rambling rose 映画賞
2011

皆様、あけましておめでとうございます。

昨年、2011年は、新作46本、旧作1本を、劇場スクリーンで鑑賞しました。
その中の新作だけを対象に、良かった作品等に捧げる、
rambling rose映画賞(通称:つるデミー賞)・・を今年も発表致しま〜す。

ちなみに・・今年は某旬報のベストはまだ見てません。(笑)


★作品賞★  (毎年3作品です。順位はありません。)
「わたしを離さないで」
(監)マーク・ロマネク (脚)アレックス・ガーラント (原作)カズオ・イシグロ
(主)キャリー・マリガン アンドリュー・ガーフィールド キーラ・ナイトレイ シャーロット・ランプリング

★主人公達の特殊な宿命を通して、普通の人間の普通の人生について考えさせられました。
  原作の忘れ加減もほど良かったのか(笑)
  映画の持つ雰囲気にしっかり浸れ、キャシー達が鮮やかに心に刻まれました。
  素晴らしかったです!

                                        (英・米)
  
 
 
「ヤコブへの手紙」
(監・脚)クラウス・ハロ (原案)ヤーナ・マッコネン
(主)カリーナ・ハザード ヘイッキ・ノウシアイネン ユッカ・ケイノネン エスコ・ロイネ

★短いながらもしっかりと心に響く物語でした。ブレない映画、とでも言うべきか?
  素晴らしかったです!・・で、郵便配達人が今でも気になる・・。(笑)
  「地味映画推進委員会」でもお薦めさせて頂きました。
    ↑それ、すっかり忘れていたけれど・・(笑)

                                        (フィンランド)
  
 
 
「白いリボン」
(監・脚)ミヒャエル・ハネケ
(主)クリスティアン・フリーデル レオニー・ベネシュ ウルリッヒ・トゥクール フィオン・ムーテルト 
   ミヒャエル・クランツ ブルクハルト・クラウスナー

★また来たねぇ〜ハネケ師匠!
 (↑いつの間にか師匠・・楳図先生やヤン先生と似たようなポジション・笑)
  いつもより、見た目の衝撃が少ない分、見えない衝撃が心を襲う!物語。
  素晴らしかったです!(笑)

                                        (独・オーストリア・仏・伊)
  

 ★最終審査まで残った作品★
イマドキと普遍・・
”時代”を見事に表した
「ソーシャル・ネットワーク」
 
  究極のファミリー鬼畜映画?
「冷たい熱帯魚」
  人生の意味と
命の尊さが胸にしみた
「光のほうへ」
 
  一番弱い者・・
の底力に引き込まれた
「ウィンターズ・ボーン」


★他に心に残った作品★
  主人公が地味過ぎ!(笑)なのもツボ・・・「シリアスマン」
  生々しい男と女、其々の道・・・「ブルーバレンタイン」
  生きる執念が素晴らしい・・・「127時間」
  めくるめく人生賛歌・・・「ミスター・ノーバディ」
  大作なのに感動的。(なのに、て・笑)・・・「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
  難病モノなのに下ネタづくし?(爆)・・・「50/50(フィフティ・フィフティ)」
      ・・などなど。
  2011年を語る上で欠かせないとなると、「キック・アス」・・あ、コレは2010年かな;;
  他、「英国王のスピーチ」「キッズ・オールライト」「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」、
  「ブラック・スワン」「ザ・ファイター」「トゥルー・グリット」「ヒア アフター」などがありました。
  また、「未来を生きる君たちへ」「BIUTIFUL ビューティフル」など、考えさせられる作品も多かったし、
  「この愛のために撃て」「ラビット・ホール」など、地味な公開ながら素敵な作品もありました。

★恐い系★(^^;
  今回はモロにホラーって感じの新作は「インシディアス」くらいで、
  犯罪系のが多かったね。「冷たい熱帯魚」「悪魔を見た」「ビー・デビル」・・など。
  「モールス」はエリちゃんのリメイクだったしね。(でもコレ面白かったわ〜♪)
  「キラー・インサイド・ミー」「アリス・クリードの失踪」あたりになると、サスペンスのが近いのかな。
  「白夜行」「白いリボン」「ブラックスワン」などは心理的な恐さ、「アンチクライスト」はラースちゃま的恐さ。(謎)    
    



★男優賞★ 
ジェフリー・ラッシュ  「英国王のスピーチ」


★細部にまで行き届いた演技力はもはや国宝級。(笑)
とれるダシもきっと今では王室御用達となっている事でしょう。拍手!

【次点】

ライアン・ゴズリング  「ブルーバレンタイン」

★優しさを通り越した、しつこくネチこい、
生々しい演技が素晴らしく印象的でした。
今度はフサフサした頭の時に逢いましょう。
次回作にもめっちゃ期待!

★その他、印象に残った男優さん達。
  ジェシー・アイゼンバーグ 「ソーシャル・ネットワーク」
  アンドリュー・ガーフィールド 「ソーシャル・ネットワーク」「わたしを離さないで」
  でんでん 「冷たい熱帯魚」
  ジェームズ・フランコ 「127時間」「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
  チェ・ミンシク 「悪魔を見た」
  マーク・ラファロ 「キッズ・オールライト」
  ジャレッド・レト 「ミスター・ノーバディ」
  ジョセフ・ゴードン・レヴィット 「メタルヘッド」「50/50(フィフティ・フィフティ)」
  クリスチャン・ベール「ザ・ファイター」
  ジェイク・ギレンホール 「ミッション:8ミニッツ」
(10人にしぼったけど・・他にも素晴らしい男優さんは沢山でした〜多すぎて困る〜〜) 
 
★女優賞★  
ミシェル・ウィリアムズ  「ブルーバレンタイン」


★少しずつ演技に磨きをかけている印象のあった彼女。
美貌とブトリの見かけのギャップだけでなく(笑)
内面からのキラキラ感とどよ〜〜ん感のギャップ、素晴らしかったです。
【次点】

キャリー・マリガン  「わたしを離さないで」

★全く眼中になかったので;;うっそーマジで?
な〜んて、今回は本当に驚かされました。
慌てて、スルーしていた過去作品も見る始末。(笑)
今後も楽しみです♪

★その他、印象に残った女優さん達。
  クロエ・グレース・モレッツ 「キック・アス」「モールス」
  黒沢あすか 「冷たい熱帯魚」
  ナタリー・ポートマン 「ブラック・スワン」「メタルヘッド」
  ジュリアン・ムーア 「キッズ・オールライト」
  ジェシカ・チャスティン 「ツリー・オブ・ライフ」
  ケイト・ブランシェット 「ハンナ」
  ジェニファー・ローレンス 「ウィンターズ・ボーン」
  ミシェル・モナハン 「ミッション:8ミニッツ」
ダイアン・ウィースト 「ラビット・ホール」
  アナ・ケンドリック 「50/50(フィフティ・フィフティ)」
(こちらも、他にも沢山・・で、楽しませて頂きました。)
 


★監督賞★    
 デヴィッド・フィンチャー  「ソーシャル・ネットワーク」

★別に感動する様な話でもなかったのに(オイオイ)気付いたらどっぷり・・。
元からの映像センス・・だけではない、ストーリーテリングのチカラに改めて納得!


【次点】ミヒャエル・ハネケ 「白いリボン」
★師匠・・次回こそは!(笑)

 


★各賞★ 
【笑った〜〜で賞】

「恋の罪」
★いかがですか〜?味見してみませんか〜?
(↑その画像がないのが残念。
あってもこの健全サイトではボカシだけど。_(T▽T)ノ彡☆)

(次点)「キック・アス」
★笑った・・と言うより、ヒットガールが爽快だった!
【涙、涙・・で賞】

「わたしを離さないで」
★特にシャーロット様のシーンは恐過ぎて涙・・Σ\( ̄ー ̄;)チガウダロ

(次点)「ヤコブへの手紙」
★後半にはもう・・劇場内、鼻すする音だけ・・。(T▽T)

 

【ナイス・ガイで賞】

「127時間」のアーロン・ラルストン。
★やあ、みんな!元気かい?
その後もエコライフ、ちゃんと地道に続けているかい?!

(次点)「BIUTIFUL ビューティフル」のウスバル。
★頑張り過ぎやで、あんた・・。 
【素敵な女性で賞】

「ツリー・オブ・ライフ」のお母さん。
★ふわふわ感が最高。実際浮いてた様な?

(次点)「デザート・フラワー」のワリス。
★世界中の女性は味方だよ!勇気をありがとう!

【ナイス・キャラで賞】

「冷たい熱帯魚」の村田幸雄と社本のコンビ。(なのか?)
★AMGはこちら。まだつぶれとらん。しぶとい。(笑)

(次点)「冷たい熱帯魚」の村田の妻。
★な、なんと、夫婦での受賞はつるデミー初!(爆)


 
【誰かコイツを止めてくれ〜賞】

「冷たい熱帯魚」の村田幸雄。
★おおっ・・←あっちとW受賞ですぞ!めでたい!

(次点)「恋の罪」の美津子の母。
★↑↓どっちもどっち・・って気が。
・・と言うか、もう好きにしてくれ・・!

【1人で よ〜頑張った!賞】

「127時間」のアーロン(ジェームズ・フランコ)。
★やあ、みんな!今年も僕と一緒に頑張ろう!
人生、苦あれば楽あり、笑う門には福来たる、だ!

(次点)「この愛のために撃て」の夫(ジル・ルルーシュ)。
★ほんわかした顔でハードなオシゴトお疲れ様でした。
日本茶とおだんごで一服してください。

≪しかし!≫今年は1人で頑張った方が沢山いらっしゃいましたよ。
「メタルヘッド」のTJ少年。「ミッション:8ミニッツ」のコルター。
「ブラック・スワン」のニナ。「アリス・クリードの失踪」のアリス。
「エッセンシャル・キリング」の男。そして「悪魔を見た」の殺人鬼・・Σ\( ̄ー ̄;)
みんな頑張ったね!
【Z賞(いわゆる残念賞)】

「ブンミおじさんの森」

・・なんでコレがパルムドール?!
・・と素朴な疑問が;;

しかし・・
社会情勢に食いつけない己の知力、
ポンキッキに素直に喜べない己の感受性、
突然の体調不良に集中力を失った己の体力
・・にも恨めしさが残る・・作品でした。(トホホ)

ご覧になった方がいらっしゃいましたら、
是非この映画の良かった所など教えてくださいませ。








【ファッション賞】
  (写真はブログで・・こちら
「ソーシャル・ネットワーク」のマークのファッションだよ〜!
★結局ソレかいっ!(≧∇≦)
特に、寝間着。やっぱりコレしかないっしょ!
こんなん着て通りを歩けるのはキミしかいません!(上海にはいますかね?)
他、GAPの好感度UPにも貢献!(逆にダウン?笑)

(次点)「人生万歳!」のメロディ&母親のファッション。

★マークのファッション画像を省略したので(笑)こっちをご紹介。
メロディ(エヴァン可愛い〜♪)はウキウキ明るいファッション、
母親はコテコテど派手からの変身ファッション・・が見ものです。
 
【音楽賞】

「ソーシャル・ネットワーク」サントラ。
 (トレント・レズナー&アッティカス・ロス)
★いやぁ〜今年はコレ!ですね〜・・ハマりました!
 私の狭い音楽世界がまた少し広がって嬉しい限り。
 PC時にも最適で、コレのお陰で感想UPもはかどった・・はず??
 楽曲の一部をネットで無料配信、と言う太っ腹さも気に入った!
えら過ぎる!



 


・・以上、2011年の新作のお気に入りのまとめ〜でした。

今回も、もしかしたら巷とは全然カブらないチョイスだったかも〜?(^^;
でも今年も、こんなシュミを貫きながら(爆)
更に面白い新作発掘(旧作も)を頑張りたいと思います。

皆様も、素敵な作品に沢山出会えますように!!!
また、映画話に花を咲かせましょう〜〜♪
今年もよろしくお願いします。


追記・・
あれっ・・?なんか物足りない・・
・・と思ったら・・

そうだ!SAWだ!
・・「SAW」シリーズがもうなかった・・・・・
それでね!( ̄∇ ̄;
あれこれ文句言いつつも、いざ、なくなってしまうと
あのホフマンでさえ、みょ〜に懐かしく愛おしく感じてしまうものなのね〜〜!?



ではでは・・
(^o^)ノ)))またブログ&BBSでね♪


★オマケ★ 大好き画像・3連発♪ 
     





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