---地味映画推進委員会による---

オススメ 地味映画

このページでは、良い作品なのに、作風や宣伝が地味であまり知られてなさそうな映画
地味映画推進委員会のメンバーがそれぞれに掘り起こし、紹介しています。



【メンバー】
瞳さん
 Tea Please
みみこさん おしどりの小部屋
REIさん 正しい映画の見方を考える村民の会
ゆーこ。さん be−in
ポルカさん ポルカ’s Johnny Depp+Cinema fan
カポさん LE RAYON VERT - 緑の光線
やまさん やまさんの映画と本
つるばら
 rambling rose


【以下は、メンバー様から『映画BBS』にてご紹介頂いた作品と、管理人の推薦地味映画の一覧です。】
(注:★/は管理人も鑑賞した作品です。(^^ゞ)


瞳さんのオススメ地味映画
アムール 愛の法廷    法廷劇と熟年男性の淡い恋を巧みに織り交ぜた作品。
気難しい裁判長がしだいに見せる人間味にほっとする・・、静かな味わいがありました。
【監督】クリスチャン・バンサン 【主演】ファブリス・ルキーニ シセ・バベット・クヌッセン (15・仏)
     
いとしきエブリデイ   イギリス、ノーフォークの小さな村で母カレンと暮らす4人の子どもたち。
刑務所にいる父を想う日々の中でも、どんどんと成長していく兄弟の姿に当たり前の日々の大切さをしみじみ感じました。
【監督】マイケル・ウィンターボトム 【主演】シャーリー・ヘンダーソン ジョン・シム カーク家の4兄弟(笑) (12・英)
     
田舎の日曜日 ある老画家の日曜日の風景をとおして、子どもたちと、老いてゆく彼の生き方が
浮かび上がってくる・・・1枚の美しい風景画のようなシーンに見とれます。
【監督】ベルトラン・タヴェルニエ 【主演】ルイ・デュクルー (84・仏)
イル・ポスティーノ 祖国を追われた詩人と彼のもとに郵便を届ける朴訥な島の男の物語。
海を渡る風の音が聞こえそう。
【監督】マイケル・ラドフォード 【主演】マッシモ・トロイージ (95・伊)
家へ帰ろう    ホロコーストを生き抜いた老人が70年ぶりに故郷へと旅するロードムービー。
淡々と時にはユーモラスに描かれた旅の最後に号泣のラストが待っています。
【監督】パブロ・ソラルス 【主演】ミゲル・アンヘル・ソラ アンヘラ・モリーナ (17・スペイン=アルゼンチン) 
     
悲しみのミルク   テロの時代、悲惨な体験をした母親の母乳から悲しみを受け継いだと信じる娘ファウスタの再生の物語。
全編静かな悲しみが流れる中、どこか寓話的な雰囲気がとても印象的な作品です。
ペルーの壮大な風景、冠婚葬祭の様子も興味深いですね。
【監督】クラウディア・リョサ 【主演】マガリ・サリエル スシ・サンチェス (08・ペルー)
     
君を想いバスに乗る    最愛の妻に先立たれた老人がローカルバスを乗り継いでイギリス縦断の旅に出るロードムービー。
車窓の風景とティモシー・スポールの味わいにしみじみ浸りました。
【監督】ギリーズ・マッキノン 【主演】ティモシー・スポール フィリス・ローガン (21・イギリス) 
     
キャラクター 孤独な人の肖像 霧にけむる港町で起った事件。それは、ひとつの隠された家族の物語・・。
いぶし銀のように重厚で渋い・・・映画です。
【監督】マイケ・ファン・ディム 【主演】ヤン・デクレール (96・オランダ)
グラス・ハープ 草の竪琴 父母を失った内気な少年と、彼を暖かく見守る風変わりな叔母は森の樹の家で暮らし始める。
風にそよぐ草の竪琴に耳を傾けたら・・・癒される映画です。
【監督】チャールズ・マッソー 【主演】エドワード・ファーロング (95・米)
月曜日に乾杯 始まってから13分、発した言葉は「あぁ」のみ!
これこそ、地味映画の真髄!人生のちょっとした息抜きに憧れます。
【監督】オタール・イオセリアーニ 【主演】オタール・イオセリアーニ (02・仏=伊)
木洩れ日の家で   91歳の老女と愛犬の日常を詩情豊かに描いたポーランド映画。
陰影に富んだモノトーンの映像の美しさに驚きます。
おそらく現役最高齢の女優さんのチャーミングさ、ワンちゃんの愛らしさも必見です!!
【監督】ドロタ・ケンジェジャフスカ 【主演】ダヌタ・シャフラルスカ (07・ポーランド)
     
さざなみ    45年連れ添った夫婦に届いた1通の手紙。その波紋がさざなみとなり、妻の心を波立たせてゆく。
静かな緊迫感を追った6日間・・・・、ラストシーンの彼女の表情、絶対見逃せません。
【監督】アンドリュー・ヘイ 【主演】シャーロット・ランプリング トム・コートネイ (15・英) 
     
サンドラの週末   復職の条件は、同僚たちがボーナスを諦めてくれること!!
同僚たちを説得にまわるサンドラの週末を淡々と描いた本作、 心折れそうな主人公が最後に見せる笑顔に救われました♪
【監督】ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ 【主演】マリオン・コティヤール (14・ベルギー=仏=伊) 
     
幸福(しあわせ) ルノワールの絵のような、美しい風景。そこに繰り広げられる、幸せな家族の姿。
でも・・まあ!そこに隠されたものが・・人間って・・幸せって・・と思わずふぅ・・とため息ついてしまいました。
ラストシーンも一見とてものどかで美しいんですけど、怖い。こんなに怖いラストシーンも久々かな。
【監督】アニエス・ヴァルダ 【主演】ジャン・クロード・ドルオー クレール・ドルオー (65・仏)
しあわせな人生の選択   余命わずかな男が友と愛犬と過ごす4日間を描いた作品。
死を前にしても自分らしくマイウェイを通す男と、翻弄されつつも静かに見守る友の姿は、哀しみの中にも清々しささえ覚えます。
【監督】セクス・ゲイ 【主演】リカルド・ダリン ハビエル・カマラ (15・スペイン=アルゼンチン) 
     
卵の番人 雪深い森の一軒家に住むお爺さん兄弟ファーとモー。
ゆったりと変わりなく流れてゆく二人の毎日に変化をもたらしたのは・・・最後のシーンをあなたはどう感じるでしょうか。
【監督】ベント・ハーメル 【主演】スヴェレ・ハンセン ヒェル・ストルモーン レイフ・アンドレ (95・ノルウェー)
チャーリング・クロス街84番地 アメリカ人脚本家とイギリスの古書店の主人との20年に渡る手紙と本のやりとり。
海を隔てて語られる本への愛情、そして人生への思い。本の好きなあなたに贈りたい、珠玉の作品です。
【監督】デヴィッド・ジョーンズ 【主演】アン・バンクロフト アンソニー・ホプキンス (86・米)日本劇場未公開
バベットの晩餐会 ユトランドの寒村でつつましく敬虔に暮らす姉妹には、バベットというフランス人の家政婦がいました。
姉妹の父親の生誕100年を祝う晩餐会でバベットが用意したのは、姉妹も村人たちも見たことがない
素晴らしいフランス料理でしたが・・・。人生の美しさをしみじみと感じて心が温かくなる作品です。
1987年・アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
【監督】ガブリエル・アクセル 【主演】ステファーヌ・オードラン ビルギッテ・フェダースピール (87・デンマーク)
パリ空港の人々 とある事情で夜の空港に足止めされてしまった男が出会ったのは、様々な理由からトランジットゾーンに住み着いた人々。
どこの国にも属せない、どこでもない場所に生きる人々の、希望、諦め、強がり、哀しみ・・滑稽さと哀愁と。
ドラマチックな終わりなどない、ペーソス漂うラストは、私達ひとりひとりにいろんな思いを抱かせます。
【監督】フィリップ・リオレ 【主演】ジャン・ロシュフォール ティッキー・オルガド (93・仏)
春にして君を想う 自分の死に場所を探す二人の老人の逃避行。アイルランドの風景に
ファンタジーな映像がとけこみます。こころのうんと奥深いところに沁みてくる作品です。
【監督】フリドリック・トール・フリドリクソン 【主演】ギリス・ハルドルソン (91・アイスランド=独=ノルウェー)
フローズン・リバー  こどものため、違法な行為に手を染める二人の母。
貧困や人種問題、さまざまな影の部分を描きながらも、強く生きていこうとする女性の姿に胸を打たれます。
【監督】コートニー・ハント 【主演】メリッサ・レオ ミスティ・アッパム (08・米) 
     
魅せられて四月 美しいイタリアの古城で過ごす春のひとときは、彼女たちをどう変えていったのか。
こんな古城でバカンスしたい〜。
【監督】マイク・ニューウェル 【主演】ミランダ・リチャードソン (92・英)
向かいの窓 向かいの窓から見える青年の姿に心癒される主婦ジョバンナ。思わず彼女に自分を重ね合わせたりして(笑)
そんなふたりの恋物語が、記憶をなくした謎の老人の悲恋と重なり合って、奥深い物語になりました。
日本未公開なんてもったいない!ぜひ見ていただきたい作品です。
【監督】フェルザン・オズベテク 【主演】マッシモ・ジロッティ ラウル・ボヴァ (03・伊=英=トルコ=ポルトガル)
夕映えの道 キャリアウーマンと孤独な老女、年齢も境遇も異なる二人の女性の触れ合いを通して老いと人生を見つめた心温まる作品です。
非常な低予算で作られたまさに地味映画ですが、監督自身が住むという「ルトレ通り」に捧げる愛が感じられました。
【監督】ルネ・フェレ 【主演】マリオン・エルド ドミニク・マル (01・仏)
夢の旅路 「女の瞳の中には、自分自身の迷宮が見える・・」もしかしたら、今見ているのはすべて幻?それとも・・。
寓話のようなシーンと印象的な台詞。夢の中を漂うかのような、不思議な地味映画はいかがでしょう?
この不思議感、ちょっと忘れられそうにありません。
【監督】マイケル・ディ・ジャコモ 【主演】ティム・ロス  ミリー・アヴィタル ジョン・タトゥーロ (97・米)
レオポルド・ブルームへの手紙 殺人の罪を犯し、15年の刑期を終えて出所したスティーブンと、母親に愛されない孤独な少年レオポルド。
手紙を交わす二人の人生が交わる時、そこに見える希望が嬉しい。ジョセフ・ファインズの静かな目力も必見です!
【監督】メヒディ・ノロウジアン 【主演】ジョセフ・ファインズ (02・英=米)

みみこさんのオススメ地味映画
あなたに言えなかったこと 不器用に生きている人たちの恋愛ストーリー。
孤独を感じている人ほど観て欲しいな。
【監督】イザベル・コヘット 【主演】リリ・テイラー (95・米=スペイン)
草原とボタン 南アイルランドの風景をバックに描かれるガキ大将たちの友情物語。
懐かさを感じます。
【監督】ジョン・ロバーツ 【主演】グレッグ・フィッツジェラルド (95・英)
Dear フランキー いい涙、流しました。子どもが障害者ということで押し付けがましいつくりだったら嫌だなと思ったけれど、
そんなこと全然感じなく、人のぬくもり、やさしさが感じられる作品でした。親子っていいな・・・。
【監督】ショーナ・オーバック 【主演】エミリー・モーティマー ジェラルド・バトラー (04・英)
ユー・キャン・カウント・オン・ミー 性格の違う姉・弟の絆を描いた作品。
日本劇場未公開という地味な扱いですが、いい話です。
【監督】ケネス・ロナーガン 【主演】ローラ・リニー (00・米)

REIさんのオススメ地味映画
アバウト・ラブ
 /関於愛<クワァンユーアイ>
日中合作の3話オムニバス。言葉の壁、文化の壁を乗り越えて愛が生まれていくというお話です。
質素というか結構さらっとした感覚なんですけど、見終わった後に心がポカポカして後味がすごく良かったです。
【監督】イー・ツー・イェン 下山天 チャン・イーバイ 【主演】チェン・ボーリン 加瀬亮 伊東美咲 (04・中国=日本)
月夜の恋占い 誰かが起こした些細なことも、他人にとっては大きな事になるという、バタフライ効果の設定が徹底されているので、
この人がやったこの行為は後からどう関係してくるのかな??と先先が楽しみになります。
【監督】ロラン・フィロード 【主演】オドレィ・トトゥ エリック・サヴァン (00・仏)
ネフュー アイルランドの保守的な島。20年連絡のなかった妹から便りは、自分はもうすぐ死ぬので息子を頼むという内容だった。
話としてはありがちかもしれないが、設定がユニークで良く、ちょっとしたきっかけで涙がポロポロとこぼれました。
【監督】ユージーン・ブレイディ 【主演】ピアース・ブロスナン (98・アイルランド)
バウンティフルへの旅 アカデミー主演女優賞受賞の作品です。
ずっとおばあさんが話しているだけなのに、その情景が浮かんでくる気がします。
【監督】ピーター・マスターソン 【主演】ジェラルディン・ペイジ (85・米)
陽だまりの庭で 第二次世界大戦中のパリが舞台で、おじいさんと孫の絆(ちょっと違うけど…)を描いた作品でした。
ほのぼのの中にも時代のため厳しい現実があるのですが、最後は微笑ましく後味がよかったです。
【監督】フィリップ・ド・ブロカ 【主演】クロード・リッシュ サロメ・ステブナン カトリーヌ・ジャコブ (95・仏)
フィオリーレ/花月の伝説 これは物語の設定が壮大なわりに地味な作品だと思います。
しかし、4つの世代が交差する歴史ロマンは見応えありです。
【監督】パオロ・タヴィアーニ 【主演】クラウディオ・ビガリ (93・伊=仏=独)
約束 ラ・プロミッセ テーマは重めにも関わらず、コミカルでクスクスと笑いが出てしまう作品。
地味には地味の良さがあると、再確認できる一本だと思います。
【監督】ドニ・バルディ 【主演】ミシェル・セロー (00・仏)
ワン・モア・キス これは世間であまり知られていないという意味で存在自体が地味映画です。
誰に感情移入するかで感動所が違うと思いますが、私は後半ボロ泣きでした。
【監督】ヴァディム・ジーン 【主演】ヴァレリー・エドモンド (99・英)日本劇場未公開

ゆーこ。さんのオススメ地味映画
あこがれ美しく燃え 若くて綺麗な15歳の少年が綺麗な教師に憧れやがて禁断の愛に発展。。。その行く末は凄いです。が、それだけではなく、
1942年という時代背景の中、中立国での戦争への拘りや、家族のあり方など色々と考えさせられました。
【監督・脚本】ボー・ヴィーデルベリ 【主演】ユーハン・ヴィーデルベリ マーリカ・ラーゲルクランツ (95・スウェーデン)
ウェイクアップ!ネッド アイルランドの小さな田舎町を舞台にしたコメディ。
冒頭のパロディーからオヨヨ(死語)と思って、笑ったりホロリとしたり・・・。
【監督・脚本】カーク・ジョーンズ 【出演】イアン・バネン デヴィッド・ケリー (98・英)
輝ける青春 6時間6分の作品だけど、見終わったらもう終わり??って感じでそんなに長尺って思わないくらいでした。
映像も景色も美しいし、時代背景のお勉強にもなるし、家族の一員のように泣いたり笑ったり・・・。
【監督】マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ 【主演】ルイジ・ロ・カーショ アレッシオ・ボーニ (03・伊)
父、帰る 一部では大絶賛なのでご存知の方も多いのかもしれませんが、いろんな意味で衝撃的な作品です。
色々語り合いたいし、いつまでも残る作品だと思います。
【監督】アンドレイ・ズビャギンツェフ 【主演】イワン・ドブロヌラヴォフ ウラジミール・ガーリン (03・ロシア)
ペッピーノの百歩 親や親戚がマフィアであるにも拘らず、マフィア撲滅運動をする青年のお話。
血生臭いというよりは家族の絆とかを感じる作品で、ラストでは思わずウルウルしてしまいました。
美形推進委員会としてもお薦め出来る作品。(笑)
【監督】マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ 【主演】ルイジ・ロ・カーショ ルイジ・マリア・ブッルアーノ (00・伊)

ポルカさんのオススメ地味映画
青いパパイヤの香り 奉公にきた10才の少女の成長物語。
奉公先の邸の家族と少女の日常が淡々と描かれていて、後味の良い、いい映画でした。
成長した少女の行水シーンが美しかったです。
【監督】トラン・アン・ユン 【主演】トラン・ヌー・イェン・ケー ルー・マン・サン (93・仏=ベトナム)
イーダ   ポーランドの悲しい歴史を背景に描かれたロードムービー。
少女が自分の意志を持って、経験し、成長していく姿を流れるように美しく描いています。
【監督】パヴェウ・パヴリコウフスキ 【主演】アガタ・チェシェブホフスカ (13年・ポーランド=デンマーク)
     
牛の鈴音 おじいさんと牛のドキュメンタリーですが、泣けました(T_T)
不満爆発のおばあさんのつっこみがおかしかったです。
【監督】イ・チュンニョル 【主演】チェ・ウォンギュン イ・サムスン  (08・韓国)
おみおくりの作法   ひとりきりで亡くなった人の葬儀を行う民生委員の姿を地味なユーモアで描いています。
胸が締めつけられ、その後に温かい気持ちになるラストシーンが素晴らしかったです。

【監督】ウベルト・パゾリーニ 【主演】エディ・マーサン (13・英=伊)
     
誓いの休暇 激しい戦場のシーンとかはほとんどなく、一人の青年の休暇を通して、戦争の重さを訴えているいい映画でした。
【監督】グレゴリー・チュフライ 【主演】ウラジミール・イワショフ (59・ソ連)
胡同(フートン)の理髪師 93歳の理髪師チンさんの日常をドキュメンタリータッチで描いています。
チンさんは本人が演じているのですが、演じているというよりチンさんの生活を見ているみたいですごく自然。
長生きの秘訣はすべてチンさんにあるみたいな感じでした。
【監督】ハスチョロー 【主演】チン・クイ チャン・ヤオシン (06・中国)
モンスーン・ウェディング 花嫁の複雑な思いと、とりまく家族の姿を温かく描いています。
不器用なウエディング・プランナーの恋も必見。幸福感の余韻の残る映画です。
【監督】ミラ・ナイール 【主演】ナジルラディン・シャー リレット・デュベイ (01・インド)

カポさんのオススメ地味映画
懺悔
スターリン時代の粛清の真実を戯画風に演出し、体制に対する批判をブラックな寓話の中に悲しみと共に
浮かび上がらせた名作。悲劇のヒロインの想いは普遍的なテーマを思わせます。
旧ソ連の崩壊後にようやく公開されました。
【監督】テンギズ・アブラゼ  【主演】アフタンディル・マハラゼ ゼイナブ・ボツヴァゼ (84・ソ連:グルジア)
天国の日々  アメリカ版『にがい米』というべき季節労働者たちの悲哀が心に沁みます。
夕暮れ時の郷愁を誘う麦畑などの素晴らしいカメラワークや、モリコーネの音楽なども印象的でした。
映し出される風景の中に四季のうつろいを観、また男女の心のうつろいを重ね観る至福を味わえました。
麦を刈る人々の貧しさと逞しさ、イナゴの大群が押し寄せ、麦畑が火に包まれるシーンなど心に残るシーンが満載です。
【監督】テレンス・マリック 【主演】リチャード・ギア ブルック・アダムス (78・米) 
   
扉をたたく人   「扉」とは、“心の扉”。異文化交流が、今は厳しい対立軸の構図の中で融合することが出来ない虚無感を表現しています。
しかし、この映画は、一個人としての交流の積み重ねが、大きな枠での異文化交流をも育てるということを
ジャンベのリズムに乗せて心揺さぶる感動の中、教えてくれました。
何かが変わる、新しい息吹が生まれる、そんなことを願い期待する作品でした。
【監督】トム・マッカーシー 【主演】リチャード・ジェンキンス ヒアム・アッバス (07・米) 
   
遥かな町へ   日本の漫画をフランスで映画化。今の心のまま、自分の子供時代にタイムスリップしたら・・。
誰しも、懐かしい日々に想いを馳せ、そして、もしやり直す事が出来たらと思ったことがあるかもしれない。
郷愁を誘うフランスの一昔前の田舎町の風景に心癒され、主人公の心の様を静かに見守った作品でした。
【監督】サム・ガルバルスキ 【主演】パスカル・グレゴリー ジョナサン・ザッカイ (10・ベルギー=仏=独)
     
復活 文豪トルストイの「復活」の映画化。
カチューシャへのネリュードフの決意と行動は 果たして愛なのか、それとも自己救済なのか・・。
ラブストーリーであるとともに そこには様々な人々の心そのもに出逢う物語でもありました。
3時間の鑑賞を終えた私は、ありきたりですが 本当にその深さに大きく心を揺さぶられ、涙してしまったのでした。
【監督】パオロ・タヴィアーニ ヴィットリオ・タヴィアーニ 【主演】ステファニア・ロッカ ティモシー・ピーチ (01・伊=仏=独)
ものすごくうるさくて、
  ありえないほど近い
舞台は9.11のNY。 この映画の主人公は、お父さんが大好きな個性的なオスカー少年でした。
9.11でお父さんが亡くなってしまった事実を受け止めるまでの、少年の心の軌跡を
周囲の大人たちが、影に日向に見守りながら、優しく導いていくお話。
オスカー少年を演じたトーマス・ホーン君は本物の天才!? これからが楽しみです。
【監督】スティーヴン・ダルドリー 【出演】トム・ハンクス サンドラ・ブロック トーマス・フォーン (11・米)
     
ゆれる
「あの橋を渡るまでは、兄弟でした。」 ・・ある吊り橋で起きた幼馴染の女性の転落死を巡って、仲の良かった兄弟の間に
長年に渡って鬱積した想いが一気に亀裂となって噴出します。あの優しかった兄に何が起こったのか・・
弟は兄の苦しみに正面から向き合うことが出来るのでしょうか・・。
【監督】西川美和 【主演】オダギリジョー 香川照之 (06・日本)

やまさんのオススメ地味映画
天空の草原のナンサ ドキュメンタリー映画の中にファンタジーが入った感じの不思議な映画です。
モンゴルの風景と遊牧民の生活に目を釘付けにされる!
【監督】ビャンバスレン・ダヴァー 【主演】ナンサル・バッドチュルーン ウルジンドルジ・バッドチュルーン (05・独)

つるばらのオススメ地味映画
ある朝スウプは インディーズの中のインディーズ・・しかも邦画!
パニック症候群になった青年のその後・・と、彼を支える恋人との愛のすれ違い(人生観のすれ違い?)を、冷静な視線で
追っている。人によって好き嫌いのある内容だとは思うが、考えさせられ、アトをひく作品でした。
【監督】高橋泉 【主演】並木愛枝 広末哲万 (03・日本)
家路 ムダをそぎ落とした洗練された人生ドラマは、高齢監督だからこそ描き得る世界。
もし眠くても(笑)いつか人生に立ち止まった時、ふと思い出される作品ではないかと思います。
【監督】マノエル・ド・オリヴェイラ 【主演】ミシェル・ピコリ (01・ポルトガル=仏)
ウィスキー 数年ぶりに訪ねてくる弟の手前、職場の女性従業員に代理妻役を頼んでしまった工場長。
殆どもう若くはない男女3人だけでお話が進むが、その多くを語らない様子に、観る人の数だけ物語が生まれそう。
観終わった後には、改めて自分自身をも発見出来る・・かも?
【監督】フアン・パブロ・レベージャ パブロ・ストール 【主演】アンドレス・パソス ミレージャ・パスクアル
 (04・ウルグアイ=アルゼンチン=独=スペイン)
彼女が消えた浜辺 バカンスで訪れた地から突然姿を消してしまったエリ。故意に?それとも?
1つの謎を通して、彼女に関わる人物達の心の奥底に迫る心理ドラマ。
イランと言う国の伝統や、現代(いま)そこに暮らす女性のリアルな姿にも驚かされました。
【監督】アスガー・ファルハディ 【主演】ゴルシフテ・ファラハニ (09・イラン) 
     
キッチン・ストーリー 北欧のゆったりした生活と、温かい友情がしみる作品です。
日頃の慌しさを忘れさせてくれる心地よさに、ついウトウト・・;;
【監督】ベント・ハーメル 【主演】トーマス・ノールストローム (03・ノルウェー=スウェーデン)
今日から始まる 地味&真面目の2本柱を貫く、珍しいフランスの社会派作品。
目をそむけてはいけない現実の姿に多くの事を考えさせられます。
【監督】ベルトラン・タヴェルニエ 【主演】フィリップ・トレトン (99・仏)
霧の中の風景 顔も知らない父親を探しにドイツに渡ろうとする姉弟・・。
いるはずもない父親に象徴されるもの、傷つきながらも歩み続けようとする幼い彼女らの姿が意味するものははたして・・。
色々なシーンに思いをはせながら、ふいにおとずれる衝撃・・そしてラストには涙がこみあげてしまう程感動してしまった。
【監督】テオ・アンゲロプロス 【主演】ミカリス・ゼーケ タニア・パライオログウ (88・ギリシャ=仏)
コーヒーをめぐる冒険   呑気に暮らす青年ニコ。しかし何故だか、いつもの様にゆっくりとコーヒーにもありつけない、
何もかもがちぐはぐでうまくいかない今日と言う一日・・。
ドイツ映画には珍しい雰囲気の、まったりコミカル、時にしみじみと日々の重みを感じる作品でした。
【監督・脚本】ヤン・オーレ・ゲルスター 【主演】トム・シリング (12・独) 
     
ザ・ロード   コーマック・マッカーシーのピュリッツァー賞受賞作品の映画化。
荒廃した世界をひたすら歩き続ける父と息子の姿に、人として、命を生き抜く事を考えさせられます。

【監督】ジョン・ヒルコート 【主演】ヴィゴ・モーテンセン コディ・スミット=マクフィー (09・米)
     
ジェシー・ジェームズの暗殺 伝説のアウトロー、ジェシー・ジェームズに心酔し仲間になった青年ロバート。彼によって映し出されるジェシーの姿や
その葛藤、彼らの心理戦・・をスリリングかつ情緒溢れるカメラワークでじっくりと描いています。
世界的スター・ブラピ出演・・ですが、その派手さを全く抑えた地味な秀作なので、あえてこちらでご紹介させて頂きました。
【監督】アンドリュー・ドミニク 【出演】ブラッド・ピット ケイシー・アフレック サム・ロックウェル (07・米)
     
灼熱の魂  / 母の残した奇妙な遺言を元に、死んだはずの父と、生き別れたらしい兄を探す為に母の故郷へと向かう姉弟は、
やがてある驚愕の事実に突き当たる事となる・・。
残酷な衝撃・・であり、同時に溢れる愛の想いに胸が張り裂けそうになる・・力強い作品。
【監督】ドゥニ・ヴィルヌーヴ 【主演】ルブナ・アザバル (10・カナダ=仏)  
夏をゆく人々 家業の養蜂を手伝いながら暮らす12歳の少女ジェルソミーナが遭遇した華やかなTVロケ。
夢の様な世界への憧れと現実の厳しさを同時に経験する彼女とその家族のひと夏を見つめる・・。
【監督】アリーチェ・ロルヴァケル 【主演】マリア・アレクサンドラ・ルング (14・伊=独=スイス)
     
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 「大金当たりましたよ詐欺」な手紙を真に受け、お金を受け取りに行こうとする父親に仕方なく付いて行く息子。
彼らや、故郷の人達とのユーモラスなやり取りを通して見えてくるそれまでの人生、そしてこれからの人生・・。
【監督】アレクサンダー・ペイン 【主演】ブルース・ダーン ウィル・フォーテ (13・米)
     
パターソン  何気なく繰り返す日常の中のかけがえのない何か。
生活に寄り添う創造性(自分の中ではイコール愛)に心癒される。ワンちゃんにも注目♪
【監督】ジム・ジャームッシュ 【主演】アダム・ドライヴァー ゴルシフテ・ファラハニ (16・米) 
     
光のほうへ 過去のトラウマをかかえた兄弟の物語。
福祉国家であり幸福度世界一でも知られるデンマークの影が見え、また考えさせられる物語でした。

【監督】トマス・ヴィンターベア 【出演】ヤコブ・セーダーグレン ペーター・ブラウボー (10・デンマーク)
     
ビハインド・ザ・サン 領地を巡っての長い間続く殺し合い・・根っこはハードですが何故か血生臭さよりも、静かで優しい余韻が残りました。
眩しい太陽とそこに出来るくっきりとした影、舞い上がる砂埃、激しく地面を濡らす雨・・など映像、臨場感も素晴らしい。
【監督】ウォルター・サレス 【主演】ロドリゴ・サントロ ラヴィ=ラモス・ラセルダ (01・ブラジル)
フィオナの海 ケルトのアザラシ伝説をモチーフにした、少女と家族の物語。
ファンタジックな海や島と、弟の生存を信じる少女の一途な瞳が印象的でした。
【監督】ジョン・セイルズ 【主演】ジェニ・コートニー (94・米)
故郷(ふるさと)の香り 故郷(ふるさと)に残してきた元カノ?への複雑な想いを抱きながら帰郷した青年・・そして彼女との再会・・。
ラストシーンでそれまでの淡々とした風景が走馬灯の様に駆け巡りました。香川照之が魅せてくれます。
【監督】フォ・ジェンチイ 【主演】グオ・シャオドン リー・ジア 香川照之 (03・中国)
     
ボローニャの夕暮れ  消極的な一人娘を心配し、ついお節介を焼いてしまう父親。しかしそれが重大な事件を招いてしまう・・。
普段のイタリア映画の陽気なイメージからは想像もつかない程重く苦しい物語ですが、
登場人物其々の一筋縄ではいかない複雑で壊れやすい心を少しずつ理解しながら、愛について考えてみませんか。
【監督】プピ・アヴァティ 【主演】シルヴィオ・オルランド フランチェスカ・ネリ (08・伊)
     
ヤコブへの手紙 恩赦によって12年ぶりに出所したレイラは盲目の牧師ヤコブのもとで働く事になるが、
その仕事は毎日彼に届く手紙を読み上げる事だった。上映時間1時間10分程度の短さですが、
今こうして生きている事・・について深く考えさせられる作品でした。郵便配達人にも注目。
【監督】クラウス・ハロ 【主演】カリーナ・ハザード ヘイッキ・ノウシアイネン (09・フィンランド)
     
林檎とポラロイド  記憶をなくす謎の病が蔓延する世界の物語。でも広い世界ではなく、
治療プログラムに参加した1人の男の毎日を淡々と描いている作品です。
見終わった後にはタイトルの意味も心に響いて来ました。
監督】クリストス・ニク 【主演】イラクリス・マヴロイディス (20・ギリシャ=ポーランド=スロベニア)


[この会のメンバーは随時募集しています]
お互いに”地味で良い映画”を紹介し合うサークルです。
特に難しい決め事はなく、マイペースでやっています。興味のある方はお気軽に連絡して下さいね。

※会のバナーは瞳さんから頂きました。ありがとうございました!(^O^)


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