゴロゴロ転がってるだけとか(笑)、ヘタしたらそのまんま置いてあるだけとか(逆に斬新!笑)
てか、学芸会のトマト?( ̄∇ ̄;
いきなりミュージカルになる所にはびっくりしたけど、
いかにも〜なミュージカル調の曲に愉快な歌詞がついてて、意外と面白くて意外とお気に入りシーン。(笑)
ちょこちょこ挟んで来る単発(皮肉)ギャグでは、
「ご主人を亡くされてどんな気持ち?〇〇〇?△△△△?××××××?」みたいに聞きまくるマスコミの醜悪さが印象的。
昔からこんなだったのね?と妙に納得。
出演欄に”ロイヤル・シェイクスピア・シアターのトマトたち”って、なんだそりゃ?(笑)
あと、大好きな「マーズ・アタック!」を思い出す部分も。もしかしてティム・バートン、本作リスペクト?(≧▽≦)  【Amazon】

アタック・ナンバーハーフ
SATREE-LEX (00・タイ)
(監・脚)ヨンユット・トンコントーン (脚)ウィスッティチャイ・ブンガーンジャナー (脚・撮影)ジラ・マリクン
(主)チャイチャーン・ニムプーンサワット サハーパープ・ウィーラカーミン ジェッダーポーン・ポンディー
なんと言っても、バレーを通じて、世間の偏見に打ち勝つ彼女(?)達が清々しい♪
黒一点のチャイの存在が良いアクセントになってて、仲間うちの衝突や和解もとても自然に描かれていて良かったです。
個人的に気に入った「水牛」のノンちゃん・・どこかジョシュ・ハートネットに似ているのが可笑しかった。露天のキレイなティアラに魅せられる彼・・^_^;
彼の「その後」にも爆笑〜!試合のシーンは大写しが多くて迫力に欠けたけど、その分周囲のユーモアでカバーしてたからまあいいか。
負けたチームの言い訳が「腰振りに翻弄された」とか;最後に本人達(と、その試合)のオマケつき。
それにしても、映画のスタッフとか役者の名前の長くて複雑なこと・・。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!【ビデオ】

アダプテーション
ADAPTATION (02・米)
(監)スパイク・ジョーンズ (脚・製作総指揮)チャーリー・カウフマン (製作総指揮)ピーター・サラフ (原作)スーザン・オーリアン
(主)ニコラス・ケイジ クリス・クーパー メリル・ストリープ ティルダ・スウィントン カーラ・シーモア ブライアン・コックス マギー・ギレンホール
どこからどこ迄が本当なのか、誰が実在なのか、最後まで分からない?!まさにカウフマン・ワールド。
”限られた世界”に没頭して生きる、そんな自分と双子の兄弟、蘭コレクター、そして女性記者の絡みが絶妙。
この作品のクライマックスって、全て映画の中のチャーリー・カウフマンの妄想だったのかな?
まんまハリウッド的になってしまってる所がアヤシイかな?と。(笑)もしかしたら、彼と正反対のドナルドが、
一番実体のない心の中の理想兄弟であったのかな?いてもいなくても誰からも気にされない人々、淡々と過ぎる日々・・でも、必ずどこかで
何かが起こっている。敏感に適応しようと、進化をとげようと、もがけばもがくほど混乱してしまう世の中、頭の中・・は矛盾だらけ。
それが苦しくても、表面的な世界だけしかキャッチ出来ない感性しか持たないとしたらその方がなお悲しい。
ずっと色々考えながら観ていたけど、人の心にノックしておきながら結局はどこか人間をコ馬鹿にした描写に落ち着いてしまう所がやっぱりカウフマン。
それは一種の照れや自虐であるのかもしれないけれど、イマイチ引っ掛かる所。^_^;ただ今回は、とりあえず、矛盾した世の中や気持ちに悩む対象が
本人である事と、ニコラス始めとする俳優陣の面白さで随分好感度は残ったかな。まあ、何だかんだ言っても気にはなる脚本家。
次回作は?今度はドッペルゲンガーでも出しますか〜?"└( ̄- ̄└)) ((┘ ̄- ̄)┘"脳みそ活性化運動。【KBCシネマ】

アタメ 私をしばって!
ATAME ! (89・スペイン)
(監・脚)ペドロ・アルモドヴァル
(主)ヴィクトリア・アブリル アントニオ・バンデラス ロレス・レオン フランシスコ・ラバル
多分有名なので粗筋省略。_(T▽T)ノ彡☆
アルモドヴァル好きなんだけど、おおっぴらに(夜とか)鑑賞するのはちょっと・・(笑)なので、見るのが遅れていましたが、
想像してたよりも割合マトモな内容でした。いつもの事ながら一体何を想像していたのやら・・。
ストックホルム症候群な内容ですが、お互いに同じ様な境遇だとその後の幸を願わずにはいられませんね。
ずっと縛られる(監禁)されるのを拒絶していたマリーナがついにタイトルの言葉を口にする場面は、女性として彼に賭ける決心と、
それでもまだ虚勢や不安から躊躇してしまう気持ちが伝わって来てハートにジ〜ン・・;;
撮影現場の人たちの会話が、テンポがあって面白かったです。さり気ないエ○ユーモアにも笑ってしまった。( ̄∇ ̄;)
マリーナがベッドで鍵を奪おうとするシーンなどスリリングな所も多々あって良かったけど、あの監督とか記者とか、その後どうなったんでしょうかねー?
その辺がちょっと尻切れトンボみたいで気になります・・。
赤や青のカラフル映像がいかにもスペイン・・と言うかアルモドヴァル風。着物風な部屋着は、その特徴を活かした良い利用の仕方でしたね〜。
撮影所に貼ってあるポスターが「ボディ・スナッチャー」だったり、監禁されたマリーナが見ているのが
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(私は未見ですが)だったりと笑える。 【ビデオ】

熱いトタン屋根の猫
CAT ON A HOT TIN ROOF (58・米)
(監・脚)リチャード・ブルックス (脚)ジェームズ・ボー (原作)テネシー・ウィリアムズ
(主)ポール・ニューマン バール・アイブス エリザベス・テイラー
一代で富を築き上げたワンマンな父親、そして彼ががんに侵されている事を知った、遺産目当ての息子や嫁達・・。
お屋敷の中だけで繰り広げられるドロドロした人間模様。
ニューマンとテイラーのぎくしゃくした夫婦関係は、でもニューマンはいじけてるだけで(笑)テイラーを愛してるジャン〜と見るからに解るし、
不快な部分が多くてあまり面白くなかったんだけど、その原因がやっと後半で明かされるあたりには、同時に、愛し方を知らない父親から、
段々彼自身を含む皆の心が解き放たれていく様子が細やかに描かれていて良かったと思う。
でも、テンション落ちない殆どヒステリー状態の怒涛の会話には「バージニア・ウルフなんか恐くない」を思い出したりしてね・・かなり疲れる;;
もう、何でもかんでもどーでもいいよ〜安らぎをくれ〜!状態。私は、こんな作品は年に1本見れば充分・・グッタリ。(笑)
兄弟の妻たち・・弟(ニューマン)の妻はテイラーなのに、兄の妻は・・う〜ん・・これ、ギャップあり過ぎジャン!( ̄∇ ̄;)
個人的にはテイラーってあんまり魅力感じないんだけどね。でも美形だし、やっぱギャップあり過ぎ〜( ̄∇ ̄;)
そういえば、冒頭からかなり意地悪でキツい会話がポンポン出て来るんだよね。この配役もその延長かしらん。ゞ( ̄∇ ̄;) 【BS−NHK】

at Home アットホーム
 (14・日本)
 
 
(監)蝶野博 (脚)安倍照雄 (原作)本多孝好
(主)竹野内豊 松雪泰子 坂口健太郎 黒島結菜 池田優斗 村本大輔 山下容莉枝 並木愛枝 千原せいじ 板尾創路 國村隼
 
最近話題になってる「万引き家族」とストーリーが似てる?いや、これまだ見てないから知らないけど、疑似家族のお話だったので。
彼らが集まるに至った理由の話が殆どで、集まってからの物語は薄い。
登場人物には何かと同情したり感情移入してしまうし、特に女性には好感も持てただけに、これからの話が欲しかった。
竹野内演じる主人公は案外ドライな印象(人質解放交渉の時とか)で、「家族」への嫌悪?躊躇?なんかそう言うトラウマに一番縛られてる感じだった。
彼らの元々の家族は最悪だったね・・。探しもしない?(汗) でもま、彼らもね・・犯罪は犯罪だからね・・そこんとこヨロシク。   【TV】
 

アップグレード
UPGRADE (18・米)
 
 
(監・脚・製作総指揮)リー・ワネル
(主)ローガン・マーシャル=グリーン ベッティ・ガブリエル ハリソン・ギルバートソン メラニー・バレホ ベネディクト・ハーディ
(声)サイモン・メイデン
 
コンピュータが生活に浸透している近未来。
旧車の整備士グレイは妻アシャと一緒に顧客エロンに車を届けた帰りに何者かに襲われてしまい・・

グレイとAIステムが協力して悪をやっつける! 人間とAIの協力関係こそこれからのミライなのね?!
な〜んてキブンに浸ってたので、あっ・・あああああ・・ってなったわ。(何・・) まあ、早い話がいつものヘボ推理で。
タイトルの意味する所が実は・・は恐いね・・。
いやぁ〜・・自分はな〜んもせんでもシゴト片付くしいいなぁ〜魔法かよ♪
・・なんてちょっと思ってしまったナマケモノかつ脳内お花畑(誰)にミライはあるのか?!
そして新コロ禍のイマ、くしゃみ兵器がタイムリー。(汗)
最後のあのシーンは意外だったな・・切なすぎるよ・・。グレイにとってはその方が幸せ・・?
そして、ソレを与えられただけでも、ヤツに情を感じ、感謝すべきなのか?
何かを一つ間違えてしまうと、とんでもない方向へ行ってしまいそうな・・
AIに限らずハイテク世界に潜む危険、また、その中でちゃんと人として生きられるのかどうか、精神的な危うさも感じてしまう・・
そんなミライはもうそこまで??
生き残れアナログ! 守ろう昭和ネタ! たとえ世界が変わろうとも!
ところで(お友達の感想にもあったけど)グレイの妻がアン〇カに似ててさ〜・・それを打ち消そうといらぬ努力が要ったわ。(ごめんア〇ミカ好きじゃないので)
それと、主人公、チラシ写真と雰囲気が違いすぎ。チラシ見た時、南米のおっさんが主人公って勝手に思ってさ、
でも思いがけずイケメンさんが出てきたから、わざわざチラシ再確認したわ。(注:南米のおっさんも好き)
後で知ったけど、これリー・ワネル監督だったのね〜♪       【Amazon】
 

アップサイドダウン 重力の恋人
UPSIDE DOWN (12・加=仏)
 
(監・脚)フアン・ソラナス
(主)ジム・スターチェス キルステン・ダンスト ティモシー・スポール ジェームズ・キドニー ジェイン・ハイトメイヤー 
   ブル・マンクマ ケイト・トロッター ヴラスタ・ヴラナ
 
それぞれ逆の方向に重力が作用した二つの世界〜富める世界と貧しい世界。双方の交流は厳しく禁じられていたが、
ひょんな事から知り合った下の世界の少年アダムと上の世界の少女エデン・・2人は次第に惹かれあっていき・・
もし地面と天井が逆さになったら面白いだろうな〜 ・・とか幼稚園児くらいの時によく想像していたのを思い出し、
独立した逆さ世界ってのに惹かれて観に行きました。
「どんだけ高い山よ!エベレストですか!軽装でエベレスト単独登山ですか!」 ・・なんてツッコミはナシで(笑)
「陽の光ってさあ、二つの世界の間(横)からしか入らないんじゃね?」 ・・とか余計な事もなるべく考えないように。(爆)
あり得なさそうだけどそれでも惹かれる、いやそんな所に惹かれる、まるで、愛なんてまんま信じちゃいないけどそれでも惹かれてしまう、
「ファンタジーを追い求めずに愛など語れる訳がない!」 ・・と、ごつく言い聞かせられた様な世界観がステキでした。
しかし、トイレであれがああなった時には私も慌てた!(なんなんだよ・笑)本人が下の世界の人ならモノにまで「下」が染み付いちゃってるのね?
アダム下なら○○まで下、つまり、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い法則、とメモメモ。(違います!)
でも、下とか言ってるけど物理的には下も上も同じ事だったし、要するに、見下された世界って意味だったんだなぁ、と。
そして、世界が良い方向に変わる陰には、必ず誰かの冒険や挑戦があるんだなぁ、と。アダム、よく頑張ったね〜・・なので、
「スポールがクビになったのアンタのせいじゃ?」(¬з¬)?? ・・な〜んてのも大目に見てください。(笑)
キキちゃん、今回はちと厚化粧で(寝る時も・・笑)最初はちょっと違和感あったけど、後半はいつもの魅力的な笑顔が見れて良かったです。
しかし、エデンの子供時代の子がやたらフケて見えたのは残念。アダムの子供時代は可愛いかったのに。
そう言えば、私事ですが、数年前に同窓会に行ったら「小学生の時からあんまり変わってないね」と言われ
「そうだろそうだろ」と悦に入ってたけど、後でフト気づいた、それって小学生の時からオバサン顔だったって事じゃん・・!(-_-;)
なので、もしあのクリームでシワ伸ばせても、元からフケ顔だとどうしようもないな・・と。(汗)
飛行船の残骸みたいな場所での落下はスリリングでいてロマ。映像もキレイだったので、スクリーンで観て良かったわ。
ラストは、あらっ意外とカンタンにいっちゃいました?だったけど。それに、**?えっ、いつの間に?空中浮遊の時?( ̄∇ ̄; ・・とかさ〜。(笑)
でも、ラストのふわふわ浮いちゃうスポールがなんだか可愛くてオールOKな気分にさせられたわ。
これぞまさに、ファンタジーの中のファンタ爺〜!?  【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】

アップタウン・ガールズ
UPTOWN GIRLS (03・米)
(監)ボアズ・イェーキン (脚)ジュリア・ダール モー・オクドロドニック リサ・デヴィッドウイッツ (原作)アリソン・ジェイコブズ
(主)ブリタニー・マーフィー ダコタ・ファニング マーリー・シェルトン ドナルド・フェイソン ジェシー・スペンサー ヘザー・ロックリア
最近、若手女優として、活躍めざましいブリちゃんと、”オトナ子供”丸出しのダコタ共演ドラマ。
あの「どこが可愛いのかワカラン」と散々のたまってきたダコタを、今回、初めて可愛いと感じたワ〜(笑)
思いがけずウルウルする所が多くて、ティーカップの所ではボロボロ泣いちゃったよ〜( ̄∇ ̄;)しょえ〜
・・やっぱ、物より人の温もり・・毎日を一緒に笑えて怒れて叫べる誰かがいて欲しいよね〜。
【以下、ちょっとだけネタバレあるかも】
”あの時”から、時間が止まったままな”大人子供”なブリちゃん・・色んな物を沢山捨てざるを得なかったけど、決して捨てる事のなかった
純真で真っ直ぐなハ〜ト。(悪く言えばガキっぽさだけど・笑)でも、幸運を開く鍵は、そんな所にあったんじゃないのかな?と思った。
そんな彼女だから、困った時には手を差し伸べてくれる友もいたし、プッツンしてた人とも復活出来たんだよね?(ブリ、先に謝れよ〜)
単純でよくある話なんだけど、私の『ミーハーのツボ!』を押される部分が多かったなぁ〜。( ̄∇ ̄;)
ブリのファッション→ガキっぽいのか妖艶なのかワカラン、はちゃめちゃで柔軟なセンス!(笑)これがすごく可愛いくて、もろ好み♪
世間さえ許してくれれば、私も着てみたい!(爆)インテリア等も楽しかったし、ペットのムーちゃん(ぶた)が、これまためちゃカワ!(* ̄∇ ̄*)
で、お話の『ツボ』に関しては、映画が終わって、翻訳者の戸田奈津子さんが出ていらしての言葉・・
「今、ウルウルしてらっしゃる方々は、多分普段はほにゃららな方なのではないでしょうか?でも、たまにはこうやって、ぺけぺけになってみるのも
いいですよ」って所だったのかも。←文字にするのもちと恥ずかしい私は、やっぱ見抜かれてるのかな。さすが、戸田なっちゃん!(馴れ馴れしい;)
あのラストだけはちょっと不自然でいただけなかったが(元々こう言うシチュエーション苦手)でも、ダコタにやっと笑顔が生まれたので、
これはもうヨシとするしかないでしょ〜!って感じでした。いえ、決して「人間」に戻りたくて言ってる訳じゃなく・・ゞ( ̄∇ ̄;)
作品見終わって思い出すのは、ブリとダコタ、そしてなっちゃんの笑顔・・。ちょっとすごいかも。(笑) 【ユナイテッド・シネマ】

アデル、ブルーは熱い色
LA VIE D'ADELE / BLUE IS THE WARMEST COLOR (13・仏)
 
(監・脚)アブデラティフ・ケシシュ (脚)ガーリア・ラクロワ (原作)ジュリー・マロ
(主)アデル・エグザルコプロス レア・セドゥ サリム・ケシュシュ モナ・ヴァルラヴェン ジェレミー・ラウールト アルマ・ホドロフスキー バンジャマン・シクスー
上級生のトマと付き合うものの、どこか満たされない女子高生アデル。
そんな時、偶然街ですれ違ったブルーの髪の女性にアデルは強烈に惹きつけられ・・

まずはチラシの画像が素敵〜と目を引かれ、カンヌで賞をとってたのね〜レアも出てるわ〜・・と興味がわいたので鑑賞。
女性同士のラブもの、って所にはあまり興味がなかったので特に気にしてなかったんだけど、
ここまで濃厚にがっつり絡んでくれるとは(爆) これだと、こんな大胆なシーンあったから受賞したみたいな感じじゃん?
いや、そのチャレンジ精神も悪いとは思わないけど、この絡みシーンがやけに長く感じちゃって、後半ちとダレたもんで。
そう言う世界に興味がある方には、よくぞ描いてくれました的でいいのかもしれんけど、
何しろ↑言った様に、自分はさほど興味がないんで、ただ、へぇ〜あんな風にするんだ〜メモメモ〜はしないけど〜(爆)
とか、まるで、生物の授業で何かの営みを観察してる様な気持ちにしかなれなくて。(すんません)
なので、その長いシーンがセンセーショナルで話題になって・・じゃなくて、
それ以外、特に、そこに至るまでのヒロインの繊細な心の揺れがとても自然に、
そして十代らしく瑞々しく描かれていたのが、個人的には一番良かったので、
それが受賞の一番の理由に違いない!・・と勝手に納得している次第。(^^ゞ
普通の生活感覚とそうでない恋愛感覚の間でもがくヒロイン・アデルが素晴らしかった。
レアとのコンビネーションも良かったけど、レアが関わらない部分でのふとした表情のが惹きつけられるものがあったわ。
レア演じるエマは・・確かに魅力的ではあったけど、自分には結構勝手な人に見えたなぁ。
自分は女性へは恋愛感情がわかないからそう見えたのかなぁ?;;
アデルも若気の至り(なのか?)で色々勝手にやってたけど、そもそもエマの方が、あの元妊婦の事が忘れられなかったんじゃないの?
子供が産まれて、そこでいわゆる普通の家庭(らしきもの)を持つ・・それが彼女の本当に欲しかった構図にも見えて、
アデルはその繋ぎに過ぎなかった様な気がしないでもない。あの怒り爆発シーンも、全く醒めて見てしまってた自分・・。
まあね、誰かに惹かれ過ぎてツライ!・・なんて気持ちとか、始まりも終わりも過程も目的も、男女でも女女でも、別段変わりない様な?
自分には女性同士云々な部分よりも、アデルと言う一人の少女の心情空間〜感受性バリエーションが一番心に残ったわ。
・・で、エマの髪がブルーなのはどうして?(←なんもわかってないですかね、すんません;;)  【Tジョイ・博多】
【余談】
劇場は全席指定だったんだけど、直前に私の横に老年に差し掛かったくらい?の男性が座って来て、
他にも席あいてるのになんで??ってちょっと不審に思ったけど、
もしかしたら、いつものお気に入りの席だから、隣に人(私)が居ても仕方ないと思って取ったのかも?
とも思い、だったら、ここで急に自分が他の席に移ったら失礼かな?と、そのまま座ってたの。
そしたら、途中何度か、その人はイビキかいたみたい??で、でも、チラッと見たら、
寝てるのかどうか?単なる息使いか?よくわからないし、もう気にしない様にしてたんだけど、
映画の終盤に、ふと、自分の太もものあたりに手が!・・エッ?!・・と思い、すぐに避けた!のと、ほぼ同時に、むこうもサッと手を引いたので、
故意にやったのか(痴漢?)いや、でも単に何かの拍子に手が当たっただけかも?とも思い、後は、避けた姿勢のまま、最後まで映画を見たわ。
そしたら、エンドロールが始まるや否や、身を乗り出して私の耳元で何かを囁いた!けど、それ、突然だったしビックリしたのが先だったので、
何を言ったのか、全然な〜んも聞き取れなかった!で、その人、すぐに席を後にしたわ・・。
果たして、痴漢だったのか?いや、でももしかしたら、さっきの手が触れた事を謝ったのかも?・・とも思ってしまってさ。
何とも、ワケわからんオマケのついた鑑賞となりました;; 

あと1センチの恋
LOVE, ROSIE (14・独=英)
 
 
(監)クリスティアン・ディッター (脚)ジュリエット・トウゥディ (原作)セシリア・アハーン
(主)リリー・コリンズ サム・クラフリン クリスチャン・クック タムシン・エガートン スーキー・ウォーターハウス 
  ジェイミー・ビーミッシュ ジェイミー・ウィンストン
 
評判いいみたいな本作だけど・・ごめん、昭和の天邪鬼には合わなかった;;
なんかさ〜気軽に相手を変えすぎ〜。すれ違いが、な〜んかいつも自業自得でさ〜共感出来なかったわ。
ヒロインの自分だけが夢諦めたのよ的な感じにイライラ。
自業自得でシングルで子供産んでも理解してくれる人も助けてくれる人も山程いて恵まれてるのにさ。
くっついちゃ別れ、の繰り返し。お二人さん、お互い好きなら、はよくっついてくれんと振り回されてるのは他の人達みたいな気もしたよ。
あの完璧主義な女性だって気の毒な所はあると思う。とにかく周りが迷惑なんで、はよくっついてくれ。(笑)
アレックスの結婚式にケイティのBFまでついて来るって有り得ない。
そこのパーティでロージーとアレックスの過去の再現(回想〜気が付くこと)があるからなんだろうけど、
無理やり過ぎて流れが急に作り物っぽくなってしまう。と言うか、見てる方はあの18歳のパーティでの二人の様子は解ってるしね。
記憶ないロージーが何もかもが最悪とか言っただけで、誤解したとは言え、たったそれだけでひるむなよアレックス・・男のくせに情けない。
どーでもいいけど、彼のペンの持ち方にもちょっとヒイた。(昭和の天邪鬼はペンやお箸の持ち方にもうるさいらしい・笑)
邦題と映像のカラフルで軽い感じは内容にとても合ってて良かったと思う。    【Amazon】 

アドベンチャーランドへようこそ
ADVENTURELAND (09・米)
 
(^^) 
(監・脚・製作)グレッグ・モットーラ (製作)シドニー・キンメル アン・ケリー テッド・ホープ
(主)ジェシー・アイゼンバーグ クリスティン・スチュワート マーティン・スター ビル・ヘイダー クリステン・ウィグ マルガリータ・レヴィエヴァ ライアン・レイノルズ
 
87年の夏。親の事情で、計画していた旅行のみならず大学院進学まで危うくなったジェイムズ。
仕方なくバイトを始める事にしたが、そこは地元のさびれた遊園地だった。

この所、地味〜〜に行っていたジェシー祭りもそろそろ終わりに近づいて来ました。そのおさらいについては、この感想の最後に語るとして・・(笑)
この時のジェシー、見た目は一番好きかも・・いや、やっぱ「イカとクジラ」のベーコンに似てるくせに(くせに、て)ツッパってるジェシーも好きだし〜
う〜ん、迷うなぁ〜(何を)
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しかし、キャラとしては今回も、童○・・(^^; オタクかそれかどっちかやろ、ほとんどが。
で、なんも感じてない風に見えるかもしれんけどホントは感じてるんだぞ一応・・と言うキャラで(笑)
どーも、コレって、やっぱ天然の成せる技なのか、よくわからんけど、ジェシーの最大の個性でもあるんだろうな。
ジェイムズ(ジェシー)は、一応、男のサガに抗えないと言う所ではフツ〜のどうしようもないヤツだけど、
そこから先の分かれ目で、人間的に信じられる方に行ってくれるから一応ホッとしたけれど、
エム(クリスティン)に自分のしたコトを正直に話す所では、あんたって人は・・そんな逐一報告しなくても・・それ程エムが大切なのね?
ホント、ええ子や〜〜〜(←3回目?)・・ってジーンとした反面、
ここまで正直に話されたら、さほど彼の事想ってなかったり後ろめたいモノが自分にもある時にはヒくやろね・・
とっとと姿くらましてしまいたいよね・・と、逆の気持ちも。・・あ、エム・・姿くらましたねぇ・・(えっ)
でも、なんやかんや騒動はあっても、大事に想ってる異性に対して、やっぱり正直で、真っ直ぐ相手の方を向く気持ちや
そんな感性を持った若者は、舞台である80年代だけじゃなくこの2000年代であっても居て欲しいなぁ、って思わされたよ。
なんかねぇ・・信じられる人って欲しいから。若い時のそんなキレイな気持ちって、おっさんになっても失わないで欲しいなぁ。(トオイメ)
多分、この作品を見た方の大半はクリスティン目当てじゃないかと思われるけど(ジェシー目当てで見た人いるのか?笑)
他、脇もなかなかいい味出してましたね。悪友とのしょーもないつるみとか、似たような光景その辺でよく見るし。
ライアン・レイノルズ・・って、あのスカヨハの元旦那の、だよね?・・で、あの、箱の中で頑張った人だよね?
こんな顔だったのね。初めて全体的にちゃんと動いてる所を見た様な気がするわ(笑)でも地味だね。(オイオイ)
さほどイケてる風でもなかったけど、エムにはあの連中の中じゃ一番オトナっぽくて素敵に見えたんだろうね?
過ちに割と早めに気づくには丁度いいタイプだった気もする。(笑)遊園地経営の夫婦も面白かったので(メオト漫才みたい)
それに負けないくらい、主人公絡みでのゲームや乗り物関係の小さなギャグももっとあれば良かったな。
ちょっと残念だったのは、音楽。音楽がダメって意味じゃなくて、私が80年代音楽にウトくて、あまりわからなかった、って事。
多分私のこの時代は、前半は生活するのに、後半は子育てに一生懸命で、とかで映画鑑賞もままならなかった時じゃなかったかと思う。
(映画もこのあたりの作品や人気俳優さんって馴染みがない。)
なので、もっと自分も青春出来てたらもっと共感出来るモノあったかもなぁ・・って、ちょっと寂しい気分にもなっちゃったよ。
・・と言う訳で・・
最後は、雨に濡れたジェシーの姿って子犬の様に愛おしいわ〜・・と思いつつも、
クリスティンのブラのホックのがキョ〜レツに目に焼き付いてしまいました、とさ。めでたしめでたし。(←クリスティン目当てかよ!) 【DVD】
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さて、これをもちましてジェシー祭りもひとまず終了。
今回の祭り以外のも入れて、ジェシー作品を観た順に振り返ってみると・・
「卒業の朝」・・劇場鑑賞。しかも大好きでDVDまで買ったのに、エミール・ハーシュ、ポール・ダノが目立ち、ジェシーに気づかず。
「ヴィレッジ」・・劇場鑑賞。マイケル・ピットが目立ち、ジェシーに気づかず。
「ゾンビランド」・・劇場鑑賞。ここでかなり気になるが、トゥインキーのがもっと気になる。
「イカとクジラ」・・BS鑑賞。なん〜この子、めちゃくちゃイイやん!ゾンビの子やん!ソーシャル出る子やん!←やっと完全認識。
「ソーシャル・ネットワーク」・・劇場鑑賞。イヤ〜な性格役でメジャー映画に出る所が更に気に入る。
「ウェス・クレイヴン’s カースド」・・DVD鑑賞。「HEROES」のピーターにゲイと言われながらもマイペースなジェシーに笑みこぼれまくり。
「ライトニング」・・DVD鑑賞。淡い恋もそこそこの気象オタク少年。彼のラブシーンは何年先?と心配になる。
「ハンティング・パーティ」・・DVD鑑賞。おっさん達に○女と言われながらもマイペースなジェシーに少し頼もしさを感じる。
「アドベンチャーランドへようこそ」・・DVD鑑賞。自分から童○告白しているジェシーが愛おしい。
                      初の本格ラブシーン万歳!しかし印象的だったのはクリスティンのブラの・・(以下略)
なお、デビューのTVシリーズ、「ゲット・リアル」(アン・ハサウェイ主演)と、
日本未公開の初主演映画「Roger Dodger」は未見。(←ネットで部分的には見た・・やっぱ童○の話・爆)
待機作・・「ホーリー・ローラーズ」の日本公開は未定、他、日本劇場未公開の「キャンプ・ホープ」含めた3本も未見。
「ゾンビランド2」・・は、どうなんだろうね?
なにはともあれ、次はアカデミー賞授賞式、楽しみにしてますよ〜。(wowow見れんけど・泣)
会場でコケたりしないでね!・・いや、でもコケた方がジェシーらしいかも・・「卒業の朝」でもコケそうなシーンあったなぁ(笑)
 

アトランティスのこころ
HEARTS IN ATLANTIS (01・米)
(監)スコット・ヒックス (脚)ウィリアム・ゴールドマン (原作)スティーヴン・キング
(主)アンソニー・ホプキンス アントン・イェルチン ホープ・デイヴィス デヴィッド・モース ミカ・ブーレム 
   アラン・テュディック アダム・ルフェーヴル トム・バウアー
さほどな懐古趣味はない私ですが、ボビーの回想する、一番思い出深いあの時期・・には、とても心掴まれました。
まずは、ボビー少年とキャロルちゃんがもうとっても可愛いくて〜♪
そこに謎の爺さん・テッド登場〜で、素直で優しいだけのボビー少年が少しずつ強く成長していく過程もちょっと悲しいけど清清しくて良かったです。

なんだかね〜、あんなに純粋なボビー少年見てると、テッドとの出会いは必然だった様な気もしてくるのよね。
澄んだ魂同志が呼び合った・・みたいな。屈折した世界からでも、美しい光は生まれる・・みたいな。
でも、もし自分があの場に居たとしても、とてもじゃないけどテッドと顔合わせられないだろうなぁ〜・・
そんな風に汚れつちまっておりまする自分が悲しい・・(爆) 
ただ、せっかくステキな過去の物語があったのに、現在に戻った時点で、軸がテッドとキャロルの間でブレてしまい
全体の印象が薄まってしまったのが残念。回想のキッカケのもう1人の友達なんて殆ど出なかったしねぇ?(^^;
母親との話は違和感なく溶け込んでいて良かったし、演じてたホープ・ディヴィスも、
勿論、謎の爺さん・テッド役のアンソニー・ホプキンスも味わい深く良かったです。 【BS−NHK】

アドルフの画集
MAX (02・カナダ=英=ハンガリー=独)
(監・脚)メノ・メイエス
(主)ジョン・キューザック ノア・テイラー リーリー・ソビエスキー モリー・パーカー ウルリク・トムセン
マックスとアドルフ・・二人はただ出会っただけ・・結局はそんな気がしてすーっと虚しい気分に。
アドルフが自分の進むべき道を摸索してる時に、絵への道を開いてあげたのはマックスだった。しかし同時に、彼の隠れた劣等感に
火をつけたのもマックスではなかったのか・・?と思ったから。もちろんアドルフを政治にあおった物は他にあったし、自分自身のせいであるのは
間違いないんだけど、原題を”MAX”にしてる所にも、マックス=アドルフを取り囲む社会の象徴・・みたいに思えて。
絵は、マックスにとっては、しがみつきたい”人生”・・でも、アドルフにとってはただの”手段”の一つに過ぎなかった様に思えた。
裕福なマックスは、その渇きをお金で解決出来た。でも何も持たないアドルフにはそんな余裕はない。全てか無か・・いつも切羽詰まった
極端な精神状態であった風にも見え、手っ取り早く優越感に浸れるならどんな道でも良かった様にも見えた。絵でも政治でも何でも・・。
(これはフィクションだけど)彼の絵が世の中に認められれば、確かに歴史は変わっていただろう・・けれど、同じ様な人間はゴマンと居る訳で・・。
誰でも彼に成り得た、と言うのは言い過ぎかもしれないけど、そう言う、人のエネルギーの危うさに、私はハートをえぐられる様な感触、衝撃を
与えられてしまった。欲求を満たしてくれる小さな手応えが恍惚感を生み、虚栄に陶酔する姿の恐ろしさ・・弱さ。
実は、「なんだ、マックスとアドルフの関係ってさほど深い訳でもないんジャン」なんて、最初少し思ったんだけど、二人の間に距離があったのは、
描かれるべき物が、向き合った二人の甘い友情などではなく、露わにされた個人の自己顕示欲が、社会に飲み込まれ蝕まれて行く様だったからかな?
と感じた。そして、必要以上にアドルフに親近感を持たせず、擁護させない意図がもしかしたらあったかも?とも。
キューザック、最近面白い仕事してるよね〜。ドイツ語じゃなくて興ざめなんて不評をあちこちで聞くけど、興味深い題材をこんな切り口で見せてくれた、
その意気込みは画期的だし素晴らしいと思う。ノアは、若い頃よりも、見た目の異様さが”好みな異様さ”になってきてたわ〜。ゞ( ̄∇ ̄;) 【劇場】


THE HOLE (01・英)
(監)ニック・ハム (脚)ベン・コート キャロライン・イップ (原)ガイ・バート
(主)ソーラ・バーチ デズモンド・ハリントン ダニエル・ブロックルバンク ローレンス・フォックス キーラ・ナイトレイ
冒頭から、ぞくぞくする程、私好みの音楽で惹きつけてくれます!
ちょっとサスペンスとしては、先が見えるのが残念だったけど、あの年頃では”人生の全て”に見える「学校」と言う空間で、あの様な狂気に陥るのは
珍しい事ではないのかもしれない。大人であっても、限られた社会(あるいは家庭で?)ああ言う感覚になってしまう事もあるのでは・・?
そんな狂気が、この作品では、主演のソーラ・バーチによって見事に表されています。ソーラ、凄いです!前から注目してたけど、改めてオドロキ!
(他の生徒たち、完全に食われてる・・)ラストの彼女に・・血の気が引きます・・(笑)【KBCシネマ】【ビデオ】

アナコンダ
ANACONDA (97・米)
(監)ルイス・ロッサ (脚)ハンス・バウアー ジム・キャッシュ ジャック・エップスJr.
(主)ジェニファー・ロペス アイス・キューブ ジョン・ヴォイト エリック・ストルツ ジョナサン・ハイド オーウェン・ウィルソン
ちょっと前にTVでやってました。アマゾンにて巨大ヘビを注文・・もとい、捕獲しようとする話。
しかし、ジョン・ヴォイトはちまちま裏工作するよりも、娘アンジェリーナ・ジョリーを呼んだ方が話が早いと思う・・!
アマゾンって・・面白そうね〜。なんとかジーニョ?とか言う名前の人がうじゃうじゃわいて来そうな雰囲気でそそります。
でも1度足踏み入れたら、ドン臭い私なんて絶対還って来れないだろうな・・。
・・内容はもう忘れた・・思い出そうとすると「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の、ヘビと絡まるサルマ・ハエックが出て来る。( ̄∇ ̄;)
何はともあれ冒険心をそそる映画だった・・気がする。ゞ( ̄∇ ̄;)気が向いたら「2」も見たい。TVでね・・。
そうそう・・アイス・キューブが、最初からいい人っぽくてずっと応援してました。
それにしても、夏にはいいがこれからの季節には寒そうな名前だ。【TV】

ANOTHER アナザー
DARK CORNERS (06・英=米)
(監・脚)レイ・ガウワー
(主)ソーラ・バーチ トビー・スティーヴンス クリスチャン・アンホルト マイケル・J・レイノルズ レイ・チャールソン ジョアンナ・ホール
幸せな結婚生活を送っているスージー。だが、子供が出来ない事を悩み、最近は悪夢にまでうなされる日々。
その夢に出て来るもう1人の自分の名はカレン・・そして彼女は毎晩の様に何者かに襲われ傷だらけになっていた。

古ぼけたアパートや浴室など、怪しい雰囲気はとっても良かったんだけど、効果音が安っぽくてイマイチ・・
それに、この悪夢の絡んだ話は一体どんな所に着地するんだろうか?・・って、終盤まで心配してしまう程、物語の展開が乏しく、
その場しのぎな恐怖ばかりで、後半は退屈。で、結局、何だったの??
618って?足しても13にはならんよ?(「1408号室」じゃないか)
・・ってラストまで、ついに意味不明で面白くないまま終わってしまった。(゜◇゜)~

私が考えてたラストのがまだマシだったかも!ちなみに私が考えてたのは、

白のスーザンも黒のカレンも、あの精神科医の別人格だった、
なので、新たな人格を生み出そうとした二人(とその子供)を
彼は殺すしかなかった!
・・とか。  どーだ!  ・・ダメ?(爆)
久々のソーラは、大人っぽくなってて、少し頬がすっきり。なのに、何故かリンダ・ブレアに似てきてた;; 【DVD】

アナザー Another
 (11・日本)
 
(監・脚)古澤健 (脚)田中幸子 (原作)綾辻行人 (人形制作)恋月姫
(主)山崎賢人 橋本愛 袴田吉彦 加藤あい 佐藤寛子 宇治清高 井之脇海 岡山天音 秋月三佳 つみきみほ 銀粉蝶
家の都合で伯母の元から新しい学校に通う事になった15歳の榊原恒一。
しかし引っ越し早々に持病で入院・・そこで眼帯をした謎めいた少女を見かける。

アヤツジ作品は大きくざっくり分けると、騙されるとやけに嬉しくなる本格推理物、イタリアンホラーも真っ青な残酷サスペンス物、
ひたすらムードに惑わされる雰囲気謎解き物・・の3つに分けられるんじゃないかと思う。
で、この物語はしっかり3つ目のムード系。
昔どっぷりハマったのは本格推理物だったので、(最近多い気がする)ムード物はどちらかと言うとあまり好きではない。
とは言っても、この作品の原作も、半分までは「まだムードで引っ張るか〜いつ本題に入るんだよ〜」
・・と前半に飽きつつも(笑)後半、謎が明らかになるにつれ、その斬新な発想には驚かされたし
なんだかんだ言いつつ、独特の世界観に魅せられた訳で。
なので、それならちょっと観てみたい、それでなくてもアヤツジ本格推理物なんて
(どんなに優れた監督でもトリック的に)絶対に映像化は不可能!
・・なんだから、せめてムード系のくらい映画化されたんなら・・と思って鑑賞しましたwith娘。スタンプもたまってたし。
ですが!うう〜ん・・これはイマイチでしたね。
第一に、あのとことん飽きる程しつこく作り込まれてたムード(笑)が全然映像に反映されてない。
なんだろこれ、例えば、例えばだけど「告白」なんかと比べても、その映像クオリティの差は歴然。
カメラと言い見せ方と言い、どうしてそんなに安っぽい?!そのウネウネしたウ○○みたいなの何よ!?(爆)
・・と、何ともムードガタ崩れ・・。
ヒロイン・鳴役の橋本愛ちゃんだけは(私の持ってた鳴のイメージとは違っていたにも関わらず)
彼女なりのなかなか良いムードを醸し出していたなぁ、とは思ったけどね。
それと、袴田吉彦は個人的に好きなのでOK。(←顔パスかよ!)
この不思議な世界観は、漂うムードにしつこいくらいのこだわりを持ってなきゃ描き出せないんだと改めて解ったわ。
娘は、「走って引っかかっただけで○があんな風になるとは思えん」・・と、そこに一番異議がある様で。(笑)
ところで物語ですが・・もし自分がこの世界に居たら・・やっぱり右へ倣えで皆と同じ事するしか仕方ないって思うだろうな。
それが、いかにも現実のイジメみたい、ってのは嫌だし情けないけど、単に恐いから、としか言いようがない。
ただ、私ももしかしたら、すすんで「いない人」に立候補したかも?・・って気はする。
なんか、それで済むならそれでいいじゃん!それで恐い事起こらないってわかってるんならそれでいいじゃん!
・・って、面倒くさい事は嫌いだし開き直りは得意技だし、それで孤独になっても、
(自分が受ける立場なら)本当のイジメではないと自分に言い聞かせる事も出来るし、それなら耐えられる・・と思うから。
でもね、私は「ゴースト・NYのなんとか」だって、恋人につきまとってないでとっとと成仏してください!
・・って思ってしまうタイプなんで(ラブストーリー成立ならず・・笑)
もし昔のあの教室にいたら、あのクラスメイト達の弔いの仕方には多分文句言ってたんじゃないか・・とは思う。
この世とあの世の境い目は、きっちり分けないといけないよ!・・だって・・・・・恐いから!ヾ( ̄∇ ̄;
それはそうと、これ、アニメにもなってたんだね。それも、絵がいかにもアッチ系の・・;;うう〜ん・・
それもね〜かなりガッカリ。眼帯少女は確かに何かソソるモノはあるんでしょうが(え)
世界観がどんどん変態・・もとい、おかしな世界に引き込まれていってるみたいで気に入らない。
アヤツジさんはそれで嬉しいの?!嫌じゃないの?!(←原作者にやつあたりすみません;;)
そうそう、映画の中の人形が恋月姫だったのは良かった。久々に見たけど、やっぱりすごく可愛いし美しい。
オッド・アイの人形はこの映画の為に作ったのかな?恋月姫のムードは格別やね。  【ユナイテッド・シネマ】

アナザープラネット
ANOTHER EARTH (11・米)
(監・脚・撮影・編集)マイク・ケイヒル (脚)ブリット・マーリング
(主)ブリット・マーリング ウィリアム・メイポーザー ロビン・ロード・テイラー マシュー=リー・アルルバフ
17歳で名門大学に合格したローダ。
将来に何の不安もないはずだった彼女・・だが、思いがけない自動車事故を起こしてしまい・・

日常の空間〜時間を意識させる光と影のコントラストが絶妙。
そして、2番目の地球がさりげなく溶け込む非日常風景にも何故か安心感を覚えてしまう・・と言う不思議。
タイトルだけだと、SF冒険作品みたいだけど、しっかり人間ドラマ。贖罪と赦しのドラマ。そして希望の・・?
とても好みな内容だったけど、で、主人公ローダも好感持てる素敵な子だったけど、で、相手への気持ちもとても解るけど、
ダメダメ〜〜〜彼とそんな事しちゃダメ〜そんなになっちゃっちゃー、先がもっと悲惨になるだけだって〜!
・・って、思わず心の中で叫んでいたわ。
最後の、彼へのあのプレゼントも、果たして良い結果となるのかどうか?
だって、向こうにももう1人いるんだよね?だったら・・何かと不都合では?
ラストの彼女が・・の意図する所もすんなりとは解らない。ああ、もどかしい〜。
なので、なんとかスッキリしたいと、自分なりに色々思いを巡らせてみたんだけど、
あのラストって・・実際に現れたと言うより、彼女の心の中で見えた自分〜希望〜だったのかも?とか。
そもそも第2の地球自体が、取り返しのつかない現実とは違った世界な訳で
そこへ向かいたい、けれど迷いと恐れで一歩が踏み出せない、そんな世界だったと思うので・・。
だとしたら、先に彼をそちらに向かわせる事が出来た彼女は、やっと自分の心も少しだけ解放出来たんじゃないかとも思うし
やっと本来の素の自分とも向き合う事が出来たんじゃないか・・とかも思ったりして。
彼があちらへ行っても、前述の通り、都合悪いと思うし、
あちらの自分がこちらに来たとしても、結局の所、自分自身の位置付けは何も変わらない訳だし、
要するに、現実の中で変えられるのは意識〜心〜だけな気もして。
・・いや、分からないけどね、本当の意味は;;ホントの所はどうなの〜?誰か教えて〜スッキリさせて〜(^^;
主人公の女優さんがとても良かった。
物語が物語なんで、大抵は暗くて地味なんだけど;;ちょっとした笑顔がとても賢そうで可愛くて。
彼女の事をさり気なく気にしていた弟も微笑ましかったわ。最初はぼんくらかと思ってただけに。(笑)
盲目の老人にはちょっと泣けた・・。多くを語らずとも。そして彼女の気持ちにも。だから別の地球に不思議な安心感があったのかな・・。
【追記】 この女優さん、脚本も担当してたのね!素晴らしい才能。他に何か作品あるなら見てみたい。ちょっと一時期のA・ジャウィを連想。
【また追記】 実は、見てもうだいぶ経つんだけど(^^; また改めて考えてみると、彼女と彼の再生の仕方の違いとか
赦しの意味とか、そんなのが妙に気になって・・これ、見れば見るだけ糧になるスルメ映画かもしれない!
・・って今頃思ったわ。 「つるツボ」確定。 (スルメは、味が出る・・ですか・・爆)   【CS・スターチャンネル】

あなたが寝てる間に・・・
WHILE YOU WERE SLEEPING (95・米)
(監)ジョン・タートルトーブ (脚)ダニエル・G・サリヴァン フレドリック・リボー
(主)サンドラ・ブロック ビル・プルマン ピーター・ギャラガー ピーター・ボイル
BSでやってたんですが、「デンジャラス・ビューティ」のサンドラがとっても良かったので、思わず見てしまい、思いがけず気に入りました。
面白かったです。ここのサンドラもとってもイイですね!平凡顔のビルも結構イイ・・「インデペンデンス・デイ」より。(笑)
ラストシーン、粋ですね!とっても心が温まりました。 【BS−NHK】

あなただけ今晩は
IRMA LA DOUCE (63・米)
 
 
(監・脚・製作)ビリー・ワイルダー (脚)I.A.L.ダイアモンド
(主)ジャック・レモン シャーリー・マクレーン ルー・ジャコビ ハーシェル・ベルナルディ ホープ・ホリディ
シャーリー・マクレーンがとってもキュートで可愛らしい。彼女の住むアパートのインテリアなんかもとってもステキで、
こんな所住んでみたいなぁ〜・・とか。場所じゃないよ、部屋だけよ;;
でも、物語は・・うーん・・私には合わなかったです。かなり退屈でした。
最初の方からあんまりノレなかったけど、特に、男が嘘つくあたりからは全然・・。彼にも好感持てなかったし。
前も昔の某アメリカ映画のいわゆる傑作が全然肌に合わなくて肩身の狭い思いをしたけど、これもそんな感じで。(汗)
シャーリーの可愛らしさだけはよく解ったからヨシとしてください。(誰に言ってるんだか;;) 【BS−NHK】
 
あなたに言えなかったこと
THINGS I NEVER TOLD YOU (95・米=スペイン)
(監・脚)イザベル・コヘット
(主)リリ・テイラー アンドリュー・マッカーシー アレクシス・アークエット リチャード・エドソン デヴィ・メイサー
「死ぬまでにしたい10のこと」のI・コヘット監督作なんだけど、これも良かった〜!なんかこの監督さんとは感性が合うみたい。
他人にはほんの些細な事が、人の幸不幸を左右する重要な事だったりとか、見逃しがちな日常のキモチが溢れていて面白かったです。
”願いが叶ったからと言って、幸せになれるとは限らない”・・確かにそうだよね。そんな言葉を、頭ではなく、ハートで感じられる
クライマックスのエピソードには思わず涙が出てしまった。ドンの父親にアンがハグする所なんて、可笑しいやら感動的やらで(笑)
うん、こう言うセンスがすごくピッタシ来るんだよね♪ラストもお決まりな様でいて、でもさり気なくて・・そのさじ加減が丁度良かった。
今迄あんまりピンと来てなかったリリ・テイラーも自然でとっても良かったし、可愛いく見えたわ〜。(笑)【ビデオ】

あなたになら言える秘密のこと
LA VIDA SECRETA DE LAS PALABRAS / THE SECRET LIFE OF WORDS (05・スペイン)
(監・脚)イザベル・コイシェ
(主)サラ・ポーリー ティム・ロビンス ハビエル・カマラ エディー・マーサン ダニエル・メイズ レオノール・ワトリング ジュリー・クリスティ
「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コヘット監督作・・と言うかぁ〜・・コイシェて・・同じ苗字だよねぇ?
む〜・・いつからそんな表記になったのやら?まだ3本目なのに・・最初からきちんと発音調べて欲しかったなあ・・(-_-;)
と、いきなり文句言ってますが(笑)物語は油田掘削場で火傷を負った男性の看護をかって出た1人の女性の物語。
何やら秘密めいた彼女の過去とは一体・・?・・なんだけど、その秘密については特に驚きもなく、自分の中では、ただ淡々と過ぎてしまった印象が
否めず、感動にまでは至らなかった。唐突な歴史事情にピンと来なかったのもあるし、そうでなくても、女性ならあらゆるそう言う事は絶対に風化はさせない、
たとえそんな経験がないとしても、ある意味いつでも真剣にとらえている領域だと思うので、かえって改めての感慨と言う物がなかった様にも思える。
(これはマイク・リー映画のテーマにいつも私が感じるモノとちょっと似てるかもしれない。)
それに、出会いのシチュエーションがあれなのは・・ちょっとね・・どうも妖怪ババアにはああ言うのはマヤカシに見えるし;;
彼と彼女のバランスも取れてない様に思えたので、今ひとつ二人の関係の発展に感情移入が出来なかった。
傷を負っているのに饒舌な男・・いや、傷を隠そうとしてムダにハイテンションになってるだけなのか?でもどっちにしても彼女のが重すぎる・・
と思うのは私が女だからかもしれないけど、通常、男よりも女の方がピリピリと神経使って生きざるを得ない世の中だと思うし、
だからこそ彼女の様な秘密には(つとめて)冷静過ぎる感情しか持てないし、それをあの彼がどこまで理解出来ているのかアヤシいモンだ・・
今は良くても数年後が心配だよ。(そこまで言うか)クライマックスのあの彼の言葉にも、「それだけは言ってくれるな〜ああ〜言っちゃったよ〜」
・・って具合で、個人的にノーサンキューなシーンでした。・・はぁ・・普通は感動する所なんだろうなぁ、こう言うの・・まいったなぁ・・。
でも、そう言うクサい所(オイオイ)以外はね、地味に進んでいく前半とか好きだったのよね。明らかにほにゃららだな・・
って思える主人公から目が離せないし、1人きりな人ばかりなあんな場所では、イヤでも誰かが気にかかるよね。
それと、出番は少ないけど、ジュリー・クリスティの最後のシーンなんてすごく良かった・・。
そうよ・・
人の秘密を知る事は、それを一緒に抱えて行く事よ。そんな事を察しもしない、考えたこともない、それなのに
何でも詮索しまくる鈍感な人間が世の中には多すぎる!・・と、私は怒ってるんだか共感してるんだか。( ̄∇ ̄;) でも、
人生・・イイ未来って、そんな時こそ冷静になり(爆)素直に人と接し受け入れる・・そう言うキモチ次第なんだろうね。
心の傷も体の傷も、少しずつでもゆっくりでも、いつかは癒えるといいよね・・。
この物語、切り口が違えばもっともっと心に迫っていたんじゃないかな・・
自分にとってはちょっと残念な作品でした。
ところで、ベニグノ料理人(注:そんな名前ではありません)とアヒルはどうなったんでしょうね〜? 【KBCシネマ】

あなたにも書ける恋愛小説
ALEX & EMMA (03・米)
(監)ロブ・ライナー
(主)ケイト・ハドソン ルーク・ウィルキンソン ソフィー・マルソー
スランプに陥った小説家の男。
コワイさんの借金取立て屋におどされ、なにがなんでも期限内に書き上げなくてはならない羽目になり、速記係の女性を雇う事に。

主人公の書く小説と、実際に書いてる所が交互にオーバーラップしていく様子は楽しいけど、イマイチ粗筋しかない感じ。
小説の中でも現実でもどっちでもいいから、もっとお互いが惹かれあう過程が欲しかったな・・だって借金にまみれたいい加減な小説家だし、
見た目だけでは惚れそうもないし。( ̄∇ ̄;) 男はもうどうでもいいけど(笑)黙ってると狐顔が恐いハドソンは、笑うと別人の様に可愛くて、
物語の中の3変化も可愛いくて、黙ってさえいなければとっても安心するキャラでした。(笑)
昔は清純派バリバリだったソフィー・マルソーが、小説の中ではお金命!で男をたぶらかす有閑マダムなのは面白いが、
現実ではほんのチョイ役で勿体無かった。それにしても、主人公の書く小説がこの程度なら、ほんとに「私でも書ける恋愛小説」かも?なーんて
錯覚もしてしまうよ。タイトル合ってるなぁ。(笑)・・『愛とは後悔すること』・・!純愛ものファン怒るかもよ?_(T▽T)ノ彡☆ 【DVD】

ANNA+OTTO アナとオットー
LOS AMANTES DEL CIRCULO POLAR (98・スペイン)
(監・脚)フリオ・メデム
(主)ナイワ・ニムリ フェレ・マルティネス サラ・バリエンテ ペルー・メデム クリステル・ディエス
父の死から、オットーに父親を重ねながらも、それを振り払い彼を愛す少女アナ、父親に捨てられた母親を想いながらも、
父親と再婚した女性の娘アナを愛してしまうオットー。回文な(上からも下からも同じ)名前と人生の偶然(の必然?)=彼らの数年に渡る
愛の行方を、最初はごく身近な所から、最後には壮大なフィンランドを舞台にして描いている所が印象的。
人生がいくつもの輪から成り立ってると言うのは私も感じる所。いい偶然なんてそんなにないけど(笑)どこかに筋書きがあるんじゃ?と感じた事は
多々あるものね。親への深い想いが与える恋への影響も興味深く、幼い日の授業中に、女の子は男の子よりも大人・・みたいな事を先生が言ってたのが
そのまま2人の(親と)相手への想いのズレになってる感じがしたり、終わりなき物はないと強気で言ってた父親の後の姿なども切なく、
そしてあのラスト・・!後半、ちと間延びしてた分、ラストでやってくれましたね〜。
【以下ネタバレあり!未見の方は読まないでね】
まるで奥菜恵みたいな大きな目のアップが最初に映った時、すごく驚きと言うか戸惑いと言うか恐怖と言うか嬉しさと言うか、
そんな不思議な気持ちになったのよね。そしたらこれがあんなラストだったとは。
その直前に、あのホッとするハッピーエンドがあっただけに、驚きだったわ〜。
でもこのラストでこそ、それまでの2人の同じ様に見えて別々のエピソードが生きて来るよね・・その直前の光景はアナだけの真実だったのかな・・。
いや、ずっと求め続けてきた幸せな瞬間に、アナはきっとたどり着けたんだよね・・と、私も信じたい・・。
それにしても、父親や母親は見た目からして情熱的だったけど、アナとオットーは雪国が似合うクールさだったなぁ〜。(笑)
少女時代のアナのベッドカバーが、やしの葉等のカラフルな色使いのサンプラーキルト?でした。で、家を出て行ってからは、
ウェディング・リングのカバーになった様に見えた。同監督作の「ルシアとSEX」でも素晴らしいウェディング・リングのキルト使ってたし、
スペイン映画でもキルト要注意ですな〜。そして勿論、こう言う独得の空気・・世界観を作り上げるメデム監督の次回作にも期待が高まります。【BS−NHK】

アナトミー
ANATOMY (00・独)
(監・脚)ステファン・ルツォヴィッキー
(主)フランカ・ポテンテ リュティガー・フォークラー セバスチャン・ブロムベルグ ベンノ・フュルマン
あまり期待しないで見たのが良かったのか、それなりに面白かった。ドイツってのも説得力があるね。
でも確かにちょっと盛り上がりには欠けてたかな。エピソードもあまり広がりがなかったし、解剖シーンが思ってたよりも少なかったのも残念。(笑)
それにしても、こんな人達に囲まれたら恐いね・・****に刃物、って言うもんね〜。
ポテンテに気付いた子供が叫んだ。「あっ!マニだ!」・・マニじゃない・・ローラだって・・ゞ( ̄∇ ̄;)【DVD】

アナと雪の女王
FROZEN (13・米)
(^^
(監)クリス・バック (監・脚)ジェニファー・リー (原案)アンデルセン (音楽)クリストフ・ベック 
(主題歌)イディナ・メンゼル (主題歌作曲)ロバート・ロペス (主題歌作詞)クリステン・アンダーソン=ロペス
(声)クリステン・ベル イディナ・メンゼル ジョナサン・グロフ ジョシュ・ギャッド サンティノ・フォンタナ アラン・テュディック キアラン・ハインズ
王女姉妹のエルサとアナは大の仲良し。
しかし姉エルサは、自分の不思議な能力でアナを危険な目に合わせてしまって以来、部屋に引きこもってしまう。

巷で流行れば流行るほど見たくなくなる・・と言う超天邪鬼!なくせにコレを観てしまった・・(笑)何故?!
童話の「雪の女王」が子供の頃に好きだったってのもあったけど、
実は、今、この映画のパズルをiphoneでやってる最中で、そこにキャラが出てくるの〜。
なので、一体どんな人たちなんだろう?・・って気になってしまって。それが鑑賞の一番の理由。(笑)
久々のひとりディズニーアニメ鑑賞〜。字幕3Dで観たので、
TVとかで騒がれてる、吹き替え歌唱したらしいメーデーだかメイジェーだかは殆ど知らないし興味なし。
と言うか、歌ってたの、松たか子じゃなかったの?ハテ??
で、その歌、正直、映画観る前にから早々に聴き飽きた〜;;とか思ってたんだけど、
さすがに、映像付きで聴くと素晴らしかったわ!・・と言うか、そこが一番の見せ場だった。
エルサの能力すご過ぎ!工務店泣かせ!氷点下でも生きて行ける生存能力が素晴らしい! Σ\( ̄ー ̄;
物語は、一応アンデルセンの童話をモチーフにしてるって言ってるけど、ほぼオリジナル。
朗らかでせからしいアナ(笑)と、物静かで頑ななエルサは対照的だけど、
しょっ中、表情がりきんでたのは同じで(奥歯すり減ってそう〜)なんだかおブス可愛いかった。
男性は二人ともアゴが発達した見た目で、ディズニーキャラって結構アク強いよなぁ・・と改めて。(笑)
雪だるまは見た目はイマイチだったけど、仕草が可愛くて、終わった頃にはすっかり好きになってたわ。
トロール達は、後でも出てくるかと思ったのに、あれだけで・・地味っ・・。
氷屋の若者(←名前何だっけ?笑)も思った程の活躍はなかった様な?
そんな感じだったので、BBSでは、つい「姉妹以外は捨てキャラ」な〜んて言っちゃった;;
けど、「真実の愛」が、男女の愛をほっぽらかして(←どこの言葉?)
姉妹愛だった事には何の異論もない・・どころか、そこが良かったし泣けた・・(ノ△T)エーン
氷屋の若者(笑)のアナへの愛がどの程度かは、まぁ、これからを乞うご期待、って所かしら?(^m^
エルサの能力をただ危険なモノとしてしか扱わなかった親に対してとか、
スピード恋愛結婚したがるアナに対してとか(これはエルサもモノ申してたな)
ありのままで〜♪の割にはまた引きこもりかよ!(爆)なエルサに対してとか、
意外と、其々のキャラに対して考えさせられる所があったのも良かった。
それにしても、ありのままで〜♪って、よく考えたら、ごく当たり前の事だよね〜?
そんな事を今更訴える物語見てると、何でも型にハメたがるご時世なのかな〜?とも感じたわ。 【ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ】

【死霊館シリーズのアナベルシリーズ】(時系列) 
アナベル 死霊人形の誕生
ANNABELLE: CREATION (17・米)
 
 
(監)デヴィッド・F・サンドバーグ (脚)ゲイリー・ドーベルマン (製作)ピーター・サフラン ジェームズ・ワン
(主)タリタ・ベイトマン ルールー・ウィルソン ミランダ・オットー ステファニー・シグマン フィリッパ・クルサード 
   グレイス・フルトン ルールー・サフラン テイラー・バック サマラ・リー アンソニー・ラパリア
 
12年前に最愛の娘ビーを亡くした人形職人のマリンズとその妻エスター。
二人は自分達の棲む広い屋敷に孤児院のシスターと孤児達6人を受け入れる事にするが・・

人形の顔、最初の広告からして恐いんだけど・・。(*´Д`)
ひたすら、ジャニスちゃんが可哀想だったな〜。
それでなくても脚が悪くて一番気にかかる少女でさ、と言うか一番可愛いかったしさ。(^^ゞ
シスターも励ましてたのに、結局、精神が強くても関係なかったって事?
いや、精神が弱かったから、と? それも酷いな・・まだほんの少女なのに。
ずっとそんな感じだったので、早くウォーレン夫妻出てきて〜。とっとと退治ヨロシク!
・・って思ったけど、彼らはまだもっと先だったね。 時空超えてやって来て欲しかった。(←違う話になりそう?)
ジャニスの親友リンダがオモチャのピストルみたいなの触ってて中の弾(玉)がはずみでボコッとアナベルの頭に直撃した時は
うわっ、やっちまったっ! って思って、更にすぐアナベルの方を見ると、しっかりこっちを向いてて、ヒイッ(恐っ)・・ってなったわ。
リンダと言えば、井戸にアナベルを捨てた後、何故わざわざ覗きに戻る?って思ったけど、あれはアナベルが誘導したのかな?
ジャニスが新しい保護者から貰ってたのがほんまもんの呪いの人形と言われてるラガティアンでビックリ。
呪いの人形は実在してるんで!と言わんばかりに現実へとリンクさせてたのはすごいな〜。(汗)
それにしても、人形にのりうつってたかと思ったら人間にずっとのりうつってたり、その間、のりうつられた人はどんな暮らししてたの?
元の意識はどうやったん?アナベル潜伏期間中はずっと普通?(ウィルスかい)・・と無駄に細かい事が気になる自分。( ̄∇ ̄;
元々はビーちゃん(アナベル)の両親の、亡くなった娘を想う心や弱った心を利用して悪魔が現れたみたいなんだけど、
なんか弱った人の心の隙を利用するなんて、人間でもそう言う卑劣な事で儲けてるのとかいるよね?
"霊感商法"とか言われてるけど、これからはもう"死霊商法"でいいんじゃ?その方が解りやすくて親切じゃ?
アナベル人形の顔やさりげない動きなんかは、個人的には今迄で一番恐かった気がする。
ラスト、顔のアップをずっと・・ってのも、恐くて時々目をそらしたし。(チキン過ぎ)
そう言えば、神父さんが人形から悪魔を祓った後に、子供達にそれを見せて、「さあ、早い者勝ちだよ!」って・・( ̄∇ ̄;え?(混乱・・)  【Netflix】
 

アナベル 死霊館の人形
ANNABELLE (14・米)
 
 
(監)ジョン・R・レオネッティ (脚)ゲイリー・ドーベルマン (製)ピーター・サフラン ジェームズ・ワン
(主)アナベル・ウォーリス ウォード・ホートン アルフレ・ウッダード トニー・アメンドーラ ケリー・オマリー ブライアン・ホウ 
   エリック・ラディン イヴァル・ブロガー ガブリエル・ベイトマン
 
出産を控えたミアは夫から欲しかったヴィンテージ人形をプレゼントされる。そんなある日、隣家の老夫婦がカルト信者に惨殺される事件が起こり・・
夫婦の会話からシャロン・テート事件の時代だとわかって、「ワンス・アポン・・」を思い出し、カルトのヤバい人達をすぐ的確に?想像。( ̄∇ ̄;
それにしても出産祝いにあの人形て・・ いや、奥さんが欲しがってたらしいから旦那のチョイスではないんだろうけど、
見た目も大きさも・・ちょっと・・ねぇ〜(何) チャッキーのがまだ愛嬌あって可愛い気がするわ。
お産間近だったので、とにかく無事に赤ちゃんが生まれたらいいけど・・と、それがまずは一番の心配だったけど、
生まれたら生まれたで、とにかく赤ちゃんだけは守らないと! ・・と、ずっと母親目線だったかも。
最初は、人形にはカルト信者の魂が乗り移ったと思ってたけど、そうじゃなくて、やっぱり普通の人間の霊とは悪魔さんは一線ひいてて、と言うか、
同じにせんといて!・・な解釈でよろしいか? 少しずつ、なんとなく、解って来た様な、そうでもない様な。(解ろうとする意欲はその程度・・笑)
階段で絵を描いてた子供達は何だったんだろ?悪魔があんな絵を描かせた?ビビらせたつもり? 注意喚起で逆に対策猶予を与えた気もするが。
本屋の女性、まさかあんな風にするとは思ってなかったし可哀想だった。誰かの犠牲のお陰で救われると言うのもツライ。
でも彼女、なんで身代わりになると全てが収まると思ったのか、あ、本で学んでいたのかな?多分?読書大事。(^^ゞ
今回はウォーレン夫妻は神父さんの話に出て来ただけで登場がなくてちょっと残念。またウィルソンが歌ってくれるの期待したのに。(そうそうはないか笑)
順番としても、エンフィールド事件よりこっちの話のが前かな?
最後、またモノ好き・・おっと失礼、また年代モノ人形の好きな女性がアナちゃんを購入してたけど、それが冒頭に続くのかな?
で、現在は、前に見た通り、ケースに入れられてウォーレン夫妻の管理下に・・。まさに、アナベル・資料館の人形・・!?Σ( ̄ロ ̄;
【追記】 主演女優さんの名前もアナベルでした。出来過ぎだろ〜(笑)
【追記その2】 鑑賞して感想を数日寝かせてる間になんかアナベルもアナちゃん呼びしちゃったりして。愛着わきそうな自分も恐い。(笑)   【Amazon】
 

アナベル 死霊博物館
ANNABELLE COMES HOME (19・米)
 
 
(監・脚)ゲイリー・ドーベルマン
(主)マッケナ・グレイス マディソン・アイズマン ケイティ・サリフ パトリック・ウィルソン ヴェラ・ファーミガ マイケル・チミーノ 
   ポール・ディーン スティーヴ・コールター アリソン・ホワイト スティーヴン・ブラックハート
 
アナベルを自宅に持ち帰り"封印"したウォーレン夫妻。
そんなある日、夫妻に仕事が入り、一人娘のジュディはシッターと一緒に留守番をする事になる。

「死霊館」シリーズは公開順に見たいと思ってたんだけど、次の作品をなかなか見る機会に恵まれず、
そうこうしてるうちに、その次のコレが無料配信終了になるよ〜ってんで、仕方ないので前のよりも先に見ました。
けど、順番はあんまり関係なかったみたいね?(スピンオフ作品だったみたい。)
今回は、ウォーレン夫妻の一人娘のジュディちゃんが出てて、それがまぁ、ひたすらケナゲでさ・・
これは絶対守ってやりたくなる、守ってやらずにはおられない!守りたい、この命!・・と、勝手に任務を背負った私。( ̄‥ ̄)
タイトルの"博物館"は、家の禁断の間の事だったわ。これまでの事件での忌まわしいブツを集めて封印してる部屋。
アナベル以外にも甲冑や本やコインやピアノやら・・色んなモノがあって、普通に興味をそそられる様な。
で、留守の間にとんでもない事になっちゃって・・ 「ホーム・アローン」どころの騒ぎじゃない。( ̄∇ ̄;
アナベル発の恐怖が今回も色々と迫って来るけど、画面が暗いので(ホラーあるある)よくワカラン所が多々。
なので、アナベルの顔面が恐さ増した気がするのとは反比例して、他のアレコレは恐くなかったし物足りなくもあった。
シッターのカレシ候補の中丸君(違)が、ヤツらに向かって行く所もイマイチきちんと見えなくて残念。
せっかく頑張ったのにね・・ちゃんとタマアリ証明したのにね。(爆)
けど、とにかくケナゲなジュディちゃんだけは守りたかったので、結果オーライ、無事に素敵な誕生日を祝えてメデタシだったわ。
ウィルソンの歌は省略だったけど・・(笑・・エンドロールは違うよね?)
あ、そう言えば、一か所だけ恐い所あったわ。
寝てる時にしれっとお布団に入って隣に寝てるアナベル・・・・いや、それアナベルじゃなくても恐いわ。( ̄∇ ̄;
それにしても、 勝手に人んちの家に上がり込んで、ダメと言われてるのに鍵まで探してあてて部屋に入り込み、
あげくアナベルを出しちゃったあの美形の娘ってなんなん・・。美形だからって、やっていい事と悪い事があるだろ〜Σ( ̄ロ ̄ 
根は悪い子じゃないし父親の件でも同情したけど、あんな行動を平気でやれる基本的性格も
もしかしたら運転での過失につながった何かがあるんじゃないかと勝手に推測しちゃったわ。
てか、ブレスレットに写真入れたりもさ、優しいロレインは色々察してくれて受け入れてくれたけど、
世の中そんな風に解ってくれる人ばかりじゃないので、今回の反省を真剣に考えて今後の行動に繋げないとね。
じゃないとこの先も何かやらかしそうで心配だよ・・・やらかし係として再登場もアリかな?(-ω-)/マジメな話じゃないんかい  【Amazon】

アニー・ホール
ANNIE HALL (77・米)
(監・脚)ウディ・アレン (脚)マーシャル・ブリックマン
(主)ダイアン・キートン ウディ・アレン ニー・ロバーツ シェリー・デュヴァル ポール・サイモン
色んなシーンが懐かしい!全然色あせてなくて(DVDだからと言うのでもなく)あぁ、これってアレンの原点なのかもなぁ〜?って思ったり。
アレンってさ、慣れるまでは、ウルサイんだよね。細かくてさ。(笑)でも見てるうちに、なんか憎めないなぁ〜って思ってしまう。
アルビーとアニーのエビ(ロブスターかな)騒動のシーンは一番印象的で、後に、アルビーが違う女とエビを囲む?所は、切なかった・・。
同じ空間を同じ様に感じて、一緒に笑いあえる人の存在、失って初めて大事な物に気付く、というのはよくある事だけど、見せ方が上手いよね。
こうるさい(笑)アレンの語りの中で、ふっと心に飛び込んでくるエピソードでした。思わず笑ってしまう所も数箇所あったけど、特に可笑しかったのは
クリストファー・ウォーケンの運転の所!吹きだしてしまった・・!( ̄∇ ̄;) ギャグをアトに引かないのもクドクなくて良い。
(あ、「ジュラシック・パーク」のJ.ゴールドブラムがちょっと出てた)「『死』の本は、全部彼の物・『詩』の本は、全部彼女の物」( ̄m ̄〃)おかしい・・
あれ?シガニー・ウィーヴァーも出てた〜?全然わからなかった〜!(@_@) 【ビデオ】【DVD】

アニエス・vによるジェーン・b
JANE B.PAR AGNES V. (87・仏)
(監・脚)アニエス・ヴァルダ
(出)ジェーン・バーキン フィリップ・レオタール ジャン・ピエール・レオー シャルロット・ゲンズブール
ヴァルダ監督とバーキンの仲良し度が分かる(笑)プライベート・ビデオっぽい作品。
と言っても、バーキンは挿入劇でしっかり女優してるし、インタビューでもどこからどこ迄が素なのかは不明。ただ、受け答えを聞いてるだけでも
彼女自身の生き方、考え方、嗜好、コンプレックスなどに触れることが出来、興味深い。(完璧でない物に心惹かれる・・と言うのは私も同じだなぁ〜!)
ここでは40歳を迎えるにあたって30歳からの10年を振り返ってもいるが、沢山の花束に囲まれて、彼女の言う所の”花に囲まれた墓場の孤独”で
なければいいけど、などと思ったが、ヴァルダ監督との強い信頼関係も垣間見えるのでこの辺はOKなのでしょうね?(*^-^)
絵画に見立てたシーンや、取ってつけたようなジェーンの役柄など、ヴァルダ監督のオチャメな遊び心も充分に感じられる作品なので、
特にバーキンのファンでなくても楽しく見れるかも?私自身は、ヴァルダ監督の生み出す空気感も大好きなので、面白かったです。【BS−NHK】

アニバーサリーの夜に
THE ANNIVERSARY PARTY (01・米)
(▼O▼メ)
(監・脚・製作)ジェニファー・ジェイソン・リー アラン・カミング
(主)ジェニファー・ジェイソン・リー アラン・カミング グゥイネス・パルトロウ ケヴィン・クライン ジョン・C・ライリー
一見華やかな世界の(裏とまではいかなくても)人間としての側面や、ふと表れる影を描いていた所は興味深かった。ただ、そう言う現実的な
悲惨な部分をフォローしてくれる物が感じられず、映画としての面白さがあまりなかったのが残念。特に、皆が二人に(まるで結婚披露宴の如く)祝辞を
述べる所は退屈でたまらなかった。( ̄∇ ̄;)この二人に全く魅力を感じなかったせいかな?
追い討ちをかける様に、犬を探しながら口論する所もイヤでした。特に夫の方・・(-_-メ)
あんたね〜、5分前には他の女とイチャついてたくせに何言ってんの?彼女を愛してるなら責めるなよー!いたわってやれよー!
愛してるって口で言うだけなら九官鳥でも言うっつーの!抱きつくだけならナマケモノでも抱きつくぞ!【DVD】

アニマル・キングダム
ANIMAL KINGDOM (10・オーストラリア)
(監・脚)デヴィッド・ミショッド
(主)ジェームズ・フレッシュヴィル ベン・メンデルソーン ジョエル・エドガートン ガイ・ピアース ルーク・フォード 
   ジャッキー・ウィーヴァー サリヴァン・ステイプルトン ローラ・ウィールライト スーザン・プライアー クレイトン・ジェイコブソン 
   ダン・ワイリー ミラー・フォークス アンソニー・ヘイズ ジャスティン・ロズニアク
80年代のメルボルン。高校生ジョシュアの母が薬物中毒で急死。
途方に暮れた彼は、母と絶縁状態だった祖母を頼り、彼女の家で暮らす事になるが・・

なんだか面白かったな〜。どこがどうってうまく言えないけど、きっとこう言うのって”肌が合う”って言うんだろうな。
実際の犯罪者一家をモデルにしてる話だそうなので、肌が合うなんて言うのもどーなのよ;;とは思うけど、
(とりあえずは普通の)17歳の男の子が、放り込まれた異常な環境にどう反応するのか、
=自分の居場所を選ぶ事が許されない未成年はどう行動するのか、がとても興味深かった。
展開は、想像していたよりもだいぶ地味な感じはしたけど、その地味な所がまた、普通(に見える)暮らしをしてても
実はそうじゃない不穏な空気をいつも吸わされてる感じがしてリアルだったし、
祖母のハグ&キッスも印象的だったわ〜。(笑)←笑ってるけど、実はこれも恐い・・(爆)
息子とは言え、もう筋肉ついた大の男を小学生の様にカワイイカワイイしちゃう母、ジャニーン。
最初は、こんなろくでもない息子達でも息子には変わりないし、息子達を恋人みたいに思うしゃれっ気のある母なのかな?
・・とか思ってたんだけど、そんなオサレ〜(?)な感覚のお母様ではなかったね〜;;
甘く優しい言葉の裏に隠された筋金入りの極道精神(←字だけ見るとなんか良さそうだけどねー・・勿論、あっちの道を極めるの意・汗)
・・を知ってしまうと・・もはや息子と言えど稼業の道具でしかない、
あのハグもせいぜい何かいいもんをくわえて帰ってくるペットへの態度にしか見えなくて、
すごいな〜このオバちゃん・・って、まじまじ顔を眺めてしまったよ。
で、あれ?それにしてもこの方、どこかでお見かけした様な?どこかで見た顔だよなぁ??
・・って、ずーっと気にかかってて・・
それが、後でオジャマしたポルカさんの感想で判明し、めっちゃスッキリ〜!
そうそう、チャッキー!チャッキーなのよ〜(*≧┏∇┓≦*) 爆笑!ポルカさんすごい〜&有難う〜(笑)
そんな、ただならぬご一家なので、地味とは言っても、やはりドンパチはありまして・・
結構これ、いきなり!!だったね・・。一か所、ドキッ!として目を見開いた様な・・(注:寝てません・笑)
そして、あのラストは・・自分の居場所を選べなかった未成年・・のラストとしてはものすごくやるせなかった・・。
それにオバちゃん、いつから・・いや、私達が意識するよりもとっくの昔にそう言う次世代を予知、と言うより確信してたのかしらね?
そう思うと、ホントにソラ恐ろしいオバちゃんだよね〜・・。チャッキーに見える訳だよ・・(どう言う納得の仕方・・?)
そして、犯罪者だけならまだしも、目的の為には手段を選ばない警官も、どこまで信用していいやら・・だよね?
この辺、ずっとジョシュアと同じ目線だったかも?あのガイ様でさえ、いい人なんだけど油断ならないかも?・・って思ってたし。(汗)
ガイ様と言えば・・恒例、「今回のガイ様(の髪形)」コーナー!
今回は、おや?口髭を生やしておられましたね〜。なかなかダンディです。
が、もしや、これって、みんなの視線を髪形からそらす目的で?(笑)
しかし〜・・そんな時に限って、髪形は全然おかしくなく、普通〜・・だったりして!(≧∇≦)
いやぁ、なかなかいいアイディアだったのにね〜。ちょっと残念だったかも〜?
その方法は、又この次、髪形に自信がない時に試してみてね!楽しみにしています!ガイ様LOVE〜に偽りなし〜♪(笑) 【KBCシネマ】

姉のいた夏、いない夏
THE INVISIBLE CIRCUS (00・米)
(監・脚)アダム・ブルックス (原)ジェニファー・イーガン
(主)キャメロン・ディアス ジョーダナ・ブリュースター クリストファー・エクルストン ブライス・ダナー
亡き姉への崇拝や呪縛でもがく妹。しかし太陽の様だと思っていた姉にも深い悩みと苦しみが・・。
この作品はミニ系っぽかったなぁ。キャメロン素敵だった。お話も、小説を読みたくなる様ないい雰囲気だったけど、
終盤で妹が姉の元恋人とほにゃらら〜はどうなのー?こんな安直な憧憬はちょっと・・ね。【ユナイテッド・シネマ】

あの頃ペニー・レインと
ALMOST FAMOUS (00・米)
(監・脚・製作)キャメロン・クロウ (製作)イアン・ブライス
(主)ビリー・クラダップ フランシス・マクドーマンド ケイト・ハドソン パトリック・フュジット アンナ・パキン フィリップ・シーモア・ホフマン
C・クロウがローリング・ストーン誌の音楽ライターになった15歳の頃の思い出に基づいた自伝的作品。
私はその頃の音楽には全くウトい・・J・ペイジやI・ポップ等名前や音楽を耳にした事はあれど、それが線で繋がらない人;;
なので、前半のグルーピー(ペニーはバンド・エイドと言い張ってたが)とのバカ騒ぎとか全然興味ないし、見てても退屈だったんだけど
後半、主人公の少年の気持ちがどんどん彼ら・・特にペニー・・に入り込み出してからは、音楽を越えた青春映画、彼の成長物語として
興味深く見れました。うるさいママとの関係や、飛び級な環境から来る仲間でありながらオトナな周囲へのアコガレ(恋もね)やジレンマが、
ほろ苦く残る作品でした。私が、前半面白くない〜と思いつつも、見終わった後にはそう感じた事も、過ぎてから分かる青春の日々と
なんだか重なる物があった気がする。音楽にウトくなければ、もっと胸きゅん(死語?;)な作品だっただろうな、と思うと自分が残念!(笑)【DVD】

あの子を探して
一個都不能少 NOT ONE LESS (99・中国=米)
(監)チャン・イーモウ (脚)シー・シアンション
(主)ウェイ・ミンジ チャン・ホエクー チャン・ジェンダ カオ・エンマン フォン・ユイイン
最初は可愛くないね〜、主人公のウェイちゃん。ムカついたなぁ。(笑)
お金目当てだけで、形だけの教師で・・他の生徒と変わらん、ほんの子供。いや、委員の生徒のがしっかりしてて大人。
でも、ホエクーを連れ戻そうとバス代工面するあたりから、生活が授業になってきて、子供達が知恵をしぼってあれやこれやと動く所は
いじらしかった。と言うか、ここの子供達、めちゃ可愛い♪お金を催促したり、TV局長を探すウェイちゃんのしつこさはスッポンの如く・・
いやぁ、こんな筋金入りの粘り強さは久々見たかも。でもさ、こんな事くらいしか子供には出来ないよね・・。頑なに繰り返す事しか。
【以下ネタバレあり】
ずっと仏頂面なウェイちゃんがTVカメラに向かうシーンは、画としては在り来たりかもしれないけど、多くを語る部分だったと思う。
あんな人目にさらされた所で、あんな風に質問されて、それは普通の質問ではあったけど、彼女にとってはカメラを通して、
初めて自分自身を見つめなおした瞬間だったんだろうな。それまで本当は自分のお金の事しか頭になかったんじゃないかと思うけど(爆)
街で1人きりで色んな経験して、きっと本当はめちゃ心細かったと思うし・・同じ様なホエクーの事をふっと本当に考えた瞬間であったかもしれない。
たとえ最初は不純な動機であったとしても、ここではまず行動がモノを言った。「すべては愛のために」でも思ったんだけど、言葉だけでは
何とでも言えるしね、とりあえず行動してみる事で、自分も変わる事がある・・とも思うんだよね。
本人も気付かないうちに、自分しか見えてなかったかたくなな心がほぐされて、ウェイちゃんはウェイ先生・・になってたんじゃないのかな?
マス・メディアは力を持ってはいるけど、人の本当の感情までは察知しないし責任も持たない。だけど、そんな現状すら素直に受け入れ、
色とりどりのチョークに喜び、黒板に丁寧に文字を書く子供達とウェイ先生のラストシーンは素晴らしかった。
でも、これで決してハッピーエンドとは言えない所が、この作品が、ただの”子供系感動モノ”とは一線を引いている所でもあるんだろうな。【BS−NHK】

 (91・日本)
(監・脚・企画)北野武 (音楽)久石譲
(主)真木蔵人 大島弘子 河原さぶ 藤原稔三 寺島進 窪田尚美 芹沢名人
聴覚障害を持ちながらゴミ収集の仕事を真面目にこなす茂は、
ある日粗大ゴミに出されていたサーフボードを拾った事からサーフィンに夢中になっていく。
 
前に、2回くらい挫折してる作品・・( ̄∇ ̄;)と言うか、途中で寝た・・ゞ( ̄∇ ̄;)
そう言う意味では、「パリの確率」と同じくらい、思い入れのある作品・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 
今回はちゃんと鑑賞出来ました。オメデトーオメデトー!
音楽、雰囲気あって良かった・・けど、それが眠気の原因か?(笑)
主人公のカップルにセリフがないので、2人の関係がとってもシンプルに映り、好印象。
どこか幻想的でもあり、懐かしい様な切ない様な、いや、一番自然で当たり前の様でもある、不思議な余韻が残る作品でした。
作品は91年ってなってるけど、女の子のメイクとか、とっても80年代の香り。 【BS】

あの日、欲望の大地で
THE BURNING PLAIN (08・米)
(監・脚)ギジェルモ・アリアガ
(主)シャーリズ・セロン キム・ベイシンガー ジェニファー・ローレンス ホセ・マリア・ヤスピク ヨアキム・デ・アルメイダ ジョン・コーベット
   ダニー・ピノ J・D・パルド ブレット・カレン テッサ・イア
アメリカ・メイン州の海辺の町〜行きずりの情事を繰り返す高級レストランのマネージャー・シルヴィア。
ニューメキシコ州の国境沿いの町〜家族に内緒でメキシコ人との不倫を重ねる主婦・ジーナ・・。

脚本家ギジェルモ・アリアガの監督デビュー作・・と言う事だけで鑑賞。
なので、あとは画像から、主演がセロンだと言う事のみわかってたけど、
粗筋は勿論、サワリすらもま〜ったく知らず、物語については、正真正銘、白紙の状態で鑑賞。
・・したんだけど、不思議な事に、ストーリーが割と最初の方からスコーーンと先が見えて、
その後は面白い様にそのままその通りに進んでいってしまった。\(◎o◎)/
なんかね、時間軸をいじってるのが、逆に物語を見え易くしてくれた、と言うか、
今まで、ダテにアリアガ関連作品観てないね!・・ってカンジぃ〜?(笑)アリアガ巡りして来た方なら、私と同じ目にあう可能性大かも?!
なので、本来なら文句でも言いそうな所・・なんだけど、そこは、さすがのアリアガさん!そんな文句をタレる口など開かせない程の
繊細で深く優しい人間描写に、すっかり感情移入&感動してしまいました。
シンプルな物語の中で繰り広げられる、女性の心の奥底の悩みや迷い、葛藤は、時を越えて繰り返され・・
それでもいつか許し許され、安らげる愛にめぐり合えるだろうか・・
・・と、私にとってのこの作品の見所は、物語の流れ以上に、まさに人々の心の揺れ、でした。
細かい事を言えば、ジーナの不倫相手であるニックの妻について殆ど触れられていなかった事と、クライマックスから先が、
それまでの丹念な描写に比べるといささか簡単に描かれていた事・・
が、ちょっと残念だったけど、充分、好きな作品でした。(^^ゞ
ハタから見たら眉をひそめそうな事ばっかりしてるシルヴィアやジーナにも全く嫌悪を抱く事なく観る事が出来たし、
特に感情移入してしまったのが、少女・マリアーナ。
・・と言っても、彼女の気持ちにまんま同情すると言った移入の仕方でなく、
なぜ彼女はこんな態度をとるの?なぜそんな行動をするの?なぜそちらの方を向くの?いやいや、言わんでエエ言わんでエエ・・( *´д)/(´д`、)
・・と言った、自分にしては、珍しく落ち着いた移入・・だった様な気が。
それは、自分が描いていた筋書きと実際の物語とがどこまで同じであるかを確かめる様に鑑賞していたせいもあるのかもしれないけど、
でもそこには、しっかりアリアガ監督の描いている1人の人物が存在していたと思うし、
それがすごく血の通う人間として自分の中で育っていったと言うか、心に届いて来たせいだろう。
少女・マリアーナを演じていたのはジェニファー・ローレンス。
いやぁ、彼女には驚きました!素晴らしかったです。
セロンやベイシンガーも良かったけれど、私には、この新人女優のローレンスが一番強く心に残りました。 【ソラリアシネマ】


    

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